投稿者 付箋 日時 2001 年 5 月 05 日 23:32:44:
回答先: 『個人情報保護法』に反対するジャーナリストの一文 投稿者 付箋 日時 2001 年 5 月 05 日 14:33:57:
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”メディア仲間が関係する不祥事を報道しない典型は、一九九二年に暴露された「論際」事件であり、その顛末は中途半端な形でもみ消されている。これは、最強の権力を持つ大蔵省の主計局と大臣官房が中心になり、「論際」という雑誌を使って高級官僚のポケットマネーを生み出すために、業界から雑誌が会費や協力金として献金を集めていた、戦前の陸軍の機密費に似た大蔵省版のスキャンダルだ。”[日本が本当に危ない/藤原肇著]
”日本のメディアはフリーの記者(岩瀬達哉)に先を越された妬みで、このスキャンダルを追及する努力をせずに、せっかくのスクープがもみ消されるのを傍観した。官界や政界からの圧力で不正の告発が潰され、証拠が隠滅されるのを放置した背景としては、記者仲間が大量に関係していたからであり、この時も常套手段の黙殺が行われたのである。”[同]
”このいわく付きの官僚たちのスキャンダルは、日本で問題になっているゼネコン汚職の官僚版であり、その手口の巧妙さでははるかに悪辣と言えた。だが、大蔵省の主計局は司法当局の予算を握っていて、検察も手を付けるのを回避したがる状況にあるから、これを糾弾できるのはジャーナリズムだけなのに、日本のメディアは追及せずに黙殺したのである。”[同]
”マスコミ関係者と政府の癒着。審議会などの政府委員に百五十名ほどの各紙の論説委員や解説委員。”[同]
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”朝日が年金、介護保険の取材プロジェクトを組んだ際、日経は朝日がどんな記事を書いてくるのか非常に脅威に感じていたのですが、連載が始まるとあまりに内容がないので、かえって驚いたほどです。今、朝日では箱島社長の主流派に気に入られないと、出世できない。テレビ朝日、ABCなど100以上ある関連会社も主流が押さえています。ですから皆、上へのお伺いを立てる社員ばかりで、これではスクープなども出てきませんよ」”[天下の朝日が危ない!エリート集団の”凋落”大研究/岩瀬達哉稿/週刊「宝石」]
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