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回答先: ジャワ島以外で優勢と与党 地域・民族対立激化の恐れ 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 6 月 02 日 17:11:20:
◎選挙運動が4日終了 インドネシア総選挙
【ジャカルタ3日共同】インドネシア総選挙は4日で選挙運動が
終了し、2日間の「冷却期間」の後、7日の投票日を迎える。5月
19日に始まった選挙運動で政党間の小競り合いは頻発したが、独
立運動が高まるアチェ特別区を除き、懸念された大規模な衝突は起
きておらず、投開票の準備も大半の地域で順調に進んでいる。
日米欧などの国際選挙監視団の活動も始まり、日本政府監視団
(団長・枝村純郎元駐インドネシア大使、20人)が3日ジャカル
タ入り。政府派遣と別に、民間組織「自由選挙のためのアジア・ネ
ットワーク」(アンフレル、事務局バンコク)の監視活動に参加す
る日本人約20人のうち、ほぼ半数が3日ジャカルタから地方各地
へ向かった。
ジャカルタでは3日、最有力野党、闘争民主党の最後の運動日で、
メガワティ党首は空港跡地で集会を開き、約10万人の支持者を前
に「選挙で勝利し、公正で信頼される政府をつくろう」と訴えた。
44年ぶりの自由な選挙を公正に実施するため、国内では政府設
置の監視委員会のほか、学生や有識者が中心の民間3団体が全国で
10万人以上のボランティアによる投開票監視を計画。さらに、国
際支援の窓口となっている国連開発計画(UNDP)によると、外
国の政府・民間組織を通じて約580人の外国人が監視に当たる。
規模最大の欧州連合(EU)監視団(約130人)は3日記者会
見し、約90人の監視員が全国27州のうち13州に展開し、投開
票を現場で見守ると発表した。
投票準備作業はイリアンジャヤ州(ニューギニア島西部)では大
幅に遅れ、アチェ特別区の一部では投票自体が困難な状況となって
いる。 (了)
[共同 6月 3日] ( 1999-06-03-16:59 )