http://www.asyura2.com/acat/d/dg/dgh/dGhQLjRSQk5RSlE=/100109.html
1. 中川隆[-14824] koaQ7Jey 2020年1月05日 21:46:20 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1816]
映像の世紀 第12集 「昭和 激動の宰相たち」
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/781.html#c1
7. 中川隆[-14823] koaQ7Jey 2020年1月05日 22:22:51 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1815]
ウェスタン124アンプ
J.S.Bach cello suites + Western Electric 124 + Wooden Horns system
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/133.html#c7
29. 中川隆[-14822] koaQ7Jey 2020年1月05日 22:30:13 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1814]
これを見ても、近衛文麿は日中戦争の早期終了、アメリカとの戦争を回避しようとしていたのが明らかです:
映像の世紀 第12集 「昭和 激動の宰相たち」
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/457.html#c29
6. 中川隆[-14821] koaQ7Jey 2020年1月06日 08:00:50 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1813]
2019/12/28 22:16
投稿者:777
貧困と格差が広がる日本!!藤井聡、激おこ編!!
https://www.youtube.com/watch?v=zQ5sqiQ_Um8
財務省を解体しないとダメみたいですね
2019/12/22 13:17
投稿者:777
>当時の日本株がバブルである事に目を付けたアメリカの投資銀行などが、ファンドの資金で日本株と日本国債を買い上げ株価を吊り上げた後、一斉に日本国債を売り浴びせて、国債金利がピョコンと跳ね上がった。
日本のバブルはCIAが意図的に作らせて潰したのですね。 民間機関ができるものではありません:
バブルを起こして潰す。奴らの詐欺手口の最たるものですた。その手口を見れば分かるのですがいつもワンパターンです。
最初は甘い話でカモを釣る。こうやれば儲かりますよ。おいしい話でカモを誘います。
そしてころ合いを見計らって真っ逆さまに突き落とす。詐欺師の典型的なパターンです。
最初に奴らはバカスカ札束を刷って、バブルを引き起こす。銀行は貸して貸して貸しまくる。株に投資すれば儲かるよ。土地を買えば儲かるよ。そしてカモが罠にかかったころ合いで急に蛇口を閉める。貸し渋りをやるわけです。
これをやられたら投資家はいきなり資金難に陥ります。そして、資金難に陥ったカモ達から担保として株、土地、あらゆる資産を奪い取るのです。昔からやっていることは同じです。
いい加減気付いたらどうかと思うのですが、今だに引っ掛かっている人がいます。
その当時の日銀総裁であった澄田智(すみださとし)と言う方をご存じでしょうか。日銀退官後は日本ユニセフ協会の会長などをやっていた方です。
澄田さんがバブル潰しの張本人と言われています。
プラザ合意以降、5%だった金利を2.5%に下げ、銀行は貸して貸して貸しまくった。その当時は、黙ってても銀行が頭を下げて貸しに来たという話は誰でも覚えているはずです。そういうジャブジャブ溢れた資金が株や不動産に流れ込んだ。借金しても金利は安いし土地や株を買えば値上がりするしで猛烈なバブルが起きたのですた。
そしてバブルが膨らみきったころ合いを図って、澄田さんはいきなり公定歩合を8%、長期金利は 10%まで引き揚げた。蛇口を閉めたのですた。借金すると金利が高い。値下がりリスクのある株や不動産よりも安全な銀行預金の方が良いということで投資家は一斉に株と不動産から資金を引き上げた。土地や株は一気に値下がり=バブル崩壊と言われています。
2019/12/22 13:07
投稿者:人力
777さん
ギリシャの信用力からして、国債金利が米国債並みということは異常ですよね。では誰がギリシャ国債を買っているのか?
一度危機が起きればギリシャは再びユーロのアキレス腱になりますが、そこを狙って異常な価格でギリシャ国債を買っている連中が居る。
日本のバブル崩壊も「ジャパンファンド」なるものがアメリカで大量に売られました。当時の日本株がバブルである事に目を付けたアメリカの投資銀行などが、ファンドの
資金で日本株と日本国債を買い上げ株価を吊り上げた後、一斉に日本国債を売り浴びせて、国債金利がピョコンと跳ね上がった。それに株価が反応した所に空売りを仕掛けて株価暴落を引き起こし、ボロ儲けしました。
過剰流動性に溢れた世界で、この様な「仕掛け」の為の資金も潤沢に供給されています。
現在は多くの市場が薄く広くリスクを抱え込んでいますが、所謂バブル的な過熱感は少ない。だからこそ、一旦危機が意識されると全ての市場で現在のぬるま湯状態が一気に崩れると私は予想しています。
過熱感は無くとも総額が巨大。これも低成長時代のバブルの形では無いでしょうか?
2019/12/22 12:01
投稿者:777
>ギリシャ国債の現在の金利2.5パーセント。こういうのをバブルって呼ぶんですよね
ギリシャは緊縮財政を取っているだけですね。
そもそもギリシャが過去にバブルになった事は一度もないですよね
戦争や緊縮財政で供給力が破壊されれば物価が急騰するにので金利が上がるのです
日本みたいに供給力が有れば、超円安になってもトヨタがボロ儲けするだけで、金利は上がらないのです。
2019/12/21 9:43
投稿者:777
安倍首相は12月5日に26兆円規模の景気対策を発表しましたが、26兆円の中身はたった4兆円でした。
これは政府が26兆円使うのではなく、13兆円の補正予算を支出すると、たぶん民間も13兆円使うので合計26兆円になるという数字です。
しかも13兆円の中には既に支出が決まっていたようなものや、実際の支出が数年後というのも含まれている。
26兆円のうち財政支出は13.2兆円、国・地方の歳出が9.4兆円、財政投融資は3.8兆円となっています。
財政投融資とは民間金融機関にお金を貸すことで、公共事業に使われて後年度に返済したりします。
さて26兆円のうち19年度に支出するのはたった4.3兆円で、5兆円以上は20年度以降の支出になります。
たった4兆円の政府支出で消費増税のダメージがチャラになるとは、まったく考えられません。
しかも使い道は震災復興とかオリンピックとか、以前から決まっていたような事業が多いです。
政府は26兆円の経済対策でGDPを1.4%押し上げると予想したが、民間は1%未満と試算しています。
しかも消費増税でGDPはマイナスの筈なので、経済対策をしてもゼロ成長か僅かなプラスに留まる。
またしても日本は増税によってGDPを低下させ、増税しなかった場合より税収を減らしてしまいます。
これらは増税前に散々指摘されていた事だが、麻生財務大臣と安倍首相は「ダメージは無い」と言っていました。
2019/12/20 5:35
投稿者:人力
777さん。
ギリシャこくさの現在の金利2.5パーセント。こういうのをバブルって呼ぶんですよね。
金融緩和によって金利が消失した世界で金利ハントが過激化しています。
ヨーロッパの周辺国とドイツは国債によって密接に繋がっています。これは日米や米中の関係に似ています。
ドイツは南欧諸国の財政を国債によってファイナンスしていますが、ここはユーロの弱点です。
欧州は不動産バブルも進行していますし、ドイチェバンクのデリバティブ残高も異常です。
世界の金融市場は繋がっていますから、欧州発の危機でもその影響は日米にも当然及びます。
同様に中国や香港発の危機でも世界は無傷ではいられません。
尤も私はバブルは意図的に作られ、意図的に崩壊させられていると妄想しています。
そのタイミングを知るものが巨万の富を手にします。
さらに成長の限界を迎えた世界で、技術の進歩にバブルは不可欠な資金供給源になっている事も事実です。
バブルを全否定する訳ではあ有りませんが、庶民の資金を吸い上げる事で格差が拡大し、負債を公的資金投入という手口で税金に付け替える点において、庶民には害悪となります。
2019/12/19 16:38
投稿者:777
アメリカと日本は当分バブルにはならない
「バブルかどうかの判断基準は「ミンスキーモーメント」=「民間債務」の対GDP比
世界の民間債務残高対GDP比 国別ランキング・推移 – Global Note
https://www.globalnote.jp/post-15129.html
1 ルクセンブルク 417.80
2 香港 291.50
20 日本 --
22 米国
「バブル」の実態は「民間負債」です。
皆がカネを借りまくって投機しまくって、
地価や株価が急騰していく現象です。
で、そんな「民間負債」が超絶に拡大していった時、
何かのきっかけで「借金の焦げ付き」が
(つまり、「貸した金が返ってこなくなる」と言う現象が)
急速に連鎖し、皆が一気に“破産”していく現象が
「バブル崩壊」です。
こういった「バブル崩壊」は、
(MMTの主唱者の一人であるレイの師匠である)
経済学者のハイマン・ミンスキーがそのプロセスを理論化しており、
しばしば「ミンスキーモーメント」とも呼ばれています。
バブル崩壊=ミンスキーモーメントの
過去の代表例として挙げられるのが、
・1990年 日本のバブル崩壊
・1997年 タイや韓国等のアジア通貨危機
・2007〜9年 アメリカのリーマンショック(サブプライム住宅ローン危機)
です。
「この時、一体、何が起こったのか」
を見てみたのが、こちらのグラフ。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1826739577426977&set=a.236228089811475&type=3&theater
これらのグラフは、
「民間債務」の対GDP比の推移を示しています。
まず、日本は、80年代のバブル景気の時、
民間債務が年率でGDPの9.2%ずつ拡大していき、
(つまり、年間40兆円〜50兆円程度ずつ!)
GDPの210%にまで膨らみきった1990年、
(金融引き締めや、土地取引の総量規制をきっかけとして)
その「バブル」が崩壊しました。
バブル崩壊には次のような共通のパターンがあります。
民間の借金が、
GDPに対して年率で5〜10%ずつ拡大していき、
GDPの150〜200%程度に至った時に、
何かのきっかけで、バブル崩壊が起こるわけです。
2019/12/18 15:25
投稿者:777
2019 年 12 月 18 日 宮田 直彦 エリオット波動マーケット分析
【ダウ工業株平均・S&P500】
(S&P500 は第(iii)波上昇トレンド)
S&P500 は 09 年安値(666)以来、サイクル第T波の上昇局面にあるとみている。
第T波はプライマリー級の 5 波構成─(1)-(2)-(3)-(4)-(5)─となる。
18 年 12 月 26 日安値(2346)以来プライマリー第(5)波が進行中。
(NY ダウは順当なら 3 万ドルへ)
NY ダウは 6 月 3 日安値(24680 ドル)以来、プライマリー第(5)波における第(iii)波の上昇トレンドが進行中で ある。順当なら第(iii)波は 3 万ドルを目指すことになるだろう。
S&P500 は 2822(8/5 安値)から、ダウ平均は 25339 ドル(8/15 安値)から、各々第 iii 波の第 3 波「サード・オブ・ サード」の上昇トレンドに入った可能性が高いとみている。
S&P500の年初来上昇率は2013年(29.6%上昇)以来6年ぶり大きさになる可能性がある(12/17時点で 27.35%) 。
2019/12/17 12:57
投稿者:777
2019 年 12 月 11 日 宮田 直彦 エリオット波動マーケット分析
来年は消費税増税の影響で円安が進み、円安=株高 で日経平均は 30000円になるかも
トヨタ株は大型トライアングルから上放れ
最近になって注目すべきは、トヨタ株が大型トライアングルから明確に上放れたことだ。
代表的な輸出株であるトヨタ株とドル円の動きは互いに強く影響し合っている。
過去 10 年でみたときの相関係数は0.95 と高く、株価の上げ下げのほとんどは円相場で説明できるよう にみえる。
トヨタ株はドル高・円安を先取りか
2015年のトヨタ株がドル 円のピークを暗示していたように、現在のトヨタ株の動きはドル 円の動きを先取りしているのではないか。
そうであれば、ドル円も 2015 年以来の大型トライアングルからの上放れが近いだろう。そして 2020 年には、ドル高・円安トレンドが鮮明になっていくと思われ
る。
2020 年に日経平均は3 万円に(?)
2020 年の日本株相場は「サード・オブ・サード」の波動位置にふさわしく、持続的か
つダイナミックな強気相場となろう。
日経平均は2018 年高値を上抜いた後、26,747 円(89 年高値から08 年安値まで下落
幅に対する61.8%戻り)を試すだろう。この水準を2020 年の最小ターゲットとしたい。
ベストシナリオは、今から1 年後すなわち2020 年末頃に日経平均が30 年ぶりに
3 万円を回復するというものだ。これは現時点では「超強気シナリオ」にみえる。しかし波動構成上は、むしろノーマルな予想といえるものだ。はたしてどうなるか?
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/345.html#c6
7. 中川隆[-14820] koaQ7Jey 2020年1月06日 08:01:45 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1812]
2020/1/5 15:03
投稿者:777
【怒りの源は】激おこ藤井聡 ブチ切れ総集編【経世済民】
https://www.youtube.com/watch?v=a6bO984EbZE
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/345.html#c7
8. 中川隆[-14819] koaQ7Jey 2020年1月06日 08:04:58 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1811]
2019/12/10 12:04
投稿者:777
日本政府は日銀から32兆円借りて23兆円返済しているが、日銀が無限に買い取れば返済しなくて良い
アメリカ全体の借金は5000兆円以上
アメリカは最近「日本は世界最悪の債務国家」のような事を言わなくなったが、これはアメリカの方が借金が多いのに気づいたからです。
国全体の借金が連邦債務の3倍としたら5100兆円だが、もっと多い筈だと指摘する専門家が多い。
アメリカのGDPは日本の3倍だが借金は5倍以上多いので、控えめに言ってもアメリカのほうが公的債務が多い。
日本の借金は約1000兆円だが国が発行する長期国債は500兆円ほどで、このうち460兆円を日銀が保有しています。
日本政府は日銀から9兆円金を借りて、まあ後日払うよと言っているが返す気はないでしょう。
元米FRB総裁バーナンキが2016年に来日し安倍首相と会談した時、永久国債で借金を踏み倒せばいいと提案しました。
バーナンキの提案ではゼロ金利で永久に償還しない国債を発行し、全額日銀が買い取ればそれで日本政府の借金はチャラになります。
日本の実質MMTが成功しているのを見てアメリカもやろうという事になり、50年国債や100年国債の発行を検討しています。
超低金利で超長期債を発行してFRBに買い取らせれば、アメリカの借金問題は100年後に先送りできる。
100年後の人どうするかは今の人たちには関係ないので、アメリカの借金問題は解決します。
ちなみにイギリスは第一次大戦の借金をいまだに返済していないし、アメリカはフランス革命前の借金を返済していません。
政府の国債をゼロ金利で買わされた中央銀行はその後どうなるかですが、100年後に破産すれば良いんじゃないでしょうか。
2019/12/10 10:05
投稿者:人力
777さん
自動車関連の税金ですが2008年に一般財源に組み入れられています。
高速道路の通行料なども、新規に建設される(された)不採算の道路によって利益が相殺されていると思います。
特殊法人への赤字補填や、民間の様々な事業への補助金など、日本の財政の無題は膨大なので、これを小さくする事は確かに可能です。
一方で、年間100兆円程度の借換債を発行している事も事実で、建設国債は60年で償還しますが、10年毎に借り換えられる仕組みになっています。新規発行国債40兆円と、借換債に毎年金利コストが掛かりますから、この金利が上昇し始めると、金利負担が財政を圧迫します。
確かに日銀保有の金利は日銀の利益として政府に収められますから、異次元緩和によって金利上昇に対する耐性も上がりましたが、国債の市場価格が暴落すれば、日銀の資産も目減りし、事実上の債務超過となります。
日銀保有の日本国債は満期まで保有する事が前提となりますので、簿価評価すれば債務超過にはなりませんが、為替市場がそれをどう判断するかは微妙かと思います。
いずれにしても、為替の下落や、原油の高騰といった外的要因によるインフレ(=金利上昇)に建強いて政府も日銀も為替介入程度しか対抗手段を持ちません。
そして、為替介入とて、世界の趨勢の前には「カモ」にしか成り得ない。短期国債で作り出した円がドルに化けてゆく。そしてそのドルが米国債に化け、形だけ日本政府の資産は膨らみますが、その米国債を売る事は出来ません。
2019/12/9 19:22
投稿者:777
日本の借金はいくらか
ところで日本の財務省は日本の公的債務を約1100兆円、GDP比200%超としている。
韓国の公的債務が約270兆円でGDP比159.7%だったとしても、何ら問題が無いように思える。
問題があるのは日本のほうで、日本の財務省は国の借金ではないものを「国の借金だ」と言い張って水増ししている。
財務省発表の1100兆円の政府債務の中身をチェックしてみます。
まず政府短期証券100兆円以上を国の借金に加えているが、これは為替介入をいつでもできるようにする準備金に過ぎません。
日本は為替介入をしていないので使っていないのですが、法律上3ヶ月ほどで借りては返す行為を繰り返している。
財政投融資残高150兆円以上は特殊法人への赤字補填や予算配分に使われました。
特殊法人の中には福祉や復興事業など公的な仕事もあるが、天下りに金をばら撒くだけの機関が多い。
大半は「国の事業」ではないので、これを全額政府債務にするのも間違いです。
建設国債残高約250兆円は道路建設などで使われました。
建設国債は高速道路料金や、ガソリン、自動車税などで支払う事になっており、政府債務ではありません。
例えばアメリカは道路建設費などを、政府債務に含めていません。
これらを引いて残った日本の「本当の政府の借金」は多く見て600兆円という所で、発表の半分程度しかありません。
このうち450兆円以上を日銀が保有していて、自分でお金を発行して自分で受け取るのを繰り返しています。
すると韓国政府の計算方法では、日本の現在の「政府の借金」は200兆円以下しかないです。
2019/12/8 4:03
投稿者:人力
777 さん
中国のインフラ投資は既に過剰になりつつありますが、それでもあの広い国土ですから、インフラ整備によって生まれる経済効果は少なくはありません。
中国は資本主義を取り入れた時点で、共産主義というよりは独裁国家と言うべきですが、その強みは政治的意思決定が速やかな事と、経済が失敗したら徳政令的な処置によってリセットが可能な点。負債をバットバンクや中央銀行に集めて、時間を掛けて処理せずとも「御免、チャラにしよう」で国民が我慢させられるメリットは非常に大きい。
日本の停滞は国家と老人の間で資金がキャッチボールされ、それに金融が絡む事で、資金が海外運用されてしまう事が原因。
金利は経済のポンプですから、それがゼロに貼り付いた経済は成長力を失います。(実質金利など意味が無く、その点でリフレ政策は根本的に間違っていた)
日本は良くも悪くも世界のトップランナーなので、今後、先進国は周回遅れで「失われた20年」に突入するハズですが、シティーやウォール街はそれを良しとしません。必ずや「強制的リセット」が発動し、世界は新たな成長フェーズを模索するハズです。その意味において中国と大差が無いのかも知れません。
2019/12/7 19:44
投稿者:777
>消費税増税を無事にやりおおせたことは安倍政権最大の輝かしいレガシーになります。
財務省としてはどうしても日本の景気が良くなると困るのですね
消費税廃止したら日本はまた中国よりGDPが大きくなって、日本の金が中国やアメリカに向かわなくり世界大不況ですからね
2019/12/6 13:42
投稿者:777
中国を見習おう _ 無敗の中国経済の秘密 成長分の数倍の借金で公共事業
日本の公共事業は1円たりとも許さないマスコミは、中国の公共事業を「さすが発展著しい中国ですね」なとと言う。
無敗の中国経済の秘密
中国経済は過去20年で20回以上は経済危機が叫ばれてきたが、全て乗り切って成長してきた。
今回の危機もまた乗り越えるだろうと思えるが、にも関わらず中国経済の将来には悲観論しか出てこない。
今回の経済危機を語る前に過去20年ほど中国で起きた経済危機を振り返ってみる。
中国は共産主義国だが資本主義国と同じように好景気と不況がある。
だが旧ソ連と同じで国の教義として「不況は無い」事になっている。
ややこしいが共産主義が20世紀に始まったときの理由が、共産主義になれば不況が無くなるというものだった。
ソ連は不況になったのに認めず対処出来ずに滅んだが、中国では効果的な対処法を編み出し成功した。
それは巨額の公共事業で不況をなくし、同時に高度経済成長するというもので、元は日本の高度成長からヒントを得たようです。
中国の投資依存度は現在は50%程度のようだが、以前は80%以上ありGDPの殆どを公共事業が占めていた。
ここでいう投資とはその国の政府投資と民間投資を合計したもので、中国の場合は政府投資が多く民間投資は少なかった。
「国は道路建設に投資した」「建設業者はダンプカーなどに投資した」のように政府投資に比例して民間投資も増えるわけです。
中国の公共事業の規模は人類最大かつ空前絶後で、現在は年間300兆円から400兆円に達しているとみられる。
「みられる」というのは中国の国家予算は非公開だからで、間接的な数字から推測したからです。
例えば中国の鉄道路線の新規建設費は50兆円を超え、しかも北京オリンピック以降毎年こうなっている。
2010年代以降は日本の全ての地下鉄を合計したより長い地下鉄が中国で開通し、日本の鉄道総距離より長い距離が毎年開通しました。
道路や橋、発電所、軍事施設、港湾建設などあらゆる分野でこの調子で公共事業を行っています。
「年間300兆円以上の公共事業」は誇張では無く、実際に行われています。
https://green.ap.teacup.com/pekepon/2436.html#comment
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/345.html#c8
9. 中川隆[-14818] koaQ7Jey 2020年1月06日 08:06:46 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1810]
2019/12/19 1:24
投稿者:人力
777さん
FRBの利下げ前には「そろそろ」という空気が漂っていましたが、利下げ後に市場は強気に転じていますよね。
実体経済の指標は、短期的な値動きの材料にはなっていますが、中長期的には中央銀行の緩和規模に市場は強く反応しています。
リーマンショックの一因は日銀の量的緩和の終了ですが、サブプライムショックが発生するまでには1年以上のラグがあったと記憶しています。
これまではFRBの利上げの影響を日欧の緩和継続によって相殺していましたが、日米欧とも、明らかな緩和縮小となると、ヨーロッパ辺りから危機が始まるのでは無いかと妄想しています。
2019/12/4 17:22
投稿者:人力
777さん
アメリカの商務省が発表したFTAのロードマップには医薬品の薬価や保険ピスト もん含まれています。
薬価を国が決める今の健康保険ではアメリカの製薬会社は新薬を高く売りつけられず、又、保険会社も医療保険を売りつけられない。
財務省の医療保険改革のイメージは自己負担率の引き上げと、一部混合診療の解禁だと思われます。これでも貧乏人や高齢者には痛手です。ただ「無駄に長生き」して若者が犠牲になる社会は間違っていますから、欧州の様な医療制度に是正して高齢者への無制限の医療サービスは止めるべきです。お金持ちは自費で高度医療を受けて長生きすれば良いだけ。
アメリカの要求を断れない政権は最悪の結果をもたらすので、安倍にはそろそろ退場願いたい。尤も、トランプ相手にnoと言える政治家が自民党に居るはずも無く、後はアメリカの自滅を願うばかりです。
2019/12/4 12:18
投稿者:777
貧乏人を甘やかすな 日本の医療は恵まれ過ぎている
日本では、健康保険が適用される「保険診療」と、「自由診療」を同時に行うのを禁止し、保険外治療を行うとすべて自費になります。
もし許可すると、金持ちは自由診療に、金持ちでは無い人が保険診療に分化し、保険制度が崩壊するからです。
金持ちが保険制度から離脱してしまうと、貧しい人の保険料を負担する人が居なくなってしまう。
日本は健康保険を全員強制、一律の価格統制をする事でこうした「保険ピラミッド」が崩壊しないようにしている。
金持ちは金持ち用の消毒薬を使い、貧しい人は貧困者用の消毒薬を使う事になったら、やはり制度は崩壊する。
「消毒に40万円」「夜中に起こされたから5割り増し」「点滴一回10万円」
診療費が自由競争になり国民に選択肢が与えられると、こんな事になってしまう。
同じ治療を受けても、保険適用前ですら日本の医療費はアメリカの半分であり、保険適用後は数倍の差がある。
例えばアメリカの救急車は有料であり、州や町によって料金がバラバラで100万円以上を請求する場合がある。
アメリカ映画でヘリコプターがかっこよく病人を輸送する場面が登場するが、あれも有料で1回につき数百万円を請求している。
だが真似をして導入した日本の救急ヘリコプターは無料であり、日本人は当たり前だと思っている。
アメリカではヘリコプターで運ばれたら破産し、命が助かってもホームレスになるのです。
ERというアメリカの医療ドラマが流行し、それを見た人が「アメリカの医療制度は素晴らしい」と言ったが、あんな治療を受けるのは金持ちだけで、一般の人があそこに運ばれたら請求書で破産します。
アメリカには日本の何十倍ものホームレスがいるが、破産した理由で最も多いのは医療費で、しかも半分は医療保険に入っていたのに高額請求され破産しました。
https://green.ap.teacup.com/pekepon/2434.html#comment
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/345.html#c9
10. 中川隆[-14817] koaQ7Jey 2020年1月06日 08:08:21 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1809]
2019/11/14 10:07
投稿者:人力
777 さん
捕捉説明、ありがとうございます。概ね、リーマンショック以降に、このブログで書いて来た事と一致した見解です。
目下の私の関心事は、アメリカや他の先進国が日本の様に10年、20年という低金利時代に突入するのか、それとも金利がどこかで反発する(多分、悪性のインフレの発生や、通貨の信用危機)という点。
ECBの緩和政策は、銀行に資金を提供して、ユーロ圏内の国債を買わせるもので、異次元緩和前の日本の状況に似ています。
アメリカはその前の段階とも言えますが、問題は米国債はドルに次ぐ流動性を持つ「金利の付く通貨の代替え物」として全世界に拡散している事。仮にドルや米国債の信用危機が発生すると、米国債金利は容易に上層してFRBにこれをコントロールする事は不可能。
私は次なる金融危機が発生した場合、注目されるのはドルの信用だと妄想しています。
2019/11/13 15:02
投稿者:777
アメリカの株価上昇は日本からの資金で自社株買いしたからですけどね
マスコミが大騒ぎしている米中経済戦争とかブレグジットの影響は経済的には無視できる程度です
国企業の社債の、償還を保証するCLOまでを買った日本の銀行
日銀は、
・日本の金利をマイナスに下げ、
・金融機関の円国債を額面より高く買って、
・銀行に現金を供給する(日銀当座預金の増加:400兆円)。
国債を売って、現金を得た銀行や生保は、現金の0%の運用では困るので、金利2%台のドル国債や米国の債券、そしてデリバティブを買うか、保険料を受け取って、資産担保証券のCDS、混合証券の利払いと償還を保証するCLOという保証保険を引きうける。
農林中金だけではない。三菱UFJも2兆円分の米コカ社債の保証を引きうけて、保険料を貰って利益にしています。
米国の企業は、低い金利で社債を発行した
米国の企業は、CLOでの保証を日本の銀行が引き受けるので、
・低い金利で社債の発行ができ(4兆ドル)、
・その社債で得た現金(4兆ドル)で、
・自社株買いをして、株価を12兆ドルも上げて来たのです。
もともとは、日本の銀行が日銀に国債を売って米国株を買ったことと同じ、マネー移転でした(2011年から2018年)。
https://green.ap.teacup.com/pekepon/2428.html#comment
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/345.html#c10
11. 中川隆[-14816] koaQ7Jey 2020年1月06日 08:11:37 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1808]
2019/11/7 11:45
投稿者:人力
777さん
言っている事と、やっている事が異なる安倍政権。
表向きは日本会議の背後に居る地方の保守層や、ルサンチマンを抱えるネトウヨにアピールする為に、中韓や北朝鮮に敵対的な姿勢を保っています。
しかし、第二次安倍政権発足後に北朝鮮への経済制裁をこっそり緩和したり、外国人労働者を受け入れたりと、裏では、アジアとの繋がりが強い様に思われます。
だいたい、何故政治家や国会議員を目指すのかを考えれば、「不利な状況を克服して、自分達の生存権や利益を政治的に守る」必要が有る人達が政治家を目指す。
・・・要は、日本の中のマイノリティーこそが、政治家を目指す一番強いインセンティブを持っています。
明治維新においては、薩長の下級武士達でしたが、戦後は在日の方が政治力で身を守る為に、政界にエントリーする・・・。こうして気付けば国会は・・・・。
そして、彼らは利益をファミリーで独占する傾向が強い。どうも、安倍政権を観ていると「日本的ムラ社会の平等」とは違うDNAで動いている気がしてなりません。妄想ではありますが・・・。
2019/11/6 20:54
投稿者:777
日本の場合、地方の公共事業費を削って地方の過疎化が進むと、無人になるのではなく中国人移民の居住地になるのが問題なのですね。 北海道の釧路や十勝は既に中国に乗っ取られて中国語で教育している学校が出て来たみたいですね。
そして、これからどうなるかと言うと:
中国は外国に出て行って戦争に勝ったことが一度も無い。秦の始皇帝が初の国家を作ってから、その領土を守っているだけで、対外戦争で勝った事はほぼない。
モンゴル帝国は強かったが、あれは「モンゴル」が植民地にしたので、中国は植民地側でした。
局地的には朝鮮半島で勝利を得たりしているが、必ず朝鮮の統治者に追い出されています。
ベトナムなどインドシナ半島には何度も侵攻しているが、やはりほとんど勝った事が無い。
台湾にすら負け、日本軍にはコテンパンに負け続け、何度も植民地になっています。
そんな漢民族がなぜ中国を支配できたかというと、長江文明や半島や日本よりも、圧倒的に人口増加率が高かったからでした。
稲作によって大量の食料を得て、子作りに励んでついに女真族やモンゴル族、長江人を数で圧倒して吸収したのでした。
長江文明の子孫である長江人は、漢民族に押し出されるようにして、現在のインドシナ半島に住んでいると言われています。
漢民族の戦略はまず人口を爆発的に増やし、歩いて敵国に侵入して住み着き、その国を支配して領土化します。
これなら戦争に勝つ必要がなく、例えば女真族が住んでいた旧満州では、人口の99%は漢民族になったとされています。
女真族は戦争では圧倒的に強かったが、人口を増やさなかったので漢民族の侵入で吸収されてしまいました。
チベット、ウイグル、内蒙古、旧満州など多くの周辺民族をこの方法で倒してきました。
半島に住んでいる朝鮮民族も最初は中国の東北部に住んでいたが、漢民族が移住してきて追い出されて、歩いて半島にやってきた。
台湾島も島民が住んでいた場所に、多くの漢民族が移住してきて、今では人口の95%以上を移住者の子孫が占めている。
このように中国からの移民や移住者を受け入れるのは、他の国の住民を受け入れるのとは、重大さがまったく違う。
中国の場合は移住は軍事戦略であって、住民を移住させて国を乗っ取り、それから軍隊で占領するのです。
2019/11/6 11:02
投稿者:人力
777さん
日本は山奥の僻地から人の住まない場所になりつつあります。放棄された集落も既に沢山有ります。その様な場所では耕作地も面積は小さく、傾斜もキツイので、大規模化には当然向きません。(ケシ畑にはなるかも知れませんが・・・・)
今回の台風被害や集中豪雨で、山間部のインフラの脆弱性が改めて浮き彫りになりましたが、そのインフラを再整備しても、何れは山間部の限界集落は消えて行きます。
これからのグローバルな世界では、「負担となる地方を持たない都市国家」が有利な時代となり、日本は高齢者と同時に地方という負担を抱えて衰退を余儀なくされます。かつては、大都市に食料と労働力を供給し、日本の発展を支えた地方ですが、その役割は既に終わっています。
地方が国家の負担にならない為にはどうしたら良いのか・・真剣に考えるべき時に来ていますが、大資本による大規模農業が一つの解決策だとすると、もう一方には自給自足社会の復活という手段も有るかと考えます。但し、医療や福祉など国家からの支援は限定される事を前提としたムラ社会。
好むと好まざるとに関わらず、将来的に医療費の自己負担が増大し、年金も75歳まで支払われず、生活保護も縮小された場合、都会での自給自足生活(浮浪者)になるか、田舎で自給自足で生活するかの選択肢しか残らない人も相当数発生するかも知れません。
そういった人達の最後の生活の場として、山奥の耕作放棄地や空き家は活用できるかも知れません。その様な場所に通じる道やトンネルや橋の維持が困難になれば、まさに明治時代に逆戻りして行く地域も出て来るでしょう。
アメリカの大都会のハイウエイを間違って下道に降りると、途上国のスラム街の様な光景が広がていて驚く事があります。社会の分配機能が低下すると、一国の中に先進国と途上国が生まれます。新自由主義の行きつく先は世界のフラット化ですが、それは後進国をキャッチアップすると同時に、先進国の中に途上国を生み出して行きます。
2019/11/6 10:44
投稿者:人力
777 さん
ロシア人って自分達を動物に例える時に「熊」なんですね。何だか笑った・・・。まあ、プーチンも役者の一人として「世界のあるべき姿」を演出する側だと私は妄想しています。全ては「国家」という枠組みを国民が支持し、納税をし、国家に貢献する為のシステムを支えるヤラセだと・・。
「カラー革命」、当初はCIAがネットを通じて革命の雰囲気を醸成したと言われていましたが、当時は北アフリカ諸国や中東でネットの影響力はそれ程強くなく、むしろ「口コミ」によって革命が達成されたみたいですね。まあ、アメリカも懲りずに良くやりますが、それが「お仕事」なので仕方無い・・・。尤も、アメリカの利益の為の行動とは限らないのが面白い所で、アメリカの自爆に繋がるという妄想を楽しんでいます。
2019/11/6 10:13
投稿者:777
財務省は日経新やマスコミを使って
地方の台風・洪水・防災対策に金を使っても意味ない
日本人が地方に住まない様にすればすべて解決する問題だ
という話を拡散しているみたいですね:
[2019.11.04放送]週刊クライテリオン
藤井聡のあるがままラジオ(KBS京都ラジオ) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=t86sehKxvRw
今週のテーマは『ソフトな防災偽善者にはご注意を』です。
▲△▽▼
【Front Japan 桜】台風災害は、人災である [桜R1-11-1] - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=-qw9VxwqhL0
キャスター:藤井聡・葛城奈海
▲△▽▼
要するに、地方を無人にして農地をすべてモンサントに二束三文で売らしたいのですね。
今のままでは農地が細切れになっていて大規模化できないので、農地をモンサント一社に集約しないと採算が取れないのですね。
アメリカのマスコミが大麻ビジネスを推進する為に、マリファナはタバコや酒より安全だというインチキ研究を拡散してるのと同じで
すべて背後にアメリカの多国籍企業がいるのですね:
2019/11/4 7:40
投稿者:777
馬渕睦夫-石油目的のイラク戦争と東欧のカラー革命「アラブの春」の実態 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=9ayQK3ht6yM&list=PLSdGrK6XTr5iYvuiF_2TQaKUPeOMoJiPT&index=7&app=desktop
ハッキングされた電子メールの中には、ソロスがヒラリー・クリントンに対してアルバニア情勢に対する対処の仕方をアドバイスするものがある。
国務長官だったクリントンはソロスのアドバイスに従って動いたようだ。
ヒラリー・クリントンは夫が大統領だった1990年代、マデリーン・オルブライト(国連大使から国務長官)やビクトリア・ヌランド(国務副長官の首席補佐官)と連携して政権をユーゴスラビアに対する先制攻撃へと導いているが、その背後にソロスがいたということだろう。国務長官に就任したオルブライトが主導する形で1999年3月にNATO軍は偽情報で環境作りをしながらユーゴスラビアを先制攻撃、ひとつの国を破壊した。
2003年11月にはジョージア(グルジア)で「バラ革命」、04年から05年にかけてはウクライナで「オレンジ革命」があり、新自由主義体制になった。当然、一部のグループが不正な手段で国民の財産を奪って莫大な富を築き、その後ろ盾になっていた西側の巨大資本も利益や利権を手にした。こうした「革命」でもソロスはスポンサーとしての役割を果たしていた。
2011年にアメリカはサウジアラビアなどペルシャ湾岸産油国やイスラエルと新たな侵略戦争を始める。2月からはリビア、3月からはシリアだ。2011年10月にリビアのムアンマル・アル・カダフィ体制は崩壊、その時にカダフィが惨殺されている。その事実をCBSのインタビュー中に知らされたヒラリー・クリントンは「来た、見た、死んだ」と口にして喜んでいる。
2019/11/3 11:25
投稿者:777
プーチン大統領:世界のテロ攻撃の95%が、CIAによって指揮されている。
2019年10月27日
WORLDDTRUTH.TVより転載
プーチン大統領:世界のテロ攻撃の95%が、CIAによって指揮されている。
ロシアのウラジミールプーチン大統領が「世界のテロ攻撃の95%が、CIAによって指揮されている」と述べた、昨日の臨時会談の後、ショックウェーブはクレムリン周辺で反響を呼んでいる。サンクトペテルブルグで起きた地下鉄の爆発は、「これを念頭に置いて」調査されなければならない。
政府の最高幹部と彼の故郷の街である職員に、非公開のフォーラムで語ったプーチン大統領は、地下鉄の爆発についての質問に対して、世界のテロ攻撃の大部分を誰が指揮しているのかを指摘、米国の影の政府が、世界の主要地域を不安定化させるために、過激なイスラム集団を後援している。
プーチン大統領は、拳をテーブルにぶつけて叫んだ。「もしCIAが、ロシア人の血で手を汚すならば、彼らは、ロシアのクマを穏やかな眠りから覚ましたことを、永遠に後悔することになるだろう」プーチン大統領は、テロリストに対する捜査をさらに進めていくことを誓った。
2019/11/1 10:22
投稿者:人力
777 さん
国家の裏の顔は「暴力装置」ですよね。どんな人物でも国家に逆らう事は出来ません。
ただ、「妄想の自由」だけは確保して頂きたいと願うばかり。
2019/11/1 9:49
投稿者:777
日本の政治家はみんなアメリカの恐ろしさを知っていますからね:
Terror Tuesday _ オバマ大統領は火曜日夕方に必ず CIA のブレナンに暗殺指令を出した
【令和元年秋 特別対談】伊藤貫氏の警告、
パックス・アメリカーナと中華思想の間で摩滅する「商人国家日本」[桜R1-10-26] - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=wxQ7ZQtTSxs
ゲスト:伊藤貫(国際政治アナリスト)
聞き手:水島総
▲△▽▼
戦前の話だけど、山本宣治という男がいた(38歳で初当選し、39歳で暗殺)。誰が彼を殺したか。
石井紘基(民主党、2002年刺殺)のときもそうだけど、どこの誰だか分からない人間が殺すわけですよ。何らかの情報がなければ不可能なんです。僕はそういう歴史を見てきている。
社民連という小さな政党の事務局長をやっていたのが、まだ選挙に出る前の石井だった。僕は親しかったから、あいつが殺されたときは衝撃を受けた。彼は国家の闇、国家予算をはるかに上回る特別会計の闇を追及し始めたところで殺された。確かに、SPがいるところで殺されることはないだろうけど、でもそこから情報が抜けることも当然、覚悟しなくてはいけない。
山本太郎は6年前の参院選のときは、防弾チョッキは手に入らなくて、防刃チョッキを着て(選挙運動を)やっていた。彼の場合はその主張からして、命を狙われる危険も感じたわけですよ。カミソリの刃が送られてきたりして、大変だった。僕は、「こいつは命をなくしてもやる、という覚悟で出たんだな」と感じた。
彼は大臣や総理になっても、よっぽどのことがないとSP(警護官)は付けないんじゃないかと思う。ある意味、SPはその人の情報を全部把握しちゃう。
確かに、SPがいるところで殺されることはないだろうけど、でもそこから情報が抜けることも当然、覚悟しなくてはいけない。
https://green.ap.teacup.com/pekepon/2426.html#comment
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/345.html#c11
12. 中川隆[-14815] koaQ7Jey 2020年1月06日 08:13:51 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1807]
2019/11/1 10:34
投稿者:人力
777さん
ラノベを読みふけっていてお返事が遅れました。ブログを放置してある間、面白い記事をご紹介頂きありがとうございます。
「上級国民・下級国民」
私はマルクスが予言した「行き過ぎた資本主義は格差の拡大によって崩壊する」という意見に一票。
アメリカは銃社会ですから、仮に格差が修復出来ないレベルまで広がると、貧乏人の暴動が発生して社会の維持が不可能になります。まさに「内乱」。州軍、或いは陸軍を国内に呼び戻して対応するのだと思われますが、中国などの非民主的な活動に抗議するアメリカが、自国民に軍が銃を向けた瞬間に、「自由・正義・平等」で結束する合衆国は瓦解するでしょう。州単位で独立するのでは?
「100円の自給・・・」
安い労働力は各国で奪い合いです。それこそ内戦を画策して移民を生み出す程に。安い労働力を必要とする資本家達は、その結果生まれるコストを国家に丸投げにします。こんなモラルハザードが何時までも継続出来るハズも無く、各国で移民排斥の動きが高まるのは当然です。
日本も気付けば旅行者では無い多くの外国人が住む国になりました。そして、中国の若者などは日本人より明らかに裕福そうです。車を乗り回して、ブランドの服を着ています。プラザ合意以降の円高時代の日本を思い出します。
「アメリカの税金」
これはとても参考になりました。アメリカは伝統的にリバタリアンを始め富裕層が「小さな政府」の支持者ですが、結果的に国内に「途上国」を内包する事になりました。これがアメリカの強さの一因なのでしょう。
2019/10/31 21:54
投稿者:777
官僚や財界人は経済の本質が全くわからないから見当外れの判断をしてしまうのですね:
日米の全税制史を調べると「1925年米国は所得獲得者や資産所有者を優遇することが正しい選択であると誤解し、税制は景気に無関係であると誤解し、当時50
−73%の高累進所得税率で好景気を謳歌していたのに、25%へ低下させる所得規制緩和策を実施し、4年間継続した結果、1929年に株価大暴落に続く世界大恐慌を引き起こしたのです」。
3年後に最高所得税率を25%から、63−>92%へ劇的に累進増税し所得規制強化し「米国はわずか6年間で失業率の悪化を食い止めバブル崩壊前の国家税収を完全に回復して、本格的景気回復軌道」へ載せたのですが、アメリカでさえ本論文の理論は認識されておらず、このアメリカの増税策はやむをえず取られた政策と評価され、50年後の大規模財政赤字を発生させたレーガン政権や現在の子ブッシュ政権の大減税政策の強行でも明らかです。
しかしレーガン政権後のクリントン政権が場当たり的で失敗すると批判された累進所得税等の増税政策で、本分析通り見事に本格的経済成長と財政再建の同時達成に大成功したのです。
これに対して日本の平成2年初からのバブル崩壊は税制を、最高所得税率75%―>50%へ所得規制緩和し、更にアメリカが採用したことの無い3%のヨーロッパ型付加価値消費税を導入し個人消費へ規制強化したことが「原因」であるのに、バブル崩壊後、景気が完全回復していない、平成10年には、更に最高所得税率を50−>37%へ所得規制緩和し、更に消費税率を5%へ個人消費規制強化したため、日本経済を更に最悪の経済環境へ陥れ、結果として、日本経済は泥沼に陥り国家税収は更に大幅減少し「バブル崩壊後15年も経過してるのにバブル前の税収に遠く及ばず」若者の実質的失業率は最悪化し、多くの結婚も出来ない経済状況の若者を多数出現させ合計特殊出生率はますます悪化し、年金問題はますます解決困難に向かい、日本民族は消滅の未来に向かっているのです。
2019/10/31 17:45
投稿者:777
竹中平蔵先生の思想
下級国民を甘やかしたらかえって彼らの為にならない。
佐藤 いったいこの世の中に「理想の税」というのは存在しているのか、あるいはこうすればより「理想に近い税のあり方」になるはずだというのがあるのなら、最終的にはその辺までさらにお聞きしたいなと思っているんですけど。
竹中 私は人頭税というのが理想の税だと思うんですね。
佐藤 人頭税?
