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赤かぶ kNSCqYLU コメント履歴 No: 100083
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[自然災害22] 九州北部で記録的豪雨 悲劇呼ぶ積乱雲の群れ“線状降水帯”〈AERA〉
5日17時47分ごろ、車のバンパーまで冠水した福岡県朝倉市内の国道 (c)朝日新聞社


九州北部で記録的豪雨 悲劇呼ぶ積乱雲の群れ“線状降水帯”〈AERA〉
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170718-00000077-sasahi-life
AERA dot. 7/19(水) 11:30配信 AERA 2017年7月24日号


 またも日本列島を集中豪雨が襲った。九州北部に積乱雲の集団「線状降水帯」が居座り、土砂崩れなどで多くの被害も出た。正体は一体何なのか?

 7月5日午前、朝鮮半島から日本の中国地方に延びる梅雨前線がゆっくり南下、九州北部に近づいた。そこへ東シナ海で水分をたっぷり含んだ暖かい空気が天草灘から有明海を経て高度1キロまでの大気下層に吹き込んだ。その空気がぶつかる先は福岡・佐賀県境の筑紫山地。空気は山地に沿って上昇し、積乱雲に成長した。空気は上空に行けば、気圧が下がるため膨張し、温度も下がる。空気中の水蒸気は凝結して雲に、そして雨になる。積乱雲が夕立を起こす仕組みだが、今回はこれでは終わらなかった。発生から1週間余りで死者29人、20人以上が行方不明のままだ。何があったのか。

●積乱雲続く線状降水帯

 ひとつの積乱雲の「寿命」は1時間ほどしかない。大粒の雨を降らせて、水分を消費し尽くせば、衰えて消えるためだ。ところが今回は、南西の風が暖かく湿った空気を切れ目なく供給し続けた。このため、すでにできた積乱雲の後ろ(風上)に新しい積乱雲のタネを次々と作って成長を続け、一直線に並んだ積乱雲の連なり、いわゆる「線状降水帯」となったのだ。

 福岡管区気象台が発表した5日13時から6日零時までの気象レーダー画像はこの様子をはっきり捉えている。福岡県朝倉市から大分県日田市に並び始めたこの雲が最も大量の雨をもたらしたのは15時から16時。朝倉市から大分の臼杵湾まで直線距離で長さ150キロ、高度1万5千メートルの線状降水帯となり、局地的な大雨を降らせたのだ。

 9時間ほど続いた豪雨の威力はすさまじかった。気象庁アメダスの自動雨量計測のデータによると、朝倉市では5日13時の1時間当たりの雨量は88.5ミリとなり、1日降水量は516ミリ。日田市も1日で336ミリを記録。観測史上1位の豪雨が襲いかかり、各地で土砂崩れや流木被害を招く大惨事となった。

●14年広島豪雨も同一犯

 実はこの線状降水帯が世間で知られたのは最近の話だ。土砂災害で74人の死者を出した2014年8月の広島豪雨。ここから注目され始めた。

 集中豪雨のメカニズムを研究している気象庁気象研究所予報研究部の発表によると、広島に豪雨をもたらしたのは、幅20〜30キロ、全長約100キロの線状降水帯。南の豊後水道から暖かく湿った空気が流入し、高さ500メートルの山に上昇した空気で積乱雲が発生、さらに同水道からの湿った空気が流入し続けて線状降水帯を形成。200ミリを超える大雨をもたらした。この流れ、今回の九州北部豪雨とそっくりである。

 この現象、過去に珍しくないことも分かり始めている。同研究部のグループは、1995年から09年の4月から11月に起こった集中豪雨計261例(台風・熱帯低気圧による豪雨は除く)に関して、その雨量計測と気象レーダー観測のデータから調査し14年に発表した。それによると、雨の降る形が線状と確認されたのは全体の64.4%を占め、南日本(山口・九州・南西諸島)に限るとなんと9割が線状だったという。

 気象庁で集中豪雨のメカニズムなどを調査研究する加藤輝之氏は「風向きがわずかに変わるだけで水蒸気の流入する位置が数十キロずれる。線状降水帯の発生位置を正確に予測するのは困難」などと発表。要は発生メカニズムの詳細はまだよく分かっていないのが現状で、加藤氏が毎年のように予報官の研修で発表してきた最新の研究成果でも、線状降水帯の発生条件については、毎回「改定」が加わっている。

 では、気象レーダーなど最新機器による観測で線状降水帯の発生を予測できるのか。気象庁は、発生メカニズムの解析とともに、集中豪雨の程度のカギとなる大気下層の「水蒸気量分布」を捉えようと、雨の分布が見える気象ドップラーレーダー、レーザー光を利用した非降水時の観測装置などの技術開発を進め、その精度を上げようとしている。

●「特別警報」2時間遅れ

 現状で予測が困難とあらば、逃げるしかないのだが、今回の豪雨で「警報」が有効に機能したのか。福岡管区気象台によると、浸水害・土砂災害の「特別警報」が福岡県下に出たのは5日17時51分。朝倉市の大雨のピークは1時間降水量が129.5ミリとなった15時半過ぎで、それから2時間遅れだ。

 気象庁が防災情報として提供する警報は「重大な災害が起こるおそれがあるとき」に出される。一方、今回出した特別警報は「数十年に一度という極めてまれで異常な気象現象により重大な災害が起こるおそれが著しく大きいとき」に出すもの。特別警報の発表後はただちに地元市町村の避難情報に従うことを求めているのだが、時間的余裕がないタイミングで特別警報が出ると困難な事態を招くのも必至だ。

「注意報や警報が出るのが遅い」という苦情はこれまでにも多くあり、国土交通省交通政策審議会気象分科会は15年に線状降水帯のようなメカニズムの豪雨が多発する状況に備えて「『新たなステージ』に対応した防災気象情報と観測・予測技術のあり方」を提言。空振りも含めて「警報級になる可能性を提供する」などと指摘した。

 また、各気象台のホームページでは、地方ごとの注意報、警報、特別警報を色分けし、気象レーダーによるリアルタイムの降水の様子も確認できるようにしている。だが、これらの情報を的確に読むノウハウ、スキルが十分ではなく、判断力や行動力が不足しがちな高齢者では懸念が大きいままだ。

 集中豪雨など突発的な気象現象に立ち向かうには、観測や予報という「ハードウェア」だけでは十分ではない。地域の特質に合わせながらその情報をどう生かすか。そんな「ソフトウェア」の重要性を認識する必要がある。

(科学ジャーナリスト・内村直之)



http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/137.html

[政治・選挙・NHK229] 内閣支持率は20%台に急落。全国各地で「安倍やめろ!」の大合唱!(週プレNEWS)
9日、東京・新宿では、安倍政権への怒りの声を上げるデモ隊が新宿中央公園から新宿駅東口まで大行列。デモ後はアルタ前で集会が行なわれ、新宿駅東口は一時、デモ隊とこれを見物する人で埋め尽くされる事態となった


内閣支持率は20%台に急落。全国各地で「安倍やめろ!」の大合唱!
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170719-00088283-playboyz-pol
週プレNEWS 7/19(水) 6:00配信


秋葉原での街頭演説で「帰れ」コールを叫ぶ人々に、安倍首相が「こんな人たちに負けるわけにはいかない!」と逆ギレしたのは7月1日のことだった。

有権者を敵視するかのような首相の言動に、多くの国民が猛反発。東京、大阪、名古屋、福岡などで9日、「こんな人たち」による「安倍やめろデモ」が同時多発的に行なわれた。

東京・新宿でのデモを取材してみると、目立ったのはやはり、「『こんな人』ですけどなにか?」など、「こんな人」というワードが入った抗議プラカードの数々だ。

驚いたのはそのプラカードを見て、デモに飛び入り参加する人が少なくなかったこと。スタートは4、5000人だったのに、デモ隊が終点の東口・アルタ前に到着する頃には約8000人(主催者発表)にまで膨れ上がったのだ。

そんな有権者の怒りは内閣支持率にも表れ、政権維持の危険水域とされる30%割れとなっている。

首相は8月初旬にも内閣を改造し、支持率回復を目指すというが、そう簡単にいくのだろうか。改造後も支持率ダウンが続けば、いよいよ永田町でも安倍おろしの風が吹きそうだ。

(写真/AFLO)

























http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/355.html

[経世済民122] 森金融庁長官3年目の責務は「毎月分配型投信の撲滅」だ(ダイヤモンド・オンライン)


森金融庁長官3年目の責務は「毎月分配型投信の撲滅」だ
http://diamond.jp/articles/-/135574
2017.7.19 山崎 元:経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員 ダイヤモンド・オンライン


最新号の『週刊ダイヤモンド』(7月22日号)は、「金融庁vs銀行 あなたのお金の味方はどっち!?」と題する特集を組んだ。任期3年目を迎える異色の金融庁長官・森信親氏と金融庁、そして銀行業界を広く取り上げた特集だ。

 これまでの金融庁の行政方針と一線を画する森長官の金融行政については、既に多くのメディアが論じているが、最新の情勢のレビューと共に、金融庁の人事や個別の銀行の財務状態などに関して詳細に報じている点で、本特集には金融関係者には必読の内容が含まれている。

 もっとも、一般読者にとって、「お金の味方」が金融庁なのか、銀行なのかは、特集を読まなくても自明だろう。

 特に近年の銀行は、低金利・マイナス金利政策で融資の利鞘を失ったため、お金持ちからは運用商品の手数料を稼ぎ、貧乏人からはローンの金利を稼ぐビジネスモデルにドライブをかけている。

 そういう意味で、全く信用できない相手なので、できれば関わらない方がいい(特に「相談」に近づいてはならない)。とはいえ、われわれは日常生活を銀行と全く無縁に送ることは難しい。その点で、銀行のビジネスの現状について、よく知っておくことが肝要だ。

 さて、特集は、銀行と金融庁の関係に関わる多くの問題を取り上げているが、本稿では、特集で必ずしも明示的に取り上げられていないものの、筆者が重要だと思う問題を三つ取り上げることにする。特集の補足として読んでいただけるとありがたい。

■その1 毎月分配型投信を撲滅できるか?

 国民が、森長官の仕事ぶりを評価する数値指標を一つだけ挙げるとするなら、毎月分配型の投資信託の残高・販売高がどれだけ減ったかだろう。森氏が重視する「フィデューシャリーデューティー」(以下「FD」)は、金融庁では「顧客本位の業務運営」と訳されているが、毎月分配型の投資信託は、いかなる顧客に対してもFDに適合しない。

 メガバンクなどを始めとする金融機関は、一方で「FD宣言」をしているが、他方、窓口で売っている投資商品の上位には「毎月分配型投信」が並ぶことが一般的だ。端的に言って、言っていることとやっていることとが矛盾している。

 金融機関側は、高齢者などに「定期的な分配金などの(現金収入の)ニーズがある」と言い募るのだが、高齢者が普通預金を持たず、分配金の大きな投資信託で資産の大半を運用することは、リスクの上からも、手数料の上からも、適切とは言い難い。

 端的に言って、生活費を賄う現金は、普通預金から取り崩す方が無駄な手数料を払わずに済むし、余計なリスクを負わずに済む(同時におそらく高齢者には内容を正確に理解できない)。したがって、「毎月分配型投信は止めて、生活費に必要な現金は普通預金を取り崩し、リスクを取って運用する部分はもっと手数料の安い、効率のいい対象に適当な額だけ投資しましょう。生活費は、普通預金から取り崩すのが合理的ですよ」とアドバイスするのが、「顧客本位」の正しいアドバイスだ。

 マイナスのリターンを求めて投信を買う人は、普通はいない。しかし、リターンがプラスだとすると、毎月分配型投信は、年に一度分配される投信よりも税金面で効率が悪い。しかも、多くの場合、信託報酬だけで1%台半ばに及ぶ高い手数料の運用商品は、投資家の利益の立場に立つなら、100%避けるべきだ。したがって、毎月分配型投信を販売することは、FDの原則と完全に矛盾している。

 森長官は、日本証券アナリスト協会の講演で「顧客本位を口で言うだけで、具体的な行動につなげられない金融機関が淘汰されていく市場メカニズムが有効に働くような環境を作っていくことが、われわれの責務」だと述べた。

 金融機関の経営者がしたり顔で「FD宣言」を行う一方、販売の現場では高齢者を誤解させやすくて、手数料の高いあこぎな毎月分配型投信を販売しているという状況は、森氏の金融行政の失敗を意味すると評価していいだろう。

 筆者の私見では、成功の鍵は、毎月分配型投信が誰にとっても不適切な商品なのだということを広く伝える「投資教育」が有効にできるか否かだ。多くの顧客は、現状で軽くだまされているのだし、金融機関には利益獲得のインセンティブが強力に働いているのだから、彼らの判断力を改善することなく「淘汰」を期待することは、全く現実的でない。

 なお、『週刊ダイヤモンド』の特集では、「つみたてNISA」適格の投信以外に、「中級者向け投信」として、「より高いリターン狙いの厳選投信」という、全く有害無益な記事を載せている(45ページ)。読者に対して、不十分な根拠の下に、手数料の高い商品を勧めることになりかねない。

 編集部にも、投信評価会社にも、相対的に優れたアクティブファンドを事前に選ぶ能力などないし、過去の「シャープレシオ」ごときがファンド選びに役に立つなどという誤解を読者に振りまかない方がいい。雑誌を見る限り、金融機関から広告を取っていて彼らにおもねらなければならないような事情があるわけではなさそうなのに、大変残念に思った。

■その2 個人データの営業利用はどこまで許されるか

 今回の特集の中で明示的に取り上げられてはいないが、筆者が近年特に心配しているのは、例えば銀行が、顧客の預金口座のデータを営業に利用することが、どの程度まで許容できるのかだ。

 誰が、どこから、いくらお金を受け取り、誰に対していくら払っているかということを継続的に記録したデータは、各種のマーケティングにとって有用な究極のビッグデータだ。

 例えば銀行は、証券会社と資金のやり取りがある顧客をターゲットに運用商品を売ることができるだろうし、解析技術が進むと、家のリフォームでも、羽毛布団でも、生命保険でも、投資信託でも、「セールスされると弱い」顧客を特定し、セールスのターゲットにすることができるだろう。

 なお、この心配はいわゆるフィンテック業界に対しても存在する。家計簿にせよ、口座管理にせよ、ファイナンシャルプランニングにせよ、個人のデータを「マネタイズ」する方法は多々考えられるからだ。

 金融の世界は、動く金額が大きいし、テンポも速い。データ解析を背景とするマーケティングの猛威から、どの程度個人を守るかについて、金融業界の監督官庁である金融庁はそろそろ真剣に考えるべき段階にきているのではないだろうか。

■その3 クリーンなお金のアドバイザーの養成

 『週刊ダイヤモンド』の特集では、「その他に処方箋の一つになりそうなのが、近年注目を集めるIFA(Independent Financial Adviser)という独立系の資産形成アドバイザーの活用だ。金融機関からお金を受け取らないので、『私たち』の目線で助言をくれる。ただ、当然ながらその対価は支払わなければならない」と述べて、いささか唐突に「IFA」に期待している。

 確かに、金融機関からお金を受け取らないアドバイザーは「Independent(独立)」だと期待していいかもしれないが、現実にはIFAあるいはFP(ファイナンシャルプランナ−)を名乗る個人や業者にあって、生命保険(代理店を兼営すると、商品によっては初年度に保険料の9割くらいを受け取る場合もある)、証券(証券仲介業では販売手数料の過半を手にするケースが多い)、不動産(不動産業者から、1件当たりの金額は決して小さくない紹介手数料のキックバックを受ける)などの販売を仲介して手数料を受け取っているケースが少なくない。

 一般的な経済常識として、こうした立場にあるアドバイザーは、顧客の利益と自分の利益が対立する状況にあるので、決して「顧客本位」だと安心できる相手ではない。

 筆者の思うに、FPなどのファイナンシャルアドバイスを業とする人も金融業者であり、FD宣言をするのか、しないのか、旗幟を鮮明にする必要がある(FD宣言の具体的な事例としては、例えばFPの岩城みずほ氏の「FD宣言」を参照されたい)。

 森長官が嘆くように、金融業の大宗が「顧客本位」でないことの大きな原因として売り手(金融業者)と買い手(顧客)の情報格差があり、これを埋めるための具体的対策として、金融機関から手数料収入を得ず、利益相反の面でクリーンなアドバイザーの活動をバックアップしていくことが重要だろう。

 金融庁にあって、まずは、利益相反の心配のないアドバイザーを顧客が識別できるようにするための施策を期待したい。

(経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員 山崎 元)



http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/617.html

[経世済民122] 相談役が企業をダメにする!(小笠原誠治の経済ニュースゼミ)
相談役が企業をダメにする!
http://blog.livedoor.jp/columnistseiji/archives/51724712.html
2017年07月19日 小笠原誠治の経済ニュースゼミ


 毎日新聞の記事です。

 「相談役」「顧問」という日本企業独特の役職の是非が議論になっている。

 相談役は社長や会長経験者、顧問はそれ以外の役員が辞めた後になるのが一般的だ。平均年齢は70歳近いだろう。「会社法」に定めはなく、置く置かないは各社の自由。ただの相談役では物足りないのか、「相談役最高顧問」「名誉相談役」「相談役名誉会長」と呼ばれる人もいる。



 どう思いますか、この相談役などと呼ばれる人々?

 何故、相談役などと呼ばれる人々が企業にいる必要があるのでしょう?

 会社法には別に定めはないのに。

 そうでしょう?

 否、本音としては誰もそのようなポストは要らないと思っているのです、そのポストに就いている人以外は。

 何故そのようなポストが存在するのでしょうか?

 だって、社長や会長を歴任してきた人を、その人から指名された後輩の社長が首を切れる訳がない!

 でも、繰り返しになりますが、そのようなポストは会社法には定めがないのです。

 従って、仮に経営上の重要な問題が発生しても、相談役などが責任を問われることは一切ないのです。

 では、相談役は、企業の経営判断に影響を及ぼすことはないのか?

 相談役が全くのお飾りであるならば、責任を問われることがなくても当たり前かもしれません。

 しかし、相談役が経営判断に何らかの影響を与えていたとしたら、それから生じた結果に関してそれなりの責任を負うのが当然なのです。

 但し、会社法に相談役等の規定がないということは、本来であれば、そのような人が会社の経営判断に口を出してはいけないということなのです。

 責任ある判断は取締役会や株主総会でなされるものであって、相談役などが口を挟む筋合いのものではないのです。

 でも、本音と建前を使い分けるのが日本の社会の特徴。

 そして、そんなことがまかり通るからガバナンスが滅茶苦茶になってしまうのです。

 かつて社長や会長を務めた相談役に対して、後輩たちが黙っていて下さいとは言いにくいからです。

 政治の世界でも似たような現象が起きています。

 例えば、かつて総理を務めた人が、オリンピックの運営に口を出す、と。

 或いは、総理夫人がいろいろと国政に関して口を出す、と。

 総理夫人は公人ではないと閣議決定されているので、総理夫人は如何に口を出しても責任を問われることはないのです。

 おかしいでしょう?

 自分が言ったこと、やったことに関して責任を問われることがなくて、どうして健全な組織運営ができるでしょうか?

 私は、地方銀行等の監督業務という仕事に何年か携わったことがあり、相談役に就いている人間が銀行の経営を牛耳っていたことを見聞きした経験があります。

 頭取の人事も相談役が決めたりして…

 そういうときに不祥事が起きても、実際に判断を下していた相談役が責任を問われることは一切なかったのです。

 金融庁も間抜けですよね?



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※リンク省略




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[国際20] クリントン氏の支持率はトランプ大統領より低い 世論調査(Sputnik)

クリントン氏の支持率はトランプ大統領より低い 世論調査
https://jp.sputniknews.com/us/201707193896406/
2017年07月19日 01:34 Sputnik


調査会社「Selzer & Co」がブルームバーグの依頼を受けて世論調査を行った結果、ヒラリー・クリントン元国務長官の支持率は、トランプ大統領より低いと明らかになった。

回答者の39%のみがクリントン氏の活動を肯定的に評価。一方でトランプ大統領の支持率は41%だった。クリントン氏の支持率が今回より低かったのは、2015年9月、メール問題でスキャンダルが燃え上がったときのみ。

調査によると、クリントン氏に投票した5分の1が現在は支持していないと回答。対照的に、トランプ氏に投票した人で現在はトランプ氏への評価が悪化した人は6%だけだった。

クリントン氏に投票した多くの人が現在は、クリントン氏が民主党候補になったことに不満を感じており、彼女が「2つの悪い選択肢で、比較的悪くない」方だったという理由のみで投票しただけだと明かした。

世論調査には米国人の成人1001人に質問。調査は7月8日から12日にかけて行われた。誤差範囲はプラスマイナス3.1%。

しかし、これより前、ABCニュースとワシントン・ポストによる合同世論調査によると、トランプ大統領の支持率が70年ぶりの低い数値を出した。

また、ABCニュースとワシントン・ポストによる合同世論調査によると、就任から半年を迎えたトランプ大統領の支持率は36%に落ちた。


関連記事
トランプ大統領の支持率、36%に下落 最新世論調査(CNN)
http://www.asyura2.com/17/kokusai19/msg/896.html


http://www.asyura2.com/17/kokusai20/msg/108.html

[国際20] ウクライナの親ロシア派、新国家の樹立を宣言!マロロシア(小ロシア)が誕生!全面戦争も視野 
ウクライナの親ロシア派、新国家の樹立を宣言!マロロシア(小ロシア)が誕生!全面戦争も視野
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-17702.html
2017.07.19 06:00 情報速報ドットコム




クーデター騒動から内戦状態が続いているウクライナですが、東部の親ロシア派が新国家「マロロシア(小ロシア)」の樹立を宣言しました。

報道記事によると、親ロシア派の組織で幹部をしている関係者は「地域の代表がウクライナの後継国として新たな国家を樹立することに合意した」とコメントし、ウクライナ全域の平定を目指すと宣言したとのことです。

ウクライナは帝政ロシア時代に小ロシアと呼ばれていたことから、新国家の名称は「マロロシア」となりました。

現在、ウクライナ政府軍と親ロシア派は両軍が睨み合っている状態で、小規模な戦闘が散発的に発生しています。新国家はウクライナ全域の支配を目指すとしていることから、近い内に再び大規模な衝突に発展するかもしれません。

*ウクライナ政府軍にはEU(ドイツやフランス等)、マロロシア(小ロシア)にもロシアがそれぞれ支援。


ウクライナに「新国家」宣言=親ロシア派が一方的に
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170718-00000130-jij-int
7/18(火) 20:49配信 時事通信

 【モスクワ時事】ウクライナ東部の親ロシア派武装勢力は18日、現在のウクライナに取って代わり「マロロシア(小ロシア)」という名称の「国家」を樹立すると一方的に宣言した。

 ウクライナは帝政ロシア時代に小ロシアと呼ばれていた。

 インタファクス通信によると、ウクライナ東部の親ロ派「ドネツク人民共和国」の幹部は「地域の代表がウクライナの後継国として新たな国家を樹立することに合意した」と主張。現在のウクライナは「破綻している」とした上で、「平和と安定をもたらすことはできない」と決め付けた。

 親ロ派はウクライナ東部しか実効支配してないが、国全域を対象とした「新国家」を樹立するとしている。また「新国家」に向けて「憲法」に関する住民投票を行い、「首都」は東部のドネツク市に置く方針という。 


政府軍と親露派が激しい銃撃戦、ウクライナ Pro-Russians, Ukrainians do battle near strategic port city





















ウクライナ独立25周年、軍事パレードで祝う Ukraine marks 25th independence day with show of military force


記事コメント

ウクライナは、ポロシェンコと言うユダヤ人達に依って盗まれたのです。
ポロシェンコはウクライナ人では有りません。
ウクライナ人が自分の国を取り戻そうとしているのです。
日本も戦後、日本会議(統一協会)の背乗り(在日)に依って支配されています。
[ 2017/07/19 09:16 ] 名無し [ 編集 ]

北方領土にロシア人を移住、土地を「無償提供」し、同じことをさせているプーチン。
それに抗議せず、あまつさえ、ロシア人居住権をわざわざ認めた、安倍。

ネトウヨよ。安倍は、確かに「愛国者」だ。
ただし、ロシア、アメリカ、韓国のだ。
[ 2017/07/19 10:31 ] 名無し [ 編集 ]

ソチ五輪のどさくさ紛れに民主的に選ばれたウクライナ大統領を「一方的に追放」してネオナチ、右派セクター政権を樹立したのはネオコンの方ですよ。(日本の従米腰抜けメディアが報道しないから、日本人が知らないだけ)
[ 2017/07/19 11:25 ] 名無し [ 編集 ]

第三次世界対戦の序章が始まる。次は北朝鮮ですか?
[ 2017/07/19 12:30 ] 名無し [ 編集 ]

次は中国だな
12:30
次は北朝鮮じゃなくて中国だな
あの国いつ内戦になったり周辺国を侵略してもおかしくないし
[ 2017/07/19 13:23 ] 名無し [ 編集 ]

http://www.asyura2.com/17/kokusai20/msg/109.html
[政治・選挙・NHK229] 安倍首相が2020年の財政健全化を断念へ!政府「消費税10%にしても8兆円以上の赤字」 
安倍首相が2020年の財政健全化を断念へ!政府「消費税10%にしても8兆円以上の赤字」
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-17699.html
2017.07.19 12:00 情報速報ドットコム



官邸


安倍政権は「2020年までに財政の黒字を達成する」との目標を掲げていましたが、今の経済状況では消費税を10%に引き上げても達成が困難だとして、財政健全化の断念を発表しました。

内閣府によると、消費税を10%に引き上げた予想で2020年は8兆2000億円程度の赤字となり、黒字にするのはほぼ不可能との結果になったとのことです。
名目で3%程度の高い経済成長を続けたとしても達成は困難で、多少は国債の量が減っても黒字化はかなり遠い未来の話だと言えるでしょう。

一方で、財政健全化目標によって消費増税が確定的になっていることから、「財政健全化目標を破棄して減税で国を成長させるべき」というような意見も聞こえてきました。

ただ、安倍政権が当初に考えていたようなアベノミクス効果は殆どなかったと言え、公務員給与をドンドン引き上げている現状では財政健全化なんて達成は困難だと見ることができます。


財政健全化目標 “今のままでは達成厳しい“
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170718/k10011064081000.html








政府が財政健全化の目標に掲げる「基礎的財政収支」と言われる財政指標の黒字化について、内閣府は、2020年度時点で8兆2000億円程度の赤字が続き、今のままでは目標の達成は厳しいという見通しを公表しました。

政府は、先進国最悪の水準に膨らんだ借金に歯止めをかけるため、2020年度までに国と地方を合わせた「基礎的財政収支」を赤字から黒字に転換し、政策の実行に必要な費用は借金にあたる国債の発行に頼らず、税収などで賄えるようにする目標を掲げています。

これについて内閣府は、18日、昨年度の国の決算などを反映させた最新の試算を公表しました。それによりますと、今後、名目で3%程度の高い経済成長が続き、再来年の10月に消費税率を10%に引き上げた場合でも、2020年度の「基礎的財政収支」は、8兆2000億円程度の赤字が見込まれるということです。

ことし1月時点の試算は、8兆3000億円程度の赤字で、これから本格化する来年度予算案の編成で、歳出改革を着実に行うことを見込み、赤字は1000億円程度縮小しています。しかし、事実上の国際公約にもなっている2020年度までの黒字化という目標の達成は、踏み込んだ歳出の見直しなどを考えなければ極めて厳しい状況です。

政府や与党の一部には、「基礎的財政収支」を黒字化する今の目標そのものを見直すべきだという意見が出る一方、健全化の取り組みが後退したと受け取られれば日本の信認が損なわれかねないという意見もあり、今後議論が活発になる見通しです。

くすぶる健全化目標の見直し

政府は、経済財政運営の基本となることしの「骨太の方針」で、財政健全化の目標に関する表現を変えました。

政府は、これまで、先進国最悪の状況に膨らんだ借金に歯止めをかけるため国と地方の基礎的財政収支を2020年度までに赤字から黒字に転換し、「その後」、日本のGDP=国内総生産の2倍近いおよそ190%の水準に達している債務残高の比率を引き下げていく道筋を描いていました。

しかし、ことしの骨太の方針では「基礎的財政収支」を2020年度までに黒字化するのと「同時に」、GDPに対する債務残高の比率を引き下げるととしたのです。「その後」が「同時に」と変わったため、一見すると財政健全化への取り組みを強化したようにも見えます。

ところが与党などの一部には、達成が厳しくなりつつある「基礎的財政収支の黒字化」の目標をやめ、政府は、いずれ「GDPに対する債務残高の比率」に目標を切り替えようとしているのではないかという受け止めがでています。というのも、債務残高の割合は、高い経済成長によってGDPの規模を拡大できれば引き下げることが可能だからです。

実際、18日示された最新の試算では、名目で3%程度の高い経済成長を続けたとしても2020年度までに「基礎的財政収支」を黒字化するのは困難ですが、債務残高の割合は、GDPが増えることで今年度・2017年度からわずかずつ下がる形になっています。

内閣府は、来年はじめに、もう一度、財政健全化に関する試算を行って目標達成の見通しを検証することにしています。そこで仮に目標を変えた場合、財政健全化への取り組みが後退したと受け止められ、財政への信認が揺らぎかねないと警告する専門家もいて、今後の議論が注目されます。

経団連会長「一致点を」

働いた時間ではなく、成果で評価するとする労働基準法の改正案をめぐり、あす予定されていた政労使のトップ会談が延期になったことに関連して、経団連の榊原会長は、記者団に「産業界としては、働き方改革をさらに進めるためにもぜひ導入してほしいと思っている」と述べました。

そのうえで「労働側が示しているいくつかの点については、経営側も理解できるという立場で、よく話を聞いてなんとか一致点を見つけていきたい」と述べ、制度の導入に向け、調整を進める考えを示しました。

家計でみると

「基礎的財政収支」の黒字化は、社会保障などさまざまな政策の費用は国債などの借金に頼らず、税収などの収入で、賄うことに当たります。

現在は、必要経費を税収などではまかなえず、不足分を毎年、借金をして穴埋めしている構図です。このような状況が続いた結果、国・地方をあわせた借金の残高が年々増え、1000兆円を超えるまでになりました。「基礎的財政収支」を黒字にできれば、借金が膨らんでいく状態に一定の歯止めをかけることができるようになります。

財務省の説明をもとに、国の財政状況を一般の家計に置き換えて考えると、次のようになります。

たとえば月収33万円程度の家計を考えます。毎月、生活費として月収を超える38万円ほどを支出。しかも住宅ローンの12万円の返済も重なって、毎月18万円の新たな借金を繰り返している状態です。借金の残高はどんどん増え、5397万円。借金がこれ以上増えるのを歯止めをかけるために収入をふやすか生活費を切り詰めて、まずは生活費を月収でまかなえるようにする。

これが、基礎的財政収支の黒字化にあたるのですがかなり思い切った家計のリストラをしなければ借金は減らず、子どもたちにつけを残すことになります。


























財政健全化の目標守るべき 増税先送りに経済界(16/06/02)


財政健全化の再定義、しかし財政政策には不整合が【三橋貴明】


記事コメント

原因は?
アベノミクス?
[ 2017/07/19 12:13 ] 名無し [ 編集 ]

輸出還付金廃止
大企業内部保留に課税
税金は搾取してため込んでる奴らから取れ
[ 2017/07/19 12:16 ] 名無し [ 編集 ]

理由をきっちり国民に説明せよ。ま、話せるもんなら、だが。
[ 2017/07/19 12:20 ] 名無し [ 編集 ]

お友達枠いや、特別枠廃止で! 外国バラマキも
来年度予算案に約4兆円の特別枠を設置へ!安倍政権が掲げる総活躍社会や成長戦略用の予算
2017年07月14日12:00
ttp://saigaijyouhou.com/blog-entry-17639.html

特別枠

日本会議枠
[ 2017/07/19 12:25 ] 名無し [ 編集 ]

元々アベノミクスなんてものは
我々国民の血税であり財産でもある年金基金を
株価の吊り上げや円安誘導する為に
じゃぶじゃぶ注ぎこまれてきただけ
いわゆる擬似経済上昇現象
実態経済なんか全然追いついてやしない

これはハリボテだらけの砂上の楼閣のようなものだと
たとえテレビや新聞しか見ない人でも段々おかしいと感じるようになってきた
[ 2017/07/19 12:27 ] 名無し [ 編集 ]

内閣総辞職が一番の景気対策
次は再分配重視の経世会系の内閣で頼む
格差推進の清和会系は永久に引っ込んでろ
[ 2017/07/19 12:29 ] 名無し [ 編集 ]

天下り連鎖経済とバラマキ外交と大企業の税金不払いで国が潤う方法があったら、ぜひ教えて!  
[ 2017/07/19 12:29 ] 名無し [ 編集 ]

勝気なだけがこのザマ。総理のくせに口喧嘩に精を出してなにがアベノミクスだ。 んな風に言われないといいね。無理か。
[ 2017/07/19 12:32 ] 名無し [ 編集 ]

お辞めなさい。
[ 2017/07/19 12:38 ] 名無し [ 編集 ]

もう散々フトコロ肥やしたろ。
辞職して余生は牢獄で
[ 2017/07/19 12:48 ] 桃太郎 [ 編集 ]

アベノミクスというテイの良い言葉に踊らされ過ぎだよ
国民はもう少し賢くなるべきだ
[ 2017/07/19 12:50 ] 名無し [ 編集 ]

人口が増えず少子高齢化が進んでいる以上、縮小再生産にせざるを得ないのに、それが嫌だからって必死で拡大路線を続けているのが無理筋なんだよな。
まず人口問題を何とかしろよ。効果が現れるのは50年後だがな。
[ 2017/07/19 12:52 ] 名無し [ 編集 ]





http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/356.html

[政治・選挙・NHK229] 加計学園問題のあらゆる論点を徹底検証する 〜安倍政権側の“自滅”と野党側の“無策”が招いた「二極化」(郷原信郎が斬る)
加計学園問題のあらゆる論点を徹底検証する 〜安倍政権側の“自滅”と野党側の“無策”が招いた「二極化」
2017年7月18日 郷原信郎が斬る


加計学園問題をめぐり、かみ合わず、対立する主張

森友学園問題は、小学校開設のための国有地が不当に安く払い下げられたことが、安倍晋三首相の夫人安倍昭恵氏が名誉校長を務める学校法人森友学園への「不当な優遇」ではないかが問題とされたが、加計学園問題も、森友学園問題と同様に、「安倍一強」と言われる安倍内閣への政治権力の集中の中で、安倍首相と親密な関係にある特定の学校法人が国から不当な優遇を受けたのではないかが問題とされたものだった。

その問題をめぐる構図を大きく変えたのが、前川喜平前文科省事務次官が、記者会見を開き、文科省内に「総理のご意向」文書が存在したことを認め、「行政が捻じ曲げられた」と明言したことであり、それ以降、最近まで文科省事務次官という中央省庁の事務方のトップの地位にあった人間の発言や、その省内で作成された文書によって、「不当な優遇」を疑う具体的な根拠が示され、それが、国会の内外で安倍首相や安倍内閣が厳しい追及を受ける事態に発展した。

国会での追及を免れるため、先の国会の最大の対決法案であった「テロ等準備罪法案」を、委員会採決を省略して本会議で議決するという不当な「奇策」まで使って、会期を延長せず国会会期を終了させたが、このようなやり方や、一連の問題に対する安倍内閣の不誠実な対応が、安倍内閣への批判を逆に高め、都議選で自民党が歴史的惨敗、その後、安倍内閣の支持率は政権発足後最低の水準まで低下している。

都議選での自民党の惨敗、支持率の急落を受け、7月10日には国会両院で閉会中審査が開かれたが、外遊中の安倍首相が出席しなかったことへの批判が高まり、安倍首相が出席して両院の予算委員会で閉会中審査が開かれることになった。

ここに来て顕著なことは、加計学園問題について、「重大な問題だ」と指摘する論者と、次第に少数になりつつあるが「全く問題がない」とする論者との間で、激しく意見が対立し、しかも、両者の主張がほとんど噛み合っていないことである。

加計問題での“防衛線”「挙証責任」「議論終了」論の崩壊】でも述べたように、7月8日放映のBS朝日「激論!クロスファイア」(司会田原総一朗氏)に、元大蔵官僚の高橋洋一氏と私が出演し、同氏の「挙証責任」「議論終了」論をめぐって激しい議論を展開した。私の諮問会議・WGの議事録に基づく指摘で、少なくとも高橋氏の「議論終了論」はほぼ完全に崩れたと思えたが、ネットでは、多くの人が「郷原氏、高橋氏に圧勝」とする一方で、一部に「高橋氏の完勝だ」と評価する人もいる。

また、閉会中審査の結果についても、自民党の青山繁晴議員の前川氏への質疑、前愛媛県知事の加戸守行氏の発言の評価等をめぐって、見方が真っ向から対立している状況にある(猪野亨氏【閉会中審査でのやり取りを自民党に軍配を上げるネトウヨたちの異様性 国会軽視の安倍自民党】)。

安倍首相が出席して行われることとなった予算委員会での閉会中審査をめぐって意見・評価が全くかみ合わないまま激しく対立する状況が続くことが予想される。

なぜこのような状況が続くのか、「安倍首相を支持するか、しないか」という政治的意見の対立の先鋭化によるものであることも確かである。しかし、それ以上に、この問題は、「安倍首相の指示・意向があったのかどうか」という事実認定の問題のほかに、社会的、経済的、或いはコンプライアンス的に重要な論点を多数含んでおり、その点についての見解の対立があること、しかも、この問題についての国会での議論が低レベルで本質的な問題を指摘し得ていないことなどが、影響しているように思われる。

この「見解の対立」も、かなり本質的な違いであり、その解消は容易ではないが、まず、何がどう対立しているのかを全体的に整理することは、今後の加計学園問題をめぐる議論に関しても有益なのではないかと思う。

そこで、政権の帰趨を決する重大問題となった加計学園問題をめぐる議論の混乱を解消し、少しでも充実したものとするため、この問題全体に関する論点を、可能な限り網羅的に取り上げて整理し、解説してみたいと思う。

私のブログ記事としては過去に例がない程の長文になってしまったので、最初に内容を全体的に示しておきたい。

第1 安倍首相の指示・意向という「事実」に関する問題

第2 利益相反、公正・中立性の確保という「コンプライアンス」に関する問題

第3 規制緩和をめぐる「挙証責任」に関する問題

第4 「犯罪性」に関する問題

第5 安倍政権側と野党側の対応を“斬る”

第1「事実」に関する問題([A])

安倍首相の指示・意向の有無と意向の「忖度」

加計学園問題をめぐる最大の争点が、「『腹心の友』の加計孝太郎氏が経営する加計学園に有利な取り計らいをするよう安倍首相の指示・意向が示された事実があったか否か」であることは間違いない。しかし、この点についての事実が明らかになる可能性はほとんどないに等しい。仮にその事実があったとしても、安倍首相がそれを認めることはあり得ないし、その指示・意向を直接受けた人間がいたとしても、それを肯定することは考えられないからだ。

安倍首相の直接的な指示・意向のほかに、官邸や内閣府の関係者が、安倍首相の意向を「忖度」して、加計学園の獣医学部新設が認められるように取り計らったのではないかも問題となるが、【官僚の世界における“忖度”について「確かに言えること」】でも述べたように、「忖度」というのは、される方(上位者)にはわからないものだし、行う本人も意識していない場合が多い。「忖度」があったかなかったかを、安倍首相にいくら質問しても、関係者をいくら追及しても、事実を明らかにすることは、もともと極めて困難である。

しかし、それらの事実が直接証拠によって立証されることはなくても、間接事実によって推認されることはあり得る。国家戦略特区の枠組みによって加計学園の獣医学部新設が認められた経緯の中での関係者の発言のほか、手続自体が「最初から加計学園ありき」としか考えられない「歪んだもの」だったとすれば、その背景に、安倍首相と加計氏との関係があることが影響したことが合理的に推測され、安倍首相の指示・意向や、忖度が働いたことが強く疑われることになる。

立証命題としての「事実」は、安倍首相の指示・意向([A]@)と意向の忖度([A]A)だが、実際には、「間接事実」によって、[A]@及び[A]Aの事実が推認できるか否かという問題([A]B)に尽きる。

その点に関して重要なのが、前川氏の証言と文科省の内部文書の存在である。その主な内容が、以下のようなものだ。

[前川証言]

ア 2016年9月頃、和泉洋人首相補佐官から、「総理は自分の口から言えないから、私が代わって言う」と言われた。

イ 同年8月下旬頃、木曽功加計学園理事(元文科省官僚)から、「国家戦略特区制度で、今治に獣医学部を新設する話、早く進めてほしい。文科省は(国家戦略特区)諮問会議が決定したことに従えばいいから」と言われた。

ウ 11月9日の諮問会議で「広域的に獣医学部の存在しない地域に限り」という条件が付され、11月18日の共同告示のパブリックコメントの際に「平成30年度開設」という条件が付され、1月4日に共同告示が制定された際に、「一校に限り」という条件が入り、結局加計学園だけが残ることになった。初めから加計学園に決まっていた、加計学園に決まるようにプロセスを進めてきたと見え、このプロセスは内閣府あるいは内閣官房の中で進んできた。

[文科省文書]

エ 「これは総理のご意向だと聞いている」

オ 「これは官邸の最高レベルが言っていること」

カ 「閣内不一致を何とかしないと文科省が悪者になってしまう」

これらを総合すると、[A]Bの間接事実としては相当程度有力なものであるといえ、これらを否定する根拠、合理的な説明・反論がない限り、[A]@及び[A]Aが推認されることになる。とりわけ、文科省側の事務方のトップであった前川氏が、「初めから加計学園に決まっていた」と具体的な根拠を示して証言したことの意味は極めて大きい。存在が明らかになっている文科省内の文書も、その内容だけでは、内閣府等の関係者の言動を正確に示すものとは必ずしも言えないが、文科省と内閣府の間のやり取りについて、内閣府側からは、文科省側の文書を否定する文書・資料は全く開示されておらず、担当大臣の山本氏の説明も、前川氏の指摘に対する合理的な説明・反論になっているとは言い難い。そのため[A]@及び[A]Aの事実に関して、[A]Bの間接事実による推認が、相当程度強く働いていると言わざるを得ない。

加戸守行氏の証言と京都産業大学の記者会見

閉会中審査における前愛媛県知事の加戸守行氏の証言と、その後に行われた京都産業大学の「獣医学部開設断念」の記者会見の内容をどう評価するかも問題となっている。これらによって、加計学園をめぐる安倍首相の疑惑が解消されたかのように評価する声もあるが、いずれも、加計学園をめぐる疑惑を解消することにつながるものではない。

加戸氏については、愛媛県知事の時代から、今治新都市開発の一環として大学誘致に熱心に取り組んできたこと、同氏にとって獣医学部誘致が「悲願」だったことは、国会で切々と述べたとおりであろうし、教育再生実行会議での同氏の、唐突な、いささか場違いとも思える「獣医学部新設問題」への言及からも、誘致への強い熱意が窺われる。しかし、加戸氏は、獣医学部の認可を求める側の当事者、政府にとっては外部者であり、政府内部における獣医学部新設をめぐる経過とは直接関係はない。また、「愛媛県議会議員の今治市選出の議員と加計学園の事務局長がお友達であったから、この話がつながれてきて飛びついた」というのも、今治市が加計学園の獣医学部を誘致する活動をする10年以上前の話である。その後の誘致活動、とりわけ、前川氏が「加計学園に最初から決まっていた」と思える「行政の歪み」があったと指摘する2016年8月以降の経過に、安倍首相と加計理事長の「お友達」の関係がどのように影響しているのかとは次元の異なる問題である。

また、長年にわたって誘致活動を進めてきた加戸氏の立場からは致し方ないことのようにも思えるが、同氏の話にはかなりの誇張がある。愛媛県知事時代の「鳥インフルエンザ、口蹄疫の四国への上陸の阻止」の問題を、公務員獣医師、産業担当獣医師の数が少ないことの問題に結び付けているが、加戸氏自身も認めているように、上陸阻止の手段は、船、自動車等の徹底した消毒であり、獣医師の「数」は問題とはならない。獣医師が必要になるとすれば上陸が阻止できず感染が生じた場合であろうが、実際には、四国では鳥インフルエンザも口蹄疫も発生していない。また、加戸氏が長年にわたって今治市への獣医学部誘致の活動をしてきた背景には、知事時代に今治市と共同して進めた新都市整備事業で予定していた学園都市構想が実現しておらず、土地が宙に浮いた状態だったという事情があったことを加戸氏自身も認めている。獣医学部誘致に今治市民の膨大な額の税金を投入することを疑問視する市民も少なからずいることを無視して、獣医学部誘致が「愛媛県民の、そして今治地域の夢と希望」と表現するのは、現実とはかなり異なっているように思える。

結局のところ、加戸氏の国会での発言は、政府の対応を正当化する根拠にも、前川氏の証言に対する反対事実にもなり得ないものであり、加計学園をめぐる疑惑に関しては、ほとんど意味がないものと言える。

次に、京都産業大学が7月14日に記者会見を開いて獣医学部設置断念を公表した件だが、そこで明らかにされた理由は、

1月4日に公表された文科省告示で『平成30年4月開学』が条件とされたことで、準備が間に合わないと判断したために応募は断念した。

(獣医学部を断念した理由について)加計学園が来春、愛媛県今治市に獣医学部を開学する予定であることで、国際水準に足る質の高い教員を確保することが難しくなった


というものだった。

既存の獣医学部などが「広域的に存在しない地域に限り」新設を認めるとした条件について「これで対象外になったとは思わなかったが、ちょっと不利だと思った」とも述べている。この会見での説明からすると、「30年4月開学」という条件が付けられたことで、京都産業大学が応募を断念せざるを得なくなり、しかも、加計学園が先に開学することで教員確保が困難となり、結局、国家戦略特区諮問会議で決定された条件のために、「加計学園のみ獣医学部設置」という結果につながったことが明らかになった。

京都産業大学の記者会見での説明は、「平成30年開学」の条件が、「加計ありき」につながったとの前川氏の指摘を裏付けるものと見ることができ、[A]Bの間接事実による[A]@及び[A]Aの推認を、むしろ強める方向に働くものである。

ところが、高橋洋一氏は、この京都産業大学の記者会見について、獣医学部設置断念の理由についての説明を、《「教員確保が困難だったため」としたうえで、今回の戦略特区の選定作業が不透明だったか否かについては、「不透明ではなかった」と明言している。》などと引用し、加計学園をめぐる疑惑が晴れたかのように述べている(現代ビジネス【加計問題を追及し続けるマスコミの「本当の狙い」を邪推してみた】)が、「平成30年4月開学」の条件が付されたことが特区への応募断念の決定的な理由であったとの大学側が繰り返し述べた理由を意図的に除外している。しかも、表面上は公開の手続で決定されたのであるから、内閣府と文科省との間で何があったのか知り得ない同大学側が「不透明だった」と言う根拠もない。会見の内容を歪曲して、疑惑が晴れたとの結論を導こうとしているものである。

第2 コンプライアンスに関する問題([B])

次に、国家戦略特区に関する権限を有する総理大臣と、加計学園理事長とが「腹心の友」であることの「利益相反」という問題がある。これは、公正・公平な判断ではない疑いが生じる「外形」の問題である。過去50年以上にわたり認められてこなかった獣医学部の新設を、安倍首相がトップを務める内閣府所管の国家戦略特別区域法に基づき、大学認可を所管する文科省の従来の方針を変更して実現しようとしているのであるが、その権限を持っているのは安倍首相自身だ。首相と加計理事長との親密な関係が、国家戦略特区の枠組みによる獣医学部新設認可の判断に影響を与えることがないようにする必要があった。それは、安倍首相が強調するように「関与していない」「指示していない」ということで済む問題ではない。安倍首相と加計理事長の親密な関係が、「忖度」等によって事実上影響した可能性もあり、外形上そのような疑いが生じること自体が問題なのである。

これが、事業を行う組織のトップの「利益相反」というコンプイアンス問題であり、それを[B]−@と呼ぶとすれば、もう一つ、この点に関して重要なのが、「利益相反」が生じかねない枠組みという[B]−Aの問題である。

国家戦略特区の枠組みは、基本的に有識者の諮問会議やワーキンググループ(WG)の民間議員が中心である。「岩盤規制」を守ろうとする規制官庁と、それを崩そうとする側との間では激しい意見対立が生じ、その意見対立に対して「中立・公正な立場での判断」が必要となる。ところが、現在の諮問会議とWGの民間議員のメンバーは、ほとんどが安倍首相の支持者、アベノミクスの推進者など、その動きや判断が安倍首相の意向に沿うものとなることが確実なメンバーだ。このような民間議員にWG、諮問会議で「判断」を行わせること自体に、公正・中立の確保というコンプライアンスに関して問題がある。

重要なことは、「利益相反」というコンプライアンス上の問題は、あくまで「外形上」の問題であり、実質的な問題ではないということだ。当事者が、その問題を認識・理解し、適切な対応をとれば、大きな問題にはならないし、ましてや、政権を揺るがす問題になるなどということにはならない。要するに、加計学園の獣医学部の新設認可に向けての手続きが取られたことが、その獣医学部の新設計画の中身や、実質的な価値、社会への貢献などの面から、全く問題ないことを安倍首相自身、あるいは加計学園側が十分に説明し、納得を得ることができれば、外形上の問題は結果的には解消されうるのである。

ところが、国会で「加計学園の理事長・加計晃太郎さんと7回食事をしています。2年半で13回も食事。総理、なぜ規制緩和をしたのですか?」と野党側からの質問を受けたのに対して、安倍首相は、「特定の人物や特定の学校の名前を出している以上、確証が無ければ極めて失礼ですよ!」などと言い返し、その後も、「(国家戦略)特区の指定や規制改革項目の追加、事業者の選定のプロセスは関係法令に基づき適切に実施しており、圧力が働いたことは一切ない。」との答弁を続けた。野党側は、安倍首相と極めて親しい関係にある加計氏が経営する学校法人が国家戦略特区で有利な扱いを受けた疑いを、さしたる根拠もなく質問しただけだったのだが、安倍首相は、[A]−@、Aを否定するだけではなく、「関係法令に基づき適切に実施している」と言って、[B]−@、Aの問題を全く問題ないかのような答弁をしたのである。

「関係法令に基づき適切に実施」というのが、この問題に対する説明にも反論にもならないことは明らかだ。法令上、国家戦略特区法は、諮問会議の決定等の手続を経て従来の行政の判断を変更することを可能にしているのであり、その手続に則って行われている以上、法令上問題がないことは当然である。しかし、だからと言って、「法令遵守」を超えたコンプライアンス問題である[B]の問題を否定できるわけではない。

安倍首相としては、この段階で、次のように答弁すべきだった。

加計孝太郎氏は、私の古くからの「腹心の友」ですが、今回の獣医学部の新設認可に関して、私は、全く口を出していないし、加計学園を優遇するように指示したことも全くありません。しかしながら、国家戦略特区において、52年ぶりに獣医学部が新設されるという「岩盤規制の打破」が実現したことについて、総理である私と親しい加計氏が経営する加計学園だけが認可されたという結果になったことで、加計氏が私の親しい友人であることが、官邸や内閣府の関係者に認識され、忖度が働いたのではないかとの疑いを受けたこと、また、現在の特区諮問会議等の枠組みが、そのような疑念を払拭できるものではなかった点に問題がなかったとは言えないと思いますし、特区諮問会議の議長である私自身が、利益相反についての問題意識が若干欠けていたことは反省すべきだろうと思います。今後、国家戦略特区の運用においてこのような疑念が生じることのないよう、「岩盤規制」を守ろうとする規制官庁と、それを崩そうとする民間議員との間で、公正・中立な判断が行われ、規制緩和の恩恵を受ける事業者の選定においても疑念を受けないようにするための枠組みを作ることなど、改善を検討していきたいと思います。

このように[B]のコンプライアンス問題を意識した適切な答弁を行い、国家戦略特区諮問会議の構成や運営を改善する方針を示していれば、加計学園問題は、その時点で収拾できていたはずだ。

ところが、「全く問題ない」と言い切ったために、実際に、安倍首相の指示・意向があったか否かは別として、国家戦略特区の枠組みで、従来の文科省の方針に反して獣医学部の設置認可を迫られたことに対する文科省関係者の反発を招き、その後、「総理のご意向」などと書かれた内部文書の存在が指摘され、前川氏が記者会見で「文書は確かに存在した」「文科省の行政が捻じ曲げられた」と発言するという、安倍首相にとっても内閣にとっても最悪の事態に発展していった。

そして、さらに火に油を注ぐことになったのが、このような文科省側の動きに対して、菅義偉官房長官を中心とする首相官邸側が、読売新聞を使って前川氏の個人攻撃を行うという「禁じ手」まで使い(【読売新聞は死んだに等しい】)、一方で、文科省の文書に関する調査に関する要求には、「法令遵守」を振りかざす対応に終始したことである。文科省の当初調査では文書の存在が確認されず、その後、文科省の事務次官を務めていた前川氏が「確かに存在していた」と証言したが、菅氏は「怪文書のようなもの」と切り捨てた。それによって、内部からの告発証言が相次ぎ、再調査を求める声が高まっても、「法令に基づいて適切に対応している」と言い続けて、再調査を拒否し続けた。そして、結局、再調査をせざるを得ない状況に追い込まれ、再調査の結果、文書の存在が確認された。当初の調査は、文書の存在を確認するためのものだったのに、実際にはその文書を隠ぺいした疑いが日に日に高まっていった。「隠ぺい」は組織に対して厳しい批判の根拠となる事実だが「法令違反」の問題ではない。そういう問題について、「法令に基づいて適切に対応している」という言葉だけで済ませようとしたのは、明らかに間違っていた(日経BizGate【「法令遵守」への固執が安倍内閣の根本的な誤り】)。

菅氏の対応は、「利益相反」という「法令遵守を超えたコンプライアンス問題」であった加計学園問題について、内部告発的な動きがあったのに対して、「法令遵守」の考え方で押し切ろうとしたところに最大の問題があった。

このように、安倍氏や菅氏が[B]の問題を十分に理解せず、さしたる根拠もない[A]について躍起になって否定するという対応を重ねていったことで、逆に、安倍首相の指示・意向ないし「忖度」という[A]の事実について、疑いが相当程度あるように世の中から認識されるようになっていった。

第3「岩盤規制」と規制緩和をめぐる議論([C])

[A]の安倍首相の指示・意向等の事実に関して直接の証拠はないものの、前川氏の証言等によって、相当程度推認が働き、[B]のコンプライアンスの問題については、問題意識を欠いたまま「法令遵守」的対応を繰り返して墓穴を掘った官邸・内閣府側からの「反撃材料」として出てきたのが、獣医学部新設の規制緩和に関連する「挙証責任」論だった。それは、[A][B]に関して、致命的な誤りを犯してしまった政府側にとって、極めて重要な「防衛線」であった。

国家戦略特区諮問会議の有識者議員(民間議員)及び同ワーキンググループ(WG)委員は、6月13日に記者会見を行い、今治市に獣医学部の新設を認めた手続にも経過にも全く問題はない(「一点の曇りもない」)と断言した。その理由とされたのが、

獣医学部の新設を「門前払い」する文科省の告示は、もともと不当なものであり、それを維持するのであれば文科省に「挙証責任」がある。「挙証責任」を果たさなかった文科省は、その時点で「負け」であり、告示を改正して獣医学部の新設を認めるのが当然であり、その当然の結果として、特例として加計学園の獣医学部新設が認められた。

という「挙証責任」論だった。

高橋洋一氏は、それに加えて、《2016年3月末の期限までに挙証責任を果たせなかったことで「議論終了」、文科省の「負け」が決まり、「泣きの延長」となった2016年9月16日時点でも予測を出せずに完敗》との理由で、国家戦略特区で獣医学部の新設を認めたことに「総理の意向」が働く余地はないとの主張(「議論終了」論)を、ネット記事やテレビ出演等で繰り返した。

そして、この高橋氏の主張の「受け売り」のような発言をしていた国家戦略特区を担当する地方創生担当大臣の山本幸三氏は、閉会中審査の答弁で、

国家戦略特区の基本方針に、規制所管府省庁が規制、制度の見直しが適当でないと判断する場合には、正当な理由を適切に行わなければならないと書いてある。その規制監督省庁はこの場合文科省なので、文科省が責任を持って、ちゃんと需要が足りている、あるいは4条件を満たしていないということをきちっと説明しなければ、基本方針にのっとって、当然そういう説明がない、つまり正当な理由がないということになって獣医学部を新設するということになる。

と述べた。

また、閉会中審査に参考人として出席した国家戦略特区諮問会議WG委員の原英史氏は、「そもそも規制の根拠の合理性を示す立証責任が規制の担当省にあり、いわゆる4条件もその延長上にある」との前提で、その文科省の告示で「門前払い」していた獣医学部新設を、特例として認めたことについて、「4条件」が充たされている。

と説明した。

さらに、自民党の青山繁晴議員は、

9月16日WGで文科省の課長補佐が挙証責任は大学や学部を新設したいという側にあるとの発言をしたが、これに対して原氏が「挙証責任が逆さまになっている」と指摘し、その後文科省側の反論が一切ないので「議論はそこで決着」してしまっている。

と述べ、さらに

なぜ挙証責任が文科省にあるかといえば、大学や学部新設の許認可は全て文科省が握っているからだ。文科省もこれがわかっているから反論しなくて、言わばそれで決着している。

と、高橋氏と同様の「挙証責任」「議論終了」論を、WGの議事録に基づいて主張し、参考人の前川氏に意見を求めた。

これに対して前川氏は、

内閣府が勝った、文科省が負けた、だから国民に対してはこれをやるんだと説明する、というのでは国民に対する説明にはならない。挙証責任の在りかということと、国民に対する説明責任とは全く別物で、国民に対する説明責任は政府一体として負わなければならない。挙証責任があって、その議論に負けたから文科省が説明するんだという議論にはならないはずだ。

と答えた。

首相官邸、内閣府、自民党、国家戦略特区民間議員等の側が、最近の議論では、「挙証責任」論を最大の根拠としているのに対して、その「挙証責任」論を真っ向から否定する主張をしているのが前川氏である。しかし、この点の議論は、民進党、共産党等の野党の国会質問ではほとんど取り上げられておらず、もっぱら[A]に関する追及を続けている。

「挙証責任」論をめぐる主張の整理

このような政府側、諮問会議、WG民間議員側の「挙証責任」に関する主張を[C]と表現して整理してみよう。

まず、首相官邸側、自民党側が言いたいことは、

《告示によって獣医学部の新設を一切認めないという岩盤規制を50年以上守り続けてきた文科省には、規制の正当性に「挙証責任」があり、それが果たせなかったので、告示が一部改められて獣医学部の新設が認められたのは当然だ》

ということだ。

その根底には、「そもそも、経済活動は自由が原則であり、それを規制する官庁には、その合理性についての挙証責任がある」という考え方がある。2014年2月25日の国家戦略特別区域基本方針の閣議決定における

「新たな規制の特例措置の実現に向けた規制所管府省庁との調整は、諮問会議の実施する調査審議の中で、当該規制所管府省庁の長の出席を求めた上で実施する。その調整に当たり、規制所管府省庁がこれらの規制・制度改革が困難と判断する場合には、当該規制所管府省庁において正当な理由の説明を適切に行うこととする。

との記載を、規制官庁には規制の合理性について「挙証責任」があるとの趣旨として理解するものだ。国家戦略特区諮問会議の民間議員らが記者会見で述べた主張がまさにそれである。

しかし、規制一般について、このような「挙証責任」論によるべきというのが国の方針と言えるのかどうかは問題である。また、それが獣医学部の新設の問題にそのまま適用できるかどうかは、別の問題である。獣医学部の新設については、直接的には、石破茂氏が地方創生担当大臣の時代の2015年6月30日の「4条件」の閣議決定があるのであり、そこで、一般的な規制緩和についての「挙証責任」論とは異なる考え方がとられていれば、その閣議決定を根拠とすべきということになる。

そこで、「挙証責任」論によって獣医学部新設が正当化できるという主張を、規制緩和一般についての[C]@と区別して、[C]@+と表現することとする。

WG議員の原英史氏の閉会中審査での

「『4条件』の閣議決定も『挙証責任論』に基づいており、加計学園の獣医学部新設は『4条件』を充たしている」

とする上記発言は、まさに[C]@+の主張である。

このような[C]@及び[C]@+をさらに過激化させ、文科省の「総理のご意向」等を内容とする文書や前川氏の証言の証拠価値を完全に失わせようとするのが、[C]Aの高橋洋一氏と青山氏の「議論終了」論である。

これらの主張が認められるのであれば、文科省文書も、前川氏が「行政が捻じ曲げられた」と述べている経緯も、獣医学部新設が実質的に決定されて何の議論の余地もなくなった後の文科省内の「負け惜しみ」の話で、加計学園をめぐる疑惑は全く存在しないのに、それを敢えて問題として取り上げる前川氏や文科省内の内部告発者は、「官僚の風上にもおけない人間」ということになる。

それに対して、前川氏が主張しているのは、第一に、「加計学園の獣医学部新設は『4条件』を充たしていない」とするもので、[C]@+を否定するものだ。また、その背景となる[A]@の主張に対しても、上記のとおり「国民に対する説明責任は政府一体として負わなければならない」と反論している。

[C]@+と[C]Aの主張の誤りは明白

 【加計問題での”防衛線”「挙証責任」「議論終了」論の崩壊】でも述べたように、上記の[C]の各主張のうち、高橋洋一氏が主張する[C]Aについては、7月8日放送のBS朝日【激論!クロスファイア】で、少なくとも、「2016年9月16日国家戦略特区WGで議論が終了した」との主張は、WG議事録からは、むしろ9月9日の諮問会議での安倍首相の発言を受けて9月16日WGが開かれ、そこから獣医学部新設問題が議論されていることは明らかであるとの私の指摘で、ほぼ完全に否定された。また、[C]@+の主張についても、この「4条件」の閣議決定の

《現在の提案主体による既存の獣医師養成でない構想が具体化し、ライフサイエンスなどの獣医師が新たに対応すべき分野における具体的な需要が明らかになり、かつ、既存の大学・学部では対応が困難な場合には、近年の獣医師の需要の動向も考慮しつつ、全国的見地から本年度内に検討を行う。》

の文言からは、文科省側に、4条件すべてについて「挙証責任」があるとは考えられないし、実際に、2016年3月末までに文科省が「挙証責任」を果たさなかったことで、獣医学部新設についての議論が決着したことを前提にした動きは、文科省側にも内閣府側にも全くなかった。少なくとも、「挙証責任」論を獣医学部新設の問題の根拠とする余地がないことは明らかだ。

[C]@+、[C]Aの主張は、それが正しいとすれば、[A]@の安倍首相の指示・意向の推認につながる前川氏の証言や文科省の文書の証拠価値を否定し、獣医学部の新設の問題への安倍内閣の対応を正当化することにつながるが、既に述べたように、全くの誤りである。WG議事録に基づいて2016年9月16日WGで「議論終了」だとする青山氏の主張も、獣医学部新設が「4条件」を充たしているとの原氏の主張も「4条件」の閣議決定に関する[C]@+の主張が否定されれば根拠を失うことになる。

ところが、前回の閉会中審査では、この点についての野党側の反論は全くなく、前川氏が、質問に答えて説明しているだけである。そのため、加計学園問題に関するネット等の議論の中で、今なお[C]@+、[C]Aが根強く主張されている。

そして、それらの主張の根底にある[C]@の規制緩和一般についての「挙証責任」論が声高に主張され、国家戦略特区の規制緩和策を進めていくことが「岩盤規制の撤廃」として全面的に肯定されるかのような認識を生じさせているため、そのような主張の信奉者にとっては、加計学園の獣医学部新設は、「岩盤規制の撤廃」による当然の結果であり、疑惑など何もないという認識につながり、疑惑を指摘する側と、真っ向から意見が対立し、全くかみ合わない状況になっている。

そこで、そのような[C]@の主張の背景にある

《長期間続いている「岩盤規制」は、既得権益を擁護しようとするだけのもので、それを擁護する側の規制官庁が、規制を求める側が納得するような「説明」を行わない限り、規制は撤廃されるべき》

との考え方に基づいて、国家戦略特区の場で一刀両断的に規制緩和を決定しようとすることが果たして正しいのかを、改めて考えてみる必要がある。それは、加計学園をめぐる疑惑に関してだけではなく、我が国の経済政策や行政における規制の在り方論にもつながる重要な問題である。

「挙証責任」論は正しいのか

[C]@の規制緩和一般についての「挙証責任」論に関しては、そもそも、「挙証責任」という言葉を、国家戦略特区の枠組みでの規制緩和の議論において持ち出すことが適切なのかという根本的な疑問がある。

「挙証責任」という言葉は、一般的に、我々弁護士が関わる訴訟の場で使われる言葉である。挙証責任を負う当事者側が、その責任を果たすことができなければ敗訴し、それによって不利益を受けるということである。

国家戦略特区に関して論じられている、規制緩和に関する「挙証責任」というのは、規制の合理性を主張する官庁側と、規制の撤廃を求める国家戦略特区諮問会議及びWGとの間の争いである。訴訟の場における挙証責任と決定的に違うのは、訴訟の場合は、挙証責任が果たされたか否かを「中立かつ独立の裁判所」が判断するのに対して、国家戦略特区の枠組みには、「挙証責任」が果たされたかについての「中立的な判断者が存在しない」ということである。諮問会議やWGの議論を主導する「民間議員」は殆どが、規制官庁側に規制緩和を徹底して求めている人達であり、そのようなメンバー構成の会議で、規制官庁側の説明に民間議員が納得しなければ、規制緩和の結論が決まるというのは、「挙証責任」の世界の話ではない。訴訟の場における「挙証責任」との比較という面からは、国家戦略特区での規制緩和の議論に関しては、「挙証責任」という言葉を持ち出すこと自体が適切とは言い難い。

もっとも、「岩盤規制の撤廃」に関して持ち出される「挙証責任」論は、訴訟の場で使われる「挙証責任」とは異なった意味で用いられているようだ。

《岩盤規制は、既得権益を保護する「利権集団」と規制官庁が結託した「悪」そのものであり、当事者の規制官庁が、その正当化事由を説明できなければ当然に撤廃すべきもの》

と主張することが目的で、「挙証責任」という言葉は、規制官庁側の「規制維持論」を抑え込むため「反論・説明のハードル」を上げる手段として使われているように思える。

確かに、これまで多くの分野で「規制緩和」が経済社会に、そして、消費者に利益をもたらしてきたことは事実である。例えば、酒税徴収の確保を「表面上の理由」とする酒類販売の「免許」制は、長らく零細な酒類販売店の既得権益を保護してきたが、今では、その規制は大幅に緩和され、消費者に利益をもたらしている。一般医薬品のネット販売のように、行政訴訟に対する最高裁判決で「国の規制は違法」とされて規制緩和が行われ、消費者の利便が拡大した例もある。

実際に、このような「岩盤規制」の「緩和」「撤廃」が消費者に大きな利益をもたらしてきたことは確かであり、世の中には、この「岩盤規制=悪、規制を擁護する官庁=悪、弁解がなければ撤廃が当然」という主張はわかりやすく、支持されやすい。

しかし、問題は、規制の緩和・撤廃の方法如何では、逆に大きな社会的問題が発生する場合もあるということである。

貸切バス業界は、最低運賃が法定されていて運賃が高値に維持され、免許制で参入も規制されていた、まさに「岩盤規制」に守られた「既得権益」の世界の典型だったが、2000年に「免許制」が廃止され、運賃設定の大幅規制緩和の結果、小規模事業者の新規参入が増え、一気に過当競争の状態になった。運賃は下落の一途をたどり、貸切バス事業者の経営状態は悪化し、運転手の待遇が劣悪化した。それが、2007年2月の長野県のあずみ野観光の大阪でのバス事故、2012年の関越自動車道のバス事故、2016年1月に、軽井沢でツアーバスが谷底に転落して多くの大学生等が死傷する事故などの重大な事故が相次いだ。

「岩盤規制」を撤廃して競争を機能させ消費者利益を図るという方向自体は間違っていないが、その規制を緩和し競争の機能を高めていこうと思えば、安全を確保するための、違法行為、危険な事業に対する監視監督が必要だ。ところが、国交省の所管部局にはそれを適切に行う力がなかった。「岩盤規制=悪、規制を擁護する官庁=悪、弁解がなければ撤廃が当然」との考え方で行政当局の抵抗を押さえつけて規制の撤廃・緩和を強要するやり方には危険な面もある。

また、獣医学部の新設がまさにそうであるように、国家資格の取得を目的とする大学・大学院については、国家資格が取得できるだけの教育の水準を維持すること、そのための教員を確保することが特に重要となり、それと、国家資格取得者の需給関係を考慮することには合理性がある。

法科大学院は、全国で74校が認可申請し、ほとんどフリーパス同然に認可されたが、結果的には、既に35校が募集停止に追い込まれている。各法科大学院に膨大な額の無駄な助成金、補助金が投じられ、巨額の財政上の負担を生じさせたばかりでなく、司法の世界をめざして法科大学院に入学した多くの若者達が、法曹資格のとれない法科大学院修了者となり、資格が取れても受け入れ先が十分ではなく、路頭に迷うという悲惨な結果をもたらした。その直接的な原因は、法科大学院の教育の質が確保できなかったことにある。最近、法科大学院を修了せずに司法試験を受験する資格が得られる予備試験合格者の方が、法科大学院修了者より、はるかに合格率が高いということからも、法科大学院が、少なくとも司法試験という国家試験合格のための教育の質を確保できなかったことは明らかだ。

そもそも、それまで法学部を設置していた大学に、法科大学院を上乗せして設置を認めたことが重大な誤りだった。(アメリカには学部修了後のロースクールはあるが、法学部はない。韓国では法科大学院設置に伴って法学部を廃止した。)法曹資格取得のための法律の専門教育を行う人材がどれだけ確保できるかということを十分に検討せずに、フリーパスで法科大学院の設置を認めたために、教育の質が確保できなかったことが失敗を招いたのである。

教育の質の確保は、大学の設置認可において、規制撤廃が常に善だとする考え方に対する制約要因になることは否定し難い。

そして、もう一つ重要なことは、規制の撤廃は、その手法によっては、今回の獣医学部の新設問題がまさにそうであるように、公正・中立が疑われる事態を招くということである。

規制を全体的に緩和するのではなく、一定の地域のみ、しかも、それに条件を付けて規制の例外を認めるやり方は、規制緩和の恩恵を社会全体にもたらすのではなく、特定の事業者だけに利益をもたらすことになりかねない。この点において国家戦略特区での規制緩和の枠組みにはなお大きな問題が残されていると言える。

規制緩和をめぐる議論が置き去りにされている国会の現実

ところが、加計学園問題に関連して、規制緩和と行政の在り方という重要な問題が議論された形跡は全くない。内閣府や諮問会議、WG民間議員の側が、「4条件」の閣議決定の解釈や国家戦略特区での議論の経過を捻じ曲げて主張しても野党側は放置し、その背景にある「規制緩和万能論」に対する疑問を示す姿勢も全く見られない。

民進党は、加計学園問題の追及と併せて、国家戦略特区を廃止する法案を提出したようだが、それならば法案に関連し、規制緩和の進め方・岩盤規制の撤廃が新たな利権を生むことがない仕組み作ることなど、現在の国家戦略特区の制度を抜本的に改めることを国会で議論すべきだろう。単に廃止法案を出したというだけでは、安倍政権と国家戦略特区の関係を非難するだけの目的で行っている非生産的議論とみなされても致し方ない。

このような議論が国会でほとんど行われないことが、ネットの世界等で「挙証責任」などという言葉が持ち出され、議論が全くかみ合わない現状にもつながっている。

第4 「犯罪の疑い」はあるのか

ネットでしばしば見られるのが、「加計学園をめぐる疑惑に関しては、違法行為の疑いも犯罪の疑いもないではないか」という安倍首相支持者からの意見だ。

もともと、国家戦略特区という法律による枠組みを使って獣医学部新設が認められたのであり、その手続自体が適法に行われることは当然であり、違法行為がなかったからと言って問題ないとは言えないことは、第2でもコンプライアンスに関して詳述した。

かかる意味では、表面に出ている事実に関して「違法行為」を窺わせる事情はない。

しかし、「犯罪の疑い」というのは、もともと表面化しにくいものであり、捜査機関の捜査によらなければ明らかにならないものだ。

今回の一連の動きの中で、私が、もし、現職検事であれば関心を持って、内偵を行っていたと思えるポイントを、いくつか指摘しておこう。

(1)「平成30年4月開学」という条件設定

最大の問題は、「平成30年4月開学」という条件が設定された理由である。

前川氏も、閉会中審査で、

設置認可申請・審査・認可に至るプロセスは1年あればできるが、それ以前に文科省の担当者が十分に申請予定者と打合せをする必要があり、獣医学部については申請ができない建前になっていたので、事前相談ができないので、30年4月の開学に間に合うように準備を進めることは難しいと思っていた。

と述べていた。

しかし、実際には、昨年8月に、担当大臣が石破氏から山本氏に変わった後、国家戦略特区WGでの議論が再開され、「平成30年4月開学」に向けて、内閣府から文科省に強い要請が行われ、結局、その条件に沿うようなスケジュールでの決定が行われた。

そして、「平成30年4月開学」に間に合う時期に、獣医学部の正式な認可申請が出され、大学施設の建設工事に着工している。今治市での獣医学部の設置が決定されたのが、今年1月12日の国家戦略特区今治分科会で、加計学園は、その2ヶ月余り後の3月下旬には、文科省に設置申請を提出し、建設工事に着工している。

(2)高度なバイオ研究施設であること

今回の国家戦略特区での獣医学部新設の認可は、「ライフサイエンス等の新たな分野における獣医師養成や研究」という目的で認められたものであるが、獣医学部のそのような教育・研究を行うとすると、施設面や人的な安全対策が十分であるか否か慎重な検討が必要であることは言うまでもない。

「人畜共通感染症を初め、家畜、食料を通じた感染症の発生が拡大する中、創薬プロセスにおける多様な実験動物を用いた先端ライフサイエンス研究を行う」(第2回今治分科会における柳澤岡山理科大学学長の発言)ということをビジョンとして掲げているのであるから、細菌・ウイルスなどの微生物・病原体等を取り扱う実験室・施設のバイオ・セーフティー・レベル(BSL)が問題となる。

今年3月24日の今治市議会国家戦略特区特別委員会で、実験施設での病原体の取り扱いについての質問があり、市の秋山直人企画課長が

危険度を分類したバイオセーフティーレベル(BSL)で3(鳥インフルエンザ、結核菌など)に対応する施設を整備するが、現時点では取り扱う病原体は2(インフルエンザ、はしかなど)以下のレベルと聞いている。

と答えたとされているが(毎日)、「BSL3に対応する施設」には、「排気系を調節し、常に外部から実験室内に空気を流入させること」「実験室からの排気は、高性能フィルターを通し除菌した上で大気に放出する」「実験は生物学用安全キャビネット(バイオハザードを封じ込めるため排気を滅菌するドラフトチャンバーを設置した箱状の実験設備)」などの施設が設けられ、AAALACによる動物実験認証等、動物実験施設が安全であることの認証を取得することも必要となる。

新学部の設置が検討されている場所は、人里離れた土地ではなく、今治新都心の区画整理事業でできた土地であり、近隣には住宅もあり、大規模ショッピングモールもある。鳥インフルエンザ等の人畜共通感染症のウイルス自体を取り扱ったり、実験動物に感染させたりすることが必要になるのであれば、排気等を通じて万が一にも実験施設の外に出ることがないよう、十分な安全が確保される構造で建築設計をした上、設計通りの安全な施設が建設されるよう信頼できる建築業者に工事を施工させることが必要になることは言うまでもない。

(3)事業決定後2ヶ月余で建設工事着工

ところが、信じ難いことに、今治市での獣医学部の設置が決定されたのが今年1月12日の国家戦略特区今治分科会、その2ヶ月余り後の3月下旬には、加計学園は、今治市での校舎建設工事に着工しているのである。

しかも、このような高度なバイオ研究施設であれば、そのような施設建設の経験・ノウハウを持った企業に発注するのが当然のはずだが、工事を受注したのは、加計学園と同じ岡山の地元建設企業のアイサワ工業という、資本金15億円、直近の年間売上250億円余という中堅の建設会社であり、凡そ、世界の最先端のバイオ施設の150億円もの規模建設工事を受注するのに相応しい企業とは思えない。

(4)加計学園側の「特別の事情」があった可能性と今治市の対応

常識的にはあり得ない「平成30年4月開学」を、何が何でも実現せざるを得ない「特別の事情」が加計学園側にあったのではないかとの疑問が生じる。しかも、加計学園は、全国多数の大学を運営しているが、公開されている大学の収支のほとんどが赤字で、特に、2004年に銚子市から巨額の補助金を受けるとともに用地の無償貸与等を受けて建設した千葉科学大学も、各学部が軒並み定員割れの状況であり、大きな損失を生じている可能性がある。

このような状況で、今治市に建設される加計学園の獣医学部に対しては、今治市から総額96億円の補助金に加えて、36億円の用地を無償譲渡することが決定されている。

この無償譲渡は、銚子市からの「無償貸与」よりも加計学園にとって有利な方法であり、土地を担保に入れることも許容されており、要するに、土地の無償譲渡を受けることによって、加計学園にキャッシュフローで大きなメリットをもたらすのである。

しかも、今治市が提供する市有地は、取得にコストがかからない遊休地ではない。「今治新都市」の区画整理事業で巨額の費用をかけて土地開発公社が造成した土地で、今治市は、まだ加計学園が事業者に決定していない昨年12月に、30億円以上の市税を使って土地開発公社から土地を購入し、それを、加計学園に無償譲渡したのである。

(5)加計理事長は、なぜ一切「説明」しないのか

それに加え、「平成30年4月開学」は、加計学園側の財務状況に関連する「特別の事情」によるものだったのではないか。今治市が獣医学部新設に巨額の負担を行うことが合理的なのか、加計学園のアイサワ工業への発注の価格は適正なものだったのか、支払われた工事代金が、加計学園側にキックバックされている可能性はないのかなど、私が、今も現職の特捜検事であれば、関心を持って内偵捜査しているであろうと思える点は多々ある。

そして、最大の問題は、加計理事長が、本件が問題化して以降、全く公の場に姿を現さず、加計学園側は何の説明も行っていないことである。それどころか、学校法人加計学園としても、今回の獣医学部新設問題が国会で取り上げられても、学部新設計画の中身やその価値などについて、世の中に対して説明し、納得を得るための努力は一切行っていない。

学校の新設認可をめぐって、国から不当に優遇を受けた疑いから問題が表面化した森友学園の問題では、理事長の籠池氏は、早い段階から、マスコミに対応し、記者会見も開くなどしていた。それと比較すると、加計理事長及び加計学園側が全く沈黙していることは、獣医学部の新設をめぐる動きや学園の運営等について説明し難いことがあるのではないかとの疑いを持たれることにつながる。

第5 安倍政権側と野党側の対応を斬る

 1 加計学園問題についての安倍政権側の対応の問題

加計学園の問題に対する安倍内閣側の対応が、拙劣極まりないものであったことは、これまで述べたとおりである。もともと、「利益相反」というコンプライアンスの観点からは問題がないとは言えなかったのに、安倍首相は「関係法令に基づき適切に実施している」などと全く問題がないかのように言い続けてきた。その[B]に関する対応の誤りが、文科省からの内部文書の噴出、前川氏の公の場での発言という事態を招き、それが、逆に、[A]の安倍首相の指示・意向についての疑いを深めることにつながった。それに加えて、内閣府側の文書・資料を全く示さず、菅官房長官が「法令に基づき適切に対応」と言って文科省の文書についての再調査を拒否し続けるなど、拙劣極まりない対応を続け、内閣への信頼失墜、支持率の急落を招いた。その経過は、ほとんど「自滅」に近いものである。

このような対応を行ったのが、安倍首相側に、加計理事長との関係で何らかの「隠したいこと」「表に出せないこと」があったことによるものであれば致し方ないとも言える。しかし、もし仮に、安倍首相側に本当に何もやましいことがなく、官邸・内閣府に対する指示・意向も全くなく、安倍首相と加計氏との親密な関係は、国家戦略特区での加計学園の獣医学部新設を認めることに全く無関係だったとすれば、それにもかかわらず、安倍首相にとってここまで深刻な事態に至ったことは、すべて安倍政権側の対応の誤りのためということになる。そうだとすると、安倍政権の危機対応能力の欠如は、ほとんど病気に近いものと言わざるを得ず、これからの国の内外における様々な危機対応は本当に大丈夫かという深刻な疑問が生じざるを得ない。

少なくとも、今後、国会の閉会中審査等での加計学園問題への対応に関しては、改めて、何が問題であったかを、コンプライアンス上の問題も含めて、全体的に検証し、今後は、問題の本質に即した適切な対応を行っていく必要がある。もちろん、ここまで不信を拡大してしまったというのが現実なのであるから、[C]の問題を防衛線にするだけでなく、[B]について改めて問題意識を説明し枠組みの改善に言及し、[D]の「犯罪の疑い」についても、可能な限り調査を行って疑惑を払拭する努力を行うべきであろう。

2 野党側の追及の問題

一方、誠に深刻なのは、ほとんど「自滅」に近い安倍政権側の拙劣な対応に対して、国会で、何が問題なのかということを理解しているとは思えない拙劣な「追及」しかできなかった野党側、とりわけ民進党の対応である。

加計学園問題に対する野党側の対応は、[A]の安倍首相の指示・意向に関する有力な間接事実として表に出てきた文科省の内部文書や前川氏の発言に便乗して[A]に関する追及をしているだけで、本来、国会の場で行うべき、加計学園問題の本質に関わる重要な指摘は全くできていない。

[B]のコンプライアンス問題については、野党側はほとんど問題を指摘し追及した形跡がないし、安倍政権側が、防衛線としてきた反論[C]については、閉会後審査で、原英史氏等が、誤った解釈に基づいて一方的な発言をしているのに、全く質問も反論も行わなかった(少しは、問題の所在を理解してもらいたいと考えて、閉会中審査に間に合わせるべく出したブログ記事【加計問題での”防衛線”「挙証責任」「議論終了」論の崩壊】も全く効果がなかったようだ。)。

加計学園問題は、単に、総理大臣が「腹心の友」に有利な指示・意向を示したか、という個別の問題だけではなく、その背景となった、規制緩和と行政の対応の問題、国家戦略特区をめぐるコンプライアンスに関する議論など、多くの重要な論点が含まれているのであり、国会での追及は、そのような点に関連づけて幅広く行っていくべきだった。そのような姿勢をとっていれば、今回の問題を通して国会の議論を深めることにもつながっていたであろう。しかし、実際の野党の追及は、そのような「政策」を意図することなく、安倍首相に対する個人攻撃ばかりを繰り返す「政局」的な追及に終始してしまった。

このような国会での追及の状況からは、安倍政権への支持が急速に低下しても、野党がその受け皿になり得ないのは当然のことである。その結果、最近の世論調査では、「支持政党なし」が6割を超えるという異常な状況になっているのであるが、実際に国会で政治を行っている議員のほとんどは政党に属しているのに、国民の3分の2近くが「支持政党なし」という現状は、多くの国会議員は、国民から支持されないで政治を行っているということであり、そのような状況を早急に何とかしないと、日本の民主主義は崩壊してしまうことになりかねない。

3 安倍首相が出席する閉会後審査で、野党が行うべきこと

安倍首相も出席して行われる予算委員会での閉会後審査で、野党が行うべきことは、[A]の安倍首相の指示・意向に関する追及ではなく、問題の本質である国家戦略特区の在り方、「規制緩和」論について、[B]のコンプライアンス上の問題も踏まえて、安倍首相に対して中身のある追及を行うことである。

第3で[C]の「挙証責任」の問題に関して、いくつかの事例に即して述べたが、「安全と競争」の関係、教育の質の確保、若年世代の職業選択と高等教育の関係など、規制緩和の進め方と行政の対応の在り方にしては、様々な問題があるのであり、「岩盤規制の撤廃」が常に絶対的な「善」だとする「規制緩和万能主義」の考え方に基づいて、国家戦略特区の枠組みで一刀両断的に押し切ってしまうやり方には議論の余地があり、その枠組みそのものの是非こそが、重要な政治上の議論になるべきであり、ある意味では、その点についての考え方の違いは、与野党の政策の対立点にもなるべき事項であろう。

[A]に関しては、安倍首相をいくら追及しても実質的にはあまり意味はない。文科省の文書や前川氏の証言で、[A]に関する間接事実としては既に十分であり、官邸・内閣府側が、従来の不誠実な対応を抜本的に改めない限り、疑いが解消されることはあり得ない。(その点の追及を期待する国民も多いので、ある程度はやらざるを得ないであろうが、基本的には、政府側の対応に応じて考えれば十分だと思われる。)この点に関して、前川氏が証言する「前川氏が和泉首相補佐官から『総理は自分の口から言えないから、私が代わって言う』と言われた事実」について野党側は、和泉補佐官の参考人或いは証人としての喚問を強く要求しているが、それ程意味のあることとは思えない。もし、和泉氏が参考人等で国会に出席し、上記発言について質問されたとしても、「前川氏との会話の中で、『加計学園』のことに言及する際、『総理が言えないから』というような言葉を使った可能性はある。それは、文科省が岩盤規制を撤廃しようとしないので、文科省側を説得するために、安倍首相から格別の指示はなかったがそのような言い方をして文科省側を動かそうとしただけだ」と答弁されてしまえば、それ以上、追及のしようがない。

第4で述べた「犯罪の疑い」の問題についても、基本的には捜査機関の判断の問題であるが、指摘した問題について野党として調査検討することは重要である。特に、本件の加計学園のように、私立大学が、ほとんどの資金を地方自治体等からの公的な補助によって大学施設を建設しようとしている場合、工事の発注について何らのチェックも受けず、勝手に業者を選定して任意の価格で発注できるとすれば、そこには、制度上重大な問題があるのであり、公費の支出の在り方に関連するものとして、まさに国会で議論すべき重要な課題である。

野党が慎まなければならないのは、安倍首相の指示・意向に関する[A]についての追及に終始するという「愚」を繰り返すことである。

安倍政権側の「自滅」と野党側の「無策」のため、加計問題をめぐる重要な論点が国会で議論されないまま置き去りにされていることで社会の「二極化」を招いている現実に目を向けなければならない。

安倍首相が出席する予算委員会では、問題の本質に迫る中身のある追及と議論が行われることを期待したい。
































http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/357.html

[政治・選挙・NHK229] 辞職は必至 隠蔽加担の稲田防衛相に与党からも“更迭”要求 議員辞職も必至の情勢(日刊ゲンダイ)
               


辞職は必至 隠蔽加担の稲田防衛相に与党からも“更迭”要求
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/209724
2017年7月19日 日刊ゲンダイ


  
   与党からも厳しい声が(C)共同通信社

 陸上自衛隊南スーダンPKOの日報隠蔽問題で、2月に開かれた防衛省最高幹部による緊急会議に稲田防衛相も出席し、日報が保管されていた事実を非公表とする方針を了承していたことが発覚。

 野党はもちろん、与党内からも「致命的な失態」などと厳しい批判が噴出している。

 陸自の日報をめぐっては昨年12月2日、防衛省が「陸自で廃棄済み」として不開示を決定。16日に稲田大臣が再探索を指示し、26日に統合幕僚監部に電子データで保管されていることが分かり、今年1月27日には稲田大臣がデータ発見の報告を受けた経緯がある。

 問題の緊急会議は2月15日。稲田大臣をはじめ黒江事務次官、豊田官房長、岡部陸上幕僚長らが出席した。その席で「陸自のデータは隊員個人が収集したもので公文書にあたらない」とし、「公表する必要はない」との方針が決定され、稲田大臣はこれを了承した。

 しかし、稲田大臣は3月16日の衆院安全保障委員会で、「(データ隠蔽は)報告されていなかった」と虚偽の答弁をし、翌17日には防衛相直轄の防衛監察本部に特別防衛監察まで開始させた。

 稲田大臣は国会で「改めるべき隠蔽体質があれば、私の責任で改善したい」とも答弁していた。その稲田大臣が自らも隠蔽に加担していたことが分かったわけで、今度ばかりは与党内からも「致命的な失態」「国会でウソをついていたわけで、防衛相更迭だ」と厳しく追及する声が上がっている。

 だが、ことはそれだけではすまない。騙され続けてきた国民は大臣更迭ぐらいでは収まらない。これまで稲田大臣をかばい続けてきた安倍首相がわが身可愛さでトカゲのシッポ切りに走り、議員辞職も必至の情勢だ。


































http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/358.html

[政治・選挙・NHK229] 「おかしい事をおかしい」ということ! (永田町徒然草)
「おかしい事をおかしい」ということ!
http://www.liberal-shirakawa.net/tsurezuregusa/index.php?itemid=1864
17年07月19日 永田町徒然草


来週開催予定の予算委員会・閉会中審査の取り運び方について、自民党国対と民進党国対のゴタゴタが続いている。前号の永田町徒然草で述べた通り、自民党がバカな事を言っている。まずこの事が自民党の深刻な問題なのだ。自民党ヨイショのコメンテータばかりが蔓延るニュース報道番組だが、最近では田崎スシロー位しか現状を肯定する者はいなくなった。これはかなり大きな変化だ。

都議選後の世論調査で、安倍内閣の支持率が各社で相当落ちた。これは予想通りであった。しかし、先週末の共同通信とANNの世論調査でさらに内閣支持率が落ちた。これはちょっと意外だった。今月末には各社が世論調査を行うであろうが、この傾向が続くようでは安倍内閣は本当に危険水域に入る。来週に開催予定の予算員会・閉会中審査の取り運び方と内容が大きな影響を与える。その意味で、与野党にとって正念場なのだ。

現在の状態について、安倍首相という人物に国民の不信感が高まっているのではないかいうコメンテータもいるが、私の見方はちょっと違う。安倍内閣のマスコミ工作に屈して、この数年間、安倍内閣はマスコミから相当にゲタを履かされていた。ほとんどのコメンテータはその共犯者だったのだ。多少真面(まとも)になってきたが、スシローに限らず怪しい奴がまだいっぱい出ている。それらを見誤らいことが大事だ。

