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2021年4月15日08時53分 〜
記事 [近代史5] コロナ禍の3ヶ月間で米国富裕層の資産62兆円増 背景に大規模金融緩和
コロナ禍の3ヶ月間で米国富裕層の資産62兆円増 背景に大規模金融緩和
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/161.html

新型コロナウイルス対策による経済の麻痺は富豪への資産集中を促進する
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/228.html

利子付き国債の発行はこれだけ貧富の差を拡大する
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/815.html

国債を買って日銀に売るだけで確実に儲かる
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/969.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/588.html

コメント [政治・選挙・NHK280] 東京五輪開催は「最悪のタイミング」「一大感染イベント」NYタイムズ(日刊スポーツ) 赤かぶ
31. 2021年4月15日 08:58:38 : Gotth5c1qc : THZxRThVcmtFYWs=[1399]
コロナにしがみつかないで、五輪にしがみつくスガ政権。

二週間の夢のあと、再びコロナが。

オリンピック、スポンサー企業、80社が、ウイグル人権問題、強制労働に
何らかのかかわりを持っている。

コカ・コーラ社、ナイキ、ヴィトン、アシックス、丸紅、東芝、三菱、
任天堂、カゴメ、無印、ユニクロ、H&M、日立、パナソニック、ソニーシャープ、
京セラ、

フランス、NGO,がユニクロを告発。

池江璃花子や、リーチマイケル選手、(東芝)大阪なおみ、
羽生や、松山、の広告塔。アパレル界、スポーツ界における、人権問題と、
ジェノサイド、
東京五輪は、「日ごとにグロテスク」と英国紙。

美しいものが、ある日、化ける日。


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/274.html#c31

コメント [医療崩壊6] 菅首相のワクチン接種はフェイクだ、針が引っ込んでいるという指摘あり  魑魅魍魎男
31. 2021年4月15日 08:59:49 : 98lqXnnHRg : dnJUdHRnNGp0cTI=[10]
 
側近や財界シンパと同じように、ロシアや中国のワクチンをこっそり打っていそう。
 

http://www.asyura2.com/20/iryo6/msg/574.html#c31
コメント [原発・フッ素53] 安全なら東京湾に流せ。トリチウム汚染水放出で復興を妨げる菅政権の蛮行  高野孟(まぐまぐニュース) 赤かぶ
44. 2021年4月15日 09:03:34 : 5aJgza9U5M : MEpBUFZOZnozWlU=[16]


若者は、東京に来ないことです。大学進学や就職などで来ても原発事故の加害者にされてしまう。実際、福島の原発事故当時は、電気使っている東京の人が悪いと攻撃されましたからね。
「放射能撒き散らして!」と攻撃されました。地方にも良い大学はあるので、東京に来てはダメです。来た瞬間に加害者ですからね。私は心配しているのですよ。くれぐれも東京には来ないでください。コロナ感染拡大も出歩く若者が悪いと攻撃されましたよね。政府がコロナ対策してこなかったのに、若者のせいです。日本人は、政治家が人のせいにするから真似しているのか、国民性なのか分かりませんが人のせいにして、攻撃するのが得意なので若者は気を付けてください。心配です。


http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/442.html#c44

コメント [政治・選挙・NHK280] 日本は一度決めたことを変えられない国なのか?/政界地獄耳(日刊スポーツ) 赤かぶ
25. 斜め中道 (-_-メ)[3927] js6C35KGk7kgKC1fLdIp 2021年4月15日 09:05:46 : ZHvBssUSUE : d1BJYlVSdTRTTTI=[36]
「一度決めたことを変えられない」
「失敗があきらかなのに先例に倣う」

・・・KK(腐った糞)どもが、積極的に変えるのは
悪事がバレたら、
次はもっと巧妙にやろう・・・ってことだけなんじゃねぇのかニャ♪

http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/272.html#c25

コメント [政治・選挙・NHK280] 日本人6割が感染 カリフォルニア由来の変異株どこまで危険(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
1. 赤かぶ[127282] kNSCqYLU 2021年4月15日 09:05:47 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[26060]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/281.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK280] 日本人6割が感染 カリフォルニア由来の変異株どこまで危険(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
2. 赤かぶ[127283] kNSCqYLU 2021年4月15日 09:06:28 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[26061]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/281.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK280] 日本人6割が感染 カリフォルニア由来の変異株どこまで危険(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
3. 赤かぶ[127284] kNSCqYLU 2021年4月15日 09:06:57 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[26062]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/281.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK280] 日本人6割が感染 カリフォルニア由来の変異株どこまで危険(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
4. 赤かぶ[127285] kNSCqYLU 2021年4月15日 09:07:29 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[26063]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/281.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK280] 海外から五輪中止の声も…政府と組織委は“五輪選手だけ守る”コロナ対策で乗り切り画策! 数億円の療養施設、パラ選手を口実に… 赤かぶ
8. 2021年4月15日 09:07:50 : Gotth5c1qc : THZxRThVcmtFYWs=[1400]
保健所の女も、医療従事者も、一般人を見殺しに、

オリンピックのため選手を優先。

ワクチンの医療用に転用が始まった。

高齢者には,秋になっても届かない、ワクチン接種。

いい傾向。

オリンピック準備関係者は、必死の形相で
高尾山で記念式。

オリンピックにしか、命を懸けるものがない
哀れな、団塊世代。

    


 

http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/278.html#c8

コメント [政治・選挙・NHK280] 日本人6割が感染 カリフォルニア由来の変異株どこまで危険(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
5. 赤かぶ[127286] kNSCqYLU 2021年4月15日 09:08:18 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[26064]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/281.html#c5
コメント [政治・選挙・NHK280] 日本人6割が感染 カリフォルニア由来の変異株どこまで危険(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
6. 赤かぶ[127287] kNSCqYLU 2021年4月15日 09:09:10 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[26065]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/281.html#c6
コメント [政治・選挙・NHK280] 日本人6割が感染 カリフォルニア由来の変異株どこまで危険(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
7. 赤かぶ[127288] kNSCqYLU 2021年4月15日 09:10:42 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[26066]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/281.html#c7
コメント [カルト31] 産経・中国はウクを露がどうするかを手本に台湾処理。本質はどちらも米軍の追い出しの是非である。 ポスト米英時代
1. 戦争屋再稼動[1] kO2RiImujcSJ0pOu 2021年4月15日 09:11:27 : vn7CvHZXC2 : dklJRGwyQjN6dkk=[3]
法輪功は確かCIA繋がりだったと記憶しているが
その法輪功組織が中国系米国人と共に経営するメディア「大紀元」の
印刷機械が暴漢の襲撃により破壊されたというニュース
胡散臭く感じる要は米中間の対立を煽る為の自演や偽旗の類ではないかと
下記の人物も最近発信する情報の内容が変
アーミテージがトランプ政権下大人しく見せかけていたのは
キッシンジャーというフィクサーの抑えがあったればこそ
元々CSIS戦争屋の大物幹部亡くなったブッシュ・シニアの妻の兄弟だとも
噂されていた正真正銘のワルだし台湾もこれまでそうした連中の対中敵対
戦略の駒要衝として活用されてきた
中国との紛争惹起そのきっかけを作る役割を担わされるのが日本だという
シナリオを作成したのもアーミテージ&ナイCSISである
バイデンに変わり戦争屋米国が再びゲームに復帰した現状を如実に顕す
戦争屋の台湾訪問を「トランプ政権時の反中姿勢」と同一視して
コメントしている


藤原直哉
@naoyafujiwara

これも読売新聞。トランプ政権みたいでしょ?

米「非公式代表団」が訪台…「米国の関与について重要なシグナル」
米「非公式代表団」が訪台…アーミテージ氏ら 蔡総統と会談へ : 国際 : ニュース


藤原直哉
@naoyafujiwara

読売新聞も処理水にはカッコ付き。

どうです?朝日も読売もCIAのエージェントでしょ?それが反菅で、しかもバイデンも加担したんだからバイデンもやっつけられる。朝日も読売もトランプの宣伝機関でしょ?

中韓、「処理水」で共同歩調…テレビ会議開き「強烈な不満」表明
文氏「憂慮大きい」…処理水放出、国際海洋法裁判所へ提訴検討も : 国際 : ニュース
【ソウル=建石剛】東京電力福島第一原子力発電所の「処理水」を海洋放出する方針を日本政府が正式決定したことを巡り、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は14日、「地理的に最も近く、海を共有する韓国の憂慮はとても大きい」と述
yomiuri.co.jp
http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/669.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK280] 日本人6割が感染 カリフォルニア由来の変異株どこまで危険(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
8. 赤かぶ[127289] kNSCqYLU 2021年4月15日 09:11:30 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[26067]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/281.html#c8
コメント [政治・選挙・NHK280] 日本人6割が感染 カリフォルニア由来の変異株どこまで危険(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
9. 赤かぶ[127290] kNSCqYLU 2021年4月15日 09:12:12 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[26068]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/281.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK280] 日本人6割が感染 カリフォルニア由来の変異株どこまで危険(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
10. 赤かぶ[127291] kNSCqYLU 2021年4月15日 09:13:02 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[26069]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/281.html#c10
コメント [政治・選挙・NHK280] 日本人6割が感染 カリフォルニア由来の変異株どこまで危険(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
11. 赤かぶ[127292] kNSCqYLU 2021年4月15日 09:13:41 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[26070]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/281.html#c11
コメント [政治・選挙・NHK280] <汚染水放出ですべてがわかった>菅首相 目玉政策の胡散臭さ いかがわしさ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
20. 2021年4月15日 09:14:50 : Gotth5c1qc : THZxRThVcmtFYWs=[1401]
汚染水の、放流は、それほど、脅威ではない、とバイデン政権。

中国の、軍需の方が、よほど脅威とバイデン政権。
台湾危機は目前に?

オリンピックなどどうでもよくなった、バイデン政権。

トランプ側近ポンペイオとここだけは、まったく同じ。

   


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/279.html#c20

コメント [医療崩壊6] 「コロナは茶番」現役医師の声(tjx055のブログ) HIMAZIN
4. 2021年4月15日 09:14:56 : 9a4XYJrnDY : Q0QweC45UlAzb1E=[89]
食事の際に口に物が入った状態での会話はマナー違反。
食事の間の会話ではいちいちマスクをせずとも、
ハンカチを口に当れば良いだけのこと。
http://www.asyura2.com/20/iryo6/msg/613.html#c4
コメント [リバイバル3] 酷い音のインチキ・レプリカを量産して伝説の評価を落とした Goodmans Axiom80 中川隆
78. 中川隆[-5699] koaQ7Jey 2021年4月15日 09:16:13 : 2WCnPZKA5U : aFYyNHFXQVpEVEk=[7]

「音楽&オーディオ」の小部屋

新たな挑戦
2021年03月11日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/288e25ab4b7da7b2cf8482ed0551f896


3月7日が誕生日というせいもあるかもしれないが、3とか7とかの奇数がやたらに好きである。麻雀でいえば「辺(ペン)ちゃん待ち」というやつですな(笑)。

いわゆる「素数」(自分以外では割れない数、たとえば2,3,5,7,11,13・・)については日頃から縁起のいい数字として日常生活の中で何かと験(げん)を担ぐことが多い。

オーディオだって例外ではない(笑)。

今年の3月7日(日)は実に素敵な誕生日となった。経緯を述べてみよう。

我が家にはSPユニット「AXIOM80」が2セットある。オリジナル版と復刻版だが、何しろメチャ繊細な音を出す代わりに過大入力に弱く壊れやすいことでも有名だ。すぐにザザッといったノイズが出てくる。

そこで「スペア」として復刻版を温存していたのだが、「オリジナル版」が一向に壊れる気配を見せないので、とうとう「復刻版」の本格的な活用を決意するに至った。

となると「丸裸」で鳴らすのは可哀そうなので適当なエンクロージャー(以下、箱)を作ってやらねばいけない。

まあ、箱作りは上手いかどうかは別にしてけっして嫌いではない(笑)。

さらに言わせてもらえれば、箱作りを通じてユニットの背圧〈逆相の音)処理の方法、位相の問題やネットワークの構築などオーディオの本質に関わる問題を勉強できる。

まあ、この世界には上には上があるのであまり大きなことは言えませんがね・・(笑)。

その点、箱を販売しなかったグッドマン(英国)のユニットは工夫の「し甲斐」があって挑戦するのにはもってこいだ。

今回の構想としては「新しい箱にAXIOM80を容れてフルレンジで鳴らす」を基本に「低音域を別のユニットで補強する」の2点に尽きる。今のところ、これが我が家の基本的なスタイルだ。

さっそく、車で50分ほどの大分市郊外にある大規模な「DIY」店に行って、「1.2cm厚」の薄目の板を左右両チャンネル分として計12枚カットしてもらった。

ちなみに、季刊誌「管球王国」(ステレオサウンド社)に書いてあったが、AXIOM80用の箱はできるだけ薄めの板を使って共振させるほうがいいとあった。

寸法は、小振りそのもので「横50cm、縦40cm、奥行き40cm」を基本に板厚を考慮して(組み立てたときに)「はみ出さない」ように神経を使った。

自宅に持ち帰ると、すぐに組み立て開始前の準備作業に入った。

箱の内側には2か月ほど前に手に入れた「卵入れ用のトレイ」を張り付けることにした。これは新規の試みである。あの適当な凸凹が定在波の防止に良さそうな感じだが、まあ、これは勘ですな!(笑)。

それぞれの板の内側にこのトレイを張り付け、余白にはティッシュペーパーを張り詰める。正面のバッフルにはジグソーで「AXIOM80」用の穴を、裏蓋には「ARU」(背圧調整器)用の穴を開け、最後は外側に黒色のペンキを塗って自己流ながらも準備完了。

ペンキが乾くのを待って6日に大分市内のオーディオ仲間「N」さんに加勢に来てもらい二人して組み立て作業に取り掛かった。独りで出来ないことはないが、二人でやる方が正確だし圧倒的に楽だ。

「百聞は一見に如かず」で、ご覧の通り。

ネジを使わずに強力な接着剤で相互の板をくっつけて、最終段階としてNさん持参の「締め上げベルト」2本でがっちり固定した。

2〜3時間もすれば接着できるはずなのですぐに音出ししてみたかったが、「音圧による振動は強力ですから箱に与える影響を無視できません。私なら今晩は締めあげたままにしておいて明日聴きます」とNさん。

「九仞の功を一簣に虧く(きゅうじんのこうをいっきにかく)」という中国の故事がある。逸(はや)る気持ちを抑えて「それもそうですね」と同意。

気忙しい性格だが、ここはぐっと我慢のしどころだ。

翌日の7日はいつもより1時間も早く目が覚めたのはどうしてだろう?(笑)

そして、ここから波乱万丈の展開になるのだが、ちょっと長くなるので次回へ〜。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/288e25ab4b7da7b2cf8482ed0551f896

オーディオは「芸術」と対峙するための神聖な道具なのだ!
2021年03月13日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/49f1dfaca32b24e7c57dd4b62edf0a55


前回からの続きです。

「AXIOM80」(復刻版)用の新しいエンクロージャー(以下「箱」)に挑戦して2日目のこと。

起き抜け早々に1階のオーディオルームに入るなり、すぐに箱を締め付けていたベルトを外して低音域担当の箱の上に載せた。

実はここからがひと騒動だった。

「AXIOM80」には真空管アンプ「WE300Bシングル」を、低音域担当の「AXIOM150 マークU」(グッドマン)には「2A3シングル」アンプをあてがって鳴らしてみた。

ハラハラ・ドキドキ・ワクワクする一瞬だが、耳を澄ましてみると悪くはないのだがどうも伸び伸びとした音が出てこない。

肝心の「AXIOM80」については小さめの箱なのに予想以上の出来栄えだった。

うまく鳴らしたときにだけ味わえる「柔らかさ&ふっくら感」が聴き取れたし、贔屓目かも知れないが「薄い板」と「卵用トレイ」が見事に利いてる感じ。

その一方で、「AXIOM150・・」が受け持つ低音域がいささか縮こまっている感じがしたので、ハイカットを150ヘルツ(コイルの直列2個)から350ヘルツ(コイル1個)に上げてみたところ全体的にようやく伸び伸び感が出てきた。

ウェストミンスターの大型の箱では「150ヘルツ」で、ごく自然に本格的な低音が出たが、この中型の箱となるとせいぜい「350ヘルツ」あたりが限界のようだ。

つまり箱の大きさ次第でハイカットの周波数が限定されることに初めて気が付いた。今さらだが〜(笑)。

ちなみに、ハイカットの周波数が上がれば上がるほど低音域の締りがなくなってボンヤリした音が出てくる傾向がある。

ほら、タンノイの大型システム(クロス1000ヘルツ)がそうでしょうが(笑)。

敷衍すると、オーディオは低音域を受け持つ箱のツクリとネットワークによって方向性がほぼ決まるようで、これらを「なおざり」にするとどんなに高級なレコードプレイヤーやCD機器、あるいはアンプで補おうとしてもお値段に見合った効果が得られない、と思っている。

気を良くして1時間ほどこのコンビで聴いてみたものの、そのうち「エッジレスと強力なマグネット」によるハイスピード・サウンドが売り物の「AXIOM80」に比べて、低音域のスピードの遅れが気になりだした。

いったん気になりだすともうダメ(笑)。

「AXIOM150・・」に比べてコーン紙のカーブが浅いJBLの「D123」(口径30センチ)ならもっとスピード感が向上するような気がしてきた。

そこで、倉庫の片隅に保管しているバッフル付きの「D123」を引っ張り出してきて、交換へ。我が家では困ったときの打開策として、いつも「D123」の出番がやってくる(笑)。

バッフルと箱側の双方のネジ穴を合わせているので所要時間は10分程度だから随分楽である。

これで鳴らしてみるとようやく愁眉が開いた。

二つのユニットがまるでフルレンジを聴いているような融け合った鳴り方をしてくれる。「AXIOM80」とJBLの30センチ・ユニットの異色の組み合わせも大いにありですね。

オーディオは実際にやってみなくちゃ分からん(笑)。

そして、この「品が良くて透き通った音」でモーツァルトをずっと聴いていたら、これまで「恰好の遊び道具」に過ぎないと思っていたオーディオが、まるで「芸術と対峙するための神聖な道具」かのように変貌を遂げてきたのが不思議。

「いい音」とは、リスナーの心を洗い清め「敬虔な祈り」へと昇華してくれる存在なのかもしれないと、久しぶりに精神の高揚感を覚えた。格安の投資でこれだから、まったくありがたい限り(笑)。

最後に、この箱の今後の展開性だがまず「ウェストミンスター」(クロス150ヘルツに改造)の上に載せることが考えられる。

仲間から「めったに聴けない低音」と称賛されているウェストミンスター、それにAXIOM80との組み合わせとなるとうまくいけば「鬼に金棒」だけどそうは簡単に問屋が卸すかな?

次には、オリジナルのAXIOM80が入った箱の上に載せて「ダブルのフルレンジで鳴らす」ってのも考えられる。

春ももう目の前だし、楽しみが増える一方だね〜(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/49f1dfaca32b24e7c57dd4b62edf0a55

柳の下の二匹目のどじょうを狙う
2021年03月24日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/3cc89f4c9ef59046007a1559db402f8a


先日のブログに載せたように「AXIOM80」(復刻版)用の小振りの箱を作ったところ、想像以上に良く鳴ってくれるので毎日がルンルン気分になった。まさに「春到来」だが、どうやら厚さ12mmの薄板が功を奏したようだ。

自作ということなのでどうしても「贔屓目」があるにしろ、なかなかの出来栄えだと勝手に自惚れているが、数日前にオーディオ仲間(大分市内)のお二人さんが「聴かせてください」とお見えになった。

その時に話題となったのが「箱の自作」についての是非だ。

「わたしは箱だけはプロの手に任せるようにしていますので箱づくりはしません」と、仲間のうちのお一人がキッパリ仰った。

そこで「いやあ、その気持ちよくわかります。ほんとうはプロの手に任せたいのですが、グッドマン社に限っては箱をつくってないものですから、自作するしか仕方が無いんです。それに、12mmの薄板で作った箱なんてオークションでも出品されてませんしねえ。」

さらに付け加えて、

「本格的な低音を出そうと思ったら箱の剛性が絶対に必要ですが、そうなるととても素人の手に負えません。その点、我が家の場合は低音用の箱はすべて既成の箱に任せています。ウェストミンスターにしてもJBLのD123にしてもしかりです。箱づくりの目的は我が家の場合、中高音域の倍音成分を豊かに鳴らすことに絞っています。」

と、まず言い訳がましいことを述べてから「柳の下の二匹目のどじょう」の登場といこう(笑)。

以前からウェストミンスターの上に載せているワーフェデールの「スーパー8」(口径25センチ:赤帯マグネット)を裸の状態で鳴らしているのが気になっていた。

このユニットについてはフルレンジで鳴らしていたのだが、何しろ裸なのでユニットの後ろ側に出る音〈逆相)が前に回り込んできて中低音域を邪魔していることは間違いないので、たとえ小振りの箱にしても容れるに越したことはないと判断した。

というわけで、性懲りもなく再度の箱づくりに取り掛かった。

今回も、前回の「箱づくり」の成功パターンを踏襲した。

✰ DIY店で12mm厚の木材を所定の大きさにカットしてもらう

✰ カットした木材に吸音材や定在波防止用の卵用トレイを張り付ける。そしてユニット取り付け用の穴(口径25センチ)をジグソーで開ける

✰ 組み立て時にはオーディオ仲間のNさんに加勢に来てもらう。

✰ 組み立てにはいっさいネジを使わず、強力接着剤を使用する。完成したら専用のベルトでしっかり締め上げて一晩おく

画像を見た方が分かりやすいでしょう。

ひときわ大きい赤帯マグネットを持つ「スーパー10」(ワーフェデール)。コーン型なのに強力なマグネットのおかげで、まるでホーンみたいに音が飛んで来まっせ〜(笑)

前回と違うのは、「羽毛が詰まった吸音材」を採用し底板に張り付けたこと。

これが完成形。

作業後の翌朝、朝一で早く聴きたいと逸る気持ちを抑えながら「おい、手伝ってくれ〜」と家内を呼んでこの箱をウェストミンスターの上に載せようとしたら情けないことに二人とも非力なので肩の上まで持ち上げられない。

「これはとても無理よ〜、(三軒隣の)若い〇〇さんに頼んであげる」と、急いで家内が走ってくれた。

気持ちよく駆けつけてくれた逞しい筋肉質の〇〇さん、「軽いですね〜。独りで十分です」と軽々と持ち上げて載せてくれた。

「ありがとうございます」と、深々と頭を下げてから、家内と顔を見合わせて自分らのあまりの非力ぶりに深〜いため息をついた(笑)。

さて、問題はどういう音が出るかですね。ハラハラ、ドキドキ、ワクワク〜。

以下、続く。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/3cc89f4c9ef59046007a1559db402f8a

クラシック音楽愛好家のご来訪〜その1〜
2021年03月26日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/90a4f60de57638f0540e5bfdf12f7964


つい先日、搭載した記事「有益なオーディオ情報をタダで手に入れようとするのは甘い!」は、なかなかの好評で未だにアクセスが絶えない状況にある。

この記事の末尾に、もし「どうしても(真空管の型番を)知りたい」という方がいれば「自己紹介欄」のメルアド宛ご連絡ください。それこそ熱意に免じて「タダ」で教えて差し上げます。」と、記載しておいた。

その後、今日まで実際に問い合わせがあったのはたったの3件だった(笑)。

この記事の後、過去記事を詮索した(アクセスの)形跡が見られたので、「筆者に問い合わせるよりは自分で(過去記事を)調べてみよう」という方がいたように感じた。

変な意地(?)を張って、まったく「可愛げ」がないねえ(笑)。

アッサリ問い合わせてくれれば真空管の型番のみならず、一緒に重要な付帯情報を伝えてあげたのに・・。

とはいえ「またまた、いつものように大袈裟な表現だなあ・・」と、信じてもらえなかった可能性も十分ある(笑)。

それはさておき、その3名の方々のうち2名はこれまでメールのやり取りをしたことがあった方々だが、1名の方が初めてだった。

「この二三日、たとえ知っても買いに走ることもないんだから…と考えて控えておりましたが、やはり気になって仕方がありません。

真空管は何なんでしょうか、お明かし願えませんでしょうか?宜しくお願い致します。」

「ハイハイ、喜んで情報提供しますよ」とばかりに即答したが、これを契機にメールの交流が始まって、たまたま隣県の「福岡」の方だったので「試聴させていただけませんか」ということになった。

願ってもないことなので「わざわざお見えになって聴いていただくほどの音ではありませんが、気が向いたらいつでもどうぞ〜」と、返答したところバタバタと日程が「3月某日の午後」と決まった。

さっそく「散らかり放題」のオーディオルームの整理整頓にかかった。遠路からお客様がお見えになるたびに行うまるで恒例行事みたいなものだが、とはいっても荷物をそっくり別の部屋に運び込むだけの応急措置になるのだが(笑)。

とりあえず当日の試聴時間の節約のつもりで、メールで年齢、過去の職業や好きな音楽ジャンルなどの自己紹介をしたところ、相手の方(仮にFさんとしておこう)からも返信が来て「長年、〇〇交響楽団でヴィオラを演奏してました」とあった。

え〜ッ、いわば音楽・音響のプロじゃないですか!

思わず身が引き締まり、ひときわオーディオの調整に余念が無かったのは言うまでもない(笑)。

しかも、Fさんは音楽家には珍しくたいへんなオーディオ愛好家であることが判明した。

「スピーカーはJBLの4320、4311、タンノイのランカスター、コーネッタ、ダイヤトーンのR208、R305、DS3000が主なところです。

1番好きなのは1番小さなR208で、音の高低のバランスや伸びよりも、一瞬のリアルさが1番大事で、違うと我慢出来ない様です。

聞くのはCDが主で、主にはクラシック中心ですがジャズや昔のポップスや歌謡曲など何でも聞きます。ただオーケストラのものは検事の耳になるので余り聴きません。

弦楽四重奏が本当はやりたくて、一時は打ち込んでやっておりましたので、ヴァイオリン等の弦楽器がリアルに聴こえるのが理想です。

アクシオム80はその意味で聴いてみたいスピーカーの最右翼だったのですが、見たことが復刻版が1度、聴いたことは1度もありません。

とても楽しみにしております。」

「そりゃあ、クラシック音楽愛好家なかんづく弦楽器を愛好されるかたなら一度はAXIOM80を聴いておいた方がいいでしょうね〜」とは、心の声(笑)。

ただ、タンノイのコーネッタをお持ちとはご熱心さが伺える。VLZの代わりにAXIOM80を容れても面白そうな箱ですね。

2〜3日前まで「ぐずついた天気」がウソのように晴れ渡った3月某日、目印の積りで玄関前に出ていたら、きっかり13時25分に我が家にご到着された。

「いやあ、どうもどうも初めまして〜」。

初印象は、いかにもクラシック音楽を長年演奏し愛好されてきた雰囲気そのままのイメージどおりの方だった。

今回の試聴のポイントは次の2点になる。

1 ウェストミンスター(改)の低音域(150ヘルツ以下)は音楽のプロの耳からどのような受け止め方をされるのか。

(やたらに低音域に拘るようだが、大好きなオペラやオーケストラは豊かな低音域の支えが無いと聴けない音楽だから。)

2 AXIOM80の「オリジナル」版と「復刻版」の音色の違いについて、はたしてどのような感想を洩らされるのか。

以上、受け入れ側としても興味津々である。

以下続く。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/90a4f60de57638f0540e5bfdf12f7964

クラシック音楽愛好家のご来訪〜その2〜
2021年03月28日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/eacdeca505d1ce5e0717ae8a8fdd9e3e


前回からの続きです。

これまで、いろんな方々が我が家に試聴にお見えになったが、かってオーケストラの一員として活躍された方は今回のFさんが初めてである。

いわば、録音現場ともいえる生の音に精通したプロとでも言うべき方なので、我が家の「自己勝手流の音」に対してどのようなご感想を洩らされるか興味津々である。

もちろん、良くても悪くても当人の面前での評価はご遠慮されるだろうが、おおよそ素振りや雰囲気でわかるものである(笑)。

さっそく、玄関を入ってすぐのオーディオルームにご案内して、はじめに、かってのヴィオラ奏者ということで「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲K.364」(モーツァルト)を聴いていただいた。

ヴァイオリンは「五島みどり」さん、ヴィオラは「今井信子」さんと日本が世界に誇るご両人だ。

ヴィオラ奏者のFさんにとっては先刻ご承知の曲目だったが、

「ヴィオラがヴァイオリンと対等に演奏できるようにモーツァルトはヴィオラを通常より半音上げて作曲してます。ヴィオラにとってやや無理を強いられますので演奏するときは内心穏やかではありません。」

Fさんならではの、こういう専門的な話はとても参考になったし、いかにも音楽愛好家らしく目を閉じて静かに耳を傾けられる姿勢にほとほと感じ入った。

沢山のCDを持参されてきたので、さわりの部分を順番に聴いていった。

スピーカーの方は「AXIOM80(復刻版)+D123」を皮切りに「ワーフェデールのスーパー10+ウェストミンスター」、そして最後の真打は「AXIOM80」(オリジナル)へ。

次に、持参されたCDの中からコープランドを聴かせてもらった。

途中で大太鼓のズシ〜ンと腹に響いてくるような物凄い低音が鳴り響いて度肝を抜かれたが、ウェストミンスター(150ヘルツ以下)はいささかも動じることなく見事に再生したのはうれしかった(笑)。

「こういう低音は初めてです。オフ会で聴かせてもらったJBLの口径48センチでも聴けなかった低音です。ユニットは口径30センチでしょう・・。」

「ハイ、低音にはいささか自信があります。むしろユニットよりも箱の効果だと思います。それに200ボルトを100ボルトに降圧した電源を使っていますし、全面床コンクリートにしてその上に(スピーカーを)設置していますので床が共振せずに低音のエネルギーを逃がさない点もあると思います」

ただ、これはこの原稿をしたためるときになってふと思いついたことだが、クロスオーバーを200ヘルツ以下にしないと本格的な締まった低音は出てこない。

その点JBLのシステムはたとえ大型の「375」ドライバーにしても200ヘルツまでは出せないので、どうしても低音域のクロスを500ヘルツ前後にせざるを得ない。すると低音域が締まらずにボワ〜ンとふやけてしまう。そういうジレンマがあるのではないかと推察したことだった。

したがって、JBLの口径48センチをクロス200ヘルツ以下でそしてしっかりした箱で再生したときは、これ以上の凄い低音が出るような気がする。まあ、アンプにもよりけりだが・・。

(いつも言っていることだが、オーディオに関する諸説の普遍化は危険。あまりにもオーディオ環境の変数が多すぎるので、どうしても各家庭の状況に応じて臨機応変の対応が必要。つまり、この現象は我が家だけの事例なので念のため申し添えておきます)

最後のCDは「ゴールドベルク変奏曲」(バッハ)を弦楽三重奏曲に編成したもの。Fさんが大好きな曲目だそう。

「弦楽三重奏や四重奏は無駄を省いた究極のクラシック音楽の形だ」と、読んだ記憶があるが、素晴らしい演奏にウットリと聞き惚れた。使ったスピーカーは「AXIOM80」のオリジナル版で、この小編成にはもってこいだろう。

そして、聴き終えてから感動冷めやらぬままにとっておきの質問を繰り出した。

「AXIOM80の復刻版とオリジナル版とでは印象が違いましたか」。

「ハイ、まったく別物の印象を受けました。オリジナル版は落ち着いた音色でさりげなく鳴ります、これがほんとうの楽器の音色だと思いました。」

そうですか・・・。

ウ〜ン、またもや宿題が残った(笑)。

Fさんのお好きな音の傾向もだいたいわかったし、想像以上にデリケートなお耳の持ち主だったので、またのご来訪までには何とか復刻版をオリジナルと同等に引き上げなくては。

そのための秘策はいろいろある・・。

性懲りもなく果てしないオーディオへの挑戦と探求が延々と続く(笑)。
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柳の下に二匹目のどじょうがいた!
2021年04月06日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/af88745796ab89904643428edfa93c48


先日のブログ「柳の下の二匹目のどじょうを狙う」の続きです。

ブログの末尾に「以下、続く」としていたが、ブログのネタが多すぎて搭載のタイミングが1週間以上ズレ込みましたけど悪しからず。

さて「AXIOM80」(復刻版)用の箱に味をしめて、再度取り組んだ「小振りの箱」。それも板厚12mmという薄さなので独特の音が楽しめるはずと踏んだが、はたして「二匹目のどじょう」は見つかったのか。

それが実際にいたんですよねえ(笑)。

今回の箱には頑丈なユニット「スーパー10」(ワーフェデール:赤帯マグネット)を容れているので、遠慮せずにじゃんじゃんパワーを入れられる利点がある。

そこで、駆動する「300B」用のアンプには、始めから「WE300B」を挿し込んで聴いてみた。

一聴するなり、かなりの低音が出てきたのには驚いた。箱が箱だけにやや締まりがないというか、制動が利いてないという低音だがタンノイなんかよりは強力な「赤帯マグネット」を有しているだけ、マシかもねえ(笑)。

これなら単体でも小編成の曲目やボーカルなどには十分対応できそうで、まずはひと安心。

低音域(150ヘルツ以下)を受け持つウェストミンスター(スーパー12内蔵)との繋がりが一層良くなったのは言うまでもない。

もうこれで十分だと思いたいが、試してみたいことが一つ残っている。

それは・・。

オーディオに望むものは人それぞれだが、自分はシンプルに考えて大きく三つに分けている。

1 繊細で豊かな響きを持つ中高音域をいかに出すか

2 150ヘルツ以下の低音域をいかに自然に響かせるか

3 1と2の繋がりをいかにスムーズに演出するか

これらがうまくいけば、まさに「鬼に金棒」だが、こういう理想的なシステムはまず存在しないし、これまでの他家での武者修行でもまず聴いた試しがない。

とはいえ、一歩でも「神の領域」に近づきたい気が無いといえば嘘になる。

将来計画として機が熟したらウェストミンスターの上に、この箱に代えてもう一つの小振りの箱に容れた「AXIOM80」(復刻版)を載せてみようと秘かに狙っているのだ。

それには「AXIOM80」の低音域をローカットする必要がある。ウェストミンスターで聴くときはオペラやオーケストラを大音量で聴くのだから、繊細なツクリのAXIOM80をフルレンジで鳴らすと、途端にガサゴソとノイズが出だす。

これまで4〜5回は修理に出しているが、そのたびに2万5千円取られるのだからたまったもんじゃない(笑)。

そこで思いついたのが「クロスオーヴァー200ヘルツの真空管式チャンデバ」だった。過大な低音を入れさえしなければまず故障することがないAXIOM80なので200ヘルツあたりでローカットできれば言うことなし。

オーディオ仲間で熟達の腕をお持ちのNさん(大分市)に持ち掛けてみたところ「チャンデバを作れないことはないけど、音質を劣化させるコンデンサーや抵抗をやたらに使うことになるので、ひときわデリケートなAXIOM80には向かないと思うよ。むしろ、容量の大きなコンデンサーを使ってシンプルに一発でローカットした方がいいんじゃない」との回答が返ってきた。

成る程!

すぐに方向転換して、ムンドルフのコンデンサーをネットでゲットした。

ちなみに、容量の47μF(マイクロファラッド)はどのくらいの周波数をローカットできるのかといえば「ネットワーク周波数早見表」により15Ω負荷で計算してみると「225ヘルツ」(ー6db/oct)となるのでピッタリ。

とりあえず、フラメンコダンサーのドスン・ガツンの音楽ソースを思い切って大きなボリュームで「AXIOM80(復刻版)+D123(JBL)」で聴いてみたところ、大型コンデンサーによる音質の劣化はいっさい感じられなかったし、一緒に聴いていたオーディオ仲間も同感だった。

そして、AXIOM80が壊れなかったのはうれしかった、内心ヒヤヒヤしていたのだが・・(笑)。

これで「神の領域」に向けて一歩前進・・。
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トライ&エラー〜スピーカー編〜
2021年04月10日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/9b4e92540530ad58411c32619303fd91


去る3月23日、福岡からクラシック音楽愛好家のFさんが試聴にこられたことは2回に分けてブログに登載したとおり。

勝手な思い込みかも知れないが、概ねFさんの期待に応えられたような気がしているものの、「AXIOM80」のオリジナル版と復刻版との音質の違いについて指摘されたのがちょっと気になっている。

何か解消する手立てはないものか・・。

ことオーディオに関しては「考え込むよりも動く」のがモットーなので「トライ&エラー」の繰り返しにより、この2週間余り退屈することがなかった。


メチャ忘れっぽいので記録に残しておくとしよう。

まずは、スピーカー対策から。

1 低音域のユニットの交換

ご覧の通り、低音域(350ヘルツ以下)だけを受け持たせるスピーカーは、当初はグッドマン「AXIOM150マークU」にしていたが、悪くは無いんだけど低音が深過ぎてAXIOM80のスピード感にはそぐわなかった。

そこでコーン紙のカーブが浅くて音声信号に対する反応が早そうなJBL「D123」に変更してみたところ、AXIOM80のスピード感に遜色がなかったものの、今度は双方の「音色」の違和感が「?」となった。

Fさんが気にされたのもその辺に原因がありそうだ。

「D123」もいいところがあるんだけどなあ、と後ろ髪を引かれる思いでさらに変化を求めてグッドマン「トライアクショム」にしてみた。

比較的軽量のアルニコマグネットによりあっさりとした低音が持ち味だが、それがAXIOM80に合うかもしれないという淡い期待のもと、ダメなときはすぐに「D123」に戻すつもりだった。

この「トライアクショム」は同軸3ウェイのフルレンジで口径30センチ。このユニットを低音域だけ(350ヘルツ以下)だけ鳴らそうという算段になるが、自分で言うのも何だが実に贅沢な使い方だと思う。

ただし、コイル(ムンドルフ:6.8mh)を外してやれば、たちどころにフルレンジでも聴けるので、5番目のシステムが出来たようなものでもある。

15分ほどで交換終了。

寸分違わず、ネジ穴まで統一したバッフルをいくつも準備しているので実に楽ちん。前開きの箱の方はもともとAXIOM301が入っていたもので「ARU」(背圧調整器)付きの板厚4cmという頑丈な代物だ。

画像のとおり、下の方がトライアクショムだ。コーン紙が薄くて軽いのが特徴。

おそらくこういうシステム編成は自慢するわけではないが、世界で唯一の組み合わせに違いない(笑)。

そして肝心の音だが、期待以上に素晴らしかった!

さすがに、同じグッドマン同士の組み合わせなのでまるでフルレンジを聴いているかのように音色に違和感が無かったし、イギリス系ユニットの低音域の表現力はアメリカと違って重量感よりも分解能を優先しているとつくづく思わされた。

「シマッタ、Fさんがお見えになったときに初めからこのシステムで聴いてもらえばよかったなあ・・」と、臍(ほぞ)を噛んだのは言うまでもない(笑)。

なお、我が家にはJBLの「LE-8T」(口径20cm:初期版16Ω)が部屋の片隅で眠っている。

このユニットだけを取り外してぜひ「AXIOM80」とセットで低音域だけ受け持たせてみたい。おそらく音色の違いがネックになりそうだが、実際に聴いてみなくちゃ分からん。

それに箱の容量が大きくなったときの「LE-8T」をフルレンジで聴いてみたい気もする。

とまあ、幸か不幸か我が家のすべてのオーディオ機器は骨の髄までしゃぶり尽くされる運命にある(笑)。
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「人生に無駄な経験は一つもない」というが
2021年04月15日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/b534cc3a8a7d224ebf5a37efd3bbedc3


「人生に無駄な経験は一つもない」と、何かの本に書いてあったがいまだに折にふれ過去を振り返って悔やむことが多い自分にとって、こういう前向きな言葉には大いに励まされる。

これまで長年にわたって散々拙い経験をしてきた「オーディオ」もそう思いたいところだ(笑)。

さて、およそ4年ほど前の話だがAXIOM80の復刻版をグッドマン指定の箱で鳴らしたことがある。

          

当時の画像になるが、左側の「AXIOM80」が自作の箱に容れた「初期版」で、一番肝心な「ARU」(ユニットの背圧調整器)は箱の底に付けている。その一方、右側がグッドマン指定の箱に容れた「復刻版」。

その違いはといえばスピーカーの板厚である。自作の箱が「15mm」、そしてグッドマン指定の箱の方の板厚が「40mm」。

この両者をオーディオ仲間と聴き比べたところ、二人の意見は一致した。

「自作の箱の方が伸び伸びとした音です。音響空間に漂う音の余韻が何時までも尾を引く感じがしてことのほか響きが美しい。その一方、指定箱の方は少々堅苦しくて、何だか会社員がキッチリとネクタイを締めてかしこまっている感じがします。」

軍配は明らかに自作箱の方に上がったわけで、板厚の重要性を改めて思い知ったことだった。

このことを裏付けるのが真空管専門誌「管球王国」(2017 SPRING Vol.84:ステレオサウンド社)だった。

                    

本書の172頁に「フルレンジユニットのチューニング法大公開」という特集があって、何と「AXIOM80」のオリジナルと復刻版の両方のチューニング法が公開してある!

今どき「AXIOM80」なんて時代遅れのSPを特集するなんてほんとうに奇特な記事としか思えない(笑)。

ただし、「AXIOM80」に関してはいくら場数を踏んだオーディオ評論家といえども、流した「血(お金)と汗と涙」の量はとうてい自分には及ばないはずなので、鵜呑みにするつもりはまったく無い。

案の定、やっぱり首を傾げる部分もあったが、記事の中で印象的だったのは「このユニットには板の厚みが薄い方が絶対に向いていると思います。」という言葉だった。そのとおり!

というわけで、この経験を生かしてこのほど製作した板厚がたったの「12mm」の小振りの箱に入った「AXIOM80」(復刻版)は信じられないほどの絶好調振りである。何といっても響きが美しい。

そして低音域(350ヘルツ以下:ー6db/oct)を受け持つのは同じグッドマンの「トライアクショム」だ。

この件はご存知の通り先日のブログ「トライ&エラー〜スピーカー編〜」に登載したところだが、さっそく去る3月23日に福岡からお見えになったFさんの知るところとなり、メールの交換によって再度の試聴日程が決まった。

今度こそ、元オーケストラの一員だったFさんを失望させるわけにはいかないと、細部の調整に余念がない毎日だ(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/b534cc3a8a7d224ebf5a37efd3bbedc3
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/686.html#c78

コメント [原発・フッ素53] 福島第一原発の放射能汚染水を海洋放出を決定・・・そんなに安全と言うなら、まずは東京湾に流したらどうだ!!  赤かぶ
113. 斜め中道 (-_-メ)[3928] js6C35KGk7kgKC1fLdIp 2021年4月15日 09:16:17 : ZHvBssUSUE : d1BJYlVSdTRTTTI=[37]
>>112 KKたまぁ〜♪

お前ぇ、ちょっと行って当局者の政治家、役人、科学者に聞いてこい。
特に当局者の政治家、役人なんてなぁ
地獄の糞壺からでも遠くないんだろ??♪♪
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/432.html#c113

コメント [政治・選挙・NHK280] <汚染水放出ですべてがわかった>菅首相 目玉政策の胡散臭さ いかがわしさ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
21. 2021年4月15日 09:17:04 : Gotth5c1qc : THZxRThVcmtFYWs=[1402]
韓国や、台湾や、中国は、汚染水垂れ流しで、

一致して、東京五輪をボイコットすればいい。

しかし、北京五輪にも

跳ね返ってくる。

   
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/279.html#c21

コメント [政治・選挙・NHK280] <12の核種が残留>原発汚染水にトリチウム以外の核種…自民原発推進派が指摘(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
29. 2021年4月15日 09:19:34 : hFSxZzUWT2 : M2d3Y2twNVUySlE=[1]
原発事故を起こしてから、東電は放射能の実態報道をしてこなかった事実がある。

海洋投棄をしたいから、真実の報道をネグってきたのだろう。

海洋投棄は禁止すべきだ。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/277.html#c29

コメント [経世済民135] 中国依存を強める日本経済 政府が恐れる組織的な「不買運動」(NEWSポストセブン) 赤かぶ
22. 2021年4月15日 09:20:42 : oyZaIFcmqk : MllDcjNWVHpBMmc=[808]
ウイグルの収容所などアメリカの洗脳だよ。イラクの大量破壊兵器と同じだよ。何回騙されてもわからないアホーが多い。

ただしインディアン(ネイティブアメリカン)の虐殺これは本当だ。
http://www.asyura2.com/21/hasan135/msg/274.html#c22

コメント [原発・フッ素53] 海外でもトリチウム放出 韓国原発は年間136兆 仏再処理施設は1・3京 (産経新聞)  魑魅魍魎男
5. 2021年4月15日 09:23:46 : oyZaIFcmqk : MllDcjNWVHpBMmc=[809]
それで、決して起こらないとか言っていた原発メルトダウン事故を起こしたのはどこなの? そこからは多種多様の汚染が起こるが。

韓国がー、そんな宣伝、世界の恥。
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/457.html#c5

コメント [近代史3] 音楽も音も全然わからなかった菅野沖彦先生が日本のオーディオ評論の第一人者になれた理由 中川隆
11. 中川隆[-5698] koaQ7Jey 2021年4月15日 09:25:08 : 2WCnPZKA5U : aFYyNHFXQVpEVEk=[8]


Peter and the Wolf(その2)
http://audiosharing.com/blog/?p=34528

(その1)を書いたあとで、
そういえば、黒田先生、「音楽への礼状」でプレヴィンについて書かれていたな、と思い出した。
書き出しも憶えていた。

ある高名な評論家のことから始まる。

     *
「こういうあつかいをされるのなら、これからは、きみのところとのつきあいを考えさせてもらうよ」

 受話器からは、そのようにいう、くぐもった声がきこえてきました。声の調子から判断して、声の主が感情をおしころしているのはあきらかでした。連載を依頼している、さる高名な、そして高齢でもある評論家に、そのようにいわれ、ヴェテランの編集者である彼は、大いにあわて、同時にびっくりもしました。なんでまた、そんなことを気にするのだろう、このひとは。彼がそう思ったのは当然でした。

 電話は、彼の雑誌の、その前日の新聞に掲載された広告に、件の高名な評論家の名前がのっていなかったことについての、厭味たっぷりな苦情でした。たまたま、その号の特集にスペースをとられ、そのために、連載をしている評論家の名前をのせられなかった、というだけのことでした。その程度のことは、わざわざ広告部に問い合わせるまでもなく、彼にも予測できました。

     *

この高名な評論家が誰なのかは、なんとなく知っている。
そんなことをする人だったのか、と思ったし、
黒田先生が書かれているように、その行いは《想像を絶すること》だ。

高名な評論家といえど、いわゆる自由業である。
出版社から毎月決った額を受けとれるわけではない。

だからこそ、名を売っていかなければならない──、
そういう考えの人も多いのは経験上知っている。

十分な名声があったとしても、新しい人たちが参入してくるし、
将来が保証されているわけでもないから、名前が載ることは名によりも優先することなのだろう。

黒田先生も音楽評論家だったから、この高名な評論家と立場としては同じである。
《めだって、広く世間にその名を知られるようになる、というのは、たまたまの結果でしかなく、目的であってはならないでしょう》
とも書かれている。
http://audiosharing.com/blog/?p=34528
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/683.html#c11

コメント [政治・選挙・NHK280] <汚染水放出ですべてがわかった>菅首相 目玉政策の胡散臭さ いかがわしさ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
22. 2021年4月15日 09:25:21 : Gotth5c1qc : THZxRThVcmtFYWs=[1403]
柏崎、刈羽は運転停止。これで、東電の、

原発事業は、危機にあると宣言。

おそいんだよ、気づくのが。

原発の終焉とオリンピック、大企業、多国籍企業の終焉なんだよ。

人類は、転換期にある。

   


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/279.html#c22

コメント [カルト31] 黄金・バデとトラや共和と民主や米と中という両建てを破る方法はシカト。目くそにも鼻くそにも冷めた目で臨むのがベストのよう… ポスト米英時代
4. 2021年4月15日 09:33:12 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[9477]
2021.04.14〖米国〗リベラル・極左最高裁判事を増やす❗️バイデン勢の司法支配が始まった‼️これに対しトランプが議論参戦「違憲で選ばれた極左判事は国を崩壊させる」〖及川幸久−BREAKING−〗
•2021/04/15
及川幸久 THE WISDOM CHANNEL
https://www.youtube.com/watch?v=pFPPTk6LQGs
http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/625.html#c4
コメント [カルト31] まいど・台湾情勢緊迫、懸念シナリオ現実味、台湾人・香港の次は自分達。中が米をどのように追い出すか観察する事である。 ポスト米英時代
1. トランプも同様[1] g2eDiYOTg3aC4JOvl2w 2021年4月15日 09:35:19 : GkTOeYDZnQ :TOR dWxRTENhS1V6dnM=[1]
ポスト氏の記事内容は的を外していない
そして現在英米戦争屋陣営に攻撃を仕掛けられている
中国習近平同様
米国トランプ大統領もディープステートの子飼いのマスコミに
追い落としプロパガンダを大々的に仕掛けられたわけで
わざわざCNNの代表がその事実を認める発言をしている
完全に開き直ったということになる
狙いはポスト氏が指摘したように中露を軸とする新世界経済軍事システム
の破壊だったと
トランプも大統領職に就いて周囲が全てディープステートの手先に
固められている事態に直面しJ・F・ケネディの置かれた状況を
身をもって知ったことだろう
元CIAのマイク・ポンペオは米国軍が密かにコロナウイルスパンデミックの
ライブ演習を行う計画を予め知らされていた筈で
要はディープステートの手先でトランプの敵であったと判断すべきであろう
バイデン民主党が政権を奪還する為に必要な米国大統領選郵便投票導入の
口実としてこの新型コロナウイルスパンデミックが利用されたのだから
米国軍も反トランプで動いていたというのが真相であろう
確かポンペオは新型コロナウイルスに感染していないと記憶するが

http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/668.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK280] <12の核種が残留>原発汚染水にトリチウム以外の核種…自民原発推進派が指摘(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
30. 2021年4月15日 09:35:46 : oyZaIFcmqk : MllDcjNWVHpBMmc=[810]
原発メルトダウン事故を起こしたのは日本の福島原発であって韓国でも中国でもない。産経その他の屁理屈はイチャモンでしかない。

安倍晋三を含め日本の原発は決して事故は起こらないといってきたはず、国会でもそういっていた。そいつらの言うこと誰が信用するかね。


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/277.html#c30

コメント [政治・選挙・NHK280] <汚染水放出ですべてがわかった>菅首相 目玉政策の胡散臭さ いかがわしさ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
23. 2021年4月15日 09:37:08 : yRsmDfudUs : RndqTzVuVDVVUy4=[12]
>マヒした感覚
>意気投合の“ふり”をするおぞましさ
 

11万人避難指示の夜に「赤坂自民亭」
http://www.asyura2.com/18/senkyo247/msg/719.html

バカ扱い 安倍夫妻はレッドカーペットの外 
http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/217.html



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/279.html#c23

コメント [政治・選挙・NHK280] 海外から五輪中止の声も…政府と組織委は“五輪選手だけ守る”コロナ対策で乗り切り画策! 数億円の療養施設、パラ選手を口実に… 赤かぶ
9. 2021年4月15日 09:41:07 : Gotth5c1qc : THZxRThVcmtFYWs=[1404]
WHOのテドロス議長も、パンデミックは、
収まってはいない、と宣言。

むしろ活発に増えている、と公言。

自分とこだけ片付けてオリンピックやろうという根性が、あさましい。
コバックスに日本は、もっと投資すべきじゃないのか。

動きが、とても鈍い。

  
 

http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/278.html#c9

コメント [政治・選挙・NHK280] <汚染水放出ですべてがわかった>菅首相 目玉政策の胡散臭さ いかがわしさ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
24. 2021年4月15日 09:50:21 : Gotth5c1qc : THZxRThVcmtFYWs=[1405]
ワクチンの医療者に転用が相次ぐって?