竹中 そうです。佐藤さんにも、私にも、皆同じ金額をかけるんです。国民一人ひとりの頭数にかけるわけですから、これほど簡単なものはないですね。(後略)
佐藤 国っていうのは正当化されたヤクザと言ってもいいんじゃないですか。
竹中 おっしゃる通りです。税金というのは結局ヤクザのみかじめ料みたいなものです。国は強制的にお金をとるのに大義名分や理屈を並べたてるけど、ヤクザはいちいちそんなことは言わない。みかじめ料と税金の差は、それくらいのものでしょう。
竹中 ・・・やはり多くの人は税による所得の「再分配効果」というのを期待するわけです。再分配効果というのは、たとえばこういうことです。佐藤さんはすごく所得が多いとする。こちらのAさんは所得が少ない。そうすると、Aさんは
佐藤さんからお金を分けてもらいたいわけです。佐藤さんが儲けたお金の一部を自分ももらいたいんですよ。もらいたいときに、政府を通してもらうんですよ。
佐藤 でも、それ、もらいたいって、ずるいじゃないですか。
竹中 ずるいですよ、すごく。『フェアプレーの経済学』という本にもはっきりと書かれているんです。著者はランズバーグという数学者なんですけど、すごくシンプルに見ていくと、今の税はおかしいと言うのです。彼はそれをこんなふうに表現しています。
子供たちが砂場で遊んでいるんです。ある子はオモチャをたくさんもっている。その子はお金持ちの家の子なんですよ。もう一人の子は家が貧しいからオモチャを一個しかもってないんです。しかし、だからといって、自分の子に向かって「○○ちゃん、あの子はオモチャたくさんもっているからとってきなさい・・・・・」などと言う親がいるかというわけです。
ところがそんなことが、国の中では税というかたちで実際に行われているという言い方をしているんですね。これは、みんなのやる気をなくさせる原因になります
2019/10/31 12:13
投稿者:777
欧米では税金を所得税をあまり払っていない下級国民に使うのは逆差別だと問題になっているんですね:
“独立”する富裕層 - NHK クローズアップ現代 2014年4月22日(火)放送
100万ドル以上の資産を持つアメリカの富裕層。
その富裕層が今、自治体の在り方を変えようとしています。
富裕層は税金が貧困層のためばかりに使われていると反発。
みずからが住む地区を周囲と切り離し、新たな自治体を作る動きを強めています。
富裕層が作る自治体 衝撃の運営手法とは
富裕層の動きを後押ししているのが、同じジョージア州で大きな成功を収めた市の存在です。
州の北部にある人口9万4,000人のサンディ・スプリングス市です。
市民の平均年収は1,000万円近く。
医師や弁護士、会社経営者などが多く住む高級住宅地です。
住民グループ代表 オリバー・ポーターさん
「政府による所得の再分配には反対です。
人のお金を盗む行為だと思います。」
ジョージア州で50年ぶりに新たな市として誕生した、サンディ・スプリングス。
州の法律によってさまざまな財源が与えられました。
市民が支払う固定資産税の15%。
売上税の一部。
そして酒税や事業の登録料など、市の去年(2013年)の収入は、日本円にしておよそ90億円。
州で1、2を争う豊かな自治体が誕生したのです。
さらに富裕層は、市の運営にビジネスのノウハウを取り入れました。
警察と消防を除く、すべての業務を民間に委託。
同じ規模の市なら数百人は必要な職員の数を9人に抑え、徹底的なコストカットを進めました。
市民課や税務課。
道路や公園などを造る建設課。
さらに、市の裁判所の業務まで民間に委託しました。
裁判長は必要なときだけ時給100ドルで短期雇用します。
この結果、当初年間5,500万ドルと試算された市の運営費を、半分以下に抑えることに成功したのです。
2019/10/30 18:52
投稿者:777
これから中国人移民が何千万人も入って来るので
健康保険と年金は廃止
生活保護費減額
医療費・教育費補助廃止
防災費用減額
をしないと国家破綻するんですね。
時給100円で働く中国人移民からは所得税は取れないから消費税も30%まで増額するしかないですね
中国人移民はチャイナタウンに住んで日本語ではなく中国語を使うので、義務教育も小学校までにしないといけないでしょう。
安倍先生も移民対策は色々考えているみたいですね:
『安倍首相 病院再編と過剰なベッド数の削減など指示
高齢化を踏まえた将来の医療体制をめぐり、安倍総理大臣は、経済財政諮問会議で、持続可能な地域医療体制を構築するため、都道府県ごとに策定された構想に基づいて、病院の再編とともに、過剰なベッド数の削減などを進めるよう関係閣僚に指示しました。
総理大臣官邸で開かれた、28日の経済財政諮問会議は社会保障制度改革が議題となり、民間議員は、都道府県ごとに作成され、2025年までに目指すべき医療体制の将来像を示した「地域医療構想」について、「実現に向けた進捗が十分ではない」と指摘しました。
そのうえで、厚生労働省が公立 公的病院の再編、統合をめぐり、診療実績が特に少ないなどの全国400余りの病院名を公表したことを踏まえ、「病院や過剰なベッドの再編は、公立公的病院を手始めに、官民ともに着実に進めるべきだ」などと提言しました。
2019/10/30 17:12
投稿者:鍛冶屋
意味がないと仰る”赤字”の意味が、わたし気になります。
2019/10/30 15:48
投稿者:777
最近は下級国民の為には税金を使うなという考えが主流になりましたね
「もう堤防には頼れない。 国頼みの防災から転換を」(日本経済新聞 久保田啓介編集委員)
首都を含む多くの都県に「特別警報」が発令され、身近な河川が氾濫する事態を「自分の身に起きうること」と予期していた市民は、どれほどいただろうか。近年、頻発する災害は行政が主導してきた防災対策の限界を示し、市民や企業に発想の転換を迫っている。
2011年の東日本大震災は津波で多数の死傷者を出し、防潮堤などハードに頼る対策の限界を見せつけた。これを教訓に国や自治体は、注意報や警報を迅速に出して住民の命を守る「ソフト防災」を強めた。しかし18年の西日本豪雨でその限界も露呈した。気象庁は「命を守る行動を」と呼び掛けたが、逃げ遅れる住民が多かった。
堤防の増強が議論になるだろうが、公共工事の安易な積み増しは慎むべきだ。台風の強大化や豪雨の頻発は地球温暖化との関連が疑われ、堤防をかさ上げしても水害を防げる保証はない。人口減少が続くなか、費用対効果の面でも疑問が多い。
2019/10/29 16:08
投稿者:人力
訂正
誤) グリサポート
正) グリホサート
2019/10/29 16:05
投稿者:人力
777さん
食品に関しては所得格差が如実に反映されますよね。アメリカでは20年以上前からオーガニックスーパーが有り、そこの商品は高かった。一方で一般のスーパーは安いけど、牛乳も食パンも酷い味がした。
日本も二極化で健康や長寿はお金で買う時代になりました。
遺伝子組み換えにはヒステリックな日本人も残留農薬には無頓着です。単位面積当たりの農薬使用量は日本と韓国が他国えお群を抜いて高い。これは消費者が綺麗な野菜しか買わない為です。
遺伝子組み換え時代には大した問題は無く、耐除草剤性が高まる事で使用量が増えるグリサポートなどの残留農薬に問題が有ります。日本のホームセンターに行けば大きなボトル入りで売られており、農家が畑の畦道などにジャンジャン撒いています。流石に畑に撒くと遺伝子組み換えでない作物も一緒に枯れてしまうので撒きませんが。
こうしてグリサポートが乱用されると耐性を持ったスーパー雑草が生まれる悪循環が繰り返されます。最近はグリサポートと枯葉剤に耐性持つ遺伝子組み換えさくもつの特許がデュポンから提出されていたと記憶しています。
まあ、長生きしても年金が貰えないかも知れない私たちは、安い食品を食べて早死にするのも人生の選択肢の一つなのかも知れません。
2019/10/29 15:49
投稿者:人力
777さん
上級下級はともかくとして、首都機能を持ち金融センターの一つである東京が防災上優先されるのは当然ですよね。
中小河川の氾濫の問題は管理が自治体なので財政力の差が影響しますし、費用対効果としても高い訳では無いので後回しにされやすい。
問題は大河川の堤防の決壊で、土を積み上げただけの堤防は越水が起きると堤防の外側が落水によって削られて決壊に繋がる。ここを補強する方が、緊急放流で洪水被害を拡大するダム建造よりも防災効果が高いのですが....堤防は長いので難しい問題です。
スーパー堤防計画は用地買収の問題から頓挫していますが、完璧で無くても今よりマシな堤防はスーパー堤防の予算が有れば、もっと安価に構築可能です。
ここら辺が土木行政の不思議な所ですが、定期的に台風で被災して工事が発生する事で地元の土建業者は生き延びているとも言え....政治的な問題なのかも知れません。
因みに政界では台風は票に繋がらないと言われているみたいです。毎年襲って来て、ニュース性に乏しいので政治的な得点に繋がり難いらしい。嘘か本当かはわかりませんが。
2019/10/29 15:48
投稿者:777
これは個人の努力で解決できる様な問題じゃないでしょ_ 2
[2019.10.28放送]週刊クライテリオン 藤井聡のあるがままラジオ(KBS京都ラジオ) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=-X-9-fmHoRU
今週のテーマは『台風19号災害、それは予算削減が導いた人災である』です。
まあ、日本の地方が壊滅したらマンサントが農地をタダ同然で買い占めて、中国人移民を時給100円で農作業させれば、日本農業復活ですね。
もう日本以外では遺伝子組み換え農産物は作れなくなっているので、日本農業の一人勝ちですね:
韓国のスーパーでもオーガニックコーナーができ、オルゴク小学校(清州市・500人)では、有機・無償で学校給食を提供している。パンやサンドイッチは輸入小麦に頼らざるを得ないのではないかと思ったが、パンやパスタは一切使わず、うどんは全部国産の小麦粉だという。日本の大手3社の小麦粉を調べてみると、グリホサートがたくさん含まれている。もっとも入っているのが日清製粉の「全粒粉強力粉」だ。オルゴク小学校はアレルギーの子どもが七人しかいなかった。
韓国の農水省の課長に全国の状況を聞くと、ほぼ小・中学校は有機・無償でやっており、高校はもう少しかかるということだった。保育園・幼稚園でも始め、何年か後には妊婦にも有機の物を食べさせたいと思っているという話だった。
韓国も台湾も、食の安全に対する取り組みを始めている。日本は農薬や食品添加物の基準でいうと台湾の400倍も緩い。小麦粉のグリホサート残留農薬基準は中国の150倍緩い。そして世界各国がグリホサート、ラウンドアップを規制しようとしているなかで、こともあろうに日本だけがグリホサートの残留農薬基準を、物によっては400倍にまで緩めた。そば粉やナタネなどは75倍、100倍、テンサイは75倍だ。今、世界で一番農薬の残留基準が緩いのが日本だ。
ロシアも2016年に遺伝子組み換え農産物はつくらせない、輸入させないという法律を上院下院で通した。中国も2017年から同じように輸入も国内栽培も禁止している。いずれも国を挙げて有機栽培に力を入れている。アメリカも、じつは遺伝子組み換え農産物は2016年から頭打ちで、今オーガニックの生産がなんと年に10%の割合で伸びている。
2019/10/29 14:19
投稿者:777
これは個人の努力で解決できる様な問題じゃないでしょ
東京では大した被害が起きないで、千葉や福島で大災害が何度も続けて起きるというのは
上級国民が沢山住む東京で災害が起きると困るから、防災に金をかける
下級国民しか住んでいない千葉や福島はどうなってもかまわないから防災に金を出さない
という事なのですね。
日本人が上級国民と下級国民とにはっきり階級分化したのが根本的な原因ですね。
https://green.ap.teacup.com/pekepon/2425.html#comment
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/345.html#c12
13. 中川隆[-14814] koaQ7Jey 2020年1月06日 08:15:14 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1806]
2019/10/26 15:48
投稿者:人力
777さん
オオー激しく同意。
何故か戦後のGHQの制作は社会主義的だった。ただ、ロックフェラーの影響が強くなる過程で是正されて行きますが。
少年法などアメリカのリベラリストが戦後日本で理想を実現しようとしたのかも知れません。
彼らは赤狩りでアメリカ国内ではパージされましたが、日本国憲法にその残渣が残り、日本は吉田茂以降、それを利用して軍事費を削減しつつ経済成長を遂げた。
ただ、時代が変わり過ぎて、成功した社会主義では世界に勝てなくなった。しかし、新自由主義では競争に参加できるが、国民の幸福は拡大しない。これがげんbざい日本が陥っているジレンマ。
2019/10/26 9:09
投稿者:777
終戦直後は大したインフレは起きなかった。
円がその後安くなったのはアメリカの命令で戦時国債を踏み倒す為に意図的に紙幣をそれまでの何十倍も発行したからだ
アメリカが日銀にやらせたのは、それまでの 1円札を100円札に名称変更して、戦時国債の額面だけは昔と同じままにしておいた。
戦後の農地解放と同じで、アメリカは地主の金を貧農・小作人に再分配させる為に円の額面を変えたんだ。 だからハイパーインフレとは全く違う。
その結果、農民はすべて自民党支持層になって日本が共産化する可能性がなくなったたんだ。
ドイツやジンバブエのハイパーインフレとは中身が全然違うよ
因みに、日本が一億総中流、世界で一番成功した社会主義国と言われる様になったのは
・GHQ の農地改革で富農の土地をインフレ前に強制買い取り、小作農にインフレ後にインフレ前の金額と同額(タダ同然)で売ってその金額だけ売主に渡した
・意図的なインフレと預金封鎖で富裕層の預金を没収
が原因
要するに、日本を共産化させない為にブルジョアジーの持つ農地と銀行預金・国債を没収してプロレタリアートに再分配したんだ
一億総中流の無階級社会になったらもう共産革命を起こす必要がなくなるからね
損したのは預金を没収された資産家と農地改革で農地を昔の地価と同じ額面のままインフレで安くなった新円札で売らされた大地主だけ
農地を地主からタダ同然で買わせて貰った小作人は一気に土地持ちの資産家になって、それ以降自民党とアメリカの支持者になった
それが自民党一党独裁が今迄ずっと続いた理由
2019/10/26 5:48
投稿者:人力
777さん
成長力が低下した日本では、多少の通貨価値の棄損(日銀の異次元緩和)ではインフレが達成できない事が実証されました。
この原因は、供給された資金が国内に留まらずに、金融を通して海外で運用される為だと私は考えています。
金融を通して資金循環がグローバル化が進んだ結果、旧来の「国民経済の5原則」に変化が出ているのでは無いでしょうか。国内での2者間の資金のやり取りの間に、預金と投資を通じて海外で資金が運用される期間が挟まります。
問題なのは、資金が海外運用されている間は、国内の景気を刺激する事が出来ず、一方で海外の相場の下落や、急激な円高によって、海外運用されている資産が大きく棄損する可能性が有る点です。
日本国内の2者間の取引であれば、誰かの損失は誰かの利益となりますが、海外での損失は、海外の誰かの利益となり、日本国内の富が目減りします。ましてや、政府保有の米国債の様に売却も出来ないものは、アメリカに日本の富を貢ぐのと同じ事となります。(日本は世界最大の債権国ですが、売れなければ意味が有りません)
仮に、将来的に円安が進行して1ドル200円とか250円などという状況になった時、確かに輸出企業は息を吹き返しますが、庶民の生活は輸入物価の上昇によるコストプッシュインフレに押しつぶされます。
生活用品の殆どが輸入品になり、安い食料品も輸入に頼る日本で、輸出企業の業績回復の効果より、インフレの影響の方が余程深刻です。牛丼1杯600円などという事態になったら、低所得者は飢え死にします。
さらに輸出企業の労働分配率は低下しています。非正規雇用の給与が急激に上昇するとも追えませんし、輸入原材料の高騰が輸出企業の収益を圧迫します。エネルギーコストも上昇するので、結局、円安で拡大する輸出企業の利益とは、円安によって海外に比べて割安となった日本の人件費が生み出すものである事を見落とされる方が多い。
要は、円安が齎すものは1960年代〜1970年代の日本です。この時代、牛肉なんて高くて庶民の口には入りませんでした。私は子供の頃、吉野家の牛丼を1度食べてみたいと思いながら「やったね、明日はホームランだ!」というCMを観ていました。
2019/10/26 5:29
投稿者:人力
777さん
戦後の日本のインフレですが、戦中は統制経済や配給制度によって、供給力が低下しても表向きのインフレは抑制されていました。しかし、実際には闇市などで品物は高い値段で売られていたり、物々交換が横行していました。
戦後、統制経済のタガが外れると高率のインフレが発生します。1945年12月に預金封鎖と新円切り替えが行われ、インフレはさらに加速し、4年弱の間に物価は100倍になりました。これは、軍債などの償還による円の過剰供給と、供給力の低下が招いたものです。
その後も高率のインフレは続き、戦後18年間で物価は300倍となります。ハイパーインフレは第一次世界大戦後のドイツの様な状況を指しますが、日本はそこまで至らずとも、庶民の生活に充分以上の影響を与えるだけのインフレ率だったと思います。
預金封鎖前後の高率のインフレは「インフレ税」によって国家が個人資産を回収したと考えられます。戦中に発行された軍債や国債の支払い負担を減らす為に、円の価値を棄損させ、預金や現金の価値を低減しました。イギリスでは同様にポンドの下落が起こりますが、10年以上掛けてゆるやかに実施されましたが、日本は預金封鎖によってハイパーインフレを抑制しながらも短期間で円の価値を棄損させました。
2019/10/25 14:39
投稿者:777
>多分、この状況で中央銀行が間接的にか直接的にか国債を一部引き受ける事態に発展します。
>コモディティーに資金が逃避すると、物価が上昇し始め、金利に上昇圧力が掛かるので経済の息の根が止まります。
中国や韓国は組み立てしかできない国なのでそうなのですが、日本みたいな大昔から供給過剰で、終戦後に工場も建物もすべて壊滅した状況下でも大したインフレにならなかった国は国債をいくら発行しても大したインフレにはならないのですね。
国民経済の五原則
◆国民経済において、最も重要なのは「需要を満たす供給能力」である。
◆国民経済において、貨幣は使っても消えない。誰かの支出は、誰かの所得である。
◆国民経済において、誰かの金融資産は必ず誰かの金融負債である。
◆国民経済において、誰かの黒字は必ず誰かの赤字である。
◆現代世界において、国家が発行する貨幣の裏づけは「供給能力」である。
もし日本がハイパーインフレで超円安になったら日本の輸出企業の一人勝ちで、欧米とアジアの生産業は壊滅しますからね
2019/10/25 14:05
投稿者:人力
777さん
過去のバブル崩壊は高い成長率とセットで、金利水準もそれなりに高い状態でバブルが拡大しています。リーマンショックを除けば民間の旺盛な投資意欲(投機欲)が絶頂に達してバブルが弾けた。
リーマンショックが少し違うのは、確かにバブルはアメリカの住宅市場で発生していましたが、バブル崩壊の規模を拡大したのは金融セクションです。金融工学によって根拠も無く拡大した市場が、サブプライムショックでふと我に返ってシステマチックな危機に発展しました。
当時と現在を比べるとレバレッジこそ低下していますが、デリバティブ残高は拡大しています。リスクヘッジが名目のデリバティブ取引ですが、レバレッジが大きく掛かるので投機目的の取引もされており、ドイチェバンクの7000兆円と言う残高はどう見ても異常ですし、ドイチェバンクアメリカ支社は社員が昼間から職場で転職活動によ余念がないらしい。
金利の低下した社会でリスクは広く浅く拡散するので市場の過熱感は従来のバブルよりも低くなりますが、一方で景気後退が明確になれば、そこら中から黒い白鳥が首をもたげる事になるでしょう。
今回の危機で問題なのはリーマンショック以降、債務を急拡大させたのが政府部門であると言うこと。日本では国債が半ば国家管理になっていますからピンと来ませんが、次の危機に際しては各国国債の信用問題が発生するハズです。債務残高が膨らんだ状態で国債金利が上昇して財務状況が急激に悪化します。こうなると量的緩和の時のように国債をバンバン発行する訳にも行かず、景気対策が後手に回って危機が深化します。
多分、この状況で中央銀行が間接的にか直接的にか国債を一部引き受ける事態に発展します。
ここで市場が過激に反応すると危険ですが、多分、主要通貨が等しく信用を失う形となるのはリーマンショック後と同様でしょう。ただ、コモディティーに資金が逃避すると、物価が上昇し始め、金利に上昇圧力が掛かるので経済の息の根が止まります。
この他に中東で戦争が発生して原油価格が高騰するケースも物価の上昇により金利上昇圧力を生み出して危険です。
いずれにしても、金利が下がり過ぎた世界はリスクの許容度が低くなります。
2019/10/25 11:32
投稿者:777
>ところが、これらの高値を支えているのは、リスクを度外視して金利に飢えた緩和マネーですから、WeWorkを例に取るまでも無く、バブルが発生している事は明らかです。いえ、最早破裂寸前でしょう
人力さんのバブルの判定基準は経済学でのバブル基準と全然違いますね。
経済学ではバブルは「民間債務」の対GDP比で判断します:
「民間債務」の対GDP比
https://www5.cao.go.jp/j-j/sekai_chouryuu/sh18-01/pdf/s1-18-1-2.pdf
「バブル崩壊」はハイマン・ミンスキーがそのプロセスを理論化しており、「ミンスキーモーメント」と呼ばれています。
バブル崩壊=ミンスキーモーメントの過去の代表例として挙げられるのが、
・1990年 日本のバブル崩壊
・1997年 タイや韓国等のアジア通貨危機
・2007〜9年 アメリカのリーマンショック(サブプライム住宅ローン危機)
です。
「この時、一体、何が起こったのか」
を見てみたのが、こちらのグラフ。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1826739577426977&set=a.236228089811475&type=3&theater
これらのグラフは、
「民間債務」の対GDP比の推移を示しています。
まず、日本は、80年代のバブル景気の時、民間債務が年率でGDPの9.2%ずつ拡大していき、 (つまり、年間40兆円〜50兆円程度ずつ!)GDPの210%にまで膨らみきった1990年、(金融引き締めや、土地取引の総量規制をきっかけとして)その「バブル」が崩壊しました。
タイや韓国も、
民間債務がGDP比で
年率8〜10%ずつ拡大していき、
GDPの140〜160%程度にまで膨らんだ時に
(ヘッジファンドの通貨の空売り攻勢がきっかけで)
そのバブルが崩壊しました。
アメリカも、民間債務が、
GDPに対して年率4.3%ずつ拡大していき、
170%に達した時に、バブルが崩壊しました。
https://38news.jp/economy/13731
従って、現時点では日本やアメリカはバブルとは程遠いのですね。
https://green.ap.teacup.com/pekepon/2423.html#comment
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/345.html#c13
14. 中川隆[-14813] koaQ7Jey 2020年1月06日 08:17:02 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1805]
2019/9/25 14:38
投稿者:人力
777さん
こういうコメントは大歓迎です。勉強になりますし。
投資を実際にされている方は、陰謀論的に「イベント期待」の私などとは全く違って、テクニカル分析などを良く研究されていますよね。
アルゴリズム取引などのプログラムも当然それらの経験則をモデル化していますから、平日は「セオリー」が大きく裏切られる事は無いのでしょう。
私の興味は市場とFRBの綱引きや、パニック時の集団心理に有り、色々と妄想して楽しんでいます。
投資といえども資金供給に支えられている訳で、金利が下がり切った現在、この環境の継続こそが市場の悲願となっています。
私個人の興味としては、エンドレスの緩和政策が可能なのかどうか?
或いは、その様な特殊な環境が継続していても、なんらかの些細な切っ掛けで信用収縮が起きるのかという点に絞られます。
陰謀論的にには「緩和=餌」で、何か事が起きる前に庶民の資金は市場を通して誰かのポケットに収まっていると考えています。
「相場」という虚構の数字で実体とかけ離れた規模に膨らんで見える市場ですが、一瞬にして利益が消える瞬間が訪れるます。コレはバブルの定めともいえます。ドイチェバンクを例に取るまでもなく、「デリバティブ」という化け物は歯止め無く増殖しますが、その実体は誰かの借金の無限ループに近い。こんな「虚構」が続く方がオカシイ。
デリバティブ残高は取引を相殺し合えば、実際の規模は格段に小さいのですが、危機に際して人の理性は停止し恐怖を市場が支配します。
一種の週末願望や、ルサンチマンに過ぎませんが、「見てみたい」という好奇心から逃れられずにいます。
2019/9/25 12:23
投稿者:777
人力さんの相場観はおかしいですね。
株価は景気に半年先行するので
米国株が今上がっていれば半年先はアメリカ経済も更に上向くというのが相場の常識です:
ドル−円 のエリオット波動
下降トレンド
第1波 1978/10/31 177.05
第2波 1982/10/29 277.45
第3波 1995/04/19 79.75
第4波 2007/06/22 124.16
第5波 2011/10/31 75.35
上昇トレンド
A波 2015/06/05 125.86
B波 2019/08/26 104.46
C波 現在進行中
NYダウ、S&P500 のエリオット波動
現在は
supercycle X波, cycleT波, primary (5)波, intermediate (3)波
の上昇トレンド中
日経平均・TOPIX のエリオット波動
現在
cycle(X)波, primary (3)波, intermediate (3)波
の上昇トレンド中
https://green.ap.teacup.com/pekepon/2411.html#comment
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/345.html#c14
15. 中川隆[-14812] koaQ7Jey 2020年1月06日 08:22:04 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1804]
2019/9/17 17:05
投稿者:人力
777さん
○○波動とか経験則的法則を投資をされている方は結構研究されていますよね。
人力のインチキ予測と分析は陰謀論に則っていますので「誰かが仕掛けて、ガッポリ稼ぐインサイダーがきっと居る」という妄想を垂れ流しています。
人為的に仕掛けられた暴落は、相場の動きや法則を裏切るから、親の総取りになると妄想しています。
だから逆指標などと呼ばれています。
2019/9/17 16:31
投稿者:777
NYダウ、S&P500 のエリオット波動
現在は
supercycle X波, cycleT波, primary (5)波, intermediate (
https://green.ap.teacup.com/pekepon/2406.html#comment
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/345.html#c15
1. 中川隆[-14811] koaQ7Jey 2020年1月06日 08:24:22 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1803]
2019/9/15 14:40
投稿者:人力
777さん
岩婦温泉 岩婦館、2014年で廃業しちゃったみたいですね。残念。
2019/9/15 14:20
投稿者:人力
777さん
千葉県はピーアルーの下手な県です。手つかずの自然が多く残る南房総地域は、観光地のポテンシャルが高いのですが、半島故にアクセスの悪さがネックです。
ただ、私が知人のオススメすると、ほとんどの人は虜になってリピーターになります。マリンスポーツが好きな方は伊豆よりアクセスが良いので喜んでいます。
岩妻温泉、未だ営業していると思います。ネットに予約画面が有りますから。ただ、あの場所は分かり難いし、風呂も小さいのでキャパも低い。まさに知る人ぞ知る秘湯。
同じ単純硫黄泉ならば、七里川温泉もお勧めです。昭和テイストに溢れた温泉ですが、海底堆積物由来の透明な硫黄泉は肌に優しく、湯の華がちらちら舞います。ロビーは囲炉裏BBQで、持ち込み食材OK。飲み物だけ注文ですが、「ビール下さい」「そこから持ってって、栓抜きは上ね、コップは横にあるから」みたいな気安さは最高です。
亀山温泉の泉質も凄いですよね。トロトロの黒湯。私が行った時も、広い浴場が貸し切り状態。
千葉の観光地はどこも似たり寄ったりで、やはり道路整備の遅れが致命的でした。「房総は遠い」「帰りの道が混む」という印象を払拭出来ない。
ただ、佐原にたいに、古民家カフェや古民家雑貨屋が増えるのもどうだろう・・・。ミニ金沢みたいで、若い人には「オシャレ」に感じるのでしょうが、私にとっては画一的で魅力が亡くなる。
いっその事、房総は「昭和ノスタルジー・アイランド」を売りにすれば良いのでは無いか!!
それにしてもディスっている割に777さん、千葉県通ですね。実は地元民ですか?
2019/9/15 11:27
投稿者:777
しかし、千葉県は昭和から全然変わっていないですね。
電柱も建物も人間も昔から何一つ変わらない、時代に取り残された街
昔、富山にある硫黄泉の岩婦温泉に行ってあまりに泉質が良いので驚いたのですが、客が全然来なくて潰れたみたいですね。
亀山湖の亀山温泉ホテルも源泉は物凄いのに、経営者がアホで かけ流しの仕方が全然わからないので客が寄り付かず、廃墟みたいになっていましたね。
これでは東京電力も電柱にまで金を掛けたくないでしょうね。
https://green.ap.teacup.com/pekepon/2405.html#comment
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/410.html#c1
2. 中川隆[-14810] koaQ7Jey 2020年1月06日 08:25:25 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1802]
2019/9/15 9:22
投稿者:人力
777 さん
40m/sの基準は「経済産業省の『電気設備に関する技術基準を定める省令』」によって定められた基準です。
ただ、基準策定に当たっては、電力会社の意向も当然反映されていると思います。
東電は40m/sにある程度の安全率を見た強度が有るとしていますが、街路灯などでは沿岸地域で強風が予想される地域では60m/sを基準としていますので、電柱も同様かと。
ただ、コンクリートポールはアルカリ骨材反応などで劣化します。クラックから水が浸透して、鉄筋に錆が生じると、コンクリートが中性化して強度が失われます。
電力会社は電柱の目視点検を行っており、規定以上の損傷のある電柱は随時交換していますが、これがどこまで徹底されているか・・・確かに爆裂の様な形跡の見られる電柱も見かける事が在ります。
山中などで絶えず水に晒されれ様な環境でも、電柱の寿命は短くなると思われます。
ただ、こんなに電柱が倒壊した台風被害は過去に例が無く(四国や紀伊半島においても)、東電がこの被害を予想し得たと考える事は難しいと思われます。
政府が電柱の強度の再検証を言い出した様ですが、借りに強度アップが決定されても、建築物同様に新設される電柱にのみ適応されるハズです。
2019/9/15 7:32
投稿者:777
>電柱や街路灯(道路照明)などは、基準風速40m/Sで設計されています。ですから普通は最大瞬間風速が40m/sを越えても倒れません。(基準風速は10分間の平均)
それは東京電力がコストダウンの為に勝手に緩めた基準ですね。
正規の基準は
コンクリート柱は約1.2トンの横曲げ強度(設置時におよそ風速60メートル程度の風圧に相当)に破壊されないよう設計されている。
設計風速は、基礎のサイズや使用材料、市街地状況を考慮して条件が緩和される場合もあります。
具体的には、条件によっては道路灯50m/s、公園灯40m/sが可能です。
L1003:2009では、設計風速は次のように定められています。
設計風速(Vcr)はVcr=60m/s とする。
地域、設置条件などにより設計者または製作者と、使用者又は設置者間で設計風速について取り決めがある場合は、それを採用する。
沖縄、九州の一部及び離島に設置される場合で、一般に比較して明らかに強風が吹く地域と判断される場合は、建築基準法施行例、建築物荷重指針などを参照し、地表面の状況により速度圧の割増しを行うことが望ましい。
橋梁又は高架部で設置高さが高い場合は、同様に速度圧の割増しを行うことが望ましい。
ただし、その際の速度圧は、設計風速60m/sによって計算した値を下限値とする。
附属物を含めポールの高さが6m以下のものについては設計風速40m/sを採用してもよい。
ただし、道路に設置する場合は設計風速50m/sを下限とし、建物の屋上、山稜、高架、橋梁及び沿岸部などに設置される場合は60m/sとする
https://green.ap.teacup.com/pekepon/2404.html#comment
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/410.html#c2
3. 中川隆[-14809] koaQ7Jey 2020年1月06日 08:29:55 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1801]
2019/9/12 17:12
投稿者:人力
777さん
冗談でコメントされているかと思いますが、勢いよく倒れて来る倒木の過重に電線も電柱も耐えられないでしょうし、屋根が吹っ飛んで来たら当然アウトでしょう。
確かに電柱が経年劣化やアルカリ化で規定の強度を保っていない可能性は否定出来ませんが、新しい幹線道路脇の電柱も折れていますから、それだけ風の勢いが凄かったと言う事でしょう。
2019/9/12 16:05
投稿者:777
>現実問題として空中を走る送電線を倒木や飛来物から守る事は最新技術でも不可能です。
東京電力でもその程度の技術は持っていますよ。
しかし、配当や自社株買いを優先しているのですね:
2018年7月12日
東京電力ホールディングスの100%子会社であり、新規事業創出及び投資、当該新規事業の運営サポートを行っている東京電力ベンチャーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:赤塚 新司)が、「ドローンハイウェイ」を活用したドローン物流の共同検討を株式会社ゼンリン、楽天株式会社と開始し、世界初、送電設備を安全な空の道として利用した配送の実証実験に成功しました。
2019/9/12 14:14
投稿者:人力
777さん
山間部の細い道路の脇を、どこに繋がるのか延々と続く何百本の電柱の先にポツンと小さな集落が有る。その間に樹木は何本有るのだろうう?
現実問題として空中を走る送電線を倒木や飛来物から守る事は最新技術でも不可能です。
今回は広範な地域で電柱の倒壊、倒木、建物の倒壊、看板や屋根材の飛来という攻撃を受けていて回避不能の事態ではないでしょうか。
スマートグリットをどんなに上手に構築しても、同時多発的に送電路をズタボロにされているので、迂回路も確保は難しい。
地中埋設という手もありますが、コストを考えると都市部以外では現実性が有りません。
東電のミスは復旧見込みを甘く見すぎた点です。ここに関しては森田県知事も苦言を呈しています。
2019/9/12 10:24
投稿者:777
今回の停電騒ぎの原因はすべて東京電力にあるのは明らかですね。
去年の台風24号の被害
東京電力管内では、今回の台風による総停電件数は40万戸以上、神奈川県が約15万戸、千葉県が約9万戸、茨城県が約6万戸など。
埼玉県では、さいたま市だけでも112件の倒木が発生した[13]。 浦和区の調神社では、境内に植えられていた高さ約20mのケヤキが折れて電線に引っかかって電柱3本が折れ、周辺の住宅など約500戸が停電した[14]。大宮区の氷川神社では、境内に植えられていた木の枝が折れ、回廊の屋根が崩壊した[13]。中央区の埼玉県立与野高等学校では、体育館の壁が崩れた[15]。東松山市の箭弓稲荷神社では、本殿前の内庭にある神木が倒れた[13]。
今回の台風の方が被害が大きくなるのが判り切っていたのに東京電力は何の対策もしなかったんですね。
そもそも電柱や配電施設を大昔のまま放置してそのまま使っていたからこの程度の台風ですべてやられてしまったのです。
設備投資に回すべき金をすべて社員の賃金に廻したのか、福島原発事故や今回の停電騒ぎの原因なのです。
https://green.ap.teacup.com/pekepon/2402.html#comment
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/410.html#c3
4. 中川隆[-14808] koaQ7Jey 2020年1月06日 08:31:17 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1800]
2019/9/10 13:54
投稿者:人力
777さん
まあ、南房総にも色々ありますから。
ただ漁師町とヤクザは切っても切れない関係ですよね。まあ、関わり合いにならなければ良いだけですが、商売をするとなると、お付き合いも当然出てくるわけでして...。
高齢化が進み、ヤクザ屋さんもシノギが厳しいご時世ですが、海の家だけで一年食べて行けるハズも無く....。
栄町、中学生の頃、友人よドキドキしながら映画を見に行きました。「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士達」だったかな。発砲事件に後で、結構緊張しました。栄町も昔の怪しい賑わいは無くなりました。
2019/9/10 13:18
投稿者:777
木更津はヤクザが多いです
先日、矢部謙三でヤクザに潜入捜査する話がありましたが
撮影に使われた建物は
なむら興業という木更津のヤクザの建物でした
木更津の花火大会とか行けばわかりますが
怖いですよ…
色々います
あと、じいちゃんの知り合いにも、ヤのつく自由業のかたがいましたが
彼らはいい人だし強そうでした
そもそも木更津の民度は低すぎる。やくざを県議から国会議員にさせる民度なのだ。木更津で飲食店を始めるためには、やくざ代議士の色紙を店内に飾る必要があった。
秦野章は、自ら拳銃を手にして暴力団・やくざと戦った。
「やくざと知らないで、有望な青年と見込んで助けてやった。
数年後に成功したという祝いの会に呼ばれた。そこにハマコーが、隅っこの方にいるではないか。びっくりしたよ。
やくざ組織を知らないで、のこのこ参加してしまった俺もバカだった。応援した青年が、やくざの大将だったとは!
ハマコーは、やくざ仲間ではチンピラだったんだ。ア、ハハ」
千葉市の栄町が、歓楽街として有名であることは、千葉県人ならだれでも知っている。
歓楽街のエンジン役が、麻薬・覚せい剤
大量に密輸される麻薬取引の拠点の一つが千葉県である。海から、空から密輸される。
2019/9/10 11:16
投稿者:人力
777さん
私は幼少期に田圃の中の一軒家で育った為か、都会の景色ばかり見ていると息が詰まりそうになります。
田舎への移住に成功した人、失敗した人、様々だと思いますが基本はコミュニケーション能力かと思います。
都会のコミュニティーに疲れて田舎に移住しても上手くいくはずは無く、都会でも自然に人の輪の中心に居るような人は田舎でもそれなりにやって行けると妄想しています。
私は田舎の人と話す機会がも多いのですが、部外者だから皆さんガードが下がるのか、家族構成から娘息子の住んでいる場所や職業、ご両親の話までしてくれる人が多いです。こちらの事には意外に無関心で「何処から来たの」程度しか聞かれません。飲み屋に行くと新しい店の出店計画から図面まで見せてくれたりします。(やはり、コミュニティの中で話せないからでしょうか)
様々な千葉の田舎に行きましたが、南房総はよそ者に対する警戒感は薄いようです。漁師町気質ともいうのでしょうか。
私の住んでいる浦安の旧市街周辺も漁師町気質で、近所づきあいは夕飯のオカズの一品を交換しあうような付き合いです。「おばさん、ちょっと子供見ててくれない?」なんて頼める付き合い。妻が田舎出身なのでそういうコミュニティーに溶け込むのが上手いのです。
「将来移住したいんだよね」と言うと田舎の人は口を揃えて「仕事無いよ」「老後に住むには最高だよ」と言います。
私としては老後の移住なんて面白くも何とも無いので、やはり移住するならその地域に何か貢献出来る仕事をしたいと考えています。
外から見ると魅力的な田舎も、中から見れば衰退著しい閉塞社会というのは理解していますが、「もうダメだ」と諦めた人ばかりでは田舎は衰退するばかりです。
これからは、外部の優秀なスキルを持った人を積極的に受け入れて活用する様な地域が再興して行くと妄想しています。
2019/9/10 8:38
投稿者:777
田舎生活の愉しみは噂話、悪口と苛めだけ
田舎では選挙で誰に投票したかまで監視されている
移住して5年ほどになる集落居住者がいう。
「怖いのは選挙だ。立会人っているでしょ。あれが、集落の誰は投票に来た、誰は来てないっていうのをみんなチェックしてて、来なかった人間は後から吊し上げられるんだ」
投票所での立会人も、狭い地域では、顔なじみの古老ばかり。誰が投票しなかったかは集落内で密やかに「共有され」、ときに忠誠が問われるのだという。仮に自治会に入れたとて、日常のあらゆる局面で、監視と縛りが待っている。移住組の70代主婦はこうこぼす。
田舎の人は素朴だということは真っ赤な嘘
で、田舎の人は素朴で親切だということは全くの偽りである。
田舎の人は好奇心が強い。集落に自治体の勧めによる中古住宅などを買って棲み始めると近所の人の好奇の目に晒される。やれ、出身地はどこだ、大学はどこを出ている、現役時代はどんな仕事をしていて役職はなんであったかなどなど。
どう答えたところでやっかみの目に遭う。
しかも彼らは絶対に自分たちのことは言わない。これは長野県のあちこちを回ってきたおまわりさんの口から語られたことなので、真実だ。
そして、一挙手一投足が村の噂として流され、雪かきなどで嫌味を言われて村八分の状態になる。
そういうことを覚悟しなかったら、村の集落に終の棲家を求めるなどと言うタワケタことをしてはいけないのだ。
わたしもパソコン教室の先生をヴォランティアでやってみたが、「ヤッテランネェヨ」と言うことになった。
与えることばかり多くて得るものはごく少ない。それが村人に混じって暮らす田舎暮らしの真相。
そして、集落の「つけ火して、煙り喜ぶ、田舎者」との交際を避け、別荘地に棲むべきだという週刊新潮のこの記事は、実際に田舎暮らしをしている身にとっては、まるでキリスト教徒が新約聖書を崇めるようにありがたい記事であった。
https://green.ap.teacup.com/pekepon/2400.html#comment
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/410.html#c4
1. 中川隆[-14807] koaQ7Jey 2020年1月06日 08:38:28 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1799]
投稿者:人力
777さん
興味深い書き込みありがとうございます。
宵越しの金を持たない....私も江戸っ子気質!!
2019/9/4 10:34
投稿者:777
原始人と江戸時代までの日本人はメンタリティが同じだった、日本人が金の亡者になったのは明治以降
江戸人の働きかた
昔から「そんなの朝飯前だよ」という言葉があります。たやすく簡単にできることをよくこんな言い方をしたりしますが、 江戸人の「朝飯前」は意味合いがちょっと違ったそうで、「朝飯前」とは文字どおり朝ご飯を食べる前にする働きのことを言ったそうです。
向こう三軒両隣に声をかけ、母子家庭、父子家庭、あるいは老人の一人暮らしの中で困ったことが起きていないか様子を見てその手当てをするのが 江戸人の日課でした。もちろんこれは浮世の義理で無報酬です。
そして朝ご飯を食べたら身過ぎ世過ぎ(生活)のために働いてお金を稼ぎます。これが今でいう「仕事」にあたるのですが、しかしそれも昼飯までには終えてしまいます。
その意味では3〜4時間しか働いていないことになるので江戸っ子はなんと気楽な人たちだろうという気がしますが、実際にはそうではありません。
昼食が済んだ午後からは人のため町のために「はた(傍)をらく(楽)にする」働き、今でいうボランティアに精を出していたのだそうです。
江戸っ子は宵越しの金は持たないわ、ろくに働かないわ、浮世をのらりくらりと楽しく遊んでいたと言われることがありますが、実はそうではなくいろいろなことをして多彩に働いていたのです。ただ現代人とは働くということの概念が違っただけなのです。
ちなみに人の評価は午後の「傍を楽にする」働きの多い少ないで決まったそうで、 地位や財産でなく自分以外の人や世間のために働くことに人間としての価値をみるような価値観だったといいます。
最近「プロボノ(各分野の専門家が職業上持っている知識・スキルや経験を活かして社会貢献するボランティア活動)」という言葉がさかんに言われるようになりましたが、そんな言葉を待たずとも百年以上もずっと前からそういう活動を江戸っ子たちは「朝飯前」にやっていたのです。もちろん朝だけでなく夕飯前にも。
そして夕方になると、夏などはみんなで一斉に打ち水をして明日も元気で働くために備えました。「あそび」に引っかけてこれを「明日備(あすび)」といい、リフレッシュ、レクリエーションの時間だったといいます。
よく働きよく遊びストレスをためないというのが江戸の暮らし方だったようです。
2019/9/3 21:15
投稿者:一ブログ読者
777さん
前半は特に異論なし。
後半は……まず、現代社会でもすべての人は働いていま
せん。日本なら半分くらいじゃないかな。
原始社会の労働時間が数時間だったのは、どんぐり拾っ
たり野生動物捕まえたり、あとは適当に作った畑に春に
種を撒いて秋の収穫まで放置するといったスタイルで十
分生活できたからです。
要は自然の恵みで生活していたということで、それがで
きたのは人口が少なかったから。現代社会には当てはま
りません。
食料も工業製品もそら生産だけならほぼ無人でできるく
らいの技術水準には達してるだろうけど、流通どうする
のか? とか考えると厳しい。日本で人手不足になって
いるのは、まさにそういう分野。
中長期的にはロボットやAIで本当に人手が要らなくなる
時代も来るでしょうが、当分は構造的な人手不足が続き
ます。
今後20年くらいで消滅するにしても現時点で必要な仕事
はたくさんあるわけで、そういう分野の労働には老人に
就いてもらったほうが互いに幸せじゃないかな?
2019/9/3 10:05
投稿者:人力
一ブログ読者 さん
777 さん
「年金制度の本来の目的は長生きした時の保険」と竹中平蔵氏が同様の発言をして、一部の人達から避難を浴びていました。
「老後は国が面倒を見てくれるのが当たり前だ」という時代は平均寿命が無題伸びた事で終わってしまいました。
年金の制度設計は、「退職後5年程度は貯蓄で生活して、その後20年を年金で生活する」というものだと思いますが、これを越えて長生きする人が大幅に増えると維持が困難になります。
国民年金などはもっと問題があって、基本的に国民年金の加入者はかつてこの国の労働者の大半を占めた個人商店や農業従事者だったので、体が動く限りは「家業」で稼げるので年金は最低限でも大丈夫という制度設計です。
現在は非正規雇用者などが、国民年金の加入者の多くを占めます。彼らは働けなくなったら少額の国民年金で生活をする事が出来ますに、生活保護になります。ここに目を付けたのが「サポート付き高齢者住宅」で、生活保護者を入居させ、介護サービスと医療サービスをフルに活用して荒稼ぎしています。
完全な制度やシステムというものは存在しませんが、根本的な解決策は、「制度設計の前提となる人口動態に戻す」事しか有りません。子供を増やすという諸策は先進各国で失敗に終わり、労働人口を増やす為の移民政策も将来的な福祉負担を増やすだけなので、最善の策は「増え過ぎた老人を減らす」事になります。
高齢者への高度医療を制約するだけで可能ですが、政治的にこれをアカラサマに実行するのは不可能なので、厚生労働省は医療保険の点数を減らすなどして病院側に制約を与えています。
しかし、結果的には体力の無い病院の経営が悪化して、市民病院などが閉鎖に追い込まれる結果となっています。
本来は「後期高齢者医療制度」を導入する際に、後期高齢者への高度医療の保険適用に何等かの制約を設ける予定だったと思われますが、政治的にそれは実現していません。
私はこれらの制度破綻を解決する唯一の手立てが「財政破綻」だと考えています。異次元緩和はその布石と妄想します。
2019/9/2 16:07
投稿者:777
>年金は75歳からで良いと思います。一部の幸運な人が、 身体が動かなくなってから貰えばいい。それまでは自分の食い扶持は自分で稼ぐこと。あれはもともとそういう制度です。
年金というのはあくまで保険ですよ
平均年齢を80歳とすると、40年間年金積立金を払って、20年間賃金の半分の額を貰う
80歳まで生きられなかった人は払った額は全額貰えないので、その貰えなかった金額分だけ80歳以上長生きした人が積み立てた額より余計に貰える
そういう制度設計になっているのです。
それから年寄りが働くと、若い人の仕事がその分無くなるし、賃金も安くなるので迷惑なんですね
そもそも狩猟民は家事も含めて一日2,3時間しか働かないで、あとはずっと趣味とかおしゃべりで時間を潰しているのですね。
狼とかキツネ、ライオンも同じですね。
現代では穀物も肉も工業製品も作り過ぎて余っているので
すべての人が働く必要は無いのです。
2019/9/2 11:05
投稿者:人力
777さん
未だ、日本には高齢者を支える余力が残っていますが、いずれそれも限界を迎えます。
現在も隠れMMT政策の異次元緩和で福祉費用を捻出している日本ですが、これがいつまで可能なのかは、神のみぞ知るです。
本来、世代間対立を煽るのは好ましく無いのですが、このままでは、カリスマ性を持った誰かが、対立を政治利用しないとも限りません。若者の圧倒的支持を集めた候補者が、実はネトウヨ的な思想の持主だった・・・これも警戒すべき未来だと考えます。
人によっては介護保険法によって介護ビジネスが民間事業になった事が諸悪の根源の様な事を言われますが、高齢者の割合が現在よりも低い時代と比較しても意味は有りません。
介護保険法を推進して介護をビジネスにした方が「介護職員は地方公務員にして、事業者を民間にすれば良い」などと言い出しています。コストを行政(国民)に押し付け、利益だけを得ようとする考え方です。
介護のコストを行政が負担する場合、この様な不貞な輩をどう排除するのか、明確な対策が必用になります。サポート付き高齢者住宅も、不動産屋などの異業種の参入によって、特養の2倍のコストが発生するシステムとなってしまいました。
介護報酬が減らされて業界の濡れ手に粟の時代は終わりましたが、安易は公費の投入は、一部の人達を肥えさせる結果になる事にも注意が必要では無いでしょうか。
2019/9/2 9:40
投稿者:777
原始社会では老人も犬も最後まで面倒みてますよ
最近は一次産業も二次産業も最小のコストで大量生産できる様になったので、原始社会で当たり前にできた事ができない訳ないのです。
要は政府が紙幣を発行して治療費を払えば解決します。
そうすれば円安になって輸出企業も生き残れるので一石二丁ですね。
アメリカでも貧困者救済で政府が金を出したので、ドルが安くなって好景気が続いているのですね。
公共事業として戦争をやるより老人の医療費を国が負担する方が健全なのです。
https://green.ap.teacup.com/pekepon/2398.html#comment
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/412.html#c1
16. 中川隆[-14806] koaQ7Jey 2020年1月06日 08:40:19 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1798]
投稿者:人力
777さん
詳しい解説をありがとうございます。
私は陰謀論大好きなのでGPIFの安定した運用にも落とし穴があると妄想しています。
今の市場の高値を支えているのは射幸心に満ちた投資家達のマネーではなく、低くても安定した金利を得ようとする年金マネーや、個人の資金のだと見ています。ご説明の様に分散投資や定額投資は安定しているので個人の資金運用も似た形で行われています。例えば日経平均やダウに連動した株式EFT、分散型債権投資を基本にした投資ファンドなどは日本の老人なども金融機関に「安全」「安定」と言われて購入しています。
リーマンショック時に円高の影響もあって多くの投資ファンドが元本割れとなりましたが、あまり高いリスクを取っていなかったファンドは損切りしなければ2012年頃を境に値を戻しました。(円安の影響は少なくありませんが)
リーマンショック前の市場はヘッジファンドなどのピーキーな資金に翻弄される傾向にありましたが、現在は少ない金利で満足する安定したマネーが市場を支えています。
ただ「安定」を壊す要因が発生すると、人々は合理的判断が出来なくなります。次の金融危機では株と債券が同時に大きく下落しますが(両方とも既に高すぎる)、下落時に市場に取り残されるのは年金資金や個人の足の遅いプレーヤー達です。
彼らが合理的ならば「塩漬け」という選択をしますが、メディアで危機がクローズアップされると銀行預金すら引き出そうとするのが「不合理な個人の集合体」です。
この様な事態において、政府やGPIFが損失は一時的だと説明しても国民には理解出来ません。結果的に「消えた年金問題」のより政権が交代し、運用資金も日本国債に戻されると予想しています。
陰謀論の基本は仕掛ける側の「合理性」と、騙される側の「不合理性」だと私は考えています。この非対称を仕掛ける側は最大に活用すると妄想しています。
2019/8/31 13:45
投稿者:777
年金運用のGPIFは市場が上がっても下がっても平均して購入するので、必ず市場の平均値で購入できるという考え方です。
相場下落時に淡々と買い、熱狂時に売る
米中対立や世界の市場低迷から、これから世界は大きな経済停滞を迎えるともいわれています。
そんな中で注目されているのが年金運用のGPIFで、抜群の安定感を誇っている。
日本のメディアはGPIFが損失の時だけ報道し、利益が出ても報道しないので、年金運用は赤字だと思っている人も居ます。
GPIFは2001年から運用していてトータルの年平均損益はプラス3.03%、小泉景気やアベノミクスで大きく儲けた人より少ないです。
だがこの間にはリーマンショックや東日本大震災、2度の超円高や民主党政権など日本株の暴落が何度もありました。
それを差し引いて3%の利益は、多くの大口投資家が目標にする水準でしょう。
日本の物価上昇率は年1%程度だったので、物価上昇率を引いた実質的な利回りは2%程度になります。
GPIFは高齢者率の増加などでひっ迫する年金財政を補填するものなので、長期的に絶対にマイナスにはならないよう設計されています。
その仕組みは長期に渡る定額投資と分散投資で、個別銘柄への集中投資とは正反対の手法です。
GPIFのように長期間定額購入で分散投資だと、資産が何倍にも増える可能性は無いが、破産する可能性も少ない。
極限までリスクをゼロに近づけているので、今までの歴史が今後も続く限りGPIFは損失を出さない。
世界経済は平均すると年3%程度成長しているので、全世界に均等に投資すれば必ず3%の利益が出る筈です。
リーマンショックや東日本大震災ですら世界経済は成長していたので、分散すれば利益を得ていた筈でした。
GPIFの基本は毎月定額購入なので、相場が上がっている時に買えば、下落時には含み損が出ます。
だが下落時にも定額買いをするので、長期的には必ず過去の市場の平均値で購入しています。
これを国内、海外、債券、株式のように異なる市場に投資していて、どれかが下落してもどれかが上昇する。
「年金をアメリカ株という投機に使っている」と野党は怒るが、逆に世界最大市場の米株を買わなければ年金のリスクが増える。
もし年金が日本国債しか買ってはいけないとしたら、国債下落や利回り低下、インフレなどで損失が出かねない。
https://green.ap.teacup.com/pekepon/2396.html#comment
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/345.html#c16
1. 中川隆[-14805] koaQ7Jey 2020年1月06日 08:53:43 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1797]
21、マサチューセッツエ大教授のジョン・Dダワーは米国の公文書館で天皇ヒロヒトの発言を見出した。
ホイットニー文書【以下がヒロヒトの発言記録(1946・4〜6)】
日本人の間には宗教心が欠如している。私は神道を宗教とは考えていない。それは儀式に過ぎず、合衆国では甚だ過大評価されてきたと考えている。
しかし、たいていの神道信者は超保守的で、彼らと、神道と超国家主義を同一視していた復員兵とその他の者は、しっかりと結びつく傾向を持っているので、依然として危険な面がある。
政府は、信教の自由に関する命令を厳守する立場にあり、現在彼らを取り締まる手段を持っていないために、こうした状況は危険だ。神道を奉じる分子とその同調者は反米的なので警戒を要すると考えている。
ヒロヒトの発言は決して日本国の象徴たるものにふさわしいといえない。まさに偽帝の言というべきである。
__
白洲次郎の岳父が樺山愛輔。彼は昭和天皇の母貞明皇太后と深く結ばれている。貞明皇太后の周囲には、ヨハンセン・グループがたむろしていた。彼らのほとんどは、禎明皇太后と同じクエーカー教徒であり、ヨハンセン・グループとの間には、同じクリスチャンという共通項が厳然と存在していた。そのルートで貞明皇太后は樺山愛輔から、アメリカとイギリスのニュースを入手していた。
白洲は日本水産から帝国水産に移動して何をしたのか。調査室室長であった。彼は帝国水産という会社を利用し、イギリスとアメリカの諜報機関のために日本の機密を流し、また同時に、日本へ、特に皇室、ヨハンセン・グループ、軍閥、三菱・・・に情報を伝えていたのである。
皇太后と天皇が原爆投下について知っていた。この情報が白洲次郎のルートで日本に流されていたことは間違いのない事実である。
_
カトリック教徒になろうとした昭和天皇
「昭和天皇実録」を読む (岩波新書)を読んで驚いたのは、戦後に昭和天皇がカトリックに改宗しようと考えていた事実だ。1948年には次期ローマ法王とされていたスペルマン枢機卿と面会し、改宗について相談している(当時は単なる儀礼的訪問と発表された)。
これは天皇が「現人神」だとするとありえない話で、靖国神社もカトリック教会に改造しなければいけない。しかし天皇はそういう矛盾を気にかける様子もなく、「こういう戦争になったのは宗教心が足りなかったからだ」と述懐している。つまり彼も、国家神道なんて宗教とは思っていなかったわけだ。
天皇は改宗して国家神道を捨て、戦争責任に決着をつけようと考えたらしい。今でも日本の「保守派」には天皇制=国家神道=靖国神社と信じている人が多いが、天皇は信じていなかったのだ。
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皇室とキリスト教の関係は明治時代からかなり広く、深いです。昭和天皇が少年であられた時、家庭教師は、クューカー教徒のヴァイニング夫人であったし、美智子様は聖心女学院出身であり、クリスチャンです。そして、私の身近な人でも皇室に接触があるであろう宣教師がいます。 28投稿者:2 投稿日:2019年12月03日(火) 13時25分50秒
カトリック教徒になろうとした昭和天皇
ホイットニー文書【以下がヒロヒトの発言記録(1946・4〜6)】
日本人の間には宗教心が欠如している。私は神道を宗教とは考えていない。それは儀式に過ぎず、合衆国では甚だ過大評価されてきたと考えている。
しかし、たいていの神道信者は超保守的で、彼らと、神道と超国家主義を同一視していた復員兵とその他の者は、しっかりと結びつく傾向を持っているので、依然として危険な面がある。
政府は、信教の自由に関する命令を厳守する立場にあり、現在彼らを取り締まる手段を持っていないために、こうした状況は危険だ。神道を奉じる分子とその同調者は反米的なので警戒を要すると考えている。
「昭和天皇実録」を読む (岩波新書)を読んで驚いたのは、戦後に昭和天皇がカトリックに改宗しようと考えていた事実だ。1948年には次期ローマ法王とされていたスペルマン枢機卿と面会し、改宗について相談している(当時は単なる儀礼的訪問と発表された)。
これは天皇が「現人神」だとするとありえない話で、靖国神社もカトリック教会に改造しなければいけない。しかし天皇はそういう矛盾を気にかける様子もなく、「こういう戦争になったのは宗教心が足りなかったからだ」と述懐している。つまり彼も、国家神道なんて宗教とは思っていなかったわけだ。
天皇は改宗して国家神道を捨て、戦争責任に決着をつけようと考えたらしい。今でも日本の「保守派」には天皇制=国家神道=靖国神社と信じている人が多いが、天皇は信じていなかったのだ。
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皇室とキリスト教の関係は明治時代からかなり広く、深いです。昭和天皇が少年であられた時、家庭教師は、クューカー教徒のヴァイニング夫人であったし、美智子様は聖心女学院出身であり、クリスチャンです。そして、私の身近な人でも皇室に接触があるであろう宣教師がいます。
雅子皇后は、妹たちがカトリックの洗礼を受けている、また、三笠宮妃信子様は、カトリックの名家・麻生家の出で、麻生太郎元総理の妹である。
皇嗣秋篠宮の長女・眞子様は、国際基督教大学(ICU)に進学された。次女・佳子様は学習院大学を辞めてICUに進学された。ただし、同学でキリスト教に改宗する学生はごく僅かとされる。皇室関係の職員には、キリスト教徒が多いことが注目される。昭和天皇の初代の侍従長・珍田伯爵は、元外務次官でメソディスト派の牧師だった。その後の歴代侍従長もキリスト教徒が多いと言われる。たとえば、渡邊元侍従長は聖公会だった。川島元侍従長はカトリックで、同じくカトリックで日本初の国連難民高等弁務官を務めた緒方貞子といとこ同士だった。
今上天皇と皇嗣秋篠宮の養育係だった浜尾侍従はカトリック教徒であり、彼の弟・浜尾伺郎は枢機卿という高位聖職者だった。女官長にもキリスト教徒が多いとされる。歴代の宮内庁長官では、田島、宇佐美等がカトリック教徒だった。また宮内庁の職員にはカトリックが多いと伝えられる。 29投稿者:2 投稿日:2019年12月03日(火) 13時32分21秒
__
白洲次郎の岳父が樺山愛輔。彼は昭和天皇の母貞明皇太后と深く結ばれている。貞明皇太后の周囲には、ヨハンセン・グループがたむろしていた。彼らのほとんどは、禎明皇太后と同じクエーカー教徒であり、ヨハンセン・グループとの間には、同じクリスチャンという共通項が厳然と存在していた。そのルートで貞明皇太后は樺山愛輔から、アメリカとイギリスのニュースを入手していた。
白洲は日本水産から帝国水産に移動して何をしたのか。調査室室長であった。彼は帝国水産という会社を利用し、イギリスとアメリカの諜報機関のために日本の機密を流し、また同時に、日本へ、特に皇室、ヨハンセン・グループ、軍閥、三菱・・・に情報を伝えていたのである。
皇太后と天皇が原爆投下について知っていた。この情報が白洲次郎のルートで日本に流されていたことは間違いのない事実である。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/414.html#c1
4. 中川隆[-14804] koaQ7Jey 2020年1月06日 08:58:05 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1796]
2019/10/20 11:06
投稿者:人力
777さん
今話題の「事前放流」ですね。放流後に水位が回復しない時はダム側が利水業者に保証義務を負う、さらに利水業者との事前協議が必要で、30パーセントを超える事前放流は実質的には不可能。
さらに堤防は下流域にある大都市を洪水から守る為に、大都市より上流で越水する様に作られています。荒川は戸田市辺りで越水する設計。
治水って難しいですよね。
2019/10/19 13:05
投稿者:777
教えて!ニュースライブ 正義のミカタ 2019年10月19日 - YouTube動画
https://www.youtube.com/watch?v=ONQTT2Gf8oU
2019/10/18 に公開
◇出演者
【正義のミカタ】藤井聡、宮崎哲弥、
2019/10/16 10:33
投稿者:人力
777さん
牛の消化系の中でバクテリアが植物を分解してメタンガスが発生しますが、これは植物が枯れて地面で分解される過程でも起きます。
さらに最近の研究では、植物はそれ自体からもメタンガスを発生している事が発見されています。(温暖化肯定の方の研究です)
自然は良く出来ていますから、人の手が入らなければ、草食動物が増えすぎればエサが不足して餓死する事で自然に個体数が管理されます。
確かに森林に被害は在りますが、それも草食動物の減少によって回復します。
肉食動物も同様で、エサとなる草食動物を食べつくさない程度の個体数が維持されます。ところで、肉食動物の腸内で消化されるときにメタンガスが発生しますよね。俗に「オナラ」と呼ばれています。
有機物が分解される場所ではメタンガスが大量に発生しており、海底や地中ではこれがメタンハイドレートや天然ガスとして固定化しています。もう、ウシのゲップなんて微々たる放出量です。
温暖化問題で一番「問題」なのは、コントロールできないもの、或いは削減量に対してコストが掛かり過ぎるもの、或いは削減しても地球全体の排出量に対してほとんど影響を与えない削減量の膨大なコストを掛ける事にあります。
本当に二酸化炭素を削減したいのならば、世界経済をクラッシュさせれば、簡単に何割かは削減出来ます。
現在のゼロエミッションはライフサイクルコストを考えると(原発を使用しない限り)、実は大量の二酸化炭素を発生させます。むしろ太陽光発電などを考えると、むしろ過剰に二酸化炭素を発生させ、廃棄物を増やしているとも言えます。これこそが「経済成長」なので、だから温暖化問題はビジネスとして旨味がある。(補助金も含めて)
さらには、排出権取引というゴミを金融商品化するビジネスも再起を淡々と狙っています。
2019/10/16 9:19
投稿者:777
>地球に人間が誕生せずに、自然がそのまま残っていたとします。大草原や大森林が広がり、草食動物達が大量の植物を食べて、大量のゲップをしていたとします。仮に、これで地球が温暖化したとして、「牛のゲップをどうにかしろ」と言う人はいるのか?(そもそも人が居ない設定ですが)
>そもそも、植物がバクテリアによって分解する過程でメタンガスは発生する訳で、これをどうにかしろと騒いだ所でどうにもならない。
問題なのは家畜だけですから。
人間がいない自然界では草食獣の数は増えない様になっているのですね:
イエローストン国立公園周辺にはかつて多くのオオカミがいたが、1926年、野生のオオカミが殺されたという公式記録を最後に、完全に姿を消した。しかし、生態系回復の目的で1995年にカナダから連れてきたオオカミが再導入されると、実に興味深いことが起こった。この再導入は野生動物をめぐる「20世紀最大の実験」と呼ばれている。
イエローストーン国立公園の変化
オオカミは頂点捕食者で、多くの種の命を奪い取ることは一般的によく知られている。しかし、彼らは同時に多くのものに命を与えているのだ。オオカミが戻ってくる前の70年間で、公園に生息する鹿の数は、捕獲される恐れがないため、増え続ける一方であった。
生息数をコントロールしようという試みもあったが成功せず、鹿により公園内のほとんどの植物が食べつくされてしまうという事態に陥った。しかし、ほんの少数にも関わらず、オオカミたちが戻ってきた事で、公園には大きな変化が訪れた。
鹿の数が減少
オオカミが鹿を捕獲するため鹿の数が減った。しかし、これはその後に起こることと比べたら、ほんの小さな変化である。オオカミの存在により、鹿たちの行動にも変化がおき、その変化は公園全体へと広がっていった。
まず、鹿はオオカミたちから狙われやすく逃げづらい谷の合間や障害物があるような狭い道など、特定の場所を避けるようになった。
植物と鳥の復活
これらの地域では、鹿が近づかなくなったため、植物たちが息を吹き返した。たった6年間で、木の高さが5倍になった場所さえある。裸同然だった谷あいの側面はあっという間にアスペンや柳、ハコヤナギが多い茂る森となり、すぐに多くの鳥たちが生息し始めた。
2019/10/15 18:32
投稿者:人力
777さん
国立環境研究所の江守さん、温暖化で台風が大型化すると言ったり、発生が少なくなる(当然規模も小さくなりますよね)と言ったり、忙しいですよね。
まあ、日本の温暖化仮説を牽引する第一人者ですから、懐疑派潰しにも余念が無い方ですが、NASAが寒冷化を警告する昨今、彼がどう風呂敷を畳むのか今から楽しみで仕方有りません。「二酸化炭素による地球温暖化の結果、地球は寒冷化に向かう」と平気で言い出すかも知れません。
2019/10/15 16:44
投稿者:777
台風19号は海面水温の高い海域で急発達する「急速強化」を経て、東南海上に暖かく湿った空気を引き込む巨大な水蒸気の流れ(水蒸気帯)を発生させていた。列島へ“直送”された湿った空気は山地にぶつかって雨雲となり、記録的な大雨となった。地球温暖化で強力な台風の発生確率が高まる恐れも指摘される。
台風19号は本州の南東約1800キロで発生し、8日にかけて中心気圧が915ヘクトパスカルまで急降下。24時間で急発達する「急速強化」が起きた。通常は北上して海水温が下がると衰えるが、19号は列島南岸に至るまでの水温が平年より1、2度高い27〜28度だったため、勢力を維持し、ピーク時は米国で最強クラスに分類される「スーパー台風」レベルの猛烈な勢力となった。
気象庁によると、19号の東側では数千キロにわたり暖かく湿った空気を熱帯から引き込む水蒸気帯が発生。湿った気流は太平洋高気圧の縁を回る気流の影響を受けてまっすぐ北上。列島付近で南東風となり東日本の山地で上昇気流となって雨雲が次々と発達した。
こうした水蒸気帯は台風と同時に生じることがあるが、気象庁アジア太平洋気象防災センターの永戸久喜所長は「今回は特に勢力が強く、かなり大規模な水蒸気量が川のように流れ込み、山地へぶつかったのではないか」と分析する。
今後、温暖化で強力な台風が増える恐れもある。国連の報告書では、地球温暖化が今のペースで続くと世界の平均気温が約20年後に18〜19世紀の産業革命前より1・5度上昇する恐れがあるとされる。
【台風19号】本体東側に巨大「水蒸気帯」 発達台風が熱帯から引き込む
国立環境研究所地球環境研究センターの江守正(せい)多(た)・副センター長は「一般に海水温が1度上がれば、その分だけ台風の勢力は強くなる。温暖化により今回と同じか、それ以上の勢力の台風の襲来率が上昇するのは明らかだ」と警鐘を鳴らしている。
2019/10/15 14:52
投稿者:人力
777さん
温暖化仮説の出だしは、スーパーコンピュータで気象シミュレーションが出来る様になった事に端を発しています。不完全なシミュレーションモデルで、直近の気象変動に合わせてパラメータを操作したら、将来気温が大幅に上昇する計算結果が出た。ところが気温上昇は予測程高くならず、降雨量などの予測も現実とは違う結果となった。
当然、パラメータを操作したり、複雑な為に不完全な水蒸気の影響を見込む事で、現実に即した様な計算結果が出る。
所が気象変動納税主要因が根本的に違う原因にあるのでシミュレーション結果は当然現実からズレ始めます。
この繰り返しがICCPの歴史だと私は妄想しています。
2019/10/15 10:43
投稿者:777
IPCCを担う「国立環境研究所」の見解によると、温暖化で、
1.「暖冬の頻度や台風の数の減少につながる可能性」
2.「地球全体の降水量は想定したほど増えない可能性」
とのことです。卑近には、
1.は温暖化否定の傍証とされていた件が逆手に否定された格好です。
2.は温暖化危機の傍証とされていた件が少し沈静化された格好です。
--
地球温暖化によって熱帯域の積乱雲群は小規模化
〜雲が温暖化をより進行させる可能性〜
|2019年度|国立環境研究所
https://www.nies.go.jp/whatsnew/20190912/20190912.html
◆ 全球非静力学大気モデルNICAMを用いた約100年後を想定した高解像度気候シミュレーションデータを解析した結果、温暖化の進行した大気では、熱帯域で雲の組織化が弱まり、大きな積乱雲群が発達しにくくなることがわかった。
◆ 小さな積乱雲群の数が増加することで大気の上層が雲でより覆われ、赤外放射による温室効果を強めることにより、温暖化がより進む可能性が示唆される。
--
台風は熱帯で発達し約3000kmを移動して日本へやってきますが、熱帯域の雲の組織化が弱まると暖冬の頻度や台風の数の減少につながる可能性があります。
下層雲が繋ぐ温暖化時の気温と降水量の変化
|2018年度|国立環境研究所
https://www.nies.go.jp/whatsnew/20180914-2/20180914-2.html
◆地球温暖化時に伴う気温変化の指標として用いられる平衡気候感度(注1)および、降水量変化の指標である水循環感度(注2)には、それぞれ1.5〜4.5℃と1℃あたり2〜3 %という幅がありますが、相互の関係はこれまで不明瞭でした。
◆温暖化時の雲の応答が2種類の感度を繋ぐという理論的仮説を全球気候モデル(注3)による温暖化シミュレーションで検証した結果、平衡気候感度が大きいと水循環感度が小さくなるという逆比例の関係が明らかになりました。
◆衛星観測データでCMIP5(注4)のシミュレーションを制約した結果、水循環感度は温暖化シミュレーションによる直接推定値よりも実際には3割ほど小さいことが明らかになりました。これは、温暖化で地球全体の降水量は想定したほど増えない可能性を示すものです。
https://green.ap.teacup.com/pekepon/2420.html#comment
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/352.html#c4
5. 中川隆[-14803] koaQ7Jey 2020年1月06日 09:01:55 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1795]
2019/10/3 6:08
投稿者:人力
777さん
長くなりましたので続きです
ただ、ブルーライトに問題が有るとすれば、体内時計を狂わせる可能性は否定出来ません。自然光は夕方には波長の長い赤い光になり、夜間の照明も大昔は炎でしたので、人間は夜は赤い光でリラックスするとも言われています。白い光や、青い光は脳を覚醒させる可能性が有ります。
ただ、蛍光灯の白色光も同様の効果があるので、パソコンモニターや液晶TVの光源が蛍光灯の一種の冷陰極管からLEDに変わった所で、それ程の差はTV無いでしょう。夜はTVやスマホなど見ずに、酒飲んでとっとと寝るのが一番です。
ちなみに、自然光や蛍光灯は紫外線を多く含み、これは白内障の原因となるので、LED光源は蛍光灯よりも目に優しい。
2019/10/3 6:07
投稿者:人力
777さん
私の知り合いがこの分野での権威なのですが、数年前にお会いした時に「ブルーライトってウソだよね」って聞いたら「まあ、ウソじゃないけど・・・へへへ」って笑て誤魔化していました。
さて質問です。LEDの青色波長の帯域で、自然光と青色LEDの発光強度を比較したらどちらが強いでしょう?
