投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 02 日 10:37:26:
回答先: 停戦合意後も衝突続く=自治区の死者12人に(共同通信) 投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 01 日 13:23:48:
画像はCNN
エルサレム(CNN) 29日にエルサレム旧市街のイスラム教聖地周辺で起きたイスラエル治安部隊とパレスチナ住民の衝突は、4日目に入った1日も沈静化の気配が見えず、ヨルダン川西岸地区などで発生した銃撃戦でパレスチナ住民3人が死亡、死亡者の総数はこれで少なくとも28人に達した。また、パレスチナ人の負傷者数は4日間で700人以上に上り、1日だけでも60人以上がけがをした。一方、イスラエル政府によると、治安部隊の隊員11人も負傷したという。
エルサレムの対立が飛び火したヨルダン川西岸やガザ地区では、パレスチナのデモ隊や警察官が焼い弾や投石でイスラエル治安部隊を攻撃、治安部隊がこれに銃撃で応戦するなど衝突が悪化している。ガザでの30日の衝突では、銃撃戦に巻き込まれた12歳の少年などパレスチナ住民少なくとも9人が死亡した。
この事態を受け、イスラエルのバラク首相とパレスチナ自治政府のアラファト議長が30日に電話会談を行ったが、収拾策での合意はならなかった。また、中東和平交渉への影響を懸念するアラブ連盟からの大使ら22人が1日、緊急会議を開き、国連安全保障理事会に対し、今回の衝突の調査を要請、非人道的な行為を行ったものを裁くべきだと訴えた。
今回の衝突は、イスラエルのシャロン・リクード党首(野党)が28日、エルサレム旧市街にあるイスラム教の聖地「ハラム・シャリーフ(高貴なる聖域)」を訪問したことが引き金となった。同党首は、ユダヤ教徒にとっても聖地であり、訪れる権利があると述べたが、和平交渉でイスラエル、パレスチナ双方が主権を主張して対立している問題の場所だけに、「挑発行為」と怒ったパレスチナ人が、警官と衝突した。
パレスチナ自治政府は、抗議活動のリーダーらを狙うために、イスラエル治安部隊が狙撃兵を使うなど、過度な軍事力を投入したとしてイスラエルを非難。一方、イスラエル治安当局は、軍事力の行使はイスラエル人とイスラエルの入植地を守るためなどと主張し、互いに歩み寄りの姿勢は見せていない。