2021年4月15日 13時20分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/98258
自民党の二階俊博幹事長は15日、TBSのCS番組収録で、新型コロナウイルス感染がさらに拡大した場合の東京五輪・パラリンピック開催について「とても無理と言うならやめないといけない」と述べ、開催中止も選択肢との考えを示した。「五輪で感染をまん延させたとなれば、何のための五輪か分からない。その時の判断だ」とも語った。
東京五輪開催で新型コロナ感染を広げてはいけないとの認識を示した発言とみられるが、政権幹部が中止の可能性に言及するのは異例。野党からは政府、与党で対応を早急に決めるべきだとの意見が出た。
立憲民主党の安住淳国対委員長は党会合で「人類がコロナに打ち勝った証しという位置付けの五輪は、今の感染拡大を考えると事実上厳しい。二階氏の話をきっかけに、五輪にこのまま突き進むか一人一人が真剣に考えなければならない」と述べた。泉健太政調会長は記者会見で「自民最高幹部の一人がそこまで言うなら、早急に政府、与党で詰めてほしい。五輪関係者や医療関係者が安心して先々を考えられる環境をつくるのが大事だ」と語った。 (共同)
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