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赤かぶ kNSCqYLU コメント履歴 No: 100241
http://www.asyura2.com/acpn/k/kn/kns/kNSCqYLU/100241.html
[政治・選挙・NHK253] 入管法改正をめぐる安倍政権のデタラメ…外国人の奴隷労働拡大を狙う一方で官邸が法務省の外国人共生対策を潰していた!(リテラ 赤かぶ
1. 赤かぶ[1069] kNSCqYLU 2018年11月05日 22:09:24 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[484]






http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/317.html#c1
[政治・選挙・NHK253] 入管法改正をめぐる安倍政権のデタラメ…外国人の奴隷労働拡大を狙う一方で官邸が法務省の外国人共生対策を潰していた!(リテラ 赤かぶ
2. 赤かぶ[1070] kNSCqYLU 2018年11月05日 22:13:29 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[485]






http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/317.html#c2
[政治・選挙・NHK253] 安倍はトランプの言いなり、防衛費倍増11兆円! 
安倍はトランプの言いなり、防衛費倍増11兆円!
https://85280384.at.webry.info/201811/article_42.html
2018/11/05 21:41 半歩前へ

▼安倍はトランプの言いなり、防衛費倍増11兆円!

 トランプ政権は、対日貿易赤字の解消を安倍政権に迫り、大量の兵器を押し売り。そのおかげで日本の防衛費が現在の2倍の11兆円超に達する。これは対GDP比2%に当たる額で、いずれ社会保障費を圧迫することは必至だ。

 「私が『巨額の貿易赤字は嫌だ』とシンゾーに言うと、日本がすごい量の防衛装備品を買ってくれることになったんだよ」―。日米首脳会談(9月26日)の後、トランプは得意気にこう語った。


 安倍晋三は唯々諾々と従った。安倍政権での防衛予算の要求額は7年連続で増額している。

 目玉となったのは陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」(陸上イージス)だ。2基分の取得関連費2352億円が盛り込まれた。

 最終的に米国への支払い総額は4664億円になるが、新型の迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」(1発約40億円)の代金は含まれていない。

 1基24発だから計48発で約1900億円。さらに、基地建設費なども含めれば8000億円近くに達する見込みで、どんどん値が膨らんでいる。

 イージス・アショアはもともと自衛隊が求めてもいなかったものを、安倍政権が押し付けた形だ。2013年の「防衛計画の大綱」にも「中期防衛力整備計画」にも入っていなかった。  (以上 週刊朝日)

詳しくはここをクリック
https://dot.asahi.com/wa/2018103000011.html

















http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/318.html

[政治・選挙・NHK253] 安倍はトランプの言いなり、防衛費倍増11兆円!  赤かぶ
1. 赤かぶ[1071] kNSCqYLU 2018年11月05日 22:36:45 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[486]

安倍首相とトランプ大統領の“密約” 防衛費倍増で11兆円へ〈週刊朝日〉
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181030-00000011-sasahi-pol
AERA dot. 10/31(水) 16:00配信


安倍首相とトランプ大統領の首脳会談(c)朝日新聞社


最新鋭ステルス戦闘機F35A(c)朝日新聞社

 武器輸出拡大の方針を打ち出す米トランプ政権は、対日貿易赤字の解消を安倍政権に迫り、大量の兵器を押し売り。そのおかげで日本の防衛費が将来的に、現在の2倍の11兆円超に達する可能性が出てきた。これは対GDP比2%に当たる額で、いずれ社会保障費を圧迫することは必至だ。

*  *  *
「私が『巨額の貿易赤字は嫌だ』とシンゾーに言うと、日本がすごい量の防衛装備品を買ってくれることになったんだよ」

 日米首脳会談(9月26日)の後、トランプ大統領は得意気にこう語った。

“盟友”からどんなに足元を見られようが、安倍晋三首相は「高性能な装備品を導入することが、わが国の防衛力強化にとって重要だ」と唯々諾々と従った。

 防衛省が2019年度予算編成で概算要求した防衛費は、過去最大の5兆2986億円(前年度当初予算比2.1%増)に上った。安倍政権での防衛予算の要求額は7年連続で増額している。

 防衛費を押し上げるのは、米政府から直接、兵器を購入するFMS(有償軍事援助)だ。FMSの新規契約額は、今年度予算より実に70%増の6917億円に膨らんだ。国際政治学が専門の流通経済大学法学部の植村秀樹教授が厳しく批判する。

「具体的な防衛政策や政治的な哲学があって、必要な兵器を買っているとは思えません。ただ、高いものを買わされているようにしか見えず、納得できません」

 目玉となったのは陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」(陸上イージス)だ。2基分の取得関連費2352億円が盛り込まれた。

 最終的に米国への支払い総額は4664億円になるが、新型の迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」(1発約40億円)の代金は含まれていない。1基24発だから計48発で約1900億円。さらに、基地建設費なども含めれば8千億円近くに達する見込みで、どんどん値が膨らんでいる。

 イージス・アショアはもともと自衛隊が求めてもいなかったものを、安倍政権が押し付けた形だ。13年の「防衛計画の大綱」にも「中期防衛力整備計画」にも入っていなかった。軍事ジャーナリストの田岡俊次氏がこう指摘する。

「北朝鮮の弾道ミサイルから日本列島全域を守るには、迎撃用ミサイルを積むイージス艦2隻を配置する必要があります。ただ、最近まで4隻しかなく、1隻は定期整備のためドックに入っているから、稼働は3隻。うち2隻を常に洋上に出して警戒に当たらせていたのですが、乗組員には過酷な任務になっている。それで8隻態勢にすることを13年の大綱でも決めたのです。そこにまったく想定外のイージス・アショアが加わったのです」

 イージス艦の8隻態勢は21年に完成するから、イージス・アショアは無用の長物になる。1基にミサイル24発が定数だから、北朝鮮の数百発のミサイルに対して「抜本的に防衛力が強化された」という防衛省の説明はウソだ。また、納期も25年というからカネをドブに捨てるような話だ。そこから基地建設に着手するので配備はさらに遅れる。配備されるのは秋田県と山口県だが、北朝鮮が弾道ミサイルを発射してハワイに向かう軌道の下が秋田、グアムに向かう軌道の下が山口なのだ。

「防衛省幹部は言葉を濁しますが、配備先も米ミサイル防衛局の勧告を受けたようです。日本は莫大なお金を払い、米国の防波堤になるわけです」(田岡氏)

 運用するのは陸上自衛隊だが、海上自衛隊と異なり、陸自にはイージス・システムの実績がない。ノウハウの確立や要員育成も課題だ。

 しかも、イージス・アショアのアンテナが出すレーダーは強力な電磁波で、水平線に現れるミサイルを監視するから、周辺住民に電波障害による健康被害が懸念される。百害あって一利なしの欠陥商品なのだ。

 最新鋭戦闘機F35Aも6機を916億円で追加取得する。1機当たりの値段は12年度の96億円から約150億円に跳ね上がった。部品の調達、メンテナンス、修理など経費に使用年数をかけてはじき出すライフサイクルコスト(総費用)は、当初より16%増えて2兆2千億円となった。防衛省関係者がこう不安を語る。

「防衛装備品の価格は米国のロッキード・マーチンなど軍事企業の言い値です。日本企業では調達できないので、金額を吊り上げたり、納期を守らなかったりというのが常套手段になってぼったくり状態。トランプ氏との約束でF35Aはあと40機くらい買わされるのではないかと心配されている。ライフサイクルコストはトータルでいくらになるのか、想像もつかない」

 今年5月、自民党は新しく策定される「防衛計画の大綱」と「中期防衛力整備計画」への提言を行った。防衛費を対GDP(国内総生産)比2%まで引き上げることを主張したのである。18年度のGDP(予測)で計算すれば、何と11兆2860億円だ。

「岩屋毅防衛相や中谷元・元防衛相ら防衛族議員の言い分ですが、防衛担当の財務省主計官もやむなしという反応だった。近い将来、年金受給開始可能年齢を70歳超にまで引き上げると言われ、社会保障費の枯渇が心配されているご時世で、防衛費を2倍になんて安倍政権の防衛政策の無計画さを露呈している。いずれ社会保障費を削らざるを得なくなるだろう」(同前)

(本誌・亀井洋志)

※週刊朝日  2018年11月9日号








http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/318.html#c1
[政治・選挙・NHK253] 不都合なことは「知ろうとしない」日本人たち! 
不都合なことは「知ろうとしない」日本人たち!
https://85280384.at.webry.info/201811/article_43.html
2018/11/05 22:26 半歩前へ

▼不都合なことは「知ろうとしない」日本人たち!

 中国人(漢族)がチベットやウイグルでどんなひどい残虐行為を繰り返しているか日本人は知ろうとしない。

 中国は様々な文化事業などを通じて、表面上は微笑みを絶やさず日本人を信用させ、長年かけて「洗脳」してきた。 陰で反米活動を扇動しながら、日本中に”親中国”日本人を誕生させた。

 中国シンパは、日本の中で対立をあおり、混乱を増幅させようとする。が、中国の尖閣への挑発や南シナ海の独占化、チベットやウイグルへの残虐行為、さらには中国国内の民主化活動をことごとく弾圧する中国共産党に対しては、「気が付かないふり」をする。

 驚くべきことだが、そこまで「洗脳」が浸透しているのである。

 以下はフェイスブックに掲載された投稿ルポである。

 人間の尊厳を「これでもか」といたぶり続ける中国共産党。領土を占領し、チベットからレアメタルなど資源を奪い去る中国共産党の残酷非道ぶり。余りの生々しさに目を覆いたくなる。

***********************************

 チベットでは女性は尼僧であっても繰り返し強姦され、特に尊敬されている僧は狙い打ち。尼僧との性交を強いられたり、売春婦をつれてきて僧に性交を強要。

 僧が拒否すると腕を叩き切られ、「仏陀に腕を返してもらえ」と嘲笑されたという。神を畏れぬ獣と化した中国兵。

 大勢のチベット人が手足を切断され、首を切り落とされ、焼かれた。熱湯を浴びせられ、馬や車で引きずり殺された。

 性暴力はひどいもので、尼僧でインドに亡命したケンサン・ペモさんは以下のように話した。

 捕まった尼僧たちがひとつの部屋に集められ、服を調べられた。顔を伏せたままでいると、服を一枚一枚脱がされ裸にされた。その部屋は窓が多く、外には大勢の一般囚が見ていた。大勢の見るなか、警官の一人が頭を、もう一人がお尻を棒で殴り続けた。

 やがて、あまりの痛さに恥ずかしさも忘れ、私は床に転げ回り、ついに気絶した。気が付くと水をかけられてびしょ濡れになった。

 再び拷問が始まった。電気棒を口や肛門、女性の性器に押し込んできた。私は悲鳴を上げて再び気絶した。 電気棒は家畜に用いる電気ショック棒で、1980年代から使われ。

 中国共産党の民族浄化作戦で、女性が子供を産めないようにするのが目的だ。

28年間獄中で過ごしたアマ・アデ女史
 私が逮捕されたのは26歳の時。300人ほどの女性が一緒に連行されましたが、その中から私を含めて4人が豚の世話をし、看守の服を洗濯する役を言いつけられた。

 しかし、実際には中国人看取の性欲処理係だった。私たちは舌を噛んで死ぬことまで考えた。でも残された年老いた両親のことを思い思い留まった。

 豚の世話係という立場上、盗んだ豚の餌を独房にいる活仏や高僧のところにこっそり持っていくことが出来た。私たちの行為がなかったら、彼らは一カ月と生きられなかった。

 中国はこれらを「亡命者の証言は虚偽」と主張していますが、複数の証言を符合させれば事実というのがわかるでしょうし、歴史的に見て中国人の手口です。

 日本のメディアはケンサン・ペモさんの証言の性的暴力のところは隠蔽して報道しました。朝日新聞と岩波書店の月刊誌「世界」です。このチベットの事実を女性の人権問題として声を上げようとすると妨害されるそうです。ニセ人権主義者が日本に大勢潜んでいるということでしょう。




http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/319.html

[政治・選挙・NHK253] アベ君、ダメじゃないか。しっかりと反省し、きちんと勉強しなくっちゃ。(澤藤統一郎の憲法日記)
アベ君、ダメじゃないか。しっかりと反省し、きちんと勉強しなくっちゃ。
http://article9.jp/wordpress/?p=11393
2018年11月5日 澤藤統一郎の憲法日記


アベ君、キミは昨日(11月4日)明治神宮に参拝したそうじゃないか。しかも、公用車で乗り付けて、「内閣総理大臣 安倍晋三」と肩書き記帳し、本殿ではしっかりと二礼二拍手一礼の神道形式の礼拝を行った。これは、やってはいけないことだ。キミが守らなければならない日本国憲法というルールの違反だ。

キミの大好きな教育勅語。キミとその仲間は、「全部が間違っているのではない。普遍性を持つ部分もある」などと言っている。自分に都合良さそうな部分のつまみ食いはもちろんいけないが、その教育勅語をキミは読んだことがあるのかね。

そのなかに、「學ヲ修メ業ヲ習ヒ以テ智能ヲ啓發シコ器ヲ成就シ進テ公益ヲ廣メ世務ヲ開キ常ニ國憲ヲ重シ國法ニ遵ヒ」とある。いったいキミは、いささかなりとも「學ヲ修メ業ヲ習ヒ以テ智能ヲ啓發シ」したことがあるか。ウソとごまかしで高名となったキミが、「コ器ヲ成就シ」ていないことは公知の事実だ。「進テ公益ヲ廣メ世務ヲ開キ」も、ゴリゴリの私益第一主義のキミのこと、キミの信奉する勅語に照らして恥ずかしくはないか。

それはともかく、問題は「常ニ國憲ヲ重シ國法ニ遵ヒ」の部分だ。いうまでもなく「國憲」とは憲法のことだが、勅語の時代には大日本帝国憲法で、普遍性を持つというなら今は日本国憲法を指すと考えねばならない。この違いをキミはよく理解しているだろうか。先日の11・3憲法集会で、体育大学の学生に憲法を教えている研究者が、「首相は憲法を理解していない。私の生徒なら明らかに落第」とスピーチし、満場がさもありなんと肯いていた。嘆かわしいが、国民はそのようにキミを理解しているのだ。

大日本帝国憲法は、「朕」が「臣民」に与えた法規範だ。だから、勅語では上から目線の「朕」が「臣民」に「憲法と法律を守りなさい」とエラそうに言っている。しかし、日本国憲法はまったく構造を異にする。主権者国民が権力の委託先に遵守を命じた制限規範なのだ。すべてお任せしますから、ご自由に権力の行使をしてくださいと、全面委任があったのではない。権力の行使はこの限りでせよ、とシバリが掛けられている。そこのところを一番大切なものとして、キミは肝に銘じなければならない。

つまり、キミは大日本帝国憲法下の教育勅語では臣民として、日本国憲法下では権力を付託されたものとして、いずれにしても「常に國憲を重んじ」なければならない立場なのだ。

キミは、日本国憲法99条によって「日本国憲法を尊重し擁護する義務」を負っている。一瞬たりとも、このことを忘れてはならない。キミの本心が、「日本国憲法大嫌い。人権尊重も民主主義も平和主義も、可能な限り軽視したい」「嫌いな憲法を、私好みに変えたい」というものだとはみんなが知っている。しかし、ことはキミの好き嫌いの問題ではない。キミが首相という地位にある限りは、面従腹背でも、憲法を遵守しなければならないのだ。

その憲法に、政教分離を命じた20条と89条がある。キミのために、条文を引いて、分かり易く解説しておこう。

第20条(信教の自由・政教分離)
1項 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。
2項 何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。
3項 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。

第89条(公の財産の支出・利用の制限)
公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため…に、これを支出し、又はその利用に供してはならない


ここには、人権としての信教の自由(信仰の自由・宗教活動の自由・宗教的強制を受けない自由)と、その人権を保障するための制度として、政教分離原則が規定されている。政教分離は、首相であるキミに、神社参拝などしてはならない、と命じている。そこを弁えなければ、いつまでも憲法は落第点だ。

これまで、首相や天皇の公式参拝の可否は、靖国神社について論じられてきた。政治的、外交的、歴史的理由からのことだ。しかし、日本国憲法の政教分離の本旨は、神権天皇制の復活を許さないことを目的とするもの。戦前の天皇制は、天皇崇拝の宗教的な情念を臣民に注入することで、国民的規模のマインドコントロールに大きな成果を上げた。その反省が、「政」(政治権力)と「教」(天皇を神とする宗教)との分離を命じる憲法20条である。比喩的にいえば、人間宣言において生身の人間となった天皇を、再び神に戻さぬための、歯止めである。

だから、靖国だけではない、神社神道の本宗である伊勢神宮参拝もしてはならない。明治天皇(睦仁)を神として祀る明治神宮参拝など、もってのほか。キミは、参拝後、記者団に「明治150年にあたり参拝した。日本国の平和と繁栄、安寧、皇室の弥栄をお祈りした」と述べた、と報じられている。これは個人的イデオロギー吐露と言って済ませられる問題ではない。「天皇を神として祀る神社に参拝して、皇室の弥栄をお祈りする」などは、憲法違反も甚だしい。

政教分離には厳格な判例がある。岩手靖国違憲訴訟控訴審(仙台高裁)判決は、「首相や天皇が、その公的資格において靖国神社を参拝するのは国家が他の宗教団体に比して靖国神社を特別視しているとの認識を国民に与える」ことをメルクマールとして違憲であると述べている。

また、愛媛玉串料訴訟の最高裁大法廷判決は、いわゆる目的効果論に拠りつつ、愛媛県が護国神社に合計9万円の公金を支出して奉納したことは、「一般人がこれを社会的儀礼にすぎないものと評価しているとは考え難く、その奉納者においてもこれが宗教的意義を有するものであるという意識を持たざるを得ず、これにより県が特定の宗教団体との間にのみ意識的に特別のかかわり合いを持ったことを否定することができないのであり、これが、一般人に対して、県が当該特定の宗教団体を特別に支援しており右宗教団体が他の宗教団体とは異なる特別のものであるとの印象を与え、特定の宗教への関心を呼び起こすものといわざるを得ないなど判示の事情の下においては、憲法20条3項、89条に違反する。」と明快に述べている。

キミの理解のために解説すれば、こんなことだ。
明治天皇(睦仁)とその配偶者(美子)の崇敬者において、この両名が死後神になったと信じてこれを祀る信仰の自由は憲法が保障するところ。この二柱を祭神として神社を創り運営することも、宗教法人明治神宮を組織して布教活動を行い宗教行事を行うことも、さらには国民が個人してこの宗教施設に参拝することも、いずれも憲法が大切な人権として保障している。しかし、信仰も宗教活動も、私的なものでなくてはならない。いささかなりとも、公権力が関わってはならないのだ。

「首相の神宮参拝は、国が明治神宮との間にのみ意識的に特別のかかわり合いを持ったことを否定することができない。これが、一般人に対して、国が明治神宮を特別に支援しており明治神宮が他の宗教団体とは異なる特別のものであるとの印象を与え、明治天皇夫妻を神とする宗教への関心を呼び起こすものといわざるを得ないので、憲法20条3項に違反する」

キミが明治神宮に納めた玉串料は私費からということだが、「玉串料を私費から支出さえすれば、違憲を免れる」というのでは、憲法の授業での単位は取れない。メルクマールは、「一般人に対して、県が当該特定の宗教団体を特別に支援しており右宗教団体が他の宗教団体とは異なる特別のものであるとの印象を与え、特定の宗教への関心を呼び起こすもの」であるか否かなのだから。しかも、キミの場合、その私費もの出所も、もとをたどれば税金であることを弁えねばならない。

(2018年11月5日)




http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/320.html

[政治・選挙・NHK253] 少子化に「泥縄」で立ち向かうヤッツケ仕事の安倍政府!  
少子化に「泥縄」で立ち向かうヤッツケ仕事の安倍政府!
https://85280384.at.webry.info/201811/article_45.html
2018/11/05 23:15 半歩前へ

▼少子化に「泥縄」で立ち向かうヤッツケ仕事の安倍政府!

 少子化担当大臣は第1次安倍政権の時に誕生した新たなポストだ。世界に例をみないスピードで進む少子高齢化に歯止めを開けようと新設。

 志やよし、である。だが仏作って魂入れずでは何もならない。2007年8月の初代の上川陽子から今日の宮腰光寛まで20代を数えた。

 その間にも少子化は休むことなく進んでいった。ところが、少子高齢化に対する明確なビジョンはただの一度も示されたことがない。毎年予算だけはしっかりつくが、いつまでたっても青写真が示されない。担当者は一体何をしているのだろう?

 今年10月の第4次安倍改造内閣で少子化担当大臣に就任した宮腰は、内閣府特命担当大臣としてほかに、沖縄及び北方対策、海洋政策、消費者及び食品安全、一億総活躍、行政改革、国家公務員制度なども兼務している。

 こんなにたくさんの職務を抱えて、果たして「まともな仕事」が出来るのだろうか?出来るというものがいたらあの聖徳太子も、びっくりだ。スーパーコンピューターでもない限り、並の人間にはとうてい不可能だ。

 ハッキリ言おう。「少子化担当」などと言うのは、一時しのぎの思い付きでしかない。世間で騒がれると安倍晋三はチャッカリ看板だけ「いただく」、中身などどうでもいいのである。

 だから次から次へと新しいキャッチフレーズが飛び出す。これまで何一つまともに解決したものはない。無知な者は「安倍さんは常に新しいことに取り組んでいる」と驚いて拍手を送る。すべてトリックである。

 少子化に伴う人手不足の穴を埋めるために外国人を大量に迎え入れるというが、そんな「泥縄」でお茶を濁していいのか?




http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/321.html

[政治・選挙・NHK253] 片山氏の関連団体、収入また未記載 報告書の不備が続々 
片山氏の関連団体、収入また未記載 報告書の不備が続々
https://www.asahi.com/articles/ASLC55V94LC5UTIL029.html
2018年11月5日19時40分 朝日新聞

 
 片山さつき氏の政治団体で未記載だった収支金額

 片山さつき地方創生相が代表を務める政治団体「自民党東京都参院比例区第25支部」(第25支部)が、2014年と16年に収入があった少なくとも計20万円を政治資金収支報告書に記載していなかった。片山氏側は、朝日新聞が指摘した2日付で収支報告書を訂正した。

 片山氏側は10月31日付でも報告書を訂正しており、地方創生相就任後、約500万円分の政治資金の出入りが未記載だったと修正したことになる。

 朝日新聞が各政治団体の収支報告書を調べたところ、元農林水産相の西川公也氏が代表を務める政治団体「幸湖会」が16年6月、10万円を第25支部に支出していた。しかし、第25支部側にはこの収入の記載がなかった。また「自民党埼玉県支部連合会」も14年12月に第25支部に10万円を支出していたが、第25支部側に記載はなかった。片山氏の事務所は2日、報告書を訂正し、16年分の収入と繰越金をそれぞれ20万円増額した。

 一方、「自民党神奈川県川崎市支部連合会」の報告書には、第25支部から16年に計69万円の交付を受けたと記載されていた。第25支部の報告書ではこの支出の記載が確認できず、片山氏の事務所は取材に「記載漏れを確認したので訂正する」と説明している。

 第25支部の収支で記載漏れがあった理由について事務所は「当時経理を担当していた元秘書が他界しているため確認できない」とした。

 片山氏をめぐっては、口利き疑惑を報じた週刊文春が1日発売の記事で計200万円の収入の未記載を指摘。片山氏側は10月31日付で第25支部が16年分に278万円の収入を記載していなかったと報告書を訂正していた。この訂正にあわせ、第25支部が片山氏本人に選挙費用として支出した488万円を288万円に、翌年への繰越額約207万円を約685万円に、それぞれ修正するなどした。

 このなかで、税理士らによる政治団体「TKC静岡政経研究会」から第25支部が16年6月に受け取った10万円の寄付を削除したが、同研究会の報告書には第25支部への支出が記載されたままになっている。この点について朝日新聞が指摘したところ、片山氏側はこの寄付を確認したとして「間違っていたので、再度訂正する」としている。

 政治資金規正法は政治団体に対し、すべての収入や支出の額、5万円を超える寄付については団体名などを、収支報告書に記載して届け出ることを義務づけている。(長谷文、杉浦幹治、田内康介)




























http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/322.html

[政治・選挙・NHK253] 奇怪な「入国管理法改正案」貧困層を増大させるだけである(そりゃおかしいぜ第三章)
奇怪な「入国管理法改正案」貧困層を増大させるだけである
https://blog.goo.ne.jp/okai1179/e/e369bea3a3ed39a97b02e2ad5d739e3b
2018-11-05 そりゃおかしいぜ第三章


   

とても綺麗な言葉に聞こえる、「同一労働、同一賃金」であるが、これほど裏のある言葉はない。この言葉は当然のようで、誰も反論できない、同一労働なら賃金(体系)は同じであるのは当然と思い、反論しない。

しかし、それは相当昔の労働賃金体系、労働条件を念頭にしているから反論でないのである。労働の現場は、小泉・竹中改革によって非正規雇用が際限ない広がりを見せている。労働三法で守ってもらえず団結権もなく、労働組合からも除かれた存在として、定期的に解雇と雇用を繰り返される派遣社員が日本の職場を圧倒し始めることになる。

雇用者側に立つ政権がこうした条件の下で、同一労働同一賃金を唱えるとどうなるか明らかである。企業側は低い方に合わせることになる。正規雇用者たちの労働組合は当然のことであるが、反対する。それに対して企業側は国民の声を背景に、労働組合側を批判するという、妙な構造が出来上がっている。

今回安倍晋三が下向いてメモを懸命に読み上げる「入国管理法改正案」であるが、もっと安い、もっと労働条件の劣悪な、雇用と解雇のハードルの低い労働力を導入するための道具である。この道具を機能させるために、中身をほとんど検討させずに、条例でこの法律は動くことになるという、極めていい加減な法律である。法の目的使命が、労働不足を口実に賃金を抑えることになっている使命からに他ならない。竹中平蔵の主張する、非正規雇用関係だけにすることへの道である。

そもそ少子高齢化の深刻な社会が目前に迫る中、バブル時代の幻影に向かって、成長ばかりを目指すから人で不足なのである。規模を縮小させ安定させてなお、人材不足なら致し方なかろうがはたして現実はどうなのか、私は酪農の現場しか知らないが、国の政策として巨大化巨大化の一本やりの政策では、人が不足するは当たり前である。

非正規雇用でこの国を満たし、そこへどうやら120万人ほどの外国労働者を見込んでいるようである。経済企画庁の職員の試算によれば、50万人なら13.82%賃金が下がり、100万人なら24.24%下がると試算していることが判った。120万人ならどうなるか明らかである。

この法律が、貧困層から職場と賃金を奪うことになる。




http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/324.html

[政治・選挙・NHK253] 古賀茂明「迷走する消費増税対策 軽減税率のために貧困層、高齢者が損する」〈dot.〉 
古賀茂明「迷走する消費増税対策 軽減税率のために貧困層、高齢者が損する」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181104-00000008-sasahi-pol
AERA dot. 11/5(月) 7:00配信


著者:古賀茂明(こが・しげあき)/1955年、長崎県生まれ。東京大学法学部卒業後、旧通産省(経済産業省)入省。国家公務員制度改革推進本部審議官、中小企業庁経営支援部長などを経て2011年退官、改革派官僚で「改革はするが戦争はしない」フォーラム4提唱者...


軽減税率の対応「早めの準備を」 大阪の商店街でPR(C)朝日新聞社


 安倍晋三総理は来年10月に消費税を8%から10%に2%引き上げると宣言した。

 消費税は、逆進性の高い税金だ。所得に対する消費の割合は、貧困層ほど高い。貯金する余裕などなくほぼ全額使ってしまうという家庭や借金したり貯金を取り崩して生活するという家庭もある。このような家庭にとっては、消費税が2%上がると、医療費のような非課税対象以外の支出全てが2%上がり、生活苦は一気に深刻化し、生活必需品の購入や教育費も削らざるを得ず、ひどいケースでは借金を拡大しなければならない事態にもなる。その結果、生涯かけてもほとんど貯蓄はできず、子供や孫に財産は残せない。

 これに対して、富裕層では、元々所得に対する消費の割合は低く、かなりの貯蓄ができる。2%税率が上がっても、貯蓄をほんの少し減らせば、生活を切り詰める必要はないし、その後も貯蓄を続けて、子や孫に贈与をしたり巨額の遺産を残したりできる。

 つまり、格差が世代を超えて拡大していくのを消費税がさらに助長するわけだ。

 そうした懸念があることは、安倍政権もわかっている。そこで、食料品などに軽減税率を導入して8%に据え置くとともに、様々な対策メニューを導入しようと検討を急いでいる。

■馬鹿げたバラマキで景気落ち込みを回避

 まず、軽減税率以外の対策を見てみると相当筋の悪い政策が並んでいる。プレミアム商品券は、バラマキ政策を実行するために自民党と連立を組んでいる公明党のお家芸だが、これは、「天下の愚策」として経済学者からも酷評されている政策だ。

 この他に住宅ローン減税の拡大、自動車関連の減税なども検討されているが、呆れたことに、国土強靭化に資する公共事業を増やすことまで検討課題になっている。地震が起きても国土強靭化、水害が起きても国土強靭化。そして、何と消費税増税対策で国土強靭化。国民にとって、増税は大きな災害だから一貫性があるという冗談も聞こえてきそうだが、便乗バラマキの最たるものだ。もちろん、これらは、来春の統一地方選と夏の参院選対策であることは、誰にでもわかる。

 それにしても、何故それほどまでに大騒ぎして、バラマキをしなければならないのか。今回は、前回の消費税増税3%に比べて上げ幅も2%と小幅だし、子育て支援などにも追加で支出することで、経済へのマイナス効果も格段に低いと政府自身が認めている。

 前回は、安倍政権誕生から1年数カ月しか経っておらず、アベノミクスの効果もまだ発揮できないうちに増税してしまったので、経済がそのショックに耐えきれなかったという言い訳がなされた。一方、今回の増税実施は、前回の増税から5年半、安倍政権誕生から6年半以上経過した19年10月に予定されている。これだけ時間が経てば、アベノミクスの成果も大々的に開花していなければならない。欧州などでは消費税が増税されて経済が失速することはない。日本特有の駆け込み需要とその後の反動減という問題があると言うが、安倍総理によれば、日本経済は空前の好景気に沸いているそうだ。これが本当なら、2%の増税などそれほど大きな問題ではないはずだ。しかし、実際は、大問題になっている。

 誰もが心配して、これほど大規模な対策が必要だということは、要するに、アベノミクスでは日本経済はほとんど強化されておらず、5年経っても2%の増税にすら耐えられない惨めな状況にあるということだ。アベノミクス失敗を自白しているのと同じではないか。

■中小キャッシュレス対策は天下の愚策

 軽減税率の問題については、テレビなどの面白ネタとして、お茶の間に広まったので、ここで一つ一つ挙げることは避けるが、ここへ来て新たな混乱も生じている。例えば、イートインでの飲食をするなら10%、持ち帰るなら8%という線引きについて、コンビニのイートイン・スペースを閉鎖しなければならないなどということが真剣に検討されている。さらに混乱に拍車をかけそうな対策が、中小小売店向けのポイント還元策だ。

 消費税がアップすれば売り上げがダウンし、経営体力のない中小企業は経営が苦しくなる。そこで、中小の小売店や飲食店などで消費者がクレジットカードやスマホ決済などで代金を払った場合、増税分2%分のポイントを国の財政支援で上乗せしようというのだ。中小企業の販売低迷を防ぎ、キャッシュレス化を進める一石二鳥の「名案」として、私の古巣である経済産業省がひねり出したらしい。

 私は経産省時代、取引信用課長としてカード業界を担当したこともあるが、カード業界のことを少しでも勉強した者であれば、こんなことは思いつかない。私が課長なら、その場でボツだ。世耕経産相の意向を忖度したのかどうかわからないが、やっぱり、経産官僚の質が相当落ちているということを露呈したというしかないだろう。何が問題なのか。

 まず、クレジットカード会社は小売店や飲食店などの加盟店を「大手」「中小」などという基準で分類していない。だから、改めてシステムを変更して、加盟店の仕分けをしないといけないのだが、その作業はとても煩雑だ。とても来年10月の増税時までには間に合うとは思えない。

 また、経産省と財務省がカード会社に決済手数料の上限を3%台にすることを求めているのも驚きだ。手数料は、サービス利用の対価だ。つまり、物の値段と一緒。アイスクリーム1個100円を90円にすれば補助金を出すというのと同じ政策。こんな商売の核心について政府が口出しするとは、まるで共産主義ではないか。

 加盟店手数料の水準は、実は消費者の行動様式と密接に関連して決まる。日本の消費者はリボ払いやキャッシングの利用を嫌う。毎月の収入と相談しながら支出の額を管理していく堅実な消費態度を守ろうとする人が多いからだ。キャッシングはすなわち借金だし、リボルビングも月々の支払いを一定額以下にできるが、残高が残れば、それに高い金利が付く。それで借金漬けになるのが怖いから、消費者は最初から、こうした方法を選ばないのだ。そのため、リボルビングなどの金利で大きな利益を上げている欧米のカード会社などとは違い、日本のカード会社は3〜7%の加盟店手数料が収益の中心となっている。それを3%台に抑え込めば、カード会社の収益は大幅に悪化するだろう。そうなると、その分を取り戻そうと、利用者にリボ払いやキャッシングを強力にプッシュせざるを得ない。その結果、カード破産者の増加にもつながりうる。消費者の純粋な選択でそうなるなら仕方ないかもしれないが、政府の政策によってカード会社をそういう方向へ誘導するのは、消費者政策としては、全く愚の骨頂ではないか。

 さらに、キャッシュレス未対応の店は、中小の中でも特に零細な店が多いのも心配の種だ。そういうところに、事実上キャッシュレス対応を無理強いすれば、機器の導入費用や手数料負担に耐えられず、廃業に追い込まれる中小店も出てくるだろう。私の知り合いの店では、2%のポイントのために機器の導入費用を払い、さらに売り上げの3%を手数料として取られるのなら、最初から売値を2%引き下げて売った方がましだが、それでは赤字になってしまうと悩んでいる人もいた。

 問題は、これだけにとどまらない。大企業と中小企業で税率が変わると言っても、例えば、同じコンビニでも、本社直営店なら大企業だから10%、フランチャイズ店なら中小企業で8%ということが起きる。消費者にはわかりにくいし、店側と顧客とのトラブルも起きかねない。

 また、2%のポイント還元策により、中小店舗の扱う食料品をキャッシュレスで買えば、実質6%で買えてしまうから、増税どころか、減税になってしまうという問題もあるし、ポイントの還元率がカード会社によって異なるのにどう対応するのかという問題もある。

■軽減税率の財源のために貧困層や高齢者が損をする

 増税の一方で、軽減税率やバラマキ策で巨額の財政支出が必要となる。これではいったい、何のための増税かわからない。弱者対策というなら、軽減税率など止めて、真の弱者にピンポイントで財政支出した方がはるかに良い。これは、具体例を挙げて考えてみれば誰にでもわかることだ。

 食料品の消費税を8%に据え置けば、確かに貧困層には恩恵となる。スーパーのセールで100グラム75円の鶏肉を400グラム買えば2%軽減の効果は6円。本当に生活に困っている家庭にとっては6円でも確かに大きい。一方、100グラム1500円の高級ステーキ肉400グラムを買う金持ちの家庭が受ける恩恵は120円だ。それだけ税収が減って、社会保障などに回すお金が足りなくなる。軽減税率を止めれば、貧困家庭の負担は6円増えるが、富裕層家庭の負担は120円も増える。増えた税収を貧困家庭向けに集中して、例えば生活保護や貧困高齢者対策に支出する。そうすれば、貧困家庭への支援は、単に軽減税率を入れただけの場合よりも確実に増える。

 また、社会保障のカットで1000億円程度の財源を捻出する案も検討されている。

 このように見て来ると、軽減税率は、貧困対策、弱者対策であるかのように宣伝されているが、実態は、全くそうではないことがわかる。

■政官財の利権づくりに加担する新聞の談合戦略

 これほど問題があるのに軽減税率を止めようという世論はなぜか盛り上がらない。その理由は二つある。

 まず、軽減税率は巨大利権の宝庫であることだ。何を軽減税率の対象にするかは、商品サービスの売り上げに直結する。今回は2%とその幅は小さいが、官僚や政治家は、今後消費税を15%、20%へと引き上げたいと考えている。1回引き上げるごとに、何を軽減税率の対象にするのか、軽減幅をどれくらいにするのかなどが議論され、業界からは、強力なロビーイング・陳情が繰り広げられるだろう。霞が関利権の拡大を目指す官僚は天下りの拡大に利用するし、利権のおこぼれに与りたい族議員もこれに群がってくる。だから、官僚も政治家も何とか軽減税率を入れようと必死なのだ。

 軽減税率を止めようという世論が盛り上がらないもう一つの大きな理由がある。新聞社が軽減税率大賛成、というより、「軽減税率が命綱」と考えているので、これを止める議論を報じないことだ。事実上新聞の系列下にあるテレビ局も新聞社の意向を忖度して同様の態度をとっている。

 活字文化の保護振興というもっともらしい理由で、定期購読の新聞は軽減税率の対象となる予定だ。これは、安倍政権と大手新聞の間の談合で、その代わりに、新聞は消費税増税に賛成することになっている。新聞の販売部数の落ち込みはとどまるところを知らず、このままでは、どの社も生き残りさえ厳しい。2%引き上げが致命傷になりかねないと彼らは恐れている。だから、軽減税率死守というのが新聞社の考えなのだ。政権と新聞の談合で重要な政策が決まっていると言ってもよい。

 活字文化を守るというのは、印刷物を守るという意味だ。しかし、それは、古い時代の技術を前提にした議論で、本当に重要なのは、そこに含まれている情報である。インターネットで得られる情報も印刷物の情報と同様に価値があり、その重要性は日に日に高まっている。ネット情報の方が新聞より早いこともあるし、新聞が政権忖度で報じない情報がネットで得られることも多い。ならば、新聞だけでなく、スマホ利用料金も軽減税率の対象にすべきではないかという議論もありそうなものだが、そうした議論は新聞には絶対に出て来ないのだ。

■アベノミクス失敗を認めて税と社会保障の一体改革をやり直せ

 冒頭に述べた通り、消費増税対策がこれほど迷走する最大の理由は、6年間のアベノミクスが失敗し、結局日本経済は増税に耐えられる状況にはなっていないということだ。そんな中で、政官財そして、マスコミも入り交って、それぞれの利権獲得のために増税を悪用しようとしている。財政再建にもたいして貢献せず、庶民の生活向上にも貢献しない。ただ、利権拡大のための増税というのが実態だ。ならば、いったん中止にして、2012年の与野党で合意した「税と社会保障の一体改革」のための制度設計の議論をやり直すべきではないだろうか。






















http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/325.html

[経世済民129] 社員の4割を配置転換!ロボットと交代のソフトバンク!  
社員の4割を配置転換!ロボットと交代のソフトバンク!
https://85280384.at.webry.info/201811/article_47.html
2018/11/05 23:43 半歩前へ

▼社員の4割を配置転換!ロボットと交代のソフトバンク!

 これからは人間に代わってロボットが大活躍する時代になった。事務職は今後どこも同様の嵐が吹き荒れよう。

 「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ!」などと言う、植木等の歌がもてはやされた時代がウソのようだ。

***********************

 ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長は5日の決算記者会見で、国内で携帯電話事業を手掛ける子会社ソフトバンクについて、社員の4割を配置転換し、成長分野に充てる方針を明らかにした。

 コスト削減と成長事業強化の両立を目指す。孫氏は配置転換について「低価格化に対応しながら、通信事業の増益をコミット(約束)していきたい」と述べた。今後2〜3年かけて行う。  (以上 時事通信)

 一方、日経によると、「従来のルーティンワークに相当する仕事は、できるだけロボット化したい」と孫氏。




















http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/310.html

[政治・選挙・NHK253] 立憲民主党代表の枝野幸男がなぜか色あせて見える!  
立憲民主党代表の枝野幸男がなぜか色あせて見える!
https://85280384.at.webry.info/201811/article_49.html
2018/11/06 00:23 半歩前へ

立憲民主党代表の枝野幸男がなぜか色あせて見える。どうしてなのか?

立憲民主党に結党当時の、あの熱気、勢いはどこにもない。なぜなのか?

リベラル派の代表として期待したが・・・。

あす7日は立冬。

すき間風がいやに冷たく感じる。



立憲・枝野氏、連立政権の枠組み「膝を柔らかく構える」
https://www.asahi.com/articles/ASLC44GYBLC4UTFK001.html
2018年11月4日17時42分 朝日新聞


早稲田大で講演する立憲民主党の枝野幸男代表=2018年11月4日、東京都新宿区、中崎太郎撮影

枝野幸男・立憲民主党代表(発言録)

 立憲民主党の単独政権を目指して頑張るが、自公が過半数割れをもっと早くするかもしれない。そういうときは当然、連立政権だと思うが、どういう枠組みかを今決める話ではない。その時点で、立憲民主党はありつづけるつもりだが、他の政党はどうなっているか分からない。何が政治的な争点になっているかも分からないし、安全保障環境も変わっているかもしれない。一流の野球選手は守備の時には、どこにボールが飛んでも良いように、ひざを柔らかくして構えて待つ。これが必要であって、初めから次はここにボールが飛ぶ、なんて予想しても仕方がない。(早稲田大での講演で)






















http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/326.html

[政治・選挙・NHK253] <後藤謙次氏、答弁は驚きのレベルだ!>桜田五輪担当大臣 五輪、国の予算見込み額「1500億円」を「1500円」!!














































<参議院予算委員会>蓮舫・杉尾・山本一太VS安倍政権 2018-11-5

※蓮舫議員の質疑は冒頭からです。
53:33〜 蓮舫議員、五輪関係質疑。 再生開始位置設定済み。


初入閣組答弁で紛糾=桜田五輪相・片山地方相―参院予算委
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181105-00000041-jij-pol
11/5(月) 12:14配信 時事通信

 5日の参院予算委員会で、桜田義孝五輪担当相ら先の内閣改造で初入閣した閣僚の答弁に野党側が納得せず、たびたび紛糾する場面があった。
 
 立憲民主党の蓮舫参院幹事長は、2020年東京五輪・パラリンピック関連の政府予算が当初見込みを超過したことを踏まえ、「いくらまで膨らむのか」とただした。桜田氏は直接答えず、「東京都や組織委員会をしっかり支援したい」など要領を得ない答弁を繰り返したため、審議は数回にわたって中断した。

 桜田氏は予算見込み額の「1500億円」を「1500円」と間違え、慌てて取り消す一幕もあった。





http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/327.html

[政治・選挙・NHK253] 内部文書を入手 姑息“安倍隠し”改憲は日本会議と二人三脚(日刊ゲンダイ)


 


内部文書を入手 姑息“安倍隠し”改憲は日本会議と二人三脚
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/241031
2018/11/06 日刊ゲンダイ


隠しようがない(右は、支部長宛ての要請文書)/(C)日刊ゲンダイ

 また、小手先の目くらましで突破するつもりか。自民党の下村博文党憲法改正推進本部長が3日、北海道北斗市で開かれた党支部の研修会で講演。改憲論議について「安倍色を払拭して……」と言い出した。一方、日刊ゲンダイは下村名で各選挙区支部長に出された内部文書を入手。「共鳴する民間団体」と協力して改憲世論を喚起するよう要請するものだ。国民不在のまま、改憲に向けた地ならしが着々と進んでいる。

 総裁選後の党役員人事で憲法改正推進本部長に就任した下村は、改憲機運を高めるための全国行脚をスタート。3日の講演はその第1弾だ。

「いつも解釈改憲するのではなく、時代や環境の変化に応じて改正、修正すべきだ」

 こう言って改憲の必要性を訴え、国会での議論活性化に向けて野党側と水面下で接触していることを明かした。野党には「安倍首相の下での憲法改正には賛成できないとの拒否反応がある」というのだ。

 下村は講演後、記者団に対して、「安倍政権の下では議論したくないと思っている人が多い。自民党全体でしっかり対応しながら、『安倍色』を払拭していくことが必要だ」と話した。「安倍色」を隠せば、国民も野党も改憲論議に乗ってくると考えているようだ。

「野党を巻き込むために“安倍隠し”をもくろんでいるのでしょうが、そんな姑息な手は通用しませんよ。改憲推進本部長に側近の下村博文氏、総務会長に腹心の加藤勝信氏、衆院憲法審の筆頭幹事に安倍首相と思想信条が近い新藤義孝氏らを起用した布陣を見るだけでも、安倍カラーは隠しようがない。そもそも、9条に自衛隊の存在を明記するなどといった『改憲4項目』も、党の総務会で了承を得たものではないのです。安倍首相の“私案”とでも呼ぶほかなく、どこからどう見ても安倍色の改憲ゴリ押しです」(立正大名誉教授・金子勝氏=憲法)

■各支部長には連携を通達

 10月29日には、下村と山口泰明組織運動本部長の連名で、年内をめどに、全国に289ある選挙区支部ごとに「憲法改正推進本部」を設置するよう文書で要請。

 この文書では、「我が党の憲法改正案に共鳴する民間団体の要請に応え」「国民投票に向けた世論喚起を推進する連絡会議の設立」にも協力するよう求めている。

「ここに書かれている民間団体とは、言うまでもなく日本会議系の団体のことです。安倍首相が昨年の5月3日、改憲の具体案や、2020年に新憲法施行というスケジュールを唐突にブチ上げたのも、日本会議が主導する改憲派の集会でした。首相の改憲案の“ネタ元”は日本会議だといわれている。国家の根幹をなす憲法を改正するという大事業が、一団体の意向に引きずられていいのか、という声は党内にもあります」(自民党関係者)

 行政府の長である安倍が改憲に前のめりになっていることには、連立を組む公明党からも批判が出ている。憲法上、改憲を発議するのは立法府であり、首相は無権限だからだ。公明党の山口代表も「政府は余計な口出しをしないでほしい」と苦言を呈している。

「世論調査の数字を見れば分かるように、国民は拙速な改憲を求めていない。歴史に名を残したいというようなヨコシマな思惑で無理にやろうとするから、あちこちに矛盾が生じるのです」(金子勝氏)

 日本会議と二人三脚で改憲を進めようとしたところで、「安倍色」も「安倍隠し」も、しょせんは無理筋な話なのだ。































http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/328.html

[政治・選挙・NHK253] <後藤謙次氏、答弁は驚きのレベルだ!>桜田五輪担当大臣 五輪、国の予算見込み額「1500億円」を「1500円」!! 赤かぶ
4. 赤かぶ[1072] kNSCqYLU 2018年11月06日 07:29:32 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[487]



http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/327.html#c4
[政治・選挙・NHK253] <後藤謙次氏、答弁は驚きのレベルだ!>桜田五輪担当大臣 五輪、国の予算見込み額「1500億円」を「1500円」!! 赤かぶ
5. 赤かぶ[1073] kNSCqYLU 2018年11月06日 07:33:06 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[488]






http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/327.html#c5
[政治・選挙・NHK253] 内部文書を入手 姑息“安倍隠し”改憲は日本会議と二人三脚(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
1. 赤かぶ[1074] kNSCqYLU 2018年11月06日 07:53:36 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[489]







http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/328.html#c1
[政治・選挙・NHK253] <後藤謙次氏、答弁は驚きのレベルだ!>桜田五輪担当大臣 五輪、国の予算見込み額「1500億円」を「1500円」!! 赤かぶ
7. 赤かぶ[1075] kNSCqYLU 2018年11月06日 07:59:43 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[490]






http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/327.html#c7
[政治・選挙・NHK253] <後藤謙次氏、答弁は驚きのレベルだ!>桜田五輪担当大臣 五輪、国の予算見込み額「1500億円」を「1500円」!! 赤かぶ
8. 赤かぶ[1076] kNSCqYLU 2018年11月06日 08:06:27 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[491]






http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/327.html#c8
[原発・フッ素50] 文化祭も効果無し、減り続ける川俣町山木屋の子ども達(めげ猫「タマ」の日記)
文化祭も効果無し、減り続ける川俣町山木屋の子ども達

http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2704.html
2018/11/05(月) 19:42:15 めげ猫「タマ」の日記


 避難指示解除に伴い今年4月に再開した福島県川俣町の山木屋小中学校で文化祭が8年ぶりに地元で実施しされました(1)。でも、効果は無かったようです。川俣町山木屋の子供達は減りづつけています。

事故から7年8ヶ月が過ぎて汚染されている福島

 ※1(3)のデータを元に(4)に示す手法で10月1日に換算
 ※2 避難区域は(5)による。
 図―1 福島県川俣町

 図に示す通り国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(6)地域が広がっています。事故8年目ですが川俣町は汚染されたままです。
 事故後5年間(2011年3月から2016年2月)に生まれた赤ちゃんは
 男の子 141人
 女の子 182人
で女の子が多く生まれています(7)。偶然に起こる確率を(=^・^=)なりに計算すると統計的に差があるとされる5%(8)を下回る2.3%でした(7)。
 通常は男の子が多く生まれるので(9)異常な事態です。福島の女性はお隣の宮城や茨城に比べても大変に綺麗です。

福島の綺麗な女性

 ※(10)をキャプチャー
 図―2 福島の綺麗な女性

 でも喜んでばかりはいられないようです。放射性影響研究所は広島や長崎で遺伝的な影響が無かった根拠の一つに生まれて来る赤ちゃんの男女比(出生性比)に異常がなかったことをあげています(11)。さらには福島事故で設定された避難区域の全てないし大部分が「計画的避難区域」だったのは川俣町の他に飯舘村、葛尾村がありますが、どちらも川俣町と同じように事故後に女の子が多く生まれています(12)。広島や長崎で起きて無い事が福島では起きているようです。
 それでも安倍出戻り内閣は「安全」であるとして昨年(2017年)3月31日に川俣町山木屋の避難指示を解除しました(2)(5)。復興が進められています。
 2016年1月31日  屋外スケートリンク再開(13)。
 2016年10月3日  山木屋診療所再開(14)。
 2017年3月31日  避難指示解除(2)(5)。
 2017年7月1日   安倍出戻り総理ご臨席のもと、商業施設・とんやの郷オープン(15)(16)
 2018年2月     浅田真央さんがスケートリンクに来訪(17)
 2018年4月     文部政務官ご臨席のもと、小中学校再開(18)
 2018年10月27日 山木屋小中学校で文化祭を8年ぶりに地元で実施し(1)。

山木屋小中の文化祭

 ※(19)をキャプチャー
 図―3 地元開催の山木屋小中学校で文化祭

でも、効果が無かったようです。以下に川俣町山木屋の帰還者・避難者数を示します。

帰還が進まない川俣町山木屋

 ※(20)を集計
 図―4 川俣町山木屋の帰還・避難者数

 図に示しように帰還は進んでいません。避難指示解除から1年7ヶ月の2018年11月1日時点で対象1,055人中で帰還は341人で(21)約3割に止まります。以下に15歳以下の子どもの避難者数を示します。

減少する山木屋の子供

 ※(20)を集計
 図―5 川俣町山木屋の子ども避難者数

 図に示す様にどんどん減っています。子どもの避難者数を見ると
 4年前(2014年11月)107人
 今月(2018年11月)  54人(21)
で、半減しています。山木屋の子供達は帰還をあきらめ、避難先での定住を選んでいます。スケートリンク再開も(13)、浅田真央さん来訪も(17)、学校再開も(18)、そして8年ぶりの文化祭の地元開催も(1)、効果がなかったようです。今年再開した山木屋小学校は来年春には休校だそうです(22)。
  
<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 山木屋の子供達が戻らないのは当然の事です。国連の報告者は福島第一原発事故で避難した子どもや出産年齢の女性について、事故前に安全とされた被ばく線量を上回る地域への帰還を見合わせるよう、日本政府に要請する声明を発表しそうです(23)。不安なのは、避難しなかった川俣町の皆様も同じだと、思います。川俣町の皆様は福島のリンゴを、白雪姫のリンゴ(24)かもしれないと思っているようです。その兆候もあります(25)。

 福島のリンゴは今が食べごろです(26)。福島のリンゴは果汁が多く、甘味と酸味もほどよく調和し、完熟すると果肉に蜜が入り食味も抜群だそうです(27)。福島県は福島産リンゴは「安全」は安全と主張しています(28)。でも、福島県川俣町のスーパーのチラシには福島産リンゴはありません。

他県産はあっても福島産リンゴが無い福島県川俣町のスーパーのチラシ

 ※(29)を引用
 図―6 福島産リンゴが無い福島県川俣町のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県川俣町の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2704.html
(1)川俣の山木屋小中 8年ぶり文化祭 15人全員で和太鼓演奏 | 県内ニュース | 福島民報
(2)川俣町 - Wikipedia
(3)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日〜11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(4)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(5)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(6)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(7)めげ猫「タマ」の日記 福島・川俣町山木屋、学校再開、子供の帰還は「0」
(8)有意水準とは - 統計学用語 Weblio辞書
(9)出生性比
(10)ローカルTime FNN被災地発...
(11)原爆被爆者の子供における放射線の遺伝的影響 – 公益財団法人 放射線影響研究所 RERF
(12)めげ猫「タマ」の日記 福島・遺伝的影響資料に「出生性比」が無し
(13)田んぼスケート場、5年ぶり再開 福島・川俣町 (写真=共同) :日本経済新聞
(14)山木屋診療所が5年4カ月ぶり再開 地区唯一の医療機関 | 東日本大震災 | 福島民報
(15)山木屋の食発信 1日オープン「とんやの郷」 | ホッとニュース | 福島民報
(16)平成29年7月1日 福島県訪問 | 平成29年 | 総理の一日 | 総理大臣 | 首相官邸ホームページ
(17)広報かわまた 2018年3月号 - 川俣町公式ホームページ
(18)7年ぶりにふるさとで学校再開 新妻大臣政務官が山木屋小中学校開校式に出席|今日の出来事:文部科学省
(19)【10月27日(土曜日)】星鈴祭 - 川俣町公式ホームページ
(20)山木屋地区の居住の状況
(21)(20)中の避難者数一覧(平成30年11月1日現在) [PDFファイル/40KB]
(22)福島・川俣の山木屋小、来春休校も 今春再開も新規入学予定なし | 河北新報オンラインニュース
(23)東京新聞:子ども帰還見合わせ要請 国連報告者「年間1ミリシーベルト以下に」:国際(TOKYO Web)
(24)「白雪姫の毒リンゴは日本産」国際紙が漫画 : 福島原発 : 読売詳報_緊急特集グループ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
(25)めげ猫「タマ」の日記 福島でリンゴの試食会、食べて大丈夫?
(26)旬のくだもの情報 ? くだもの消費拡大委員会
(27)リンゴ ? くだもの消費拡大委員会
(28)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(29)チラシ情報 | スーパーマーケットいちい



http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/514.html

[政治・選挙・NHK253] 内部文書を入手 姑息“安倍隠し”改憲は日本会議と二人三脚(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
2. 赤かぶ[1077] kNSCqYLU 2018年11月06日 08:26:45 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[492]



http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/328.html#c2
[政治・選挙・NHK253] 急成長の遺伝子組み換え作物 全米で“安全性”への疑問爆発 外資の餌食 日本の台所が危ない(日刊ゲンダイ)
 


急成長の遺伝子組み換え作物 全米で“安全性”への疑問爆発 外資の餌食 日本の台所が危ない
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/241040
2018/11/06 日刊ゲンダイ


知る権利を求めて(2013年、米メリーランド州)/(C)ロイター=共同

 遺伝子組み換えとは、自然界では起こらない遺伝子操作を人為的に行う技術である。例えば、「ホウレンソウの遺伝子を豚に」「魚の遺伝子をトマトに」など日常的に行われている。

 遺伝子組み換え作物は特定の除草剤をかけても枯れなかったり、害虫を寄せ付けなくなる。そうした作物を食べた虫は腸が破壊されるというから強烈だ。除草剤にやっつけられるのは雑草だけ、しかも農作物自体が害虫を殺す――。農家にとっては“夢の技術”に見えたに違いない。

 世界の遺伝子組み換え作物市場は破竹の勢いで伸びている。「国際アグリバイオ事業団(ISAAA)」の報告書によると、遺伝子組み換え作物の耕作面積は、栽培が始まった1996年は170万ヘクタールだったが、昨年は1億8980万ヘクタール。20年そこそこで、なんと111倍である。

 米国を中心に世界の遺伝子組み換え作物市場をリードしたのは、今年6月に独バイエルに買収された旧モンサント(米)だ。現在、遺伝子組み換えの種子で世界シェア90%を持ち、遺伝子組み換え種子と除草剤「ラウンドアップ」のセット販売を拡大してきた。

■“夢の技術”が一転

 遺伝子組み換え作物の安全性に懐疑的なEUでは規制が厳しく、ほとんど普及していないが、米国では遺伝子組み換えの表示義務がなく、規制は皆無。それが爆発的な普及を後押しした。

 ところが、2010年代に入って、米国でも遺伝子組み換え作物の安全性や採算性に疑問の声が湧き起こる。アジア太平洋資料センターの内田聖子氏が言う。

「除草剤を使い続ければ雑草は除草剤に耐性を持つようになるので、除草剤を高濃度にしたり、使用量を増やさざるを得ない。これは農家の経営を圧迫します。さらに、最大の問題は安全性。ちょうど遺伝子組み換え作物の栽培が始まった90年代後半から、全米各地で、アレルギー、糖尿病、自閉症、不妊、出生障害などの疾患が急増したのです。人間だけでなく家畜やペットも健康を害したのですが、飼料を『非GMO(遺伝子組み換えでない)』に替えると劇的に回復したケースが相次ぎました。そこで遺伝子組み換え食品の表示を求める運動が全米に広がっていきました」

 米国では、世論調査で90%以上が遺伝子組み換えの表示を望む中、11年には全米各地で「消費者の知る権利」を求める請願運動が起こり、「表示」を求め150万人もの署名が集まった。翌12年、カリフォルニア州で「食品表示の義務化」を求める住民投票が行われることになったが、多国籍企業は黙っていなかった。 =つづく

取材=生田修平・高月太樹(ともに日刊ゲンダイ)










http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/329.html

[政治・選挙・NHK253] <後藤謙次氏、答弁は驚きのレベルだ!>桜田五輪担当大臣 五輪、国の予算見込み額「1500億円」を「1500円」!! 赤かぶ
10. 赤かぶ[1078] kNSCqYLU 2018年11月06日 08:49:49 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[493]









http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/327.html#c10
[政治・選挙・NHK253] <後藤謙次氏、答弁は驚きのレベルだ!>桜田五輪担当大臣 五輪、国の予算見込み額「1500億円」を「1500円」!! 赤かぶ
11. 赤かぶ[1079] kNSCqYLU 2018年11月06日 08:54:59 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[494]






http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/327.html#c11
[政治・選挙・NHK253] <後藤謙次氏、答弁は驚きのレベルだ!>桜田五輪担当大臣 五輪、国の予算見込み額「1500億円」を「1500円」!! 赤かぶ
12. 赤かぶ[1080] kNSCqYLU 2018年11月06日 09:00:57 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[495]



http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/327.html#c12
[経世済民129] 米、イラン制裁再発動 原油、足元安値も今後は不安定(SankeiBiz)
米、イラン制裁再発動 原油、足元安値も今後は不安定

