15. 2011年6月26日 20:03:28: aQY6pXt3lQ
Cs134の大部分は、核分裂生成物のCs133が少しずつ中性子を捕獲してCs134になったものと思います。
燃料の量に対する総燃焼度の割合で、燃焼度が高いほどCs134の割合は増えると思われ。あと、炉形の違いなども影響し得るかと。
あと、Cs134とCs137の比率ですが、Bqで見ると1対1に見えますが、ベクレルは1秒あたりの崩壊数なので、Cs134とCs137が同量ある場合、Cs134の方が10倍ちょっとベクレルで数えると数が大きくなります。
収率は重量比か、原子数比で示されていると思いますので、Cs133の全てがCs134に転換したわけではないと思います。Cs133の1割弱がCs134になればベクレル数でCs137と同じレベルかと。
Cs134とCs137の比率だけではスクラム成功かどうか、3号機の即発臨界があったかどうか、否定も肯定もできないと考えます。
東電から開示されている情報が少なすぎて、肝心なことはわかりません。
なお、大規模な臨界が起きていたとすると、とてつもない中性子線被曝でふくいちに居る人に相当深刻な急性障害が出ていると思います。
亜鉛を調べると、ある程度以上の中性子線被曝はわかるようですので、ふくいちの5円玉の分析などできたらしてみる価値が大きいと思います。実際、JCOの臨界事故のあと、JCOから半径数百メートル圏の民家での中性子線被曝評価に使われたこともあるようです。累積線量数ミリシーベルト以上なら大まかなレベルがわかるとのこと。
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/395.html#c15