日曜討論(上):「衆議院解散 !各党の選挙戦略を問う」
「日本の支配者」の大謀略とは ?
(tvtopic.goo.ne.jp:2017年10月1日より抜粋・転載)
『日曜討論』(にちようとうろん)は、NHKのテレビおよびラジオで放送されている討論番組である。
放送日 2017年10月1日(日) 9:00〜10:15
放送局 NHK総合:番組概要
☆キャスト:高木陽介(公明党)・塩谷立(自民党)・穀田恵二(共産党)・中野正志(こころ )
又市征治(社民党)・若狭勝(希望の党)・馬場伸幸(維新に会)
☆司会者:島田敏男・牛田茉友
オープニング (その他)09:00〜
安倍首相が衆議院解散を行い、衆院選の選挙戦が事実上スタート。9月28日に臨時国会が召集され、衆院本会議で大島理森議長が解散を宣言した。番組では各党の幹部を招き、戦略を聞く。
キーワード 衆議院解散 衆院選 安倍首相 大島理森議長
日曜討論 (ニュース)
09:00〜
○衆院選に向けた各党の戦略 !
きょうのテーマは衆院選に向けた各党の戦略。安倍首相の行った衆議院解散について、まだ任期のあるうちの解散判断となった、衆院選の日程は10月10日公示・22日投開票と決まった、野党第一党が撤退し都知事に近い幹部の新党が選挙の焦点となったと紹介した。
衆議院解散と衆院選の実施決定について、先週からの政治の動きを振り返った。安倍首相は25日に会見を開き解散の実施を表明、28日に臨時国会が召集され衆議院解散が行われた。25日には小池都知事が「希望の党」設立の会見を行い、自らが代表となると表明。衆院選の日程は10月10日公示・22日投開票と決まった。
◆冒頭解散に対する受け止め方について
解散に対する受け止めを各党に聞く。自民党・塩谷立は解散総選挙の意義を聞かれ、安倍首相は消費税増収の使途の変更を国民に問うと説明している、個人的には北朝鮮情勢の不安定化などを受けて体制を固めるために有意義と感じていると答えた。希望の党・若狭勝は安倍首相の解散判断について聞かれ、大義名分のないものである、増税の是非も含めて国民に問うべきと批判した。自民党・塩谷立は反論を聞かれ、国難に立ち向かうという目的は正しいものである、政治の安定化が求められると答えた。
解散に対する受け止めを各党に聞く。共産党・穀田恵二は、安倍首相は自らに対する疑惑を隠そうとして解散に踏み切ったにすぎないと批判した。公明党・高木陽介は、少子高齢化などに対する体制を強化するという目的に賛同した、衆院選は政権選択選挙として自民党とともに戦うと答えた。日本維新の会・馬場伸幸は、自民党が選挙の争点として提起した消費税の使い道は本来は国会で議論して決めるべき議題であると批判した。
解散に対する受け止めを各党に聞く。社民党・又市征治は、臨時国会では北朝鮮情勢に対する決議なども予定されていた、これらをすべて放棄しての解散となったと批判した。日本のこころ・中野正志は、安倍首相の解散判断を支持する、北朝鮮情勢は小康状態にあり今の時期での解散総選挙は問題ないと答えた。
解散に対する受け止めを各党に聞く。自民党・塩谷立は、野党が森友学園・加計学園の問題を理由に挙げたことを聞かれ、国会で引き続き説明していくべきと考えている、解散の目的は国際情勢への対応や政策の転換である、国会では閉会中審査などが行われており政治の空白にはあたらないと答えた。
◆「希望の党」設立と衆院選への準備について
続いて、希望の党・若狭勝に党設立と衆院選への準備について聞く。候補者擁立などの準備が進みつつある、政策として「しがらみ政治」の打破などを訴えていきたいと答えた。自民党・塩谷立は新党設立について聞かれ、準備が入念に行われていたと感じていると述べ、党に対しては民進党が崩壊するような政局の中でまだ政策を明確に述べていないと批判した。
◆希望の党設立について
希望の党設立について聞く。希望の党・若狭勝は小池都知事の代表就任について聞かれ、選択肢のひとつであり決まっていたわけではないと答えた。政策を提示していないとの批判については、選挙公約などを来週中に提示して選挙に臨むと述べた。自民党・塩谷立は反論を聞かれ、民進党が合流し選挙のための看板掛け替えと言われている、政策論争のできる政党かどうかは発表を見て見極めたいと答えた。
希望の党設立について聞く。公明党・高木陽介は、小池都知事は都民ファーストの会の代表を辞任し、その理由を都政に専念するためと述べており、希望の党の代表就任はこれに矛盾すると批判した。維新・馬場伸幸は、松井一郎代表が選挙協力で合意したと聞かれ、会談は東京・大阪・愛知の知事の会合として大阪府知事の立場で出席した、合意は府政のための配慮と考えていると答えた。