全国医療従事者は、まだ、ワクチン接種が済んでいないのか?
東京医師会、中川氏や、尾崎氏は、
忖度して何も言えないな。

うやむやではっきりとしないことがある。嘘八百なんじゃないか。

世田谷、と八王子で高齢者もやったふりなんじゃないかな。

パフォーマンスの後は、オリンピック関係者と、オリパラの連中、そして、
医療関係者にワクチンの大盤振る舞いだろう。

オリンピック後の後始末は、ワクチンもコロナ対策も
ほったらかしだろうよ。


 

http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/279.html#c24

コメント [政治・選挙・NHK280] <12の核種が残留>原発汚染水にトリチウム以外の核種…自民原発推進派が指摘(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
31. 2021年4月15日 09:51:20 : haWNghuqhU : dnNIRmUuWEw5Slk=[2]
「1993年、ロシア海軍が、国内での処理施設不足のため、解体された原子力潜水艦などから生じる液体放射性廃棄物を日本海に投棄したことが明らかとなり、大きな問題となった。この事態を受け、わが国はロシアに海洋投棄の中止を強く求めると共に、日本海の環境保全などの観点から、低レベル液体放射性廃棄物処理施設「すずらん」の供与を決定した。」(外務省)

だからね、近隣国の皆さんは非難するだけじゃなく、良い知恵でも出してくださいよって話なんだよ。

http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/277.html#c31

コメント [] 中国人は人肉を食べることを楽しんできた
250. 2021年4月15日 09:52:03 : GxGNBYVx7U : QWYuakRkblBtLlE=[13]
現代ではあたかも道徳に外れた醜い行いのように見えるこの「カニバリズム」は
子々孫々まで血の中に受け継がれていることを忘れてはならないだろう。
飢餓や特別な状況に陥った時に、呼び覚まされるように中国人はそのような罪を犯してしまうのである。その習慣を押しとどめていたのは人間の理性なのだろうが、その理性も確固たる信念として食人を嫌悪すべき思いに至らない以上、もろくも崩れてしまう。
そう考えれば人間の理性などは受け継いだ先祖の「血」の前には何の意味もなさない。
とにかく、中国ではあの三国志の時代でも戦に勝った時の食人は常態化していたというから、まさしく食人は忌むべき行為ではなかったのだ。
更に、何食わぬ顔をしている現代中国人においても、いつ何時その食人がゾンビのように顔を表すがわからない。だから俺は絶対に中国には旅行しないことにしている。まさに食べられ損だから。文化大革命の後でそう思った。

http://www.asyura2.com/2002/war11/msg/982.html#c250
コメント [原発・フッ素53] 福島第一原発の放射能汚染水を海洋放出を決定・・・そんなに安全と言うなら、まずは東京湾に流したらどうだ!!  赤かぶ
114. 楽老[2027] inmYVg 2021年4月15日 09:52:05 : vtlllF4tnc : NTdHbHJid2l2WVE=[6]
スレの趣旨を見事にスピンするお伽噺や
このお伽噺を無理やり現実にこじつけようとシャカリキになり
論理的否定されるとお小言を頂戴したと逃げる。

数万人に一人と言われる小児甲状腺ガン
福島では200例を超える甲状腺摘出手術がが行われている。
患者と家族にとっては将に阿鼻叫喚の巷だ。

これに共感できない冷血人間には原発事故による放射線の影響とは考えにくいらしい。
医療従事者が新型コロナワクチン接種後に死亡しても因果関係不明という
これと同じ論法だ。

スレの趣旨に議論を戻して
福島のタンク保管水は処理水ではなく紛れもない【汚染水】である。
アルプスでは12種類の放射性物質は除去できない。
そのうちの11種類は原発正常運転では出てこない原発事故(メルトダウン、メルトスルー)特有のデブリ由来のものだ。
原発正常運転でのトリチウム水放出にも問題はあるが
福島汚染水の沿岸投棄は全く別次元の犯罪だ。(決して海洋放出ではない。沿岸投棄だ)

さらに政府の嘘
【希釈してから放出】
希釈する設備も場所もない
希釈水を放出現場の海水とするなら、これは希釈ではない。

昔、ゼミの助教授がPCBを下水に投棄、その後、水道水を流して
【ハイ、これで規定濃度以下になった。チャンチャン】とやらかしたことがあった。
非常にけしからんことだが、嘘をついているわけではない。
ところが、放出現場の海水で希釈するなんてことは全く意味のないことで
汚染水原液を流すことと全く同じである。

安全だというなら
麻生は飲んで見せるべきだし
東京湾のオリンピック会場に流して、その中で選手を泳がせるべきだ。
これぞ復興五輪の証、象徴となる。
トイレ臭さも無くなって万々歳ではないか。

    
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/432.html#c114

コメント [政治・選挙・NHK280] 日本人6割が感染 カリフォルニア由来の変異株どこまで危険(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
12. 2021年4月15日 09:52:34 : juJg7V4FOs : QVVMOFFrWHlaRDY=[515]

 尾身:「第4波です」

 スカ:「私は 4波だと認めない」

 尾身:「こんな バカ総理と やってられるか〜〜」 「やめさせてもらう」

 
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/281.html#c12

コメント [政治・選挙・NHK280] 海外から五輪中止の声も…政府と組織委は“五輪選手だけ守る”コロナ対策で乗り切り画策! 数億円の療養施設、パラ選手を口実に… 赤かぶ
10. 2021年4月15日 10:01:17 : Gotth5c1qc : THZxRThVcmtFYWs=[1406]
高齢者のワクチンを始めたふりして、
届かない、ワクチン接種。

バカな、年寄りを、オレオレ詐欺みたいに翻弄。

医療従事者が、まだ済んでない。今頃医療者に転用。

そのうち、池江璃花子や松山、鈴木大地や、山下、橋本聖子、大阪なおみ、

オリパラの連中が、ワクチン接種優先。あら、いつの間にか、
話が違う。

  
 



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/278.html#c10

コメント [政治・選挙・NHK280] 日本人6割が感染 カリフォルニア由来の変異株どこまで危険(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
13. 2021年4月15日 10:01:27 : T9LMqO3wjI : eHQvY1hldTU3Q3c=[70]

東京オリンピックは世界の変異株を持ち込んだコロナ万博だ
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/281.html#c13
コメント [カルト31] 読売・佐川・軽を中国産EVに切り替え。日本も軽のEVを作るかスズキが中国産を売りまくる事である。 ポスト米英時代
1. 2021年4月15日 10:01:46 : juJg7V4FOs : QVVMOFFrWHlaRDY=[516]

 すぐ壊れるだろう
 
http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/653.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK280] 日本人6割が感染 カリフォルニア由来の変異株どこまで危険(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
14. 赤かぶ[127293] kNSCqYLU 2021年4月15日 10:02:07 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[26071]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/281.html#c14
コメント [政治・選挙・NHK280] <汚染水放出ですべてがわかった>菅首相 目玉政策の胡散臭さ いかがわしさ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
25. 2021年4月15日 10:02:09 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[9478]
安倍も菅もトランプ側ではなくバイデン側に属する政治家。つまり日本の極右は敗戦以来米国の極左に従属していてその極左の言い分を代弁する大メディアと密室でやり取りすることで自己完結的に政治がコントロールされている。菅首相の暴走によってその構造が徐々に明らかになりつつある。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/279.html#c25
コメント [カルト31] まいど・台湾情勢緊迫、懸念シナリオ現実味、台湾人・香港の次は自分達。中が米をどのように追い出すか観察する事である。 ポスト米英時代
2. 2021年4月15日 10:02:46 : XhJ8g1sXRw : Yy5KREI0ZkdrOFE=[946]

>1さん
>要はディープステートの手先でトランプの敵であったと判断すべきであろう
↑↑
しかし寅さんは改心する者は再び デいS退治にコマとして使っているそうです
寝返りの条件は秘密の情報と交換で・・・ だから決めつけは出来ないし難しい局面・・

●だた一つ言える事は  ≪ 自分の国は 自分で守れ ≫  寅さんより・・


http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/668.html#c2

記事 [カルト31] 宇・ウクは、トが米欧を押し退けて露トで共同管理。そして台湾は米中対立を露が仲裁という感じである。
本当は日本が仲裁したいところだが、日本にはその力はなく、中国の同盟相手で米国を脅せるのはロシアだけであるから、北極航路の営業も兼ねて登場という感じである。
http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/670.html
コメント [近代史4] 独裁者列伝 _ 金正恩 中川隆
11. 2021年4月15日 10:04:07 : 2WCnPZKA5U : aFYyNHFXQVpEVEk=[9]
【ゆっくり解説】北朝鮮と日本ヤクザとのつながりが予想以上だった…
2021/04/11






http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/804.html#c11
記事 [原発・フッ素53] 原発の新増設求める自民議連発足、脱炭素に必要と主張−会長に稲田氏 (Bloomberg) 
「原発の新増設求める自民議連発足、脱炭素に必要と主張−会長に稲田氏」
(Bloomberg 2021/4/12)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-04-12/QRFERPT1UM0W01

脱炭素社会実現には原子力発電が必要と訴える自民党の議員連盟が12日、設立総会を開いた。今夏にも策定する次期エネルギー基本計画に、原発の新増設やリプレース(建て替え)推進を明記するよう政府に求める。

  会長を務める稲田朋美衆院議員は、脱炭素に向けた動きは「エネルギーコストの意味で国力低下のリスクがある」と指摘。原子力は「わが国が誇れる国産の技術として重要だ」と述べ、今後も活用していく必要があるとの認識を示した。

  顧問に就任した安倍晋三前首相も、「エネルギー政策を考える上において、原子力としっかり向き合わないといけないのは厳然たる事実だ」と語った。

  議連では、原発を安価で安定的なエネルギー供給と脱炭素の両立を実現する上で「欠かすことができない基幹的なエネルギー源」と位置付けた。

  菅義偉政権は、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることを目標に掲げる。政府は、現時点では原発の新増設やリプレースは想定していないとの考えを示している。

------(引用ここまで)----------------------------------------------

原子力は「わが国が誇れる国産の技術として重要だ」ですって?

ちょっと地震で揺すられるとすぐに大爆発してキノコ雲が上がる原発が、
わが国が誇れる技術とはお笑いです。

それに原子力は純国産の技術ではなく、元は米国の技術です。

稲田朋美議員は原発銀座のある福井県が地盤で、関電など原子力ムラから
たんまり献金を受けているので、原発の新増設を求めるのも当然と言えば当然ですが、
こんな頭の狂った連中に日本の政治を任すわけにはいきません。

また原発が爆発したら日本は終わりですからね。


(関連情報)

「稲田朋美に流れた原発マネーは関電“裏金”元助役の関連会社だけじゃない!
電力会社や電事連、日本原電もパーティ券購入(リテラ)」 (阿修羅・赤かぶ 2019/10/4)
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/199.html

「政界に飛び火 原発マネー“還流”で関電が挙げた議員の名前(日刊ゲンダイ)」
(阿修羅・赤かぶ 2019/10/3)
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/193.html

「関電3億2千万円“裏金” 元助役の関連会社が稲田朋美元防衛相ら自民党議員に献金 
後援会長も〈週刊朝日〉」 (阿修羅・赤かぶ 2019/10/4)
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/196.html
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/460.html

コメント [近代史4] 独裁者列伝 _ 金正恩 中川隆
12. 2021年4月15日 10:06:03 : 2WCnPZKA5U : aFYyNHFXQVpEVEk=[10]

【ゆっくり解説】北朝鮮で蔓延する薬物が深刻すぎる状態だった
2021/04/12





http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/804.html#c12
コメント [政治・選挙・NHK280] RCEP協定とグローバリズムを問う(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
1. 赤かぶ[127294] kNSCqYLU 2021年4月15日 10:10:32 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[26072]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/282.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK279] コロナ対策でも露呈した菅首相の女性問題不見識! 田村智子議員が看護介護労働の性差別による低賃金の改善を訴えるも取り合わず… 赤かぶ
27. 2021年4月15日 10:10:50 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[9479]
210415 看護師日雇い派遣可能にした内閣府の行政手続きが酷すぎる Part2
•2021/04/15
毛ば部とる子
https://www.youtube.com/watch?v=vKmc5Ij6DDs
http://www.asyura2.com/21/senkyo279/msg/505.html#c27
コメント [原発・フッ素53] 原発の新増設求める自民議連発足、脱炭素に必要と主張−会長に稲田氏 (Bloomberg)  魑魅魍魎男
1. 2021年4月15日 10:11:10 : 09EaoSVYls : cEY1UmpsSDgycVE=[256]
一番大切なのは国民の生活よりも原子力ですってか?

「稲田朋美 国民の生活が大事なんて政治は間違っている」
(坂本龍馬 YouTube 2016/6/23)
https://www.youtube.com/watch?v=RMvP2vGBlac
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/460.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK280] RCEP協定とグローバリズムを問う(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
2. 赤かぶ[127295] kNSCqYLU 2021年4月15日 10:11:40 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[26073]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/282.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK280] RCEP協定とグローバリズムを問う(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
3. 赤かぶ[127296] kNSCqYLU 2021年4月15日 10:12:45 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[26074]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/282.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK280] 東京五輪開催は「最悪のタイミング」「一大感染イベント」NYタイムズ(日刊スポーツ) 赤かぶ
32. 2021年4月15日 10:13:41 : Fw8i08SSaA : b1gwelZ6aHlob2M=[32]
田舎者のお馬鹿退会お笑いですね‼笑笑笑笑笑笑笑笑‼世界の笑い物‼
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/274.html#c32
コメント [政治・選挙・NHK280] <悲しいが、これが現実だ…>人はいとも簡単にホームレスになる(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
11. 2021年4月15日 10:14:07 : Gotth5c1qc : THZxRThVcmtFYWs=[1407]
子ども庁も、孤独孤立担当も
口だけで何もやっちゃいないのに。

政策や言葉だけで、飾られてもね。市役所の

生活保護の窓口を、5倍にすることの方が優先される。
生活保護も名前を変えるべきだ。

山本太郎氏以外、やる気のない、野党族。

田中龍作も書いて生き延びてる人、信用できない。

  


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/280.html#c11

コメント [政治・選挙・NHK280] 日本は一度決めたことを変えられない国なのか?/政界地獄耳(日刊スポーツ) 赤かぶ
26. 達人が世直し[199] kkKQbIKqkKKSvIK1 2021年4月15日 10:15:45 : dhiOMx8Rv6 : L2l3ZjhjbU5kS28=[200]
皆さんのコメントが的確で、残りも物も何も残ってなかった。なので
ショートコント
秘書官「そーりー、さっき「汚染水」と言ちゃってましたよ。拙いですよ〜。」
ガースー「ゴメン。アイム そーりー。メモを見ないでいいところを見せようと無理したら、下手こいてしまった。その後は無理しないで、メモをしっかり見ながらやったから、良かっただろ?」
秘書官「本音が出た、本心では汚染水と思っているんだ!。人にはALPSの処理水と言っておいて。国民を騙そうとしているのか!って叩かれますよ。気を付けてくださいよー。」
ガースー「いやいや、結構評判いいみたいだぞ。正直に言えるガースーって、可愛い❤。素敵❤。って。令和とかパンケーキの時よりもだって。これからは元に戻して汚染水に統一すると、閣議決定するぞ。これでまた少し支持率アップか?予想3%!。う〜ん、汚染水おじさん か〜ぁ。ちょっと微妙だなぁ。」
ALPSの処理水?・・アルプスの処理水?。昨日スーパーで買ったやつか?あわてて確認した。アルプス天然水。あ〜やちゃったぁ。いや、ちょっと違う。良かったぁ〜。
でも大丈夫かなぁ?心配だ。いくらしたっけ?・・・勿体ないけど捨てるかー。でも、どこに捨てればいいんだ?この辺だと大阪湾か?
私は風評被害のまさに被害者です。500¥無駄にしてしまいました。でも命には代えられないと。諦めました、納得してます。

http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/272.html#c26
コメント [政治・選挙・NHK280] RCEP協定とグローバリズムを問う(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
4. 赤かぶ[127297] kNSCqYLU 2021年4月15日 10:16:18 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[26075]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/282.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK280] RCEP協定とグローバリズムを問う(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
5. 赤かぶ[127298] kNSCqYLU 2021年4月15日 10:17:01 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[26076]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/282.html#c5
コメント [政治・選挙・NHK280] RCEP協定とグローバリズムを問う(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
6. 赤かぶ[127299] kNSCqYLU 2021年4月15日 10:17:37 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[26077]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/282.html#c6
コメント [政治・選挙・NHK280] <病床削減、大失態>大阪府は「重症病床率92%」!吉村知事の甘い見通しが元凶(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
34. 2021年4月15日 10:20:15 : yQZx8IqFTs : V29sakE0aHJiUk0=[192]
これで吉村とその助言者橋下のお陰で、大阪で医療崩壊が起きる。

残念ながら、菅も小池もオリンピックに拘り過ぎて、日本全体に医療崩壊が起きることは間違いない。

日本人の殆どが最初から興味のなかったオリンピックを、裏金まで使って、安倍嘘つきと森バカがこの疫病神を拾ってきたときから呪いが始まったのだ。

疫病神に憑りつかれた自民党政権をお終いにしないと、日本は立ち直れないだろう。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/271.html#c34

コメント [政治・選挙・NHK280] 菅政権「汚染水」放出決定の暴挙に国会周辺で抗議活動拡大(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
41. 2021年4月15日 10:21:26 : xutrAnH8Uc : RTEwU1BmR3dDMEU=[1154]
風評被害ではない、実害だ、コロナのうっ憤を町で酒盛りして騒いだ挙句にそのごみをそのままにして帰る若者、ミャンマーの若者は人殺しの軍隊相手に必死で戦っている、それを思うと日本の若者にはコロナ以外何もないのか、安倍菅政権で社会の秩序も法もなくなり原発事故の140万トンともいう汚染水を海に流すと菅、東電は決めた、いくら基準値以下にすると言っても基準値以下なら例えば100のところ90でも流す、そんな膨大な汚染水を流して何の影響もないはずはない、若者はそういうことにもっと関心を持って行動してほしい。未来の自分たちの為でもある。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/269.html#c41
コメント [国際30] ネオコンと、しっかり息を合わせるブリンケン(マスコミに載らない海外記事) 赤かぶ
2. 2021年4月15日 10:23:00 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[9480]
米、台湾に非公式代表団(2021年4月14日)
•2021/04/14
テレ東BIZ
https://www.youtube.com/watch?v=QV3ZCJpFZiQ
http://www.asyura2.com/21/kokusai30/msg/449.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK280] <悲しいが、これが現実だ…>人はいとも簡単にホームレスになる(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
12. 赤かぶ[127300] kNSCqYLU 2021年4月15日 10:24:35 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[26078]

https://twitter.com/H_gyokusen/status/1382290845022314506



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/280.html#c12
コメント [政治・選挙・NHK280] <12の核種が残留>原発汚染水にトリチウム以外の核種…自民原発推進派が指摘(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
32. 2021年4月15日 10:27:57 : Gotth5c1qc : THZxRThVcmtFYWs=[1408]
日本の高官が、「あんたの国、なんかに言われたくない」と韓国に

反論。日本の高官はちり紙交換くらいの質。

女性差別120位以下の日本に言われたくないのは、韓国の方。

中国の、「全部飲んでみれば」韓国ユーザーの「飲んで無くせば」

の麻生への反応に拍手。
麻生の顔が、汚染水で、もっと醜く。

  
 



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/277.html#c32

コメント [カルト31] 日中露にとって極東は地元である、鬼畜米英ラエルは余所者である、余所者支配は終らせるべきである。 ポスト米英時代
3. 後ろ盾前提戦争論[1] jOOC64@CkU@S8ZDtkYiYXw 2021年4月15日 10:28:21 : iwafCSH60M :TOR SXk5bGl6S0t3NGs=[1]
日清戦争も日露戦争も結局は英国王室御用達戦争屋の後ろ盾が
あったればこその勝利

中国との局地限定的小競り合い紛争惹起の計画を立て日本に
中国敵対戦略を強いているのもそうした世界寡頭支配勢力の
手駒CSISでありCFR

米国側は日本をダチョウ倶楽部の上島のようにそそのかして
後は知らぬ振りを決め込むという手口までシナリオにはある
という

英米の指図や後ろ盾があればこそアジア地域でデカイ態度が
とれる虎の威お借りしますシステムに延々と甘んじている日本

資源も食料も輸入に頼る島国の日本は自衛の戦争ですら単独
遂行長期継続は不可能

戦争放棄「戦わない」戦法を取るのが一番賢いやり方かも
しれず

世界寡頭支配勢力の配下の英米戦争屋が「平和憲法9条」撤廃
を子飼いの買弁政治家やカルト組織を使い進めているのは
戦争で他国を侵略したり戦争で利益ビジネスで利益を手に入れ
たり戦争で人口削減を行ったりを合法的に行うことの最大の
障壁として立ちはだかっているからである

戦争ビジネスで莫大な利益を手にしたり戦時体制で権力を行使
して国民弾圧統制でサディズム嗜好を満たしたりそういう上級
国民特権階級にとっては戦争様様だろうが

実際に地獄の苦しみを味わわされる一般庶民にとっては害悪
以外の何物でもないのである

先の大戦でそうした事がすべて実証されてしまったではないか

余談だが「非戦」という書物に名を連ねている坂本龍一氏
今度は直腸ガンの手術を受けたらしい



http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/666.html#c3

コメント [国際30] トルコの奇策がウクライナ危機を解決する?/田中宇 仁王像
1. 2021年4月15日 10:30:16 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[9481]
ずっと続く米国の選挙不正疑惑
2021年4月14日   田中 宇


私は、昨秋の米大統領選挙で民主党が郵送投票制度を悪用したり(本人確認ほとんどなしに投票でき、消印なしでも有効と判断されるので郵送票を大量に偽造して開票場に持ち込める)、コンピュータ方式の投票機をハッキングし不正操作するやり方で選挙不正をやってトランプを負けさせ、バイデンを勝たせたのでないかと疑ってきた。私だけでなく、共和党支持者の6割以上が今もそう考えている。権威筋やマスコミは、民主党支持のNYTやCNNだけでなく共和党支持のFOXやWSJを含めて、選挙不正などなかった、選挙不正があったという話はトランプや共和党支持者たちの危険な妄想だと言っている。日本の権威筋やマスコミも同様だ。米国の選挙不正疑惑は妄想として片づけられ、終わった話になっている。 (トランプ排除やコロナは米欧覇権とエスタブ支配を破壊する) (米議事堂乱入事件とトランプ弾劾の意味)

しかし、米政界のその後の動きをみていくと、実は選挙不正疑惑が終わっていないことがわかる。議会上下院の多数派と大統領という連邦政府のすべてを握った民主党は、新たな選挙改革として、郵送投票制度の大幅な拡大や、有権者の本人確認を「やりすぎている」州当局を連邦側が権限剥奪できる制度を盛り込んだ「人々のための法」(For the People Act。HR1 2021)と称する法案を連邦議会で出してきている。民主党は「郵送投票の拡大や、ID確認の抑制は、投票所が遠いとか運転免許証を持ってない貧困層やマイノリティが投票しやすくするためのもので、だから人々のための法なのだ」と言っている。 (Here's why H.R. 1 is not election reform) (Why HR1 Threatens Election Integrity)

しかし、共和党支持者からすると、郵送投票の拡大もID(免許証など本人確認書類)確認の抑制も、昨秋の総選挙で民主党側がやった手口の選挙不正をさらにやりやすくするためのものにしか見えない。「貧困層やマイノリティのため」という理由づけは、民主党ならではの巨大な偽善にしか見えない。共和党支持者の多くは、民主党の「人々のための法」を見て「やっぱり民主党は昨秋に選挙不正をやったんだ。不正を恒久化するために、こんな偽善法案を出してきたんだな」という確信を強めている。この法案は、共和党が強く反対して紛糾しているため、上院で共和党議員の10人以上が賛成しないと可決しないことになり(Filibuster)、否決される可能性がある。可決されなくても、共和党側から見れば、民主党が選挙不正できる体制の恒久化を狙っていることに変わりはない。 (Biden Unhinged: Calls Attempts To Stop Election Fraud ‘Sick’ And ‘Un-American’) (Trump: Ending Filibuster Would Be ‘Catastrophic’ For GOP)

共和党も、選挙改革法案を出している。共和党は、すべてを民主党に握られている連邦議会で対抗案を出しても通らないため、共和党がわりと優勢な全米各州の州議会で選挙改革法案を出している。動きが最も進んでいるのはジョージア州だ。3月下旬に共和党が出した選挙改革法案が議会を通過し、知事が署名して発効させた。ジョージアの選挙改革法(Elections Integrity Act of 2021)は、これまで署名の同一性確認という不正しやすい方法で行われていた期日前投票(そのほとんどが郵送投票)の際の本人確認を、ID確認によるより厳格な方法に換えた。これまで監視が甘かった投票箱の24時間監視体制も導入した。 (Kemp: Election Integrity Act Makes it Easy to Vote, Hard to Cheat)

ジョージア州の新法と似たような選挙制度改革法案が、全米50州の州議会上下院で共和党主導で審議されている。以前の記事「トランプの今後」に書いたとおり、各州での選挙改革は、トランプ陣営が大統領辞任後に進めてきたものだ。トランプ自身はこの件で表に出てこない(2024年の選挙に出るつもりだからだろう)が、事態はあの記事に書いたとおりの流れになっている。ジョージアのケンプ知事(Brian Kemp)は共和党だが、昨年の選挙後にトランプ敵視に回り、選挙不正の調査を拒否した。しかし民主党が連邦政府のすべてを取って共和党を丸ごと極悪に見立てて攻撃してくる事態になり、ケンプもさすがにトランプの側に転じて選挙制度改革の先陣を切った。 (トランプの今後) ("Boycott Georgia" - Furious Dems React As Gov. Kemp Signs "Election Integrity" Bill)

ジョージアの新法に盛り込まれた郵送投票の際の本人確認の強化や、投票箱に偽造票を詰め込む不正をやりにくくする監視強化は、これまで野放図だった米国の選挙制度を改善するものに見える。昨秋の米選挙では、消印のない大量の郵送票が出現したり、開票中の夜中に出所不明の投票箱が持ち込まれたりといった動きで、優勢がトランプからバイデンに替わったという不正疑惑が指摘されている。もし民主党が選挙不正をしていないなら、ジョージアの新法は、次回以降の選挙で不正疑惑を打ち消す格好の制度改革だ。民主党側(マスコミ権威筋)は、この新法に賛成するのが筋だ。 (As Democrats Claim Voter ID Is Racist, New Poll Shows Nearly 70% of Blacks Support It)

だが実際は、民主党側がジョージアの新法を猛烈に非難(というより誹謗中傷)している。象徴的な非難は「投票時のID確認を厳格化することは、本人確認書類を持っていないことが多い貧困層やマイノリティ(多くが民主党支持)の投票を妨害し、人種差別的で共和党のエゴそのものだ(自家用車を持てる中産階級以上はIDとして運転免許証を持つが、貧困層は車を持てず免許証もない)」というものだ。マスコミでは「ジョージアの新法は人種差別する極悪法」と喧伝されている。 (Political science professors explain Georgia’s Elections Integrity Act of 2021)

実のところ、これは人種差別や貧困の問題でなく、米国が良い本人確認システムを作らずに放置している問題だ。全国民に確実にIDカードを持たせることは自由の侵害と批判されたりするので、米日豪などで不人気だ。日本では選挙時に有権者に投票所入場券を郵送して迅速な本人確認をしている。米国の郵便システムは日本ほど整っていないが、世界最強の大国なのだから何か他の有効な本人確認システムを作れるはずだ。世論調査によると米国民の大半が、投票時にID確認した方が良いと考えている。当然だ。 (Majority Of Americans Reject Democrats' "Election Integrity" Outrage, Support Voter IDs)

本人確認の不備など、米国の選挙制度がお粗末なまま放置されてきたのは意図的なものだ。米国は「2大政党制」の政治体制だが、これはエスタブや軍産・諜報界など支配層が2党に分かれて談合しつつ、民主主義のふりをして「2党独裁」の体制を維持するためのものだ(英国が発明)。選挙のたびに、厳正な投票の結果が示す民意に従うのでなく、2大政党の主張や利害をすりあわせて談合し、投票時や開票時に選挙不正をやって2党談合の結果を反映した歪曲された選挙結果を表出させ、どちらが与党になるかを決めてきた。米国の2大政党は勢力が拮抗し続けているが、これもわずかな不正で選挙結果をねじ曲げられるようにしておくための意図的なものだろう。 (Pennsylvania Agrees to Remove Names of Dead Citizens From Voter Rolls: Settlement)

米国の政治は、民主主義でなく2党の談合が最重要だ。だから選挙不正をやりやすいお粗末な選挙制度が意図的に放置されてきた。在野の勢力が選挙不正をマスコミや裁判所に訴えても、マスコミも法曹界も談合の一味なので無視・却下されて終わる。これまでの米国は、選挙制度の改革も2大政党が同意して超党派でやってきた。 (How conspiracy theorizing may soon get you labelled a ‘Domestic Terrorist’)

談合が成立している間はそれがうまくいっていたが、2017年からトランプが大統領になって、共和党を席巻しつつ軍産諜報界エスタブの談合支配体制を壊し始めた。トランプは選挙に強く、かなりの民意の支持があった。エスタブら支配層は、2020年の選挙でトランプを排除する必要があり、郵送投票や機械投票のお粗末な選挙制度を使って不正をやってバイデンを勝たせた(と共和党側は考えている)。 (Biden Taps Susan Rice To Expand Vote By Mail)

共和党支持者の大半は、反エスタブなトランプを支持し続けている。共和党側の協力が得られなくなったので、米政界を談合式の2大政党制に戻すことはできない。エスタブとしては米国の政体を、永久に民主党が与党で、共和党が万年野党の新体制に転換する必要がある。それには2020年にやった選挙不正の手口を恒久化せねばならない。民主党側は連邦政府の3機関のすべてを取ったが、地方の各州ではトランプの共和党が強い。各州はジョージアを皮切りに、民主党側による選挙不正をやりにくくする選挙改革法を次々に出してくる。連邦議会では、各州の選挙改革を上書きして無効にする民主党側の選挙改革法(人々のための法)を可決しようとしている。 (Saturday Satire? Dems 'Will Not Legitimize Georgia's Racist Election Law By Reading It To See What It Says')

各州(共和党側)が新法で投票時のID確認を強化しようとしても、連邦(民主党側)の新法で「それはやりすぎのID確認であり人種差別だ」と判断され無効にされる。今後の米国の選挙は、2つの選挙改革の間の戦いになる。民主党側は、黒人など民主党支持者が多いワシントンDCとプエルトリコを州に昇格して上院議員を出せるようにして、拮抗してきた議会上院を永久に民主党多数にしようともしている。 (Here's How DC Statehood Could Backfire On Democrats)

マスコミは連邦・民主党側であり「ファクトチェック」とか「フェイクニュースの取り締まり」と称して共和党側の主張を間違いだと断定し、「共和党は白人優位主義の極右で、彼らの選挙改革は改革のふりをした人種差別や民主主義抑圧だ」と喧伝する。 (Fact Check-Delving into social media claims about H.R. 1 (the For the People Act))

米国は民主党の一党独裁体制になっていく可能性が高い。それは以前の2大政党制(2党独裁)に比べて本気の政争が増えて不安定だし、民主主義っぽさが失われて独裁性が露呈する。「うちと同じじゃないか(笑)」と中共から揶揄され、「うち以下だ」とプーチンから嘲笑されてしまう(ロシアは自然な多党制)。マスコミは「米国は世界で最も良い民主主義で、中露は独裁や権威主義の極悪体制だ」と報じ続けるが、それが歪曲報道であることが、わかる人にはわかっていく。 (ニセ現実だらけになった世界)

日本人の多くは「米国が最優良の民主主義」という報道を軽信し続けるだろうが、実のところ、一党独裁になる米国より、官僚隠然独裁の日本の政体の方が、本質がうまく隠蔽されている点で「すぐれている」。日本の選挙制度は、米国よりはるかに厳正で優等だ。日本では郵送投票が要介護や外国在住の人などに限定され、本人確認もきちんと行われている。郵送投票は、途中の配送過程で起きる不正を防ぎにくい。投票用紙や封筒などを偽造して配送過程に紛れ込ませれば不正ができる。日本ではコンピュータを使った電子投票も導入していない。電子的に偽造できるからだ。ログも改竄すれば足跡を消せる。一時的に投票用スクリプトを書き換えて共和党に入れたつもりが民主党に入っているようにもできる。 (米民主党の選挙不正) (Mississippi Gov: ‘I Don’t Think Mail-In Voting Should Be Allowed,’ ‘Lots Of Opportunities For Fraud’)

すでに述べたように、米国では2大政党間の談合結果を選挙結果として反映できるようにするため、ID確認確認の不備や郵送投票、電子投票といった不正をやりやすい制度が意図的に残されている。日本はそれと異なり、誰が選挙に勝って与党になっても官僚機構に依存しないと行政をやれず、事実上の官僚独裁体制になっている。官僚機構にとっては、政党が選挙不正をやって毎回勝ち、官僚機構に依存しない行政をやり出すことが脅威だ。だから官僚機構は日本の選挙制度を厳正に保っている。 (McConnell Slams "Outrage Industrial Complex" As Corporations Behave Like "Woke Parallel Government")

従来の2大政党制の体制下で、米国の大企業は両方の党を支援する超党派的な姿勢を維持してきた。民主党は最近、大企業が共和党主導のジョージア州の選挙制度改革を人種差別的だと非難するように仕向け、大企業と共和党を対立させ、大企業が超党派を好む傾向を捨てて民主党だけを支持するよう誘導している。その一方でトランプなど共和党の反エスタブ勢力は、ジョージアの選挙制度改革を非難したコカコーラなど大企業の製品をボイコットする政治運動を開始し、共和党を反エスタブのポピュリスト政党にする動きを進めている。 (CBS Tells Companies How To ‘Help Fight’ Georgia’s New Voting Law, Spreads Misinformation) (Georgia Republicans want Coca-Cola products removed from their offices after CEO criticizes new voting law)

民主党政権は、グーグルやフェイスブックなどのネット大企業を独占禁止法違反の容疑で捜査する姿勢も見せている。ネット大企業は昨秋の選挙騒動でトランプを敵視し、民主党側であることを鮮明にした。だが彼らは同時に、ネット以外の大企業と同様、2大政党がうまく談合していく従来の政体に戻した方が良いと考えているふしもある。そうしたネット大企業のどっちつかずの姿勢を打ち砕き、民主党の一党独裁を支持しろ、さもなくば独禁法違反とみなして解体してやる、というのが民主党政権の意図のようだ。 (Congress, in a Five-Hour Hearing, Demands Tech CEOs Censor the Internet Even More Aggressively)

米国では玉虫色の超党派的な姿勢が許されなくなり、左翼独裁的な民主党エスタブ側と、万年野党に落とされたポピュリストの共和党草の根側との対立が激化していく。民主党による選挙不正の疑惑はずっと続き、不正の恒久化を狙う感じが強くなる。これは連邦と共和党系諸州の対立でもある。マスコミとオルトメディアの対立でもある。「専門家」など、ほとんどの人が米国の新事態に気づいていない。著名な専門家が「ジョージアの選挙改革は人種差別だ。共和党はダメだ」と言ってたりする。前からのことだが、自分の頭で考えていない。笑える。面白い事態だ。
http://tanakanews.com/210414election.htm
http://www.asyura2.com/21/kokusai30/msg/444.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK280] 日本魚すべて要注意<本澤二郎の「日本の風景」(4053)<東電放射能汚染水を海に垂れ流す政府方針本日決定に驚愕!> 赤かぶ
36. 斜め中道 (-_-メ)[3929] js6C35KGk7kgKC1fLdIp 2021年4月15日 10:33:43 : ZHvBssUSUE : d1BJYlVSdTRTTTI=[38]
今更・・・
「東電放射能汚染水を海に垂れ流す政府方針本日決定に驚愕!」・・・だぁ??

そんなのは“愚かすぎる政治評論家・日本記者クラブ会員”の言葉としか思えん。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/257.html#c36

コメント [政治・選挙・NHK280] <12の核種が残留>原発汚染水にトリチウム以外の核種…自民原発推進派が指摘(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
33. 2021年4月15日 10:34:14 : xutrAnH8Uc : RTEwU1BmR3dDMEU=[1155]
安倍政権で先進国ではなく途上国並みになった国が偉そうに他国に反発できることではない。
山本拓議員は菅馬鹿総理にはっきり言ってやれ。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/277.html#c33
コメント [政治・選挙・NHK280] <12の核種が残留>原発汚染水にトリチウム以外の核種…自民原発推進派が指摘(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
34. 2021年4月15日 10:36:24 : Gotth5c1qc : THZxRThVcmtFYWs=[1409]
原発事故を起こして、近隣諸国に、謝罪もない日本。

謝罪どころか、後始末もなく、尻も拭かずに、

はいはいと手を上げた、

呪われた、コロナオリンピック。

竹田恒泰さんどうすんのよ。

小室圭氏のことでは、正論吐いてるくせに?

天皇制と、オリンピックだけが俺のもの?


   

 



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/277.html#c34

コメント [原発・フッ素53] 「トリチウム」がゆるキャラに? 復興庁「親しみやすいように」原発汚染処理水の安全PR (東京新聞)  魑魅魍魎男
8. 戦争とはこういう物[3404] kO2RiILGgs2CsYKkgqKCpJWo 2021年4月15日 10:37:09 : tWQJai9nE6 : bWE0YkpFSWRMOEE=[49]
そんなに安全なら美味しい水に「トリチウム君」をプリントして販売すればいい。
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/444.html#c8
コメント [政治・選挙・NHK280] 日本は一度決めたことを変えられない国なのか?/政界地獄耳(日刊スポーツ) 赤かぶ
27. 2021年4月15日 10:40:12 : xutrAnH8Uc : RTEwU1BmR3dDMEU=[1156]
麻生が偉そうにあの汚染水を飲んでも何の心配もない、と言っているのだから国民の目の前で飲んでもらおう、いつも偉そうに口先爺さんで人を見下している、本当に顔を見るだけで腹立たしい。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/272.html#c27
コメント [医療崩壊6] ワクチン2回接種後に感染、石川 病院勤務の派遣社員(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
10. 2021年4月15日 10:42:00 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[9482]
[看護師視点]コロナワクチン2回目打って1週間経ったので現状報告と注意喚起です
•2021/04/13
Ikuma
https://www.youtube.com/watch?v=TjwhzZbRxhw
http://www.asyura2.com/20/iryo6/msg/610.html#c10
コメント [政治・選挙・NHK280] 海外から五輪中止の声も…政府と組織委は“五輪選手だけ守る”コロナ対策で乗り切り画策! 数億円の療養施設、パラ選手を口実に… 赤かぶ
11. 達人が世直し[200] kkKQbIKqkKKSvIK1 2021年4月15日 10:42:58 : dhiOMx8Rv6 : L2l3ZjhjbU5kS28=[201]
海外メディアはここまで論評し、危機感を露わにしている。
日本のメディアはどうか?事ここに至っては、だんまりを決め込むのは、卑怯ではないか。情けないではないか。
東京オリンピックの中止を叫んでくれと言ってる訳ではない。東京オリンピックを確実に実行せよと言ってくれと言っている訳でもない。
何も意見表明しないことが、卑怯だと言っている。
日本の全メディアは、自分たちはメディアだ、と思っているなら、その社説で、メディアとしての命を懸けて論評し、意見表明して、その旗色を鮮明にすべきだ。
これ以上。逃げ隠れする姿を晒すことは止めてくれ!。このままでは、「卑怯者」のレッテルだけが残ると、危惧すべきだ。
同じことは、国民の負託を受けた国会議員にも言える。地元に帰って支持者の声を改めて聴き、国政に反映すべきだ。東京オリンピックも国政の一つなのだから。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/278.html#c11
コメント [政治・選挙・NHK280] 菅政権「汚染水」放出決定の暴挙に国会周辺で抗議活動拡大(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
42. 斜め中道 (-_-メ)[3930] js6C35KGk7kgKC1fLdIp 2021年4月15日 10:43:39 : ZHvBssUSUE : d1BJYlVSdTRTTTI=[39]
>>13 ・・・のKK簾禿

俺がフグ・・・じゃなくて「ツノダルマオコゼ」を調理してやってもいいぞ♪

http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/269.html#c42

コメント [カルト31] 金玉・計画された戦争の年、芸能人の自衛隊訪問番組が多いのは地ならし。中露と相談しながら米側で動く事である。 ポスト米英時代
3. 2021年4月15日 10:47:13 : XhJ8g1sXRw : Yy5KREI0ZkdrOFE=[947]

美代子さんの本によると ヒラヒラ栗キントンが大統領になると世界いくさを始めるので
コメ軍は 寅さんに出馬をお願いしたそう ( こめ軍は もういくさをしたくないのだ!! )
故にいくさをしたいのは 誰か??  今だに負けを認ていない世界中の下っ端の残党であーる!!

★残党のぼすは 積んでいるし もういないのに・・


http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/664.html#c3

コメント [原発・フッ素53] トリチウムってどんな物質? 海洋放出後に必要なこと (朝日新聞)  魑魅魍魎男
10. 2021年4月15日 10:47:45 : 09EaoSVYls : cEY1UmpsSDgycVE=[257]
良記事。

「<このままでは日本人の3分の2ががん患者>
西尾正道氏 原発汚染水の海洋放出は人類への“緩慢な殺人” 
注目の人 直撃インタビュー(日刊ゲンダイ)」 
(阿修羅・赤かぶ 2019/12/3)
http://www.asyura2.com/19/senkyo267/msg/777.html
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/440.html#c10

コメント [政治・選挙・NHK280] 海外から五輪中止の声も…政府と組織委は“五輪選手だけ守る”コロナ対策で乗り切り画策! 数億円の療養施設、パラ選手を口実に… 赤かぶ
12. ポンポン博士[79] g3yDk4N8g5OUjo5t 2021年4月15日 10:52:56 : Gu0Hr4XGUw : V2poVWRUL2pUOWs=[1]
東京オリンピックは開催委される
IOC(国際オリンピック委員会)は、もうすでに放送権料をNBCから受け取ってしまっている
これを返金するとなると、商業化したIOCは破産する
カネで汚染されたIOCは利権とコロナに汚染された日本を巻き込み、商業化の矛盾を露呈したオリンピックを開催することになる
1964年の東京オリンピックとは異なり、まったく理念も感動もない空疎な史上最低の商業化のための興行を高い銭を払って見せられることになる


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/278.html#c12

コメント [原発・フッ素53] WHOは医療利権だけでなく原子力利権の影響下にもある(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
2. 2021年4月15日 11:00:33 : WuP3BYkvJg : NzVtTFRWWi5RbVE=[1]
ぐれぐれ グレタが福島汚染水放出に沈黙を貫く背景もこれかも。
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/459.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK280] 海外から五輪中止の声も…政府と組織委は“五輪選手だけ守る”コロナ対策で乗り切り画策! 数億円の療養施設、パラ選手を口実に… 赤かぶ
13. ポンポン博士[80] g3yDk4N8g5OUjo5t 2021年4月15日 11:03:27 : Gu0Hr4XGUw : V2poVWRUL2pUOWs=[2]
ついでにマスコミについて言えば
マスコミは広告で儲けている
広告は主に電通が仕切っている
オリンピックは電通にとって、利益を上げる一大チャンスである
マスコミの本音は、オリンピック開催には賛成である
NHKも存在意義を示すための絶好のチャンスである


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/278.html#c13

コメント [原発・フッ素53] 安全なら東京湾に流せ。トリチウム汚染水放出で復興を妨げる菅政権の蛮行  高野孟(まぐまぐニュース) 赤かぶ
45. 2021年4月15日 11:06:48 : FoP2Dr9OdQ : aTNodDdDUFdFdEk=[-1398]
transimpex_ochd(スコットランド・ケール語で8です)で投稿しています。

茶色のうさぎ 犯罪者の創価朝鮮信者組織に所属して 日本人弾圧は

楽しいか?

創価の犯罪は、知ってる人は知ってるんですよ。

あれはカルトだと。

しかも此方が用事をしたり掲示板を見ていない時に卑怯な事をする。

これも 黒幕繋がりの教えでしているのなら とんでもない低レベル犯罪の

一つ。

朝鮮人をこういう日本人弾圧と分断に持って行ったのは この民族の本性を

知っているから。

大朝鮮の中国も同様。

だから手下にしたのですね。 偽ユダ系と宗教繋がり クロスオーバーと

いう音楽が流行った時期がありましたが、あの言葉を思い出しました。

医療・薬・弁護士・裁判・不動産関係なども繋がりがあるという事。

家を持ちサラリーマンで家庭を持ち核家庭化推進(都会は特に)

人をコンベアーに乗せ レールを走る人達中心に、レールから降りる人達を

排除し(何処かの宗教に所属させ)コントロールする。

排除した人間には国に頼らせようとしたりする。

自分で考え生きていこうとする人(特に日本人)には 足を引っ張る輩あり。

という事で 皇室制度廃止。

創価解体・自公・維新解党。

こういう胡散臭い輩達が支配する日本という外人・害人のやりたい放題の国。

帰国出来る人達は、お早くどうぞ。

同時に出国も。

こんな売国奴と手下は不要。


http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/442.html#c45

コメント [政治・選挙・NHK280] 菅が自衛隊ヘリでワクチン接種の視察、人心が分かっていない能天気発言(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
26. 斜め中道 (-_-メ)[3931] js6C35KGk7kgKC1fLdIp 2021年4月15日 11:07:57 : ZHvBssUSUE : d1BJYlVSdTRTTTI=[40]
>>16 ・・・・の「とりちうむちゃん」・・・。

滅多にないが、俺の想像を超えた。(☚最悪の罵声みたいなもんじゃ♪)
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/263.html#c26

コメント [政治・選挙・NHK280] <12の核種が残留>原発汚染水にトリチウム以外の核種…自民原発推進派が指摘(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
35. 風の戦士A[-614] lZeCzJDtjm2CYA 2021年4月15日 11:08:09 : kxk7MnCbWU : d1N5Q0JNaG5NNEk=[-10789]
>投稿者 赤かぶ 日時 2021 年 4 月 14 日 21:30:05:
>日刊ゲンダイDIGITAL ライフ > 暮らし > ニュース 原発汚染水にトリチウム以外の核種…自民原発推進派が指摘 公開日:2021/04/14 14:10 更新日:2021/04/14 14:10

今日(2021/04/15)のトップ記事はコレか!

昨日の、日刊ゲンダイの、暮らしニュース記事!!

日刊ゲンダイDIGITAL > 暮らしニュース > 暮らし > 記事

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/287910
>原発汚染水にトリチウム以外の核種…自民原発推進派が指摘

巻頭特集でもなければ、政治・社会ニュースでもない、暮らしニュース!!!

なんなんだ?

記者名(文責)もない??

山本拓って誰だ???

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E6%8B%93_(%E6%94%BF%E6%B2%BB%E5%AE%B6)
>山本 拓(やまもと たく、1952年(昭和27年)7月7日 ‐ 68歳)は、日本の政治家。自由民主党所属の衆議院議員(8期)。

>父は鯖江市長、福井県議会議長、自民党福井県連幹事長を歴任した山本治。

>父方の祖父は山本雅雄(元福井県議会議員)。

>同じく自民党衆議院議員の高市早苗は元妻(2004年-2017年)。

>長男の山本建は福井県議会議員。

高市早苗の元夫か????

>2021年1月30日、山本ら自民党国会議員有志50人は、47都道府県議会議長のうち同党所属の約40人に、選択的夫婦別姓の導入に賛同する意見書を採択しないよう求める文書を郵送した。

>当該50人の議員の中には元妻の高市早苗も含まれている。

選択的夫婦別姓は「暮らしニュース」だからか?????

>自民党の「処理水等政策勉強会」の代表世話人・山本拓衆院議員がこう言う。「断っておきますが、自分は原発推進派です。菅首相も支持しています。ただ、原発処理水に関する報道は、事実と異なることが多いので、国民に事実を伝えるべきだと思っています。(中略)ヨウ素129は約1570万年、セシウム135は約230万年、炭素14は約5700年です」

政治ニュースじゃないか!

原発推進派の「造反」じゃないか!!

炭素14(石器時代の年代測定に使う)まで持ち出したりして!!!

あ、そーか、山本拓は、スガ派のCIA工作員か!!!!

スガ派もNSA一枚岩なんかじゃないってこった!!!!!

https://www.youtube.com/watch?v=F0AfUUp0EYA
>あした元気になぁれ!



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/277.html#c35

コメント [原発・フッ素53] トリチウムってどんな物質? 海洋放出後に必要なこと (朝日新聞)  魑魅魍魎男
11. 茶色のうさぎ[-25342] koOQRoLMgqSCs4Ks 2021年4月15日 11:10:08 : KfGXZMS0Ss : Ymg2Y2cxN29YVDI=[1]

 ↓ 年間1mSv〜影響です。 子供は10倍の影響です。 ICRP💛
https://photos.google.com/photo/AF1QipPSplHVJxWEx4A7op7T_mc4Xk-wNQkizgEERfak
https://photos.google.com/photo/AF1QipPixhbWyOHtF660XgMcZmzd7-Y7Ij6ds_t7n95T
https://photos.google.com/photo/AF1QipOy91Y6NhzWUVwOAgftsS03Glo7_AnRAXaRoq9M

 ↑ つまり、 知能障害は増える。💛  支援学級🌈

 ベータ線 ←素人に測定は、無理じゃん。 ばか  うさぎ♂

 ↓ 世界の常識です。 逃げてね。 阿鼻叫喚💛
https://photos.google.com/photo/AF1QipNgC4PKeifcEOvlT_UtDWa3rEHsRzqVXw2MnwRY


http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/440.html#c11

コメント [Ψ空耳の丘Ψ62] 安倍晋三と小池百合子は数日前死亡しており、以降の記者会見等のメディア報道は過去の本人を合成したCGI動画か、替え玉である SUWAXTUCI
29. 2021年4月15日 11:10:40 : 4D3OjxhHhg : TEswdkdERG1YZ0E=[479]
古池ゆりこも安倍心臓も死んだのなら、死か反論の生きているという証を出さないとだめだね。米国では革命家兼独立運動家が殺害された
か死刑を執行されたというニュースが流された。
米国キャラバンでDS、二大政党独裁の息の根を止めるうごきだから、次のビデオが生きているという証だね、
https://unrig.net/2021/04/14/unrig-video-719-robert-steele-is-very-much-alive-and-vastly-amused-by-the-false-reports-of-his-murder/?utm_content=12477822&utm_medium=Email&utm_name=Id&utm_source=Actionetics&utm_term=Email
阿修羅投稿諸君も死亡投稿は証拠を出すようにしないと、いけないね。
http://www.asyura2.com/16/bd62/msg/127.html#c29
コメント [原発・フッ素53] WHOは医療利権だけでなく原子力利権の影響下にもある(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
3. 2021年4月15日 11:15:40 : 8XBitrmQN6 : UnNGZFdKNnlTNVk=[1]
4%に濃縮した、新核燃料の構成比は、U−238が96%に対して、核分裂物質U−235は、4%だ。

新核燃料を、原子炉で燃やして、U−235の濃度が、1%になった場合の構成比は、U−238が93%、U−235が1%、Pu類1%、核分裂生成物、いわゆるI−131やCs−137などが5%になる。

ALPSで除去しているのは、Pu類と核分裂生成物の6%にすぎない。

しかし、ALPSは、核分裂生成物さえ、満足に除去できない。

> 汚染水、浄化後も基準2万倍の放射性物質 福島第一原発

http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/362.html

ストロンチウム90は、全体の0.3%弱にしかすぎないが、それを満足に除去できない。

もっと重大なことは、汚染水の大部分を占めるU−238とU−235は、全く除去できないことだ。

バスビー博士は、ウランによる被曝に、注意を喚起している。

http://www.newweapons.org/filestore/busby_uranium.pdf

海水には、元々天然ウランが含まれているので、残り94%のウランを含む汚染水を海に放出して、誤魔化そうという、さもしい魂胆が見える。

日本政府と東電が、海に流そうとしているのは、使用済み核燃料そのものだ。

わずか6%の放射性物質を除去(完全にはできない。)して見せて、問題は解決したかのように見せかける。

正に、詐欺だ。
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/459.html#c3

コメント [医療崩壊6] 40代以下の死者は69人、10代以下は死者ゼロ:2021/4/5時点の新型コロナ年代別死者数 HIMAZIN
8. 2021年4月15日 11:18:58 : xWXAIsHnM2 : OWk0cm8uL3BOQVE=[28]
ANさん ありがとうございます。

7474人というのは上で紹介されていた統計のうち、非公表と男女不明とを除いた男性小計4414人、女性小計3060人の合計です。
人口統計は国勢調査の最近のもの、肺炎統計は厚労省の年代別死因を参照しました。
たとえば90代の人口は107万人です。コロナ死亡は1728人ですから、死亡率は0.16%、普通肺炎死亡は12765人で死亡率は1.2%となります。

このグラフの70%は意味がよく分かりません。

http://www.asyura2.com/20/iryo6/msg/606.html#c8

コメント [政治・選挙・NHK280] 東京五輪開催は「最悪のタイミング」「一大感染イベント」NYタイムズ(日刊スポーツ) 赤かぶ
33. ポンポン博士[81] g3yDk4N8g5OUjo5t 2021年4月15日 11:20:53 : Gu0Hr4XGUw : V2poVWRUL2pUOWs=[3]

IOCはNBCから放送権料をすでに受けっとから止められない

菅は利権と自身の保身のため止められない

マスコミは元締めの電通の一大チャンスである興行を止められない

国民は愚鈍で飼いならされ、銭を取られているとも知らず見ているだけ

これが商業化され、見世物となったオリンピックという興行の姿である



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/274.html#c33

コメント [原発・フッ素53] WHOは医療利権だけでなく原子力利権の影響下にもある(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
4. 2021年4月15日 11:21:43 : 8XBitrmQN6 : UnNGZFdKNnlTNVk=[2]
>>03補足。
日本政府も東電も、地下水や汚染水はもちろん、敷地土壌におけるU−238とU−235の濃度を、決して発表したことがない。

そこが、一番隠したい、彼らのアキレス腱だ。
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/459.html#c4

コメント [カルト31] 新型コロナワク〇ン接種4日後26歳看護婦 死亡<福岡県八女市> 国際評論家小野寺光一
60. 楽老[2028] inmYVg 2021年4月15日 11:25:06 : vtlllF4tnc : NTdHbHJid2l2WVE=[7]
>52.地下爺:5-ALA服用中

服用による何か改善点があれば続報を下さい。

当方はアミノレブリン酸に興味を持ち、コスモ石油のペンタガーデンを家庭菜園に使用していましたが特別な効果は見られず止めちゃいました。
HB101も万田酵素も値段ほどの効果はないと

さて、
ワクチン接種後の死亡例について
26歳の看護師さんはくも膜下出血での死亡のようです。
既往症も無く若い女性が突然、いったい生体恒常性をかく乱する何があったのか❓

20代のcovid-19での死亡例はないとのネット記事を見つけましたが
20代の感染者数はいくらなのか
20代のワクチン接種は何例あったのか❓
詳しい方教えてください。

60代の看護師の方もお亡くなりになっていますが、頭痛以外の既往症も無く
ワクチンの副反応ではないと言う事のようですが
逆にでは何だったのか
こういう検証が是非とも必要だと思います。

     
http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/587.html#c60

コメント [政治・選挙・NHK280] <12の核種が残留>原発汚染水にトリチウム以外の核種…自民原発推進派が指摘(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
36. 2021年4月15日 11:26:49 : 1MQNEMOKDg : QU5RUkQ5dDEuLmM=[6]
原発の冷却排水なんて、世界中で海に流してるよ。

危険とかアホちゃう?

