投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 01 日 09:07:31:
回答先: <エルサレム>衝突が拡大 8人が死亡、300人以上負傷(毎日新聞) 投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 01 日 09:00:06:
2000.10. 1 Web posted at: 5:42 AM JST (2042 GMT)
エルサレム -- 29日にエルサレム旧市街で発生したイスラエル治安部隊とパレスチナ住民の衝突は、30日に入って各地で銃撃戦に発展、被害はさらに拡大している。同日だけで、12歳の少年を含むパレスチナ住民少なくとも10人が死亡し、300人以上が負傷。この地域で起きた衝突としては過去4年間で最悪となっている。
ガザ地区のユダヤ人居住地に近いネザリムでは、銃で武装したパレスチナの警官隊とイスラエルの治安部隊が銃撃戦を展開した。パレスチナ住民がイスラエルの治安部隊に向けて発砲し、イスラエル側が応戦。パレスチナ住民は頭を手で覆って路上に伏せ、攻撃を防いだが、足に弾が当たった1人が悲鳴をあげながら、救急部隊によって現場から搬送される光景も見られた。
この銃撃戦で、パレスチナ住民の12歳の少年と、警官、救急車の運転手らが死亡した。
また、ヨルダン川西岸の町ナブルス西岸でもパレスチナ住民とイスラエル兵の銃撃戦があり、14歳の少年を含む5人が死亡。銃で武装した住民の1人は「パレスチナ人も銃を撃って人を殺すことができるということを、イスラエルに理解させねばならない」と話した。
今回の衝突は、イスラエルの野党「リクード」のシャロン党首らによるエルサレム訪問が発端となって発生。29日にはエルサレム旧市街の「神殿の丘」で起きた衝突で6人が死亡、約200人が負傷している。
イスラエルのバラク首相はパレスチナ自治政府のアラファト議長に向けて、事態の沈静化を呼びかけた。バラク首相は、イスラエル側は「最大限の自制」を示すものの、自国民を守り秩序を回復するために必要な対応は取ると表明している。
事態の悪化を受けて、中東和平交渉への影響が懸念されているが、バラク首相の政策顧問は、衝突が収まれば、和平交渉は再開できる可能性は残っているとの見方を示し、「和平交渉に支障が出ないことを願うばかりだが、確信は持てない」と語った。
これに対してパレスチナ側の和平交渉担当者は、イスラエルの治安部隊が「計画的な殺人」を犯したと非難。これによって、パレスチナ側が主張しているエルサレム東部からのイスラエルの撤退要求は、さらに動かないものになったとしている。