希望の党設立について聞く。共産党・穀田恵二は、希望の党が民進党を丸ごと受け入れたことを警戒している、公認について安保法制と会見を認めることなどを求めていることから自民党の補完勢力と考えていると述べた。自民党・塩谷立は反論を聞かれ、政策などの発表を見極めたい、元民進党の議員が考えを変えることは無理と考えていると答えた。
希望の党設立について聞く。こころ・中野正志は、新党設立についてはわが党も歴史が浅いことからエールを送りたい、あえて挙げるなら民進党の議員が主張を変えて希望の党に入ることを批判したいと答えた。
社民党・又市征治は、希望の党はみずから「穏健な改革を進める保守政党」と名乗っていると指摘し、自民党と同じ保守政党との野党共闘は成立しないと述べた。
公明党・高木陽介は希望の党の主張する消費税凍結を挙げ、民進党が財源を掲げて政権交代し失敗した分野であると批判した。希望の党・若狭勝は反論を聞かれ、政権公約を提示する中で説明していきたいと答えた。
希望の党設立について聞く。自民党・塩谷立は相手には政権を争う気があると聞かれ、選挙戦では互いに政策を掲げて政策論争をしていきたいと答えた。希望の党・若狭勝は単独過半数での政権交代を目指す気があるかと聞かれ、まずは2大政党制の片方として競争できる政党を目指すと答えた。共産党・穀田恵二が反論を聞かれ、今回の選挙は、安倍政権に総括を求め政権交代することが目的である、対抗するための野党共闘を希望の党が民進党の合流で反故にしたといえると批判した。
◆野党の動きについて
公明党・高木陽介は野党の動きについて聞かれ、希望の党は安倍内閣に対する立ち位置が不明である、例えば単独過半数になったときに誰が首相となるかも明かされていないと批判した。希望の党・若狭勝は反論を聞かれ、個人的には小池都知事の今回の出馬はないと思う、選挙の顔を立てるべきとの意見については2大政党制を目指すという長いスパンで考えていると答えた。自民党・塩谷立は、政権を争うのであれば首相候補を明確に示すべきと述べた。
維新・馬場伸幸は、維新と希望の党の今後の連携はあるかと聞かれ、数合わせのために合流することはしない、連携については党の政策に合うかどうかを見極めると聞かれ、社民党・又市征治は、保守を掲げる政党とは組まないと述べ、国会の運営で野党どうしが連携する可能性はあると答えた。
こころ・中野正志は、希望の党が、小池都知事が代表として主導している、若狭勝らの発言は会見ひとつで覆ると指摘し、代表であれば次の衆院選にも立候補すべきと述べた。希望の党・若狭勝は反論を聞かれ、小池都知事は政権交代の見通しがつけば国政に進出する可能性がある、それまでは代表が出馬しなくても構わないと考えていると答えた。
自民党・塩谷立は、政権政党を目指すなら代表が出馬すべきと述べた。
◆衆院選に対する各党の選挙戦略について
続いて、衆院選に対する各党の選挙戦略を聞く。公明党・高木陽介は与党が目標を現在の3分の2から過半数に下げたと聞かれ、3分の2は憲法改正のためのラインだがこだわりはないと答えた。自民党・塩谷立は安倍首相が憲法改正を第一の目標から取り下げたと聞かれ、憲法改正については優先順位を変えずに取り組む、国会での議論により与野党全体での合意形成を目指すと答えた。
衆院選に対する各党の選挙戦略を聞く。共産党・穀田恵二は、安倍政権の打倒を目標として野党連携、市民団体との連携を目指すと述べた。社民党・又市征治は、野党連携の方針は共通する、民進党の議員にも志を同じくするなら連携を求めていくと答えた。自民党・塩谷立は、安倍政権の実績と民主党政権で経済が進展しなかったことは明白であると述べ、政権への評価と信任について国民の審判を仰ぎたいと答えた。
衆院選に対する各党の選挙戦略を聞く。こころ・中野正志は、安倍首相の解散判断を支持すると述べ、統一会派として与党をサポートしつつ戦いたいと答えた。希望の党・若狭勝は、選挙の結果を踏まえて野党との連携を決めると答えた。
自民党・塩谷立は希望の党の対応について聞かれ、今後掲げる政策などを見極めたいと答えた。
希望の党・若狭勝は、与党の掲げる消費増税に対しては身を切る改革として議員定数削減を先に行うことを訴えていく、与党内にも一院制を提唱する議員がおり連携できる可能性があると答えた。
衆院選に対する各党の選挙戦略を聞く。維新・馬場伸幸は、希望の党が勝てば他の党の党首が首相となる可能性もあると聞かれ、2大政党制を目指すという理念は共通している、数合わせには乗らず政策を軸に協力を判断すると答えた。
