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(回答先: Re: バカを言う精神科医や心理学者こそが要分析対象 投稿者 あっしら 日時 2001 年 12 月 19 日 20:34:43)
>アフガニスタンでも報道された「児童労働」に従事している子供のほうがキレにくいと思いますよ。
>社会の支配層やその他の人たちから邪魔な存在と見られていると考えがちな“貧困地域”の人々が、“反社会的”意識や価値観を
>持ちがちなのは不思議でも何でもない。そして、“通常”の方法では貧困からの脱却どころか日々の生活もおぼつかないと判断す
>る歳になったときに犯罪に走るのも、深く考えなくてもわかることです。
これは、必ずしもそうともいえないのではないのでしょうか。
例えば、この間の世界貿易センタービルへの激突、爆破や、過去の大規模な戦争などの
大規模な虐殺を平然と、虫けらを取り除くようにやってのけているのは、欧米の富裕層であり、
生活困窮者が反社会的行動に訴えたとしても、今、アルゼンチンなどで見られる、強奪や、
せいぜい一揆のような他愛のない小規模で収まるだけだと思われます。
ちなみに思い出すのは、学生時代にアルバイトで市場調査のアンケートを住宅街でやった
経験では、高級住宅街の住民の冷たいのに唖然としたものです。「君は何者だ、何をやって
いるんだ。」とか、玄関のインターホンで門前払いが殆どでした。
逆に、貧民街の人たちの暖かいこと、お茶やお菓子まで出してくれたことに感激したものです。
俗に、金は貯まるほど汚いと言われるように、金持ちほどしみったれになるのが世の常のように
思います。
この違いは何なのでしょうか。何か法則のような真理があるような気がします。
自分の利益のためには、何千人、何万人の人間の生命をも虫けら同然に殺処分して平気と
いう心理こそ、何不自由なく育ち、他人の”痛み”を理解できない環境の中で醸成されてくる
ものだと思うのですが。
数多くの生と死、戦乱、困窮、謀略を見つめ続けてきた冷徹な目でみると、下層階級や未開発
地域の住民の喜怒哀楽など、微生物と同一次元だとする考えも理解できなくないが、多様な
生物と共存共栄する視点が完全に欠落しているのは、未成熟な独善的な暴れん坊将軍のようだ。
それにつけても、いつも芥川龍之介の『蜘蛛の糸』の光景が思い起こされます。
生きとし生きるものの性といえばそれまでですが、『利己的な遺伝子』のような発想が生まれる
思想的背景には優生学的な差別意識が底流として存在しているのでしょう。