投稿者 比ヤング 日時 2001 年 12 月 01 日 10:41:37:
(回答先: Re: 辻元清美の正体と日本赤軍 投稿者 比ヤング 日時 2001 年 12 月 01 日 10:40:07)
『ああ、堂々の自衛隊 PKO従軍奮戦記』宮嶋茂樹・著、構成・勝谷誠彦
ピースボート襲来
p.180写真
とっても珍しい世紀の珍写真・太田三佐と辻元清美さん。
さながらブッシュとフセイン、朴正煕と金正日。
来世紀には値が出るであろう。
p.182 カンボジア環境問題――地雷の上の「環境問題」
さすがに自由を愛する方々である。一行はてんでんばらばらに行動され、まったく統制が取れていない。太田三佐が声を嗄らして説明しようとするが、その周りには人が寄りつかぬ。人だかりがしているのは、代表の辻元清美さんの周りである。
無視されつつ頑張っていた太田三佐が、質疑応答を始めると、ようやく人びとが集まってきた。イスラエル兵に銃を突きつけられたガザ地区のパレスチナ人のように、その目は敵意に輝いている。いまなおこんなに戦意旺盛な同胞がいるのかと、私は感心する。
その表情そのままに、敵意あふれる声で質問が飛んだ。
「この山では一日どれだけの土砂を採るのですか?」
太田三佐が丁寧に数字を答える。質問者はしてやったりと声を励ます。
「それだけ採って、環境への影響は?」
「は?」
さしもの三佐も目をぱちくりさせている。
「ですから、雨が降って、土砂が水田に流れ込むなどにより、環境への悪影響があるでしょう。それは調査してるんですか」
それは異様な光景だった。背後の兵舎には、汗とドロにまみれ、基地にすら帰ることができぬトティエ駐屯の将兵が、埃まみれで死んだようになっている。
自分たちの利益のためにやっているのではない。カンボジアの人びとのためにやっているのである。その前で、化粧の白い顔を曝した同じ日本人の一行が、「環境への影響は」と尋ねる光景。超現実主義の映画を観ているようで、私はかすかな吐き気すら感じた。