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◎シャン族4百人が中毒死か ミャンマー軍がネズミ遺棄
【香港23日共同】23日付の香港英字紙、サウスチャイナ・モ
ーニング・ポストは、ミャンマー軍事政権が少数民族シャン族の収
容施設近くの川に毒薬で殺したネズミの死体を大量に投げ込み、こ
の水を使ったシャン族400人近くが毒薬で中毒死した模様だ、と
報じた。
人権団体のシャン人権基金関係者の話として伝えた。
同紙によると、昨年4月と6月、軍兵士が毒殺したネズミの死体
を収容施設近くの川に遺棄。施設には、自治を求めるシャン族反政
府武装勢力を支援しているとの疑いで、10万人以上のシャン族が
強制移住させられており、川で遊んだ子供などが相次いで発症した
という。
水を使った人々は、発熱やおう吐などの症状を示し、点滴を受け
られずに衰弱死。死後、唇や手が黒く変色するなどの中毒死特有の
現象がみられたという。
同基金関係者は「軍当局の計画的犯行と断定はできないが、当局
が信じられないほど冷淡であることは確かだ」と話しているという。
(了)
[共同 2月23日] ( 1999-02-23-15:27 )
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