エボラ出血熱(左)のようなパンデミックも含まれる(C)AP
市場で話題のリポート「人類滅亡12のシナリオ」 衝撃の中身
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/160318/1
2015年5月31日 日刊ゲンダイ
ショッキングなリポートが市場で話題になっている。
「株価や為替に直接影響を与える内容ではありませんが、タイトルが衝撃でした。しかも誰もが知っているシンクタンクから出された。与太話と笑い飛ばすわけにもいかず、真剣に読みました」(市場関係者)
ニッセイ基礎研究所・安井義浩主任研究員の「人類滅亡、12のシナリオ――オックスフォード大学等の公表したレポートより」がそれで、本文には「われわれが、時々酒場で酔っぱらってする話とは少し、いや大きく違うのである」とある。
どういうことか、安井義浩氏に聞いた。
「英国オックスフォード大学や、スウェーデンのグローバルチャレンジ財団などそうそうたるメンバーが携わった200ページを超すリポートです。人類の抱えるリスクについて真剣に検討されていて、驚くべき内容がいくつもありました」
気候変化や核戦争、パンデミック、巨大隕石の衝突……SF世界のような出来事がリスク要因として並んでいる(別表参照)。実際、西アフリカで猛威を振るい、死者1万人を超えたエボラ出血熱に、世界各国はパンデミックの恐怖を実感したばかりだ。
「人工知能に関するリスクは意外でした。制御不能のロボットが出現する危険性です。映画『ターミネーター』のような世界でしょう」(安井義浩氏)
「その他の全く未知の可能性」の内容は一段と衝撃的だ。「人類を不妊にする超汚染物質の開発」「人工ブラックホールが開発され、地球をのみ込む」「動物実験により人類を超える知能を持つ生物が出現」「誰かが地球外生命(ET)にコンタクトし、危険な異星人(エイリアン)の注意を呼び寄せる」などが挙げられている。
こうなると、映画「E.T.」や「猿の惑星」「エイリアン」が現実になるのか? と鼻で笑いそうになるが、世界の権威が「起こり得るリスク」としてマジメに取り組んだリポートに書かれているのだ。
日本は、巨大地震や火山噴火など自然災害が続いている。人類滅亡のリスクは至るところに転がっているのかもしれない。
関連記事
覚悟して迎えよ!目前に迫る人工知能社会 人工知能が営業マンのメールにダメ出し?(JBpres)
http://www.asyura2.com/15/hasan96/msg/827.html