★阿修羅♪ Ψ空耳の丘Ψ16 ★阿修羅♪ |
(回答先: 【日本の政治が動くか】小泉首相は「NGO排除問題」の火に油を注いだ 投稿者 あっしら 日時 2002 年 1 月 30 日 03:43:13)
昼に放送されていたテレビ朝日「ワイド!スクランブル」で、田中真紀子さんは、外務大臣を辞任するための書類にまだ署名していないと報じた。
一方、午前中にNHKで中継された参議院予算委員会では、小泉首相が、外務大臣は自分が兼任すると答弁し、民主党・緑風会の斎藤議員が外務大臣として小泉首相にお答え願いたいとした質問に、小泉首相が受けて立ったので、内閣総理大臣であるとともに外務大臣であることを認めたものと判断する。
また、フジテレビの「FNNニュース」は、今朝の持ち回り閣議で田中外相の“辞任”が了承されたと報じた。
このようなことから、“政治的”には田中真紀子さんは外務大臣ではないが、『形式的』には田中真紀子さんはいまだ外務大臣である。
小泉首相は、外務大臣を詐称していることになる。
このようなことになった背景としては、小泉政権側に、「田中外相はあくまで辞任と言うことで決着を付け“罷免”という大きな波紋を呼ぶかたちを避けたい」という思いがあったからだろう。
田中外相が、ことを重大化しようと考えているのなら、最後まで辞表に署名せず、任命権者である小泉首相が罷免(解任)するところまで持ち込むだろう。
小泉政権は、形式的な手続きさえ整えずに、“国会正常化”・“外務省機能回復”を通じた国益追求体制ができると考えている。
どう考えても、小泉政権は愚かである。
きちんと田中外相から辞表を受け取ってから、持ち回り閣議にはかり、国会審議も始めるべきだったのである。
現在の日本には、二人の外務大臣が存在しているという異常事態のなかで政治が進められている。