共産党・穀田恵二は、より多くの野党議員が安倍政権の打倒で野党連携すべきと述べ、希望の党は民進党の一部議員を政策の不一致で排除していると批判した。
希望の党・若狭勝は反論を聞かれ、自民党と対峙する政党であることは他の野党と変わらない、安全保障政策などで同意を求めているのは現実的な対応を前提とするためと答えた。
公明党・高木陽介は、一院制については党でなく若狭勝の個人的発言といえる、安保法制については合流する民進党議員の多くが反対しており矛盾を抱えることになると述べた。
衆院選に対する各党の選挙戦略を聞く。共産党・穀田恵二は、安倍首相が争点に掲げた消費増税を前提とする財源利用について、与党は繰り返し国民を欺いた、当時自民党にいた希望の党の小池知事らにも責任があると批判した。自民党・塩谷立は反論を聞かれ、少子高齢化の中で経済を回復させたのは事実であるなどと述べた。−この続きは次回投稿します−
(参考資料)
「日本の支配者」は、対米隷属体制を固定化するため、
人物破壊工作と「保保二大政党体制」構築を目指している !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2017/09/04より抜粋・転載)
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◆野党再編が論議の焦点は、「保保二大勢力体制」か、
それとも「保革二大勢力体制」かである !
「日本の支配者」=悪徳ペンタゴンの巨大資本・CIAが、目指しているのが、この政治状況
=「保保二大勢力体制」である。
◆「日本の支配者」は、「保保二大勢力体制」を目指しているが、
「保革二大勢力体制」を構築しないと、違憲・暴走・ 売国・ぺてん師・
安倍政治の刷新はできない !
◆「日本の支配者」は、対米隷属体制を固定化するため、
人物破壊工作と「保保二大政党体制」構築を目指した !
「日本の支配者」は、自公と類似した政策方針を示す、もうひとつの政治勢力を創出しようとしているが、これは、対米隷属・日本の体制を固定化するためのものである。
日本の主権者の多数が、「安倍政治を許さない !」との判断を保持する以上、二大勢力の一翼を担う政治勢力を、「革新勢力」にする必要がある。
この「革新勢力」が、政権を奪還して初めて、日本政治の刷新が実現する。
安倍政治刷新のためには、「保保二大政党体制」ではなく、「保革二大政党体制」を目指すことが不可欠である。
◆「保保二大政党体制」が構築されれば、
「二党独裁制」になってしまう !
◆「日本の支配者」の実行部隊の中核を担ってきたのが、
CIAである !
「日本の支配者」が、日本政治に介入する際、その実行部隊の中核を担ってきたのが、CIAである。
CIAは、大統領の指揮下にあると思われやすいが、そうではない。
米国を支配する巨大資本の支配下に位置している。
2009年に鳩山政権が誕生したとき、NHKや日本の検察組織はどう動いいたのか。
彼らは鳩山首相の指揮に従って動いたのではなく、「日本の支配者」すなわち米国を支配する巨大資本の指揮によって動いたのである。
その指揮に従って、鳩山由紀夫氏と小沢一郎氏に対して、苛烈で卑劣な「人物破壊工作」を展開した。
日本で、人物破壊工作の標的とされた者は、他にも存在する。
*補足説明:
宗門事件:創価学会と日蓮正宗との紛争は、実は、自民党・米国CIAによる分断工作であった。
政官業癒着・自民党政権打倒を目指していた、改革派・公明党の勢力を弱体化する謀略があり、山崎正友・日顕の奥に、巨大黒幕の、自民党・米国CIAが裏から支援して、分断工作をした。
◆「人物破壊工作」・隠れ自民党つくり等、すべてが、
CIAによる工作である !
彼らに共通するのは、そのほぼすべてが、CIAによる工作であるということだ。
彼らにとって、2009年の小沢‐鳩山体制ほどの脅威は存在しなかった。
そのために、文字通り「目的のためには手段を選ばない」苛烈で卑劣な人物破壊工作が展開された。
日本の既得権、日本支配権を破壊してしまいかねない、真正の改革を実行しようとしたからである。
小沢‐鳩山体制は、米国による日本支配、官僚による日本支配、大資本による日本支配という、日本支配の基本構造を破壊・改革しようとした。
このために、小沢氏・鳩山氏に対して、史上空前の激しい攻撃が加えられたのである。
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/8873.html