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回答先: TMDに台湾は含まず 野中官房長官 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 3 月 08 日 18:16:01:
◎中国のミサイル減少が先決 TMD批判で米政府が反論
【ワシントン8日共同】ルービン米国務省報道官は8日、中国の
唐華セン外相が台湾への戦域ミサイル防衛(TMD)配備構想に強
く反発したことについて「中国のミサイル配備に関する懸念が減少
すれば、TMD開発計画が実現する可能性も減少する」と述べ、ま
ず中国が台湾海峡沿いの短・中距離弾道ミサイル配備を手控えるべ
きだと反論した。
また、外相が日本と韓国へのTMD配備に反対したことに関して
も「日韓両国は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)のミサイル計
画に対する防衛力として、TMDを検討している」と語り、中国が
北朝鮮のミサイル開発阻止に協力することが先決だとの認識を示し
た。
報道官は、TMD構想が技術面などの「開発計画」段階であり、
実際の「配備計画」には至っていないと指摘、配備に関する最終決
定は出ていないと述べた。日米は既に、TMDの共同技術研究で合
意、正式な覚書(MOU)の交換を目指して実務レベル協議を続け
ている。
報道官はまた、TMDが「防衛を目的としたシステムであり、い
かなる国の安全保障に対する脅威とみるべきではない」と語り、T
MDが「自衛の必要をはるかに超える」内容だと主張した外相発言
に反論した。
外相は7日の記者会見で、特に台湾へのTMD配備に強い警告を
発したが、報道官は台湾との定期協議の中でTMDの概念について
説明したことは認めたものの、説明と配備は異なる点を強調した。
また一般論として、米国が今後も台湾関係法に基づき、防衛目的の
兵器を台湾に供給する方針を確認した。 (了)
[共同 3月 9日] ( 1999-03-09-08:21 )