自由主義社会は、批判精神がその内実を決める。批判精神こそ自由主義の命である。こういうと難しいように感じる人が多いだろうが、「おかしい事をおかしい。」ということだ。今回の政局だって、官房長官の記者会見で、司会者が「同じような質問は控えて下さい」という発言に、東京新聞の望月記者が「同じような答弁しかしないので、同じような質問をせざるを得ないのです」と答えたことからガラガラと動き出したのだ。

この1週間の動きは非常に大事だ。今日はこのくらいにしておこう。それでは、また。



http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/359.html

[政治・選挙・NHK229] 小沢一郎の言う通り 安倍政権は野党共闘で一気に倒れる(日刊ゲンダイ)
 


小沢一郎の言う通り 安倍政権は野党共闘で一気に倒れる
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/209720
2017年7月19日 日刊ゲンダイ 文字お越し


  
   政権私物化を猛批判した自由党・小沢一郎代表(右)/(C)日刊ゲンダイ

「権力は国民の生活を守るために使うもの。自分の利害のために使うのはとんでもない発想だが、現実の政権は森友や加計の問題でも、安倍さんの個人的な交友の問題だ」――自由党の小沢一郎代表が久々に吠えた。17日の政治塾の講義で、安倍首相の政権私物化を猛批判したが、小沢の危惧する「とんでもない発想」がまた露呈した。

 青森・六ケ所村で建設中の使用済み核燃料の再処理工場。福島原発事故後の新規制基準への対応で、建設費がさらに7500億円も増え、約2兆9000億円と当初見込みの4倍近くに膨らんだことを、大半の国民は知らされていない。

 それもそのはず。先月30日に国の認可は下りたのに、再処理を委託する認可法人「使用済燃料再処理機構」は正式に公表してこなかった。その理由は、またしても政権への「忖度」のようだ。

 テレビ朝日の取材によると、経産省の資源エネルギー庁が都議選への影響を考慮したとみられ、機構に「6月30日の公表を避けるように」と指導。都議選の翌日も「会見など大げさにやらないように」と指示したという。

 6月30日は、都議選の応援で稲田防衛相が「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」と発言した直後。安倍が“お気に入り”をかばい、野党の罷免要求をはねつけた頃だ。

 都議選で安倍自民が劣勢の中、国民の反原発機運に拍車をかけ、負担増に直結する建設費の大幅アップの公表は、もってのほか。維持管理費も増え、完成後40年間の総事業費も1・3兆円増の13・9兆円に上るなんて口が裂けても言えない――経産官僚の心情を「忖度」すれば、そんなところだろう。

 アベ様のマイナス要因隠蔽が最優先で、国民の「知る権利」なんて、お構いなし。いかに国政が上から下まで国民を軽んじているかが、よく分かる。

  
   目立つのは“内ゲバ”ばかり/(C)日刊ゲンダイ

有権者の「安倍辞めろ」命令を真摯に聞け

 こんなアベ様第一主義が許されてきたのは、最大野党の民進党の責任だ。その理由もハッキリしている。「安倍1強」を前に戦意喪失し、ハナから「まともな野党」になる努力をあきらめたフシがあるからだ。

 この間、共謀罪や森友・加計両疑惑で安倍政権を散々追及したのに、なぜ民進離れは止まらないのか。高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)はこう指摘する。

「野田幹事長以下、執行部の顔触れは古色蒼然で、政治理念も与党と見分けがつかない。そのクセ、安倍政権におもねる連合の言いなりで、目立つのは内ゲバのみ。“アラ”だらけの政党の不人気は当然ですが、何より期待感を失わせるのは倒閣への本気度に欠けること。疑惑追及も野党第1党の立場上、“言わされている感”が有権者に伝わってくる。その象徴が、蓮舫執行部の野党共闘への消極姿勢です」

 都議選でも、共産との共闘実現は1人区の武蔵野市のみ。それでも自民を引き離し、大旋風の都民ファーストにあと約5000票差に迫る善戦だ。蓮舫執行部が共闘路線に大きくカジを切れば、野党連合が小池フィーバーにも立ち向かえる「受け皿」になり得ると皮肉にも実証されたのだ。

■あくまで一つの政党名で次期総選挙に臨め

 そこで再び小沢の出番である。先の講義で次の衆議院選挙について、「既存の政党が一つの傘のもとでやる『オリーブの木』しかない。我々が力を合わせれば絶対勝利する」と、ブレることない持論を展開。安倍政権は野党共闘で一気に倒せると堂々宣言してみせた。

 小沢が提唱し続ける「オリーブの木」構想は、小選挙区の候補一本化にとどまらない。既成野党が存続しながら、選挙の際は比例代表で統一名簿を作成。あくまで一つの政党名を名乗った選挙戦を想定している。

 そうすることで、各党に散らばる比例の“死に票”を防げるし、有権者に初めて「自民党に代わる受け皿に成り得る」と思ってもらえる。逆にこれだけの覚悟を示さなければ、有権者は今の野党に振り向きもしないということだ。

「民進党内には訳知り顔で野党共闘を否定する議員も多いですが、世論の望みは『みっともなくとも共闘しろ』。内閣不支持率は軒並み5割を超え、明らかに反安倍の受け皿を求めています。その声に応えるには、野党は小沢代表の言う覚悟を示すしかない。そのうえで、23日投開票の仙台市長選は絶好のチャンスです。共産の擁立回避で、自公と野党系の激突は現時点で野党系がややリード。蓮舫執行部は手をこまねいていますが、仙台から野党共闘の輪を全国に広げていくべきです」(五野井郁夫氏=前出)

 共闘に渋る議員には「民主主義でね。選挙のために皆が協力して何が悪い?」と言えばよい、と小沢は講義で語り、こう続けた。

「フランスでは決選投票で極右の国民戦線のルペンを倒すために、右も左も共産党まで全部一緒になった。それで選挙のためにけしからん、なんちゅう議論があったか。日本だけだ、そんなバカなことを言うのは。選挙ぐらい、民主主義で大切なものはない、原点なんだ」

「今の日本はまさに極右政権だからフランスと一緒だ。倒すために手を取ると国民に理解してもらう以外にない」

 この覚悟を民進党の面々に分けて欲しい。

■烏合の衆に安倍退治は任せられない

 野党共闘しかない政治の惨状は小沢の言うとおり、フランスと似ているが、その深刻さはむしろ日本の方がひどいかもしれない。安倍暴政が約5年も続き、特定秘密保護法、武器輸出解禁、集団的自衛権の行使容認、安保法制、共謀罪……と数々の「戦争準備法案」を国民の声を無視して、数の力で強行突破。ついに憲法9条改正に手を付け、その総仕上げにかかろうとしている。

 京都精華大専任講師(政治学)の白井聡氏はこう言った。

「多くの国民が『安倍やめろ』と政権に不信を抱いているのに、その声を正面から受け止める野党がない。政界には小池都知事を核とした与野党再編を画策する動きもあるようですが、都政や国政で彼女が何をやりたいのか。そのビジョンは見えません。理念がなければそこに集まる人材は烏合の衆に過ぎませんから、大阪維新の二の舞いになるだけ。国政レベルの再編といっても、1990年代以降繰り返されてきた政治家の椅子取りゲームのような政界再編劇になってしまえば、国民の怒りに、火に油を注ぐことになるでしょう。今後、安倍自民党を追い込む過程で次の権力の形がおのずと形成されてくるでしょうが、それは、街頭で湧き上がった『安倍やめろ』という有権者の『命令』が意味するものを、確たる決意を持って実現しようとするものでなければ、権力の交代に意味はありません」

 新人議員の失言を恐れて取材を規制しているのが都民ファーストだ。そんな新党には国政を任せられない。有権者の命令を真摯に受け止め、安倍と自民党政権を一気に瓦解に持っていけるかどうかは、民進党の覚悟次第だ。「まともな野党不在」という悲劇を生み出した失敗のツケを払うには、確たる決意で野党共闘に邁進してもらうしかない。


 蓮舫代表が18日、戸籍の一部を開示、改めて「二重国籍問題」の説明と謝罪に追い込まれたのは、都議選の敗因を分析する“内ゲバ”の結果だ。執行部への不満から「二重国籍問題が敗因」と矛先を再び向けたわけだが、朝日の社説通り、民進の連中は〈蓮舫氏が戸籍を公開すれば、党勢は上向く。そう本気で思っているのか〉。

 都議選最終日に秋葉原で湧き上がった「安倍やめろ」「帰れ」コールの受け皿になれず、民進党は都議選で獲得5議席の大敗。政党支持率も直近の時事通信の調査では3・8%と、5月(5%)からマイナス幅にして実に24%もの支持をゴッソリ失っては、目も当てられない。











  



http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/360.html

[政治・選挙・NHK229] 「加計に決めた」政府決定2カ月前に山本大臣発言 議事録を入手(週刊文春)


「加計に決めた」政府決定2カ月前に山本大臣発言 議事録を入手
http://bunshun.jp/articles/-/3330
週刊文春 2017年7月27日号


 獣医学部の新設を巡る問題で、内閣府の山本幸三担当大臣が、政府が学校法人を決定する2カ月前に、加計学園に決めたと日本獣医師会に通告していた議事録を「週刊文春」が入手した。

 獣医師会の議事録によると、2016年11月17日、山本大臣は、日本獣医師会本部を訪問し、会長ら役員に次の通り述べている。

〈獣医師が不足している地域に限って獣医学部を新設することになった〉

〈四国は、感染症に係る水際対策ができていなかったので、新設することになった〉


議事録に残る「加計ありき」 


学部新設に前のめりの山本大臣 ©共同通信社

 四国では、加計学園が愛媛県今治市で獣医学部新設を目指しており、加計学園に決まったことを獣医師会に通告した形だ。

 この日は、獣医学部の新設をどの学校法人が担うかを政府が決定する2カ月前だったが、この議事録により、「加計ありき」で進んでいたことが裏付けられた。

さらに、山本大臣は、

〈今治市が土地で36億円のほか積立金から50億円、愛媛県が25億円を負担し、残りは加計学園の負担となった〉

 と、「加計学園」と明言して事業費の負担額を詳細に説明し、加計学園に決めた理由を語っていた。


一大学校法人を率いる加計理事長 ©共同通信社

 加計学園、山本大臣はともに、小誌の事実確認に応じなかった。一方、山本大臣との会合に同席した獣医師会の北村直人日本獣医師政治連盟委員長を直撃すると、「詳細に自治体の負担額をあげて、『加計に決まった』と言われたので、驚きました。反対意見を申し上げた記憶があります」と答え、小誌記者が議事録を見せると、本物であることを認めた。

 7月20日発売の「週刊文春」では、問題の議事録の詳細を報じる。あわせて教職員から学部新設に多数の反対意見が上がっていたことなどを紹介し、加計学園の経営実態や加計孝太郎理事長の知られざる素顔についても詳報する。













































http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/361.html

[政治・選挙・NHK229] <観念しろ!>稲田防衛相が民進党から逃亡!民進党が外務・防衛部門会議に出席要請するも公務を理由に出席せず! 
【観念しろ!】稲田防衛相が民進党から逃亡!民進党が外務・防衛部門会議に出席要請するも公務を理由に出席せず!
http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/32215
2017/07/19 健康になるためのブログ







以下ネットの反応。










あまりにも往生際が悪すぎます。

安倍総理は一刻も早く稲田氏を罷免して、内閣総辞職しなければなりません。

 


















http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/362.html

[政治・選挙・NHK229] 首相出席の閉会中審査、前川氏も招致 24・25日実施 質問時間の配分、協議の結果『3対7』で折り合った 
首相出席の閉会中審査、前川氏も招致 24・25日実施
http://www.asahi.com/articles/ASK7M61YRK7MUTFK019.html
2017年7月19日18時49分 朝日新聞



首相官邸に入る安倍晋三首相=19日午前、岩下毅撮影

 学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設問題に絡み、自民、民進両党は19日、安倍晋三首相が出席する閉会中審査を24日に衆院予算委員会で、25日に参院予算委でそれぞれ5時間ずつ実施することで合意した。衆院予算委では参考人として、和泉洋人首相補佐官と前川喜平・前文部科学事務次官を招致することでも一致した。

 首相出席の閉会中審査の実施をめぐり、自民は「国家戦略特区について、きちんと説明する時間が必要だ」(官邸幹部)として、与党と野党の質問時間の配分を「5対5にしない限り開催は拒否する」(竹下亘国会対策委員長)と主張。民進は通常の予算委通り「2対8」の時間配分を求めていたが、自民、民進両党の協議の結果、衆院予算委での配分は、「3対7」で折り合った。参院予算委での時間配分は今後、自民、民進両党間で協議する。(寺本大蔵)













http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/363.html

[政治・選挙・NHK229] 藤井裕久さん / 「安倍内閣はダメだと言い続けてきた」 
藤井裕久さん / 「安倍内閣はダメだと言い続けてきた」
http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/5910939ad40b2d7d24eb85a8d0a56d26
2017年07月19日 のんきに介護


























時事放談 170715






http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/365.html

[戦争b20] ドゥテルテ大統領SP 50人の過激派と衝突(Sputnik)

ドゥテルテ大統領SP 50人の過激派と衝突
https://jp.sputniknews.com/asia/201707193898266/
2017年07月19日 17:29 Sputnik


フィリピンのドゥテルテ大統領のボディガード5人が同国南部で起きた銃撃戦で負傷。ボディガードを襲ったのは、軍服に身を包んだ50人の過激な毛沢東主義派。

フィリピン南部ミンダナオ島にある内陸州コタバト州のチェックポイントで、過激派がボディガードらの車2台を攻撃。2人のボディガードが病院に搬送された。政府軍は、軍服に変装した過激派を追っている。

ドゥテルテ大統領は襲撃時、フィリピン南部にいなかった。

5月ドゥテルテ大統領は、南部ミンダナオ島に戒厳令を出した。発令は、軍と過激派組織「ダーイシュ」(イスラム国、IS) 系武装勢力の衝突後になされた。激戦地はマラウイ市のまま。占領戦には500人ほどの武装勢力が参加した。


http://www.asyura2.com/17/warb20/msg/623.html

[政治・選挙・NHK229] 憲法を忘れた連合による「労働基準法」改悪容認の悪辣 ここがおかしい 小林節が斬る!(日刊ゲンダイ)
 


憲法を忘れた連合による「労働基準法」改悪容認の悪辣 ここがおかしい 小林節が斬る!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/209726
2017年7月19日 小林節 慶応大名誉教授 日刊ゲンダイ 文字お越し


  
   小林節氏(C)日刊ゲンダイ

 一定年収(1075万円)以上の専門職(コンサルタント、為替ディーラー、研究開発者等)を一般の労働時間規制から外し、残業、深夜・休日労働について会社が割増賃金を支払わないことにする労働基準法改正案について、労働組合の団体である連合がそれを容認する方針に転じたとのことである。

 それは、@年104日以上の休日取得(つまり週休2日)を義務づけた上で、A労働時間の上限の設定、もしくは休憩時間を設ける、もしくは連続2週間の休日取得(つまり48日連続労働が可能)、もしくは臨時の健康診断を行うこと……を条件とするそうである。

 これは、要するに、「出来高払い」が適当な職種についてはどれだけ長時間働いても会社は責任を負わない……という制度で、もともと経済界の要望で提案された「規制緩和」である。しかし、労働条件の「改悪」だと指摘され、議論が前に進んでいなかった。

 憲法25条は「国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は社会福祉の増進に努めなければならない」と規定している。それを受けて労基法は、「労働者が人たるに値する生活を営むための必要を充たすものでなければならない」(1条)として、労働時間と賃金に関する各種規制を定めている。

 にもかかわらず、今回、「高度プロフェッショナル」と分類された職種については、その労働時間制限や時間外手当等の保護を外すというものである。

 職業とは、各人が自己の能力を社会で活用してその対価としての収入を得て、人間らしい暮らしを支えるものである。それに対して、労働者を雇用する会社の側は資本の最大利益を求めて賃金という原価も削減したいと考えるものである。

 だから、それに対抗して、本来的弱者である労働者を守るために、憲法、労働法、労働組合(憲法28条)が存在する。にもかかわらず、長時間労働をしても成果が上がらなかった場合のリスクを一方的に一労働者に負わせる制度など、明白に違憲であろう。

 そのような改悪を労組の連合組織が容認するとは、にわかには信じ難い。



http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/368.html

[政治・選挙・NHK229] 高市総務相「仮面夫婦」だった自民党の山本拓衆院議員と離婚〈週刊朝日〉
          
         離婚した高市早苗総務相と山本拓衆院議員 (c)朝日新聞社


高市総務相「仮面夫婦」だった自民党の山本拓衆院議員と離婚〈週刊朝日〉
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170719-00000104-sasahi-pol
AERA dot. 7/19(水) 18:24配信 週刊朝日オンライン限定記事


 政界の“おしどり夫婦”と知られた自民党の高市早苗総務相(56)と山本拓衆院議員(65)が19日、協議離婚したことを発表し、永田町でさまざまな憶測を呼んでいる。

 高市氏と山本氏は2004年9月に結婚。大阪や都内で盛大な披露宴を開き、当時の小泉純一郎首相や森喜朗元首相らが列席したが、14年目の破局となった。

 高市氏は19日、本誌の取材に対し、「私生活面では円満に楽しく過ごしてまいりましたが、お互いの政治的スタンスの違いが大きく、それぞれに信念を貫いて政策活動に没頭したいという結論に至りました」と回答した。

 安倍晋三首相の側近とされる高市氏は、自民党政調会長から14年9月に総務相に抜擢されるなど出世街道を歩んだ。

 総務相の就任会見では、夫、山本氏の献身的なサポートを顔を赤らめながら、こうのろけていた。

「就任当夜は調理師免許を持つ主人が食事を作ってくれました。ウフフ。毎晩作ってくれるんですが、大好きなチーズフォンデュとともに『おめでとう、がんばれよ』と」

「ケーキも用意してありました。私の好きなホワイトクリーム系でした♪」

 当時、山本氏にも取材したが、「チーズフォンデュを作ったのは、手間がかからない料理だから(笑)。ケーキはやっぱりお祝いごとですからね。総務大臣は大役。全力で取り組んでほしい」と笑顔で答えていたが、何があったのか……。

 一方、山本氏は現在当選7回の“入閣適齢期”だが、まだ大臣経験はない。

「山本さんは大臣就任への願望は強く、まだ諦めていない。無派閥でしたが、二階派へ移り、次の内閣改造に備えています。最近、2人は仮面夫婦だと噂されていましたが、本当だったのですね」(自民党議員)

(本誌・村上新太郎)






























http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/369.html

[経世済民122] 中韓関係悪化の影響も 日本から中国への輸出が大きな伸び(マネーポスト)
           日本から中国への輸出が伸びている背景は


中韓関係悪化の影響も 日本から中国への輸出が大きな伸び
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170719-00000003-moneypost-bus_all
マネーポストWEB 7/19(水) 18:00配信


 中国の2017年4-6月期実質経済成長率は6.9%で、1-3月期と同じで市場コンセンサスを0.1ポイント上回った。四半期ベースでみると、景気は予想よりもやや良いといった状態であるが、足元の6月の状況をみても、景気回復が加速している様子がよくわかる。

 鉱工業生産は7.6%増で、5月と比べ1.1ポイント高く、市場予想に対しても1.1ポイント上振れした。固定資産投資(累計)は5月(累計)と同じ、市場予想に対しては0.1ポイント上振れした。不動産投資の伸びが鈍化する中で、民間固定資産投資の伸びが加速し、全体としては好調を維持した。

 小売売上高は11.0%増で、5月と比べ0.3ポイント高く、市場予想に対して0.4ポイント上振れした。

 輸出(米ドルベース、以下同様)は11.3%増で、5月と比べ2.6ポイント高く、市場予想に対して、2.6ポイント上振れした。輸入は17.2%増で、5月と比べ2.4ポイント高く、市場コンセンサスを4.1ポイント上振れした。貿易収支は427億7000万ドルで5月と比べ、19億6000万ドル増加した。

 中国経済の回復によって最も影響を受けるのは、日本から中国への輸出、中国からみれば輸入である。この輸入が大きく伸びている。

 改めて上半期の輸入を示すと18.9%増であった。輸入製品の中で、増加が目立つのは、全輸入の9.5%を占める原油や、4.8%を占める鉄鉱石などで、それぞれ59%増、60%増となっている。そのほか、石炭、石油製品、天然ガス、ゴム・合成樹脂、大豆、食用油など、国際市況商品の輸入(金額ベース)が大幅に増えている。国際商品価格の変動が、輸入急増の主な要因となっている。

 一方、全体の43.9%を占める電機製品は、8.5%増であった。この内、全体の12.6%を占める集積回路は9.4%増であった。全体の伸びほど高いわけではないが、安定した伸びを示している。こちらの部分は国際市況商品と違い、日本企業にとって大きな影響のあるところだ。

 国・地域別では、第1位はEUで13.2%を占めており、伸び率は13.9%である。第2位はASEANで12.2%を占めており、伸び率は22.9%である。第3位は韓国で9.4%を占めており、伸び率は9.3%である。以下、日本、アメリカ、台湾と続き、伸び率は順に15.6%、19.8%、10.4%となっている。

 THAAD配備問題で韓国との関係が悪化している。また、民進党が政権を取ったことで台湾との関係がギクシャクしている。こうしたことが影響しているかもしれないが、両国からの輸入の伸びが平均以下となっている。それに対して、貿易構造上、これらの国・地域と競合関係にある日本が両国よりは高い伸び率となっている。

 両国からの輸入が政治的要因などで鈍化していることは、日本製品不買運動を思い出して、あまりよい気分はしないが、日本企業にとっては、中国ビジネスを拡大する絶好のチャンスであるといえるだろう。

文■田代尚機(たしろ・なおき):1958年生まれ。大和総研で北京駐在アナリストとして活躍後、内藤証券中国部長に。現在は中国株ビジネスのコンサル ティングなどを行うTS・チャイナ・リサーチ代表。ブログ「中国株なら俺に聞け!!」、メルマガ「週刊中国株投資戦略レポート」も展開中。


http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/619.html

[経世済民122] かっぱ寿司 原価高いウニやイクラも食べ放題対象にした理由(週刊ポスト)
           現場は大盛況(かっぱ寿司・西宮前浜店)


かっぱ寿司 原価高いウニやイクラも食べ放題対象にした理由
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170627-00000001-moneypost-bus_all
週刊ポスト2017年7月7日号


 平日の昼間だというのに、かっぱ寿司・西宮前浜店(兵庫・西宮市)の店内には「食べ放題」待ちで10人ほどの行列ができていた──。

 6月13日から、かっぱ寿司は全国20店舗でこの食べ放題サービスを展開している。対象メニューは2貫100円(税別、以下同)の寿司や麺類、一部のデザートなど約90種類で、平日の午後2〜5時限定のサービスとなる。時間制限70分で、男性1580円、女性1380円(65歳以上980円、小学生780円)という価格設定だ。西宮前浜店では、午後2時のサービス開始前の段階で待ち時間は2時間以上となっていた。同店のスタッフの声は明るい。

「今日は他の日に比べてまだ空いているくらいです。対象店舗には全国から応援のスタッフが来ていて、通常の4倍の人数で対応している状況です。なかには“車で2時間かけて来た”というお客様もいらっしゃいました。サービス開始初日はとくに大混乱で、売り切れるネタも出たほどです」

 男性1580円という価格設定にも、工夫の跡がうかがえる。『回転寿司の経営学』の著書がある評論家・米川伸生氏はこういう。

「1皿100円の回転寿司における平均客単価は1100円とされます。今回の食べ放題サービスは、“普通に食べていく客”ばかりであれば、損しないような設定だといえるでしょう」

 ただ、食べ放題だと“せっかくだから、もとを取ろう”と考える客も出てくる。実際、冒頭の西宮前浜店では、体育会系男子学生と思しき4人組が120皿を高々とテーブルに積み上げ、「大満足です」と満面の笑みで帰っていった。食べ放題サービスをやるとなると、そうした食欲旺盛な客層を引き寄せることになるが、「それでも今のかっぱ寿司にとってはやる意味があるサービス」(経済部記者)なのだという。

「今、業界最大手は『スシロー』で、“味のスシロー”の評価が定着している。2番手の『無添くら寿司』はサイドメニューの豊富さで勝負し、『すき家』のゼンショーHDが展開する『はま寿司』も出店攻勢で急成長中。

 かつて安さで勝負していた『かっぱ寿司』は4番手で、2017年3月期の連結決算では売上高800億円を割り込み、58億円の赤字を計上する苦境にある。なんとか“安くて味が劣る”というイメージを払拭し、客を呼び戻したいわけです。

 今回の食べ放題はメディアに取り上げてもらうための“広告宣伝費”の意味もあって、ある程度、儲けを度外視した企画のはず。だから原価率の高いウニやイクラが食べ放題対象に入っているのではないか」(同前)

 かっぱ寿司を運営するカッパ・クリエイトのマーケティング部はこう答える。

「業界4位で苦戦を強いられている原因が『安っぽい』というイメージがついてしまったことだと把握している。昨年10月以降、リブランディングや品質向上などに取り組んできた。今回の食べ放題をきっかけに美味しくなったかっぱ寿司を体験していただきたいという思いがあっての企画です」

 社としての浮沈をかけた食べ放題サービスは、7月14日まで続く。


http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/620.html

[経世済民122] 老後の医療・介護費は1人800万円必要、どうやって準備する?(女性セブン)
           老後の医療・介護費用はいくら必要?


老後の医療・介護費は1人800万円必要、どうやって準備する?
https://www.moneypost.jp/173115
2017年7月19日 15:00 女性セブン2017年7月27日号

 老後を安心して暮らすために、定年までの蓄えはいくら必要? この永遠の問いには3000万円説、5000万円説、1億円説など諸説ある。とはいえ、たとえば定年後も働くようにすれば老後の収支は改善され、3000万円もなくてもやっていける。定年を機に家計を見直せば、生活費も大きく減らすことができるだろう。

 しかし実は、それだけでは解決しない出費がある。それが医療・介護費だ。そもそも、老後の医療・介護の費用は一体いくら必要なのか?

「医療や介護は求める質やサービスで必要な額が違ってきますが、1人約800万円は必要です」と、社会保険労務士の井戸美枝さんは語る。

 生命保険文化センターが、介護経験者を対象に2015年に行った調査では、1人当たりの介護費用は約550万円。介護期間の平均が4年11か月で、費用は月額約8万円、リフォームなどの費用が平均80万円でこの額になる。

「女性の場合は人生で3度の介護を体験する可能性があります。親、夫、そして自分です。親の介護は親の資産でやるとしても、夫と自分の2人分となるとかなり負担になりますから、こればかりは準備が必要です」(井戸さん)

 ただし介護費用は、市区町村から介護や支援が必要だと認定されれば、かかった費用のうち1〜2割の自己負担で済む(収入により異なる)。

 さらに、自己負担額が上限を超えると、超過分を後から払い戻してもらえる「高額介護サービス費」という制度もある。こちらも収入によって払い戻される額は異なるが、一般的に、1か月の負担上限額が月額4万4400円で、これを超えると超過分が戻ってくる。

 こういった制度を使っても、夫婦で生涯、数百万円は足りない。どうやって準備したらいいのか。

「60才からでもできる準備としておすすめなのは、来年1月から始まる、“つみたてNISA”。年間の投資額が40万円までですが、確定拠出年金と違って年齢制限なく20年間は運用できるので、ちょうど800万円になります。月々3万円ほどの掛け金が必要ですが、定年前後から始める20年後の医療・介護費の準備としては最適です」(井戸さん)

 運用益非課税で、資産の途中引き出しも可能。今からチェックしておきたい。

http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/621.html

[経世済民122] 海外の中央銀行の日銀当座預金口座にマイナス金利を適用 --- 久保田 博幸
海外の中央銀行の日銀当座預金口座にマイナス金利を適用 --- 久保田 博幸
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170719-00010004-agora-bus_all
7/19(水) 16:36配信 アゴラ


日銀は日本銀行法第41条に基づき、外国の中央銀行等や国際機関との間で、これらの先による円貨資産の運用や円資金の調達に協力するため、預り金業務、債券等保管業務、国債買取り等業務を行っている(日銀サイトの「教えて!にちぎん」より引用)。

外貨準備を運用する目的で、海外の中央銀行は日銀にも円建ての当座預金口座を開いている。合計で93口座あるそうで、全ての口座の預金残高の合計は13兆6000億円(3月末時点)となっている(日経新聞の記事より引用)。

日銀はこれまで、海外中銀の預金に利子はつけていなかった。しかし、6月5日以降は、それぞれの海外中銀の預金の一定額を超える預け入り金について、現金担保付き債券貸借(レポ)金利から算出する短期の実勢金利から0.05%を引いた利率を付けることにした。現在この短期金利はマイナス圏で推移しており、その結果、この付利金利もマイナス金利となる。

欧州中央銀行(ECB)も海外中銀の預金口座にマイナス金利を適用しており、日銀もこれに習った格好となるが、何故このタイミングではじめたのであろうか。システムなどの対応に時間が掛かった可能性もある。

ちなみに日銀が2016年1月に決定したマイナス金利政策におけるマイナス金利適用に際しても、金融機関の日銀当座預金の一部にマイナス金利が適用される仕組みとなっている。民間金融機関が日銀に預けている当座預金残高を年平均残高となる「基礎残高」、所要準備額と貸出支援制度などの利用額に基礎残高の一定割合となるマクロ加算額を加えた「マクロ加算残高」、当座預金残高から上記の2つの残高を除いた「政策金利残高」の3段階に分類し、このうちの「政策金利残高」の部分にマイナス金利が適用される格好となっている。

海外中銀の当座預金口座にマイナス金利を適用することによる影響としては、マイナス金利の適用を嫌って一部の資金が日銀の当座預金から流出する可能性はある。しかし、中銀預金などによる日銀への資金の預け入れは、資金運用というよりも必要に応じてのものとなっているとみられる。たとえば日銀が外国の中央銀行等との間で行う通貨スワップ取引の決済などにも預り金口座が利用されるなどしている。

このため今回の海外中銀の当座預金口座の一部にマイナス金利を付利することにより、日銀の当座預金から資金が大きく流出するような事態が生じることはないとみられる。


編集部より:この記事は、久保田博幸氏のブログ「牛さん熊さんブログ」2017年7月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちら(http://bullbear.exblog.jp/)をご覧ください。

久保田 博幸



http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/622.html

[政治・選挙・NHK229] 安倍の暗い表情。病気かな 
安倍の暗い表情。病気かな
http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/36c3e58202a380b99bccb9297047597b
2017年07月19日 のんきに介護


非一般ニュースはアカウント凍結‏ @kininaru2014111さんのツイート。











http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/371.html

[政治・選挙・NHK229] 稲田朋美、嘘と共に生きる。「南スーダンPKOの日報を廃棄した!」という説明は、この叔母さんの納得づくだった 
稲田朋美、嘘と共に生きる。「南スーダンPKOの日報を廃棄した!」という説明は、この叔母さんの納得づくだった
http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/a39767d6ca6afb092ca0c453993bdc51
2017年07月19日 のんきに介護


きっこ‏ @kikko_no_blogさんのツイート。






この問題につては、

布施祐仁‏ @yujinfuseさんが手厳しいことを言っている。


しかし、この問題、なぜ、今なのか。

口が軽くなった"政府関係者たち"って

誰だ?

稲田を斬って、

それでお仕舞いの雰囲気を作りたいだけではないかと

疑り深く考えたりする。

また、野党共闘に後ろ向きな

蓮舫に

立ち消えになっていた二重国籍問題を蒸し返し、

今は、

国籍三重問題だと

産経新聞が息巻いているこの事態、

どう見よう。

安倍政権の弱り目、祟り目に見える、しかし、実は、「助け舟」の

北朝鮮のミサイルと同じで、

民進党の影の主役・野田幹事長への援護射撃にも思える。


<追記>

南スーダンPKOの日報の隠蔽が稲田の関与の下、

行われてきた事実がなぜ、今になって暴露されたのかについて、

内田樹‏@levinassienさんがこんな発言。

「政治家たちがおのれの延命のために官僚に責任を押し付けるということを繰り返せば」、

「官僚からの内部告発で内側から崩れるだろう」と

(同氏のツイート(14:47 - 2017年7月19日 )参照)。


前川さんを叩く行動を見ていて

官僚たちの反発が文科省に止まらず、防衛省にも及んだ

とも言える面があるでしょう。

また、下の

稲田の発言録を見てください。

どこまでも悪いのは

自衛隊員だと言わんばかりの虚偽答弁です。

すなわち、

彼女は言った。

「(データ隠蔽は)報告されていなかった。…改めるべき隠蔽体質があれば、私の責任で改善したい」


転載元:山崎 雅弘‏ @mas__yamazakiさんのツイート〔12:25 - 2017年7月19日

然るに

メディアに関与が指摘されてからはすっとぼけの日々です

(日刊ゲンダイ、2017年7月19日付記事「辞職は必至 隠蔽加担の稲田防衛相に与党からも“更迭”要求」
参照。*https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/209724)。


転載元:同上

また、しれっと

「非公表を了承した事実はない」と嘘をつきます。


転載元:キャオ@大阪トホホ団亡者戯‏ @tohohodanさんのツイート〔11:42 - 2017年7月19日



周りの人間もそれに同調します。


転載元:同上


転載元:同上

ちなみに、この唇を尖らせる、

「私に嘘つかせないでください」と言いたげな表情は、

10代の少女ならともかく、

稲田大臣にやられると、

「おばはん、いい加減にせい!」

と怒鳴りたくなります。

山本地方創生相の

「私どもはゆがんだ行政を正した」

という厚かましい居直りも見ようによっては、

行政を歪めた

官僚が悪いという話です。


転載元:異邦人ラメール‏ @Medicis1917さんのツイート〔13:26 - 2017年7月18日

それもこれも

下品な野次を飛ばしては審議妨害をしてきたくせに、

逆に野党の議員に

「野次は止めてください」

などと、

どの口が言うのかと思う

ふざけた態度が招き寄せた結果です。

すなわち、不真面目、不誠実であればあるほどこの政権では重用される

という錯覚を周囲の自民党議員に抱かせてしまったのです。

下のグラフと

晋三の説明を聞いてください。


転載元:山崎 雅弘‏ @mas__yamazakiさんのツイート〔13:26 - 2017年7月19日


転載元:同上


転載元:同上

これを見れば、

ご本人の

嘘を好む性格は、

アベノミクスの破綻があきらかであるにかかわらず

頑なにそれを認めない事実から読み取れます。

安倍内閣が

嘘つき軍団になってしまうのは、

必然だということだ。

何にしろ、

Mr.総理大臣の

稲田任命責任は免れない。

清水 潔‏ @NOSUKE0607さんが

こんなこと言ってるよ。


2017年7月19日夕方 記


<追記ー2>

なぜ、今頃、稲田の嘘が暴露されてか、

スシローは、

脱出モードになっている。


転載元:こたつぬこ‏ @sangituyamaさんのツイート〔13:43 - 2017年7月19日

それを暫らく措くとして

これが大問題であることに変わりない。

共同通信公式‏@kyodo_officialがこんなツイート。

――稲田氏報告、緊急会議2日前にも − 陸自説明、PKO日報隠蔽問題(下記〔資料〕参照)〔9:02 - 2017年7月19日 〕――
異邦人ラメール @Medicis1917 さんが告発した人に関して

心配するツイート。


他方では、

安倍晋三に優るとも劣ることのない

大ウソ付きが

首相の地位に就任しなかったことを

素直に喜ぶ

Shoko Egawa‏@amneris84さんのような

声がある。


悪党としては、

ケチのつけようのない逸材ではあるようだ。


〔資料〕

「稲田氏報告、緊急会議2日前にも 陸自説明、PKO日報隠蔽問題」

   共同通信(2017/7/19 10:52)

☆ 記事URL:https://this.kiji.is/260194620040396805?c=39550187727945729

 南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報の隠蔽問題で、稲田朋美防衛相が、非公表方針が決まった2月15日の緊急会議の2日前にも、陸上自衛隊側から、電子データが保管されていた事実などについて報告を受けていたことが19日、複数の政府関係者への取材で分かった。

 2回にわたり報告を受けていたことが判明したことで、説明責任を果たすよう求める声が一層強まりそうだ。稲田氏は19日、自身も出席した2月15日の緊急会議に関し「隠蔽を了承したとか、非公表を了承したとかいう事実は全くない」と述べた。




http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/372.html

[政治・選挙・NHK229] 蓮舫会見で産経新聞がネトウヨのデマ「中国、台湾との三重国籍」疑惑をそのまま質問し大恥! ネットデマ拡散する産経のフェイク
         
             フェイクニュース産経新聞(産経新聞社公式HP)


蓮舫会見で産経新聞がネトウヨのデマ「中国、台湾との三重国籍」疑惑をそのまま質問し大恥! ネットデマ拡散する産経のフェイク体質
http://lite-ra.com/2017/07/post-3325.html
2017.07.19 産経記者が蓮舫にネトウヨデマを質問 リテラ


 民進党の蓮舫代表が昨日18日、“二重国籍”問題で、戸籍謄本の一部・国籍選択宣言の日付などの資料を公開した。このことによって、ネトウヨや保守メディアの攻撃がデマだったことは証明されたが、しかし、一方でこの戸籍公開はマイナス面も非常に大きい。

 本サイトは蓮舫代表の保守に媚びる政治的スタンスには批判的だが、二重国籍問題については、昨年の代表選でこの問題がもち上がって以降、そのことを追及するメディアやネットの姿勢を「グロテスクな純血主義、差別」だと批判してきた。今回、戸籍の公開を要求した民進党の議員や一部とはいえ戸籍の公開に応じた蓮舫代表の行動は、そうした差別行為を正当化するばかりか、次なる差別を生み出すことにつながりかねないからだ。

 だが、まったくやる必要のなかったこの会見でひとつだけ、意味のあることがあった。それは、安倍応援団の極右紙・産経新聞のトンデモフェイクぶりがあらためて明らかになったことだ。

 会見終盤、なんと、産経の記者が蓮舫代表に対し、「三重国籍の疑いについては?」と質問したのだ。メディアではまったく報じられていないが、以下はそのやりとりの全文だ。

産経「ネットの情報ではあるんですけど、いまなお蓮舫さんが中国籍をもっているんじゃないかとか、三重国籍の疑いがあるんですけど、タレント時代、インタビューで『台湾籍』『中国籍』と発言を展開されていて、三重国籍の疑いも言われているんですけれども、その点について」

蓮舫「3つ私が国籍をもっているということですか? もう少し丁寧に質問お願いします」

産経「台湾籍と中国籍と日本籍」

蓮舫「台湾籍と中国籍って一緒にもつことができるんですか?」

産経「そこも含めてご回答いただければ」

蓮舫「もう少し丁寧に質問お願いします」

産経「ネットで言われている真偽不確かな情報について『ない』ということを言っていただきたいんですよ」

蓮舫「ネット上で言われている真偽不確かなことを、いま産経新聞さんが私に理由でなく確認されているという質問でよろしいですか? あり得ません」 

■中国、台湾との三重国籍は物理的に不可能! 産経記者の無知

 なんだろう、この産経記者のバカ丸出し質問は。そもそも、蓮舫代表も皮肉っていたように、中国(中華人民共和国)籍と台湾籍を一緒にもつなんてことはありえない(同じく中華人民共和国籍と日本籍も一緒にもつことは不可能である)。

 なぜなら、中華人民共和国では、中国の国籍を取った者は、他国の国籍を持ち続けることができないし、他国の国籍を有している者は、自動的に中国国籍を失ってしまうからだ。

 中国国籍法の第八条には中国の国籍を取得した者は外国の国籍を保有することができないとあり、また同九条には自らの意思によって外国の国籍を取得した者は自動的に中国国籍を失う、とある。また両親が中国籍でも、外国で出生し外国籍を取得した子どもに中国籍を認めないなど、日本以上に二重国籍に厳しい。

 台湾籍は国籍離脱を申請しないと手続きが取られないため、結果的に二重国籍状態になることはあるが、中華人民共和国の場合は、どこの国とも二重国籍になること自体が不可能なのだ。ましてや、中国がその存在を認めていない台湾も含めた三重国籍など認めるはずがないのは、中学生でもわかるだろう。

 ところが、産経記者は自分では何も調べようとせず、デマをそのまま蓮舫代表にぶつけたのだ。しかも、根拠にしているのは記者自らが明かしているように「ネットの情報」「ネットで言われてる真偽不確かな情報」というのだから、開いた口がふさがらない。

 たしかに「蓮舫が三重国籍」というデマは二重国籍問題が騒がれ始めた少し後から流れており、今年7月、蓮舫代表が戸籍などの資料を開示する姿勢を示した直後もネトウヨメディアやネトウヨのまとめサイトなどであらためて盛り上がっていた。しかし、彼らが根拠にしていたのは1993年3月に『ステーションEYE』(テレビ朝日)のキャスターに就任した蓮舫氏が「在日の中国籍の者としてアジアからの視点にこだわりたい」と語っている新聞の切り抜きのキャプチャー画像。

 つまり、自分で中国籍と語っているのだから、台湾でなく中国(中華人民共和国)にも国籍があったのは明らかだというのだが、これは日本の戸籍で台湾がどう扱われているかがまったくわかっていない、バカ丸出しの誤解だ。

 周知のように、日本政府は公式的には台湾を国とは認めておらず、そのため台湾出身者が日本人との結婚や養子縁組をする場合、または日本に帰化するなど、その身分に変動があった場合、日本の戸籍における国籍や出生地は「台湾」ではなく「中国」や「中国台湾省」と表記される(住民票や在留カードは地方自治体が取り扱っているため、数年前から「台湾」と表記できる自治体が多くなっているが、法務省が取り扱う戸籍はいまも「中国」と扱われる)。そう考えると、蓮舫代表が20年以上前に「台湾籍」のことを「中国籍」と表現していても何の不思議もない。むしろ当時の感覚としては当然ともいえるだろう。

 ようするに、こんな何の証明にもならないたった一言の発言を根拠に、ネトウヨは三重国籍などとがなり立てていたのである。

■辻元清美の森友疑惑、TBSやらせなど、産経はネットデマ拡散の常習犯

 まあ、ネトウヨなんて2つの中国という問題が存在することさえわかっていない連中がほとんどだろうから、笑って済ませてもいいが、問題は、そのネトウヨの間で流通している誰がみてもデマだとわかる情報を、日本新聞協会にも所属している全国紙の記者が、何の検証もせずに、平気で会見で質問していたという事実だ。

 産経は、昨日18日「官房長官の記者会見が荒れている! 東京新聞社会部の記者が繰り出す野党議員のような質問で」という記事を配信。菅義偉官房長官に厳しい質問を繰り返している東京新聞の望月衣塑子記者を「一つの質問が長い」「質問に引用元が定かでない内容や私見が多く含まれ」ていると批判していた。自分のところの記者はネットのデマ情報をそのまま質問しているのに、何を言っているのだろうか。

 いや、産経はデマ情報を質問しているだけではない。ネットのデマを記事にして、フェイクの拡散者にさえなっているのだ。産経は、ネットに流通するデマ情報をあたかも事実のように報じるフェイクニュースをこの間、いくつも飛ばしてきた。

 たとえば、森友問題のときには、辻元清美衆院議員が「塚本幼稚園に侵入した」「森友学園の小学校建設現場に作業員をスパイとして送り込んでいた」というネット上の流言飛語をそのまま「民進・辻元清美氏に新たな『3つの疑惑』 民進党『拡散やめて』メディアに忖度要求」というタイトルで記事化した。

 これは籠池夫人、またスパイとされた作業員自身が否定し、まったくのデマだったことが確定しているが、産経は、記事に、辻元議員が塚本幼稚園とはまったく別の場所にある森友学園の小学校建設予定地を視察している写真をわざわざ添え、あたかも塚本幼稚園に近づいているという印象操作までしていた。

 辻元議員については、産経はほかにも、東日本大震災直後の2011年3月16日に「阪神淡路大震災の際に、被災地で反政府ビラをまいていた」などのネット上のデマを安倍御用記者・阿比留瑠比編集委員が記事にしているが、これも産経側が名誉毀損で全面的に敗訴している。

 また、16年6月にはやはりネット情報をもとに、TBS のニュース番組がやらせをやっていたかのような記事を掲載したこともある。当時、TBSの夕方のニュース番組『Nスタ』が舛添要一都知事の辞任を受け、新橋駅前で「20代女性」に街頭インタビューしたのだが、ネットでは、その女性が同じ『Nスタ』の被災地の熊本のレポートに登場したピースボートの災害ボランティアセンターの女性スタッフと「同一人物」だという情報が出回り、「やらせと一目で分かる」「ピースボートの職員をやらせに使うTBSはどういう思考回路か」と炎上。実際は、たんに似ていただけで同一人物ではなかったのだが、産経はそのままネットの声を紹介するかたちで「TBS番組『街の声』の20代女性が被災地リポートしたピースボートスタッフに酷似していた?!」という記事にしたのだ。

 しかも、ピースボート災害ボランティアセンターが「女性は熊本で活動中で、東京の街頭インタビューに答えられるわけがない」と抗議すると、産経は謝罪も訂正もなく、こっそり記事を削除していた。

■「東アジアニュース速報+板」をもとに北朝鮮ミサイル発射を予告

 極めつきは、2ちゃんねるの書き込みをもとに、北朝鮮のミサイル発射のデマを予告した一件だ。今年5月14日、産経のネット版が「北朝鮮のラジオ放送の暗号を2ちゃんねらーが解読? 『14日午前5時56分、発射予定時刻かな』が的中」と題した記事を掲載。その匿名の書き込みに乗っかって“15日6時3分にもミサイル発射があるかも”と、北朝鮮危機を煽ったのだ。

 しかし、15日に北朝鮮が新たなミサイル発射を行なったという情報はなく、記事は完全なデマ、流言飛語の拡散以外の何物でもなかった。というか、それ以前に産経が「的中」と報じている14日の発射時間も時間がずれており、全然「的中」ではなかった。

 この産経がもとにしたネットの書き込みは2ちゃんねるの「東アジアニュース速報+板」のスレッドにあったもの。「東アジアニュース速報+板」といえば、韓国や北朝鮮、中国の話題をひたすら集めたうえで、ニュースとは名ばかりの偽情報と差別言辞が飛び交うネット右翼の温床であり、「デマだらけ」「便所の書き込み」と言われる2ちゃんねるのなかでも“肥溜め中の肥溜め”と呼ぶべきネトウヨ隔離用の板だ。そんなものをネタ元に、「ニュース」のように報じていたのだ。

 こうしてみると、蓮舫代表へのデマ質問は「たまたま記者が勉強不足」なのではなく、確信犯だったことがよくわかるだろう。ようするに、産経はネトウヨの流すデマをある程度、デマだとわかった上で、意図的に拡散している。それは、安倍政権を応援して、政権批判勢力を攻撃し、ネトウヨを購買者に取り込むために他ならない。

 しかし、繰り返しになるが、私たちが考えねばならないのは、こういうことを繰り返している新聞社が日本新聞協会に所属して、全国紙として大きな顔で政府機関を取材し、Yahoo!トピックスなどであたかも真っ当な報道機関のように扱われているということだ。しかも、産経は安倍首相や官邸に食い込み、いまや政権の機関紙的な役割も演じているのだ。信じられない話ではないか。

 いや、最後の部分だけは、信じられない話でなく、むしろ当然というべきかもしれない。そもそも安倍政権自体がネトウヨのデマや流言飛語を使って、野党や政権批判者、メディアに対して卑劣な攻撃を仕掛けてきた。実は、蓮舫代表の三重国籍デマについても、自民党じたいがこれを拡散している。

■自民党の“二重国籍議員”小野田議員と大西議員も差別デマ拡散

 6月14日に放送された自民党のネット放送「CafeSta」の『関西人!俺にも言わせろ』という番組でのこと。党のネットメディア局次長を務める大西宏幸衆院議員がホスト役で、自らも二重国籍でそれを解消したことを告白した小野田紀美参院議員をゲストに迎え、トークが展開されたのだが、小野田議員が昨年夏、参院議員当選後にアメリカ国籍放棄の手続きをとった経緯などを説明するうちに、なぜか矛先は蓮舫代表に。「アメリカ国籍とか中国籍をもってるとか、戸籍謄本には書いてない、スパイやりたい放題」「日本国籍を剥奪されても文句言えないというレベル」「某党首は証拠を提示していない」などと批判した。

 それを受けて、大西議員は「まぁテレビのネタでございますけれども、某党首さんは台湾国籍をもっておられて、台湾というのは通常、中国の国籍ももっておられるということで台湾・中国・日本で三重国籍である疑惑もあったりするんですよね。ま、それはちょっとどうかわからないんで敢えては申しあげませんけれども」などと三重国籍疑惑をもち出したのだ。

 そういう意味では、安倍自民党とはそのデマ体質や陰謀体質が完全に一致しており、産経は安倍応援団になるべくしてなったと言うべきだろう。

 ここにきて、安倍政権の嘘やインチキ、政治の私物化が次から次へと国民にばれているが、安倍政権だけでなく、そのインチキごまかしと私物化を後押ししてきた応援団であるフェイクニュース産経新聞の責任も徹底的に追及する必要がある。

(編集部)
































http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/373.html

[政治・選挙・NHK229] ヒアリ騒動も、稲田朋美答弁も、全部嘘だった!(simatyan2のブログ)
ヒアリ騒動も、稲田朋美答弁も、全部嘘だった!
http://ameblo.jp/usinawaretatoki/entry-12294103168.html
2017-07-19 20:25:20NEW ! simatyan2のブログ


いやはや、なんとも酷い内閣があったものです。

嘘を嘘で塗り固めてきたことが次々に発覚しています。

環境省が中心となりテレビで恐怖を煽り続けたヒアリ騒動。

「米国で年間100人程度の死亡例もある」と言ってたのに、
実は一人も死亡例が確認されていなかったのです。

台湾や中国でも死亡例は確認されていないことを専門家から
指摘されて、環境省はホームページからコッソリ削除した
そうです。



ヒアリ、海外での死亡例確認できず 環境省がHPの表現を削除
http://news.livedoor.com/article/detail/13352418/

一番初めに騒がれ出したころから何だかおかしいと思って
いたのです。

NHKでアナウンサーが、数百匹確認されたとか言って大騒ぎ
の中、専門家を招いて話を聞いていたのですが、

「今の状況ならそれほど心配されることはありませんよ」

と注意されながら、それでも、

「危険でしょ?危険でしょ?」

と必死になって誘導していたのを思い出します。

数年前にもデング熱騒動で代々木公園を封鎖したこともあり
ましたが、あれも反原発大規模集会を潰すためだったことが
あとで判明しています。

厚生労働省も環境省も、国民を欺くためならなんでもすると
いう証拠ですね。

安倍内閣では、閣僚は国民を欺くために存在すると言った方
が良さそうです。

中でも稲田朋美は最悪の閣僚ですね。

稲田氏、組織的隠蔽を了承 PKO日報、国会で虚偽答弁
2017/7/19 02:00
https://this.kiji.is/260088924608626696

南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報を廃棄したと
しながら陸上自衛隊が保管していた問題で、稲田朋美防衛相
が2月に行われた防衛省最高幹部による緊急会議で、保管の
事実を非公表とするとの方針を幹部から伝えられ、了承して
いたことが分かった。
複数の政府関係者が18日、明らかにした。
防衛省・自衛隊の組織的隠蔽を容認した形になる。
稲田氏はその後の国会で、一連の経緯の報告を受けていない
とし
「改めるべき隠蔽体質があれば私の責任で改善していきたい」
と答弁。
国会でも虚偽の説明をしたことになり、防衛相辞任を求める
声が強まり、安倍晋三首相も任命責任を問われるのは確実だ。

つまり自衛隊が隠すといったのを稲田朋美が了承したことを
政府関係者がリークしたという話だです。

しかし往生際が悪く、今日午前中でも会見で

「隠蔽の事実は無い」

などと、しらばっくれていました。

稲田氏「隠蔽の事実はない」 PKO日報非公表問題
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6247448

しかしその直後にも、2回にわたり報告を受けていたことが
判明したのです。

稲田氏報告、緊急会議2日前にも陸自説明、PKO日報隠蔽問題
https://this.kiji.is/260194620040396805?c=39546741839462401

緊急会議に同席してたのはもうばれてるいるのです。

森友の顧問弁護を否定しても、後でバレたときからそうですが、
国民を舐める、あまりの悪質さに反吐が出る還暦女ですね。





国民の税金で整形を繰り返してる場合じゃないのです。




http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/374.html

[政治・選挙・NHK229] <悲報>内閣府が年金の支給開始年齢の見直しを議論!75歳の案も!「75歳に延ばしてもいい」 
【悲報】内閣府が年金の支給開始年齢の見直しを議論!75歳の案も!「75歳に延ばしてもいい」
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-17709.html
2017.07.19 22:00 情報速報ドットコム



年金

内閣府の有識者検討会が年金の支給開始年齢見直しを本格的に議論しています。報道記事によると、政府は年金の受取開始年齢を70歳以降にする案を有力視しており、近日中に大綱の改定案をまとめ、年内にも正式な決定が行われるとのことです。

有識者からは受給額を増やすという条件付きで、「75歳とかもっと延ばしてもいい」という意見が飛び出てきました。ただ、国民からは「早い時期に欲しい」との意見が多く、政府の方針と国民の意見に大きな乖離(かいり)が見られるところです。


年金受給開始「75歳とか…」 内閣府の検討会で意見
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170719-00000017-asahi-soci
7/19(水) 7:46配信 朝日新聞

 公的年金を受け取り始める年齢を70歳より後にもできる仕組み作りを高齢社会対策大綱に盛り込む検討に入った。内閣府の有識者検討会が大綱の改定案をまとめ、政府が年内に決定する。年金の制度作りを担う会議ではないため、ただちには実現しないが、中長期的な課題として打ち出す。

 年金の受給開始年齢は原則65歳だが、60〜70歳の間で選ぶこともできる。70歳から受け取り始めると、受給額は65歳から受給するより42%増える。

 18日の検討会で、座長の清家篤・前慶応義塾長が「もっと先まで繰り下げ支給の幅を広げる可能性もある」と明かした。働ける元気な高齢者を支援する狙い。検討会では、繰り下げできる年齢について「75歳とか、もっと延ばしてもいい」との意見が出た。

























金子勝×室井佑月:年金支給額を抑制する法案と日経平均株価の下落


若者は年金をもらえる? 鈴木亘 ひろゆき


記事コメント

じゃあ年金取るなよ!返してくれ!
[ 2017/07/19 22:05 ] 名無し [ 編集 ]

でた。

人生80年とかいってるのに、余生残りの5年だけ年金支給ですか〜さすが自民。

40年間も年金を払い続けて、5年分。

だったら、タンス預金するわ。

GPIFで溶かした数十兆円はどうした??マスゴミもだんまりか??
いますぐ、カネを返せ!泥棒自民!!
[ 2017/07/19 22:07 ] 名無し [ 編集 ]

年金積立金は大企業の内部留保金と化したか、取られ損
[ 2017/07/19 22:15 ] 名無し [ 編集 ]

阿呆か!ケイマン諸島から金貰ってこようぜ。日本人の金どこにぶち込んでだ。こそ泥達め。
[ 2017/07/19 22:17 ] 名無し [ 編集 ]

安倍首相が外国にバラまいた総額は、70兆8119億7000万円
2017年1月までの分

安倍 バラマキ一覧 ←ググれ

国民には、圧政
[ 2017/07/19 22:21 ] 名無し [ 編集 ]

毎日同じ時間に年金資金を160億円も株式市場へ投入してますね!コイツら年金資金を何だと思ってるだ!貧困層に戦争やらせる気満々じゃねーかよ。
[ 2017/07/19 22:21 ] 名無し [ 編集 ]

この際、今まで支払った人には支払った分を全額返却をして
継続したい人は継続すると言う流れにするべきだ。
[ 2017/07/19 22:22 ] 名無し [ 編集 ]

全企業に定年75歳を強制してから語れや。
60で定年になって15年、どうせーっちゅうねん。
[ 2017/07/19 22:26 ] 名無し [ 編集 ]

安倍首相「年金額が減るなどということは、ありえません」→年金カット法案成立すると支給額3%減の試算
buzzap

年金減らすは、支給年齢上げるは、
本当に鬼畜政権だな
[ 2017/07/19 22:28 ] 名無し [ 編集 ]




http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/375.html

[政治・選挙・NHK229] 二重国籍問題より仙台、横浜市長選が重大だ(植草一秀の『知られざる真実』)
二重国籍問題より仙台、横浜市長選が重大だ
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-d529.html
2017年7月19日 植草一秀の『知られざる真実』


民進党代表の蓮舫氏が二重国籍問題について記者会見を行った。

戸籍謄本の一部の複写を公開したことが話題となっているが、問題の本質は二重国籍状態が存在したのかどうかである。

蓮舫氏は父親が台湾出身で母親が日本人であり、1984年の国籍法改正まで日本国籍を取得できなかった。

1985年に改正国籍法が施行され、1985年に日本国籍を取得した。

蓮舫氏は、このときに父親が台湾籍の離脱手続きを行っていたと認識していたとするが、実際には台湾籍の離脱手続きを行っていなかった。

2016年9月の民進党代表選期間中に台湾籍が残っているのではないかとの疑惑が浮上し、蓮舫氏が台湾当局に確認したところ、籍が残っていることが明らかになった。

蓮舫氏の説明によると、2016年年9月6日に、台湾の駐日大使館にあたる「代表処」に対して台湾籍離脱を申請。

これを受けて台湾当局は、台湾籍がなくなったことを示す「国籍喪失許可証書」を9月13日付で発行した。

蓮舫氏はこの「証書」をつけて「外国国籍喪失届」を提出したが、法務省は、日本が台湾と外交関係を有していないことから「外国国籍喪失届」を受理しなかった。

蓮舫氏側が法務省に日本国籍の選択手続きについて確認した結果、法務省が、

「台湾出身者については、日本国籍の選択の宣言の手続き(国籍法第14条第2項後段)により日本国籍を選択することとなる」

と回答。

蓮舫氏は2016年10月7日に日本国籍選択した。

この事実を客観的に証明する方法として、蓮舫氏は日本国籍選択を宣言した日が記された戸籍謄本の一部、台湾当局が発行した台湾籍離脱証明書などを公開した。


戸籍の一部を公開することの是非については議論がある。

差別を助長しないこと、戸籍謄本を公表することを前例としないこと、などを確認しておく必要がある。

この問題が、戸籍謄本の公表の是非問題として論議されている面があるが、この問題と、二重国籍問題とを分離して考察することが必要である。

記者会見での質問でも指摘されたことであるが、これらの事実関係から改めて明らかになったことがある。

それは、蓮舫氏が1985年の日本国籍取得から昨年、2016年10月までの間、二重国籍状態にあったということである。

蓮舫氏自身は、台湾席を離脱していたとの認識であったと説明しているが、事実としては、台湾籍は離脱していなかった。

蓮舫氏は2004年の参院選に立候補して国会議員になっているが、このときの選挙公報には、

「1985年に台湾籍から帰化」

と表記している。

この表記が「台湾籍を離脱して日本国籍を選択した」ものと理解された可能性がある。

この表記が経歴詐称にあたるのかどうかは、司法判断に依るしかないが、国籍問題についての管理が不行き届きであったことは否定できない。


この点に関して蓮舫氏は会見で、次のように述べた。

「国籍法に反して手続きを怠っていたことは事実ではありますが、故意に怠っていたわけではなくて、17歳のときに日本国籍を取得してから、私はずっと台湾籍は放棄したものだと思っていました。思ったままでした。

そのなかで2004年から、政治家にさせていただいたときの公報に書かせていただいた部分では、まさにその台湾から日本人になったという部分で、日本国籍取得を帰化、というかたちで使わせていただいた認識でありまして。

それ以上深いものでもなかったと思っていますので、そこに故意性はないとご理解をいただければと思います。」

出生地主義を採る国で生まれた日本人は、出生地の国籍を自動的に取得することになるため、二重国籍という状態は広範に発生し得る。

日本の法律は、外国籍離脱を「努力義務」としているが強制はしていない。

したがって、多数の日本人が二重国籍状態にあるという現実が存在する。

この意味で、国会議員が二重国籍であるという可能性は常に存在し得るものである。

しかしながら、蓮舫氏に関しては、この問題が取り上げられた昨年9月初の段階での全国紙やテレビのインタビューにおいて、

「二重国籍ではないのか」という問いに対して「意味がわからない」と回答、

「台湾国籍は放棄している」と断言していた。

ところが、その後の9月7日のインタビューでは、
「台湾に31年前の籍を放棄した書類の確認をしているが、『時間がかかる』という対応をいただいた。いつまでに明らかになるかわからない」として、あくまで「念のため」、台湾籍を放棄する書類を再び代表処に提出した」

と説明している。

国会で与党を追及する際に舌鋒鋭く、妥協の余地を残さない攻撃を行う国会議員として、自分自身の問題についての説明が二転三転するのは問題である。

日本国籍選択を宣言した昨年10月の段階で、このことを説明しておく必要があったのではないかと考えられる。

いま、何よりも重要なことは7月23日の仙台市長選と7月30日の横浜知事選である。

このようなことで混乱している場合ではないのである。

続き
http://www.twitlonger.com/show/n_1sq1otj

今後の日本政治を考える際に、7月2日の東京都議選が投げかけたものは大きい。

都議選で安倍・下村自民党は歴史的な大敗を喫した。

間違いなく安倍政権退場のカウントダウンが始まったと言える。

主権者は安倍政治の政策以前の、安倍政治のモラルを問題にしている。

森友・加計・山口のアベ友三兄弟疑惑。

典型的な政治腐敗、政治私物化の現実が誰の目にもはっきり映し出されている。

安倍首相は森友問題について、

「自分や妻が関わっていたら、総理大臣も国会議員も辞める」

と明言した。

加計問題については、

「働きかけていたら責任を取る」

と明言した。

そして、その後の国会審議で明らかになったことは、

安倍昭恵氏が森友問題に深く深く関わっていたという事実

安倍首相官邸が加計問題に強く働きかけていたという事実

である。


当然のことながら、安倍首相は直ちに辞任するべきだ。

ところが、安倍首相は国会を横暴な運営で閉会し、

閉会中審査を自分の外遊中に設定し、

憲法が規定する国会召集の義務も果たさずにいる。

予算委員会で集中審議を行うことになったが、審議日程を1日に絞り、

与野党2対8が慣行である質問時間を5対5にすることを主張している。

往生際が悪すぎる。

これだけ主権者の不信が高まっているという現実を直視しようとしない。

心根がまったく座っていない。

器量が小さいのである。


これだけ主権者の不信が高まっているのだから、

その不信感を払拭するには、不信感を払拭しきるまで、真正面から向き合うしかない。

臨時国会を召集し、時間無制限で、不信感を払拭しきるまで審議を

し尽くすしか道はないのである。

この向き合い方をできないことが、すべてを物語っている。

つまり、真正面から向き合い、すべての疑問に答え切るなら、

森友、加計、山口の三疑惑の不正が明らかになってしまうのだ。

だから、堂々と、真正面から受け答えができないのだ。

本当に自信があるなら、安倍昭恵氏、加計孝太郎氏などの証人喚問を

堂々と行えばいいのだ。

それをできないところに、問題の本質がくっきりと表れている。


他方、民進党はどうなのか。

現在の執行部は表が蓮舫氏だが、裏が野田佳彦氏である。

蓮舫氏は傀儡で、本尊は野田佳彦氏であると言ってよいだろう。

野田氏が民進党の中枢に居座っていることが、最大の矛盾である。

野田氏こそ、2009年の政権交代の偉業を木っ端微塵に破壊した主犯者である。

民主党が信を失い、民進党が凋落の一途をたどっているその主因が野田佳彦氏にある。

蓮舫−野田執行部は東京都議選後に直ちに引責辞任するべきだった。

引責辞任せず、この局面で、二重国籍問題で騒動を起こしていることが、

仙台、横浜の市議選に影響を与えかねない。

7月25日には、民進党両院議員総会が開かれる予定である。

この総会で、執行部刷新を決め、

さらに、その後、政策を基軸に民進党を健全に分離・分割することを検討するべきだ。

同時に連合も政策を基軸に、分離・分割するべきだ。

民進党問題を解決しなければ、

日本政治刷新の大変革に滞りが生じてしまうことになる。


http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/376.html

[政治・選挙・NHK229] 韓国が南北会談提案 安倍政権は対北朝鮮外交でもカヤの外(日刊ゲンダイ)
 


韓国が南北会談提案 安倍政権は対北朝鮮外交でもカヤの外
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/209722
2017年7月19日 日刊ゲンダイ


  
   6月の米韓首脳会談でのトランプ米大統領(右)と文在寅韓国大統領(C)AP

 安倍政権だけが対話路線へのカジ切りに戦々恐々だろう。今月6日、ベルリンで北朝鮮に対話を呼びかけた韓国の文在寅大統領がいよいよ具体化に向けて動きだした。韓国国防部と大韓赤十字社は17日、南北軍事当局会談と赤十字会談をそれぞれ21日と来月1日に板門店で開くことを北朝鮮に提案した。

 軍事境界線付近での敵対行為の中止と南北離散家族の再会行事実現などが議題で、中国、EUは早速、支持を表明した。米ホワイトハウスのスパイサー報道官は会見で、韓国の提案に否定的な見解を示したが、ウラでは米国も事前に容認していた可能性が高い。実際、韓国統一部も「韓米間で十分な理解があった」として、発表前の米国への説明を明らかにした。

 韓国で取材を続けるジャーナリストの太刀川正樹氏が言う。

「韓国が米国に背いて動くことは考えにくい。文大統領のベルリン演説前の米韓首脳会談で、トランプ大統領は人道問題など特定の課題での南北対話は支持すると表明しています。日本政府は“寝耳に水”だったかもしれませんが、米国の了解の下、会談を提案したはず。トランプ大統領は対話で緊張緩和され、米国の負担が減るならそれで結構というスタンスです。韓国の世論も圧倒的に平和的解決を支持している。圧力に固執しているのは日本政府だけです」

 文大統領の対北の提案について、岸田外相は「日米韓の首脳会談においても、今は圧力をかける時であるという点については、3国の首脳間で確認をした」とか言っていたが、米韓の“脱圧力”に焦っているのはアリアリだ。

「内閣支持率の低迷に頭を抱える安倍政権にとって、唯一のよりどころは北朝鮮です。ミサイル発射など北朝鮮の暴走は、国民の視線を外に向けられる。安倍政権はこれまで、米国をバックに“圧力”を強調してきたため、今後、文大統領主導の対話外交が進んでも、今さら外交交渉で貢献はできません。安倍政権は完全にカヤの外に置かれ、ぶざまな姿に支持率はますます落ちるでしょう」(太刀川正樹氏)

 北朝鮮は提案を受けるかどうか慎重に検討しているという。文大統領は今回の対話を突破口にして、年内にも金正恩委員長と南北首脳会談を実現させたい意向。就任わずか2カ月での文大統領の行動力は、安倍首相にとっては北以上に脅威かも知れない。























http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/377.html

[政治・選挙・NHK229] 菅官房長官の異常なまでの身びいき。しかし、厳密には、身びいきだけで説明できないことがある 
菅官房長官の異常なまでの身びいき。しかし、厳密には、身びいきだけで説明できないことがある
http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/bee4b05fb4a91020c576801f690fadae
2017年07月19日 のんきに介護


布施祐仁‏ @yujinfuseさんのツイート。



なぜ、こんなことが可能になるのか。

それは、

次の一事あればこそだ。

すなわち、権力行使を正当付ける根拠資料が記録が残っていないってことだ。

安倍政権の特徴として、

権力の行使しえる範囲を拡大させるに応じて、

自分たちの行動をチェックする仕組みを用心深く破壊しているのだな。

思うに、

証拠を残さないって、

何だか強盗とか殺人、強姦犯の行動を見ているようだ。

道徳規範が

まるでないのだな、安倍らには!

異邦人ラメール‏ @Medicis1917さんが

こんなツイート。


ヒットラ−のように

自分の首にロープを結わえつけて

死刑台の

階段を上っていく晋三と昭恵のバカップル。

何を考えているのかな。


(7月10日、政府専用機でデンマークに到着した安倍首相夫妻(c)朝日新聞社)
転載元:中村主水大好き‼︎‏ @romeo6656さんのツイート〔12:35 - 2017年7月19日





http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/378.html

[政治・選挙・NHK229] 「泉放送制作という制作会社が日本の全テレビ局を牛耳り反安倍報道を仕掛けている」 拡散するネトウヨのデマを大真面目に検証!
           
              デマの標的とされた「泉放送制作」HP


「泉放送制作という制作会社が日本の全テレビ局を牛耳り反安倍報道を仕掛けている」 拡散するネトウヨのデマを大真面目に検証!
http://lite-ra.com/2017/07/post-3326.html
2017.07.19 ネトウヨの泉放送制作デマを検証する! リテラ


 ANNの世論調査でついに内閣支持率が29.2%という「危険水域」の20%台にまで落ち込んだ安倍政権。そんななか、ネット上で急速に拡散されているデマがある。

「日テレ・フジ・テレ朝の16番組以上を1つの制作会社が担当して偏向報道やりたい放題。日本は乗っ取られた」

「偏向報道は、泉放送制作=在日企業が元凶」

「【反日番組】泉放送制作 金富隆 全て1社が制作」

「金富隆は在日朝鮮人 金富隆の会社は泉放送制作」

「反日番組は『泉放送制作』プロデューサーは金富隆(在日極左)」

「泉放送制作に反日番組を作らせてる民放テレビ局の放送免許を停止すべき」

「安倍政権の支持率が下がっているのは泉放送制作が民放で反日工作しているから」

「泉放送制作の反日プロデューサーが仕切っている怖さ!金富隆を排除しない限り偏向報道や災害被害者に鬼畜な取材をする姿勢は無くなりません」

 つまり、民放5局のあらゆる報道・情報番組を制作しているのは「泉放送制作」という会社で、この会社の主導によって加計学園問題などで安倍政権を貶める偏向報道が行われている。さらに、泉放送制作は金富隆という在日プロデューサーが仕切っており反日工作として仕掛けている、というのだ。

 このなかで泉放送制作が牛耳っている番組として挙げられているのは、TBS『あさチャン』『ビビット』『Nスタ』『ひるおび!』『サンデーモーニング』『報道特集』、テレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』『スーパーJチャンネル』、フジテレビ『直撃LIVEグッディ!』『ノンストップ!』『めざましテレビ』『とくダネ!』、日本テレビ『Oha!4』『ZIP!』、テレビ東京『ゆうがたサテライト』『ワールドビジネスサテライト』といったものだ。

 そもそも、たった1社の番組制作会社がこれだけの数の番組を「牛耳る」、つまり企画や内容を決定する主導権を握るなどということは、物理的に不可能だ。しかも、ネトウヨたちが泉放送制作が制作して偏向報道を仕掛けていると挙げている番組のなかには、安倍応援団の田崎史郎・時事通信社特別解説委員を贔屓にする『ひるおび!』や、安倍政権の御用メディアであるフジテレビや日本テレビの番組も並んでいる。フジの『ノンストップ!』は政治ネタすら扱っていない。なのに、何を「偏向している」と言うのか……噴飯モノの矛盾だ。

■「金富隆」は泉放送制作の社員にも専属スタッフにも存在していなかった

 すでにこの時点で普通の人ならデタラメであることはわかるのだが、にもかかわらず、このデマは急速に広まっており、きょうもこの流言飛語をもとにまとめサイトが「泉放送制作が蓮舫に忖度して朝の報道バラエティに「泉放送制作が蓮舫に忖度して朝の報道バラエティに『蓮舫』の名前無しw」などというタイトルで記事を拡散している。

 そして、各テレビ局には「なぜ泉放送制作のような反日会社を使うのか」という抗議が殺到し、6月28日に行われたフジテレビの株主総会でも、デマを真に受けた株主が「朝から晩まで同じような番組ばかり。泉放送制作という会社がいろんな番組の制作を請け負っていると聞いた」などと質問するという事態も起きている。

 さらに、沖縄メディアを「歪んでいる」「左翼に乗っ取られている」などと批判し、百田尚樹の「沖縄の2紙は潰さなあかん」発言を引き出したこともあるバリバリの安倍親衛隊の長尾敬衆院議員も、7月12日にバイラルメディアによる泉放送制作にかんするデマ記事をリツイートし、〈拡散!情報戦です!〉などと呼びかけたのだ。

 国会議員までもが拡散に加担し、「真実」として広がっていく泉放送制作デマ。ならば、やはりきちんと事実を指摘しておく必要があるだろう。

 まず第一に指摘しておかなくてはならないのは、デマに登場する「泉放送制作のプロデューサー・金富隆氏」についてだ。なかには氏が泉放送制作の社長だと言い張っているものもあるが、いずれにしても、ネトウヨたちは“在日の金富氏が泉放送制作という会社を使って、反安倍的な番組をつくらせ、反日工作を仕掛けている”などと喚いている。

 だが、泉放送制作の社長は金富隆という名前ではないし、社員にも契約スタッフにもそんな名前の人物は存在しない。金富隆氏という人物は実在しているが、彼はいま現在もTBSの報道局に所属するTBSの社員だ。同局でプロデューサーをつとめているが、ネトウヨたちが挙げている番組のうち担当しているのは『サンデーモーニング』(TBS)だけで、他の番組はまったくかかわっていない。

 また、こういうことはわざわざ書きたくないのだが、金富氏は「在日コリアン」ではない。普段の報道姿勢を見てもらえればわかると思うが、本サイトは在日コリアンのみならず、いかなる出自、国籍でも、報道やテレビ番組の制作に携わることは当然だと考えている。むしろ、多様性のある社会づくりのためには、メディアこそ率先して幅広いルーツをもった人材を採用すべきだ。しかし、ネトウヨの安易で卑劣な差別デマを検証するために取材したところ、金富氏が在日コリアンではないことははっきりした。ようするに、苗字に「金」という文字がついていたら在日、という根拠のない迷信を信じて喚いているだけなのだ。

 いずれにしても、TBSの社員である金富氏がいったいどうやってテレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』や『スーパーJチャンネル』、フジテレビ『直撃LIVEグッディ!』『とくダネ!』、日本テレビ『ZIP!』を牛耳ることができるというのか。頭がおかしいとしか思えない。

■泉放送制作はたんにワイドショーにDやADを派遣しているだけだった

 さらに、拡散されている噂の最大のポイントである「泉放送制作が、いま放送されているほとんどの報道・ワイドショー番組を制作している」という話も、当たり前だが、完全にデマだ。

 泉放送制作という会社はもともと、1965年にラジオのプロデューサーなどをしていた泉久次氏が設立した老舗のテレビ番組制作会社だが、こんな数の番組をすべて仕切るような力はまったくない(というか、そんな力をもっている制作会社は日本には存在しない)。

 たしかに、泉放送制作はネトウヨたちが騒いでいる上記のワイドショーや報道番組にはかかわっている。それは、同社のHPを見れば明らかだ。しかし、同社はこれらの番組の企画や番組制作を請け負っているわけではない。情報番組全体はもちろん、コーナーの請け負いすらほとんどしていない。

 泉放送制作はこれらの情報番組で何をしているのかというと、スタッフを派遣しているだけなのだ。しかも、派遣しているのはサブ(副調整室)から出される指示をスタジオに伝えるフロアディレクターや、番組づくりを補佐するアシスタントディレクターがほとんどだ。

 テレビ番組の方針を決めたり、その方向性に影響力をもっているのは、チーフプロデューサーとプロデューサー、演出を統括するチーフディレクターだが、情報番組に関し泉放送制作は、そういった役職のスタッフは一人も派遣してはいない。

 それどころか、帯番組の曜日を仕切るディレクターや放送作家にも泉放送制作のスタッフはほとんどいない。

 断っておくが、これは泉放送制作のケースが特別なわけではない。報道にかかわる番組は、制作会社に丸投げにするのではなく、内容の管理や責任を局がきちんと負うべきというBPOの指摘もあり、最近、ニュースやワイドショーのほとんどはテレビ局の社員が中心になっている。ネトウヨたちが列挙している番組にしても、スタッフクレジットをひとつひとつチェックしてみると、決定権をもっているチーフプロデューサー、プロデューサー、チーフディレクレクターはほとんどが局の社員だ。

 そして、これらの番組で、制作会社は、スタッフを番組に派遣するという「派遣業」的な役割を果たしているケースが多い。

 ようするに、泉放送制作のかかわり方もそのパターンなのだ。同社はテレビドラマやバラエティなどでは、企画制作も請け負っている実力のある制作会社だが、ことワイドショーや報道番組については、数人規模で、スタッフを派遣する人材派遣業的な役割でしかないのである(だからこそ、これだけの数の番組にかかわれるのだ)。

 いったいこれでどうやって、日本のすべてのテレビ局を牛耳り、反安倍的な偏向報道、反日工作を仕掛けられるというのか。その頭の悪すぎる妄想にクラクラしてくるが、問題は、なぜこんなとんでもないデマが生まれ、拡散されていったか、だ。

■デマはなぜ拡散したのか? 始まりは『サンデーモーニング』バッシング

 探ってみると、その源流にあったのは、ネトウヨによる『サンデーモーニング』バッシングだった。

『サンモニ』といえば、今年で番組開始から30年を迎える日曜朝の長寿番組。歴史修正主義を批判し、現在の安倍政権による報道圧力に屈しない気骨ある数少ない番組のひとつであるが、ネット右翼たちは「反日報道だ」とバッシングしてきた。2000年代前半くらいからはネット上で同番組に対して「コメンテーターが偏向している」などという批判が起こるようになり、それは年を追うごとに激化。そんななかで、2010年代前半から、同番組のプロデューサーである金富隆氏が名指しで“偏向・反日の元凶”として挙げられるようになっていった。

 ちなみに、金富氏はプロデューサーではあるがチーフではなく、番組の最高責任者ではない。それにもかかわらず、反日の象徴として扱われたのは、前述したように、氏の名前が原因だった。

 ネトウヨたちは、金という文字がついているから在日だと決めつけ、さらに「金・富隆」というのが本名だというふうなデマ攻撃を始めたのだ。「反日」の理由づけを「在日」という出自をもち出して行う。あらためてネトウヨのこの常套手段には反吐が出るが、その後も「在日が仕切る反日番組」というデマはことあるごとに流され、蔓延りつづけた。

 そして、この金富氏のデマと泉放送制作のデマが爆発的に広まったのは、ここ最近のこと。6月19日に2ちゃんねるの「安倍内閣支持率の急落、原因は老害が『加計』報道に騙されたせいだと判明www」なるスレッド内で、『サンモニ』コメンテーターや金富氏に関する情報につづいて、泉放送制作の名と同社のHPに「制作番組」として記載されている番組名を列挙する書き込みが行われたのだ。

 すると、それをクローズアップするかたちで、ネトウヨまとめサイトが「TBSひるおび、サンモニ、フジめざまし…などなどぜんぶ1つの会社が制作していると判明!」と題して配信。さらに翌20日には、ネトウヨデマの発信源となっているバイラルメディア「netgeek」が記事化し、その後は他のまとめサイトや個人ブログで取り上げられ、急速に広がっていった。また、7月8日には、チャンネル桜の「作られた内外マスメディアの嘘を暴く」と題した討論番組のなかで、経済評論家の渡邉哲也氏が「ある制作会社が日本のキー局のワイドショー、報道バラエティを1社で8割をつくっている。独禁法にかかわる案件」として取り上げた。

 こうしていま、SNS 上では「泉放送制作が日本のテレビを支配している!」というデマが拡散され、総務省への通報を呼びかける投稿や、在日差別につなげてヘイトスピーチを行う投稿、金富氏が泉放送制作の社長だとするデマにデマを重ねた投稿などが溢れかえっているのである。

■バカバカしいデマだからこそ、徹底批判して潰さなければならない

 いかがだろうか。とにかく何から何まですべてなんの根拠もない。これで、いま拡散されている「泉放送制作問題」がいかにバカバカしいデマであるかはよくわかってもらえたと思う。

 だが、今回のデマ騒動ではもうひとつ、指摘しておきたい問題がある。それは、この騒動を知ったメディア関係者の多くが「ひどいねえ」と言いながらも、「そんなバカげた話、誰も信じるはずがないんだから、まともに取り上げる必要なんてないんじゃないの」と語っていることだ。

 たしかにバカバカしい話だ。テレビの番組制作に携わっている者ならば、これだけの番組をひとつの制作会社が企画まで関与して牛耳ることなど、あるわけがないことは常識だし、テレビ業界に身を置いていなくても、ちょっと調べたりすれば、そんなことはわかるはずだと思う。

 しかし、これまでもそうやって「相手にするだけ無駄」と放置していた話が、ネット上で広がって真実として語られ、右派政治家を動かし、“電凸”というかたちでテレビ局への抗議行動となり、テレビ局を萎縮させる要因になってきたのではないか。

 事実、この滑稽至極な「泉放送制作」デマも、ネトウヨの枠を超えて広がっている。前述したように、自民党の国会議員や経済評論家という肩書きをもった人物までがこのデマを拡散し、テレビ局の株主総会で質問が飛び出す事態にまでなっているのだ。テレビ局の体質を考えたら、最近、ようやく盛り上がり始めた安倍政権批判の動きにブレーキがかかる要因になる可能性は十分あるし、場合によってはデマの被害者でなんの関係もない泉放送制作に対して「ネトウヨがうるさいからあそこを使うのはやめよう」なんていう理不尽な自主規制の空気が生まれる可能性すらある。

「相手にするだけ無駄」と済ませていれば、断片的な情報をねじ曲げ、勝手に繋ぎ、捏造し、デマを膨らませてきたネトウヨの思うつぼだ。本サイトはいくらバカバカしくても、こういう卑劣なデマを放置しておくことはしない。徹底的に潰していくことをあらめて宣言しておきたい。

(編集部)






















http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/379.html

[政治・選挙・NHK229] 東スポ 永田町ワイドショー 藤本順一 《安倍首相お友達ジャーナリストの仰天近況入手》 夕刊フジに政局記事、連載していた!

※画像クリック拡大




























※ニューズ・オプエド情報



















http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/380.html

[原発・フッ素48] <動画あり> 格納容器内、激しく損傷 水中ロボ、デブリ未確認 福島第1原発3号機調査 
【動画あり】 格納容器内、激しく損傷 水中ロボ、デブリ未確認 福島第1原発3号機調査
http://www.sankei.com/affairs/news/170720/afr1707200005-n1.html
2017.7.20 01:09 産経新聞



東京電力福島第1原発3号機の格納容器内調査で、水中ロボットが撮影した原子炉圧力容器底部の様子=19日(国際廃炉研究開発機構提供)


東京電力福島第1原発3号機の格納容器内調査で、水中ロボットが撮影した圧力容器下部につながる機器交換用レール付近の様子=19日(国際廃炉研究開発機構提供)


東京電力福島第1原発3号機の格納容器内調査で、水中ロボットが撮影した圧力容器下部につながる機器交換用レール付近の様子=19日(国際廃炉研究開発機構提供)

 東京電力は19日、福島第1原発3号機の原子炉格納容器内に水中遊泳型ロボットを投入し、溶け落ちた核燃料(デブリ)の撮影などを試みた。圧力容器の底にある制御棒を動かす装置の部品が損傷、脱落している様子などを撮影するのに成功したが、デブリをとらえることはできなかった。東電は21日に格納容器の底部などにロボットを潜らせ、デブリの確認を目指す。

 映像では圧力容器下部にある作業用の足場が脱落しており、損傷状況が2号機より激しいことも確認できたという。3号機格納容器内の具体的な状況が分かったのは初めて。ロボットは直径約13センチ、全長約30センチの円筒形で、国際廃炉研究開発機構(IRID)が開発。3号機の水位は6・4メートルと高いため、ケーブルで遠隔操作される水中遊泳型が使われた。この日は午前6時半ごろ、格納容器の貫通部に挿入したパイプを通じて投入され、約3時間にわたって水中で活動した。

 東電は「撮影された映像を基に、21日の調査計画を検討したい」としている。東電は1、2号機の格納容器内にも1〜3月、ロボットを投入したが、デブリの確認はできていない。


格納容器内の損傷激しく 福島第1原発3号機、 水中ロボで調査

2017/07/19 に公開
東京電力は19日、福島第1原発3号機の水中ロボット調査に関する記者会見を開いた。原子炉格納容器内の撮影に成功し、複数の構造物の損傷や脱落を確認したと明らかにした。3号機格納容器内の具体的な状況が分かるのは初めて。



福島第一原発3号機 原子炉真下の足場なくなる
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170719/k10011065531000.html?utm_int=news_contents_news-main_001
7月19日 21時40分 NHK



東京電力福島第一原子力発電所3号機で19日、水中を移動するロボットを使った格納容器内部の調査が始まり、原子炉の真下にある作業用の金属製の足場がなくなっていることがわかりました。東京電力は溶け落ちた核燃料によって脱落したものと見て、さらに詳しく調査することにしています。
福島第一原発3号機では、原発事故で核燃料が原子炉を覆う格納容器の底に溶け落ちて構造物と混じり合った「燃料デブリ」となり、冷却のために注がれた水深6メートルの水中に沈んでいると見られています。

このため国と東京電力は19日、新たに開発した全長30センチ、胴体の直径が13センチの魚のマンボウに見立てた調査ロボットを格納容器に投入し、内部の状況を撮影しました。

映像では核燃料が入っていた原子炉の真下にあるはずのグレーチングと呼ばれる格子状の金属でできた作業用の足場が、調査した範囲ではなくなっていることがわかりました。事故で原子炉から溶け落ちてきた高温の核燃料によって脱落したと見られています。

一方、19日の調査では「燃料デブリ」は確認されませんでした。

東京電力の担当者は記者会見で「2号機よりも明らかに損傷が激しかったが、デブリがあると見られる格納容器の底の部分にロボットが進むルートがあることが確認できた」などと述べました。

3号機はこれまでの解析で、核燃料の大部分が格納容器の底まで溶け落ちていると推定されていましたが、実際に破損した内部の詳しい状況が明らかになるのは初めてです。

東京電力は21日、ロボットを格納容器の底の部分に進めてさらに詳しく調査することにしています。

これまでの格納容器内部調査

福島第一原発では1号機から3号機で溶け落ちた核燃料が原子炉の底を貫通し、その外側の格納容器の底で、構造物と混じり合った「燃料デブリ」と呼ばれる塊になっていると見られています。

ことしに入ってから2号機、1号機の順にロボットなどを投入し、本格的な調査が行われましたが、事故で破損した内部の映像を撮影したり、放射線量を計測したりと一定の成果はあったものの、デブリの状態は把握できていません。

1月に始まった2号機の調査では棒状の装置の先端に取り付けたカメラを格納容器の中心部、原子炉の真下に投入したところ、事故前には無かった堆積物や作業用の足場の一部が溶けたように脱落している様子を捉えました。また1時間当たり最大で数百シーベルトという極めて高い放射線量を計測しました。

しかし相次いで投入された2台の自走式のロボットは放射線の影響でカメラに不具合が生じたり、移動するルートの上で見つかった堆積物に行く手を阻まれたりして、原子炉の底には到達できず、デブリは確認されませんでした。

続いて3月に行われた1号機の調査ではロボットがカメラと線量計を備えた装置を釣り糸を垂らすように冷却水に沈め、底に広がっていると見られるデブリのデータを集める計画でした。このときは水中の10か所で格納容器の底からの高さを変えて放射線量を測定しました。しかし複雑に入り組んだ配管などの構造物が障害となり、装置を格納容器の底まで降ろすことができず、調査は限定的となりました。





























http://www.asyura2.com/17/genpatu48/msg/430.html

[政治・選挙・NHK229] 都議選惨敗 蓮舫民進のとげ/政界地獄耳(日刊スポーツ)
都議選惨敗 蓮舫民進のとげ/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1858644.html
2017年7月20日8時55分 日刊スポーツ


 ★民進党代表・蓮舫が会見でも説明しているように二重国籍問題が東京都議選の敗因かの問いに「都議選において敗因の主力な要因として私の国籍の問題が大きかった、ボリュームを占めている、とは思わない」と説明している。党内議員の声や、政界でのうわさはいざ知らず、ネットの声を国民の声とはき違えた結果なのではないか。少なくとも国籍問題よりも、何かとげが刺さったまま立ち向かわなければならなかったハンディや弱点として扱われたことが、主たる問題だったのではないか。

 ★そのとげが刺さっていたからか、党内融和や全国行脚、野党共闘に手間がかかり、求心力を得られなかった。昨年の代表選挙では全国の地方組織から圧倒的支持で当選した蓮舫にとって党代表の仕事は荷が重かったのか。その荷を軽減させるべく幹事長に前首相・野田佳彦を起用した。起用したのか野田の指示なのかはわからないが、この人事が党内の熱気を一気に冷ました。今回の都議選の総括でも執行部刷新の意見は結構出ている。

 ★野田を批判する、ある地方議員は「汗をかいているようには見えない。だから自分たちのためにやってくれていると感じられない。話をすれば正論で立派だけど、幹事長は総支部長のために汗をかくもの。自民党の幹事長のほうがずっとフットワークがいいように感じる」という。この1年の成果もなく、挙党体制という名の「何にも触れない、語らない」状況が続いていて、選挙は勝てず、支持率は上がらない。政権を追い込める材料がこれだけあっても、民進党が攻めているという印象が残らない。でも執行部を続けたいという理屈をもう少しわかりやすく説明してほしい。(K)※敬称略



http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/387.html

[国際20] トランプ氏長男やクシュナー氏ら、上院で証言へ 疑惑捜査で節目に(AFP)
ドナルド・トランプ米大統領の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏。ニューヨークで(2016年12月6日撮影)。(c)AFP/Eduardo Munoz Alvarez


トランプ氏長男やクシュナー氏ら、上院で証言へ 疑惑捜査で節目に
http://www.afpbb.com/articles/-/3136310
2017年07月20日 08:43 発信地:ワシントンD.C./米国


【7月20日 AFP】(更新)米議会上院は19日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の長男ドナルド・トランプ・ジュニア(Donald Trump Jr)氏と、昨年の大統領選でトランプ氏陣営の選対本部長を務めたポール・マナフォート(Paul Manafort)氏が、26日に上院司法委員会(Senate Judiciary Committee)で証言すると発表した。

 トランプ氏とロシアの関係をめぐる捜査で重要な節目となる。

 トランプ・ジュニア氏とマナフォート氏は昨年6月、ロシアの弁護士との会合に出席した。大統領選でトランプ氏と争った民主党のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏にとって不利な情報を得るのが目的だったとみられている。

 一方、トランプ大統領の娘婿であるジャレッド・クシュナー(Jared Kushner)上級顧問も、24日に上院情報特別委員会(Senate Intelligence Committee)の非公開の席で証言する。米CNNテレビが同氏の弁護士の話として報じた。

 クシュナー氏も同じ会合に参加していた。(c)AFP



http://www.asyura2.com/17/kokusai20/msg/111.html

[国際20] ワシントンは湾岸諸国の死を和らげることができるだろうか?(マスコミに載らない海外記事)
ワシントンは湾岸諸国の死を和らげることができるだろうか?
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-dfcc.html
2017年7月20日 マスコミに載らない海外記事


Moon Of Alabama
2017年7月17日

連中のカタールとの喧嘩を鎮めようとする彼の取り組みを、サウジアラビアとUAEが拒否したことでティラーソン国務長官は怒っている。彼の本気の報復と脅しは、ワシントン・ポストによる "漏洩"という形で行われた - アメリカ諜報機関幹部によれば、UAEがカタール政府サイトのハッキングを画策し、地域での激変を引き起こした。

アメリカ諜報機関幹部によれば、アラブ首長国連邦は、カタール首長タミーム・ビン・ハマド・アール=サーニーのものとする煽動的なニセ文書を投稿するため、カタール政府の報道サイトと、ソーシャル・メディア・サイトのハッキングを画策し、5月末に、カタールと近隣諸国との間で、現在続いている激変を引き起こした。

先週、当局は、アメリカ諜報機関が収集した情報の新たな分析で、5月23日、UAE政府幹部が計画と実施について議論したことが確認されたのを知った。当局によれば、UAEが自らハッキングを実行したのか、実行を外注したのかは不明のままだ。


UAEおよび/またはサウジアラビアがハッキングに関与していたのは、最初からかなり明らかだった。明らかな動機を持っているのは彼らしかいない。カタールは、既にハッキングの元の具体的な証拠を持っている。議会の反ロシア連中は、これを無視し、例によって、ロシアとプーチンを非難している。

ティラーソンが本当に言いたかったのは、ハッキングを非難することではない。ハッキング自体は喧嘩と、それを鎮めようとしているティラーソンの取り組みとは無関係だ。"漏洩" で、UAEとサウジアラビア指導部に、彼らの政府最深部での論議を探知するアメリカの情報源と方法を警告したのだ。彼らにとって本当の脅威は、他の不祥事が同じ情報源から公表されかねないことだ。

この脅しでこれら支配者連中の考え方が変わるとは思えない。連中は自らの無敵さを確信している。イアン・ウェルシが、サウジアラビアや他の湾岸諸国の死を予言する中で、連中の考え方を表現している。

これは極普通のことだ。王位継承者が富と権力の中で育ち、それが物事の自然な状態で、自分たちは聡明と思い込み、連中に苦労もなしに渡されると、そうしたあらゆるものに自分はふさわしいと思い込んでいるがゆえに、あらゆる王朝は最後はダメになる。たぶん連中は宮廷での陰謀がお得意で、それが宮廷外でも通用すると思っているのだ。

そうは行かない。


ウェルシは、最近GCC内部抗争が勃発した際に私が出したのと同じ結論に至っている。

カタールとの喧嘩がどのように終わろうとも、GCCの団結は(またしても)でっちあげであることが暴露された。修復は不可能だ。サウジアラビアの "指導力" は残虐なイジメに過ぎないことが暴露され、抵抗を受けるだろう。サウジアラビアの指導力の下での団結したGCCというアメリカの計画、アメリカの支配は目茶苦茶だ。
...
新指導部の下のサウジアラビアは自分たちの能力を買いかぶっていた。連中の役割を格上げしたトランプも買いかぶっていた。サウジアラビアの "マックブックを持った猿" には、この世界で本格的な当事者になるのに必要な能力が欠けている。連中の富がそれを延々取り繕ってきたに過ぎない。


ティラーソンと一部の"諜報機関幹部"が現在とっている手段は、パニックを示している可能性がある。"漏洩"は"情報源と方法"を明かしてしまう。他のあらゆる政府と同様、UAE幹部も、アメリカが、自分たちの内部協議を盗聴しようとしているのではと疑っていた。だが、今や彼らはそれが事実だと知ったのだ。 "漏洩"で明らかになった具体的なデータが、連中が何らかの対抗策をとる助けになるだろう。"情報源と方法" の漏洩は軽々しく行うものではない。そのような手段に訴えざるを得なかったことが、アメリカ政権が状況を掌握していないことを示している。

オスマン帝国崩壊の際、イギリスが現在のサウジアラビアを作り出した。二度の世界大戦で、イギリスの力は使い尽くされた。アメリカが湾岸諸国を含め帝国経営を引き継いだ。化石エネルギーと、アメリカ・ドルの準備通貨という立場にとって、アメリカには、サウジアラビアが必要だった。サウジアラビア国内での社会的不安はアメリカの利益にならないが、それが今や視野にある。"漏洩" は経験不足な政権の戦術に過ぎない。紛争やその結果を和らげるには不十分だ。

サウジアラビアや他の湾岸諸国における近い将来の不安定状態に対応すべく、ワシントンは、一体どのような戦略を構築するのだろう?