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181105-00000000-fsi-bus_all
SankeiBiz 11/6(火) 7:15配信


※画像はイメージです(Getty Images)

 米国の対イラン制裁の再発動は今後の原油価格にも影響を与えそうだ。前週末2日の米原油先物相場は、指標の米国産標準油種(WTI)の12月渡しが前日比0.55ドル安の1バレル=63.14ドルと約7カ月ぶりの安値で取引を終えた。米国が日本を含む8カ国・地域を制裁の適用除外として輸入を一時的に認める方針と伝わり、イラン産原油の供給減への懸念が和らいだためだ。

 WTIはイラン産原油の供給減懸念の広がりなどを背景に10月に入り騰勢を強め、3日に一時1バレル=76.90ドルとほぼ4年ぶりの高値を付ける場面があった。その後は世界同時株安の影響などで軟調さが目立ち、10月中旬以降は1バレル=70ドルを下回って推移している。

 一時的ながらも8カ国・地域にイラン産原油の輸入がある程度認められると、市場では需給の緩みが意識されて原油価格に下落圧力がかかりやすくなる。半面、原油価格が軟調になれば、増産に動いていたサウジアラビアなどが減産に傾き、原油価格が反転しかねないとの見方もある。これから冬場の暖房需要期に入ることも原油価格を下支えしそうだ。

 みずほ証券の津賀田真紀子シニアコモディティアナリストは「WTIは当面、1バレル=55ドル〜75ドルで推移する」とみる。イラン産原油の供給減を埋め合わせるためにサウジなどが増産に動くが、「増産するほど供給余力は低下し、突発的事象が起きたときに世界が混乱しかねない」と指摘する。

 一方、原油価格の高止まりが続いたことで、レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は10月22日時点の調査で160円00銭を付け、約4年ぶりに160円台に達した。直近の29日時点の調査では9週ぶりに値下がりし、今週発表分も値下がりが予想されているが、なお高値圏にある。対イラン制裁の再発動を踏まえた産油国の対応や中東情勢、米中貿易摩擦などを受けた原油価格の動向によっては値上がりに転じる可能性もある。



http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/311.html

[経世済民129] 政府、巨大IT企業の規制強化へ 有識者会議が提言「透明・公正性の確保必要」(SankeiBiz)
政府、巨大IT企業の規制強化へ 有識者会議が提言「透明・公正性の確保必要」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181105-00000003-fsi-bus_all
11/6(火) 7:15配信 SankeiBiz


 政府はプラットフォーマーと呼ばれる巨大IT企業の規制強化に乗り出す。経済産業省と公正取引委員会、総務省が7月以降に非公開で開いていた有識者会議が5日、寡占と独占が進むプラットフォーマーに対し、「透明性と公正性を確保する必要がある」などと提言した。これを受け政府はプラットフォーマーの台頭に対応したルール整備のため、年内に基本原則を決定した上で、法改正を含めた具体的な措置を年明け以降に検討する方針だ。

 政府が規制の対象として念頭に置いているのは、米グーグルやアップル、フェイスブック、アマゾン・コムといった巨大IT企業。経産省が行った取引先へのアンケートでは、「利用規約を一方的に変更され不利益を被った」と回答した企業が約86%に達するなど、有識者会議は市場支配力を背景とした取引の問題点を指摘した。

 プラットフォーマーが有利な地位を利用した不透明な取引に対し、独占禁止法40条に基づく公取委の強制調査の活用も提言。技術やビジネスの変化に対応するため、規制のあり方については「強制力を伴う法規制だけでなく、自主規制を組み合わせた共同規制も検討すべきだ」とした。

 政府はプラットフォーマーをめぐる公正な取引環境整備にむけ「競争法、個人情報保護法など論点が多岐にわたる」(経産省幹部)とみている。このため今月にもプラットフォーマーから聞き取り調査し、取引の実態解明に乗り出す。




http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/312.html

[政治・選挙・NHK253] 国会に台頭「不思議ちゃん」/政界地獄耳(日刊スポーツ)
国会に台頭「不思議ちゃん」/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201811060000141.html
2018年11月6日8時23分 日刊スポーツ


★国会には政治音痴が数多くいるが、最近は不思議ちゃんが台頭してきている。1人は立憲民主党代表・枝野幸男だ。1年前は希望の党騒動ではじかれた民進党議員を救うために党を起こし、今では野党第1党の党首だ。4日の講演で「あの時、失敗の当事者意識を持っている人間が現役で最前線でやっている間に、もう1回政権交代をする。そして今度は、少なくとも政権運営という意味では成功させる。その責任が私にはあると思っています。民主党政権時代の顔ぶれじゃないほうがいいという人もいるが、当時の政権中枢部などの当事者でもう1回政権交代をしないと、同じ失敗を繰り返す」。不思議ちゃんの言うことは分からない。

★つまりその時のメンバーでもう1度やれば、失敗しないという理屈なのだろうか。「枝野は政権当時の官房長官が政治家としてのピークだろう。今は党の純化路線と、衆院副議長・赤松広隆の敷いた路線を維持することで乗り切れると思っている。野党の中でも浮き始めているんだろ」と、自民党の高笑いが聞こえる。

★一方、自民党の不思議ちゃんは外相・河野太郎だ。元来父親譲りのリベラル派と思っていたら、大変なことになる。そもそも外務大臣の役割は、今どんな国とどんな話をしているのかを国民に分かりやすく伝えることだ。ところが、外交は秘密も付きまとう。相手があることだからだ。そこをうまくやるのが外相の仕事。外務省の通訳より英語がうまくても、国民に伝えられないと意味がない。河野は会見でほとんど話さない。一方、対韓、対露外交では首相と一緒になって同じことを言っている。これでは安倍外交のマイナスを補うどころか、拍車をかけている。英語はできるが、外交は務まらない不思議ちゃん。何とかならないものか。(K)※敬称略



立憲・枝野氏、連立政権の枠組み「膝を柔らかく構える」
https://www.asahi.com/articles/ASLC44GYBLC4UTFK001.html
2018年11月4日17時42分 朝日新聞


早稲田大で講演する立憲民主党の枝野幸男代表=2018年11月4日、東京都新宿区、中崎太郎撮影

枝野幸男・立憲民主党代表(発言録)

 立憲民主党の単独政権を目指して頑張るが、自公が過半数割れをもっと早くするかもしれない。そういうときは当然、連立政権だと思うが、どういう枠組みかを今決める話ではない。その時点で、立憲民主党はありつづけるつもりだが、他の政党はどうなっているか分からない。何が政治的な争点になっているかも分からないし、安全保障環境も変わっているかもしれない。一流の野球選手は守備の時には、どこにボールが飛んでも良いように、ひざを柔らかくして構えて待つ。これが必要であって、初めから次はここにボールが飛ぶ、なんて予想しても仕方がない。(早稲田大での講演で)




http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/330.html

[国際24] トランプ、イラン経済制裁を再開 日中などは原油の輸入を一時容認(ニューズウィーク)
トランプ、イラン経済制裁を再開 日中などは原油の輸入を一時容認
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/11/post-11242.php
2018年11月6日(火)08時00分 ニューズウィーク


11月5日、米国は、イランの石油や金融部門を中心に経済制裁第2弾を再開した。イランのミサイルや核開発を制限すると共に、中東地域で高まるイランの軍事・政治的影響力を抑える狙い。写真はイランのペルシャ湾近郊の石油生産プラットフォーム。2005年7月撮影(2018年 ロイター/Raheb Homavandi)


米国は5日、イランの石油や金融部門を中心に経済制裁第2弾を再開した。イランのミサイルや核開発を制限すると共に、中東地域で高まるイランの軍事・政治的影響力を抑える狙い。今後、追加措置を取る可能性があるともけん制した。

2015年の核合意で解除された米国の制裁が復活する。また、イランの石油、船舶、保険、銀行部門の約300の団体などが制裁対象に追加された。

トランプ米大統領は今年5月、主要国とイランが結んだ核合意について、米国が交渉したなかで最悪の合意だとし、離脱を表明した。

ムニューシン米財務長官は声明で、対イラン制裁について「米財務省が実施するかつてない規模の経済的圧力」とし、「イランが根本的に不安的化を招く行動を改めるまで、経済的孤立と経済停滞の高まりに直面することは明白だろう」との認識を示した。

声明によると、制裁対象の内訳は50のイランの銀行・傘下企業のほか、船舶輸送業界の200超の個人と船舶、国営イラン航空と、65超の航空機。

ポンペオ米国務長官は、イラン産原油の主要輸入国である日本、中国、インド、韓国、トルコのほか、ギリシャ、イタリア、台湾に対しては、180日間イラン産原油の輸入を容認する方針を明らかにした。

ポンペオ長官によると、すでに20カ国超がイランからの原油輸入を日量100万バレル超減らしているという。

また、食料品や医薬品などの人道物資の取引は制裁の対象から免除される。

イランのロウハニ大統領は「敵(米国)」がイラン経済を標的に制裁を開始したとし、「制裁の主要ターゲットはイラン国民だ」と述べた。

「これはイランに対する経済戦争」と米国を批判し、「イランは圧力に抵抗する用意ができている」と述べた。さらに「米国はイランの原油輸出をゼロに引き下げることを望んだが、われわれは原油輸出を続け、制裁を破る」と言明した。

ポンペオ長官は「イランには選択肢がある。無法行為を180度方向転換し、普通の国家として振る舞うか、自国経済を崩壊させるかどちらかだ」と言明。同時に「米国はイランと新たな合意を得ることを望んでいる」と述べた。

ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)はフォックス・ビジネス・ネットワークのインタビューで、詳細に踏み込まなかったものの、さらなる制裁を実施する見通しを示し、「現状を上回る制裁を課す。2015年のオバマ前政権下に実施された制裁レベルで満足することはない」と述べた。

また、国際銀行間通信協会(SWIFT)は、イランの一部銀行によるSWIFTのメッセージングサービスへのアクセスを停止したことを明らかにした。

米政府による対イラン制裁再開を受け、原油先物市場では北海ブレント先物は1ドル超上昇。米原油先物も一時約1%上昇した。



http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/468.html

[政治・選挙・NHK253] 急成長の遺伝子組み換え作物 全米で“安全性”への疑問爆発 外資の餌食 日本の台所が危ない(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
1. 赤かぶ[1081] kNSCqYLU 2018年11月06日 09:56:36 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[496]



http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/329.html#c1
[国際24] 米・中間選挙を前に「トランプNO」ミュージシャンが続々! ポール・マッカートニー、ガンズ・アンド・ローゼズも(リテラ)
米・中間選挙を前に「トランプNO」ミュージシャンが続々! ポール・マッカートニー、ガンズ・アンド・ローゼズも
https://lite-ra.com/2018/11/post-4355.html
2018.11.05 米・中間選挙を前に「トランプNO」ミュージシャンが続々 リテラ

     
     ポール・マッカートニーのInstagramより(10月30日の投稿)


 現在来日中のポール・マッカートニー。昨年4月以来となる短いスパンでの来日となる今回の「FRESHEN UP JAPAN TOUR 2018」では10月31日、11月1日に東京ドーム、5日に両国国技館、8日にナゴヤドームでのコンサートが予定されている。

 そんななかポールによるInstagramの投稿が話題を呼んでいる。10月30日、彼はナンシー夫人とともに二人揃って「WE CAN END GUN VIOLENCE」と書かれたTシャツを着た写真とともに、「ここ最近アメリカで起きている悲しい銃撃事件を受けて、アメリカ国民が分別ある銃規制法案を支持する政治家に投票することを願っています」と、11月6日に行われる中間選挙に向けてのコメントを綴った。

 ポールは今年3月にも銃規制を求めて開かれた全米各地で開かれたデモ「March For Our Lives」に参加している。ポールはニューヨークのデモに赴いていたが、その場で受けたCNNの取材に「(銃による暴力を完全になくせるか)わからない。でも、これが僕らにできることだ。だから、僕はいまここにいる。僕の親友の1人が、このすぐ近くで銃の暴力により殺された。だから、これは僕にとって重要なことだ」(2018年3月26日付ニュースサイト「BARKS」)とコメントしている。ここでポールが言及した「親友」は、言うまでもなく、1980年12月8日にニューヨークの自宅アパート前で凶弾に倒れたジョン・レノンのことである。

 北アイルランドでデモに参加していた市民がイギリス軍によって射殺された「血の日曜日事件」を受けて書かれている「アイルランドに平和を(原題:Give Ireland Back to the Irish)」など一部の例外を除いて、ポールはジョンほど積極的に政治や社会について発言することはなかったし、プロテストソングに類する曲もほとんどない。

 ポールがここまで直接的に政治に言及するのは、ビートルズ時代からの長いキャリアでもかなり珍しいことだが、そんな彼がここまで踏み込んだ背景には、やはり、トランプ大統領の言動や、右傾化、ファシズムの台頭が進む世界情勢を受けての危機感があるのだろう。

 2018年10月31日付ニュースサイト「CINRA」に掲載されたインタビューでは、トランプ大統領について語っている。

 トランプ大統領は、10月27日にペンシルベニア州ピッツバーグにあるユダヤ教礼拝所で男が銃を乱射し11人が射殺された事件の数時間後、インディアナ州での集会に出席して演説を行っているが、その際にファレル・ウィリアムスのヒット曲「ハッピー」を流したことが問題となっている。

「ハッピー」は日本でもヒットした曲なのでご存知の方も多いと思うが、非常に明るい曲調で、歌詞も〈だって僕はハッピー/幸せって本当にあるんだなという気分なら手拍子しよう〉(編集部訳)と歌ったもの。銃乱射事件の直後に、トランプ大統領は一体どういうつもりでこの曲を流したのだろうか。

 ポールは、この状況で「ハッピー」を流したトランプ大統領を、こう断じている。

「あの曲を、あの状況で流せる人間が、果たして無神経でなくてなんだろう。トランプっていうのは、人に対する思いやりや想像力に欠けた人物だと思うね」

 ちなみに、ファレル自身も「ハッピー」がそのようなかたちで使用されていることに怒りを表明。弁護士を通じて、「我々の国で起こった悲劇に“幸せ”なんてものは無く、あなたにこの曲をこのような目的で使用することを許可していない」(2018年10月31日付ニュースサイト「FNMNL」)とした書簡を送っている。

■ファレル、ガンズ・アンド・ローゼズ、リアーナ…多くのミュージシャンがトランプにNO

 トランプ大統領の集会に楽曲を使用されていることに抵抗を表明したのはファレルだけではない。いま最も話題となっているのがロックバンドのガンズ・アンド・ローゼズだ。彼らは1987年発表のヒット曲「スウィート・チャイルド・オブ・マイン」をトランプ大統領の集会に使用されているが、ヴォーカルのアクセル・ローズは「トランプの集会などで使用しないよう正式に要請している」としたうえで、「ホワイトハウスには、真実、倫理、モラル、共感といったものを顧みずに何でも言う奴らがいて、そいつらは本物を偽物であると言い、偽物を本物であると言う」(編集部訳/11月5日のツイート)と、明確な反トランプの姿勢を語っている。

 欧米のミュージシャンのなかでは政治的な立ち位置を公言するのは珍しいことではないが、ことトランプ大統領に関しては多くのミュージシャンが批判の声を上げている。ビヨンセ、リアーナ、レディー・ガガ、スティーヴィー・ワンダー、ロジャー・ウォーターズ(元ピンク・フロイド)、パール・ジャム、U2、エミネム、マドンナ、ケイティ・ペリー、デーモン・アルバーン(ブラー、ゴリラズ)、ナイン・インチ・ネイルズ、ケンドリック・ラマー、ジョーイ・バッドアス、ジェイ・Z、ナズ、スヌープ・ドッグ、ブルース・スプリングスティーン、グリーン・デイ……など、明確にトランプ批判を表明しているミュージシャンのリストはどこまでも続く。

 そんななかでも、ここ最近もっとも影響力を発揮したのはテイラー・スウィフトだろう。

 テイラーは10月6日に投稿したインスタグラムのポストのなかで、中間選挙を見据えた発言をおこなった。

 インスタグラムの投稿の冒頭でテイラー・スウィフトは、〈これまで私は、政治的な意見を公にするのに気がすすみませんでした。でも、この2年間に、私の人生や世界でも色々なことがあったことにより、いまは考えが大きく変わったんです〉と書いたうえで、共和党の現職下院議員であるマーシャ・ブラックバーンは支持できないと明言した。

 テイラーはマーシャ・ブラックバーンを支持できない理由として、男女同一賃金法案に反対していること、DVやストーカーや性暴力から女性を守るための法案に反対していること、同性婚に反対していることなどを挙げ、中間選挙では民主党を支持すると表明した。

 この発言の影響は大きく、テイラーによるインスタグラム投稿後の24時間で有権者登録者数が6万5000人も増えた(9月の1カ月での登録者数は19万人)。以前からテイラーに対して好意的なコメントを寄せていたトランプ大統領は、今回の発言を受けて「前より25%好きではなくなった」と語った。

 トランプ大統領がそのような反応を示したのは、テイラーの発言がただ単にマーシャ・ブラックバーン個人の政策を批判しただけのものではないからだ。

■テイラー・スウィフトも沈黙を破り、トランプに反対の意志を表明

 テイラーは前述したインスタグラムの投稿のなかで、〈肌の色、ジェンダー、誰を愛するかといったことに関係なく、すべてのアメリカ人の尊厳のために戦ってくれない人には投票することはできません〉と書いているが、これは、人種差別、女性差別、性的マイノリティ差別を公然と行ってきたトランプ大統領に対するテイラーからの評価である。インスタグラムのポストで直接トランプ大統領を名指ししてはいないが、先に引いた〈この2年間に、私の人生や世界でも色々なことがあったことにより〉との文言がトランプ大統領を指しているのは明らかだ(トランプが大統領選挙に勝利したのは2016年11月)。

 前述のように、ポップス、ロック、ヒップホップなど、ジャンルを問わず多くのミュージシャンが反トランプの姿勢を明確にするなかで、テイラーは沈黙を貫いてきた。

 その背景には、もともとテイラーが属していたカントリーミュージック業界の特殊性がある。詳細は本サイトの過去記事に詳しいが(https://lite-ra.com/2018/10/post-4307.html)、カントリーではかつてブッシュ大統領批判を行ったグループ(ディクシー・チックス)が業界から干されるという大騒動が起きたことがある。

 テイラーがディクシー・チックスの騒動を知らないはずはなく、これまで政治的な主張、トランプ大統領への批判を控えていた背景に、この歴史は無関係ではない。

 ただ、トランプ政権下のアメリカではそういった態度は多くの批判を浴びていた。意見を表明しないということは、現状を追認していると捉えられたのだ。

 実際、政治的な意見表明、とりわけトランプ大統領の差別主義に対し態度を明確にしなかった結果としてテイラーは白人至上主義の人たちから「アーリアの女王」と呼ばれ、白人ナショナリストたちのアイドルとして祭り上げられることにもなった。

 14年発表のアルバム『1989』以降のテイラーはダンスミュージックに急接近し、現在はプロパーなカントリーミュージシャンとは言い難い音楽性になっているが、それでも、今回の発言により失うファンは少なくないといわれている。

 だが、たとえ大きなリスクを伴っても、テイラーは今回トランプ政権に対し批判的な態度を明らかにした。ミュージシャンとして大きな社会的影響力をもつ立場にある人間として、人種差別、女性差別、性的マイノリティ差別にもうこれ以上沈黙を続けることはできなかったのだろう。

 日本では芸能人が権力批判をすると、その内容云々以前に、「政治的な話をした」ということが猛反発を受ける。「音楽に政治をもちこむな」などという嘆かわしい標語が一定の支持を受けるような状況にあるこの国から見ると、現在のアメリカで起きている現象はとても遠いものに思えるが、リスクに屈せず意見を表明するテイラーらミュージシャンの姿からは学ぶものが多くあるだろう。

(編集部)















http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/469.html

[政治・選挙・NHK253] 米国の対イラン制裁を黙認した日本の外交的失敗  天木直人 
米国の対イラン制裁を黙認した日本の外交的失敗
http://kenpo9.com/archives/4395
2018-11-06 天木直人のブログ


「史上最強の制裁」だと豪語して全面制裁を再開したトランプの米国
に対し、中、ロシアはもとより、欧米主要国もEUも一斉に批判する
声明を発表した。

 ところが一人日本は黙認した。

 すなわち、菅官房長官は5日の記者会見で、「情勢を注視していく」
とだけしか言わなかった。

 これは外交的な失敗である。

 まず、これはイランに対する背信行為だ。

 日本はイランに対しこれまで直接に伝えてきた。

 イランは合意を守ってきたと。

 そしてイランはこの日本の立場表明を歓迎した。

 そうであるなら、今回の米国の一方的な制裁発動に対し、反対である
ことを表明すべきだった。

 実際のところ、中国やロシアはもとより、欧州主要国やEUも一斉に
は批判する声明を発している。

 イランにしてみれば、今に始まった事ではないが、日本は再び二枚舌
外交をした事になる。

 しかし、外交的失敗は、イランへ背信外交にとどまらない。

 日本企業にとって不利益になる外交をおかしたことこそ、失敗外交な
のだ。

 今度の米国の制裁は、単にイランに向けただけではない。

 米国の制裁に反してイランとの取引をするすべての企業に懲罰を課す
制裁になっている。

 安保理決議をはじめとした国際的な合意ならいざ知らず、一国の決定
だけで、すべての国の企業に対してイランとの取引を禁じ、それに反す
る企業に制裁をくわえるなどという決定を行う傲慢な国は、米国をおい
てほかにない。

 そんな制裁に正当性はない。

 中国やロシアは、もちろん、そんな米国の一方的な制裁には従わない
し、欧州主要国はイランと特別な取り決めをして米国の制裁から自国の
企業の受ける悪影響をかわそうとしている。

 そんな中で、ひとり日本だけが孤立し、日本企業が米国の制裁におび
えて萎縮せざるを得ない状況を甘んじて受け入れる事になる。

 自国企業を守れない外交などまともな外交ではない。

 米国の対イラン制裁を、何の批判もせずに黙認した日本外交が誤りを
犯したというのは、そういう意味である(了)


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トランプ、イラン経済制裁を再開 日中などは原油の輸入を一時容認(ニューズウィーク)
http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/468.html






http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/331.html

[政治・選挙・NHK253] <後藤謙次氏、答弁は驚きのレベルだ!>桜田五輪担当大臣 五輪、国の予算見込み額「1500億円」を「1500円」!! 赤かぶ
14. 赤かぶ[1082] kNSCqYLU 2018年11月06日 10:24:10 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[497]






http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/327.html#c14
[政治・選挙・NHK253] 大臣に指名された理由「分からない」!この”正直”者め!  
大臣に指名された理由「分からない」!この”正直”者め!
https://85280384.at.webry.info/201811/article_53.html
2018/11/06 09:38 半歩前へ

▼大臣に指名された理由「分からない」!この”正直”者め!

 東海林智さんがフェイスブックに【桜田五輪相の国会議論で思うこと……】と題して投稿した。この人はシラッとして鋭いところを突っ込む。

 こういう「つぶやき」は目の前で起きている状況を知るには格好の参考となろう。毎回、読むのが楽しみだ。

**************************

【桜田五輪相の国会議論で思うこと……】である。

 立民・蓮舫さんと桜田五輪相の国会でのやりとりが話題になっている。国会中継を見ていても酷いやりとりだった。東京五輪の理念とか基本的な質問に、独力で答えることはほとんど難しいという状況。

 お付きのの官僚が耳打ちし、マーカーを記した資料を手に、なおかつ四苦八苦だ。汗をふきながらおどおど答える姿には、とても大臣としての資質があるようには見えない。

 自分が大臣に指名された理由を「分からない」と答え「指名してくれた方(首相・安倍ね)のためにがんばる」と。「そこは国民だろう」と思わず突っ込み入れたくなる。

 そんなやりとりが哀れに見えるのか、SNS上では「いじめみたいだ」とか「一生懸命答えている……」などと、大臣桜田を擁護する声も目立つ。

 まぁ、お人好しだなぁとも思うが、タチが悪いなと思うのは「(質問している蓮舫は)時間と税金の無駄遣い。もっと聞くことがあるだろう」などという人達ね。

 こういう人等は自分をちょっと高いところに置いて、評論家然として言う方々ね。自分では何もしないで評論ばかりしてる人らね。

 今回のやりとり、税金の無駄遣いではないだろ。大臣の資質がないヤツが延々大臣やることの方がどんだけ無駄なんだよ。

 なぜ、自分が大臣になったかも分からないような人がやっていると分かったこと大事だぜ。

 そんで、おどおどして、いい人ぶっている大臣・桜田だが、過去には従軍慰安婦問題を「(慰安婦は)商売でやっていた人たち」と言った人だ。

 8000億円からの金を使う五輪(もう、この金額自体信じらんねぇけどね)をこの人に任せて良いわけないだろ(予算は1500円とも言ってたね)。

 そんなことを教えてくれた質問だろう。斜に構えているのは格好良くないぜ。まっとうに考えてみなよ。

 あ、あと在庫一掃セールをやった首相安倍の任命責任もね。










http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/337.html

[経世済民129] 米中貿易戦争の一時停戦はあるか(NRI研究員の時事解説)
米中貿易戦争の一時停戦はあるか
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181106-00010000-nrin-bus_all
NRI研究員の時事解説 11/6(火) 8:47配信


NRI研究員の時事解説


米中貿易戦争が一気に解消に向かうことはありえない

中間選挙を直前に控えて米トランプ大統領は、貿易交渉で米中間に歩み寄りの動きがあることを示唆し始めている。11月末からアルゼンチンのブエノスアイレスで開かれるG20(主要20か国首脳会談)で、米中首脳会談が予定されている。それに向けてトランプ大統領は、貿易協議で想定される条件の草稿を作成するよう主要閣僚に指示した、と11月1日に報じられた。また同日にトランプ大統領は、「習近平国家主席と(電話会談で)長い時間とても良い話し合いができた」とのコメントをツイッターで発信している。

さらに2日には、「中国とのディールを成立させる。誰にとっても非常に公正な取引になると思う」、「(両国が)何かをしようとずっと近付いている」と発言し、米中首脳会談の場で何らかの合意がなされる可能性を匂わせている。

しかし、国家経済会議(NEC)のクドロー委員長は2日に、「中国との交渉で大きな進展はない。合意は近くない」としている。トランプ大統領の発言は、直前に迫った中間選挙を意識した露骨な情報戦略の要素を多分に含んでいることは否めない。中国からの輸入品への追加関税導入は、米企業の活動や収益環境に悪影響を与えているが、トランプ政権の強硬策の奏功により、中国側が譲歩する形で貿易戦争が収束するとの期待が高まれば、中間選挙で共和党に強い追い風となる。この点から、トランプ大統領の発言は選挙戦略の一環であり、その内容についてはかなり割り引いて見る必要があるのではないか。

少なくとも、米中首脳会談で両国間の貿易問題が一気に解消に向かうことは、ほぼあり得ないことだ。米中貿易戦争の背景には、経済、先端産業、軍事力を巡る覇権争いがあり、両国ともに簡単には譲歩はできない。

中間選挙後に米中貿易戦争での楽観論は萎む可能性も

ただし、7月にトランプ大統領と欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長との間で成立した「一時停戦」のような合意が成立する可能性については、完全には否定できないところだ。その時と同様に、交渉が行われている間は新たな追加関税を発動しないことを、米国政府が約束するといったことが考えられる。さらに、来年年初から実施が予定されている、中国からの2,000億ドルの輸入品に対する関税率引き上げ(現行10%を25%とする)を当面見合わせるということも考えられる。

ただし、クドロー委員長は、米中首脳会談で一時停戦が合意されても、その後の交渉は「長く厳しいプロセスになるだろう」としている。

一方、中国側からの情報には、米中が貿易問題で何らかの合意がなされることを期待させるものはない。5日の講演で習近平国家主席は、トランプ政権の対中追加関税措置を「近隣窮乏化の慣行」と表現した上で、それは世界的停滞につながると強く批判した。

中国のテレビ局(CCTV)は、先週の米中電話会談は、米国政府側からの要請に基づくものだったことを報じている。トランプ政権側も、それを認めている。つまり、電話会談の実現は中国側の譲歩を示唆するものではない。米国政府は、米中首脳会談に向けた両国間の交渉が始まる前に、特定のテーマを示すように中国政府に働きかけたが、中国政府はそれを拒否したという。これを受けてクドロー委員長は、「満足できるような返事を中国側から得ていない。我々は待っている」としている。

また、11月末の米中首脳会談が、7月の米国EU間での一時停戦合意に繋がるとの見方に対して、クドロー委員長は「ユンケル委員長の訪米とは異なるもの」として、楽観論を牽制している。

こうした点を踏まえると、足もとで浮上してきた米中貿易戦争鎮静化への期待は、中間選挙後には、再び萎んでしまう可能性が十分にあるだろう。


木内登英(野村総合研究所 エグゼクティブ・エコノミスト)
---
この記事は、NRI金融ITソリューションサイトの【木内登英のGlobal Economy & Policy Insight】(http://fis.nri.co.jp/ja-JP/knowledge/commentary/category/kiuchi.html)に掲載されたものです。

木内 登英



http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/314.html

[経世済民129] まもなく日本が「サラリーマン絶滅社会」を迎えることに気づいてますか では、生き残るにはどうすれば…?(現代ビジネス)


まもなく日本が「サラリーマン絶滅社会」を迎えることに気づいてますか では、生き残るにはどうすれば…?
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57367
2018.11.06 三戸 政和 日本創生投資代表 現代ビジネス


世界で増える「新型レストラン」

昨今、世界では、ポップアップ(Pop up=ひょっこり現れる)レストランが流行しています。ホテルや空き店舗などを活用したり、1日から数日、あるいは数週間程度の「期間限定」でオープンするレストランです。

まだ自分の店を持たない若いシェフが、少ないリスクでチャレンジするために、ポップアップレストランをオープンするケースもあります。特に話題となっているのは、世界の名だたるトップシェフがリゾートホテルなどに集められ、セレブや美食家を招いてフェスティバル的な催しとしてオープンするといった“超一流”ポップアップレストランです。

その中でも注目を集めたのは、世界一と称されるデンマーク・コペンハーゲンのレストラン「Noma(ノーマ)」出身のイギリス人シェフ、ジェームス・シャルマン率いる、旅するシェフ集団「One Star House Party」です。


One Star House Partyのホームページより

彼らは2年間で世界20カ国を廻り、20のポップアップレストランを営業しました。そのうちの1カ国のネパールではレストランをエベレストのベースキャンプ(なんと標高5300メートル!)に設けることを思いつき、それを実行したのです。

15人のお客と一緒に、標高2800mのネパールのルクラ空港から、テーブルや椅子、薪、調理器具や食材を担いで、8日かけて寝食を共にしながら標高5300メートルまで登山。そこで最高の料理を振る舞い、お客とともに麓まで下山するという、合計14日間の“旅するレストラン”を提供したのでした。

そもそも飲食店とは、世界で最も歴史のある産業のひとつです。が、長らく克服できない「宿命」を背負っていました。それは、場所の流動性がとても低い(立地条件が悪くなっても動かすことができない)ということです。

しかし今、その常識が変わりつつあります。腕に自信があるシェフは、ネットを駆使して「ポップアップレストラン」が可能な場所を探せば、場所を固定せず、様々な場所に出向いて料理を作ることができるようになった。彼らはもう、「場所」という制約に縛られることはなくなったのです。

このような新しいスタイルの飲食店が続々生まれたのも、ITによって人の情報の取り方と行動が変わったからです。ネットを通じて、ヒト、モノ、カネ、サービス、あらゆるものが、ゆるくつながっていて、その時その時でお互いのニーズに合わせて、新しいサービスを展開する。

魅力的なポップアップレストランが開催されると、その情報は一瞬でシェアされ、お客もスタッフも材料もレシピも、SNSやメッセンジャーを通じてフランクに集めたり共有したりすることができます。集客にも準備にも以前ほどお金はかからないから、リスクも小さく、気軽な気持ちで、楽しみながらできる――。

そんなメリットをもつポップアップレストランが、今後飲食業界の主流になっていけば、極端な話、「店を構える」型の飲食店は姿を消してしまうかもしれません。

「店が料理人を雇う」のではなく、「料理人が店(場所)を選ぶ」時代、あるいは「店舗」をもつオーナーが、季節や時代のニーズに合わせて料理人を選ぶ時代がやってくるのです。

こうした変化が起こっているのは、飲食店だけではありません。いま、ありとあらゆる産業の常識が、ネットの発達によって変わりつつあります。今後、スキルや知識を持った人は、組織に属さずに、プロジェクトごとに企業を渡り歩くようなケースが増えていくでしょう。まさに、腕のいいシェフがポップアップレストランを転々とするように、です。

大胆な予測をしましょう。私は、一般的なビジネスにおいても、このような「ポップアップ型」の働き方が主流になってくると思います。つまり、大組織には属さず、自分のスキルと知識を武器にして、様々なビジネスシーンを渡り歩くような働き方が主流になるということです。

反対に、大きな組織に属しながら、組織の命令で動き、組織のために働く「サラリーマン」は、間もなく絶滅するだろうと思っています。サラリーマンは、自らが「絶滅危惧種」であることを意識し、どうやって生き伸びるかを考えなければならない時代を迎えているのです。

「サラリーマンは絶滅する」

私がそう予測する理由を説明しましょう。

なぜ日本企業には「社風」があるのか

日本企業には、それぞれに、“社風”があります。

同じ産業であっても、トヨタと日産とホンダ、パナソニックとソニー、三菱商事と三井物産と伊藤忠商事、電通と博報堂、野村證券と大和證券、それぞれに異なる社風があって、みんなその社風を大切にしています。そして、それぞれの社員がライバル企業の社風を、“うちとは違う”と思っている。

さて、皆さんは疑問に思ったことはないでしょうか。なぜ日本企業には、それぞれの社風があるのか、と。海外には、日本企業のように色濃い社風は存在しません(もちろんグーグルやフェイスブックにも独特の企業カルチャーはありますが、それは日本の伝統的な「社風」とは違うものであることは、お分かりいただけるでしょう)。

なぜ、日本には社風が必要だったのか。それにはちゃんと理由があります。

第二次世界大戦で日本中が焼け野原となり、戦後の日本経済はどん底からスタートしました。今でも品質と技術では世界一を誇るものが多いメイド・イン・ジャパンですが、戦後しばらく日本製は「粗悪品」の代名詞でした。

しかし朝鮮特需を経て奇跡的な復興を遂げたこの国は、戦後10年ほどで高度経済成長期に入り、その後1990年台前半まで成長拡大を続けました。企業は利益を再投資して生産規模を拡大し続けたのです。その中で、大企業はより大きくなっていきました。

少品種大量生産には兵隊が必要

人々は大量にモノを消費し、企業は大量にモノを生産する。消費意欲が強いため、同じものを大量に作っても作るだけ売れる。少品種大量生産の時代が長く続きました。

そうした時に必要だった人材が、会社に対して愛と忠誠心を持ち、“社風”に染まり、画一的に決められたサラリー(給料)で、入社から定年まで一心不乱に働いてくれるモーレツ社員……すなわち「生涯サラリーマン」でした。

同じものを大量に生産しているプロセスでは、なにせ人手が必要になります。経営者にとってみれば、全員が定時に出社して一斉に仕事をし、風邪ぐらいでは決して休まず、仕事が終わらなければ自主的に残業してくれる社員は、とてもありがたい存在です。



そんな兵隊ばかりを、とにかくたくさん揃えておきたい……そのために必要だったのが、社風だったのです。

“社風”とは、サラリーマンに仲間意識と会社愛を育て、なんだかんだと愚痴を言っても結局は会社に縛り付けて一生懸命働き続けてくれるように洗脳するための、集団催眠のようなものなのです。

「そこそこできる」が一番よかった

洗脳するためにはもちろん、純真無垢な方がいい。だから新卒を採用します。猜疑心や余計な知識がなければ、催眠術にかかってくれやすいし、集団催眠がかかったまま集団の中にいつづければ、洗脳を疑うこともない。どんなに理不尽でも、ブラックでも、それしか知らなければ疑問を持ちにくい……。だから日本の大企業はあえて、非合理的としか思えない新卒大量一括採用をしてきたのです。

かつての日本企業はそれでよかったのです。少品種大量生産をしている場合には、大量に人を雇っても、工程や、役割を細分化して、一部の仕事だけを覚えさせて、黙々と同じ仕事を繰り返させておけばよかったからです。そうやって日本の産業は高度に仕組み化されていきました。

とはいえ、人間は面白くもない仕事を延々としていると、飽きてくる生き物です。すると次第にモチベーションが下がり、会社を批判したり、隠れて悪さをしたりする人も出てきます。それを防ぐために、3年ほどで職場を変えさせます。ジョブローテーションです。そうして、広く浅く、「なんでも、そこそこ」できる便利な社員が純粋培養されます。



それで、日本のサラリーマンは幸せだったのです。同じ社風を共有する社員同士、皆で一丸となって事業をし、ライバルと戦い、叱咤激励し合い、酒を飲んで適度なガス抜きをし、社内恋愛や紹介お見合いで親戚となり、家族ぐるみの付き合いをする。

定年まで忠実に働く代わりに、首を切られることはなく、給料は一律にある程度まで上がり、60歳まで勤め上げれば数千万円の慰労金がもらえる。さらに、老後まで企業年金で面倒を見てくれる。サラリーマン万歳です。転職なんてもったいなくてできるわけがない。

欧米式が日本式を駆逐する

しかし、そんな特殊な会社の仕組みが出来上がったのは日本ぐらいでした。

欧米の大手企業は、飛び抜けて優秀なプログラマーでもない限り、新卒を採用したがりません。知識もビジネススキルもなく、マナーも知らず、手がかかり、2、3年も経たないとマトモに利益を上げてくれない若者を、大量に採用することはありえません。

GoogleやApple、Facebookなど人気企業は、能力が高く、知識と経験を積んだ、即戦力人材を採用します。テクノロジーの先端で競争していますから、何もできない新人を育てる暇などないからです。

それらの人気企業で働くことを志す若者は、まずは自分を採用してくれる企業(中堅、ベンチャー、大手の子会社など)に低い給料で就職し、下働きをしながら経験とスキルを積み、MBAや情報系の資格を取るなどして自分の市場価値を高め、人気企業に自分をプレゼンして転職するのです。そうして転職しながら自分の給料を上げていきます。

日本の新卒一括採用に始まる「生涯サラリーマン」制度は、もはや化石のようなもの。世界のどこにもありません。企業側にメリットがないからです。

大量生産大量消費社会ははるか昔に終焉し、少量多品種生産になって久しい。多様化する価値観に合わせて次々に新しい商品やサービスを生み出していかなければならない時に、同じ会社で同じように育てられ、同じ知識と経験しかもたない画一的なサラリーマンなど、もはや使いようがないし、不要なのです。

決して誇張ではない

大量生産大量消費社会が終焉に向かっているいま、日本の大企業は、今すぐ新卒一括採用をやめたほうがいいのです。新卒採用で同期1000人といったビジネスモデルは、もう破綻しています。

数ヶ月単位で世界のビジネスモデルが変化していくような時代に、3年かけて悠長に人を育てていく企業は、ついていけません。人手が欲しいのであれば、中国や東南アジアやインドなどから優秀な人を採用した方が手っ取り早い。

新卒は戦力になるまでに、つまり「投資を回収するまで」に時間がかかりすぎる。一方で、日本においても転職市場が成熟してきたことで、「一から人を育てるなら、優秀な人材を転職市場から獲得しよう」と考える企業が増えるのは必然です。

人件費や研究開発費は、「将来うまれるであろう利益の先食い」ですから、企業としても「新人」に投資する意味が薄れていきます。Yahoo! JAPANは昨年から新卒一括採用を廃止し、通年の経験者採用に切り替えました。賢明な判断です。

いや、とはいえ、「サラリーマンというビジネスモデルが破綻する」というのは誇張表現ではないか。生涯雇用は破綻して転職が当たり前の世の中になったとしても、仕事をするのはあくまで社員。サラリーマンには変わりないだろうという意見があるでしょう。

しかし、それすら変わってきているのが現実です。世界では、様々な革新的なプロジェクトが「プロジェクトベースで集められたプロフェッショナル集団」によって行われる時代になってきています。

そのプロジェクトが重要で革新的であればあるほど、大企業やあるいは資本家は、お金とインフラのみを用意し、社員ではなく、フリーランスやベンチャー組織など、その目的を達成できる能力のある人に声をかけ、特命のプロジェクトチームによってその事業を進めていく――そういう世界になってきているのです。

車を例にあげましょう。従来の新型自動車の開発は、社員の中でも特別なメンバーだけが集められ、社外の人は決して入れないような場所で秘密裏に行われていました。デザイナーもエンジニアも、社員にならないと参加できません。秘密裏にことを進めるため、新型車の企画から発表まで6年ほどかかる……という世界です。

車の作り方に訪れた変化

しかし今、世界のEV(電気自動車)ベンチャーはまるで違った方法で車の開発を進めます。世界にはテスラ社をはじめ無数のEVベンチャーがありますが、フリーランスがプロジェクトチームを組んで、大企業からお金を募って開発を行うのが当たり前になりつつあります。

世界各国のオフィスから参加する彼らは、クラウド上の3DCADシステムを使ってリモートに開発を行うので、同じ場所にすらいない。オンラインで繋がれた3Dプリンターによって試作品の作成すらもリモートでできます。組織の中でしか完結できなかった仕事が、いまはネットで優秀なメンバーを集めることで実行可能になっているのです。



今後、新型の自動車開発やベンチャー企業だけではなく、ごく当たり前の仕事でも、このような「クラウド型の仕事」によるプロジェクトが広まっていくことは間違いありません。ひとつの製品を作るうえで、それを企画する人が、クラウド上で、デザイナー、エンジニア、営業マン、経理を集めて、最適なものを作っていく。その後、また別の製品を作るときには、狙いにあったものを作れる人材をクラウド上で集めていく――。

ソフトバンクの孫正義氏が40億ドルを投じたことで話題になった、「WeWork」という米ベンチャー企業があります。これは、起業家向けのコワーキングスペース(共同作業所)を提供するサービスですが、これを利用して、オフィスを持たずに働く「集団」が急激に増えています。会社に所属するのではなく、自分たちで組織を作って、メンバーを増やしていく。

彼らが大企業に「新しいプロダクト/サービス」を提案することもあれば、反対に、大企業が組織内の社員にではなく、彼らのような「集団」に大きな案件を発注していく……そんな生き方、働き方が主流になる時代が来るのです。これは、まさに冒頭でみた「ポップアップレストラン」と同じ発想です。いわば、これからの社会では「ビジネスのポップアップ化」が進んでいくのです。

こうしたやり方が一般的になっていけば、もはや会社の「兵隊」たちは必要なくなっていきます。つまり、軍隊型の生産組織から、遊軍的な生産組織へと「生産の常識」が根底から変わっていくなかで、「組織型サラリーマン」は、日々日々必要な存在ではなくなっていくのです。

だから私は、「サラリーマンは消滅する」と予見するわけです。

実はこのことに気づいているかどうか……つまり、「サラリーマンは絶滅危惧種」であり、生き残る方法を考えなければならない、ということに気づくかどうかで、あなたの働き方、そして生き方は随分と変わっていくはずです。

今日も明日も上司の言うがまま、まさに兵隊的な働き方をしていては、10年後、いや5年後にいきなり「ご苦労さん、もう君の闘いは終わったよ」と会社に見放されることは、十分に起こりうることなのです。

会社を今すぐ辞めろ、というわけではありません。まずは自分が「絶滅危惧種」に属しているかもしれないことを意識し、自分の働き方を、そして生き方を見直すことが必要なのです。

一刻も早く「脱サラリーマン思考」を手に入れること。それが、これからの時代を生き延びるためには必要なのです。

では、次回以降で「脱サラリーマン思考」を手に入れるための具体的な方法についてお話していきましょう。

(構成/嶺竜一。三戸政和氏のツイッターアカウントは https://twitter.com/310jpn






































http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/315.html

[政治・選挙・NHK253] 本田圭佑さんに学びたい。(谷間の百合)
本田圭佑さんに学びたい。
https://taninoyuri.exblog.jp/29834644/
2018-11-06 10:36 谷間の百合


二回目の投稿です。

きょうの新聞の一面トップは「朝鮮学校の補助金半減」というものですが、これからこういう動きが加速していくのではないでしょうか。

河野外相は、韓国最高裁の判決を奇貨として、韓国批判のボルテージを上げています。

ほんとうに愚かなことです。

外交に関しては、総理以上に危険な人間です。

民間人の訴えに韓国の最高裁が下した判決に対して「日韓関係を揺るがすような大きな事件」だと言っていますが、大きな事件にしたいのは日本です。

聞くところによると、新日鉄が和解しようとしたのを、強硬策をとるように舵を切ったのが安倍政権だったということです。

総理にはことを収めようとか、話し合いをしようなどという考えは微塵もありません。

内心、これで懸案の拉致問題を先送りできるとほくそ笑んでいるのではないでしょうか。

原告は徴用ではなく募集に応募してきた人間だと言う人がいますが、日本人がみんな徴用だったのに、そうではなかったというのは、当時の朝鮮が余りにも貧しくて徴用するまでもなかったということではありませんか。





過日、本田圭佑さんがサッカー仲間の友人の紹介で朝鮮学校を訪問して大歓迎を受けたというニュースがありました。

その後、ツイッターでこう呟いています。

「どんな状況であれ良くしたいのなら自分で変わること。
自分の国しか愛せないのは悲しいこと。
国益しか考えられない政治家は今後必要とされなくなっていく。」


自分を変えるのは至難です。

本田さんにはもともと先入観や偏見がなかったのか、それとも世界を舞台に活躍しているなかでそういうものがなくなったいったのか、或いは先の皇后陛下の文章の中にあった経験したことについて思いを巡らせるということをしてきた人だったからでしょうか。

とにかく、自分を変えることのできる人など滅多にいません。

しかし、本田さんが誤解しているのが、自分の国しか愛せない人間とか、国益しか考えられない政治家などはいないということです。

かれら(ネトウヨ)は、国を愛していませんし、政治家特に総理が優先しているのは国益ではなく私益だからです。

わたしは「悪しき在日」を排除できるのは本田さんのような人ではないかと思います。

いがみ合いや対立こそ「悪しき在日」(悪しき日本人)の温床だからです。

本田さんならそこに光を当てられるかもしれません。







http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/338.html

[国際24] もう一つの核兵器削減条約からのアメリカ脱退は本当にロシアの恩恵になるのか?(マスコミに載らない海外記事)
もう一つの核兵器削減条約からのアメリカ脱退は本当にロシアの恩恵になるのか?
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2018/11/post-becb.html
2018年11月 6日 マスコミに載らない海外記事


2018年10月30日
Tony Cartalucci
New Eastern Outlook

 そうではない。明らかに、ロシアは、アメリカ合州国との戦争のさなかの核攻撃応酬を防ぐもう一つの条約を破棄することで、恩恵を受けることはない。

 ところが、アメリカによるあからさまな挑発を、あたかも“ロシアの責任”のせいにしようとする言説が出回り始めている - 中距離中距離核戦力全廃条約からのアメリカ離脱は、ロシアに恩恵があるのみならず - 条約破棄の種を蒔いたのは、ロシア“傀儡”のドナルド・トランプ大統領だったというのだ。

 最近、卓越した反トランプ派として、イメージを一新した元アメリカ・ロシア大使のマイケル・マクフォールのようなこの中傷的言説を広めているのは、アメリカの偽左右政治パラダイムに情報を出したり、そこから取ったりしている政治挑発者だ。

 ソーシャル・メディアへの投稿の一つで、マクフォールはこう主張していた。


トランプは、どうして親密な個人的関係を活用して、プーチンに、ロシアに中距離核戦力全廃条約を遵守するようにできないのだろう?


 他の投稿で、彼はフォロワーに、アメリカ離脱がいかに“ロシアを助け、アメリカを傷つけるか”について、アメリカの大企業-金融業者が資金提供しているシンクタンク - ブルッキングス研究所が公開している論評を読むよう勧めている。

 アメリカの元駐ウクライナ大使スティーヴン・パイファーが書いた評論は“ロシアによる違反”とされるものの、いかなる証拠も公表されていないことを認めている。もし配備された場合、ロシア中距離ミサイルの射程距離内になるはずのアメリカのヨーロッパ同盟諸国が、クレムリンに公的にも私的にも強く抗議していないことも認めている。

 だが、パイファーは、アメリカはロシアによって開発中とされるものに対抗できるミサイルを保有しておらず、もし保有していたとしても、NATOも日本も韓国もアメリカがそのようなシステムを自国領に配備するのを認めるはずがないので、アメリカはそれを配備する場所がないと主張している。彼もマクフォールも、これがアメリカの条約からの脱退が、一体なぜ中距離ミサイルの独占が認められたロシアの“恩恵になるか”という理由だと示唆している。

別のワシントン離脱が、そうではないことを証明している

 ところが、アメリカは、既にいくつかの条約から離脱しており、同盟諸国に圧力を加え、新規開発されたミサイル・システムを、彼らの領土に配備することを可能にしたのだ。

 別の冷戦時代の協定から、ワシントンの一方的離脱 - 1972年の弾道弾迎撃ミサイル制限条約を、アメリカのジョージ・ブッシュJr大統領が2002年に破棄した後 - アメリカは、ロッキード・マーチンのイージス・アショア弾道ミサイル防衛システムを開発し、ヨーロッパに配備し、韓国には、やはりロッキード・マーチンが製造した終末高高度防衛ミサイル (THAAD)弾道弾迎撃ミサイル防衛システムを配備した。

 ブッシュとトランプの下での一方的な条約離脱や、オバマ政権の下での弾道弾迎撃ミサイル・システムのヨーロッパと東アジア配備が、誰がホワイト・ハウスの主かとは無関係に、計画が連続していることを示しているのは明らかだ。
これら条約脱退と、それに続く、ロシアと中国を包囲するためのアメリカ・ミサイル・システム配備に加えて、両国国境でのアメリカ部隊の直接的強化が行われている。

 彼らはロシアが中距離核戦力全廃条約に違反していると主張し、“8年間”そうしてきたとは言うものの、アメリカのトム・コットン上院議員がワシントン・ポストで発表した2017年の論説で主張されている通り、過去8年間、アメリカによるパトリオット・ミサイル・システムのロシア国境沿い配備に加えて、バルト諸国における、より大規模な配備計画も進行中だったのが明らかになったことに留意が必要だ。

 “WikiLeaks電報、バルト三国をロシアから守るNATOの秘密計画を暴露”と題するガーディアンの2010年の記事は、こう認めている。


ブリュッセルのアメリカNATO代表団からの秘密電報によれば、ヨーロッパにおける同盟の最高司令官、アメリカ海軍のジェームス・スタヴリディス提督は、リトアニア、ラトビアとエストニアという旧ソ連バルト諸国のための防衛計画を策定するよう提案した。


 もちろん、こうした“防衛計画”自身、バルト三国へのアメリカ軍配備を意味しており、アメリカ軍兵士は現在、ロシア国境に駐留している。

 条約からアメリカが離脱し、ミサイルを配備し、更に別の条約を脱退して、ロシア周辺とロシア国境に更なる軍隊を配備するため、自国の国境での敵対的な武力強化に対するロシアの合理的な反応を理由にするという、明らかなパターンが浮かび上がる。

一体誰が本当に恩恵を受けるのだろう? 金の流れをたどってみよう

アメリカによる中距離核戦力全廃条約でロシアが恩恵を受けるという様々な主張をした後、マクフォール自身、本当の受益者が誰かを遠回しに認めている。

 より最近のソーシャル・メディア投稿で、マクフォールは、こう主張している。


もしプーチンが多数の新たな中距離ミサイルをヨーロッパに配備したら、それに対応して、どのようなミサイルと発射装置を、アメリカはヨーロッパに配備しようとするのだろうか? そして、どこに配備するのだろう? 私は我々が対応しない/できないことを懸念する。


 この“ミサイルと発射装置”が何であれ、それを製造する企業は誰であれ、その開発と配備でreap何千億ドル。ロッキード・マーチンのイージス・アショア・システムは10億ドル以上する。ロッキード・マーチンの年間収入はロシアの年間軍事予算に匹敵する。アメリカによる中距離核戦力全廃条約廃棄で、一体誰が一番恩恵を受けるかは明らかだ - 少なくとも金銭的には。

 ヨーロッパに配備するワシントンの能力を巡るマクフォール疑問については、アメリカの弾道弾迎撃ミサイル制限条約からの離脱で証明されている通り、アメリカは、論議の多い、望まれていないミサイル・システムを開発し、ヨーロッパと東アジアの両方に、首尾良く配備できているのだ。

 アメリカが中距離核戦力全廃条約から離脱さえする前に、アメリカ国防省は、それをするための中距離ミサイル・システム計画を既に開発していたのだ。2018年2月という早い時点で『ディファンス・ワン』は“ペンタゴン、ロシア・ミサイルと同様なものに反撃する核巡航ミサイルを開発中であると認める”と題する記事でこう報じている。


アメリカ軍は、モスクワとワシントン間の軍縮協定に配備が違反する同様なロシア兵器に反撃するための地上発射形中距離巡航ミサイルを開発していると、アメリカ人幹部が金曜日に述べた。

当局者は、まだ開発中のアメリカ・ミサイルは、もし配備されれば、中距離核戦力全廃条約に違反することを認めている。


 記事は、そのようなミサイルの開発は配備されない限り中距離核戦力全廃条約に違反しないと主張する統合参謀本部戦略的能力室グレッグ・ウィーヴァー副室長の発言も引用している。

 中距離核戦力全廃条約からのアメリカ離脱で、ミサイルは公然と開発し配備できるようになり - つまり誰であれ契約を獲得したアメリカ兵器メーカーにとって需要は更に増える。
こうして、マクフォールは、一体誰が中距離核戦力全廃条約破棄の本当の受益者かというあらゆる疑問に答えている - アメリカが弾道弾迎撃ミサイル制限条約から脱退した後、既に開発済みで、配備済みの他の何十億ドルのミサイル・システム事業に加えて、こうした新型ミサイル・システムの開発と配備で、兵器メーカーは何千億ドルも獲得するのだ。

 包囲し封じ込めるロシアことを目指している連中も恩恵を受けるが、そうすることを正当化する、いかなる合理的口実も欠如している。

 マクフォールや、彼のような他の連中は、聴衆はひどく無知で、全く情報不足のままだという想定を前提にして、言説を作り上げる。欧米マスコミとの協力で - 大衆は無知と困窮の状態に置き続けることで - モスクワとアメリカ納税者の懐を狙ったあからさまな挑発を、マクフォール自身が『Foreign Affairs』に書いた2018年の長たらしい論説の中で主張していた通り、“プーチンと彼の傀儡”がたぶらして、アメリカがロシアを包囲し、封じ込めるようにさせているのだと容易に押し通せるのだ。

 ロシアを、アメリカ自身による挑発の背後の首謀者として、でっちあげることで、マクフォールや彼が代表している既得権益団体が、連中が公然と述べている、ロシアを包囲し、封じ込める狙いを更に何段階も前進させようとしていることが、世界平和と安定にとって、一体誰が本当の脅威かを証明している。

 Tony Cartalucciは、バンコクに本拠を置く地政学専門家、著者で、これはオンライン誌“New Eastern Outlook”独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2018/10/30/does-us-withdrawal-from-another-nuclear-treaty-really-benefit-russia-2/

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http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/470.html

[政治・選挙・NHK253] 徴用工問題は本当に「解決済み」だったのか? 日本政府が60年以上にわたり隠蔽してきた日韓基本条約の欺瞞(リテラ)
徴用工問題は本当に「解決済み」だったのか? 日本政府が60年以上にわたり隠蔽してきた日韓基本条約の欺瞞
https://lite-ra.com/2018/11/post-4356.html
2018.11.06 国際問題・戦争 > 徴用工問題は本当に解決済みなのか? リテラ

    
    強硬姿勢の安倍首相だが…(首相官邸HPより)


 徴用工問題が波紋を広げている。周知のように、植民地時代の韓国人徴用工が日本企業に求めた賠償について、韓国の大法院(最高裁)は被告の上告を棄却し、請求を認める判決を下した。安倍首相は即座に「ありえない判断」と批判、河野太郎外相は「100パーセント韓国側の責任」と追及を緩めない。安倍政権は判決を受けて、提訴されている企業向けの説明会を開催し、損害賠償や和解に応じないようとのレクチャーを公然と行なっている。

 影響はいたるところで表面化している。岐阜県岐阜市では、教育と文化に関する友好交流の合意書を交わす予定だった韓国側代表団の受け入れを延期に。国内の大マスコミは揃って韓国側を批判する論調一色にそまり、テレビではキャスターやコメンテーター、芸能人までもが連日、韓国批判を展開している有様だ。

 そもそも「朝鮮人徴用工問題」とは、戦前の大日本帝国が、植民地として支配していた朝鮮半島の人々を強制的に動員し、炭鉱など過酷な環境での労働を強いたこと及びその人権侵害に対する、賠償ないしは補償をめぐる問題である。

 ところが、メディアはその実態にはほとんど触れようとせずひたすら「徴用工問題は日韓請求権協定で完全かつ最終的に解決済み」という主張を繰り返している。その解決のために、日本政府は韓国政府に3億ドルを無償供与し、2億ドルを長期低利貸付したのだ、と。

 たしかに、1965年の日韓基本条約の際、両国政府によって締結された「財産及び請求権に関する問題の解決並びに経済協力に関する日本国と大韓民国との間の協定」(請求権協定)の第二条一項には「完全かつ最終的に解決されたこととなることを確認する」との文言が含まれており、いわゆる韓国側の「対日請求要綱八項目」のなかにも韓国人徴用工の損害賠償請求権等が記されていた。

 しかし、改めて考えてみると、請求権協定のいう「完全かつ最終的に解決された」請求権とは、いったい何を対象として請求する権利なのか。そして、日本政府が韓国政府に供与した無償3億ドル、貸付した有償2億ドルという大金は、いかなる目的のものだったのか。

 たとえば、請求権協定の前文には〈両国及びその国民の財産並びに両国及びその国民の間の請求権に関する問題を解決することを希望〉するとともに〈両国間の経済協力を増進することを希望して〉結ばれた協定であると謳われている。また、第一条には〈供与及び貸付けは、大韓民国の経済の発展に役立つものでなければならない〉との但し書きがなされている。日本政府の解釈によると、経済協力と請求権問題の間に法的な相互関係は存在しないという。

 すなわち、日本政府としては韓国との国交正常化にあたって、あくまで経済強力として位置付けたものであって、実際に当時の日本国会でも「賠償とは同一視できない」との立場を明確にしていた。また、請求権協定の条文を読めばわかるが、そこには日本の過去の行いに対する「謝罪」「お詫び」「反省」はもちろん「責任」の類の言葉も一切記されていない。これはなぜか。