オフィスのLEDの色温度は5000K程度、晴天時の昼光の色温度が6500K程度で、短波長側のエネルギーは同じ照度比較でやや昼光の方が高くなります。
オフィスの照度が高くて1000(lx)、晴天の屋外の照度が10万(lx)、曇天の屋外の照度が約1万(lx)
です。 自然光の方が青色波長のエネルギーが10倍から100倍強い事になります。当然、網膜での活性酸素の発生もこの比率で高まります。
動物の体は活性酸素が増えると、活性酸素分解酵素を分泌して活性酸素を除去すると同時に、ナチュラルキラー細胞などが活発化して、DNAに異常を来した細胞を貪食します。
この機能があるからこそ、ジョギングで大量に活性酸素が生じても癌の危険性が高まる事も無く、むしろ健康になるのです。(福島の放射線量など、ジョギングに比べたらカワイイものです)
では、何故LEDのオフィスに違和感を覚えるのか・・・。実は初期のLEDは青色LEDの光を黄色の蛍光体で疑似的に白色に見せていまいした。これはほどんど青と黄色の波長しか持たないので、不自然な光です。だから、脳は「異常」を感じて「不快感」を覚える。初期のLEDは演色評価数(色の見え方を評価する指標)も70程度と大昔の蛍光灯程度しか有りませんでした。これも、違和感の一因です。
初期のLED環境下で「違和感」を覚える事はメーカーも把握しており、これに赤色のLEDを加えると違和感が解消する事も実験的に知っていました。
ただ、LEDの技術が進歩し、赤色の蛍光体も加える様になり、演色評価数も80以上に改善されると、違和感を訴える人は居なくなりました。
さらに、違和感の原因には「慣れ」もあります。演色性の高いLEDに従来光源から取り換えると、LEDの普及初期は「何か変」と言う人が大勢居ました。ところが、LED照明の空間が普通となった今では、従来光源からLEDに取り換えると「すごく良くなった」とほぼ100%の人が言います。
まあ、人の感覚などは非常にファジーに出来ているのです。
2019/10/3 5:23
投稿者:人力
777 さん
「人為的Co2による温暖化仮説」も、又それの懐疑論も「仮設」の域を出ないので、顕著な気温変化が現れるまでは結論は出ないでしょう。私達が生きているうちに結論が出ると、「科学」に関する認識も変わるのかも知れません。
今回は、科学の話で楽しい議論でした。久しぶりに昔学んだ事を思い出しました。
2019/10/3 3:54
投稿者:777
>照明はLED電球のみ。電気代は平均2,500円/月です。
地球温暖化の否定論者もそうだけど、日本人は呑気で取り返しがつかなくなるまでは動かないですね:
LED照明には、ブルーライトが多く含まれています。
LED照明の目に対する悪影響も懸念されています。これについては昨年の6月、岐阜薬科大のグループが研究結果を、同じイギリスの科学誌『Scientific Reports』に掲載しました。ブルーライトが眼精疲労や網膜の急性障害、加齢黄斑変性、色素変性の原因のひとつではないかと考察される実験結果を公表したのです。
マウスの視細胞を被検体に使って、LEDによる青光、白光、緑光で曝露させ、それぞれの活性酸素の量を調べた実験です。活性酸素の量が増えるということは、細胞に障害が起きていることを意味します。
実験の結果、緑色光ではまったく変化がありませんでしたが、青光と白光では、活性酸素の量が増えました。白色LEDも青色LEDを基本に作っているわけですから、白色LED光でも活性酸素が増えて当然です。
紫外線は角膜や水晶体に吸収されますが、青色光は、網膜に達するのです。光は電磁波エネルギーですから、自然に消えるわけではありません。物がぶつかったら痛いでしょう。なにかの作用に変質します。この場合ですと活性酸素の発生でしょう。それが網膜の障害となって現れるわけです。
白色LEDを照明に使っている職場で働いているひとたちが、「目が疲れる」と訴えるのは、当たり前のことではないでしょうか。
岐阜薬科大学薬効解析学研究室の原英彰教授の研究グループは、ブルーライトが目に障害を及ぼすメカニズムを解明した。プレスリリースによると、「細胞障害の原因となる活性酸素の量は、青色LED、白色LEDの順に多く、緑色LEDでは増加」しなかった。障害の原因については、次のように述べている。
ブルーライトの波長を含むLEDを細胞に照射した際に活性酸素が増加したことによって細胞のエネルギー産生の場であるミトコンドリアが障害を受け、さらにタンパク質合成の場である小胞体に障害が起きることで、細胞障害が惹き起こされたと考えられます。
2019/10/2 12:29
投稿者:777
失礼しました。 確かに雲は大気内での多重散乱だけでなく、宇宙空間への直接反射もしているのですね:
地球のエネルギー収支を簡略化した図(NASAによる)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%90%83%E3%81%AE%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E5%8F%8E%E6%94%AF#/media/ファイル:NASA_earth_energy_budget_ja.gif
2019/10/2 10:12
投稿者:人力
777さん
>雲の上面で電磁波を完全に反射するのならともかく、実際には水滴が光子を吸収するので太陽から受け取る電磁エネルギーはすべて地球に取り込まれます。
宇宙から観測して雲が白く見えるのは、可視光のほぼ全ての帯域を宇宙空間に反射しているからですよね。
雲の微細な水の粒子、或いは微細な氷粒子は、光の波長に対して十分に大きく、さらに水は可視光に対して透明度が高いので、水滴内に入射した可視光は屈折により進路を曲げられます。水滴が沢山有るので、次々に進路を曲げられた光は、ほぼ全方向に拡散されます。或いは、入射角によっては水滴表面で反射されたり、水滴の粒子の大きさや密度によっては、回折によって進路を曲げられる光も有るでしょう。
これらの現象の総体として「雲の反射率」が決定されますが、通常で地球に入射する太陽エネルギーの内30%が雲の反射と、エアゾルのレーリー散乱によって宇宙空間に反射されます。雲量が増えれば、この値は大きくなります。
赤外線の一部は、水分子の振動としてエネルギーを吸収され、雲の温度を上昇させますが、トータルのエネルギー収支としては、地表や海水に太陽光が入射するよりも大気圏内に留まるエネルギーは確実に小さくなります。
仮に大気上層に反射率50%程度の紙を置いたと考えれば良いのです。可視光の50%は宇宙空間に反射され、残りの50%が紙を温める事に使われる。
「水滴が光子を吸収」する場合は、水があらゆる波長に対して「不透明」である、要は全ての波長を等しく吸収する「黒体」である必要が在りますが、皆さんご存知の様に水は光に対して透明度が高い。
可視光の波長域の光と物質とのエネルギーのやり取りhは電子遷移を伴います。、水の粒子がそれを吸収する為には水分子の電子を励起する必要が在りますが、不純物の少ない水では、これはほとんど起こりません。
2019/10/2 7:06
投稿者:777
>重要なのは、温室効果よりも、雲による入射ヘネルギーの遮蔽の方が、系全体のエネルギーに与える効果が高いという事です。
雲による入射ヘエネルギーの遮蔽なんて有り得ないですね。
雲の上面で電磁波を完全に反射するのならともかく、実際には水滴が光子を吸収するので太陽から受け取る電磁エネルギーはすべて地球に取り込まれます。
2019/10/2 5:17
投稿者:人力
777さん
理論物理学出身ならばお分かりになると思いますが、地球という複雑系を対象にしているのに、二酸化炭素の温暖化効果だけに過剰に注目する二酸化炭素による温暖化仮説は無理が多いのです。
例えば、入射エネルギーと放出エネルギーの関係が一定の系での話であれば、数式通りに二酸化炭素の影響は観測されると思います。
ところが、777さんご自身も書かれている様に、二酸化炭素によって温暖化が発生すると水蒸気も増える。このポジティブフィードバックだけに着目すれば、気温はどんどん上昇する訳ですが、実際には水蒸気の増加は雲量の増加を伴うので、気温上層に対してネガティブな働きをします。
そして、重要なのは、温室効果よりも、雲による入射ヘネルギーの遮蔽の方が、系全体のエネルギーに与える効果が高いという事です。
実際に、縄文海進の時期や、中世の温暖期と現在ではち地球の長い歴史で観れば現在と二酸化炭素の濃度は大差無い訳ですが、当時の気温上層は二酸化炭素濃度だけでは説明が出来ません。同様に、マウンダー極小期のおあん冷夏化も、太陽の放出エネルギーの差はそれ程でも無いので、やはり二酸化炭素濃度だけでは説明が出来ません。
これらの事は、地球の気温の変化に二酸化炭素以上に大きな影響を与えるファクターが有る事を示しており、これを無視して、直近の気温上昇の原因を二酸化炭素だけに求める温暖化仮説は、科学として間違っていると思うのです。
確かに二酸化炭素の効果だけろ抜き出せば、物理的には整合が取れますが、それ以外、特に地球への入射エネルギーの変化(雲による反射や、火山によるエアゾルの効果)を無視した議論は不毛だと思います。
2019/10/1 12:10
投稿者:777
僕は理論物理学出身ですけど別に変だとは思わないですね:
水蒸気量の増加が温暖化をさらに増幅
実際に大気中のCO2濃度が増えた場合の地表気温上昇は、さらに大きくなると考えられます。これは気温上昇とともに、自然界のしくみによって大気中の水蒸気量が増加するためです(図2)。
水蒸気は温室効果ガスとしてたしかに最大の寄与を持ちますが、二酸化炭素(CO2)も重要な役割を果たしています。現在の大気の温室効果は約5割が水蒸気、2割がCO2によるものです。このため大気中のCO2濃度が増加することによって、温暖化が進行すると考えられます。実際にはこの気温上昇に伴い、自然のしくみによって大気中の水蒸気が増えることにより、さらに温暖化が進むことが予想されます。
二酸化炭素(CO2)の増加は温暖化を進行させる
現在の地球は大気中に水蒸気やCO2などの温室効果ガスが存在することによって温暖な環境が保たれています(ココが知りたい地球温暖化「二酸化炭素の増加が温暖化を招く証拠」参照)。大気中に温室効果ガスがない場合、地表気温はおよそマイナス19°Cになりますが、温室効果ガスの存在によって地表気温はおよそ14°Cになっています。つまり現在の大気にはおよそ33°Cの温室効果があるのです。
現在の大気中の水蒸気やCO2がもつ温室効果の強さを示したのが図1です。水蒸気は広い波長域で赤外線を吸収するため、温室効果としてもっとも大きな寄与(48%)をもちます。しかし水蒸気はすべての波長の赤外線を吸収するわけではなく、15µm付近の赤外線はCO2によってよく吸収されます。このため全温室効果に対するCO2による寄与は21%程度になります。
http://www.cger.nies.go.jp/ja/library/qa/11/11-2/qa_11-2-j.html
2019/10/1 11:46
投稿者:人力
777さん
金星の話をされてもここは地球ですから。地球上の炭素の実に90%が石灰石として固定化されています。コレを分解でもしない限り、過去の地球の二酸化炭素濃度は達成されません。
むしろ、石炭紀に35パーセントもあった大気中の二酸化炭素濃度でも、極地方から氷河が広がっていたという点こそ注目すべきでは?
二酸化炭素の温室効果のモデルも確実な物では無く、パラメーターが多少変わるだけで影響度は大きく変化します。二酸化炭素よりも水蒸気の方が圧倒的に温室効果が高いのですがその挙動が複雑なので、現在のシミュレーションでは影響を予測し切れず簡易的なモデルが用いられていると思います。こちらのモデルのパラメーターが少しでも変動すれば、人為的に放出される二酸化炭素など誤差の中に隠れて見えなくなってしまいます。
これらの複雑な要因を無視して二酸化炭素の増加に原因を押し付けた、およそ科学とは呼べない代物が二酸化炭素による温暖化仮説です。理系、特に物理系学んだ人たちから見れば、ICPOの主張の一行目から「ダウト!」と叫びたい代物なんです。
2019/10/1 11:30
投稿者:777
億年レベルでの変動はともかく、産業革命以降は二酸化炭素濃度は急増しています:
二酸化炭素濃度の増減の原因はともかく、最近の二酸化炭素濃度の上昇が続けば地球大気温度がどうなるかは熱流体シミュレーション計算で正確に計算されています。
大雑把に言うと
V(→)は流速の三次元ベクトル
・連続の式 : ∂jV(→)j = 0
・運動方程式 (Navier–Stokes 方程式)
ρ・DV(→)i/Dt = ∂(ρ・V(→)i)/∂t + ∂j(ρ・V(→)j・V(→)i ) = B(→)i -∂iP - μL・ V(→)i
・エネルギー方程式
ρ・DHtot/Dt = ∂(ρ・Htot)/∂t + ∂j(ρ・ V(→)j・ Htot)
= ∂i(λL・∂iT) + ∂P/∂t + V(→)i・B(→)i - Q + ∂j[μL・V(→)i (∂i V(→)j + ∂j V(→)i)]
地球の平均比熱 C、 温度 T、 時間 t
C・dT/dt = 1sec に太陽から地球に入射する電磁エネルギー - 1sec に地球から宇宙空間に放射する電磁エネルギー
という熱バランス方程式を元に計算すると、地球温度が250℃で熱平衡に達する
(地球から宇宙空間に放射する電磁エネルギーは大気中の二酸化炭素濃度が増えると激減する)
もう少し正確な話は
地球の温度と温室効果
http://www.s-yamaga.jp/kankyo/kankyo-kankyo-3-1.htm
https://green.ap.teacup.com/pekepon/2413.html#comment
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/352.html#c5
6. 中川隆[-14802] koaQ7Jey 2020年1月06日 09:06:05 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1794]
2019/10/8 5:49
投稿者:人力
777 さん
ほんの数十年の気候変動は地球の営みからすれば瞬きの一瞬にも満たない。そして人の活動などは蟻が如き。仮に人為的な環境破壊で人類が滅んでも、その後に高度なゴキブリの帝国が生まれるかも知れません。
西洋の思想は「人」を過大に評価し過ぎています。そいれが環境問題に対するヒステリックな西洋人の姿に集約されている。
「環境問題=人の生きる環境を守る」運動であって、「ガイア」なんて詭弁を弄しても、所詮は人の浅知恵。
そして踊らされる人々の背後に、「巨大な利権」が蠢いています。
といのが陰謀論的な環境論。
2019/10/7 7:34
投稿者:777
乗鞍は夏スキーのメッカで
数年前迄は11月まで滑れたが、地球温暖化が進んで、今年は9月までしか滑れなかった
早く原発を再稼働しないと地球は金星みたいになる
雪日記【18-19シーズン 230日目】
9/5(木) 乗鞍大雪渓でスキー。
http://golgo13zilch.jp/blog-entry-3673.html
9月始めにして既に滑れるのは一番上の急斜面だけ
始まりと終わりが40°オーバーの超急斜面、
ただ怖いだけで滑走どころではないので、
滑走距離は短くなりますが始まりと終わりは捨てました(笑)
斜度変化が激しい第4ステージ。
この辺からだと一般的な30°程度の急斜面くらい。
それでも斜度変化でゴールが見えない恐怖心、
氷のバーンはちょっとしたミスで滑落です。
休憩するにも、
最後のコブで板を外して、そこからはアイゼンを装着して慎重に。
毎年の事ですが、雪渓の下端が一番斜度が急で青氷になります。
雪渓の不思議なメカニズム。
それでも滑り込めば、コブの形は良くなるし、表面が削られ雪も緩みます。
何だかんだやっぱりコブって楽しい!!
しかし、
下段の氷上でキックターンにて方向転換しようとした時!
嗚呼…滑落!!…シャケ2号!?
捕獲されてしまいました。
キックターンで片脚を上げ支えるエッジが1点になった瞬間、
ツルツルツル〜と滑落。
数メートルなので何事もありませんでしたが、
防護ネットが無かったら下の砂利まで止まる気配はありませんでした。
この急斜面の固いバーンで滑落したら、もう止まる術はありません。
ん〜いいコブに成長しそうな雰囲気なのですが、
我々は勇気ある撤退を選択しました。
楽しいと言えば楽しいけど、
アブナイ、怖いの気持ちを拭う事はできず…、
怪我のリスクなども考慮し、撤退が正解かなと。
未練タラタラで振り返ります。
3か月前、6月の同じ場所の写真がありました。
稜線からエコーラインまで、道路との雪の壁は2メートルくらいもありました。
今じゃ背伸びしないと雪渓が観えない…。
土砂が無ければギリギリ第4ステージが観える状況です。
ありがとうございました乗鞍大雪渓!!
https://green.ap.teacup.com/pekepon/2414.html#comment
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/352.html#c6
78. 中川隆[-14801] koaQ7Jey 2020年1月06日 09:24:55 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1793]
中国の最終兵器は移民爆弾 _ 日本人は中国人移民の怖さがわかっていない
中国人は有史以来、戦争に勝ったことが無いが、人口爆弾で他国を乗っ取ってきた:
漢民族は戦争にめちゃくちゃ弱いので、むやみに人数を増やして集まる。
それが始皇帝の兵馬俑で、北方の蛮族より弱かった。
引用:http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/20/97ae91cd74d02dab5763add74c395063.jpg
ユーラシア大陸の真ん中に陣取っている中国とロシアは、有史以来ほとんど戦争に勝った事が無い。
中国とロシア(ソ連)は外国に出て行って戦争に勝ったことが一度も無い。
もしかしたら紛争程度の小競り合いでは勝っているかも知れないが、国同士の戦争ではない。
その代わり内陸の領土に敵を誘い込んで、補給を絶って包囲するような戦いを得意としている。
勝てない中国
中国も同様で、秦の始皇帝が初の国家を作ってから、その領土を守っているだけで、対外戦争で勝った事はほぼない。
モンゴル帝国は強かったが、あれは「モンゴル」が植民地にしたので、中国は植民地側でした。
局地的には朝鮮半島で勝利を得たりしているが、必ず朝鮮の統治者に追い出されています。
ベトナムなどインドシナ半島には何度も侵攻しているが、やはりほとんど勝った事が無い。
台湾にすら負け、日本軍にはコテンパンに負け続け、何度も植民地になっています。
清国はイギリスとの戦争に負けて植民地化したが、その清国がそもそも中国を植民地化し征服した国です。
清国は女真族といい、いわゆる中国人とは別の人種で、満州人、満州民族とも言います。
だから辛亥革命で清国を倒したとき、中国人たちは異民族による植民地支配が終わったと言って喜んでいた。
さらにその前には、「中国人」とは北京周辺に住む黄河文明起源の人たちの事で、長江周辺の長江文明とは別な国だった。
今日「中国が発明した」と言っている文字とか火薬とか印刷とかは、ほとんどが長江文明の発明で長江こそ先進地域でした。
黄河文明はただの植民地、蛮族という位置づけで日本や半島と比べても先進地域ではなかった。
この黄河文明起源の「現在の中国人=漢民族」は粗野で教養が低く、戦争に弱いという特徴を持っています。
戦争に勝てなくても領土を増やす方法
そんな漢民族がなぜ中国を支配できたかというと、長江文明や半島や日本よりも、圧倒的に人口増加率が高かったからでした。
稲作によって大量の食料を得て、子作りに励んでついに女真族やモンゴル族、長江人を数で圧倒して吸収したのでした。
長江文明の子孫である長江人は、漢民族に押し出されるようにして、現在のインドシナ半島に住んでいると言われています。
漢民族の戦略はまず人口を爆発的に増やし、歩いて敵国に侵入して住み着き、その国を支配して領土化します。
これなら戦争に勝つ必要がなく、例えば女真族が住んでいた旧満州では、人口の99%は漢民族になったとされています。
女真族は戦争では圧倒的に強かったが、人口を増やさなかったので漢民族の侵入で吸収されてしまいました。
チベット、ウイグル、内蒙古、旧満州など多くの周辺民族をこの方法で倒してきました。
半島に住んでいる朝鮮民族も最初は中国の東北部に住んでいたが、漢民族が移住してきて追い出されて、歩いて半島にやってきた。
台湾島も島民が住んでいた場所に、多くの漢民族が移住してきて、今では人口の95%以上を移住者の子孫が占めている。
このように中国からの移民や移住者を受け入れるのは、他の国の住民を受け入れるのとは、重大さがまったく違う。
中国の場合は移住は軍事戦略であって、住民を移住させて国を乗っ取り、それから軍隊で占領するのです。
http://thutmose.blog.jp/archives/66023396.html
▲△▽▼
「外国人参政権」 を認めると北海道と沖縄が中国に編入される
なぜ「外国人参政権」を認めると、沖縄が中国に編入されるのか 2017.10.07
by 北野幸伯『ロシア政治経済ジャーナル』
http://www.mag2.com/p/news/287616
かねてから外交政策の観点から安倍政権支持を明言している無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』の著者で国際関係研究者・北野幸伯さんですが、希望の党の政策についても一部評価しているようです。
今回は、小池氏が「外国人参政権に反対でなければ希望の党には入党できない」と表明したことについて絶賛するとともに、その理由をわかりやすく解説しています。
小池さん、「外国人参政権反対」を踏み絵に
選挙戦盛り上がっています。私は、「外交が素晴らしい」ということで、安倍続投を願っています。しかし、安倍さんの政策をすべて支持しているわけではありません。
たとえば「消費税引き上げ」に反対しています。小池さんは、「消費税引き上げ凍結」を宣言している。この方面では、是非がんばっていただきたい。もう一つ、小池さん、こんなことを宣言しています。
毎日新聞10月3日から。
◇民進党からの入党希望者に、「政策協定書」署名を義務づけ
希望の党の小池百合子代表は「寛容な保守」「ダイバーシティー(多様性)社会」を掲げている。その一方、民進党からの入党希望者には、外国人への地方参政権の付与に反対する「政策協定書」への署名を義務づけた。
希望の党に入りたければ、「外国人参政権に反対でなければならない」そうです。毎日新聞は、この決定を批判しているわけですが、私は、「素晴らしいじゃないか!」と思います。皆さんはどうですか?
ある国に住む他民族は、独立を目指す
•コソボ
•南オセチア
•アプハジア
•クリミア
•クルド
•カタルーニャ
このリストは、何でしょうか? これは、(ゆっくり、何度も読んでください)
「ある国の特定の地域に、他民族が多数住んでいたので、分離、独立した、あるいは分離、独立を目指している例」
です。例を一つ一つ見てみましょう。
・コソボ
コソボは、セルビアの一部でした。しかし、アルバニア系住民が、圧倒的に多い。それでコソボは08年2月、セルビアからの独立を宣言しました。
・南オセチア
南オセチアは、ジョージア(旧グルジア)の一部。しかし、オセット人が約9割を占めている。1992年に住民投票が行われ、圧倒的多数で「独立派」が支持を得ました。しかし、「事実上の独立」を達成したのは08年8月のロシア―グルジア戦争後です。南オセチアを国家承認しているのは、ロシアを含む4か国だけ。それでも、「事実上の独立国家」である。
・アブハジア
アブハジアもジョージアの一部です。ここは、アブハジア人が、5割強を占めている。1994年に主権宣言しています。しかし、南オセチアを同じく、事実上の独立を達成したのは、08年8月のロシアーグルジア戦争後でした。アブハジアを承認している国は、ロシアを含む4か国だけ。
・クリミア
クリミアは、ウクライナの一部だった。ここは、ロシア系住民が6割を占めている。2014年3月に、住民投票が実施されます。97%がロシアへの帰属を望んだとされ、ロシアに併合されることになりました。
・クルド(イラク)
イラク北部のクルド自治区は、当然クルド人が大半を占めています。ここでは9月25日、「独立の是非」を問う住民投票が実施されました。9割が「独立を支持」ということで、緊張が高まっています。
・カタルーニャ
スペインのカタルーニャ州では10月1日、「独立の是非」を問う住民投票が実施されました。結果は、92%が独立支持。カタルーニャ州の人は、「俺たちはカタルーニャ人。スペイン人ではない!」と考えているのですね。スペインも、大混乱が予想されます。
外国人参政権付与で、沖縄は中国に吸収される
というわけで、「ある国のある地域に、他民族が密集して住んでいると、独立の機運が高まる」ことをご理解いただけるでしょう。例えば、外国人参政権が与えられたとしましょう。その後、どんな動きが懸念されるのでしょうか?
たとえば、中国が沖縄南部の〇〇市に狙いをつけます。そこに中国人労働者を集中して住まわせる。市の過半数は、「参政権を持つ中国人」になってしまいました。彼らは、「独立の是非」を問う住民投票を実施。圧倒的多数で独立が承認されました。日本政府は自衛隊を投入して、実力で独立を阻止しようとします。
すると中国政府は、「わが国の同胞が、日本軍国主義に大量虐殺されようとしている。これを座視することはできない! そもそも、日本には沖縄の領有権はない! 日本は、中国固有の領土である沖縄を長年不法占拠してきた。いまこそ、歴史の正義を取り戻す時だ!」と大軍を沖縄に送り込みます。かくして、沖縄は中国に編入されることになりました。
このシナリオ、「米軍は何やってたんだ!」と思いますね。確かに。ただ、長期的に見ると、米軍だっていつまでいるかわかりません。
「ある国のある地域に、他民族がたくさん住んでいると、独立を主張し始める」
これは、世界のあちこちで起こっている事実です。中国人が、ある地域に密集して住み、過半数を超えた。将来彼らが「独立」を主張することは十分ありえます。そこまでいかなくても、住民投票で次々と反日的政策を進めていくことでしょう。
私は、どの国の人も差別しません。しかし、「外国人参政権を与えるかどうか」は差別とは関係ありません。私はモスクワに27年間住んでいますが、もちろん参政権はありません。私は「外国人」なので、参政権がなくて当然なのです。そして、日本国内に住む外国人も、参政権がなくて当然なのです。
そういった意味で、「外国人参政権反対」を踏み絵にする小池さんの決定は素晴らしいと思います。
http://www.mag2.com/p/news/287616
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/451.html#c78
216. 中川隆[-14800] koaQ7Jey 2020年1月06日 09:26:01 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1792]
中国の最終兵器は移民爆弾 _ 日本人は中国人移民の怖さがわかっていない
中国人は有史以来、戦争に勝ったことが無いが、人口爆弾で他国を乗っ取ってきた:
漢民族は戦争にめちゃくちゃ弱いので、むやみに人数を増やして集まる。
それが始皇帝の兵馬俑で、北方の蛮族より弱かった。
引用:http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/20/97ae91cd74d02dab5763add74c395063.jpg
ユーラシア大陸の真ん中に陣取っている中国とロシアは、有史以来ほとんど戦争に勝った事が無い。
中国とロシア(ソ連)は外国に出て行って戦争に勝ったことが一度も無い。
もしかしたら紛争程度の小競り合いでは勝っているかも知れないが、国同士の戦争ではない。
その代わり内陸の領土に敵を誘い込んで、補給を絶って包囲するような戦いを得意としている。
勝てない中国
中国も同様で、秦の始皇帝が初の国家を作ってから、その領土を守っているだけで、対外戦争で勝った事はほぼない。
モンゴル帝国は強かったが、あれは「モンゴル」が植民地にしたので、中国は植民地側でした。
局地的には朝鮮半島で勝利を得たりしているが、必ず朝鮮の統治者に追い出されています。
ベトナムなどインドシナ半島には何度も侵攻しているが、やはりほとんど勝った事が無い。
台湾にすら負け、日本軍にはコテンパンに負け続け、何度も植民地になっています。
清国はイギリスとの戦争に負けて植民地化したが、その清国がそもそも中国を植民地化し征服した国です。
清国は女真族といい、いわゆる中国人とは別の人種で、満州人、満州民族とも言います。
だから辛亥革命で清国を倒したとき、中国人たちは異民族による植民地支配が終わったと言って喜んでいた。
さらにその前には、「中国人」とは北京周辺に住む黄河文明起源の人たちの事で、長江周辺の長江文明とは別な国だった。
今日「中国が発明した」と言っている文字とか火薬とか印刷とかは、ほとんどが長江文明の発明で長江こそ先進地域でした。
黄河文明はただの植民地、蛮族という位置づけで日本や半島と比べても先進地域ではなかった。
この黄河文明起源の「現在の中国人=漢民族」は粗野で教養が低く、戦争に弱いという特徴を持っています。
戦争に勝てなくても領土を増やす方法
そんな漢民族がなぜ中国を支配できたかというと、長江文明や半島や日本よりも、圧倒的に人口増加率が高かったからでした。
稲作によって大量の食料を得て、子作りに励んでついに女真族やモンゴル族、長江人を数で圧倒して吸収したのでした。
長江文明の子孫である長江人は、漢民族に押し出されるようにして、現在のインドシナ半島に住んでいると言われています。
漢民族の戦略はまず人口を爆発的に増やし、歩いて敵国に侵入して住み着き、その国を支配して領土化します。
これなら戦争に勝つ必要がなく、例えば女真族が住んでいた旧満州では、人口の99%は漢民族になったとされています。
女真族は戦争では圧倒的に強かったが、人口を増やさなかったので漢民族の侵入で吸収されてしまいました。
チベット、ウイグル、内蒙古、旧満州など多くの周辺民族をこの方法で倒してきました。
半島に住んでいる朝鮮民族も最初は中国の東北部に住んでいたが、漢民族が移住してきて追い出されて、歩いて半島にやってきた。
台湾島も島民が住んでいた場所に、多くの漢民族が移住してきて、今では人口の95%以上を移住者の子孫が占めている。
このように中国からの移民や移住者を受け入れるのは、他の国の住民を受け入れるのとは、重大さがまったく違う。
中国の場合は移住は軍事戦略であって、住民を移住させて国を乗っ取り、それから軍隊で占領するのです。
http://thutmose.blog.jp/archives/66023396.html
▲△▽▼
「外国人参政権」 を認めると北海道と沖縄が中国に編入される
なぜ「外国人参政権」を認めると、沖縄が中国に編入されるのか 2017.10.07
by 北野幸伯『ロシア政治経済ジャーナル』
http://www.mag2.com/p/news/287616
かねてから外交政策の観点から安倍政権支持を明言している無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』の著者で国際関係研究者・北野幸伯さんですが、希望の党の政策についても一部評価しているようです。
今回は、小池氏が「外国人参政権に反対でなければ希望の党には入党できない」と表明したことについて絶賛するとともに、その理由をわかりやすく解説しています。
小池さん、「外国人参政権反対」を踏み絵に
選挙戦盛り上がっています。私は、「外交が素晴らしい」ということで、安倍続投を願っています。しかし、安倍さんの政策をすべて支持しているわけではありません。
たとえば「消費税引き上げ」に反対しています。小池さんは、「消費税引き上げ凍結」を宣言している。この方面では、是非がんばっていただきたい。もう一つ、小池さん、こんなことを宣言しています。
毎日新聞10月3日から。
◇民進党からの入党希望者に、「政策協定書」署名を義務づけ
希望の党の小池百合子代表は「寛容な保守」「ダイバーシティー(多様性)社会」を掲げている。その一方、民進党からの入党希望者には、外国人への地方参政権の付与に反対する「政策協定書」への署名を義務づけた。
希望の党に入りたければ、「外国人参政権に反対でなければならない」そうです。毎日新聞は、この決定を批判しているわけですが、私は、「素晴らしいじゃないか!」と思います。皆さんはどうですか?
ある国に住む他民族は、独立を目指す
•コソボ
•南オセチア
•アプハジア
•クリミア
•クルド
•カタルーニャ
このリストは、何でしょうか? これは、(ゆっくり、何度も読んでください)
「ある国の特定の地域に、他民族が多数住んでいたので、分離、独立した、あるいは分離、独立を目指している例」
です。例を一つ一つ見てみましょう。
・コソボ
コソボは、セルビアの一部でした。しかし、アルバニア系住民が、圧倒的に多い。それでコソボは08年2月、セルビアからの独立を宣言しました。
・南オセチア
南オセチアは、ジョージア(旧グルジア)の一部。しかし、オセット人が約9割を占めている。1992年に住民投票が行われ、圧倒的多数で「独立派」が支持を得ました。しかし、「事実上の独立」を達成したのは08年8月のロシア―グルジア戦争後です。南オセチアを国家承認しているのは、ロシアを含む4か国だけ。それでも、「事実上の独立国家」である。
・アブハジア
アブハジアもジョージアの一部です。ここは、アブハジア人が、5割強を占めている。1994年に主権宣言しています。しかし、南オセチアを同じく、事実上の独立を達成したのは、08年8月のロシアーグルジア戦争後でした。アブハジアを承認している国は、ロシアを含む4か国だけ。
・クリミア
クリミアは、ウクライナの一部だった。ここは、ロシア系住民が6割を占めている。2014年3月に、住民投票が実施されます。97%がロシアへの帰属を望んだとされ、ロシアに併合されることになりました。
・クルド(イラク)
イラク北部のクルド自治区は、当然クルド人が大半を占めています。ここでは9月25日、「独立の是非」を問う住民投票が実施されました。9割が「独立を支持」ということで、緊張が高まっています。
・カタルーニャ
スペインのカタルーニャ州では10月1日、「独立の是非」を問う住民投票が実施されました。結果は、92%が独立支持。カタルーニャ州の人は、「俺たちはカタルーニャ人。スペイン人ではない!」と考えているのですね。スペインも、大混乱が予想されます。
外国人参政権付与で、沖縄は中国に吸収される
というわけで、「ある国のある地域に、他民族が密集して住んでいると、独立の機運が高まる」ことをご理解いただけるでしょう。例えば、外国人参政権が与えられたとしましょう。その後、どんな動きが懸念されるのでしょうか?
たとえば、中国が沖縄南部の〇〇市に狙いをつけます。そこに中国人労働者を集中して住まわせる。市の過半数は、「参政権を持つ中国人」になってしまいました。彼らは、「独立の是非」を問う住民投票を実施。圧倒的多数で独立が承認されました。日本政府は自衛隊を投入して、実力で独立を阻止しようとします。
すると中国政府は、「わが国の同胞が、日本軍国主義に大量虐殺されようとしている。これを座視することはできない! そもそも、日本には沖縄の領有権はない! 日本は、中国固有の領土である沖縄を長年不法占拠してきた。いまこそ、歴史の正義を取り戻す時だ!」と大軍を沖縄に送り込みます。かくして、沖縄は中国に編入されることになりました。
このシナリオ、「米軍は何やってたんだ!」と思いますね。確かに。ただ、長期的に見ると、米軍だっていつまでいるかわかりません。
「ある国のある地域に、他民族がたくさん住んでいると、独立を主張し始める」
これは、世界のあちこちで起こっている事実です。中国人が、ある地域に密集して住み、過半数を超えた。将来彼らが「独立」を主張することは十分ありえます。そこまでいかなくても、住民投票で次々と反日的政策を進めていくことでしょう。
私は、どの国の人も差別しません。しかし、「外国人参政権を与えるかどうか」は差別とは関係ありません。私はモスクワに27年間住んでいますが、もちろん参政権はありません。私は「外国人」なので、参政権がなくて当然なのです。そして、日本国内に住む外国人も、参政権がなくて当然なのです。
そういった意味で、「外国人参政権反対」を踏み絵にする小池さんの決定は素晴らしいと思います。
http://www.mag2.com/p/news/287616
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/588.html#c216
1. 中川隆[-14799] koaQ7Jey 2020年1月06日 09:33:04 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1791]
嘘は許せない より
2019年4月21日 4:33 PM
>つまりは、
>樺太方面から南下したツングース人と、
台湾方面から北上してきた
オーストロネシア人の混在により、
日本人の祖先である「縄文人」が成立したのです。
(言語学のみならず、
>ミトコンドリアDNA研究でも証明されています)
そもそも東北・北海道の縄文人と関東以西の縄文人は全く別の民族だし、
弥生人と朝鮮からの渡来人も全く別の民族ですね。
日本語は関東以西の縄文人の話していた言葉
アイヌ語は東北・北海道の縄文人の話していた言葉
弥生人は長江から移民して来た稲作漁労民が関東以西の縄文人と混血してできた民族ですが、長江から移民して来た稲作漁労民はごく少数だったので、縄文人の話していた日本語をそのまま使ったのです。
人数が極端に多かったのは2世紀から昭和まで途絶えずに朝鮮から移民してきた漢民族系渡来人ですね。
返信
嘘は許せない より
2019年4月21日 5:10 PM
因みに、昭和天皇は天皇家の先祖は朝鮮からの渡来人だと言っています:
天皇陛下との晩餐で、歴史学者の江上波夫さんが、昭和天皇に質問したそうだ。
陛下は、オフレコならばと前置きして答えられたそうだ。
Q:先祖は、どこから来たものだと思われますか?
A:朝鮮半島だと思う。
Q:どうしてそう思われますか?
A:皇室の重要な行事のなかで、お供えするもので、シルトックという餅がある。
これが、朝鮮半島由来のものだから、そう思います。
と答えられたと。
三宅さんは続けて、これはいまわれわれが普通に食べている、
もち米からの餅ではなくて、うるち米からつくる。
現在、文化庁は皇室の先祖の古墳を、保存という名目で閉鎖し公開してない。
古墳を公開すると、天皇家のルーツがはっきりするためだ。
と教えてくれた。
____
皇族初夜の儀式「三箇夜餅の儀」 _ 朝鮮半島由来のシルトックという餅を使う儀式
入浴潔斎の儀を終えると「初夜装束」と呼ばれる白い着物に着替えていよいよ初夜の床入り。
これは「三箇夜餅の儀」とも呼ばれ、平安の時代から続く伝統的な儀式である。
まず、花嫁の歳の数だけの白餅を用意し、四枚の銀盤に乗せる。これを子宝に恵まれた老夫婦が初夜の寝床に運んで供える。
新婚夫婦はこの餅をひとつずつ食べてから行為に及ぶ。
返信
嘘は許せない より
2019年4月21日 5:16 PM
天皇のルーツが渡来系である可能性は昔から指摘されています。
これは近代国家の枠組みから外れるために、社会一般にも研究者間でもある種のタブー、として扱われていた事は、昭和の時代から存在していました。
例としては、天皇家の埋葬が土葬で、朝鮮式の埋葬法で古墳と似て山のような盛り土である事は知られています。
古い時代の古墳が調査禁止となっているのは、そこから物的証拠が出てくるからです。
それは何を意味するかというと、大陸との繋がりを示すからですね。
終戦直後の占領軍はそうした調査を行ったようですが、現在は出来ない。
宮内庁が許可しないでしょうから、ですね。
当時の認識として、日本を象徴する人物が海外に関係していたとするならば、それは多くの人の混乱を招いたでしょうから簡単には認められない問題でしょう。
日本という国が単一民族ではない、という点もその通りです。
日本が単一民族といった概念を採用したのは近代国家の枠組みが成立する過程で
生み出された概念に過ぎません。
現実は違い、古来から移民の国として存在する、というのが正しいです。
民俗学的考古学的に調査を行った話としては、天皇のルーツは朝鮮半島の38°線付近の小さな集落に、風習がとても似た村があると指摘されていて、それらは紛争地帯であるために容易に近づく事は出来ないだろう、
同行した当時KCIA局員の話としては、そうした天皇の由来について何らかの事情を知っていたらしく、意見を聞かれ
「知らない方が良いこともあるのだ」
と答えたという研究者の話が伝わっています。
この話はあるメディアに流れました。
返信
嘘は許せない より
2019年4月21日 9:48 PM
従来 弥生人と言われていた民族も弥生前期は長江人、後期は漢民族系朝鮮人で、完全に別民族です。
天皇一族は弥生時代後期に北九州に植民市を作り朝鮮との交易に従事し、漢文を書き、高価な中国製の鏡を大量に持って居たので、勿論漢民族系朝鮮人です。
天皇一族は朝鮮を追われて日本に移民して以降
中国華北 → 韓国ソウル
→ 福岡県伊都国 → 日向、大和 、丹後 → 北九州、瀬戸内、畿内
→ 沖縄、北海道・東北北半分を除く日本全土
の順に支配地域を広げて行った様です。
弥生時代後期から昭和までずっと連続して朝鮮から長江系及び漢民族系渡来人が流入し続けて、遂に日本人(縄文人・弥生人)は少数民族となってしまいました。
現時点でわかっている事を纏めると
日本は多民族国家で
陸稲は焼き畑農耕と一緒に縄文中期に長江から九州に伝わった
水田は弥生初期に長江から北九州に伝わった
弥生人は九州に移住した少数の長江の男が縄文女性を現地妻として作った混血児の子孫
言葉は西日本の縄文人の話していた日本語をそのまま継続使用
漢民族系渡来人は弥生時代後期に北九州に植民市を作り、朝鮮と交易を行った。
弥生時代後期から昭和までずっと連続して朝鮮から長江系及び漢民族系渡来人が流入し続けた
信仰対象によってどの民族か簡単に判別できます:
縄文人
蛇信仰、巨木・磐座に神が降りる、死んだら円錐形の山からあの世に上がる
長江人
鳥信仰・太陽信仰、集落の入り口に鳥居を設ける
朝鮮からの漢民族系渡来人
中国鏡を神体とする太陽信仰
因みに、福岡県糸島郡前原町の平原遺跡から八咫鏡が出土していて、アマテラスの墓だという説が有力です。
日本一大きな国産の内行花文八葉鏡四枚について、考古学者故原田大六(だいろく)はその図抜けた大きさと特異文様とが、伊勢神宮に関する種々の史料から内宮の御神体である八咫鏡( や たのかがみ)と同じものではないかと推察し、次のように述べている(『実在した神話』、学生社)。
「伊勢神宮の八咫(やた)の鏡と平原弥生古墳出土の大鏡は上述のように、寸法、文様ともに食い違ったところを見受けないのである。これがもし事実だとしたら、平原弥生古墳には大鏡の同型同笵鏡(どうはんきょう)が四面あることから、はじめは五面を作製したものの一面が伊勢神宮の御神体になっているといわれないことはない」
原田大六は平原遺跡一号墳の被葬者は玉依姫であり、伊勢神宮にアマテラス(大日孁貴)として祭られていると推察している。
森浩一氏も、この原田説を支持され、
「原田氏の生涯をかけての、この重要な研究が基本において修正を要しないとすれば、八咫鏡は弥生時代後期に北部九州で製作され、他の同類は破砕されたけれども、一面だけがはるばる近畿地方にもたらされたということになる」
と述べておられる(『日本神話の考古学』)。
豊玉姫−玉依姫−イワレヒコ(神武)の系譜から、この鏡の製作の中心にいたのは母豊玉姫を弔(とむら)ったであろう玉依姫ということになる。
その玉依姫が、わが子神武の東征にあたって、鏡の一面を携帯させたとすれば、当然、大和朝廷においてその鏡は玉依姫の鏡として長らく宮中にあったに違いない。それが、
「崇神五年、国内に疫病多発、人民の大半が死亡、六年には国内大混乱。その原因としてこれより先、宮中にアマテラスと倭(やまとの)大国魂(おおくにたま)の二神の並祭が、お互い神威が強すぎることにあると思えたので、別々に祭ることにし、アマテラスは豊鋤入姫(とよすきいりびめ)に託して云々」
____
という事で
天皇一族は朝鮮を追われて日本に移民して以降
中国華北 → 韓国ソウル → 福岡県伊都国 → 日向、大和 、丹後
の順に天孫降臨していった可能性が高いですね。
嘘は許せない より
2019年4月26日 10:05 AM
チャンネル桜の常連の三橋貴明さんの嘘 _ 2
令和ピボットへの道 その4 三橋貴明オフィシャルブログ 2019-04-26
例えば、皆さんは日本の稲作がいつ始まったのか、ご存知ですか?