記事原文のurl:http://www.moonofalabama.org/2017/07/can-washington-mitigate-the-death-of-the-gulf-states-.html
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http://www.asyura2.com/17/kokusai20/msg/112.html

[政治・選挙・NHK229] 愛媛3区補選がトドメ…安倍首相の退陣Xデーは「10.22」か(日刊ゲンダイ)


愛媛3区補選がトドメ…安倍首相の退陣Xデーは「10.22」か
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/209723
2017年7月20日 日刊ゲンダイ


  
   右上左から、愛媛3区補選の白石洋一候補と白石寛樹候補(右下は加計学園獣医学部予定地=共同)/(C)日刊ゲンダイ

「首相を信用できない」――。支持率が3割を切った安倍政権に対する世論調査で、最も高かった不支持理由がこの回答だ。国民は安倍の政治姿勢に強い憤りを感じているワケだが、この状況は第1次安倍内閣の最後と同じ。あの時も突然、政権の「ブン投げ辞任」を表明した安倍に対し、世論調査では「無責任過ぎる」との回答が7割にも上った。もはや「総退陣」は時間の問題になりつつあるが、ささやかれている注目のXデーがズバリ、「10・22」だ。

■加計問題の舞台で与野党激突

 自民、民進両党の国対委員長は18日、安倍が出席する衆参両院予算委の閉会中審査の日程を協議し、24日を軸に開催する方向で調整することを確認した。与党側は「首相自らが丁寧に説明する」とか言いながら、ウラでは野党側の質問時間を削減しろ――と迫っているというから、まったくフザケている。今以上に国民の怒りが炎上するのは確実で、都議選に続いて仙台市長選(23日投開票)や横浜市長選(30日投開票)でも与党の敗北必至。とりわけ安倍政権にトドメを刺す選挙とみられているのが、10月10日告示、同22日投開票の衆院愛媛3区補選だ。

「自民の白石徹氏の死去に伴う愛媛3区補選は、内閣改造後初の国政選挙です。自民が徹氏の次男・寛樹氏を公認候補で擁立したのに対し、野党は民進の元職・白石洋一氏と共産の新人・国田睦氏が名乗りを上げているのですが、昨夏の参院愛媛選挙区では野党統一候補が山本順三参院議院運営委員長に8000票余りまで迫ったことから、再び共闘を模索。野党候補が一本化されれば、今度は勝敗が逆転する可能性が高い。そして、何と言ってもこの選挙区が注目されているのは、加計問題の“舞台”だということ。昨夏の参院選では、今治市で開かれた山本議員の応援に安倍首相の妻・昭恵氏が夫人付職員を同行して駆け付け、今治市長も勝利のエールを送っていた。加計問題で“怪しい動き”をしていたとされる人物の影がいろいろな所でチラついているワケです。選挙になれば必ず、加計問題が争点になるでしょう」(政治ジャーナリスト)

 8月下旬には文科省の大学設置審議会が加計学園獣医学部の設置認可の最終判断を下す。政府・与党がどんなに沈静化を図ろうとしても、再び話題になるのは間違いない。「今治加計獣医学部問題を考える会」の黒川敦彦共同代表はこう言う。

「地元では『3区補選は野党が何が何でも勝たなければならない戦い』と言われていて、我々も盛り上げようと懸命です。おそらく民進党候補に一本化されると思いますが、民進党もこの選挙区で敗れるようであれば将来はない。野党にとっても土俵際の戦いなのです」

 安倍政権には退陣以外に選択肢はない。




























http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/389.html

[政治・選挙・NHK229] 雲隠れ「加計学園」理事長を追跡 “20歳年下妻”と優雅な夏の一日(週刊新潮)



雲隠れ「加計学園」理事長を追跡 “20歳年下妻”と優雅な夏の一日
https://www.dailyshincho.jp/article/2017/07200800/?all=1
週刊新潮 2017年7月20日文月増大号掲載


逃げ隠れする「加計学園」理事長を追跡 安倍総理“腹心の友”(上)


加計孝太郎理事長(66)(撮影・桜井修)

 疑惑の渦中にある加計学園の加計孝太郎理事長(66)はマスコミの追跡を逃れ、行方をくらました。しかし、本誌(「週刊新潮」)はついにその姿を発見。20歳近く年下の妻とスーパーでスイカなどを買い求め、優雅な夏の一日を送っていたのだ。そこで、直撃取材を試みたところ――。

 ***

 まるで逃亡者のように、人目を避けている。一切の弁明を拒み、必死に雲隠れを続ける加計学園の加計理事長。国会招致はむろんのこと、メディアの取材にもまったく応じていない。

 安倍一強体制をガタガタにした2つの学園の一方の主役でありながら、森友学園の籠池泰典前理事長(64)とは、あまりに対照的なのだ。
 しかし、疑惑発覚から約4カ月、潜伏生活を送るその姿を、ついに捉える瞬間が訪れた。

妻とスーパーへ

 7月8日の午後5時半過ぎのこと――。

 岡山市内の官庁街にある高層マンションの駐車場から、白い小型ジープが滑り出てきた。ハンドルを握るのは、加計理事長の妻である。8年前、加計理事長は長年連れ添った妻と離婚し、翌年、20歳近く年下の女性と再婚している。

 クルマの助手席に加計理事長を乗せ、向かった先はマンションから5キロほど離れたスーパーだった。

 店内に入った2人は、慣れた様子で買い物を始める。

 スパイスコーナーでは仲良くカレールーの品定めをし、デザートのスイカを買い物カゴに入れることも忘れなかった。

 隠れ家に戻ってから、過熱する騒動を尻目に、冷えたスイカでも味わおうというわけか。

 他の買い物客は誰も、それが疑惑の渦中にある人物だとは気づかない。

 15分ほどで買い物を終え、駐車場でクルマに乗り込んだところで、加計理事長を直撃した。

――お話をうかがえませんか?

「……」

 一瞬、あっけに取られた表情を見せたものの、すぐに顔を背けた。

――理事長、世間を騒がせていることをどうお考えですか?

「……」

 一言も発しないと決意しているかのように、絶対に口を開こうとしない。

 何度、質問を投げかけてみても、最後まで黙して語らずの態だった。

 そして、彼から“早く出せ”と目配せされた妻がアクセルを踏み込み、白い小型ジープは猛スピードで走り去ったのだ。

5日前には誕生パーティー

 実は、その5日前の7月3日、加計学園グループが運営する「ヘルスピア倉敷」で、加計理事長の誕生パーティが開かれていた。当然、加計理事長は顔を見せたが、厳戒態勢が敷かれ、取材陣は完全シャットアウト。

 あくまでも、説明責任を放棄しているとしか考えられない。言うまでもなく、彼はこども園から大学まで擁する一大教育コンツェルンのトップである。自ら範を示すべき教育者が都合の悪いことには口を噤んだままで許されるのだろうか。

 行政を歪めたと指弾される側の当事者が逃げ回ってばかりいる一方で、行政を歪められたと主張する前川喜平前文科事務次官は10日、衆参両院の閉会中審査に登場した。

 そこで明かされたのは、愛媛県今治市における獣医学部設置が、“総理のご意向”によって、いかに“加計ありき”で進められたかということだった。

秘書室長の名前

 事実、行政を歪めたと疑われても仕方のないくらい、加計理事長は安倍総理及びその周辺と切っても切れない間柄なのだ。

「安倍総理が3年前、加計学園の運営する大学の式典に招かれたとき、“私と加計さんはまさに腹心の友”と挨拶したのは、すでによく知られた話ですが……」
 とは、政治部デスク。

「腹心の友であるだけに加計さんも、安倍総理からゴルフに誘われると、“彼とゴルフに行くのは楽しいけど、おカネがかかるんだよな。年間いくら使って面倒見ていると思う?”と周囲に吹聴するのが常だそうです。おまけに、加計系列のこども園で名誉園長を務めた昭恵さんとは飲み友達。彼女が熱心に取り組むミャンマーでの学校建設に資金的サポートも行っています」

 さらに、安倍総理の“お友だち”の1人、下村博文幹事長代行とも太いパイプを築いている。

「最初、加計さんと親しい関係になったのは、下村さんの奥さんでした。10年以上前、友人である昭恵さんに誘われ、加計さんとともに、米国バージニア州の小学校に視察旅行に出掛けたりしたことがきっかけです。その後、加計さんは夫の下村さんとも関係を深めていったのです」(同)

 実際、下村事務所から流出した陳情の“報告書”には、度々、加計学園の秘書室長の名前が登場する。

 例えば、14年4月21日には、〈◇加計学園 山中秘書室長 岡山理科大学の設置申請の件で、文科省に何度も連絡をしたのですが込み合っているとの理由で取り合って頂けません。5月末が申請でそれまでに2、3回は質問し書類を整えたいと思っていますので、大変身勝手なお願いですが、何卒面会させて頂けないでしょうか〉との記載がある。

 当時、下村幹事長代行は文科大臣の地位に就いていた。その陳情に対し、大臣秘書官の対応は、〈→事務方を通して、お願いをいたしました〉。

「要するに、文科省トップの下村さんに担当部署への仲介を依頼できるほどズブズブの関係だったわけです。加計学園からの200万円の闇献金疑惑が報じられた下村さんは、学園関係者が学園以外の計11の個人、企業のパーティ券購入代金を取りまとめて持参したもので、闇献金ではないと主張した。ところが、その学園関係者とは、他ならぬこの“秘書室長”のことですから、にわかにその主張を信じるわけにはいきません」(同)

 加計理事長と切っても切れない間柄なのは、安倍総理の“側近中の側近”、萩生田光一官房副長官も変わりはない。

 09年の総選挙で落選し、浪人中の約2年半、千葉科学大学の危機管理学部で客員教授の職を充てがわれ、月10万円の給料を得ていた。のちに政界復帰し、無報酬の名誉客員教授となっていたが、官房副長官就任に伴い、兼職届を提出しなかったために、現在、大臣規範に抵触するとの批判が持ち上がっている。

 散々甘い汁を吸わせた甲斐もあってか、“総理のご意向”を錦の御旗に、獣医学部新設を強引に推し進めることができた加計理事長。そのうえ、総工費の半分、96億円は愛媛県や今治市の補助金で賄われるのはご存じの通りだ。

 ***

(下)へつづく

特集「『安倍総理』腹心の友が姿を消して4カ月!『獣医学部新設』のキーマンを追跡! 逃げ隠れする『加計孝太郎』理事長の疑惑のスイカ」より









































http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/390.html

[政治・選挙・NHK229] 第1次政権末期とソックリ…安倍首相がすがる“腹心の友”(日刊ゲンダイ)
  


第1次政権末期とソックリ…安倍首相がすがる“腹心の友”
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/209721
2017年7月20日 日刊ゲンダイ


  
   昨年の参院選で落選(C)日刊ゲンダイ

 最近、安倍首相が「政界の一寸法師」の異名を取った荒井広幸元参院議員と頻繁に会っている。荒井氏は昨年の参院選で落選。政界引退を表明し、今はコンサル業などで生計を立てているというが、今年に入って4回も「首相動静」に名前が登場。今月16日は東京・富ケ谷にある首相の私邸に招かれ、母・洋子さんを交えて3時間近く夕食を共にした。

「安倍首相と荒井氏は1993年の衆院初当選組で、若手時代から昼夜を問わず行動を共にしてきました。荒井氏は05年の郵政選挙で自民党を追われた後も安倍応援団を公言。2人は政界の名門中の名門出身と、議員秘書からの叩き上げと生い立ちが異なりますが、なぜかウマが合う。4歳下の荒井氏が首相を“親分”と呼んで慕い続けていることも大きい」(自民党関係者)

 安倍首相は普段からいつも秘書官や首相補佐官、萩生田官房副長官、世耕経産相といった“お友達”に囲まれているが、荒井氏はその中でも別格らしい。

 安倍首相が07年に第1次政権を総辞職した直後、荒井氏は月刊誌「新潮45」(07年10月号)のインタビューで、〈安倍さんが私を最大限、信頼してくれていると実感できたのは、十数年前に入院されたときです。長い入院だったんですが、私だけが見舞いに行って、他の人との連絡役をさせてもらった〉と明かしている。政治家が健康問題を明かすのはよほどのことだ。

「安倍首相が荒井氏に絶大な信頼を置くのは、ほかの“お友達”のように論功行賞のポストや経済的な特別の計らいを求めないからでしょう。数年前、首相から自民党に復党を促された時も荒井氏はキッパリと断ったといいます」(政治評論家の伊藤達美氏)

 もっとも、安倍首相が荒井氏を頼るのは決まって心身が弱った時だという。第1次政権末期に内閣支持率が20%台に急落した時も、2人はしょっちゅう携帯で連絡を取り合い、荒井氏が内閣改造や党役員人事について助言してあげたといわれている。今の状況とソックリではないか。

「恐らく、安倍首相は内閣改造だけでなく、来週以降の国会閉会中審査について荒井氏に助言を求めたのでしょう」(伊藤達美氏)

 いつ誰に寝首をかかれるか分からなくなってきた四面楚歌の状態の安倍首相にとって、今や政治家を辞めた一寸法師だけが腹心の友のようだ。

























http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/391.html

[国際20] 米国の有力メディアが主張するロシア疑惑の新しいステージで再び注目されている富豪のブロウダー (櫻井ジャーナル)
米国の有力メディアが主張するロシア疑惑の新しいステージで再び注目されている富豪のブロウダー
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201707200000/
2017.07.20 04:46:17 櫻井ジャーナル


西側、特にアメリカの有力メディアは自分たちが創り出した「ロシア疑惑」を語り続けている。ロシア政府が2016年のアメリカ大統領選挙に介入したとする主張を裏付ける証拠はなく、民主党や有力メディアは自分たちを信じろと教祖のようなことを言うだけ。

現在のステージで中心に据えられている人物はナタリヤ・ベセルニツカヤなるロシアの弁護士。2016年6月9日にシカゴのトランプ・タワーでドナルド・トランプ大統領の息子、ドナルド・トランプ・ジュニアと会ったことがロシア政府とトランプ大統領の「共謀」を立証する証拠であるかのように宣伝しているのだ。

ベセルニツカヤはフェースブックにトランプ大学に関する疑惑を書き込み、ほかの書き込みや写真を見ても反ウラジミル・プーチンであると同時に、反ドナルド・トランプ。彼女の顧客の中にはマネー・ロンダリングの容疑がかけられているキプロスの不動産会社の所有者も含まれ、その弁護活動をしているときにニューヨークの検事と取り引きした経験もある。つまり、経済犯罪が専門の弁護士だろう。

その後、その会談には選挙戦を指揮していたポール・マナフォート、大統領の義理の息子であるジャレッド・クシュナー、ポップシンガーのエミン・アガラロフ、その父親の会社の幹部であるアイク・カベラッツェも出席していた。

ベセルニツカヤはトランプ・ジュニアらと会ったその日、デニス・カツィーフと会っていたことは本ブログでも書いたとおり。この人物はアメリカでマネー・ロンダリングの容疑がかけられている。その弁護活動のためにアメリカへ来たのだが、ビザ無し入国。それを可能にしたのは、ロレッタ・リンチが長官だった当時の司法省が特別に認めたからだ。

デニスはプレベゾン・ホルディングスという持ち株会社を所有しているが、その会社とつながっているフュージョンという会社はマグニツキー法を廃止させるためのロビー活動をしていたとされているが、ロシア疑惑に関する怪しげな報告書を作成した元MI6(イギリスの対外情報機関)オフィサーのクリストファー・スティールを雇った会社でもある。

マグニツキー法とは、ロシアで2億3000万ドルの脱税したとされて逮捕されたセルゲイ・マグニツキーという弁護士が獄死、それに対する報復としてアメリカ議会が成立させた法律である。その立法で中心的な役割を果たしたのがビル・ブロウダーで、その人物の下で働いていたのがマグニツキーだ。

ブロウダーは自分の会社を乗っ取ったロシア政府高官が不正を働き、マグニツキーはその犠牲になったと主張している。その主張を宣伝するため、反ウラジミル・プーチンで知られている映画監督のアンドレー・ネクラソフを雇う。

ところが、取材の過程でネクラソフはブロウダーの会社で働いていた女性が本当の内部告発者で、脱税はブロウダーが行っていたことをつかむ。しかも、その不正にマグニツキーは金庫番として関わっていたことも判明した。ネクラソフはその事実をドキュメンタリーの中に盛り込んだためにブロウダーと対立、作品を公開することが困難になった。つまり、アメリカの有力メディアや議会がロシア攻撃の道具として使っているマグニツキー法は嘘の上に築かれた法律。その法律を使ったロシア攻撃を正当化するためにはネクラソフの作品は抹殺するしかない。

アメリカの有力メディアが中東、北アフリカ、ウクライナなどでの侵略戦争を正当化するための偽報道を続けている最中、プロジェクト・ベリタスというグループが隠し撮りでCNNのプロデューサーたちが自分たちの「報道」はインチキだと語る様子を撮影、インターネット上に公開し、CNNの視聴率は大きく下がったと伝えられている。(ココココココココ

American Pravda: CNN Producer Says Russia Narrative “bullsh*t"


Van Jones: Russia is “Nothing burger”– American Pravda: CNN Part 2


CNN Producer: Voters "Stupid as Sh*t"– American Pravda: CNN Part 3


CNN Producer Doubles Down on "Stupid as Sh*t" Comments About Voters


CNNに限らず、有力メディアの信頼度は低下している、つまり有力メディアの「報道」は怪しいと考える人が増えている。CNNと同じようにアメリカとロシアとを対立させようとしているワシントン・ポスト紙は「ロシア疑惑」のキーパーソンがジョン・ブレナン前CIA長官やジェームズ・クラッパー元国家情報長官だということを明らかにした。このふたりは公的な席で嘘をついてきたことで有名で、自分たちの報道が信頼できないことを自らが明らかにしたとも言える。が、それでも疑惑を語り続けなければならない状況に陥っている。



http://www.asyura2.com/17/kokusai20/msg/113.html

[政治・選挙・NHK229] 公明党の逆襲 もう自民党の「上から目線」は通用しない(週刊文春)
公明党の逆襲 もう自民党の「上から目線」は通用しない
http://bunshun.jp/articles/-/3406
週刊文春 2017年7月27日号


   
    30歳で初当選し3回生の山本香苗氏 ©共同通信社

 都議選では、自民党と決別し、小池百合子知事と連携し全員当選を果たした公明党。自民党中堅議員は真剣な顔で打ち明ける。

「公明党と創価学会の協力がなければ、選挙は戦えないということがはっきり分かった」

 都議選の結果を東京の衆院小選挙区にあてはめれば、自民党はほぼ全滅。1選挙区あたり、平均で2万票とされる公明党・創価学会票が入らなければ、当選はおぼつかないと「全国の議員が戦慄した」(同前)。

 党内から恨み節がこぼれるのが、安倍晋三首相が3月、二階俊博幹事長に発した「公明党抜きの単独で勝利するいい機会だ」との一言だ。公明党・創価学会は、これで奮い立ったとされ、自民党幹部は「慢心を絵にかいたような言葉だった」と振り返る。創価学会の佐藤浩副会長と太いパイプを持つ菅義偉官房長官の威信も、都議選で失墜した格好となった。

 一方の公明党側も、ここまでの自民党惨敗は予想していなかっただけに、山口那津男代表は「内閣を支える」「国政で自公は一体」と連発する。

 だが、党内では着実に独自色が頭をもたげている。山口代表は「憲法は政権が取り組む課題ではない」とも強調し始めた。支持率が低下した安倍政権は内閣改造の後、秋の臨時国会までに自民党の憲法改正案を取りまとめ、一気に求心力を回復する戦略だ。

 ところが、公明党内では「政権への信頼がなければ憲法改正なんて無理」「経済対策が先決」などの声が公然と飛び交う。都議選前までなら、「安倍政権は公明抜きで維新や民進党の一部と組んでしまう」との恐怖感があったが、いまやそんな空気は皆無。「どこまでもついて行きます下駄の雪」と揶揄された頃とはうってかわって、自民党の「上から目線」は通用しそうにない。

 そこで、自公の“手打ち”として検討されているのが、公明党の“2人閣僚”だ。

「8月3日と見られる内閣改造で、公明党に大臣ポストを2つ渡すのです。ただし、そのうち1人は女性にしてもらう。実は、自民党にはもう女性閣僚候補が少ない。公明党に出してもらうことで、第2次政権発足以来、続けてきた複数の女性大臣の維持ができる。創価大1期生の高木美智代衆院議員や外務省出身の山本香苗参院議員の名前があがっています」(前出・自民党幹部)

 都議選で溶けてしまった“下駄の雪”。




















































http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/393.html

[経世済民122] アマゾンジャパン ジャスパー・チャン社長単独インタビュー 「秘密主義ではありません」〈AERA〉
アマゾンジャパン社長・ジャスパー・チャン(Jasper Cheung)さん/1964年、香港生まれ。86年に香港大学を卒業後、キャセイパシフィック航空などをへて、2000年にアマゾンジャパンに入社。01年4月に社長就任(撮影/植田真紗美)


アマゾンジャパン ジャスパー・チャン社長単独インタビュー 「秘密主義ではありません」〈AERA〉
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170719-00000097-sasahi-sci
AERA 2017年7月24日号


 2000年に本のECサイトとして日本に上陸したアマゾン。いまやあらゆるものを扱い、他の追随を許さない巨大ECサイトに成長した。一方で、アエラが行ったアンケートでは、回答した137人のうち「アマゾンを使っている」と答えた人が96%。同時に、「できれば使いたくない」と答えた人が44%もいた。拡大の原動力は。便利なのに不安にさせるものの正体は。AERA 2017年7月24日号では「アマゾン」を大特集。

 アマゾンが日本でサービスを始めたのは2000年。翌01年から社長を務めるジャスパー・チャンさん。インタビューには英語で応じたが、何かを思い出そうとしたとき、口から出たのは「なんだっけ?」。相当な日本通だ。

──アマゾンの日本進出から17年目。世界の中で、日本はどんな市場ですか。

 一貫して重要な市場です。アメリカ、ドイツに次いで世界で3番目に大きく、ポテンシャルも高い。日本には14の物流拠点(フルフィルメントセンター、以下FC)と六つのプライムナウ専用拠点を置き、4400人の社員を抱えていますが、このこと自体、日本がわれわれにとって重要な投資地域であることを示しています。

 日本はモバイルショッピングの分野では最も先行する市場で、アマゾンジャパンは世界のどこよりも早く、モバイルビジネスユニットという部門を作りました。これによって、他の国々でやるべきこと、やってはいけないことを考えることができています。

 日本独自の文化がイノベーションのきっかけになったこともあります。日本では、電子書籍リーダーでのマンガの消費方法が文学作品などと異なります。それに対応することが、ページめくりのスピードやストレージのイノベーションにもつながった。「Kindle Paperwhiteマンガモデル」は日本のお客さまのために開発されました。

●ブレないミッション

──意思決定はどう行われますか。グローバル戦略の中で米国が決めるのか、チャン社長が決断・実行するのか。

 どちらの場合もあります。それ以外のこともあります。グローバル企業ですから、どこかの国でいいアイデアやテクノロジーが生まれれば、それを他でも活用しようと考えます。日本のチームは日本のお客さまのためによりよいソリューションを考え、他国のチームも同じように考えて、より高いアイデアがやりとりされる。これをグローバルな形で行っています。

 世界の国を横断的に見ているチームも多くあります。私だけでなく、アマゾンでは何千人もの人が日本を見ている。そこからイノベーション、ソリューションが生まれます。

──米国と日本で意見が食い違うことはないのですか。

 われわれは世界中で同じミッションを遂行しています。世界一顧客志向であること、世界で求められるあらゆるものを品ぞろえすることです。ここは一貫していて、ブレることはありません。

 お客さまが求めるのは、たいていの場合は基本的なことで、それは品ぞろえや価格、利便性ですから。14のリーダーシップ・プリンシプルも、すべての国、部門、カテゴリーで共有されています。

──日本国内のライバルへの対抗策など、ローカルな戦略の場合はどうでしょう。

 カスタマーエクスペリエンス(CX)の構築をするときには、いろいろな方法を考えます。競合他社に関することは一つの情報ではありますが、あくまでも一つのインプットにすぎません。われわれがすべきことは、競合ではなくCXに注力すること。いろいろなインプットを得てソリューションを提供することが重要です。

●会員数よりプログラム

──「世界一の顧客志向」がミッションだそうですが、どうやって顧客の志向をつかむのですか。

 われわれはお客さまとのやりとりが多い企業です。たくさんの方がウェブで価格をチェックしてくれて、レビューを見たり、書いたりしてくださいます。それらを通じて、お客さまが何に不満を持ち、何をしてほしくないのか、逆に、何を欲しているのかがわかります。

 カスタマーサービスでも、数多くの電話を受けたり、チャットメッセージをやりとりしたり、電子メールの問い合わせを受けたりしています。もっとパフォーマンスを高めてくれ、もっと品ぞろえを増やしてくれ……。こうしたコメントは、お客さまからの価値あるプレゼントです。私自身もお客さまからメールをいただくことがありますが、時間をかけて読んで、改善すべき点のヒントにしています。

──一方で、アマゾンを「秘密主義」だと感じる消費者も少なくありません。サービスはどこか一方的、機械的な感じで「顔」が見えない、と。

 われわれは秘密主義ではありません。お客さま、パートナーのみなさまに正しく、有益な情報を提供することを重視しています。逆に無用な情報で邪魔をしたり影響を与えたりはしたくない。選択的に動いています。

 利便性、信頼性向上のために、われわれは本当にがんばって価格情報や他社さまの情報も出しています。加盟店の業績、配送状況、返品方法などは詳細にウェブサイトに掲載して、誰でも確認できる。購入の経験が透明性のあるものになるように担保しています。

 新しい商品、サービスを事前に発表しないのは、準備が整ってからお客さまに伝えるというスタンスだからです。実際にやらないかもしれないことをすべて伝えると、無用な情報になってしまいます。

──日本ではプライムの会員数も非公表です。これも無用な情報ということになりますか。

 注目していただくほど重要な情報ではないと思います。それより、年に3900円、月に400円で何ができるのか、というプログラムの中身をお伝えするほうが重要でしょう。私自身、他に会員が何人いるかより、プログラムのことを知りたいと思っています。

●便利が時間を生んだ

──アマゾンのおかげで、いろんなことが便利になりました。便利すぎる世の中になることに対する、不安や恐れはありませんか。

 私自身、10年前より確実に買い物がしやすくなり、エンターテインメントコンテンツが消費しやすくなりました。それによって、いままでできなかったことも、できるようになりました。新しい趣味を始められたり、家族との時間が多く取れるようになったり。これは感謝すべきことです。

 われわれがやるべきことは、お客さまのしたいことがやりやすい環境をつくること。それで、新たな時間も生まれます。今後も、そのような機会を提供したいと思っています。

(構成/編集部・作田裕史)


http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/623.html

[経世済民122] auの新料金プランから見える焦りとは? 「格安サービス」への流出は想定以上か(トレンド・フォーカス)
「auピタットプラン」は、その月に使用したデータ通信量に応じて1GBから20GBまでの5段階で料金が変化するプランだ。写真は7月10日のau発表会 2017 Summer 第2弾より(撮影:磯修)


auの新料金プランから見える焦りとは? 「格安サービス」への流出は想定以上か
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170720-21865853-trendy-sci
7/20(木) 7:00配信 トレンド・フォーカス


 KDDI(au)は2017年7月10日、新料金プラン「auピタットプラン」「auフラットプラン」を発表した。NTTドコモの「docomo with」のように、端末の値引きをしない代わりに、毎月の料金を安くする。特に「auピタットプラン」は段階制の料金プランを採用するなど意欲的な内容だ。その狙いはどこにあるのか。ユーザーに受け入れられるのか。

●KDDIが導入した新料金プランは2種類

 大手キャリアから、MVNOやサブブランドなど“格安”なサービスへと、ユーザーが急速に流出する状況が続いている。そのことに危機感を抱いている大手キャリアは、今年に入り、ユーザー流出を抑えるためのさまざまな施策を打ち始めている。

 NTTドコモは、通話定額の相手が家族に限定されるが、月額980円で利用できる「シンプルプラン」を5月に、指定の端末を購入すると、端末価格を値引きしない代わりに、月額料金がずっと1500円引きされる「docomo with」を6月に発表。従来より安価で利用できる料金プランの提供により、ユーザー流出を食い止めようとしている。

 そして、7月10日にKDDI(au)が発表したのが、新料金プラン「auピタットプラン」と「auフラットプラン」だ。

 auピタットプランは、従来とは異なり、ひと月にデータ通信した量に応じて料金が決まる段階制の料金プランだ。5分間通話定額の「スーパーカケホ」と組み合わせた場合、1GBまで利用すると月額2980円だが、2GBまでだと3980円、3GBまでだと3480円といった具合に、1GBから20GBまで使用したデータ通信量によって月額料金が変化するのが特徴だ。

 auフラットプランは、従来の料金プラン同様、毎月一定の通信量を、一定の料金で利用できるプランだが、通信量は20GB以上となっており、大容量通信を頻繁にする人向けだ。同じくスーパーカケホを用いた場合、通信量が20GBの場合の料金は月額6500円、30GBの場合は8500円。

 なお、今回の新料金プランの設置に当たり、音声通話のプランに関しても、「カケホ」「スーパーカケホ」に加え、新たに「シンプル」が用意される。これは、通話定額がない代わりに月額料金が最も安くなるというもので、NTTドコモの「シンプルプラン」に相当するものだ。データ通信容量が1GBまでの場合、auスマートバリューが適用されないデメリットはあるものの、通話をあまりしない、データ通信がメインの人にとってはメリットがある。

 ちなみに、両プランとも提供開始は7月14日からで、同日から今年いっぱいは、新規契約や機種変更のときに、いずれかのプランを選ぶことで、1年間1000円引きが受けられる「ビッグニュースキャンペーン」が適用される。auピタットプラン(スーパーカケホ)とauスマートバリューの組み合わせ、あるいはauピタットプラン(シンプル)を選んだ場合、このキャンペーンが適用されると、1年間は月額1980円から利用できる計算だ。こうした点からも、格安なサービスへのユーザーの流出を防ぎたいauの狙いを見て取ることができる。

■基本料が下がる代わりに端末値引きはなし

 また、新料金プランには、従来の料金プランとは大きく異なる点がある。それは、月額料金が安くなる代わりに、「毎月割」などの端末値引きが適用されなくなることだ。

 この点は、NTTドコモのdocomo withと共通した仕組みといえるが、大きく異なっているのは、docomo withが、対象となる機種が限られているのに対し、auの新料金プランは、ほぼ全ての機種が対象となるという点だ。従って、新料金プランを選んだ場合、「Galaxy S8+」などの高額な最新ハイエンドモデルであっても、端末の値引きは適用されないため、端末購入時の負担はかなり大きくなってしまう。

 そこで、新たに用意されたのが、「アップグレードプログラムEX」だ。これは、対象となるスマートフォンを48カ月の分割払いで購入する際に加入できるものだ。毎月390円を支払う必要がある代わりに、24カ月後に機種変更した場合、残債が無料になる。また、機種変更をしなかった場合は、支払ったプログラム料金相当額のWALLETポイントが還元される。

 もちろん、従来の料金プランも並行して提供されることから、端末を安く購入することを重視したい場合は、そちらを選ぶという選択肢もある。端末を頻繁に買い替えたいという人は、双方を比較した上で料金プランを変更する必要があるだろう。

 ただ1つ注意しなければいけないのは、現状、iPhoneを購入する際に新料金プランへの加入はできず、従来の料金プランしか選べないことだ。すでにiPhoneを使っている人が新料金プランへ移行することは可能だが、その際も変更後に毎月割が適用されなくなる。

■データ通信量が毎月変わるユーザーに合わせた料金プラン

 こうした料金プランを提供するに至った理由として、KDDIは「ユーザーの通信料金を下げる」だけでなく、「ユーザーの使い方にマッチしたプランを提供する必要性があった」ことを挙げている。

 現在、主流のデータ定額プランは、毎月3GB、5GBといったように、一定の通信量が利用でき、その上限を超えると速度が落ちる固定制のものが主流だ。だが、KDDIの調査によれば、契約しているプランの通信量が、実際の利用料とマッチしているユーザーは2割程度。2割強の人はデータ通信量が不足しており、約5割の人はデータ通信量を余らせているというのだ。

 この原因の1つとして、KDDIは「ユーザーの通信量が利用動向によって毎月変化し、常に指定しているプランが適切な量とは限らない」ことを挙げている。そこで、auピタットプランを提供しようというわけだ。

 実はKDDIは、今年の学割商戦で打ち出した「学割天国U18」ですでに段階制の料金プランを提供している(「スマホ学割プランはなぜ18歳以下を優遇するのか」参照)。その成果と利用動向をリサーチした上で、通常の料金プランにも段階制を導入したものと考えられる。

 それであれば、わざわざ大容量のauフラットプランを用意せずに、auピタットプランで30GBまで利用できるようにすればよいのではないかとも考えられる。しかし、定常的に大容量のデータ通信をする人からは、やはり相応の料金を負担してもらうためにも、あえてプランを分けるという措置が必要だったのかもしれない。

 一方で、毎月の料金を下げるには、相応の原資が必要だ。そこでKDDIは、かねてより総務省から、事業者間の競争を阻害する「悪玉」と指摘されてきた端末の大幅値引きを一切しないことにより、料金を下げるという選択を決断した。しかし、それだけでは、やはり値下げの影響を抑えることはできないようで、「今期は200億円の減収を見込む」としている。

■新iPhone前の導入は想定を超えた“格安”への流出が理由か

 もっともKDDIは今年5月の決算説明会で、「今年度は顧客還元に250億円の投資をする」と発表している。新料金プランが顧客還元の目玉と位置付けられているならば、その投資額も計画の範囲内と見ることができる。

 それよりもむしろ筆者が気になったのは、新料金プランを導入した時期だ。auはiPhoneを主力商品としており、新料金プランも、新iPhoneの発売のタイミングに合わせて開始する傾向にある。実際KDDIが他社に先駆けて、5分通話定額の「スーパーカケホ」を発表したのは、アップルがiPhone 6s/6s Plusを発表した直後の2015年9月11日だった。

 だが、今回の新料金プランは、新iPhoneの発表を待つことなく開始される。しかも、主力のiPhoneが事実上新料金プランの対象外となっているなど、準備が万全でないという印象を受ける。なぜKDDIは新料金プランの開始を急いだのだろうか。

 その背景には、NTTドコモが相次いで、新料金プランを開始したことがあるだろう。ただそれ以上に大きいのは、やはり“格安”サービスへの顧客流出が想定以上に進んでいるためではないかと筆者は見ている。

 中でも、KDDIが強い危機感を抱いているのは、格安な通信サービスの中でもトップシェアを誇る、ソフトバンクのワイモバイルブランドへの顧客流出だ。実際、今回の新料金プランで、KDDIが前面に打ち出している「月額1980円」は、ワイモバイルの「月額1980円」のプロモーションを強く意識したものだ。

 KDDIはこれまで、ワイモバイルの対抗として、傘下のUQコミュニケーションズが展開する「UQ mobile」に力を入れ、テレビCMの大量投下やiPhoneの投入、店舗網の拡大を進めてきた。だが、同社の野坂章雄社長がかねてより「絶壁」と話しているように、UQ mobileは契約数で、ワイモバイルとの差を大きくあけられており、相当のテコ入れをしてもなお、追いつくことができずにいる。

 KDDIはUQ mobileをもってしてもワイモバイルには敵わず、auユーザーが奪われる一方という状況が続いている。そこで、新iPhoneの登場を待たずに新料金プランを開始することで、一刻も早く“止血”する必要があったのではないか。この判断が効果的に働いて流出を抑えられるのか、それとも勇み足となって、他社に足元をすくわれてしまうのか。新料金プランの評価をしばらく見守る必要がありそうだ。


http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/624.html

[政治・選挙・NHK229] 魔の2回生?いや「安倍晋三」がチルドレンなのだ!(サンデー毎日)



魔の2回生?いや「安倍晋三」がチルドレンなのだ!
http://mainichibooks.com/sundaymainichi/column/2017/07/30/post-1656.html
サンデー毎日 2017年7月30日号


牧太郎の青い空白い雲629 

 差別語である!とは知っているが、適当な言葉がない。そんな時「女子供」は"使いやすい言葉"だ。成熟した男性の目線で女性や子供を見つめると、つい......。

 しかし、である。

 一方で、この言葉には女性や子供を守るべき対象とする「男の愛情」が込められている。 映画「タイタニック」では、紳士が沈没の間際に女子供を優先して救命ボートに乗せる姿が描かれているシーンが登場する。

「女子供」が差別言葉だ!と言うのなら、昨今、テレビで頻繁に使われる「チルドレン」という言葉はどうだろうか?

 辞書には【《child(子供)の複数形》(1)子供たち(2)特定の人物や現象などの影響を受けた人。追従者】とある。

 追従者? たとえば、「安倍チルドレン」のことを言うのだろう。安倍首相の影響を受けて、その寵愛(ちょうあい)を受け目覚ましく出世したが、不祥事に次ぐ不祥事......。昨今、永田町では「安倍チルドレン=落選確実」という構図で、語られている。

    ×  ×  ×

「安倍チルドレン」は、別名「魔の2回生」と称される。なぜか、自民党の当選2回の人たちに不祥事が続くからだ。一体、どんな人たちなのか? そこで、典型的な「安倍チルドレン」を取り上げよう。

 たとえば、武藤貴也衆院議員。1979年5月25日生まれ。若い。東京外国語大外国語学部ペルシア語学科卒、京都大大学院公共政策教育部修了。学歴は高い。だが、どこか勘違いしている。選挙報酬未払い問題を起こす。2012年の衆院選で選挙スタッフとして雇用した男性から未払いの報酬を請求する訴訟を起こされた。約30万円を支払うことで和解したが、どうもカネに汚い。

 致命的だったのが未公開株問題だ。知人に「値上がり確実な新規公開株を国会議員枠で買える」などと持ちかけ、金銭トラブルを起こす。はっきり言えば「詐欺」である。罪の認識がない。

 15年8月19日に自民党を離党したが、今度は「未成年男性買春」が発覚する。翌年、乗っていたワゴン車が追突事故に巻き込まれる。運も悪い。これ、安倍チルドレンの典型ではないか?

 何を言われても、アッケラカンとしているのが安倍チルドレンだ。

 経済産業政務官を辞任した中川俊直衆院議員(17年4月に離党)は女性との不倫が報じられた。愛人と海外での"挙式"、別れ話がこじれて女性宅のドアをたたき、警視庁にストーカーとして登録されたという話が話題となった。今は"懺悔(ざんげ)行脚"をしているという。

 失言、暴言も数知れず。ごく最近では豊田真由子衆院議員(17年6月に離党)。年上の秘書に「ちーがーうーだろう」「このハゲーー」などと絶叫し、傷害容疑で訴えられた。

「魔の安倍チルドレン」を挙げたらキリがない。

    ×  ×  ×

 しかし、コトの本質は「安倍晋三」という人物にある。安倍首相はオトナなのか? 子供なのか?

「印象操作のような議論に対して、つい強い口調で反論してしまう。そうした私の姿勢が、結果として政策論争以外の議論を盛り上げてしまった。深く反省している」

 なんて、オトナのようなセリフだが、すぐ「子供」になってしまう。都議選の応援演説で「帰れコール」に「こんな人たち!」と叫んでしまった。

 安倍さん自身が「チルドレン」なのだ。

    ×  ×  ×

 安倍さんは「大統領」になった気分である。

 たとえば、「国家戦略特区」なら何でもできると勘違いする。外資が入りやすい「世界で最もビジネスがしやすい場所」にするというが、この4年間、外資が特区に入ったケースはない。国家戦略特区なるものは、「お友達」に便宜を図るための「治外法権」を作っただけである。

 しかし、安倍さんは「子供」だから、このカラクリが分からない。特区は善!と勘違いしている。

 安倍チルドレンが落選するのは当然である。でも、その「産みの親・安倍晋三」を落選させないと、「日本の不平等政治」は永遠に続く。














http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/394.html

[経世済民122] 日銀、物価2%達成時期「19年度ごろ」に先送り(朝日新聞)
金融政策決定会合のため、日銀本店に入る黒田東彦総裁=20日午前、東京都中央区、恵原弘太郎撮影


日銀、物価2%達成時期「19年度ごろ」に先送り
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170720-00000051-asahi-bus_all
朝日新聞デジタル 7/20(木) 12:25配信


 日本銀行は20日の金融政策決定会合で物価見通しを下方修正し、目標とする「物価上昇率2%」の達成時期を、これまでの「2018年度ごろ」から「19年度ごろ」へ1年間先送りした。日銀の想定通りに企業の賃上げが進まず、物価上昇に波及していないためだ。金融政策は「現状維持」とした。

 3カ月に1度まとめる「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」で公表した。目標達成時期の先送りは、昨年11月に続いて6度目。13年春の大規模な金融緩和の開始後、達成に6年以上かかることになる。

 消費者物価(生鮮食品を除く)の上昇率の見通しは、17年度平均は4月時点の1・4%から1・1%に、18年度は1・7%から1・5%、19年度は1・9%から1・8%にそれぞれ引き下げた。

 堅調な海外経済を追い風に輸出や生産は伸び、雇用情勢は改善している。しかし5月の物価上昇率は0・4%にとどまる。賃上げの勢いが鈍く、消費者の節約志向で企業は値上げに動きにくいためで、日銀は物価目標の達成時期を遅らせることにした。

 実質国内総生産(GDP)の成長率見通しは、17年度は1・6%から1・8%に、18年度は1・3%から1・4%にそれぞれ引き上げ、19年度は0・7%で変えなかった。景気の基調判断は「緩やかに拡大している」とし、6月会合での「緩やかな拡大に転じつつある」から一歩前進させた。

 金融政策は政策委員9人のうち、賛成7、反対2の賛成多数で現状維持とした。長期金利の誘導目標は「ゼロ%程度」、金融機関から預かるお金の一部につけるマイナス金利は年0・1%で据え置いた。長期国債の買い入れ額は「年約80兆円をめど」、ETFの購入量も年6兆円を維持する。

 黒田総裁が20日午後に記者会見し、決定内容や背景について説明する。(藤田知也)


■日銀の「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)の主な内容

・景気は緩やかに拡大している

・海外経済は緩やかな成長が続いている

・輸出・鉱工業生産は増加基調にある

・雇用・所得環境の着実な改善を背景に、個人消費は底堅く推移している

・先行きの経済は緩やかな拡大を続ける

・(物価上昇率が)2%程度に達する時期は19年度ごろになる可能性が高い

・物価は年度初の価格引き上げの動きが限定的となるなど、弱めの動きとなっている

・企業は人手不足に見合った賃金上昇をパート等にとどめ、省力化投資などで賃金コストを吸収しようとしている



































http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/625.html

[原発・フッ素48] 福島・2ヶ所同時でヨウ素131(2017年5月)、再臨界?(めげ猫「タマ」の日記)
福島・2ヶ所同時でヨウ素131(2017年5月)、再臨界?
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-asyuracom-2224.html
2017/07/19(水) 19:48:17 めげ猫「タマ」の日記


 福島県県北および県中浄化センターの下水汚泥から5月20日にそれぞれ1キログラム当たりで
  県北浄化センター 91.1ベクレル
  県中浄化センター 88ベクレル
のヨウ素131が見つかりました。同時に見つかっているので、福島第一の再臨界がおきていそうです。

 福島の下水汚泥から時々ヨウ素131が見つかるそうです。福島県はヨウ素131は医療用に使われており、医療用のヨウ素131が紛れ込んでとしています(1)。一方で、核分裂によっても生じますが、半減期が短く直ぐになくなるので核分裂が再発、すなわち再臨界の指標にもなり得ます(2)。


 ※1 (4)のデータを(5)に示す手法で7月1日に換算
 ※2 避難区域は(6)による
 ※3 各浄化センターのエリアと位置は(3)
 ※4 県北浄化センターは県北、県中浄化センターは県中、あだたら清流センターはあだたらと略す
 図−1 福島の県北浄化センターおよびあだたら清流センター

 事故から7年目ですが、図に示す通り 国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超える(7)地域が広がっています。事故から7年目の福島は汚染されたままです。福島の下水処理場は汚染された場所にあります。
 以下に下水汚泥中のヨウ素131の濃度を示します。


 ※1(8)を集計
 ※2 県北浄化センターは県北、県中浄化センターは県中、あだたら清流センターはあだたらと略す
 図―2 県北・県中浄化センターおよびあだたら清流センター汚泥のヨウ素131濃度

 図に示す通り5月20日前後に同時に見つかっています。5月20日にそれぞれ1キログラム当たりで
  県北浄化センター 91.1ベクレル
  県中浄化センター 88ベクレル
のヨウ素131が見つかりました。同時に見つかっているので共通の原因です。医療用では説明が困難です。福島第一の再臨界(核分裂の再発)が起きていそうです。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 東京電力は再臨界が生きていない事を「ガス管理システム」で監視していると主張しています。でも(=^・^=)なりに見積もると精度不足です(9)。今、福島産のヨウ素131は検査されていません(10)。福島第一が再臨界をお越しヨウ素131に汚染されても、気づかれる事無く市場に出荷されます。このような状況では福島の皆様は不安だと思います。
福島を代表する果物にモモがあります(11)。首都圏では福島産モモのPRイベントも行われました(12)。


 ※(12)を引用
 図―3 福島産モモをPRする福島の綺麗な女性

 福島はモモの季節です。福島のモモは福島のモモは一つ一つの美味しさが保証されているそうです(13)。福島県は福島産モモは「安全」だと主張しています(14)。でも、福島県伊達市のスーパーのチラシには福島産モモはありません。


 ※(14)を引用
 図―4 福島産モモが無い福島県伊達市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県伊達市の皆様を見習い「福島産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)下水汚泥から検出されたヨウ素について - 福島県ホームページ
(2)めげ猫「タマ」の日記 再臨界について
(3)阿武隈川上流流域下水道事業 - 福島県ホームページ
(4)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成28年9月14日〜11月18日測定) 平成29年02月13日 (KMZ, CSV)」
(5)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2016年)
(6)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(7)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(8)流域下水道終末処理場における下水汚泥等の放射性物質濃度・空間線量結果について(3月末現在) - 福島県ホームページ
(9)めげ猫「タマ」の日記 福島第一、再臨界監視システムは機能するの?
(10)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(11)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(12)トピックス | JAふくしま未来
(13)フルーツを食す - 福島市
(14)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(15)ヨークベニマル/お店ガイド










http://www.asyura2.com/17/genpatu48/msg/432.html

[政治・選挙・NHK229] 室井佑月「あの党の動き」〈週刊朝日〉 
         
          室井佑月氏は都議選で自民党の意外な弱さに気付いた(※写真はイメージ)


室井佑月「あの党の動き」〈週刊朝日〉
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170719-00000010-sasahi-pol
週刊朝日 2017年7月28日号


 都議選で自民党の意外な弱さに気付いた作家の室井佑月氏は、これからの政局に注目する。

*  *  *
 都議選でわかったことは、公明党の協力がないと、自民党はそんなに選挙が強くないってこと。

 選挙前は、公明党抜きで勝負するいい機会だ、なんていっている自民党の議員もいたけどさ。んでもって、憲法改正に慎重な公明党なんて与党から外してしまえ、考え方の近い維新と連携すればいい、なんていっている人もいたけどさ。もうそんなことはいえないな。

 7月3日、官邸で政府・与党連絡会議が開かれた。その様子がテレビに映っていたが、公明党の山口代表がほかの自民党の方々と交ざって、難しい顔をしていた。自民党の方々と目が合うと噴き出してしまいそうだから、始終、山口さんは俯(うつむ)いておったのか?

 山口代表は神妙な面持ちで、

「国政と都政は別だと、安倍晋三首相と確認した」

 そう記者団に語った。ま、一応、ここではそういっておかないと、うるさそうだもんね。

 案の定、その2日後の5日、山口代表は記者会見で、安倍首相が意欲を示す憲法改正について、

「政権が取り組む課題ではない」

 とはっきりいったぞ。

 山口代表は憲法改正について、

〈衆参両院の憲法審査会で各党の合意をつくり、国民の十分な理解を得ることが必要だと強調。「与党の枠組みはただちに憲法の議論につながるものではない」との認識を表明した〉
〈山口氏の発言は改憲を優先課題に掲げる首相をけん制したもので、改憲論議や衆院解散戦略に影響を与える可能性がある〉(7月5日付日本経済新聞電子版)

 公明党については与党でいたい病気だなどという人もいるが、こういう局面になった場合、与党でいる公明党に、あたしは少し期待してしまう。

 安倍さんが改憲勢力で議席3分の2を持っているうち、最後の悪あがきで、なにをするかわからないからだ。もういいんじゃね? いいなりにならなくても……。そう考えているのだったら嬉しい。

 これからしばらく、公明党の動きから目が離せない。公明党をぎゅっと見ていれば、この先、なにがどうなっていくかがわかるかも。

 安倍さんが総理となり、もっともやりたかったことは改憲だ。そこにNOを突きつけたということは、安倍政権はもう終わりだって認識でよろしいか? じゃ、公明党は次にどこの誰と組むの?

 願わくば、国民の側についてもらいたい。

 ともに貧しい人たちの味方であるという、公明党と共産党。彼らは、なぜあんなに仲が悪いのだろうか?

 仏敵? 政敵? よくわからんが、都議選でも激しくやり合っていた。だが、この二つの党はともに選挙にかなり強い。真に国民の側につく、ということでタッグを組むことはないのだろうか。

 そうなったら相続税もまともに払わん、アホな世襲を一掃できると思うのだが。













http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/395.html

[戦争b20] 米CIA、シリア反体制派への支援打ち切りへ 対ロ協力探る?(AFP)
シリア・アレッポ北方の村で、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」と戦う反体制派「自由シリア軍」の戦闘員ら(2016年10月10日撮影)。(c)AFP/Nazeer al-Khatib


米CIA、シリア反体制派への支援打ち切りへ 対ロ協力探る?
http://www.afpbb.com/articles/-/3136320
2017年07月20日 11:51 発信地:ワシントンD.C./米国


【7月20日 AFP】米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)は19日、米中央情報局(CIA)がシリアでバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権と戦う勢力への支援を打ち切ると報じた。「ロシアとの協力方法を探る」ことへのドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の関心を反映した措置と伝えている。

 シリアの反体制派への支援は2013年に当時のバラク・オバマ(Barack Obama)米政権が承認していた。

 同紙が匿名の米当局者らの話として伝えたところでは、4年にわたるこの秘密作戦の効果は限られており、特にロシアがアサド政権の支援に乗り出した2015年以降はそれが顕著だった。支援停止は段階的に進めるという。

 打ち切りは1か月近く前に、トランプ大統領がマイク・ポンペオ(Mike Pompeo)CIA長官、H・R・マクマスター(H.R. McMaster)大統領補佐官(国家安全保障問題担当)との会談後に決めたという。

 同紙は支援を終わらせるのは「米政府にアサド政権を退陣させる影響力も意欲も限られていること」を認めるものだとも伝えている。

 米国とロシアは、反体制派の活動地域も含まれるシリア南西部での停戦交渉を行っていた。(c)AFP


http://www.asyura2.com/17/warb20/msg/624.html

[戦争b20] トルコ通信社、在シリア米軍施設の場所ばらす 国防総省が猛反発(AFP)
シリアのラッカ東部でマシンガンを撃つ民兵部隊「クルド人民防衛部隊(YPG)」の戦闘員(2017年6月21日撮影)。(c)AFP/DELIL SOULEIMAN


トルコ通信社、在シリア米軍施設の場所ばらす 国防総省が猛反発
http://www.afpbb.com/articles/-/3136324
2017年07月20日 13:14 発信地:ワシントンD.C./米国


【7月20日 AFP】トルコの半国営アナトリア(Anadolu)通信がシリア北部にある米軍施設の所在地などを報道し、米国防総省は19日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」と戦う有志連合部隊の命を危険にさらしかねないと怒りもあらわに反発した。

 アナトリア通信は17日付の記事で、米軍がシリアに持つ離着陸場2か所と前哨基地8か所の場所を伝え、一部に関しては配置されている特殊部隊の数にも触れた。

 これを受けて国防総省のエイドリアン・ランキン・ギャロウェイ(Adrian Rankine-Galloway)報道官(少佐)は、軍事機密の公開は有志連合部隊を「不要なリスク」にさらすと厳しく批判。

「この話を漏らした情報源を独自に確認することはできないが、北大西洋条約機構(NATO)に加盟しているある国の当局者が機密情報を流すことで、意図的にわれわれの部隊を危険にさらしたのだとすれば、大いに憂慮しなければならない」と強調した。こうした懸念についてはすでにトルコ政府に伝えたという。

 ギャロウェイ報道官は、伝えられた所在地が正確かどうかについては国防総省としてコメントしないとしている。

 アナトリア通信によると、米軍施設はシリアのクルド人組織「民主統一党(PYD)」と、傘下の民兵部隊「クルド人民防衛部隊(YPG)」を支援するために使われているという。トルコ政府はYPGをトルコの非合法武装組織「クルド労働者党(PKK)」の関連組織と見なしている。(c)AFP

http://www.asyura2.com/17/warb20/msg/625.html

[政治・選挙・NHK229] 「下駄の雪」から脱却した公明党と不破氏が出て来た共産党  天木直人
「下駄の雪」から脱却した公明党と不破氏が出て来た共産党
http://kenpo9.com/archives/1824
2017-07-20 天木直人のブログ


 安倍政権と蓮舫民進党が負け比べしている中で、ますます意気軒昂なのが公明党と共産党だ。

 きょう発売の週刊文春(7月27日号)が書いている。

 都議会選の惨敗で自民党と公明党の力関係が逆転したと。

 都議会選前までは、「安倍政権は公明抜きで維新や民進の一部と組んでしまう」という恐怖感があったが、いまやそんな空気は吹っ飛び、「どこまでもついて行きます下駄の雪」はすっかり溶けてしまったかのようだと。

 その証拠に、今度の組閣では、ついに公明党から大臣が二人出ると。

 その一方で、きょう7月20日の各紙が報じている。

 共産党はきのう7月19日、共産党創立95周年を記念した講演会を開き、不破哲三前議長(87歳)が登壇し、野党共闘を主導する考えを語ったと。

 ついに日本共産党の理論的支柱が表に出て来たのだ。

 私がまだ共産党からよく講演などに呼ばれていた時、不破哲三氏が講演する共産党の大会に出たことがあった。

 その時目撃したのが、不破哲三氏の絶対的影響力だ。

 控室に不破夫妻があらわれると、みな直立不動だった。

 その不破氏が出てきて、「安倍首相を解散・総選挙に追い込め」、「共産党主導で野党共闘を進め」とはっぱをかけているのだ。

 公明党と共産党だけが元気のいい今の政治は異常だ。

 その二つの政党について、発売中の週刊朝日(7月28日号)で室井佑月氏が書いている。

 この二つの党はともに選挙に強い。真に国民の側につく、ということでタッグを組むことはないだろうかと。

 決してそうならないところがこの国の政治の現実だ。

 タッグを組むどころか、我々こそ平和政党であると競い合っている。

 この国の政治は、どこかおかしい(了)



党創立記念講演会 日本共産党の95年の歴史を語る 不破社研所長が講演
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-07-20/2017072001_02_1.html
2017年7月20日 しんぶん赤旗

 「党創立95周年。そこには、歴史を開く開拓者の精神でこの事業に取り組んだ多くの先輩たちの活動が刻まれています」。冒頭こう切り出した不破氏は、自身の経験も振り返りながら95年の党史―とりわけ第27回党大会決議の最後の結びで強調した「歴史が決着をつけた三つのたたかい」に焦点を当てて講演しました。

 第一は、戦前の暗黒政治とのたたかいです。

 教育勅語、軍人勅諭をたたき込まれ「神国日本」の最後の勝利を疑わない軍国少年だったと振り返った不破氏は、敗戦でその価値観が覆され、治安維持法の廃止によって初めて国民の前に公然と姿を現した日本共産党に出会ったときの衝撃を回想。党の戦前のたたかいの歴史的意義について、▽絶対主義的天皇制という軍国主義的独裁政治の最も凶暴な弾圧に抗してのたたかいだった▽このたたかいを底流として、新しい社会を目指す新しい文化の運動が花開き、戦後に大きな遺産を生み出した―という二つの角度から詳述しました。

 治安維持法による日本共産党への弾圧は、ヒトラー・ドイツの専制独裁の暴力体制にも先行し、当時の資本主義世界でほとんど例をみない最も凶悪で苛烈なものでした。しかしそれに抗し、学問の分野でマルクス主義の理論が大きな力をもつようになり、文化、演劇、映画、音楽、美術など多分野にわたって「プロレタリア文化」が社会全体に大きな影響を及ぼし、暗黒の時代のもとで未来を開く明るいともしびとなったのでした。

 第二に不破氏が強調したのが、1960年〜70年代を中心とした、ソ連共産党・中国共産党毛沢東派という二つの覇権主義の干渉攻撃を打ち破ったたたかいです。

 干渉攻撃は全党にとって不意打ちでしたが、全党が必死になって論争文書を読み、理論的武器にしてたたかいました。一方、マスコミは干渉問題を黙殺し、政界でも共闘関係にあった社会党が干渉者の側に立つなど、「私たちの闘争は、国内的には“孤独の闘争”だった」と不破氏。

 しかし、日本共産党は二つの覇権主義の闘争に全力で取り組みながら国内政治での躍進を勝ち取り、ソ連、中国両共産党とも最後には誤りを認めざるを得なくなりました。不破氏は「世界の運動史に例のない、偉大な闘争であり、その勝利は、全党の総力を結集した奮闘でたたかいとった、歴史的な勝利」と意義を強調しました。

 こうした党の自主独立の立場は、ソ連流「マルクス・レーニン主義」と手を切り、マルクスの理論そのものの自主的探究とその現代的発展に力を尽くす理論活動の分野でも貫かれてきました。2004年採択の党綱領はその輝かしい結実です。

 不破氏は「わが党が、社会主義の『ルネサンス』を体現する党となり、資本主義世界で、政治活動でも理論活動でも最前線に立つ党となっていることを祝賀しようではありませんか」と呼びかけると大きく拍手がおきました。

 第三は、「共産党を除く」という“壁”とのたたかいです。

 「日本共産党をこの政権協議の対象としない」ことを「基本原則」として打ち出した「社公合意」(1980年1月10日)によって、日本の政界には「共産党を除く」という異常な“壁”が築かれました。

 その体制の下で、国会でのなれ合い政治と金権政治が横行し、自民党政治の深刻な危機を打開する新戦略として打ち出されたのが小選挙区制を中心にしたいわゆる「政治改革」でした。

 不破氏は、「小選挙区制で共産党を封じ込め、国政を、自民党政治の共通の土俵の上で、自民党と、共産党を除く野党連合の間で政権を争うという『二大政党』一色に塗りつぶそうという戦略でした」と指摘。この戦略のもと、最後に登場したのが第2次安倍政権でした。

 不破氏は「安倍政治」を、「対米従属と財界密着に加えて、戦前回帰という『日本会議』系のウルトラ右翼の怨念が、自民党政治の主流となったものです」と解明しました。

 支配の制度的土台として、▽小選挙区制による自民党そのものへの支配権▽特定秘密保護法による秘密主義▽内閣人事局の設置で官僚機構を首相官邸の絶対支配下に―などの点を指摘。「こういう体制のもと、国政の『私物化』が急速に進んできました。問題は、『森友』『加計』だけではありません。国政の全体がウルトラ右翼の潮流によって『私物化』されていることにあります」と強調しました。

 対照的に自民党政治とたたかう国民の側はどうか。安保法制=戦争法反対の闘争は、「共産党を除く」体制を一挙に打ち砕き、野党と市民の共闘は、さまざまな困難はあっても日本の政治に新しい段階と展望を開く力をもつものとなっています。

 不破氏は、自民党政治は衰退と没落の段階にあると強調。その根源は「ウルトラ右翼政権の体質」そのものにあり、内閣改造などの小細工ではそこから抜け出すことは不可能なだけに、日本共産党の躍進と野党と市民の共闘の発展で新しい日本政治を実現しようと訴えました。

 最後に不破氏は、核兵器禁止条約の成立や安倍政治とのたたかいにふれ、国内的にも国際的にもいよいよ党綱領の真価が試されていると強調。「私たちは、創立95周年を、政治的激動のさなかに迎えました。この歴史は、党創立以来、多くの同志たちの苦難に耐えた奮闘によってつづられてきたもので、今日の新しい政治的情勢も、全党の努力と活動によって築かれてきました。その途上に生涯を終えた同志たちの志を引き継ぎつつ、日本共産党の歴史の輝かしい新たなページを開いていこうではありませんか」と呼びかけました。


日本共産党創立95周年記念講演会 記念講演:社会科学研究所所長・不破哲三 「日本共産党の95年の歴史を語る」



関連記事
公明党の逆襲 もう自民党の「上から目線」は通用しない(週刊文春)
http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/393.html




http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/396.html

[自然災害22] 2017年07月20日福島県沖でM5.6・震度4の地震が発生、11月のM7.4以降再び地震増加傾向に(地震ニュース)

2017年07月20日福島県沖でM5.6・震度4の地震が発生、11月のM7.4以降再び地震増加傾向に
http://jishin-news.com/archives/2527
2017/07/20 地震ニュース


7月20日の9:11に福島県沖でM5.6・震度4の地震が発生した(画像はUSGSより)。

日本国内でM5.5を超える地震が起きたのは7月13日の日本海西部M6.3・震度1以来1週間ぶりのことで、震度4以上を記録したのは7月11日の鹿児島湾M5.2・震度5強以来9日ぶりのことであった。

また福島県沖を震源とする有感地震としては7月15日のM4.6・震度2以来5日ぶり、同震源でM5.5を超える規模で発生したのは2月28日のM5.6・震度5弱以来約5ヶ月振りのことだったと言える。

福島県沖といえば2016年11月22日にM7.4・震度5弱を観測した強い地震が記憶に新しいが、この時の震源と今回の震源の位置は比較的近かった。上記の図は2016年11月のM7.4以降これまでに福島県沖付近で発生していたM4.5以上の地震をマッピングしたもので、M7.4の地震は水色で示されている。赤が今回のM5.6で北にある黄色い印は7月15日のM4.6である。

M7.4の影響と見られる余震が数多く起きている一帯で今回の地震も発生したと言えるが、震源の深さはM7.4が約10kmであったのに対し今回のM5.6は約40kmとされており違いがある。

しかし気になる点もあるようだ。2016年11月以降、福島県沖で起きた有感地震の回数を見ると、4月頃まで徐々に減少傾向を示していたにも関わらず、5月に3回と底を打って以降、6月に6回、7月は20日の朝までに既に9回と徐々に増加傾向を示し始めているのだ。

福島県沖を震源とする有感地震数

2016年11月 133回
2016年12月  44回
2017年01月  12回
2017年02月  18回
2017年03月  14回
2017年04月  09回
2017年05月  03回
2017年06月  06回
2017年07月  09回(07月20日9:11現在)

他にも知っておいたほうが良いであろう点としては、6月29日に紹介したが(関連記事参照)東大名誉教授の村井俊治氏が「週刊MEGA地震予測」において、電子観測点に異常変動があったとして東北地方から北関東にかけての地域を「最高警戒のレベル5」に設定していたのである。

こうした点からは、東北地方太平洋側での地震に対する警戒を少し強めておいたほうがよいのかもしれない。


http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/139.html

[国際20] トランプ長男が公表したロシア関連メールの衝撃(ニューズウィーク)
   トランプJr.(右)の軽率な行動が父親の足を引っ張ることに? Philip Sears-REUTERS


トランプ長男が公表したロシア関連メールの衝撃
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/07/post-8011.php
2017年7月20日(木)10時20分 ベン・マティスリリー ニューズウィーク


<ロシアの支援を快諾していたことが分かるメールの内容は、トランプ政権にこれだけの波紋を及ぼす>

トランプ米大統領の長男が昨年6月、大統領選で民主党の候補指名が確実視されたクリントン元国務長官に不利な情報入手を前提にロシア人弁護士と面会したことが、彼の公開したメールで明らかになった。メールと、ロシア人弁護士との会合が意味するものは? 気になるポイントをまとめてみた。

■トランプJr.は有罪になるか

ならないだろう。トランプJr.が公開したメールからは、彼がロブ・ゴールドストーンという仲介者が提供した「ロシア政府」からの「支援」の申し出を受け入れたことが分かった。

ゴールドストーンは「ヒラリー・クリントンに不利な」情報を提供すると伝えた。これは、選挙陣営が「外国人」に対して重要な「価値のある」材料を要請したり、受け取ったりすることを禁じる連邦法に抵触するとみる選挙法の専門家もいる。

だが、これに同意しない人もいる。フォーダム大学のジェッド・シュガーマン教授は、トランプJr.の行為が犯罪なら「選挙運動の当事者が外国人と候補について話をすれば、全て犯罪になってしまう」と指摘する。

【参考記事】トランプ長男、ロシア疑惑の動かぬ証拠を自らツイート

■違法でないなら何が問題か

つい先日まで、昨年の米大統領選におけるロシアのハッキングと工作に対するトランプ大統領の見解は、陣営のメンバーは選挙期間中に誰もロシア政府を代表する人物と接触すらしていないというものだった。

それは偽りだった。トランプ陣営の少なくとも3人の幹部が昨年6月、「ロシアとその政府によるトランプ氏への援助」に関する情報を提供したいとする有力なロシア人からのメールを見たという事実を踏まえ、今までロシアとの関係を否定してきたトランプ陣営の主張は見直されるべきだ。

■例えば何が解明される?

なぜトランプは、ゴールドストーン、ロシア人弁護士ナタリア・ベゼルニツカヤ、トランプJr.の3人が会った日に、クリントンを有罪にする情報をもうすぐ提供すると演説で明言したのか。トランプの娘婿で大統領上級顧問のジャレッド・クシュナーの有権者を対象としたデータ収集活動は、ロシアの支援を受けたハッカーと協力していたのか、といった疑問だ。

ただ最大の疑問は、トランプ陣営の関係者が民主党全国委員会とクリントン陣営の選挙対策責任者ジョン・ポデスタのメールのハッキングをロシア政府関係者と話し合ったのか、そしてハッキングの見返りとしてロシアに有利な政策を支援することに同意したかどうかだ。

■トランプJr.のメールはその疑問に関係しているか

ゴールドストーンはトランプJr.に、父親を支援したがっているのは不動産業界の大物アラス・アガラロフと、ロシアのユーリ・チャイカ検事総長だと伝えた。チャイカはプーチン大統領に忠実で、彼のために汚い仕事も長年やってきた。ベゼルニツカヤとは家族のつながりが、アガラロフとは仕事上の関係がある。

一方、アガラロフは、13年にモスクワで開催されたミス・ユニバースの大会でトランプと親交を深めた。今、ロシアの情報当局とトランプの選挙陣営にはどのような裏ルートがあったのかという疑問が浮上している。

本件を一言で言うなら、トランプJr.の軽率な行動のせいでトランプ陣営がアメリカと敵対する政府の高官による「支援」の申し出を受け入れたことが分かったということだ。

まだパズルのピースが全部そろったわけではない。だが、見えつつある全体像は実に醜い。





http://www.asyura2.com/17/kokusai20/msg/114.html

[戦争b20] モスル奪還作戦、写真で見るISISとの戦いの恐怖(ニューズウィーク)
       半狂乱の父と娘 GORAN TOMASEVIC-REUTERS


モスル奪還作戦、写真で見るISISとの戦いの恐怖
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/07/post-7998.php
2017年7月18日(火)19時00分 デービッド・シム ニューズウィーク


<テロ組織ISIS(自称イスラム国)の最大拠点だったイラク北部モスルの奪還作戦は、昨年10月に始まって9カ月間続いた。イラク軍部隊に同行したロイター通信のカメラマンたちが、戦場や住民の様子を写真に収めた。カメラマンがそのとき見たものは>

              ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■ISISを狙った空爆から逃げる


2016年11月17日、モスル。近くにいるISISの戦闘員を狙った有志連合の空爆に驚いて逃げ惑う人々 GORAN TOMASEVIC/REUTERS

<撮影者、ゴラン・トマセビックの言葉>

「戦場の取材では前線に出られないことはよくあるが、この日はラッキーだった。着いたとき、町は平和で静かだった。直後に、自動車が爆発した。ISISの自爆テロだ。子供が泣き叫び、近くの家数軒が破壊されていた。戦場は何度も経験しているが、モスルほど多くの自動車自爆テロを見たことはない」

「戦闘は波のように襲ってきた。やっと静かになったと思ったら、民間人の老若男女がわずかな荷物を持って注意深く通りを歩いてくるのが見えた。その時、空爆が始まった。標的は民間人の数百メートル後ろのISISだ。近い。ひどいパニックになった。誰もが叫び、屈んで、爆弾の煙から遠ざかろうとした。隠れ場所を求めて逃げ惑った」

【参考記事】モスル奪還作戦、死体安置所からあふれ返る死体

■90歳、瀕死、鶏が心配


モスルを脱出し砂漠にたどり着いた90歳のイラク人女性、その後難民キャンプに移送された(2017年2月27日) ZOHRA BENSEMRA-REUTERS

<撮影者、ゾーラ・ベンセムラの言葉>

「モスル西部に近い砂漠で、モスルの戦闘を逃れてきた90歳のカトラ・アリ・アブダラを撮影した1枚だ。怯えた目は疲労で充血し、立ち上がることもちゃんと座ることもできなかった。長い間何も口にしていないように見えた。感情が込み上げ、シャッターを切りながら涙が出た。目の前にいる彼女に何もしてあげられないのが情けなかった。唯一できるは、写真を通じて安全を求めモスルを逃れた人々の苦悩や困難を世界中の人に届けることだった」

「数日後、人々にカトラの写真を見せて探したところ、幸運にも難民キャンプで再会することができた。カトラはイラク北部の紛争を数十年にわたり生き延びてきたが、モスルの戦闘がこれまで経験した中で最悪だったと語った。狙撃手や迫撃砲に攻撃される危険がある中、砂漠を横断して彼女を運んだのは孫たちだった。彼らをはじめ数千人の住民が危険を冒してISISの拠点だったモスル西部を脱出した」

「カトラが飼っていた鶏20羽を残してきたことを後悔していると言うのを聞いて、つい笑ってしまった。激しい戦闘があって自宅の地下室に隠れていた時でさえ、鶏たちの世話を欠かさなかったという。ISISの支配下でどれほどの恐怖を味わおうと、彼女の人間性は破壊されなかった。『動物にも生きる価値がある』と、カトラは言った」

【参考記事】ISISから奪還間近のモスル、脱出図った住民231人殺害

■自分も娘も死にかけて


モスルのISIS支配地域から逃れる父親と幼い娘。恐怖で泣き叫んでいた(2017年3月4日) GORAN TOMASEVIC-REUTERS

<撮影者、ゴラン・トマセビックの言葉>

「父親も腕に抱かれた幼い娘も恐怖で泣き叫びながら、瓦礫が散乱するモスルのワディ・ハジャル地区の通りを突っ切り逃げてきた。この辺りは一瞬にしてISISとイラク軍特殊部隊の戦いの場となり廃墟と化した。この親子や近隣の住民たちはISISの反攻部隊が街に迫り銃弾が飛び交うなか、サンダルや裸足のまま必死で逃げていた。

「避難した住民がイラク軍特殊部隊のもとに到着するなり、男性はシャツを上げろと命じられた。体に爆弾を巻いていないことを確かめるためだ。自爆テロはISISの常套手段で、イラク軍兵士は駆け込んでくる住民を押しとどめようと空に向かって銃を撃ち、アラビア語で怒鳴った。写真の父親は取り乱し半狂乱になっていた。彼は半袖のシャツを着て女の子を抱いていたので、ISISと疑われることなく無事難民キャンプに移送されるはずだ」

【参考記事】ISIS「人間の盾」より恐ろしい?イラク軍によるモスル住民への報復

■ドローンの後にはロケット弾が


モスル奪還作戦でISISの拠点に向けてロケット弾を発射するイラク軍(2017年3月11日撮影) THAIER AL-SUDANI-REUTER

<撮影者、サイエル・アル・スダニの言葉>

「攻撃があったのは真夜中、イラク軍がISISからモスルの行政庁舎を奪還しようとしていた時だった。破壊されたモスル美術館の写真を撮っていた時、上空にISISのドローンを見つけた。ロケット弾が飛んでくる恐れがあるため、我々は一斉に地面に伏せた」

「私はその時に手を切り、治療のため皆で車に戻った。イラク軍が私たちには目視できない距離にあるISISの標的を目がけてロケット弾を発射していたので、撮影を再開した。この写真は過酷な戦闘を象徴する力強い1枚になると思った。記者会見とは別世界の本物の戦争を伝えている。現場は100%危険で、写真を送るインターネットもほとんど繋がらない状況だ」

■大学も破壊


ISISに破壊されたモスル大学の前を歩く人々(2017年4月10日撮影).MARKO DJURICA-REUTERS

<撮影者、マルコ・ジュリカの言葉>

「4月10日、ロイター通信の取材班はモスル東部に入った。かつてはイラク北部の教育の中心で、現在は廃墟となった地元の名門校モスル大学について取材するのが目的だった。到着した途端、まずキャンパスの広大さに圧倒され、その破壊の凄まじさに立ち尽くした。少なくとも10の大きな校舎といくつかの小さい校舎が瓦礫になっていた。

「入口を警備するイラク軍兵士たちは、銃を掃除したりお茶を飲んだりしていた。化学学部が入っていた校舎の焼け跡から、備品や器具を運び出そうとしている人々を見かけた。彼らはここで教えていた大学教授で、使えそうなものは何でも回収しようとしていた。掃除をする教授や、絶望している教授もいた。大学がすぐに元通りになる可能性はないとわかっているため、感情的になっていた」

(翻訳:河原里香)



http://www.asyura2.com/17/warb20/msg/626.html

[政治・選挙・NHK229] こういう男は、議員資格を取り上げていい。 〜 長島昭久‏の巻 
こういう男は、議員資格を取り上げていい。 〜 長島昭久‏の巻
http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/c16d5b5f1a090d26813a252bbf1d3f5a
2017年07月20日 のんきに介護


長島昭久‏@nagashima21さんのツイート。



稲田の虚偽答弁につき、

僕は、「今、なぜ、暴露なのか」と

ブログで訴えた

(拙稿「稲田朋美、嘘と共に生きる。「南スーダンPKOの日報を廃棄した!」という説明は、この叔母さんの納得づくだった」
参照。*http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/a39767d6ca6afb092ca0c453993bdc51)。

しかし、同じような訴えを

議員がすることに

とても大きな違和感を覚える。

もし、「事実」と言っていい程度に

2月ごろ、関係者の間では囁かれていたというのなら、

その時期に

口にすべきだったのじゃないかな。

庶民から見て、

議員たちは、

途方もない金額を「政治がらみ」故に報酬として手にしているのだ――。

思想、信条以前の

職務に

怠慢な人としてバッシングを受けていい人と思った。

「(稲田)大臣からすれば、

すでに瀕死のフラフラな状態なのに

後ろから斬りつけられたような感覚に襲われているのではないか」

などと同情している場合じゃないぞ。

官僚の側がむしろ、

あんたの指摘とは逆に

「後ろから斬りつけられたような感覚に襲われて」

内部告発に走ったんじゃないか。

まだ、まだ、告発は出まくると思うな。

まっ、せいぜい自分がターゲットにならないように

発言に用心していることだ。

あんたのような無神経な発言をする者がトリガーになって、

内部告発されたりするものだ。

覚えて置きな、

苦労知らずのお兄ちゃん。




http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/398.html

[経世済民122] あまりに残念な地銀の実態〜金融庁「異例の警告」の真意に迫る もうダメ経営陣が淘汰されるべきでは…(現代ビジネス)


あまりに残念な地銀の実態〜金融庁「異例の警告」の真意に迫る もうダメ経営陣が淘汰されるべきでは…
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52336
2017.07.20 多胡 秀人金融庁・金融機能強化審査会 会長代理 一般社団法人地域の魅力研究所 代表理事 現代ビジネス


■頭取たちの前で鳴らされた警鐘

銀行業界には「参勤交代」がいまも残っている。

地域銀行(地方銀行と第二地方銀行)の頭取たちが月に一度、それぞれの協会での例会出席のために、全国各地から上京してくる。例会の行事の中には、金融庁幹部との意見交換会があり、四半期に一度は金融庁長官が登壇する。

7月12日(地銀)、翌13日(第二地銀)に行われた金融庁との意見交換会は、3期目に入った森信親長官の所信表明の場となった。さっそく、長官の講話を聞いた参加者からヒアリングし、筆者なりに銀行経営の根幹に関わるポイントをまとめてみた。

「金融検査マニュアルの弊害でもあるが、銀行の健全性は確保されたものの、リスクを取らなくなった。収益環境の悪化により、金融システムの脅威は、貸借対照表(B/S)の健全性から、損益計算書(P/L)の改善に変わった」

「(銀行は)低金利融資の拡大など、既存のビジネスモデルの延長線上から抜け出せていない。希望的観測を前提とした経営は間違っている。有価証券運用で過度なリスクを取り、本業の赤字を穴埋めしようとする金融機関を見逃すわけにはいかない。余力のあるうちに、持続可能性のある本業でのビジネスモデルを確立してほしい」

「中小企業3万社のアンケートによれば、経営上の課題や悩みの把握、サービス提供の効果について、顧客企業から高い評価を受けた地域銀行は、貸出金利の低下幅が小さい。持続的なビジネスモデルを確立するにはコストと時間がかかるが、本当に大事なのは言葉だけではなく実行に移すことだ」

これらが、森長官が3年目の続投にあたって、頭取たちに向けて鳴らした警鐘だ。いずれも過去2年間、森金融庁が発信し続けてきたことの延長線上にあり、まったくブレていない。

銀行経営に長く関わってきた視点から、この森談話の意図、真意を、さらに細かく探ってみたい。

■外債投資の経験もないのに…

いま、地域銀行の外債等の債券投資(以下、「外債投資」)での損失が問題になっている。2017年3月末の決算で、多額の損失を計上した地域銀行は少なくない。それより問題なのは、投資債券が簿価の30%以上下落していないからという理由で、減損処理をせず、含み損という爆弾を抱えたままの地域銀行がかなり存在することだ。

地域銀行が外債投資を急拡大した理由の一つには、異次元の金融緩和によって日本の長期金利が低下し、国債運用に赤信号が点灯したことにある。実際、地域銀行が保有する国債残高は、金融緩和後に大きく減った。

もう一つの理由は、金融緩和がマイナス金利へと展開し、地域銀行のメインビジネスを直撃したためだ。

信用リスクの少ない優良事業者への融資は、銀行間の低金利競争の主戦場となってしまった。住宅ローンも金利低下で収益を見込めなくなった。賃貸アパートローンや消費者ローン、投信・保険などの商品は、金融庁が求めるフィデューシャリー・デューティー(=真に顧客本位の経営)への配慮から、のべつ幕なしに残高を伸ばせる状況にない。


厳しい局面を迎えている地域銀行 photo by gettyimages

このような本業での閉塞感から、地域銀行は外債投資を加速したわけだが、それがうまくいかないのは当然のことだ。地域銀行の経営陣には、外債投資の経験者がほとんどいないからだ。

現場にまかせきりで「よきに計らえ」、そのくせ「なんとか収益を上げろ」と結果だけ求める。打ち出の小槌ではあるまいし、現場もたまったものではないだろう。

外債など有価証券運用のリスク管理については、どの地域銀行でもさまざまな議論をしているはずだ。しかし、各行の経営陣はその意味合いをどこまで理解しているのだろう。実際のところ、リスク資本の多くを有価証券運用に費やしている地域銀行は、かなり存在するとみられる。

■問題なのは経営陣

そうした状態で外債投資を続けて損失を出し、それが資本の毀損につながるようだと大きな問題だ。

そもそも地域銀行の資本は、長い年月にわたって地元顧客との取引を重ねるなかで積み上げられたもの。だからこそ、地域の顧客や経済社会に何か異変が起こったときに使われるべきである。端的な例をあげれば、地元事業者の業況が悪化したとき、この資本をバッファとして事業再生を支援するケースが、それに当たる。

そのような趣旨の資本に、外債投資の失敗で万が一にも大穴を開けるようなことがあれば、地域の顧客に対して顔向けできないと考えるのが当たり前だ。バブル期に地域外のノンバンク向け融資などで莫大な損失を計上し、銀行経営を危機に陥れた過去を忘れてはならない。


外債運用経験のあるスタッフは地域銀行には少ない photo by gettyimages

もしそうしたことがあれば、当然ながら責任問題となるはずだ。もちろん、責任をとるのは担当部門だけではない。運用経験の限られたスタッフ、不十分な情報といった劣悪な状況のなかで、外債投資で収益を上げるのはそもそも至難の技である。とりわけ現在のような金利環境ではなおさらだ。

本業での業務改革を怠り、不慣れな外債投資に安易に飛びついて損失を出した問題の所在は、経営にある。金融庁もここ数年の改革を通じて「問題なのは経営陣、ガバナンスの問題だ」と気づいている。森長官が頭取たちの集まる前であえて警告を発したのはそのためだろう。

■「日本は銀行の数が多すぎ」はウソ

ところで、一部メディアの論調や有識者たちの議論のなかで、「地域銀行は数が多すぎる。役割を終えている銀行は退場すべき」という根強い意見がある。筆者としては、これには賛同できない。

数だけで言えば、日本の金融機関は、メガバンクから信金・信組まで足しても600行弱しかない。日本の2倍以上の人口を抱えるアメリカで7000行弱、日本の人口の3分の2ほどのドイツで2000行弱だから、日本がオーバーバンキングだという指摘は正しくない。

ただし、アメリカやドイツと違って、どの金融機関も似たりよったりの業務を行っている現実を見ると、オーバーバンキングだという指摘もあながち間違いとは切り捨てられない。

問題は数ではなく、横並びから抜け出して自らの独自性を持った経営ができない経営陣にあるのだ。役割を終えているのは地域金融機関そのものではなく、現状にしがみついている旧態依然とした経営陣なのである。

そういう現実に目を向けずに、「地方における人口減と経済環境の厳しさ」も「外債投資の失敗やフィンテックの台頭」も、何でもかんでも地域銀行の再編や淘汰に話を展開させるステレオタイプの報道があまりに多いことに、筆者は辟易としている。

再編はあくまで手段の一つに過ぎない。地域の特性(歴史や社会など)や競合関係を考慮した上で、独自の顧客本位のビジネスモデルを構築し、地域顧客の役に立つ存在に変身できれば生き残れるはずだ。

■キレイごとに満ちた企業理念

共同通信記者の橋本卓典氏が『捨てられる銀行』『捨てられる銀行2 非産運用』(講談社現代新書)で詳述しているように、「顧客本位のビジネスモデル」「顧客と金融機関の共通価値の創造」は、いずれも金融庁が行政方針(2015年版、2016年版)を通じて言い続けてきたことだ。

遺憾ながら、顧客本位のビジネスモデルの浸透はいまだ道なかばである。属人的単発的な取り組みはどこの金融機関にもあるが、組織的継続的に行われるには至っていない。

組織的継続的な顧客本位BMがいつまでたっても始まらない理由は、やはり経営陣の姿勢にあると言うほかない。彼らからは、

「顧客本位のビジネスモデルと言うが、そんなものは理想に過ぎない。現実はそんなに甘くはない」

「顧客本位のビジネスモデルこそが重要だというのは理解できるが、実現には時間とコストがかかる。目先の収益を考えると踏み切れない」

との声が聞こえてくる。

前者はとんでもない思い違いだ。実際に、組織的継続的な顧客本位のビジネスモデルを採用し、成果を出している金融機関がある。「理想に過ぎない」と思うなら、「顧客本位」「地域とともに」といったキレイごとに満ちた企業理念の文言を、「地元が死屍累々になろうが自分たちだけは生き残る」とでも書き換えるべきだろう。

後者は、プロダクトアウト型(=作り売る側の理論を優先して商品やサービスを提供するやり方)で量を売ることをやめれば、いますぐにも収益が激減してしまう、という経営陣の恐怖心が生む誤解だ。すでに成果を上げている金融機関では、経営者が腹をくくって企業理念から逸脱したビジネスモデルの是正を決断しているのである。

いつかやらねばならないビジネスモデルの転換であれば、先送りせず、追い詰められる前に断を下すのが経営というものではないか。竦んで何もしないというのは、経営者として無責任きわまりない。

■地域銀行に経営人材を派遣

いま地域金融業界に求められているのは、経営人材をいかに育成するか、だ。

たしかに、地域銀行はムラ社会(あるいはお友だちクラブ)の典型であり、出る杭は打たれ、異分子が阻害されがちで、横並びを脱する飛び抜けた人材をそのなかで育てるのは容易でない。