 実のところ、その点が日韓基本条約の性質における根幹の問題と深く関係している。

 大マスコミはひたすら「判決は日韓関係を悪化させる」と連呼してネグっているが、日韓基本条約から読み取れるのは、1910年の韓国併合以降の両国の歴史に対する日本側の謝罪と責任の回避、とりわけ植民地支配の正当化の結晶である。そして、これこそが1965年の条約締結以来、現在まで、日本政府が「解決済み」とのフレーズによって隠滅しようとしてきたものに他ならないのだ。

■徴用工判決を生んだのは日韓基本条約「韓国併合」をめぐる二重解釈

 実際、日韓基本条約第二条は〈千九百十年八月二十二日以前に大日本帝国と大韓帝国との間で締結されたすべての条約及び協定は、もはや無効であることが確認される〉という条文だが、これは、1910年の韓国併合(条約)についても「もはや無効」(already null and void)であることを宣言している。

 「もはや」という表現は、交渉過程で日本側の強い要望により加えられた。当時の日本国会では、佐藤栄作内閣の椎名悦三郎外相が「併合条約が無効となった時点は(中略)、大韓民国の独立が1948年8月15日に独立宣言が行なわれたのでございますが、そのときに無効になったという意味であります」(1965年2月26日参院本会議)などと何度も述べている。つまり、「もはや無効」というのは、「今(=1948年の韓国独立以降)となっては無効」という意味であり、したがって韓国独立以前においては、日本による韓国併合は「有効・合法的」(≒正当)であったと説明しているのである。

 一方、当時の韓国国会では「法的な根拠として無効という場合にもっとも強力な法律用語であるnull and voidという用語を基本条約に明示した」「(併合条約は)過去日本の侵略主義の所作」として、併合条約が締結当初から「無効・違法的」(≒不当)であるとの解釈をしており、現在でもその考え方が踏襲されている。

 今回の韓国大法院判決の大きな要因のひとつは、基本条約と付随する請求権協定における二重解釈の矛盾を、日本政府が60年以上にわたって放置してきたことにあると言える。

 事実、あらためて韓国大法院の徴用工判決の趣旨を点検すると、裁判長を含む多数意見は〈「日本政府の朝鮮半島に対する不法な植民地支配および侵略戦争の遂行に直結した日本企業の反人道的な不法行為を前提とする強制動員被害者の日本企業に対する慰謝料請求権」は、請求権協定の適用対象に含まれていない〉(共同通信より)と判断している。

 請求権協定によって原告の個人請求権が消滅していないのはもちろん、請求権協定が効力を発揮していると考えられてきた外交保護権における「解決済み」の文脈においても、「植民地支配および侵略戦争の遂行に直結した日本企業の反人道的な不法行為を前提とする」慰謝料の請求権については失われていないという意味だ。どういうことか。

 着目すべきは、明確に「不法な植民地支配」との言葉を使っていることだ。すなわち、韓国大法院は、前述した「もはや無効」(already null and void)に代表される基本条約および請求権協定の二重解釈について、日本側と同じく「併合条約および植民地支配は有効・合法であった」との解釈を条文上で読み取っているわけである。

 誤解のないように言い直すと、大法院自体は「植民地支配は違法」と明確に判断しているのだが、基本条約および請求権協定の“読み方”については日本政府と近い見解を示したうえで、趣旨として「条約および協定は植民地支配に関する賠償ではないから『解決された』とはならない」と判断したと理解できよう。

■賠償でなく経済協力を提案したのは、日本の外務省だった

 まとめると、今回の大法院判決に対して、日本中でがなり立てられている「完全かつ最終的に解決済み」論は、そもそも請求権協定自体を植民地支配等に関する「賠償」として位置付けなかったこと、ましてや、日本が過去の植民地支配を正当化しているという事実を完全に棚上げしたまま、一部のフレーズだけを繰り返しているに過ぎないのだ。思考停止しているコメンテーターや芸能人はともかく、日本政府やマスコミは“確信犯”としか言いようがないだろう。

 一方で、「それでも国と国が決めた法的取り決めを180度ひっくり返すような司法判断はいかがなものか」と素朴に思う向きもあるかもしれない。しかし、条約締結までの歴史的経緯を振り返れば、そう単純なことではないとわかる。これもまたマスコミが無視している部分なので、簡単に解説しておこう。

 まず、1945年の敗戦からGHQの占領下に置かれた日本は、1951年にサンフランシスコ講和条約へ調印し、翌年の発行をもって本土が独立した(法的な話になるので割愛するが、そもそも日韓基本条約等はサ講和条約に直接的に連関している)。日韓の国交正常化に向けた会談はその1951年、アメリカの斡旋による予備会談から始まった。

 この間、朝鮮半島は米ソの分割統治を経て朝鮮戦争に突入していた。日本は朝鮮特需を経済成長の足がかりとする。一方、韓国は戦勝国の一員としてサンフランシスコ講和条約への参加を望んだが、受け入れられず、他の戦勝国のように対日賠償請求権を得られなかった。これは国家賠償をめぐる軋轢による日韓関係の悪化を警戒した米国の意向という見方が強いが、いずれにしても、時の吉田茂政権と李承晩政権で会談はスタートした。米国は日韓を北東アジア地域における「反共の防波堤」の拠点にすべく、両国の国交樹立を推し進めていた。

 しかし、両国の国内事情や思惑によって日韓会談は何度も中断し、締結までには14年の歳月を要することになる。とりわけ1953年の第3次会談のさなか、日本側代表の久保田貫一郎外務省参与が“朝鮮半島の植民地化は韓国国民にとって有益だった”などの趣旨を述べたいわゆる「久保田発言」は、対日感情が極めて悪化している韓国世論に輪をかけた。当然だが、日本による植民地支配が不当なものであったとの認識は韓国社会で広く共有されていたわけである。

 1960年4月、韓国での学生蜂起(四月革命)で李承晩政権が陥落する。続く張勉内閣は1961年の軍事クーデターで事実上倒れ、朴正煕政権が誕生し日韓国交正常化へと向かう。日本では米国の意向のもと東アジア外交に積極的だった岸信介政権を経て、池田勇人政権が「所得倍増計画」を打ち出している。この時期、韓国の経済復興のため、とりわけ米国の介入によって交渉の早期妥結が目指された。その結果、両国の賠償・補償の認識の溝は埋まらず、日本からの「経済協力」という形で曖昧なままとされた。韓国側が一貫して求めてきたはず「謝罪」の性質は、結局、玉虫色の表現にして妥協されたわけである。

 近年公開された日韓会談文書の新資料の検討によれば、この請求権問題での「経済協力方式」を創設したのは日本外務省アジア局であったという。1960年7月に、当時のアジア局長の主導のもと起訴された文書には、〈日韓会談を早急に妥結するためには、韓国側に対して何らかの経済協力ないし援助を行うことが不可避であり、またわが国にとっても過去の償いということではなしに、韓国の将来の経済および社会福祉に寄与するという趣旨でならば、かかる経済協力ないし援助を行う意義ありと認められる〉とある。

 日本政府として植民地支配などに対する「過去の償い」と位置付けることをどうしても避けたかったことが読み取れるとともに、北東アジアでの経済開発主義(張勉→朴政権と岸信介→池田勇人政権)の連携によって対共優位を進めようとする米国の思惑も反映されていたのだろう。

■安倍政権下で進む歴史修正主義への対抗として出てきた判決

 こうして、朴政権と佐藤栄作政権の1965年6月22日、日韓基本条約は締結された。「謝罪」や「賠償」ではなく「経済協力」を主とした条約締結に対し、韓国国民は「屈辱外交」「韓日癒着」として大きく反対した。しかし、日本政府はこれ以降、条文の「完全かつ最終的に解決された」とのフレーズを印籠のように振りかざし続けて現在に至る。それは、1995年の村山談話で「植民地民地支配と侵略」について「痛切な反省」と「心からのお詫び」を日本政府が公式に表明してからも温存されてきた。逆にいえば、日本政府は意識的に放置してきたのである。

 もっとも韓国政府にも問題がある。朴軍事独裁政権による拙速な妥結の背景には、軍事クーデターによる体制を補強するため、日本からの経済的支援が不可欠との考えがあった。条約締結後の韓国国民(遺族)個人への補償は十分でなかったし、実際、徴用工問題についても生存者については一切補償がなされなかった。90年代の韓国民主化以降、韓国からも日本からも“置き去り”にされてきた国民が、植民地時代の謝罪と賠償を求める運動をいっそう展開するのは、いたって、当然のことである。

 いずれにしても、こうして日韓基本条約と請求権協定を改めて読み、その交渉の過程を振り返ってみれば、いま、日本政府やマスコミが巻き起こしている「解決済みだ」「ありえない判決」「韓国けしからん」の大合唱は、あまりに多くの日本側の問題点を見落としている。ましてや日韓関係を憂慮すると嘯くのであれば、その主張は冷静でもなければ、現実的でもなく、ましてや民主的の価値観にも基づいていない。

 また、戦後補償の問題が現在に噴出してくる背景には、それこそ韓国司法が指摘するような「植民地支配および侵略戦争の遂行に直結した反人道的な不法行為」に関する、日本国民の意識の薄まりも関係しているかもしれない。1990年代末以降の歴史修正主義の跳梁、とりわけ2006年の第一次安倍政権から強まっている、侵略や植民地主義の過ちをネグり戦争を美化する動きに対する“韓国世論”の率直な反応と捉えることも可能だろう。

 いずれにしても、安倍政権が「完全かつ最終的に解決された」とのフレーズを繰り返すことで蓋をしているものとは、日本が朝鮮半島の植民地支配を正当と言い張り、賠償を行ってこなかったという事実である。その視座、すなわち過去に対する反省と真摯な姿勢なくしては、いくら日本政府が強硬策をとったとて、10年後、50年後に、まったく同じことが繰り返されるだろう。それでいいのか。マスコミはもちろんのこと、わたしたち日本国民ひとりひとりがそのことをもう一度問い直す必要がある。
(梶田陽介)

■主な参考文献
『五〇年目の日韓つながり直し 日韓請求権協定から考える』(古澤文寿・編著/社会評論社)
『日韓関係史1965-2015 I政治』(木宮正史、李元徳・編/東京大学出版会)
『日韓の相互理解と戦後補償』(池明観、五十嵐雅博、岡田正則、名古道功/日本評論社)
『日韓外交史 対立と協力の50年』(趙世暎・著、姜喜代・訳/平凡社)































http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/339.html

[経世済民129] 食品メーカーブランドの商品が「絶滅の危機」に瀕している理由(ダイヤモンド・オンライン)
食品メーカーブランドの商品が「絶滅の危機」に瀕している理由
https://diamond.jp/articles/-/184433
2018.11.6 森山真二:流通ジャーナリスト ダイヤモンド・オンライン


大手のスーパー、コンビニでは、「定番」商品以外のNB商品はほとんど並ばなくなるかもしれない… Photo:PIXTA


ナショナルブランド(NB)商品が小売店頭から消える日がくる!?加工食品の世界で圧倒的なシェアを持っている銘柄を始めとして2番手、3番手につけるNB商品は将来的に、生き残れない可能性が濃厚となっている。食品業界で今、何が起こっているのか――。(流通ジャーナリスト 森山真二)

○○○ヌードル、○○ビールは
なくなってしまう


「NBの需要は今後、急速にしぼむとみている。脱NBが進む」。こんな衝撃的な見通しを披露するのは、ほかならぬ大手小売業、イオン社長の岡田元也氏である。岡田社長の今後に見通しに基づけば○◯○ヌードル、○○ビールはなくなってしまうのだろうか。

 NB商品の行方は小売業界やネット通販業界の動向と密接に関係している。現在のコンビニの店頭を見ればその将来像が透けて見える。

 セブン-イレブン・ジャパンに一歩足を踏み入れると、親会社のセブン&アイ・ホールディングスが開発しているグループのプライベートブランド(PB)、「セブンプレミアム」がこの売り場、あの売り場に目立つ。

 セブン&アイでは20年2月期をめどにPBセブンプレミアムの売上高を1兆5000億円にまで引き上げる計画を推進中だ。

 この計画のうち、大部分がセブン-イレブンでの販売になるとみられる。セブン-イレブンの2017年度のチェーン全店売上高は約4兆6780億円だから、仮にセブン-イレブンでの「セブンプレミアム」の取り扱いが1兆円とすれば売上高の2割を占める計算になる。

「うちのPB(セブンプレミアム)を作りたいというメーカー(大手を含めて)が列をなしている」と鈴木敏文セブン&アイ名誉顧問が会長当時に言っていたが、大手メーカーとしては、4兆円超の売上高があるセブン-イレブン店頭で販売してもらうのは魅力である。

 NBメーカーというプライドをかなぐり捨ててPB製造を引き受けるメーカーも多く、PBの商品概要を示す製造者欄には大手メーカーの名前がズラリと並ぶ。

PBを受託しなければ
“棚”を確保できない


 なぜ、食品業界では有名メーカーが次々と大手小売業のPBを手掛けるのか。

 それは、コンビニという限られた売り場ではPBを受託しなければ“棚”を確保できないからだ。

 セブン-イレブンなどコンビニ大手ではカテゴリーによっても違うが、カップ麺など種類が多い商品ならば10種類以上の商品がそろっているものの、少ない商品の場合2〜3種類ということがザラにある。各カテゴリーの限られた商品数のなかで棚を獲得するためには、PBを受託せざるを得ないのだ。

 圧倒的に強い日清食品のカップヌードルのようなブランドは「定番」として入る。だが、ブランドが確立していない商品はPBを受託しなければ、PB以外の商品も跳ねられてしまう可能性もある。

 しかもコンビニは新商品の売れる期間が短い。発売後、POS(販売時点情報管理)システムのデータで売れ行きが芳しくない商品はすぐに売り場から外されてしまう。しかし、PBならば継続して売ってもらえる。

 イオンだって同じ構図だ。

 コンビニとスーパーの違いはある。スーパーの方がコンビニに比べて品数がそろっているし、商品を見直すサイクルは長い。

 しかし、イオンもPB「トップバリュ」を、現在の約7200億円を2020年2月期までに1兆2000億円に引き上げる計画だから、今後、大手小売業によるPB開発には拍車がかかり、その分、NBからPBへのシフトは進む。

 それに加えイオンは10月、グループの食品スーパーを地域ごとに再編する計画を発表。全国6地域で14社を統合・再編し、現状の各地域で2000〜3000億円の売上高を5000億円に引き上げるという計画だが、この再編が小売業のPB作りを加速する可能性も高い。

 日本の実店舗を持つ小売業は「プレーヤーが多すぎる」(大手スーパー首脳)といわれるが、イオンの再編に触発された地域のスーパーが対抗上再編へと打って出る可能性が指摘されており、再編で売上規模を拡大した小売業は利益率の高いPBを増やし、収益をかさ上げする戦略を加速するのは間違いない。

ドラッグストアもPB開発に拍車
キリンもイオンで低価格PB受託


 もはや売上高6000億円、7000億円のプレイヤーが出現しているドラッグストアもPB開発に拍車がかかっている。

 しかも、最近では「久世福商店」などといった、独自ブランドを中心としたセレクトショップも増加している。確実にNBの“生存領域”は狭まっており、「NB包囲網」は着実に築かれている。

 今年6月ビール業界にちょっとした衝撃が走った。

 というのもキリンビールがイオンの主力のPB「バーリアル」の製造を始めたからだ。

 価格は350ミリリットルで84円。第三のビールの相場価格(約110〜120円)と比べても2〜3割程度安い。

 キリンが低価格のPBの製造を受託するのは、人口動態の変化によるビール市場の縮小への危機感があるとみられる。それ以前に、小売業の棚を獲得できなければ、シェア低下は一段と避けられないし、ビールのような装置産業は工場の稼働率を上げていかなければ、採算は悪化するばかりだからだ。

 キリンはイオンにとどまらず、今年の春以降、ローソン、ファミリーマートのPB製造を受託し小売業の棚取りに打って出ている。

 一方のキリンの宿敵のアサヒグループホールディングスの小路明善社長は、今年8月18日付の日本経済新聞のインタビューで「ビール系飲料でアサヒブランドを冠さないPBは、私が経営者でいる限り1本も出さない」としており、キリンとスタンスの違いを明確にしている。

 どちらに軍配が上がるかは別の機会に譲るとして、すでにキリンのようなコーポレートブランドが確立しているNBメーカーとて、“PBを手掛けなければならない時代”ということだ。つまり今後、商品は小売なのかメーカーなのか、どこが主導して作ることになるかという問題をはらんでいる。

 イオンの旅行会社であるイオンコンパスによれば日本の流通市場におけるPB比率は10%とまだ低いが、ヨーロッパではイギリス、ドイツが45%超、また米ウォルマートでは27%となっているという。

ネットでPB比率が高まれば
加速度的に高まる可能性


 この日本のPB比率の低さも、アマゾンなど、ネット通販企業のPB比率が高まればさらに加速度的に高まっていくはずである。

 というのも実店舗を持つ小売業がアマゾンに対抗できる有力、かつ最後の武器は“商品の差別化”であり、小売業側もNB商品ばかり売っていては、まさにレッドオーシャンで戦うことになるから、オリジナル商品に傾斜せざるを得ないのだ。

 もちろん、アマゾンだって今後はオリジナル商品の開発に力を入れていくことになるのは必至とみられ、最終的に流通は「オリジナル商品対オリジナル商品」の戦いに突入していくことになろう。

 もはやNBメーカーも、商品を作るのは我々の役割というオールドパラダイムの発想では、今後の流通の変革は乗り切れない。

 NBメーカーがブランドの維持に血道を上げ、流通の変化を見誤れば現在、有力ブランドとして君臨する商品も“消え去る日”がくるかもしれないのだ。



http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/316.html

[政治・選挙・NHK253] 政府が前のめりの入管法改正 中身も答弁もスカスカのア然(日刊ゲンダイ)
      


政府が前のめりの入管法改正 中身も答弁もスカスカのア然
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/241083
2018/11/06 日刊ゲンダイ


長いだけで中身ナシ(山下法相=5日、参院予算委)/(C)日刊ゲンダイ

 2日、閣議決定された外国人労働者の受け入れを拡大する入管法改正案。5日、参院予算委で審議されたが、法案の中身も大臣の答弁もスカスカだった。外国人受け入れ政策の大転換となる重要法案なのに、まるで白紙委任。数の力で、ラフな法案を通し、後で中身を好き勝手に決める魂胆だ。

「単純労働は考えていない」とする山下貴司法相に対し、蓮舫議員(立憲民主)が、特定技能1号の要件である「相当程度の知識・経験」の「相当程度はどの程度か」と質問した。山下法相が「各省庁が検討している」と逃げたので、蓮舫は旅館業を所管する石井啓一国交相に振ると、「ただ今検討しているところではないかと思っている」とアヤフヤな答え。「何にも決まってないじゃないか」とヤジが飛び、蓮舫議員は「どの程度の技能が必要なのかを先送りにして資格だけつくるのは間違っている」と批判した。

 外国人労働者を受け入れた後、人手不足が解消された場合、日本人の雇用に影響が出る。山下法相は「日本人の雇用に影響が出ないように制度設計している」としたが、「事前の推計をしっかりやる」など具体性はゼロ。人手不足の需給バランスを問われた根本匠厚労相も、数値は示さず「有効求人倍率で把握している」とヤル気ナシだった。

 安倍首相に至っては、「移民の定義はない」としながら「国民が懸念するような移民政策は取らない」と訳がわからない。

 蓮舫は「決まった期間だけ来てもらい、人が余ったら帰ってもらう。家族の帯同は許されず、永住権はハードルが高い。何人来るかはわからないし、保険や教育も未定。スカスカの法案だ」とまとめたが、安倍政権は来年4月の施行に前のめりだ。

「入管法改正は、日本の人手不足だけでなく、来ていただく外国人の人権にかかわる重要な問題です。時期ありきで大ざっぱな法案を通して、詳細は省令でという性質のものではありません」(政治評論家・山口朝雄氏)

 自民党の岸田文雄政調会長は一昨日のテレビ番組で、外国人労働者が母国に残した家族への公的医療保険適用について「全部無制限での対応は難しい」と語った。どうやら“不利益待遇”だけは決めているようだ。臨時国会で通してはダメだ。


<参議院予算委員会>蓮舫・杉尾・山本一太VS安倍政権 2018-11-5

※7:13〜 外国人労働者の受け入れ 蓮舫議員質疑。 再生開始位置設定済み


































http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/343.html

[国際24] イランの石油輸出を止めるという米政府の筋書きは実現できていない(櫻井ジャーナル)
イランの石油輸出を止めるという米政府の筋書きは実現できていない
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201811050000/
2018.11.06 櫻井ジャーナル


 イランに対するアメリカ政府の「再制裁」は機能していない。アメリカ支配層による一極支配と戦っているロシアや中国は勿論、トルコやインドもイランと石油取引を継続する意思を示していたが、イラクや韓国、そしてアメリカの属国である日本もイランから石油を輸入し続けているようだ。ドナルド・トランプ米大統領は今年(2018年)8月、イランに対する「再制裁」を11月5日から実施するように命令していた。

 こうした状況を受け、ドナルド・トランプ政権は中国、インド、トルコ、韓国、日本のほか、ギリシャ、イタリア、台湾の8カ国が「一時的に」イランから石油を買うことを認めたという。「6カ月の猶予期間」を設けたというのだが、そうしなければアメリカの命令を支配下の国も無視したことになってしまい、自分たちの支配力が低下していることを宣伝することになるからだろう。いわばダメージコントロール。

 この8カ国がアメリカの命令に従ってイランからの石油輸入を止めたなら、1バーレルあたり100ドルは突破すると見る人が少なくなかった。サウジアラビアなどが増産に応じたとしてもカバーしきれず、相場は100ドルを遙かに上回るとみる人もいた。

 そのサウジアラビアに対し、トランプ政権は今年(2018年)9月末までにロッキード・マーチン製のTHAAD(終末高高度地域防衛)ミサイル・システムの購入を決めるように求めていたが、確約は得られなかった。それどころか、昨年10月にロシアを訪問したサウジアラビアのサルマン国王はロシア製の防空システムS-400を購入することで合意したと伝えられている。性能面でTHAADより優れているS-400を選ぶことは当然だが、そうしたことをされるとドルを回収できず、ドルを発行する特権で世界を支配するという仕組みが揺らぐ。

 トランプ大統領は10月2日、ミシシッピー州で開かれた集会で、​サウジアラビアの現体制はアメリカの保護がなければ2週間で潰れると同国のサルマン国王に対して警告したと語っている。サウジアラビアに自立の動きがあったのかもしれない。

 その10月2日、サウジアラビアの支配体制を揺るがす事件が引き起こされた。トルコのイスタンブールにあるサウジアラビア領事館へ入ったジャマル・カショーギが行方不明になったのだ。領事館で殺されたとトルコ政府は明らかにして事件が表面化、後にそれをサウジアラビア側も認めた。

 カショーギはワシントン・ポスト紙のコラムニストだが、若い頃からサウジアラビアやアメリカの情報機関と結びついていた。この人物を動かしていたタルキ・ファイサル・アル・サウド(タルキ・アル・ファイサル)は1979年からGIP(総合情報庁)の長官を務めていた。そのポストを離れたのは2001年9月1日、つまり9/11の10日前だ。

 ジョージ・W・ブッシュ政権は9/11の実行者をオサマ・ビン・ラディンが率いるアル・カイダ(そうした武装集団は存在しない)だと詳しい調査をせずに断定たが、タルキ・アル・ファイサルが使っていた若者のひとりがオサマ・ビン・ラディン。この関係からジャマル・カショーギはオサマ・ビン・ラディンと親しい。

 カショーギはアブドラ・ビン・アブドラジズ・アル・サウド(アブドラ)国王(2005年8月〜15年1月)に批判的だったが、その理由はタルキ・アル・ファイサルがアブドラ国王と仲が悪かったことにある。

 国王交代後、2015年4月に皇太子となったのがヒラリー・クリントンと結びついていたホマメド・ビン・ナイェフ。クリントンは軍需産業や巨大金融資本を後ろ盾にし、漏洩した電子メールによってジョージ・ソロスから政策面で指示を受けていたことが判明している。ソロスはロスチャイルド金融資本と関係している。

 2015年の段階でクリントンが次期大統領に就任することは内定されていたが、その前年にクリントンの親友であるネオコンのビクトリア・ヌランド国務次官補(当時)がウクライナでネオ・ナチを使って実行したクーデターがロシアと中国との接近を招いてしまう。アメリカ支配層にとって戦略上、大きな失態だ。そして2016年2月、ヘンリー・キッシンジャーがロシアを訪問。これを見て大統領選の風向きが変わったと考える人が出てきた。

 それに対し、ヒラリー・クリントンの周辺からロシアに対する攻撃的な言動が出てくる。例えば、クリントンを支援していた​マイク・モレル元CIA副長官は2016年8月、ロシア人はイラン人に代償を払わせるべきだと語っている。司会者のチャーリー・ローズからロシア人とイラン人を殺すという意味かと問われ、その通りだと答えた。実際、そのころから少なからぬロシアの幹部外交官が死亡、ウラジミル・プーチン露大統領のドライバーも「交通事故死」している。

 結局、2016年に行われたアメリカの大統領選挙でヒラリー・クリントンが敗北、ナイェフは皇太子の地位を失い、カショーギはアメリカへ逃れてワシントン・ポスト紙のコラムニストになった。新たな皇太子に選ばれたのがサルマン国王の息子、モハメド・ビン・サルマンだ。この人物はドナルド・トランプやイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と親しい。

 カショーギ殺害の黒幕はビン・サルマン皇太子だと言われ、皇太子を替える動きもあったのだが、ネタニヤフらは擁護している。ビン・サルマン批判は沈静化しつつある。

 アメリカの支配システムを支えている柱のひとつは基軸通貨としてのドル。そのドルを支える仕組みのひとつがペトロダラー(石油取引を利用したドルの還流システム)で、その中心にサウジアラビアが存在している。サウジアラビアが自立することをアメリカ支配層は許さないが、世界規模で見るとアメリカ離れは確実に進んでいる。




http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/471.html

[政治・選挙・NHK253] 政府が前のめりの入管法改正 中身も答弁もスカスカのア然(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
2. 赤かぶ[1083] kNSCqYLU 2018年11月06日 17:00:40 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[498]












http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/343.html#c2
[経世済民129] 共働き夫婦の夫が亡くなると妻がもらえる年金は激減する(マネーポスト)
共働き夫婦の夫が亡くなると妻がもらえる年金は激減する
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181106-00000004-moneypost-bus_all
マネーポストWEB 11/6(火) 16:00配信 週刊ポスト2018年11月2日号


妻が“相続”できる「夫の遺族年金」


 年金受給前、あるいは受給中に不慮の死が訪れたら、残された家族のために「遺族年金」が支給される。だが、その額は、職業や収入、家族の有無などで大きく異なってくる。

 現役時代に共稼ぎでバリバリ働いた会社員夫婦は、リタイア後には夫と妻の厚生年金のダブルインカムで豊かな生活を送ることができるはず……だった。しかし、夫に先立たれた途端、夫婦でもらえるはずだった年金がごっそり召し上げられて妻の生活は暗転する。夫が亡くなったのが年金受給前なら、さらに悲惨な状況になる。いったいどれだけ“没収”されるのか見ていこう。

 妻がもらえる年金は次の3つの支給方法がある。いずれも基礎年金は妻の分しかもらえない。

【方法1】妻の年金のみ
 妻は夫の遺族年金を1円ももらえず、自分の老齢厚生年金だけが支給される→夫が払った年金保険料は召し上げ。

【方法2】折半支給
 妻は自分の老齢厚生年金の半額と、夫の老齢厚生年金の半額を支給される→夫婦で払った年金保険料の半分が召し上げ。

【方法3】夫の遺族年金
 妻は自分の老齢厚生年金をもらえず、夫の遺族年金(2階部分の4分の3)が支給される→妻が払った年金保険料は召し上げられ、専業主婦の遺族年金と同じ扱いになる。

【1】〜【3】のどの支給パターンになるかは残された妻が選択するが、夫と妻の年金額によって受給額が最も高くなるパターンが自動的に決まる。

 わかりやすく言えば、夫の年金額(老齢厚生年金。以下同)が妻より少ない場合は【1】の妻の年金のみ支給。夫の年金が妻より多いが、妻の2倍未満なら【2】の折半支給、夫の年金が妻の2倍を超えると【3】夫の遺族年金が支給される。





http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/317.html

[政治・選挙・NHK253] 沖縄県民「デニーさんも気をつけないと」(田中龍作ジャーナル) 
沖縄県民「デニーさんも気をつけないと」
http://tanakaryusaku.jp/2018/11/00019057
2018年11月6日 10:52 田中龍作ジャーナル


所信表明をする玉城デニー知事。訪米し、辺野古新基地の建設に反対する沖縄の民意を米国政府にぶつける。=10月16日、沖縄県議会 撮影:田中龍作=

 鳩山首相が防衛・外務官僚に騙されて、公約の「最低でも県外」を断念せざるを得なくなった・・・現職官僚(当時)の責任がようやく国会で取り上げられるようになった。

 「騙されたのは鳩山さんだけじゃなかった」。憤るのは沖縄の島袋聡子さん(30代)だ。

 「『最低でも県外』を聞いた時、基地のない沖縄を見られるかもしれないと思い興奮した」。彼女は当時を振り返る。「それまで政治は別世界のものと思っていたが、私も政治の中に入ることができると考えるようになった」と続けた。

 島袋さんは生まれも育ちも宜野湾市。実家は米軍普天間基地に隣接する沖縄国際大学のすぐ前だ。直線距離にして30〜50mである。


米軍ヘリ墜落当時の沖国大前。校舎は黒焦げだ。=2004年8月13日、島袋聡子さん撮影=

 2004年の夏休みだった。市立図書館で勉強していたら自宅の方角から黒煙が上るのが見えた。「誰かがタイヤを燃やしているのかなあ」くらいに考えていたら、弟から電話がかかってきた。「沖国大に米軍ヘリが墜落した」という。家族の安否が気になった島袋さんは急いで家路についた。

 自宅につながる沖国大前の道路は、すでに米軍に封鎖されていた。もちろん基地の外である。「ここ、本当に日本なんだろうか? 」。怒りと疑問が頭のなかに激しく渦巻いた。

 生まれた時から基地が当たり前のようにあり、米軍機が我が物顔で空を飛んでいた。それでも自宅前での米軍ヘリ墜落事故は衝撃的だった。彼女が鳩山首相の「最低でも県外」に希望を見出したのは、当然だろう。

 「鳩山さんの二の舞を踏まないようにデニーさんも気をつけないといけない」。島袋さんは心配しながらも「アメリカと協力して(基地の)県外移設の外枠を決めてもらいたい」と知事訪米に期待を寄せた。

   〜終わり〜
















http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/344.html

[政治・選挙・NHK253] 俳優・中村敦夫が、原発に警鐘を鳴らす舞台を演じる理由 「線量計が鳴る」は百回公演を目指す(現代ビジネス) :原発板リンク
俳優・中村敦夫が、原発に警鐘を鳴らす舞台を演じる理由 「線量計が鳴る」は百回公演を目指す(現代ビジネス)

http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/512.html



http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/345.html

[自然災害22] 2020年までに南海トラフ地震 西日本の不吉予兆で学者警鐘(日刊ゲンダイ) 
   


2020年までに南海トラフ地震 西日本の不吉予兆で学者警鐘
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/241019
2018/11/06 日刊ゲンダイ


2016年の熊本地震では甚大な被害が(C)日刊ゲンダイ

 緊急地震速報に驚いた人もいただろう――。2日、紀伊半島と四国の間の海域「紀伊水道」を震源として発生した震度4(M5.4)の地震。被害がなかったからといって、「大したことはない」と考えるのは早計である。南海トラフ地震の“予兆”かもしれないからだ。

 立命館大学環太平洋文明研究センター教授の高橋学氏(災害リスクマネジメント)は、「2020年までに南海トラフ地震が発生する確率は極めて高い」として、こう警鐘を鳴らす。

「近年、西日本を中心に大きな地震が多発しています。例えば、2016年4月の熊本地震や同年10月の鳥取中部地震、今年4月の島根西部地震や6月の大阪北部地震などです。これらは、南海トラフの予兆だと考えられます。前回の昭和南海地震(1946年)の前にも、3年続けて大きな地震が発生していたからです」

■トヨタは代替ルートを確保

 政府の「地震調査研究推進本部」によると、M8〜M9クラスの南海トラフ地震が30年以内に発生する確率は、70〜80%。いつ巨大地震が起こってもおかしくないばかりか、今年に入って、紀伊水道を震源とする地震は15回も発生している。昨年の7回と比べ、今年は倍以上だ。

「今年の4月から、愛知県東部や三重県南部、和歌山県南部などで地震が頻発しています。それらは、南海トラフ地震が近くなると起きる内陸直下型の地震です。政府が試算している発生確率80%は『必ず起きる』に等しい数字ですが、南海トラフ地震が『30年後』に起こると言っているわけではありません。だからこそ、明日にでも起こると思って、安全な避難場所と経路を日頃から確認しておくことが大切です」(高橋学氏)

 例えば、愛知に本拠を置く自動車メーカーのトヨタは、巨大地震対策に余念がない。トヨタは昨年10月、南海トラフ地震などで太平洋側の港が被災した場合を想定し、代替の輸送ルート確保のために福井の敦賀港で実証実験を行っている。

 このように一部の企業が巨大地震に備えている一方、「政府や自治体のつくるハザードマップなどは気休めにしかならない」(高橋学氏)という。

 地震が起き、津波が来てからオロオロしていたのでは手遅れ。自分の住んでいる土地の地盤を確認したり、非常食などを用意したり、最低限の防災対策をした方がいい。






























http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/627.html

[自然災害22] 2020年までに南海トラフ地震 西日本の不吉予兆で学者警鐘(日刊ゲンダイ)  赤かぶ
1. 赤かぶ[1084] kNSCqYLU 2018年11月06日 18:00:10 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[499]









http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/627.html#c1
[自然災害22] 2020年までに南海トラフ地震 西日本の不吉予兆で学者警鐘(日刊ゲンダイ)  赤かぶ
2. 赤かぶ[1085] kNSCqYLU 2018年11月06日 18:01:12 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[500]






http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/627.html#c2
[自然災害22] 2020年までに南海トラフ地震 西日本の不吉予兆で学者警鐘(日刊ゲンダイ)  赤かぶ
3. 赤かぶ[1086] kNSCqYLU 2018年11月06日 18:04:13 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[501]






http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/627.html#c3
[政治・選挙・NHK253] 東京五輪後も“新築”で販売 選手村再開発スキームの危うさ(日刊ゲンダイ)
   


東京五輪後も“新築”で販売 選手村再開発スキームの危うさ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/241039
2018/11/06 日刊ゲンダイ


立派な街を「高値」で=右、都民は数千億円の“大損”(C)日刊ゲンダイ

 三井不動産や野村不動産などディベロッパー11社が先週、名称発表した五輪選手村(東京・晴海)の再開発地「HARUMI FLAG」。来年5月からマンション群5632戸のうち7割を分譲で売り出すが、気になるのは、どの部屋も「新築」で販売することだ。

 マンション群はほぼ選手村の“居抜き”で、選手ら約1万8000人が宿泊する建物が、なぜ「中古」にならないのか。先月31日の会見で、三井不動産選手村事業部の担当者はこう説明した。

「マンションの建築途中で『仮使用許可』を取得し、選手村で一時利用する。利用後に工事を再開。(建築基準法に適合した)建築確認の検査済証は(建築の)最終段階で出る。その時点で『新築』になるスキーム」

 やや分かりにくいが、要は現在、建てているのは選手村でなく、あくまでもマンション。選手村として「仮使用」後、マンション完成時に承認を得れば「新築」になると言いたいらしい。どうも法の抜け穴をかいくぐっているような印象だ。国交省の見解はこうだ。

「建築物の『仮使用』は建築基準法7条6項の定めで、地方公共団体の長が安全上、防火上、避難上に支障がないと認めた場合に許されます。床面積1万平方メートル以上の大規模建築は、都道府県知事が承認。新築マンションの『仮使用』は、植栽など外構工事が未完成でも居住棟に家財を運ぶケース、1階のテナントが入居未定で内装工事が終わらずに上層階へ入居するケースなどが想定されます。ただ、首長が安全を認めれば幅広く活用される余地はあります」(住宅局建築指導課)

■都民は数千億円の“大損”

 やはり選手村の「仮使用」は法の想定を超え、選手が使った後も高値の「新築」で売らんがための脱法的なスキームのようだが……。

 都のオリ・パラ準備局は「1994年の広島アジア競技大会や、98年の長野五輪の選手村も『仮使用後』に、広島では民間マンション、長野は公共住宅になりました」(選手村担当部長)と言うが、日刊ゲンダイの問い合わせまで前例を調べていなかった。

 ただでさえ、都は選手村整備でディベロッパーに途方もない便宜を図っている。約1600億円相当の都有地13.4ヘクタールを9割引き以上の約129億円で投げ売りし、五輪期間中だけ使う選手村の“仮”間仕切り壁など内装・解体工事で約445億円も負担するムダ使い。さらに「ディベロッパー側に支払う選手村の賃貸料も都の負担。金額の協議はこれから」(前出の選手村担当部長)というから、都民はトータル数千億円規模の税金を巻き上げられそうなのだ。

「選手村は『寄宿舎』であり、『分譲住宅』とは用途が異なります。用途変更や大規模修繕を経なければ、建築基準法の趣旨を逸脱することになる。小池都知事が『仮使用』を認めるのなら、ディベロッパーにおもねったと言われても仕方ありません」(建築エコノミストの森山高至氏)

 小池都政は五輪のためなら何でもアリ。小池はディベロッパーの“メス犬”に成り下がるのか。
























http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/346.html

[経世済民129] 似たような生命保険なのに保険料に差が出る理由(マネーポスト)
似たような生命保険なのに保険料に差が出る理由
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181106-00000005-moneypost-bus_all
マネーポストWEB 11/6(火) 16:00配信 女性セブン2018年11月15日号


保険会社によって付加保険料は違う


 生命保険に支払う保険料は世帯平均で年38万2000円。1か月分の給料がまるまる飛んでいくほど高額で、“保険貧乏”に陥る家庭も少なくない。もしもの時に備えるためとはいえ、保険の過剰加入は家計を苦しめる。では、どんな保険を選べばよいのだろうか。

 まずは、保険会社に支払った「保険料」がどのように使われ、どれくらい加入者に還元されるのか、その仕組みを知ることが大切だ。『「保険のプロ」が生命保険に入らないもっともな理由』など多数の著書がある保険アドバイザーの後田亨さんが話す。

「保険料の中身は2つに分かれます。1つは、加入者が受け取る保険金や給付金などの“原資”となる『純保険料』。もう1つは、事業運営にかかる経費や人件費などを賄うための『付加保険料』です。純保険料は、加入者の死亡率や病気の罹患率がある程度一定のため、生保各社で差はありませんが、付加保険料は各社が自由に決められるため、差が生まれます」

 2008年、業界初のネット生保であるライフネット生命が、初めて保険料の内訳を開示した。しかし、大手生保はいまだに未公表のままだ。

「ライフネット生命の付加保険料は大体20〜30%です。大手生保では、70%を超えると推計できる商品もあります」(後田さん)

 保険に詳しい、ファイナンシャルプランナーの長尾義弘さんも続ける。

「付加保険料の中には、代理店などに支払う販売手数料も含まれます。商品によって変わりますが、数%から100%の手数料の商品までさまざまです。手数料100%の商品は、例えば月額2万円の保険に入った場合、丸1年分の保険料に相当する24万円を販売手数料として取る代理店もあるということ。保険料が高くなるのも当然です」

 似たような商品なのに、保険料が高かったり、安かったりするのは、この付加保険料に違いがあるからだ。テレビで頻繁に目にする大手生保のCMの放送料も、この付加保険料から支払われている。後田さんが話す。

「保険に関しては、徹底的に“安かろう、よかろう”でいいのです。生保はさまざまなオプションやサービスをつけたり、支払い条件を変えたりして、他社と単純比較できないようにしていますが、いちばん安くてシンプルな保険を選べばよいと考えてください」



http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/321.html

[経世済民129] 就活で横行する「後付け推薦」に学生困惑〜人事が内定者囲い込みで奇策(日経カレッジカフェ)
就活で横行する「後付け推薦」に学生困惑〜人事が内定者囲い込みで奇策
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181106-00010001-nkcollege-bus_all
日経カレッジカフェ 11/6(火) 14:21配信


学生でごった返すインターンシップの説明会


 10月1日に多くの企業で内定式が開かれ、2019年卒の就活は名実ともにほぼ終了となった。大学関係者は、今季の就活を「売り手市場が続くなか企業のなりふりかまわない人材確保策が目についた」と振り返る。その一つが「後付け推薦」だ。内定辞退の阻止や早い段階での学生確保が目的だ。今後の就活の主役は現大学3年生に移るが、就活ルールの見直し機運が盛り上がりつつあるなか、人事担当者と大学や学生とのせめぎ合いはますます激しくなりそうだ。

19年卒の就活では、最終面接が終わってから学生に「推薦状」の提出を求めるケースが頻発した。関係者の間で「後付け推薦」と呼ばれている手法だ。大学のキャリアサポート担当者からは「制度の趣旨に反する」と反発する声も強い。

「表面上は自由応募といいながら、選考のプロセスが始まってから教授の推薦状を求めてくる後付け推薦というのがある。なんとか止めさせられないだろうか」。2018年8月下旬。都内で開いた「国立大学キャリア支援担当者情報交換会」でこんな指摘が相次いだ。就職支援に窓口を担当する教員らが年に1回開く総会で全国約60の国立大学が参加した。

 学校推薦は、本来、応募時点で提出するべき性質のものだ。ところが、問題となった後付け推薦では、正式ではない「内々定」を出すタイミングになってから企業が学校推薦を要求する。もともと、推薦応募は理工系の大学生・大学院生の採用で広く利用されてきた。大学と企業の信頼関係があるので、大学から推薦される学生は、ほぼ100%が内定をもらえる。その代わり、推薦された学生が内定を辞退するケースは希だった。学校と企業との信頼を損なうことにもなるからだ。

 一方、問題化している「後付け推薦」は、元来の制度の趣旨を逸脱している。広島大学グローバルキャリアデザインセンター長の江坂宗春教授は実情を次のように説明する。「就職活動の指針をきちんと守らない企業の中には、いわゆる正式ではない内々定の直前になって『内々定をあげるから、大学・教授からの推薦状をもらって来い』と学生に課すことがあります。この後付け推薦は、学生の内々定辞退を防ぐ目的が主です」。

6月時点で、すでに就活学生の88%が内定確保

「採用選考に関する指針」の日程を守っている企業を第一志望としている学生の場合、この後付け推薦に戸惑い、大いに悩むことになる。後付け推薦をもらえば、内々定の辞退が難しくなる。あとから第一志望の企業に内々定をもらったとしても無意味になってしまう。一方で、学校推薦をもらえなければ、内々定が出ない。まさに学生にとっては、「踏み絵」となってしまうのだ。

 江坂教授は「企業にとって学生の内々定辞退が大変な打撃になることも理解できますが......」と前置きしつつ、「就活学生一人当たりの内々定数は平均2.5社。『採用選考に関する指針』でも、『学生の自由な就職活動を妨げる行為(正式内定日前の誓約書要求など)は一切しない』となっている。後付け推薦は、学生の自由な就職活動を妨げる行為に当たるものと思われ、厳に慎むべきものかと思います」と指摘した。

 企業側も切羽詰まっている。大手メーカーの採用担当者は「我々も推薦状自体に固執しているわけではない。後付け推薦を出さない、というなら、内定、あるいは正式では内が内々定辞退を起こさせない他の有効な手段で対応するしかない」と言う。いわゆる「オヤカク」(保護者から内定を辞退しない確約を取り付ける)や、バブルの頃に多用されたような面接当日の「身柄拘束」など過激な対応に走る企業が増えるかもしれない。

 採用できる見込みの学生に逃げられるリスクは、人事にとって最大の悩みの一つ。特に理系を中心に優秀な学生の引き留め工作は激しくなる一方だ。就職支援のワークス・ジャパンが2018年6月に首都圏・関西の就活中の大学生743人を対象に実施した調査を見てみよう。対象学生は関東ならMARCHクラス以上、関西なら関関同立クラス以上。学生が就活で優位に動ける大学群だ。

 採用活動が解禁された直後の2018年6月18時点では、既に88%の学生が内々定を獲得している。また、複数社から内定を得ている学生も多い。早稲田・慶応義塾両大学では65%、MARCHクラスで59%となった。一方、同じ時点で就職活動を終えている学生は全体の69%を占める。企業目線では「とにかく早めに動かなければ学生確保はおぼつかない」となる。自社に残ってもらうため、なりふりは構っていられないというのが企業側のホンネだろう。加えて、このほど経団連の中西宏明会長が「経団連が採用の日程に関して采配すること自体に極めて違和感がある」などど話したことから、スケジュールを決めた就活ルールを見直す機運も出てきた。2021年以降は「採用ルール廃止も」という議論に発展しており、今後はますます企業にとって内定確保競争が激化する可能性もある。

大学ごとに「推薦枠」を設定?

「弊社は貴大学に対して学校推薦枠を設けます」――。首都圏にある私立のX大学は、大手金融機関から今年こんな申し入れを受けた。金融機関の担当者は、X大学の学校推薦枠を5人設定すると持ちかけてきた。推薦の条件は「金融を志望する学生で、かつ能力に優れている学生を推薦する」ということ。大学側は当初、学校推薦も悪い話ではないと考えた。しかし「詳しく聞いてみると、大学推薦があってもさらに人事が面接する。5人全員を採用する保証はできないという。結局、断りました」(X大学のキャリア支援担当課長)。

 企業にとって、新卒採用にまつわる業務は増える一方だ。特に、インターンシップが普及してからは一年を通して多忙が続くようになってしまった。「企業は新卒採用に絡んでいろいろな手間がかかる。それなら、就活の試験と面接のプロセスを大学に丸投げしてしようというのでしょうね」とX大学の課長は苦笑する。

 経団連の中西宏明会長の発言をきっかけに就活スケジュールは見直しが検討されている。ただ、売り手市場は当面続きそうで、企業の人事担当者が学生確保に頭を悩ます状況に変わりはなさそうだ。(若杉敏也)

日経カレッジカフェ




http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/322.html

[経世済民129] とりあえず土下座、朝礼で吊るし上げ、社長基準でクビ…ワンマン社長の“俺”理論が支配する中小企業の恐怖!(リテラ)
とりあえず土下座、朝礼で吊るし上げ、社長基準でクビ…ワンマン社長の“俺”理論が支配する中小企業の恐怖!
https://lite-ra.com/2018/11/post-4352.html
2018.11.05 ブラ弁は見た!ブラック企業トンデモ事件簿100 第25号 ワンマン社長の“俺”理論が支配する中小企業の恐怖 リテラ

     


 労働者にとって最も厄介な存在といえば、常識の通用しないワンマン社長である。今回ご紹介するのは、法律ではなくワンマン社長の“俺”理論が支配する、中小企業の恐ろしさを実感した事件である。

 Aさんは、都内で業者向けに食材の販売等を行う中小企業K社で、約10年間正社員として働いていたが、社長から酷いパワハラを受けた挙句、突然懲戒解雇された。Aさんは、不当な懲戒解雇及びパワハラによる損害賠償を求めてK社を提訴した。

 K社では、業務改善と称して、全従業員が参加する朝礼において、従業員に自己の失敗談を発表させ、社長がそれにコメントするということが行われていた。他の従業員が見ている前で個人を吊るし上げる、典型的なパワハラである。

 Aさんは、朝礼で発表した際、全従業員の前で社長から「お前は寄生虫か!」と罵声を浴びせられたという。

 これに対して、社長は、書面で「そんなことは言っていない! 『Aさんみたいに反省もなく会社に居続けるだけだと寄生虫と同じになっちゃうよ』と言ったんだ!」と反論した。同じではないかと思わずズッコケてしまった。

 また、K社では、在庫管理ソフト導入時に担当者が誤った入力方法をマニュアル化し、これに6年間誰も気付かなかったため、帳簿上約1兆円の異常在庫が発生していることが発覚した。Aさんも、一時期、前任者から誤った入力方法の引継ぎを受け、入力作業を行っていた。異常在庫発覚後、Aさんは社長に対して「すいません。前の人から言われた通りにやっていました。」と事実を説明し謝罪したが、「言われた通りにやった」というのが社長の癇に障ったらしく、反省が足りないとして一人だけ無期限の出社禁止処分を下された。出社禁止は1カ月程で解かれたが、Aさんは席を移動させられ、他の従業員から隔離されてしまった。

 Aさんが作成したエクセル表が見にくいと言って、社長から後頭部を叩かれることもあった。

 そんなパワハラにも耐え、Aさんは必死に働き、社長の妻が管理する同業のJ社へ出向していたが、些細なことで社長の妻と口論になり、社長から電話口で即日解雇されてしまった。

 後日解雇理由証明書を受け取ったところ、驚くことに、Aさんは懲戒解雇されていた。K社の主張する解雇理由は、5年前のミスなどいずれも些細なものであり、中には「勉強会に参加しなかった」というものも挙げられていた。

 K社では、社長の思い付きで、所定休日である土曜日に「勉強会」(しかし、その実態は書類整理などの日常業務であったという。)が行われており、この任意の「勉強会」に参加しなかったことが解雇理由とされていたのである。

 社長は、「勉強会」への参加は任意であるが、参加しない場合に「やる気がない。」として評価が下がり解雇されるのは当然であると主張した。

 任意とは一体何なのか、一瞬わからなくなってしまった。

 本人尋問において、社長はとんでもない“俺”理論を展開した。

 我々は、社長に対して、異常在庫の件について、Aさんは前任者から引継ぎを受けたとおりに作業していたのだから、Aさんに責任はないのではないかと尋ねた。

 これに対して、社長は、他の従業員は泣いて謝ったり土下座してくれたが、Aさんだけが前任者から言われた通りやったという主張をした、そのような危険な思想が他の従業員にうつる恐れがあったため出社禁止処分及び席の移動を行った、と証言した。

■社員食堂に反省文が掲示!「懲罰として10万円」「責任とって退職」…

また、社長は、そもそも反省とは何かという基準が自分の中にあり、前任者から言われた通りやったというのは、たとえそれが事実であったとしても反省ではないから、私の基準では懲戒解雇の理由になると説明した。

 要は自分に落ち度がなくてもとにかく謝れということである。

 我々は、事前にAさんからK社の食堂にある掲示板の写真を見せられていた。そこには、不満そうな表情で両手を膝の前で組んでいる従業員の写真とともに手書きの反省文が張り出されていた。反省文には「懲罰として10万円の給与減額を申請します。」「責任をとって退職します。」などと記載されていた。K社の異様な雰囲気を感じる写真であった。

社長は、これらの反省文について、「従業員が反省の意を表すために自主的に掲示したものだ。こういうことはとても良いことで、人事評価の対象になる。」と証言した。

 なお、K社では職能給制度が採用されていたが、Aさんの職能給は理由も告げられず減額されていた。Aさんには「A−20−1」などの等級がつけられていたが、就業規則にある職能給一覧表にはそのような等級は見当たらなかった。

このことについて、裁判官から、Aさんの職能給は就業規則のどこにあるのか尋ねられると、社長は「ありません。私が考えて付けました。」と証言した。

 K社では、法律のみならず就業規則すら無視され、従業員の賃金も社長の独断で決定されていたのである。

 裁判官は判決で、Aさんに対する懲戒解雇が無効であるとしたうえ、杜撰な解雇が民法上の不法行為に該当するとして、K社に対して、Aさんが働けなくなったことによる逸失利益(賃金6か月分)及び慰謝料を支払うよう命じた。また、社長のパワハラ(「寄生虫」発言及び後頭部を叩いたこと)に対する慰謝料、並びに減額された賃金差額分の支払いも命じた。

 中小企業という閉ざされた社会の中で、K社では今まで誰も社長の“俺”理論に対して声を上げることができなかったのだろう。

 労働者が一人で会社や社長に対して声を上げることは難しく、そのために法律は労働組合に強い権限を与えている。

残念ながら、K社をはじめ、日本には労働組合がない、あるいは機能していない中小企業が多く存在しているが、職場における労働者の権利を守るため、あらゆる企業に労働組合が浸透し、対等な労使関係が育まれることを願うばかりである。

【関連条文】
不法行為=民法709条

(鈴木悠太/旬報法律事務所http://junpo.org

******************************

ブラック企業被害対策弁護団
http://black-taisaku-bengodan.jp

長時間労働、残業代不払い、パワハラなど違法行為で、労働者を苦しめるブラック企業。ブラック企業被害対策弁護団(通称ブラ弁)は、こうしたブラック企業による被害者を救済し、ブラック企業により働く者が遣い潰されることのない社会を目指し、ブラック企業の被害調査、対応策の研究、問題提起、被害者の法的権利実現に取り組んでいる。
この連載は、ブラック企業被害対策弁護団に所属する全国の弁護士が交代で執筆します。



















http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/323.html

[経世済民129] とりあえず土下座、朝礼で吊るし上げ、社長基準でクビ…ワンマン社長の“俺”理論が支配する中小企業の恐怖!(リテラ) 赤かぶ
1. 赤かぶ[1087] kNSCqYLU 2018年11月06日 18:52:54 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[502]






http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/323.html#c1
[政治・選挙・NHK253] 東京五輪後も“新築”で販売 選手村再開発スキームの危うさ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
1. 赤かぶ[1088] kNSCqYLU 2018年11月06日 18:55:58 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[503]






http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/346.html#c1
[政治・選挙・NHK253] 早くも“次の消費増税”試算…2025年19%まで上昇し家計圧迫(日刊ゲンダイ)
 


早くも“次の消費増税”試算…2025年19%まで上昇し家計圧迫
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/241066
2018/11/06 日刊ゲンダイ


増税のたびに表示も変更(C)日刊ゲンダイ

 来年10月に消費税は8%から10%に引き上げられる見込みだ。現在、増税と同時に導入が検討されている食料品の軽減税率や、中小店舗に対する救済策の議論が盛んだが、早くも「次の引き上げ」を気にする動きが出てきた。

 第一生命経済研究所首席エコノミストの熊野英生氏は、「2025年度に基礎的財政収支を黒字化し、社会保障関係費をすべて消費税で賄うとすれば、税率は17〜19%に上がる」と言う。

 何と現在(8%)の倍以上だ。熊野氏は、消費税10%のままで25年度を迎えると、社会保障費のマイナス分がどのぐらいになるかを試算。25年度の社会保障費は41.2兆円に達するが、消費税収は24.1兆円に過ぎない。その差は17.1兆円だ。その全額を消費税で賄うとすると、税率は17〜19%(軽減税率は15〜17%)が必要になるという。

「将来に向けた議論は必要になってくるでしょう。社会保障費のひとつである年金の減額なども検討課題になってくるかもしれません」(熊野英生氏)

 国際通貨基金(IMF)は日本の財政を健全化するため、数年前から「消費税を15%に引き上げるべき」と“要求”している。

「日本側からすれば余計なお世話ですが、消費税はいずれ12%、13%と引き上げられることになるでしょう」(市場関係者)

 来年10月の消費増税で、平均的家計の負担増は年4万4000円との試算がある。2%分が4.4万円だとすると、1%分は2.2万円。かなり乱暴な計算だが、8%から19%にアップすると、プラス11%だ。ごく単純には、「2.2×11」で24.2万円の負担増となる。

 庶民生活は苦しくなるばかりだ。






























http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/348.html

[政治・選挙・NHK253] 早くも“次の消費増税”試算…2025年19%まで上昇し家計圧迫(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
1. 赤かぶ[1089] kNSCqYLU 2018年11月06日 19:14:07 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[504]






http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/348.html#c1
[政治・選挙・NHK253] 早くも“次の消費増税”試算…2025年19%まで上昇し家計圧迫(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
2. 赤かぶ[1090] kNSCqYLU 2018年11月06日 19:17:22 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[505]



http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/348.html#c2
[政治・選挙・NHK253] 早くも“次の消費増税”試算…2025年19%まで上昇し家計圧迫(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
3. 赤かぶ[1091] kNSCqYLU 2018年11月06日 19:18:28 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[506]






http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/348.html#c3
[政治・選挙・NHK253] テレビが「公開苛め」をすることが苛めを助長する。(谷間の百合)
テレビが「公開苛め」をすることが苛めを助長する。
https://taninoyuri.exblog.jp/29834636/
2018-11-06 10:28 谷間の百合


まだ言い足りないのか、テレビでは安田さんバッシングが続いています。

謝罪したのだから許してあげればとか、もう安田さんは海外へ行くべきではないとか、自分の欲から出た行動ではないのかとか、よく他人のこころの中にまでずかずか入り込んで勝手なことが言えるものだと呆れます。

いちど冷静になって自分が何を言っているのか考えてみてほしい。

これは公開苛めではありませんか、

道理で苛めがなくならないはずです。

これを島国根性、あるいは日本人気質というのなら、ヤケクソで言うのですが、どんどん外国人に入ってきてもらってそういう忌まわしいDNAを薄めてもらいたいとさえ思います。

ほんとうに嫌な性格だと思う。

「欲」をお金や売名としか考えられない人間には何を言っても無駄ですが、なぜ、欲=欲望=意欲と思えないのでしょうか。

意欲がなければ何もできないのです。

たとえば、ほとんどのブロガーはお金にも売名にも縁がありません。

それでも書くのは、やっぱり「そこに山があるから」ではないでしょうか。

安田さんも同じだったと思います。

書くのは書きたいからです。

或いは「物言わざれば腹ふくるる」からです。

もちろん、自己責任です。





ところでこないだ、国連人権委員会が出した子供や出産年齢の女性は福島に帰還しないようにという勧告に対して、日本が帰還は強制でなないと言ったことにわたしは怒り心頭で記事を書いたのですが、その後、思ったのが、なぜ勧告が事故後7年も経ったいまなのかという疑問でした。

国連はいままで何をしていたのでしょう。

データやエビデンスを入手したのが最近だったということでしょうか。

それとも、安倍政権と何か関連があるのでしょうか。

フクシマを国連の意向や政治で振り回さないでほしい。

とはいえ、現実のフクシマはず〜っと政治の犠牲にさらされてきたのですが。

これほどの犠牲をフクシマに課した政治は、日本政府だけでできることなのだろうかという思いが頭を過ります。

国連はもっと早く、強く警告を発すべきだったのではありませんか。

日本国内で済む問題ではないのですから。







http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/352.html

[経世済民129] 日中通貨スワップの恐るべきリスク 「一帯一路」に協力、対米外交悪影響も(SankeiBiz)
日中通貨スワップの恐るべきリスク 「一帯一路」に協力、対米外交悪影響も
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181106-00000501-fsi-bus_all
SankeiBiz 11/6(火) 11:35配信


※画像はイメージです(Getty Images)


 「中国は明らかに必要とする外貨が底をつきつつある。日本の財務省が通貨スワップ協定に応じてかれらの生命線を延長してくれるのだから、中国にとって素晴らしいことだろう。経団連企業が通貨スワップに支えられてかの金融災厄をまき散らす一帯一路向けの資金調達に応じることもね。この問題点をずばりつく見方が極めて少ない中で、あなたの記事は秀逸だ」−−。

