れんだいこのカンテラ時評bP105:れんだいこの日ユ同祖論否定論その1
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戦前来、意図的故意に「日ユ同祖論」が奏でられ始めて久しい。この論の虚妄を撃っておくことにする。
「日ユ同祖論」の奇計論法は、「古代ユダヤの失われた支族の行方探訪論」を元に任意な当該地を措定して、いろんな理屈をつけては「ルーツとしての同祖性」を論うことにより同胞意識を醸成させ、結果的に近現代史の影の政府たる国際金融資本の浸透、植民地化政策の水路を開くご都合主義性にある。これに嵌まる者は共通して志操が低い。これが「日ユ同祖論」の事の本質である。
はっきりしていることがある。日ユ同祖論者が如何に巧妙にこじつけを逞しくしようとも、ユダヤ教−タルムード世界のイデオロギーと日本の伝統的神仏精神との一致性を見出すことはできない。むしろ探査すればするほど対極的とも云える質の違いを確認して行くことになるだろう。日ユ同祖論者は、この精神の原基の違いを説明せねばならない。
早い話が、ユダヤ教−タルムード教義即ちネオシオニズム的ユダヤ主義は選民主義を前提とするが、日本の伝統的精神はその逆であり共生主義(助け合い)で構築されている。仮に表層的に政治的社会的文化的類似を認めることができようとも、それらをユダヤルーツに求めるには及ばない。他のルーツあるいは自生的なものとして考えられる。それを無理やりにユダヤルーツ解釈に捻じ曲げることで「日ユ同祖論」を構築しているように見受けられる。
この陥穽に気付かねばならないところ、近代以降、現代に至る自称知識人の多くは、母国の歴史を軽んずる罪によって容易にキリシタンとなりキリシタンの行きつく先としてシオニスタンにされている。それだけの知恵しかない故に今となってはユダヤ的選民主義の後塵を拝して二番手的なイエロー選民主義に浸って満悦するという痴態を示している。この手の機会主義者、立身出世者、権力猛者が跡を絶たない。
知るべきは、現代世界を牛耳る国際金融資本の護教するネオシオニズムイデオロギーの狂気性である。西欧は、長い間これに悩まされ今も抑圧され続けている。彼らが権力を掌握する度合いに応じて世の不幸、即ち戦争と革命と云う名の権力的抑圧が訪れ、今日的には勢い余って地球を食いつぶそうとしている。これが拝金蓄財主義のなれの果ての末路である。彼らは、世界を我がものとすることによって同時に滅びの道に入るという背理性の裡(うち)にある。知識人が少しはましな知性を持っておれば、このことを分別し、滅びの道へは向かわないものを、その暗愚性によって目下の世界権力性にすり寄って美辞麗句しているのが実態である。
日本の伝統的精神は元々見事なまでにユダヤ的背理から逃れている。ユダヤ精神が絶対真理信仰とすれば、日本の伝統的精神は相対真理信仰である。俗に一神教と八百万神信仰の違いとして指摘されている。ユダヤ精神が悪徳闘争的なものとすれば、日本の伝統的精神は善徳平和的である。ユダヤ教義が排他完結的な閉じられた構造のものとすれば、日本教義は共生開放的な開かれた構造のものである。ユダヤ教が神人契約を特徴とする厳命的なものとすれば、日本教は神人和楽を特徴とする談示的なものである。これらの違いは、日ユ同祖論どころか日ユの対極的な違いを示していよう。
「日ユ同祖論」主張者は、表層的な同一性を唱える前に、こういう精神の型の違いを説明せねばならない。似ているどころか、まるで反対に位置していることを探る方が賢明であろう。もし敢えて「日ユ同祖論」を唱えるとするのなら、ユの優れているところと劣勢なところ、日の優れているところと劣勢なところのものを互いに補完させることにこそ関心を向かわせるべきではなかろうか。まことに日ユ精神は際立って異なっておりながら奇妙なほどに補完的関係にあり、それ故に交流せしめる余地があると考えられるからである。
「れんだいこの日ユ同祖論の陥穽考」は以上を骨子とする。以下論証できるが、指数を増すばかりであろう。要は、「日ユ非同祖論、日ユ対比的相違論、日ユ補完論」を結論とすれば良い。これまでのような「日ユ同祖論」なぞ何の意味もないことを知るべきであろう。
タルムード→ http://www.blurty.com/talkpost.bml?journal=chilledvodka&itemid=96710
れんだいこの日ユ同祖論否定論その2
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(別章)「シオンの議定書」考
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「シオンの議定書」本文1
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れんだいこ論文集:
http://www.marino.ne.jp/~rendaico/jinsei/tokusenronbunsyu.htm
MULLINS'
NEW HISTORY OF THE JEWS
マリンズの
ユダヤ新歴史
by
Eustace Mullins
ユ―スタス・マリンズ著 より:
第六章
ユダヤと儀式的殺人
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