風18号による大雨にともない、東京電力は、原子力規制庁の了解を得ないまま、福島第1原発の地上タンク周辺のせきにたまった雨水を排水していたことがわかった。
8月に発覚した汚染水問題を受け、東京電力は、タンク周辺のせきに雨水などがたまった場合は、いったん別のタンクに回収したあと、放射性物質を検査し、基準を下回った段階で排水するマニュアルをまとめていた。
しかし、今回、せきの中の雨水が急速に増えたことから、マニュアル通りの手順を踏まず、原子力規制庁の了解を得ないまま、排水していたという。
これについて、東京電力は「緊急的な措置で、規制委員会には一方的に報告した」としている。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00254041.html
●東京電力 福島第一原発の雨水1000トン以上を地面に放出(NHK)
東京電力は17日、福島第一原子力発電所の汚染水をためるタンクの堰にたまった雨水1130トンを、放射線物質の濃度が基準を下回っているとして地面に放出したと、NHKが伝えた。
東京電力によると、雨水があふれ出る恐れがあったための緊急措置。放射線物質の濃度は、1リットルあたり2−8ベクレルだったという。海への排出基準は30ベクレル。
東京電力は、雨水をタンク周辺の地面に放出した。福島第一原発では、台風18号(マンニィ)の影響で大量の雨水がたまったため、放出したと伝えた。
これについて、東京電力は「緊急的な措置で、規制委員会には一方的に報告した」としている。
http://www.asyura2.com/13/genpatu33/msg/627.html