 このコメントは10月26日付の産経新聞朝刊1面拙論「日中通貨スワップは日米の信頼損なう」の英訳版ジャパンフォワード・ネット(http://japan−forward.com/)を読んだ米軍幹部N氏が筆者に寄越したものだ。N氏は東日本大震災時の米軍の「トモダチ作戦」を立案した知日派で、大手米銀に在籍経験のある金融専門家でもある。

 日中通貨スワップは米中貿易戦争のために通貨・金融危機に陥りかねない中国の発券銀行、中国人民銀行に対し、日銀がいつでもどこでもドルに換えられる円を最大3兆4000億円(約300億ドル)で提供するという約束だ。拙論はそれが、トランプ政権の対中金融封じ込め策に反するのではないか、と警告した。N氏はまさに同じ危惧を抱いている。

 円貨で3兆円規模というのは、異次元金融緩和のピーク時には年間で80兆円の資金を発行してきた日銀にとって大した額ではないとする半可通もいるが、冗談ではない。

 日銀は円と引き換えに下落が続き、暴落不安にさらされている人民元を資産に持つことになる。人民銀行の方は強い円を外貨資産に組み入れる。3兆円のスワップが行われ、元相場が円に対して10%下落すると、日銀は3000億円の資産が毀損(きそん)し、国庫への納付金を減らす羽目になる。対照的に人民銀行は同額の差益を享受するわけだが、日本国民の富3000億円が中国側に移転する。通貨スワップとは国家安全保障に関わる外交上の重大案件であるのは当然なのだ。

 では、なぜ安倍晋三首相はやすやすと先の訪中でスワップ協定調印に応じたのか。31日付日経新聞朝刊は、「日本の銀行や企業が人民元を調達しやすくするもの。危機時に中国を救う意味合いはない。日本が長く働きかけて実現したもの」と解説している。日中通貨スワップは中国のためではなく、日本側が一方的に求めたと財務省が日経記者にブリーフィングしたのだろうが、財務官僚は麻生太郎財務相や安倍首相を同じ調子で説き付けたに違いあるまい。

 さすがに、安倍首相は上記拙コラムを目にして、衝撃を受けたようで、財務省幹部を「話が違うんじゃないか」と詰問したようだが、時すでに遅しだった。麻生財務相は26日に協定を発効させたあとの30日の閣議後の記者会見で「中国で企業活動している日系の企業に対して、邦銀の人民元が不足する場合に日銀が人民元を供給する。人民元を安定的に供給できる」(30日のロイター電)と強調した。

 日本企業や銀行のためになる、というわけは簡単だ。中国の金融市場は共産党官僚の統制下に置かれている。日本企業が人民元資金を調達するのも不自由で、党官僚の裁量が気になる。邦銀は預金による元資金集めに事欠く。そこで、三菱UFJやみずほ銀行、さらに大手企業は「パンダ債」と呼ばれる債券を現地で発行し始めた。中国の元建て債券市場は1300兆円規模に膨れ上がっているが、元相場が下落すれば債券市場も危うい。そこでパンダ債のリスクを緩和するのが、通貨スワップ協定ということになる。邦銀や企業がこうして元資金を調達しやすくなる。そんな金融協力を通じて、日本企業は習近平氏が執念を燃やす中国の巨大経済圏構想「一帯一路」プロジェクトに中国企業と共同受注で参入できる環境が整う。その見返りに、金融リスクを引き受けるのは日銀ばかりではない。

 冒頭の米専門家のコメントにある通り、米国が非難する一帯一路への日本の協力だと疑っている。対米外交上のリスクも覚悟せねばなるまい。(産経新聞特別記者 田村秀男)



http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/324.html

[経世済民129] 早くも“次の消費増税”試算…2025年19%まで上昇し家計圧迫(日刊ゲンダイ) :政治板リンク 
早くも“次の消費増税”試算…2025年19%まで上昇し家計圧迫(日刊ゲンダイ)

http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/348.html



http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/325.html

[国際24] プーチンがもくろむアフリカ進出作戦(ニューズウィーク) 
プーチンがもくろむアフリカ進出作戦
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/11/post-11245.php
2018年11月6日(火)15時45分 ジャック・ロシュ(ジャーナリスト)、オーエン・マシューズ(元モスクワ支局長) ニューズウィーク


アメリカの世界での影響力が下がる一方でロシアの夢は膨らんでいる Alexei Nikolsky/Sputnik/Kremlin/REUTERS


<ロシアを大国として復活させ、市場の拡大を目指すプーチンは、経済協力や軍事支援など様々な手を使ってアフリカ諸国を影響下に置こうとしている>

ジャンベデル・ボカサが中央アフリカ帝国初代皇帝として用いたベレンゴ宮殿には、いま新しい客人たちが滞在している。

66年にクーデターで中央アフリカ共和国の政権を奪取したボカサ参謀総長(当時)は、大統領として独裁政治を行い、76年に帝政への移行を宣言して初代皇帝に即位した。77年には、1年分の開発援助資金をつぎ込んで盛大な戴冠式も挙げた。

しかし79年、ボカサのクーデターを支援した旧宗主国のフランスが再び介入し、新たなクーデターによりボカサ政権を崩壊させた。

それから約40年。いま首都バンギの近郊にあるベレンゴ宮殿に出入りするのは、ロシア兵たちだ。ロシアが中央アフリカ政府と急接近していることに、欧米諸国は神経をとがらせている。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、アフリカへの政治的な影響力の拡大と新しい市場の獲得を目的に、さまざまな手段を駆使している。巨額の武器取引や大型建設事業を実行したり、衛星通信システムの整備や石油・天然ガス資源の開発を推進したりするほか、表立った軍事介入もしているし、民間軍事会社を使った水面下の軍事活動も行っている。

「アフリカをめぐる戦いが始まる」と、ロシア科学アカデミー(モスクワ)のロシア・アフリカ関係部門の責任者を務めるエフゲニー・コレンディヤソフは言う。「その戦いは激化していく」

中央アフリカは世界の最貧国の1つだ。豊富な鉱物資源に恵まれているが、内戦と無政府状態が長く続いている。13年、イスラム教徒主導の反政府武装勢力「セレカ」が当時の政府を倒し、国土の大半を制圧。キリスト教勢力がこれに対抗して民兵組織をつくり、両勢力の間で激しい戦闘が続いた。16年3月に大統領選でフォースタンアルシャンジュ・トゥアデラが当選すると、内戦は一時小康状態になったが、程なくセレカの内部対立により、再び戦闘が始まった。

■紛争地帯にロシア製武器を

ロシア政府は、このような状況を好機とみている。「ロシアの典型的なやり方だ。チャンスとみて取ると、あまり金をかけずに欧米諸国の勢力圏に影響力を広げ、自国を大国らしく見せようとする」と、プラハ国際関係研究所のマーク・ガレオッティ上級研究員は指摘する。

昨年10月、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相がトゥアデラと会談した。国連は内戦下の中央アフリカへの武器輸出を禁止していたが、ロシア政府は政府軍に武器・弾薬を無償で提供することを例外的に認めさせた。武器の中には、大量の自動小銃、ピストル、ロケットランチャー、機関銃、対空機関砲などが含まれていたという。これに加えて、ロシア外務省によると、ロシアは175人の教官を派遣し、ベレンゴ宮殿で政府軍兵士の訓練を行っている。

中央アフリカ政府は、欧米諸国の経済的援助と国連平和維持活動の支援を受けてきたが、首都の外はほとんど支配できていない。国土の約4分の3が反政府勢力の支配下にある状況で、支配地域を拡大させたい政府はロシアからの支援を歓迎している。



欧米諸国は、ロシアの動向に警戒心を強めている。現地の欧米諸国の高官たちが本誌に語ったところによれば、ロシア政府は武器・弾薬の無償提供だけでなく、最前線のパトロールや輸送活動も引き受け始めたらしい。民間軍事会社の傭兵部隊を送り込んでいる疑いも持たれている。そればかりか、トゥアデラは自らの警護チームにロシア人を加えているとされ、ロシア人の治安顧問が政府中枢と緊密にやりとりしているとも言われる。

アメリカ政府はこれに対抗するために、中央アフリカ政府の警察官に訓練を行い、政府軍への軍事車両の無償提供も始めた。

しかし、ロシア軍は既にこの国に深く入り込んでいる。国連中央アフリカ多面的統合安定化ミッション(MINUSCA)のケネス・グラック事務次長によれば、コンゴ(旧ザイール)との国境に近い無法地帯の町バンガスに10人ほどのロシア人教官が入り、武装勢力との戦いに向けて政府軍の基地設置と実戦訓練を指導している。

反政府勢力の支配地域に近い要衝の中都シビューにも、ロシア軍関係者が入っていると言われる。今年7月には、この町に向かう3人のロシア人ジャーナリストが殺害される事件が起きた。ジャーナリストたちは、ロシアの傭兵部隊がこの一帯で活動している可能性について取材を進めていた。

ロシアがこの国で関わっている相手は、トゥアデラ政権だけではない。報道によると、ロシア軍関係者は北部地域で反政府勢力のリーダーたちとも接触している。

こうした戦略は、軍需産業を足掛かりに国際政治におけるキープレーヤーの座を取り戻すというロシア政府の大きな目標とも合致する。ロシアはアメリカに次ぐ世界第2位の武器輸出国であり、ロシア製の武器が使われている紛争地帯は、未来の買い手に向けた武器のショールームだ。「シリア内戦でロシアの武器輸出業は活気を取り戻した。ロシア製武器の信頼性が戦場で証明されたからだ」と、英王立国際問題研究所のニコライ・コザノフは言う。

中央アフリカを懐柔したことは、近隣のチャドやカメルーン、コンゴ、スーダン、南スーダンといった国々との契約を増やす結果につながるかもしれない。いずれの国も紛争を抱え、為政者たちは喉から手が出るほど武器を欲している。プーチンにとっては、武器の売り上げ増は自らの支配力の強化、そして政権の重要な後ろ盾である軍産複合体の強化につながる。

だが政情不安定な貧しい国々に大量の武器を送り込めば悲惨な結果を引き起こしかねない。17年3月に救援団体オックスファムが公表した報告書によれば、アフリカには推計1億個の軽火器類が無統制な状態で存在し(その多くが中国またはロシア製)、紛争の長期化や貧困の深刻化の要因となっているという。

中央アフリカも例外ではない。今年7月に国連の専門家パネルは、中央アフリカの治安部隊がロシア製武器の供給を受けたことを受け、反政府勢力が武器調達に走っていると警告した。

アフリカに対する影響力が最も強かったのは冷戦時代だ。当時も旧ソ連の情報機関KGBの工作員がアフリカ大陸各地に飛び、共産ゲリラに武器を渡していた。だがソ連崩壊後の90年代には影響力も低下。今も経済の停滞から使える金は限られており、売り込むようなイデオロギーもロシアにはない。

「ソ連時代のようにあれこれ指図することはできない」と、アフリカ駐在経験のあるロシアの外交官は匿名で語った。「わが国の指導者たちにとってアフリカは、影響力をめぐるアメリカとの戦場だった。ロシア(ソ連)はかつて大物のパトロンだったが、今の政府に同じような資金力はない」

トランプ米政権が国外での外交的・軍事的な活動を縮小する一方で、プーチンのアフリカに対する夢は膨らんでいる。アフリカ諸国の安全保障上のパートナーになることを通して国際的孤立を打破し、イスラム系武装勢力の脅威と戦うとともに、アフリカ大陸の天然資源から利益を得ようというのだ。

■エジプトからリビアに空爆?

こうしたロシアの動きは、冷戦後のアフリカの勢力図を変えつつある。例えばNATOは90年代半ばから、モロッコやアルジェリアをはじめとするサハラ砂漠周辺の国々とテロとの戦いのために協力関係を結んできた。だが近年ではこうした国々とロシアとの関係は改善している。

なかでも特記すべきはエジプトとの関係の変化だろう。エジプトは70年代にソ連に背を向け、アラブ世界におけるアメリカの最も緊密な同盟国となった。だがアメリカの影響力が弱まるにつれ、エジプト政府はロシアと接近。エジプトでロシアが原子力発電所を建設したり、ロシア企業が欧州やアフリカに進出する玄関口となる工業地帯を開発する計画が進んでいる。

エジプトはロシア軍機がエジプトの空域や空軍基地を使用することも認める方針だ。つまり、北アフリカにおけるロシアの軍事的プレゼンスは旧ソ連のブレジネフ政権以降最大となる。

隣国のリビア問題でも両国は足並みをそろえており、欧米が支持する暫定政府ではなく、リビア東部を支配しているハリファ・ハフタル将軍を支援している。ロシア軍がリビア国境に近いエジプト西部の空軍基地からハフタルを支援するための空爆を行うことも考えられる。リビアの油田地帯の利権を押さえるとともに、ロシアの超大国としての復活を印象付けるために。

ソ連時代からの同盟国への関与を強め、サハラ砂漠から南にかけて橋頭堡を築きたいとロシアは望んでいる。例えばアンゴラは今、ロシアの影響力拡大の最大の標的となっている。ロシアの国営企業もアンゴラの豊かな天然ガスや石油の資源を狙っている。

重要な協力分野の1つが通信だ。ロシアはアンゴラ初の通信衛星を開発し打ち上げたが、その「動機」には疑いの目が向けられている。ロシア政府と関係があるハッカー集団が、アフリカと中東の商用衛星通信を乗っ取って欧米の政府機関にサイバー攻撃を仕掛ける際の隠れみのにしたとの疑惑がある。

ラブロフは今年3月にアフリカ東部と南部を歴訪したが、訪問先はアンゴラ、エチオピア、モザンビーク、ナミビア、ジンバブエといった旧ソ連時代の同盟国だった。この「復権ツアー」の目的は武器取引の拡大、ダイヤモンド利権、エネルギー開発だ。米外交政策評議会のスティーブン・ブランク上級研究員は、「欧米に対抗するグローバル政策の一環」だと指摘する。

ロシアのアフリカ進出が全て成功しているわけではない。アメリカはアフリカ最大の常設軍事基地を紅海に面する小国ジブチに置き、イエメンとソマリアでの対テロ作戦の拠点にしている。

昨年8月には中国も近くに基地を開設したが、ジブチの外相は「代理戦争の舞台になる」ことは望まないという理由で、国境地帯でのロシアの基地設置を断っている。

緊密な同盟国でロシア製の武器や軍事技術の長年の買い手であるスーダンでは、もっとうまくやっているようだ。昨年11月には、スーダンのオマル・ハッサン・アフメド・アル・バシル大統領(虐殺や戦争犯罪の容疑で国際刑事裁判所に訴追されている)がモスクワを訪問しプーチンと会談。ロシア製ジェット機や防空システムの購入と、同国の紅海沿岸へのロシア軍基地の誘致に関心があると表明した。

スーダンは「アメリカの攻撃的な行為からの保護」を必要としていると、バシルは主張した。

第2のシリアになる可能性ロシア軍は既にスーダンに入っている可能性もある。昨年12月には親ロシア系新聞の記者アレクサンドル・コチが、スーダンの砂漠で現地の兵士を訓練するロシア人教官とされる動画を投稿した。あるロシアの退役軍人組織は先日、ロシア政府は中央アフリカ、リビア、スーダンの戦闘地域に民間軍事会社を送り込んでいると述べた。

ロシア系の傭兵部隊は、ウクライナやシリアの秘密作戦における暗躍ぶりで悪名高い。その多くはロシア政府と密接な関係を持つ民間軍事会社ワーグナー・グループの傘下にある。

同じような動きは中央アフリカでも報告されている。ロシア外務省によれば、バンギに派遣された175人の教官のうち170人は「民間人の教官」だという。

実際、ロシア系兵士が中央アフリカ北東部で現地の反政府勢力と接触した模様を撮影した動画もある。ダイヤモンドと金が豊富なこの地域は、人権団体から戦争犯罪で非難されている武装グループ、中央アフリカ共和国復興人民戦線(FPRC)が支配している。

フランスの英語ニュース放送フランス24によれば、FPRCの軍事指導者アブドゥライ・ヒセーヌが今年5月、ロシアのトラック18両の車列を停止させ、捜索を行った。その結果、この車列は「ロシア関連の準軍事組織55人」と医療機器のほかに、軍用装備品も運んでいたことが発覚した。この種の物資輸送は「われわれの合意に含まれていない」と、手続きにのっとり軍用品を没収したヒセーヌは主張する。

トラックの車列はその後、反政府勢力の拠点がある激戦地の中部ブリアに向かった。現地で彼らを出迎えたFPRCの高官イブラヒム・アラワドは、「ここでロシア人と会った」と本誌の取材に答えた。「彼らは『人助けがしたい、病院を建てたい』と言う。本当の狙いは分からないが」

ロシアは資源取引を通じたビジネス上の利益も狙っているようだ。昨年11月のフランスの調査ではバンギにある民間軍事会社と、「宝石採掘」に特化した鉱山会社のロシア人経営幹部の結び付きが明らかになった。

貴金属類の輸出は規制されているが、反政府勢力は取引に熱心だ。「誰かがビジネスをやりたいと言ってきたら、拒否するわけにはいかない」と、アラワドは言う。

この種のロシア系企業は、ロシアのシリア介入でも稼いでいる。ワーグナーのフロント企業とみられるエブロポリスは、テロ組織ISIS(自称イスラム国)から奪った油田・ガス田から出る利益を傭兵たちに分配している。同社はプーチンの側近でもあるサンクトペテルブルクの起業家エフゲニー・プリゴジンの影響下にある。

シリアと中央アフリカは、ロシアを通じて思いのほか深くつながっている可能性がある。ロシア政府がアサド政権から借り受けた空軍基地では、ロシアの輸送機がシリアからスーダン経由で中央アフリカへ貨物と人員を運んでいるようだ。

中央アフリカの大統領報道官は、鉱物資源に関するロシア側との正式な契約はないと主張する。しかしロシア外務省は「鉱物資源探査における提携の大きな可能性」を強調している。

ロシア側は隠された意図などないと主張するが、反政府勢力は警戒心を強めている。「プーチンはアフリカのどこかに足場が欲しいのだ。ここには多くの資源がある」と、アラワドは言う。「彼は信用できない。われわれは第2のシリアにはなりたくない」

<本誌2018年11月06日号掲載>












http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/474.html

[国際24] 接戦の米中間選挙 トランプ陣営の広告をNBC、Facebookなど放送停止(ニューズウィーク)
接戦の米中間選挙 トランプ陣営の広告をNBC、Facebookなど放送停止
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/11/nbcfacebook.php
2018年11月6日(火)09時36分 ニューズウィーク


 11月5日、米中間選挙を6日に控えて選挙戦が最終盤となる中、NBC、FOXニュース、フェイスブックは、人種差別的と批判が出ていたトランプ大統領の陣営による選挙広告の放送・配信を停止した。オハイオ州クリーブランドで応援演説する同大統領(2018年 ロイター/CARLOS BARRIA)


米中間選挙を6日に控えて選挙戦が最終盤となる中、NBC、FOXニュース、フェイスブックは、人種差別的と批判が出ていたトランプ大統領の陣営による選挙広告の放送・配信を停止した。

トランプ大統領に対する信任投票ともみられる今回の中間選挙は、共和、民主の両党ともに米国の将来に決定的な意味を持つと位置づけている。

期日前投票は増加しており、全体の投票率は中間選挙としては50年ぶりの高水準になる可能性がある。

2020年大統領選に向けたトランプ氏の選挙陣営がスポンサーとなっている広告は、警察官殺害で2014年に有罪判決を受けたメキシコからの不法移民の法廷での様子と、中米から米国を目指して北上する移民集団の映像を並べて映している。

広告は先週、オンラインで配信が始まったが、身内の共和党からも人種間の対立を生むとして非難の声が上がっていた。

CNNは既にこの広告を「人種差別的」として放送しない方針を打ち出していたが、5日にはコムキャスト傘下のNBCが「無神経」として広告の放送を停止すると明らかにした。

トランプ大統領の米国優先主義的な政策を支持する報道姿勢をとるFOXニュースも放送停止を発表した。

フェイスブックは有料での広告掲載を停止する方針を示したが、ユーザーが自身のページで広告をシェアすることは認めるとした。

トランプ大統領はオハイオ州での集会に向けて出発する際、各社の決定に関する記者団の質問に対し「そんなことは知らない。われわれは多くの広告を流しており、数字を見ればこれらは明らかに効果的だ」と一蹴した。

大統領はオハイオ州での演説の後にはインディアナ、ミズーリ両州で上院選候補の応援演説を行う。

世論調査や選挙分析の専門家によると、下院選は民主党が過半数確保に必要な23議席を獲得する見通しだ。民主党が下院の過半数を握れば、トランプ大統領が掲げる政策の阻止や政権関係者の捜査などが可能になる。一方、上院は共和党が過半数を維持するとみられている。

ただ、米独立系3機関の予測をロイターが分析したところによると、下院435議席のうち65議席は引き続き接戦となっているほか、上院選の行方も激戦のアリゾナ、ネバダ、ミズーリ、ノースダコタ、インディアナ、フロリダ各州の結果に左右される見通しだ。

民主党はミシガン、ウィスコンシン、オハイオ、ペンシルベニアなどの州知事選でも善戦しており、勝利すれば2020年大統領選に有利に働く可能性がある。

オバマ前大統領は、バージニア州で下院選の民主党候補の応援に駆けつけ、6日の選挙では米国の個性や良識と平等を重視する姿勢が問われると訴えた。同州の下院選では民主党のウェクストン州上院議員が共和党現職のコムストック下院議員と接戦を展開している。

フロリダ大学のマイケル・マクドナルド教授によると、今回の選挙は不在者投票や郵便投票を含む期日前投票が約4000万票に上る見通しだ。前回2014年の中間選挙では2750万票だった。

マクドナルド教授は今回の選挙では登録有権者の45%が投票すると予測する。そうなれば中間選挙としては50年ぶりの高い投票率となる。教授は電話インタビューで「トランプ大統領は国民の政治に対する姿勢を根本から変えた」と話した。


















http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/475.html

[政治・選挙・NHK253] 11月11日開催の「幸せの経済」フォーラム2018(植草一秀の『知られざる真実』)
11月11日開催の「幸せの経済」フォーラム2018
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2018/11/11112018-0984.html
2018年11月 6日 植草一秀の『知られざる真実』


「TPPプラスを許さない!全国共同行動」は本年3月31日と9月20日に「グローバリズムは私たちを幸せにするか!?」をテーマに2度のシンポジウムを開催した。

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2018/03/post-9fcc.html

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2018/09/part2-e963.html

3月のシンポジウムでは、ヘレナ・ノーバーグ・ホッジ氏制作の映画

「幸せの経済学」

が上映され、ヘレナ氏と共同して活動を続けてこられている明治学院大学教授の辻信一氏と東京大学大学院教授の鈴木宣弘氏による講演、私を含めたパネルディスカッション、山田正彦元農水相のスピーチが行われた。

9月のシンポジウムでは私と山田正彦氏、そして内田聖子氏が講演を行った。

グローバリズムについてヘレナさんは次のように総括している。

「多国籍企業は、すべての障害物を取り除いて、ビジネスを巨大化させていくために、それぞれの国の政府に向かって、ああしろ、こうしろと命令する

選挙の投票によって私達が物事を決めているかのように見えるけれども、実際にはその選ばれた代表たちが大きなお金と利権によって動かされ、コントロールされている。

しかも、多国籍企業という大帝国は、新聞やテレビなどのメディアと、科学や学問といった知の大元を握って、私達を洗脳している。」

(鈴木宣弘氏による『自由貿易下における農業農村の再生』所収論文での記述より引用。元の出典は『いよいよローカルの時代〜ヘレナさんの「幸せの経済学」』、ヘレナ・ノーバーグ・ホッジ、辻信一、大槻書店、2009年)

いま、私たちが直面している多くの問題の本質が、この言葉に要約されている。

辻信一氏は、「経済の突出」が人間本来のあり方を歪めていると指摘する。

「社会に埋め込まれていたはずの経済」が「経済が支配する社会」に変質するという本末転倒が生じていると指摘する。

「人間のための経済」が「経済のための人間」に入れ替わってしまっている。

きつくて、汚く、危険な仕事に、誰も就こうとしないから、賃金は上げずに、外国人を輸入して、その、みなが嫌がる仕事を外国人にやらせるという政策も、「人間のための経済」ではなく「経済のための人間」という発想からしか生まれないものだ。

政治も同じだ。

「人間のための政治」のはずが、いつの頃からか、「経済のための政治」に変質してしまった。

その「経済」を支配しているのが巨大資本=多国籍企業=ハゲタカ資本である。

ハゲタカ資本が金の力で政治を支配してしまう。

その結果、政治が人々のための存在ではなく、巨大資本=ハゲタカ資本のための存在になってしまう。

社会そのものが、ハゲタカ資本の利益を極大化するための存在に変質してしまっているのだ。

その結果として、私たちから「幸せ」が失われてしまっている。

この本末転倒を打破しなければならない。

「人々の幸せのための社会」に戻さなければならない。

11月11日、東京白金台にある明治学院キャンパスで、

「しあわせの経済」フォーラム2018

が開催される。

http://economics-of-happiness-japan.org/#about

オールジャパン平和と共生も実行委員会に参加している。

テーマは「ローカリゼーションが生む「しあわせの経済」」。

フォーラムの案内文には次のように書かれている。

「ローカリゼーション」とは、孤立することでもなければ、一つしか答えのない方程式でもありません。
世界中の地域とつながりを持ちながら、柔軟に形を変えていくプロセスです。人、地域、自然のつながりを再生させることによって、私たちが見失ってきた「生きる目的」と「安心して暮らせる未来」を再発見することができるのです。

去年の11月、世界中から1,500人以上の仲間が東京につどい、人間と生態系の健康的で豊かな関係性を探求する「しあわせの経済」について学びを深め、お互いの活動をたたえあいました。
そして1年がたち、新たなつどいが開かれます。さらなる学びと、私たちのつながりをより強くするためのこの試みに、あなたにも参加してほしいとお誘いしています。

国を超えた地域同士のつながりを強め、世界の幸せな「ローカル・フューチャー」へ向けた大きな一歩をしるすため、ぜひ今年も東京でお会いしましょう。

チケットは一般前売り1500円(当日2000円)
     学生前売り500円(当日1000円)

https://eoh2018.peatix.com/

私たちが「幸せ」になるために、私たちが行動しなければならない。




http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/354.html

[政治・選挙・NHK253] 庶民の懐直撃の10連休と消費増税 日本経済にトドメの恐れ(日刊ゲンダイ)
 


庶民の懐直撃の10連休と消費増税 日本経済にトドメの恐れ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/241079
2018/11/06 日刊ゲンダイ


浅はかな人気取り(C)日刊ゲンダイ

 来年のゴールデンウイークは、予定通り“10連休”になりそうだ。安倍政権は、皇太子が新天皇に即位する来年5月1日を祝日とする法案をこの国会に提出する方針を固めた。

 さっそく、大手メディアは「海外旅行の予約 前年の5倍」「経済効果9265億円」などと大ハシャギしている。もちろん、日本のサラリーマンは働き過ぎだから休日が増えることは結構なことだ。しかし、10連休を手放しで喜んでいいのかどうか。

 安倍首相のことだ。どうせ狙いは、人気取りと、改元ムードを盛り上げることで世の中が変わったという空気を醸成し、ついでに改憲ムードも高めることなのだろうが、生活がカツカツの庶民にしたら「海外でバカンスとは一体どこの国の話だ」という気分に違いない。

 朝日新聞の声欄に、57歳の契約社員の投書が載っていた。

「私は、日給制の契約社員です。来年4、5月の10連休は地獄です。手取り額が10万円くらい減りそうです。安倍晋三総理、いい加減にしてください。何の不自由もなく生きてきた方には分からないでしょうが、日給制の者にとっては死活問題です」

 実際、10連休で月収が3分の2になったら、海外旅行どころか、生活が困窮するのは間違いないだろう。すでに労働者の4割は非正規である。大手メディアは、景気のいい話をふりまいているが、いまから10連休の恐怖に身構えている国民は、相当数いるのではないか。

■足元の日本経済は急速に悪化している

 そもそも、いま日本は10連休などと浮かれている場合じゃないはずだ。足元の景気が一気に悪化しているからである。

 日経新聞によると、企業業績に急ブレーキがかかっているという。決算発表を終えた3月期企業641社の4〜9月期の純利益は、わずかに5%と、23%だった前年同期を大きく下回っている。さすがに日経新聞も1面トップで「企業業績に減速感」と報じている。

 さらに、9月の「新規求人数」は、主要産業すべてで前年同月を下回ってしまった。主要産業すべてで下回るのは、2009年11月以来のことだ。

「7〜9月のGDPは、マイナス成長に落ち込む恐れがあります。すでに発表されている7〜9月の鉱工業生産がマイナス1.6%だったからです。企業の生産活動は目に見えて低下している。最大の要因は、外需の縮小です。トランプ大統領が“保護主義”に走ったために、世界の貿易がシュリンク(縮小)してしまった。日本企業は、外需に頼って業績を伸ばしてきただけに、輸出がストップしたら業績は急降下してしまいます」(経済評論家・斎藤満氏)

 しかも、来年以降、日本経済はさらに悪化する恐れが強い。年明けから「日米交渉」が本格的にはじまるからだ。アメリカが「貿易黒字を減らせ」と強硬に要求してくるのは間違いない。アメリカのターゲットは、もちろん自動車だろう。稼ぎ頭である自動車の輸出がストップしたら、打撃は計り知れない。

 そのうえ、ムニューシン財務長官は「為替条項が必要になる」と明言している。有無を言わさず「円高」にするつもりだ。「円安」は5年つづいたアベノミクスの生命線である。「円安」にすることで輸出を拡大してきた。「円高基調」となったら、アベノミクスは逆回転しはじめるだろう。

 大手メディアは、10連休に浮かれているが、日本のことを経済大国だと勘違いしているのではないか。


庶民は海外旅行などと騒いでいられない(C)共同通信社

景気が悪い時に増税という最悪のタイミング

 日本経済の崩壊は、もう目の前に迫っていると覚悟した方がいい。来年、国民生活は深刻な危機を迎えておかしくない。

 なのに、安倍首相は来年10月、消費税増税を実施するつもりなのだから、どうかしている。景気が悪化している時に増税するとは、狂気の沙汰だ。

 消費税率を8%から10%にアップしたら、景気が悪化するのは明らかである。4年前、消費税率を5%から8%にアップした時も、消費が冷え込み、不況に突入してしまった。GDPは4〜6月、7〜9月と2期連続のマイナス成長だった。

 安倍首相が消費税増税を2回延期したのも、景気が悪化すると分かっているからではないのか。

「本来、増税は好景気の時に行うものです。来年10月の消費税増税は、最悪のタイミングです。ただでさえ、その頃は、オリンピック特需がピークアウトし、日本経済は下降局面に入ると予測されているからです。加えて、年末商戦の直前でしょう。そのうえ来年は、いよいよトランプ大統領が、日本との貿易交渉に乗り出してくる。すでに株式市場では、来年を見越して自動車株は買われなくなっています」(斎藤満氏=前出)

 しかも、アベノミクスの5年間で日本企業は、すっかり国際競争力を失っている。世界各国のコンピューターなどの輸出額は、10年間で3割増えているのに、日本は上位10カ国のなかで唯一額を減らしている。2017年の輸出額は1404億ドルと10年前に比べ14%も激減している。順位も3位から6位にまで落ちた。アベノミクスの「成長戦略」が、すべて失敗に終わったからだ。

 訪日外国人も減少し、インバウンドにも陰りが見えはじめている。

 よくも安倍首相は、この状況で消費税増税を実施できるものだ。来年10月の増税は、暗転する日本経済にトドメを刺すことになるはずだ。

■法人税減税の穴埋めに使われる消費税増税

 いったい安倍首相は、誰のために消費税増税をやるつもりなのか。

「全世代型社会保障」などとテキトーなことを口にし、社会保障費の財源を確保するためだと訴えているが、大嘘もいいところだ。“大企業”と“富裕層”のためなのは明らかだ。税収の中身を見れば、一目瞭然である。

 1989年度と2016年度の税収規模は、ほぼ同じだ。

 1989年度54兆9000億円、2016年度55兆5000億円。ただ、内訳は大きく変わっている。

 所得税は21兆4000億円↓17兆6000億円。法人税は19兆円↓10兆3000億円。消費税は3兆3000億円↓17兆2000億円。

 要するに、法人税と富裕層の所得税を大幅減税し、その穴埋めとして逆進性の強い消費税を増税したということだ。

 筑波大名誉教授の小林弥六氏(経済学)が言う。

「安倍首相の発想は、一貫しています。とにかく大企業を儲けさせて株価を上げればいいという発想です。働き方改革も、大企業が労働者を安く酷使できるようにするためです。外国人労働者を日本に入れることも同じ発想でしょう。消費税増税は、低所得者ほど負担が重くなる逆進性の強い制度です。消費税増税が実施されると、1世帯あたり年間5万円前後の負担増になると試算されています。いまでもギリギリの生活を強いられている国民が多いのに、負担増に耐えられるのか。財源が必要なら、消費税より法人税でしょう。恐らく、安倍首相の頭の中に庶民はいない。ゴールデンウイークを10連休にしたら、非正規労働者の生活がどうなるかも、考えていないのだと思います」

 危機が迫っているのに「10連休だ」と浮かれ、消費税増税も実施するとは、恐るべき能天気というしかない。




























 



http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/355.html

[政治・選挙・NHK253] 内部文書を入手 姑息“安倍隠し”改憲は日本会議と二人三脚(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
4. 赤かぶ[1092] kNSCqYLU 2018年11月06日 21:18:46 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[507]






http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/328.html#c4
[政治・選挙・NHK253] 内部文書を入手 姑息“安倍隠し”改憲は日本会議と二人三脚(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
5. 赤かぶ[1093] kNSCqYLU 2018年11月06日 21:19:59 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[508]






http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/328.html#c5
[政治・選挙・NHK253] 内部文書を入手 姑息“安倍隠し”改憲は日本会議と二人三脚(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
6. 赤かぶ[1094] kNSCqYLU 2018年11月06日 21:21:21 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[509]






http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/328.html#c6
[政治・選挙・NHK253] 内部文書を入手 姑息“安倍隠し”改憲は日本会議と二人三脚(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
7. 赤かぶ[1095] kNSCqYLU 2018年11月06日 21:23:53 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[510]






http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/328.html#c7
[政治・選挙・NHK253] 内部文書を入手 姑息“安倍隠し”改憲は日本会議と二人三脚(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
8. 赤かぶ[1096] kNSCqYLU 2018年11月06日 21:25:06 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[511]






http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/328.html#c8
[政治・選挙・NHK253] 内部文書を入手 姑息“安倍隠し”改憲は日本会議と二人三脚(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
9. 赤かぶ[1097] kNSCqYLU 2018年11月06日 21:26:25 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[512]






http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/328.html#c9
[政治・選挙・NHK253] 内部文書を入手 姑息“安倍隠し”改憲は日本会議と二人三脚(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
10. 赤かぶ[1098] kNSCqYLU 2018年11月06日 21:27:50 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[513]






http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/328.html#c10
[政治・選挙・NHK253] なぜ日本は、アメリカによる「核ミサイル配備」を拒否できないのか 理由は岸が結んだ「密約」にあった(現代ビジネス)


なぜ日本は、アメリカによる「核ミサイル配備」を拒否できないのか 理由は岸が結んだ「密約」にあった
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58278
2018.11.02 矢部 宏治 現代ビジネス


「終戦宣言」へと向かう朝鮮半島。一方、中距離核ミサイル(INF)の全廃条約破棄を宣言したアメリカ。一見、矛盾するように見えるこの動きは、実は同じコインのウラとオモテなのだと、ノンフィクション作家の矢部宏治氏は指摘する。このままでは、朝鮮半島から米軍が撤退する代わりに、日本に米軍の核ミサイルが配備されてしまう可能性が非常に高いというのだ。

10万部を突破したベストセラー『知ってはいけない――隠された日本支配の構造』で、アメリカとの異常な従属関係の本質を解き明かした矢部氏が、最新作『知ってはいけない2——日本の主権はこうして失われた』(11月14日発売予定)で新たに描き出したのは、世界中の国のなかでなぜ日本だけが、そうした異常なアメリカの軍事支配から抜け出せないのかという戦後日本最後の謎≠セった――。


主権の回復へ向かう韓国と、状況が悪化する日本

1年前には誰も予想できなかったことだが、今年の3月、突然朝鮮半島で劇的な南北の緊張緩和が始まり、6月には歴史的な米朝首脳会談も行われた。平和条約締結へのタイムテーブルはまだわからないが、「終戦宣言」そのものは、いつ出されてもおかしくない状況となっている。

一方、先月〔10月〕の20日、アメリカのトランプ大統領は、約30年間続いたロシアとの中距離核ミサイル(INF)全廃条約の破棄を表明した。

私のような日米の軍事上のウラの取り決めばかりを見ている人間からすれば、一見、矛盾するように見える、この2つの動きの意味するところは明らかだ。

つまり、スピードはどうあれ、すでに制空権を失い、反米軍基地運動も強力な韓国から、やがて米軍は撤退していく。その過程で、日本にとって「対米従属の最後のお友達」だった韓国の国家主権も、しだいに回復していくことになるだろう。

しかしその一方、日本の状況は悪化する。同じく制空権を失った、すべての自衛隊基地と米軍基地のあいだで共同使用が進み、そこにやがて対中国・ロシア用の中距離核ミサイルが配備されることになる。そして米軍の主要部隊はグアムその他へ撤退するが、「共同基地」に配備された核ミサイルの発射ボタンは米軍が握り続けるのだ……。

たんなる悪夢だと思われるだろうか。そうではない。すでに何十年も前から、「全自衛隊基地の米軍共同使用」と「日本の陸上基地への核ミサイルの配備」は、アメリカの軍産複合体が具体的な目標としてきた現実なのだ。日本国民の抵抗が弱ければ、必ず実現するだろう。

なぜ韓国にできる国家主権の回復が、日本にだけはできないのか。最新刊『知ってはいけない2——日本の主権はこうして失われた』を書く過程でわかったことだが、その最大の原因は、現在の安倍首相の祖父である岸首相が「安保改定」で結んだ「3つの密約」にあったのである。

岸が結んだ密約中の密約「討議の記録」

みなさんは「討議の記録」という密約文書について、聞いたことがあるだろうか。


安保改定で藤山外務大臣が1960年1月6日にサインした、密約中の密約「討議の記録」

これは安保改定時に岸政権がアメリカ政府と結んだ、「密約中の密約」といっていいほど重要な超極秘文書(藤山外務大臣がサインした)なのだが、おそらく普通の人はほとんどその名前さえ知らないだろう。

戦後日本における圧倒的な米軍従属体制(いわゆる「安保村」)のなかで、この密約文書は50年ものあいだその存在を隠蔽され続け、いまからわずか8年前(2010年)になってようやく「文書の存在」そのものは公認されたものの、その後も外務省から「こんな文書に効力はない」と、その法的有効性を否定され続けているからだ。

現在も、日本のほとんどの有識者たち(大学教授、官僚、メディア関係者)が、この外務省の説明を疑わずに信じている。その意味で、やはり「戦後日本(=安保村)」における社会科学の知的レベルは、世界一低いと言っていいだろう。

いかなる形態の文書であれ、外務大臣がサインした文書に法的拘束力があることなど、日本以外の国では高校生でも知っている事実だからである(「条約法に関するウィーン条約」第2条・7条・11条他を参照)。

「討議の記録」に書かれた驚くべき内容

ここでその「討議の記録」という密約文書の驚くべき内容を、ごく簡潔に紹介しておこう。

1960年1月6日、安保改定の調印(同19日)から約2週間前、岸政権の藤山外務大臣とアメリカのマッカーサー駐日大使(有名なマッカーサー元帥の甥)によってサインされたその文書には、次の4つの密約条項が明記されていた(以下、著者による要約。〔 〕内は補足説明部分)。


A〔日本の国土の軍事利用について@〕:「核兵器の地上配備」以外の、兵器に関する米軍の軍事行動については、日本政府との事前協議は不要とする
B〔他国への軍事攻撃について@〕:日本国内から直接開始されるケース以外の、米軍による他国への軍事攻撃については、日本政府との事前協議は不要とする〔=沖縄(当時)や韓国の米軍基地を経由してから攻撃すれば、問題はない〕
C〔日本の国土の軍事利用についてA〕:Aの「核兵器の地上配備」以外で、旧安保条約時代に日本国内で認められていた米軍の軍事行動については、基本的に以前と変わらず認められるものとする
D〔他国への軍事攻撃についてA〕:米軍の日本国外への移動については、日本政府との事前協議は不要とする〔=一度国外に出たあと、米軍がどんな軍事行動をとろうと日本政府は関知しない〕


いかがだろうか。この4つの密約条項を読んで、「ふざけるな!」と腹の底から強い怒りがわいてくると同時に、「ああ、そうだったのか」と、これまで不思議に思っていたさまざまな出来事の意味が、すっきり腑に落ちた人も多いのではないだろうか。

つまりこれらの密約をまとめると、米軍は日本国内において「事前協議なしでの核兵器の地上配備」以外は、ほぼ何をやってもいいし(上記AとCによる)、事実上、日本の基地から自由に他国を攻撃してもいい(上記BとDによる)ということになるからだ。

さらに、岸首相自身が晩年の回顧録(*)で明らかにしているように、たとえ将来、これまで一度も行われたことのない日米間の「事前協議」が形式上行われたとしても、そこでアメリカ側が日本の陸上基地への核ミサイルの配備を提案したら、日本政府がそれを拒否するケースは最初から想定されていないのである。


四コマまんがは特設サイトでも無料で読めます

(詳しくはあとで述べる『知ってはいけない2――日本の主権はこうして失われた』の第3章・p.137本文と注を読んでいただきたいが、ほぼ間違いなく「緊急時には事前通告により核ミサイルの地上配備を認める」という「沖縄核密約」と同じ密約が、本土についても口頭で結ばれているものと思われる)

(*)「条文でどうなっていようと、本当に危急存亡の際、事前に協議して熟慮の結果、拒否権を発動するに決めてノーと言ったからといって、それが日本の安全に効果があるかどうかは議論するまでもないだろう」(『岸信介回顧録―保守合同と安保改定』広済堂出版 )

岸が犯した最大の罪

なぜそのような馬鹿げた状態が、これまで半世紀近くも続いてきてしまったのか。

それには理由がある。安保改定で岸が犯した最大の罪は、この軍事主権を放棄したとんでもない内容の取り決めを、「国民に知らせず結んだ」ことだけでなく、それを結んだあと、破って捨てた」ということなのだ。

つまり、この「討議の記録」については、すべて民間から登用した「親友」の藤山にだけ責任を負わせ、自分は知らぬ存ぜぬを決め込んで、次の政権(池田政権)にも引き継がなかったのである。

岸が満州時代に述べた有名な「政治哲学」として、

「政治資金は、濾過器(ろかき)を通ったきれいなものを受け取らなければいけない」

問題が起きたときには、その濾過器が事件となるので、受け取った政治家はきれいな水を飲んでいるのだから、掛かり合いにならない」

という言葉があるが、要するに安保改定において岸は、親友だった「藤山という政治的濾過器」を使って密約の問題を処理したわけだ。


四コマまんがは特設サイトでも無料で読めます

改ざんされていた外務省の最重要文書

この岸の信じられない行動が原因で、その後、日本の外務省は大混乱に陥り、対米交渉能力を完全に喪失していくことになる。その過程で起こった象徴的な出来事が、今回私が本を書く過程で発見した「外務省における公文書改ざん」事件である。



上の図版を見てほしい。これは外務省が問題の「討議の記録」について、「こんな密約に法的根拠はない」と主張する最大の根拠としてきた極秘文書(「核兵器の持ち込みに関する事前協議の件」)である(*)。

ところがこの「安全保障課y(のちに北米局安全保障課長となる山下新太郎氏)」という記述者名が書かれた4枚の「極秘報告書」の後半(「1」「2」と各パートの冒頭に番号が打たれた「2」の部分)が、突然まったく別人の筆跡になっているのだ。

すでに正式な筆跡鑑定もしたが、「前半(1・2枚め)」と「後半(3・4枚め)」の文字を実際に比べてみれば、それが別人の手によるものであることは、どなたにでもすぐにおわかりいただけるだろう。



なぜ外務省がこんなことをしたかというと、日本国民に対して絶対に明らかにできない「米軍艦船による核兵器の持ち込み」を、「そんなことは絶対に行われていない」と強弁するための隠蔽工作だった。

そしてそうした外務省の論理的な矛盾は、1974年に頂点に達する。というのもこの年、佐藤首相が「非核三原則」でノーベル平和賞を受賞する一方、なんとその前年には、核攻撃用の爆撃機を多数搭載した航空母艦ミッドウェイの「横須賀・母港化」(=これは小規模の核攻撃基地を国内に設置したに等しい行為だ)が実現していたからである。

以後、このあまりに巨大な矛盾をアメリカ側から絶対に公表されたくない外務省が、対米交渉能力を完全に喪失していったのは、極めて当然だったと言えるだろう。

そのため外務省は、2ページめのマンガの3コマめにあるように、「討議の記録」を約半世紀に渡って金庫にしまいこみ、その存在を否定しつづけるしかなかった。

しかしその一方でアメリカは、もともと同じマンガの4コマめにあるように、「討議の記録」の内容を2つに分割した「基地権密約文書」〔=日本の国土の軍事利用についての密約〕と「朝鮮戦争・自由出撃密約文書」〔=他国への軍事攻撃についての密約〕という、2つの密約文書を、「討議の記録」と同じ日に藤山にサインさせ、前者は日米合同委員会、後者は日米安保協議委員会という、安保条約にもとづく密室の協議機関の議事録にそれぞれ編入していた。

その結果、日本人は誰一人その正確な意味を知らない、とんでもない内容の取り決めであるにもかかわらず、「討議の記録」のほとんどすべての内容が、新安保条約・第6条にもとづく正式な日米合意として日米の協議機関に受け継がれ、安保改定で回復したはずの日本の国家主権は、再び激しく奪いとられていくことになったのである。

(*)外務省「いわゆる「密約」問題に関する調査結果報告対象文書(35点)の「1.1960年1月の安保条約改定時の核持込みに関する「密約」問題関連」P.84-87参照/ https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/mitsuyaku/pdfs/t_1960kaku.pdf

親米路線がもたらす大きな危険

みなさんもよくご存じのとおり、岸は獄中のA級戦犯容疑者の身から、わずか8年で日本の首相となる過程で、早くからCIAの協力を得ていた政治家だった。そうした異常な環境が、彼の密約についての同じくあまりに異常な行動に関し、どのような影響を及ぼしていたのか。それを短く説明することは、とてもできない。

そこで版元の講談社の許可を得て、その背景を説明した『知ってはいけない2』の第3章を、特設サイトで全文公開することにする(「ウェブ立ち読み」のPDFをご覧ください)。

その本当の経緯を多くの人が正確に理解することが、今後の日本社会の進路と選択を考える上で、非常に重要な意味を持つと思うからだ。

岸を過剰に評価したり、逆にたんなる売国奴として切り捨てることは、おそらくどちらも間違いである。彼が確立した親米路線のなかで、その後日本は大きな経済的繁栄を遂げることになった。

しかしその過程で岸がアメリカ政府やCIAとのあいだで結んだ、国民の知らないあまりに異常な合意が、いま「戦後日本」という国に大きな危険をもたらしている。

なぜなら自国の軍事主権を、完全に他国の手に委ねることは、ほとんど自殺行為に近い暴挙だからだ。少し想像してほしい。

今年の2月までの米朝の軍事的対立期に、もし米軍が日本の基地から北朝鮮を攻撃したら、私たちの未来にどんな悲劇が待ち受けていただろう。もしも、米軍が核兵器の地上配備を行っていたら、私たちはどれほど深刻な危険にさらされていただろう。

軍事主権の放棄とは、戦争を「始める権利」の放棄であると同時に、戦争を「しない権利」の放棄でもある。国家にとってそれほど危険な状態はないのだ。

「朝鮮戦争の終戦」という世界史レベルの変化が起こりつつあるいま、私たち日本人には、かつて自国の首相が結んだ「誤った密約」の存在に真正面から向き合い、「ポスト戦後日本」の行方を正しく選択する大きな歴史的使命が与えられているのである。

         

















































http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/356.html

[戦争b22] IS、イラクに200超の集団墓地残す 最大1万2千人の遺体(AFP)
IS、イラクに200超の集団墓地残す 最大1万2千人の遺体
http://www.afpbb.com/articles/-/3196426?cx_part=latest
2018年11月6日 21:55 発信地:バグダッド/イラク 


イラク北部の都市ティクリートで、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」によって殺害されたとみられる人々の遺体が入った袋のそばで泣く男性(2015年4月12日撮影、資料写真)。(c)AFP/AHMAD AL-RUBAYE


イラク北部の都市ティクリートで、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」によって殺害されたとみられる人々の遺体が入った袋(2015年4月12日撮影、資料写真)。(c)AFP/AHMAD AL-RUBAYE


【11月6日 AFP】国連(UN)は6日、イラク国内にイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が残した集団墓地200か所超が見つかったことを明らかにした。最大で1万2000人の犠牲者が埋葬されている可能性があり、戦争犯罪の極めて重要な証拠となり得るという。

 国連イラク支援ミッション(UNAMI)などは、ISが2014年から昨年までの間に支配下に置いた同国西部と北部の一部地域で、計202か所の集団墓地を記録。

 今後数か月でさらなる墓地が発見される可能性もあるとされ、遺族の心の整理のためにも、イラク当局に対し墓地の適切な保全と発掘を進めるよう求めている。

 ヤン・クビシュ(Jan Kubis)事務総長特別代表(イラク担当)は「われわれの報告書に記載された集団墓地は、痛ましい人命の喪失、深刻な受難、衝撃的な残忍性の証しだ」と述べた。

 集団墓地には、犠牲者の特定および一連の侵害行為の詳細を明らかにするのに役立ち得る「犯罪の重要な証拠が残されている」可能性があるという。

 今回の報告書に記載された集団墓地202か所のうち、発掘されたのはわずか28か所で、そこから計1258人の遺体がイラク当局によって収容されたという。

 集団墓地の半数近くは、ISがかつてイラクにおける拠点としていたモスル(Mosul)があるニナワ(Nineveh)州に存在するという。ISは同州で、少数派のヤジディー(Yazidi)教徒に対して残虐行為を繰り広げた。(c)AFP




http://www.asyura2.com/18/warb22/msg/401.html

[政治・選挙・NHK253] 中間選挙を前にマイケル・ムーア監督が日本の民主主義に警告!「安倍もトランプみたいにおかしくなっているのか」(リテラ)
中間選挙を前にマイケル・ムーア監督が日本の民主主義に警告!「安倍もトランプみたいにおかしくなっているのか」
https://lite-ra.com/2018/11/post-4357.html
2018.11.06 マイケル・ムーア監督が安倍首相と日本の民主主義に危機感 リテラ

     
     『華氏119』公式サイトより


 日本時間で今晩から投票がはじまったアメリカの中間選挙。情勢分析では上院は与党・共和党が過半数を維持するという見方が強い一方、全議席が改選となる下院は野党・民主党が優勢と伝えられている。しかし、共和党も追い上げており、2016年11月9日にトランプが勝利した大統領選同様、最後まで予断を許さない状況だ。

 トランプ政権の今後を左右する重要な選挙。無論、これは日本にとっても他人事ではない。それは外交の問題だけではなく、トランプが民主主義を脅かす存在だからだ。

 その事実を突きつけたのが、現在、公開されている映画『華氏119』を監督したマイケル・ムーアだ。

 マイケル・ムーア監督は先週2日、『報道ステーション』(テレビ朝日)と『NEWS23』(TBS)のインタビューに応じ、「民主主義は崖っぷちだ。車のハンドルを握るのは常軌を逸した男だ。私たちは崖っぷちにいるんだ。中間選挙の結果は私の生涯でも最も重要なものになる」(『報ステ』)と発言。同時に、それがアメリカにかぎった問題ではないことを訴えた。

「これはアメリカだけに起きている問題じゃない。例えば日本人は、国が国家主義に乗っ取られることについて、どれくらい警戒しているかな? 21世紀型のファシズムが世界の至るところで台頭しているのは恐ろしいことだよね」(『NEWS23』より)

 21世紀型のファシズム──。『報ステ』のインタビューでは、富川悠太キャスターが極右のジャイル・ボルソナロ氏がブラジルの新大統領に選ばれたことなどを挙げて「世界でナショナリズムが台頭してきている」と述べたのだが、これに対してマイケル・ムーア監督は「君は『ナショナリズムの台頭』と言ったが、『ファシズムの台頭』なんだ」と指摘。こうつづけた。

「(これは)21世紀型のファシズムだ。21世紀の指導者は銃や収容所に頼ることなく“人を従わせる方法”を編み出した。テレビやプロパガンダを使うことでね。トランプの場合は“恐怖”を用いる。『移民が群れをなして国境を越えて来る』『私たちの生活を奪い、女性を襲う』。極めて不快で恥ずべきことだが何百万人が引っかかった。今でもね」

“我々の権利が脅かされている!”と喧伝しながら、排外主義を煽り、弱者の権利を奪ってきたトランプ。だが、この「21世紀型のファシズム」をトランプよりも先駆けて実践した者こそ安倍首相だ。

 近隣国の脅威をしきりにわめき立てて国民に恐怖感を焚きつけてきたことはもちろん、自分の子飼い議員や応援団員を総動員して中韓ヘイトや生活保護受給者へのバッシングを振りまき、いかなる問題も自己責任だと攻撃する不寛容な社会をつくり上げた。それこそが安倍首相がやってきたことだ。しかも、安倍首相は、たとえば杉田水脈議員による“生産性がない”発言などのように、思想を同じくする者を代弁者に引き立てることで責任追及が及ばない手段に出ている。自ら弱者攻撃を躊躇うことなくおこなうトランプ大統領とはここが大きく違う点であり、より狡猾なのだ。

 さらにマイケル・ムーア監督は、トランプ大統領について「私たちの大統領は『自分は法律より上位だ』と信じ、法律を嫌い、民主主義を嫌っている」(『報ステ』より)と語ったが、これもそっくりな話だ。そう、「私たちの総理大臣は『私は立法府の長』と信じ、憲法を嫌い、民主主義を嫌っている」と簡単に置き換えられる。

 つまり、マイケル・ムーア監督によるトランプ大統領の批判は、そのまま安倍首相や日本に置き換えて考えることができる。それくらい“狂った状況”だということだ。

■マイケル・ムーア「安倍もトランプみたいにおかしくなっているのかい?」

 実際、マイケル・ムーア監督は、トランプ大統領と安倍首相の関係について言及し、こうも語った。

「2人が一緒にいるときはいつも、トランプは『安倍(首相)がどれだけ俺のことを好きか見てみろ』って感じだ。彼は、トランプがいかれたやつだってことは分かってるんだよね?」
「トランプは彼が大好きなんだ。なぜなら、安倍(首相)はいつもトランプにニコニコして何か贈り物をしている。確認したいんだけど、彼もおかしくなってるのかい?ってこと。トランプにあれだけ構って……。もし安倍(首相)の態度を真に受けるなら、彼はトランプを称賛し、強い指導者として憧れているように見えるね」(『NEWS23』より)

 トランプに対して犬のように尻尾を振って、いつも貢ぎ物を怠らない。マイケル・ムーア監督が安倍首相に“まじかよ”という反応を見せるのも無理もない話だが、さらにこの国が「おかしくなっている」のは、その差別主義丸出しの「いかれた」トランプ大統領と「仲が良い」とアピールする安倍首相に、誰も何も突っ込まないどころか、「これで日米関係は安泰だ」「さすがは外交の安倍」などと評価する声が大きいことのほうだ。

 事実、『報ステ』のインタビューでは、「君たちの総理について教えてくれよ」「安倍総理はどうなんだ? 本当にトランプの友人なのかい?」と逆取材をするマイケル・ムーア監督に対し、富川キャスターは苦笑いを浮かべるだけだった。前述したように、現実的には「ファシズムの台頭」であるにもかかわらず、それを富川キャスターが「ナショナリズムの台頭」だと述べたように、アメリカとは違う“忖度”というどうしようもなさも日本には問題としてある。

 この、トランプと安倍というファシストをのさばらせてしまっているアメリカと日本の似た状況。一体、この最悪の事態をどう乗り切るべきなのか。マイケル・ムーア監督が『華氏119』のなかで訴えるのは、投票によって変えよう、ということだ。

 映画のなかでも言及されているが、2016年大統領選本選での投票数はヒラリーが6600万票を集めたものの、選挙人制度によって6300万票とヒラリーよりも得票が少なかったトランプが大統領になった。しかし、このとき棄権した人は、なんと1億人。つまり、“投票へ行かない1億人が本質的には最大政党”なのだ。

■マイケル・ムーア「投票率が低い日本やアメリカでは、民主主義は生き残れない」

 6300万人の投票で多くの人が望んでいない無茶苦茶な政策が推し進められてしまうアメリカの現実は、安保法制や共謀罪など国民の世論調査で大半が反対の意思を示しても強行採決され、国民の大半が納得していないと答えている森友・加計問題など疑惑の説明責任から逃げつづける日本の現実と軌を一にする。だからこそ、マイケル・ムーア監督は、日本にもこう呼びかける。

「テレビの前の人たちも『きっと良くなる』と願うだけだろう? でも希望だけでは何も実現しない。希望は行動ではない。必要なのは行動であり、みんながそれに加わることだ。投票率が低い日本やアメリカでは、民主主義は生き残れないよ」(『報ステ』より)

 絶望の淵に立たされているアメリカと日本。しかし、それでもアメリカはまだマシなのかもしれない、と思わされることがある。というのも、アメリカでは国民皆保険や教育無償化、銃規制の強化など社会主義的な政策に賛同する若者たちの動きが活発化し、草の根の運動を展開しているからだ。

 なかでも注目を浴びているのは、アレクサンドリア・オカシオ=コルテス氏。彼女はプエルトリコ出身の母とサウスブロンクス出身の父をもつ、ヒスパニック系の候補。29歳の元ウェイターで、いまだ学生ローンを支払っているという政治経験のない“一般市民”だった。だが、2016年の大統領選挙の民主党予備選でヒラリー・クリントンと戦ったバーニー・サンダース候補の選挙スタッフとなり、今年6月、中間選挙に向けおこなわれた民主党予備選に出馬。民主党重鎮の現職下院議員を破るという快挙を果たし、一躍有名人となったのだ。

 アメリカの民主党はリベラルの政党と言われながらも、ヒラリーやオバマのように「中道」を打ち出してきた。しかし、そうやってエスタブリッシュメントに迎合するのではなく、弱者の暮らしに重きを置いた政策を掲げ無党派層の求心力を高めようという動きが、アメリカの民主党内部では起こりつづけ、実際に若者を惹きつけている。──これこそが、アメリカにはあって日本にはまだない動きだと言えるだろう。最大野党となった立憲民主党にしても、枝野幸男代表は自分たちを「リベラル」「弱者の味方」と宣言することもできず、逆に「真の保守」などと右傾化の風潮に媚を売っているありさまだ。

