http://www.asyura2.com/acpn/q/ql/qlj/QlJJQU4gRU5P/100002.html
1. BRIAN ENO[1197] QlJJQU4gRU5P 2019年1月06日 23:02:28 : KYFDWqdXuQ : tTvR5lxFwPQ[1]
人類古代の男女のセックス
https://love.devil-method.com/old-relationship-between-male-and-female/
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/636.html#c1
昭和の女湯で性教育の洗礼を受けた少年の物語
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/632.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2018 年 12 月 27 日 09:48:16: tZW9Ar4r/Y2EU QlJJQU4gRU5P
私はすでに上記の投稿で、
少女と大人の女性は
同じ女性とは言え
本質的な性の違いを少年時に学んだことを書いた。
確か、私は小3くらいまでは女湯に入っていたと
記憶している。
たぶん、小4くらいからやっと
男湯に一人で入ることが許された。
その時に感じたのが、
大人の男たちは全員が露茎であることである。
当時の大人の男たちは、
ペニスが太くて
亀頭が大きかった。
ペニス自体は、
長くはなく
陰茎が太く
亀頭が大きいのである。
驚くべきことは、
当時の大人の男たちには
包茎や仮性包茎がまったくいなかった。
男湯で私はそれを見て、
ああ、オレも大人になったら
ペニスが太くなり
露茎になり
亀頭が大きくなるんだろうな!
と勝手に思っていた。
しかし、友人に聞いて見ると
露茎は自然になるわけではなく
ペニスが巨大化するころに
ひたすら包皮をめくって
めくって亀頭を露出させないと
包茎になって、
様々な意味で苦労することを
聞いた。
中学くらいになると
ペニスが巨大化し始めたので、
そろそろ包皮をめくって
めくって露茎への旅が始まった。
包皮をめくると
チンカスがたまっていて
臭いのだ。
風呂で、チンカスを丁寧に洗い落とし
きれいな状態にしたが
最初は、結構刺激が強くて
痛かったが、
包皮をむいてむいて
風呂で洗えば洗うほど
刺激が緩和され
痛くなくなって
むいてむいての作業が楽になった。
トイレで小便する時も
包皮が亀頭に被さっていたら
ひたすら剥いて剥いた。
高校時代には、
包皮が亀頭を覆っていると
気持ち悪くて
気持ち悪くて
トイレ以外でも
周囲にばれないように
ズボンに手を突っ込み
パンツの中に
器用に指を突っ込み
包皮を剥きまくっっていた。
高校2年位には
常時、露茎状態になり。
めったなことがない限り、
包皮が亀頭に覆いかぶさることはなくなった。
高3の時には、
あの男湯で見た
大人の男たちのように
立派な露茎になった。
ただ、彼らのような太いペニスにはなれなかったし
亀頭もあんなに大きくなれなかった。
どちらかと言うと
私の勝手な想像だが、
自分は痩せ方なので、
ペニスも痩せ型で
細長いペニスになったようである。
亀頭はあの大人たちのように
ゴロンと大きくなれなかったが、
陰茎が細い分、
亀頭のカリがあり、
このカリの落差が
包皮のダムになったような気がするし
このカリは後の性行為の時に
偉大な効果を発揮した。
露茎が完成したことで、
チンカスから決別できたし
亀頭が過敏でなくなり早漏を予防できた。
一方で、露茎状態の性行為は快感を高めるのである。
仮性包茎の場合
チンカスがどうしても溜まる
溜まるといちいち剥いて洗浄する手間が発生する。
包皮と亀頭の間のチンカスをきれいに除去し
衛生的にして匂いも除去しないと女性に嫌がられる。
チンカスがあるまま、
女性と性行為をすると
やがてその女性を
女性器の疾患に導く危険性がある。
最近、男子高校生に包茎についての
質問を受けたが、
彼は体育会系の部活をやっているそうだが
部活でシャワーを浴びたり
風呂に入ったりするが、
全員が包茎だそうである。
体育会以外のクラスの男子も
全員が包茎で
露茎が一人もいないそうである。
彼に聞いてみたが、
少なくとも中学生くらいの頃から
露茎を意識して
包皮を剥く様なことは
まったくしなかったそうである。
友人にも誰にも
包皮を剥くべきだというアドバイスがなかったそうである。
最近、チンカスが溜まり臭いので、
包皮をむくようにしているそうだが、
うまく剥けないし、痛いし、
亀頭が過敏で、
すぐに包皮を戻してしまうそうである。
彼の周りの友人も
みな同じパターンで
剥いても、すぐに戻してしまうそうである。
やはり、すくなくても
中学の頃からやるべきだったのかもしれない。
風俗嬢のブログなんかみても
包茎がほとんどらしい。
中には、少し、剥く努力をすれば
露茎になる輩もいるけど、
射精した後、
わざわざ、自分で包茎に戻すらしい。
そんな時に
彼女たちは、
「射精した後も、
剥いたままにしてみなよ!」
「本来、普段から剥いていた方がいいんだよ!」
と諭すようだが、
結局、包茎がいいみたいで
戻してしまうそうである。
私が思うに、
「仮性包茎で良いのだ!」
という世論が蔓延しているような気がする。
人間はパンツをはくようになって
包茎の意味や意義はなくなったハズだが、
パンツをはいて
ズボンをはいていても
亀頭を包皮で守っていたうようである。
染色体はどこから来たの? Y染色体のおはなし
Y染色体のおはなし 2回目は
―Y染色体はどこから来たの?― というお話をします。
Y染色体は常染色体(性染色体以外の染色体)から由来しました。
哺乳類が爬虫類と別れた、1数億数千万年年前のことです。
そのときY染色体はX染色体と対をなし、X染色体と同じくらいの大きさであったと考えられます(下図)。
その後、この二本の染色体間の相同性が減少し、減数細胞分裂のときの組み換えが抑制され、退化と矮小化が進んだと考えられています。
なぜY染色体だけがこのような運命をたどったかはわかりません。
しかし、Sryという雄性の性決定遺伝子を得たので現在まで生き延びることができました。
人類が存続する限りこれからも滅びることはありません。
Y染色体はとても小さく、ヒトの約2万個の遺伝子のうち、最大でも78個しか乗せていません。
Y染色体が小さいながら何とか構造を保っているのは、無意味な配列や機能していないヘテロクロマチンというDNAが増幅しているからだと言われています。
また、上の図で説明したように、X染色体とY染色体は、昔の名残りで、精子形成の際の減数分裂のとき、ごく一部PAR1とPAR2でX染色体と対合し、組み換えが起こります。
Y染色体はひとりぼっちではありません ^―^)人(^―^。
関連する以前の記事もご参照ください
性別を決める遺伝子が乗っている! Y染色体のおはなし
テーマ 「卵子と精子」
(文責:[研究開発部門] 長谷川 昭子 [理事長] 塩谷 雅英)
性別を決める遺伝子が乗っている! Y染色体のおはなし
2018-09-25 12:30:00
テーマ:卵子と精子
―Y染色体は性決定遺伝子「Sry」を乗せている―
ヒトの染色体は22対の常染色体と、XXまたはXYの性染色体であることは、ハナブロの読者にはいまさら言うまでもないことでしょう。X染色体は人類が生きて存続するために必須です。性染色体がX染色体一本(XO)のターナー症候群は、女性として生存できます。一方、YOは生存できません。
つまり、X染色体はヒトとして生存するために必須ですが、Yはなくてもよいのです。元々女性にはYはありません。しかし前に説明しましたが、人類は有性生殖で子孫を残す生物なので、人類が存続するためにはもう一つの性「男性」もまた必須です。男性となる性決定遺伝子はY染色体上にあり「Sry」と呼ばれます。この遺伝子は男性が胎児のときに一回だけ働き、未分化状態の生殖腺を、卵巣ではなく精巣に分化させる引き金となります。Y染色体は小さくてやがて消滅するのではないかと言われたりしますが、そんなことはありません。「Sry」という人類存続のカギを握っているからです。
(0^▽^0)
【図の説明】Y染色体の構造です。両端の斜線で示したPAR1とPAR2はX染色体と組み替えを起こす部分です。高ナ示したくびれを含む部分は染色体の複製が起こる起点の動原体で、ここから左の端までを短腕、右の端までを長腕といいます。Sryは短腕にあります。長腕の端はヘテロクロマチンとよばれ、遺伝子として機能しない部分です。また、黒で示した部分AZFa、AZFb、AZFc の異常は無精子症と関係があることが報告されています。
関連する以前の記事もご参照ください
テーマ 「卵子と精子」
(文責:[研究開発部門] 長谷川 昭子 [理事長] 塩谷 雅英)
https://ameblo.jp/hanabusa-clinic/entry-12406717206.html
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/649.html
トゲネズミ 〜Y染色体がなくなってもだいじょうぶ。オスはしたたかに残り続ける〜
お話:黒岩麻里先生(分子細胞遺伝学)
哺乳類の性別は、性染色体の組み合わせで決まります。メスはXとX、オスはXとYを持っていて、Y染色体に「オスになること」を決定づける重要な遺伝子が存在します。ところが南西諸島には、Y染色体がなく、メスもオスもX染色体1本しか持っていないネズミが棲んでいるのです。この不思議なネズミを調べることで、性決定のメカニズムを解き明かそうとされている黒岩先生にお話を伺います。
【Q】=インタビュアー
哺乳類の性別を決定するものは?
【Q】先生が研究されているネズミの性染色体は一般的な哺乳類とは違っているそうですね。
【黒岩】はい。哺乳類は基本的に性染色体がXX/XY型、つまりメスがXX、オスがXYと2本ずつ性染色体を持っています。ところが、私が研究しているトゲネズミにはY染色体がなく、オスもメスもX染色体1本しか持たないXO型なのです。
性染色体の組み合わせ
哺乳類のY染色体上にはSRY(sex-determining region on Y)という性決定遺伝子があります。もともと発生の初期段階ではすべての個体に性差はありません。Y染色体を持っていると、発生の途中でSRY遺伝子が発現し、それに誘導されていくつかの遺伝子群が連続して発現します。その結果、精巣ができてオスになるというわけです。Y染色体がなくなったらオスになれないはずですが、トゲネズミは違います。
【Q】Y染色体がなくてもオスの個体が生まれるのですか?
【黒岩】そうなんです。Y染色体を持たないトゲネズミはSRY遺伝子を持っていません。それだけでなくオスにとって大切な、精子形成に必要な遺伝子も持っていません。Y染色体以外の染色体を調べても、この2つは見つからないのです。でも、こんな重要な遺伝子がないのに、ちゃんとオスの個体がいて有性生殖しています。私はSRY遺伝子に代わる遺伝子がどこか別の染色体上にあって、その遺伝子がオス化を起こすスイッチを入れているのではないかと考えています。
【Q】Y染色体はどのように消えていったのでしょう?
【黒岩】Y染色体上にあったはずの遺伝子をいくつか調べたところ、SRYのように完全になくなったものばかりでなく、別な染色体上に移動して残っているものもありました。減数分裂の時にY染色体の一部がX染色体に移動したり、Y染色体上にあった遺伝子のコピーが常染色体に入り込んだりしたと考えられます。進化の過程でまず、オス化に重要な遺伝子の“代替遺伝子”ができ、その後でほかの遺伝子が別な染色体に移動したうえでY染色体がなくなっていったようです。代替遺伝子そのものはまだ確定されていませんが、「これかな?」という候補はあります。これからさらに解析を進めていきたいと思っています。
哺乳類のオスは絶滅の道をたどる?
【Q】Y染色体はしだいに短くなって消失し、やがて哺乳類のオスはいなくなるという説を聞いたことがありますが・・・
【黒岩】オーストラリアのグレーブス博士の説ですね。進化の途上で哺乳類が爬虫類から分化したころ、X染色体とY染色体は同じ大きさでしたが、進化にともなってY染色体はどんどん短くなってきたと考えられています。だからこの割合で短くなり続けるとしたら、今から1400万年後にはY染色体はなくなるだろうと予測したわけです。
ただし、今後も同じペースでY染色体が短くなっていくとは限らないでしょう。“少数精鋭”の遺伝子が消えずに踏みとどまるかもしれません。また仮にY染色体がなくなるとしても、それがオスの絶滅を意味するわけではないことをトゲネズミが証明しています。私はトゲネズミの性決定メカニズムを知ることで、「哺乳類のオス絶滅説」の妥当性を探ることができると考えているんです。
「日本のガラパゴス」に生きるトゲネズミ
【Q】トゲネズミは、見た目も普通のネズミとは違っているのですか?
【黒岩】トゲネズミは名前のとおり体を被う毛の一部がトゲ状です。外敵から身を守るための堅くて痛いトゲではなくて、笹の葉の形をした薄いプラスチック片のようなものですから、抱き上げると柔らかいタワシのような手触りです。彼らは南西諸島の限られた地域にだけ生息しています。高温多湿な環境に適応するために、毛がトゲに進化したのではないでしょうか。
沖縄島にはオキナワトゲネズミ、奄美大島にはアマミトゲネズミ、徳之島にはトクノシマトゲネズミと3つの島にそれぞれ別の種がいます。じつは、アマミトゲネズミとトクノシマトゲネズミは性染色体がXO/XO型ですが、オキナワトゲネズミはXX/XY型です。トゲネズミすべてがXO/XO型であるというわけではないのです。南西諸島は「日本のガラパゴス」と呼ばれるほど、独自の進化をとげたいきものが多くいますよね。トゲネズミ3種も1972年に国の天然記念物に指定されています。また、森林伐採による環境の変化や、マングースなどの外来生物に捕食されたことなどが原因で数が激減したため、絶滅危惧種にも指定されています。
トゲネズミ三種
【Q】そんな稀少な動物をどうやって手に入れるのですか?
【黒岩】トゲネズミは天然記念物ですから自由に研究に使うことはできません。そこで、国の許可を得て行なわれている保全調査の際に、捕獲されたトゲネズミのシッポの先をほんの少しだけ切り取って送ってもらい、皮膚の細胞を培養して実験しています。材料とするにはすべて国の許可が必要で、使えるとしてもごくわずかです。飼育して繁殖させようという試みもありますが、南西諸島の環境を再現できないためか繁殖は成功していません。研究対象としては、いろいろと制約の多いいきものです。
【Q】こんな不思議ないきものが日本にいるなんて、驚きです。
【黒岩】XO/XO型の性染色体を持っている哺乳類は、世界広しといえども、南西諸島のトゲネズミ2種と中東のモールボールと呼ばれる齧歯類の計3種のみです。こんなに貴重でおもしろいいきものが日本に、それも南西諸島だけに生息していることをみなさんに広く知ってほしいですね。私たちの研究成果がトゲネズミの保全活動のきっかけになってくれたら嬉しいです。
https://www.sci.hokudai.ac.jp/bio/ikimonogatari/%E7%AC%AC5%E5%9B%9E/
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/650.html
性染色体のそもそもの役割って何?〜基礎調査memo2(182656)のつづき
○3億年前には同じものだったX染色体とY染色体
・人はいったいいつからX染色体とY染色体を持つようになったのだろう?
→現在の地球上の哺乳類は全て性染色体を見ると、オスがXYでメスがXXである。どうやら哺乳類が誕生した時点では既にX染色体・Y染色体は存在していたようである。
→更にSRYはカモノハシ等の単孔類を除く全ての哺乳類が共通しており、単孔類の別の精巣決定因子もY染色体上にある。したがって「Y染色体を持てばオスになる」という性決定方式は哺乳類間で変化していない。
→では、他の動物は?:::現生の蛇類や鳥類は哺乳類とは異なる染色体を性染色体として使っている。さらに爬虫類には決まった性染色体を持たない種も多く存在します。例えばワニや亀は性染色体を持たず、卵が孵化する温度によってオスメスが決定されるようだ。
⇒爬虫類と分かれる前の我々の生命祖先は他の染色体を性染色体として使っていたのかor温度などの外圧要因によって性決定していたのかのどちらかであろうと思われる。
・上記より約3億年前に爬虫類から分かれて哺乳類へと進化し、X染色体・Y染色体をもつようになった事は明らかであるが、Y染色体の起源は?という疑問もある。そこにおいては「もともと1対の常染色体がX・Y染色体に分かれて進化した」という大野乾博士の仮説が有力で、現在ゲノム解析の結果から多くの支持を受けている。
・3億年のX・Y染色体それぞれの進化の中でも重要なのが、X染色体に比べてY染色体が著しく小さくなってしまった点である。
※Y染色体上にSRYのような精巣決定遺伝子が出現した事をきっかけに、XとYは少しだけ姿が異なるようになった。その後Y染色体の一部がひっくり返ったりして構造の変化が起き、XYの違いが除々に大きくなっていった。
※染色体の違いが大きくなってくると、互いに遺伝子を交換する為の交差がほとんど起きなくなる。特にメスの卵形成の際に同じ染色体間で交差が起きるX染色体はまだ良いが、全く交差が起きないY染色体はとても孤独な存在になった。=遺伝子の交換が起きないと突然変異が蓄積していく為、染色体はどんどん滅びていくのである。
*既にY染色体の無くなった哺乳類も居て、奄美大島・徳之島のトゲネズミはその事例である。いずれもSRYに変わる新しい性決定遺伝子を生み出しY染色体に変わる別の染色体を使用していると考えられている。
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=182683
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/651.html
性染色体のそもそもの役割【仮説】
ヒトの染色体は22対44本の「常染色体」と1対2本の「性染色体」が集まったものであり、これは哺乳類においては同様の構造である。それ以前(爬虫類等)には「性染色体」と呼ばれるものは無い事から、なんらかしかの変異が哺乳類の時点で起こった事が予想される。
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はたしてこの変異は進化と呼べる適応的なものなのか?劣化した方向に向かっているものなのか(∵ヒトのY染色体は1000年後には無くなると言われている)?その疑問は染色体の歴史構造に遡らなければ分からない。そして性染色体のそもそもの役割って何なのか?という追求になる。
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「性染色体のそもそもの役割」を知るには「Y染色体・SRY遺伝子・トランスポゾン・たんぱく質」といった要素に着目して見ていく必要があり、その中でもトランスポゾンとの関係については、るいネットhttp://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=183222の性染色体のそもそもの役割〜トランスポゾンとの関係(仮説)という記事やその基礎調査等が詳しいので紹介したい。
性染色体のそもそもの役割って何?〜基礎調査memo
性染色体のそもそもの役割って何?〜基礎調査memo2
3億年前には同じものだったX染色体とY染色体
Y染色体とトランスポゾン
と「Y染色体・SRY遺伝子・トランスポゾン・たんぱく質」に着目して見ていくと、「なぜY染色体が登場したのか?」「なぜSRY遺伝子が登場したのか?」…というふうに成立過程を逆追いする追求になっていく。
この追求により一定の仮説ライン(思考の筋道)が見えてきたので、まずは整理しておく。
———————————————————
1)タンパク質
・生命原初にタンパク質が生成され、それらの構造が変異する方向で進化している事は既に展開しているが、ここでタンパク質の変異を修復していく機能も同時に修得している可能性は高いと思われる。
その因子が「シャペロン分子」であり、これはタンパク質の品質管理役と言われている。また、以下に述べるトランスポゾン(動く遺伝子・変異を促す遺伝子)の抑制も担っているようだ。
※シャぺロンと呼ばれるタンパク質は日常は休眠状態にある。ところが、熱ストレスが加わりタンパク質が変性を始めるとシャペロンはタンパク質の変性を阻止するために転写活性化因子を離れ、変性をはじめたタンパク質に向かう。すると、転写活性化因子が起動し核に移動して遺伝子の読み取り部分に接合し、ストレスタンパク質の産生を始めるのである。
※ストレスタンパク質が十分に産生されて、タンパク質の変性が回避されると、シャペロンがタンパク質変性阻止の役割を終えてあまってくる。するとあまったシャペロンが再度、転写活性化因子に結合し、転写活性化因子は休眠状態に戻りストレスタンパク質の合成はストップする。
※という風にシャペロン因子は、タンパク質の「介添え役・品質管理役」と言われているタンパク質(分子成分)である。タンパク質が立体構成をする為にも必要なものと言われている。タンパク質の寿命にも深く関与しているようだ。
↓
2)トランスポゾン
・トランスポゾンの成立過程は上記タンパク質の変異方向の段階に存在している事は明らかであろう。Wikipediaによると、「トランスポゾン (Transposon) は細胞内においてゲノム上の位置を転移 (transposition) することのできる塩基配列である。動く遺伝子、転移因子 (Transposable element) とも呼ばれる。DNA断片が直接転移するDNA型と、転写と逆転写の過程を経るRNA型がある。」とあり、これが性(雌雄分化)にも大きく寄与している事が予想される(∵変異を担う雄、安定を担う雌という役割分担より)。
↓
3)SRY遺伝子
・SRY遺伝子は(雄)性決定遺伝子と言われるが、これは哺乳類以降の獲得遺伝子である。哺乳類以前は性決定は他の遺伝子or環境により決定されており、この遺伝子により初めて雌雄分化の戦略が明確に機能システムとして成立したと言えると思う。このSRY遺伝子も動く遺伝子であり、「雄として産まれる予定(XY)がSRY遺伝子が移動した事によって精巣が出来ず、体が雌として産まれる事例」などでも知られている。
☆ここで仮説であるが、SRY遺伝子はトランスポゾンが転移した遺伝子なのではないだろうか?というストーリーがある。この仮説に沿うならば「タンパク質→トランスポゾン→SRY遺伝子→Y染色体」という過程が成立すると思われる。
※もちろん、今後検証すべき内容は残っている。
↓
4)Y染色体
・Y染色体の成立は、もともと1対の常染色体にSRY遺伝子が出現した事に端を発している。この転移によりどんどんX染色体と形が変わっていき、Y染色体という別のものになったが故に遺伝子交換が行われなくなった=「交差」しない。よって変異すればそのままで修復は無い(人間のY染色体はどんどん小さくなっている)。
・また、この変異はストレス(圧力)によって転移(トランスポゾンによる)する事が知られており、Y染色体が回文配列であるのはその転移の結果であるのだと思われる。
○性染色体(Y染色体)のそもそもの役割とは?
・そのそも原初のタンパク質を変異させるトランスポゾンが原点であり、役割は『変異』であると言っても良いと思う。やがて進化と共に明確な雌雄分化において、哺乳類においてはSRY遺伝子→Y染色体という「変異に特化したシステム」を新たに手に入れたのではないかと思う。
—————————————————————-
(コメント)
・このように性染色体の役割を知ると雌雄分化に特化した哺乳類の進化方針も明確に把握できる。また、ヒトや哺乳類のY染色体が無くなっても雌雄という役割が無くなる事は無い。ただ、あらゆる環境に変異(適応)するシステムが弱くなるのは事実である。
生物史を広く見ていくと、哺乳類の歴史などは極最近のものであり、今後も長い年月繁栄するかどうかは分からない。ひとつ言えるのは生物史は外圧適応の歴史であり、性染色体が無くなっても、変異適応のシステムを別のものから獲得できれば今後も適応し続ける事が可能だという事だ。
ヒトの場合はその可能性が既に開かれており、外圧適応システムを補う(把握できる)観念能力を獲得している点が既に生物史における奇跡と言えるかもしれない。
しかしながら、人類は今、その観念能力を適応の方向に使っているのだろうか?少なくともこの私権時代数千年は、真っ当にあまり使ってこなかったようにも思えてしまう(※多少は使っているだろうが封印されてたというのが実態)。
今後、人類は哺乳類以降、新たに獲得した「変異に超特化したシステム」である観念能力を外圧適応の為に全力で高めていく事が、一生物としてやるべく課題なのではないかと考えさせられます。
http://www.seibutsushi.net/blog/2008/08/548.html
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/652.html
ほ乳類の性決定遺伝子Sryの発現制御メカニズムの解明に成功 −人間の性分化疾患の原因解明に期待−
2013年9月6日
立花准教授
立花誠 ウイルス研究所准教授、黒木俊介 同教務補佐員らは、眞貝洋一 理化学研究所主任研究員、金井克晃 東京大学准教授、野崎正美 大阪大学准教授、Peter Koopman オーストラリアクイーンズランド大学教授、小倉淳郎 理化学研究所バイオリソースセンター室長、阿部訓也 同室長らとの共同研究で、マウスの性が決定する仕組みに関する新たな知見を発見しました。
本成果が、2013年9月6日付の米国科学誌「サイエンス」誌に掲載されます。
概要
雌雄の性へ分化することは、動物にとって子孫を次世代へつなぐためにとても重要な細胞の分化過程です。われわれ人間を含めた多くのほ乳類では、性染色体の型がXYだと雄になり、XXだと雌になります。染色体上の遺伝子であるSRYが胎児期に一過性に発現すると雄になります(図1)。しかしどのような仕組みでSRY(ヒト)やSry(マウス)が発現するのか、これまで大きな謎でした。DNAはヒストンというタンパク質に巻きついて細胞の核内に存在します。ヒストンはさまざまな酵素によって化学修飾されますが、それらの修飾はさまざまな生命機能に重要な役割を果たしています。今回、本研究チームは、ヒストンのメチル化修飾の除去化がSryの発現における中心的な役割を果たしていることを明らかにしました。
図1:ほ乳類の性決定の模式図
性染色体がXYの場合、Y染色体上の性決遺伝子であるSRY遺伝子が胎児期に発現します。SRY遺伝子の発現が引き金となり、胎児は雄へと分化していきます。一方、XX胎児ではSRY遺伝子が発現しないため、雌へと分化します。
背景
多くのほ乳類は、性染色体の組み合わせによって性が決まり、XYだと雄、XXだと雌になります。Y染色体上には性決定遺伝子であるSryが存在します。Sryは、まだ雌雄に分化していない胎児期の生殖腺で発現します。この発現が個体を雄へ誘導することが分かっています。しかし、どのようにしてSryが胎児期の生殖腺で決まった時期に発現するのか、その仕組みはほとんど分かっていませんでした。
研究手法・成果
ヒストンの脱メチル化酵素であるJmjd1aを遺伝学的に破壊した(Jmjd1a-KO)マウスでは性染色体がXYであるにもかかわらず、雄から雌への性転換が起きました。Jmjd1a-KOマウス胎児を詳細に調べた結果、性決定遺伝子、Sryの発現が低下していることが分かりました。Jmjd1aはSry遺伝子が巻きついたヒストンから、発現に抑制的に働くヒストン修飾であるヒストンH3の9番目のリジンのメチル化を外すことによって、Sry遺伝子を活性化することを明らかにしました(図2)。
図2:ヒストン脱メチル化酵素、Jmjd1aによるマウスの性分化制御のメカニズム
Jmjd1aによって、Sry遺伝子が巻きついたヒストンのメチル化修飾が外されると、Sry遺伝子の発現率が上昇します。Jmjd1aが欠損したマウスではSry遺伝子の発現が十分でなくなるため、雌化します。H3K9はヒストンH3の9番目のリジンを意味します。H3K9がメチル化されると、そこに巻きついた遺伝子の発現が抑えられます。
波及効果
ヒストンの化学修飾が、性決定遺伝子であるSryの発現を直接制御していることを世界で初めて示しました。この研究結果から、正しく性決定遺伝子が活性化されなかった場合には、たとえ性染色体がXYであっても、雌になるケースがあるといえます。人間において性分化が正しく進行しなかった疾患を性分化疾患と呼びます。性分化疾患のうちで、その原因が分かっていない症例はおよそ半分を占めます。本研究は、胎児期にヒストン修飾が正しく行われなかったことが、性分化疾患の新たな原因の一つである可能性を示すものです。
今後の予定
Sry遺伝子のみならず、その他のほ乳類の性分化過程に関わる遺伝子について、その発現制御機構とヒストン修飾との関連を調べていきたいと考えます。
用語解説
Sry(Sex-determining region Y)
多くのほ乳類が雄になるために必要な遺伝子で、Y染色体上に存在する。
ヒストン
塩基性のタンパク質でDNAを巻きつけた状態で核内に存在する。その末端配列はさまざまな化学修飾をうける。
書誌情報
[DOI] http://dx.doi.org/10.1126/science.1239864
[KURENAIアクセスURL] http://hdl.handle.net/2433/178700
Epigenetic Regulation of Mouse Sex Determination by the Histone Demethylase Jmjd1a
Shunsuke Kuroki, Shogo Matoba, Mika Akiyoshi, Yasuko Matsumura, Hitoshi Miyachi, Nathan Mise, Kuniya Abe, Atsuo Ogura, Dagmar Wilhelm, Peter Koopman, Masami Nozaki, Yoshiakira Kanai, Yoichi Shinkai, Makoto Tachibana
Science Vol. 341 no. 6150 pp. 1106-1109
6 September 2013
•京都新聞(9月6日 30面)、産経新聞(9月6日 29面)、中日新聞(9月6日 30面)、日本経済新聞(9月6日 42面)および読売新聞(9月6日 32面)に掲載されました。
http://www.kyoto-u.ac.jp/static/ja/news_data/h/h1/news6/2013/130906_1.htm
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/653.html
Y 染色体がなくてもオスになる Y 染色体をもたない哺乳類の性決定メカニズムの一端が明らかに
Chr
私たちヒトをはじめとする有胎盤哺乳類では,性染色体の組み合わせがXX だと女性(メス),XYだと男性(オス)になります。これはY 染色体にある性決定遺伝子,SRY 遺伝子が男性(雄性)化を決めるからです。しかし,奄美大島に固有のアマミトゲネズミ(Tokudaia osimensis)は,哺乳類でありながらY 染色体を失っており,オスもメスもX 染色体を1 本しかもちません(XO)。さらに,SRY遺伝子も失っているのですが,なぜかこの種ではオスが生まれてきます。Y 染色体やSRY 遺伝子がないのにどうやってオスが生まれてくるのか,その謎はよくわかっていませんでした。今回,黒岩教授らはSRY 遺伝子以外のオス化に関わる遺伝子やホルモンが,アマミトゲネズミで働いていることを新たに見いだしました。私たちヒトのY 染色体は多くの遺伝子を失っており,いつか消滅してしまうと考えられています。本研究の成果は,Y 染色体がなくても雄性を維持できる仕組みの一端を明らかにしたものです。
(研究論文)
研究論文名:Molecular mechanism of male differentiation is conserved in the SRY-absent mammal, Tokudaia osimensis (SRY 遺伝子をもたない哺乳類でも雄性分化の仕組みは保存されている)
著者:大竹智史(北海道大学大学院生命科学院), 黒岩麻里(北海道大学大学院理学研究院)
公表雑誌:Scientific Reports
公表日:日本時間(現地時間) 2016 年9 月9 日(金)午後6 時(英国時間 2016 年9 月9 日(金)午前10 時) (オンライン公開)
2016/09/12 プレスリリース ダウンロード
http://www.lfsci.hokudai.ac.jp/info/1784.html
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/654.html
奄美大島に生息するアマミトゲネズミは性染色体のY染色体がなくてもオスになることで知られているが、北海道大学大学院理学研究院の黒岩麻里(くろいわ あさと)教授らの研究グループがこの謎とされていたメカニズムの鍵を握る遺伝子を特定した。研究成果はこのほど、英科学誌電子版に掲載された。
哺乳類の性別は性染色体の組み合わせで決まり、メスは染色体のXとX、オスはXとYを持っており、Y染色体に「オスになること」を決める重要な性決定遺伝子(SRY遺伝子)があることが知られている。しかしアマミトゲネズミはY染色体を失っており、オスもメスもX染色体を1本しか持たず、Y染色体もSRY遺伝子もないのにどうしてオスが生まれるか謎だった。
黒岩教授らは、XとYの染色体を持つヒトの胎児ではSRY遺伝子がまず活性化し、これを受けてSOX9遺伝子、AMH遺伝子という二つの遺伝子も活性化して男性の生殖器官ができる過程に着目。アマミトゲネズミからSOX9、AMHの二つの遺伝子、さらにSOX9遺伝子の制御に関わるER71遺伝子を単離し、配列を決定することに成功した。これらの研究からアマミトゲネズミにはSRY遺伝子はないが、SOX9、AMHの二つの遺伝子は存在してAMH遺伝子が産生するホルモンが「オス化」(精巣分化)に重要な働きをしていることが分かったという。研究グループはSOX9、AMHの二つの遺伝子を活性化するSRY遺伝子ではない新たな性決定遺伝子があるとみてさらに研究を進めている。
アマミトゲネズミは名前の通り体を覆う毛の一部が柔らかいタワシのようなトゲ状をしているという。国の天然記念物に指定されているため、研究グループは、捕獲された尻尾のごく一部の皮膚を採取、培養して研究を続けてきたという。
図 多くの有胎盤哺乳類ではXXでメス(女性)、XYでオス(男性)となりY 染色体上の SRY遺伝子が性を決定する。しかしアマミトゲネズミはオス、メスともに X 染色体1本だけを持つXO 型でSRY遺伝子は消失している (北海道大学、北海道大学研究グル―プ提供)
図 多くの有胎盤哺乳類ではXXでメス(女性)、XYでオス(男性)となりY染色体上のSRY遺伝子が性を決定する。しかしアマミトゲネズミはオス、メスともにX染色体1本だけを持つXO型でSRY遺伝子は消失している(北海道大学、北海道大学研究グル―プ提供)
https://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2016/09/20160914_01.html
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/655.html
昭和の女湯で性教育の洗礼を受けた少年の物語
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/632.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2018 年 12 月 27 日 09:48:16: tZW9Ar4r/Y2EU QlJJQU4gRU5P
ボノボに学ぶ、争いを平和に解決する方法
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/643.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2019 年 1 月 04 日 22:07:55: tZW9Ar4r/Y2EU QlJJQU4gRU5P
乱交の生物学
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/640.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2019 年 1 月 04 日 13:54:41: tZW9Ar4r/Y2EU QlJJQU4gRU5P
人の性器は乱交で進化した? 驚きの「性の進化論」とは
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/636.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2019 年 1 月 04 日 12:24:31: tZW9Ar4r/Y2EU QlJJQU4gRU5P
性の問題を力で解決するチンパンジーと力に関わる問題をセックスで解決するボノボ
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/634.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2019 年 1 月 04 日 11:44:33: tZW9Ar4r/Y2EU QlJJQU4gRU5P
ロビン・ベイカー「精子戦争〜性行動の謎を解く」を読んでみた
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/635.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2019 年 1 月 04 日 12:01:41: tZW9Ar4r/Y2EU QlJJQU4gRU5P
すでに、上記で以下の
昭和の女湯で性教育の洗礼を受けた少年の物語
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/632.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2018 年 12 月 27 日 09:48:16: tZW9Ar4r/Y2EU QlJJQU4gRU5P
については書いたが、この少年の物語を
大幅に加筆、編集し直しして
本日、「T子と私の性の禅問答」と改題して
改めて投稿します。
登場人物の紹介
M:40代、既婚で妻子あり、
家を追い出され、
20年くらい前に同棲していたことがある
幼馴染の同級生T子(いまだ独身)に助けを求めるころになる。
T子:独身女性、
Mは幼馴染だし、昔、同棲していたこともあるので
困っているMを自分のマンションにおいてあげることにした。
以下はそのマンションでの会話(長い物語の一部を抜粋)
M「理由なのか、なんなのか、よくわからないし、その確証はないけど、少しは、これかなあ〜?みたなものはある。それは、たぶん、お袋と一緒に入っていた女湯が原因なのかもしれないね。俺は5歳くらいの時に風呂のない国鉄の官舎に引っ越して、それからしばらくお袋と国鉄職員の家族向銭湯の女湯に入っていたんだよね。たぶん、小学校の3年生くらいまではお袋と一緒に女湯に入っていたような気がする。お袋とあの凄い女湯に入っていたことが痩せ型が好きな原因を作っているかもしれないね。」
T子「その凄い女湯とは?何?」
M「その凄い女湯は、脱衣所も浴場も、国鉄職員の奥様達で、溢れていてむせ返るような凄い世界なんだよね。で、そのおばさんたちのイメージは土偶なんかでよく見かけるあの素敵な豊満熟女さん達そのものなんだよ。彼女達はなぜか、おっぱいが大きくて、おしりが大きくて、太ももが太くて、下っ腹か?お腹?が中年太りか、何かでぽっこり出ているんだよね。浴場はまさにぽっちゃりオバサンの独壇場なんだよ。彼女達の肉、肉、贅肉、いや、肉と言うより脂肪、皮下脂肪の饗宴なのかもしれないけど・・(笑)。
そのおばさん達は、脱衣所や浴場に立錐の余地がないくらいたくさん犇めいていて、湯船に入る場所、身体を洗う場所、髪を洗う場所を奪い合う感じだね。ただ、そうは言っても、皆さん母親だし優しい楽天的なおばさん達だから争いもなく、「入浴→身体洗い→洗髪→入浴」という彼女たちの女湯ルーチンワークが理路整然と行われている。一方でオレはお袋の後をついておふくろの指示にただただ従うだけ。おばさん達は裸だし、似たような豊満ボディだから、みんな同じおばさんに見える。というか、俺の目の高さは彼女たちの大きなお尻か、股間のアソコの高さだからどうしようもない。そんなおばさん達のあのもっさりした陰毛がオレの目の高さにあり、こっちにどんどん迫ってくるんだから生々しいし、迫力があるよね(笑)。そんな状態だからオレは、しょっちゅう、お袋を見失って、浴場内で迷子になったり、知らないおばさんをお袋だと思い後を付いて行ったら、そのおばさんに、「あら、ぼくちゃん、おかあさんと、はぐれたの?お名前は?」なんて言われたりして、おれは、「はっと!」するわけだよね。そうなると、オレは焦ってお袋を探すから、どっかのオバサンのもっさりとした陰毛に顔面を突っ込んでしまうこともある。(笑)。浴場は、湯気がもんもんとしてるから視界不良で、おばさんたちのあのでっかいお尻に俺は跳ね飛ばされたりする。(笑)。「あら、僕ちゃんごめんね、おばさんのお尻でっかいでしょう?」なんて言われたりもする。まるで、オレは豚舎に迷い込んだ哀れな迷子の仔犬状態なんだよね(笑)。
湯船で十分に温まった後にお袋の後を付いてお風呂をあがったと思いきや、実は知らないおばさんの後を付いてあがっていたということもある。そして、そのおばさんが、俺に気付き振り向いて、オレの目の前にもっさりした例の黒々した陰毛を堂々と見せつけるように晒して、「あら僕ちゃん、オバサンをお母さんに間違えたのね?僕ちゃんのお母さんより、私はずーっとおばあさんだよ!私そんなに若く見えるかしら?うれしいわ、あはは・・」なんて言われたりしてさ・・・・。女湯はそんなおばさん達の秩序が支配している。
そんな中、俺は女湯の裸の豊満熟女さんたちからとても重要なことを学んだような気がするね。それは、実際に見て学ぶ誰も教えてくれないだろう最初の「性教育」なんだけど。彼女たち、豊満熟女達を見て、大人の女性の本質、大人の女性の性の本質を垣間見た気がした。おばさん達って、皆さん、だいたいぽっちゃりとした丸みを帯びた身体をしていて、おっぱいが大きくて、お尻が大きくて、太ももが太くて、おなかがぽっこっり出ていている。そして、アソコに黒々とした縮れた剛毛が、陰毛としていやらしい感じでもっさり生えている。俺は、この大人の女性達が同じ女性でありながら、幼い少女達とこうも肉体的に相違点があることの意味や理由を本能的に理解しなければならないと思った。あの豊満熟女の肉感的なカラダと陰部の黒々としたもっさり陰毛は、幼いオレの脳裏に強く刻み込まれて、
@「大人の女」=「陰毛の生えた豊満熟女」
そして、
A「少女」=「陰毛は生えていないが、少年のようなカラダ(ペニスはないがワレメがある)」
という方程式を学んだ。
さらに、少女が大人の女性になると豊満熟女になり、アソコにいやらしい綺麗とは言えない陰毛がもっさり生えるという
B「性の成長方程式」
も学んだんだよね。
大人の女の人は、なんだか、生々しいし、なんでみんな太っていて、肉付きがいいんだろう?そしてなぜか?あそこにいやらしい感じの縮れた毛が生えているんだろう?その陰毛とやらは、まるであそこのデルタ地帯の奥内部にあるワレメを隠す為に黒々した濃い縮れ毛がいやらしい感じで生えているかのようにも思えた。
おませなオレは、大人の女性には、少女にはない、何か、「秘められたいやらしい謎の部分」があるのかな?と本能的に想像した。そして、女湯で見るほとんどの大人の女の人って、残念ながら美しいという感じではなく、美とは違うもっと生々しい別の生命力というか、何か妖しくも強いエネルギーをもっていると感じたんだよね。それが実際に何なのか?は、あの当時のオレには、当然、想像すらできなかった。その美とは別の生々しい生命力や何か妖しい強いエネルギーを俺に感じさせる具体的なものとは、とりもなおさず、豊満熟女達のぽっちゃりした大きなおっぱい、大きなお尻、太い太もも、丸みを帯びた豊満なカラダ、ぽっこり出たお腹、そして、もっさり生えた陰毛なんだけど、それらが意味するものは、やがて俺が大人の男になる過程で、わかるようになるんだけどね。
その大人の女性の本質は、具体的には、女性の性徴による生理の始まり、全身の豊満化と陰毛の生育、それによる性行為可能な大人の女性としてのカラダの完成になり、結果的に男と性行為して妊娠や出産ができるカラダになること、すなわち生殖可能な女性になることなんだろうね。特にあの黒々とした陰毛は、当時、子どもだったオレでも、決して綺麗ではなく、謎めいていて、いやらしい感じがしたんだけど、あの決して美しくない黒々とした縮れ毛の剛毛の陰毛がなぜ、アソコに生えるのか?その理由が?当時はどうしてもわからなかった。今は俺なりの理解をしているけどね。
たとえば、少女時代、排尿だけの機能しかもたなかった女性器においてやがて生理が始まり、おっぱいや尻が大きくなる。それがきっかけで大人の女性になりアソコが生理や性行為や妊娠や出産の機能を持つ重要な出入り口に発展し昇格するわけでアソコの重要度が大人の女性になることで飛躍的にアップする。排尿以外の生理や性行為や妊娠や出産などの生殖に重要な機能がアソコに備わる時に、あえてアソコを守り、そして隠し、あるいは逆説的には男たちに印象付ける為に決して美しくない、むしろダークな感じのいやらしいバリアみたいなものが必要になった。それが陰毛だった。そんな気がする。そしてその陰毛は女性髪の毛のような綺麗な髪の質であってはいけない。陰毛は縮れ毛で強靭な太い剛毛でなければならない。そしてアソコを守りそして隠しいやらしい印象を植え付ける為にも、もっさり生える必要があった。ということだろうと今は理解している。大人の女性にとってもっとも重要な出入り口を黒々とした縮れ毛の剛毛でいやらしく隠し、そしてアソコ守る。そして、結果的にその陰毛はおっぱいやお尻や太ももと連動して視覚的相乗効果で、男の性欲を掻き立て惹きつけ、発情させる為にも重要かつ必要なのが陰毛だったと思う。
そういう意味からすると、少女から大人の女性になるある時点で必ず生える必要があるんだろうね。この陰毛についてのT子の見解も聞きたいね。女から見てあの美しいとは言いがたい陰毛がなぜ、あの時期に生えるのか?その生える理由をT子ならどう考える?」
T子「面白い話だね。うちは国鉄職員の官舎じゃなく父親の家だったから、幸運にも風呂が自宅にあったんだよね。だけど、母親とやっぱり国鉄職員向けのあの女湯に入ったことが何回かだけどあるよ。望月君の言うように確かに豊満熟女が大勢いたし、浴場は湯気とおばさんたちでむせ返っていたよね。
私も子ども心に、私も大人になったら、あのおばさん達みたいに、おっぱいが大きくなって、お尻も大きくなって、太ももも、ああなるのかなあ〜?とか、アソコに美しくもない縮れた毛があんなにももっさり生えるのかなあ〜?なんて、思ったと思うよ。私も、そんな豊満熟女さんに申し訳ないけど、「大人の女の人ってなんだかいやだなあ〜」とか「あんな感じの豊満女性になってアソコをもっさりさせるのは、なんだか、いやだなあ〜」とか思っていたような気がするなあ〜。
確かに、純粋無垢な少女が野獣のような男といきなりセックスをし、妊娠し、出産するには準備不足だよね。純粋無垢だけでは性行為も妊娠も出産もできないよね。心と体の準備が必要だよね?生理が来て、おっぱいが大きくなって、尻も大きくなって、全身に皮下脂肪が十分について丸みを帯びた身体になって男の激しいピストン運動の衝撃を吸収できるようになる。さらには、アソコに黒々としたいやらしい感じの縮れた剛毛がもっさり生えることで、陰毛が女性器を守ったり隠したりセックスアピールしたりして、大人の女性として、大人の男と交わる為の心と体の準備をしているということなのかもしれないね。それがまさしく陰毛が生える理由なんじゃないかな?陰毛が生えることで、男の性欲を刺激する目的もあるんじゃないかな?生えないと少女のようで、ロリコン以外の男は興奮しないし、勃起しないんじゃないの?(笑)。
あと、ついでに言うけど、太古の狩猟採集時代は、運命共同体だったから一夫一婦制ではなく、その運命共同体内部では今で言う「乱交」状態で、性行為が挨拶や会話などと同じような集団内の対人関係のコミュニケーション手段だったから、現代人より性行為の重要性は遥かに高いから、お互いの性器を激しく接し合う回数も遥かに多かったはずで、当然お互いの性器が激しく接する箇所にクッション性のある縮れた太い剛毛がもっさり生えることでぶつかり合う部位(性器や性器の周囲)を守ったということだと思うよ。
M「T子は、凄い話を知っているんだね。狩猟採集の社会は小集団で運命共同体を形成しているから集団内の結束や絆がより重要になる。当然、集団内の平和や秩序を保つために性行為が重要な役割を果たすんだよね。ボノボなんかも、セックスがその運命共同体の平和や秩序を保つのに重要な役割を演じているよね。争いが起きる前に必ずセックスが始まって、争いを未然に防いでいる。
反対にチンパンジーは、ボノボとは対照的で、争いになりそうになっても歯止めはかからず、どんどん争いがエスカレートして、セックスどころでなくなり、結局は力や暴力的で解決することになり最悪の場合、殺戮に発展する。
たぶん、狩猟採集時の運命共同体では、ヒトがボノボのように争いをセックスという武器というか行為で未然に防いでいたわけなんだけど、その時のセックスのスタイルは緊急を要する即効性のあるものだったはずだよね。具体的に言えば、いきり立つ興奮した複数の男たちを短時間で射精させる必要があったと思う。たぶん、男をイカせるテクニックに長けた魅力溢れるセックスのベテラン女性が少数精鋭で、いきりたつ複数の男達を短時間で次から次へと己の膣に射精させていったんだろうね。集団内で男から人気がある何人かのセクシーな性の達人的なベテラン女性達が平和の使者として少数精鋭的に複数の男達のペニスを次から次へと受け入れ男たちを次から次へと膣内射精させたんだろうね。どんな性の達人でも短時間であっても、複数の男を受け入れていると膣内が乾くリスクがあるから、男たちにどんどん膣内射精させて、その彼ら複数の大量の精液を膣内における潤滑ローションにして膣内の渇きを癒したんだろう。
そうすれば、複数の男たちの精子がその女性の膣内でカクテルになり本当に強い遺伝子を持つ男の精子一個だけが、その魅力的な女性の卵子と受精できるわけだよね。可能な限りの多くの男の精子をかき集め、その男達の精子を篩いにかけ厳選し、きわめて優秀な男の精子を一個だけ選択する。多くの男を短時間に受け入れるには彼らに大量の膣内射精をしてもらうのがベストだからね。人類にとってもその女性にとっても理想的な生殖が可能になるよね。男は通常、一回射精するとしばらくは射精できないけど、女性の場合は、膣内射精さえしてくれれば、膣内が精液ローションでヌルヌルだから短時間に何人でも受け入れることが可能なんだよね。女性のセックスでの大きな特徴と優位点は短時間に多くの男と性行為ができ交わった男の精子を膣内に射精させ、その複数の男達の精子同士で競争させ、優秀な精子を一個だけ選択できる究極の買い手市場を握っていると言うことだよね。男は、短時間には一人の女性にしか射精できないけど、その女性は短時間で20人でも30人でも受け入れることが可能で、都合よく彼らの大量の精子を膣内でカクテルにして競争させて、一番優秀な一個の精子だけを選ぶことができるんだよ。
蛇足だけど、ヒトのペニスはカリがあるけど、あれは、ピストン運動で極めて性感を高めるのに有効なもの(特に引く時は絶大)だけど、忘れてはならないカリの機能と目的は、その男より先にその女性の膣内に射精した男の精子をあのカリで掻き出す機能と目的があるんだよね。複数の男達の膣内射精は複数の男を受け入れる時にその女性の膣を傷つけない潤滑油的な機能と目的を持ち、ペニスのカリは性感を高める目的と既に膣内射精されたほかの男の精子を掻き出し、己の精子を受精させる機能と目的もあるんだよね。こういったことを考えると、一夫一婦制の現代の男女関係の方が極めて異常で人間本来の性行為の本質からかけ離れた性行為になっているんだよね。」
T子「まさに、私の狩猟採集時の「乱交」「乱婚」説を理論的に裏付ける話をしてくれてありがとう。現代人が浮気をするのは当たり前で、一夫一婦制でいること自体が、人間の本能や本質から外れているんだよね。一夫一婦制の現在の婚姻制度は本質的に大きな矛盾をはらんでいるから、いろんな問題が発生するんだよね」
M「そうでしょう。ヒトの場合、本来、セックスは、生殖目的よりも、小集団内の秩序の安定の為に存在し機能していた。狩猟採集時代は避妊と言う概念がないからすべてのセックスが膣内射精で、女性も一日のうち必ずその集団内の複数の男とセックスしていた。「膣内射精→膣内の渇きの緩和(膣の保護)→複数の男との性交→複数の男の精子同士を膣内で競争させ優良な精子を選び抜き→強い子孫を創る」 という女性の膣の中で精子の淘汰、具体的には遺伝子の淘汰が行われ、集団内で選りすぐれた後継者が誕生する。
だから人間の場合は、生殖目的のセックスは優先順位の2番目で、セックスの優先順位の一番は集団の平和や秩序の維持なんだよ。子作りすなわち、生殖は争いを未然に防ぐ為のセックスの時のオマケみたいなものなんだよな。反対にボノボを除く野生の動物は生殖に特化した性行為、すなわち雌雄同時期の発情期があり、ほとんどの場合、その集団の秩序維持に発情期の交尾自体は関与していないし、貢献していない。つきつめて言えば、ひたすら強いオスが強いメスと交尾して強い子孫を残すことに特化している。
あと、有事と言うか緊急時の方が、女性は排卵しやすいから妊娠しやすい。争いが起きそうな時に複数の男の膣内射精を短時間で体験した場合、かなりの確立で妊娠しやすいと言えるだろうね。この有事でのセックスを用いての沈静化には多くのメリットがあるよね。あと、適度な有事の環境下でのセックスによる受精の方が優れた子孫が誕生する確立が高いんだよね。本当に生命、生物、生殖はうまくできているんだよな。」
T「なるほど、理にかなったセックスのあり方だね。補足するとボノボ以外の野生の哺乳類を見ていると確かに強いオスが強いメスと交尾して強い子孫を残すことを連綿とやっているけど、なぜか、我々人間だけは、弱い男と弱い女も自由にセックスができてたくさん弱い子どもを授かることが可能なんだよね。
これって、自然界ではありえない生殖の形だよね。野生の哺乳類なら弱いオスは交尾できないから生涯に渡って童貞を受け入れるしかない。だから自分の弱い遺伝子は簡単に淘汰されるんだよね。だけど、狩猟採集の社会では強い男が独占的に強い女とセックスできて強い男と強い女の遺伝子を持つ子どもが授かるという野生動物のような形の淘汰方式ではないから集団内では弱い男も強い男のようにちゃんとセックスができる。だけど、ここで喜んではいけないよね。その弱い男の精子は性交した女性の膣内で強い男の精子に淘汰される運命にあるんだよね。
T「なるほど、弱い男の精子はその女性の膣内で自分の精子が生存競争というか、淘汰の対象に晒されるけど、集団内では強い男と同等に女性とセックスを謳歌できると言うことなんだね。それは弱い男には朗報だね。」
M「弱い男を弱いという理由だけで、弱い男に女性にセックスさせないということで、その弱い男がその集団内の秩序の不安定要素にはしたくないという集団内の強い平和志向の意思が強く働いているんだよね。」
T「それは弱い男やモテない男にはうれしい話だね。現代なら弱い男やモテない男は悶々として、風俗に行ったり、弱い女性を強姦したり、少女にいたずらしたり、アダルトビデオでオナニーばっかりやったりしてるけど、狩猟採集の時代には、モテない男が、有り余る性欲の処理に困ることはなかったんだね。」
M「現代社会では、生涯に渡って童貞や処女を貫く人が大勢いるんだけど、当時はほとんど、10代でセックスの達人になっているんだよね。子どもの前でも大人たちはセックスしまくっているから子どもも早々とセックスを始める。射精能力がない男の子も勃起さえすれば、大人の女性に挿入していたんだよ。」
T「少女もそんな感じで、早々と男を受け入れていたから処女膜ができたとも言われているよね。あと、女性は不特定多数の男と性交するわけだから、その精子戦争に勝利した男の精子だけが受精できるんだけど、受精して出産した子どもが誰の子かわからないよね?だから近親相姦的なことが日常的に行われることになるよね。」
M「そうだね、でも、近親受精の場合、うまく行った時は、遺伝学的に言っても優れた子どもが生まれる可能性があるし、もし、うまくいかなかない場合は、流産したり、出産後すぐに死んでしまうから、集団内で大きな問題にはならないんだよ。むしろ、近親交配によるメリットを享受しているほうが多いと思うよ。」
T「現代でもロスチャイルド家なんかは、近親婚ばかりだけど、確固たる地位を保持しているし、うまく行かなかった子どもは早死にしているよね。うまくいった子どもはみな健康で長寿を謳歌しているよね」
M「競走馬の生産(配合)もインブリード(近親交配)が大きな名馬誕生の秘策になっているよね。ただ、うまく行った場合はいいけど、いかない場合もあるから、インブリードを嫌う馬主や生産者がいるだけだけど、人間の場合は、権威が極端に近親婚をタブー化して禁止しているよね。」
T「なんで名馬のサラブレッドがインブリード配合が多いのか?そういうことだったんだね。3×4なんてざらにあるよね。」
M「人間も天才の遺伝子を受け継ごうと思ったらインブリードが有効なのは間違いないね。でも権威が黙認しないでしょう。なんだか、時空を超えた性の壮大な物語になってしまったね。話をもとに戻そう。そう、やせっぽちの少女がなぜ、大人になると豊満になって陰毛がもっさり生えるのか?それについていろいろ話をしていたよね?」
T子「そうそう、生理が始まり、おっぱいが大きくなり、お尻が大きくなり、太ももも太くなる、そして全身の皮下脂肪の増加により丸みを帯びた身体になり女らしい身体になる。そして極めつけはアソコに黒々ともっさりした縮れ毛の剛毛の陰毛が生えることだよ。これが大人の女の証で正体なんだと思うよ。私は生理と陰毛はあるけど他はないな(笑)てことは私はまだ大人の女じゃないのかな?」
M「いや十分に大人の女だよ。胸が小さい、お尻が小さいのは女の個性の部分が大きいんだよね。心配はいらない。オレがT子は、大人の魅力的な色っぽい女であることを証明するからね。」
T子「ありがとう。胸やお尻が小さいのは、思春期の頃、少し気になったけど、大人になってから、まったく気にならなくなったね。コレ、望月君との同棲生活で自信をつけたのもあるから望月君には感謝してるよ。」
M「そうなの?オレ何もしていないよ。」
T子「いや、散々私と愛し合ったでしょう?」
M「それね。確かにね。ところで話を女湯に戻すよ。オレは、浴場でお袋とはぐれてお袋を探していると、お袋に、「どこに行ってたんだよ!」と叱られ「さっさとおいで!」と言われて、垢こすりという拷問を受けるんだよ。あれは痛すぎるし、やられた後にあの熱い湯船に入るとヒリヒリして泣きそうになった。そんな時に限って、長く入っていろ!という命令が待っているしね。なぜか、数を数えさせられるんだよ。あれは今で言う「児童虐待」じゃないのか?(笑)
まあ、あの当時のお袋と入っていた女湯はオレには相当な苦痛とストレスを与えたよ。なんで、我が家に風呂がないんだ?と親父を恨んだよ。女湯では、おれみたいな小さい子どもなんて、「ハイハイ、じゃまだよ!僕ちゃん!」みたいな感じなんだよね。
湯船もオバサンばっかりで、立錐の余地がない状態で、俺のような子どもが一人で入るのは難しいんだよね。なぜなら、あの当時の湯船はすごく深くてオレなんかが一人で湯船に入るとおぼれる危険性があったからね、(当時の湯船はすごく深い)だからどこかの知らないオバサンのご好意で、オレはだっこしてもらって湯船に入ったりしないと、オレだけで入るのは危険なんだよ。ひとりだとマジおぼれそうになる。湯船に入っているというよりおばさんたちの弾力のあるぽっちゃりしたおっぱいや腕やお腹の肉に支えられて、お風呂にぷかぷか浮いているような感じで、かろうじておぼれることはなかったね。(笑)。たとえば、山手線を全裸の豊満熟女でぎゅうぎゅう詰めにしたところに、小さいお子様を一人紛れ込ませた状態を想像して欲しい。あんな感じだよ。何人かのやさしいおばさんが、そのお子様をだっこして守ってくれるような感じ。
そんな中、たま〜に時間帯が遅くなって女湯が空いているような時に入ることもあるんだよね。そのときに、近所の一年上の西内智子のお姉さんが当時小学5年か6年でいたんだけど、そのお姉さんが綺麗な女子で、彼女が浴場に現れて湯船に入る前、湯船の袖に腰掛けて足湯みたいな感じでたたずんでいるんだけど、オレは当時、小学1年か2年だったと思うけど、西内の姉はボーイッシュなショートヘアーで色が白くて、やせていて、近視が強いから瞳孔が開き気味で、瞳がすごくきれいでほんの少しおっぱいが出てきたような状態なんだけど、周囲が土偶の豊満熟女ばかりなので、西口のお姉さんは異質に見えた。それこそ、まだ、アソコに陰毛がなかったからあそこがツルンとしてワレが見えるんだよね。ある意味、西内の姉さんは美しい女神のように見えたね。おれも、おませだから、一緒に湯船の袖に腰掛けて足湯みたいにして、西内の綺麗な姉さんを眺めていたよね。こんな綺麗な西内の姉さんも大人になったらアソコに黒々としたもっさりと縮れた剛毛が生えて、おっぱいが大きくなって、尻もでっかっくなって、肥満してしまうのかな?とも思ったね。大人の女になるというのはどういうことなのか?大人の女の正体は何なんだろう?子どもには知りえない秘密や謎やいやらしいことが隠されているんだろうな!と、その時も直感で思ったよ(笑)。」
T子「望月君って、当時からおませな「性の探求者」だったんだね(笑)・・。望月君はあのむせ返る豊満熟女の女湯を何年間も体験していたなら、豊満熟女の肉体のトラウマになるかもね(笑)。」
M「いまだに女湯という言葉を聞くと、あの豊満熟女の溢れんばかりの肉感的なカラダと黒々としたアソコの陰毛を思い出す。そして全裸の彼女たちが浴場や脱衣所で溢れかえっているあの光景もしっかり脳裏に刻み込まれている。さらに言えば、夥しい彼女たちのカラダにポツンと黒いもっさりしたポイントが脚の付け根あたりにあるあの光景は大人の女性を幼い俺が理解する絶好の生きた性教育の教材というか教科書だったと思う。もし、オレが絵描きならその脳裏に刻み込まれた名場面の数々を絵画にして「昭和の女湯にて、むせ返る妖麗な豊満熟女達の戯れ」というタイトルで個展を催したと思うよ。俺が絵描きでなかったのが残念だね。(笑)。」
T子「女湯の豊満熟女にもまれて大人の女性とは何か?その本質と正体に迫ろうとしたんだね。(笑)この国でそんな体験をしている男子はあまりいないだろうね。(笑)で、リアルで生々しい性教育を豊満熟女さんたちから教えてもらった貴重な少年なんだね(笑)。」
M「マジ、俺は貴重な体験をした少年だと思うよ。少し、横道にそれるけど、確か、小1の時に、ある友達の自宅に裸の女性のオブジェや裸の女性の絵画が飾ってあったんだけど、そいつが、女の裸を学校でノートに描き始めたんだけど、それを見た俺は絵を描くのは苦手だったけど、女の裸には詳しいという自信と自負があったから、そいつに負けじと女の裸を描こうと思ったんだけど、あの豊満熟女を描くのはイヤだから美女である担任の朝野先生をモデルに裸婦を描いたんだよね。朝野先生は豊満熟女じゃかかったからおっぱいはさりげなく描いたけど、お腹は実態以上にスリムに描いたんだよね。確か、お腹はへっこませるくらいに描いたと思う。理由は女湯の豊満熟女のぽっこりのお腹をモデルに朝野先生を描くのは忍びなかったからなんだよね。
でも、家に帰って大事件が起きたんだよ。家で続きを描こうとしたら、お袋に見つかって、お袋に馬乗りになられて、半殺しの目にあったんだよね。今なら強烈な虐待だよ。お袋に潰されてマジ俺、死ぬかと思った。ようするに、「女の裸の絵は絶対に描くな!」ということなんだけど、オレは、苦しくて苦しくて、降参するしかなく、素直にオレは、「ママ!今後、絶対に女の人の裸の絵は描きません、誓います!」と言って、お袋は馬乗りをやめたんだよ。明らかに今で言えば暴力による児童虐待だよ。あのおふくろの形相は怖かった。理屈じゃなく暴力でオレを屈服、服従、支配しようとしたんんだよね。まあ、お袋の気持ちもわからないわけでもない。7歳児が女の裸の絵を描いてニヤニヤしていたら、コイツ変態小僧か?となるよね。自分の息子が女の裸を描く変態小僧ならそりゃ母親は悲しむよね。まあ、オレは変態小僧でも変質者でもなく、女湯の豊満熟女の姿を刷り込まれていた7歳児だっただけの話なんだけどね。そのノートは消しゴムできれいに消すように言われて俺は素直にせっせと消したんだけど、やはり、オレは、しっかりアソコの陰毛を黒々と描いていたと思うね。(笑)」
T子「おかあさんと、壮絶な戦いがあったんだね。そんな時、7歳の息子にどう接したらいいのか、難しいね、お母さん。望月君は変態や変質者にならずに育ったんだから、お母さんを許してあげてよ。」
M「まあ、オレもしょうがないと思っているよ。今では、もうも思っていないしね。そもそも、オレはお袋が危惧するような変態小僧ではなかったわけだからね。」
T子「ところで、世間一般の通説では、望月君のような痩せた男子はぽっちゃり型女子が好みだと思うんだけど、いろいろ話を聞くとそうではないんだね。幼い頃の女湯での実体験が女性の好みを形作ることもあるのかもしれないね。」
M「まあ、当時は、太目タイプはあの女湯の豊満熟女の影響か?否か?はわからないけど、苦手だったね。それこそ、裸婦を描いた事件の時も裸婦を描く時に、モデルの朝野先生を豊満熟女にだけは描きたくなかったわけだからね。(笑)。ただ、成長して大人になる頃には、そうでもなくなったね。たぶんオレも大人の男に成長する過程で、豊満になる女のカラダやアソコに生える陰毛を見た時に、オレの性欲が刺激され、そそられ、性欲を掻き立てられる大人の男に変わっていたんだろうね。
女湯で学んだ性教育を俺なりにまとめると、こういうことになると思う。まず、スレンダーな少女が大人の女性になる時に様々なカラダの変化が起きる。具体的には、おっぱいが大きくなり、お尻が大きくなり、太ももが太くなり、全身の皮下脂肪が増加して丸みを帯びたカラダになる。これらのカラダの大きな変化の意味や理由や目的の第一は、大人の男を生殖や性行為の相手として惹きつける為のものなんだよ。
まあ、他にも後付的にいろんな理由や理解があるんだけど、なんといっても、女が豊満になる理由は単純に男を惹きつける為の仕掛けで、おっぱいや尻が大きくなることは男の性欲をかきたたせる為のハードでありツールであり武器だということなんだよ。
極めつけは、性行為に至る時に、もっさりとしたあのいやらしい陰毛は、男の性欲を絶頂に導き、陰毛の先にある秘所へ、いきり立つペニスを導き、挿入を促し、膣内射精させる為にあるんだろう。
豊満なからだと陰毛は、突き詰めて言えば、男を惹きつけ、その男との性行為をし、その男に膣内射精させ、自らを妊娠させることなんだと思う。これは、哺乳類の産む側の性として本質的な目的なんだと思うよ。最終目標はあくまでも出産なんだよね。まあ、生き物の生殖の最終目的は新しい命を誕生させることだからね。このような命のリレーの為のヒトの性欲の本能の物語が豊満熟女の豊満なカラダと陰毛に秘められていたことが幼い俺にわかるわけもないよね。」
T「なるほど、その通りだよね。そもそも、スレンダーな陰毛のない少女が大人になると、なぜ、肉付きが良い豊満な体型になり、アソコに陰毛が生えるのか?幼い少年が女湯に入ってそのことについて問題意識を持つこと自体、凄い話だね。望月君は幼い頃からまさに性の探求者であり女のカラダの探求者だったんだろうね。」
M「まあ、女湯は当時のオレにとったら決して楽しい場所ではなかったから、絶えず、女湯に入ることにストレスや不満を抱えていたよね。それが転じて、なんでオレは女湯に入れられるんだろう?なんでこんな世界があるんだろう?そして、なんでおばさん達は豊満なんだろう?なんでもっさりアソコに毛が生えているんだろう?まあ、楽しくないと、なんで?なんで?という問題意識に駆られるよね。そもそも、オレはものごとの本質を洞察するのが幼い頃から好きで得意だったからね。現象論で物事を理解するタイプではなく典型的な本質論タイプだったからね。」
T「望月君は女湯のようなある意味、少年が抑圧されるような環境の中で、垣間見ることのできる事象(豊満熟女や陰毛についての考察)の本質を洞察していたんだね。
そこで私が思ったのは、男の瞬発力の強い性欲の本能のエネルギーの引き金になるのが、女の豊満な肉体や陰毛にあるとすると、その瞬発力の強い性欲を理性で制御できない男の性欲本能の闇や負の部分ににどうしても眼が行くよね?
性犯罪者の所業のことだけど、うちらの町で迷宮事件となった強姦されて殺された岩崎君のお姉さんや、中学三年生で強姦された田中さんのことが思い出されるよね。あれは犯罪者による特異な犯罪かもしれないけど、男を惹きつけるという女のあのカラダが、あろうことか、不幸にも女たちが性犯罪に巻き込まれる引き金になるということもあるということを、性教育の一環として学ぶべきだね。
さらに、胸が大きいことでモテた中村が高校一年生で彼氏とやっちゃって妊娠して中絶して家族もろとも町を出ざるおえなくなったことも広い意味では性教育で防げた可能性もあるよね。
女性のカラダの変化(豊満化)がもたらす男を惹きつけるある種の武器や能力が、ある意味、良識や理性に欠いたある種の犯罪志向を持った悪い男たちの暴力性や殺意を掻き立てる可能性があるなら、それに対し、女は無防備ではいけないよね?この真実に女性達は真摯に眼を向けて性犯罪に巻き込まれないような防衛策を講じたり予防したりする心構えが必要だね。
そして、そういった性犯罪者達は、平和な田舎町に善良ないち町民として涼しい顔をして普通に暮らしていること。さらに彼らが、獲物にするような女性達をいつも虎視眈々と狙っていることを知るべきだろうね。やっぱり私のような長身で痩せていて、ペチャパイで尻が小さいボディの男っぽい女は男をそそらないし男を惹きつけないと思うよ。これは私にとってはラッキーなことだと思う。」
M「まさに、わが町の強姦殺人犯と強姦魔は今も善良な町民として普通に日常生活を送っているかもしれないよね。そして、性犯罪を引き起こす可能性のある男はどこにでもいるし、そういう奴は羊のような顔をして虎視眈々と女性を物色し獲物として狙っているんだと思う。T子も安心してはダメだよ。オレみたいな痩せた女が好きな少数派の男もいるんだからさ!」
T「男を惹きつける為に女達はわざわざ豊満な大人の女のカラダになるんだけど、世の中には強姦魔や殺人鬼など凶暴な性欲の権化の犯罪者が息を潜めて大人の女のカラダになった若い女の子を狙っているんだよね。だからそういう輩から身を守るという広い意味での性教育が必要なんだろうね。」
M「中村の望まない妊娠で結果的に堕胎することになるんだけど、やっぱり性に対する総合的な知識が不足していたんだよね。性そのもの、性行為、避妊、性病、性犯罪者の存在などについて無知なんだよね。
話の角度を少し変えるけど、人類は生殖と性行為を進化の過程で乖離させることに成功した唯一の生き物だよね。妊娠を望まない性行為がほとんどになり、妊娠や出産を避け、性行為自体をエンジョイし謳歌するようになったんだよね。
ある研究者はヒトにおける性行為は生殖を凌駕して快感を楽しむことがメインになっていて、今やセックスにおける生殖は快感を楽しむための性行為のオマケになったと豪語する学者もいるけど、オレはその通りだと思うよ。
大げさに考えると、生殖と性行為の乖離そして、生殖を目的としない性行為の氾濫は結果的に避妊の氾濫と中絶手術件数の増加を助長し先進国の人口は減り続けているよね。実際に先進国の人口は移民流入人口を加味しなければかなり減少している。日本も大幅に出生数が減っているよね。豊満になり陰毛が生えても、その肉体と陰毛で男を惹きつけて男に膣内射精させ自らを妊娠させる目的より、性行為で快感を楽しむことの方が重要になったんだよね。生殖とは違う方向に人間の性行為はシフトしている。女湯で豊満熟女の豊満体型と陰毛の意味や目的を考えてきたけど、生殖活動と乖離した性行為の台頭や氾濫は出生数の減少や人口減や国力の低下をもたらすだろうね。
T「女湯の豊満熟女と陰毛の話から人口減少の社会問題に話が進展したんだね。」
M「そうだよ。妊娠を避けた性行為が氾濫し、中絶件数が増加すると、人口が減少するのは日本の大きな問題だと思うよ。欧米などでは宗教的な問題で堕胎がなかなかできないけど日本は、宗教的な問題はないから中絶に寛容なお国柄だしその件数もひじょうに多いんだよね。」
T「そうなんだ、海外ではなかなか堕胎ができない環境にあるんだね。」
M「その国にもよるけど、12歳くらいの少女が出産してその生まれた赤ちゃんは、その少女の母親が面倒見たりとかするらしいよ。日本の場合は12歳の少女が妊娠することは稀だろうけど、万が一そんなことがあったなら、ほとんどの場合、堕胎するよね。海外の発展途上国は、避妊に無知なこともあるけど、妊娠を避けるような性行為は日本ほど氾濫していないようだね。
でも、日本で、生殖活動と乖離した性行為を一番謳歌してエンジョイしているのは皮肉にも生理のあがったまさに豊満熟女達だと思うよ。生理があがった豊満熟女の性行為は妊娠のリスクを伴わないので、まさにエンジョイすることに特化した性行為だから凄いと思うよ。まあ、避妊の必要のない、妊娠のリスクを伴わない自由奔放な性行為と性感を楽しめるまさに人生の黄金期なのかもしれませんね。そんな妊娠のリスクから解放された自由奔放なセックスが楽しめる豊満熟女達の強烈な性欲や性エネルギーや性行為エネルギーを俺はあの女湯で豊満おばさん達に感じていたのかもしれないね。それが、その当事は何かわからなかったけど、たぶんそれは、当時オレが、何か生々しい感じがするとか、いやらしい感じがするとか、美とは別の強い生命エネルギーだったり感じたものがそうだったのかもしれないね。
話は少しそれるけど、欧米やイスラム教では陰毛が嫌われて、脱毛したり剃ることがある種のエチケットのようになっているらしいね。ほとんどの大人の女性は少女のようにつるんとしているし、男もアメリカでは80%が脱毛か、剃っているらしい。陰毛がなくなると性感は格段に高まるんだよね。あと衛生状態も向上する。日本も少しづつ増えているらしいね。女性の陰毛がなくなるのは寂しい気がするけど、性感が高まるのは嬉しいね。
話を戻そう。幼い頃は、女湯の影響なのか、どうかは今だにわからないけど、スリムでハーフ顔の女子に眼が行っていたよ。幼い頃はそんな感じで、女性の好き嫌いが結構、激しかったけど、今は、嫌いなタイプの女性はいないような気がするね。これはいいことだと思うよ。さて、オレの幼い頃の女性観について女湯が俺の性教育の場だったことを絡めて長々と話してから今度はT子の幼い頃の男性観を教えてよ。」
これまで生物の性別については、その意味を考えたことはなかったのですが、これは元もと生物の生き残りの方法だったとのこと。まずはこれについて伺えますか。
団
生物学の視点からすると「性」というのは生殖、つまり、自分と全く同じものを作り出すというメカニズムを指します。こう言うと、一から何かを作り上げる印象を受けるかもしれませんが、そうではありません。例えば、一番原始的な生物であるバクテリア(細菌類)が自分の体をぶちっと二つに割ること、これを生物学の世界では生殖と言います。細菌類の体は仕組みが単純ですから、生きていくために必要なタンパク質を作る情報、つまり「DNA」さえきちんと分かれていれば、こうして適当に分かれても、活動のためのシステムに矛盾が生じることがありません。例えて言うなら、あんこ餅をふたつに引き千切ったようなもの。両方にお餅もあんこも付いてくるでしょ?これが単細胞が自分と同じものを作る仕組み、つまり生殖の基本です。しかし言わずもがなですが、人間の構造は複雑だから、細菌類のようにばっと割って作ることはできません。その仕組みを理解するためにも、まず細胞のメカニズムについてお話しなければなりませんね。
細胞には「原核細胞」と「真核細胞」の2種類があります。ご存知ですか?
