9. 新共産主義クラブ[-11115] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2024年9月10日 21:30:01 : 6iYsWvPTMl :TOR YVNud2kyVmp6cy4=[10]
私は介護支援の業務のためにLinuxを使用したことはありませんが、以前に家族の介護をセルフケアプランでおこなっていた際には、ケアプランの書類作成やFAXの通信などの全ての事務作業をLinuxの上でおこなっていました。
セルフケアプランを始めた当初は、東京都北区や愛媛県松山市などの自治体がセルフケアプランの利用者のためにウェブサイトに掲示しているエクセルやワードの形式の居宅サービス計画書等のテンプレートをダウンロードして利用していましたが、その後、岡谷システム株式会社が開発・運営している「トリケアトプス」という介護業務支援ソフトを利用しました。
「トリケアトプス」は、初期費用が0円で、利用人数(概ね、ソフトに登録して利用する介護保険の被保険者の人数)に応じた従量制の料金プラン(かつ、月額料金に上限あり)になっていて、利用者一人当たりの月額が220円と安価で使用でき、セルフケアプランで利用するには適した介護業務支援ソフトではないかと私は思います。
「トリケアトプス」は、手元のパソコンなどからWEBブラウザを使ってデータを入力し、出力されるPDF形式のファイルをダウンロードして受け取ったり、国保連への伝送をしたりする方式で、インターネットに接続できて、WEBブラウザさえ使えれば、パソコンに搭載されている OS の種類には依存せずに、Linux でも使用できました。私の場合はセルフケアプランでしたので、国保連への伝送は市役所の介護保険課の担当者におこなっていただいたため、「トリケアトプス」での国保連への伝送機能は利用しませんでした。
多くのLinuxのディストリビューションでは、「LibreOffice」というオフィスソフトがデフォルトでインストールされ、マイクロソフトのエクセルやワードの形式のファイルのやり取りも、マクロ機能を除けば、多くの場合は問題ないと思います。
PDF形式のファイルの加工には、「qpdf」というオープンソースのフリーソフトを使っていました。
介護支援事業者と介護サービス提供事業者との間の通信には今でもFAXが使われることが多いと思いますが、私の場合は、FAXの送信にはパソコンにモデムを接続して「HylaFAX」というオープンソースのフリーソフトを使い、FAXの受信にはNTT*日本の「FAXお知らせメール」というサービスを利用して、ペーパーレスでFAXの送受信をおこなっていました。
既にMicrosoft Windowsの上で稼動している介護業務支援ソフトを利用しているユーザーが、OSをLinuxに入れ替えるメリットはあまり多くないと思いますが、コマンドを入力する手間を厭わない人にとっては、Linuxには、高価な市販ソフトを購入せずに、高機能のオープンソースのフリーソフトを利用できるメリットがあると思います。
以上、ご参考になれば幸いです。
◆ トリケアトプス (岡谷システム株式会社)
https://www.tricare.jp/