「実力者や独裁者が国を牛耳るのを、人は望むだろうか? 望むわけがない。これまでにない危険な時代だ。本当にそう思っている」(『報ステ』より)とマイケル・ムーア監督は言う。果たして、中間選挙でアメリカはどのようなジャッジを下すのか。あらゆる意味で日本の未来にかかわるこの選挙結果を注視したい。

(編集部)



















関連記事
「華氏119」が語りかける重い課題 ― 「民主主義は再生できるか」(澤藤統一郎の憲法日記)
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[政治・選挙・NHK253] 取材データ誤送信…NHK“受信料不払い運動”で値下げ中止か(日刊ゲンダイ)
 


取材データ誤送信…NHK“受信料不払い運動”で値下げ中止か
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/241085
2018/11/06 日刊ゲンダイ


「坂本弁護士一家殺害」の発端も…/(C)日刊ゲンダイ

 オウム真理教の後継団体「アレフ」に関する取材を住民6人にインタビューしていたNHK札幌放送局のディレクターが1日、住民の音声データを誤ってアレフ本部広報に送っていたことが判明した。

 同局は取材した音声データの文字起こしをする際に、日常的に委託業者にメールで依頼をしていた。その際に、今回のディレクターは委託業者と同僚の職員に送信するはずだったデータを、アレフ側に誤って送信してしまったという。

 NHKではセキュリティーの問題を配慮して独自のデータ送信システムを使用することになっているが、ディレクターは一般向けの大容量転送システムを利用していた。ディレクターはこれまでにもアレフ側とメールのやりとりをしていたというが、誤送信は今回が初めてなのかという疑問が湧く。

 NHK札幌広報事業部に聞くと「過去の誤送信については確認中です。センシティブな取材なのでいつもより送信先を丁寧に確認すべきでした。連絡が取れた住民2人には謝罪をし、残る4人については連絡先を調査中です」(担当者)と回答があった。

 今回の件で思い出すのが1989年に起こった「TBSオウムビデオ事件」だ。TBSのスタッフが弁護士・坂本堤さんがオウム真理教を批判するインタビュー映像を放送前にオウム真理教に見せた問題だ。一家殺害の発端になったともいわれ、報道倫理が問われた。

 放送ジャーナリストの小田桐誠氏が言う。

「今回のNHKの誤送信は凡ミスもいいところです。オウムからアレフへ教団名は変更しましたが、取材を受けた住民からすると、坂本一家の例があるので不安で仕方がないと思います。BPO(放送倫理・番組向上機構)で議題に上がるでしょう。担当ディレクターは取材のイロハのイがなっていません。成果主義のNHKでは降格は免れないでしょう」

 NHK札幌広報事業部によると、アレフ側からの連絡は今のところないという。しかし、視聴者からは抗議の電話が多数あったようで、一部には「TBSの件があったのになぜだ」「もう受信料は払わない」といった声もあったそうだ。

「これから、不払い運動の波が再びジワジワと広がると思います。視聴者が受信料の支払いをやめたくなる理由は、職員の横領などお金の問題が一番で、性犯罪・薬物、記者のミスと続きます。『おはよう日本』のプロデューサーが先日、盗撮で逮捕されたところに今回の事件が起きた。余韻が残っている間にお金、性犯罪・薬物の問題が立て続けに起こることを上層部は一番恐れています。場合によっては予算上の不都合が生じ、来年予定されている受信料の値下げどころではなくなるかもしれません」(小田桐誠氏)

 値下げに踏み切ろうとしているのは、NHKの悲願である、テレビとネットの常時同時配信が国に認められたのと“交換条件”といわれている。値下げをやめたら、NHKとしては悲願も諦めなくてはならなくなるだろう。






























http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/358.html

[政治・選挙・NHK253] 消費増税対策をゲームかクイズのように増税の本質を隠す安倍晋三(そりゃおかしいぜ第三章)
消費増税対策をゲームかクイズのように増税の本質を隠す安倍晋三
https://blog.goo.ne.jp/okai1179/e/c61df8c6876a4e82a4a5d72ddc296373
2018-11-06 そりゃおかしいぜ第三章






10%に上げる消費税増税対策として、キャッシュレスの推進で2%を還元する。相も変わらず公明党の顔立ててプレミアム商品券を発行する。軽減税率と名前を付けた食料などの税率を8%に据え置くなどに加え、大型商品は一定の期間据え置くなどなど。何をやっているか良く解らない消費増税対策である。経済が落ち込むと困るからの、景気対策である。

消費増税による税収増は、5.6兆円を見込んでいるが、対策費は5兆円になるというのである。景気対策だそうである。マッチポンプである。

景気対策ならもっと簡便で解り易い方法がある。消費増税を止めればいいのである何なら消費税などなくせばなお良い。

政府は消費増税で景気が落ち込むことを知っている。だから消費増税対策としてこんな馬鹿げた、罰ゲームかクイズのような対策を考えるのである。しかも期間限定である。

この20年間で、消費税はどれだけ増えたか。13兆円である。その一方で所得税は7兆円減少し、法人税は6.2兆円も減っている。非正規雇用の増加で所得税が減るのは当たり前で、法人税減税は竹中平蔵の顔立てて企業優遇したおかげに他ならない。

要するに、所得税など導入する必要性などどこにもなかったのである。確かに一律に課するため脱税は困難になったであろうが、企業側にはいわば合法的に脱税をしてやったようなものである。良く欧米に比較されるが、日本のような消費税は世界中探してもほとんどない。アメリカの3つほどの州が導入しているが、多くは付加価値税と呼ばれるもので、食料や医療や教育など生活必需品は低く抑えられている。平均付加価値税が20%もあるというのは、似て非なるものの並列である。

日本は貧困層に重い消費税を導入し、その一方で法人税減税で企業と富裕層を潤す結果になっている。格差社会は富裕層にとって優越感が満たされ気持ちがいいものであろう。

消費税を目的税にするなどと国民を騙し、軍事費を膨大に増やし、国民に社会保険料の負担を強要し、年金も医療も税金以前の取り立て方式を国民に課している。

いま日本は、消費増税をきっかけにバブルのように税金をオリンピックに向けて、1000兆円超の負債を顧みず湯水のごとく垂れ流す事業を展開している。2020年のバニッシングポイント向かって、日本は猛進しているかに見える。








http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/359.html

[政治・選挙・NHK253] 差別ツイートで大炎上…28歳青森市議“問題投稿”のすべて(日刊ゲンダイ) 
 


差別ツイートで大炎上…28歳青森市議“問題投稿”のすべて
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/241084
2018/11/06 日刊ゲンダイ


会見を開き謝罪する山崎翔一氏(C)共同通信社

 “問題投稿”はまだまだある――。

 先月28日の青森市議選で初当選したばかりの無所属の山崎翔一氏(28)が、ツイッターの「裏アカウント」で差別的投稿を繰り返し、炎上している問題。これまで公の場に姿を見せなかった山崎氏だが、5日午前9時半から青森市内で記者会見を行い「不適切な投稿で多数の方に不快な思いをさせ、誠に申し訳ございません」と頭を下げた。山崎氏本人が「不適切な発言は計4件だったと把握している」と問題視した投稿は以下の4つである(原文ママ)。

「片腕落として障害者雇用」

「デリー行きの電車に乗った時、おかまの物乞い来たな〜」

「福沢諭吉『バッカも〜ん!ワシが書かれた紙を持って、特定の店に行けばそんなことにはならずに済んだのじゃ〜』」

「年金暮らしジジイを舐めすぎ 平日の役所窓口で罵声叫んでいるのだいたい爺さん 君にそんなエネルギーあるんかい」

 その上で「友人とのやりとりの中の発言であったり軽はずみな発言で、差別的・侮蔑的ととられかねない投稿だった」と謝罪した。

「障害者」「LGBT」「性暴力被害者」「高齢者」ら社会的弱者を一方的にディスる内容で、たとえ私的な投稿とはいえ、政治家ならずとも「人として」許されるものではない。しかも「裏アカウント」には、品格を疑われる“問題投稿”がまだまだあった(以下原文ママ)。

「酒マジで弱いとアル中になって女子高生に淫行とか出来んからね」

「ドカタはmax500万だよ。頭使わんから」

「弁護士って綺麗なヤクザじゃないですか?」

「偽造しても口頭注意で済ませられる公務員というお仕事、楽やな…」

「意外に暇を持て余してるシルバー世代が応募して、当日熱中症で混乱すること予想してます」

 山崎氏は青森市生まれで、早稲田大学創造理工学部卒。フリーのITエンジニアを経て市議選(定数35)で2124票を獲得し、28位で当選。「議員報酬の見直し」や「ITを活用した街づくり」を訴えた。近隣住人も驚きを隠せない。

「青森市内の実家は敷地面積250平方メートル超で、庭には車2台が収納できるガレージがあってね。選挙の時、本人が挨拶に来ましたよ。お父さんは市内でデイケアや訪問看護活動も行い、病床数が100以上ある大病院の院長で、精神疾患やアルコール依存症の専門医です。国立大を出た立派な方ですが、まさか息子さんがこんな発言をしていたとは……」

 医療にたずさわる者として息子の差別発言についての見解を聞こうとしたが、電話口に出てくることはなかった。

 市議は会見で「市議会議員としての職務を全うしたい」としれっと表明したが、騒動を受け、裏アカウントは非公開に。本人の携帯電話に何度も連絡したが、1コール目でブチッと切られ続けた。わざわざ裏アカウントをつくって差別的発言を繰り返すような「暴言放言市議」に、4年間市政を任せていいのか。月58万円もの議員報酬を血税から支払っていいのか。


















































http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/360.html

[政治・選挙・NHK253] 二階幹事長らの密会現場撮った 改憲審議入りに向け自民が国民民主抱き込む(田中龍作ジャーナル)
二階幹事長らの密会現場撮った 改憲審議入りに向け自民が国民民主抱き込む
http://tanakaryusaku.jp/2018/11/00019061
2018年11月6日 23:16 田中龍作ジャーナル



自民党の二階幹事長。党の最高実力者が出席する会合が、重要案件でないはずがない。=6日夜、ホテル・ニューオータニ 撮影:筆者=

 やはり国民民主党は自民党の補完勢力だったのか・・・そう思わざるを得ない光景だった。自民党の二階俊博幹事長らと国民民主党の玉木雄一郎代表らが、6日夜、都内のホテルで密会すると聞き、田中はマスコミの政治部記者と共にホテルのロビーに張り込んだ。

 会合は自民が国民民主を抱き込むため持たれたと見られている。国民民主を抱き込んでおけば、今臨時国会の焦点である改憲や入管法、水道法などの改正(改悪)で、与党が強行採決したとの批判をかわせるからだ。

 すでに国民民主の玉木代表は、安倍首相が泣いて喜ぶような考えを示している。10月31日の定例記者会見で「CM規制を導入することが憲法改正審議の大前提」と述べ、CM規制が導入されれば、憲法改正の審議に応じてよいと明らかにしたのである。


国民民主党の増子幹事長代行。「きょうは何もないよ。二階先生が僕のために誕生日会を開いてくれただけ」とトボけた。=6日夜、ホテル・ニューオータニ 撮影:筆者=

 密会の場となったホテル・ニューオータニで、田中龍作のカメラと助手の村上理央の肉眼が捉えたのは−

 自民が二階幹事長、金田勝年幹事長代理、林幹雄幹事長代理、稲田朋美筆頭副幹事長。国民民主が増子輝彦幹事長代行、小宮山泰子総務副会長。

 肝心の玉木代表を確認することはできなかった。ホテル・ニューオータニは出入り口が数多くあり、記者とカメラマンを何人投入しようが、対象人物を見届けることは不可能だ。玉木代表が来たのかも定かではない。

 国民民主と言えば、先の通常国会を思い出す。過労死促進法と異名をとる「高プロ」を、野党は結束して反対していたのだが、国民民主は土壇場になって採決に応じた。結果、高プロは与党の強行採決ではなくなってしまった。

 悪夢は繰り返されるのだろうか。


自民党の稲田筆頭副幹事長。自慢の網タイツ姿ではなかった。=6日夜、ホテル・ニューオータニ 撮影:筆者=

〜終わり〜










http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/361.html

[政治・選挙・NHK253] 日本に「恩恵なかった」防衛産業育成に1800億円!  


日本に「恩恵なかった」防衛産業育成に1800億円!
https://85280384.at.webry.info/201811/article_51.html
2018/11/06 06:48 半歩前へ

▼日本に「恩恵なかった」防衛産業育成に1800億円!

 1800億円は何だったのか。こんなところには気前よく大金を出す安倍政府は一体、どこの国の政府なのだろう。東京新聞が報道した鋭い指摘。

************************

 最新鋭戦闘機「F35A」の導入を巡り、日本の防衛産業育成のために防衛省が五年前から投じた費用は千八百億円余り。

 だが、巨額の投資に見合うような効果はいまのところ、あまり得られていない。

 むしろ浮き彫りになったのは、米国の都合に左右されやすい「対外有償軍事援助」(FMS)に基づく兵器調達の実態だ。国内からは「高い税金を払っているのに恩恵がない」という批判が出ている。

ここをクリック
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201811/CK2018110502000253.html


<税を追う>F35A導入 防衛産業育成に1800億円 国内生産「恩恵ない」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201811/CK2018110502000253.html
2018年11月5日 東京新聞


昨年12月からF35Aのレーダー部品の製造が始まった三菱電機鎌倉製作所=神奈川県鎌倉市で、本社ヘリ「おおづる」から

 最新鋭戦闘機「F35A」の導入を巡り、日本の防衛産業育成のために防衛省が五年前から投じた費用は千八百億円余り。だが、巨額の投資に見合うような効果はいまのところ、あまり得られていない。むしろ浮き彫りになったのは、米国の都合に左右されやすい「対外有償軍事援助」(FMS)に基づく兵器調達の実態だ。国内からは「高い税金を払っているのに恩恵がない」という批判が出ている。(「税を追う」取材班) 

 当初の想定から四年遅れた二〇一七年十二月、三菱電機の鎌倉製作所(神奈川県鎌倉市)で、ようやくF35Aに搭載するレーダー部品の製造が始まった。

 間もなく新たなトラブルが生じた。やっと動き始めた生産ラインの改修を迫られる事態になったのだ。

 「レーダー部品に使う集積回路(IC)が米国で枯渇しそうなので、新たなICに切り替えることになった」と防衛装備庁の担当者。ライン改修費用を盛り込んだこともあり、防衛省が一九年度予算に要求したF35Aの機体価格は一機百五十三億円と、一八年度から二十億円も跳ね上がった。

 防衛省はF35Aの生産に国内企業を参画させるため、一三〜一七年度だけで千八百七十億円(契約額)に上る資金を投入してきた。国内での機体組み立ては一三年度に予定通り始まったがエンジンやレーダーへの国産部品の搭載は遅々として進んでいない。

 背景には近年急増する米国のFMSを利用した武器取引がある。日本にとって最新兵器を入手できるメリットはあるが、価格は「言い値」で納期も米国次第。F35Aを巡る突然の部品変更は、米側の都合に振り回された結果だ。

 防衛省はF35Aの導入に当たり、米側にライセンス料を支払って国内で製造するライセンス生産を要望していたが、技術流出を懸念する米側に断られた。代わりに日本側が持ち掛けたのが、機体の組み立てや国産部品の採用だった。国産にこだわるのは技術確保への危機感だ。



 航空自衛隊小牧基地や名古屋空港に近接する三菱重工業の工場(愛知県豊山町)では、機体の組み立てや検査が行われている。組み立ては米企業の指示に従い主翼や胴体など主要部品をつなぎ合わせる作業で、装備庁の担当者は「間近で機体に触れて作業できるので、防衛産業の育成につながる」と胸を張る。

 ただ、周囲からは冷めた目も。自衛隊の元空将は「プラモデルを組み立てるようなもので、技術の習得につながらない」と指摘する。しかも、FMSによる兵器取得はブラックボックスだらけだ。

 三菱重工業関係者は「機体の最終検査は米国技術者が担い、日本の技術者は施設内の立ち入りも許されない」と話している。



















http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/362.html

[国際24] 世界中が米中間選挙に注目する最大の理由! 
世界中が米中間選挙に注目する最大の理由!
https://85280384.at.webry.info/201811/article_55.html
2018/11/06 10:35 半歩前へ

▼世界中が米中間選挙に注目する最大の理由!

 米中間選挙は日本時間の6日夜から投票が始まる。この選挙に欧州も、中東も、中国も、ロシアも、それこそ世界中が目を凝らして見つめている。

 なぜ、注目しているかと言えばトランプの暴走に「歯止め」がかけられるか否かであるからだ。

 西部劇のならず者のようなトランプはアメリカ・ファーストを掲げ保護主義に走り、各国と軋轢を起こしている。

 イランとの核合意を一方的に破棄し、中東の緊張を高めた。

 さらには地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」からも離脱した。

 すべてこの米中間選挙に勝利するためのトランプ・ファースト、つまり自分のためである。

 トランプは大統領再選を目指している。

 世界は秩序を破壊するトランプの敗北を「期待」している。

 だが、中間選挙は最新の世論調査によると、連邦議会の上院は与党 共和党が引き続き多数派を維持する可能性が高い。

 一方、下院では野党 民主党がやや優勢とみられていたが、終盤になって共和党が激しく追い上げ、接戦になっている。

 中間選挙はトランプの「信任」投票でもある。



















http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/479.html

[国際24] 今や中国のサイバー攻撃能力は世界一! 
今や中国のサイバー攻撃能力は世界一!
https://85280384.at.webry.info/201811/article_48.html
2018/11/06 00:11 半歩前へ

▼今や中国のサイバー攻撃能力は世界一!

 中国のサイバー攻撃能力は世界一と言われる。

 中国軍が特別な部隊を編成し、ハッカーエリートを全国からかき集めているという。

 もちろん成功報酬は高額で若者たちの人気が高いと言う。

 最大の獲物と言われているのがステルス機だ。

 中国の最新鋭ステルス無人偵察・攻撃機「彩虹(CH)7」がそれで、米機の無人艦載機の試作機「X47B」のソックリさんだと評判だ。欧米メディアはX47Bの「クローン」だと指摘する。

 こうしたことからすると、どうやら中国が得意とするサイバー攻撃で、米国の高度な技術データが盗まれた可能性がある。

 サイバー攻撃は第4の兵器と呼ばれるほど重要な手段で、中国はじめロシア、米国、イスラエルなど各国が競い合っている。



















http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/480.html

[政治・選挙・NHK253] NHK佐賀放送局長 女性スタッフ入浴中に乱入して懲戒処分(日刊ゲンダイ)
       


NHK佐賀放送局長 女性スタッフ入浴中に乱入して懲戒処分
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/241082
2018/11/06 日刊ゲンダイ


籾井前会長と“二人羽織”で話題に(C)日刊ゲンダイ

 NHKは5日、職員の服務規定に反する不適切な行為を行ったとして、佐賀放送局の湧川高史局長(59)を同日付で解任し、人事局付に異動させたと発表した。「関係者のプライバシーに関わる」として詳細は明らかにしていない。湧川氏は今回の行為により出勤停止14日の懲戒処分を受けたという。

 NHK広報局は「地域放送局の局長としてふさわしくない行為があったことは誠に遺憾です」とコメントしている。

 関係者によると、湧川はNHKのスタッフと訪れた保養施設で酒を飲んだ上、女性スタッフが入浴している風呂に乱入したという。

 湧川氏は、籾井勝人前会長の在任時に秘書室長を務めていた、2014年には、国会や記者会見で失言への対応に追われた籾井氏に付き添い、何度も答弁用のメモを渡す姿は「二人羽織だ」と失笑を買った。






























http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/363.html

[政治・選挙・NHK253] <後藤謙次氏、答弁は驚きのレベルだ!>桜田五輪担当大臣 五輪、国の予算見込み額「1500億円」を「1500円」!! 赤かぶ
33. 赤かぶ[1099] kNSCqYLU 2018年11月07日 00:54:21 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[514]

桜田五輪相、大丈夫? 記者会見で「知らない」連発
https://www.asahi.com/articles/ASLC652KQLC6UTFK00V.html
2018年11月6日20時31分 朝日新聞


記者会見で、秘書官と相談しながら回答する桜田義孝五輪担当相=2018年11月6日午前10時24分、東京・永田町、大久保貴裕撮影

 国会の予算委員会で何度も答弁に詰まった桜田義孝五輪担当相が、6日の記者会見で五輪関係の質問に「知らない」を連発し、答弁能力を不安視する声が広がっている。予算委での答弁についても「(野党から質問の)事前通告がなかった」ためだと主張し、野党に責任を転嫁した。

 桜田氏は記者会見で、五輪関係の国際会議のため北朝鮮の体育相が来日するとの報道について問われ、「私は全然承知していない。全然知らない」と発言。「そういう報道も承知していない」と述べたが、直後に秘書官らに促されて「人を通じて知っている」と“訂正”した。

 東京大会への北朝鮮の参加を、国際オリンピック委員会会長が金正恩(キムジョンウン)労働党委員長に要請したことについても「承知していない」「直接聞いていない」と回答。「私のところでとやかく言う内容ではない。分野外だと思っている」と話した。

 また、5日の参院予算委で答弁に詰まったことについて「事前通告がなく、なにも分からなかった」と主張。「簡単なことで(通告があれば)気持ちよく言えた」「残念な議会だった」とも語った。

 これに対し、5日に質問した立憲民主党の蓮舫参院幹事長は6日、記者団に通告はしたと述べ、桜田氏の「事実誤認」と反論した。社民の又市征治党首は「人のせいにしてはいけない。本人の不勉強と言うしかなく見苦しい」と批判した。

 桜田氏は5日の参院予算委で、蓮舫氏から聞かれた東京大会の基本コンセプトなどを即答できず、大会予算の国の負担分「1500億円」を「1500円」、蓮舫氏の名前を「レンポウ」と間違えた。(大久保貴裕)














http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/327.html#c33
[政治・選挙・NHK253] 二階幹事長らの密会現場撮った 改憲審議入りに向け自民が国民民主抱き込む(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
2. 赤かぶ[1100] kNSCqYLU 2018年11月07日 01:22:49 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[515]









http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/361.html#c2
[政治・選挙・NHK253] <後藤謙次氏、答弁は驚きのレベルだ!>桜田五輪担当大臣 五輪、国の予算見込み額「1500億円」を「1500円」!! 赤かぶ
35. 赤かぶ[1101] kNSCqYLU 2018年11月07日 01:33:10 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[516]





















http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/327.html#c35
[政治・選挙・NHK253] 辺野古基地建設強行は「地方自治の破壊」。謝花喜一郎・沖縄県副知事、怒りの訴え(ハーバー・ビジネス・オンライン)
辺野古基地建設強行は「地方自治の破壊」。謝花喜一郎・沖縄県副知事、怒りの訴え
https://hbol.jp/178089
2018.11.06 横田一 ハーバー・ビジネス・オンライン


真っ赤な目で、声を震わせながら訴えた謝花副知事


野党合同ヒアリングで翁長前知事との最後の会話を紹介する謝花副知事

 10月17日に防衛省沖縄防衛局は、国民の権利利益を守る行政不服審査法(制度)を乱用、私人に成りすまして翁長前知事が指示した埋立承認撤回の効力を失わせる行政不服審査と執行停止を求めた。すると、公明党の石井啓一国交大臣は約2週間後の10月30日、辺野古基地建設の工事再開が可能となる執行停止を決定したのだ。

 たまたま上京していた玉城知事は緊急会見で「強い憤りを感じる」「自作自演」と憤激した。それと同じ日、翁長雄志前知事を支えた謝花喜一郎副知事も、野党合同ヒアリングで目を真っ赤にしながら声を震わせながら訴えていたのだ。

「翁長知事が本当に命がけでやったものを、このようにいとも簡単に(執行停止を決めた国交省の審査決定文書の)数ページで決定がなされることに、沖縄県民は本当に怒っております」

 こう謝花副知事が切り出すと、野党合同ヒアリングの場は県民葬と同じような厳粛な雰囲気に包まれていった。翁長前知事を側近として支えてきた謝花副知事は、亡くなる4日前の会話を紹介した。

「8月4日、私は翁長知事に呼ばれて病室でお会いしました。『本当は(埋立承認撤回を)僕がやりたかったけれども、もしもの場合は君に頼む』とおっしゃられ、私は『そんなことはないです。ぜひ、知事頑張ってください』と言ったら、点滴を続けながら『そうだな』と言って笑っていた。その4日後に亡くなってしまったのです。それをわれわれ執行部は慎重の上に慎重を期して、間違いがないように慎重に考えて、『こういう違法なことは放置できない』という観点で8月31日、(埋立承認)撤回を行いました」

 沖縄県が埋立承認撤回をした理由の一つが、「軟弱地盤であること」。この日の野党ヒアリングでも謝花副知事は、配布資料を見開きながらハンマーを使った軟弱地盤の調査方法を説明したうえで、新基地建設予定地が「マヨネーズ」にも例えられるほどの軟らかさであることを紹介。このまま莫大な税金を使って埋立をしても“欠陥基地”にしかならない可能性が高いことを明らかにしたのだ。

 埋立工事を進める防衛省も、このことを問題視して地盤調査を始めていたが、その結論が出る前に防衛省が法的措置(不服審査請求)をする見切り発車をしてしまった。

「国が今回のような方法をとるなら、地方自治は絶対にありえない」


野党合同ヒアリングで謝花副知事の話を聞く国会議員

 謝花副知事は政府のやり方を、「地方自治の破壊だ」とも訴えた。この批判は、全国知事会をはじめ自治体トップや地方議員や各地の住民にも広がる可能性がある。

「沖縄県だけでなく他の自治体がやった場合、また国は同じようにするのでしょうか。国が、国の政策と異なることを地方自治体が行処分を行った場合に、国が今回のように事業者としての省庁が関係省庁に申立を行って行政不服審査法を使うのであれば、地方自治というのは絶対にありえないと思います。

 これは(沖縄県)一県の問題ではなくて、やはり全国の自治体にも起こりうることだということをぜひ、皆さんにもご理解をいただいて、何とか沖縄県の思いに寄り添って対応していただければと思います」

 玉城知事は執行停止を受けた30日の緊急会見で「11月中の訪米もありうる」と早期訪米に意欲を示したが、謝花副知事も同じ立場だ。県知事選投開票日の9月30日、当確が出た後に謝花副知事に軟弱地盤問題について聞くと、「翁長前知事から指示された埋め立て承認撤回の根拠の一つになっています」と強調したうえで、こう答えた。

「使う側のアメリカにとっても、軟弱地盤問題は重要な問題だと思います。個人的見解ですが、知事訪米が実現した場合、アメリカで訴える重要ポイントの一つになるのではないか」

 ちなみに軟弱地盤強化の地盤改良には知事承認が必要だが、玉城知事は「認めない」と繰り返し強調した。その結果、「アメリカ(米軍)にもソッポを向かれかねない“欠陥新基地”にしかならない。日米で代替案を模索すべきだ」「日本国民にとっても税金をドブに捨てる愚行」という声が日米両国から広がってもおかしくない。

 民意も法律も無視して美しい辺野古の海を破壊する安倍政権の国土破壊ぶりは、アメリカにも知れ渡ることになりそうだ。

 翁長前知事の弔い合戦の第二幕が始まった。謝花副知事は玉城知事ともに、早期訪米でアメリカ世論に訴える一方、国内では野党連携によって安倍自公政権を国会審議や重要選挙で追い込む両面作戦で、野古新基地建設阻止を実現しようとしているのだ。

<取材・文・撮影/横田一>
ジャーナリスト。小泉純一郎元首相の「原発ゼロ」に関する発言をまとめた『黙って寝てはいられない』(小泉純一郎/談、吉原毅/編)に編集協力。その他『検証・小池都政』(緑風出版)など著書多数












































http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/364.html

[経世済民129] 銀座、そこらじゅう新ホテル乱立で“ホテルだらけ”になった理由…五輪後に一斉淘汰の懸念(Business Journal)
銀座、そこらじゅう新ホテル乱立で“ホテルだらけ”になった理由…五輪後に一斉淘汰の懸念
https://biz-journal.jp/2018/11/post_25399.html
2018.11.06 文=編集部 Business Journal




 生活雑貨店「無印良品」を展開する良品計画は、東京・銀座に日本初の無印良品のホテル「MUJI HOTEL GINZA(ムジ ホテル ギンザ)」と新たな旗艦店を2019年4月4日に開業する。

 MUJI HOTELはこれまで、18年1月18日に中国・深圳、6月30日に北京でオープンしており、これらに続く3カ所目となる。

 ホテルの運営は小田急電鉄の子会社UDSが行う。UDSは良品計画とライセンス契約を結び、良品計画が提供するコンセプトと内装デザインのホテルを運営する。

 MUJI HOTELのコンセプトは「アンチゴージャス、アンチチープ」。公式サイトでは「高級で過剰なサービスも、質を削りすぎた殺風景な客室もありません」と謳っている。無印良品の世界観を体験してもらい、ブランド力の向上につなげる。

 MUJI HOTEL GINZAは読売新聞東京本社と三井不動産が中央区銀座3丁目の並木通り沿いに建設中の複合ビルに入居する。ホテルは6〜10階で、6階にはフロントのほか、ものづくりやデザインに関する2つの展示スペース、コーヒーやお酒が飲める空間、デザインやアートの書籍を集めたライブラリー、イベントも開けるラウンジなどを設ける。7階から10階に客室(全79)室が入る。1部屋の面積は約13〜51平方メートル。

 同ビルの地下1階から6階には、世界最大規模の旗艦店「無印良品銀座」が開業する。東京近辺の農家が生産した青果などを使ったジュースやデザートのイートインコーナーのほか、茶葉の量り売りもする。地下1階にはレストランも入る。

 無印良品の創業者であるセゾングループ代表の堤清二氏は、無印良品のコンセプトによるホテルの開業を構想していた。しかし、堤氏は経営から離れ、13年に他界。後継者たちが堤氏の遺志を継ぎ、無印のホテルを実現した。

 無印良品を展開する良品計画の18年3〜8月期の連結決算は、売上高に当たる営業収益は前年同期比10.0%増の2012億円、営業利益は11.5%増235億円、純利益は24.1%増の181億円で、いずれも過去最高。昨年から衣料品や家具、雑貨など2700余りの品目で値下げを継続しており、直営既存店の客数は同8.2%伸びた。

 ところが決算発表の翌日10月4日の株価は、一時前日比8%(2850円)安の3万700円を付け、年初来安値を更新した。昨年9月以来の安値水準だ。国内事業が減益だったことや、中国の既存店売上高が減ったことが嫌気された。10月26日には2万7970円と、さらに安値を更新した。

 国内事業は、ファミリーマートが無印良品を置く棚を減らしたため、ファミマを販路とした売り上げが26億円と半減したことが響き、4%の営業減益となった。ファミマとの取引縮小は「想定外」と投資家は受け止めた。中国の既存店売り上げが2%減ったことも売りにつながった。人気商品の化粧水でライセンス更新の遅れにより品切れが続いたことが原因という。

 とはいえ、営業利益は7年連続で最高となり、全体としてみれば業績は決して悪くはない。

■銀座はホテルの進出ラッシュ

 20年の東京オリンピック・パラリンピックや、その先をにらみ、銀座はホテルの進出ラッシュとなっている。

 三井不動産は17年10月、銀座8丁目の旧日航ホテル銀座の跡地に、宿泊特化型の新ブランド「ホテル ザ セレスティン銀座」を開業した。客室は104室で、広さは23.5平方メートルからだ。

 高級ブランドや老舗の店が軒を並べる銀座の並木通りに、今年1月22日「ハイアット セントリック 銀座 東京」がオープンした。昨年10月に竣工したばかりの「東京銀座朝日ビルディング」(中央区銀座6丁目)に入る。同ビルの敷地は、朝日新聞が東京で創刊した年に社屋を構えた創業の地だ。二葉亭四迷や夏目漱石、石川啄木といった文豪や詩人たちが、ここで働いていた。

 同ビルは地下3階・地上12階建て、延べ床面積は1万8000平方メートル。設計・施工は鹿島建設が手がけ、「銀座の街並みに調和した品格と格調ある外装に仕上がった」と自慢する。

 3〜12階に入るホテルの経営は、ホテルエリアを賃貸するオリックス不動産がハイアット・ホテルズ・アンド・リゾーツに運営を委託した。「セントリック」は、米ホテル大手のハイアットが15年1月に立ち上げた新しいホテルブランドで、アジア初進出。客室は164室(35〜127平方メートル)。30〜40代を中心に幅広い年代の旅行者をターゲットとし、平均で1泊4万円台を想定している。

 海外旅行会社エイチ・アイ・エス(HIS)グループは2月1日、ロボットホテル「変なホテル東京 銀座」を開業した。東京メトロ有楽町線新富町駅から徒歩2分。ビジネスパーソンや個人で行動する訪日観光客の利用を見込み、全98室のうち61室を1人用とした。宿泊料金は1室7000円から。

 フロントには、従来多く配置してきた恐竜型ではなく、女性の人型ロボットを2台配置。床清掃や窓拭き、空気清浄用のロボットも導入した。同規模のホテルの4分の1の計7人が交代で運営する。「変なホテル」は、長崎県佐世保市のレジャー施設、ハウステンボス(HTB)で始めて導入し、人気を得た。その勢いで全国展開を開始し、変なホテルとして銀座は5カ所目である。

 東京建物は11月9日、「ザ・スクエアホテル銀座」を開業する。東京メトロ有楽町線銀座1丁目駅から徒歩1分。地上16階建で、延べ床面積5700平方メートル、客室数は182室。

 ホテルの運営は、ソラーレ ホテルズアンドリゾーツが行う。米企業再生ファンド、ローンスターの子会社で、地産から引き継いだ「チサンホテル」を中心に、外資系企業としては最多のホテルを保有している。

 阪急阪神ホテルズは銀座8丁目に宿泊主体型ホテル「レムプラス銀座」を19年冬に開業予定。地上16階、地下1階で客室数は238室。

 大手不動産デベロッパーの森トラストは、20年春に米マリオット・インターナショナルに運営を委託し、高級ライフスタイルホテル「東京エディション銀座」を銀座2丁目に開業する。エディションはマリオット系としては最上級と位置付けられているブランドだ。

 東武鉄道と米マリオット・インターナショナルは、20年夏に「ACホテル・バイ・マリオット東京銀座」を銀座6丁目に開業する。地上15階、地下2階、客室数は296室。運営は東武ホテルマネジメントが担当。ACはアジア初進出の若者向けホテルだ。

 マリオットは、高級ブランドは森トラスト、若者向けブランドは東武鉄道と組んで、銀座に進出する。

■オリンピック後、ホテルは閑古鳥が鳴く

 17年の訪日外国人客は前年比19.3%増の2869万人。政府は、20年までに4000万人へ増やす目標を掲げている。そこで以前から懸念されているのが、ホテルの不足だ。特に外国人を含め1000万人もの観光客が押し寄せるといわれる東京オリンピックの期間中のホテル不足は解消されていないというのが定説だ。

 ところが、みずほ総合研究所が1月26日に公開した「インバウンドの新たな注目点とホテル不足の試算アップデート」では、新規開業の増加や今年6月の民泊解禁、クルーズ船利用者の増加などで、20年には東京では客室数は不足しないという結果となった。

 逆に、都市部を中心にホテルの建設ラッシュの様相を呈しており、供給過多を指摘する声が出ている。オリンピック期間の一時的な需要に合わせてホテルをつくっても、終わった後に閑古鳥が鳴くのは、過去のオリンピックのホテル事情を見れば明らかだ。乱立したホテルの淘汰は待ったなしで始まる。

 新しいタイプのホテルが銀座に続々と誕生するが、どこが生き残れるのだろうか。

(文=編集部)



http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/327.html

[政治・選挙・NHK253] 川内博史議員「最低でも県外、できれば国外」と公約した鳩山元総理。公約を断念させた偽造文書のゴム印は外務省のものと同一!」


































《森友学園有り》川内博史・立憲民主党「ねーっと」【国会中継 衆議院 予算委員会 補正予算案質疑】平成30年11月1日

※23:29〜 川内博史議員、辺野古基地問題 外務省が鳩山元総理に説明した文書は本物か?
再生開始位置設定済み。



本気で沖縄基地を移転しようとした鳩山総理を偽造文書で騙し、公約を断念させた防衛、外務官僚 〜鳩山政権が短命に終わったことは、日本人にとっての大損失だった〜
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=178936
2018/11/02 10:10 PM シャンティ・フーラ


※キャプチャー





















http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/366.html

[政治・選挙・NHK253] 疑惑連発、答弁無能…総崩れ“全員ポンコツ野球内閣”の煙幕(日刊ゲンダイ)


 


疑惑連発、答弁無能…総崩れ“全員ポンコツ野球内閣”の煙幕
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/241087
2018/11/07 日刊ゲンダイ


問題大臣を散りばめて…(左上から時計回りに片山、吉川、平井、桜田4大臣)/(C)日刊ゲンダイ

 案の定、エラーの連続で失点ばかり。安倍首相が誇る「全員野球内閣」が、早くも総崩れの様相だ。新閣僚の疑惑が連日のように報じられ、国会答弁もお粗末で審議がたびたびストップするポンコツぶりを露呈している。これじゃ試合にもなりゃしない。「全員野球」以前の話だ。

■問題大臣を並べて自身への追及をかわす狙いか

 予算委で集中砲火を浴びているのが片山さつき地方創生相だ。

 会社社長から青色申告取り消しの撤回を依頼され、国税庁に口利きした謝礼として、“私設秘書”を名乗る税理士が100万円を受け取った疑惑が追及されている。

 片山大臣は「司法の場で記事が事実でないと明らかにする」「税理士は秘書ではなかった」と苦しい釈明を続けているが、その間にも、税理士に秘書用の国会通行証を与えていたことや、3万部刷ったカレンダーの売り上げが収支報告書に記載されていない件、業界団体からの200万円の献金を記載していなかった件など、問題が次々と浮上。すっかり「疑惑の4番バッター」と化している。

 口利き疑惑は、吉川農相にも持ち上がっている。札幌地裁で審理中の太陽光発電をめぐる補助金詐欺事件で、吉川大臣の関与が取り沙汰されているのだ。

 10月16日の大臣会見で「一部の報道で北海道の補助金詐欺事件の口利きをした議員が吉川大臣だという声も上がっているが……」と質問された吉川大臣は、「お答えしようがない」とはぐらかした。

 平井IT担当相には、暴力団系企業からの献金疑惑が持ち上がっている。今週発売の「週刊朝日」によれば、指定暴力団組長がかつて代表を務め、その親族が後を継いでいる建設会社から計72万円の献金を受けていたという。また、平井大臣自身が社長を務めた会社や身内の企業に対して6000万円を超える政治資金の支出もあるという。

「週刊文春に“全裸ピンポンダッシュ”が報じられた宮腰沖縄・北方相は、後援会に移動した資金の大半が使途不明になっているというし、これだけ新閣僚のカネの問題が相次いで報じられると、さすがに党内でも、身体検査はどうなっているのかという話になります。臨時国会からこの調子では、長丁場の通常国会は到底、乗り切れそうにありません」(自民党関係者)

 5日の参院予算委で想像を絶するポンコツぶりをさらけ出したのは、桜田五輪担当相だ。担当大臣でありながら、「東京五輪の3つのコンセプト」も答えられなかった。

 もともと答弁能力が疑問視されていて、就任会見前に官邸に呼び出され、「(役人が作成したメモを)棒読みしろ」とクギを刺されたというが、それすらマトモにできない。

 立憲民主党の蓮舫参院幹事長から、五輪関連の政府予算が「いくらまで膨らむのか」と質問され、「東京都や組織委員会をしっかり支援したい」と見当違いな部分を読み上げていた。背後から助太刀する官僚たちの慌てぶりが気の毒になるほどだ。

 揚げ句に、予算見込額の「1500億円」を「1500円」と答え、これには閣僚席からも失笑が漏れていた。ボロボロ答弁で審議が紛糾し、何度も中断。桜田大臣本人も「なぜ(五輪担当に)選ばれたか分からない」とこぼす始末だった。

「新閣僚があまりにお粗末で、自民党の人材払底を印象づけるだけの予算委員会になっています。一方で、問題大臣が多すぎるため、野党の追及はあっちへ飛びこっちへ行きと散漫になっている。そのおかげで、予算委は安倍首相が出席する絶好の機会なのに、モリカケ疑惑で追い込むに至りません。チンケな問題大臣を周囲にちりばめて煙幕を張り、自身への追及をかわす狙いかと勘ぐってしまいます」(政治評論家・本澤二郎氏)

 問題大臣の疑惑追及で野党の時間を使わせ、最後は法案を強行採決が安倍官邸の作戦か。新閣僚のポンコツぶりは、そんな浅知恵で乗り切れるレベルではない。


“適材適所”の新閣僚 野党が集中放火 20181105 houdoustation



国会論戦お粗末大臣たち!入管法改正、片山大臣疑惑 20181104 Sundaymorning




























http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/367.html

[政治・選挙・NHK253] 川内博史議員「最低でも県外、できれば国外」と公約した鳩山元総理。公約を断念させた偽造文書のゴム印は外務省のものと同一!」 赤かぶ
2. 赤かぶ[1102] kNSCqYLU 2018年11月07日 07:53:03 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[517]















http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/366.html#c2
[政治・選挙・NHK253] 川内博史議員「最低でも県外、できれば国外」と公約した鳩山元総理。公約を断念させた偽造文書のゴム印は外務省のものと同一!」 赤かぶ
3. 赤かぶ[1103] kNSCqYLU 2018年11月07日 07:56:40 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[518]












http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/366.html#c3
[政治・選挙・NHK253] 川内博史議員「最低でも県外、できれば国外」と公約した鳩山元総理。公約を断念させた偽造文書のゴム印は外務省のものと同一!」 赤かぶ
4. 赤かぶ[1104] kNSCqYLU 2018年11月07日 07:59:45 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[519]















http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/366.html#c4
[政治・選挙・NHK253] 川内博史議員「最低でも県外、できれば国外」と公約した鳩山元総理。公約を断念させた偽造文書のゴム印は外務省のものと同一!」 赤かぶ
6. 赤かぶ[1105] kNSCqYLU 2018年11月07日 08:02:29 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[520]









http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/366.html#c6
[政治・選挙・NHK253] 川内博史議員「最低でも県外、できれば国外」と公約した鳩山元総理。公約を断念させた偽造文書のゴム印は外務省のものと同一!」 赤かぶ
7. 赤かぶ[1106] kNSCqYLU 2018年11月07日 08:07:02 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[521]












http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/366.html#c7
[政治・選挙・NHK253] 疑惑連発、答弁無能…総崩れ“全員ポンコツ野球内閣”の煙幕(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
1. 赤かぶ[1107] kNSCqYLU 2018年11月07日 08:15:09 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[522]
























http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/367.html#c1
[原発・フッ素50] 俳優・中村敦夫が、原発に警鐘を鳴らす舞台を演じる理由 「線量計が鳴る」は百回公演を目指す(現代ビジネス) 赤かぶ
15. 赤かぶ[1108] kNSCqYLU 2018年11月07日 08:21:39 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[523]



http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/512.html#c15
[政治・選挙・NHK253] 疑惑連発、答弁無能…総崩れ“全員ポンコツ野球内閣”の煙幕(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
2. 赤かぶ[1109] kNSCqYLU 2018年11月07日 08:28:53 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[524]












http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/367.html#c2
[政治・選挙・NHK253] 疑惑連発、答弁無能…総崩れ“全員ポンコツ野球内閣”の煙幕(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
3. 赤かぶ[1110] kNSCqYLU 2018年11月07日 08:31:22 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[525]









http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/367.html#c3
[政治・選挙・NHK253] 米「脱・遺伝子組み換え作物」が拡散 しかし日本市場は… 外資の餌食 日本の台所が危ない (日刊ゲンダイ)
 


米「脱・遺伝子組み換え作物」が拡散 しかし日本市場は… 外資の餌食 日本の台所が危ない
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/241090
2018/11/07 日刊ゲンダイ


オバマ大統領(当時)も横ヤリ/(C)日刊ゲンダイ

 1990年代後半から全米で爆発的に普及した遺伝子組み換え作物だが、2010年代になって安全性に疑問が沸き上がった。果たして12年11月、カリフォルニア州で、遺伝子組み換え食品の表示義務化をめぐる住民投票が実施されることになった。

「遺伝子組み換え作物が素晴らしいというのなら、表示して誇ればいい。私たちには買わない権利がある」――。義務化推進派はそう訴えた。事前調査では大多数が表示の義務化を支持していたが、結果は賛成49%、反対51%。表示義務化は実現しなかった。

 モンサント、デュポンなどのバイオ企業やペプシコ、ネスレなど食品会社が巨額の資金を投じて、大反対キャンペーンを展開。CMで「食品価格が高騰する」と訴えたことが奏功したとみられている。

 その後、13年にワシントン州、14年にオレゴン州の住民投票でも僅差で否決されたが、人口わずか62万人のバーモント州が風穴をあける。14年4月、全米で初めて遺伝子組み換えの表示を義務付ける法律を州議会で可決。16年7月1日から施行された。ところがこの動きに横ヤリが入る。同年7月29日、オバマ大統領は、遺伝子組み換え食品をバーコード表示でもOKとする連邦法に署名。ハッキリ目立つ表示を義務付けたバーモント州の法律は無効にされたのだ。

 バーコードでは何の意味だか分からない。オバマの連邦法は義務化反対派の完勝。

 オバマ政権で農務長官を務めたビルサック氏は、コテコテの遺伝子組み換え推進論者で、リベラルなオバマも多国籍企業に囲われていたのである。

「確かに、これまで米国で法律での表示義務化は成功していません。しかし、民間レベルで、非GMO(遺伝子組み換えでない)の認証を行い、食品に表示したり、非GMO食品の情報を提供する動きが広がりました。また、化学肥料や農薬を使わない有機農作物も売り上げが伸びています」(アジア太平洋資料センターの内田聖子氏)

 米国の「“脱”遺伝子組み換え作物」は、世界を巻き込みつつある。

「米国の他、ブラジル、インド、カナダなどで遺伝子組み換え作物の栽培は減少し始めています。ルーマニア、ウクライナはすでに遺伝子組み換え作物の作付けから撤退し、ロシアと中国もその方向で検討しています」(元農水大臣で弁護士の山田正彦氏)

 1996年の栽培開始以来、遺伝子組み換え作物の耕作面積は一貫して右肩上がりだったが、15年に初めて前年比1%のマイナス成長になった。16年は盛り返したものの、世界的な退潮がうかがえる。追い詰められた多国籍企業の目に留まったのが日本市場なのである。 =つづく

(取材=本紙・生田修平、高月太樹)







http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/369.html

[政治・選挙・NHK253] 米「脱・遺伝子組み換え作物」が拡散 しかし日本市場は… 外資の餌食 日本の台所が危ない (日刊ゲンダイ) 赤かぶ
1. 赤かぶ[1111] kNSCqYLU 2018年11月07日 08:46:38 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[526]



http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/369.html#c1
[原発・フッ素50] デタラメ、放射線副読本(平成30年10月改訂)―その12「福島第一は安定を維持、五重の壁は壊れたまま」(めげ猫「タマ」)
デタラメ、放射線副読本(平成30年10月改訂)―その12「福島第一は安定を維持、五重の壁は壊れたまま」
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2703.html
2018/11/06(火) 19:57:07 めげ猫「タマ」の日記


 今年10月に改定された「放射線副読本」の12ページ・脚注に
「福島第一原子力発電所の原子炉は安定した状態を維持しています。 」
との記述しています(1)。でも、五重の壁は壊れたままです。

 原子炉からの放射性物質漏洩を防ぐ為に5重の壁(ごじゅうのかべ)が設けられいます。すなわち
@燃料ペレット―燃料および運転中に生成した放射性物質(核分裂生成物)をペレット内部に保持する。
A燃料被覆管―燃料ペレットを閉じ込め放射性物質が漏洩することを防ぐ。
B原子炉圧力容器―冷却材に溶出した放射性物質が外部に漏洩することを防ぐ。
C原子炉格納容器―原子炉圧力容器が破損した際に、放射性物質を留め放射線を遮蔽する。
D原子炉建屋―原子炉格納容器も破損した際、密閉環境の建屋により外部への漏洩を防止する。
の5つの壁です(2)。

5重の壁

 ※(3)を引用
 図―1 5重の壁

 東京電力は事故前には、福島の原発は5重の壁があるので、安全だと喧伝していました。

5重の壁を喧伝していた東京電力

 ※(4)を引用
 図―2 5重の壁で安全を主張する東京電力の2010年7月14日付資料

 ところが、福島事故では5重の壁は全てが壊れてしまいました(3)。

水素爆発する福島第一1号機

 ※(5)をキャプチャー
 図―3 水素爆発する福島第一1号機

 福島を中心に放射能汚染が起きました。

特異的に汚染されている福島

 ※(6)の数値データを元に(7)に示す手法で11月1日時点に換算
 図−4 事故から7年8ヶ月を経て、汚染されている福島

 図に示すように国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルト(8)を超えた地域が概ね福島で広がっています。事故から7年8ヶ月を経た福島は汚染されたままです。
 そして5重の壁も修復されていません。

屋根が無い福島第一1号機

 ※Google Mapを引用
 図―5 屋根が無い福島第一1号機

 図に示しように、福島第一1号機は屋根が無い状態です。瓦礫の下には溶け落ちた核燃料(デブリ)がむき出しで放置されています(10)。5重の壁が空いたままなので、色々と問題を起こしています。

 原子炉やタービン建屋に空いた隙間から水が日々、流れ込んでいます。流れ込んだ「水」はデブリ等に触れ、高濃度の放射能に汚染されます。以下に、福島第一のタービン建屋から汲み上げた「水」のトリチウム濃度を示します。

200(Bq/l)のトリチウムを含む福島第一汚染水

 ※(11)(12)を集計
 図―6 福島第一汚染水のトリチウム濃度

 一時は下がったのですが、再び上昇し、最近では1リットル当たり200万ベクレル程度です。法定限度は1リットル当たり6万ベクレル(13)の30倍です。このままでは海に流せないので、今は貯め続けています。以下に汚染水の総量を示します。

ドンドン増える福島第一汚染水

 ※(14)(15)
 図―7 福島第一汚染水量

 図にしめすようにどんどん増え続けています。最新の発表を集計すると約116万トンです(16)。5年以内には敷地がいっぱいになるそうです(17)。そうなる前にどうするかを決めないといけなにのですが、議論は「こう着」状態です(18)。

 5重の壁が壊れていて、放射能の流出がブロックできないようです。福島第一原発では幾つかの排水路があります。以下に示します。

福島第一構内から海に続く福島第一排水路

 ※(19)にて作成
 図―8 福島第一排水路

 以下に各排水路のセシウム137濃度を示します。

法定限度を超えたセシウム137汚染排水が流れる福島第一排水路

 ※1(19)にて作成
 ※2 法定限度は(13)による。
 図―9 福島第一排水路のセシウム137

 図に示す通り事故から7年間、法定限度を超える汚染排水が流れて続けています。福島の海は汚染され続けています。お魚から放射能が見つかっています。以下にヒラメの検査結果を示します。

他では見つかっても、福島県が検査すると見つからなくなる福島産ヒラメのセシウム

 ※1 (20)(21)(23)(24)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※3 日付けは捕獲日
 ※4 ()内は検査先、福島県漁連は「県漁連」と略した。
 図―10 ヒラメの検査結果

 図に示す様に岩手県産、宮城県産、茨城県産からはセシウムが見つかっています。福島県漁連がスクリーニング検査では国の基準の1キログラム当たり50ベクレル(25)を超える59ベクレルのセシウムが見つかっています(26)。

 蛇足ですが、福島県が検査すると福島県産ヒラメからセシウムは見つからなくなります。6月1日以降に捕獲されたヒラメの検査を厚生労働省(20)や福島県の発表(21)を数えると199件連続で検出限界未満(ND)です。ヒラメに限らず福島産水産物の出荷前検査は厚生労働省の発表(20)を見ると、福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(27)で実施してます。中立性に疑問があります。
 以下に各排水路の全ベータ濃度を示します。

法定限度を超えた全ベータ汚染排水が流れる福島第一排水路

 ※1(19)で作成
 ※2 法定限度は(13)に示すストロンチウム90の基準値を(28)にて全ベータに換算
 図―11 福島第一路排水の全ベータ濃度

 図に示す通り事故から7年近く経ちましたが、福島第一から海へは法定限度を超える全ベータを含む汚染排水が流されています。福島の海は汚染され続けています。全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質で、全ベータの半分がストロンチウム90由来です(28)。当然ながらセシウムだけでなくストロンチウム90の汚染も心配です。

 ところが厚生労働省はストロンチウム90の検査は必要ないとしています。
ストロンチウム90はセシウムに対し一定の割合を想定すればよいとの説明です。厚生労働省は放射性物質がセシウムだけなら1キログラム当たり120ベクレルまで「安全」であり、基準値は100ベクレルとしています(29)。するとセシウム20ベクレル相当がストロンチウム90等の放射性物質よる被ばく分です。1ベクレルの放射性物質を取り込んだとして
 セシウム137では  0.013マイクロシーベルト
 ストロンチウム90では0.028マイクロシーベルト
の被ばくをします(30)。この割合から考えると厚生労働省が想定しているストロンチウム90の限度は1キログラム当たりで
  9ベクレル(20×0.013÷0.028)
になります。現行の基準値を下回った食品から1キログラム当たり9ベクレルを超えるストロンチウム90が見つかれば、基準値以下でも「安全」とは言えなくなります。
以下に福島原発沖20km圏内の魚のストロンチウム90の検査結果を示します。

事故から7年以上を経て見つかり続けるお魚のストロンチウム90

 ※(31)(32)を集計
 図―12 20km圏内の魚のストロンチウム90の検査結果

 図に示す様に作年は過去最高となる1キログラム当たり30ベクレルのストロンチウム90を含む魚が見つかりました(33)。最高値を出した魚(クロダイ)セシウムは基準値以下の50.2ベクレルですので、危険なレベルのストロンチウ90です。

 福島第一原発からの海洋への放射能漏れは、福島のお魚が「安全」とは言えない状況を作り出しました。

 今年10月に改定された放射線副読本は2ページ・脚注で
「現在、福島第一原子力発電所では、廃炉作業が進められていますが、継続的な注水により原子炉を冷却することで、福島第一原子力発電所の原子炉は安定した状態を維持しています。」
と(1)「安定」を主張しています。

 「安定」とは「物事が落ち着いていて、激しい変動のないこと。」です(34)。すでに記載した通り、汚染水は日々増え続け、何時かは保管できなくなる「激しい変動」が起きます。放射能が海洋に漏れづけ、図−12に示す様に、危険なレベルのストロンチウム90に汚染されたお魚が見つかる「激しい変動」が起こっています。安定と言うのは無理があります。

 (=^・^=)は思わず、安倍出戻り総理が福島第一を「アンダーコントロール」と言ったこと(35)を思い出してしまいました。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。改定された副読本(1)はデマがいっぱいあります。デタラメ、放射線副読本(平成30年10月改訂)にまとめています(36)。よかったら見て下さい。こんなデマで子供達の洗脳を試みる安倍出戻り内閣を福島の皆さんは信用しないと思います。安倍出戻り総理の「風評被害」との主張(37)は信用せず、福島のリンゴは白雪姫のリンゴ(38)かもしれないと思いそうです。(=^・^=)はそんな兆候も感じます(39)。

 福島県福島市は福島・最大のリンゴ産地です(40)。今が食べごろです(41)。福島のリンゴは果汁が多く、甘味と酸味もほどよく調和し、完熟すると果肉に蜜が入り食味も抜群だそうです(42)。福島県は福島産リンゴは「安全」は安全と主張しています(43)。でも、福島県福島市のスーパーのチラシには福島産リンゴはありません。

 他県産はあっても福島産リンゴが無い福島県福島市のスーパーのチラシ

※(44)を引用
 図―13 福島産リンゴが無い福島県福島市のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県福島市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2703.html
(1)放射線副読本(平成30年10月改訂):文部科学省
(2)5重の壁 - Wikipedia
(3)安全を考えた5重の壁-安全対策-原子力発電(基礎編)-電気なんでも調査隊-キッズ・ミュージアム-四国電力-
(4)エネルギー館リニューアルオープン - 東京電力
(5)「どの道、吹っ飛ぶ」 東電会議映像、追加公開 - YouTube
(6)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日〜11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(7)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(8)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(9)2018年のアーカイブ - 廃炉プロジェクト|公表資料|東京電力ホールディングス株式会社中の「2018年10月25日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第59回事務局会議)」
(10)(9)中の【資料2】 中長期ロードマップの進捗状況(概要版)
(11)福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果|アーカイブ|東京電力中、各月の「水処理設備の放射能濃度測定結果 」
(12)福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果アーカイブ|データ|東京電力ホールディングス株式会社中の「水処理設備の分析結果」
(13)周辺の分析結果ー分析結果 - 廃炉プロジェクト|データ|東京電力ホールディングス株式会社
(14)プレスリリース|リリース・お知らせ一覧|東京電力ホールディングス株式会社中の「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について」
(15)福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について - 廃炉プロジェクト|公表資料|東京電力ホールディングス株式会社
(16)(15)中の2018年⇒10月⇒29日
(17)汚染水放出、恐れる漁業 健康に影響なくても… 福島、漁獲回復半ば :日本経済新聞
(18)(論説)福島原発の今 汚染水処理さらに混迷 | IWATE NIPPO 岩手日報
(19)(9)中の【資料3-6】環境線量低減対策
(20)報道発表資料 |厚生労働省
(21)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(22)福島県における魚介類の試験操業に関するポータルサイトです中の「漁協によるスクリーニング検査結果 」
(23)(22)中の相馬双葉地区  
(24)(22)中のいわき地区 
(25)食品中の放射性セシウムスクリーニング法の一部改正について |報道発表資料|厚生労働省
(26)(25)中の「ヒラメ、生、2018/7/20」
(27)農林水産部 - 福島県ホームページ
(28)めげ猫「タマ」の日記 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質
(29)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(30)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(31)採取地点別放射性物質の分析結果(2018年9月分) - 廃炉プロジェクト|データ|東京電力ホールディングス株式会社<中の26日<福島第一原子力発電所20km圏内海域>2018年度 第1四半期採取分
(32)福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果|アーカイブ|東京電力中各月の「魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域> 201*年度 第*四半期採取分(*は1〜7の数値)」
(33)2017年7月13日魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域> 2016年度 第4四半期採取分(PDF 756KB)
(34)安定(アンテイ)とは - コトバンク
(35)安倍首相「アンダーコントロール」のウソ|WEBRONZA - 朝日新聞社の言論サイト
(36)めげ猫「タマ」の日記 デタラメ、放射線副読本(平成30年10月改訂)
(37)安倍首相:「風評被害払拭を応援」 福島の牧場で激励 - 毎日新聞
(38)「白雪姫の毒リンゴは日本産」国際紙が漫画 : 福島原発 : 読売詳報_緊急特集グループ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
(39)めげ猫「タマ」の日記 福島でリンゴの試食会、食べて大丈夫?
(40)福島県[福島市]の農作物 | 桃 梨 夏秋きゅうり きゅうり 西洋なし りんご | 生産/収穫/作付面積 | 福島県と日本の中の順位 | 市町村 | ジャパンクロップス
(41)旬のくだもの情報 ? くだもの消費拡大委員会
(42)リンゴ ? くだもの消費拡大委員会
(43)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(44)イオン福島店 | お買物情報やお得なチラシなど



http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/517.html

[政治・選挙・NHK253] 連合幹部は経団連傘下の「本社重役扱い」です 
連合幹部は経団連傘下の「本社重役扱い」です
http://blog.livedoor.jp/pat11/archives/51960803.html
2018年11月07日 自民党的政治のパンツを剥ぐ


