16. 中川隆[-10823] koaQ7Jey 2019年10月15日 14:26:56 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2019]
=w=さん 2010/5/5 00:13:01
長岡鉄男というのは、どんな人だったんですか?
アンサー
kal********さん 2010/5/6 11:00:44
生い立ちなどは最初の方のHPを見ていただければよいので私は長岡鉄男氏が活躍した時代の印象を少し書きます。1970年後半から1980年台が日本のオーディオ史上、1番盛んな時期と言ってよいと思います。
その時代、オーディオの評論家という仕事がクローズアップされた時期でもあると思いますが、長岡氏はその中でも異色の存在でした。好き嫌いをはっきりいっていたのはこの方くらいだったような気がします。また、基本的に海外製品、 高額製品はほとんど評価しない(取り上げないと言う意味です)人でした。
高くていいのは当たり前。安くてもいいものを探すのに価値があるというところでしょうか。
自作という点でもフルレンジを使った独自のスピーカーは大きな影響を与えたと思います。現在でも長岡式とかスワンタイプというような自作スピーカーを使っている記事には事欠きません。バックロードフォーンというメーカーでは製品化し難いタイプを中心に扱っていたのも印象的でした。
FMラジオ番組を録音して自分のライブラリーにする(FMエアチェックといいます)が流行った当時、多くのFM番組雑誌がでましたが、長岡氏はよくこれらの雑誌に執筆していましたが、FMレコパルやFMファンという雑誌に連載されていた組み合わせや評論に影響された人も多いと思います。
現在もあるSTEROやSTEREO SOUND のような専門誌にも執筆してますが、いわゆるハイエンド商品高価をあまり評価している印象がありません。そのため自然と執筆しなくなりました。当時は評論家による雑誌の住み分けもあり、面白かったです。
まったくの国産志向で、安価なものにもいいものはある(というより高価なものは必要ないくらいの感じでした)、スピーカーなど自作を推奨していた。というような感じの論評だったように思います。
私は、早くして亡くなりましたが瀬川冬樹氏がとても好きな評論家でした。オーディオをやりはじめた頃、1番影響を受けました。今でもその当時の影響からシステムを組んでいるといっても良いと思います。
長岡氏はその強烈な論評と比較的誰でも手を出しやすい価格帯の商品を取り上げることが多かったため、ファンは多いと思います。長岡教などといわれる強烈なファン層がいるのはこの人だけでしょう。
対極にいた評論家が菅野沖彦氏ではないかと思います。菅野氏も他の評論家と一線を画すはっきりしたポリシーを感じさせるもので、ふたりとも若いときから強烈でした。ある意味オーディオにステータスを求める菅野氏とまったく趣味として割り切る長岡氏の同じ製品に対する(雑誌は違う)論評は面白かった。
ama********さん 2010/5/6 01:14:26
SP製作のスワンは評価できるが原稿料がもらえるメーカーの批判はしない、
誉めちぎりの提灯記事が多かったね。
金の貰えない製品については逆の金包んで持ってこい的な評価しかしない。
評価内容の記述も幼稚で耳が悪いのじゃないかと疑ったね。
補足
他の評論家のように収入を得る他の職業がなかったので、原稿料をくれるメーカーは神様ですね。
評論において耳の正確さは、やはり多くのミュージシャンからLPレコードの録音エンジニアの依頼があった菅野沖彦氏の評価が生の音楽再生という意味でも秀でてました。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1340374018?__ysp=6ZW35bKh6YmE55S3IOOBqeOCk%2BOBquS6ug%3D%3D
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1007.html#c16