意外でしょうが、日本の稲作は、縄文時代から始まっています。島根や鹿児島の縄文時代の遺跡から、イネ特有のプラントオパールが次々に見つかっているため、日本で6000年前からコメが生産されていたことは確実なのです。
日本の縄文時代は「狩猟時代」、農耕は弥生時代からというのは、科学的に否定された「嘘」なのです。あるいは「嘘のイメージ」です。
また、福岡市の板付遺跡(いたづけいせき)からは、縄文晩期の土器だけが出土する地層から、一区画が400メートルもある水田の跡が発見されました。
さらに、佐賀県唐津市にある菜畑遺跡(なばたけいせき)からも、縄文時代晩期の水田跡と、数々の農機具が発見されています。放射性炭素年代測定によると、菜畑の水田は「遅くても」紀元前930年頃のものになります。
日本で水田方式の稲作が始まったのは、今からおおよそ3000年前です。しかも、その後も日本各地で見つかった水田跡地からは、縄文文化の土偶、石棒などは見つかるものの、大陸の渡来人系の道具は全く発見されていません。
日本列島における水田稲作は「渡来人が伝えた」という説は、何ら根拠がない妄想です。
それにも関わらず、歴史学者は科学的に証明された事実を無視し、相変わらず、
「日本の水田方式の稲作は、紀元前300年、つまり今から2300年前くらいに、大陸や朝鮮半島からやってきた、渡来人(とらいじん)によりもたらされた」
といった荒唐無稽な説が信じられたままです。何しろ、歴史学者が情報を修正しようとしません。
▲△▽▼
>日本列島における水田稲作は「渡来人が伝えた」という説は、何ら根拠がない妄想です。
ネットを少しでも調べれば答えがすぐわかるのに、三橋貴明さんは何故その程度の努力もしないのかな?
正しい答えは
もし、弥生人が稲作を日本列島に持ち込んだ民族(従来の歴史ではそのようにしてある)であるとするのなら、弥生人の故郷は、朝鮮半島ではなく、中国の南部であるという。
これは最近の科学的ミトコンドリアDNA鑑定によって、稲および弥生人のDNAが中国南部のそれと一致するからである。
1999年(平成11年)3月23日、中日共同調査団が発表、 「弥生人」の起源は江南地方か
共同通信によると、日本に稲作を伝えたとされる渡来系弥生人の人骨と、長江
(揚子江)下流域の江蘇省で発掘されたほぼ同時期の人骨の特徴がよく似ており、
DNA分析で配列の一部が一致する個体もあることが、18日までの中日共同調
査団の調査で分かった。
渡来系弥生人は、朝鮮半島や華北地方から来たという説が有力と考えられてい
たが、稲作の起源地とされる長江下流域を含む江南地方からも渡来した可能性が
高くなり、弥生人の起源を探る上で注目されそうだ。
同日、東京で記者会見した日本側山口団長らによると、調査団は1996年か
ら3年計画で、江蘇省で出土した新石器時代から前漢時代(紀元前202−紀元
後3年)にかけての人骨と、福岡、山口両県で出土した渡来系弥生人や縄文人の
人骨を比較した。
その結果、弥生時代の直前に当たる春秋時代(紀元前8―同5世紀)から前漢
時代にかけての江蘇省の人骨と、渡来系弥生人の人骨には、頭や四肢の骨の形に
共通点が多かった。
また日本列島では縄文時代から弥生時代にかけて前歯の一部を抜く風習があっ
たが、江蘇省の人骨二体にも抜歯の跡があった。
江蘇省の人骨三十六体からDNAを抽出し分析した結果、春秋時代の三体でD
NAの塩基配列の一部が弥生人のものと一致したという。
中国側団長の鄒厚本南京博物院考古研究所所長は「弥生人と江南人骨の特徴が
極めて似ていることが分かり、弥生人渡来の江南ルート説に科学的根拠が与えら
れた。今後も多方面から研究を進め、弥生人渡来の実態を解明したい」と話して
いる。
2. 中川隆[-14798] koaQ7Jey 2020年1月06日 09:37:49 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1790]
歴史で平気で嘘を書く人間は経済の話も信用できない より より
2019年10月6日 3:05 PM
>実際には、邪馬台国は九州の「旧・山門郡」にあり、
邪馬台国は弥生時代の中国鏡が出土するのが条件だけど、九州の「旧・山門郡」からは見つからない。 従って「旧・山門郡」説は間違いだとわかっている:
漢鏡の伝播経路からすると邪馬台国九州説は可能性が低い
伊都国と邪馬台国 柳田康雄
私は伊都国とは深い関わりがある。平原遺跡を始め数多くの遺跡の発掘に携わり、平原遺跡の巨大鏡を始め120枚以上の鏡を発掘した。
平原遺跡については発掘後20年以上になるが、ようやく報告書を刊行することができた。
今日は、これらの経験を踏まえて、邪馬台国に入る直前までの北部九州(福岡、佐賀)の状況について解説する。
■ 弥生時代のクニと国の出現
弥生時代の集落を村とすると、それを束ねているのを考古学で、カタカナで「クニ」 という。そして、この「クニ」が「国」に発展する。
現在、発掘が進んでいる早良(さわら)平野に、弥生中期の初め(紀元前200年前後)に 出現した遺跡があり、朝鮮半島の青銅器がはじめて副葬品として現れる。
そのなかの吉武高木遺跡は青銅器が副葬される率が高い。なかには、1人で銅剣、銅戈4本を持ち、小さいが「多鈕細文鏡」という鏡を持ち、勾玉を持つものがある。
銅剣を1本もっている集落が周辺にいくつか散らばっている。 この地域ではこのような銅剣は合計15〜16本出ているので、これは、吉武高木遺跡を中心に付近の村を統率した「クニ」が出現していたと考える。
弥生時代初期からある板付遺跡は福岡平野の拠点集落であるが、ここには弥生中期の初めに銅剣、銅矛7本が出てくる墳墓が出現する。しかし福岡平野の他の地域からは出てこない。
少し後の弥生中期の中ごろ以後、春日平野の須玖岡本遺跡に青銅器が集中する。青銅器を作る工房も集中する。ここでは銅鏡30枚、銅剣、銅矛が8〜10個出土した甕棺が出現する。
福岡平野は、中期のはじめから前半は板付遺跡中心に発展するが、中頃をすぎるとすべてが須玖岡本遺跡に集中する。 博多駅の近くの比恵から、那珂を経て春日市の須玖遺跡に至るそれぞれ100ヘクタール級の広さの地域に遺跡が途切れなく存在する。
発掘は大字、小字ごとにやっているので、その単位で遺跡の名前が付けられているが、この地域の遺跡は連続した遺跡であり、環濠を設けることなしに繋がっている。
30ヘクタールほどの吉野ヶ里が最大の環濠集落といわれているが、伊都国では三雲地域を発掘した時にすでに40ヘクタールの広さがあり、井原鑓溝遺跡の調査で、60ヘクタールにもなる遺跡であることがわかった。考古学では環濠集落でないと拠点集落と言わない風潮があるのはおかしい。
須玖岡本遺跡はわずかな丘陵にはいるので、平野に面したところだけに環濠がある。環濠の内側の春日丘陵の地域は100ヘクタール以上にもなる一つの単位集落と思われる。
比恵那珂遺跡は弥生終末には、側溝を持つ幅6〜7mの縦貫道路遺溝が出てくる。比恵遺跡では幅20mの運河が出てくる。
吉野ヶ里、池上曽根、唐子鍵を取り上げて弥生都市について議論されることがあるが、この地域の遺跡と比べるとこれらの遺跡は規模が小さく、どんぐりの背比べである。
弥生中期の段階で首長墓が出てくる。弥生中期の終わりに、いままでは朝鮮半島との 交流ばかりであったが、福岡平野の首長墓から中国の鏡が出てくる。
これは全部前漢時代の 鏡である。三雲南小路遺跡からは1号甕棺と2号甕棺の合計で57枚の前漢鏡が出土した。
三雲南小路の1号甕棺は、金銅製の埋葬用の飾り金具(下図の8)が発見されている。これは、皇帝が王侯クラスに下げ渡した物で、1号甕棺が王墓であることを示している。
2号甕棺は22枚の小型鏡が出ているが、ペンダントや勾玉が多数出ていることや、武器がないことから女性の墓と考えられている。
なお、昔に発掘されたもので、金ぴかなものなど価値のありそうなものは持ち去られたりして申告されていない可能性がある。 このようなことも考慮しないと、出土物についての研究では誤る可能性がある。
井原鑓溝遺跡は江戸時代に発掘され、鏡の鈕が21個あったことから少なくとも21面の鏡があったとされる。鉄刀や鉄の鎧なども発見されていることから王墓級の墓である。ただし、大型鏡がない。
最近の発掘では、井原鑓溝遺跡から割竹型の木棺墓が発見され鏡やガラス玉が多数出土している。割竹型木棺は4世紀の前期古墳からしか出ないと言われていたが、伊都国では弥生時代後期のはじめから出る。
九州では甕棺が注目されるが、甕棺と同時に木棺がある。大阪の場合は河内湖があって、木材が水に浸かって残るので発見しやすい。しかし九州では大地の中だと木棺が腐ってしまうので発見しにくい。しかし、最近は技術の進歩で木棺が分かるようになった。
このように、弥生中期後半から後期の初めにかけて、北部九州は鏡をはじめとした副葬品をもった墳墓が大量に増える。しかしそれは伊都国だけである。福岡の奴国と言われているところからはほとんど出て来ない。
後漢からもらった金印が志賀島から出土したが、委奴国と彫られた金印の文字を「倭の奴国」と読んで福岡平野の国とすると、鏡が奴国から大量に出ないのはおかしい。金印の読み方はいくつか提案されているが、「倭の奴国」とは読まないのではないか。
吉野ヶ里からは鏡のかけらは出てくるが鏡が出て来ない。吉野ヶ里は福岡に持ってくれば普通の遺跡。福岡では土地の値段が高いので吉野ヶ里のような大規模な発掘はできないのが残念。現在の吉野ヶ里は宣伝などで過大に評価されている。そのため考古学者はそっぽを向いている。
■ 平原遺跡
平原遺跡の1号墓は王墓である。寺沢薫氏などの近畿の一部の考古学者も王墓と認めるようになった。
王墓もランクがある。鏡の大小や数だけでなく、いろいろな要素で決まる。
王墓には鏡がなければいけない。4世紀までの初期の前方後円墳の副葬品は鏡が主体である。
鏡を副葬品の主体とする墳墓は、弥生時代では三雲南小路遺跡と須玖岡本遺跡、平原遺跡だけである。
棺の主軸近くにある柱跡と、少し離れたところにある大柱の跡を結ぶ線を延長すると、日向(ひなた)峠に向かっている。
10月20日ごろの収穫の時期に日向峠から日が昇るので、何か関係があるかも知れない。
墓には長さ3mの刳抜式木棺があり、大量の朱が蒔かれていた。
頭と足の付近で大量に見つかった鏡の破片のうち、頭付近の破片は全て元の鏡に復元できた。
墓坑のコーナに柱穴の跡があり、木槨があった可能性がある。ホケノ山古墳と同じよう、副葬品は木槨の上から落ちてきているように見える。
出土した前漢鏡(上図左)は直径16センチもあり、この型式の鏡としては中国でもトップクラスのもので、楽浪郡でも見つかっていない。平原の王が中国の外臣の中でも上位として扱われた証拠であろう。
この鏡は、カドが丸くなっていて、周りがすり減っている。前漢末に作られたものが、平原の王の時代まで伝世されたものと思われる。
また、直径21センチの方格規矩四神鏡(上図右)は、京都大学の岡村秀典氏の編年では、漢鏡4期から5期の鏡で、1世紀前半から中頃のものとされる。
しかし、後漢の始めの鏡とすると、銘文は鏡の上から始まるのだが、この鏡では下側から始まっているのはおかしい。
また、後漢の鏡では四の文字を横棒四本で現すのが特徴であるのに、ここでは四の文字を用いている。
つまり、この鏡は岡村氏の言うような中国の鏡ではなく、日本で作られた製鏡である。
平原からは40枚の鏡が出土しているが、直径46.5cmの超大型内向花文鏡や、直径27cmの内向花文鏡も中国にはなく、製鏡と思われる。
平原王墓から、楽浪郡などでも出土するガラス耳(じとう:ピアス)が出てくる。
耳は女性の墓からしか出ないので、平原王墓の被葬者は女性であると判断できる。
耳は時代が降るに従って端部の広がりが少なくなり管玉のようになる。
平原出土の耳は端部の広がりがほとんど無く、後漢の終わり頃のものと考えられている。発掘主任の原田大六氏はこれを琥珀の管玉としていた。
平原王墓からは、ガラス連玉、ガラス小玉、細型ガラス管などが多数出てくる。
右図上段左の連玉は直径5ミリ長さ2センチほどのものだが、高度な技術で作られており、内側は薄い空色で外側が紺色の二重構造になっている。
平原王墓を始め伊都国の地域からは、加工途中のものを含め大量のガラス玉や小玉が出てきており、この地域が高い技術でガラス飾りや玉を製作していたことがわかる。
三雲の弥生終末の遺跡からファイアンス(ガラスの釉薬をかけた焼きもの)が出てきている。
ファイアンスは地中海地域が起源で、エジプト・メソポタミアや中国にもあるので、海のシルクロード経由で南方からもたらされた物である。
伊都国地域のガラス玉の技術も南方から海を経由して入ってきたものであろう。
■ 弥生終末から古墳時代
福岡市の那珂八幡古墳は九州で最も古い時期の前方後円墳である。前方部がやや長めだがその形から纏向型前方後円墳であろう。
このような古墳は小さいものを含め、福岡県には多数あるが、唐津を除くと佐賀県にはない。
弥生時代の福岡県の王墓・首長墓を、副葬品の数などの要素から5段階のランクを付けて表に整理してみた。
この表を見ると弥生後期では圧倒的に伊都国の地域に権力が集中していることがわかる。
北部九州の地域では、弥生王墓から初期の前方後円墳に権力が繋がっているのである。
近畿地方でもこのような表を作って検討して欲しい。近畿で前方後円墳が発生したとするなら、福岡地域のように弥生時代から繋がっていないとおかしい。
近畿地方の前方後円墳は、主体部の構造や副葬品については九州の影響を受け、円形に突出部がでた輪郭のデザインは吉備から東瀬戸内の要素である。
近畿の古墳は、独自に発展したものではなく、これらの地域の影響を受けて出来たものである。
弥生終末と古墳出現の時期はAD200年頃と考える。卑弥呼は2世紀の終わりごろ共立されたとすれば、その墓は古墳が出現した近畿の大和であり、卑弥呼の邪馬台国は古墳時代の近畿の大和にあったと考えられる。
考古学者の中には、邪馬台国は弥生時代にあったと考える人がいる。邪馬台国が弥生時代から存在したとすれば、首長墓のある伊都国しかその候補はない。
平原が卑弥呼の墓ではないかという話があるが、そうは考えていない。平原の被葬者は卑弥呼と親子関係なのではないか。
2.柳田先生の論点 安本美典先生
邪馬台国論争そのものは、いずれ別の機会に行いたいと思うので、今回は論点の整理をしてみたい。
■ 考えの一致する部分と異なる部分
柳田先生は著書『伊都国を掘る』のなかで、原田大六氏の発言を引用して「考古学的事象は日本の原始・古代に関するかぎり、古事記や日本書紀の「神代」神話をさけて通ることは出来ない。」と述べているが、これについてはまったく同感である。
また、「これまで、多くの研究者が平原王墓を無視してきたが、そのために邪馬台国問題や古代国家形成で避けて通れない古墳出現期の諸問題の研究に多くの時間がかかった。今後は、古墳出現期の研究に対して、平原王墓を正面から評価し、その研究に取り組んで欲しい。」とする考えについても賛成である。
邪馬台国に関連する部分では、柳田先生の考えは「伊都国東遷説」ともいえるような内容である。すなわち、邪馬台国は大和朝廷の一時期の姿であり、大和朝廷は九州で発生し、邪馬台国時代以前に畿内に移ったと考えておられる。邪馬台国は畿内にあったことになる。
いっぽう、安本先生は、九州勢力が畿内に移ったのは邪馬台国時代の後であり、邪馬台国は九州にあったとする。
北九州勢力が畿内に移ったとする点では、柳田先生と安本先生の考えは同じであり、中山平次郎や和辻哲郎が述べていた「北九州の弥生文化と大和の古墳文化の連続性」や「大和の弥生文化を代表する銅鐸と、古墳文化の非連続性」は、このような考えと整合するものである。
骨組みの所で意見が異なるのは、北九州勢力が近畿地方に移動する時期の違いである。
■ 洛陽焼溝漢墓出土鏡の時期について
洛陽の焼溝漢墓の鏡の年代の、日本での紹介のされ方がおかしい。洛陽焼溝漢墓の鏡の年代は平原遺跡の年代にも関係する重要なことである。
下表は、奥野正男氏の『内行花文鏡とその製鏡』(季刊邪馬台国32号)による。ただし、後漢晩期の年代幅は、もとの報告書に基づき安本先生が訂正。
平原遺跡から、長宣子孫内行花文鏡が出土している。長宣子孫鏡は、焼溝漢墓では、第六期に最も多く出土する鏡である。
奥野氏は、第六期を後漢晩期として、後147〜160という年代幅を与えていたが、もとの報告書では、西暦190年の年号が記された入れ物から第六期の鏡が出土した記録があり、第六期は少なくとも190年まで時代を広げるべきである。
柳田先生は、平原遺跡を西暦200年ごろと見ておられるので、長宣子孫鏡が洛陽で190年ごろに使用されていたことと年代的には整合することになり、平原の年代についての柳田先生の見解に納得できる。
ところが、京都大学の岡村秀典氏は、平原遺跡でも出土した長宣子孫鏡を漢鏡5期とし、紀元75年頃の鏡としている。平原を200年ごろとする柳田先生とは、100年以上年代が異なっているのはおかしなことである。
3.対談 柳田康雄先生 VS 安本美典先生
■ 平原遺跡について
安本: 副葬品から考えると平原遺跡を卑弥呼の墓と考えてもおかしくない。しかし、『魏志倭人伝』には、卑弥呼の墓は径100余歩と記されている。魏の尺度では100余歩は100m以上になるが、平原遺跡全体に土を持った墳丘としたとき100m以上になる可能性はあるのか?
柳田: 14m×10mくらいの方形周溝で区切られているので、まったく無理である。周溝があると言うことは、掘った土を盛り上げるので、もともとは墳丘があったはずだが、100m以上にはなり得ない。
安本:女性の墓か?
柳田: 弥生時代で一番大きな素環刀太刀が出てきているが、女性の墓からしか出土しない耳(じとう:ピアス)が出土しており、女性に間違いない。
また、女性の墓とされている三雲南小路2号墳と同じように、小型の鏡に色を付けて模様を塗り分けていることからも女性の墓といえる。
■ 三角縁神獣鏡と庄内式土器の初現
安本:柳田先生の著書に「現在のところ布留式土器より古い土器が伴い、確実に質のよい三角縁神獣鏡を副葬しているのは九州の前方後円(方)墳のみである。」という文章がある。これを素直に理解すれば、三角縁神獣鏡が出てくるのは、畿内より、九州の方が早いということになるが・・?
柳田: 土器で見ると、庄内式土器の一番新しい物と三角縁神獣鏡がいっしょに出るので、三角縁神獣鏡は九州の方が先に出現したといえる。
■ 庄内式土器
安本: 庄内式土器が畿内で発生したことを疑っている。九州の方が早いのではないか?
柳田: 庄内式土器は圧倒的な量が近畿から出る。古い庄内式土器は九州では少ないが三雲遺跡で若干出てくる。しかし、近畿の人はこれを新しいと言う。私も土器の編年についてはみっちりやってきたがどこが新しいというのか良く判らない。私が見ると古いのもあるのだが数は圧倒的にすくないのは確か。
庄内以前の土器は単体で九州に流れてくるが、庄内式土器からは高坏や壺がセットで出現する。ここに大きな違いがあるので庄内式土器から古墳時代に移る。
九州の古墳では、那珂八幡古墳などから庄内式土器の新しい物は出てくるが、古いものは出ない。しかし、近畿と違って、庄内式土器の新しいものと三角縁神獣鏡がいっしょに出てくる。
■ ホケノ山古墳
安本:庄内式土器や画文帯神獣鏡を出土したホケノ山古墳から、布留T式相当の小型丸底土器がでている。柳田先生も、土器の底部の形態変化は平底→凸レンズ状平底→とがり気味丸底→丸底という変化の方向であることを述べておられる。従って、小型丸底土器を出土するこの古墳は、かなり新しいのではないか?
『ホケノ山古墳調査概報』には、布留式相当の小型丸底土器と庄内式土器が同時期に使用された可能性が高いと記されている。そうすると、ホケノ山の庄内式土器の年代は、かなり新しい布留式土器の時代になるのではないか。
柳田: 当事者ではないので、確定的なことを言えない。一時、ホケノ山古墳は新しい布留式土器の時代との話もあったが、今年の2月の勉強会では、また古いとされているようである。
一般的に言えば、古い土器と新しい土器がいっしょに出たら新しい土器で年代を考えるのだが、発掘担当者などによる最近の勉強会では、ホケノ山のものは布留式土器の古いものが見つかったと解釈しているようである。
また、見つかった銅鏃は、普通にみれば布留式土器に伴う銅鏃であるが、これも、古い銅鏃という解釈をしているようだ。報告書をまとめる人たちは、古墳の年代を3世紀なかごろ以前と考えているようだ。
■ 伊都国と女王国の位置関係
安本: 『魏志倭人伝』には、女王国は伊都国の南にあることが、3回も書かれている。伊都国が糸島半島の国だとすると、その南の筑後平野は女王国の有力な候補であり、甘木や朝倉地域を邪馬台国の有力候補と考えている。
ところが、柳田先生の資料に「佐賀平野・筑後平野・筑豊地域などは邪馬台国の候補地どころか卑弥呼を共立した国にも含まれない」と書かれているので、甘木や朝倉は候補地ではないのか?
柳田: 考古学の立場で考えているので、初期の前方後円墳が出現していて、三角縁神獣鏡やそれ以前の鏡が出ているところは候補地になる。
大願寺方形周溝墓、神蔵(かんのくら)古墳のある甘木・朝倉地域は、初期の前方後円墳が出現しているし三角縁神獣鏡も出ているので、候補地に含まれる。
文献学者は安本先生のような見方をする九州説の人が多いが、朝倉以南の筑後平野では、前方後円墳から三角縁神獣鏡やそれ以前の鏡を出すところがないので、この地域が女王国だということは考古学的には証明出来ない。
■ 三種の神器
安本: 三種の神器が出てくる遺跡は須玖岡本遺跡、平原遺跡、三雲遺跡と言われたが、 すぐ南の東小田峰遺跡から璧がでているので、璧を玉と考え、剣、鏡も出土しているので、 三種の神器が出ているといえるのではないか?
柳田: 玉というのは勾玉ではないのか?
安本:璧という字は下に玉がついているので・・・
柳田:ははは、それなら認めます。(^_^)
璧を持っている三雲南小路や須玖岡本は最高ランクであるが、かけらを加工したものがその次に準じると國學院雑誌にはっきり書いた。
東小田峰遺跡では4分割以上したものを丸く再加工して璧に見せようとしている。更に璧のかけらを再加工して勾玉に見せようとしたものもあるので、東小田峰遺跡の例も勾玉と同レベルと考えて良い。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/415.html#c2
3. 中川隆[-14797] koaQ7Jey 2020年1月06日 09:39:01 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1789]
長浜浩明先生は知恵遅れの詐欺師だよ より
2019年9月1日 3:26 PM
漢鏡の伝播経路からすると邪馬台国九州説は可能性が低い
伊都国と邪馬台国 柳田康雄
私は伊都国とは深い関わりがある。平原遺跡を始め数多くの遺跡の発掘に携わり、平原遺跡の巨大鏡を始め120枚以上の鏡を発掘した。
平原遺跡については発掘後20年以上になるが、ようやく報告書を刊行することができた。
今日は、これらの経験を踏まえて、邪馬台国に入る直前までの北部九州(福岡、佐賀)の状況について解説する。
■ 弥生時代のクニと国の出現
弥生時代の集落を村とすると、それを束ねているのを考古学で、カタカナで「クニ」 という。そして、この「クニ」が「国」に発展する。
現在、発掘が進んでいる早良(さわら)平野に、弥生中期の初め(紀元前200年前後)に 出現した遺跡があり、朝鮮半島の青銅器がはじめて副葬品として現れる。
そのなかの吉武高木遺跡は青銅器が副葬される率が高い。なかには、1人で銅剣、銅戈4本を持ち、小さいが「多鈕細文鏡」という鏡を持ち、勾玉を持つものがある。
銅剣を1本もっている集落が周辺にいくつか散らばっている。 この地域ではこのような銅剣は合計15〜16本出ているので、これは、吉武高木遺跡を中心に付近の村を統率した「クニ」が出現していたと考える。
弥生時代初期からある板付遺跡は福岡平野の拠点集落であるが、ここには弥生中期の初めに銅剣、銅矛7本が出てくる墳墓が出現する。しかし福岡平野の他の地域からは出てこない。
少し後の弥生中期の中ごろ以後、春日平野の須玖岡本遺跡に青銅器が集中する。青銅器を作る工房も集中する。ここでは銅鏡30枚、銅剣、銅矛が8〜10個出土した甕棺が出現する。
福岡平野は、中期のはじめから前半は板付遺跡中心に発展するが、中頃をすぎるとすべてが須玖岡本遺跡に集中する。 博多駅の近くの比恵から、那珂を経て春日市の須玖遺跡に至るそれぞれ100ヘクタール級の広さの地域に遺跡が途切れなく存在する。
発掘は大字、小字ごとにやっているので、その単位で遺跡の名前が付けられているが、この地域の遺跡は連続した遺跡であり、環濠を設けることなしに繋がっている。
30ヘクタールほどの吉野ヶ里が最大の環濠集落といわれているが、伊都国では三雲地域を発掘した時にすでに40ヘクタールの広さがあり、井原鑓溝遺跡の調査で、60ヘクタールにもなる遺跡であることがわかった。考古学では環濠集落でないと拠点集落と言わない風潮があるのはおかしい。
須玖岡本遺跡はわずかな丘陵にはいるので、平野に面したところだけに環濠がある。環濠の内側の春日丘陵の地域は100ヘクタール以上にもなる一つの単位集落と思われる。
比恵那珂遺跡は弥生終末には、側溝を持つ幅6〜7mの縦貫道路遺溝が出てくる。比恵遺跡では幅20mの運河が出てくる。
吉野ヶ里、池上曽根、唐子鍵を取り上げて弥生都市について議論されることがあるが、この地域の遺跡と比べるとこれらの遺跡は規模が小さく、どんぐりの背比べである。
弥生中期の段階で首長墓が出てくる。弥生中期の終わりに、いままでは朝鮮半島との 交流ばかりであったが、福岡平野の首長墓から中国の鏡が出てくる。
これは全部前漢時代の 鏡である。三雲南小路遺跡からは1号甕棺と2号甕棺の合計で57枚の前漢鏡が出土した。
三雲南小路の1号甕棺は、金銅製の埋葬用の飾り金具(下図の8)が発見されている。これは、皇帝が王侯クラスに下げ渡した物で、1号甕棺が王墓であることを示している。
2号甕棺は22枚の小型鏡が出ているが、ペンダントや勾玉が多数出ていることや、武器がないことから女性の墓と考えられている。
なお、昔に発掘されたもので、金ぴかなものなど価値のありそうなものは持ち去られたりして申告されていない可能性がある。 このようなことも考慮しないと、出土物についての研究では誤る可能性がある。
井原鑓溝遺跡は江戸時代に発掘され、鏡の鈕が21個あったことから少なくとも21面の鏡があったとされる。鉄刀や鉄の鎧なども発見されていることから王墓級の墓である。ただし、大型鏡がない。
最近の発掘では、井原鑓溝遺跡から割竹型の木棺墓が発見され鏡やガラス玉が多数出土している。割竹型木棺は4世紀の前期古墳からしか出ないと言われていたが、伊都国では弥生時代後期のはじめから出る。
九州では甕棺が注目されるが、甕棺と同時に木棺がある。大阪の場合は河内湖があって、木材が水に浸かって残るので発見しやすい。しかし九州では大地の中だと木棺が腐ってしまうので発見しにくい。しかし、最近は技術の進歩で木棺が分かるようになった。
このように、弥生中期後半から後期の初めにかけて、北部九州は鏡をはじめとした副葬品をもった墳墓が大量に増える。しかしそれは伊都国だけである。福岡の奴国と言われているところからはほとんど出て来ない。
後漢からもらった金印が志賀島から出土したが、委奴国と彫られた金印の文字を「倭の奴国」と読んで福岡平野の国とすると、鏡が奴国から大量に出ないのはおかしい。金印の読み方はいくつか提案されているが、「倭の奴国」とは読まないのではないか。
吉野ヶ里からは鏡のかけらは出てくるが鏡が出て来ない。吉野ヶ里は福岡に持ってくれば普通の遺跡。福岡では土地の値段が高いので吉野ヶ里のような大規模な発掘はできないのが残念。現在の吉野ヶ里は宣伝などで過大に評価されている。そのため考古学者はそっぽを向いている。
■ 平原遺跡
平原遺跡の1号墓は王墓である。寺沢薫氏などの近畿の一部の考古学者も王墓と認めるようになった。
王墓もランクがある。鏡の大小や数だけでなく、いろいろな要素で決まる。
王墓には鏡がなければいけない。4世紀までの初期の前方後円墳の副葬品は鏡が主体である。
鏡を副葬品の主体とする墳墓は、弥生時代では三雲南小路遺跡と須玖岡本遺跡、平原遺跡だけである。
棺の主軸近くにある柱跡と、少し離れたところにある大柱の跡を結ぶ線を延長すると、日向(ひなた)峠に向かっている。
10月20日ごろの収穫の時期に日向峠から日が昇るので、何か関係があるかも知れない。
墓には長さ3mの刳抜式木棺があり、大量の朱が蒔かれていた。
頭と足の付近で大量に見つかった鏡の破片のうち、頭付近の破片は全て元の鏡に復元できた。
墓坑のコーナに柱穴の跡があり、木槨があった可能性がある。ホケノ山古墳と同じよう、副葬品は木槨の上から落ちてきているように見える。
出土した前漢鏡(上図左)は直径16センチもあり、この型式の鏡としては中国でもトップクラスのもので、楽浪郡でも見つかっていない。平原の王が中国の外臣の中でも上位として扱われた証拠であろう。
この鏡は、カドが丸くなっていて、周りがすり減っている。前漢末に作られたものが、平原の王の時代まで伝世されたものと思われる。
また、直径21センチの方格規矩四神鏡(上図右)は、京都大学の岡村秀典氏の編年では、漢鏡4期から5期の鏡で、1世紀前半から中頃のものとされる。
しかし、後漢の始めの鏡とすると、銘文は鏡の上から始まるのだが、この鏡では下側から始まっているのはおかしい。
また、後漢の鏡では四の文字を横棒四本で現すのが特徴であるのに、ここでは四の文字を用いている。
つまり、この鏡は岡村氏の言うような中国の鏡ではなく、日本で作られた製鏡である。
平原からは40枚の鏡が出土しているが、直径46.5cmの超大型内向花文鏡や、直径27cmの内向花文鏡も中国にはなく、製鏡と思われる。
平原王墓から、楽浪郡などでも出土するガラス耳(じとう:ピアス)が出てくる。
耳は女性の墓からしか出ないので、平原王墓の被葬者は女性であると判断できる。
耳は時代が降るに従って端部の広がりが少なくなり管玉のようになる。
平原出土の耳は端部の広がりがほとんど無く、後漢の終わり頃のものと考えられている。発掘主任の原田大六氏はこれを琥珀の管玉としていた。
平原王墓からは、ガラス連玉、ガラス小玉、細型ガラス管などが多数出てくる。
右図上段左の連玉は直径5ミリ長さ2センチほどのものだが、高度な技術で作られており、内側は薄い空色で外側が紺色の二重構造になっている。
平原王墓を始め伊都国の地域からは、加工途中のものを含め大量のガラス玉や小玉が出てきており、この地域が高い技術でガラス飾りや玉を製作していたことがわかる。
三雲の弥生終末の遺跡からファイアンス(ガラスの釉薬をかけた焼きもの)が出てきている。
ファイアンスは地中海地域が起源で、エジプト・メソポタミアや中国にもあるので、海のシルクロード経由で南方からもたらされた物である。
伊都国地域のガラス玉の技術も南方から海を経由して入ってきたものであろう。
■ 弥生終末から古墳時代
福岡市の那珂八幡古墳は九州で最も古い時期の前方後円墳である。前方部がやや長めだがその形から纏向型前方後円墳であろう。
このような古墳は小さいものを含め、福岡県には多数あるが、唐津を除くと佐賀県にはない。
弥生時代の福岡県の王墓・首長墓を、副葬品の数などの要素から5段階のランクを付けて表に整理してみた。
この表を見ると弥生後期では圧倒的に伊都国の地域に権力が集中していることがわかる。
北部九州の地域では、弥生王墓から初期の前方後円墳に権力が繋がっているのである。
近畿地方でもこのような表を作って検討して欲しい。近畿で前方後円墳が発生したとするなら、福岡地域のように弥生時代から繋がっていないとおかしい。
近畿地方の前方後円墳は、主体部の構造や副葬品については九州の影響を受け、円形に突出部がでた輪郭のデザインは吉備から東瀬戸内の要素である。
近畿の古墳は、独自に発展したものではなく、これらの地域の影響を受けて出来たものである。
弥生終末と古墳出現の時期はAD200年頃と考える。卑弥呼は2世紀の終わりごろ共立されたとすれば、その墓は古墳が出現した近畿の大和であり、卑弥呼の邪馬台国は古墳時代の近畿の大和にあったと考えられる。
考古学者の中には、邪馬台国は弥生時代にあったと考える人がいる。邪馬台国が弥生時代から存在したとすれば、首長墓のある伊都国しかその候補はない。
平原が卑弥呼の墓ではないかという話があるが、そうは考えていない。平原の被葬者は卑弥呼と親子関係なのではないか。
2.柳田先生の論点 安本美典先生
邪馬台国論争そのものは、いずれ別の機会に行いたいと思うので、今回は論点の整理をしてみたい。
■ 考えの一致する部分と異なる部分
柳田先生は著書『伊都国を掘る』のなかで、原田大六氏の発言を引用して「考古学的事象は日本の原始・古代に関するかぎり、古事記や日本書紀の「神代」神話をさけて通ることは出来ない。」と述べているが、これについてはまったく同感である。
また、「これまで、多くの研究者が平原王墓を無視してきたが、そのために邪馬台国問題や古代国家形成で避けて通れない古墳出現期の諸問題の研究に多くの時間がかかった。今後は、古墳出現期の研究に対して、平原王墓を正面から評価し、その研究に取り組んで欲しい。」とする考えについても賛成である。
邪馬台国に関連する部分では、柳田先生の考えは「伊都国東遷説」ともいえるような内容である。すなわち、邪馬台国は大和朝廷の一時期の姿であり、大和朝廷は九州で発生し、邪馬台国時代以前に畿内に移ったと考えておられる。邪馬台国は畿内にあったことになる。
いっぽう、安本先生は、九州勢力が畿内に移ったのは邪馬台国時代の後であり、邪馬台国は九州にあったとする。
北九州勢力が畿内に移ったとする点では、柳田先生と安本先生の考えは同じであり、中山平次郎や和辻哲郎が述べていた「北九州の弥生文化と大和の古墳文化の連続性」や「大和の弥生文化を代表する銅鐸と、古墳文化の非連続性」は、このような考えと整合するものである。
骨組みの所で意見が異なるのは、北九州勢力が近畿地方に移動する時期の違いである。
■ 洛陽焼溝漢墓出土鏡の時期について
洛陽の焼溝漢墓の鏡の年代の、日本での紹介のされ方がおかしい。洛陽焼溝漢墓の鏡の年代は平原遺跡の年代にも関係する重要なことである。
下表は、奥野正男氏の『内行花文鏡とその製鏡』(季刊邪馬台国32号)による。ただし、後漢晩期の年代幅は、もとの報告書に基づき安本先生が訂正。
平原遺跡から、長宣子孫内行花文鏡が出土している。長宣子孫鏡は、焼溝漢墓では、第六期に最も多く出土する鏡である。
奥野氏は、第六期を後漢晩期として、後147〜160という年代幅を与えていたが、もとの報告書では、西暦190年の年号が記された入れ物から第六期の鏡が出土した記録があり、第六期は少なくとも190年まで時代を広げるべきである。
柳田先生は、平原遺跡を西暦200年ごろと見ておられるので、長宣子孫鏡が洛陽で190年ごろに使用されていたことと年代的には整合することになり、平原の年代についての柳田先生の見解に納得できる。
ところが、京都大学の岡村秀典氏は、平原遺跡でも出土した長宣子孫鏡を漢鏡5期とし、紀元75年頃の鏡としている。平原を200年ごろとする柳田先生とは、100年以上年代が異なっているのはおかしなことである。
3.対談 柳田康雄先生 VS 安本美典先生
■ 平原遺跡について
安本: 副葬品から考えると平原遺跡を卑弥呼の墓と考えてもおかしくない。しかし、『魏志倭人伝』には、卑弥呼の墓は径100余歩と記されている。魏の尺度では100余歩は100m以上になるが、平原遺跡全体に土を持った墳丘としたとき100m以上になる可能性はあるのか?
柳田: 14m×10mくらいの方形周溝で区切られているので、まったく無理である。周溝があると言うことは、掘った土を盛り上げるので、もともとは墳丘があったはずだが、100m以上にはなり得ない。
安本:女性の墓か?
柳田: 弥生時代で一番大きな素環刀太刀が出てきているが、女性の墓からしか出土しない耳(じとう:ピアス)が出土しており、女性に間違いない。
また、女性の墓とされている三雲南小路2号墳と同じように、小型の鏡に色を付けて模様を塗り分けていることからも女性の墓といえる。
■ 三角縁神獣鏡と庄内式土器の初現
安本:柳田先生の著書に「現在のところ布留式土器より古い土器が伴い、確実に質のよい三角縁神獣鏡を副葬しているのは九州の前方後円(方)墳のみである。」という文章がある。これを素直に理解すれば、三角縁神獣鏡が出てくるのは、畿内より、九州の方が早いということになるが・・?
柳田: 土器で見ると、庄内式土器の一番新しい物と三角縁神獣鏡がいっしょに出るので、三角縁神獣鏡は九州の方が先に出現したといえる。
■ 庄内式土器
安本: 庄内式土器が畿内で発生したことを疑っている。九州の方が早いのではないか?
柳田: 庄内式土器は圧倒的な量が近畿から出る。古い庄内式土器は九州では少ないが三雲遺跡で若干出てくる。しかし、近畿の人はこれを新しいと言う。私も土器の編年についてはみっちりやってきたがどこが新しいというのか良く判らない。私が見ると古いのもあるのだが数は圧倒的にすくないのは確か。
庄内以前の土器は単体で九州に流れてくるが、庄内式土器からは高坏や壺がセットで出現する。ここに大きな違いがあるので庄内式土器から古墳時代に移る。
九州の古墳では、那珂八幡古墳などから庄内式土器の新しい物は出てくるが、古いものは出ない。しかし、近畿と違って、庄内式土器の新しいものと三角縁神獣鏡がいっしょに出てくる。
■ ホケノ山古墳
安本:庄内式土器や画文帯神獣鏡を出土したホケノ山古墳から、布留T式相当の小型丸底土器がでている。柳田先生も、土器の底部の形態変化は平底→凸レンズ状平底→とがり気味丸底→丸底という変化の方向であることを述べておられる。従って、小型丸底土器を出土するこの古墳は、かなり新しいのではないか?
『ホケノ山古墳調査概報』には、布留式相当の小型丸底土器と庄内式土器が同時期に使用された可能性が高いと記されている。そうすると、ホケノ山の庄内式土器の年代は、かなり新しい布留式土器の時代になるのではないか。
柳田: 当事者ではないので、確定的なことを言えない。一時、ホケノ山古墳は新しい布留式土器の時代との話もあったが、今年の2月の勉強会では、また古いとされているようである。
一般的に言えば、古い土器と新しい土器がいっしょに出たら新しい土器で年代を考えるのだが、発掘担当者などによる最近の勉強会では、ホケノ山のものは布留式土器の古いものが見つかったと解釈しているようである。
また、見つかった銅鏃は、普通にみれば布留式土器に伴う銅鏃であるが、これも、古い銅鏃という解釈をしているようだ。報告書をまとめる人たちは、古墳の年代を3世紀なかごろ以前と考えているようだ。
■ 伊都国と女王国の位置関係
安本: 『魏志倭人伝』には、女王国は伊都国の南にあることが、3回も書かれている。伊都国が糸島半島の国だとすると、その南の筑後平野は女王国の有力な候補であり、甘木や朝倉地域を邪馬台国の有力候補と考えている。
ところが、柳田先生の資料に「佐賀平野・筑後平野・筑豊地域などは邪馬台国の候補地どころか卑弥呼を共立した国にも含まれない」と書かれているので、甘木や朝倉は候補地ではないのか?
柳田: 考古学の立場で考えているので、初期の前方後円墳が出現していて、三角縁神獣鏡やそれ以前の鏡が出ているところは候補地になる。
大願寺方形周溝墓、神蔵(かんのくら)古墳のある甘木・朝倉地域は、初期の前方後円墳が出現しているし三角縁神獣鏡も出ているので、候補地に含まれる。
文献学者は安本先生のような見方をする九州説の人が多いが、朝倉以南の筑後平野では、前方後円墳から三角縁神獣鏡やそれ以前の鏡を出すところがないので、この地域が女王国だということは考古学的には証明出来ない。
■ 三種の神器
安本: 三種の神器が出てくる遺跡は須玖岡本遺跡、平原遺跡、三雲遺跡と言われたが、 すぐ南の東小田峰遺跡から璧がでているので、璧を玉と考え、剣、鏡も出土しているので、 三種の神器が出ているといえるのではないか?
柳田: 玉というのは勾玉ではないのか?
安本:璧という字は下に玉がついているので・・・
柳田:ははは、それなら認めます。(^_^)
璧を持っている三雲南小路や須玖岡本は最高ランクであるが、かけらを加工したものがその次に準じると國學院雑誌にはっきり書いた。
東小田峰遺跡では4分割以上したものを丸く再加工して璧に見せようとしている。更に璧のかけらを再加工して勾玉に見せようとしたものもあるので、東小田峰遺跡の例も勾玉と同レベルと考えて良い。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/415.html#c3
4. 中川隆[-14796] koaQ7Jey 2020年1月06日 09:40:44 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1788]
記紀自体が朝鮮人編集者が改竄・捏造したインチキ歴史書なんだよ より
2019年10月28日 8:59 AM
天皇のルーツが渡来系である可能性は昔から指摘されています。
これは近代国家の枠組みから外れるために、社会一般にも研究者間でもある種のタブーとして扱われていた事は、昭和の時代から存在していました。
例としては、天皇家の埋葬が土葬で、朝鮮式の埋葬法で古墳と似て山のような盛り土である事は知られています。
古い時代の古墳が調査禁止となっているのは、そこから物的証拠が出てくるからです。
それは何を意味するかというと、大陸との繋がりを示すからですね。
終戦直後の占領軍はそうした調査を行ったようですが、現在は出来ない。
宮内庁が許可しないでしょうから、ですね。
当時の認識として、日本を象徴する人物が海外に関係していたとするならば、それは多くの人の混乱を招いたでしょうから簡単には認められない問題でしょう。
日本が単一民族といった概念を採用したのは近代国家の枠組みが成立する過程で生み出された概念に過ぎません。
現実は違い、古来から移民の国として存在する、というのが正しいです。
民俗学的考古学的に調査を行った話としては、天皇のルーツは朝鮮半島の38°線付近の小さな集落に、風習がとても似た村があると指摘されていて、それらは紛争地帯であるために容易に近づく事は出来ないだろう、
同行した当時KCIA局員の話としては、そうした天皇の由来について何らかの事情を知っていたらしく、意見を聞かれ
「知らない方が良いこともあるのだ」と答えたという研究者の話が伝わっています。
この話はあるメディアに流れました。
こうした話題はタブーに属するので、ある種のオルタナティブメディアで
爆弾発言として現れる事も当時としては多かったように思います。
返信
記紀自体が朝鮮人編集者が改竄・捏造したインチキ歴史書なんだよ より
2019年10月28日 9:00 AM
昔、三宅さんから聞いた話 2012-11-16
あのころは、三宅さんに、竹村健一さん、飯島清さんが、
テレビで活躍中だった。
空港まで車で三宅さんを迎えに行った。
高速道路を走りながら車中で、
昭和天皇の話になった。
三宅さんが、日本史の江上波夫さんから聞いた話だと。
あの騎馬民族説の江上さんですね。
そう。
天皇陛下との晩餐で、歴史学者の江上波夫さんが、
昭和天皇に質問したそうだ。
陛下は、オフレコならばと前置きして答えられたそうだ。
Q:先祖は、どこから来たものだと思われますか?
A:朝鮮半島だと思う。
Q:どうしてそう思われますか?
A:皇室の重要な行事のなかで、お供えするもので、シルトックという餅がある。
これが、朝鮮半島由来のものだから、そう思います。
と答えられたと。
三宅さんは続けて、これはいまわれわれが普通に食べている、
もち米からの餅ではなくて、うるち米からつくる。
現在、文化庁は皇室の先祖の古墳を、保存という名目で閉鎖し公開してない。
古墳を公開すると、天皇家のルーツがはっきりするためだ。
と教えてくれた。
返信
記紀自体が朝鮮人編集者が改竄・捏造したインチキ歴史書なんだよ より
2019年10月28日 9:06 AM
記紀神話は朝鮮に伝わっていた古伝承を焼き直してでっち上げたもの
「朝鮮と日本の神話を考える」 上田正昭 京都大学名誉教授
百済の故都はソウルです。百済の古い歴史を調べようとするとソウルの周辺を調査しないとわからない。
百済の建国の始祖は高句麗の神話と同じで、新笠の伝記の最後に都慕王(朱蒙)の子孫でお母さんは河の神の娘であると書いてあります。
新笠の伝記の中に書いてある神話は高句麗の朱蒙の神話なのです。
共和国と韓国が分かれるのは北方は狩猟民が多くて、南方は農耕民族だと。そもそも民族が違うのだという南北分断を合理化するような説がありますが、それは大きな間違いです。
同じ神話を持っているわけです、南の百済と北の高句麗は。
伽耶という国、慶尚南道の方です。釜山から大邱にあった国です。始祖は首露という。
「三国遺事」。13世紀の半ばに編まれた史書です。
そこに「駕洛国記」という伽耶の国の歴史を書いた文章が引用してあります。
伽耶の国の建国神話があります。[史料4]
「後漢世祖光武帝」「建武十八年」は紀元36年。「壬寅三月禊浴之日」。
禊ぎを3月にやっている。雛祭りの日です、3月の節句。中国の春禊の風習は朝鮮半島にも入っています。禊ぎの日に神様が降臨してくる。
「所居北亀旨(クシ)」。
今も首露を祀っている廟があります。
「有殊常聲気呼喚。衆庶二三百人集会於此」。
変な声が聞こえてきたので村人が峰に二、三百人集まった。人の声のようなものがするけれども、形は見えない。ここに人ありや否や。
「九干等云 吾徒在 又日 吾所在為何 對云亀旨」
と言ってお降りになった。これは伽耶の国の降臨神話です。
天降りの神話です。そこで『古事記』(上巻)に[史料1]
「故爾に天津日子番能邇邇藝命に詔りたまひて、天の石位を離れ、天の八重多那雲を押し分けて伊都能知岐知和岐弓、天の浮橋に宇岐土摩理、蘇理多多斯弖、竺紫の日向の高千穂の久士布流多気に天降りまさしめき」。
高千穂の峰と書けばいいのにわざわざ古事記は「久士布流」という形容をしている。亀旨と同じです。高千穂の峰にクシという言葉がついている。
「此地は韓國に向ひ、笠沙の御前を眞来通りて、朝日の直刺す國、夕日の日照る國なり。故、此地は甚吉き地。」
という言葉があります。
高千穂伝承には[史料2]
「筑紫の日向の高千穂の槵觸峰」
「日向の槵日の高千穂の峰」
「日向の襲の高千穂の槵日の二上峰」。
いずれもクシという字があります。
朝鮮の神話と日本の神話に類似性があることを教えてくれます。
それだけではなく
「日向の襲の高千穂の添山峰」。
それを『日本書紀』(巻第二)[史料3]では「曾褒理能耶麻」と云ふ。
わざわざ「そほりの山」と読むと書いてある。
朝鮮半島では聖なる場所のことを「ソホリ」と言う。
韓国の都をソウルというのは聖なる場所という意味なんです。
『三国史記』には百済の最後の都・泗沘(シヒ)のことを所夫里(ソホリ)といっています。
高千穂の聖なる山ということが朝鮮の言葉のソフルと記されています。
天から神が降りてくる、その場所をクシとかソホリという言葉を使っていることに注目して下さい。
返信
記紀自体が朝鮮人編集者が改竄・捏造したインチキ歴史書なんだよ より
2019年10月28日 9:22 AM
記紀の系譜は改竄・捏造したインチキ系譜だった
神武天皇から崇神天皇までの天皇は父子相続していた事になっていますが、それは天武天皇以降に古来からの伝統だった兄弟相続を父子相続に変えた事を正当化する為に行った悪質な改竄・捏造です:
7世紀末までの皇位継承を《古事記》《日本書紀》によってみると,
16代の仁徳天皇まではほとんどが父子間の直系相続であり,
仁徳以後持統までは,父子間相続6,母子間1,兄弟間10,姉弟間2,叔父・甥間1,夫婦間2,三親等以上をへだてた相続3の計25例で,兄弟相続が多い。
応神・仁徳を境として,皇位継承の原則に大きな変化が起こっているように見える。
しかし,父子直系相続は7世紀末以降の天皇の目ざした皇位継承法であり,兄弟相続は日本固有の継承法であることからすると,応神以前の直系相続は記紀編纂の過程で作為された可能性が強い。
また,記紀にみえる天皇の名称をみると,
7,8,9代の孝霊,孝元,開化と41,42,43,44代の持統,文武,元明,元正はヤマトネコ,
10,11代の崇神,垂仁はイリヒコ,
12,13,14代の景行,成務,仲哀と34,35代の舒明,皇極はタラシヒコ(メ),
15,17,18代の応神,履中,反正と38代の天智はワケ,
27,28,29代の安閑,宣化,欽明はクニオシ
という称をもつというように時期により特色があり,それらを検討すると
7〜9代の名称は持統以下の名称を手本に,
12〜14代の名称は舒明,皇極の名称を手本にして作られた
と推定される。
これに加えて記紀には9代までの天皇の事績については神武以外ほとんど所伝がないこと,10代の崇神が初代の天皇を意味する所知初国(はつくにしらす)天皇の称号をもつことなどから,9代までの天皇の実在性は疑われている。
10代以後も,皇居や陵墓の所在地や称号の変化などから,10〜12代の天皇は大和を根拠としていたが,15〜25代の天皇は河内平野を主要な根拠地とする別系統の天皇ではないかとして,前者を三輪政権(初期大和政権),後者を河内政権と呼ぶ説もある。
同様に26代の継体以後の天皇もそれまでとは別系統の天皇とする説もある。
これらの説に従えば,古代の皇位継承は,10代の崇神以後2度断絶したが,6世紀中葉以降に,万世一系の思想により崇神からはじまる一系統の系譜にまとめ,さらに崇神以前の系譜をつぎ足したということになる。
返信
記紀自体が朝鮮人編集者が改竄・捏造したインチキ歴史書なんだよ より
2019年10月28日 9:26 AM
記紀の系譜は改竄・捏造したインチキ系譜だった
天皇は兄弟相続するのが古くからの伝統
「古事記」で、2代の妻は、磯城の県主・ハエの妹、3代の妻は、ハエの娘なので、ここは、父子間での皇位継承ですが、「日本書紀」の一書で、3〜6代の妻は、いずれもハエの娘世代なので、ここは、兄弟間での皇位継承とみられます。
つまり、「日本書紀」の本文が、本当であれば、一書をわざわざ、記載する必要がないので、一書での3〜6代の妻は、史実だとみられ、本文の父子間の皇位継承は、捏造でしょう。
1〜13代の父子間での皇位継承は、天武天皇(40代)以前まで、兄弟間での皇位継承が主流だったのを、天武天皇以後から、父子間での皇位継承に改変するための前例を、国史の中に、あらかじめ紛れ込ませておいたと推測できます。
闕史八代の天皇2〜7代の妻は、「古事記」「日本書紀」の本文と、一書にも記載があるので、そこに注目すべきで、第1に、2〜7代の妻が、磯城・春日・大和・葛城(高尾張邑=葛城邑としました)・十市と、奈良盆地内の出身で、8〜10代の妻も、盆地内の出身と、河内・丹波・紀伊の出身もいることです。
これは、初期の大和政権が、まず、地元豪族と結び付くことで、奈良盆地内を確実な勢力基盤にすると、つぎに、河内の瀬戸内海方面・丹波の日本海方面・紀伊の太平洋方面と、大和の周辺地域のうち、輸入用の交易ルートを開拓したとも読み取れます。
ちなみに、崇神天皇(10代)は、四道将軍を派遣・平定したとありますが、わずか半年で帰還したので、実際には、4世紀初めから、西海(吉備)・丹波に輸入用の交易ルートと、東海・北陸に輸出用の交易ルートの、4方向を開拓し、流通ネットワークを広域整備、統治範囲は、大和一帯とみられます。
第2に、「古事記」で、2代の妻は、磯城の県主・ハエの妹、3代の妻は、ハエの娘なので、ここは、父子間での皇位継承ですが、「日本書紀」の一書で、3〜6代の妻は、いずれもハエの娘世代なので、ここは、兄弟間での皇位継承とみられます。
つまり、「日本書紀」の本文が、本当であれば、一書をわざわざ、記載する必要がないので、一書での3〜6代の妻は、史実だとみられ、本文の父子間の皇位継承は、捏造でしょう。
1〜13代の父子間での皇位継承は、天武天皇(40代)以前まで、兄弟間での皇位継承が主流だったのを、天武天皇以後から、父子間での皇位継承に改変するための前例を、国史の中に、あらかじめ紛れ込ませておいたと推測できます。
第3に、皇后は、皇族が通例ですが、5代は、尾張の連の遠祖の妹、7代は、磯城の県主の娘、8代は、穂積の臣等の祖の妹、9代は、物部氏の遠祖の娘が、皇后で、その息子が皇太子→天皇になっているので、もし、それらが非実在なら、豪族(非皇族)を皇后にしなくてもよいのではないでしょうか。
しかも、尾張の連・磯城の県主・穂積の臣は、後世に有力豪族になっていないので、偽装する理由がなく、特に、7代は、皇族妻2人(姉妹)に、息子が4人(姉に2人・妹に2人)もいるのに、非皇族妻の1人息子が、天皇に即位しており、最も捏造したい所が露見しているので、史実が濃厚です。
第4に、物部氏の祖の娘・イカガシコメは、8代の妻になり、[武内(たけのうち)宿禰の祖父(紀)・建内(たけしうち)宿禰の父(記)]を出産後、9代の妻にもなり、のちの崇神天皇も出産しているので、もし、8・9代が非実在なら、そのような境遇にしなくてもよいのではないでしょうか。
したがって、2〜9代が、もし、非実在なら、その妻達を、もっとすっきりした系譜や、後世の政権にとって都合のいいように、捏造することもできるのに、そうしておらず、一書を併記する等、苦心もみられるのは、実在したからだとも説明できます。
返信
記紀自体が朝鮮人編集者が改竄・捏造したインチキ歴史書なんだよ より
2019年10月28日 9:32 AM
神武東征は三世紀代の可能性が高い
長浜浩明の神武東征紀元前70年説は間違い
日本書紀によると神武の即位は紀元前 660年であるが、長浜は当時の暦は現在の半年が1年だったとし、再計算した結果 紀元前70年を割り出した。しかし書紀の紀年は ずれのあることがつとに指摘されているうえ、暦の長さが違っていたというのも確たる証拠があるわけではない。この説もにわかには信じがたい。
本書は言及していないが、古代天皇の在位年代に関して評者が注目するのは安本美典説である。
安本は記紀の伝える古代天皇の系譜は正しいと仮定したうえで、在位年代の確かな歴代天皇の在位期間を調べたところ、天皇の在位期間は古代になるほど短くなることがわかった。
その短くなり方は直線的である。その直線の傾きを最小二乗法によって決定する。すると古代天皇の在位期間が一定の確率のもとに推定できる。
この方法によると例えば神功皇后の在位期間が広開土王の在位と重なることがわかり、神功皇后の三韓征伐伝承の史実性を証明できる。
ちなみに神武天皇の即位は三世紀後半になる。
実測値を統計的に処理した安本説は説得力が高い.