企業労働組合の長は 会社の出世コースに組み込まれ
忠犬テスト台となります

この為殆どの幹部重役は 執行委員長やら副を経験させられ
ストレステストが行われます
いかに2枚舌誘導ができるかです

経団連の表地が自民党 裏地が国民民主党とその周辺です
言い換えれば連合幹部は 経団連傘下の2次下請けの身分なのです
国民民主党はその連合が裏談合を仕切ります

戦争前の大政翼賛会と同じ動きです

経団連の裏にいた連合が表に出る

連合の子分 国民民主党・無所属の会・細野・長島・前原・野田・岡田
たちが大連立に向かうでしょう

日本島国根性の終着点はいつもこうなるのです
米国が強くなると ドイツと組み発狂戦争をし
中国が強くなると CIAと組み発狂戦争に向かうのです

今回は違います 

日本は自滅します
何も考えず ハサミ将棋しかできない だけでなく
中心がずれているのです

政治がとぐろをまいてしまい前進しません




http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/370.html

[政治・選挙・NHK253] 疑惑連発、答弁無能…総崩れ“全員ポンコツ野球内閣”の煙幕(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
5. 赤かぶ[1112] kNSCqYLU 2018年11月07日 09:23:57 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[527]













http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/367.html#c5
[政治・選挙・NHK253] 疑惑連発、答弁無能…総崩れ“全員ポンコツ野球内閣”の煙幕(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
6. 赤かぶ[1113] kNSCqYLU 2018年11月07日 09:26:43 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[528]












http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/367.html#c6
[政治・選挙・NHK253] 疑惑連発、答弁無能…総崩れ“全員ポンコツ野球内閣”の煙幕(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
7. 赤かぶ[1114] kNSCqYLU 2018年11月07日 09:29:38 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[529]















http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/367.html#c7
[政治・選挙・NHK253] 疑惑連発、答弁無能…総崩れ“全員ポンコツ野球内閣”の煙幕(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
8. 赤かぶ[1115] kNSCqYLU 2018年11月07日 09:33:36 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[530]









http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/367.html#c8
[政治・選挙・NHK253] 疑惑連発、答弁無能…総崩れ“全員ポンコツ野球内閣”の煙幕(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
9. 赤かぶ[1116] kNSCqYLU 2018年11月07日 09:36:27 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[531]












http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/367.html#c9
[政治・選挙・NHK253] 疑惑連発、答弁無能…総崩れ“全員ポンコツ野球内閣”の煙幕(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
10. 赤かぶ[1117] kNSCqYLU 2018年11月07日 09:40:44 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[532]












http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/367.html#c10
[政治・選挙・NHK253] 疑惑連発、答弁無能…総崩れ“全員ポンコツ野球内閣”の煙幕(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
11. 赤かぶ[1118] kNSCqYLU 2018年11月07日 09:42:52 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[533]












http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/367.html#c11
[政治・選挙・NHK253] 安田さん解放 人命の為に使う税金ほど有意義なものはない 二極化・格差社会の真相(日刊ゲンダイ)
 


安田さん解放 人命の為に使う税金ほど有意義なものはない 二極化・格差社会の真相
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/241088
2018/11/07 日刊ゲンダイ


自国民の救出に全力を尽くすのが政府の仕事(会見する安田純平氏)/(C)日刊ゲンダイ

「解放に向けて尽力していただいた方々に、おわび申し上げますとともに、深く感謝申し上げます」

 ジャーナリストの安田純平さん(44)が2日、記者会見した。堂々たる心情を聞いてなお小ざかしい自己責任論を振りかざし、誹謗中傷を浴びせ続けている人々に言おう。

 いいかげんにしろ。少しは恥というものを知れ。

 私は安田さんと格別に親しい仲でもない。10年も前に何かの集まりで同席し、多少の会話を交わしたことがあるだけだ。

 とはいえ彼がシリアで拘束された時には当然、複雑な思いが錯綜した。本人も会見で「自業自得」だったと述べていたが、ああなる危険も覚悟の上で、彼は戦場に足を踏み入れたのである。

 だが“自己責任”の報いは、3年4カ月にも及んだ地獄の日々で、すでに十分すぎるほど受けている。それでも許されないと叫ぶ者は、「殺されればよかったのに」と残念がっているのと同じだ。

 こんなものは、もちろん右だの左だのの問題とは本質的に異なる。単なる人でなしの所業である。

 ジャーナリストは戦場に出かければよいというものではない。イラク戦争に特派されて米軍に取り込まれ、民家まで砲撃した連中を「私たちの部隊」と称えてみせるに至った大手紙やテレビの記者も珍しくなかった。

 安田さんは、そうなる可能性を排除した方法で、戦場に渡った。成果も必ず公にされよう。

 つまり本物だ。だから、たとえば4日付の毎日新聞に、英紙「タイムズ」や仏紙「ルモンド」、韓国紙「朝鮮日報」の東京支局長らが、彼に惜しみない敬意を払いつつ、「報道の使命、理解して」と訴える談話を寄せてくれているのだ。

 私はジャーナリストを特別扱いしろと言いたいのではない。拘束された人間が誰であろうと、自国民の救出に全力を尽くすのが政府の仕事だ。税金? 日本政府が今回果たした役割はまだ不明だが、人命のため一定の金額を負担したとすれば、これほど有意義な税金の使い道がまたとあろうか。

 安田叩きをもくろんだらしい「週刊文春」と「週刊新潮」(11月8日号)が、タイトルとは裏腹の温かい記事を載せていた。当たり前だ。取材して、にもかかわらず“自己責任”をわめき立てていられる記者や編集者なら、もはや人間失格である。

 ここまで書いてもわかってもらえない人は仕方がない。一生、必死に生きる他人をあざ笑い続けていくがいい。いざ自分の命が絶たれる時に、己がどういう人間だったかを理解できるだろう。 



斎藤貴男 ジャーナリスト
1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争経済大国」(河出書房新社)、「日本が壊れていく」(ちくま新書)、「『明治礼賛』の正体」(岩波ブックレット)など著書多数。

















http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/371.html

[政治・選挙・NHK253] 岩屋防衛相発言が沖縄に波紋/政界地獄耳(日刊スポーツ) 
岩屋防衛相発言が沖縄に波紋/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201811070000138.html
2018年11月7日8時47分 日刊スポーツ


★2日朝、閣議後の防衛相・岩屋毅の会見が波紋を広げている。名護市辺野古での工事再開について、記者が「土砂を船に積み込む本部の港ですが、本部町が台風で港が壊れていることや、他の業者が使っていることを理由に、許可を出せないと言っているが」との問いに大臣は以下のように答えている。

★「本部港に対して岸壁使用許可書を申請しようとしたところ、本部町から台風の被害を受けているということと、既に延べ45件の岸壁使用許可を行っていることから、こうした状況を沖縄県港湾課に説明したところ、沖縄県からは新たな申請を受けないようにと指導されていると。これは普天間飛行場代替施設建設以外の事業についても同様の取り扱いであるという理由が説明されました。申請の受け取りを拒まれたということでございますが」と説明した。

★これに琉球新報4日付社説が、かみついている。「現在、辺野古新基地建設を巡って、移設阻止を掲げる県と移設を強行している国とでは対立関係にある。防衛相の発言は、あたかも新基地に反対する県が意図的に妨害をしているかのような印象を与えるものだ。しかし県も町も琉球新報の取材に『指導はなかった』と全面否定している。本部港は県管理だが使用許可権限が県から町に委譲されている。県はそもそも指導する立場にはなく、指導権限もない」。

★「町は17年10月に業者が出した申請については許可している。それは港湾法13条に『何人に対しても施設の利用その他港湾の管理運営に関し、不平等な取り扱いをしてはならない』と記されているからだ。理由は明白だ。9月に本島に接近した台風24号の影響で、港の6つある岸壁のうち、3つの岸壁が陥没するなどの損傷を受け使用できないからだ。ただ単に物理的に受け入れられないのだ。事実に基づかない『フェイク(偽)』情報が世界的に問題になっている。事実をゆがめた責任は重大だ。防衛相は自身の発言を訂正する責任がある」(一部抜粋)と結んでいる。3日、本部町長・平良武康は「港が破損しており、どうしようもない。辺野古ということは(不受理と)関係ない」と説明している。大臣は9日から沖縄訪問予定だ。(K)※敬称略



<社説>防衛相誤認発言 事実ゆがめた責任重大だ
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-828839.html
2018年11月4日 06:01 琉球新報

 記者会見で大臣が説明したことが、事実と違っているなどと誰が思うだろうか。しかし岩屋毅防衛相は2日の会見で、明らかに事実と違う説明をした。その発言はテレビやインターネットなどを通して全国に発信され、多くの人に事実に反する情報が広がってしまった。

 発言は米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設の埋め立てに使う土砂搬出に関するものだ。埋め立て土砂の搬出業者が出した本部港塩川地区の岸壁の使用許可申請に対し、本部町が受理しなかったことに「(本部町は)沖縄県から新たな申請を受けないようにと指導されている」と発言した。

 現在、辺野古新基地建設を巡って、移設阻止を掲げる県と、移設を強行している国とでは対立関係にある。防衛相の発言は、あたかも新基地に反対する県が意図的に妨害をしているかのような印象を与えるものだ。

 しかし県も町も琉球新報の取材に「指導はなかった」と全面否定している。本部港は県管理だが、使用許可権限が県から町に委譲されている。県はそもそも指導する立場にはなく、指導権限もない。

 町は2017年10月に業者が出した申請については許可している。それは港湾法13条に「何人に対しても施設の利用その他港湾の管理運営に関し、不平等な取り扱いをしてはならない」と記されているからだ。

 許可を受けた業者は12月から港を使用して石材を搬出している。今年8月末まで、石材を積んだ大型車両が頻繁に出入りし、港を拠点に積み出し作業が繰り返された。

 このため建設に反対する市民は港を管理する県を批判し、使用許可を取り消すよう迫った。しかし県は「使用許可の判断をするのは県ではなく町だ。使用の可否を判断する立場にはない」との見解を示した。町が許可した判断に口出しできないとする立場を明確にしている。

 今回、業者が出した申請は、前回の使用許可が9月末に期限を迎えていたことで再申請したものだ。これに対して町は受理しなかった。理由は明白だ。9月に本島に接近した台風24号の影響で、港の六つある岸壁のうち、三つの岸壁が陥没するなどの損傷を受け、使用できないからだ。

 ただ単に物理的に受け入れられないのだ。辺野古新基地の工事かどうかに関係なく、町は「これ以上は許可できない状況だ」との立場だ。

 防衛相は一体、何を根拠に「県から指導されている」などと断定的に説明したのか。極めて不可解だ。結果的に、県がなりふり構わず建設阻止に動いているとの印象を全国に植え付けたことは否定できない。

 事実に基づかない「フェイク(偽)」情報が世界的に問題になっている。事実をゆがめた責任は重大だ。防衛相は自身の発言を訂正する責任がある。
































http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/372.html

[経世済民129] KYB、通期でも赤字転落 免震・制振装置の交換で損失144億円計上(SankeiBiz)
KYB、通期でも赤字転落 免震・制振装置の交換で損失144億円計上
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181106-00000000-fsi-bus_all
SankeiBiz 11/7(水) 7:15配信



記者会見するKYBの加藤孝明副社長=6日午後、東京都内


 免震・制振装置の検査データ改竄(かいざん)が発覚した油圧機器メーカーのKYBは6日、2019年3月期の連結最終損益(国際会計基準)が、3年ぶりとなる23億円の赤字(前期は152億円の黒字)に転落すると発表した。従来予想は160億円の黒字だった。装置の交換にかかわる費用を約144億円計上したためで、今後はさらに損失が膨らむ可能性がある。

 東京都内でこの日会見した加藤孝明副社長は、経営の見通しについて「かなり厳しくなる。中期経営計画の達成は困難だ」と説明。今回計上した約144億円は、現時点で合理的に算定可能な範囲で見積もったもので補償費用は含まれておらず、「今後(新たな費用が)出てくる可能性がある」(加藤氏)とした。

 また、免震装置は製造原価と交換費用の両方を含むが、「制振装置は構造が複雑で算出が難しい」ため原価しか反映していないという。今後はそれ以外に「構造計算にかかる費用や交換に伴う保険代の発生も予想される」(加藤氏)とした。

 一方、同社はデータ改竄が疑われるマンションの住民向けに説明会を開く意向を示した。第三者委員会の調査結果は年内をめどに公表する予定だが、来年1月にずれ込む可能性もあるという。

 19年3月期の連結売上高は、4160億円(前期比5.7%増)の従来予想を据え置いた。中間期の最終損益は、過去最大となる119億円の赤字(前年同期は72億円の黒字)だった。





http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/328.html

[経世済民129] トヨタ通期予想を上方修正 売上高過去最高29兆5000億円見込む(SankeiBiz)
トヨタ通期予想を上方修正 売上高過去最高29兆5000億円見込む
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181106-00000006-fsi-bus_all
11/7(水) 7:15配信 SankeiBiz


 トヨタ自動車は6日、2019年3月期連結業績予想を上方修正した。売上高は従来予想より5000億円多い29兆5000億円と過去最高を見込む。当初は前期比で減収を予想していたが一転、0.4%増の見通しとなった。同時に発表した18年9月中間連結決算は増収増益。欧州でハイブリッド車が伸び、アジアではタイやインドでも販売が好調だった。

 通期予想では、本業のもうけを示す営業利益を従来より1000億円引き上げ、ほぼ前期並みの2兆4000億円に、最終利益も1800億円多い2兆3000億円(前期比7.8%減)に上方修正した。想定より為替相場が円安ドル高傾向で推移し、輸出の採算が改善することなどが要因。

 一方、中間決算は、売上高が前年同期比3.4%増の14兆6740億円と過去最高。最終利益は16.0%増の1兆2423億円と2年連続で増加した。ダイハツ工業と日野自動車を含むグループ世界販売は1.5%増の529万3000台と過去最高を更新した。小林耕士副社長は東京都内で開いた会見で、「体質を強化して筋肉質にしていきたい」と述べ、さらにコスト削減を進める考えを示した。




http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/329.html

[政治・選挙・NHK253] 東京新聞がスクープ報道した「米戦闘機購入に消える血税」  天木直人 
     



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東京新聞がスクープ報道した「米戦闘機購入に消える血税」
http://kenpo9.com/archives/4397
2018-11-07 天木直人のブログ


 きょう11月7日の東京新聞が、「米戦闘機購入に消える血税」についてスクープ報道した。

 その要旨はこうだ。

 すなわち、米国から導入している最新鋭戦闘機「F35A」は、最初は一機96億円だったが、日本企業が機体の組み立てや、エンジンとレーダー部品の製造に参画することになり、一機130億―170億円に引き上げらた。

 ところが、いまだ日本部品の搭載はなく、このままではすべて米国産のものが輸入され、一機につき50億円前後が不当価格となる。

 防衛省はその差額の返還を求めているが、返還額や返還時期は米側の精算を待つしかない、という。

 この東京新聞のスクープ記事は、二つの点で国民の血税が無駄遣いされていることを教えてくれている。

 ひとつは、日本国内の軍需産業(三菱重工業、IHI、三菱電機など)支援のために、われわれの血税が使われているということだ。

 この無駄遣いは、しかし、日本企業に対して税金が使われるのだから、まだいい。

 しかし、ふたつめの無駄遣い、つまり、われわれの血税が米国の軍需産業に流れるところは大問題だ。

 そして、この無駄遣いは、会計検査院が問題視しているように、不透明、不明朗な血税の無駄遣いだ。

 一機数十億円の無駄遣いはとてつもない額だ。

 生活保護費を月額8万円から7万円に減額して節約した年額が約150億円だという。

 これだけの予算をねん出するために、生活保護を必要としている国民は生活のさらなる切り詰めを余儀なくさせられている。

 その一方で、米国からの戦闘機導入の無駄遣いは一機50億円だ。

 その戦闘機を日本は42機も導入するのである。

 日本国民の暮らしを脅かしてまで、米国軍需産業に血税を湯水のように無駄遣いする。

 本末転倒だ。

 これが対米従属の日本政府のやっている事だ。

 野党はこの東京新聞の大スクープを国会で追及しなければウソだ。

 外国労働者法案や閣僚スキャンダルの追及もいいが、消費税増税を前にして、この血税の無駄遣いを放置してはいけない。

 しかし、米国からの武器購入の無駄遣いは、民主党政権になっても何も変わらなかった。

 今後、どのような政権になっても変わりそうもない。

 日本の政治の一番深刻なところは、日本と言う国が日米同盟最優先という名の対米従属にすっかり支配されてしまっている事である。

 その悲惨な状況から脱却するのは今の政治では無理だ。

 世論の覚醒しかない(了)



<税を追う>F35A 国産部品の搭載遅れ 防衛省、返還額分からず
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201811/CK2018110702000139.html
2018年11月7日 東京新聞 朝刊


最新鋭ステルス戦闘機F35A

 政府が二十機の追加購入を検討している米国製戦闘機F35Aを巡っては、既に購入を進めている四十二機のうち三十八機で、日本製部品の搭載が遅れるという問題が生じている。米側に前払いした一機百数十億円に上る購入費のうち、部品未搭載による返還額がいくらになるかを、防衛省では把握できないことが分かった。米国が圧倒的有利とされる「対外有償軍事援助(FMS)」の兵器取引の弊害がここでも浮かび上がる。 (「税を追う」取材班)

 FMSは米政府の「言い値」に従って前払いするため、取引価格が適切か不透明との指摘がある。過払いがあれば納入後に返金されるが、精算は遅れがちだ。F35A全四十二機の納入が終わるのは二〇二四年度の予定で、精算時期はさらにずれ込むとみられる。防衛省は「米政府の精算が終わらないと、返還額や時期は分からない」としている。

 防衛省が一八年度末までに米国と契約するのは三十四機。最初の四機は一機九十六億円だったが、五機目からは日本企業が機体の組み立てや、エンジンとレーダー部品の製造に参画することになり、契約時期によって一機百三十億〜百七十億円に引き上げられた。



 防衛省は国内産業育成のため、IHIと三菱電機の部品製造ライン整備に計七百四十一億円を投入。さらにこの二社を米企業の下請けに参入させ、元請けの米企業が二社に支払う部品製造費や工賃を、窓口の米政府に前払いしてきた。

 しかし、米国から原材料の供給が遅れたなどの理由で、部品の製造が始まったのは昨年十二月から。いまだに国産部品は搭載されていない。

 昨年九月に会計検査院から国産部品の搭載遅れを指摘されたことを機に、防衛省は米政府と対応を協議。前払い金のうち、部品未搭載で余分に支払った費用の返還を確認したという。ただ、一機につき五十億円前後になる差額がすべて返金されるわけではなく、額や時期は米側の精算待ち。国費で整備した二社の製造ラインの維持費が含まれるのかも不明だ。

 F35Aは取得までの期間が長く、契約も巨額であることから、所管する防衛装備庁の担当者は「精算作業にもかなりの時間がかかる」とみている。全機納入を待たずに精算を年度ごとなどにできないか、米政府に求めている。

 国産部品の搭載が始まるのは早くて十七機目から。計画通り十九部品がすべて搭載されるのは、四十二機のうち最大でも八機にとどまるとみられる。












http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/373.html

[政治・選挙・NHK253] 自民と国民民主が密会。おめおめと毒まんじゅうを食わされるとは、アホかいな!!&片山さつきにまたしても記載漏れ発覚。常習犯
自民と国民民主が密会。おめおめと毒まんじゅうを食わされるとは、アホかいな!!&片山さつきにまたしても記載漏れ発覚。常習犯ってことだ!!
http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2018/11/post-94ec.html
2018年11月 7日 くろねこの短語


 ああ、やっぱりな、ってことで、自民党と国民民主の幹部が密会してたってね。当初は、土建政治の自民党幹事長・二階君と国民民主の代表である腰抜け・玉木君も参加予定だったそうだが、急遽欠席になったとか。おそらく、二階と玉木が会談したんじゃあまりにも露骨だから、少しは世間の目を気にしたってところか。

 いずれにせよ、この会談は、国民民主が「改憲のCM規制を認めるなら改憲議論のテーブルについてもいい」なんて秋波を送ったことへの、具体的な返答だったんじゃないかねえ。改憲の話は出なかったって口裏合わせしているようだが、誰がそんなことを信じるもんですか。

 そもそも、是々非々なんて言ってるような政党ってのは、かつての民社党がそうであったように、いずれは権力に取り込まれていくものなのだ。その民社党について、ノイホイ菅野君がとても興味深いことをつぶやいている。



 国民民主も同じ道を歩くことになるんだろうね。その始まりが昨日の会談だったに違いない。こんなんじゃ、来年の参議院選での野党共闘なんて、夢のまた夢ってことだ。

自民、国民民主に接近=改憲で取り込み狙う

・田中龍作ジャーナル
 二階幹事長らの密会現場撮った 改憲審議入りに向け自民が国民民主抱き込む

 ところで、ポンコツ答弁のカーペンター桜田君なんだが、「事前通告なかったから」なんて言い訳しとります。自らの無能さを恥じ入ることなく、失態を他人のせいにするなんてのは、まさに恥の上塗りってことだ。

 さらに、生活保護叩きの鬼嫁・片山君にいたっては、またしても政治資金収支報告書に記載漏れが発覚。「秘書が交代し、引き継ぎができていなかった。こういうことが起こらないようにしたい」だとさ。これはもう常習犯で、訂正したからOKという問題ではない。

桜田五輪相、大丈夫? 記者会見で「知らない」連発

片山地方創生相、新たに120万円の報告書記載漏れ

 いずれ、初老の小学生・ペテン総理の任命責任が問われることになるだろう。それには、権力の監視者たるジャーナリズムの存在が不可欠なんだが、アメリカ中間選挙に必死こいているようじゃダメだろ!!



自民、国民民主に接近=改憲で取り込み狙う
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018110600999&g=pol
2018/11/06-19:39 時事通信

 自民党が憲法改正論議の進展を目指し、国民民主党への接近を図っている。安倍晋三首相が表明した今国会での党改憲案の提示には野党の協力が欠かせないためで、国民民主が主張する国民投票のCM規制の議論に応じる構えも見せている。

 自民は7日に2018年度第1次補正予算案を成立させた後、速やかに衆院憲法審査会を始動させたい考え。継続審議となっている国民投票法改正案を可決した上で、自由討議で改憲案を各党に説明する段取りを描く。しかし、立憲民主党は「安倍改憲に反対」との立場を強めており、審査会開催のめどすら立っていない。
 このため、自民はCM規制の議論をてこに、国民民主を取り込み、事態打開を狙う。自民幹部は「積極的にアプローチする」と強調。6日夜には、自民の林幹雄幹事長代理と国民民主の増子輝彦幹事長代行らが東京都内で会談した。


自民と国民民主党、幹部らが会談も・・・ 20181106 NEWS23




























http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/374.html

[国際24] 米中間選挙 下院は民主党多数派奪還へ トランプ大統領に痛手 共和党 上院で多数派維持へ 
米中間選挙 下院は民主党多数派奪還へ トランプ大統領に痛手
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181107/k10011701471000.html
2018年11月7日 12時32分 NHK

アメリカ議会の中間選挙について、NBCテレビとFOXテレビは、野党・民主党が下院で過半数の議席を獲得することが確実となり、多数派を奪還する見通しになったと伝えました。

上院はトランプ大統領の与党・共和党が多数派を維持する見通しで、これにより、今後、2年間は、上院と下院で多数派が異なる「ねじれ」の状態が続き、トランプ大統領にとって痛手となり、難しい政権運営を迫られることになりそうです。

民主党が下院で多数派となるのは8年ぶりです。



米中間選挙 トランプ大統領の共和党 上院で多数派維持へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181107/k10011701431000.html
2018年11月7日 12時21分 NHK

アメリカ議会の中間選挙について、ABCテレビは、トランプ大統領の与党・共和党が上院で半数の議席を獲得することが確実となり、共和党が多数派を維持する見通しになったと伝えました。



米中間選挙、下院は民主が重要2選挙区制す 過半数奪還へ順調な滑り出し
http://www.afpbb.com/articles/-/3196458?cx_part=latest
2018年11月7日 12:02 発信地:シカゴ/米国 AFP


米コロラド州デンバーの投票所で投票する人(2018年11月6日撮影)。(c)Jason Connolly / AFP

【11月7日 AFP】(更新、写真追加)米中間選挙は一部の州で開票作業が進み、民主党は下院の過半数奪還で鍵を握るとみられていた南部のバージニア州とフロリダ州の選挙区で共和党から議席を奪うことが確実になった。米メディアが報じた。

 NBCテレビの報道によると、バージニア州北部の選挙区では、民主党のジェニファー・ ウェクストン(Jennifer Wexton)州上院議員が57%を得票して現職2期目の共和党のバーバラ・コムストック(Barbara Comstock )下院議員を破った。

 フロリダ州の選挙区では、民主党のドナ・シャララ(Donna Shalala)元厚生長官が、引退する共和党のイリアナ・ロスレティネン(Ileana Ros-Lehtinen)下院議員の議席を奪った。

 一方、インディアナ州の連邦下院選挙区では、マイク・ペンス(Mike Pence)副大統領の兄で共和党のグレッグ・ペンス(Greg Pence)氏が当選を確実にした。

 民主党が下院(定数435)の過半数を共和党から奪還するには、改選前よりも21議席多く獲得する必要がある。

 米バージニア大学(University of Virginia)政治研究センターは6日、下院では民主党が少なくとも30議席伸ばすと予測している。

 改選前は共和党51議席、民主党49議席だった上院では、共和党が優勢のもよう。民主党は、2016年の米大統領選でトランプ氏が勝利した10州での再選を目指しているが、うち5州は接戦となっている。(c)AFP

























http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/481.html

[国際24] 米中間選挙 下院は民主党多数派奪還へ トランプ大統領に痛手 共和党 上院で多数派維持へ  赤かぶ
1. 赤かぶ[1119] kNSCqYLU 2018年11月07日 12:46:30 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[534]



http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/481.html#c1
[国際24] 米中間選挙 下院は民主党多数派奪還へ トランプ大統領に痛手 共和党 上院で多数派維持へ  赤かぶ
2. 赤かぶ[1120] kNSCqYLU 2018年11月07日 12:50:05 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[535]



http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/481.html#c2
[国際24] 米中間選挙 下院は民主党多数派奪還へ トランプ大統領に痛手 共和党 上院で多数派維持へ  赤かぶ
3. 赤かぶ[1121] kNSCqYLU 2018年11月07日 12:55:59 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[536]



http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/481.html#c3
[国際24] 米中間選挙 下院は民主党多数派奪還へ トランプ大統領に痛手 共和党 上院で多数派維持へ  赤かぶ
4. 赤かぶ[1122] kNSCqYLU 2018年11月07日 12:58:00 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[537]






http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/481.html#c4
[国際24] 米中間選挙 下院は民主党多数派奪還へ トランプ大統領に痛手 共和党 上院で多数派維持へ  赤かぶ
5. 赤かぶ[1123] kNSCqYLU 2018年11月07日 12:59:59 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[538]






http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/481.html#c5
[国際24] 米中間選挙 下院は民主党多数派奪還へ トランプ大統領に痛手 共和党 上院で多数派維持へ  赤かぶ
6. 赤かぶ[1124] kNSCqYLU 2018年11月07日 13:05:00 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[539]









http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/481.html#c6
[政治・選挙・NHK253] 田崎史郎にも“国会通行証”疑惑が浮上!? 時事通信やめたのに今も記者記章を所持し国会に出入り(リテラ)
田崎史郎にも“国会通行証”疑惑が浮上!? 時事通信やめたのに今も記者記章を所持し国会に出入り
https://lite-ra.com/2018/11/post-4358.html
2018.11.07 田崎史郎にも“国会通行証”疑惑が浮上!?  リテラ

    
    記者記章を嬉しそうにかざす田崎氏


 秋の臨時国会が始まって、テレビではまたぞろ、元時事通信社特別解説委員の政治ジャーナリスト・田崎史郎氏が、“安倍官邸PR”のようなコメントを展開している。

 たとえば昨日6日の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)では、安倍政権が進める出入国管理及び難民認定法改正案をめぐる国会紛糾を解説。国会では、野党の追及に担当大臣が具体的な定義や条件をまったく示さないという、誰が見てもあきらかに拙速な状況にもかかわらず、田崎氏は「今苦しんでいる人がいる。人手不足や働いている人の待遇の問題も多々起きているわけですね」「移民という言葉に定義はない」などと、安倍首相と同じような言葉を並べ、この臨時国会での大枠成立を正当化していた。

「安倍政権の代弁者」との異名で呼ばれるだけあって“平常運転”としか言いようがないが、そんな田崎氏について、ちょっと気になることがあった。

 それは昨日、『モーニングショー』の後に出演した『ひるおび!』(TBS)でのこと。番組では、片山さつき地方創生担当相の「100万円口利き疑惑」をめぐり、例の私設秘書の“国会通行証”問題が取り上げられた。国会のセキュリティは厳重で、通行証(記章)は誰でも入手できるものではないというスタジオトークのなか、司会の恵俊彰から「田崎さんに今日持ってきてもらってるんですよ。田崎さん(国会に)出入りしてますから」と振られた田崎氏は、自分の記者用の議院記章(ピンバッジ)と帯用証(カード)とを披露。帯用証には田崎氏の顔写真とともに「時事通信社 田崎史郎」「2011/12/01」の文字があった。

 これをセットで携帯していることで国会やその関連施設の内部での取材が許可されるのだが……って、いや、ちょっと待ってほしい。田崎サンってもう時事通信社を辞めてるんじゃなかったっけ? 

 実際、本サイトでも以前お伝えしたが、田崎氏は今年6月末をもって時事通信社の「特別解説委員」の肩書きを外し、以降はこの日も含めて「政治ジャーナリスト」を名乗っている。そう考えると、田崎氏は『ひるおび!』で「時事通信社」と記載された帯用証と記者記章をご自慢げに見せびらかしていたが、もしかして、特別解説委員じゃなくなった後も会社に返却せずに、勝手に所持しているということなのだろうか?

 疑問に思って調べてみた。まず、国会の警務部に問い合わせたところ、帯用証は各社が加盟する国会記者会(記者クラブ)が管理し、社が記者会を脱退した場合は返却が求められるとのこと。また、記章は国会記者会が加盟各社に配分し、各社のなかで記者らに渡されるもので「取材人数を制限する目的」(記章担当者)もあるという。この二つが揃っていなければ、取材で国会を出入りすることはできない。

 ようは、記者記章や帯用証は、限られた者だけが携帯できる特別な“通行証”なわけだが、それにしてもなぜ、時事通信を辞めたはずの田崎氏が「時事通信社」名義のシロモノを持っているのか。ここは時事通信に直接確認するしかない。

 本サイトが6日午後、事実確認のため、時事通信社に田崎氏への記者記章や帯用証等を持たせていることについて質問したところ、同社社長室はこのようにコメントした。

「田崎氏は6月末で『時事通信社特別解説委員』の肩書きをやめられて以降も、国会帯用証を使用されていることにつきましては、社として返却を求めておりません。長年、政治関係の報道で当社に貢献されてきたことを勘案してのことです」

■田崎史郎の“記者証”使用は「便宜供与」と時事通信内部で問題になっていた

 つまり、時事通信社は田崎氏のこれまでの功績を評価して、自社名義の記者記章や帯用証の使用を事実上認められているということらしいのだ。

 たしかに、複数のマスコミ関係者に話を聞いたところ、記者記章や帯用証の扱いについては記者会に加盟する各社の裁量によって、フリーのジャーナリストや評論家等に対して貸与・提供することもあるようだ。しかしその場合、“通行証”を貸し出す報道機関のスタンスが問われるのは間違いない。

 しかも、とりわけ田崎氏に関しては、露骨な“安倍政権寄り”のトークや、会社との関係が問題視されており、時事通信社の内部からも“記者証”の使用について「便宜供与」との指摘を受けていた。

 事実、労組のひとつである「時事通信労働者委員会」がホームページで報告しているところによれば、労働者委は時事通信社に対して〈田崎氏に社の正式ポストである「解説委員」を上回るかのような「特別解説委員」なるポストを与え、国会記者会館での記者室の使用などの便宜供与をしてきた社の対応を問題視〉してきた(2018年7月5日団体交渉の報告より)。

 また、労働者委は昨年7月19日の団体交渉でも、〈最近のテレビでの言論活動などを具体的に紹介し、目に余る田崎氏の権力べったりの姿勢は「時事通信の恥」だと批判〉し、〈国会記者会館のスペース使用や記者証などの便宜供与〉についても問題視。報告では「マスコミの役割は権力のチェックであり、政権にあまりにも近い会社だと言われることは報道機関として致命的だ」と強調している。

 しかし、同労働者委によると、今年7月の団交で、大室真生社長は田崎氏との契約の打ち切り理由について「内規で定める満68歳に達したため」としたという。ようは「定年」という説明であり、各方面からの批判を重く受け止めて契約解除ではないというのだ。しかも、労働者委側から田崎氏のテレビなどでの言論についての考えを問われた大室社長は、「私が見ている時は問題なかった」などと釈明までしたらしい。

 だいたい、今年6月まで田崎氏が名乗っていた「時事通信社特別解説委員」なる肩書きについても、報酬等はないが「会社が認めた者」に限って与えられるもので、田崎氏はその「第一号」だという。ようは、時事通信社が田崎氏を評価して与えた特別なイスだったとしか考えられないのだ。

 そして今回、明らかになったように、時事通信社は労組から抗議を受けていたにも関わらず、あいかわらず田崎氏に国会の記者記章と帯用証を使用を許可していたわけである。

 本サイトでは以前から田崎氏の“安倍政権PR”のごとき姿勢を批判するとともに、時事通信社の報道倫理を繰り返し問うてきたが、やはり、“政権とのパイプ役”である田崎氏を簡単に手放すつもりはないらしい。

 いずれにしても、今後も時事通信社との関係も含めて、田崎氏の言動を注視し続ける必要がありそうだ。

(編集部)



















http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/375.html

[政治・選挙・NHK253] 田崎史郎にも“国会通行証”疑惑が浮上!? 時事通信やめたのに今も記者記章を所持し国会に出入り(リテラ) 赤かぶ
1. 赤かぶ[1125] kNSCqYLU 2018年11月07日 13:22:54 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[540]







http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/375.html#c1
[政治・選挙・NHK253] 田崎史郎にも“国会通行証”疑惑が浮上!? 時事通信やめたのに今も記者記章を所持し国会に出入り(リテラ) 赤かぶ
2. 赤かぶ[1126] kNSCqYLU 2018年11月07日 13:26:55 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[541]












http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/375.html#c2
[経世済民129] 老いた巨人IBMは驚愕の「3・8兆巨額買収」でGAFAに勝てるか 買った会社の売上は「3000億円」(現代ビジネス)


老いた巨人IBMは驚愕の「3・8兆巨額買収」でGAFAに勝てるか 買った会社の売上は「3000億円」
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58300
2018.11.07 佃 均 ジャーナリスト 現代ビジネス


売上高の10倍以上で買った真意は…

10月28日、米国から衝撃的なニュースが飛び込んできた。「米IBMがレッドハットを340億ドルで買収することで合意した」というのだ。主要な経済メディアやIT専門メディアが一斉に大きく扱った。

10月末日時点の為替(1ドル=112.7円)で計算すると340億ドルは3.8兆円なので、東芝の2018年3月期売上高にほぼ相当する。衝撃だったのは買収額の大きさもさることながら、買収されるレッドハット社の2018年2月期売上高が、わずか28.2億ドル(約3178億円)ということだった。

IBMをヒトに喩えれば、レッドハットはアリ、と言っていい。その会社を売上高の10倍以上の高値で買収するからには、IBMにとってよほど利点があるに違いない。狙いは何なのだろうか。

女性CEOならではの「思い切った賭け」

発表によると、IBMはレッドハットの発行済み普通株式のすべてを、現金で1株当たり190米ドル、総企業価値約340億ドルで買収することで最終合意に達した。買収は2019年下半期までに完了し、その後、レッドハットはIBMのハイブリッドクラウドチームの独立ユニットとして存続する。

また、レッドハット最高経営責任者(CEO)兼社長のジム・ホワイトハースト(Jim Whitehurst)氏はIBMの幹部チームに参加し、IBMのCEOジニー・ロメッティ(Ginni Rometty)氏に直属するという。

IBMはかつて「コンピュータの巨人」と称され、企業の基幹業務向け大型コンピュータ(いわゆるメインフレーム)で世界シェア7割を誇った。2017年の売上高は791.4億ドル(8兆9189.6億円)で、現在も米国を代表するコンピュータメーカーであることに変わりはない。

ただ、1980年代に「オモチャ」と軽視されていたパソコンで起業したアップル(2017年売上高2,156億ドル)、マイクロソフト(同1,103億ドル)に追い越され、1990年代にスタートしたグーグル(親会社アルファベット:同1,108億ドル)、アマゾン(同1,778.6億ドル)の後塵を拝している。もはやIBMのことを、「GAFA」に伍するテック企業と考えている人は誰もいない。

一見「バクチ」にすら思えるこの巨額買収の真意は何なのか。主要なIT専門メディアの報道を総合すると、レッドハット買収は、IBMにとっては「急成長が見込まれる『ハイブリッドクラウド』の切り札」という位置づけであるらしい。

会見でIBMのロメッティCEOは「レッドハットの買収はゲームチェンジャーであり、クラウド市場のすべてを変える」とコメントしたと伝えられる。クラウドサービスで先行するアマゾン、グーグル、マイクロソフトを追撃するねらいだが、IBMの直近の現金残高は147億ドル。その2.3倍の現金を調達しなければならない。

ロメッティ氏は1981年にシステムエンジニアとしてIBMに入社、2012年に同社初の女性CEOに就任。フォーチュン誌「アメリカのビジネス界最強の女性」トップにランクされたが、就任以来6年連続で業績が下降している。また、クラウド市場ではアマゾン社のシェアは50%超、対してIBMはわずか1.9%にとどまっている(いずれもガートナー社調べ)。こうした状況に危機感を覚えたロメッティ氏が、現状打開のために「思い切った賭けに出た」と見る向きがないではない。

「規模の拡大」が狙いではない

一方、買収に応じたレッドハットは1993年、タイプライターのレンタルとパソコン用ソフトの販売を営んでいたボブ・ヤング氏がノースカロライナ州ローリー(Raleigh)に創業した。ライセンスフリー・オープンソースのOS「Linux」の初期バージョン「Slackware」や、オープンソースソフトウェアのカタログ販売会社が原点だ。ITベンチャーといえばカリフォルニア州シリコンバレーと相場が決まっていた当時、ノースカロライナ州というだけで注目を集めたものだった。

当時、メインフレームの集中処理からCSS(Client Server System、「クラサバ」と略された)へ、ベンダーロックインからオープンシステムへという時代の流れのなかで、OSS(オープンソースソフトウェア)のビジネスモデルは脚光を集めていた。創業から2年目、1995年の秋にラスベガスで開かれた米国最大規模のIT総合展示会・カンファレンスを訪れた時、会場の廊下ですれ違ったヤング氏を呼び止め、取材の約束をもらったことを覚えている。

創業者のヤング氏が経営から離れた翌年(2006年)、レッドハットはJBoss社を買収し、OSSベースのクラウドサービス基盤を確立した。2010年にはIBMをはじめ、アマゾン、NTT、ソフトバンク、富士通などとパブリッククラウド技術で提携している。穿った見方をすると、レッドハット社との関係強化をめぐるIBMとアマゾンの競合が、今回の巨額買収という強硬策につながったのかもしれない。

もう一つ考えさせられるのは、今回のM&Aは規模の拡大をねらったものではない、という事実だ。IBMが欲しいのは、OSSベースのハイブリッドクラウド技術だけではなく、世界中のエンジニアが寄ってたかって開発・配布、利用拡大に参加するオープンソース・コミュニティの「質」なのではないか。ガリバーはUNIXに代表されるオープンシステムに揺さぶられ、今度はオープンソース・コミュニティに屈した、と見ることもできる。

一方、日本のIT 業界は停滞まっただ中

340億ドルという買収額はIBMにとっては過去最高額だが、上には上がある。世界最高の買収額は、2002年2月に行われた英ボーダフォン・エアタッチによる独マンネスマンの買収2,028億ドル。米国のIT産業では2000年、アメリカ・オンライン(AOL)によるタイムワーナーの買収合併1,820億ドルがトップで、2006年のAT&Tによるベルサウス買収860億ドル、2015年のデルによるEMC買収670億ドルと続く。ちなみに、日本企業では武田薬品工業によるアイルランドのシャイアー買収6.9兆円が最高額だ。

企業のあり方や経営者の立ち位置、雇用の構造、契約の考え方などが違うので一概には言えないが、盛んに企業買収が行われてきた米国のIT産業と比べれば、日本のIT産業には停滞感が充満している。

米国では「IBM+BUNCH(バロース、ユニバック、NCR、コントロール・データ、ハネウェル)」とされた1980年代までの業界地図が、現在は「GAFA(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)+マイクロソフト」に一変している。これに対して日本は、1980年代から「NFH(NEC、富士通、日立)+NTT」支配の構図が微動だにすることなく、現在も続いている。

筆者が取材を始めた1980年代初期のITサービス業の産業規模は、企業数約2000社・総売上高2000億円に満たなかった。それが現在は3.5万社・110万人・23兆円を超える。

数字だけを見ると、なるほど成長産業の一つには違いないが、急拡大の要因として「多重下請け」の深化があったことも否定できない。「真水」の売上高が4〜5倍になっているのだ。会社が多すぎること、また高給取りの経営者や役員、総務・経理などの間接部門が多すぎることが、エンジニアの待遇を低くしているとも言える。

「ビジョン」なき経営者は去れ

受託型ソフト開発業の多くは、実質的にIT技術者の派遣業だ。派遣技術者1人の売上げから、毎月数万円の管理費を徴収すれば経営は成り立つので、ちょっと才覚がある技術者や営業マンは同様の擬似派遣業を起業する。もとより技術の高さでは勝負していないので、同類・同質のIT技術者派遣業が林立するばかりで、そこにはイノベーションもなければM&Aも起こらない。

今年上半期の日本企業による海外M&A総額は11.7兆円で、2年連続の世界トップが見えてきた。しかしその約6割は武田薬品の分だし、さらにいえば、そもそも米国企業は海外企業に関心を持っておらず、国内でのM&Aのほうがはるかに大きな効果があると考えている。

1990年代の半ば、ボブ・ヤング氏が廊下ですれ違っただけの日本人記者に取材を約束したのは、日本市場が魅力的だったか、日本のIT企業と資本関係を含めて提携することに意味を見出していたからだ。しかしここ数年の「日本品質」の劣化が顕著なように、海外の企業から見て、日本が魅力的だった時代はもう終わったと考えたほうがいい。

IBMによるレッドハット買収が期待通りの効果をもたらすか、AOL・タイムワーナーのように失敗に終わるか。そこは結局「神のみぞ知る」で、誰にも結果は見えない。ただ、米国のリーディングカンパニーはたとえ老いたとしても「ビジョン」で動いていて、そのビジョンを描き推進する能力を持つ人材が経営者になるのだ、ということだけは言える。

筆者は今回の衝撃的なニュースを、こう受け止めた。第一に、「クラウド市場の世界競争に、日本企業はもはや参加する資格すら失ったのだな」ということ。第二に「こんなに思い切った決断ができる日本人経営者がいるか?(何事もなく任期満了したい、雇われ社長ばかりではないか)」。第三に「ダイナミックな企業活動からしか、イノベーションは生まれない」。そして第四は「ノンIT企業がITを駆使できれば、日本でもIT産業はもっと活性化できる」だ。

いずれにせよ、硬直した業界の仕組みをこのまま放置すれば、日本のIT産業を待ち受けるのは、穏やかで緩やかな死ではないだろうか。



http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/330.html

[経世済民129] 限界を超えた金融緩和は「4つの弊害」でむしろ成長を妨げる(ダイヤモンド・オンライン)
限界を超えた金融緩和は「4つの弊害」でむしろ成長を妨げる
https://diamond.jp/articles/-/184564
2018.11.7 河野龍太郎:BNPパリバ証券経済調査本部長 ダイヤモンド・オンライン




 日本銀行の金融政策が極めて分かりづらい。

 将来の金融政策を予想する上で、インフレ率や需給ギャップの動向だけでなく、金融政策の副作用が政策に大きく影響し始めているためである。

 2016年9月のYCC(イールドカーブコントロール、長短金利操作)導入も、2018年7月の「強力な金融緩和継続のための枠組み強化」も、金融緩和の継続がもたらす副作用の軽減が政策の主眼だった。いずれも、景気やインフレに対応した措置ではない。

 金融政策の運営で常に副作用を意識することは必要だが、政策反応関数を考える上で、副作用を明示的に、あるいは直接的に考慮しなければならなくなっているのは、日本銀行だけではないか。

 このことはすでに、限界に近い、あるいは限界を超えた金融政策が実施されていることを意味するのだろう。

金融政策の効果の本質は
将来の需要の前倒し


 まず認識すべきは、金融政策というのは、効果があってもその本質は「将来の需要の前倒し」にすぎないということだ。

 新たな付加価値が生み出される訳ではない。金利低下によって、企業や家計の支出が増えているとすれば、それは、将来、行われるはずだった支出が前倒しされているからに他ならない。

 それ故、金融緩和が長期化すると、前倒し可能な支出が枯渇してくる。いくら資本コストが低下しても、家計や企業が、将来の支出を全て前倒しすることはあり得ないからだ。

 政策規模がスケールアップしているにもかかわらず、政策効果が小さくなっているのは、このためである。日銀も、現実には、政策効果が小さくなっているから、政策をスケールアップしてきたということだろう。

 もちろん、新たな付加価値を生み出すものではないとしても、金融政策には大きな意味がある。それは、景気平準化のメリットである。

 経済に大きなショックが訪れた際、金融緩和を通じて、将来の需要を前倒しし、景気の振り幅を小さくすることは、経済厚生を改善させる。

 完全雇用の領域に入ってもなお、潜在成長率を超えて高い成長が続く場合、それは将来の需要を先食いし、先行きの景気の落ち込みをもたらす要因にもなるため、ここでも平準化が必要となる。

 リアルタイムでは、潜在成長率の上昇か、循環的な景気の過熱かを判別するのは難しいが、後知恵で考えれば、多くの場合は、後者であり、近年は過度な金融緩和が行われたことによる金融的不均衡の蓄積だった。

 それならば、せめて緩和的な金融環境を修正し、足元の過熱を抑え、持続可能な成長の維持を目指すべきである。

 しかし現在、日銀は完全雇用を超えてもアグレッシブな金融緩和を続けている。「2%インフレ目標」を達成することが目的だが、そのメリットは、もしインフレ醸成に成功しても、それで少しばかりの利上げが可能となり、将来、景気が落ち込んだ際には多少の政策余地を作ることにすぎない。

 一方で、後述するように、政策のコストは逓増している。

インフレ目標実現の近道は
潜在成長率の引き上げ


 ここで金融政策の効果を規定する潜在成長率や自然利子率との関係をおさらいしておこう。

 仮に潜在成長率や自然利子率が高い水準にあれば、将来の所得の継続的な増加が見込まれるため、前倒し可能な需要は大きくなる。金融緩和の効果が得られやすいということである。

 反対に、潜在成長率や自然利子率が低い水準にあれば、大規模な金融緩和を行っても、将来の所得の増加を見込むことができないため、前倒し可能な需要は乏しく、政策効果は得られない。

 日本経済の現状を見れば、このように、潜在成長率や自然利子率が低迷していることが、金融政策の大きな制約となっているのである。

 仮に今後も2%インフレを目指すのなら、近道となるのは、潜在成長率や自然利子率の引き上げであって(これは政府や民間の役割である)、金融緩和の規模拡大や長期化ではない。

 非伝統的な金融政策の先駆けとなった1998年のクルーグマン教授の提言で、理論上、ゼロ金利制約下でもインフレ予想に働きかける政策の効果があると考えられたのは、将来、潜在成長率や自然利子率が回復することを前提としていたからだ。

 つまり、そのモデルでは、バブル崩壊による潜在成長率や自然利子率の一時的な低下への処方箋が論じられていた。将来において、過剰ストックや過剰債務が解消され、潜在成長率や自然利子率が回復しているからこそ、その段階における金融緩和の効果を前借りできる。

 しかし、日本のように人口動態などを背景に潜在成長率や自然利子率が恒常的に低下するなら、理論的にも期待に働きかける金融政策には効果がない。クルーグマン教授も後にそのことを認めたが、既に日本銀行が今のQQE(量的・質的緩和策)を開始した後だった。

 リーマンショックを引き金にした国際金融危機以降、米欧の成長率はようやく回復してきたが、結局、それは長い時間をかけて過剰債務や過剰ストックが解消され、低下していた潜在成長率や自然利子率が回復してきたからである。

 一連の非伝統的な金融政策に効果があったとしても、それは需要の前倒しだから、不況局面で、より大きな景気の落ち込みが避けられた一方で、その後の回復ペースを抑えた可能性もある。

 つまり、危機時の大量の資金供給は必要不可欠だとしても、それ以外の非伝統的な金融緩和がなければ、景気の落ち込みは深かったかもしれないが、その後の回復はもう少し早かったかもしれない。

 また、現在、筆者が懸念しているのは、金融緩和の長期化によって、再び金融的不均衡がつくられ、総需要がかさ上げされている、というリスクである。

 ここまでの議論をまとめると、伝統的金融政策、非伝統的金融政策にかかわらず、金融緩和の効果の本質は、需要の前倒しであり、新たな付加価値が生み出されている訳ではないことだ。

 つまり、無から有は生まれない。総需要の平準化、つまりマクロ安定化は必要だが、それは将来の需要を犠牲にしているということだ。

メリットより「弊害」大きい
資源配分や所得配分をゆがめる


 したがって、総需要の平準化ではなく現在の日銀のようにインフレ期待の醸成を目的に金融緩和を続けるのなら、今から述べるように、コストばかりが膨らみ、それによって多少の金利調整のわずかな「のりしろ」を作るということ以外に政策を正当化する論拠を見出すことは難しい。

 リアルタイムでは、メリットは大きいように見えても、それは、正常化の際に現れるコストによって、相殺される性質のものである。

 いまの日銀の金融政策のかじ取りを見れば、実態は効果が相殺されることを恐れて、正常化を選択できず、政策継続のコストが逓増し始めたようにも見える。

 非正統的な金融政策に多くの人が魅了されるのは、株価や不動産価格など資産価格が比較的大きく反応を示すためだ。

 だが、過去6年近い日本の「実験」でも明らかになったように、実体経済への波及効果はそれほど大きい訳ではないし、さらに物価への影響は相当に小さい。

 資産価格の上昇に比べて実体経済への効果がそれほど大きなものではなかったからこそ、海外でも非正統的な金融政策が長期化したのである。

 また、非伝統的な金融政策の手仕舞いが進めば、これまで押し上げられてきた株価や不動産価格にも当然、下押し圧力がかかる。そのことを懸念するから、必要な手仕舞いが進まない、というのが現状ではないか。

 QQEが始まる前の段階から、筆者は、例えば2010年の包括的緩和についても、副作用が相当に大きいのではないかと懸念していた。

 政府がさまざまな経済改革を行っているにもかかわらず潜在成長率が上昇しないのは、超金融緩和の長期化によって、需要が先食いされているだけでなく、さまざまなゆがみが生じ、潜在成長率や自然利子率が低下していることが原因なのではないか。

 第一の弊害は、資源配分が大きくゆがめられていることである。

 本来、不況期には、好況期に積み上げられた非効率の調整が行われ、経済の新陳代謝が進む。しかし、ゼロ金利政策の長期化によって、非効率な企業の存続が可能になり、そのことが新規企業の参入も困難にする。

 新たに生まれるのも、ゼロ金利の下でしか採算の取れないような投資プロジェクトである。あるいは超低金利の下で、不動産価格の上昇が続かなければ採算の取れないような投資プロジェクトだ。

 1995年以降、数度の景気循環が繰り返されているにもかかわらず、事実上のゼロ金利政策が固定化されていることの弊害に今一度、目を向けるべきである。

 第二の弊害は、所得分配が大きくゆがめられていることである。

 ゼロ金利政策の長期化で、本源的な貯蓄の出し手である家計から、企業部門や政府部門に所得移転が続けられている。そして問題は、低金利のメリットを受ける企業部門の支出性向が大きく低下していることだ。

 不況期には、金利低下や円安によって、企業部門をサポートすることに大きな意味がある。しかし、企業部門が改善すれば、本来は、金利が上昇して利子所得が増える。

 また、金利上昇を背景に円高が進むことで輸入財の価格下落などを通じて実質購買力が上がる。金利上昇と円高を通じて、家計にも企業部門の回復の恩恵が広がるのである。

 しかし、企業部門への悪影響を恐れて、日銀が金利をいつまでも抑え込み、円高を避けようとしているから、本来の経済の主役であるはずの個人消費がいつまでも回復しないのではないか。

 とりわけ高齢化が進むと、企業部門優先の政策の有効性はますます低下する。

「円安」は付加価値生まない
他国の需要を引き寄せるだけ


 金融政策の効果として、為替のチャネルが重視されるようになってきた。グローバル化の進展で、今や金融緩和の効果と言えば、為替を通じた効果とも言える。

 金融緩和で新たな付加価値を生み出すことはないと述べたが、それは為替のチャネルも同様で、「他国の需要を自国に引き寄せる」効果しかない。これは、グローバル経済全体で見れば「ゼロサム」である。

 もし金融緩和が修正されれば、通貨安も修正が始まる。他国の需要を自国に永久に引き寄せることはできないため、結局これも「需要の前倒し」と表現すべきかもしれない。

 実際、先食いした需要の調整を恐れて、円安政策の手仕舞いに踏み切ることができない状況になっているのではないか。そのことは、資源配分や所得分配をさらにゆがめ、潜在成長率や自然利子率を一段と低下させる。

 2005〜2007年当時、加工組立を中心に日本の製造業は、円安の永続を前提に国内の生産拠点を大幅に増やし、それが大きな過剰ストック、過剰債務をもたらした。

 当時、ライバルだった韓国や台湾の企業が、人件費を抑えるため、生産拠点を中国や東南アジアに移転していたにもかかわらず、である。

 今でもリーマンショック後の円高で日本の製造業が大きなダメージを被ったと多くの人は考えているが、当時、実質ベースでみると、それほど極端な円高になった訳ではない。

 それでも日本経済が大きなダメージを被ったのは、危機以前の実質円安が行き過ぎであり、それが永続することを前提に、国内で過剰ストックが積み上げられたためだ。

 この教訓もあって筆者がいま、心配しているのは、インバウンド消費の行方である。

 インバウンド消費が活況なのは、1970年代半ばに匹敵する超実質円安も大きく影響している。もし、円高へ巻き戻しが起きると、インバウンド消費が落ち込むだけでなく、その永続的な拡大を期待して宿泊業など関連分野で積み上げられた過剰ストックや過剰債務の問題が一気に表面化する恐れがある。

 トレンドを超えた需要の伸びは、需要の先食いでしかあり得ない。さらに過剰債務や過剰ストックが蓄積されているのなら、潜在成長率や自然利子率そのものも低下する。

 もし、需要のトレンド自体が改善しているのなら、多少、円高が進んでも、インバウンド需要は頑健なはずである。

 通貨安には、消費者など輸入価格上昇でデメリットを受ける経済主体から、輸出企業など輸出価格上昇でメリットを受ける経済主体への所得移転という側面もある。

 前述した通り、実質円安は、海外の需要を日本の財・サービスに惹きつけるため、不況期には、輸入物価上昇のデメリットを相殺して余るほどの、輸出数量拡大という大きなメリットがあることは確かだ。

 ただ、それにしても、なぜこれほどまでに日本社会では円高恐怖症が強いのか。

 考えられる理由の一つは、円高が訪れる局面では、世界経済が不況に陥っていることが多いからだろう。

 日本で円高不況と呼ばれる場合、そこには、円高による輸出価格下落のデメリットだけでなく、世界経済が落ち込むことの負の所得効果も含まれている。

 景気拡大局面では、輸出セクターが被る円高のデメリットは小さいはずであり、経済全体ではむしろメリットの方が大きいように思われる。

 しかし、結局、景気拡大局面でも円高を避けようとするから、そのメリットを享受できず、不況局面ではより大きな円高のデメリットを被らざるを得なくなる。

 せめて景気拡大期には、円高回避に血眼になるのではなく、円高のメリットを享受できる社会つくりに励むべきである。

財政規律が弛緩
政治が慢心、改革遅れる


 話を極端な金融緩和の長期化の弊害に戻そう。三つ目の弊害は、財政規律の弛緩である。

 日本の場合、実質資本コストが低下しても、企業や家計は支出を容易に増やさないが、政府は支出増で強く反応する。

 本来、政府が支出を増やすと、長期金利が上昇し、それが政治的な財政膨張圧力の歯止めになる。しかし、日銀が長期金利を完全に抑え込んでいるために、そうした抑制効果が全く働かなくなっている。

 公的債務が大幅に増えても、利払い費が抑制されている結果、QQE以降は、不況期だけでなく、完全雇用になっても、追加財政が繰り返されるような有様だ。

 しかし恒常的な財政赤字で、資源配分がゆがめられ、これも潜在成長率や自然利子率の回復を遅らせる要因になる。

 財政健全化がすっかり棚上げされていることとも関係するが、非伝統的な金融政策によって資産価格ばかりが押し上げられるため、政治がそれに慢心して、潜在成長率や自然利子率を回復させるための経済構造改革が遅れていることも懸念される。

 次から次へと新たな政策が打ち出されているが、ポリティカル・キャピタルが分散され、十分な効果は得られていない。改革の短期的な痛みを取り除くために取られたのが、非伝統的な金融政策だったということはすっかり忘れ去られている。

 政策当局者の間で、2013年1月に政府と日銀の間で交わされた共同声明を読みかえす人はいるのだろうか。

 極端な金融緩和の長期化の四つ目の弊害は、金融システムへの悪影響だ。

 極端な金融政策の継続で需要の前倒しを促すということは、企業や家計が支出のために借り入れを増やすことを意味する。

 問題は、結果的に金融機関が収益に見合わないような過大なリスクを取り、経済に過剰債務や過剰ストックが蓄積されることである。

 日銀も10月の金融システムレポートで認めた通り、目先は緩和的な資金調達環境により総需要が喚起されるとしても、そのことは将来、膨張したバランスシートの調整を大きくすることに他ならない。

