投稿者 SP' 日時 2001 年 8 月 31 日 06:19:49:
回答先: SRV:科学的遠隔透視による宇宙〔謎の大探査〕 投稿者 SP' 日時 2001 年 8 月 19 日 07:46:28:
ニューメキシコで奇怪な噂が……。その真偽は?
アメリカ、ニューメキシコ州北部は、UFOを含むミステリアスな事件が多発することで知られている。
1947年7月、墜落円盤と異星人の遺体回収事件のはしりともいえる「ロズウェル事件」が起こったのも、この地である。
またここはUFOが頻繁に出現する地域としても有名だし、1973年を境に急激に発生しはじめたキャトル・ミューティレーション事件の中心となったのも、同州北部に位置するダルシィやタオス地区であった。
そしてさらに、政府の極秘の研究・開発を実施、かつエイリアン問題にもひと役買っているといわれるあのロスアラモス研究所も近くに鎮座しているのである。
そのニューメキシコで、今、とんでもない噂が飛びかっている。
なんと、“エイリアンがコロニー(植民地)をつくるために、大挙地球に襲来する!”というのだ。
そればかりではない。その先陣をきって、近々、“冬眠中のエイリアンを乗せた2機の巨大なUFOが同州北部に着陸する!”という衝撃的な話まであるのだ。
もちろん、にわかに信じられる話ではない。だが、一笑に付してしまうにしては、話の内容に、高度な秘密事項と、今まで筆者がかき集めた情報との奇妙な符号があるのだ。
アメリカの極秘プロジェクトとUFO問題との陰謀がとりざたされる現在、ますます問題を混乱させるこの“噂”の真偽を、読者とともにここで検討していきたいと思う。
リモート・ビューイングで驚くべき事実を発見!!
事の起こりは、今年の3月。ニューメキシコ州サンタフェで開催された特殊性精神的外傷に関する第5回総会でのことであった。
「われわれはリモート・ビューイングによって、エイリアンのコロニーを発見しました。近いうちに何かが起こります」
総会の最後の講演者として演壇に登った「PSI Tech=サイテック」社(この企業については、本誌10月号総力特集で詳しく触れられているので、ここでは割愛する)の社長であるエドワード・デイムズ氏の講演は、のっけからショッキングな内容で始まった。
リモート・ビューイングとは時空を超越してさまざまな物事を認識する超能力の一種で、サイテック社のこの分野での活躍は、湾岸戦争で実証ずみであった(詳細は10月号参照)。
「エイリアンたちのコロニーは現在、別の惑星にあります。そのエイリアンの母星は破壊と飢餓によって荒廃し、種の絶滅の危機に瀕したのです。
その惑星で生き延びることが不可能だと判断したとき、彼らは宇宙船……われわれがUFOと呼んでいるものですが……に乗って外宇宙へと脱出、環境的に適当な現在の惑星にコロニーを建設したのです」
まさに驚天動地の内容である。会場は一瞬の静寂のあと、どよめきが止まらない。
「もしかしたら、その惑星というのは火星か金星のことではないのですか?」
出席者たちの中から声が飛ぶ。当初から謎の多いといわれたアメリカや旧ソ連の火星探査計画との関連を推察しての質問である。
「ご想像におまかせしましょう」
なぜか、デイムズ氏は惑星の名を明かそうとしない。
「そして、地球からさほど遠くないその惑星上のコロニーで、エイリアンたちは女性と子供たちを冬眠状態にして特殊な粘液の中で保存し、永住の地へ移るべくチャンスをじっと待っているのです。
そして、そのエイリアンたちが選んだ旅の最終目的地とは、どこあろうこの“地球”だったのです。彼らは、地球を選んだのです!」
サイテック社の超能力で透視した情報は、これだけではない。長くなるので、かいつまんで列記しよう。
一、エイリアンは移住する前に、自分たちの存在を容認させるべくコンディションづくりをする。その具体的な方法とは、人間に幻覚を見せたり、マインド・コントロールなどを使う。
一、地球を目指している冬眠中のエイリアンの中には、病めるものや瀕死の状態にあるものがいる。
人間の医学的知識および医療技術がそれらを治療できるほど進歩していると判断したため、移住の決定がなされた。
一、このエイリアンは発生学的には人類に酷似しているが、惑星の重力の差異の影響で人類との交配は不可能である。さらに進化の段階でいえば、1億5000万年以上先行している。
一、この問題に関する重大事件が、ニューメキシコ州北部で近い将来発生する。
以上が、デイムズ氏の話の要約である。
果たして、これらの内容が信用できるものなのか? そもそも、湾岸戦争でのイラク軍の生物化学兵器の貯蔵庫を発見したとはいえ、サイテック社のメンバーによるリモート・ビューイングの精確度はどの程度のものなのであろうか。今、筆者には、それを判断する材料はない。
ただ、デイムズ氏の話しっぷりには、まだ公開できない情報がいっぱいある、というニュアンスが随所に見られた。また、3年前にわたしがニューメキシコを中心に取材した、アメリカ政府の秘密地下基地の情報と一部重複する内容が入っていることも恐怖だ。
「とにかく、彼らがもうすぐ姿を現そうとしているのです。これは歴史的瞬間です。わたし自身、信じられないくらいです」
デイムズ氏の講演は、そう締めくくられた。
円盤墜落事件の目撃者は幻影を見せられていた?
