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回答先: Re: 中国のミサイル減少が先決 TMD批判で米政府が反論 投稿者 ましゅ麻呂 日時 1999 年 3 月 10 日 08:39:46:
◎中ロがTMD対応を協議
日米の構想に反発
【モスクワ10日共同】ロシア政府筋は10日、ロシアと中国が、
日米が共同研究を決めた戦域ミサイル防衛(TMD)構想への共同
の対応策を検討するため、昨年末から実務レベルで本格的な2国間
協議を開始したことを明らかにした。
TMD構想については、中国の唐家セン外相が7日の記者会見で、
TMDに台湾が参加した場合、軍事力行使も辞さないとの強硬な警
告をしたばかり。中ロによる本格協議の開始は、TMD構想を契機
に両国が日米への不信感を強めていることを示すもので、4カ国の
相互関係やアジア情勢に悪影響を及ぼす可能性が出てきたと言える。
同筋によると、この2国間協議は、現有するミサイル戦力の無力
化につながると日米のTMD構想に強く反発する中国の提案によっ
て始まった。2カ月に1回のペースで両国の外務省や国防省の専門
家が会合を持つ。
同筋は「当面はTMDに関する情報交換から始めるが、最終的に
は中ロ間の一致したアプローチを決めたい」と指摘。中ロが今後合
同で日米に対し、TMD開発の中止を要求することもあり得ると述
べた。
中ロがTMDに対抗する兵器システムの共同開発にまで踏み込む
かどうかについては、同筋は「まだ分からない」と述べた。
同筋によると、2国間協議の中国提案に対し、ロシア側には当初、
戸惑いもあったが、昨年12月のイラクに対する米英の空爆など、
ロシアの反対を無視した米国の「一極支配」に対するロシア側の不
満が強まったことを背景に、受け入れたという。
(了)
[共同 3月10日] ( 1999-03-10-15:54 )