「アクシデント続出のプリンセス駅伝、ワコールが優勝」 (TBS news 2018/10/21)
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3503416.html
「
女子駅伝日本一決定戦の出場権をかけたプリンセス駅伝はアクシデントが続出しました。
2区で岩谷産業の飯田選手がレースで足を痛めますが、必死の思いでタスキをつなぎます。
さらにエース区間の3区。トップで走る三井住友海上の岡本選手も意識がもうろうとなり、途中棄権。三井住友海上のクイーンズ駅伝、連続出場は24回で途絶えました。
優勝は初めてアンカーを務めた福士加代子選手のワコール。ベテランが区間新で差を広げ、26回目のクイーンズ駅伝出場を決めました。
」
ここ数年、マラソン大会や駅伝では走者の体調不良が続出するのが当たり前になってしまったが、
10月21日に福岡で行なわれたプリンセス駅伝でとんでもない事件が起きた。
岩谷産業の飯田怜選手は他走者と接触したらしく右脛骨を骨折、走れなくなり、
何と約200メートルを四つん這いになって進み、次の走者にタスキを渡した。
膝は血だらけである。
例によって、「すごい根性だ」、「あきらめずによくがんばった」と賛美する声が多いが、
ケガによってはすぐに処置しなければ二度と走れなくなる可能性もあるわけで、
即棄権させるべきだった。
おそらく疲労骨折で片づけられるだろうが、内部被ばくで骨が弱くなっているのではないか。
三井住友海上・岡本春美選手の棄権はさらに衝撃的だった。
走行中に意識がもうろうとなり、何と逆走を始め、係員に止められて前進するも、
また逆走を繰り返した。
折り返し地点でも手前で折り返してしまい、結局棄権。
脳に異常があるとしか思えない状態だった。前代未聞の事件である。
彼女も昏倒して頭を強打したら危険であり、すぐに棄権させるべきだった。
会場の福岡県宗像市の当日の最高気温は21.2℃、見物人はみな長袖を着ている。
これでは熱中症のせいにはできない。
そういえば昨年10月の出雲駅伝でも、岐阜経済大学の選手が走行中にけいれんを起こし棄権した。
選手に触れると失格になる可能性があるので傍観するしかないことが問題になった。
日本人は多かれ少なかれ放射能被ばくに蝕まれ、毎日鍛えている強靭な運動選手も例外ではなく、
過酷な競技にもはや耐えられなくなっているのではないだろうか。
ボクシングでは、選手に試合続行の意志があっても、またダウンで10カウントを取らなくても、
レフェリーが危険と判断すれば、即座にTKO(テクニカル・ノックアウト)を宣言して
試合を終了させることができる。
マラソンや駅伝でも、選手の生命を守るためルールを改めることが必要ではないか。
たとえば、1分間以上走行か歩行ができなれば失格、また意識混濁によりコースをはずれたり
逆走したりしたら失格とし、すぐに選手の手当てができるようにすべきだろう。
これも原発事故以後の異常な世界である。
こんな状況で2020年の東京五輪が成功するのか非常に疑問である。
政府は、原発推進のため国民の健康を犠牲にした巨額のツケを支払うことになるだろう。
(動画)
「プリンセス駅伝ハプニング飯田怜感動映像 」 (hakata fukuoka 2018/10/21)
https://www.youtube.com/watch?v=8N7caBI0KHc
「プリンセス駅伝 3区 三井住友海上 岡本晴美選手 途中棄権 」 (隼悠 2018/10/21)
https://www.youtube.com/watch?v=UWVgSmNDZSY
(関連情報)
「プリンセス駅伝2018でアクシデント続出…200Mはいつくばって前進、脱水症状で途中棄権」
(世の中の出来事について 2018/10/22)
https://blogs.yahoo.co.jp/kakupurion69/33702105.html
「トラブル続出のプリンセス駅伝について思うこと
(飯田怜選手の四つん這い、岡本春美選手の棄権)」 (かおすもにゅめんたむ 2018/10/21)
https://www.mirikai.site/entry/2018/10/21/140101
「出雲駅伝2017 岐阜経済大学 1区の武隈選手が転倒 痙攣してるのに救助が遅いとの声
#出雲駅伝」 (NAVERまとめ 2017/10/9)
https://matome.naver.jp/odai/2150752379461853601
「秋田のマラソン大会で6人熱中症」 (産経 2018/7/29)
https://www.sankei.com/affairs/news/180729/afr1807290023-n1.html
「熱中症疑いで9人搬送・東根 さくらんぼマラソン出場者」 (47NEWS 2018/6/4)
https://www.47news.jp/2418800.html
「マラソン大会で48人搬送 熱中症か、4県で」 (日経 2018/4/22)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2970104022042018CC1000/
「マラソン大会で心肺停止 立命館中2年の男子生徒 京都」 (産経WEST 2018/1/29)
http://www.sankei.com/west/news/180129/wst1801290070-n1.html
「神戸マラソン 救急車で9人病院搬送」 (神戸新聞 2017/11/19)
https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/kobemarathon/news/201711/0010747128.shtml
「岩手・奥州のマラソン大会で熱中症訴え16人搬送」 (産経 2017/5/21)
https://www.sankei.com/affairs/news/170521/afr1705210017-n1.html
「3人一時心肺停止、回復 名古屋ウィメンズマラソン (東京新聞)」 (拙稿 2017/3/13)
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/658.html
「龍馬マラソンで10人搬送一時心肺停止も、「気温20度超」熱中症や脱水症か
高知 (産経新聞)」 (拙稿 2016/2/18)
http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/874.html
http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/450.html