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回答先: 米のTMD計画を非難 北朝鮮「労働新聞」 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 3 月 11 日 18:43:32:
◎北朝鮮ともTMD協議へ ロ次官、新条約仮調印も
【北京15日共同】ロシアのカラシン外務次官は15日、訪問中
の北京から朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の平壌へ向かった。
1995年に事実上破棄された朝ソ友好協力相互援助条約に代わる
新条約に仮調印するとともに、日米が共同研究することで合意した
戦域ミサイル防衛(TMD)の問題についても北朝鮮側と協議する。
TMDについてロシアと北朝鮮が公式に協議するのは初めてとみ
られる。
既にロシアはTMD構想に対し共同対応するために中国との2国
間協議を行っており、TMD構想に激しく反発している北朝鮮側と
新たに協議を行うことで、TMD問題は推進を図る日米とこれに反
対する中ロ朝という「構図」が浮き彫りになってきた。
ロシアは朝鮮半島問題で日米中ロと南北朝鮮による6者会談を提
案しており、TMD問題で指導力を発揮し、朝鮮半島で影響力を確
保しようとの思惑があるとみられる。
ロシア通信によると、カラシン次官は北京で、北朝鮮ではTMD
問題や北朝鮮のミサイル問題について協議すると明らかにしている。
また次官は、今年夏までに条約の正式調印のためにイワノフ外相
がロシア外相として初めて北朝鮮を訪問する可能性を示唆しており、
実現すれば、この間冷却化してきた北朝鮮とロシアの関係が正常化
に向けて大きく動き出すことになる。
新条約では、一方の国が軍事攻撃を受けた場合は直ちに軍事的あ
るいは他の援助を与えるという、旧条約の「自動軍事介入条項」が
削除される見通し。 (了)
[共同 3月15日] ( 1999-03-15-17:17 )