−−
染色体が核膜に包まれていないのが原核細胞、染色体が核膜に包まれたものが真核細胞。真核細胞の方が構造も複雑で大きいのでしたね。
団
原核細胞は、現在のバクテリア(細菌類)に似て、細胞膜の内側に、核やその他の構造を持たない、地球上最も単純な生物です。それに対して、真核細胞は、体の中にミトコンドリアなどの細胞内小器官を作って体内をいくつかの区画に切り分けることで、体を能率良く使うことができます。この区画の一つが、遺伝情報を保管、修理、コピーするためのDNAやRNAを収納する「核」です。
−−
私達の体は、その真核細胞からできているのですね。
団
そうなのですが、実は真核細胞にも2種類あるんです。DNAのセットを1セットしか持っていない「ハプロイド細胞」と2セット持っている「ディプロイド細胞」です。進化の階層で見ると、ハプロイド細胞が先にあり、その後ディプロイド細胞が出現しました。
−−
何がきっかけなのでしょう。
団
「飢餓」の状態が、ハプロイド細胞をディプロイド細胞へと変身させました。この場合の細胞にとっての「飢餓」とは、タンパク質を作り出すために必要なチッ素が周囲からなくなること。細胞の中のタンパク質は、DNAに負けず劣らず重要な役割を果たしているのですが、何かのきっかけで周囲のチッ素が減少することがあります。そうした時に2匹のハプロイド細胞が合体することでチッ素飢餓に対して立ち向かうことにしたのです。その状態が、DNAを2セット持ったディプロイド細胞へのきっかけになったのです。
−−
ハプロイド細胞2匹が合体してディプロイド細胞になる。これも生殖にあたるのですね。
団
そうです。この飢餓と合体(生殖)の状況は、植物を見るとイメージが沸くでしょう。花を良く咲かせたかったら、水や栄養をやり過ぎるなと言うでしょう? この花を咲かすというのはめしべと花粉を作る生殖なんですよ。栄養たっぷり、水たっぷりなら、花など咲かす必要がないけれど、水や栄養が不足した状態になると花を咲かせて、実を成らせて次の世代を作る。つまり、細胞レベルのメカニズムと同じことなんです。
−−
細胞のレベルで、ハプロイドからディプロイドという変化をすることによって、環境の変化に対応したということですね。私達がいわゆる「動物」と思っている生物の細胞は、皆、ディプロイドだということを考えれば、これは生物の進化において非常に大きなステップですね。
団
ディプロイド細胞とハプロイド細胞の大きな違いの一つは、自分の中にある相同のDNA分子を見分けることができるかどうか、ということ。単純に言うと、DNAの2本セットを正しく認識して分け合い保持できるかどうか、ということです。もし、これができていなければ、未だに地球はどこまでいっても、ハプロイド細胞ばかりで単細胞生物レベルで終わっていたでしょうね。しかし2匹の細胞が寄ったままで暮らし始めて更に分裂の方法を工夫し、ディプロイド細胞の仕組みを得て、ここまで進化できたという点では、ひとつの大きなステップです。ただ、生物の進化について言うと、全ての段階が重要なんです。だってハプロイド細胞がなければ、ディプロイド細胞はできないわけですから。私は「階層性」と言っていますが、下のレベルがなければ、上のレベルは存在し得ません。どの階層が抜けてもそれより先の生き物は存在しないのです。バクテリアなんて些末なものに思えるかもしれないけれど、それがいなければ、そこから派生する生物はいないのです。
例えば無生物から生物への発生の仕方なんて、未だに誰も机上の答えすら出せずにいるんです。無生物から生物が誕生するためには、ものすごい数のファクターが同時に起こる必要があります。すごいことなんです。
−−
どれ一つが欠けても、現在の私達は存在しなかったわけですね。
団
そうなんです。進化の各過程では、何か困った状態が起きた時に、その状態を解消しようと、それまでとはちょっと違うことをする者が出てきて、次の階層に進むんです。新しく出てきた悪条件を逆にテコにしながら、うまく工夫して生き延びる者が出て、更にまた困った状態が起きて…というのを積み上げながら、生物は進化してきているのです。今、現在だって、私達はこうした進化の過程にいるんですよ。
しかし、どんな生物であれ、もともと人間になろうと思って進化してきたわけではないはずです。たまたまその時代を生きた細胞たちが困難に対して工夫を重ねてきた結果が今の私達なんです。
団
細胞というレベルで、前提となるお話をしたので、いよいよなぜ「性」があるかということをお話しましょうね。
ハプロイド細胞が2匹寄り集まった状態では、まだ「性」とは言えません。性のひな型みたいなものと言ったらいいでしょう。ただ飢餓に陥りそうだったから集まっただけ。次の状態として、ディプロイド細胞として、うまく生きられるようになった…つまり、ディプロイド細胞の状態で分裂が出来るようになったわけです。ところがここが未だに理由は不明なのですが、どういうわけか足かせというか、バグができてしまって、ディプロイド細胞は、ハプロイド細胞と違って、ある程度分裂すると、細胞全体がぼろぼろになってしまって無限に分裂を続けられないんです。
−−
ハプロイドは不死なのに、私達の体を作っているディプロイド細胞には寿命があるのですね。
団
そうです。老化の原因にはものすごく多くのファクターがあるのですが、いずれにしても今、私達の目に触れる全ての生物は死を避けることができません。その理由の一つが、ディプロイド細胞にあるんです。私たちの体の細胞は、ディプロイド細胞であるがゆえに無限には分裂できない。それでは、どうやってその死を避けるのか。どうすれば種として絶滅せずに生き延びているかというと、いったん「バグ」のない、ハプロイド細胞の状態に戻って新しい「分裂回数券」を手に入れることなのです。これが減数分裂、そしてこの減数分裂と合体とを合わせたものがいわゆる有性生殖なのです。
生物の卵子と精子は、実はハプロイド細胞…つまりDNAを1セットしか持っていない細胞なのですが、その持ち主であるこの「体」、つまり人間はいつか必ず死んでしまうから、種としてつなげるために、卵子と精子というハプロイド細胞を持ち寄って、新しい体を作って、それを大事に育てていく。そしてまた、その新しい体の中にまた生殖細胞ができるというメカニズムを持つことで、種をつなげていくことにしたのですね 。
−−
メカニズムとしては、ちょっと面倒ですね。
団
確かに人間の体は60兆もの細胞でできているんだから、そんな複雑なものをわざわざハプロイド細胞の卵と精子から作らなくたって、例えば体の一部分をぽいっと切って、ミルクで湿ったガーゼに入れて、暖かい所に置いておくだけで大きくなっても良さそうなものでしょ?(笑)。
−−
うーん、確かに(笑)
団
ヒドラやクラゲなど原始的な多細胞生物は、我々と同じような細胞でできているけれども、そういうことができるんです。でも、高等な生物になればなるほど、全ての個体を必ず卵と精子から作っているんです。
−−
私達人間を含め高等な生物の場合は、ディプロイドでできているがゆえに限界がある。それでハプロイドの卵子と精子を作って、次の世代へとつなごうとしているわけですね。
団
ディプロイドからハプロイドになり直して暮らさなければいけない。それが性別の始まりであり、性の根源的な理由です。我々は、それ以外には、もう一人人間を作る方法を持っていないのです。自分と同じ体を作る、その方法として、いったんハプロイドに戻って組み立て直しているわけです。2匹のハプロイド細胞からまた真新しいディプロイド細胞、つまり1個の受精卵ができて、それが分裂し分化して、爪になったり、皮膚になったり、神経になったりと何段階かのシステムを組み上げ、最終的にカエルになったり、人間になったり、犬になったりしていくんです。
−−
細胞ってすごく、かしこいのですね。しかしそこでもう一つ疑問が沸いてきます。卵と精子を作る個体が分かれたのはなぜでしょう。
団
非常に早い時期に、そうなったんです。原始的なものをみると、卵も精子も同じ形をしているのですが、ある時期にそれが役割分担をすることにしました。
つまり卵子は、たくさんの栄養分を蓄えて生存の可能性を高める。そして、精子は、その卵に出会うために運動能力を持つ、ということです。
この時点で、卵はそのほかの細胞に比べて非常に大きくなってしまい、自分で身動きが取れなくなってしまいました。なので、大きな卵子というものを作る傍ら、それと出会える、そこまで辿り着けるハプロイド細胞を作らなければならなくなった。必要な栄養素などは、全部卵に入れてあるので、出会いに行く精子は、DNAを1セットと運動能力を持っていれば良い…実際精子を見ると、DNAをがっちがちに「梱包」した包みと、モーターと泳ぐためのべん毛しか持っていません 。
−−
精子と卵子を別々に持つというのも理由があるのですか?
団
2つの個体からの遺伝子をミックスすることで、強い遺伝子が残せるという考え方は、良く言われていますね。それに加えてディプロイド細胞がハプロイド細胞と違っているもう一つの大きな点は、細胞に個々の役割を持たせることができるようになったこと。だから卵と精子という別の性質を持つ細胞を作り出したのです。そこで話をもう一歩進めて、卵と精子を作る個体を別にしたほうが、効率が良いということになったんですね。栄養をいっぱい持った卵を作るのと、命からがら走り回ろうという精子を作ろうと言うのでは思想が全く違うじゃないですか。それを、個体レベルで分業しようという工夫があった結果、雄と雌の分化が生まれたのです。その先に人間の場合は男と女という性別があるということになります。
多くの生物がそうですが、雌の方が大きい体をしているでしょう? 人間がたまたま違うから、ちょっと分からないかもしれませんが、雌の方が大きいのも、こうした理由からです。そのためか、雌の方がどっしりした感じがしませんか?
−−
そういう一面があるかもしれません(笑)。細胞から見ていくことで、性について、人間について、これまでとは全く違う見方をすることができました。もっともっと、色々なものが見えてきそうです。
性別の成り立ちは寿命を乗り越える仕組み
インタビュア 飯塚りえ
団まりな(だん・まりな)
1940年東京生まれ。階層生物学研究ラボ責任者。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。大阪市立大学理学部助手、同大学教授を経て退官後現職。著書に『生物のからだはどう複雑化したか』(岩波書店刊)、『動物の系統と個体発生』(東京大学出版会刊)、『生物の複雑さを読む?階層性の生物学』(平凡社刊)、他。
●取材後記
房総半島の突端で、晴耕雨読の優雅な生活を送られている団さんのご自宅にお邪魔してお話を伺った。取材後、団さんが耕す畑で取れた菜の花と金柑をお土産にいただき、すっかりリフレッシュして帰路に着いた。細胞もリフレッシュして分裂の限界回数が少し増えたようだ。
撮影/海野惶世 イラスト/小湊好治
ミジンコが教えてくれる世界
鑪迫 典久
私たちPJ1(第2期中期計画 環境リスク研究プログラム 中核研究プロジェクト1)では化学物質が環境に及ぼす影響について、それらの環境中の動態予測、バイオアッセイを用いた影響量予測と監視、そしてそれらを統合して、化学物質管理に役立つための総合解析システムの開発を行っています。
ここでは私達が提案しているミジンコを使った新しい生物試験法について紹介します。
「ミジンコの単為生殖と有性生殖」の模式図
図1:ミジンコの単為生殖と
有性生殖の模式図
1. ミジンコとは
ミジンコは鰓脚綱枝角目ミジンコ科ミジンコ属に属する甲殻類の仲間で、世界中に分布している比較的大型の淡水性プランクトンです(一部は海水もいます)。
通常は単為生殖を行い、交尾をせずに直接仔虫を生んで増えますが、環境要因の変化(餌不足、低温、短日、過密など)によってオスが生まれると、交尾して(有性生殖)耐久卵を作ることが知られています(図1)。
耐久卵は低温や乾燥に強く、数ヶ月〜数年間土の中で生きていることが知られています。環境要因がミジンコにとって好転すると、耐久卵からは2個体のメスが孵化し、再び単為生殖を行い爆発的に増殖します。
ミジンコは化学物質に対して感受性が高いため、化審法(化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律)やOECDの化学品テストガイドラインなどで定められている生物試験、あるいは生態毒性試験の実験生物として用いられています。
2. 節足動物のホルモンとは
昆虫やエビ・カニなどの甲殻類(節足動物)は世界中の生物種の90%以上を占めていると言われていますが、実はそれらに共通に存在する2つの主要なホルモンとして脱皮ホルモン(EcH)と幼若ホルモン(JH)があります。EcHが脱皮を司る一方、JHはその脱皮の質をコントロールすることによって、幼虫から蛹、成虫への変態を可能にしています。
また、JHは昆虫では長翅短翅などの相変異、社会性昆虫のカースト分化、ミツバチのワーカーの役割分担などといった多様な生活史を制御していることがわかっています。そして、EcHはステロイド骨格、JHはセスキテルペノイド構造を持ち、節足動物全般にほぼ共通の化学構造を有していることは興味深い事実です。
ミジンコも甲殻類として、エビ・カニと同じ形のホルモンを有していることが知られています。しかしEcHの受容体は発見されていますがJHは未だその受容体が発見されていないなど、解明されていない部分も多く残されています。
3. 無脊椎動物の内分泌かく乱
環境ホルモン汚染の問題は、“人類だけでなく地球上のあらゆる生物の種の存続の危機を招いている”という危惧の元に始まりましたが、化学物質によってかく乱される側の本来のホルモンとして女性ホルモン、男性ホルモン、甲状腺ホルモンが対象となったため、それらを有している生物、つまり哺乳類、爬虫類、鳥類、両棲類、魚類が主な研究・調査の対象となりました。
脊椎動物同士のヒトと魚が同じ女性ホルモンを持っていることもある意味驚きですが、節足動物が含まれる無脊椎動物は、脊椎動物とは全く違うホルモン体系を持っていることを理解した上で、無脊椎動物の内分泌かく乱について調べる必要があります。
ヒトは存続しているけど、いつの間にか昆虫が居なくなった、という未来世界がこないようにする必要があります。
4. 私達の研究
「ミジンコのオスとメスの見分け方を示した写真」
図2:オスメスの見分け方
A 第一アンテナの形が違う, B 後肢のつめの形が違う,
C 腹突がメスには有るがオスには無い
私達はミジンコ(Daphnia magna)にJHおよびJHと同等の作用を示す農薬を投与すると、ミジンコがオスの仔虫を生むことを明らかにしました。
従来の教科書では、環境が悪化するとオスが出る、と思われていたところ、オスの発生に化学物質が関与し、それがホルモン(JH)である事を明らかにした最初の発見です。オスメスの見分け方を図2に示します。
その知見を元にして、私達はミジンコ(D. magna)オス仔虫発現を用いたJHの検出(Tatarazako et al. 2003, Chemosphere 53, 827-33)、およびそれらに関する背景データの集積(Oda et al. 2005, Chemosphere 61, 1168-74)、薬物およびJHホルモンに対する感受性の異なる世界中から入手したクローン数種類の比較(Oda et al. 2006, Chemosphere 77, 78-86)およびミジンコのcDNA(注1)ライブラリーの作成(Watanabe et al. 2005, Genome 48, 606-9)などを行ってきました。
「産仔数の低下とオス仔虫の発生について示した」グラフ
図3:産仔数の低下とオス仔虫の発生について
・化学物質の違いによりオス仔虫が出てくる濃度が異なる
JHの生物検出法が今までは手術でアラタ体を除去したカイコの蛹化制御などが代表的で、確実・鋭敏な手法が存在していなかったことに対し、私達の開発したミジンコのオス仔虫発現によるJHの検出系はカイコを用いた系より確実・鋭敏・簡易に検出できるためJH作用の解明を行う上で有利な点が多いと思われます(図3)。
そして上記知見の集積の上で、OECDに対して無脊椎動物の内分泌撹乱を明らかにする試験法を提案しました(仮称Enhanced TG211)。現在プレリングテストの結果(Oda et al. 2007,Ecotoxicol Environ Saf. 67(3), 399-405)を踏まえてOECD加盟国の12ラボによるリングテストを行い、その結果についてOECDに対して報告書を作成しているところです。また、オオミジンコの脱皮ホルモンの受容体遺伝子取り出し、脱皮ホルモン受容体に結合する物質を検出する仕組みも作りました(Kato et al. 2007, J. Endocrinol. 193, 183-194)。さらに、ミジンコの遺伝子の発現変化をもとにした、化学物質の影響を短時間で明らかにできる手法も作成しています(Watanabe et al. 2007, Environ. Toxicol. Chem. 26, 669-676)。
5. 将来構想
オス仔虫が発生することに、JHが関与していることはほぼ間違いのない事実ですが、そのメカニズムについてはまだ分かっていません。つまり今後JH受容体の解明や関与している遺伝子のスクリーニングなどが必要です。
また現在私達が作用を明らかにした化学物質は、本来昆虫が有しているホルモンと害虫や有害昆虫駆除のためにホルモンかく乱を意図して作られた農薬の合計10物質しかありません。農薬は非意図的に散布されることは無いでしょうから、危惧すべきは日常使われている化学物質が環境に流出した場合に知らずにJH 作用を持つものがあるかどうかの確認です。
またJHは先に述べたように生物毎にその作用が異なる可能性があるため、実際の環境中ではJH作用を持つ化学物質によって、どの生物に何が起きているのか、起こる可能性があるのかについても明らかにする必要があります。
またこのミジンコの試験系では甲殻類のもう一方の主要なホルモンであるEcHの検出についてはあまり有効ではありません。その点は既に私達のグループで昆虫の培養細胞を用いたレセプターバインディング系を持っているので、それで補えると考えていますが、実用化にはまだ時間がかかりそうです。以上まだまだやるべきことが残されています。
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注1 cDNA: 相補的DNA(そうほてきDNA、complementary DNA)は、mRNA から逆転写酵素を用いた逆転写反応によって合成された DNA。一般には「相補的」を意味する英語、complementary の頭文字をとって、cDNA と省略される。
「下半身に元気のない男性は、陰毛が“縦長で毛深い”女性とSEXを楽しむことをオススメしますね」
のっけから仰天の“新説”を唱えるのは、医学博士の志賀貢氏だ。
死ぬまで現役でいたい中高年代のためにあらゆる“勃起術”を伝授してきたこのコーナー。これまでにも、下半身強化の運動や食事法、ツボ療法などは紹介してきたが、我々はある盲点に気づいていなかった。
「当然ですが、相手の女性によって男性の興奮度や勃起度も違ってきます。つまり、自分とSEXの相性のいいパートナーを見つけることができれば、“死ぬまで現役”も可能なんです」
そこで今週からは、志賀氏の医学的見解から、中高年男性にオススメの“女性”を取り上げることにした。
その一つめが「陰毛が縦長で毛深い女」である。
むろん、れっきとした理由があるのだ。
「陰毛というのは、男性ホルモンと女性ホルモンの影響が出やすい部分なのです。簡単に説明すると、男性ホルモンが強いほど陰毛は濃くなり、下のほうにまで生えてくるのです。対して、女性ホルモンの分泌がいいと陰毛の下部分が薄くなり、“逆三角形ヘア”になるのです。ちなみに、女性ホルモンが大量に分泌されている女性は陰毛の上部分も毛が薄くなり、パイパンになりやすいのです」
アンダーヘアを見れば、その女性のホルモンバランスが丸わかりなのだ。
そして、そこから性格も見えてくるという。
「男性ホルモンの分泌が旺盛な女性は、性格も男勝りで野生的。さらに情け深いところがあるのです。逆に女性ホルモンの分泌がいいと性格もナヨナヨしていて優柔不断。それでいて、女性特有の“現実的”な部分があり、男に対して厳しい目も持っているのです」
実は男っぽい女性のほうが男性に対して優しく、困っている人がいたら助けてあげようという感情も強いそうだ。
「例えば、性行為中に中折れした時も、陰毛が濃い女性のほうが男の気持ちを上手に汲み取って、傷つけない傾向があるんですね。だから男性は安心して、SEXを楽しめるのです」
そのうえ、SEXも男勝りなので“責め好き”が多い。言い換えれば、サービス精神も旺盛なのだ。
それだけではない。男性ホルモンが優位であれば、体つき自体も筋肉質になるのだ。
「無駄な脂肪が少ないスレンダー系で、胸も小さいタイプが多い。何より下半身が強いのでアソコの締まりも抜群なのです。少々フニャチンでも、グッと締め付けてくれるんです」
しかし、アンダーヘアは普段、隠れているもの。濃いか薄いかを見分けるのはムリである。
「外見からも判断できるので大丈夫。男性ホルモンの分泌がいいと、先ほども話したとおり、体つきが細身で貧乳、さらに顔つきは丸顔よりも面長で小鼻はスッと通っています。そして、女性にしては髪の毛の量が少なめ。こういう特徴から見分ければいいのです」
あとはそんな女性と知り合う機会を作るだけ。さあ、アナタにピッタリのSEXパートナーを見つけよう!
志賀貢
医学博士。内科医として診療する傍ら、260作以上の小説やエッセイを執筆。また、性感研究の第一人者で『かなりHな夜の教科書』(河出書房新社)など、医学的見地に基づいたSEX&口説き術にまつわる著書も多数。
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ボノボとは、動物とは思えないほど高い知能を持ち、人間以上に平和と秩序を重んじる類人猿です。今回はそんな彼らの生態などをとりあげるとともに、彼らに関するおすすめ本を紹介していきます。
ボノボとは
ボノボはヒト科チンパンジー属に分類される霊長類。1928年に、生息地であるアフリカでなくヨーロッパで初めて発見されました。主にアフリカのコンゴ民主共和国中西部に生息しており、ワンバ地区などの保護区を除いては、食用として食べられることもあります。
地区開発やたび重なる内戦により生息地が脅かされ、生息数は減少の一途をたどっています。
体は痩せ型。オスの身長は73〜83cmほどで体重は39kg程度です。メスも身長70〜76cmほどで体重も31kg程度。
チンパンジーと一見似ているため比較されることも多いのですが、彼らはチンパンジーに比べて上半身が小さく脳容量も小さいです。赤ちゃんはチンパンジーの赤ちゃんよりもか弱く、長い期間、周囲の助けが必要になります。
小学校低学年の子ども程度の知能を持つといわれている彼らは、長年研究者の間でも注目を集めていて、日本では霊長類学者でボノボ研究が専門の加納隆至のチームが、20年以上にわたりコンゴの赤道州ワンバ地区で直接観察による調査を続けています。
ボノボの生態について
彼らは平和を好む生き物です。チンパンジーと同様餌を取るために道具を使う知能は持ち合わせていますが、周りと争って道具を使うチンパンジーに対して、ボノボは争いを避けるためにあまり道具を使いません。
雑食性で、植物の葉や芽、昆虫や小動物など色々な物を食べますが、仲間同士で争って食べ物を奪い合うことはなく、闘争を好まない動物だと考えられています。仲間を思いやる面も多く見られ、木のツルにからまってしまったボノボを周りの数頭が助けてあげている写真が撮られたこともありました。
野生のボノボは、低地にある熱帯雨林に生息しています。基本的に樹上棲で、寝るときも樹上に寝床を作って休んでいます。四足歩行をすることもありますが、直立二足歩行も得意で、食物を持ちながら数十メートル歩くこともあるそうです。昼行性なので、昼間活動して夜になると休みます。
寿命は野生だとだいたい40年ぐらいです。生後8〜11年には思春期が訪れ、ボノボのメスは14歳ごろ出産をします。授乳期間は4年と比較的長めです。
性的活動が活発なことでも知られており、受精以外の目的で性行為をすることが分かっています。これは、チンパンジーのオスの性交可能期間が月に5日程度なのに対し、ボノボのオスの性交可能期間はその5倍であることに起因しています。
受精以外の目的で性行為をすることは動物のなかでは極めて珍しく、ボノボの高い知能をうかがい知ることができるでしょう。
またストレスに弱く、特に動物園で飼育されているボノボは野生に比べストレスを感じやすいため、毛が抜けてしまう個体が多くみられます。
ボノボは頭がいい?
知能は人間の子どもほどあるといわれています。枝を使ってシロアリをとったり、雨が降れば葉を傘にして逃れたりと、道具を使ってより良い生活環境をつくり上げることもできるのです。チンパンジー同様、積み木で遊んだり、カップを重ねたりする知能遊びも得意としています。
アメリカの研究チームがボノボに言葉を理解させる実験をおこなったところ、実験対象となった2匹は複雑なルールを理解してテレビゲームで遊んだり、人間の声による指示で焚き火でマシュマロを焼いたりしたそうです。
人間の話す言語を理解するだけでなく、特殊なキーボードを使って人間とコミュニケーションをとることも可能で、その結果は研究チームのメンバーを非常に驚かせたといいます。
なぜこんなにも知能が高いのかはまだ研究段階ですが、研究者のなかにはボノボの高い知能と直立二足歩行が関係しているのではないかと考える者もいます。
さらに、直立二足歩行と母親依存のボノボの生態についても関係があるのではないかという意見もあり、これからの研究が注目されるでしょう。
ページをめくる手が止まらなくなりそう!
本書の作者はドゥ・ヴァール。彼は霊長類の社会的知能研究の第一人者で、長年膨大なフィールドワークや実験を積み重ねてきた学者です。
本書はそんな彼が、道徳性の起源についての知見をボノボの生態と重ねながら、興味深くまとめあげた一冊です。
道徳性の起源: ボノボが教えてくれること
道徳性の起源: ボノボが教えてくれること
作者
フランス ドゥ・ヴァール
出版社
紀伊國屋書店
出版日
2014年11月28日
キニナル本
一見まったく関係性を持たない「人間の道徳性」と「ボノボの生態」というふたつの事柄。しかし本書では、人間だけが持っていると考えられていた道徳性を彼らの生態にも当てはめています。そして、見事にそのふたつを関連付けて、読者を理解へと導いているのです。
彼らの世界に存在する秩序と道徳性。これを知ることによって、ボノボについての興味が増すだけでなく、人間社会のヒントにも成り得るかもしれません。彼らの社会的行動は、時に人間社会よりも平和と思いやりに満ちていて、私たちが学ばなければいけないことがたくさんあるのです。
作者の知識と経験が惜しげもなく詰め込まれた一冊。ボノボの魅力が文章の端々から漏れ出してくるような、大満足の内容です。
【
ボノボとチンパンジー、彼らの生態は一体何が違う?
本書はボノボの情報を、よく似ているといわれるチンパンジーと比較しながら分かりやすく解説した一冊です。興味があるけれど、どんな本を手に取ったらよいか分からない人におすすめ。知識ゼロからでも安心の、やさしい解説書です。
ボノボ―地球上で、一番ヒトに近いサル (Soenshaグリーンブックス)
ボノボ―地球上で、一番ヒトに近いサル (Soenshaグリーンブックス)
作者
江口 絵理
出版社
そうえん社
出版日
2008年12月01日
とにかくスラスラ読める一冊。チンパンジーとボノボの対比は読者にとって意外な事実も多く、納得したり驚いたりしているうちに、どんどんページが進んでいきます。
たとえばチンパンジーの社会はオス優位で、問題解決は暴力でおこなわれるのだとか。一方で、ボノボの社会はメス優位で、問題は抱擁することで解消しています。平和なボノボの社会が多数の例とともに提示されているので、誰が読んでも納得できる内容だといえるでしょう。
平易な文章で書かれているので、中学生くらいから気軽に読むことができます。小学生でも大人が一緒に読んであげれば内容を問題なく理解することができるでしょう。
ヒトのDNAとほとんど同じであるボノボ。そんな彼らの社会のあり方は、私たちに新しい平和の築き方のヒントを教えてくれるかもしれません。
人間とボノボのハートフルストーリー
本書は、アメリカ人作家エリオット・シュレーファーによる児童書です。シュレーファーはもともと大人向けの小説を書いていましたが、後に児童書作家へ転身。彼の描く臨場感あふれる描写の作品は、子どもだけでなく多くの大人も魅了しています。
ボノボとともに (福音館の単行本)
作者
エリオット・シュレーファー
出版社
福音館書店
出版日
2016年05月20日
主人公は14歳の女の子、ソフィーです。父親の住むアメリカから母の住むコンゴへ行き、ボノボの保護センターを経営する母親と一緒に、孤児であるオットーを世話する物語です。コンゴでの内戦は幼いソフィーと母親を引き裂き、ソフィーはオットーとともに懸命に生き延びようとしますが……。
ソフィーと母親の愛情に満ち溢れた関係、一方で親の行方が分からない孤児のボノボ・オットー。本作の面白さは、まさにこの「対比」にあります。
さらに、平和と秩序を好む動物ボノボの世界と、人々が殺しあう無秩序の国コンゴの世界が描かれます。対極に位置する設定をところどころにちりばめることによって、2人が一緒にいることがいかに奇跡的なのかを強調しているようにも感じとれます。
フィクションですが、ボノボ保護の実態やコンゴの内戦の様子などを限りなくリアルに描いた社会派ストーリー。主人公との純粋な絆が琴線に触れること間違いなしです。
いかがでしたでしょうか?今回はボノボについてご紹介し、おすすめ本を3冊ご紹介しました。知れば知るほど引き込まれていくような魅力を持つ生き物です。あなたもぜひこの機会に、彼らの平和な世界に親しんでみてはいかがでしょうか?
https://honcierge.jp/articles/shelf_story/4960
ボノボはアフリカのど真ん中、コンゴ盆地の中の熱帯林に生息する。二本足歩行もお得意で、以前日本でも人気が出たチンパンジーのカンジ君は実はボノボだと言う人もいる。彼らはチンパンジー同様、父系社会で基本的には成人した雌が別の群れに移動する形をとる。そして、ゴリラのような一夫多妻制(ハーレム型)ではなく、テナガザルのように一夫一婦制でもない「多夫多妻性」である。
チンパンジーとの一番の違いはその性交の多さだ。著者はその理由をボノボの種としての生き残り戦略だと記している。その理由は、チンパンジー社会との比較により分かる。前述したがチンパンジーとボノボは共に父系社会で、成人した雌が群れを移動する。
まず大きな違いは、チンパンジーには「子殺し」という嫌な習性があることだ。それは新しく群れにきた雌が初めて生んだ子供が、雄たちによって殺されるケースが多いという。要は他の群れの雄の子供の可能性があるからだ。それも殺されるのは圧倒的に雄の子供が多いらしい。ちなみに子供を殺された母親はまもなく受胎可能となり、発情をするようになり、その群の雄と性交を開始する。自分達の群れの遺伝子を残そうとする本能というが、その真偽はともかく、現実としてチンパンジーの群れの多くの雌雄の比率は、雄3〜4割に対して、雌が7〜6割となっている。一方ボノボには、「子殺し」という習性はない。
彼らはチンパンジーと比べ、はるかに多く性行為を行なう。雄の持っている餌が欲しいとき、仲間になりたいとき、理由不明で・・・キリスト教徒の研究者が眉をひそめる程だ。そのボノボの雌が新しい群れに来たときやはり多くの雄と性交を行なう。その結果、生まれる子供はだれの子供かわかない。雄にとってみれば、自分の子である可能性がある子供が沢山生まれることになる。そしてボノボの雌雄比は5:5だ。
また発情した雌しか性交しない(出産を目的としてしか性交しない)チンパンジーでは、一匹の雌が性交できるのは、月に3〜5日しかない。群れ全体で見ても雄は発情した雌と性交をするため、雄同士の戦いも激しくなるという。一方ボノボは至っておおらかだ。性交が可能な期間はチンパンジーの凡そ5倍、もちろん受精可能な日はチンパンジーと同様3〜5日だから他の20日ほどは、受精以外の目的で性行為をしていることになる。
その頻繁な性行為をボノボはコミュニケーションの一つとして利用していると言う。その理由の一つは前述した人間の場合と同様、雄の協力を得るため(群に馴染むため)と考えられる。ボノボには雌同士が性器をこすり合わせる「ホカホカ」という行為や、雄同士がお尻をくっつける「尻つけ」と言う行為も頻繁に行なわれる。これらは全て群れ内のもしくは、群同士の緊張を緩和するために行なわれている。攻撃的なチンパンジーに対して、ボノボは性によって戦いを回避する知恵をもった平和主義なのだ。ボノボの雌は人間と同様、出産後まもなく性交が可能となる(ただし人と違って受胎は不可能)。子供たちの周りで誰かが性交を始めると子供たちは大騒ぎで二匹の上に乗ったり、下から覗き込んだりして、自らの性器を擦り付けたりするという。チンパンジーの場合、大人の性行為に子供が参加するのはあくまで、その妨害が目的であり、稀にしか見られないそうだ。チンパンジーの場合、母親が発情を開始するのは一般に子供が4〜5歳になってからなので子チンパンジーにとっては、母親を誰かに横取りされそうなそんな気持ちなのかもしれない。一方ボノボの場合は、もの心付いたときから、雄の子供はまだ射精できない頃から、メスにお願いして性交をさせてもらうようになるという。ボノボの子供たちにとって、大人の成功は、自分の親も含めてありふれた現実なのである。この辺りは人と少し違うが、彼らは自らの社会システムの維持のために性行為を行なっている。そしてそれは我々人類も同じと言うのが著者の主張であろうか?
いづれにせよ、このボノボにせよ、チンパンジーにせよ、絶滅の危機に瀕している。ゴリラやオランウータンとて同様である。原因は我々人間の開発による熱帯雨林の破壊である。元々同じ熱帯雨林で暮らしていた兄弟だったが、地殻変動で林も疎らなサバンナでの生活を余儀なくされた人類が、今森林を破壊し、昔の兄弟を滅ぼそうとしている。皮肉な話だが、人による熱帯雨林の破壊はかつて自らが経験した危機(地殻変動で熱帯雨林に住めなくなったこと)よりはるかに早く大規模だ。
我々人類は、その存在基盤であるこの地球の生態系をこれからも破壊し続けるのか?それがいつか自らも滅ぼすことになると思っていないのか?今また別の意味で種としての進化を試されているのかもしれない。
https://blog.goo.ne.jp/ten05051011/e/e8a705ea919049761e201355cb854756
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/661.html
神経学者キーナン著「THE FACE IN THE MIRROR」を読んでいたら・・ボノボの性生活が出て来た。これも題名がもたらす・・
「鏡の中の顔」で・・我々を理解しやすいおサルさんなのだろう。
ボノボは・・sex好きの一番人間に近いチンパンジー(以前はピグミーチンパンジーと呼ばれていた)とは理解していたし・・その映像は見ていて感服していた。
「ボノボは古代インドの性愛の指南書『カーマ・スートラ』を読んだのかと思うほど、多様な体位でさまざまな行為を行う」
と動物学者も驚嘆している。
正常位を愛する・・出来る唯一の類人猿である。正常位を多用する方が居るとしたら・・48手等と難解な図面を観なくとも・・ボノボの生態映像を見れば・・スムーズに勉強出来る。
要するに・・緊張関係をsexで解す知恵がふんだんに合って・・
ある面で人間よりも・・一歩は先を突き進んでいる。
それには・・人間同様いつでも御要望に応えなければならない。
「性交が可能な期間はチンパンジーの凡そ5倍、もちろん受精可能な日はチンパンジーと同様3〜5日だから他の20日ほどは、受精以外の目的で性行為をしていることになります」
動物学者の観察を信用しよう。
彼等のsexにタブーはない。
他にもある。ボノボはマスターベーションをする・・数少ない種の一つであり・・この点人間に引けを取らない。更に彼等は進歩的で・・共同マスターベーションもする。人間を凌駕している。
精々我々は乱交でお茶を濁している程度だ。遅れているのだろう。
雌は雌同士・・大切な処を擦り合わせるし・・オスは他のオスのシンボルを握って・・愛撫する。ファラチオも珍しくない。
断言出来ないが・・とキーナン医学博士は語る。
ボノボがマスターベーションするのは・・我々同様快楽の為だろうと思われる。息づかいの変化や喘ぎ等で・・彼等が明らかに楽しんでいる兆候が見られるそうだ。
「自分がこんなに気持ち良いのだから・・相手も気持ち良いだろう」
と考えている心的状態の帰属があるのでは・・と考えられる。
それ故・・もめごとの後には・・これを利用する。これで仲直りをする。むしろ揉め事の醍醐味は・・これにあるのではと・・神経学者は考察している。
ただ平凡な人間としては・・ボノボには人間と同様な好みがあるのか・・無いのか・・気にはなる。同性ではなく・・異性と限っても・・多少の好みは避けられない。到底望みたくない異性に・・シンボルを握られたり・・口に入れられたり・・sexを強制されても応じられるか・・自信は全くない。
とすると・・鏡の中の顔は別人になる。
しかしだ・・正常位で楽しんでいるボノボは・・その間見詰め合っている・・行為は大抵1分足らずで終わるが・・早漏だが・・見詰め合っているのだ。これはやはり・・好き同士の愛の表現ではないだろうか・?・・
だとしても・・人間の女性の場合・・目を閉じているのが・・一般的ではないだろうか・? 断言出来る程豊富な経験はないが・・やはり・・ボノボの方が先駆者なのだろうか・?
もしもしも・・希有なチャンスが巡り合うのなら・・
最後まで見詰め合いたい・・と希望を述べれば・・変態扱いされるだろうか・?
愛されていると誤解していない・??・・と相手から突き放され・・萎えるのだろうか・??ボノボよ・・教えてくれ・・・
( ^ω^)・・・(笑
https://guccipost.co.jp/blog/perudon/?p=6756
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/662.html
先日、日本性科学会という学会に、参加してきました。私が所属している学会の中でも特に思い入れのある学会の一つです。どのようなことを勉強するかというと、ジェンダーや性別違和などなど、「性」について「科学」する学会です。一緒にヨミドクターのブログをしている宋美玄先生も参加されており、発表をされておりました。ご苦労様でした。
さて、今回のシンポジウムのテーマには、「生殖に直結しない性」と、「性被害・加害とSMの世界」があり、非常に興味深いものでした。
私自身は、不妊症の患者さんをよく診察していますが、人間の性というものは、他の動物と違い「生殖に直結しない」というものも多いですよね。一つは、連帯感を求めるもの、そして、もう一つは快楽を求めるものです。なぜこのようになったのか?ということだけでたくさんの議論がありますが、人間以外にも生殖以外のセックスをする動物が2つあることを教わりました。
それは、ボノボとイルカです。
ボノボはチンパンジー属に分類されるサルの仲間です。頭もいいらしく、かつてNHKスペシャルで放映されたものによると、ゲームのパックマンができる、つまり、「パワーえさ」を取ると敵を倒すことができることを理解できるらしいです。
ボノボは、チンパンジーなどの他のサルと違って、発情期がありません。人間と一緒ですね。また、以下のような人間と近い性行動を取ります。
•正常位でセックスする。
•舌を絡ませるフレンチキスをする
•キス以外にも、オーラルセックス、クリニングス、性器の愛撫あいぶなど様々な性行動が観察される。
•メス同士でも性行動をする(ホカホカといわれる)
なによりも、セックスをコミュニケーションの手段として使っているとのことなのです。緊張の緩和や、快楽、コミュニケーションのためにセックスをすることがあるらしいのです。ボノボすごい!
また、意外だったのがイルカです。
イルカって、あの海にいるイルカですよ。魚のような形をした哺乳類です。水族館でイルカショーをご覧になった方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。実は、そのイルカはアナルセックスや噴気孔という頭の上に開いている穴を用いてセックスをすることがあるのです。
あのかわいいイルカもそんなことをしているのだなあ、というのが率直な印象でした。
イルカとボノボ、ほかにもヒトとの共通点はあるのか。興味深いところです。どなたかご存じでしたらぜひ教えてください。
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小堀善友 (こぼり よしとも)
泌尿器科医 埼玉県生まれ
2001年金沢大学医学部卒、09年より獨協医科大学越谷病院泌尿器科勤務。14年9月から米国イリノイ大学シカゴ校に招請研究員として留学。専門分野は男性不妊症、勃起・射精障害、性感染症。詳しくはこちら
主な著書は『泌尿器科医が教えるオトコの「性」活習慣病』(中公新書ラクレ)。詳細はこちら
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20131001-OYTEW54187/
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/663.html
ボノボ
ボノボと聞いてもあまり馴染みのない方もおられるかもしれません。これは当然で、ボノボが発見されたのは1929年の事で、私の知る限りボノボに会える我が国の動物園はないと思います。しかし、ボノボはチンパンジーと同じぐらい私たち人類に近い動物で、約700万年前人類の祖先から分かれ、300万年前にチンパンジーと分かれた種です。写真に示すように、外見も慣れていないとチンパンジーと間違うほど良く似ています。しかし、顔が小さくて黒い、手足が長いなど明らかな違いがあります。
実は私もボノボを見たことがありません。しかしボノボの研究者de Waalさんの著書や論文を読んで以来、ボノボの虜になっています。というのも彼らがチンパンジーとは全く異なる、平和的な社会生活を送っているからです。私たちは、チンパンジーというと愛嬌のあるおとなしい猿を想像してしまいますが、京都賞を授与されたGoodallさんが明らかにしたように、強い男性優位の社会を形成し、争いが絶えず、さらに他の群れを殺戮する残忍さが本性です。これに対してボノボは、女性優位の社会で、争いを好まず、男女、さらには同性間のセックスを道具として誰とでも友好関係を築く、平和的な猿です。de Waalさんの本によれば、オスの持っている食べ物を分けてもらうため、自分の性的魅力で誘惑する一種の売春行為すらあるようです。平和な社会のために、人間から見たら不道徳な性的乱交が維持されるボノボを知ると、私たちの道徳の起源がどこにあるのか、de Waalさんでなくても興味があります。
もちろん専門家は、人間の道徳の起源を求め、今もコンゴのジャングルで、そしてボノボを飼育する動物園で、彼らの行動を観察し続けています。
論文の概要
今日是非紹介したい論文はもちろんボノボについての研究です。コンゴにすむボノボの2つの群が示した、これまで観察されたことのない行動についての報告で、それぞれの独立した群れを追跡し続けているリバプール・ジョン・ムーア大学とドイツマックスプランク人類新科学研究所の研究者が、4月5日号のHuman Natureに発表しました(Furth and Hohmann, Food Sharing across Borders(群れの境界を超えた食料の共有) Human Nature, in press, 2018: https://doi.org/10.1007/s12110-018-9311-9)。
チンパンジーやボノボが木の実などの植物を主食にしていると思っている人は多いはずです。これは間違ってはいませんが、発達した脳を維持するためには、動物の肉のような良質のたんぱく質が必要です。事実、チンパンジーが群れをなしてヒヒなどの小型サルを日常的にハンティングして肉を食べることが、先述のGoodallさんによって報告され、私たちのチンパンジーのイメージを大きく変えるきっかけになりました。
チンパンジーがグループで行う狩の様子について、私も生命誌研究館のブログに狩りの様子について説明したことがあります。頭脳の発達したチンパンジーですが、群れで狩をすると言っても協力するとは名ばかりで、単純化して言うと他の個体と目的を共有することがないため、各個体の頭にあるのは、自分がいち早くえさにありつきたいという利己的な目的だけで獲物を追いかけます。このため、運良くゲットした餌を分け合うのは、見返りが期待できるときだけと言えます。
一方、ボノボは平和的でこれまで残虐な狩りをしないのではと考えられていましたが、最近では小型猿や他の哺乳類をハンティングすることが知られるようになりました。平和的なボノボも、質の高い栄養は必要です。しかし、得られた獲物は独り占めすることはなく、メスが仕切って仲良く分け合うことが明らかになりました。ここでもまたボノボの社会性とチンパンジーの利己性という差が浮き彫りになりました。
おそらくこの研究グループは、食物を分け合うボノボなら、さらに高い道徳性の必要な行為を示すのではと考えたのではないでしょうか。すなわち自分のグループないだけでなく、他のグループのメンバーと獲物を分け合う可能性です。このため、互いに接する縄張りで暮らしている2つのボノボのグループを別々に追跡し続け、ついに1匹のオスが、捕まえた獲物を他のグループのメスに分けるのを目撃したのです。
もう少し詳しく紹介しましょう。あるとき、2つのグループが同じ領域で出会った時のことです。こんな場合もボノボは争いません。この時、1匹のオスが、ダイカー(小型の牛科の動物)を捕まえるのに成功します。すると、間髪入れずなんと両方の群れからメスが全部で9匹もそのオスに近づいて、獲物をねだるポーズをとり、同じグループのメスだけでなく、他のグループのメス1匹が肉を分けてもらうのに成功します。
その後このメスが、自分の子供たちに肉を与えるだけでなく、両方のグループ分け隔てなく他のメスにも肉を与えるのも観察されています。
結局1時間あまりの出来事で、その後は強い雨に遮られ、それ以上の追跡はできなかったようです。
私は専門外で、この分野の論文をいつも読んでいるわけではありません。しかし、このように群れの境界を超えて、獲物を分け与える行動が観察できたのは、今回が初めてではないでしょうか。実際、人間でもグループを超えた交流はけっして自然に行われるものではありません。おそらく、メスが仕切る社会構造のボノボならではの行動で、メスにねだられると本能的にこのオスも反応したのかもしれません。論文を読んで、大変感激しました。
個人的考察
ここからは個人的考察で、正しいことが書かれているとは思わないでください。
私がボノボに興味を持つのは、人間の進化で直立原人が現れてから、男女の体格差がなくなり、おそらく一夫一婦制が定着したきっかけを知りたいからです。ボノボはチンパンジーと比べると、オス・メスの体格差が大きくないことが知られています。これは、オスがボスの座を巡って争う必要がなくなったからだと考えます。かわりにボノボは、性をコミュニケーションの道具とする、いわば乱交型の平和な社会を築きあげます。私も直立原人の一夫一婦制を疑うわけではありませんが、その前にボノボと同じ乱交型のメスが仕切る社会構造を持っていたのかもしれません。もしそうなら、そこに一夫一婦という新しい道徳がどう生まれたのか、興味は尽きません。
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西川伸一
NPO法人オール・アバウト・サイエンスジャパン代表理事
1948年滋賀県生まれ。1973年京都大学医学部卒業。7年医師として勤めた後1980年ドイツ ケルン大学留学。1987年熊本大学医学部教授、 1993年京都大学大学院医学研究科教授を歴任。 2000年理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター副センター長。2013年、あらゆる公職を辞し、NPO法人オール・アバウト・サイエンス・ジャパン代表理事として様々な患者さん団体と協力して、患者さんがもっと医療の前面で活躍する我が国にしたいと活動を行っている。
https://news.yahoo.co.jp/byline/nishikawashinichi/20180409-00083702/
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/664.html
久しぶりの更新ですが、健康話はまた今度ということで・・・・
ちょっと変わったお話を・・・・これコラムにするべきか躊躇したんですが・・・いやらしい表現もありますが真面目な話なんで掲載しました。
ボノボっていう動物は皆さんご存知でしょうか。私は最近まで全く知りませんでした。息子から教えてもらいました。
ボノボは画像の通りチンパンジーのようなイメージですが、アフリカ中央部に位置するコンゴ共和国のコンゴ川右岸に生息し、日本人の霊長類学者達の20年にわたる調査の結果、人類に最も近いとされる霊長類動物であることが解明されてきました。
では、子孫を残す哺乳類のつがいの在り方はどうなんでしょうか。
それは、@夫多妻(ゴリラ)、A一夫一妻(テナガザル)、そしてB乱婚(チンパンジー、ボノボ)の3種類から成立しております。
まずはゴリラ!ゴリラはボスを頂点にハーレムを形成し、手あたり次第交尾をしまくるですが、それまでにオス同士のすさまじい争いがあって、頂点に立ちます。故にたった1匹しか幸せを見れないのがゴリラです。このハーレム争奪戦を繰り広げるため、ゴリラのオスは強くたくましくなければ勝ち残れません。故に体の大きさがメスに比べ大きく200kgほどあります。
しかし、200kgもあるくせに驚くことにペニスはたった3cm、睾丸は大豆ほどしかないのです。これは頂点にたつとメスと自由に交尾ができるため、発達させる必要がないとされるからです。
次にチンパンジーはこれまた人間に近いというか一応ボス社会でゴリラと似たような上下関係が築かれるのですが、気に入った下位のオスにも生殖の機会を与えます。この辺はゴリラとは違い階層制度とその権力構造によって形成されてます。ある意味人間社会(男社会)に近いかもしれません。
ではボノボは?これがすごいのです。
ボノボは、一切の争い事がありません。争い事はすべて交尾で解決するのです。生殖器をコミニケーション代わりに使うということです。 ボノボ Bonobo_distribution.png
bonobos.jpg
例えばメス同士性器の皮をこすり合ったり、オス同士ペニスをぶつけ合うそうです。これをペニスフェンシングと呼ぶそうです。
しかも人間と同じく正常位で性交が可能な珍しい哺乳類になります。
ゴリラ テナガザル チンパンジー ボノボ ヒト
夫婦制度 一夫多妻 一夫一妻 乱婚 乱婚 一夫一妻
オス:メスの平均体重 180kg:100kg 10kg:10kg 60kg:47kg 39kg:31kg 70kg:50kg
ペニスの長さ 3cm 3cm 8cm 9cm 13cm
睾丸の大きさ 大豆ほど 大豆ほど 卵 卵 ウズラ卵
ボノボ3-thumb.jpg 性行為 後背位(バック) 後背位(バック) 後背位(バック) 正常位もOK 正常位もOK
人間の源は乱婚だったという説があり、当然の事ながらまさか!と我々の祖先が乱婚だなんてと疑いますよね、誰しもが思うことです。よく考えてみると200万年前に狩猟社会が始まりました。次いで農耕社会が始まったのは約1万年前、人類の歴史に至っては、たった2千年間ほどです。
恐らく所説によりますと狩猟時代は50人〜100人くらいの集団で形成され、その集団は当然乱婚状態でした。たまに集団ごとに血の入れ替えのため他の集団から女性を受け入れ、血の入れ替えも行われておりました。では乱婚であった理由として考えられるのが、その時代の母子が生きていくためには、狩りをする男手が絶対不可欠であり、当時の寿命(病死、事故死)など短命な事を考えれば、乱婚で複数の男性と関係を持つことは当たり前で父親がわからなくなあったと想像がつきます。土地を奪い合ったり、陣取り合戦など人類が争い事をするようになった農耕社会以降で狩猟時代はボノボとよく似た社会性生活だったと推測されます。
ちなみに男性器の構造がなぜあのようなまったけのような形になったかというと女性とセックスしたときにピストン運動を重ねることによって女性器の膣内は真空になり吸引状態になります。すなわち前に関係を持った男性の精液を掻き出すために男の性器はあの形になっております。乱婚時代を考えるとこの形になったのも人間の本能の進化として十分な一説として考えられます。
ただこの話は一説にしか過ぎず、人類は昔 「乱婚」だったと言い切る事に異を唱える学者さんもおられるわけですが、個人的には、日本でもほんの少し前まで赤線、夜這い、祭りなど日本の性風俗も今とは考えられないくらいゆるーいものでしたので時間軸を考えるだけで納得のいく有力説だと思われます。
http://www.tam-sleep.com/staff-blog/archives/15
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/665.html
性の起源や、現在なぜ多くの生物で性があるかについて、これが正解 という確定した見解はありません。しかし考えられる「説明」は出そろったようにもみえ、またどれか1つが正解で、そのほかは間違いというものでもなく、ひょっとしたら、以下に紹介した仮説すべて、あれもこれも正解かもしれません。
I.性の意義についての古典的な説明
1.若返り説
性によって子どもが作られることから、老化からの復活をイメージした19世紀の古典的な観念。
2.変異説、アウグスト・ワイズマン(19世紀)
若返り説に対するワイズマンの批判「ないものを2倍しても、ひとつを作ることはできない。」
性の意味は増殖を可能にすることではない。なぜなら増殖は性ぬきでもできる。性は雌雄両系統の細胞原質(今の「遺伝子」のこと)を混ぜ合わせることによって、さまざまな環境に適応できる個体を作り出す。多様な子を作り出すので、新しく複雑な環境への適応できる。環境の激変にも対応できる。この変異説にもとづく性の役割に関する説明は、最もよく知られた説明で、高等学校の生物の教科書の中でも、多く採用されてきた。
まとめ:性とは遺伝子を混ぜ合わせること。
II.有性生殖と無性生殖、単為生殖
有性生殖とは、配偶子の合体などの方法で遺伝子を混合するシステムを指す。無性生殖は単純な分列など、親と同一な遺伝組成をもつ個体を作ること。(単為生殖も無性的な性に含めて考える。)
単為生殖とは受精を経ずに、卵が単独で発生する現象。多くの動植物で知られている。例えば、アメリカ西南部の砂漠に住むハシリトカゲ。このトカゲは雌しかいない。雌どうしで交尾のまねごとをし、産卵し繁殖する。このことは、生殖には必ずしも性が必要ではないことを物語っている。
III.性の存在が説明できない
1.性のコスト
メイナード・スミスは、性による生殖はコストがかかるので、無性的な生殖に比べて生存に不利であるとし、なぜいま多くの生物で性が見られるかということに疑問を投げかけ、以来、性は生物学上の重大な謎の1つとなり、論争の大きなテーマとなった。
性にかかるコスト(メイナード・スミス1987年1971年など)
1. 単純計算で、同じ子を得るのに、無性的な生殖に比べて、2倍の親が必要である。
2. 有性生殖を行う両親はそれぞれ自分のもっている遺伝子の半分しか子に伝えられない。無性的な生殖をする生物は自分の遺伝子を全部伝えることができる。
3. ふさわしい配偶者を見つけて交配するのに必要なエネルギー、時間、資源の消費。クジャクの尾のような仕掛け、独特のディスプレイ、オスジカの角
4.二個体の接触に伴う感染症の危険。
5.オスを生み出す損失。オスはたいていの有性生殖の個体群の半数を占める。たいていのオスは次世代が生き残るために、子の養育のためになんの手助けもしない。
まとめ:有性生殖より、無性的な生殖の方が、子孫をたくさん残せる。
性はある世代に新しい有利な遺伝子の組み合わせを生じさせるが、次の世代には減数分裂でバラバラにしてしまう。「変異説」では性の存在を説明できない。
性の起源と性の維持はきちんと分けて論じるべき。
有性生殖と単為生殖のような無性的な生殖を比べた場合、時間的に変化する環境のもとでは、有性生殖は素早く遺伝子の組み合わせを変えて、適応できる。しかし、環境の変化が止まってしまえば、両者の差はなくなり、性にかかるコストのため、繁殖率の勝る無性的な生殖の方が有利になる。
「無性生殖という戦略は、有性生殖という戦略に比べて生存闘争に対して有利であり、その有利さ、繁殖力は通常の有性生殖の二倍である。」
生物は短期的な繁殖成功により自然選択の競争に打ち勝っていくので、有性生殖が有利となる場面はきわめて限られたものとなる。有性生殖が有利になるためには、環境の変化はかなり早いものでなければならない。
まとめ:多くの生物で性が存在する理由は簡単には説明できない。
2.赤の女王仮説
性と寄生虫・疾病との関係をしめすモデル(ハミルトン)
無性的な生殖は親と全く同じ遺伝子組成の子が生まれてくる。それに対して子は親の遺伝子の半分ずつを受け継ぎ、混ぜるので有性生殖では親と違う子が生まれてくる。絶えず変異し宿主を襲う寄生虫に対抗し、宿主も絶えず親と違う子どもを作り変異をし続けなければならない。
ハミルトン「性の本質とは、目下のところは役に立たなくても、将来再び利用できる見通しのある遺伝子を貯蔵しておくという点にある。性はこうした遺伝子を絶えず組み合わせに加えながら、それを不利にしている原因がどこかに行ってしまう日を待っているのである。」
生きていくために絶えず遺伝子の組み合わせを変えながら親と違う遺伝子組成の子をつくらなければならない、という考えを不思議の国のアリスの中に出てくるトランプの赤の女王の「この国じゃね、同じところにとどまってるにも、力いっぱい走り続けなければならないのよ」というせりふになぞらえて、赤の女王仮説と呼ぶ。疾病への抵抗体制に、永久に有効な理想型はない。一時的な隆盛と衰退がくり返される。ハミルトンの説はコンピューター上のシュミレートで成功したにすぎないが、これを示唆する実験や、観察データも存在する。
まとめ:性は親と違う子どもを作るので、寄生虫や病気と対抗できる。
3.性は遺伝子の損傷に対抗するとする説
放射線、紫外線、発ガン物質など、遺伝子を破壊する要因はいっぱいある。これに対抗するのが性だとする説がある。
性が遺伝子の損傷に対抗する役割をもつ。(リチャード・ミコッド1995)
両系統遺伝子をあわせて2セットの遺伝子を持っていれば、互いに破損している部分を補うことができる。また、壊れてしまった遺伝子を、相手からもらった遺伝子で減数分裂を行うとき修復してしまう。異系交配を伴う性は、有害突然変異の蓄積を妨げる。有性生殖によって、有害遺伝子の組み合わせを作ると、その個体は生存できないから、その遺伝子を捨てることになり有害遺伝子の頻度を減らすことができる。
まとめ:性は壊れた遺伝子をおぎなったり、修復したりする。
IV.性の起源
1.歴史的側面から性の起源を説明する説 (マーグリス1986)
マーグリス「雌雄が異なるのは、絶えず変化する環境がもたらす不測の事態に対処するためではなく、祖先の単細胞生物の生存を可能にした一連の歴史的出来事が原因である。」「性が滅びずにつづいてきたのは、性が環境に適応していたからではなく、性と生殖が結びついた生物が繁殖したからである。」
以下マーグリスの説について説明する。
最初の性、細菌類(モネラ界)
現在生きている細菌類は、さまざまな方法で遺伝子をやりとりする。2個体が接合管でつながり、プラスミドと呼ばれる遺伝子をやりとりする。ウイルスにより遺伝子をやりとりする。また損傷した遺伝子を修復する能力を持っている。(減数分裂はやらない)
35億年前、最初に発生した生物はモネラ類(細菌類)であった。当時地球上は酸素が無く、大気の上空にオゾン層が発達しないため、地表まで太陽の紫外線が降り注いでいた。紫外線はDNAを破壊する性質を持つので、原初の生物は絶えずDNAの破損に悩まされていたと考えられる。この破損したDNAを補修するための酵素、ならびに補修するためのバックアップとして、多の個体から受け取ったDNAを利用した。そのため細菌類は絶えず他の個体と遺伝子をやりとりする能力を身につけていった。
最初の細胞の合体(共食い)〜減数分裂の発達〜多細胞生物
原生生物の中には、餌不足など環境が悪化すると二個体が互いに合体(共食い)をする。この「共食い」が、卵・精子の合体により新しい個体を作るタイプの性の直接の起源と考える。共食いして合体した細胞は染色体が倍加する。細胞の合体のたびに染色体が増えていくことになり、その生物の存在を危うくする。したがって、この倍加した染色体を元に戻さなければならない。
(1)そのためには2倍になった染色体数を半減させるためのシステムとして減数分裂が必要になる。減数分裂はさらに2つのことを解決する。(2)多細胞生物生物にとって、ひとそろいの損傷のない遺伝子を受け継ぐことは至上命令である。減数分裂の過程は、相同染色体の対合と分離によりひとそろいのゲノム(ゲノム:その生物をつくり出すひとそろいの遺伝子のこと)をきちんと受け継ぎ、(3)また両系統の遺伝子を照合、破損した部分の修復によって損傷のないゲノムを受け継ぎ、多細胞生物への道を歩むことになった。
つまり減数分裂を伴う性は、多細胞生物への進化道筋の中で避けて通れない歴史的な出来事ということができる。
なぜ多くの生物は有性生殖をするのか
原生生物で開始された性は、菌界、植物界、動物界に引き継がれた。この中で、生殖と完全に一体となった性を行うのは動物だけである。
マーグリス「自己維持が生殖の前提条件であること・・そして、生殖はあらゆる性に先立つものであり、有性過程の固有の一部ではなかった。細胞の合体という形での性は、直接に選択されてきたものではなかったから、『もし無性生殖が有性生殖よりもはるかに多数の子を生ずることができるとすれば、なぜ有性の動物が方がはるかに多いのか?』というのは正しい科学的な質問ではないことになる。多くの複雑な生物にとっては、そもそも無性という選択があり得なかった。」
マーグリスは、性の起源は生命の発生以来、複数の出来事が複合して動物や植物の性が生まれ、性は生殖と結びついてしまったため、何かの役に立っていなくても、やめることができなくなったシステムであるとした。
まとめ:「共食い」から始まった性は子どもを作ること(子孫 を残すこと)と結びついたため、何かの役に立っていなくても、やめられなくなってしまった。
コーネル大学から30分ほど離れた美しい湖のそばにカール・セーガンの家があった。コンクリート箱型の家だが、家の真ん中を一本のカエデが貫いていて、あっと思わせる。
ぼくはそのセーガンの家で初めてリン・マーグリスがセーガンの前の奥さんだったことを知り、本書の共著者であるドリオンが二人のあいだに生まれた息子であることを知った。ということは、そのときはセーガンは二人目のかわいい夫人と一緒に暮らしはじめていたということだ。
ぼくがセーガンの家を訪れたのは、セーガンが原子核の世界をめぐるシナリオを書いた科学テレビ番組を日米で同時にオンエアしようという企画のためで、ぼくが日本の番組のキャスターをやることになっていた。が、この計画はセーガンの病気と死によって中断されてしまった。
まあ、そんなことはどうでもいい。ただ、天才的なひらめきが多いリン・マーグリスの遺伝子生物学の発想は、とりわけ「性」をめぐる発想は、おそらくはカール・セーガンとの機知に富んだ会話も手伝っていたのだろうとおもうばかりのことである。
性の起源はながらく生物学者を悩ませてきた問題だった。とくに何が悩みの種かというと、性の発生現場を押さえられないことと、有性生物たちが世代ごとに交配に要する生物学的コストをどうやって払えるかということが、わからなかったせいだった。
本書はこの二つの悩みをみごとに撃破した。それはお見事というしかないものだが、その撃破の方法は意外なものだった。
性は最初の最初は細菌のふるまいのなかで発生したらしい。この細菌に芽生えた性は、DNA分子のスプライシング(切断連接)や修復のプロセスから生じたもので、それを性とよぶかどうかは、今後の議論と検討にかかっている。しかも、意外なことにわれわれがそれが性だとおもえる性の起源は、それとは別におこっている。
単細胞の原生生物であるプロティストというやや複雑な微生物のなかに、新しい別種の性が出現したのである。これは単細胞生物が減数分裂をはじめたことと関係していた。しかもその減数分裂と関連して発生した性は、意外なことに最初のうちは生殖とはまったく関係のない性質だったというのだった。
本書はそのことをめぐる仮説を徹底的に論証してみせたものである。説得力がある。いまは亡きセーガンの血も感じさせる。
生命活動の本質というものは、わかりやすくまとめていえば「自己維持」と「成長」と「複製」にある。
しかしながら、この3つの本質的な活動は性がなくたっておこりうる。実際にも30億年にわたって、この3つの生命活動は性を介在しないで維持されてきた。
そもそも生殖(再生産)なしの自己維持(オートポイエーシス)がおこりうるということを確認しておくべきなのである。"自己"をもつ生物がそれなりの栄養分をとりこんで、核酸とタンパク質の合成がいつまでも続くかぎり、それでいいわけだ。性はいらない。実際にもそのようなセックスなしの生物は、地球上にはたくさんある。問題は、そのような自己維持系が最初の進化をとげたあとで、なぜ細菌細胞が「分裂」という行為によって生殖するようになったかということ、そのことなのである。
おそらくは最初の原細胞でDNAのエラー訂正が何かの役にたって、これが減数分裂をおこすことになったのであろう。
ところが、ここでさらに新しい問題がおこる。減数分裂がおこる生物が出現してみると、そこには単一で生きながらえる"しくみ"が足りないことがわかってきた。生物たちはそこで「共生関係」を工夫する。これが新たな「性」の誕生を促した。また、こうして性のプロセスが生物の活動にたちあらわれてくると、その性のプロセスこそが生殖を保障するようになったのである。こうしてセックスと、そしてジェンダーとが、別々の理由とプロセスで発生していった。著者の主張はここにある。
当初の性のプロセスは、DNA組み替えのレベルでおこる。ここでは細菌のDNA修復がそのプロセスに重なっている。
DNAの自己複製機能には必ず誤植がつきものなのであるが、そのときDNA塩基対の欠損・付加・変更がおこり、これらが次々に新しい活動、すなわち「分化と進化」をおこす要因になる。性のプロセスの淵源もここにある。
おそらくはDNA修復のためにつかわれた酵素系がクロマチンの起源と交差のプロセスにもちこまれ、再使用されるようになったのではないかと著者たちは仮説する。
ここで、それ以前の共生関係に関与していたミトコンドリア、色素体、MTOC(微小管組織中心)を生物の中にとりこんでしまったのである。外部者が内部者になったのである。
こんなところで自慢をするのも妙ではあるが、ぼくは『遊』の創刊号の前後で、この「生命における外部性の内部化」に異常な関心をもった。
当時、ジャック・モノーの『偶然と必然』が流行していたのではあったが、どうしてもその説明に満足できず、わずかな原資料をもとに、ぼくはぼくなりの夢を見た。その僅かな夢の心地については、『遊』創刊号の「ミトコンドリア・カルテット」という戯作文がその雰囲気を綴っている。
話を戻すと、かくて生物史は真核細胞の時代に入っていく。性の成立はここからである。
その鍵を握っているらしいのは、著者たちによればスピロヘータで、その独特の波動運動が真核細胞の複合体に"選択上の利益"を与え、逆にスピロヘータのほうは宿主の代謝産物にすっかり依存する性質になっていき、ここに新たな事態が出来た。こうして各世代ごとにスピロヘータは宿主とほぼ同率でふえ、複合体は宿主ごとにスピロヘータをもつことになる。もしスピロヘータの殖え方が大きすぎていれば、その波動要素が宿主を破壊してしまったであろうけれど、そこは結局は共生関係になったのである。
このような仮説が成立しうるのは、真核細胞のMTOCがスピロヘータのゲノムの名残りだという見方によっている。
性とは、きわめて稀な異形配合を起源として発生してきたものなのだ。ちょっとシャレていえば、真核細胞と微生物共同体とは相同なのである。
そこでは減数分裂を背景にした「性のサイクル」というものがある。このサイクルは、もともとは有糸分裂にともなって発生していた例の"ダンス"を起源としているのかもしれない。そこはいまだはっきりしないものの、仮にそうだとすれば、性とは、あらゆる意味において、たえず相互作用的であり、共生的なプロセスだったということになる。
すなわち性は生物が発展するにあたってきわめて本質的なサイクルを表現したものなのであり、それゆえ生命の高級なリズミックな本質を体現したものなのだ。
