ワシントンポスト:IS(DAESH)は財政難にあえいでいる[スプートニク日本語]
2015年12月06日 16:27(アップデート 2015年12月06日 17:32)
テロ組織ダーイシュ(イスラム国、IS、ロシアでは活動が禁止されている組織)は支配地域の一部を失ったことにより、財政難にあえいでいる。ワシントンポストが報じた。
「この2年、収入の大半を略奪、没収、強請りといった不安定な方法に頼っていたことに、ISの問題がある」。ブリハム大政治学准教授のヤング・クウィーン・ミチャン氏はそう述べている。
ISの財政状態への評価は各種異なっている。米国国務省は4日、石油売却で同組織が得ている資金は一日100〜150万ドルだ、とした。
ISは追加の資金集めのため、イラクとシリアの支配地域に暮らす6〜900万人に対する課税を強めた。また、Jane's Information Groupのアナリスト、コロンブ・ストラク氏によれば、戦闘員の月給が400ドルから300ドルに減らされたという。