そんな奴に限って温泉とか言ってんだよなあ。。。。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/277.html#c36

コメント [国際30] 新潟大学名誉教授が訴える「新型コロナワクチンの危険性」の内容。これらのワクチンの身体への不安な影響は、場合により「永続… てんさい(い)
27. 2021年4月15日 11:27:01 : hRyxcBIdFY : OGRYMFA0UloybnM=[36]
政府、TV、マスコミ等が信頼出来ると思う人なら、ワクチンで新コロ克服という道筋を頼もしく感じられるんだと思う。

しかし、政府、TV、マスコミ等が信頼出来ない、流されないように注意深く接するよう努力してる捻くれた人なら、
国が税金を使い国民に行う事実上の治験、新コロワクチン接種を恐ろしく感じるんだと思う。

本当に本当に新型コロナワクチンが有効であるなら、割当量が少ないという前提なので、持病持ちのお年寄りは切り捨て、生存時間の長い若年層への接種を優先させるべきなのは考えなくても判るでしょう。

なぜその点について、政府、TV、マスコミは討論せずに黙っているんでしょう?安全なら有力者やその子供に最優先で接種されているはずです。何故そうではないんでしょうか?

社会が、お隣様が、TVマスコミが、そうだというなら良くわからない物を接種するのが日本人の気が付いていない宗教なんでしょうか?凄い無宗教国民も居たものです。
http://www.asyura2.com/21/kokusai30/msg/357.html#c27

コメント [政治・選挙・NHK280] <12の核種が残留>原発汚染水にトリチウム以外の核種…自民原発推進派が指摘(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
37. 一般ピープルぱんぴー[-1912] iOqUyoNzgVuDdoOLgs@C8YLSgVs 2021年4月15日 11:30:40 : kxk7MnCbWU : d1N5Q0JNaG5NNEk=[-10791]
>>35

>原発推進派の「造反」じゃないか

福井県の大飯原発事件の犯人ですね・・・

https://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/49545.html
>NHK 大飯原発3・4号機 国の設置許可取り消す判決 2020年12月4日

https://news.yahoo.co.jp/articles/99799cc2dbe701c3feedf1b5790ef1fca92a0ad4
>サンデー毎日 東電を悪役にし、原子力政策を先送りした本当の「犯人」が決めないといけないこと 4/11(日) 17:14

https://www.youtube.com/watch?v=GKduJAZb6HY
>カナダ人ニュース 止まらないCNN暴露第2弾 2021/04/15

見えるよ見える・・・

https://www.youtube.com/watch?v=-PsZ9bcxH3I
>みえるよみえる



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/277.html#c37

記事 [リバイバル3] audio identity (designing)宮ア勝己 BBCモニター考(LS3/5Aのこと)

audio identity (designing)宮ア勝己 BBCモニター考(LS3/5Aのこと)


Date: 6月 17th, 2011
BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その1)
http://audiosharing.com/blog/?p=4864

今年、ロジャースは創立65周年にあたり、記念モデルとしてLS3/5Aを復刻している。
ロジャースは2008年にもLS3/5Aを復刻している。

このふたつの復刻LS3/5Aは当然おなじものなはずはなく、細部の使用は異っている。
2008年版は、オリジナルのLS3/5Aを範として、現在入手できるスピーカーユニットで再現したもの。
今回の65周年LS3/5Aは、元のユニット、
つまりウーファーはKEFのB110、トゥイーターはKEFのT27そのものをできるかぎり再現したものが、
使われている、とのこと。

それ以上の情報をまだ得ることはできないが、少なくとも写真を見るかぎり、
B110、T27そっくりに仕上がっている、といえる。
B110の振動板のてかり具合も、(あくまでも写真の上ではあるが)見事に再現されている。

2008年版LS3/5Aには興味をもてなかったのに、これは気になっている。
できるだけ早く聴いてみたい、とさえ思っている。

ウェブサイトに公開されている写真を見て、私と同じように思う人もいる一方で、
どうせ中国製だから、と音も聴かずに、関心をもたない人もいるはずだ。

確かに中国製なのだろう。
でも写真のままのLS3/5Aが登場してきたら、そのことはさほど気にすることはないはずだ。
ここまでのものが作れる、という事実に、日本製だろうと、イギリス製だろうと、中国製だろうと、
それは本質的な違いとなって音に現れることなのだろうか。

もちろん中国で作られている製品のすべてが良質なものでないことはわかっている。
ひどいものがある。けれど、素晴らしいものも、やはりある。

たとえばTADのスピーカーシステムは、中国で生産されている。
このことはオーディオアクセサリー誌だったと思うが、記事になっているからご存じの方も多いだろう。

何も知らずにTADのスピーカーシステムを見て、聴いて、中国製だとわかる人がいるだろうか。

心情的にはイギリス製であってほしい、という気持は、これを書いている私にもある。
でも音を聴かずに、実物を見ずもせずに、ただ中国製だから、ということで、関心をなくしてしまうのは、
もったいないこと、というよりも愚かに近い行為だと思う。
http://audiosharing.com/blog/?p=4864


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その2)
http://audiosharing.com/blog/?p=5161

BBCモニターの開発過程における試聴プログラムソースに、
音楽だけではなくアナウンサー(主に男性)の朗読も使われていたのはよく知られていることだ。

そのこととLS3/5Aのサイズのことを一緒くたにして、
LS3/5Aというスピーカーはアナウンサーの声のチェック用モニターであって、
音楽を聴くために開発されたスピーカーではない──、
こんなことを言う人が、残念ながらいる。

KEFの創立者であるレイモンド・クックも、音楽以外にアナウンサーの声でチェックしている、と、
音楽之友社から出ている「ステレオのすべて ’75」の中で語っている。
レイモンド・クックは、BBCモニターの開発にも携わっていた人だから、
その開発手法のよいところは、そのまま受け継いでいるからだろうと思われるが、
クックは、音楽を聴いているとマスクされてしまうピーク、あるいはディップといった欠点が、
アナウンサーのスピーチでは聴きとれるからだ、としている。

「ステレオのすべて ’75」の、クックの発言は日本語訳がわかりにくいところがあるうえに、
省略されていると思われるところもある。
だから読み手側でクックの発言を深読み、というか、補うような読み方をしなければならない。

私なりの読み方では、次のようなことだと思う。
音楽がプログラムソースでは、音の強弱がある。ピアニッシモもあればフォルティッシモもあって、
大編成のオーケストラで優秀録音であればダイナミックレンジは広い。
その反対にアナウンサーのスピーチに、音楽のような、広い音の強弱はない。
クックのいうアナウンサーのスピーチは、朗読家による小説の朗読の類いではなく、
おそらくニュース原稿を読むアナウンサーのそれであろう。

それに音楽とスピーチとでは、録音に使うマイクロフォンの数とその使い方が大きく違う。
モノーラルならばスピーチの録音に使われるマイクロフォンの数は1本、
そこに凝った録音手法は使われることはない。

こういう違いのある音楽の音源と、スピーチの音源の両方を使い、
スピーカーシステムの開発を行っている、ということであって、
スピーチ用のスピーカーシステムとして作っているわけではない、ということだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=5161

BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その3)
http://audiosharing.com/blog/?p=5803

LS3/5A──、私にとってのLS3/5Aは最初に聴いたものも、
そののち手に入れたものもロジャースの15Ωタイプだったので、
私にとってのLS3/5Aといえば、ロジャース製のモノということになる。

ロジャースのLS3/5Aが、
パワーに弱い(音量を上げられない)、低音は出ないなどのいくつかの欠点をもっていながらも
日本では高い評価と人気を獲得したこともあってなのかどうかははっきりとしないが、
イギリスの各スピーカーメーカーからも、LS3/5Aが登場した。
KEF、スペンドール、チャートウェル、オーディオマスターなどがある。
これらすべて同一条件では聴いたわけではないし、チャートウェルのLS3/5Aは聴いたこともない。

同じ規格でつくられてはいても、製造メーカーが異るとLS3/5Aの音も微妙に違ってくる。
LS3/5Aに高い関心をもつ者にとっては、
どのLS3/5Aが音がいいのか、もしくは自分の求める音に近いのかが気になるところだろうが、
私はといえば、それぞれのメーカーの音の差に関心はあるけれど、
それでも私にとってのLS3/5AはロジャースのLS3/5Aであり、
ロジャースのLS3/5Aは他社製のLS3/5Aよりも、多少劣る面を持っていたとしても、
それはそれでいいではないか、と思っているところがある。

私が気になるのは、LS3/5Aそれぞれの音の違いではなくて、
LS3/5Aの良さを受け継いで、あとほんのすこしスケール豊かに鳴ってくれるスピーカーシステムに関して、である。

LS3/5Aの欠点を解消するために、ロジャースからはサブウーファーが2度、登場している。
最初はL35Bと呼ばれるもので、33cm口径のウーファーをW46×H83×D42cmの密閉型エンクロージュアにおさめ、
このエンクロージュア上部の指定された位置にLS3/5Aを置くようになっている。
LS3/5Aとのクロスオーバ周波数は150Hzで、
専用のエレクトロニック・デヴァイディングネットワークXA75にはパワーアンプも搭載されており、
L35BとXA75、そしてLS3/5Aによるシステムを、ロジャースはReference Systemと名づけていた。
1978年の製品だ。

2度目は、1990年代なかばごろに登場したAB1がある。
このモデルはLS3/5AのウーファーB110を採用し、シンメトカリーロデット方式とよばれるエンクロージュアを採用、
このサブウーファーの出力は、B110から直接ではなく、
エンクロージュア上部サイドに設けられているポートから、となっている。
AB1にはLS3/5A用の出力端子が備えられていて、バイアンプ仕様のReference Systemとは異り、
それまでLS3/5Aを鳴らしてきたシステムにそのまま組み込める簡便さをもっていた。
http://audiosharing.com/blog/?p=5803


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その4)
http://audiosharing.com/blog/?p=5805

Reference Systemは一度聴いてみたかった。
XA75に内蔵されているパワーアンプではなく別途、サブウーファー用にパワーアンプを用意すれば、
より高品質な音が得られる可能性は、Reference Systemにはあったことだろうが、
写真でみるかぎりでは、大型エンクロージュアの上に、ポツンとLS3/5Aが乗っかっている感じで、
システムとしてのまとめ方のよさ──
しかもそれがロジャース純正であるだけにそういったことをより強く求めたくなるものだが──、
残念ながら備えていなかったように思える。

LS3/5Aのよさをいささか損なうことなく、スケール感をもうすこし欲することは無理な要求なのだろうか……。
KEFの105(Uni-Qユニット採用の105ではない)は、
それに近い印象を受けていたけれど、LS3/5Aの底光りする品位の良さまでは、
KEFの音は磨きあげられていないようも感じた。
105も、もちろん高品位でこれ単体で聴いている分には、その点に関しては申し分なく感じけれども、
すこし厳格すぎる性格、というか真面目すぎる性格が禍しているのだろうか、
音楽をより魅力的に響かせる方向での音の磨き方ではないようなところがある。

LS3/5Aの音には、私は、磨かれることで底光りしている音は、黒光りしている、とも感じている。
この光りの感じに、私は惚れてきたところがある。

だから、この磨きあげられることで生れてくる光りが音の中にはあり、
あとすこしのスケール感を……、ということになると、
そう難しくはないようなことに思えがちだが、意外に、そういう要求を満たしてくれるスピーカーシステムは少ない。

私がステレオサウンドにいたころ、ひとつだけ出合えた。
メリディアンのM20である。
http://audiosharing.com/blog/?p=5805


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その5)
http://audiosharing.com/blog/?p=5826

メリディアンのM20はパワーアンプ内蔵の、メリディアンがアクティヴラウドスピーカーシステムと呼ぶもので、
使用ユニットはウーファーが11cm口径のベクストレン・コーン型、トゥイーターは35mm口径のソフトドーム型で、
トゥイーターを2発のウーファーで挟み込むインライン配置、つまり仮想同軸配置を採用している。
内蔵パワーアンプはウーファー用が70W、トゥイーター用が35Wの出力によるバイアンプ仕様。

見た目はこれといった特徴的なところはない、地味な印象のほうが強いスピーカーシステムだから、
期待はほとんどしていなかった。
だから、音が鳴ってきた瞬間に、M20が醸し出す、いい雰囲気の音に、どきっとした。
LS3/5Aの音をスケールアップした音が、いまここで鳴っている──、
その事実に、とにかく嬉しくなった。

実は試聴の前に、サランネットを外してユニットを見たわけではなかった。
もともと期待していなかったスピーカーシステムだったから、
サランネットを外すことなく音を聴くことになったわけで、だからこそ驚きは大きかった。

試聴が終り、好奇心からネットを外すと、そこにはLS3/5Aで見慣れたウーファーがあった。

ウーファーのメーカーについては発表されていないが、あきらかにKEFのB110である。
LS3/5Aと同じウーファーを奥行きが38cmと、かなり深いバスレフ型エンクロージュアにおさめている。
内容積は、LS3/5Aにくらべかなり余裕をもったものとなっている。

トゥイーターはLS3/5Aに搭載されているKEFのT27ではないが、
これも見た目から判断するとKEFのユニットだと思われる。

KEFの105のような厳格さは、メリディアンのM20にはない。
もっと音楽を楽しんで聴く、という目的のためには、
結果として、わずかな音の演出を認めているようにも聴き手には感じられるM20の音は、
艶っぽく、底光りする音で、品位も高く、LS3/5Aには求められなかったスケール感がある。

そのスケール感は大型フロアー型のようなスケールの大きさではないけれど、
当時(1980年代まで)のイギリス的な家庭で楽しむ音量としては、充分なスケールがあった。

いま、この音を聴かせてくれたM20(現物)を、そのまま持ち帰りたくなるくらい、
私にとってはLS3/5Aの、正しく延長線上にあるスピーカーシステムだった。
http://audiosharing.com/blog/?p=5826


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その6)
http://audiosharing.com/blog/?p=5828

CDが登場する以前、アナログディスクがメインのプログラムソースであったころには、
LS3/5Aを鳴らすコツのひとつとして低域の適切なコントロールがあげられていた。
サブソニックによってLS3/5Aの小口径のウーファーがフラフラしていたら、
ただでさえ耐入力不足のところに、さらに不利な再生条件になってしまう。

ステレオサウンドでの組合せでQUADの405がよくとりあげられていたのも、このことが関係している。
405は大出力になると低域をカットするような設計になっている。
同じことは管球式パワーアンプについても、いえる。
アウトプットトランスを背負っていないOTLアンプは関係ないが、
アウトプットトランスの性格上、管球式パワーアンプの周波数特性をみると、
1W出力時と定格出力時とでは、低域のカットオフ周波数が、定格出力時ではどうしても高くなってしまう。
これはアウトプットトランスの性格上避けられないことでもある。

1982年にラジオ技術別冊として出た「集大成 真空管パワー・アンプ」の巻頭に、
管球式パワーアンプ15機種の回路図と実測データが載っている。
QUAD II、サンスイ AU111、ダイナコ MKIII、ダイナベクター DV8250、テクニクス 20A、40A、
デンオン POA1000B、フッターマン H3、マイケルソン&オースチン TVA1、マッキントッシュ MC275、MC3500、
マランツ Model 98、ラックス MQ36、MQ68C、SQ38FD。
測定を担当されたのは、オーディオノートの創設者、近藤公康氏。

これら15機種のなかでOTL方式なのは、テクニクスの20A、ラックスのMQ36、フッターマンのH3だけで、
残り12機種はすべてアウトプットトランスをもつ。

周波数特性は1W出力時、10W出力時、定格出力時の3つのデータが載っている。
出力に余裕があるアンプ、もしくは設計の新しいアンプでは、
!W出力時と10W出力時の周波数特性はほぼ同じか、すこしだけ低域のカットオフ周波数が上昇する傾向があるが、
小出力のものでは1Wと10W出力時でもずいぶんカットオフ周波数が違うものがあり、
定格出力時では200Hzあたりから低域のレスポンスが下降していくアンプもある。

ソリッドステートの優秀なパワーアンプの周波数特性と比較すると、
なんというひどい周波数特性なんだ、ということになりそうだが、
LS3/5Aのようなスピーカーシステムにとっては、これはむしろいい方向に働くこともある。
http://audiosharing.com/blog/?p=5828


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その7)
http://audiosharing.com/blog/?p=5833

CDの登場は、アナログディスクにはつきものであったサブソニックから解放されたことであり、
LS3/5Aにかぎらず、1970年代に開発されたBBCモニタースピーカーに共通してあった耐入力のなさは、
ある程度解消されていった。
あきからにLS3/5Aから得られる音量は、CDによって増していた。
もっとも、増した、といっても、あくまでもLS3/5Aでの話ではある。

CDの普及とともに、LS3/5Aサイズの小型スピーカーシステム用のスタンドがいくつか出はじめたことも関係してか、
LS3/5Aは、CD登場以前とは異る聴き方がされるようになってきた。

それまでは(アナログディスク時代)は、スタンドは使わず、
しっかりした造りの机の上に、手の届く距離に置いて聴く、というスタイルが多かったのではないだろうか。
すくなくとも私は、瀬川先生や井上先生がLS3/5Aについて書かれたものを読んで、
そういう使い方をイメージしていた。

こういう置き方を含め、低域の適切なコントロールなど、
制限された使いこなしの中でうまく鳴らしたとき、LS3/5Aの魅力は最大に発揮される──、
こんなふうにも思っていた。

実際にそうやって聴くLS3/5Aのひっそりとした親密な空気をかもしだす雰囲気は、
聴く音楽も音量も聴取位置も限定されるけれど、そんなことを厭わず鳴らしたときの魅力は、
何度でも書きたくなるほどのものを、私は感じている。

でも、いい変えれば、やや面倒なスピーカーシステムといえなくもなかったのが、
CDの安定した低域によって、すこしばかり気軽に鳴らせるようになった。

いまLS3/5Aをお使いの方は、スタンドに乗せて、という方が多いのかもしれない。
けれども、私にとっては、机の上に置くスピーカーシステムであり、
つまりこのことはスピーカーを上から眺めるようなかたちで聴く、ということでもある。
http://audiosharing.com/blog/?p=5833


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その8)
http://audiosharing.com/blog/?p=5843

井上先生は「見えるような臨場感」、「音を聴くというよりは音像が見えるようにクッキリとしている」と、
瀬川先生は「精巧な縮尺模型を眺める驚きに緻密な音場再現」、
「眼前に広々としたステレオの空間が現出し、その中で楽器や歌手の位置が薄気味悪いほどシャープに定位する」、
こんなふうに表現されている。

どちらも視覚的イメージにつながる書き方をされている。
それこそガリバーが小人の国のオーケストラや歌手の歌を聴くのと同じような感覚が、そこにはある。
いうまでもなく、これは正しくLS3/5Aを設置して、正しい位置で聴いてこそ得られるものであって、
いいかげんな設置、いいかげんな位置で聴いていては、このような音場感は得られないし、
そうなるとLS3/5Aはパワーも入らないし、低域もそれほど低いところまでカヴァーできないし……など、
いいところなどないスピーカーシステムのように思われるだろうが、
それは鳴らし方・聴き方に問題がある、といえる。

とにかく、そういうLS3/5Aが小音量時に聴かせてくれる、
「見えるような臨場感」を、私は、LS3/5Aをすこしばかり上から眺めるような位置で聴きたい、と思う。

スピーカーシステムの位置と耳の位置の、それぞれの高さの関係については、
使っているスピーカーシステムによっても、その人の聴き方にも関係してくることであって、
ここには正解は存在しない、といえる。

たとえば瀬川先生は、背の高いスピーカーシステムを好まれない。
というよりも、音楽之友社から出ていた「ステレオのすべて」の1976年版のなかで、
菅野先生、山中先生との鼎談「オーディオの中の新しい音、古い音」でこう語られている。
     *
たとえば見た目から言ったってね、ぼくはご在じの通りね、昔から背の高いスピーカー嫌いなんです。どうしても目の高さよりね、音の出て来る位置が高くなっちゃうとね、なんだか全然落ち着かないわけね。これは本当に、この部屋に入って来て座った時から、見れば見るほど、ますます大きくなっていく感じがするわけね。すごい背が高い。
 ちっとも小さくならない、慣れても。たとえばこういう大きいスピーカーだったらぽくはどうしたって横倒しにしちゃいたいぐらいの感じです。これは横倒しにできないスピーカーだけれども。
     *
ここで語られている「この部屋」とは山中先生のリスニングルームであり、
「横倒しにしちゃいたい」スピーカーシステムは、エレクトロボイスのパトリシアン600のことである。
http://audiosharing.com/blog/?p=5843

BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その9)
http://audiosharing.com/blog/?p=5845

山中先生は、この点どうかというと、パトリシアン600を使われていることからもわかるように、
背の高いスピーカーシステムに対して、瀬川先生のように拒否されるところはないわけだが、
以前書いたように、QUADのESLを、ぐっと思いきって上にあげて前に傾けるようにして聴くといいよ、
と、ESLを使っているときにアドバイスしてくださったことから、
むしろ瀬川先生とは反対に背の高いスピーカーシステム、
もしくは目(耳)の高さよりも上から音が聴こえてくることを好まれていたのでないか、とも思う。

スピーカーシステムの背の高さ(音が出る位置の高さ)を強く意識される方もいれば、
ほとんど意識されない方もいる。
これはどうでもいいことのように思えても、スピーカーシステムの背の高さを強く意識されている方の評価と、
そうでない方の評価は、そこになにがしかの微妙な違いにつながっていっているはず。

だから、なぜその人が、
そのスピーカーシステムを選択されたのか(選択しなかったのか)に関係してくることがあるのを、
まったく無視するわけにはいかないことだけは、頭の片隅にとどめておきたい。

メリディアンのM20もQUADのESLも、そのまま置けば仰角がつく。
フロントバッフル(もしくはパネル面)がすこし後ろに傾斜した状態になる。
これは何を意味しているのか、と思うことがある。
そして、メリディアンのM20をつくった人たち、QUADのピーター・ウォーカーは、
どんな椅子にすわっていたのか、とも思う。
その椅子の高さはソファのように低いものなのか、それともある程度の高さがあるものなのか。

私の勝手な想像にすぎないが、椅子の高さはあったのではないか、と思っている。
このことはESL、M20がかなでる音量とも関係してのことのはずだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=5845


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その10)
http://audiosharing.com/blog/?p=5876

すこし横道にそれてしまうけれど、
ステレオサウンド 46号に「マーク・レビンソンHQDシステムを聴いて」という、
瀬川先生の文章が2ページ見開きで載っている。

当時、ステレオサウンドの巻末に近いところで、このページを見つけたときは嬉しかった。
マークレビンソンのHQDシステムの試聴記が、ほかの誰でもなく瀬川先生の文章で読めるからだ。

マークレビンソンのHQDシステムについて知っている人でも、実物を見たことがある人は少ない、と思う。
さらに音を聴いたことのある人はさらに少ないはず。

私も実物は何度か見たことがある。
秋葉原のサトームセンの本店に展示してあったからだ。
いまのサトームセンからは想像できないだろうが、当時はオーディオに力を入れていて、
HQDシステムがあったくらいである。
サトームセン本店以外では見たことがない。

ただ残念なことに音が鳴っていたことはなかった。
「聴かせてほしい」といえるずうずうしさもなかった。

ステレオサウンド 46号の記事は、サトームセンで見る3年ほど前のこと。
そのときは実物をみることすらないのではないか、と思っていたときだった。

わくわくしながら読みはじめた。
ところが、読みながら、そして読み終って、なんだかすこし肩透しをくらったような気がした。
だから、もういちどていねいに読みなおしてみた。

でも、私が勝手に期待していたわくわく感は得られなかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=5876


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その11)
http://audiosharing.com/blog/?p=5880

HQDシステムが、非常に高い可能性をもつシステムであることは理解はできる書き方だった。
結局、瀬川先生も書かれているように、そのとき鳴っていたHQDシステムの音は、
マーク・レヴィンソンが完全に満足すべき状態では鳴っていなかったこと、
それでもマーク・レヴィンソンが意図して音であること、
そして瀬川先生だったら、もう少しハメを外す方向で豊かさを強調して鳴らされるであろうこと、
これらのことはわかった。

このときは、瀬川先生が背の高いスピーカーシステムを好まれない、ということを知らなかった。
最初に読んだときも気にはなっていたが、それほと気にとめなかったけれど、たしかに書いてある。
     *
左右のスピーカーの配置(ひろげかたや角度)とそれに対する試聴位置は、あらかじめマークによって細心に調整されていたが、しかしギターの音源が、椅子に腰かけた耳の高さよりももう少し高いところに呈示される。ギタリストがリスナーよりも高いステージ上で弾いているような印象だ。これは、二台のQUADがかなり高い位置に支持されていることによるものだろう。むしろ聴き手が立ち上がってしまう方が、演奏者と聴き手が同じ平面にいる感じになる。
     *
HQDシステムの中核はQUADのESLをダブルスタック(上下二段重ね)したもので、
この2台(というよりも2枚)のESLは専用のスタンドに固定され、
しかも下側のESLと床との間にはけっこうなスペースがある。
HQDシステムの寸法は知らないが、どうみても高さは2mではきかない。2.5m程度はある。
瀬川先生が「横倒しにしちゃいたい」パトリシアン600よりも、さらに背が高い。

これは瀬川先生にとって、どんな感じだったのだろうか。
HQDシステムの背の高さはあらかじめ予測できたものではあっても、
それでも予測していた高さと、実際に目にした高さは、また違うものだ。

HQDシステムの試聴場所はホテルの宴会場であり、天井高は十分ある状態でも、
背の高すぎるスピーカーシステムである。
これが一般的なリスニングルームにおさまったら(というよりもおさまる部屋の方が少ないのではないだろうか)、
見た目の圧迫感はもっともっと増す。それは実物を目の当りにしていると容易に想像できることだ。

瀬川先生がHQDシステムの実物を見て、どう思われたのかは、その印象については直接書かれていない。
それでもいい印象を持たれてなかったことだけは確かだろう。
http://audiosharing.com/blog/?p=5880


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その12)
http://audiosharing.com/blog/?p=5892

瀬川先生は、QUAD・ESLのダブルスタックに対して、どういう印象を持たれていたのか。

ステレオサウンド 38号で岡先生がQUAD・ESLのダブルスタックの実験をされている。
「ベストサウンドを求めて」という記事の中でダブルスタックを実現するために使用されたスタンドは、
ESL本体の両脇についている木枠(3本のビスでとめられている)を外し、
かわりにダブルスタックが可能な大型の木枠に交換する、というものだ。

このダブルスタック用のスタンドは、
1977年暮にステレオサウンド別冊「コンポーネントステレオの世界 ’78」でも使われている。

「ひと昔まえのドイツ系の演奏・録音盤を十全なかたちで再生したい」という読者の方からの要望に応えるかたちで、
山中先生が提案されたのが、QUAD・ESLのダブルスタックだった。
ここでダブルスタック実現のため使われたのが、38号で岡先生が使われたスタンドそのものである。

「コンポーネントステレオの世界 ’78」では、
井上卓也、上杉佳郎、岡俊雄、菅野沖彦、瀬川冬樹、山中敬三、六氏が組合せをつくられているが、
この組合せの試聴すべてに瀬川先生がオブザーバーとして参加されている。
つまり山中先生がつくられたESLのダブルスタックの音を瀬川先生は聴かれているわけだし、
その音の印象がどうなのか、「コンポーネントステレオの世界 ’78」の中で、
もっとも関心をもって読んだ記事のひとつが、山中先生のESLのダブルスタックだった。

ところが、何度読み返しても、ESLのダブルスタックの音の印象についてはまったく語られていない。
http://audiosharing.com/blog/?p=5892


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その13)
http://audiosharing.com/blog/?p=5897

ステレオサウンド別冊「コンポーネントステレオの世界 ’78」では、
前年の「コンポーネントステレオの世界 ’77」では読者と評論家の対話によって組合せがつくられていったのに対し、
最初から組合せがまとめられていて、それを読者(愛好家)の方が聴いて、というふうに変っている。
そして、組合せはひとつだけではなく、もうひとつ、価格を抑えた組合せもある。

山中先生による「ひと昔まえのドイツ系の演奏・録音盤を十全なかたちで再生」するシステムは、
QUAD・ESLのダブルスタック(アンプはマークレビンソンのLNP2とQUADの405)のほかに、
スペンドールのBCIIを、スペンドールのプリメインアンプD40で鳴らす組合せをつくられている。

このBCIIの組合せの音については、つぎのように語られている。
     *
ぼくもBCIIとD40という組合せをはじめて聴いたときには、ほんとうにびっくりしました。最近のぼくらのアンプの常識、つまりひじょうにこった電源回路やコンストラクション、そしてハイパワーといったものからみると、このアンプはパワーも40W+40Wと小さいし、機構もシンプルなんだけれど、これだけの音を鳴らす。不思議なくらい、いい音なんですね。レコードのためのアンプとして、必要にして十分ということなんでしょう。ぼくもいま買おうと思っていますけれども、山中さんがじつにうまい組合せをお考えになったなと、たいへん気持よく聴かせていただきました。
     *
この山中先生の組合せの記事のなかで、瀬川先生の発言は、じつはこれだけである。
最初読んだときは、QUAD・ESLの音についての発言を読み落とした? と思い、ふたたび読んでみても、
瀬川先生の発言はこれだけだった。

当時(1977年暮)は、その理由がまったくわからなかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=5897

BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その14)
http://audiosharing.com/blog/?p=5899

「コンポーネントステレオの世界 ’78」では、他の組合せとは毛色の異る、
異様な(こういいたくなる)組合せがひとつあった。
井上先生が、アマチュア・バンドで楽器を演奏して楽しんでいる読者が、
「楽器の音がもうひとつ実感として感じられない」不満に対してつくられた組合せである。

スピーカーは、JBLの楽器用の18インチ・ウーファーK151をダブルで使い、
その上に2440にラジアルホーンの2355、
トゥイーターは075のプロ用ヴァージョンの2402を片チャンネル4つ、シリーズ・パラレル接続する、というもの。
これだけのシステムなので、当然バイアンプ駆動となり、パワーアンプはマッキントッシュのMC2300を2台、
エレクトロニック・クロスオーバーはJBLの5234、コントロールアンプはプロ用のクワドエイトLM6200R、
アナログプレーヤーはマカラのmodel4824にスタントンのカートリッジ881S、というもの。

「コンポーネントステレオの世界 ’78」ではこの組合せのカラー写真が見開きで載っている。
もちろんほかの組合せもカラーで見開きだが、そこから伝わってくる迫力は、ほかの組合せにはない。
K151をおさめた、かなり大容量のエンクロージュアが傷だらけということ、
それにアンプもアナログプレーヤーの武骨さを覆い隠そうとはしていないモノばかりであって、
これに対してコストを抑えたもうひとつの組合せ──
こちらもJBLの楽器用のウーファーK140をフロントロードホーンの4560におさめ、2420ドライバー+2345ホーン、
アンプはマランツのプリメイン1250、アナログプレーヤーはビクターのターンテーブルTT101を中心としたもの──、
これだって、他の評論家の方々の組合せからすると武骨な雰囲気をもってはいるというものの、
比較すれば上品な感じすら感じてしまうほど、井上先生が価格を無視してつくられた組合せの迫力は、凄い!

この組合せで、ピンク・フロイドの「アニマルズ」、「狂気」、ジェフ・ベックの「ライブ・ワイアー」、
テリエ・リビダルの「アフター・ザ・レイン」、
ラロ・シフリンの「タワーリング・トッカータ」、それに「座鬼太鼓座」などを鳴らされている。
http://audiosharing.com/blog/?p=5899


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その15)
http://audiosharing.com/blog/?cat=45&paged=2

「コンポーネントステレオの世界 ’78」でつくられた井上先生の組合せは、
それで鳴らされる音楽も、その音量も、その音自体も、
瀬川先生が好んで聴かれている音楽、音量、音質とは大きく違ったものである。

けれど、というべきか、ここには瀬川先生の印象が語られている。
     *
お二人といっしょに聴いていて、この装置に関しては、アドバイザーとかオブザーバーなんていう立場は、いっさいご辞退申し上げたいわけでして(笑い)、これはまことに恐るべき装置ですよ(笑い)。千葉さん(読者の方)のお手紙に対して、こういう回答をだされた井上さんという人は、ものすごいことをなさる人だと、あらためて敬服かつたまげているわけ(笑い)。
ぼくは楽器をなにひとついじらないし、いまここで鳴らされた音楽も、ふだん自宅で楽しんで聴いている音楽とは違うものですから、どのくらいの音量がふさわしいのかちょっと分かりかねるところがあるんだけれど、それにしても、いま聴いた音量というのは、正直いって、ぼくの理解とか判断力の範囲を超えたものなんですね。ただ誤解のないようにいっておくと、それだからといって箸にも棒にもかからないというような、否定的な意味ではありません。ことばどおり、理解とか判断力の範囲を超えたところのものだ、ということなんです。しかし、いま聴いた音というのは、自分の知らない、ひじょうに面白い世界をのぞかせてくれたことも、またたしかです。ただ重ねていいますけれど、こういう音はぼくは好まないし、ぼく自身は絶対にやりませんね。ある意味では拒否したい音だといっていいかもしれません。
ほくは、自分の現在の条件もあるでしょうが、性格的にもあまり大音量で聴くのは好きではありません。どちらかというと、小さめで、ひっそりと聴くほうを好みます。しかし、いま聴いていて、この装置が出した、むしろ井上さんがお出しになったというべきかもしれませんがともかくここで鳴ったすさまじい音は、けっして不愉快ではない。一種の快感さえ感じたほどです。井上さんはよく、音のエネルギー感ということをいわれますが、それが具体的に出てきた、エネルギー感の魅力が十分に感じられたわけで、ぼく自身ただただ聴きほれていたわけですよ。
     *
この井上先生の組合せよりも、山中先生のESLのダブルスタックの組合せがめざした「世界」が、
瀬川先生がふだん接していられた世界と共通するものは多い。
にもかかわらず、ESLダブルスタックの音に関しては、なにもひとつ活字にはなっていない。
http://audiosharing.com/blog/?cat=45&paged=2


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その16)
http://audiosharing.com/blog/?p=5905

「コンポーネントステレオの世界 ’78」を読んでいた14歳の私が強い関心をよせていたスピーカーシステムは、
JBLの4343だったり、ロジャースのLS3/5Aだったり、キャバスのブリガンタンであったり、
そしてQUADのESLだった。
他にもいくつかあるけれど、ここでは直接関係してこないので省かせていただく。

当時なんとなく考えていたのは、4343をしっとり鳴らすのと、
ESLから余裕のある音を鳴らすのはどちらが大変か、であって、
ESLにはダブルスタックという手法があることを知り、
ESLの秘めた可能性についてあれこれ思っていた時期でもあるから、
よけいにダブルスタックのESLの音を、どう瀬川先生が評価されているのかが、とにかく知りたかった。

たとえばほかのスピーカーシステムであれば、オーディオ店でいつか聴くことができるだろう。
それが決していい調子で鳴っていなかったとしても、ほんとうに出合うべくして出合うスピーカーシステムであれば、
多少うまく鳴っていないところがあったとしても、そこからなんらかの魅力を感じとることができるはず。
だから聴く機会に積極的でありたい、と思っていたけれど、
ダブルスタックのESLは、それそのものがメーカーの既製のスピーカーシステムではないため、
そのオーディオ店が独自にスタンドを工夫・製作しないことには、聴くことが無理、ということがわかっていたため、
だからこそ瀬川先生がどう、その音を表現されるのかが、読みたくてたまらなかった。

「コンポーネントステレオの世界 ’78」は、数少ないその機会を与えてくれるはずだったのに……。
山中先生のダブルスタックのESLの記事は12ページある。
けれど、また書くけれど、そこには瀬川先生の発言はなかった。

いまなら、なぜないのかは理解できる。
けれど、当時14歳の私には、ないことは、とにかく不思議なこと、でしかなかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=5905

BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その17)
http://audiosharing.com/blog/?p=5908

瀬川先生は、ステレオサウンド 43号「ベストバイ」の記事中にこう書かれている。
     *
いまところは置き場所がないから考えないが、もし製造中止になるというような噂をチラとでも耳にしたら、すぐにでもひと組購入するぞ、と宣言してある。部屋や置き方や組み合わせなど条件を整えて聴くときのQUAD・ESLのみずみずしい音質は実にチャーミングだ。最適位置にぴたりと坐ったが最後、眼前に展開する一種独特のクリアーな音像の魅力から抜け出すことが難しくなる。このデザインの似合う部屋が欲しい!
     *
そして、購入されている。
ステレオサウンドだけを読んでいては気がつかないが、当時の別冊FM fanの記事中、
瀬川先生の世田谷・砧のリスニングルームの写真に、ESLが置かれているのが写っている。
ESLは、瀬川先生のお気に入りのスピーカーシステムのひとつであったはずだ。

山中先生は、「コンポーネントステレオの世界 ’78」では、次のように語られている。
     *
シングルで使っても、このスピーカーには、音のつながりのよさ、バランスのよさといった魅力があって、そうえにオーケストラ演奏を聴けるだけの迫力さえでれば、現在の数多いスピーカーシステムの中でもとびぬけた存在になると思うんですよ。そこでこれをダブルで使うと、とくに低域の音圧が比較にならないほど上昇しますし、音の全体の厚みというか、レスポンス的にも、さらに濃密な音になる。むしろ高域なんかは、レスポンス的には少し下がり気味のような感じに聴こえます。いずれにしても、2倍といようりも4倍ぐらいになった感じまで音圧が上げられる。そういった魅力が生じるわけで、そこをかってESLのダブル使用という方式を選びました。
     *
しかも、この数ページ後に、こんなことも言われている。
     *
このスピーカーはごらんのようにパネルみたいな形で、ひじょうに薄いので、壁にぴったりつけて使いたくなるんですけれど、反対に、いま置いてあるように、壁からできるだけ離す必要があります。少なくとも1・5メートルぐらい、理想をいえば部屋の三分の一ぐらいのところまでってきてほしいと、QUADでは説明しているのです。ただ、ダブル方式で使った場合には、それほど離さなくてよさそうです。そのことも、ダブルにして使うことのメリットといえるでしょう。
     *
ここまで読んできて、ダブルスタックのESLへの期待はいやがおうでも高まり、
瀬川先生の発言を期待してページをめくっていた……。
http://audiosharing.com/blog/?p=5908


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その18)
http://audiosharing.com/blog/?p=5910

私が知るかぎり、瀬川先生がダブルスタックのESLの音について語られているのは、
音楽之友社からでていた「ステレオのすべて」の’81年版だけである。

この年の「ステレオのすべて」の特集は、
「音楽再生とオーディオ装置 誰もできなかったオーケストラ再生」であり、
瀬川冬樹、山中敬三、両氏を中心に読者の方が3人、それにリポーターとして貝山知弘氏によるもの。

ここでも組合せがつくられている。
瀬川先生による組合せが3つ、山中先生による組合せが2つ、
そして読者の方による組合せがそれぞれつくられ、
それぞれの音について討論がすすめられている、という企画である。

ここで山中先生の組合せに、ダブルスタックのESLが登場している。
アンプはコントロールアンプにマークレビンソンのML7L、パワーアンプにスレッショルドのSTASIS2。
アナログプレーヤーは、トーレンスのTD126MKIIIC、となっている。

ESL用のスタンドは、ステレオサウンドでの試聴のものとは異り、
マークレビンソンのHQDシステムで使われているスタンドと近い形に仕上がっている。
ただしHQDシステムのものよりも背は多少低くなっているけれど、
ステレオサウンドのスタンドと較べると、下側のESLと床の間に空間がある分だけ背は高い。

2枚のESLの角度は、
ステレオサウンドでの試聴では、下側のESLのカーヴと上側のESLのカーヴが連続するようになっているため、
横から見ると、とくに上側のESLが弓なりに後ろにそっている感じになっている。
音楽之友社(ステレオのすべて)の試聴では、
2枚のESLができるだけ垂直になるように配置されている(ように写真では見える)。

実験はしたことないものの、2枚のESLをどう配置するか、
その調整によってダブルスタックのESLの音が想像以上に変化するであろうことは予測できる。

だから同じダブルスタックといっても、ステレオサウンドでのモノと音楽之友社のモノとでは、
かなり違うといえばたしかにそうであろうし、
それでも同じダブルスタックのESLであることに違いはない、ともいえる。
http://audiosharing.com/blog/?p=5910

BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その19)
http://audiosharing.com/blog/?p=5927

音楽之友社別冊「ステレオのすべて ’81」を書店で手にとってパラパラめくったときは、うれしかった。
ここにもESLのダブルスタックの記事が載っていて、その記事には瀬川先生と山中先生が登場されているからだ。

じっくり読むのは家に帰ってからの楽しみにとっておきたかったので、ほとんど内容は確認させずに買った。
そして帰宅、読みはじめる。

誌面構成としては、まず貝山さんがレポーター(司会者)となって、瀬川・山中対談がはじまる。
そして囲み記事として、
瀬川先生の組合せ試案(これはロジャースPM510とマークレビンソンのアンプの組合せ)があり、
そのあとにいよいよ山中先生によるESLのダブルスタックの試案が、これも囲み記事で出てくる。
3000文字弱の内容で、瀬川・山中、両氏の対談を中心に、参加されている読者の方の意見も含まれている。

まず、瀬川先生は、
「やっぱり、クォード・ダブルスタックを山中流に料理しちゃってるよ。
これ、完全に山中サウンドですよ、よくも悪くもね。」と発言されている。

このあとに山中先生によるダブルスタックの説明が続く。
そして、ふたたび瀬川先生の発言。
「さっき山中流に料理しちゃったというのは、ぼくがこのスピーカーを鳴らすとこういう音にならないね。具体的にいうと、ほくにはずいぶんきつくて耐えられなかったし、低音の量感が足りない。だからかなわんなと思いながらやっぱり彼が鳴らすと、本当にこういう音に仕上げちゃうんだなと思いながら、すごい山中サウンドだと思って聴いていたの。」

ただ「低音の量感が足りない」と感じられていたのは、山中先生も同じで、
ステレオサウンドでの試聴のことを引き合いに出しながら、「低域がもっと出なくちゃいけない」と言われている。
音楽之友社での試聴では、低域の鳴り方が拡散型の方向に向ってしまい集中してこない、とも指摘されている。
その理由は2枚のESLの角度の調整にあり、
できればESLの前面の空気を抱きかかえるような形にしたい、とも言われている。

山中先生としても、今回のESLのダブルスタックの音は、不満、改善の余地が多いものだった、と読める。
http://audiosharing.com/blog/?p=5927


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その20)
http://audiosharing.com/blog/?p=5937

音楽之友社の試聴室がどのくらいの広さなのか、「ステレオのすべて ’81」からは正確にはかわらない。
けれど50畳もあるような広さではないことはわかる。20畳から30畳程度だろうか。
そこに、「ステレオのすべて ’81」の取材では、
瀬川、山中、貝山の三氏プラス読者の方が三名、さらに編集部も三名にカメラマンが一人、計10人が入っている。
そう広くない部屋に、これだけの人が入っていては条件は悪くなる。
そんなこともあってESLのダブルスタックは、本調子が出なかったのか、うまく鳴らなかったことは読み取れる。
けれど瀬川先生にしても山中先生にしても、そこで鳴った音だけで語られるわけではない。
ESLのダブルスタックは、この本の出る3年前にステレオサウンドの「コンポーネントステレオの世界 ’78」にいて、
手応えのある音を出されているわけで、そういったことを踏まえたうえで語られている。

もちろん話されたことすべてが活字になっているわけではない。
ページ数という物理的な制約があるため削られている言葉もある。
まとめる人のいろいろな要素が、こういう座談会のまとめには色濃く出てくる。

つまり「コンポーネントステレオの世界 ’78」では瀬川先生のESLのダブルスタックに対する発言は、
削られてしまっている、とみていいだろう。
なぜ、削られたのか。しかもひと言も活字にはなっていない。
このことと、「ステレオのすべて ’81」の瀬川先生の音の印象を重ねると、
瀬川先生はESLのダブルスタックに対して、ほぼ全面的に肯定されている山中先生とは反対に、
否定的、とまではいわないもの、むしろ、どこか苦手とされているのではないか、と思えてくる。

「ぼくにはずいぶんきつくて耐えられなかった」と語られている、
この部分に、それが読みとれる、ともいえる。
http://audiosharing.com/blog/?p=5937


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その21)
http://audiosharing.com/blog/?p=5939

ステレオサウンド別冊「コンポーネントステレオの世界 ’78」の巻末には、
「新西洋音響事情」というタイトルのインタヴュー記事が載っている。
「全日本オーディオフェアに来日の、オーディオ評論家、メーカー首脳に聞く」という副題がついているとおり、
レオナルド・フェルドマン(アメリカ・オーディオ評論家)、エド・メイ(マランツ副社長)、
レイモンド・E・クック(KEF社長)、コリン・J・アルドリッジ(ローラ・セレッション社長)、
ピーター・D・ガスカース(ローラ・セレッション マーケティング・ディレクター)、
ウィリアム・J・コックス(B&Oエクスポートマネージャー)、S・K・プラマニック(B&Oチーフエンジニア)、
マルコ・ヴィフィアン(ルボックス エクスポートマネージャー)、エド・ウェナーストランド(ADC社長)、
そしてQUAD(この時代は正式にはThe Acoustical Manufacturing Co.Ltd.,社長)のロス・ウォーカーらが、
山中敬三、長島達夫、両氏のインタヴュー、編集部のインタヴューに答えている。

ロス・ウォーカーのインタヴュアーは、長島・山中の両氏。
ここにダブル・クォードについて、たずねられている。
ロス・ウォーカーの答えはつぎのとおりだ。
     *
ダブルにしますと、音は大きくなるけれども、ミュージックのインフォメーションに関しては一台と変わらないはずです。ほとんどの人にとってはシングルに使っていただいて十分なパワーがあります。二台にすると、4.5dB音圧が増えます。そしてベースがよく鳴る感じはします。ただ、チェンバー・ミュージックとか、ソロを聴く場合には、少しリアリスティックな感じが落ちる感じがします。ですから、大編成のオーケストラを聴く場合にはダブルにして、小さい感じのミュージックを聴く場合には、シングルにした方がよろしいのではないかと思います。世の中のたくさんの方がダブルにして使って喜んでいらっしゃるのをよく存じていますし、感謝していますけれども、私どもの会社の中におきましては二台使っている人間は誰もおりません。いずれにしても、それは個人のチョイスによるものだと思いますから、わたくしがどうこう申しあげることはできない気がします。
     *
「ステレオのすべて ’81」の特集には「誰もできなかったオーケストラ再生」とつけられているし、
「コンポーネントステレオの世界 ’78」の読者の方の要望もオーケストラ再生について、であった。

オーケストラ再生への山中先生の回答が、ESLのダブルスタックであることは、
この時代(1970年代後半から80年にかけて)の現役のスピーカーシステムからの選択としては、
他に候補はなかなか思い浮ばない。

なぜ、そのESLのダブルスタックの音が瀬川先生にとっては「ずいぶんきつくて耐えられなかった」のか。
http://audiosharing.com/blog/?p=5939


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その22)
http://audiosharing.com/blog/?p=5941

瀬川先生の「ずいぶんきつくて耐えられなかった」ということを、
オーディオの一般的な「きつい音」ということで捉えていては、なかなか理解できないことだと思う。

ダブルスタックとはいえQUADのESLから、いわゆる「きつい音」が出るとは思えない。
そう考えられる方は多いと思う。

私も、「ステレオのすべて ’81」を読んだときには、
「ずいぶんきつくて耐えられなかった」の真の意味を理解できなかった。
これに関しては、オーディオのキャリアが長いだけでは理解しにくい面をもつ。
私がこれから書くことを理解できたのは、ステレオサウンドで働いてきたおかげである。

コンデンサー型、リボン型といった駆動方式には関係なく、
ある面積をもつ平面振動板のスピーカーシステムの音は、聴く人によっては「きつい音」である。
それは鳴らし方が悪くてそういう「きつい音」が出てしまう、ということではなく、
振動板が平面であること、そしてある一定の面積をもっていることによって生じる「きつい音」なのだが、
これがやっかいなことに同じ場所で同じ時に、同じ音を聴いても「きつい音」と感じる人もいれば、
まったく気にされない方もいるということだ。

そして、一定の面積と書いたが、これも絶対値があるわけではない。
部屋の容積との関係があって、
容積が小さければ振動板の面積はそれほど大きくなくても「きつい音」を感じさせてしまうし、
かなり振動板の面積が大きくとも、部屋の容積が、広さも天井高も十分確保されている環境であれば、
「きつい音」と感じさせないこともある。

瀬川先生に直接「ずいぶんきつくて耐えられなかった」音が
どういうものか訊ねたわけではないから断言こそできないが、
おそらくこの「きつい音」は鼓膜を圧迫するような音のことのはずである。

私がそのことに気づけたのは、井上先生の試聴のときだった。
http://audiosharing.com/blog/?p=5941


Date: 9月 23rd, 2011
BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その23)
http://audiosharing.com/blog/?p=6043

じつは井上先生も、振動板面積の大きい平面型スピーカーの音に対して、
瀬川先生と同じような反応をされていた。
「くわっと耳にくる音がきついんだよね、平面スピーカーは」といったことをいわれていた。

といってもスコーカーやトゥイーターに平面振動板のユニットが搭載されているスピーカーシステムに対しては、
そういったことをいわれたことはまず記憶にない。
もしかするとすこしは「きつい」と感じておられたのかもしれないが、
少なくとも口に出されることは、私がステレオサウンドにいたころはなかった。

けれどもコンデンサー型やアポジーのようなリボン型で、低域まで平面振動板で構成されていて、
しかも振動板の面積がかなり大きいものを聴かれているときは、
「きついんだよなぁ」とか「くわっとくるんだよね、平面型は」といわれていた。

でもアポジーのカリパーをステレオサウンドの試聴室で、マッキントッシュのMC275で鳴らしたときは、
そんな感想はもらされていなかった(これは記事にはなっていない)。
だから私の勝手な推測ではあるけれども、
ステレオサウンドの試聴室(いまの試聴室ではなく旧試聴室)の空間では、
アポジーのカリパーぐらいの振動板面積が井上先生にとっては、
きつさを感じさせない、意識させない上限だったのかもしれない。