参考¶本書の記述ぶりはかなり難解である。よほど分子生物学や遺伝生物学に詳しくないかぎり、わかりにくいかもしれない。翻訳もあまりうまくない。しかしそれだけに、その微妙な飛躍がキラキラとする。もう少しわかりやすく「性の起源」を知りたい向きには、同じ共著者による『不思議なダンス・性行動の生物学』(青土社)を参考にされたい。
https://1000ya.isis.ne.jp/0414.html
性交渉による子孫作りが始まって以来、人間やそれ以前の動物に対して、競争相手に打ち勝つ異性獲得能力を与えてくれるような遺伝子こそが、その後まで伝えられていく遺伝子なのである。同じように、生殖に失敗した個体は、それが選んだ結果だろうが、やむを得ない運命の結果だろうが、自然淘汰により排除されてしまう。そしてこれらの個体のDNAは、その個体とともに死んでしまうのである。
性の争い
性の争いは、DNAが複製を作る争いにおける主要な戦場となっている。性をもつ生き物にとって自然淘汰は信じられないようなスピードで機能し、子供をあまりもたない宿主に対するDNAは消し去り、宿主の子孫を増やす能力を向上させるDNAは強化する。
宿主の生殖を成功させるようにDNAが手をかす方法はたくさんあるが、中でもいちばん直接的なものは、異性に対して訴えかけられるものを強調することである。
DNAの代わりに人々の性的魅力を増すために、たくさんの産業が現れた。流行の服、化粧品、ダイエット、フィットネスなどは、もっと魅力的になりたいという人間の衝動に力を与える文化要素のほんの一部である。
性差別主義の起源
男女の性の違いは、性の起源まで遡る。そのとき女性は大きくて比較的貴重な卵子を生み出すように進化し、男性は小さくて大量の精子を作るように進化してきた。
男と女で行動が異なるようになったのは、女性のDNAは受精卵に大きな責任を持ち投資も行っているのに対し、男性のDNAは失うものがないという事実から来ている。実際、男性のDNAは宿主に働きかけ、目にいる女性をすべて妊娠させるようとする。
私たちは、動物や有史以来の人類から衝動や傾向を受け継いでおり、結婚や一夫一婦制といった概念が現れるのはもっと後のことである。一人の女性だけと交渉を持つ男性のDNAは非常に不利な状況にある。DNAをできるだけばらまき続けている他の男性達が、どんどん子供を増やしてしまうからである。男達はできるだけ子供を残そうと進化する。大切なのはすべてDNAなのだ。
一方、女性達がDNAを伝えるチャンスは一生の間にもそれほどない。それに対して求愛の数は非常に多く、そのため女性は選り好みをするように進化してゆく。何を基準に相手を選ぶのか。重要な要素はたくさんある。
第一に、彼女たちはよいDNAを持った男を求める。「よい」という意味にはいろいろある。強靱で健康な体を意味するかもしれない。その場合、この特徴は子孫に受け継がれ生存能力を高めることになろう。
第二には、未熟で傷つきやすい子供に対して、男性が時間をさいて自分の持っているものを分け与えるかという点である。そういう男性の子供の生存確率は高いであろう。
長い長い時間が過ぎ、進化における性の中心的役割は、事態をさらに複雑で込み入ったものにしてしまう。男性の階層構造ができ、女性をめぐって争いが起きる。
なぜ男は、誰が上で誰が下かという力関係にこだわるのか。ある理論によると、それは男性がどの女性と関係を持つかということを争わずして決めるために人間が適応してきた結果である。
進化を通じて、男は階層構造のトップに立つために権力を享受し熱望する。そしてそのために一生懸命にがんばり、結果として多くの相手と結ばれる。
相手をたくさん見つけられるだけでない。子供により多くのものを与えることができ、子供がさらに子孫を残す可能性を高めることができるのである。
しきたりと偽善
DNAが人間の生殖ゲームで勝ち残る可能性を高める一つの方法は、宿主の生殖のためにあらゆる手を尽くす以外に、他の者を生殖しにくくさせて邪魔するということがある。
ミームが現れる以前は、力の強い男性が他の男性をねじふせ、女性をたくさん獲得していた。階層構造の下の方の男達は、上位の男の神聖なハーレムを尊重するふりをして、内緒でいろいろな異性と関係を結ぶことで自分のDNAを伝えてきた。研究によれば、チンパンジーの社会では実際にこのような行為が行われている。
ミームが表舞台に現れると、他の男に交渉を持ちにくくさせるミームを広めることが男性遺伝子の興味となる。女性のDNAの興味は、言い寄ってくる男達にきちんとした行動を広めることである。こうして、性に関するしきたりが生まれた。
性のしきたりは、戦略ミームであり、あなたが欲望を簡単に満たそうとしてはならないという内容である。このしきたりのために、あなたはある特定の相手と関係を持つことができない。人は育てられる過程でこのしきたりをプログラムされるのである。
性のしきたりに従うと、あなたは自分のDNAではなく他人のDNAの思い通りに行動してしまうことになる。そのため、利己的遺伝子の最適な戦略は、しきたりを広めておいて、ただし、しきたりに反して異性と関係を結ぶ機会があれば、いつでも内緒でしきたりを無視するというものであった。
これが偽善の進化論的説明である。偽善は性にまつわることが多い。というのは、性に反対するミームをばらまくためにも、そしてそれを勝手に無視するためにも、あらゆる人のDNAにとって偽善は有利になるからである。
男性は、一般的に権力に関心がある。その力は、階層構造のあるレベルに位置して、できるだけ素早く効率的に性交渉の機会をつかむ際に必要なのである。普通の男性は、最も生殖能力の高い女性、すなわち若い健康的な女性に惹かれる。そうした男性は、たいてい女性に対する所有欲が強く、女性が不貞を働かないように気を付ける。
女性は、一般的に安全や責任、そして喜んで投資をしてくれる男性に価値を見いだす傾向がある。普通の女性は二つのタイプの男性に最も惹かれる。頑強で権力を持つ男性と、責任感があり寛容な男性である。普通の女性たちは、相手の男性が別の女性に奪われないように気を付け、男性が自分に興味を失っているかどうか警戒している。そして状況を改善するために、できることは何でもする。
過去数世紀にわたり、性の役割はミームの進化によって大きく変えられてきた。そして男と女の生殖能力は落ち、男女間にフラストレーションを感じるようになり、全般に混乱を来すことが多くなった。
この状況は、私たちが進化の過程で過ごしてきた原始的な社会が、信じられないほど複雑で強い文化の力で、消失するにつれて発生してきた。けれども、私たちが進化する途中で身につけた衝動はいまでも残っており、マインド・ウイルスはそれを利用して私たちをつり上げるのである。
性のボタン
異性と関係を持とうとする衝動を、それに関連した役割とから生ずる感情のボタンを要約してみよう。次に示す最初の三つはおもに男性のボタンであり、残りの三つは女性のボタンである。
1. 権力:男性は権力を得るチャンスに対して特に目を光らせている。太古の時代は、権力が男性を女性にとって魅力的な存在に仕立てていた。
2. 優位:男性は、階層構造の中で自分の地位に関心がある。有史以前は、階層構造の高い地位にいると、けんかなどしなくても女性に近づくことができた。
3. 好機:男性にとって、できる限り多くの生殖の機会を持つことは、DNA的な意味で、失うものは少なく、得るものは多い。
4. 安全:女性は安全や保証を求めている。有史以前この欲求は、女性達の子供が生き残り、さらに子孫を増やす可能性を上昇させた。
5. 責任:女性は、定期的に何度も会いに来てくれるような約束を守る責任感の強い男性に惹かれる。一方、男性は逆に八方美人的に、いろいろな女性と関係を持つことに関心がある。
6. 投資:女性は自分に投資してくれる男性に注意を向ける。花屋が繁盛するのもそのおかげである。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand/2989/meme6.html
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/668.html
人間の性の諸相 (にんげんのせいのしょそう、英語:Aspects of Human Sexuality)
この項目では高度な精神をもつ人間における性(人間の性)の特殊性を、さまざまな局面から補足する。
ヒトは生物であり、生殖としての性行為を行うと同時に、性は深く人間存在の精神面に関係している。そのため、人間の性の行動や現象が、様々な分野に横断的に関係することになる。実際、精神を持つ人間は、プライドを持ち、社会の規範、他者の視線を意識し、性行動は、人の心理のありようと密接な関係を持つ。また人間は、社会的な存在であり、文化を持つ存在でもあるため、人間の性の現象は、社会や文化などにおいても多様な位相を備えることになる。
目次 [非表示]
1 人間の性存在性
2 愛・生殖・社会・文化・芸術・ポルノ 2.1 愛と生殖 2.1.1 性の起源-目的論的記述
2.1.2 生殖相手の選択における戦略
2.1.3 人間における生殖相手の選択の特殊性 2.1.3.1 社会的地位
2.1.3.2 ロマンティック・ラブ・イデオロギー
2.1.4 恋愛と自由意志
2.2 文化と愛・芸術とポルノグラフィー 2.2.1 快楽としての性
2.2.2 愛の技術と心の配慮
2.2.3 愛の神話と性の芸術
2.3 性の経済と売春 2.3.1 繁殖力の交換システム
2.3.2 売春 - 快楽と愛の商品化
2.3.3 性の商品化と風俗産業の興隆
3 性と生殖との分離
4 性の多様性と健康
5 性の研究
6 関連項目
7 参考書籍
人間の性存在性[編集]
人間の性は、人間の存在のありよう(性存在性=セクシュアリティ、Sexualité Humaine)と不可分なものである。性別、年齢問わず人は性的存在であることから逃れられない。人間は社会的な生き物であり、社会には性の区別が存在するからである。たとえ、人が孤独の無人島で過ごしても、社会より隔絶された意識と共に、なお社会の成員であるという心の意識は消えることがない[要検証 – ノート]。性の区別のない社会や世界を言葉で考えてみることはできるが、実際にそれがいかなるものであるのか、「すでに性ある存在としての人」には、実は想像も構想も不可能な何かである。
古代のギリシア人は、人間を「死すべき者(トゥネートス、Thnetos)」と呼んだが、現代の賢人[誰?]は、人間を「性に生きる者(ホモ・エロティクス、Homo Eroticus)」と呼んでいる。
愛・生殖・社会・文化・芸術・ポルノ[編集]
人間は動物でもあれば、心を持ち、自己を意識する精神存在でもある。更に、人間は社会的存在であり、他の人々との共同体のなかにおいて生きている。社会には個人の生死を越えて伝達される文化がある。
人間の性の現象は、このようにして、動物としての肉体的な性愛、生殖を目的とした交わりの位相も持てば、男性と女性の社会的な親交関係や、社会の制度や規範や政治に関係する位相も持つ。
愛と生殖[編集]
性の起源-目的論的記述[編集]
雄孔雀の尾羽根(目の模様)
生物における性の存在の意味は、死の発生の意味についても記されているように、多細胞生物であって、かつ遺伝子の多様性を確保しようとすると、何かの合理的な遺伝子の混合・交叉・シャッフリングの機構が必要になる。そのための機構が性であり、「複数の性」をもつ生物も存在するが、生物の進化途上において、多くの生物では「二つの性別」に収束した。このことには数学的な合理性があるとする立場もある[誰によって?]。
このような生物の進化の視点から見、なおかつ目的論的に記述するならば、人間に性別が存在することは、生殖と生命の多様化・環境適応・進化を目的としているということになる[要検証 – ノート]。また性行為は、生殖・子孫の生成を最終目標としているとも言え、それは個人の生とは、元々関係なかったとも言える。生殖行為はするが、子孫の育成のためには何の努力もしないという生物は多数存在する。一方、哺乳類が代表的であるが、子孫の育成に親が大きな労力や努力を払う例もある。ヒトは哺乳類の中でも特に幼弱な状態で出生するので、親(ないしその代理)が施す養育は極めて重要である。子供を保護し育てようとする母性はヒトに深く刻み込まれ、一方で個人の人生とせめぎあう。
生殖相手の選択における戦略[編集]
性行為は子孫の繁栄と遺伝子の多様化・進化のために必要な行為であるとすると、生殖の相手の選択は、遺伝子的に優勢であると考えられる個体、子孫の存続と繁栄に有力な特質を備えていると考えられる個体が望ましいとなる。動物における交配相手の選択では、やはり、体力があり、知力も備える(言い換えれば、交配行為で巧妙な行動が取れる)個体が選択されることになる(孔雀の交配においては、雌が雄を選択するが、その基準は、雄孔雀の広げた尾羽根にある「目の模様」の数であるという研究がある[誰によって?])。
人間における生殖相手の選択の特殊性[編集]
エレウシス秘儀(デメテルとコレー)
社会的地位[編集]
人間の場合にも、他よりも優れた身体を持ち、知力を持ち、それに伴う行動の巧みさや生存能力の高さなどが、現在でもなお、相手の選択の基準になっているが、人間は社会的存在であるため、相手の社会的な立場を考え、あるいは将来の可能性に賭けて、交配相手を選択することが加わる。実際、社会的な選択は、家柄に応じての結婚相手の選択というような社会の制度・慣習ともなっている。相手の収入や資産、社会的地位などが重視されるのも十分に根拠がある。
ロマンティック・ラブ・イデオロギー[編集]
その一方で、古代より、前記の二つの条件とは別に、好きな相手、恋愛の相手を、結婚の対象とするという自由恋愛の思想があり、芸術作品のクリシェの一つであり、実践も多数存在した。
これは、人間が自己を反省する存在であり、精神と自我を持ち、身体の外見や、行為の様式や、うちなる心のありよう、すなわち「人間としての個性」に対し引きつけられる存在であるという事実から起因している。他者の心を配慮し、他者や集団の善の為に尽くす人、博愛の人は、個体として見ると、生物的・社会的に優秀な特性を持っていない場合もある[要検証 – ノート]。しかし、そのような人は、非常に大きな弧を描いて、共同体の利益に尽くす人だとも言える。もっとも、美男・美女であることや相手を精神的に満足させる能力も、広い意味での生物としての優秀性と捉えることもでき、博愛主義はゲーム理論的な分析も受けている[誰によって?]。
恋愛と自由意志[編集]
さて、ヒトは必ずしも肉体的・社会的に有利な相手を交配相手として選択しないことを見てきた。人間の愛の自由や選択は、種の保存としてのメーティング相手の選択基準とは別のものであり、また社会の制度や慣習における相手の選択原理とも異なるものである[なぜ?]。男女が婚姻や恋愛の相手を決めるのに、複数の基準が存在し、そこに自由意志の介入も含まれるということは、人間はただに有力な相手と性行為だけを行う動物でもなく、社会の制度や慣習に従う社会的動物でもないことの証左である。
人間の精神の自由、意志の自由が存在する[要検証 – ノート]ことは、性の相手をめぐり、結婚や恋愛の相手をめぐり、古代より、共同体の存続を危うくするほどの事件の契機ともなって来た。それは歴史にも記録されており、様々な神話は、満たされない恋愛や、社会の規範と葛藤する愛や、そこから生まれる悲劇や、幸福なエンディングなどを語り伝えている。人間にとって、性と性愛は、精神の愛とも絡まり、複雑な位相を持っていることになる。
しかしながら、今後脳科学が発達すれば、愛の選択すら生物学的現象に還元されてしまうかもしれない。よく知られた簡単な例としては、女性のポートレートを二枚複製し、片方の瞳をレタッチして大きく見せた所、瞳の大きい姿の方が魅力的に見えたという報告がある。この現象自体は以前から知られており、瞳孔を開かせる作用のあるベラドンナアルカロイド(アトロピンはこの一種から作られた)が利用された。ベラドンナ bella donna は「美しい女性」の意味である。
文化と愛・芸術とポルノグラフィー[編集]
文化は技術より生まれ、芸術は技術の一つのありようでもあれば、性をめぐる技術、性をめぐる芸術は、遙かな古代より人類の文化の中核をなして来た。精神昇華された高尚な性の芸術もあれば、性の欲望を生き生きと表現するポルノグラフィーもあった。
快楽としての性[編集]
愛が技術(テクネー)の一種であることは、現代の精神科医であるエーリッヒ・フロムも述べているが、自由を標榜する個的存在・実存者としての人間においては、生殖をめぐる生物的な要請と社会的な要請基準以外に、生のありようにあって愛が重要な意味を持っている。ここでは、生物的な営みであったはずの性行為が、生殖とは独立した快楽の目的を備えるという事情が入ってくる。
人間は特定の発情期を持たない動物で、換言すれば、常に発情しているとも言える。高等動物の性行為は食事と同様に快刺激が含まれると考えられるが、快楽あるいは快感を求めて性行為を志向したり、性的行動を行う点で人間は例外的である(類似した現象は高等なサルでも部分的に知られている。チンパンジーなども始終発情しており、自慰行為などもしているとの報告がある)[要出典]。
人間は、性的行動が種の保存のための生物学的要請であることを超えて、個体の快楽のためにも存在し得ることを発見し、普遍的に実践してきた。よって、
1.生殖、種の保存
2.社会的な制度・慣習における性行為(夫婦関係、愛人関係、後宮、大奥、公娼等)
3.実存としての「心の自由と選択」における恋愛や愛
4.快楽
これらが輻輳し共鳴しているのが人間の性の基本的な特殊性である。
エロース(愛)とプシューケー(心)
愛の技術と心の配慮[編集]
生物的・社会的な規定に対し、個人の自由意志の発動としての愛や恋愛は、快楽としての性の存在位相も加えて、すでに述べたように、歴史に影響を及ぼし、それは神話として語り伝えられてもいる。あるいは「愛の技術」は、実は「こころの技術」でもあれば、性的行為やそれに至る過程までの身体的な行動や動作に対する心理的配慮でもある。
「快楽としての性」を求めて行くとき、恋の駆け引きや恋愛の技術に加えて、行為の巧みさを含む、性心理的かつ性の生理的な技巧が要請されるようになり、「恋の達人」とは、こころの技術と、身体の快楽や快適の技術双方に通じた者であり、更に、社会的な規範や慣習との折り合いをいかにつけるかの社会的技術の達人でもある。
常に発情状態にある人間は、まさにそれ故に、恋愛の相手の選択がより洗練され、微妙なものとなっており、特定のフェロモンを発していれば、ただちに性行為へと移るというような単純なありようではなくなる。「恋の技術(アルス・アマトリア)」は古来より伝わっており、オウィディウスが著者として知られる、ローマ時代の本がその濫觴という訳ではない。
愛の神話と性の芸術[編集]
サッポー彫像(Claude Ramey)
性あるいは愛は生殖という奇跡をもたらし、新しい生命を創造するが故に、神聖なものとして古代より崇められ、東西の歴史において、生殖を司る大女神が存在し、崇拝を受けていた。中近東の女神イシュタルや、古代ギリシアの女神アルテミスなどが母なる大地の女神として崇拝され、更に、「愛」そのものも、神と見なされ、エロースは古代ギリシアにおいて、もっとも古く、もっとも偉大で美しい神とされた[要出典]。
遙かな先史時代から生殖する女性あるいは女神への崇拝が発掘物等に見出されており、歴史時代に入っても、生殖の大女神や、愛の神への信仰は継続した。それらの信仰を表現するための彫像や、絵が残っており、また神話は語り継がれると共に、絵画に描かれ、彫刻に描写され、更に、文章の形で記録された。多くの神話は、大いなる愛の葛藤やその勝利と悲劇をめぐる物語を持っている。
また、婚資の延長として「恋愛の贈り物」が制度としても、個人の意志の表明としても実施され、愛を称え、あるいは恋愛の相手に贈る言葉や文章や作品が造られた。これらのなかに「愛の技術」「恋の技法」を語るものが登場し、文章や絵画や彫刻そのものが、愛の技巧の手段として使用され生み出されることになった。ここに、性愛文学や春画や、性の手引き書や愛の技術書などを含めた、広義の「ポルノグラフィー」の起源が見られる。
性の経済と売春[編集]
交易の概念は技術の発生と同じぐらいに古く、人類が言語を獲得するよりも早くから存在した[要検証 – ノート]。それは暗黙の合意の上の物品・生物の交換や贈与であったり、ときに強奪であったりした。多くの遊牧文化は、定住農耕文化からの物品の強奪を正当な制度的行動と考えてきた[なぜ?]。
繁殖力の交換システム[編集]
しかし、戦争や力による強奪以外に、交易あるいは物品の交換と流通のシステムは次第にルールが定まって行き、生き物や土地なども含めて物品の価値を決める貨幣での基準が生まれた。古代にあって、大きな権力を持った者は、同時に大商人であり豪商でもあった。あるいは政治的・軍事的支配者は、交易や商取引をこととする者たちと密接な関係を持ち、両者のあいだには相互依存関係も存在した。
性や生殖、そして恋愛と性愛の快楽も、このような経済制度の発達に確実に巻き込まれていった。また古代より、戦争や強奪の目的の一つとして、繁殖に不可避な配偶者や女性の獲得が存在した。性愛や恋愛は、個人的・社会的な技術であったが、交易や経済行動も、同様に技術であり、共同体としての安定した体制が成立する背景には、物品・生き物等の交換や流通の技術機構に加えて、生殖や婚姻をめぐって性をシステム化する技術が必要であった。
経済システムにおける取引対象としては、物品や土地の他に家畜などの生き物、更に「技術」や「知識」も価値あるものであり、人間も取引の対象であった。食料とする人肉を得るための人身売買もあった[要出典]が、一般的には家畜同様、まず人間の労働力が取引価値であり、ある人間の持つ知識や技術も取引対象となり、繁殖の源となる女性も商品に含まれた。
売春 - 快楽と愛の商品化[編集]
しかし前述の通り、性行為の目的には、古代より繁殖以外に、恋愛や快楽そのものもあった。性的快楽を目的とした女性の売買が行われ、子供や青少年も、ときに性愛の快楽対象として商品価値を持った。ここより我が身を売り相手に性的快楽を与える売春の商取引が生まれる。
売春の起源には二つの要素が考えられる[誰によって?]。一つは個人の恋愛と快楽への志向、もう一つは強奪や経済システムにおける組織的な意思である。後者は人身売買と密接に関連し、奴隷制度や個人の人権の問題とも関係する。商業としての売春は社会が文化的に洗練されて行くと、同様に複雑に洗練されて行く。
性の商品化と風俗産業の興隆[編集]
アムステルダム 飾り窓(Red Light)地区
もっとも単純な売春は、性行為の快楽自体を提供するサービスである。文化的洗練を経て、性行為に関連する状況・物品・知識、性行為を連想させるさまざま様態も商品とされるようになった。例えば、性行為は含まないが、観衆の性的感情を扇るポルノ・ショーは遙かな古代より存在し、踊りや歌は、宗教や共同体の制度的要請以外に、性的嗜好の商品提供の面を持っていた。また、文章としてのポルノや、エロティシズムを満たす絵画などが商品ともなった。
今日においても、性と性愛の扇情を目的とする経済的活動は存在する。日本を含む先進国では非合法なものとして、人身売買組織やチャイルドポルノ制作集団が存在する。合法的な枠内でも風俗産業が存在し、ストリップショーを見せたり、マッサージを行ったり、個人の交際の形をとった売春などが組織的に行われている。アダルトゲームやアダルト雑誌などもまた、メディアの巨大化と相俟って、性の風俗産業として、世界中で流通し繁栄している。
ここまで露骨な形でなくても、性の商品化は経済の隅々に及んでいる。女性アイドル歌謡の中に性的な仄めかしが存在することは夙に指摘されており[誰によって?]、フェミニストの中には、美人コンテストも性の商品化の一端を担っているとして指弾する人々もいる。
性と生殖との分離[編集]
売春は性の「快楽」部分の切り売りであるが、20世紀に入って産児制限殊に避妊法が広まるまで、性と生殖を効率よく分離することはできなかった。近代的で安全な避妊法の確立により、性の可能性が広がり、性の快楽や性のもたらす心理的・身体的な満足を、妊娠・出産・育児から切り離して享受できるようになり、純粋に性を楽しむことができるようになったのである。一方、生殖そのものの重要性が見失われているのではないかという問題が現れている。宗教・倫理を根拠とする立場や、少子化による国家/民族の人口減少を問題にする立場、「子供がかわいくないのか」と母性の喪失として捉える立場などがある[要出典]。
性の多様性と健康[編集]
性をめぐっては、同性愛や異性愛への嗜好の問題が古代より存在した。今日それは性的指向の問題として、またレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスセクシュアルのいわゆる LGBT の問題として社会の関心を集めている[なぜ?]。
生物的な性別とは別の「社会的・文化的性別」の存在、すなわちジェンダーの問題が20世紀に入ってより議論されてきた。フェミニズム運動や、性差別の問題も今日的な社会の課題として人々の前にある。個人の性的嗜好の多様性も、変態性欲として異常と見なすだけではなく、人それぞれの生き方の問題であるとして、正常と異常ではなく、性をめぐる生活や生の健康、性生活の質の問題とする見方が出てきている[要出典]。
性をめぐる様々な位相は、まことに多様多彩である。21世紀の始まったこの最初の十年紀において、過去の偏見から脱し、過剰で過激な一方的な主張に組みすることもなく、性をめぐる正しい理解が進むことが望ましいとも言える。その為には、人間の性がいかに複雑で多様な位相を持つかの認識が必要である。[独自研究?]
性の研究[編集]
人間の性についての科学的な研究を「性科学」(fr:Sexologie)と呼ぶ。これは非常に広い範囲の学際的な研究であるが、各種の分野で別個に研究されている実情があり、総合科学としての展望はなお困難である。
日本においては、セックスセラピーなどの領域を扱う応用科学としての性科学が漸く市民権を得つつある。[なぜ?]
関連項目[編集]
人間の性
性別
性行為、産婦人科学
ジェンダー、フェミニズム
性的指向、性的嗜好
性風俗、売春
ポルノグラフィー
性の研究者
参考書籍[編集]
エーリッヒ・フロム 『愛するということ』 紀伊國屋書店
エーリッヒ・フロム 『悪について』 紀伊國屋書店
エーリッヒ・フロム 『正気の社会』 中央公論社
ジョン・C・エックルス 『脳の進化』 東京大学出版会
ジョン・C・エックルス 『脳と実在』 紀伊國屋書店
ジョン・C・エックルス 『脳と宇宙への冒険』 海鳴社
カテゴリ: 人間の性
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E9%96%93%E3%81%AE%E6%80%A7%E3%81%AE%E8%AB%B8%E7%9B%B8
ロトとソドムの町(創世記19章)
紀元前1300年頃のカナン Ungefähre Ausdehnung des als Kanaan/Kinaḫḫu bezeichneten Landes um 1300 v. Chr.
(1)ロトがソドムの町にやってきたいきさつ
ロトは、アブラハム(改名前はアブラム)の甥であったが、旅の途中で、家畜の水場や草場をめぐってアブラハムとロトとの間に争いが起こる。ロト一族は緑豊かな大地を選び、アブラハム一族は赤い土と起伏の激しい山地を選んだ(創世記13章)。その結果、ロト一族は滅び、アブラハム一族はやがてカナン(パレスチナ)で「選民」として救済される。
ロト一族が移り住んだのが、ヨルダン低地の町ソドムである。ソドムは繁栄していたが、「ソドムの人々はよこしまな者で、主に対しては非常な罪人であった」(創世記13章13)。
「そこで主は仰せられた。『ソドムとゴモラの叫びは非常に大きく、また彼らの罪はきわめて重い。・・・』」(創世記18章20)
ソドムの滅亡(シチリアのモザイク:12世紀)Die Zerstörung von Sodom (Sizilianisches Mosaik aus dem 12. Jahrhundert)
(2)ソドムとゴモラの「罪」
神はふたりの使いを送って、ソドムの状況を確認しようとする。ロトは二人を歓待するが、ソドムの人々はロトの家を取り囲んで二人を差し出すよう要求した。
「彼らが床につかないうちに、町の者たち、ソドムの人々が、若い者から年寄りまで、すべての人が、町の隅々から来て、その家を取り囲んだ。そしてロトに向かって叫んで言った。『今夜おまえのところにやってきた男たちはどこにいるのか。ここに連れ出せ。彼らをよく知りたいのだ。』」(創世記19章4-5)
ソドムの人々に対して、ロトは次のように言った。
「『兄弟たちよ。どうか悪いことはしないでください。お願いですから。私にはまだ男を知らないふたりの娘があります。娘たちをみなの前に連れてきますから、あなたがたの好きなようにしてください。ただ、あの人たちには何もしないでください。あの人たちは私の屋根の下に身を寄せたのですから。』」(創世記19章7-8)
●「ソドムの罪」の解釈をめぐって
このソドムとゴモラのエピソードは、同性愛禁忌の根拠とされる。創世記19章5節の「知る」は「性的な意味」と解され、ソドムの人々が神の使いに同性愛行為を要求したために滅ぼされたというわけである。しかし、じつは「ソドムの罪」をめぐる解釈は一様ではない。
「ソドムの罪」の解釈には大きく3通りがある。一つは伝統的注解で「もてなしのルール違反」とするもの、もう一つは「神に対する重大な侵犯」として人間との不法な関係を求めて天使が神に背いたとするもの(ユダの手紙6-7)である。最後が、いわゆる同性愛禁忌の根拠としての解釈である。
ソドムのエピソードを同性愛禁忌の根拠として解釈する傾向は、紀元前2世紀に登場した。それは、同性愛を許容する古代ギリシア文化に対する批判であった。この解釈は、初期の教父たちによって発展させられ、13世紀には紋切り型の言説となる(タン2013:338-339)。
なお、同性愛禁忌について不明瞭なソドムのエピソードに比し、レビ記は明確にこう定める。
「あなたは女と寝るように、男と寝てはならない。これは忌みきらうべきことである。動物と寝て、動物によって身を汚してはならない。女も動物の前に立って、これと臥してはならない。これは道ならぬことである。」(レビ記18章22-23)
●ロト姉妹の決断ー近親姦
神の言葉にしたがって、ロトと妻子はソドムの町から逃げる。町には「硫黄の火」が降り注ぎ、町と低地全体、住民と植物のすべてが滅んでしまう(創世記19章24-25)。ロトの妻は禁令を犯して町を振り返ったため、「塩の柱」とされた(創世記19章26)。ロトは二人の娘とともに山の洞窟に住むようになる。
「そうこうするうちに、姉は妹に言った。『この地には、この世のならわしのように、私たちのところに来る男の人などいません。さあ、お父さんに酒を飲ませ、いっしょに寝て、お父さんによって子孫を残しましょう。』」(創世記19章31)
ロトは姉妹が順に自分と「寝たのも、起きたのも知らなかった。こうして、ロトのふたりの娘は、父によってみごもった。姉は男の子を産んで、その子をモアブと名づけた。彼は今日のモアブ人の先祖である。妹もまた、男の子を産んで、その子をベン・アミと名づけた。彼は今日のアモン人の先祖である。」(創世記19章33,35-38)
●近親姦に対する評価
ロトとその娘たちによる近親姦は、もとは、東ヨルダン地方にいたイスラエルの同族であるモアブ人とアンモン(アモン)人の民族的純血性を証するものとされた(関根1973:209-210)。
「律法(トーラー)」の一つであるレビ記18章6-23では、次の通り近親相姦が禁止されている(叙述には重複がある)。@肉親の女、A母、B父の妻、C姉妹、D息子の娘、娘の娘、D異母姉妹、E父の姉妹、F父の兄弟の妻、G息子の妻(嫁)、H兄弟の妻、I女とその娘、その女の息子の娘、その娘の娘(以上は肉親)、J存命中の妻の姉妹。ほかにも、K「月のさわりで汚れている女」、L隣人の妻、M男、N動物との同衾が禁じられている。
山形(2001)は、次のように述べて、ロトの娘たちの近親姦物語に、イスラエルの家父長制社会とは異質な原理を読み取ろうとする。
「それ[イスラエルの家父長制社会とは異質な物語要素=三成]は、女性が、自らの意思において一族の血統の存続のために、女性としての存在のすべてをかける点に強烈に表現されている。この物語要素をどこまでも追跡してゆくと、古代オリエント世界に分布する近親婚や兄妹婚の神話にまでさかのぼるようにおもわれる。そこでは、近親婚はタブーではなく、神々の神聖な血統の断絶と拡散を防止するための、唯一の原理でさえあったのだ。ロトの娘の物語には、このようなオリエント神話の痕跡が、色濃く投影されてはいないか。もしもそうだとすると、ロト一族は、余りにも不当に貶められていることになる。理由はひとつしかない。アブラハムの『父の家』の正統性である。それを引き立てるための挿話として、使用された結果である。」(山形2001:35)
なお、客人2人を守るために、ソドムの町の男たちに処女の娘2人を差しだそうとするロトの行為は、じつに家父長制的な決定である。その行為を神が評価してロト一家を守るという構図もきわめて父権主義的であるということができよう。
【参考文献】
ルイ=ジョルジュ・タン編(金城克哉監修・齊藤笑美子・山本規雄訳)『<同性愛嫌悪(ホモフォビア>を知る事典』明石書店、2013年
山形孝夫『図説聖書物語旧約篇』河出書房新社、2001年
加藤隆『旧約聖書(100分de名著)』NHK出版、2014年
関根正雄訳『旧約聖書創世記』岩波文庫、1956年
『聖書新改訳』日本聖書刊行会、1973年
【関連項目】
〇高校副教材としての補論(2018年7月追加記事)
→(補論1)(総論)性の多様性をどう考えるか?(三成美保)
→(補論2)前近代社会における同性愛の位置づけ(三成美保)
→(補論3)近代市民社会における男性同性愛者排除の論理(三成美保)
→(補論4)1970年代以降のLGBTI―21世紀の二極化傾向(三成美保)
→(補論5)現代ムスリム諸国の同性愛者への罰則規定について(小野仁美)
〇LGBT/LGBTI
→【特集】LGBT/LGBTI
○古代オリエントの近親婚・兄妹婚
→【女神】古代オリエントの女神たち
→【女性】古代エジプトの女王たち
○セクシュアリティ
⇒*【セクシュアリティ】古代ギリシアの同性愛(栗原麻子)
⇒*【総論6】男性性(マスキュリニティ)の歴史(三成美保)
⇒*【概説】キリスト教とセクシュアリティ(三成美保)
⇒*【セクシュアリティ】近世ドイツのセクシュアリティー風俗犯罪(三成美保)
○同性婚
⇒*【同性婚】国際的・国内的動向(三成美保)
⇒*【特集3−0】最新動向(LGBT/LGBTIの権利保障)
●アルテミジア・ジェンティレスキ「ロトと娘たち」(1636–1637年頃)
→女性画家アルテミジアについては【女性】アルテミジア・ジェンティレスキの絵画(三成美保)
●アルテミジア・ジェンティレスキ「沐浴するバテシバ」(1645-50年)
http://ch-gender.jp/wp/?page_id=6128
古代ギリシアの同性愛(栗原麻子)
2015.03.03.更新 2014.11.23掲載:栗原麻子(初出:服藤・三成編『権力と身体』2011年、79-82頁)
男性同士の恋愛は、古代ギリシア人にとって規範からの逸脱ではなかった。規範から逸脱するとすれば、それは恋愛の対象と求愛のプロセスを誤ることによって、その愛が、市民男性の社会的名誉にダメージをあたえることにおいてであった。このコラムでは、古典期アテナイを舞台に同性愛と市民としての男らしさの規範の関係を描いていきたい。
【同性愛の起源】
イタリアのギリシア史研究者エヴァ・カンタッレラ[Cantallera2002]は、ギリシアにおける同性愛の期限を太古の年齢階梯制に見出している。クレタ島には、求愛者が少年を強奪し、2ヶ月のあいだ狩りを教え、帰還後、成人の証としての斧と盃を贈る習慣があった。一方、スパルタでも、半隷属のヘイロタイを支配する男性同輩市民の団結を高める目的から、軍隊における同性愛的関係が促進された。しかし、たとえ通過儀礼としての同性愛の片鱗をクレタやスパルタに見出すことができるとしても、それをギリシア全土に拡大することは困難である。
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饗宴を描いた壁画(前5世紀)
アテナイの場合、少年から成人への移行期を迎えた若者が共同生活を送る、若者組の習慣を初年兵教育に見出すことはできる。だが、国家から任命された教育係と若者たちのあいだに、同性愛的な関係が意図されていた気配はない。一方、同年齢の若者のあいだの戦友としての絆は、社交生活の基盤となり政治活動を支えるなど、一生を通じて影響することとなった。しかし、同年齢の友人同士の友愛は、同性愛の関係とは区別されなくてはならない。同性愛の関係は、愛するものと愛されるものとのあいだの上下関係を前提としていたためである。
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口づけをかわす少年と男性(ルーヴル美術館)
アテナイの陶器には、「・・・は美しい」という少年にたいする名指しの讃辞と、愛する男にたいする求愛行動がしばしば描かれている。求愛者は鶏やウサギといった小動物を少年に差し出し、少年がそれを受け取れば求愛の受諾とみなされた。前六世紀はじめごろから饗宴の場で用いられた抒情詩にも、少年にたいする求愛が歌われている。少年の美は移ろいやすく、少年愛の対象となる期間は五・六年に過ぎなかった。それゆえ、これらの求愛詩は、少年たちがいつまでも恋のかけひきを引きのばすことによって、年を取り、恋愛の適齢期を逃すことを警告している。これらの文学で表明される少年にたいする思慕の情は、饗宴の場で取り交わされたものであり、そこに成人儀礼の痕跡は見出されない。とすれば、少なくとも古典期につながる同性愛の文化は、饗宴に集う上層階級の余暇のなかで培われたものといってよいだろう。
【恋のかけひきとアテナイ民主制】
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少年愛(少年は「贈り物」であるクルミの入った袋を手にしている:前530-430年)At the palaestra Youth, holding a net shopping bag filled with walnuts, a love gift, draws close to a man who reaches out to fondle him; Attic red-figure plate 530-430 BC; Ashmolean Museum, Oxford.
性愛を示すギリシア語はエロスであり、一対の愛人のうち、求愛する側は、能動態でエラステス「愛する男(erastes)」、求愛される年少者は受動態でエラメネス「愛される男(eramenes)」と呼ばれた。同性愛において受動的な立場にたつことは、劣格の立場に甘んじることを意味していた。それゆえ、将来名誉ある市民となる少年たちが同性愛の対象となる場合には、それが少年たちの名誉を損うことがないよう、求愛のプロセスが一定の規範にしたがうよう、細心の注意が払われた。ケネス・ドーヴァーは、それをたとえて、現代における、女性にたいする男性の求愛行動と相違ないものであったと述べている [ドーヴァー、一九八四]。つまり、求愛する側は、求愛の相手を降参させることで、相手だけではなく勝利の栄誉を手に入れることができたが、求愛に応ずる側には、誘惑に屈服することによって名誉を損なう危険性があったからである。能動的市民となるべき若者にとって、求愛の対象となることは名誉なことであったが、いったん求愛をうけいれ受動的な立場で肉体的な関係をもつことは、市民倫理からの逸脱と不名誉の危険を伴っていた。問題は、その駆け引きの着地点として、両者の名誉を損なわない性愛のかたちがどのようなものであったかである。肉体的な関係がどの程度承認されていたかをめぐって研究者の見解は対立している。少なくとも同性愛の関係が社会的倫理に照らして妥当であるためには、求愛する側の品性と、少年を善導する教育的可能性が不可欠であったことを忘れてはならない。
アテナイの場合男性の成人年齢は一八歳であったが、結婚年齢は三〇歳前後であった。成人後結婚までのあいだモラトリアムの状態におかれた上流の若者たちが、年少の少年たちのだれかれをひいきにして、体操場に連れて行ったり、品評しあったりする場面をプラトンが描いている。しかし、たとえカップルが成立したとしても、その関係は永続的ではなく、少年が受動的な立場で同性愛の対象として欲望される期間は、少年に髭が生えるまでの一二歳から一八歳までの短期間であった。この年齢を超えて、いつまでも受動的な立場にあることは、男性市民にふさわしくないことであった。
一方で能動的な立場に立つ限り、同性愛に年齢制限はなかったようである。弁論家のアイスキネスは中年になっても少年を愛人としていたと認めているし、悲劇作家エウリピデスは六〇歳を過ぎてなお少年と野外で同衾しようとして、逃げられている。しかしこのような個人の性的嗜好が許容されていた一方で、結婚は社会的責務であった。アテナイの市民を再生産し、家を維持するというために嫡出子をもうける必要があったからである。子供時代を経て、一二歳以降髭が生えるまでは「愛されるもの」として教育係の若者との関係をとりむすび、やがて一八歳で市民権を与えられるころには、今度は教育係として少年に求愛する側に立つが、市民としての重みを増す三○歳ころには一家を構えて妻帯する、というように、市民としての立場の変化に呼応して性愛における立場も変化していくのが、アテナイ市民男性のライフ・サイクルであった。性交の実態には留保が必要だとしても、同性愛的な関係はアテナイ社会の構造に刻み込まれていたといえるだろう。
クセノフォン(Xenophon)は、父親たちが少年の愛人関係を監視し、息子をふさわしい相手と組み合わせるように配慮したと伝えている。要するに、品性高く、節制をもって若者をよき市民へと教育することのできる関係であれば、父親たちもそれを歓迎したのであった。
【法的な制約と倫理的な制約】
それを裏付けるのが、同性愛を前提とするアテナイ法の存在である。「ヒュブリス(hybris)の法」は、異性愛と同様に、少年との性愛にともなう侮蔑的行動を、市民倫理にもとるものとして重罪に処するものであった。また、アテナイ法は、少年にたいするレイプや、身分を踏み越えた誘惑や、学校教師による体操場での誘惑を不適切とみなしていた。非対称な関係であってみればなおさら、奴隷が能動的な立場に立つような、少年のあいだの倒錯した関係は忌避されなくてはならなかったのである。父親たは、不適切な誘惑から少年たちを守ろうとしたが、異性愛の場合にも、市民の妻女たちは、不適切な誘惑から守られながら、家長の手で適切な相手と婚約させられた。法は、同性愛ではなく、不適切な誘惑を禁止している。
また、男性の売春は、職業的売春婦と同様に扱われていた。壺絵には、売春婦パラケと区別なく、奴隷少年が「受け入れる」性交の光景をあからさまに描かれている。男性による売春は市民権剥奪につながった。弁論家アイスキネス(Aischines)にいわせれば、体を金で売るものは、政治的発言も金で売るものだからである。先に、エチケットに適った求愛の贈り物が小動物であったと述べたが、現金ではなく贈り物であることが重要であって、金で体を与えることは、金銭で言葉を売ることとならんで、能動的市民としての正当性を疑わせることになった
同性愛と異性愛の別よりも、むしろ問題であったのは、性における能動的立場と受動的立場の区別であった。同性愛にせよ異性愛にせよ、成人した男性は、能動的立場にたつべきものとされていた。それにたいして女性や年少の少年たちの役割は受動的であった。能動的な立場の男性たちと、受動的な立場の少年たちのあいだには、欲望を抑制することで、欲望の対象である互いの価値を高めあう、根くらべ的な求愛ゲームが繰り広げられていた。壺絵が伝えるのは、少年たちは愛人を積極的に受け入れながらも、性的な興奮を帯びた姿では描かれてはならなかったということである。フーコーは、『性の歴史』の第二巻、「快楽の役割」[フーコー、一九八六]において、ギリシアでは同性愛は排除されていなかったが、欲望を抑圧することが尊重されていたとして、同性愛をめぐって繰り広げられる言説に、快楽の抑制に価値を見出す倫理的価値観を見出している。
同性愛はギリシア社会の構造の中に組み込まれていた。同性愛的嗜好性が強い男たちは存在していたが、同性愛者という社会的範疇は存在しなかったように思われる。生来の同性愛者と異性愛者のあいだの線引きはなく、男性はその人生の過程で比重を移しつつ、市民としての男らしさの規範が許す限りで両方にかかわっていたのである。
補遺
ギリシアの同性愛についての邦語文献として、M.フーコー『性の歴史 2 快楽の役割』と古典学者であるK・ドーバー『古代ギリシアの同性愛』を挙げておきたい。その後の展開については、D・M・ハルプリン(石塚浩司訳)『同性愛の百年間』が参考になる。ほかに、同性愛に限らず性をめぐる支配をあつかったものとして、『ファロスの王国』をあげておきたい[クールズ、一九八九]。また、古典ではアイスキネス『ティマルコス弾劾』が、同性愛をめぐる同時代的な見解を伝えるものとして秀逸である。
引用文献
E・クールズ『ファロスの王国 古代ギリシアの性の政治学』中務哲郎・下田立行・久保田忠利訳、第一巻、第二巻、岩波書店、一九八九年
M・フーコー『性の歴史 U 快楽の役割』田村淑訳、新潮社、一九八六年
K・ドーヴァー『古代ギリシアの同性愛』中務哲郎・下田立行訳、リブロポート、一九八四年
D・M・ハルプリン『同性愛の百年間ーギリシア的愛について』石塚浩司訳、法政大学出版会、一九九五年
Eva Cantarella, Bisexality in the Ancient World, Yale University Press, 1992
(図像は三成が追加しました)
※栗原麻子:大阪大学大学院文学研究科准教授・専門は古代ギリシア史
【参考】
indexけんりょく⇒出典
服藤早苗・三成美保編『権力と身体』(ジェンダー史叢書第1巻)、明石書店、2011年
⇒関連項目
→*【総論6】男性性(マスキュリニティ)の歴史(三成美保)
→*【セクシュアリティ】旧約聖書にみる同性愛禁忌(ソドムの町)と近親相姦(ロトの娘たち)(三成美保)
⇒参考文献
栗原麻子「民主制下アテナイにおける『おんな男(ホ・ギュンニス)と『男のなかの男たる女(ヘ・アンドレイオタテ)』」(『西洋古代史研究』14、2014年)
http://ch-gender.jp/wp/?page_id=30
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/671.html
https://logmi.jp/business/articles/33845
性の進化論
クリストファー・ライアン氏:男性と女性がセックスをしている音を聞いたことがある人は手を挙げてください。近所の人、ホテルで、またはご両親のとか。すみません。はい、ほとんどの人の手が挙がりました。
では次に、その時男性が女性よりも声を上げているのを聞いたことがある人は? はい、あそこに男性がひとり手を挙げています。すみません、手を挙げているあなた。もし声を上げていたのがあなただったら、その挙手は無効ですからね(笑)。
(会場笑)
あ、彼の手が下がりました。そして女性がひとり手を挙げていますね。今のセックス中に大声を出す彼の隣に座っているあなたです。
では、今手を挙げてもらったことで何がわかりますか? 人間はセックスをする時に音を立て、そして大抵女性のほうが男性よりも声が大きいということです。これは女性の性交発声と呼ばれています。
これについて触れる予定はなかったのですが、今日はメグ・ライアンさんが来場していると聞きました。彼女は世界中で最も知られる女性の性交発声者です。なので後で、これについてもう少し触れたいと思います。
これまでの進化論
まず最初に、人間は猿から進化したとよく言われますがそうではありません。私たちは文字通り猿です。アフリカゾウとインドゾウの種族的な関連性よりも、私たち人間とチンパンジーやボノボの関連性のほうが強いのです。
チンパンジーやボノボとゴリラやオラウータンとの種族的な近さよりも、人間とチンパンジーやボノボのほうがよっぽど近いのです。人間とチンパンジーやボノボはとても近い、これが行動の類似にも表れています。
今日皆さんと一緒に考えてみたいのは、セクシャリティの観点において、私たち人間はどんな猿なのかということです。人間の性の進化については、ダーウィンの時代からこれまでずっと一般的な説が有名です。専門家ではない皆さんもよく知っている説だと思います。
要は、人類始まりの時代より続く人間の摂理として、男性は女性にものやサービスを提供して、その生殖可能性を拝借しようとしてきたということです。
男性が提供してきたのは一般に、肉、住処、ステータス、身の安全等です。それと引き換えに、女性はそれを提供してくれる男性に体を任せ、貞節を守る。この摂理によって男性と女性の間に敵対的関係が生まれた、そして二つの性の間の争いは私たちのDNAに組み込まれている、というのが現状で世に知られている性説です。
全てが共有される世界
私と(『性の進化論――女性のオルガスムは、なぜ霊長類にだけ発達したか?』共著の)カシルダは、それは違う、この男女間の経済的で敵対する関係性は約10,000 年前から始まった農業の副産物だと考えます。
農業が始まる前、人間は狩猟採集民のグループであり、人類学者が呼ぶところの獰猛な平等主義が広まっていたのです。彼らはすべてを共有しただけではなく、すべてを共有することをお互いに課したのです。
肉、住居、身の安全などのすべては女性の貞操と交換出来るものと考えられていました。つまり皆で女性たちを共有していた。私はなにも私たちの祖先が高貴な野蛮人であった、または近代の狩猟採集民族が高貴な野蛮人であると言っているわけではありません。
私が言いたいのは、狩猟採集で生きていく世界において、これがリスクを軽減する為のベストな方法であるということです。カシルダと私はこのすべてを共有するという行動を、セクシャリティの側面まで広げて展開しました。
農業が始まるまで、人類の性のあり方は複雑でフレキシブルな社会のシステム、ネットワークを確立し保持する方法として進化してきた、そして私たちの祖先はそれをとても上手くやったのでここまで存続することが出来たのだと私たちは論じています。
私たちの祖先は乱交をしていたと私は主張しますが、だからと言って、彼らが見ず知らずの人ともセックスをしていたとは言っていません。当時の社会に見ず知らずの他人などいなかったのですから。そうでしょう? 狩猟採集をしながら生きていく社会的集団の中に、見ず知らずのよそ者がいるわけがありません。その社会で生きていれば、その中で生活するすべての人々を知っているわけです。
複数人と同時にセックスをする間柄になる
つまり私は、その社会の中で私たちの祖先は常に複数の異性とセックスをしていたのであろうと主張します。
しかし、彼らは行きずりの見ず知らずの人とセックスをしていたと指摘している訳ではありません。愛していない複数の相手とセックスをしていたと言うつもりもありません。当時、お互いとしか付き合わないというカップルが成立しなかった、と言っている訳でもありません。私のポイントは、当時は性がオープンであったと言いたいのです。
例えば私の両親は52年間、一夫一婦制を守ってきました。もしそうでないのであれば、父さん、母さん、私に決してそのことを分からせないでください。一夫一婦性以外の関係性を批判しているわけではありません。私たちの祖先が性的に淫奔だったことを、一夫一婦制の観点から批判することは、 私たちの祖先は雑食だったことをベジタリアンが批判するのと同じようなことです。
ベジタリアンになろうと決めることはできますが、そうなると決めたからといって、ベーコンの良い香りに惹かれなくなるわけではないですよね? これが私の言いたいことです。
(会場笑)
常にセックスすることが出来る人間の女性
チャールズ・ダーウィンは天才であり、素晴らしい人であり、素晴らしい夫、そして素晴らしい父親であると同時に、ヴィクトリア時代並の潔癖さを持っていました。
彼は、チンパンジーやボノボ等の霊長類の性器の腫れ上がりに困惑しました。なぜならメスの性器の腫れが、性的にオスを引き寄せる傾向にあったからです。なぜメスはこのように性器を膨らますのだろう? メスとオスがつがいのペアになるのであればこんなことにはならないはずだ、とダーウィンは当惑したのです。
ダーウィンは知らなかったことですが、チンパンジーやボノボのメスは、性器が膨れ上がっている時には一日に最高で12頭のオスと一回から四回の交尾をします。
興味深いことに、チンパンジーのメスは生殖可能な生涯の時間の約40%、ずっと性器が膨れ上がっています。ボノボのその時間は90%です。人間の女性はこの地球上で生理中であれ、閉経後であれ、妊娠中であれ性交可能な、唯一の種です。これは哺乳類において、ものすごく希少です。これは人間のセクシャリティにおいて興味深い側面であります。
S1
ダーウィンは当時彼の生きていた世界で、人間の女性の性的アピールが霊長類のメスのアピールと似ていたことを見落としました。科学者にはたまにそういうことがあるのです。
(会場笑)
人間は生涯に1000回セックスをする
つまりどういうことかというと、精子の競争です。人類の平均を見てみると、一回の射精で3億の精子が放出されます。これだけあれば既に競争率が高い訳ですが、競争するのが自分自身の精子同士の競争なのか、他の男性の精子とも競争しなくてはならないのかというのがポイントです。
S2
この図についてはたくさんの議論がなされてきました。まず初めに、チンパンジー、ボノボのメスと人間の女性の頭の上についている音符マークは、女性の性交発声があることを示しています。数字を見てください。人間は平均して生涯に1000回のセックスをすると言われています。「そんなに多く……!?」「たったそれだけか」と思っている人がこの会場の中に同居しているのは確実です。
(会場笑)
その人間の数字はチンパンジーやボノボも同じです。他の三種の霊長類、より典型的な哺乳類に近いゴリラ、オラウータン、テナガザルは、生涯に12回ほどしか性行為がありません。人間とボノボだけが、お互いの顔を見ながら性行為をする唯一の種族です。
(会場笑)
そして人間、チンパンジー、ボノボは陰嚢が体の外についている唯一の種です。私たちはこのことを本の中で「ガレージの中にビール専用の冷蔵庫を置いているのと同じようなものだ」と例えています。
(会場笑)
ガレージの中にビール専用冷蔵庫を置いているということは、いつでもパーティが出来るように準備万端であるということですよね。これが外についている陰嚢と全く同じ原理です。体の外についている陰嚢は、頻繁に射精をする為に精子の温度を低く保つという働きをします。本当ですよ。
(会場笑)
皆さんの中には喜ばれる方もいらっしゃるかもしれませんが、人間は霊長類の中でもっとも大きく太いペニスを持っています。これは解剖学以上のことを示しています。人類学的、歴史的記録にも世界中に私たちが性的に当たり前だと思っていること以外のことをしている人々が存在します。
複数のセックスパートナーを持つことが当たり前の世界
S3
彼女たちは中国南西のムスオという部族の人で、彼らの社会では男女関係なく、すべての人が完全に性的に自立しています。セックスに恥という概念が存在しません。女性たちは何人ものセックスパートナーとセックスをしています。誰も気にしませんし、陰口や噂話にもなりません。それは全く問題とならないのです。
その社会の中で女性が妊娠すると、その子供は母親、母親の姉妹、兄弟によって育てられ、父親が誰かということは問題になりません。
地球の反対側、アマゾンの中には人類学者が呼ぶところの「複数の父親(partible paternity)」制度がある部族がいます。この文化はその土地で自然と発生したものですが、彼らはたくさんの精子の寄せ集めによって子宮に子が宿ると信じています。
その文化が意図的に伝達された様子はありません。つまり、女性が賢く、面白く、強い子供が欲しいと願う時、彼女は賢い男、面白い男、強い男、彼らそれぞれから彼らの望ましいところを自分の子供に引き継がせる為に、彼らとたくさんのセックスをします。
彼女の子供が生まれると、彼女とセックスをした男たちは皆がそれぞれ進んで彼女の子供の父親であることを認めます。つまりその社会の中では、子供の父親として複数の男性が協力しあう、子供に対する責任をシェアするというシステムが出来ているのです。
性の多様性を受け入れる
ここまでお話してきたことがなぜ重要なのでしょうか? エドワード・ウィルソンは、人間のセックスとは、その二人の関係を深めることが第一の目的であり、生殖は二の次だと言っています。 私もそう思います。今話をしたことが重要なのは、現代社会の様々な側面において、発展を遂げてきた私たちの性が葛藤を起こしているからです。
そう感じるべきであると教えられてきたことと、実際に自分が感じる感情が相違することで、不必要な苦しみが世に溢れています。私の願いは、より正確で最新な人間の性の理解により、私たち自身、そしてお互いに優しくなり、同性愛婚や複数愛の関係をつくっている人々の意思を尊重できるように社会がなることです。
そうすることによって、男性が生まれながらに女性の性を監視しコントロールする権利を持つ、という考え方がなくなっていくと思います。
(会場拍手)
ありがとうございます。 ゲイの人たちだけが「カミングアウト」をする必要がある訳ではありません。どんな人にも自分の性について「カミングアウト」することがあると思います。
そして自分に正直になり、「これが自分だ」とカミングアウトする時、私たちの戦いは人間社会でお互いにやりあうことではない、本当に戦うべきは「〜であるべき」という、相手に対する所有権が生まれてしまうような、恥や混乱する気持ちを招く古い性の解釈であることに気がつくことでしょう。
「火星」から来た男、「金星」から来た女という考え方はもうやめましょう。なぜなら、男も女もアフリカから発生したのですから。ありがとうございました。
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<続きは近日公開>
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Published at 2015.01.27
参照リンク
乱交は人間の動物的本能?
https://www.youtube.com/watch?v=LJhklPJz9U8
「アンチエイジングの専門家がナビゲート」(ガイド:熊本悦明)
まずは男女性分化の第一段階「性の内外性器の男性化」について解説する
§男女性分化の仕切りは、実は男性ホルモンの一人相撲
“男と女への性分化”と一言でいっても、生物学的には性腺形成から脳の性分化まで色々な段階での性分化があり、全体としての個人の性別形成はかなり複雑な問題が折り重なって組み立てられるといえます。
この話は、少しややこしいのですが、しばらく話を聞いて下さい。これを理解して戴かないと、男性創生にまつわる興味ある話に繋がらないので、申し訳ありませんが少し辛抱して下さい。
ご存知のように、基本的な性別は、性染色体の性差:男《XY》・女《XX》で決まり、Y染色体上の遺伝子SRYの存在が鍵であり、その遺伝子の働きで睾丸が創られることが、すべて性別発生の出発といえます。その睾丸から分泌される男性ホルモンによる様々な男性化機序、いうならば、基本型の女性型を男性型に改造していくという、すべて男性ホルモンの働きによる男性への性分化が行われるのです。
その睾丸が出来なければ、卵巣が出来て女性となるのです。しかし《X》染色体を1つしか持たない例《XO》の時もあります。その場合は卵巣も創れないのですが、性腺が何もできない性腺無形成でも人として生まれてくることが可能なのです。そして男性化機能が働かないという条件は卵巣があるのと同じなので、やはり女性形となって生まれるのです。要するに《Y》染色体により睾丸が出来なければ、すべて素直に女性型となり、睾丸が出来ればそれから分泌される男性ホルモンの働きで、以下にまとめた様な複雑な男性化機序が連続して動いて、晴れて男となって、この世に生れ出る事が出来るのです。
《一連の男性化機序》
a:性の内外性器の男性化
b:顔や体格などの骨格の性差形成
c:脳の性分化による男女生理の形成
d:脳の成文化による心理行動科学的性分化
そこで、男として、臨床的に問題になるのは、全ての男性化機序がしっかり進行したのかという事、この一連の男性性分化作業の出来具合いが良かったかどうか、という事です。
男になるのは、形だけでなく、さらに魂を入れる、aからdまで幾重にもかさなる“男性力による大仕事”が求められているのです。これがまた大変なことといえます。
まず、第一の男性性分化(a)は、右図の様に、 開かれた女性型性器の左右の扉が男性ホルモンの力で融合され、男子尿道と陰嚢が形成され、はれて男性型となります。
前項で述べた女子運動選手のセックスチェックで問題となった症例は、一応睾丸は創られてはいるものの、男性化に必要な男性ホルモンの分泌力が十分でなかった為、性器を完全に男性化することが出来ず、完全融合すべき陰裂がかなり開いたままの女子形に近い形で生まれてしまったので、女子と誤診されてたという訳です。
勿論この内外性器の男性化にも、かなりな個人差はある筈です。例えばペニスのサイズや睾丸の大きさなども、個人的な秘事である為、今まであまり医学的にも検討されてきておりませんでしたが、最近、少し専門的になりますが、器官形成遺伝子であるホメオボックス遺伝子群との関係で、後で述べる人差し指の長さとペニスの大きさに関係があることもなども、少し明らかになりつつありますので、それらについては徐々に後で解説することにますが、その点についてはいまだデーター不足の領域といえます。
この性器の男性化形成過程が不十分であると、色々な下図の様な正常男性型と成り得ず、女性型から男性型への変形途中の様々な不完全男性化中間型が時々生まれるのです。それを見て知識の無い素人が少し変形した女性と判定してしまう訳です。ただそれもそれ程発生頻度は高くないので、一般的には睾丸が出来さえすれば、殆どの人は問題なく一応男性型に形成され、無事男として、この世に男としてお出ましになるのです。
ただ問題は、そのように男の形は整ったものの、さらに男の魂をどれだけ入れられて“男らしく”するのか、ということになります。“男らしく磨きをかける道”は、必ずしも平坦なものではないのです。
そこで、とにかく一応男性化第1関門を無事通過したことにして、それに続く厳しく多様な男性化の道程の複雑さについて話を進めて行きましょう。
上の表の《(b)から(d)の性分化》、すなわち、微妙な、しかし日常的に問題となる、男性らしさが如何に創られるかということは、恐らく多く読者方の関心事であろう思いますので、話を進めたいと思います。
>>>『男をもっと知って欲しい』バックナンバーはこちら
筆者の紹介
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熊本 悦明(くまもと よしあき)
日本Men’s Health 医学会理事長
日本臨床男性医学研究所所長
NPO法人アンチエイジングネットワーク副理事長
「アンチエイジングの専門家がナビゲート」(ガイド:熊本悦明)
人が男になるには、2つのステップの男性ホルモンのシャワーという男性化機序が作動している
§男を創るには、2段階の作業機序が動く
ところでこの“男とは何ぞや”との議論を、医学研究者の考え方に立って進めていく場合は、全体の性分化のイメージが十分頭の中にあるので、その中の一つ一つの細かいことを分析検討していきながらも、さして頭の中で混乱しないのですが、一般の方々に初めから各論が入ると、何が何だか解らなくなるのではないかと思います。そこで話をもう一度、一歩引き戻して、まず“男創造物語の大雑把な全体の原理”を少し解説しておき、読者の方々に男性化全体像をまずイメージしていただきたいと思っております。
男になるという話を理解することは、少し言い過ぎかもしれませんが、今自信を失いつつあり、パートナーの女性群から、“弱くなりましたね”などと言われる心弱き男性方が、自らの立場を、自虐的でなく見直して、男としての自信をしっかり持って頂くことにつながります。さらにいうならば、男性の心のrevitalizationの為の、根源の見直しとでも言いましょうか。
今までの性分化に関する一般教養の解説の殆どは、高名且つ弁の立つ優れた生物学者や動物学者がその豊かな知識をそのまま人間にまで広げて、少し得意気に話されておられます。文科系の性教育関係の方々が、その解説に社会心理学的調査資料を一足飛びに重ねて、人間でもそのとおりになると議論しておられたのではないでしょうか。
それを繋ぐ一番大事な人間医学を飛ばしての思考体系には、筆者の様に、臨床医学的に人間の男に、50年も付き合って「男・男」と言って暮らしている医学者にとっては、その議論の繋ぎ方に、どうしても少し違和感があるのです。
ところが最近、人間の臨床心理学的アプローチに、医学的検討を重ねる流れが、徐々に進みつつあり、動物学的な綺麗な実験成績はないにしろ、やや漠然とではあるが、人間さま本位の、人間の多面的な性差についての知見が出てきております。そして興味あることが明らかになりつつあります。
前述の性器の形態につても、臨床医学的検討が進んできていますし、さらにその性器の性分化後の心身の男性創造物語についても、かなり臨床医学的な分析研究も発展して来ております。生物学や動物学の意見とはやや違った、臨床男性医学の立場からの知見がかなり揃いつつあり、今まさに、この分野の研究が面白くなって来ている所といえます。
さて話を戻して、人が男になるには、何があるのかということを考えてみたいと思います。それには、上図のように2つのステップの男性ホルモンのシャワーという男性化機序が作動しているのです。(1)生前の母親胎内での男性化機序と、(2)生まれた後、ことに思春期以後の男性化機序との2つの男性化機序が折り重なって、かなりな生き物人間としての生物学的機序が個々人それぞれで動いて、生物学的な性的性格・性役割を持つ個人個人の男性像が創り出されるのです。(乳児期の男性ホルモンのシャワーは胎生期のそれを増強する役割と考えられております)
この話をすると、ボボワールがいったという、“女は女として生れるのでなく、女に創られるのである”という教育により性差・性役割は形成されるという教育優位論を信じる教育学者方からは、かなり強い反論が出るかもしれません。その方々の最も極端な主張により、小学校の運動会の100m競争などで、創られた性差や優劣などあってはならないので、皆同じと理解する為に、男・女仲良く手をつないで皆一緒にゴールさせるという、笑い話にならない現実のエピソードが各地で起きています。
そのような指導をしている立場の教師達から、教育優位論的反論が出るかもしれませんが、何と言われようとも、医学生理学的にはそんな生物学な生き物人間の本質を否定する社会学と医学を混同する論理ほど、馬鹿げた事はないのです。人間はそもそも“生き物としての制約”の下で生きている、ということを忘れないで欲しいものです。
嘗て1940〜1950年代に、男女の性差は教育生活環境から人為的に創られるのであって、3歳まで育てられた教育上の性は、たとえ性分化異常例でその性判定が間違っていても、その性は固定されてしまっているから、“それ以後の性転換は行うべきでない”という主張が一世を風靡しておりました。
それは、米国ジョン・ホプキンス大学精神科のT. Money教授の学説であり、また南太平洋の土着民族の研究をした人文科学のマーガレット・ミードの性差は生活環境で創られるという性差環境説も加わって、その論理を信ずる風潮が我が国の教育界にかなり広まっておりました。
その学説に対して、そんな馬鹿なことはないという思いが強く、それに反対の立場から、筆者は男性創造の生物学的意義を研究すべく臨床医学研究を始めた訳です。そして、かなりな年長者でも、例えば既に女学校も卒業している成人男性半陰例を性転換し、履歴書を書くのが困ると嘆く患者さえも、適切に新しい性に適応させ満足させている経験などもあり、今まで20数例の性転換を行っている経験から、やはり教育による性役割獲得より、胎生期に方向づけられた生物学的性の性格が強く出てくることを確信しております。個人の男女の性自認には、生得の性的性格が優位性を持っていることは間違いないと、確信を持っております。正常な男児・女児の2-3歳の幼児期で、親の躾などが始まる前から、遊びに男女の性差がかなりはっきりしているのは、親達は皆経験していることではないでしょうか?
そして今や、かつて流行し重視されたMoney教授学説は、現在の性同一性症例が問題提起している議論の中で、完全に否定されるようになって来ております。ところが驚くことには、今だに、Money学説を後生大事に思っている教育関係者がおり、“男も女も一緒と、手を繋いでゴールイン”をさせているのが不思議でなりません。医学と社会学との違いの理解が、この男女同権時代に最も基本的に求められている所ではないでしょうか?