金融庁は外部人材の活用を訴えており、ムラ社会への人材派遣も考えているようだ。冒頭で触れた7月の地方銀行、第二地方銀行の例会では、森長官が頭取たちに向けて次のように言及している。

「地域経済活性化支援機構(REVIC)とその子会社である日本人材機構が行なっている、地域銀行に対する専門人材の派遣を充実させたいと考えています」

この発言からも、地域銀行への経営人材の派遣が現実味を帯びてきていることがわかる。メガバンクの人間、異業種の人間、地元の関係者……どんな人材がいいのかは、議論の分かれるところだろう。

大事なのは、どんな業界から人を選ぶかではなく、経営の本質を心底理解し、それをスピード感を持って実行できる人間かどうか、の一点に尽きる。

■「再編淘汰」は目的ではない

「リレーションシップバンキングは、近江商人の『三方よし』ですね」

十数年前に大阪で開かれた地域密着型金融のシンポジウムで登壇した際、ご一緒したパネリストの方からこのように言われたのを思い出す。

「売り手よし、買い手よし、世間よし」を、筆者は当時以下のように整理した。

買い手→ 金融商品サービスを受ける顧客 (融資先の法人/個人、預金者)
売り手→ 金融商品サービスを提供する地域金融機関 (従業員、株主)
世間→ 地域経済・地域社会

メガバンクのビジネスモデルは「世間よし」にはなりえない。とはいえ、せっかく地域にあっても、自己中心の銀行は「世間よし」を考えていない。そういう銀行には顧客本位の観点がないから、「買い手よし」でもない。

顧客本位のビジネスモデル、すなわちリレーションシップバンキングを実現できる地域銀行だけが「三方よし」であることは言うまでもない。

3年目に入った森金融庁の地域金融改革の真髄は、地域金融機関の「再編淘汰」ではなく、地域金融機関の「ガバナンス」である。いかなる地域金融機関も役割を終えたわけではない。淘汰されるべきはダメ地域銀行ではなく、ダメ経営陣なのである。





http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/626.html

[経世済民122] アメリカ金融政策「利上げ」の次の話題はもっぱらコレだ 今後の市場動向とリスクを考える(現代ビジネス)


アメリカ金融政策「利上げ」の次の話題はもっぱらコレだ 今後の市場動向とリスクを考える
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52349
2017.07.20 安達 誠司 エコノミスト 現代ビジネス


■FRBの資産圧縮計画

7月12、13日のジャネット・イエレンFRB議長の議会証言は、多くの市場関係者に安心感を与えるものとなった。そのため、この議会証言後の米国株式市場は底堅く推移している。

ここまでFRBは順調に利上げを進めている。現在、政策金利であるFF(フェデラルファンドレート)の誘導水準は1.00〜1.25%である。FRBは年内にあと1回、来年は計3回の利上げを見込んでいるというのが現時点での市場コンセンサスである。

だが、ここのところ、米国の金融政策についての話題は、政策金利の引き上げから「資産圧縮(マネタリーベースの縮小)」に移りつつある。



当たり前の話だが、FRBの資産圧縮が始まると、米国のマネタリーベースは減少局面に入っていくことになる。

「FRBの資産残高(もしくはマネタリーベース残高)は経済やマーケットにとって何の意味もない」という論者もいるが、事実としては、FRBは量的緩和(QE)政策実施後に何度か資産圧縮を試み、そして、それが原因で、マーケットや経済は調整局面を迎えた。

すなわち、FRBが資産圧縮を行うと資産市場が大きな調整局面に入り、それを回避するために、結局は、マネタリーベースを再び拡大させざるを得ない状況を繰り返してきた。ここまでのFRBの資産圧縮計画は必ずしもうまく行っていないのである。

なお、最近では、FRBの金融政策と政府の財政政策の間の相互依存関係から、FRBの量的緩和政策の効果を考察する論文が米国の経済学者から発表されるようになっている。

ところで、2016年には、FRBは、正式なアナウンスはしていないが、マネタリーベース残高を年間で5.4%減少させている。だが、2017年に入ってからは、利上げ局面にもかかわらず、逆にマネタリーベースは再び拡大基調で推移している。

今年6月時点のマネタリーベース残高は、昨年12月時点から8.2%増加している。もっとも、2016年のFRBのマネタリーベースの縮小は、債券の「リバースレポ」を用いていたので、FRBの資産残高自体は減少していなかった。

そこで、過去のマネタリーベースと株価の関係を考えると、2017年に入ってからの予想外のマネタリーベースの拡大が、ここまでの堅調な米国株式市場を支えてきた可能性がある。従って、FRBがいつ資産圧縮を通じてマネタリーベースを縮小させていくかは、今後の市場動向を見極める上で重要だと考える。

FRBはすでに、資産圧縮をどのようなプロセスで進めていくかについて発表している。だが、いつからそれを始めるかはアナウンスしていない。7月12、13日のイエレン議長の議会証言においても、その開始時期は明らかにされなかった。

むしろ、イエレン議長は、議会証言で米国の将来のインフレ動向についての不確実性を指摘した。すなわち、イエレン議長は、「FRBはあくまでも経済状況を冷静に観察しながら政策を遂行していくのであって、『利上げ・資産圧縮ありき』で金融政策運営を行うことはしない」ことを伝えたわけだ。

イエレン議長は、この議会証言の場で、どちらかといえば、「タカ派寄り」に傾斜しつつあるのではないかと懸念されていたFRBの金融政策スタンスを「ハト派」寄りに修正する役割を演じたと思われる。その意味で、ここまで、FRBは「市場との対話」を巧みに実施しているといえよう。

■注目すべきは圧縮の「ペース」

そこで、過去のデータで検証してみると、FRBによる資産圧縮は、市場の「ボラティリティ(例えば、VIX指数のような変動性を示す指標)」を上昇させ、その後、本格的な資産価格(株価や不動産価格)の調整をもたらす。

ちなみに米国の場合、不動産価格や株価が消費や設備投資などの実体経済へ影響を与える「資産効果」がかなり強く働くため、実体経済への影響は資産価格の調整より約半年程度遅れることが多い。

さらに注意すべきは、FRBによる資産圧縮が市場の「ボラティリティ」の上昇や資産価格の調整に波及するスピードは、資産圧縮のペースにかなり依存しているということだ。

資産圧縮のペースが早ければ(すなわち、マネタリーベースの減少幅が大きく、短期的にマネタリーベース残高を大きく縮小させる場合)、市場の「ボラティリティ」の上昇、および、株価等の資産価格の調整のタイミングはかなり早まる(つまり、株価調整へのタイムラグがあまりない)。

例えば、FRBは2011年半ばに量的緩和拡大のペースを一旦減速させ、マネタリーベース残高をほぼ横ばいに保ったことがあったが、このときには、その政策転換とほぼ同時にVIX指数が上昇、そして、株価も調整局面に入った。

一方、バーナンキ議長(当時)の発言から始まったFRBの量的緩和解除のプロセス(いわゆる「テーパリング」)では、マネタリーベースの減速は段階的、かつ緩やかであったため、これがVIX指数の上昇、および、株価の調整に波及するまでには長い期間を要した。結局、VIX指数の上昇と株価の調整は2015年の後半に始まった。

このとき、金融政策の転換(量的緩和からテーパリングへ)が株価の調整に波及するまでに2年程度のタイムラグがあった。すなわち、緩やかな金融引き締めの場合(しかも、FRBが「市場との対話」を慎重に進めながら金融引き締めを行う場合)には、金融引き締めが資産価格に影響を及ぼすまでにはかなり長い期間を要する可能性がある。

そこで、今回のFRBの資産圧縮ペースはどちらなのかという問題になるが、筆者は、かなり緩やかになると考える。

その理由として指摘されるのは、インフレ率がFRBの目標である2%を下回っており、しかも、そのインフレ率が減速気味である点である。現に、FRBが発表した資産圧縮のプロセスも非常に緩やかなものとなっている(四半期に1回、過去に購入した債券の償還分の再投資額を減少させていくというもの)。

とはいえ、残念ながら、マネタリーベースの減少が進んでいく状況下で、株価だけが上昇基調を強めていく可能性は低く(前述のようにタイムラグの問題があるが)、いずれかの時点で株価が調整局面を迎える可能性は高いと考える。

ただ、緩やかなペースでの資産圧縮であれば、そのタイミングが来るまでにはしばらく時間がかかると思われるので慌てる必要はないだろう。また、資産圧縮がFRBの現執行部の考えるペースで進むかどうかに関して、その先行きについてもリスクがあると思われる。

■サプライズよりも「市場との対話」

次にリスクについて考えてみる。リスクには「ポジティブリスク」と「ネガティブリスク」がある。

まず、ポジティブリスクだが、来年2月3日にイエレンFRB議長の任期が切れる。次の議長が誰になるかは不明だが、FRB議長の任命権は事実上、大統領にある。

現在のFRB執行部の米国経済についての考え方はトランプ政権とは隔たりがある。成長志向が強いトランプ大統領が、自らの政策にマッチする議長を任命すれば、現在の米国の経済成長率はそれほど高くないだけに資産圧縮政策が先送り、ないしは、途中で停止される可能性がある。その場合、資産価格の調整はそれほど大きくないかもしれない。これは米国株式市場にとってはプラスであろう。

次にネガティブリスクだが、これは欧州の長期金利上昇によるユーロ高ドル安トレンドが継続する場合である。

米国景気がピークアウトから減速へ向かうという見方が根強く残っているが、なかなか減速しない大きな理由は、ドル安による堅調な輸出、およびそれによる製造業の景況観の改善が指摘できる。

欧州の長期金利上昇によって、ユーロ高ドル安が進行すると、製造業の景況観のさらなる改善から、FRBの景気見通しがより強気になり、資産圧縮のペースが加速する可能性がある。

また、前者とは全く逆だが、FRBの「行き過ぎた金融緩和」の弊害を指摘する共和党の一部勢力の影響が強い場合、よりタカ派的な議長が選出される可能性もあり、注意が必要だ(また、性質はやや異なるが、ジョン・テイラー氏のように「量的緩和」に否定的な経済学者が議長になる場合も同様であろう)。

いずれにせよ、「出口政策(利上げや資産圧縮を通じた金融政策の正常化)」の局面において、金融政策は、市場にサプライズを与えるのではなく、「市場との対話」を通じて、FRBの政策意図を「織り込ませる」ことが重要であるという認識は、FRB内で共通されていると思われる。

資産圧縮開始後は、FRB幹部の発言等をより慎重に検討することが重要であろう。



http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/627.html

[政治・選挙・NHK229] 稲田防衛相の「隠ぺい疑惑」はなぜ暴露された?情けなさすぎる真相 〜「極秘会議」の中身が漏れるなんて(現代ビジネス)


稲田防衛相の「隠ぺい疑惑」はなぜ暴露された?情けなさすぎる真相 〜「極秘会議」の中身が漏れるなんて
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52354
2017.07.20 半田 滋  現代ビジネス


■暴露した「政府関係者」の意図

南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣された陸上自衛隊の日報問題で、稲田朋美防衛相の虚偽答弁疑惑が急浮上した。日報を保管していた事実を非公表とすることを決めた、防衛省最高幹部による会議に出席しながら、国会では「報告はされなかった」と答弁していたと、複数の報道機関が伝えた。

内閣改造を8月に控え、問題発言が続いた稲田氏は退任が確実視されている。「安倍首相のお気に入り」という神通力は消え失せ、政府関係者から会議出席の事実を暴露される結果になった。

奇妙なのは、稲田氏が、元福岡高検検事長がトップを務める防衛監察本部に「調査を命じた」と国会で答弁し、今年3月に実際に監察を命じていたことだ。

2007年に防衛省の内部調査機関である防衛監察本部が設置されてから、防衛監察はこれまで3回行われた。いずれも緻密な調査によって、問題点が明らかにされている。

稲田氏が「罪」を犯しているならば、この調査命令は天にツバする行為に等しいが、自身の関与がバレないと本気で思ったのだろうか。

稲田氏は監察結果について「中間報告を含め検討する」と話していたが、内閣改造までに中間報告が出る保障はない。「それでは納得がいかない」とする政府関係者がいなければ、会議出席の事実が暴露されることはなかったかもしれない。

もっとも稲田氏は19日、「隠蔽を了承したとか、非公表を了承したとかいう事実は全くありません」と否定。「2月に(日報の非公表を決めた)会議があったか」との質問には答えないまま、足早に省内に入った。

■隠蔽工作を目の当たりにしながら…

新聞報道だけでは詳細が分かりにくいので、改めて、日報をめぐる一連の流れを確認しておきたい。

防衛省は昨年12月、陸上自衛隊の部隊がまとめた日報の情報公開請求に対し、廃棄して存在しないことを理由に不開示とした。だが、同じ月のうちに別組織の統合幕僚監部に保管されていた事実が判明、今年2月になって開示した。

ところが、実は日報は今年1月、陸上自衛隊でも見つかっていた。これを受けて、防衛省の最高幹部による緊急会議が2月15日、稲田氏のほか、黒江哲郎事務次官、豊田硬(かたし)官房長、岡部俊哉陸上幕僚長らが出席して開かれた。

廃棄して「ない」はずの日報を今さら「あった」とはいえず、「陸上自衛隊にあった日報は隊員個人が収集していたもので、公文書にはあたらない」という理屈を付け、「保管の事実を公表する必要はない」との結論に達して会議は終了した。

3月になって、「日報は陸上自衛隊に保管されていたものの、廃棄された」との報道があり、稲田氏は国会で矢面に立たされた。3月16日の衆院安全保障委員会で、稲田氏は「(陸上自衛隊から)報告はされなかった」と明言。そのうえで「私の責任で徹底した調査を行わせる」と述べ、防衛監察を命じたことを明らかにしている。

自らが出席した最高幹部会議で隠蔽工作を目の当たりにしながら、犯人探しを命じたのだとすれば、相当に面の皮が厚いといわざるを得ない。

3月当時の報道では、廃棄を指示したのは、統合幕僚監部の背広組幹部で、実名は出ていないものの、辰己昌良総括官とされていた。国会でその点を指摘された辰己氏があまりにも堂々としていたため、内局幹部は「内局のトップクラスと相談しているからではないのか。仮にそうだとすれば、日報問題の根は深い。『組織ぐるみ』でないことを祈りたい」(筆者の3月23日の記事「防衛省・南スーダン日報隠しの『深層』」)と話していたが、今や「組織ぐるみ」の隠蔽工作だった疑いが濃厚なのだ。

■すっかり愛想を尽かされた

隠蔽工作の背景には、二つの問題が潜む。ひとつはシビリアンコントロール上、欠かせない政治家による統率力が稲田氏には決定的に欠けている点である。

防衛相就任から1ヵ月後の昨年9月、稲田氏は南スーダンPKOの視察を予定していた。15日に訪米し、その足で現地へ飛ぶ日程だったが、前日の16日夕方になって突然、中止した。

防衛省は「抗マラリア薬の副作用による体調不良」と説明したが、稲田氏はワシントンDCでカーター国防長官と会ったほか、アーミテージ元国務副長官、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事と予定通り会談し、米戦略国際問題研究所(CSIS)で講演までこなした。

アーミテージ氏とラガルド氏は、稲田氏が自民党政調会長だった一昨年9月の訪米で面会した相手であり、そのときもCSISで講演している。これらは政治家としての活動である政務の色彩が強く、防衛相としての公務とはいえない活動が含まれている。

しっかり政治活動をこなしながら、最優先すべき南スーダン訪問をドタキャンした神経が防衛省内で疑われたのである。

稲田氏は結局、南スーダンへ行かないわけにはいかなくなり、10月に仕切り直しの訪問となった。現地滞在はわずか7時間、しかも昨年7月にあった銃撃戦の現場を避けて通り、「情勢は比較的落ち着いている」と安倍首相に報告して、隊員が命掛けで取り組まねばならない「駆け付け警護」の任務を与える道筋をつけた。

このほかにも沖縄訪問のドタキャンなど、気分次第なのか公務をキャンセルすることがあり、防衛省は記者団に同行取材を呼びかける際、「状況によっては中止される可能性があります」とただし書きを付けていたほどだ。

さらに、6月にあった東京都議会選挙の応援演説では、「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」と発言した。「防衛省・自衛隊の政治利用だ」との批判を浴びて撤回したが、記者会見で「誤解を招きかねない発言であったことから撤回し、またおわび申し上げているところでございます」と「誤解」という言葉を35回も使って釈明した。

稲田氏は前後の脈絡なく「防衛省、自衛隊、防衛大臣」という言葉を持ち出しており、有権者が誤って理解をする、すなわち誤解する余地はない。

「自分は間違っていない」という子供じみた言い訳は、森友問題でもみられた。

稲田氏は「籠池氏の事件を受任したこともない」「裁判を行ったこともない」と事件とは無関係であることを主張していたが、大阪地裁の出廷記録が報道されたのを受けて一転、前言を撤回した。

極めつけは「私の記憶に基づいた答弁であり、虚偽の答弁をしたという認識はない」と開き直ったことである。「記憶」という言葉を持ち出せば、事実に反していても問題ないというのだ。

こうした「自己チュー」気味の態度は防衛省内でも存分に発揮されており、稲田氏に接する官僚や隊員は「腫れ物に触るようにしている」と正直に打ち明け、隠さない。

■どうしようもない隠蔽体質

隠蔽工作の背景となった二つ目の問題は、もともと防衛省・自衛隊に潜む隠蔽体質である。

2004年、海上自衛隊の護衛艦「たちかぜ」の乗組員だった一等海士が自殺した。遺書には「上官からいじめを受けた」との趣旨が書かれていたことから、遺族は国と上官を相手に損害賠償請求訴訟を起こした。

遺族が「たちかぜ」の全乗組員に実施したアンケートなどの開示を求めたのに対し、海上自衛隊は「破棄した」と主張した。だが、控訴審の途中で現役の3等海佐がアンケートの存在を告発し、ようやく海上自衛隊が裁判所に提出、文書を「重要な証拠」と認定した東京高裁は、国などに約7350万円の支払いを命じる判決を出した。

海上自衛隊は2003年のインド洋での海上自衛隊補給艦から米艦艇へ提供した給油量の誤りも隠蔽し、国会で問題にされた。

加えて陸上自衛隊では2000年、幹部が民間人に違法に小銃を射撃させる事件があった。「表面化すれば、自衛隊の威信が失墜する」として刑事処分をとらずに内部の軽い処分で済ませ、報道で明るみに出るまで事件を隠蔽した。

■組織の「良心」がはたらいた?

防衛省・自衛隊の歴史をひもとけば、事件や不祥事の隠蔽の歴史といっても過言ではない。事実を公表し、説明責任を果たして再発防止と組織再生を誓うことより、組織防衛を優先させるのである。「自ら守るから自衛隊」。こんな戯れ言は耳にタコができるほど聞かされてきた。

今回の日報をめぐる隠蔽工作を、「国会で責められ続けている稲田氏を守る」という動機によるものだったと捉えると間違う。稲田氏が今後、日報の有無をめぐって「ある」「ない」と対応を二転三転させる可能性が浮上したために、「これ以上、組織を傷つけてはならない」と、「あうんの呼吸」で隠し通すことで一致したのではないか。

一方、外部の人間が知るはずのない最高幹部会議での結論が明るみに出たのは、内閣支持率の急降下により安倍政権の足元がぐらつき始めた今こそ、持て余し気味の稲田氏を切り捨て、あわよくば防衛省・自衛隊に潜む旧弊体質を改め、出直しを期したいという組織内の「良心」が働いたと考えるほかない。

稲田氏が隠蔽工作への関わりを否定するならば、防衛監察の中間報告を急がせるべきである。そして中立の立場からの検証結果を、国民の前に示さなければならない。































http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/399.html

[政治・選挙・NHK229] 仙台&横浜 都議選での自民大敗が地方都市にも波及するか 永田町の裏を読む(日刊ゲンダイ)
 


仙台&横浜 都議選での自民大敗が地方都市にも波及するか 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/209731
2017年7月20日 日刊ゲンダイ


  
   横浜市長選、現職の林文子候補と前市議の伊藤大貴候補(C)日刊ゲンダイ

 安倍「一強」政治がダッチロール状態に陥るきっかけとなったのは、都議選での自民大敗だが、この傾向が他の地方都市にも広がっていくと、いよいよ大変なことになる。その意味で注目されるのが、7月23日投開票の仙台市長選と30日の横浜市長選である。

 仙台は事実上、民進と社民が支持し共産と自由が支援する前衆議院議員の郡和子と、自公が支持する会社社長の菅原裕典との対決になる。市政そのものに特に争点があるわけではない中で、昨年の参院選でしっかり共闘を組んで民進党の桜井充を当選させた野党4党が、ここでも勝って、次の衆院選にまでつなげていけるかどうかが見どころとなる。現地の民進党幹部に聞くと「宮城、仙台が、政策合意の面でも選挙活動の面でも、野党共闘のモデルといわれるようにしたい」と張り切っていた。

 対する自公候補は、15日に応援に入った菅義偉官房長官が演説の中で「残念ながら知名度がない。陣営もひとつになりきれていないが、手を伸ばせば届くところまで来た」と、追う立場であることを認めていたほどで、地元紙記者によると「もちろん本人の知名度の問題もあるけれども、やはり加計学園事件の影響が大きく、ビラ配りをする自民党員が罵声を浴びせられることもある」という。

 横浜は、現職の林文子が自公の支持、菅官房長官の後ろ盾で3選を目指すのに対して、前民進党市議の伊藤大貴が挑戦する。争点は2つで、カジノ誘致の是非と、全国の政令都市で横浜だけがやっていない中学校の給食を実施するかどうか。地元の民進党は割れてしまって、旧民主系は林を推し、江田憲司民進党代表代行はじめ旧維新系は伊藤を支持し、それを共産、自由、市民連合が支援する。伊藤は日経BP社員から07年に市議となった江田の子飼いで、カジノ反対、給食実施の立場。もう1人、元民主党衆議院議員の長島一由もカジノ反対を掲げて立候補しており、反対票が分散しそうなことが伊藤の悩みである。林は、以前はカジノ誘致に前向きだったが、市民の8割が反対であることを考慮して、選挙戦ではそれに触れないようにしていて、反対陣営からは争点隠しと批判されている。給食については「家庭の弁当が基本」という持論にこだわりを見せている。

 それぞれに事情も構図も異なるけれども、次の総選挙で安倍自民党を追い詰めていく市民的なパワーが地方の草の根からどのように形成されつつあるのかに着目したい。

高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。











http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/401.html

[政治・選挙・NHK229] 稲田朋美防衛相の日報隠蔽、情報把握を認める!「説明を受けただけ。次官らが勝手に決めた」 
稲田朋美防衛相の日報隠蔽、情報把握を認める!「説明を受けただけ。次官らが勝手に決めた」
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-17720.html
2017.07.20 15:00 情報速報ドットコム



稲田朋美

稲田朋美防衛相がPKO(国連平和維持活動)の日報を破棄するように承認したと報じられている問題で、本人が認める旨の発言をしました。

7月19日に稲田朋美氏は前日までの答弁を一転し、「あくまで日報データは廃棄したとの説明を受けただけ」と強調。実際のデータ破棄や指示は黒江哲郎防衛次官ら同省幹部が別途協議で決定したとコメントしています。

つまり、自分は自衛隊側から説明を聞いただけで、承認とかは一切していないというのが稲田朋美防衛相の発言内容です。事務次官らに責任を押し付けたと見られ、この発言は波紋を呼ぶことになるかもしれません。


稲田氏、協議認める PKO日報 非公表は次官ら主導
http://www.nikkei.com/article/DGKKASFS19H3H_Z10C17A7MM8000/
2017/7/20付 日本経済新聞

 稲田朋美防衛相は19日、南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊が作成した日報を陸上自衛隊が「廃棄した」としながら保管していた問題に関し、2月15日に岡部俊哉陸上幕僚長らと協議したことを明らかにした。あくまで日報データは廃棄したとの説明を受けたとし、非公表を了承したことは否定した。一方、非公表の方針は同じ日に黒江哲郎防衛次官ら同省幹部が別途協議し、決めたことも分かった。(関連記事総合2面に)

"隠ぺい了承" 稲田氏否定 日報問題の本質は? 【AbemaTV】


















“日報”調査結果あすにも発表 稲田氏の関与触れず(17/07/20)


日報の隠蔽を否定 稲田大臣「了承はしていない」(17/07/20)


【佐藤優】 究極の無能 稲田防衛大臣 嘘つきならまだしも 2017年7月20日


記事コメント

こいつが弁護士?
弁護士って、嘘つきがなれる仕事だったんだ…

政治家も嘘つきばかり

経団連も嘘つきばかり

しかも金の亡者ばかり
[ 2017/07/20 15:08 ] 名無し [ 編集 ]

安定の「部下が勝手にやった事」
自分の発言が、古今東西のモブ悪役の定番セリフだという自覚はないんだろうか?
[ 2017/07/20 15:10 ] 名無し [ 編集 ]

「恥知らず」とは、こういう人物のことを言うのでしょうね。
「恥知らず」な人、もう一人、居るけど。
[ 2017/07/20 15:12 ] 名無し [ 編集 ]

悪いのはみんな省庁と罪を擦り付ける安倍政権(笑)僕は悪くないのぉ〜みんな役人が悪いの〜
[ 2017/07/20 15:25 ] 名無し [ 編集 ]

そろそろ…
仲良く2人で入院ですか?
[ 2017/07/20 15:25 ] 名無し [ 編集 ]

ダメな奴らばっかだな。安倍政権は。
[ 2017/07/20 15:31 ] 名無し [ 編集 ]

部下の所為にする上司ってのは、一番やっちゃいけないことなんだがな。自衛官はたまらんね。この整形大臣に求心力は一切ないだろう。
国防を預かるツートップ(首相と防衛大臣)がこんなボンクラでは国民はとことんまで心許ないんだけどいつまで居座るつもりなんだ?
[ 2017/07/20 15:43 ] 名無し [ 編集 ]




http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/403.html

[政治・選挙・NHK229] 文書入手! 加計学園 獣医学部新設に教職員から反対意見続出(週刊文春)



文書入手! 加計学園 獣医学部新設に教職員から反対意見続出
http://bunshun.jp/articles/-/3428
週刊文春 2017年7月27日号


 獣医学部新設を巡り、加計学園の内部から多くの反対意見が上がっていたことが、「週刊文春」が入手した教職員アンケートでわかった。

「新学部設置に対するアンケート調査 調査結果並びに意見集」と題する文書によれば、2014年5月から6月にかけて、岡山理科大学・倉敷芸術科学大教職員組合が、加計学園の教職員を対象にアンケート調査を行った。回収された171票のうち「どちらかというと反対」を含めた反対が130票と大半を占め、賛成はわずか4票だった。


獣医学部反対が圧倒的 /文藝春秋

 反対意見には、〈学生が集まるとは思えない。定員、授業料など問題が多すぎる。定員割れの場合、赤字になり、誰が責任を取るのか?〉など、同学園の経営状況への不安に言及したものが多い。中には〈アベを使うなどのやり方がきたない。獣医ができたら間違いなく財政が厳しくなる。経営者は何を考えているのだろうか?〉と、安倍晋三首相と同学園の加計孝太郎理事長との親密さを問題視する意見もあった。


/文藝春秋

 加計学園傘下の三つの大学のうち、黒字は岡山理科大学だけで、同学園の「事業計画」によれば、2015年度の収支で千葉科学大学は約4億4千万円、倉敷芸術科学大学は約6億5千万円の赤字となっている。

 加計学園に対し、アンケートについて、事実確認を求めたが、回答はなかった。

「週刊文春」7月20日発売号では、教職員アンケートの内容にくわえ、加計学園の内情や加計理事長の知られざる素顔、さらには、山本幸三担当大臣の日本獣医師会との会合における発言を記録した「加計ありき」を裏づける議事録などについて、詳しく報じている。


左:安倍首相 ©文藝春秋/右:加計理事長 ©共同通信社

































http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/404.html

[経世済民122] ECBは9月の理事会でテーパリング計画を発表か、注目はジャクソンホール。 --- 久保田 博幸
ECBは9月の理事会でテーパリング計画を発表か、注目はジャクソンホール。 --- 久保田 博幸
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170720-00010006-agora-bus_all
7/20(木) 15:46配信 アゴラ


6月27日にポルトガルで開催されたECBの年次政策フォーラムで、ECBのドラギ総裁は景気回復に即した緩和策の調整、つまり景気が順調に回復するのであれば、緩和効果を一定に保つための利上げの可能性を指摘した。つまりECBが年内にも理事会で政策修正を検討する可能性が出てきた。

また、ドラギ総裁は今年のジャクソンホール会合に3年ぶりに出席すると伝えられた。

8月24日から26日にかけて末に米国ワイオミング州ジャクソンホールで開催されるカンザスシティ連銀主催のシンポジウムは市場参加者にとり大きな注目材料となっている。これには著名学者などとともに、日銀の黒田総裁など各国の中央銀行首脳が多数出席することで、金融関係者によるダボス会議のようなものとなっている。

2010年8月27日にはバーナンキ議長(当時)がQE2を示唆する講演をジャクソンホールで行った。このシンポジウムに出席していた白川日銀総裁(当時)は予定を1日に早めて急遽帰国し、8月30日の9時から臨時の金融政策決定会合を開催し、新型オペの拡充策を決定した。

2012年のジャクソンホールでは、ECBのドラギ総裁は9月1日にECBのパネルディスカッションの出席も予定されていたにも関わらず、直前になってシンポジウムへの参加を取りやめた。その理由として向こう数日に多忙を極めると予想されるためとECB報道官は語っていたが、9月6日のECBの政策理事会では新国債買い切りプログラム(OMT)を決定していたのである。

2014年8月22日のジャクソンホール会合でECBのドラギ総裁は、ユーロ圏のインフレ期待が「大幅な低下を示した」と発言した。この発言は講演原稿にはなく同総裁の「アドリブ」であった。さらに政策姿勢を一段と調整する用意がある、とした講演原稿の中でも「必要になった場合は」の文言が省かれていた。これらはドラギ総裁は資産購入プログラムの導入を示唆したとされる。その後、9月4日のECB政策理事会では現状維持との大方の市場参加者の予想に反して、利下げとともに、10月からの資産買入れを決定した。

2015年と2016年のジャクソンホール会合にはドラギ総裁は出席しなかったが、今年の会合には参加すると発表された。前回出席した2014年のジャクソンホール会合への出席時にドラギ総裁は政策変更の可能性を示唆していたので今回も政策変更の可能性を示唆するのではとの観測が強まった。

さらにWSJはECBが資産買い入れを段階的に縮小する方針を9月の政策理事会で示唆かと報じている。資産購入規模を現行各月600億ユーロ規模から徐々に縮小する計画を発表すると見られている。


編集部より:この記事は、久保田博幸氏のブログ「牛さん熊さんブログ」2017年7月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちら(http://bullbear.exblog.jp/)をご覧ください。

久保田 博幸


http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/629.html

[経世済民122] 夫婦の年金繰り下げ受給、コツは「夫が先、妻が後」(マネーポスト)
          夫婦の年金、安心して老後を送るための繰り下げ受給のコツは


夫婦の年金繰り下げ受給、コツは「夫が先、妻が後」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170720-00000002-moneypost-bus_all
マネーポストWEB 7/20(木) 16:00配信


 老後までに必要な蓄えは3000万円とも言われる中、いまある蓄えで、果たして老後を安心して暮らせるのか不安に思う人は多い。年金だけで生活するのは難しいとはいえ、老後の生活の柱になるのは確かだ。

 来年1月からは、年間の投資額は40万円まで、年齢制限なく20年間は非課税で運用できる“つみたてNISA”が始まる。定年後も働きつつ、余剰資金を“つみたてNISA”などの運用へ回すことが大事だが、もう1つ、触れておきたいのが、上手な年金受給のコツだ。

 公的年金の満額支給は65才からだが、実は70才まで遅らせることができ、遅らせると支給額が増額されるというメリットがある。社会保険労務士の井戸美枝さんが語る。

「これを、“繰り下げ支給”といいます。この方法だと1年当たりの支給額が約8%増え、70才まで繰り下げると支給額は42%増に。私も、繰り下げ受給で67才から年金をもらうつもりです」

 特に女性は、男性に比べて比較的長生きなので、結婚していたとしても、最後はおひとり様になる可能性が高い。それだけに、妻の年金は夫の年金と時期を少しずらして夫より数年繰り下げるか、思い切って70才受給にするのも手である。ただし、71才以上の繰り下げに増額はなく、年金を受け取る権利は5年で消滅するということも覚えておこう。

「公的年金のほか、企業年金、個人年金保険に加入しているなら、年金が入るスケジュールと、夫婦の年金+その他の合計所得の数字を出し、“見える化”しておきましょう」(井戸さん)

 というのも、介護費の自己負担が1割になるか2割になるかは、夫婦の合計所得が346万円以上かどうかで決まるからだ。

 また、高齢者医療費も今年8月と来年8月に上がるため、なるべく負担を軽くするには夫婦の合計所得が211万円未満になるように調整する必要がある。

 年金などは一気に満額もらうのではなく、夫婦で入る額を計算し、低額を長く受給する、そんな“チビチビ受給作戦”でいくのが賢い選択だ。

※女性セブン2017年7月27日号

http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/630.html

[政治・選挙・NHK229] 獣医師連盟が山本大臣メモ公表 公募2カ月前“加計ありき” 生々しい証言ゾロゾロ(日刊ゲンダイ)
           


獣医師連盟が山本大臣メモ公表 公募2カ月前“加計ありき”
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/209788
2017年7月20日 日刊ゲンダイ


  
   山本地方創生相は獣医師会文書に反論(C)日刊ゲンダイ

 加計学園の獣医学部新設計画をめぐり、国家戦略特区を担当する山本地方創生相が公募の2カ月前に関係者に「加計ありき」を伝えていた。日本獣医師連盟が地方組織に開示した文書で、山本地方創生相の生々しい発言が明るみに出た。

 問題の文書は、獣医師会が作成した面会記録「山本幸三内閣府特命担当大臣との意見交換の概要(抜粋)」。それによると、面会日時は「平成28(2016)年11月17日9時22分〜10時08分」。政府側出席者は山本大臣と事務の秘書官。獣医師会側は蔵内勇夫会長、政治団体「日本獣医師連盟」の北村直人委員長ら幹部4人。

 山本大臣の発言として「獣医師が不足している地域に限って獣医学部を新設することになった」「今治市が土地で36億円のほか積立金から50億円、愛媛県が25億円を負担し、残りは加計学園の負担となった」「四国は、感染症に係る水際対策ができていなかったので、新設することになった」などと記されている。蔵内会長は「大学を作ることに賛成できない」などと発言したとある。

 面会時期は特区諮問会議(議長・安倍首相)が獣医学部新設を決めた11月9日の後で、国民から意見を募るパブリックコメントを始める前日だった。

 山本大臣は20日、内閣府で記者団を前に「獣医師会側の思い込みと私の発言を混同したものであり、正確ではない」と強く反論。「私は大体黙って言い分をずっと聞いていた」などとコメントした。





























http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/405.html

[国際20] 司法長官は「極めて不当」=ロシア疑惑で非難−米大統領 
司法長官は「極めて不当」=ロシア疑惑で非難−米大統領
http://www.afpbb.com/articles/-/3136429
2017年07月20日 14:14 発信地:ロシア


【7月20日 時事通信社】トランプ米大統領は19日、ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューに応じ、セッションズ司法長官が自らの判断でロシア政府の米大統領選介入疑惑の捜査から外れたことを「極めて不当だ」と非難した。大統領が閣僚を表立って批判するのは異例。

 セッションズ氏は大統領選で上院議員として初めてトランプ氏支持を打ち出した功績を買われ、司法長官に抜てきされた。しかし、ロシア政府との接触を上院審議で説明しなかったことが問題化し、捜査からの離脱を表明した経緯がある。

 大統領はインタビューで、セッションズ氏について「捜査から決して外れるべきではなかった」と指摘。「もし身を引くなら、職に就く前に私に伝えるべきだった。伝えられていれば、他の誰かを選んでいた」と強調した。セッションズ氏は大統領との確執から、一時辞意を漏らしたと報じられている。

 一方、大統領は、捜査を打ち切るよう大統領から圧力をかけられたとするコミー前連邦捜査局(FBI)長官の証言を「うそ満載だ」と酷評。モラー特別検察官解任に動く可能性も排除せず、「(捜査が自身の財務状況に及ぶなら)職権乱用だ。捜査はロシアに関するものだ」とけん制した。(c)時事通信社


http://www.asyura2.com/17/kokusai20/msg/116.html

[国際20] トランプ政権、混沌の6か月 挽回の可能性は?(AFP)
米ホワイトハウスで行われた国内製造業者との会合で工具を手に発言するドナルド・トランプ米大統領(2017年7月19日撮影)。(c)AFP/SAUL LOEB


トランプ政権、混沌の6か月 挽回の可能性は?
http://www.afpbb.com/articles/-/3136305?cx_part=txt_topstory
2017年07月20日 07:00 発信地:ワシントンD.C./米国


【7月20日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米政権発足から20日で6か月。トランプ氏はこの半年の間、大幅な軌道修正がなければ政権崩壊につながるようなスキャンダルと無秩序と怒りに見舞われてきた。

 歴代米国大統領は誰もが、ホワイトハウス(White House)が制御不能な状態に陥りかねない危機に襲われている。

 エーブラハム・リンカーン(Abraham Lincoln)大統領は悲惨な南北戦争(Civil War)をくぐり抜け、ビル・クリントン(Bill Clinton)大統領はスキャンダルをめぐる調査で屈辱を味わった。また、バラク・オバマ(Barack Obama)大統領は甚大な被害を出した石油流出事故への対処に5か月を費やした上、経済の立て直しにさらに長い時間を取られた。

 しかし、トランプ氏が就任後6か月間に経験したほどの怒りを呼び起こし、多くの危機に直面した大統領はほとんどいない。

 米プリンストン大学(Princeton University)のジュリアン・ジライザー(Julian Zelizer)教授(歴史学)は「初日からスキャンダルにのみ込まれたことは好ましくないし、重要法案をまったく成立させられていないことも好ましくない。これほど支持率が下がることも、共和党員の離反の恐れがあることも、どれも望ましいことではない」と指摘する。

 トランプ氏は1月20日、大手を振って大統領に就任し、壊れた米政界を立て直せるのは、自身のような有能なビジネスマンだけだと豪語した。だがこの約束は陳腐化する一方のようだ。

 ホワイトハウスの人手不足、技量不足は解消されず、新たに優秀な人材を招き入れることもできずにいる。現職員らは、疲れ切り、士気を失っていることを認めている。

 トランプ氏が掲げた政治公約はすでに粉砕されている。国境の「壁」が築かれることも、北米自由貿易協定(NAFTA)が破棄されることもなく、イランとの核合意は健在で、医療保険制度改革(通称オバマケア、Obamacare)法はまだ撤廃されていない。

 トランプ氏は既に終わった選挙戦から抜け出せずにおり、報道機関や判事、自身が率いる共和党、野党の民主党、自ら解任したジェームズ・コミー(James Comey)前連邦捜査局(FBI)長官に対するけんか腰の発言を繰り返している。

 さらにその間、選挙戦でヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)候補に勝つためにトランプ氏の親族や側近がロシアから情報提供を受けようとしたとの指摘を裏付ける証拠が、一つ、また一つと出てきている。

 明るい面もあった。「カリフ制国家」を自称するイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」はイラクのモスル(Mosul)でほぼ壊滅し、「首都」と位置付けるシリアのラッカ(Raqa)でも包囲されている。また、環太平洋連携協定(TPP)離脱という公約を果たし、連邦最高裁判所判事に保守派のニール・ゴーサッチ(Neil Gorsuch)氏を起用する人事も実現した。

 しかし、トランプ氏が勝ち得たものはごくわずかだ。ジライザー教授は「この6か月が成功だと見てはいないし、成功だという主張は私にとっては理解し難い」と指摘する。

■軌道修正の可能性

 ただし、大統領が軌道修正することは可能だ。ビル・クリントン政権の1期目が波乱に満ちていたことは周知の事実で、クリントン氏もトランプ氏と同じく就任から間もなく医療制度関連の法案成立に失敗し、窮地に陥った。

 ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領に仕え、現在はPRコンサルティング企業ファイアハウス・ストラテジーズ(Firehouse Strategies)でストラテジストを務めるアレックス・コナント(Alex Conant)氏(共和党)は「歴史を見れば、失敗から学び、重要な立法を成し遂げた大統領はいくらでもいる」と指摘する。

 さらにコナント氏は「結局のところ、大統領は何を成し遂げたかで評価される。彼はまだ就任から6か月だ。多くを成し遂げるだけの時間はまだまだ残されている。大統領として偉大な業績を残す可能性もまだある」とした。

 一方、バージニア(Virginia)州シャーロッツビル(Charlottesville)市市長でバージニア大学(University of Virginia)講師のマイケル・サイナー(Michael Signer)氏(民主党)は、トランプ氏には、伝統的な規範と相互監視の仕組みを受け入れる姿勢を示すことが必要だと指摘。「それを拒めば拒むほど、支持率は下がり、大統領としての正統性は低下し、より絶望的な状況に陥る」との見方を示した。

 トランプ大統領の支持率はすでに40%という歴史的な低水準にあり、変化がなければ、2018年の中間選挙での惨敗につながりかねない。

 ジライザー教授は「上下両院のいずれか、または両方で民主党が議席を増やすか、過半数を取ることがあれば、大統領は危機に陥る」と述べ、トランプ氏弾劾などの大規模な抵抗があるとの見通しを示した。

 さらに同教授は「彼は追い詰められたと感じれば感じるほど、対話姿勢を取らなくなる。怒りに駆られ、やられたらやり返すという態度に出るだろう。大統領執務室が平静を取り戻すことも、整然とすることもないだろうし、状況が加熱すれば、さらに醜い事態になるはずだ」と語った。(c)AFP/Andrew BEATTY


http://www.asyura2.com/17/kokusai20/msg/117.html

[政治・選挙・NHK229] 民進党を分離・分割して「たしかな野党」勢力結集(植草一秀の『知られざる真実』)
民進党を分離・分割して「たしかな野党」勢力結集
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-d937.html
2017年7月19日 植草一秀の『知られざる真実』


民進党迷走の主因は政策方針の迷走にある。

進路を誤らせた主犯は菅直人氏と野田佳彦氏である。

2009年に成就した政権交代の偉業がわずか8ヵ月で破壊された。

破壊を主導したのが民主党悪徳10人衆である。

渡部恒三、藤井裕久、仙谷由人、菅直人、岡田克也

野田佳彦、前原誠司、枝野幸男、安住淳、玄葉光一郎

の10名である。

この10名が軸になって民主党政権を破壊した。

その延長上に、現在の民進党の凋落がある。

完全な連続線上の凋落である。

問題は民主党が基本政策をすべて転覆したことだ。

2009年に樹立された鳩山由紀夫政権は、画期的な三つの方針を明示した。

対米隷属からの脱却

官僚支配の打破

大資本による政治支配の根絶

である。

具体的には普天間の県外・国外移設方針、天下りの根絶、企業団体献金の全面禁止

の方針を明示したのである。

ところが、鳩山政権が普天間の県外・国外移設方針を維持し切れなくなって総辞職に追い込まれた。

この機に乗じて権力を強奪したのが菅直人氏である。

菅直人氏は鳩山政権が明示した基本方針をすべて破棄した。

鳩山首相が、対米隷属からの脱却、官僚支配の打破、大資本による政治支配打破を目指したために既得権勢力の総攻撃を受けた。

これを横で見ていた菅直人氏は、すべての基本方針を独断で破棄、基本政策方針を転覆させてしまったのだ。

新たな異本政策方針が

対米隷属、官僚支配容認、大資本による政治支配

に回帰したことは言うまでもない。

権力を強奪した菅直人氏は、その直後の2010年6月17日に開いた参院選マニフェスト発表会見で、突然、消費税率10%への引き上げ方針を提示した。

民主的な党内手続きをまったく経ない、独断専行の暴走政策発表だった。

民主党凋落、転落の最大の要因がこれだ。

民主党は2009年8月30日の総選挙に際して、

「シロアリ退治なき消費税増税をやらない」

ことを明示した。

これをもっとも声高に訴えていたのが野田佳彦氏である。

2009年8月15日野田佳彦氏街頭演説

野田総理 マニフェスト 書いてあることは命懸けで実行


2009年7月14日野田佳彦氏衆院本会議討論演説

天下りの根絶!(麻生内閣不信任の野田佳彦演説)


この最重要公約を菅直人氏が独断専行で破棄した。

そして、その方針を引き継ぎ、消費税増税の法律を2012年8月に強行制定したのが野田佳彦氏である。

主権者に対するこの背信行為によって民主党は主権者の信頼を全面的に失い、2012年12月の総選挙で大敗する。

その結果として誕生したのが第2次安倍政権である。

その流れを、そのまま引きずっているのが現在の民進党なのだ。

民進党幹事長に野田佳彦氏が就任していることが、この現実を如実に示している。

残念ながら、この民進党は主権者の信頼を完全に失っている。

東京都議会議員選挙における民進党獲得議席数5がこれを明白に物語っている。

日本はいま歴史的な岐路に立たされている。

原発、戦争、格差の各問題についての基本方針を定めなければならない。

ところが、民進党の基本方針が定まらない。

原発を廃止するのか、推進するのか。

日本を、戦争をする国にするのか、しないのか。

格差拡大をさらに推進するのか、それとも是正するのか。

この基本の基本がはっきりしないのだ。

この状態で主権者に支持を求めても無理がある。

実態は、民進党のなかにまったく異なる二つの勢力が併存しているというものであろう。

民進党は解体し、安倍応援団と反安倍陣営に分離・分割するべきだ。

その起点になるのが7月25日の民進党両院議員懇談会である。





http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/406.html

[政治・選挙・NHK229] 本当なら…山口氏の準強姦疑惑国会追及を止めた野党議員 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」(日刊ゲンダイ)
 


本当なら…山口氏の準強姦疑惑国会追及を止めた野党議員 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/209826
2017年7月20日 日刊ゲンダイ 文字お越し


  
   ジャーナリストの詩織さん(央)/(C)日刊ゲンダイ

「山口敬之氏の準強姦疑惑の国会追及を止めたのは、中村格氏(事件当時警視庁の刑事部長)と親しい、民進党代表代行の安住淳氏」(ジャーナリスト・藤本順一)

 藤本さんのこの話は、7月5日放送のネット報道番組「ニューズオプエド」の中で出た。

 これって、ほんとなら大大スクープだ。なのに、ぜんぜん後追いがないのはなぜ?

 前出の発言の後、藤本さんはこうも言った。「文句をいう民進党議員は『公認しないぞ』と安住が脅した。岡田氏にそのことを言ったが、『ああいう性格だから……』で済まされた」

 はぁ? ああいう性格って、なんじゃそれ?

 安倍首相と仲が良い山口敬之さんの準強姦事件が不自然な感じで逮捕寸前で止められ、その逮捕を止めたのは当時の刑事部長の中村格という人で、その彼と仲が良い民進党の安住淳議員が、この件の国会追及を止めたって?

 民進党は安倍自民の暴走を止めたい最大野党ではなかったんかい?

 これじゃ、安倍自民と変わらない。

 これから衆議院選もあるし、本気の野党共闘を願っているあたしは、騙されたくない。ほんとのことが知りたいよ。

 そもそも、山口敬之氏の一件は、安倍政権の権力の私物化を示すいい材料だろうに、なんで国会で追及されないの?

 とにかく、被害者の詩織さんが勇気を持って顔出しで会見に臨んだことを、あたしは忘れない。彼女の勇気を、むげにしてはならない。不条理な世を変える、一歩にしなければ。

 それにしても、政治家ってなに? 世の中の弱者を救うため、政治家になったという高尚な人は、稀か? 自分とその仲良しの人間の、利益追従のために生きてるみたいな人ばっかりで厭になる。

 そんな人たちの愉快な生活を支えるため、なんであたしが税金を払わなきゃいけないの? すっごく脱力する話だわい。











関連記事
東スポ 永田町ワイドショー 藤本順一 《安倍首相お友達ジャーナリストの仰天近況入手》 夕刊フジに政局記事、連載していた!
http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/380.html





http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/407.html

[経世済民122] なぜか貯まらない人必見 無理なくできる賢い貯蓄術(日経ウーマン)
あなたは日頃、どのように貯蓄をしていますか? いざ貯めようとしても、思ったように貯まらない……なんて人も多いのでは? 今回は、上手な貯蓄術を学んでいきましょう


なぜか貯まらない人必見 無理なくできる賢い貯蓄術
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170720-57794992-woman-bus_all
日経ウーマンオンライン(日経ウーマン) 7/20(木) 5:00配信


あなたは日ごろ、どのように貯蓄をしていますか? いざ貯めようとしても、思ったように貯まらない……なんて人も多いのでは? 今回は、上手な貯蓄術を学んでいきましょう

 もうすぐ夏休みシーズン! ボーナスも入ったことだし、夏休みの計画を立てている方もいらっしゃるかもしれませんね。せっかくまとまったお金が入ってきますから、日ごろはなかなかできないお楽しみに使うチャンスでもありますよね。一方で、ボーナスの使い道は「貯蓄」という人も多いよう。

 そこで今回は、上手な貯蓄術をご紹介しましょう。

この夏のボーナスを貯蓄する人は4割以上

 消費者庁が全国のモニター2000人に調査した結果によると、この夏のボーナスの使い道を「貯蓄」と回答した人は43.3%だったそう。「旅行」(22.8%)、「ローンの支払い」(20.2%)、「教育関連費」(18.5%)などを大きく引き離して最も高い割合です※1。この調査は広い年代層、さまざまな働き方、家族構成の人を対象にした結果ですが、読者の皆さんの中にも、この夏のボーナスを貯めようとしている人が多いのではないでしょうか。

 でも、いざ貯めようとすると、思ったほど貯まらないことも。夏が終わる頃には、気が付いたらボーナスがほとんど残っていなかった……なんて経験は、私も会社員時代によくありました。

※1 消費者庁「平成29年6月物価モニター調査結果(速報)」

●貯まる特効薬は「先取り貯蓄」

 では、どうすれば思い通りに貯められるのでしょうか? その答えが「先取り貯蓄」です。先取り貯蓄とはその名の通り、貯める分を先に取ってしまうこと。ボーナスやお給料が入ってきたら、使う前に貯める分を取り分けて、残った分だけを使う方法です。

 収入が入ってきて、そこから生活費を使って、残った分を貯める方法だと、気が付いたらあまり残っていなかった、むしろゼロになってしまった、なんてこともありますよね?

 また、残った分を貯めるためにATMから引き出す、貯蓄専用の銀行口座に移し替えるには手間がかかるので、ついつい忘れてしまいがちにもなります。そして次の月に繰り越したお金を生活費に充てて使っているうちに、結局いったいいくら貯められているのか、よく分からなくなってしまうこともあります。

 そこで、毎月必ず「入ってきた分から○万円は貯める」と決めて、使う前に引き出す、あるいは貯蓄専用の銀行口座に移し替えてしまうのが、「先取り貯蓄」です。

 先取り貯蓄をすることで、「貯めようと思っていたのに貯める分が残らなかった」という事態を防ぐことができる上、毎月いくら貯めているのかがはっきりします。月に○万円、年間で○万円貯まるというのも明確になりますから、貯蓄の見通しも立ちやすくなります。毎月のお給料だけでなく、ボーナスでも先取り貯蓄をすれば、まとまった収入が入ったうれしさで奮発し過ぎる前に、着実に貯められます。

 では、先取り貯蓄をするには具体的にどんな方法があるのでしょうか? いろいろなものがありますが、今回は特に初心者の方でも始めやすい方法を三つご紹介しましょう。

最もポピュラーな「財形貯蓄」

 お勤めの方が最もトライしやすい先取り貯蓄の商品が、財形貯蓄です。「財形」と省略して呼ばれることもあります。あらかじめ設定した金額を、毎月の給与と賞与からの天引きで積み立てます。毎月の積立額は月々1000円以上、1円単位で設定できます。ボーナス時には、月々の積立額とは別に積立額を設定できます。とてもポピュラーな方法ですので、既に始めている人もいるでしょう。

 財形貯蓄の最大の特徴は、会社を通して簡単な手続きで始められること。忙しくて銀行の窓口に行く時間がない人でも始めやすいはずです。反面、引き出すときにも会社で所定の手続きが必要です。キャッシュカードがあればいつでもATMから引き出せる預金に比べて、簡単に引き出せないしくみなので、一度貯めたお金をついつい使ってしまうのも防げます。

 また、財形貯蓄には使い道に応じて3種類あります。使い道が自由な「一般財形」の他、住宅資金を積み立てる「財形住宅」、老後資金を積み立てる「財形年金」があります。財形住宅は住宅のため、財形年金は老後に年金として引き出すことを条件に、合わせて550万円までは利子に税金がかからないのもポイントです※2。

※2 一般財形は、一般的な預金と同じく利子に20.315%の税金がかかります。財形住宅、財形年金を目的外の使い道のために引き出すと、20.315%の税金がかかります。お勤め先が提携する金融機関が生命保険会社の場合、財形年金の税金がかからない範囲は払込保険料の累計額が385万円(財形住宅貯蓄積立保険と通算で550万円)までです。

●会社独自の預金制度「社内預金」

 お勤め先に預け入れる預金です。財形と同じく、給与・賞与から天引きで積み立てます。財形と異なるのは、あくまでも会社独自の制度であること。社内預金の制度がない会社もあります。また、お金の預入先はお勤め先の会社で、月々に積み立てられる金額などの条件もお勤め先によって異なります。

 もう一つ、財形との大きな違いが金利です。財形は会社の制度ではありながら、制度の運用は銀行などの金融機関が行うため、利率は金融機関が決めるのに対して、社内預金の利率はお勤め先の会社が定めます。

 また、この利率は厚生労働省令によって下限が0.5%に定められています。2017年7月現在、財形の利率は一般的な預金とほぼ同水準の年0.015%〜0.02%程度ですが、社内預金の利率はそれよりも高いわけです。もし、お勤め先に社内預金の制度があれば、一度利率を確認してみるとよいですね。

会社に制度がなくても使える「自動積立定期預金」

 財形貯蓄、社内預金は、いずれもお勤め先に制度がある場合のみ使えます。転職をしたり、退職をしてフリーランスになったりすると、続けられなくなることもあります。これに対して、お勤め先にかかわらず先取り貯蓄をできるのが、「自動積立定期預金」です。

 自動積立定期預金は、銀行などの金融機関で、毎月決まった日に、一定金額を普通預金から定期預金に自動的に積み立てるもの。金融機関によって細かな条件は異なりますが、月々5000円以上1000円単位など、自分で決めた金額を積み立てます。月々の積み立てとは別に、ボーナス月に積立額を自由に増額できるところもあります。積立期間も金融機関によって異なり、6年以内など定められているところや、解約しない限り自動継続されてずっと続けるところがあります。

 また、貯めたお金の取り扱いも、金融機関によって異なります。自動積立定期預金は、毎月毎月、新しい定期預金を預け入れるしくみですが、それぞれに満期が設定されるタイプと、「おまとめ定期」などと呼ばれ、数カ月分の積立金が貯まったら、それを一つの定期預金としてまとめられるタイプがあります。

 自動積立定期預金を始めるには、ご自身で金融機関の窓口に行って口座開設をする必要があります。また、毎月の積み立て日が必ずしもお給料日と同じではありませんので、給与天引きとはしくみが異なります。一方で、普通預金に残高がある限り、お給料収入があるかないかにかかわらず続けやすいのがポイントです。

●先取りし過ぎには要注意!

 これらの方法はいずれも、初めに手続きさえすれば、後は面倒な手間をかけずに自動的に貯められます。貯めようとしてもなかなか貯まらない人には、ぜひ一度試してみてほしい方法です。

 ただし、上手に貯めていくためには、無理は禁物です。むやみに高い先取り額を設定してしまうと、残りのお金で生活が立ち行かなくなってしまいます。すると、せっかく貯めたお金を引き出すことにも。貯めては引き出し、貯めては引き出しを繰り返していると、結局あまり貯まりません。先取り貯蓄のために生活費を必要以上に切り詰めれば、ストレスが貯まったり、健康を害してしまったりというリスクもあります。大きく生活スタイルを変えなくても暮らせるだけの生活費はいくらか? を確認して、ゆとりの部分だけを先取り貯蓄に回すようにしましょう。

 生活費がいくらなのか分からない、月によって生活費の変動が激しい人は、まずは少額から始めてみては? 月に5000円、1万円と少しずつ積立額をアップしながら、「ここまでならやっていけそう」という金額を探ってみましょう。少額でもよいので、着実に貯められるしくみをつくることが大切です。

文/加藤梨里 イラスト/とげとげ。



http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/632.html

[経世済民122] 日銀の伝家の宝刀「指し値オペ」がインフレ目標と矛盾する理由ダイヤモンド・オンライン)
7月7日、日本銀行は指定した金利水準で国債を買い入れる「指し値オペレーション」を5カ月ぶりに発動した Photo:Ryosuke Shimizu


日銀の伝家の宝刀「指し値オペ」がインフレ目標と矛盾する理由
http://diamond.jp/articles/-/135728
2017.7.20 加藤 出:東短リサーチ代表取締役社長 ダイヤモンド・オンライン


 7月7日に日本銀行は、米欧の債券市場の動きにつられて上昇していた10年日本国債の金利を抑え込むため、「伝家の宝刀」とでもいうべき国債買い入れの「指し値オペレーション」を発動した。

 通常、日銀が国債を市場から買い入れるときは、競争入札によって金利が決定されるが、「指し値オペ」の場合、日銀は購入したい金利水準を提示する。今回は0.11%だったが、これにより「10年金利の上限は当面0.11%」という日銀の意志が市場に伝わった。

 ただ、日銀が10年金利をコントロールする政策は、実は矛盾を抱えている。理屈上は、「現在のようなマイナス金利政策および大規模な国債買い入れ策が、今後10年間継続される」と市場参加者に信じさせなければ、10年金利をゼロ%近辺に誘導することはできない。

 他方で日銀は、できるだけ早くインフレ率を2%にするとアピールを続けている。

 もしも市場が早期のインフレ目標達成を信じたら、「日銀は遠からず出口政策に向かう」→「長期金利は大きく上昇する」→「持っている国債を早々に日銀か他の市場参加者に売却せねばまずい」という連想が強まる。その場合、日銀が「指し値オペ」を少々実施したくらいでは、長期金利の上昇圧力は鎮められないだろう。

 だが、これまでのところ、10年金利の誘導に日銀が成功しているのは、皮肉ではあるが、この政策の目的であるインフレ予想の押し上げに失敗しているからだと考えられる。大半の市場参加者は、「インフレ率の上昇は遅く、金融政策の正常化も遠い」と見なしているため、長期金利が制御不能になる事態は避けられている(冒頭で述べたように、今回の長期金利上昇は海外要因によるもの)

 ところで、日本証券業協会調べの公社債投資家別売買高における売付額と買付額の合計(多くは国債の売買)を見てみると、日銀が異次元金融緩和策を実施してきたこの4年ほどの間に、機関投資家の取引額は激減してしまった。

 2012年の平均に対する17年5月までの1年間の平均売買高は、「都市銀行(長信銀等を含む)」で86%減少、「農林系金融機関」で73%減少、「生保・損保」で69%減少だ。多くの機関投資家は、日銀によってゆがめられた債券相場に嫌気が差し、取引を必要最小限にとどめている。

 債券市場での中心的な取引は、証券会社による「日銀トレード」(日銀に国債を売却してサヤを抜く取引)だ。また、外国人投資家が非常に低い円資金を調達して、同時に短めの日本国債を購入するキャリー取引も、一時より減ったとはいえ、高水準で行われている。

 日本経済の長期的なファンダメンタルズや財政の健全性を考慮した国債の売買は、今やぞっとするほど少なくなっている。その方が、日銀の目先の10年金利誘導にとっては楽な面があるが、国債の適切な価格形成が市場でなされなくなることは、長期的には日本経済にとって非効率かつ危険といえる。

 なお、日銀は7月20日発表の展望レポートで、新しいコア消費者物価指数の予測を発表する。最近の同上昇ペースは遅いだけに、今年度の予想はさすがに下方修正されるだろう。

 しかし、18年度にインフレ目標が達成されるとの予想はかなり苦しいながらも維持されそうだ。追加緩和の手段も限られているため、人手不足でいずれ物価は上昇するというシナリオに日銀は懸け続けると思われる。

(東短リサーチ代表取締役社長 加藤 出)



http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/633.html

[戦争b20] 映画「ひろしま」(未公開作品。原爆投下された広島の様子が余りにリアル。被曝数年後の広島の風景が写っている) 
映画「ひろしま」(未公開作品。原爆投下された広島の様子が余りにリアル。被曝数年後の広島の風景が写っている)
http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/d1086f33c7d1e9f4ba83a9646cd5e03f
2017年07月19日 のんきに介護


ひろしま



https://www.youtube.com/watch?v=a4MZXjgWARw
コメント

tyurukode oma1 年前
世界の指導者たちが見るべき映画。
特に投下直後の地獄絵図を。
生存者の大勢おられた時の撮影だったのでリアルだと思う。
カラーで見れないものだろうか?

かやたん8 か月前
映像の中の人をたすけたい、、
うまく言えないけど

あらたのりえ8 か月前
この貴重な動画を どうか ずっと残して 頂きたいです。

夢野サリー8 か月前
これほど、原爆投下後の様子をリアルに描いたものはない。当時GHQに配慮し、上映は続かなかったのは仕方ないほど、リアリティーがある。今だからこそ、これを拡散し、多くの人が見るべきだ。日教組とか左翼云々言って非難してる場合じゃない。加藤嘉、岡田英二、月丘夢路などの鬼気迫る演技も、もはや商業エンタ映画の域を超えている。制作にかかわった人々、また、UPしていただいたSonureさんに感謝感謝!

松下純治1 年前
始めは何と無く見ていたが、最後まで見いいってしまった。この様な事いつなるか解らない世の中。世界中の政治家諸君この映画を見て戦争や核兵器開発など止めよ。

ポッチャマ1 年前
原爆落ちてすぐにつくった映画って凄いね

新巻真治8 か月前
この事実は世界で唯一、核兵器の害者に晒された日本人だけが理解できる事だと思う。
これを加害者であるアメリカや周りから見ていただけの第三者にいくら訴えも無意味。
人間って本当に賢いようで馬鹿です。実際に自分の身で体験しないと脳みそに刻み込まれません。いつかアメリカ人全員に同じ事が起こりますように!それでこそ世界平等です。

8ESVI9 か月前
1953年8月って書いてあるね。8年後ですな。投下後。
製作日教組ってのがなぁ。まぁ、「原爆の子」が原案だか抜粋だかは知らないけど、ある部分を誇張してるのは何となく分かる。恣意的。
でも、広島の人があった被害の酷さはある意味伝わる。ハダシのゲンとかもそうだけど、

yukiparu 43693 か月前
戦争がどれだけ悲惨か、原爆がどれだけ残酷かこの映画を見て思い浮かびます。

Machi 922 か月前
これだけ多くの人が原爆投下後彷徨っていたなんて。
身体的にも精神的にもどれだけ滅入ってしまったことか。
世の中に、世界に、残していかなければいけない映画だと思います。

gogor13419668 か月前
セットじゃなくて実際の瓦礫だそうです。

ritatti7 か月前
ちなみに、1953年に日教組プロが制作した映画です。

新道善1 週間前
今じゃ同じような作品を制作してもここまでの作品作れないだろうな!
規制がうるさいだろうし、後世に残せる唯一の作品!

ほのキチなしば1 か月前
本当にはだしのゲン通りだ…

safari03171 か月前
実際はこれの1000倍くらいの地獄だったんでしょうね。



http://www.asyura2.com/17/warb20/msg/627.html

[政治・選挙・NHK229] 政府決定2か月前の山本大臣の加計ありき発言(小笠原誠治の経済ニュースゼミ)
政府決定2か月前の山本大臣の加計ありき発言
http://blog.livedoor.jp/columnistseiji/archives/51724780.html
2017年07月20日 小笠原誠治の経済ニュースゼミ


 防衛省の日報の件ですが…

 あの、なんとも理解に苦しむ稲田朋美防衛大臣が嘘を言っていたと報じられています。

 決定的な証拠が見つかったのです。

 でも、本人はカエルの面にしょんべん!

 そして、多くの国民は、どうせそんなことだろうと思っていたということで、別に驚きもしない。

 これが今の政治、今の日本の現実なのですね。

 加計学園の問題に関しては、文春がスクープを報じています。

 実は、加計学園の獣医学部新設を政府として決定する2か月も前に、山本大臣が日本獣医師界側に加計に決めたと言っていた事実が明らかになったのです。

 そのやり取りを記録した議事録が残っており、それを獣医師界が認めたと言うのです。

 ここまで事実が明らかになっているのにも拘わらず、往生際の悪い安倍政権!

 本当に、丁寧に説明したら国民の理解が得られるなどと思っているのでしょうか?

 やっぱり病気だとしか思えません。

 恋々と地位にしがみつく安倍総理とその取り巻きたち!

 今日も、寿司友がテレビに出て安倍総理を擁護することでしょう。

 安倍総理が辞任すると、自分たちの嘘もばれ、そしてテレビにも出ることができなくなってしまう事態を恐れているということなのでしょう。

 そんなことは少し想像を働かせたら誰だって分かる筈。

 にも拘わらずTBSのひるおびの恵氏は、寿司友に意見を求める訳です。

 如何にも庶民の側の人間のような振りをしながら…しかし、結局、アンコンされたメディアの一員でしかないのです。

 来週は予算委員会に総理が出席するとのことですが、どのようなやり取りがなされるのでしょうか?

 本当に往生際が悪い。

 どれだけの時間と労力が、総理が関与したとされる疑惑の質疑の投じられたと言うのでしょう。

 どれだけの役人が、総理を擁護するための当然のために超過勤務を強いられたというのでしょう。

 森友学園疑惑が発覚したのが2月上旬ですから、既に5か月間もこんな状態が続いているのです。

 これではまともな経済運営などできる訳がないではないですか?!

 経済ニュースゼミだからこそ、こうした問題を取り上げるのです。

 

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http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/408.html

[政治・選挙・NHK229] まだやるのか安倍内閣 どうあがいても“野垂れ死に”の運命(日刊ゲンダイ)
 


まだやるのか安倍内閣 どうあがいても“野垂れ死に”の運命
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/209784
2017年7月20日 日刊ゲンダイ 文字お越し


  
   問題だらけ(C)共同通信社

 これが事実なら、大臣辞任で済む話ではない。アフリカの南スーダンにPKOで派遣された自衛隊の日報について、稲田防衛相が隠蔽を了承していたというのだ。19日、複数メディアが報じた。

 報道によれば、情報公開請求に対して「廃棄した」としていた昨年7月の日報が、12月に発見された統合幕僚監部だけでなく、陸自内にも電子データとして保管されていたことが今年1月に判明。その事実を公表するかどうか、防衛省最高幹部による緊急会議が2月15日に行われた。その会議に稲田も出席し、日報を非公表とする方針を了承したという。複数の政府関係者が証言している。

 3月になって、陸自にもデータが残っていたことが報道で明るみに出たが、衆院安全保障委で、「陸自内でデータが見つかったという報告を受けていたか」と問われた稲田は、「報告はされなかった」と答弁している。「防衛省に隠蔽体質があれば、私の責任で改善していきたい」とも言い、シレッと特別防衛監察を指示。稲田が組織的な隠蔽行為を了承し、加担していた上での言動なら、素知らぬ顔で虚偽答弁を繰り返していたことになる。国会軽視も甚だしいのだ。

 仮に稲田が隠蔽を了承し、国会で虚偽答弁を続けていたとして、それを安倍首相や菅官房長官は知っていたのか。知っていたなら、政権全体の問題だ。内閣総辞職もののスキャンダルだし、知らなかったとしても、そんな問題大臣を「適任者」として防衛トップに据えてきた首相の責任問題になってくる。

■無能大臣をかばい続けた「続投責任」

「安倍首相の任命責任はもちろんのこと、稲田大臣が幾度となく問題を起こしてもかばい続け、更迭しようとしなかった“続投責任”も問われます。最初に日報問題が浮上した時に責任を取らせるべきだったのに、その後も都議選の応援で自衛隊の政治利用にあたるような発言をしたり、九州の災害対応で自衛隊が救助活動をしている最中に外出して防衛省を空席にしたりと、稲田大臣は問題行動を繰り返してきました。何度クビになってもおかしくないのに、首相のお気に入りだからと、特別扱いを続けてきた。そういう“えこひいき体質”の政治運営が露骨で、国民も嫌気が差している。それが支持率急落に表れているのでしょう」(政治学者の五十嵐仁氏)

 稲田は「緊急会議を開催したという事実はない」「報告があったという認識は、私にはない」と否定しているが、組織的な隠蔽があったかを調べている防衛相直轄の防衛監察本部に対し、陸自は緊急会議開催の経緯などを報告しているという。近く結果が公表される見通しだ。

 24、25日に行われる予算委の閉会中審査でも、稲田問題がテーマのひとつになってくる。

「稲田大臣の虚偽答弁は今に始まったことではない。森友学園問題でも、『顧問弁護士をしていたことはない』と嘘を言っていました。森友学園が起こした裁判に代理人として出頭していた事実を突きつけられて、渋々認めましたが、『記録にあっても記憶にはない』と居直った。安倍首相も、加計問題などで、どこまで本当のことを言っているのかという疑念を国民から持たれています。トップがそうだから、稲田大臣も嘘とゴマカシで逃げ切れると甘く考えているのではないでしょうか」(五十嵐仁氏)

  
   八方塞がり(C)共同通信社

お友達、同じ思想、イエスマンの3パターンを優遇

 稲田だけではない。この政権は、都合の悪いことは隠蔽し、しらばっくれ、問題をスリ替えて、フタをしてきた。何が起きても、官房長官は「問題ない」「あたらない」と繰り返す。「首相夫人は私人」「『そもそも』には基本的にという意味がある」などと、デッチアゲの事実を閣議決定で積み上げてしまう。嘘の上塗りを重ね、つじつまが合わなくなってきても、強引に幕引きを図ろうとする。最後は「記憶にない」で逃げ切る算段だ。

「ウソをついて逃げれば、やり過ごせると勘違いしているのです。安倍首相のペテンを、政府全体が真似している。そういう隠蔽体質やご都合主義に国民は呆れ、怒っているのに、森友問題や加計問題でも一向に誠意のある対応をしようとはしない。稲田大臣のことだって、安倍首相が寵愛しているのは分かりますが、こんな無能問題大臣をいつまでも置いておくなんて、あまりに国民をバカにしています。日報の隠蔽了承が事実なら、議員辞職に値する大問題ですよ。今さら更迭したところで収まらないし、収めてもいけません。稲田問題と加計問題に共通するのは、仲間内を優遇し、批判は力ずくで封じ込める安倍首相の破廉恥な体質です。この政権がやっていることは、権力の私物化であり、民主主義への冒涜なのです。内閣改造で延命なんてとんでもない。国民無視の悪党政権は即刻、退陣すべきです」(政治評論家・本澤二郎氏)

 自民党の村上誠一郎元行革担当相は16日の「新報道2001」で、安倍の人事について「お友達か、稲田(防衛相)さんとか高市(総務相)さんのように同じ思想を持っているか、イエスマンかの3パターンしかない」と言っていたが、それ以外は「こんな人たち」と切り捨てられる。

 お友達のカケさんや同じ思想を持っていたカゴイケさんには、税金がつぎ込まれたりもするが、サラリーマンの実質賃金は減り続け、負担増で搾り取られる一方。だから消費は回復しないし、政府主導のプレミアムフライデーも盛り上がらない。ない袖は振れないのだ。

■トリクルダウンどころか「トリプルダウン」

 だが、どんなに庶民が景気の低迷を実感していても、政府の月例経済報告では「景気は緩やかな回復基調が続いている」ことになってしまう。一体どこのパラレルワールドの話なのか。アベノミクスの4年間で、国民生活は急速に窮乏化している。

 16年度の税収は、7年ぶりに前年実績を下回った。それも、所得税、法人税、消費税の「基幹3税」がそろって減収である。アベノミクスがもたらしたのは、「トリクルダウン」どころか「トリプルダウン」だ。

「18日の経済財政諮問会議では、国際公約にしている2020年度のプライマリーバランス黒字化も無理だと認めました。消費税を10%に上げても、2020年度は8.2兆円程度の赤字になるという。安倍政権は、経済成長と財政再建の二兎を追うとブチ上げたものの、一兎もモノにできなかったわけで、経済政策の失敗は明らかです。支持率の下落で、党の改憲案を秋の臨時国会に提出することも難しくなってきた。外交も手詰まりで、G20でもまったく存在感を示せませんでした。国家戦略特区での獣医学部の新設問題でも、加計学園が事業者に認定される約2カ月前に『四国に新設する』と獣医師会に伝えていたことが新たに分かった。加計学園の名前を出し、自治体による事業費の負担額まで詳細に説明していたそうじゃないですか。来週の閉会中審査で安倍首相がどう言い繕おうと、もはや『加計ありき』だったことは疑いようがない。これ以上、嘘を重ねても、国民はゴマカされないでしょう。国民が首相の言葉を信じられなくなってしまったらオシマイです。最後の悪あがきをしたところで、末路は野垂れ死にの総辞職しかありません」(本澤二郎氏)

 国民を散々、愚弄してきた悪党政権の命運も尽きた。地位に恋々としがみつこうとしても、もう無理だ。安倍が好んで使う「信なくば立たず」の言葉が、この政権の行く末を示している。








  



http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/409.html

[経世済民122] ビットコインは8月1日頃に本当に分裂するのか(ダイヤモンド・オンライン)


ビットコインは8月1日頃に本当に分裂するのか
http://diamond.jp/articles/-/135733
2017.7.20 野口悠紀雄:早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問 ダイヤモンド・オンライン


 現在、ビットコインの仕様(規格)改善をめぐって複数の提案が競合しており、8月1日ごろに取引が混乱する可能性がある。場合によっては、ビットコインの分裂もあり得る。

 7月18日には、取引所などの事業者で作る日本仮想通貨事業者協会が「取引の混乱が予想される」として、国内13の取引所で、8月1日から取引を一時停止すると発表した。どうしてこういう事態になったのか。

 議論や提案の経緯は、先週の本コラム(『ビットコインを分裂させかねない「フォーク」とは何か』)で述べた。

 システム「拡張」の方法として(1)2015年8月に、ビットコインの取引を記録する「ブロック」のサイズの拡張案(ビットコインXT)が提案されたが、受け入れられなかった。扱えるコンピュータが限られることや、新仕様を採用するとそれまでの旧仕様は扱えず、利用のためには強制的にバージョンアップを求めるやり方(ハードフォーク)だったからだ。

 その後、(2)15年12月に「Segwit」という画期的な規格の提案がなされた。取引データの電子署名の部分を別枠扱いにすることで、ブロックの情報を圧縮、その分、取引の処理速度が上がる。さらに旧仕様のブロックも含めてすべて使えるようにした(ソフトフォーク)ものだった。

 だがいまでも、仕様などの提案で3つのアプローチが併存する。

 その後の新たな提案や支持・不支持の動きは、つぎのとおりだ。

3月、「ビットコイン・アンリミテッド」の
支持が広がった


 2017年3月中旬、マイナー(ビットコインの採掘者)のグループの間で、「ビットコイン・アンリミテッド:Bitcoin Unlimited」への支持が広がった。

 これは、ブロックのサイズを現在の1メガバイトから拡張する提案だ。

 最初のリリースは16年1月だが、17年3月現在で、約11%のノード(参加者)がビットコイン・アンリミテッドを支持している(Wikipedia「Bitcoin Unlimited」参照)。

 ブロックサイズの拡張なのでハードフォークになる。

 ブロックチェーンが複数の系列に分岐するが、この場合は、「Segwit」の「ビットコイン・コア(BTC:Bitcoin Core、あるいはXBT)」と「ビットコイン・アンリミテッド(BTU:unlimited、あるいはXBU)」になる。

 ビットコイン・アンリミテッドを推進するのは、世界最大のマイニングプール(複数のマイナーが協力して仮想通貨を採掘する仕組み)であるアントプール(Antpool)の運営元だ。現在、マイニング機械の約7割のシェアを持つジハン・ウー氏率いるマイニング会社ビットメイン(Bitmain)も支持している。

 ビットメイン社の製品には、「ASICBoost」と呼ばれる特許技術が用いられており、これがビットコイン・アンリミテッドに使われると、マイニングが圧倒的に有利になるという事情が支持の背景にある。ただし、「Segwit」がアクティベート(実行)されると、ASICBoostが使えなくなるのでビットメイン社も支持したわけだが、アンリミテッドには、「バグ」が発生した。

 これによって、ビットコイン・アンリミテッドのチームの能力に疑問符がついた。

(注1)「ビットコインXT」の基となっているのは、「BIP101」におけるブロックサイズの上限緩和提案(BIPとは、Bitcoin Improvement Plan:ビットコイン改善計画)で、コア開発者らによって提案されたこの改善計画では、16年1月11日にブロックサイズ上限を8メガバイトにし、その後、約2年ごとに倍増する。22年に64メガバイトになり、36年までブロックサイズ上限を8ギガバイトまで引き上げるというもの。

「8月1日からSegwit非対応を認めない」
しびれを切らしたユーザー側が提案


 その後、2017年3月12日に、「BIP148」という新しい提案が出された。

「(2017年)8月1日以降にSegwitに対応しないブロックは、正当なブロックとして受け入れない。つまり、Segwitに同意しないマイナーが採掘したコインは、取引所で換金しない」という提案内容だ。それをウォレットや取引所など、マイナー以外のコミュニティで一斉に実行するという。

 この新提案の背景にはつぎの事情がある。

 当初15年12月に、Segwitを提案した開発者らは、17年11月までに全体の95%の合意が得られれば「Segwit」を実装すると発表し、16年12月に、「BIP9」の仕組みを使って合意を得るための投票を開始した(注2)。しかし、期待したほどの賛成が集まらなかった(17年5月現在においても30〜40%しか賛成がない)。そこで、しびれを切らしたユーザーがこの提案を行なったのだ。

 8月1日以降も、マイナーは従来のビットコイン(「Segwit」のシグナルをつけないビットコイン)を採掘することができる。複数の取引系列に分岐が起こるが、これはハードフォークではない。

 ただSegwitのシグナルのないビットコインは取引所が認めないので、価値は低くなるかもしれない。そして使われなくなる可能性がある。

 そうなれば、「分岐したら長いほうのチェーンを採用する」ビットコインのルールに従って、そちら側に分岐したブロックチェーンは廃棄されてしまうので、マイナーは報酬を得られない。そう判断するマイナーは、自主的に「Segwit」を採用することになる。ユーザーによるソフトフォーク(UASF)となる。

 これが「BIP148」の提案者の狙いだが、実際にはそうならない可能性もある。つまり、採用が少なくて負けることもあり得る。

 なお、8月1日以前に合意ができて「Segwit」が実行されれば、UASFは起こらない。

(注2)「BIP9」の規定によれば、最新のブロックから遡った過去2016ブロック分のうち95%以上において、マイナーがソフトフォークに賛成することを表明することによって、ソフトフォークが発動する。

取引所が共同声明
アンリミテッドを認めず


 3月18日、ビットコイン取引所18社が連名で共同声明を発表し、ビットコインの分裂が起こった場合には、ビットコイン・コア(BTC)をビットコインと認め、ビットコイン・アンリミテッドは、ビットコインとは別の新しい仮想通貨BTUとして扱うと宣言した。

 3月31日にはカナダに拠点を置くビットコイン事業者16社が共同で、ビットコイン・アンリミテッドを拒否し、ハードフォークが発生しても取り扱わないとの声明を発した。

5月に「Segwit2x」の提案
7月内に新ソフト配布宣言


 5月にはさらに新たな提案がされた。

 5月23日に行なわれた「コンセンサス2017」という会合で、デジタル・カレンシー・グループ(DCG)という団体が、「Segwit2x」と呼ばれる提案をした。

 これは、80%の合意があれば、「Segwit」を実装し、さらに6ヵ月後にブロックサイズを2メガバイトに引き上げようという提案だ(これは、BIP91と呼ばれる)。

 つまり、Segwit2x=Segwit+2メガバイトへの拡張である。

 ハードフォークでこれを実行するため、反対者があれば、ビットコインは分裂する。

 この提案は「ニューヨーク協定」と呼ばれ、56社のビットコイン大手企業が賛意を表明した。

「Segwit2x」は、UASFのリスクを防ぐために8月1日より前の実行を目指すとし、7月31日(または、7月21日)までに「Segwit2x」のソフトウェアをリリースすると宣言している。ビットメインは、「Segwit2xが7月中に配布されるのであれば、できる限りサポートする」とした。しかし、スケジュールが間に合うかどうかは、はっきりしていない。

大手マイナーがUAHFを発表
アンリミテッドの復活を狙う


 その後、ビットメインによる声明が6月14日に発表された。それが「UAHF」である。

 これは、「UASF」に敵対するハードフォーク計画だ。「Segwit2x」が8月1日までにリリースされなければ、実行すると宣言している。

 ビットメインでは、他のマイナーがこの提案に賛同し、1メガバイトよりも大きなブロックを採掘し始めると、ビットメインもそれに合流し、従来の1メガバイトのブロックチェーンから、より大きなブロックを持つブロックチェーンにネットワークを移行させる。いわばビットコイン・アンリミテッドの復活を狙ったものといえる。

 ビットメインは、2017年8月中に上限を2メガバイトに制限したブロックを採掘し、10月をめどに8メガバイトにする。そして、19年8月に16メガバイトまでブロックサイズを引き上げるとしている。

3つのアプローチが併存
8月1日以降にどうなるか?


 こうして、現在、ビットコインの規格の刷新をめぐっては、「Segwit2x」、UASF、UAHFという3つのアプローチが併存している。

 各グループ(コア開発者、マイナー、取引所やウォレット)の利害を反映して、どのような条件の下で「Segwit」をアクティベートするのかという詳細が異なるのだ。

 7月中に「Segwit」のアクティベーションに関する合意が成立するか、あるいは大多数のマイナーが「Segwit」シグナルを発信すれば、ブロックチェーンの分岐は発生しない。しかし、そうならないと、UASFが発動される。また、UAHFが発動されるかもしれない。

 こうして、7月末から8月初めにかけて、ビットコインの取引が混乱するおそれがある。

ビットコイン混乱の危機
コイン保有者はどうすべきか?


 ブロックチェーンが分岐しても、ビットコインがなくなるわけではない。

 しかし、分岐したときに、一方が大きく売られるなどして、相場が大きく変動する可能性もある。

 取引所は「BIP148」を支持しているので、仮に「BIP148」が負けると、取引所の口座にビットコインを保管している利用者は、価格下落による損失を被る可能性がある。

 この事態を避けるには、取引所の口座ではなく、自分のウォレットで持つのがよい。

<参考文献>

 BIP148、UASFに関する説明としては「BIP148 & UASF FAQ」がよい。

 Segwit2xに関する説明としては、「Explainer: What Is SegWit2x and What Does It Mean for Bitcoin?」が分かりやすい。

 ビットコイン保有者が取るべき行動については、「A Bitcoin Beginner's Guide to Surviving the BIP 148 UASF」がよい。ビットコイン残高を自分のウォレットで保管することを奨励している。

 スケジュールについては、「Countdown to SegWit: These Are the Dates to Keep an Eye On」を参照。

(早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問 野口悠紀雄)



http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/634.html

[政治・選挙・NHK229] 映画「ひろしま」(未公開作品。原爆投下された広島の様子が余りにリアル。被曝数年後の広島の風景が写っている) 戦争板リンク
映画「ひろしま」(未公開作品。原爆投下された広島の様子が余りにリアル。被曝数年後の広島の風景が写っている) 

http://www.asyura2.com/17/warb20/msg/627.html


http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/410.html

[国際20] クウェート、国内のイラン外交官らに国外退去命じる(AFP)
クウェートの首都クウェート市にある最高裁が入った建物(2017年6月18日撮影、資料写真)。(c)AFP/Yasser Al-Zayyat


クウェート、国内のイラン外交官らに国外退去命じる
http://www.afpbb.com/articles/-/3136459
2017年07月20日 19:45 発信地:クウェート市/クウェート


【7月20日 AFP】クウェートは20日、同国内にいるイランの外交官およそ15人に国外退去を命じた。政府筋がAFPに明らかにした。

 匿名で取材に応じたクウェートの当局者によると、同国は「軍事、文化、貿易」に携わるイランの団体の閉鎖も命じたという。

 クウェートの最高裁は先月、イランおよびイランが支援するレバノンのイスラム教シーア派(Shiite)原理主義組織ヒズボラ(Hezbollah)と関係を持ち、クウェート国内での襲撃を計画したとして「テロ」組織の黒幕に終身刑を、その他20人に有期刑を言い渡していた。(c)AFP


http://www.asyura2.com/17/kokusai20/msg/119.html

[国際20] 世界初、マリファナ完全合法化の国が出現(Sputnik)

世界初、マリファナ完全合法化の国が出現
https://jp.sputniknews.com/life/201707203903621/
2017年07月20日 16:36  Sputnik


ウルグアイは世界で初めてマリファナの栽培、販売が完全に許可された国となった。

同国では7月19日より薬局で国家の規制のもとにマリファナの販売が開始された。薬局での末端価格は1グラムあたり1ドル30セントで非合法のディーラーから入手するよりも安い。ウルグアイ政府は今回の合法化でマリファナの非合法販売者の手にわたる報酬を年間700万ドルカットできると見込んでいる。
ウルグアイのマリファナ製造も国家の規制下に置かれる。

ウルグアイに続いてカナダもマリファナの栽培、販売日の合法化に踏み切ろうとしており、年内にも法案が提出される運びとなっている。

米国では数州でマリファナが合法化されているものの、連邦法レベルでは依然として非合法の位置づけ。

マリファナなど作用が軽いとされる麻薬の所持ないしは使用は一連の国では取り締まりが緩く、重い犯罪にはならない。そうした国としてはスペイン、ポルトガル、オランダ、ベルギー、英国、ドイツ、チェコ、マルタ、ルクセンブルク、エクアドル、メキシコ、コロンビア、パラグアイ、アルゼンチン、ブラジル、ベネズエラ、カンボジア、チリ、ジャマイカ、オーストラリアが挙げられており、ひょっとすると朝鮮民主主義人民共和国もこのカテゴリーに入っているかもしれない。北朝鮮の麻薬に関する法律は外の世界には未知のままだからだ。

マリファナを医療行為で用いているのがイスラエル、デンマーク、オーストリア。

大多数の国ではマリファナの所持、拡散、栽培は刑法に触れる犯罪とされており、短期の禁固刑が科されることもある。麻薬問題の解決にラディカルな方策を講じる国もある。


http://www.asyura2.com/17/kokusai20/msg/120.html

[国際20] ソ連支配の記憶を消したいポーランド、「報い」を誓うロシア(ニューズウィーク)
ワルシャワにあった赤軍とポーランド人民軍兵士の記念碑。今は撤去された Katarina Stoltz-REUTERS


ソ連支配の記憶を消したいポーランド、「報い」を誓うロシア
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/07/post-8018.php
2017年7月20日(木)17時00分 ダミアン・シャルコフ ニューズウィーク


<第2次大戦の歴史認識めぐりロシアとポーランドの対立が再燃>

愛国主義的な右派政党「法と正義」が政権を握るポーランドは7月17日、全体主義的な歴史を一掃する新法を成立させ、ロシアとの間に新たな緊張が生じている。

新法の狙いは、共産主義をはじめ、「その他のあらゆる全体主義」体制を美化する動きを封じること。公共の記念碑などから、全体主義体制の犠牲者を生んだ歴史的事件を美化する記述(日付や人名も含む)を消すよう義務付けている。

【参考記事】ポーランドで数万人が憲法尊重を求める反政府デモ

これに対し、ロシア政府は自国に対する「甚だしい侮辱」だと反発。議会でも制裁を検討すべきだとの声が上がっている。

「ロシアの人々と旧ソ連邦の共和国の人々を侮辱するものだ」──ロシア外務省は18日に声明を発表した。

「ソ連邦の若者たちは、ポーランドを含むヨーロッパの人々の生命と自由を守るために共通の敵と戦った。にもかかわらず、ポーランド政府は意図的に驚くべき挑発に踏み切った」

こうした暴挙には当然の「報い」があると、声明は警告している。

ロシアにとってとくに許しがたいのは、第2次大戦中にナチス・ドイツと戦って戦死し、ポーランドに埋葬されたソ連軍将兵60万人に捧げる記念碑が消えることだ。「捕虜となってナチスの強制収容所に入れられ、今はポーランドの地に眠るソ連軍兵士も何万人もいる」と声明は述べる。彼らの栄誉ある死を記念碑から消すことは許し難い暴挙だというのだ。

東欧の解放者、それとも略奪者?

第2次大戦中、ヨーロッパの東部戦線では激戦が繰り広げられ、夥しい数の犠牲者が出た。この戦いはロシア人の心を揺さぶる歴史として今でも語り継がれている。ナチス・ドイツに対する赤軍の勝利は、ソ連の不名誉な歴史を帳消しにする輝かしい偉業だ。

世論調査によれば、大多数のロシア人は今も、ソ連軍は連合軍の支援なしでもナチス・ドイツを撃退できたと考えている。

ロシアのワレンチナ・マトビエンコ上院議長は19日、ロシア外務省はポーランドへの「対抗措置」を検討中だと語ったが、詳細は明かさなかった。アントン・ベリャコフ上院議員は新法を支持したポーランドの政治家に制裁を科すことを提案している。

【参考記事】ポーランドの「プーチン化」に怯えるEU

一方、ポーランド政府はロシア外務省のマリア・ザハロワ外務省報道官が新法の中身をきちんと理解せずに、「ポーランドの信用を傷つける」ような反応をしたと非難している。

「マリア・ザハロワが言及した法律は赤軍兵士の埋葬場所にある記念碑の変更を意図したものではない」と、ポーランド外務省は19日の声明で述べた。「ポーランド人、ウクライナ人、ロシア人、その他の人々を犠牲にした全体主義のシンボルを美化することを防ぐための法律だ」

【参考記事】ポーランド右傾化で高まるEUとの対立懸念

第2次大戦の歴史認識をめぐり、ロシアとポーランドは対立を続けている。ロシアはソ連軍がナチスの支配から東ヨーロッパを解放したと主張しているが、ポーランドにすれば、ナチスの侵攻後に東部に侵攻し、ポーランドをナチスと分割占領したソ連軍への怒りは消えない。

戦後ポーランドは再び独立を果たしたものの、ソ連の後ろ盾を得た社会主義政権が成立し、冷戦期を通じてソ連の衛星国となった。これが、ポーランドが今、記憶からかき消そうとしている歴史だ。



http://www.asyura2.com/17/kokusai20/msg/121.html

[政治・選挙・NHK229] 批判と異論なき安倍「一強」、実はひ弱だった! 
批判と異論なき安倍「一強」、実はひ弱だった!
http://79516147.at.webry.info/201707/article_292.html
2017/07/20 14:34 半歩前へU

▼批判と異論なき安倍「一強」、実はひ弱だった!