___
「日本書紀の神武紀」を見ると、神武一行は、大阪湾までやってきて、「登美のナガスネヒコ」との戦闘の時に、舟で日下の蓼津(現在の東大阪市日下町付近)まで進出して来ます、そこでの戦闘で、兄の五瀬命が負傷したので、南方(現在の大阪市淀川区西中島南方付近)を舟で経由して撤退し血沼海(茅渟海、大阪湾)に出たとの記述があります。
現在の地形では、「蓼津も南方」も陸地で、舟で到達したり通過したりすることができません。
でも、250年から300年頃の弥生時代の後半には、大阪湾の奥に河内湾というのがあり、この二つの湾を分断するような半島状の地形(片町台地)の先端部分が開いていて、海水が河内湾にも流入していたのです。
その後、堆積物によりふさがって河内湖になり、ふさがったところが「南方」です。
このように、「神武」が東征してきた時の状況がリアルに伝えられていますので、時期としては、250年から300年ごろのことだと考えられます。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/415.html#c4
5. 中川隆[-14795] koaQ7Jey 2020年1月06日 09:41:49 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1787]
嘘は許さない より
2019年11月24日 12:23 PM
>既存の、
>「2300年前に渡来人が大挙して
日本列島に流入し、水田稲作を伝えた」
なる通説は、完全に崩壊しました。
そもそも そんな定説なんか存在しなかったよ。
考古学や遺伝学、人類学、文化人類学の進歩で記紀伝承が改竄・捏造されているのが明らかになっただけだ。
最新のDNA解析で日本とその周辺の民族の出自がわかっている:
DNA解析で現代アイヌ人は縄文人の直系の子孫だと証明されている:
現代の日本人の遺伝子の 90% は朝鮮からの渡来人で、縄文系は僅か10%
現代のアイヌ人の遺伝子の 70% は縄文系
縄文人の起源、2〜4万年前か 国立科学博物館がゲノム解析 2019/5/13
東京でサンプルを取った本州の人々では縄文人のゲノムを約10%受け継ぐ一方、
北海道のアイヌの人たちでは割合が約7割、沖縄県の人たちで約3割だった。
国立科学博物館の神沢秀明研究員らは13日、縄文人の全ゲノム(遺伝情報)を解析し、
縄文人が大陸の集団からわかれた時期が今から約2万〜4万年前とみられることがわかったと発表した。
国立遺伝学研究所や東京大学などと共同で、礼文島(北海道)の船泊遺跡で発掘された縄文人女性の人骨の歯からDNAを取り出して解析した。
最先端の解析装置を使い、現代人のゲノム解析と同じ精度でDNA上の配列を特定した。
特定した配列を東アジアで現在暮らす人々の配列と比べた結果、
縄文人の祖先となる集団が東アジアの大陸に残った集団からわかれた時期が約3万8000年前から1万8000年前であることがわかった。
縄文人は日本列島に約1万6000年前から3000年前まで暮らしていたと考えられている。
3000年前以降は大陸から新たに弥生人が渡来し、日本列島に住む人々の多くで縄文人と弥生人以降のゲノムが交わったことがこれまで知られていた。
今回の解析では、国内の地域ごとに縄文人から現代人に受け継がれたゲノムの割合が大きく異なることもわかった。
東京でサンプルを取った本州の人々では縄文人のゲノムを約10%受け継ぐ一方、
北海道のアイヌの人たちでは割合が約7割、沖縄県の人たちで約3割だった。
現在のアイヌ人のY-DNA出現頻度調査まとめ
D1a2* 81.25%: 縄文系
D1a2a1 6.25%: 和人系
C2 12.5%: オホーツク文化人系
現在のニヴフ人のY-DNA出現頻度調査まとめ
C2 38.1%: オホーツク文化人系
O1b2 28.6%: 長江人系
Q 19.0% : トルコ系
R1a 9.5% : ロシア人系
沖縄先住民は10世紀の段階で既に日本人に征服・レイプされまくって、言葉も日本語の方言の琉球語に変わってしまった
現代琉球人 Y-DNAハプログループ比率
D1a2*–45.1% : 縄文系
O1b2-23.3%(旧表記O2b) :長江系稲作民
O2—18.9%(旧表記O3):漢民族系
C2—-1.5% :縄文系
C1—-6.8% :縄文系
O1b1–0.8%(旧表記O2a)
現代日本人 Y-DNAハプログループ比率
D1a2a–32% :以前は縄文系だと言われていたが、四川省の焼畑農耕民の可能性が高い
O1b2-32%(旧表記O2b) :長江系稲作民
O2—20%(旧表記O3):漢民族系
韓国人のY-DNAハプロタイプの出現頻度
漢民族 O2 : 43.3%
長江人 O1:30.0%
モンゴル系 C2: 11.3%
現在の台湾の先住民系民族のY-DNAハプロタイプの出現頻度
O2 11.7% : 漢民族系
O1 :80.3% : 長江系
現在の中国の自称漢民族のY-DNAハプロタイプの出現頻度
O2 53.3% : 漢民族系
O1 24.5% : 長江系稲作民
C2 7.8% : モンゴル・ツングース系
N 6.9% : トルコ系
____
松本克己「日本語の系統とその遺伝子的背景」
日本語は系統的孤立言語の一つとされていますが、ユーラシア大陸圏における10近い系統的孤立言語の半数近くが日本列島とその周辺に集中している、と本論文は指摘します。
日本語以外では、アイヌ語・アムール下流域と樺太のギリヤーク(ニヴフ)語・朝鮮語です。
本論文は、ユーラシア大陸圏の言語をまず内陸言語圏と太平洋沿岸言語圏に分類し、さらに太平洋沿岸圏を南方群(オーストリック大語族)と北方群(環日本海諸語)に分類します。系統的孤立言語とされる日本語・アイヌ語・ギリヤーク語・朝鮮語は北方群に分類されています。
本論文の見解で興味深いのは、内陸言語圏と太平洋沿岸圏にまたがると分類されている漢語を、チベット・ビルマ系の言語と太平洋沿岸系の言語が4000年前頃に黄河中流域で接触した結果生まれた一種の混合語(クレオール)と位置づけていることです。
また本論文は、太平洋沿岸言語圏がアメリカ大陸にまで分布している、と把握しています。
本論文は、言語学的分類を遺伝学的研究成果と結びつけ、その系統関係を推定しようと試みている点で、伝統的な言語学とは異なると言えるでしょう。遺伝学的研究成果とは、具体的にはミトコンドリアDNA(mtDNA)ハプログループ(mtHg)とY染色体ハプログループ(YHg)の分類と、地理的分布および各地域集団における頻度で、本論文ではおもにYHgが取り上げられています。
太平洋沿岸言語圏で本論文が注目しているYHgは、D・C・Oです。YHg-DとCは、出アフリカ現生人類(Homo sapiens)集団において、比較的早く分岐した系統です。YHg-Dの地理的分布は特異的で、おもにアンダマン諸島・チベット・日本列島と離れた地域に孤立的に存在します。本論文はこれを、言語地理学用語の「周辺残存分布」の典型と指摘しています。本論文はYHg-Cについても、Dよりも広範に分布しているとはいえ、周辺残存分布的と評価しています。
本論文は、日本列島に最初に到来した現生人類のYHgはCとDだっただろう、と推測しています。しかし、本論文は地理的分布から、太平洋沿岸系言語と密接に関連するのはYHg-C・Dではなく、YHg-O1b(本論文公開時の分類はO2、以下、現在の分類名を採用します)と指摘します。YHg-Dが日本列島にもたらした言語は、人称代名詞による区分では出アフリカ古層系だろう、と本論文は推測しています。
太平洋沿岸系言語と関連するYHg-O1bのサブグループでは、O1b1a1aが南方群、O1b2が日本語も含む北方群の分布とおおむね一致します。本論文は、アジア東部でもかつてはこうした太平洋沿岸系言語が存在したものの、漢語系のYHg-O2、とくにO2a2b1の拡散により消滅した、と推測しています。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/415.html#c5
122. 2020年1月06日 11:54:38 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1786]
平和主義者だったトランプがイラン革命防衛隊の精鋭組織コッズ部隊の司令官を殺害した理由
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/464.html#c122
1. 中川隆[-14794] koaQ7Jey 2020年1月06日 11:57:42 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1785]
イランの反米司令官が爆殺されて肉片となったので米国株式を増やすことに決めた │ ダークネス:鈴木傾城
https://bllackz.com/?p=7023
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html#c1
2. 中川隆[-14793] koaQ7Jey 2020年1月06日 12:08:00 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1784]
◆肉片となったガセム・ソレイマニ司令官の遺体。アメリカを挑発した男の末路
2020.01.06 閲覧注意 アメリカ, イラン, ドル基軸通貨
◆肉片となったガセム・ソレイマニ司令官の遺体。アメリカを挑発した男の末路
他国に無人機を飛ばして要人を爆殺する。それができるのがアメリカだ。
2020年1月3日。イランのガセム・ソレイマニ司令官はバグダッド国際空港そばの道路を走行中にアメリカの無人攻撃機リーパーによって爆殺されている。
ガセム・ソレイマニ司令官は、イラン革命防衛隊の特殊部隊「コッズ部隊」を率いていたのだが、実質的に中東のあらゆるテロ組織と接触してアメリカ軍の攻撃のために動いていた。
アメリカでは「影の司令官」と呼ばれていた人物だが、かなり好戦的だった。特に、トランプ大統領大統領に対してこのように挑発していたのはよく知られている。
『お前(トランプ大統領)の脅威に対応するのが、兵士としての私の義務だ。ロウハニ大統領ではなく私と話せ。我々の大統領の品位からして、お前に答えたりしない』
『お前が戦争を始めたら、我々が終わらせる。この戦争はお前の持っているすべてを破壊するだろう』
そして、ガセム・ソレイマニ司令官はトランプ大統領に対してこのように言い放った。
『我々はお前が想像できないほど近くにいる。来い。準備はできている』
トランプ大統領がこれに激怒したのが2018年7月26日のことだ。それから1年半後、「来い。準備はできている」と大見得を切ったガセム・ソレイマニ司令官は、アメリカの無人機が飛び交っているイラクに極秘で入ったのを察知され、一気に抹殺されることになった。
どんな末路を辿ったのか、見てみよう。この男はこんな姿で死んだ。
https://blackasia.net/?p=16584
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html#c2
3. 中川隆[-14792] koaQ7Jey 2020年1月06日 12:12:15 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1783]
2020.01.03
米軍がバグダッドでイランのイスラム革命防衛隊の幹部を暗殺、開戦の危機
イスラム革命防衛隊の特殊部隊とも言われているコッズ軍を指揮してきたガーセム・ソレイマーニーが1月3日の早朝、バグダッドの空港でアメリカ軍に暗殺された。UAV(無人機、ドローン)による攻撃だったようだ。ソレイマーニーは使節団の一員として到着したところで、PMU(人民動員軍)のアブ・マフディ・ムハンディ副司令官も殺されたと伝えられている。死亡したのはこの2名を含む7名だという。イラク軍の司令官2名をアメリカの海兵隊が拘束したとも伝えられている。
この攻撃は事実上アメリカによるイランへの宣戦布告だと見る人もいるが、バグダッドではアメリカ軍による拘束が続いているとも言われ、クーデターが進行中のようにも見える。
アメリカ軍は12月29日にPMU(人民動員軍)の施設5カ所を空爆して25名以上の戦闘員を殺害、バグダッドにあるアメリカ大使館の周囲で数千人が抗議活動を繰り広げるという事態が生じたものの、すでに引き上げている。大使館周辺での混乱、あるいは襲撃を利用してアメリカは何らかのアクションを起こそうとした可能性があるが、それは失敗に終わったとも言える。
イランに対する攻撃は大義がなく無謀だということでアメリカ軍の内部では反対の声が少なくない。本ブログでは繰り返し指摘してきたが、中央軍やNATO軍は「関東軍」化している。イスラエル、あるいはイスラエルの背後にいる勢力の意向に従い、強引にイランとの戦争に突入する気かもしれない。
昨年(2019年)7月にイスラエル軍はF-35でイラク領内の施設を破壊した。その際、イラク、あるいはシリアにあるアメリカ軍の基地が利用され、そのターゲットはイスラム革命防衛隊に関係していると言われている。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202001020000/
2020.01.04
イラクでイスラム革命防衛隊の幹部を暗殺した米軍は続いてPMUの幹部を殺害
アメリカ軍はイスラム革命防衛隊のコッズ軍を指揮してきたガーセム・ソレイマーニーとPMU(人民動員軍)のアブ・マフディ・ムハンディ副司令官を暗殺した後、PMUの幹部が乗った車列を空爆して6名を殺害したと伝えられている。
シリアの東部からイラクの西部にかけて、つまりダーイッシュ(IS、ISIS、ISIL、イスラム国とも表記)が一時期支配していた地域にアメリカは軍隊を配備し、ジハード傭兵の部隊を再編していた。そうしたジハード傭兵を殲滅したのがPMUだ。
一連の攻撃の背後にはイスラエルの意思があると言われているが、イラクで1960年代からイスラエルの手先として活動してきたのはバルザニ親子が率いてきたクルドの一派。父親のムスタファはイスラエルの情報機関モサドのオフィサーだったと言われている。その息子がマスードだ。
2003年にアメリカはイラクを先制攻撃、サダム・フセイン体制を倒したが、その後に親イスラエル派の体制を築くことに失敗した。今の政権は親イラン派だ。
そこで2007年までにジョージ・W・ブッシュ政権はフセインを支えていた軍人と再び手を組む。ダーイッシュにはそうした軍人が合流したと言われている。
また、かつてはマルクス主義の影響を受けたイランの武装組織だったムジャヒディン・ハルク(MEKまたはMKO)はイスラム革命後に力を失ってイラクへ逃れ、それまでのイデオロギーを放棄してカルト化してアメリカやイスラエルの影響下に入ったと言われている。アメリカがこの組織を「テロリスト」のリストから外したのはそのためである。
そうした勢力をアメリカは使っているが、そうした作戦の前に立ちはだかってきたのがPMUと言えるだろう。PMUが新たなヒズボラになることを恐れているとも言われている。
ソレイマーニーを暗殺したかったのはイスラエルだろうが、アメリカ軍が代行した。その結果、軍事的な緊張が高まっているわけだが、それに対処するためにアメリカ軍は緊急展開部隊の第82空挺師団から750名をイラクへ派遣、さらに3000名を増派すると言われている。
全面戦争の可能性は小さいと言われているものの、アメリカに対してイランが何らかの報復をすることは予想されている。ただ、予想外の展開になることは珍しくない。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202001030000/
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html#c3
4. 中川隆[-14791] koaQ7Jey 2020年1月06日 12:16:54 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1782]
第三次世界大戦の始まり 2020年01月04日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-986.html
トランプ氏、イラン政府転覆の意図否定 司令官殺害で声明(1/4時事)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200104-00000004-jij_afp-int
【AFP=時事】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は3日、米軍の空爆により死亡したイラン革命防衛隊(IRGC)の精鋭部隊「コッズ部隊(Quds Force)」のガセム・ソレイマニ(Qasem Soleimani)司令官について、米外交官を攻撃しようとしていたところを殺害されたと表明した一方で、米国はイラン政府転覆を画策してはいないと強調した
トランプ氏はフロリダ州で報道陣を前に声明を読み上げ、「ソレイマニは、米外交官・軍人に対して差し迫った邪悪な攻撃を画策していたが、われわれはその現場を押さえ、彼を殺害した」と述べた。
ただ、トランプ氏はソレイマニ司令官を「病的」と非難した一方で、イランとの戦争は望んでいないと強調し、緊張の緩和を試みた。トランプ氏は「われわれは昨夜、戦争を止める措置を取った。戦争を始める措置ではない」と説明。「われわれは政権交代を求めてはいない」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News
【解説】米のイラン司令官殺害 前例なき作戦が生む疑問
https://www.afpbb.com/articles/-/3262018?utm_source=yahoo&utm_medium=news&cx_from=yahoo&cx_position=r1&cx_rss=afp&cx_id=3262020
【1月4日 AFP】米国は、イラクの首都バグダッドで行った空爆で、イラン革命防衛隊(IRGC)の精鋭部隊「コッズ部隊(Quds Force)」のガセム・ソレイマニ(Qasem Soleimani)司令官を殺害した。この前代未聞の作戦は、米国と中東地域の同盟諸国にとって先行きの不透明な状況を生むとともに、作戦がどのように行われたのか、そして次に何が起こるのかという疑問を生んでいる。
■作戦はどのように実施されたのか?
米国防総省は今回の作戦がドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の命令によって実施されたことを明言する一方で、作戦の詳細な内容は明らかにしていない。
空爆は、バグダッドの国際空港に通じる路上にいた車両2台に対して行われ、ソレイマニ司令官はこの車両のうちの1台に乗っていた。
複数の米メディアは、攻撃には無人機が使用されたと報道。一方イランの国営メディアは、米軍のヘリコプターが攻撃を実施したと伝えた。
外国の軍人を空爆で殺害するやり方は、米軍ではなくイスラエル軍の常とう手段だ。米軍は通常、要人を殺害しようとする場合には特殊部隊による精度の高い作戦を実施する。
例としては、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)創設者のウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者や、直近ではイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の最高指導者アブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)容疑者の殺害作戦がある。
■なぜ今なのか?
米国はここ数か月間にわたってソレイマニ司令官の動向を注視してきており、より早期の作戦実施も可能だったはずだ。
米国防総省は、同司令官が「イラクと地域各地にいる米外交官・軍人を狙った攻撃を積極的に画策していた」と説明している。
マーク・エスパー(Mark Esper)米国防長官はこれに先立つ2日、米国は攻撃計画の情報があった場合「先制行動」も辞さないと警告。イラク北部キルクーク(Kirkuk)で先週発生した軍事基地に対するロケット弾攻撃で米国人民間業者が死亡したことにより、「情勢が一変した」と述べていた。ロケット弾攻撃は親イラン派勢力が実施したとされている。
■今後の展開は?
ソレイマニ司令官の死亡を受け、原油価格は中東地域の緊張が高まるとの懸念により4%以上上昇した。
イランは報復を宣言。同国と緊密な協力関係にあるレバノンのイスラム教シーア派(Shiite)政党・武装組織ヒズボラ(Hezbollah)は、ソレイマニ司令官殺害の責任を負う者に対する処罰は「世界中のすべてのレジスタンス戦士の任務」となると表明した。
中東には親イラン派勢力が多数存在し、湾岸諸国の米軍基地やホルムズ海峡(Strait of Hormuz)を航行する石油タンカーや貨物船を標的とした攻撃を遂行する能力を有している。またイランは、すぐにでもホルムズ海峡を封鎖することが可能だ。
親イラン派勢力の攻撃対象としてはこのほか、イラクやシリアに駐留する米兵や、その他の中東諸国の米大使館がある。あるいはイスラエルやサウジアラビア、さらには欧州諸国など米国と同盟関係にある国々が標的となる恐れもある。
米シンクタンク「カーネギー国際平和財団(Carnegie Endowment for International Peace)」のキム・ガッタス(Kim Ghattas)氏によると、今後の展開については多くの可能性があり、予測は困難だという。ガッタス氏は「戦争か、混沌(こんとん)か。限定的な報復か、あるいは何も起こらないのか。それは中東や米国の誰にもわからない。これは前例のないことだから」と述べた。(c)AFP/Sylvie LANTEAUME
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引用以上
とうとうトランプが第三次世界大戦の引き金を引いた。
トランプが、2017年5月に、正式なユダヤ教徒として、「嘆きの壁」に参拝し、エルサレム第三神殿の再建に言及したときに、「必ず第三次世界大戦を招く」と確信させられた。
トランプ米大統領、「嘆きの壁」を訪問 現職大統領として初
https://www.cnn.co.jp/world/35101577.html
https://ironna.jp/article/8407
トランプは、米大使館をエルサレムに移転させ、自分がユダヤ教徒であることを宣言する「ヤムルカ」=兜巾を被り、イスラムとの最終戦争を宣言したのだ。
トランプは、それまで娘婿であるユダヤ教徒のクシュナーによって、実娘のイバンカがユダヤ教に改宗したことを公表していたが、自身がユダヤ教徒であることを公開していなかった。
しかし、嘆きの壁をユダヤ教スタイルで参拝したとき、世界に向けて自分が間違いなくユダヤ教徒であり、イスラエルの利権のために働くと宣言したことになる。
トランプは、ネタニヤフをはじめとするイスラエルの極右政治家たちを熱狂させた。
シリアから不法に奪った占領地、ゴラン高原の領有を支持したからだ。
トランプ大統領「ゴラン高原、イスラエルに主権」 国連決議違反との声も(2019年03月22日)
https://www.bbc.com/japanese/47663449
この意味するところは、トランプが、紛れもない完全な「シオニスト」であることを世界に宣言したのである。
シオニズムとは何か?
https://synodos.jp/international/17133
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-date-20180720.html
https://www.youtube.com/watch?v=5T38b-6R-5E
ユダヤ人(イスラエル人)は、旧約聖書、創世記15に描かれた「約束の地」に帰還する義務を負っているとの認識が、ユダヤ教カルトの根底にある。
約束の地
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%84%E6%9D%9F%E3%81%AE%E5%9C%B0
非常に大雑把だが、イスラエル人シオニストが心に描いている「神から与えられた約束の地」とは、南はナイル川から、北はユーフラテス川まで、現在のシリア・ヨルダン・ レバノンを含む広大な土地であり、この中心がゴラン高原になる。
ここに存在するイスラエル以外の国は、ユダヤ教徒にとって、旧約聖書の教えに反する不法占拠であるという認識なのだ。
したがって、シオニストにとって、世界に散らされたユダヤ人が「約束の地」を強奪することは、神から与えられた任務ということになり、トランプもまた、それを忠実に実行しようとしている。
ところが、一目で分かるように、これらの土地の先住民は、2000年前からアラブ人であり、パレスチナ先住民だった。
ユダヤ人は、2700年前にアッシリアによって滅ぼされ、ユダヤ10支族は世界のいずこともなく消えてしまった。(日本人のルーツともいわれる)
また残された2支族も、2000年前にローマ帝国に滅ぼされ、散り散りになった。
世界に散らされたユダヤ12支族が、再び、神がユダヤ人に与えた土地に帰還することが聖書の預言であると信じる人々のことをシオニストというのだ。
イスラエル建国の象徴とされている「エルサレム第三神殿」は、嘆きの壁のある「岩のドーム」に建てられていた。
したがって、建設のためには、岩のドーム=嘆きの壁=アルアクサを破壊しなければならないのであり、すなわちイスラム教徒の大聖地を根底から破壊することになる。
これが、アブラハムの息子、イサクの子孫であるユダヤ教徒と、イサクの兄、イスマエルの子孫であるイスラム教徒の、相容れない巨大な対立なのである。
もしも、エルサレム、岩のドームを、ユダヤ教徒が第三神殿のために破壊するなら、全世界数十億のムスリムに、ユダヤ教徒を滅ぼす「ジハード」の義務が生じることになり、それは、すなわち全地球を真っ二つに割って争う巨大な戦争の勃発を意味するのである。
この争いをハルマゲドンと呼んでいて、第三次世界大戦を意味するものと解釈されている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%82%B2%E3%83%89%E3%83%B3
現在の世界情勢は、イスラエルに与する国家として、まずはユダヤ教徒に支配されたアメリカがあり、欧州の大半も、ロスチャイルドの支配下にあり、ロシアでさえ(プーチンがユダヤ人であることが暴露された)、イスラエルの利権に寄り添っている。
日本もまた、イスラエル側に立っている。それは、ユダヤ国際金融資本の支配を受けていることを示す「ルシファーの眼」が日本円に印刷されていることで明らかだ。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-397.html
次に、イスラム諸国としては、最大の要がイランであり、サウジアラビアを除くトルコなど中東各国、そしてインドネシアなどである。
今回、アメリカが殺害したイラン革命防衛隊司令官は、イスラム過激派を代表するリーダーなので、世界中のイスラム過激派が報復のジハードに燃えることになる。
イランはペルシア以来の中東最大の大国であり、国家のメンツを国是とする国であり、その残酷な死刑制度から、武力行使による残虐な報復が約束されたといっていい。
もう、取り返しのつかない事態だ。燎原を焼く野火のように、際限もない報復合戦が絶対に避けられない。
いかにアメリカといえども、証拠も明らかにせず、裁判にもかけず、国際的なプロパガンダも行わず、秘密裡に、一方的に他国軍の司令官を暗殺するという行為が、国際法上も許されるはずがない。
世界がトランプを糾弾し、処罰しないなら、イスラムジハードによって制裁される結果しかありえない。
報復が報復を呼びながら、際限もなく拡大する巨大戦争が始まるのだ。
まずは、革命防衛隊の決死隊がトランプの暗殺を企てるだろう。おそらく、最近イランが中国から大量に輸入しているドローンを使った攻撃になるだろうが、私はVXガスが使われるとみている。
最初の数回は失敗するかもしれないが、イランは執拗に暗殺計画を繰り返すだろう。
やがて、アメリカも大規模な軍事介入が避けられなくなり、海兵隊の上陸や核戦争にも発展するだろう。
このとき、日本の馬鹿阿呆政権も、自衛隊員をイランに送り込む可能性がある。
イスラエルにとっては、願ってもないアメリカを、先鋒隊とするイラン戦争を開始できるわけだから、本格的にエルサレムの占領や、岩のドームの破壊を行う可能性がある。
この戦争は、中国・北朝鮮・日本も巻き込む可能性がある。正真正銘の世界戦争に突進するかもしれないのだ。
同時に、人類史上最大の経済崩壊もやってくる。世界は阿鼻叫喚の巨大な混乱に叩き込まれる。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-986.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html#c4
220. 中川隆[-14790] koaQ7Jey 2020年1月06日 12:34:37 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1781]
国語教育について - 内田樹の研究室 2020-01-06 lundi
http://blog.tatsuru.com/2020/01/06_1024.html
去年国語教育について、国語科の教員の先生たちの集まりで講演した。もうだいぶ前のことである。同じようなことはこれまでもブログに書いてきたけれど、たいせつなことなので、何度も繰り返して言い続ける。
今日は国語教育についてお話しいたします。多分、現場の国語の先生たちはとても苦しい立場に置かれて、これから先、どのようにして国語教育を進めていったらいいのか、正直言って分からないというところにいるのではないかと思います。今度、学習指導要領の改定がありまして、これまでとずいぶん違った形で、国語教育を進めなければいけなくなりそうだということこの間ずっと話題になっています。論理国語と文学国語という区分が何を意味しているのかよく分からない。
先般、今日の講演の打ち合わせのためにいらっしゃった先生方と早速その話になりまして。「論理国語って何ですか、一体。意味が分からないです」と伺いました。ネット上では、かなり批判的なことが書かれていましたけれども、「論理国語」の実体が分からないので、コメントしようがない。
そうしたら、そのときにいらっしゃった先生が、論理国語の模試の試験なるものを見せてくれました。ご存じの方も多いと思うのですけれども、生徒会の議事録と生徒会の規約が掲載されていて、その議事録と生徒会の規約の文言を読んで、年度内に生徒総会を開くことは可能かどうかについて答えよというのが「論理国語」の模試問題でした。思わず、天を仰いで絶句しました。
どうやら、論理的な思考力というのを、契約書を読んだり、例規集を読んだり、マニュアルを読んで理解する能力のことだと考えた方が作問したようです。これはいくら何でも「論理」というものについての理解が浅すぎます。
「論理的にものを考える力」それ自体はたいへんけっこうなものです。文章の階層構造を理解したり、断片から全体の文脈を推理する力は複雑な文章を読む上では必要不可欠ですから。でも、申し訳ないけれど、規約とか契約書というのはまったく「複雑な文章」ではありません。誤解の余地のないように、一意的に理解されるように書かれたものです。そういう「可能な限り簡単に書かれたテクスト」を読むために、わざわざ「論理国語」というかたちで教育内容を分離して、従来の国語では教えられなかったことを教えるということの意味が僕にはわからない。そんなものを「論理」とは呼ばないだろうと思いました。
論理国語の問題を読まされて、「論理とは何のことか?」と改めて考えました。まずその話をします。
「論理的に思考する」というのは、僕の理解では、断片的な情報を総合して、一つの仮説を立て、それを検証し、反証事例に出会ったら、それを説明できるより包括的な仮説に書き換える・・・という開放的なプロセスのことだと僕は思います。
僕自身の子ども時代のことを回顧すると、最初に「論理的に思考する知性」に出会ったのは、エドガー・アラン・ポウの『黄金虫』だったと思います。小学校4年生ぐらいのときのことです。
主人公は砂浜で拾った羊皮紙の断片をキッド船長の宝物の地図だと仮定して、暗号を解読し、ついに海賊の宝を見付けるという話です。ポウ自身が暗号の専門家であったせいで、この暗号解読のプロセスは本当にどきどきします。
ポウはオーギュスト・デュパンという名探偵も造形しています。『モルグ街の殺人』と『盗まれた手紙』でデュパンは大活躍しますけれど、これもまた、胸躍る読書経験でした。どちらの物語でも、ふつうに考えたら「ありえない仮説」をデュパンは立てるのです。でも、断片的な事実を総合すると、「それ以外の仮説では、このすべてを説明することができない」というふうに推理する。
名探偵の推理が凡庸な警察官の推理と違うのはそこです。警察官の推理がある限界を超えられないのに対して、名探偵はその限界を軽々と超えてしまう。「たしかに論理的にはそういう仮説もありうるけれど、常識的に考えて、そんなこと、あり得ない」というふうに凡庸な知性はある時点で立ち止まって、論理をそれ以上進めることを止めてしまう。論理が「この方向に進め」と命じているのに、「常識的に考えて、それは無理」という縛りにとらえられて、足を止めてしまう。
名探偵の名探偵たる所以は、そこで「足を止めない」ということです。論理がそちらを指すなら、どんな「あり得ない」仮説であっても、とりあえずそれを受け入れて、検証してみる。この「大胆さ」が実は論理性ということの実体なのだと思います。
『黄金虫』の「私」が最終的に海賊キッドの宝を見つけることができたのは、最初に羊皮紙を拾ったときに、「これは海賊の宝の地図ではないか」という「あり得ない仮説」を立てたためです。確率的には散歩していて、海岸で海賊の宝の地図を拾うというようなことはあり得ません。でも、「私」は「そういうことも万が一あるかも知れない」というふうに解釈可能性を広げて現実を観察した。確率的にどれほど低くても、論理的にはあり得るなら、「あり得る」という可能性を捨てない。それが論理的知性というものの本質的な働きだと僕は思います。
そうやってポウから推理小説に入って、当然、その後は、コナン・ドイルのシャーロック・ホームズに行きつくわけです。10歳から12歳くらいのときに、僕はホームズを耽読しましたけれど、そのときに僕はたぶん「論理的に思考する」とはどういうことかということの基本を刷り込まれたと思います。それは「大胆さ」ということです。
「ある前提から論理的に導かれる帰結」のことを英語では「コロラリー(corollary)」と言います。日本語にはこれに当たる適切な訳語がありません。コロラリーはしばしばわれわれの常識を逆撫でし、経験的な知識の外側にわれわれを連れ出します。僕は「論理的に思考する」というのは、それがどれほど非常識であろうと、意外なものであろうと、論理がその帰結を導くならば、自分の心理的抵抗を「かっこに入れて」、それをとりあえず検証してみるという非人情な態度のことだろうと思います。
シャーロック・ホームズの推理がまさにそうです。ホームズとスコットランドヤードの刑事たちは犯罪現場で同じ断片を前にしています。そこにある全ての事実を説明できる「ストーリー」をホームズはみつけようとする。警察官たちは、そうではありません。いくつかの事実については、それらを「なかったこと」にして、残った事実を説明できる「よくある仮説」を選好する。ホームズとの違いはそこです。ホームズはすべての断片がぴたりと収まる「ストーリー」を探す。警官たちは、まず蓋然性の高い「ストーリー」を考えて、それに当てはまる断片だけを拾い上げて、当てはまらない断片は捨てる。
ホームズの論理性と、警官たちの論理性の違いは、そこにあり、そこにしかありません。すべての断片を説明しようとすると、探偵はしばしば「あり得ないような、とんでもない仮説」を採用しなければならない。警官たちは、それを恐れます。できるだけ「よくある話」に回収したい。でも、ホームズは「よくある話」に収めることには何の関心もない。すべてを説明できる仮説がどのような法外な物語であっても、それを恐れない。
途中までは論理的に思考しながら、ある時点でそれ以上の可能性を吟味するのが怖くなって、思考停止すること、それが「非論理的」ということです。それが探偵小説に出てくるすべての凡庸な警察官たちに共通する弱点です。あるところまでは、名探偵と一緒に論理的に思考するのだけれど、ある限界に達すると、目を背けて、思考を停止する。「こんなこと、あるはずがない」という自分の日常的な感覚を論理よりも優先させる。
論理的にものを考える人間と考えられない人間の違いはここにあると僕は思います。
論理的に思考するというのは幅跳びの助走のようなものです。ある程度速度が乗って来て、踏み切り線に来た時に、名探偵はそこで「ジャンプ」できる。凡庸な警官たちは、そこで立ち止まってしまう。まさに「ここで跳べ」という線で立ち止まってしまう。論理性とはつきつめていえば、そこで「跳ぶ」か「跳ばない」かの決断の差だと思います。
長じてから、これは探偵小説に出て来る名探偵たちだけでなく、すべての卓越した知性に共通する特性だということに気づきました。卓越した知性と凡庸な思考の決定的な差は知的能力の量的な違いではありません。「跳ぶ」勇気があるかどうか、大胆であることができるかどうか、それだけなのです。
例えば、ジークムント・フロイトがそうです。フロイトの『快感原則の彼岸』は間違いなく20世紀で最も読まれ、最も頻繁に引用されたテクストですけれど、この中でフロイトは徹底的に論理的に思考することを通じて、「強迫反復」と「タナトス」というわれわれの常識を逆撫でする概念を提起しました。
フロイトの立てた問題は「なぜ人間は不快な経験を反復するのか?」という問いでした。不快な経験は不快なわけですから、快感原則に従うなら、不快な過去の記憶は忘却された方がいい。けれども、トラウマ的な経験をした人たちはそれを繰り返し悪夢に見て、悲鳴を上げて起き上がる。なぜ人は不快な経験を反復するのか。
その症例研究から始めて、フロイトは「反復すること」への固執は「快・不快」よりも優先するという命題を「論理的」に帰結します。そして、そこから「タナトス(死への欲動)」というまったく「非常識な」仮説を導き出す。
観察したすべての症例を説明するためには、人間には死への欲動があると仮説せざるを得ない、と。このときにフロイトは「跳んだ」わけです。
このときに、フロイトは「思弁」という言葉を使います。これから、私が述べることは思弁的である。現実の生活実感の裏づけがない。市民的常識を逆撫ですることかも知れない。けれども、症例研究からの論理的帰結はこれしかない、と。「死への欲動」は厳密なコロラリーである、と。
僕が『快感原則の彼岸』を読んだときに、一番震えたのは、結論の「死への欲動」という概念そのものの意外性のもたらす衝撃ではなく、フロイトが具体的な症例研究から始まって、「強迫反復」と「タナトス」に至るときに、ある踏み切り線を「跳び越えた」ことについてです。「すごい」と思いました。「勇敢だなあ」と思った。この人は自分の論理性に体を張っていると思った。「こう、こうなら、論理的帰結はこうしかないか。世間の人が何と言おうと、常識が何と言おうと、論理的にはこう結論するしかない」というフロイトの豪胆さに、僕は震えたのです
カール・マルクスもそうです。マルクスは『共産党宣言』で歴史上の四つの社会的対立の事例を取り上げて、歴史の動力は階級闘争であるという結論に一気に持ってゆく。四つの個別的な事例から「すべての・・・は・・・である」という全称言明を導くのは帰納的推理の仕方としてもいささか乱暴に過ぎるんですけれど、手順としては「これらすべてを説明できる一般的な法則はこれしかない」というかたちで「跳ぶ」わけです。
マックス・ウェーバーもそうです。『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の冒頭で、ウェーバーは「これから資本主義の精神とプロテスタンティズムの倫理の関連について話そうと思うが、『資本主義の精神』というのは単なる仮説にすぎない」と断定します。「資本主義の精神」というのは自分の脳内に浮かんだ一つのアイディアに過ぎない。これまで誰もそんなものがあると言ったことがない。でも、自分はそれを思いついてしまった。何だか知らないけれども、「資本主義の精神」というものがあるのではないかという気がしてきた。もし、そのようなものがあるのだとしたら、それがどのようなかたちを取って現れてくるのか、その具体的な事例をいくつか例示してゆこうと思う、と。そういうふうに話を始めるわけですね。
これは名探偵の推理の仕方の本質を、いわば裏側から明らかにしているんだと思います。結論がいま頭の中にぽっと浮かんだ。どういう根拠でそういうアイディアが浮かんだのか、まだ自分にはわからない、というところから話を始める。推理が逆転しているのです。どうして自分はこんな結論を思いついたのか、何を見てそう直感したのか、それを逆方向に遡行してゆく。それが『資本主義の精神』におけるウェーバーの手法なのですけれど、これはたしかに名探偵の推理の本質なんです。
さきほど名探偵は「散乱している断片をすべて説明できるストーリーを見つける」というふうに言いましたけれど、ほんとうは違うんです。名探偵はなぜか最初に「犯人はあいつだ」ということがわかってしまうんです。わかった後に「どうして私はあいつが犯人だとわかったのか」という問いを遡行していって、自分が直感した根拠となった「断片」を列挙してゆくのです。
これは卓越した知性についてはだいたいそうなんです。たしかに論文を書くときには、いくつかの実証された事実を前にして、それらをすべて説明できる仮説を立てる、という順序で進むんですけれど、実際に脳内に起きているのは「結論が先」なんです。いきなりアイディアが浮かぶ。どうしてその結論に自分は立ち至ったのか、何を見て、私はそう思ったのか、・・・というふうに時間を遡って、自分が着目した断片的事実を列挙してゆく。
「資本主義の精神」というアイディアがふとウェーバーの頭に浮かぶ。きっとそういうものがあるに違いないという気がする。でも、どうして「そんなこと」を思いついたのだろう。おそらく、何かを見て、そう思ったのだ。さて、私は何を見たのか。これがウェーバーの推理の順序です。
シャーロック・ホームズにはモデルがいるということをご存じでしたか。コナン・ドイルがエンジンバラ大学の医学部の学生だった頃の先生でジョセフ・ベルという人がいました。その人がホームズのモデルです。
ベル先生は初診の患者が診察室に入ってきて、椅子に座るまでの数秒間の観察だけで、その人がどこの出身で、職業が何で、家族構成がどうで、どういう既往症を患っていて、今回どういう病気で診察に来たのかをずばりと言い当てたそうです。コナン・ドイルたち医学生は後ろでベル先生の超人的な診断を聴いて肝をつぶしたそうです。
ホームズがワトソン博士とはじめて会ったときに、アフガニスタンから負傷して戻ってきた軍医だということをずばりと言い当てる『緋色の研究』の冒頭シーンはベル先生の診断を下敷きにした逸話です。
ベル先生の場合は「どういうわけか」わかってしまう。医学生たちが「どうしてわかるんですか?」と質問したらあるいは何を観察してそう判断したのか、二三の断片を示して教えてくれたかも知れませんけれど、実際には数秒間のうちに患者が発信している膨大な量の断片的情報をスキャンして、そういう結論に達していた。結論はわかった。でも、自分がどうしてそういう結論に達したのか、自分は何を「見た」のか、それは時間をかけないと言えない。
「論理国語」を別建てにするというのでしたら、「論理的に思考するとはどういうことか」ということについてこの程度のことは考えて欲しいと思います。過去の卓越した知性がどのように論理的に思考してきたのか、それについて一秒でいいから考えてから「論理」というような言葉は口にして欲しい。「論理」という語を生徒会規約と議事録を読んで年度内に生徒総会の開催が可能かどうかを「推理」するというような知性の行使について使うのは、言葉の誤用だと僕は思います。そんな「推理」のためには論理的知性なんか要らないから。論理的知性というのは、「跳ぶ」能力のことだからです。
レヴィ=ストロースもやはり「20世紀で最も頭のいい人」の中の一人だと僕は思っています。レヴィ=ストロースも論理的に助走してから「跳ぶ」人です。
『悲しき熱帯』は彼がブラジルのマト・グロッソのインディオたちの生活を観察したフィールドワークですけれど、レヴィ=ストロースは観察しているうちに、文化人類学者である自分自身の思考形式、自分自身の論理形式そのものが実はヨーロッパに固有の「民族誌的偏見」ではないのか、という疑問に取り憑かれます。この世界には、自分たちがしているのとは違う論理形式で思考している人がいるのではないか・・・と思い始める。インディオたちは、未開人だから、文明人であるヨーロッパ人よりも幼児的な仕方で思考をしているので、いずれ「開花」されると、ヨーロッパ人と同じように思考するようになる。というのが進化論以後の「ふつうの考え方」でしたが、レヴィ=ストロースはそれを退けます。彼らの理解しがたい様々な制度や習慣は「幼児的」であるのではなく、われわれとはまったく独自の体系と論理をそなえてすでに完成された一つの世界理解の方法に基づくものではないのか。彼らの「野生の思考」もまた人間が達成した堂々たる文明史的な到達点の一つであり、その知的な尊厳・威信に対して、われわれはそれにふさわしい敬意を示すべきではないのか、と。
観察事例を説明できる仮説を論理的に求めているうちに、「自分が現に思考しているプロセスそのものが一個の民族誌的偏見ではないのか」という懐疑にとらえられる。現実にレヴィ=ストロースが観察したことを論理的につきつめてゆくと、それが導くコロラリーは「われわれヨーロッパ人が『論理的』だと思っている思考の仕方とは別の仕方でも人間は論理的であり得る」というものでした。おのれの論理性の極限において、おのれの論理性の限界に出会い、そこから翻って、おのれの思考を律している臆断そのものを可視化してゆく。レヴィ=ストロースはそういうアクロバティックなことをしてみせたわけです。僕はこういうものを真の論理性と呼びたいと思います。
レヴィ=ストロースは目の前の事象を説明しようとして、手持ちの論理を限界まで駆使した結果、この「手持ちの論理」そのものが、一般性を要求することのできない、地域限定・時代限定のものではないかという懐疑に囚われました。
フロイトのタナトスにしても、マルクスの階級闘争にしても、マックス・ウェーバーの資本主義の精神にしても、レヴィ・ストロースの「野生の思考」にしても、ある思考の枠組みの中から出発して、論理的な手順をていねいに踏んで、そして、自分たちを規制している思考の見えざる枠組み、自らの思考を律している臆断を可視化する。真の知性の働きはそこにあると思います。
子供たちに学校教育を通じて何を教えようとしているのか。もし、子供たちの中で知性が活発に働くことを教えようとしているのだとしたら、子供たちに教えるべきことは「知性はジャンプする」ということだと僕は思います。
しかし、実際に、子供たちも「ジャンプ」しているのです。それは子供を観察しているとわかります。子供たちを自然の中に連れていって、そこにしばらく放置していると、わかる。子供たちの知性は「論理的に」活動し始めるのが観察されます。
養老孟司先生が、「子供たちなんて学校で教育なんかすることないんだ。自然の中に放り込んどきゃいい」と割と乱暴なことをおっしゃいますけれども、これは一理あるのです。子供たちを自然の中に連れて行って、ゲーム機や携帯やマンガや玩具の類を全部取り上げてしまう。何も持たせずに、ぽんと自然の中に放り出しておく。するとどうなるか。子供たちは死ぬほど退屈する。まず退屈するというのがとてもたいせつなのです。
退屈しのぎに、子供たちは必ず何かを観察し始めます。ほうっておいても、そうなります。退屈しているんだけれど、手元に退屈をまぎらわすための道具が何もない。そんなとき、人間は何かをぼんやり観察し始めます。空の雲を見たり、鳥の声を聴いたり、虫を眺めたり、川の流れを見たり、海の打ち寄せる波を見たり。何か自分の好みの対象を選んで、それをぼんやりと観察し始める。
最初のうちは、ただぼーっと見ているだけです。自然をぼんやりと観察している。でも、そのうち、何かの弾みで、子供の目がきらりとする瞬間がある。それは「パターン」を発見したときです。
自分の前に展開しているランダムな自然現象の背後に、実は法則性があるのではないか・・・というアイディアが到来したときに、子供の目がきらりと光る。そういうものなんです。一見するとランダムに生起する事象の背後に数理的な秩序があるのではないか、という直感が到来する。雲の動きでも、虫の動きでも、波の動きでも・・・ずっと観察しているうちに、そこに繰り返しある「パターン」が再帰しているのではないかというアイディアがふと浮かんでくる。そうするといきなり集中力が高まる。もし自分の仮説が正しければ、「次はこういう現象が起きるはずだ」という未来予測が立つからです。果たして、その予測通りの現実が出来するかどうか・・・子供だって、そのときは息を詰めるようにして、次に起きることに意識を集中させます。
うちの娘は、子供の頃、とても植物が大好きでした。小学校はすぐ近くで、子供の足で歩いても5分もかからない一本道でした。学校が終わって、友達が遊びにきて、うちの娘は、るんちゃんというのですけれど、「るんちゃん、いますか?」と訊くから「え、まだ帰ってないよ」と言うと「おかしいなあ。一緒に出たのに」と言う。自分たちは一度家に帰って、ランドセルを置いて、それからうちに遊びに来ているのに、学校から一番近いうちの娘だけがまだ帰っていない。
気になって、とことこ坂道を降りて学校の校門の方に向かったら、坂の途中にいました。しゃがみ込んでいる。何をやっているのだろうと思って、遠くから見ていたら、道ばたの雑草をじっと見ているのです。ずいぶん長いこと見ていて、そのうちに、「ふう」とため息をついて、立ち上がって、歩き出す。でも、また数歩歩いて違う雑草を見付けると、立ち止まって、座り込んで、また観察を始める。
遠くから娘の姿を見ながら、ちょっと声をかけるのがはばかられました。それくらいに深く観察対象にのめり込んでいたから。きっと、何か植物学的な仮説を立てて、それを実物に即して検証していたところなんだと思います。ある法則性を発見したことに興奮して、友だちと学校が終わったら遊ぼうねと約束していたことも忘れて、植物の観察にのめりこんでいた。そういうものだと思います。
自然の前に子供を長時間放置しておくと、いずれ何かを選んで観察し始める。そして、パターンや法則性を発見したと思うと深く対象に沈潜してゆく。自分で仮説を立てて、その仮説を実験的に検証しているときの顔は、それが子供でも、ノーベル賞級のアイデアを思いついて実験で検証しているときの科学者の顔とあまり変わらないんじゃないかと思います。たぶんそれこそ人間が最も知的に高揚するときだから。ふと思いついた仮説が現実に適用できるかどうか、実験してその結果を待っているときの高揚感にまさるものはありません。
子供たちを知的に成長させるために必要な経験は、極言すれば、それだじゃないかと思います。世界の背後には数理的で美的な秩序が存在する。そう直感して、その秩序の一部を自分がいま発見したという高揚感。これは探偵の推理と同じですね。断片的に散乱している事象の背後に、きれいな1本のストーリーが見えたと感じたときに探偵が感じる達成感。平たく言えば、これが論理的であることの「報奨」だと思うのです。
自然科学というのは、まさにそういうものです。ある仮説を思いつく。実験でそれを検証する。反証事例が見つかる。仮説を書き換える・・・この無限のサイクルが自然科学的に思考するということです。信仰を持つこともそうです。一見するとランダムに見える事象の背後に「神の摂理」が働いていると感じること。宗教的知性と科学的知性は構造的には同じものなのです。だからニュートンのライフワークが聖書解釈であり、伝道の実践だったということには少しも不思議はない。
ネガティヴなかたちでは、陰謀史観もそうです。すべての政治的・経済的事件の背後にはユダヤ人の世界政府がいる、フリーメーソンがいる、イリュミナティがいる、コミンテルンがいる・・・という類の理論は思考パターンとしては同一です。一見すると無関係に見えるさまざまな事象が「すべてを差配している張本人」を仮想するとみごとに説明がついてしまう。その高揚感と全能感があまりにも大きいので、人々は簡単に陰謀史観にアディクトしてしまう。
でも、これは確かに責められないわけで、「複雑に見える事象の背後にはシンプルなパターンがある」という直感ほど人をわくわくさせるものはないからです。だから、陰謀史観というのも、幼児的ではあるけれど、ひとつの知性の活動ではあるのです。ただ、そういうものに溺れるのは、子供の頃から世界を観察して、繰り返し自力で仮説を立て、そのつど知的高揚を味わった・・・という仕方で論理を突き詰めた経験を持たなかった人たちなんだと思います。子供の頃から「知的興奮」をし慣れていたら、こんな薄っぺらな仮説には何の知的高揚も感じないはずだからです。そんな単純な説明のどこが面白いのか、さっぱりわからないから。だから、そんなものは相手にしない。子供のころから繰り返し「宇宙の真理を発見した!」とひとり興奮しては、「あ、違った・・・」という落胆を味わうということを繰り返ししてきた人は、こんなシンプルなストーリーにはひっかかりません。
学校教育で教えるべきことは、「跳ぶ」ことの喜びだと先ほど申し上げました。目の前に散乱している断片的な情報や事実を観察しているうちに、すべてを説明出来る仮説を思いつく。おお、ついに統一的で、包括的な真理を発見したと思って、欣喜雀躍する。論理的思考が導くならば、それがどれほど法外な「コロラリー」であっても、それを検証しようとする。それが「跳ぶ」ことです。
でも、「跳ぶ」ためには勇気が要ります。ある程度までは論理的に思考しながら、最後に「そんな変な話があるものか・・・」と言って、立ち止まって、論理が導く結論よりも、常識の方に屈服してしまう人たちがいます。彼らに欠けているのは、知性というよりは勇気なんです。
今の日本の子供たちに一番欠けているのは、こう言うと驚かれるかも知れませんけれど、知力そのものではなくて、知力を駆動する勇気なんです。自分の知力に「跳べ」と言い切れる決断力なんです。
でも、子供たちに向かって「勇気を持ちなさい」と語りかける言葉を学校で聞くことはほとんどありません。文科省がこれまで書いた教育についての指示や提言を読んでも、そこに「勇気を持て」という文言はまず出て来ません。逆です。文科省が教員や子供たちに語って聞かせているのは、いつでも「怯えろ」「怖がれ」ということです。学力がないと社会的に低く格付けされ、人に侮られ、たいへん不幸な人生を送ることになる。それがいやなら勉強しろ・・・というタイプの恫喝の構文でずっと学習を動機づけようとしてきました。
知性は勇気によってドライブされるという言明を過去に日本の教育行政が認めたことは一度もないと思います。でも、僕が見て来た限り、すべての卓越した知性は、世間の誰もが同意しないアイディアについても、自分の直感を信じて、それを現実で検証してみせた。
「勇気」という言葉で、最も印象に残っているのは、スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学の卒業式の式辞です。今もYouTubeで検索すれば見られます。感動的なスピーチでした。
ジョブズがスタンフォード大学の卒業生たちに向かって言ったのはこういう言葉でした。The most important is the courage to follow your heart and intuition, because they somehow know what you really want to become
「最も重要なのは、あなたの心と直感に従う勇気です。なぜなら、あなたの心と直感は、あなたが本当は何になりたいのかをなぜだか知っているからです。」
このステートメントでのキーワードは「勇気(courage)」です。気をつけてください。ジョブズは「あなたの心と直感に従うこと」が最も大切だと言っているのではありません。「あなたの心と直感に従う勇気」が最も大切だと言っているのです。それは「あなたの心と勇気に従う」ことを周りが許さないからです。「何をバカなことを言っているんだ」「そんな非常識なことを誰が認めるものか」。必ず反対される。ほとんどの若者たちは、ある時期になると「こういう生き方をしたい」「こういうことを学びたい」「こういう仕事をしてみたい」というアイディアを抱きます。その多くはたしかに「心と直感」がもたらしたものです。でも、ほとんどの若者はそれを実現することができません。周りが反対するからです。「そんな夢みたいなことができるものか」「分相応の生き方をしろ」という言葉で回りが冷水を浴びせかける。そして、実際に、多くの若者はそれでしょんぼりして、自分の「心と直感」が教える「自分がほんとうになりたいもの」になれずに終わる。彼らに欠けていたのは何でしょう。こういうふうに生きたいというアイディアはあったんです。こういうことがしたいという欲望はあったんです。でも、それに従う勇気がなかった。
