日本家電メーカーの独り勝ち時代はすでに終わった?中国ネットで議論、「モノはいいが…」「主な部品はやっぱり…」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150205-00000013-xinhua-cn
FOCUS-ASIA.COM 2月5日(木)9時1分配信
「ものづくり」日本を象徴する分野のひとつである、高い品質と性能が評価されている日本の家電。しかし、このところは家電メーカーが海外から製造拠点を引き揚げるとの報道が相次いでいる。こうした動きははたから見れば、日本メーカーの「衰退」を示しているようにも受け取れる。
ある中国ネットユーザーが3日、ネット掲示板に「日本家電」と題するスレッドを立て、日本の家電メーカーによる独り勝ちの時代は終わったのかどうかについて議論を呼びかけたところ、多くのユーザーが議論に参加した。
スレ主は「日本の家電には従来の優位性はもうないのか? ソニーやパナソニックなどかつての家電の巨頭が中韓の挟撃にあって赤字を繰り返している。日本の家電メーカーが独り勝ちする時代はもう終わったのか? 日本経済の優位性はもうないのか?」として、討論への参加を呼びかけた。
討論に参加したネットユーザーからは、以下のような意見が寄せられた。
「ソニーは相変わらず強いよ。水中で使える携帯電話はソニーだけだもの」
「そう?いずれにせよウチが買ったテレビの多くはパナソニック製だけどね!」
「中韓両国の企業が短期間のうちに追いつくのは難しいよ!」
「日本がなくなったら、中国の多くの工場が操業できなくなるって言う人がいたよ!」
「主な部品はやっぱり日本製なんだよ」
「家のナショナルの電気炊飯器は、96年から今までずっと使っているよ」
「モノはいいんだ。マーケティング戦略がダメなんだよ」
「韓国企業は宣伝が上手い。とくに新製品の販促でね」
「正常な産業モデルチェンジだろう。米国だって家電産業を捨てたし」
「会社では80年代末に買ったパナソニックの電気溶接機が今もなお現役だよ」
「日本はもう家電産業の時代を通り抜けて、よりハイエンドなものへと発展したんだよ。住宅の太陽光発電とかさ」
「日本は産業のモデルチェンジを図るべきだ! 別の分野で台頭すれば、巨頭になれる」
「以前は日本製テレビが買えるのは光栄なことだった、っておじいちゃんが言ってた! 村の全員で一緒にテレビを見るんだって」
「販売スタイルが中韓に劣ってるっていうのもありそう。日本企業の管理方式は、欧米あたりに及ばない感じがする」
「ソニーのハイエンド機は価格面での優位性がない! そして外観デザインはサムスン以下! システムはアップルの相手じゃない。どうにもならないよ」
「自動車やカメラを除いて、民用分野での日本の最も美しい時代はすでに過去のものになったよ」
「今の日本で唯一優位性があるのは自動車だ」
「家電だけじゃない。デジタルカメラ以外、日本の電子産業全体がすっかり優位性を失っている」
「ローエンド産業は中韓に追いつかれ、ハイエンド産業は米国の手中にあり日本は追いつけない。米国は世界中から人材を集められるからから強いよね」
(編集翻訳 城山俊樹)