DIOジャパンHPから
DIOジャパン破綻 雲隠れ“美人社長”に被災地は怒り心頭
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/154959
2014年11月15日 日刊ゲンダイ
国の緊急雇用創出事業を活用し、東北の被災地などでコールセンターを展開していた「DIOジャパン」が破綻した。2011〜14年度に国から約43億円もの委託費を受け取りながら、従業員への給料の遅配や雇い止めをした揚げ句、7月末に突然、本社の業務を停止したいわく付きの会社だ。12日に民事再生法適用の申請を発表。代理人によると、DIO社単体の負債総額は約4億円で、グループ全体では約10億円に上るという。
この破綻に被災地の自治体は困惑顔。DIO社の不適切な運営を確認し、委託費の返還を請求していたが、これで暗礁に乗り上げた。かつて“美人社長”ともてはやされた本門のり子氏は「多大な迷惑と心配を掛け、おわびする」とコメントを出しただけで雲隠れ。地元関係者らは「(委託金が)返還される見込みがあるのか」「本門社長が現地で説明し、謝罪しないと収まりがつかない」と怒り心頭だ。
みやぎ美里コールセンターの元従業員はこう憤る。
「本社の業務停止後、8月11日の仕事中に突然、解雇通知が届きました。同日の説明会に本門さんは姿を現しましたが、『申し訳ありませんでした』と、ボソッと一言話しただけで、あとは代理人任せ。とても反省しているようには見えませんでした。その後、美里町主催の就職説明会が2、3回開かれましたが、DIOからは一切説明がありません」
本門氏は、今どこで何をしているのか。代理人は本紙の取材にこう話した。
「所在についてはお話しできません。今は新しいビジネスを模索中で、コールセンター事業も視野に入れているそうです」
新ビジネス!? その前に運営費の返還と人生を狂わされた元従業員への説明が先だろう。