投稿者 匿名〆 日時 2000 年 9 月 29 日 11:00:21:
回答先: 不明なペルーの行方 投稿者 匿名〆 日時 2000 年 9 月 29 日 09:17:07:
連載504
2000年3月24日号
日本ニュー・エコノミー時代 経営者は創造的破壊系
省略
激烈な競争のもと、多くの企業が生まれ、多くの企業が死ぬことになるだろう。解雇と雇用が同時に大量に発生するだろう。中間・仲介機能が大量に廃れ、大量に現れるだろう。経済学者のジョセフ・シュンペーターが提示した「創造的破壊」理論は、ニューエコノミーの登場によって、その妥当性が改めて痛切に再認識されつつある。エイベックスの依田巽会長兼社長は「つい最近、会社のロゴマークを変えたんですが、少し不安定な感じのデザインにしました」と言ったが、これなど、社風に創造的破壊の精神をビルトインした試みといえるだろう。
ネットビジネスが浸透するにつれ、日本の経営慣行が変わりつつある。すでに、終身雇用制は崩れ始めている。ニュー・LTCB・パートナーズの八城政基代表は、「終身雇用制は完全に崩れました。若い人に『この会社にずっといますか』と聞いたら、『それは時と場合によって違います』との答えが返ってくる」と語った。
中略
最後に、宮内氏の次の発言をしっかりと心に留めておきたい。
「仮に人事評価や賃金体系に米国の流儀を少々入れても、日本社会は混乱などしません。いけないのは、何か変革しようとすると、すぐ『米国のような国になりたいのか』などと言って何も動こうとしないこと。これが最悪です」
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船橋さんの言う事が≪エリート気取り≫さん達の
やりたい事だとすると、生んだり死んだり
創造や破壊に励まず、終身雇用制のままで
時代遅れの流通形態を保ち
米国のようにならない方が良いのかもしれません。
連載505
2000年3月31日号
米映画「インサイダー」に見るメガメディアの内幕度
ディズニー(タッチストーン)の映画「インサイダー」(マイケル・マン監督)を見た。
米国のタバコ会社の研究開発担当の副社長がネズミへのニコチン投与実験結果を学会誌に発表したため、会社から疎まれ、結局、クビになった。
会社の名前はブラウン&ウィリアムソン(B&W)、あのラッキー・ストライクの会社だ。
中略
つまりは、真実とは何か。
脚本のもととなった「知りすぎた男」(ヴァニティ・フェア誌)の記事でワイガンの物語を書いた女性ジャーナリストのマリー・ブレナーは映画を見た後、「感情的、哲学的に正確だ」とマンに好意的にコメントしている。 「ドキュメンタリーでないのだから」「視聴者は、時系列などにこだわらない。真実に迫っている」「細部はともかく、本質的に真実」といった評価も聞かれる。
しかし、やはりその「細部」が重要なのである。「固有名詞」が大切なのである。
その「細部」には、書かれた側の、描かれた側の感情も入る。「固有名詞」にはそれに誇りを持つ人々の伝統や価値観が入る。
歴史に対する敬意と恐れを欠いているところに最大の問題があるのだ。
ところで、ディズニーはABCを所有している。世界第二のメガメディア会社のつくった映画が、ABCのライバル会社CBSのメディアとしての倫理をテーマに、「劇的効果」たっぷりのインフォテインメント(情報娯楽)番組に仕立てたわけである。
メガメディアの恐ろしさを、つくづく感じさせられた映画だった。
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固有名詞ね、ハンドル名とかそういう物への
誇りの伝統と価値観が船橋さんみたいな人には
とてもとても大事らしい。
船橋君などと君付けで呼ぶと怒り出すのかもしれない。
4000万年?の歴史に対する≪恐れ≫?や
敬意を抱かないと、
蓄積された富と浅知恵を無視されたようで
冒涜と感じるのだろう。
それにしてもディズニー映画に恐れを抱くなよな、
と言いたい。
船橋君達の愉快な仲間ではないのだろうか?