それにMC275の出力は75Wだから、それほど大きな音量を得られるわけでもない。
これが低負荷につよい大出力のパワーアンプであったならば、
ピークの音の伸びで「きつい」といわれた可能性もあったのかもしれない。

井上先生が「きつい」と表現されているのも、音色的なきつさではない。
これも推測になってしまうのだが、瀬川先生と同じように鼓膜を圧迫するようなところを感じとって、
それを「きつい」と表現されていた、と私は解釈している。

ただ、この「きつさ」は、人によって感じ方が違う。
あまり感じられない方もおられる。
いっておくが、これは耳の良し悪しとはまだ別のことである。
そして、圧迫感を感じる人の中には、この圧迫感を「きつい」ではなく、好ましい、と感じる人もいる。
だから、瀬川先生、井上先生が「きつい」と感じられたことを、理解しにくい人もおられるだろうが、
これはひとりひとり耳の性質に違いによって生じるものなのだろうから。
http://audiosharing.com/blog/?p=6043


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その24)
http://audiosharing.com/blog/?p=6047

直径が大きく異る円をふたつ描いてみる。
たとえば10倍くらいの差がある円を描いて、その円周を同じ長さだけきりとる。
たとえば2cmだけ切り取ったとする。

そのふたつの円周を比較すると、直径の小さな円から切り取った円周は同じ2cmでも弧を描いている。
直径が10倍大きい円から切り取った円周は、もちろん弧を描いてはいるものの、
小さな円の円周よりもずっと直線に近くなっていく。

ある音源から球面波が放射された。
楽器もしくは音源から近いところで球面波であったものが、
距離が離れるにしたがって、平面波に近くなってくる。

だから平面波の音は距離感の遠い音だ、という人もいるくらいだ。

平面波が仮にそういうものだと仮定した場合、
目の前にあるスピーカーシステムから平面波の音がかなりの音圧で鳴ってくることは、
それはオーディオの世界だから成立する音の独特の世界だといえなくもない。

しかもアクースティックな楽器がピストニックモーションで音を出すものがないにも関わらず、
ほほすべてのスピーカー(ベンディングウェーヴ以外のスピーカー)はピストニックモーションで音を出し、
より正確なピストニックモーションを追求している。

そういう世界のなかのひとつとして、大きな振動板面積をもつ平面振動板の音がある、ということ。
それを好む人もいれば、そうでない人もいる、ということだ。

瀬川先生の時代には、アポジーは存在しなかった。
もし瀬川先生がアポジーのオール・リボン型の音を聴かれていたら、どう評価されただろうか。
大型のディーヴァよりも、小型のカリパーのほうを評価されたかもしれない。
そんな気がする……。
http://audiosharing.com/blog/?p=6047


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その25)
http://audiosharing.com/blog/?p=6070

誤解のないようにもう一度書いておくが、
瀬川先生はQUADのESLを購入されている。シングルで鳴らすときのESLの音の世界に惚れ込まれていたことは、
それまで書かれてきたことからも、はっきりとわかる。
ただそれがダブルスタックになると、「きつい」と感じられる、ということだ。

おそらくESLは、ごく小音量で鳴らされていたのだろう。
そういう鳴らし方をしたときに、真価を発揮するESLが、ダブルスタックにすると一変する、というのは、
ダブルスタックの音に対して肯定的に受けとめられる人たちだ。

山中先生もそのひとりで、長島先生もそうだ。
長島先生はスイングジャーナルで、ダブルスタックの上をいくトリプルスタックを実現されている。

ESLのダブルスタックは香港のマニアの間ではじまった、といわれている。
その香港のマニアの人たちも、トリプルスタックをやった人はいないかもしれない。

しかも長島先生のトリプルスタックは、ただ単に3段重ねにしたわけではなく、
もともとの発想は平面波のESLから疑似的であっても球面波をつくり出したい、ということ。
そのため真横からみると3枚のESLは凹レンズ上に配置されている。

下部のESLは、ESLの通常のセッティングよりもぐっと傾斜をつけて斜め上を向き、
中央のESLはやや前屈みになり、下側のESLとで「く」の字を形成していて、
上部のESLは下部のESLよりさらに倒しこんで斜め下を向くように特註のスタンドは工夫されている。

聴取位置に対して、それぞれのESLの中心が等距離になるように、という意図もそこにはあったと考えられるが、
長島先生の意図は、疑似的球面波をつくり出すことによって、
平面波特有の音に対する長島先生が不満を感じていたところをなんとかしたい、という考えからであって、
このESLのトリプルスタックを実際に試された長島先生だからこそ、ESL63への評価がある、といえる。
http://audiosharing.com/blog/?p=6070


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その26)
http://audiosharing.com/blog/?p=6072

長島先生の音楽の聴き方として、前のめりで聴かれる。
それに長島先生はオルトフォンのSPUをずっと愛用されてきた。
ただし晩年はリンのカートリッジをお使いだったが。

そのSPUのコンシューマー用のGタイプではなく、プロフェッショナル用のAタイプのSPU-A/Eだった。
これは、Aタイプのほうが、Gタイプよりも、音の形が鮮明だから、ということが大きな理由である。

ジェンセンのG610Bを、タンノイのあとにいれられたのも、
このことがやはり関係しているはずである。

ステレオサウンド 61号で、こんなふうに語られている。
     *
(G610Bの)怪鳥の叫びのような、耳から血がでるような、それだけのエネルギーがでる。そんなスピーカーって聴いたことがなかった。そのエネルギーがすばらしいなって、ぼくはひそかに思ったわけです。〈これはつかっていけばなんとかなる!〉と考えました。それまではタンノイでした。タンノイのやさしさもいいんですが、ぼくにはもの足りなかった。あれは演奏会のずうっと後の席で聴く音でしょう。ところが、ぼくは前のほうで聴きたかった。それはもうタンノイじゃない。そこへ、このものすごいラッパを聴いたってわけです。
     *
そんなG610Bにつないで鳴らされたパワーアンプは、マッキントッシュのMC2105だった。
このMC2105に対して、61号では、「やさしいアンプ」と語られている。
だから力量不足がはっきりしてきて、次に同じマッキントッシュの管球式のMC275にされている。
このMC275についても、G610Bのエージングがすすんでいくにつれて、
甘さが耳についてきて、「その甘さはぼくには必要じゃない」ということで、もっと辛口のアンプということで、
マランツModel 2を導入され、続いてコントロールアンプをマッキントッシュのC26からModel 7にされている。

これらのことからわかるように、長島先生は、そういう音楽の聴き方をされてきた。
だからESLを、
「ナチュラルな音場空間が得られる製品。使いこなしには工夫が必要」(ステレオサウンド 47号)と、
評価されながらも、ESLはスピーカーとして理想に近い動作が期待できる、とされながらも、
もうひとつもの足りなさを感じられたことは、容易に想像がつくことだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=6072


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その27)
http://audiosharing.com/blog/?p=6083

ステレオサウンド 61号には、長島先生による登場したばかりのQUAD・ESL63の詳細な記事が載っている。
1機種のスピーカーシステムに、16ページを割いている。

当然、記事の中でESL63の、ディレイによる球面波の効果についてふれられている。
     *
中域以上で球面波を作りだし、音像定位を明確にする全く新しい独創的な手法がとられていることだ。
いままで一般的に、ESLがつくりだす音像定位とステレオ感には独特のものがあるといわれてきた。これのひとつの原因としては、結果的に広い面積の振動板が一様な動きをするため、つくりだされる音の波面が平面波に近くなることが考えられる。これに対して、ふつうに使われるコーン型のダイナミック・スピーカーでは、波面はあくまでも球面波なのである。
このふたつの波面の違いは、実際に音を聴いたとき、音源までの距離感の違いとなってあらわれる。
点音源を考えたとき、発生する音の波面は球面波になる。この音をリスニングポイントで聴いたとき、音源の位置をどこに感じるかというと、波面と直角に引いた線の交点に音源位置を感じるのである。したがってESLの場合、つくり出される波面の曲率が非常に大きく平面波に近いため、球面波を発生する一般的なスピーカーよりずっと遠くに音源位置を感じてしまうのである。これがESLと普通のスピーカーの大きな違いになっている。
     *
タンノイですら、長島先生は「ずうっと後の席で聴く音」と評され、
前の席で聴きたくてG610Bにされているのだから、ESLはタンノイよりも「後の席で聴く音」になる。

長島先生はスイングジャーナルの別冊の「モダン・ジャズ読本」でESLの組合せを、
’76年度版と’77年度版、2回つくられている。
スイングジャーナルだから、当然、この組合せで鳴らされるのはジャズのレコードだ。
何も奇を衒って、長島先生はESLを使われているわけではない。
ESLの良さを十分認めておられるのは記事を読めばわかる。
だからこそ、ESLで、前のほうで聴けるようになれば、
長島先生にとってESLは理想に近いスピーカーだったのかもしれない。
http://audiosharing.com/blog/?p=6083


Date: 1月 8th, 2014
BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その28)
http://audiosharing.com/blog/?p=12917

ステレオサウンドにいたころ、ESLを買ったことを長島先生に話した時、
スイングジャーナルでのトリプルスタックの音について話してくださった。
そして、こういわれた。

「スイングジャーナルに、まだあの時のフレームがあるはずだよ」

あの時のフレームとは、 QUAD・ESLのトリプルスタック用のフレーム(スタンド)のことを指している。
つまり、私にESLのトリプルスタックをやってみなよ、ということであった。

あのころであれば、まだESLの程度のいいモノをあと二組手に入れるのは、そう難しいことでもなかったし、
費用もそれほどかからなかった。
その面では特に障害はなかったけれど、
さすがにトリプルスタックをいれるだけの天井高のある部屋に住んでいたわけではなかったから、
住居探しをまずやらなければならなくなる。

音は、長島先生が熱く語られていたことからも、良かったことはわかる。
かなりいい結果が期待できる──、とはいうものの、
背の高いスピーカーに対する強い拒否反応はないというものの、
トリプルスタックのESLの高さとなると、話は違ってくる。

天井高が十分にあり、広さも十分にとれる部屋にいたとしても、
トリプルスタックに挑戦したか、というと、なんともいえない、というのが正直なところである。

それでもトリプルスタックの音だけは、一度聴いてみたかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=12917


Date: 1月 9th, 2014
BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その29)
http://audiosharing.com/blog/?p=12931

演奏会で前の方で聴きたいから、ということで、
タンノイからジェンセンのG610Bにスピーカーを替えられた長島先生にとって、
ESLのトリプルスタックもまた、演奏会での前の方で聴く音だった。

長島先生は前の方で、山中先生の聴き方もそうだと思っている。
だが、クラシックを聴く人のすべてが前の方で聴きたい、と想っているわけではなく、
中ほどの席で聴きたい人もいるし、天井桟敷と呼ばれるところで聴きたい、という人もいる。

いわば音源との距離をどうとるのか。
ここでの音源とは、スピーカーと聴き手の距離のことではないし、
スピーカーのどの位置に音像を結ぶのか、その音像と聴き手との距離のことでもなく、
そういった物理的な距離とは異る、
スピーカーそのものが本来的に持つ鳴り方に起因するところの、音源との距離感ということになる。

1980年ごろまでのイギリスのスピーカーは、概ね、やや距離を置いた鳴り方をする傾向が強かった。
BBCモニター系のスペンドール、ロジャース、KEFなど、
アメリカや日本のスピーカーほど音量を上げられないということも関係して、
ひっそりと鳴る感じを特徴としており、そのひっそりと鳴るということは、
眼前で楽器が鳴っているという感じとは結びつかない。

このことは録音の場における、楽器とマイクロフォンとの位置関係にも関係してくることであり、
ピアノの録音にしてもオンマイクで録るのかオフマイクで録るのか、で、
楽器との距離感には違いが出るのと同じである。
http://audiosharing.com/blog/?p=12931

Date: 7月 29th, 2017
BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その30)
http://audiosharing.com/blog/?p=23235

QUADのESLのダブルスタック、トリプルスタックのことを書いていて思い出したのは、
LS3/5Aのダブルスタックのことだ。

私は試したことがないけれど、
ステレオサウンド 55号に、マラソン試聴会の記事が載っている。
1ページ、モノクロの記事である。写真は九点。
どれも不鮮明な写真ばかりだが、一枚だけ目を引くものがあった。

ロジャースの輸入元オーデックスのブースで、
写真の説明には「ダブルLS3/5Aがガッツな音を聴かせてくれた」とある。

写真は小さく、くり返しになるが不鮮明。
はっきりとは確認できないが、上下二段スタックされたLS3/5Aは、
上側のLS3/5Aは上下逆さまになっているように見える。

サランネットについているネームプレートが、上側のLS3/5Aは左下にあるように見えるからだ。
ユニット配置は、下からウーファー、トゥイーター、トゥイーター、ウーファーとなっているはずだ。

ESLのスタックもそうだが、最大出力音圧レベルの不足を補うための手法である。
LS3/5Aもその点ではESLと同じであり、ESLがダブルスタックにするのであれば、
LS3/5Aも……、と輸入元の人が考えたのかどうかははっきりしないが、
この時のダブルLS3/5Aの音は、取材した編集者の耳も捉えていたようだ。

55号の編集後記の最後に、《小さな一室でLS3/5Aのダブルが良く鳴っていた》とある。
http://audiosharing.com/blog/?p=23235


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1171.html

コメント [政治・選挙・NHK280] 海外から五輪中止の声も…政府と組織委は“五輪選手だけ守る”コロナ対策で乗り切り画策! 数億円の療養施設、パラ選手を口実に… 赤かぶ
14. 2021年4月15日 11:32:29 : 3ymFp20YXU : UWtyUTRBOEI5RTY=[4]
何より怖いのは世界中からありとあらゆる変異型が日本に持ち込まれるということ。いくら海外無観客でも、海外選手や関係者と一緒に絶対に変異型が入って来る。それらがミックスされて強力な感染力を持つ新型が現れたらどうなる? 日本人をモルモットにしないでもらいたい。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/278.html#c14
コメント [国際30] 韓国と中国の両政府、日本の原発処理水海洋放出を激しく批判(東京新聞) 蒲田の富士山
3. 2021年4月15日 11:32:37 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[9483]
米ケリー特使が上海到着 気候サミットに向け協議へ(2021年4月15日)
•2021/04/15
ANNnewsCH
https://www.youtube.com/watch?v=IS7lqkf1O2Y
http://www.asyura2.com/21/kokusai30/msg/450.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK280] 日本人6割が感染 カリフォルニア由来の変異株どこまで危険(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
15. 2021年4月15日 11:33:11 : Ia4Eb1ctSQ : WEo2cVAuZEpSMWs=[1]
>>13
良いね👍
オリンピックと言うより万博だな🤣
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/281.html#c15
コメント [リバイバル3] 伝説の静電型スピーカー QUAD ESL57・ESL63 中川隆
119. 中川隆[-5697] koaQ7Jey 2021年4月15日 11:35:09 : 2WCnPZKA5U : aFYyNHFXQVpEVEk=[11]
audio identity (designing)宮ア勝己 BBCモニター考(LS3/5Aのこと)

BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その9)
http://audiosharing.com/blog/?p=5845

山中先生は、この点どうかというと、パトリシアン600を使われていることからもわかるように、
背の高いスピーカーシステムに対して、瀬川先生のように拒否されるところはないわけだが、
以前書いたように、QUADのESLを、ぐっと思いきって上にあげて前に傾けるようにして聴くといいよ、
と、ESLを使っているときにアドバイスしてくださったことから、
むしろ瀬川先生とは反対に背の高いスピーカーシステム、
もしくは目(耳)の高さよりも上から音が聴こえてくることを好まれていたのでないか、とも思う。

スピーカーシステムの背の高さ(音が出る位置の高さ)を強く意識される方もいれば、
ほとんど意識されない方もいる。
これはどうでもいいことのように思えても、スピーカーシステムの背の高さを強く意識されている方の評価と、
そうでない方の評価は、そこになにがしかの微妙な違いにつながっていっているはず。

だから、なぜその人が、
そのスピーカーシステムを選択されたのか(選択しなかったのか)に関係してくることがあるのを、
まったく無視するわけにはいかないことだけは、頭の片隅にとどめておきたい。

メリディアンのM20もQUADのESLも、そのまま置けば仰角がつく。
フロントバッフル(もしくはパネル面)がすこし後ろに傾斜した状態になる。
これは何を意味しているのか、と思うことがある。
そして、メリディアンのM20をつくった人たち、QUADのピーター・ウォーカーは、
どんな椅子にすわっていたのか、とも思う。
その椅子の高さはソファのように低いものなのか、それともある程度の高さがあるものなのか。

私の勝手な想像にすぎないが、椅子の高さはあったのではないか、と思っている。
このことはESL、M20がかなでる音量とも関係してのことのはずだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=5845


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その10)
http://audiosharing.com/blog/?p=5876

すこし横道にそれてしまうけれど、
ステレオサウンド 46号に「マーク・レビンソンHQDシステムを聴いて」という、
瀬川先生の文章が2ページ見開きで載っている。

当時、ステレオサウンドの巻末に近いところで、このページを見つけたときは嬉しかった。
マークレビンソンのHQDシステムの試聴記が、ほかの誰でもなく瀬川先生の文章で読めるからだ。

マークレビンソンのHQDシステムについて知っている人でも、実物を見たことがある人は少ない、と思う。
さらに音を聴いたことのある人はさらに少ないはず。

私も実物は何度か見たことがある。
秋葉原のサトームセンの本店に展示してあったからだ。
いまのサトームセンからは想像できないだろうが、当時はオーディオに力を入れていて、
HQDシステムがあったくらいである。
サトームセン本店以外では見たことがない。

ただ残念なことに音が鳴っていたことはなかった。
「聴かせてほしい」といえるずうずうしさもなかった。

ステレオサウンド 46号の記事は、サトームセンで見る3年ほど前のこと。
そのときは実物をみることすらないのではないか、と思っていたときだった。

わくわくしながら読みはじめた。
ところが、読みながら、そして読み終って、なんだかすこし肩透しをくらったような気がした。
だから、もういちどていねいに読みなおしてみた。

でも、私が勝手に期待していたわくわく感は得られなかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=5876


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その11)
http://audiosharing.com/blog/?p=5880

HQDシステムが、非常に高い可能性をもつシステムであることは理解はできる書き方だった。
結局、瀬川先生も書かれているように、そのとき鳴っていたHQDシステムの音は、
マーク・レヴィンソンが完全に満足すべき状態では鳴っていなかったこと、
それでもマーク・レヴィンソンが意図して音であること、
そして瀬川先生だったら、もう少しハメを外す方向で豊かさを強調して鳴らされるであろうこと、
これらのことはわかった。

このときは、瀬川先生が背の高いスピーカーシステムを好まれない、ということを知らなかった。
最初に読んだときも気にはなっていたが、それほと気にとめなかったけれど、たしかに書いてある。
     *
左右のスピーカーの配置(ひろげかたや角度)とそれに対する試聴位置は、あらかじめマークによって細心に調整されていたが、しかしギターの音源が、椅子に腰かけた耳の高さよりももう少し高いところに呈示される。ギタリストがリスナーよりも高いステージ上で弾いているような印象だ。これは、二台のQUADがかなり高い位置に支持されていることによるものだろう。むしろ聴き手が立ち上がってしまう方が、演奏者と聴き手が同じ平面にいる感じになる。
     *
HQDシステムの中核はQUADのESLをダブルスタック(上下二段重ね)したもので、
この2台(というよりも2枚)のESLは専用のスタンドに固定され、
しかも下側のESLと床との間にはけっこうなスペースがある。
HQDシステムの寸法は知らないが、どうみても高さは2mではきかない。2.5m程度はある。
瀬川先生が「横倒しにしちゃいたい」パトリシアン600よりも、さらに背が高い。

これは瀬川先生にとって、どんな感じだったのだろうか。
HQDシステムの背の高さはあらかじめ予測できたものではあっても、
それでも予測していた高さと、実際に目にした高さは、また違うものだ。

HQDシステムの試聴場所はホテルの宴会場であり、天井高は十分ある状態でも、
背の高すぎるスピーカーシステムである。
これが一般的なリスニングルームにおさまったら(というよりもおさまる部屋の方が少ないのではないだろうか)、
見た目の圧迫感はもっともっと増す。それは実物を目の当りにしていると容易に想像できることだ。

瀬川先生がHQDシステムの実物を見て、どう思われたのかは、その印象については直接書かれていない。
それでもいい印象を持たれてなかったことだけは確かだろう。
http://audiosharing.com/blog/?p=5880


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その12)
http://audiosharing.com/blog/?p=5892

瀬川先生は、QUAD・ESLのダブルスタックに対して、どういう印象を持たれていたのか。

ステレオサウンド 38号で岡先生がQUAD・ESLのダブルスタックの実験をされている。
「ベストサウンドを求めて」という記事の中でダブルスタックを実現するために使用されたスタンドは、
ESL本体の両脇についている木枠(3本のビスでとめられている)を外し、
かわりにダブルスタックが可能な大型の木枠に交換する、というものだ。

このダブルスタック用のスタンドは、
1977年暮にステレオサウンド別冊「コンポーネントステレオの世界 ’78」でも使われている。

「ひと昔まえのドイツ系の演奏・録音盤を十全なかたちで再生したい」という読者の方からの要望に応えるかたちで、
山中先生が提案されたのが、QUAD・ESLのダブルスタックだった。
ここでダブルスタック実現のため使われたのが、38号で岡先生が使われたスタンドそのものである。

「コンポーネントステレオの世界 ’78」では、
井上卓也、上杉佳郎、岡俊雄、菅野沖彦、瀬川冬樹、山中敬三、六氏が組合せをつくられているが、
この組合せの試聴すべてに瀬川先生がオブザーバーとして参加されている。
つまり山中先生がつくられたESLのダブルスタックの音を瀬川先生は聴かれているわけだし、
その音の印象がどうなのか、「コンポーネントステレオの世界 ’78」の中で、
もっとも関心をもって読んだ記事のひとつが、山中先生のESLのダブルスタックだった。

ところが、何度読み返しても、ESLのダブルスタックの音の印象についてはまったく語られていない。
http://audiosharing.com/blog/?p=5892


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その13)
http://audiosharing.com/blog/?p=5897

ステレオサウンド別冊「コンポーネントステレオの世界 ’78」では、
前年の「コンポーネントステレオの世界 ’77」では読者と評論家の対話によって組合せがつくられていったのに対し、
最初から組合せがまとめられていて、それを読者(愛好家)の方が聴いて、というふうに変っている。
そして、組合せはひとつだけではなく、もうひとつ、価格を抑えた組合せもある。

山中先生による「ひと昔まえのドイツ系の演奏・録音盤を十全なかたちで再生」するシステムは、
QUAD・ESLのダブルスタック(アンプはマークレビンソンのLNP2とQUADの405)のほかに、
スペンドールのBCIIを、スペンドールのプリメインアンプD40で鳴らす組合せをつくられている。

このBCIIの組合せの音については、つぎのように語られている。
     *
ぼくもBCIIとD40という組合せをはじめて聴いたときには、ほんとうにびっくりしました。最近のぼくらのアンプの常識、つまりひじょうにこった電源回路やコンストラクション、そしてハイパワーといったものからみると、このアンプはパワーも40W+40Wと小さいし、機構もシンプルなんだけれど、これだけの音を鳴らす。不思議なくらい、いい音なんですね。レコードのためのアンプとして、必要にして十分ということなんでしょう。ぼくもいま買おうと思っていますけれども、山中さんがじつにうまい組合せをお考えになったなと、たいへん気持よく聴かせていただきました。
     *
この山中先生の組合せの記事のなかで、瀬川先生の発言は、じつはこれだけである。
最初読んだときは、QUAD・ESLの音についての発言を読み落とした? と思い、ふたたび読んでみても、
瀬川先生の発言はこれだけだった。

当時(1977年暮)は、その理由がまったくわからなかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=5897

BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その14)
http://audiosharing.com/blog/?p=5899

「コンポーネントステレオの世界 ’78」では、他の組合せとは毛色の異る、
異様な(こういいたくなる)組合せがひとつあった。
井上先生が、アマチュア・バンドで楽器を演奏して楽しんでいる読者が、
「楽器の音がもうひとつ実感として感じられない」不満に対してつくられた組合せである。

スピーカーは、JBLの楽器用の18インチ・ウーファーK151をダブルで使い、
その上に2440にラジアルホーンの2355、
トゥイーターは075のプロ用ヴァージョンの2402を片チャンネル4つ、シリーズ・パラレル接続する、というもの。
これだけのシステムなので、当然バイアンプ駆動となり、パワーアンプはマッキントッシュのMC2300を2台、
エレクトロニック・クロスオーバーはJBLの5234、コントロールアンプはプロ用のクワドエイトLM6200R、
アナログプレーヤーはマカラのmodel4824にスタントンのカートリッジ881S、というもの。

「コンポーネントステレオの世界 ’78」ではこの組合せのカラー写真が見開きで載っている。
もちろんほかの組合せもカラーで見開きだが、そこから伝わってくる迫力は、ほかの組合せにはない。
K151をおさめた、かなり大容量のエンクロージュアが傷だらけということ、
それにアンプもアナログプレーヤーの武骨さを覆い隠そうとはしていないモノばかりであって、
これに対してコストを抑えたもうひとつの組合せ──
こちらもJBLの楽器用のウーファーK140をフロントロードホーンの4560におさめ、2420ドライバー+2345ホーン、
アンプはマランツのプリメイン1250、アナログプレーヤーはビクターのターンテーブルTT101を中心としたもの──、
これだって、他の評論家の方々の組合せからすると武骨な雰囲気をもってはいるというものの、
比較すれば上品な感じすら感じてしまうほど、井上先生が価格を無視してつくられた組合せの迫力は、凄い!

この組合せで、ピンク・フロイドの「アニマルズ」、「狂気」、ジェフ・ベックの「ライブ・ワイアー」、
テリエ・リビダルの「アフター・ザ・レイン」、
ラロ・シフリンの「タワーリング・トッカータ」、それに「座鬼太鼓座」などを鳴らされている。
http://audiosharing.com/blog/?p=5899


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その15)
http://audiosharing.com/blog/?cat=45&paged=2

「コンポーネントステレオの世界 ’78」でつくられた井上先生の組合せは、
それで鳴らされる音楽も、その音量も、その音自体も、
瀬川先生が好んで聴かれている音楽、音量、音質とは大きく違ったものである。

けれど、というべきか、ここには瀬川先生の印象が語られている。
     *
お二人といっしょに聴いていて、この装置に関しては、アドバイザーとかオブザーバーなんていう立場は、いっさいご辞退申し上げたいわけでして(笑い)、これはまことに恐るべき装置ですよ(笑い)。千葉さん(読者の方)のお手紙に対して、こういう回答をだされた井上さんという人は、ものすごいことをなさる人だと、あらためて敬服かつたまげているわけ(笑い)。
ぼくは楽器をなにひとついじらないし、いまここで鳴らされた音楽も、ふだん自宅で楽しんで聴いている音楽とは違うものですから、どのくらいの音量がふさわしいのかちょっと分かりかねるところがあるんだけれど、それにしても、いま聴いた音量というのは、正直いって、ぼくの理解とか判断力の範囲を超えたものなんですね。ただ誤解のないようにいっておくと、それだからといって箸にも棒にもかからないというような、否定的な意味ではありません。ことばどおり、理解とか判断力の範囲を超えたところのものだ、ということなんです。しかし、いま聴いた音というのは、自分の知らない、ひじょうに面白い世界をのぞかせてくれたことも、またたしかです。ただ重ねていいますけれど、こういう音はぼくは好まないし、ぼく自身は絶対にやりませんね。ある意味では拒否したい音だといっていいかもしれません。
ほくは、自分の現在の条件もあるでしょうが、性格的にもあまり大音量で聴くのは好きではありません。どちらかというと、小さめで、ひっそりと聴くほうを好みます。しかし、いま聴いていて、この装置が出した、むしろ井上さんがお出しになったというべきかもしれませんがともかくここで鳴ったすさまじい音は、けっして不愉快ではない。一種の快感さえ感じたほどです。井上さんはよく、音のエネルギー感ということをいわれますが、それが具体的に出てきた、エネルギー感の魅力が十分に感じられたわけで、ぼく自身ただただ聴きほれていたわけですよ。
     *
この井上先生の組合せよりも、山中先生のESLのダブルスタックの組合せがめざした「世界」が、
瀬川先生がふだん接していられた世界と共通するものは多い。
にもかかわらず、ESLダブルスタックの音に関しては、なにもひとつ活字にはなっていない。
http://audiosharing.com/blog/?cat=45&paged=2


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その16)
http://audiosharing.com/blog/?p=5905

「コンポーネントステレオの世界 ’78」を読んでいた14歳の私が強い関心をよせていたスピーカーシステムは、
JBLの4343だったり、ロジャースのLS3/5Aだったり、キャバスのブリガンタンであったり、
そしてQUADのESLだった。
他にもいくつかあるけれど、ここでは直接関係してこないので省かせていただく。

当時なんとなく考えていたのは、4343をしっとり鳴らすのと、
ESLから余裕のある音を鳴らすのはどちらが大変か、であって、
ESLにはダブルスタックという手法があることを知り、
ESLの秘めた可能性についてあれこれ思っていた時期でもあるから、
よけいにダブルスタックのESLの音を、どう瀬川先生が評価されているのかが、とにかく知りたかった。

たとえばほかのスピーカーシステムであれば、オーディオ店でいつか聴くことができるだろう。
それが決していい調子で鳴っていなかったとしても、ほんとうに出合うべくして出合うスピーカーシステムであれば、
多少うまく鳴っていないところがあったとしても、そこからなんらかの魅力を感じとることができるはず。
だから聴く機会に積極的でありたい、と思っていたけれど、
ダブルスタックのESLは、それそのものがメーカーの既製のスピーカーシステムではないため、
そのオーディオ店が独自にスタンドを工夫・製作しないことには、聴くことが無理、ということがわかっていたため、
だからこそ瀬川先生がどう、その音を表現されるのかが、読みたくてたまらなかった。

「コンポーネントステレオの世界 ’78」は、数少ないその機会を与えてくれるはずだったのに……。
山中先生のダブルスタックのESLの記事は12ページある。
けれど、また書くけれど、そこには瀬川先生の発言はなかった。

いまなら、なぜないのかは理解できる。
けれど、当時14歳の私には、ないことは、とにかく不思議なこと、でしかなかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=5905

BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その17)
http://audiosharing.com/blog/?p=5908

瀬川先生は、ステレオサウンド 43号「ベストバイ」の記事中にこう書かれている。
     *
いまところは置き場所がないから考えないが、もし製造中止になるというような噂をチラとでも耳にしたら、すぐにでもひと組購入するぞ、と宣言してある。部屋や置き方や組み合わせなど条件を整えて聴くときのQUAD・ESLのみずみずしい音質は実にチャーミングだ。最適位置にぴたりと坐ったが最後、眼前に展開する一種独特のクリアーな音像の魅力から抜け出すことが難しくなる。このデザインの似合う部屋が欲しい!
     *
そして、購入されている。
ステレオサウンドだけを読んでいては気がつかないが、当時の別冊FM fanの記事中、
瀬川先生の世田谷・砧のリスニングルームの写真に、ESLが置かれているのが写っている。
ESLは、瀬川先生のお気に入りのスピーカーシステムのひとつであったはずだ。

山中先生は、「コンポーネントステレオの世界 ’78」では、次のように語られている。
     *
シングルで使っても、このスピーカーには、音のつながりのよさ、バランスのよさといった魅力があって、そうえにオーケストラ演奏を聴けるだけの迫力さえでれば、現在の数多いスピーカーシステムの中でもとびぬけた存在になると思うんですよ。そこでこれをダブルで使うと、とくに低域の音圧が比較にならないほど上昇しますし、音の全体の厚みというか、レスポンス的にも、さらに濃密な音になる。むしろ高域なんかは、レスポンス的には少し下がり気味のような感じに聴こえます。いずれにしても、2倍といようりも4倍ぐらいになった感じまで音圧が上げられる。そういった魅力が生じるわけで、そこをかってESLのダブル使用という方式を選びました。
     *
しかも、この数ページ後に、こんなことも言われている。
     *
このスピーカーはごらんのようにパネルみたいな形で、ひじょうに薄いので、壁にぴったりつけて使いたくなるんですけれど、反対に、いま置いてあるように、壁からできるだけ離す必要があります。少なくとも1・5メートルぐらい、理想をいえば部屋の三分の一ぐらいのところまでってきてほしいと、QUADでは説明しているのです。ただ、ダブル方式で使った場合には、それほど離さなくてよさそうです。そのことも、ダブルにして使うことのメリットといえるでしょう。
     *
ここまで読んできて、ダブルスタックのESLへの期待はいやがおうでも高まり、
瀬川先生の発言を期待してページをめくっていた……。
http://audiosharing.com/blog/?p=5908


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その18)
http://audiosharing.com/blog/?p=5910

私が知るかぎり、瀬川先生がダブルスタックのESLの音について語られているのは、
音楽之友社からでていた「ステレオのすべて」の’81年版だけである。

この年の「ステレオのすべて」の特集は、
「音楽再生とオーディオ装置 誰もできなかったオーケストラ再生」であり、
瀬川冬樹、山中敬三、両氏を中心に読者の方が3人、それにリポーターとして貝山知弘氏によるもの。

ここでも組合せがつくられている。
瀬川先生による組合せが3つ、山中先生による組合せが2つ、
そして読者の方による組合せがそれぞれつくられ、
それぞれの音について討論がすすめられている、という企画である。

ここで山中先生の組合せに、ダブルスタックのESLが登場している。
アンプはコントロールアンプにマークレビンソンのML7L、パワーアンプにスレッショルドのSTASIS2。
アナログプレーヤーは、トーレンスのTD126MKIIIC、となっている。

ESL用のスタンドは、ステレオサウンドでの試聴のものとは異り、
マークレビンソンのHQDシステムで使われているスタンドと近い形に仕上がっている。
ただしHQDシステムのものよりも背は多少低くなっているけれど、
ステレオサウンドのスタンドと較べると、下側のESLと床の間に空間がある分だけ背は高い。

2枚のESLの角度は、
ステレオサウンドでの試聴では、下側のESLのカーヴと上側のESLのカーヴが連続するようになっているため、
横から見ると、とくに上側のESLが弓なりに後ろにそっている感じになっている。
音楽之友社(ステレオのすべて)の試聴では、
2枚のESLができるだけ垂直になるように配置されている(ように写真では見える)。

実験はしたことないものの、2枚のESLをどう配置するか、
その調整によってダブルスタックのESLの音が想像以上に変化するであろうことは予測できる。

だから同じダブルスタックといっても、ステレオサウンドでのモノと音楽之友社のモノとでは、
かなり違うといえばたしかにそうであろうし、
それでも同じダブルスタックのESLであることに違いはない、ともいえる。
http://audiosharing.com/blog/?p=5910

BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その19)
http://audiosharing.com/blog/?p=5927

音楽之友社別冊「ステレオのすべて ’81」を書店で手にとってパラパラめくったときは、うれしかった。
ここにもESLのダブルスタックの記事が載っていて、その記事には瀬川先生と山中先生が登場されているからだ。

じっくり読むのは家に帰ってからの楽しみにとっておきたかったので、ほとんど内容は確認させずに買った。
そして帰宅、読みはじめる。

誌面構成としては、まず貝山さんがレポーター(司会者)となって、瀬川・山中対談がはじまる。
そして囲み記事として、
瀬川先生の組合せ試案(これはロジャースPM510とマークレビンソンのアンプの組合せ)があり、
そのあとにいよいよ山中先生によるESLのダブルスタックの試案が、これも囲み記事で出てくる。
3000文字弱の内容で、瀬川・山中、両氏の対談を中心に、参加されている読者の方の意見も含まれている。

まず、瀬川先生は、
「やっぱり、クォード・ダブルスタックを山中流に料理しちゃってるよ。
これ、完全に山中サウンドですよ、よくも悪くもね。」と発言されている。

このあとに山中先生によるダブルスタックの説明が続く。
そして、ふたたび瀬川先生の発言。
「さっき山中流に料理しちゃったというのは、ぼくがこのスピーカーを鳴らすとこういう音にならないね。具体的にいうと、ほくにはずいぶんきつくて耐えられなかったし、低音の量感が足りない。だからかなわんなと思いながらやっぱり彼が鳴らすと、本当にこういう音に仕上げちゃうんだなと思いながら、すごい山中サウンドだと思って聴いていたの。」

ただ「低音の量感が足りない」と感じられていたのは、山中先生も同じで、
ステレオサウンドでの試聴のことを引き合いに出しながら、「低域がもっと出なくちゃいけない」と言われている。
音楽之友社での試聴では、低域の鳴り方が拡散型の方向に向ってしまい集中してこない、とも指摘されている。
その理由は2枚のESLの角度の調整にあり、
できればESLの前面の空気を抱きかかえるような形にしたい、とも言われている。

山中先生としても、今回のESLのダブルスタックの音は、不満、改善の余地が多いものだった、と読める。
http://audiosharing.com/blog/?p=5927


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その20)
http://audiosharing.com/blog/?p=5937

音楽之友社の試聴室がどのくらいの広さなのか、「ステレオのすべて ’81」からは正確にはかわらない。
けれど50畳もあるような広さではないことはわかる。20畳から30畳程度だろうか。
そこに、「ステレオのすべて ’81」の取材では、
瀬川、山中、貝山の三氏プラス読者の方が三名、さらに編集部も三名にカメラマンが一人、計10人が入っている。
そう広くない部屋に、これだけの人が入っていては条件は悪くなる。
そんなこともあってESLのダブルスタックは、本調子が出なかったのか、うまく鳴らなかったことは読み取れる。
けれど瀬川先生にしても山中先生にしても、そこで鳴った音だけで語られるわけではない。
ESLのダブルスタックは、この本の出る3年前にステレオサウンドの「コンポーネントステレオの世界 ’78」にいて、
手応えのある音を出されているわけで、そういったことを踏まえたうえで語られている。

もちろん話されたことすべてが活字になっているわけではない。
ページ数という物理的な制約があるため削られている言葉もある。
まとめる人のいろいろな要素が、こういう座談会のまとめには色濃く出てくる。

つまり「コンポーネントステレオの世界 ’78」では瀬川先生のESLのダブルスタックに対する発言は、
削られてしまっている、とみていいだろう。
なぜ、削られたのか。しかもひと言も活字にはなっていない。
このことと、「ステレオのすべて ’81」の瀬川先生の音の印象を重ねると、
瀬川先生はESLのダブルスタックに対して、ほぼ全面的に肯定されている山中先生とは反対に、
否定的、とまではいわないもの、むしろ、どこか苦手とされているのではないか、と思えてくる。

「ぼくにはずいぶんきつくて耐えられなかった」と語られている、
この部分に、それが読みとれる、ともいえる。
http://audiosharing.com/blog/?p=5937


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その21)
http://audiosharing.com/blog/?p=5939

ステレオサウンド別冊「コンポーネントステレオの世界 ’78」の巻末には、
「新西洋音響事情」というタイトルのインタヴュー記事が載っている。
「全日本オーディオフェアに来日の、オーディオ評論家、メーカー首脳に聞く」という副題がついているとおり、
レオナルド・フェルドマン(アメリカ・オーディオ評論家)、エド・メイ(マランツ副社長)、
レイモンド・E・クック(KEF社長)、コリン・J・アルドリッジ(ローラ・セレッション社長)、
ピーター・D・ガスカース(ローラ・セレッション マーケティング・ディレクター)、
ウィリアム・J・コックス(B&Oエクスポートマネージャー)、S・K・プラマニック(B&Oチーフエンジニア)、
マルコ・ヴィフィアン(ルボックス エクスポートマネージャー)、エド・ウェナーストランド(ADC社長)、
そしてQUAD(この時代は正式にはThe Acoustical Manufacturing Co.Ltd.,社長)のロス・ウォーカーらが、
山中敬三、長島達夫、両氏のインタヴュー、編集部のインタヴューに答えている。

ロス・ウォーカーのインタヴュアーは、長島・山中の両氏。
ここにダブル・クォードについて、たずねられている。
ロス・ウォーカーの答えはつぎのとおりだ。
     *
ダブルにしますと、音は大きくなるけれども、ミュージックのインフォメーションに関しては一台と変わらないはずです。ほとんどの人にとってはシングルに使っていただいて十分なパワーがあります。二台にすると、4.5dB音圧が増えます。そしてベースがよく鳴る感じはします。ただ、チェンバー・ミュージックとか、ソロを聴く場合には、少しリアリスティックな感じが落ちる感じがします。ですから、大編成のオーケストラを聴く場合にはダブルにして、小さい感じのミュージックを聴く場合には、シングルにした方がよろしいのではないかと思います。世の中のたくさんの方がダブルにして使って喜んでいらっしゃるのをよく存じていますし、感謝していますけれども、私どもの会社の中におきましては二台使っている人間は誰もおりません。いずれにしても、それは個人のチョイスによるものだと思いますから、わたくしがどうこう申しあげることはできない気がします。
     *
「ステレオのすべて ’81」の特集には「誰もできなかったオーケストラ再生」とつけられているし、
「コンポーネントステレオの世界 ’78」の読者の方の要望もオーケストラ再生について、であった。

オーケストラ再生への山中先生の回答が、ESLのダブルスタックであることは、
この時代(1970年代後半から80年にかけて)の現役のスピーカーシステムからの選択としては、
他に候補はなかなか思い浮ばない。

なぜ、そのESLのダブルスタックの音が瀬川先生にとっては「ずいぶんきつくて耐えられなかった」のか。
http://audiosharing.com/blog/?p=5939


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その22)
http://audiosharing.com/blog/?p=5941

瀬川先生の「ずいぶんきつくて耐えられなかった」ということを、
オーディオの一般的な「きつい音」ということで捉えていては、なかなか理解できないことだと思う。

ダブルスタックとはいえQUADのESLから、いわゆる「きつい音」が出るとは思えない。
そう考えられる方は多いと思う。

私も、「ステレオのすべて ’81」を読んだときには、
「ずいぶんきつくて耐えられなかった」の真の意味を理解できなかった。
これに関しては、オーディオのキャリアが長いだけでは理解しにくい面をもつ。
私がこれから書くことを理解できたのは、ステレオサウンドで働いてきたおかげである。

コンデンサー型、リボン型といった駆動方式には関係なく、
ある面積をもつ平面振動板のスピーカーシステムの音は、聴く人によっては「きつい音」である。
それは鳴らし方が悪くてそういう「きつい音」が出てしまう、ということではなく、
振動板が平面であること、そしてある一定の面積をもっていることによって生じる「きつい音」なのだが、
これがやっかいなことに同じ場所で同じ時に、同じ音を聴いても「きつい音」と感じる人もいれば、
まったく気にされない方もいるということだ。

そして、一定の面積と書いたが、これも絶対値があるわけではない。
部屋の容積との関係があって、
容積が小さければ振動板の面積はそれほど大きくなくても「きつい音」を感じさせてしまうし、
かなり振動板の面積が大きくとも、部屋の容積が、広さも天井高も十分確保されている環境であれば、
「きつい音」と感じさせないこともある。

瀬川先生に直接「ずいぶんきつくて耐えられなかった」音が
どういうものか訊ねたわけではないから断言こそできないが、
おそらくこの「きつい音」は鼓膜を圧迫するような音のことのはずである。

私がそのことに気づけたのは、井上先生の試聴のときだった。
http://audiosharing.com/blog/?p=5941


Date: 9月 23rd, 2011
BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その23)
http://audiosharing.com/blog/?p=6043

じつは井上先生も、振動板面積の大きい平面型スピーカーの音に対して、
瀬川先生と同じような反応をされていた。
「くわっと耳にくる音がきついんだよね、平面スピーカーは」といったことをいわれていた。

といってもスコーカーやトゥイーターに平面振動板のユニットが搭載されているスピーカーシステムに対しては、
そういったことをいわれたことはまず記憶にない。
もしかするとすこしは「きつい」と感じておられたのかもしれないが、
少なくとも口に出されることは、私がステレオサウンドにいたころはなかった。

けれどもコンデンサー型やアポジーのようなリボン型で、低域まで平面振動板で構成されていて、
しかも振動板の面積がかなり大きいものを聴かれているときは、
「きついんだよなぁ」とか「くわっとくるんだよね、平面型は」といわれていた。

でもアポジーのカリパーをステレオサウンドの試聴室で、マッキントッシュのMC275で鳴らしたときは、
そんな感想はもらされていなかった(これは記事にはなっていない)。
だから私の勝手な推測ではあるけれども、
ステレオサウンドの試聴室(いまの試聴室ではなく旧試聴室)の空間では、
アポジーのカリパーぐらいの振動板面積が井上先生にとっては、
きつさを感じさせない、意識させない上限だったのかもしれない。

それにMC275の出力は75Wだから、それほど大きな音量を得られるわけでもない。
これが低負荷につよい大出力のパワーアンプであったならば、
ピークの音の伸びで「きつい」といわれた可能性もあったのかもしれない。

井上先生が「きつい」と表現されているのも、音色的なきつさではない。
これも推測になってしまうのだが、瀬川先生と同じように鼓膜を圧迫するようなところを感じとって、
それを「きつい」と表現されていた、と私は解釈している。

ただ、この「きつさ」は、人によって感じ方が違う。
あまり感じられない方もおられる。
いっておくが、これは耳の良し悪しとはまだ別のことである。
そして、圧迫感を感じる人の中には、この圧迫感を「きつい」ではなく、好ましい、と感じる人もいる。
だから、瀬川先生、井上先生が「きつい」と感じられたことを、理解しにくい人もおられるだろうが、
これはひとりひとり耳の性質に違いによって生じるものなのだろうから。
http://audiosharing.com/blog/?p=6043


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その24)
http://audiosharing.com/blog/?p=6047

直径が大きく異る円をふたつ描いてみる。
たとえば10倍くらいの差がある円を描いて、その円周を同じ長さだけきりとる。
たとえば2cmだけ切り取ったとする。

そのふたつの円周を比較すると、直径の小さな円から切り取った円周は同じ2cmでも弧を描いている。
直径が10倍大きい円から切り取った円周は、もちろん弧を描いてはいるものの、
小さな円の円周よりもずっと直線に近くなっていく。

ある音源から球面波が放射された。
楽器もしくは音源から近いところで球面波であったものが、
距離が離れるにしたがって、平面波に近くなってくる。

だから平面波の音は距離感の遠い音だ、という人もいるくらいだ。

平面波が仮にそういうものだと仮定した場合、
目の前にあるスピーカーシステムから平面波の音がかなりの音圧で鳴ってくることは、
それはオーディオの世界だから成立する音の独特の世界だといえなくもない。

しかもアクースティックな楽器がピストニックモーションで音を出すものがないにも関わらず、
ほほすべてのスピーカー(ベンディングウェーヴ以外のスピーカー)はピストニックモーションで音を出し、
より正確なピストニックモーションを追求している。

そういう世界のなかのひとつとして、大きな振動板面積をもつ平面振動板の音がある、ということ。
それを好む人もいれば、そうでない人もいる、ということだ。

瀬川先生の時代には、アポジーは存在しなかった。
もし瀬川先生がアポジーのオール・リボン型の音を聴かれていたら、どう評価されただろうか。
大型のディーヴァよりも、小型のカリパーのほうを評価されたかもしれない。
そんな気がする……。
http://audiosharing.com/blog/?p=6047


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その25)
http://audiosharing.com/blog/?p=6070

誤解のないようにもう一度書いておくが、
瀬川先生はQUADのESLを購入されている。シングルで鳴らすときのESLの音の世界に惚れ込まれていたことは、
それまで書かれてきたことからも、はっきりとわかる。
ただそれがダブルスタックになると、「きつい」と感じられる、ということだ。

おそらくESLは、ごく小音量で鳴らされていたのだろう。
そういう鳴らし方をしたときに、真価を発揮するESLが、ダブルスタックにすると一変する、というのは、
ダブルスタックの音に対して肯定的に受けとめられる人たちだ。

山中先生もそのひとりで、長島先生もそうだ。
長島先生はスイングジャーナルで、ダブルスタックの上をいくトリプルスタックを実現されている。

ESLのダブルスタックは香港のマニアの間ではじまった、といわれている。
その香港のマニアの人たちも、トリプルスタックをやった人はいないかもしれない。

しかも長島先生のトリプルスタックは、ただ単に3段重ねにしたわけではなく、
もともとの発想は平面波のESLから疑似的であっても球面波をつくり出したい、ということ。
そのため真横からみると3枚のESLは凹レンズ上に配置されている。

下部のESLは、ESLの通常のセッティングよりもぐっと傾斜をつけて斜め上を向き、
中央のESLはやや前屈みになり、下側のESLとで「く」の字を形成していて、
上部のESLは下部のESLよりさらに倒しこんで斜め下を向くように特註のスタンドは工夫されている。

聴取位置に対して、それぞれのESLの中心が等距離になるように、という意図もそこにはあったと考えられるが、
長島先生の意図は、疑似的球面波をつくり出すことによって、
平面波特有の音に対する長島先生が不満を感じていたところをなんとかしたい、という考えからであって、
このESLのトリプルスタックを実際に試された長島先生だからこそ、ESL63への評価がある、といえる。
http://audiosharing.com/blog/?p=6070


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その26)
http://audiosharing.com/blog/?p=6072

長島先生の音楽の聴き方として、前のめりで聴かれる。
それに長島先生はオルトフォンのSPUをずっと愛用されてきた。
ただし晩年はリンのカートリッジをお使いだったが。

そのSPUのコンシューマー用のGタイプではなく、プロフェッショナル用のAタイプのSPU-A/Eだった。
これは、Aタイプのほうが、Gタイプよりも、音の形が鮮明だから、ということが大きな理由である。

ジェンセンのG610Bを、タンノイのあとにいれられたのも、
このことがやはり関係しているはずである。

ステレオサウンド 61号で、こんなふうに語られている。
     *
(G610Bの)怪鳥の叫びのような、耳から血がでるような、それだけのエネルギーがでる。そんなスピーカーって聴いたことがなかった。そのエネルギーがすばらしいなって、ぼくはひそかに思ったわけです。〈これはつかっていけばなんとかなる!〉と考えました。それまではタンノイでした。タンノイのやさしさもいいんですが、ぼくにはもの足りなかった。あれは演奏会のずうっと後の席で聴く音でしょう。ところが、ぼくは前のほうで聴きたかった。それはもうタンノイじゃない。そこへ、このものすごいラッパを聴いたってわけです。
     *
そんなG610Bにつないで鳴らされたパワーアンプは、マッキントッシュのMC2105だった。
このMC2105に対して、61号では、「やさしいアンプ」と語られている。
だから力量不足がはっきりしてきて、次に同じマッキントッシュの管球式のMC275にされている。
このMC275についても、G610Bのエージングがすすんでいくにつれて、
甘さが耳についてきて、「その甘さはぼくには必要じゃない」ということで、もっと辛口のアンプということで、
マランツModel 2を導入され、続いてコントロールアンプをマッキントッシュのC26からModel 7にされている。

これらのことからわかるように、長島先生は、そういう音楽の聴き方をされてきた。
だからESLを、
「ナチュラルな音場空間が得られる製品。使いこなしには工夫が必要」(ステレオサウンド 47号)と、
評価されながらも、ESLはスピーカーとして理想に近い動作が期待できる、とされながらも、
もうひとつもの足りなさを感じられたことは、容易に想像がつくことだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=6072


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その27)
http://audiosharing.com/blog/?p=6083

ステレオサウンド 61号には、長島先生による登場したばかりのQUAD・ESL63の詳細な記事が載っている。
1機種のスピーカーシステムに、16ページを割いている。

当然、記事の中でESL63の、ディレイによる球面波の効果についてふれられている。
     *
中域以上で球面波を作りだし、音像定位を明確にする全く新しい独創的な手法がとられていることだ。
いままで一般的に、ESLがつくりだす音像定位とステレオ感には独特のものがあるといわれてきた。これのひとつの原因としては、結果的に広い面積の振動板が一様な動きをするため、つくりだされる音の波面が平面波に近くなることが考えられる。これに対して、ふつうに使われるコーン型のダイナミック・スピーカーでは、波面はあくまでも球面波なのである。
このふたつの波面の違いは、実際に音を聴いたとき、音源までの距離感の違いとなってあらわれる。
点音源を考えたとき、発生する音の波面は球面波になる。この音をリスニングポイントで聴いたとき、音源の位置をどこに感じるかというと、波面と直角に引いた線の交点に音源位置を感じるのである。したがってESLの場合、つくり出される波面の曲率が非常に大きく平面波に近いため、球面波を発生する一般的なスピーカーよりずっと遠くに音源位置を感じてしまうのである。これがESLと普通のスピーカーの大きな違いになっている。
     *
タンノイですら、長島先生は「ずうっと後の席で聴く音」と評され、
前の席で聴きたくてG610Bにされているのだから、ESLはタンノイよりも「後の席で聴く音」になる。

