翁長沖縄県知事「訪米」の成否を左右する“女性弁護士”とは?
米軍の日本・沖縄占領の真相は ?
天皇制を守る事のため米国に隷属、琉球諸島の軍事占領を指示 !
(www.nikkan-gendai.com:2015年5月28日より抜粋・転載)
5月27日、沖縄県の翁長知事が訪米した。沖縄の民意を直接、米国に訴える。
神経質になっている菅官房長官は26日の記者会見で、「知事が辺野古沿岸部の埋め立て許可を取り消した場合でも移設工事を進める」「辺野古移設を断念することは普天間飛行場の固定化を容認することにほかならない」などと牽制、これには翁長知事が「脅しをかけてきたのではないか」と怒りをあらわにするなど、対立は抜き差しならないところにきている。
翁長知事の訪米で事態が動く可能性はあるのか。鍵を握るのが美人女性弁護士の存在だ。ワシントン滞在歴が長く、日米双方の弁護士資格を持つ猿田佐世氏(38)である。
「日本のメディアは米国政府や議会関係者たちも『辺野古移設が唯一の解決策』であるかのように考えていると伝えていますが、そんなのは一部の安保マフィアやジャパンハンドラーの意見であって、米国には幅広い意見がある。そういう人脈へのパイプつくりを目指しているのが猿田さんで、新外交イニシアティブというシンクタンクを設立。事務局長として活躍しています。
TPPの民主党訪米団もサポートしたし、稲嶺進名護市長の訪米の際にも尽力しました。ワシントンに幅広い人脈を持ち、今度の知事訪米も猿田さんの知恵と人脈が役立っていることは間違いありません」(ジャーナリスト・横田一氏)
その猿田弁護士については、ある週刊誌が中国との深い関係を示唆、猿田氏は別の週刊誌で「事実と違います、びっくりしちゃいました」とコメントしていた。今や時の人でもある。
翁長知事は、ワシントンでは国務省や国防総省の次官補、次官補代理クラスとの会談を希望しているほか、シンクタンクなどとの意見交換を予定している。
県議などの同行団も一緒に訪米し、米国のシンクタンクや環境団体、議会関係者も訪ねる。
ハワイではオスプレイ墜落現場も視察する。
「成果は十分期待できると思いますよ、米国だって、地元が大反対しているところに基地を造りたくない。沖縄で反米感情や独立運動が高まったら、基地のオペレーションができなくなる。官邸は気が気じゃないはずです」(横田一氏=前出)
訪米前の菅発言は、そうした焦りの裏返し以外の何物でもないだろう。
(参考資料)
天皇制を守る事のため米国に隷属、琉球諸島の軍事占領を指示 !
痛いところを突かれた質問を、翁長氏と会場が一体になって封じ込める、沖縄 !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2015/05/02より抜粋・転載)
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1)日米安保条約を制定して、半植民地状態に移行し、沖縄は切り棄てられた !
4月28日は、サンフランシスコ講和条約と日米安保条約発効の日(1952年)であった。
2年前の2013年4月28日、安倍政権が出席した「主権回復の日式典」は、「天皇陛下万歳」の合唱で閉幕した。
サンフランシスコ講和条約で日本は主権を回復したが、それと引き換えに切り棄てられたのが沖縄である。
また、主権回復とともに占領軍の撤退が定められたが、例外規定を設けて、日米安保条約を制定して、米国軍の駐留を継続させた。
日本は米国の属国、半植民地状態に移行し、沖縄は切り棄てられた。
沖縄が切り棄てられることになった、直接の契機は、昭和天皇による「沖縄メッセージ」である。
昭和天皇は、1947年9月20日に「天皇メッセージ」を発した。
2)「米国が沖縄その他の琉球諸島の軍事占領を継続するよう天皇が希望している」
宮内庁御用掛の寺崎英成を通じ、GHQの政治顧問シーボルトに、「米国が沖縄その他の琉球諸島の軍事占領を継続するよう天皇が希望している」と伝えたのである。
「天皇の見解では、そのような占領は、米国に役立つ」と伝えられた。
この事実は、筑波大学名誉教授の新藤栄一氏によって初めて明らかにされた。
その新藤栄一氏が4月28日付琉球新報で次のように指摘している。
3)戦争責任から逃れること、天皇制を守る事のため米国に隷属を指示 !