サイテック社は現在、盛んにマスメディアや科学者団体などにこの情報を通報して注意を促しているという。
いっときUFOやエイリアン問題から手を引いていたといわれるサイテック社だが、今回の事件を機に、本部をメリーランド州からニューメキシコ州に移転してしまった。この問題を徹底的に調査するためである。
というのも、ダルシィを中心に積極的なUFO活動がキャッチされたからだ。
「すでにコロニーの一部がダルシィに存在している!」
サイテック社において高度なリモート・ビューイング技術を開発したとされるインゴ・スワン(彼は1970年代からアメリカのリモート・ビューイングの第一人者として活躍しており、あのスタンフォード大学の研究でも被験者となっている)は、別のインタビューの機会に自信をもって断言した。
彼らはダルシィの砂漠地帯で、地下を移動するUFOの姿をキャッチしたのだ。そしてさらに、メンタル・アブダクション(エイリアンが地球上の生物の精神を一時的に支配する現象)を含むエイリアンの活動の一端をつかんでいるというのだ。
サイテック社が独自の調査でつかんだメンタル・アブダクションの実例のひとつが、冒頭で紹介したロズウェル事件であるという。
彼らは、この事件を次のように結論づけている。
円盤墜落事件は実際には起こっていない。事件の目撃者が存在するが、それはエイリアンが被験者の脳内に発生せしめた幻影にすぎない──と。
エイリアンの死体や円盤の残骸についても同様で、そのすべてが虚像──つまり“見たようなつもり、触れたような感じ”がしただけだというのだ。
かなり乱暴な結論のようにみえるのだが、この結論を導きだした理由をデイムズ氏は次のように述べている。
「われわれはまずリモート・ビューイングによって、円盤墜落の目撃者といわれる人たちの事故当日の様子を観察しました。するとどうでしょう。
事故現場から遥か遠く離れた場所をドライブしている人もあれば、なんとベッドの中で眠っている人もいたのです。
目撃者といわれる人は、思い思いの場所で思い思いのことをしていたにもかかわらず、その時刻にロズウェルでの事故目撃を体験しているのです」
これが、いわゆるエイリアンによるメンタル・アブダクションというものだという。
異星人のコロニー計画は着々と進められている!!
エイリアン問題というのは、近年、複雑怪奇の度を増し、ひと口で説明できるものではなくなっている。だが、今回のサイテック社の主張が事実だとすれば、その複雑に絡み合った糸を解きほぐす突破口となるかもしれない。
ところで、エイリアンたちがコロニーをつくる場所として決定した、そして現在盛んに活動しているとされる場所が、ニューメキシコ州北部というのがなんとも気になる。
というのも、最初にも書いたが、長い間この地はUFO事件多発地域であったし、ダルシィの北西にあるアルチェリータ・メサと呼ばれる山岳地帯の一角には、エイリアンの秘密基地が存在すると伝えられていることは、読者もすでにご存じのことだろう。
しかもそこは、アメリカ政府とエイリアンの共同基地で、誘拐してきた人間を使って遺伝子実験や生体実験を行ったり、牛などの家畜を切り刻んでいるといわれているところだ。
当地にあるゴメス牧場などでは、多発するキャトル・ミューティレーションのため、被害甚大で牧場経営が行きづまってしまい、現在閉鎖しているほどだ。
筆者が3年ほど前にダルシィを訪れたときも、周囲の状況および周辺住人の情報を検討したかぎり、“この地域に何かがある!”と確信せざるをえなかった。
最近でも、この地に何かある、と確信をもった研究家がいる。テキサス州ヒューストンに本拠を置く「ヒューストンUFO研究会」のエリック・ライツィ氏がそのひとりである。
彼もサイテック社の情報をもとにこの地に狙いを定めたのだが、ロスアラモス研究所に関係している知人とともに、近日中にアルチェリータ・メサを探索する計画だという。
航空パイロットでもある彼は、プライベート飛行でダルシィ付近上空を何度か低空飛行しており、興味深い写真もかなり撮影している。また独自に収集した情報によると、サイテック社が主張するエイリアンのコロニーは、やはりダルシィにつくられるのではないかと判断している。
またニューメキシコではないが、隣のテキサス州では、政府の秘密施設と思われるブラック・ヘリの発着場を撮影。実際、ブラック・ヘリの威嚇接近も受けている。やはりこの周辺は、複雑な謎の糸が絡み合った場所なのであろう。
なにやら突然、再び脚光を浴びはじめたニューメキシコ州北部地域──それに呼応するかのように、当地で新しい異常事件が発生しはじめている。
じつはタオス地区で、昨年秋ごろから地中から低周波のノイズが聞こえ、付近の住民たちが恐怖におののいているのだ。
それは、地下でなんらかの機械が作動しているような音だという。ニューメキシコ大学で調査したところ、ノイズが40〜80ヘルツの周波数をもつことは判明したが、その原因は皆目見当がつかないという。
そのノイズだが、今年になって一時的に中断したのだが、最近になって再び聞こえはじめた。タオス地区とはダルシィに隣接する場所だ。もしかしたら、このノイズはエイリアンのコロニーに関連したものなのかもしれない。
このページの感想 |