 「共謀罪」を契機に毎日新聞、朝日新聞が本来の使命を取り戻した感がある。両紙とも安倍政権の危険性を厳しく追及。連日、」健全な政治を取り戻すためのキャンペーンを張っている。

 以前から言論の府としての立場を堅持し続けた東京新聞、日刊ゲンダイには嬉しい援軍だ。メディアは権力を監視するのが最大の使命である。

 御用新聞の読売、産経に対抗する良識派の東京、日刊ゲンダイ、毎日、朝日と私たちはスクラムを組もう。日本を破壊せんとする政権を打倒しよう。

 毎日新聞が小心者の安倍晋三を突いた。
安倍晋三ごときと比較するのは、田中角栄に対して失礼というものだ。
白鵬に幼稚園児を対戦させるようのものだからである。

*****************

 ポスト安倍の一人、石破茂元幹事長は「サンデー毎日」7月23日号で「田中(角栄元首相)先生を思い出す。ロッキード選挙の逆風の時だった。派閥の総会でこう発言したのを鮮明に覚えている。

 『俺の悪口言って、皆上がって来いよ』『俺は田中派だが、あいつだけは許さない、と言って上がって来るんだぞ』と。包容力があった。親方というのはそういうものなんでしょうね」と話す。

 ひるがえって安倍晋三首相率いる自民党。
後藤田正純副幹事長が都議選期間中に政権運営の問題点を指摘した街頭演説をしたところ、党幹部から注意されたという。

 当の安倍首相は都議選の応援演説で聴衆を指さし「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と異論を封じる姿勢に終始した。自民党は歴史的惨敗を喫した。

 多様性は自民党の力だった。安倍首相は結局、自ら首を絞めているのではないだろうか。「一強」、実は弱い。

関連原稿はここをクリック
https://blogs.yahoo.co.jp/overthewind999/66096369.html



http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/413.html

[政治・選挙・NHK229] 支持率が気になって仕方がない安倍首相! 
支持率が気になって仕方がない安倍首相!
http://79516147.at.webry.info/201707/article_293.html
2017/07/20 18:34 半歩前へU


▼支持率が気になって仕方がない安倍首相!


 安倍晋三は19日夜、東京都内で麻生太郎らと会食した。(敬称略)

 出席者によると、首相は「小泉政権は田中真紀子外相を更迭したときに、内閣支持率が下がった」と言及。来月初旬に内閣改造・党役員人事を控え、支持率が気にかかっているようだ。  (以上 朝日新聞)

******************

 東京・銀座のステーキ店「銀座ひらやま」での2時間を超える会食には、高村正彦や萩生田光一、古屋圭司らも同席した。

 政権浮揚を狙って安倍は来月3日にも党と閣僚人事を行う考えだ。改造で思惑通り内閣支持率が回復するかどうか計りかねているようだ。

 安倍晋三のよりどころは内閣支持率。それが森友疑惑、加計疑惑と、「共謀罪」に代表される無責任かつ不誠実な態度に、一気に支持率が急落した。

 安倍は自身が有権者から「不信任」を突き付けられているにもかかわらず、内閣改造という小手先の小技で誤魔化せると思っているようだ。

 裸の王様は状況が読めないらしい。自分で蒔いた種は自分で刈るがいい。












http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/415.html

[政治・選挙・NHK229] 毎日新聞と東京新聞に座布団5枚! 


毎日新聞と東京新聞に座布団5枚! 
http://79516147.at.webry.info/201707/article_294.html
2017/07/20 18:50 半歩前へU


▼毎日新聞と東京新聞に座布団5枚!


 高瀬毅さんフェイスブックに投稿した。

 稲田防衛相が、南スーダンPKOの日報に関し防衛省と自衛隊の組織的隠ぺいを了承していた問題。日経はともかく、一般紙で、トップにもってきたのは、毎日と東京のみ。朝日は左肩。なぜか日経と同じニュースがトップ。

 政権の宣伝紙、読売と産経は一面で触れず。

 いつもは安全保障だのミサイルがどうだのと、武張った記事で読者を煽りまくるのに、防衛を司るトップの信じ難い行動を大きく伝えません。

 右だの左だのという議論以前に、そもそも政権にすり寄りすぎて、二ュースの出し方そのものが信用なりません。


 稲田防衛相は、極めて重大な過ちを犯していますが、首相は内閣改造まで、この問題大臣の首を切らないのでしょうか。

内閣支持率がさらに下がるだけですが。

 ニュースのオンエアのたびに、周囲のスタッフの反応は、もうどうしようもない安倍政権という受け止め方に変わってしまったことを感じます。

 顔も見たくないという不快感が、国民感情の中に育っていると思いますけどね。

*********************

 私の落語仲間は「テレビに安倍晋三の顔が映ると気分が悪くなる」と言って、ほかの番組に切り替えるそうです。

 この気持ちよく分かります。NHKの「安倍総理大臣は」が始まると、ヘドが出るほど不快になります。私は即座に「消音」に切り替えます。

 毎日と東京の「ニュース判断力の正確さ」に、座布団5枚上げたくなります。










http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/418.html

[国際20] 驚愕実態!対北朝鮮制裁は「ザル状態」だった 平壌には今も多くの日本製品が並んでいる 
  平壌の高級品店の様子。多くの日本製品が置かれている(写真:NK News提供)


驚愕実態!対北朝鮮制裁は「ザル状態」だった 平壌には今も多くの日本製品が並んでいる
http://toyokeizai.net/articles/-/181107
2017年07月20日 高橋 浩祐 :国際ジャーナリスト 東洋経済


■対北制裁は、抜け穴だらけのザル状態

北朝鮮がシンガポールにある貿易会社を通じて、数々の制裁逃れをしてきた実態が明らかになった。この貿易会社は平壌で高級品店2店舗を経営する。そして、そこで、国連制裁で北朝鮮への輸出が禁止されているはずの宝石や高級時計など「ぜいたく品」を販売している。店内には、ヤマハの楽器や缶コーヒーのポッカなど日本ブランドの商品も数多く陳列されており、対北制裁が依然、抜け穴だらけのザル状態となっていることがうかがえる。

ザル状態になっていることは、この問題で筆者が取材協力してきた北朝鮮関連ニュースの専門サイト「NK News」による調査報道で明らかになった。問題の貿易会社は、シンガポールに拠点を置く「OCNシンガポール」(以下、OCN)。株主となっている同社のオーナー陣はシンガポール人の兄弟らだが、実態は北朝鮮のフロント企業と化しているようだ。OCNはNK Newsの取材に応じていない。

NK Newsの有料会員制サイトNK Proの記事によると、OCNは、故金正日総書記が金一族の秘密資金を管理するために1974年に創設した外貨獲得機関の「朝鮮労働党39号室」と深いつながりを持つ。NK Newsの取材に対し、北朝鮮の元幹部は39号室がOCNの売り上げの大部分をせしめていると証言している。国連安全保障理事会は昨年3月、39号室を経済制裁の対象に指定。今年6月には39号室と関連がある高麗銀行など4団体も制裁対象に加えた。

NK Proによると、OCNは1990年代半ばから北朝鮮で商業活動を開始した。現在、北朝鮮で経営する2店舗は、平壌市民から「シンガポールショップ」と呼ばれているという。これらの店舗で買い物ができるのは、平壌の上級支配階層や平壌駐在の外国人外交官に限られ、観光客は立ち寄ることができない。


世界の名だたるブランドが並ぶ(写真:NK News提供)

NK Newsが入手した平壌の2店舗内を撮影した写真には、グッチやシャネル、プラダ、バーバリー、モンブランといった世界の名立たるブランド品が写っていた。

日本ブランドでは、ソニーやパナソニック、ヤマハ、セイコーの製品も陳列されていた。具体的な商品としては薄型テレビやノート型パソコン、宝石のほか、ランコムやロレアルの化粧品、さらにはヴィダルサスーンのヘア製品も並んでいた。

■禁輸対象としているが…

シンガポール政府は2010年以降、国連の北朝鮮制裁決議に基づき、葉巻や毛皮製品など14の品目をぜいたく品(奢侈品)と定め、禁輸対象としている。このうち、平壌にあるOCNの2店舗では、洋酒と香水化粧品、楽器、革製バッグ・衣類、プラズマテレビ、葉巻、高級宝石、高級時計の8つの品目が販売されていた。


シンガポールから北朝鮮への禁輸措置の対象(写真:NK News提供)

日本はシンガポールよりもさらに厳しく、マグロのフィレや万年筆、楽器、酒類を含め、24品目を北朝鮮への禁輸措置の対象にしている。


ヤマハ製品が陳列されている(写真:NK News提供)

NK Newsが入手した平壌の店の写真には、ドラムやサキソフォン、キーボードといったヤマハ製品が陳列されている。シンガポールにあるヤマハ子会社の広報担当者はNK Newsの取材に対し、平壌でヤマハ製品が販売されていることに同社として驚きを隠せない様子で、調査にも乗り出したことを明らかにしている。

平壌の店内で販売されている日本の「ポッカサッポロフード&ビバレッジ」の缶コーヒーをめぐっては、2008年に同地で撮影された製品には、OCNが販売元として記載されていたが、今年撮影された缶コーヒーからはOCNの名前が消えていた。


「ポッカサッポロフード&ビバレッジ」の缶コーヒー。左が2008年撮影、右が今年撮影のもの(写真:NK News提供)

なぜか。OCNは2012年まで、ポッカのシンガポール子会社(PCS)が製造するコーヒー缶製品を販売元として北朝鮮に輸出していたことがわかっている。PCSのアラン・オングCEOはNK Newsの取材に対し、日本が北朝鮮に対する全面禁輸を科した2012年当時、自社製品が北朝鮮に直接輸出されるいかなる取引をやめることを決定、それに伴ってOCNのラベル記載をやめたことを明らかにした。

しかし、OCNの別のフロント企業で、シンガポールに法人登記されている T SPECIALISTは2012年以降、OCNの事業を引き継ぎ、今日までPCSの缶コーヒーを北朝鮮に輸出し続けている。

■ポッカ日本本社は把握しているのか?

ポッカ日本本社はこうした北朝鮮との取引を把握しているのか。

ポッカの広報担当者は筆者の取材に対し、「2012年にPCSがOCNとの取引停止を検討した際、ポッカ社がPCSから相談を受け、それによりPCSの商品がOCNを通じて北朝鮮に輸出されていることを認識しました。その後、PCSがOCNとの取引を停止したことも認識しております」と電子メールで回答した。

しかし、PCSとT SPECIALISTの取引については、ポッカ本社は「認識をしておりませんでした」と回答した。

ポッカ日本本社がPCSの売り上げの一部をキャッシュあるいはロイヤルティといった形で得ていたかどうかについて、ポッカの広報担当者は、PCSがブランドオーナーである日本本社にPOKKAブランドの使用料を支払っていることを認めた。しかし、日本本社としてはPCSの商流への関与はしていないと述べた。


平壌の2店舗内を撮影した写真には、グッチやシャネル、プラダ、バーバリー、モンブランといった世界の名立たるブランド品が写っている

また、NK Newsの取材によると、OCNは金融業にも乗り出している。同社は柳京商業銀行を設立し、前述の平壌の店舗にATMを設置済みだ。1万ドル以上の銀行預金残高を有する預金者には、両店舗での買い物で10%のディスカウントを受けられる特典も提供しているという。

■北朝鮮の密輸ネットワーク

さらに、OCNは金融だけではなく、海運事業にも進出してきた。OCN傘下のシンガポール拠点の船舶会社は貨物船を保有する。そして、国連と米国のシンクタンクのC4ADSによって、北朝鮮の密輸ネットワークに関与していると指摘されたシースターシップス(海之星船舶管理有限公司)がOCN傘下の香港拠点の海運会社を運営しているとみられている。

北朝鮮の元幹部によると、日本製品を積んだ貨物船は、まず第三国である香港や、中国の天津に寄港する。そして、そこで別のコンテナに荷物を積み替え、平壌に近い北朝鮮の南浦港に貨物船を向かわせるという。

国連北朝鮮制裁委員会元専門家パネル委員の古川勝久氏は「OCNと金融と貨物船のリンクは非常に重要だ。シースターシップスと関係があるとは思わなかった。シースターシップスは、専門家パネルでもかなり追及した」と述べた。

歴史を振り返れば、北朝鮮は1990年代半ば、餓死者が数百万人にも及んだとみられる大飢餓に襲われた。国連の安全保障理事会や米国、日本は、核ミサイル開発を続ける北朝鮮に対して、厳しい制裁措置を科してきた。しかし、この間ずっと、北朝鮮は核ミサイル開発を続行した。平壌は一向に核ミサイル開発をやめていない。OCNの事例が示すように、北朝鮮に対する経済制裁は「ザル」状態で、制裁の実効性がまだまだ不十分な点がみられる。国際社会が制裁を強化し、北朝鮮に断固たる意志を示す余地は大いにある。




http://www.asyura2.com/17/kokusai20/msg/122.html

[政治・選挙・NHK229] 驚愕実態!対北朝鮮制裁は「ザル状態」だった 平壌には今も多くの日本製品が並んでいる :国際板リンク 
驚愕実態!対北朝鮮制裁は「ザル状態」だった 平壌には今も多くの日本製品が並んでいる 

http://www.asyura2.com/17/kokusai20/msg/122.html


http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/419.html

[政治・選挙・NHK229] “加計ありき”の証拠が続々! でも安倍応援団は「加戸前愛媛県知事の証言で疑惑は晴れた」の大合唱、そのインチキを暴く! 
          
             自由民主党HPより


“加計ありき”の証拠が続々! でも安倍応援団は「加戸前愛媛県知事の証言で疑惑は晴れた」の大合唱、そのインチキを暴く!
http://lite-ra.com/2017/07/post-3328.html
2017.07.20 ネトウヨ絶賛の加戸前知事証言はインチキ  リテラ


 加計問題をめぐり、山本幸三地方創生相が政府決定の2カ月も前に「加計に決めた」と獣医師会に通告していた議事録の存在が明らかになった。山本地方創生相は「獣医師会の思い込み」などと強弁しているが、“加計ありき”疑惑はますます深まったと言わざるを得ない。

 このように“加計ありき”の証拠ばかりが次々と出てきており安倍政権は追い込まれているが、しかし安倍支持者は、ここまできても、なぜか「前回の閉会中審査で真実は明らかになった!」「前愛媛県知事の加戸守行氏の答弁で終わった話だろ」と声高に叫んでいる。「前愛媛県知事の加戸守行氏の答弁が加計問題の疑惑をすべて晴らした」と言うのだ。

 加戸氏は、10日に開かれた閉会中審査に前川喜平・前文部科学事務次官とともに与党側の推薦で参考人として出席。加戸氏は元文科省の官僚であり前川氏の先輩にあたる人物だが、審議ではこのように持論を主張した。

「行政が歪められたという発言は、私に言わせますと、少なくとも獣医学部の問題で強烈な岩盤規制のために10年間我慢させられてきた、岩盤にドリルで国家戦略特区が穴を開けていただいたということで、『歪められてきた行政が正された』というのが正しい発言ではないかと私は思います」

 だが、審議が行われたあとにマスコミが加戸氏の発言をほとんどクローズアップしなかったことから、ネット上では安倍擁護派から「偏向報道だ」「加戸氏の正論を報じないのは不当だ」などという声が噴出。閉会中審査の夜に『ユアタイム』(フジテレビ)でMCの市川紗椰が「私が印象的だったのが加戸前愛媛県知事。それがすべてだったのかなという気もしたんですよ。丁寧に説明して辻褄が合うんですよね。なんかいいのかなって、納得しちゃいました」と言及したのを「偏向しない番組を久々に見た」などともちあげていた。そうした声に押されたのか、ネトウヨだけでなく安倍応援団メディアの『ひるおび!』(TBS)でも、八代英輝弁護士が「あと、前回埋もれてしまった感があるんですけど、加戸守行前愛媛県知事のお話もこの場(安倍首相出席の集中審議)であらためて聞いてみる意味があるんじゃないかなと思うんですよね」と述べたり、立川志らくが「加戸前愛媛県知事の誠実な答弁」「加戸前愛媛県知事の発言を聞いていると、真実を知るには民主党政権までさかのぼらないといけない」など、加戸発言をもち出しはじめた。官邸周辺も加戸発言を取り上げないのはおかしいとオフレコで言っているという話もある。

 しかし、加戸氏の発言を前川証言と比較すること自体が、はっきり言ってバカバカしいというものだ。なぜなら、いま問題となっているのは「国家戦略特区において獣医学部新設が加計学園に選ばれた、その決定にかかるプロセスの不透明さ」であって、現役官僚だった前川氏とは違って加戸氏はそうしたプロセスにまったくタッチしていない。つまり、表向きは「行政が歪められたのか否か」など知る由もない立場だ。

■加戸前知事が語ったのは、「夢だから」「悲願だから」という単なる感情論

 もっと言えば、加戸氏は愛媛県知事として今治市の学校誘致にかかわり、国家戦略特区でも今治文科会に今治市商工会議所特別顧問という肩書きで出席してきた、本人いわく「応援団の一員」である。そうした人物が「歪められた行政が正された」と発言するのは当たり前のことで、醜聞を流されても古巣に反旗を翻すかたちで前事務次官という立場から決定プロセスで官邸からの圧力を証言している前川氏とは「重み」はまったく違う。テレビや新聞が加戸氏証言を無視したのは、実際のところ、それだけニュースバリューがなかったというだけの話である。

 このように、ニュース性の観点から加戸氏の証言をいちいち取り上げる必要など微塵もないのだが、ネットのみならず官邸までもが加戸氏の証言が真理だなどとほざくなら、致し方ない。いかに加戸氏の証言が取るに足らないものであったかを明らかにしよう。

 まず、審議において加戸氏が強調したことは、「いかに獣医学部誘致が愛媛県と今治市において悲願であったか」ということだ。

 加戸氏に言わせると、今治市には古くから学園都市構想があったが「話がぽしゃりまして、結局、土地だけがあって学園都市構想が宙に浮いた状態」だった。他方、「鳥インフルエンザの問題などで公務員獣医師の数の少なさ、確保の困難さ、獣医学部の偏在等々の状況、アメリカの適切な対応などを見ながら『日本も遅れているな』」と感じていた矢先、学園都市構想に手を挙げたのが加計学園。加戸氏は「渡りに船と、この獣医学部構想で取り組んでもらった」と言う。

 そして加戸氏は、日本の獣医師がアメリカやイギリス、ヨーロッパなどの国々とくらべて「10年遅れている」とし、熱弁を振るった。ネット上では「感動の嵐」の答弁らしいので、少々長いが紹介しよう。

「10年の遅れを取り戻すべき大切な時期だ。そんな思いできょうも参上させていただいたわけでありまして、事柄は、地方再生、東京一極集中ではなくて地方もがんばる、地方も国際的な拠点になりえるんだよ、そういうもののモデルケースとして、愛媛県の今治の夢を託している事業でありまして、『加計ありき、加計ありき』と言いますけど、12年前から声をかけてくれたのは加計学園だけであります。私のほうからも東京の有力な私学に声をかけました。『来てくださいませんか』と。けんもほろろでした。結局、愛媛県にとっては12年間、加計ありきで参りました。いまさら、1年、2年の間に『加計ありき』ではないんです。それは、愛媛県の思いが、この加計学園の獣医学部に詰まっているからでもあります」

 苦節12年、欧米に遅れをとっている獣医学の国際的拠点をつくるという愛媛県の夢、今治市の夢を加計学園に託し、これまで厚い岩盤規制に撥ね返されてきたが、国家戦略特区という枠によってようやく実現した──加戸氏は切々とそう述べたわけだ。

 だが、はっきり言って「だから何」としか言いようがない。棚ざらしになっていた学園都市計画が加計学園の挙手によって動き出したという意味では、自治体が「加計ありき」となるのは当たり前の話だろう。しかし、それは自治体側の思いでしかなく、「長年切望してきたから」「夢だから」という情緒的な理由は獣医学部の新設という全国的見地からの検討が必要な議論とは何の関係もない。いや、徹底して排除されなければならないはずだ。

 しかも、加戸氏が獣医学部新設の正当性の根拠に挙げる「公務員獣医師の確保」というものも、学部新設で対応すべき問題ではない。

■「公務員獣医師の待遇を改善すべき」との当然の指摘も、“獣医師会の陰謀”扱い

 たとえば、公務員獣医師の不足や獣医師の地域的な偏りについては、その土地に獣医学部ができたからといって解決できるものではない。事実、直近で獣医学部ができた青森県や、3つの獣医学系大学を擁する北海道でも公務員獣医師の募集定員を確保できず定員割れを起こしている。その原因については、ペット獣医の人気が高いこと、そして公務員獣医師の初任給が月約20万円という待遇の悪さが指摘されている。つまり、公務員獣医師の不足は四国に限った話ではなく全国的な問題であり、定員割れを解消するためには待遇改善が先決となっているのだ。

 こうした問題を農水省も把握し、解消に向けた待遇改善をすでに打ち出しているのだが、しかし、加戸氏はそれを無視して、“獣医師会の陰謀”とばかりに、こう語った。

「獣医師会の反対は何かと申しましたら、処遇しないからだと。愛媛県は、四国は獣医師の給与体系を国家公務員の獣医師よりも上回る体系をつくることができるのか。じゃあ、それは、獣医師が充足されたときは給料を下げるのか。愛媛は給料が安いから行かないんだよとか、奨学金を出さないから行かないんだよ、全部東京にきたら養成して返すからと、そういうことでいいのかなということがひとつ」

 当然の指摘も“獣医師会の横暴”にすり替えてしまう加戸氏。それは教員確保の問題でも同じだ。

「論議を聞きながら思いますのは、少なくとも私の知る限り、提案した時点から東京の私学の獣医学部は45人とか50人とか50数人の教授陣容のままで時代の進展に対応しないまま、今日にきております。そのなかで今治で計画しております獣医学部は72人の教授陣容で、ライフサイエンスもやります、感染症対策もやります、さまざまなかたちでの、もちろんそれは既得の医学部の一分野でやられているかもしれませんけども、そういう意欲をもって取り組もうとしている」

 学生数に対して教員数が不足している既存の獣医学系大学に対し、加計学園が新設する獣医学部は72人も教員を配置し、新しいニーズに応える獣医学教育を展開するのに、なぜ足を引っ張るのか。それが加戸氏の主張だ。

 だが、ライフサイエンス分野の研究や感染症対策という意味では、加計学園と同じように挙手していた京都産業大学のほうが提案が優れていたというのは誰の目にもあきらかだ。そして、京産大は先日行った会見で、事業者公募の際に開学が平成30(2018)年4月と期限が切られていたことから「教員の確保などを考えるとタイトなスケジュールだった。準備できなかった」として新設を断念した理由を明かした。一方、今治市や加計学園は遅くとも2016年8月の段階で内閣府より2018年4月開学予定だと伝えられており、このスケジュールに合わせて校舎建設を行ってきた。教員確保も同様だ。こうした行為が「加計ありき」と呼ばれている一因であり、決定プロセスにおいて「行政が歪められた」と批判されているのに、加戸氏はこのような“不正の結果”を「加計の意欲」だと言い張るのである。

 しかも、加戸氏は答弁でこんなことまで口にした。

「薬学部、医薬分業がありまして、いっぺんに入学定員が6000人近く増えました。大学の数も2倍近く増えました。でも、そのことにかんして、需要ではどうだ、供給ではどうだ、挙証責任がどうだ、誰も問題にされていなかったと思います。で、いま、何が起きているかというと、今後何万人という薬剤師の過剰供給、それをどうするかというのが深刻な問題だということになっています。片や、獣医学部はビタ一文ダメです」

「その、なんと言うんでしょうか、イビリばあさんじゃありませんが、薬学部ならどんどんつくっていいけれども獣医学部はビタ一文ダメと、こんなことは一体この国際化の時代に、欧米に遅れてはいけない時代に、ありえるんだろうかというのが私の思いでまいりました。屁理屈はいいんです」

■加戸前知事は安倍首相のブレーン「教育再生実行会議」メンバーも務める“アベ友”だった!

 普通は、薬学部や法科大学院の問題をもち出すのであれば、「むやみやたらと規制緩和すれば定員割れを起こして学力水準をも下げてしまいかねないので見通しはきちんと立てるべき」という答えに行き着くだろう。しかし、加戸氏は、「薬学部はいいのに獣医学部はダメなんておかしい!」と主張するだけ。制限することが妥当かどうかという議論さえ「屁理屈」などと片づけているのだ。

 加戸氏は答弁のなかで、「最近の議論等を拝見しておりますと本質論の議論ではなくて、たんに手続き論だけが先行している」と印象を述べていたが、加計問題の「問題」とは、まさにその「手続き」にある。そこが重要なのに、加戸氏はそれをハナから無視しているのだ。

 挙げ句、加計学園の事務局長と今治選出の愛媛県議会議員が「お友だち」だったことから今治市において「加計ありき」がはじまったと自ら暴露して、「これはダメなんでしょうか? お友だちであればすべてダメなのか」と縁故主義を開き直ったり、さらには「省庁間折衝しても酒を酌み交わして次の施策に向かうのが霞が関文化だったのに、今回はそれが感じられない」などと悪しき慣習を美化したりと、加戸氏の答弁は絶句させられるような話ばかり。にもかかわらず、「本質の議論がされないままに、こんなかたちで獣医学部がおもちゃになっていることに甚だ残念に思います」だの「(新設される獣医学部を)本当はみんなで温かく見守りながら育てていただく、これが本当のあるべき姿ではないのか」だのと、加戸氏はあたかも被害者を装ってみせた。まったくタチが悪いとしか言いようがないだろう。

 こんな“タヌキ爺”の答弁を取り上げなかったのは当然の判断と言うべきだが、もうひとつ、忘れてはいけないのは、この加戸氏もまた「安倍首相のお友だち」である、ということだろう。

 そもそも、加戸氏は、リクルート事件が取り沙汰された際、リクルート社からゴルフ接待を受けていたことなどから文科省官房長を辞職。しかし、辞職後は公立学校共済組合理事長に見事「天下り」を果たし、「更迭されたのではなかったのか」と批判を浴びた。さらには続いて文科省が監督官庁であるJASRACに天下りし、在任3年で退職金含め1億円以上の報酬を得たと報じられた。天下り利権に溺れる官僚の悪い見本のような人物である。

 だが、加戸氏について語らなくてはならない重要なポイントこそ、安倍首相と同様に歴史修正主義に加担し、安倍首相とも仲を深めてきたということだ。

 たとえば、愛媛県知事時代の2001年には、「新しい歴史教科書をつくる会」による扶桑社版歴史教科書について、教育長に「扶桑社版がベスト」と推薦し、結果、県立ろう・養護学校の一部で採択された。この行為は知事による教育への政治的介入だと問題となったが、加戸氏はその後も扶桑社版教科書の採択を「県政の重要課題」に位置づけた。その姿勢はまさに安倍首相と同類と呼ぶべきで、実際に加戸氏は日本会議系の「美しい日本の憲法をつくる愛媛県民の会」の実行委員長を務め、安倍首相肝いりの諮問機関「教育再生実行会議」の有識者メンバーにも選出。『報道特集』(TBS)のインタビューでの前川氏の証言によれば、加戸氏が有識者メンバーに選ばれたのは「総理から直々にご指名があった」ためだと言う。

 しかも、この「教育再生実行会議」の場でも、加戸氏は2013年10月11日に、獣医学部新設について、こんな主張を繰り広げていた。

「三十数年間固定されておりますけれども、総理の言葉を借りまして、固い岩盤も愛媛県という小さいドリルであかないので、実行会議の大きなドリルで穴をあけていただければ」

 その極右思想だけではなく、「加計ありき」でも繋がれた加戸氏と安倍首相。加戸氏の答弁を取り上げるのだとしたら、無論、こうした関係性も同時にきちんと報じられなくてはいけないはずだ。

(編集部)




























http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/420.html

[アジア22] 愛妻弁当を毎朝手にする日本人男性に、韓国ネットからもうらやむ声=「やっぱり日本女性は最高」「どうしても韓国女性と比べて
18日、韓国・世界日報は、ほほ笑ましい日本の夫婦の日常をつづったSNSが、男性たちからの羨望(せんぼう)のまなざしを集めていると報じた。資料写真。


愛妻弁当を毎朝手にする日本人男性に、韓国ネットからもうらやむ声=「やっぱり日本女性は最高」「どうしても韓国女性と比べてしまう…」
http://www.recordchina.co.jp/b184816-s0-c60.html
2017年7月20日(木) 5時50分


2017年7月18日、韓国・世界日報は、ほほ笑ましい日本の夫婦の日常をつづったSNSが、男性たちからの羨望(せんぼう)のまなざしを集めていると報じた。

特に注目を集めたのが、外で働く夫のために妻が一日も欠かさず弁当を作り、愛情たっぷりの手書きの手紙を添え、夫の疲れを吹き飛ばしているという夫婦の日常の様子だ。

世界日報によると、この内容には15万人を超えるネットユーザーが関心を示し、一部にはこの男性への嫉妬心から「現実に存在する妻なのか」と、男性の自作自演を疑う声も出たという。しかしその後、男性が妻との幸せな瞬間を収めた写真や手書きの手紙、そして丁寧に作られた弁当の写真などを掲載したことから、疑惑は晴れたようだ。

大きな反響に対し、夫婦はSNSに「顔も名前も知らない人が称賛してくれ、関心を示してくれて本当に幸せ」「今後も変わらず(お互いを)愛していく」などとつづって応えた。

この話題について、韓国のネットユーザーからは「感動した」「うらやましい」など、日本の男性たちと同様にうらやむ声とともに、「やっぱり日本女性は最高だな」「日本女性は性格も見た目も穏やかだ」など日本女性に対する好意的な意見が多く寄せられている。

中には「韓国女性とは全く違う」「いいなあ。どうしても韓国女性と比べてしまう…」など、日韓の女性を比較したコメントも。さらには「日本政府と交渉して、日本の女性が韓国にもっと来てくれるようにしよう」との提案コメントもあった。(翻訳・編集/三田)

http://www.asyura2.com/17/asia22/msg/860.html

[中国11] 安倍首相の支持率急落、中国と関係ないようで実は関係あり―中国紙社説
19日、環球時報は、「安倍晋三首相の支持率低下は、中国と関係ないようで関係あり」とする社説を掲載した。写真は安倍首相。


安倍首相の支持率急落、中国と関係ないようで実は関係あり―中国紙社説
http://www.recordchina.co.jp/b184898-s0-c10.html
2017年7月20日(木) 6時20分


2017年7月19日、環球時報は、「安倍晋三首相の支持率低下は、中国と関係ないようで関係あり」とする社説を掲載した。

社説は「安倍首相の支持率が退陣の危機をはらむ危険水域に入った。最も悪い世論調査結果では、支持率が29.2%となっている。国民の信頼を取り戻すべく、来月に大規模な内閣改造を予定している」とした。

そのうえで「2015年の武装勢力との大規模交戦で多くの警官が死亡した事件に関連して起訴の可能性があるアキノ前大統領、かつてないほどのダメージを受けているシンガポールのリー・シェンロン首相、そして拘置所暮らしが続いている韓国の朴槿恵(パク・クネ)前大統領、そして安倍首相はいずれも対中関係において過激な路線を歩んだ。中庸の道を外れて米国のすねをかじり、近くの中国に対して極端な行動を取ったことは、彼らの致命的な政治的幼稚さを表すものであり、その幼稚さが必然的に国内問題を処理する時にも見え隠れする」と指摘している。

そして、「安倍首相は日本を中国対抗の旗頭にしようとしている。中国とのにらみ合いを国家戦略として際立たせ、日中の衝突を用いて改憲を含む国内の各種改革への支持を取り付けようと考えた。明らかに、政治における基本的な関係やロジックを誤っている」と主張した。

社説は「彼らの対中政策は、自らの豊富な政治資源を消耗している。安倍首相が日本をアジアで思いのままにふるまえる地位に戻すことなどどうしてできるだろうか。日本の市民がより理性的、現実的になる中、安倍首相が自らの政治的名声を取り戻す機会はもう多くはない」と論じている。(翻訳・編集/川尻)

http://www.asyura2.com/17/china11/msg/736.html

[アジア22] 韓国海洋警察の半数にうつなどPTSD症状、主因はセウォル号惨事=韓国ネットからは今も根強い非難の声「海警が半数なら国民は
19日、韓国海洋警察の半数以上が、うつ病や睡眠障害など心的外傷後ストレス障害(PTSD)を患っているとの調査結果が出た。写真は海底から引き揚げられたセウォル号船体。


韓国海洋警察の半数にうつなどPTSD症状、主因はセウォル号惨事=韓国ネットからは今も根強い非難の声「海警が半数なら国民は8割だ!」
http://www.recordchina.co.jp/b179522-s0-c30.html
2017年7月20日(木) 7時20分


2017年7月19日、韓国海洋警察の半数以上が、うつ病や睡眠障害など心的外傷後ストレス障害(PTSD)を患っているとの調査結果が出た。韓国・聯合ニュースが伝えた。

韓国の国民安全処・海洋警備安全本部(旧海洋警察庁)によると、海警本部が昨年3月に実施した「海洋警察PTSD実態調査」の結果、回答者6190人のうち3386人(54.7%)がPTSDを患っていることが分かったという。このうち2306人(37.3%)は「完全なPTSD」判定を受けており、残りの1080人(17.4%)は「部分的なPTSD」と診断された。

また、調査対象となった7007人のうち「衝撃的な事件を経験したことがある」と答えた人は3827人と54.6%に達しており、このうち3029人(79.1%)がその時期について「入社後」と回答、多くは職務遂行過程で経験したことも分かった。「衝撃的な事件の内容(複数回答可)」については「セウォル号(の惨事)」と答えた人が1223人で最も多く、次いで「変死体」863人、「本人傷害」687人、「中国漁船」661人の順で多かった。

さらに、1カ月当たりで1人の警官が衝撃的な事件に遭った回数は平均6.6回。海警本部はこれについて、不法外国漁船の取り締まりの他、海洋事故対応、変死体処理、航空救助など広範囲にわたる危険度の高い任務が原因と分析した。

海警本部ではセウォル号惨事が起こった2014年以降、職務危険度が高い部署の職員580人を対象に心理相談を行っており、現在までに相談プログラムを利用した職員は延べ5481人に上ったという。

セウォル号沈没事故での対応の不手際から、海洋警察庁は2014年11月に解体・改称されたが、ネットユーザーからは今なお「セウォル号事故当時、いったい何をしてくれた?」「半数だって?国民は80%がPTSDだ!」「おまえたちのせいで国民は死にそうになっている」「まずは反省すべき」「海洋警察は解体して海軍に任せなよ。セウォル号以降信じられない」と非難の声が根強い。

その他にも、国に対し「国民の悔しさや悲しみは考えないのか?」「この調査は調査で分かるけど、国民に対する調査も必要では?。変わり行く政権の過程で受けたストレスのことは考えてくれないの?無作為抽出でもいいから国が国民の健康診断調査をして」と求めるコメントも寄せられた。(翻訳・編集/松村)

http://www.asyura2.com/17/asia22/msg/861.html

[経世済民122] 日本主導のTPP「復活」は困難、意見分かれ先見えず―中国メディア
環太平洋経済連携協定(TPP)の米国を除く参加11カ国による首席交渉官会合がこのほど、日本の神奈川県箱根町で開催され、主に米国離脱後のTPP発効の要件が話し合われた。


日本主導のTPP「復活」は困難、意見分かれ先見えず―中国メディア
http://www.recordchina.co.jp/b184812-s10-c20.html
2017年7月20日(木) 6時40分


環太平洋経済連携協定(TPP)の米国を除く参加11カ国による首席交渉官会合がこのほど、日本の神奈川県箱根町で開催され、主に米国離脱後のTPP発効の要件が話し合われた。

日本メディアの報道によると、出席した各国代表は、米国離脱がもたらしたルールの変更を最小限度に抑えることで一致し、早期発効を目指して交渉を加速させることでも一致した。だが会議ではルール変更の具体的な内容には踏み込めなかった。世論には、現在の参加11カ国は利益をめぐる食い違いが大きいため、日本はアジア太平洋地域の経済秩序でリーダー役を果たし、TPPの「復活」を主導しようとしているが、相当困難であるとの見方が広がる。

2015年10月、米国とアジア太平洋のエコノミー11カ国がTPPの大筋合意に調印した。今年5月には、11カ国がベトナムで閣僚会合を開き、11カ国によるTPPの早期発効に向けた方法を模索することで一致するとともに、今年11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に先だって原則合意を目指すことを決定した。今回の箱根での会議では具体的プランの検討がスタートした。

箱根での会議の出席者は、「TPPの高い水準の自由化レベルを維持する」との方針で一致したが、具体的な要求には各国で食い違いがある。日本とオーストラリアとニュージーランドは「条項の修正を最小限度に抑える」ことを呼びかけ、これまでに話し合われた関税の減免水準を維持し、協定の安定を確保しようとしている。マレーシアやベトナムなどは元々TPP参加を足がかりに米国市場に進出しようとしていたため、関税水準や外資の制限などで大きな譲歩をしていたが、米国が離脱した今は内容の見直しを求めている。米国が強く求めて制定された医薬品開発データの8年間の保護期間については、多くの参加国から短縮を求める声が上がっている。日本の農業団体も一部内容の撤回を政府に要求している。

初めの協定では、TPP発効には次の2つの要件のどちらかを満たす必要があるとされた。参加12カ国が合意に調印してから2年以内に必要な国内手続きを終えること、または参加国の6カ国以上が国内手続きを終え、この国々の国内総生産(GDP)の合計が12カ国のGDP合計の85%以上であることだ。データをみると、米国のGDPは12カ国のうちの60.4%を占め、日本は17.7%だ。つまり、米国の離脱によりTPPは発効が不可能という困った状況に追いやられたのだ。

日本の安倍晋三首相はさきに、「日本がリーダーシップを発揮し、(TPP)の早期発効に向けた議論を主導する」と述べた。日本紙「毎日新聞」は、「11カ国は……(11月のアジア太平洋経済協力会議<APEC>首脳会議ででに)協定発効に向けた検討を終えることで合意した」、「議長国の日本は年内にTPP早期発効への道筋をつけたい考えで、合意内容の修正を最小限にするよう各国に促す方針だ。だが参加国の間には温度差もあり、手腕が問われる」と伝えた。別の日本紙「日本経済新聞」は、TPPの内容見直しをめぐる課題を検討すると同時に、「今後の課題は……TPP11に消極的に賛成している国をどう説得していくかがカギになる」との見方を示した。

また日本は国際的場面で引き続き自由貿易を主導する姿勢を打ち出し、米国にTPPへの回帰を迫っている。7月6日には安倍首相と欧州理事会のドナルド・トゥスク議長が日EU経済連携協定(EPA)の交渉が大筋合意に達したことを発表し、2019年の早期発効を目指すとした。発効すれば日欧間貿易の商品の90%以上が関税を撤廃され、貿易自由化レベルはTPPに肩を並べるものになる。

みずほ総合研究所の高田創チーフエコノミストは、「日本は東アジア地域包括的経済連携(RCEP)など既存の自由貿易ルールの交渉を加速させ、TPPに代わる新たな貿易プランを見つけるべきだ」との見方を示す。(提供/人民網日本語版・編集KS)


http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/635.html

[政治・選挙・NHK229] なんと、あの会議に稲田が出席していた! 
なんと、あの会議に稲田が出席していた!
http://79516147.at.webry.info/201707/article_295.html
2017/07/20 20:36 半歩前へU


なんと、あの会議に稲田が出席していた!


 朝日新聞によると、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣されていた陸上自衛隊の部隊が作成した日報が、「廃棄した」とされた後も、陸自内で保管されていた問題で、陸自内の文書の存在について対応を協議した省内の幹部会議に、稲田朋美が出席していたことが分かった。

 組織的な隠蔽があったかを調べている防衛相直轄の防衛監察本部に対し、陸自はこうした経緯を報告しているという。

 この会議は2月中旬に開かれ、稲田のほか、事務次官の黒江哲郎や陸自幹部らが出席。

 「廃棄した」としていた昨年7月の日報が陸自内に電子データとして保管されていたことが判明したため、その事実を公表するかどうか協議。陸自に保管されていた事実は「公表しない」ことが決まった。

 稲田は3月の衆院安全保障委員会で、陸自内でデータが見つかったという報告を受けていたかどうかを民進党議員から問われ、「報告はされなかった」とウソの答弁。

 日報は情報公開請求に不開示とした後、昨年12月に統合幕僚監部で発見。今年2月になって、統幕内でみつかったデータとして公表された。日報には南スーダンの首都ジュバの当時の状況について「戦闘」と記されていた。

 3月になって「1月に陸自で日報がみつかっていた」などと報道があり、稲田は特別防衛監察を指示していた。













http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/421.html

[政治・選挙・NHK229] 県民葬参列に前向きは支持率挽回が安倍の狙い
県民葬参列に前向きは支持率挽回が安倍の狙い
http://79516147.at.webry.info/201707/article_296.html
2017/07/20 21:22 半歩前へU


▼県民葬参列に前向きは支持率挽回が安倍の狙い


 安倍晋三首相が、26日の大田昌秀元沖縄県知事の県民葬に出席する方向で調整していることが、複数の政府関係者への取材で分かった。

 県や県議会、久米島町などでつくる県民葬実行委員会は開催決定後、首相や閣僚、沖縄関係の国会議員や市町村関係者らに案内状を送付した。

 複数の政府関係者によると、首相は出席に前向きで、日程調整に入っている。背景には、知事として基地問題解決に尽力した大田氏へ敬意を表するとともに、名護市辺野古の新基地建設を巡り県と対立を深める中、政権として沖縄問題を重視している姿勢を示す狙いがあるとみられる。 (以上 沖縄タイムス)

***************

 前向きに検討? 急落した内閣支持率への挽回策か。

 県民葬実行委が案内状を出したのは「内閣総理大臣」であって、安倍ナニガシではない。そこのところを間違えてはならない。

 基地に反対したとして対沖縄予算を減額し、子どもたちのエアコン補助までカットするなど、「これでもか」と沖縄を痛めつけ、差別する安倍晋三に、案内状など出すわけがない。

 大田元知事の県民葬を“渡りに船”と、ノコノコやって来たら、沖縄県民の冷たい視線にさらされるだけだ。

 安倍晋三よ、それほど沖縄に“愛着”があるなら、機動隊を撤去しろ、辺野古への基地移設を直ちに中止しろ。
 
 沖縄を得点稼ぎに利用するのは許さない。パフォーマンスはたくさんだ!


http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/422.html

[中国11] 日本のゆとり世代だけではなかった!?「面接すっぽかし」「些細なことですぐ辞める」中国の新卒生たち―中国紙
卒業シーズンの到来と同時に、企業の新卒採用ラッシュも訪れている。企業は優秀な人材を獲得しようと躍起になっているが、人事担当者の多くは、「8人に採用通知を出しても、イエスの返事が返ってくるのは3人のみ」と話す。資料写真。


日本のゆとり世代だけではなかった!?「面接すっぽかし」「些細なことですぐ辞める」中国の新卒生たち―中国紙
http://www.recordchina.co.jp/b184823-s10-c30.html
2017年7月20日(木) 9時0分


卒業シーズンの到来と同時に、企業の新卒採用ラッシュも訪れている。企業は優秀な人材を獲得しようと躍起になっているが、人事担当者の多くは、「8人に採用通知を出しても、イエスの返事が返ってくるのは3人のみ。『95後(1995年以降生まれ)』の卒業生は全く当てにならない」とぼやいている。北京晩報が伝えた。

ここ数年続いた就職難とはうって変わり、各企業は現在、人材獲得難・人材保留難に陥ることが当たり前となっている。企業の人事部にとって最も頭が痛いのは、いかに必要な数の人材を獲得するかという点だ。人事部門管理職が集まった微信(Wechat)グループでは、「今日もまた逃げられた」という愚痴が飛び交っている。

某出版社の人事部で働く鞏さんは、次のように話した。

「会社は、3人の編集者を募集する予定だった。オンライン・現場・微信(Wechat)などさまざまなルートを通じて人材募集を行ったが、応募してきたのはわずか20人ほどだった。履歴書による書類審査を経て、条件に見合う応募者は8人だったため、その全員に面接試験の通知を出した。私は一人ひとりに電話をかけて面接について知らせた。すると、数人は非常に丁寧に、他の数人は極めてぶっきらぼうに、『電話で言われても覚えられません。ショートメッセージで面接の場所と時間を送っていただけますか?』と言った。私はそれでも彼らの要求に忠実に対応した。電話を置くと、すぐにショートメッセージを作成して送信した。気を利かせて、どのバスに乗れば良いかということまで細かく書いておいた。しかし、面接の前日になっても、やはり安心できなかった。これまでに約束を反故にされた苦い経験が何回もあったからだ。私は8人の応募者に対して、ショートメッセージで明日の面接について確認メッセージを送った」

「翌日、祈る気持ちで応募者が来るのを待った。心の奥底ではかなり心配していた。面接するのは会社のトップだったため、もし彼らが来なかった場合、私はどうやってトップを納得させれば良いのか見当がつかなかった。残念ながら、心配した通りの結果になった。8人のうち来たのは3人だけ。残りの5人は姿を見せなかった。5人のうち1人だけ、面接開始30分前に『行きません』という断わりのショートメッセージを送ってきた。他の4人は何の音沙汰もなかった。新卒生は毎日のように、『就業難』、『求職難』と訴えているが、我々も採用に力を入れている。これが『採用難』でないなら一体何なのか」。

苦労して採用にこぎつけても、それで「めでたしめでたし」では終わらない。続いて、応募者の「即辞退」をいかに防ぐかという問題に知恵を絞らなければならない。というのも、インターンシップ中でも就職を取りやめる、あるいはちょっとした意見の違いで辞職するといった現象が当たり前のように起こっているからだ。

いつも就職説明会巡りを繰り返している人は、ある奇妙な現象に気づくに違いない。それは、多くの企業が各大型説明会の「常連」で、説明会が開かれるたびに彼らの姿を目にするという状況だ。また、どの説明会でも同じ採用パンフレットを使い、同じポストを募集しており、彼らがまるで詐欺師ではないかと思わず疑ってしまいそうになる。あるバイオ医学テクノロジー企業の採用担当者は、次の通り話した。

「本当に採用が難しくなった。入社後数日も経たずに辞職してしまうケースもあり、ひたすら募集し続けるしかない。新卒生の多くは、まだ卒業していないという理由で、企業と第三者契約を取り交わすことを躊躇する。まず、インターンまたは試験雇用という名目で仕事をスタートするが、彼らはそこが『最終決定地』だとは思っていない。この期間にも、そこをキープしつつより良い条件の企業を探し続けている。仕事をしながら、より報酬が高く、将来性の高い仕事を探している。『家から遠い』、『仕事がキツイ』、さらには『近くに食事をする店が少ない』など、いったん会社に関する条件に不満な点を見つけると、いとも簡単に辞退する」。

情報サイト「58同城」招聘部門が、職場での「即辞職」現象について特別調査を実施した。その結果、新卒生のうち、「入社後2カ月以内に辞職した」という人は34.2%を占め、一線都市の新卒生では、この割合が5割を上回った。このうち特に「即辞職」した人が多かったのは、飲食・文化娯楽・医薬・販売など、入社条件が緩く、仕事量が多い業界だった。また、「期待」と「報酬」のギャップが大きいことが「即辞職」の主な原因となっていた。(提供/人民網日本語版・編集KM)

http://www.asyura2.com/17/china11/msg/737.html

[経世済民122] 新幹線のライバル中国高速鉄道が失速、海外でプロジェクト中止相次ぐ―米華字メディア
中国の高速鉄道外交に否定的な動きが出ている。写真は南京の高速鉄道駅。


新幹線のライバル中国高速鉄道が失速、海外でプロジェクト中止相次ぐ―米華字メディア
http://www.recordchina.co.jp/b184557-s0-c20.html
2017年7月20日(木) 9時20分


2017年7月18日、米華字メディア・多維新聞によると、中国の高速鉄道外交に否定的な動きが出ている。

英紙フィナンシャル・タイムズと米シンクタンク・戦略国際問題研究所(CSIS)の調べによると、中国が海外で進めている高速鉄道プロジェクト18件のうち、5件が中止された。その規模は合計249億ドル(約2兆8000億円)に上る。

プロジェクトが中止となった理由は主に、透明性の低さや工期の遅延、住民の反対などで、中国のエンジニアリングやプロジェクト管理の甘さを露呈する結果となっている。

中国の高速鉄道に否定的な事例が増えている背景には、集権的な政府が経済に深く関与し、主導する中国独特の手法が、自由な競争を進める欧米の経済的価値観とは相容れないことがあるという。

高速鉄道外交を継続するならば、こうした問題は今後も収まらず、中国は対応を迫られることになるだろう。(翻訳・編集/岡田)

http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/636.html

[アジア22] 日本人と仲良くなるための3つの注意点、韓国ネットで話題に=「つまり日本人は臆病者?」「韓国人も最近は日本人のように…」
19日、韓国のインターネット掲示板にこのほど、「日本人と接する時の注意点」と題するスレッドが立ち、注目を集めている。資料写真。


日本人と仲良くなるための3つの注意点、韓国ネットで話題に=「つまり日本人は臆病者?」「韓国人も最近は日本人のように…」
http://www.recordchina.co.jp/b179195-s0-c60.html
2017年7月20日(木) 9時40分


2017年7月19日、韓国のインターネット掲示板にこのほど、「日本人と接する時の注意点」と題するスレッドが立ち、注目を集めている。

米国留学時代、学校や寮などで日本人と接する機会が多かったというスレッド主は「基本的に日本人と韓国人は性格が全く違う」と主張している。

スレッド主は日本人の特徴として、まず「日本人には友達になる前の段階がある」ことを挙げている。韓国人は少し話しただけの人でも友達と考えるが、日本人にとってそれはただの知り合い。そして知り合いから友達になるには2〜3年はかかるため、しばらくは油断できないのだという。

続いてスレッド主は「日本人の表面を信じ過ぎてはいけない」と忠告している。人間は誰でも本音と建前を使い分けているが、その中でも日本人は特別。一見優しい人に見えても事務的に接しているだけである場合が多いため、すぐに「いい人」と判断し信頼すると後で裏切られることになるという。

また、日本人は韓国人に比べて「私有財産や個人の時間を大切にする」傾向も強いという。スレッド主は「韓国人は無料通信アプリなどで頻繁に連絡を取り合ってたわいもない話をするが、日本人はたった1通のメッセージを送る時でも相手の邪魔にならないかなどさまざまなことを悩む」と指摘している。また、「私有財産を大切に考えるため、日本人の持ち物を気安く触ってはいけない」とし、その理由として「韓国人の友人と日本人の部屋に遊びに行った時、日本人が勝手に冷蔵庫を開けた友人にひどく腹を立てるのを見て驚いた。これは韓国以外の国でも見られない日本特有の文化だ」と留学時代のエピソードを明かしている。

最後にスレッド主は「日本人と仲良くなるのはとても難しいが、上記の三つさえ気を付ければ大丈夫」とし、「韓国には日本人好きが多いが、韓国人と同じように日本人にも短所はある」とつづっている。

このスレッドを見た他のネットユーザーからは「短所のない人種なんていない」「日本に留学していたけど、人によって全く違ったよ」「礼儀正しくてプライバシーを尊重することがなぜ短所になる?」「外国で出会った人に対して慎重になるのは当然のこと」など反論するコメントが多く寄せられている。

そのほか「つまり日本人は臆病者なんだよ」「個人差はあるけど、日本人は女性より男性の方が心の壁が分厚いと感じる」との考えを述べるユーザーや、「ずっとそんな感じなら、日本人同士はどうやって仲良くなるの?」と疑問を示すユーザーも。

また、「韓国にもそのような人は多い」「韓国人も最近は日本人のようになってきているよ」「日韓には共通点も多い。仲良くなるのも米国人よりは簡単」と主張する声もみられた。(翻訳・編集/堂本)

http://www.asyura2.com/17/asia22/msg/862.html

[中国11] 中国が米国に強気、20日間で3度も警告―中国メディア
18日、参考消息網は「中国政府は最近、米国に対して20日間で3回も警告を発している」と伝えた。


中国が米国に強気、20日間で3度も警告―中国メディア
http://www.recordchina.co.jp/b184935-s0-c10.html
2017年7月20日(木) 10時20分


2017年7月18日、参考消息網は「中国政府は最近、米国に対して20日間で3回も警告を発している」と伝えた。

米議会下院は14日、18財政年度の「国防授権法案」を承認した。法案の中に「国防省は米国と台湾の軍艦が、双方の港湾に停泊する可能性を評価する」、「台湾軍への武器売却の正常化」などの文言があった。また、台湾との軍事交流を奨励するくだりも盛り込まれていた。

これに対し、中国外交部の陸慷(ルー・カン)報道局長は17日、米の国防授権法案が「1つの中国」政策を認める米中が合意した3原則に違反していると厳しく批判。「中国に対する内政干渉だ。米国には厳しい態度で臨む」と強く批判した。さらに、陸氏は米国に対し「法案の危険性を十分認識すべきだ。歴史を後戻りさせ、米中関係を傷つけるような法を成立させてはならない」と主張した。

さらに、中国外交部の報道官は6月29、30の両日も同法案を厳しく非難。中国政府は米軍艦が台湾へ寄稿する可能性が高まっていることに対し、神経を尖らせている様子だ。(翻訳・編集/大宮)

http://www.asyura2.com/17/china11/msg/738.html

[アジア22] 慰安婦解決を求める韓国のデモに世界の活動家らが参加=韓国ネット「温かい気持ちになる」「私は日本が謝罪しないことを望む」
20日、韓国メディアによると、アジア・アフリカの女性活動家らと日本の市民団体が韓国の「水曜集会」に参加した。これに、韓国のネットユーザーがコメントを寄せた。写真は韓国の水曜集会。


慰安婦解決を求める韓国のデモに世界の活動家らが参加=韓国ネット「温かい気持ちになる」「私は日本が謝罪しないことを望む」
http://www.recordchina.co.jp/b185026-s0-c10.html
2017年7月20日(木) 11時20分


2017年7月20日、韓国・京郷新聞によると、アジア・アフリカの女性活動家らと日本の市民団体が韓国の「水曜集会(ソウルの日本大使館前で慰安婦問題に関する日本政府からの謝罪などを求め毎週水曜に行われているデモ)」に参加した。

アジアとアフリカ地域のNGOで働く女性人材の育成課程「梨花グローバルエンパワーメントプラログラム」に参加するため韓国を訪れたアジア・アフリカの女性活動家21人は19日、猛暑注意報が発令されるほどの暑さの中で水曜集会に参加し、英語のプラカードを掲げて国際連帯の重要性を訴えた。

ある活動家は集会に参加した理由について「アフリカには(韓国の元慰安婦の)おばあさんたちのように戦争で被害を受けた女性が多い」と説明した。別の活動家は「おばあさんたちへの支持は若い女性と子供たちのためにもとても重要」とし、「おばあさんたちの努力を共有し、痛みを分かち合いながら日本が謝罪する日まで共に努力しよう」と訴えた。

また、同日の集会には静岡県の平和活動団体「アラ」に所属する50〜70代の日本人13人も参加した。ある日本人は「日本の若者は慰安婦問題を全く知らない」とし、「私たちの団体は日本政府の謝罪方法が非常に曖昧であったと考え、おばあさんたちの望む方法で解決すべきと主張している」と述べた。その上で「問題がまだ解決されていないことを若い世代に伝え、長い間戦い続けてきたおばあさんたちと連帯していく」と強調した。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「素晴らしい人たちだ。ありがとう」「温かい気持ちになる。その手でおばあさんたちの涙を拭ってほしい」「人権じゅうりんの残酷さを世界に広め、二度と同じことが繰り返されないよう力を合わせよう。反省のない日本に未来はない」など称賛や共感のコメントが多く寄せられている。

また、「慰安婦問題に心を痛めながらも一度も水曜集会に参加したことがなかった。このニュースを見て反省した。韓国国民として必ず参加しよう」と反省する声や、「こんなにも長い間、日本は何もしなかったの?」との疑問を示す声も。

そのほか「慰安婦問題は女性だけの問題じゃない。国と民族の苦痛だった」「日本と秘密の拙速合意をした朴槿恵(パク・クネ前大統領)には1国の大統領としての資格がなかった。1人の女性としても失格」「私は日本が謝罪しないことを望んでいる。70年以上もチャンスを与えたのに日本は変わらなかった。被害者が全員亡くなった後に謝罪しても遅い。その分、日本が国際社会から無視され、侮辱されればいい」などと主張する声もみられた。(翻訳・編集/堂本)

http://www.asyura2.com/17/asia22/msg/863.html

[中国11] 中国各地で豪雨被害、秦始皇帝・兵馬俑展示施設も浸水―中国メディア
中国各地で大雨被害が続いている。陝西省西安市では秦・始皇帝の兵馬俑展示施設に水が流れ込んだ。中国ではこのところ、黒龍江省、吉林省、山西省、広東省など、広い地域にわたって大雨被害が発生している。写真は深セン市。


中国各地で豪雨被害、秦始皇帝・兵馬俑展示施設も浸水―中国メディア
http://www.recordchina.co.jp/b185015-s0-c30.html
2017年7月20日(木) 12時20分


中国各地で大雨による被害が続いている。陝西省西安市では秦・始皇帝の兵馬俑展示施設に水が流れ込んだ。中国ではこのところ、黒龍江省、吉林省、山西省、広東省など、広い地域にわたって大雨による被害が発生している。中国中央気象台は20日午前8時から21日午前8時までの予報として、黒龍江省や吉林省などで雷と強い風を伴う豪雨が発生する恐れがあると発表した。

兵馬俑展示施設の浸水については、現場に居たとする人による動画投稿に基づいて、香港メディアの蘋果日報(アップル・デーリー)などが報じた。西安市は18日に大雨に見舞われ、同市西郊外にある始皇帝陵兵馬俑坑1号坑の展示施設に同日午後3時ごろ、水が流れ込んだという。施設には多くの見学客がおり、水の深さは太もも程度にまでなった。

中国メディアの報道は少ないが、金融関連の情報サイトである金融網は19日、同施設は兵馬俑の保護のためにさまざまな安全対策を施しており、18日の浸水でも兵馬俑の被害はなかったと伝えた。

その他の地方でも被害が相次いでいる。中国メディアの新浪網などによると広東省深セン市では同日、市街地道路の冠水や陥没、山間部の道路が崩れるなどの被害が発生した。

気象情報サイトの中国天気によると、山西省晋城市陽城県では19日、急な大雨のために「鉄砲水」が発生。山から市街地に流れ込んだ大量の泥水が、多くの自動車などを押し流した。死傷者数などは伝えられていない。

新華社などによると、黒龍江省尚志市では19日、大雨で増水した川の水が、複数の個所であふれ出た。一部家屋が流され、道路や電力・通信網も途切れた。黒龍江省当局によると、被害が集中しているのは尚志市の紅石村、楡林村など。20日午前1時時点で武装警察隊が出動のための集結を進めている。被災地近くでは自動車が使えないため、最終的には徒歩で向かうという。死傷者などについて20日未明時点では伝えられていない。

中国では6月から、各地で大雨による被害が続いている。湖南省湘郷市では7月1日、大雨で川の堤防が決壊して、現場指揮のために現場を訪れた市の幹部が自動車ごと流されて死亡した。貴州省西部の晴隆県では2日午前10時ごろ、ガス管から漏れたガスが爆発。大雨により路面が陥没してガス管が破損したことが原因の事故と報じられた。同事故では8人が死亡し35人が負傷したと発表された。(翻訳・編集/如月隼人)

http://www.asyura2.com/17/china11/msg/739.html

[中国11] 中国企業が無許可で「ウルトラマン」利用、円谷プロが非難声明=中国ネット怒り心頭「本当に恥さらしだ」全面的に円谷プロを支持
19日、新浪娯楽は、中国企業が無許可でウルトラマンの映像作品を制作し発表会を行ったとして、円谷プロダクションが非難声明を発表したことを伝えた。写真はウルトラマンスタンプラリー。


中国企業が無許可で「ウルトラマン」利用、円谷プロが非難声明=中国ネット怒り心頭「本当に恥さらしだ」「全面的に円谷プロを支持」
http://www.recordchina.co.jp/b184996-s0-c30.html
2017年7月20日(木) 13時20分


2017年7月19日、中国の芸能ニュースを扱うメディア・新浪娯楽は、中国企業が無許可で「ウルトラマン」の映像作品を制作し発表会を行ったとして、円谷プロダクションが非難声明を発表したと伝えた。

中国版ツイッター・微博(ウェイボー)上に掲載された記事によると、円谷プロは声明の中で広州藍弧文化伝播有限公司が今月10日、許可や監修を得ない状況で「鋼鉄飛龍之際再見奥特曼」という映像作品の発表会を実施したことを厳しく非難し、「発表を行った中国企業および作品制作関係者に対して法的措置を取る所存」とした。

この件について、中国のネットユーザーからは「権利を守る行為を支持する」「権利侵害行為は恥ずべきこと」「これは日本企業の味方をするわ」「他人の成果を盗んじゃいけないのは当然のこと」など、円谷プロを全面的に支持する意見が続々と寄せられている。「ウルトラマンを見て育った自分は権利保護を支持する」との声もあった。

また、「版権を尊重するというのは最低限の職業道徳」「まだこんな品も徳もない中国人が残っているとは…本当に恥さらしだ」など、知財権問題が取り沙汰されて久しい中国において、なおもこのような問題が後を絶たないことを嘆くユーザーもいた。

一方で、「そんなこと言ったらドラゴンボールの孫悟空はどうする?」という意見も。これは、アニメ「ドラゴンボール」のキャラクター・孫悟空が、中国の「西遊記」を基にして制作されたものではと主張している。ただ、この意見には「作者が死んで一定期間が経てば、著作は全人類でシェアできるんだよ」「参考にするのと盗作は別物だろうに」との反論が寄せられている。

中国では知財権侵害の問題が相次いできたが、そうした行為に対する国民の非難の声は年々高まってきているようだ。(翻訳・編集/川尻)

http://www.asyura2.com/17/china11/msg/740.html

[中国11] 中国富裕層の移住先、依然として米国が1番人気…人民元レート下落で移住ムード高まる―中国シンクタンク調査
18日、環球網は、米国が依然として中国の富裕層に人気の移住先であることが分かったとする、英メディアの報道を伝えた。資料写真。


中国富裕層の移住先、依然として米国が1番人気…人民元レート下落で移住ムード高まる―中国シンクタンク調査
http://www.recordchina.co.jp/b184789-s0-c30.html
2017年7月20日(木) 15時10分


2017年7月18日、環球網は、米国が依然として中国の富裕層に人気の移住先であることが分かったとする、英メディアの報道を伝えた。

英BBCは18日、民間シンクタンク「胡潤研究院」が近ごろ発表した調査報告で、中国の富裕層の移住先として米国が最も人気が高く、カナダが2位、英国が3位になったとした。

調査は純資産が150〜3000万米ドル(約1億6800万〜33億6000万円)の中国人富豪304人を対象に実施したもので、対象者の半分は北京や上海、広州、深センの4都市に居住しているという。

調査の結果、約半数が海外移住の意思を持っており、移住を考える主な要因が環境汚染、教育、人民元レートであることが分かった。BBCは「昨年人民元レートが下落したことも、中国の富裕層が移住を検討する原因になった。調査を受けた人の84%が人民元の下落に憂慮を示した」と伝えている。

希望の移住先都市ではロサンゼルスが1位となり、以下、シアトル、サンフランシスコ、ニューヨークと米国の都市が続く結果となった。(翻訳・編集/川尻)

http://www.asyura2.com/17/china11/msg/741.html

[中国11] 娘がピカピカの新車に落書き!それを見た父親は…―中国
19日、半島都市報によると、中国で5歳の娘が新車に描いた落書きに、父親やネットユーザーらが大いに癒されたという。


娘がピカピカの新車に落書き!それを見た父親は…―中国
http://www.recordchina.co.jp/b185013-s0-c30.html
2017年7月20日(木) 23時20分


2017年7月19日、半島都市報によると、中国で5歳の娘が新車に描いた落書きに、父親やネットユーザーらが大いに癒されたという。

半島都市報が中国版ツイッター・微博(ウェイボー)に掲載した記事によると、5歳の女の子が父親の真っ白な新車にペンで絵を描いてしまった。せっかくの新車が台無しになり、父親はさぞや落胆したことだろうと思いきや、かわいくて仕方がない娘のことが「さらに愛おしくなってしまった」という。

理由は、娘の落書きが自分たち家族を描いたものだったからだ。しかも「車でお出かけする時は安全に気を付けてね!」と言ってくれるそうだ。マイカーへのお絵かきが交通法上の罰則の対象になるのかは分からないが、父親は「罰金を取られたとしてもこの絵は消したくない」と語っているという。

ネットユーザーからは「幸せな一家だね」「娘だからいいのかも。これが息子だったら叱ってたかもね」といったコメントが寄せられた。ただ、手放しの称賛ではなく冷静な見方をするユーザーが多く「パパに対する娘の愛情表現は素晴らしい。でも、父親はわが子にくれぐれも他人の車にお絵かきしちゃいけないよって教えなければ」などの指摘も見られた。

ちなみに、最も多く賛同を集めたのは「もしこの子がカギで(引っかいて)車にお絵かきして、父親が同じことを言えるなら、それは本当の愛だと思う」という感想だった。(翻訳・編集/川尻)

http://www.asyura2.com/17/china11/msg/742.html

[政治・選挙・NHK229] 「加計ありき」の面会記録、獣医師会側が公開! 
「加計ありき」の面会記録、獣医師会側が公開!
http://79516147.at.webry.info/201707/article_299.html
2017/07/20 22:27 半歩前へU


▼「加計ありき」の面会記録、獣医師会側が公開!


 読売系列の日本テレビが20日、こんなニュースを流した。安倍晋三はレイムダック(死に体)と断定し、「泥船からいち、降りた」ということか。変わり身が速いことだ。

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日テレの報道である。

 加計学園の獣医学部新設問題で、学部新設が決まる2か月前、山本地方創生相が日本獣医師会の幹部と面会し、「愛媛県今治市」や「加計学園」と具体的に言及して新設する方針を伝えたとの記録が残っていることがわかった。

 日本獣医師連盟が明らかにした面会記録によると、山本地方創生相は加計学園の学部新設が決まる2か月前の去年11月17日、都内の日本獣医師会を訪れ、蔵内会長や日本獣医師連盟の北村委員長ら幹部4人と面会している。

 その際、山本地方創生相は、獣医学部新設の経緯について「今治市が土地で36億円、積立金から50億円、愛媛県が25億円を負担し、残りは加計学園の負担となった」「四国は、感染症に係る水際対策ができていなかったので、新設することになった」などと発言したと記載されている。

 山本地方創生相はこれまで、学部新設の候補を加計学園に絞り込んだのは、年末年始ごろだと説明していた。

 北村委員長は日本テレビの取材に、「大臣はそもそも加計ありきで話をしている印象を受けた。獣医師会を抵抗勢力や既得権益者として位置づける政府の説明に対し、真実を開示する必要があると判断した」と述べている。

ここをクリック
http://toyokeizai.net/articles/-/181246


“加計ありき”面会記録、獣医師会側が公開
動画→http://www.news24.jp/articles/2017/07/20/07367439.html
















http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/423.html

[政治・選挙・NHK229] エッ! さすが特区 これで開校?(田中龍作ジャーナル)
エッ! さすが特区 これで開校?
http://tanakaryusaku.jp/2017/07/00016335
2017年7月20日 23:00 田中龍作ジャーナル



開校したはずの大学に建設現場の象徴でもある巨大クレーンが。=20日、成田市 撮影:筆者=

 京成成田線・公津の杜駅前に立地する国際医療福祉大学・医学部を訪ねて驚いた。4月に開校したというのに、クレーンが唸りをあげているのだ。校舎のほとんどは建設中である。

 出来上がっているのは1〜2年生棟だけ。3〜6年生棟と医学部に不可欠な臨床棟は、今年12月竣工予定だ。

 開校式は東京フィルのコンサートで幕を開け、山本幸三大臣が出席、安倍首相はビデオレターを寄せた。高木邦格・理事長の政治力をうかがわせた。

 国際医療福祉大学は成田市と共に2015年、“今をときめく” 国家戦略特区に指定された。

 萩生田官房副長官が「総理はおしりを区切っている」と言ったのか、どうか。分からないが、校舎のごく一部が姿を現しただけなのに、開学したのである。

 成田市が土地(22億7600万円)を無償で貸与し、上物(校舎など)建設費用の半額(成田市が45億円・千葉県の補助金が35億円)を補助した。

 土地は成田市が京成電鉄から買い上げたのだが、市の鑑定価格よりも4億円高かったとして、住民が訴訟を起こしている。


国際医療福祉大学・医学部新築工事」の看板が目に飛び込んでくる。4月に開校したという学校は一体どこなのか? 筆者は戸惑った。=20日、成田市 撮影:筆者=

 成田空港を擁する成田市は、空港からの税収が年100億ほどあり、加計学園を誘致した銚子市や今治市のような財政のひっ迫はない。

 1年間では物理的に(キャンパス建設が)間に合わないとして、工事は2期に分けて設置認可が下りた。

 だが、ある地元市議は「拙速感は否めない」と話す。体育館もなく、1キロ以上離れた成田市の土地をグラウンドに使用しているという。

 「スピード感を持って」という以上に拙速なスケジュールはなぜできたのだろう?

 前述の市議は「早く結果を出したかったのではないか」と推測する。37年も新設が許可されず、日本医師会が反対した医学部新設は特区の枠組みでしか実現できなかったからだ。

 急ぎに急ぐのは、国家戦略特区諮問会議・議長を務める安倍首相の任期とも関係がありそうだ。

    〜終わり〜







http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/424.html

[政治・選挙・NHK229] 防衛省幹部は稲田にガマンの限界! 


防衛省幹部は稲田にガマンの限界!
http://79516147.at.webry.info/201707/article_301.html
2017/07/20 23:29 半歩前へU


▼防衛省幹部は稲田にガマンの限界!


 ビジネス・ジャーナルによると、南スーダンのPKOで防衛省は2月、「統幕内」で保管されていたデータとして日報を公表したが、翌3月には、すでに1月時点で陸自内で日報が見つかっていたと報じられ、稲田は特別防衛監察を指示していた。 (敬称略)

 そして今回の報道によれば、2月に開かれた、陸自内に保管されていた文書への対応に関する防衛省内の幹部会議で、「陸自に保管されていたという事実は公表しない方針」が決定され、その会議に稲田も出席していた。

 稲田は3月の衆院安全保障委員会で「(陸自内でデータが見つかったことは)報告はされなかった」と答弁しており、野党は虚偽の答弁を行ったとして批判している。

 なぜこのタイミングで突然、稲田の“隠蔽疑惑”が報じられたのか。ジャーナリストの朝霞唯夫は語る。

 「今回噴出した稲田問題は、防衛省内部の陸自幹部からのリークだといわれています。

 これまで稲田は省内で幹部や職員を見下す振る舞い、まともに幹部のレクチャーを聞かず、頭ごなしに威張り散らしていたのです。

 しかし、国会答弁はメチャクチャで、日報問題では逃げ回る始末。

 さらに今月には、九州地方の豪雨災害対応でも、陣頭指揮を執るどころか不在だったことが明らかになりました。

防衛省幹部たちとしてはもうガマンの限界だったにもかかわらず、安倍晋三は相変わらず稲田をかばうばかりで、更迭せずに8月の内閣改造で交代させると伝わっています。

省内には『冗談じゃない、即刻辞めさせるべきだ』との声が充満。つまり、今回のリークは、防衛省が安倍に『これでも改造人事まで引き延ばして、交代させるつもりですか?』と、問いかけた“一手”なのです」



















http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/425.html

[経世済民122] 日銀の会合と物価見通し(在野のアナリスト)
日銀の会合と物価見通し
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/52979757.html
2017年07月20日 在野のアナリスト


山本地方創生・規制改革担当相が獣医師会と行った会議で、公募前に加計学園に決まったかのような発言をしていたことが、週刊誌で報じられました。山本氏は会議に出ていたことは認めたものの、「獣医師会の思い込み」として発言を否定しました。しかし獣医師会で情報を共有するため、とはいえ議事録が残っており、口頭での否定となる山本氏の反論は弱い。自ら条件をつけた、と国会で答弁しており、加計ありきとの心証はさらに強まりました。

そんな山本氏、安倍ノミクスの提唱者としても知られます。一時は市場も山本氏の発言で右往左往したこともありますが、こんなトンデモ人物だと知られていたら、安倍ノミクスへの失望はもっと早かったかもしれません。リフレ派、経済に詳しい、という自負もあるようですが、担当の規制改革で出てきたものが『加計ありき』なのですから、その手腕、政策にも疑問符がつくところです。

安倍ノミクス3本柱の一つ、金融緩和を担う日銀が金融政策決定会合を開き、現状維持を決定した上で、物価2%の達成時期を6回目の先送りし、19年度頃とすることが決定しました。黒田総裁が会見を開いていますが、「予想物価上昇率が上がると、実質金利が下がって緩和の効果が高まる」としました。しかし世界的に低金利の予想が支配しつつあるのに、日本の予想物価上昇率が上がる、という理屈が分かりません。モメンタムはしっかりしている、と言いますが、賃金は上がらず消費は低迷、設備投資という企業間の取引だけは堅調ですが、消費拡大に備えたもの、というより少人化、省力化への投資であるなら、設備投資による景気への波及的効果は極めて低い、継続性に乏しい、と言わざるを得ません。

黒田氏をはじめ、安倍政権でさえ、デフレ脱却できないことをデフレマインドのせいにしますが、実は低成長マインド、もしくは停滞マインドがその元凶、という話もあります。安倍政権では企業が高収益を上げれば、水がしたたり落ちるように、その効果が家計にいき渡る、というのが経済政策の骨格にありますが、効果が上がっていない。それは企業は海外で稼ぎ、国内に還流する必要がないためですが、この「還流する必要がない」が、日本経済が低成長、停滞しているからであり、翻って国民も、国がよくなる展望を抱けないから、無理をしてでも消費してもいい、と思えない部分があるというのです。

つまり、日本自体がほとんど成長していないのに、デフレマインドが外れるはずもないのです。そこにリフレ派が乗り込んできて、無理やりお金をばらまけば上手くいく、としてすすめてきたのが黒田バズーカでした。しかし今では黒田バカーか? などとも揶揄されるほど、効果がないのにダラダラと続けている。もしくはマイナスの効果が出始めているのに、それを認めずつづけている、とみなされているのですから、マインドが上向くはずもありません。実は、ここでも今の安倍政権が抱える、重要なことなのにほとんど説明しない、という問題が潜んでおり、成長するビジョンがまったく分からないのです。

今日は為替が若干の円安にふれ、株価もそれに反応して上昇しましたが、むしろ日銀は想定通りであり、今晩のECBでの材料を意識した動きでしょう。なので、この動きが継続するにはECBがテーパリングの具体策をうちだす、なりの材料が必要です。先週まで、ECBのテーパリング観測をうけて外国人投資家は€買い、$買い、円売りという金融政策の違いをみた取引が活発で、むしろそれでポジションを傾け過ぎた反動が、今週は起こっている形です。

リフレ派の主張により、先に『金ありき』で金融緩和をしてみた結果、失敗が顕著になってきた。それは元々、経済的な能力が低い、手腕もない人物らが始めたことなら、そうなることは必然である、とも言えるのでしょう。黒田氏は、物価見通しを外しつづけても「日銀の信頼は失わない」と述べますが、今や無知銀とされる日銀の見通しは、天気予報よりも外れるとも揶揄されており、安倍・黒田ラインで失ったものは多い、ということは間違いないのでしょうね。


http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/637.html

[政治・選挙・NHK229] 「次の選挙の争点は、消費税廃止!無い所から取るな!金持ちから取れ!」(山本太郎議員)
「次の選挙の争点は、消費税廃止!無い所から取るな!金持ちから取れ!」(山本太郎議員)
http://useful-info.com/yamamototaro-speech-at-sinjyuku
2017年7月20日 お役立ち情報の杜(もり)



写真(新宿で街頭演説をする山本太郎議員)


 2017年7月9日、山本太郎議員が新宿で街頭演説をしました。YouTubeビデオのリンクを以下に貼ります。

【ライブ録画】アベヤメロ緊急集会 新宿東口アルタ前 #RALLYFORTRUTH 2017年7月9日


アベヤメロ緊急集会 新宿東口アルタ前 #RALLYFORTRUTH 2017年7月9日

※46:30〜山本太郎議員

 政権交代を何が何でも実現しようという意欲が伝わってきます。書き起こしを以下に記します。是非ご覧ください。

書き起こし始め

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「ちょっと急過ぎてよく分かってないんですけど、どうしてこんなに多くの人達が集まってるんですか?まさか皆さん、安倍総理に辞めて頂きたいっていう人達の集まりですか?(そうだ〜歓声)ちょっと待って下さい、よく聞き取れないんで。皆さ〜ん!安倍総理に辞めて頂きたいっていう人達ですか〜!(うお〜歓声)いや〜分かんないな〜。本当ですかね?テストしますよ!安倍やめろ!(安倍やめろ!安倍やめろ!安倍やめろ〜)なるほど〜よく分かりました!安倍総理に辞めて頂きたい方々だったんですね!」

「分かりますよ、その気持ち!でもね、安倍総理が辞めればそれでいいって話じゃないですよね?考えても見て下さい。安倍総理、第二次安倍政権、この4年間の間に散々やらかして来ました。安倍総理が中心となってやらかして来た国家の私物化に関して、自民党や公明党の内部、連立政権の内部からはっきりとした批判て聞こえて来なかったですよね!?だとするならば、安倍総理が降りたからそれでよしという事ではなく、その次にまた、同じような連立政権で人が変わったってしょうがないですよね?(日本会議を崩せ!)ありがとうございます。すごく通る声でね、お声を頂いたんで、次しゃべる事が吹っ飛んじゃったんですよね。これがライブですよね、ありがとうございます」

「そりゃそうですよ。安倍さんが降りたって、次の踊り子がステージに上がっても、振り付けは同じですからね〜。やらなきゃいけない事は、政権交代ですよね!?安倍政権になって、よかった事。皆さん1つ位あるでしょう?(な〜い!な〜い!)いやいやいや、ちゃんと考えて下さい。100あって100悪いって事何てないです。1つ位ある筈なんです。そうですか?ないですか?でもね、一部上場企業など一握りの人達は、とってもよかったみたいなんです。どういう事か?安倍政権になってから、過去最高益。あのバブルの時よりも儲ってるって状況を、今、享受しているのが大手企業、上場企業なんですよね?2012年から2016年の間に、企業が抱える内部留保。株主などの配当を全部差っ引いた純の利益が、2012年から16年の間に34%も増えたんですって。羨ましい話ですね」

「企業が儲ける事は悪いって言ってる訳じゃないですよ。企業側はそんな状況。皆さんにお聞きしたい!2012年と今の給料を比べて、34%増えたって人いますか〜!いる筈ないですね。減った減ったって人もいらっしゃいます。要は企業が幾ら儲けようが、働く人々には分配されない、殆ど分配されないって事がもうはっきりしてるんですよね。だったらどうすればいんだって!?国が儲けてる所から然るべき税率で税金を頂戴して、給料の少ない人達に分配するようなシステムが必要なんじゃないですか!?当たり前の事ですよね。税金の基本ですよ。ないとこから取れないから、あるとこから頂きます。当然の事です。累進制、どんどん強化していくっていう当たり前の税制が、今、歪められている」

「今の政治は、この国に生きる多くの人々の為ではなく、一部の利害関係者やお友達の為に行われている政治です。だから皆さん怒ってるんでしょう!?分かりやすい例で2つありますよね。森友学園問題、加計学園問題。安倍晋三記念小学校、こういう学校作りたいんです。お〜可愛い奴だなって話で、国有地が只同然で差し上げられる?40年来の腹心の友には、16ヘクタールを超えるような土地、36億円位の土地、無償譲渡されちゃう!総事業費半分出しましょう。補助金で96億円位出しちゃう!あり得ない話ですよ。お友達や組織票や企業献金で支えてくれた者達には、最大限の忖度、心配りをし続ける」

「でもこの国を引いて見てみたらどうですか!?儲ってるのは一部の人達だけ。儲ってもそれが配分される事はほぼなく、今、この国に生きる6割近くの人達が生活が苦しいと感じてる。先日発表された国民生活基礎調査、貧困どれ位?15・6%。7人に1人の子どもが貧困。母子家庭、生活が苦しいと感じる人達82・7%。単身女性、一人暮らしの女性、20歳から64歳まで3人に1人が貧困。誰の為の政治をやったらこんな状態になるんだ!政治が誰の為にあるのか?一部の人達の為にあるんじゃない。この国に生きる全ての人達の為にこの政治はある。だからこそ、皆さんから税金を頂いて、それをどう分配するかを考える。それが政治ですよね!?(そうだ〜)それが大きく曲げられてる。だからこそ、変わらなきゃいけないんですよね!?」

「皆さんにね、先程、冒頭、政権交代、これが必要ですよねと言ったら、皆さん、大きな声で、そうだ!とお答え頂いた。当然です。この4年間にやられて来た事、少し挙げただけでもどれだけある?対決法案、テレビで取り上げられるような大きなものを数えただけでも、特定秘密保護法、安保法制、刑事訴訟法の改悪、共謀罪。でも今挙げたようなもの、それぞれ15秒以内に危惧する部分を皆さん、周りの人に説明出来ますか?15秒というみじかい時間で、特定秘密について15秒。共謀罪について15秒。こんなにヤバいものだよという事を伝えるって中々難しいですよね」

「じゃあ今の政治がどれ位マズい事なのかって事を分かってもらう為には、生活と密着した話をするしかない。1人1人がみんなに伝えていくしかない状況だと思うんですね。その為にはどうしたらいいか?万年野党でいたい野党には関係のない話かもしれないが、この国に生きる人々の政治を取り戻したい、そう思って活動している野党に言いたい。次の選挙で、何を争点にするんですかと。消費税廃止!先ずこれどうですか!?これ以上分かりやすい話ないでしょう?どうしてか?現在あちら側、権力側は追いつめられてますよ。下手したらとんでもないカードを切って来る恐れがある。それは何か?消費税を5%に戻します。そんな事を向こう側がやって来たら、もう終わりですよ。TPP反対と言って結局TPPを推進したような連中ですから。口から出任せでも何でも言う奴らですよ。先ず、野党側が消費税は廃止だと言う事を、打ち上げる必要性あると思いませんか?」

「そして、ただでさえ法人税、今もどんどん安くなっていっている。組織票や企業献金で協力してくれている方々へのご恩返しです。法人税実効税率1990年代、50%近かったものが、今や29%に突入している。これからもっと割引して行くんですよね。それだけじゃなく、租税特別措置、税金を大割引してくれるような80を超えるメニューが用意されている。だから真っ当に、儲けた分を真っ当に税金として収めてる企業なんて殆どないんですよ。ここ変えなきゃダメですよね。思いません?儲けてる企業からはそれなりに頂くしかない!当たり前の事です。ハッキリ言いたい!ない所から取るな。金持ちから取れ!どうですか!?これだけシンプルな話に野党側が乗って来ないんだったら、万年野党でいいと居座るつもりなんじゃないですか?皆さんお尻を叩いて頂きたいんです。与党側だけじゃなく、野党側にも。チャンスはそう何度もない。ひょっとしたら政権交代のチャンスがあるのは、もうこの近くの事だけかも知れない。だとするならこの1発に全力集中して、本気を見せる時だと思いませんか!?力を合わせて、あなたの為の政治が行われる、そんな政治を取り戻しましょう!ありがとうございました!」

********************

書き起こし終わり

以上





http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/428.html

[政治・選挙・NHK229] わぁ、民進党、なぜに今井が出張る @予算委員会閉会中審査 
わぁ、民進党、なぜに今井が出張る @予算委員会閉会中審査
http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/c14309b12d0524f1c696fe2078cc86f3
2017年07月20日 のんきに介護


菅野完‏
@noiehoieさんのツイート。


























http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/429.html

[政治・選挙・NHK229] 改憲案の国会提出は難しいと船田! 
改憲案の国会提出は難しいと船田!
http://79516147.at.webry.info/201707/article_297.html
2017/07/20 21:42 半歩前へU


▼自民党改憲案の国会提出は困難と船田!


 自民党憲法改正推進本部の本部長代行、船田元は19日、時事通信のインタビューに応じ、党の改憲案を秋の臨時国会に提出するとした安倍晋三の方針に関し、「支持率が低いと自民党案をまとめるのに時間がかかる」と述べ、安倍内閣の支持率急落で提出は困難になったとの認識を示した。 (敬称略)

 船田はこの中で、憲法9条1、2項を維持した上で自衛隊の存在を明記する安倍提案に異論が根強い党内状況を踏まえ、「(首相の)求心力が下がれば意見は通らない」と指摘。「支持率が一定程度回復しないと、党内の足並みが乱れたり、浮き足だったりする」とも述べた。  (以上 時事通信)

*****************

 自民党改憲案の国会提出は困難と船田は言った。順当な発言だ。もともと無理筋の話だったが、とち狂った「キの字」の親方がひとりでごり押ししていた。

 石破や船田に続いて、自民党内から本音の声が出ることを期待したい。安倍晋三など恐るに足らない。彼は内閣支持率という「時々の風」に支えられた哀れなハリボテだ。

 支持率が落ちた途端、穴が開いた風船のようにパッと見の張りを失い、急速に縮んでしまう。中身は空洞だ。



















http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/430.html

[政治・選挙・NHK229] 「アベを使うやり方がきたない」と加計教職員! 
「アベを使うやり方がきたない」と加計教職員!
http://79516147.at.webry.info/201707/article_300.html
2017/07/20 22:45 半歩前へU


▼「アベを使うやり方がきたない」と加計教職員!


 獣医学部新設を巡り、加計学園の内部から多くの反対意見が上がっていたことが、「週刊文春」が入手した教職員アンケートでわかった。

 「新学部設置に対するアンケート調査 調査結果並びに意見集」と題する文書によれば、2014年5月から6月にかけて、岡山理科大学・倉敷芸術科学大教職員組合が、加計学園の教職員を対象にアンケート調査を行った。

 回収された171票のうち「どちらかというと反対」を含めた反対が130票と大半を占め、賛成はわずか4票だった。

 反対意見には、〈学生が集まるとは思えない。定員、授業料など問題が多すぎる。定員割れの場合、赤字になり、誰が責任を取るのか?〉など、同学園の経営状況への不安に言及したものが多い。

 中には〈アベを使うなどのやり方がきたない。獣医ができたら間違いなく財政が厳しくなる。経営者は何を考えているのだろうか?〉と、安倍晋三首相と同学園の加計孝太郎理事長との親密さを問題視する意見もあった。

 加計学園傘下の三つの大学のうち、黒字は岡山理科大学だけで、同学園の「事業計画」によれば、2015年度の収支で千葉科学大学は約4億4千万円、倉敷芸術科学大学は約6億5千万円の赤字となっている。



獣医学部反対が圧倒的













http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/431.html

[政治・選挙・NHK229] 安倍首相「小泉政権は田中真紀子氏を更迭して支持率が下がった」 稲田大臣の更迭拒否か 
安倍首相「小泉政権は田中真紀子氏を更迭して支持率が下がった」 稲田大臣の更迭拒否か
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-17721.html
2017.07.20 17:00 情報速報ドットコム




7月19日夜に安倍晋三首相が麻生太郎副首相との会食で「小泉政権は田中真紀子外相を更迭したときに、内閣支持率が下がった」などと言及したと報じられています。

報道記事によると、安倍首相は2002年1月の田中外相更迭が強く記憶に残っていたようで、加計学園問題の閉会中審査に関しても「都議選の結果を踏まえて、慎重にやらなければいけない」などと発言したとのことです。

先日から稲田朋美防衛相が自衛隊日報を隠蔽するように承認したと報じられていますが、安倍首相としては支持率が下がる可能性を懸念して、稲田朋美防衛相の更迭はしないと見られています。


安倍首相「小泉政権は真紀子氏更迭で支持急落」
http://www.asahi.com/articles/ASK7M7DL5K7MUTFK01Q.html
2017年7月20日08時14分 朝日新聞

 安倍晋三首相は19日夜、東京都内で麻生太郎副総理らと会食した。出席者によると、首相は「小泉政権は田中真紀子外相を更迭したときに、内閣支持率が下がった」と言及。来月初旬に内閣改造・党役員人事を控え、支持率が気にかかっているようだ。

 2002年1月の田中外相更迭が響き、朝日新聞の世論調査では小泉内閣の支持率は72%から49%に急落した。安倍首相は当時、官房副長官だった。

 首相は自身の政権運営について「都議選の結果を踏まえて、慎重にやらなければいけない」と説明。24、25両日にある衆参予算委員会の閉会中審査について「国民に納得してもらうまで説明しよう」と話した。出席者からは「予算委では稲田朋美防衛相が狙われるだろう」との声も上がったという。

 会食には高村正彦・自民党副総裁や河村建夫元官房長官に加え、萩生田光一官房副長官らも同席した。
































稲田大臣が最窮地?“日報問題”隠された本質は?(17/07/19)


安倍総理と菅氏に“ズレ” 「閉会中審査」の舞台裏(17/07/14)


記事コメント

この場合続投させた方が支持率下がりますけど。
[ 2017/07/20 17:10 ] 名無し [ 編集 ]

>小泉内閣の時、ハゲの大臣を更迭したら支持率が下がったから、今回も、ハゲだけは更迭できない、とか言ってるようなもんじゃ?

