約1年半ぶり党首討論後の党首の主張は ?
平気でうそをつく人達の深層・真相は ?
T 安倍政権の政治姿勢など論戦へ
www3.nhk.or.jp:2018年5月30日 4時25分より抜粋・転載
安倍総理大臣と野党の党首による「党首討論」が30日、およそ1年半ぶりに行われます。森友学園や加計学園をめぐる問題などを受け、安倍政権の政治姿勢などについて論戦が行われる見通しです。
おととし12月以来、およそ1年半ぶりの開催となる党首討論には、安倍総理大臣と立憲民主党の枝野代表、国民民主党の玉木共同代表、共産党の志位委員長、日本維新の会の片山共同代表の野党4党の党首が出席します。
党首討論では、森友学園への国有地売却や加計学園の獣医学部新設をめぐる問題などを受けて、安倍政権の政治姿勢や総理大臣官邸と各省庁の幹部との関係について論戦が行われる見通しです。
また、史上初の米朝首脳会談の開催に向けた調整が本格化している中で、北朝鮮問題への対応などをめぐっても議論が交わされるものとみられます。
一方、政府・与党が最重要法案と位置づける働き方改革関連法案について、与党側は野党側の反発も考慮し29日に予定していた衆議院本会議での採決を見送り、30日、衆議院厚生労働委員会で改めて質疑が行われることになりました。
与党側は今の国会での成立に向け、5月31日、円満な形で法案の衆議院通過を図り、すみやかに参議院で審議に入りたいとしているのに対し、野党側は引き続き法案の問題点を訴え、廃案を迫っていく方針です。
U 党首討論後、「だらだらしゃべる総理に、
今の党首討論の歴史的意味は終えた」
と枝野代表が批判 !
(cdp-japan.jp:立憲民主党:2018年5月30日より抜粋・転載)
枝野幸男代表は、5月30日、党首討論が行われた後、記者団の取材に応じました。
枝野代表は、「2つの意味で予想通りだった」「意味のないことをだらだらとしゃべる総理を相手に、今の党首討論という制度の歴史的意味は終えたことが今日の討論を通じてはっきりした」「聞かれたことにまったく答えていない」と語りました。
まったく答えていない点について、
(1)今まで関係があったら辞めると言っていた話を、金銭の授受・贈収賄にあたるというような話に変えたのかと聞いたが、変えたとも変えてないとも言っておらず、金銭の授受が無ければ良いともだめとも言っていない
(2)森友学園の新たな文書が出てきても、総理を通じての安倍昭恵氏の伝聞証言に基づいて否定しているだけ――などを挙げ、「総理として、本当に情けない姿を残念ながら国民の前に明らかにすることになった」。
さらに「聞かれたことには答えずに、余計なことをべらべらしゃべって、質問の機会を妨害するという卑怯な姿勢。こんな卑怯な総理で良いのか」と語りました。
歴史的意味は終えたという党首討論の制度については、「こうした卑怯な総理大臣が出てくること自体が想定されていない。
また、いわゆる2大政党的なものを想定してたものですから、2重の意味で現状とまったく合っていない」と語りました。
また、「片道方式(答弁者側の時間を含まず、質問者側の時間が持ち時間として計算される方式)でやるとか、そういう工夫がないと不可能」とも述べました。
さらに「少なくとも政府・総理大臣の立場では、聞かれたことに正面から答える。答えられないなら、答えられないでもいいから、正面から答える。
聞かれてもいないことをだらだらだらだら時間を潰し、あるいは聞かれていないことを答えて、答えたふりをする。
こうしたことを止めないと、止めさせないと、まっとうな議論はできるはずはありません」と厳しい口調で指摘しました。
愛媛県に総理と加計学園理事長の加計孝太郎氏が会っていないにも関わらず会っていたと報告した同学園に抗議すべきだが、安倍総理は「政府としてコメントする立場でない」と答えたことに対しては、「総理大臣の名前を勝手に騙り、総理大臣と会ってこう言われたんだという話が日本中のいたる所で出てきても政府は構わないという立場を安倍総理は答弁したということ。そんなことありえない。
