http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/ignorantshamele.html
2016年11月26日 くろねこの短語
「私が述べた事を理解いただけないなら何時間やっても同じ」(安倍晋三)。何事につけても、これこそが本音なのだろう。「ignorant(無知)とshameless(無恥)の二つのムチ」と恩師から批判されるのもむべなるかななのだ。
「私が述べた事を理解いただけないなら何時間やっても同じ」。年金カット法案に反対する野党に対して、ペテン総理がこう言い放った。さらに続けて、「建設的な議論を述べて頂いて議論は機能する」ってんだが、言葉を尽くして理解してもらう努力もしないで、なんとも天に唾すると言うか、盗人猛々しいと言うか、この言葉はそのままペテン総理にお返ししたい。
これまでも、強行採決しちゃあ、「丁寧な説明」なんてお題目を唱えてきてるんだが、これまで一度もそんなもの聞いたことがない。つまり、それは冒頭の発言にすべて集約されてるんだね。ようするに、自分の意見だけが正しくて、異論、反論は受け付けないってことだ。法案の内容がどうのこうの以前に、こうしたペテン総理の態度そのものが「熟議」を阻んでいるってわけだ。
・年金法案審議「何時間やっても同じ」 首相、民進質問に
http://www.asahi.com/articles/ASJCT51B3JCTUTFK00Q.html
年金カット法案に関して言えば、そもそも年金は「100年安心」だったはずじゃなかったのか。それを賃金が下がれば年金も減額という軌道修正せざるを得なくなったのは、つまり「100年安心」のために何も手を打ってなかったからじゃないのか。そのくせ、「アホノミクス」のための管制株価操作に年金を注ぎ込んで、何十兆円も溶かしちゃったのはどこのどいつだってことだ。
おそらく、今後は年金支給の年齢が引き上げになるだろう。そして、誰も年金制度を信用しなくなり、ただでさえ世界でも最低レベルの日本の年金はいずれ崩壊する。厚生年金、共済年金、国民年金も含めて、すべて一元化して、さらには積み立て制度に移行していくことが必要だって声は以前からあったのに、与党も野党もギャーギャーやりあうだけで抜本的な制度改革に何ら具体的なプランを提案できていませんからね。
そもそも、ペテン総理は消えた年金問題で「最後のお一人にいたるまできちんと年金をお支払いしていく」って公約したはずなのに、いまではそんなこと知らん振りですから。こうした無責任な男だからこそ、年金カット法案を「現役や将来世代に年金の財源を回す将来年金確保法案だ」と喚いても、誰も信用しないわけです。政治ってのは国民の信頼をなくしたら、それでジ・エンドですからね。
「私が述べた事を理解いただけないなら何時間やっても同じ」。何事につけても、これこそがペテン総理の本音であって、大学時代の恩師が「大学の4年間などを通して、安倍君は自分自身を知的に鍛えることがなかったんでしょう。いまの政権の最大の問題点は、二つの意味の『ムチ』、ignorant(無知)とshameless(無恥)に集約されていると私は思っています」と批判するのもむべなるかななのだ。
・安倍首相の成蹊大学の恩師が涙ながらに批判!「安倍くんは間違っている」「勉強していない」「もっとまともな保守に」
http://lite-ra.com/2016/06/post-2310.html
http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/579.html