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2020年12月11日
中国の”戦狼外交”で欧米の中国潰しが加速する
オバマは中国の恫喝で反中国にかじを切った
画像引用:https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2015/09/-in-2.php まれに見る「不仲」に終わった米中首脳会談【習近平 in アメリカB】 _ ワールド _ 最新記事 _ ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
戦狼外交と謝罪外交のマッチング
中国は『戦狼』と呼ぶ外交戦略を採用し、欧米や日本など西側諸国と対立する。
戦狼の反対を探すとすれば90年代に日本が展開した『謝罪外交』で、徹底して土下座してお金を払った。
竹下総理から安倍総理まで、どれだけ謝罪したかを誇示し、謝罪自慢までしていた。
『戦狼外交』はその反対で相手国を恫喝し命令し、支配して奪う、まるでモンゴル帝国のジンギスカンに近い。
2014年に発生した中国サンゴ船団による小笠原諸島侵略事件では、中国の威圧と日本の謝罪が展開された。
中国の漁船団は最大時に千隻にも達し日本列島を取り巻くように展開し、日本政府を恫喝した。
この「サンゴ船団」は実は中国海軍が金を出して整備し、海軍軍人が乗り込んで指示を出していました。
船団の中心には長いアンテナを装備し漁をしない船があり、それが司令船で軍人が乗り込んでいたと思われる。
こんなものは機関銃でなぎ倒せばいいのに安倍首相は北京まで出かけて、習近平に過去の戦争などを謝罪し許してもらった。
この一件から安倍晋三は中国に一切逆らえなくなり、コロナ下でも中国の「命令」によって入国制限をしなかった。
これが謝罪外交がたどり着いた極地で、何も生み出さないし日本国民を裏切る行為でしかない。
対立する戦狼と欧米
日本を恫喝する中国外交と謝罪したがる日本外交は相性が良く、日本の天皇や首相は好んで中国に出かけては謝罪してお金を払いました。
その結果中国は無料で(むしろお金を貰って)日本の技術を受け取り、経済発展して日中の地位は逆転した。
欧米はこれほど愚かではなく、トランプは猛反発しファーウェイなどを制裁しました。
事の始まりはトランプではなくオバマ大統領で、オバマは最初中国大好きで日本を毛嫌いしていました。
2009年に習近平とオバマが初めて会談し習近平は世界を2分割する「G2」を提案し日本でも大きく報道された。
この席で習近平は「太平洋を真ん中で分割し日本や東南アジアは中国の領土にし、アメリカにはハワイやグアムの領有権を保証する」などと言った。
あまりに非常識な提案にオバマは驚き、中国が思っていたような平和国家ではなく、日本の主張が正しいのに気付いた。
以降オバマは徐々に日本よりになり、2014年の訪日で尖閣諸島は日米安保に含まれると宣言するに至った。
その後を継いだのがトランプ大統領で、反中の種を撒いたのは民主党のオバマ政権でした。
中国は欧米に依存しているが、欧米は中国に依存していない
米国の反中は中国の横暴が強まるほど厳しくなり、「中国の飼い犬」だったオーストラリアやイギリスも反発を強めている。
EU離脱投票で辞任した英キャメロン首相などは「アメリカとの同盟を破棄して中国と同盟国になる」とまで言っていました。
その頃中国はすぐにアメリカを抜き世界の覇権を握ると宣言し、キャメロンはパーだったので信じてしまいました。
オーストラリアも中国のおかげで資源価格が高騰し大儲けし、「次の超大国は中国だ。中国と同盟国に成ろう」などと言っていた。
だが両国ともどうやら中国は超大国にならないらしいと気づき、横暴で傲慢な態度は鼻持ちならないと言い出した。
中国の傲慢さに世界があきれたのがマスク外交で、2020年夏前に欧米でマスクが不足しパニックになった。
中国はマスク輸出の条件として「ファーウェイを5G通信に採用すること」と「コロナ支援で中国に感謝を表明すること」を要求した。
これには世界中があきれ返ったが、結局東欧の一部の国は感謝を表明したりファーウェイを採用したようです。
中国や習近平の間違いは、中国は欧米がなくては滅びるが、欧米は中国がなくなっても滅びないという事です。
これは全盛期の日本も陥った罠で、GDPなど数字を見ると日本や中国は欧米と戦えるように錯覚する。
だが欧米は米国内や欧州内だけで経済が循環するのに対し、日中は欧米の技術や資本や進んだ考えを受け入れて発展している。
ソ連もこの錯覚に陥りソ連圏を作って対抗したが、自律的な経済圏を作ることはできませんでした。
中国がもし「大中華経済圏」のようなものを作って欧米に対応したら、滅びの道に一直線でしょう。
http://www.thutmosev.com/archives/84590574.html
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