上海株の暴落(34%)と日本円
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2015年07月09日 NEVADAブログ
上海総合株価指数は6月12日の高値である5178.191から今日の安値である3373.540まで幅にして1804.651.率にして34.85%も暴落してきています。
通常は3割下に買い迎えと言われており、この水準が落ち着くところになります。
中国政府当局は5%以上保有する大株主に半年間の売り禁止を導入し、かつ1300銘柄の売買停止を導入し、あとは2.4兆円もの買い支えを表明していますので、常識的にはこの水準で落ち着きます。
ただ、信用取引で株を買った個人は元本(保証金)をほぼすべて失っており、中には決済出来ない事態に陥っている個人も多くいると言われています。
以下はその計算です。
100万円で高値の時に3倍取引をして株を買っていれば、今は−34.85%X3倍=−104.55%
即ち、元本をすべて失い、さらには追加でお金を払わなくてはいけない事態になっているのです。
これが金融取引の恐ろしいところです。
現物売買では35%余りの損で済みますが、信用取引では損が加速度的に膨らむのです。
しかも売買停止となっている株を持っていれば売ることも出来ない訳であり、このまま売買停止が続き、再開した時に3分の1、10分の1になっているということもあり得るのです。
金融バブルがはじければ10分の1は当たり前であり、今後世界中で10分の1になった株券や債券や不動産がごろごろしている状況になるはずです。
それに為替で損をすれば2重の損を被ることになります。
世界中でバブルがはじけ始めた今、日本も無縁ではなく、いずれ日本も円高と日経平均暴落となり、それが国債市場に波及し、利回りが2%を超えれば日本円は「終わり」ます。