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744−1.米国の戦略変更
どうも、米国の戦略が多方面で変更している。この検討を行う。
Fより
石油については、サウジアラビア、カタール、首長国連邦の石油生産を今までは支援する方向であった。しかし、アルカイダの資金はこのアラブ産油国の金持ちたちの喜捨によって賄われていたことが判明し、米国知識人から、産油国の王制は問題があると指摘された。
それと、イスラムの石油に世界は依存していたが、ロシアの石油やカスピ海の石油に移行するようだ。このため、カスピ海の石油を、パキスタンにパイプラインで運ぶことになるようだ。カブールにはロシア部隊も存在することになった。
今回のアフガン戦争では、本来石油が値上がりするはずが、値下がりしている。これは変である。米国の作為を感じる。米国の現政権は石油会社政権とも言える陣容であり、この作為の意味することはイスラムの石油依存からの脱却しかない。サウジへの石油代金受取額の縮小をおこなった。ロシアのルーブルは石油価格下落に連動して、値下がりしたため、受取額は変わらない。ロシアと米国の同盟に発展し、イスラムの石油を破棄することになるのでしょう。
米国のイスラム包囲網形成といしか言えない。これは新十字軍の形成である。米国に楯突く国をすべて叩く政策でもあり、強い米国志向を感じる。ブローバックスに対し、力で解決する方向である。
これに連動して、シベリアの天然ガス開発、サハリンから東京までのパイプライン建設が開始したのも、米国戦略の一部である。
アルカイダを潰しても、アラブ石油国からの喜捨がある限り、また米国への反感がある限り、米国へのテロ活動は続くため、このアラブ資金源の封鎖をしないと、米国としても安心できないのであろう。
イスラム圏と協調外交して、テロに対応しようとしたパウエル国務長官の政権内での力は、相対的に弱くなっている。ラムズフェルド国防長官の有無を言わせない力での解決にシフトしている。戦費も200億ドル用意したが、まだ10分の1の20億ドルしか使用していない。このため、次の目標を設定する必要がある。そうしないと、兵器産業、軍事産業へ資金提供ができない。米国の公共事業であるから、攻撃できる国を探している。勿論、条件は相手から先に攻撃をしてもらう必要があること。特にイラクであろう。
このため、イスラエルのパレスチナ自治区への攻撃も、事前にラムズフェルド、チェイニーと相談ができている。ここでパウエルが反対するのであろうが、できなかったようだ。そして、とうとうパウエル自体がイラク攻撃を言及した。勿論、アフガン終了後であるが。
パレスチナへの攻撃は、アラブ産油国の反対を引き起こす可能性もあるが、米国の意図がハッキリしているため、動けないでいる。
アラブが動けないため、世界も同じ状態で、米国に抗議できないでいる。しかし、英国の動きは微妙である。EUの雰囲気を米国に伝えている。このため、ブッシュも今はイラク攻撃に反対している。
北朝鮮が停戦ラインで銃撃を韓国軍に向けて行ったが、これをおおごとにするかどうかのチェックを北朝鮮は、しているように感じる。
しかし、一歩間違えると、米国軍は公共事業としての敵を探している状況なので、アルカイダの基地が北朝鮮にあると言われて、攻撃される可能性がある。北朝鮮の瀬戸際戦略は危険である。東アジアの不安定さがそこにある。金大中さんの功績ですね。北朝鮮の甘えを許したため、大きな戦争??を引き起こす可能性がある。
しかし、次のフェーズに移行したことを、日本政府は知っていることが必要であろう。どうも、ヨハネの黙示録の世界を進行しているように感じる。今後も米国政権内の動向に要注意が必要であろう。
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