 総需要喚起の効果が大きければ、それは将来の落ち込みが大きくなるということである。金融システムへの悪影響を考慮しなければならなくなったという点では、超金融緩和の弊害は相当に深刻化している。

政府や民間の過剰債務
金融システムを不安定化


 もちろん、収益性の高い投資プロジェクトが、さまざまな情報をもつ金融機関によるマッチングで掘り起こされているのなら、貸し出しの増加は、将来の潜在成長率や自然利子率の上昇につながる。それが、本来、金融業に課せられた責務である。

 しかし、現実に増えている融資の一部には、好景気かつゼロ金利環境でしか採算のとれないような投資プロジェクトへの資金供給もあるだろう。

 不況になれば、それらは、過剰債務や過剰ストック、同じことだが不良債権となり、潜在成長率や自然利子率はさらに低下する。

 景気拡大局面にある現在、信用コストは著しく低下しているが、不況になれば上昇する。

 通常、金融機関の収益悪化に対し、中央銀行ができることは、短期金利を引き下げてイールドカーブを立て、利鞘確保の機会を提供することだ。

 しかし、現状の金融政策の下で不況が訪れると、イールドカーブをスティープ化させる余地はない。預金による資金調達が多いため、マイナス金利の深掘りは金融業にとり致命的である。

 また、長期金利の引き上げは、イールドカーブのスティープ化をもたらしはするが、資産価格の下落を引き起こすため、不況期には政策としてとり得ない。まさに手詰まりである。

 結局、日銀が次回の不況期にとり得るのは、ETFなどリスク資産を大量に購入するといった政策になるのだろうか。

 それはそれで弊害は大きいが、やむなしということになるのだろうか。

 経済全体で、過剰債務をつくり出すことは、金融システムに悪影響を与え、金融政策の有効性を低下させるが、懸念されるのは、民間部門の過剰債務の膨張だけではない。

 前述したように、超低金利環境の下で、公的債務の膨張が助長されていることも、金融システムの安定を損なう。

 それは、金融部門が大量の国債を抱えているためである。

 日銀が買い支えれば済む話と考える人もいるかもしれない。ただ、日銀が政策手段とするベースマネーの価値の源泉は、日銀のバランスシートの裏側にある保有国債の価値によって担保されている。

 国債価値に疑念が生じれば、日銀のマネタリーベースの価値にも大きな疑義が生じる。国債を買い支えるためにマネタリーベースを増やすことは、国債とマネタリーベースの価値の大幅な低下を引き起こすことにつながりかねない。

 金融政策の目標は、「物価の安定」と「金融システムの安定」を通じて、経済厚生を向上させることだ。それが最も素直な日銀法の解釈だろう。

 1990年代末の金融危機時もデフレスパイラルは回避され、物価の安定は何とか維持されてきたが、低い成長率の理由をデフレに求める声が強まるなかで、極端な金融緩和の長期化を余儀なくされてきた。

 だが日銀が2%のインフレ目標の達成にこだわり、極端な金融緩和をこのまま続ければ、民間の過剰債務や公的債務の膨張で、いずれ金融システムが不安定化し、経済厚生に悪影響が及ぶ。

 そうなれば本末転倒である。

(BNPパリバ証券経済調査本部長 河野龍太郎)





http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/332.html

[政治・選挙・NHK253] 田崎史郎にも“国会通行証”疑惑が浮上!? 時事通信やめたのに今も記者記章を所持し国会に出入り(リテラ) 赤かぶ
3. 赤かぶ[1127] kNSCqYLU 2018年11月07日 14:15:51 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[542]



http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/375.html#c3
[政治・選挙・NHK253] 突然の“脅迫文書” 小池知事が豊洲移転慎重派の業者を弾圧(日刊ゲンダイ)
   


突然の“脅迫文書” 小池知事が豊洲移転慎重派の業者を弾圧
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/241089
2018/11/07 日刊ゲンダイ


いきなり送りつけられてきた(C)日刊ゲンダイ

 豊洲市場の開場から約1カ月が経過した。新市場のあり方に疑問を感じている業者は今なお多く残っているが、そんな移転慎重派の業者に対し、小池百合子都知事がついに「どけ」とばかりに“脅迫文書”を送付。弾圧し始めた。

 日刊ゲンダイが入手した文書は10月31日付。差出人は小池知事で、宛先は市場移転に慎重姿勢を取り続けてきた東京中央市場労組の中澤誠執行委員長。文書では〈都は、築地市場の閉鎖に伴う原状回復義務の免除等について平成30年8月20日付(略)通知したところです。あなたは、原状回復を行うとして原状回復義務の免除等の申請をしませんでしたが、平成30年10月31日現在、市場施設の原状回復及び返還がなされていない〉などとし、〈市場施設(豊洲市場)の使用の全部停止30日〉との行政処分をチラつかせて今月8日までに弁明書の提出を要求している。

 中澤氏は問題山積の豊洲市場に不安を覚え、先月11日の豊洲市場開場以降、抗議の意思から築地市場に備品を置いている。都の強硬姿勢に中澤氏はこう憤る。

「私としても、都の現場職員とも相談し、引っ越しの段取りをつけようとしていたところです。それが、何の前触れもなしに小池知事名で文書が送り付けられてきた。30日間の業務停止など、あまりに強権的です」

 都に見解を求めたが、「文書を送付したのは事実だが、個別のやりとりについてはコメントできない」(中央卸売市場管理部)と回答拒否。反対する人間の“排除”は小池知事の得意技だが、これじゃあ沖縄県の辺野古基地新設反対の民意を踏みにじり、埋め立て工事を強行する安倍政権と何ら変わりがない。


































http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/376.html

[政治・選挙・NHK253] 突然の“脅迫文書” 小池知事が豊洲移転慎重派の業者を弾圧(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
1. 赤かぶ[1128] kNSCqYLU 2018年11月07日 14:30:47 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[543]






http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/376.html#c1
[国際24] 米中間選挙 下院は民主党多数派奪還へ トランプ大統領に痛手 共和党 上院で多数派維持へ  赤かぶ
9. 赤かぶ[1129] kNSCqYLU 2018年11月07日 14:36:19 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[544]






http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/481.html#c9
[政治・選挙・NHK253] きょうの新聞から。(谷間の百合)
きょうの新聞から。
https://taninoyuri.exblog.jp/29836396/
2018-11-07 10:34 谷間の百合


中米グァテマラで「エホバの証人」の布教活動をしていた日本女性二人が死傷するという事件が起きました。

「エホバの証人」はわが家のポストに20年近く諦めることなく小冊子を入れていた唯一の宗教ですが、何が目的なのかなとはいつも思うことです。

未来ある若い人、特に若い女性の異郷での死はひとしお痛ましい。

いまは名を変えて「統一教会」ではないようですが、信者の合同結婚式で数千人の日本人女性が韓国人男性、それも特に貧しい農村の男性と結婚したということでした。

それも教祖の、結婚は日本は悪いことをしたのだからその「贖罪」だという言葉を信じて耐えているということです。

宗教による洗脳は罪が深い。

グァテマラも貧しい国でしょう。

いまニュースになっているホンジュラスの移民キャラバンの人々が口々に言っていたのが、生活ができない上に犯罪が多いということでした。

貧困は必ず犯罪を生みます。

「エホバの証人」はそういう危険な場所に女性を送り込んで、たとえ暴漢に襲われて殺されることになっても、それも神の思し召しとでも言うのでしょうか。

崇高な犠牲だと言うのでしょうか。

貧困はとっくによその国のことではなくなっています。

先日、年金生活者の苦しい生活の実態をとらえたドキュメンタリーをみていまも気持ちが沈んでいるのですが、いつも思うのが政治の不在、政府の無策です。





年金生活者の多くは公団に住んでいますが、場所によっては空き室の目立つ老朽化した公団でも家賃は3万円以上だということのようでした。

なぜ無料にできないのかと言えば、政治家や官僚が生活というものに思いが至らないからです。

生活が大事だと言う政治は間違っていると言った人間は稲田さん一人ではなく、上級国民はすべてがそうなのです。

生活保護が貰えないのは頼れる子どもや親戚がいるという判断のようですが、子どももギリギリの生活をしていて1万どころか数千円のお金も捻出できないということがお役人には分からないのです。

国民民主党の幹部が自民党の二階幹事長、金田副幹事長代行、稲田筆頭副幹事長と会談をしたということです。

先日は篠原孝さんが、公の席で二階さんに自民党入りを打診していましたが、わたしは本気とも思いませんでしたが、冗談とも思いませんでした。

自民党の中に入って引っ掻き回してくれるのなら歓迎ですが、どうもそういうことではないらしい。

マハティール首相が桐花大綬章の親授式に出席のため訪日し、きのうは総理と会談しましたが、そこで総理は恥も外聞もなく拉致問題の解決への協力を求め、マハティール首相も快く応じたということでした。

総理の外国首脳との会談では、いつも「一致した」「認識を共有した」となるのですが、つまりは外交をしていないということではありませんか。

総理がしているのは外交辞令であって、向こうも適当にそれに合わせているということなのだと思います。

きょうの「正論」では、西尾幹二さんが、総理の対中接近への誤りを指摘していますが、いつか日本は総理の「外交しているふり」のツケを払わされることになるでしょう。

もちろん、その付けはもろに国民が被ることになります。









http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/377.html

[政治・選挙・NHK253] 大ブーメラン!イキってヨタるしか能のない自民閣僚たち(simatyan2のブログ)
大ブーメラン!イキってヨタるしか能のない自民閣僚たち
https://ameblo.jp/usinawaretatoki/entry-12417386514.html
2018-11-07 15:00:26NEW ! simatyan2のブログ


7日の参議院予算委員会で、小池議員に向かってヨタりながら
ヤクザ丸出しに、

「俺のことを指差すな!」

と恫喝した麻生太郎。

しかし指を差すのは安倍晋三の専売特許です。









また麻生太郎は、

「7000円だった株が2万2000円まで上がった」

などと自分の手柄のように言ってますが、麻生政権の時には
6000円台まで落ちたのです。

バブル崩壊後最安値
https://indexes.nikkei.co.jp/atoz/2018/03/20090310.html

その後民主政権が7000円、8000円と上げていったのです。

これでは麻生太郎ではなく、アホウ太郎です。

切れて凄んだら相手はひるんでくれる、と思ってるんでしょうが、
相手は記者じゃなく共産党議員ですから手加減はしません。

もともと日本の株価などアメリカがかなり介入していて、

例えばアメリカが日本株の空売りをかけると日本株が落ち、
株価に依存している安倍政権が日銀に買い上げさせ、株価が
上がり、もうけた金をアメリカに回すという繰り返しと言えます。

小池議員が提示した、消費税がなんのために導入されたのかが
一目瞭然にわかるグラフのパネルも絶品です。



儲かっている大企業への減税のために増税分が賄われているの
が丸わかりです。

日米地位協定については、

米軍機事故の調査のために、防衛省が在日米軍基地に入ったこと
があるかの質問の答弁で、防衛大臣が一件もないことも明らかに
なりました。

「日米地位協定は、ドイツやイタリアのアメリカとの地位協定と
くらべても、あまりに屈辱的ではないか?」

の質問に、河野太郎は、

「NATO加盟国であるドイツ、イタリアと違って当然」

とそっけない答弁を繰り返すばかりです。

つまり、屈辱的な内容でも当然という驚くべき答えですね。

「一生懸命応援した沖縄の候補に掲げさせた公約なんだから、
自民党は今後も行うべきではないか?」

との問いに、

「もっとも適切に取り組みます」

という答えですから、どうしようもないです。

押し付け憲法だから憲法改正するという割には、押し付け地位協定
には、だんまりの安倍自民とネトウヨ。

そういえばネトウヨは、普段は老害老害と高齢者を馬鹿にしてますが、
麻生太郎(78)、二階俊博(79)、森喜朗(81)を老害とは言わず、
逆に麻生閣下などと持ち上げてます。

しかし安倍政権の実態は、

アメリカから型落ちの武器を高額で買うも、ポンコツなので、



この様です。

元・陸自武器学校長の市川文一氏は、

「イージス・アショアではほぼ迎撃できない」

と言っています。



一方、自衛隊のトイレットペーパーは整備せず自費でかわせる始末。

それで大量に移民を受け入れ、自国民を増税で泣かすわけですから、
安倍自民とネトウヨこそ完全に反日ということになります。



参議院予算委員会 第197回国会(臨時会)2018年11月7日(午前)

※小池晃議員の質疑は1:08:48〜 からです。
片山さつき議員の収支報告書疑惑、外国人労働者受け入れ拡大、ご覧ください。
2:03:05〜 消費税増税、オスプレイ墜落事故問題、小池晃議員質疑。 再生開始位置設定済み。



http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/378.html

[政治・選挙・NHK253] 大ブーメラン!イキってヨタるしか能のない自民閣僚たち(simatyan2のブログ) 赤かぶ
1. 赤かぶ[1130] kNSCqYLU 2018年11月07日 18:18:03 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[545]

参院予算委 麻生氏、共産・小池氏の「指さし」に激怒
https://mainichi.jp/articles/20181108/k00/00m/010/010000c
毎日新聞2018年11月7日 17時10分(最終更新 11月7日 17時45分)


参院予算委員会で共産党の小池晃書記局長に対し質問の仕方を指摘する麻生太郎副総理兼財務相=国会内で2018年11月7日午前11時12分、川田雅浩撮影

 麻生太郎副総理兼財務相が7日の参院予算委員会で、同氏を指さしながら質問した共産党の小池晃書記局長に対し「人を指さすのはやめた方がいい。無礼だから」と怒りをあらわにする一幕があった。小池氏は「その言い方の方が無礼」と応戦。麻生氏は引き下がらず「そうかね。指さす方が無礼なんじゃないの」と言い返した。

 激しい応酬は、小池氏が、富裕層に対する金融課税の強化が必要とただした際に起きた。

 この日の予算委では安倍晋三首相も、拉致問題を質問した立憲民主党の有田芳生氏に「いちいち指をさされなくても分かっている」といら立つ場面があった。【青木純】











http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/378.html#c1
[政治・選挙・NHK253] 大ブーメラン!イキってヨタるしか能のない自民閣僚たち(simatyan2のブログ) 赤かぶ
2. 赤かぶ[1131] kNSCqYLU 2018年11月07日 18:20:22 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[546]






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3. 赤かぶ[1132] kNSCqYLU 2018年11月07日 18:34:35 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[547]









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4. 赤かぶ[1133] kNSCqYLU 2018年11月07日 18:38:11 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[548]









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[政治・選挙・NHK253] 大ブーメラン!イキってヨタるしか能のない自民閣僚たち(simatyan2のブログ) 赤かぶ
5. 赤かぶ[1134] kNSCqYLU 2018年11月07日 18:42:05 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[549]









http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/378.html#c5
[政治・選挙・NHK253] 自民党幹部と仲良く会食…国民民主党はやっぱり「ゆ党」か(日刊ゲンダイ)
       


自民党幹部と仲良く会食…国民民主党はやっぱり「ゆ党」か
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/241166
2018/11/07 日刊ゲンダイ


玉木代表は急きょ出席を取りやめたが(C)日刊ゲンダイ

 国民民主党の幹部が6日、都内のホテルで自民党幹部と会食した。出席したのは、国民側が増子輝彦幹事長代行と小宮山泰子代議士会長。自民側が林幹雄、金田勝年両幹事長代理と稲田朋美総裁特別補佐。

 当初、国民は玉木雄一郎代表と平野博文幹事長も参加予定だったが、党内から異論が出て、当日夕方、急きょ、出席を取りやめた。それを受け、自民は出席予定だった二階幹事長も欠席した。

 安倍自民は改憲をめぐって、野党の一角を取り込みたい思惑がある。外国人労働者拡大など国会がモメている最中に、与野党で仲良く会食って、国民はやっぱり「ゆ党」なのか。








































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6. 赤かぶ[1135] kNSCqYLU 2018年11月07日 19:04:40 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[550]






















http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/378.html#c6
[政治・選挙・NHK253] 大ブーメラン!イキってヨタるしか能のない自民閣僚たち(simatyan2のブログ) 赤かぶ
7. 赤かぶ[1136] kNSCqYLU 2018年11月07日 19:08:03 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[551]









http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/378.html#c7
[政治・選挙・NHK253] 大ブーメラン!イキってヨタるしか能のない自民閣僚たち(simatyan2のブログ) 赤かぶ
8. 赤かぶ[1137] kNSCqYLU 2018年11月07日 19:10:24 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[552]















http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/378.html#c8
[政治・選挙・NHK253] 大ブーメラン!イキってヨタるしか能のない自民閣僚たち(simatyan2のブログ) 赤かぶ
9. 赤かぶ[1138] kNSCqYLU 2018年11月07日 19:13:32 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[553]












http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/378.html#c9
[経世済民129] 保険のプロが指摘 「医療保険」は本当に必要なのか(マネーポスト)
保険のプロが指摘 「医療保険」は本当に必要なのか
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181107-00000004-moneypost-bus_all
マネーポストWEB 11/7(水) 16:00配信 女性セブン2018年11月15日号



高額療養費制度を使えば自己負担額が安くなる


 生命保険に支払う保険料は世帯平均で年38万2000円。1か月分の給料がまるまる飛んでいくほど高額で、“保険貧乏”に陥る家庭も少なくない。はたして、それだけの金額を払って保険に入る価値はあるのだろうか。

 かつての主力商品だった死亡保険に代わり、近年、個人向け保険の新規契約数で最も多いのが、「生きている間のリスク」に備える医療保険である。だが、『「保険のプロ」が生命保険に入らないもっともな理由』など、多数の著書がある保険アドバイザーの後田亨さんは、必ずしも医療保険は必要ないのではないか、と指摘する。

「病気になった際、医療費の負担を心配して保険加入を検討する人がいますが、ほとんどの場合で必要はありません。年齢、性別に関係なくすべての国民が加入している健康保険制度では、医療費の自己負担は3割。後期高齢者(75才以上)になったら1割負担です。

 これに加え、一定額を超えた場合はその金額が支給される『高額療養費制度』もあります。この制度を活用すれば、例えば治療費がその月に100万円かかってしまっても、平均月収28万〜50万円の世帯であれば、8万7430円で済みます」

 高額療養費制度は、所得により差があるが、年収約770万円以下の一般的な家庭の場合、月額で8万7430円と自己負担の上限額が決まっている。ファイナンシャルプランナーの長尾義弘さんが語る。

「例えば肺がんでがん治療薬『オプジーボ』の治療を受けて、医療費に250万円かかったとしても、月の治療費の自己負担額は同じなんです」

 しかし、入院が数か月にも及べば、毎月9万円弱が重なることで、治療費が多額になると心配する人もいるだろう。

「最近は入院が短期化しているため、かかっても負担額はせいぜい10万〜20万円ほどです。実際、私自身が足の手術で入院した際も、14日間の入院で実際にかかった医療費の総額114万円に対し、高額療養費制度を活用して14万円ちょっとで済みました」(長尾さん)

 厚労省によれば、1990年の平均入院日数は44.9日だったのが、2014年には31.9日まで短縮化している。35〜64才の現役世代に限れば24.4日(2014年)である。

 大手生保の保険で賄う場合で見てみよう。入院給付日額5000円、手術給付10万円、先進医療特約付きの終身医療保険の場合、40才女性の月額保険料は2000円ほど。10年で24万円、40年で100万円弱かかる計算だ。

 一方、長尾さんのように手術を受けて14日間入院したとすると、給付金は17万円だ。その程度ならば、保険料を払わずに貯金していれば充分に賄える。よほど手術の回数が多くない限り、保険に加入するメリットは少ない。

「最近、女性特有の疾病リスクに備える『レディース保険』が積極的に販売されています。女性特有の病気は給付が上乗せされますが、女性特有の病気だからといって医療費が倍になるわけではなく、高額療養費制度を活用すれば自己負担の限度額で済みます。わざわざ上乗せして加入する必要はありません」(長尾さん)




http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/336.html

[国際24] 今回の選挙は一体何を問うものなのか(マスコミに載らない海外記事)
今回の選挙は一体何を問うものなのか
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2018/11/post-10c5.html
2018年11月 7日 マスコミに載らない海外記事


2018年11月5日
Paul Craig Roberts

 アメリカ人の無頓着さには驚き続けている。読者が支配者集団の候補者なのに、なぜトランプを支持したのかと問う電子メールを送って来られる。もしトランプが支配者集団の候補者だったら、支配者集団が一体なぜ彼を破壊しようと二年間も費やすのだろう?

 正しい結論を導きそこねているのは、驚くべきことだ。トランプは大統領選挙運動中も、就任演説でも、支配者集団に宣戦布告していたのだ。

 当時、私が書いた通り、トランプは大統領の権力を非常に過大評価していた。彼は支配者集団が、彼の従業員同様に、彼の意志をすぐに受け入れると期待しており、ワシントンを、彼の狙いを支援するため誰を任命すべきかを、知らなかった。彼はdefeatedロシアとの関係を正常化する彼の意図では完全に。そのかわり、我々はロシア、中国両国が戦争に備える状態に直面している。

 言い換えれば、ヒラリーが実現したであろうものと同じ結果なのだ。

 トランプは、支配者集団に悩まされる余り、理路整然と考えるのに苦労している。一体いつからのことか、初めての支配者集団ではない候補者として、“惨めな人々”によって、彼は選出されたのだ? 同じような大統領を探すには歴史をさかのぼらなければならない。おそらく、アンドリュー・ジャクソンだ。ジミー・カーターとロナルド・レーガンは民主党と共和党支配層の好みではなく、既存支配体制は、両方の大統領を束縛すしようと素早く動いた。民主党支配者集団は、カーターの予算長官と大統領首席補佐官の両方をはめて排除し、彼が狙っていることの実現に必要なある種の要素をカーターから奪った。共和党支配者集団が、レーガン政権の権力ある地位につけろと主張したブッシュ一派が、彼の改革的経済計画と、冷戦を終わらせる彼の決意を邪魔するのに成功した。レーガンのために、私はこの両方の戦いに加わり、今も傷が残っている。

 トランプは“の幹部と主要株主の利益のためだけに、アメリカ多国籍企業によって仕事が海外移転された惨めな”中流階級によって選ばれた部外者だ。ごく少数の人々がsold out縮小しつつあるアメリカ中流階級。

 世界中の他の国々で、トランプの本当の同盟者は、ベネズエラ、ボリビア、ニカラグアの大統領、元エクアドル大統領、“アメリカで初めての黒大統領”に打倒され、その結果アメリカ国境に向かうキャラバンとなった元ホンジュラス大統領なのだ。支配者集団はトランプを徹底的に混乱させるのに成功したので、中南米の既存支配体制派ではない指導者たちに対して、彼は支配者集団の戦争を宣言した。

 すると、今回のアメリカ中間選挙は一体何を巡るものなのだろう?

 “惨めな人々”が支配者集団の売女マスコミに洗脳されて、下院と上院の選挙で、トランプを支持しそこねるかどうかなのだ。もしアイデンティティ政治が、その政治である民主党が、下院および/あるいは上院で多数派になれば、トランプは完全に無力になる。支配者集団は、将来のあらゆる大統領候補に、決して支配者集団の既得権益をさしおいて、国民に訴えかけてはいけないという教訓を叩き込みたがっているのだ。

 アメリカでは民主主義などはウソだ。少数独裁支配で、国民は少数独裁支配の下で、いくら苦しもうと、服従し、受け入れなければならない。国民を代表する大統領候補などもうたくさん。これが、支配者集団が、中間選挙で大衆に教えたがっている教訓なのだ。

 今回の選挙は、一体何が争点であるべきだろう? もしアメリカに自立したマスコミがあれば、選挙は、軍事的に強力な二国にアメリカとの戦争に備えさせている、ワシントンが作り出し危険な状況を巡るものだったはずだ。これは私の人生の中で、最も深刻な展開だ。軍安保複合体の権力と利益という物的権益のおかげで、レーガン大統領がそのために努力したもの全てが覆された。

 もしアメリカに自立したマスコミがあれば、選挙は、無頓着なアメリカ人が受け入れた、9/11のウソ、大量破壊兵器のウソ、化学兵器使用のウソ、イラン核兵器のウソ、ロシアによるウクライナ侵略のウソに基づくアメリカ警察国家を巡るものだったはずだ。大量の戦争犯罪を引き起こした、こうしたウソの責任がある連中は、その理由から、アメリカ政権に起訴されるべきなのに、尊敬され、裕福だ。私たちは市民的自由とプライバシーを失った。警察国家の邪魔になる人々は全てなぎ倒される。

 もしアメリカに自立したマスコミがあれば、選挙はアメリカ合州国の産業空洞化についてのものだったはずだ。現在、この記事が明らかにしている通り https://thesaker.is/the-pentagon-realised-what-it-has-done-the-chinese-put-the-us-army-on-its-knees/ アメリカ製造業や産業の海外移転で、アメリカ軍は中国供給業者に依存している。

 それなのに、トランプ政権は中国と面倒を起こし始めた!

 もしアメリカに自立したマスコミがあれば、セルビアや、アフガニスタン、イラク、ソマリア、リビア、パキスタン、シリアやイエメンに対する20年間にわたるアメリカとNATO/EUの戦争犯罪や、残ったパレスチナ人に対するイスラエルの戦争犯罪に対するアメリカとNATOの支持、“アメリカで初めての黒人大統領”オバマ政権が民主的に選ばれたウクライナ政府を、ワシントンが打倒し、ウクライナに据えたネオナチ政権の犠牲者になるのを住民が拒否して分離したロシア地方に対する戦争犯罪をネオナチ政権が行うのをアメリカとNATO/EUが支持していることに反対する選挙になっていたはずだ。

 もしアメリカに自立したマスコミがあれば、選挙はイランに対する画策された悪魔化に関するもののはずなのだ。トランプが任命した全くのたわけもの国務長官が(大ばかものは発言を許されるべきではない)イラン政府が普通の国のように振る舞うことに同意しない限り、ワシントンは、イランを潰すつもりだと宣言したばかりだ。

 “普通の国”で、ポンペオは一体何を意味しているのだろう。彼はワシントンから進軍命令を受ける国を意味しているのだ。イランはどこの国も侵略していない。今権力の座にある政府は、ワシントンとロンドンが民主的に選ばれたイラン政府を打倒した際に、ワシントンがイランに押しつけた独裁者シャーを打倒した政府の継続だ。

 卑劣なポンペオが実際言っているのは、イランはシリア同様、南部レバノンへのイスラエル拡張の邪魔なために、イランとシリアが、イスラエルによる南部レバノン侵略を二度打ち負かしたヒズボラ民兵に供給しているために、イランは取り除かねばならないということだ。称賛されているイスラエル軍は、非武装のガザ・ゲットーで女性や子供の殺害くらいしかできない。

 もしアメリカに自立したマスコミがあれば、ワシントンが一方的に、イラン核合意に調印したヨーロッパやロシアや中国の反対を前に、条約から離脱し、イスラエル以外、世界のどの国も支持していない経済制裁を課すことを正当化するような一体何をイランがしているのか正確に言うよう、誰かがポンペオに質問しているはずだ。

 だがもちろんアメリカには自立したマスコミはない。NPR、ワシントン・ポスト、ニューヨーク・タイムズ、CNN、MSCBS、フォックス・ニューズなどの売女集団がいるだけだ。

 誠実で自立したマスコミ無しで、政府の責任追及はない。アメリカには誠実で自立したマスコミはない。それゆえアメリカでは政府の責任追及はあり得ない。

 “惨めな人々”はジレンマに陥っている。彼らが選んだ大統領は、既成支配体制に圧倒されてしまって、彼らを代表することができない。逆にトランプは、戦争屋ジョン・ボルトンを、国家安全保障問題担当補佐官として、戦争屋ポンペオを アメリカ国務長官として、支持者に与えたのだ。彼がアドルフ・ヒトラーを任命しているも同然だ。実際、ヒトラーはもっと理性的な人物だった。

 そこで、またもや重要なことは何も議論されない選挙がアメリカで行われる。

 アメリカ人が武装反乱に立ち上がらない限り、自由な国民としてはおしまいになるが、もちろん、武装反乱で立ち上がることはできない。警察や政府のあらゆる機関が軍隊化されているためというより、ユダヤ文化のマルクス主義と民主党のアイデンティティ政治が、アメリカ人を無秩序にし、お互いに争うようにしているためだ。文化的マルクス主義とアイデンティティ政治がアメリカ国民を被害者と加害者とに分裂させた。本当の加害者と本当の被害者は、イデオロギー的な狙いに役立つように作られた全体図の中には現れない。加害者は、少数独裁支配者ではなく、トランプに投票した白人男性なのだ。超億万長者ではなく、地域社会の隅に追いやられた、かつての製造業、産業の労働人口が圧政の源なのだ。このかつての労働人口は黒人と白人なのに、民主党のアイデンティティ政治が黒人と白人を争わせている。

 アメリカは絶望的だというのが私の結論だ。ごくわずかの例外を除いて、国民は生存し続けるのに十分なほど賢くはない。おそらく明日の選挙の結果で、私の考えは変わるだろう。もし票が支配者集団に入れば、全てが失われる。

 Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼 の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2018/11/05/what-this-election-is-about/

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http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/482.html

[国際24] 大勢判明中間選挙後の米国政治情勢(植草一秀の『知られざる真実』)
大勢判明中間選挙後の米国政治情勢
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2018/11/post-5039.html
2018年11月 7日 植草一秀の『知られざる真実』


11月6日に米国中間選挙が実施された。

現在、開票作業が進展しているが、トランプ大統領の共和党は上院で過半数議席を維持する一方、下院では過半数議席を失う見通しである。

また、全米50州の知事選では、共和党が約30州で勝利を収める可能性が高い。

上院議席数はこれまでの共和51対民主49から、共和56対民主44に近い水準に変化する見通しである。

下院議席は、これまでの共和235対民主193が、共和214対民主221に近い水準に変化する見通しである。

概ね事前の予測に近い結果になると見込まれている。

選挙結果はトランプ大統領に試練を与えるものであるが、トランプ大統領としては、2020年大統領再選に向けて、とりあえずは最大のハードルをクリアしたかたちの決着になったと言える。

下院過半数を民主党に奪回されたことで、今後の政権運営の困難は飛躍的に高まる。

大統領提案を議会で決定することが極めて難しくなる。

また、下院がトランプ大統領に対する弾劾裁判の開始を決定するリスクが高まる。

他方において、共和党は上院議席数を増やす見通しである。

大統領弾劾は上院の3分の2以上の賛成がなければ成立しない。

したがって、大統領弾劾裁判の始動が下院によって決議される可能性はあるが、大統領弾劾が成立する可能性は極めて低いと言える。

大統領指名人事の承認権は上院にあるため、トランプ大統領がとりわけ重視したのは上院における共和党過半数維持であった。

この点に関しては、期待以上の結果を得たということになる。

トランプ大統領はこの中間選挙を起点に、2020年11月3日の大統領選まで、現在の「米国分断路線」を貫く可能性が高い。

メディアの総攻撃を受け続けてきたトランプ大統領であるが、政策路線に対する賛否両論があることを脇に置けば、トランプ大統領が極めて強靱でしたたかな戦略の持ち主であることが改めて証明されたと言える。

米国はトランプ大統領の登場によって、完全に分断されたと言ってよい。

トランプ大統領は全米のすべての主権者からまんべんなく支持を得ることを目指していない。

トランプ大統領の施策を強く支持する者の結束を図る戦術を明確に保持し、その戦術を確実に実行している。

トランプ大統領が支持を獲得しようとしている中核は米国内陸部に居住する、キリスト教福音派の信者を軸とする白人層である。

トランプ大統領は、思想・哲学としては明確にリバタリアンの系譜に沿う主張を展開しており、福祉国家ではなく自助・自立=小さな政府、自己防衛権尊重を重視する立場を鮮明にしている。

米国を征服、占領した渡来勢力の利益を重んじるスタンスを鮮明にしているのだ。

同時に、ワシントンを拠点とするエスタブリッシュメント、職業政治家の手から米国政治を取り戻すことを主張し、この主張に多くの白人系米国人が賛同している。

多様性の尊重、移民との融和、社会保障の拡充を主張する民主党リベラルとは全面的に対峙している。

また、貿易政策においては、自由主義至上主義から米国利益第一主義への転換を明確にしており、従来の共和党の貿易政策からは明確に一線を画している。

経済・軍事・発言力における米国の覇権維持を重視し、その結果としての中国警戒姿勢が鮮明に浮かび上がっている。

大統領当選後の2年間は、経済成長の持続、株価の大幅上昇、失業率の大幅低下の実績を上げてきた。

この実績を踏まえれば、大統領支持率が既往最高水準に上昇してもおかしくはないし、中間選挙に大勝してもおかしくないと言えるが、支持率は低迷し、中間選挙で下院過半数を失うことになった。

その背景にあるのが、トランプ大統領の「米国分断路線」である。

米国を「トランプを支持する米国」と「トランプを支持しない米国」とに分断し、「トランプを支持しない米国」からの支持を積極的に得ようとはしない点に、トランプ大統領の行動の特徴がある。

この基本スタンスは、今後も維持されることになるだろう。

現在の基本路線を維持する場合、2020年の大統領選でトランプ氏が再選を果たすことは十分に考えられる。

民主党が米国民を引きつける大統領候補を擁立できるかどうかが大きな焦点になるだろう。

しかし、トランプ大統領に死角がないわけではない。

弾劾手続き進捗によるイメージダウン以外に、大きな問題として浮上するのが、今後の経済政策運営なのだ。

ここに、最大のリスクがあると言ってよいだろう。



米議会「ねじれ」 トランプ氏 難しい政権運営に
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181107/k10011702291000.html
2018年11月7日 18時45分 NHK



アメリカ議会の中間選挙について、上院はトランプ大統領の与党・共和党が多数派を維持する一方で、下院は野党・民主党が多数派を奪還することになりました。上院と下院で多数派が異なる「ねじれ」の状態が続き、トランプ大統領の公約の実現が一層厳しくなるとみられ、難しい政権運営を迫られそうです。

アメリカ議会の中間選挙は上院100議席のうち35議席と下院の435議席すべてが改選され、6日投開票が行われました。

アメリカABCテレビによりますと、上院では改選されない議席も合わせて共和党が51議席、民主党が44議席を獲得し、共和党が多数派を維持することになりました。

一方、下院については民主党が多数派を奪還することになり、開票はまだ続いていますが、ABCテレビは、民主党が最終的には32議席から36議席を伸ばす勢いだと伝えています。

選挙戦で、民主党はトランプ大統領が強硬な移民政策などを掲げて社会の分断をあおっていると訴えたほか、有権者の関心が高い医療保険制度などを前面に押し出し、トランプ大統領の政策や言動に反発する有権者を取り込んだものとみられます。

結果を受けて、トランプ大統領はツイッターに、「すばらしい成功を収めた。皆さん、ありがとう」と投稿し強気の姿勢を崩していません。

今回の選挙で、今後2年間は議会の上院と下院で多数派が異なる「ねじれ」の状態が続くことになり、メキシコとの国境の壁の建設や、オバマ前政権が導入した医療保険制度、いわゆるオバマケアの撤廃などトランプ大統領の公約の実現は一層厳しくなるとみられます。

また、下院で民主党が多数派となることでいわゆる「ロシア疑惑」などをめぐり、民主党が議会での追及を強め、トランプ大統領にとって不利な情報が明るみになる可能性もあり、難しい政権運営を迫られそうです。

内政が行き詰まれば、トランプ大統領は外交や貿易政策でみずからの指導力をアピールするため、一段と厳しい姿勢で臨むことも予想され、日本などにどのような影響が出るのか注目されます。




http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/483.html

[政治・選挙・NHK253] 名目賃金14か月連続上昇というニュース 「統計まで偽装しやがって」(小笠原誠治の経済ニュースゼミ)
名目賃金14か月連続上昇というニュース
http://blog.livedoor.jp/columnistseiji/archives/51758274.html
2018年11月07日 小笠原誠治の経済ニュースゼミ


 名目賃金が14か月連続で上昇しているというニュースに接しました。

 ホンマでっか?

 朝日が報じています。


 名目賃金を示す労働者1人あたり平均の9月の現金給与総額は、前年の同じ月より1・1%多い27万256円だった。上昇は14カ月連続となった。厚生労働省が、7日に発表した9月の毎月勤労統計調査の速報で明らかにした。

 算出方法を変えた1月以前から変えていない同じ事業所同士を比べた参考値も0・2%増だった。こちらの上昇も14カ月連続だ。

 ただ、物価変動の影響を除いた実質賃金指数は0・4%減った。ガソリンなどエネルギーの価格が上昇したことが響いた。



 名目賃金が14か月連続で上昇しており、しかも今回発表になった9月分は、前年同月と比べて1.1%もアップしているというので景気が良いのかと思いきや、算出方法を換えた結果、高めの数値が出ているということであり、算出方法を換えなければ前年同月に比べて
0.2%としかアップしていないのだ、と。

 しかも、こうして少しとは言え名目賃金がアップしている真の理由は、インフレ率が高まっているためということであり、実質賃金でみるとマイナス0.4%と、下がっているのだ、と。

 でも、その数値についても算出方法を換えなければ、マイナス1.2%ほどになっていると推測されるのです。


 本当に恥ずかしい内閣。

 何が経済の好循環だと言いたい!

 要するに、アベノミクスを始めて以来殆ど何も変わっていない。

 変わったのは、株価が上がったことだけ。

 しかも、株価が上がった真の理由は、世界経済の影響とともに日銀が株(ETF)を買い支えているから。

 人手不足というのに、実質賃金が下がっているということは、経営者側が有利になって労働者側は損失を被っているということなのです。

 昨日も言ったように、少なくても実質賃金が相当程度上がるような状況になった後で、外国人労働者の受け入れを増やすかどうかを考えた方がいいと思います。



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http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/388.html

[政治・選挙・NHK253] 名目賃金14か月連続上昇というニュース 「統計まで偽装しやがって」(小笠原誠治の経済ニュースゼミ) 赤かぶ
1. 赤かぶ[1139] kNSCqYLU 2018年11月07日 20:05:18 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[554]






http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/388.html#c1
[政治・選挙・NHK253] 名目賃金14か月連続上昇というニュース 「統計まで偽装しやがって」(小笠原誠治の経済ニュースゼミ) 赤かぶ
2. 赤かぶ[1140] kNSCqYLU 2018年11月07日 20:10:41 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[555]

9月の名目賃金、前年比1.1%増 増加は14カ月連続、毎月勤労統計
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL06HUQ_W8A101C1000000/
2018/11/7 9:00 日経新聞

厚生労働省が7日発表した9月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、9月の名目賃金にあたる1人あたりの現金給与総額は前年同月比1.1%増の27万256円だった。増加は14カ月連続。基本給の増加が続いた。

内訳をみると、基本給にあたる所定内給与が0.8%増の24万4054円だった。残業代など所定外給与は0.4%増。ボーナスなど特別に支払われた給与は13.3%増だった。物価変動の影響を除いた実質賃金は0.4%減だった。名目賃金は増加したが、消費者物価指数(持ち家の帰属家賃を除く総合)が上昇し、実質賃金を押し下げた。

パートタイム労働者の時間あたり給与は2.1%増の1136円。パートタイム労働者比率は0.15ポイント低下の30.63%だった。厚労省は賃金動向について「基調としては緩やかに増加している」との判断を据え置いた。








http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/388.html#c2
[政治・選挙・NHK253] 上院勝利でトランプ強気 習近平と板挟みで安倍首相“悶絶”(日刊ゲンダイ) 


 


上院勝利でトランプ強気 習近平と板挟みで安倍首相“悶絶”
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/241165
2018/11/07 日刊ゲンダイ


日中融和に踏み出したはずだが…(C)共同通信社

 米中間選挙は最終盤でトランプ大統領の共和党が追い上げを見せた。下院こそ民主党に多数派を奪還されたが、上院は共和党が多数派を維持した。貿易問題での中国への強硬姿勢などが支持拡大の一因だ。米議会は4年ぶりにねじれ状態となるものの、トランプは「今夜はとてつもない成功を収めた」と強気の姿勢を崩していない。

 トランプの次の“照準”は2年後の大統領選。支持の源泉とも言える強硬な対中姿勢はそのままに、日本にも同調を求めてくるに違いない。日中融和に踏み出した安倍首相はどうするのか。米中の板挟みで悶絶するんじゃないか。

  ◇  ◇  ◇

 先月26日の日中首脳会談後、「3原則」をめぐってスッタモンダがあった。

 安倍首相は「競争から協調へ」「互いに脅威とならない」「自由で公正な貿易体制を発展」という「3つの原則を確認した」とテレビ出演で明言、首相官邸のフェイスブックにも書き込んだ。

 ところが、習近平国家主席との会談に同席した西村官房副長官が、「3つの原則という言い方はしていない」と断言し、外務省も否定する文書を発表。しかし、安倍首相は国会答弁で「3つの原則を確認した」と強調して譲らない。

「どうやら、米国サイドから文句を言われたようです。それで西村副長官と外務省が『3原則は確認していない』と否定し、日本は中国に接近しているわけではない、という姿勢を示した。しかしメンツがあるから、すでに発言してしまった安倍首相は撤回しないということでしょう」(自民党関係者)

 トランプにすれば、日本が中国と仲良くするなんて、けしからん。特に「3原則」の3番目にある自由な貿易体制を共に発展なんて許せない、というところだろう。

 米国がカナダやメキシコと結んでいるNAFTAの新協定であるUSMCAには、「非市場国との貿易協定に動けば、枠組みを解消する」という事実上の「中国排除条項」があるが、日米FTAにもこれが盛り込まれる恐れがあるという。そうなれば、中国との貿易は制限される。

 だが、中国は自由貿易に旺盛だ。習近平は5日、中国で開催された輸入博覧会で、今後15年で物品とサービスを合計4500兆円超輸入する見通しだと表明したのだ。日本企業にとって大いにビジネスチャンスになるのに、安倍首相がトランプに気を使っていたら、指をくわえているだけになりかねない。

 国際ジャーナリストの堀田佳男氏が言う。

「トランプ大統領は再選を見据え、中国を“仮想敵国”にして、ますます過激に増長していくでしょう。先日、トランプ大統領は米中の貿易摩擦緩和に前向きと取れる発言をしましたが、習主席と直接話せば、きれい事は言うが、国内政治向けには中国をガンガン攻める。トランプ大統領は安倍首相だけは自分の味方であり、ついてきてくれると思っています」

 安倍首相は今ごろ、頭を抱えていることだろう。




































http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/391.html

[政治・選挙・NHK253] 超厳戒…昭恵夫人“ド派手パーティー”はトップシークレット 映像を入手!(日刊ゲンダイ)


超厳戒…昭恵夫人“ド派手パーティー”はトップシークレット
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/241164
2018/11/07 日刊ゲンダイ


会場内は超豪華(出席者提供)

 お騒がせの安倍昭恵夫人が6日、自らが手がける日本酒のお披露目会に登場。森友問題でいまだ疑惑の渦中にいるだけに、行動には注目が集まるが、会合はマスコミシャットアウトの厳戒態勢。酒席での数々の失敗が伝えられる昭恵夫人はどうしても、酒に乱れる姿を見られたくないようだ。

 会合は、福島県会津若松市の老舗「末廣酒造」が主催したもの。もともと、東日本大震災後の風評被害に悩んだ同社幹部が13年、昭恵夫人に相談。見かねた昭恵夫人が自ら「昭恵農場」と名付けた山口県下関市の田んぼで育てた米を原料にし、同社に「やまとのこころ」という日本酒の醸造を依頼した。今回は、出来上がった今年の「やまとのこころ」のお披露目会だったというわけ。

 日刊ゲンダイが都内の会場を訪ねると、黒のワンピースに身を包んだ昭恵夫人は、開始時刻である午後7時の約20分前に到着。知人と顔を合わせ、「いろいろご迷惑をおかけしました」と満面の笑みで挨拶した。さらに、別の出席者に「どうも〜」と手を振りつつ、会場へと消えていった。

 会場内は、正面に「やまとのこころ」の大看板、両サイドに大きなスクリーンが設置されており、昭恵夫人が稲刈りにいそしむ写真のスクリーンショットが流れていた。金色の棒状のオブジェには鮮やかな朱色の和傘が複数かけられ、その辺の政治家のパーティーより随分と立派だ。著名人も参加し、来場者は500人は下らない。

 中の様子をうかがおうとしたが、主催者は「個人的な会合なので」と取材拒否。終了後、来場者に話を聞いたが、不思議なことに皆、口を揃えて「よく分からない」と詳細を明かさなかった。

 実業家の堀江貴文氏は、話しかけるなり「いや、無理」と一言。国際弁護士の八代英輝氏は「私の口からはちょっとねえ……」。元K―1ファイターの小比類巻貴之氏は「酔っぱらっちゃってよく覚えてないんですよ」と、皆、示し合わせたかのように口をつぐむのだ。昭恵夫人がよほどの乱れっぷりで、皆とても口にできないということなのか。

 会合は、開始後約1時間で安倍首相も駆けつけたが、女房の酩酊っぷりが心配だったのかもしれない。

※ド派手パーティー開始前の昭恵夫人の映像はコチラ


【入手!】森友疑惑は過去? 安倍昭恵夫人がド派手パーティーに

日刊ゲンダイ 2018/11/07 に公開

お騒がせの安倍昭恵夫人が11月6日、自らが手がける日本酒のお披露目会に登場。森友問題でいまだ疑惑の渦中にいるだけに、行動には注目が集まるが、会合はマスコミシャットアウトの厳戒態勢。出席者からの秘蔵映像を入手した!

昭恵夫人は知人と顔を合わせ、「いろいろご迷惑をおかけしました」と満面の笑みで挨拶。さらには別の出席者に「どうも〜」と手を振りつつ、会場へと消えていった・・・。





































http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/392.html

[国際24] フェイク・ニュースを発信する米有力メディアへの信仰を捨てられない人びと(櫻井ジャーナル)
フェイク・ニュースを発信する米有力メディアへの信仰を捨てられない人びと
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201811070000/
2018.11.07 櫻井ジャーナル


 アメリカの支配層はフェイク・ニュースで人心を操作している。その重要な道具が有力メディアだということは言うまでもない。日本にはアメリカの有力メディアを「言論の自由」の象徴だと錯覚、崇拝している人もいるようだが、実態はプロパガンダ機関、つまりフェイク・ニュースの発信源だ。

 第2次世界大戦が終わった直後に情報をコントロールする目的でモッキンバードというプロジェクトが始められたことは本ブログでも繰り返し書いてきたが、1991年12月にソ連が消滅した後、西側ではあからさまな偽情報が伝えられるようになった。これはウォルフォウィッツ・ドクトリンに基づくネオコンの世界制覇計画と連動している。

 有力メディアが戦争熱を煽るが、1993年にアメリカ大統領となったビル・クリントンは戦争に消極的。そうしたこともあり、この年の9月2日には有力者の公開書簡がウォール・ストリート・ジャーナル紙に掲載された。署名した有力者にはイギリスのマーガレット・サッチャー元首相、アメリカのジョージ・シュルツ元国務長官、フランク・カールッチ元国防長官、ズビグネフ・ブレジンスキー元国家安全保障問題担当大統領補佐官、ポール・ニッツェ、ジョージ・ソロス、あるいはネオコンとして知られているジーン・カークパトリック、アルバート・ウールステッター、ポール・ウォルフォウィッツ、リチャード・パールが含まれていた。その後、クリントン大統領はスキャンダルで苦境に陥る。

 クリントン政権が好戦的な方向へ開示を切ったのは、ヒラリー・クリントンの友人でブレジンスキーの教え子でもあったマデリーン・オルブライトが国務長官へ就任した1997年1月以降。オルブライトは1998年秋にユーゴスラビアへの先制攻撃を支持すると表明した。

 1998年10月にクリントン大統領はリチャード・ホルブルックをユーゴスラビアへ派遣、コソボから軍隊を引き揚げなければ空爆するとスロボダン・ミロシェビッチ大統領を脅し挙げた。ミロシェビッチは10月の終わりに撤退計画を発表しているが、アメリカ支配層は空爆へ突き進む。

 コソボにあるユーゴスラビアの警察署で45名が虐殺されたという話が1999年1月に流されるが、これは嘘だった。死者が出たのは警察側とKLA(コソボ解放軍、UCKとも表記)との戦闘の結果で、その様子はAPのテレビ・クルーが撮影していた。

 偽情報の発信源であるウィリアム・ウォーカーはアメリカの元エル・サルバドル駐在大使。大使時代の1989年にエル・サルバドルではカトリックの指導的立場にあった司祭6名とハウスキーパーやその娘がエルサルバドル軍によって殺害されたが、この事件に関する調査をウォーカーは妨害している。教会が脱出させようとした目撃者にウォーカーたちは接触し、証言内容を変えなければエルサルバドルに送り返すと脅したのだ。そして1999年3月、NATO軍はユーゴスラビアに対して全面攻撃を加えた。

 なお、1999年3月にクリントン大統領を追及していた検察側の中心的な証人が反クリントン・キャンペーンを展開しているグループからカネを受け取っていることが判明、検察側が偽証工作を行った疑惑も出て来た。(Murray Waas, 'Behind the Clinton cocaine smear,' SALON, March 26, 1998)

 2003年3月にジョージ・W・ブッシュ政権はイラクを先制攻撃するが、その口実にされた「大量破壊兵器」の話が嘘だということはブッシュ政権の閣僚たちも認めている。その嘘でイラクは破壊され、100万人程度の市民が殺されたと推測されている。

 バラク・オバマ大統領が2011年にアル・カイダ系武装勢力(サラフィ主義者やムスリム同胞団が中心)を使ってリビアやシリアへの侵略戦争を開始、リビアではNATO軍がその武装勢力を空爆で支援した。この辺の事情は本ブログで繰り返し書いてきたので、今回は割愛する。この侵略戦争では人権や民主といったタグが使われたが、いずれも嘘だった。

 オバマ政権は2013年から14年にかけてウクライナでクーデターを実行している。その手先になったのはネオ・ナチ。民主的に選ばれた政権を暴力的に排除、今でも破壊と殺戮を続けている。このクーデターをロシアからの侵略だと宣伝してきたのも西側の有力メディアだ。

 リビアのムアンマル・アル・カダフィは8カ月ほどで倒されたが、シリアのバシャール・アル・アサド政権は倒れない。オバマ政権が直接的な軍事介入の準備を整えた2015年にロシア軍がシリア政府の要請で介入、アメリカなど侵略勢力の手先になっていたアル・カイダ系武装勢力やそこから派生したダーイッシュ(IS、ISIS、ISIL、イスラム国とも表記)の支配地域は急速に縮小、アサド政権の打倒は無理な状況になっている。

 アメリカ支配層は富を独占するために破壊と殺戮を繰り返し、その実態を隠すためにフェイク・ニュースを流し、その嘘を暴く情報を「フェイク・ニュース」だと攻撃してきた。事実をチェックすれば有力メディアの嘘はすぐわかるのだが、権威好きの人びとには有力メディアのフェイク・ニュースは効果的なようだ。

 アメリカの支配層にはビル・クリントン、ジョージ・W・ブッシュ、バラク・オバマ、ドナルド・トランプといった歴代大統領も含まれている。支配層には一種の派閥があり、今は対立が激しくなっている。オバマやヒラリー・クリントンを担いだ勢力はトランプやウラジミル・プーチンを悪役に仕立て上げ、自分たちは善人づらしているが、フェイク・ニュースという点ではこの反トランプ派の方があくどい。

 こうした反トランプ派の有力メディアが展開してきたロシアゲートは証拠が示されていない。単なる言いがかり。いや、証拠はそれがフェイク・ニュースだということを示しているのだが、アメリカの有力メディアを崇拝している人にはその実態が見えていない。

 第2次世界大戦後、そうしたフェイク・ニュースをつかった人物がアメリカで猛威を振るった。その人物とは上院議員だったジョセフ・マッカーシー。その背後にはFBI長官だったJ・エドガー・フーバーがいた。「マッカーシー旋風」はマッカーシー上院議員だけで行ったわけではない。

 フーバー長官は映画の影響力を認識、ハリウッドの情報収集と弾圧を展開する。そのときに手先になったひとりがロナルド・レーガン。後のアメリカ大統領だ。ハリウッドはカリフォルニア州にあるが、1943年から53年にかけてカリフォルニア州知事を務めたのが後にジョン・F・ケネディ大統領暗殺に関する委員会の委員長に就任するアール・ウォーレン。その関係でフーバーとウォーレンは関係が深かった。言うまでもなく、現在のハリウッドは支配層の宣伝機関、偽情報の発信源にすぎない。



http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/485.html

[国際24] 中間選挙には関係なく、米国支配層の基本戦略は侵略とファシズム化(その1)(櫻井ジャーナル)
中間選挙には関係なく、米国支配層の基本戦略は侵略とファシズム化(その1)
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201811070001/
2018.11.07 櫻井ジャーナル


 アメリカの中間選挙でもドナルド・トランプを悪役として描く人が少なくない。これまでニューヨーク・タイムズ紙やワシントン・ポストアメリカ紙といった有力メディアは国外での侵略を正当化し、国内ではファシズム化を推進するために嘘をつき続けてきた。その有力メディアが必死に攻撃しているということは、トランプにはまだ希望があるということを意味しているのだろう。

 トランプを排除すればアメリカは民主的な国になるかのような主張もある。「左」とか「リベラル」と見なされている有名人の中にもこうした妄想を口にする人がいる。これは非常に危険なことだ。国外での侵略と国内でのファシズム化は少なくとも1970年代以降、政権に関係なく続いてきたアメリカ支配層の基本戦略なのである。

 言うまでもなく、アメリカはヨーロッパからの移民が「異教徒」、つまりインディアンと呼ばれる先住民を虐殺、土地を占領して生まれた国だ。ヨーロッパのキリスト教徒はこうした殺戮をしてもかわないと考えていたのだろうが、こうした考えを持っていたヨーロッパ人はメイフラワーでアメリカへ渡ったピルグリム・ファーザーズやその後継者たちに限らない。11世紀終盤から13世紀にかけて中東を侵略した十字軍も同じ思想に基づいている。この時点で一部のキリスト教徒はカルト化している。

 しかし、侵略とファシズム化がシステム化されるのは比較的最近。アメリカの憲法を麻痺させる上で重要な役割を果たしたのは2001年10月25日に成立した「愛国者法(USA PATRIOT Act / Uniting and Strengthening America by Providing Appropriate Tools Required to Intercept and Obstruct Terrorism Act / テロリズムの阻止と回避のために必要で適切な手段を提供することによりアメリカを統合し強化するための法律)」である。

 ニューヨークの世界貿易センターとバージニア州アーリントンの国防総省本部庁舎(ペンタゴン)が攻撃されたことを受け、1カ月あまりで書き上げられた340ページを超す法律で、議会はこれを1週間で承認している。これだけの分量の法律をこの程度の期間で書きたことには驚く。承認前にこの法律を呼んだ上が議員が多いとも思えない。

 憲法の機能を停止させるこの法律がこれほど短期間に書き上げられた理由は、すでに準備が整っていたからにほかならない。1982年にロナルド・レーガン大統領が承認したCOG(政府の継続)プロジェクトによって地下政府を構築する作業が始まったのだ。

 伝えられているところによると、ジョージ・H・W・ブッシュ、ドナルド・ラムズフェルド、リチャード・チェイニー、ジェームズ・ウールジーたちで構成される上部組織と、官僚、将軍、CIAの幹部、「引退」した軍人や情報機関員など数百人で編成される下部組織に分けられていた。この計画では、仕組みを作るだけでなく演習も実施している。この地下政府を始動させる当初の条件は核戦争の勃発だったのだが、1988年に出された大統領令12656によって国家安全保障上の緊急事態に変更された。そして2001年9月11日に国家安全保障上の緊急事態が発生したとされたわけだ。(つづく)



http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/486.html

[政治・選挙・NHK253] 超厳戒…昭恵夫人“ド派手パーティー”はトップシークレット 映像を入手!(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
1. 赤かぶ[1141] kNSCqYLU 2018年11月07日 21:33:33 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[556]









http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/392.html#c1
[政治・選挙・NHK253] 超厳戒…昭恵夫人“ド派手パーティー”はトップシークレット 映像を入手!(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
2. 赤かぶ[1142] kNSCqYLU 2018年11月07日 21:35:56 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[557]









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[経世済民129] 働き方改革にまた暗雲、裁量労働制をやめた三菱電機の決断の重み(ダイヤモンド・オンライン)
働き方改革にまた暗雲、裁量労働制をやめた三菱電機の決断の重み
https://diamond.jp/articles/-/184567
2018.11.7 ダイヤモンド・オンライン編集部  


Photo by Hiroyuki Oya


 三菱電機が、社員3万人中1万人に適用していた裁量労働制を今年3月に全廃していたことが明らかになり、波紋が広がっている。

 経団連の老舗企業にして現副会長を送り出している三菱電機が、政府の「働き方改革」と連携し裁量労働制の拡大を求めてきた経団連の考え方を真っ向から否定する格好になったからだ。

 全廃の背景には、裁量労働制で働いていた社員の過労自殺や長時間労働による労災認定がたて続けに起きたことがあるとみられる。

 制度導入時から、残業代をもらえず長時間労働を強いられる制度として、連合などが反対していたが、政府が言う「新しい時代に合った働き方」は「幻想」にすぎなかったと、企業の側も認めざるを得なかったということなのだろうか。

裁量労働制社員の相次ぐ
過労自殺や労災が発覚


 これまでにわかったのは、三菱電機で2014年から17年だけで5件が長時間労働による労災を認定され、うち3件は裁量労働制を適用された社員だったことだ。

 三菱電機が関西に持つ拠点の1つ「コミュニケーション・ネットワーク製作所」(兵庫県尼崎市)に勤務していた40代のエンジニアは、通信システムなどの仕事をしていたが、2015年の秋ごろから、「残業」が急増した。 

 裁量労働制が適用され、仕事のやり方や作業する時間の配分なども、自由に決めてやれるはずだったが、実際は納期などに追われるようになり、結局、「残業」時間が、15年秋以前に比べて約5倍に増え、月80時間前後が続いた。

 こうした状況の中で、精神障害を発症し、2016年2月に自ら命を絶った。家族からの労災申請を受けて、尼崎労働基準監督署は17年6月、長時間労働が原因の労災と認定した。

 裁量労働制は、労働時間と成果や業績が必ずしも連動しない職種を対象に、仕事の仕方や時間配分を働き手の裁量に任せる制度だ。

 労使で1日の労働時間(みなし労働時間)を決めれば、実際の労働時間にかかわらず、一定の賃金が支払われる。多くの場合、この賃金には、毎月一定時間の残業をしたことに相当する「固定残業代」と同程度の手当てが含まれる。

 だが実際の労働時間に応じた残業代は出ないので、企業の中では残業代の支払いを抑えられるという思惑から導入するところがあり、労働組合などは、働き手がただ働きの長時間労働を強いられると、反発していた。

 三菱電機では、この40代のエンジニアの自殺が起きる前にも、社員が長時間労働で労災認定を受けることが続いていた。

 12年8月に、名古屋製作所で技術職の社員(当時28歳)が過労自殺。14年12月に長時間労働が原因の労災と認定された。この社員は裁量労働制ではなかったものの、数年たてば裁量労働制に移行する社員だった。