長島先生はスイングジャーナルの別冊の「モダン・ジャズ読本」でESLの組合せを、
’76年度版と’77年度版、2回つくられている。
スイングジャーナルだから、当然、この組合せで鳴らされるのはジャズのレコードだ。
何も奇を衒って、長島先生はESLを使われているわけではない。
ESLの良さを十分認めておられるのは記事を読めばわかる。
だからこそ、ESLで、前のほうで聴けるようになれば、
長島先生にとってESLは理想に近いスピーカーだったのかもしれない。
http://audiosharing.com/blog/?p=6083


Date: 1月 8th, 2014
BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その28)
http://audiosharing.com/blog/?p=12917

ステレオサウンドにいたころ、ESLを買ったことを長島先生に話した時、
スイングジャーナルでのトリプルスタックの音について話してくださった。
そして、こういわれた。

「スイングジャーナルに、まだあの時のフレームがあるはずだよ」

あの時のフレームとは、 QUAD・ESLのトリプルスタック用のフレーム(スタンド)のことを指している。
つまり、私にESLのトリプルスタックをやってみなよ、ということであった。

あのころであれば、まだESLの程度のいいモノをあと二組手に入れるのは、そう難しいことでもなかったし、
費用もそれほどかからなかった。
その面では特に障害はなかったけれど、
さすがにトリプルスタックをいれるだけの天井高のある部屋に住んでいたわけではなかったから、
住居探しをまずやらなければならなくなる。

音は、長島先生が熱く語られていたことからも、良かったことはわかる。
かなりいい結果が期待できる──、とはいうものの、
背の高いスピーカーに対する強い拒否反応はないというものの、
トリプルスタックのESLの高さとなると、話は違ってくる。

天井高が十分にあり、広さも十分にとれる部屋にいたとしても、
トリプルスタックに挑戦したか、というと、なんともいえない、というのが正直なところである。

それでもトリプルスタックの音だけは、一度聴いてみたかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=12917


Date: 1月 9th, 2014
BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その29)
http://audiosharing.com/blog/?p=12931

演奏会で前の方で聴きたいから、ということで、
タンノイからジェンセンのG610Bにスピーカーを替えられた長島先生にとって、
ESLのトリプルスタックもまた、演奏会での前の方で聴く音だった。

長島先生は前の方で、山中先生の聴き方もそうだと思っている。
だが、クラシックを聴く人のすべてが前の方で聴きたい、と想っているわけではなく、
中ほどの席で聴きたい人もいるし、天井桟敷と呼ばれるところで聴きたい、という人もいる。

いわば音源との距離をどうとるのか。
ここでの音源とは、スピーカーと聴き手の距離のことではないし、
スピーカーのどの位置に音像を結ぶのか、その音像と聴き手との距離のことでもなく、
そういった物理的な距離とは異る、
スピーカーそのものが本来的に持つ鳴り方に起因するところの、音源との距離感ということになる。

1980年ごろまでのイギリスのスピーカーは、概ね、やや距離を置いた鳴り方をする傾向が強かった。
BBCモニター系のスペンドール、ロジャース、KEFなど、
アメリカや日本のスピーカーほど音量を上げられないということも関係して、
ひっそりと鳴る感じを特徴としており、そのひっそりと鳴るということは、
眼前で楽器が鳴っているという感じとは結びつかない。

このことは録音の場における、楽器とマイクロフォンとの位置関係にも関係してくることであり、
ピアノの録音にしてもオンマイクで録るのかオフマイクで録るのか、で、
楽器との距離感には違いが出るのと同じである。
http://audiosharing.com/blog/?p=12931

Date: 7月 29th, 2017
BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その30)
http://audiosharing.com/blog/?p=23235

QUADのESLのダブルスタック、トリプルスタックのことを書いていて思い出したのは、
LS3/5Aのダブルスタックのことだ。

私は試したことがないけれど、
ステレオサウンド 55号に、マラソン試聴会の記事が載っている。
1ページ、モノクロの記事である。写真は九点。
どれも不鮮明な写真ばかりだが、一枚だけ目を引くものがあった。

ロジャースの輸入元オーデックスのブースで、
写真の説明には「ダブルLS3/5Aがガッツな音を聴かせてくれた」とある。

写真は小さく、くり返しになるが不鮮明。
はっきりとは確認できないが、上下二段スタックされたLS3/5Aは、
上側のLS3/5Aは上下逆さまになっているように見える。

サランネットについているネームプレートが、上側のLS3/5Aは左下にあるように見えるからだ。
ユニット配置は、下からウーファー、トゥイーター、トゥイーター、ウーファーとなっているはずだ。

ESLのスタックもそうだが、最大出力音圧レベルの不足を補うための手法である。
LS3/5Aもその点ではESLと同じであり、ESLがダブルスタックにするのであれば、
LS3/5Aも……、と輸入元の人が考えたのかどうかははっきりしないが、
この時のダブルLS3/5Aの音は、取材した編集者の耳も捉えていたようだ。

55号の編集後記の最後に、《小さな一室でLS3/5Aのダブルが良く鳴っていた》とある。
http://audiosharing.com/blog/?p=23235
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/682.html#c119

コメント [リバイバル3] QUAD ESL57 が似合う店 _ 喫茶店 荻窪邪宗門 中川隆
22. 中川隆[-5696] koaQ7Jey 2021年4月15日 11:35:41 : 2WCnPZKA5U : aFYyNHFXQVpEVEk=[12]
audio identity (designing)宮ア勝己 BBCモニター考(LS3/5Aのこと)

BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その9)
http://audiosharing.com/blog/?p=5845

山中先生は、この点どうかというと、パトリシアン600を使われていることからもわかるように、
背の高いスピーカーシステムに対して、瀬川先生のように拒否されるところはないわけだが、
以前書いたように、QUADのESLを、ぐっと思いきって上にあげて前に傾けるようにして聴くといいよ、
と、ESLを使っているときにアドバイスしてくださったことから、
むしろ瀬川先生とは反対に背の高いスピーカーシステム、
もしくは目(耳)の高さよりも上から音が聴こえてくることを好まれていたのでないか、とも思う。

スピーカーシステムの背の高さ(音が出る位置の高さ)を強く意識される方もいれば、
ほとんど意識されない方もいる。
これはどうでもいいことのように思えても、スピーカーシステムの背の高さを強く意識されている方の評価と、
そうでない方の評価は、そこになにがしかの微妙な違いにつながっていっているはず。

だから、なぜその人が、
そのスピーカーシステムを選択されたのか(選択しなかったのか)に関係してくることがあるのを、
まったく無視するわけにはいかないことだけは、頭の片隅にとどめておきたい。

メリディアンのM20もQUADのESLも、そのまま置けば仰角がつく。
フロントバッフル(もしくはパネル面)がすこし後ろに傾斜した状態になる。
これは何を意味しているのか、と思うことがある。
そして、メリディアンのM20をつくった人たち、QUADのピーター・ウォーカーは、
どんな椅子にすわっていたのか、とも思う。
その椅子の高さはソファのように低いものなのか、それともある程度の高さがあるものなのか。

私の勝手な想像にすぎないが、椅子の高さはあったのではないか、と思っている。
このことはESL、M20がかなでる音量とも関係してのことのはずだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=5845


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その10)
http://audiosharing.com/blog/?p=5876

すこし横道にそれてしまうけれど、
ステレオサウンド 46号に「マーク・レビンソンHQDシステムを聴いて」という、
瀬川先生の文章が2ページ見開きで載っている。

当時、ステレオサウンドの巻末に近いところで、このページを見つけたときは嬉しかった。
マークレビンソンのHQDシステムの試聴記が、ほかの誰でもなく瀬川先生の文章で読めるからだ。

マークレビンソンのHQDシステムについて知っている人でも、実物を見たことがある人は少ない、と思う。
さらに音を聴いたことのある人はさらに少ないはず。

私も実物は何度か見たことがある。
秋葉原のサトームセンの本店に展示してあったからだ。
いまのサトームセンからは想像できないだろうが、当時はオーディオに力を入れていて、
HQDシステムがあったくらいである。
サトームセン本店以外では見たことがない。

ただ残念なことに音が鳴っていたことはなかった。
「聴かせてほしい」といえるずうずうしさもなかった。

ステレオサウンド 46号の記事は、サトームセンで見る3年ほど前のこと。
そのときは実物をみることすらないのではないか、と思っていたときだった。

わくわくしながら読みはじめた。
ところが、読みながら、そして読み終って、なんだかすこし肩透しをくらったような気がした。
だから、もういちどていねいに読みなおしてみた。

でも、私が勝手に期待していたわくわく感は得られなかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=5876


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その11)
http://audiosharing.com/blog/?p=5880

HQDシステムが、非常に高い可能性をもつシステムであることは理解はできる書き方だった。
結局、瀬川先生も書かれているように、そのとき鳴っていたHQDシステムの音は、
マーク・レヴィンソンが完全に満足すべき状態では鳴っていなかったこと、
それでもマーク・レヴィンソンが意図して音であること、
そして瀬川先生だったら、もう少しハメを外す方向で豊かさを強調して鳴らされるであろうこと、
これらのことはわかった。

このときは、瀬川先生が背の高いスピーカーシステムを好まれない、ということを知らなかった。
最初に読んだときも気にはなっていたが、それほと気にとめなかったけれど、たしかに書いてある。
     *
左右のスピーカーの配置(ひろげかたや角度)とそれに対する試聴位置は、あらかじめマークによって細心に調整されていたが、しかしギターの音源が、椅子に腰かけた耳の高さよりももう少し高いところに呈示される。ギタリストがリスナーよりも高いステージ上で弾いているような印象だ。これは、二台のQUADがかなり高い位置に支持されていることによるものだろう。むしろ聴き手が立ち上がってしまう方が、演奏者と聴き手が同じ平面にいる感じになる。
     *
HQDシステムの中核はQUADのESLをダブルスタック(上下二段重ね)したもので、
この2台(というよりも2枚)のESLは専用のスタンドに固定され、
しかも下側のESLと床との間にはけっこうなスペースがある。
HQDシステムの寸法は知らないが、どうみても高さは2mではきかない。2.5m程度はある。
瀬川先生が「横倒しにしちゃいたい」パトリシアン600よりも、さらに背が高い。

これは瀬川先生にとって、どんな感じだったのだろうか。
HQDシステムの背の高さはあらかじめ予測できたものではあっても、
それでも予測していた高さと、実際に目にした高さは、また違うものだ。

HQDシステムの試聴場所はホテルの宴会場であり、天井高は十分ある状態でも、
背の高すぎるスピーカーシステムである。
これが一般的なリスニングルームにおさまったら(というよりもおさまる部屋の方が少ないのではないだろうか)、
見た目の圧迫感はもっともっと増す。それは実物を目の当りにしていると容易に想像できることだ。

瀬川先生がHQDシステムの実物を見て、どう思われたのかは、その印象については直接書かれていない。
それでもいい印象を持たれてなかったことだけは確かだろう。
http://audiosharing.com/blog/?p=5880


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その12)
http://audiosharing.com/blog/?p=5892

瀬川先生は、QUAD・ESLのダブルスタックに対して、どういう印象を持たれていたのか。

ステレオサウンド 38号で岡先生がQUAD・ESLのダブルスタックの実験をされている。
「ベストサウンドを求めて」という記事の中でダブルスタックを実現するために使用されたスタンドは、
ESL本体の両脇についている木枠(3本のビスでとめられている)を外し、
かわりにダブルスタックが可能な大型の木枠に交換する、というものだ。

このダブルスタック用のスタンドは、
1977年暮にステレオサウンド別冊「コンポーネントステレオの世界 ’78」でも使われている。

「ひと昔まえのドイツ系の演奏・録音盤を十全なかたちで再生したい」という読者の方からの要望に応えるかたちで、
山中先生が提案されたのが、QUAD・ESLのダブルスタックだった。
ここでダブルスタック実現のため使われたのが、38号で岡先生が使われたスタンドそのものである。

「コンポーネントステレオの世界 ’78」では、
井上卓也、上杉佳郎、岡俊雄、菅野沖彦、瀬川冬樹、山中敬三、六氏が組合せをつくられているが、
この組合せの試聴すべてに瀬川先生がオブザーバーとして参加されている。
つまり山中先生がつくられたESLのダブルスタックの音を瀬川先生は聴かれているわけだし、
その音の印象がどうなのか、「コンポーネントステレオの世界 ’78」の中で、
もっとも関心をもって読んだ記事のひとつが、山中先生のESLのダブルスタックだった。

ところが、何度読み返しても、ESLのダブルスタックの音の印象についてはまったく語られていない。
http://audiosharing.com/blog/?p=5892


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その13)
http://audiosharing.com/blog/?p=5897

ステレオサウンド別冊「コンポーネントステレオの世界 ’78」では、
前年の「コンポーネントステレオの世界 ’77」では読者と評論家の対話によって組合せがつくられていったのに対し、
最初から組合せがまとめられていて、それを読者(愛好家)の方が聴いて、というふうに変っている。
そして、組合せはひとつだけではなく、もうひとつ、価格を抑えた組合せもある。

山中先生による「ひと昔まえのドイツ系の演奏・録音盤を十全なかたちで再生」するシステムは、
QUAD・ESLのダブルスタック(アンプはマークレビンソンのLNP2とQUADの405)のほかに、
スペンドールのBCIIを、スペンドールのプリメインアンプD40で鳴らす組合せをつくられている。

このBCIIの組合せの音については、つぎのように語られている。
     *
ぼくもBCIIとD40という組合せをはじめて聴いたときには、ほんとうにびっくりしました。最近のぼくらのアンプの常識、つまりひじょうにこった電源回路やコンストラクション、そしてハイパワーといったものからみると、このアンプはパワーも40W+40Wと小さいし、機構もシンプルなんだけれど、これだけの音を鳴らす。不思議なくらい、いい音なんですね。レコードのためのアンプとして、必要にして十分ということなんでしょう。ぼくもいま買おうと思っていますけれども、山中さんがじつにうまい組合せをお考えになったなと、たいへん気持よく聴かせていただきました。
     *
この山中先生の組合せの記事のなかで、瀬川先生の発言は、じつはこれだけである。
最初読んだときは、QUAD・ESLの音についての発言を読み落とした? と思い、ふたたび読んでみても、
瀬川先生の発言はこれだけだった。

当時(1977年暮)は、その理由がまったくわからなかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=5897

BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その14)
http://audiosharing.com/blog/?p=5899

「コンポーネントステレオの世界 ’78」では、他の組合せとは毛色の異る、
異様な(こういいたくなる)組合せがひとつあった。
井上先生が、アマチュア・バンドで楽器を演奏して楽しんでいる読者が、
「楽器の音がもうひとつ実感として感じられない」不満に対してつくられた組合せである。

スピーカーは、JBLの楽器用の18インチ・ウーファーK151をダブルで使い、
その上に2440にラジアルホーンの2355、
トゥイーターは075のプロ用ヴァージョンの2402を片チャンネル4つ、シリーズ・パラレル接続する、というもの。
これだけのシステムなので、当然バイアンプ駆動となり、パワーアンプはマッキントッシュのMC2300を2台、
エレクトロニック・クロスオーバーはJBLの5234、コントロールアンプはプロ用のクワドエイトLM6200R、
アナログプレーヤーはマカラのmodel4824にスタントンのカートリッジ881S、というもの。

「コンポーネントステレオの世界 ’78」ではこの組合せのカラー写真が見開きで載っている。
もちろんほかの組合せもカラーで見開きだが、そこから伝わってくる迫力は、ほかの組合せにはない。
K151をおさめた、かなり大容量のエンクロージュアが傷だらけということ、
それにアンプもアナログプレーヤーの武骨さを覆い隠そうとはしていないモノばかりであって、
これに対してコストを抑えたもうひとつの組合せ──
こちらもJBLの楽器用のウーファーK140をフロントロードホーンの4560におさめ、2420ドライバー+2345ホーン、
アンプはマランツのプリメイン1250、アナログプレーヤーはビクターのターンテーブルTT101を中心としたもの──、
これだって、他の評論家の方々の組合せからすると武骨な雰囲気をもってはいるというものの、
比較すれば上品な感じすら感じてしまうほど、井上先生が価格を無視してつくられた組合せの迫力は、凄い!

この組合せで、ピンク・フロイドの「アニマルズ」、「狂気」、ジェフ・ベックの「ライブ・ワイアー」、
テリエ・リビダルの「アフター・ザ・レイン」、
ラロ・シフリンの「タワーリング・トッカータ」、それに「座鬼太鼓座」などを鳴らされている。
http://audiosharing.com/blog/?p=5899


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その15)
http://audiosharing.com/blog/?cat=45&paged=2

「コンポーネントステレオの世界 ’78」でつくられた井上先生の組合せは、
それで鳴らされる音楽も、その音量も、その音自体も、
瀬川先生が好んで聴かれている音楽、音量、音質とは大きく違ったものである。

けれど、というべきか、ここには瀬川先生の印象が語られている。
     *
お二人といっしょに聴いていて、この装置に関しては、アドバイザーとかオブザーバーなんていう立場は、いっさいご辞退申し上げたいわけでして(笑い)、これはまことに恐るべき装置ですよ(笑い)。千葉さん(読者の方)のお手紙に対して、こういう回答をだされた井上さんという人は、ものすごいことをなさる人だと、あらためて敬服かつたまげているわけ(笑い)。
ぼくは楽器をなにひとついじらないし、いまここで鳴らされた音楽も、ふだん自宅で楽しんで聴いている音楽とは違うものですから、どのくらいの音量がふさわしいのかちょっと分かりかねるところがあるんだけれど、それにしても、いま聴いた音量というのは、正直いって、ぼくの理解とか判断力の範囲を超えたものなんですね。ただ誤解のないようにいっておくと、それだからといって箸にも棒にもかからないというような、否定的な意味ではありません。ことばどおり、理解とか判断力の範囲を超えたところのものだ、ということなんです。しかし、いま聴いた音というのは、自分の知らない、ひじょうに面白い世界をのぞかせてくれたことも、またたしかです。ただ重ねていいますけれど、こういう音はぼくは好まないし、ぼく自身は絶対にやりませんね。ある意味では拒否したい音だといっていいかもしれません。
ほくは、自分の現在の条件もあるでしょうが、性格的にもあまり大音量で聴くのは好きではありません。どちらかというと、小さめで、ひっそりと聴くほうを好みます。しかし、いま聴いていて、この装置が出した、むしろ井上さんがお出しになったというべきかもしれませんがともかくここで鳴ったすさまじい音は、けっして不愉快ではない。一種の快感さえ感じたほどです。井上さんはよく、音のエネルギー感ということをいわれますが、それが具体的に出てきた、エネルギー感の魅力が十分に感じられたわけで、ぼく自身ただただ聴きほれていたわけですよ。
     *
この井上先生の組合せよりも、山中先生のESLのダブルスタックの組合せがめざした「世界」が、
瀬川先生がふだん接していられた世界と共通するものは多い。
にもかかわらず、ESLダブルスタックの音に関しては、なにもひとつ活字にはなっていない。
http://audiosharing.com/blog/?cat=45&paged=2


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その16)
http://audiosharing.com/blog/?p=5905

「コンポーネントステレオの世界 ’78」を読んでいた14歳の私が強い関心をよせていたスピーカーシステムは、
JBLの4343だったり、ロジャースのLS3/5Aだったり、キャバスのブリガンタンであったり、
そしてQUADのESLだった。
他にもいくつかあるけれど、ここでは直接関係してこないので省かせていただく。

当時なんとなく考えていたのは、4343をしっとり鳴らすのと、
ESLから余裕のある音を鳴らすのはどちらが大変か、であって、
ESLにはダブルスタックという手法があることを知り、
ESLの秘めた可能性についてあれこれ思っていた時期でもあるから、
よけいにダブルスタックのESLの音を、どう瀬川先生が評価されているのかが、とにかく知りたかった。

たとえばほかのスピーカーシステムであれば、オーディオ店でいつか聴くことができるだろう。
それが決していい調子で鳴っていなかったとしても、ほんとうに出合うべくして出合うスピーカーシステムであれば、
多少うまく鳴っていないところがあったとしても、そこからなんらかの魅力を感じとることができるはず。
だから聴く機会に積極的でありたい、と思っていたけれど、
ダブルスタックのESLは、それそのものがメーカーの既製のスピーカーシステムではないため、
そのオーディオ店が独自にスタンドを工夫・製作しないことには、聴くことが無理、ということがわかっていたため、
だからこそ瀬川先生がどう、その音を表現されるのかが、読みたくてたまらなかった。

「コンポーネントステレオの世界 ’78」は、数少ないその機会を与えてくれるはずだったのに……。
山中先生のダブルスタックのESLの記事は12ページある。
けれど、また書くけれど、そこには瀬川先生の発言はなかった。

いまなら、なぜないのかは理解できる。
けれど、当時14歳の私には、ないことは、とにかく不思議なこと、でしかなかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=5905

BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その17)
http://audiosharing.com/blog/?p=5908

瀬川先生は、ステレオサウンド 43号「ベストバイ」の記事中にこう書かれている。
     *
いまところは置き場所がないから考えないが、もし製造中止になるというような噂をチラとでも耳にしたら、すぐにでもひと組購入するぞ、と宣言してある。部屋や置き方や組み合わせなど条件を整えて聴くときのQUAD・ESLのみずみずしい音質は実にチャーミングだ。最適位置にぴたりと坐ったが最後、眼前に展開する一種独特のクリアーな音像の魅力から抜け出すことが難しくなる。このデザインの似合う部屋が欲しい!
     *
そして、購入されている。
ステレオサウンドだけを読んでいては気がつかないが、当時の別冊FM fanの記事中、
瀬川先生の世田谷・砧のリスニングルームの写真に、ESLが置かれているのが写っている。
ESLは、瀬川先生のお気に入りのスピーカーシステムのひとつであったはずだ。

山中先生は、「コンポーネントステレオの世界 ’78」では、次のように語られている。
     *
シングルで使っても、このスピーカーには、音のつながりのよさ、バランスのよさといった魅力があって、そうえにオーケストラ演奏を聴けるだけの迫力さえでれば、現在の数多いスピーカーシステムの中でもとびぬけた存在になると思うんですよ。そこでこれをダブルで使うと、とくに低域の音圧が比較にならないほど上昇しますし、音の全体の厚みというか、レスポンス的にも、さらに濃密な音になる。むしろ高域なんかは、レスポンス的には少し下がり気味のような感じに聴こえます。いずれにしても、2倍といようりも4倍ぐらいになった感じまで音圧が上げられる。そういった魅力が生じるわけで、そこをかってESLのダブル使用という方式を選びました。
     *
しかも、この数ページ後に、こんなことも言われている。
     *
このスピーカーはごらんのようにパネルみたいな形で、ひじょうに薄いので、壁にぴったりつけて使いたくなるんですけれど、反対に、いま置いてあるように、壁からできるだけ離す必要があります。少なくとも1・5メートルぐらい、理想をいえば部屋の三分の一ぐらいのところまでってきてほしいと、QUADでは説明しているのです。ただ、ダブル方式で使った場合には、それほど離さなくてよさそうです。そのことも、ダブルにして使うことのメリットといえるでしょう。
     *
ここまで読んできて、ダブルスタックのESLへの期待はいやがおうでも高まり、
瀬川先生の発言を期待してページをめくっていた……。
http://audiosharing.com/blog/?p=5908


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その18)
http://audiosharing.com/blog/?p=5910

私が知るかぎり、瀬川先生がダブルスタックのESLの音について語られているのは、
音楽之友社からでていた「ステレオのすべて」の’81年版だけである。

この年の「ステレオのすべて」の特集は、
「音楽再生とオーディオ装置 誰もできなかったオーケストラ再生」であり、
瀬川冬樹、山中敬三、両氏を中心に読者の方が3人、それにリポーターとして貝山知弘氏によるもの。

ここでも組合せがつくられている。
瀬川先生による組合せが3つ、山中先生による組合せが2つ、
そして読者の方による組合せがそれぞれつくられ、
それぞれの音について討論がすすめられている、という企画である。

ここで山中先生の組合せに、ダブルスタックのESLが登場している。
アンプはコントロールアンプにマークレビンソンのML7L、パワーアンプにスレッショルドのSTASIS2。
アナログプレーヤーは、トーレンスのTD126MKIIIC、となっている。

ESL用のスタンドは、ステレオサウンドでの試聴のものとは異り、
マークレビンソンのHQDシステムで使われているスタンドと近い形に仕上がっている。
ただしHQDシステムのものよりも背は多少低くなっているけれど、
ステレオサウンドのスタンドと較べると、下側のESLと床の間に空間がある分だけ背は高い。

2枚のESLの角度は、
ステレオサウンドでの試聴では、下側のESLのカーヴと上側のESLのカーヴが連続するようになっているため、
横から見ると、とくに上側のESLが弓なりに後ろにそっている感じになっている。
音楽之友社(ステレオのすべて)の試聴では、
2枚のESLができるだけ垂直になるように配置されている(ように写真では見える)。

実験はしたことないものの、2枚のESLをどう配置するか、
その調整によってダブルスタックのESLの音が想像以上に変化するであろうことは予測できる。

だから同じダブルスタックといっても、ステレオサウンドでのモノと音楽之友社のモノとでは、
かなり違うといえばたしかにそうであろうし、
それでも同じダブルスタックのESLであることに違いはない、ともいえる。
http://audiosharing.com/blog/?p=5910

BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その19)
http://audiosharing.com/blog/?p=5927

音楽之友社別冊「ステレオのすべて ’81」を書店で手にとってパラパラめくったときは、うれしかった。
ここにもESLのダブルスタックの記事が載っていて、その記事には瀬川先生と山中先生が登場されているからだ。

じっくり読むのは家に帰ってからの楽しみにとっておきたかったので、ほとんど内容は確認させずに買った。
そして帰宅、読みはじめる。

誌面構成としては、まず貝山さんがレポーター(司会者)となって、瀬川・山中対談がはじまる。
そして囲み記事として、
瀬川先生の組合せ試案(これはロジャースPM510とマークレビンソンのアンプの組合せ)があり、
そのあとにいよいよ山中先生によるESLのダブルスタックの試案が、これも囲み記事で出てくる。
3000文字弱の内容で、瀬川・山中、両氏の対談を中心に、参加されている読者の方の意見も含まれている。

まず、瀬川先生は、
「やっぱり、クォード・ダブルスタックを山中流に料理しちゃってるよ。
これ、完全に山中サウンドですよ、よくも悪くもね。」と発言されている。

このあとに山中先生によるダブルスタックの説明が続く。
そして、ふたたび瀬川先生の発言。
「さっき山中流に料理しちゃったというのは、ぼくがこのスピーカーを鳴らすとこういう音にならないね。具体的にいうと、ほくにはずいぶんきつくて耐えられなかったし、低音の量感が足りない。だからかなわんなと思いながらやっぱり彼が鳴らすと、本当にこういう音に仕上げちゃうんだなと思いながら、すごい山中サウンドだと思って聴いていたの。」

ただ「低音の量感が足りない」と感じられていたのは、山中先生も同じで、
ステレオサウンドでの試聴のことを引き合いに出しながら、「低域がもっと出なくちゃいけない」と言われている。
音楽之友社での試聴では、低域の鳴り方が拡散型の方向に向ってしまい集中してこない、とも指摘されている。
その理由は2枚のESLの角度の調整にあり、
できればESLの前面の空気を抱きかかえるような形にしたい、とも言われている。

山中先生としても、今回のESLのダブルスタックの音は、不満、改善の余地が多いものだった、と読める。
http://audiosharing.com/blog/?p=5927


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その20)
http://audiosharing.com/blog/?p=5937

音楽之友社の試聴室がどのくらいの広さなのか、「ステレオのすべて ’81」からは正確にはかわらない。
けれど50畳もあるような広さではないことはわかる。20畳から30畳程度だろうか。
そこに、「ステレオのすべて ’81」の取材では、
瀬川、山中、貝山の三氏プラス読者の方が三名、さらに編集部も三名にカメラマンが一人、計10人が入っている。
そう広くない部屋に、これだけの人が入っていては条件は悪くなる。
そんなこともあってESLのダブルスタックは、本調子が出なかったのか、うまく鳴らなかったことは読み取れる。
けれど瀬川先生にしても山中先生にしても、そこで鳴った音だけで語られるわけではない。
ESLのダブルスタックは、この本の出る3年前にステレオサウンドの「コンポーネントステレオの世界 ’78」にいて、
手応えのある音を出されているわけで、そういったことを踏まえたうえで語られている。

もちろん話されたことすべてが活字になっているわけではない。
ページ数という物理的な制約があるため削られている言葉もある。
まとめる人のいろいろな要素が、こういう座談会のまとめには色濃く出てくる。

つまり「コンポーネントステレオの世界 ’78」では瀬川先生のESLのダブルスタックに対する発言は、
削られてしまっている、とみていいだろう。
なぜ、削られたのか。しかもひと言も活字にはなっていない。
このことと、「ステレオのすべて ’81」の瀬川先生の音の印象を重ねると、
瀬川先生はESLのダブルスタックに対して、ほぼ全面的に肯定されている山中先生とは反対に、
否定的、とまではいわないもの、むしろ、どこか苦手とされているのではないか、と思えてくる。

「ぼくにはずいぶんきつくて耐えられなかった」と語られている、
この部分に、それが読みとれる、ともいえる。
http://audiosharing.com/blog/?p=5937


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その21)
http://audiosharing.com/blog/?p=5939

ステレオサウンド別冊「コンポーネントステレオの世界 ’78」の巻末には、
「新西洋音響事情」というタイトルのインタヴュー記事が載っている。
「全日本オーディオフェアに来日の、オーディオ評論家、メーカー首脳に聞く」という副題がついているとおり、
レオナルド・フェルドマン(アメリカ・オーディオ評論家)、エド・メイ(マランツ副社長)、
レイモンド・E・クック(KEF社長)、コリン・J・アルドリッジ(ローラ・セレッション社長)、
ピーター・D・ガスカース(ローラ・セレッション マーケティング・ディレクター)、
ウィリアム・J・コックス(B&Oエクスポートマネージャー)、S・K・プラマニック(B&Oチーフエンジニア)、
マルコ・ヴィフィアン(ルボックス エクスポートマネージャー)、エド・ウェナーストランド(ADC社長)、
そしてQUAD(この時代は正式にはThe Acoustical Manufacturing Co.Ltd.,社長)のロス・ウォーカーらが、
山中敬三、長島達夫、両氏のインタヴュー、編集部のインタヴューに答えている。

ロス・ウォーカーのインタヴュアーは、長島・山中の両氏。
ここにダブル・クォードについて、たずねられている。
ロス・ウォーカーの答えはつぎのとおりだ。
     *
ダブルにしますと、音は大きくなるけれども、ミュージックのインフォメーションに関しては一台と変わらないはずです。ほとんどの人にとってはシングルに使っていただいて十分なパワーがあります。二台にすると、4.5dB音圧が増えます。そしてベースがよく鳴る感じはします。ただ、チェンバー・ミュージックとか、ソロを聴く場合には、少しリアリスティックな感じが落ちる感じがします。ですから、大編成のオーケストラを聴く場合にはダブルにして、小さい感じのミュージックを聴く場合には、シングルにした方がよろしいのではないかと思います。世の中のたくさんの方がダブルにして使って喜んでいらっしゃるのをよく存じていますし、感謝していますけれども、私どもの会社の中におきましては二台使っている人間は誰もおりません。いずれにしても、それは個人のチョイスによるものだと思いますから、わたくしがどうこう申しあげることはできない気がします。
     *
「ステレオのすべて ’81」の特集には「誰もできなかったオーケストラ再生」とつけられているし、
「コンポーネントステレオの世界 ’78」の読者の方の要望もオーケストラ再生について、であった。

オーケストラ再生への山中先生の回答が、ESLのダブルスタックであることは、
この時代(1970年代後半から80年にかけて)の現役のスピーカーシステムからの選択としては、
他に候補はなかなか思い浮ばない。

なぜ、そのESLのダブルスタックの音が瀬川先生にとっては「ずいぶんきつくて耐えられなかった」のか。
http://audiosharing.com/blog/?p=5939


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その22)
http://audiosharing.com/blog/?p=5941

瀬川先生の「ずいぶんきつくて耐えられなかった」ということを、
オーディオの一般的な「きつい音」ということで捉えていては、なかなか理解できないことだと思う。

ダブルスタックとはいえQUADのESLから、いわゆる「きつい音」が出るとは思えない。
そう考えられる方は多いと思う。

私も、「ステレオのすべて ’81」を読んだときには、
「ずいぶんきつくて耐えられなかった」の真の意味を理解できなかった。
これに関しては、オーディオのキャリアが長いだけでは理解しにくい面をもつ。
私がこれから書くことを理解できたのは、ステレオサウンドで働いてきたおかげである。

コンデンサー型、リボン型といった駆動方式には関係なく、
ある面積をもつ平面振動板のスピーカーシステムの音は、聴く人によっては「きつい音」である。
それは鳴らし方が悪くてそういう「きつい音」が出てしまう、ということではなく、
振動板が平面であること、そしてある一定の面積をもっていることによって生じる「きつい音」なのだが、
これがやっかいなことに同じ場所で同じ時に、同じ音を聴いても「きつい音」と感じる人もいれば、
まったく気にされない方もいるということだ。

そして、一定の面積と書いたが、これも絶対値があるわけではない。
部屋の容積との関係があって、
容積が小さければ振動板の面積はそれほど大きくなくても「きつい音」を感じさせてしまうし、
かなり振動板の面積が大きくとも、部屋の容積が、広さも天井高も十分確保されている環境であれば、
「きつい音」と感じさせないこともある。

瀬川先生に直接「ずいぶんきつくて耐えられなかった」音が
どういうものか訊ねたわけではないから断言こそできないが、
おそらくこの「きつい音」は鼓膜を圧迫するような音のことのはずである。

私がそのことに気づけたのは、井上先生の試聴のときだった。
http://audiosharing.com/blog/?p=5941


Date: 9月 23rd, 2011
BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その23)
http://audiosharing.com/blog/?p=6043

じつは井上先生も、振動板面積の大きい平面型スピーカーの音に対して、
瀬川先生と同じような反応をされていた。
「くわっと耳にくる音がきついんだよね、平面スピーカーは」といったことをいわれていた。

といってもスコーカーやトゥイーターに平面振動板のユニットが搭載されているスピーカーシステムに対しては、
そういったことをいわれたことはまず記憶にない。
もしかするとすこしは「きつい」と感じておられたのかもしれないが、
少なくとも口に出されることは、私がステレオサウンドにいたころはなかった。

けれどもコンデンサー型やアポジーのようなリボン型で、低域まで平面振動板で構成されていて、
しかも振動板の面積がかなり大きいものを聴かれているときは、
「きついんだよなぁ」とか「くわっとくるんだよね、平面型は」といわれていた。

でもアポジーのカリパーをステレオサウンドの試聴室で、マッキントッシュのMC275で鳴らしたときは、
そんな感想はもらされていなかった(これは記事にはなっていない)。
だから私の勝手な推測ではあるけれども、
ステレオサウンドの試聴室(いまの試聴室ではなく旧試聴室)の空間では、
アポジーのカリパーぐらいの振動板面積が井上先生にとっては、
きつさを感じさせない、意識させない上限だったのかもしれない。

それにMC275の出力は75Wだから、それほど大きな音量を得られるわけでもない。
これが低負荷につよい大出力のパワーアンプであったならば、
ピークの音の伸びで「きつい」といわれた可能性もあったのかもしれない。

井上先生が「きつい」と表現されているのも、音色的なきつさではない。
これも推測になってしまうのだが、瀬川先生と同じように鼓膜を圧迫するようなところを感じとって、
それを「きつい」と表現されていた、と私は解釈している。

ただ、この「きつさ」は、人によって感じ方が違う。
あまり感じられない方もおられる。
いっておくが、これは耳の良し悪しとはまだ別のことである。
そして、圧迫感を感じる人の中には、この圧迫感を「きつい」ではなく、好ましい、と感じる人もいる。
だから、瀬川先生、井上先生が「きつい」と感じられたことを、理解しにくい人もおられるだろうが、
これはひとりひとり耳の性質に違いによって生じるものなのだろうから。
http://audiosharing.com/blog/?p=6043


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その24)
http://audiosharing.com/blog/?p=6047

直径が大きく異る円をふたつ描いてみる。
たとえば10倍くらいの差がある円を描いて、その円周を同じ長さだけきりとる。
たとえば2cmだけ切り取ったとする。

そのふたつの円周を比較すると、直径の小さな円から切り取った円周は同じ2cmでも弧を描いている。
直径が10倍大きい円から切り取った円周は、もちろん弧を描いてはいるものの、
小さな円の円周よりもずっと直線に近くなっていく。

ある音源から球面波が放射された。
楽器もしくは音源から近いところで球面波であったものが、
距離が離れるにしたがって、平面波に近くなってくる。

だから平面波の音は距離感の遠い音だ、という人もいるくらいだ。

平面波が仮にそういうものだと仮定した場合、
目の前にあるスピーカーシステムから平面波の音がかなりの音圧で鳴ってくることは、
それはオーディオの世界だから成立する音の独特の世界だといえなくもない。

しかもアクースティックな楽器がピストニックモーションで音を出すものがないにも関わらず、
ほほすべてのスピーカー(ベンディングウェーヴ以外のスピーカー)はピストニックモーションで音を出し、
より正確なピストニックモーションを追求している。

そういう世界のなかのひとつとして、大きな振動板面積をもつ平面振動板の音がある、ということ。
それを好む人もいれば、そうでない人もいる、ということだ。

瀬川先生の時代には、アポジーは存在しなかった。
もし瀬川先生がアポジーのオール・リボン型の音を聴かれていたら、どう評価されただろうか。
大型のディーヴァよりも、小型のカリパーのほうを評価されたかもしれない。
そんな気がする……。
http://audiosharing.com/blog/?p=6047


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その25)
http://audiosharing.com/blog/?p=6070

誤解のないようにもう一度書いておくが、
瀬川先生はQUADのESLを購入されている。シングルで鳴らすときのESLの音の世界に惚れ込まれていたことは、
それまで書かれてきたことからも、はっきりとわかる。
ただそれがダブルスタックになると、「きつい」と感じられる、ということだ。

おそらくESLは、ごく小音量で鳴らされていたのだろう。
そういう鳴らし方をしたときに、真価を発揮するESLが、ダブルスタックにすると一変する、というのは、
ダブルスタックの音に対して肯定的に受けとめられる人たちだ。

山中先生もそのひとりで、長島先生もそうだ。
長島先生はスイングジャーナルで、ダブルスタックの上をいくトリプルスタックを実現されている。

ESLのダブルスタックは香港のマニアの間ではじまった、といわれている。
その香港のマニアの人たちも、トリプルスタックをやった人はいないかもしれない。

しかも長島先生のトリプルスタックは、ただ単に3段重ねにしたわけではなく、
もともとの発想は平面波のESLから疑似的であっても球面波をつくり出したい、ということ。
そのため真横からみると3枚のESLは凹レンズ上に配置されている。

下部のESLは、ESLの通常のセッティングよりもぐっと傾斜をつけて斜め上を向き、
中央のESLはやや前屈みになり、下側のESLとで「く」の字を形成していて、
上部のESLは下部のESLよりさらに倒しこんで斜め下を向くように特註のスタンドは工夫されている。

聴取位置に対して、それぞれのESLの中心が等距離になるように、という意図もそこにはあったと考えられるが、
長島先生の意図は、疑似的球面波をつくり出すことによって、
平面波特有の音に対する長島先生が不満を感じていたところをなんとかしたい、という考えからであって、
このESLのトリプルスタックを実際に試された長島先生だからこそ、ESL63への評価がある、といえる。
http://audiosharing.com/blog/?p=6070


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その26)
http://audiosharing.com/blog/?p=6072

長島先生の音楽の聴き方として、前のめりで聴かれる。
それに長島先生はオルトフォンのSPUをずっと愛用されてきた。
ただし晩年はリンのカートリッジをお使いだったが。

そのSPUのコンシューマー用のGタイプではなく、プロフェッショナル用のAタイプのSPU-A/Eだった。
これは、Aタイプのほうが、Gタイプよりも、音の形が鮮明だから、ということが大きな理由である。

ジェンセンのG610Bを、タンノイのあとにいれられたのも、
このことがやはり関係しているはずである。

ステレオサウンド 61号で、こんなふうに語られている。
     *
(G610Bの)怪鳥の叫びのような、耳から血がでるような、それだけのエネルギーがでる。そんなスピーカーって聴いたことがなかった。そのエネルギーがすばらしいなって、ぼくはひそかに思ったわけです。〈これはつかっていけばなんとかなる!〉と考えました。それまではタンノイでした。タンノイのやさしさもいいんですが、ぼくにはもの足りなかった。あれは演奏会のずうっと後の席で聴く音でしょう。ところが、ぼくは前のほうで聴きたかった。それはもうタンノイじゃない。そこへ、このものすごいラッパを聴いたってわけです。
     *
そんなG610Bにつないで鳴らされたパワーアンプは、マッキントッシュのMC2105だった。
このMC2105に対して、61号では、「やさしいアンプ」と語られている。
だから力量不足がはっきりしてきて、次に同じマッキントッシュの管球式のMC275にされている。
このMC275についても、G610Bのエージングがすすんでいくにつれて、
甘さが耳についてきて、「その甘さはぼくには必要じゃない」ということで、もっと辛口のアンプということで、
マランツModel 2を導入され、続いてコントロールアンプをマッキントッシュのC26からModel 7にされている。

これらのことからわかるように、長島先生は、そういう音楽の聴き方をされてきた。
だからESLを、
「ナチュラルな音場空間が得られる製品。使いこなしには工夫が必要」(ステレオサウンド 47号)と、
評価されながらも、ESLはスピーカーとして理想に近い動作が期待できる、とされながらも、
もうひとつもの足りなさを感じられたことは、容易に想像がつくことだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=6072


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その27)
http://audiosharing.com/blog/?p=6083

ステレオサウンド 61号には、長島先生による登場したばかりのQUAD・ESL63の詳細な記事が載っている。
1機種のスピーカーシステムに、16ページを割いている。

当然、記事の中でESL63の、ディレイによる球面波の効果についてふれられている。
     *
中域以上で球面波を作りだし、音像定位を明確にする全く新しい独創的な手法がとられていることだ。
いままで一般的に、ESLがつくりだす音像定位とステレオ感には独特のものがあるといわれてきた。これのひとつの原因としては、結果的に広い面積の振動板が一様な動きをするため、つくりだされる音の波面が平面波に近くなることが考えられる。これに対して、ふつうに使われるコーン型のダイナミック・スピーカーでは、波面はあくまでも球面波なのである。
このふたつの波面の違いは、実際に音を聴いたとき、音源までの距離感の違いとなってあらわれる。
点音源を考えたとき、発生する音の波面は球面波になる。この音をリスニングポイントで聴いたとき、音源の位置をどこに感じるかというと、波面と直角に引いた線の交点に音源位置を感じるのである。したがってESLの場合、つくり出される波面の曲率が非常に大きく平面波に近いため、球面波を発生する一般的なスピーカーよりずっと遠くに音源位置を感じてしまうのである。これがESLと普通のスピーカーの大きな違いになっている。
     *
タンノイですら、長島先生は「ずうっと後の席で聴く音」と評され、
前の席で聴きたくてG610Bにされているのだから、ESLはタンノイよりも「後の席で聴く音」になる。

長島先生はスイングジャーナルの別冊の「モダン・ジャズ読本」でESLの組合せを、
’76年度版と’77年度版、2回つくられている。
スイングジャーナルだから、当然、この組合せで鳴らされるのはジャズのレコードだ。
何も奇を衒って、長島先生はESLを使われているわけではない。
ESLの良さを十分認めておられるのは記事を読めばわかる。
だからこそ、ESLで、前のほうで聴けるようになれば、
長島先生にとってESLは理想に近いスピーカーだったのかもしれない。
http://audiosharing.com/blog/?p=6083


Date: 1月 8th, 2014
BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その28)
http://audiosharing.com/blog/?p=12917

ステレオサウンドにいたころ、ESLを買ったことを長島先生に話した時、
スイングジャーナルでのトリプルスタックの音について話してくださった。
そして、こういわれた。

「スイングジャーナルに、まだあの時のフレームがあるはずだよ」

あの時のフレームとは、 QUAD・ESLのトリプルスタック用のフレーム(スタンド)のことを指している。
つまり、私にESLのトリプルスタックをやってみなよ、ということであった。

あのころであれば、まだESLの程度のいいモノをあと二組手に入れるのは、そう難しいことでもなかったし、
費用もそれほどかからなかった。
その面では特に障害はなかったけれど、
さすがにトリプルスタックをいれるだけの天井高のある部屋に住んでいたわけではなかったから、
住居探しをまずやらなければならなくなる。

音は、長島先生が熱く語られていたことからも、良かったことはわかる。
かなりいい結果が期待できる──、とはいうものの、
背の高いスピーカーに対する強い拒否反応はないというものの、
トリプルスタックのESLの高さとなると、話は違ってくる。

天井高が十分にあり、広さも十分にとれる部屋にいたとしても、
トリプルスタックに挑戦したか、というと、なんともいえない、というのが正直なところである。

それでもトリプルスタックの音だけは、一度聴いてみたかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=12917


Date: 1月 9th, 2014
BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その29)
http://audiosharing.com/blog/?p=12931

演奏会で前の方で聴きたいから、ということで、
タンノイからジェンセンのG610Bにスピーカーを替えられた長島先生にとって、
ESLのトリプルスタックもまた、演奏会での前の方で聴く音だった。

長島先生は前の方で、山中先生の聴き方もそうだと思っている。
だが、クラシックを聴く人のすべてが前の方で聴きたい、と想っているわけではなく、
中ほどの席で聴きたい人もいるし、天井桟敷と呼ばれるところで聴きたい、という人もいる。

いわば音源との距離をどうとるのか。
ここでの音源とは、スピーカーと聴き手の距離のことではないし、
スピーカーのどの位置に音像を結ぶのか、その音像と聴き手との距離のことでもなく、
そういった物理的な距離とは異る、
スピーカーそのものが本来的に持つ鳴り方に起因するところの、音源との距離感ということになる。

1980年ごろまでのイギリスのスピーカーは、概ね、やや距離を置いた鳴り方をする傾向が強かった。
BBCモニター系のスペンドール、ロジャース、KEFなど、
アメリカや日本のスピーカーほど音量を上げられないということも関係して、
ひっそりと鳴る感じを特徴としており、そのひっそりと鳴るということは、
眼前で楽器が鳴っているという感じとは結びつかない。

このことは録音の場における、楽器とマイクロフォンとの位置関係にも関係してくることであり、
ピアノの録音にしてもオンマイクで録るのかオフマイクで録るのか、で、
楽器との距離感には違いが出るのと同じである。
http://audiosharing.com/blog/?p=12931

Date: 7月 29th, 2017
BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その30)
http://audiosharing.com/blog/?p=23235

QUADのESLのダブルスタック、トリプルスタックのことを書いていて思い出したのは、
LS3/5Aのダブルスタックのことだ。

私は試したことがないけれど、
ステレオサウンド 55号に、マラソン試聴会の記事が載っている。
1ページ、モノクロの記事である。写真は九点。
どれも不鮮明な写真ばかりだが、一枚だけ目を引くものがあった。

ロジャースの輸入元オーデックスのブースで、
写真の説明には「ダブルLS3/5Aがガッツな音を聴かせてくれた」とある。

写真は小さく、くり返しになるが不鮮明。
はっきりとは確認できないが、上下二段スタックされたLS3/5Aは、
上側のLS3/5Aは上下逆さまになっているように見える。

サランネットについているネームプレートが、上側のLS3/5Aは左下にあるように見えるからだ。
ユニット配置は、下からウーファー、トゥイーター、トゥイーター、ウーファーとなっているはずだ。

ESLのスタックもそうだが、最大出力音圧レベルの不足を補うための手法である。
LS3/5Aもその点ではESLと同じであり、ESLがダブルスタックにするのであれば、
LS3/5Aも……、と輸入元の人が考えたのかどうかははっきりしないが、
この時のダブルLS3/5Aの音は、取材した編集者の耳も捉えていたようだ。

55号の編集後記の最後に、《小さな一室でLS3/5Aのダブルが良く鳴っていた》とある。
http://audiosharing.com/blog/?p=23235
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/214.html#c22

コメント [政治・選挙・NHK280] <12の核種が残留>原発汚染水にトリチウム以外の核種…自民原発推進派が指摘(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
38. けろりん[5833] gq@C64LogvE 2021年4月15日 11:36:14 : 8iDQRlRKiM : TzBuOGFWSDBvck0=[1641]


>崩壊していない原発から出るのは処理水


___ではなく、正確を期すなら「 冷却水 」だな。うねるパイプライン内の「 水 」を原子炉内の超過熱を転写して海洋放水する。・・・ところがだ、直接__放射性物質に触れてもいないその「 水 」は、強烈な放射線によって、パイプの金属を透過して、「 水 」が放射化してしまう・・・これが、原子炉用の「 冷却水 」が、放射化して三重水素・・いわゆる、放射化した水 =「 トリチウム 」になる。 その半減期は12年〜13年と極端に短いが、生物が体内に取り込めば__それによって作られた細胞は、放射線を出しながらいずれ重水素→水に変化していき細胞が壊れていく。

直接触れていなくても__要するに放射能力が、水の場合はうつっちゃうんだよ。
感染と同じだ。
あほうも、あほうと一緒に居れば__うつるのと、同じだ。
風邪も放射能もあほうも、うつるんだよ。

全世界のゲンパツから、冷却水トリチウムは、垂れ流されている__のは、
長期間にわたる、地球上の生物種にとって、どういう影響があるかは、
まったく、分かっていない。

ホンの60年前には、使用済み核燃料棒は、海にボンボン捨てられいた。

蒸発した金属ウランのナノ微粒子__放射能核種__と、
放射化した「水」=トリチウム__は、本質的に違う放射性物質になる。



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/277.html#c38

コメント [政治・選挙・NHK280] <12の核種が残留>原発汚染水にトリチウム以外の核種…自民原発推進派が指摘(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
39. 2021年4月15日 11:37:10 : 8z9V3hsfMI : ZXptcVZMNURsRDI=[123]
亡国 経団連とヒモ経産省が早々に

東京電力福島第一原子力発電所におけるALPS処理水の定義を変更しました

www.meti.go.jp/press/2021/04/20210413001/20210413001.html


本当に汚いやつらだ

現大臣:梶山弘志

事務次官:
望月晴文2008年 - 2010年 日本生命特別顧問、東京中小企業投資育成社長、日立製作所取締役会議長、伊藤忠商事監査役、矢崎総業顧問

松永和夫2010年 - 2011年 一橋大学特任教授、損保ジャパン顧問、高砂熱学工業取締役、住友商事取締役、ソニー取締役中東協力センター理事長

安達健祐2011年 - 2013年 日本生命保険特別顧問、旭化成取締役、東洋エンジニアリング取締役、商工組合中央金庫社長

立岡恒良2013年 - 2015年 ニトリホールディングス取締役、日本生命特別顧問、旭化成取締役
TOKAIホールディングス顧問 NTTデータ経営研究所顧問、レイヤーズ・コンサルティング顧問

菅原郁郎2015年 - 2017年 内閣官房参与、特定非営利活動法人ビュー・コミュニケーションズ理事長、トヨタ自動車取締役、国立大学法人一橋大学理事

嶋田隆2017年 -2019年 原子力損害賠償・廃炉等支援機構特別顧問

安藤久佳2019年 - 今 現在


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/277.html#c39

コメント [カルト31] 新型コロナワク〇ン接種4日後26歳看護婦 死亡<福岡県八女市> 国際評論家小野寺光一
61. 2021年4月15日 11:41:06 : XhJ8g1sXRw : Yy5KREI0ZkdrOFE=[948]

●接種会場は 予約を取るのが困難  ←  報道ではそう言っているが??
 しかし実態は???  以下をドーゾ!!
・ https://twitter.com/shiroi_suna_2/status/1382180611184467971 ・

http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/587.html#c61
コメント [カルト31] 新型コロナワク〇ン接種4日後26歳看護婦 死亡<福岡県八女市> 国際評論家小野寺光一
62. 2021年4月15日 11:44:09 : XhJ8g1sXRw : Yy5KREI0ZkdrOFE=[949]

●欧州では 既に約4千人 天国へ・・・  |д゚)
・ https://twitter.com/TweetTVJP/status/1382340902530605059 ・

http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/587.html#c62
コメント [政治・選挙・NHK280] <12の核種が残留>原発汚染水にトリチウム以外の核種…自民原発推進派が指摘(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
40. ゆでガエルまあクン[-698] guSCxYNLg0eDi4LcgqCDToOT 2021年4月15日 11:48:00 : kxk7MnCbWU : d1N5Q0JNaG5NNEk=[-10793]
>>37

>「叩かれる側から叩く側に回る」という作戦である。

>この作戦は、東電を「悪役」として存続させ、政治家や官僚は、その悪者をこらしめる「正義の味方」となるという構図

なるほどねえ・・・

https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000212014.html
>テレ朝 プラント大手の日揮 米国“小型原子炉”開発に参加 2021/04/05 19:32

日本の原発開発をストップさせて、米国の企業に協力せざるを得ないように・・・

https://www.global.toshiba/content/dam/toshiba/migration/corp/techReviewAssets/tech/review/2010/12/65_12pdf/a14.pdf
>東芝レビュー 2010年12月 小型高速炉4S(Super-Safe, Small & Simple) 

東芝つぶしも2010年にスタートだったか・・・

https://www.youtube.com/watch?v=iuw2J9YV4Wo
>ノーポイッ!

http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/277.html#c40

コメント [政治・選挙・NHK280] ひたすら「感動」をあおる五輪報道 皆はき違えていないか ラサール石井 東憤西笑(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
71. 地に平和[1074] km6CyZW9mGE 2021年4月15日 11:49:46 : 2Pk9kO6gWQ : V2g0dmlZV3cwdkk=[870]
>>70さまに共感します^^
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/227.html#c71
コメント [政治・選挙・NHK280] <12の核種が残留>原発汚染水にトリチウム以外の核種…自民原発推進派が指摘(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
41. 2021年4月15日 11:53:24 : 8XBitrmQN6 : UnNGZFdKNnlTNVk=[3]
ALPSで、ウラニウムは除去できない。

使用済み核燃料の94%を占める、U−238とU−235が、汚染水に、どの程度含まれているか、政府も東電も発表したことがない。(Pu−239なども。)

むしろ発表できないと推測する。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/277.html#c41

コメント [政治・選挙・NHK280] <汚染水放出ですべてがわかった>菅首相 目玉政策の胡散臭さ いかがわしさ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
26. 2021年4月15日 11:54:51 : tZLL0Er4Kk : Z1FxVG1oTkp2a3c=[314]
■『水は生命の源』!

