Tweet |
回答先: インドネシア総選挙 イスラム8政党が共闘合意 議席決定混乱か 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 5 月 31 日 16:46:42:
◎ジャワ島以外で優勢と与党 地域・民族対立激化の恐れ
【ジャカルタ2日共同】7日に投票が迫ったインドネシア総選挙
で与党ゴルカル党は2日、独自調査に基づく情勢分析結果を発表し
た。全国平均で約40%の得票率で同党が第一党となるとの強気の
予測で、政治・経済の中心地ジャワ島やスマトラ島では得票率30
%前後と大きく後退するが、それ以外の地域では断然優勢としてお
り、地域による政党支持の偏りが拡大しているとの見方を認めた。
44年ぶりの自由な選挙となる今回の総選挙では、地域の色分け
が鮮明となるとみられ、選挙後に地方の独立・自治問題が一層深刻
化するほか、最大民族ジャワ人の不満が高まれば同国の中心部で暴
動などの混乱が激化すると懸念する声が出ている。
ゴルカル党の予測する得票率は、全人口のほぼ半数を抱えるジャ
ワ島で約30%、同島外で約55%。スマトラ島でも大半の地域で
30%−40%にとどまるのに対し、スラウェシ島や東部の島々で
50%を超え、ハビビ大統領の出身地の南スラウェシ州では75%
と見込んでいる。
政治学者のアファン・ガファール前ガジャマダ大学教授(国民信
託党幹部)は「野党優勢のジャワ人の間では、与党が絶対勝つはず
はないという強い確信が広がっており、危険な兆候だ」と警告して
いる。 (了)
[共同 6月 2日] ( 1999-06-02-15:35 )