連載510
2000年5月5−12日合併号
<今後とも 地獄の黙示禄>反グローバリゼーションデモ
「ガリバー旅行記のこびとたちのように自立しながら繋がっている」運動は、統一的な運動目標も、運動方針も、政策課題も政策手法も、何一つ明確に示していない。彼らを結び付けているのは、反グローバリゼーションの気分と態度にすぎない。誰がどこで、なにをもって、運動目標が達成されたか否を判断するのか。それが見えない。
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見えないのがお嫌い?
連載523
8月11日号
血塗られたダイヤ
中略
国際規制の動き始まる
ダイヤモンド業界は、このままではダイヤモンドビジネスが毛皮ビジネスの二の舞いになることを恐れている。反毛皮キャンペーンは、それを着用することが「時代遅れ」であり「成り金趣味」であり「ダサイ」との社会的圧力を形成することに成功した。ダイヤモンドも、このままではいずれそうならないとも限らない。
かつての奴隷貿易と同じ運命をたどるかもしれないとの見方もある。PACは「ダイヤモンドは、過去の奴隷貿易と酷似している。奴隷貿易の廃止には、奴隷労働力を利用した製品(カリブの砂糖など)に対する英国の消費者キャンペーンが大きな影響を与えたことを思い出すべきだ」として、次のような消費者キャンペーンを提案している。
「ダイヤモンドは女性の友達ではない。シエラレオネの両手のない少女を見よ」(シエラレオネのカバー大統領はこの少女を同行して昨年のアフリカ諸国会議に臨んだ)
「ダイヤモンドは永遠である。しかし、あるものはもっと永遠である」(永遠に消えたシエラレオネの犠牲者は七万五千人にのぼった)
「ダイヤモンドはゲリラの友達である」(ダイヤモンドに目がくらんでクーデターが起き、ゲリラ勢力の残忍な犯罪が続発する)
「血塗られたダイヤ」の国際規制も悪くはない。
ただ、武装勢力の「武力」を問題にするならば、資金源のダイヤモンド密輸だけを標的にするのはおかしい。肝心の武器をこれらの勢力に売らないようにする規制措置も同時に取らなければならない。ただ、ここになると、武器輸出国である英国も米国もイスラエルも口をぬぐったままだ。資金源を断つのなら、もっといい方法がある。
ダイヤモンドビジネスにインターネットeコマースを本格的に導入することだ。それによって、世界カルテルに仕切られ、流通経路で何度もかさ上げされている価格を一気に何分の一かに引き下げる、価格破壊を起こすことだ。
そうなれば、腸の内部のようにグジャグジャで真っ暗なダイヤ流通業界はよほど透明になる。原産地も、流 通経路も、露出する。
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嘘ばっか言ってる。
インターネットでダイヤを売ったところで
価格が下がる保証も流通が透明になる保証もない。
たとえ価格は多少下がる事になっても
その他は逆に不透明性が増すだろう。
船橋君と愉快な仲間達はダイヤが毛皮のように
なる事を恐れているのだろう。
武器輸出を本気で規制する事も望んではいない。
インターネットでシエラレオーネの赤いダイヤを
どんどん売りさばこうと考えていると思われる。
ダサい言いくるめ方だが、習慣朝日の読者は
これに疑問を抱かないのであろう。
連載520
7月21日号
沖縄に来るプーチン・ロシア大統領 シベリアの氷のような冷たい不気味さ
プーチンは、よく知られているようにKGBの出身である。大学を出てから十六年間、情報機関で働いた。米国でもブッシュ大統領のようにCIA(米中央情報局)長官経験者が大統領になった例もあるが、これはあくまで政治任命である。
それに比べ、プーチンは特務工作上がりだ。大統領になってから、プーチンはかつてのKGB仲間を各方面で重用している。
特に、リベラル派のヤブロコ党、ヤブリンスキーに対しては「ユダヤ、ホモ、外国人に大もて候補」と、ロシアの中の反ユダヤ感情を刺激する悪質宣伝を行った。