納得
[ 2017/07/20 17:11 ] 名無し [ 編集 ]

強姦 OK
虚偽答弁 OK
贈収賄 OK
OKじゃないのは何なんだろう治 → ありません!
[ 2017/07/20 17:12 ] 名無し [ 編集 ]

この国の首相はコメディアンだったのか
[ 2017/07/20 17:13 ] 名無し [ 編集 ]

このまま支持率がどこまで下がるか見てみたい。
[ 2017/07/20 17:18 ] 名無し [ 編集 ]

真紀子氏は官僚とモメにモメて更迭。
国民のヒンシュクを買いまくってる
現在とはまるで状況が違うだろうが
[ 2017/07/20 17:18 ] 名無し [ 編集 ]

シビリアンコントロールの意味分かってんの?
自衛官が、勝手に「日報破棄」したら、

罷免、更迭、いや即時に「退官、退職」だよ。

防衛幹部を更迭しないってことは、

上の命令があったって事じゃん!
[ 2017/07/20 17:21 ] 名無し [ 編集 ]

もはや精神錯乱状態ですな
[ 2017/07/20 17:22 ] 桃太郎 [ 編集 ]

アヘの思った通りにお遣りなさい。
そして、どんどんと泥沼の中にお入り下さいませ、でんでん。
[ 2017/07/20 17:29 ] 名無し [ 編集 ]

日本のことなんてどうでもよく自分の保身と憲法改正のことしか
頭にないと言っているようなもの。
[ 2017/07/20 17:30 ] 名無し [ 編集 ]




http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/432.html

[政治・選挙・NHK229] <重要選挙>仙台市長選で野党・郡和子氏がリードするも自民・菅原氏が追い上げ!7・23(日)投開票
【重要選挙】仙台市長選で野党・郡和子氏がリードするも自民・菅原氏が追い上げ!7・23(日)投開票
http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/32246
2017/07/20 健康になるためのブログ





<仙台市長選>郡氏なおリード 菅原氏迫る
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170719_11021.html
2017年07月19日 河北新報

 23日投開票の仙台市長選で、河北新報社は16〜18日、告示後2回目の電話による世論調査を実施し、取材による分析を加えて終盤情勢をまとめた。元衆院議員郡和子氏(60)がリードを保つが、会社社長菅原裕典氏(57)が迫っている。元衆院議員林宙紀氏(39)は伸び悩み、元衆院議員大久保三代氏(40)は広がりを欠く。

 民進、社民両党の支持、共産、自由両党の支援を受ける郡氏は民進支持層の7割弱と共産、社民支持層の8割強を固めた。自民党支持層の2割弱に食い込み、無党派層から4割の支持を得る。男女とも60代以上に強さを見せ、他の世代の女性にも浸透。地域別では太白区で5割を超え、青葉、若林両区でも首位を保つ。

 自民、公明両党と日本のこころが支持する菅原氏は、自民支持層の5割強と公明支持層の8割超を固め、無党派層の2割弱を取り込む。男性の30代以下と40〜50代でともに3割強の支持を獲得し、郡氏を上回っている。地域別では泉、宮城野両区でトップに立ち、大票田の青葉区では郡氏と競り合う。

 林氏は民進支持層の3割弱や自民党支持層の1割を切り崩すが、無党派層への浸透は1割弱にとどまる。30代以下の男性には2割弱と一定の支持を得ている。地域別では青葉区で伸びが目立つ。

 大久保氏は全体的に苦戦している。

 投票先を「決めている」「だいたい決めている」と回答したのは64.4%で、前回調査(9〜11日)より24.2ポイント増えた。一方、「まだ決めていない」との回答は35.6%あり、流動的な要素が残る。

 前回2013年の市長選の投票率は過去最低の30.11%で、動向が結果に影響を及ぼす可能性もある。

 [調査の方法]仙台市内の有権者を対象に、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。実際に有権者のいる世帯に電話がかかったのは924件で、うち617人から回答を得た。


以下ネットの反応。



















この選挙は非常に重要です。ここで自民候補が負けて、24日・25日閉会中審査やって、横浜市長選となれば、自民党議員の安倍おろしは加速するでしょう。

前回の投票率が30%なのがとても不安です。


<仙台市長選>安倍内閣「不支持」57.1%
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170712_11012.html
2017年07月12日 河北新報

 23日投開票の仙台市長選を前に河北新報社が実施した世論調査では、重視する政策に「医療・福祉」を挙げた人が最も多く、「地域経済活性化」「子育て・少子化対策」も目立った。投票する基準では「公約・政策」「人柄・イメージ」の二つで大半を占めた。

◎支持政党「自民」最多30.7% 政権に厳しい目

 調査では、安倍内閣や政党への支持も尋ねた。安倍内閣を「支持しない」が57.1%で「支持する」の35.2%を大きく上回り、市民が政権に厳しい目を向けていることが明らかになった。支持政党は自民が30.7%で最多だった。

 安倍内閣を「支持しない」と答えた人は、世代別では高年層(60代以上)が最多で66.4%。中年層(40〜50代)が55.0%、若年層(30代以下)は49.5%だった。「支持する」は逆に若年層が45.6%と最も多く、中年層32.9%、高年層27.5%の順となった。「分からない・無回答」は7.7%だった。

 職業別では、学生の支持率が79.3%と突出し、自営・自由業が47.0%で続いた。支持率が低かったのは、契約社員・派遣社員・アルバイトの16.7%、主婦の25.9%など。男女別の支持率は男性37.3%、女性33.3%だった。

 支持政党は自民以下、順に民進11.4%、共産4.3%、公明4.1%、社民2.9%、日本維新の会2.0%までが2%以上だった。「支持する政党はない」と答えた無党派層は、半数近くの42.5%に上った。


菅長官切り捨て、改憲も…安倍政権の“負の連鎖”止まらず 体調悪化の噂も消えず(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/345.html
※抜粋

■仙台市長選は劣勢

 その菅長官だが、23日投開票の仙台市長選のため15日に現地入りしたものの、街頭には立たず、なんと集会も非公開で行われた。都議選ショックの連鎖をよほど恐れているようだが、実際、情勢は厳しい。選挙は事実上「与野党対決」の構図で、自公が推す新人は、民進・共産・社民が共闘する元衆院議員を追い掛ける展開となっている。

「期日前の出口調査は横並びだそうで、そうなると当日は野党候補がもっと伸びるでしょう。野党候補の郡和子さんは地元の元アナウンサーで知名度バツグン。それが最大の要因なのですが、負ければ『また国政の影響』と言われるので、頭が痛い」(自民党関係者)




http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/437.html

[経世済民122] 富士フイルム、不正会計認識しつつ社債発行で多額資金調達の疑い…市場を欺く倫理逸脱行為か(Business Journal
富士フイルムおよび富士ゼロックス本社が所在する東京ミッドタウンWestビル(「Wikipedia」より)

富士フイルム、不正会計認識しつつ社債発行で多額資金調達の疑い…市場を欺く倫理逸脱行為か
http://biz-journal.jp/2017/07/post_19868.html
2017.07.21 文=編集部 Business Journal


 子会社の富士ゼロックスで不祥事が発覚した富士フイルムホールディングス(HD)は6月29日、株主総会を開いた。

 富士ゼロックスで起きたスキャンダルは、ニュージーランド(NZ)とオーストラリアの販売子会社で売り上げを水増ししていたというもの。助野健児社長から型どおりのお詫びはあったが、「真の反省の色は見られなかった」というのが株主たちの多くの意見だった。

 そのため、古森重隆会長兼CEO(最高経営責任者)を取締役として再任する議案に対する賛成率は83.26%、助野氏のそれは80.51%と低かった。文字通り“ワンマン”といわれる古森氏の昨年の支持率は94.68%で11.42ポイントも下がった。存在感の薄い助野氏も昨年は97.20%だったが、16.69ポイントも下がった。

 富士ゼロックスの不正の実態について、きちんと説明責任を果たさなかったトップに株主が異議を申し立てた格好だ。しかも、株主総会で示された決算は監査法人の「適正意見」のお墨付きを得ていない「仮」決算。有価証券報告書の提出期限を7月31日まで1カ月間延期した。富士フイルムHDは仮決算で株主総会をなんとか乗り切ったのだ。

 持ち株会社・富士フイルムHDと中核事業子会社・富士ゼロックスが対立――。富士ゼロックスで起きた不正会計問題の背景には両社の確執があった。

 富士フイルムHDは6月12日、傘下の富士ゼロックスで発覚した架空売り上げの責任を取らせ、山本忠人会長、吉田晴彦副社長、柳川勝彦取締役専務執行役員や監査役を含む5人の役員を6月22日の株主総会で退任させると発表した。一方で栗原博社長は続投した。

 古森氏が富士ゼロックスの会長を兼務し、富士フイルムHDから合計7人の役員を派遣する。助野氏は「富士ゼロックスへのガバナンス(企業統治)を強化する」と述べ、親会社主導で体制を抜本的に見直す考えを示した。9月末までに経理や監査部門を統合する方針だ。法務部門の統合も検討するという。

■子会社を統治できなかった富士フイルムHD

 ここで、今回の問題を振り返っておきたい。

 富士フイルムHDは、4月末に2017年3月期決算の発表を予定していたが、外部の専門家でつくる第三者委員会による、海外で起きた不正会計の調査が長引き、発表できなかった。

 連結純利益段階に及ぼす影響は、当初220億円の損失と見込んでいたが、375億円に増加した。不正会計は富士ゼロックスのNZの販社だけでなく、豪州の販社でも発覚した。架空売り上げを主導したのはNZ販社の社長だ。彼が豪州に移って同じことを行った。

 一連の責任をとり、役員の処分とともに、山本会長や栗原社長ら役員を対象に4月から3カ月間、報酬の10〜30%返上と賞与カットを決定。親会社の古森氏と助野氏も3カ月、報酬を10%返上した。

 富士ゼロックスは富士フイルムHDが75%出資する子会社だが、独立色が強かった。助野氏は会見でこう述べた。

「ゼロックスをうまく管理できなかった。ゼロックスは1兆円以上の売り上げがあり、ある種、独立した企業体。(親会社は)細かく干渉してこなかった」

 いわば“治外法権”で、子会社なのに経営に口出しできなかったと告白したようなものだ。

 6月12日、富士フイルムHDは延期していた17年3月期の連結決算(米国会計基準)を発表した。売上高は前期比6%減の2兆3221億円、営業利益は1%減の1728億円、純利益は18%増の1315億円だった。最終利益が増益になったのは、株式など有価証券の売却益を225億円計上したからだ。「最終増益にするために“お化粧”をした」と皮肉る経理の専門家もいる。

 しかも、この決算は、監査法人の承認を得ていなかった。今回の不正会計問題は監査法人を新日本から、あずさに変えたことで明らかになった。NZ販社の不正会計問題が地元紙に大きく取り上げられ、この記事をあずさの富士フイルムHD担当の公認会計士が発見したことが発端だった。

 監査法人の承認を得ていない決算は仮決算だ。株主総会までに監査法人から適正意見が得られるかがひとつの焦点となったが、株主総会には間に合わなかった。

■富士ゼロックスがグループの稼ぎ頭

 富士フイルムHDの事業は、大きく3つの部門から成り立っている。複合機をはじめとする事務機で構成するドキュメント事業、インスタントカメラなどのイメージング事業、液晶パネル向け素材に医薬品などが加わったインフォメーション事業だ。このうち、稼ぎ頭は富士ゼロックスが大部分を占めるドキュメント事業である。

 17年3月期のドキュメント事業の売上高は1兆809億円で、営業利益は827億円。これは全社の売り上げの46%、営業利益の48%を占める。富士ゼロックスが富士フイルムHDを支えているといっても過言ではない。

 こうした収益構造になったのは01年だ。00年、富士写真フイルム(当時)の社長に古森氏が就任した。デジタルカメラの普及で、創業事業である写真フイルムの需要が急減し、古森氏は写真事業の抜本的な構造改革を決断した。

 フイルムがダメなら事務機で稼ぐしかない――。そこで01年に、合弁の相手先である米ゼロックスの持ち株を買い取り、富士ゼロックスへの出資比率を75%に高めた。

 富士ゼロックスには富士フイルムHDの子会社という意識はなかっただろう。富士ゼロックスには小林陽太郎氏という、経済界を代表する経営者がいた。小林氏は1978年から2006年まで富士ゼロックスの社長、会長として君臨。この間、経済同友会代表幹事も務めた。

 小林氏の時代、富士ゼロックスは富士フイルムと対等か、それ以上の関係にあったといえる。古森氏が富士フイルムグループの顔になったのは、小林氏が引退した後だ。

 06年、グループ再編により持ち株会社体制に移行。富士フイルムHDの傘下に、事業会社の富士フイルムと富士ゼロックスを組み入れた。一方で、フイルム技術を転用した液晶材料や医療事業などに経営資源をシフトさせ、事業構造を大きく転換した。08年3月期には、業績のV字回復を果たし過去最高益となった。

 写真事業の抜本的な構造改革に成功した古森氏は、絶対的な権力者となった。だが、古森氏といえども、富士ゼロックスの経営に口を挟むことはできなかった。「優良子会社」の富士ゼロックスが稼ぐ収益で構造改革をやり遂げたという負い目があったからだろう。

 今回の事件を機に、古森氏は富士ゼロックスの会長を兼務し、同社の首脳陣をほぼ全面刷新した。「これまでのように好き勝手にはさせない」という、古森氏の強い意思表示といえる

 他方で、富士フイルムHDと富士ゼロックスの内部対立が激化すると予想する向きもある。

■責任をとるべきは、ガバナンス能力が欠如した古森氏との指摘

 6月12日の記者会見では、助野氏が出席して頭を下げたが、古森氏は出席しなかった。買収や提携といった前向きな会見であれば、古森氏が必ず出席して“独演会”となるが、この日は姿を見せなかった。

 古森氏が安倍晋三首相の“応援団”という背景があるためか、そのガバナンス能力に言及した記事は見当たらない。経済ジャーナリズムも今、流行の“忖度”をしたのだろうか。

 5月31日付時事ドットコム「首相動静」によると、「18時47分 東京・南麻布の日本料理店『有栖川清水』。葛西敬之JR東海名誉会長、古森重隆富士フイルムホールディングス会長らと会食」とある。

 古森氏はリーダーの資質について常々、「社会や会社に対する使命感、全体のためにやる気持ちがないとダメだ」と語ってきた。

 それならば、不正会計問題について、前面に出て説明する必要があったのではないか。頭を下げるのはプライドが許さないのだろうか。古森氏の好きな言葉は「勇気」だという。今回の行動を見る限り、「勇気あるリーダー」とは言いがたい。

 富士ゼロックス社長に栗原氏が残留することを疑問視する声もある。会長、副社長が退任し、どうして社長は居残るのか。社長は何も知らなかったのか。情報が上がっていなかったのなら問題だ。「古森会長が指名した社長だから、首がつながった」といった社内の声なき声もある。栗原氏の経営責任についても、きちんと説明する必要がある。栗原氏は主に営業を担い、技術や経理は富士フイルム側が送り込んだ役員が担当すると説明しているが、それならば栗原氏は「社長」という名の付いた“営業マンのトップ”にすぎない。

 第三者委員会の報告書には、富士ゼロックスの吉田副社長らは15年にNZ販社の架空売り上げの事実を把握していたが、問題の隠蔽を現地法人に指示、富士フイルムHDには情報を伝えなかったとある。だが、古森氏は富士ゼロックスの取締役でもあった。「何も聞いていません。何も知りません」と言い逃れすることはできないはずだ。

 記者会見や株主総会で古森氏に代わって謝罪した助野氏は、社内では「総務課長のような軽い人。古森会長のイエスマン」と酷評されている。助野氏は16年4月、富士フイルムHDの取締役執行役員から社長兼最高執行責任者(COO)に昇格した。経理の経験が長く、営業のことはわからないといわれている。

 助野氏の前任である中嶋成博氏は社長退任後、いったんは副会長に就いたが、6月末の株主総会で退任した。「健康上の理由から、退任したいとの申し出があった」と会社側は説明している。

■証券市場で指摘されている疑惑

 富士フイルムHDは3月3日に合計1500億円の社債を発行した。もし、経営陣が富士ゼロックスの不正を認識しながら社債を発行したのなら、投資家を欺いたことになる。

 6月12日の会見で助野氏は、「社債発行のタイミングまで、影響額がどのくらいの規模になるかわからなかった。社債発行をそのまま進めた」と釈明した。

 しかし、第三者委員会の報告書を見れば、この説明ではつじつまが合わなくなる。富士フイルムHDの経営陣が、NZの販社不正会計処理を知る機会は複数回あった。

 まず、NZの現地メディアが不正会計処理について報道したことを受け、英国の調査会社が事実関係を問い合わせてきた時。次いで、あずさ監査法人が不正会計処理の問題を指摘した時。さらに17年1月に助野氏が栗原氏に1月中の調査を指示した時。富士フイルムHDは、事の重大さを認識していたことになる。そして2月15日、あずさ監査法人が133億円の損失を試算して、会社側に伝えた時だ。

 NZ販社の不正会計がわかっていながら、富士フイルムHD は2月24日に1500億円の社債の発行を決めている。金融商品取引法では、有価証券報告書に虚偽記載があれば、課徴金の納付を命じることができる。特に、誤った情報を投資家に流して市場から多額の資金を調達すれば、その責任は一段と重くなる。

 そのため、富士フイルムHDの虚偽記載の有無が、証券市場で注目されているのだ。

 富士フイルムHDの最大の問題点は、「古森氏が偉すぎること」にある。古森氏だけを見ている社長以下の経営陣で、この難局を乗り切れるのか。77歳の古森氏は7月15日付日経新聞のインタビューで「CEOは少なくとも2〜3年はやらないといけない」と語っている。

 直近1カ月ほどの富士フイルムHDの株価低迷が、株式市場や投資家の不安を映し出している。

(文=編集部)


http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/638.html

[経世済民122] タカタ破綻、呆れた開き直り会見…自動車各社は1兆円超のリコール立替費用が回収不能か(Business Journal)
         高田重久会長兼社長(写真:ロイター/アフロ)                      


タカタ破綻、呆れた開き直り会見…自動車各社は1兆円超のリコール立替費用が回収不能か
http://biz-journal.jp/2017/07/post_19866.html
2017.07.21 文=編集部 Business Journal


 欠陥エアバッグのリコール(回収・無償修理)問題で迷走を続けてきたタカタは6月26日、東京地裁に民事再生法を申請した。負債総額は1兆7000億円で、製造業の倒産としては戦後最大となる。

 合わせてタカタは、法的措置後の資金繰りを支援してもらうため、取引金融機関に対して数百億円規模のつなぎ融資を要請した。これを受けて三井住友銀行は、上限250億円の融資枠を設定した。

 タカタは、エアバッグやシートベルトなどを新会社に移し、事業を継続しながら再生手続きを進める。中国の寧波均勝電子傘下の米自動車部品会社、キー・セイフティー・システムズが新会社のスポンサーとなり、1750億円を出資する。新会社が2018年前半にタカタから事業を買い取り、製品の供給を続ける。旧会社はリコール費用など債務の弁済にあたる。

 タカタの米国子会社TKホールディングスも、日本の民事再生法に当たる米連邦破産法11条を申請して、日本側と歩調を合わせた。タカタを含む国内外のグループ15社が法的整理などを届け出た。

 高田重久会長兼社長は民事再生法申請後に記者会見し、「適切な時期に経営責任を取って辞任する」と述べた。18年3月までに辞任するとみられるが、流動的だ。エアバッグの不具合に関しては「何が悪かったのだろう」「当時のテストでは予見不能」と、開き直りとも取れる発言をした。

 タカタは7月27日付で上場廃止となる。

■自動車メーカーにのしかかる代償

 世界で1兆3000億円(日本メーカーのみ)と見込まれているリコール費用の大部分を肩代わりしている自動車メーカーは、早く法的整理に踏み切るようタカタに強く求めてきたが、遅きに失した感がある。

 タカタはやっと民事再生を決断したが、消費者目線を欠いていた。創業家三代目の高田氏は、経営トップの椅子を最後まで捨てきれなかった。

 再建を主導するスポンサー選びも、迷走を続けた。当初、エアバッグ世界最大手のオートリブ(スウェーデン)が有力候補だったが、長年ライバル関係にあったオートリブから支援を受けることを、創業家は潔しとしなかった。

 ここまで解決が遅れた一因は、日本の自動車メーカーのケイレツ(系列)にある。エアバッグは海外勢が先行していたが、1980年代にタカタが量産に着手。本田技研工業(ホンダ)がエアバッグ搭載車の「レジェンド」を発売できたのは、タカタの協力があったからだという。日系の自動車メーカーはタカタ製を次々と採用した。世界シェア2位のタカタが倒産したら、もっとも困るのは日本の完成車メーカーという図式が、いつの間にか出来上がってしまった。

「欠陥問題が浮上したとき、タカタはかなり強気だった。というのは、完成車メーカーと一蓮托生だったからだ。タカタは自動車メーカーが要求する仕様・価格でつくっていた。完成車メーカーは製造コストを抑えるために、無理難題を突きつけたケースもあったといわれている」(自動車担当アナリスト)

 製造物責任の観点からいえば、完成品(自動車)に生じた不具合は自動車メーカーが負うべきだが、自動車メーカーはタカタの処理に積極的に関与してこなかった。そのため、日本の自動車メーカーだけで、リコールの費用は1兆3000億円になる見通しだ。

「自動車メーカーは、タカタの法的整理に伴い、巨額の債権放棄に応じざるを得なくなる。リコール費用の大部分は、タカタに支払いを請求せず自社で負担することになる」(有力金融筋)

このような指摘がされているように、日本メーカーが支払う代償は小さくないだろう。

■連鎖倒産は不可避か

 新会社はリコールの債務を引き継がない。では、賠償の責任は誰が負うのだろうか。仮に、新たな破裂事故が起こったら責任問題は宙に浮く。つまり、タカタの民事再生法の申請は問題解決の出発点にすぎないのだ。

 業界最大手のオートリブの世界シェアは、ここ数年で35%から50%にまで高まった。「民事再生から半年後、1年後に、タカタ(の新会社)のシェアは確実に落ちていく。その時に、取引先の部品メーカーの経営は厳しくなる」(大手自動車部品メーカーの社長)との不安が高まっている。タカタの連鎖倒産は避けられないとの見方が広まっている。

 タカタの株価は「民事再生法申請の準備に入った」との報道を受け、484円から6月22日の終値110円まで77%下落。その後はマネーゲームの様相をみせていたが、26日は終日、売買停止となった。東京証券取引所は同日、整理銘柄に指定した。年初来高値は1月5日の1233円だ。7月27日での上場廃止が決まり、100%減資が確実視されている。7月7日、株価は15円の年初来安値をつけ26円(9円高)で終わった。今後、株価は1ケタ(10円以下)になるだろう。

■タカタの普通社債はデフォルト

 タカタが過去に発行した普通社債は現在、300億円が残存しているが、全額債務不履行(デフォルト)となる。

 タカタは1933年に滋賀県彦根市で繊維メーカーとして創業し、戦時中は落下傘の紐をつくっていたことから、80年代にエアバッグの生産を始めた。創業家二代目の高田重一郎氏が、ホンダの創業者・本田宗一郎氏に直談判してホンダの車にエアバッグを標準装備させたというエピソードが残っている。父親は先見の明があったが、息子は米国議会での証言を忌避し、国内でも公の場に出ることなく逃げ回っていた。民事再生法を申請して記者会見したが、米国で事故が起こってから公式に会見したのは、この日が2度目だ。

 タカタは現在、欧米やアジアなど20カ国に拠点を持ち、従業員数は4万6000人。エアバッグの世界シェアは20%に上る。

 創業者は高田武三氏、二代目が高田重一郎氏。重一郎氏がタカタの基礎を築いた。そして三代目が現社長の重久氏だ。

 タカタからエアバッグの供給を受けていたトヨタ自動車は6月26日、タカタに請求すべきリコール費用が5700億円に上ることを明らかにした。大部分が回収不能になる可能性が高いが、すでに引当金を計上しており、業績への影響は軽微という。

 トヨタの一連のリコールは、世界で2700万台が対象となり、費用を立て替えて部品の交換などを進めている。

 ホンダは同日、16年3月期まで2年間の立て替え費用が5560億円に上ることを明らかにした。「大部分が回収困難になる見込み」とみているが、こちらもすでに引当金を計上しているため決算への影響は限定的とみられる。

(文=編集部)


http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/639.html

[政治・選挙・NHK229] 支持率29%の衝撃。第1次「投げ出し」内閣と酷似する安倍首相周辺(まぐまぐニュース)


支持率29%の衝撃。第1次「投げ出し」内閣と酷似する安倍首相周辺
http://www.mag2.com/p/news/257481
2017.07.18 『高野孟のTHE JOURNAL』 まぐまぐニュース


安倍政権の支持率低下が止まりません。先日行われた時事通信社の調査ではついに30%を割り込む事態に。これを重く見たのか、官邸は加計学園問題を巡る閉会中審査に安倍首相本人の出席を決めるなど、失った回復信頼に躍起となっています。しかしメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』の著者でジャーナリストの高野孟さんは、「これは首相にとって大きな賭けで、失敗すればいきなりの内閣総辞職もありうる」とし、内閣改造も政権再浮上のきっかけにならないと指摘。さらにアベノミクス総括や改憲問題等々、安倍首相を取り巻く環境は厳しさを増す一方との見方を示しています。

一天俄に掻き曇り一気に乱気流に突入した安倍政権──苦心の迂回的改憲シナリオも風前の灯火に

政界一寸先は闇という永田町の格言はあまりにも知れ渡っていて陳腐とさえ言えるのだが、本当にそうだと実感することも少なくない。

今がまさにその時で、通常国会会期末の共謀罪法案強行と加計学園疑惑への「聞く耳持たず」の粗暴な対応、それに重なって一連の安倍チルドレンの日本語不全の不祥事や加計学園による下村博文=元文科相への隠れ献金発覚などが続く中での東京都議選の大惨敗によって、何やら呪縛が解けたかのように内閣支持率が急落した。

36% (読売)
35% (NHK)
33% (朝日)
32% (日本TV系)
29.9%(時事)

──と、安倍政権の前途に暗雲が一気に垂れ込めてきた気配である。一般に、30%台前半で黄色信号の「危険水域」、20%台に入ると赤の点滅で、いつ倒れてもおかしくない状態になって、余程のことがない限り支持率回復は難しいと言われる。2007年の第1次安倍内閣末期では、相次ぐ閣僚スキャンダルで複数の調査で支持率が30%ラインを切る中、7月参院選で自民大敗、8月の党人事・内閣改造も「人心一新」効果は薄く、結局9月臨時国会が始まって早々に総辞職した。その状態に近づいているということである。

まずは加計学園疑惑を打ち止めに?

野党も国民世論も蹴散らすようにして強気一本の政権運営を貫いてきただけに、ひとたび弱気を出すとすべてが噛み合わなくなって、悪い方へと傾きかねないのが安倍政権である。

7月10日に加計学園疑惑での閉会中審査に応じたこと自体が、「一歩後退」の始まりだった。しかしまだこの時には、安倍首相がG20サミットの後、大した案件もない北欧3国を昭恵夫人と手を繋いで歴訪している期間中にわざと日程を設定することによって、「安倍自身は疑惑とは関係がなく、だから、ほら、このように妻と一緒に北欧をのんびり旅行しているんですよ」と「印象操作」をするだけのゆとりがあった。

ところがその閉会中審査は前川喜平=前文科次官の完勝。何も隠すことがなく嘘をつく必要もない前川が堂々としているのは当たり前で、それにひきかえ菅義偉官房長官はじめ政府側はひらすらコソコソして逃げるばかりで、疑惑はかえって深まってしまった。11日付朝日の調査結果では、最近の安倍首相の発言や振る舞いをみて、安倍首相のことを「まったく信用できない」21%、「あまり信用できない」40%で、合わせて61%となり、さらに加計学園問題の真相解明について安倍政権の姿勢を「評価しない」が74%にも達した。

逃げられないと見た安倍首相は、24日の週に第2回の閉会中審査を開催して自らが出席して答弁することを決意した。もちろんそれは、自分が出ることでこの疑惑にケリをつけて、これ以上の野党やマスコミの追及を断ち切ろうという狙いからのことだが、果たして成功するのかどうか。安倍首相が答弁に失敗すれば、官邸工作の中心人物と前川から名指されている和泉洋人=首相補佐官や、警察に前川の尾行調査をさせて人格攻撃で陥れようとした張本人である杉田和博=官房副長官らの喚問ないし参考人招致に発展して、収拾がつかない事態に発展していくかもしれない。安倍首相にとってこれは大きな賭で、失敗すれば、極端な話、いきなりの内閣総辞職もあり得ないではない。

党人事・内閣改造で人心一新?

さらに8月早々には自民党3役人事と内閣の改造で、顔ぶれを一新して出直す形を作りたいが、これがまた簡単ではない。

まず大前提として、つい1カ月ほど前までは、党内の誰もが来年9月の安倍総裁3選はあり得ると思っていたが、今や正反対で、そう思っている人はほとんどいない。当然、ポスト安倍を窺う岸田文雄=外相、石破茂=前地方創生相らは、これまで以上に安倍首相と距離を置こうとするし、麻生太郎副総理さえも、安倍首相が政権を投げ出せば、一時自分が後を引き受けた上で、岸田に引き継ごうという「大宏池会」構想の下地づくりに余念がない。

このように、政権が下り坂に入って遠心力が働き始めた時には、官房長官や幹事長など骨格部分を動かすと雪崩が起きそうで怖いので、思い切った人事は出来ない。せめて目玉を作って──例えば小泉進次郎を農水相に登用して清新さをアピールしようと思っても、利口な彼が泥船に乗るような真似をすることはあり得ない。

公明党との関係もこれまで通りとはいかないだろう。都議選での自民党の惨敗は、内田茂=前自民党幹事長を「悪玉」に仕立てた小池百合子知事のイメージ戦略の巧みさもさることながら、公明党との選挙協力という支えがないと自民党はほとんど自分では立ち歩くことも出来ないほど足腰が弱っていることの現れである。

今のところ両党とも、あれは東京のローカル事情であって国政での協力に変わりはないと平静を装っているけれども、公明党とて安倍政権が泥船化して行くのに最後まで付き合って心中するつもりはないから、クールな判断を心がけることになるだろう。都議選後に山口那津男代表が改憲について問われて、「憲法改正は政権がやることではありません」と、これまでにないキッパリとした言い方をしたのは、そのクールさの表れと見てさしつかえない。

こうして、せっかくの党・内閣人事も、それで安倍首相が苦境から脱して政権を再浮上させていくきっかけにはならない公算の方が大きい。

自民党改憲案は年内にまとまるのか?

秋の臨時国会は、大きな懸案があるわけではなく、入り口では引き続き加計・森友両学園の問題で野党の追及が続くだろう。それがどの程度の震度となるかは、7月下旬の第2回閉会中審査の安倍答弁の出来具合による。野党有利に傾けば、安倍政権は厳しいスタートを強いられる。

その先は、以下の双六図のように、安倍改憲策謀とアベノミクス5年間の検証とを2本柱として政局が展開し、18年9月の自民党総裁選へと一旦収斂していくことになる。



安倍政権の命運を決するのは、彼が5月3日に党にも内閣にも相談せずに一方的に発表した改憲シナリオ──「9条1、2項はそのままにして3項を加える」ことを中心とした迂回的でトリッキーな改憲案を、自民党内で取りまとめることに成功するのかどうかである。

5月の段階では、こういう強引なやり方で突っ切って行っても、自民党内も公明党もブツブツ言いながら結局は付いていってしまうのだろうかと思われたが、都議選以後の今の局面ではそうなりそうにない。

第1に、安倍首相の勢いに気圧されたかのようだった自民党憲法族が、党内及び野党との議論を正常な軌道に戻そうとするだろう。保岡興治=党憲法改正推進本部長はじめ船田元=同本部長代行、中谷元=同本部長代理、石破茂=同本部顧問などは、2000年に衆院に設置された憲法調査会の会長だった中山太郎=元外相の「野党を含めた徹底熟議」路線の継承者であるけれども、安倍首相にはそれがまだるっこしくて仕方がない。

そのため、日本会議系の右翼が練った「9条加憲」という迂回的な奇策を一方的に発表した上で、党憲法改正推進本部の人事に手を突っ込んで、保岡本部長の横に下村博文を「本部長補佐」として、上川陽子事務局長の横に西村康稔を「事務局長補佐」として、いずれもお友だちを監視役として張り付け、さらに「顧問」に二階俊博幹事長、茂木敏充政調会長、細田博之総務会長の党3役全員を突っ込んで「挙党態勢」で突き進むというポーズを作り上げた。

しかしこれは余りにも粗暴な、憲法族の面子など一顧だにしない事実上の乗っ取りで、保岡はもう引退も近いのでオロオロと従ったが、船田や中谷や石破は怒っている。

第2に、岸田はすでに前々から「9条に手を着けるべきでない」と明言していて、それを強く押し出して安倍首相に対抗すれば、潜在している保守リベラル派やハト派の支持を集める可能性が強まっている。

第3に、公明党は、安倍首相の「9条加憲」論という露骨な公明党引っかけ策にむしろ反発しており、それが上述の山口発言のクールさとなっている。

というわけで、私の判断では、安倍首相の提案に沿って臨時国会中に自民党が案をまとめて、衆参の憲法審査会に提示出来る可能性はかなり低くなってきた。安倍首相がこうまで独断的に、期限を明示してまで突っ込んでしまった以上、それが出来なければ辞任ということにならざるを得ないだろう。あるいは、年末に自暴自棄的な破れかぶれ解散に打って出るということも皆無ではないが、何の意味もない自己都合の解散で、しかも大敗するに決まっているので、周りが羽交い締めにして押しとどめるだろう。

6月に衆参両院で発議か?

自民党改憲案が何とかまとまった場合には、それを来年の通常国会の衆参憲法審査会で議論することになる。保岡は6月の段階で、来年6月を目途に発議に持ち込みたいと公言しているが、それは安倍首相の予定通りにこの秋の臨時国会末までに自民案がまとまって公明党と野党とに提示できた場合の最短期間ということで、自民案のとりまとめが遅れればそうはならない。また、いずれにしても野党は性急な採決に反対し、自民党が強引に強行採決せざるを得ないよう仕向けて、「改憲案を強行採決するなどということがあるのか」と自民党の横暴を訴えるに違いないので、なかなか難しい。

6月に発議が出来れば、「60日以上、180日以内」の規定によって8月以降に衆院解散・総選挙と改憲国民投票をダブルで実施するという選択が可能になる。

とはいえ、選挙と改憲国民投票をダブルで行うのは困難で、07年に改憲のための国民投票法が成立した時の議論で、まったく性質が異なり禁止事項なども一致しない衆参選挙(公職選挙法)と改憲投票(国民投票法)とを同日で行うことは不可能という結論が出ている。にもかかわらず、それが敢えて持ち出されているのは、仮に改憲国民投票で負けても選挙で勝っていれば政権が責任を取らなくても済むからと解説されているが、そんなことがあるはずがなくて、乾坤一擲の改憲提起で敗れれば総辞職くらいでは済まなくて切腹必至なはずである。こういう安倍首相周辺の取り巻き連中の淺知恵ほどくだらないものはない。

いずれにせよ、それで自民党が勝てば、安倍首相は9月に無条件(たぶん無投票)で3選を果たす。しかし負ければ退陣で、それによって彼の改憲シナリオそのものが消滅する。

来年前半に改憲発議に至らず、解散・総選挙もしないまま、安倍首相が来年9月に3選を果たすというケースは、今思うにほとんど考えられないが、そうなった場合、3選後の9月に改憲発議、12月の衆院任期一杯までに総選挙と国民投票のダブルというチャンスと、それも滑った場合には、12月に追い込まれで総選挙だけはやって、19年7月参院選とダブルで改憲国民投票という手もないでもないが、こうした双六ゲームはすべて都議選の前に官邸周辺で取り沙汰されていたことで、今ではほとんど空論である。

私の直観的判断では、今年12月に自民党改憲案がまとまらなければ即死、それが多少長引いて年を越したとして18年6月に両院で発議出来なければ頓死──ということである。

アベノミクス5年間の総括は?

もう1つ、今ほとんど人々の視野に入っていないかのようだが、18年3〜4月はアベノミクス開始から丸5年、黒田東彦=日銀総裁の任期切れ、という大きな節目がやってくる。

アベノミクスは、本誌が一貫して主張してきたように、そもそも日本経済の中心課題が「デフレからの脱却」だとする状況認識が間違っているし、そのための「金融の異次元緩和」という政策手段がまるで見当が狂っている。結果、4年半後の今、改善したのは安倍首相が大好きな「有効求人倍率」くらいで、経済も産業も財政も何ら中長期の希望を見出すに至っていない。

本当を言うと、昨年9月に日銀自身が提起した「総括的検証」が、この酷い誤りを正す好機であったのだが、政府・日銀はもとよりマスコミやエコノミストも徹底的な議論をせずに滑ってしまい、そのためアベノミクスが何を成し何を成さなかったのかは曖昧の霧の中にある。

しかし18年春というタイミングをこのまま何となくやり過ごすということはあり得ず、アベノミクスと黒田日銀の功罪について徹底的な吟味が必要で、それなしには18年10月の消費税10%化の妥当性の判断も立つことがない。またそれと直結して、2020年度に「基礎的収支(プライマリーバランス)」黒字化という目標がすでに達成不能になった中で、では一体どうするのかということが議論になる。はっきり言って、お試し改憲みたいな日本会議系右翼のお遊びに付き合っている場合ではないのである。

野党の課題は4党による選挙協力

この状況で、野党にとしては、

1.安倍首相=日本会議のずる賢い改憲策動を叩き潰し、安倍政権を潰す
2.野党4党協力による「日本版オリーブの木」態勢で総選挙を戦い、野党連合による政権奪回を目指す
3.その場合に民進党代表が真ん中に座って「首相候補」としてそれなりの存在感を示し、その両側に右大臣・左大臣という感じで小沢一郎と志位和夫が寄り添っているという形が可視化されることが重要で、その場合に真ん中に座るのが蓮舫でいいのかが問われる。小沢は、民進・社民・自由合流論だが、小沢が民進に入ると代表代行とか顧問とかになって顔が見えなくなるので、自由党党首のままで、右大臣・左大臣という見栄えを保つことが大事ではないか。

          

4.4党の政策合意はそれほど難しいことではなく
・安保法制、共謀罪法を廃止して、専守防衛に立ち戻る
・沖縄県民の総意に沿って普天間、辺野古の問題を解決する
・原発は順次廃止しつつ、太陽光や風力など自然エネを急速に拡大する
・アベノミクスは止め日本型福祉社会の形成と財政再建を両立させる

──というあたりで大雑把に合意できるのではないか。

それが成り立てば政治は一遍に面白くなる。6月上旬に会った某民進党幹部は「次の総選挙で民進党が現有95議席から約150へ、共産党が21から30へと、それぞれ1.5倍化すれば、合計で180、社民と自由を合わせれば190議席程度で、結構いい線まで行く。それで次の総選挙で政権奪回だ」と言っていたが、都議選後に会った別の同党トップ幹部は「いや野党選挙協力が巧く組めれば、次の次と言わず、次で民進と共産が議席倍増、政権をとることもあると思いますよ」と自信ありげだった。

さあて、この安倍一強態勢下では改憲でも何でも罷り通ってしまうのではないかと思わされていたけれども、その圧迫感が突如とし消えて、何でもありの政局展開が始まろうとしている。

高野孟のTHE JOURNAL
著者/高野孟(ジャーナリスト)(記事一覧/メルマガ)
早稲田大学文学部卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。現在は半農半ジャーナリストとしてとして活動中。メルマガを読めば日本の置かれている立場が一目瞭然、今なすべきことが見えてくる。



http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/439.html

[政治・選挙・NHK229] 反乱官僚が“稲田潰し”開始 隠蔽容認報道は省内リーク濃厚(日刊ゲンダイ)
 


反乱官僚が“稲田潰し”開始 隠蔽容認報道は省内リーク濃厚
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/209787
2017年7月21日 日刊ゲンダイ


  
   “身内”から不満が噴出(C)共同通信社

「日報廃棄」問題で大揺れの稲田朋美防衛相(58)。防衛官僚による「隠蔽」を了承していた疑いが強まっている。今回の一件、情報の出元は自衛隊の上層部だとみられている。防衛大臣に就任後、現場をバカにし、勝手なことをやってきた稲田大臣に対し、自衛隊幹部はカンカンになっている。怒りを募らせた制服組は、稲田朋美防衛相を辞任に追い込むつもりだ。

 自衛隊内での稲田大臣の嫌われ方は相当なものだ。自衛隊関係者はこう言う。

「政策についてロクな知識がないのに、制服組を見下すような態度を取り、いつも高圧的に命令する。皆、『なんだ、あいつは』『やってられねぇ』と怒りを募らせていました。8月3日の内閣改造で外されるのは確実だから、放っておいても稲田大臣はいなくなります。でも『このまま“円満退社”させたくない』と多くの自衛隊幹部が腹の中で思っている。と同時に、安倍首相に重用されているだけに、万が一の留任の可能性を潰すために、関係者が内情をリークしたとみられています」

 稲田大臣と現場が反目するきっかけとなったのは、防衛相をサポートする役割を持つ「防衛大臣政策参与」の“クビ切り”事件だ。稲田大臣は昨年末の人事で3人いた参与を全員クビにしたのだ。

「切られたのは、稲田大臣の『先輩大臣』である森本敏元防衛相ら3人です。稲田大臣本人は『言うことを聞かないから私が辞めさせたのよ』と手柄話のように周囲に話していたといいます」(防衛省担当記者)

■トドメは“ランチミーティング”

 さらに、役人からレクチャーを受ける時は、傍らに六法全書を置き条文や判例を細かくチェック。根拠法を記載することをエラソーに求めるから、役人は作業量増大。大ブーイングが上がっていたという。トドメは、自衛隊員が九州北部の豪雨で救助活動に汗をかく中、約1時間も防衛省を不在にし、ルンルン気分で支援者との“ランチミーティング”に行っていた一件。怒りを通り越して呆れ返った自衛隊員も多かったという。

 今回の「稲田氏、PKO日報の隠蔽を了承」との共同通信のスクープは19日未明だった。稲田大臣が事実を否定すると、7時間後の19日朝に「緊急会議の2日前にも電子データ保管の事実を大臣に報告」と間髪入れずに第2弾を報じている。現場が次々にリークしたのは間違いないだろう。今後もリークが続出する可能性がある。軍事ジャーナリストの世良光弘氏はこう言う。

「今回の報道は、自衛官の実情を把握していない稲田大臣に不満を募らせた防衛官僚のリークの可能性があります。私もかつて通信社で働いていた経験があるので、共同通信が“フィクション”の記事を書くとは思えません。確たる情報源があっての報道でしょう。稲田大臣が辞任しない限り、同様のリークが続くこともあり得る。稲田大臣は、事細かに部下の報告をチェックしていたといいますから、『報告は受けていない』という説明はにわかには信じられません。しっかりと検証する必要があります」

 7月の中央省庁人事は一段落。防衛省も自衛隊も怖いものはない。加計学園問題でも、内部から続々と「証拠文書」が流出した。“文科省の春”が、防衛省に飛び火した格好である。それもこれも、稲田大臣を更迭しなかった安倍首相の自業自得である。



















http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/445.html

[原発・フッ素48] 福島第一原発3号機、核燃料が原子炉の底をブチ破る!メルトスルーを初確認!宇宙線調査 
福島第一原発3号機、核燃料が原子炉の底をブチ破る!メルトスルーを初確認!宇宙線調査
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-17729.html
2017.07.21 06:00 情報速報ドットコム




宇宙から降り注ぐ素粒子「ミューオン」を使った福島第一原発の内部調査によって、福島第一原発3号機の核燃料が原子炉の底をぶち破っていたことが分かりました。

東電の発表によると、素粒子「ミューオン」を使うことで原子炉の内部をレントゲン写真のように見ることが可能となり、1号機から3号機の3つの原子炉で核燃料が溶け落ちたことを確認したとのことです。

今までも内部調査が何度か行われていましたが、正式に確認したのはこれが初となります。

いずれの原子炉も厳重な底が抜け落ちていて、原子炉の中には核燃料が殆ど残っていませんでした。溶けた核燃料は周囲の施設を溶かしてドロドロに混ぜ合わさった状態になっており、原子炉の奥深くにあると予想されています。

ただ、溶け落ちた核燃料は一度も確認されておらず、今も何処まで落ちているのか分かっていません。


↓ミューオンを使って内部調査をする機械の設置作業 東電より







福島第一3号機 核燃料が原子炉の底突き破る 宇宙線調査
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170720/k10011066581000.html?utm_int=all_side_ranking-social_001
7月20日 19時39分 NHK

東京電力福島第一原子力発電所で行われてきた宇宙から降り注ぐ素粒子によって、原子炉の内部を透視する調査で、3号機では、メルトダウンした核燃料のほとんどが原子炉の底を突き破り、格納容器にまで達している可能性が高いことがわかりました。3号機内部の核燃料の状況について手がかりがつかめるのは初めてで、21日行われるロボットによる調査でも、こうした状況を確認することにしています。
福島第一原発の事故では、1号機から3号機の3つの原子炉で、核燃料が溶け落ち構造物と混じった「燃料デブリ」となって、原子炉やその外側の格納容器の中にあると見られていて、東京電力は、物質を通り抜ける性質がある宇宙から降り注ぐ素粒子「ミューオン」によって、レントゲン写真のように透視する調査をことし5月から行ってきました。

その結果、3号機では、原子炉の中に核燃料はほとんど残っておらず、大部分が底を突き破って格納容器にまで達している可能性が高いことが関係者への取材でわかりました。

一方、去年、2号機で行われたミューオンを用いた調査では、核燃料のほとんどが原子炉の底に残っている可能性が高く、異なる結果となっています。東京電力は、3号機で21日、改めて行う水中を移動するロボットを使った調査で、「燃料デブリ」の状況を確認することにしています。

各号機の燃料デブリの状況

福島第一原発の事故で1号機から3号機で溶けた核燃料は内部の構造物と混じり合って燃料デブリと呼ばれる塊になり、原子炉の底を突き破って、その下の格納容器に落ちているものもあると見られていますが、強い放射線に阻まれ、どこにどのような状態であるのか、事故から6年以上たったいまも詳しくわかっていません。

国や東京電力は、これまでに各号機の格納容器の内部に調査用のロボットを投入したり、さまざまな物質を通り抜ける性質がある「ミューオン」という素粒子を使って、原子炉内部をレントゲン写真のように透視する手法を用いたりして、燃料デブリの状況について調べてきました。

その結果、1号機では原子炉に燃料デブリはほとんど残っておらず、底を突き抜けて格納容器に落ちている可能性が高いことがわかっています。

2号機では燃料デブリの多くが原子炉にとどまっていますが、一部は原子炉の底を突き抜けて、格納容器に落ちている可能性が高いことが示されています。

3号機では、19日から格納容器の内部で水中を移動するロボットによる調査が行われていて、燃料デブリの様子は捉えられなかったものの、原子炉から溶け落ちてきた核燃料によると見られる影響で、格納容器の中が大きく損傷している様子が明らかになっています。

ミュオン測定による炉内燃料デブリ位置把握について
http://photo.tepco.co.jp/library/160728_01/160728_01.pdf


















福島第一原発3号機の内部調査 溶融燃料見つからず(17/07/20)


格納容器内の損傷激しく 福島第1原発3号機、 水中ロボで調査


2017/6/28更新 「福島第一原子力発電所は、今」 〜あの日から、明日へ〜(ver.2017.6)




















http://www.asyura2.com/17/genpatu48/msg/433.html

[政治・選挙・NHK229] ゴールは目前、焦る自民党、追い上げる野党! 



ゴールは目前、焦る自民党、追い上げる野党!
http://79516147.at.webry.info/201707/article_303.html
2017/07/21 07:38 半歩前へU


▼ゴールは目前、焦る自民党、追い上げる野党!


 安倍政権を覆った暗雲は杜の都・仙台にも波及。「与野党対決」の23日投開票の仙台市長選は自公が推す候補が劣勢に立たされている。

 仙台で与党が敗北すれば安倍政権の致命傷となろう。ゴールは目前、焦る自民、追い上げる野党。

*****************

日刊ゲンダイが近況を伝えた。

 菅長官だが、23日投開票の仙台市長選のため15日に現地入りしたものの、街頭には立たず、なんと集会も非公開で行われた。

 都議選ショックの連鎖をよほど恐れているようだが、実際、情勢は厳しい。

 選挙は事実上「与野党対決」の構図で、自公が推す新人は、民進・共産・社民が共闘する元衆院議員を追い掛ける展開となっている。

 「期日前の出口調査は横並びだそうで、そうなると当日は野党候補がもっと伸びるでしょう。

 野党候補の郡和子さんは地元の元アナウンサーで知名度バツグン。それが最大の要因なのですが、負ければ『また国政の影響』と言われるので、頭が痛い」(自民党関係者)




















仙台市長選挙「郡和子候補」応援演説 山本太郎さん









詳細はこちら
<重要選挙>仙台市長選で野党・郡和子氏がリードするも自民・菅原氏が追い上げ!7・23(日)投開票
http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/437.html



http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/446.html

[原発・フッ素48] 福島産クロダイから30(Bq/kg)のストロンチウム90(めげ猫「タマ」の日記)
福島産クロダイから30(Bq/kg)のストロンチウム90
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-asyuracom-2225.html
2017/07/20(木) 19:55:34 めげ猫「タマ」の日記


東京電力は福島県沖で捕れたクロダイから1キログラム当たり30ベクレルのストロンチウム90が見つかったと発表しました(1)。厚生労働省の発表資料(2)から読み取れるストロンチウム90の許容値は1キログラム当たり9ベクレルですので4倍以上です。福島産のストロンチウム90の検査は不要され(2)、殆ど検査されていません。一方で福島第一の放水路からは法定限度を超えるストロンチウム90由来の全ベータが見つかっています。

 福島第一原発構内には幾つもの排水路が走っています(4)。ストロンチウム90の法定限度は1リットル当たり30ベクレルで(5)、全ベータの半分はストロンチウム90なので(6)、全ベータの法定限度は1リットル当たり60ベクレルです。以下に福島第一原発内の排水路の一つのK排水路を流れる排水の放射性物質濃度を示します。


 ※1(4)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す。
 図―1 K排水路の放射性物質濃度

 図に示す通り過去にも法定限度を超えた法律違反の汚染排水が幾度となく海に流れています。事故から7年目になりますが、福島第一ではストロンチウム90等の放射性物質を環境中に流し、汚染を続けています。

 食品のストロンチウム90汚染が気になります。ところが厚生労働省はストロンチウム90の検査は必要ないとしています。セシウム以外の放射性物質はセシウムに対する割合が想定できるのでセシウムを管理すれば放射性物質汚染全体が管理できるとの主張です(2)。厚生労働省は放射性物質がセシウムだけなら1キログラム当たり120ベクレルまで「安全」であり基準値は100ベクレルとしています(2)。すると20ベクレル分がストロンチウム90等の放射性物質よる被ばく分です。1ベクレルの放射性物質を取り込んだとして
 セシウム137では  0.013マイクロシーベルト
 ストロンチウム90では0.028マイクロシーベルト
の被ばくをします(7)。この割合から考えると厚生労働省が想定しているストロンチウム90の限度は1キログラム当たりで
  9ベクレル(20×0.013÷0.028)
になります。現行の基準値を下回った食品から1キログラム当たり9ベクレルを超える物が見つかれば厚生労働省のストロンチウム90の検査は不要とする主張は成立しえなくなります。

 東京電力は福島県楢葉町木戸川沖2kmで採れたクロダイから1キログラム当たり30ベクレルのストロンチウム90が見つかったと発表しました。セシウムは基準値以下の50.2ベクレルですので、危険なレベルのストロンチウム90です。

以下にストロンチウム90汚染クロダイが見つかった位置を示します。


 ※1(8)の数値データを元に(9)に示す手法で7月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(10)による
 図−2 事故7年目も汚染されたままの福島 

 東京電力は
 ・骨を含めての測定である。
 ・少量食べてもさしたる被ばくはしない
と言い訳をしています(1)。確かにクロダイの骨を食べる人はいないと思います。福島ではシラス漁が始まりました。ゆでて乾燥させてから出荷されるそうです(11)。こちらは骨つきでしかも乾燥して凝縮されています。(=^・^=)の知るがりストロンチウム90の検査結果を知りません。

 以下に楢葉町木戸川沖で捕れた魚のストロンチウム90濃度とカルシウム含有量の相関をしめします。


 ※1(12)を集計
 ※2 カルシウム含有量は100当たりで(13)による。
 図―3 木戸川沖で捕れた魚のストロンチウム90濃度とカルシウム含有量の相関

 図に示す通りカルシウム含有量が多くなるとストロンチウム90濃度も上昇します。福島の牛乳もカルシウムが豊富なようです(14)。福島県楢葉町では高濃度の全ベータに汚染された物体がいくつも見つかっています(15)。どうみてもたまたま見つかってので大部分は発見されることなく汚染されたまま放置されているはずです。楢葉町では原乳の出荷が再開されました(16)。でもストロンチウム90の検査結果を知りません。
 今回見つかったクロダイは福島産はストロンチウム90の検査がされなかれば安全とは言えない事を示しています。でも、福島産は(=^・^=)が知るかが入り極限られた魚の除きストロンチウム90の検査はされていません。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 楢葉町産原乳の出荷先の乳業メーカーは(16)
 「福島県内で製造しているということで売上が激減しました。」
と主張していますが(17)、必要な検査が実施されていないので売上が激減するとのは当然なことだと思います。この思いは福島の皆さんも同じだと思います。
 福島を代表する果物にモモがあります(18)。福島では今日(7月20日)から「ももももらえるキャンペーン!」が始まりました(19)。福島はモモの季節です。福島のモモは福島のモモは一つ一つの美味しさが保証されているそうです(20)。福島県は福島産モモは「安全」だと主張しています(21)。でも、福島県会津若松市のスーパーのチラシには福島産モモはありません。


 ※(22)を引用
 図―4 福島産モモが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県会津若松市の皆様を見習い「福島産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)2017年7月13日魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域> 2016年度 第4四半期採取分(PDF 756KB)
(2)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(3)報道配布資料|東京電力
(4)(3)中の「福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて 」
(5)サンプリングによる監視|東京電力
(6)めげ猫「タマ」の日記 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質
(7)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(8)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成28年9月14日〜11月18日測定) 平成29年02月13日 (KMZ, CSV)」
(9)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2016年)
(10)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(11)シラスの試験操業開始 相馬双葉漁協 | 県内ニュース | 福島民報
(12)(3)中の「魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域> 20**年度 第*四半期採取分」
(13)五訂増補日本食品標準成分表 [第2章]中の「10 魚介類(PDF:283KB) 」
(14)東北協同乳業株式会社 | 福島県本宮市にある11/19-B1乳酸菌ヨーグルトをはじめ、牛乳・プリンなどを製造している会社です。
(15)めげ猫「タマ」の日記 福島・楢葉町から高濃度の汚染が疑われる物体が見つかる。8個目
(16)原乳出荷を再開 旧避難区域では事故後初 楢葉の蛭田牧場 | 東日本大震災 | 福島民報
(17)東北協同乳業株式会社 | 福島県本宮市にある11/19-B1乳酸菌ヨーグルトをはじめ、牛乳・プリンなどを製造している会社です。
(18)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(19)7月20日から「モモ」もらえるキャンペーン フクラムカード推進協 | ホッとニュース | 福島民報
(20)フルーツを食す - 福島市
(21)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(22)アピタ会津若松店│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ



http://www.asyura2.com/17/genpatu48/msg/435.html

[原発・フッ素48] 原子力規制委員会・田中委員長「一番障害になっているのは福島県民でしょ」⇒東電「ウンウン」 



原子力規制委員会・田中委員長「一番障害になっているのは福島県民でしょ」⇒東電「ウンウン」
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-17713.html
2017.07.20 21:00 情報速報ドットコム




田中俊一・原子力規制委員会委員長の発言が物議を醸しています。

田中委員長は東電との会議で原発事故の対応に関して、「一番障害になっているのは福島県民でしょ」と述べ、福島県民をどうにかしなければ対応は困難だと言及しました。

隣で委員長の話を聞いていた東電社長らは「ウンウン」と首を縦に振って頷いており、会議に参加していた多くのメンバーが賛同の意志を示唆。

あくまでも「福島県民に向き合っている姿勢がない」という意味で発言したようですが、誰からも異論が出なかったのは違和感があると言えるでしょう。ネット上でも「酷い」という声が聞こえ、田中委員長や東電の姿勢を批判するコメントが相次いでいました。

*会議は2017年7月10日に行なわれた物。









↓26分過ぎから
第22回原子力規制委員会 臨時会議(平成29年07月10日)


【福島県民必見】 田中俊一原子力規制委員会委員長「一番障害になっているのは福島県民でしょ」に首を縦に振る東京電力幹部!!














記事コメント

一番の障害は原子力村でしょ〜
[ 2017/07/20 21:06 ] 桃太郎 [ 編集 ]

一番障害になっているのは
アンタら原子力村のシャブ中の輩だろうが。

完全に頭メルトダウンしてんな。糞に集るハエより汚らしい奴ら。
[ 2017/07/20 21:10 ] 名無し [ 編集 ]

事故原発の存在を一番障碍(障害)だと思っているのは福島県民でしょ。健康被害が心配されるし、土壌や水質の汚染問題も未解決のままだし…
[ 2017/07/20 21:14 ] 名無し [ 編集 ]

安倍が一番ひどい
「自主避難住宅支援打ち切り」

でも、五輪には金使うし、外国には、バラマキ。
[ 2017/07/20 21:16 ] 名無し [ 編集 ]

そんなら福島県民を福島第一原発から半径300キロくらいの地域に避難させろ
そんなら福島県民を福島第一原発から半径300キロくらいの地域に避難させろ
[ 2017/07/20 21:19 ] 名無し [ 編集 ]

原発マフィアの本心がやっと出て来たねw

復興大臣だった今村も同じ考えだったのだろうね。

住民はこいつらの都合の良い奴隷だから黙って被曝してシネって事だろ。
[ 2017/07/20 21:40 ] 名無し [ 編集 ]

福島県民を「障害」呼ばわりはないでしょ!田中氏がどいうつもりで使ったのか分からないがやはり昨今の言葉の劣化かい。東電側はもろに自分の側から県民をただの障害物と思っての「うんうん」かもしれないな。もっとまじめにやれよ。
[ 2017/07/20 22:49 ] 名無し [ 編集 ]




http://www.asyura2.com/17/genpatu48/msg/436.html

[政治・選挙・NHK229] 地元でも嫌われ 菅長官は横浜市長選で一度もマイク握れず(日刊ゲンダイ)
         


地元でも嫌われ 菅長官は横浜市長選で一度もマイク握れず
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/209786
2017年7月21日 日刊ゲンダイ


  
   自公推薦の林文子市長(左)と菅官房長官(C)日刊ゲンダイ

 コワモテの菅官房長官のシブヅラが目に浮かぶ展開になってきた。お膝元の横浜市長選(30日投開票)は野党が分裂。自公と連合神奈川が推薦する現職の林文子市長(71)の3選が確実視されてきたのだが、加計学園疑惑をはじめとする一連のアベ不信で対立候補の追い上げを許しているのだ。その原因をつくったのがほかでもない菅長官自身でもあるから、表立って支援できないジレンマに陥っている。

 選挙戦の争点は、菅長官が旗振り役を務めるカジノ誘致の是非と、市民から根強い要望がある市立中学校での給食実施だ。菅長官と林市長は横浜にカジノを誘致しようとしている。

 一本化に失敗した野党勢からは、反カジノを明言する新人2人が出馬。民進党の江田憲司衆院議員や共産党などは伊藤大貴元市議(39)を支援する一方で、かつて民主党に籍を置いていた長島一由元衆院議員(50)も立候補している。

 選挙情勢に詳しいジャーナリストの横田一氏は言う。

「伊藤候補が掲げる〈カジノより中学校給食〉という訴えが広がりを見せていて、林市長と一騎打ちの様相です。争点を分かりやすく浮き彫りにした戦略が奏功し、子育て世代の有権者の関心を集めています」

■黒星なら安倍政権に決定的な打撃

 子どもを持つ親にとって給食は死活問題。ギャンブルに税金を費やすくらいなら、給食に回せという声が高まるのは当然だ。主食とおかず、牛乳がそろった「完全給食」の実施率は神奈川を除く1都5県の公立中で96.9%超(2016年5月1日現在)。ところが神奈川はわずか27.1%。横浜市はゼロで弁当持参が基本だ。

「菅長官の地元で黒星が付けば、安倍政権にとっては決定的な打撃になります。絶対に負けるはずのない選挙態勢を敷いているだけになおさらです。だから、菅長官も本当は前面に立って選挙を戦いたい。でも、菅長官がウカツに表に出ると、有権者の“スガ嫌い”に火が付くだけなく、カジノ誘致の是非が注目され、かえって選挙戦が盛り上がりかねない。投票率が低ければ自公は絶対に負けないが、都議選のように投票率が50%を超えたら、逆転必至です。それで、菅長官は告示後、一度も街頭でマイクを握れずにいます」(野党関係者)

 前哨戦の仙台市長選(23日投開票)は野党候補が10ポイントリードしている。

 横浜市長選で自公が担ぐ現職の林市長が敗北したら、安倍政権は一気に崩壊に近づくことになる。





































http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/447.html

[自然災害22] 2017年07月20日ドチザメ30匹出現直後の茨城や福島で震度4を含む地震が午前中だけで3回発生(地震ニュース)

2017年07月20日ドチザメ30匹出現直後の茨城や福島で震度4を含む地震が午前中だけで3回発生
http://jishin-news.com/archives/2532
2017/07/20 地震ニュース


7月19日に茨城県の海水浴場に約30匹ものドチザメが現れたというニュースが報じられたが、7月20日午前、茨城や福島で地震が相次いでいることからその関連にも注目が集まりつつあるようだ(画像はドチザメとは無関係)。

茨城県日立市の久慈浜海水浴場で確認されたという約30匹のドチザメは浜辺から約10mという近い場所で見つかっていたが、直後とも言える7月20日午前だけで茨城・福島におけるM4以上の地震が3回と立て続けに起きている。

07月20日09:11 M5.6 震度4 福島県沖(関連記事参照)
07月20日09:57 M4.0 震度2 福島県沖
07月20日10:15 M4.0 震度2 茨城県北部

ドチザメの出現と地震との間に因果関係あるかどうかについては勿論、科学的な理由をつけることは出来ないが、思い出されるのが2015年夏にも茨城県や千葉、神奈川など関東地方で相次いでサメが見つかり、海水浴に影響が出ていた事例だろう。

この時強い地震は起きていたのだろうか。2015年8月と9月に関東地方から福島にかけての一帯ではこれだけのM5以上地震が発生していた。

2015年08月05日 M5.1 震度3  福島県沖
2015年08月06日 M5.2 震度4  茨城県北部
2015年08月14日 M5.0 震度4  福島県沖
2015年08月24日 M5.0 震度3  福島県沖
2015年09月04日 M5.0 震度2  福島県沖
2015年09月12日 M5.3 震度5弱 東京湾

特に多いわけでもないことから当時、関東地方に相次いだサメと地震の関係について話題になることはなかったが、決して地震の数が多いとはいえない東京湾においてM5.3・震度5弱の地震が起きていたのが目立つ。更にこの時は8月下旬に東京湾でアオザメが網にかかったとも伝えられていたのだ。

地震とサメが結び付けられ語られるケースとしては「メガマウス」がすぐに思い浮かぶだろうが、2017年5月下旬に千葉と三重で相次いでメガマウスが網にかかった際、週刊新潮が6月8日号で海洋地震学が専門だという島村英紀武蔵野学院大学特任教授の話としてサメと地震との関連についてこう紹介していた。

島村「サメやナマズは電気の感度が人間の10万倍以上もいいと言われています。サメの頭部にはロレンチーニ器官という小さな穴がたくさんあって、電気センサーの役割を果たしている。」

島村教授は地殻変動によって生じる電磁波などの信号を感じ取る可能性に言及していたが、果たして今回のサメは地震につながっていくのだろうか。また他にも、2015年5月30日に小笠原諸島西方沖でM8.1という巨大地震が起きた際には、その数日前に東京湾で複数のシャチが目撃された、という事例もある。

いずれにせよドチザメ出現直後に茨城や福島で地震が相次いでいるのは不気味であろう。

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http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/141.html

[政治・選挙・NHK229] <朗報>民進党が野田幹事長ら執行部を交代へ!蓮舫氏は続投。後任人事は難航か 
【朗報】民進党が野田幹事長ら執行部を交代へ!蓮舫氏は続投。後任人事は難航か
http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/32264
2017/07/21 健康になるためのブログ






民進党・蓮舫代表 執行部交代の意向固める
動画→http://www.news24.jp/articles/2017/07/20/04367511.html?cx_recsclick=0
2017年7月20日 23:32 NNN

 民進党の蓮舫代表は、東京都議会選挙の大敗を受けて、野田幹事長を含む執行部を交代させる意向を固めたことが、日本テレビの取材で明らかになった。これは民進党関係者が明らかにしたもの。

 都議選での大敗を受けて、民進党内では「解党的な出直しをすべきだ」「責任をとり、執行部は辞任すべきだ」などと執行部の大幅な刷新を求める声が相次いでいた。

 そのため蓮舫代表は、自らは続投する一方で、野田幹事長を含む党役員の交代に踏み切る意向を固めたという。

 ただ、党の実務を担う幹事長に誰を起用するのかなど、骨格は固まっていない。

 民進党のある閣僚経験者が、「幹事長を受ける人は、なかなかいないのではないか」と話すなど、蓮舫代表の求心力が低下する中で人事は難航も予想される。

以下ネットの反応。
















ホントだったらスパッと蓮舫氏に辞めて欲しいけど今は安倍政権を追い詰めることが重要なので、今はその時期ではないのかも知れません。

で、都議選敗退で民進党がバラバラの状況でやれることは幹事長交代でしょう。

ベストではないかも知れませんが、今解党や離党者が続出するよりはマシかと思います。後任人事に注目です。

 



http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/448.html

[自然災害22] 夏の「酷暑」は年々悪化!スパコンが予測した恐ろしい未来 熱波、巨大台風、豪雨が続発 これまでの常識は通用しない 
日本の夏は明らかに暑くなっている。もはや猛暑というより酷暑だ。実は、こうなることを10年以上も前にスパコンは予測していた


夏の「酷暑」は年々悪化!スパコンが予測した恐ろしい未来
http://diamond.jp/articles/-/135886
2017.7.21 鈴木貴博:百年コンサルティング代表 ダイヤモンド・オンライン


「酷暑」がもたらす未来とは
10年以上前に予測されていた


 今回は、猛暑ならぬ「酷暑」についての話をする。昔話から始めると、私が社会人になった1985年頃、クライアントに会うときは夏もウールのスーツにネクタイ姿が当たり前だった。2005年に始まったクールビズでは、お役所の掛け声は「ノーネクタイ・ノージャケット」になったが、それでも最初の数年はネクタイだけ外してスーツの上下で過ごすのが、私の周囲の大企業では通例だった。

 そして今では、夏はポロシャツにチノパンで大企業を訪問してもそれほど不自然ではなくなった。そうなってみて改めて振り返ると、不思議なのは2005年まで「なぜ、スーツにネクタイで夏を過ごしていても平気だったのか?」ということである。

 理由は単純である。明らかに今ほど暑くなかったのだ。暑い夏はヒートアイランド現象と地球温暖化がもたらしている。前者は20世紀後半から問題になっていたが、後者が効いてきたのはここ10年くらいのことだ。

 実際、2005年頃には「地球シミュレータ」という、日本が世界に誇るスーパーコンピュータによる地球温暖化のシミュレーションが、頻繁にドキュメンタリー番組で放送された。それによれば、世界中で二酸化炭素をかなりの努力で削減したとしても、今後東京の夏が涼しくなることはないということだった。

 2005年当時は、最高気温が30℃を超える真夏日は、東京では7月中旬から8月末までの時期に限られていた。それが21世紀を通じて見ると、夏は6月中旬から9月末までの100日間と年々長くなっていく。

 また当時、東京の最高気温は、毎年8月に30℃から32℃の間というのが相場だった。これが2020年までには毎年35℃を超えるようになると、シミュレータでは予測されていた。

 実際にその後どうなったかというと、2010年以降、最高気温が33℃を超える年が続いたのだが、2014年に気象庁が観測場所を移転して、データが不連続になった。そして不思議なことに、新しい観測場所では今年まで、東京の最高気温が32℃を超えることはなかった。

 勘繰ると、節電政策を打ち出していた政権に対する何らかの忖度が働いたのかもしれない。しかし、ついに新しい観測場所でも、今年7月に最高気温が32℃を超えた。やはり、日本は確実に暑くなっているのだ。

 まだ先の話ではあるが、2070年頃には40℃を超える年が出現し、東京にも災害規模の熱波が到来するようになると言われる。ちなみにその頃の東京では、1月に紅葉を迎えた後、冬がないまま春を迎える。そして、ゴールデンウィークから10月末まで1年の半分が夏になる。温暖化はそこまで行くと予想されているのだ。

恐ろしいシミュレーションに
現実が近づいてきてしまった


 このようなシミュレーションの精度はかなり高い。にもかかわらず、最近、地球シミュレータが報道に登場することがあまりなくなってきたように思える。先ほど気象庁のデータについて「忖度」という言葉を使ったが、地球温暖化については、報道に関する何らかの自主規制が本当にあるのではないかと思えるフシがあるのだ。

 理由は、シミュレーションに現実が追いついてきたからだと私は推測している。2005年当時は、温室効果ガスを減らすキャンペーンの一環としてシミュレーションを繰り返し、報道するのがブームだったが、その当時のシミュレーションでは、2020年以降の日本はかなり悲惨なことになることが予測されていた。その予測に現実が近づいているので、放送できなくなったのではというのが、私の勘繰りである。

 当時シミュレータが予測していた2020年から2050年にかけての日本には、3つの災害がもたらされるとされていた。「巨大台風」「豪雨」そして「熱波」である。

 東京、横浜、名古屋といった大都市は熱波に見舞われ、20世紀の台湾やフィリピンと気温がそれほど変わらなくなる。熱波と連動してゲリラ豪雨などの大雨も年々増加する。それに加えて、西日本を中心に大規模な台風被害が確実に増加すると予測されていた。台風の数が年々増えるだけでなく、これまで日本を襲ったことがない巨大台風も上陸することが予測されている。

熱波、巨大台風、豪雨が続発
これまでの常識は通用しない


 振り返ってみると、当時の予測はここ数年の災害の発生状況と完全に一致している。先頃、九州と愛知を襲った集中豪雨の記憶はまだ新しい。昨年は8月に相次いで4つの台風が上陸し、猛威を振るったが、こんなことも従来はなかったことだ。

 これらの災害も痛ましいが、実はそれ以上に熱波の犠牲者が増加していることはあまり知られていない。夏の熱波による熱中症死は1996年から2000年頃は毎年150人から200人程度だったが、近年は毎年1000人前後と急増中。死者の4分の3が65歳以上の高齢者で、発生場所で多いのが住居内である。

 こうした「酷暑」問題の本質は、もう後戻りできないことと、年々悪い方に向かっていくだろうということだ。

 そもそも、世界が地球温暖化対策にどれだけ力を入れたとしても、事態の悪化を食い止めることは難しいことがわかっている。そんな状況にもかかわらず、世界は京都議定書に続いてパリ協定も骨抜きにする方向へと動いている。

 そんなご時世に我々個人が肝に銘じるべきことは、去年までの経験則で物事を判断しないことだ。「去年の夏はこれで過ごせた」「台風が来たけどいつも通り外出してもいいだろう」というように、去年まで大丈夫だったからといって、今後も同じ行動をとることは控えたほうがいい。

 とにかく、この暑さは年々ひどくなり、これまでになかったリスクも起きることが予測されている。それが夏の「新しい常識」だということを理解することが、何よりも重要なのだ。

(百年コンサルティング代表 鈴木貴博)



http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/142.html

[政治・選挙・NHK229] 稲田防衛大臣の更迭だけでは済まない日報隠し問題の深刻さ  天木直人
稲田防衛大臣の更迭だけでは済まない日報隠し問題の深刻さ
http://kenpo9.com/archives/1830
2017-07-21 天木直人のブログ


 稲田防衛大臣の国会答弁から大騒ぎになった南スーダンPKO派遣の情報隠し問題だが、もはや稲田大臣の資質を問うだけでは済まない深刻な展開になってきた。

 日報隠しのドタバタ劇の背景には、防衛省内の陸自と統幕の対立があり、制服組と防衛官僚の対立があり、シビリアンコントロールの逸脱の危険性があったのだ。
 
 騒ぎの本質は、情報隠しの責任転嫁争いであり、それと絡んだ人事抗争でもあるのだ。

 もはやこの問題は単なる稲田叩きの問題ではなく、安部政権下における防衛省の組織ぐるみの問題である。

 もちろんその責任は、防衛省という組織をまとめきれない稲田防衛大臣にあり、そのような人物を任命し、いつまでたっても更迭しない安倍首相にある。

 この問題は、7月28日に公表される事になっている特別防衛監査に関する報告書の内容いかんでは、さらなる大騒ぎになるだろう。

 安倍暴政の矛盾が一気に噴き出して来た感がする(了)



日報データ「適切管理を」 陸自幹部指示きっかけに削除
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170721-00000012-asahi-pol
7/21(金) 5:04配信 朝日新聞

 南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣された陸上自衛隊部隊の日報をめぐる問題で、日報の電子データについて「適切に管理するように」と陸自幹部が2月中旬に指示したのをきっかけに、陸自内のデータが削除されていたことが分かった。複数の政府関係者が明らかにした。

 ほぼ同時期には、稲田朋美防衛相や黒江哲郎事務次官らが出席した幹部会議が開かれ、陸自内でデータが見つかったことへの対応について協議。その後、陸自内にデータが存在することを公表しない方針が決まっていた。組織的な隠蔽(いんぺい)があったかを調べている防衛相直轄の防衛監察本部は、陸自側からこうした経緯の報告を受けているという。非公表方針や「削除」の指示をだれが判断したのかが、調査の焦点となっている。

 昨年7月に南スーダンで「戦闘」があったなどと記された日報は、情報公開請求に対して「陸自内では廃棄済み」として不開示とされた。しかし12月末、自衛隊の運用を統括している統合幕僚監部で見つかり、今年2月7日に公表された。

 政府関係者によると、1月中旬には陸自内でデータが保管されていたことが発覚。統幕のデータを公表した後の2月中旬に開かれた幹部会議では、稲田氏も出席した中で、陸自内の複数の部署や隊員が日報の電子データを保管していたことが報告されたという。会議では「陸自が組織として保管している公文書ではない」との認識を共有。これに基づいて、陸自に保管されていた事実を公表しないことが最終的に決まった。

 一方、その前後には陸自の幹部が複数の部署に、日報データについて「適切に管理を」と指示。陸自内で保管されていたデータは一斉に削除されたという。防衛省幹部は「陸自が日報を『廃棄した』として不開示決定をしているうえ、統幕内で見つかった電子データとして日報を公表していた。削除は、一連の対応との整合性を図るためだった」と説明している。




http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/449.html

[経世済民122] <新国立>現場監督、過労自殺か 残業月200時間近く(毎日新聞)
           建設工事が進む新国立競技場=2017年5月12日、本社ヘリから藤井達也撮影


<新国立>現場監督、過労自殺か 残業月200時間近く
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170720-00000110-mai-soci
毎日新聞 7/20(木) 21:39配信


 2020年東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場(東京都新宿区)の建設を巡り、下請け業者で現場監督を務めていた男性(23)=都内在住=が自殺したのは月200時間近い残業を強いられ精神疾患を発症したためだとして、両親が東京労働局上野労働基準監督署に労災申請した。両親の代理人の川人博弁護士が20日、明らかにした。

 ◇遺族が労災申請

 申請は12日付。都内で記者会見した川人弁護士によると、工事現場の入退場記録を基に月々の残業時間を調べたところ、過労死ライン(月80時間)を超えており、16年12月が約94時間▽今年1月が約142時間半▽同2月には約196時間−−に達し、2月は徹夜勤務が3回あった。

 男性は大学卒業後の16年4月に都内の土木工事会社に入社し、12月中旬から同競技場の地盤改良工事の施工管理業務を担当。今年3月2日、勤務先に「今日は欠勤する」と電話した後に行方不明になり、4月15日に長野県内で遺体で発見された。「身も心も限界な私はこのような結果しか思い浮かびませんでした。家族、友人、会社の方、本当にすみませんでした」と書かれた遺書が遺体の近くに残され、県警から自殺と判断されたという。

 母親の証言では、午前4時半に起床し深夜1時ごろの帰宅が多かった。生前、両親に「機械の調子が悪く、日程がタイト(ぎりぎり)だ」と話していたといい、川人氏は「五輪開催という国家プロジェクトに間に合わせねばという重圧が現場にあった」と指摘した。

 男性の勤務先の土木工事会社は毎日新聞の取材に「遺族に対し大変申し訳ない。真摯(しんし)に受け止めている」と答え、元請けの大成建設は「専門工事業者に対し、今後も法令順守の徹底を指導する」とのコメントを出した。【早川健人】

 ◇工期短縮迫られ

 新国立競技場を巡っては、総工費が膨らんだことが批判され15年7月に旧計画が白紙撤回され、本体工事は当初予定から約1年2カ月遅れて16年12月に着工。発注者である日本スポーツ振興センター(JSC)は事業主体の選定にあたり、工期短縮を求めていた。

 20年大会に向けて各競技会場の整備が進む中、川人弁護士は20日、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長宛てに、長時間残業撲滅を求める要請書を提出。「国家的行事であるからといって、その準備のために労働者の命と健康が犠牲になることは断じてあってはならない」と訴えた。今後は、東京都の小池百合子知事や丸川珠代五輪担当相、JSC宛てに同様の要請書を出すという。【早川健人】



















http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/640.html

[国際20] 安倍首相夫人めぐる発言が波紋=トランプ氏「英語話せない」−米
安倍首相夫人めぐる発言が波紋=トランプ氏「英語話せない」−米
http://www.afpbb.com/articles/-/3136480
2017年07月21日 10:44 時事通信


【7月21日 時事通信社】トランプ米大統領が19日のニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで、安倍晋三首相夫人の昭恵氏は英語を話せず、「ハロー」も言えないと発言したことが波紋を広げている。米メディアはこの主張を一様に疑問視し、「うそだ」と批判する声も出ている。

 問題の発言は今月ドイツで開かれた20カ国・地域(G20)首脳会議の夕食会でプーチン・ロシア大統領と接触した経緯を説明する中で飛び出した。

 大統領は「私は安倍首相の夫人の隣に座った。彼は素晴らしい男だし、彼女も素晴らしい女性だが、彼女は英語を話さない」と説明。インタビュアーから「全くか」と問われると、「ハローも言わないぐらいだ」と言い切った。

 大統領はさらに「日本語の通訳が1人いた。通訳がいなければ(状況は)さらに厳しかった」と強調。ただ、「私は彼女との夜を楽しんだ。彼女は愛らしい女性だ」と付け加えた。

 これに対し、ニューヨーク・ポスト紙(電子版)は「大統領が虚偽の主張」との見出しを掲げ、英語による昭恵氏のスピーチの動画を示しながら、「彼女の英語は流ちょうだ」と指摘。ニューヨーク・デーリーニューズ紙(同)は「夫人は大統領との会話を避けるため、英語が分からないふりをしたのかもしれない」と報じている。(c)時事通信社


http://www.asyura2.com/17/kokusai20/msg/123.html

[政治・選挙・NHK229] 安倍首相夫人めぐる発言が波紋=トランプ氏「英語話せない」−米 :国際板リンク
安倍首相夫人めぐる発言が波紋=トランプ氏「英語話せない」−米

http://www.asyura2.com/17/kokusai20/msg/123.html



http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/450.html

[政治・選挙・NHK229] いまだはびこる「おっさん政治」/政界地獄耳(日刊スポーツ)
いまだはびこる「おっさん政治」/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1859157.html
2017年7月21日9時52分 日刊スポーツ


 ★「日報を非公表にするとか隠蔽(いんぺい)するということを了承したということはない」。防衛相・稲田朋美が国会での説明と食い違い、事前に南スーダンPKOの日報データの隠蔽方針を了承したとする情報に防戦一方だ。無論真偽のほどはわからないものの、今までの官僚を押さえつけていた恐怖政治の呪縛が解けたように内部情報が漏れだしたと見た方が国民には分かりやすいだろう。

 ★政権が力で情報をコントロールし、人事権で隠蔽し続けていたものが噴出する勢いだ。しかし自民党はそれらの管理や隠蔽体制が通用する時代が終わったと、都議会議員選挙の時に気づいたはず、いや、昨年の都知事選挙での都知事・小池百合子の「おっさん政治」「ブラックボックス」といったボス政治や談合体質政治の打破に関心が高まっていったことを知りながら対応しなかったつけだといえる。

 ★19日、自民・民進両党が調整していた加計学園疑惑の予算委員会の枠組みが衆院は24日、参院は25日にそれぞれ5時間ずつの開催で決まった。衆院予算委での質問時間の配分は与党が1時間半、野党が3時間半と「与党3割、野党7割」で決まったが、閉会中審査終了直後の10日、国会対策委員長・竹下亘は「野党の質問は『言った』『言わなかった』というレベルにとどまり、何も新しいことは出てこなかった。これで予算委を開く必要があるのか。このレベルの議論だったら国会ではなく、別のところでやればいいだけの話だ」と言い切っていたが、開催が決まると「5対5にしない限り開催は拒否する」(自民党国対委員長代理・小此木八郎)と女々しい限り。ここにも「おっさん政治」から脱皮できない古い政治がはびこる。行政はゆがめられたのか、政治は進歩しないのか。(K)※敬称略



http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/456.html

[国際20] 二国物語: ロシアとアメリカの経済見通し(マスコミに載らない海外記事)
二国物語: ロシアとアメリカの経済見通し
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-9876.html
2017年7月21日 マスコミに載らない海外記事


2017年7月19日
F. William Engdahl

アメリカとEUの途方もない対ロシア経済制裁と、2014年以来の石油価格安値を考慮しても、ロシアの先行きの経済見通しは明るいが、トランプのアメリカの見通しは控えめに言っても暗い。当時は若かったウィリアム・ジェファーソン・クリントンとジョージ・H.W. ブッシュとの1992年大統領候補討論での記憶に残る言葉を言い換えれば“債務こそ重要なのだ、愚か者め。”

過去数年間、余りに多くのアメリカストエコノミストやアナリストやムーディーズのような信用格付け会社は、ロシア連邦の経済を、2014年の石油価格崩壊で打撃を受けた、ソ連時代の石油とガスに依存した破産寸前の経済と片づけようとしてきた。これは重大な間違いだ、特に、NATOの軍事的計算は、多くの場合、こうした乏しい情報や古びた判断に依存しているのだから。ロシア民生部門における最先端、最前線の技術や研究・開発の実用化という点で実際何が起きているかという、ごくわずかの例をあげよう。欧米新植民地主義の独善的な傲慢など出る幕ではない。

確かにロシアの物理的な経済は大問題だ。私は1994年以来何度もロシアを旅行している。息をのむような美しささえ遥かにこえたサンクトペテルブルクのツァー宮殿や、1480年代に建設された目を見張らせるモスクワのクレムリン要塞も見た。ロシアの小さな都市で、老朽化したインフラやニューヨーク風の穴があいた道路も見た。

1960年代と、1970年代とそれ以降の時期、アメリカ合州国の若者としてボストン、ニューヨーク、ニューアークやダラスなどの都市で、スラムや貧困の近くで、私は育ち働いた。ロシア経済赤字との違いは実に大きい。 ウオール街の意図的な経済政策の結果として、1970年代初め以来、特に、1971年のブレトンウッズ金兌換制放棄の決定後、アメリカにおける貧困が増大した。

対照的に、現代ロシアの貧困は、冷戦中の軍事需要と、個人のやる気や創造力を抑圧する、あるいは、むしろ麻痺させる厳格な中央計画経済の致命的欠陥という70年間のソ連状態の残滓だ。これは、ゴルバチョフのペレストロイカによる財政的な失敗と、1990年代の十年間のCIAが支援したエリツィン マフィアによる犯罪的なロシア国家資産略奪によって、壊滅的な形で悪化した。

要するに、アメリカ合州国は、アメリカ政府による偽りの経済データをはぎ取れば、お金とウオール街の巨大銀行が、お金の神のように君臨する中、負債と崩壊の深みにはまりつつあるのだ。対照的に、ロシアは、過去数十年、実際には、欧米が支援した1917年のレーニンによるクーデター以来、過去一世紀にわたる経済・インフラ不足から、ゆっくりながら、しっかりと脱出しつつある。アメリカ合州国が過去50年間、かつては繁栄していた都市やインフラや産業を壊し続けているのに対し、世界中で最も創造力ある科学、技術精神で、ロシアは、先進技術基盤の上に国家経済を構築中だ。ムーディーズやS&P風に表現すれば“アメリカ経済: 将来の見通しは暗い。ロシア経済: 将来の見通しは明るい。”

債務者の監獄

アメリカ合州国とロシア連邦との現在の経済見通しの差異は根本的なものだ。手始めに、西と東の相対的な負債構造を検討する必要がある。アメリカ合州国の負債は鰻登りで、アメリカ合州国のポチョムキン村、ニューヨーク市のマンハッタンや、ワシントンD Cやその超富裕高級住宅地化した郊外の陰に隠れて、スラムやホームレスが蔓延している。

2008年9月の金融崩壊からほぼ九年、連邦準備金制度理事会のゼロに近い金利で八年以上たったアメリカ家計の借金は驚くほど多く、戦後のどの時期より多いGDPのほぼ80%だ。

この個人家計負債のうち、大学教育の為の学費ローン負債は1.3兆ドル以上で、学生一人当たりの平均負債は48,000ドルだ。驚くべきことに、学生の高等教育債務は、ドル金額で、伝説的なアメリカ人のクレジットカード負債を超えている。2017年始め連邦準備金制度理事会や他のデータによれば、4400万人以上のアメリカ人が、高等教育のために総計約1.3兆ドルの負債を抱えている。わずか20年前の1997年、学生の負債総額は、300億ドル以下で、決して大きな負担ではなかった。

負債が爆発している理由の一つは、現在アメリカにおける高等教育の総費用が、特に州立大学で急上昇していることだ。2002年から2012年で、費用は41%上がった。同時に、子供を大学に送っている家庭の家族収入は停滞し、2008年以来、事実上低下している。

戦争直後から、1970年代の経済危機までの大半の期間、アメリカ合州国における高等教育は、特に州立大学で、授業料は最小限か、ハーバード学長チャールズ・W・エリオットが巧みに表現したように、高等教育が“頭脳がある”誰にでも開かれるべく州が助成する伝統があった。高等教育は、州や社会から、国の未来への投資と見なされていた。それもグローバリゼーションと、大規模な雇用の海外移転が起きる前の日々の話だ。今では連邦政府monies低額の州立大学授業料を支援するための、大幅に削減され、2007年-8年の金融危機以来、全米の州予算は依然赤字だ。

現在のアメリカ合州国家計借金合計は、住宅ローン、学費ローン、自動車ローン、クレジットカード債務を合わせると、12兆ドルを超える。これはアメリカ経済の成長可能性に対する途方もない重荷だ。

さらに、今や20兆ドルをわずかに下回るアメリカ国債の指数関数的増加があり、トランプ大統領選挙運動の美辞麗句“アメリカを再び偉大にする”には、緊急経済施策と、アメリカ合州国が、単なる借金を負った金融投機家ではなく本当の製造業経済に再びなれるようにするには、国家債務の効果的で周到な連邦倒産法風会社更生が必要なことが明らかになっている。

レーガン-ブッシュ時代の“債務は問題ではない”という無責任さが始まった1980年、連邦債務の水準は、きわめて御しやすい、GDPの30%だった。父ブッシュの任期が終わった1993年1月、債務は倍以上に増えて、GDP63%になった。債務は“問題”になり始めていたのに、ウオール街や債券トレーダーは、それを好んでいた。ジョージ・W・ブッシュが政権を握った2001年、ブッシュのおかげではなく、ベビーブーム世代人口のおかげで、54%に下落した。以来、アメリカ国債は、弾道ミサイルのような急増し、2017年3月までに、倍以上で、現在、GDPの104%、あとわずかで驚異的な20兆ドルだ。

私的、公的なアメリカのこの負債が、世界史上最悪の金融危機から8年以上たっても、連邦準備金制度が、債務不履行のドミノ、経済全体の崩壊を引き起こすのが恐ろしくて、金利を現在の歴史的な低さの1.25%以上に上げられない本当の理由だ。ロシアは、そのような債務監獄という点で、いささかも類似する点はない。

EU諸国の状況とて、僅かにましなのに過ぎない。ユーロ圏諸国では、負債はGDPに対し、マーストリヒト条約の上限60%を遥かに超える、平均90%だ。ギリシャが179%で突出し、133%のイタリア、130%のポルトガル、107%のキプロスと、106%のベルギーが続く。

ロシアはすこぶる健康そうだ

対照的に、ロシアの債務は、2016年、ほとんど取るに足らないGDPの13%で、現在の為替レートでのアメリカ・ドル換算、1900億ドルだ。インフレは現在、4-5%だ。ルーブルは、2014年の経済制裁危機と石油ショック以来安定している。しかも外国投資が、ロシア経済に戻りつつある。更に、2014年9月以降の世界石油価格崩壊にもかかわらず、ロシア石油輸出have held firm or grown and新パイプラインによる中国や東ユーラシアの他の国々へのガス輸出が、国営ガスプロムや他のロシア石油会社の収入を増やそうとしている。ロシア石油とガスの国内生産コストはルーブルで、ドルで売られるので、2014年以降のルーブルの対ドル大幅下落は、アメリカ財務省の財務戦争操作者が望んだような厳しいものからは程遠い。

現在のロシア中央銀行準備金は健全どころではない。金準備の大規模補充に加え、現在の総準備金は、4060億ドルで、3850億ドルだった2014年よりも多い。更に、財務省の政府系投資ファンドは、現在の為替レートで総計900億ドルだ。ムーディーズとS&Pよ、ロシア国債を依然“ジャンク”と格付けし続けている公的債務不履行”のリスク“ が一体どこにあるのか言いなさい。

ロシアに対する政治的偏向?