許されるはずがない。政府としての役割を放棄した」と厳しく指摘しました。
森友加計問題と並び、国民の関心がある日米通商や北朝鮮の問題について質問する予定はあったかとの問いに、「通商について聞いても答えてないのは一緒。
それでは本当の意味での議論にはならない。外交安全保障関連の課題は重要なことだが、与野党で討論するのに適したテーマだとは必ずしも思っていない。外交の機微の部分についてオープンに話ができるテーマであるのか。
それはなかなか困難な側面がある。また、あえて申し上げれば、大きな方向性でそこに違いがあると思っていない。したがってテーマとしては、今政府の信頼そのものが揺らいでいる森友加計問題をお尋ねせざるを得なかった」と語りました。
党首討論以外の質問として、参院選挙制度改革について一部報道があることについて、「参院の制度について、まずは我が党の参院のメンバーで詳細を議論していただきたい」としたうえで、「1つはこんな拙速で決められるような話ではない。
これから会期末まで1カ月もない状況のなかで、これは3カ月とか半年とかいう単位がないと、まっとうな提案だとしても、収斂(しゅうれん)させていくことは不可能。それにも関わらず、急にこんなもの会期末に出してくるだなんで、そもそも論外。もう1つは、あまりにも弥縫策(びほうさく)だ。
選挙制度というのは1つの筋というか、論理的整合性の中で対応しなければならないのに、合区解消できないから合区の人のために拘束(名簿式)を一部入れるなんていうのは、まったく理屈が説明つかない」と指摘。
「こんな不合理な滅茶苦茶なものを出してきていること自体、よほど困ってらっしゃるんだなと思います」と語りました。
V 貿易・外交・経済問題を直球勝負で
総理にぶつけ提案した党首討論だった !
玉木共同代表
(www.dpfp.or.jp:2018年5月30日より抜粋・転載)
玉木雄一郎共同代表は、5月30日夕、党首討論終了後に国会内で記者団の質問に答えた。初めての党首討論では、まさに国家の基本政策である貿易・外交・経済問題を取り上げ、直球勝負で総理にぶつけ提案したと振り返った。特に日米、日ロ関係の内実に迫ることを質問の中心に据えたことを明らかにした。
日米関係では「自動車に25%もの関税をかけることが検討されているが、『100%共にある同盟国』に対して行ってくる措置とは思えないので、いったいどうなっているのかと聞いたが、あいまいで明確な答えがなかった」と振り返った。
日ロ交渉についても厳しい見方を示し、「『21回プーチン大統領と会って個人的な関係を作っている』というが、実際は経済活動の話ばかりで本質の領土交渉がまったく置き去り。
本質は島を返還した際に安保条約6条に基づく施設基地を置く置かないかという点、ここをあいまいにしながらいくら経済活動をしても『取られ損』というか、経済的な利益を先取りさせてしまうことなので、ここは慎重にやってほしいと提案をさせていただいた」と語った。
「国民民主党としては『われわれもいつか政権を担う』という気概をもってしっかりと提案し、それでいておかしなところはしっかりチェックしていく。
外交問題などはなかなか行政へのチェックが働きにくいのだが、われわれは通商も外交問題も正面からしっかり取り上げる政党だということを示す意味でも取り上げさせていただいた」と語った。
野党の数が多く、各党党首の持ち時間が短い中で、議論は深まったかとの記者の問いには、「限られた時間だったが予定した質問はできたし、それなりに安倍総理側の反応を聞くことはできた」とコメント。
そのうえで、「ただ、45分という時間は(与野党)1対1を前提に作られた時間。野党が増えた現状を踏まえて柔軟に増やしていくべきだと思う。前から提案しているように毎週1回、夜8時にやればいい」などと改善を提案した。
W 安倍首相の退陣によって決着つける時だ !
党首討論後、志位委員長が会見 !