 ん・・・なことも解からん奴が

 国民の生命と財産を守る

 仕事なんか

 …でけっこない!!



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/279.html#c26

記事 [番外地9] ネトウヨの話は嘘ばかりだから、真実を伝えているだけです
ネトウヨの話は嘘ばかりだから、真実を伝えているだけです
僕が自分の勝手な意見を書いても仕方ないので、既に学問的にほぼ定説になっている事だけを紹介しています
http://www.asyura2.com/21/ban9/msg/307.html
コメント [政治・選挙・NHK280] <12の核種が残留>原発汚染水にトリチウム以外の核種…自民原発推進派が指摘(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
42. けろりん[5834] gq@C64LogvE 2021年4月15日 11:59:11 : 8iDQRlRKiM : TzBuOGFWSDBvck0=[1642]

『 三重水素=トリチウム 』の基礎情報

質量数が3である水素の同位体、すなわち陽子1つと中性子2つから構成される核種であり、半減期12.32年でHeへとβ崩壊する放射性同位体。 水素には質量数が4から7の同位体もあるが、いずれも半減期が10-22秒以下と極めて不安定で実験室外には存在しないため、多くの場合には三重水素が事実上唯一の水素の放射性同位体として扱われている。

三重水素は宇宙線と大気との反応により地球全体で年間 約72 PBq( 7.2京ベクレル )ほど天然に生成される。加えて、過去の核実験により環境中に大量に放出され、未だに残っている三重水素( フォールアウト・トリチウム )、原子力発電所または核燃料再処理施設などの原子炉関連施設から大気圏や海洋へ計画放出された三重水素( 施設起源トリチウム )が地球上で観測される三重水素の主たる起源である。

高純度の液体トリチウムは、核融合反応のD-T反応を起こす上で必須の燃料であり、水素爆弾の原料の一つとしても利用される。

●1961年、スイスでトリチウム事故。3名が被曝し、うち1名が死亡。
●1964年、西ドイツでトリチウム事故。44名が被曝し、うち1名が死亡。
●1970年、重水を減速材として使用する「 ふげん 」(福井県敦賀市)が着工。
●1977年、イギリスでトリチウム事故。 2名が被曝。
●1993年、六ヶ所再処理工場(青森県六ヶ所村)の建設始まる。
同工場は大気中および海中を合わせ、約2×1016 Bq/年のトリチウムを希釈廃棄処分する予定。
●2011年、3月11日、福島第一原子力発電所事故が発生、トリチウムも太平洋に漏出。
●2016年、2月、アメリカ合衆国ニューヨーク市から40 kmに位置するインディアンポイント原子力発電所で、トリチウムの漏出が見つかる。
●2017年、1月19日、インディアンポイント原子力発電所の閉鎖決定。

__________________________________

『 トリチウム 』と『 温泉 』とは
 本質的には、なんのカンケイもない・・。


あほうも、うつるので__気を付けたほうがよろしい。



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/277.html#c42

コメント [カルト31] 日中露にとって極東は地元である、鬼畜米英ラエルは余所者である、余所者支配は終らせるべきである。 ポスト米英時代
4. 2021年4月15日 12:06:57 : XhJ8g1sXRw : Yy5KREI0ZkdrOFE=[950]

●4月14日 市兵衛さん情報 24分過ぎから・・  ★ダイア●がフロリダ入り・・
 吉野家は 資産凍結だそう →  理由は 肉に○○の肉が混ざってたから?? |д゚)
・ https://www.youtube.com/watch?v=T5IUzSgtIsM ・

http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/666.html#c4
コメント [リバイバル3] ブリティッシュ・サウンドとは何か? _ 安物スピーカー スペンドール BCII から奇跡の音が… 中川隆
124. 中川隆[-5695] koaQ7Jey 2021年4月15日 12:07:36 : 2WCnPZKA5U : aFYyNHFXQVpEVEk=[13]
audio identity (designing)宮ア勝己 BBCモニター考(LS3/5Aのこと)


Date: 6月 17th, 2011
BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その1)
http://audiosharing.com/blog/?p=4864

今年、ロジャースは創立65周年にあたり、記念モデルとしてLS3/5Aを復刻している。
ロジャースは2008年にもLS3/5Aを復刻している。

このふたつの復刻LS3/5Aは当然おなじものなはずはなく、細部の使用は異っている。
2008年版は、オリジナルのLS3/5Aを範として、現在入手できるスピーカーユニットで再現したもの。
今回の65周年LS3/5Aは、元のユニット、
つまりウーファーはKEFのB110、トゥイーターはKEFのT27そのものをできるかぎり再現したものが、
使われている、とのこと。

それ以上の情報をまだ得ることはできないが、少なくとも写真を見るかぎり、
B110、T27そっくりに仕上がっている、といえる。
B110の振動板のてかり具合も、(あくまでも写真の上ではあるが)見事に再現されている。

2008年版LS3/5Aには興味をもてなかったのに、これは気になっている。
できるだけ早く聴いてみたい、とさえ思っている。

ウェブサイトに公開されている写真を見て、私と同じように思う人もいる一方で、
どうせ中国製だから、と音も聴かずに、関心をもたない人もいるはずだ。

確かに中国製なのだろう。
でも写真のままのLS3/5Aが登場してきたら、そのことはさほど気にすることはないはずだ。
ここまでのものが作れる、という事実に、日本製だろうと、イギリス製だろうと、中国製だろうと、
それは本質的な違いとなって音に現れることなのだろうか。

もちろん中国で作られている製品のすべてが良質なものでないことはわかっている。
ひどいものがある。けれど、素晴らしいものも、やはりある。

たとえばTADのスピーカーシステムは、中国で生産されている。
このことはオーディオアクセサリー誌だったと思うが、記事になっているからご存じの方も多いだろう。

何も知らずにTADのスピーカーシステムを見て、聴いて、中国製だとわかる人がいるだろうか。

心情的にはイギリス製であってほしい、という気持は、これを書いている私にもある。
でも音を聴かずに、実物を見ずもせずに、ただ中国製だから、ということで、関心をなくしてしまうのは、
もったいないこと、というよりも愚かに近い行為だと思う。
http://audiosharing.com/blog/?p=4864


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その2)
http://audiosharing.com/blog/?p=5161

BBCモニターの開発過程における試聴プログラムソースに、
音楽だけではなくアナウンサー(主に男性)の朗読も使われていたのはよく知られていることだ。

そのこととLS3/5Aのサイズのことを一緒くたにして、
LS3/5Aというスピーカーはアナウンサーの声のチェック用モニターであって、
音楽を聴くために開発されたスピーカーではない──、
こんなことを言う人が、残念ながらいる。

KEFの創立者であるレイモンド・クックも、音楽以外にアナウンサーの声でチェックしている、と、
音楽之友社から出ている「ステレオのすべて ’75」の中で語っている。
レイモンド・クックは、BBCモニターの開発にも携わっていた人だから、
その開発手法のよいところは、そのまま受け継いでいるからだろうと思われるが、
クックは、音楽を聴いているとマスクされてしまうピーク、あるいはディップといった欠点が、
アナウンサーのスピーチでは聴きとれるからだ、としている。

「ステレオのすべて ’75」の、クックの発言は日本語訳がわかりにくいところがあるうえに、
省略されていると思われるところもある。
だから読み手側でクックの発言を深読み、というか、補うような読み方をしなければならない。

私なりの読み方では、次のようなことだと思う。
音楽がプログラムソースでは、音の強弱がある。ピアニッシモもあればフォルティッシモもあって、
大編成のオーケストラで優秀録音であればダイナミックレンジは広い。
その反対にアナウンサーのスピーチに、音楽のような、広い音の強弱はない。
クックのいうアナウンサーのスピーチは、朗読家による小説の朗読の類いではなく、
おそらくニュース原稿を読むアナウンサーのそれであろう。

それに音楽とスピーチとでは、録音に使うマイクロフォンの数とその使い方が大きく違う。
モノーラルならばスピーチの録音に使われるマイクロフォンの数は1本、
そこに凝った録音手法は使われることはない。

こういう違いのある音楽の音源と、スピーチの音源の両方を使い、
スピーカーシステムの開発を行っている、ということであって、
スピーチ用のスピーカーシステムとして作っているわけではない、ということだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=5161

BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その3)
http://audiosharing.com/blog/?p=5803

LS3/5A──、私にとってのLS3/5Aは最初に聴いたものも、
そののち手に入れたものもロジャースの15Ωタイプだったので、
私にとってのLS3/5Aといえば、ロジャース製のモノということになる。

ロジャースのLS3/5Aが、
パワーに弱い(音量を上げられない)、低音は出ないなどのいくつかの欠点をもっていながらも
日本では高い評価と人気を獲得したこともあってなのかどうかははっきりとしないが、
イギリスの各スピーカーメーカーからも、LS3/5Aが登場した。
KEF、スペンドール、チャートウェル、オーディオマスターなどがある。
これらすべて同一条件では聴いたわけではないし、チャートウェルのLS3/5Aは聴いたこともない。

同じ規格でつくられてはいても、製造メーカーが異るとLS3/5Aの音も微妙に違ってくる。
LS3/5Aに高い関心をもつ者にとっては、
どのLS3/5Aが音がいいのか、もしくは自分の求める音に近いのかが気になるところだろうが、
私はといえば、それぞれのメーカーの音の差に関心はあるけれど、
それでも私にとってのLS3/5AはロジャースのLS3/5Aであり、
ロジャースのLS3/5Aは他社製のLS3/5Aよりも、多少劣る面を持っていたとしても、
それはそれでいいではないか、と思っているところがある。

私が気になるのは、LS3/5Aそれぞれの音の違いではなくて、
LS3/5Aの良さを受け継いで、あとほんのすこしスケール豊かに鳴ってくれるスピーカーシステムに関して、である。

LS3/5Aの欠点を解消するために、ロジャースからはサブウーファーが2度、登場している。
最初はL35Bと呼ばれるもので、33cm口径のウーファーをW46×H83×D42cmの密閉型エンクロージュアにおさめ、
このエンクロージュア上部の指定された位置にLS3/5Aを置くようになっている。
LS3/5Aとのクロスオーバ周波数は150Hzで、
専用のエレクトロニック・デヴァイディングネットワークXA75にはパワーアンプも搭載されており、
L35BとXA75、そしてLS3/5Aによるシステムを、ロジャースはReference Systemと名づけていた。
1978年の製品だ。

2度目は、1990年代なかばごろに登場したAB1がある。
このモデルはLS3/5AのウーファーB110を採用し、シンメトカリーロデット方式とよばれるエンクロージュアを採用、
このサブウーファーの出力は、B110から直接ではなく、
エンクロージュア上部サイドに設けられているポートから、となっている。
AB1にはLS3/5A用の出力端子が備えられていて、バイアンプ仕様のReference Systemとは異り、
それまでLS3/5Aを鳴らしてきたシステムにそのまま組み込める簡便さをもっていた。
http://audiosharing.com/blog/?p=5803


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その4)
http://audiosharing.com/blog/?p=5805

Reference Systemは一度聴いてみたかった。
XA75に内蔵されているパワーアンプではなく別途、サブウーファー用にパワーアンプを用意すれば、
より高品質な音が得られる可能性は、Reference Systemにはあったことだろうが、
写真でみるかぎりでは、大型エンクロージュアの上に、ポツンとLS3/5Aが乗っかっている感じで、
システムとしてのまとめ方のよさ──
しかもそれがロジャース純正であるだけにそういったことをより強く求めたくなるものだが──、
残念ながら備えていなかったように思える。

LS3/5Aのよさをいささか損なうことなく、スケール感をもうすこし欲することは無理な要求なのだろうか……。
KEFの105(Uni-Qユニット採用の105ではない)は、
それに近い印象を受けていたけれど、LS3/5Aの底光りする品位の良さまでは、
KEFの音は磨きあげられていないようも感じた。
105も、もちろん高品位でこれ単体で聴いている分には、その点に関しては申し分なく感じけれども、
すこし厳格すぎる性格、というか真面目すぎる性格が禍しているのだろうか、
音楽をより魅力的に響かせる方向での音の磨き方ではないようなところがある。

LS3/5Aの音には、私は、磨かれることで底光りしている音は、黒光りしている、とも感じている。
この光りの感じに、私は惚れてきたところがある。

だから、この磨きあげられることで生れてくる光りが音の中にはあり、
あとすこしのスケール感を……、ということになると、
そう難しくはないようなことに思えがちだが、意外に、そういう要求を満たしてくれるスピーカーシステムは少ない。

私がステレオサウンドにいたころ、ひとつだけ出合えた。
メリディアンのM20である。
http://audiosharing.com/blog/?p=5805


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その5)
http://audiosharing.com/blog/?p=5826

メリディアンのM20はパワーアンプ内蔵の、メリディアンがアクティヴラウドスピーカーシステムと呼ぶもので、
使用ユニットはウーファーが11cm口径のベクストレン・コーン型、トゥイーターは35mm口径のソフトドーム型で、
トゥイーターを2発のウーファーで挟み込むインライン配置、つまり仮想同軸配置を採用している。
内蔵パワーアンプはウーファー用が70W、トゥイーター用が35Wの出力によるバイアンプ仕様。

見た目はこれといった特徴的なところはない、地味な印象のほうが強いスピーカーシステムだから、
期待はほとんどしていなかった。
だから、音が鳴ってきた瞬間に、M20が醸し出す、いい雰囲気の音に、どきっとした。
LS3/5Aの音をスケールアップした音が、いまここで鳴っている──、
その事実に、とにかく嬉しくなった。

実は試聴の前に、サランネットを外してユニットを見たわけではなかった。
もともと期待していなかったスピーカーシステムだったから、
サランネットを外すことなく音を聴くことになったわけで、だからこそ驚きは大きかった。

試聴が終り、好奇心からネットを外すと、そこにはLS3/5Aで見慣れたウーファーがあった。

ウーファーのメーカーについては発表されていないが、あきらかにKEFのB110である。
LS3/5Aと同じウーファーを奥行きが38cmと、かなり深いバスレフ型エンクロージュアにおさめている。
内容積は、LS3/5Aにくらべかなり余裕をもったものとなっている。

トゥイーターはLS3/5Aに搭載されているKEFのT27ではないが、
これも見た目から判断するとKEFのユニットだと思われる。

KEFの105のような厳格さは、メリディアンのM20にはない。
もっと音楽を楽しんで聴く、という目的のためには、
結果として、わずかな音の演出を認めているようにも聴き手には感じられるM20の音は、
艶っぽく、底光りする音で、品位も高く、LS3/5Aには求められなかったスケール感がある。

そのスケール感は大型フロアー型のようなスケールの大きさではないけれど、
当時(1980年代まで)のイギリス的な家庭で楽しむ音量としては、充分なスケールがあった。

いま、この音を聴かせてくれたM20(現物)を、そのまま持ち帰りたくなるくらい、
私にとってはLS3/5Aの、正しく延長線上にあるスピーカーシステムだった。
http://audiosharing.com/blog/?p=5826


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その6)
http://audiosharing.com/blog/?p=5828

CDが登場する以前、アナログディスクがメインのプログラムソースであったころには、
LS3/5Aを鳴らすコツのひとつとして低域の適切なコントロールがあげられていた。
サブソニックによってLS3/5Aの小口径のウーファーがフラフラしていたら、
ただでさえ耐入力不足のところに、さらに不利な再生条件になってしまう。

ステレオサウンドでの組合せでQUADの405がよくとりあげられていたのも、このことが関係している。
405は大出力になると低域をカットするような設計になっている。
同じことは管球式パワーアンプについても、いえる。
アウトプットトランスを背負っていないOTLアンプは関係ないが、
アウトプットトランスの性格上、管球式パワーアンプの周波数特性をみると、
1W出力時と定格出力時とでは、低域のカットオフ周波数が、定格出力時ではどうしても高くなってしまう。
これはアウトプットトランスの性格上避けられないことでもある。

1982年にラジオ技術別冊として出た「集大成 真空管パワー・アンプ」の巻頭に、
管球式パワーアンプ15機種の回路図と実測データが載っている。
QUAD II、サンスイ AU111、ダイナコ MKIII、ダイナベクター DV8250、テクニクス 20A、40A、
デンオン POA1000B、フッターマン H3、マイケルソン&オースチン TVA1、マッキントッシュ MC275、MC3500、
マランツ Model 98、ラックス MQ36、MQ68C、SQ38FD。
測定を担当されたのは、オーディオノートの創設者、近藤公康氏。

これら15機種のなかでOTL方式なのは、テクニクスの20A、ラックスのMQ36、フッターマンのH3だけで、
残り12機種はすべてアウトプットトランスをもつ。

周波数特性は1W出力時、10W出力時、定格出力時の3つのデータが載っている。
出力に余裕があるアンプ、もしくは設計の新しいアンプでは、
!W出力時と10W出力時の周波数特性はほぼ同じか、すこしだけ低域のカットオフ周波数が上昇する傾向があるが、
小出力のものでは1Wと10W出力時でもずいぶんカットオフ周波数が違うものがあり、
定格出力時では200Hzあたりから低域のレスポンスが下降していくアンプもある。

ソリッドステートの優秀なパワーアンプの周波数特性と比較すると、
なんというひどい周波数特性なんだ、ということになりそうだが、
LS3/5Aのようなスピーカーシステムにとっては、これはむしろいい方向に働くこともある。
http://audiosharing.com/blog/?p=5828


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その7)
http://audiosharing.com/blog/?p=5833

CDの登場は、アナログディスクにはつきものであったサブソニックから解放されたことであり、
LS3/5Aにかぎらず、1970年代に開発されたBBCモニタースピーカーに共通してあった耐入力のなさは、
ある程度解消されていった。
あきからにLS3/5Aから得られる音量は、CDによって増していた。
もっとも、増した、といっても、あくまでもLS3/5Aでの話ではある。

CDの普及とともに、LS3/5Aサイズの小型スピーカーシステム用のスタンドがいくつか出はじめたことも関係してか、
LS3/5Aは、CD登場以前とは異る聴き方がされるようになってきた。

それまでは(アナログディスク時代)は、スタンドは使わず、
しっかりした造りの机の上に、手の届く距離に置いて聴く、というスタイルが多かったのではないだろうか。
すくなくとも私は、瀬川先生や井上先生がLS3/5Aについて書かれたものを読んで、
そういう使い方をイメージしていた。

こういう置き方を含め、低域の適切なコントロールなど、
制限された使いこなしの中でうまく鳴らしたとき、LS3/5Aの魅力は最大に発揮される──、
こんなふうにも思っていた。

実際にそうやって聴くLS3/5Aのひっそりとした親密な空気をかもしだす雰囲気は、
聴く音楽も音量も聴取位置も限定されるけれど、そんなことを厭わず鳴らしたときの魅力は、
何度でも書きたくなるほどのものを、私は感じている。

でも、いい変えれば、やや面倒なスピーカーシステムといえなくもなかったのが、
CDの安定した低域によって、すこしばかり気軽に鳴らせるようになった。

いまLS3/5Aをお使いの方は、スタンドに乗せて、という方が多いのかもしれない。
けれども、私にとっては、机の上に置くスピーカーシステムであり、
つまりこのことはスピーカーを上から眺めるようなかたちで聴く、ということでもある。
http://audiosharing.com/blog/?p=5833


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その8)
http://audiosharing.com/blog/?p=5843

井上先生は「見えるような臨場感」、「音を聴くというよりは音像が見えるようにクッキリとしている」と、
瀬川先生は「精巧な縮尺模型を眺める驚きに緻密な音場再現」、
「眼前に広々としたステレオの空間が現出し、その中で楽器や歌手の位置が薄気味悪いほどシャープに定位する」、
こんなふうに表現されている。

どちらも視覚的イメージにつながる書き方をされている。
それこそガリバーが小人の国のオーケストラや歌手の歌を聴くのと同じような感覚が、そこにはある。
いうまでもなく、これは正しくLS3/5Aを設置して、正しい位置で聴いてこそ得られるものであって、
いいかげんな設置、いいかげんな位置で聴いていては、このような音場感は得られないし、
そうなるとLS3/5Aはパワーも入らないし、低域もそれほど低いところまでカヴァーできないし……など、
いいところなどないスピーカーシステムのように思われるだろうが、
それは鳴らし方・聴き方に問題がある、といえる。

とにかく、そういうLS3/5Aが小音量時に聴かせてくれる、
「見えるような臨場感」を、私は、LS3/5Aをすこしばかり上から眺めるような位置で聴きたい、と思う。

スピーカーシステムの位置と耳の位置の、それぞれの高さの関係については、
使っているスピーカーシステムによっても、その人の聴き方にも関係してくることであって、
ここには正解は存在しない、といえる。

たとえば瀬川先生は、背の高いスピーカーシステムを好まれない。
というよりも、音楽之友社から出ていた「ステレオのすべて」の1976年版のなかで、
菅野先生、山中先生との鼎談「オーディオの中の新しい音、古い音」でこう語られている。
     *
たとえば見た目から言ったってね、ぼくはご在じの通りね、昔から背の高いスピーカー嫌いなんです。どうしても目の高さよりね、音の出て来る位置が高くなっちゃうとね、なんだか全然落ち着かないわけね。これは本当に、この部屋に入って来て座った時から、見れば見るほど、ますます大きくなっていく感じがするわけね。すごい背が高い。
 ちっとも小さくならない、慣れても。たとえばこういう大きいスピーカーだったらぽくはどうしたって横倒しにしちゃいたいぐらいの感じです。これは横倒しにできないスピーカーだけれども。
     *
ここで語られている「この部屋」とは山中先生のリスニングルームであり、
「横倒しにしちゃいたい」スピーカーシステムは、エレクトロボイスのパトリシアン600のことである。
http://audiosharing.com/blog/?p=5843

BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その9)
http://audiosharing.com/blog/?p=5845

山中先生は、この点どうかというと、パトリシアン600を使われていることからもわかるように、
背の高いスピーカーシステムに対して、瀬川先生のように拒否されるところはないわけだが、
以前書いたように、QUADのESLを、ぐっと思いきって上にあげて前に傾けるようにして聴くといいよ、
と、ESLを使っているときにアドバイスしてくださったことから、
むしろ瀬川先生とは反対に背の高いスピーカーシステム、
もしくは目(耳)の高さよりも上から音が聴こえてくることを好まれていたのでないか、とも思う。

スピーカーシステムの背の高さ(音が出る位置の高さ)を強く意識される方もいれば、
ほとんど意識されない方もいる。
これはどうでもいいことのように思えても、スピーカーシステムの背の高さを強く意識されている方の評価と、
そうでない方の評価は、そこになにがしかの微妙な違いにつながっていっているはず。

だから、なぜその人が、
そのスピーカーシステムを選択されたのか(選択しなかったのか)に関係してくることがあるのを、
まったく無視するわけにはいかないことだけは、頭の片隅にとどめておきたい。

メリディアンのM20もQUADのESLも、そのまま置けば仰角がつく。
フロントバッフル(もしくはパネル面)がすこし後ろに傾斜した状態になる。
これは何を意味しているのか、と思うことがある。
そして、メリディアンのM20をつくった人たち、QUADのピーター・ウォーカーは、
どんな椅子にすわっていたのか、とも思う。
その椅子の高さはソファのように低いものなのか、それともある程度の高さがあるものなのか。

私の勝手な想像にすぎないが、椅子の高さはあったのではないか、と思っている。
このことはESL、M20がかなでる音量とも関係してのことのはずだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=5845


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その10)
http://audiosharing.com/blog/?p=5876

すこし横道にそれてしまうけれど、
ステレオサウンド 46号に「マーク・レビンソンHQDシステムを聴いて」という、
瀬川先生の文章が2ページ見開きで載っている。

当時、ステレオサウンドの巻末に近いところで、このページを見つけたときは嬉しかった。
マークレビンソンのHQDシステムの試聴記が、ほかの誰でもなく瀬川先生の文章で読めるからだ。

マークレビンソンのHQDシステムについて知っている人でも、実物を見たことがある人は少ない、と思う。
さらに音を聴いたことのある人はさらに少ないはず。

私も実物は何度か見たことがある。
秋葉原のサトームセンの本店に展示してあったからだ。
いまのサトームセンからは想像できないだろうが、当時はオーディオに力を入れていて、
HQDシステムがあったくらいである。
サトームセン本店以外では見たことがない。

ただ残念なことに音が鳴っていたことはなかった。
「聴かせてほしい」といえるずうずうしさもなかった。

ステレオサウンド 46号の記事は、サトームセンで見る3年ほど前のこと。
そのときは実物をみることすらないのではないか、と思っていたときだった。

わくわくしながら読みはじめた。
ところが、読みながら、そして読み終って、なんだかすこし肩透しをくらったような気がした。
だから、もういちどていねいに読みなおしてみた。

でも、私が勝手に期待していたわくわく感は得られなかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=5876


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その11)
http://audiosharing.com/blog/?p=5880

HQDシステムが、非常に高い可能性をもつシステムであることは理解はできる書き方だった。
結局、瀬川先生も書かれているように、そのとき鳴っていたHQDシステムの音は、
マーク・レヴィンソンが完全に満足すべき状態では鳴っていなかったこと、
それでもマーク・レヴィンソンが意図して音であること、
そして瀬川先生だったら、もう少しハメを外す方向で豊かさを強調して鳴らされるであろうこと、
これらのことはわかった。

このときは、瀬川先生が背の高いスピーカーシステムを好まれない、ということを知らなかった。
最初に読んだときも気にはなっていたが、それほと気にとめなかったけれど、たしかに書いてある。
     *
左右のスピーカーの配置(ひろげかたや角度)とそれに対する試聴位置は、あらかじめマークによって細心に調整されていたが、しかしギターの音源が、椅子に腰かけた耳の高さよりももう少し高いところに呈示される。ギタリストがリスナーよりも高いステージ上で弾いているような印象だ。これは、二台のQUADがかなり高い位置に支持されていることによるものだろう。むしろ聴き手が立ち上がってしまう方が、演奏者と聴き手が同じ平面にいる感じになる。
     *
HQDシステムの中核はQUADのESLをダブルスタック(上下二段重ね)したもので、
この2台(というよりも2枚)のESLは専用のスタンドに固定され、
しかも下側のESLと床との間にはけっこうなスペースがある。
HQDシステムの寸法は知らないが、どうみても高さは2mではきかない。2.5m程度はある。
瀬川先生が「横倒しにしちゃいたい」パトリシアン600よりも、さらに背が高い。

これは瀬川先生にとって、どんな感じだったのだろうか。
HQDシステムの背の高さはあらかじめ予測できたものではあっても、
それでも予測していた高さと、実際に目にした高さは、また違うものだ。

HQDシステムの試聴場所はホテルの宴会場であり、天井高は十分ある状態でも、
背の高すぎるスピーカーシステムである。
これが一般的なリスニングルームにおさまったら(というよりもおさまる部屋の方が少ないのではないだろうか)、
見た目の圧迫感はもっともっと増す。それは実物を目の当りにしていると容易に想像できることだ。

瀬川先生がHQDシステムの実物を見て、どう思われたのかは、その印象については直接書かれていない。
それでもいい印象を持たれてなかったことだけは確かだろう。
http://audiosharing.com/blog/?p=5880


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その12)
http://audiosharing.com/blog/?p=5892

瀬川先生は、QUAD・ESLのダブルスタックに対して、どういう印象を持たれていたのか。

ステレオサウンド 38号で岡先生がQUAD・ESLのダブルスタックの実験をされている。
「ベストサウンドを求めて」という記事の中でダブルスタックを実現するために使用されたスタンドは、
ESL本体の両脇についている木枠(3本のビスでとめられている)を外し、
かわりにダブルスタックが可能な大型の木枠に交換する、というものだ。

このダブルスタック用のスタンドは、
1977年暮にステレオサウンド別冊「コンポーネントステレオの世界 ’78」でも使われている。

「ひと昔まえのドイツ系の演奏・録音盤を十全なかたちで再生したい」という読者の方からの要望に応えるかたちで、
山中先生が提案されたのが、QUAD・ESLのダブルスタックだった。
ここでダブルスタック実現のため使われたのが、38号で岡先生が使われたスタンドそのものである。

「コンポーネントステレオの世界 ’78」では、
井上卓也、上杉佳郎、岡俊雄、菅野沖彦、瀬川冬樹、山中敬三、六氏が組合せをつくられているが、
この組合せの試聴すべてに瀬川先生がオブザーバーとして参加されている。
つまり山中先生がつくられたESLのダブルスタックの音を瀬川先生は聴かれているわけだし、
その音の印象がどうなのか、「コンポーネントステレオの世界 ’78」の中で、
もっとも関心をもって読んだ記事のひとつが、山中先生のESLのダブルスタックだった。

ところが、何度読み返しても、ESLのダブルスタックの音の印象についてはまったく語られていない。
http://audiosharing.com/blog/?p=5892


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その13)
http://audiosharing.com/blog/?p=5897

ステレオサウンド別冊「コンポーネントステレオの世界 ’78」では、
前年の「コンポーネントステレオの世界 ’77」では読者と評論家の対話によって組合せがつくられていったのに対し、
最初から組合せがまとめられていて、それを読者(愛好家)の方が聴いて、というふうに変っている。
そして、組合せはひとつだけではなく、もうひとつ、価格を抑えた組合せもある。

山中先生による「ひと昔まえのドイツ系の演奏・録音盤を十全なかたちで再生」するシステムは、
QUAD・ESLのダブルスタック(アンプはマークレビンソンのLNP2とQUADの405)のほかに、
スペンドールのBCIIを、スペンドールのプリメインアンプD40で鳴らす組合せをつくられている。

このBCIIの組合せの音については、つぎのように語られている。
     *
ぼくもBCIIとD40という組合せをはじめて聴いたときには、ほんとうにびっくりしました。最近のぼくらのアンプの常識、つまりひじょうにこった電源回路やコンストラクション、そしてハイパワーといったものからみると、このアンプはパワーも40W+40Wと小さいし、機構もシンプルなんだけれど、これだけの音を鳴らす。不思議なくらい、いい音なんですね。レコードのためのアンプとして、必要にして十分ということなんでしょう。ぼくもいま買おうと思っていますけれども、山中さんがじつにうまい組合せをお考えになったなと、たいへん気持よく聴かせていただきました。
     *
この山中先生の組合せの記事のなかで、瀬川先生の発言は、じつはこれだけである。
最初読んだときは、QUAD・ESLの音についての発言を読み落とした? と思い、ふたたび読んでみても、
瀬川先生の発言はこれだけだった。

当時(1977年暮)は、その理由がまったくわからなかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=5897

BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その14)
http://audiosharing.com/blog/?p=5899

「コンポーネントステレオの世界 ’78」では、他の組合せとは毛色の異る、
異様な(こういいたくなる)組合せがひとつあった。
井上先生が、アマチュア・バンドで楽器を演奏して楽しんでいる読者が、
「楽器の音がもうひとつ実感として感じられない」不満に対してつくられた組合せである。

スピーカーは、JBLの楽器用の18インチ・ウーファーK151をダブルで使い、
その上に2440にラジアルホーンの2355、
トゥイーターは075のプロ用ヴァージョンの2402を片チャンネル4つ、シリーズ・パラレル接続する、というもの。
これだけのシステムなので、当然バイアンプ駆動となり、パワーアンプはマッキントッシュのMC2300を2台、
エレクトロニック・クロスオーバーはJBLの5234、コントロールアンプはプロ用のクワドエイトLM6200R、
アナログプレーヤーはマカラのmodel4824にスタントンのカートリッジ881S、というもの。

「コンポーネントステレオの世界 ’78」ではこの組合せのカラー写真が見開きで載っている。
もちろんほかの組合せもカラーで見開きだが、そこから伝わってくる迫力は、ほかの組合せにはない。
K151をおさめた、かなり大容量のエンクロージュアが傷だらけということ、
それにアンプもアナログプレーヤーの武骨さを覆い隠そうとはしていないモノばかりであって、
これに対してコストを抑えたもうひとつの組合せ──
こちらもJBLの楽器用のウーファーK140をフロントロードホーンの4560におさめ、2420ドライバー+2345ホーン、
アンプはマランツのプリメイン1250、アナログプレーヤーはビクターのターンテーブルTT101を中心としたもの──、
これだって、他の評論家の方々の組合せからすると武骨な雰囲気をもってはいるというものの、
比較すれば上品な感じすら感じてしまうほど、井上先生が価格を無視してつくられた組合せの迫力は、凄い!

この組合せで、ピンク・フロイドの「アニマルズ」、「狂気」、ジェフ・ベックの「ライブ・ワイアー」、
テリエ・リビダルの「アフター・ザ・レイン」、
ラロ・シフリンの「タワーリング・トッカータ」、それに「座鬼太鼓座」などを鳴らされている。
http://audiosharing.com/blog/?p=5899


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その15)
http://audiosharing.com/blog/?cat=45&paged=2

「コンポーネントステレオの世界 ’78」でつくられた井上先生の組合せは、
それで鳴らされる音楽も、その音量も、その音自体も、
瀬川先生が好んで聴かれている音楽、音量、音質とは大きく違ったものである。

けれど、というべきか、ここには瀬川先生の印象が語られている。
     *
お二人といっしょに聴いていて、この装置に関しては、アドバイザーとかオブザーバーなんていう立場は、いっさいご辞退申し上げたいわけでして(笑い)、これはまことに恐るべき装置ですよ(笑い)。千葉さん(読者の方)のお手紙に対して、こういう回答をだされた井上さんという人は、ものすごいことをなさる人だと、あらためて敬服かつたまげているわけ(笑い)。
ぼくは楽器をなにひとついじらないし、いまここで鳴らされた音楽も、ふだん自宅で楽しんで聴いている音楽とは違うものですから、どのくらいの音量がふさわしいのかちょっと分かりかねるところがあるんだけれど、それにしても、いま聴いた音量というのは、正直いって、ぼくの理解とか判断力の範囲を超えたものなんですね。ただ誤解のないようにいっておくと、それだからといって箸にも棒にもかからないというような、否定的な意味ではありません。ことばどおり、理解とか判断力の範囲を超えたところのものだ、ということなんです。しかし、いま聴いた音というのは、自分の知らない、ひじょうに面白い世界をのぞかせてくれたことも、またたしかです。ただ重ねていいますけれど、こういう音はぼくは好まないし、ぼく自身は絶対にやりませんね。ある意味では拒否したい音だといっていいかもしれません。
ほくは、自分の現在の条件もあるでしょうが、性格的にもあまり大音量で聴くのは好きではありません。どちらかというと、小さめで、ひっそりと聴くほうを好みます。しかし、いま聴いていて、この装置が出した、むしろ井上さんがお出しになったというべきかもしれませんがともかくここで鳴ったすさまじい音は、けっして不愉快ではない。一種の快感さえ感じたほどです。井上さんはよく、音のエネルギー感ということをいわれますが、それが具体的に出てきた、エネルギー感の魅力が十分に感じられたわけで、ぼく自身ただただ聴きほれていたわけですよ。
     *
この井上先生の組合せよりも、山中先生のESLのダブルスタックの組合せがめざした「世界」が、
瀬川先生がふだん接していられた世界と共通するものは多い。
にもかかわらず、ESLダブルスタックの音に関しては、なにもひとつ活字にはなっていない。
http://audiosharing.com/blog/?cat=45&paged=2


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その16)
http://audiosharing.com/blog/?p=5905

「コンポーネントステレオの世界 ’78」を読んでいた14歳の私が強い関心をよせていたスピーカーシステムは、
JBLの4343だったり、ロジャースのLS3/5Aだったり、キャバスのブリガンタンであったり、
そしてQUADのESLだった。
他にもいくつかあるけれど、ここでは直接関係してこないので省かせていただく。

当時なんとなく考えていたのは、4343をしっとり鳴らすのと、
ESLから余裕のある音を鳴らすのはどちらが大変か、であって、
ESLにはダブルスタックという手法があることを知り、
ESLの秘めた可能性についてあれこれ思っていた時期でもあるから、
よけいにダブルスタックのESLの音を、どう瀬川先生が評価されているのかが、とにかく知りたかった。

たとえばほかのスピーカーシステムであれば、オーディオ店でいつか聴くことができるだろう。
それが決していい調子で鳴っていなかったとしても、ほんとうに出合うべくして出合うスピーカーシステムであれば、
多少うまく鳴っていないところがあったとしても、そこからなんらかの魅力を感じとることができるはず。
だから聴く機会に積極的でありたい、と思っていたけれど、
ダブルスタックのESLは、それそのものがメーカーの既製のスピーカーシステムではないため、
そのオーディオ店が独自にスタンドを工夫・製作しないことには、聴くことが無理、ということがわかっていたため、
だからこそ瀬川先生がどう、その音を表現されるのかが、読みたくてたまらなかった。

「コンポーネントステレオの世界 ’78」は、数少ないその機会を与えてくれるはずだったのに……。
山中先生のダブルスタックのESLの記事は12ページある。
けれど、また書くけれど、そこには瀬川先生の発言はなかった。

いまなら、なぜないのかは理解できる。
けれど、当時14歳の私には、ないことは、とにかく不思議なこと、でしかなかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=5905

BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その17)
http://audiosharing.com/blog/?p=5908

瀬川先生は、ステレオサウンド 43号「ベストバイ」の記事中にこう書かれている。
     *
いまところは置き場所がないから考えないが、もし製造中止になるというような噂をチラとでも耳にしたら、すぐにでもひと組購入するぞ、と宣言してある。部屋や置き方や組み合わせなど条件を整えて聴くときのQUAD・ESLのみずみずしい音質は実にチャーミングだ。最適位置にぴたりと坐ったが最後、眼前に展開する一種独特のクリアーな音像の魅力から抜け出すことが難しくなる。このデザインの似合う部屋が欲しい!
     *
そして、購入されている。
ステレオサウンドだけを読んでいては気がつかないが、当時の別冊FM fanの記事中、
瀬川先生の世田谷・砧のリスニングルームの写真に、ESLが置かれているのが写っている。
ESLは、瀬川先生のお気に入りのスピーカーシステムのひとつであったはずだ。

山中先生は、「コンポーネントステレオの世界 ’78」では、次のように語られている。
     *
シングルで使っても、このスピーカーには、音のつながりのよさ、バランスのよさといった魅力があって、そうえにオーケストラ演奏を聴けるだけの迫力さえでれば、現在の数多いスピーカーシステムの中でもとびぬけた存在になると思うんですよ。そこでこれをダブルで使うと、とくに低域の音圧が比較にならないほど上昇しますし、音の全体の厚みというか、レスポンス的にも、さらに濃密な音になる。むしろ高域なんかは、レスポンス的には少し下がり気味のような感じに聴こえます。いずれにしても、2倍といようりも4倍ぐらいになった感じまで音圧が上げられる。そういった魅力が生じるわけで、そこをかってESLのダブル使用という方式を選びました。
     *
しかも、この数ページ後に、こんなことも言われている。
     *
このスピーカーはごらんのようにパネルみたいな形で、ひじょうに薄いので、壁にぴったりつけて使いたくなるんですけれど、反対に、いま置いてあるように、壁からできるだけ離す必要があります。少なくとも1・5メートルぐらい、理想をいえば部屋の三分の一ぐらいのところまでってきてほしいと、QUADでは説明しているのです。ただ、ダブル方式で使った場合には、それほど離さなくてよさそうです。そのことも、ダブルにして使うことのメリットといえるでしょう。
     *
ここまで読んできて、ダブルスタックのESLへの期待はいやがおうでも高まり、
瀬川先生の発言を期待してページをめくっていた……。
http://audiosharing.com/blog/?p=5908


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その18)
http://audiosharing.com/blog/?p=5910

私が知るかぎり、瀬川先生がダブルスタックのESLの音について語られているのは、
音楽之友社からでていた「ステレオのすべて」の’81年版だけである。

この年の「ステレオのすべて」の特集は、
「音楽再生とオーディオ装置 誰もできなかったオーケストラ再生」であり、
瀬川冬樹、山中敬三、両氏を中心に読者の方が3人、それにリポーターとして貝山知弘氏によるもの。

ここでも組合せがつくられている。
瀬川先生による組合せが3つ、山中先生による組合せが2つ、
そして読者の方による組合せがそれぞれつくられ、
それぞれの音について討論がすすめられている、という企画である。

ここで山中先生の組合せに、ダブルスタックのESLが登場している。
アンプはコントロールアンプにマークレビンソンのML7L、パワーアンプにスレッショルドのSTASIS2。
アナログプレーヤーは、トーレンスのTD126MKIIIC、となっている。

ESL用のスタンドは、ステレオサウンドでの試聴のものとは異り、
マークレビンソンのHQDシステムで使われているスタンドと近い形に仕上がっている。
ただしHQDシステムのものよりも背は多少低くなっているけれど、
ステレオサウンドのスタンドと較べると、下側のESLと床の間に空間がある分だけ背は高い。

2枚のESLの角度は、
ステレオサウンドでの試聴では、下側のESLのカーヴと上側のESLのカーヴが連続するようになっているため、
横から見ると、とくに上側のESLが弓なりに後ろにそっている感じになっている。
音楽之友社(ステレオのすべて)の試聴では、
2枚のESLができるだけ垂直になるように配置されている(ように写真では見える)。

実験はしたことないものの、2枚のESLをどう配置するか、
その調整によってダブルスタックのESLの音が想像以上に変化するであろうことは予測できる。

だから同じダブルスタックといっても、ステレオサウンドでのモノと音楽之友社のモノとでは、
かなり違うといえばたしかにそうであろうし、
それでも同じダブルスタックのESLであることに違いはない、ともいえる。
http://audiosharing.com/blog/?p=5910

BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その19)
http://audiosharing.com/blog/?p=5927

音楽之友社別冊「ステレオのすべて ’81」を書店で手にとってパラパラめくったときは、うれしかった。
ここにもESLのダブルスタックの記事が載っていて、その記事には瀬川先生と山中先生が登場されているからだ。

じっくり読むのは家に帰ってからの楽しみにとっておきたかったので、ほとんど内容は確認させずに買った。
そして帰宅、読みはじめる。

誌面構成としては、まず貝山さんがレポーター(司会者)となって、瀬川・山中対談がはじまる。
そして囲み記事として、
瀬川先生の組合せ試案(これはロジャースPM510とマークレビンソンのアンプの組合せ)があり、
そのあとにいよいよ山中先生によるESLのダブルスタックの試案が、これも囲み記事で出てくる。
3000文字弱の内容で、瀬川・山中、両氏の対談を中心に、参加されている読者の方の意見も含まれている。

まず、瀬川先生は、
「やっぱり、クォード・ダブルスタックを山中流に料理しちゃってるよ。
これ、完全に山中サウンドですよ、よくも悪くもね。」と発言されている。

このあとに山中先生によるダブルスタックの説明が続く。
そして、ふたたび瀬川先生の発言。
「さっき山中流に料理しちゃったというのは、ぼくがこのスピーカーを鳴らすとこういう音にならないね。具体的にいうと、ほくにはずいぶんきつくて耐えられなかったし、低音の量感が足りない。だからかなわんなと思いながらやっぱり彼が鳴らすと、本当にこういう音に仕上げちゃうんだなと思いながら、すごい山中サウンドだと思って聴いていたの。」

ただ「低音の量感が足りない」と感じられていたのは、山中先生も同じで、
ステレオサウンドでの試聴のことを引き合いに出しながら、「低域がもっと出なくちゃいけない」と言われている。
音楽之友社での試聴では、低域の鳴り方が拡散型の方向に向ってしまい集中してこない、とも指摘されている。
その理由は2枚のESLの角度の調整にあり、
できればESLの前面の空気を抱きかかえるような形にしたい、とも言われている。

山中先生としても、今回のESLのダブルスタックの音は、不満、改善の余地が多いものだった、と読める。
http://audiosharing.com/blog/?p=5927


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その20)
http://audiosharing.com/blog/?p=5937

音楽之友社の試聴室がどのくらいの広さなのか、「ステレオのすべて ’81」からは正確にはかわらない。
けれど50畳もあるような広さではないことはわかる。20畳から30畳程度だろうか。
そこに、「ステレオのすべて ’81」の取材では、
瀬川、山中、貝山の三氏プラス読者の方が三名、さらに編集部も三名にカメラマンが一人、計10人が入っている。
そう広くない部屋に、これだけの人が入っていては条件は悪くなる。
そんなこともあってESLのダブルスタックは、本調子が出なかったのか、うまく鳴らなかったことは読み取れる。
けれど瀬川先生にしても山中先生にしても、そこで鳴った音だけで語られるわけではない。
ESLのダブルスタックは、この本の出る3年前にステレオサウンドの「コンポーネントステレオの世界 ’78」にいて、
手応えのある音を出されているわけで、そういったことを踏まえたうえで語られている。

もちろん話されたことすべてが活字になっているわけではない。
ページ数という物理的な制約があるため削られている言葉もある。
まとめる人のいろいろな要素が、こういう座談会のまとめには色濃く出てくる。

つまり「コンポーネントステレオの世界 ’78」では瀬川先生のESLのダブルスタックに対する発言は、
削られてしまっている、とみていいだろう。
なぜ、削られたのか。しかもひと言も活字にはなっていない。
このことと、「ステレオのすべて ’81」の瀬川先生の音の印象を重ねると、
瀬川先生はESLのダブルスタックに対して、ほぼ全面的に肯定されている山中先生とは反対に、
否定的、とまではいわないもの、むしろ、どこか苦手とされているのではないか、と思えてくる。

「ぼくにはずいぶんきつくて耐えられなかった」と語られている、
この部分に、それが読みとれる、ともいえる。
http://audiosharing.com/blog/?p=5937


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その21)
http://audiosharing.com/blog/?p=5939

ステレオサウンド別冊「コンポーネントステレオの世界 ’78」の巻末には、
「新西洋音響事情」というタイトルのインタヴュー記事が載っている。
「全日本オーディオフェアに来日の、オーディオ評論家、メーカー首脳に聞く」という副題がついているとおり、
レオナルド・フェルドマン(アメリカ・オーディオ評論家)、エド・メイ(マランツ副社長)、
レイモンド・E・クック(KEF社長)、コリン・J・アルドリッジ(ローラ・セレッション社長)、
ピーター・D・ガスカース(ローラ・セレッション マーケティング・ディレクター)、
ウィリアム・J・コックス(B&Oエクスポートマネージャー)、S・K・プラマニック(B&Oチーフエンジニア)、
マルコ・ヴィフィアン(ルボックス エクスポートマネージャー)、エド・ウェナーストランド(ADC社長)、
そしてQUAD(この時代は正式にはThe Acoustical Manufacturing Co.Ltd.,社長)のロス・ウォーカーらが、
山中敬三、長島達夫、両氏のインタヴュー、編集部のインタヴューに答えている。

ロス・ウォーカーのインタヴュアーは、長島・山中の両氏。
ここにダブル・クォードについて、たずねられている。
ロス・ウォーカーの答えはつぎのとおりだ。
     *
ダブルにしますと、音は大きくなるけれども、ミュージックのインフォメーションに関しては一台と変わらないはずです。ほとんどの人にとってはシングルに使っていただいて十分なパワーがあります。二台にすると、4.5dB音圧が増えます。そしてベースがよく鳴る感じはします。ただ、チェンバー・ミュージックとか、ソロを聴く場合には、少しリアリスティックな感じが落ちる感じがします。ですから、大編成のオーケストラを聴く場合にはダブルにして、小さい感じのミュージックを聴く場合には、シングルにした方がよろしいのではないかと思います。世の中のたくさんの方がダブルにして使って喜んでいらっしゃるのをよく存じていますし、感謝していますけれども、私どもの会社の中におきましては二台使っている人間は誰もおりません。いずれにしても、それは個人のチョイスによるものだと思いますから、わたくしがどうこう申しあげることはできない気がします。
     *
「ステレオのすべて ’81」の特集には「誰もできなかったオーケストラ再生」とつけられているし、
「コンポーネントステレオの世界 ’78」の読者の方の要望もオーケストラ再生について、であった。

オーケストラ再生への山中先生の回答が、ESLのダブルスタックであることは、
この時代(1970年代後半から80年にかけて)の現役のスピーカーシステムからの選択としては、
他に候補はなかなか思い浮ばない。

なぜ、そのESLのダブルスタックの音が瀬川先生にとっては「ずいぶんきつくて耐えられなかった」のか。
http://audiosharing.com/blog/?p=5939


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その22)
http://audiosharing.com/blog/?p=5941

瀬川先生の「ずいぶんきつくて耐えられなかった」ということを、
オーディオの一般的な「きつい音」ということで捉えていては、なかなか理解できないことだと思う。

ダブルスタックとはいえQUADのESLから、いわゆる「きつい音」が出るとは思えない。
そう考えられる方は多いと思う。

私も、「ステレオのすべて ’81」を読んだときには、
「ずいぶんきつくて耐えられなかった」の真の意味を理解できなかった。
これに関しては、オーディオのキャリアが長いだけでは理解しにくい面をもつ。
私がこれから書くことを理解できたのは、ステレオサウンドで働いてきたおかげである。

コンデンサー型、リボン型といった駆動方式には関係なく、
ある面積をもつ平面振動板のスピーカーシステムの音は、聴く人によっては「きつい音」である。
それは鳴らし方が悪くてそういう「きつい音」が出てしまう、ということではなく、
振動板が平面であること、そしてある一定の面積をもっていることによって生じる「きつい音」なのだが、
これがやっかいなことに同じ場所で同じ時に、同じ音を聴いても「きつい音」と感じる人もいれば、
まったく気にされない方もいるということだ。

そして、一定の面積と書いたが、これも絶対値があるわけではない。
部屋の容積との関係があって、
容積が小さければ振動板の面積はそれほど大きくなくても「きつい音」を感じさせてしまうし、
かなり振動板の面積が大きくとも、部屋の容積が、広さも天井高も十分確保されている環境であれば、
「きつい音」と感じさせないこともある。

瀬川先生に直接「ずいぶんきつくて耐えられなかった」音が
どういうものか訊ねたわけではないから断言こそできないが、
おそらくこの「きつい音」は鼓膜を圧迫するような音のことのはずである。

私がそのことに気づけたのは、井上先生の試聴のときだった。
http://audiosharing.com/blog/?p=5941


Date: 9月 23rd, 2011
BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その23)
http://audiosharing.com/blog/?p=6043

じつは井上先生も、振動板面積の大きい平面型スピーカーの音に対して、
瀬川先生と同じような反応をされていた。
「くわっと耳にくる音がきついんだよね、平面スピーカーは」といったことをいわれていた。