心に浮かんだ夢を実現するためにはいろいろな社会的能力が要ります。お金やコネクションや、幸運も要ります。でも、心と直感に「従う」ためには、とりあえず勇気さえあればいいんです。そこからしかものごとは始まらない。最初の一歩は「勇気」なんです。
子供たちにほんとうに伝えなければいけない言葉は、「親が反対しても、教師が反対しても、友だちが反対しても、世の常識が反対しても、それでも自分の直感と心に従う勇気を持ちなさい」ということなんです。でも、おそらくそれは今の学校教育で最も教えられていないことだと思います。(後略)
http://blog.tatsuru.com/2020/01/06_1024.html
http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/492.html#c220
1. 中川隆[-14792] koaQ7Jey 2020年1月06日 13:09:09 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1783]
「表現の自由と不自由展」の出品は写真 を焼く事自体には意味は無いでしょう。
焼いた写真の方が誰でも、有名な人であれば誰の写真でもいいのです。
皇族やアイドルの写真を焼くとそれを不快に思うのが普通なので、そういう不快さを感じさせるのが目的なのですね。
実際に作品を見て不快に感じている人が沢山いるので、作者の意図は成功した事になります。
皇族は今は芸能人化していますからね。
芸能人だからある程度の事が許されるので、それが嫌なら皇族を止めれば解決する事です。
有名税ですね。
芸術の定義は見た人の無意識に訴えて情動を動かす事ですね。 政治や経済の話を取り上げても、それは意識レベルの話なので、芸術にはならないのです。
天皇の写真が燃やされているのを見た時の何とも言えない嫌な気持ち、それが無意識の情動の動きですから、
この作品が芸術であるのは間違いないでしょう。
反対に、天皇はこんな悪い事をした、こんな極悪人だ、とか叫んでも、それは意識レベルの話なので芸術にはなりません。
現代音楽も不快なだけで音楽でないと思っている人が多いですからね。
何故わざわざそんな変な音楽を書くかというと、モーツァルトの時代なら素直に思い付いた楽想を楽譜化すれば作曲できたのですが、現代は既に無数の名曲が存在していて、同じ様な曲を書いたら盗作や模倣だと思われるからなのです。
美術も全く同じで、ピカソやクレーみたいな作品を描いても誰にも相手にされないのですね。
自分に合わないと思ったら見なければいいだけです。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/354.html#c1
2. 中川隆[-14791] koaQ7Jey 2020年1月06日 13:09:45 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1782]
「表現の自由と不自由展」はダダイスム の流れを汲む革新的芸術ですね
まあ、ウェーベルンやベルクの音楽を理解できないアホもいるみたいなので、すべての人が馴染める作品でないのは確かですが:
ダダイスム(仏: Dadaïsme)は、1910年代半ば[1]に起こった芸術思想・芸術運動のことである。第一次世界大戦に対する抵抗やそれによってもたらされた虚無を根底に持っており、既成の秩序や常識に対する、否定、攻撃、破壊といった思想を大きな特徴とする。
ダダイスムの流れは、第一次世界大戦の1910年代半ばに、ヨーロッパのいくつかの地方やニューヨークなどで、同時多発的かつ相互影響を受けながら発生した(初期ダダ)。 「ダダ」という名称は1916年にトリスタン・ツァラが命名したため(辞典から適当に見つけた単語だったとも言われる)、この命名をダダの始まりとすることもある(ダダ宣言)。ツァラなどによってチューリッヒで行われた、特にチューリッヒ・ダダと言われる運動は、キャバレー・ヴォルテール(Spiegelgasse 1番地に往時の様子を偲ぶことができる)を活動拠点として参加者を選ばない煽動運動的要素も孕んでいた。1918年にチューリッヒでツァラにより第2宣言がなされる。
ダダイスムに立脚した写真表現も存在する。第一次大戦と続く第二次大戦を通じて形成された虚無感を背景に、常識や秩序に対する否定や破壊といった感覚を表現の基調とする。
___
表現の自由展は有名な芸術家を輩出した読売アンデパンダン展を倣っているんだろ:
読売アンデパンダン展(1949年 - 1963年)は、読売新聞社の主催で行われた無審査出品制の美術展覧会。
読売新聞という巨大メディアによる新人発掘の場ということで人気をよび、野心的な若手作家たちがこぞって出品した。
1958年(第10回展)頃より若手作家(初期に出展していた若手作家よりも若い世代)が「焼いて縛った竹(廃棄異物)」「小便をかけたゴミ」など常軌を逸した作品を出品するようになり、一般市民や行政や主催者とトラブルを起こすことになる。当時の読売アンデパンダン展に出展していた若手作家らによって1960年に結成された芸術グループのネオ・ダダイズム・オルガナイザーズは、そのマニフェストに於いて「殺戮者」を自認していた。
1960年(第12回展)に出品された工藤哲巳の作品『X型基本体に於ける増殖性連鎖反応』に対して評論家の東野芳明は『反芸術』と評し、若手芸術家の間に反芸術ブームを巻き起こした。また、インスタレーションやハプニング的要素などといった、日本の美術界にかつてなかった前衛的な潮流を巻き起こし、当時の美術雑誌においてにも大きな論争を巻き起こした。『自称』前衛芸術家に過ぎない若者たちによる実験的な出展作品には賛否両論あったが、彼らを支持する瀧口修造などの美術界の大物もいた。
しかし、主催者の読売新聞社と東京都美術館側から見ると前衛芸術どころかエロ・グロ・ナンセンスの無法地帯以外の何者でもなかった。1958年(第10回展)以降、無審査・自由出品を標榜するアンデパンダン展にも関わらず主催者側による出展拒否作品が増加。一方、出展作品は「女性器の接写(わいせつ物)」「うどん(会期中に腐る)」などどんどんエスカレート。
1962年12月、東京都美術館は「陳列作品規格基準要項」を制定。
(1)不快音または高音を発する仕掛けのある作品
(2)悪臭を発しまたは腐敗のおそれのある素材を使用した作品
(3)刃物等を素材に使用し、危害をおよぼすおそれのある作品
(4)観覧者にいちじるしく不快感を与える作品などで公衆衛生法規にふれるおそれがある作品
(5)砂利、砂などを直接床面に置いたり、また床面を毀損汚染するような素材を使用した作品
(6)天井より直接つり下げる作品
の出品を拒否するとした。この条文は、同年の読売アンデパンダン展の作品状況を裏側から描写している。
しかし1963年(第15回展)のアンデパンダン展においても「下半身裸で踊る自分自身」「紙幣の模写(通貨模造)」など状況は変わらず、主宰者は相次ぐトラブルに手を焼き、1964年の第16回展直前、突然開催中止をアナウンスし、その歴史に幕をひいた。ある意味で大手メディアによる芸術振興の限界を示したとも言える。
読売アンデパンダン展をカオスに導いた自称芸術家の中には、後に有名となった者も多くいる。読売アンデパンダン展への出展作品がきっかけで逮捕され、後に芥川賞作家となった赤瀬川原平が、1960年から1963年にかけてのネオダダの作家たちの活躍を著作にまとめている。なお、赤瀬川らは「読売アンパン」と呼んでいた。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/354.html#c2
3. 中川隆[-14790] koaQ7Jey 2020年1月06日 13:11:40 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1781]
「北海道表現の自由と不自由展」はダダイスム の流れを汲む革新的芸術ですね
まあ、ウェーベルンやベルクの音楽を理解できないアホもいるみたいなので、すべての人が馴染める作品でないのは確かです。 ウェーベルンやベルクは100年経ってもまだ現代音楽と呼ばれていますし、チャップリンのモダンタイムスは今見てもモダンタイムスなのですね。 判る人にはわかるし、判らないアホには永遠に判らないのです:
ダダイスム(仏: Dadaïsme)は、1910年代半ば[1]に起こった芸術思想・芸術運動のことである。第一次世界大戦に対する抵抗やそれによってもたらされた虚無を根底に持っており、既成の秩序や常識に対する、否定、攻撃、破壊といった思想を大きな特徴とする。
ダダイスムの流れは、第一次世界大戦の1910年代半ばに、ヨーロッパのいくつかの地方やニューヨークなどで、同時多発的かつ相互影響を受けながら発生した(初期ダダ)。 「ダダ」という名称は1916年にトリスタン・ツァラが命名したため(辞典から適当に見つけた単語だったとも言われる)、この命名をダダの始まりとすることもある(ダダ宣言)。ツァラなどによってチューリッヒで行われた、特にチューリッヒ・ダダと言われる運動は、キャバレー・ヴォルテール(Spiegelgasse 1番地に往時の様子を偲ぶことができる)を活動拠点として参加者を選ばない煽動運動的要素も孕んでいた。1918年にチューリッヒでツァラにより第2宣言がなされる。
写真・映画
ダダイスムに立脚した写真表現も存在する。第一次大戦と続く第二次大戦を通じて形成された虚無感を背景に、常識や秩序に対する否定や破壊といった感覚を表現の基調とする。
ダダと呼べるような写真作品を残している代表的な写真家・美術家に、マン・レイ、クリスチャン・シャド、マックス・エルンスト、ジョン・ハートフィールド、クルト・シュヴィッタース、ハンナ・ヘッヒ、ラウル・ハウスマン、北園克衛などが挙げられる。
ダダに特に多い写真表現としては、フォトモンタージュがある。単に写真を切り貼りしたというコラージュというような作品から、より緻密に1枚の作品に仕上げているものまであり、後者の作品は、シュルレアリスムの写真へもつながっていく。複数の写真を組み合わせることにより、比較的に容易に意外性を生じさせたり社会風刺ができるところに、ダダイストたちがフォトモンタージュを好んだ理由の1つがあると推測される。 ドイツの画家ハンス・リヒターは、1910年代半ばから1920年代にかけて、ダダイスム映画作品も手がけている。
▲△▽▼
若き日の川端康成も同じ様な前衛映画を作っていますね:
狂つた一頁 動画
https://www.youtube.com/watch?v=UXlQ1_9Ypwo
狂つた一頁 A Page of Madness 1926年(大正15年)
製作・監督:衣笠貞之助原作:川端康成
脚色:川端康成、衣笠貞之助、犬塚稔、沢田晩紅キャスト小使:井上正夫
妻:中川芳江
娘:飯島綾子
青年:根本弘
医師:関操
狂人A:高勢実
狂人B:高松恭助
狂人C:坪井哲
踊り子:南栄子
『狂った一頁』は大正末期、文壇で新鋭作家の集団として結成された“文芸時代”の同人・横光利一、川端康成ら、いわゆる新感覚派の協力を得て、衣笠貞之助が日本映画史上はじめて監督として独力で製作した作品。 純粋映画を狙った画期的な無字幕の無声映画として話題を呼び、当時としては異例に洋画系で封切られた。 狂った妻が入院している精神病院に勤める小使いの目をとおして、非日常的な世界を光と影の中に描いた映像は強烈。 50年間フィルムは消滅したものと思われていたが1971年に偶然完全な状態で発見され、監督自らがサウンド版を作りフランスやイギリスで公開、大成功を収めた。
元船員の男は、自分の虐待のせいで精神に異常をきたした妻を見守るために、妻が入院している精神病院に小間使いとして働いている。ある日、男の娘が結婚の報告を母にするために病院を訪れ、父親が小間使いをしていることを知る。
娘の結婚を知った男は、縁日の福引きで一等賞の箪笥を引き当てる幻想を見る。男は妻を病院から逃がさせようとするが、錯乱した男は病院の医師や狂人を殺す幻想を見る。今度は男は狂人の顔に次々と能面を被せていく幻想を見る。___
衣笠が始め構想していたストーリーは、老人とサーカス一座の話で、ファーストシーンは
「雨風のはげしい夜、一人の老人がサーカス小屋にたどりつく、天幕が、嵐ではためいて音をたてる。はげしい雨音がする。そして、老人は、人影のない小屋の中へ入ってゆく…」
というものだった。
川端、片岡の2人と烏森の旅館で話し合う内、松沢病院を実際に見学してきた衣笠の見聞を基に、精神病院を舞台としたプロットが構想された。シナリオは撮影開始当日までに完成せず、撮影と同時進行で、川端、衣笠、犬塚、沢田晩紅の4人がメモ書きでアイデアを出し合いながら撮影された。シナリオは5月末の撮影終了後に4人がメモを持ち寄って川端がこれを脚本としてまとめ、6月15日の締切日ぎりぎりに入稿させ、翌7月創刊の『映画時代』にシナリオが掲載された。
川端は本作撮影時のことを題材にした掌編小説『笑はぬ男』を1928年(昭和3年)に発表した。この作品は掌の小説集『僕の標本室』(新潮社、1930年4月)に収録され、のちの1971年(昭和46年)の掌編小説集『掌の小説』(新潮文庫)にも収録された。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/354.html#c3
4. 中川隆[-14789] koaQ7Jey 2020年1月06日 13:13:00 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1780]
「北海道表現の自由と不自由展」はダダイスム の流れを汲む革新的芸術ですね
まあ、ウェーベルンやベルクの音楽を理解できないアホもいるみたいなので、すべての人が馴染める作品でないのは確かですが:
ダダイスム(仏: Dadaïsme)は、1910年代半ば[1]に起こった芸術思想・芸術運動のことである。第一次世界大戦に対する抵抗やそれによってもたらされた虚無を根底に持っており、既成の秩序や常識に対する、否定、攻撃、破壊といった思想を大きな特徴とする。
ダダイスムの流れは、第一次世界大戦の1910年代半ばに、ヨーロッパのいくつかの地方やニューヨークなどで、同時多発的かつ相互影響を受けながら発生した(初期ダダ)。 「ダダ」という名称は1916年にトリスタン・ツァラが命名したため(辞典から適当に見つけた単語だったとも言われる)、この命名をダダの始まりとすることもある(ダダ宣言)。ツァラなどによってチューリッヒで行われた、特にチューリッヒ・ダダと言われる運動は、キャバレー・ヴォルテール(Spiegelgasse 1番地に往時の様子を偲ぶことができる)を活動拠点として参加者を選ばない煽動運動的要素も孕んでいた。1918年にチューリッヒでツァラにより第2宣言がなされる。
写真・映画
ダダイスムに立脚した写真表現も存在する。第一次大戦と続く第二次大戦を通じて形成された虚無感を背景に、常識や秩序に対する否定や破壊といった感覚を表現の基調とする。
ダダと呼べるような写真作品を残している代表的な写真家・美術家に、マン・レイ、クリスチャン・シャド、マックス・エルンスト、ジョン・ハートフィールド、クルト・シュヴィッタース、ハンナ・ヘッヒ、ラウル・ハウスマン、北園克衛などが挙げられる。
ダダに特に多い写真表現としては、フォトモンタージュがある。単に写真を切り貼りしたというコラージュというような作品から、より緻密に1枚の作品に仕上げているものまであり、後者の作品は、シュルレアリスムの写真へもつながっていく。複数の写真を組み合わせることにより、比較的に容易に意外性を生じさせたり社会風刺ができるところに、ダダイストたちがフォトモンタージュを好んだ理由の1つがあると推測される。 ドイツの画家ハンス・リヒターは、1910年代半ばから1920年代にかけて、ダダイスム映画作品も手がけている。
▲△▽▼
若き日の川端康成も同じ様な前衛映画を作っていますね:
狂つた一頁 動画
https://www.youtube.com/watch?v=UXlQ1_9Ypwo狂つた一頁
A Page of Madness 1926年(大正15年)
製作・監督:衣笠貞之助原作:川端康成
脚色:川端康成、衣笠貞之助、犬塚稔、沢田晩紅キャスト小使:井上正夫
妻:中川芳江
娘:飯島綾子
青年:根本弘
医師:関操
狂人A:高勢実
狂人B:高松恭助
狂人C:坪井哲
踊り子:南栄子
『狂った一頁』は大正末期、文壇で新鋭作家の集団として結成された“文芸時代”の同人・横光利一、川端康成ら、いわゆる新感覚派の協力を得て、衣笠貞之助が日本映画史上はじめて監督として独力で製作した作品。 純粋映画を狙った画期的な無字幕の無声映画として話題を呼び、当時としては異例に洋画系で封切られた。 狂った妻が入院している精神病院に勤める小使いの目をとおして、非日常的な世界を光と影の中に描いた映像は強烈。 50年間フィルムは消滅したものと思われていたが1971年に偶然完全な状態で発見され、監督自らがサウンド版を作りフランスやイギリスで公開、大成功を収めた。
元船員の男は、自分の虐待のせいで精神に異常をきたした妻を見守るために、妻が入院している精神病院に小間使いとして働いている。ある日、男の娘が結婚の報告を母にするために病院を訪れ、父親が小間使いをしていることを知る。
娘の結婚を知った男は、縁日の福引きで一等賞の箪笥を引き当てる幻想を見る。男は妻を病院から逃がさせようとするが、錯乱した男は病院の医師や狂人を殺す幻想を見る。今度は男は狂人の顔に次々と能面を被せていく幻想を見る。___
衣笠が始め構想していたストーリーは、老人とサーカス一座の話で、ファーストシーンは
「雨風のはげしい夜、一人の老人がサーカス小屋にたどりつく、天幕が、嵐ではためいて音をたてる。はげしい雨音がする。そして、老人は、人影のない小屋の中へ入ってゆく…」
というものだった。
川端、片岡の2人と烏森の旅館で話し合う内、松沢病院を実際に見学してきた衣笠の見聞を基に、精神病院を舞台としたプロットが構想された。シナリオは撮影開始当日までに完成せず、撮影と同時進行で、川端、衣笠、犬塚、沢田晩紅の4人がメモ書きでアイデアを出し合いながら撮影された。シナリオは5月末の撮影終了後に4人がメモを持ち寄って川端がこれを脚本としてまとめ、6月15日の締切日ぎりぎりに入稿させ、翌7月創刊の『映画時代』にシナリオが掲載された。
川端は本作撮影時のことを題材にした掌編小説『笑はぬ男』を1928年(昭和3年)に発表した。この作品は掌の小説集『僕の標本室』(新潮社、1930年4月)に収録され、のちの1971年(昭和46年)の掌編小説集『掌の小説』(新潮文庫)にも収録された。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/354.html#c4
5. 中川隆[-14788] koaQ7Jey 2020年1月06日 13:13:47 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1779]
表現の自由展は有名な芸術家を輩出した読売アンデパンダン展を倣っているんだろ:
読売アンデパンダン展(1949年 - 1963年)は、読売新聞社の主催で行われた無審査出品制の美術展覧会。
読売新聞という巨大メディアによる新人発掘の場ということで人気をよび、野心的な若手作家たちがこぞって出品した。
1958年(第10回展)頃より若手作家(初期に出展していた若手作家よりも若い世代)が「焼いて縛った竹(廃棄異物)」「小便をかけたゴミ」など常軌を逸した作品を出品するようになり、一般市民や行政や主催者とトラブルを起こすことになる。当時の読売アンデパンダン展に出展していた若手作家らによって1960年に結成された芸術グループのネオ・ダダイズム・オルガナイザーズは、そのマニフェストに於いて「殺戮者」を自認していた。
1960年(第12回展)に出品された工藤哲巳の作品『X型基本体に於ける増殖性連鎖反応』に対して評論家の東野芳明は『反芸術』と評し、若手芸術家の間に反芸術ブームを巻き起こした。また、インスタレーションやハプニング的要素などといった、日本の美術界にかつてなかった前衛的な潮流を巻き起こし、当時の美術雑誌においてにも大きな論争を巻き起こした。『自称』前衛芸術家に過ぎない若者たちによる実験的な出展作品には賛否両論あったが、彼らを支持する瀧口修造などの美術界の大物もいた。
しかし、主催者の読売新聞社と東京都美術館側から見ると前衛芸術どころかエロ・グロ・ナンセンスの無法地帯以外の何者でもなかった。1958年(第10回展)以降、無審査・自由出品を標榜するアンデパンダン展にも関わらず主催者側による出展拒否作品が増加。一方、出展作品は「女性器の接写(わいせつ物)」「うどん(会期中に腐る)」などどんどんエスカレート。
1962年12月、東京都美術館は「陳列作品規格基準要項」を制定。
(1)不快音または高音を発する仕掛けのある作品
(2)悪臭を発しまたは腐敗のおそれのある素材を使用した作品
(3)刃物等を素材に使用し、危害をおよぼすおそれのある作品
(4)観覧者にいちじるしく不快感を与える作品などで公衆衛生法規にふれるおそれがある作品
(5)砂利、砂などを直接床面に置いたり、また床面を毀損汚染するような素材を使用した作品
(6)天井より直接つり下げる作品
の出品を拒否するとした。この条文は、同年の読売アンデパンダン展の作品状況を裏側から描写している。
しかし1963年(第15回展)のアンデパンダン展においても「下半身裸で踊る自分自身」「紙幣の模写(通貨模造)」など状況は変わらず、主宰者は相次ぐトラブルに手を焼き、1964年の第16回展直前、突然開催中止をアナウンスし、その歴史に幕をひいた。ある意味で大手メディアによる芸術振興の限界を示したとも言える。
読売アンデパンダン展をカオスに導いた自称芸術家の中には、後に有名となった者も多くいる。読売アンデパンダン展への出展作品がきっかけで逮捕され、後に芥川賞作家となった赤瀬川原平が、1960年から1963年にかけてのネオダダの作家たちの活躍を著作にまとめている。なお、赤瀬川らは「読売アンパン」と呼んでいた。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/354.html#c5
6. 中川隆[-14787] koaQ7Jey 2020年1月06日 13:14:27 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1778]
「北海道表現の自由と不自由展」の出品は写真 を焼く事自体には意味は無いでしょう。
焼いた写真の方が誰でも、有名な人であれば誰の写真でもいいのです。
皇族やアイドルの写真を焼くとそれを不快に思うのが普通なので、そういう不快さを感じさせるのが目的なのですね。
実際に作品を見て不快に感じている人が沢山いるので、作者の意図は成功した事になります。
芸術の定義は見た人の無意識に訴えて情動を動かす事ですね。 政治や経済の話を取り上げても、それは意識レベルの話なので、芸術にはならないのです。
天皇の写真が燃やされているのを見た時の何とも言えない嫌な気持ち、それが無意識の情動の動きですから、
この作品が芸術であるのは間違いないでしょう。
反対に、天皇はこんな悪い事をした、こんな極悪人だ、とか叫んでも、それは意識レベルの話なので芸術にはなりません。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/354.html#c6
7. 中川隆[-14786] koaQ7Jey 2020年1月06日 13:15:05 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1777]
現代音楽も不快なだけで音楽でないと思っている人が多いですからね。
何故わざわざそんな変な音楽を書くかというと、モーツァルトの時代なら素直に思い付いた楽想を楽譜化すれば作曲できたのですが、現代は既に無数の名曲が存在していて、同じ様な曲を書いたら盗作や模倣だと思われるからなのです。
美術も全く同じで、ピカソやクレーみたいな作品を描いても誰にも相手にされないのですね。
自分に合わないと思ったら見なければいいだけです。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/354.html#c7
8. 中川隆[-14785] koaQ7Jey 2020年1月06日 13:15:39 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1776]
皇族は今は芸能人化していますからね。
芸能人だからある程度の事が許されるので、それが嫌なら皇族を止めれば解決する事です。
有名税ですね。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/354.html#c8
172. 2020年1月06日 13:56:45 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1775]
室温2.5度上げれば頻尿4割減
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1026.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/454.html#c172
5. 中川隆[-14784] koaQ7Jey 2020年1月06日 13:58:40 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1774]
2020.01.06
ソレイマーニー暗殺を受け、イラク議会が米軍の撤退を求める決議を採択
イラク議会は1月5日、イラク国内に駐留している外国の軍隊は国外へ出るように求める決議を採択した。アメリカ軍やその同盟国の軍隊は出て行けということだ。
これはイラク国内で言われてきたことだが、イラクを公式訪問したコッズ軍のガーセム・ソレイマーニー司令官をアメリカ軍が空港で暗殺したことで議会の決議になったと言える。空港の安全を守ることはアメリカ軍に課せられた義務だった。
2006年5月から14年9月までイラクの首相を務めたノウリ・アル・マリキもアメリカを批判しつづけてきた。
マリキ政権は遅くとも2011年の段階でジハード傭兵の動きを懸念、アメリカ政府に対してF-16戦闘機を供給するように要請し、契約している。ところが戦闘機は納入されず、新たな支援要請も断られてしまう。ヘリコプターの部品なども手に入らなくなったという。
そこでマリキ政権は2013年6月、ロシアに支援を要請して受け入れられ、数日のうちに5機のSu-25近接航空支援機がイラクへ運び込まれた。
その2013年にマリキはアメリカから、ダーイッシュ(IS、ISIS、ISIL、イスラム国とも表記)の部隊がシリアとイラクの国境沿いに集結していることを示す航空写真などの情報を示されたとしている。
その年にアメリカの政府や有力メディアはシリアが化学兵器を使ったと宣伝している。前年、つまり2012年8月にバラク・オバマ大統領は、シリアに対する直接的な直接的な軍事介入のレッド・ラインを生物化学兵器の使用だとしていたが、同じ月にアメリカ軍の情報機関DIAはオバマ政権にとって都合の悪い事実を報告している。
リビアでアメリカ/NATO軍がアル・カイダ系武装集団と連携、その武装集団がムアンマル・アル・カダフィ体制を崩壊させた後、NATO軍は戦闘員と武器/兵器をシリアへ移動させていた。
そうした報道に対し、オバマ大統領は「穏健派」を支援しているのだと主張していたが、DIAはサラフィ主義者やムスリム同胞団が反シリア政府軍の主力だと指摘していた。その反政府軍としてアル・カイダ系武装集団のAQI(アル・ヌスラと実態は同じだと指摘されていた)だともしていた。
アメリカ政府は2013年にリビアと同じように軍事介入する予定で、その口実に化学兵器話を使おうとしたのだが、化学兵器を使用したのは、そうした反政府軍だとする調査報告も相次いだ。
2014年1月にイラクのファルージャで「イスラム首長国」の建国が宣言され、6月に攻勢をかける。この際にトヨタ製の真新しい小型トラック「ハイラックス」を連ねた「パレード」を行い、その様子を撮影した写真が配信されて名前は世界に売られた。
2013年の段階でアメリカ側はシリアとイラクの国境沿いに武装集団が集結していることを把握していたわけで、14年の動きも知っていたはず。何しろ、アメリカの情報機関や軍は衛星や航空機による偵察、通信傍受、人間による情報活動などで常に情報を収集し、分析している。
こうした展開になることを2012年の段階でDIAから警告されていたオバマ政権がダーイッシュを攻撃するはずはなかったとも言える。その当時、DIA局長だったマイケル・フリン中将が言っていたように、ダーイッシュによるシリア東部からイラク西部にかけての地域の占領はオバマ政権の政策だった。
2014年4月にはイラクで議会選挙があり、マリキを党首とする法治国家連合が勝利したが、マリキは選挙前の3月、反政府勢力へ資金を提供しているとしてサウジアラビアやカタールを批判、その一方でロシアへ接近していた。
通常ならマリキが首相を続けたはずだが、アメリカはこの人物を好ましくないと判断したようで、首相選定に介入する。マリキは外され、ハイデル・アル・アバディが選ばれた。
ところが、アバディになってもアメリカに対する批判はイラクから消えない。そうした反米感情を恫喝で抑え込んできたのがアメリカだが、ソレイマーニーの暗殺でアメリカはレッド・ラインを超えてしまった可能性がある。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202001060000/
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html#c5
1. 中川隆[-14783] koaQ7Jey 2020年1月06日 15:09:25 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1773]
日本の最怖心霊スポット、旭川『中国人墓地』には「お前ら行くな!」
http://ranpo.co/article/6063688203414540289
いわゆるホンモノです。心霊スポットは、全国各地に数多く点在します。オカルト好きは、廃墟や廃病院などに肝試しに行ったこともあるでしょう。しかし、数ある心霊スポットの中には”ガチ”で行ってはいけないスポットがあります。その1つは、北海道の「中国人墓地」です。 北海道旭川市近郊にある中国人墓地。地元の方も避けるようなこの場所は、正式名称を「中国人殉難烈士慰霊碑」と言います。日本に強制連行され、過酷な状況の中労働させられていた中国人のお墓です。
彼らは日本人に強い怒りや憎しみを持ちながら亡くなっているので、特に日本人が軽い気持ちで肝試しに行くのは危険すぎます。実際に、中国人墓地に肝試しに行った方が多数被害に遭っています。
行ってはいけない‼多数の被害
1.車に白い手形がビッシリとついた
2.肝試しに行った日、夢の中で中国人に追いかけられた
3.肝試しに行ったメンバーが行方不明になった
4.撮影していたスマホが突然故障した
5.肝試しに行った帰りに交通事故に遭った
また一部で、墓石にすがる霊や夜に行くと錯乱状態になるなどの話も実しやかに囁かれています。ここまで見ると「よくあるパターン」と笑ってしまうかもしれません。しかし、軽い話で済まされません。なぜ、中国人墓地に行ってはいけないのか、それは大きな事件を引き起こした事実があるからです。
極秘情報 中国人墓地にまつわる事故中国人墓地は、旭川市近郊の上川郡東川町にあります。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/417.html#c1
2. 中川隆[-14782] koaQ7Jey 2020年1月06日 15:10:31 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1772]
旭川 中国人墓地 心霊スポット - YouTube動画
https://www.youtube.com/results?search_query=%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E5%A2%93%E5%9C%B0+%E5%BF%83%E9%9C%8A%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%83%E3%83%88
旭川 中国人墓地(上川郡)とても有名な心霊スポット。日本人に強制連行され労働させられ死亡した中国人たちのお墓が密集している。とある一つの墓にある裏にある文字を読むと死んでしまうという。墓の入り口にはなぜか倒れてる地蔵が放置されていてこれだけならよくある心霊スポットなのだが、この中国人墓地が恐ろしいのは目撃した人の多数いることだ。
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日本の最怖心霊スポット、旭川『中国人墓地』には「お前ら行くな!」
http://ranpo.co/article/6063688203414540289
いわゆるホンモノです。心霊スポットは、全国各地に数多く点在します。オカルト好きは、廃墟や廃病院などに肝試しに行ったこともあるでしょう。しかし、数ある心霊スポットの中には”ガチ”で行ってはいけないスポットがあります。その1つは、北海道の「中国人墓地」です。 北海道旭川市近郊にある中国人墓地。地元の方も避けるようなこの場所は、正式名称を「中国人殉難烈士慰霊碑」と言います。日本に強制連行され、過酷な状況の中労働させられていた中国人のお墓です。
彼らは日本人に強い怒りや憎しみを持ちながら亡くなっているので、特に日本人が軽い気持ちで肝試しに行くのは危険すぎます。実際に、中国人墓地に肝試しに行った方が多数被害に遭っています。
行ってはいけない‼多数の被害
1.車に白い手形がビッシリとついた
2.肝試しに行った日、夢の中で中国人に追いかけられた
3.肝試しに行ったメンバーが行方不明になった
4.撮影していたスマホが突然故障した
5.肝試しに行った帰りに交通事故に遭った
また一部で、墓石にすがる霊や夜に行くと錯乱状態になるなどの話も実しやかに囁かれています。ここまで見ると「よくあるパターン」と笑ってしまうかもしれません。しかし、軽い話で済まされません。なぜ、中国人墓地に行ってはいけないのか、それは大きな事件を引き起こした事実があるからです。
極秘情報 中国人墓地にまつわる事故中国人墓地は、旭川市近郊の上川郡東川町にあります。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/417.html#c2
3. 中川隆[-14781] koaQ7Jey 2020年1月06日 15:11:55 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1771]
男に北海道の雨竜ダムのタコ部屋に送り込まれた朴は、男に騙されたことを知った。1日5円どころか2円50銭。しかもその日給から食費、蒲団代、地下足袋代などを差し引かれると、ほとんど手許に残らない。前借りのある者は利子を差し引かれるので、必死に働いても賃金が利息においつかない。
朴は契約して出稼ぎに来たつもりであったのが、朝鮮人狩りに引っかかったことを悟った。 朴が送り込まれたのは、北海道北部山間の雨竜発電所工事現場であった。この工事は陸海軍の拠点飛行場建設にも匹敵するような、北海道最大の土建工事である。折から戦時下の労働力不足もあって、大量の人間が朝鮮や東北地方、また京阪の都市部から「人間狩り」と言えるような募集によってかき集められてきた。
朴は契約労働者であったが、李景信は郷里の朝群南部の村から北海道北部の工事現場に強制的に送り込まれたのである。工事を担当した元請けの下に、下請け、孫請けと多数の業者が犇めき、人狩り屋(周旋業)と提携して不法に集めた労働力を確保していた。 雨竜ダム工事の飯場に送り込まれた朴と李は騙されたことを悟り、逃亡の機会を狙っていたが、監視が厳しく、果たせないでいる間に、李は死んでしまった。
飯場からの逃亡者はあとを絶たなかった。厳しい監視の目を潜って逃亡しても、たいてい警察や憲兵、棒頭や犬の追っ手に捕まって連れ戻された。強制連行労働者の5分の1は逃走を図ったが、北海道の逃走成功率は全国平均の半分以下で、極めて逃走が困難である。逃亡を企てた者は見せしめのために凄まじいリンチに遭う。
「お国のための工事から逃げようなんて、太え了見だ。その根性を叩き直してやる」
棒頭は全労働者の見守る中で、連れ戻された労働者を六角棒や鞭で殴りつけ、気を失えば水をかけ、水を一杯に入れた洗面器を捧げ持たせてコンクリート床に正座させた。姿勢を崩すと、また六角棒や鞭が飛ぶ。あまりの苦しさに自殺を図る者もあった。 逃亡を決意した朴に、朝鮮人の強制労働者が耳打ちした。「旭川手前の近文にあさひ屋食堂といううどん屋がある。そこは夕張炭鉱に連行された朝群人たちが結成した救援委員会の出先だ。そこへ逃げ込めば、逃走の手引きをしてくれるぞ」 朝鮮人労働者の救援委員会があるということは密かにささやかれていたが、具体的な出先を聞いたのは初めてである。仲がよかった李に死なれて、朴は逃亡の意志を固めた。
この飯場から逃亡に成功した者はほとんどいない。 飯場の監視に油断はなかった。脱走の機会をつかめぬまま、朴に過酷な日々がつづいた。 起床は夏が午前5時、冬は5時半、食事は常に下飯台で立ったまま。6時ごろから日没まで重労働を強いられ、夜は垢と脂でてかてかに光る、綿が団子のように固まったせんべい蒲団にくるまって眠る。いつも腹をへらし、番犬の飯を盗み食いした。 冬は寒さに耐えられず、労働者同士で衣服を盗み合った。稀に許される入浴も、衣服を盗まれるので入らない。枕にする四寸角の木材も暖をとるために燃やしてしまい、枕なしで眠る。人間性を無視した最底辺の環境でも、労働者は生きていた。 ようやく長い冬が終わって、北辺に短い春が訪れると、労働者はほっと一息つく。ともかく寒気という最強の敵から逃れた。 だが、春から夏にかけては逃亡が多くなるので、監視も厳しくなる。逃げるとすれば冬季以外にはなかった。凍死は免れたものの、また次の冬がくるまで自由は遠ざかる。 現場で作業開始に際して、棒頭から言い含められた上飯台が立ち、「シャツを脱げ。ズボンを取れ」 と命じて、褌1本でしばらく働いた後、「褌を取れ」 と号令が下る。全裸の異様な男の集団がスコップを振るい、土を運ぶ。疲れてくると、棒頭の合図によって、「気合いを出せ」 と号令がかかる。労働者たちは一斉に、えいえいえいと掛け声を発する。全裸ならば逃亡できない。人間性を無視した牛馬に劣る労働であった。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/417.html#c3
4. 中川隆[-14780] koaQ7Jey 2020年1月06日 15:14:14 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1770]
徴用工問題で日本の元外務官僚が「韓国に100%の理、日本に100%の非」「日韓対立は安倍政権に全責任」と断言
「韓国には100%の理があり、日本には100%の非がある」「日韓関係悪化の全責任は安倍政権にある」と批判をしている元外務官僚がいる。外務省条約局国際協定課長、アジア局中国課長、イギリス国際戦略研究所研究員などを歴任した浅井基文氏だ。
浅井氏は「日韓関係を破壊する安倍政権」と銘打った9月10日の緊急講演会(主催は重慶大爆撃の被害者と連帯する会・東京、村山談話を継承し発展させる会)で、いまだにテレビや大新聞がほとんど報じない「国際人権規約」(日本は1979年に批准)の存在を紹介、安倍首相の詐欺的手口をこう暴露した。
「(韓国を国際法違反状態と見なす)安倍政権の最大の論拠は『過去の個人の請求権、過去の朝鮮の人たちの日本に対する請求権は1965年の日韓請求権交渉で全て解決済み』というところにある。その主張が正しいのかどうかをまずはっきり踏まえないといけない。
私も外務省で25年間飯を食ったこともあり、アジア局や条約局勤務が合計で9年間あったので、『過去の請求権問題は1965年の請求権協定で全て解決済』としてきた日本政府の主張は理解している。
しかし国際人権法が確立することによって崩れたことを申し上げたい。もっと具体的に国際人権規約Bがあります。ここに加盟(署名)したのが1978年なのだが、私は1978年に条約局の国際協定課長という立場で、国際人権規約の国会承認を事務方の先頭に立っていたものだから、非常に愛着もあるが、今回の日韓問題を議論する時に誰もこの国際人権規約のことを言わない。これが私は非常におかしいと思う。国際人権規約は条約であり、憲法上も『条約は国内法に優先する』というふうになっている」
■日韓請求権協定から14年後の国際人権規約批准で「解決済み」の結論は崩れている
その詐欺的手口を見破るカギは、安倍首相が戸黄門の印籠のように突きつける「1965年の日韓請求権協定」締結から14年後の1979年、国際人権規約が国会承認(批准)された歴史的事実に注目することだ。安倍首相は1978年以前なら通用したカビの生えた主張を、国際人権規約批准で崩れ去ったのにもかかわらず、正論であるかのように訴えて続けているということだ。
まず国際人権B規約の第2条3項には「この規約において認められる権利又は自由を侵害された者が、公的資格で行動する者によりその侵害が行われた場合にも、効果的な救済措置を受けることを確保すること」を義務づけるとあると指摘、「この規約において認められる権利又は自由を侵害された者」の「権利」や「自由」こそ、徴用工や従軍慰安婦に該当するとも指摘した。
たしかに第7条には「何人も、拷問又は残虐な、非人道的な若しくは品位を傷つける取扱い若しくは刑罰を受けない」と書いてあり、また第8条には「何人も、奴隷の状態に置かれない。あらゆる形態の奴隷制度及び奴隷取引は、禁止する」(1項)、「何人も、隷属状態に置かれない」(2項)、「何人も、強制労働に服することを要求されない」(3項a)とあり、従軍慰安婦や徴用工に当たることが分かる。浅井氏はこう結論づけた。
「元従軍慰安婦の方々、徴用工の方々は日本国によって『効果的な救済措置』を講じるように要求する権利があることが明確にいえるのです」「まさに国際人権規約をはじめとする国際人権法ができてから、各国は過去の国が行った行為について謝罪し、補償をするということが行われるようになった。そういうことを考えると、やはり日本も従軍慰安婦や徴用工の皆さんに対して謝罪し、補償しなければいけないということが当然のこととして言えるのです」
しかも外務省は、1991年8月27日の参議院予算委員会で「個人の請求権自体は消滅することはない」と答弁していた。その内容は、国が放棄したのは「国家の外交保護権」であり、「国と国との間でやりとりをする権利については放棄した」ということであって、「個人の請求権自体はそういう協定によっても消滅することはない」と結論づけるものだった。浅井氏は当時を「私が外務省にいた頃は(個人請求権が消滅しないことは)外務省の中で議論されてもいないことだった」と振り返った上で、今回の元徴用工裁判における韓国大法院(最高裁判所)判決を次のように全面的に支持した。
「それ(韓国大法院判決)は1991年の外務省の国会答弁から言っても、非常に正しいこと、抗弁できないことであって、認めなければいけないとことなのです」
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/417.html#c4
1. 中川隆[-14779] koaQ7Jey 2020年1月06日 17:40:21 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1769]
中曽根元首相、インドネシアに「慰安所」を開設し、慰安婦を強制連行させたのを自慢していた
ここでは海軍時代の中曽根が慰安所(レイプセンター)の設営に直接関与していたことを取り上げる。
なぜそれが分かったかというと、出世した旧海軍出身者の自慢話を集めた本(松浦敬紀編著『終りなき海軍』)の中で、まるでいいことでもしてやったかのように自分で書いていたからだ。[1]
われわれの船団が、第三の上陸地バリクパパンに進入したときのことである。そのとき突然、オランダ、イギリスの駆逐艦と潜水艦が襲撃してきた。(略)
三千人からの大部隊だ。やがて、原住民の女を襲うものやバクチにふけるものも出てきた。そんなかれらのために、私は苦心して、慰安所をつくってやったこともある。かれらは、ちょうど、たらいのなかにひしめくイモであった。卑屈なところもあるし、ずるい面もあった。そして、私自身、そのイモの一つとして、ゴシゴシともまれてきたのである。(略)
この本の出版は1978年。この当時は、まさか日本軍性奴隷制度が重大な戦時性暴力事件として世界から非難されることになるとは思いもしなかったのだろう。また、中曽根がバリクパパン(インドネシア)に作った慰安所は海軍直営であり、これは「業者が勝手にやった」式のウソを吹き飛ばす貴重な証言でもある。
■ 問題が大きくなると慰安所での性行為強制を否定
ところが、日本軍性奴隷制度が国際問題化し、バリクパパンの事例についても注目が集まるようになると、中曽根は、自分の作った「慰安所」は他とは違って強制売春施設ではなかったと言い出した。2007年に日本外国特派員協会で行った記者会見では、「彼ら(注:設営隊作業員ら)が集まったりあるいは碁・将棋をやったり、そういう彼らが娯楽をやる場所が欲しいと。そういう彼らの話もあって、そういうことをやったわけであります」などと述べている。
しかし、これがウソであることは、2011年に防衛省資料の中から中曽根が主計長を務めていた設営部隊の資料が見つかったことで明らかになった。[2]
今回見つけたのは「海軍航空基地第2設営班資料」。当時の第2施設隊(矢部部隊)工営長の宮地米三氏(海軍技師)の自筆を含めた資料をもとに1962年に防衛省(当時庁)がまとめたものです(26ページ)。第2設営班の主計長が中曽根氏です。
資料には班の編成や装備、活動内容とともにバリクパパン(インドネシア・ボルネオ島)で飛行場整備が終わり、「氣荒くなり日本人同志けんか等起る」「主計長の取計で土人女を集め慰安所を開設氣持の緩和に非常に効果ありたり」(原文のママ)と書いています。バリクパパン上陸前の地図と上陸後、民家を接収し垣やトイレをつくり慰安所にした地図もあります。
中曽根の「慰安所」が碁や将棋を打つためのただの集会所だったなら、どうして「土人女を集め」る必要があるのか?
さらに、この中曽根の慰安所で性行為を強制された被害者の証言もある。この女性は被害当時まだ15歳で、処女だった。これだけでも明白な戦争犯罪である。
吉川春子『アジアの花たちへ』(かもがわ出版 2008年)P.53-54:
私は東ジャワで生まれました。村長・副村長が私の家にきました。「各村長に日本軍から指示がでて、どういう女の子がいるか調査するように言われた」とのこと。そして、「壮年はロームシャ(労務者)に、青年はへイホ(兵補)に、女の子は遠いところで事務の仕事をさせる」と言われたので、二人でやってきたということでした。(略)一五歳の時でした。そこに集められた少女たちは、スラバヤ行きのトラック二台に乗せられました。そのとき母が、「おまえともう一度会えるのか、会えないのか」と叫びました。(ここでスハルティさんは涙をぬぐいました)
スラバヤ港から船に乗せられて出航しましたが、一昼夜の後、船は連合軍から攻撃され撃沈しました。気がついたら木の机にしがみついていました。どれくらい漂流したかはわかりませんが、日本の軍艦に助けられてバイフアカン港に上陸しました。軍艦の上で身体検査をされて、オーケーが出た者から下船させられました。名前を呼ばれ、グループごとに別れました。私のグループは一八人でした。
石油会社の幹部の住んでいるところに長屋があって、慰安所になりました。病院に連れてゆかれ、一八人の女性と身体検査を受けさせられました。小野という男が私を連れてゆき、彼から暴行を受けました。……中曽根のつくった長屋の慰安所に行くことになると小野に言われました。そこでは、五時間に五人に「奉仕」しなければなりませんでした。一人の男が三回犯す場合もありましたが、平均二回でした。夕方五時が 「労働」 の始まりです。
連合軍がどんどん爆弾を落とし、中曽根の部隊は誰もいなくなりました。「今日からここで働かなくてもいい。別の町に行ってもいい。自分で選択してくれ」と言われましたので、「ジャワに返してほしい」と要求しました。戦争なので山の中を通って逃げました。
TBS報道特集『インドネシアでの戦時性暴力』(2015/7/25放映):
ナレーション:スハルティさん。15歳のとき、学校に入れると誘われて、ジャワ島からこの街に連れてこられたという。
スハルティ:昔の日本人はすべて悪かったです。良い人はいませんでした。 よく殴って殺していました。殴って、水に入れて。
無理やり慰安所に連れてこられて、私には何もできないですよ。ジャワから連れてこられて、逃げるにしても、どこに行けばいの?
涙があふれるばかりでした。死にたくなるほど後悔しました。学校に入れると言ったのに、あんなことになって。
私の処女を奪ったのは、オノという人でした。
金平:もしよかったら、その時に慰安所で起きたことを話してください。
(略)
金平:医師はどのようにチェックをしましたか?
スハルティ:女性は7人で、みんな新品だと言われました。検査したのはインドネシア人の役人と、日本人の医者です。
みんな新品だ、と役人が言いました。全員処女だったということです。
ナレーション:日本軍は、性病と縁のない、インドネシアの少女たちに目をつけたのだ。
TBS「報道特集」は、取材結果に基づいて中曽根に質問状を送り、自身の開設した慰安所の性質や、インドネシアの少女たちを集めた目的などを聞いている。しかし、中曽根事務所が電話で回答してきた内容は、「以前、外国特派員協会で申し上げたとおりで、それ以上でもそれ以下でもない」というものだったという。
結局、中曽根はその後も自分の作った「慰安所」について何も語らず、説明責任さえ果たすことなく死んだ。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/419.html#c1
28. 2020年1月06日 18:31:06 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1768]
在日韓国人が急速に減少 9割が日本人と結婚し子供は日本人になる
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/787.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/973.html#c28
11. 中川隆[-14778] koaQ7Jey 2020年1月06日 19:11:28 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1767]
昔の生活がもたらしたもの 2020年01月06日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-988.html
テレ朝の「何これ珍百景」のなかで、広島県の山中で、野性的な生活を送る大家族の姿が何回か放映された。
http://today247.info/nanikore-sakamoto/
電気は来てるがテレビはなく、幼い子供たちが自分で薪を割って調理し、五右衛門風呂も薪炊きだった。
この光景を見て、今、65歳以上の我々の世代は、なんとも微笑ましい、懐かしい光景に、ひどく郷愁を呼び覚まされただろう。
日本に、ガスや石油のエネルギーが供給されるようになったのは、東京都心部では大正時代と早かったが、地方都市では、1960年前後まで普及しなかった。私の子供時代も、1950年代は、風呂は薪炊き、調理は石油コンロだった。
私も、広島の坂本家のように、子供時代から鉈で薪を割って風呂の支度をしていた。
風呂や調理にガスが普及したのは、おそらく1959年の伊勢湾台風がきっかけだったように思う。
このとき、名古屋市内の南部、西部、港湾部の多くが壊滅的被害を受け、膨大な災害死者が残した個人的権利を踏み潰しながら、巨大な都市計画が実行された。
道路復旧拡幅とともに、一気に近代化が加速したのだ。
大規模な社会的変革がもたらされるためには、この種の巨大災害が大きな役割を果たすことが多い。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-5.html
母親は、手間のかかる木炭七輪や石油コンロから解放され、やっとガス調理具を手に入れることができた。やがて、風呂もガス炊きに代わった。
1960年代というのは、毎日違う世界が展開されるように思えるほど、日本人のライフスタイルを劇的に変えていった。
母親は、洗濯板からも解放され、サンヨー電気の洗濯機を使うようになった。
毎日、氷をセットしなければならない木製冷蔵庫も、やがて電気を通じるだけで冷えるナショナルの電気冷蔵庫に代わった。
この時代の凄まじい生活変革の嵐のなかで、電気冷蔵庫によって氷屋さんは乾物屋さんとともに消えていった。八百屋さんも、スーパーマーケットに代わりつつあった。
小さな個人商店が、どんどん淘汰されゆく時代だった。
だが、まだコンビニもホームセンターもない時代で、人々は、基本的にライフスタイルを自分で設計し、製作しなければならなかった。
街には小さな金物屋があったが、十分な資材も工具もなく、各人の創意工夫が腕の見せ所だったのだ。
ちょうど私が、田舎暮らしに移って、ホームセンターやスーパーまで車で30分もかかる過疎地域であるため、基本的に、完成品よりも、基礎資材と工具を入手し、創意工夫によって、何でも自作する必要に迫られているのと同じで、家を直すのも、食事を作るのも、全部自分でやらねばならない時代だったのだ。
1960年代は、「何でも自分でやらねばならない時代」と形容してもよい。もちろん、それは明治時代から連綿と続く文化のなかにあったのだが、ライフスタイルの爆発的変化のなかで、とりわけ激しい社会の変化について行くには、大きな創造力が要求されたのだ。
この時代、人々の意識を劇的に変革したものは、たくさんあるが、わけてもオピニオンリーダーはテレビだっただろう。
1959年、昭和皇太子の結婚があった。これがテレビを普及させた大きな契機だったといわれる。そして、その年、伊勢湾台風の来襲による巨大な被害が、全国に放映され、日本人はテレビを通じて、日本全体で情報を共有する時代が始まったのだ。
だから、オリンピックの行われた1960年代というのは、もの凄い時代だった。
人々は、テレビや出版物によって巨大な情報網を得ただけでなく、社会の劇的変革を経験させられたのだから。
そして、この巨大な知的刺激のなかで、日本の戦後高揚期が始まったのだ。
人々は、たくさんの情報の前に、創意工夫にあふれ、世界トップクラスのイノベーションを生み出し続けた。
まず、戦後日本最高の時代だったといえるだろう。
しかし、これをもたらした要因を考えたなら、私は、戦争という巨大災厄に打ちひしがれ、15〜20年の無我夢中の模索のなかで、やっと戦後文化が結実を始めたこと。
「あの惨禍を二度と経験したくない……だから平和で、人間性を謳歌する文化を作りたい」
という強烈なモチベーションが背景としてあったように思う。
それは、60年代後半から登場してきた、バエズやPPM、岡林や高石のフォークソングのなかにも現れている。
この時代の、凄まじいイノベーションをもたらしたものは、私には、戦後日本社会の「不足」だったように思える。
老人たちは、戦時中の砂糖不足の経験から、食品が甘くないと納得しなかった。
食品企業は、「甘ければ売れる」という発想から、サッカリンやチクロなど化学甘味料を多用した。大企業は、排気や排水が環境を汚染することに関心を抱くよりも、金儲けだけに関心を抱いた。
こんな不条理と、「不足」のコラボレーションが、新しい、より安全で合理的な時代への希望を人々に強く期待させた。
環境を破壊する大企業の金儲け一辺倒の姿勢に怒った市民運動が大きな力を発揮するようになり、水俣や昭和電工、古河鉱業などの公害闘争も、人々に
「どんな社会を作らねばならないのか?」
大きな教育的効果をもたらした。
我々は、今から60年前に起きた巨大な社会変革の意味を原理的に捉えておく必要がある。それが、安倍晋三一味によって、無茶苦茶に壊された日本社会を再建するために本当に必要なものを教えてくれる。
安倍自民党のもたらした歴史的災厄を十分に研究し、子供たちの「持続可能な未来」のために生かさねばならないのだ。
安倍を追放して、消費税を廃止したなら、たちまち景気は劇的に回復し、もの凄い商業の拡大が見込まれるのだが、それが新たな公害=廃棄物の激増による環境破壊を生まないか? 新たな景気のなかで、人々が60年代のような素晴らしいイノベーションを構築できるのか?
