投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 17 日 20:16:09:
【シャルム・エル・シェイク(エジプト南東部)17日=山田剛】
イスラエルとパレスチナの戦闘停止を目指し、クリントン米大統領らの仲介でエジプトのシャルム・エル・シェイクで開いていた中東首脳会談は17日、双方の停戦で合意した。パレスチナ側が求めていた衝突の原因を究明する国際調査委員会の設置でも一致、委員長はクリントン米大統領が務める。先月末以来の衝突で約100人の死者を出した衝突はようやく収拾に向け一歩を踏み出す。ただ、双方の信頼は深く傷ついており合意が完全に順守されるかどうかは予断を許さない。双方首脳の不信感も根強く、和平プロセスが早期に軌道を取り戻すのは困難と見られる。
米CNNテレビによると双方は(1)暴力を止めるための具体的措置を講ずる(2)政情の安定を目指す(3)イスラエルは前線に出動している軍部隊を撤退させる(4)暴力行為を非難する――ことなどで合意。イスラエル、パレスチナ自治政府を含む参加者全員による公式声明の形でクリントン大統領が発表する。