 その後も、13年6月には、車載用機器を手がける三田製作所(兵庫県三田市)でも男性社員が脳梗塞を発症。16年4月には東京・丸の内の本社で働く男性社員がくも膜下出血を発症。いずれも裁量労働制が適用されたエンジニア社員で、長時間労働が原因だったとして労基署に労災と認定された。

 16年11月には情報技術総合研究所(神奈川県鎌倉市)の研究職の男性社員(当時31歳)が精神障害を発症し労災認定され、当時の上司と同社が藤沢労基署労働基準法違反で書類送検された。

 この時は、労基署が事案を公表したこともあって、当時の柵山正樹社長が「二度とこのような事態が起こらないよう取り組む」と、釈明し労働時間の適切な把握を強化する考えを示した。

 だがそれまでに起きた裁量労働制社員らの4件の過労自殺や労災は、先月末、朝日新聞が報じるまでは、伏せられていた。

 今年3月には、全社員約3万人のうちほぼ3割にあたる約1万人に適用していた裁量労働制を全廃していた。

「自由に働ける」と
“幻想”が作られてきた


 三菱電機は、裁量労働制を全廃した理由を、「従業員の健康管理の徹底と、(社員の)労働時間を厳格に把握するため」と説明している。

 裁量労働制の社員と、単純労働制の社員で、労働時間の二つの物差しがあるのは複雑過ぎて、きちんとした労働管理ができないからという。

 裁量労働制だった社員には、一定時間分の固定残業代(みなし残業代)を支払い、それを超える残業については、実労働時間に応じて払うやり方に変えたという。

「裁量性のある働き方は維持する」としているが、労基法上は、以前のやり方にに戻したものだ。

 一方、労災が相次いだことについては「事案が起きたことは重く受け止めている」としているが、裁量労働制全廃の直接の原因になったことは否定する。

「裁量労働制」と聞くと、専門的な技能を持った人が会社に束縛されずに自分で自分の働き方を決められる「裁量」を与えられる、というポジティブなイメージを持つサラリーマンも少なくはない。

 裁量労働制を適用されている人が働く人全体の中で数%しかいないため、「裁量制を適用されるのは一流サラリーマンの証し」と考える人もいる。

 だが、実際は、裁量労働制も、そうでない労働時間制(「単純労働制」)も、労働基準法に基づいて労働時間や残業支払いの規定があり、そのもとで企業の労使が選ぶに過ぎない。

 それにもかかわらず、そこはかとなく裁量労働制に漂う「VIP感」は、経済界と政府によるこれまでの議論の進め方に要因があると思われる。

 戦前の「工場法」の流れをくんで1947年に施行された労働基準法が想定する「労働者」は、工場で働くブルーカラーだった。労働者の労働時間は、工場のシフトに対応し、工場で働く時間かそうでないかによって明確に管理できた。

 しかし高度成長期を経て、ホワイトカラーが大量に出現し、その一部は、会社にいる時もいない時も自らの創意工夫次第で収益を生み出す可能性を秘めた存在として認識されていく。

 どこからが労働時間で、どこからがプライベートなのか、工場労働者のようには明確に把握できない。それどころか、働く時間が長ければそれに応じて生産物も多くなる工場労働者とは違い、ホワイトカラーの「成果」は労働時間には比例しない。

 成果に見合った賃金を支払うためには、工場労働者がモデルの労働時間賃金の制度では対応できなくなった。

 そこで1987年の労働基準法改正時に「新しい働き方」に適応した制度として創設されたのが、裁量労働制だった。

 90年代に入ると、当時の日経連が裁量労働制の対象拡大を政府に要望。それを受ける形で、政府は対象業務を広げてきた。

 こうしてホワイトカラーにとって「自由に働ける」制度というイメージや、企業が働き手の意思を尊重しているような「VIP感」が醸し出されてきた。

 しかし、制度の実質は、経営者側にメリットがあることは明白だ。

 労働者が何時間働いても、労使であらかじめ決めた労働時間(実務上は7〜8時間程度が多いとみられる)を働いた時間とみなす制度だからだ。

 多くの場合、このみなし労働時間を超えた一定の「残業時間」分について、「裁量手当」のように実質的な固定残業代が支給されるが、実際の「残業時間」がどれだけ長くなろうと、固定残業代を超える追加の「残業代」は原則支給しなくてよい。

 つまり、残業時間を正確に把握し、それに応じた残業代を計算して支払う「単純労働制」に比べ、企業側の労務管理の負担は軽くなる上、労働時間が長くなればなるほど、人件費などのコストが格段に安くなる制度なのだ。

 企業側が裁量労働制を「いくら社員をこき使っても、給料は一定でいい」と拡大解釈する危険性があることはこれまで何度も指摘されてきた。一方で、働き手には「給料は一定で、何時間でもこき使われる」という最悪の事態の可能性を否定できない危うい面を持った制度だ。

 全国で労災認定された裁量労働制の働き手は、わかっているだけでも、14〜17年度の4年間に42人にのぼる。

 このうち三菱電機の社員だけで3人を占める。数百万にのぼる企業がある中では、突出した数字だと言わざるを得ない。関係者によると、三菱電機は長時間労働の問題が多発している「ブラック企業」として厚生労働省が社名公表する一方手前だったという。

 厚労省との間でどういったやりとりがあったのかはつまびらかではないが、このまま裁量労働制を続けると、社員の過労自殺や労災認定が繰り返され、「ブラック企業」として公表されかねない。そんな懸念を三菱電機の首脳陣が抱いたことは、想像に難くない。

企業にもデメリット多い?
経団連の足元、揺らぐ


 これまで、裁量労働制は企業にとって「社員をいくら働かせても残業代は一定以上支払わなくてよい」ということでメリットがあると思われてきた。

 しかし長時間労働を社員に強いていれば、いつか「労災」という形で社員が犠牲になる。そうなれば当局が動き、ブランドイメージも急落しかねない――。三菱電機の制度「全廃」を機に、裁量労働制はメリットよりもデメリットの方が大きい制度だとの認識が企業の間で広がれば、裁量労働制の存在意義そのものが問われることになりそうだ。

 安倍政権は「裁量労働制拡大」の路線を一貫して唱え続け、先の通常国会に提出した働き方改革関連法案にも、これまで適用されていなかった営業職の一部に適用範囲を拡大する方針だった。

 しかし、恣意的ともとれるような「不適切データ」が入った厚労省の労働時間調査を基に、安倍首相が国会で、「(裁量労働制で働く人の労働時間が)一般労働者より短いというデータもある」と答弁したことから、野党や世論の追及を受け、裁量拡大は法案から撤回を余儀なくされた。

 それでも今でも、政権は裁量労働制拡大の旗は下ろしていない。経団連側も働き方改革関連法が成立した6月末、すぐさま、「裁量労働制の拡大については、法案の早期提出を期待する」(中西宏明会長)とのコメントを出した。

 政府もそれに応える形で、9月20日、「有識者会議」を開催、事実上の裁量労働制度拡大の議論を再スタートしたばかりだった。

 しかし、政府側もこの事態の発覚後には「対象拡大の方針を決めているわけではない」(厚労省の担当課長)とトーンダウンせざるを得なかった。

 対象拡大を盛り込んだ法改正案を再来年の国会に提出する青写真を描いてきたが、「適用職種拡大は、少なくとも向こう10年は無理だ」(厚労省関係者)との声も出ている。

 また、このことは、「働き方改革」の一環で、来年4月から導入が予定される「高度プロフェッショナル制度」にも影響を与える可能性もある。

 裁量労働制よりもさらに労働時間などへの規制が緩く、連合や野党が猛反対してきた。制度の詳細を議論する厚労省の労働政策審議会が始まっているが、対象業務や年収要件を巡り、経営者側と労働側が早くも対立している。

 政府と財界のもくろみ通りに制度設計が進むかは、ますます見通せなくなった。

(ダイヤモンド・オンライン編集部)



http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/337.html

[経世済民129] 医療保険で大損!申請すれば戻ってくるおカネがもらえない人が続出中 医療保険と「医療費控除」の微妙な関係(週刊現代)


医療保険で大損!申請すれば戻ってくるおカネがもらえない人が続出中 医療保険と「医療費控除」の微妙な関係
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57327
2018.11.07 週刊現代  :現代ビジネス


医療保険を利用すると「控除が受けられない」現実

「やっぱり安心のためですから。車や家は保険に入るのに、自分の身体は保険に入らないのは変ですよね」

保険営業のそんな言葉を聞いたのは、25年以上も前のこと。今年64歳になる佐藤篤史さん(仮名)は、子どもも独立し妻と二人暮らし。年金をもらいつつもまだまだ現役とパートでの仕事を続け、収入を得ている。

佐藤さんは39歳の時、「安心のために」と医療保険に加入し、これまでに計106万円もの保険料を払ってきた。

保険の内容は、入院給付金が日額1万円。そのほか、ケガでの入院時におカネが出る特約や、先進医療特約をつけて、いざという時に万全の備えを取ってきた。

そのかいあってか、今年の春に胃がんが見つかった際も30万円かかった医療費はすべて、医療保険で補うことができた。

「医療保険に入っていてやっぱり正解だった。『医療保険は結局損だからいらない』という意見もたまに目にする。たしかに払った金額は冷静に考えれば、もらった金額より多い。それでもおカネを払ってきたことで安心を得られたのは大きい」

佐藤さんは自分にそう言い聞かせた。しかし、彼は、医療保険に入っていたことで、思わぬ損をしていることに気づいていなかった。本来、受けられるはずだった医療費控除について知識が不足していたのだ。

保険コンサルタントの納寛文氏が「医療費控除制度」について解説する。

「医療費控除は、医療費がたくさんかかった年の所得税が控除され、翌年の住民税が軽減される制度です。世帯ごとに合わせて計算し、年10万円を超える医療費負担については課税対象額から控除されます。

意外に知られてはいませんが、入院、通院のための交通費や自己都合は除いた差額ベッド料、自由診療費、さらには薬局で買った薬代も控除できるので、非常にお得な制度です。活用できていない人が多いのではないでしょうか」

だが、佐藤さんのように医療保険を利用してしまうと控除が受けられないという事態が生じる。

「医療費控除は実費負担した時に受けられるものです。かかった医療費がそのまま対象になるわけではなく、医療保険やがん保険でもらった給付金は引かれてしまいます。

たくさん保険料を払って手厚い保障を得たと喜んでいても、控除を受けられるチャンスを逃しているケースが多いのです」(納氏)

医療費控除を申請することで戻ってくるおカネ

具体的に計算したほうが、わかりやすい。佐藤さんのケースで考えてみよう。佐藤さんは30万円の医療費に対し、全額にあたる30万円の保険金を受け取った。

ただしそれは、これまで月々の保険金を合計106万円も支払ってきたから、得られたおカネだ。

ここで、もし佐藤さんが医療保険に入っていなかった場合のことを考えてみよう。30万円の医療費を佐藤さんは貯蓄から出す。だが、医療費控除を申請することで戻ってくるおカネがある。

まず所得税については、翌年確定申告をすれば4万円が戻ってくる。30万円から10万円を引いた20万円が控除の対象になり、そこにAさんの場合の所得税率20%をかけた金額だ。ここからさらに、住民税の分として2万円分も得をする(住民税は一律10%、翌年の住民税が安くなる)。

つまり、30万円の医療費がかかったとはいえ、6万円分は税金が戻ってくるため、支払った額は実質24万円ということになる。

佐藤さんがこれまで支払った保険料は106万円なので、4回入院するほどの大病を患ったとしても、支払った保険料の元はとれないという計算になる。

医療費控除で戻ってくる金額は、税率が異なるため所得によって違う。所得が高く税率が高い人ほど多くおカネが返ってくる仕組みだ。だが、この制度は収入が高くない人にとっても大いに活用する意味がある。

ファイナンシャル・プランナーの黒田尚子氏が解説する。

「実は、所得が200万円未満の方は、医療費が10万円を超えなくても医療費控除の対象となるのです。例えば、公的年金による所得が100万円の場合、医療費が5万円以上であれば控除の対象となります」

年金生活だから確定申告はいらないと思っている人も、医療費が多くかかった時には控除に頼ることで得できるのだ。

さらに医療費控除には優れた点がある。それは、家族で医療費を合算できるという点だ。



佐藤さんの場合で考えてみよう。佐藤さんの妻は今年の夏の初めごろに階段で転倒し足首を骨折した。入院とまではいかなかったが程度は重く手術を行うことになり、リハビリも含めて実質負担で20万円ほどの治療費がかかった。

ここで、夫の治療費の30万円と合わせて10万円を引いた40万円を医療費控除で申請すると、還付金の合計は8万円、住民税は4万円分安くなる。もし妻も手厚い保険に入っていたとすれば、このおカネは戻ってこないのだ。

医療保険と公的保険の関係について、株式会社ファイナンシャルアソシエイツの藤井泰輔氏は語る。

「公的保険では年収370万円未満なら、75歳を超えれば1割負担で済みます。高額療養費制度や医療費控除という制度もある。民間の保険に入る以前に、そもそも高額な公的保険料を払っているということを多くの人は忘れているのです」

日本の公的医療保険は世界的に見ても非常に手厚いものだ。その分、現役世代は多くの保険料を納めている。その上に高い民間保険に入るのは屋上屋を架すようなものなのだ。

しかし、保険会社の営業は、医療保険に入ることで損をする点を説明するどころか、客の不安を煽って加入を促すのが常套手段だ。

保険会社は説明しないが…

「今、医療保険はすべて合わせると、3500万件も保有されています。テレビや新聞で、保険のCMを見ない日はありません。

周りの人が医療保険に入っていてよかったと聞けば自分も入ってみようかなと思いますが、健康で保険が必要でなかった人はそもそも保険の話などしない。

50年払い続けると数百万円になるとはだれも言わないし、計算しない。明らかに説明不足なんです」(藤井氏)

医療保険の基準になっている入院日数が年々短くなっていることも医療保険の存在価値を失わせている。がんの場合、'96年には平均46日も入院していたが、'14年には20日以下にまで減った。

入院保障の意味がますます薄れているのだ。それでも、生命保険会社にとって医療保険は年金保険と比べて利益率の高いオイシイ¥、品だ。あの手この手で、客に加入させようとする。

「最近ではがんや心筋梗塞、脳卒中には上乗せして保険金を支払う『三大疾病特約』など、付加価値をつけた医療保険が主流ですが、受給の要件が厳しく保険金がもらえないということもあります。メリットがあるかをまず冷静に判断するべきです」(前出の黒田氏)

高い医療保険を払い続けた挙げ句、長年、給料から天引きされて納めてきた公的保険制度を受けられなくなる。医療費控除が使えないのはまさにその典型なのだ。

「週刊現代」2018年9月8日号より



http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/338.html

[政治・選挙・NHK253] 嘘とゴマカシに麻痺した国 企業の不正不祥事が横行の必然 ウソ、デマ、虚言の中心に安倍首相(日刊ゲンダイ)
 


嘘とゴマカシに麻痺した国 企業の不正不祥事が横行の必然
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/241162
2018/11/07 日刊ゲンダイ 文字起こし



また謝罪に追い込まれたスバルの中村知美社長(左)/(C)日刊ゲンダイ

 大企業の相次ぐ不祥事には開いた口が塞がらない。ブレーキなど安全性能の出荷前検査でまた不正が見つかったスバルは、8日をメドに4度目のリコールを届け出る。無資格従業員による出荷前検査、燃費や排ガスデータの改ざんなど、デタラメが発覚するたびに経営陣は「膿はこれで出し尽くした」と繰り返し、安全性能に関する不正は「2017年末まで」と説明してきたが、先月26日まで横行。その直前に実施された国交省の立ち入り検査で従業員が証言したという。ここまでくると、会社ぐるみの確信犯とのそしりは免れようがない。

 三菱自動車、日産自動車、スズキ、マツダも燃費や排ガスデータ検査で不正をはたらいていた。安全性や高性能を売りにしてきた国内自動車メーカーへの信頼は地に落ちても不思議ではないのに、不買運動はおろか、客離れも起きずに新車販売台数が回復基調だというから驚く。

 日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した10月の新車販売台数は、前年同月比12.5%増の41万8992台に大きく伸び、2カ月ぶりのプラス。昨年10月は日産が出荷停止で、その反動増の影響もあるが、2ケタ増は1年4カ月ぶり。テレビCMをジャンジャン流し、デタラメ製品を売り込んでいた企業に大した怒りも抱かないこの国の市民感覚はすっかり麻痺しているのではないか。

■ウソ、デマ、虚言の中心に安倍首相

 政治評論家の森田実氏が言う。

「60年前になりますが、学生時代に鉱山学を専攻し、技術屋を目指していた私から見れば日本の産業界の腐敗、堕落は深刻です。われわれ世代の技術屋はウソをつかない、ごまかさない、真っ正直な人間ばかりだった。90年代に米国から新自由主義が入り込み、自分さえよければいい、そのためにはウソやトリックをいとわない風潮が広がった。

 そうした環境の中で育った人間がやがて政治家になり、ウソやデマ、虚言を平気で垂れ流すようになった。その中心にいるのが、安倍首相です。政治権力を握る国のトップがそうだから、仕える官僚も染まっていく。経産省をはじめとする霞が関に縛られる企業にも伝播する。大企業による一連の不正に対し、消費者である一般大衆の反応が鈍いのは、巨大メディアが批判的に報じないからでしょう。圧力をかける政権やCMスポンサーに忖度するメディアが、ウソがはびこる社会を助長させたとも言えます」

 不正に鈍感な国民性をつくり上げたのは、安倍首相のデタラメ政治なのだ。そこに至る過程を巡る直木賞作家の出久根達郎氏の分析が非常に分かりやすい。「憲法についていま私が考えること」(日本ペンクラブ編)に寄せた文章で、こうつづっていた。

〈私たちは、すこぶる滑稽な時代を生きている。だって、そうではないか。

 大臣や高級官僚が、明らかに嘘とわかる大嘘を、平気で堂々と述べるのである。肝心なことは記憶に無い、の一言ですますのである。

 嘘つきと健忘症たちが、国政を荷っているのである〉

〈王様は裸だ、と指摘する子どもはいなくなり、いたとしても王様に弾圧される。人々は恐れ入って、ついに王と同様に裸になって生活する。裸が当たり前になる。着物をつけている者は、あほうに見える。

 現代の日本は、裸を肯定する人が、目立ってきた状況ではなかろうか。滑稽な時代と言うゆえんである〉

 まっとうな発言をすれば力で押さえつけられ、それを目の当たりにしてみな口をつぐみ、インモラルに同調していく。ウソに慣れてしまった国の悲劇である。


フルスイングでウソをつく「全員野球内閣」(C)日刊ゲンダイ

失策アベノミクスが招いた金融危機到来

 2年間でデフレ脱却を目指すという安倍の号令で始まったアベノミクスによる異次元緩和が生み出した円安・株高で、日経平均株価はこの5年半で一時は1万5000円以上、値を上げた。安倍が「フクシマについて、お案じの向きには、私から保証をいたします。状況は、統御されています」とデマを並べて招致した2020年の東京五輪開催に向けて都心の地価は高騰。出物が少ない一等地を巡り、大手住宅メーカーの積水ハウスが地面師に55億5000万円をだまし取られる事件が起きた。地面師による詐欺は90年前後のバブル時代に多発し、地面師の暗躍は地価高騰と連動している。米国に端を発した世界同時株安が直撃した日本市場はふらふらで、巨額の不動産詐欺やサブリースを巡るトラブルも表沙汰になっている。くすぶっていた詐欺事件が露見するのは、虚飾まみれのアベ政治が無理やり育てたバブルの崩壊が迫っているからなのか。

 経済アナリストの菊池英博氏は言う。

「異次元緩和で金融機関は収益悪化に苦しめられた結果、スルガ銀行をはじめとする地銀が住宅ローン融資の不正に手を染めた面は否めない。日銀はスルガ銀を経営破綻させないために、住宅ローン債権を担保に2000億〜3000億円規模の資金供給に応じる見通しです。これは事実上の日銀特融で、金融危機の始まりと言っていいかもしれません。一円でも多くの収益を追求する企業の拝金主義の原点は新自由主義ですが、それをあおったのは安倍首相です。デタラメ政治のもとではデタラメ経営が蔓延するのは必然でしょう。膿がじわじわと出るように、企業の不祥事がどんどん明るみになる可能性がある。どうせバレるなら、ウソつき政権が幅を利かせている今が絶好のタイミングだという心理です」

■続々炎上 ポンコツぞろいの新大臣

 大法螺政権とゴロツキ大臣、スットボケ官僚がつくった世も末の惨憺である。

 アベノミクスの失策を認めない。財務省が民主主義の根幹を揺るがす公文書改ざんに走った森友学園問題、国家戦略特区を利用してオトモダチを優遇した加計学園問題から逃げ回る。応援団の財界が熱望する裁量労働制拡大のためにはデータを捏造する。「移民政策は取らない」と断言しながら、出入国管理法改正による事実上の移民受け入れを急ピッチで進める。年明けから始まる日米通商協議は自由貿易推進派も反対派もFTA(自由貿易協定)交渉だと口を揃えて指摘しているのに、TAG(物品貿易協定)交渉だと言い繕う。

「全員野球内閣」に初入閣した12大臣は見事なほどのポンコツぞろいだ。“紅一点”の片山さつき地方創生相は国税庁への口利きワイロ疑惑で連日火ダルマ。「政治とカネ」の疑惑を抱える新大臣がゾロゾロ出てくる。“全裸ピンポンダッシュ”騒動の宮腰光寛沖縄北方相は行政処分された企業からの献金、柴山昌彦文科相はバスツアーを巡る有権者への利益供与、渡辺博通復興相は国の補助金受給企業からの献金、平井卓也科技相は指名停止処分を受けた企業からの献金――。就任当初から答弁が不安視されていた桜田義孝五輪担当相は案の定、臨時国会で失態続きだ。

 英国の歴史家ジョン・アクトンは「権力は腐敗する、絶対的権力は絶対に腐敗する」と言ったが、組織は頭から腐るとも言う。安倍の再登板から5年半も経ち、この国は上から下まで腐臭まみれである。

「来年夏の参院選で自公与党を大敗させて衆参ねじれ国会を再現し、安倍政権を辞任に追い込まなければ、この国に未来はありません」(森田実氏=前出)

 安倍があと3年も政権に居座ったら、この国はフェイク社会へまっしぐらである。












































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[政治・選挙・NHK253] 大ブーメラン!イキってヨタるしか能のない自民閣僚たち(simatyan2のブログ) 赤かぶ
14. 赤かぶ[1143] kNSCqYLU 2018年11月07日 22:45:47 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[558]



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[経世済民129] 加速する東京一極集中、就職世代の人口流入が止まらない(ニューズウィーク) 
加速する東京一極集中、就職世代の人口流入が止まらない
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/11/post-11248.php
2018年11月7日(水)15時45分 舞田敏彦(教育社会学者) ニューズウィーク


東京への一極集中傾向は一層強くなっている ooyoo/iStock.


<職を求めて東京に移動する若年世代の数は、90年代半ば以降、増加傾向が続いている>

ほとんどの先進国で転居の自由が認められている現在、就業の機会や文化が集積した都市部への人口移動は世界的な潮流となっている。

首都の東京都への転入超過数(転入者から転出者を引いた数)をみると、1950年代後半から60年代前半にかけては、大幅なプラスになっている。高度経済成長の時代で、地方から若年労働力が大量に流入したためだ(集団就職)。しかし60年代後半になり、公害の発生など成長に陰りが見え始めると、値はマイナスに転じる。住みにくい都市から郊外に人が動いたことによる。

90年代半ばまでこの状態が続くが、それ以降、東京の転入超過数は再びプラスに転じ現在に至る。ここ数年は増加傾向で、2017年ではプラス7万5498人だ。これをもって、東京志向は強まっていると言われる。

どういう目的で流入が増えているかは、転入超過数を年齢別にみると分かる。<図1>は、2010年と2017年の転入超過数の年齢カーブを描いたグラフだ。

     

両年とも、18歳と22歳に山がある「ふたこぶ」になっている。大学進学と就職に伴う流入が大半であることが分かり、最近では後者がかなり増えている。22歳の転入超過数は2010年では1万2800人だったが、2017年では2万942人と1.6倍に増加した。

東京での就職を望む若者の流入が増えていること(転入の増加)、大学進学等で上京した地方出身者が郷里に戻らなくなっていること(転出の減少)という2つの要因が考えられる。後者は、わが子のUターンを望む地方の親にとっては頭の痛い事態だ。

都会に出た若者がどれほどUターンするかは、地方にとって重要な関心事だ。それがわかる統計はないが、高卒時の大移動が起きる前の人口と、大卒後少し経ってからの人口を照らし合わせることで、おおよその見当をつけることはできる。

筆者の一つ上の1975年生まれ世代は、1990年に15歳、2000年に25歳になる。筆者の郷里の鹿児島県の数値を拾うと、前者は2万7603人、後者は2万146人だ。15歳から25歳にかけて、同世代の人口が3割弱減っている。都会に出たまま帰ってこない流出層の影響は大きい。対して東京都は、14万8110人から20万7856人に膨れ上がっている。

同一世代の人口変化を追跡することで、「膨らむ都市」と「萎む地方」が露わになるのだが、最近の世代ではその傾向が強まっている。今みた1975年生まれ世代と、2015年に25歳になる1990年生まれ世代を比較すると<表1>のようになる。

      

1990年生まれ世代では、進学・就職というイベントを経ることで、東京都は人口が6割増え、鹿児島県は4割弱減少する。想像以上に凄まじい変化だ。

鹿児島県のように、青年期の流出で同世代の人口が縮小する県は多い。最近の世代では、その数が増えている。<図2>は、15歳から25歳にかけて同世代の人口が2割以上減る県に色を付けたマップだ。

     

75年生まれでは14県だったが、90年生まれでは25の県に色が付いている。進学・就職に伴う流出が増えているのか、都会に出た若者のUターンが減っているのか、事情は定かでないが、縮小する県が増えているのは確かだ。

対策は、流出を抑えることとUターンを促すことに分かれる。前者は大学の地方分散・都市部での定員抑制、後者は地元に戻ってくることを条件とした奨学金の支給などが考えられる。地域に雇用の機会を創出することは、双方に共通する。

これらは若者を定住させる対策だが、現実として効果を上げるのはなかなか難しい。そこで、定住とはいかずとも地域と関係を持ち続ける「関係人口」を増やすことも求められる。関係人口とは、「移住した定住人口でもなく、観光に来た交流人口でもない、地域と多様に関わる者」を言う(総務省)。都会に住みながらも、専門知識やスキルを使って地域課題の解決に貢献する人などだ。

Uターンはできずとも、郷里とこのような形で関われる若者はいる。こういう人材を「関係人口」に育て上げるとよい。IT化が進んだ現在、地域振興の担い手となるのは、当該地域に定住している住民だけではない。

<資料:総務省『住民基本台帳人口移動報告』
    総務省『国勢調査』



http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/339.html

[政治・選挙・NHK253] 片山さつきだけじゃない! 口利き、全裸、暴力団関係企業から献金…“ほぼ全員スキャンダル内閣” なのにメディアの追及は… 
片山さつきだけじゃない! 口利き、全裸、暴力団関係企業から献金…“ほぼ全員スキャンダル内閣” なのにメディアの追及は…
https://lite-ra.com/2018/11/post-4359.html
2018.11.07 不祥事・トラブル > 片山さつきだけじゃない! “ほぼ全員スキャンダル内閣” リテラ

    
    片山氏以下、次々と…(片山さつき公式HPより)

 まるで湧き水のように疑惑が吹き上がりつづけ、その勢いが止まらない片山さつき地方創生担当相。国税への100万円口利き疑惑を筆頭に、2016年6〜7月に複数の団体から受けていた200万円の献金や、2012年の「片山さつきカレンダー」の販売収入が政治資金収支報告書に記載されていない問題などが浮上。さらに昨日には、さらに記載漏れの収入が少なくとも計20万円分あったとして2014年と16年の収支報告書を訂正した。

 しかも、明日発売の「週刊文春」(文藝春秋)では、さらに2016年参院選の際に支出された選挙関係費488万円の政党交付金が、収支報告書では288万円しか計上されていないという新たな疑惑が掲載されるという。

 生活保護バッシングの急先鋒としてメディアで生活保護叩きを展開していた際には「不正受給許すまじ!」とあれだけがなり立てていた張本人が、これまで判明しているだけでトータル計700万円もの国民を欺く杜撰な金銭管理をやっていたとは……。だが、なにより呆れ果ててしまうのは、片山地方創生担当相の“言い訳”だ。

 まず、100万円口利き疑惑では、金銭を受け取っていた私設秘書の南村博二氏について、「(南村氏は)当初から秘書ではない」などと明言したが、国会に出入りできる私設秘書用の通行証を南村氏に持たせていた事実がすぐさま露呈。また、「週刊文春デジタル」が公開した、口利きを依頼したX氏に対して片山氏が「私はちょっと高いんじゃないかと(南村氏に)言った」などと語っている電話音声データについても、「自分の声かどうか、ちょっとあれでは判断ができない」などと言い出す始末。

 あれがニセモノの音声データならばすごい声マネ芸人がいるものだと感心するレベルだが、もはや言い逃れはできまい。というのも、「週刊文春デジタル」は明日にも、片山地方創生担当相の新たな音声データを公開するというからだ。

 今後も「疑惑のデパート」である片山地方創生担当相への疑惑追及は徹底的におこなわれて当然だが、しかし、最大の問題は、現在の安倍政権が「全員野球内閣」ならぬ、前代未聞の「全員スキャンダル内閣」になっていることだ。

 まず、入閣してすぐに「教育勅語は普遍性をもっている部分がある」という発言が問題となった柴山昌彦文科相にもち上がった、バスツアー利益供与・公選法違反疑惑。さらに、渡辺博道復興相の補助金受給企業からの寄付問題。宮腰光寛・沖縄北方担当相にいたっては、談合で行政処分された企業からの献金問題にくわえ、酒に酔って議員宿舎内のほかの議員の部屋を“全裸でピンポンダッシュ”したという過去の醜態まであきらかになっている。

 だが、まだまだある。片山地方創生担当相と同じく口利き疑惑が取り沙汰されているのは、吉川貴盛農水相だ。

 疑惑を報じた「週刊朝日」(朝日新聞出版)11月16日号によると、今年3月に太陽光発電所の新設をめぐって北海道から補助金約5960万円を騙し取ったとして3人の関係者が逮捕されたのだが、逮捕されたひとりである指南役のコンサルタント業の男性が「吉川農水相は古くからの知り合いで、秘書とも親しい。パーティー券もよく買った。今回の太陽光発電事業のことも相談した結果、北海道電力と日本政策金融公庫の窓口を紹介してもらった」と話しているというのだ。

■平井卓也IT担当相は暴力団関係企業から献金!桜田五輪担当相にも疑惑が

 実際、公判では、検察側が提出したメールにも「申請の補助金について、バッジの方等色々、ご報告とご相談をしたところ、すでに助成金5000万円が決定しているとのことです」と書かれていたという。問題の指南役だった男性は「謝礼は払っていない」と語っているというが、詐欺事件で名前が浮上しているという点だけをとっても、大臣として説明が求められる問題だ。

 さらに、安倍首相と同様に“政治の私物化”問題が出てきたのが、茂木敏充経済再生相だ。しんぶん赤旗日曜版11月4日号がスクープした記事によれば、茂木氏はリラクゼーション業を新産業として国が認定してもらおうと動いていた「日本リラクゼーション業協会」と関係を深め、経産相時代には〈国会や産業競争力会議の場で、協会に有利な発言を重ね〉ており、経産省も新産業認定を総務省に提案。そして、茂木氏が経産相だった2013年10月に総務省も認定するにいたったという。

 しかも、茂木氏と同協会はたんに親しい関係にあっただけではない。茂木氏は同協会の理事企業から2012年に100万円の献金を受け、さらに2016年に同協会側は茂木氏の政治資金パーティ券を計150万円分も購入しているのだ。ちなみに、100万円を献金した企業は昨年11月に法人税4300万円を脱税したとして東京地検特捜部に在宅起訴されているという。

 資金提供の見返りに大臣として働きかけをおこない、国のお墨付きまで与える──。到底看過できない疑惑だが、大臣のカネに絡んだ問題はまだ終わらない。

 たとえば、入閣から早々に談合事件で国交省から指名停止処分を受けていた設備工事企業より12万円の献金を受けていたことが発覚、返金にいたった平井卓也IT担当相には、なんと指定暴力団組長が過去に代表を務めていた建設会社から計76万円の献金を受けていたという問題が浮上。

 また、参院予算委員会で東京五輪・パラリンピックにかんする質問で「知らない」を連発した挙げ句、オリパラ関連予算を「1500円」と言い間違え、さらには「事前に質問通告がなかった」という言い訳も嘘だったことが判明した桜田義孝・五輪担当相も、桜田家所有の不動産をめぐり、つくばエクスプレス開業で計1億4000万円超の売却益を得ていたと「週刊新潮」(新潮社)11月1日号が報道。桜田五輪担当相はつくばエクスプレスの路線延伸を「熱心に訴えている」といい、さらなる地価の高騰を狙っているのではないかという疑惑を取り上げている。

■田崎史郎は「“ヤバそうな閣僚ナンバー3”の疑惑がまだ出ていない」と

 あの田崎史郎氏でさえ、内閣改造が発表された際に「これまでの組閣・改造でいちばん出来が悪い顔ぶれ」と言い放っただけのことはある。しかも、このとき田崎氏は「5人くらい『大丈夫かな?』って人がいる」と語っていたが、6日放送の『ひるおび!』(TBS)での話によると、田崎氏が「大丈夫かな?」と考えていたのは片山地方創生担当相と桜田五輪相が2トップだったらしく、「まだナンバー3の人が(問題が)出てきていない。追及されると危ない」と述べていたほど。つまり、政権擁護の応援団員でさえ守りきれないような問題を抱えた大臣が、まだいると言うのである。

 言っておくが、口利き疑惑はもちろんのこと、有権者への利益供与、補助金受給企業や談合で行政処分を受けた企業からの献金などといった「政治とカネ」の問題は、政治への不信感を呼び込むだけではなく、金権政治という民主主義の根幹を揺るがしかねない問題にもつながる。当然、徹底した疑惑の追及と、これだけの問題大臣を任命した総理大臣の責任は強く問われるべきものだ。

 だが、どうだろう。森友・加計問題が起こっても安倍首相や麻生財務相がいまだに大きな顔をしている上に、カネの疑惑が次から次へともち上がり、世間はすっかり政治家の疑惑に慣らされてしまった。その結果、「またか」という呆れの空気ばかりが流れ、メディアも真剣に追及する動きはない。無論、この空気にほくそ笑んでいるのは安倍首相で、国会で任命責任を問われた際も「みなさんしっかりと結果を出していただきたいと期待している」(2日衆院予算委員会)などと宣ったほど。まったく責任も反省も感じていないのだ。

 異常としか言いようがない「全員スキャンダル内閣」。しかし、もっと異常なのは、これをメディアと国民が許してしまっている状況のほうだろう。

(編集部)























http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/394.html

[政治・選挙・NHK253] 片山さつきだけじゃない! 口利き、全裸、暴力団関係企業から献金…“ほぼ全員スキャンダル内閣” なのにメディアの追及は…  赤かぶ
1. 赤かぶ[1144] kNSCqYLU 2018年11月07日 23:23:58 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[559]






http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/394.html#c1
[政治・選挙・NHK253] 首相にも改憲の提案権はある しかしその「内容」が悪い ここがおかしい 小林節が斬る!(日刊ゲンダイ)
 


首相にも改憲の提案権はある しかしその「内容」が悪い ここがおかしい 小林節が斬る!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/241081
2018/11/07 日刊ゲンダイ


 憲法改正が使命だと自任する安倍首相が改憲を唱道する機会が増えてきた。

 それに対して、護憲派の人士から、「首相が改憲を主張することは憲法尊重擁護義務(99条)に違反する」とか、「改憲の発議は国会の専権(96条)で、首相の提案は越権で三権分立に反する」といった批判が返ってくることが多い。

 しかし、改憲を唱道する限りでは、首相はいささかも憲法に違反していない。

 まず、憲法自体が96条で改憲を予定しその手続きを明記している。だから、改憲を主張すること自体は憲法を軽んじることにはならない。つまり、制定時の予測を超えた新しい時代状況の中で改憲を考えること自体は憲法が予定したことである。

 また、首相は、憲法上「内閣を代表して(改憲案を含む)議案を国会に提出する職責を担っている(72条)」以上、政治家として改憲の提案を唱道する権限を有している。

 私が心配なことは、安倍政権が国会各院の3分の2以上の議員に支えられて、改憲のための国民投票を主権者国民に対していつでも発議できる状況にあるこの期に及んで、いまだに護憲派がそのように改憲を「論ずること」の不当性の(しかも筋違いな)批判に重点を置いて、首相が考えている改憲案の中身の不当性の議論に本腰を入れていない点である。

 その間に、政治運動としての改憲論は、反論者が不在な空間で着々と支持の拡大を進めている。

 護憲派の人士が自らを真に「護憲」派だと思っているならば、今、安倍政権が公然と企図している9条に「必要な自衛を行う組織」を加筆する改憲案が、法的にも政治的にも憲法「改悪」であることを論証すべきである。

 唯一の論点は、これまでの「専守防衛」の方針を変更して、米軍の友軍として世界に展開することの是非である。それは、わが国にイスラム圏という新しい敵を作り、自衛官に戦死者を出し、確実に国庫の戦費破産を招く。それで良いのか? が問われているのである。私は、むしろ、日本国と日本人の能力を駆使した「専守防衛」に徹して海外の戦争には中立でいることこそが正しい政策だと思う。



小林節 慶応大名誉教授
1949年生まれ。都立新宿高を経て慶大法学部卒。法学博士、弁護士。米ハーバード大法科大学院のロ客員研究員などを経て慶大教授。現在は名誉教授。「朝まで生テレビ!」などに出演。憲法、英米法の論客として知られる。14年の安保関連法制の国会審議の際、衆院憲法調査査会で「集団的自衛権の行使は違憲」と発言し、その後の国民的な反対運動の象徴的存在となる。「白熱講義! 日本国憲法改正」など著書多数。新著は竹田恒泰氏との共著「憲法の真髄」(ベスト新著)













http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/395.html

[政治・選挙・NHK253] 片山さつきにまたまた新疑惑発覚「消えた血税200万円」(文春オンライン)


片山さつきにまたまた新疑惑発覚「消えた血税200万円」
http://bunshun.jp/articles/-/9580
週刊文春 2018年11月15日号 11/7(水) 16:00配信 文春オンライン


「国税100万円口利き疑惑」の報道後、連日のように政治資金に関する疑惑が報じられる片山さつき地方創生担当大臣(59)。現在まで、問題を指摘された政治資金は約500万円に上り、政治資金収支報告書の訂正を余儀なくされている。

 そんな片山氏に政治資金に関わる新たな疑惑が、浮上した。

 片山氏が代表を務める「自由民主党東京都参議院比例区第25支部」(以下、25支部)の政党交付金の「使途等報告書」によると、2016年の参院選の前後に、488万円の政党交付金が片山氏個人に対し、選挙関係費として支出されている。


選挙関係費として488万円が支出

 ところが「25支部」の政治資金収支報告書では、選挙関係費は288万円分しか計上されていない。200万円の金が消えているのだ。政党交付金は、国民の税金が原資となっており、その使途に説明責任が伴うのは言うまでもない。


政治資金収支報告書の選挙関係費は288万円。200万円の差額はどこへ?

 片山事務所に事実確認を求めると、「弘中事務所に聞いてください」の一点張り。片山氏の代理人である弘中惇一郎弁護士は、「週刊文春」の取材に文書でこう回答した。

「ご質問の件は、必要があれば国会やマスコミなどを通じて説明いたします。貴誌への対応は控えさせていただきます」

 政治資金に詳しい神戸学院大学の上脇博之教授は、こう指摘する。 

「収支報告書の金額が数百万円も食い違うのは、通常の会計処理では考えられない。今後訂正しても、その内容が真実なのか疑われます。今回のケースでは、仮に政党交付金の使途等報告書を訂正していなかっただけだとしても、政党助成法44条の虚偽記載に抵触する可能性があります」

 今回の200万円を訂正すれば、累計の訂正額は700万円を超えることになる。片山事務所の金銭管理のずさんさを問う声が高まりそうだ。


©文藝春秋

 11月8日(木)発売の「週刊文春」では、「消えた血税200万円」疑惑の他、元秘書南村博二氏が支援者に配っていた「秘書名刺」、そして片山氏と南村氏の新たな音声内容を公開している。

【動画】秘書名刺、新音声を入手 片山さつき第4弾 ウソの厚化粧を剥ぐ《予告編》公開中!


【動画】秘書名刺、新音声を入手 片山さつき第4弾 ウソの厚化粧を剥ぐ《予告編》








































http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/397.html

[政治・選挙・NHK253] 片山さつきにまたまた新疑惑発覚「消えた血税200万円」(文春オンライン) 赤かぶ
1. 赤かぶ[1145] kNSCqYLU 2018年11月08日 00:08:53 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[560]









http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/397.html#c1
[政治・選挙・NHK253] 片山さつきにまたまた新疑惑発覚「消えた血税200万円」(文春オンライン) 赤かぶ
2. 赤かぶ[1146] kNSCqYLU 2018年11月08日 00:10:43 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[561]









http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/397.html#c2
[政治・選挙・NHK253] 片山さつきにまたまた新疑惑発覚「消えた血税200万円」(文春オンライン) 赤かぶ
3. 赤かぶ[1147] kNSCqYLU 2018年11月08日 00:12:35 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[562]









http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/397.html#c3
[政治・選挙・NHK253] 片山さつきにまたまた新疑惑発覚「消えた血税200万円」(文春オンライン) 赤かぶ
4. 赤かぶ[1148] kNSCqYLU 2018年11月08日 00:14:04 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[563]









http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/397.html#c4
[政治・選挙・NHK253] 片山さつきにまたまた新疑惑発覚「消えた血税200万円」(文春オンライン) 赤かぶ
5. 赤かぶ[1149] kNSCqYLU 2018年11月08日 00:19:09 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[564]









http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/397.html#c5
[政治・選挙・NHK253] 米国のイラン制裁強化で現実味を帯びる“自衛隊の海外派兵”(日刊ゲンダイ)
      


米国のイラン制裁強化で現実味を帯びる“自衛隊の海外派兵”
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/241080
2018/11/07 日刊ゲンダイ


安倍首相とロウハニ・イラン大統領は仲良しなのに…(=代表取材・共同、左は米海兵隊員から装備の点検を受ける陸自隊員)/(C)共同通信社

「史上最強の制裁だ」。米国のトランプ政権は5日、イランの原油、金融、海運部門を標的にした制裁を再発動した。5月のイラン核合意離脱に伴う措置で、貴金属取引や自動車産業などを対象とした8月の制裁に続く第2弾。イランと取引した国や企業も米金融市場から締め出されたり、制裁金が科されたりする可能性がある。

「アメリカに死を!」――。制裁強化を受け、イラン国内では首都テヘランをはじめ、各地で反米集会が開かれた。空軍や革命防衛隊が参加した大規模な防空軍事演習も行われるなど、今後、米国との対決姿勢はますますエスカレートするに違いない。イラン産原油を輸入している日本は最長で180日間の適用除外が認められたが、「(適用除外は)日本の働きかけが奏功した」なんて喜んでいる場合じゃない。いよいよ自衛隊の海外派兵が現実味を帯びてきたからだ。

「ホルムズ海峡が機雷封鎖された(略)新3要件に当たるという状況であれば、(略)集団的自衛権の一部行使容認の武力行使に(略)それは起こり得る、このように考えている」(2015年3月の衆院予算委)

 安保法をめぐる国会審議で、安倍が集団的自衛権を行使する具体例として度々、挙げていたのが「ホルムズ海峡の封鎖」だった。米国の制裁強化に対し、イラン革命防衛隊の高官は、ホルムズ海峡の封鎖に踏み切る――と警告しているから、イランが実際に強行すれば、トランプにせっつかれた安倍が「よし、自衛隊の出番だ」とか言い出しても不思議じゃない。元イラン大使の孫崎享氏は「仮にイランがホルムズ海峡を封鎖すれば、自分で自分のクビを絞めることになるため、現実的には考えにくい」としつつ、こう続ける。

「イランに核開発をやめさせるためには、EU(欧州連合)が主張するように経済的恩恵を与える手法が最も効果的でしょう。それに米国が核合意を離脱したのは、イランが合意を破った明確な証拠があるわけではなく、経済大国化を恐れるイスラエルのためでもあり、本来であれば日本は米国に制裁強化を見直すよう進言するべきです」

 その通りだ。安倍は今年9月を含め、ロウハニ大統領と6年連続で会談している上、来年は日イ国交樹立90周年を迎える。米国と一緒にイランとコトを構える必要は全くない。安倍はEUのように、一方的な核合意破棄や制裁強化を考え直すようトランプに言うのがスジだ。それなのに相変わらず、米国にはダンマリを決め込んでいるからだらしない。

「外交のアベ」の正体見たりだ。















http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/398.html

[政治・選挙・NHK253] 世銀ビジネスランク後退 安倍政権の“目標未達”並べてみた(日刊ゲンダイ)
 


世銀ビジネスランク後退 安倍政権の“目標未達”並べてみた
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/241113
2018/11/07 日刊ゲンダイ


食糧自給率の目標のムリ(C)日刊ゲンダイ

 またまた目標未達だ――。世界銀行は31日、世界190カ国・地域を対象にビジネスのしやすさを評価した2019年版のランキングを発表した。日本は総合39位と、前年から5つ順位を落とした。

 安倍政権は「20年までに先進国で3位以内」を掲げているが、達成は厳しそうだ。トップはニュージーランドがキープ。評価は起業や不動産登記、資金調達のしやすさなどを10項目で採点され、日本は「破綻処理」が1位と高く評価された一方、「納税」が97位と前年の68位から大きく下げ、「資金調達」や「電力供給」も評価を落とした。

 それにしても、安倍政権の目標未達は枚挙にいとまがない。

・日銀は先週の政策決定会合で、今年度の物価上昇率の見通しを1.1%から0.9%に、来年度は1.4%に、20年度は1.5%にそれぞれ引き下げ、2%の目標達成が一段と難しくなった。13年に異次元金融緩和を始めてから、アベクロは物価目標の達成時期を6回も先送り。今年4月には時期の明記を削除する始末だ。

・20年度までのプライマリーバランス(基礎的財政収支)の黒字化目標は破棄され、黒字化は27年度になるとの試算でお茶を濁している。

・17年度末を目標にしていた「待機児童ゼロ」は3年先送りされ、20年度末に後ろ倒し。

・食料自給率は「25年度50%」の目標を掲げていたが、安倍政権は3年前に45%にシレッと引き下げている。17年度の食料自給率(カロリーベース)は38%だが、TPPや日米交渉で農作物の輸入が増えることを考えれば、目標達成の難易度が一層高まることは必至である。ちなみに、1965年度の食料自給率は73%だった。安倍政権は高額武器の爆買いには熱心だが、食料安保は眼中にない。

 東証1部上場の非鉄メーカーの中堅社員が言う。

「これだけ目標未達が連発すれば、経営者なら株主からブーイングが起きるし、社員なら上司は低い査定を下し、ボーナスなどが同僚より少なくなるでしょう。経営が苦しい企業なら、整理解雇の筆頭候補になる人材でしょう」

 総裁の任期はあと3年だが、一刻も早く安倍を整理解雇した方がいい。そうじゃないと、この国は倒産する。


































http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/399.html

[政治・選挙・NHK253] <玉城デニー知事、新たな決意!>辺野古で頑張る合言葉「勝つことは諦めないこと!」「沖縄の民意、米政府や議会に訴える」
















国と1か月協議で合意、玉城沖縄知事「諦めたら終わり」 20181106 NEWS23









































http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/400.html

[原発・フッ素50] 福島米・食べて応援あの世行(2018年1―10月)(めげ猫「タマ」の日記)
福島米・食べて応援あの世行(2018年1―10月)
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2705.html
2018/11/07(水) 19:41:57 めげ猫「タマ」の日記


 福島産米を許容する方が6割近い福島県郡山市の葬式(死者数)は
  事故前年(2010年1月から10月)2,446人
  今年(2018年1月から10月)  2,740人
で12%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら0.004%でした。一方で福島産米を許容する方は2割程度の福島県相馬・南相馬市の葬式(死者数)は
  事故前年(2010年1月から9月) 964人
  事故8年目(2018年1月から9月)995人
で、殆ど変化がありません。(=^・^=)は
「福島産米、食べて応援、あの世行(2018年1―10月)」
って思ってしまいました。 
 福島は事故によって汚染されました。

事故から7年8ヶ月過ぎて汚染が広がる福島

 ※1(1)のデータを(2)に示す手法で11月1日に換算
 ※2 避難地域は(3)による。
 図―1 福島県郡山市、相馬・南相馬市、いわき市

 図に示す通り、福島では国が除染が必要だとする国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(4)地域が広がっています。
 福島では福島産米キャンペーンクルーのうつくしまライシーホワイトのお姉さん(5)が参加して、10月27,28日にJAまつりが開催されました(6)。

JAまつりに出席されたうつくしまライシーホワイトのお姉さん

 ※(7)を引用
 図―2 JAまつりに出席されたうつくしまライシーホワイトのお姉さん

 福島は新米の季節です。図―1に示すように福島県内では汚染が広がっています。福島産米を食べて良いか心配です。

 これについて、安倍出戻り総理(8)、福島県(9)、東京電力(10)は、福島は「安全」であり、避ける行為を「風評被害」と呼んでいます。でも、信じて良いか不安です。この方達は、事故前は原発を「安全」だと言っていました。でも、大爆発です。

 出戻る前の安倍総理は質問主意書の回答で「我が国において、非常用ディーゼル発電機のトラブルにより原子炉が停止した事例はなく、また、必要な電源が確保できずに冷却機能が失われた事例はない」「原子炉施設の安全を図る上で重要な設備については、法令に基づく審査、検査等を厳正に行っている」「地震、津波等の自然災害への対策を含めた原子炉の安全の確保に万全を期している」「経済産業省としては、原子炉の冷却ができない事態が生じないように安全の確保に万全を期している」とし、今後も原子力の安全確保に万全をつくすことを回答したそうです(11)。その後に福島原発事故が起き、およそ原子力の安全確保に万全をつくしていない事が、事故報告書(12)(13)で明らかになりなした。 

 福島県は2011年2月25日に福島第一原発3号機は「安全」と発表しました(14)。でも、2週間後には大事故です。

 当然ながら、東京電力も事故前は自社の原発は「安全」だと言っていました(15)。
 心配なので(=^・^=)なりに調べて見ることにしました。福島県内で福島産を許容するところと、しない所を比較し、差が無ければ福島産米は「安全」、差があれば「安全」とは言えないです。

 表ー1 福島産米を許容すかのアンケート結果
 ※ (16)を集計

福島産米許容する郡山市、許容しない相馬・南相馬市


表に示す通り、地域によって大きな差があります。相馬市・南相馬市では福島産米を許容する方は23%ですが、福島県郡山市では57%が許容しています。
 以下に昨年(2017年度)の福島産米・全量全袋検査数を示します。

13市中で郡山市がトップ、最下位が南相馬市、ブービーが相馬市の福島産米全数全袋検査数

 ※(17)を集計
 図―3 福島産米全量全袋検査数

 福島県には13市がありますが(18)、米の生産量は郡山市がトップで、南相馬市が最下位、相馬市はブービーです。

 福島県郡山市は米作が盛んで、許容する方も多いと言えます。一方で相馬・南相馬市は米作はそれ程には盛んでなく、許容する方も少数です。

 福島県郡山市の9月中の人口動態が発表になったので(19)、各年1〜10月中の葬式(死者)数を集計してみました。

事故前に比べ葬式が増えた福島県郡山市

 ※1(19)を各年1から10月の10ヶ月間で集計
 ※2 震災犠牲者は(20)により、行方不明者を含み関連死を含まず
 図―4 福島県郡山市の各年1月から10月まで10ヶ月間の葬式(死者)数

 福島産米を許容する方が6割近い福島県郡山市の葬式(死者数)は
  事故前年(2010年1月から10月)2,446人
  今年(2018年1月から10月)  2,740人
で12%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら0.004%でした。以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。

 表―2 偶然に起こる確率の計算結果
 ※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(21)による

有意差検定表


以下に各年1〜9月中の相馬・南相馬市合計の葬式(死者)数を示します。


※1(22)を各年1から9月の6ヶ月間で集計
 ※2 震災犠牲者は(20)により、行方不明者を含み関連死を含まず
 図―5 福島県相馬市・南相馬市の各年1月から9月まで9ヶ月間の葬式(死者)数 

福島産米を許容する方は2割程度の福島県相馬・南相馬市の葬式(死者数)は
  事故前年(2010年1月から9月) 964人
  事故8年目(2018年1月から9月)995人
で、殆ど変化がありません。

 なお、相馬・南相馬市が8月までの集計となったのは、福島県の発表(22)が現時点(2018年11月7日)では7月までだからです。
 以下に福島県いわき市の各年1月から10月までの葬式(死者)数を示します。

事故前に比べ葬式がそこそこ増えた福島県いわき市

 ※1(23)を各年1から10月の10ヶ月間で集計
 ※2 震災犠牲者は(20)により、行方不明者を含み関連死を含まず
 図―6 福島県いわき市の各年1月から10月まで10ヶ月間の葬式(死者)数 

 表―1に示す通りいわき市の福島産米を許容する方の割合は5割程度ですが、同市の葬式(死者数)は
  事故前年(2010年1月から10月)3,289人
  今年(2018年1月から10月)  3,586人
で9%増えています。郡山市と相馬市・南相馬市の中間でしょうか?

 以下に表―1および図―4〜6から作成した、葬式(死者数)の増加率と福島産米の許容割合をまとめました。

福島産米を許容する程に増える葬式

 ※(16)(19)(22)(23)を集計
 図―7 葬式(死者数)の増加率と福島産米の許容割合

 図に示す様に福島産米を許容する程に葬式(死者数)が増えています。以下に相関図を示します。

直線にならぶ福島産を許容する割合と葬式増加率の相関

 ※(16)(19)(22)(23)を集計
 図―8 葬式(死者数)の増加率と福島産米の許容割合の相関

 図のように1直線で増えています。(=^・^=)は
「福島産米、食べて応援、あの世行(2018年1−10月)」
って思ってしまいました。 

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 このようなデータが出て来ると(=^・^=)は不安なので
 「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけではないみたいです。

 福島県二本松市産米の全量全袋検査数が22万件を超えました(17)。同市は人口5万人代の市なので(22)、市民が食べるには充分な量です。同市辺りのお米は良食味・高品質です(24)。福島県は福島産は「安全」だと主張しています(25)。図―2に示す様に綺麗なお姉さんが勧めています。でも、福島県二本松市のスーパーのチラシには福島産米はありません。

他県産はあっても福島産米が無い福島県二本松市のスーパーのチラシ

 ※(26)を引用
 図―9 福島産米が無い福島県二本松市のスーパーのチラシ

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2705.html
(1)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日〜11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(2)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(3)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(4)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(5)2018うつくしまライシーホワイト決定!
(6)地産地消 - 福島県ホームページ
(7)トピックス | JAふくしま未来
(8)平成30年3月10日 福島県訪問 | 平成30年 | 総理の一日 | 総理大臣 | 首相官邸ホームページ
(9)福島県風評・風化対策強化戦略について - 福島県ホームページ
(10)風評被害に対する行動計画の策定について|プレスリリース|東京電力ホールディングス株式会社
(11)衆議院議員吉井英勝君提出巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問に対する答弁書
(12)東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会
(13)国会事故調 | 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会のホームページ
(14)福島第一原子力発電所3号機におけるプルサーマル実施に係る安全確認 - 福島県ホームページ
(15)原子力安全・品質保証会議|東京電力
(16)研究報告|ひらた中央病院 | 医療法人 誠励会 | 福島県 医療 介護 リハビリ
(17)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(18)福島県 - Wikipedia
(19)郡山市の現住人口/郡山市
(20)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(月1回更新) - 福島県ホームページ
(21)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(22)福島県の推計人口(平成30年10月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(23)地区別世帯数・男女別人口 | いわき市役所
(24)特産品情報 | 地区別くらし情報 安達地区 | JAふくしま未来
(25)全量全袋検査に関するよくある質問 - 福島県ホームページ
(26)安達店 | ベイシア




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[政治・選挙・NHK253] 天敵に白旗 小池都知事は自民党に“土下座”しても再選熱望(日刊ゲンダイ)
      


天敵に白旗 小池都知事は自民党に“土下座”しても再選熱望
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/241163
2018/11/08 日刊ゲンダイ


何としてでも五輪の旗を振りたい(C)日刊ゲンダイ

 落ちるところまで落ちた。小池百合子都知事が5日、かねて猛批判してきた都議会自民党の“ボス”高島直樹都連幹事長と都内のホテルで面会。小池は6日、かつての批判について「言葉が過ぎた部分があった」と謝罪したことを明かした。都議会自民党を目の敵にし、「ブラックボックス」「しがらみ政治」などと徹底的にこき下ろしてきた小池だが、ついに白旗を揚げた格好だ。

「小池知事は4月に二階俊博自民党幹事長や山崎拓元副総裁らと会食した際、20年東京五輪の大会期間中に知事選が重なってしまうことを念頭に『選挙時期を前倒ししてほしい』と要請していた。昨夏の都議選で『都民ファーストの会』の代表就任に伴い自民党と手を切った小池知事が今も頼れるのは、かねて親交のある二階氏くらい。今回の会談は、小池知事がお願いし二階氏がセットしたとみられています」(都庁記者)

 小池がそこまでして“天敵”の都議会自民党にすり寄ったのには、ワケがある。知事再選だ。

「選挙時期の前倒しを要請するくらいですから、小池知事は2期目を狙っている。何とかして再選し、東京五輪の旗を振りたいと考えているようです。勢いが地に落ちた小池知事が再選するには、固い組織を持つ都議会自民党の支援は必須。“天敵”に頭を下げてでも支援をお願いしたいということでしょう」(都政関係者)

 ところが、小池へ恨み骨髄の都議会自民党が「ハイ、そうですか」とすんなり謝罪を受け止めるはずがない。

「都議会自民の幹部らは、今回の一件について『謝罪だと思っていない』という態度です。小池知事に徹底的に叩かれ、昨夏の都議選で大幅に議席を減らしましたから、恨みは相当なもの。おいそれと許すわけがありません。既に小池知事の対立候補の選定に着手しているといいます。小池知事としては『どうか対立候補は出さないで欲しい』と無理やりにでも謝罪したことにしたかったのでしょう」(前出の都政関係者)

 “土下座”をしてでも知事再選を果たしたいということか。

 さすがは“政界渡り鳥”と評されるだけの変わり身の早さだ。


























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[政治・選挙・NHK253] 天敵に白旗 小池都知事は自民党に“土下座”しても再選熱望(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
1. 赤かぶ[1150] kNSCqYLU 2018年11月08日 10:04:26 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[565]






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3. 赤かぶ[1152] kNSCqYLU 2018年11月08日 10:07:52 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[567]






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