いまこそ男の男たる由縁は何かを、根本的に生物学や医学的観点から、科学的に分析検討すべき時代になりつつあり、それでこそ男女お互いに尊敬しあう世の中になると信じております。
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筆者の紹介
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熊本 悦明(くまもと よしあき)
日本Men’s Health 医学会理事長
日本臨床男性医学研究所所長
NPO法人アンチエイジングネットワーク副理事長
「アンチエイジングの専門家がナビゲート」(ガイド:熊本悦明)
アメリカのDabbs教授夫妻と、イギリスのManning教授らによる男性的行動活性についての研究を紹介する
§アメリカ学派とイギリス学派の男性化機序の視点の違い
ここで最近出てきている是非注目すべき研究を紹介しましょう。それは、臨床男性医学的な立場から見ると、前述した胎生期と思春期後の2つの男性化機序の発動の流れに関しての、極めて注目すべき優れた系統的な研究報告です。
1つは1980年代から始まった、アメリカ、ジョージア州立大学の臨床心理学者のJ. M. Dabbs教授夫妻による広域な男女グループの唾液中男性ホルモンの疫学的分析と行動活性との関連性の研究です。男女とも、男性ホルモンが多い人は生活活性度が高いという報告でした。
これは何となくわかりやすい成績といえますが、もう1つの1990年代から始まった、イギリス、リバプール大学人口生物学者のJ.T. Manning教授らによる、胎生期の男性ホルモン・シャワーが強いほど、手の人差し指(2D)/薬指比(4D)が小さくなり、それにつれて男性的行動活性が強いという研究は、極めて斬新な報告といえます。この指の話は後でもう少し詳しく説明しますが、一応参考の為、図Aの様な、男性ホルモン多い男性と男性ホルモンの少ない女性とで、手の人指し指の長さに違いがあるのを見ておいて下さい。
Dabbs教授は生後の男性ホルモンの作用を、Manning教授は生前の男性ホルモンの作用を、人間の臨床的性差医学の中で分析検討し始めているのです
男を創る男性ホルモンには2つの性分化シャワーがあることは、すでに簡単にまとめて、前回でも示した下図で説明しました。
そしてこの2つの学説を、臨床的に綺麗に証明した、象徴的な論文が、ケンブリッジ大学生化学Coates教授らにより、昨年3月と本年2月に、米国科学アカデミー学会誌に発表され、国際的に注目を集めております。ロンドンの株取引所の証券マンたちの利益率という面白く解り易い指標を使って、その2つの男性ホルモン・シャワーの臨床的意義の分析した興味ある研究です。
どちらも男性ホルモンにより、生前、生後に創り上げられる積極的なアドベンチャー・スピリット・高い行動活性、いうならば、ある良い意味での攻撃的性格(aggressiveness)を持つ証券マンが、はっきりと高い利益率を上げているという報告なのです。
細かいことは後で説明しますが、男性の血中男性ホルモンは日内変動があり、午前が高く、午後は低くなるのですが、利益率の高低で、その午前中の男性ホルモン値レベルを分析した所、図Bの様に、利益率の高い証券マンたちは男性ホルモンが低い人たちより、優位に高いことが明らかになっております。
そしてもう1つの研究では、図Cの様に、その利益率の高い証券マン達は人差し指(2D)/薬指(4D)比が優位に小さい人差指が短いことを証明しているのです。
胎生期の骨格の性分化時に強い男性ホルモン・シャワーを受けると性格的に積極性の強いよりaggressiveな男性性格が高くなるということを、人指し指(2D)が薬指(4D)に較べて短くなる、2D/4D比が小さいという所見を利用して説明しているのです。男性ホルモンが高い人と同じ原理で、性格的に行動活性が高いことを示す、人差し指の短い証券マンがやはり高い利益率を上げていることを証明しております。
しかも、証券マンでキャリアーが長く、高利益率を上げ続けている人々は図C見られる様に、殆どが2D/4D比が低い人達であり、それはその様なタイプの人でないと証券マンとして利益を上げ続けて、難しい仕事の中で生き残れないことが示されているといえます。
要するに積極的なアドベンチャー気質の高い行動活性の強い男性ほど、危険性も高い仕事に勇敢に向かっており、それでの成功率も高いという分析結果を出している訳で、これが経済界の人々から、また社会的にも、かなり注目を集めている話題を浚らっている報告です。
その為か、先日も、それが朝日新聞やフジテレビの特別番組などでも、トビックスとして紹介され、かなり市中の話題となっておりました。
ここまでの説明でお判りいただいたと思うのですが、各人の男らしさには、2つの要素があり、生得の因子と、それを促進する生後の因子が折り重なっている訳です。問題は、そのどちらが前面に出て、日常的な男らしさを規定しているのかということになると思います。
細かいことは色々あるでしょうが、やはり生得の脳の男性化が、基本的な個人の気質を構成しており、それが生後の条件により変動すると考えるのが、臨床的な流れではないかと感じております。そこに何度も述べている“生き物人間の本質”を見る思いがしている訳です。
そこで、さらに説明を進める前に、もう一つ説明をしておかなければならないことがあるのです。それは胎生期に胎児に影響を与える男性ホルモンは、胎児自身の睾丸から出るものだけでなく、自分の副腎から、さらには母親の卵巣や副腎からの、また母親が服用した薬や2卵性双生児の相手の男児からの男性ホルモンがあり、それは特殊な場合を除き、性器の男性化にまでは影響しないが、その後の性分化には、それなりの影響力を持っているのです。
男児の場合は、自己睾丸からの男性ホルモンの作用が強いので、その他のホルモンの影響は左程ないのですが、女児の場合はそれがかなり問題となるのです。その影響で、女性でも人差し指が薬指よりかなり短くなることもあり、気質の強い人にしているのです。そこで少し人指し指/薬指の比の問題を次回に説明しましょう。
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筆者の紹介
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熊本 悦明(くまもと よしあき)
日本Men’s Health 医学会理事長
日本臨床男性医学研究所所長
NPO法人アンチエイジングネットワーク副理事長
男女の決定
男女の性は、受精によって決定するわけではありません。受精によってつくられた「胎児原基」は、どちらの性にも発育できる特徴を持っています。男女の性が決定するには、性染色体の遺伝子に始まり、思春期あるいは青年期まで続く性分化の過程があります。これらすべてが、女性なら女性、男性なら男性と一致して初めて、男女が決定されます。
1)染色体による分化(遺伝子の性)
ヒトの染色体は46本あり、2本組となって23対あります。そのうち性染色体は1対2本で、男性ではXとY、女性XとXとなっています。性染色体以外の22対44本は常染色体といいます。性の分化では、性染色体が重要な役割を果たします。生殖細胞である精子と卵子は、精巣あるいは卵巣において減数分裂という生殖細胞に特有な過程を経て、染色体数は半分の23本になります。
●精子の染色体数:46,XY(44本の常染色体とXとYの2本の性染色体)
【減数分裂により】
23,X精子(22本の常染色体と1本のX性染色体)と23,Y精子(22本の常染色体と1本のY性染色体)になる
●卵子の染色体数:46,XX(44本の常染色体と2本のX性染色体)
【減数分裂により】
23,X卵子(22本の常染色体と1本のX性染色体)と23,X卵子(22本の常染色体と1本のX性染色体)になる
最初の性分化は受精の際におこります。23,X卵子が、23,X精子または23,Y精子と受精することになり、23,X卵子と23,X精子が出会えば、受精卵は46,XXをもつ女性(遺伝的女性)になり、23,X卵子と23,Y精子が出会えば、受精卵は46,XYをもつ男性(遺伝的男性)になります。このように染色体による性は、Y染色体の有無により決定されます。Y染色体をもたなければ、X染色体の数にかかわらず女性になります。 なお、受精時やその後の異常のために性染色体がX1本となったり、XXYなど3本となるなどの異常が起こる場合もあります。
2)性腺の分化(精巣と卵巣の分化)
性染色体によって遺伝的な性が決まっても、すぐに女性・男性になるわけではありません。次に性腺が卵巣か精巣かに分かれます。胎齢4〜5週目には、性腺となる性腺原基が認められます。この中には後に卵子あるいは精子に発育していく原始生殖細胞も含まれています。
性の分化では、この性腺原基が精巣と卵巣のどちらに分化するかが重要です。Y染色体には性腺を決める遺伝情報である「SRY遺伝子」があります。受精の際に性染色体が決まると、このSRY遺伝子が性腺原基を精巣に変化させます。Y染色体がなければSRY遺伝子も存在しないため、性腺原基は精巣には変化せず、自動的に卵巣になります。つまり、男性になるためには性腺を精巣にするSRY遺伝子が必要なのです。
ただし、Y染色体があるのにSRY遺伝子が存在せず卵巣になったり、Y染色体がないのに精巣にする遺伝情報が紛れ込んで精巣になることもないわけではありません。
3)内性器の分化
内性器とは、女性の卵管・子宮・膣、男性の精管・精嚢・前立腺をいいます。胎生6〜7週目には、内性器の起源となる「ミューラー管」(卵管や子宮になる)と「ウォルフ管」(精管や精嚢になる)を2本ずつ持っています。
性腺の分化で精巣が発育すると、胎生8週ころから機能し始め、精巣からミュラー管抑制因子(AMH)と男性ホルモン(テストステロン)が分泌されます。そのため、ミュラー管の発育を抑制することにより卵管や子宮はできなくなり、男性ホルモン(テストステロン)によりウォルフ管が発達して精管や精嚢ができます。一方、性腺の分化で卵巣になると、ミュラー管抑制因子(AMH)がないためミュラー管の発育は抑制されず、卵管や子宮ができ、男性ホルモン(テストステロン)が働かないためウォルフ管が発達せず精管や精嚢はできません。つまり、内性器の分化は基本が女性型であり、精巣からのミュラー管抑制因子(AMH)と男性ホルモン(テストステロン)がある場合のみ男性型になります。なお、卵巣の有無は内性器の発達には無関係です。
4)外性器の分化
外性器とは、女性の陰核や陰唇など、男性の陰茎や陰嚢などをいいます。胎齢8週では、男女両性の外性器は全く同じで、どちらの性へも分化できる能力をもっています。
性線の分化で精巣が発育した場合、男性ホルモン(テストステロン)によりに外性器は男性化し、陰茎や陰嚢などができます。一方、卵巣が発育した場合、男性ホルモン(テストステロン)が働かないため陰茎や陰嚢ができず、陰核や陰唇ができます。外性器の分化は胎生12週までに起こります。外性器の分化も、基本は女性型であり、男性ホルモン(テストステロン)がある場合のみ男性型になります。なお、卵巣の有無は外性器の発達にも無関係です
5)脳の分化
妊娠20週前後に男性ホルモン(テストステロン)が多いと脳の中にある性中枢が男性として認識し、出生以後も男性としての性行動を取ることになります。一方、その時期に男性ホルモン(テストステロン)が少ないと性中枢が女性として認識して、女性としての性行動をとることになります。この脳の性分化は、胎生90日頃までに決まります。脳の分化も、基本は女性型です。
染色体・性腺・性器が男性でありながら、男性ホルモン(テストステロン)の量が少ないと、生まれてから男性としての性行動よりも女性としての性行動をとります。その逆も同じで、染色体・性腺・性器が女性でありながら、男性ホルモン(テストステロン)の量が多いと、生まれてから女性としての性行動よりも男性としての性行動を取ります。これらは、性同一性障害の典型例とされています。
6)社会的な性(戸籍上の性)
生まれたときに外性器で性別を判断することが多く、このときに決定した性別が戸籍上の性となっています。しかし、誤った判断によりその後の一生が左右されることもあるため、陰核の肥大した女児であるのか、陰茎が小さい男児であるのかの判定に苦慮する場合は、染色体検査などが考慮されます。
通常、戸籍上の性を変えることは困難ですが、特殊な例に限って変更できるようになってきています。
7)精神・心理的な性(ジェンダー)
生まれてからは、男の子は男の子として、女の子は女の子として育てられ、本人もそのつもりになります。このように社会生活上の性により個人の内面で長年にわたって精神・心理的な性が培われていきます。このような性の社会的側面をジェンダーといいます
8)身体的な性
思春期になると性ホルモンにより外形的な身体つきが、男性らしく、女性らしくなります。まれに副腎ホルモンなどの影響を受けて、正常な発育が損なわれることもあります。
■性分化の異常
性染色体、ホルモンなどのいずれかに異常があれば、性の分化は不完全となります。その代表例は以下のとおりです。
クラインフェルター症候群
ターナー症候群
クラインフェルター症候群は47,XXY、ターナー症候群は45,Xの異常染色体を持っています。生殖細胞の減数分裂の過程で性染色体の分離がうまくいかなかったことが原因であることが多く、染色体の数に異常が生じたためです。いずれも性腺は未発達で、生殖機能を持たない場合があります。
なお、ダウン症候群(21トリソミー)も、第21番常染色体が1本多い、常染色体の数の異常です。
副腎性器症候群
(先天性副腎過形成)
女性の染色体(46,XX)を持ち、卵巣もありますが、外性器は男性型です。原因は副腎皮質酵素の先天的欠損により、下垂体から副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)が過剰に分泌され、副腎が過形成を起こしてアンドロゲン(男性ホルモン。テストステロンもこの一種)を大量に分泌します。過剰なアンドロゲンのために外性器が男性型となります。
精巣女性化症候群
男性の染色体(46,XY)を持ち、精巣もありますが、外見は女性です。アンドロゲン受容体がないために男性化がおこらず、外性器や乳房はエストロゲンの影響を受けて女性型となります。
先天性膣欠損症
女性の染色体(46,XX)を持ち、卵巣も正常にあり、ホルモンの性状に分泌されていて、二次性徴も正常です。内性器の分化の異常で、内性器は、性腺や外性器よりも異常が起きやすいとされています。膣の外に近いごく一部(約2cm)は外性器とともに作られるため、先天性膣欠損の女性にもみられます。欠損の程度により「膣の一部欠損」「子宮・膣の欠損」「子宮・卵管・膣の欠損」に分かれます。
【引用・参考文献】
*三宅婦人科内科医院ホームページ:「男女の決定」「性器の分化」「先天性膣欠損症」(アクセス:2013.11)
*坂井建雄他(2008):カラー図解 人体の正常構造と機能 全10巻縮刷版.日本医事新報社
オスかメスかは何によって決まるのか?
哺乳類の性は受精卵の性染色体の型で決まり、染色体にプログラムされた遺伝子発現に基づいて分化が進行します。分化の過程ではさまざまなホルモンや遺伝子が働きますが、そのようなホルモンと遺伝子の発現が性分化にどのように関わってくるのかを解説します。
オスかメスかは何によって決まるのか?
性別を決める性染色体と遺伝子
哺乳類の雌雄は、受精卵の性染色体の型で決まります。X染色体が対の場合は雌に、X染色体とY染色体の場合は雄になります。そして実際に分化を進行させるのは、遺伝子発現です。遺伝子発現とは、個体の設計図のDNAをもとにタンパク質を製造する過程のことです。
雌雄に応じた器官を作りますが、すべての細胞は同じDNAを持っているので、発現する遺伝子が同じだとすべてが同じ器官になってしまいます。そこで、発現する遺伝子を制御してそれぞれの器官を作る必要があります。その役割を担うのが、「プロモーター」とよばれるDNAの一部です。
SRY遺伝子が発現しないと雄にならない
ヒトを含む多くの哺乳動物において性分化のキーとなるのは、Y染色体が持っている「SRY遺伝子」です。これが発現すると分化は雄の方向に進み、生殖腺は精巣に分化します。ある段階で精巣からホルモンが分泌されて雄型の外部生殖器が作られます。ホルモンとは、特定の細胞に作用を伝えるメッセージのようなものです。この場合、血液を通じて外部生殖器を作れというメッセージが伝えられるのです。
雄の染色体なのに、何らかの理由でSRY遺伝子が発現しないと、外見が雌になることがあります。一方、X染色体しかない雌はSRY遺伝子が発現せず、分化は自動的に雌の方向に進み、生殖腺が卵巣に分化して、外部生殖器は雌型になります。
性行動を左右するのは脳の性ホルモン
このように、性分化は遺伝子と性ホルモンが共同で働きながら進行します。しかし、生殖器の完成で終わりではありません。雌雄には、それぞれ特有の性行動があります。これを決定するのは脳です。脳で作られるホルモンのシグナルでそれぞれの性行動を行います。
女性の生理も脳のホルモンが契機となっています。ホルモンを作るのは酵素です。酵素は体内の有機物の変換を担当します。酵素も遺伝子が発現して作られますが、どのような種類の酵素をいつ、どの程度作るかということは、ホルモン分泌制御の方法のひとつなのです。
先生からのメッセージ
先生画像メッセージ動画
薬学部の研究範囲は非常に広く、大きく分けると化学系、物理系、生物系の3つの分野があります。私の専門は生物系で、その中でも生化学という学問です。
薬の効力を知って有効に活用するためには、体内で起こる化学変化の仕組みと意味を正しく理解することが重要です。生化学とは、DNAやタンパク質のような肉眼で見えない分子が、どのようなメカニズムで正常な生命活動、あるいは「がん」のような病気に関係するのかを調べる学問です。分子レベルでの生命現象の解明に興味を持っている意欲的なあなたを待っています。
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哺乳類の性決定(性分化)のしくみ
岩井裕介 ( 35 山口 再開発プランナー ) 07/08/23 AM02 【印刷用へ】
※参考
性分化の機序 →リンク
♂と♀のバイオロジー →リンク (pdf)
生殖器の生理学 →リンク (pdf)
Sex determination →リンク (pdf)
1.減数分裂→受精→遺伝子的な性決定
ヒトの染色体は23組46本。この中の一組を性染色体といい、男はXY、女はXX。
精子と卵子の染色体は減数分裂により23本となる。
最初の性決定は受精時になされる。母親由来の23,X卵子は父親由来の23,X精子または23,Y精子が受精し、受精卵は46,XX (遺伝的女)または46,XY(遺伝的男)のいずれかになる。Y染色体は哺乳類において性を決定する重要な因子(遺伝的な性の決定権は精子にある)。
2.両性に共通な器官(性腺原基)の形成
受精卵は無数の細胞に分化して胎児になる。胎児の成長過程で染色体構成が46,XXか 46,XYによって卵巣あるいは精巣がつくられる。
胎齢4〜5週目には性腺の起源となる「性腺原基」(生殖隆起、生殖堤)が確認される。卵巣、精巣の共通の前駆体であり両性能力をもっている。この中には後に卵子あるいは精子に発育していく原始生殖細胞も含まれる。ヒトでは原始生殖細胞は胎齢24日目に確認されている。
胎齢6〜7週目には、男女の内性器の起源となるミュラー管とウォルフ管が二本ずつできる。
胎齢8週では男女両性の外性器は全く同じで、どちらの性へも分化できる能力を持っている。
3.性腺(精巣と卵巣)の分化
性腺原基が精巣、卵巣へと性分化する。男では性腺原基はY染色体上にある「SRY遺伝子」が働くことによって精巣に発育。SRY遺伝子がつくるタンパク質を精巣決定因子とも呼ぶ。女ではY染色体由来のSRY遺伝子がないので性腺原基は自動的に卵巣に発育していく。
4.性器の分化
・内性器
性腺が決定されると次の性分化は「ミュラー管抑制因子」(AMH)と「男性ホルモン」(テストステロンとその代謝物質)という二つの重要なホルモンの影響を受ける。
胎児精巣が発育するとセルトリ細胞がAMHをつくる。ヒトでは胎齢8〜10週の短期間作用。ミュラー管は胎齢初期では男女両性に認められるが、AMHにより発育が抑制される。
胎児精巣のもう一つの働きとして、ライディヒ細胞から男性ホルモンが分泌される。男性ホルモン(テストステロン)は胎齢8〜10週頃から上昇し、12週頃にピークに達し、17週頃には低下。男性ホルモンはウォルフ管を発達させ男の内性器をつくりあげる。ウォルフ管も胎齢初期では男女両性に認められる。
精巣とは対照的に、卵巣は男性ホルモンをつくらない。そのためウォルフ管は発達できなくなり、卵巣の発育と共に消失。卵巣はAMHもつくらないのでミュラー管が発達。
内性器分化の基本は女性型であり、精巣からの男性ホルモンとAMHが存在する場合にのみ男性型となる。
・外性器
男では胎児精巣からの男性ホルモンが外性器を男性化させる。性器結節から陰茎が発達し、陰唇陰嚢隆起が癒合して陰嚢になり、尿道ヒダは癒合して尿道海綿体になる。これらの変化は胎齢12週までの間におこる。
女では男性ホルモンがないので、男のような発達はしない。性器結節は陰核に、陰唇陰嚢隆起は大陰唇に尿道ヒダは小陰唇というように大きな変化はない。
5.脳の性分化
XYの性染色体構成をもつ男では、SRY遺伝子により性腺原基が精巣へと分化。胎児精巣から分泌される男性ホルモンは、8〜10週頃から上昇し、12週頃にピークに達し、17週頃には低下。この男性ホルモンが脳に作用し特定のニューロン群の分化やシナプスの形成に影響を与え、脳を男性型に分化させる。一方、XXの性染色体構成をもつ女では性腺原基が卵巣へ分化し、男性ホルモンがないため脳は女性型に分化する。この脳の性分化は脳の個体発生の途上で、胎齢90日前後に決まる。この時期を脳の性分化の臨界期と呼ぶ。脳の性分化も生殖器官系の性分化と同じように基本は女性型で、不可逆。
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159807 哺乳類の性決定遺伝子「SRY」 野田雄二 07/08/26 PM10
159792 脳の性分化と性ホルモンの関わり
哺乳類の性決定遺伝子「SRY」
野田雄二 ( 46 大阪 営業 ) 07/08/26 PM10 【印刷用へ】
SRYはsex determining region on Y chromosomeの略で、Y遺伝子上の性決定領域という意味である。
SRYが働くのはマウスの場合、胎生期10.5日から12.5日にかけての時期で、場所はオスの生殖腺にある前駆セリトル細胞である。SRYが働くことで未分化であった生殖腺が精巣に性分化する。
SRYがこのような一過性の特異的な発現を行う仕組みとして、DNAのメチル化が関与している。
SRY遺伝子のプロモーター領域を調べると、SRYの発現する11.5日胚の生殖巣では、低メチル化状態であったのに対し、発現のない11.5日胚の肝臓では高メチル化状態が8.5日から維持されていた。
SRY遺伝子は通常はメチル化により発現が抑制されているが、発現する期間だけ生殖腺では、SRY遺伝子のプロモーター領域が低メチル化されて活性化している。
また、SRYが発現することで、様々な遺伝子が活性化し、性器の分化が進行していく。性分化に関与している遺伝子のなかで、ある程度働きが分かっているものは以下の通り。
Sox9:常染色体上の遺伝子。AMH遺伝子上のプロモーターに結合し、セルトル細胞でのAMH遺伝子の転写を起す。Sox9の発現はSRYと同じ生殖堤細胞で見られSRYの発現後すぐに発現する。SRYによって活性化される。
SF1:セリトル細胞とライディヒ細胞で見られる転写因子。SRYによって活性化され、セリトル細胞では、SOX9と共同してAMHの転写レベルを上昇、ライディヒ細胞では、テステステロンをつくる酵素をコードする遺伝子を活性化する。
M33:M33C末端欠失マウスでは、Y染色体上のSry遺伝子があるにもかかわらず、卵巣、卵管、子宮が形成された。
Ad4BP/SF-1を破壊したマウスでは、生殖腺ができなくなる。
DAX-1:卵巣決定に関与するX染色体上の遺伝子。SRYの機能を抑制しSF1発現を弱めることで雌化させる。
WNT4:常染色体上の卵巣決定遺伝子。XX生殖腺のみに見られ卵巣形成に導く。
DNA メチル化によるSry遺伝子発現のエピジェネティック制御についてリンク
マウス性分化におけるSry 遺伝子による量依存的Sox9 遺伝子発現の制御リンク
M33変異によるオスからメスヘの性転換リンク
性の決定と分化リンク
性の決定に働く遺伝子たちリンク
Chapter17 Sex Determinationリンク
生殖腺の性分化−精巣と卵巣の構築を支える役者たちリンク
ビジュアル生理学(遺伝情報からタンパク質へ)リンク
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183463 遺伝子発現を調節する核タンパク質:HMG 雪竹恭一 08/08/17 PM05
脳の性分化と性ホルモンの関わり
清水昌広 ( 33 愛知 建築設計 ) 07/08/26 PM06 【印刷用へ】
>XYの性染色体構成をもつ男では、SRY遺伝子により性腺原基が精巣へと分化。胎児精巣から分泌される男性ホルモンは、8〜10週頃から上昇し、12週頃にピークに達し、17週頃には低下。この男性ホルモンが脳に作用し特定のニューロン群の分化やシナプスの形成に影響を与え、脳を男性型に分化させる。
脳の性分化における性ホルモンの関与を示す実験がありましたので、紹介します
なお、実験では、脳の性の指標としては,脳の周期性を表している排卵とLordosis*を雌性,Mounting**を雄性と考えて,動物実験の結果から,ヒトの脳の性分化を推測しています。
* Lordosis:雌が雄を受け入れる姿勢
**Mounting:雄が雌の背後から乗りかかる行動
【実験1】
出生直後の雌ラットに男性ホルモン(テストステロン)を投与すると脳の周期性が消失し,成熟後排卵が起こらず,Mountingを示すようになる
【実験2】
出生直後の雌ラットに女性ホルモン(エストロゲン)を大量に投与すると脳の周期性が消失し,成熟後排卵が起こらず,Mountingを示すようになる
【実験3】
出生直後の雄ラットにアロマターゼ抑制剤(テストステロンがエストロゲンに変化するのを抑制する)を投与すると成熟後Lordosisを示し,Mountingをしない
テストステロンが働いて脳が雄性化することは予想できますが,大量のエストロゲンでも同じ様な変化を起こします。
これは,実験3の結果からテストステロンが直接脳に働くのではなく,脳内で変化してエストロゲンとなり,この形で働いて脳に変化を起こすのだろうと考えられています。
■ 脳の性分化の防御
では、なぜ雌の脳は変化を受けないのだろうか。また,母体血中のエストロゲンは雌の胎児に影響しないのだろうか。
1 脳の性分化の臨界期にのみエストロゲンと特異的に結合する蛋白質が血液中に作られます。そしてこの蛋白質と結合したエストロゲンは脳内へ入ることができなくなります。もし,この蛋白質よりもっと多いエストロゲンがあれば脳内へ入ることができます。
2 脳内のアロマターゼ活性(テストステロンがエストロゲン に変化する速度)はテストステロンによって上昇し,臨界期を過ぎると低下します。
このように脳の性分化の臨界期に脳はエストロゲンから保護されている。
以上のことから,脳の性分化の方向性は臨界期にテストステロンシャワーを浴びるかどうかで決まるようです。
■ 脳のシナプス結合様式の性差
脳の神経細胞はシナプス結合によって複雑なネットワークを形成しています。このシナプス結合には,幹シナプス,極シナプス,細胞体シナプスと呼ばれる3種類の結合様式があり,この割合が,性ホルモンの作用で変化することが分かってきている。
新生時のラットにエストロゲンを注射すると,シナプスの数が増え,特に幹シナプスに特異的に変化が現れます。幹シナプスが増えると,極シナプスが割合として減少し,神経回路の構成が違ったものになります。神経回路が異なれば,ある刺激に対する伝わり方に差が出るようになり,最終的な反応に違いが出てくることが予想されます。
参考:脳の性分化(池田クリニックHPより)リンク
Description:
小さくて複雑なものでは染色体から、一見簡単そうな性別の決定まで動物界にはいろいろな仕組みがあります。生物学者で教師のアーロン・リーディは性別決定の仕組みについて動物種間での大きな違いについて説明します。
講師: アーロン・リーディ
アニメーション: BuzzCo (http://buzzzco.com).
*このビデオの教材: http://ed.ted.com/lessons/sex-determination-more-complicated-than-you-thought
Expand
0:13 - 0:16
妻のお腹には 私たちにとって初めての子どもがいる
¶
0:16 - 0:21
そして 妻の大きなお腹を見て
ほとんどみんな 最初にこうきく
0:21 - 0:24
「男の子ですか 女の子ですか?」って
0:24 - 0:30
私たちが こんな質問を普通にしているのは
人間の体について よく理解しているからだ
0:30 - 0:36
私たちは 生まれてくる子の性別は
男の子50% 女の子50%なのが 当たり前だと思っている
0:36 - 0:38
しかし どうしてそうなるのだろう?
0:38 - 0:43
それは 人類にために進化をとげてきた
性別決定のシステムで 決まっている
0:43 - 0:47
たいていのほ乳類の性別は
0:47 - 0:49
XとYの性染色体のシステムによって
遺伝的に決まる
0:49 - 0:54
ほ乳動物には 1組の性染色体があって
片方を母親から そしてもう片方を父親から受けつぐ
0:54 - 0:58
両方Xのときは女の子が
XとYが1本ずつのときは 男の子が生まれる
0:58 - 1:01
女性の卵子では X染色体しか子どもに伝えられない
1:01 - 1:05
男性の精子は XとYのどちらでも伝えることができる
1:05 - 1:07
性別は父親によって決定されるわけだ
1:07 - 1:11
赤ちゃんが男の子か女の子かの確率は
50% 50%ということになる。
1:11 - 1:14
ほ乳類の場合 これがうまく機能している
1:14 - 1:19
しかし生態系には 性別のきまり方が違う動物もいる
1:19 - 1:23
遺伝子によって 性別が決められるが
1:23 - 1:26
そのタイプが 人間とは大きく違うものがいるのだ
1:26 - 1:29
鳥類やは虫類の一部も 遺伝子によって性別が決まる
1:29 - 1:33
だが 性別は父親によって決められるのではなく
母親によって決定される
1:33 - 1:37
このタイプでは Z染色体が2本で オスが生まれる
1:37 - 1:40
だから このオスはZ染色体しかもっていない
1:40 - 1:47
けど この動物の場合
Z染色体とW染色体の両方があるとき メスが生まれる
1:47 - 1:52
このシステムでも オス メスの確率は50% 50%である
1:52 - 1:57
母親の卵子にある性染色体が
ZかWかで 性別が決まる
1:57 - 2:01
まったく違う方法で
遺伝的に性別を決定しているグループもある
2:01 - 2:06
たとえば アリの性別決定は とてもおもしろいシステムだ
2:06 - 2:10
そのシステムのせいで オスのアリには父親がいない
2:10 - 2:13
アリの集団内の役割には わかりやすい区別がある
2:13 - 2:15
集団を守る戦士がいる
2:15 - 2:19
食べ物を集めたり 巣を掃除したり 子どもの世話をする働きアリもいる
2:19 - 2:22
そして 女王アリがいて 生殖するオスが少しだけいる
2:22 - 2:25
女王アリは交尾をして そのオスから精子をたくわえる
2:25 - 2:28
ここからが このシステムのおもしろいところだ
2:28 - 2:31
女王アリがこのたくわえた精子を使って
卵子を受精させたら
2:31 - 2:34
その卵からはメスが生まれる
2:34 - 2:37
しかし もし受精させなくても
卵はちゃんとアリになる
2:37 - 2:41
しかし そのときはオスだ
2:41 - 2:45
だから オスのアリには絶対に父親がいない
2:45 - 2:49
このように オスのアリは
片方の遺伝子のコピーだけで生きている
2:49 - 2:51
歩く性細胞みたいなものだ
2:51 - 2:53
このシステムを 半倍数システムという
2:53 - 2:55
これはアリだけのシステムではなく
2:55 - 2:59
ハチのように 高度に社会化された昆虫にもあるシステムだ
2:59 - 3:02
人間の性別は遺伝子で決められているし
3:02 - 3:06
今まで見てきた動物も 遺伝子で性別が決定されていた
3:06 - 3:10
そうなると 全ての動物の性別が
遺伝子で決まると考えがちだ
3:10 - 3:16
しかし 性別に遺伝子が まったく関係ない動物も存在する
3:16 - 3:19
たとえば 天候で性別が決まる動物もいる
3:20 - 3:23
ワニや亀とかがこのグループだ
3:23 - 3:28
これらの種は 性別が胚が成長しているときの
気温で決定される
3:28 - 3:33
これらの種では 卵が生み落とされたときには
まだ性別が決まっていない
3:33 - 3:39
胚の成長が半ばまで進んでも まだ性別は決まらない
決められた「そのとき」がくるまで 決まらないのだ
3:39 - 3:44
「そのとき」 巣の温度によって 性別は決定される
3:44 - 3:51
たとえば ニシキガメは
ある温度よりも高い場合 メスがうまれる
3:51 - 3:54
そして 低い場合はオスがうまれる
3:54 - 3:56
誰がこのゴロ合わせを思いついたのか ちょっとはっきりしないが
3:56 - 4:01
ニシキガメの場合は ホットなギャルか
クールな色男しか生まれないってことだ
4:01 - 4:08
熱帯魚には オスかメスかということが
一生の後半まで 決まらないものもいる
4:08 - 4:11
たとえば カクレクマノミは生まれたときはみんなオスだ
4:11 - 4:14
だが 成長するにつれてメスになっていく
4:14 - 4:19
こいつらは厳しい階級制度のもと
小さい集団で生活している
4:19 - 4:22
そこでは 権力のあるオスとメスだけが生殖を行う
4:22 - 4:24
そして 驚くべきだが
集団内で権力あるメスが死んだとき
4:24 - 4:31
体が最も大きくそして権力もあるオスが
メスに変わって 死んだメスの地位につく
4:31 - 4:33
そして 残りのオスはひとつずつランクがあがる
4:33 - 4:35
海には さらに違うタイプの動物がいる
4:35 - 4:37
それはユムシだ
4:37 - 4:41
ユムシの性別は 全く異なった
環境条件によって決まる
4:41 - 4:47
ユムシの性別は 幼生が落ちた海底の「場所」によって決まるのだ
4:47 - 4:51
幼生が何もない海底に落ちたら それはメスになる
4:51 - 4:55
しかし メスの上に落ちたら その幼生はオスになる
4:55 - 5:00
こんなふうに オスかメスかが遺伝で決まる種もあるし
5:00 - 5:02
環境によって決まる種もある
5:02 - 5:06
そして オスかメスかが関係ないやつまで いるのだ
5:06 - 5:08
たとえば トカゲがそれだ
5:08 - 5:10
サバクトカゲなどの場合オスかメスかを答えるのは簡単だ
5:10 - 5:13
メスだ こいつらはみんなメス
5:13 - 5:15
こいつらは ほとんど全部メスなんだ
5:15 - 5:19
卵を産んでも その卵からはメスのクローンが生まれてくる
5:19 - 5:22
だから オスかメスかというのは
5:22 - 5:24
動物の世界全体を見てみると
5:24 - 5:27
性別決定のシステムによって 変わってくるのだ
5:27 - 5:30
人間の場合 XY染色体の遺伝のシステムだった
5:30 - 5:32
そして私たち夫婦の話に戻すと
5:32 - 5:35
どうやら お腹の中は男の子だ!
小さくて複雑なものでは染色体から、一見簡単そうな性別の決定まで動物界にはいろいろな仕組みがあります。生物学者で教師のアーロン・リーディは性別決定の仕組みについて動物種間での大きな違いについて説明します。
講師: アーロン・リーディ
アニメーション: BuzzCo (http://buzzzco.com).
*このビデオの教材: http://ed.ted.com/lessons/sex-determi...
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/681.html
2015.06.15 MON 08:10
オスの存在理由、実験で証明される
科学誌『ネイチャー』に掲載されたゴミムシダマシ科甲虫の研究で、オスがメスを獲得するために互いに争うことでなぜ種の優位性が増し強くなるのか、について50世代にわたる交配実験により実証した。
地球の多細胞生物のほとんどすべての種は、有性生殖を行う。あたりまえの事実にも思えるが、オスとメスという異なる性が存在するのは、生物にとって重い「コスト」だ。なぜなら、自分だけでは新しい世代を生み出せない個体であるオスを生存させるために、多くのリソースが必要だからだ。
(オスが存在することに対して)考えうる説明のひとつが、「メスの好意を得ようとオス同士が争うことで、オスが種の遺伝子プールを改善する」というものだ。それによって、自分たちの新しい世代を、環境の変化やネガティヴな遺伝的変異の影響に対して対応できるようにするわけだ。
この仮説を確かめようと、イースト・アングリア大学の研究者チームは、10年間、管理された条件で、甲虫類の50世代以上にわたる進化を観察した。そして、ダーウィンが性淘汰と定義したもののを証明する結果が、最近『ネイチャー』で発表された。
「性淘汰は、オスが生殖のために競争して、メスが相手を選ぶときに作用する。ふたつの異なる性の存在は、このプロセスを促進する」と、研究をコーディネイトしたイースト・アングリア大学の研究者、マット・ゲイジは説明する。
「これによって、誰が自身の遺伝子を次の世代に伝えられるかが決定づけられます。つまり、これは非常に強力な進化のメカニズムなのです。わたしたちが解明したかったのは、このダーウィンの性淘汰が、いかにしてこれほど非効率的な生殖システムの存在を許容することができたのかです。すべての個体が無性生殖するシステムのほうが、多くの数の子孫を生み出すためにはずっと効果的なはずですから」
研究者たちは10年にわたり、さまざまなゴミムシダマシ科の甲虫の集団を異なるレヴェルでの交配実験を行った。
いくつかの集団では、生殖サイクルごとに、90匹のオスが10匹のメスと交配するために互いに競争した。一方、別の集団では、オス・メスの数の割合をより小さくした。そうして7年間の経過を観察したあとで、研究者たちは、ストレスのかかる出来事に対する集団の抵抗力における、実験のさまざまな条件の影響を評価した。
グループ毎の遺伝的状態を評価するために、研究者たちは同系交配を利用した。つまり、互いに血縁関係にあるサンプル同士を交配させたのだ。子孫に害のある遺伝変異が発現しやすくなる状態で、このプロセスを何世代も繰り返した。
オスは役立たずではなかった!
強い性淘汰にかけられた集団は、強い耐性を示して、有害な変異が過度に蓄積して絶滅するまでに、20世代もの間、同系交配によって生み出されて生き延びた。これに対して、性淘汰がより弱かった、あるいはまったくその影響がなかったグループはより耐性がなく、10世代の間にすべて絶滅した。
したがって、オスは役立たずな存在などではなく、彼らが伴侶を見付けるための競争は、種の遺伝的優位性を保つために必要不可欠なのだ。
「これらの結果は、性淘汰がどれだけ重要であるかを示しています。なぜなら、性淘汰はネガティヴな遺伝的変異をなくし、遺伝子プールのなかにポジティヴな遺伝的変異を維持することに役立つからです」と、ゲイジは説明した。
「自身のライヴァルを効果的に打ち負かし、争いのなかで生殖のパートナーを見つけるためには、個体はあらゆる分野で優秀でなくてはなりません。このため、性淘汰は種の遺伝的優位性を維持・改善する、重要で効果的なフィルターとなります。
わたしたちが導き出した結果は、性が支配的な生殖システムであり続けているのは、性選択がこの重要な遺伝的利益を与えることを可能にするからだ、という考えを支持する重要な証拠です」
https://wired.jp/2015/06/15/sexual-reproduction/
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/682.html
自然淘汰では説明できない進化
ダーウィンというと、みなさんが思いつくのは「種の起源」という本に書かれた進化論でしょう。親とは体のつくりが異なる子供がうまれ、その体のつくりは孫へと遺伝し、さらに体のつくりによって寿命や子供をのこす数に差がある場合に、結果として体のつくりの異なった新しい種が広まるという「自然淘汰」のしくみを見いだしたことは、彼のなしとげた代表的な仕事であることは確かです。
しかし、自然淘汰にたどりついたダーウィンをなやませた動物がいました。それが「オスだけが角をもつシカ」や「オスだけが派手な羽根をもつクジャク」だったのです。自然淘汰のしくみでは、これらのメスが角や派手な羽根をもたないことは説明がつきません。たくさんの生き物を見わたして考えをめぐらせた結果、ダーウィンの出した答えが「性淘汰」というしくみだったのです。「人間の進化と性淘汰 (The Descent of Man and Selection in Relation to Sex) 」という2巻立ての著書でそのアイデアを披露しました。「種の起源」から12年後の1871年のことでした。
ダーウィンは性淘汰が起こる要因について、オスどうしのたたかいはオスに備わったライバル心によるもの、オスのハデさはメスに備わった審美眼(しんびがん)を示すものという説明を試みました。このような擬人(ぎじん)的な考え方は現在では支持されませんが、求愛の過程でこれらの進化が起こるという現象面において、ダーウィンは的確に性淘汰をとらえていました。20世紀にはいり、近代生物学は性淘汰の理論をさらに精密化し、多くの動物で検証がなされ、進化メカニズムとしてはほぼ正しいことが証明されています。
ダーウィンが性淘汰の理論を見いだした背景には、彼が実にさまざまな動物を観察し、洞察(どうさつ)を深めていたことがあげられます。ここでは、「人間の進化と性淘汰」の中から、ダーウィンの観察眼の鋭さをうかがい知るページを紹介します。
ダーウィン肖像
チャールズ・ダーウィン
(1809-1882)
Portrait Gallery, University of Texas Libraries (http://www.lib.utexas.edu/)
人間の進化と性淘汰(初版)
「人間の進化と性淘汰I,II」
(初版本)ZOOM
挿し絵―甲虫類
ZOOM
「多くの甲虫類で最も顕著な雌雄の違いは、雄の頭部、胸部、額板などから生えている角であり、いくつかの稀な例では、からだの下面から生えていることもある。lamellicornsの科の角は、シカやサイなどの四足獣の角と似ており、その大きさにおいても、多様な形態においても目を見張るほどだ。それらを言葉で記載する代わりに、最も素晴らしいいくつかの種について、雄と雌の図を載せておいた。雌は、一般にこぶや稜の形で角の痕跡をとどめているが、そのような痕跡さえまったくもたない種類もある。」
(第10章 昆虫における第二次性徴)
挿し絵―アズマヤドリ
ZOOM
「しかし、最も奇妙な例は、オーストラリアの三つの近縁な属に属する鳥たち、すなわちあの有名なアズマヤドリであろう。この鳥たちはどれも、はるか昔に、愛の道化を演じるためにあずまやをつくりあげるという奇妙な本能を最初に獲得した鳥の子孫であるに違いない。あずまやは羽、貝殻、骨、木の葉などで飾られ、求愛のためだけに地面の上につくられる。(中略)これらの奇妙な構築物は、まったくお見合いの部屋としてのみ使われており、両性が求愛をして楽しむところであるが、これをつくるのは鳥にとってかなりな作業に違いない。」
(第13章 鳥類の第二次性徴)
アズマヤドリについては、ダーウィンの著書から100年以上たった1980年代に、あずまやに使われている装飾の珍しさや数の多さがメスのえり好みの基準になっていることが証明されています。
挿し絵―タマシギ
ZOOM
「タマシギ属 (Rhynchaea) の3種 の雌は、雄よりもからだが大きいばかりでなく、色彩も豊富である。他の鳥では、気管の構造は雌よりも雄の方が複雑でよく発達しているのであるが、Rhynchaea Australisでは、単純なのが雄の方であり、雌の気管は肺に入る前に四つのはっきりした渦巻きをつくっている。このように、この種の雌は、雄に特徴的な形質を備えているのである。(中略)スウィンホウ氏は、夏が終わる前に雌たちがミフウズラと同様の集団をつくっているのを見ているので、この種でも抱卵の仕事は雄が請け負っていると考えるに足る証拠がある。」
(第16章 鳥類(続き))
タマシギ属(Rostratula)は、現在ではタマシギ(R. benghalensis)1種にまとめられています。
挿し絵―オリックス
ZOOM
「角が今のような長さと奇妙な位置にあるようになったのは、捕食者から身を守るためであったとは考えにくい。遠い過去のオリックスの祖先の雄が、ほんの少し後ろに曲がった長めの角を獲得するやいなや、現在雄たちがやっているように、競争者の雄との闘いでは頭を下げざるを得なくなったのだろう。そして、膝をつく行動は、初めはときどきしかみられなかったのが、だんだんと、そしていつもするようになったとは考えられないだろうか。この場合、最も長い角を持っていた雄が、より短い角を持った雄よりもずっと有利だったことは確かであり、角の長さは性淘汰を通して徐々に長くなり、現在見られるような極端な長さと位置にまでなったものと考えられる。」
(第17章 哺乳類の第二次性徴)
図は原著初版(1871年)、訳文は「人間の進化と性淘汰」(長谷川眞理子訳、文一総合出版、2000年)より一部改変して引用しました。
http://www.nature.museum.city.fukui.fukui.jp/tokuten/2004sp/catalog/darwin.html
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/683.html
30分のミニ講義を聴講しよう!
雌雄の違いはなぜ進化?〜性淘汰の視点から
雄と雌とで見た目や行動に違いがある動物はたくさんいます。このような雄と雌の違いは、なぜ進化したのでしょうか? 講義ライブでは、動物の雌雄差の進化を説明する「性淘汰」の考え方について、身近な川にすむ淡水魚を例にしながら、わかりやすく説明します。
川の魚の恋愛模様:ヨシノボリのメスは子育て上手なオスが好き
求愛ダンスでメスを射止める
理想の結婚相手を考えたとき、頭がいい人、高収入な人、優しい人……、いろいろな基準があると思います。実は、人以外の動物も素敵なパートナーを見つけようと考えて行動しています。動物の場合、「パートナー=繁殖相手」です。
ヨシノボリというハゼ科の川魚の場合、相手選びの主導権はメスにあります。この魚は、春から夏にかけて産卵のシーズンを迎えるのですが、オスはメスの前で求愛のダンスを行います。メスが気に入れば、オスが巣にしている石の裏側に2000個ほどの卵を産み、オスは精子をかけます。
卵を産んだメスは、エサを食べに行ってしまい、残されたオスは卵を外敵から守りながら、ふ化するまで世話を行います。その期間は、約2週間。オスはほとんど何も食べずに、巣の中でじっと耐えるのです。ふ化した後は、自分の体力を回復させ、次の繁殖に備えます。
よいオスの条件は泳力があること
人間は、数年お付き合いをしてから結婚となる場合が多いですが、ヨシノボリの求愛ダンスは、せいぜい数分です。メスは自分の子孫を残すために、この短い時間で、オスの健康状態を見極める必要があります。不健康なオスは、いい加減に子育てをしたり、卵を食べてしまうからです。健康的なヨシノボリのオスは、速い流れの中でも平気な顔で求愛ダンスを踊ることができます。ですから、メスは速い流れの場所で求愛ダンスを踊ることができたオスをパートナーとして選びます。
繁殖のメカニズムを知ることが河川環境の向上に
魚の恋愛行動を知った所で、何の役にも立たないと思う人がいるかもしれませんが、それは違います。いま、日本の川は、ダムを作ったり、コンクリートで整備したりして、魚がすみにくくなっています。川の生態系を壊さないように人と魚が共生することは、私たちが川から恵みを受け取り続けるために、とても大切なのです。すべての川を自然の状態に戻すことは困難ですが、魚の生態や繁殖のメカニズムを知り、彼らにとってもすみやすい川を作ることがいま求められているのです。
先生からのメッセージ
先生画像メッセージ動画
私たち人間の生活は、さまざまな自然の恵みによって支えられています。自然の恵みを産みだす生態系は、いろいろな生き物たちが関わり合いながら作られています。私が専門にしている生態学は、そんな生き物たちの暮らしやお互いの関わり方を明らかにしていく学問です。
こうした生態学の研究を通じて、身の回りの生き物たちとの関わり合いについて感じながら、自然について理解を深め、人と自然がうまく共生していく方法を一緒に探っていけたらと思います。興味があるあなた、ぜひ生態学の研究に取り組んでみてください。
この先生が所属する大学の情報を見てみよう
https://talk.yumenavi.info/archives/2090?site=d
今まで見たこともないバラエティ番組を見た。
テレビにはバラエティ番組が掃いて捨てるほどあるが、見たらすぐトイレで吐いて流したいほどバカバカしいのがほとんどだから、ふだんわしはあまり見ない。
だがNHKが先月放送したこのバラエティ番組は、たまたまスイッチを入れたらやっていたのだが、面白くてゲラゲラ笑いながら最後まで見てしまった。
番組の名前は「チコちゃんに叱られる」。
内容をひと言でいえばよくあるクイズものである。
ゲストによんだタレントに質問をして答えさせる、というごくありふれたものだ。
だが、他の類似番組にはないユニークな仕掛けがしてあった。
MC(司会)をやるのが人間ではないことだ。マンガ風にバーチャルで作られた少女なのである。
その少女の名前が「チコちゃん」。
で、このバーチャル少女がNHKのスタジオに現れて、生身のゲストを相手に、ギャグマンガ風のどハデな身振りと声音で司会をする。
1,2年前、世界的に大流行したスマホゲームに、「ポケモンGO」というのがあったよね。
それに使われたAR技術(拡張現実=実在する風景にバーチャルの映像を重ねて表示する技術)を、こんな形でテレビのバラエティ番組に使ったところが、じつに画期的な企画だとわしは感心した。NHKもなかなかやるわィ、と。
さて、このバーチャル少女「チコちゃん」は、タレントの岡村隆史や石原良純、関根麻里といったオトナを相手に、
「ポン酢のポンって何のことなの?」とか、
「人間はじかに子どもを産むのに、どうして鳥や魚は卵で産むの?」
といった、ふだんあまり考えたことのない質問をふっかける。
大のオトナでも・・・というか頭の固くなった大のオトナは簡単に答えられず、モタモタする。
するとチコちゃんは、天照大御神が逆上したような声で一喝する。
「ボケーッと生きてんじゃねぇーよッ!」
スタジオのタレントたちはオロオロし、「半ボケ」を名乗るわしなど、テレビの前で飛び上がって平伏しそうになった。
こうしてゲストおよび視聴者を震え上がらせておいてから、その道の専門家が出てきて、質問の正しい答えを示し、解説するのである。
その解説がまた意外に参考になるというか、誰かに話したくなるような内容なのだ。
こうしたいくつかの質問と解答で番組が作られているのだが、私が見た回(「チコちゃんに叱られる」第2弾)でいちばん面白かったのは、
「この世の生物は、どうして男(オス)と女(メス)がいるの?」という質問であった。
その解答をひと言に要約すれば、当記事のタイトルに掲げた、
「男は女の保険として作られた」である。
それを聞いて、わしはどっかで耳にしたことがあるような気がした。が、思い出せなかった。でもなんとなく耳にさわる。
そもそも保険とは、将来起こるかもしれない危険(事故や災害や死など)に備える防衛策の一つだ。
だとすると男は、単に「女の将来に起こるかもしれない危険に対する備え」の存在にすぎないということか。
いったいそれはどういうことだ?
別にいきり立つわけじゃないけど、憚りながらわしだってオスのひとり、聞き捨てならない。
番組では、著名な生物学者、福岡伸一・青山学院大学教授が出てきて解説した。
その話を要約すると、こうである。
地球に生命が誕生したのは38億年前だが、そのとき生命は単細胞で、雌雄の区別はなかった。
細胞は単純に自己分裂をくり返して増殖し、子孫を残していた。
しかし自己分裂による繁殖は、いわば “コピー増産” である。まったく同じものが増えるだけだ。
それでは困ることがある。たとえば巨大隕石落下などによる気候変動で、その生命に不適合な環境変化が生じた場合、その種は絶滅する以外にない。種が絶える・・・生命にとっては最大級の、まさしく生き死にの問題だ。
そこで生命は必死に頭をしぼった。
種の全滅をさけるためには、種のなかに少しずつ異なった性質をもった個体(「同類変異体」というらしい)を作る。
それが生命の編みだした対策だった。そうすれば何かで環境変化が生じた場合でも、ある個体は死んでも別の個体は生き残るかもしれない。種としては、存続の可能性を残す。
そこで次の問題が浮上する。自分とは異なった個体をどう作るか、どうすれば作れるか、という問題である。
生命はまた必死に頭をしぼってある方法を考えだした。
自己分裂ではなく、他の個体との交配によって次世代の個体をつくる。
異なった性質をもつ遺伝子を交換し合うことで、”コピー増産” では不可能な新しい個体をつくる。それをくり返すことによって、種の中に無限の多様性を生みだす。
そして、この作業のために必要な、いわば “遺伝子の運び屋” としてオスが作られた。
進化の過程でまず、子孫を残すために子を産む生命体としてメスが存在した。その子孫の存続を保険するために生物の進化が創り出したツール・・・それがオスである。
現今の地球上の各地で(特にイスラム社会で)、どんなに男が威張りちらし、そっくり返っていようと、生物学的には男は女の道具にすぎない。あくまで女の後から作られた補助的な存在である。
これが生物学的には冷厳な事実である。
なるほどそれでか・・・とうなずけることがわしの頭にいくつか浮かんだ。
まず、どの人種や民族でも近親結婚をタブー視すること。(それは人類以外の他の種でも見られる。)
それは単に、自分個人に劣性の子供が生まれるのを恐れるだけではない、その恐れは、ヒト種全体の存続にかかわる生命の大きな戦略につながっていたのか、へえー・・・とか。
社会心理学の実験で、若い女性に男性が着用したTシャツの匂いをかがせて好き嫌いを問うと、自分の父親と同種の匂いは排除される結果が出るとか・・・。
仕事熱心なビジネスマンが異業種懇親会(勉強会)をやりたがるのも、自分とは異なった業種の人たちとの交流の中からこそ、よりすぐれた学習が期待でき、仕事の実績もあがり、ひいてはビジネスマンとしての自己の存続につながるからなんだなァ・・・とか。あ、最後の、ちょっとスジがちがう?
それにしても・・・と一方でふと思う。
”出る杭は打たれる” ということわざに象徴されるように、日本社会は “みんな同じ” であることを無意識のうちに求める、言い換えれば異分子を排除しようとする傾向がある。
日本社会に特徴的なこの風潮は、生命の進化からすれば問題があるのではないか、という気がする。
せっかく進化の過程で多様性を求めてオスを作るという工夫をしたのに、日本社会はその根幹的な生命の戦略に反するようなことをしてはいないか。
それでは個を尊び個性を評価する欧米社会との生き残り競争で、足を引っぱることにならないか。
ここまで書いて思い出した。
さっき “男は女の保険” と聞いたとき、どこかで聞き覚えがあると思ったが、それはとある保険会社のテレビCMだった。つぎつぎと外資が参入して生き残り競争が激化していると言われる日本の保険業界だからこそ、まさに生まれるべくして生まれたCMだったのかもしれない。
それは次のようなものだ。
結婚を約束していた女が、とつぜん別の男と結婚式をあげた。
驚き怒った男はその結婚式場に駆けこみ、神の前で永遠の愛を誓っている女に叫ぶ。
「いったいオレは君の何だったのだ!?]
すると女はニッコリ笑って答える。
「保険」。
http://boke-jima.com/archives/804
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/685.html
どうして男と女がいるのでしょうか?(写真:maimu / PIXTA)
新しい年が始まりました。今回はお正月用に、保険そのものではなく、人類の存続リスク、といった壮大なテーマを選んでみました。「どうしてこの世界には、男と女がいるのか」という大きな謎について考えてみましょう。
ダーウィンで有名な進化論は、この世界にあふれる生物の多様性を説明しようする学説です。クジラのように巨大なものからバクテリアのように目に見えない小さなものまで、世界は多種多様な生物であふれかえっています。その数がどれだけのものか、いまだわかっていません。その昔、すべての生物は神によって創造され、そのままずっと変わることはない、と信じられていました。しかし現在では、進化論の誕生により、生物は長い時間とともに変化して、多様性はその変化の過程のなかで生まれてきている、と考えられています。
進化論はひとつの理論体系があるわけではありません。進化のメカニズムに関するさまざまな仮説の集合体です。これほど社会に大きな影響を与えた理論であるにもかかわらず、進化論は確立された科学とは見なされていません。生物が何万年以上もかけて変化するプロセスを、実験や観察などで実証することが難しいためです。だから、ノーベル賞の対象にはなりにくいのです。
男は何のために存在するのだろうか?
この連載の過去記事はこちら
進化を巡る多くの議論のなかで、「なぜ生物にはオスとメスが存在するのか」という大きなテーマがあります。生物のほとんどは性を持っています。
しかし、もともとはバクテリアのように、ただ分裂して増えていく、という無性状態でした。性は、そこから二次的に進化してきたものです。これだけ多くの生物に性が見られるという事実から、有性生物には無性生物にない何らかのメリットがあるに違いない、と考えられて当然です。
→次ページ子供を残すことが性の目的
https://toyokeizai.net/articles/-/98841
性とは、学問的には「子孫を残すために、ほかの個体の遺伝子の一部を取り込む行為」と定義されています。子供を残すことが性の目的ですから、子供を産むことのできるメスの存在意義は明らかです。
わからないのはオスの存在です。カタツムリやミミズのように、ひとつの個体にオスとメスが混在していれば生殖はいたって簡単です。ところが、オスとメスが分離していると、生殖のためにわざわざパートナーを見つける必要が出てきます。なぜこのような非効率なメカニズムになっているのでしょう。オスは何のために存在しているのでしょう。オスの役割とはいったい何なのでしょうか。
休みなく走り続ける「赤の女王」とは?
この疑問に答えているのが「赤の女王」と呼ばれている仮説です。赤の女王とは「不思議な国のアリス」の続編「鏡の国のアリス」に登場する女王のことです。彼女が支配する国では、誰もが全速力で走り続けています。
全力で走っていないと、同じ場所にとどまることができず、たちまち置いていかれてしまうからです。「赤の女王」仮説は、このアリスの物語のように、「生き残るために、生物は絶えず進化し続けなければならない」と考えます。
たとえば、捕食者であるキツネはより早く走ることで、より多くの獲物を獲得できます。一方で獲物であるウサギはより敏感な耳を持つことでキツネから逃れ、生き残りやすくなります。このように、キツネとウサギは互いに進化の競争を続けることで、生存競争を生き抜き共存していくことができる、と考えるのです。
このような生き残るための、果てしない軍拡競争のような戦いが生物の進化を促している、と考えられています。そして、この仮説が有性動物にはなぜオスとメスがいるのか、という謎をうまく説明してくれるのです。
遺伝子の研究が進むにつれ、ウサギやキツネの進化にも遺伝子レベルの説明が加えられるようになってきています。それは「生存環境は変動するので、子孫の遺伝子に多様性を持たせる方が、さまざまな環境を生き延びさせることに有利である」というものです。
いろいろな遺伝子を持ったウサギがいれば、それぞれの耳の機能もさまざまですから、キツネに食い尽くされて絶滅することなく、一定数のウサギは生き残ることができる、と考えるのです。
→次ページ子供を産むことは女の特権
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https://toyokeizai.net/articles/-/98841?page=2
地球上の食物連鎖の頂点に立つ人間を捕らえて食べる捕食者などどこにもいない、と考えるのは早計です。人間の生存に大きな環境変化をもたらす捕食者はいくらでも考えられます。
その中でも大きな存在は、細菌、ウイルス、寄生虫のような「寄生生物」です。ウイルスのような寄生生物は宿主である人間の遺伝子に致命的なダメージを与え、人類を絶滅させるだけの劇的な環境変化をもたらします。この時に、もし人間の遺伝子構造が単一でなく多様であれば、人間すべてがウイルスに感染して全滅してしまうことを避けることができるわけです。
この多様な遺伝子構造にこそ、オスの存在理由があります。つまり生殖により遺伝子を混ぜ合わせることがオスの使命なのです。メスの子供だけが生まれるメスだけの社会の方が効率的に子供の数を増やすことができます。短期的にはメスだけの社会の方が子孫を多く残せるのです。
一方で、オスとメスが半々の社会では、子供を産むメスの数が半分になりますから、子供の増産スピードは半分に落ちます。しかしオスとメスがいることで子供の遺伝子は多様化しますから、ウイルスの攻撃による環境変化にも生き残る確率が高くなります。
長期的に見ると、メスだけの社会はいずれウイルスの攻撃により全滅の危機に瀕する時が訪れるでしょう。しかしオスが存在することで、長期的な生存率を確保することができるのです。「いかに多く子孫を増やすか」よりも「いかに滅びないか」の視点で生物の進化を考えると、そこにオスが誕生した必然性を理解することができるというわけです。
何事も起こらなければ必要ないのが保険
何事もない平穏な生活が続いている時には、何の役にも立っていないと思われるのが保険です。しかし、予期せぬ事態が起こった場合にこそ、保険はその存在価値を発揮します。
オスも同様です。大きな環境変化が起こらなければ、メスだけで十分に子孫繁栄させることができます。しかし、何万年、何十万年という超長期な進化論的視点に立てば、生存環境を脅かす事態は必ず起こります。そこにオスの存在理由があります。
つまり、男は女にとって「滅びないための」保険なのです。
ネッティ・マリア・スティーブンズによる性染色体の発見は2つの大きな意味を持っていた。ひとつは、ヒトを含めて、多くの生物において、女になるか男になるかはあらかじめ遺伝子によって決定づけられている、ということである。そして、もうひとつは─こちらのほうがより重要だと私には思えるが─生物的には女性が基本形であり、男性はそこから横道にそれて、あとからつくられる、ということだった。
受精卵の中に、X染色体がワンペア、完全にそろっているのが基本形であり、それは女性となる(XX)。受精卵の中に、X染色体がひとつしかなく、もうひとつのX染色体の代わりに、X染色体よりかなり小さな染色体、Y染色体しかないと、その受精卵は、男性となる(XY)。つまりY染色体は、一種の貧乏くじであり、これをたまたま引くと(数億匹の精子のうち半分がX染色体を、残り半分がY染色体を運ぶ。卵子は常にX染色体をもつ)、受精卵は基本形の道を外れて、男性形にカスタマイズされてしまうのである。ヒトの場合、受精後の7週間ほどはすべての受精卵は基本形の発生を行い、多細胞化されていく。7週目にはおぼろげながら胎児の原型のかたちをとるが、この時点では外形的に性別はわからない(すべて女性型に見える)。このあと、Y染色体に仕掛けられていた時限発火装置が作動して、本来、女性になるために必要だった器官や組織が壊され、あるいはかなり無理矢理つくり替えられて男性の身体がつくられていく。
本来、女性になるために必要な器官や組織の原型をミュラー管という。ミュラー博士が胎児の組織を詳しく調べて発見した。何事もなければ、つまり生命の基本仕様にしたがって受精卵が進行すれば、卵管、子宮、膣など女性生殖器を形成するもととなる組織である。もし受精卵が男性への道を選ぶと、つまりY染色体が存在すると、ミュラー管は壊されていく。ミュラー管の細胞群は徐々に小さくなりやがて消失してしまうのだ。卵管、子宮、膣になるべき細胞群を失った「女」として、「男」というものが出発することになる。
しかしながら壊しただけでは何もできない。そこでつくり替えが進行することになる。胎児の組織内にはミュラー管に並行してもう一つの管がある。ウォルフ博士が発見したウォルフ管である。消えたミュラー管に代わって、ウォルフ管が成長を始め、精巣上体、輸精管、精嚢など精子の輸送を行う管を形成する。
実際、女性の身体にはすべてのものが備わっており、男性の身体はそれを取捨選択し、かつ改変したものである。生命の基本仕様として備わっていたミュラー管とウォルフ管。女性の身体にはミュラー管が成長してできた卵管、子宮、膣があり、一方、使われなかったウォルフ管の痕跡が今も残っている。男性はミュラー管をあえて殺し、ウォルフ管を促成して生殖器官とした。それに付随して様々な小細工を行った。女性は何も無理なことはしない。ミュラー管がそのまま育ち生殖器官となる。女性は何かを殺すこともしない。
かつて、フランスの哲学者シモーヌ・ド・ボーヴォアールは─サルトルのパートナーとしても広く知られているが─代表作『第二の性』(1949年)第2部「体験篇」の冒頭で「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」と述べた。これはフェミニズムの高らかな宣言としてあまりに有名な言葉である。いわゆる女性らしさとは、社会的につくられた約束事に過ぎない。その社会と約束は男がつくり上げたものである。そういう言明である。
しかし生物学的に見るとこれは逆転する。ヒトは男に生まれるのではない、男になるのだ。
福岡 伸一 ふくおか・しんいち
生物学者。1959年東京生まれ。京都大学卒。米国ハーバード大学医学部博士研究員、京都大学助教授などを経て、青山学院大学教授。2013年4月よりロックフェラー大学客員教授としてNYに赴任。サントリー学芸賞を受賞し、ベストセラーとなった『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)、『動的平衡』(木楽舎)ほか、「生命とは何か」をわかりやすく解説した著書多数。ほかに『できそこないの男たち』(光文社新書)、『生命と食』(岩波ブックレット)、『フェルメール 光の王国』(木楽舎)、『せいめいのはなし』(新潮社)、『ルリボシカミキリの青 福岡ハカセができるまで』(文藝春秋)、『福岡ハカセの本棚』(メディアファクトリー)、『生命の逆襲』(朝日新聞出版)など。
オフィシャルブログ
http://fukuoka-hakase.cocolog-nifty.com/
https://www.sotokoto.net/jp/essay/index.php?id=86
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/687.html
DNAから見ると、男というのは女から派生して出来るものにすぎません。男尊女卑なんてバカらしい話だと言えるでしょう。
この記事の画像はすべてウィキペディアより
というわけで、今回のテーマは「遺伝子から見る、人間の性別」。遺伝子を研究してみると、性別について驚きの事実が発見されたのです!
目次(クリックでジャンプ)[閉じる]
1.人間の基本は、女
2.性染色体の発見と価値観の大逆転
3.まとめ
人間の基本は、女
人間の性別は遺伝子によって決定されます。人間には染色体という遺伝子のかたまりが46個あり、性別を決めるのは最後の2つ。性別を決める性染色体が「XX」であれば女性であり、「XY」であれば男性になります。
↑人間の染色体は23セット46個。
この性染色体についてはX染色体の方がY染色体よりも長く情報量も多いことが分かっています。そして、どうも生命の維持に必要なのはX染色体だけらしい。
X
XX
XY
YY
Y
この5つのパターンの内、人間が生きていけるのはX・XX・XYだけ。YY・Yだけでは性別の問題の前に死んでしまいます。Xだけの場合は女性として生きていけますが、Yだけの場合は男性として生きていけるわけじゃない。
また胎内の発生過程を見ても、Y染色体があった場合に途中で男性ホルモンが分泌されて体の構造が変化して男になっていくのであり、Y染色体が無い場合は女になります。
つまり「受精卵から女と男が生まれる」というよりも、「女が生まれる途中で男に変わる」の方が近いってこと。
さらに、X染色体とY染色体の違いは平均寿命にも表れています。2016年の世界保健機関(WHO)の資料によると、世界の平均寿命は男性が69.1歳、女性が73.8歳。
男女別のトップ10を比べてみても、
男性 女性
1 スイス 81.3 1 日本 86.8
2 アイスランド 81.2 2 シンガポール 86.1
3 オーストラリア 80.9 3 韓国 85.5
4 スウェーデン 80.7 3 スペイン 85.5
5 イスラエル 80.6 5 フランス 85.4
6 イタリア 80.5 6 スイス 85.3
6 日本 80.5 7 オーストラリア 84.8
8 カナダ 80.2 7 イタリア 84.8
9 スペイン 80.1 9 イスラエル 84.3
10 オランダ 80.0 10 カナダ 84.1
このように女性の方が明らかに寿命が長くなっています。まぁ原因としては色々とあるのでしょうが、大きな理由として「男性の持つY染色体の方が、X染色体よりも短い」ことは無視できません。
XYである男性よりもXXの女性の方が生物として安定しているので寿命が長いのでは。
・性染色体がXXだと女性として普通に生きていけるが、YYだと死んでしまう
・胎内の発生過程を見ると、女が変化して男になっていると言える
・平均寿命は女性の方が男性より長い
これらの事実から、「人間の基本は女である」と言わざるを得ないでしょう。少なくとも男ではないんですよ
免疫学者の多田富雄さんという方は、
"
私には、女は「存在」だが、男は「現象」に過ぎないように思われる。
"
という感想を述べています。「生命の意味論」という本の中で出てくる言葉だけども考えさせられますよ。この記事を書いている私は男なので、ちょっと悲しいですけどね……(笑)
ちなみに、今まで書いた話は人間の話なので注意。他の生き物だとXだけでもオスになる生き物とか、Yだけでも死なない生き物とかもいるみたいなので。遺伝子ってのも面白いシステムですよねぇ。
性染色体の発見と価値観の大逆転
しかしまぁ、この発見って人間社会の価値観を大逆転させるものだと思いません?
性決定機構についての科学的知識が得られたのは、1890年のドイツの生物学者ヘルマン・ヘンキングによるX染色体の発見が最初だとされています。
20世紀初頭にはクレランス・マックラングという人が、X染色体が性決定と関連があるとして「X染色体は男性決定染色体である」と主張しました。この考えは間違っていましたが、染色体と性決定を結びつける1番初めのもの。
そして、1905年にネッティー・マリア・スティーヴンスがコメノゴミムシダマシの幼虫においてY染色体を発見しX染色体と共に性決定に関与することを発見。
X染色体以外に小さな別の染色体があることを見つけ、それを持つ個体の方がオスになることを知ったのです。
ネッティー・マリア・スティーヴンスは女性の研究者。「小さな染色体を持つ方がオスになる」という世紀の大発見をしたのが女性であるってのも面白い。
コメノゴミムシダマシだけでなく、人間の場合もY染色体の方が短いという事実をいつだれが発見したのかは調べてみても分からなかったですが、発表された時は世の中の男性に大きなショックを与えたと思いますね(笑)
男にする染色体の方が小さい。男尊女卑的な発想だと「男の方が大きな染色体を持っているから強いんだ!」みたいに考えたくなるのでは(笑) でも、事実は逆。遺伝子の研究は男の優位性を証明しませんでした。逆に、男尊女卑を否定する根拠になったと言えるでしょう。
人間の多くの文明は男性優位・男尊女卑で進んできました。最高権力者は基本的に男であり、宗教の中にも男性優位を前提としているものがたくさん存在します。
ユダヤ・キリスト・イスラム教の聖典である旧約聖書には
"
神はアダムを深く眠らせ、アダムは眠った。神は彼の肋骨を1本取り、そこを肉で塞いだ。そして神はアダムから取った肋骨で女性を作り、彼女をアダムの元に遣わせた。
"
という記述があります。イヴはアダムの骨から作られた! 「先に男が生まれ、男から女が作られた」という話。しかし、遺伝子的にはむしろ逆に近い。
この記事を書いている私は男なので「遺伝子の構造的には女性の方が偉い! 女尊男卑にしろ!」なんて言うつもりはありませんし、言われると困ります(笑) それに人間の行動は遺伝子だけで決まるものでもないわけで。
でも、少なくとも男尊女卑なんて全く根拠のない話だと思いますねぇ。
まとめ
・人間の性別は遺伝子によって決定される。性染色体が「XX」であれば女性であり、「XY」であれば男性に。
・Xだけの場合は女性として生きていけるが、Yだけの場合は性別の前に死んでしまう。
・遺伝子的には「人間の基本は女である」と言わざるを得ないのでは。少なくとも男ではない。
・遺伝子の研究は男の優位性を証明しなかった。逆に、男尊女卑を否定する根拠になったと言える。
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男性にとっても、女性にとっても異性とは気になる存在である。
女性はアクセサリーや服装にお金を掛けて美しくオシャレをして男性の気を惹こうとするし、男性も女性にいいところを見せようと格好をつけてデートで奮発したり、贈り物をしたりする。好きな人ができれば眠れぬ夜を過ごさなければならないし、失恋すれば、何日も落ち込まなければならない。
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それもこれも、男と女という存在があるからなのだ。
男と女は謎に満ちている。
それは、「男心や女心がわからない」とか「恋は異なものなど」という意味ではない。
そもそも、どうして、この世の中に男と女はいるのだろうか。
動物にも鳥にも虫にもオスとメスとがある。植物にだって雄しべと雌しべがある。
しかし考えてみれば、オスとメスとがあるのは、けっして当たり前のことではない。
どうして、生物にはオスとメスという性があるのだろう。
バラエティに富んだ子孫を産むために
38億年前に思いを馳せてみよう。
それは地球に生命が誕生した頃である。その頃、誕生した単細胞生物には、雌雄の区別はなかった。単純に細胞分裂をして増えていたのである。オスとメスとがいるのは、子孫を残すためだと思うかも知れないが、別にオスとメスとがなくても、子孫を残すことはできるのだ。
細胞分裂をして増殖していくということは、元の個体と同じ性質を持つコピーを作り続けていくことになる。つまり、すべての個体が同じ性質であるということは、どんなに増えても弱点は同じということになってしまう。そのため、もし環境が変化してしまうと、個体が全滅してしまうということが起こりうるのだ。
一方、色々な性質の個体があれば、環境が変化しても、どれかは生き残ることができる。
そのため、生物が同じ性質の個体が増えていくよりも、性質の異なる個体を増やしていったほうが、生物種として生き残っていくには有利なのである。それでは、どのようにすれば自分とは異なる性質を持つ子孫を増やすことができるのだろうか。
自分の遺伝子だけで子孫を作ろうとすれば、自分と同じか、自分と似たような性質を持つ子孫しか作ることができない。自分と異なる子孫を作ろうと思えば、他者から遺伝子をもらうしかない。つまり、遺伝子を交換すれば良いのである。
しかし、せっかく手間を掛けて交換するのであれば、自分と同じような相手と遺伝子を交換するのは残念である。
たとえば、せっかく異業種交流会に参加しても、自分と同じ業界の人としかしかいなければ名刺交換しなかったとすれば、意義は小さい。それならば、業界ごとにグループを作り、見た目でグループが違うようにしたらどうだろう。そうすれば、効率よく異業種の人を選んで名刺交換ができることだろう。
オスとメスという二つのグループも、同じしくみである。異業種交流が新しい世界を生むように、オスとメスとが遺伝子を交換することによってバラエティに富んだ子孫が産まれるのだ。
それならば、オスとメスだけでなく、いくつもグループを作った方が良いような気もするが、グループが多すぎると組み合わせが多すぎて、結局、うまく子孫を残せないグループができてしまう。
結果的には、二つのグループで交流する方がもっとも効率良く、確実に子孫を残すことができるのである。つまり、オスとメスである。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/51454
どうしてオスが必要なのか?