メディアへの弾圧と締めつけは激しくなる一方だ。外国人に対する盗聴も再び行われるようになった。ジャーナリストや学者の間からは、「これでは、昔の共産党一党独裁時代に逆戻りしてしまう」との不安が聞かれる。
言論は規制し、威嚇し、利用するものと割り切っているように見える。もう一つ、プーチンと金権階級、なかでも石油利権に巣くう政商との関係も、由々しき事態である。石油企業はロシアの証券市場の時価総額の六〇%を占めている。政府の歳入の二二%は石油部門から上がってくる。九八年のルーブル危機で生産コストが下がったうえ、九九年には石油価格が値上がりしたため、石油企業には大量のドル札が流れ込んでいる。連中はますます力をつけているのだ。
プーチンが、情報機関と政商でロシアを統治できると思ったら、それは悲劇的な誤算となるだろう。規律と意志だけでは国を治めることはできない。ましてや、情報機関と政商で治めることなど絶対にできない。統治のための機構(institutions)を存分に使って、政策を遂行し、成果を出さなければならない。情報機関と政商による権力体制の最大の問題点は、その統治の機構を委縮させ、腐食させることである。
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この記事もとても面白いです。
KGBのプーチンに対しCIAのブッシュを
ついつい出してしまうのですが、慌てて
弁解してます。
その後のプーチンへの批判は、そっくりそのまま
ブッシュ親子の事を言ってるかのようで笑えます。
ゴアとクリントンも似たようなものですが。
石油が高騰してドル札が入って
アンケート結果も逆転したのでブッシュ親子は
喜んでいる事と思われます。
国の正しい治め方は政商と情報機関を
使う事だそうですので権力志向の方は
参考にすると良いでしょう。
連載519
7月14日号
中国系日本人候補者、梅蘭始まったばかりの挑戦
梅蘭と話すうちに、二十一世紀の日本の一つの国家像を、おぼろげながら垣間見た気がした。
日本に定住する外国人や元外国人とともにつくりあげていく日本、という国家像である。
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露骨ですな。
ちなみに私は梅蘭さんは特に嫌いではありません。
連載518
7月7日号
二千二十五年の世界 米国防省「もう一つのシナリオ」の怖い部分
中国とインドを重視している点は、ここでも同じである。
「中国を建設的に、かつ政治的にも経済的にも積極的な態度でもって関与させるべきである」。ただ、「中国が強大になるにつれて、米中は競争関係に向かう可能性も認識しておかなければならない」。ここでの米国の対中姿勢は「組み込み(integration)と抑止」と言えそうだ。
インドは「大国であり、そのようなものとして扱わなければならない」。ロシアを「弱め、辱めてはならない」。日本とは「より対等な戦略協力関係と自由貿易協定を目指すべき」と主張している。
この種の長期シナリオビジネスは、量より質の変化の兆しへの感度を競うゲームである。頭の中の恐怖感>をいかに戦略用語に言い換えるかのゲームといってもよい。
なかでも最大の恐怖感は、台湾海峡危機である。米国が「鼻から血を出して退場する」といった事態が起こったとき、日本、インドをはじめ、アジア全域で新たな安全保障上の協力関係を求める根本的な組み替えへの動きが出てくることは想像に難くない。(「アジア二〇二五」)
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心配すんなってアメリカさん。
鼻血だしたらちり紙を入れてあげるよ。
日本とは自由貿易ですか。
どうせ日本はオモチャ屋さんですよ。
楽しいオモチャを沢山買って下さい。
ゲームも売ってあげましょう。
恐怖感を言葉で言い換えるなんて
言い逃れや弁解に終始するみたいなゲームでなくて
ゲームの理論が通用しないゲームはどうですか?
多次元変幻シナリオと即時描画機能付きですよ。(笑)