といってもスコーカーやトゥイーターに平面振動板のユニットが搭載されているスピーカーシステムに対しては、
そういったことをいわれたことはまず記憶にない。
もしかするとすこしは「きつい」と感じておられたのかもしれないが、
少なくとも口に出されることは、私がステレオサウンドにいたころはなかった。

けれどもコンデンサー型やアポジーのようなリボン型で、低域まで平面振動板で構成されていて、
しかも振動板の面積がかなり大きいものを聴かれているときは、
「きついんだよなぁ」とか「くわっとくるんだよね、平面型は」といわれていた。

でもアポジーのカリパーをステレオサウンドの試聴室で、マッキントッシュのMC275で鳴らしたときは、
そんな感想はもらされていなかった(これは記事にはなっていない)。
だから私の勝手な推測ではあるけれども、
ステレオサウンドの試聴室(いまの試聴室ではなく旧試聴室)の空間では、
アポジーのカリパーぐらいの振動板面積が井上先生にとっては、
きつさを感じさせない、意識させない上限だったのかもしれない。

それにMC275の出力は75Wだから、それほど大きな音量を得られるわけでもない。
これが低負荷につよい大出力のパワーアンプであったならば、
ピークの音の伸びで「きつい」といわれた可能性もあったのかもしれない。

井上先生が「きつい」と表現されているのも、音色的なきつさではない。
これも推測になってしまうのだが、瀬川先生と同じように鼓膜を圧迫するようなところを感じとって、
それを「きつい」と表現されていた、と私は解釈している。

ただ、この「きつさ」は、人によって感じ方が違う。
あまり感じられない方もおられる。
いっておくが、これは耳の良し悪しとはまだ別のことである。
そして、圧迫感を感じる人の中には、この圧迫感を「きつい」ではなく、好ましい、と感じる人もいる。
だから、瀬川先生、井上先生が「きつい」と感じられたことを、理解しにくい人もおられるだろうが、
これはひとりひとり耳の性質に違いによって生じるものなのだろうから。
http://audiosharing.com/blog/?p=6043


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その24)
http://audiosharing.com/blog/?p=6047

直径が大きく異る円をふたつ描いてみる。
たとえば10倍くらいの差がある円を描いて、その円周を同じ長さだけきりとる。
たとえば2cmだけ切り取ったとする。

そのふたつの円周を比較すると、直径の小さな円から切り取った円周は同じ2cmでも弧を描いている。
直径が10倍大きい円から切り取った円周は、もちろん弧を描いてはいるものの、
小さな円の円周よりもずっと直線に近くなっていく。

ある音源から球面波が放射された。
楽器もしくは音源から近いところで球面波であったものが、
距離が離れるにしたがって、平面波に近くなってくる。

だから平面波の音は距離感の遠い音だ、という人もいるくらいだ。

平面波が仮にそういうものだと仮定した場合、
目の前にあるスピーカーシステムから平面波の音がかなりの音圧で鳴ってくることは、
それはオーディオの世界だから成立する音の独特の世界だといえなくもない。

しかもアクースティックな楽器がピストニックモーションで音を出すものがないにも関わらず、
ほほすべてのスピーカー(ベンディングウェーヴ以外のスピーカー)はピストニックモーションで音を出し、
より正確なピストニックモーションを追求している。

そういう世界のなかのひとつとして、大きな振動板面積をもつ平面振動板の音がある、ということ。
それを好む人もいれば、そうでない人もいる、ということだ。

瀬川先生の時代には、アポジーは存在しなかった。
もし瀬川先生がアポジーのオール・リボン型の音を聴かれていたら、どう評価されただろうか。
大型のディーヴァよりも、小型のカリパーのほうを評価されたかもしれない。
そんな気がする……。
http://audiosharing.com/blog/?p=6047


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その25)
http://audiosharing.com/blog/?p=6070

誤解のないようにもう一度書いておくが、
瀬川先生はQUADのESLを購入されている。シングルで鳴らすときのESLの音の世界に惚れ込まれていたことは、
それまで書かれてきたことからも、はっきりとわかる。
ただそれがダブルスタックになると、「きつい」と感じられる、ということだ。

おそらくESLは、ごく小音量で鳴らされていたのだろう。
そういう鳴らし方をしたときに、真価を発揮するESLが、ダブルスタックにすると一変する、というのは、
ダブルスタックの音に対して肯定的に受けとめられる人たちだ。

山中先生もそのひとりで、長島先生もそうだ。
長島先生はスイングジャーナルで、ダブルスタックの上をいくトリプルスタックを実現されている。

ESLのダブルスタックは香港のマニアの間ではじまった、といわれている。
その香港のマニアの人たちも、トリプルスタックをやった人はいないかもしれない。

しかも長島先生のトリプルスタックは、ただ単に3段重ねにしたわけではなく、
もともとの発想は平面波のESLから疑似的であっても球面波をつくり出したい、ということ。
そのため真横からみると3枚のESLは凹レンズ上に配置されている。

下部のESLは、ESLの通常のセッティングよりもぐっと傾斜をつけて斜め上を向き、
中央のESLはやや前屈みになり、下側のESLとで「く」の字を形成していて、
上部のESLは下部のESLよりさらに倒しこんで斜め下を向くように特註のスタンドは工夫されている。

聴取位置に対して、それぞれのESLの中心が等距離になるように、という意図もそこにはあったと考えられるが、
長島先生の意図は、疑似的球面波をつくり出すことによって、
平面波特有の音に対する長島先生が不満を感じていたところをなんとかしたい、という考えからであって、
このESLのトリプルスタックを実際に試された長島先生だからこそ、ESL63への評価がある、といえる。
http://audiosharing.com/blog/?p=6070


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その26)
http://audiosharing.com/blog/?p=6072

長島先生の音楽の聴き方として、前のめりで聴かれる。
それに長島先生はオルトフォンのSPUをずっと愛用されてきた。
ただし晩年はリンのカートリッジをお使いだったが。

そのSPUのコンシューマー用のGタイプではなく、プロフェッショナル用のAタイプのSPU-A/Eだった。
これは、Aタイプのほうが、Gタイプよりも、音の形が鮮明だから、ということが大きな理由である。

ジェンセンのG610Bを、タンノイのあとにいれられたのも、
このことがやはり関係しているはずである。

ステレオサウンド 61号で、こんなふうに語られている。
     *
(G610Bの)怪鳥の叫びのような、耳から血がでるような、それだけのエネルギーがでる。そんなスピーカーって聴いたことがなかった。そのエネルギーがすばらしいなって、ぼくはひそかに思ったわけです。〈これはつかっていけばなんとかなる!〉と考えました。それまではタンノイでした。タンノイのやさしさもいいんですが、ぼくにはもの足りなかった。あれは演奏会のずうっと後の席で聴く音でしょう。ところが、ぼくは前のほうで聴きたかった。それはもうタンノイじゃない。そこへ、このものすごいラッパを聴いたってわけです。
     *
そんなG610Bにつないで鳴らされたパワーアンプは、マッキントッシュのMC2105だった。
このMC2105に対して、61号では、「やさしいアンプ」と語られている。
だから力量不足がはっきりしてきて、次に同じマッキントッシュの管球式のMC275にされている。
このMC275についても、G610Bのエージングがすすんでいくにつれて、
甘さが耳についてきて、「その甘さはぼくには必要じゃない」ということで、もっと辛口のアンプということで、
マランツModel 2を導入され、続いてコントロールアンプをマッキントッシュのC26からModel 7にされている。

これらのことからわかるように、長島先生は、そういう音楽の聴き方をされてきた。
だからESLを、
「ナチュラルな音場空間が得られる製品。使いこなしには工夫が必要」(ステレオサウンド 47号)と、
評価されながらも、ESLはスピーカーとして理想に近い動作が期待できる、とされながらも、
もうひとつもの足りなさを感じられたことは、容易に想像がつくことだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=6072


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その27)
http://audiosharing.com/blog/?p=6083

ステレオサウンド 61号には、長島先生による登場したばかりのQUAD・ESL63の詳細な記事が載っている。
1機種のスピーカーシステムに、16ページを割いている。

当然、記事の中でESL63の、ディレイによる球面波の効果についてふれられている。
     *
中域以上で球面波を作りだし、音像定位を明確にする全く新しい独創的な手法がとられていることだ。
いままで一般的に、ESLがつくりだす音像定位とステレオ感には独特のものがあるといわれてきた。これのひとつの原因としては、結果的に広い面積の振動板が一様な動きをするため、つくりだされる音の波面が平面波に近くなることが考えられる。これに対して、ふつうに使われるコーン型のダイナミック・スピーカーでは、波面はあくまでも球面波なのである。
このふたつの波面の違いは、実際に音を聴いたとき、音源までの距離感の違いとなってあらわれる。
点音源を考えたとき、発生する音の波面は球面波になる。この音をリスニングポイントで聴いたとき、音源の位置をどこに感じるかというと、波面と直角に引いた線の交点に音源位置を感じるのである。したがってESLの場合、つくり出される波面の曲率が非常に大きく平面波に近いため、球面波を発生する一般的なスピーカーよりずっと遠くに音源位置を感じてしまうのである。これがESLと普通のスピーカーの大きな違いになっている。
     *
タンノイですら、長島先生は「ずうっと後の席で聴く音」と評され、
前の席で聴きたくてG610Bにされているのだから、ESLはタンノイよりも「後の席で聴く音」になる。

長島先生はスイングジャーナルの別冊の「モダン・ジャズ読本」でESLの組合せを、
’76年度版と’77年度版、2回つくられている。
スイングジャーナルだから、当然、この組合せで鳴らされるのはジャズのレコードだ。
何も奇を衒って、長島先生はESLを使われているわけではない。
ESLの良さを十分認めておられるのは記事を読めばわかる。
だからこそ、ESLで、前のほうで聴けるようになれば、
長島先生にとってESLは理想に近いスピーカーだったのかもしれない。
http://audiosharing.com/blog/?p=6083


Date: 1月 8th, 2014
BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その28)
http://audiosharing.com/blog/?p=12917

ステレオサウンドにいたころ、ESLを買ったことを長島先生に話した時、
スイングジャーナルでのトリプルスタックの音について話してくださった。
そして、こういわれた。

「スイングジャーナルに、まだあの時のフレームがあるはずだよ」

あの時のフレームとは、 QUAD・ESLのトリプルスタック用のフレーム(スタンド)のことを指している。
つまり、私にESLのトリプルスタックをやってみなよ、ということであった。

あのころであれば、まだESLの程度のいいモノをあと二組手に入れるのは、そう難しいことでもなかったし、
費用もそれほどかからなかった。
その面では特に障害はなかったけれど、
さすがにトリプルスタックをいれるだけの天井高のある部屋に住んでいたわけではなかったから、
住居探しをまずやらなければならなくなる。

音は、長島先生が熱く語られていたことからも、良かったことはわかる。
かなりいい結果が期待できる──、とはいうものの、
背の高いスピーカーに対する強い拒否反応はないというものの、
トリプルスタックのESLの高さとなると、話は違ってくる。

天井高が十分にあり、広さも十分にとれる部屋にいたとしても、
トリプルスタックに挑戦したか、というと、なんともいえない、というのが正直なところである。

それでもトリプルスタックの音だけは、一度聴いてみたかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=12917


Date: 1月 9th, 2014
BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その29)
http://audiosharing.com/blog/?p=12931

演奏会で前の方で聴きたいから、ということで、
タンノイからジェンセンのG610Bにスピーカーを替えられた長島先生にとって、
ESLのトリプルスタックもまた、演奏会での前の方で聴く音だった。

長島先生は前の方で、山中先生の聴き方もそうだと思っている。
だが、クラシックを聴く人のすべてが前の方で聴きたい、と想っているわけではなく、
中ほどの席で聴きたい人もいるし、天井桟敷と呼ばれるところで聴きたい、という人もいる。

いわば音源との距離をどうとるのか。
ここでの音源とは、スピーカーと聴き手の距離のことではないし、
スピーカーのどの位置に音像を結ぶのか、その音像と聴き手との距離のことでもなく、
そういった物理的な距離とは異る、
スピーカーそのものが本来的に持つ鳴り方に起因するところの、音源との距離感ということになる。

1980年ごろまでのイギリスのスピーカーは、概ね、やや距離を置いた鳴り方をする傾向が強かった。
BBCモニター系のスペンドール、ロジャース、KEFなど、
アメリカや日本のスピーカーほど音量を上げられないということも関係して、
ひっそりと鳴る感じを特徴としており、そのひっそりと鳴るということは、
眼前で楽器が鳴っているという感じとは結びつかない。

このことは録音の場における、楽器とマイクロフォンとの位置関係にも関係してくることであり、
ピアノの録音にしてもオンマイクで録るのかオフマイクで録るのか、で、
楽器との距離感には違いが出るのと同じである。
http://audiosharing.com/blog/?p=12931

Date: 7月 29th, 2017
BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その30)
http://audiosharing.com/blog/?p=23235

QUADのESLのダブルスタック、トリプルスタックのことを書いていて思い出したのは、
LS3/5Aのダブルスタックのことだ。

私は試したことがないけれど、
ステレオサウンド 55号に、マラソン試聴会の記事が載っている。
1ページ、モノクロの記事である。写真は九点。
どれも不鮮明な写真ばかりだが、一枚だけ目を引くものがあった。

ロジャースの輸入元オーデックスのブースで、
写真の説明には「ダブルLS3/5Aがガッツな音を聴かせてくれた」とある。

写真は小さく、くり返しになるが不鮮明。
はっきりとは確認できないが、上下二段スタックされたLS3/5Aは、
上側のLS3/5Aは上下逆さまになっているように見える。

サランネットについているネームプレートが、上側のLS3/5Aは左下にあるように見えるからだ。
ユニット配置は、下からウーファー、トゥイーター、トゥイーター、ウーファーとなっているはずだ。

ESLのスタックもそうだが、最大出力音圧レベルの不足を補うための手法である。
LS3/5Aもその点ではESLと同じであり、ESLがダブルスタックにするのであれば、
LS3/5Aも……、と輸入元の人が考えたのかどうかははっきりしないが、
この時のダブルLS3/5Aの音は、取材した編集者の耳も捉えていたようだ。

55号の編集後記の最後に、《小さな一室でLS3/5Aのダブルが良く鳴っていた》とある。
http://audiosharing.com/blog/?p=23235
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/690.html#c124

コメント [番外地9] ネトウヨの話は嘘ばかりだから、真実を伝えているだけです 中川隆
1. 2021年4月15日 12:19:23 : 2WCnPZKA5U : aFYyNHFXQVpEVEk=[14]
WiLL、正論、チャンネル桜、未来ネットや高橋洋一・三橋貴明 等のネトウヨの話は悪質な嘘とデマばかりなので、騙されない様に真実を伝えているだけです
僕が自分独自の勝手な意見を書いても仕方ないので、学問的に既にほぼ定説になっている事だけを紹介しています
http://www.asyura2.com/21/ban9/msg/307.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK280] <悲しいが、これが現実だ…>人はいとも簡単にホームレスになる(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
13. 2021年4月15日 12:26:03 : vFex0XaPcU : UnVlT09ib2lWMWM=[20]
自分がなる可能性はあるのに他人事に感じる鈍感だらけさ
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/280.html#c13
コメント [政治・選挙・NHK280] 日本人6割が感染 カリフォルニア由来の変異株どこまで危険(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
16. 2021年4月15日 12:27:23 : vFex0XaPcU : UnVlT09ib2lWMWM=[21]
アメリカの五輪不参加をしてもらおう
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/281.html#c16
コメント [近代史3] 高円宮が 47歳の若さで腹上死(?)しなければならなかった理由とは 中川隆
20. 2021年4月15日 12:30:30 : FoP2Dr9OdQ : aTNodDdDUFdFdEk=[-1400]
transimpex_ochd(スコットランド・ケール語で8です)で投稿しています。

今の偽天皇家は 創価。

手下を使っての毒裁政治を望む(後ろに上皇など)

皇室制度廃止と創価解体 自公・維新は解党。

経団連? 幹部が中国へ逃げている?

支配者達が全て朝鮮人繋がり おかしな国は当然の事。

個人的には 秋篠宮さんの所は 長い間公務をしていたので

仕方ないと思いますが、偽天皇・高窓の宮家・上皇などは

もう必要ないでしょ。

後の人達も公務などから撤退し、何処かで静かに暮らして下さい。

本当の日本人(先祖も子孫も)には大変な年月でした。

もう半島・大陸勢は大人しくするか出国・帰国を願います。


http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/370.html#c20

記事 [カルト31] 論座・ポロからゼレになってもミンスク合意を履行しないウク。バックの米が退けば解決で、台湾も同じである。
要は昔も今も火のないところに煙を立てて引っ掻き回してきたのが鬼畜米英ラエルで、それに対して露も中ももう黙らないぞという事で、トランプが全世界から米軍を撤退させると大風呂敷を広げてちょびっと実行したが、不正当選のバイデンであろうがそれを実行しなければ駄目である。
http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/671.html
コメント [政治・選挙・NHK272] 《ビル・ゲイツ氏、日本政府から旭日大綬章を受賞》《ビルゲイツのワクチン犯罪を批判するJFKの甥、ロバート・ケネディ氏の報告… お天道様はお見通し
19. 2021年4月15日 12:35:23 : FoP2Dr9OdQ : aTNodDdDUFdFdEk=[-1399]
transimpex_ochd(スコットランド・ケール語で8です)で投稿しています。

天皇が利用されている。

何時までそんな洗脳を信じる?

偽天皇・皇室と繋がりのある安倍・麻生を使っての工作。

創価などはその手下。

関わっていないと言えませんよ 戦争責任も部下に責任を押し付けて

逃れた人達。

皇室制度など廃止が相当。

創価も解体。
http://www.asyura2.com/20/senkyo272/msg/124.html#c19

コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
182. けろりん[5835] gq@C64LogvE 2021年4月15日 12:37:38 : 8iDQRlRKiM : TzBuOGFWSDBvck0=[1643]

ワシ「ころすけは生き延びようと変異しまくる」
アホ「ちんわくは効くのか?」
ワシ「効くちんわくと、逃げるころすけのマッチポンプだ」
アホ「どうすりゃいいの?」
ワシ「打つか打たんかを自分で決めて、覚悟だ」
アホ「こぇええよぉ」
ワシ「死ねば怖さは、たぶん解消する。いま死ね」
アホ「こ、・・・こぇええよぉ」
ワシ「あほうは、死ぬ方が楽になるし世のためだ。 即、死ね」
アホ「こ、・・・こぇええよぉおおおお」



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c182

コメント [原発・フッ素53] 福島第一原発の放射能汚染水を海洋放出を決定・・・そんなに安全と言うなら、まずは東京湾に流したらどうだ!!  赤かぶ
115. 2021年4月15日 12:42:07 : sRr6kRZiV2 : dHlEZ1hjVHdkcVE=[390]
>114 ボケ老人=楽老さんへ。

 多摩散人です。

>患者と家族にとっては将に阿鼻叫喚の巷だ。

「阿鼻叫喚」というのは、地獄の風景なので、「日本全体が阿鼻叫喚の地になる」とか使うんです。「患者と家族が阿鼻叫喚の巷」というのは、言葉使いとしておかしいんです。

 例えばだが、小言幸兵衛が脳卒中になって家族が心配したとしても「阿鼻叫喚の巷だ」と言うのは変なんですよ。

 言葉遣いだけの話ですよ。憲法や日米安保や台湾の話は、また後程。

http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/432.html#c115

コメント [経世済民135] 三越伊勢丹の悲劇…巨額赤字を招いた経営2トップが会長に留任、現場で目立つ顧客軽視(Business Journal) 赤かぶ
4. 2021年4月15日 12:43:20 : FoP2Dr9OdQ : aTNodDdDUFdFdEk=[-1401]
transimpex_ochd(スコットランド・ケール語で8です)で投稿しています。

戦争責任を逃れて、資産を増やす事しか力を注いで来なかった偽天皇・皇室。

国民(殆ど日本人)には我慢ばかりさせた生活。

お金はあっても、混血などを強要(静かに解らなく)

その上 仲良くしなさいと自分が抑えられないと今の創価偽天皇へと

バトンタッチ。

日本人の事など考えていないのは、本当です。

考えていたら、特権を廃止し 自ら座を降りる。

色々な管理システムも無くさせて。

此れが本当の日本人の支配者の姿。

静かに余生を過ごす(国民の迷惑にならない古都の山奥で)
http://www.asyura2.com/21/hasan135/msg/283.html#c4

コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
183. けろりん[5836] gq@C64LogvE 2021年4月15日 12:45:43 : 8iDQRlRKiM : TzBuOGFWSDBvck0=[1644]

ワシ「死ねば4000万円も、もらえるゾ」
アホ「ほな、死のかな?」
ワシ「ただし、因果関係ハッキリせんと、出さんよ厚労省は」
アホ「どうすりゃいいの?」
ワシ「死ぬ前に、医者に処方箋を書いてもらえ_ワクチン死だと」
アホ「こぇええよぉ」
ワシ「カネが入るので怖さは、たぶん半減する。ちんわくを打て」
アホ「こ、・・・こぇええよぉ」
ワシ「ちんわく打って死ぬほうが家族のためだ。 即、死ね」
アホ「こ、・・・こぇええよぉおおおお」


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c183

コメント [政治・選挙・NHK280] <汚染水放出ですべてがわかった>菅首相 目玉政策の胡散臭さ いかがわしさ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
27. 2021年4月15日 12:46:56 : eMS8CeA2Xc : c3F4QVFVLmZ5Lms=[322]
十分予想可能な事態が進んでいるだけ。
沖縄の民意を何度も切り捨てて平気で「粛々と」辺野古工事を進めてきた人だから。
福島でも「粛々と」汚染水を垂れ流すんだろう。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/279.html#c27
コメント [自然災害22] 動物の鳴き声 地震の警鐘(東京新聞・河北新報) 蒲田の富士山
5. 2021年4月15日 12:48:11 : QNe7rjvJRo : R2F1M28yTC5FWWM=[1]
宏観異常というものですね
身近な生き物、ペットなどいつもと違うことがあったら個人的に注意するのもいいと思いますよ
金魚が飛び跳ねるとか…
http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/820.html#c5
コメント [近代史5] 日本人による極悪非道の世界侵略の歴史 中川隆
10. 中川隆[-5694] koaQ7Jey 2021年4月15日 12:52:08 : 2WCnPZKA5U : aFYyNHFXQVpEVEk=[15]


2021.04.15
隠された経済苦境の先に見える「新たな関東大震災」による惨状
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202104150000/


 COVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)のパンデミック騒動によって欧米を中心に社会が収容所化され、「デジタル・ワクチン・パスポート」の導入によって人びとの行動を監視する体制が整いつつある。

 その一方、生産活動や商業活動は麻痺、個人経営の店や中小企業を中心にして経営状態が悪化している。こうした事態になることは昨年1月13日に菅義偉首相が特別措置法に基づく緊急事態宣言を出した時点で見通されていただろう。

 そこで、​金融庁と日本銀行は4月16日に手形・小切手の不渡り処分を当面の間、猶予する特別措置を全国銀行協会に要請​、これを受けて同協会は翌日、新型コロナの影響を受けて資金不足で不渡りとなった手形・小切手について、不渡報告への掲載や取引停止処分を猶予するよう全国の手形交換所に通知した。

 手形や小切手の不渡りを同一手形交換所管内で6カ月以内に2回起こすと「取引停止処分」となり、その手形交換所の加盟金融機関から2年間にわたり当座取引や貸出取引ができなくなる。このルールが適用されなくなったわけだ。「不渡報告」への掲載も猶予される。

 しかし、手形や小切手の所持人に対する支払が猶予されるわけではなく、その所持人の手元に受け取れるはずの資金が入らない事実は変わらない。ルールや定義を変えても誤魔化しにすぎず、問題の解決にはならない。それでもそうした手法はとられてきた。福島第一原発の時ににも、COVID-19でも行われている。

 少なくとも一部の裁判所では申し立てを受理しても、緊急性のあるもの以外は事務処理の停止しているという。法的な手続きも含め、実態を隠すための方策であり、状況は改善されない。不渡りに関するルールは傷が全体に広がることを防ぐ方策でもあるわけで、今回の措置は副反応を伴う。アパレル大手のレナウンは先送りにすると傷口を広げると判断したのだろう。

 1923年9月1日に関東地方を襲った巨大地震によって10万5000人以上が死亡、あるいは行方不明になり、その損害総額は55億円から100億円に及んだと言われている。

 そこで政府は被災地関係の手形で震災以前に銀行割引したものを1億円限度の政府補償を条件として日本銀行が再割引した。これを利用して銀行は地震に関係のない不良貸付、不良手形をも再割引し、手形の総額は4億3000万円を上回る額に上る。その結果、1926年末でも2億円を上回る額の震災手形が残り、銀行の貸出総額の4割から7割が回収不能の状態だった。

 復興にも資金が必要な日本政府は外債の発行を決断し、責任者に選ばれた森賢吾財務官はJPモルガンと交渉を始める。このJPモルガンと最も緊密な関係にあったと言われている人物が地震直後の9月2日に大蔵大臣となった井上準之助。1920年の対中国借款交渉を通じ、JPモルガンと深く結びついていた。

 JPモルガンを指揮していたトーマス・ラモントは3億円の外債発行を引き受け、1924年に調印する。その後、JPモルガンは電力を中心に日本へ多額の融資を行い、震災から1931年までの間に融資額は累計10億円を超えている。

 日本に対する大きな影響力を手にしたラモントは日本に対して緊縮財政と金本位制への復帰を求め、その要求を浜口雄幸内閣は1930年1月に実行した。

 金解禁だが、その結果、1932年1月までに総額4億4500万円の金が日本から流出、景気は悪化して失業者が急増、農村では娘が売られるなど一般民衆には耐え難い痛みをもたらすことになる。

 そうした政策の責任者である井上は「適者生存」、強者総取り、弱者は駆逐されるべき対象だという考え方をする人物だった。現在の表現を使うならば、新自由主義の信奉者だった。失業対策には消極的で、労働争議を激化させることになる。

 JPモルガンの総帥はジョン・ピアポント・モルガン・ジュニアだったが、その妻のいとこ、ジョセフ・グルーが駐日アメリカ大使として来日する。

 グルーの人脈には松平恒雄宮内大臣、徳川家達公爵、秩父宮雍仁親王、近衛文麿公爵、樺山愛輔伯爵、吉田茂、牧野伸顕伯爵、幣原喜重郎男爵らが含まれていたが、グルーが個人的に最も親しかったひとりは松岡洋右だと言われている。松岡の妹が結婚した佐藤松介は岸信介や佐藤栄作の叔父にあたる。しかもグルーの妻、アリス・グルーは貞明皇后と親しかったと言われている。

 グルーが来日した1932年にはアメリカで大統領選挙があり、ニューディール派のフランクリン・ルーズベルトがウォール街を後ろ盾とするハーバート・フーバーを選挙で破って当選している。ウォール街にとって受け入れられない結果だった。

 大統領就任式の17日前、つまり1933年2月15日にルーズベルトはフロリダ州マイアミの演説会場で銃撃事件に巻き込まれている。銃撃犯はジュゼッペ・ザンガラ。彼が銃を構えたことに気づいた女性が腕にしがみつきながらハンドバッグで銃をはたいている。弾丸はルーズベルトの隣にいたシカゴ市長に命中、市長は死亡した。

 1934年夏、海兵隊のスメドリー・バトラー退役少将の下へ「コミュニズムの脅威」を訴える人物が訪ねてきた。その訪問者はJPモルガンと関係が深い人物で、ドイツのナチスやイタリアのファシスト党、中でもフランスのクロワ・ド・フ(火の十字軍)の戦術を参考にしてルーズベルト政権を倒そうと持ちかけた。

 彼らのシナリオによると、新聞を利用して大統領をプロパガンダで攻撃し、在郷軍人会を利用して50万名規模の組織を作って恫喝、大統領をすげ替えることにしていたという。

 指揮官になって欲しいと持ちかけられたバトラーは受諾する風を装って計画内容を聞き出し、それを信頼しているジャーナリストへ知らせ、そのジャーナリストは部下のポール・フレンチに調べさせる。フレンチはクーデター派から「コミュニズムから国家を守るため、ファシスト政府が必要だ」という発言を引き出している。

 こうした事実をバトラーとフレンチはアメリカ下院の「非米活動特別委員会」で証言し、モルガン財閥につながる人物がファシズム体制の樹立を目指すクーデターを計画していることを明らかにした。ウォール街の手先は民主党の内部にもいて、「アメリカ自由連盟」なる組織を設立している。

 ウォール街のクーデター派がバトラーに声をかけたのは、彼が名誉勲章を2度授与された伝説的な人物で軍隊内で信望が厚く、クーデターを成功させるためには引き込む必要があったからだが、この人選に反対する人もいた。憲法を遵守するべきだという考え方をする人物だったからだ。反対派が推していたのはダグラス・マッカーサーである。

 アメリカにファシズム体制を樹立しようとした巨大金融資本が関東大震災以降の日本を支配していたということにもなる。明治時代に日本へ戦費を用立てたクーン・ローブと同様、JPモルガンの背後にはロスチャイルドが存在している。

 COVID-19騒動を利用してWEF(世界経済フォーラム)のクラウス・シュワブは資本主義を大々的に「リセット」すると宣言した。西側の強大な私的権力が支配する新しい支配体制を築くということだろうが、その中核になると見られている団体が「包括的資本主義会議」。ローマ教皇庁と連携している。その中心的な存在であるリン・フォレスター・ド・ロスチャイルドはエベリン・ド・ロスチャイルドの3番目の妻だ。エベリンはロンドンを拠点とするNMロスチャイルド銀行の取り仕切ってきた人物である。

 COVID-19対策で日本経済は疲弊、今後、財政負担は国民の上にのしかかり、ウォール街やシティの金融資本に呑み込まれることになる可能性がある。日本にとってCOVID-19騒動は「新たな関東大震災」なのかもしれない。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202104150000/
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/537.html#c10

コメント [原発・フッ素53] 福島第一原発の放射能汚染水を海洋放出を決定・・・そんなに安全と言うなら、まずは東京湾に流したらどうだ!!  赤かぶ
116. 斜め中道 (-_-メ)[3932] js6C35KGk7kgKC1fLdIp 2021年4月15日 12:52:09 : ZHvBssUSUE : d1BJYlVSdTRTTTI=[41]
>>115 KKたまぁ〜♪

「日本全体が阿鼻叫喚の地になる」と「患者と家族にとっては将に阿鼻叫喚の巷だ」
・・・は、同程度の正しさだ。

お前ぇの「患者と家族が阿鼻叫喚の巷」は間違ってるがな。

血股にされたくなかったら、とっとと阿鼻叫喚の糞壺に帰れ♪
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/432.html#c116

コメント [近代史5] 明治維新と太平洋戦争の真相 中川隆
15. 中川隆[-5693] koaQ7Jey 2021年4月15日 12:52:57 : 2WCnPZKA5U : aFYyNHFXQVpEVEk=[16]


2021.04.15
隠された経済苦境の先に見える「新たな関東大震災」による惨状
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202104150000/


 COVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)のパンデミック騒動によって欧米を中心に社会が収容所化され、「デジタル・ワクチン・パスポート」の導入によって人びとの行動を監視する体制が整いつつある。

 その一方、生産活動や商業活動は麻痺、個人経営の店や中小企業を中心にして経営状態が悪化している。こうした事態になることは昨年1月13日に菅義偉首相が特別措置法に基づく緊急事態宣言を出した時点で見通されていただろう。

 そこで、​金融庁と日本銀行は4月16日に手形・小切手の不渡り処分を当面の間、猶予する特別措置を全国銀行協会に要請​、これを受けて同協会は翌日、新型コロナの影響を受けて資金不足で不渡りとなった手形・小切手について、不渡報告への掲載や取引停止処分を猶予するよう全国の手形交換所に通知した。

 手形や小切手の不渡りを同一手形交換所管内で6カ月以内に2回起こすと「取引停止処分」となり、その手形交換所の加盟金融機関から2年間にわたり当座取引や貸出取引ができなくなる。このルールが適用されなくなったわけだ。「不渡報告」への掲載も猶予される。

 しかし、手形や小切手の所持人に対する支払が猶予されるわけではなく、その所持人の手元に受け取れるはずの資金が入らない事実は変わらない。ルールや定義を変えても誤魔化しにすぎず、問題の解決にはならない。それでもそうした手法はとられてきた。福島第一原発の時ににも、COVID-19でも行われている。

 少なくとも一部の裁判所では申し立てを受理しても、緊急性のあるもの以外は事務処理の停止しているという。法的な手続きも含め、実態を隠すための方策であり、状況は改善されない。不渡りに関するルールは傷が全体に広がることを防ぐ方策でもあるわけで、今回の措置は副反応を伴う。アパレル大手のレナウンは先送りにすると傷口を広げると判断したのだろう。

 1923年9月1日に関東地方を襲った巨大地震によって10万5000人以上が死亡、あるいは行方不明になり、その損害総額は55億円から100億円に及んだと言われている。

 そこで政府は被災地関係の手形で震災以前に銀行割引したものを1億円限度の政府補償を条件として日本銀行が再割引した。これを利用して銀行は地震に関係のない不良貸付、不良手形をも再割引し、手形の総額は4億3000万円を上回る額に上る。その結果、1926年末でも2億円を上回る額の震災手形が残り、銀行の貸出総額の4割から7割が回収不能の状態だった。

 復興にも資金が必要な日本政府は外債の発行を決断し、責任者に選ばれた森賢吾財務官はJPモルガンと交渉を始める。このJPモルガンと最も緊密な関係にあったと言われている人物が地震直後の9月2日に大蔵大臣となった井上準之助。1920年の対中国借款交渉を通じ、JPモルガンと深く結びついていた。

 JPモルガンを指揮していたトーマス・ラモントは3億円の外債発行を引き受け、1924年に調印する。その後、JPモルガンは電力を中心に日本へ多額の融資を行い、震災から1931年までの間に融資額は累計10億円を超えている。

 日本に対する大きな影響力を手にしたラモントは日本に対して緊縮財政と金本位制への復帰を求め、その要求を浜口雄幸内閣は1930年1月に実行した。

 金解禁だが、その結果、1932年1月までに総額4億4500万円の金が日本から流出、景気は悪化して失業者が急増、農村では娘が売られるなど一般民衆には耐え難い痛みをもたらすことになる。

 そうした政策の責任者である井上は「適者生存」、強者総取り、弱者は駆逐されるべき対象だという考え方をする人物だった。現在の表現を使うならば、新自由主義の信奉者だった。失業対策には消極的で、労働争議を激化させることになる。

 JPモルガンの総帥はジョン・ピアポント・モルガン・ジュニアだったが、その妻のいとこ、ジョセフ・グルーが駐日アメリカ大使として来日する。

 グルーの人脈には松平恒雄宮内大臣、徳川家達公爵、秩父宮雍仁親王、近衛文麿公爵、樺山愛輔伯爵、吉田茂、牧野伸顕伯爵、幣原喜重郎男爵らが含まれていたが、グルーが個人的に最も親しかったひとりは松岡洋右だと言われている。松岡の妹が結婚した佐藤松介は岸信介や佐藤栄作の叔父にあたる。しかもグルーの妻、アリス・グルーは貞明皇后と親しかったと言われている。

 グルーが来日した1932年にはアメリカで大統領選挙があり、ニューディール派のフランクリン・ルーズベルトがウォール街を後ろ盾とするハーバート・フーバーを選挙で破って当選している。ウォール街にとって受け入れられない結果だった。

 大統領就任式の17日前、つまり1933年2月15日にルーズベルトはフロリダ州マイアミの演説会場で銃撃事件に巻き込まれている。銃撃犯はジュゼッペ・ザンガラ。彼が銃を構えたことに気づいた女性が腕にしがみつきながらハンドバッグで銃をはたいている。弾丸はルーズベルトの隣にいたシカゴ市長に命中、市長は死亡した。

 1934年夏、海兵隊のスメドリー・バトラー退役少将の下へ「コミュニズムの脅威」を訴える人物が訪ねてきた。その訪問者はJPモルガンと関係が深い人物で、ドイツのナチスやイタリアのファシスト党、中でもフランスのクロワ・ド・フ(火の十字軍)の戦術を参考にしてルーズベルト政権を倒そうと持ちかけた。

 彼らのシナリオによると、新聞を利用して大統領をプロパガンダで攻撃し、在郷軍人会を利用して50万名規模の組織を作って恫喝、大統領をすげ替えることにしていたという。

 指揮官になって欲しいと持ちかけられたバトラーは受諾する風を装って計画内容を聞き出し、それを信頼しているジャーナリストへ知らせ、そのジャーナリストは部下のポール・フレンチに調べさせる。フレンチはクーデター派から「コミュニズムから国家を守るため、ファシスト政府が必要だ」という発言を引き出している。

 こうした事実をバトラーとフレンチはアメリカ下院の「非米活動特別委員会」で証言し、モルガン財閥につながる人物がファシズム体制の樹立を目指すクーデターを計画していることを明らかにした。ウォール街の手先は民主党の内部にもいて、「アメリカ自由連盟」なる組織を設立している。

 ウォール街のクーデター派がバトラーに声をかけたのは、彼が名誉勲章を2度授与された伝説的な人物で軍隊内で信望が厚く、クーデターを成功させるためには引き込む必要があったからだが、この人選に反対する人もいた。憲法を遵守するべきだという考え方をする人物だったからだ。反対派が推していたのはダグラス・マッカーサーである。

 アメリカにファシズム体制を樹立しようとした巨大金融資本が関東大震災以降の日本を支配していたということにもなる。明治時代に日本へ戦費を用立てたクーン・ローブと同様、JPモルガンの背後にはロスチャイルドが存在している。

 COVID-19騒動を利用してWEF(世界経済フォーラム)のクラウス・シュワブは資本主義を大々的に「リセット」すると宣言した。西側の強大な私的権力が支配する新しい支配体制を築くということだろうが、その中核になると見られている団体が「包括的資本主義会議」。ローマ教皇庁と連携している。その中心的な存在であるリン・フォレスター・ド・ロスチャイルドはエベリン・ド・ロスチャイルドの3番目の妻だ。エベリンはロンドンを拠点とするNMロスチャイルド銀行の取り仕切ってきた人物である。

 COVID-19対策で日本経済は疲弊、今後、財政負担は国民の上にのしかかり、ウォール街やシティの金融資本に呑み込まれることになる可能性がある。日本にとってCOVID-19騒動は「新たな関東大震災」なのかもしれない。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202104150000/
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/390.html#c15

コメント [近代史5] 関東大震災とJPモルガン 中川隆
7. 中川隆[-5692] koaQ7Jey 2021年4月15日 12:54:27 : 2WCnPZKA5U : aFYyNHFXQVpEVEk=[17]


2021.04.15
隠された経済苦境の先に見える「新たな関東大震災」による惨状
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202104150000/


 COVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)のパンデミック騒動によって欧米を中心に社会が収容所化され、「デジタル・ワクチン・パスポート」の導入によって人びとの行動を監視する体制が整いつつある。

 その一方、生産活動や商業活動は麻痺、個人経営の店や中小企業を中心にして経営状態が悪化している。こうした事態になることは昨年1月13日に菅義偉首相が特別措置法に基づく緊急事態宣言を出した時点で見通されていただろう。

 そこで、​金融庁と日本銀行は4月16日に手形・小切手の不渡り処分を当面の間、猶予する特別措置を全国銀行協会に要請​、これを受けて同協会は翌日、新型コロナの影響を受けて資金不足で不渡りとなった手形・小切手について、不渡報告への掲載や取引停止処分を猶予するよう全国の手形交換所に通知した。

 手形や小切手の不渡りを同一手形交換所管内で6カ月以内に2回起こすと「取引停止処分」となり、その手形交換所の加盟金融機関から2年間にわたり当座取引や貸出取引ができなくなる。このルールが適用されなくなったわけだ。「不渡報告」への掲載も猶予される。

 しかし、手形や小切手の所持人に対する支払が猶予されるわけではなく、その所持人の手元に受け取れるはずの資金が入らない事実は変わらない。ルールや定義を変えても誤魔化しにすぎず、問題の解決にはならない。それでもそうした手法はとられてきた。福島第一原発の時ににも、COVID-19でも行われている。

 少なくとも一部の裁判所では申し立てを受理しても、緊急性のあるもの以外は事務処理の停止しているという。法的な手続きも含め、実態を隠すための方策であり、状況は改善されない。不渡りに関するルールは傷が全体に広がることを防ぐ方策でもあるわけで、今回の措置は副反応を伴う。アパレル大手のレナウンは先送りにすると傷口を広げると判断したのだろう。

 1923年9月1日に関東地方を襲った巨大地震によって10万5000人以上が死亡、あるいは行方不明になり、その損害総額は55億円から100億円に及んだと言われている。

 そこで政府は被災地関係の手形で震災以前に銀行割引したものを1億円限度の政府補償を条件として日本銀行が再割引した。これを利用して銀行は地震に関係のない不良貸付、不良手形をも再割引し、手形の総額は4億3000万円を上回る額に上る。その結果、1926年末でも2億円を上回る額の震災手形が残り、銀行の貸出総額の4割から7割が回収不能の状態だった。

 復興にも資金が必要な日本政府は外債の発行を決断し、責任者に選ばれた森賢吾財務官はJPモルガンと交渉を始める。このJPモルガンと最も緊密な関係にあったと言われている人物が地震直後の9月2日に大蔵大臣となった井上準之助。1920年の対中国借款交渉を通じ、JPモルガンと深く結びついていた。

 JPモルガンを指揮していたトーマス・ラモントは3億円の外債発行を引き受け、1924年に調印する。その後、JPモルガンは電力を中心に日本へ多額の融資を行い、震災から1931年までの間に融資額は累計10億円を超えている。

 日本に対する大きな影響力を手にしたラモントは日本に対して緊縮財政と金本位制への復帰を求め、その要求を浜口雄幸内閣は1930年1月に実行した。

 金解禁だが、その結果、1932年1月までに総額4億4500万円の金が日本から流出、景気は悪化して失業者が急増、農村では娘が売られるなど一般民衆には耐え難い痛みをもたらすことになる。

 そうした政策の責任者である井上は「適者生存」、強者総取り、弱者は駆逐されるべき対象だという考え方をする人物だった。現在の表現を使うならば、新自由主義の信奉者だった。失業対策には消極的で、労働争議を激化させることになる。

 JPモルガンの総帥はジョン・ピアポント・モルガン・ジュニアだったが、その妻のいとこ、ジョセフ・グルーが駐日アメリカ大使として来日する。

 グルーの人脈には松平恒雄宮内大臣、徳川家達公爵、秩父宮雍仁親王、近衛文麿公爵、樺山愛輔伯爵、吉田茂、牧野伸顕伯爵、幣原喜重郎男爵らが含まれていたが、グルーが個人的に最も親しかったひとりは松岡洋右だと言われている。松岡の妹が結婚した佐藤松介は岸信介や佐藤栄作の叔父にあたる。しかもグルーの妻、アリス・グルーは貞明皇后と親しかったと言われている。

 グルーが来日した1932年にはアメリカで大統領選挙があり、ニューディール派のフランクリン・ルーズベルトがウォール街を後ろ盾とするハーバート・フーバーを選挙で破って当選している。ウォール街にとって受け入れられない結果だった。

 大統領就任式の17日前、つまり1933年2月15日にルーズベルトはフロリダ州マイアミの演説会場で銃撃事件に巻き込まれている。銃撃犯はジュゼッペ・ザンガラ。彼が銃を構えたことに気づいた女性が腕にしがみつきながらハンドバッグで銃をはたいている。弾丸はルーズベルトの隣にいたシカゴ市長に命中、市長は死亡した。

 1934年夏、海兵隊のスメドリー・バトラー退役少将の下へ「コミュニズムの脅威」を訴える人物が訪ねてきた。その訪問者はJPモルガンと関係が深い人物で、ドイツのナチスやイタリアのファシスト党、中でもフランスのクロワ・ド・フ(火の十字軍)の戦術を参考にしてルーズベルト政権を倒そうと持ちかけた。

 彼らのシナリオによると、新聞を利用して大統領をプロパガンダで攻撃し、在郷軍人会を利用して50万名規模の組織を作って恫喝、大統領をすげ替えることにしていたという。

 指揮官になって欲しいと持ちかけられたバトラーは受諾する風を装って計画内容を聞き出し、それを信頼しているジャーナリストへ知らせ、そのジャーナリストは部下のポール・フレンチに調べさせる。フレンチはクーデター派から「コミュニズムから国家を守るため、ファシスト政府が必要だ」という発言を引き出している。

 こうした事実をバトラーとフレンチはアメリカ下院の「非米活動特別委員会」で証言し、モルガン財閥につながる人物がファシズム体制の樹立を目指すクーデターを計画していることを明らかにした。ウォール街の手先は民主党の内部にもいて、「アメリカ自由連盟」なる組織を設立している。

 ウォール街のクーデター派がバトラーに声をかけたのは、彼が名誉勲章を2度授与された伝説的な人物で軍隊内で信望が厚く、クーデターを成功させるためには引き込む必要があったからだが、この人選に反対する人もいた。憲法を遵守するべきだという考え方をする人物だったからだ。反対派が推していたのはダグラス・マッカーサーである。

 アメリカにファシズム体制を樹立しようとした巨大金融資本が関東大震災以降の日本を支配していたということにもなる。明治時代に日本へ戦費を用立てたクーン・ローブと同様、JPモルガンの背後にはロスチャイルドが存在している。

 COVID-19騒動を利用してWEF(世界経済フォーラム)のクラウス・シュワブは資本主義を大々的に「リセット」すると宣言した。西側の強大な私的権力が支配する新しい支配体制を築くということだろうが、その中核になると見られている団体が「包括的資本主義会議」。ローマ教皇庁と連携している。その中心的な存在であるリン・フォレスター・ド・ロスチャイルドはエベリン・ド・ロスチャイルドの3番目の妻だ。エベリンはロンドンを拠点とするNMロスチャイルド銀行の取り仕切ってきた人物である。

 COVID-19対策で日本経済は疲弊、今後、財政負担は国民の上にのしかかり、ウォール街やシティの金融資本に呑み込まれることになる可能性がある。日本にとってCOVID-19騒動は「新たな関東大震災」なのかもしれない。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202104150000/
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/278.html#c7

コメント [経世済民135] 三越伊勢丹の悲劇…巨額赤字を招いた経営2トップが会長に留任、現場で目立つ顧客軽視(Business Journal) 赤かぶ
5. 2021年4月15日 12:54:53 : FoP2Dr9OdQ : aTNodDdDUFdFdEk=[-1403]
transimpex_ochd(スコットランド・ケール語で8です)で投稿しています。


宗教を私が大嫌いなのは、戦前も戦後も本当の日本人を分断して来た事。

朝鮮人と一緒になって。

浄土真宗を大阪市の公益社が呼んで葬儀をした1974年。

多分 普通の日本人(田舎にお墓を持たない分家)に対してBの扱いで

戸籍まで偽装(Bの所へ住所などを移させる) あるいは朝鮮人の住む地域へ

教育と称しての囲い込み。

こういうのを宗教と新興宗教が繋がってしているという事。

一部の混血の話だとも聞きますが。

(BとK 又は BとZ 又はBと日本人 日本人とKなど)

こうやって戦後のおかしな体制へと導いた罪は大きい。

日本が劣化するのは当然。

心が晴れない 当たり前の事でしょう。(少子化はそういう物も原因しています。)

偽者は去れ。

皇室制度廃止。 創価など解体。朝鮮システムは不要。
http://www.asyura2.com/21/hasan135/msg/283.html#c5

コメント [近代史4] 独裁者列伝 _ 昭和天皇 中川隆
19. 中川隆[-5691] koaQ7Jey 2021年4月15日 12:55:02 : 2WCnPZKA5U : aFYyNHFXQVpEVEk=[18]


2021.04.15
隠された経済苦境の先に見える「新たな関東大震災」による惨状
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202104150000/


 COVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)のパンデミック騒動によって欧米を中心に社会が収容所化され、「デジタル・ワクチン・パスポート」の導入によって人びとの行動を監視する体制が整いつつある。

 その一方、生産活動や商業活動は麻痺、個人経営の店や中小企業を中心にして経営状態が悪化している。こうした事態になることは昨年1月13日に菅義偉首相が特別措置法に基づく緊急事態宣言を出した時点で見通されていただろう。

 そこで、​金融庁と日本銀行は4月16日に手形・小切手の不渡り処分を当面の間、猶予する特別措置を全国銀行協会に要請​、これを受けて同協会は翌日、新型コロナの影響を受けて資金不足で不渡りとなった手形・小切手について、不渡報告への掲載や取引停止処分を猶予するよう全国の手形交換所に通知した。

 手形や小切手の不渡りを同一手形交換所管内で6カ月以内に2回起こすと「取引停止処分」となり、その手形交換所の加盟金融機関から2年間にわたり当座取引や貸出取引ができなくなる。このルールが適用されなくなったわけだ。「不渡報告」への掲載も猶予される。

 しかし、手形や小切手の所持人に対する支払が猶予されるわけではなく、その所持人の手元に受け取れるはずの資金が入らない事実は変わらない。ルールや定義を変えても誤魔化しにすぎず、問題の解決にはならない。それでもそうした手法はとられてきた。福島第一原発の時ににも、COVID-19でも行われている。

 少なくとも一部の裁判所では申し立てを受理しても、緊急性のあるもの以外は事務処理の停止しているという。法的な手続きも含め、実態を隠すための方策であり、状況は改善されない。不渡りに関するルールは傷が全体に広がることを防ぐ方策でもあるわけで、今回の措置は副反応を伴う。アパレル大手のレナウンは先送りにすると傷口を広げると判断したのだろう。

 1923年9月1日に関東地方を襲った巨大地震によって10万5000人以上が死亡、あるいは行方不明になり、その損害総額は55億円から100億円に及んだと言われている。

 そこで政府は被災地関係の手形で震災以前に銀行割引したものを1億円限度の政府補償を条件として日本銀行が再割引した。これを利用して銀行は地震に関係のない不良貸付、不良手形をも再割引し、手形の総額は4億3000万円を上回る額に上る。その結果、1926年末でも2億円を上回る額の震災手形が残り、銀行の貸出総額の4割から7割が回収不能の状態だった。

 復興にも資金が必要な日本政府は外債の発行を決断し、責任者に選ばれた森賢吾財務官はJPモルガンと交渉を始める。このJPモルガンと最も緊密な関係にあったと言われている人物が地震直後の9月2日に大蔵大臣となった井上準之助。1920年の対中国借款交渉を通じ、JPモルガンと深く結びついていた。

 JPモルガンを指揮していたトーマス・ラモントは3億円の外債発行を引き受け、1924年に調印する。その後、JPモルガンは電力を中心に日本へ多額の融資を行い、震災から1931年までの間に融資額は累計10億円を超えている。

 日本に対する大きな影響力を手にしたラモントは日本に対して緊縮財政と金本位制への復帰を求め、その要求を浜口雄幸内閣は1930年1月に実行した。

 金解禁だが、その結果、1932年1月までに総額4億4500万円の金が日本から流出、景気は悪化して失業者が急増、農村では娘が売られるなど一般民衆には耐え難い痛みをもたらすことになる。

 そうした政策の責任者である井上は「適者生存」、強者総取り、弱者は駆逐されるべき対象だという考え方をする人物だった。現在の表現を使うならば、新自由主義の信奉者だった。失業対策には消極的で、労働争議を激化させることになる。

 JPモルガンの総帥はジョン・ピアポント・モルガン・ジュニアだったが、その妻のいとこ、ジョセフ・グルーが駐日アメリカ大使として来日する。

 グルーの人脈には松平恒雄宮内大臣、徳川家達公爵、秩父宮雍仁親王、近衛文麿公爵、樺山愛輔伯爵、吉田茂、牧野伸顕伯爵、幣原喜重郎男爵らが含まれていたが、グルーが個人的に最も親しかったひとりは松岡洋右だと言われている。松岡の妹が結婚した佐藤松介は岸信介や佐藤栄作の叔父にあたる。しかもグルーの妻、アリス・グルーは貞明皇后と親しかったと言われている。

 グルーが来日した1932年にはアメリカで大統領選挙があり、ニューディール派のフランクリン・ルーズベルトがウォール街を後ろ盾とするハーバート・フーバーを選挙で破って当選している。ウォール街にとって受け入れられない結果だった。

 大統領就任式の17日前、つまり1933年2月15日にルーズベルトはフロリダ州マイアミの演説会場で銃撃事件に巻き込まれている。銃撃犯はジュゼッペ・ザンガラ。彼が銃を構えたことに気づいた女性が腕にしがみつきながらハンドバッグで銃をはたいている。弾丸はルーズベルトの隣にいたシカゴ市長に命中、市長は死亡した。