を考えておく必要がありそうだ。
上に説明したように、60年代のイノベーションは、社会全体の「不足」と合理的生活への飢餓が前提にあったように思える。
しかし、今の子供たち、若者たちは、「不足」を感じていないし、合理的生活も安全なライフスタイルも強く求めているようには思われない。
広島の坂本家にような野性的なライフスタイルを送っている家庭も、極めて希であって、子供たちが生活のなかで新しい合理性を追求してゆく環境にいるとも思えない。
私は、コンピュータ、IT社会、AIに隷属する人生を求めるような、ゲームやプログラミング教室に子供を通わせる暇があるなら、坂本家のような野性的生活のなかで、山羊や鶏と触れあって「自然と人間生活」という巨視的視点のなかで、「何でもできる子供」を育てることこそ「持続可能な未来」を約束するものだと、何度も書いてきた。
子供は大自然のなかで、全力で肉体を解放するような野生を獲得させることが、今後の人生にとって、社会にとって、一番大切であると確信している。
坂本家の子供たちは、素晴らしい大人になるだろう。
どんな巨大な災厄が来ても、自分たちの力で克服してゆける人間に育つだろう。
都会の学校は、過疎の廃校を利用して、年に数ヶ月の共同体生活を経験させるべきであり、自分で耕して種を蒔き、収穫して調理する技術と自信を教育することこそ、真実の教育であると確信している。
私は、小学生のとき、学校で習った縫製知識が、未だに役立っていて、自分で衣類の補修や改造を行っている。ミシンも使っている。
こんな大切な知識より、IT社会の奴隷としてのプログラミング知識の方が上だとは思えないのだ。プログラムが、大震災後の混乱のなかで、どれほど役立つというのか?
子供たちを社会の奴隷に育てるな! 大自然のなかで主人公に育てよ!
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-988.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/484.html#c11
6. 中川隆[-14777] koaQ7Jey 2020年1月06日 21:04:05 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1766]
ソレイマニ将軍殺害の大きすぎるツケ
伊東 乾 2020/01/06
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/ソレイマニ将軍殺害の大きすぎるツケ/ar-BBYDJBC?ocid=ientp
© JBpress 提供 米軍による空爆で死亡したイランのソレイマニ将軍を追悼し喪に服すイラン国民。写真は1月3日、テヘランで米国への抗議デモを行った人が手に持っていたソレイマニ将軍の写真(写真:新華社/アフロ)
1月3日、イラン・イスラム革命防衛軍「コドス」の司令官として国際的に知られる、ガセム・ソレイマニ将軍(1957-2020)がバクダード国際空港で暗殺されたとの報道がありました。本稿は発表直後にベルリンで記しています。
空港内を車輛で移動中、米国の放った無人飛行機、つまりAI駆動の軍事用ドローンが、具体的にはReaper「死神、首狩り人」と呼ばれるリモコン兵器ですが、車列に対してロケット弾を3発発射。
これによりイラン・イスラム、シーア派武装組織「カタイブ・ヒズボラ」の最高指導者、アブ・マフディ・アル・ムハンディス氏ら4人の指導者を含む、合計8人が殺害されたと報じられました。
とりわけソレイマニ将軍は国際的な知名度を持ち、日本でいうなら「乃木大将」「東郷元帥」「山本五十六」といったイメージに近い、アイドル的なイランの国家英雄です。
彼を狙い撃ちした今回の暗殺は、実質的に米国のイランへの「宣戦布告」ないし「作戦行動誘引」のための挑発行動と考えることができるでしょう。
ソレイマニ将軍は2018年7月、トランプ大統領を名指しで「もしアメリカがイランを攻撃したら、我々は米国の所有するすべてを破壊するだろう」(https://www.bbc.com/japanese/44977157)と警告した、恐るべき胆力と勇気をもった人物です。
これに先立って米国のドナルド・トランプ大統領は、イランのロウハニ大統領に宛てるとして「決して、二度と、再びアメリカを脅したりするな(NEVER, EVER THREATEN THE UNITED STATES AGAIN)と大文字で書くツイッター(https://twitter.com/realdonaldtrump/status/1021234525626609666)を公開、それに対する公然たる反論がソレイマニ氏の表明でありました。
事実トランプ氏は上記に続けて「さもなくば、イランは人類がかつて経験したことのないほどの苦しみを受けるだろう(OR YOU WILL SUFFER CONSEQUENCES THE LIKES OF WHICH FEW THROUGHOUT HISTORY HAVE EVER SUFFERED BEFORE.)」と恫喝しました。
さらに、「アメリカはイランの痴呆的な暴力と死の発言を黙ってみている国ではない。首を洗っておけ(WE ARE NO LONGER A COUNTRY THAT WILL STAND FOR YOUR DEMENTED WORDS OF VIOLENCE & DEATH. BE CAUTIOUS!)」と大衆揺動的なセリフを並べています。
ソレイマニ将軍の軍人らしい簡潔な表現と極めて対照的と言わねばなりません。
後年、この日付や「バクダッド事件」が「サラエボ事件」のような重要項目として高校生が暗記する歴史の年号などにならなければよいが・・・と思います。
非常にリスクが高いと思われるポイントを列挙しておきましょう。
最初に、いまこのタイミングでこの攻撃が行われたのは、2020年秋に米国大統領選挙があることが最大の理由であること。
この攻撃は、米国側に言わせれば最新鋭兵器を用いた作戦行動ですが、イラン側としては遠隔操作の卑怯な暗殺、「テロ」行為以外のなにものでもなく、国家の英雄を卑怯な方法で殺害されたイラン側が、烈火のごとく怒り狂って、戦端を切る可能性が考えられること。
それを含めて、米国側は織り込み済みであること。
また、イスラムが敵と見做した場合、仮に戦争が拡大しイランが制圧されたとしても、戦後、大統領職を退いた後にも、ドナルド・トランプ氏らへの復讐、暗殺は計画され続け、「トランプタワー」など、彼の名のついた施設で無関係な人が犠牲になる可能性も懸念されること。
こうした点を押さえたうえで、ポイントごとに背景を確認してみたいと思います。
ソレイマニ将軍の業績
米国も欧州もソレイマニ将軍を「テロリスト」と名指しし、またCNNのようなメディア(https://www.cnn.co.jp/world/35147580.html)も21世紀に入ってからのソレイマニ将軍の軌跡として様々な軍事行動や襲撃を列挙し、多数の米兵の命を奪った仇敵であるとしています。
しかしソレイマニ氏は軍人ですから、責任ある地位にある彼の元で犠牲者が出るのは、実は当然のことにすぎません。
米国の全軍事行動は、大統領が最高司令官ですから、トランプ氏は全世界で多数の人命を奪った首謀者ということになり、立場を変えればテロリスト以外の何者でもないと見えて当然です。
イランでは国民的に愛されるソレイマニの足跡を簡単に追ってみましょう。
ガセム・ソレイマニ(トルコ系の人名「スレイマン」のペルシャ語称と思われます)少将は1957年3月11日にイラン南東部のケルマーン州ラバル郡に生まれたと伝えられます。
1980年9月に始まった「イラン・イラク戦争」は、いまだ冷戦末期にありながら、表向きは米ソ両大国が一致して「サダム・フセイン」率いる“イラク軍”をバックアップして作り出された、極めて複雑怪奇な軍事衝突でした。
これに先立つ1978年1月、イランでは親欧的なバーレヴィ王朝を打倒する、ホメイニ師を指導者とするイスラム・シーア派による「イラン・イスラム革命」が発生。
革命時、ソレイマニ氏は21歳でしたが、23歳で発生したイラン・イラク戦争時には革命防衛隊中尉として戦闘に参加、勇敢に敵陣に潜入して偵察行動を行い情報を得て戦争を勝利に導き、次第に知られていくようになります。
30歳であった1987年、冷戦体制化でイラン・イラク戦争は長引いていましたが、ソレイマニ氏は革命防衛隊第41師団の司令官に任命されます。
これに先立つ1986年末には米国ロナルド・レーガン政権で「イラン・コントラ事件」が発覚、いわば代理戦争する双方と米国が「ビジネス」していたことが暴露されるなど、この戦争の政治的な底意が明らかになるとともに、ホメイニ氏率いるイラン側、とりわけイラン民衆は一貫して抵抗を続けます。
イランの米国タンカーに対する攻撃への報復として、米軍はイランの油田2か所を空爆しますが、これが直接の引き金となって1987年10月19日、「ブラックマンデー」として知られる史上最悪の株価暴落を引き起こします。
疲弊する米ソ両大国の前でホメイニ師のイランは抵抗し続け、ついに1988年8月に停戦が発効、89年にホメイニ師が死去したのち90年にイラン、イラク間の国交が回復します。
祖国を支えた司令官、とりわけ米ソ両大国に屈しなかった英雄として、ソレイマニの名はイランはもとより、国境を越えてシーア派圏のイスラム、さらにはイスラム世界全体に知られるようになっていきます。
イランの東郷元帥
このキャリアを見るとき、東郷平八郎を思い出さざるを得ません。といっても昨今の若い世代には「東郷平八郎」などと言ってもピンと来ないかもしれません。
元帥、海軍大将であった東郷平八郎(1848-1934)は、日露戦争時の「連合艦隊司令長官」として日本海海戦でバルチック艦隊を殲滅させ、結果的に日本を最後発の先進国に押し上げた国民的英雄として慕われ、アイドル的な人気を誇りました。
東郷は幕末、薩摩藩に下級武士の子として生まれ、いまだローティーンの14、5歳で「薩英戦争」に従軍、18、9歳で西郷や大久保の元、戊辰戦争を戦いました。
明治4年から11年まで、つまり23歳から30歳までの青年期に英国留学、国際法を基礎から身につけ、また英国海軍の「サイレント・ネイビー」の精神ないし美学をのちのち血肉化させていきます。
20歳のソレイマニがイラン・イスラム革命でホメイニ師の元で戦ったように、20歳の東郷は函館戦争などで明治維新を戦った。
いわば「少壮にして建国革命に参加し、祖国を勝利を導いた英雄として30代以降司令官となる」非常によく似たキャリアを持っているように思われます。
東郷のパーソナルヒストリーをもう少し追ってみましょう。
1877年の西南戦争には、東郷は在英のため参加できませんでした。もし留学していなかったら、西郷の元で討死していた可能性が高いと考えられています。
生死を共にするような、非常に濃密な「同志愛」が旧薩摩藩郷士には知られます。
これと形は全くことなりますが、イスラム原理主義、またとりわけ「スーフィニズム」として知られるシーア派の神秘主義には、生死を超えたジハード観があることを想起せざるを得ません。
ローティーンから刀を手にした白兵戦で、殺すか殺されるかという戦闘を多数経験、20歳過ぎからは英国で7年にわたって作戦行動から国際法遵守まで武官のデスクワークを学び、名実ともに明治日本の国際軍事力の中枢を担うべく、西南戦争終了後、愛する薩摩人を撃った長州閥が支配する日本に帰国し、東郷は淡々と職務に精励します。
のちに沈黙の元帥と呼ばれることになる「サイレント・ネイビー」東郷ですが、若い頃は血気盛んで、多弁であったとも伝えられます。
それが30代にして名実ともに日本海軍を背負う立場に就くこととなった。
東郷は明治の立ち上げ期にあった海軍で責任ある立場で職責を全うしていきます。
日清戦争では戦艦「浪速」艦長として豊島沖海戦などを指揮、勝利に導き、戦後はより高位の司令官として艦隊に責任を持つ立場となり、日露戦争では大国ロシアの誇る「無敵のバルチック艦隊」を撃破して国際的に知られるようになりました。
顕著な例として、ロシア帝国の支配に長年悩まされてきたフィンランドでは、一時期、ラベルに東郷元帥をデザインした「アドミラル(海軍提督)・ビール」が売り出されていたという話があります。
もっともこのケースでは「東郷」だけでなく「山本五十六」も、また同じ日露戦争をロシア側で戦った「マカロフ」「ロジェストヴェンスキー」などの海軍軍人の顔もラべルに印刷されて販売されていたらしく、東郷だけが特化されていたわけではないようです・・・。
ともあれ、遠いフィンランドでビールのラベルに顔が印刷される程度に、国際的に知られた日本の軍人であったことは、間違いありません。
伝わる「リベラルな指導者」像
1990年代、米ソ冷戦を背景に無用に巨大化したサダム・フセインのイラクが、冷戦崩壊というグローバル・パワーバランスの崩れの中でクウェートに侵攻したのは、豊かなクウェートに対して多額の負債を抱えていたことが原因の一つでした。
ここから戦端が切られた「(第1次)湾岸戦争」の時期、ソレイマニ氏は故郷ケルマーンの軍事司令官として治安維持に努め、特に東に境を接するアフガニスタンからの欧州向けの麻薬密売の摘発など、軍政に重責を果たします。
詳細は分かりませんが30代、生真面目なシーア派イスラムの指導者は禁欲的な危機管理に務めたであろうことが察せられます。
2000年(1998年とするリソースもあり)、43歳(41歳)のソレイマニ氏はイラン革命防衛隊の特殊部隊であるコドス=エルサレム旅団の司令官に任命されます。
それ以降、今回62歳で暗殺されるまで特殊部隊を率いたことで、欧州連合や米国から「テロリスト」のレッテルを貼られることになるソレイマニ氏ですが、果たしてそのような人物なのでしょうか?
国民的英雄、という以上に国際的にアイドル的な人気を誇る背景には、平和を回復した1990年代以降の、平時の指導者としてのソレイマニ氏の業績も関係しているように思います。
1999年、アクバル・モハマンディらが参加し率いたイスラム革命後イランで最大の反政府民主化行動「1999年7月のテヘラン大学デモ」に際して、ソレイマニ・ケルマーン州司令官は、政府による過剰な言論弾圧が、むしろ軍に影響を与えかねないことを憂慮する書簡を当時のハタミ大統領に送付。
モハマンディも死刑の宣告から15年の有期刑に減刑されますが、リベラルなハタミ政権が崩れると、刑務所内で激化したと思われる看守たちの拷問によって2006年に虐殺されました。
ハタミ大統領自身はドイツなど先進国での勤務経験も長い人物で、サミュエル・ハンチントンの「文明の衝突」に正面から対向して「文明の対話」を提案。
国連にも迎えられ2001年は「文明の対話」年とされましたが、その年の9月11日に「同時多発テロ」が発生しました。文明を衝突させ続けたい人が、先進国側でどうにも後を絶ちません。
リベラルで国民的に人気が高かったハタミの改革は挫折し、2005年には、ソレイマニと同世代で保守強硬派のマフムード・アフマディネジャド(1956−)政権が誕生。モハマンディの拷問死はその翌年にあたります。
開明的で庶民に人気の高かったソレイマニ氏が、故郷のケルマーン州司令官から地域を問わない特殊部隊「エルサレム旅団」に配置換えとなった背景には、別の政治的な意図があったのかもしれません。
没後神格化の可能性
さて、日本の東郷元帥ですが1934年、86歳で病死します。逝去直前に侯爵に列し、国葬が営まれ、没後には東京都渋谷区と福岡県宗像郡に「東郷神社」が建立、神格化され崇拝の対象となります。
晩年は元勲扱い、というよりも「イキガミ様」となってしまい、多くの軍事政策について官職無関係に「東郷元帥にお伺い」が立てられ、また東郷が口を出すとろくなことがなかった、とも伝えられます。
しかし、これについては生前、陸軍の「乃木神社」に対抗して海軍が「東郷神社」を、という動きに、「どうかやめてほしい」と本人が懇願したという、真っ当な話も伝えられます。
こういうものはレッテルですから、当人の希望など無関係に、力の政治は動くものです。
1945年の敗戦後、米国は日本の大半の軍神崇拝施設を撤去しましたが、「ロシアを打ち負かした東郷」関連の設備は残しています。政治とはそういうものという典型といえるでしょう。
ソレイマニ将軍は、米国の「遠隔操作機」によるロケット弾攻撃で命を失い、今現在イランは国を挙げての「喪」に服しています。
ジハードの殉教者として、すでに神格化(イスラムは唯一のアッラーに並ぶものなし、ですから、ややこの表現は微妙ですが)は始まっている可能性があります。
ハメネイ師は報復を示唆、イラン側から動きが出て、戦争状態に突入する可能性が懸念されるでしょう。
米国が、この挑発行動でイランが米国に先に手を出すことを狙っているのは誰の目にも明らかでしょう。
2019年12月27日、イラク北部の中心的な油田基地、キルクーク近郊のイラク軍基地がロケット弾で攻撃を受け、駐留していた米国民間人業者1人が死亡、米軍とイラク軍の軍人数人が負傷します(https://www.afpbb.com/articles/-/3261535)。
これに対し米国防総省は、この攻撃をイラクやシリアで活動するシーア派民兵の武装組織「カダイブ・ヒズボラ」によるものと断定。
F15戦闘機を用いた「精密爆撃」でイラク領内の3か所とシリア領内の2か所、合計5か所を報復攻撃(https://www.jiji.com/jc/article?k=2019123000072&g=int)し、ロイター電によれば少なくとも25人が死亡、55人以上が重軽傷を負ったと伝えられます。
イランは米軍の報復を「典型的なテロ」と非難、米国のエスパー国防長官らは、トランプ氏と共に滞在する悪名高いフロリダのゴルフ・リゾート「マールアラーゴ」から、「米国人を危険にさらすイランの行動を米国が見過ごすことはない」などと応じていました。
まるでヤクザのタマトリみたいな表現になりますが、いわば「血のバランスシート」はここでいったん応酬がついたことになっていたのに、今回のソレイマニ暗殺という展開。今度は米国側から先に手を出したことになります。
現地では「なぜこの時期に・・・」との声も聞かれましたが、この攻撃作戦は2020年11月に予定される米国大統領選挙のためのイメージ作りとして、新年早々に話題を提供するために実行された可能性が指摘されています。
年が明けた1月2日の夕方、トランプ氏は相変わらずフロリダの「マールアラーゴ」ゴルフリゾートで、今度は政治任用の側近たちと<大統領再選>に向けた会議を開いてました。
と、そのタイミングに合わせて緊急で別の会議の呼び出しがかかり、トランプ氏は数分間、席を空けます。合衆国大統領を呼びつける緊急会議ですから、軽々なものではありません。
それが「ソレイマニ将軍一行が明日バクダード空港に入るとの情報がある、今度は先手を打って暗殺すべき」という作戦への、許可を求める最高軍事会議であったというのです。
前回選挙では「世界の警察官」としての米国覇権から撤退し、「無駄な軍事支出」を抑制するという意味で、特異な「ハト派」の面もあったトランプ氏は、中東での米国の軍事行動を基本的には縮小、また命令が二転三転するなど、腰が落ち着かないことに定評があります。
無理もありません、70歳を過ぎて素人がいきなり軍事司令官役をやらされているのです。
ド素人の老人に、いきなり特定の人物を暗殺する軍事指令を出すような肝が据わっているわけもなく、米国軍人はトランプ氏の操縦法を次第に学習していったのでしょう。
攻撃の前夜、あと数時間しか猶予がないというタイミングで、選挙の会議に頭が向いている73歳のトランプ氏に、米国からの先制攻撃で「2020年初の軍事行動」の成功が選挙対策上に持つ意味などがささやかれたとしても、全く不思議ではないでしょう。
何にしろ、前回選挙ではおよそ米軍覇権に後ろ向きだったトランプ氏は、攻撃許可の命令を出し、作戦が成功するとむしろ嬉々として、それを我が業績として喧伝しているという事実が観測されます。
さてしかし、ここでトランプ大統領が払った対価と代償とは、いかなるものなのでしょうか?
トランプ氏自身にはその意識が希薄と思われますが、イスラム指導者の指示は宗教的な根を持ち、個人に対して終生終わることがなくつきまとうことも、再確認しておく必要があるでしょう。
1988年、インド=英国の「イスラム無神論作家」サルマン・ラシュディ(1947-)が発表したムハンマドを冒涜する内容の小説「悪魔の詩(he Satanic Verses」に対して、全世界のイスラム教徒が反対運動を起こします。
「ファトゥーア」は終わらない
中でも決定的だったのは1989年2月、死の直前だったイランのホメイニ師は「ラシュディへの死刑宣告」を宗教指令「ファトゥーア」として発信、イランの財団は数億円に上る懸賞金を「死刑実行者」に与えると発表したことでした。
ホメイニ師は6月に死んでしまい、ファトゥーアは本人しか撤回できないので、「悪魔の詩」著者への「死刑」は永久に残ることとなりました。
これによりイタリア、ノルウェー、トルコなどで翻訳者が襲撃され、重傷を負うなどの事件が続きますが、最悪の結末を迎えたのが日本語への翻訳者でした。
1991年7月11日に筑波大学学内のエレベーターホールで、当時助教授であった五十嵐一氏(享年44歳)が刺殺されているのが発見されました。
左右の首の頸動脈は3センチの深さまで切断され、胸や腹への刺し傷は肝臓に達するなど、確実に絶命させることを目的とした「イスラム式」の殺害方法から、この凶行がホメイニ師のファトゥーアに基づく「処刑」であったことが推察されました。
容疑者として、同日午後にバングラディシュに出国した留学生の名が上がったりもしましたが、結局15年の時効を経て、この殺人事件はいまだ未解決のままです。
暗殺実行犯の可能性を指摘される一つに、イラン革命防衛隊「コドス」すなわちソレイマニ将軍が率いていた特殊部隊の名が挙げられてもいます。
もっともその時期のソレイマニ将軍は故郷の軍政の長で、五十嵐助教授殺人事件と直接の関係があるとは、まず思われません。
イランの宗教指導者が今後、ドナルド・トランプ氏やその関係者を殺害する「ファトゥーア」を出した場合、大統領を辞めようが、どこに隠居しようが、トランプ氏の身体安全は終生脅かされ続けることになるでしょう。
これは彼本人に限らず、トランプタワーなど、実業家としてのトランプ氏の「所有するものすべて」に拡大された場合、相当リスキーな状態も念頭に対策する必要がある状況と言わねばなりません。
既得権益擁護のため、「強い権力者」を演出して、戦闘行動や死刑執行を濫用する政治家は各国にその例が見られます。
しかし今回、確かに「ウクライナ・ゲート」など崖っぷちに立たされて選挙戦を迎えるとはいえ、数分の猶予しか与えられない状況下、ほぼ反射的に攻撃許可を出したトランプ大統領のソレイマニ将軍暗殺は、彼の一生を考えても、かなり短慮であった可能性が指摘できると思います。
「事態の穏便な収拾を祈」って・・・などと本来は記したい局面ですが、率直にそのような可能性が考えづらい、相当悪質なテロ―ルと言わねばならず、残念でなりません。
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/ソレイマニ将軍殺害の大きすぎるツケ/ar-BBYDJBC?ocid=ientp
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html#c6
123. 2020年1月06日 21:14:57 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1765]
社会主義の20世紀 |バルトの悲劇
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/788.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/464.html#c123
6. 中川隆[-14776] koaQ7Jey 2020年1月06日 21:27:58 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1764]
@Police dog99
>これらは日本男性のY染色体が解明されたことによってとっくに打ち砕かれています
日本男性のY染色体が解明されたことによって日本人が渡来人だとわかったんだよ:
現代日本人 Y-DNAハプログループ比率:D1a2a–32% :以前は縄文系だと言われていたが、四川省の焼畑農耕民の可能性が高い、O1b2-32%(旧表記O2b) :長江系稲作民、O2—20%(旧表記O3):漢民族系
韓国人のY-DNAハプロタイプの出現頻度:漢民族 O2 : 43.3%、長江人 O1:30.0%、モンゴル系 C2: 11.3% 、
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/415.html#c6
7. 中川隆[-14775] koaQ7Jey 2020年1月06日 21:31:23 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1763]
根拠は
0-2. 日本人の源流考
http://garapagos.hotcom-cafe.com/0-2,0-5,15-28,18-2.htm#0-2
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/415.html#c7
8. 中川隆[-14774] koaQ7Jey 2020年1月06日 21:37:52 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1762]
@Police dog99
当時、高価な中国鏡を何百枚も持って居て、漢文を書いていたのは漢民族系渡来人だけだよ
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/415.html#c8
7. 中川隆[-14779] koaQ7Jey 2020年1月07日 09:30:04 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1761]
アメリカの軍産複合体が戦争を必要としており、アメリカ政府は戦争を厭わない │ ダークネス:鈴木傾城
https://bllackz.com/?p=7030
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html#c7
21. 中川隆[-14778] koaQ7Jey 2020年1月07日 09:35:30 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1760]
新春早々の試聴会 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2020年01月07日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/e5a622a893111bacac3822649af6450d
東京在住の「S」さんに2年間ほど貸していた「2A3」アンプが戻ってきてからおよそ2か月余り。
手を変え品を変え、だんだんと我が家のシステム環境に馴染ませている。
たとえばカップリングコンデンサーにWE製のマイカコンデンサーをパラってみたり、前段管の「6DE7」のブランドを「RCA」から「レイセオン」に差し替えてみたり〜。多分に気休めの感もあるのだが(笑)。
そして、この度「北国の真空管博士」から「使ってみませんか」とご提供があったのが前段管の「6EW7」だった。
左が新たな「6EW7」で右は従来の「6DE7」。
大きさが随分違いますねえ!
両者ともテレビ用の球だが、前者が「カラーテレビ用」だとすると後者は「白黒テレビ用」とのこと。
この「6EW7」は「前段管機能」と「ドライバー管機能」とが一体となって内蔵されており、シンプルな構成と徒に場所を取らない、いかにもテレビ用の球としての特徴を持っている。
このテレビ球を使った背景に言及しておくと、
音質がいいとされている「三極管」をベストの状態で鳴らすためには「インターステージトランス」(以下、「インター」)を使って増幅してやるのが一番いいとされている。
しかし、今となっては良質の「インター」を手に入れるのがメチャ難しい時代になっている。
また手に入れるにしてもメチャ高い!そして質のいい「インター」ほど細い線が巻いてあるので「断線」しやすい。
博士によると、古い文献には「インター」の断線を防止するための「保護回路」のツクリ方がこと細かに書いてあるそうだが、いまどきそういう文献を読む方が少ないので頻繁に「断線」が起こっているそうだ。
どうしてもオーディオの口伝えには限界があるので、結局そういう古い文献を根気よく集めるしかないそうですよ!
というわけで、中途半端な「インター」を使うよりも、むしろ強力な「テレビ球」でドライブしてやる方がベターというわけで、この「2A3」アンプ仕様になった次第。
その効果は歴然としており、とにかく元気が良くて生気に溢れた音が出る。しかも新たな「6EW7」はそれに一層輪をかけたような音で前段管はずっとこれで行こうと思わせるほどの決定力を有していた。
さっそく、4日(土)になって、新春初めての試聴会を開催した。
「新春早々」だからと若干気兼ねしながら(笑)、お目当てのYさんに「今、何をやってますか?」「ハイ、電源コードをつくってます」「よろしかったらお見えになりませんか」「ハイ、今からお伺いします」
オーディオ機器の場合の「品定め」となると、一番いい方法は似た者同士をお互いに競い合わせて比較することに尽きる。
今回のライバルは昨年の12月以降話題となっている「6098シングル」アンプだ。
さあ、いよいよ「2A3」アンプとの興味津々の一騎打ちである。
以下、続く。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/e5a622a893111bacac3822649af6450d
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/760.html#c21
8. 2020年1月07日 09:58:18 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1759]
動物たちが持つ信じられないような『第六感』
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/789.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/815.html#c8
12. 中川隆[-14777] koaQ7Jey 2020年1月07日 09:59:11 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1758]
動物たちが持つ信じられないような『第六感』7選
https://matome.naver.jp/odai/2148562439007983101?&page=1
多様な生物たちには、我々人間にはない数多くの能力が備わっていることがあります。獲物など他の生き物を感知するセンサー、地震を予知する能力、渡り鳥が自分の行き先を知る能力…人間の感覚からは想像もできない、動物たちの驚くべき「第六感」について。 更新日: 2017年05月28日
@ 準静電界センサー / サメ
GettyImages
サメやエイなど一部の魚類や、カモノハシなどは生物が発する微弱な「準静電界」を感知する能力が備わっているようです。
体が動く時は脳から筋肉に信号が送られて筋肉が動きます。この時弱い電気が発生して皮膚の表面にしみ出します。これが「準静電界」です。すべての生き物は準静電界の膜で包まれています。
出典
準静電界〜人とか物とかが発してるとされる電気の話〜 | Creative Arts Showers Blog
この準静電界は、いわゆる「気配」の正体ではないかと言われているものです。
心臓などの臓器が働く、さらには細胞と細胞が情報伝達するといった場面でも、電気的な信号が生まれる。例えば、脳波や心電図、筋電図などは、脳や心臓、筋肉に流れる電気信号を“見える化”したもの。
出典
気配の正体は「準静電界」 | 潜在エネルギー活用塾
この準静電界のごくごく微弱な電位を感知できる動物がいるのです。サメやエイ、ナマズなどの魚類、またオーストラリアに生息する哺乳類のカモノハシなどです。
出典
何となく感じる「気配」の正体? 「準静電界」とは|ヘルスUP|NIKKEI STYLE
これらの生物の体には、準静電界を感知する“電界検出センサー”が備わっており、このセンサーを使ってエサを捕まえる。視界や嗅覚が利かないような環境下でも、これなら高精度にエサを認識し、捕まえることができます。
出典
何となく感じる「気配」の正体? 「準静電界」とは|ヘルスUP|NIKKEI STYLE
例えばサメの場合、3メートルほど離れた場所から、砂の下40cmくらいのところに潜んでいるヒラメを検知することができるという。光が届かない深海でも、ヒラメが身にまとう準静電界を鋭敏にキャッチして忍び寄り、アタックするわけだ。
出典
気配:何となく感じる“気配”の正体って何? (2ページ目):おとなのカラダゼミナール:日経Gooday(グッデイ)
このセンサーは視覚や聴覚などよりも古い、非常に原始的な感覚器だと考えられます。
出典
何となく感じる「気配」の正体? 「準静電界」とは|ヘルスUP|NIKKEI STYLE
A 地震予知能力 / カエル
GettyImages
蛙は磁場やラドンガス濃度の変化によって、地震の予知ができるのかもしれません。
2009年、イタリア中部のアブルッツォ州のラクイラでマグニチュード6.3の地震が起きました。そのとき、震源地から74Km離れたヒキガエルの産卵コロニーを観察していた英国オープン大学のグラント博士が、次のような報告をしている。
出典
カエルには地震予知能力がある? | スラド サイエンス
イギリスのオープン大(Open University)の生物学者、レイチェル・グラント(Rachel Grant)氏の研究チームによる発表によると、カエルの異常行動が地震と関連しているかもしれないという。
・地震の5日前、96%のオスがコロニーからいなくなった
・天候の変化はその際まったく観測されなかった
・地震の3日前、交尾を終えたカップルのほぼ100%が姿を消した
出典
カエルには地震予知能力がある? - エキサイトニュース
彼女の観察した湖では地震の起こる5日前からカエルが異常と思える行動を取り始め、産卵行動を放棄したというのです。地震の後、しばらくたつと産卵行動が復活しました。
出典
地震を予知したように思えるカエルの行動を記録した論文 : 5号館を出て
これは単なる偶然かもしれませんが、カエルの異常行動が見られた時期が地震の前に観測された超長波の電磁波によって検出された電離層の乱れの時期に一致する
出典
地震を予知したように思えるカエルの行動を記録した論文 : 5号館を出て
地震が起こる前からカエルの繁殖行動を観察していた生物学者が、明らかな異常として記録したカエルの行動記録は貴重だと思います。
出典
地震を予知したように思えるカエルの行動を記録した論文 : 5号館を出て
B 赤外線センサー / ヘビ
GettyImages
ヘビが持つ「ピット器官」は、赤外線を感知することができます。
ガラガラヘビ、ボア、ニシキヘビなどのヘビには、目と鼻の間に「ピット器官」と呼ばれる器官があり、この器官が周囲の微弱な赤外線放射、つまり熱を感知することができることは、数十年前から知られていた。
出典
ヘビが赤外線を「感じる」メカニズムが明らかに、米研究 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
ピット器官とは、ヘビが持つ赤外線感知器官のこと。
絶対零度(−273℃)よりも温度が高いものは赤外線を発しています。そして、温度が高ければ高いほど強い赤外線を発しているのです。
出典
※ヘビが苦手な方は絶対に見ないでください。 | 科学コミュニケーターブログ
ピット器官は赤外線を効率よく熱に変換し、この熱を三叉神経終末に多く存在するTPRA1がカルシウム流入→電気信号に変換するようです。
出典
ヘビが赤外線を「感じる」メカニズムが明らかに|takのアメブロ 薬理学などなど。
赤外線のごく僅かな温度変化を電気信号に変え、感知しているとのこと。
ピット器官を持つヘビの中でも、メキシコ北部と米国南西部に生息するニシダイヤガラガラヘビは非常に高い能力を備えており、ほかのヘビと比較して10倍以上の熱感知能力がある。
出典
ヘビが赤外線を「感じる」メカニズムが明らかに、米研究 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
この熱感知に関与する神経経路は、視覚よりも触覚に近いもので、ほ乳類が痛みを感知する受容体と同系統のものだそうです。
出典
視覚能力について調べてみました(4)特殊な光受容器の機能 | 三ツ峠ネットワーク
ヘビの捕食対象といえば、やはりネズミのような恒温性である小型哺乳動物がメインのようだが、それらの動物は恐竜時代から大抵は夜行性だと思われ、それらの動物を捕らえるためにピット器官という赤外線感知のアビリティーを獲得したのだろう。
出典
赤外線の見える動物。|川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba
C エコーロケーション / イルカ
GettyImages
イルカやクジラはエコーロケーション(反響定位)を使って周囲を“見る”ことができます。
イルカは濁った水中ではものが見えにくくなるため、目が退化しました。その代わり、音は空気中より水中のほうが速く遠くまで伝わるため、聴覚が発達して視覚の役割をしてきました。
出典
【イルカのエコーロケーション】 - イルカの気持ち
イルカを含む鯨の仲間は、クリックスと呼ばれるパルス状の音を発します。それは、「ギリギリ」とか「ブチブチ」といった音で、その音感能力(可聴域)は最高で200キロヘルツです。
出典
イルカは人間の心が分かるのか? - 生物史から、自然の摂理を読み解く
イルカは人間の耳の可聴域(最高20Hz程度)をはるかに超える超高周波を発し、コミュニケーションなどに活用しています。
エコーロケーション(エコロケーション)とは反響定位ともいいます。クリック音を前方に向けて発し、物体からの反響を聴くことで、対象物の位置や形、大きさなどを知ることができます。
出典
【イルカのエコーロケーション】 - イルカの気持ち
高周波の音を出して自分の進路を決めたり、エサを見つけたりできるエコーロケーションを持つ動物は非常に珍しいですが、鯨やコウモリなどがその能力を持っています。
出典
イルカの脳をスキャンしてみました。耳と目がつながってました。|ギズモード・ジャパン
中でもイルカはエコーロケーションの能力が極めて高く、、砂の中に隠れている魚も感知することができるほどなのだそうです。
エコーロケーションを妨げるものが存在しています。
船の航行による騒音や地震などがこれにあたります。このことによって、イルカが誤って座礁するのではないか、という見方もあるのです。
出典
【イルカのエコーロケーション】 - イルカの気持ち
ときどきニュースになる浜辺に大量に打ち上げられ死亡するイルカやクジラたち。
これもエコーロケーションに関する異常行動なのではないかと言われています。
D フェロモン感知能力 / 蛾
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多くの蛾では、メスの出す性フェロモンを頼りにオスが同種のメスを探し出し、交尾に至る。
出典
蛾のオスが近くのメスにだけ聞こえる超音波を出して求愛することを発見 | 特集記事 | NatureJapanJobs | Nature Research
雌の蛾は、成虫になった後、頭部の神経節から性フェロモン生合成を活性化する33残基の神経ペプチド(PBAN)を体液中に分泌し、PBANが尾部末端の性フェロモン産生器官であるフェロモン腺のPBAN受容体(PBANR)に結合することで初めて性フェロモンが生合成されます。
出典
蛾の性フェロモン生合成を司るペプチドの結合に重要な受容体の部位を特定
オスは、空気中に漂う極めて少量のフェロモンを触覚によって感知し、数キロも離れたメスを探索できるという。
出典
"蛾のサイボーグ"が解き明かす脳の神秘 | 今週のHONZ | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
探索といっても、カイコガの行動制御そのものは単純である。フェロモンの匂いを感知すると、フェロモンのある方向に進み、感じなくなると、感じるまでジグザグ運動や回転運動をおこなう。そうすることによって、着実にフェロモンの発生源であるメスに近づいていける。
出典
"蛾のサイボーグ"が解き明かす脳の神秘 | 今週のHONZ | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
近年の研究により、メスの蛾が発するほんのわずかなフェロモンは10km以上先のオスの蛾を引き寄せることが判明しています。
出典
モテる女性はみんなフェロモンがでている!?正しい知識をつけて男性を魅了しよう! | LIGHT UP(ライトアップ)
E 夜目 / 猫
GettyImages
網膜の視神経を刺激しながら入ってきた光を反射し、網膜に返すことで、わずかな光を2倍にして、暗いところでも鮮明に見えるようになっています。
出典
猫の目の仕組み・不思議:暗闇のなかでキラリと光る印象的な大きな瞳|参天製薬
猫は夜行性で夜に狩りを行うことが多いですが、薄暗い場所では瞳孔が広がり、光を多く取り込むことでものがよく見えるようになります。
出典
猫の毛色&模様まるわかり100!: 三毛、トラ、白黒etc.毛柄でキモチも見えてくる! - Google ブックス
ネコちゃんの目が光る理由は、暗いところでもよく目が見えるように、目の中で光を反射する仕組みがあるから
出典
愛犬・愛猫の写真を撮ると目が光るのはなぜ? | 麻布ペットブログ
夜、光をあてると猫の目が光るのは、網膜の後ろにタペタムと呼ばれる僅かな光を反射する組織層があるためです。
ヒトの7分の1の光の量で充分なネコですが、実は視力自体はヒトの10分の1程度しかありません。ちなみに、そんな視力の弱さを補うために、ネコの目は動くものに敏感に反応するようになっています。
出典
猫の目の仕組み・不思議:暗闇のなかでキラリと光る印象的な大きな瞳|参天製薬
ネコの視力は0.1程度、つまりはっきりと見えるのは10〜20メートル先までと言われています。
猫は赤い色が見えてないとされています。赤い色が緑色のように見えているのです。
出典
猫の目が暗闇でもよく見える理由 | ねことトモだち
これは猫だけではなく夜行性動物の特徴として、色を感じる網膜の細胞が少ないからです。
その分暗闇でもよく見えるので、野生動物にとってはバランスよく有効活用できるのです。
出典
猫の目が暗闇でもよく見える理由 | ねことトモだち
F 磁場センサー / 鳥
GettyImages
渡り鳥たちが正確に行き先を知る能力には地球の「磁場」が関係していると言われています。
渡り鳥など一部の鳥はかなり正確な方向感覚を持っているが、これは彼らが磁場を知覚できるからだと考えられている。
出典
「渡り鳥」の磁場感覚、哺乳類にも存在すると判明|WIRED.jp
渡り鳥たちが正確に自分の行き先を知ることができる能力は「コンパス」と呼ばれています。
このコンパスでどのような知覚が生まれるかについては、今もって謎のままだ。一部の研究者は、鳥たちの視界の端には点が1つ見えていて、この点が鳥の向かう方向に従って旋回して見えるという可能性を考えている。
出典
渡り鳥は磁場が見える:青色光受容体と磁気の感知 - ライブドアニュース
極めて弱い磁場をどのような仕組みによって検知され、知覚化されているのかは明らかになっていません。
最近の研究によれば、クリプトクロームと呼ばれる一群のタンパク質、その中でも特にフラビンアデニンジヌクレオチド(FAD)という分子が磁気感受能に関係していると示唆されています。
出典
動物の磁気を感じる能力の可視化に向けて | UTokyo Research
クリプトクロームが青色の光を吸収すると、クリプトクロームの中で多数のラジカル対ができます。そして、クリプトクロームを取り囲む磁場よって、これらのラジカル対はそれぞれ異なったスピン状態を示し、その結果、ラジカル対の反応性が変わってくる、という機構です。
出典
動物の磁気を感じる能力の可視化に向けて | UTokyo Research
このクリプトクロムという光受容体は、多くの動植物が持っていて、また、今回特定された複合体は、ハトや蝶やネズミ、クジラなどの網膜細胞から見つかっていて、そして、ヒトの細胞の中にも作られるのです。
出典
おそらく人間を含めた「全生物」は磁場により生きている:ハトや蝶が持つ光受容体がヒトにも存在していること。そして、そのハトや蝶が「全滅」に向かっていること | In Deep
磁場を見る仕組み自体は人間の体にも備わっていますが、人間は磁場を見ることができません。
クリプトクロムの他にも、鳥の磁場感知機能に必要な存在があるとされ、研究が進められています。
https://matome.naver.jp/odai/2148562439007983101?&page=1
http://www.asyura2.com/09/cult7/msg/609.html#c12
94. 中川隆[-14776] koaQ7Jey 2020年1月07日 10:00:10 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1757]
動物たちが持つ信じられないような『第六感』7選
https://matome.naver.jp/odai/2148562439007983101?&page=1
多様な生物たちには、我々人間にはない数多くの能力が備わっていることがあります。獲物など他の生き物を感知するセンサー、地震を予知する能力、渡り鳥が自分の行き先を知る能力…人間の感覚からは想像もできない、動物たちの驚くべき「第六感」について。 更新日: 2017年05月28日
@ 準静電界センサー / サメ
GettyImages
サメやエイなど一部の魚類や、カモノハシなどは生物が発する微弱な「準静電界」を感知する能力が備わっているようです。
体が動く時は脳から筋肉に信号が送られて筋肉が動きます。この時弱い電気が発生して皮膚の表面にしみ出します。これが「準静電界」です。すべての生き物は準静電界の膜で包まれています。
出典
準静電界〜人とか物とかが発してるとされる電気の話〜 | Creative Arts Showers Blog
この準静電界は、いわゆる「気配」の正体ではないかと言われているものです。
心臓などの臓器が働く、さらには細胞と細胞が情報伝達するといった場面でも、電気的な信号が生まれる。例えば、脳波や心電図、筋電図などは、脳や心臓、筋肉に流れる電気信号を“見える化”したもの。
出典
気配の正体は「準静電界」 | 潜在エネルギー活用塾
この準静電界のごくごく微弱な電位を感知できる動物がいるのです。サメやエイ、ナマズなどの魚類、またオーストラリアに生息する哺乳類のカモノハシなどです。
出典
何となく感じる「気配」の正体? 「準静電界」とは|ヘルスUP|NIKKEI STYLE
これらの生物の体には、準静電界を感知する“電界検出センサー”が備わっており、このセンサーを使ってエサを捕まえる。視界や嗅覚が利かないような環境下でも、これなら高精度にエサを認識し、捕まえることができます。
出典
何となく感じる「気配」の正体? 「準静電界」とは|ヘルスUP|NIKKEI STYLE
例えばサメの場合、3メートルほど離れた場所から、砂の下40cmくらいのところに潜んでいるヒラメを検知することができるという。光が届かない深海でも、ヒラメが身にまとう準静電界を鋭敏にキャッチして忍び寄り、アタックするわけだ。
出典
気配:何となく感じる“気配”の正体って何? (2ページ目):おとなのカラダゼミナール:日経Gooday(グッデイ)
このセンサーは視覚や聴覚などよりも古い、非常に原始的な感覚器だと考えられます。
出典
何となく感じる「気配」の正体? 「準静電界」とは|ヘルスUP|NIKKEI STYLE
A 地震予知能力 / カエル
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蛙は磁場やラドンガス濃度の変化によって、地震の予知ができるのかもしれません。
2009年、イタリア中部のアブルッツォ州のラクイラでマグニチュード6.3の地震が起きました。そのとき、震源地から74Km離れたヒキガエルの産卵コロニーを観察していた英国オープン大学のグラント博士が、次のような報告をしている。
出典
カエルには地震予知能力がある? | スラド サイエンス
イギリスのオープン大(Open University)の生物学者、レイチェル・グラント(Rachel Grant)氏の研究チームによる発表によると、カエルの異常行動が地震と関連しているかもしれないという。
・地震の5日前、96%のオスがコロニーからいなくなった
・天候の変化はその際まったく観測されなかった
・地震の3日前、交尾を終えたカップルのほぼ100%が姿を消した
出典
カエルには地震予知能力がある? - エキサイトニュース
彼女の観察した湖では地震の起こる5日前からカエルが異常と思える行動を取り始め、産卵行動を放棄したというのです。地震の後、しばらくたつと産卵行動が復活しました。
出典
地震を予知したように思えるカエルの行動を記録した論文 : 5号館を出て
これは単なる偶然かもしれませんが、カエルの異常行動が見られた時期が地震の前に観測された超長波の電磁波によって検出された電離層の乱れの時期に一致する
出典
地震を予知したように思えるカエルの行動を記録した論文 : 5号館を出て
地震が起こる前からカエルの繁殖行動を観察していた生物学者が、明らかな異常として記録したカエルの行動記録は貴重だと思います。
出典
地震を予知したように思えるカエルの行動を記録した論文 : 5号館を出て
B 赤外線センサー / ヘビ
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ヘビが持つ「ピット器官」は、赤外線を感知することができます。
ガラガラヘビ、ボア、ニシキヘビなどのヘビには、目と鼻の間に「ピット器官」と呼ばれる器官があり、この器官が周囲の微弱な赤外線放射、つまり熱を感知することができることは、数十年前から知られていた。
出典
ヘビが赤外線を「感じる」メカニズムが明らかに、米研究 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
ピット器官とは、ヘビが持つ赤外線感知器官のこと。
絶対零度(−273℃)よりも温度が高いものは赤外線を発しています。そして、温度が高ければ高いほど強い赤外線を発しているのです。
出典
※ヘビが苦手な方は絶対に見ないでください。 | 科学コミュニケーターブログ
ピット器官は赤外線を効率よく熱に変換し、この熱を三叉神経終末に多く存在するTPRA1がカルシウム流入→電気信号に変換するようです。
出典
ヘビが赤外線を「感じる」メカニズムが明らかに|takのアメブロ 薬理学などなど。
赤外線のごく僅かな温度変化を電気信号に変え、感知しているとのこと。
ピット器官を持つヘビの中でも、メキシコ北部と米国南西部に生息するニシダイヤガラガラヘビは非常に高い能力を備えており、ほかのヘビと比較して10倍以上の熱感知能力がある。
出典
ヘビが赤外線を「感じる」メカニズムが明らかに、米研究 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
この熱感知に関与する神経経路は、視覚よりも触覚に近いもので、ほ乳類が痛みを感知する受容体と同系統のものだそうです。
出典
視覚能力について調べてみました(4)特殊な光受容器の機能 | 三ツ峠ネットワーク
ヘビの捕食対象といえば、やはりネズミのような恒温性である小型哺乳動物がメインのようだが、それらの動物は恐竜時代から大抵は夜行性だと思われ、それらの動物を捕らえるためにピット器官という赤外線感知のアビリティーを獲得したのだろう。
出典
赤外線の見える動物。|川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba
C エコーロケーション / イルカ
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イルカやクジラはエコーロケーション(反響定位)を使って周囲を“見る”ことができます。
イルカは濁った水中ではものが見えにくくなるため、目が退化しました。その代わり、音は空気中より水中のほうが速く遠くまで伝わるため、聴覚が発達して視覚の役割をしてきました。
出典
【イルカのエコーロケーション】 - イルカの気持ち
イルカを含む鯨の仲間は、クリックスと呼ばれるパルス状の音を発します。それは、「ギリギリ」とか「ブチブチ」といった音で、その音感能力(可聴域)は最高で200キロヘルツです。
出典
イルカは人間の心が分かるのか? - 生物史から、自然の摂理を読み解く
イルカは人間の耳の可聴域(最高20Hz程度)をはるかに超える超高周波を発し、コミュニケーションなどに活用しています。
エコーロケーション(エコロケーション)とは反響定位ともいいます。クリック音を前方に向けて発し、物体からの反響を聴くことで、対象物の位置や形、大きさなどを知ることができます。
出典
【イルカのエコーロケーション】 - イルカの気持ち
高周波の音を出して自分の進路を決めたり、エサを見つけたりできるエコーロケーションを持つ動物は非常に珍しいですが、鯨やコウモリなどがその能力を持っています。
出典
イルカの脳をスキャンしてみました。耳と目がつながってました。|ギズモード・ジャパン
中でもイルカはエコーロケーションの能力が極めて高く、、砂の中に隠れている魚も感知することができるほどなのだそうです。
エコーロケーションを妨げるものが存在しています。
船の航行による騒音や地震などがこれにあたります。このことによって、イルカが誤って座礁するのではないか、という見方もあるのです。
出典
【イルカのエコーロケーション】 - イルカの気持ち
ときどきニュースになる浜辺に大量に打ち上げられ死亡するイルカやクジラたち。
これもエコーロケーションに関する異常行動なのではないかと言われています。
D フェロモン感知能力 / 蛾
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多くの蛾では、メスの出す性フェロモンを頼りにオスが同種のメスを探し出し、交尾に至る。
出典
蛾のオスが近くのメスにだけ聞こえる超音波を出して求愛することを発見 | 特集記事 | NatureJapanJobs | Nature Research
雌の蛾は、成虫になった後、頭部の神経節から性フェロモン生合成を活性化する33残基の神経ペプチド(PBAN)を体液中に分泌し、PBANが尾部末端の性フェロモン産生器官であるフェロモン腺のPBAN受容体(PBANR)に結合することで初めて性フェロモンが生合成されます。
出典
蛾の性フェロモン生合成を司るペプチドの結合に重要な受容体の部位を特定
オスは、空気中に漂う極めて少量のフェロモンを触覚によって感知し、数キロも離れたメスを探索できるという。
出典
"蛾のサイボーグ"が解き明かす脳の神秘 | 今週のHONZ | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
探索といっても、カイコガの行動制御そのものは単純である。フェロモンの匂いを感知すると、フェロモンのある方向に進み、感じなくなると、感じるまでジグザグ運動や回転運動をおこなう。そうすることによって、着実にフェロモンの発生源であるメスに近づいていける。
出典
"蛾のサイボーグ"が解き明かす脳の神秘 | 今週のHONZ | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
近年の研究により、メスの蛾が発するほんのわずかなフェロモンは10km以上先のオスの蛾を引き寄せることが判明しています。
出典
モテる女性はみんなフェロモンがでている!?正しい知識をつけて男性を魅了しよう! | LIGHT UP(ライトアップ)
E 夜目 / 猫
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網膜の視神経を刺激しながら入ってきた光を反射し、網膜に返すことで、わずかな光を2倍にして、暗いところでも鮮明に見えるようになっています。
出典
猫の目の仕組み・不思議:暗闇のなかでキラリと光る印象的な大きな瞳|参天製薬
猫は夜行性で夜に狩りを行うことが多いですが、薄暗い場所では瞳孔が広がり、光を多く取り込むことでものがよく見えるようになります。
出典
猫の毛色&模様まるわかり100!: 三毛、トラ、白黒etc.毛柄でキモチも見えてくる! - Google ブックス
ネコちゃんの目が光る理由は、暗いところでもよく目が見えるように、目の中で光を反射する仕組みがあるから
出典
愛犬・愛猫の写真を撮ると目が光るのはなぜ? | 麻布ペットブログ
夜、光をあてると猫の目が光るのは、網膜の後ろにタペタムと呼ばれる僅かな光を反射する組織層があるためです。
ヒトの7分の1の光の量で充分なネコですが、実は視力自体はヒトの10分の1程度しかありません。ちなみに、そんな視力の弱さを補うために、ネコの目は動くものに敏感に反応するようになっています。
出典
猫の目の仕組み・不思議:暗闇のなかでキラリと光る印象的な大きな瞳|参天製薬
ネコの視力は0.1程度、つまりはっきりと見えるのは10〜20メートル先までと言われています。
猫は赤い色が見えてないとされています。赤い色が緑色のように見えているのです。
出典
猫の目が暗闇でもよく見える理由 | ねことトモだち
これは猫だけではなく夜行性動物の特徴として、色を感じる網膜の細胞が少ないからです。
その分暗闇でもよく見えるので、野生動物にとってはバランスよく有効活用できるのです。
出典
猫の目が暗闇でもよく見える理由 | ねことトモだち
F 磁場センサー / 鳥
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渡り鳥たちが正確に行き先を知る能力には地球の「磁場」が関係していると言われています。
渡り鳥など一部の鳥はかなり正確な方向感覚を持っているが、これは彼らが磁場を知覚できるからだと考えられている。
出典
「渡り鳥」の磁場感覚、哺乳類にも存在すると判明|WIRED.jp
渡り鳥たちが正確に自分の行き先を知ることができる能力は「コンパス」と呼ばれています。
このコンパスでどのような知覚が生まれるかについては、今もって謎のままだ。一部の研究者は、鳥たちの視界の端には点が1つ見えていて、この点が鳥の向かう方向に従って旋回して見えるという可能性を考えている。
出典
渡り鳥は磁場が見える:青色光受容体と磁気の感知 - ライブドアニュース
極めて弱い磁場をどのような仕組みによって検知され、知覚化されているのかは明らかになっていません。
最近の研究によれば、クリプトクロームと呼ばれる一群のタンパク質、その中でも特にフラビンアデニンジヌクレオチド(FAD)という分子が磁気感受能に関係していると示唆されています。
出典
動物の磁気を感じる能力の可視化に向けて | UTokyo Research
クリプトクロームが青色の光を吸収すると、クリプトクロームの中で多数のラジカル対ができます。そして、クリプトクロームを取り囲む磁場よって、これらのラジカル対はそれぞれ異なったスピン状態を示し、その結果、ラジカル対の反応性が変わってくる、という機構です。
出典
動物の磁気を感じる能力の可視化に向けて | UTokyo Research
このクリプトクロムという光受容体は、多くの動植物が持っていて、また、今回特定された複合体は、ハトや蝶やネズミ、クジラなどの網膜細胞から見つかっていて、そして、ヒトの細胞の中にも作られるのです。
出典
おそらく人間を含めた「全生物」は磁場により生きている:ハトや蝶が持つ光受容体がヒトにも存在していること。そして、そのハトや蝶が「全滅」に向かっていること | In Deep
磁場を見る仕組み自体は人間の体にも備わっていますが、人間は磁場を見ることができません。
クリプトクロムの他にも、鳥の磁場感知機能に必要な存在があるとされ、研究が進められています。
https://matome.naver.jp/odai/2148562439007983101?&page=1
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/739.html#c94
269. 中川隆[-14778] koaQ7Jey 2020年1月07日 10:04:03 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1759]
2020年01月07日
総務省の空き家率はウソだった 本当の「空き家」は5%しかない
http://www.thutmosev.com/archives/81893251.html
総務省が「空き家だ」と騒いでいた半数は賃貸の「空室」でした
はいお仕舞い
「4割が空き家になる」は創作だった
日本全国ですさまじい勢いで空き家が増加し、総務省によると2018年10月時点で空き家率13.6%になっています。
民間予想では2020年代に空き家率20%、30年代に30%、50年に40%という試算も出ていました。
空き家が激増するだろうと思われたのですが、実際には2013年に13.53%だった空き家率は2018年に13.6%とあまり変わりませんでした。
空き家数は2013年に820万戸だったのが2018年に846万戸で26万戸増加、住宅総数は6242万戸なので全体の0.4%増加でした。
住宅戸数は5年間で180万戸増えたのに、空き家は26万戸しか増えなかったのが空き家率が変わらなかった理由でした。
要するに空き家になった家がどんどん壊されて減ったので、新たに発生した空き家と解体された空き家の戸数の差が現在の空き家数になります。
民間予想の3割や4割が空き家になるというのは、空き家になった住宅が解体されず、そのまま放置された場合の空き家率でした。
常識で考えるとそんな事はあり得ないのだが、こうした「数字のトリック」で人を驚かせようとするマスコミも存在します。
総務省によると住宅総数は6242万戸、空き家数は846万戸、このうち住宅が348万戸、賃貸用が431万戸、売却予定が29万戸、別荘などは38万戸でした。
空き家の定義は「人が居住していない家」らしいので、総務省の調査では別荘や売りに出している家も空き家に含めている。
さらに賃貸一戸建て住宅で入居していない家も空き家に含めているが、これらは「空き家」ではく一般的な日本語では「空室」です。
放棄された住居用の家という意味の空き家は348万戸なので、本当の空き家率は5.6%に過ぎません。
総務省の「空き家率」はウソだった
総務省が空き家率を大きく見せかけているのですが、例えば財務省は日本の財政を悪く言いたがり、農水省は食料自給率を意図的に低く見せかけています。
省庁や官僚は「日本はこんなに酷い国だ」という事で予算を多く獲得でき、自分の重要さが増すという二律背反になるのでこのように日本を貶めます。
例えば「日本の教育は世界最高だ」と言ったら予算を減らされるが、「日本の教育は世界最悪だ」というと世間が問題視し予算が増額されます。
さきほどの内訳では846万戸のうち賃貸と別荘、売却物件が498万戸で約59%も占めています。
これらは人が現住していないという意味で空き家だが、「空き家ビジネス」で利用され、現在はたまたま人が住んでいない状態です。
空き家率が増えなかったのは空き家問題が大きく報道され、「じゃあ空き家に住もうか」という人が増え、利用された物件もあると考えられる。
また訪日観光客用の宿泊施設になったり、賃貸物件として購入され貸し出されている一戸建て住宅も多い。
東京など都市部の地価が上昇したため新築販売個数が低迷したので、新たに空き家になる家が予想より少なかった。
これらの理由で空き家は増えず、今後も3割や4割などの事態は起こり得ません。
また放棄された空き家の多くが改修を必要とするボロ物件なので、自然に崩壊するか解体されます。
自然崩壊はあまりにみっともないし治安や衛生上も悪いので、解体される場合が多いです。
大騒ぎした結果、結局「空き家問題は存在しなかった」という事になる可能性が高いです。
http://www.thutmosev.com/archives/81893251.html
北海道の中古家屋がいくら待っても安くならないのはこういう事だったのですね。
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/615.html#c269
560. 中川隆[-14777] koaQ7Jey 2020年1月07日 10:07:22 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1758]
2020年01月07日
総務省の空き家率はウソだった 本当の「空き家」は5%しかない
http://www.thutmosev.com/archives/81893251.html
総務省が「空き家だ」と騒いでいた半数は賃貸の「空室」でした
はいお仕舞い
「4割が空き家になる」は創作だった
日本全国ですさまじい勢いで空き家が増加し、総務省によると2018年10月時点で空き家率13.6%になっています。
民間予想では2020年代に空き家率20%、30年代に30%、50年に40%という試算も出ていました。
空き家が激増するだろうと思われたのですが、実際には2013年に13.53%だった空き家率は2018年に13.6%とあまり変わりませんでした。
空き家数は2013年に820万戸だったのが2018年に846万戸で26万戸増加、住宅総数は6242万戸なので全体の0.4%増加でした。
住宅戸数は5年間で180万戸増えたのに、空き家は26万戸しか増えなかったのが空き家率が変わらなかった理由でした。
要するに空き家になった家がどんどん壊されて減ったので、新たに発生した空き家と解体された空き家の戸数の差が現在の空き家数になります。
民間予想の3割や4割が空き家になるというのは、空き家になった住宅が解体されず、そのまま放置された場合の空き家率でした。
常識で考えるとそんな事はあり得ないのだが、こうした「数字のトリック」で人を驚かせようとするマスコミも存在します。
総務省によると住宅総数は6242万戸、空き家数は846万戸、このうち住宅が348万戸、賃貸用が431万戸、売却予定が29万戸、別荘などは38万戸でした。
空き家の定義は「人が居住していない家」らしいので、総務省の調査では別荘や売りに出している家も空き家に含めている。
さらに賃貸一戸建て住宅で入居していない家も空き家に含めているが、これらは「空き家」ではく一般的な日本語では「空室」です。
放棄された住居用の家という意味の空き家は348万戸なので、本当の空き家率は5.6%に過ぎません。
総務省の「空き家率」はウソだった
総務省が空き家率を大きく見せかけているのですが、例えば財務省は日本の財政を悪く言いたがり、農水省は食料自給率を意図的に低く見せかけています。
省庁や官僚は「日本はこんなに酷い国だ」という事で予算を多く獲得でき、自分の重要さが増すという二律背反になるのでこのように日本を貶めます。
例えば「日本の教育は世界最高だ」と言ったら予算を減らされるが、「日本の教育は世界最悪だ」というと世間が問題視し予算が増額されます。
さきほどの内訳では846万戸のうち賃貸と別荘、売却物件が498万戸で約59%も占めています。
これらは人が現住していないという意味で空き家だが、「空き家ビジネス」で利用され、現在はたまたま人が住んでいない状態です。
空き家率が増えなかったのは空き家問題が大きく報道され、「じゃあ空き家に住もうか」という人が増え、利用された物件もあると考えられる。
また訪日観光客用の宿泊施設になったり、賃貸物件として購入され貸し出されている一戸建て住宅も多い。
東京など都市部の地価が上昇したため新築販売個数が低迷したので、新たに空き家になる家が予想より少なかった。
これらの理由で空き家は増えず、今後も3割や4割などの事態は起こり得ません。
また放棄された空き家の多くが改修を必要とするボロ物件なので、自然に崩壊するか解体されます。
自然崩壊はあまりにみっともないし治安や衛生上も悪いので、解体される場合が多いです。
大騒ぎした結果、結局「空き家問題は存在しなかった」という事になる可能性が高いです。
http://www.thutmosev.com/archives/81893251.html
北海道の中古家屋がいくら待っても安くならないのはこういう事情だったのですね:
北海道で温泉のある田舎暮らしを!