しかし、不思議である。
もし、すべての個体がメスであれば、ペアになったどちらもが子孫を残すことができる。つまり、子孫の数は倍になるのだ。それなのに、どうして子どもを産むことができないオスという存在があるのだろうか。
じつは「どうしてオスが必要なのか?」というあまりに素朴な問いに対する明確な答えは、残念ながら出ていない。それでもしかし、世の中には「オス」が存在している。
きっと、オスは確かな存在価値を持って存在しているはずである。男性の皆さんは、せめて、そう思うしかないだろう。
生物に二つのグループが作られたとき、最初からオスの個体とメスの個体とが作られたわけではない。もともと生物に作られたのは、生殖細胞としてのオスの配偶子とメスの配偶子である。
配偶子は大きい方が栄養分を豊富に持つことができるから、生存に有利である。そのため、大きい配偶子は人気がある。大きい配偶子とペアになることができれば生存できる可能性が高まるからだ。
ただし、大きければ大きいほど良いというわけではない。配偶子が大きくなると、移動しにくくなってしまうのだ。遺伝子を交換して、子孫を残すためには、配偶子同士が出会わなければならないから、これでは都合が悪い。
もっとも、人気のある大きな配偶子は、他の配偶子の方から寄ってくるから、そんなに動く必要はない。それでは、大きさに劣る配偶子はどうすれば良いだろうか。
ただ、待っているだけでは、人気のない配偶子はペアになれないから、自らが動いて、他の配偶子のところに行かなければならなくなる。移動するためには、大きな体よりも小さな体の方が有利だ。そこで、一方の配偶子は逆に体を小さくして移動能力を高めた。
こうして大きな配偶子は、より大きくなっていくし、小さな配偶子は、より小さくなっていく。こうして体の大きいメスの配偶子と体の小さいオスの配偶子が生まれたのだ。ちょうど卵子と精子のようなものだ。
オスの配偶子が、体を小さくすると、生存率は低くなってしまう。しかし、他の配偶子に負けないように移動しなければ、ペアになることはできないから、オスの配偶子は移動能力を優先して、メスの配偶子の元に遺伝子を持って駆け付けるだけの存在になった。
こうして、遺伝子を運ぶだけのオスの配偶子と、遺伝子を受け取って子孫を残すメスの配偶子という役割分担ができたのである。
やがて、オスの配偶子のみを作る「オス」という個体と、メスの配偶子のみを作る「メス」という個体が発達した。こうして、子孫を産むことのない「オス」という特別な存在が誕生したのである。
どんなに強がって虚勢を張ってみても、生物学的にはオスはメスのために作られた。これは紛れもない真実である。本稿はずっと「男と女」と書いてきたが、本当は「女と男」なのだ。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/51454?page=2
すべてはメスのため
生物にとって子孫を残すことがもっとも大切であるとすれば、やはりメスの方が大切である。メスは子孫を残すために莫大なエネルギーを必要とする。
これに対して、オスが繁殖に必要とするエネルギーは、メスに比べるとずっと少ない。そのため、オスは余ったエネルギーを使って、メスをサポートするようになったのである。
たとえば、オスは外敵と戦ってメスを守り、メスが安心して子孫を残せるようにする。あるいは、オス同士が戦い合うこともある。しかし、これも、強いオスを選ぶメスの手間を省いているのだ。メスは子孫を残すために、コストのかかる作業をすべてオスに任せているのである。
単独で子孫を残すことのできないオスは切ない。
クジャクのように必死にメスにアピールするものもいれば、シカのオスのようにメスを巡って争い合うものもいる。ハーレムを作るゾウアザラシは、うらやましく思うかも知れないが、ハーレムを守るために神経をすり減らし、寿命が短くなってしまうというから切ない。
これもそれも、すべてはメスのためなのだ。
男と女というのは、時間もコストも掛かる面倒くさいシステムである。しかし、男と女は生物の進化が創り出した発明だ。そして、男と女は、多様性ある子孫の残すためのものだった。それは、言いかえれば個性ある子孫と言っていい。
そうして苦労して手に入れた個性なのに、人間は、型にはめようとしたり、成績で比べようとしたり、と個性を失くそうと懸命なのが面白い。
世の中に男と女がいる。そして、さまざまな個性がある。本当はそれだけで、十分に楽しく豊かなことなのである。
昭和の男湯で大人の男は露茎であることを理解した少年の物語
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/647.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2019 年 1 月 07 日 10:14:44: tZW9Ar4r/Y2EU QlJJQU4gRU5P
子宮頸がんとは、子宮の入り口(子宮頚部)にできる癌のことで子宮ガンの一種になります。
子宮ガンには2種類あって、子宮頸がん以外だと子宮の奥(子宮体部)にできる「子宮体がん」もあるのですが、割合としては子宮頸がんの方が多く、子宮ガン全体の約7割を占めているそうです。
そんな子宮頸がんですが、パートナーの男性が包茎だと感染する割合が高くなると言われていますが、これは事実なのでしょうか?
子宮頸がんの原因について調べてみました。
子宮頚部がんの直接の原因はHPVウイルス
子宮頸がんの直接の原因は、HPV(ヒトパピローマウイルス)への感染だと言われています。
HPVウイルスは性行為によって感染するため、
•不特定多数の男性と性行為してきた女性
•不特定多数の女性と性行為してきた男性と肉体関係にある女性
は、そうではない女性と比べ感染のリスクが圧倒的に増えてしまいます。
現在は落ち着いていても、過去の彼氏や旦那の風俗通いや女性遊びが激しかった場合、少し不安になってしまいますよね、、(汗)
せめて他の性病のように、HPVウイルスへの感染が見た目でわかれば、相手の男性とのセックスを思いとどまることもできるのでしょうが、残念ながら相手の男性器(ペニス)を見ただけでは、外見上の変化が現れないため、感染しているのかどうかがわからないのが現状です。
セックスに限らず性行為中の粘膜の接触によってHPVウイルスは感染するので、不特定多数の異性(同性でも、、)との性行為には「最低限の予防」としてコンドームが不可欠になってきます。
つまり逆に言うと、まだ男性経験のない女性であれば、HPVウイルス感染がないため、それが原因での子宮頸がんの心配はないと言われています。
HPVが原因の子宮のイボに要注意!
もちろんHPVウイルスに感染したら、直ちに子宮頸がんになるわけではありません。
HPVウイルスの感染が原因で、子宮にイボが出来ることがあります。
そのイボが悪性の場合、子宮頸ガンを発症するということになります。
ちなみに、イボが良性だと尖圭コンジローマと呼ばれる性病になります。
子宮頸がんが進行すると、治療が難しくなるため、子宮頸がんの予防としては、早期発見が重要になってきます。
子宮がん検診やHPVワクチンなど、予防や早期発見のために必要なことを、専門の医療機関と相談しながらすすめていくのが良いでしょう。
包茎ペニスはHPVに感染しやすい
子包茎ペニスはHPVに感染しやすい話を少し元に戻そうと思います。
包茎関連の情報でよく目にする(or耳にする)ことの一つに、
『包茎の男とセックスしたら、子宮頸がんになるリスクが高まる』
というのがあります。
ただし、結論から言うと、この表現は正確ではありません。
先ほど、「陰茎ガンの主要因は、性行為によって相手からもらったHPVウイルスである」という話をしました。
いくら包茎だからって、そもそも誰ともセックスしたことがなかったり、誰からもまだHPVウイルスをうつされていない状態であれば、HPVウイルスを保持していないため、誰にもHPVウイルスをうつせるわけがないのです。
では、なぜこのようなことが言われているかというと、包茎状態のおちんちんは、皮をかぶっていることが多く不衛生であるため、恥垢と一緒にHPVウイルスも皮と亀頭の間に溜まりやすく、そのためHPVウイルスに感染するリスクが包茎じゃない人と比べて高まるためでしょう。
つまり、同じような性体験があったとしたら、包茎じゃない人よりも、包茎の人の方がHPVウイルスに感染しやすいため、結果的に、パートナー女性に移してしまうリスクが高くなり、その結果子宮頸がんになるリスクが高まってしまうということが、ポイントなんだと思います。
これは、早めに包茎手術して治すのが当たり前だと言われている「真性包茎」や「カントン包茎」だけでなく、仮性包茎の男性にも当てはまることですので、このようなリスクを抱えたくないのであれば、仮性包茎の男性も包茎手術を検討してみると良いでしょう。
包茎手術を専門に行っている下記のような包茎クリニックでは無料でカウンセリングも行っているので、こうした悩みがあれば気軽に相談してみても良いと思います。
https://包茎手術体験記.com/%E7%97%85%E6%B0%97/%E5%AD%90%E5%AE%AE%E9%A0%B8%E3%81%8C%E3%82%93%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%9B%A0%E3%81%AF%E5%8C%85%E8%8C%8E%E7%94%B7%E3%81%A8%E3%81%AE%E6%80%A7%E8%A1%8C%E7%82%BA%E3%81%AA%E3%81%AE%EF%BC%9F/
〜私のコメント〜
国内の様々なジャンルのアダルトビデオの男優(有名無名含めて)にも結構、
仮性包茎が多いのは驚きである。
クライマックスの
膣外射精の時にペニスをしごくのだが、
カリ周辺や亀頭をしごいているのではなく
ペニスの中ほどの位置をシコシコしごいていて
実際は包皮を上下に動かしているだけで
内部のカリや亀頭に直接触れることなく
亀頭が包皮から顔を出したり隠れたりしている。
まさに亀が頭を出したり
隠れたりしている状態そのものである。
当然、射精後は急速にペニスが萎み、
気が付いたら幼児さんのペニスのように
しわくちゃの立派な包皮に
萎んだペニスが隠れてしまっている男優が多い。
ペニスが大人になれないまま
カラダやココロだけが
大人になっている状況である。
セックスを生業にしている男ですら
このような状況である。
もっと驚くのが、
以前は、積極的に割礼手術を行っていた
アメリカでも割礼手術が下火になり
様々なジャンルのアダルト男優たちも
仮性包茎が多い。
やがて世界中に仮性包茎由来の
膣癌、子宮頸がん、子宮体がん、亀頭癌などが
増加すると思われる。
「仮性包茎でよい、何も問題ない」という
医者のコメントは、
男女の生殖器の癌を増加させる為の
モノなのかもしれない。
割礼を行う
ユダヤ人の
包茎由来の生殖器の発ガン率は
ほとんどないそうである。
割礼という習慣は、
製薬会社や医療機関や
医者達に忌み嫌われる習慣なのかもしれない。
ドイツの包茎研究者は、
幼児の頃から
包皮を頻繁にむくクセを付けさえすれば、
成人時には100%露茎になるそうである。
幼児の頃から
親が子どもにしつけるべき
習慣だということである。
私事で恐縮だが、
中学の頃から
頻繁に包皮をむいていたら
高校生の頃には完全な露茎になった。
包皮が亀頭にかぶさった状態で
オナニーをたくさんしていると
思春期の時に
ペニス本体の成長より
包皮の成長が促され
包茎や仮性包茎ができあがるそうである。
包皮が24時間、365日
亀頭やカリを覆っていると
亀頭やカリの成長が損なわれる。
自分やセックス相手の病気の原因になるとこと、
セックスの自分自身の性感を高められないこと、
相手女性の性感を高められないことなど
包茎、仮性包茎には
デメリットが多すぎる。
親が子どもにしつけないなら
文部科学省や厚生労働省が
音頭を取り
露茎指導を性教育や保健衛生教育で
すべきだが、
担当大臣や担当の高級官僚が
包茎や仮性包茎なら
動きは鈍いだろうな。
「無知の費用」に翻弄される哀れな人々
消費者の立場から商品偽装等に遭遇した場合、
経済学的切り口で見てみると、「無知の費用」が発生したことになる。
「無知の費用」とは、
消費者が商品を買う時に商品についての十分な知識や情報を持っていない為に本来支払うべき料金より不当に高い料金を支払わされることを言う。
まあ、例えは極端だが、
「ぼったくり」という言葉で理解するとわかりやすいかもしれない。
では、なぜこの「無知の費用」が発生し、
消費者はいつも売る側に翻弄され、
手玉に取られるのか?
それは消費者が商品を購入する時に
その商品に対する充分な知識を持っていなかったり、
経験不足だったりしていることが考えられる。
これは平たく言えば
単なる商品に対する無知ということである。
そもそも、普通の一般的な消費者の場合、
最初から個々の商品の品質や機能についての情報を
充分に入手できない立場に置かれているし、
さらには、消費者自身がこの消費社会の中で、
商品を売る側から「無知の費用」を
支払わせられているという事実や不条理に
まったく気づいていないだろう。
まあ、
そもそも「無知の費用」なる言葉すら知らない人がほとんどである。
一方、商品を売る企業側は商品に関するネガティヴな情報を
「企業秘密」の名のもとに独占的に秘匿できる。
さらに秘匿することを合法的に正当化できる特権を有している。
この売る側に圧倒的なアドバンテージがある状況下では
結果的にばかばかしい話だが、
消費者が
欠陥商品や粗悪品の危険負担をして
尻拭いをしているのである。
このように商品の情報に関して
「消費者」と「企業(製造&販売側)」において
明らかな「情報の量と質の非対称性」が存在している。
A「消費者」⇒「情報の量と質」→「少ない」→客観的な商品の評価が不可能
B「企業側」⇒「情報の量と質」→「多い」→消費者を支配可能
販売と消費において
消費者と売る側に
「商品情報」の「量」と「質」に
大きな不均衡、非対称性が発生しているのである。
企業>消費者
(情報の非対称性、不均衡)
この状況下では、
消費者は永遠に
「無知の費用」を売る側(企業)に支払う運命にある。
まさにこの社会における消費活動は
イカサマギャンブルに例えると
売る側が胴元で
彼らが商売のルールや価格を
彼らの都合で決定し
賭けに参加する皆さん消費者は
イカサマギャンブルの
カモにされるという構図に他ならないのである。
この悪しき
「無知の費用」は専門分野のビジネスでは
さらにエスカレートしてしまい
売る側がさらなる絶対的優位に立つことになる。
例えば医療等では、
通常、普通の人は医療、疾患、医薬品の知識に関しては
ほとんどの場合無知である。
日本人の場合、
体調が悪くなったら
病院、医者、お薬が病気を治してくれると
疑いもなく信じきっている。
そもそも、体調が悪くなった
原因を考えず、
薬で治るわけがないのである。
だから、
病院、医者、薬剤師、栄養士、看護師の
言いなりである。
だから、
医療に対しては
最初から
「無知の費用」を支払うことを覚悟しているフシがある。
おめでたいし、おろかである。
だから積極的に、
診察、治療、処方箋、入院、手術、リハビリなどについて
「無知の費用」を支払い続けることになる。
あなたのご家族が、
癌になり
主治医の勧めで抗がん剤治療を行い
高額な医療費を支払って
抗がん剤による断末魔の苦しみを味わって
抗がん剤で治療死しても
主治医にはあなたは、
「先生、ご尽力ありがとうございました」
とお礼を言うのである。
治療死させられたのに
お礼を言うのである。
あなたも亡くなった方も
抗がん剤の成分
その成分がどんなものなのか?
まったく無知なのである。
抗がん剤は「無知の費用」の
ガリバー商品だろう。
蛇足だが、
そんな日本人がほとんどだから
現在の抗がん剤の売り上げは、
おおよそ年商にして
1兆4千万円で
医療用医薬品の売り上げナンバー1の
ドル箱商品に君臨している。
この1兆4千万円の医療費は
わが国の透析患者が支払う医療費と
ほぼ同額である。
ただ、透析医療費の99.9%が
与信にリスクのない公的負担である。
透析患者の医療費は月間40万程度だが、
月間40万の医療費を支払える透析患者は
わが国には数えるほどしかいないので
透析医療費は公的な負担で支払われ
透析関連ビジネスは透析患者の増加もあり
右肩上がりで左団扇状態である。
癌や透析に限らず
お薬の情報はほとんどの場合、
製薬会社が権威のある御用医師に資金提供して書かせた
お薬にとってのメリットしか書かれていない
(デメリットは書かれない)
「スポンサー論文」が定番になっており
普通の患者は医師が処方するお薬を疑いもなく
「ありがたや〜」とお礼を述べながら
利用し続け患者自らが
製薬会社、医療機関、医師などの金蔓になっている。
日本の患者は愚かにも
膨大な「無知の費用」を医療機関に支払い
巨大医療産業を興隆させているのである。
無知とはおめでたくもあり
悲惨で悲しいことでもあるのだ。
皆さんも
1年に一度くらいは
自分が支払っているだろう
「無知の費用」について
考えてみるのも損はないと思うのだが・・・
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/691.html
1. BRIAN ENO[1198] QlJJQU4gRU5P 2019年1月24日 09:45:47 : KYFDWqdXuQ : tTvR5lxFwPQ[2]
間違い
>おおよそ年商にして
1兆4千万円で
正しくは、
1兆4千億円です。
透析医療費も
正しくは
1兆4千億円です。
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/691.html#c1
http://www.asyura2.com/16/music18/msg/798.html
63. BRIAN ENO[1199] QlJJQU4gRU5P 2019年1月24日 10:17:17 : KYFDWqdXuQ : tTvR5lxFwPQ[3]
管理人さん、
すみません、
雑談版に
間違えて音楽版投稿予定の
以下の投稿をしてしまいましたので
お手数ですが削除願います。
Candy Store Rock-Led Zeppelin
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/692.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2019 年 1 月 24 日 10:07:15: tZW9Ar4r/Y2EU QlJJQU4gRU5P
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/544.html#c63
1. BRIAN ENO[1200] QlJJQU4gRU5P 2019年1月24日 10:19:41 : KYFDWqdXuQ : tTvR5lxFwPQ[4]
投稿間違い
削除依頼中
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/692.html#c1
http://www.asyura2.com/16/music18/msg/799.html
http://www.asyura2.com/16/music18/msg/800.html
なぜ人類は、乱交のセックスに興奮するのか?
今後、人類のSexはどのように進化するのか?
人類は、パンツを履いた“好色なサル"である。
その20万年にわたる“性生活"を明らかにした「性の進化論」。
米国で『キンゼイ・レポート』以来と言われる“大論争"を巻き起こし、
世界21か国で翻訳出版。
『ニューヨーク・タイムズ』年間ベストセラー!
なぜ浮気のセックスは、気持ちがいいのか?
なぜ初めての男性とは、オルガスムに達しやすいのか?
なぜ女性だけが、エクスタシーの時に大声を出すのか?
それは、人類20万年の“性の進化"によって、女性の身体にプログラムされてきたからである。人類は“乱交"という生殖戦略によって、種としてのサバイバルに成功した。女性の“オルガスム"は、より多くの男性と交わるために発達したのである……。
本書は、進化生物学・心理学、人類学などの専門分野からの知見をもとに、人類20万年史における性の進化をたどり、現在の私たちの性と欲望のあり方の謎に迫った「性の進化論」である。米国で『キンゼイ・レポート』以来と言われる“大論争"を巻き起こし、世界21か国で翻訳出版されている。
「かつてダーウィンが『進化論』を発表したとき、人類がサルの仲間から進化してきたというその見解に対して多くの批判が浴びせられた。私たちもまた、多くの批判を受けることは覚悟のうえで、『性の進化論』によって、“人類のセクシャリティの本質"が、類人猿と共通の祖先に由来すること論証し、長年にわたって隠蔽されてきた真実を明らかにしたい」(序文より)
■本書への反響 「人間のセクシャリティに関する定説の多くに一撃を加えており、本書は、最良の意味で“一つのスキャンダル"である」(『ニューヨークタイムズ』年間ベストセラー)
「1948年の『キンゼイ・レポート』以来、人間のセクシュアリティに関して書かれた最も重要な本」(ダン・サヴィジ、作家・評論家)
「ダーウィンも、デスモンド・モリス(『裸のサル』)も、ヘレン・フィッシャー(『愛はなぜ終わるのか』)も、人類の性の進化については、偏見がぬぐえなかったようだ。性に対する認識を改める革命的な本だ」(『パブリッシャーズ・ウィークリー』誌)
内容(「BOOK」データベースより)
パンツを穿いた“好色なサル”は、20万年にわたって、どのような“性生活”を送ってきたか?今後、人類のSexはどう進化するのか?本書は、進化生物学・心理学、人類学などの専門分野の知見をもとに、人類20万年史における性の進化をたどり、現在の私たちの性と欲望のあり方の謎に迫った「性の進化論」である。米国で『キンゼイ・レポート』以来と言われる“大論争”を巻き起こし、世界21か国で翻訳出版されている。
著者について
クリストファー・ライアン(Christopher Ryan)
心理学者。調査心理学博士。世界中をめぐって得た各地の性文化に関する見識を活かして、人間のセクシャリティの本性に焦点を当てた心理学研究を進め、本書の元となった「先史時代における人類の性の起源」の博士論文を執筆した。現在、バルセロナに在住。バルセロナ医学大学講師を務める。医学関連書が多数あり、雑誌・新聞・TVなどでも活躍している。
カシルダ・ジェタ(Cacilda Jetha)
精神科医。医学博士。モザンビーク生まれ。内戦を逃れ、ポルトガルで教育を受けた。荒れ果てた母国を癒すために戻り、5万人に1人の医師という環境で、医療活動を7年間行なった。また、AIDS予防のためのWHO性行動調査の責任者も務めた。現在は、スペイン・バルセロナの病院で精神科医を務める。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ライアン,クリストファー
心理学者、調査心理学博士。サンフランシスコのセイブルック大学で、調査心理学の博士号を取得。アラスカ、タイ、メキシコなど世界中をめぐって得た各地の性文化に対する見識を活かして、人間のセクシュアリティの本性に焦点を当てた心理学研究を進め、本書の元となった「先史時代における人類の性の起源」の博士論文を執筆した。現在、バルセロナに在住し、バルセロナ医学大学講師と、複数の病院の顧問をしている。さまざまな雑誌・新聞、TVやインターネットでも活躍している
ジェタ,カシルダ
精神科医、医学博士。モザンビーク生まれ。子ども時代に勃発した内戦を逃れ、ポルトガルで教育を受けた。1980年代末、医師として内戦で荒れ果てた故国を癒すために、モザンビークに戻る。北部の僻地で、5万人に1人の医師という環境で、医療活動を7年間行なった。また、AIDS予防のためのWHOの性行動調査の責任者も務めた。モザンビークで、ほぼ10年間にわたって活動したのち、ポルトガルで精神医学・労働医学の両分野でレジデントとしての訓練を終えた
山本/規雄
1967年、東京都生まれ。出版社等勤務を経て、現在、翻訳業・編集業に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
目次
序文 人類の“セクシュアリティ進化”の真実―人類の女性に、なぜオルガスムが発達したのか?
第1部 進化論は“性”をどのように扱ってきたか?
第2部 先史時代の人類の性生活―“エデンの園”は、性の楽園だったのか?
第3部 われわれの祖先の日常生活
第4部 性器とオルガスムの進化論
第5部 人類のセクシュアリティ進化の未来は?
淡水の過酷な川を遡上し産卵するシャケ。
産卵、そして受精し、
やがて、稚魚になり
川を下り
大海原に飛び出し
スケールの大きい旅と冒険をして
何年かすると己がうまれた川に彼らは見事に戻ってくる。
うまれた川に回帰するメカニズムは完全に解明された
わけではないようだが
うまれた川の匂いや蛋白質などを手がかりにしているのでは?
など諸説様々がある。
今日は、それをテーマにするわけではない。
今日は、
うまれた川に戻らないシャケが
僅かだが存在することについて
我々人間の生き方と比較して言及してみよう。
うまれた川に戻らないシャケは、
はたして、
ひねくれものなのか?
はぐれモノなのか?
能力不足なのか?
彼らがうまれた川に回帰しないメカニズムは
いまだわからないが、
戻らないシャケの存在理由は誰にでも
想像がつくだろう。
たとえば、
99.9%のシャケが回帰するだろう
川が火山噴火で埋まってしまって
川自体がなくなってしまったら
どうなるだろう?
99.9%のシャケは産卵できず間違いなく全滅する。
種全体のリスクヘッジを目的として
うまれた川に戻らないシャケが
存在するのである。
99.9%のシャケが全滅しても
僅かだが火山被害のない
うまれたわけではない
縁もゆかりもない川に回帰したひねくれモノの
彼らがシャケの種を存続させるのである。
その遺伝子を持ったシャケは、
当然、父と母が突飛行動をするので
その突飛な遺伝子を受け継ぎ
さらに、
うまれた川でない川に回帰しようとするから
結果的に
産卵場所をどんどん新規開発して
シャケという種の繁栄が環境が悪い中でも
期待できるのである。
異質な固体や突飛な固体の常識外れの行動が、
種の生存、サバイバル、進化の鍵になるのである。
さて、わが国の国民のように
権威主義的な人生観
寄らば大樹の陰を志向する人生観
村八分を恐れる人生観
周りと同じでいることで安心する人生観
さらに、
リスクヘッジの手法を
皆と同じことをすることや
寄らば大樹の陰的な人生観と
考える権威主義的な思考を持っている
愚かな人たちの
このような国民性こそ、
全滅の才能と資質に溢れているといえる。
うまれた川に回帰しないシャケを見て
権威主義的な己に、
何か疑問や問題点を感じる知性が
我々には決定的に欠落していると
思うのは何も私だけじゃないだろう。
我々の性は受精した精子がY染色体を持っていた場合は男。
X染色体を持っていた場合は女になる。
卵子側X染色体のみ
精子側X染色体と
Y染色体の二種類
受精卵がXXなら女(Xの染色体を持つ精子が受精)
受精卵がXYなら男(Yの染色体を持つ精子が受精)
しかし、
受精直後にその受精卵が男女どちらかの
顕著な性の特徴を持った受精卵として振舞うのか?
といえば、決してそうではない。
おおよそ、
受精後7週くらいまでの胎児の生殖器の構造は
男子も女子も大雑把に言えば、
未発達の女性器の構造をしている。
この時点では男になる予定のXY染色体の胎児にも
立派な女性の証であるワレメがある。
(男の黎明期にワレメがあった証拠は後で示す)
※この時期の胎児を通常は胎児とは呼ばないが
論文ではないので胎児と書かせていただく
さらに胎生7週を超えた辺りから、
Y染色体にあるSRY遺伝子が
作用して未発達の性腺を精巣に「改造」すべく働きかける。
一方、
女の胎児の方における未発達の性腺は
Y染色体由来のSRY遺伝子の影響下に晒されないので、
なにもせずともそのままの「成り行きまかせ」で
卵巣になるようにプログラムされている。
この「成り行きまかせ」で
未発達の性腺が卵巣になるというところがキモである。
SRY遺伝子により、
性腺が精巣になると
精巣から男性ホルモンの分泌が始まり
じわじわと男性器(ペニスや睾丸等)が作られる。
男性ホルモンは
ステロイドホルモンだから
細胞内の核に作用し
遺伝子を起動させて
男性器を作る。
男の胎児の性器も結局は、
未発達の女性器からスタートするから
女性特有のワレメをどうにかしないと
男になれないのである。
※男になるには初期設定の女性器を
抜本的に改造し男性器にしなければならないのである。
具体的には
その最初からある「ワレメ」を
「縫合(縫い合わせ)」し閉じる必要がある。
この女のシンボルである「ワレメ」があると
決して男とは言えないだろう。
※女の胎児は既にある
そのワレメをそのまま改造する必要なく
そのまま使えばいい。
ワレメの内部の下腹部空間に勃起した男根を
受け入れその男根を思う存分膣内で暴れさせ
快感の絶頂時に
ペニスから勢いよく射精させ
精子を受け取る(膣、子宮、卵巣などの)為の
女性器を成り行き任せで
作ることができる。
さらに、女性器はその「ワレメ」をそのまま
「大陰唇」と「小陰唇」に例によって
「成り行きまかせ」で成長させるだけでいい。
女は女性器を作るのは極めて楽でいい。
「成り行き任せ」で女性器が完成するのだ。
そもそも、人間の本質は女だから
人間がそのまま成長すれば女になるのである。
一方、男には最初からベースになっている
女性器を改造して無理やり
男性器に改造し作り変える
手間と負担が待っている。
男の胎児の7週目くらいの時点では、
未発達のベースになる女性器に「クリトリス」ようなものがあるが、
このクリトリスが男性ホルモンの作用により
巨大化してその内部に尿道を通し「ペニス」になる。
立派な男らしいペニスを作るには、
クリトリスを巨大化させて、
海綿体をペニス内部に構築し
最後にワレメを縫合する必要がある。
女性器のワレメである「小陰唇」を縫合し
クリトリスを巨大化させ
内部に尿道を通し
海綿体を内包させたものがペニスなのである。
クリトリスとワレメ(小陰唇)と海綿体から作られるのが
ペニスということである。
その証拠も確認できる。
それは、
ペニスの裏側に見える見事な縫合の跡である。
それは小陰唇(ワレメ)が
神によって縫い合わされた名誉の縫合痕である。
神は
「男がそもそも女であったこと」
そして
「男は女から作られること、
女を改造して創られること
そして生物はそもそも
無性生殖の時代からメスであり。
そのメスが有性生殖を行う目的の為に
メスを改造してオスを創ったこと」
※生殖とは英語やフランス語では「再生産(reproduction)」と表記する。
簡単に言えば、細胞が分裂してひとつの細胞が二つになることが「再生産」であり生殖の
基本概念である。(無性生殖)。
※わが国では雌雄の交わりによる新しい子孫の創造を生殖と表現し、生殖と言えば有性生殖をイメージすることが多い。有性生殖も無性生殖も広い意味では「再生産」というカテゴリーになる。
※ミジンコなどは、通常は「無性生殖」を行うが、環境が悪化するとオスを産み、そのオスと交尾して「有性生殖」を行う。
わかりやすく言えば、ミジンコの本質はメスであり、環境が悪化するとオスを産み、そのオスとセックスして子どもを作るのである。ミジンコはある意味、生命を自由に操る神だろう。
話をもとに戻す。
神は
ペニスはワレメとクリトリスから作られるという証拠を
わざわざ我々に証拠として残してくれたのである。
誰しも幼い頃からペニスの裏側を見て
「誰がオレのペニスを縫い合わせてくれたんだろう?」
と不思議に思ったに違いない。
私なりの神が創られしその神話物語のレトリックは
以下のようになる。
男が女であった時代には、
男にも立派なワレメがあったのだ。
男が女だった時代に、
小陰唇というワレメを男も携えていたが、
ある日、神はやむなく、
小陰唇を縫合して男になる改造を女にしたのである。
なぜ神は女を改造して
女から男を創ったのか?
答えは簡単だ。
女だけの世界だと
新たな生命を神が創ることになる。
(ヒトはミジンコのように神になれなかったのである)
ようするにこれだと
神が多忙になる
神の手を煩わせないようにするには、
神が人間を創造するのではなく
人間が人間を生み出す術を会得させる必要があったのである。
すなわち
人間同士で人間を創造する必要があるのである。
そうなれば神は忙しくなくなる。
その為には
人間の半分を女から男に
改造する必要がある。
その為に神は
女と男にセックスを与え、
そのセックスに究極の快感を付加したのである。
なぜなら、
そもそも怠惰な人間には
究極の快感というニンジンをセックスという生殖活動に付けてあげないと
人間は生殖活動を積極的に行わないに違いないと
神は最初からわかっていたのである。
その手始めに、
神は女達の前で、
一人の大柄な女を捕まえ
クリトリスをペニスに改造し、
卵巣を体外に下ろし、
大陰唇で袋詰めして、
睾丸に改造し、
睾丸で精子を作れるようにした。
そして、女から男に改造された女に対し、
「お前は今日から男である!」
「好きな女を捕まえ、
その女の膣にいきり立つお前の勃起した
ペニスを挿入し
女の膣の中でそれを
激しく暴れさせ
究極の快感が訪れた時に
思いっきり女の膣内で
お前の精子を射精して
その女を孕ませよ!」
こうやって、
神は自らの仕事であった
人間の創造をやめ、
女ばかりだった人間社会にその女達を改造して男達を作り、
セックスという快感を与え、
女と男に人間創りを委ねたのである。
さて、私の神話はさておき
そのペニスの裏側は小陰唇を縫合したものだから、
セックスのときに女性に舐められるとひじょうに気持ちがいい。
あたりまえだが、
女性の左右両方の小陰唇をひとつに縫い合わせたわけであるから、
男も女も小陰唇や小陰唇を縫合したペニスの裏側は気持ちがいいのである。
女の性器はワレメを排尿と生殖の出入り口(尿、ペニス、精子、血液、胎児)
にして内部に膣、子宮、卵巣などセックスと生殖に関わる小宇宙を構築させたものである。
一方、男はペニスと睾丸を外部に露出させ、
内部には何もない。
ひたすら精子をコンスタントに作り
ひたすらコンスタントにできうる限り射精したがる
決して枯渇しない欲望を創造した。
ひたすら射精したがる枯渇しないこの欲望のことを
我々は性欲と言うのである。
さて、女を改造して作られた男の問題点を考えてみよう。
男女の性器のベースが未発達の女性器をベースにスタートしているのであるから、
その時点で男は既に負荷や負担を強いられ女より圧倒的に不利である。
女性器を男性器に改造するのに、
SRY遺伝子や大量の男性ホルモンが必要になり、
それらで男性器をいちから作ることに関して
その同化エネルギーは甚大なものになる。
男の胎児にとったら男性性器の創造は人生最初の大事業になるのである。
この間、
胎児は成人男性と同じくらいの男性ホルモンを浴びることになる。
性器以外の脳にも大量の男性ホルモンシャワーが浴びせられ
男性脳を創造する。
一方、女性の胎児の方はといえば、
SRY遺伝子の作用がない
さらに、
大量の男性ホルモンのシャワーを受けるわけでもなく、
ごく微量の女性ホルモンを申し訳程度に浴びるくらいで
女性器を作るために遺伝子の影響や
大量のステロイド系のホルモンの影響に晒されず、
脳にステロイドホルモンのシャワーは浴びることはない。
まさに、
プログラムどおり、
ゆっくり牧歌的に未発達の女性器をベースに
子宮、卵巣、膣などを作り上げるだけでいいのである。
ワレメはそのまま小陰唇と大陰唇になり
クリトリスもそのままでいいのだ。
女性をベースに性は創造されたので
女性はひじょうに手間がかからず有利である。
「成り行き任せ」で立派な女性が誕生するのである。
まさに、
男は生(受精した時)を受けた時から
改造された性として神から
大きな負荷や負担がかかるように
プログラムされているのである。
女の胎児は、
男のように体外に飛び出たペニスや睾丸を
作るわけではないので、
胎児の時期の負担や負荷はほとんどかからない。
生まれてくる男の胎児に問題があったり、
死産だったり、
男児がひ弱だったりすることが圧倒的に多いが、
性分化によるSRY遺伝子の影響と
大量の男性ホルモンのシャワーによる影響で
生命として生物として大きな負荷と負担が
胎児の時期に母体内で
かかっていることが大きな原因である。
これは、出産後も続く。
出産直後にも
大量の男性ホルモンのシャワーが待っているのだ。
男の子は育てにくく、
扱いにくいが
女の子は育てやすく扱いやすい。
女の子は、
成長に優れ、
言葉の習得や認知能力が高いのは、
女子の胎児期の性分化に
ほとんど負荷がかからないことが大きな原因なのである。
私も娘がいるが乳児さんの時、幼児さんの時と、
ひじょうに手がかからず、
楽であった。
繰り返すが、
男は女を改造して作られた改造人間である。
女になり損ねた人間が男ということである。
改造にはそれなりの痛みやダメージやストレスや不利が内包されている。
成人するまで女子の方が成長や成熟が早く、
ませているのはこの為である。
さらに、
世界中どこに行っても女性の方が寿命が長く、
癌の発症率が男より女の方が少ないのも
SRY遺伝子と男性ホルモンが大きく影響している。
同年代でも女性の方が肌が綺麗で若々しいのもこの為である。
人間の本質は女である。
有性生殖がスタートしたので仕方なく
Y染色体を利用して
メス(XX)がオス(XY)を創造したのである。
男で何か、
問題が発生すると簡単に女性化して女に戻ろうとするが
これも人間の本質が女であり、
男が女の改造人間だという証拠である。
男の場合、去勢したり、
去勢せずとも女性ホルモンを投与するだけで、
(妊娠や出産はできないが)、
たちまち女に戻ることが可能である。
おっぱいも大きくなるし
声も高くなる
お尻も大きくなって
色も白くなり
肌も綺麗になる。
男がニューハーフになったり、
完全性転換して女になるのは
人間の本質がそもそも女だからそんなに難しくはない。
ニューハーフや女に完全性転換した男達は
通常の女性より時として女っぽくもあり
美人である。
あなたの奥様より
ほとんどの場合、
美人ではないだろうか?(笑)
世界的に
女になりたがる男は後を断たないのも
もともとの女に戻りたい強烈なベクトルが働いているからである。
(先祖がえり)
たとえば、
本人が女になりたいと思っていなくても
男は肥満すると、
簡単に女性化が進む。
なぜなら、
男が
肥満した場合、
その脂肪が結果的に女性ホルモン合成に繫がり、
体内に大量の女性ホルモンを分泌させることになるのである。
肥満すれば肥満するほどその肥満男子の女性化が進む。
肥満した男子は女性化が進むから、
肥満タイプの男のペニスは収縮してどんどん小さくなる。
肥満している男が巨根というのはまずありえないし、
肥満するとほとんどの場合、男の性欲は低下する。
肥満している男と肥満している女を
全裸にして並べてみてみると
どっちも女に見えてくる。
そもそも女性ホルモンは肥満を促進する。
一方、
女の場合はそう簡単に男になることはできない。
そもの人間のベースの性が女だから、
その女が、男になりたいといっても、
女に戻る強烈な重力やベクトルが強く働いている。
男は簡単に女になれるが、
女は簡単に男にはなれないのである。
やはり、男になりたい女性は、
神に手紙を書いて、
神の手で
クリトリスを巨大化させ
クリトリスに尿道を導き
そこに海綿体を内包させ
ペニスを小陰唇を縫合して包み込み
ワレメを閉じ
勇ましいペニスを作ってもらうしかないだろう。
そして不要になった
膣と子宮を閉鎖し
卵巣を精巣に変換して、
体外に下ろし大陰唇で
精巣を包み込んでもらうしかないだろう。
アメリカでは21世紀になってから
ハリウッド映画とドラマの力関係が完全に逆転した。
LOST
プリズンブレイク
フリンジ
ゲーム・オブ・スローンズ
ウェスト・ワールド他
巨額の投資で
それなりの回収が可能になった市場性を
見据え
様々な魅力的なドラマが製作されている。
私事で恐縮だが
年末年始に
海外ドラマを観たのは
以下の通りだが
いずれも力作ぞろいであった。
ブラックリスト
グッドドクター
スタートレック
ソルベーション
特にお勧めしたいのが
ブラックリストである。
主人公のお尋ね者レイモンドが、
FBIに情報提供しながら
間接的に己の欲望をFBIを利用しながら
「毒は毒を持って制す」手法で
実現させる。
FBIも
レイモンドに感化され
「毒は毒を持って制す」という
ルビコン川を渡ることになる。
しかし、
そのレイモンドの野望達成を
実現させたとしても結果的に
レイモンドやFBIは、
多くの代償を支払ことにもなるし
当たり前だがレイモンドが
愛してやまないリジーのハートをつかむ事が
できないばかりか、
リジーの心はどんどんレイモンドから
離れていく・・
まあ、物語の背骨はどこにでも
ある中年男、初老の男の
決して成就することのない
失恋の物語である。
ただ、単なる足長おじさんのドラマではないのは
やはり、
徹頭徹尾、勧善懲悪を排除し、
英雄崇拝、
ひたすら
レイモンドを悪の権化に描き続けることだろう。
夥しい数の悪人が登場し、
その悪人をその悪人たちより
はるかに悪人であり
はるかに頭がよく
はるかに決断力に優れ
はるかに勇気のある
はるかに残忍な
レイモンドが
極悪人を徹底的に
淡々と射殺する。
とてつもない悪人たちを
躊躇なく射殺する
レイモンド
見ている人は爽快感に浸れるはずである。
そして、そのレイモンドは
一番の悪人なのである。
現在、ブラック・リストは
シーズン6まで放送されたそうだが、
とりあえず、
この悪の世界の縮図を
レイモンドという悪人を通して
忠実に具現化している。
まあ、世の中、あんなものである。
1. BRIAN ENO[1201] QlJJQU4gRU5P 2019年1月28日 10:41:09 : KYFDWqdXuQ : tTvR5lxFwPQ[5]
男性ホルモンも女性ホルモンも
ステロイド由来のホルモンで
細胞の核内に受容体があり
遺伝子の発現に作用する。
ステロイドホルモンは
作用後に必ず活性酸素を発生させ
細胞に炎症を引き起こす。
さらに、活性酸素は
変異原として
DNAに損傷を与え
癌発生の原因になる。
活性酸素が陽性の線虫と
活性酸素が陰性の線虫の寿命は
大幅に違う。
活性酸素陰性のほうが
活性酸素要請より二倍の寿命を謳歌可能である。
男の寿命が女より
世界中どこに行っても
短いのは性ホルモンシャワーの絶対量が
多いからである。
1. BRIAN ENO[1202] QlJJQU4gRU5P 2019年1月28日 11:59:33 : KYFDWqdXuQ : tTvR5lxFwPQ[6]
訂正
>徹頭徹尾、勧善懲悪を排除し、
英雄崇拝、
正しくは、
徹頭徹尾、勧善懲悪を排除し
英雄崇拝を排除している点にある。
今までのどんなドラマも
勧善懲悪であり
英雄崇拝だった。
2. BRIAN ENO[1203] QlJJQU4gRU5P 2019年1月28日 12:09:20 : KYFDWqdXuQ : tTvR5lxFwPQ[7]
訂正
>活性酸素陰性のほうが
活性酸素要請より二倍の寿命を謳歌可能である。
正しくは、
活性酸素陰性のほうが
活性酸素陽性より二倍の寿命を謳歌可能である。
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/696.html#c2
男の性欲の本質と正体は「射精」である!
〜多様性があると思われる男の性欲のすべてが「射精」に収斂する〜
(女の膣内に己のDNAを格納した精子を射精することが、
性欲の本質であり目的である)
有性生殖は我々の想像よりはるか以前に始まった。
その起源は諸説あるが、
代表的なものは飢餓である。
具体的には植物においては窒素飢餓であり、
真核生物においては蛋白質の飢餓である。
どちらもN(窒素)が共通のキーワードになる。
補足するが、
ヒトの必須栄養素は必須アミノ酸(N)と
必須脂肪酸である。
ビタミン群とミネラル群も必須だが通常、
これらを必須栄養素とは言わない。
必須アミノ酸の摂取がなければヒトは栄養失調か
なんらかの疾患で死ぬことになる。
栄養失調由来で死ぬ場合、
ほとんどがアミノ酸欠乏(蛋白質の欠乏)で命を落とす。
理由は、必須アミノ酸は体内合成できない為である。
※必須栄養素の定義は体内合成できないこということで定義される。
糖質は糖新生で体内合成できるので、必須栄養素ではない。
したがって、糖質は摂取しなくとも体内合成で飽和している。
さて有性生殖の起源をごくごく簡単にまとめよう。
@ 環境が栄養豊富(特に窒素や蛋白質が豊富)であれば、
生物は細胞分裂(無性生殖)を選択し、種の繁栄を企図する。
(この場合、同じ遺伝子を踏襲する)
A 環境に必須栄養素が欠乏した時には、細胞と細胞を合体させ、
細胞レベル、固体レベルの口減らしを行い
細胞のサイズを極限まで小さくして、
その小さな固体に子孫を委ね飢餓を乗り切る。
(この場合も最初は親と同じ遺伝子を踏襲するが、
ある時点で、オスの染色体を持つ個体を生殖するようになり、
本格的な有性生殖がスタートすることになる)
(有性生殖による新たな固体は雌雄のDNAをシャッフルさせるので
飢餓や細菌などに強い耐性を持つ)
さて、我々ヒトの有性生殖に話を移す。
基本的に太古の地球でスタートした
原始的な生物の雌雄を用いての有性生殖と
ヒトの有性生殖の本質はそう大きくは変わらない。
まず、男女とも減数分裂で
女が卵子(1倍体)を創り、
男が精子(1倍体)を創り、
男の精子が卵子と合体し、
受精卵(2倍体)となり、成長していく。
有性生殖の本質はほぼ同じである。
有性生殖の大きな目的は
卵子の側の1倍体の染色体と
精子の側の1倍体の染色体を
対合→交差→組み換え
により父母のDNAの総和をシャッフルして
良質な種に変えていく(進化)ことである。
ヒトの場合は哺乳類なので、
女の体内に卵子を作り保持し、
男との性行為で男の精子を
女の体内(膣内)に取り込み
受精させる手法がとられる。
これを通常、体内受精と言う。
ヒトの体内受精の場合、
必ず男の性器(ペニス)が女の性器(膣内)に挿入され
メスの膣内で射精を行わないと受精に至らない。
結局は男の性欲の強度が受精確率を向上させる。
性欲の弱い男の場合、
時として
童貞のまま旅立つが、
致し方ないことである。
性欲(射精欲望)の強度が、
己のDNAを多くの女達に拡散させることが可能になる。
性欲が弱い男は、
己のDNAを女の卵子に植え込むことをせず
己のDNAを残すことなく
死んでいくことになる。
性欲の弱い男は一代で終了して淘汰されるのである。
生物学的に有性生殖に絞った思考をすると
男は女の膣内に射精する為に
存在していることになる。
女の卵子に己のDNAを持った精子を受精させる為に
存在するのである。
人間という生物は本質的に
有性生殖を行う為に存在しているのである。
性によって
有性生殖を実現させるための勤め(仕事や役割や役目)が違うので
簡単に以下に記す。
女の場合
@ 男を視覚的に惹きつけ、発情させる役目。
(具体的には男の視覚を容貌で刺激したり、
女の体臭や声等で男を刺激して発情させる役目)
A その為に女性ホルモンが作用させ、乳房やでん部が大きくし、
丸みを帯びた皮下脂肪に溢れた体つきにさせ、
さらに体臭や声も使い総合的に男を発情させる役目。
B 発情した男を性行為で受け入れ膣内射精に導き、妊娠する役目。
C 受精卵を成長させるために脂肪や蛋白質を蓄える役目。
D 出産後は母乳を分泌させるためにも体脂肪や蛋白質を蓄える役目。
E 出産直後は子育てする役目
男の場合
@ 己を発情させる女を物色する仕事。
(女の第二次性徴による乳房とでん部の巨大化と皮下脂肪の増加は
男を発情させる為の視覚的な強烈なツールになる)
A 己を発情させた女に膣内射精を行う仕事。
「男は受精、妊娠、出産、授乳、子育てがないので、己を発情させ膣内射精をした女との性行為が終了すると、すぐさま、己を発情させる他の女を物色し、その新たな女に膣内射精を試みる役目が死ぬまで続く(この尽きることのない射精欲を性欲と定義する)」
ということで、
男の有性生殖での重要な役割は
己のDNAを精子の中に凝縮し格納し、
その己のDNAを格納した精子を
可能な限り
多くの女たちに膣内射精することなのである。
ただ、世の中には自分以外にも
性欲の強い男達が大勢いるので、
世の中には大勢の女たちがいるが
その大勢の女達に膣内射精しようとしても
その他の男達との熾烈な競争になり
思うように女に膣内射精はできない。
やがて、
女に膣内射精できないフラストレーションが溜まる。
当然、女性に膣内射精したいという欲望(性欲)は蓄積して増幅する。
それを抑制したりコントロールするために男達はオナニーをして、
自分のDNAを格納した精子をその辺に無駄に放つことになる。
有性生殖における男の使命は、
自分のDNAを精子に格納して
女の卵子に合体(受精)させることなのである。
(それ以外に顕著な役目や存在意義は皆無である)
その時に、
必要な行為はセックスであり、
その終着点、最終目的は膣内射精になる。
男は受精卵をもつこともなく、
妊娠もせず、
出産もせず、
哺乳類だが子どもに乳も与えることができない。
繰り返すが、男の役目は、
女に膣内射精することだけなのである。
ただ、この女に膣内射精したいという性欲がなくなると
悲しいかな
この時点のその男のDNAは終焉を告げる。
生物学的に言えば、性欲がなくなった男は、
存在価値が有性生殖における生物としての
オスとして価値を失うことになる。
男の使命は射精が可能になった思春期の頃から
年老いて射精が不可能になるまで、
力尽きるまで
女達に膣内射精して
己のDNAとその女のDNAをシャッフルして
新しいDNAを作ることだけが
有性生殖としての男の生物学的な使命なのである。
その為には男は、
女達に発情させられたら
素直に発情し、
その発情させられた女めがけて
膣内射精を実現させなければならない。
それを性欲と言う。
男の性欲は
女の卵子に自分のDNAを格納した精子を植え込むことに尽きる。
女も当然、己のタイプの男の精子を受け入れ
己の卵子と合体(受精)させ
その男との子どもを潜在的に欲しがっている。
広い意味では射精することが、
男の性欲の目的であり本質である。
ただ、男の場合、10ヶ月の妊娠期間などがないから
毎日でも女に射精したいと思っているし
毎日、違う女に射精したいと思っている。
中には一日に何度も女に射精したいというツワモノもいる。
反対に、
女を知らずに生涯を過ごす男もいる。
しかし、
そんな男達にも確かなる性欲があり
女性に射精せず、
オナニーしたり
男のアナルに射精したりして
己の性欲を満たしている男もいる。
ゲイであっても
ニューハーフであっても
射精能力があれば
結果的に
射精がひとつの性欲の終着点になるのである。
どんな男にも
射精後に賢者タイムが訪れ
性欲ゼロの不思議な時間が訪れ、
性欲の本質と正体が射精であることを教えてくれるのである。
P.S.
カマキリやある種の蜘蛛は交尾が終了し
オスの精子(DNA)がメスの体内に入ったことが
確認されると
オスはその瞬間用済みになり
メスに食べられてしまう。
メスは受精卵を育む必要があるので、
DNAをメスの体内に射精したオスは
メスと受精卵の栄養になるのである。
昆虫などにおける
オスの存在価値はまさに
オスの遺伝子をメスの体内に注入するだけの
存在に特化されている。
人間の場合、もし食料がまったくないところに
妊娠した女とその女を妊娠させた男しかいなかったなら
男は女に食ってもらって、女に栄養を摂取してもらい
元気な赤子を無事産んでもらった方が
生命のリレーを考えるといいのかもしれない。
まさに、男はDNAの単なる運び屋でしかないのである。
そのDNAを運ぶ運び屋を動かすモチベーションが射精であり
性欲なのである。
染色体が男の染色体であるXYだが、
男性ホルモンの受容体がないために
精巣から男性ホルモンが分泌されるが
ターゲットとされる部位に男性ホルモンの受容体がないので、
ペニス、睾丸などの男性器が作られない。
精巣ができてしまうので、
卵巣ができないので
子宮もできないが、
外性器は小陰唇、大陰唇、クリトリス、膣は
未発達な女性器として完成する。
(ただし、膣は短め)
だから生まれたときは女児と判定され
そのまま、女児として育てられる。
思春期に生理がないことで
実は染色体は男で
体内に精巣があることが判明することが多い。
染色体は男だが
外見は女そのものの容姿で
成長する。
おおむね
完全型アンドロゲン不応症の男性は
男性ホルモンがまったく作用しないから
普通の女性より女性っぽいのである。
だから美しい女性であること多くて
背は高く
胸も大きく
腋毛や陰毛がない。
体毛が薄く
にきびがまったくできない。
膣は短めだが
セックスはできる。
あまりにも短い場合は形成手術で
普通の女性のように普通にセックスできる。
完全型アンドロゲン不応症の男性は
生理がなく
妊娠はできないが
ある種の男性からは
大柄な美女として
熱烈に渇望され
幸せに結婚生活を謳歌してる男性が多いが、
完全型アンドロゲン不応症の男性は
XXの染色体を持つ普通の女性より
はるかに女性的で美しい。
なぜなら、女性には男性ホルモンが分泌されるから
毛深くもなるし、にきびも出る。
完全アンドロゲン不応症は
男性ホルモンに対する反応がまったくないのである。
染色体が男でも
我々は彼を
美しき女性と定義しようではないか!
半陰陽(はんいんよう、英: Intersexuality, Hermaphroditism)は第一次性徴における性別の判別が難しい状態である。インターセックス(英: Intersex)ともいう。この性質を持つ人を半陰陽者(はんいんようしゃ)、インターセクシュアルあるいはインターセクシャル(英: Intersexual、略称: IS)と呼称する場合もある。また、医学的な名称としては性分化疾患 (DSD) が用いられている。
日本では男女両方の性を兼ね備えているという観点から両性具有(りょうせいぐゆう)とも呼ばれ、またふたなり(二形)、 はにわり(半月)などの呼称もあり古くよりその存在が知られていた。この他、半陰陽者のことを指して両性具有者(りょうせいぐゆうしゃ)、アンドロジニー (Androgyny)、アンドロギュノスあるいはアンドロジナス (Androgynous)、アンドロジン (Androgyne)、ギリシャ神話に出てくるヘルマプロディートスの名をとってヘルマプロディトス (Hermaphroditus)、ハーマフロダイトあるいはヘルマフロディーテ (Hermaphrodite) と呼ぶこともある。
名称の使用に関する留意事項については、後述の節も参照
目次 [非表示]
1 概要
2 生物学的位置づけ
3 真性半陰陽(卵精巣性性分化疾患)
4 仮性半陰陽 4.1 男性仮性半陰陽
4.2 女性仮性半陰陽
4.3 仮性半陰陽の発生要因
4.4 二次性徴
5 自己・周囲の認知
6 社会認知
7 法的対応
8 手術
9 半陰陽に関連する人物
10 半陰陽に関連する作品
11 脚注 11.1 注釈
11.2 出典
12 参考文献
13 関連項目
14 外部リンク
概要[編集]
医学的には性分化疾患 (英: Disorders of Sex Development:DSDs ) に分類される。ただし、呼称についてはインターセックス(英: Intersexuality)なども含めて当事者の間では賛否両論があり、まとまっていない。詳細は性分化疾患の項目参照。
「半陰陽」は、男女両方の性腺をもつものや外性器の性別が曖昧な真性半陰陽、もしくは外性器が性腺の性と異なる仮性半陰陽(精巣組織に女性様性器を有する男性仮性半陰陽、卵巣組織に男性様性器を有する女性仮性半陰陽)を指す言葉である。[2]
これらの半陰陽が性分化疾患に分類されるため、半陰陽ではない性分化疾患であるクラインフェルター症候群やターナー症候群なども半陰陽と混同されやすい[3]。
陽と陰、男と女といった対立的にして補完的なものの調和を重視する陰陽思想などに基づいて、半陰陽を理想的な性別のあり方とする考え方もあった。
生物学的位置づけ[編集]
半陰陽の原因としては、性染色体に稀なものが見られる場合や、胎児の発達途中における母体のホルモン異常が引き起こす場合などがある。また、モザイク体と呼ばれる、性染色体の構成の異なる細胞を併せ持つ場合もある。
男女両性の特質を中途半端に兼ね備える場合や、遺伝子上の性別と肉体的性別が通常の組み合わせとは反対の場合もある。両性の性腺を兼ね備えたものを真性半陰陽、遺伝子と外見とで性別の異なるものを、仮性半陰陽と呼び、後者は性腺上の性別によって、男性仮性半陰陽、女性仮性半陰陽として区別される[4]。
身体的には、女性仮性半陰陽の場合、膣が塞がっている場合が多く、また陰核が通常よりも肥大し、これが男性器(ペニス)と間違われることがある。男性仮性半陰陽では、尿道下裂[5]や停留睾丸を併せ持った状態のこともある。
真性半陰陽(卵精巣性性分化疾患)[編集]
真性半陰陽では、その性器の状態は人それぞれであり、またその要因は未だ解明されていない。人体に2つある性腺のどちらか一方が精巣、もう一方が卵巣である場合と、卵巣と精巣が混ざった卵精巣を性腺の一方もしくは両側とも有する場合に診断される。染色体構造は「46, XX」に次いで「46, XY」が多く、「46、XX/46、XYモザイク」も多い。仮性半陰陽と比べてもきわめて稀な症例とされ、半陰陽のなかで外性器異常を最も伴いやすい[6]。
現在は「半陰陽」という表現が両性具有をイメージしやすいとして適切ではないことから見直され、日本小児内分泌学会性分化委員会による2008年(平成20年)3月1日付けの「性分化異常症の管理に関する合意見解」において、真性半陰陽 (True hermaphrodite) については「 卵精巣性性分化疾患 (Ovotesticular DSD)」と呼称するように提唱されている[7]。
対称性真性半陰陽Hermaphroditism usbilateralis: 性腺の両側に、卵巣と精巣の混ざった卵精巣を有する
一側性真性半陰陽H.unilateralis: 性腺の一方が卵巣または精巣で、もう一方に卵精巣を有する
両側性真性半陰陽H.1ateralis: 性腺の一方が卵巣、もう一方に精巣を有する
仮性半陰陽[編集]
男性仮性半陰陽[編集]
精巣組織をもつが内性器または外性器が女性型
テストステロン生合成障害:外性器の男性化異常
アンドロゲン不応症:完全型の場合、外性器は女性型
5α-還元酵素欠損症:尿道下
ミュラー管遺存症候群:外性器は完全に男性型だが子宮と卵管を有する
女性仮性半陰陽[編集]
卵巣組織をもつが陰核肥大などの男性化性器を有する
先天性副腎過形成
水酸化酵素欠損症
男性ホルモン産生腫瘍
非進行性女性仮性半陰陽
仮性半陰陽の発生要因[編集]
仮性半陰陽の発生は、その根本的な原因は様々であるが、少なくとも男性ホルモンが関係しているとされる。
胎児における外性器の分化は、染色体や遺伝子ではなく男性ホルモンの働きによる。外性器の発生する時期にこれが働くことで外性器は男性化を起こし、それがなければ未分化、すなわち女性的な外性器の状態を示す。
遺伝子上は男性であっても、睾丸が男性ホルモンを分泌しない、細胞が男性ホルモンに反応しないなどで外性器が完全には男性化しない、あるいは、遺伝子上は女性であっても母体などからの男性ホルモンの影響で外性器の男性化が起こるといわれている。
二次性徴[編集]
半陰陽の根本的な原因により、第二次性徴の表れ方は様々である。性腺の働きが正常で遺伝子的な異常のない、単純な外性器の発達不全の場合には、第二次性徴期に通常に性ホルモンが分泌され、(外見とは逆の)本来の二次性徴が発現するといわれ、この場合にはこの肉体的変化で気付くことが多い。また、男性仮性半陰陽の中で、睾丸が女性ホルモンのみを分泌する場合には、女性としては十分とはいえないまでも乳房の発達が起こるとされ、この様な場合には男性ホルモンが働かないために陰毛などが発生しないともいわれる。
自己・周囲の認知[編集]
仮性半陰陽の場合、外見的には表に出ている男性または女性そのものであることも少なくないため、周囲はおろか当人も全くそれに気づかない場合もある。精巣や卵巣も形成され、たとえ遺伝子情報のそれと反していても、外見通りの性別に成人する。
たとえば遺伝子は男性だが女性の形態をとる男性仮性半陰陽の場合、本人もそれと知らずに結婚、一生を女性として過ごすこともある。ただしこの場合、膣はあるものの子宮が痕跡的で少なくとも機能しないため、自然な妊娠はできない。少なくとも現在のところ、男性仮性半陰陽の女性が出産にまで至った事例は知られていない。
社会認知[編集]
社会的には現在、半陰陽の状態を持つ人々は差別以前に日本ではほとんど認知されていない。
ごく最近では、性的ファンタジーとしての両性具有ではない、半陰陽の状態を持つ人の現実的な問題を描いた漫画『IS〜男でも女でもない性〜』(著:六花チヨ、講談社刊)が話題となり、以前より少しは半陰陽の状態を持つ人々の存在が認知されるようになった。しかし、これらの作品でも半陰陽について分かりやすい解説を加えているにもかかわらず、その概念が理解できず、未だに「性同一性障害」「トランスジェンダー」と混同している人は少なくない。
法的対応[編集]
出生直後に外見上の性別が不明瞭である場合、出生届等で性別留保という手続きをすれば戸籍には性別は記載されない。 また、一度登録した戸籍性を出生時の性別判断の誤である「性別錯誤」としてもう一方の性に訂正することが可能であるが、性別錯誤に該当するものは染色体の性と反対の性を登録された場合に染色体の性と同様の性に訂正することに限られるなど、その適用範囲は狭い。
手術[編集]
現在、日本で半陰陽の状態を持つ子が生まれた場合、整形手術が行われることが多い。特に生まれてすぐに手術を行うことで生殖能力の保持に関わるケースなどもあり、医師と親の判断に任されることが多々ある。しかし、本人の身体についての説明が十分でない場合、後に本人のアイデンティティを揺るがすことがある。手術をすることによって初めて自分の体に満足する人もいるが、当事者団体では、半陰陽の状態を持つ子供が生まれた場合、即座の整形手術は健康的な問題を含まない限り避けられるべきで、かつ、男性女性どちらかで養育するように推奨している。ただし、後々で明確になる本人の性自認は尊重すべきであり、成長に合わせた柔軟性も必要である。モントリオール宣言やジョグジャカルタ原則第18原則は特にこうした十分なインフォームド・コンセントの伴わない医療介入から児童が保護される必要性を訴えている。
手術の問題点としては、説明が十分になされないゆえのアイデンティティの危機、性感帯の切除による満足の減少、また、ホルモンの減少によって骨粗鬆症になりやすくなる、精神が不安定になる場合がある。骨粗鬆症に関しては、生来的なホルモン不足により起こることがほとんどで、その上ではホルモン投与などの治療はむしろ推奨される。
半陰陽に関連する人物[編集]
橋本秀雄:日本半陰陽者協会代表。
ジョン・マネー:アメリカの心理学者・性科学者で、半陰陽の研究で有名。身体的性別とは別個にあるジェンダー・アイデンティティを見いだした。「ジェンダー・アイデンティティの形成は、生物学的要因による先天的なものか環境要因による後天的なものか」との論争において、環境要因を重視し、外性器を失った男児デイヴィッド・ライマーを女児として育てさせるよう両親に勧め、女性としてのジェンダー・アイデンティティを獲得するようカウンセリングをおこなった。しかし当のライマーは環境によって女性であることのジェンダー・アイデンティティを持つことはなく、この悲劇を防ぐために自らの体験談を世間に公表した。
スタニスラワ・ワラシェビッチ:元陸上競技選手。女性選手として新記録を残したが、死後、両性具有者であることが判明した。
キャスター・セメンヤ:南アフリカ共和国の陸上競技選手。2009年世界陸上女子800mで優勝し、その後の医学的検査で両性具有者と判明したと報じられた。[8]
半陰陽に関連する作品[編集]
美少女戦士セーラームーン - 武内直子の漫画。登場人物の「天王はるか」は半陰陽という設定(アニメでは男装の女性に変更)。
シドニアの騎士 - 弐瓶勉の漫画。登場人物の「科戸瀬イザナ」は遺伝子改造による人工的な半陰陽の人物。
性別なんて決められない!、恋せよオトメン☆ - 自身も半陰陽である漫画家矢吹レオのエッセイ漫画。
すぷりんたあ - 寺内大吉の小説。 セックス・チェック 第二の性 - 「すぷりんたあ」を原作とする増村保造監督の映画。
仮面の女 - 「すぷりんたあ」を原作とするテレビドラマ。
二分割幽霊奇譚 - 新井素子の小説。
IS〜男でも女でもない性〜 - 六花チヨの漫画。及び、漫画原作を元にしたドラマ作品。
革命の日 - つだみきよの漫画。
インターセックス (小説) - 帚木蓬生の小説。
指し手の顔 脳男2 - 首藤瓜於の小説。
絡新婦の理 - 京極夏彦の小説。
ゆうやみ特攻隊 - 押切蓮介の漫画。
ツイテル彼女。 - 二区の漫画。
リング (鈴木光司の小説)
俺達は爆発します? - 本知そらの同人誌
脚注[編集]
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注釈[編集]
出典[編集]
1.^ NCID BA87153387
2.^ 東優子(2010). 非典型的な「性」をめぐる性科学の言説(第3回講演)女性学連続講演会. 14, p.48-70.
3.^ “半陰陽の芸能人・有名人と半陰陽の芸能人の割合|漫画家”. 2018年6月23日閲覧。
4.^ 横田 & 迫間 1935, pp. 785-786
5.^ 横田 & 迫間 1935, p. 788
6.^ 酒徳, 治三郎;卜部, 敏人.真性半陰陽の1例.泌尿器科紀要 (1957), 3(3): 221-225.)
7.^ 性分化異常症の管理に関する合意見解 (PDF) (日本小児内分泌学会性分化委員会、2008年 (平成20年) 3月1日付)
8.^ “性別疑惑のセメンヤは両性具有、オーストラリア紙が報じる 国際ニュース : AFPBB News”. 2013年1月閲覧。
参考文献[編集]
横田浩吉; 迫間忠義 「半陰陽」 (pdf)、『京都府立医科大学雑誌』 第15巻第3号785-794頁、1935年。 NAID 110007118953。2009年10月3日閲覧。
関連項目[編集]
性別 - 男性 - 女性
性決定遺伝子
雌雄モザイク
外部リンク[編集]
ウィキメディア・コモンズには、半陰陽に関連するカテゴリがあります。
日本インターセックス・イニシアティヴ
ISNA 北米インターセックス協会
DSD(性分化疾患)を持つ子どもと家族の情報サイト ネクスDSDジャパン(日本)
性分化疾患:家族のためのハンドブック(日本)
様々な体の性の発達状態(性分化疾患)を持つ人々と家族のサポートムービー(日本)
日本大百科全書(ニッポニカ)『半陰陽』 - コトバンク
アンドロゲン不応症(アンドロゲンふおうしょう)(英: Androgen Insensitivity Syndrome、略称:AIS)は、性分化疾患の原因となる疾患のひとつ。
目次 [非表示]
1 概要
2 対応
3 別名
4 関連図書
5 関連項目
6 外部リンク
7 脚注
概要[編集]
男性仮性半陰陽に分類される。男性ホルモン(アンドロゲン)を分泌できるものの、アンドロゲン受容体が働いていないためアンドロゲンの全部または一部を感知できず、男性への性分化に障害が生じる。アンドロゲンの全部を感知しないものを完全型アンドロゲン不応症(CAIS)、一部を感知しないものを部分型アンドロゲン不応症(PAIS)という。
アンドロゲン不応症患者は通常、性染色体としてXY型(男性型)を持っている(XXの女性型であればアンドロゲン不応症であっても特に症状はなく、疾患として発見されないが保因者(英語版)となる)。そのため性腺は精巣をもつが体内にとどまる(停留精巣)。外性器はアンドロゲンに反応しないため完全型では女性型へと性分化し、部分型では男性型とも女性型とも判別しがたい形になることが多い。
完全型では出生時に発覚することはほとんどなく、通常の女児として養育される。性自認も女性である。思春期になって第二次性徴が起きても初潮が来ない(原発性無月経)ことから、産婦人科などを受診してこの疾患が発見されるケースがほとんどである。外見上は正常な女性で膣も持つが盲端(もうたん)(端がふさがっている)に終わり、性交に必要な長さを持たないこともある。子宮を持たないため妊娠・出産は不可能である。部分型では外性器の形状により男児として養育されることもある。
アンドロゲン不応症はX染色体依存の伴性遺伝であり、母親が保因者であることが多い。
対応[編集]
実は「染色体が男性に多い46,XYである(女性としては、比較的稀である)」であったということ、妊娠・出産は不可能ということなど、多感な思春期の女性に対して大きな精神的打撃を与える恐れが大きい疾患である。そのため、精神的なケアが最も重要となる。アンドロゲン不応症と診断されても、特に完全型では、そのまま女性として生きていく人がほとんどである。
また、停留精巣はがん化するリスクが高いために早期に摘出手術を行う必要があると言われているが、成人前にがん化することは少ないため、現在では第二次性徴が完了した思春期以降に精巣摘出が行われている。思春期前に性腺を除去してしまうと、第二次性徴に必要なホルモン量が自前では不足するためである。なお、一般の男女でもそうだが、分泌された男性ホルモンの一部は体内で女性ホルモンに変換されて機能しており、完全型のアンドロゲン不応症であっても精巣からのホルモン分泌が乳房の発育や女性らしい体型を形作るための重要な供給源となる。精巣摘出後は更年期障害を防ぐためにホルモン補充療法によって女性ホルモンを補充する。ホルモン補充療法は一生涯にわたるため、精巣摘出の判断は慎重にしなければならない。精巣を摘出せず、こまめに検診を受けて経過観察を行う場合もある。特に完全型では、部分型の停留精巣はがん化リスクが高い(50%)のに対し、あえて摘出を必須とするほど高くない(2%)と見られる。[1]
膣が短いケースでは造膣術(英語版)を行って膣を延長することがある。
別名[編集]
アンドロゲン不応症は精巣(性)女性化症(候群)、睾丸(性)女性化症(候群)(Testicular feminization syndrome)とも呼ばれる。この疾患名は患者に精神的打撃が大きいとされ、患者当事者の要望もあったため、現在ではほとんど用いられない。
関連図書[編集]
橋本秀雄 『男でも女でもない性・完全版 ― インターセックス(半陰陽)を生きる』 青弓社、2004年。ISBN 4-7872-3227-4。OCLC 123057441。
緒方勤、堀川玲子・長谷川奉延・ほか「性分化異常症の管理に関する合意見解 (PDF) 」 、『日本小児科学会雑誌』第112巻第3号、日本小児科学会、2008年3月1日、 565-578頁、 ISSN 00016543、 NAID 10024132484。
関連項目[編集]
性分化疾患
インターセックス
半陰陽
イーデン・アトウッド(Eden Atwood) - この疾患を持つジャズ歌手。
外部リンク[編集]
The Secret of Women with Male DNA (英語)
AIS/DSD Support Group for Women and Families(アンドロゲン不応症の女性のためのサポートグループ:アメリカ) (英語)
Androgen Insensitivity Syndrome Support Group (アンドロゲン不応症サポートグループ:イギリス) (英語)
DSD(性分化疾患)を持つ子どもと家族の情報サイト ネクスDSDジャパン(日本)
性分化疾患:家族のためのハンドブック(日本)
様々な体の性の発達状態(性分化疾患)を持つ人々と家族のサポートムービー(日本)
「現象論」とは
起きている現象をそのまま受け入れ
それを「真実」と「認識」し、
そこで論を「完結」させる「理論」のことである。
一方、
「本質論」とは
起きている「現象」の奥深く
背後に隠れる
見えない「正体」や「本性」や
「本質」を「洞察」する「理論」のことを言う。
我々日本人は
「権威主義」的な性向があり
「現象論」が大好きである。
ようするに
「権威」に丸め込まれ
だまされるのが大好きな
国民性を持っている。
まさに
「だまされることを欲し、だまされる」
ことに至福を感じる国民性を内包している。
たとえば、
糖質を食うと
血糖値が上昇する。
一般には権威発信の情報では、
この血糖値の上昇は良くないと言われているから
下げなければいけない・・
と条件反射である。
この場合、
二つの選択肢がある。
ひとつは、
血糖値を上昇させるるのは
糖質の摂取だから
糖質を摂取しなければいいという選択肢。
もうひとつは、
あがった血糖値をサプリメントで下げたり
糖質を食べる前に繊維質を食べて
血糖値の上昇を少し抑制するやり方
(糖尿病患者でガイドラインを踏襲している糖尿病患者は
インスリン注射で糖質摂取で上昇した血糖値を下げる)
このどれも現象論を踏襲した
手法である。
では、現象論を乗り越え、
本質論で
この案件を捉えてみよう
実は、血糖値上昇が問題ではなく
血糖値上昇で分泌される
追加インスリン分泌が問題になるのである。
追加インスリン分泌は
血糖値を下げる時に
その血糖を脂肪に変える作用があり
内臓脂肪、体脂肪を増加させ、
体重増を促し
肥満に導き
血管に圧力を加え
血管が狭窄し
血圧上昇に導く
さらに中性脂肪の増加は
インスリン抵抗性を亢進させ
インスリンの効きを悪化させ
結果的にその人を糖尿病に導く。
さらに追加インスリン分泌は
活性酸素を大量に発生させ
血管内皮を傷つけ
血管内皮に炎症を引き起こし
動脈硬化に導き
血管内皮が動脈硬化で狭窄し
血圧が上昇する。
最終的に脳卒中や心筋梗塞に
導かれる。
まとめると
血糖値の上昇自体は
活性酸素を発生させたり
脂肪酸合成を亢進させたりもしない。
血糖値の上昇で
追加インスリン分泌が始まると
生体の負の連鎖が始まるのである。
日本国民の医師を含めた99.9%が
血糖値の上昇が
悪いと言うが、
血糖値の上昇はダミーで
黒幕は追加インスリン分泌なのである。
なぜこんなばかげた話が
一世紀に渡り続いているのか?