 1934年夏、海兵隊のスメドリー・バトラー退役少将の下へ「コミュニズムの脅威」を訴える人物が訪ねてきた。その訪問者はJPモルガンと関係が深い人物で、ドイツのナチスやイタリアのファシスト党、中でもフランスのクロワ・ド・フ(火の十字軍)の戦術を参考にしてルーズベルト政権を倒そうと持ちかけた。

 彼らのシナリオによると、新聞を利用して大統領をプロパガンダで攻撃し、在郷軍人会を利用して50万名規模の組織を作って恫喝、大統領をすげ替えることにしていたという。

 指揮官になって欲しいと持ちかけられたバトラーは受諾する風を装って計画内容を聞き出し、それを信頼しているジャーナリストへ知らせ、そのジャーナリストは部下のポール・フレンチに調べさせる。フレンチはクーデター派から「コミュニズムから国家を守るため、ファシスト政府が必要だ」という発言を引き出している。

 こうした事実をバトラーとフレンチはアメリカ下院の「非米活動特別委員会」で証言し、モルガン財閥につながる人物がファシズム体制の樹立を目指すクーデターを計画していることを明らかにした。ウォール街の手先は民主党の内部にもいて、「アメリカ自由連盟」なる組織を設立している。

 ウォール街のクーデター派がバトラーに声をかけたのは、彼が名誉勲章を2度授与された伝説的な人物で軍隊内で信望が厚く、クーデターを成功させるためには引き込む必要があったからだが、この人選に反対する人もいた。憲法を遵守するべきだという考え方をする人物だったからだ。反対派が推していたのはダグラス・マッカーサーである。

 アメリカにファシズム体制を樹立しようとした巨大金融資本が関東大震災以降の日本を支配していたということにもなる。明治時代に日本へ戦費を用立てたクーン・ローブと同様、JPモルガンの背後にはロスチャイルドが存在している。

 COVID-19騒動を利用してWEF(世界経済フォーラム)のクラウス・シュワブは資本主義を大々的に「リセット」すると宣言した。西側の強大な私的権力が支配する新しい支配体制を築くということだろうが、その中核になると見られている団体が「包括的資本主義会議」。ローマ教皇庁と連携している。その中心的な存在であるリン・フォレスター・ド・ロスチャイルドはエベリン・ド・ロスチャイルドの3番目の妻だ。エベリンはロンドンを拠点とするNMロスチャイルド銀行の取り仕切ってきた人物である。

 COVID-19対策で日本経済は疲弊、今後、財政負担は国民の上にのしかかり、ウォール街やシティの金融資本に呑み込まれることになる可能性がある。日本にとってCOVID-19騒動は「新たな関東大震災」なのかもしれない。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202104150000/
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/799.html#c19

コメント [政治・選挙・NHK280] 日本は一度決めたことを変えられない国なのか?/政界地獄耳(日刊スポーツ) 赤かぶ
28. 斜め中道 (-_-メ)[3933] js6C35KGk7kgKC1fLdIp 2021年4月15日 12:55:18 : ZHvBssUSUE : d1BJYlVSdTRTTTI=[42]
>>27 さま
タンクに投げ込んで蓋しときたいよにゃ♪
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/272.html#c28
コメント [近代史4] ウォール街やシティと戦った共産主義者のフランクリン・ルーズベルト 中川隆
12. 中川隆[-5690] koaQ7Jey 2021年4月15日 12:56:10 : 2WCnPZKA5U : aFYyNHFXQVpEVEk=[19]


2021.04.15
隠された経済苦境の先に見える「新たな関東大震災」による惨状
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202104150000/


 COVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)のパンデミック騒動によって欧米を中心に社会が収容所化され、「デジタル・ワクチン・パスポート」の導入によって人びとの行動を監視する体制が整いつつある。

 その一方、生産活動や商業活動は麻痺、個人経営の店や中小企業を中心にして経営状態が悪化している。こうした事態になることは昨年1月13日に菅義偉首相が特別措置法に基づく緊急事態宣言を出した時点で見通されていただろう。

 そこで、​金融庁と日本銀行は4月16日に手形・小切手の不渡り処分を当面の間、猶予する特別措置を全国銀行協会に要請​、これを受けて同協会は翌日、新型コロナの影響を受けて資金不足で不渡りとなった手形・小切手について、不渡報告への掲載や取引停止処分を猶予するよう全国の手形交換所に通知した。

 手形や小切手の不渡りを同一手形交換所管内で6カ月以内に2回起こすと「取引停止処分」となり、その手形交換所の加盟金融機関から2年間にわたり当座取引や貸出取引ができなくなる。このルールが適用されなくなったわけだ。「不渡報告」への掲載も猶予される。

 しかし、手形や小切手の所持人に対する支払が猶予されるわけではなく、その所持人の手元に受け取れるはずの資金が入らない事実は変わらない。ルールや定義を変えても誤魔化しにすぎず、問題の解決にはならない。それでもそうした手法はとられてきた。福島第一原発の時ににも、COVID-19でも行われている。

 少なくとも一部の裁判所では申し立てを受理しても、緊急性のあるもの以外は事務処理の停止しているという。法的な手続きも含め、実態を隠すための方策であり、状況は改善されない。不渡りに関するルールは傷が全体に広がることを防ぐ方策でもあるわけで、今回の措置は副反応を伴う。アパレル大手のレナウンは先送りにすると傷口を広げると判断したのだろう。

 1923年9月1日に関東地方を襲った巨大地震によって10万5000人以上が死亡、あるいは行方不明になり、その損害総額は55億円から100億円に及んだと言われている。

 そこで政府は被災地関係の手形で震災以前に銀行割引したものを1億円限度の政府補償を条件として日本銀行が再割引した。これを利用して銀行は地震に関係のない不良貸付、不良手形をも再割引し、手形の総額は4億3000万円を上回る額に上る。その結果、1926年末でも2億円を上回る額の震災手形が残り、銀行の貸出総額の4割から7割が回収不能の状態だった。

 復興にも資金が必要な日本政府は外債の発行を決断し、責任者に選ばれた森賢吾財務官はJPモルガンと交渉を始める。このJPモルガンと最も緊密な関係にあったと言われている人物が地震直後の9月2日に大蔵大臣となった井上準之助。1920年の対中国借款交渉を通じ、JPモルガンと深く結びついていた。

 JPモルガンを指揮していたトーマス・ラモントは3億円の外債発行を引き受け、1924年に調印する。その後、JPモルガンは電力を中心に日本へ多額の融資を行い、震災から1931年までの間に融資額は累計10億円を超えている。

 日本に対する大きな影響力を手にしたラモントは日本に対して緊縮財政と金本位制への復帰を求め、その要求を浜口雄幸内閣は1930年1月に実行した。

 金解禁だが、その結果、1932年1月までに総額4億4500万円の金が日本から流出、景気は悪化して失業者が急増、農村では娘が売られるなど一般民衆には耐え難い痛みをもたらすことになる。

 そうした政策の責任者である井上は「適者生存」、強者総取り、弱者は駆逐されるべき対象だという考え方をする人物だった。現在の表現を使うならば、新自由主義の信奉者だった。失業対策には消極的で、労働争議を激化させることになる。

 JPモルガンの総帥はジョン・ピアポント・モルガン・ジュニアだったが、その妻のいとこ、ジョセフ・グルーが駐日アメリカ大使として来日する。

 グルーの人脈には松平恒雄宮内大臣、徳川家達公爵、秩父宮雍仁親王、近衛文麿公爵、樺山愛輔伯爵、吉田茂、牧野伸顕伯爵、幣原喜重郎男爵らが含まれていたが、グルーが個人的に最も親しかったひとりは松岡洋右だと言われている。松岡の妹が結婚した佐藤松介は岸信介や佐藤栄作の叔父にあたる。しかもグルーの妻、アリス・グルーは貞明皇后と親しかったと言われている。

 グルーが来日した1932年にはアメリカで大統領選挙があり、ニューディール派のフランクリン・ルーズベルトがウォール街を後ろ盾とするハーバート・フーバーを選挙で破って当選している。ウォール街にとって受け入れられない結果だった。

 大統領就任式の17日前、つまり1933年2月15日にルーズベルトはフロリダ州マイアミの演説会場で銃撃事件に巻き込まれている。銃撃犯はジュゼッペ・ザンガラ。彼が銃を構えたことに気づいた女性が腕にしがみつきながらハンドバッグで銃をはたいている。弾丸はルーズベルトの隣にいたシカゴ市長に命中、市長は死亡した。

 1934年夏、海兵隊のスメドリー・バトラー退役少将の下へ「コミュニズムの脅威」を訴える人物が訪ねてきた。その訪問者はJPモルガンと関係が深い人物で、ドイツのナチスやイタリアのファシスト党、中でもフランスのクロワ・ド・フ(火の十字軍)の戦術を参考にしてルーズベルト政権を倒そうと持ちかけた。

 彼らのシナリオによると、新聞を利用して大統領をプロパガンダで攻撃し、在郷軍人会を利用して50万名規模の組織を作って恫喝、大統領をすげ替えることにしていたという。

 指揮官になって欲しいと持ちかけられたバトラーは受諾する風を装って計画内容を聞き出し、それを信頼しているジャーナリストへ知らせ、そのジャーナリストは部下のポール・フレンチに調べさせる。フレンチはクーデター派から「コミュニズムから国家を守るため、ファシスト政府が必要だ」という発言を引き出している。

 こうした事実をバトラーとフレンチはアメリカ下院の「非米活動特別委員会」で証言し、モルガン財閥につながる人物がファシズム体制の樹立を目指すクーデターを計画していることを明らかにした。ウォール街の手先は民主党の内部にもいて、「アメリカ自由連盟」なる組織を設立している。

 ウォール街のクーデター派がバトラーに声をかけたのは、彼が名誉勲章を2度授与された伝説的な人物で軍隊内で信望が厚く、クーデターを成功させるためには引き込む必要があったからだが、この人選に反対する人もいた。憲法を遵守するべきだという考え方をする人物だったからだ。反対派が推していたのはダグラス・マッカーサーである。

 アメリカにファシズム体制を樹立しようとした巨大金融資本が関東大震災以降の日本を支配していたということにもなる。明治時代に日本へ戦費を用立てたクーン・ローブと同様、JPモルガンの背後にはロスチャイルドが存在している。

 COVID-19騒動を利用してWEF(世界経済フォーラム)のクラウス・シュワブは資本主義を大々的に「リセット」すると宣言した。西側の強大な私的権力が支配する新しい支配体制を築くということだろうが、その中核になると見られている団体が「包括的資本主義会議」。ローマ教皇庁と連携している。その中心的な存在であるリン・フォレスター・ド・ロスチャイルドはエベリン・ド・ロスチャイルドの3番目の妻だ。エベリンはロンドンを拠点とするNMロスチャイルド銀行の取り仕切ってきた人物である。

 COVID-19対策で日本経済は疲弊、今後、財政負担は国民の上にのしかかり、ウォール街やシティの金融資本に呑み込まれることになる可能性がある。日本にとってCOVID-19騒動は「新たな関東大震災」なのかもしれない。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202104150000/
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1037.html#c12

コメント [医療崩壊6] 「コロナは茶番」現役医師の声(tjx055のブログ) HIMAZIN
5. 2021年4月15日 12:57:15 : lYG8s4HQnM : bVg1TlFqQ0RkV3c=[5]
スマホ回線にて失礼。新型コロナはインフルエンザとは明らかに違うという指摘。

 で、これを書いた人間が過去に何といっていたかという話

以上、元投稿で紹介されている医者共もその内どうなりますやら、ということで

http://www.asyura2.com/20/iryo6/msg/613.html#c5
コメント [政治・選挙・NHK280] 東京五輪開催は「最悪のタイミング」「一大感染イベント」NYタイムズ(日刊スポーツ) 赤かぶ
34. 2021年4月15日 12:58:13 : Gotth5c1qc : THZxRThVcmtFYWs=[1410]
スエズ運河の座礁事故も、

他の船籍もやっていることなのに、なぜかなぜか
日本の船にお鉢が回ってくるのよね。

原因と結果って、厳しい掟。

あれだけ積載した荷物は、
決して、貧しい国々には、届かない荷物。

G7の傲慢さ、貪欲さ。

  

 



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/274.html#c34

コメント [政治・選挙・NHK280] <12の核種が残留>原発汚染水にトリチウム以外の核種…自民原発推進派が指摘(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
43. 2021年4月15日 13:01:47 : tg41Dhn1fY : UjNseHRLM0ZUYVE=[1]
麻生財務相曰く、海洋放出する汚染水については「飲んでもなんてことはない。」
だそうだから、麻生氏の家庭にはこのタンクの水を生活水として引いてあげてください。
何なら、麻生氏の隣の家を国で高値で買いあげて汚染水プールでも作ってやり、毎日孫と泳いでください。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/277.html#c43
コメント [政治・選挙・NHK280] 日本は一度決めたことを変えられない国なのか?/政界地獄耳(日刊スポーツ) 赤かぶ
29. 2021年4月15日 13:01:52 : eMS8CeA2Xc : c3F4QVFVLmZ5Lms=[323]
諫早湾干拓も
辺野古工事も
汚染水垂れ流しも、
一度決めたら利権が絡んじゃうんでやめられまっせ〜ん!!
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/272.html#c29
コメント [カルト31] 金玉・計画された戦争の年、芸能人の自衛隊訪問番組が多いのは地ならし。中露と相談しながら米側で動く事である。 ポスト米英時代
4. 2021年4月15日 13:03:53 : oyZaIFcmqk : MllDcjNWVHpBMmc=[811]
モンゴリアンの顔と米の飯を食っている人間が、自分は名誉白人のつもりであちこちに登場してくるな。

私もそうだがその人たちも米欧へ行くと気のいい現地人からニーハオと挨拶されるよ。もちろん挨拶してくる人はいい人だよ。
http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/664.html#c4

コメント [経世済民135] 三越伊勢丹の悲劇…巨額赤字を招いた経営2トップが会長に留任、現場で目立つ顧客軽視(Business Journal) 赤かぶ
6. 2021年4月15日 13:06:17 : oyZaIFcmqk : MllDcjNWVHpBMmc=[812]
ビジネスジャーナルはわかったようなことを書く御用雑誌。もちろん経営能力などない人間が文章を書いている。内容はフジ産経程度。
http://www.asyura2.com/21/hasan135/msg/283.html#c6
コメント [政治・選挙・NHK280] 海外から五輪中止の声も…政府と組織委は“五輪選手だけ守る”コロナ対策で乗り切り画策! 数億円の療養施設、パラ選手を口実に… 赤かぶ
15. 2021年4月15日 13:07:41 : Gotth5c1qc : THZxRThVcmtFYWs=[1411]
イオンも高島屋も大丸もリンガーハットも大赤字。

ブリジストンも野村も球団もJRも赤字。

住友重機は、とうとう機関銃の生産、
打ち切りを発表。

ざまあ。何が、マスコミが儲けてるだ。明日は、首が、ちょん切られる。
今日、繋がっているだけ。
明日はわからない。

池江璃花子もなべおさみカルト教で、明日は、分からない人。

 



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/278.html#c15

コメント [原発・フッ素53] 原発の新増設求める自民議連発足、脱炭素に必要と主張−会長に稲田氏 (Bloomberg)  魑魅魍魎男
2. 2021年4月15日 13:11:11 : oyZaIFcmqk : MllDcjNWVHpBMmc=[813]
原発事故で日本は貴重な福島の領土を失った。今も廃棄物だらけで帰れない。

防衛が大事なら送電線が切られるだけでメルトダウン事故を起こす原発などやめることだ。
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/460.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK280] <12の核種が残留>原発汚染水にトリチウム以外の核種…自民原発推進派が指摘(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
44. jk[1850] goqCiw 2021年4月15日 13:12:11 : qyjLKDKN06 : WEdzUFpscmRpckU=[778]
トリチウムはアルプスで国際運用基準以下に抑えて海洋放出可能でも、福島第一事故水にはトリチウムの以外のセシウム135他11種の放射性元素が含まれている事が東京電力が資料として公表している(2020年12月)。

菅総理は、この東京電力の資料を了解しての海洋放出を決断したのか。

また、IAEAの国際基準にも反する資料ではないのか、IAEAは放出に際して監視作業すると言うが,基準に反しないのか。

11種の中にはセシウム135、ヨウ素129のように半減期間が万年単位の元素もある。

これらの疑問を、政府は国民に公表し明らかにして頂きたい。

http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/277.html#c44

コメント [政治・選挙・NHK280] <汚染水放出ですべてがわかった>菅首相 目玉政策の胡散臭さ いかがわしさ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
28. 2021年4月15日 13:12:38 : Gotth5c1qc : THZxRThVcmtFYWs=[1412]
>>25

安倍晋三が、尻尾を振って、喜んで、一番にパターをもっていった

トランプではなく、バイデン側とは、初めて聞いた話だな。

いつから鞍替えったんだろう。

しろうとの新説って恐ろしい。

    

 



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/279.html#c28

コメント [政治・選挙・NHK280] <12の核種が残留>原発汚染水にトリチウム以外の核種…自民原発推進派が指摘(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
45. 2021年4月15日 13:16:04 : Gotth5c1qc : THZxRThVcmtFYWs=[1413]
>>36

その通りだ、どんどん流しちゃえー。

お前んとこの水道水に送ってやろう。タダだぞ。

 
  
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/277.html#c45

コメント [医療崩壊6] 「コロナは茶番」現役医師の声(tjx055のブログ) HIMAZIN
6. HIMAZIN[1873] SElNQVpJTg 2021年4月15日 13:17:02 : kQ8LPsZjUk : LkhZYlA1U2hBQnM=[704]
>>5

指定感染症か5類かという違いがあるかもしれませんね。医療機関が限定されるのでICUも限定されてるかもしれません。
http://www.asyura2.com/20/iryo6/msg/613.html#c6

コメント [政治・選挙・NHK280] <汚染水放出ですべてがわかった>菅首相 目玉政策の胡散臭さ いかがわしさ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
29. 2021年4月15日 13:19:30 : oyZaIFcmqk : MllDcjNWVHpBMmc=[814]
>>28

アメリカは民主党も共和党も実質変わらんよ。対立をみせかけて有権者が選んだと思わせているだけ。共和党がタカ派を演じることはあるが実際に戦争を始めたのは民主党政権の時が多いよ。太平洋戦争、ベトナム戦争。オバマもブッシュが始めた戦争を継続。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/279.html#c29

コメント [政治・選挙・NHK280] <12の核種が残留>原発汚染水にトリチウム以外の核種…自民原発推進派が指摘(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
46. 2021年4月15日 13:19:58 : Gotth5c1qc : THZxRThVcmtFYWs=[1414]
麻生が、たらふく飲んで、

一層、悪顔になればいい。

汚染水でますます、マフィア顔にピッタリ。

福島知事の、ペテン師。
宮城、福島の漁業組合なんか、潰れろおー。

   
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/277.html#c46

コメント [カルト31] 日中露にとって極東は地元である、鬼畜米英ラエルは余所者である、余所者支配は終らせるべきである。 ポスト米英時代
5. 2021年4月15日 13:24:33 : XhJ8g1sXRw : Yy5KREI0ZkdrOFE=[951]

●フリンが ♪言えないよ〜 ♪を ポロリの動画が以下 → 現在の米国の姿を・・ポロリ発言・・  
・ https://www.youtube.com/watch?v=f7soOAAHJnQ ・

http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/666.html#c5
コメント [政治・選挙・NHK280] <汚染水放出ですべてがわかった>菅首相 目玉政策の胡散臭さ いかがわしさ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
30. 2021年4月15日 13:25:34 : Gotth5c1qc : THZxRThVcmtFYWs=[1415]
>>29

双子のウイングはづっと、前から。ノームチョムスキー時代から。

しかし、3億の米国民は、BLM運動や、人種差別、女性差別問題、
気候変動問題で、リベラルが、確実に、進化を遂げている。

国民の支持や声がなければ、共和党も民主党も動けない。
進化する米国の旗は、人民が、握っているという事。

未成熟の温室育ちの日本人とは、基本的に違う。

  


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/279.html#c30

コメント [原発・フッ素53] 福島第一原発の放射能汚染水を海洋放出を決定・・・そんなに安全と言うなら、まずは東京湾に流したらどうだ!!  赤かぶ
117. 2021年4月15日 13:33:11 : sRr6kRZiV2 : dHlEZ1hjVHdkcVE=[391]
>114 ボケ老人=楽老さんへ。

 多摩散人です。

 我々親友同士の、そのまた友人だったアラジン2 さんのウイグル問題への功績に関して、私が言及したコメントがあるのでリンクします。ボケ老人=楽老さんにも、ぜひご協力をお願いします。

http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/247.html#c26

http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/432.html#c117

記事 [リバイバル3] audio identity (designing)宮ア勝己 BBCモニター、復権か
audio identity (designing)宮ア勝己 BBCモニター、復権か


Date: 5月 5th, 2015
BBCモニター、復権か(LS5/8の復刻・その1)
http://audiosharing.com/blog/?p=16946

今年の一月だったか、そのくらいの時期、
BBCモニターのLS5/9を復刻したイギリスのグラハムオーディオがLS5/8も復刻する予定だと知った。

LS5/8には日本はチャートウェル・ブランドとロジャース・ブランドのふたつが輸入されている。
前者のLS5/8の輸入量はごくわずかである。
チャートウェルそのものがロジャースに買収されてしまったためだ。

LS5/8は他のBBCモニターと違う点がある。
それまでのBBCモニター、LS3/5AにしてもLS3/6、LS5/5にしても、
BBCがプロトタイプを開発して、それを民間のオーディオメーカーにライセンス料を聴取してつくらせていた。

LS5/8はチャートウェルが独自開発したモデルをBBCが、
LS5/8というスタジオモニターとして採用した初めての例である。
それゆえにLS5/8は、チャートウェルのPM450Eという型番も持っていて、
日本にはノアがPM450Eとして輸入していた。

LS5/8(PM450E)は、QUADのパワーアンプ405のシャーシないのわずかな隙間に、
エレクトロニッククロスオーバーを組み込み、バイアンプ駆動するというシステムだ。

チャートウェルにはこのPM450Eの他に、PM450もあった。
こちらは内蔵ネットワーク仕様モデルである。

これらがロジャース・ブランドの LS5/8、PM510となっていく。
グラハムオーディオがLS5/8を復刻すると知って、この点をどうするのかが気になっていた。
オリジナルのLS5/8を受け継いでバイアンプ駆動とするのか
(当然アンプは405が製造中止なので他のアンプに変更されるだろうが)、
それともPM450(PM510)のように内蔵ネットワークとするのか。

製品として売れるであろうと思えるのは、内蔵ネットワーク仕様である。
けれど仮にもLS5/8を謳っている以上は、バイアンプ仕様とするのか。
この点が気になっていた。

結果、登場したLS5/8は内蔵ネットワーク仕様である。
http://audiosharing.com/blog/?p=16946

BBCモニター、復権か(LS5/8の復刻・その2)
http://audiosharing.com/blog/?p=16951

ということはグラハムオーディオのLS5/8は、
チャートウェルPM450、ロジャースPM510の復刻といえるのかというと、
写真をみると、そうともいえない点がある。

グラハムオーディオのサイトには、今日の時点ではLS5/8のことは公開されていない。
だがグラハムオーディオのfacebookには、LS5/8の情報と写真がいくつか公開されている。
それを見ると、フロントバッフルには、LS5/8、LS5/9と同じタイプのトゥイーターのレベルコントロールがある。

PM450、PM510にはこのレベルコントロールはない。
つまり今回のLS5/8は、PM450、PM510のLS5/9的モデルとでもいおうか、
BBCモニター的仕様とでもいったらいいのか、
とにかくLS5/8の正確な復刻モデルとも、PM450の正確な復刻モデルともいえない。
その中間に位置するような復刻である。

とはいえ、私は今回のLS5/8は聴いてみたい、と思っている。
LS5/8そのままの復刻でもないし、PM510そのままの復刻をめざしたモノでないからこそ、
聴いてみたい気持にさせてくれる。

グラハムオーディオのLS5/8は、
チャートウェルのPM450に、より近いスピーカーシステムのような気がするからである。

チャートウェルのPM450は、ステレオサウンド 49号に登場している。
瀬川先生が書かれている。
     *
おそらくバイアンプのせいばかりでなく、LS5/1Aよりも音のひと粒ひと粒を際立たせるような解像力のよい、自然な、しかしイギリスの良質のスピーカーに共通のどこか艶めいた美しい音は、聴き手をひき込むようなしっとりした雰囲気をかもし出す。
     *
チャートウェルのPM450E、PM450は、元PM510ユーザーとして、いまでも一度聴いてみたいスピーカーなのだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=16951


BBCモニター、復権か(LS5/8の復刻・その3)
http://audiosharing.com/blog/?p=16953


チャートウェルのPM450からロジャースのPM510にも、外観上の変更点はあった。
PM450は型押ししたフォーム・プラスチックで、縦に三本のラインがアクセントになっていたのに対し、
PM510では平織りの一般的なサランネットになっていた。アクセントとなる縦のラインもない。

LS5/8はプロ用モニターということもあって、
エンクロージュア両サイドに持ち運びを容易にするための把手があった。
PM450よりもPM510は把手がすこし下がった位置になっている。

今回のグラハムオーディオのLS5/8にも、
トゥイーターのレベルコントロールの他にいくつかの外観上の変更点がある。
まず把手が省かれている。
それからフロントバッフルがツキ板仕上げとなっている。

チャートウェルもロジャースのLS5/8、それに他のBBCモニターも、
フロントバッフルは黒の塗装仕上げである。
このことは、サランネットを装着した状態で聴くことを前提としている。

ところがグラハムオーディオのLS5/8(LS5/9もそうだが)、
フロントバッフルを外の面と同じに仕上げてあるということは、
サランネットを外した状態を、標準としていると見ていいだろう。

それとスペックをみて気づくのは出力音圧レベルに違いがある。
PM510はカタログ発表値は94dB/W/m、グラハムオーディオLS5/8は89dB SPL (2.83V, 1m)とある。
インピーダンスは8Ωだから、測定条件は同じといえるわけだから、
このふたつの発表値を信じるのであれば、5dBほど能率が低くなっている。

このことはトゥイーターのレベルコントロールの増設は関係しているような気がする。
http://audiosharing.com/blog/?p=16953

BBCモニター、復権か(LS5/8の復刻・その4)
http://audiosharing.com/blog/?p=16960

チャートウェルのPM450、ロジャースのPM510、そして今回のグラハムオーディオのLS5/8は、
どんな違いがあるのだろうか。

PM450は1978年に登場している。日本への入荷数は数ペアだときいている。
PM510は1980年に登場。こちらは私も購入したくらいだし、けっこうな数が入荷していると思われる。
けれどもう30年以上経過しているスピーカーシステムということになる。

いまもロジャースという会社は残っているけれど、
このころのロジャースとは違ってきている。
PM510のメンテナンスをどうしたらいいのか。悩まれている方も少なくないはずだ。

ポリプロピレンコーンは特許をとっている。
その内容のすべてを知っているわけではないが、そのひとつは接着に関することである。
当時ポリプロピレンの接着は非常に難しかった、ときいている。

最近になってやっと日本の接着剤メーカーからポリプロピレンを接着できる製品が登場している。

余談だが、LS5/8、PM510は、当時のイギリスのスピーカーシステムとしては高耐入力だった。
そのためリアバッフルには”WARNING”と書かれたシールが貼られている。
耳の孔に指を差し込んでしかめっ面をしているイラストの横には、
耳を痛めるほどの大音量再生が可能なので、注意、とある。

山中先生がスイングシャーナルの組合せの取材でLS5/8を使われた。
その取材に立ち会った人から直接きいた話なのだが、
たしかにパワーは入る。それで気持ちよく聴いていたら、
ウーファーのポリプロピレンコーンが溶けてしまったそうだ。

ボイスコイルが発する熱がポリプロピレンコーンに伝わりそうなったらしい。

話を戻そう。
PM450にしてもPM510にしても新品同様のモノはもう存在しない。
充分に使い込まれ、鳴らし込まれたモノである。
そういうスピーカーシステムと、
でき上ってきたばかりのグラハムオーディオの LS5/8を並べて聴く機会が仮に得られたとしても、
参考程度にはなっても正確な比較試聴は無理である。

比較は想像の上でしか成り立たないのである。
ならば……、と想像してみよう。
http://audiosharing.com/blog/?p=16960


BBCモニター、復権か(LS5/8の復刻・その5)
http://audiosharing.com/blog/?p=16962

私が1982年に購入したロジャースのPM510は、
サランネットを外すにはスピーカー本体を仰向けにして、底板前方にあるネジを二本外さなければならなかった。
いわゆるマジックテープ(面ファスナー)で固定されていたわけではなかった。

今回のグラハムオーディオのLS5/8は写真をみるかぎり、
面ファスナーでサランネットを固定しているようだ。
つまりロジャース時代のLS5/8、PM510はサランネットを装着したままで聴くことを前提としている、
そういう見方ができるのに対し、
グラハムオーディオのLS5/8はフロントバッフルもツキ板仕上げとしていることと考え合わせると、
サランネットなしで聴くことを前提としている、
もしくはサランネットなしで聴くことも想定してある、とみていいのではないか。

もちろんフロントバッフルの仕上げの違いによっても音は変化する。
塗装仕上げとツキ板仕上げでは音は違って当然であり、
サランネット装着を前提としていても、
仕上げによる音の違いを考慮してのツキ板仕上げとも考えられないわけではないが、
どちらかといえばサランネットなしを前提としているように思える。
(このへんは実際に音を聴いてみないことにははっきりとはいえない。)

個人的には音の違いがあったとしても、フロントバッフルは黒で仕上げてほしかった。
これはポリプロピレンという乳白色の半透明の素材であるだけに、
ユニットが取り付けられるバッフルは黒い方が、ポリプロピレンコーンが色気を感じさせてくれる。

そんなふうに見てしまうのは私だけなのかもしれないけれど、
フロントバッフルをツキ板仕上げ(つまり木目)にしてしまうと、
ウーファーがそこだけ浮いてしまうように感じる。

これはPM510のイメージが強く残っているからかもしれない。
http://audiosharing.com/blog/?p=16962


BBCモニター、復権か(LS5/8の復刻・その6)
http://audiosharing.com/blog/?p=16977

ロジャースのPM510の記事は、ステレオサウンド 56号が最初だった。
瀬川先生が担当された新製品紹介の記事だった。
夢中になって、何度も何度も読み返した。

チャートウェルのPM450はもう聴けないとわかったので、よけいに読み返していた。
この記事の終りに、こう書かれている。
     *
 同じイギリスのモニター系スピーカーには、前述のようにこれ以前には、KEFの105/IIと、スペンドールBCIIIがあった。それらとの比較をひと言でいえば、KEFは謹厳な音の分析者。BCIIIはKEFほど謹厳ではないが枯淡の境地というか、淡々とした響き。それに対してPM510は、血の気も色気もたっぷりの、モニター系としてはやや例外的な享楽派とでもいえようか。その意味ではアメリカUREIの方向を、イギリス人的に作ったらこうなった、とでもいえそうだ。こういう音を作る人間は、相当に色気のある享楽的な男に違いない、とにらんだ。たまたま、輸入元オーデックス・ジャパンの山田氏が、ロジャースの技術部長のリチャード・ロスという男の写真のコピーをみせてくれた。眉毛の濃い、鼻ひげをたくわえた、いかにも好き者そうな目つきの、まるでイタリア人のような風貌の男で、ほら、やっぱりそうだろう、と大笑いしてしまった。KEFのレイモンド・クックの学者肌のタイプと、まさに正反対で、結局、作る人間のタイプが音にもあらわれてくる。実際、チャートウェルでステヴィングスの作っていたときの音のほうが、もう少しキリリと引緊っていた。やはり二人の人間の性格の差が、音にあらわれるということが興味深い。
     *
チャートウェルのPM450とロジャースのPM510の音の違い、
PM450はキリリと引緊っていて、PM510はモニター計としてはやや例外的な享楽派。
同じスピーカーユニット、同じサイズのエンクロージュア、おそらくネットワークも同じか、
違っていたとしてもそう大きな違いはないと思われるのに、
PM450とPM510には共通した音の性格がありながらも、はっきりとした違いがあることがわかる。

リチャード・ロスの写真も、ステヴィングスの写真も見たことがある。
一枚の写真でどれだけのことがわかるのか──、それはなんともいえないけれど、
ロスとステヴィングスの顔つきは、
レイモンド・クックとリチャード・ロスほどの違いはないけれど、やっぱりずいぶんと違う印象を受ける。

となるとグラハムオーディオのLS5/8の音を想像していく上で重要なのは、
開発スタッフの写真ということになる(?)。
http://audiosharing.com/blog/?p=16977

BBCモニター、復権か(LS5/8の復刻・その7)
http://audiosharing.com/blog/?p=16984

頼りになるのは瀬川先生の文章である。
ステレオサウンド 56号でのPM510の記事、
それからステレオサウンド 54号の特集でのLS5/8の試聴記がある。
     *
 たまたま、自宅に、LS5/8とPM510を借りることができたので、2台並べて(ただし、試聴機は常に同じ位置になるように、そのたびに置き換えて)聴きくらべた。LS5/8のほうが、PM510よりもキリッと引緊って、やや細身になり、510よりも辛口の音にきこえる。それは、バイアンプ・ドライヴでLCネットワークが挿入されないせいでもあるだろうが、しかし、ドライヴ・アンプの♯405の音の性格ともいえる。それならPM510をQUAD♯405で鳴らしてみればよいのだが、残念ながら用意できなかった。手もとにあった内外のセパレートアンプ何機種かを試みているうちに、ふと、しばらく鳴らしていなかったスチューダーA68ならどうだろうか、と気づいた。これはうまくいった。アメリカ系のアンプ、あるいは国産のアンプよりも、はるかに、PM510の世界を生かして、音が立体的になり、粒立ちがよくなっている。そうしてもなお、LS5/8のほうが音が引緊ってきこえる。ただ、オーケストラのフォルティシモのところで、PM510のほうが歪感(というより音の混濁感)が少ない。これはQUAD♯405の音の限界かもしれない。
 いずれにせよ、LS5/8もPM510も、JBL系と比較するとはるかに甘口でかつ豊満美女的だ。音像の定位も、決して、飛び抜けてシャープというわけではない。たとえばKEF105/IIのようなピンポイント的にではなく、音のまわりに光芒がにじんでいるような、茫洋とした印象を与える。またそれだから逆に、音ぜんたいがふわっと溶け合うような雰囲気が生れるのかもしれない。
(ステレオサウンド 56号)

最初のモデルにくらべると、低音域を少しゆるめて音にふくらみをもたせたように感じられ、潔癖症的な印象が、多少楽天的傾向に変ったように思われる。しかし大すじでの音色やバランスのよさ、そして響きの豊かになったことによって、いわゆるモニター的な冷たさではなく、基本的にはできるかぎり入力を正確に再生しながら、鑑賞者をくつろがせ楽しませるような音の作り方に、ロジャース系の音色が加わったことが認められる。低音がふくらんでいる部分は、鳴らし方、置き方、あるいはプログラムソースによっては、多少肥大ぎみにも思えることがあり、引締った音の好きな人には嫌われるかもしれないが、が、少なくともクラシックのソースを聴くかぎり、KEF105IIの厳格な潔癖さに対して、やや麻薬的な色あいの妖しさは、相当の魅力ともいえそうだ。
(ステレオサウンド 54号)
     *
54号の試聴記で最初のモデルと書かれているのはチャートウェルのPM450E(LS5/8)のことである。
ここでチャートウェルのLS5/8には潔癖症な印象があり、
それがロジャース版では楽天的傾向になり、
さらにPM510では享楽派となっていたことが読みとれる。

チャートウェルとロジャースでは、音が違う。
とはいえLS5/8というBBCナンバーで発売するスピーカーシステムであるのだから、
ロジャース版の開発を担当したリチャード・ロスも、そこから大きく逸脱することはしなかった──、
そう思えるし、そんな縛りのないPM510では、より積極的であったようにも読める。

つまりPM510ならではの、あの音の世界はリチャード・ロスによる独自の音の世界だとわかる。
ロジャースのLS5/8は聴く機会があった。
PM510と直接比較ではなかったけれど、たしかに瀬川先生が書かれているとおりの音の違いがあった。

そうなるとグラハムオーディオのLS5/8に、PM510の音の世界は、あまり期待しない方がいいだろう。
グラハムオーディオの開発スタッフの写真は見ていると、
そこにリチャード・ロス的雰囲気の人はいない。
http://audiosharing.com/blog/?p=16984


BBCモニター、復権か(LS5/8の復刻・その8)
http://audiosharing.com/blog/?p=16995

グラハムオーディオのLS5/8は、ほぼ間違いなくロジャースのPM510ではなく、
チャートウェルのPM450に近い音を出すであろう。

でも、そのことをあれこれ考えて、というよりも、
グラハムオーディオのLS5/8の写真を見た時からわかっていたことかもしれない。

チャートウェルのLS5/8の別の型番はPM450Eであり、
そのパッシヴ型(LSネットワーク仕様)がPM450であるわけだが、
チャートウェルの、このふたつのスピーカーは、実はフロントバッフルの仕上げが違う。

LS5/8はプロフェッショナル用ということもあって、黒の塗装仕上げ、
PM450はグラハムオーディオのLS5/8と同じようにツキ板仕上げである。
PM450は、ウーファーの水平方向の指向特性を改善するために、
ウーファーをフロントバッフルの裏側から取り付け、開口部を丸ではなく矩形にしているのに対し、
グラハムオーディオは矩形ではなく丸である。

ロジャースのモノも初期の製品では矩形だったが、すぐに丸に変更になっている。
ただしいずれもウーファーはフロントバッフルの裏から取り付けている。
つまりウーファーのフレームが露出しておらず、
この部分からの輻射の影響を抑えている。

チャートウェルのPM450の写真は、ステレオサウンド 62号掲載のオーディオクラフトの広告で見れる。
当時のオーディオクラフトの社長であった花村圭晟氏は、チャートウェルのPM450を、
「完全に私の好み」と表現されている。

花村氏のPM450は本来別の人のモノだったが、無理をいって借りて鳴らされていた。
広告にはこう書いてある。
     *
私は森田さんのお宅に伺うたびに、ほれにほれ込んで……といっても絶版ではどうにもなりませんしね。ロジャースの510が登場した時はしめたとばかりに飛びついたんですけどね。しかしオーディオは面白いもんでして、作る人間が変ると同じような技術でも音が違うんですね。確かに同じ系列のスピーカーシステムなんだけど、私はほれた女が悪かった。良すぎたんですね。結局510は現在お蔵入り……。510もいいスピーカーなんですけどね。
     *
花村氏はグラハムオーディオのLS5/8を聴かれたら、なんといわれるだろうか。
http://audiosharing.com/blog/?p=16995

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1172.html

コメント [リバイバル3] audio identity (designing)宮ア勝己 BBCモニター、復権か 中川隆
1. 中川隆[-5689] koaQ7Jey 2021年4月15日 13:46:16 : 2WCnPZKA5U : aFYyNHFXQVpEVEk=[20]
Date: 5月 30th, 2015
BBCモニター、復権か(胴間声)
http://audiosharing.com/blog/?p=17238

BBCモニターの開発において、
指向特性、周波数特性、位相特性、リニアリティ、高調波歪率、混変調歪率、
インパルスレスポンスなどの諸特性が測定されるともに、
耳による試聴も重要となる。

BBCモニターが開発時の試聴には、
ノイズ(ランダムノイズ)、スピーチ、音楽ソースを使い、
多角的に行っている、とされている。

ノイズテストは、二種類のスピーカーをきりかえながら、ノイズのスペクトラムを判断するのが有効であり、
スピーチは男性アナウンサーが使われることは、
ショーターの論文にある、と岡先生が以前書かれていた。

男性アナウンサーのスピーチが使われていることは、
BBCモニターに関心をもつ人ならば当然知っていることであった。

男性アナウンサーのスピーチは、スピーカーに強い共振があれば胴間声になりやすい。
BBCモニターで男性アナウンサーの声を聴いてみると、
決して胴間声になることはない。とにかく明瞭にスピーチが聞き取れることに気づく。

以前ならば、BBCモニターでは胴間声にならないんだよ、といえば通じた。
けれど、いまは「胴間声?」と聞き返されることもある。

胴間声とは……、という説明をしなくてはならないこともある。
胴間声は死語とまではいかなくとも、それに近くなりつつあるのか。

BBCモニターがさっぱり話題にならなくなった時期がある。
胴間声が通じなくなったことと無関係ではないと思う。
http://audiosharing.com/blog/?p=17238
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1172.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK280] <12の核種が残留>原発汚染水にトリチウム以外の核種…自民原発推進派が指摘(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
47. 2021年4月15日 13:48:46 : Gotth5c1qc : THZxRThVcmtFYWs=[1416]

二階の五輪中止も検討。

スガの言葉と二階で、半割れ。すっぱっとやめんかーい。

いよいよ、真実味、オリンピック中止。トランプのバカと違って、

バイデン氏はずっと前から、興味ないし。

   

  
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/277.html#c47

コメント [リバイバル3] audio identity (designing)宮ア勝己 BBCモニター、復権か 中川隆
2. 中川隆[-5688] koaQ7Jey 2021年4月15日 13:52:53 : 2WCnPZKA5U : aFYyNHFXQVpEVEk=[21]
Date: 6月 9th, 2015
BBCモニター、復権か(音の品位・その1)
http://audiosharing.com/blog/?p=17343

「コンポーネントステレオの世界 ’82」をひっぱり出してきて、
巻頭鼎談「あなただけの音楽を、音を探す旅にでよう コンポーネントはそのための興味ぶかい乗物だ」を
読みなおしていた。
この鼎談は岡先生、菅野先生、黒田先生によるものだ。

この鼎談、いま読み返してみると、やっぱりあれこれ思ってしまう。
この鼎談が行われたのは1981年の秋ごろだろう。
もう30年以上が経過している。

ここで語られていたことは、その後、どうなっていったのか。
そのことを考えながら読み返すことの興味深さは、
当時読んだときには味わえなかったものが、とうぜんのことながらある。

「コンポーネントステレオの世界 ’82」をお持ちの方は、ぜひ読み返してほしい。

この鼎談の中に、音の品位について語られているところがある。
ここには瀬川先生の名前も出てくる。
     *
菅野 これは先日亡くなられた瀬川冬樹さんからきいた話ですが、あるとき、若いファンが瀬川さんに、よく先生方は、この音は品位があるからいいとか、品位が高いとかいわれるけど、その品位という意味がよくわかりません、という質問をされたそうです。ぼくもこれはいろんな意味で、たいへんおもしろい問題提起だと思う。たしかに説明しろといわれてもたいへんこまるし、ひとことで理解させるということは至難の技だと思ったけれど、強いていうとクォリティというのは、そういった意味に近いわけですね。
黒田 ぼくもそうなんです。
菅野 そうですよね。だから、決して物理特性のいいものを品位が高いとはいわない。クォリティを日本語に訳すと、品質ということになるから、これまたこまってしまう(笑い)。それで品位という言葉を使う。だから品位という言葉は、ある意味ではずるくてあいまいで、あやふやなところがある言葉だから、わからないというのはたいへん率直な質問だと思うんです。ただ、そういうものが音楽を聴く場合には大切な要素として存在しますから、あいまいであるけれども、品位という言葉を使わざるをえないわけです。
     *
音の品位。
品位は英語ではdignity、graceとなる。
この鼎談のころは、グレースというカートリッジの老舗ブランドがあった。
そんなことも思い出しながら、dignityとgraceとでは、ここでの音の品位は後者だろうな、と思いつつも、
人によっては前者のほうを思い浮べることはあろう。

音の品位といっても、人によって同じ場合もあれば違う場合もある。
これも「コンポーネントステレオの世界 ’82」で語られている。
http://audiosharing.com/blog/?p=17343


BBCモニター、復権か(音の品位・その2)
http://audiosharing.com/blog/?p=17377

「コンポーネントステレオの世界 ’82」の鼎談では、音の品位に関して、
岡先生が《菅野さんのいっている品位という意味と、瀬川さんのいっている品位というのは、また違うんでしょう》
と発言されている。

菅野先生もそのことは認められていていて、
《違う場合もありますし、同じ場合もあります》と答えられ、続けてこう語られている。
     *
だから品位ということがもし普遍的に理解される概念をもつとすれば、コンポーネントには品位があってしほいわけです。しかしこの言葉は普遍的な概念としてとらえるのはむつかしいですから、何となくクォリティというほうが多少はとらえやすいような気がするんで、クォリティというふうにいっているわけです。
     *
(その1)で引用した菅野先生の発言からわかるように、
この鼎談が行われたのは瀬川先生が亡くなられた直後である。

ここに瀬川先生がおられたら、音の品位についてどう語られたであろうか。

音の品位。
最近のステレオサウンドにはどのくらい登場するであろうか。

「コンポーネントステレオの世界 ’82」のころ、音の品位がわからないと瀬川先生にたずねた若いファンは、
50をこえているであろう。
まだオーディオを趣味としている人なのか。
だとしたら、この若いファンは、音の品位を、その後どう捉え理解していったのだろうか。

たしかに音の品位について明快に語るのは非常に難しい。
もし私が若いオーディオマニアに、音の品位についてたずねられたらどうするか。
音を出して語れるのであれば、
音の品位を感じさせてくれるオーディオ機器(特にスピーカーシステム)を選んで聴いてもらう。

「コンポーネントステレオの世界 ’82」の当時であれば、私ならばBBCモニターを選んで鳴らす。
瀬川先生もそうされたのではないだろうか。
他のスピーカーも選ばれたであろうが、BBCモニターは間違いなく鳴らされたであろう。

だがいまは2015年。
どのスピーカーシステムを選んで鳴らすだろうか。
クォリティの高いスピーカーシステムはいくつも頭に浮ぶ。

でも、ここでは音の品位であって、
クォリティ(品質)とは微妙に、でもはっきりと違う音の性質についてである。

いったい何があるのかと考えると、音の品位については、
昔と今とでは、どちらが理解されていたであろうか、ということについて考えざるをえない。
http://audiosharing.com/blog/?p=17377

BBCモニター、復権か(音の品位・その3)
http://audiosharing.com/blog/?p=17380

音の品位に関して、菅野先生と瀬川先生で違っているところは、どういうところで、どういうことなのか。
このことについての大きなヒントは、ステレオサウンド 60号の特集にある。

60号の特集は「サウンド・オブ・アメリカ」。
1920年代に建てられたという、90uの広さの旧宮邸を試聴室として、
当時のステレオサウンドの試聴室にはおさまっても、
サイズ的に大きすぎるスピーカーシステムを集めての試聴となっている。

この特集にはアルテックのA5、MANTARAY HORN SYSTEMのほかに、A4も含まれている。
他にはJBLのパラゴン、4345、4676-1、インフィニティのIRS、クリプシュのKLIPSCHHORN II K-B-WO、
ウェストレイクのTM3、ESSのTRANSAR III、エレクトロボイスのパトリシアン800などがあり、
マッキントッシュのXRT20もそうである。

このXRT20のページにおける菅野先生と瀬川先生のやりとりこそ、
ふたりの音の品位についての違っているところが、はっきりとあらわれている。

瀬川先生はXRT20の音について、こう語られている。
     *
 ただ、ぼくは今聴いているとちょっと不思議な感じを抱いたのだけれど、鳴っている音のディテールを論じたら違うんですが、全体的なエネルギーバランスでいうと、いまぼくがうちで鳴らしているJBL4345のバランスに近いんです。非常におもしろいことだと思う。もちろん細かいところは違います。けれども、トータルなごく大づかみな意味ではずいぶんバランス的に似通っている。ですから、やはり現在ぼくが鳴らしたい音の範疇に飛び込んできているわけです。飛び込んできているからこそ、あえて気になる点を言ってみると、菅野さんのところで鳴っている極上の音を聴いても、マッキントッシュのサウンドって、ぼくには、何かが足りないんですね。かなりよい音だから、そしてぼくの抱いている音のイメージの幅の中に入ってきているから、よけいに気になるのだけれども……。何が足りないのか? ぼくはマッキントッシュのアンプについてかなり具体的に自分にとって足りない部分を言えるつもりなんですけれども、スピーカーの音だとまだよくわからないです。
     *
瀬川先生が「何かが足りない」といわれているものとは、いったいなんなのか。
http://audiosharing.com/blog/?p=17380


BBCモニター、復権か(音の品位・その4)
http://audiosharing.com/blog/?p=17451

ステレオサウンド60号で瀬川先生が発言された「何か」については、
菅野先生なりに、JBLの4345とマッキントッシュのXRT20の違いについて語られている。
長くなるので引用は控えておくが、ひとことで言えば、音の輪郭のシャープさである。
ただそれもはっきりとわかる違いとしてではなく、
《ほんの紙一重の違いの輪郭の鮮かさの部分》としてである。

瀬川先生も、このことにはほぼ同意されている。
     *
瀬川 ぼくが口に出すとオーバーになりかねないと言ったところは、ほぼ菅野さんのいうところと似ていますね。確かに輪郭のシャープさ、そこでしょう。
 ぼくに言わせれば、そのシャープさから生まれてくる一種の輝き──同じことかもしれないんですが──それがJBLをキラッと魅力的に鳴らす部分なんですね。それがあった方がいいとかない方がいいとかいう問題じゃない。JBLはあくまでもそういう音なんだし、マッキントッシュはあくまでもあの音なんで、そこがとにかく違いだと。
     *
「何か」のひとつは、音の輪郭のシャープさで間違いない。
けれど、あくまでも「何か」のひとつであって、すべてではない。
他の「何か」とはについて、瀬川先生の発言を拾ってみよう。
     *
瀬川 それから、菅野さんが指摘された弦、木管、これは、4345のところでも言ったように、弦のウッドの音が4345まで良くなって、やはりそれ以上のスピーカーがあるということを思い知らされた。ただ、ぼくにとって、特に弦といっても室内楽の、比較的インティメイトな弦の鳴り方、あるいは木管でもそこに管が加わったりクラリネットの五重奏とか、要するにオーケストラまでいったってそれは構わない、とにかく弦なり木管のインティメートな温かい感じね──なめらかな奥行きを伴った──それは、ぼくはマッキントッシュじゃ不満なんですよ。どっちみちぼくはアメリカのスピーカーじゃその辺が鳴らないという偏見──偏見とはっきり言っておきますが──を持っていますので。ぼくのイメージの中ではそれはイギリス(ないしはヨーロッパ)のスピーカーでなくては鳴らせない音なのです。どうせJBLで鳴らせない音なら、マッキントッシュへいくよりは海を渡っちゃおうという気がする。
     *
この弦の音。
ここにマッキントッシュのXRT20に対する菅野先生と瀬川先生の評価の違いがある。
後少しステレオサウンド 60号から世が和戦瀬戸菅野先生の発言を引用しておく。
     *
瀬川 あなたの家で「これ、弦がいいんだ」とヴァイオリンを聴かせてくれましたね。ところが、ぼくはやっぱりあのヴァイオリンの音はだめなんだ。
菅野 ぼくがいままで、ぼくの装置だけじゃない、常にずうっとJBLを好きでいろいろなところで聴いてきているでしょう。しかし、どうしてもJBLではあそこへはいかないわけ。
瀬川 JBLじゃ絶対いかない。だから、ぼくはそれがJBLで出ると言っているのじゃなくて、いっそのことヨーロッパへいってしまおうと思う。
菅野 確かにヨーロッパにはマッキントッシュに近いものがあるね(笑い)。それと同時に、ヨーロッパのスピーカーで不満なのは、ぼくは絶対的にジャズ、ロック、フュージョンが十全に鳴らせないことなんだ。ところが、マッキントッシュは、一台でその両方が出せる。これが、総合的にマッキントッシュに点数がたくさんついちゃう原因なんですね。
     *
菅野先生と瀬川先生の、音の品位に関して違っているところが、まさにここである。
http://audiosharing.com/blog/?p=17451

BBCモニター、復権か(音の品位について書いていて)
http://audiosharing.com/blog/?p=17453

音の品位について書いている。
音の品位を言葉で表していくことは確かに難しい。

例えば試聴記に「品位」がどの程度出てきて、
どういう意味で使われているのかを探ろうとしても、
さまざまな試聴記を読めば読むほど、わからなくなってしまうという人がいても不思議ではないし、
実のところ、よくわからないという人の方が多いのかも知れない、とも思えてくる。

私のもうひとつのブログ、the re:View (in the past)で、「品位」で検索してみると、
かなりの数が表示される。

文字だけで音の品位について理解しようと思っても、それはそうとうに困難というか無理なことではないのか、
そう思えてくる。
http://audiosharing.com/blog/?p=17453
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1172.html#c2

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