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◎NATO空爆にほぼ無傷 ユーゴ軍部隊がと英紙=訂正
【ロンドン21日共同】21日付英紙インディペンデントは、北
大西洋条約機構(NATO)の空爆作戦にもかかわらず、ユーゴス
ラビア軍の兵器はほとんど無傷で残り、空爆で死亡したユーゴ兵の
数は、誤爆で死亡した民間人の数より少なかったと報じた。
同紙によると、NATO当局者は数千台に上るユーゴ軍の戦車、
ミサイル発射台、兵員輸送車、砲台がほぼ無傷でソボ自治州から撤
退して行くのを見て驚いたという。
ユーゴ軍当局者は同紙に対し、ミサイルを発射した後、発射台を
直ちに模型にすり替え、NATOの偵察機をだましたなどの作戦が
成果を上げた、と語ったという。
また、別のユーゴ軍筋によると、今回の戦闘で死亡したユーゴ兵
約600人のうち300人はコソボ解放軍とのゲリラ戦で死亡した。
一方、空爆作戦の巻き沿いで死んだ民間人は、人道援助団体などの
確認で約1500人。このうち少なくとも450人は避難民の車列
などへの度重なる誤爆によるという。 (了)
[共同 6月21日] ( 1999-06-21-15:07 )