3. 中川隆[-11732] koaQ7Jey 2020年8月24日 07:39:04 : RyOSypPQPV : NHo0VFdSS2Q4Qlk=[2]
2020.08.24 コロナバブル。
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厳しいコロナ禍の中での株高を、不謹慎とも思える「コロナバブル」と言う言葉で表現する投資家が多くなっています。コロナ対策の形振りかまわぬ政策は、今までタブーとされたヘリコプターマネー政策を主軸にして資金を供給しています。ばら撒かれた資金で、世界中がお金じゃぶじゃぶ状態になって、株や金やその他商品が高くなっていることを「コロナバブル」と言います。
世界はコロナショックの前から、景気対策の低金利・量的緩和で中央銀行は大量の資金供給をしてきましたが、意に反して資金需要は少なく、ほとんどが中央銀行の当座預金口座に戻っていました。しかし、新型コロナウイルス対策の支援給付金の供給で、日本のマネーストック(市中に出回っている資金)M3は7月現在1452兆7000億円(前年比6.5%増)に膨れ上がっています。しかし、日本のこれは世界のマネーストックの伸びに比べると低い方で、日本株がNY株に比べ見劣っているのはこれが原因の1つです。世界はまさにお金じゃぶじゃぶです。
今まで筆者は、株価を決めるのは「カネ対株の量の比率」だと申し上げて来ましたが、その姿が中々目に見えて現れなかったのは、日銀が幾ら資金を供給しても市中に浸透していなかったからです。今回は銀行貸出に頼る資金供給ではなく(これも最近急激に増えていますが)、政府が直接市中に支援金として資金を配った為、実質的に国民の手にお金が渡りました。コロナで景気が落ち込み、困っている国民が多い事とは全く別次元の事です。カネ対株の関係から言うと、コロナ前高値の日経平均2万4000円台はスタートラインと言う事になります。
また今のレベルは史上最高値38915円とその後の安値(09年3月)7054円のちょうど真ん中です。じっくり揉むのは悪い事ではありません。
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