血糖値の上昇が良くない
と洗脳すれば
ひたすら血糖値を下げることに
熱心になり
黒幕である追加インスリン分泌や
悪魔のインスリン注射が
救世主になるからである。
悪魔を救世主にでっち上げるには
血糖値の上昇を悪に洗脳する必要があるのである。
リリー社はこの
「血糖値の上昇は悪いことですから
インスリン注射で血糖値を下げましょう!」
※糖質を糖尿病患者に食わせて、
リリー社のインスリン注射で下げる、
悪名高きマッチポンプ医療を、
かっこよく「血糖コントロール」と命名した。
このリリー社の悪意に満ちた
合言葉で
リリーは巨万の富を得て
その結果、糖尿病患者の懐が寂しくなり
その糖尿病患者が
インスリン注射の副作用と薬害で
失明し、足を切断し、透析患者にさせられたのである
このように
現象論に支配されると
本質を見失い
権威に翻弄され地獄を見ることになのである。
夢とは何か?
その答えは現代の科学ではいまだ解明されていない。
通常、レム睡眠の時に夢をみるとされている。
最近ではノンレム睡眠でも夢をみるという研究者が登場して
論争を繰り広げている。
ただ問題の本質はここにはない。
みるべき視点は、
人間が睡眠中に脳が活動したり
休息したりしているということである。
一般的にレム睡眠の時に脳が活動しているから夢を見ている
と短絡的に解釈しているだけの話である。
ノンレム睡眠でも脳が活動している場合があり
その時も夢を見ているのだと結論付けているが
それはそれで問題はない。
重要なのは、脳が活動しているから
夢を見ていると短絡的に決め付けるのは
どうかと思う。
夢を見てると言うことは意識があるということである。
脳が活動しても意識されない活動もあるのだ。
さて、本題に移ろう。
夢を見てると言うことは
脳は活動して意識があるということである。
夢を形作るものは
記憶、想像、願望、潜在意識などが
まぜこぜになり、夢を形成する。
夢はすなわち
混沌と不条理と矛盾に包まれた幻のようなものだが、
ある種の統合された主観の物語である。
さて、ではなぜ我々は夢を見るのか?
なぜ、夢が必要なのか?
答えはそう難しくない。
睡眠中、継続的に夢を見ているわけではない
一般的にはレム睡眠時に夢をみて
ノンレム睡眠時に夢をみず、
脳は休止していると理解されている。
この仮説に基づくと、
我々の睡眠中は、
脳を休めながら
脳を活動させている
ことに気づくはずである。
これは何を意味するか?
脳は持続的に休ませることはできない臓器なのである。
ある意味、これは心臓に似ている。
心臓もミトコンドリア主体の遅筋で構成されている
脳もミトコンドリアで主体の細胞であるニューロンで構成されている。
ただ、睡眠中に心臓は休まないが
脳のニューロンは休憩してもいいのである。
答えが見えてきただろう。
すなわち脳は細切れの休息が可能だが
持続的な休息をすると脳は機能を失うのである。
その為に、
睡眠中、細切れに夢を見させて意識を細切れに喚起させ
短時間だけ、
脳を覚醒時と同じくらいのレベルで活動させるのである。
わかりやすく言えば
夢は車のエンジンでいえばアイドリングなのである。
車もアイドリングを失うとエンストを起こす。
脳にもアイドリング(夢=脳の細切れの活動)が必要なのである。
確かに夢には大胆に潜在意識、願望、恐怖、恐れ、記憶、強迫観念などが
ランダムに出ては入って混沌を極めた物語を作るが、
その夢の内容で抑圧された潜在意識を分析して
その人物の深層心理を推し量るものもあるが、
それをまったく否定はしないが、
私は、もっととりとめもないごちゃ混ぜの
記憶や潜在意識をランダムに意味もなく登場させたものが
夢だろうと思う。
その中で偶然、潜在意識が顕著に現れ
その人物の深層心理分析に役に立つことはあるとは思うが、
夢を分析すればその人の潜在意識から
深層心理の分析がいつも可能になるというのは
夢分析を過大評価していると思わざるおえない。
夢の本質は脳のアイドリング運動であり、
脳を完全に眠らせないための
生体防御システムなのである。
ダンバー数(ダンバーすう、英: Dunbar's number)とは、人間が安定的な社会関係を維持できるとされる人数の認知的な上限である。ここでいう関係とは、ある個人が、各人の事を知っていて、さらに、各人がお互いにどのような関係にあるのかをも知っている、というものを指す[1][2]。 ダンバー数は、1990年代に、イギリスの人類学者であるロビン・ダンバーによって初めて提案された。彼は、霊長類の脳の大きさと平均的な群れの大きさとの間に相関関係を見出した[3]。ダンバーは、平均的な人間の脳の大きさを計算し、霊長類の結果から推定する事によって、人間が円滑に安定して維持できる関係は150人程度であると提案した[4]。 ダンバーはこれについて、「もしあなたがバーで偶然出会って、その場で突然一緒に酒を飲むことになったとしても、気まずさを感じないような人達のことだ」というように咬み砕いて説明している[5]。
ダンバー数を超えると、大抵の場合で、グループの団結と安定を維持するためには、より拘束性のある規則や法規や強制的なノルマが必要になると考えられている。ダンバー数については、150という値がよく用いられるが、100から250の間であろうと考えられている[6][7]。 ダンバー数とは、知り合いであり、かつ、社会的接触を保持している関係の人の数のことである。社会的交流が途絶えた知人についてはその数に含まれず、また、知っているが持続的社会関係を欠く相手も含まれない。このような知人の数は、ダンバー数よりも遥かに大きな数になるのが普通であり、それは長期記憶容量の大きさに関係するのであろう。
ダンバーは「この限界は、相対的な新皮質の容量の直接的な作用であり、これが集団の大きさを制限する。[...] 新皮質の処理能力上の制限は、安定的な人間関係が維持される個体の数に直結する。」と理論づけている。ダンバー数の境界部分には、高校時代の友人など、もし再会すればすぐに交友関係が結ばれるであろう過去の同僚が含まれる[8]。
目次 [非表示]
1 研究の背景
2 別の数値
3 批判
4 普及
5 関連項目
6 脚注
7 参考文献
8 外部リンク
研究の背景[編集]
霊長類学者の指摘によると、霊長類は高い社会性を有するため、一般的には社会的グルーミングによって、社会集団の他のメンバーと個人的な結びつきを維持しているはずだと考えられている。そのような社会的集団は、彼らが属する集団全体の中で防衛的な徒党として機能する。一頭の霊長類が把捉できる社会集団のメンバー数は、新皮質の容量によって上限が決められるようである。
1992年、ダンバーは人間の集団の大きさを推定するために、人間以外の霊長類から観察できる相関関係を利用した[1]。38種類の霊長類のデータから回帰方程式を用いて、人間の平均的な集団の大きさは148(四捨五入して150とされる)であると、ダンバーは推定した。この結果についてダンバーは、大きな誤差測定(100〜230の95%信頼区間)があるため、試験的な数値であるとしている[1]。
そして、ダンバーはこの推定値を実際に観察できる人間集団の数と比較した。現在の平均的な人間の新皮質の容量は、更新世である約25万年前には発達していたという推定に立ち、ダンバーは、人類学と民族誌学の文献を調査し、様々な狩猟採集社会の人口調査などから集団数についての情報を得た。そのような狩猟採集社会は、現存する社会集団の中では、更新世の社会に最も近い存在であろうと人類学者は位置付けている。ダンバーは諸集団を小中大の三つの集団に分類する事ができると言う。それらはbands、cultural lineage groups、tribesに相当し、それぞれの集団数は30〜50、100〜200、500〜2500であるとする。
ダンバーによる村落と部族の大きさについての調査もまた、この予測値に近似していることを示している。例えば、新石器時代の農村の規模の推定値は150、フッター派の定住場所が分割する時の人数は150、学術上の一つの専門分野における学者の数の上限は200、古代ローマと16世紀以降から現代までの正規軍の基本的な単位は150、中隊の適切な大きさとされる数、などの事例がある。
平均150という数字が成立するのは、密集によって高い利益を得られる集団のみに限られると、ダンバーは主張している。そのような大きさの集団の団結を維持するためには、集団全体の42%もの時間を社会的グルーミングに費やす必要があると、ダンバーは推定している。具体的には、自給自足の村落、遊牧民、昔の軍組織など、厳しい生存圧に曝されている集団のみが、平均150という値に到達している。さらにダンバーは、そのような集団は、ほぼすべての場合において、物理的に密接していると指摘する。「集団数の上限は、社会的な分散の度合いに左右されると推測できるだろう。分散度の高い社会においては、個々が接触する機会は少なく、そのため互いの親密さも低減し、その結果として、集団数は小さなものになるはずである。」そのため、厳しい環境や経済的な圧力など、明瞭な必要性が存在する場合にのみ上限150の集団は成立する。
ダンバーは、『ことばの起源』の中で、言語は「安価な」社会的グルーミングの手段として出現し、それによって原始人は社会的団結の維持を効率良く行えるようになったという説を提案している。ダンバーの推測によると、仮に言語が無いとすれば、全体の半分近くの時間を社会的グルーミングに割く必要があり、このような状況では生産性のある協力的な行為はほぼ不可能になるだろう。言語は、物理的あるいは社会的な親密さに必要となる経費を低減しながら、社会の団結を維持することを可能にしたのであろう[9] 。 この結果は、社会脳仮説の数学的定式化によって確認されている。これが示すところによると、言語によって初めて可能になる複雑なコミュニケーション無くして、脳の容量の増加が大きな集団につながったという状況は、起こり得ないとされる[10]。
ダンバー数は、人類学や進化心理学や統計学や企業経営の分野でも研究の対象になっている[11]。例えば、ソーシャルソフトウェアの開発者も、プログラムが処理すべきソーシャルネットワークの大きさを知る必要があるため、ダンバー数に注目している。また、現代の軍隊でも、部隊の団結や士気の維持向上に関する方策の裏付けあるいは反駁のために、軍の心理学者達はそのようなデータを集めている。最近の研究では、ダンバー数は、オンラインソーシャルネットワーク[12] [13] や携帯電話などのコミュニケーションネットワークにも適用できるとしている[14]。
別の数値[編集]
人類学者のH. Russell Bernard とPeter Killworth とその協力者達は、アメリカ合衆国において幾つかの実地調査を行い、その結果、ダンバー数の約2倍に相当する平均290という推定値を見出した。高値側に分布の分散があったために、中央値はやや低く231であったが、この数値でも明らかにダンバー数より大きい。人間の社会的ネットワークの最大限度についてのBernardとKillworthによる推測値は、複数の調査法による様々な集団を対象とした数多くの実施調査に基づいている。この数値は、複数の平均値を平均したものではなく、同一の結果が複数回得られている[15][16][17]。しかしながらBernardとKillworthによる値は、ダンバー数程には知られていない。
批判[編集]
Philip Liebermanによると、30〜50人規模の小規模集団(band societies)においては、原始的な農業も無い状態で、栄養面における制約がどの程度の集団規模を維持できるかを限定している。大きな人の脳は類人猿の脳よりもエネルギーを消費するわけであり、150人程の集団は旧石器時代には生き残らなかったであろうと彼は主張している[18]。人間の脳よりずっと小さくても、さらには哺乳類の脳でも、社会的関係を維持できることは知られている。階級を持つ社会性昆虫は個々の地位を理解している(例えばアシナガバチは約80個体の社会を構成している)[19]。また、単純な反応をプログラムされた仮想自律エージェントは、コンピュータシミュレーションで、霊長類学において "ape politics"と呼ばれるものを再現している[20]。
普及[編集]
心理学者のデニス・フォックスは、1985年の"Psychology, Ideology, Utopia, & the Commons"という論文で、ダンバー数と類似した概念を提唱し、それは無政府状態、政治、コモンズの悲劇に適用できるとした[21]。
マルコム・グラッドウェルは2000年に発表した有名な著書『ティッピング・ポイント』でダンバー数を論じている。グラッドウェルは、ゴアテックスのブランドで知られるWLゴア&アソシエイツの事例を挙げている。同社の経営陣は、試行錯誤の結果、150以上の従業員が一つの社屋で働いている場合、様々な社会的な問題が発生することを発見した。同社は、150人と150台分の駐車場所を上限とした社屋を建てるようにし、駐車場所が満杯になると、もう一つの150人用の社屋を建てた。ほとんど離れていない距離に建てられた社屋もある。また、同社は、open allocationの企業構造を持っていることでも知られている。
ダンバー数はヴァーチャルコミュニティーの研究においても用いられている。特に、ウルティマオンラインといったMMORPGやFacebook[22](ダンバー自身、2010年にFacebookの調査を行った[3]。)やMySpace[23] などのソーシャルネットワークサービスがその例である。
スウェーデンの税務当局は、2007年に、ダンバーの調査を参考にして、一つのオフィス当たり150人の職員を上限とする機能編成を計画した[24]。
Cracked.comの編集者のデイビット・ウォンは2007年に"What is the Monkeysphere?" というユーモラスな記事でダンバー数を解説している[25]。
2012年のデイビット・ウォンによる小説”This Book is Full of Spiders”で、登場人物のマルコーニはデイビットに、ダンバー数の人間社会への影響を説く。マルコーニの説明によると、ダンバー数の限界が個人に与える影響によって、人種差別や外国人恐怖症、さらに個人が属する集団外の人々の痛苦への無関心といった現象を説明することができるという[26]。
関連項目[編集]
ロビン・ダンバー
中隊
言語の起源
Allen curve
Bowling Alone
Continuum concept
脚注[編集]
1.^ a b c Dunbar, R. I. M. (1992). “Neocortex size as a constraint on group size in primates”. Journal of Human Evolution 22 (6): 469–493. doi:10.1016/0047-2484(92)90081-J.
2.^ Gladwell, Malcolm (2000). The Tipping Point – How Little Things Make a Big Difference. Little, Brown and Company. pp. 177–181, 185–186. ISBN 0-316-34662-4.
3.^ a b http://news.cnet.com/8301-13506_3-10440330-17.html
4.^ Purves, D. (2008). Principles of cognitive neuroscience. Sinauer Associates Inc.
5.^ Dunbar, Robin (1998). Grooming, gossip, and the evolution of language (1st Harvard University Press paperback ed.). Cambridge, Mass.: Harvard University Press. p. 77. ISBN 0674363361 2016年12月17日閲覧。.
6.^ Hernando, A.; Villuendas, D.; Vesperinas, C.; Abad, M.; Plastino, A. (2009). “Unravelling the size distribution of social groups with information theory on complex networks”. Preprint. arXiv:0905.3704.
7.^ “Don't Believe Facebook; You Only Have 150 Friends”. NPR. (2011年6月4日)
8.^ Carl Bialik (2007年11月16日). “Sorry, You May Have Gone Over Your Limit Of Network Friends”. The Wall Street Journal Online 2007年12月2日閲覧。
9.^ Dunbar, Robin (1998). Grooming, Gossip, and the Evolution of Language. Harvard University Press. ISBN 0-674-36336-1.
10.^ Dávid-Barrett, T.; Dunbar, R. I. M. (2013-08-22). “Processing power limits social group size: computational evidence for the cognitive costs of sociality” (英語). Proc. R. Soc. B 280 (1765): 20131151. doi:10.1098/rspb.2013.1151. ISSN 0962-8452. PMC 3712454. PMID 23804623.
11.^ Nuno Themudo (2007年3月23日). “Virtual Resistance: Internet-mediated Networks (Dotcauses) and Collective Action Against Neoliberalism (pg. 36)”. University of Pittsburgh, University Center for International Studies. 2009年7月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年12月2日閲覧。
12.^ “Modeling Users' Activity on Twitter Networks: Validation of Dunbar's Number” (2011年5月28日). 2017年7月21日閲覧。
13.^ Validation of Dunbar's number in Twitter conversations, Bruno Goncalves, Nicola Perra, Alessandro Vespignani
14.^ Giovanna Miritello; Esteban Moro; Rubén Lara; Rocío Martínez-López; John Belchamber; Sam G.B. Roberts; Robin I.M. Dunbar. Time as a limited resource: Communication strategy in mobile phone networks. doi:10.1016/j.socnet.2013.01.003.
15.^ McCarty, C.; Killworth, P. D.; Bernard, H. R.; Johnsen, E.; Shelley, G. (2000). “Comparing Two Methods for Estimating Network Size”. Human Organization 60 (1): 28–39. オリジナルの2013年1月28日時点によるアーカイブ。.
16.^ Bernard, H. R.; Shelley, G. A.; Killworth, P. (1987). “How much of a network does the GSS and RSW dredge up?”. Social Networks 9: 49. doi:10.1016/0378-8733(87)90017-7.
17.^ H. Russell Bernard. "Honoring Peter Killworth's contribution to social network theory." Paper presented to the University of Southampton, 28 September 2006. http://nersp.osg.ufl.edu/~ufruss/
18.^ The Unpredictable Species: What Makes Humans Unique, Philip Lieberman
19.^ David Attenborough: Micro Monsters 3D
20.^ How the Body Shapes the Way We Think :A New View of Intelligence, Rolf Pfeifer, Josh Bongard
21.^ http://www.dennisfox.net/papers/commons.html
22.^ “Primates on Facebook”. The Economist. (2009年2月26日)
23.^ One example is Christopher Allen, "Dunbar, Altruistic Punishment, and Meta-Moderation".
24.^ “Swedish tax collectors organized by apes”. The Local – Sweden's news in English (2007年7月23日). 2017年7月21日閲覧。
25.^ “What is the Monkeysphere?”. 2015年11月23日閲覧。
26.^ Wong, David (2012). This Book is Full of Spiders. NY: St. Martin's Press. pp. 295–296.
参考文献[編集]
Healy, S. D.; Rowe, C. (2007). “A critique of comparative studies of brain size”. Proceedings of the Royal Society B: Biological Sciences 274 (1609): 453–464.
Dunbar, R.I.M. (June 1992). “Neocortex size as a constraint on group size in primates”. Journal of Human Evolution 22 (6): 469–493. doi:10.1016/0047-2484(92)90081-J.
Dunbar, R.I.M. (1993). “Coevolution of neocortical size, group size and language in humans”. Behavioral and Brain Sciences 16 (4): 681–735.
Edney, J.J. (1981a). “Paradoxes on the commons: Scarcity and the problem of equality”. Journal of Community Psychology 9: 3–34.
Sawaguchi, T.; Kudo, H. (1990). “Neocortical development and social structure in primates”. Primates 31: 283–290.
Wong, David (2005) Inside the Monkeysphere, [1], a semi-satirical introduction to Dunbar's Number for the average internet user.
外部リンク[編集]
"The ultimate brain teaser" – an article on Dunbar's research at University of Liverpool Research Intelligence
Some speculations about a correlation between the monkeysphere and guild size in online multiplayer role-playing games
The Dunbar Number as a Limit to Group Sizes by Christopher Allen – applying Dunbar's number to on-line gaming, social software, collaboration, trust, security, privacy, and internet tools, by Christopher Allen
Robin Dunbar: How Many Friends Does One Person Need? Fora.TV talk at the RSA
What is the Monkeysphere? By David Wong at Cracked
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E6%95%B0
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/705.html
寡頭制の鉄則(かとうせいのてっそく、独: ehernes Gesetz der Oligarchie、英: iron law of oligarchy)とは、一定規模以上の社会集団において、少数者による多数者に対する支配が必然的に実現されるというもので、ドイツの社会学者ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)によって提唱された概念である。
理論成立の背景[編集]
ミヒェルスは学生時代より社会主義運動へ傾倒し、無階級の平等社会実現を目指して活動をしていたが、彼が参加したドイツ社会民主党(SPD)が、当時(20世紀初頭)において最も民主的とされ、革命によって真の平等社会を実現するとしながら、指導の名の下で少数の党幹部による党員の組織化・支配が行われている状況を目の当たりにすることになる。そのような中で、彼はいかなる組織・集団においても少数者支配(寡頭制化)は避けられない現実だという結論を導き出すことになった。
ミヒェルスの寡頭制理論は、ガエターノ・モスカ、ヴィルフレド・パレート、マックス・ヴェーバーなどの政治学者や社会学者によって示されたエリート論・組織 (社会科学)論の影響の下で、SPDでの経験とヨーロッパにおける他の社会主義政党・労働組合などの大衆組織の研究を通じて定式化された。
彼の政党・大衆組織の研究は『現代民主主義における政党の社会学』(1911)としてまとめられ、発刊後数多くの批判を受ける一方で、「パレートの法則」とならぶエリート論として大きな注目を集めて高い評価を得ることとなった。
理論の概要[編集]
あらゆる組織・集団(共同体、団体)は、規模が拡大すれば必ず少数の指導者による支配が実現される。
組織・集団は、目的を実現するために多数の成員を集め、社会における発言権を強化しようとする。
成員が増加して規模が拡大していくにつれて、巨大な組織・集団の運営が複雑化・専門化していく(官僚制化)。
一般の成員は、複雑化・専門化した組織・集団を管理する技能を持たないため、少数の指導者たちに運営を任せ、依存するようになる。
このことが少数の指導者たちが強大な権限を確保させ、一般成員の支配を可能とする。
そして指導者たちは、地位を保持するために、自らを批判する者たちを排除しようとする(このことをミヒェルスはボナパルティズムと呼んでいる)。指導者らは、自らが一般の成員から選ばれたことを根拠にして、自らが民主制に則っていると主張する。そのうえで、批判する者を「反民主的」ないし「反体制的」「社会転覆を画策している」などのように中傷する。
さらに一般成員からの批判に対しては、指導者が辞意を表明して組織崩壊を暗示させることにより批判をねじ伏せ、その地位を強化していく。
たとえ、一般成員の批判によって既存の指導者たちが辞任に追い込まれても、結局は指導部が入れ替わるだけで、本質的に寡頭制のしくみ自体は変わることがない。
以上の事柄は、巨大化した組織・集団が目的を実現するためには強い団結と統一した集団行動が必要不可欠となり、その結果一般成員(大衆)は、少数の指導者に強大な権限を与え、それに服従しなければならなくなるということを示している。つまり、民主主義・平等社会実現のために、組織・集団内において民主主義・平等主義を捨て去らねばならないということである。
したがって、少数者による支配はあらゆる組織・集団において貫徹される不可避の鉄則となるというのが、ミヒェルスの寡頭制理論の概要である。
参考文献[編集]
ロベルト・ミヘルス(森博、樋口晟子訳)『現代民主主義における政党の社会学-集団活動の寡頭制的傾向についての研究』(木鐸社)
Robert Michels, Zur Sociologie des Parteiwesens in der modernen Demokratie - Untersuchungen über die Oligarchischen Tendenzen des Gruppenlebens. (1957) ISBN 4833200058作田啓一・井上俊編『命題コレクション 社会学』(筑摩書房)ISBN 4480852921
綿貫譲治編『社会学講座(7)政治社会学』(東京大学出版会)ISBN 4130540572
秋元律郎・森博・曾根中清司編『政治社会学入門 市民デモクラシーの条件』(有斐閣[有斐閣選書])ISBN 4641082537
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%A1%E9%A0%AD%E5%88%B6%E3%81%AE%E9%89%84%E5%89%87
日本では、「水戸黄門」はじめ、
様々な勧善懲悪のドラマがある。
海外に目を向けると
勧善懲悪の世界観が時代遅れになりつつあることを
ひしひしと感じる。
ゲーム・オブ・スローンズも
シーズン7までは、勧善懲悪ではない。
そして、既に紹介したブラックリストも
FBIがレイモンドという巨悪犯罪者の
情報的提供で
操られ
悪のルビコン川を渡るのである。
このときにFBIの捜査員に
ココロのよりどころが必要になる。
それが
「毒は毒で持って制す」である。
悪に対峙する時に
正義や善で対峙しても
無力なのだ。
FBIの捜査員は
最初はレイモンドのこの方法論に
嫌悪を示したが
圧倒的なパワーで
次々と凶悪犯罪者が
レイモンドの
「毒は毒で持って制す」
言い換えれば、
「悪は悪で制す」
で成果を生み出す姿に
圧倒され
ひれ伏し
結果的に
FBI郵便局は
レイモンドの舎弟になるのである。
わかりやすく言えば、
きれいごとでは
極悪犯罪人を追い詰めれないし
捕まえることはできない。
大義名分なんて掲げた時点で
悪党どもに返り討ちにあって
FBIの捜査官は
殉職するのである。
海外ドラマ「ブラックリスト」は
現代の西部劇である。
悪党どもを
初老のレイモンドが
一瞬たりとも躊躇せず
射殺する。
レイモンドの正確無比な早撃ちは
シェーンに匹敵する。
わがままレイモンドを
補佐するのが
デンベ、
デンベほど口数が少なく
目で語ろうとする
男も少ない。
一見すると銃の達人、
格闘の達人で
単なる黒人マッチョのコワモテ用心棒のようだが
デンベはインテりである。
まあ、日本では、勧善懲悪がまだまだ
お茶の間のスタンダードだが、
やがて、
勧善懲悪など過去の遺物になるような勢いで
アメリカドラマ界は
悪を極めようと、
悪は悪でもって制すに
シフトし始めている。
でも、現実の世界はこのようになっているのだ。
映画「ファーストマン」観た。
NASA礼賛、
アメリカ礼賛、
アームストロング礼賛、
アポロ計画礼賛
だと想像していたが
またく違った。
あの映画を知性と良識と多少の宇宙科学に造詣の深い人間が観たら
人類は確かに月に行っていないことを
科学的に理解できる。
当事の宇宙科学技術は
地球の大気圏を出て
地球の周回軌道に乗って
および
地球に戻ってくるので
ギリギリのテクノロジーしか
もっていなかったのである。
地球の周回軌道を離脱して
月へ向かい
月の周回軌道を維持して
母船から
着陸船を切り離し、
着陸船が
月面着陸を行い
探査して
再度着陸船を発射させて
月を周回軌道している
母船とドッキングして、
月の周回軌道を離脱して
地球に戻るなんて
100%不可能だと言うことが
単純にわかるような映画になっている。
すでに、地球上の訓練で
多くの事故があり
失敗があり
多くの人間が死んであるのである。
あのドキュメンタリー風の映画を見ても
人類は月に行ったと
理解している人は科学ではなく
アポロ教の信者なのである。
「外に出ろ。白いか黒いかの違いだ」/香田誉士史1
2/19(火) 6:01配信
日刊スポーツ
「外に出ろ。白いか黒いかの違いだ」/香田誉士史1
05年1月、雪が残り、ピカピカに凍ったグラウンドで練習する駒大苫小牧の選手たち
全国高校野球選手権大会が100回大会を迎える今年夏までの長期連載「野球の国から 高校野球編」。名物監督の信念やそれを形づくる原点に迫る「監督シリーズ」の第6弾は、2004年(平16)夏の甲子園で北海道勢初優勝を飾った駒大苫小牧の香田誉士史さん(46=現西部ガス監督)です。雪国の常識を覆す練習法で同校を史上6校目の夏2連覇へ導きました。「徹底力」と「反骨心」でハンディを乗り越えた開拓者の挑戦を全5回でお送りします。
【写真】香田誉士史氏
「外に出ろ。グラウンドが黒いか白いかの違いだ」。香田がそう言った時、何人もの選手が耳を疑ったに違いない。04年の全国制覇で一気に知名度を上げた駒大苫小牧の冬の1日。外野ノックから始まり年々エスカレートしていった雪上練習は、いつしか紅白戦にまで発展した。一面真っ白の雪に覆われたマウンドには、後の沢村賞右腕で、現ヤンキースの田中将大も立ったことがある。
香田 将大には「甲子園だと思って投げろ」って言ったよ。ケガをする。肘を壊す。風邪をひく。そういう声はいっぱい耳にしたけど、言われれば言われるほど「うるせーよ」と。選手が、どんどん進化する。春が来なくてもいいなって思うほど楽しかった。
95年に、九州生まれの香田が駒大苫小牧に赴任してから長年「壁」となっていた冬は、10年近くたった頃、力を蓄える絶好の季節へと変貌していた。
北海道の冬は厳しい。1年のうち約5カ月もの間、グラウンドは雪に閉ざされる。太平洋に面し雪が比較的少ない苫小牧市も、例外ではない。その間、室内練習場や体育館で基礎練習を行うのが、この地方の常識だった。せっかく技術が上達しても、雪解けの頃には後退している。悩める香田を救ったのが、社会人野球の大昭和製紙北海道(94年にクラブチーム化の後、解散)で選手、監督として活躍した我喜屋優(67=現興南監督)だった。
我喜屋 北海道は冬は室内っていうのがある。「それじゃあ冬眠する熊さんと一緒だね」って言ったんだ。発想の転換。室内でも練習はできるけど、個人の動きしかできない。ならば、外でやればいい。
沖縄出身の我喜屋と佐賀育ちの香田は「外様同士」で馬があった。「目からウロコ。北海道人になりかけていた時にブスッて刺された感じ」という香田は、さっそく雪をどけ、選手を屋外に集めた。
香田の赴任4年目となる98年から在籍した磯貝剛(35=現室蘭シャークス監督)が苦笑いする。
磯貝 最初に聞いた時は「マジで!?」と思った。寒さは全然、感じない。恐怖心しかなかった。イレギュラーが多くてキツイけど、意外とやれちゃう。
練習をボイコットされたこともあった。スライディングでは二塁で止まれず、左翼前まで滑って行く選手がたくさんいた。それでも、春になって実戦を行うと、サインに対する反応は格段に良くなった。ヒントを与えた我喜屋が言う。
我喜屋 僕は香田の反骨精神を利用しただけ。寒い中で頭を使っていると、心も強くなる。雪解けとともに、精神力はもっと強くなっている。
04年夏からの3年間は、北海道民にとって「奇跡の夏」だった。全国高校野球選手権で深紅の大優勝旗が白河関どころか、一気に津軽海峡を越えた夏。翌年の2連覇。3年連続で決勝に進み最後は準優勝に終わったが、駒大苫小牧の活躍は北海道の短い夏を熱狂に包み「幻の3連覇」と呼ぶ人まで現れた。
小中高と一緒だった幼なじみの森田剛史(46=現佐賀商監督)は、香田のことを経営学者ドラッカーの言葉を借りて「チェンジリーダー」と表した。常識を覆すことを恐れず、変化を生む。初優勝時33歳の九州から北海道にやってきた青年監督の情熱と反骨心は、宿敵だった雪さえも溶かしエネルギーに変えた。(敬称略=つづく)【中島宙恵】
◆香田誉士史(こうだ・よしふみ)1971年(昭46)4月11日、佐賀県佐賀市生まれ。佐賀商で春夏3度の甲子園出場を果たし、駒大に進学。95年駒大苫小牧に赴任し、翌年監督就任。01年夏、同校を35年ぶりの甲子園に導き、04年夏、北海道勢初の全国制覇。翌05年には57年ぶり史上6度目となる夏の甲子園連覇を果たした。06年夏は早実との決勝再試合の末、準優勝。07年夏、初戦敗退後に辞任し、08年3月退職。鶴見大、社会人野球の西部ガスでコーチを務め、17年11月に西部ガス監督就任。家族は妻と2男。
(2018年1月27日付本紙掲載 年齢、肩書などは掲載時)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190219-00485551-nksports-base
警察に2度補導…父が死んで荒れた/香田誉士史2
2/20(水) 6:01配信
日刊スポーツ
警察に2度補導…父が死んで荒れた/香田誉士史2
89年夏の甲子園2回戦、神戸弘陵戦で右翼へソロ本塁打を放つ佐賀商・香田
雪上練習で雪国のハンディを乗り越えた反骨心は、父の影響が大きい。香田は1971年、佐賀市で次男として生まれた。父明宏について「1本筋が通っていて曲がったことが大嫌いな人だった」。5歳上の兄博文の影響で小2で野球を始めてからは、父が道具を手作りし、毎日のように庭先で練習を手伝ってくれた。
【写真】マー君恩師の香田誉士史氏、西部ガス監督に就任
小学生の頃、親戚一同が集まった正月の宴席での出来事だった。酔っぱらった親戚の1人が、当時、佐賀商野球部の兄に「高校入っても、補欠なら意味ないやろ」と絡み出した。「レギュラーかどうかなんて関係ねえや! 3年間、務め上げるのが大事なんだ」。取っ組み合いのケンカが始まりそうなほど激怒した父の姿が、忘れられない。
香田 誠実な人だった。おやじの考え方は、今も自分の根っこに染み付いている。試合に出なくても何とかしようという子たち、一流じゃなくても頑張る子ほど気になって仕方がない。それは、おやじから俺へのプレゼントだった。
電設工事の仕事をしていた父は、台風が来れば家々の屋根に上がってアンテナを直すなど、地域の人たちから頼られた。「おやじは俺のヒーローだった」。その父が49歳で他界したのは中学2年の時。食道がんだった。
香田 高校が佐賀工出身だったからラグビーが好きで。本当は俺にも佐賀工でラグビーをやって、花園を目指して欲しかったんだと思う。死ぬ間際に「お前は運動神経がいいけん、ラグビーせんか」って。それが、最後の言葉だった。
父を失った寂しさはなかなか埋まらず、私生活は荒れに荒れた。額の生え際に見事なM字を描くそり込みは、当時の名残だ。他校の生徒とケンカになって警察に2度、補導され、佐賀商の推薦入試にも落ちてしまった。でも、絶望はしなかった。「推薦がダメなら一般入試で入ればいい」。反骨心に、火が付いた。
小中高と同じチームでプレーした幼なじみで、現佐賀商監督の森田剛史(46)が、懐かしそうに振り返る。
森田 小学校の時は僕ら2人が主役で3、4番。中学の時は練習をサボっていたけど、高校に入ってからは見違えるくらい真面目に練習してた。彼の良いところは「徹底」なんですよ。
「推薦組には絶対に負けない」と決めた香田は、居残りの練習量で他を圧倒し、授業中も机の下でダンベルを手に肉体を鍛えた。高3の夏、甲子園で描いたアーチは努力の結晶だった。
プロを目指していたから、大学は東都リーグの強豪、駒大を選んだ。亜大へ進んだ森田は、リーグ戦で何度も対戦することになる。
森田 香田はバリバリのレギュラーではなかったけどムードメーカーだった。高校野球みたいに全力疾走。神宮ガイドブックに「駒大の香田君はベンチからレフトのポジションまで10秒で行く」って書かれてましたもん。神宮でそんな選手いないから目立っていた。
当時の東都はドラフト上位でプロ入りした選手がひしめいていた。「周りのレベルの高さを見たら全然違うじゃんって」。選手としての限界を悟った時、自然と選んだのが指導者の道だった。(敬称略=つづく)【中島宙恵】
(2018年1月28日付本紙掲載 年齢、肩書などは掲載時)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190220-00485565-nksports-base
カップルが手をつなぎマウンドを歩く/香田誉士史3
2/21(木) 6:01配信
日刊スポーツ
カップルが手をつなぎマウンドを歩く/香田誉士史3
大学最後のリーグ戦を終えた香田(左)。右上は亜大の入来祐作投手、右下は亜大の森田剛史
指導者への思いに拍車をかけたのが、94年夏の得難い成功体験だった。
駒大4年時の夏休みを前に、香田は母校、佐賀商(佐賀)の臨時コーチとして甲子園に付き添った。大正時代創部という歴史の中で、OBたちから「甲子園出場では史上最弱」と言われたチームがあれよあれよと勝ち進み、県勢初優勝。最後は決勝史上初の満塁本塁打まで飛び出した。
【写真】西部ガスの練習で指導する香田氏
香田 びっくりした。勝つたびに選手たちは「俺たちは強い」って、すてきな勘違いをしていった。あのチームで全国制覇できるんだから、北海道のチームでできないっていうことはないんだよ。
後に駒大苫小牧の監督になった時、この体験がどれほど励みになったことか。
この時、香田の指導者としての適性を見抜いていた人物がいた。東都リーグが誇る名将で、05年まで駒大監督を務めた太田誠(81)だ。
太田 香田はいいリーダーなんだと思った。選手時代もベンチで元気良く声を出していた。先天的に前向き。腐ることがない。練習中も、先頭に立って走っていた姿が目に浮かぶよ。
駒大苫小牧から太田のもとへ野球部監督の相談があった時「直感的に香田がいいと思った」と、真っ先に頭に浮かんだ。
香田 母校で指導者になりたかったから、商業科の教員免許を取るため大学に残っていた。なのに、おやじ(太田監督)が「次男なら、どこへ行ってもいいな」って。「あれ? 俺、2年間大学残るって監督に言わなかったっけ?」と思ったけど、逆らうなんてできないでしょ。
大学の総務部で振る舞われたカツ丼を「なんか丸め込まれちゃったな」と思いながらも、おいしく食べた。進路が、決まった。
北海道内ですら、高校野球で駒大といえば「ヒグマ打線」でセンバツ4強入りした駒大岩見沢が有名だった時代。社会科教員の資格はあったが、苫小牧と聞いてもピンとはこなかった。初めて駒大苫小牧を訪れたのは、95年の初冬。駒大苫小牧野球部は秋の室蘭地区予選で早々と敗れて以降、監督が不在だった。
香田 グラウンドに行ったら選手がランニングしていた。ユニホームは着ていないし、長髪もいる。「髪、長いんだね」って聞いたら「オフは伸ばします」って返事に愛想がない。
キャッチボールをさせても、塁間の半分の距離ですら悪送球やワンバウンドになった。専用グラウンドはあったが、どれだけ整備しても、一般生徒が当然のようにそこを突っ切って登下校した。
香田 正直「えーっ」て。自分がやってきた野球とはズレがありすぎた。一般生徒にもなめられてた。自転車でグラウンドに入るなんて、とんでもないよ。注意したら「こっちの方が近いべや」だって。放課後には、カップルが手をつないでマウンドの上を平気で歩いて行くんだから。こんな風に思われて、情けないチームだなって。
佐賀の名門校で甲子園に出場し、大学球界の最高峰でプレーしてきた身にとっては、異次元の世界。ゼロからのスタートだった。(敬称略=つづく)【中島宙恵】
(2018年1月29日付本紙掲載 年齢、肩書などは掲載時)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190221-00485576-nksports-base
人類の心や身体のプログラムは
今から10万年くらい前に完成したと言われている。
(諸説あり)
本能、本性がこの頃に完成して
連綿と現代に引き継がれている。
さて、哺乳類の自然淘汰は、
ほとんどの場合、
強いオスがメスを独占して
メスの独占的な交尾権を獲得して
強いオスの強い遺伝子が受け継がれ
結果的に強い種の繁栄に
繫がっている。
強いオスは当然弱いメスとも交尾するが、
弱いメスとの子孫は淘汰されることが多いので
結果的に
しっかり自然淘汰が秩序だって行われている。
一方、人類の自然淘汰を
現代を軸に考えてみよう。
哺乳類の中で、
自然淘汰を行っていないのが
人類くらいなものである。
(ボノボについては後述する)
具体的に言えば
生物学的に
強い男が女たちを独占していない。
さらに生物学的に
弱い男達と弱い女達が
普通に生殖活動を行い
弱い子孫を連綿と引き継がせている。
生物学的には
これを続けると
きわめて弱い種が蔓延り
生物学的に
著しく退化した固体で
満ち溢れ
種の絶滅危機がやがて訪れる。
現実的に、
人類は生物学的に退化し、
弱体化している。
具体的には
心身の病の氾濫
新手の疾患の夥しい数での発症
免疫力の極端な低下による
感染症の氾濫
新生児において
奇形児、障がい児が
異常な勢いで増加している。
これら脆弱化した
形で誕生した新生児が
医療技術の恩恵で生き延びている。
人類はひたすら生物学的に言えば
ひよわな種として退化し続けている。
ただ、人類に自然淘汰を行っていた
歴史がないのか?
と言えば、
あったのである。
今から10万円前くらいから
小麦の栽培が始まる
1万年くらいの間で
人類は自然淘汰を行い
強い男の遺伝子を
代々引き継いでいたのである。
具体的に説明しよう。
今から10万年くらい前は
50人前後の小集団で
移動して狩猟採集により
生活を営んでいた。
おおよそ、
20人の男たち
20人の女たち
10人程度の子どもや小年少女達
で50人前後の運命共同体を形成していた。
基本的には女系社会で
基本コンセプトは、
愛情
セックス
平和
平等
である。
暴力や争いを極端に嫌い
集団内で男同士で争いや喧嘩が起きそうになると
指導的立場の性的魅力に
満ち溢れた熟女が登場し、
「喧嘩はおやめ!」
「喧嘩より私と
楽しいこと
気持ちいいことしよう!」
と喧嘩の仲裁に入り
暴力沙汰を徹底的に排除した。
喧嘩寸前で興奮した
男達は
この熟女の登場で
闘争興奮から
性的な興奮に
変換させられる。
暴力で相手を傷つけるより
性的魅力に満ち溢れた
熟女とまぐわうことに
心を切り替える。
まず、一番好戦的な
男が一人目の男として熟女とまぐわう。
それを見ている男達は
もう既に喧嘩のことなど
どこへやら
熟女とまぐわう
二番目の男は
オレだとばかりに
己のペニスをしごきしごき
思いっきり勃起させる。
三番目の男も
四番目の男
シコシコやっている。
この場合のセックスは
短時間で射精することが目的だ。
射精の目的は
男の喧嘩の心を終息させる目的だから
皆、短時間で射精する。
当たり前だが
10万円前に
避妊という概念なんかないから
全員が思いっきり
熟女に膣内射精する。
だから、
複数の男とセックスしても
熟女の膣内が
乾くことなんてない。
男達の大量の精液が
男のラブジュースになって
熟女の膣内は
複数の男達の精液で
溢れこぼれる
とは言っても
ペニスのカリで
前任者の精液はことごとく
かぎ出される。
熟女の膣口から肛門に
男達の精液が滝のように
流れるのである。
熟女と男達のセックスは
10人くらいは続く、
残りの10人は、
別の熟女に大量の膣内射精を行っている。
こうやって、
熟女たちは
一気に10人くらいの男に
膣内射精させて
膣の中で10人の男たちの
精子競争、精子戦争を催し、
膣内で複数の男達の精子をカクテルして
たった一個の精子を自らの卵子に
受精させていたのである。
集団内で
強い男が女たちを独占する自然淘汰は
争いや暴力を招く、
それを回避するには
集団内の男達が平等にセックスできる関係を
構築することが重要だったのである。
実際に生まれる子どもは、
正直誰の子供かわからないが
男達は生まれてくる子どもを
平等に愛したのである。
子どもたちの父親は
20人になり、
母親は20人になる。
こうやって
愛に満ちた
セックスに満ちた
平和で暴力ない
集団形成を行いながら
人類は密かに
女性の膣内で精子の自然淘汰を行い
強い男の遺伝子を引きつできたのである。
当時の女性の男性観は
特にないが、
セックスにおいてのポリシ−はあった。
そのポリシーは
セックスにおいては
一度に多くの男を導き
大量に男達に膣内射精させることを最優先に
行っていた。
女性の本質はコレである。
そうすることで、
膣内で強い男の精子が勝利して
強い遺伝子を持つ子孫が引き継がれるのである。
男は、一度に何度も射精できないから
女たちが複数の男たちに膣内射精するのを
ただただ賢者タイムモードで見ているしかないのである。
男も女も
10万年前は乱交で乱婚状態が
正常であり、
人間のセックスの本質も乱交であり
乱婚になる。
一夫一婦制などという
ばかげた制度は
権威が大衆を支配する為に作った
人間の本能や本質や本性を否定するしきたりであり
人間の自然淘汰の仕方を真っ向否定し
人間を退化させひ弱にするおろかな制度である。
一夫一婦制などという
ばかげた制度のせいで
世界中どこに行っても
不倫、浮気、離婚、再婚がとまらないのである。
乱交して乱婚して
一人の女性の膣内に
複数の男が射精して
やっとこさ、
膣内での複数の男達の精子戦争で
自然淘汰が実現して
強い男の遺伝子が引き継がれてきたのである。
現代人の未来は
生物学的に
悲観せざる終えないと
思うのは何も私だけではないだろう。
P.S.ボノボも10万年前の人類のような
乱交、乱婚で女系社会で、
争い、暴力、殺戮は皆無である。
1. BRIAN ENO[1204] QlJJQU4gRU5P 2019年2月21日 09:44:12 : gIvMSU21lQ : 0[457]
間違いの訂正
>今から10万円前くらいから
小麦の栽培が始まる
1万年くらいの間で
正しくは
今から10万年前くらいから
>当たり前だが
10万円前に
避妊という概念なんかないから
全員が思いっきり
熟女に膣内射精する。
正しくは
当たり前だが
10万年前に
>男は、一度に何度も射精できないから
女たちが複数の男たちに膣内射精するのを
ただただ賢者タイムモードで見ているしかないのである。
正しくは、
女たちが複数の男たちに膣内射精されるのを
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/711.html#c1
生物の本質は生殖活動である。
さらに生物の生きる目的も生殖である。
生殖を行うには
栄養摂取が必要である。
人間は通常、有性生殖で生殖を行う。
ただ、人工的に
ある女性の卵子に、
別の女性の卵子の染色体を
合体しても生殖はできる。
生まれるのは女しか生まれないが、
人間での実験は倫理的問題があるので
行われていないが
マウスや他の哺乳類で
実験が既に行われ
実験は成功している。
ということで、
有性生殖といっても
メスとメスでも
染色体が二対になり
組み換えが行われ
遺伝子のシャッフルが可能なのである。
有性生殖の組み換えと
遺伝子のシャッフルとほとんど何も変わらない。
むしろ、
男の染色体であるY染色体やY染色体にあるSRY遺伝子がないことで
生物として強くなり長寿になる可能性がある。
問題は、
セックスでの生殖活動はできないことにある。
このように、
オスとはほとんど、
生殖に関して言えば、
セックスがない場面では
まったく存在価値がない。
男の本質
男の存在意義、意味、
男存在の目的は、
男の配偶子である
精子に己のDNAを格納して
その精子を女性の膣内に可能な限り
数多く射精すること
可能な限り射精できるなら
多くの女性に膣内射精して
己の遺伝子を膣内射精した女性の卵子に
受精させることである。
男は、
受精することも
妊娠することも
出産することも
出産しても
母乳を赤ん坊に与えることもない
生物で市一番重要な生殖の作業において
射精すること
早い話が
女性とセックスすることくらいしか
生殖に貢献できないのである。
女性がなぜ、
おっぱいが大きくなるのか?
男を惹きつけるための
母乳供給のため
なぜ女性はお尻が大きく骨盤が大きいのか
お尻が大きいことで
男を惹きつけ
妊娠した時の胎児を守る為に
骨盤周囲の脂肪を多くして
クッションにしているし
セックスのときに
男の激しいピストン運動による物理的な
衝撃から
子宮や卵巣や卵管などを守るために
手厚く下腹部や臀部に脂肪が多く形成している。
あと女性の全身が手厚く脂肪に覆われ
丸みを帯びたカラダになっているのか?
男をひきつけるためと、
なんらかの物理的衝撃から
全身を手厚く守るために脂肪が
全身に手厚く形成されている。
あとは、妊娠したあとに
飢餓があった場合
臀部、下腹部、おっぱい、
全身の手厚く形成された脂肪が
胎児と母体をサバイバルさせる時に
役に立つ。
これらの丸みを帯びた脂肪に満ちた
身体は、飢餓時の母乳供給に役立つ。
あと、豊満な臀部、下腹部は
10人くらいの男達を
連続して受け入れるときに
セックス時のハードな物理的衝撃に
女性器を守るのにひじょうに重宝する。
※忘れてならないのは
強靭な恥骨の存在も乱交、乱婚で発達したわけで
複数の男達のピストン運動の激しい物理的衝撃から
女性器を守る機能がある。
※剛毛で縮れ毛の陰毛も
女性器周囲の皮膚を守るための
クッションバリアーとして発達している
女性の身体は多くの存在価値が簡単に説明できるが
男の場合は、
何もない。
男は、
精子をコンスタントに合成して
ペニスが勃起して
女性の膣内奥に射精できる機能があれば
何も必要としないのである。
男を死守したなら
@精子を作る機能
A勃起の機能
B女性の膣内で射精できる機能
この三つの機能の喪失は
男としての使命を全うできないことになる。
女のからだと男の生物としての本質的な使命について
たまに考えてみるのもいいだろう。
既に投稿済みだが、
私が子どもの頃(1960年代から1970年代初頭)
の大人の男達は
全員が露茎だった。
仮性包茎の大人を見たことがなかった。
しかし、今の大人の男の70%以上は
仮性包茎だという。
由々しき事態が進行してる。
仮性包茎が激増している理由は以下のように
分析できる。
1.親(母親含む)が子どもに露茎教育をしていないこと
2.学校の性教育でもまったく露茎養育をしていないこと
この結果、
子どもは、
@包皮被ったままで通称「皮オナニー」を
行う為に包皮が異常に伸びまくり
亀頭がどんどん伸びた包皮に
覆い隠されることになり、
露茎になることを阻んでいること
A皮オナニーで包皮が伸びきったために
亀頭が露出することができず
亀頭に
包皮の持続的な圧力がかかることで
亀頭の成長が阻害されるので、
亀頭が大きくなれず
結果的にカリの落差が生まれない。
亀頭が大きくならず成長せず、
亀頭のカリの落差が生まれないと
包皮をむき
亀頭をむき出しにしても
有り余った長すぎる包皮が
カリという防波堤がないので
簡単に包皮は戻り
亀頭は包皮に隠れる。
亀頭は空気に触れ
パンツの生地に触れ
オナニーのときに
指で刺激することで
充血し血流が増し、
タンパク質の供給で
蛋白同化が亢進し
初めて成長し大きくなれるのだが、
思春期にコレを行わないと
大人になっても幼児のような
包茎ペニスになる。
仮性包茎の何がいけないのか?
早漏、亀頭過敏症、など、
セックスでの
デメリットは皆さん十分にご存知なので割愛する。
問題は
仮性包茎の包皮と亀頭の間の
隙間に巣食う細菌や雑菌やウイルスのついてである。
仮性包茎の包皮と亀頭の間の隙間は
細菌が倍倍ゲームで増殖可能な
環境が完璧に整っているということです。
具体的に言えば亀頭と包皮のあのじめじめした臭い隙間には)
1.水分(いともじめじめ湿っている)
2.温度(36度程度の人間の体温は細菌の増殖には理想的な温度)
3.栄養(恥垢という細菌の格好の栄養と言うか餌が沢山あります)
もうひとつ、
いちも空気に触れていないので
嫌気的細菌の繁殖がひじょうに顕著で
この嫌気的細菌はエイズウイルスと相性抜群で
エイズウイルスの感染にも大きな役割を果たしています。
仮性包茎自体が、
細菌感染、性感染症の温床になっているわけです。
よく、専門家の間で、
セックスする前に
皮をむいて
亀頭と亀頭を覆っていた
包皮をひっくり返して
入念に
お風呂で洗えば大丈夫という人間がいますが、
お風呂で剥きにくい
包皮や亀頭を洗っても
細菌はある程度減りますが
結果的に感染可能な細菌数が
残留し
セックスパートナーを
細菌感染による膣炎、
膀胱炎
ヒトパピローマウイルスによる
尖圭コンジロームや
子宮がん、子宮体がん、膣癌、膀胱癌、肛門癌などに
導きます。
さらに仮性包茎のペニスを
オーラルで扱うことにより
口内炎、喉頭炎、舌癌、喉頭がん、
食道がん、胃がんなどの原因のなります。
さらに仮性包茎は以下のような
災いを本人である男性にもたらします。
※露茎の男性では1〜6までの疾患は発生しません。
性病や性感染症のリスクも露茎だと大幅に低下します。
1.亀頭包皮炎
2.閉塞性乾燥性亀頭炎
3.尿路感染症
4.陰茎癌
5.カントン包茎
6.紅色肥厚症
7.性病、性感染症になりやすい
私は個人的に女性器疾患の右肩上がりの増加と
仮性包茎男性の激増におおいなる因果関係を確信していますが、
WHOや巨大製薬会社は、
女性器疾患の激増を警告はしていますが
仮性包茎男性の世界的な激増との因果関係には
意識的に触れず、
ひたすら子宮頸がんワクチンに代表される
ワクチンビジネスと
女性がん患者へ投与されるだろう抗がん剤ビジネスのほうに
完全にシフトしています。
仮性包茎男性の放置→女性器疾患の激増
という金儲けの為の
黄金の方程式に完全に味を占めたようですね。
仮性包茎を激増させれば
女性のがん患者が増え、
製薬会社の増収増益が達成できると言う
悪しき方程式の術中にはまらないように
あなたの息子さん
あなたのお孫さんには
しっかり露茎のしつけをしてください。
そしてあなたの娘さん
そして孫娘さんには
彼氏やパートナーや伴侶が
仮性包茎なら
すぐさま、
露茎になる手術費の半分くらいは出してあげて
ください。
娘さんや孫娘さんが
女性器の癌で苦むことを予防できるでしょう。
生殖と乖離した性行為を
行うのはヒトとボノボくらいである。
さらに、
セックスを男女で行う快楽、
愛情表現、関係構築や絆の構築に
発展させたのもヒトとボノボくらいである。
特筆すべきは
ヒトとボノボにおいては
男女間(オス、メス間)における
快楽、愛情、関係、絆のほうが
優先順位の第一に来て
生殖自体は
いわばこれらの
オマケになっている。
そして、
避妊と言う技術を開発したのはヒトだけである。
有性生殖を行う
生物にとっての優先順位の第一は
男女間、オスメス間の性行為による
生殖活動である。
極端に言えば、
男女間の生殖行為を行うために
栄養摂取しているのである。
だから、生殖行為と栄養摂取は
優先順位の第一と第二にこなければならない。
しかし、ヒトの場合、
この生殖行為が優先順位で
ランク外に落ちぶれてしまい。
性行為(セックス)が優先順位の
最高峰に位置している。
心身ともに健康な男であれば
日常的に、
女性とセックスしたい!
女性の膣に己のいきり立った
ペニスを挿入して
膣内射精したい!と
心の中では思っているのである。
渇望するのである。
ただ、ここで問題が発生する。
セックスの真髄や醍醐味は、
生で女性のヌルヌルした
膣の中に己のカチカチに勃起した
ペニスを挿入し
ピストン運動を行い
最高潮に気持ちよくなりなら
相手女性をオーガズムに導き
己も膣内で大量の射精を行い
果てることであるが、
このときに妊娠を望まない男女が
99.9999%であるという事実と
向き合わなければならなくなる。
避妊との遭遇である。
ただ、
コンドーム
膣外射精は
セックスの真髄から乖離する。
女性のあのヌルヌルした膣壁との
間にゴムが立ちはだかるのが
セックスといえようか?
違うだろう。
セックスの真髄は生なのである。
さらに、膣外射精もどうなのか?
一番気持ちよくなったときに
ペニスを抜いて
自分でシコシコやるのである。
オナニーとそう大きくは変わらない。
これもセックスの真髄や醍醐味から
大きく逸脱する。
セックスの真髄や醍醐味から乖離した
避妊法は邪道である。
死守すべきは
生での豪快な膣内射精である。
これが本来のセックスであり
セックスの真髄であり醍醐味である。
それを可能にする避妊を極めるべきである。
実際には科学的な避妊の歴史は
ひじょうに浅い。
99.999%の男女が
日常的に行っているセックスで
子作りを前提していないのに
人類の科学は科学的な避妊法の開発に
決して前向きではなかったのである。
ここで、愚痴ってもしょうがないが、
生で膣内射精しても
99.9%の確率で避妊できる方法を
紹介する。
1.ピルの継続的な服用
2.卵管結紮術(らんかんけっさつじゅつ)
3.IUS(ミレーナ52r)子宮内避妊システム
4.パイプカット(男性)
補足するが、
もう生涯にわたって子作りはしないと
思う人は
2と4が良いだろう。
3のミレーナは器具を外せばすぐに妊娠可能になるので
将来的に子作りしたい人はミレーナをお勧めする。
1はご存知のように副作用が強く、
継続的に服用する手間があるので
あまりお勧めしない。
重要なのは、
ほとんどの大の大人が
これらの避妊法について無知だと言うことである。
人間はセックスを生殖活動と切り離し、
人間としての最高の快楽の娯楽に引き上げたが
避妊についてはほとんど無知な状態が続いている。
人工妊娠中絶の件数も
全体としてはピルの導入以降
顕著に減ってはいるが
避妊に無知な20代未満の件数が一番多いが、
次に多いのが
45歳〜49歳の中年女性
次に多いのが、
20〜24歳
次に多いのが
40〜44歳
次に多いのが
50歳以上となっている
早い話が
セックスのベテランであり
避妊のベテランであるハズの
40歳以上の中年女性の
中絶件数がひじょうに多いのである。
これは何を意味するのか?
単純に避妊の知識がない
避妊していない
確実な避妊方法を知らない
という愚かな事実を表している。
人工妊娠中絶の費用も相当な費用になる。
ミレーナは5〜6万円の初期費用で
5年間99.9%の確率での避妊が可能で、
5年間、妊娠リスクのストレスから開放され
毎日、生で膣内射精三昧である。
人工妊娠中絶して
多大な
肉体的精神的負担を余儀なくされ
高額な医療費を支払うことを考えたら
なぜ、ミレーナを使わないのか?
なぜ、四十も過ぎているにに
卵管結紮術(らんかんけっさつじゅつ)で避妊をしないのか?
パイプカットをしないとか?
知らないんだろう。
無知が災いを呼ぶのは
どんな場面でも同じなのである。
セックスが人類にとって重要なことで
避妊も子作りしたくない人間にひじょうに重要なことで
セックスはどうせやるなら
生で膣内射精して
セックスの王道
セックスの真髄
セックスの究極の快感と快楽
セックスの醍醐味を
短い人生楽しんでみたほうが
実り多い人生になると思うのだが、
やはり、
コンドームや
膣外射精で
皆さん、
満足するんでしょうかね?
