1年6ヶ月振りに減少したマネタリーベースと28兆円のばらまき
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4737265.html
2014年09月02日 NEVADAブログ
以前、日銀は金融市場への資金供給の伸びを減少させてきていると指摘しておきましたが、今日2日に日銀が発表しました8月のマネタリーベースの平均残高が7月に比べ<−0.3%>の242兆3138億円となったと発表しています。
日銀の公約は今年末に270兆円にまで増やすとなっており、この公約を守るとすれば、9月・10月・11月・12月の4ヶ月間に、28兆円ものお金を金融市場にばらまくことになります。
日銀は年末にかけて物凄い金融バブルを作り上げることになり、更には円安誘導を行うと宣言したも同然であり、
これもあり、株が買われ、円が売られているものです。
円安は国内物価を更に引き上げますので、国民の生活苦は一層深まりますが、株は金融緩和及び公的年金の買い増しもあり、需給関係だけで上昇となり、バブルを作り上げることになります。
日銀が年末までに28兆円のお金をばらまき、年金資金が10兆円以上の新規の買い余力があると公開し、対外株式を10兆円以上買い増すとなれば、日本発のバブルを世界に広めることになります。
この後始末は一体どうなるでしょうか?
そして、景気が悪化している中、ロシア(ウクライナ)問題が更に悪化すれば、世界はロシア対西側の対立となり、
後戻りできない緊張状態に陥ります。
世界の不動産市場は今やピークをつけており、売り物が急増してきており、価格も下落してきていますが、これは世界が金融引き締め段階に入ってきたからですが、日本だけが思いっきり金融緩和へアクセルを踏み込むとなっており、世界から日本は隔離された状態になります。