房総半島南端部から震源深さ60キロ程度の地震の帯が形成されている。
Hi-net自動処理震源マップ
http://www.hinet.bosai.go.jp/hypomap/?LANG=ja
の「最新24時間」、「日本全国広域」
http://www.hinet.bosai.go.jp/hypomap/mapout.php?_area=EXPJPW&_period=24hours&rn=88932
で見ると、2月13日14:30の画像で、房総半島先端から南東方向に北緯33度付近まで、緑や黄緑のドットが6個連続しています。多分、この半月程度、この付近に「最新24時間」でドットが数個以上表示されることは無かったようで、本日はかなり異常です。なお、黄緑のドットは震源深さが60キロ程度を意味します。
また、
「最新7日間」、「日本全国広域」
http://www.hinet.bosai.go.jp/hypomap/mapout.php?_area=EXPJPW&_period=7days&rn=3696
で見ると、三重県の沖合あたりから南東方向に北緯25度付近まで伸びるドットに、深発地震を示す青いドットがほとんどありません。北緯28度付近に2個、北緯34度付近に3個、三重県の沿岸部に1個があるだけです。それに対し、房総半島や伊豆半島の先端付近から南東方向へ黄色から緑のドットが30個程度表示されています。
この半年程度で見ると、黄色から緑のドットが増加する傾向があったのですが、ここまで青のドットが減少し、黄色から緑のドットが増えることは無かったように思います。
本日の画像が今までとは異なることが、「最新30日間」、「日本全国広域」
http://www.hinet.bosai.go.jp/hypomap/mapout.php?_area=EXPJPW&_period=30days&rn=86465
と比較することでも分かります。
青いドットは深い地震であり、それが減少し、黄色から緑の浅い地震が増加していることは、沈み込んだ海のプレートからの引きが、沈み込まれる方のプレートの浅い部分を下へ引き込んでいることを示しているはずです。
伊豆・小笠原海溝付近での大地震が切迫しつつあるのではないでしょうか。特に、「最新30日間」、「日本全国広域」
http://www.hinet.bosai.go.jp/hypomap/mapout.php?_area=EXPJPW&_period=30days&rn=86465
で青いドットが途切れている北緯30度から31度付近の伊豆・小笠原海溝でM8以上地震が起こり易くなっているのではと思います。伊豆鳥島が北緯30度付近であり、慶長地震の津波は伊豆鳥島付近での地震を仮定すると説明が出来るという指摘があります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%85%B6%E9%95%B7%E5%9C%B0%E9%9C%87
>伊豆・小笠原海溝(鳥島付近)説
>2013年10月の地震学会で、石橋克彦・原田智也らは、慶長地震が南海トラフのプレート境界型地震ではなく伊豆・小笠原海溝の一部(鳥島付近100km四方前後)のM8.2-8.4の地震を仮定すると津波の再現ができるとした[31][32]。
ただ、この付近でゆっくり滑りが起こっているために、青いドットが途切れているという可能性はあるのかも知れません。
仮に、伊豆鳥島でのかなり大きな地震が発生すると、確実に次はより関東に近い地域でM7以上地震が起こるはずです。対策を急ぐ必要があるのではないでしょうか。
2018年02月13日15時10分 武田信弘
http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/429.html