「天皇は、(中略)基本的に戦前体制を維持しながら、米国にすり寄って日米同盟の中で新日本を築き上げようとした。日米同盟基軸路線だ。
天皇メッセージは、そのための道具として沖縄を差し出しますよ、と提案したもので、天皇制を守るために、沖縄を『捨て石』にする考え方だ」(天皇メッセージの狙いは天皇制の存続か、との質問に)「もっと直接的だ。戦争責任から逃れることだ」
沖縄問題については、「アリの一言」様ブログ(旧「私の沖縄日記」)http://blog.goo.ne.jp/satoru-kihara
の記述をぜひご熟読いただきたい。常に冷徹な視点から現実を解析されている。
4)翁長氏当選後も埋め立て承認の撤回、取消に進んでいない !
5)翁長氏記者会見、「異様な」聴衆の「ヤジ」が轟いていた=翁長タブー
「今大議論となっている翁長市長、県知事選出馬記者会見2」、
https://www.youtube.com/watch?v=aZEIXJRXFiY#t=421、4分45秒経過時点〜6分45秒経過時点のやり取りを文字化した。
上記の「アリの一言」ブログ様が、この会見について、次の指摘をされたことを上記ブログでも紹介させていただいた。
読売新聞:すいません、読売新聞のカイヤと申します。よろしくお願いします。
あの、少し、しつこいようなんですが、あの重大な問題なので重ねてお聞きしたいんですが、あの辺野古移設に関して、ま、具体的な方法論は、ま、今後というようなことでしたけど、ま、現にいまあのー、名護では、名護市長が、明確に反対を唱えながら、政府は一貫して移設計画を進めています。
で、知事選の結果にもかかわらず、移設計画に影響はないという方針を示していますが、そういうなかで、反対はしたけれど、政府に強行されて、造らせてしまったと、いう結論になったときに、どう、こう、有権者に、絶対に造らせないという部分を、こう、まあ担保してゆくというか、選挙戦の前には具体的なものをきちっと明記されていくお考えでしょうか。
翁長:私はね、まあ、あなたは、マスコミだからそれでよろしいかと思うんですが、普通の人がそういう質問をするとね、大変失礼だなっと思うんですよね。
日本政府とアメリカ政府を相手にね、沖縄県は、69年間戦ってきたんですよ。
10万人集会も何回もやったんですよ。このこう要請行動に、県41市町村長、41市町村議長、ね、みんなそろってだめですよと言って一顧だにしないんですよ。
こういう政府を相手にね、私たちにね、具体的に何も見えなかったらね、あんた責任に負えないんじゃないんですか、などというのはね、よくあなたがそういう考え方を持っているんならば、もしあれば、こういうことも考えられるん
じゃないでしょうかという話をね、すると日本政府もね、ちょっと折れ曲がるんじゃないですかという話があれば少しはいいんですが、それをね、とっても厳しい中をね、僕らはね、穴を開けてね、そしてそれをね、みんなでね、力で阻止をして、やっている。
と方法論は、いまこれだけの人間がね、価値観を持ちながら来てますので、必ずね、相談をしながらね、いい形でね、えーやっていける。これが・・・。」
会見では、翁長氏に対する、厳しい質問を許さないという「異様な」聴衆の「ヤジ」が轟いていた。
これがいわゆる「翁長タブー」である。
6)結局、政府に押し切られた、という形にならないか ?
「沖縄県知事選「翁長出馬会見」の驚愕」http://blog.goo.ne.jp/satoru-kihara/d/20140915
「そしてそのヤジは、ある記者の質問でピークに達しました。
記者は「辺野古反対といいながら、結局政府に押し切られた、という形にならないか」と聞いたのです。実に的を射た質問です。
ところがこれに対し質問の途中から大きな怒声のヤジが何度も飛ばされ、翁長氏はそれに乗じるように、「普通の人がそういう質問をすると大変失礼なことになる」と、暗に記者を罵倒したのです。
この光景に背筋が寒くなる思いがしました。これは翁長氏と会場の支持者が一体になった記者への圧力であり、質問封じではないのか。
7)痛いところを突かれた質問を、翁長氏と会場が一体になって封じ込める !
痛いところを突かれた質問を、こうして翁長氏と会場が一体になって封じ込めるなど、民主主義社会では、絶対にあってはならないことです。
そもそもこういう異例・異様な「記者会見」にしたこと自体に疑問を禁じえませんが、その懸念がはっきり表れた光景でした。
会場にはいわゆる「革新」といわれる政党やその支持者、「反基地」でたたかっている人たちが多数いたはずです。
その人たちは、この光景をどう受け止めたのでしょうか。
熱狂的空気の中で、「翁長擁立」で「がんばろう」と拳をあげた人たちは、この異様な「記者会見」に何も感じなかったのでしょうか。
もしもそうだとするなら、私は沖縄の「民主主義」に大きな疑問を抱かざるを得ません。」
安倍首相は、沖縄の「屈辱の日」に日米首脳会談に出席し、辺野古米軍基地建設を米国のオバマ大統領と確認した。