2018年11月21日
バイオマス発電のウソ 森林伐採しCO2増加を招く
これがバイオマス発電、伐採された木はCO2を吸収してくれない
画像引用:http://sky.geocities.jp/hakusyunetto2009/DSCF7394.JPG
バイオマス発電の悪夢
他人の森林を無断で伐採して盗む「盗伐」が全国で増えています。
盗伐を引き起こしているのは原木買取価格の上昇で、その原因はバイオマス発電と言われている。
昔は割りばしくらいしか使い道がなかった木片も、バイオマス発電燃料になっている。
杉の価格は1立方7500円程度だったのが、最近は1万2000円にも値上がりしています。
政府のバイオマス発電は木材として使われない残材を使うとしているが、実際には他人の木を切って買い取り業者に売っている。
成長した杉の木だと1本1万円以上で売れるので100本で100万円になり、濡れ手に粟の利益になる。
杉が成長するには数十年かかり、まっすぐに太い木にするには間伐などの手入れが欠かせない。
盗伐は他人が数十年手間をかけて育てた木を切り取って売るので、盗まれた人は膨大な時間と手間がゼロになる。
今森林地帯をドライブすると木材を切り出している現場によく遭遇し、一見すると日本の林業が復活したように見える。
だが昔の林業は数十年かけて木を育て、建築資源や紙などに使っていました。
現在は伐採するだけで植林も木を育てたりもせず、伐採して燃料に燃やして「地球に優しい」「無公害だ」と言っています。
バイオマス発電が無公害で地球に優しいというのは、「森林は無限にあり勝手に生えてくる」という妄想を根拠にしている。
カーボンニュートラルのおかしさは、燃焼によって「新たにCO2を発生させる」のに、森林の光合成で吸収されるとしている点。
どう見ても燃焼した分のCO2が増えます。
bio_pho_03
画像引用:http://www.chuden.co.jp/resource/energy/bio_pho_03.jpg
カーボンニュートラルのウソ
ドイツなどが言い出したバイオマス発電とは、木を切って燃やして燃料にして発電するというものです。
co2など公害が出るに決まっているのだが、木は一生の間に発電する以上のCO2を吸収するので無公害だとされています。
これをカーボンニュートラルと言い、木材燃料を増やせば増やすほどCO2排出量が減ると主張しています。
この考えのウソ臭さはバイオマス発電をしなければ森林はCO2を吸収しているのに、バイオマス発電によってプラスマイナスゼロになる点です。
森林というもともと存在しているもののCO2吸収と、新たに始めた木材燃料発電が「釣り合っている」としても意味はないのです。
事実としてはバイオマス発電を増やすほどCO2は増加するし、さらに盗伐や植林をしないことで森林減少を招いています。
そのままにしていればCO2を吸収した筈の森林は、切り倒して燃料にしてしまったために、もうCO2を吸収してはくれません。
おさらいすると森林をそのままにすれば自動車や工場が排出したCO2を吸収するが、バイオマス発電では新たに「木材を燃やしたCO2」が放出されます。
森林資源の保護にもつながりCO2が減少して地球温暖化が防げるとドイツや日本政府は言っていますが、そのようにはなっていません。
最近森林を切り倒してソーラーパネルを張り付けたり風車を設置して「地球に優しい」と称しているが、それと同じようなペテンです。
いずれも森林を切り倒すことによるCO2増加を計算していないし、木材を燃やしてCO2を排出するバイオマス発電に至ってはCO2を増加させています。
太陽光、風力、バイオマスと「森林を切り倒して発電する」自然エネルギーは全てウソと言って差し支えない。
http://www.thutmosev.com/archives/78208276.html
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/322.html