以下に、主要アメリカ信用格付け会社ムーディーズとS&Pによる特定の国家信用リスク格付けの政治的な性格について述べる。2014年ルーブル危機のどん底時、石油価格急落とアメリカとEUの経済制裁が、ロシア企業に、外国のドルやユーロ・ローンの返済を強い、欧米が対ロシアのSWIFT銀行間回線を切断すると脅し、危機の年の2014年、資本流出は1510億ドルにのぼり、大半が第四四半期中のものだった。

2016年、ロシアの資本流出は総計150億ドルに過ぎず、大半が外国にあるロシア企業向けで、ルーブルは安定している。1998年8月、大混乱のエリツィン時代の、ソロスにからんだルーブル債務不履行危機のような、ロシアの公的債務不履行可能性は片鱗もないにもかかわらず、ムーディーズもS&Pも、ロシア政府国債を“投資適格以下”やら“ジャンク”級と格付けし続けており、その結果、国際的年金基金や他の主要な投資家は、自国の規制当局から、EUやアメリカや日本と比較して、極めて魅力的な金利であるにもかかわらず、ロシア国債の購入を禁じられている。

ムーディーズとS&Pの国債格付けの政治的偏向を批判する人々は、世界の信用格付けを事実上独占しているウオール街の巨大格付け会社が、余りに頻繁に政治的偏向で動いていると言う。彼らは目を見張らせた2001年のエンロン破産と、二つのアメリカ格付け会社は、破産の直前まで、エンロンに最高評価を与え続けた事実を例にあげる。エンロンのCEO、ケネス・レイが、たまたまブッシュ一家の親しい友人だったことが、無分別な格付けに影響したと考えるゆきもある。同様に、ムーディーズもS&Pも、アメリカで2007年3月に始まった不動産担保証券市場、いわゆるサブプライム不動産ローンのメルトダウンによって引き起こされた最大の金融崩壊も警告しなかった。両社は警告すべきだったのだ。両社は不動産担保証券を危機の後、格付けした。

事実上、ムーディーズとS&P (三つの格付け会社の中で、一番小さいフィッチはそれほどではないが)決して必要としてなどいない破壊的なリベラルな経済改革をロシアに押しつけるため低い信用格付けという脅しを使って、アメリカ財務省の経済戦争経済制裁部隊の中に組み込まれた補助剤として活動しているように見える。

欧米の格付けゲームという仮想現実ではなく、ロシア実体経済の前向きな産業分野をいくつか簡単に見てみよう。破綻やらジャンクとは程遠いようだ。

軍事部門の恩恵を受ける民生部門

シリア戦争への介入で世界に示した極めて高度なロシアの軍事技術が、ロシアの科学技術は、国際レベルで、それをしのぐことも多いことが確認された。

7月9日、中部ロシア、エカテリンブルグでの国際産業貿易見本市「INNOPROM-2017年」の開会式における演説で、ウラジーミル・プーチン大統領はこう述べた。“もう一つの重要な課題は、国防産業複合体による民生用途ハイテク製造の量を引き上げることだ。ロシア産業貿易省は現在、この課題に積極的に取り組んでいる。”

これは軍事技術部門に対するロシアの姿勢の大転換だ。冷戦中、スターリン時代の安全保障へのこだわりの伝統で、軍事産業は、民生経済とのいかなる交流を完全に封じられ、現在に至るまでの国内経済に広がる技術の巨大な不均衡をもたらしてきた。

先進的な商用航空機

ロシアの途方もない軍用機製造経験を利用して、ハイテク製造を支援する政策によるイノベーションと技術の可能性の一例が、今年5月、ロシアのイルクート MC-21狭胴型商用ジェット機の初飛行試験公開だ。この開発は、ボーイングとエアバスの役員室に衝撃波を送ったと言われている。

イルクートMC-21は、現在市場にあるあらゆる狭胴型ジェット機の中で胴体が一番広く、同等のボーイング737やエアバスA320モデルの“すしずめ”乗客空間と比較して、乗客にはより快適だ。特に中東とアジアの多くの開発途上市場にとって魅力的なのは、価格がA320よりも、およそ15%安いという事実だ。より興味深いのは製造技術だ。MC-21はロシアが開発した独自の炭素繊維翼で、30%複合材料を使っていることになる。翼はロシア、ウリヤノフスクのAeroComposit社が産み出した革命的な新たな樹脂トランスファー注入プロセスを用いて開発された。ボーイング737 MaxとエアバスA320の翼は金属製だ。

イルクート社は、新たな国営飛行機製造グループである統一航空機製造会社UACの傘下なのだだ。大統領一期目の時に、ウラジーミル・プーチンが、元軍用機製造会社イリューシン、イルクート、スホイ、ツポレフとヤコヴレフを、80%国有の統一航空機製造会社UACに合併させたのだ。

MC-21狭胴型中距離旅客機に加えて、UACは、2012年に国際路線認定を受けた地域スーパージェット100も開発している。UACの傘下のスホイは、主要競合機、ブラジル・エンブラエル社の190/195より直接経費が6-8%低く、乗客は22人多いと主張している。個人的に私は、この飛行機がかなり快適だと断言できる。

ロシアの戦略的な民間航空機市場参入は、最近ロシア-中国合弁事業の設立という新たな方面でも展開している。2016年6月に、UACと中国国営の航空機製造企業、商用飛機有限公司は、上海を本拠とする中露国際商用飛行機有限公司 (CRAIC)を設立した。CRAICは、技術開発、製造、マーケティング、販売、顧客サービス、コンサルテーション、プログラム管理を行う。二つの企業は、エアバスA380やボーイング787と競合する新世代長距離広胴型民間航空機を開発しているのだ。中国ロシア・ジェット機の航続距離12,000キロ(7,500マイル)で、乗客280人で、ライバルより経費が10-15%少ない。UACは、新たな共同開発ジェット機が、ボーイング787とエアバスA350が支配している市場の10パーセントを獲得することを目指している。

先進的な鉄道車輛

ロシアの優れたインフラ製造のもう一つの部門は、ロシアの統一貨車製造会社United Wagon Companyの目覚ましい発展だ。2012年、当時首相だったプーチンは、約10億ドルの経費で建てた統一貨車製造会社のチフヴィン車輛製造工場の極めて高度な新たな最先端の車輛工場開設式典に出席した。それ以来、統一貨車製造会社は、世界的先進的な特殊鉄道車輛主要メーカーとなり、ヨーロッパのどの無蓋貨車メーカーより大きく、年間22,000の車輛を製造している。

同社は工場を設計する上で、世界中の自動車、航空機と鉄道産業の最優良事例を取り入れた。鋳物製造と車輛組み立てを一つの工場にまとめることで、柔軟性と既存のロシア車輛工場を“数倍”超える生産性をもたらした。TVSZは、台車を4 1/2分に一台、24分毎に貨車一輌を製造できる。サンクトペテルブルク郊外の工場では、BMWやエアバスが使用している機器と同様の最先端の自動機器やロボットが使われている。唯一同等の鋳造機は、ドイツのダイムラーが使っているものだ。TVSZの貨車は既存のロシア製品より維持費が50%安く、線路にもより優しい。

最近のハンブルクG20会議前の会談で、プーチン大統領と中国の習近平主席は、ロシアの鉄道車輛製造能力を、ロシアとユーラシア経済連合を含め、ユーラシアを横断して現在建設されつつある巨大な高速鉄道インフラ展開の中に組み込むことについて話し合った。統一貨車製造会社が、プーチンの頭の中で一番だったのは確実だ。

今日に至るまで、時速224キロ以上の速度が出せる、一マイル、一キロの高速鉄道線路も建設せずに済ませてきたアメリカ合州国とは違い、ロシアは中国の壮大な一帯一路ユーラシア・インフラ・プロジェクトと今や公式に連携して高速鉄道を拡張しつつある。ロシアと中国は、最終的に北京からモスクワへのOBOR路線の主要部分になるロシアのカザンからモスクワへの新高速鉄道路線の優先プロジェクトを共同で進めている。モスクワ-カザン高速鉄道路線の距離は770 kmで、時速400kmまでの速度で走り50-70km毎に停車する。モスクワからカザンへの高速鉄道の旅は、現在の14時間に対して、3.5時間になり、路線沿いの経済関係を革命的に変化させることになる。

ロシアの東側の国々との増大する貿易関係を視野に入れて、昨年ロシアは、2025年までに完成する日本海の新たな港によって、シベリア横断鉄道と太平洋の間の接続をより早くするため、ロシア極東に新たな鉄道回廊を建設する計画を発表した。新たな輸送回廊は、大半のロシア極東の港湾や、日本や中国や韓国の役にたち、シベリア横断鉄道への距離を550 km縮め、ロシアのヨーロッパ部分へのずっと早い貨物輸送が可能になる。

活力に満ちて成長しつつある現在のロシアの体経済の見通しは、過去二世紀あるいはそれ以上の期間のどの時期より前向きだ。世界の至る所での愚かな負け戦をやめ、国々や文明の構築に立ち戻る方が我々の世界にとって遥かに良いだろうと思わざるを得ない。戦争のエネルギーには頭脳は不要だ。中国とロシアも益々自覚しつつあるように、ものを築き上げるのはわくわくすることなのだ。

F. William Engdahlは戦略リスク・コンサルタント、講師で、プリンストン大学の政治学学位を持っており、石油と地政学に関するベストセラー本の著書で、これはオンライン誌“New Eastern Outlook”への独占寄稿。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2017/07/19/a-tale-of-two-nations-russia-vs-usa-economic-prospects/
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http://www.asyura2.com/17/kokusai20/msg/124.html

[政治・選挙・NHK229] 思いやり予算で米軍の情報収集にまで加担していた日本  天木直人
思いやり予算で米軍の情報収集にまで加担していた日本
http://kenpo9.com/archives/1826
2017-07-21 天木直人のブログ


 きょう7月21日の朝日新聞のニュースQ3で、藤田直央記者が教えてくれた。

 思いやり予算で日本政府が在日米軍基地の中にある謎の工場の建設にまで財政支援をしていたという。

 その概要はこうだ。

 米ネットメディアが4月下旬、スノーデン(元米国安全保障局契約職員)氏が入手した機密文書を根拠にして、在日米軍基地内にあるアンテナ工場の建設費のほぼ全額を日本政府が出したと報じた。

 この工場は、在日米軍の横田基地内にある米国国家安全保障局の工場であり、イラクや韓国、中南米などで電波情報をキャッチするアンテナを造っているという。

 その工場は2004年に完成し、その建設費約7・4億円のほぼ全額を日本政府が支払っていたという。

 そしてその予算は、思いやり予算の柱の一つである防衛省の「提供施設整備」という予算の枠組みから出されているという。

 驚くべき記事だ。

 こんなことを知っている国民は皆無だろう。

 日本政府が、我々の税金で、米国の軍事機密入手に協力していたというのだ。

 驚くべきはそれだけではない。

 この、「防衛省が所管する提供施設整備」という枠組みは、対象物件を毎年、在日米軍司令部から要請リストが渡され、それを防衛省の地方協力局が選んで支出するという。

 この横田基地のアンテナ工場に対する7・4億円はほんの一部であり、これまで1200億円が支出されているという。

 驚くべき思いやり予算の使われ方だ。

 おそらくこんなことは日本の首相や政治家さえも知らないに違いない。

 ゴルフ場やショッピングセンターへの支払いも問題であるが、米軍の軍事情報入手に加担しているなら大問題だ。

 当然のことながら、防衛省は朝日の取材に一切を語らない。

 この問題は国会で徹底追及されなければいけない問題だ。

 南スーダンのPKO日報隠しの追及もいいけれど、そればかりに目を奪われて、この朝日新聞の特大スクープの追及を見逃してはいけない(了)






http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/457.html

[政治・選挙・NHK229] なぜこんな嘘つきが大臣なのか? 稲田防衛相のウソは“日報隠蔽”だけではない! それでも安倍首相は…(リテラ)
          
             稲田朋美HPより


なぜこんな嘘つきが大臣なのか? 稲田防衛相のウソは“日報隠蔽”だけではない! それでも安倍首相は…
http://lite-ra.com/2017/07/post-3329.html
2017.07.21 稲田のウソは日報隠蔽だけじゃない! リテラ


 PKO日報の隠蔽に稲田防衛相が加担していた──新たに明らかになった重大疑惑によって、稲田朋美防衛相に対する「大臣失格」「即辞任」という声が最高潮に達している。

 あらためて日報問題を整理すると、昨年9月にジャーナリストの布施祐仁氏が、昨年7月に南スーダンの首都ジュバで大規模な戦闘が起こった時期の日報を防衛省に対して情報公開請求を行ったが、防衛省は「すでに破棄」したとして不開示に。ところが今年2月に「統合幕僚監部で日報を電子データとしてすべて保存していた」と一転。稲田防衛相は「隠蔽する意図はまったくなかった」と説明したが、その後、3月16日には、陸上自衛隊内にも日報のデータが保存されていたことが判明。稲田防衛相は同日に開かれた衆院安全保障委員会で、こう答弁した。

「(陸自内でデータが見つかったという)報告はされなかった」
「あらためるべき隠蔽体質があれば、私の責任で改善したい」
「特別防衛監察で徹底的にやってもらう」

 だが今回、陸自内で日報データが保存されていたことが発覚する約1カ月前の今年2月15日、稲田防衛相は防衛省の幹部会議に出席し、そこで陸自内で日報データが保管されていたことを公表するかどうかを協議、「公表しない」ことが決定され、稲田防衛相も「了承」していたと共同通信と朝日新聞が報道。その上、共同は、この会議の2日前にも陸自側が稲田防衛相に対して日報データが保管されていたことを伝えていたと報じたのだ。

 こうした報道を受け、稲田防衛相は「隠蔽を了承したとか、非公表を了承したとかいう事実はまったくありません」と否定した。しかし、今度はFNNが入手した資料から幹部協議でのやりとりが判明。報道によれば、この会議で岡部俊哉陸上幕僚長が陸自内にも日報データが残っていたことを報告し、黒江哲郎事務次官が「どのように外に言うかは考えないといけない」「なかったと言っていたものが、あると説明するのは難しい」と述べ、さらに稲田防衛相も「いつまでこの件を黙っておくのか」と発言したことが資料には記されているという。

 資料まで出てきたとなると、もはや稲田防衛相も言い逃れできまい。陸自内で見つかった日報データの存在を公表しないという事実の隠蔽に、稲田防衛相はかかわっていたのだ。しかも、国会の場で、白々しくも「報告はなかった」「隠蔽体質は私の責任で改善したい」などと真っ赤な嘘を答弁していたことになる。

南スーダンで大規模な戦闘が起きているのに、「戦闘ではなく衝突」とウソを強弁!

 しかも、稲田防衛相が日報問題の調査のために実施を決めた特別防衛監察では、陸自は稲田防衛相が非公表とすることを了承したことなどを内部報告書にまとめたが、監察結果の原案ではそれが無視されていたという。

 監察は防衛省職員が対象で政務三役は含まれていない。ようするに稲田防衛相は隠蔽に関与しながら、その責任を陸自に押し付ける結果を発表して自分は逃げ切るつもりだったのである。

 以前より自衛隊内部では稲田防衛相の制服組への高圧的な態度などに対して批判の声があがっていたというが、監察結果でも保身に走る稲田防衛相の姿勢に不満や怒りが陸自で噴出。今回の重大疑惑のリークにつながったのだ。いまごろになって菅義偉官房長官は監察について「(稲田防衛相は)必要な協力はされると思っている」と語ったが、これだけ内部リークが出てきたいまでは、時すでに遅しだ。

 口からでまかせばかりで、国民からだけではなく“身内”からもまったく信頼されない大臣。さらにはここまでの虚偽答弁がわかったのだから、辞職どころではなく即刻罷免されなければおかしい。だいたい、稲田防衛相の“嘘つき・ごまかし体質”は、いまにはじまった話ではない。

 最近では、都議選の自民党候補者の応援演説で「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」と発言し問題になったときも、釈明会見で「誤解」という言葉を35回も使い、「誤解なんかじゃない」と大きな反発が起こった。また、九州北部豪雨で自衛隊が捜索救助活動を行っている最中の6日の昼、稲田防衛相が防衛省から外出し「民間の方々との防衛政策に関する勉強会に出席」していたことが発覚した際も、「昼時だったので食事は出ていたが、食事はせずに戻った」と自己弁護。自衛隊トップが災害対応時に「民間の勉強会」を優先させたことが非難されているのに、「昼ごはんは食べないで帰ってきたもん!」とのたまったのである。

 これらの発言・行動は到底看過できるものではなく、「なぜ大臣辞職にならないのか」と疑義が呈されたが、それ以前から稲田防衛相は辞職級の嘘を繰り返してきた。

 そのひとつはやはり日報問題と同根の南スーダンPKO派遣にかんする発言だ。

 稲田防衛相は昨年10月8日にジュバを視察したが、わずか7時間の滞在にもかかわらず「状況は落ち着いている」と宣言し、前述した大規模な戦闘を「戦闘ではなく衝突」と答弁してきた。しかし、実際はジュバ視察で稲田防衛相は自衛隊員から「この辺で戦闘が起きたというところです」と説明を受けていた。そして、今年になって破棄したとしてきた日報の存在が明らかになると、現場のPKO部隊が「戦闘」だと認めていたこともわかったのだ。

森友でも、TPPでも、ヘイト問題でもウソばかり!稲田を政治家にスカウトした安倍首相の責任は?

 自衛隊員の命を預かる大臣が、現場の声を無視して嘘を吐きつづける。こんな無責任な態度でよくいまなお防衛大臣の座にいられるのかと愕然とするが、もっとも耳を疑ったのは、今年2月8日の国会答弁だ。稲田防衛相は「戦闘」としなかった理由を、「憲法9条上の問題になるから」と平然と言いのけたことだろう。「戦闘行為」と言うと憲法違反になるから「衝突」と言った、などという詭弁が通用するなら、どんな法律違反も言葉を言い換えれば罪を問われなくなる。大臣であることは無論、ほんとうにこの人は法曹家なのか?と疑わざるを得ない常識外れの詭弁だ。

 さらに、森友問題では、とぼけきった答弁を連発。稲田防衛相は森友学園とのかかわりについて、「私が弁護士時代に森友学園の顧問だったということはないし、法律的な相談を受けたこともない」などと答弁していたが、その後すぐに2004年12月に森友学園が起こした民事訴訟の第1回口頭弁論に出廷していたことが記録によって判明。これは完全な虚偽答弁だ。

 しかも、稲田防衛相は「ここ10年お会いしておりません」などと籠池理事長との関係を必死に隠そうとしていたが、夫で弁護士の龍示氏が昨年1月に籠池夫妻から頼まれて近畿財務局と大阪航空局の職員と面談の場として自身の事務所を提供した上、同席していたことまで発覚したのだ。

 これらの虚偽答弁が見逃されてきたこと自体がまったく信じがたいものだが、稲田防衛相の「嘘」はこれだけに留まらない。

 たとえば、稲田氏は下野時代、TPP批判の急先鋒として「TPPは米国の基準を日本が受け入れ、日本における米国の利益を守ることにつながるからだ。それは、日本が日本でなくなること、日本が目指すべき理想を放棄することにほかならない。TPPバスの終着駅は、日本文明の墓場なのだ」(産経新聞2011年11月7日付)と述べていたが、いざ政権交代を果たすと「TPPはアジア太平洋地域の未来の繁栄につながる枠組みだ」などと言い豹変した。

 また、昨年6月26日に出演したNHKの『日曜討論』で、「自民党の出している憲法草案も、国民主権、平和主義、基本的人権の尊重、これまったく変えません」と発言。言うまでもなく自民党の憲法改正草案は「国民主権、平和主義、基本的人権の尊重」の3つをことごとく否定する中身で、これもとんだ大嘘だ。

 そもそも嘘つきであるかどうか以前に、大臣の資質など稲田氏にはまったくない。とくに、夫名義で2014年9月以降の約2年間のあいだで“軍事産業株”を大量取得していたことが発覚。稲田氏は防衛相として、その気になれば夫が保持する防衛企業の株価を意図的に吊り上げることだって可能であり、とんでもない話だ。また、稲田氏は「ともみ酒」問題や「在特会との蜜月」問題で週刊誌から追及を受けてはスラップ訴訟を起こしてきた。いずれも敗訴が確定しているが、これは公人であるにもかかわらず自由な報道に恫喝と圧力をかける行為である。

 いや、もっと言えば、「自分の国を守るためには、血を流す覚悟をしなければならないのです!」(講演会で発言)だの、「国民の生活が大事なんて政治はですね、私は間違っていると思います」(創生「日本」東京研修会での発言)だの、「DVという言葉が不当に独り歩きすれば、家族の崩壊を招きかねない」(「別冊正論」第7号)だのと声高に叫んできた人物が大臣、いや政治家であることが異常なのだ。

 そして、こんな人物を自らスカウトして政治家にし、寵愛し、大臣に押し上げ、挙げ句「女性初の総理に」とまで考えていたのは、ほかでもなく安倍首相だ。しかも、今回の日報隠蔽と稲田防衛相の加担にしても、官邸が把握していなかったとは考えがたく、安倍首相も追認していた可能性だってある。来週の閉会中審査では稲田防衛相への追及も行われることは必至だが、同時に安倍首相の任命責任が問われなければ意味がないだろう。

 そして、そもそもこの日報隠蔽は、安倍政権の憲法違反を隠蔽するために起きたものということもあらためて指摘しておきたい。

(編集部)




























http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/458.html

[戦争b20] 2014年から露国へ接近する動きを見せていたイラクが戦車を米国製のM1A1から露国製のT90へ (櫻井ジャーナル)


2014年から露国へ接近する動きを見せていたイラクが戦車を米国製のM1A1から露国製のT90へ
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201707210000/
2017.07.21 13:24:45 櫻井ジャーナル


イラクがロシアから73両のT 90戦車を購入すると伝えられている。アメリカ製のM1A1 エイブラムズ戦車がダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)との戦闘で保有していた140両のうち28両が対戦車ミサイルで破壊され、その脆弱性が問題になったようだ。

2003年3月にアメリカ主導軍がイラクを先制攻撃してサダム・フセイン体制を倒して以来、イラクはアメリカの強い支配下にある。2009年2月、大統領に就任して間もないバラク・オバマは翌年の8月までにイラクにおける軍事作戦を終え、5万名までの部隊をイラクの治安部隊を「訓練」するため残すだけにすると宣言した。それに対し、イラクの首相だったヌーリ・アル・マリキは訓練のためのアメリカ軍も不要だとしていた。

調査ジャーナリストのシーモア・ハーシュが2007年3月5日付けのニューヨーカー誌に書いた記事によると、その段階でジョージ・W・ブッシュ大統領はイスラエルやサウジアラビアと手を組んでシリア、イラン、そしてレバノンのヒズボラをターゲットにした秘密工作を始めると決断している。

その記事に登場するジョンズホプキンス大学高等国際関係大学院のディーンで外交問題評議会の終身メンバーでもあるバリ・ナスルはサウジアラビアが「ムスリム同胞団やサラフ主義者と深い関係がある」と指摘したうえで、「サウジは最悪のイスラム過激派を動員することができるが、箱を開けて彼らを外へ出したなら、2度と戻すことはできない」と警告している。

この工作が戦闘という形で明確になったのは2011年春。リビアとシリアで戦闘が始まり、リビアのムアンマル・アル・カダフィ政権は倒された。アメリカ/NATOとアル・カイダ系武装集団のLIFGが連携しての攻撃だったが、それにはイギリス、フランス、サウジアラビア、カタールなども参加している。カダフィが惨殺された直後、ベンガジの裁判所にはアル・カイダの旗が掲げられ、その映像がYouTubeにアップロードされ、イギリスのデイリー・メイル紙も伝えていた。

リビアでの任務を終えたアル・カイダ系武装集団の戦闘員は武器/兵器と共にシリアへ運ばれるが、その工作を実行したのはCIAとアメリカの国務省。その際に化学兵器も運ばれている。この当時のCIA長官はデイビッド・ペトレイアス、国務長官はヒラリー・クリントンだ。

ペトレイアスは中央軍司令官、ISAF司令官兼アフガニスタン駐留アメリカ軍司令官、そしてCIA長官に就任した軍人でリチャード・チェイニー元副大統領やヒラリー・クリントンに近い。戦闘員と武器の輸送はこの人脈が実行したとも言える。

こうした輸送が進められていた2012年8月、アメリカ軍の情報機関DIAはシリア情勢に関する報告書を作成、反シリア政府軍の主力がサラフィ主義者、ムスリム同胞団、そしてアル・カイダ系武装集団のAQI(DIAによると、アル・ヌスラとはAQIがシリアで使っていた名称)で、西側、ペルシャ湾岸諸国、そしてトルコの支援を受けているとしている。シリアで政府軍と戦っている集団に事実上、穏健派はいないということだ。

この報告書が作成された翌月、ベンガジのアメリカ領事館が襲撃されてクリストファー・スティーブンス大使も殺されている。ハーシュによると、襲撃の前日、スティーブンスは武器輸送の責任者だったCIAの人間と会談、襲撃の当日には武器を輸送する海運会社の人間と会っていた

これと並行して西側の有力メディアはリビアのようなNATOの直接的な軍事介入を正当化するための偽情報を流すが、その嘘は発覚、13年には化学兵器を政府軍が使ったする話も伝えるが、これも嘘だということが明らかにされた。(この内容は本ブログで繰り返し書いてきたので、今回は割愛する。)

そして2014年3月、イラクの首相だったヌーリ・アル・マリキはアメリカの同盟国であるサウジアラビアやカタールがイラクの反政府勢力へ資金を提供していると批判、ロシアへ接近する姿勢を見せる。

4月に行われた議会選挙ではマリキが党首を務める法治国家連合が第1党になり、本来なら彼が首相を続けるのだが、指名されない。アメリカ政府が介入したと見られている。首相に選ばれたのはハイデル・アル・アバディだった。

その年の1月にファルージャで「イスラム首長国」の建国が宣言され、6月にはモスルを制圧している。その際にトヨタ製の真新しい小型トラック「ハイラックス」を連ねてパレード、その様子は撮影され、世界に配信された。ダーイッシュの登場だ。

その写真を見て少なからぬ人が疑問を持っただろう。アメリカ軍はスパイ衛星、偵察機、通信傍受、人からの情報などでダーイッシュの動きを把握していたはずで、ダーイッシュのパレードは絶好の攻撃目標。

8月にダーイッシュは拘束していたジェームズ・フォーリーの首を切り落としたと宣伝、映像が公開される。ところが、その映像では首の前で6回ほどナイフが動いているものの、実際に切っていないうえ、血が噴き出していない。つまり、少なくともカメラの前で彼は殺されていない可能性が高い

この行為がひとつの切っ掛けになり、アメリカ軍を中心とする連合軍は2014年9月にシリアで攻撃を始めるが、その時に現地で取材していたCNNのアーワ・デイモンは翌日朝の放送で、ダーイッシュの戦闘員は空爆の前に極秘情報を入手、攻撃の15から20日前に戦闘員は避難して住民の中に紛れ込んでいたと伝えている。その後、ダーイッシュは支配地を拡大していく。

ところが、2015年9月30日にロシア軍がシリア政府の要請で空爆を始めると戦況は一変してダーイッシュは劣勢になる。ロシアの戦闘能力と反ダーイッシュの意思を見たアバディはイラクもロシアに空爆を頼もうとした。そうした動きを見たアメリカ政府は10月20日にジョセフ・ダンフォード米統合参謀本部議長をイラクへ送り込み、ロシアへ支援要請をするなと恫喝したようだ。

しかし、イラクはロシア、シリア、イランとの関係を断ったわけでなく、今回のT 90戦車購入につながった。シリア侵略に参加した国のうち、トルコやカタールは離脱、トルコ政府はロシアに対し、シリア北部に展開しているアメリカ軍が拠点にしている10基地の位置をロシアへ知らせたとも言われている。



http://www.asyura2.com/17/warb20/msg/628.html

[政治・選挙・NHK229] 年金支払いは75歳から 小泉進次郎らが検討! 
年金支払いは75歳から 小泉進次郎らが検討!
http://79516147.at.webry.info/201707/article_304.html
2017/07/21 10:02 半歩前へU


▼年金支払いは75歳から 小泉進次郎らが検討!


 小泉進次郎ら自民党若手が公的年金を受け取り始める年齢を70歳より後にもできる仕組み作りを高齢社会対策大綱に盛り込む検討に入った。

 年金の受給開始年齢は原則65歳だが、60〜70歳の間で選ぶこともできる。70歳から受け取り始めると、受給額は65歳から受給するより42%増える。

 18日の検討会で、座長・前慶応義塾長の清家篤が「もっと先まで繰り下げ支給の幅を広げる可能性もある」と明かした。

 働ける元気な高齢者を支援する狙い。検討会では、繰り下げできる年齢について「75歳とか、もっと延ばしてもいい」との意見が出た。

 厚生労働省によると、2015年度に国民年金だけを受給した人らのうち、受給開始年齢を65歳より後に繰り下げたのは1・4%だった。利用者が少ないため、検討会では周知を求める声もあった。  (以上 朝日新聞)

******************

 年金の財源がないので支払いを遅らせると言う。

 そんな大事な年金資金を勝手に株につぎ込んだのは誰だ?自分の内閣支持率を引き上げるために公金である私たちの年金を悪用した男が安倍晋三ではないか。

 その責任を不問にして「カネがない?」 だから支払いを遅らせる? これでいいのか?

 本来、掛け金を支払うべき者がボイコット。これも問題だ。富裕層の中にもかなりいる。逃げ得を許してはならない。そのしわ寄せを善良な国民が押し付けられている。ここに本格的なメスを入れないと根本問題は解決しない。

 ただ、億単位の資産がある高齢者にも、平等に年金を支給する制度の手直しは必要だと思うがどうか? 自前で悠々自適の暮らしができる者にまで年金を支給する必要はない。

 小泉進次郎らは、ギリギリの生活を強いられている高齢者が少なくないにもかかわらず、高齢者が若者に比べ、「優遇され過ぎ」ているという。

 では聞くが、敗戦で焼け野原となった日本を「奇跡の復興」と呼ばれる国家に立て直したのは誰か? 

 破れた服を縫い繕ってはき古し、死に物狂いで額に汗して頑張ったのはどこの誰だ? 

 企業戦士と呼ばれ、残業をものともせずに働きに働いたのは一体誰だ?

 そんな、泥田をはいつくばって、家族のために努力した者たちがいたからこそ、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と呼ばれるまでの国になったのではないか。

 今日の繁栄は、私たち「国民」一人ひとりの血と汗の結晶だ。

 そんな人たちを「高齢者が優遇され過ぎている」などと、足蹴にすることは許さない。

 小泉進次郎よ、お前は一体、どんな努力をしたのか? 親の七光りで、税金でメシを食っている小僧が、生意気な口をきくものではない。頭(ず)が高い。己の「分をわきまえ」よ! 愚か者!



















http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/459.html

[医療崩壊5] 人工知能ががん治療薬を開発?注射するだけ、副作用が少ない夢の新薬が誕生間近(Business Journal)
             NECがAI創薬ビジネスに初参入(depositphotos.com)


人工知能ががん治療薬を開発?注射するだけ、副作用が少ない夢の新薬が誕生間近
http://biz-journal.jp/2017/07/post_18932.html
2017.07.20 佐藤博 Business Journal


 昨年来、人工知能(AI)による新薬開発をめざして官民学が連携する複数のAI創薬プロジェクトが起動し、市場制覇を虎視眈々と狙っている。

 そのフロントランナーの最右翼と目されるのが日本電気(NEC)だ。

 NECは2016年12月19日、AIを活用した創薬事業をスタートするために、がん治療用のペプチドワクチンを開発するベンチャー「サイトリミック」を設立したと発表した。同社は、医療業務支援、疾病予防、診断支援など、包括的なヘルスケアサービスを拡充しているが、創薬は初参入。テーマは、がんペプチドワクチンだ。

■がんペプチドワクチンの効果とは?

 がんペプチドワクチンは、がん細胞に特異的に存在するタンパク質の分子(ペプチド)を人工的に合成したワクチンのことである。がんペプチドワクチンを皮下注射すると、樹状細胞の自然免疫が異常を察知し、リンパ球やキラーT細胞などの免疫細胞が活性化し、がんへの免疫力が高まるため、がん細胞を攻撃・排除する。

 リンパ球やキラーT細胞などの免疫細胞は、病原体を特異的に認識・排除するだけでなく、その病原体を記憶し、その病原体に再び遭遇してもすぐに認識・排除できる。がんペプチドワクチンは、その免疫細胞の抗原抗体反応を利用したものだ。

 つまり、毒性を弱めたり、死滅させた病原体を接種し、リンパ球やキラーT細胞などにあらかじめ抗原の情報を記憶させ、抗原抗体反応という免疫応答を人為的につくり出し、抗原を排除する。皮下注射の投与後に免疫応答が起こるのを待ち、患者の免疫力でがんを駆逐する。それが、ペプチドワクチンの仕組みだ。

■侵襲性も副作用も少ないがデメリットもある

 がんペプチドワクチンの最大のメリットは、3大療法(薬物療法・外科的治療・放射線療法)よりも侵襲性が低く、副作用が少ない点だ。

 ただし、皮膚の発赤(赤くなる)や硬結(硬くなる)、皮膚潰瘍、アナフィラキシーショックのほか、免疫応答が強く起きれば、間質性肺炎などの肺機能障害を発症するリスクがある。

 また、免疫機能が低下している末期がん患者、重い栄養障害のある患者、ステロイド薬を長期常用する患者などは適さないとされる。治療薬としては未承認のため、明らかな安全性や有効性は確認されていない。外科的治療のように即効性は高くない。

■NECは以前からペプチドワクチンの可能性に着目

 がん免疫療法のうち、がん攻撃のブレーキを解除する免疫チェックポイント阻害剤(オプジーボなど)は、一部のがんに対する優位性が臨床試験で確認され、臨床応用が起動。一方、攻撃のアクセルを踏むがんペプチドワクチンは、エビデンスがまだ確立されていない。

 エビデンスの構築にチャレンジするのが、サイトリミックだ。NECは以前からペプチドワクチンの可能性に着目し、大学との共同研究に取り組んできた。

 01年、NECは「The WISE(ザ・ワイズ)」というAI技術と生化学的な実験とを組み合わせて、新薬の候補物質を効率的に発見する免疫機能予測技術を開発。14年以来、山口大学の宇高恵子教授と高知大学の岡正朗学長らと連携し、ペプチドワクチンに関する共同研究を推進。肝臓がん、食道がん、乳がんに発現している2種類のがん抗原を対象に、免疫機能予測技術を駆使し、約5000億通りの候補があるアミノ酸配列の中から免疫力を活性化するペプチドを探索した。

 その結果、日本人の約85%をカバーする複数のHLA(白血球)型に適合し、免疫力を活性化する10種類のペプチドを発見。15年4月、ペプチドワクチンの効果を増強する新規の免疫賦活剤(アジュバント)を発見。さらに2016年1月以降、山口大学はNECが発見したペプチドとアジュバントを組み合わせた、がん免疫療法の臨床研究に取り組んできた。

■がんペプチドワクチンの実用化は2025年

 サイトリミックは製薬企業と連携しながら、NECの免疫機能予測技術で発見したペプチドとアジュバントから生成されるがんペプチドワクチンの実用化をめざしている。2年後に薬剤の安全性や有効性を評価する非臨床開発をスタート。その後3年をかけて第I〜II相臨床試験を実施する計画だ。

 サイトリミックの土肥俊社長によると、がんペプチドワクチンは、皮下注射するだけで副作用も少なく患者への負担も小さいので、QOL(生活の質)向上に貢献できると話す。抗がん剤の副作用で苦しむがん患者の家族からも、激励の声が寄せられているという。

 有効性、安全性、経済性を満たす第4の治療法、がんペプチドワクチンの誕生は近い。その目標は25年。AI新薬承認への道は平坦ではないが、AIとNECのコラボレーションのポテンシャリティに大いに期待したい。

(文=佐藤博)


http://www.asyura2.com/16/iryo5/msg/638.html

[経世済民122] 「賃貸住宅市場が危ない」、日銀が異例の警鐘 金融緩和による住宅過剰、物価を下押し?(東洋経済)
     賃貸住宅の空室率は上昇している(撮影:今井康一)


「賃貸住宅市場が危ない」、日銀が異例の警鐘 金融緩和による住宅過剰、物価を下押し?
http://toyokeizai.net/articles/-/180975
2017年07月21日 山田 徹也 :東洋経済 記者


「非常に珍しいことではないか」

賃貸住宅市場に詳しい農林中金総合研究所の古江晋也・主任研究員はそう話す。

古江氏が珍しいと驚くのは、日本銀行が今年1月に公表した「地域経済報告」の記述だ。この中で日銀は「多くの地主等が短期間のうちに貸家経営に乗り出した結果、貸家市場全体でみると、需給が緩みつつあるとの声が聞かれている」「実際、賃貸物件の仲介業者等からは、郊外の築古物件など相対的に魅力の乏しい物件を中心に、空室率の上昇や家賃の下落が見られるとの声が聞かれている」などと、賃貸住宅市場の現状に警鐘を鳴らしている。



■バブル期を超える不動産業への新規融資

確かに、賃貸住宅市場は供給過剰の懸念が高まっている。特に、2015年1月に施行された改正相続税法により、相続税の節税対策として多くの貸家が建設されてきた。超低金利政策が長期化し、マイナス金利政策の導入でもう一段、金利が低下したこともこれを後押ししている。「不動産業への新規貸し出しは2009年以降、国内銀行、信用金庫ともに拡大を続け、銀行の新規融資は2015年は10.7兆円、2016年は12.3兆円と2年連続で(バブル期の)1989年の10.4兆円を超えた」(古江氏)。日銀の懸念はもっともであると言える。

ただ、サブリース方式で賃貸住宅を供給する大手各社の決算を見るかぎり、今のところ市場に変調は出ていない。

たとえば、業界最大手である大東建託は2017年3月期の決算発表で、アパート入居率への懸念に対し、「当社グループが管理している賃貸建物の入居率にまったく懸念はありません」と答えている。同社の居住用賃貸建物の入居率は96.9%で、健全水準とされる96%を上回っているという。今後も入居者ニーズに応じたハード・ソフト両面のサービスを提供することにより、入居率が急激に悪化することはない、と説明している。

だが、マクロ指標を都道府県別に見ると、少し違った賃貸住宅市場の姿が浮き彫りになる。トヨタ自動車などが出資する不動産評価・情報提供会社「タス」は、首都圏や関西圏の空室率を毎月、集計・公表している。その空室率インデックスで見ると、首都圏では東京都心部はさほどでもないが、埼玉や神奈川、千葉の各県で特に2015年後半以降、空室率が急上昇している。

同社の藤井和之・新事業開発部長は「賃貸住宅の着工数はリーマンショック前の水準に戻っただけでまだバブルではない。しかし、この状態が2〜3年続くとバブルとなるかもしれない」と指摘する。



■賃貸住宅の市況はさらに悪化しそう

同社はデータユーザー向けに不動産市況のアンケート調査を行ってD.I.(景況指数、50が中立)を作成しているが、これによると、賃貸市場の現況D.I.は50を下回り、市況は相変わらず厳しい。将来D.I.もすべての地域で現況D.I.を下回っており、将来の市況はさらに悪化するとの懸念が高まっている。

また、首都圏でも特定の地域に集中して賃貸住宅が建設されている実態がある。藤井氏は「たとえば横浜。広さ20平方メートル以下のワンルームなど単身者向けの賃貸住宅が、集中的に大量供給されている」と話す。単身者向けが建設されるのは、人口構成上、単身者世帯が増加しているうえ、単身者向け住宅のほうが面積当たりの賃料が高く、採算が取りやすいからだという。

一方、今年2月には愛知県のオーナーが業界大手のレオパレス21を提訴し、家賃減額分の支払いを求めて争っており、業界内で大きな注目を集めている。大東建託やレオパレス21など、右肩上がりで成長してきたサブリース業界にとって、曲がり角の事件となるかもしれない。


日本銀行のマイナス金利政策も賃貸住宅建設を後押し(撮影:梅谷秀司)

■2030年代は本格的な空き家時代に

今後、賃貸住宅市場はどのように推移していくのか。野村総合研究所はこのほど、2030年度までの住宅市場の長期予測を公表した。

それによると、2016年度に97万戸あった住宅供給戸数は30年度には4割減の55万戸まで減少。とくに貸家の供給は43万戸から25万戸まで減少すると予測している。同時に、2033年の空き家数は約2166万戸、空き家率は3割超と、本格的な空き家時代が到来すると見込まれている。

予測を担当した同社グローバルインフラコンサルティング部の榊原渉部長は「景気に左右される分譲住宅、ライフステージに応じて建て替えなどが決定される持ち家と比べ、いちばん予測しづらいのが貸家の需要。今後は単身世帯が増えて持ち家率が下がり、持ち家にこだわらない層の賃貸アパート、賃貸マンション需要が増えていくことも考えうる」と指摘する。

住宅投資は名目GDP(国内総生産)の3%程度を占めるにすぎないが、裾野が広いだけに、その減速の影響は大きい。また、賃貸住宅の過剰供給は、消費者物価指数の構成比の2割弱を占める家賃の下押し圧力となり、デフレの一因となっている。皮肉なことに、極端な金融緩和が金融機関の不動産融資を後押しし、供給過剰から2%の物価目標が遠のくという形で日銀に跳ね返るというブーメラン現象が生じている。

http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/641.html

[経世済民122] 格安SIMに対抗、「au月額1980円」は本当にお得なの?(女性自身)

格安SIMに対抗、「au月額1980円」は本当にお得なの?
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170721-00010011-jisin-soci
女性自身 7/21(金) 16:01配信


格安SIMを使うスマホに対抗し、今月14日から始まったauの新料金プラン「auピタットプラン」が注目を集めている。大々的に“最安1980円”とうたっているが、本当にお得なのだろうか?経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれた。

「新プランでは、5分以内の通話がかけ放題の『スーパーカケホ』を利用していて、データ利用量が月に1GBまでの場合、月々の通話・通信料は3480円が基本です(※2年単位での継続利用契約で基本料金が割引になる『誰でも割』適用時、以下同)。この料金から、固定電話などとのセット割があれば500円引き。さらに、今年中に新機種を購入してピタットプランに加入すると、1年間、1000円引きになります。これらすべての割引が適用されてはじめて、最安料金の1980円は成立するのです」

とはいえ、先の条件で従来は4900円だったものが、新プランでは割引前の3480円でも、約3割の値下げとなる。また、データ利用量に応じた通信料金を、自動的に適用されるのも大きな特徴だ。

「従来はデータ利用量を“3GB”などと設定したら、実際の利用量に関係なく“3GB”の料金が必要でした。新プランでは、たとえば0.9GB利用した月は“1GBまで”の料金が、2.8GB利用した月は“3GBまで”と、自動的に最適な料金が請求されます。設定したデータ利用量を余らせていた方は、通信料の節約につながるでしょう」

これらのメリットはあちこちで語られているが、実は、隠れた問題点が2点あると荻原さんは言う。

【1】iPhone購入者は適用外

「新規や機種変更でiPhoneを購入した人は、ピタットプランを選べません。ただし、すでにiPhoneを使用中のauユーザーは、その機種を使い続けるなら、ピタットプランへ変更ができます」

【2】機種代金の毎月割は対象外

「機種代金は24回の分割で、毎月の通信料などと一種に支払う方が多いと思います。従来は、機種代金の一部が『毎月割』として値引きされていました。たとえば、『機種代金は月々3600円ですが、毎月割で1500円引いて、実質負担は2100円です』などと説明されたと思います。しかし、新プランには毎月割がつきません。代わりに『アップグレードプログラムEX』(利用料は月390円)が導入されます。機種代金を48回分割にし、2年を過ぎて機種を買い替える際は、残金の支払いが不要です。25カ月目に買い替えると、機種代は半額ですむというものです」

ただ、2年ごとに機種を買い替えたい人はともかく、長く機種を使いたい人には、割引がなく負担が増える。

「結論として『ピタットプランは得なのか』との問いに答えるのは、難しいといわざるをえません。割引の適用状況や機種代金との関係などで、一概には答えられないのです。サービスセンターなどに問い合わせて、機種代金まで含めた料金を、現状とよく比較してご判断ください」


http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/642.html

[経世済民122] 二国物語: ロシアとアメリカの経済見通し(マスコミに載らない海外記事) :国際板リンク
二国物語: ロシアとアメリカの経済見通し(マスコミに載らない海外記事)

http://www.asyura2.com/17/kokusai20/msg/124.html

http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/643.html

[政治・選挙・NHK229] 野党議員が、森と同じなら状況は一変する! 


野党議員が、森と同じなら状況は一変する!
http://79516147.at.webry.info/201707/article_306.html
2017/07/21 11:48 半歩前へU


▼野党議員が、森と同じなら状況は一変する!


 自由党の森ゆう子が毎日新聞のインタビューに応えてこう言った。「野党の本気度が足りないからだ」100%同意する。

 続けて野党が今やるべきことは、「政権のおごりや緩み、権力の暴走を厳しくチェックする」ことだと訴えた。

 ほかの野党議員が、森と同じなら状況は間違いなく一変するのだが・・・。

****************

インタビューの核心だ。

 野党支持が伸びないのは極めて単純な理由です。

 野党が本気で結集し、独裁政治の安倍政権に代わる国民の側に立った政治を行おうという気構えがないということを国民が分かっている。

 煮え切らない野党に対する失望です。

 この話をすると、大げさなことを言っていると怒られるんですが、今の政治状況で、国民が「まあ、しょうがない」と諦めてしまって政治に無関心になると、権力者にとって都合がいい状況ができあがってしまう。

 これでは大政翼賛会につながりかねません。

−−民進党内に熱がないというが、その原因は?

 森氏 まだ野党になり切れていないからではないでしょうか。

 民進党が提案型などと言っているのが、私には全然理解できない。

 良い提案をしたところで、安倍政権にいいとこ取りをされるだけ。

 そもそも、野党の話なんか安倍政権はまともに聞いてはいません。

 そういう状況ですべきことは、政権のおごりや緩み、権力の暴走を野党として厳しくチェックすること。

 そこに全力を傾け、どんなに批判されてもいいからやり通す。

 それでこそ野党なんです。

 その点は、自民党が野党に転落したときはすごかった。

 民進党にはなりふり構わずというのが足りない。どこかで、それに気付くのではないかと期待しています。

ここをクリック
https://mainichi.jp/articles/20170629/dde/012/010/005000c










http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/461.html

[原発・フッ素48] 政府(原子力委員会)は、原発に関して、まだこんな嘘を公にしているぞ 
政府(原子力委員会)は、原発に関して、まだこんな嘘を公にしているぞ
http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/c870234d29ebe66726c1cd169ca0a3e1
2017年07月20日 のんきに介護


タニ センゾー‏ @Tanisennzoさんのツイート。








原子力委員会「原発は低コスト利用推進」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170720/k10011066571000.html
7月20日 18時10分 NHk



国の原子力委員会は、原発は運転コストが低い電源であり、地球温暖化や国民生活への影響を踏まえ今後も利用を進めるなどとした原子力政策の新たな指針を取りまとめました。一部の委員などからは、福島第一原発の事故などを受けて原発の経済性を疑問視する意見も出されていましたが、今回の指針には反映されませんでした。

かつての「原子力政策大綱」に代わる新たな指針として、国の原子力委員会は20日、今後の原子力政策の「基本的考え方」を取りまとめました。

それによりますと、国や電力会社などは福島第一原発の事故を真摯(しんし)に反省し、事故は必ず起こりうるという認識で安全性の向上に努めることが必要だとしたうえで、原発は排出する二酸化炭素が少なく運転コストが低い電源なので、地球温暖化問題への対応や国民生活への影響を踏まえながら利用を進めると明記しています。

一方、一部の委員や一般から募った意見では、福島第一原発の事故の教訓や高速炉開発を含めた核燃料サイクルの不透明さから、原発の経済性を疑問視する声が寄せられていましたが、20日に取りまとめられた指針には反映されませんでした。

これについて原子力委員会の岡芳明委員長は「原発のコストについては必要な時期がきたら改めて評価がなされるだろう」と述べ、5年後をめどに指針を見直す考えを示しました。































http://www.asyura2.com/17/genpatu48/msg/440.html

[政治・選挙・NHK229] 自民「稲田隠し」の身勝手 集中審議させず自発的辞任要求 特別防衛監察に陸自カンカン(日刊ゲンダイ)
          
           自民党内には「下手に答弁をさせると、まずい」との意見が(C)AP


自民「稲田隠し」の身勝手 集中審議させず自発的辞任要求
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/209898
2017年7月21日 日刊ゲンダイ


「もう内閣改造まで待てない」。自民党内からも稲田防衛相の早期辞任を求める声が広がっている。

 党幹部は周囲に「日報隠蔽が事実なら大変なことになる。8月上旬の内閣改造を待たず、自発的に辞任するのも選択肢だ」と語ったという。

 閣僚経験者も「なぜ、首相がこれほど肩入れするのか理解に苦しむ」と首をかしげた。もはや擁護の声は皆無に近く、罷免要求を拒み続ける安倍首相への不満が表面化してきた。

 党内では「下手に答弁をさせると、まずい」と24、25日の衆参予算委の集中審議に稲田氏を出席させないため、週末にも辞任するとの見方も浮上。稲田氏は21日午前、記者会見で辞任する考えはないことを示したが、すでに後任として複数の防衛相経験者の名前も挙がる。

 散々かばい続け、今さら「泣いて馬謖を斬る」なんて、あからさまな「稲田隠し」。さらなる批判を招くのは必至で、もはや、この政権は進退極まっている。

■特別防衛監察に陸自カンカン

 PKO日報隠蔽問題を巡って実施されている特別防衛監察の結果が21日にも公表される予定だったが、その内容に陸上自衛隊がカンカンに激怒し、公表が先送りされる事態となった。

 陸自が激怒している理由は「稲田防衛相に日報データの存在を伝えた」との調査報告書を防衛監察本部に提出したにもかかわらず、特別防衛監察結果の原案では全く触れられておらず、このままでは陸自だけが悪者にされてしまうからだ。

 政府は公表予定前日のきのうになって急きょ、稲田氏ら政務三役も特別監察の調査対象とすると方針変更。稲田氏に対する聴取も行われることになった。そのため監察結果は今月28日にずれ込む見通しだ。






















http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/465.html

[政治・選挙・NHK229] 「加計学園疑惑」3つのポイント “来年4月”背景にグループの赤字事情(週刊新潮)
          
            安倍総理


「加計学園疑惑」3つのポイント “来年4月”背景にグループの赤字事情
https://www.dailyshincho.jp/article/2017/07210800/?all=1
週刊新潮 2017年7月20日文月増大号掲載


逃げ隠れする「加計学園」理事長を追跡 安倍総理“腹心の友”(下)

“腹心の友”安倍総理ほか、加計学園の加計孝太郎理事長(66)は、下村博文幹事長代行や萩生田光一官房副長官らとも太いパイプを築いている。疑惑の渦中にありながら逃げ隠れを続ける理事長は「週刊新潮」の直撃取材にも黙して語らず。“総理のご意向”を錦の御旗に獣医学部新設を強引に推し進める、そのワケとは。

 ***

 民進党の加計学園疑惑調査チームのメンバー、宮崎岳志衆院議員が言う。

「地方創生委員会などで複数回、加計さんの国会招致を求めましたが、与党の反対で実現はしませんでした。加計さんは、せめて安倍総理との関係は明らかにしなければならない。獣医学部新設について本当にお願いしたことはなかったのか、一緒にゴルフや食事をしている場所で相談を持ちかけることはなかったのかといった質問に答えるべきです」

3つのポイント

 そもそも、加計疑惑には3つのポイントがあるという。

「1つ目は、昨年11月に開かれた国家戦略特区諮問会議で、“広域的に存在しない地域に限り”との条件付きで、獣医学部新設が決まったこと。続いて、その翌月、“1校に限り”とされたことです」(同)

 この2つの条件から、“加計ありき”で話が進んでいたのではないかと取り沙汰されたわけだが、
「実は、3つ目の“来年4月開校”という条件が、なにより肝心なことでした。この5月、内閣府の地方創生推進事務局長(当時)が委員会の席上、獣医師を所管する農水省と擦り合せることなく、加計学園の要望で開校時期を決めていたと明かしたのです」(同)

 しかし、議事録の類も残っておらず、その経緯は判然としなかった。

「ところが、前川前次官が本物と証言した8枚の文書が出てきて、すべてがはっきりしました。文科省は、十分な準備期間を取って“再来年4月開校”というスタンスだったのに、“総理のご意向”として、萩生田官房副長官らが介入し、“来年4月開校”をごり押ししたわけです。京都産業大も獣医学部の新設を目指していましたが、断念した理由の1つは開校が間に合わないということでした」(同)

多額の借金

 つまり、開校時期の条件も、加計学園のためだけに設定されたという。とすれば、なぜ、加計理事長は“来年4月”にこだわったのか。

「今治加計獣医学部問題を考える会」の武田宙大共同代表が指摘する。

「加計学園グループは20以上の学校を有していますが、採算が取れているのは岡山理科大くらいしかありません。他の千葉科学大や倉敷芸術科学大は定員割れが続き、赤字が慢性化している。その結果、岡山理科大の黒字で補填せざるを得ない有り様です」

 少子高齢化の波には逆らえず、経営に翳りも見え始めた。そのうえ、多額の借金も抱えているという。

「15年の3月から、岡山理科大と倉敷芸術科学大のキャンパスを担保にして、日本私立学校振興・共済事業団から50億円を超える借り入れをしています。実は、この利息の返済を、来年の3月から始めなければならない。もし、来年の4月に獣医学部を新設できず、補助金はもとより学生から入学金や授業料が入らなければ首がまわらない事態に陥ってしまうかもしれないのです」(同)

 教育者というよりも、政治権力者と結託して一儲けを企む、まさに“政商”。だからこそ、説明責任などどこ吹く風なのか。

特集「『安倍総理』腹心の友が姿を消して4カ月!『獣医学部新設』のキーマンを追跡! 逃げ隠れする『加計孝太郎』理事長の疑惑のスイカ」より









































http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/466.html

[不安と不健康18] 夏こそ要注意…腎臓は「運動で元気になる」の落とし穴(日刊ゲンダイ)
            写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ


夏こそ要注意…腎臓は「運動で元気になる」の落とし穴
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/209822
2017年7月21日 日刊ゲンダイ


「老廃物がたまり、尿タンパクが出やすくなる。だから運動をしてはいけない」――。かつてそう言われてきた慢性腎臓病(CKD)だが、いまは「腎臓は運動で元気になる」が基本だ。しかし、そのことで勘違いする人も少なくない。腎臓病専門医で「松尾内科クリニック」(東京・桜新町)の松尾孝俊院長に聞いた。

 一度、悪くなると元には戻らないといわれた腎臓。主に尿をつくり、体の中の老廃物や水を体外に捨てるために働いている。腎臓が悪化すると最終的に尿が出なくなり、透析治療が必要となる。厚労省の「患者調査」(平成26年)によると、日本の慢性腎不全(CKDが進んだ状態)の患者数は約30万人。

 しかし、腎臓はその機能が2割程度残っていれば血液や尿の数値に表れない。そのため、CKDの潜在患者数は、1330万人、8人に1人といわれている。

「腎機能が落ちた人に大敵といわれてきたのが、大量のタンパク質と塩分、それと運動です。タンパク質は体内で代謝されると尿酸など人体に有害な老廃物が残ります。腎臓はそれを無害化するので、大量摂取は負担となります。塩分も血中濃度が上がると尿として体外に排出しようとして腎臓が酷使されます。そして運動も、これまでは体内の老廃物がたまるから腎臓にはマイナスといわれてきたのです」

 それが最近、運動した方が腎臓にはいいといわれている。なぜか。

「CKDと診断されても、運動によってある程度腎機能が回復することがわかってきたからです。それを示す数々の研究論文が報告されており、CKDには運動療法が欠かせない。それが腎臓病治療の基本になっています」

■塩と水分はしっかりと

 実際、2014年に国立循環器病研究センターは運動療法の効果を示す研究報告を行っている。急性心筋梗塞で入院して3カ月間の回復期心臓リハビリテーションに参加した538人の3カ月後の腎機能の変化を調べたものだ。

「研究では、心臓リハビリ開始時に腎機能正常者とCKD患者に分け、CKD患者をさらに『退院後に外来心臓リハビリを週1回以上通った人』と『1回未満の人』に分けて分析しています。その結果、心臓リハビリ前後の比較では、CKD患者の腎機能は10%改善し、外来心臓リハビリでも回数が多い人は腎機能が10%も改善していたのです」

 英国の研究チームは、腎臓病患者を運動しない通常治療の群と1日40分の運動を週3回行う群とに分けて1年間追跡。前者は腎機能が悪化したのに、後者は大きく改善したと報告している。

「CKDの患者さんは原疾患として糖尿病や高血圧などを抱えています。運動でこれらの原疾患が改善することで、腎機能も回復するのです。ですから、ウオーキングであれ、水泳であれ、CKDのステージに応じた運動をすることが大切なのです」

 CKD患者に有効な運動とされるのが「有酸素運動」と「筋トレ」だ。CKDの重症度分類は5段階に分かれ、3までは積極的に運動し、4や5であっても尿毒素などの影響が出ていなければ運動は続けるべきだとされている。

 問題は、最近、筋肉量の低下により全身が衰えるサルコぺニアのリスクや、筋肉が分泌するホルモン(マイオカイン)が「心臓病」「がん」「うつ」などの予防に役立つと話題になっていること。ならば、少しでも筋肉量を増やそうと、無理して肉などのタンパク質を取る中高年が増えているのだ。

「先に述べたように、自分では気がついていないだけで、腎機能が損なわれている人は少なくありません。肉などのタンパク質を大量に取って筋肉を維持しようという中高年は、血液中の老廃物の一種である血清クレアチニン値や尿タンパクなどを調べた方がいい。また、CKDの人は熱中症には特に注意が必要です。夏は大量の汗をかくため、水と共に控えめにしている塩分も多めに取ることが大切です」

 健康情報は流行に振り回されずに、自分に必要なものだけキャッチし、それでいて臨機応変に。これが健康に過ごすためのコツだ。


http://www.asyura2.com/16/health18/msg/550.html

[国際20] IS駆逐後のシリア、イラクをどうする?戦略なきトランプ政権 岡崎研究所 (WEDGE)

IS駆逐後のシリア、イラクをどうする?戦略なきトランプ政権
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/10149
2017年7月21日 岡崎研究所 WEDGE Infinity


 ワシントン・ポスト紙の6月19日付け社説は、米国にはISがシリアで敗北した後どうするかの戦略がなく、このままではイランとロシアの進出を許してしまう、と警告を発しています。社説の要旨は以下の通りです。

 イラクとシリアでISを破るとの米国の目的は達成されつつあるが、IS敗北後どのような安全保障秩序がとって代わるか、外部のどの国が新しい秩序の維持者になるかという問題につき、トランプ政権には戦略があるとは思えない。

 ISの撤去後、イランはラッカの南の油田地帯と、バグダッドとダマスカスの地上の回廊を支配しようと企んでおり、ロシアはロシアで、地域から米国を追い出そうとしている。

 シリアとイランは、トランプ政権はISと関係のないシリアの砂漠での戦闘に巻き込まれるよりは、同地域を放棄するのではないかと考えている可能性がある。他方、ロシアは6月18日のシリア戦闘機撃墜につき米国に激しく抗議し、シリア上空で米軍機に挑戦すると脅したが、これは、ロシアがシリアとイランを強く支持している証左である。

 米国にはシリアの南部と東部を支配する戦略的理由はないが、イランがロシアの支援を受けて、テヘランから地中海までを支配するのを防ぐのは、米国にとって重要である。そのようなイランの支配はイスラエルにとって生存にかかわる脅威となるだろう。イスラエルはすでに、ゴラン高原に近接するシリア領へのイランの浸透を防ぐのに四苦八苦している。イランの支配は米国の同盟国であるイラクとヨルダンを弱める。

 イランとロシアに対抗するには、米国の支援する勢力による戦術的防衛が必要なのに加えて、米国と同盟国に受け入れ可能な、地域の安全保障秩序を作るより広い戦略が要る。そのためにはトランプ政権はシリアの新しい政治秩序のための交渉の推進を図るとともに、イラン、ロシア、シリア政府に対し軍事的または経済的圧力を加える必要がある。トランプ政権はシリアの空域についてのロシアの脅しを拒絶するのみならず、プーチンに対し、もしイランとシリアで共同歩調をとるならば、米ロ関係をリセットする機会を失うことを明らかにすべきである。

出典:‘What happens after the Islamic State is defeated in Iraq and Syria’(Washington Post, June 19, 2017)
https://www.washingtonpost.com/opinions/global-opinions/what-happens-after-the-islamic-state-is-defeated-in-iraq-and-syria/2017/06/19/f0fe363a-5516-11e7-b38e-35fd8e0c288f_story.html

 トランプ政権はIS壊滅を中東政策の柱に掲げています。それ自体は重要なことですが、ISが撃退された後のシリア(そしてイラク)をどうするかについての戦略構想がないのは社説の言う通りです。

 オバマ政権は当初からシリアへの介入に及び腰でした。アフガニスタンとイラクの「羹に懲りた」結果であり、理解できないことではありません。しかし、「羹に懲りた」のは地上軍による本格的な軍事介入についてであり、シリアへの介入はそのような全面的な軍事介入ではありません。

 トランプ政権はオバマ政権のシリア不介入策を継いだように見えますが、理由は異なります。トランプ政権にはそもそもシリア、そしてさらには広く中東に関する戦略がないのです。

 しかし、シリアをめぐる情勢は大きく変化しようとしており、このままではシリア、およびシリアを中心とする地域での米国の影響力は失われかねません。同地域におけるロシアの影響力の増大は、同地域に限らず、世界における米国とロシアの勢力争いで米国を不利な立場に置くことになります。イランの影響力の増大は、イランの脅威を強調するトランプ政権にとってのみならず、米国の同盟国、特にイスラエルとサウジにとって放置できないことです。

 しかし、トランプ政権に何ができるかということになると、効果的な具体策はなかなか見えて来ません。

 社説は、「イラン、ロシア、シリア政府に対し軍事的または経済的圧力を加える必要がある」と言っていますが、具体的に何を意味するかは明らかでありません。

 またロシアについては、「もしロシアがイランとシリアで共同歩調をとるならば、米ロ関係をリセットする機会を失うことを明らかにすべきである」と述べていますが、果たしてトランプ政権がそのような立場をとれるか、仮にとったとしても効果が期待されるのかは分かりません。

 いずれにせよ、シリア、イラクからのISの駆逐が現実のものとなりつつある今、トランプ政権には、シリア、そしてイラクについての米国の戦略を早急に検討することが求められています。


http://www.asyura2.com/17/kokusai20/msg/126.html

[経世済民122] 地方銀行に「稼ぐ力」をつけるよう促す金融庁 『ドキュメント 金融庁vs. 地銀 生き残る銀行はどこか』(WEDGE)
ドキュメント 金融庁vs.地銀 生き残る銀行はどこか』(読売新聞東京本社経済部、光文社)


地方銀行に「稼ぐ力」をつけるよう促す金融庁 『ドキュメント 金融庁vs. 地銀 生き残る銀行はどこか』
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/10140
2017年7月21日 段木昇一 (ジャーナリスト) WEDGE Infinity


 以前、地方に住んでいたことがあり、ある地方銀行の口座を持っていた。当時は振り込みなどでそれなりに利用していたが、一人の個人ユーザーとしての経験からしても、地方の銀行というのはみな同じような看板を掲げ、同じような店舗の作りをし、変わりばえのしないサービスを提供しているな、という印象は強かった。筆者は事業主として地方銀行からお金を借りたことはないが、おそらく経営者の中にも同じようなイメージを抱いている人は多いのではないだろうか。だが、本書を読んで、自分の中の地方銀行のイメージは大きく変わった。

第一勧信は「とにかく社長に会い、工場や倉庫を見に行く」

 登場する地銀や第2地銀などの取り組みを見て、最近は地方銀行もいろいろ工夫して、お金を借りる人のニーズに積極的に応えようとしている姿に気づかされた。もちろん、以前から志ある地域金融機関はそうした努力は続けてきているのだろうが、全国的にようやくそうした動きが目立ってきたようだ。

 それはなぜか。銀行を監督する中央官庁の一つ金融庁が地方銀行の改革の旗を振り、「稼ぐ力」をつけるよう促しているからである。その中心人物が森信親長官である。

 本書は2015年7月に就任した森長官の地銀改革と銀行側の取り組みをつぶさに取材して新聞で掲載した記事を大幅に加筆して、最近の地域金融機関事情を立体的に描いた力作である。

 銀行の取り組みに対するキーワードは「行動力」と「目利き力」といっていいかもしれない。本書にも紹介されている東京の第一勧業信用組合の例はその一つだ。23区を営業エリアに持ち、メガバンクやその他の銀行も数多くひしめく中で、独自のスタイルで顧客の支持を集めている。

 本書の中にこうした記述がある。

 〈第一勧信の営業マンの信条は、「とにかく社長に会い、工場や倉庫を見に行く」ことだ。職員は社長ひとり1人に向きあってじっくり話し込む。工場を隅々まで見て回る。飲食店だったら料理を食べてみる――〉

 ほかの業界ならば、こうしたことは当たり前の動きであり、常に実践を重ねていることなのかもしれないが、銀行の世界ではなかなかそうはなっていなかったらしい。実際、当の第一勧信でも、当初トップダウンで示された方針に職員は戸惑っていたようだ。

 しかし「お金を借りませんか」という銀行マンのセールストークにはうんざりだが、「工場を見せてもらえませんか」と言われれば、経営者からの反応が違うのは当たり前である。

 〈ある墨田区の部品会社の経営者は、「30年以上経営しているが、工場を見せてくれと言われたのは初めてだ」と驚いた。どの経営者も自らの事業について喜んで説明する様子に、半信半疑だった職員たちは徐々に自信をつかんでいった〉

 こうした姿こそが地域金融にも求められている姿勢であろう。

 第一勧信にはこのほか、芸者が独立して、小料理屋などを開業する資金を融資する「芸者ローン」や、板前が独立する際に無担保で融資する「のれん分けローン」などもある。担保に乏しくても人物評価や働きぶりを聞いて審査するという。そうした評価が高い場合には、実は融資に対するリスクは低いという。

 このほか、倒産経験者の起業を支援する第二地銀や、積極的な地元企業への出向で業界や商流を学ぶ地銀など、本書では全国各地で地域に密着し、実情に応じた工夫の積み重ねが地方経済の活性化につながっていく事例が豊富に紹介されている。

森長官という圧倒的な存在

 本書のもう一つの特徴は、金融庁の前身である金融監督庁の設立(1998年)前後からこれまでの歩みや、手数料ビジネスをめぐる金融庁と銀行や保険会社との考え方の違い、さらに地銀の経営統合など最近の再編の動きなども詳細に記されている。

 本書に一貫して流れているのは、今夏、就任から3年目に突入した森長官の金融行政に対する思想である。現在の金融庁は良くも悪くも森長官の強いリーダーシップによって動かされている。「森を見ろ 森だけを見ろ 森を見ろ」という金融庁若手職員が作った川柳にも象徴されるように、金融庁の打ち出す様々な政策には森長官の意向が強く反映され、事実上、霞が関を牛耳る菅義偉官房長官の評価も高い。そうした意味でも本書の指摘するように、金融庁は霞が関の最強官庁になりつつある。

 森氏が何を考えて、地方銀行を中心とした地域金融の将来像をどう描き、地方創生につなげてゆくのか。深い取材によって、金融行政の背後にある「森イズム」が徹底して分析されている。金融機関の関係者ならずとも、地方行政に携わるすべての人に読んでもらいたい良書である。



http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/644.html

[経世済民122] 「罰則」は労基法違反の制裁として機能しているのか?(WEDGE)
           電通本社ビル(christinayan_by_Takahiro_Yanai/iStock)


「罰則」は労基法違反の制裁として機能しているのか?
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/10159
2017年7月21日 河本秀介 (弁護士) WEDGE Infinity


 広告代理店の株式会社電通が、自社の社員に違法な長時間労働をさせていた事件で、東京区検察庁は7月5日、同社を労働基準法違反の罪で略式起訴しました。これに対して裁判所は、7月12日、略式手続によることを「相当でない」として、正式裁判により審理することを決めました。異例とも報道される今回の裁判所の判断には、どのような意味があるのでしょうか。そもそも、「略式起訴」とは何でしょう。

■刑事事件に発展した労基法違反問題

 まず簡単に振り返ると、今回の事件は、平成27年12月、当時入社1年目だった広告代理店社員が、最大月130時間にも及ぶ長時間残業の末に亡くなったことをきっかけに、社内の長時間労働が明るみに出ることになったものです。

 その後、同社は以前にも是正勧告を受けていたにもかかわらず、社内で違法な長時間労働が常態化しているという疑いが強まり、強制捜査を受けることになりました。この時点で、同社の労働基準法違反の問題は刑事事件に発展したといえます。

 最終的に東京区検察庁の検察官は、社員に労使協定を超えた違法な長時間労働をさせたとして、同社を労働基準法違反の罪により略式手続により起訴をしました。これに対して裁判所は、検察官による起訴自体は受理したうえで、「略式手続による」とした部分を認めず、通常の裁判手続で審理すると判断したものです。

■「略式起訴」とは? 通常の起訴との違いは?

 まず、略式起訴とはどういう手続でしょうか。通常の手続とどう違うのでしょうか。

 通常の刑事裁判の場合、まずは検察庁の検察官が裁判所に起訴状を提出するところから始まります。起訴状を受け取った裁判所は、公判期日を決めて被告人を呼出し、以後、公開の法廷で審理が進むことになります。

 この場合、検察官の起訴状読み上げから始まり、黙秘権の告知、被告人による認否、証拠の提出、証人尋問や被告人本人に対する質問など、いくつもの手続を経て、検察官と弁護人や被告人の意見を聴いた上で、最終的に裁判官が判決を言い渡すことになります。

 このように刑事裁判では慎重に手続が取り進められることになるのですが、軽微な事件で、なおかつ、被疑者・被告人が罪を認めている場合であっても、例外なく慎重な手続を取らなければならないとなると、被疑者・被告人本人だけでなく、検察庁や裁判所にも負担が大きいといえます。

 そこで我が国の刑事訴訟法では、一定の軽微な事件の場合であって、当事者に異議がない場合、正式な裁判を経ることなく罰則を課すことを認めています。

 具体的には、@簡易裁判所に管轄がある事件であり、A100万円以下の罰金や科料の対象となる事件であり、なおかつ、B被疑者が略式手続によることに異議がないことを書面で明らかにしている場合には、検察官は起訴状を提出するときに、裁判所に略式命令を求めることが可能です(一般的にはこれを「略式起訴」と呼びます)。

 略式起訴がされた場合、裁判所は書面審査だけで被告人に罰金等を命じることになりますので、公開の法廷が開かれることはありません。したがって、証人尋問や被告人質問、あるいは意見陳述といった手続も行われません。

■裁判所が略式起訴を「相当としない」と判断したわけは?

 さて、今回の労基法違反事件では、略式起訴を受けた裁判所が、略式手続によることを「相当としない」として、公開の法廷で正式裁判を行うことを決めました。これはどういうことでしょうか。

 大前提として、今回の場合、略式手続の要件は満たしていると思われます。すなわち、違法な長時間労働に対する罰則は、「6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金」です(労働基準法119条1号、32条。なお、法人には懲役刑は適用されません)。すなわち、本件は100万円以下の罰金の対象となる事件であり、なおかつ、簡易裁判所にも管轄がある事件です(裁判所法33条1項2号)。

 そうすると、被疑者である広告代理店自身に異議がない限り、検察官は略式起訴することが可能だということになります。実際に略式起訴がなされたということは、広告代理店は罪となる事実を認め、罰金が科されることに同意していたということになるでしょう。

 それにもかかわらず、裁判所が略式起訴を「相当としない」として認めなかったのは、なぜでしょうか。おそらく裁判所の中には、いわゆるブラック企業が社会問題となるなか、特に注目される労働問題に対して形式的に罰則を与えるだけでは不十分だとする考えがあるのではないかだと推測されます。

 略式手続の場合、非公開の書面審査だけで罰金刑が命じられます。そのため、事件の実態などは書類の記録には残るものの、公開の法廷には出てこないということになります。今後、正式裁判になった場合、公開の法廷で審理されますので、事件の実態や、事件に対する広告代理店側の受け止めかたが公開の法廷に出てくることになります。裁判所は社会的な影響が大きい事件だけに、公開の法廷で慎重な手続を取る必要があると判断したのでしょう。

■略式起訴を不相当とすることの「危うさ」

 今回の裁判所の判断に対しては、労働問題に取り組んでいる側からは称賛の声も聞かれます。私自身も、心情的には裁判所の英断だと思いたい反面、ある種の危惧も覚えます。

 本来、刑事裁判が公開の法廷で行われるのは、被告人が一方的で不当な裁判を受けることのないように、国民全体で裁判所を監視することが目的であると考えられます。被告人に世間に向けた説明をさせたり、まして被告人を見せしめにすることは、刑事裁判の本来の目的ではないでしょう。

 裁判所は今回の判断の理由を明らかにしていませんが、もし、判断の根底に、公開の裁判にかけることを一種の制裁としたいという思惑があるのであれば、刑事裁判の本来の目的を逸脱するのではないかという気がします。

■はたして罰則は労基法違反の制裁として機能しているのか

 むしろ、今回のことで課題として浮き上がってくるのは、「労働基準法違反に対する罰則があまりに低すぎる」という点ではないでしょうか。

 今回の事件では、社員の方が亡くなるという痛ましい結果が起きてしまいました。また、違法な長時間労働が常態化していたという会社の体質も指摘されています。このような事件の内容にもかかわらず、略式手続で処理される程度の罰則しか予定されていないというのは、少々違和感を覚えます。

 罰則の引き上げは、様々な要素を考慮して慎重に検討される必要がありますが、それでも、企業に対する罰則として「30万円以下の罰金」しか予定されていないというのは制裁として小さすぎるように思います。

 企業が守るべきルールを定める他の法律、例えば独占禁止法や金融商品取引法などが違反行為に対して高額な罰金・課徴金を予定しているのと比較すると、あまりにも低い金額です。

 特に大企業からすると、刑罰を受けることに「見せしめ」以上の不利益はないでしょう。刑罰が見せしめにすらならないような本物のブラック企業の場合、もしかすると何の歯止めにもならないかも知れません。

 長時間労働は社員の健康に悪影響を及ぼすだけでなく、企業の生産性に必ずしも貢献していないというデータもあります。労働基準法違反に対しては、まずは法を厳格に適用することに加え、罰則の引き上げも検討される必要があるのではないかと考える次第です。


http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/645.html

[政治・選挙・NHK229] 安倍政権は事実上の「死に体内閣」! 
安倍政権は事実上の「死に体内閣」!
http://79516147.at.webry.info/201707/article_309.html
2017/07/21 13:56 半歩前へU


▼安倍政権は事実上の「死に体内閣」!


 ワイワイ騒ぎ立てるだけで、物事は何も進まない。

 目の前に「現実」を突き付けられた時、ハタと気付く。「受け皿」はどうする?と・・・。

 安倍政権は内閣支持率がついに20%台に突入した。事実上の「死に体内閣」だ。

 そのあとどうするか、である。ここが日本の一番つらいところだ。

詳しくはここをクリック
http://79516147.at.webry.info/201707/article_308.html


安倍政権を倒した後がいない 日本の不幸!
http://79516147.at.webry.info/201707/article_308.html
2017/07/21 13:46 半歩前へU


▼イザとなったら、人がいない 日本の不幸!


 政治家なら勝負時を違(たが)えてはならない。岸田文雄はリーダーの器ではなかった。勝負すべき時に勝負ができなかった。これで岸田の目は永遠に消えた。

 安倍晋三は政権発足以来、いま、最大の逆風に見舞われている。森友疑惑、加計疑惑から必死で逃げ回っている。それにも拘らず、次から次へと疑惑に関する新情報が飛び出し始末だ。

 絶体絶命の安倍晋三は崖っぷちに立たされた。うしろは断崖絶壁だ。追い詰めたのは野党ではない。東京新聞であり、日刊ゲンダイだ。そこに毎日新聞と朝日新聞が助っ人として駆け付けた。

 この騒ぎに朝から“昼寝”をしていた国民までが目を覚まし、官邸のおかしな動きに気付いた。安倍が唯一の頼りとしている内閣支持率が一斉に急落した。

 慌てた安倍は閉会中審査に「出る」と自分から言い出した。沖縄の元知事の県民葬にも参列したいと言い出した。動転している証拠である。

 岸田や石破茂にとっては「最後のチャンス」だ。ところが石破はお題目を並べるだけで腰が引けたまま。岸田は安倍の要請を受け入れ政権を支えると言った。

 2人とも愚かとしか言いようがない。首相になるのが夢だったのではないか?だったらなぜ、戦いののろしを上げないのか?安倍の矛盾、不誠実、ゴマカシを国民に問いかけないのか?

 やはりダメな奴はどこまで行ってもダメだ。石破はこれが4度目のチャンスだ。もう後がない。すべて腰砕け。不甲斐ない男だ。これもリーダー失格だ。

 では一体誰が安倍晋三を叩きのめすのか?彼に代わって政権を担当するのか?時は待ってくれない。民進党?共産党? これらが安倍政権と交代すると本気で思う人がいるか? 彼らが、今すぐ政権を担えるか?待ったなしだ!

 だったら誰だ? 日本の「最大の不幸」がここにある。イザとなったら、人がいないのだ。

*****************

 時事通信によると、岸田外相は21日の閣議後の記者会見で、安倍首相と20日夜に会談した際に、「安倍政権を支える」考えを伝えたことを明らかにした。

 岸田氏は「党にとっても政権にとっても厳しい状況にある中、政権を支えなければならない。その考えは変わっていない」と語った。


http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/467.html

[原発・フッ素48] また住民破れる!伊方3号機差し止め認めず 
また住民破れる!伊方3号機差し止め認めず
http://79516147.at.webry.info/201707/article_311.html
2017/07/21 17:26 半歩前へU


▼また住民破れる!伊方3号機差し止め認めず


 原発に関する裁判は判決が出る前から答えが分かっている。例え地裁で住民の訴えが認められても最後は「×」バツがつく。これが日本の裁判所だ。

 国策が絡む裁判は、「国の意向」が最優先される。司法の頂点である最高裁長官は首相が任命する仕掛けになっているからだ。ゴマする以外は長官になれない。三流国家たるゆえんだ。判決を聞く度に腹が立つ。

********************

伊方3号機差し止め認めず

 共同通信によると、
 四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転を禁止するよう県内の住民らが申し立てた仮処分について、松山地裁(久保井恵子裁判長)は21日、却下する決定をした。

 4カ所で申し立てられた仮処分のうち、今年3月の広島地裁決定に続いて運転差し止めを認めなかった。

 ほか3カ所の仮処分は、広島地裁に申し立てた住民側が広島高裁へ即時抗告したほか、大分地裁と山口地裁岩国支部で審理が続いている。



















http://www.asyura2.com/17/genpatu48/msg/443.html

[政治・選挙・NHK229] 安倍首相はもはや「終わり」から逃れることはできない 日本外交と政治の正体(日刊ゲンダイ)
 


安倍首相はもはや「終わり」から逃れることはできない 日本外交と政治の正体
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/209909
2017年7月21日 孫崎享 外交評論家 日刊ゲンダイ 文字お越し


  
   不支持の最大の理由は「安倍首相をを信頼できない」/(C)日刊ゲンダイ

 安倍首相に「近しい」といわれる山本一太・参院予算委員長は自身のブログでこう書いた。

〈新幹線で尾身朝子衆院議員と2人で話をした。内閣不支持率が5割近くになると、地元の『逆風体感指数』は一気に跳ね上がる。朝子さんも苦労している様子だった。あちこちで厳しい言葉を浴びせられたとのこと。安倍政権を取り巻く状況は、思った以上に深刻だ。〉

〈番組(自身の番組「直滑降ストリーム」)へのアクセス(視聴率)がいつもより3割も少なかった。(ガクッ)〉

 時事通信の世論調査によると、安倍内閣の支持率は29.9%、不支持率は48.6%だった。今やほとんどの世論調査で、「不支持」が「支持」を上回っている。安倍政権の「終わりの始まり」は国民の予想以上に早いスピードで進んでいるようだ。

 安倍政権は、この流れを食い止めることができるのかといえば、かなり至難の業である。不支持の最大の理由が〈安倍首相を信頼できない〉という、首相自身の問題となっているからだ。時事通信の調査では〈信用できない〉は実に67.3%にも達する。

 信頼されなくなった最大の理由は加計問題に対する安倍首相の発言にあるのは言うまでもない。

 衆参両院の閉会中審査に出席した前川喜平前文科次官は、昨年9月、和泉首相補佐官に呼ばれ、「総理が言えないから私が言う」と学部新設の早期対応を直接要請された――と証言した。「(行政が)ゆがめられたと感じているのは規制緩和の是非ではなく、特定事業者がどう決まったかだ」とも指摘し、国民世論はこの前川発言に圧倒的な信頼を寄せている。この状況下で、今さら安倍首相が国会で説明しても国民不信は容易に払拭できないことは明らかだ。

 こうなると、自民党議員はどう動くのか。政治家の関心は次回の選挙で当選するか否かである。これまでは「安倍1強」に従っていれば当選確実と思われていたが、今は違う。今や自民党議員は地元で厳しい批判にさらされ、山本参院議員のいう「逆風体感指数」を肌で感じている。石破茂前地方創生担当相に加え、岸田文雄外相までもが憲法9条改正とアベノミクスに異論を唱え始めた。党内でも「安倍おろし」の幕が開いたのである。







http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/468.html

[国際20] トランプ氏、ロシア疑惑で恩赦検討との報道 民主党議員は「非常に憂慮」(AFP)
米首都ワシントンのホワイトハウスで演説するドナルド・トランプ大統領(2017年7月17日撮影)。(c)AFP/Olivier Douliery


トランプ氏、ロシア疑惑で恩赦検討との報道 民主党議員は「非常に憂慮」
http://www.afpbb.com/articles/-/3136580
2017年07月21日 18:36 発信地:ワシントンD.C./米国


【7月21日 AFP】米上院情報特別委員会(Senate Intelligence Committee)のマーク・ワーナー(Mark Warner)副委員長(民主党)は、昨年の米大統領選に対するロシアの介入疑惑の捜査をめぐり、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が、捜査が及ぶ可能性のある側近らの恩赦を検討しているとすれば「非常に憂慮すべきことだ」と述べた。

 米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)の20日付の記事によると、元連邦捜査局(FBI)長官のロバート・モラー(Robert Mueller)特別検察官が指揮する捜査に関連し、トランプ氏が「側近や家族、さらにトランプ氏自身を恩赦する大統領の権限」について顧問らと相談しているという。ワーナー副委員長の発言はこの報道を受けたもの。

 同紙が複数の匿名の情報筋の話として伝えたところによると、トランプ氏の弁護士らは「捜査の封じ込め」を試み、「彼(ミュラー氏)の仕事を妨害」するため、ミュラー氏にとって潜在的に利益相反になると疑われる事例を収集しているという。

 ワーナー副委員長は声明で、2016年の大統領選に対するロシアの介入は「われわれの民主主義への攻撃だ。上院情報特別委員会とミュラー特別検察官は共に、ロシアとトランプ陣営に関連を持つ人物らの間に何らかの協調関係がなかったかどうかを現在調べているところだ」と述べた。

 ワーナー副委員長は「今まさに捜査が行われているこの早い段階でトランプ氏が恩赦を検討している可能性があるということは、非常に憂慮すべきことだ」と批判。「(ロシア疑惑に)関わっていた可能性のあるいかなる人物に対しても、恩赦すれば一線を越えることになる」とけん制した。(c)AFP


http://www.asyura2.com/17/kokusai20/msg/127.html

[政治・選挙・NHK229] 加計孝太郎には触らせない、と自民党! 
     左:安倍首相 ©文藝春秋/右:加計理事長 ©共同通信社



加計孝太郎には触らせない、と自民党!
http://79516147.at.webry.info/201707/article_312.html
2017/07/21 17:49 半歩前へU


▼加計孝太郎には触らせない、と自民党!


 加計疑惑をめぐり、安倍晋三が出席する集中審議が24日に衆議院で、25日に参議院で行われることが正式に決まった。(敬称略)

 参考人として首相補佐官の和泉洋人らを呼ぶことで合意したが、加計学園理事長の加計孝太郎については自民党が拒否した。

 加計孝太郎は腹心の友(安倍晋三の発言)で文字通り加計疑惑の主役の一人だ。どうして呼ばないのか?彼が出ると何か不都合なことでもあるのか?聞かれてまずいことがあるのか?

 自民党は森友疑惑で籠池泰典を参考人どころか証人喚問したではないか。あの時の強引さはどこへ行ったのか?森友学園ではやれたことが、加計学園ではできないのか?