(www.jcp.or.jp:2018年5月31日より抜粋・転載)
日本共産党の志位和夫委員長は、5月30日の記者会見で、党首討論の感想を問われ、森友・加計疑惑で政府も否定できない五つの重大事実が起きた理由をただしたのに対し、「安倍首相は全く答弁できなかった」と指摘し、「五つの点から見ても安倍首相の責任は明瞭だ。安倍首相の退陣によって決着をつける時だ」と述べました。
志位氏は、党首討論にあたって(1)森友公文書の改ざん(2)虚偽答弁(3)交渉記録の廃棄(4)加計疑惑での隠ぺい(5)柳瀬唯夫元首相秘書官の虚偽答弁――というきわめて悪質な五つの行為が行われた理由について追及したのは、「国政私物化という重大問題について安倍首相の基本的な姿勢をただすためだ」と述べました。
そのうえで、「もしも安倍首相が真実を語っていたら、このような悪質な行為を行う必要はない。党首討論では、改ざん・隠ぺい・廃棄・虚偽答弁は、すべて総理のウソの答弁を守るために、たくさんのウソをつく結果になったことが浮き彫りになった」と強調しました。
志位氏は「国民のみなさんは、1年以上もたつのになぜ問題がいよいよ深刻になっているのかと思っていると思う。安倍政権が五つの悪質な行為で、真相究明を妨害してきたことによって疑惑がいっそう深まる状況になっている。責任はあげて安倍政権の側にある」と指摘しました。
さらに「首相のウソを守るために多くのウソがつかれる。こんな政治でいいのか。総理大臣が公然とウソをいっても、それが許されれば民主政治は成り立たない。総理の言葉が信頼できなければまともな外交論争・経済論争はできない。それ以前の政治モラルの根本が問われている」と述べました。
(参考資料)
平気でうそをつく人達の精神的特徴・欠陥「自己愛性人格障害」 !
(matome.naver.jp/odai/:2013年6月15日 より抜粋・転載)
安倍首相・麻生副総理等、ウソ答弁、説明責任から
逃げ回る政治家の正体を知る参考資料。
『平気でうそをつく人たち』の著者M・スコット・ペックは次のような特徴を、
「悪性のナルシシズム」と呼んでいます。
●どんな町にも住んでいる、ごく普通の人。
●自分には欠点がないと思い込んでいる。
●他者をスケープゴートにして、責任を転嫁する。
●自分への批判に対して過剰な拒否反応を示す。
●立派な体面や自己像に強い関心を抱く。
●他者の意見を聞く耳をもたない。
●自分は選ばれた優秀な人間だと思っている。
●他者に善人だと思われることを強く望む。
出典:自分をたいせつにする心理学 『平気でうそをつく人たち』とは?
「自己愛性人格障害」「自己正当化型ADHD」「強迫性人格障害」「回避依存」などと形容される特徴と重複しているように思えます。
また、書店に溢れる心理学や精神医学関係の類書が、一般の人に危うい読まれ方をされているのも事実である[8]。
素人が聞きかじりの知識で周囲の人を診断してしまうなど、差別や偏見を広めている面もあるからである。その一例が、M・スコット・ペックの『平気でうそをつく人たち〜虚偽と邪悪の心理学〜』(草思社 1996)である。
雑誌『諸君』(文藝春秋 1997年8月号)で香山リカは『「平気でうそをつく人たち」の危ない読まれ方』と題して、その危険性を批判した。
出典:精神障害の診断と統計の手引き - Wikipedia
一方、ナルシシストは、即座に逆ギレという反応を返します。『責められて当然の非』を受け止めることが出来ないのです。事実を突きつけてくる相手は、自分を傷つける加害者に他なりません。
こうした逆ギレは、キレても、報復されない相手を選んで、行なわれることが多いようです。
恋人、パートナー、自分よりも年齢、社会的地位、収入、学歴など、自分の価値基準で下とみなし、報復される恐れの無い相手が、選ばれます。