暗くて地味で情けなかった/香田誉士史4
2/22(金) 6:01配信
日刊スポーツ
暗くて地味で情けなかった/香田誉士史4
05年夏2連覇を達成した駒大苫小牧ナインは田中(中央)を中心に大喜び。手前は松橋
95年の赴任当初、全国屈指の強豪だったアイスホッケー部やサッカー部が肩で風を切る横で、室蘭地区予選すら突破できない駒大苫小牧野球部は目立たなく、香田の言葉を借りれば「暗くて、地味で、情けなかった」。そんな情けないチームを形にするには、どうしたらいいのか。技術がないなら、せめて恥ずかしくない態度を身に付けさせたい、と考えた。
【写真】 香田誉士史氏
自転車で球場まで移動する時に2人乗りはしない。カバンや靴はきれいに並べて置く。返事、あいさつはきちんとする。「野球はすぐにうまくなれないけど、そういう部分は変われるだろ」。駒大苫小牧といえば、大きな声でのあいさつ、道具を扱う際の気配りなど、今や道内一と言っていい。むしろ徹底されすぎていて怖いくらいだが、土台はこの頃に作られた。
24歳の熱血監督と甲子園など夢にも思わなかった高校球児の距離は、簡単には縮まらなかった。それでも、当時の話になると、香田の表情はパッと輝く。
香田 あの頃が一番面白かったな。あいつらのおかげで勉強になったし、あのスタートがあったから、その後もあった。
赴任して2年目の96年夏、さっそく結果が表れた。室蘭地区で春の北海道大会を制した苫小牧工を撃破し、13年ぶりに南北海道大会へ駒を進めたのだ。南北海道大会では初戦突破も、準々決勝で北海に2−3で敗退。紙一重の勝負だった。勝った北海は、甲子園出場を決めた。
香田 悔しくて、球場を出る時に泣いていた。あの時、甲子園との距離が見えた気がした。泣きながらも明確な自信が湧いてきた。
97年以降、駒大苫小牧は室蘭地区を勝ち上がり南北海道大会の常連となっていく。道具を一切使わない駒苫名物の想定練習や人さし指を掲げるNO・1ポーズ、そして雪上ノック。あふれ出るアイデアが全国制覇への道を加速させた。
当時、北海道でしのぎを削った指導者たちが香田を語る時、必ずと言っていいほど口にするのが「徹底力」や「反骨心」という言葉だった。同じ71年生まれで古豪・北海の監督として16年夏の甲子園で準優勝した平川敦(46)は言う。
平川 駒苫といえば、やっぱり機動力。野球自体が違った。リードの出方、走るタイミング、ベース前の加速の仕方、ランナーの意欲も常に全力。熱くて、激しくて、泥臭い。
フライでも、走者は次の塁にスライディングをしてからベンチへ戻った。守備のミスを想定しているからだ。「あんな無駄なことをさせて、どうするんだ」。あざける人もいたが「常にやっているから、とっさにできる」と平川は思っていた。
一瞬でも、諦めない。夏の甲子園で常勝を誇った04〜06年の3大会は、14勝のうち逆転勝ちが8試合。5点差、6点差もはね返した。もちろん、運はあった。驚くような投手起用がはまり、監督のサインミスを選手が救った。勝機では吹奏楽部員が奏でるチャンステーマに乗って、一気に相手をのみ込む猛攻撃。その戦いぶりは、香田がチームへ注ぎ込んだ信念を如実に表し、勝利の女神を魅了した。(敬称略=つづく)【中島宙恵】
(2018年1月30日付本紙掲載 年齢、肩書などは掲載時)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190222-00485581-nksports-base
駒苫以外のイメージ沸かないでしょ/香田誉士史5
2/23(土) 6:01配信
日刊スポーツ
駒苫以外のイメージ沸かないでしょ/香田誉士史5
17年11月、西部ガスの新球場で打撃練習を見守る香田監督
その日の天気予報は雨だった。香田は駒大苫小牧の監督として01年夏、03年春と甲子園出場を果たしたが、いずれも1点差で初戦敗退。迎えた03年夏のことだった。初戦の倉敷工(岡山)戦は序盤から打線がつながり大量8点をリードも、試合前のノックから降り出していた雨が次第に強まり4回途中で降雨ノーゲームに。翌日、仕切り直しの一戦で敗れた。
【写真】05年夏2連覇を達成した駒大苫小牧ナインは田中を中心に大喜び
香田 勝ちが欲しくて欲しくて…。選手ではなく、俺自身が気持ちを切り替えることができなかった。俺は甲子園で勝てない監督なのか、勝負師にはなれないのかっていう劣等感に押しつぶされそうだった。
降雨ノーゲームで甲子園初勝利が流れてから1年後、04年夏の初戦を控えた甲子園の室内練習場は、妙な熱気に包まれていた。現駒大苫小牧監督で、当時主将だった佐々木孝介(3年)の手には、前年悔し涙を流した卒業生からの手紙があった。「甲子園での悔しさは、甲子園でしか晴らせない」。ミーティングの様子を練習場の隅で聞いていた香田は、選手よりも号泣していた。
佐々木 僕らは「香田信者」でした。監督の不器用で繊細な部分が、選手に伝わってくるんです。勝った日の夜は必ず宿舎のホールでニコニコして「熱闘甲子園」を見ていましたね。
泣いたり、笑ったり。威厳のある監督ではなかったかもしれない。それでも、香田が口にする「全国制覇」は、いつも本気だった。04年夏、初戦の佐世保実(長崎)戦でようやく甲子園勝利監督となった香田は、一気に頂点に上り詰めた。大会史上最高打率で初優勝したメンバーは全員、北海道出身者だった。
初優勝から3年後、香田は監督を辞し、翌08年に駒大苫小牧を去った。「指導者として情けなかった」との思いをかみしめて。05年には57年ぶりの夏の甲子園2連覇を果たしたが、部内で相次ぐ不祥事にチームは何度も空中分解しかけた。06年、それでも夏に3年連続で甲子園の決勝へ進んだ。南北海道大会まで主将を務めた田中将大(現ヤンキース)がエースだった。決勝で演じた斎藤佑樹(現日本ハム)擁する早実(西東京)との2日間にわたる熱戦は、球史に残る名勝負として語り継がれている。
香田 もめ事が多くて、選手には寂しい思いをいっぱいさせてしまった。将大の存在が大きかった。あいつの精神力は無条件に強い。それを見せつけられた。
「ほんの遊び心で」入学時には捕手だった田中を公式戦に登板させた頃が、懐かしく思えた。最後の夏は胃腸炎に苦しみながらも絶対エースとして君臨した右腕に、感服した。
高校球界と決別し、時は流れて昨年11月、福岡に拠点を置く社会人野球の西部ガスで監督に就任した。実に10年ぶりの「監督」復帰だった。
香田 高校野球という舞台で、俺が別の高校の監督をしているイメージは湧かないでしょ。踏み出せない。怖さもある。それに、経験したことのないステージで試したかった。
新たな道を歩み始めたが、甲子園の思い出が色あせたわけではない。
再び、時を準優勝した06年夏に戻そう。閉会式後のことだった。早実・和泉実監督(56)の胴上げを見届けた選手たちが「監督、胴上げ、お願いします」と集まってきた。ひっそりと甲子園で行われた、もう1つの胴上げ。香田の体が、宙を舞った。
香田 あいつらとはわかり合えなかったと思っていたけど、体が浮いた瞬間、全てが吹っ飛んだ気がして、涙ボロボロだった。優勝した時より、涙が止まらなかった。
「薄っぺらい」と感じていた教え子たちとの絆は、しっかりとつながっていた。「奇跡の夏」が、終わった。(敬称略=おわり)【中島宙恵】
(2018年1月31日付本紙掲載 年齢、肩書などは掲載時)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190223-02170440-nksports-base
http://www.asyura2.com/09/sports01/msg/574.html
GHQ、禁断の「産児制限」
人工光に照らされた棚に、青々と育ったレタスが所狭しと並ぶ。兵庫県養父市の旧南谷小学校の体育館。かつて子供たちの元気な声で満ちあふれていた学舎は「野菜工場」へと変貌をとげた。
子供の数が減った影響で小中学校の廃校が相次いでいる。文部科学省によれば、公立小中学校は平成17(2005)年度からの10年で3200校近く減った。高齢者施設やオフィス、宿泊施設、レストランなどに転用された例もみられる。
厚生労働省が年頭に公表した推計によれば、昨年の年間出生数は前年比4千人増の100万8千人。だが、この反転は一時的なものとみられる。子供を産むことのできる若い女性が激減していくからだ。
それにしても日本の出生数の減少ペースは速い。戦後のピークである昭和24(1949)年の約270万人と比較すると、70年弱で約3分の1に減った。しかも、その推移を追いかけると、気になる変化が見つかる。24年の翌年は出生数が一挙に36万人も減り、第1次ベビーブームが突如終わっているのだ。
明らかに不自然である。当時の資料を調べてみたところ、意外な事実が明らかになってきた。
戦後、占領政策を実施した連合国軍総司令部(GHQ)が、堕胎や避妊による「産児制限」を仕向けていたのだ。日本の少子化は、GHQによって引き起こされた“人災”だったともいえる。
https://www.sankei.com/premium/news/160206/prm1602060029-n1.html
焼け野原からの再出発となった日本は、復員や旧植民地からの引き揚げ者が相次ぎ深刻な食糧難に直面した。一方でベビーブームが起こり、増え続ける人口への懸念が広まっていた。
GHQは当初、無関心を装っていたが、21年5月に「食糧メーデー」が起こると態度を一変させた。労働運動の広がりによる共産化への警戒だった。
発展途上国の人口急増が共産主義に結びつくという見方は戦前から強かったが、「人口が急増している日本も例外ではない」と認識したのである。
懸念はもう一つあった。米国は国土面積が狭い割に多くの人口を抱える日本を戦前から注視していた。
GHQの報告書を翻訳した『GHQ日本占領史第4巻 人口』(日本図書センター)には、日本の開戦理由を「人口を養うに必要な資源獲得のための軍事力による領土拡張を擁護し、同時に、増加する人口を養うための彼らの帝国主義的政策を宣伝した」とする分析結果が残されている。
GHQの人口問題の専門家らは、戦後も「日本の人口増加に歯止めがかからなければ、将来、膨張主義が復活する」と警告した。
だが、人口の多寡が「国力」を意味した戦前・戦中において、人為的に人口を減らす産児制限は“禁断の政策”であった。各国政府はこれを認めず、米国でもキリスト教団体を中心に反対論が強かった。
https://www.sankei.com/premium/news/160206/prm1602060029-n2.html
占領国が人口抑制を強要した場合、国際社会から強い非難を受けることは必然だった。そこで、GHQは日本人自身の手で産児制限を普及させることにしたのである。
◇
なぜ日本の少子化はかくも深刻化したのだろうか。有効な歯止め策が見つからない今、その手掛かりを求めて、出生数が激減した根本的理由を歴史にたずねることにした。
人工妊娠中絶、女性議員を推進役に 「日本人の意思で法制化」迫る
戦時中の新聞や書物には、「人口戦」という言葉がしばしば登場する。
相手国民を減らし、弱体化させるための作戦を展開するのだが、虐殺ではなく、経済封鎖などによって出産期の女性や小さな子供の健康に影響を与え、あるいは結婚や出産をためらわせる思想を普及させる間接的な形で実行される。
連合国軍総司令部(GHQ)も例外ではなかった。目に留まったのは、戦前、産児制限の普及運動に取り組んでいた加藤シヅエ氏(1897〜2001年)たちだった。
産児制限を合法化し日本に定着させる推進役となることを期待し、女性の立候補が認められた昭和21(1946)年の戦後初の総選挙で、加藤氏らを後押ししたのである。
加藤氏の自叙伝『加藤シヅエ ある女性政治家の半生』(日本図書センター)に、詳細なやりとりが残されている。
https://www.sankei.com/premium/news/160206/prm1602060029-n3.html
「九月二日にはミズリー号で、降伏文書の調印が行われて、ああこれで完全に終戦だと思ってましたら、少し経ったある日、ジープが家の前に停まりましたの。(中略)二世で、塚本太郎さんというGHQの民間情報教育局の方でした。家に上がっていらっして、こうおっしゃるの。『今日は実は、お願いに来ました』って。何事かと思いましたら、『日本に新しい民主主義の法律を作らなくてはならないので、御夫婦にいろいろな意味で相談相手になって貰いたい。非公式に顧問を引き受けて頂けませんか』とおっしゃいました」
衆院選立候補を促す場面についても、「ある日、GHQの将軍が突然訪ねていらっしゃったんです。『どうしてあなたは立候補しないんですか』って訊かれましたので、『夫(=加藤勘十氏)が立候補しているのに、私まで出るなんて考えられません』と申しましたら、『婦人参政権を与えよと言ったのは、あなたじゃないですか。戦前から運動を続けて来た張本人が、そんなことでいいんですか』って、懇々と説得なさるんです」と書かれている。
GHQがこだわったのが、産児制限を認める法案を議員提出とすることだった。「日本人自身の意思で法制化した」とする必要に迫られていたのである。
当然のことながら、占領下とはいえ日本政府は産児制限の受け入れを拒絶した。芦田均厚相は、20年12月15日の貴族院本会議で「一度出生率が減少傾向になった場合には、人口増加の傾向に回復することは困難である。人口が過剰であるからといって、すぐに政府が公然と産児制限を認めることは、慎重に考慮を要することだ」と答弁している。
人口の多寡が「国力」を意味した戦前・戦中において、産児制限は「民族の自殺」であり、将来的な国家の滅亡につながると考えられていた。第二次大戦が終わってなお、日米間で国家の存亡をかけた「静かなる戦争」が続いていたのだ。
衆院議員に当選した加藤氏や医師出身議員らは精力的に動いた。GHQ公衆衛生福祉局のクロフォード・サムス局長が記者会見で産児制限を強く促したこともあり、23年6月、日本政府の慎重姿勢をよそに人工妊娠中絶を認める優生保護法が成立した。
だが、この法律は中絶の門戸を広く開くものではなかった。「貧困」を理由とすることを認めなかったからだ。加藤氏らは「産児制限は文明人の有する当然の自由で、国民の基本的人権だ」と法改正を訴えた。
一方、ダグラス・マッカーサー連合国軍最高司令官は米国の人口学者が産児制限の必要性を語ることを妨げなかった。このため学者らは「日本が産児制限政策にためらい、帝国主義への回帰を忘れられず、人口増加を目指している」との報告書をまとめた。
人口学者らの見解は、主権回復を悲願としていた日本政府には重圧だった。人口膨張を抑制できなければ、国際社会への復帰が認められないのではないか、との焦りである。
https://www.sankei.com/premium/news/160206/prm1602060029-n5.html
闇堕胎による女性の健康被害が社会問題化したこともあり、ついに吉田茂内閣はそれまでの政府方針を転換した。24年4月、産児制限拡大を検討するため人口問題審議会の設置を閣議決定した。これを受け、同年6月には優生保護法に改正が加えられ、日本は「経済的理由」で中絶が認められる国となった。結果として、第1次ベビーブームは突如終焉(しゅうえん)したのである。
主権回復から間もない27年5月に同法は再び改正され、「経済的理由」に該当するかどうかの判断は医師に委ねられた。それは、現在に至る長い少子化の歴史の始まりでもあった。(論説委員 河合雅司)
https://www.sankei.com/premium/news/160206/prm1602060029-n6.html
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/715.html
少子化はいくつもの要因が複雑に絡み合って起こるが、未婚・晩婚化が大きな理由だ。国立社会保障・人口問題研究所は2035年の生涯未婚率は男性29・0%、女性は19・2%に達すると予測している。
なぜ未婚・晩婚は進んだのだろうか。ここにも占領期に連合国軍総司令部(GHQ)が仕掛けた「人口戦」の影が及んでいる。
日本人の結婚や出産に対する価値観を決定的に変えたのは、昭和22(1947)年施行の日本国憲法で「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立」とした24条だ。
戦時中の「家制度」の下では、結婚は家と家の結びつきであり、戸主が結婚相手を決めることに疑問を持つ者は少なかった。
ところが、憲法24条によって誰と結婚するかが個人の判断となると、「結婚しない自由」が当然のように語られるようになり、行き過ぎた個人主義ともつながった。家族を「個人」の集合体と考える人たちの登場は、現在の未婚・晩婚と無関係ではなく、少子化にもつながっている。
https://www.sankei.com/premium/news/160209/prm1602090007-n1.html
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こうした価値観の変化は戦時中の「産めよ殖やせよ」政策への批判にもつながった。国民の反発を恐れた国会議員や官僚は、出生数減の危機を知りながら結婚や出産の奨励政策に及び腰となり、少子化対策は後手に回ったのである。
□ □
「産めよ殖やせよ」政策といえば、一般的に国防国家体制を確立するための兵力や労働力の確保策と説明される。16年1月に近衛文麿内閣によって閣議決定された「人口政策確立要綱」には、「今後ノ十年間ニ婚姻年齢ヲ現在ニ比シ概ネ三年早ムルト共ニ一夫婦ノ出生数平均五児ニ達スルコトヲ目標トシテ計画ス」など、実に細かな“指示”が記されている。
だが、この「産めよ殖やせよ」政策は、GHQによる「人口戦」とは別の、戦前にあった「もう一つの人口戦」の影響を強く受けていたことはあまり知られていない。近隣諸国との出生率をめぐる戦いである。
実は、戦前の日本も少子化に悩んでいた。人口1千人あたりの出生率は大正9(1920)年の36・2をピークに、昭和14(1939)年は26・6に落ち込むなど長期下落傾向を示していたのだ。
https://www.sankei.com/premium/news/160209/prm1602090007-n2.html
人口が基礎国力であり、人口差がそのまま国防上の危機に直結した時代である。「産めよ殖やせよ」には兵士確保策としての目的はもちろんのこと、日本人口の減少に伴い近隣諸国に国力で負けることへの政府の危機感があったのだ。
17年4月に厚生省人口局が編集したパンフレット『健民運動』は、当時の政府の考えを伝えている。
「我が国の出生率が大正九年を界にして一路下降の傾向を辿り始めたと言ふ事は大いに警戒を要する事柄であつて今にして之が対策を講ずるのでなければ将来臍を噛んで後悔しても亦如何とも為す能はざるは火を見るよりも明らかである」との指摘だ。
日本の出生数が減る一方で近隣諸国の出生数が増え続ける状況を、将来の国力差につながる“脅威”として受け止めていたのである。
厚生省予防局が昭和16年に出した『国民優生図解』(国民優生聯盟)は、「我々がこれから世界の檜舞台に於いて覇を争つて行くために注目を要するのはフランスやイギリスやドイツではなく、実に同じ亜細亜にあつて日本を取り巻いて居る支那であり、ソ聯であり、印度である」と指摘している。
https://www.sankei.com/premium/news/160209/prm1602090007-n3.html
その上で、「出生率に於いて我が国より遥かに高いソ聯や支那、印度は更に全人口が我が国の二倍乃至四倍もある。従つて年々に生れる赤坊の数を比較すると、我が国で一人生れる間に支那では七人生れ、印度では五人、ソ聯では三人生れてゐる。我が国が之等多産の国々に伍して大いに国運を伸ばして行く為には余程国民の自覚を必要とする」とも記している。
□ □
日本は戦後70年を経てもなお、GHQの仕掛けた「人口戦」の呪縛にある。時代背景は大きく異なるが、人口大国の中国の隣にあって人口が減っていく。それは戦時中の政府が“脅威”として受け止めていた状況を想起させる。
「少子高齢化に歯止めをかけ、50年後も人口1億人を維持する」。昨年9月、自民党総裁選に再選された安倍晋三首相は記者会見で、歴代政権が避け続けてきた人口の数字目標を明確に掲げた。
戦時中の人口学者は当時の少子化を指して「日本民族の老衰と衰亡」と訴えたが、一刻も早く現在の少子化の流れを断ちきらなければ、日本人は“絶滅”の危機を脱することはできない。(論説委員 河合雅司)
https://www.sankei.com/premium/news/160209/prm1602090007-n4.html
占領期、連合国軍総司令部(GHQ)の仕掛けによる「人口戦」に敗れた日本に訪れたのは、人工妊娠中絶ブームだった。その勢いはすさまじく、出生数激減に反比例するように増え続けた。
中絶の届け出件数は昭和24(1949)年の10万1601件が、翌年には32万150件と3倍増となり、28年には100万件を突破した。「民族の滅亡」という政府首脳の懸念をよそに、多くの国民は産児制限に強い関心と期待を寄せていたのである。
当時の中絶数と出生数を足し算すると興味深い数値になる。第1次ベビーブームの最終年となった24年の279万8239に対し、28年は290万を超え、むしろ増えていたのだ。
歴史に「もしも」はないが、爆発的な中絶ブームがなければベビーブームはもっと長く続き、現在の少子社会はかなり違った様子となったことであろう。
https://www.sankei.com/premium/news/160208/prm1602080016-n1.html
吉田茂内閣が24年に産児制限を受け入れて以降、終戦直後のように産児制限を「民族の滅亡」と懸念した声は次第に聞かれなくなり、むしろ政府は国民の要望に応えようと、普及に大きくかじを切った。
優生保護法の再改正(27年)で受胎調節実地指導員制度が発足すると、優生保護相談所を中心に各地で宣伝普及活動が進められた。
産児制限はやがて「家族計画」と言い換えられ、GHQによって始められた生活改善運動に乗って地域ぐるみの取り組みに発展していった。家族計画は、受胎調節の技術指導を行うだけでなく、生活水準の向上や母体保護の知識普及、子供の教育など幅広い意味の中で使われたのである。
https://www.sankei.com/premium/news/160208/prm1602080016-n2.html
「政府としてはこれまでは母体保護の見地から指導してきたが、今後は人口抑制の見地に立ってさらに強力に普及推進したい」
吉田内閣の草葉隆圓厚相は29年10月5日、厚生省の会議で日本政府が産児制限を人口抑制策として推進する方針を明確に打ち出した。それは、GHQが日本人の手で行ったことにしようと腐心した「人口抑制策としての産児制限」という目的を、日本政府が受け入れたことを意味した。
産児制限を取り上げた『昭和33年版厚生白書』は、「われわれが健康にして文化的な生活を営むためには、自らの手で家族設計すなわち適当な家族構成を考えて行くことが必要となる」と記している。「単に子供の数を減らすということではなく、現在と将来を考え、適当な時期に適当な数の子供を生む自主的な計画をいうのであるが、このような家族計画を実施するための手段が受胎調節なのである」との説明だ。
https://www.sankei.com/premium/news/160208/prm1602080016-n3.html
厚生白書がわざわざこのような記載をしたのは、当時の日本人に避妊知識が十分に浸透しておらず、産児制限とは人工妊娠中絶のことであると誤解している人が多かったためだ。
□ □
政府は、避妊知識をどう国民に普及させていけばよいか頭を悩ませていた。そこで考え出されたのが、国立公衆衛生院による「計画出産モデル村」事業だった。“子宝思想”が根強く残っていた農村部を通じて、日本人に適した避妊方法を探し、中絶をどれくらい減らせられるかを調査しようという試みだ。
専門家が頻繁に現地に出向いて、地元の保健師などと連携して計画出産と受胎調節の指導を行った。この事業は25年から7年間にわたって続けられた。
https://www.sankei.com/premium/news/160208/prm1602080016-n4.html
企業にも広がり、厚生省人口問題研究会の関与のもと保健師らが従業員の妻を集めて指導を行った。企業側には、計画出産によって家庭の負担が減れば夫が仕事に専念できて生産性は向上し、医療費や家族手当などの負担軽減になるとの思惑があった。
社員や妻の抵抗感を和らげるため、受胎調節の指導は「新生活運動」と呼ばれ、栄養料理の作り方や洋裁・編み物、家計簿の付け方、電気器具の取り扱い、美容体操や子供のしつけなど多彩な講習会とセットで実施された。講師派遣型のカルチャーセンターといったところだ。多面的に家庭生活を近代化する取り組みとしたのである。
これらの動きを見ると、戦前の「産めよ殖やせよ」から一転して、まさに国を挙げて「産むな殖やすな」という“少子化推進運動”を展開した印象である。
https://www.sankei.com/premium/news/160208/prm1602080016-n5.html
32年には10人の子供が生まれてくる間に7人の胎児は中絶されるという異常事態となった。これには、政府も動揺を隠せなかったが、「出産はコントロールできるもの」であることを知った国民の価値観を変えることはできなかった。 (論説委員 河合雅司)
https://www.sankei.com/premium/news/160208/prm1602080016-n6.html
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/717.html
http://www.asyura2.com/16/music18/msg/818.html
性病率世界一は日本の女子高生!?
出典
2ch-tachiyomi.com
文部科学省の関係団体・日本性教育協会(JASE)の行った調査(2012年7月)によると、日本の女子
高生約3000名を対象にした性病調査で、無症候クラミジア(※)の感染者が13.1%と高く、年齢
別では16才が17.3%で最も高い感染率だったのこと。
出典
日本の女子高生、性病率”世界一”
また経験人数が多いほど感染率が高くなり、これまで5人以上の相手がいた女子高生は32.7%の
感染率で3人に1人が感染していることが明らかとなりました。
世界では男子高校生を含めた性病感染率はアメリカは3.9%、スウェーデンでは2.1%などとなって
おり、同協会は今回の調査で
「日本がおそらく最も感染が拡大している国であることが示唆された」
と結論づけています。
出典
日本の女子高生、性病率”世界一”
男子高生も6.7%と高水準・・・
日本の高校生、特に女子高生は、世界でもトップクラスの感染率となっています。日本性教育協会(JASE)が高校生を対象にクラミジア感染について調査したところ、男子高校生の6.7%、女子高生の13.1%が感染していることが判明しました。
年齢別には1年生の女子高生は感染率17.3%、経験人数が5人以上と答えた女子高生の約30%が感染しているとのことです。
この結果は先進国の中でも最も高い感染率であり、日本の女子高生は世界でもトップクラスで性感染症にかかっているとも言えます。
出典
「世界トップ」の感染数!女子高生の13%がクラミジアに感染!? - Peachy - ライブドアニュース
8人に1人が性病?
日本で一番多い性感染症であるクラミジア。初期段階では自覚症状がない病気です。「高校生のクラミジア感染症の蔓延状況と予防対策」という論文では、10代のクラミジア感染者数について以下のような結果が出ています。
<感染率は女子高校生では13.1%,男子高校生では6.7%であった。>
つまり、8人に1人の女子高校生がクラミジアにかかっているのです。
出典
女子高生の8人に1人が性病!誰にも内緒でチェックする方法3つ|ニュース&エンタメ情報『読めるモ』
クラジミアとは?
出典
www.jsvetsci.jp
クラミジアの感染経路
◆クラミジアの蔓延
女性のクラミジアの場合、自覚症状があまりありません。
男性のクラミジアの場合でも、症状が軽く、排尿痛も少ない為、感染に気がつきにくいことがクラミジア蔓延の原因といえます。
◆クラミジア感染経路
クラミジアは性行為やその類似の行為(オーラルセックスなど)によって感染します。
感染する部位は男性の尿道、女性の子宮頸管、咽頭(ノド)です。
見落とされがちなのは、オーラルセックスの際に咽頭にクラミジアが感染するケースです。
例えば、子宮頸管の検査でクラミジアがいなくても、咽頭に感染している場合があります。
その状態でオーラルセックスをすると咽頭から尿道に感染する事もあります。
クラミジア自体はそれほど強い菌ではないので、便座や風呂などから感染する心配はありません。
出典
クラミジアとは?:性病検査のアイラボ
女性の症状
女性のクラミジアの症状
standard_w.gif 子宮頸管炎は症状が少なく、感染を自覚することはあまりありません。
オリモノが少し増えるといった症状や、時に性交後に軽い出血を訴える人がいる程度です。しかし、子宮内膜→卵管→腹腔内にまで感染広がると激しい症状を訴える場合もあります。
子宮付属器炎や骨盤腹膜炎になると下腹部の痛みや性交痛などを感じるようになります。
クラミジアが腹腔内に広がり、さらに上腹部にまで達すると肝臓にまで炎症が広がります。
◆クラミジアが引き起こす病態
そうなると、非常に激しい腹痛を訴えて、救急車で運ばれることになってしまいます。
それだけではなく、卵管の炎症から卵管周囲の癒着を起こし、卵管性不妊症の原因になったり、子宮外妊娠の原因にもなります。
出典
クラミジアとは?:性病検査のアイラボ
ネットの声
•ついにここまできたか
•貞操観念崩壊
•どうせ底辺高だろ
•尻軽高校
•性教育が遅れてるってこと
•お盛んですなぁ
•ヤリ○ンばかりということか
•DTの俺に死角はなかった
•きちんと性教育しないと将来不妊が増えるぞ
•ますます少子化が進みそうだ
出典
日本の女子高生、性病率”世界一”
検査方法
こっそりチェックできる方法3つ
(1)性病危険度アプリ
15個の質問に答えることで、あなたの性病感染の危険度を教えてくれるアプリ。自分の普段の行為を見直してみましょう。iPhone用、Android用の両方があります。
(2)STD Checker
検査キットを注文し、自宅で自分で検査するタイプ。性感染症のチェックキットだとわからないように送られてくるので安心。血液や膣分泌液、尿などを採って郵送で送り、結果はWEBでチェックできます。主な性感染症をすべて検査できるものから、HIV検査のみのものまであります。
(3)保健所の検査
自治体の保健所でも、匿名で検査を受けることができます。無料で受けられるので、ぜひ受けてみてください。極力人に会わずにすむように、配慮されているところが多いようですよ。
出典
女子高生の8人に1人が性病!誰にも内緒でチェックする方法3つ|ニュース&エンタメ情報『読めるモ』
ネットの声(Twitter)
minami_R18@Minami_R18
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娘を持つ親はオチオチ遊びに出かけさせられませんな、ってか中学生でも小学生でも世界一じゃないのかね?知らぬは親ばかりなりけり・・・【調査】 日本の女子高生、世界で最も「性病」に感染か…男性経験多いほど感染率高く - DatNews qw.ee/emRS
返信 リツイート いいね 2014.01.07 23:35
倉橋香里奈@karinakurahasi
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日本性教育協会「16歳のクラミジア感染率が17.3%、日本の女子高生は世界一お●んこしまくりーの性病かかりまくりーのです。何で少子化するのかわけわかめー」 blog.livedoor.jp/misopan_news/a… 不浄の娘はクラジミアごと火刑にすればいいのです。そしたら綺麗な娘だけが残るわ。
返信 リツイート いいね 2014.01.08 23:40
小山聖子@koyama_minako
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女子高生の8人に1人が性病!誰にも内緒でチェックする方法3つ 1topi.jp/curator/primet… え?!
返信 リツイート いいね 2014.01.15 14:04
ボンボンピース@bonbonpeace
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女子高生の8人に1人が性病!誰にも内緒でチェックする方法3つ 1topi.jp/curator/primet… おぉぉぉぉ!!
返信 リツイート いいね 2014.01.15 14:04
houraisou@houraisou
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女子高生の8人に1人が性病!誰にも内緒でチェックする方法3つ 1topi.jp/curator/primet… へえ。
日本が性教育の「後進国」になりつつあるのをご存じですか
中学校で「性交」の語は使用禁止?
染矢 明日香
NPO法人ピルコン理事長
プロフィール
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説明すること事態が不適切?
2018年3月、東京都内のある区立中学校で行われた性教育の授業が不適切だとして、自民党の古賀俊昭都議が都議会で質問し、それを受けて都教育委員会は、関係者への調査・指導を進めるという答弁を行いました。
では「問題」とされた、その授業は、どのようなものだったのでしょうか。
それは、中学3年生を対象に、「思いがけない妊娠をしないためには、産み育てられる状況になるまで性交を避けること」とした上で、避妊について伝えたものでした。授業の事前アンケートでは、「高校生になったらセックスしてもよい」と答えた生徒が44%いたことをふまえ、高校生になると中絶件数が急増する現実や、コンドームは性感染症を防ぐためには有効だが、避妊率では9割を切ることなどを取り上げたと言います。
その中学校がある地域では、10代での思いがけない妊娠・出産や、そこからつらなる貧困の連鎖も目の前の現実として悩みの種になっており、高校に進学しても、すぐに中退してしまうケースなどもあったことから、生徒と保護者のニーズに応じて、この授業を実施したものだったといいます。
しかし、都教育委員会では、この授業について、「性交」「避妊」「人工妊娠中絶」といった言葉を使って、こうした内容を説明した点が 「中学生の発達段階に合わない」 とし、課題があったと指摘しています。
つまり、これらの言葉が「中学校の保健体育の指導内容を定めた、国の学習指導要領にない」という理由で、「中学生の発達段階に合わない」というのです。
また、「学習要領を超える内容は事前に保護者全員に説明し、保護者の理解・了解を得た生徒を対象に個別やグループ指導を実施すべき」であるとして、すべての区市町村の教育委員会に「再発防止」を周知する、ともしています。
いかがでしょうか。みなさんは、この授業を「不適切」だと感じますか?
困っているのは子どもたち、という現状
筆者は、性の健康教育についての講演や勉強会、情報発信を行う非営利団体・NPOピルコンの代表です。
外部講師として依頼を受け、中学校でも性教育講演をさせていただくこともあるのですが、実際、学校側から「性交」「避妊」という言葉を使わないように、とリクエストを受けることもあります。その場合は、「性交」ではなく、中学校の保健体育の教科書にも載っている「性的接触」という言葉を使うのですが、「性的接触は避けよう」とだけ伝え、具体的な避妊方法は扱わないことで、子どもたちが将来、思いがけない妊娠や性感染症を防げるか、不安に思うこともあります。
[写真]中高生に向けて講演する筆者(提供:染矢明日香氏/ピルコン)中高生に向けて講演する筆者(提供:染矢明日香氏/ピルコン)
というのも、中絶を経験した女性の避妊の状況を調べた調査(2007〜2008年度厚労科研、876名の中絶患者への調査)では、その約半数が「避妊をしていた」と答えている実態があるからです。なぜ避妊をしたつもりなのに、思いがけない妊娠に至ったかといえば、膣外射精を避妊法として使ったり、コンドームを使用したけれど、その使い方が間違っていた、という事例が少なくありません。
私自身も、講演依頼を受けた高校の生徒を対象に、性の知識を問うアンケートを行ったところ、「膣外射精は有効な避妊法である」(答え:×)、「月経中や安全日の性交なら妊娠しない」(答え:×)などの避妊についての質問の正答率は3割程度にとどまりました。
ピルコンが行っているメール相談では、「生理がきません。まだ高校生で妊娠していないか不安です。将来の夢もあるので学校を辞めるわけにもいきませんが、だれにも相談できません」といった妊娠不安の相談は、日々届きます。「正しい性の知識がないために子ども・若者たちが困っている」という現状をまざまざと感じているのです。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/55432
「バッシング」で劇的に後退した日本の性教育
では、日本の性教育の課題はどのようなところにあるのでしょうか。それは現在に至るまでの、性教育を取り巻く歴史から、垣間見えてきます。
日本の性教育の歴史を振り返ると、1980年代のエイズ・パニックをきっかけとして、若者に性の知識を教えなければならないという意見が強まり、1990年代になって「性教育ブーム」が起こりました。
1992年は「性教育元年」とも呼ばれ、学習指導要領が改訂・施行されて、小学校段階から「性」を本格的に教えるようになりました。また、教育現場では性教育の研究授業が盛んにおこなわれました。子どもや保護者の要請も受けて、現場でさまざまな工夫がなされ、発展し始めた日本の性教育ですが、2000年代初めに状況は一変します。
「性教育バッシング」が湧き起こり、日本の性教育の発展はストップし、萎縮してしまったのです。そのきっかけとなったのは2003年、都立七生養護学校(現・七生特別支援学校)で行われていた性教育を、冒頭で触れた古賀俊昭都議ら一部保守系の都議が中心となって問題だと指弾し、メディアも「過激な性教育」とセンセーショナルに取り上げた結果、七生養護学校に関わる教育関係者が都の教育委員会によって処分され、その後も性教育バッシングが続く状況になってしまったのです。
翌2004年、都教育委員会は「性教育の手引き」を改訂し、小・中・高いずれの学習指導要領でも、そもそも「性交」は、子どもに理解させることは困難であるからとして、授業で示すことさえせず、中学校の保健体育でもコンドームの装着の方法を取り上げないなどと強調しました。さらに、このバッシングを受けた動きは国レベルにまで広がり、文科省の定める学習指導要領でも都教委の「手引き」同様、中学校で「性交」「セックス」は扱わないことになり、中学校保健体育の教科書では、「性交」ではなく「性的接触」という言葉を使うこととなったのです。
(Photo by iStock)(Photo by iStock)
その一方で、ことの発端となった七生養護学校へのバッシングを主導した古賀都議ほか計3名の都議、および都教育委員会は「教育の自主性を阻害」するなど「不当な支配」を行ったと裁判所に認定され、原告である教員らに賠償金を支払うこととする判決が確定しています(2009年東京地裁判決、のち東京高裁。2013年、最高裁で教員らの実質的な勝訴が確定)。
さらに、その裁判の過程で、「学習指導要領は、おおよその教育内容を定めた大綱的基準であり、記載されていない内容を子どもたちに教えることが、ただちに違法とはならない」という点が確認されたのです。
ところが、その事件にかかわった、まさに同じ都議と都教育委員会が、2018年の今、中学校における性教育に、またしても「学習指導要領にない」と言って「待った」をかけていることには、驚きを禁じえません(なお、都教育委員会の『性教育の手引き』は、2004年以来、一度も改訂されていません)。
結論:「性教育が『寝た子を起こす』ことはない」
性教育で具体的な内容を教えることを拒絶する人々は、どのような理由で、そうした教育を問題視するのでしょうか。日本では、よくその理由として、「性教育によって子どもたちが性的な関心を増したり、性行動が早まるのでは」という「寝た子を起こす」という現象がある、という主張がなされます。
当然ながら、こうした懸念は、日本でだけ指摘されてきたものではありません。そこで、ユネスコ(国連教育科学文化機関)は、実際、「寝た子を起こす」現象が起こるのかという点について、WHO(世界保健機関)などとも連携しながら、世界中の性教育の調査を行っています。その結果、「包括的な性教育」は、若年層の性行動を早めることはないばかりか、性行動をより慎重化させると結論付けられたのです。
「包括的な性教育」とは、性をセックスや出産のことだけでなく、性を通して人との関わり方や相手の立場を考えることも含めた性教育です。
包括的性教育では、科学的に正確な情報を幼少期から文化・年齢に応じて与えながら、子どもたち自身が考え、また様々な考え方にふれることが重要なポイントとされています。具体的には、
・社会の中で、どのように自分の性・ジェンダーのあり方を選ぶのか
・自分がいつ、だれと性行為を持つか、どのような避妊法を使うか
・いつ子どもをもち、どのような家族をもつか
・自分と相手を大切にするためにはどうしたらよいのか
など、子ども・若者が自分で考えて決められる力を育むことが目的とされています。性を肯定的にとらえること、そして必ずしも一つの正解があるわけではなく、多様なあり方が存在することを前提とするという考え方に基づくものです。
2009年、ユネスコは、効果的な性教育の指針として『国際セクシュアリティ教育ガイダンス』(http://unesdoc.unesco.org/images/0018/001832/183281e.pdf)を発表。2017年には、日本の性教育研究者により日本語訳(http://www.akashi.co.jp/book/b297731.html)も出版されました。欧米だけではなく、韓国、台湾、中国といった東アジアの国々でも、この『国際セクシュアリティ教育ガイダンス』が求める包括的な性教育に向けて、性教育の制度的基盤を整えつつあるといいます。
ところが、日本の文科省は(いえ、ほとんど日本の文科省「だけは」と言ってもいいでしょう)、いまだに性教育を積極的に推進する姿勢を示していません。一般的に、日本は高い教育水準にあると言われますが、こと性教育に関しては「最後進国」として世界に取り残されつつある状況だと言っても過言ではありません。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/55432?page=2
性教育とは逆に進む「性情報の日常化」
日本の子ども・若者たちが、正しい性の情報を与えられず、避妊などの知識も定着していない一方で、若者が触れる性情報の情報源を調査してみると、「友人」「インターネット」からの情報が多くを占めており、しかもインターネットの割合は年々増加しています。(日本性教育協会編『「若者の性」白書 第7回 青少年の性行動全国調査報告』(2013年)より)。
私自身も、中学校の生徒たちから、「SNSを使っていたらHなマンガの広告が出てきた」「友達同士のLINEグループでエロサイトのURLが送られてきた」といった声もよく聞きます。たとえ授業で「性交」「避妊」という言葉を使わなかったとしても、インターネットやスマートフォンが普及した今、中学生でも簡単に性情報を目にしたり、調べることができるのです。積極的に性への関心を持っていない子でも、自分が意図しないところで性情報に触れてしまったり、性的な関心を向けられることもあるでしょう。SNSを通した10代の性被害も年々増加しています。
「性教育で『性交』という言葉を使うと、寝た子を起こす」などという主張は、現実を見れば、ほとんどあり得ないものです。
(Photo by iStock)(Photo by iStock)
刑法では、「性行為に同意する能力がある」とみなされる年齢(性的同意年齢)は、13歳とされています。それならば、性行為の仕組みや影響について伝えるのも、同じ13歳頃からというのが、大人の側の責任であるように思わざるを得ません。
子どもたちが不正確なネットの情報を信じ込んだり、フィクションとして作られたAVを、リアルな性の手本と思い込んで学んでしまう前に、性行為がもたらすリスクや、その防ぎ方、性行為における同意の重要性や、パートナーとの対等な関係性を学ぶ機会が必要ではないのでしょうか。「AVを教科書にするな」「それは間違っている」とだけ大人が言ったとしても、では何が正しいのかを示さないのであれば、結局、誤った知識だけが子どもたちの中に吸収されていってしまいます。
読者の中には、「この筆者は、こんな当たり前のことを、なぜ今取り立てて主張しているのか」「正しい性の知識が必要なことなんて、当然じゃないのか」と思われた方も多いでしょう。実際、日本家族計画協会が2014年に実施した第7回「男女の生活と意識に関する調査」(有効回答数 1134 人、16歳〜49歳男女対象)では、「性に関する事柄で15歳までに知るべきこと」として、「セックス(性交渉)」(71.9%)、「避妊」(60.7%)、「人工妊娠中絶」(74.0%)が多くの声を集めており、中学段階で性交について扱うことへの反対派はマジョリティではないようです。
しかし、現在の日本の性教育は、多くの人々の意識とは乖離した状況にあるのです。読者は、ご自身の感覚に照らして、どう感じるでしょうか? 自分の子どもが、中学校を卒業してなお、一度も「性交」という言葉を使って「避妊」の具体的な方法について習うこともなく、この現代の情報化社会に放り出されるとしたら、それは「素晴らしいこと」だと思いますか。それとも「恐ろしいこと」だと思いますか。
日本の性教育をアップグレードしよう
筆者が行っている性教育講演では、初めは恥ずかしがってニヤニヤしたり、そわそわしている中高生たちも、私が経験談を語り、性が人生に関わる大切なことだと伝える中で、次第に真剣な表情に変わっていきます。
子どもたちの知識は飛躍的に上がり、「聞けて良かった」という感想が9割近くにのぼっています。「知ることができてよかった」「もっと正しい知識を身に着けたい」という声が多く挙がります。子どもたち自身の中に、ニーズはあるのです。
また、地域が立ち上がった、自治体単位での性教育の成功事例もあります。秋田県では、県教育委員会と医師会が連携し、中高生向けの性教育を行った結果、それまで大きく全国平均を上回っていた10代の中絶率が、10年で大幅に下がりました。このような地域での成功事例から学び、もっと広げていく動きも必要でしょう。
「性教育は家庭でするべき」という考えもありますが、現実には、家庭環境に難しさがあったり、親に経済的・精神的な余裕がない家庭の子どもほど、家庭での居場所のなさなどから、より性のトラブルに巻き込まれやすい状況もあります。家庭環境に左右されず、義務教育課程の中で、すべての子どもが性について正しく学べる権利を保障することが大切だと思います。
子どもたちを守るために必要なのは、「性」を遠ざけることではなく、適切に性についての正しい知識を学ぶ機会です。2018年に再び湧き起こった「性教育バッシング」に直面した今こそ、私たち一般市民の側から、時代の流れや、10代の若者の実態に即した、本当に意味のある性教育を求めて、声を上げていくときではないでしょうか。
▼「中学生に健康と安全のための包括的な性の教育を!」オンライン署名キャンペーン
https://www.change.org/adachi-karada
▼あなたの性教育についての意見をぜひお聞かせください!
https://goo.gl/j8vUMQ
参考:教科書にみる世界の性教育(橋本紀子・池谷壽夫・田代美江子編著、かもがわ出版)
http://www.kamogawa.co.jp/kensaku/syoseki/ka/0947.html
「性と生殖の権利」について知っていますか?
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レジス・アルノー : 『フランス・ジャポン・エコー』編集長、仏フィガロ東京特派員
著者フォロー
2018/11/05 5:30
日本女性の多くは、もっと「性と生殖に関する権利」について学ぶべきだ
妊娠中絶は、世界で最も議論が交わされている問題の1つだ。だが、日本では明らかに事情が異なるようだ。主流メディアでこの問題が取り上げられることはめったにない。アイルランドでは、この5月に歴史的な国民投票で妊娠中絶を認めることが決定された。日本では、これは単なる海外の出来事として報じられた。
最近行われたアメリカ連邦最高裁判所判事ブレット・カバノー氏の公聴会の主な焦点は、彼が、「ロー対ウェイド事件」の妊娠中絶に関する最高裁の有名な判決を覆すかどうかだったが、この問題もまた、アメリカの問題と見なされていた。しかし、こうしたニュースは中絶や、より全般的な「reproductive rights=性と生殖に関する権利」に関する日本の状況をよく考えるのに良い機会を与えてくれるのである。
避妊の歴史が物語る日本とフランスの違い
日本人はフランスの女性の美しさに驚嘆する。しかし、彼女たちの美の大部分は彼女たちの自立と関連していて、主としてその自立は彼女たちが生殖に関わる問題、ひいては自分の運命を自分で決める力を持っていることに由来するのではないか。フランスの女性と比較して、日本の女性は性と生殖に関する権利に関する限りいまだに縄文時代に暮らしていると言える。
実際、性と生殖に関する権利という表現は日本版Wikipediaのページに載ってさえいない。日本の女性はあまりに大きな暗闇の中にいるので、自分たちが暗闇にいることがわかっていないのだ。
フランスと日本の避妊の歴史を比較すれば、日本の女性読者はどれだけ自分たちが遅れているのかを自覚できるかもしれない。フランスでは経口避妊薬は1969年から利用可能になっていて、2013年からは女性の未成年者は無料かつ匿名で入手できる。1999年に、事後用経口避妊薬が医師の診察を受けずに入手できるようになり、2002年には無料化、未成年者は匿名で手に入れられるようになった(学校の保健室で手に入る場合が多い)。
フランスの女性は敏感に自分の体を意識しており、最新の健康情報に従って生活している。最新の調査によると、フランス人女性のピル使用率は33.2%、子宮内避妊器具の使用は25.6%、コンドームの使用は15.5%だった(ちなみに、出産に関わる費用は全額払い戻される。72%の女性は麻酔を利用し、無料で出産を行っている)。
中絶についても、現在フランスでは中絶に関する合意が大きく広まっているため、2017年のフランス大統領選挙の11人の候補者のうち、選挙公約で中絶の禁止を訴えた者は1人もいなかった。ある候補者は妊娠中絶の権利を憲法で保障すべきだという提案まで行った。
https://toyokeizai.net/articles/-/246717
フランスでは中絶は1975年から認可され、1982年以来社会保障制度給付金によって費用の大半が払い戻されるようになり、2013年以降は全額払い戻しが受けられるようになっている。中絶は外科手術によって行われるほか、より安全で安価な経口妊娠中絶薬と呼ばれる1988年にフランスの厚生大臣によって認可された経口薬によって行われることが多くなってきている。
当時、ある製薬会社は強い主張を展開する中絶反対団体への配慮から、当初は経口妊娠中絶薬の販売を拒んでいた。しかし、フランス厚生相は次のように述べて販売を命令した。「その薬に対する政府の認可が承諾された瞬間から、RU486(経口妊娠中絶薬)は製薬会社の資産であるだけでなく、女性の道徳的な資産にもなったのである」。
ピル使用率は東南アジアよりも低い
日本では経口避妊薬は1999年までは違法だった。それ以前は、ピルは医師から入手できたが、不規則な月経周期の管理や、その他の医療目的のためであって、避妊のためではなかった。よく言われていることだが、日本で経口避妊薬が認可されたのは、この薬が入手可能になってから34年後で、国連加盟国で最も遅かったが、その一方で男性対象の勃起薬バイアグラが認可されるのにたった6カ月しかかからなかった。
日本の女性は、現代的な避妊薬の使用に関して多くの先進国に後れを取っている。複数の調査によると、女性にとって最も危険の高い方法であるにもかかわらず、コンドームと膣外射精が、今日の日本で最もよく行われている避妊法だ。日本の女性はアジアの発展途上国と比べても後れを取っている。2015年の国連の調査によると、タイの女性のピルの使用率は33.7%で日本の女性の1.1%を大きく上回る。
このような哀れむべき状況の1つの原因は、現代の避妊薬に対する政府支援の欠如である。現在日本では避妊薬を買うのに月額約5000円かかり、利用者にとっては金銭的な痛手となっている。事後経口避妊薬に至っては、フランスで処方箋なしで手に入るようになってから20年経った今でも、日本では医師の承認が必要である。
このような不必要な障壁により、女性は短期間で緊急にこの薬を見つけなければならないうえ(特に、望まない妊娠が起こりやすい週末は薬を見つけるのが難しい)、多額の金を払わねばならない状況に追い込まれている。
https://toyokeizai.net/articles/-/246717?page=2
この薬を日本で探さなければならなかったフランス人女性は、自分の経験をこう振り返る。「フランスではドラッグストアに行って、事後経口避妊薬を10ユーロ(約1300円)未満で購入できる。でも、東京ではまずその薬を処方してもよいという医者を探さなければならなかった。男性医師は無礼で無神経で、彼は私にその薬を服用しないよう説得しようとした。それからドラッグストアに行ったが、5000円ほどの出費になってしまった」。
出産に関しても、日本の女性はいまだに金を払い、しかも身体的に苦しまなくてはならない。大半の女性は、子どもをより愛するには苦しむべきだいう奇妙で酷い作り話に影響されて生きている。日本で麻酔を受けて出産する女性はたった5%である。フランスでは無料かつ無痛で手に入るものが、日本では広尾のような上流層が住む地域のクリニックに通う裕福で学歴の高い女性にしか手に入れられないのだ。
日本での中絶はギャンブルと同じ
また、日本では中絶はギャンブルと同じ偽善を抱えている。つまり、両者とも違法なのだが、あまりにも例外が広まっているため、実質上認められているのだ。妊娠中絶は、1880年の刑法での法制化以来ずっと犯罪なのである。中絶処置を受けた女性は最大1年の懲役、行った医師には最大2年の懲役が科せられる。
しかし同時に、中絶は1949年に法制化されている。恐ろしいことにその理由の1つは、遺伝的に劣っていると考えられる胎児の出産を抑制するためであり、また1つには国が戦争の痛みで揺らいでいる時期に、過剰な出生を抑えるためであった。
それ以来妊娠中絶は一部のケースで認められてきたが、最も重要なのは経済的な理由が認められていることだ。母体保護法に書かれた「経済的な理由」の一節があれば、妊娠中絶を望むほとんどすべての女性は実質上中絶を認められる。
皮肉なことに、1950年代のフランスの女性たちが中絶手術を受けるために日本にやって来たのは、母国では不可能だったからだ。今日、日本におけるほぼすべての妊娠中絶(NGOのSOSHIRENによると98%)が経済的な理由で行われている。
2015年には出産100万5677件に対し、中絶は17万6388件だった。だがそれは、妊娠件数の17%が中絶に終わっているということを意味する。だが、中絶はいまだに時代遅れの外科手術の方法でしか行われていない。外科手術を必要としない、より苦痛の少ない中絶を可能にする経口妊娠中絶薬薬は、まだ日本の厚生労働省に認可されていないのだ。経口妊娠中絶薬はすべての先進国、それに発展途上国の多くでも認可されている。
https://toyokeizai.net/articles/-/246717?page=3
中国では1988年に、チュニジアは2001年に、アルメニアは2007年に認可された。ウズベキスタンの女性は経口妊娠中絶薬を入手できるのに、日本の女性は手に入れられない。中絶自体おぞましい経験なのに、日本の保健当局はその苦しみを取り除こうとはしていない。
厚労省は誤った情報を発している
それどころか、厚生労働省は、経口妊娠中絶薬について誤った情報を発している。厚生労働省はアメリカの食品医薬品局(FDA)もサイト上で注意喚起しているとして、FDAのページへリンクするとともに、重要部分を翻訳して危険性を強調している。だが実際は、FDAは2016年に経口妊娠中絶薬に関する政策を変更しており、厚労省の情報は古いままとなっている(ちなみにリンクをクリックすると、リンク切れになっている)。
多くの若くて貧しい10代の女性は、性教育不足のために不必要な中絶を行っている。世界保健機関(WHO)は2010年の報告書で、子どもには4歳以前から自分の体を意識させるよう勧めている。フランスは6歳からそれを行っており、ドイツでは9歳からである。
だが、日本にはこの件に関する何の政策もない。基本概念をきちんと教えることができなければ、10代の若者たちが愛や性に関心を持ち始めたとき、彼らを危険にさらすことになる。性教育に対する猛烈な反対者である自由民主党の山谷えり子議員に筆者は取材を求め、質問項目のリストを送った。だが、彼女は取材を拒否し、「予定が立て込んでいるとして取材を拒否し、「女手1つの子育てを体験してきた」などと大まかで空虚な回答を返してきた。
日本における中絶の「犯罪」としての位置づけは、日本人女性を貶め、不安定な立場に置いている。もし明日中絶が非合法化されたら?「現代の10代の若者たちは、ピルと事後経口避妊薬の違いを知らない。彼らはもし中絶が本当に違法なものになったら日本がどう変わるか理解していない」と、作家であり、妊娠中絶賛成派のNGOである「SOSHIREN・女(わたしの)からだから」のメンバーである大橋由香子氏は話す。
SOSHIRENは女性の性と生殖に関する権利を求めて戦ってきた長い歴史を持つ。中絶を受けることができる権利は、1972年と1982年に「生長の家」のような妊娠中絶反対のグループによって攻撃を受けた。自由民主党の政治家の助けを借りて、生長の家をはじめとするグループは、妊娠中絶を許している「経済的な理由」の一節を取り消そうとした。
これに対して、SOSHIRENのメンバーたちは経済的理由の一節を取り除くことに反対し、ハンガーストライキを行った。彼らはカナダ人監督ゲイル・シンガー氏の中絶に関する映画の日本版「中絶」を製作した。水子供養が1970年代に登場し、女性たちに罪の意識を持たせ、寺社に新たな収入源を与えた。
大橋氏は今、自民党内に保守的な宗教関係の陳情団体が復活していることを懸念している。彼らは経済関連の陳情団体より大きな勢力と影響力を持っているとされる。「中絶は依然として刑法により違法とされており、とても性と生殖に関する権利が保障されているとは言えない(日本には)性と生殖に関する権利を支持する新しい法律が必要だ」と大橋氏は言う。少なくとも、妊娠中絶が犯罪であるという位置づけは変えなくてはならない。
→レジス・アルノーさんの最新公開記事をメールで受け取る(著者フォロー)
https://toyokeizai.net/articles/-/246717?page=4
国立がん研究センターによると、年間約2700人が子宮頸がんにより亡くなっている。かつて、子宮頸がんに対して“性体験の多い女性ほどなりやすい”といった、誤った認識がまかり通っていた時代もあった。
もちろん、一度でもセックス経験があれば、ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染し、子宮頸がんになる可能性は誰にでもある。しかし、正しい知識がないことにより、一部では今も偏見が消えていないのだ。
獨協医科大学越谷病院泌尿器科医の小堀善友さんはこう語る。
「子宮頸がんの問題は、HPVに感染したかどうかではなく、持続感染するかどうかです」
一方、男性側の“性的な活動”が原因で、感染リスクが高まる可能性があると、小堀さんは憂慮する。
「尿の調査では、ハイリスク型HPVが検出された例は、セックスしたパートナーの数が多い未婚男性からのほうが多かったんです」(小堀さん)
もうひとつ、日本人の男性器の特徴とも関連があるのではないか、と成城松村クリニック院長で産婦人科医の松村圭子さんは言う。
「日本人の男性の約6割は仮性包茎といわれますが、皮を被った部分には垢がたまりやすいので、さまざまな菌やウイルスの温床となり、HPV感染のリスクも上がるのではないかと推察されます。統計はありませんが、HPV感染や性感染症を防ぐうえでも、男性器をきちんと洗うことは、効果があるでしょう」
そう、男性は決して無関係ではない。むしろ、男性こそが意識を改革し、“予防のためにできることがある”と努力すべきなのだ。
※女性セブン2013年7月25日号
https://www.news-postseven.com/archives/20130716_199694.html
諸説ある陰茎ガンと包茎の関係
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不衛生な状態は万病の元。
直接的に陰茎ガンを引き起こすというよりも、そんな不潔な状態から発生する様々な状態が陰茎ガンを引き起こしてしまう可能性が指摘されています。
陰茎がんの発症のリスクは亀頭の不潔状態や恥垢(包皮内のカス)が原因として大きな比重を占めていると考えられています。
出典
包茎は見た目の問題だけではない、発がんの可能性も!? - Ameba News [アメーバニュース]
陰茎がんは、新生児期に包皮切除を行う習慣のある地域では発生率が低いことから、包茎、亀頭包皮炎、生殖器の不衛生がリスク要因ではないかと考えられています。梅毒や尖圭コンジロームなどの性感染症や、性的パートナーが多いこと、また、陰茎がんの男性を夫に持つ女性では子宮頸がんのリスクが高くなることから、ヒトパピローマウイルス(Human Papillomavirus:HPV)感染もリスク要因の候補に挙げられています。
出典
陰茎がん:[がん情報サービス]
ヒトパピローマウイルス(Human Papillomavirus:HPV)とは?
出典
wpedia.goo.ne.jp
性感染症のウィルスであるヒトパピローマウイルス。
このウィルスは尖形コンジロームのような性病の原因になるだけではなく、子宮頸ガンや陰茎ガンの原因になると考えられています。
HPV(ヒトパピローマウイルス)は、性交渉によって感染する性感染症のウイルスです。ヒト乳頭腫ウイルスと呼ばれる事もあります。現在では、このHPVが子宮頸ガンや陰茎ガンの原因になると考えられています。
出典
HPV(ヒトパピローマウイルス)と包茎の関係
ヒトパピローマウイルス(Human papillomavirus:HPV)はパピローマウイルス科に属するウイルスの一つ。ヒト乳頭腫ウイルス(ヒトにゅうとうしゅウイルス)とも言われる。パピローマまたは乳頭腫と呼ばれるいぼを形成することから名付けられた。一部の型のウイルスに対してはヒトパピローマウイルスワクチンが開発されている。
出典
ヒトパピローマウイルスとは - goo Wikipedia (ウィキペディア)
HPVと包茎の関係は?
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やはり不衛生だと抵抗力が弱り、病気に感染しやすいです。
それはHPVも同じ。
不潔になりがちな包茎はまわりまわってガンなどの重篤な病気の原因になってしまうことも。
包茎の人は恥垢が溜まりやすく不衛生になりやすいです。その事で性感染症のリスクが高まるといわれます。当然、HPVに感染するリスクも高くなり、結果、女性の健康に悪影響を及ぼすリスクも高くなります。
出典
HPV(ヒトパピローマウイルス)と包茎の関係
専門家の研究結果によると約20%の包茎の男性にヒトパピローマウイルスが確認されているといわれており、包茎を放置することで、より子宮がんの確率が上がるといわれているのです。
出典
なぜ包茎でセックスをすると子宮がんになりやすいのか?
包茎は簡単に治る?
出典
0120077635.com
包茎は手術が一番手っ取り早い治療方法。
ただし、それだけはなく軽度の仮性包茎であれば亀頭増大術などで治すこともできます。
症状に合わせた対処がベストです。
亀頭増大・強化とは亀頭のカリ首周辺を大きく、硬くするための治療です。
早漏防止や性交時のパワーアップも図れます。
また亀頭に包皮が被りにくくなる為、軽度の包茎も治すことが出来る場合もあります。
出典
亀頭増大・強化 | 名古屋中央クリニック
包茎の抜本的な治療は包茎手術といわれています。包茎手術を受けた男性がヒトパピローマウイルスを保菌している割合は5%程度といわれており、子宮がんを引き起こす確率を減らすといわれています。
出典
なぜ包茎でセックスをすると子宮がんになりやすいのか?
https://matome.naver.jp/odai/2144894351709642001
包茎である事で自信が持てない、コンプレックスになっているなど悩みの種なら、一度専門の病院で受診しても良いかもしれません。その際には、リスクやデメリットなどをしっかりと聞いて、安全な施術を行ってくださいね。
出典
包茎の種類別、自力で治す3つの方法|包茎&手術のデメリットも紹介
生物の本質であり目的は生殖である。
生殖が命のバトンリレーを行う。
生きるために食べるというのは、
そこの浅い理解である。
生物は生殖のために栄養摂取を行う。
というのが正しい理解である。
さて、話はヒトに飛ぶ。
人間はあらゆる生物の中で
一番、生殖との関わりを忌み嫌ってきた
生物である。
この理由は、
生殖活動、すなわちセックスが、
生殖活動を切り離されたことである。
人間の生涯のセックスの回数は
諸説あるが5000回くらいという
説が多いが、
たとえば、5000回のセックスを行ったのは
いいが、
その中にはまったく子作りしない人もいる。
さらに、5000回のセックスで
お子様が一人というカップルもいる。
人間のセックスではことごとく
生殖が否定され
避妊と言う生殖と逆の行為が
セックスを支配している。
人間におけるセックスはまさに
生殖と徹底的に切り離されてしまったのである。
セックスは男にも女にも
極上の快楽、
極上の快感、
を享受できる
人生唯一のものに
とってかわったのである。
そのセックスという快楽の営みに
生殖(妊娠)はむしろ邪魔であるから
避妊しよう!
これが、5000回のセックスにおける
ほとんどのカップルの行動様式である。
三人の子どもがいると
お子さん多いですね?
なんて言われるが、
そんな子どもが多い過程でも
5000分の3しか、
生殖目的のセックスはしていないかもしれないのだ。
多くのカップルにおいて
生殖否定すなわち避妊セックスをしていても
男女双方の無知による
避妊の失敗があり
中絶にいたることも多々ある。
ここでも生殖否定の
セーフネットである中絶が幅をきかし
人類の生殖否定に一役買う。
しかしながら、
人類は生殖を嫌い
妊娠を嫌い
万が一避妊が失敗しても
中絶してまで
生殖を忌み嫌うが
それより
あのセックスの快感が
好きで好きでたまらない
男なら
ヌルヌルしてヒダヒダがあって
己のペニスを締め付けて
快感の極みに導いてくれる
膣内射精が何よりも好きなのである。
女はカチカチにいきり立った
露茎のペニスが
濡れた膣内に侵入して
暴れまくって
女性独特のオーガズムに達する
あの快感が
何よりも好きなのである。
この強烈な矛盾と不条理が
人間のセックスと生殖を支配している。
これだけ、人類が生殖を嫌い
避妊を心がけ
中絶をしても
この意に反して
地球上の人口は爆発している。
ポイントは
先進国では
生殖とセックスが乖離して
避妊が浸透して
中絶が浸透して
生殖<セックス
の生活様式や文化が根付いているが
発達途上国は
生殖とセックスが一体化して
まるで
倍倍ゲームのように
人口が爆発している。
私の知人で産婦人科医がいるが
彼が南米の某国家で
医療支援していたときのことだが、
彼のいたところでは
12歳で妊娠出産当たり前だそうである。
もちろん、中絶は宗教的にご法度だそうで、
12歳の少女の母親が
12歳の少女が生んだ新生児を
育てるそうである。
12歳の少女にセックスする男は
どんな男なんだろう?
12歳の少女に避妊という概念を
教育できるのか?
12歳の少女は
いったい、ぜんたい、
生涯に渡って何人の子どもを生むのであろうか?
12歳の少女が生んだ
子どもは、
やはり
年頃になると
12歳の少女になって妊娠するのだろうか?
それとも12歳の少女を犯して妊娠させるのだろうか?
いろいろ考えさせられる。
生殖とセックスを切り離さないと
世界中が南米のようなことになるだろう。
人口爆発地帯では
ほとんどのセックスが妊娠を生み出し
人口爆発させているのである。
何度も書いているが
私は中学の頃から包皮を暇さえあれば
剥いて剥いて
亀頭をむき出しにしていた。
授業中もばれないように
パンツに手を突っ込んで
包皮を剥いていた。
露茎になる前は
恥垢が溜まって臭いし、
亀頭と包皮の間が
いつもじめじめ湿っていて
当時、中学1年だった私でも
コイツはココには、
ばい菌や細菌が
たくさんいるんだろうな?
と憂鬱だった。
しかし、風呂で亀頭を念入りに洗い
亀頭をむき出しにして
亀頭を覆っていた
包皮をむいて
ひっくり返しにして
念入りに洗うと
匂いも、恥垢もなくなり
なんだか、少し大人になったような気分を味わった。
とにかく、
包皮を暇さえあれば剥くこと
お風呂で
亀頭をむき出しにして
綺麗に洗うこと
包皮を裏返しにして
念入りに綺麗に洗って
亀頭を常に
パンツの中で
むき出しにさせること、
あとは、皮オナニーをしないこと
オナニーは亀頭とカリを
中心にしごくのではなく
唾液で亀頭やカリや裏返しの包皮を
十分に濡らし
なでる、もみもみする
オナニーにすれば、
早期に亀頭が大きく成長し
カリの段差や落差が大きくなり
包皮が戻らなくなり
露茎が完成する。
私の友人は、
亀頭が大きく成長し
カリの落差が大きくなり、
皮オナニーをしていなかったので
中学の時に早々と露茎になった。
これだけのことで、
早々と露茎は完成するのである。
結局は教育なのである。
まあ、彼も私も親や先生に教育されたのではない。
友人や先輩や友人の兄貴から
露茎になるためのアドバイスをもらっただけである。
要はやるか、やらないか、
やる気にかかっている。
やらないと、
中学でも高校でも
包皮はそのまま
皮オナニー三昧
これなら仮性包茎、包茎が爆発する。
仮性包茎は
亀頭と包皮の間に
細菌を培養していりようなものである。
無害な細菌から有害な病原性の強い細菌
そして極め付けが
ヒトパピローマウイルスである。
ヒトパピローマウイルスは
どこにでも存在するウイルスである。
簡単に仮性包茎の包皮と亀頭の間に
侵入する。
露茎の場合、
ヒトパピローマウイルスに
接したり付着したりしても
露茎の場合
仮性包茎のペニスのように
ウイルスが潜伏するような
場所(包皮と亀頭の間のようなじめじめした閉鎖した空間)が
ないから
結局はウイルス死滅すか、流れ落ちる。
もちろん病原性の強い細菌も
恥垢がないし、
じめじめした閉鎖された
包皮と亀頭のような細菌の温床になる
場所がないから
露茎は生菌数がゼロである。
仮性包茎の場合
嫌気性細菌が多く
巣食っているが
嫌気性細菌は
ウイルスとひじょうに相性がいいから
ヒトパピローマウイルスや
エイズウイルスが
侵入し潜伏しやすい環境を作る。
ヒトパピローマウイルスは
尖圭コンジローマ
子宮頸がん
の代表的なウイルスである。
女性で
尖圭コンジローマ
子宮頸がん
膣がん
子宮体がん
肛門がん
膣炎
になる患者さんの
セックスのパートナーや
ご主人のペニスを調べると
ほとんどが仮性包茎である。
まあ、亀頭炎や亀頭癌にも
本人自身もなりやすい。
ちなみに
露茎の場合、
亀頭炎や亀頭癌の発症は皆無である。
中学時代の
露茎教育
露茎になることを怠ると
気持ちいよい極上のセックスが
できないばかりでなく
あなたの愛するパートナーを
女性器の癌に導いたり
あなたの大切な亀頭を癌で失う
リスクも高くなることを
知っていて損はないと思うのだが、
カリ首(かりくび、英: Corona of Glans penis)または単にカリ (英: Corona) は、男性器の一部。陰茎先端部のエラの張った、陰茎と亀頭の間に位置するくびれた部分のことである。亀頭溝または亀頭冠(きとうかん、中: 冠状溝)とも呼称され、漢字では「雁首」と表記する。
目次 [非表示]
1 発達
2 第二次性徴以降
3 脚注
4 関連項目
発達[編集]
第二次性徴によって成長する。男性器のタナー段階IVで陰茎が長く太くなり、陰茎亀頭が発達し[1]、この頃から勃起時には包皮から完全露出できるようになる。通常時も包皮を剥いて亀頭を露出させておく癖(剥き癖)をつけると亀頭はより成長し、だんだんと陰茎部との段差(くびれ)が生じてくるとともに、いわゆるズル剥け(露茎)になることがある。逆に、この時期に包皮を剥き亀頭を露出させておく癖(剥き癖)をつけなかった場合は、亀頭の成長が妨げられることから包茎になりやすい。そしてタナー段階Vで成人型になる。(露茎になった場合、平常時は常に陰茎から亀頭が常に出ている状態になる。)
(包茎の場合、成人型でも平常時は常に皮が被った状態になる。) [1]
第二次性徴以降[編集]
陰茎部段差の形状は不安定である。
亀頭の露出状態により、刺激による陰茎部段差の成長により変わる。
脚注[編集]
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1.^ 思春期の発現・大山健司
関連項目[編集]
陰茎亀頭冠 (面図)
陰茎亀頭
海綿体
包皮
陰茎
陰核亀頭
フォアダイス
真珠様陰茎小丘疹
勃起
[隠す]
表 ·
話 ·
編 ·
歴
生殖器系
女性器
外性器
陰核 - 陰裂 - 陰核亀頭 - 陰核包皮 - 陰核小帯 - 外陰部 - 処女膜 - 陰唇 - 大陰唇 - 小陰唇 - 膣口 - スキーン腺 (分泌:スキーン腺液) - バルトリン腺 (分泌:バルトリン腺液) - 会陰
内性器
陰核脚 - 陰核海綿体 - 膣 (分泌:膣分泌液) - 膣円蓋 - Gスポット - 尿道 - 子宮頸部 (分泌:子宮頚管粘液) - 子宮 - 子宮内膜 - 輸卵管 - 卵管膨大部 - 卵管漏斗 - 卵巣 - 中腎傍管 (ミュラー管)
男性器
外性器
陰茎 - 陰茎亀頭 - 陰茎亀頭冠 - 陰茎包皮 - 陰茎小帯 - 陰嚢 - 会陰
内性器
陰茎脚 - 陰茎海綿体 - 陰茎ワナ靭帯 - 尿道 - 精巣上体 - 精細管 - セルトリ細胞 - ライディッヒ細胞 - 精巣輸出管 - 輸精管 - 精嚢 (分泌:精嚢分泌液) - 精管膨大部 - 射精管 - 前立腺 (分泌:前立腺液) - 尿道球腺 (分泌:尿道球腺液) - 精巣網 - 精巣 - 精巣小葉 - 中腎管 (ウォルフ管)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AA%E9%A6%96
陰茎包皮(いんけいほうひ、英: Foreskin, 羅: Praeputium)とは一般的に、陰茎が勃起していない状態の際に亀頭を覆い尿道を保護する、伸縮性の二重になった皮膚および粘膜である。陰茎包皮と相同である、女性における陰核包皮も含めた幅広い用語として包皮とも呼ばれる。
目次 [非表示]
1 概要
2 発達
3 機能 3.1 性的な機能
3.2 その他
3.3 進化
4 状態
5 陰茎包皮の外科的および他の方法による整形
6 ランゲルハンス細胞
7 陰茎包皮を使った医薬品および一般消費者向け製品
8 人間以外の種における陰茎包皮
9 ギャラリー
10 出典
11 関連項目
12 外部リンク
概要[編集]
男性器の解剖図
陰茎包皮の外側は陰茎の皮膚の延長であるが、内側は口や瞼の内部のような粘膜となっている。陰茎包皮は、通常思春期までには瞼のように亀頭と別れて自由に動くことが出来るようになる。平滑筋の組織は亀頭近くに陰茎包皮を保持するが、非常に高い伸縮性を持つ[1]。陰茎包皮は陰茎小帯によって亀頭と接続しており、それは陰茎包皮が亀頭上で反転するのを補助する役割がある。
マイスナー小体と呼ばれる一種の神経終末の存在が報告されている。その報告によれば、神経終末の密度は陰茎包皮の滑らかな部分よりも、陰茎包皮先端の畝状の粘膜部分であるリジットバンドにおいて高い[2]。その密度は年齢に影響され、思春期を過ぎると減少していく[3]。マイスナー小体は全ての人に見られるわけではない[4]。バートらによると、マイスナー小体は「指の先端、前腕の前面、足の裏、唇、陰茎包皮、手と足の背面」を含むいくつかの異なる場所で観察された。彼らは、陰茎包皮はマイスナー指数(密度)が最も低いということを発見し、さらに、陰茎包皮上のマイスナー小体は物理的に小さいと報告した。また、形に個人差があることも記録した。彼らは、これらの特徴は「体の中でも比較的敏感さの低い領域」で見られると結論付けた[5]。1950年代後半、ウィンケルマンは、いくつかの受容体がマイスナー小体と誤認されたのではないかと提言した[6][7]。
ブリティッシュコロンビア大学の医科大学院は、陰茎包皮は「知覚神経終末と性感組織が豊富に存在する内粘膜と外皮から構成されている」と記した[8]。ソレルスらの2007年の研究によると、陰茎の5つの最も敏感な領域は陰茎包皮にあり、包茎においては亀頭がより敏感であるとされた[9]。この研究はWaskettとモリスによって、ソレルスのデータを再解析したところ有意な差は見いだされなかったと批判された[10]。2009年にショーバーらによって、81人の男性(うち11人は包茎)の性感に関する自己評価が報告された。性的快感をもたらす領域の評価において陰茎包皮は7位であり、亀頭や陰茎の上下部および陰茎の左右の側面よりは下位であったが、肛門や陰嚢、蟻の門渡りよりは上位であった[11]。
発達[編集]
受精の8週間後に陰茎包皮は陰茎の先端で成長し始め、16週で陰茎の先端が完全に覆われる。この段階において陰茎包皮と亀頭は癒着しており、上皮(粘液層)を共有している。それは陰茎包皮と亀頭が分離するまでの間そのままである[12]。
生まれた時点では、通常まだ陰茎包皮と亀頭は癒着したままである[12]。幼児期から徐々に陰茎包皮と亀頭は分かれて行くが、このプロセスは思春期の後半になっても完了していないこともある[13]。トルバルセンとマイヤーホッフは2005年に、デンマークにおける初めて陰茎包皮が剥けた平均年齢は10.4歳であると報告した[14]。ライトは1994年に、陰茎包皮を強制的に剥くことは避けなければならず、子供自身が陰茎包皮を剥く最初の人でなければならないと主張した[15] 。強制的に陰茎包皮を剥こうとする試みは痛みを伴い、陰茎包皮を傷付けるかもしれない[16]。
子供においては、陰茎包皮は通常亀頭を完全に覆っているが、大人では陰茎包皮によって亀頭が覆われている必要がない。Schöberlein(1966年)の調査[17]によると、若い男性の50 %は陰茎包皮が亀頭を完全に覆っており、42 %は部分的に覆っており、そして残りの8 %において亀頭が完全に露出していた。彼は包茎手術を行った若い男性の4 %において、その手術痕が馴染んだ後陰茎包皮が自発的に収縮していたと述べた。勃起の間に陰茎包皮が剥ける程度にはかなりの変化があり、一部の大人では性行為によって陰茎包皮が剥けるまでは陰茎包皮が亀頭を覆ったままである。
機能[編集]
陰茎包皮は勃起していないときには一般的に亀頭を覆うが(上)、一般的に勃起すると翻転して亀頭が露出する(下)
世界保健機関 (WHO) は、「陰茎包皮の役割については議論があり、陰茎を保湿する、子宮内で発達途中の陰茎を保護する、神経の受容体の存在によって性的快感を増大させるといった機能を持っている可能性もある」と提示した[18]。
性的な機能[編集]
王立オーストラリア医学校(英語版)は陰茎包皮が亀頭を保護し、「陰茎包皮は陰茎における主要な感覚器官の一部であり、陰茎の最も敏感な領域のいくつかを含む。しかし性的感覚における包茎手術の影響は明確でなく、大人においては術後に性的快感が増大したというものと減少したというものの両方の報告があり、幼少期に包茎手術を行う人々においても有利不利の認識はほとんどない。」と提言した[19]。王立オランダ医師会(英語版)は、多くの性科学者たちは陰茎包皮を「例えば性交時の陰茎の挿入やオナニーのような、性的な行為中の陰茎の機械的な機能に重要な役割を果たす複雑で性的な構造体」として見ていると提言した[20]。
テイラーらは1996年に陰茎包皮の詳細について記述し、粘膜組織のリジット・バンドについて文書化した。彼らは「このリジット・バンドは滑らかな粘膜部分よりもより多くのマイスナー小体を含み、特殊な感覚粘膜の特徴を示す」と述べた[2]。1999年、コールドとテイラーは「包皮は通常の性的機能にとって必要な性感組織で重要だ」と述べた[21]。2002年、ボイルらは「陰茎包皮と陰茎小帯の複雑な神経分布は十分に裏付けされており、童貞男性には何千もの触感に対して敏感な受容体や高度に性感を刺激する性感神経終末があり、その神経の多くは包茎手術によって失われ、包茎手術を行った男性において性感の不可避な減少が経験される。」と述べた[22]。アメリカ小児科学会はテイラーらの1996年の研究に対して「陰茎包皮のリジットバンドにおいて特殊な感覚細胞の集中があるかもしれないという提言」について言及した[23]。
1998年、モーゼスとベイリーは感覚器官の証拠は「間接的」なものであると評し、「逸話的な報告を除いて男性の性的な快感の増加と関係しているということは証明されない」と述べた[24]。2007年、WHOは性的機能が低下したという証拠はほとんどなく諸研究結果は一致していないと付け加えた[25]。2002年、フィンクらは「多くの人たちが性的機能における陰茎包皮の効果について推測したが、現在の理解の状態は科学的な証拠よりもむしろ逸話に基いている」と報告した[26]。2005年、マソードらは「現在、陰茎包皮の役割もしくは包茎手術が陰茎の感度と全体の性的な充足感に与える影響についての一致した見解は存在しない」と述べた[27]。2007年、ショーンは「逸話的には陰茎包皮は通常の性行動に重要であり、性的な感度を向上させるという主張がされる。過去十年に渡る客観的な研究論文は、包茎手術を行った男性と行っていない男性との間で性的機能における有意な差は示されなかった。」と述べた[28]。
「gliding action」という用語が、性交時に陰茎包皮が動く方法を表現するためにいくつかの論文で用いられる。この機構は1980年にラクシュマナンおよびプラカシュによって説明され、「陰茎の軸部の皮膚と共通する包皮の外層は前後運動に合わせて自由に滑る」と述べた[29]。幾人かは、陰茎包皮の滑らかな動きは性交の間重要であると述べた[30]。1994年、ウェーレンとビゲロウは「gliding action」は膣の乾燥の影響を軽減するのを助け、「gliding action」の回復は包皮再生(英語版)の重要な利点であると述べた[31]。2002年、オハラは「gliding action」について解説し、性交の間の摩擦が軽減されると述べ、「男女両方の計り知れない快感と喜び」が増大するということを提言した[32]。2000年、テイラーは「gliding action」が起こることでリジットバンドの神経が刺激されるかもしれないと提言し[33]、2003年、挿入している間の後ろへの「gliding action」によって陰茎小帯が引っ張られることで射精の引き金になると推測した[34]。
ウィドン(1953年)、フォーリー(1966年)およびモーガン(1967年)は皆、陰茎包皮の存在が性行為における性器の侵入を容易にすると信じていた[35][36][37]。
その他[編集]
1949年、ゲアドナーは陰茎包皮が亀頭を保護すると述べたが[12]、いくつかの調査によれば陰茎包皮の存在によって亀頭の炎症はむしろ起こりやすくなることが発見された[38][39][40][41][42][43][44][45]。対照的に、2007年、ヴァン・ハウは包茎手術を行った男子でより多くの炎症を発見した[46]。
尿道口炎、尿道潰瘍および外尿道口狭窄(英語版)は陰茎包皮が存在するなら通常は起こりにくいと考えられる[47][48][49]。包茎手術を行った男性に尿道狭窄の発生率は、0 %[50]、0.01 %[51]、0.55 %[52]、0.9 %[53]、2.8 %[54]、7.29 %[55]、9 - 10 %[56]および11%[57]という数字が報告されている。
陰茎包皮の折り重なりは副包皮の湿り気を維持し、はがれた皮膚と混ざって恥垢を形成する。一部の著者は恥垢に抗菌性の酵素が含まれていると信じているが[58]、彼らの理論には疑問が呈されている[59]。1999年、米国小児科学会は「管理された科学的データは、陰茎包皮の有無にかかわらず陰茎における免疫機構の違いに関して利用できない。」と述べた[60]。衛生状態の悪さは亀頭炎(英語版)に関係し[61]、過度の洗浄は非特異性の皮膚炎を引き起こす[62]。
進化[編集]
霊長類において、包皮は男女両方の性器に存在しており、おそらく何百万年におよぶ進化の過程の結果形成されたものである[63]。陰茎包皮のような複雑な陰茎の形状の進化は、恐らく女性の影響によるものである[64][65][66]。
状態[編集]
frenulum breve は、陰茎包皮が完全に剥けるには陰茎小帯が短すぎる状態のことであり、それによって性交中に不快になるかもしれない。包茎は、大人の陰茎包皮が十分に剥けない状態のことである。成人になる前にはまだ、陰茎包皮と亀頭が分かれていないかもしれない[67]。包茎は、陰茎包皮を穏やかに引っ張る、オナニーの癖を変える[68]、局所ステロイド軟膏の塗布、Preputioplasty、もしくはより完全な方法として包茎手術を選択することによって治療される。包皮炎(英語版)は陰茎包皮の炎症である。
嵌頓包茎と呼ばれる状態は、陰茎包皮の先が狭まっている状態で包皮を亀頭の後ろまで剥き、その状態で勃起することで包皮の狭まった部分が陰茎の圧迫することで起こる。それによって陰茎の血流が止まり、亀頭が虚血状態になる。
先天性無包皮(英語版)は先天的に陰茎包皮が無い希な状態である。
陰茎包皮の外科的および他の方法による整形[編集]
割礼(包茎手術)は、部分的もしくは完全な陰茎包皮の除去である。それは宗教的な要件、医学的な障害を治療するような健康的な理由、もしくは陰茎包皮周囲の衛生状態や美観のための個人的な選択として行われる。Preputioplasty は、包茎手術に頼ることなくぴったりと亀頭と密接した陰茎包皮を和らげるように設計された小手術である。
包皮再生(英語版)技術は、組織伸展(英語版)によって陰茎包皮が亀頭を覆うように自身の陰茎の皮膚を延ばすために、陰茎包皮の短い男性に用いられる。それは包茎手術を行った男性の陰茎包皮の再建を助けるために発達した。陰茎包皮の先が狭まっているために包茎となっている場合も、この技術によって広げることができるかもしれない[69]。
他の方法としては、陰茎包皮に行う性器ピアスや陰茎包皮の切開(背面切開術(英語版))が含まれる[70]。
ランゲルハンス細胞[編集]
ランゲルハンス細胞は陰茎上皮の全ての領域で見られる未熟な樹枝状細胞であるが[71]、陰茎包皮の内部においては最も表面に位置する[71]。ソボーとショートによる、HIVの受容体としてのランゲルハンス細胞を対象とした研究(2000年)によると、これらのランゲルハンス細胞は「男性におけるHIVの一次感染において、ウイルスの侵入が最も起こり得る場所と考えなければならない」と提言した[72]。ランゲルハンス細胞はまた、近傍のリンパ節へのHIVウイルスの感染に重要な役割を果たす可能性があるC型レクチンであるランゲリンが発現することが知られている[71]。しかしながら、デ・ウィッテら(2007年)は、ランゲリンはランゲルハンス細胞によって作られるが、T細胞へのHIVウイルスの感染を妨げるかもしれないと提言した[73]。
陰茎包皮を使った医薬品および一般消費者向け製品[編集]
包茎手術によって得られる陰茎包皮は、生化学や微小解剖の研究者によって人の皮膚の構造やタンパク質を研究するために多く用いられる。特に新生児から得られる陰茎包皮は、人間の皮膚を製造するためにより有用であることが発見された[74]。
新生児の陰茎包皮に由来する人の成長因子は、市販のしわ取りクリームを作るのに用いられる (TNS Recovery Complex)[75]。
赤ん坊の陰茎包皮もまた、植皮における移植用の皮膚組織[76][77][78]やインターフェロンベータを主体とした薬[79]に用いられる。
陰茎包皮の線維芽細胞は生物医学の研究に用いられる[80]。
人間以外の種における陰茎包皮[編集]
コアラにおいて、陰茎包皮には受精において重要な役割を演じる自然に生じるバクテリアが収容されている[81]。ほとんど全ての哺乳類の陰茎には陰茎包皮が存在するが、人間以外の場合における陰茎包皮は通常陰茎の全てを覆う鞘である。カモノハシ目(カモノハシおよびハリモグラ)だけは陰茎包皮を欠いている[82]。
ギャラリー[編集]
a longer than average foreskin prepuce
陰茎包皮を引っ張って亀頭を露出させた画像(左)、陰茎包皮が通常の位置に戻って亀頭を覆った画像(右)
勃起していない陰茎の亀頭をすべて覆う、人間男性における普通の長さの陰茎包皮
亀頭の大部分を覆う、比較的短い陰茎包皮
ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオの 愛の勝利。ローマのクピードーを示すアモールの陰茎は陰茎包皮に覆われている
陰茎包皮に包まれた容貌の Gomateshwara 像
陰茎包皮に包まれた容貌のミケランジェロ・ブオナローティのダビデ像
陰茎包皮へのピアス
陰茎包皮に覆われていた影響で十分に成長できなかった陰茎(小陰茎症)
出典[編集]
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Friction is not entirely eliminated during natural intercourse but it is largely eliminated. Friction can take place in the lower vagina, but only if the man uses a stroke that exceeds the (forward and backward) gliding range of the shaft's extra skin. And in such a case, there will be friction only to the extent that the shaft exceeded its extra skin, which is uncommon since the natural penis has a propensity for short strokes. Primarily, it is the penis head that makes frictional contact with the vaginal walls, usually in the upper vagina where there is ample lubrication. [...] The gliding principle of natural intercourse is a two-way street—the vagina glides on the shaft skin while the shaft skin massages the penis shaft as it glides over it."