 誰に気を使っているのか? 安倍晋三に気づかいは不要だ。不正がバレルのが恐いのだ。楽屋裏をバラされるのが嫌なのだ。それならそうとハッキリ言ったらいい。

 政府も、自民党も、安倍晋三一人のために翻弄されている。



首相出席審議 自民、加計理事長招致は拒否
動画→https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20170721-00000025-nnn-pol
7/21(金) 12:35配信 NNN

 加計学園の問題をめぐり、安倍首相が出席する集中審議が24日に衆議院で、25日に参議院で行われることが正式に決まった。

 与野党は、参考人として和泉首相補佐官らを呼ぶことでは合意したが、一方で、加計学園の加計孝太郎理事長については自民党が拒否した。

 これについて自民党側は、「獣医学部新設に向けた行政手続きが問題になっているので、今回の答弁メンバーで十分解明できる」と主張しているが、民進党は批判している。

 民進党・山井国対委員長「疑惑隠し以外の何ものでもないと思います。加計問題が問題になってからも、半年たっても加計孝太郎さんは全く一言も発言をされていない。やはりそのことは国民の多くも疑問に思っている」

 また集中審議は、衆議院で5時間、参議院で4時間45分、行われることが正式に決まった。今回、焦点となった与野党の時間配分は、衆議院で与党3、野党7となっている。

 民進党は、参議院で蓮舫代表が質問に立つ。最初から加計学園ありきで検討が進み「行政がゆがめられた」として、その経緯をただしていく考え。また、防衛省の日報問題についても追及する方針。

 一方、安倍首相は、獣医学部の新設がなぜ必要だったかを訴えるとともに、加計学園のために自ら働きかけていないことを説明する考え。

 どこまで国民が納得できる説明ができるのか。安倍政権の行方を左右することになる。

























http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/469.html

[戦争b20] 日本海に北朝鮮潜水艦が航行 米報道、監視を続ける( Sputnik)

日本海に北朝鮮潜水艦が航行 米報道、監視を続ける
https://jp.sputniknews.com/asia/201707213908386/
2017年07月21日 12:01 Sputnik


米CNNテレビは20日、朝鮮民主主義人民共和国の「ロメオ級潜水艦」(1800トン)が48時間連続で、本国から約100キロ離れた日本海で活動していると複数の米国防当局者の話として伝えた。北朝鮮の潜水艦がこれほど離れた海域を航行するのは異例で、米韓両軍は警戒を強めている。共同通信が報じた。

米CNNテレビは20日、朝鮮民主主義人民共和国の「ロメオ級潜水艦」(1800トン)が48時間連続で、本国から約100キロ離れた日本海で活動していると複数の米国防当局者の話として伝えた。北朝鮮の潜水艦がこれほど離れた海域を航行するのは異例で、米韓両軍は警戒を強めている。共同通信が報じた。

先に北朝鮮は新発射実験を準備していると米国情報機関の関係者の発表を基に、CNNが報道した。


http://www.asyura2.com/17/warb20/msg/630.html

[戦争b20] ロシアの第5世代戦闘機 「神経系」を装備(Sputnik)

ロシアの第5世代戦闘機 「神経系」を装備
https://jp.sputniknews.com/russia/201707203903892/
2017年07月20日 18:53(アップデート 2017年07月20日 19:58) Sputnik


ロシアの「先端技術研究基金」が、次世代戦闘機「PAK FA(T-50)」などに装備されると予想されている航空機の「神経系」を初めて発表した。

このシステムは航空機の構造に関する状態を、生物の神経系の働きと同じ原則に基づいて監視するものだ。

このシステムを説明するために、「先端技術研究基金」は複合材料で製作された「PAK FA」の模型を発表した。この模型では例えば、主翼を折りたたむなどの変形時に生じる外部への影響がすべてモニター画面に表示されるため、これによって欠陥の種類が特定できる仕組み。

航空機に「神経系」を装備することにより、機体のメンテナンスと修理にかかる費用を削減することができる。このシステムを使うことで地上の整備スタッフは機体の技術的状態を最大限正確に評価することができるため、高額につく定期点検を行わなくても実際の状態に応じて機体を整備することが可能になる。現在は故障の正確な早期発見システムがないため、機体の点検は定期的に行われている。


http://www.asyura2.com/17/warb20/msg/631.html

[政治・選挙・NHK229] “こんな人たち”の復讐劇 反安倍クーデターのノロシ上がる(日刊ゲンダイ)
 


“こんな人たち”の復讐劇 反安倍クーデターのノロシ上がる
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/209895
2017年7月21日 日刊ゲンダイ 文字お越し


  
   長らく続いた「安倍1強政治」、明らかに潮目が変わった(C)日刊ゲンダイ

 ボロボロだ。20日の定例会見で菅官房長官は、追い詰められ、追い込まれ、苦しい弁明を繰り出すしかなかった。

 南スーダンPKOの日報の「非公開」を稲田防衛相が了承したとされる“隠蔽疑惑”。菅は、「徹底した調査が必要だ」と答え、特別防衛監察の調査対象にこの一件も含まれると明言せざるを得なくなった。まとまった報告書で、事務方は処分しても、調査対象外の政務三役は責任回避する手はずが狂った。

 そのうえ、山本地方創生相が国家戦略特区による獣医学部新設が決まる2カ月前に「加計学園が事業者」と獣医師会に伝えていたとされる疑惑も発覚。菅はこれについても「山本氏がきちんと説明する」と言わざるを得ず、いつもの「あたらない」「問題ない」で擁護することはできなかった。

 週明けに安倍首相出席の集中審議を控え、国民から厳しい視線が注がれている手前、ゼロ回答はイメージが悪い。次々出てきた不都合な疑惑に、菅は苦渋の表情だ。

 長らく続いた「安倍1強」政治は、明らかに潮目が変わった。政権を取り巻くありとあらゆる状況が逆回転している。

 都議選惨敗と支持率急落がその象徴だが、ひとつのきっかけは、秋葉原で「こんな人たち」と指さして侮蔑した、安倍のあの傲慢な態度にある。まがりなりにも国民の一員なのに、意見が違う、逆らうヤツらは「こんな人たち」扱い。もっとも、その思想は、安倍政治のすべてに通じている。

■絶対王政の支配層と下僕

 周囲を身内で固め、政府と国民との関係を、民主主義のなかった中世貴族社会の絶対王政のような支配層と下僕の関係に貶めた。それは、立憲主義を否定し、黒を白と言い張り、独裁国家さながらだ。しかし、そんな恐怖支配が4年半も続けば、抑圧された人々の我慢も限界である。

 稲田と山本の両大臣を窮地に追い込むリーク情報は、責任と処分を押し付けられる現場の陸上自衛隊の反乱であり、お友達に利益を付け替えるご都合主義を「規制改革」だとアピールすることで、守旧派のレッテルを貼られた獣医師会の反発が根っこにある。文科省から内部文書が次々流出したのだってそうだ。つまり、虐げられてきた「こんな人たち」の復讐劇が始まったのである。

 上智大教授の中野晃一氏(政治学)はこう言う。

「民主党政権は『官僚を使いこなせなかった』と言われました。それを受け、『決められる政治』を行うとして登場した安倍政権は、『官僚をうまく使いこなしている』と言われてきた。しかし、一連の失態で、それがいかに空疎なものだったのかが明らかになりました。安倍政権は官僚を使いこなしていたのではなく“私物化”していたのです。防衛省の問題は深刻です。もともと上意下達の保守的な組織なのに、大臣があまりにヒドすぎて、現場が反乱を起こしているのが現状。文民統制が利いていないわけで、マズい状況です。それぐらい安倍政権は横暴が過ぎ、ボロが出てきてしまったということなのでしょうけれど」

  
   裏切りの連合(神津里季会長)(C)日刊ゲンダイ

あらゆる階層が「もう黙ってはいられない」と決起

 こうなると、安倍1強が続くとみて、迎合してきた連中の「わが世の春」は続かない。反安倍クーデターののろしが上がれば、政権もろともジ・エンド。しっぺ返しはもう始まっている。

 政治家としての素養を磨くわけでもなく、首相出身派閥という“温室”で遊んでいたチルドレンたち。「このハゲーー!」の豊田真由子衆院議員は、元秘書に告発され、傷害容疑で摘発の瀬戸際。いまだ表に出てこられない。重婚スキャンダルの中川俊直衆院議員は、2万円の政治資金パーティーという非常識な「おわびの会」が中止に追い込まれた。これらに続きかねないクズ議員が自民党にはワンサカいる。

「公平公正」を装いながら安倍に忖度してきたメディアもその実態が白日の下にさらされつつある。

 安倍と懇意の解説委員が政権スポークスマンを担うNHK。真っ先にスッパ抜いたはずの文科省文書で政権に都合の悪い部分を黒塗りしていたことがバレ、一番最初に行ったはずの前川前文科次官のインタビューがいまだ放送されていないことを、前川氏本人に暴露された。

 その前川氏を、出会い系通いのいかがわしい官僚に貶めようとした読売新聞は、記事に対して読者からの抗議が殺到したという。

■労働者の声を聞け!

 裏切りの本性があらわになったのは連合だ。政策実現のため、労働者のため、と詭弁を弄し、その実、やっぱり、支配階級側に付きたい労働貴族だったじゃないか。第2次安倍政権発足直後の2013年に官邸主導の「政労使会議」のテーブルに着いた時からその傾向が透けて見えたが、さすがに反対から百八十度転換した「残業代ゼロ法案」での合意には、ア然ボー然である。

 そんな連合に対し、労働者が牙をむいた。19日、連合本部前にデモ隊100人が結集。「残業を勝手に売るな」とシュプレヒコールを上げた。報じた朝日新聞によれば、参加者のひとりが「労働者に囲まれ、デモまでされる労働組合とは一体何なのか」と怒っていたというが、その通りだ。

 結局、傘下の労働組合からも批判が噴出し、神津里季生会長の退任と、政権との談合を進めた張本人である逢見直人事務局長への禅譲計画は引っ込めざるを得なくなった。

「連合は民進党の支持母体ですが、自民党政権が長期化する中で冷や飯が続き、政権との距離感の取り方が難しくなっていた。そんな中で、旧同盟系の右派と旧総評系の左派の対立があり、右派は共産党とも組む野党共闘に反対してきた。そこに楔を打ち込もうとしたのが安倍官邸です。逢見事務局長が菅官房長官に一本釣りされ、『残業代ゼロ法案』で暴走した。連合会館の前で抗議デモを受けたのには驚きましたが、『労働者の声を聞け』と批判されるのは当然です」(中野晃一氏=前出)

■この国を悪くしたのは誰だ

 経済産業省も反安倍クーデターにやられる口だ。安倍政権は別名「経産省内閣」と呼ばれてきた。経産省出身の今井尚哉政務秘書官が菅とともに官邸を牛耳ってきたからである。原発死守で東電や東芝救済も経産省の意向。霞が関人事にも口出しして好き勝手やってきた。

 本来、政府から独立しているはずの日銀も青ざめているはずだ。安倍政権と一体になって、破綻したアベノミクスを「道半ば」と言い続けてきたが、きのう、「物価上昇率2%」の達成時期をまた先送りした。実に延期は6度目だ。

 立正大名誉教授の金子勝氏はこう言う。

「実態はそうではなくても、安倍首相が『うまくいっている』と言うので多くは批判せず、目をつぶってきた。しかし、もはや上っ面さえも取り繕うことができないぐらいにさまざまな問題が噴出してしまった。こうなると、安倍1強が続くと思って、セルフコントロールしていた人たちが動きだす。文科省や防衛省に代表されるように政府内部からの反乱が起き、支持率が30%を割るまでに続落してくれば、黙っていた人たちも、『私も言わなくちゃ』という気になる。あらゆる階層で『反安倍』が大きな流れになってきました」

 安倍とお仲間連中が、特権意識よろしく、私利私欲、個利個略に走ってこの国を悪くした。お人よしな国民も、さすがにそのおかしさに気づいた。いよいよ大逆襲が始まったのである。








  



http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/470.html

[原発・フッ素48] 福島・サヤエンドウ出荷量は6割減(対事故前) (めげ猫「タマ」の日記)
福島・サヤエンドウ出荷量は6割減(対事故前)
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-asyuracom-2226.html
2017/07/21(金) 19:43:23 めげ猫「タマ」の日記


 福島を代表する春野菜にサヤエンドウがあります(1)。6月が出荷のピークです。東京中央卸売市場への6月の出荷量を見たら
 事故前(2010年6月) 189トン
 今年(2017年6月)   88トン
で6割減です。これは消費者が福島産についての正しい理解が進んだ結果であり当然の事です。
 福島を代表する春野菜にサヤエンドウがあります。6月は全国一の生産量を誇るそうです(1)。ただし福島全域で栽培されている訳ではないようです。以下に市町村別の生産量をしめします。


 ※(2)を集計
 図―1 福島のサヤエンドウ生産量

 図に示す通り伊達市・二本松市・須賀川市・田村市で大部分が生産されています。以下に位置を示します。


 ※1(3)の数値データを元に(4)に示す手法で7月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(5)による。
 ※3 相馬地方は(6)による。
 図−2 サヤエンドウ産地と相馬地方 

 図に示す通り福島のサヤエンドウ産地は元の避難地域に接するか1部が避難地域であり、国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(7)地域が事故7年目の今も広がっています。
 以下にサヤエンドウ産地の葬式数の推移を示します。


 ※1(8)を集計
 ※2 震災・津波犠牲者は(9)により、行方不明者を含み関連死を含まず。
 図−3 サヤエンドウ産地の葬式(死者)数

 図に示す通り、事故後に増加し 
 事故前 (2009年6月から10年5月)2,817人
 近々1年(2016年6月から17年5月)3,048人
で、8%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら0.3%です。偶然を言うには無理があります。
以下にモモやキュウリの主要産地ではない飯舘村を除く福島県相馬地方の葬式数を示します。


 ※1(8)を集計
 ※2 震災・津波犠牲者は(9)により、行方不明者を含み関連死を含まず。
 図−4 相馬地方(飯舘村を除く)の葬式(死者)数

飯舘村を除く相馬地方では
 事故前 (2009年6月から10年5月)1,434人
 近々1年(2016年6月から17年5月)1,436人
で、ほぼ0%で殆ど増えていません。
。飯舘村は避難地域におり、今も大部分は村民は村外でに避難しているので(10)で除外しました。 
 汚染され葬式が増えた地域で栽培されている福島産サヤエンドウに対する消費者の評価が気になります。以下に東京中央卸売市場への月別の福島産サヤエンドウの平均の出荷量をしめします。


 ※1(11)を集計
 ※2 2008年から17年の平均、ただし7月以降は16年まで
 図―4 福島産サヤエンドウの東京中央卸売市場への月別平均出荷量

 図に示す通り6月がピークです。
 以下に6月の東京中央卸売市場へのサヤエンドウの出荷量を示します。


 ※(11)を集計
 図―5 東京中央卸売市場へのサヤエンドウの出荷量

 図に示す通り福島産以外は少し増えていますが、福島産は
 事故前(2010年6月) 189トン
 今年(2017年6月)   88トン
で6割減です。
 以下に価格の推移を示します。


 ※(11)を集計
 図―6 サヤエンドウの取引価格

 事故前は全国平均に比べ福島産はやや高値でしたが、事故翌年の2012年からはずっと全国平均を下回っています。これは消費者が福島産についての正しい理解が進んだ結果であり当然の事です。

 以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。
 
 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※ 計算方法は(=^・^=)の過去の記事(12)による。



<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島を代表する夏の農作物にはキュウリやモモがあります(13)。こちらの産地もサヤエンドウ同様に汚染され、葬式が増えています。福島の皆様の反応が気になります。
 福島の農協の皆様が福島市と協力して九州方面に福島産モモの売り込みにったそうです(14)


 ※(14)を引用
 図―7 福島産モモのPRに行かれた福島の綺麗な女性

 福島はモモの季節です。福島のモモは福島のモモは一つ一つの美味しさが保証されているそうです(15)。福島県は福島産モモは「安全」だと主張しています(16)。でも、福島県福島市のスーパーのチラシには福島産モモはありません。


 ※(17)を引用
 図―8 福島産モモが無い福島県福島市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県福島市の皆様を見習い「福島産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)春 | ふくしまの野菜 | JA全農福島
(2)作物統計調査>市町村別データ>平成19年産市町村別データ>年次>2007年中の「6−3 野菜(果菜類) ⇒福島県⇒Excel」
(3)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成28年9月14日〜11月18日測定) 平成29年02月13日 (KMZ, CSV)」
(4)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2016年)
(5)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(6)相馬地方広域市町村圏組合
(7)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(8)福島県の推計人口(平成29年6月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(9)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(週1回更新) - 福島県ホームページ
(10)平成29年6月1日現在の村民の避難状況について - 飯舘村ホームページ
(11)東京都中央卸売市場-統計情報検索
(12)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(13)野菜・くだものカレンダー | ふくしまの旬果旬菜 | JA全農福島
(14)トピックス | JAふくしま未来
(15)フルーツを食す - 福島市
(16)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(17)イトーヨーカドー 福島店



http://www.asyura2.com/17/genpatu48/msg/444.html

[政治・選挙・NHK229] 安倍総理、閉会中審査に“逆転出席”の内幕(週刊新潮)
  
    丁寧な説明、できるかな
    


安倍総理、閉会中審査に“逆転出席”の内幕
https://www.dailyshincho.jp/article/2017/07211800/?all=1
週刊新潮 2017年7月27日号掲載


“雲隠れ”から一転――。

 加計学園の獣医学部新設問題などを追及する閉会中審査に、“疑惑の張本人”安倍総理が出席することが決まった。10日に開かれた同審査では、欧州への外遊中で出席せず、野党から不満が噴出していた。

 それでもなお、自民党国会対策委員会(国対)は、頑なに総理の出席を拒み続けていたのだが……。

 自民党担当記者の話。

「この展開には驚きましたね。総理出席が決まったのは13日ですが、昼の段階では野党との協議の中で、竹下さん(自民国対委員長)は『堂々巡りになるので、総理が出る必要はない』と、総理の出席を突っぱねていたんですよ」

 事態が急変したのは、そのわずか3時間後のこと。

「竹下さんは我々記者を国会の自室に呼び、『国対としては断ったが、総理が“自ら説明する意思がある”とお話しになったので、出席の方向で調整する』と。いったい何があったのか、我々も困惑していますよ」(同)

 この“逆転劇”には、自民党議員も首を傾げる。

「そもそも国対内では、総理出席の審査の開催は念頭にありました。野党が指摘するように、通常国会閉会後の記者会見で『丁寧に説明する』と総理自ら言っていましたしね。最初の審査の前の段階で、今月24日で検討はしていたんです」

 とはいえ、

「野党や前川さん(前文科事務次官)から、文書や音声など、加計問題がらみでこれまで出たことのない新ネタが出てきたらさすがにまずい。というわけで、総理不在の審査を挟んで様子を見た。結果、目新しいものはなく、これなら大丈夫となり、本格的に日程調整を始めたんですよ」(同)

 与党幹部が嘆息する。

「安倍さんは、自らの意思で出席を決めた体(てい)にすることで、懐の深さを強調するつもりだったのが、世間には『党と官邸が噛み合っていないのでは』という疑念だけが生まれてしまった」

 かくして“印象操作”は、猿芝居に終わるのか。



















http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/471.html

[経世済民122] 深刻化する人材不足!IoT時代に向けたセキュリティー人材育成への取り組み(@DIME)
コンピュータ学科からスタートして約10年、変化する社会のニーズにあわせて京都産業大学ではカリキュラムをリニューアルすると説明する秋山豊和准教授。


深刻化する人材不足!IoT時代に向けたセキュリティー人材育成への取り組み
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170721-00010008-dime-bus_all
@DIME 7/21(金) 18:10配信


クラッキングやサーバー攻撃、ランサムウェアの脅威など、サイバー犯罪や事件が世界中で相次ぎ、サイバーセキュリティ対策に取り組む必要性が大きく高まっています。今やパソコンやスマホだけでなく、スマート化やIoT化が進む住宅や自動車、そしてビルや病院、発電所といった生活の場全体がターゲットになり、対策を担うセキュリティ人材の不足が指摘されています。そうした状況を打破するため、専門家育成に向けた動きが始まっていて、一部の大学ではカリキュラムの変更に取り組んでいるところもあります。

では、これからの時代に対応するセキュリティ教育とはどのようなもので、何を目指すべきなのか。6月23日に京都キャンパスプラザにそんな情報セキュリティ教育をテーマにしたシンポジウムが京都で開催され、10年以上セキュリティ教育に取り組んできた専門家らが集まり、熱い議論が交わされました。

■複数の専門コースを組み合わせて時代の変化に対応

シンポジウムを主宰した京都産業大学では、来年4月から情報理工学部をリニューアルし、これまで3つの学科に分かれていたコンピュータ理工学部を一つにまとめる動きを進めています。1つの学科で情報セキュリティやネットワークシステムなど10の専門コースを設置し、さらにコース単位ではなく学びたい科目を選択できるようにすることで、時代の変化にあわせた教育を行うとしています。

セキュリティコースを担当する秋山豊和准教授によると「データサイエンスコースと情報セキュリティコースを組み合わせて、未知の問題や危機を検知するシステムを構築する方法を学ぶことができ、必要な要項を満たせば卒業できる」とのこと。また、「1講師あたり学生6名という少人数制で、実践経験のある専門家を講師に招いている」と説明しています。

■状況にあわせて柔軟な対策を考える力が求められる

その講師の一人であるファットウェアの小林和真氏は、商業ビルや社会インフラをはじめとした制御システムのセキュリティ対策を検討するなど、豊富な経験を持つセキュリティ業界の第一人者。そうした立場から「インフラのスマート化やIoTの登場でセキュリティの必要性が重要になり、社会や生活を守るためにもセキュリティ人材育成はこれからの大きな課題」だと言います。

「ただし、セキュリティ対策といっても求められるスキルは多様で、状況の違いにあわせた柔軟な発想が求められる」とも。「たとえば、サーバーやパソコンなどのITセキュリティ対策と制御システムは考え方が真逆で、前者は問題があればシステムを止めて対応できますが、後者は施設が打撃を受ける可能性があるのでうかつに止められない。また、問題はどこにあるかを柔軟に考えられる想像力も大事になります。」

また、セキュリティ教育を行っているのは大学だけではありません。小林氏が顧問を務めるNPO組織の技術研究組合制御システムセキュリティセンター(CSSC)では、ビルやガス、火力発電など限りなく本物に近い模擬プラント室を設置し、実際に訓練ができる「サイバーセキュリティテストベッド CSS-Base6」という世界初の施設を運用し、専門家の育成に取り組んでいます。

■複雑だからこそ基礎知識が必須になる

セキュリティ教育の改革を進めるもう一つの大学に立命館大学情報理工学部があります。情報セキュリティ教育を担当する上原哲太郎教授からは、前年度から複数あった学科を1つにまとめ、専門領域6コースとグローバルコースを加えた7コースへと情報理工学部を再編したと紹介されました。

「いま最も求められているのがセキュリティ教育で、キャリアを中心にネットワークに近い業種からのニーズが高まっています。それに対し大学では、コンピュータやネットワーク、モバイルを基本から学んで基礎体力をつけてもらい、特にプログラミングはガチでやって、(セキュリティ問題については)生々しいところを見て憶えてもらうようにしています。」

カリキュラムは幅広く、システム構成やデザイン、マネジメント、言語処理系や人工知能、ビッグデータも含まれているとのこと。「情報系の学校はコンピュータサイエンス色が薄いところが多いのですが、うちは数学をやりながら暗号を学ぶなどあえてベタなところを抑えています。」

■スーパーマンを求めてはいけない

一方で課題としているのが、セキュリティの仕事の守備範囲が広すぎてとても大学では教えきれないということです。日本セキュリティネットワーク協会(JNSA)がまとめた情報セキュリティ知識項目”SECBoK”が昨年7年ぶりに改訂されましたが、それによると16もの役割に求められるスキルが400弱もあり、さらにそこへ現場で求められる莫大な技術や情報が加わることになります。

「特にセキュリティ対策は組織や目的にあわせた運用が必要になるので、大学で学ぶのは現実的に無理があります。そこで大学では割り切って、セキュリティマインドを持つエンジニアを育て、圧倒的な技術力で情報インフラを守る人になってもらうことを目指し、実務に近いものは社会に出てから学んでもらおうと考えています。」

■誘惑に負けないようにするには・・・

後半のパネルディスカッションでは、会場からの質問も交えながら、さらに具体的に必要とされるセキュリティ教育や人材のあり方について意見が交わされました。中でも興味深かったのは「圧倒的な技術力を持ち、攻撃方法も学んでいる学生に、倫理観も教えられるのか」という話でした。

上原教授は「授業はしているが、二十歳を超えた学生に教えるのは正直難しく、セキュリティのルールの考え方も状況によって変わるので、あとは個人を見るしかないと思う」と回答。小林氏は「優秀なのに就職が難しく、海外に比べて報酬も少なく評価されにくい状況がモラル低下につながる。まずはきちんと生活できるようにするのが大事」とコメントしています。

また、小林氏は「日本人は普段から安全に対してお金を払うという感覚に乏しいので、セキュリティにきちんとお金をかけるという感覚を持ちにくいので、そこもあわせて変えて行く必要がある」と指摘します。時代にあわせたセキュリティ教育が必要なのは大学だけでなく、むしろ一般人の我々のほうなのかもしれません。セキュリティに対する関心を広めるためにも、人材育成に力を入れることは重要だと考えさせられたシンポジウムでした。

文/野々下 裕子

@DIME編集部

http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/647.html

[経世済民122] 「住宅ローンのリミットは45歳」というのは本当か?(@DIME)
「住宅ローン完済」の実態調査では、住宅ローン完済までの期間は平均13.7年。そして9割が繰り上げ返済で完済している。


「住宅ローンのリミットは45歳」というのは本当か?
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170721-00010002-dime-bus_all
@DIME 7/21(金) 7:11配信


マイホームが欲しいと思ったら、同時に考えるのが住宅ローン。しかし完済までどれくらいかかるのか、そもそも何歳までがリミットなのかは気になるところ。

不動産情報サイト アットホームが2014年、住宅ローンを完済した子あり既婚男性サラリーマン320名に対して行った「住宅ローン完済」の実態調査では、住宅ローン完済までの期間は平均13.7年。そして9割が繰り上げ返済で完済している。

リミットは、退職のことを考えると、45歳くらいまでという説がある。果たして本当なのか。ファイナンシャルプランナーに聞いた。

■住宅ローンは45歳がリミットは本当か?

住宅ローン契約のリミットはいつまでなのか。よく45歳がリミットといわれるが、これについてファイナンシャルプランナーの町田萌さんは次のように答える。

「基本的に、人それぞれの事情を総合して判断すべきと考えています。それを踏まえた上でお答えすると、平均を取り、無難な返済を考えるのであれば45歳までが住宅ローン契約のリミットかもしれません」

町田さんによれば、「45歳までが住宅ローン契約のリミット」の根拠は次の3点が考えられるという。

(1)80歳以降は団体信用生命保険(※)に加入できないため、80歳が完済の上限であり、35年ローンを組む場合には45歳がリミット。

「この理由だけで考えれば、返済期間を短くする、繰り上げ返済を視野に入れるなどの対策により、この問題は解消できます」

※住宅ローンを組んだ人が死亡または高度障害状態になったときなどに、その保険金で住宅ローンを返済する生命保険のこと。

(2)住宅ローンの返済期間の平均を約13〜14年とする場合(アットホームの調査を参考)、退職して年金生活に入る65歳より前に完済できる45歳がリミット。

「これについては見落としがちなポイントがあります。将来的に65歳が定年退職の年齢であるとは限らないことです。むしろ、そう遠くない将来に年金受給年齢が遅くなっていき、定年退職が70歳以降になると考えられますが、老後のお金の話になると、途端にこの視点が抜け落ちるケースが少なくないと感じています。数十年先であるため、非常に不確定です」

(3)定年が近くなるにつれて、銀行の審査が通りにくくなる

「銀行の住宅ローンの審査では、今現在の定年退職年齢を前提に審査されます。配偶者の収入状況などによっても異なりますが、(1)の問題もあり、45歳が一つの分岐点になるようです」

そして町田さんは次のように補足する。

「(1)と(2)から考えれば、絶対的に45歳までが住宅ローン契約のリミットであると断言はできないでしょう。また、個々の事例により、必ずやリミットを超えることができないことはないと考えます。『45歳がリミット』というのはあくまで目安と考えていいと思います」

■繰り上げ返済を見越して住宅ローンを契約してもいいのか

ところで、アットホームの調査では、多くの人が繰り上げ返済で完済しているが、そもそも繰り上げ返済を見越して契約するのはありなのだろうか。

「確かに、住宅購入時の年齢やその他、個人の状況により、繰り上げ返済を前提に返済計画を考えざるを得ないケースもあるとは思います。ただ、住宅ローン契約時に繰り上げ返済を前提に審査されることはないと思います。

つまり、個人的に繰り上げ返済を見越して住宅ローンを組むのは結構ですが、銀行との取り決めによって、繰り上げ返済を見越した住宅ローン契約を交わすことはむずかしいでしょう。もし銀行の審査が通っても、繰り上げ返済が予定通りいかなかったときのリスクも考えておいたほうがよいと思います」

■共働き世帯・独身世帯の住宅ローンの賢い組み方

そこで町田さんに、住宅ローンを賢く組む方法を、世帯別に教えてもらった。

●共働き世帯

「夫婦ともに扶養に入らず働いているのであれば、ペアローンを組むのも一つの手です。これは一つの物件に対して、夫婦がそれぞれの名義で一つずつ住宅ローンを契約して借り入れを行うものです。夫婦ともに収入があるのであれば、それぞれの借入額に応じて『住宅ローン控除』が適用されるため、単独名義で住宅ローンを組むよりも住宅ローン控除の額がトータルで大きくなります。

ただし、注意点が2つあります。(1)収入がなくなると住宅ローン控除が使えなくなるため、借入時の収入が今後も続くかどうかを検討する必要があること。(2)万が一配偶者が亡くなった場合、団体信用生命保険の対象となるのは配偶者名義の住宅ローン残高のみであるため、夫婦の借入比率を考える、生命保険に加入するなどの対策が必要であることです。」

●独身世帯

「個人的な意見として、独身で持ち家を購入することは収入が高くない限りはお勧めしません。収入が高ければ、住宅ローン控除による節税を見越した借り入れを一考する価値はあるでしょう。そもそも、独身世帯は住宅ローンの審査が厳しく、収入や自己資金がある、勤め先の倒産リスクが低い(大手企業であるなど)の場合でないと、住宅ローンの借り入れそのものがむずかしいのが現実です」

■住宅ローン契約前に考えておきたいこと

町田さんは、住宅ローン契約前に次のことを考えておくこともアドバイスする。

「そもそも住宅ローンを組んでまで持ち家が必要なのか、熟考するべきだと思います。

賃貸Vs.持ち家と論じられるようになって久しいですが、ライフスタイルが多様化した今の時代、マイホームを持つことが必ずしも最終目標である時代ではないと個人的には考えています。

賃貸も住宅ローンを組んで手に入れた持ち家も、総合的な金額は大差ないですし、それぞれにメリット・デメリットがあります。その中でも、賃貸にはない持ち家の大きなデメリットが、将来的な空き家や街のゴーストタウン化による諸リスク(買い物難民など)です。

それらを考慮せず、安易に夢のマイホームと飛びつくのは危険。『夢のマイホーム』という考え方に踊らされず、現実的な将来を見据えることをお勧めします」

(取材協力)
町田 萌さん

取材・文/石原亜香利

@DIME編集部

http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/648.html

[政治・選挙・NHK229] 政治の有り様が、自分の考えと全く違ったものだったら、本当に幸せになれるのだろうか。(永田町徒然草)
    


政治の有り様が、自分の考えと全く違ったものだったら、本当に幸せになれるのだろうか。
http://www.liberal-shirakawa.net/tsurezuregusa/index.php?itemid=1865
17年07月21日 永田町徒然草


今週の初めに、防衛大臣は日報の存在を非公表とするのを了承したという報道が、各紙で流れた。最近では異例のことであるが、各紙が政府の複数関係者の情報源と言っているところを見ると、ほぼ間違いないと見てよい。テレビ各局の報道振りを見ていると、各局とも同じように見ている。それにつけても、この問題についても、稲田防衛大臣の表情はまるで死んでいるようだ。私に言わせれば、これだけでも稲田防衛大臣は即刻辞任すべきである。防衛大臣とは、そういう大臣なのだ。

それから少し遅れて、山本幸三地方創生大臣の獣医師政治連盟との会談録が、獣医師政治連盟から発表された。山本大臣は言多く反論しているが、誰も彼の弁解を信用していない。テレビの論評は、どこもそうだ。それが、普通の判断だ。安倍首相は、二人の筋の通らない弁明を根拠に「自分は加計問題に一切関与していない」と強弁するつもりなであろうが、それは、虚しい試みとなるであろう。止めた方が良い。

今日正午のNHKニュースでは公平を装って、国会審議で審議を明らかにして欲しいと言っていたが、いつまで安倍様のNHKを貫くつもりなのか。いい加減にせい、と言いたい。これを機会に、国民は、わが国のマスメディアのあり方を根底から見直す努力をしなければならない。これは、政治を真面まともなものにするために、絶対に必要なことである。皆で努力する必要がある。

この土日の政治報道番組が、来週の予算委員会・閉会中審査について、どう報道するか。当日、野党がどういう追及ぶりを見せるかが、当面の政治の焦点だ。政治は、いつも動いている。国民の力で動かせるのだ。いや、動かしていかなければならないのだ。私は、いつもそういう考えで行動してきた。自分の住む国の政治の有り様が、自分の考えと全く違ったものだったら、私たちは本当に幸せになれるだろうか。

今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。



http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/473.html

[国際20] トランプに「英語を話さない」と言われた昭恵夫人、米でヒーローに(ニューズウィーク)
今年2月、フロリダ州のマールアラーゴでトランプ夫妻を夕食を共にした安倍夫妻 Carlos Barria-REUTERS


トランプに「英語を話さない」と言われた昭恵夫人、米でヒーローに
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/07/post-8025.php
2017年7月21日(金)16時00分 ジュリア・グラム ニューズウィーク


<G20の夕食会で隣りに座った安倍昭恵夫人が「ハローさえ言わない程」だったと言ったトランプはアメリカでバッシングを受け、昭恵を「英雄視」する声に押され気味>

今月ドイツ・ハンブルグで開催された20カ国・地域(G20)首脳会談後の7日の夕食会で、ドナルド・トランプ米大統領は、隣の席に座っていた日本の安倍昭恵・首相夫人が「英語を全く話さなかった」と発言したため、異論が噴出している。

7月19日付のニューヨーク・タイムズ紙のインタビューでトランプは、昭恵が「『ハロー』も言わないほど」英語を話さなかったので、世界の首脳とそのパートナーが親交を深め合った2時間近くの間、昭恵との間には会話がまったく欠けていた、と話した。トランプによれば、夕食会そのものは和やかに進行したが、コミュニケーションは困難だったという。

「日本語の通訳が1人いたが、もしいなかったらもっと(会話は)大変だったろう」と、トランプは話す。「それでも彼女はとても素敵な女性で、夕食会は楽しかった。すべてはうまく行った」

だが、問題が1つ。昭恵は本当は英語を話せるはずだ、ということだ。

インタビューが掲載された翌日、ある動画がネット上で拡散された。2014年にニューヨークで開催された国際シンポジウムで、昭恵が日本の海洋環境について基調スピーチをする様子が映っている。昭恵は15分間のスピーチを読み上げ、笑顔で一礼し、「サンキュー」と締めくくっている。

■「昭恵が英語を話せないはずはない」の根拠

動画が拡散され、ジャーナリストがトランプの主張に反論するにつれ、昭恵を「英雄視」する人々も現れた。

ニューヨーク・タイムズの東京支局長モトコ・リッチは、トランプの発言を「見当違い」とツイート。ニュースサイト「デイリー・ビースト」の記者、スペンサー・アッカーマンは、夫の安倍晋三首相がかつて米議会で英語で演説したことから、「妻の昭恵も『ハロー』くらいは知っているはず」と書いた。極めつけに、英ガーディアン紙のコラム二スト、ジェシカ・バレンティが、「トランプとの会話を避けるために、2時間近く英語を話せないふりをした」、という自説を展開した。

夕食会の席上、昭恵とトランプの間で本当に何があったかはわからないが、その間、トランプは席を立ってプーチンと1時間近く話し込んでいる。非公式で友好的で、安全保障上の慣習に反してアメリカ側の通訳も挟まないお喋りだった。

プーチンとの会話を「密談」と批判されたトランプは、昭恵夫人とほとんど話せなかったのを彼女の英語のせいにしようとしているのかもしれない。



http://www.asyura2.com/17/kokusai20/msg/128.html

[政治・選挙・NHK229] 辻褄が合う。加計問題で「京産大」が締め出された不可解な理由 新恭(まぐまぐニュース)


辻褄が合う。加計問題で「京産大」が締め出された不可解な理由
http://www.mag2.com/p/news/257877
2017.07.21 新恭(あらたきょう)『国家権力&メディア一刀両断』 まぐまぐニュース


下げ止まりを見せない政権支持率から、ついに24日の閉会中審査に出席する道を選んだ安倍首相。14日には加計学園と同じく獣医学部新設を目指すも断念した京産大が会見を開き、官邸による圧力を否定しましたが、国民の納得を得られるまでには至っていません。これまで同学園の問題点を指摘し続けてきたメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』の著者・新 恭さんは、改めて「加計学園ありき」で進められたとしか思えない官邸・内閣府の巧妙な手口を紹介するとともに、今後予想される権力サイドの出方、そしてその行き着く先について私見を記しています。

加計問題で沈黙を破った京産大の無念

加計学園問題について沈黙を守っていた京都産業大学が、獣医学部新設を断念する方針を記者会見で明らかにした。

安倍首相は国家戦略特区で2校でも3校でも獣医学部をつくると豪語していたのに、京産大はなぜ早々と諦めるのだろうか。

獣医師がペットの病院など儲かる分野に偏在し、総数としては足りている現状からみて、加計学園の獣医学部ができれば、参入の余地はないと認識しているからなのか。

断念の理由を問われた黒坂光副学長はこう語った。

今年1月4日の告示で、平成30年4月の設置になり、準備期間が足りなかった。その後、加計学園が申請することとなり、2校目、3校目となると、獣医学部を持っている大学は少なく、教員も限られているので、国際水準の獣医学教育に足る十分な経験、質の高い教員を必要な人数確保するのは困難と判断した。

限りある獣医学教員の中から、加計学園が好条件でスカウト活動を進めており、教員不足による既存獣医学部の教育レベル低下が懸念されている。

確かに、獣医学部新設の目標を持つこと自体、現実的でないのかもしれない。だが、記者会見で語られたことが全てなのか。

いわゆる「加計ありき」によって不公平な扱いを受けたのではないか、意図的に排除されたと思わないかなどと、メディアから感想を求める質問が京産大にひっきりなしに押し寄せていたことだろう。

京産大は2010年に総合生命科学部を開設し、11人の獣医師の教員を採用。ライフサイエンス研究を中心に、2015年には「Nature」への論文掲載で私大ナンバー1となっている。

それだけに、同大学関係者の悔しさが想像される。その思いは「創薬に強いライフサイエンス系の獣医学部を作る構想は自負するところがある」という会見での発言にこもっていた。

「開設の時期が私たちには十分ではなかった」と、急に示された30年4月開校という条件を断念の理由として強調したのも、しっかりと提案の中身を見て欲しかったという気持ちの裏返し、かもしれない。

開設の時期が「京産大外し」につながった認識は? という質問に対しては、「それはありません」ときっぱり否定した。

京産大のいわば大人の対応を、安倍官邸は幕引きをはかるのにプラス材料と見ているかもしれない。だが、国民に広がるモヤモヤはいっこうに晴れない。

疑惑の核心は、官邸、内閣府の後押しによって早くから準備を進めていた加計学園だけが間に合うよう、平成30年4月開学という時期を設定し、四国にしか獣医学部を新設できないような条件を加えて、京産大を閉め出したのではないかということだ。

京都府と京産大が昨年3月に獣医学部新設を提案し、国家戦略特区ワーキンググループのヒアリングを受けたのは同じ年の10月17日のことだった。

八田達夫座長はその席上、「非常に説得的な話だ」と、京産大のプランを評価した。

ところが、前川喜平・文科省前事務次官の証言によると、この年の10月中旬に、和泉総理補佐官から呼び出しがあり、加計学園の獣医学部新設の手続きを早く進めるよう要請されたという。

和泉総理補佐官はそれ以前の同年9月上旬にも前川前次官を執務室に呼び「総理は自分の口からは言えないから私が代わって言うのだ」と、強い働きかけをしている。

つまり、京産大へのヒアリングが行われていたころには、すでに官邸における結論は出ていたということだ。

レールはその前年、2015年に敷かれた。

この年、愛媛県と今治市は国家戦略特区による獣医学部新設を内閣府に提案した。ワーキンググループのヒアリングを受けたのは同年6月5日と、12月10日の2回である。

6月5日の最初のヒアリング時点では、八田座長のシビアな発言が目立っていた。

今治ということの理由づけは何なのでしょうか。感染症対策の専門家が欲しいのであれば…待遇を改善するなり、全国どこの大学だろうと使える獣医奨学金というものをつくって、将来愛媛県庁に来たらチャラにしてあげますという仕組みをつくったほうがよほど簡単な気がするのです。

議事録を読む限り、ワーキンググループに政治的判断は働いていなかったようだ。むしろ、獣医学部を多大なコストをかけて新設しないでもコト足りるという空気すら感じられる。

しかし水面下で、官邸は加計学園の計画を進める動きをしていた。今治市の記録文書によると、2015年4月1日、同市の特区担当者は政府からの連絡を受け、その翌日、急きょ総理官邸に出向いている。

4月2日といえば、今治市が提案する2か月前のこと。この段階で、今治市の担当者が官邸に招き入れられることはふつうありえない。獣医学部開学を前提とした暗黙の合意のようなものが首相周辺と今治市の間に形成されたとみるのが自然ではないだろうか。

今治市の動きに関し、日本獣医師会は新設反対を特区担当の石破茂・地方創生大臣(当時)に強く訴えた。

安倍首相肝入りの案件とはいえ、石破大臣のころは、官邸もゴリ押しはできない。一定のハードルを設けないわけにはいかず、2015年6月30日に閣議決定された「日本再興戦略改定2015」で、「新設のための4条件」(石破4条件)が示された。

現在の提案主体による既存獣医師養成でない構想が具体化し▽ライフサイエンスなどの獣医師が新たに対応すべき具体的需要が明らかになり、かつ、▽既存の大学・学部では対応困難な場合には、▽近年の獣医師需要動向も考慮しつつ、全国的見地から本年度内に検討を行う。

愛媛県と今治市はこの条件に沿った案文を作成し同年12月10日、ワーキンググループのヒアリングで、次のように追加提案した。

日本再興戦略に基づき、人獣共通感染症、食品安全対策の研究のみならず、行政の現場でも活躍できる、従来と異なる国際的な獣医師の養成を目指す獣医学部の新設を考えております。

実際には、再提案を待つまでもなく、内閣府と国家戦略特区の諮問会議、ワーキンググループの間ですでに、今治市を特区に指定し、加計学園の獣医学部を新設する方向で意思統一がはかられていた。

そのわずか5日後、12月15日の諮問会議で、広島県と今治市が国家戦略特区に指定されることがあっさり決まった。

実質的に会議を主導する有識者議員の竹中平蔵氏は喜びのこもったコメントを述べた。

今まで中国・四国に特区はなかったので今回新たに入るということは意味がある。とりわけ獣医学部を含むライフサイエンス系の問題にこの地域が取り組もうとしているところは、高く評価すべきだ。

加計孝太郎理事長と安倍総理が祝杯をあげている昭恵夫人撮影の写真はその年のクリスマスイブのものだ。

諮問会議の決定を受けて、翌2016年1月、広島県と今治市が特区に指定された。だが、まだ獣医学部の設置者が加計学園と決まったわけではない。

3月になると、京都府から特区提案が出てきた。綾部市に京産大が獣医学部を新設するという計画。ライバルの出現である。

大学認可の権限は文科省にある。文科省は当然のことながら、獣医学部新設に関する石破4条件にこだわった。それは、閣議決定を重視する真っ当な姿勢だが、官邸、内閣府はそれが気に入らない。ご都合主義の内閣は、自己矛盾などおかまいなしだ。

6月に前川喜平氏が事務次官に就任した。安倍官邸にとっては思いのほか難物だった。

文科省財務課長だった小泉政権時代、「前川喜平の『奇兵隊、前へ!』」と題したブログで、三位一体改革により義務教育国庫負担金を減らそうとする官邸に反抗した異色の官僚である。

官邸、内閣府に焦りが生まれた。前川氏を説得しなければならない。特区担当の地方創生大臣も、石破茂氏ではやりにくい。

2016年8月、内閣改造で石破茂氏は地方創生大臣を外れた。すると、内閣府は今治市に指示して、平成30年4月開校をめざすスケジュール表を作成させた。

8月下旬、前川氏のもとを加計学園理事で内閣府参与の木曽功氏が訪ねてきた。「獣医学部をよろしく」という話だった。

前川氏は文芸春秋2017年7月号に掲載された手記にこう書いている。

昨年8月の内閣改造に伴って石破さんが大臣をお辞めになるまでは、この話は動いていません。振り返ってみれば内閣改造以降、物事がぐっとスピーディーに動いているのです。8月末の木曽さんの訪問、9月上旬の和泉さんの要請も軌を一にしているように見えます。

11月には、加計学園が計画地でボーリング調査を実施した。すでに既定路線になっていたことは明らかだ。

今年1月4日、安倍総理と松野文科大臣の名のもとに、国家戦略特区における獣医学部の新設については、30年4月開学できる1校に限り「認可の基準第一条第四号」の規制を適用しないことが告示された。

「第一条第四号」とは、医師、歯科医師、獣医師、船舶職員を養成する大学の新設を許可しないという決まりである。この規定の適用外とすることで、特区での獣医学部新設が特例的に認められたわけだ。

30年4月に開学できる獣医学部1校という条件は、そのつもりで準備を進めてきた加計学園のために設定したものであり、募集に応じることができたのは、加計学園1校のみだった。

さっそく加計学園は3月に設置認可を文科省に申請した。諮問を受けた大学設置・学校法人審議会は8月末までに審査し文科大臣に答申することになってい
る。

さぞかし文科省は悩ましいだろう。総理が「腹心の友」のために決めた獣医学部の新設。政府の一員として、設置認可を下ろさないわけにはいかない。しかしこれだけ社会的に問題になっている加計学園の獣医学部である。しかも前事務次官は「行政が歪められた」と言っている。

そんななか、審議会がいい加減だと思われるような審査をしてしまったら今後の信頼性が問題になってしまう。

一方、官邸は京産大の会見内容にひと息ついたかもしれない。京産大は自ら納得して降りたのであって、公平性への不満を持っていない、したがって大学の提案内容の比較は意味がない、と世間一般に吹聴するには、好都合であろう。

友を大切にする安倍首相のこと、ここで加計学園の獣医学部新設を白紙にするという冷徹な手段はとれない。文科省の設置認可へ向けて、さらに睨みをきかせてくるに違いない。

だが、安倍首相は目下、内閣支持率が下げ止まらない恐怖のなかにいる。

権力者を自壊させるのは、私的な感情である。韓国の前大統領も、自分自身の情の囚われ人だった。

国民不在の「安倍仲良し王国」。その弊害は、ようやく広い世間に知られるところとなり、土台のあちこちが軋み始めている。

image by: Flickr


国家権力&メディア一刀両断
著者/新 恭(あらた きょう)(記事一覧/メルマガ)
記者クラブを通した官とメディアの共同体がこの国の情報空間を歪めている。その実態を抉り出し、新聞記事の細部に宿る官製情報のウソを暴くとともに、官とメディアの構造改革を提言したい。



http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/474.html

[国際20] サウジアラビア 警察が王子を拘束 動画(Sputnik)


サウジアラビア 警察が王子を拘束【動画】
https://jp.sputniknews.com/incidents/201707213906547/
2017年07月21日 01:13 Sputnik


サウジアラビア警察はサルマーン国王の命令で市民を襲撃した王家の一員を拘束した。こうした命令は襲撃の様子を収めたビデオが公開されたため出されたもの。アル・エフバリヤTVが報じた。

これより前、SNS上には王子と思われる人物が女性を含む市民に襲いかかる場面を写したビデオ、写真が掲載され、話題を呼んだ。

「サウジアラビアのサルマーン国王はビデオに姿が映されたサウド・ベン・アブドゥル・ベン・ムサイド王子を全権を逸脱し、法に違反したとして即刻拘束し、王子と疑惑のビデオに映された人物を全員収監する」よう命じた。

国王の命令では全権機関は目撃者らの証言を集めた上、捜査を行うことになっている。

عاجل | لحظة القبض على الامير المعتدي سعود بن عبدالعزيز بن مساعد ال سعود






http://www.asyura2.com/17/kokusai20/msg/129.html

[戦争b20] 米国の同盟国、無人機購入で米国から中国へ乗り換え―米紙
18日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、サウジアラビアやヨルダンなど中東の米同盟国が最近、米国製ではなく中国製の無人機を買い付けていることが分かった。資料写真。


米国の同盟国、無人機購入で米国から中国へ乗り換え―米紙
http://www.recordchina.co.jp/b184781-s0-c20.html
2017年7月21日(金) 0時10分


2017年7月18日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、サウジアラビアやヨルダンなど中東の米同盟国が最近、米国製ではなく中国製の無人機を買い付けていることが分かった。環球時報(電子版)が伝えた。

米国が最新型の無人機を同盟国に売りたがらないこと、中国製無人機の価格が安いことが理由とみられる。サウジやヨルダンのほか、アラブ首長国連合(UAE)やエジプトの軍事基地をとらえた衛星写真にも、中国製の無人機が写っていたという。

米国はこれまで、自国製の最新型無人機を中東などの同盟国に売却することを頑なに拒んできた。買い付けに成功したのは英国のみ。最新型無人機が紛争地帯に墜落した場合、中東の軍事情勢に悪影響を与えかねないためとみられている。このため、無人機をほしがる中東諸国の欲求に中国が応えたかたちだ。ウォール・ストリート・ジャーナルは「米国のビジネス戦略は失敗している」と伝えている。

米ホワイトハウスの国家安全委員会の関係者によると、米政府は現在、無人機の売却拡大を検討しているという。関係者は「われわれは現在、中国の動向を注視している」と述べた。(翻訳・編集/大宮)

http://www.asyura2.com/17/warb20/msg/633.html

[経世済民122] 日本の売り手市場と人手不足、留学生の職探しも春到来―日本華字紙
18日、新華僑報は、日本の大学新卒者向け有効求人倍率が1.78倍に達し、人手不足の深刻化も加わり「留学生の職探しに春が来ている」と伝えた。資料写真。


日本の売り手市場と人手不足、留学生の職探しも春到来―日本華字紙
http://www.recordchina.co.jp/b184782-s0-c20.html
2017年7月21日(金) 6時10分


2017年7月18日、新華僑報は、日本の大学新卒者向け有効求人倍率が1.78倍に達し、人手不足の深刻化も加わり「留学生の職探しに春が来ている」と伝えた。

業種別でみると、情報技術(IT)関連企業による外国人留学生の採用件数が最も多い。昨年日本で就職した外国人留学生のうち、27.3%がIT関連企業に入社した(製造業を除く)。経産省のデータによると、日本の今年のIT人材需要は約92万人。うち22万人が不足状態となっている。20年までにIT人材の不足は約29万人、30年には約59万人に達すると予測される。留学生も一定の技術を身につければ、日本での就職が容易になるとみられる。

一方、経営、営業、翻訳、通訳、貿易など、留学生に高い語学水準を求める業種では、職探しは比較的難しいとみられる。専門性はIT企業ほど高くなく、コミュニケーション能力の高さを求められるため、留学生にとっては競争の激しい業種といえよう。(翻訳・編集/大宮)

http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/649.html

[中国11] 連日の猛暑でプールに人が殺到、こんな感じです―中国
湖北省武漢市では連日高温の天気が続いている。


連日の猛暑でプールに人が殺到、こんな感じです―中国
http://www.recordchina.co.jp/b185057-s10-c30.html
2017年7月21日(金) 7時40分


湖北省武漢市では連日高温の天気が続いている。中国新聞網が伝えた。

同市内のウォーターパークのイベントにはひしめきあうほど多くの市民が集まり、水しぶきを浴びて涼をとっていた。(提供/人民網日本語版・編集YK)


http://www.asyura2.com/17/china11/msg/743.html

[経世済民122] 日本で買った一軒家を中国の友人に笑われる、それでも私は幸せ―香港メディア
18日、香港・フェニックステレビ(電子版)は「日本で買った一軒家を中国の友人に笑われる、それでも私は幸せ」と題した記事を掲載し、在日中国人の体験談を紹介した。資料写真。


日本で買った一軒家を中国の友人に笑われる、それでも私は幸せ―香港メディア
http://www.recordchina.co.jp/b185042-s0-c60.html
2017年7月21日(金) 8時0分


2017年7月18日、香港・フェニックステレビ(電子版)は「日本で買った一軒家を中国の友人に笑われる、それでも私は幸せ」と題した記事を掲載し、在日中国人の体験談を紹介した。

観光で日本に来た中学の友人は私が苦労して買った一軒家を見るなり「小さい。それに価値も下がっている。毎年固定資産税を支払う必要もある。これでは損ばかりではないか。アモイに君の家と同じ大きさの別荘を持っているが、その物件は価値が上がっている」と自慢げに話していた。さらに、4歳の娘を持つ別の友人は、子どもの世話を両親に任せ、ピアノやバレエなど多くの習い事をさせている。

30代半ばの私は日本の大企業に勤め収入も平均以上だが、家のローンや生活費で大半が消え、3人の子どもに習い事をさせてやる余裕はない。趣味と言えば電車に乗ったり昆虫を採取したりするくらいで、友人には「かわいそう」と同情される始末。以前なら私も友人らと同じ考えだったかもしれないが、今はそうは思わない。

私が子どもに習い事をさせていないことに対し友人は「子どもの将来の発展にプラスにならない」と否定的だったが、私と妻は今の教育方針に間違いはないと信じている。有益かどうかを判断基準にするのではなく、昆虫採取のように実際に体験しその中から楽しさを見つけ、自然と触れ合うことで強さや助け合いを身に付けられると考えている。人生はマラソンのようなもの。好きや好奇心が最後まで走り抜ける原動力になると思う。

私が20代のころ中国で就職先を探していた時は、「北京の戸籍」を持っていないために多くのチャンスを逃したことをよく覚えている。日本では職業に優越はない。どの職業でも極めた人は尊敬されその仕事に誇りを持つことができる。私は日本に渡って数年で永住権を取得し、参政権や投票権がないほかは日本人とほぼ同じ待遇を受けられる。正直な感想、日本は私が想像するよりも寛容な国である。

今では、道端にある花や昆虫を子どもたちがうれしそうに観察している。その光景に私の心は安らぎを感じている。ある友人が中国で大成功し億万長者となっているが、彼は大金を稼ぎだしていることに喜びを感じていないという。私の「何のためにお金を稼いでいるのか、人生の目的を見つければ浮き立つ心を抑えられる」との言葉に、彼は深く賛同していた。(翻訳・編集/内山)

http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/650.html

[アジア22] 韓国人の海外旅行にまつわるクレームが急増、日本も「不満あり」の旅先上位に=韓国ネット「苦情を言うくらいなら、なぜわざわざ
20日、海外旅行に出掛ける韓国人が年々増える中、海外旅行に関して届けられるクレーム案件が、旅行者数の増加率を上回る勢いで増加していることが分かった。写真はソウル・仁川国際空港。


韓国人の海外旅行にまつわるクレームが急増、日本も「不満あり」の旅先上位に=韓国ネット「苦情を言うくらいなら、なぜわざわざ行くの?」
http://www.recordchina.co.jp/b172511-s0-c30.html
2017年7月21日(金) 8時20分


2017年7月20日、海外旅行に出掛ける韓国人が年々増える中、海外旅行に関して届けられるクレーム案件が、旅行者数の増加率を上回る勢いで増加していることが分かった。韓国・聯合ニュースなどが伝えた。

韓国消費者院がこのほど過去7年間の関連データを分析したところ、消費者相談センターに寄せられた海外旅行者の不満の声は全9万2462件で、2010年の7295件から16年には1万8457件と、6年で2.5倍以上に急増していた。増加率は153.0%で、同期間の韓国人出国者数の増加率(79.2%)と比べ2倍以上となっている。

また、クレームの類型が確認できた9万1389件を分析したところ、「契約解除の拒否」に関する不満が最も多く、次いで「契約内容の勝手な変更」「不十分な情報提供」「欠航・延着などの遅延」の順で多かった。特に「契約解除の拒否」は、10年には3500件だったものが16年には1万473件と約3倍に増え、全体に占める割合も、同期間で48.7%から57.5%に上昇していた。

さらにクレームの受付数を旅行地別にみると、中国が12.5%で最多、日本(12.2%)がわずかな差で2位に入り、以下フィリピン、タイ、米国、ベトナム、香港、トルコ、フランス、グアムと続いた。タイまでの上位4カ国のラインアップは、今回調査した7年間すべてで不動だった。このうち日本については、特に昨年、4月の熊本地震の影響を受けたとみられるクレームが多数に上ったという。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「韓国にはクレーマーの旅行客がいまだに多いね」「旅行に行って苦情を言うくらいなら、なぜわざわざ行くの?」「韓国にも素朴ながらすてきな場所は多いよ。不満があるなら国内旅行すればいい。高いお金を払ってストレスを抱えることはない」などのコメントが寄せられている。

また、歴史や政治問題などで何かと韓国と摩擦の多い中国や日本に関する不満が多いことについて、「韓国人を嫌っている中国や日本にわざわざ行くなんて、どうかしてるよ」「中国や日本になぜ行くんだ?お金がもったいない。それなら、食べ物や歴史、レジャーも観光名所も豊かな東南アジアに行くべき。王様みたいなもてなしをしてもらえるよ」といった指摘もあった。(翻訳・編集/吉金)

http://www.asyura2.com/17/asia22/msg/864.html

[アジア22] 外国人観光客もびっくり!韓国の観光地で続く「夏の論争」とは=韓国ネットでも意見分かれる
20日、韓国メディアによると、ソウル・明洞など韓国の有名観光地の商店街で「冷房中のドアの開放問題」をめぐる論争が続いている。写真はソウル。


外国人観光客もびっくり!韓国の観光地で続く「夏の論争」とは=韓国ネットでも意見分かれる
http://www.recordchina.co.jp/b177009-s0-c10.html
2017年7月21日(金) 10時30分


2017年7月20日、韓国・中央日報によると、ソウル・明洞など韓国の有名観光地の商店街で「冷房中のドアの開放問題」をめぐる論争が続いている。

韓国政府は2012年に「節電令」を発表し、エアコンをつけた店舗などにドアを閉めることを義務づけた。2011年に発生した大規模な停電を受けての対策で、違反した場合は最大で300万ウォン(約30万円)の違反金を科している。

韓国の産業通商資源部は17日から全国の主要18カ所の商店街を対象に「冷房をかけたままドアを開けて営業している店」の実態調査を開始した。猛暑が続く韓国では電力使用量が急増しており、今月14日の最大電力需要は昨年同日より11.3%増えた8321万キロワットを記録したためだ。産業通商資源部は今年の最大電力需要が8月中に8650万キロワットまで上がるとみて、注意を呼び掛けている。

しかし、16日午後の明洞の街には冷気があふれていた。商店街のビル1階にある店舗はほとんどが入口のドアを開けたまま冷房を作動させていた。店主らは「客を呼び込むためには仕方ない」と主張している。そもそもシャッター以外のドアはつけていない店もあるという。

これについて、市民の意見は分かれている。ある大学生は「政府が干渉すべきでない。一方的な行政だ」と主張した。50代の男性も「観光地は大目に見る必要がある」と述べた。

一方で「産業用電力は値段が安いからといってむやみに使うべきでない」との意見も多い。明洞を訪れたドイツ人観光客は「ドイツでも一部の店では冷房をかけたままドアを開けて営業しているが、韓国のように全ての店がドアを開けて営業するのは初めて見た」と驚きの声を上げた。

韓国のネットユーザーの間でも意見が分かれている。「ドアが閉まっていても、店に入る人は入る」「なぜ厳しく取り締まらない?」「パパラッチを派遣して罰金を3000万ウォンにすれば根絶できる」「客には手も足もある。自分で開けて入れるよ」「産業用電力の料金を引き上げれば解決。その代わり家庭用を引き下げて」との意見がある一方で、「ドアを開けておくかどうかは店の勝手!政府は干渉し過ぎ」「他の国でも大都市の店は同じように営業している。別に大した問題じゃない」「常識的に考えて、ドアを閉めたままでは商売にならない。どうせ電気代は変わらないし、早く商品を売って早く店を閉める方がエネルギーの節約になる」と主張する声も寄せられている。(翻訳・編集/堂本)


http://www.asyura2.com/17/asia22/msg/865.html

[中国11] 太っ腹!中国が高齢者2億3000万人にパートナーロボットをプレゼント―仏メディア
仏メディア「The Science Post」は18日、「中国が2億3000万人のお年寄りにパートナーロボットを提供」と題する記事を掲載した。資料写真。


太っ腹!中国が高齢者2億3000万人にパートナーロボットをプレゼント―仏メディア
http://www.recordchina.co.jp/b185117-s12-c30.html
2017年7月21日(金) 11時0分


仏メディア「The Science Post」は18日、「中国が2億3000万人のお年寄りにパートナーロボットを提供」と題する記事を掲載した。

中国では高齢者の数が増加しつつあり、世界の高齢者人口の四分の一を占めているという。しかし、これらの高齢者はほとんど一人暮らしであり、子どもに定期的に面倒を見てもらうことができない。どのようにして高齢者に充実した生活を過ごしてもらうかは、中国や他国が直面する大きな問題である。高齢者の面倒をより良く見るために、中国政府は人工知能製品の開発を進めている。

2015年、中国は世界最大の工業ロボットの生産国、消費国となった。現在テスト中のパートナーロボットはお年寄りの付き添いをする。重慶市のある老人ホームで、お年寄りはロボットと一緒に踊ったり、写真を撮ったりしており、とても楽しそうに見えた。パートナーロボット開発会社の責任者は、「中国の高齢者はますます付き添いを欲しがっているが、それは四世代の共同生活から一人暮らしになった時間の変化が速すぎて受け入れにくいからであり、パートナーロボットは子どもの代わりに高齢者の面倒を見ることを目指している」と述べた。また、パートナーロボットは方言でしゃべることができたりするにもかかわらず、ロボットのスマート技術の完成にはまだまだ遠いと同責任者は指摘した。現在、ロボットと人間の交流や伝達の正確さはそれほど高くない。だが、ロボットの知能指数は高くなく反応も遅めであるからこそ、時々かわいい言動が飛び出し、お年寄りを心ゆくまで笑わせることができるのだ。

パートナーロボットの「付き添い」は実際のところどうなのか?取材を受けたお年寄りたちはさまざまな意見を寄せた。ロボットは歌ったり体操したりすることができるが、それ以上のことはできず、子どもや孫とのような温かみのある関係を築くのはやはり無理だという考え方がある一方、ロボットの付き添いで孤独感を減らすことができるという声もある。また、もしロボットがさらにスマート化されるのなら、相手をしてもらいたいと考える人もいる。現在、中国政府は全国規模で高齢者のためのパートナーロボットの普及を進め、ロボットをプレゼントとして2億3000万人の独居の高齢者に贈るべく取り組んでいる。(提供/環球網・編集/インナ、黄テイ)

http://www.asyura2.com/17/china11/msg/744.html

[中国11] 中国人が最も行きたいアジア都市は東京やバンコクではなかった―中国メディア
20日、中国メディアの参考消息網は、中国人が最も行きたいアジア太平洋の都市は東京やバンコクではなく、シンガポールだということが調査から明らかになったと伝えている。写真はシンガポール。


中国人が最も行きたいアジア都市は東京やバンコクではなかった―中国メディア
http://www.recordchina.co.jp/b185107-s0-c30.html
2017年7月21日(金) 12時0分


2017年7月20日、中国メディアの参考消息網は、中国人が最も行きたいアジア太平洋の都市は東京やバンコクではなく、シンガポールだということが調査から明らかになったと伝えている。

19日付のシンガポール英字紙、ストレーツ・タイムズ(電子版)によると、世界中の観光地で中国人観光客ブームが起きているが、シンガポールも例外ではない。シンガポール観光局によると、2016年に中国人観光客はシンガポールで約35億2000万ドル(約3947億円)を消費し、2015年から39%、10億ドル(約1121億円)近く増加している。

中国は2年連続でシンガポール最大の消費市場となり、伝統的なトップ消費者だったインドネシアを追い抜いている。2016年にシンガポールを訪れた中国人は286万人で、2015年から36%増加した。

オンライン旅行予約サイトのホテルズドットコムが18日発表した、3000人以上の中国人旅行者を対象とした調査によると、中国人旅行者が今後12カ月以内に訪れたいアジア太平洋の都市で、シンガポールがトップに選ばれた。シドニーが続き、3位は東京、香港、バンコク、ゴールドコーストだった。調査は今年4月と5月に市場調査会社のイプソスに委託して過去12カ月以内に海外旅行経験のある18〜57歳を対象に行われた。

調査報告書によると、中国人旅行者は休日の目的地を選ぶ際に「安全」を最優先する。歴史的価値と遺産的価値を持つ場所やアクティビティーを提供してくれる場所を優先する。安全な街としての評判を誇り、多彩な遺産を有し、「文化の万華鏡」と称されるシンガポールは、すべての要素を兼ね備えている。マリーナベイ・サンズが誇る世界最大の屋上プール「インフィニティプール」でセルフィー(自撮り)すること。これは中国人旅行者が死ぬまでにやりたいことのリストの中の1つである可能性が高い。(翻訳・編集/柳川)


http://www.asyura2.com/17/china11/msg/745.html

[中国11] 中国の独身女性の約6割、「家が無いなら結婚しない」―中国メディア
婚活サイト大手「世紀佳縁」はこのほど、不動産大手「鏈家」と共同で「新婚用住宅」をテーマとした結婚観調査研究報告を発表した。写真は中国の女性。


中国の独身女性の約6割、「家が無いなら結婚しない」―中国メディア
http://www.recordchina.co.jp/b185113-s10-c30.html
2017年7月21日(金) 14時50分


婚活サイト大手「世紀佳縁」はこのほど、不動産大手「鏈家」と共同で「新婚用住宅」をテーマとした結婚観調査研究報告を発表した。同報告から、「住宅=お金=愛情」という結婚観を抱く独身男女が全体の約半数を占めることが明らかになった。華商報が伝えた。

〇「新婚用住宅は賃貸でもOK」の女性はわずか1割

一線都市における新婚向け住宅価格は現在、圧倒的多数の人にとって「法外な値段」となっている。このため、多くの独身女性にとって、結婚相手を選ぶ際の「最優先」条件は、「マイホームを持っていること」だ。調査研究によると、独身女性のうち、「独身者は結婚前に夫婦用の新居を準備すべき」と考える人は57%に上り、独身男性より16ポイント高かった。特に、一人っ子の女性の場合、この割合は68%に達した。

「男性側が新居を用意できない場合、女性側が準備する」との選択肢については、独身女性の52%が「ノー」と答えた。一方、その選択肢を「ノー」とした独身男性は18%にとどまった。多くの男性にとって、このような状況は、自分自身が「居候」になったような感覚がするようだ。結婚相手がすでに新居を準備している場合、「不動産権利書に自分の名前も追加登録するように求める」とした女性は14%と、男性の約2倍に上った。

また、「新婚用住居は相手方が準備すべきで、自分は用意する必要はない」と考える独身女性は69%に達した。「新居は賃貸物件でも構わない」とした女性はわずか1割にとどまり、半数以上の女性が、「新居が賃貸という選択はあり得ない」としている。「家が自己所有でないと、安心感が得られない」というのがその理由だった。

〇独身男性の6割、「新居を用意できず相手に振られた」

統計データによると、独身男性の6割と独身女性の5割が、「自分の周囲に、『新居を用意できなかったため相手に振られた』といった悲しい事例を見聞きしたことがある」と答えた。

「新居を用意できず相手に振られた」独身者の割合が最も高い都市トップ3は順に、鄭州(67%)、上海(64%)、天津(63%)。鏈家研究院の統計データによると、独身男女の約5割が、新居の理想の間取りとして、「専有面積90-120平方メートルの3LDK」を挙げた。だが、現実には、「専有面積60-90平方の小ぶりの間取り」を選ぶ人が多かった。

「世紀佳縁」恋愛・結婚専門家の張佳■(■は草かんむりの下に内)氏は、次の通りコメントしている。

「調査報告の中で、独身女性の過半数が、『新居無しなら結婚しない』と決心している。これは、社会における結婚観にずれが生じていることを表しているといえよう。恋愛の激情に任せて『裸婚(家や車を持たず、裸一貫からスタートする結婚)』に走ることは決してお勧めしないが、お互いに惹かれあっているのかどうか、価値観が一致しているかどうか、性格的に相手を受け入れて理解できるかどうかなどが、男女双方が恋愛中にしっかり見極め、十分に考慮すべきポイントだ」。(提供/人民網日本語版・編集KM)


http://www.asyura2.com/17/china11/msg/746.html

[中国11] 北京−上海高速鉄道、10月に最高時速350キロ実現へ―中国
京滬(北京-上海)高速鉄道は18日、乗客を乗せずに時速350キロメートルでの試運転を実施した。


北京−上海高速鉄道、10月に最高時速350キロ実現へ―中国
http://www.recordchina.co.jp/b185120-s10-c30.html
2017年7月21日(金) 16時50分


京滬(北京-上海)高速鉄道は18日、乗客を乗せずに時速350キロメートルでの試運転を実施した。人民日報客戸端が伝えた。

列車番号G9号、「復興号」のCR400AF型車両により、全区間乗客を乗せず、午前8時30分に北京南駅を出発し、約4時間10分後に上海虹橋駅に到着した。同日、上海鉄道局の担当者によると、今年の国慶節(建国記念日、10月1日)以降、京滬高速鉄道の最高時速は、現在の300キロメートルから350キロメートルに引き上げられる見込みという。2011年7月1日、中国高速鉄道は全面的に減速運転をスタートさせ、時速350キロメートルから300キロメートルに引き下げ、これを標準とした。だが、それ以来、中国高速鉄道の最高時速がいつ350キロメートルに戻されるのかという話題は、ずっと人々の関心の的となっていた。(編集KM)

http://www.asyura2.com/17/china11/msg/747.html

[アジア22] ソウルの地下鉄で夏に決まって起こる“戦争”、今年も勃発=韓国ネットの意見は?
20日、夏場になると、ソウル地下鉄1〜8号線を運営するソウル交通公社に冷暖房の苦情が相次ぐ。地下鉄に乗った乗客の一部は「寒い」と苦情を入れ、他の一部は「暑い」と苦情を入れる。写真はソウルの地下鉄。


ソウルの地下鉄で夏に決まって起こる“戦争”、今年も勃発=韓国ネットの意見は?
http://www.recordchina.co.jp/b185118-s0-c30.html
2017年7月21日(金) 18時10分


2017年7月20日、韓国・ヘラルド経済は、夏本番を迎え、ソウルの地下鉄で毎年この時期に起こる乗客同士の「戦争」が今年も始まったと伝えた。

夏場になると、ソウルの地下鉄を運営するソウル交通公社には車内空調に関する乗客からの苦情が相次ぐ。一方から「寒い」と苦情が入り冷房を弱めると、また一方の客が「暑い」と対抗するといった具合だ。公社側は、「冷暖房取り扱い基準」に準じて地下鉄の客室温度を管理しており、一般車両は24〜26度、弱冷房車両は1〜2度ほど高い温度設定としているが、乗客の苦情に応じて調節する例もあり、夏場、多い日には数千件の苦情が届くという。

同公社によると、今年1〜6月に地下鉄に関し寄せられた苦情28万5933件のうち、5〜6月に寄せられた冷房に関する苦情が全体の40.8%(11万6096件)に達する。内訳では「暑い」との苦情が10万350件、「寒い」とする苦情(1万6566件)の6倍以上に上った。

また、5〜6月の苦情件数を年度別にみると、2014年は6万5532件、15年8万1059件、16年10万4476件と、毎年増加しているのが分かる。公社は、暑さが続く9月までの件数を含めると苦情の数はさらに増えると説明している。

公社で地下鉄2号線を担当するチョン次長は、つい最近も判断に悩む経験をした。同じ地下鉄車両内で2人の乗客が相次いで「寒い」、「暑い」とそれぞれ苦情を入れたのだ。チョン次長は「最終的には、一方の乗客の了解を求めなければならない場合が多い」とし、「猛暑がピークに達する来月が気になる」と不安を語った。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは4000を超えるコメントが集まっているが、男性の投稿が7割を超えることも関係してか、そのほとんどが「車内が暑い」とする側のものだ。

コメント欄には、「寒がりの人は上着を持ち歩けばいい」「寒いなら1枚着ればいいけど、暑いからといって服を脱げば捕まってしまう」「韓国で働く男性の一般的な服装は長ズボン、ワイシャツ、さらにスーツスーツまで着る。しかし、女性はショートパンツかスカートにノースリーブか半袖Tシャツ。男性も涼しい服装にしたいけど難しい」など、「車内が寒い」とする側に対応を求める声が多く並んだ。(翻訳・編集/三田)

http://www.asyura2.com/17/asia22/msg/866.html

[経世済民122] 上半期に欠陥車476万台をリコール―中国
国家質量監督検験検疫総局(質検総局)によると、今年上半期には欠陥車の回収(リコール)が143回行われ、回収された車両は476万100台に上った。


上半期に欠陥車476万台をリコール―中国
http://www.recordchina.co.jp/b185210-s10-c20.html
2017年7月21日(金) 22時50分


国家質量監督検験検疫総局(質検総局)によると、今年上半期には欠陥車の回収(リコール)が143回行われ、回収された車両は476万100台に上った。消費財の回収は252回行われ、回収された製品は301万6800点に上った。

自動車のリコールに至った問題は何か。リコール数で上半期のトップはエアバッグとシートベルトの問題で、リコールは47回行われ、156万3600台が回収された。次はエンジンの問題で34回、129万6800台。3番目は電気設備の問題で7回、62万100台だった。(提供/人民網日本語版・編集KS)


http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/651.html

[経世済民122] 「ビットコイン取引一時停止」の真相に迫る 対立する利害・投機筋から攻撃を受けたフィンテックのアキレス腱(JBpress)
         仮装通貨ビットコインの硬貨。(c)AFP/Karen BLEIER〔AFPBB News〕


「ビットコイン取引一時停止」の真相に迫る 対立する利害・投機筋から攻撃を受けたフィンテックのアキレス腱
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/50583
2017.7.21 伊東 乾 JBpress


 多くの方が日頃、目にしないような報道が前回のコラムがリリースされた7月18日の夕方、ネット上を駆け巡りました。

 「ビットコイン取引、一時停止=来月1日−システム分離懸念

 日本国内でビットコインを扱う13の事業者は、8月1日の午前0時(現実には7月31日の夜)からしばらくの間、コインの引き出し・預け入れを停止する、と発表したのです。

 これはよく考えると大変なことで、仮にリアルな「銀行の引き落とし停止」などということがあれば経済恐慌が発生しかねませんし、そのまえに「取り付け騒ぎ」が起こるリスクすら懸念される。

 1929年の金融大恐慌はその後にファシズムの成立と第2次世界大戦の惨禍を巻き起こしました。

 幸い現時点でビットコインまわりの「取り付け騒ぎ」は起きていないように見えますが、実は私もビットコイナーで、取引所からは「下落」「上昇」など値動きの通知メールがさっきから頻々入っています。

 現在進行形の生き馬の目を抜くフィンテック戦争(Fintech wars)の最前線ですが、今回はフィンテックの1の1として、そこに至る入口の基礎を簡単に整理整頓しておきたいと思います。

 そもそも「システム分離」とは何なのか?

 もし金融システムが2つに分裂などすれば、当然混乱を来たして不思議ではありませんが、いったいそれはどういう経緯で起きるのか?

 なぜデジタル通貨は「分離」「分裂」の危機などというものをはらんでいるのか?

■「トラストレス」「ブロックチェーン」「暗号通貨」

 すでに人口に膾炙したビットコイン、デジタル通貨ですが、定義の曖昧な言葉を使っての混乱を避けるのが賢明でしょう。

 実は今学期は大学院のゼミで、ビットコインの背景技術であるブロックチェーンを扱っているので、ここではごく簡潔にいったいどういう「通貨」で、どういう問題があるのかを「トラストレス」「ブロックチェーン」「暗号通貨」のキーワードでおさらいしてみます。 

 ビットコインは「PtoP(ピア・トゥー・ピア、同僚から同僚へ)」型の電子通貨で、「払い手」と「受け手」が公開の場で数理暗号を用いて直接やり取りします。このお金のやり取りを「トランザクション」と言います。

 普通、クレジットカードなどで買い物するときにはビザとかマスターとか信販会社が仲立ちしますし、ATMは銀行の預金残高を遠隔で操作しますが、こういう「仲介者」が存在しません。

 そのため早急な決済が可能で、ムダな仲介料コストもかからない。これを「信用仲介無用の直接通貨」とう言うことから「トラストレス」と呼ぶことがあります。

 この「取引記録」はネット上に分散公開された「元帳」に記録され、10分ごとに「正規の元帳」のブロックが確定され、これが鎖のようにつながって行くので、基幹技術はブロックチェーンと呼ばれています。

 ビットコインの取引、トランザクションの素データはネット上で公開共有されますが、それを整理して10分ごとのブロック台帳を確定する作業は「速い者勝ち」の計算競争で争われ、実際には専用機システムを用いた莫大な暗号計算を短時間で競い合います。このため、ビットコインは「暗号通貨」と呼ばれます。

 この競争に勝った者は報酬として新たなビットコインを手にするので、いわば「金の採掘」に似た行為として「マイナー=採掘者」(メジャー・マイナーのマイナーではありません)と呼ばれます。

 この計算に要する、バカにならない電子計算機の消費する電気料金が、ビットコインの貨幣としての一背景をなしています。

 ブロックチェーンの開発者側は、おりおりのマイナーの計算能力を見ながら、この「暗号問題」の難易度をコントロールして、ちょうど10分内外でブロックが決定して行くようにコントロールしつつ「ビットコイン」を発行していきます。

 「システム開発者」は出題者、いわば先生で、「マイナー」は解答者、いわば生徒のような形で巨大な電子計算機で愚直な問題を解き、それに要する設備投資や電気料金に相当する程度の「報酬」を「マイナー」同士が競い合いながら、唯一の信用機関がコントロールするのでない、ネット上での開かれた取引が可能になる。

 サトシ・ナカモトという日本名を名乗る人物が2008年にネットワーク暗号数理のゲームのような論文を発表しました。それを実装したシステムが2009年に発表されて、ビットコインは急速に世界に広まっていきます。

■二重払い、PoW、スケーラビリティ論争

 信用機関を経由せず、払い手と受け手が直接やり取り(P2P)するビットコインは低コスト流通が可能など多くの美点を持ちますが、悪意あるユーザがおかしな行動を取ると、混乱を引き起こす危険性があります。

 ビットコインの持ち主は暗号の鍵を用いて送金しますが、同じ鍵を立て続けに複数回用いることを原理的に防げません。

 この状態を「二重払い(Double spending)」と言います。これを阻止するため、何が正しい決済であるか、を決定する「コンセンサス形成」が必要になります。

 この取引を認証するためのシステムとしてビットコインではプルーフ・オブ・ワーク(PoW)=「仕事の証明」と呼ばれる暗号解読計算競争が設定されています。

 ここで、1つのブロックに過去の取引の情報が含まれ、鎖のようにつながっているというのがブロックチェーンの特徴になっています。

 この種の基礎の解説は成書やネット上も大量に存在しますので、以下ではいま問題になっている「分裂」や「分離」が言われるのかを見て行きましょう。

 この問題の背景には「スケーラビリティ論争」と呼ばれるリスクの指摘が存在します。

 スケーラビリティ(スケール可能性)とは、スケールが大きくなったとき、「元来の小スケールと同様の性質が保たれるか?」を問うもので、ここでは要するに、最初はゼロから出発し、小規模に運営されていたビットコインが、やがて大規模に運営されるようになったとき、当初と同様の性質、特に「安全性」が担保されるかがポイントになります。

 次第に大規模化するビットコイン、多くのユーザが利用するようになれば処理すべき情報量はものによって指数的に増大しても不思議ではありません。

 このため、乱暴に言うと「ビットコインは従来通りのシステムで大丈夫だ」という、いわば守旧派と「大規模対応できるようにシステムを変える必要がある」とする、バージョンアップ派とが対立、これはまた「システム開発者」と「マイナー」つまり出題者と解答者の間の対立に発展し、現状はきわめて複雑な緊張関係となっている様子です。

 新システムを導入するとき、以前からのシステムと連続性のある、「ソフト」なバージョンアップもあり得ますが、かなり抜本的な改革、つまり旧バージョンと互換性のない「ハード」なバージョンアップもあり得ます。

 ワープロや表計算など日常的なソフトで「ハード」なバージョンアップをされると、以前の文書が使えなくなるなど、様々な不都合が生じることになります。

 電子暗号通貨システムの変更で、旧版と互換性のないバージョンアップは「ハード・フォーク」と呼ばれています(互換性のある変更は「ソフト・フォーク」)。

 このようなバージョン変更があった場合、新旧両バージョンが両立することとなって、結果的に「コインが分裂」する可能性がある。

 「ビットコイン分裂の危機」「ユーザの資産を保全するため8月1日午前0時から取引停止」といった見出しだけでは分かり難い背景に少し踏み込んだうえで、改めて現状を確認してみましょう。

■「デジタル不渡り」をどう防止するか?

 ビットコインのご利益を一番感じるのは海外への送金です。私は欧州との往復の多い生活ですが、ちょっとした送金を銀行経由で行うと、簡単に5桁に近い手数料(8500円とか9600円とか)を取られてしまう。

 一番ひどい目に遭ったのは、かつてアフリカ、ルワンダ共和国に入り、キガリ空港併設の両替カウンターで換金しようとしたところ、運悪くドルやユーロが少なく円からの両替を申し込むこととなり、

窓口:これは何か?

私:日本円だ。

窓口:ここでは誰もこんなものを知らない。だから使わない。よって両替はできない。

 という、非常にアフリカらしいやり取り、クレジットカードが使える所は良かったのですが、ローカルな社会はルワンダフランしか受け付けません。

 そこで「ウエスタン・ユニオン」を通じて送金してもらったのですが、30%くらいの手数料を取られてしまいました。

 こんな状態でしたから、実質的な手数料が0に近いビットコインは国境をまたぐ送金で瞬時に普及しました。しかし、こうなると投機筋などが放っておきません。

 短期間に莫大な量のトランザクションを電子発生させるなどの手口で、システムに攻撃を仕かけ、決済に遅延を起こすといった「敵対的取引」が仕かけられると、これは紛うことなく決済の遅延ですから「デジタル不渡り」といったリスクが懸念されることになります。

 そこで、アルゴリズムを抜本的に変化させて、高速取引を可能にするシステム提案がなされますが、ことは「お金」に関わること、システムの変更は利害関係者に様々な直接影響を及ぼすため、のっぴきならないことになっています。

 念のため申し添えますが、私は電子商取引ビジネスの最先端にいるわけではなく、ブロックチェーン演算で仮定される、例えばポアソン分布と呼ばれる確率的な分布挙動が、悪意あるトランザクション放出でどう擾乱を受けるか、など、もっぱら原理的な話題からフィンテックの基礎を洗い直す、東京大学・米ハーバード大学などのチームの観点からしか事態を観察できません。 

 善くも悪しくもこのコラムを読んで儲かることはあまりないと思います。

 しかし、ここで改めて実物の情報、例えば「bitFlyer」が7月19日付で出した告知(https://bitflyer.jp/pub/announcement-regarding-august-fork.pdf)を見てみると、何が書いてあるかよく分かるかと思います。

 その中の1つにとりわけ強調して「お客様の資産は守られます」という告知があります。

 また、これととともに記された「分岐が発生した場合、分岐前にビットコインを当社で保有されていたお客様には分岐後の2つ(以上)のそれぞれのチェーンでできたコインを付与します(*2)」という注意書きの意味も、クリアに了解されるかと思います。

 さらにこの注意書き末尾に記された「*2」がポイントで おしまいの方に目立ちませんが、「*2 当社が恒久的に持続可能ではないと判断したチェーンのコインは付与しない場合があります。その場合は一切の損害について当社は保証いたしません」としっかり記されているのを見落としてはならないでしょう。

 何を意味するかは、本稿を通読された方には一目瞭然ですね。よろず用心するに越したことなし、と言うべきでしょう。

 ブラックボックス的投機で損する予防には、基礎的な理解が役立ちます。予断を許さないビットコイン事情、推移を見つつ続報も記したいと思います。

(つづく)



http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/652.html

[経世済民122] OPECとシェール企業の果てしなき戦いの行方 米国産原油の輸出が急拡大、そして誰もいなくなる?(JBpress)
            米国テキサス州の石油掘削リグ(資料写真、出所:Wikipedia)


OPECとシェール企業の果てしなき戦いの行方 米国産原油の輸出が急拡大、そして誰もいなくなる?
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/50576
2017.07.21 藤 和彦 JBpress


 7月17日の米WTI原油先物価格は6日ぶりに反落した(1バレル=46.02ドル)。

 先週、米国の原油在庫が2016年9月以来の大幅減となり、国際エネルギー機関(IEA)が7月13日に公表した月報で「今年は世界の原油需要の拡大ペースが加速する」との予想を明らかにしたことなどを材料に、相場に強気モードが戻り始めていた。

 だが、17日に米エネルギー省が「8月のシェールオイルの生産量が日量558.5万バレルとなり、7月の過去最高記録(同547.2万バレル)を上回る」との見通しを発表すると、「米国で供給過剰が続く」との警戒が広がった。6月のOPECの減産の遵守率が5月の110%から92%へ大幅に低下したことも売り材料となった(その後「サウジアラビアが追加輸出削減を検討している」との報道などで原油価格は47ドル台に上昇した)。

 原油価格は7月に入り1バレル=45ドル前後のレンジで推移しており、市場関係者は相場が動く契機として、7月24日にロシアのサンクトペテルブルクで開催される主要産油国の減産遵守監視委員会(JMMC)で新たな決定がなされるかどうかに注目している。

 JMMCでは、減産措置の例外扱いになっているナイジェリアとリビアに対し上限枠が設定されるとの観測が出ている。だが、マズルーク・クウェート石油相が先週末に「ナイジェリアとリビアの生産制限は時期尚早である」と発言するなど情勢は不透明である。

減産幅の拡大にブレーキをかけるサウジの苦境

 原油価格は2016年11月末の減産合意以降、1バレル=50ドルを超える水準が続いていたが、このところ低迷しているため、「減産幅の拡大が必要」との論調も強まっている。

 OPECの原油生産量(減産実施13カ国ベース)は今年に入り確かに減少している。しかし、昨年の原油生産量を見ると6月の日量約3230万バレルから11月に向けて100万バレル以上増加しており、減産目標である日量3250万バレルという水準は減産が議論され始めた昨年6月よりも実は高い。

 IEAは先述の月報で「今年上期の世界の原油在庫は日量21.5万バレル増加しており、世界の原油市場の再均衡化が始まったとの確証はない」としている。OPECも7月12日に発表した月報で「加盟国の原油生産量は依然として需要を上回っており、2018年も供給過剰が続く」との見通しを示した。

 思いっきり増産をした後に減産をしたところで原油市場が均衡するわけがない、ということなのだろう、原油価格を上昇させるためにOPECはさらなる減産の実施が不可避な情勢になっている。

 だが、減産幅拡大の実現は極めて困難であると言わざるを得ない。減産合意実現の立役者だったサウジアラビアが苦境に追い込まれているからである。

 関係者によれば、サウジアラビアの8月の原油輸出量は今月に比べて日量60万バレル減少する(7月12日付OILPRICE)。国内需要(冷房用の発電用)が急増(日量62.5万バレル増)し、輸出に回せる原油が減るためだが、これによりサウジアラビア経済の成長を支える外貨収入が一段と落ち込むことだろう。

 サウジアラビアは減産実施によって今年第1四半期の経済成長率がマイナスとなり、足元の景気がさらに悪化している(今年1月から消費者物価指数の前年割れが続いている)。6月の原油生産量が減産合意後初めての増加となったのは、我慢の限界に到達したということなのかもしれない。サウジアラビアはこのように減産合意の水準を維持することすら厳しくなっており、さらなる減産を実施できる余裕は全くないのではないだろうか。

 仮にOPECが減産幅の拡大を決定したとしても、カタールの前石油相が7月13日に「原油価格が上昇しシェール企業などがOPECの市場シェアを奪うだけだ」と主張したように、OPECにとって有益な結果をもたらすとは思えない。今年後半からは、OPEC内で「抜け駆け増産」が発生することも予想されており(18日、エクアドル政府は日量2.6万バレルの減産を止め原油生産量を同54.8万バレルに戻したことを明らかにした)、原油価格がさらなる下押し圧力に見舞われる可能性は高い。

米国産原油の輸出が急拡大

 翻って、OPECを窮地に追い込んでいるシェール企業はどうだろうか。

 7月14日時点の米石油掘削装置(リグ)稼働数は前週比2基増の765基となり、増加のペースは鈍化している。11日、米エネルギー省も2018年の米国の原油生産見通しを日量990万バレルに引き下げた(6月時点の見通しは同1001万バレルだった)。

 IEAのチーフエコノミストは13日、「米FRBが保有資産の縮小を開始すれば、確実にシェール企業の悪影響を及ぼす」との分析を示すなど資金調達の面から変調の兆しも出始めている(7月15日付日本経済新聞)。低金利下で高い利回りを求める投資家はシェール企業が発行するジャンク債の購入を増やしてきた。だが、「市場の流動性の低下で投資家がジャンク債への関心を減らせば、キャッシュフロー不足に悩む多くのシェール企業が経営難に陥り、その結果シェールオイルの増産が止まる」との観測である。

 しかし、筆者はシェール企業の「レジリエンス」(耐久力、回復力)はさらに高まったのではないかと見ている。シェール企業のレジリエンス向上に資しているのは輸出拡大である。

 減産により割高になったOPEC産原油の世界市場でのシェアを、米国産原油が急速に奪っている。米国の5月の原油輸出量は日量100万バレルを突破し、6月は同125.5万バレルとなって1970年代以降過去最高となっている。輸出先を見ると、1位は引き続きカナダだが、中国への輸出規模が日量14.7万バレルに拡大した。10月にはインドにも初めて米国産原油が輸出される(7月11日付ブルームバーグ)。

 米エネルギーコンサルティング会社、PIRAエナジーは7月13日、「米国は2020年までに原油輸出国として上位10カ国にランクインする可能性がある」との試算を明らかにした。それによれば2020年の米国の原油輸出量は日量225万バレルとなり、現在のイランの原油輸出量を凌駕するという。米メキシコ湾では日量300万バレルを超える原油輸出にも対応できる施設の拡張が進んでいる。このままシェール企業が、米国ばかりか世界の市場で躍進を続ければ、OPEC諸国はますます存在感を低下させていくことになる。

 米国は、2015年12月の原油輸出解禁以前と比べると、日量100万バレル以上も多くの原油を輸出している。今や米国の原油在庫の減少は、需要の増加よりも輸出の増加による要因のほうが大きいのではないだろうか。そうだとすれば、米国の原油在庫の減少は世界の他の国で原油在庫が増加することを意味することになり、今後、米国の原油在庫の減少による価格上昇効果は小さくなっていくだろう(7月10日付ZeroHedge)。

 米モルガンスタンレーは7月6日、「原油市場が均衡を取り戻すためには米国のリグ稼働数が150基以上減少する必要がある」との見方を示した。だが、現在の原油価格の水準では、リグ稼働数が減少する可能性は少ないだろう。

 仮に米国の稼働リグ数が減少したとしても、カナダから米国への原油輸出量が増加しており(5月は前月比日量29万バレル増の同343万バレル)、メキシコ湾での増産も続くはずである(トランプ政権は10日、メキシコ湾で産出される原油に対するロイヤリティーを引き下げたことから同地区での生産活動はさらに活発化することが予想される)。

 米国の戦略石油備蓄(SPR)は今年既に約1300万バレル放出され過去12年で最低水準となっているが、今後もさらに大量の原油が取り崩されることが予定されている。以上の事情から、ドライブシーズンが終わる9月以降、米国の原油在庫はむしろ再び増加するのではないだろうか。

原油市場の運命を握るのはやはりサウジ?

 このところ市場では原油需要の堅調さも「買い」の材料となっている。中国では6月の原油輸入量および国内での原油処理量が高水準だった。だが、中国は国内で石油製品の供給過剰が深刻さを増しており(1〜4月のガソリン消費量は前年比マイナスとなったため国有石油大手は夏季に精製を削減する方針を示している)、この傾向はどこまで続くか疑問である。インドでもモティ政権の性急な制度・税制改革の悪影響から原油需要が伸び悩んでいる。

 OPECが指摘しているとおり、世界の原油市場がいまだ供給過剰であるのだとしたら、原油の供給量が需要量と一致する水準になるまで原油価格が下がり続けることは避けられない。「シェールオイルの増産が止まってもブラジルなどの生産増が続く2010年代末まで原油価格は上昇しない」との予測も出始めている(7月6日付ブルームバーグ)。

 しかし、1バレル当たり35ドルを下回る原油価格が続けば、シェール企業はもちろん、OPEC諸国、特にサウジアラビアが無傷でいられるはずがない。

 イラクが過激派組織「IS」(イスラム国)の拠点モスルを解放したことにより、イラクが隣国イランの配下となる可能性が高まっている。それに伴い、サウジアラビアにとっての次の「敵」はイラクになるとの懸念が高まっている(6月21日付ブルームバーグ)。

 サウジアラビアがイラン、カタールに次いでイラクとも対立を深めれば、中東地域全体の地政学リスクが上昇し、OPECの協調減産の枠組み全体が崩壊しかねない。

 世界の原油市場の運命を握るのはやはりサウジアラビアなのだろう。



http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/653.html

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