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関連項目[編集]
##解剖学
##性感帯
##性器
##ランゲルハンス細胞
外部リンク[編集]
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##Anatomy photo:42:01-0107 at the SUNY Downstate Medical Center - "The Male Perineum and the Penis: The Surface Anatomy of the Penis"
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歴
生殖器系
女性器
外性器
陰核 - 陰裂 - 陰核亀頭 - 陰核包皮 - 陰核小帯 - 外陰部 - 処女膜 - 陰唇 - 大陰唇 - 小陰唇 - 膣口 - スキーン腺 (分泌:スキーン腺液) - バルトリン腺 (分泌:バルトリン腺液) - 会陰
内性器
陰核脚 - 陰核海綿体 - 膣 (分泌:膣分泌液) - 膣円蓋 - Gスポット - 尿道 - 子宮頸部 (分泌:子宮頚管粘液) - 子宮 - 子宮内膜 - 輸卵管 - 卵管膨大部 - 卵管漏斗 - 卵巣 - 中腎傍管 (ミュラー管)
男性器
外性器
陰茎 - 陰茎亀頭 - 陰茎亀頭冠 - 陰茎包皮 - 陰茎小帯 - 陰嚢 - 会陰
内性器
陰茎脚 - 陰茎海綿体 - 陰茎ワナ靭帯 - 尿道 - 精巣上体 - 精細管 - セルトリ細胞 - ライディッヒ細胞 - 精巣輸出管 - 輸精管 - 精嚢 (分泌:精嚢分泌液) - 精管膨大部 - 射精管 - 前立腺 (分泌:前立腺液) - 尿道球腺 (分泌:尿道球腺液) - 精巣網 - 精巣 - 精巣小葉 - 中腎管 (ウォルフ管)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B0%E8%8C%8E%E5%8C%85%E7%9A%AE
既に書いているが
性別を決める性染色体が
XXなら女
XYなら男になる。
しかし、XY染色体でも
男になれない人がいる。
XY染色体の中のSRY遺伝子が受精後おおよそ
7週くらいで起動して
未発達の性腺が精巣になるべく働きかける。
精巣ができると大量の男性ホルモンが分泌され
初期の女性器を男性器に改造する。
しかし、内性器、外性器、そして全身に
男性ホルモンの受容体がない人がいる。
そういう人は、
ペニスも陰嚢もできないから
初期の女性器のまま
ワレメのまま推移し
短めの膣が出来上がる。
既に精巣ができているので
卵巣と子宮はできず、
精巣は体内にとどまったままで
放置される。
容貌は普通の女性よりも女性っぽい。
なぜなら普通の女性は
男性ホルモンが微量ながら分泌されており
男性ホルモンの受容体が全身に存在するが、
男性ホルモンは精巣から分泌されているが
まったく作用しないから
普通の女性より
胸が大きく
色が白く
まったく体毛が生えず
陰毛や
腋毛も生えない。
普通の女性と違うところは
卵巣と子宮がないから
妊娠できないし
生理がないことと
長身であることである。
膣は短めだが
普通にペニスを受け入れ
セックスができる。
女性よりも女性っぽく
ほとんどの人が美女であり
生理がないし
妊娠しないし
色がひじょうに白く
体毛がまったくなく
髪の毛は旺盛で
女性の魅力に満ち溢れていながら
妊娠のリスクがないことで
ひじょうにマニアの間では好まれている。
ということで
完全アンドロゲン不応症の男性は
特異な性を持っている。
性染色体はXYだが、
彼女と言う場合が多い。
ということで、
いくら大量に男性ホルモンが
精巣から分泌されても
性器や全身に男性ホルモンを受け取る受容体がないと
男性ホルモンは作用しない。
ということで
男らしさを演出するはずの男性ホルモンが
旺盛に分泌されていても
無駄になったり
女性ホルモンに変換されたりする人もいるのである。
たとえば、
男でも毛むくじゃらで
いかにもマッチョで男っぽい
男性がいるが
しかし、ペニスが異常に小さい男性も多い。
これは男性ホルモンの受容体が
全身にくまなく存在するが
肝心要のペニスに男性ホルモンの受容体が
少ない場合に見られる現象である。
これらの男性で肥満し始めると
肥満の原因の脂肪は簡単に女性ホルモンに変換されるから
ペニスの萎縮がどんどん進む。
中には、
ゲイの受けになる男性がひじょうに多い。
射精の快感より
肛門や直腸の性感開発で
前立腺を刺激して
女性的な持続的快感に
耽る男性になることが多い。
毛深くてマッチョで
肉付きが良くて
ペニスが萎縮気味の
男性は傾向として
脳と性器に男性ホルモンの受容体が
少ないので
ゲイの受けになる傾向が強い。
脳が女性脳になり、
ペニスが収縮し
勃起力が脆弱化し
射精欲が低下する。
反対に、
色が白くて
まったく体毛がないような
痩せ型のニューハーフのような男性の
ペニスが巨根だったりする。
これは、
性器と脳に男性ホルモンの受容体が
多く存在し、
全身には男性ホルモンの受容体が少ないタイプで、
ゲイのタチのもこのタイプは少ない。
ひたすら女性愛好家で
射精欲、性欲が強く
巨根をカチカチに勃起させて
女性に膣内射精を試みるタイプである。
人は見かけによらないというが、
ニューハーフのような
女形のような男性が
性欲が強く
巨根なことや
毛むくじゃらの男臭い
マッチョで肉付きの良い男が
実はゲイで受け専門だったりするのである。
男性ホルモンの過剰分泌は
結果的に男性ホルモンを女性ホルモンに変換して
男性のペニスを萎縮させたり
男性の脳を女性化してしまうのである。
男らしさと男性ホルモンには
簡単な方程式はないのである。
女性器の図を見ると
膣はヒダヒダのチューブのように描かれることが多い。
ペニスも普通はサオだから
サオを収めるにはチューブがしっくり来るという発想もあるだろうが
女性がオーガズムに達する頃には
ペニスがきつく締め付けられ
「おお、この膣と言うチューブはきわめて締め付けがよろしい」
と言いながら男達は膣内射精を試みる。
しかし、
ペニスを挿入する前に
あなたの指で
膣の入り口から
検査、検証してみて欲しい、
チューブではないな・・・
と思うはずである。
膣はある種の小宇宙である。
日本人の女性の膣でも
あの黒人の巨根が入るそうである。
日本女性も黒人男性と結婚して
黒人の巨根を謳歌して
快感に浸っているのである。
さらに、あなたのような、
親指くらいの小さなペニスも
しっかり包みこんでくれるのである。
親指くらいの小さなペニスから
黒人のような
フェラチオできないような
太い巨根まで
膣と言う小宇宙は縦横無尽に飲み込んで
波打ってくれるのである。
しまいには、子宮から送り出される
巨大な胎児の頭も十分に通れる
大きになり
出産の最後の壁となるのである。
今晩はゆっくり
あなたのパートナーの膣内を
指で探検して
チューブでないことを実感して欲しいと思う。
まずは、
Gスポットのザラザラ、
そしてGスポットの対面にある
裏Gスポット
そして
膣奥にある
コリコリしている
丸い
子宮口を確認して欲しい。
指の爪は短く切り
指は清潔にしておき
指の腹で優しく愛撫して
探索して欲しい
くれぐれも十分に膣内が濡れてから
やるように
濡れが足りないなら
あなたの唾液で補うといいでしょう。
まず、指一本からスタートして
やがて
2本指で攻めるのがいいでしょう。
さあ、早速、膣の小宇宙へ膣探査に行ってください。
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/728.html
仮性包茎では究極の性感を男女ともに
享受することはできない。
専門家は口をそろえて勃起した時に
亀頭が出ればいいんです。
「哺乳類の雄は皆、
仮性包茎なんですからね」
なんて、発情期にしか
セックスをしない獣と
セックスを人生の究極の快楽に
進化させた人間を同列に語るのだが
日本男子の仮性包茎のパーセンテージは
年々上昇傾向になる。
一般的に70%以上が仮性包茎と言われているが
知り合いの高校生に聞いたら
彼のクラスの男子全員が仮性包茎で
ひたすら皮を剥くのを亀頭が痛いので拒み
皮オナニーに耽っているそうである。
おかげで、
包皮は伸び放題で
亀頭の成長は見込めず
カリの落差も成長せず
包皮を被ったままの
ペニスの先っちょを
紐で結べるほど包皮が伸びきっているそうである。
おかげで、
恥垢はたまりに溜まって
悪臭を放ち
中には
包皮と亀頭の間に
恥垢を栄養源に
細菌が感染が進行して
亀頭炎になって
病院通いしている
高校生もいるそうである。
とりあえず、
私は、アドバイスとして
「皮をむいてむいて
亀頭をむき出しにせよ!」
と言うのだが、
「痛くて痛くてダメです」
「すぐに、包皮を戻してしまいます・・」
という返答が戻ってくる。
もちろん、
相変わらず
皮オナニーをしているとのこと、
きわめて悲観的である。
挙句の果てには、
仮性包茎について
「仮性包茎なら大丈夫。
セックスもできるし、
セックスの前に
お風呂で亀頭と包皮の間を
丁寧に洗って
恥垢を除去すれば
彼女を
膣炎、膣癌、子宮頸がんなどに
罹らないようにできる」
って言っていますよ!
そもそも、
亀頭を剥いて
痛くて痛くて
どうしようもない
状態で
どうやって
亀頭や
包皮の内部を丁寧に洗浄して
包皮を裏返しにして
丁寧に洗えるのか?
万が一完璧に洗ったとしても
実際の生菌レベルでは
明らかに+(陽性)のまま、
彼女の膣内に陽性の生菌数の
ペニスが挿入されるのである。
「仮性包茎でいいんです!」
という
科学的な根拠なしで
仮性包茎の男子高校生に
気休めを言う
この非科学的な専門家連中の
意図は明らかである。
とにかく、
若者よ
ペニスは露茎になって
はじめて大人の男にになるのである。
剥いて剥いて
亀頭をむき出しにして
皮オナニーを即刻やめて
亀頭やカリ首を唾液でヌルヌルにして
亀頭やカリ首をなでて、もみもみする
オナニーに鞍替えせよ!
年齢が行けば行くほど
亀頭の神経は過敏になり
むき出しにすると
痛みが強くなる。
大人になる登竜門だと思い
勇気を出してやって欲しいものである。
露茎になることが
男としてセックスするときに
いかに重要なことか?
日本の性教育ではまったく触れられていない。
残念である。
2019/02/10 に公開
山下達郎がプロモーション映像, JOY アルバム.
Rare promotional footage of the incredible Tatsuro Yamashita, taken to promote the amazing live album, "JOY".
Get his albums here: https://www.tatsuro.co.jp/
http://www.asyura2.com/16/music18/msg/822.html
セックスの時に
様々な避妊法があるが、
セックスの真髄を極めるには
男は露茎状態のペニスで
カチカチに勃起させ
亀頭をむき出しにして
落差の大きなカリで
女性の膣内のヒダヒダを
ヌルヌルのラブジュースの中で
摩擦させ、
女性をオーガズムに導いた時に
膣の強烈な締め付けで
思いっきり膣内射精することである。
露茎のペニスで
カチカチに勃起させ
膣内をヌルヌルにして
生でセックスを行い
膣内射精するのが
本来のセックスのあるべき姿である。
上記のようなセックスをやっていないカップル
(例えばコンドームを使っていたり
膣外射精したりするセックス)がいたとしたら
もうそれは擬似セックスであり
そのセックスそのものにネガティヴなストレスが発生して
満足のいく絶頂の快感に到達できていないのである。
これは心身にきわめて良くない。
セックスパートナーが閉経している場合は
心置きなく生での膣内射精を謳歌できるが、
閉経していない女性の場合は
出産にはいたることはほとんどないが、
妊娠はする。
50代の女性の人工中絶は毎年わが国でも
20件くらいある。
50代でも確実妊娠するのである。
ということで、
閉経していなければ
妊娠のリスクはある。
事実、40代の妊娠中絶はひじょうに多いのである。
ようするに、
四十代になってセックスのベテランのカップルと
思われる世代においても
正しい避妊法に関し
ひじょうに無知なのが
日本の中年夫婦の特徴なのである。
日本人は年代に関係なく
避妊知識においては
後進国並の知識しかもっていないのである。
人工妊娠中絶は
12週〜22週にかけての
費用は50〜60万の費用負担になる。
一方、私が本日、紹介する避妊法は、
5〜6万円で、5年間有効である。
何が悲しくて
いい歳した熟年夫婦が
避妊に無知なために
人目をはばかり
産婦人科に入院して
60万の大枚をはたくのか?
私が紹介するISUなら
装着後、5年間
生で膣内射精三昧に浸れる。
一年間換算で1万円のコスト負担
一ヶ月で800円の負担である。
一ヶ月 800円で、
5年間
生で、中出し、やり放題である。
こんないい話はないだろう。
妊娠の可能性は99.9%ない。
生理の時の出血量も減り
生理のときの身体の負荷が軽くなる。
ナプキンの節約にもなるし
貧血の解消にもなる
ホルモンバランスも良くなり
体調もよくなる。
妊娠したくなったら
IUSを抜けばいいだけの話。
もし、パートナーが閉経していないなら
この避妊法で
究極の快感に浸れるセックスを
短い人生、
皆さんに謳歌してもらいたいものである。
IUS(子宮内避妊器具)を
ぜひともお勧めしたい。
以下、IUSのウィキによる説明。
産婦人科領域においてIUS(英: Intrauterine system)とは、子宮内に留置して黄体ホルモンを長期間にわたって放出し続けるように設計された製剤である。日本では処方箋医薬品としての規制を受けており、日本では初めて「子宮内避妊システム」としてレボノルゲストレルを主薬とする「ミレーナ」が製造承認を取得し、2007年より自由診療で用いられていた。同薬は2014年に過多月経および月経困難症の適応が追加され、避妊以外の適応には保険診療が適用されている。
目次 [非表示]
1 概要
2 特徴(IUDとの違い)
3 ミレーナの製品概要 3.1 開発の経緯
3.2 作用機序
3.3 注意事項
4 参考文献
5 関連項目
6 外部リンク
概要[編集]
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この節の加筆が望まれています。
特徴(IUDとの違い)[編集]
IUSは子宮内に装着することにより長期間避妊効果を発揮する点では、子宮内避妊器具(IUD)と似ているように見える。しかし、IUDは医療機器であるのに対し、IUSは医薬品である。IUSの「ミレーナ」は「レボノルゲストレル放出子宮内システム」という、従来と異なる新しいタイプの避妊法である。過多月経、月経困難症 にも適応がある。ただし過多月経の場合、器質性過多月経の患者では、原疾患の治療を優先することが必要とされる。
「薬物を子宮内に放出する」ために薬剤放出部を留置する器具としてIUDのT型フレームを使用。
経口避妊薬と同等の避妊効果と子宮内避妊用具の特長である長期間にわたる避妊が可能。
過多月経の女性には推奨できないIUDと異なり、月経時の出血量が軽減。
出産経験があり、これ以上妊娠を希望しない女性、次の出産まで期間をあけたい女性、長期にわたり避妊を望む女性に使用できる。
装着期間は最長5年間で長期間にわたる避妊が可能。
ミレーナの製品概要[編集]
開発国:フィンランド
開発会社:Schering Oy社(現 Bayer Schering Pharma Oy社)
商標名:ミレーナ®52mg(英: MIRENA®)
発売会社:バイエル薬品
開発の経緯[編集]
1970年代後半 - 子宮内避妊器具に黄体ホルモンとしてレボノルゲストレルを用いることにより、高い避妊効果と長期間にわたる避妊効果が可能である製剤の開発を開始。
1990年 - フィンランドにおいて世界で初めて承認・発売
2007年 - 日本で子宮内避妊具として承認・発売(処方箋医薬品、自由診療)
2014年6月 - 日本で過多月経の適応追加
2014年11月 - 日本で月経困難症の適応追加
作用機序[編集]
避妊
レボノルゲストレルを子宮内に持続的に放出することにより、子宮内膜に作用
子宮頸管粘液の粘性を高めて精子の通過を阻止
過多月経、月経困難症
子宮内膜への形態学的変化をもたらす作用により、月経血量を減少させるとともに、月経困難症の症状を軽減させると考えられている。
注意事項[編集]
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には装着させない。妊娠した場合は原則として除去するが、その際自然流産の可能性があることを充分に説明する必要がある。
本剤を「避妊」の目的で使用した場合には、保険給付の対象とはならない(自由診療)。
HIV感染(エイズ)及び他の性感染症(梅毒、性器ヘルペス、淋病、クラミジア感染症、尖圭コンジローマ、腟トリコモナス症、B型肝炎等)を防止するものではない。コンドームの使用が有効であることを使用者に充分説明すること。
参考文献[編集]
丸尾猛ほか:診療と新薬 43:1157(2006)
“『MIRENA®(levonorgestrel-releasing intrauterine system)』FDA承認:患者向説明文書(英語) (PDF)”. Bayer HealthCare Pharmaceuticals Inc.Wayne,NJ07470 Manufactured in Finland (2009年10月). 2010年3月28日閲覧。
バイエル薬品株式会社・メディカルインフォメーション (2014年11月). “ミレーナ52mg”. PMDA. 2018年3月2日閲覧。
関連項目[編集]
子宮内避妊器具
避妊
レボノルゲストレル
月経困難症
外部リンク[編集]
子宮黄体ホルモン放出システム ミレーナ - バイエル薬品
執筆の途中です この項目は、薬学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:薬学/Portal:医学と医療/Portal:化学)。
執筆の途中です この項目は、医学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:医学/Portal:医学と医療)。
カテゴリ: 医薬品
避妊
子宮
婦人科
産婦人科
https://ja.wikipedia.org/wiki/IUS_(%E7%94%A3%E5%A9%A6%E4%BA%BA%E7%A7%91%E5%AD%A6)
1. BRIAN ENO[1205] QlJJQU4gRU5P 2019年3月06日 08:15:46 : KYFDWqdXuQ : dFJuWlRpT05BU1U=[1]
訂正
>閉経していない女性の場合は
出産にはいたることはほとんどないが、
妊娠はする。
正しくは
閉経していない高齢の女性の場合は、
出産にいたることはほとんどないが、
妊娠はする
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/730.html#c1
IUSという低コストで極めて確実性の高い避妊法を
紹介したが、
もっと確実性が高く永久的に確実な避妊可能な
避妊法を紹介する。
卵管結紮である。
これは卵管を結ぶ場合、
その結び目を解けば
妊娠する可能性はある。
さらに体外受精で妊娠の可能性もある。
ただ、この手術を受ける女性は
ほとんどが、もう妊娠したくない
子どもは欲しくないという女性ばかりである。
だからそういう人にはIUSのような
5年毎の器具の取替えがないこの避妊法は
ひじょうにメリットの多い避妊法になるのである。
まさに、
生で膣内射精を死ぬまでできるのである。
これぞ、究極のセックスの真髄であり
セックスの王道である。
コンドームや膣外射精がセックスだと思っている人
コンドームや膣外射精が避妊だと
思っている人には
ぜひとも体験して欲し優れた避妊法である。
実際にこの避妊法を取り入れたら
コンドームセックスや
膣外射精セックスが
いかに擬似セックスだったのかが
よくわかるはずである。
引用開始
女性の卵管結紮・切除
について説明します
1)卵管結紮・切除って何?
女性生殖器の卵管の役割は
@排卵した卵子をキャッチ
A精子と卵子の受精の場
B受精卵が育つ場
というかなり大事なものです
実際に卵管因子で
不妊症になるケースもあるので
卵管造影検査
なんて方法も不妊治療では
一般的な検査です
この手術は逆に
人工的に卵管性不妊
を作り出してしまおう
というものです
2)手術方法やお腹の傷
方法は単純で
卵管を縛って切ったり=卵管結紮
卵管そのものを根本から切除したり=卵管切除
ってことをします
最近では
卵巣がんの発生部位は
実は卵巣ではなくて卵管なのでは?
って説も強くなっているので
卵管切除を行う
ケースが増えています
ちなみに
子宮筋腫などで
子宮摘出する際も
昔は卵管を残していましたが
現在では卵管も一緒に切除する施設が
多くなっています
お腹の傷ですが
現在では
帝王切開術の時に
ついでに一緒にやってもらう
ケースが圧倒的に多いです
実は昔は
経腟分娩後に卵管切除を行う
なんてこともやられていました
これが中々ユニークなもので
通常の卵管って
こんな感じなので
お腹に傷をつけても
そこから卵管を見つけるのは
しっかりとお腹を開けないと
難しいのですが
産後は
こんな風に
卵巣が大きくなっているので
虫垂炎(もうちょう)で行うような
お腹の傷で容易に卵管が見つけられる
ために、お産直後に行う!
なんてこともよくされていたようです
ただ
数十年前は
1人の女性が平均3人以上お産していた
(=合計特殊出生率 3以上)
けれど、現在は平均1.4人
虫垂炎程度の傷で済むといっても
やっぱり腹腔内は観察しにくく
産後は何が起こるかわからないので
わざわざ卵管結紮のために
お腹を開くのもナンセンス
って事で現在はほぼ行われていません
逆に
帝王切開の時は
お腹もしっかり開けて
視野も保たれていますし
傷を増やす必要もありません
なので
@何人も子供を出産している
A今回の出産が(予定)帝王切開
B本人とパートナーが希望する
条件が揃った時
卵管切除が行われています
3人くらい出産されて
帝王切開の場合には
担当医から
「卵管結紮どうされますか?」
ってサラッと
言われるかもしれませんが
本来は妊娠に関わる手術なので
医師から勧められるべきものではありません
あとは
反復帝王切開術を行った際に
子宮の壁が薄くなるから
という理由も無くはないですが
それを理由に妊娠を許可されない
なんて事はほとんどありませんので
基本的にはあくまで自分たちの意思です
ちなみに
妊娠出産関係なく
腹腔鏡でやる
という手段もありますが
腹腔鏡が結構コストかかるので
やっている施設はあるのですかね??
3)費用は?
病気に対する治療では無いため
自費手術になります
5〜20万円程度
が相場でしょうか?
中絶料金と大体一緒
くらいの印象ですかね
4)メリット・デメリット
メリットとしては
やはりほぼ確実に
避妊ができるって事です
さらに上述した様に
卵管発生の悪性腫瘍の
発生を予防できる
というものがあります
卵巣がん卵管発生説
の真偽はまだまだわかりませんが
正常大卵巣がん
normal-sized ovarian cancer
といって
卵巣は腫れていないのに
お腹の中がまさに進行卵巣がん
なんて症例は
昔からありましたし
もう子供は欲しくない!
と完全に決めているのであれば
どうせ帝王切開でがっつり
お腹を開けるのであれば
一緒に切除するのも一つの手かもしれません
デメリットとしてよく言われるのが
術後の癒着ですが
正直卵管切除だけなら
帝王切開の癒着より
ずっと少ない可能性が高いので
卵管結紮・切除を単体で
手術するならともかく
帝王切開に追加して行う際は
癒着について
そこまで強く懸念する必要は
あまりないかと思います
最大のデメリットは
卵管の再生ができない
って事ですね
精管結紮の場合は
もう一度つなげる手術ができる
らしいのですが
それは精細管が
単なる精子の輸送管
という役割なので
再生が可能なのでしょう
卵管の場合は
卵子の通り道以外にも
受精・胚成長・胚輸送
色々な役割があるので
繋げたからといって
きちんと機能するとは限りません
卵管結紮・切除を行なった後に
やっぱり妊娠したい!
ってなった時は
基本的に体外受精が必要
と認識しておいてください
たまにいるのよ
そういう人・・
最後に実際にあった話だけど
中国の女性の方で
昔卵管結紮をした
という人が来て
「中国で結紮をした時に
将来元に戻すことができると言われていたので
戻す手術をして下さい」
なんて事を言われましたが・・
日本の医療では
その考え方ありません
そんな経験がありました
医療の知識や方法は万国共通
なんて皆さん思っているかもしれませんが
そんな事
全然ないからね
それも
マタ旅(妊娠時期の旅行)
を勧めない理由の一つです
【過去記事】マタ旅やめて!
よくあるのよ
通訳引き連れて救急外来受診して
でも私の国では・・・・
母国のかかりつけDrには・・・って言われた
ナースはエコー出来ないのか??
etcetc
最後は話が逸れた
もう少しで避妊編も終わり
次回は子宮内避妊具について説明します
https://ameblo.jp/kyusan0225/entry-12386201136.html
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/731.html
http://www.asyura2.com/16/music18/msg/827.html
2017/08/13 に公開
Marvin Gaye LIVE Sexual Healing + Interview
In The Merv Griffin Show
1983
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2017/08/16 に公開
David Gilmour, Roger Waters, Rick Wright and Nick Mason performing "Time".
Edited by João Solimeo from "David Gilmour Live in Gdansk" (2006), "Roger Waters live in Mexico" (2016) and "Pink Floyd Pulse" (1994). No copyright infringement intended, this is an editing exercise.
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http://www.asyura2.com/16/music18/msg/830.html
http://www.asyura2.com/16/music18/msg/832.html
日本の大人の70%以上が仮性包茎で
その仮性包茎の率も年々増加している。
大きな原因は
権威のある医師などが
「仮性包茎は問題ない!」
「勃起した時に亀頭が露出すればセックスもできるし
セックスの前にお風呂で
皮をむいて、
亀頭と亀頭を包んでいた包皮をよく洗浄して
恥垢を落とせば
たとえ、包皮と亀頭の間に
病原性の強い細菌やヒトパピローマウイルスが
巣食っていても
性行為の前にお風呂で洗浄することで
相手パートナーに
膣炎、子宮頸がん、子宮体がんを引き起こすことはないし
オーラルにおいても
口内炎、喉頭炎、
喉頭がん、食道がん、胃がんなどの
リスクはない!」
と根拠もデータもないのに
断言し主張していることである。
この権威ある医師の主張を否定するかのように
現実では
仮性包茎の増加とリンクする形で
子宮頸がん、子宮体癌、膣炎、膣癌が
右肩上がりで増加している。
日本男児の仮性包茎の大人たちは
権威ある医師の
「仮性包茎でもまったく問題ない!」
という主張を心のよりどころと仮性包茎肯定の礎にして
死ぬまで仮性包茎でいる覚悟のようである。
喜ぶのは
女性器の疾患を専門に行う医師や病院や
製薬会社の重役連中である。
仮性包茎容認論を流布さえすれば
女性器の疾患、癌は右肩上がりで増加する
効果がなく副作用だけが強い
子宮頸がんワクチンも
仮性包茎由来の子宮頸がんが増加すれば増加するほど
子宮頸がんに恐れを抱く
無知な女性にワクチンを接種しやすくなるのである。
問題はワクチンではなく
仮性包茎のまま
セックスする行為にあるのだが、
ここには誰も注目しない。
医療マフィアには
都合の良いのが仮性包茎なのである。
仮性包茎が増えれば増えるほど
医療マフィアは儲かるのである。
仮性包茎増加の原因の最大のものは、
第二次性徴のあたりに
皮をむこうとしないことと
仮性包茎のまま
皮オナニーに耽ることが上げられる。
陰茎の皮膚は
人間の皮膚細胞の中で
一番伸縮性に優れた皮膚細胞である。
なぜなら、
性行為にいたる時に
挿入に耐えうる硬さを保持するには
強烈に勃起させる必要がある。
強烈に勃起させる時に
陰茎の皮膚細胞に伸縮性がなければ
ペニスが大きくなれない。
寒くてペニスが萎んでいる時と
女性の膣内で射精する時の
ペニスのサイズの差は
信じられないくらい大きくなる。
親指くらいの小さなペニスの持ち主でも
膣内射精の直前には
本人も驚くほど大きくなって
できる限り
膣奥、子宮口の近くで
射精しようとするのである。
その為に
ペニスの皮膚細胞は
人間の皮膚細胞の中で
一番伸縮性に富んでいるのだが、
中学、高校と
ペニスの皮膚細胞が伸縮性に富んでいることを
なんと皮オナニーで
ペニスの皮膚細胞をありったけ
伸ばしまくっている。
仮性包茎で、
皮オナニーに耽り
一日に三回くらい皮オナニーしていたら
ペニスの皮膚細胞が
第二次性徴の場合
男性ホルモンが
ペニスの皮膚細胞に作用するので
異常に伸びまくり
真性包茎になったりもする。
これは、日本だけではない
欧米でも割礼を行っていない国では
仮性包茎が爆発的に増加して
若い頃からほぼ全員が
皮オナニーと竿オナニーに耽るだけ耽って
ペニスの皮膚細胞を伸ばせるだけ伸ばしている。
ポルノビデオの若手男優も
ほぼ90%は仮性包茎である。
射精の時も
彼らは子どもの頃からやりなれている
皮オナニーで膣外射精を披露してる。
射精後は急激に
ペニスが萎み
身体は立派な大人だが
ペニスだけは
幼児のような
真性包茎ペニスになっている。
仮性包茎の場合、
亀頭が露茎の人間の亀頭より
過剰な感度があり、
セックスの前に
石鹸つけて
タオルで洗うことなど
痛くてできない人がほとんどである。
もし、亀頭と
包皮の内側を完璧に洗えていたと
思っても、結果的にはかなりの生菌数が残留して
そのまま性行為に突入しているのが現実なのである。
仮性包茎に限らないが
常在している細菌やウイルスを
完全に除去するには
殺菌と言うプロセスが必要不可欠になる。
現実的に亀頭や亀頭を覆っている包皮の
内側をアルコール殺菌したいところだが
現実問題として
不可能である。
アルコールの刺激で激痛を味わう羽目になるだろう。
年頃になっても
皮をむかずに
ひたすら皮オナニーに耽ると
どんな悲劇が訪れるのか?
親が子どもにしっかり教育するしかないのだ。
しかし、その親たちが仮性包茎なのである。
手の施しようがなくなりつつあり
まさに手詰まりなのである。
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/732.html
2. BRIAN ENO[1206] QlJJQU4gRU5P 2019年3月14日 08:05:59 : KYFDWqdXuQ : dFJuWlRpT05BU1U=[2]
裏ビデオではなく
海外の無料のホームページ
を観ている。
若い男優たちが順番待ちのときに
萎えないように
竿の伸縮性に富んだ皮膚細胞を
シコシコやっている。
9割は仮性包茎
中には、
シコシコする度に
亀頭が顔を出したり
顔を隠したり
派手なシコシコ振りを
これ見よがしに
視聴者に
見せ付ける
真性包茎前夜状態の
純度の高い仮性包茎男優もいる。
これなら、
お相手する女優さんも大変である。
恥垢の臭さに耐えなきゃいけないし
コンジローマや子宮頸がんの
リスクがあるから出演は命がけである。
ちなみに、
著名なポルノビデオの会社の場合
出演者に総合的な性病検査が陰性であることが
出演の条件になる。
出演者も相手が総合的な性病検査が陰性でないと
出演しない。
ただ、
仮性包茎でも
まった問題なく出演できるし
はした金のギャラも手に入るそうである。
3. BRIAN ENO[1207] QlJJQU4gRU5P 2019年3月14日 08:32:52 : KYFDWqdXuQ : dFJuWlRpT05BU1U=[3]
蛇足だが、
欧米人の方が、
日本人より三倍以上多くの肉を摂取するので
動物性蛋白質を摂取した場合、
人間の場合、男女ともそのタンパク質が、
性器に集まりやすいので
日本人より三倍以上肉を食う
欧米男性の方が日本男子より
ペニスの包皮、皮膚細胞の弾力や伸縮性に
富んでいる。
日本男子のペニスの包皮は
欧米男性のペニスの包皮に比べると
薄めで
弾力がなく伸縮性に乏しく
黒ずみが顕著である。
まあ、
日本人より
陰茎の包皮の
皮オナニーでの伸びは
向こうの連中の方が
大きい。
このように、
映像を見ていると欧米人の方が
あからかに包皮がやわらかく弾力があり
伸縮性に富んでいるのが
わかるのである。
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/732.html#c3
男にはまったく用途のない乳首がある。
このことについて皆さんは
深く考えたことがあるだろうか?
まあ、普通はどうでもいいことだろう。
そもそも、ヒトの受精後は
XX染色体であろうが、
XY染色体であろうが
女として生命活動がスタートする。
だからXYを持つ男の性染色体を持っていても
結局は女として人生をはじめる
だから乳首がある。
受精後の初期設定の性別は性染色体がXYでも
女として生命活動がスタートする。
早い話が
生命の本質は女であり、
その女が有性生殖を求めるために
女を改造して
男を創造し
その男と有性生殖を行い
飢餓や免疫系の強い子孫を育もうと
する営みに繫がっていくのである。
有性生殖を行う
生物、すなわち人間に
一番重要なのことが
女が複数の男たちとセックスを行い
優秀な男の遺伝子と
自らの遺伝子をシャッフルして
飢餓や免疫力の強い
子孫を残そうとするために、
受精した受精卵の半分を
(厳密に言えばY染色体を持つ精子を受精して)
男に改造して
自ら有性生殖を行っているのである。
ミジンコなんかは
栄養が豊富で
病原菌などが周囲にない場合は
ひたすらメスしか産まない。
しかし、状況が変わり
環境に蛋白質が不足したり
病原菌やウイルスがはびこると
とたんに
オスを生み始め
自分の息子たちと交尾するのである。
まあ、ミジンコは近親相姦で
息子との交尾を行うから
遺伝子自体のドラスティックなシャッフルは望めない。
普通の哺乳類は
自然淘汰があり
強いオスがメスたちを独占して
優先的に交尾し
己の強い遺伝子を残していく。
ただ、人間は
自然淘汰が現代社会において
まったく行われていないので、
弱い男達と
弱い女たちが
性行為を行い
弱い子孫をどんどん残している。
生物学的に言ったら
絶滅種のプロセスを辿っているのが
我々人類である。
さて、話を性分化に戻す。
我々の受精後の
性のスタートは女から始まる。
そして、受精後おおよそ
7週を越えた頃にXY染色体を持つ
女から男への性転換を義務付けられた生命は
Y染色体の遺伝子であるSRY遺伝子が
起動して
未発達の性腺、早い話が「卵巣」を
「精巣」に改造する作業が始まる。
SRY遺伝子はほぼこの仕事で
お役ごめんである。
あとは精巣から分泌される
男性ホルモン(テストステロン)が
女性器を男性器に改造する作業に入る。
・卵巣→精巣(SRY遺伝子)
以下はすべて男性ホルモンが
標的細胞の核内に入りこみ
遺伝子を起動させて
女性器を以下のように男性器に改造する
ドラマが執り行われる。
ウォルフ管→精嚢、精巣上体管、精管、射精管
尿道傍線→前立腺
バルトリン線→カウパー線
クリトリス→亀頭
小陰唇→ペニスの裏側(小陰唇が一本の線で結ばれペニスができる)
前庭球→尿道海綿体
クリトリス海綿体→陰茎海綿体
大陰唇→陰嚢
胎児の時期に
XY染色体を持ったがために
あるいは別の言い方をすれば
Y染色体の精子が受精したために
この激烈な作業が
受精後7週間くらいから
始まる。
この作業の時の
胎児が浴びる男性ホルモンの量は
あの小さなカラダに
成人男性と同程度の
男性ホルモンのシャワーを
浴びるのである。
一方、XX染色体の生命体は
SRY遺伝子も起動しない
男性ホルモンの大量のシャワーも浴びない。
すこぶる平和で牧歌的な
胎児としての生命と成長を謳歌する。
母親が女で
胎児も女である。
何一つ母体に抗うことなく
すくすくと成長する。
女性器も通常の臓器も
成長と成熟の度合いは
男の胎児とは比較にならないほど
余裕の成長を見せるのである。
未熟児で生まれた胎児の
場合、顕著なのは肺である
女子の胎児は肺の発達が著しいから
未熟児でも生存確率が非常に高いが
男子の未熟児の場合
男性器の発達と成長に重点をおいているので
肺などの循環器系の臓器は
女子の胎児に比較すると
大幅に遅れているから
未熟児出産の場合、
男子は命を落とすことが多い。
母体内でも
母体が女だから
絶えず胎盤由来の女性ホルモンの影響に晒される。
特に問題は脳だろう。
脳も最初は女の脳だから
男になるには
男性ホルモンのシャワーを大量に
浴びせないと
女のような男になってしまう。
しかし、精巣からの男性ホルモンの分泌量や
脳における男性ホルモンの受容体が欠乏している場合
ほとんどが
性器は男性だが
脳は女性脳として生まれ
性同一性障害などに発展することが多い。
XY染色体を持つ胎児は
@SRY遺伝子で、卵巣を精巣に作り変える大仕事
A精巣から分泌される男性ホルモンで
女性器から男性器を作る大仕事
B精巣から分泌される大量の男性ホルモンで
女性脳を男性脳に作り変える大仕事
C母体の胎盤から分泌される女性ホルモンを
抗う大仕事
などがあり、
男性器以外の脳や臓器の発達は
同時期の女子の胎児と比較すると
未成熟でひ弱である。
したがって、死産になるのも男が多い。
さらに新生児の時に
またまた、
大量の男性ホルモンにさらされ
新生児から乳児、そして幼児期の
脳や臓器の発達が
圧倒的に女子より遅れる。
これは第二次性徴期まで
続く。
男の子が女の子に比較すると
育てにくいとか、
夜鳴きするとか、
昼間でも泣くことが多いとか
身体が弱いとか
言葉の発達が遅いとか、
利発でないとか
言われるのは
胎児期に女性器は強引に
男性器に改造するために
大量の男性ホルモンを浴び、
男性器をつくり
女性脳を男性脳に改造する為
その負担や負荷が
もろにかかるのが、
第二次性徴期までの
ひよわな男子の大きな原因である。
まあ、
皆さんも
自分のことを真性の男だと思っている
人が多いようだが
そのそも
あなたも乳首がある女として
人生をスタートさせ
受精後、第七週以降に
精巣ができてから
やっと
女性器を巨大化させたり
ワレメを縫合してペニスを作ったり
(その証拠がペニスの裏にしっかりとした縫い目として残っている)
卵巣を精巣に変えたら
精巣を身体の外に押し出して
大陰唇を陰嚢に改造して
睾丸の袋にしてシワシワにするなど、
胎児の七週目意向は
女を男に性転換させる
大事業が行われて
自分は男になったんだ。
と理解する必要がある。
男に生まれたが、
女になりたいとか
男に違和感があるとか
ペニスがいやだとか
勃起がいやだとか
男が好きだとか
女が好きになれないとか
様々な男達がいますが、
そもそもがそういった男たちも
自分の意思で性決定したわけではなく
たんなるY遺伝子を持つ
精子が受精したいたずらによって
本来、女なのに男に性転換するように
プログラムされただけである。
男が女に戻りたいと言う
渇望は、
ある種の先祖がえりの側面もあるのである。
すべての男はXY染色体をもっていても
受精後は女としてスタートし
乳首が用意され、
SRY遺伝子が
男への性転換のスイッチを押し
大量の男性ホルモンの分泌が
始まり
女として生まれたXY染色体を持つ生命体は
子宮の中で男に性転換するのである。
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/733.html
https://www.ted.com/talks/mary_roach_10_things_you_didn_t_know_about_orgasm/transcript?language=ja
さて これからお見せするのは 『医療超音波エコージャーナル』に掲載された 非常に面白い論文の資料写真です 私は敢えてこの論文が『医療超音波エコージャーナル』の 掲載で最も面白いものだと断言します タイトルは『胎児の子宮内マスタベーションの観察』です (笑) 左の写真の長い矢印は胎児の手を指しています その右にペニスが見えます 手はまだ宙にあります そして右の写真が 放射線科医イズラエル・マイズナーの言うところの 「マスタベーション行動に類似した形でペニスを握る手」を示しています これはエコー画像ですから 元々動画なんです
00:50
オーガズムとは自律神経反射の一種です つまり私たちの神経系のうち 意識的にコントロールできないもので 消化 心拍や性的興奮がこれにあたります (2.性器はいらない) そして驚くべき事にオーガズムは 様々な種類の刺激により引き起こされるのです 性器への刺激?…何を今更! キンゼイも実際 他人に眉毛をなでてもらう事で オーガズムに達する女性にインタビューしています 半身あるいは全身麻痺のように 脊髄を損傷した患者には しばしば損傷箇所の感覚が 非常に敏感になるという事が起こります どこでもかまわないようで 文献にはひざオーガズムといった例も見られます
01:33
私の知る中で一番面白いケースは ある女性で 歯を磨く度にオーガズムに達してしまうという人です (笑) 歯を磨くという動作によって 起こる複雑な感覚が オーガズムを引き起こしてしまうそうです 彼女を診察した神経科医は大いに興味を持ち 調べました まず 歯磨き粉が原因ではないかと考えたのですが 歯磨き粉の種類に関係ありませんでした そこで 今度は彼女の歯ぐきを つまようじで刺激してみたのですが だめでした 歯磨きという動作自体が原因なんです それより私が驚かされた事実をお話しますと 皆さんも恐らく この女性の 歯はとてもきれいだろうとお思いでしょうが (笑) 残念ながら 論文によるとこの女性は 「自分が悪魔に憑りつかれていると信じ 歯ブラシでなくマウスウォッシュを使用するようになった」そうで もったいない事です
02:33
(笑)
02:34
私は『セックスと科学のイケない関係』を執筆中 思考のみでオーガズムに達する事のできる女性をインタビューしました 彼女はラトガース大学の研究にも参加しています あの名門のラトガース大ですよ で この女性にオークランドの 寿司屋でインタビューしました そこで「今ここで すぐにできますか?」と聞いたら 「ええ でもできれば食事の後にして欲しいんですが・・・」 (笑) でも食後 彼女はわざわざレストランの外の ベンチで実演してくれました 素晴らしかったです 一分程の出来事でした 実演の後 「いつでもどこでもやってますか?」と聞きましたが (笑) 「いえ 仕事が終り家に帰る頃にはくたびれててそれどころではないんです」 (笑) 前回はディズニーランドの 路面電車の中でやったそうです
03:25
(笑)
03:27
オーガズムの中枢は脊髄神経と 仙髄の神経根という所にあります 後ろのこの辺りです ここに電気的刺激を与えると オーガズムが起こります (3.死んでもオーガズムは得られる) また このような脊髄反射を 死んだ人に与える事も可能です ある特殊な条件 心臓が動いている遺体の場合です これは脳死状態で 法的には死亡と判定されたが 人工呼吸器で心肺機能を維持している状態で 移植手術までの間ドナーの臓器を 維持するための処置ですね このような状態の遺体の 正しい部位を刺激すると ある事が起きます ラザロ徴候という反射で この場でお見せしようとすると・・・もちろん死んでいない状態ですが・・・ こういう感じです ある一点を刺激すると 遺体がこういうふうに・・・動くわけです 病理検査室で働く人には怖いですよね
04:28
(笑)
04:29
ラザロ徴候をひき起こす事ができるのであれば もちろんオーガズムもできますよね? と脳死の専門家のステファニー・マンさんにメールした所 馬鹿な質問に返信をくれました (笑) 「ひょっとして 死んだ人にオーガズムを 引き起こすことは可能ですか?」と尋ねた所 「仙髄神経に充分に酸素が送られていれば ひょっとしなくても可能です」との事でした もちろん本人にとっては面白くも何ともないんですけど やっぱりオーガズムであることには (笑) 変りはないですよね 実際 アラバマ大学のオーガズム研究者に 提案してみました 「ぜひ実験しましょうよ 大学ならば献体も使えるし やるべきですよ」と言ったら 「なら 献体使用審査会の許可を取ってきてね」と言われました
05:20
(笑)
05:22
(4.オーガズムは口臭の原因) 1930年代に結婚マニュアルを書いた テオドール・ヴァン・デ・ヴェルデによると 性交後一時間以内の女性の息からは かすかに精液の臭いが確認できるそうです ヴァン・デ・ヴェルデは精液のソムリエとでもいいますか (笑) 『理想の結婚』の著者ですよ 完全なヘテロセクシャルです この『理想の結婚』に書かれていますが 彼は若い男性と年配の男性の精液をかぎ分けられるそうで 若い男性のそれはさわやかな香りがするが 年配の男性の場合 本から引用しますと 「スペイン栗の花の香りに非常に近く 時に花のさわやかな香りだが 時に非常に鼻にツンとくる匂いである」
06:07
(笑)
06:12
(5.しゃっくりが治る) 話は変わり1999年のイスラエルにて ある男性にしゃっくりが出ました これがまたなかなか止まらないしゃっくりで 友達に教わったあらゆる民間療法でも しゃっくりが止まることはありませんでした そのまま数日がたったある日 彼はしゃっくりしながらも奥さんとセックスをしました すると驚いたことに しゃっくりが止まりました 男性が医師にこの話をした所 このお医者さんがカナダの医学雑誌に 『難治性しゃっくり治療法としての性交の可能性』 という題で報告書を投稿しました 私がこの記事を好きなのは この記事が「独身しゃっくり患者」に 治療法としてマスタベーションを提案しているからです (笑) この表現が国勢調査のカテゴリみたいでしょ 独身しゃっくり患者 (笑) 既婚者 独身者 そして独身しゃっくり患者
07:04
(6.受胎法としてのオーガズム) 1900年代初めの 大半の産婦人科医は 女性がオーガズムに達する時 収縮運動が精液を子宮口まで吸い上げて 精子が卵に早く到達するのを助けることで 受胎の確率が高まると信じていました これを『吸い上げ理論』と言いました (笑) また 古代ギリシャのヒポクラテスの時代に遡ると 女性のオーガズムは受胎を助けるだけでなく 必要不可欠のものだと信じられていました 当時の医者は男達に 妻たちを喜ばせる事が いかに重要かを説いていたわけです 結婚マニュアルの著者にして精液ソムリエの テオドール・ヴァン・デ・ヴェルデは (笑) このように書いています 私はこの人が大好きで 本もたくさん読んじゃいましたが その中にこういう文がありました ハプスブルク王朝にまつわる話とされています マリア・テレジアという女帝がおりまして 妊娠できずにいました で 宮廷医師がこう進言しました 「恐れながらも申し上げますが 神聖なる皇帝陛下の賢きあたりが 交接の前にくすぐられる必要があるかと・・・」 (笑) 元の文献は判りませんが そういう記録があるようです
08:22
マスターズとジョンソンは1950年代の研究者で 二人は吸い上げ懐疑論者でした これも面白い言葉です 二人は吸い上げ理論を信じませんでした で マスターズとジョンソンの名にかけて 徹底的に調べる事にしたわけです 彼らは女性を研究室に連れてきます 確か5人だったかと思います 彼女達の子宮口に 人工精液を入れたカップをつけました この人口精液には エックス線に反応する物質が含まれており レントゲン写真に写るようになっていました あの保守的な1950年代の話ですよ とにかく 被験者はレントゲンの前に座り マスタベーションします この方法で人工精液が吸い上げられるかどうか観察したわけです 吸い上げは確認されませんでした ところで皆さん「人工精液ってどうやって作るの?」とお思いでしょう (笑) これには二通りの方法があります 小麦粉と水あるいはコーンスターチと水を使うのですが 文献で三つのレシピを見つけました (笑) 私が一番好きなレシピは 料理のレシピだと材料のリストがあって 出来上がりの分量が書かれてますよね? 例えば「カップケーキ2ダース分」という具合に その要領で「射精一回分」とあるものです
09:38
(笑)
09:41
オーガズムで受胎率を高める方法はまだあります 今度は男性に関わるものです 精子が作られてから一週間以上 体内に留まった場合 精子に異常が生じて 卵子へのヘッドバンギング つまり侵入が難しくなります 英国の性科学者ロイ・レヴィンは これが男性が熱心かつ頻繁に マスタベーションするように進化した理由だと推測しています すなわち「出し続けていれば 精子の鮮度を保てる」というわけで なかなか面白い仮説です これで進化論に基づく立派な口実ができましたね
10:12
(笑)
10:16
(6.受胎法としてのオーガズム) さて・・・
10:19
(7.養豚家は依然) (笑)
10:21
さて 吸い上げ理論は動物の世界において実証されています 例えばブタの場合 デンマークの国立養豚委員会は メスのブタの人工授精作業中 ブタを性的に刺激しておくと 分娩率 これは生まれる子ブタの数ですが これが6%上昇することをつきとめました 委員会はいわゆる ブタの体の5箇所の 刺激計画 を作りました 養豚家には厩舎に貼るポスターが配布され DVDも作成されました 私もDVDを持ってます (笑) これからお見せします 初公開です
11:01
(笑)
11:03
さて これが映像です お兄さんがラララ〜と鼻歌交じりに仕事に出かけます 無邪気なものです 彼はこれから自分の手で あることをするのですが ブタなら鼻を使う事をするわけですが…ブタに手はないですからね (笑) これです オスのブタは不思議な求愛行動をします (笑) この行動はオスブタの体重を模倣しています (笑) ところで メスのブタのクリトリスは膣内にあります ですから今彼女を刺激しているわけですね はい 一丁上がり (笑) かわいい子ブタちゃんが生まれました (拍手) 面白いビデオでしょう このビデオの冒頭でカメラがお兄さんの 結婚指輪にズームインするのですが まるで「これはただの仕事ですよ 彼は普通に女性が好きなんですよ」とアピールしているようにも見えます
12:17
(8.動物のメスは意外と楽しんでいる) (笑)
12:21
私がデンマークでお世話になったアン・マリーという女性に 「これは結局ブタのクリトリスを刺激するということですよね? 農家にそう説明したらいいんじゃない? ビデオではそういってないけど」と言いました 彼女の答えが面白いので直接引用しますが 「農家の人に ブタのアソコを触らせるまでが一苦労だったんです だから クリトリスの話は控えようということになりまして」 (笑) 恥かしいけど 冒険家の養豚家向けとして 本当に発行されました ブタ用バイブレータもあって これは受精用のチューブに取り付けて使います 先ほど申し上げましたが ブタのクリトリスは膣の中にありますからね だから 見た目よりもう少し刺激的なんだと思います また アン・マリーに 「このブタ達 すでにお気づきかと思いますが エクスタシーを感じているようには見えませんね」と聞くと 「そうとは限りませんよ」との答えが 動物は痛みや快感を 人間のように顔に出す事がないんです どちらかというと 例えばブタはイヌと同じで 顔の上半分のみを動かします 耳の感情表現はとても豊かです だから 私達にはよくわからないんですね
13:28
一方 ヒトを含む霊長類は口をよく使います これはベニガオザルの射精時の表情です (笑) 面白いことにこの顔はメスのベニガオザルにも見られます ただし 他のメスにのしかかっている時だけですが
13:46
(9.ヒトのオーガズム実験は難しい) (笑)
13:49
1950年代 マスターズとジョンソンは 人間の性的反応のサイクルを解明することにしました 男性と女性の性的な興奮からオーガズムまでのサイクルです そこで人体に起きる全ての現象を調べるわけです で 女性の場合 殆どの現象が体内で起こるわけですが そんな事であきらめるマスターズとジョンソンではありません 彼らは「人工性交マシン」を開発しました これは男性器型のカメラにモーターをつけたものです 要するに透明アクリル製の 張形にカメラと照明を仕込んだものが 取り付けられたモーターでこういう具合に動くわけです 被験者の女性はこれとセックスをするのです こういうわけです なかなかすごい代物です 残念ながら今は分解されて存在しません すごく残念です 使ってみたかったわけではなく 一目見てみたかったのに!
14:34
(9.ヒトのオーガズム実験は難しい) (笑)
14:37
(10.でも面白い) ある晴れた日 アルフレッド・キンゼイは 射精時の精液の平均飛距離を算出する事にしました これは単なる思い付きではありません キンゼイ博士は― ―これは1940年代当時広まっていた学説なのですが― 射精時に精液が 子宮口に向かって放たれる速度が 受胎率に関係するという説が デタラメだと考え それを確認したかったのです 博士は研究室に 男性300人に巻尺と動画撮影用カメラを用意しました (笑) その結果わかった事は 3/4の男性の精液は ただ下に落ちただけという事実でした ものすごい勢いで噴き出でたり 飛び出したり 射出される事はありませんでした 一方 最高記録保持者の方は 約2.4m弱の飛距離を記録しました 素晴らしいです (笑) (拍手) まったく素晴らしいものです (笑) 残念ながら彼の名前は記録になく わかりません
15:43
キンゼイ博士は 著書の中でこの実験についてこう書いています すなわち 「ペルシャじゅうたんを保護するため シーツを二枚下に敷いた」 (笑) これは私が二番目に好きな 博士の著述からの文です 一番好きなのは「交尾中のネズミの前にチーズのかけらを転がすと メスの気は散るが オスに変化はない」です
16:09
(笑)
16:11
ご清聴ありがとうございました
16:13
(拍手)
16:17
ありがとうございます!
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/738.html
女性にオーガズムがあるのはなぜ? 進化論で謎を解明
The New York Times
BODY
2019.03.06
7,755
15
オーガズム
目は見るために、鼻は匂いを感じるために。わたしたちの体の多くの部位にははっきりした目的があります。
女性のオーガズムは生物学的な謎
しかし、なかにはうまく説明がつかないものもあります。生物学者にとって、女性のオーガズムほどふしぎな現象はないのです。
女性のセックスライフにオーガズムは重要な役割を占めていますが、筋肉の収縮と、ホルモンの放出と、強烈な快感の組み合わせであるオーガズムの進化的な原点を探るのは難しいことなのです。
何十年もの間さまざまな説が唱えられてきましたが、幅広く受け入れられているものはひとつもありません。いま、ふたりの進化生物学者がこの問題に挑戦、古代の歴史を再構築して女性のオーガズムについての新しい考え方を提示しています。
起源は1億5000万年前までさかのぼる?
学者らは1億5000万年以上前の哺乳類に始まったオーガズムという反応は、セックス後に妊娠するため卵子を放出する手段だったと結論づけました(2016年8月1日付「The Journal of Experimental Zoology(実験動物学)」誌)。
これまで、オーガズムのミステリーの鍵を(人間とは)遠くかけ離れた哺乳類の生物学に求めた研究者はほとんどいませんでした。
この研究論文の著者のひとりでコネチカット大学医学部の進化生物学者、ミハエラ・パブリチェフさんは「オーガズムの研究は人間と霊長類だけに限られていたんです。ほかの動物に注目し深く追求して、その起源を見つけようとはしなかったんですね」と述べています。
男性の場合は説明がつくんですけど
水しぶき
男性のオーガズムについては、進化生物学者の間でそれほど議論にはなりませんでした。なぜなら、それは次世代へ遺伝子を受け渡すもっとも重要なステップである射精と結びついているからです。オーガズムによって、男性は多くの精子を射精でき、進化的に有利になります。
女性の場合、進化的な過程をたどるのはそう簡単ではありません。オーガズムのとき起こる筋肉の収縮は、妊娠するためには必須ではありません。セックスでほとんどの男性はオーガズムを経験しますが、女性の場合はそれほど確実ではありません。
女性器の構造に関係あるかも
2010年のある調査では、35.6%の女性が最近のセックスでオーガズムを感じなかったと答えています。その理由のひとつには、膣とクリトリスが離れているという女性器の構造があります。
それでも、女性のオーガズムには自然淘汰によって選ばれたなんらかの生物学的機能があると考えている科学者も多いのです。ただ、その機能というのが一体何なのかを突き止めなければならないのですが。
感情面ではどうでしょうか
生殖
「オーガズムは感情面でとても重要なものですから、わたしの勘では生殖に対してもなんらかの影響をもたらすのではと思うのです」と語るのは、ペンシルバニア州立大学の進化人類学者、デヴィッド・A・プッツさんです。
これまで多くの仮説が唱えられてきました。プッツさんは同僚たちとともに、女性のオーガズムが遺伝的に魅力のある男性によって卵子が受精される確率を上げるかどうかという可能性を調査してみました。
いろいろな説を考察してみたけれど
その説を、インディアナ大学の哲学者エリザベス・A・ロイドさんはまったく信じていません。2005年、ロイドさんは『The Case of the Female Orgasm(女性のオーガズムの実情)』という本を出版し、オーガズムの役割について発表された18の説を考察しました。
どの説も確固たる証拠に欠けている、というのが彼女の結論でした。仮説の多くは人間のセクシュアリティについてわかっている他の科学的根拠と相容れないものでした。彼女は出版後も研究を続けましたが、抱いている懐疑はどんどん深まる一方でした。
ロイドさんは、女性のオーガズムを説明する最良の説は進化的な目的は一切ないというものと考えています。男性のオーガズムの進化の副産物にすぎず、女性のオーガズムは男性の乳首のようなものだというのが、彼女が信じるところです。
新しい研究が暴いたことは?
人
さて、パブリチェフ氏と研究仲間のイエール大学のグンター・P・ワグナー氏は、女性のオーガズムは、初期の哺乳類までさかのぼる深い進化的歴史があると主張しています。
ふたりはツチブタからコアラまで幅広い種の情報を集めるために、知られていない昔の記録を読みあさり、ほかの動物の生殖について学ぶことから始めました。
両氏は、セックスのとき、哺乳類のメスはオキシトシンとプロラクチンを出すことに注目しました。これらのホルモンはオーガズムの際に女性が放出するものです。そのほかにも、多くの種のメスは大きく異なる生殖作用があることがわかりました。
排卵のサイクルも動物によって異なる
人間の女性は一か月に1回排卵しますが、ウサギやラクダなど他の哺乳類には、交尾の後だけに排卵する動物もいます。
周期的な排卵は人間を含め、わずかな哺乳類だけに進化したことが突き止められました。その進化以前、古代の哺乳類はオスとの交尾によって引き起こされる排卵に頼っていたのです。
クリトリスと膣の位置が違っていた
蘭
これら古代の哺乳類は、膣のなかにクリトリスが発達していました。排卵周期が発達した哺乳類だけに、クリトリスが膣から分かれていったのです。これらの発見から、両氏は女性が妊娠するための反射作用として、まず女性のオーガズムが進化したと論じています。
古代の哺乳類が交尾したとき、クリトリスが脳へシグナルを送り、排卵を促すホルモンが出された可能性があります。卵子が受精したら、ホルモンには受精卵が子宮にしっかり着床する役目もあったかもしれません。
この仕組みは、オスになかなか遭遇しない哺乳類には適していました。交尾のときに妊娠するチャンスが高まるからです。
定期的に排卵するようになったら
やがて、わたしたちのような霊長類など、社会的なグループを作って生活する哺乳類も出てきました。メスは交尾相手へのアクセスが定期的にあるので、排卵を促進するメカニズムとしてのオーガズムはすでに役立たなくなりました。そのかわりにわたしたちの先祖には定期的に排卵するという、新しいシステムが進化したというわけです。
こうしてオーガズムの元々の目的がなくなると、クリトリスは最初の位置から離れていきました。ワグナーさんは、この移動は、進化によってセンサーシステムが取り壊される過程だったと推測しています。「古いシステムが変なタイミングで誤作動するのは困りますからね」
ワグナーさんいわく、「どうしてそうなったのかはわかりませんが、これは強力な進化のかたちで、哺乳類の多くの種に起こっている」そうです。
女性のオーガズムへの認識が変わる?
カップル
ロイドさんとプッツさんは、女性のオーガズム議論に加わったこの刺激的な新説を歓迎しています。
ロイドさんいわく、「これが発表されるのはうれしいですね。女性のオーガズムについて語り合うきっかけになりますし、女性のオーガズムに対する認識の低さに対して新しい視点が示され、知るべきことは何なのかを考えさせられますから」
この新説は、女性のオーガズムの進化について光をあてるものですが、パブリチェフさんとワグナーさんは、オーガズムが現代の女性にとってどんな役割を果たすかという議論を決定づけるものではないと述べています。「どんな議論もオープンですよ」とワグナーさん。
ワグナーさんは、女性のオーガズムの歴史を解読することは生殖医学の向上に役立つだろうと述べています。
「女性の生殖器系全体を考えるとき、どう進化したのかについてのひな型があると、ちょっと違った視点で捉えられるのではと思うのです」
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©2016 New York Times News Service[原文:Scientists Ponder an Evolutionary Mystery: The Female Orgasm/執筆:CARL ZIMMER](翻訳:ぬえよしこ)
image via shutterstock
ぬえよしこ(翻訳)
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.女子だって感じたい!オーガズムに達するために知っておきたい5つのコト.
.LOVE/BODY.
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.なぜアソコを脱毛するのか、どうやってオーガズムを迎えるのかなど、人には聞けない悩みが多いのが女性の下半身事情。今回は、その中でも特に周りと話しづらい、女性のオーガズムについて迫ってみたい。.
.ミステリアス、達成不可能、もしくはストレス。なぜだか女性のオーガズムは、私たちにとって掴みにくい存在になっている。けれど結局は生物学の問題の一つにすぎない。早速、それを紐解いていこう。.
.Launch of Atlantis STS-135 at NASA Kennedy Space Center, Cape Canaveral, Florida, USA from Shutterstock.
.■1:オーガズムを迎えた時の体には何が起こっている?.
.「すべてのオーガズムは基本、筋肉の収縮によるもの。ヴァギナと肛門、そして子宮の中にある、本当に小さな筋肉が収縮し、それが体全体に響き渡るのです」。そう答えるのは、公衆衛生修士号を持つセックスとリレーションシップのコーチ、ケイト・スカーシー氏。.
.興奮が高まると心拍数が上がり、血液が性器に集中。そしてクリトリスはペニスと同じように勃起する。さらに周りを包む小陰唇と大陰唇は膨らんで色が濃くなり、子宮が動く。そうなればもうオーガズムはすぐそこだ。.
.オーガズムに達すると、脳から快楽物質であるドーパミンとオキシトシンが分泌される。結果、心も体も解放されてリラックスし、相手と寄り添いたい衝動に駆られるのだ。.
.>続きを読む.
.出典:teenVOGUE.
https://voguegirl.jp/love/body/20151208/female-orgasm-five-facts/
2:なぜオーガズムは必要なのか?.
.男性は卵子を受精させるために、射精する必要がある。しかし、女性はそう単純にもいかない。.
.ネブラスカ大学でセックスの調査を行い、教授アシスタントを務めるソフィア・ジョード=ウェッセル博士によると、女性のオーガズムによる筋肉の収縮が、ヴァギナの中にいる精子の動きを助け子宮に近づける、という研究結果があるという。.
.だが、女性のオーガズムは妊娠の必須項目ではない。オーガズムは相手との絆を深めるためのものだと言う科学者もいるが、ここでは博士の回答「気持ちよくなるために必要」を採用しよう。.
.PHOTO : Reuters/Aflo.
.■3:どうしたらオーガズムに達したとわかる?.
.ありきたりな答えなら「この質問をする時点で、達したことがない」と言える。けれど、この場合は当てはまらない。なぜなら女性のオーガズムに対するイメージは歪曲されているから。.
.「多くの女性が、頭の中が真っ白になり、体はふわふわと浮くものだと思っています。確かにある人はそう感じるけれど、ある人にはそれがひっそりと起こるだけ。実際にオーガズムを迎えていても、膨らみすぎる期待にマッチせず、気づかない場合も多いのです」とスカーシー氏。.
.専門家であっても、オーガズムをきちんと説明するのは難しい。答えは人それぞれ、だからだ。.
.>続きを
https://voguegirl.jp/love/body/20151208/female-orgasm-five-facts/2/
4:オーガズム未経験の場合、どうすれば感じることができる?.
.一番簡単なのはマスターベーションをすること。「この大学に通う女子大生のほとんど全員が、初めてはバイブで経験したと言っています」と語るジョード=ウェッセル博士によれば、彼女たちは一人きりで映画のセクシーなシーンを見て興奮し、手や枕を使ったり、太ももに力を入れたりなどしてアソコに刺激を与えたそう。さらにはバイブに頼る若い女性もかなり多いという。.
.Collection of templates colorful speech bubbles and explosions in pop art style from Shutterstock.
.そうして“感じる”ことに慣れたら、今度はスカーシー氏による快感の高め方にもトライ。「興奮が高まったら、まずは今していることをやめること。そして数回深呼吸をしたら、他のエリアを触ってみましょう。再び気持ちが良くなってきたら、前に触っていた場所に戻って。これを一回、もしくは数回繰り返しましょう。すると興奮が最高潮になって、大きなオーガズムを得られるようになります」.
.ただし注意したいのは、オーガズムを感じなきゃと自分自身にプレッシャーを与えてしまうこと。ストレスになれば、感じることは不可能。まずはリラックスして!.
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.出典:teenVOGUE.
https://voguegirl.jp/love/body/20151208/female-orgasm-five-facts/3/
セックスをする時はいつもオーガズムを感じるべき?.
.これはオーガズムの究極問題でもある。男性はかなりの確率で毎回オーガズムを感じるけれど、女性は違う。ジョード=ウェッセル博士によれば、女性のオーガズムには大多数がクリトリスへの刺激が必要で、ペニスの挿入によるセックスでは感じないことがあるからだ。.
.さらに博士はストレスも大敵と警鐘を鳴らす。「女性には様々なプレッシャーがあります。オーガズムを感じなくては、セックスの最中にオーガズムを迎えなくては、パートナーと同じ瞬間にオーガズムに達しなくては……。それでは性的欲求が失われ、感じることができません」.
.colorful powder splash isolated on white background from Shutterstock.
.「だから毎回オーガズムを迎えなくても大丈夫。それだけが悦びを得る方法ではないし、すべてのセックスが必ずオーガズムで終わるというわけではない。もちろん、オーガズムは気持ちいいもの。けれどそれがすべてではないのです」.
.素晴らしいセックスは、愛するパートナーとの触れ合いから生まれるもの。大きなオーガズムを得たかどうかは関係ないのだ。.
.出典:teenVOGUE.
https://voguegirl.jp/love/body/20151208/female-orgasm-five-facts/4/
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3. BRIAN ENO[1208] QlJJQU4gRU5P 2021年3月24日 14:57:16 : RH8PjV27FK : UWhnSG5BNUgyejY=[3]
ヴィクターさん、デヴィッドさん、コメントありがとうございます。
http://www.asyura2.com/19/music19/msg/199.html#c3
48. BRIAN ENO[1209] QlJJQU4gRU5P 2021年3月25日 14:17:34 : RH8PjV27FK : UWhnSG5BNUgyejY=[4]
管理人様へ
硬派で硬い内容の投稿が多い
この阿修羅掲示板にもエッチな内容の投稿ができる
アダルトカテゴリーを作ったらどうでしょうか?
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/618.html#c48
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