http://www.daidou.net/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/565.html#c560
149. 2020年1月07日 10:20:55 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1757]
「日本の法人税は世界的に高額」という大嘘
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/790.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/813.html#c149
1. 中川隆[-14776] koaQ7Jey 2020年1月07日 10:23:41 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1756]
元国税が断言。法人税を上げても大企業が日本から去らない理由
2019.07.18 5471 by 大村大次郎『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』
https://www.mag2.com/p/news/406368?utm_content=uzou_1&utm_source=uzou
先日掲載の「元国税調査官が暴露。『日本の法人税は世界的に高額』という大嘘」で、政府が国内大企業に対して「大優遇」とも言うべき税制を適用していることを白日の下に晒した、元国税調査官で作家の大村大次郎さん。今回は「法人税の実質アップは大企業の海外流出を呼ぶ」というもっともらしい意見を、自身のメルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』で完全論破しています。
法人税を上げても大企業が海外移転することはない
このメルマガでは、バブル崩壊以降、ずっと大企業や富裕層の税金が減税されてきたことをご紹介してきました。また前号「元国税調査官が暴露。『日本の法人税は世界的に高額』という大嘘」では、日本の大企業の法人税の名目の税率は高いけれども、いろんな抜け穴があるので、実質的な税率は非常に低く、先進国ではあり得ないレベル、タックスヘイブンとあまり変わらないレベルということもご説明しました。そして、当然のことながら、増税するとすれば消費税ではなく、法人税であり、しかも法人税の名目税率をあげなくても、抜け穴を防ぐだけでもかなりの増収が見込めるのです。
が、こうような話をすると、決まってこういう反論をする人がでてくるはずです。
「そんなことをすれば、企業が海外に出て行ってしまう」
これを言われれば、ほとんどの人は黙ってしまうようです。しかし、法人税を増税すれば企業が海外に出ていく、というのは、まったく根拠のないデタラメの話です。というのも、これは少しでも会計の知識があれば、誰でもわかる話です。実は法人税(住民税も含む)というのは、企業の支出の中で、わずか1%にも満たないのです。
日本の企業全体の会計というのは、次のようになっています。日本企業全体で、年間売上高はだいたい1,500兆円前後です。そして、その90%以上、1,400兆円以上が経費などで支出されています。一方、法人税というのは、年間10数兆円に過ぎません。企業の支出全体から見れば、1%程度なのです。しかも法人税というのは、利益が出ている企業にしかかかりません。つまり、法人税というのは、利益が出ている企業に対して、支出のせいぜい1%を徴収するというものであり、企業経営を圧迫しているようなことはまったくあり得ないのです。もし法人税が今の倍になったとしても、せいぜい支出が1%増えるに過ぎないのです。
その一方で「海外に進出するということ」は、非常に大きなリスクを伴います。新たに莫大な投資をしなければなりませんし、一から人材発掘や教育もしなければなりません。相手国の国情などにも大きな影響を受けます。また相手国と日本との関係が悪くなれば、企業活動自体ができなくなってしまいます。実際に、中国などでは、反日感情が高まったときなどには、多くの日系企業が休業を余儀なくされた時期もあります。1%程度の経費が増えるからといって、そういう危険な海外進出をするようなバカな企業はありません。
企業が海外移転する理由は「諸経費の安さ」
今、日本の企業が東南アジアなどに進出しているのは、土地代や材料費(物価)、人件費が安いからです。地代、材料費(物価)、人件費は、企業の経費の中で大きな部分を占めています。税金の何十倍も占めるのです。企業は、そういう地代、材料費、人件費の安さを求めて海外に拠点を移すのです。「税金が安いから東南アジアに工場を移した」などという企業は、聞いたことがないはずです。税負担が高いからといって日本の企業の本社が外国に移ることは、まずないのです。
ヘッジファンドなど世界のどこにいてもやっていけるような企業体は、税金の安いタックスヘイブンに移転するというようなこともあります。また日本の大手企業グループが持ち株会社を、オランダなどの準タックスヘイブンに移すことは時々あります。が、持ち株会社を外国に移しても、企業活動の主体は日本にあるわけで、日本の法人税はしっかり課せられています。
日本の企業のほとんどは日本に基盤があり、日本の文化を持っています。日本の企業文化というのは独特のものがあり、外国に出て行って、そうそうやれるものではありません。また日本の企業のほとんどは、企業の中枢部分の技術やノウハウなどは、日本人スタッフによるものです。日本人がいないと成り立たない企業がほとんどなのです。
今の日本の大企業たちも、海外に移せる部分はすでに移しています。それほど精密でない製品の工場などは、とっくに海外に移転しているのです。しかし、日本経済の中枢を担っている大手企業が、税金が安いという程度の理由で、企業活動の主要部分を海外に移転することなどは、現実的に出来ないのです。
実際に、今よりはるかに法人税が高かったバブル以前は、今よりもはるかに企業の海外進出は少なかったのです。当時は、まだ東南アジアなどが開発されておらず、企業が海外に出ていく環境が整っていなかったからです。
財界人たちは自分たちの利益しか考えていない
だから、昨今、財界人たちが「法人税を上げると海外に出ていくぞ」などと言うのは、単なる脅しに過ぎません。財界人たちが、なぜ執拗に法人税の引き下げを要求するのかというと、それは株主の利益になるからです。
法人税というのは、企業の利益に課されます。企業の利益というのは、株主の物ですから、法人税が減らされれば、それだけ株主の持ち分が増えるということです。そして、財界人のほとんどは、自社の大株主でもありますので、法人税を下げれば、自分自身の実入りが増えるわけです。
つまりは、財界人たちは日本経済のために法人税を下げろと言っているわけではなく、自分たちの実入りを増やすために言っているのです。(メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』より一部抜粋)
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/790.html#c1
4. 中川隆[-14775] koaQ7Jey 2020年1月07日 10:27:56 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1755]
2020年01月07日
チンパンジーにおける雄による子殺しへの雌の対抗戦略
https://sicambre.at.webry.info/202001/article_11.html
取り上げるのが遅れてしまいましたが、チンパンジー(Pan troglodytes)における成体の雄による子殺しへの雌の対抗戦略に関する研究(Lowe et al., 2019)が報道されました。哺乳類では雄による乳児殺しが一般的です。これは、授乳中は月経が止まり、妊娠しなくなるため、雄が乳児殺しにより母親の授乳を止めてその出産間隔を短縮し、自身の子を儲ける可能性が高くなるため、雄の適応度を上昇させるからと考えられています。そのため、乳児でも幼い個体ほど、その虚弱性もあって狙われやすくなります。乳児殺しは大きな選択圧になるので、雌の側の対抗戦略が予測されます。
乳児殺しはチンパンジーの複数集団で起きており、ほとんどの場合加害者は雄です。チンパンジーにおける雌の乱交は、乳児殺しへの対抗戦略の一つと考えられています。ここで重要なのは、雄の集団内順位から父親を予測できる、ということです(1〜3位の雄の子は集団の約60%)。もっとも、チンパンジーは乱交社会で、そのため父性の混乱により、乳児殺しへの保護は充分には期待できませんが、これは乳児殺しの重要な背景となります。低順位の雄は一般に、子を儲ける可能性が低く、乳児殺し戦略により失うものは少ないのですが、乳児殺しの最大の危険性は、順位上昇中の雄から生じる、と予測されています。現在は自身の子が少ないものの、次に子を儲ける可能性が高いところまで順位を上げた雄は、失うものが少なく、得るものが多くなる、というわけです(ローリスクハイリターン)。
そのため、乳児殺しは、子を儲ける機会の低い雄にとって、順位が上昇する時にはとくに適応的戦略となります。雌は体力的に雄の攻撃に対抗できず、乱婚社会で雄からの保護が充分は期待できないため、乳児殺しの危険性に対抗するには、乱婚に追加するか、もしくは代替する戦略が必要となります。なお、現時点での研究では、雄が父性を直接的に識別できている、と仮定できるだけの証拠は提示されていません。また、チンパンジーは柔軟に分裂して融合するので、雌はこれを乳児殺しへの対抗戦略として用いている可能性がある、と指摘されています。
本論文は、成体の雄による乳児殺しの危険性に対する雌の対抗戦略について、ウガンダのブドンゴ森林のソンソ(Sonso)集団のチンパンジーの調査結果から、3通りの非排他的な可能性を検証しています。一つは、雌が子をより多く儲けている可能性の高い高順位雄からの保護を求める、というものです。次に、雌が乳児殺しの可能性のある雄への乳児の接近を避ける、というものです。最後に、雌が他の母親と提携して乳児の保護を求める、というものです。
本論文の検証結果は、乳児の母親が集団内順位で急速に上昇している雄に最も強く反応する、と示します。乳児の母親は、そうした乳児殺しの危険性の高い雄との接触を減らしているわけですが、また同時に、高順位の雄との接触を増やそうとすることも明らかになりました。雌は雄の順位変動に敏感で、乳児殺しの危険性を減少させるよう適応的に反応する、というわけです。本論文は、こうしたチンパンジーの雌の乳児殺しの危険性への対抗戦略は、他のチンパンジー集団でも一般化できる、と予測しています。雄のチンパンジーについては、高順位の雄と競争するため複雑な同盟を用いる「策略家」と言われますが、本論文が示すように、雌もまた乳児殺しの危険性を減少させるため、雄の順位変動に敏感になり、集団内順位を急上昇させているような雄との接触を避けるという対抗戦略を採用する、「策略家」というわけです。
参考文献:
Lowe AE, Hobaiter C, and Newton‐Fisher NE.(2019): Countering infanticide: Chimpanzee mothers are sensitive to the relative risks posed by males on differing rank trajectories. American Journal of Physical Anthropology, 168, 1, 3–9.
https://doi.org/10.1002/ajpa.23723
https://sicambre.at.webry.info/202001/article_11.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/635.html#c4
8. 中川隆[-14774] koaQ7Jey 2020年1月07日 10:46:38 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1754]
アベノミクスの肝は数字をどう見せるか 2020-01-07
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12565175294.html
藤井聡先生が、「新」経世済民新聞のコラム、
「【藤井聡】なぜ、安倍晋三氏は憲政史上最長総理となったのか?〜安倍晋三「器」論から考える空虚な結論〜」
で、「政策」と「政治」の違いについて解説して下さいました。
●政“策”的原理:政治を通して公益を拡大することを目的とする
●政“治”的原理:政治権力を維持し続けることを自己目的とする
安倍政権は、特に「政治的原理」が強い、というより「政治的原理」しかない政権でした(まだ続いているけど)。
つまりは、権力維持が目的という話ですが、統計に関する向き合い方に、それが如実に出ている。
例えば、「悪い指標」という結果が出たとします。「国民を豊かにする」という政策的原理が働く政権であれば、むしろ「悪い指標」こそ率先して発表するはずです。その上で、
「○○という結果が出たが、原因は▲▲であるため、◇□という対策を打ち、×☆までに改善します」
と、やるわけです。
実は、企業のコンサルも同じでして、最初に財務諸表の分析から始めるのは、良い点、悪い点を含む「状況」を把握するためです。指標やデータは、むしろ「悪い点」を正確に見つけ出し、改善する上で有用とも言えます。何しろ、「悪い点」が見えないのでは、改善の機会は訪れません。
ところが、安倍政権の場合は結果が出なかったことを受け、統計の定義変更、サンプル変更で「良く見せる」ことで権力維持を図る。各種の統計詐欺には、政治的原理以外に目撃は何もない。
個人的に「典型的」と思ったのは、昨年2月、通常国会で共産党の志位委員長が、14年4月消費増税後、消費が減っていることを指摘したのに対し、安倍総理が、
「国内総生産(GDP)ベースでみた消費基調は持ち直している」
と、答弁。志位委員長が、GDPの「民間最終消費支出」には、実際には支払われていない帰属家賃が含まれていることを指摘し、
「これは実際の消費がされていない、まったく架空の消費だ。これを除くと3兆円減っているのが事実だ。帰属家賃を相変わらず含めたフェイク答弁だ」
と突っ込んだシーンです。それに対し、総理は反論できませんでしたが、理由はもちろん志位委員長の指摘が「事実」であるためです。
総理が本気で「国民を豊かにする政策」を政治の目的としているならば、自ら、
「架空支出である帰属家賃を除くとGDPベースでも確かに消費が3兆円減っている。よって、○○を推進します」
と、消費税減税、デフレ脱却の政策の議論を始めなければならないはずなのです。とはいえ、安倍政権の目的は政策実現ではなく政治的権力維持であるため、ひたすら誤魔化す。国民の統計に関する無知に付け込もうとする。
社会資本整備総合交付金(特別会計)を公共事業の一般会計に突っ込み、
「公共事業を増やしている」
と、強弁し、賃金統計のサンプルを変更し、「サンプル変更前」と「変更後」を比較して、賃金水準の上昇をアピールし、14年3月に景気動向指数が「景気の山」をつけたにも関わらず、14年4月以降の落ち込みを封印し、「いざなぎ超えの好景気」と自画自賛し、そしてGDPの基準を変更し、約30兆円GDPを「増やした」にも関わらず、目標値の600兆円は据え置き。
改めて羅列すると、「腐っている」以外に感想がありません。
『アベノミクス指標に“仕掛け” GDP算出方法変更、不都合な試算拒む
安倍晋三首相は「経済最優先」を掲げることで底堅い支持を集めてきた。政権が発足した2012年12月からの景気回復は「戦後最長に及んだ可能性が高い」(内閣府)とされ、国内総生産(GDP)の伸びもその「成果」に数えられる。ただ、アピールに使われる数字の裏側に目を凝らせば、数字を大きく見せる“仕掛け”も見え隠れする。アベノミクスの成果は本物なのか−。
「名目GDPが1割以上成長し、過去最高となった」。首相はアベノミクスの成果をこう強調する。
経済の成長や景気を表すGDP。首相は15年、景気実感に近いとされる名目値を20年ごろに600兆円に引き上げる目標を掲げ、達成可能と明言した。
15年度当時の名目GDPは500兆円程度にとどまっていたが、その後に数値が急伸。直近の19年7〜9月期は559兆円に達している。
ただ、この伸びは額面通りには受け取れない。うち30兆円程度は16年12月に算出方法を変えた影響によるものだからだ。国際基準に合わせたり、基準年を05年から11年に変えたりした結果、企業の研究開発費などが加わって全体を押し上げた。実際、新基準の15年度は532兆円となった。
内閣府はこうした経緯を公表しており「基準変更は国際基準に合わせる目的で、数字を押し上げる意図はない」と説明するが、政府目標は「600兆円」のままだ。実績の“かさ上げ”で目標が達成しやすくなっており、エコノミストからは「目標を上方修正すべきだ」といった批判の声も相次ぐ。(後略)』
安倍政権の統計詐欺については、西日本新聞が良い記事を書きます。サンプル変更による賃金統計の詐欺を最初に報じたのも、確か西日本新聞。
西日本新聞の記事の通り、安倍政権はGDP統計基準を93SNAから08SNAに変更しました。変更自体は、別に国際基準に合わせただけだから、構いません。
ところが、信じがたいことに安倍政権は基準変更でGDPが約30兆円(厳密には14年度に28.6兆円)増加したにも関わらず、GDP目標値600兆円は据え置いたままなのです。
頭おかしいでしょ?
ちなみに、両SNAの乖離(28.6兆円)が15年度以降も続いたと仮定した、日本のGDPの試算は以下。
【日本の名目GDPの推移、2008SNAと1993SNA(十億円)】
http://mtdata.jp/data_67.html#2GDP
※2015年度以降の1993SNAの数値は、14年度の乖離(28.6兆円)が継続したケースの試算値
恐ろしい話ですが、93SNAで見ると、2018年度のGDP(519.8兆円)は、未だに我が国のデフレ元年「1997年度」の数値(521.3兆円)に届いていません。
名目GDPが21年前を下回るという、驚愕すべき状況なのです。
政権が「政策」に真摯であるならば、
「21年前のGDPを下回っている。デフレ脱却のために○○」
と、やらなければならないのですが、実際には統計基準を変更し、目標値(600兆円)に近づけ、「成果」として誇っているわけです。
西日本新聞の記事は、以下の「政府関係者」の自嘲の語りで締められています。
「アベノミクスの肝は数字をどう見せるか。この繰り返しだ」
まさにその通りとしか言いようがありません。
そして、我々国民が経済関連の統計、データについて正しい知識を持たない限り、安倍政権が終わったとしても、統計詐欺に騙され続けることになるでしょう。
いい加減にしましょう。騙されないためには、正しい知識を身に着ける。他に方法はないのです。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12565175294.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/629.html#c8
8. 中川隆[-14773] koaQ7Jey 2020年1月07日 10:57:24 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1753]
2020.01.07
米軍による革命防衛隊幹部の暗殺にサウジとイランの関係修復の動きが関係
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202001060000/
イラクのバグダッド空港はアメリカ軍が安全に責任を負っている。その空港でアメリカ軍はイランの要人を暗殺した。その要人とはイスラム革命防衛隊の特殊部隊とも言われているコッズ軍を指揮してきたガーセム・ソレイマーニーだ。この暗殺によってイランでアメリカに対する怒りが噴出しているが、それだけでなく、イラクでもアメリカへの反発が高まっている。
その暗殺でイスラエルの果たした役割とサウジアラビアのイランとの関係修復の動きが話題になっている。
ソレイマーニーと一緒にPMU(人民動員軍)のアブ・マフディ・ムハンディ副司令官も殺された。そのPMUの施設をアメリカ軍は12月29日に空爆、25名以上の戦闘員を殺したと伝えられているが、この攻撃にもイスラエルが関与していたと言われている。
アメリカやイスラエルがPMUを憎悪する理由のひとつは、この2カ国が手先として使ってきたダーイッシュ(イスラム国、IS、ISIS、ISILとも表記)を殲滅する上で重要な役割を果たしたからだという。
今回の暗殺でサウジアラビアも注目されている。その切っ掛けはイラク首相のアディル・アブドゥル-マフディの発言。昨年の10月上旬にサウジアラビアはイランと緊張緩和について話し合うことをイラク首相に約束しているが、そのサウジアラビアからの申し出に対する回答をソレイマーニーは持ってイラクを訪問したというのだ。中東の緊張緩和をアメリカとイスラエルは嫌ったということになる。
サウジアラビアはアメリカやイスラエルと手を組み、新自由主義的な経済政策を推進、シリアやリビアへの侵略を支援、イエメンへ軍事侵攻してきた。そうした政策の中心にはモハメド・ビン・サルマン皇太子がいたのだが、そうした政策はことごとく失敗、サウジアラビアを苦境に追い込んだ。そこで皇太子は父親である国王のサルマン・ビン・アブドラジズ・アル・サウドからの信頼も失ったと言われている。
そのサルマン国王が最も信頼していた警護責任者のアブドル・アジズ・アル・ファガム少将が9月28日に射殺された。ジェッダにある友人の家で個人的な諍いから殺されたとされているが、宮殿で殺されたとする情報がある。その殺害に皇太子が関係していたとしても不思議ではない。イランとの関係修復にサウジアラビアが動いたということは、皇太子の力が衰えたことを意味するのだろうが、そうなるとアメリカ政府やイスラエル政府にとっては好ましくない展開だ。
本ブログでは繰り返し書いてきたが、アメリカの親イスラエル派に属すネオコンは1980年代からイラク、シリア、イランを制圧する計画を持っていた。まずイラクのサダム・フセイン政権を倒して親イスラエル体制を築き、トルコ、イラク、ヨルダンの親イスラエル国帯でシリアとイランを分断、その上で両国を破壊するというものだった。
ウェズリー・クラーク元欧州連合軍(現在のNATO作戦連合軍)最高司令官によると、ネオコンの中心グループを形成するひとりのポール・ウォルフォウィッツは、1991年の段階でイラク、シリア、イランを殲滅すると語っている。(3月、10月)
イスラエルに中東全域を制圧させようというわけだが、それが実現できればイスラエルが中東のエネルギー資源を握ることになる。必然的にイスラエルは圧倒的な支配力を手に入れることになるが、そうした野望は崩れ、ウォルフォウィッツの世界制覇プランは破綻した。アメリカ政治の表舞台で主役を演じてきた民主党と共和党の芝居は幕が下り始めている。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202001060000/
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html#c8
9. 中川隆[-14772] koaQ7Jey 2020年1月07日 14:48:46 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1752]
Give democracy a chance - 内田樹の研究室 2020-01-07
http://blog.tatsuru.com/2020/01/07_0942.html
毎日新聞に安倍政権の本質についてのインタビューを受けた。ブログにロングヴァージョンを公開しておく。
安倍晋三首相の、戦後日本の自民党政治の中でも極めて特異な政治手法が、この「桜を見る会」で可視化されまたと思います。
自民党が長期にわたって与党でいられたのはイデオロギー政党であるよりは、広範な国民の欲求を受け入れる国民政党を目指してきたからです。自民党の調整型政治の根底にあったのは「国民同士が敵対するような事態は何としても避けなければならない」という信念でした。国民は統合されていなければならない。国論が二分されるような状況が長く続くと、国力は衰微するという常識はひろく共有されていたと思います。
戦後日本で国論の分裂が際立ったのは、1960年の日米安全保障条約改定の時です。当時は安倍首相の祖父・岸信介が首相でした。でも、これは戦後史上、例外的な事態だったと思います。ですから、その後に登場した池田勇人は、政治的対立を避けて、国民全体が政治的立場にかかわらず共有できる目標として「所得倍増」を掲げた。経済成長の受益者には右も左もありませんから。
池田内閣の経済政策を主導したのは、大蔵官僚の下村治ですけれど、彼は「国民経済」という言葉をこう定義しました。
「本当の意味での国民経済とは何であろう。それは、日本で言うと、この日本列島で生活している一億二千万人が、どうやって食べどうやって生きて行くかという問題である。この一億二千万人は日本列島で生活するという運命から逃れることはできない。そういう前提で生きている。中には外国に脱出する者があっても、それは例外的である。全員がこの四つの島で生涯を過ごす運命にある。その一億二千万人が、どうやって雇用を確保し、所得水準を上げ、生活の安定を享受するか、これが国民経済である。」(下村治、『日本は悪くない 悪いのはアメリカだ』、文春文庫)
今の自民党議員たちの過半はこの国民経済定義にはもはや同意しないでしょう。「外国に脱出するもの」をもはや現政権は「例外的」とは考えていませんから。
今の政府が若い日本国民をその型にはめようとしている「グローバル人材」なるものは「日本列島以外のところで生涯を過ごす」ことも社命なら従うし、非正規雇用も受け入れるし、所得の上昇も生活の安定も望まないと誓言する代償に内定をもらった若者のことだからです。
国民全体が同時的に潤う(あるいは「協和的な貧しさ」のうちに安らぐ)ということをもう現在の政府はめざしていません。「選択と集中」とか「トリクル・ダウン」とかいうのは、平たく言えば「勝てるやつに資源を全部集めろ(勝てないやつは「おこぼれ」を待ってじっとしてろ)」ということです。新自由主義的な政策は貧富の間で国民が分断されることをむしろ積極的に推し進めている。国民の分断を「危機的事態」と見るか、それともただの日常的風景と見るか、それがかつての自民党政権と安倍政権の本質的な差だと思います。
池田政権は60年安保後のとげとげしい空気を鎮めるために「寛容と忍耐」というスローガンを掲げました。異論に対して寛容であれとして、岸内閣の下ではげしく対立した国民間の和解を説きました。そして、池田内閣のこの姿勢は国民に広範に支持されたと思います。 このような宥和的な態度が自民党が戦後長期にわたって与党であり続けられた最大の理由だと思います。それ以後も、自民党政権は国民の一部を「敵」とみなして排除するような態度は自制してきました。郵政民営化を強行した小泉純一郎も対話的な政治家とは言えませんでしたが、圧倒的な支持率を背にしていました。ですから、国の根幹にかかわる制度変更を断行したにもかかわらず、国論を二分するという最悪のかたちにはならなかった。
安倍政権が先行者たちと決定的に違うのは、意図的に国民を分断することから政権の浮揚力を得ているという点です。今の選挙制度なら、有権者の30%のコアな支持層を固めていれば、残り70%の有権者が反対する政策を断行しても、政権は維持できることがわかったのです。
これまでの自民党政権はウイングを広げて、支持者を増やすことが政権安定の基本だと考えていた。でも、安倍政権は違います。この政権は支持者を減らすことを厭わないのです。仮に70%の有権者が反対している政策でも、コアな支持層が賛成するなら強行する。強行しても政権基盤は揺るがない。そのことを学習したのです。
そのためには、味方を徹底的に厚遇し、政敵の要求には徹底的にゼロ回答を以て応じる。そういうことを繰り返しているうちに、有権者たちは「自分たちが何をしても政治は変わらない」という無力感に侵されるようになります。その結果、有権者の50%が投票所に行く意欲を失った。低投票率になれば、コアな支持層を持つ自民党がわずかな得票数でも圧勝する。そういうことが過去7年繰り返されてきた。
安倍政権は意図的に縁故政治を行っていますが、これは倫理の問題ではありません。これを単なる「長期政権のおごり」や「綱紀の緩み」だとみなすメディアの評価は本質的な見落としをしていると思います。安倍政権の縁故政治は日本国民を敵と味方に二分するために意図的に仕組まれているものだからです。味方になれば「いい思い」ができ、敵に回れば「冷や飯を食わされる」。そういう分かりやすい仕組みを官邸は作り上げました。それが長く続けば、「どうせなら、いい思いをする側につきたい」という人も出て来るし、冷や飯を食わされている側はしだいに無力感に侵される。
僕の知る限り、過去の自民党にはここまで露骨に味方の縁故政治を行い、敵を排除した政治家はいません。スペインの哲学者、オルテガ・イ・ガセットが書いているようにデモクラシーというのは「敵と共生する、反対者とともに統治する」ことが本義ですが、安倍政権は反対者は決して統治機構に加えないという反民主主義を実践して、結果的にそれが政権を安定させた。
有権者の50%が棄権してくれるなら、自民党は半永久的に権力を握り続けられます。だから、コアな支持層だけに気づかう政治をしていればいい。第1次安倍政権が失敗したのは、あちこちに「いい顔」をしよいうとしたせいです。その失敗から彼が学んだのが、敵と味方を截然と切り分けて、味方は厚遇し、敵は叩くという反民主的な手法です。
この手法は日本だけではありません。トランプの米国も、プーチンのロシアも、習近平の中国も、エルドアンのトルコも・・・どこでも国民を敵味方に分断することを恐れない政治家が成功を収めている。健全な民主主義が機能している国を見つける方がむずかしいくらいです。
背景にあるのは、経済のグローバル化が進み、国民国家が解体過程に入っているという歴史的局面です。多様な政治的立場をそれぞれ斟酌し、全員が同程度に不満足である辺りを「落としどころ」にするというのがデモクラシーの骨法ですが、そんな手間のかかることはもう誰もやりたがらない。変化の激しい時代ですから、合意形成に時間をかけたくないのです。それよりは誰か一人に権限を丸投げして、その人に決めてもらえばいい、そういうふうに考える人が増えて来た。国家も株式会社と同じように経営すればいい、と。
CEOがひとりで経営方針を決め、従業員はそれに従う。トップに逆らう部下は排除され、イエスマンたちが重用され、経営の適否は社内的には議論しない、マーケットが判断する。そういう「株式会社みたいな仕組み」が最も効率的で、合理的だと信じる人たちが市民のマジョリティを占めるようになった。そんな社会にはデモクラシーが生き延びるチャンスはありません。
今の若い日本人の多くは、生まれてから一度も民主主義的に運営されている組織に身を置いた経験がありません。家庭も学校も部活もバイト先も、彼らが知っているのはすべて非民主的なトップダウンの組織です。だから、トップが従業員に何ひとつ諮らずにすべてを決定する仕組みに対してさしたる違和感がない。それが最も見慣れた光景だからです。だから、首相を見ても「うちの社長とやっていることは別に変わらないんだけど・・・」という感想しか持てない。権力を持った人間が独断専行することがどうして悪いのか、わからない。自分にすり寄ってくるイエスマンたちだけに「いい思い」をさせるのがどうしていけないのか、自分に盾突く部下を左遷するのがどうしていけないのか、わからない。自分だって、社長になったらそうすると思っているから。
だから、いまの若い人たちは権力者を批判することは「越権行為」だと思っています。それは株式会社の平社員が社長に向かって「あんたの経営方針は間違っている」と文句を言うようなものに見えるらしい。一介の市民風情が大臣相手に文句を言うのは「分際をわきまえない不敬な行為」に見えるらしい。
小田嶋隆さんが麻生太郎財務大臣について批判的なコメントを書いたら、「そういうことは自分が財務大臣になってから言え」というリプライがいくつも来たそうです。僕でもそうです。「国政に文句があるなら、自分が選挙に出て国会議員になってから言え。その気がないなら黙ってろ」というタイプの「身のほどをわきまえろ」という批判がここニ三年増えてきました。
そういう考えの人たちがもうマジョリティを占めているのかも知れません。だから、権力者が公金を使って自分の支持者を供応することがどうして悪いのかがわからない。公金を私的に流用できる立場になるためにずいぶん努力して政治家になったんだから、好きに公私混同する権利がある。そう思っている人が少なからず存在する。そういう人たちが自分のことを「リアリスト」だと思っている社会ですから、国力がここまで衰微するのも当たり前です。
今年の『桜を見る会」の挨拶で、首相は「みなさんととともに政権を奪還して7回目の『桜を見る会』」と言いました。本来なら自民党とは政治的意見が違う人たちも多数招かれているはずなのに、そういう人たちはその場に一人もいないということを前提にした発言でした。首相はこの集まりを自分の支持者たちと自党の選挙の勝利を祝う「祝賀イベント」だと思っていたのです。デモクラシーがわかっていないという以前に、公人は集団全体を代表しなければならないという政治の基本がわかっていないということです。
安倍首相は株式会社の経営者のやり方を国政に適用したという点で画期的だったと思います。経営者の目標は当期利益を上げて、株価を維持することです。時価総額を高めることだけが株式会社の存在目的です。安倍政権は株価を維持することに全力を尽くしてきましたが、それは株価が下がらない限り、職を失うことはないということを知っているからです。
しかし、株式会社と国民国家を同じようなものとして扱うことはできません。
株式会社なら倒産しても、株券が紙くずになるだけです。従業員は他の職場を探せばいい。その会社が提供していた商品やサービスもすぐに他の会社が代行してくれる。でも、国家はそうは行きません。潰れたらおしまいです。代わりの国をどこかから持ってくるわけにはゆかないし、1億2600万人の国民にはこの国土以外に行くところがありません。株式会社の目標は利益を上げることですが、国民国家の目標は存続することです。日本列島に住む1億2600万人が、とにかく食えるようにすること、国土と国富を守って、次代に受け渡すこと。国の存在理由は尽きるところそれだけです。あらゆる政策は「それは日本国民が食えて、尊厳を持って生活することの存続に役立つかどうか」を基準に適否を判断すべきであって、それ以外のことはどうでもいいんです。
でも、国民分断に抗って、国民統合を訴えるという運動は本質的な脆さを抱えています。それはその運動がややもすると「国民分断派」と「国民統合派」に国民を二分するかたちに堕してしまうからです。
僕が安倍政権についていろいろ批判する。すると「要するにあなたは安倍さんが嫌いなんでしょう」といった反応が返ってくる。「敵だから批判する」というふうにしか考えない。逆もまたしかり。選挙では野党候補の応援演説をすることがあるんですが、ぼそぼそと「反対者とともに統治する」というようなことを言っても聴衆はさっぱり盛り上がらない。でも、「一日も早く安倍政権を打倒しよう」というようなシンプルなことを言うと、一気に盛り上がる。話を単純な敵味方の対立に落とし込むと、受ける。でも、「敵を倒せ」というのは本当を言うとデモクラシーじゃないんです。
反対者を受け入れ、敵対者と共に統治するのがデモクラシーです。国民的な和解なくして、デモクラシーは成り立たないんです。反対者との「気まずい共生」こそがデモクラシーの本質なんです。
立憲デモクラシーは、王政や貴族制より政体としてできがいいと僕は思っています、ですから、なんとかしてこれを守りたい。でも、分は悪い。刃物を振り回している人を手ぶらでハグするようなものなんですから。「敵対も分断も辞さず、敵は倒す」と言っている人たちに、そういうふうに国民を分断すると先行き国力が衰微しますから、ここは一つなんとか仲良くやりましょうよとお誘いするわけですから、まことに迫力がない。でも、デモクラシーが生き延びるためには、「デモクラシーなんか要らない」という人たちとも手を携えてゆくしかないんです。
http://blog.tatsuru.com/2020/01/07_0942.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/629.html#c9
9. 中川隆[-14771] koaQ7Jey 2020年1月07日 15:55:48 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1751]
2020年01月07日
イランとアメリカは本当は戦争を避けたい 挑発合戦の真意
本気でやる人はこんな風に騒がずじっとしています
報復宣言のトランプの本音は
外交の世界には挑発合戦というものがあり、今アメリカとイランはそのような状態になっています。
イランはホルムズ海峡で米哨戒艇を拘束し人質にしたり、武装勢力を偽装してタンカーを攻撃したりドローン攻撃など散々テロをしてきました。
そうしたテロ部隊の指揮官がイラン革命防衛隊コッズ部隊のカセム・ソレイマニでした。
中国、ソ連、フランスを見れば分かるように革命軍てのは民衆を騙して権力を握り支配するのが仕事です。
2020年1月3日に米軍の無人機がバグダッド国際空港を攻撃し、ソレイマニ司令官がなくなりました。
イランやイスラム教シーア派はこのテロリストを英雄視していて、スンニ派の反米主義者も英雄視しています。
スンニ派は分かりやすく言うと「ほとんどのイスラム教徒」で、シーア派はイランと少数の古典的イスラム教徒です。
イランと隣のイラクにもシーア派が多く、イラク戦争以来駐留していた米軍に撤退要請を出した。
米軍とイラク政府や武装勢力は対イスラム国の有志連合を結成していたが、解体される可能性が高い。
イランは英雄がなくなった報復を宣言し、米トランプ大統領も報復への報復を宣言している。
一見すぐにでも第三次大戦がはじまりそうだが、外交の基本として「吠える犬は噛みつかない」のです。
日本軍の真珠湾攻撃を思い浮かべると分かるが、攻撃前に「これから攻撃します」とは決して言いません。
最大の奇襲効果を得るには相手を油断させる必要があるので、逆に「アメリカとは仲良くしたい」などと言います。
吠える犬は噛みつかない
イランが本当にアメリカに戦争を挑むなら黙っている筈で、アメリカも本当に報復するなら黙っています。
わざわざ「これから真珠湾を攻撃するから準備してくださいね」などと敵に教えたりはしません。
米軍によるソレイマニ司令官への攻撃も無警告で、アメリカは軍事行動のそぶりも見せていませんでした。
それをイラン政府と米政権が「やるぞやるぞ」と予告しているのは、本当はやりたくないと考えているからです。
イラン政府は国内の非難が自分に向かないように報復を言っているし、トランプはイランに報復をさせないために言い返している。
もしイランがアメリカを攻撃すると今度は本当に米軍が大規模攻撃する口実を与えてしまいます。
イランはせいぜい米軍の無人機を撃墜したり、米国人を拘束するくらいなら「被害者」として国際社会から同情を買う事ができるでしょう。
最悪なのはシリアのようにロシア軍を招き入れて米軍に対抗する事で、イランはレッドチームの一員になります。
ロシアや中国は喜ぶが、イランが今後経済的に成功する可能性はなくなり西側先進国は相手にしなくなります。
イランが攻撃してくればアメリカは大規模攻撃で核施設や軍事施設、資金源である石油関連施設も攻撃し兵糧攻めにします。
地上軍を派遣しなくてもイラン経済はズタズタになり、イラクと同様中東の大国から廃墟国家に変わります。
アメリカはカーター政権以来イランと戦わない戦略を取ってきたが、その結果イランは核武装したテロ国家になろうとしている。
これを許せば北朝鮮など世界中の「ならず者国家」が同じように核武装するでしょう。
http://www.thutmosev.com/archives/81897303.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html#c9
19. 中川隆[-14770] koaQ7Jey 2020年1月07日 16:27:22 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1750]
2020.01.06
今年から戦争の年? WW3スタート その1
https://golden-tamatama.com/blog-entry-world-war3-start.html
ヒャッハー!
さて、去年、そろそろ戦争だろうと書いたのですが。
今年しょっぱなから来ますたね。
北朝鮮の方かと思いきや中東ですた。
海外では第三次世界大戦がトレンド入りとのことですた。
今年はゴーンで始まる年のようですた。
ワタスが注目したのは金価格の方です。
何これ凄い。
金が昇竜拳中。
以下は田中貴金属さんのサイト。
おほぉ。
日本円で6千円超えて来ますたよ。
やはりなにはなくとも有事の金。
金を買ってた方はおめでとうございますた。
多分、これからもっと上がることでしょう。
さて、前にも書きますたが。
日月神示によれば、子(ネ)の歳真中にして前後十年が正念場。
前が2010年〜2020年、後ろが2020年〜2030年。
ワタスがこれで思い出すのは、あのアジェンダ21です。
1992年ブラジル地球環境サミットで採択されたのがアジェンダ21。
表向きは地球規模の環境問題を克服して人類が繁栄するための「行動計画」である。
しかし事実上は以下のようなことが目的として記載されている。
▼大幅な人口削減
▼国家主権の崩壊
▼財産の平等化(没収)
▼私有財産の禁止
▼政府による子どもの養育
▼政府による職業供与
▼行動の規制
▼居住の限定
▼教育の低下……。
具体的に「人口を85%削減」することが記載されている(『国連(生物多様性)査定報告書』)。
つまり、現在70億人のうち60億人を減らし、10億人が“適正人口”という。米バラク・オバマ政権で、大統領補佐官(科学技術担当)を務めるジョン・P・ホルドリンは 「地球に最適な人口は10億人である」 と主張している。
ワタスはこの人口削減計画。
支配者層の中で変わらず最優先事項だと見てます。
一番人口を効率よく削減できるのはやはり戦争なのです。
以下は、ずーっと前にのっけましたが。
フリーメーソン33階級のアルバートパイクさんの予言。
もうすっかり飽きてしまってこのような話題は書かなくなってしまったのですが。
フリーメーソンの正装で写るアルバート・パイク氏(1809〜1891年)
弁護士、詩 人、多作な作家として活躍していた南部連邦の将軍、アルバート・パイクは、1857年に秘密結社イルミナティの最高幹部(最高位33階級)にまで登り詰 め、「黒い教皇」と呼ばれるようになった。(彼は「KKK」の創始者でもある)。彼が1871年に、イタリア建国の父であるジュゼッペ・マッチーニに送っ た書簡(手紙)には、予言ともいえる恐るべき「未来計画」が書かれていた。それによると、まず、「世界を統一するために今後3回の世界大戦が必要だ」と書 いてあり、「1回目はロシアを倒すために、2回目はドイツを倒すために。3回目はシオニストとイスラム教徒がお互いに滅し合い、いずれ世界の国々もこの戦 争に巻き込まれ、それが最終戦争に結びつくだろう」と書かれていた。
■■アルバート・パイクの“予言” (未来計画)
この手紙の内容をもっと詳細に紹介すると、
次のような恐るべき“未来計画”が書かれていたのである。
「第一次世界大戦は、ツァーリズムのロシアを破壊し、広大な地をイルミナティのエージェントの直接の管理下に置くために仕組まれることになる。そして、ロシアはイルミナティの目的を世界に促進させるための“お化け役”として利用されるだろう。」
「第 二次世界大戦は、『ドイツの国家主義者』と『政治的シオニスト』(パレスチナ地方にユダヤ人国家を建設しようとする人々)の間の圧倒的な意見の相違の操作 の上に実現されることになる。その結果、ロシアの影響領域の拡張と、パレスチナに『イスラエル国家』の建設がなされるべきである。」
「第三次世界大戦は、シオニストとアラブ人とのあいだに、イルミナティ・エージェントが引き起こす、意見の相違によって起こるべきである。世界的な紛争の拡大が計画されている……」
「キリストの教会と無神論の破壊の後、ルシファーの宇宙的顕示により、真の光が迎えられる……」
■■「予言は当たるものではなく、当てるものだ!」
この手紙が書かれたのは1871年8月15日。
この時、まだ第一次世界大戦(1914年勃発)も、第二次世界大戦(1939年勃発)も起こっていなかった。
この手紙の中に書かれている「ドイツの国家主義者」を「ナチス」に、「政治的シオニスト」を「ユダヤ人」に置き換えると、第二次世界大戦の構図をはっきりと捉えていることが分かる。
一番不気味なのは、中東での戦争を引き金にして「第三次世界大戦」の勃発を予想している点であろう。
この計画というのが、前にも書いたヨハネの黙示録から来てるんですね。
以下の絵は、『黙示録の騎士』。
ヴィクトル・ヴァスネツォフ作(1887年)という作品です。
今は、青い馬の期間。
そして次が殉教者の苦しみ期間なのです。
で、2030年までに人口の85%を削減する。
アジェンダ21や日月神事の2030年は微妙に一致しているのですた。
って、ちょっと書いてるうちに長くなってしまいますた。
今日は忙しいのでまた明日詳しく書きましょう。
にしても以下は、第三次世界大戦のチーム分けが決まったというツィート。
くほほほ。
まぁ、こんなところでしょう。
一の大将と二の大将とが大喧嘩すると見せかけて世界をワヤにする仕組み。
2020年からいよいよスタート。
とかなんとか。
https://golden-tamatama.com/blog-entry-world-war3-start.html
2020.01.07
今年から戦争の年? WW3スタート その2
https://golden-tamatama.com/blog-entry-ww3-start-iran2.html
ヒャッハー!
さて、ワタスは最近はリフォーム等々。
とーっても忙しい。
今年から大きく列車が別れる。
今後、違う列車に乗った人は姿さえ見えなくなる。
2020年がまさに分れ目の年。
だから、今年から徹底して楽しいことにフォーカスしなければならないのです。
とかなんとか。
以下のバシャールさんの話。
ワタスは確かにそうだな〜と思って読んでますた。
現時点では、ポジティブの世界とネガティブの世界がお互いに交差している状況にあるとバシャールは話しています。
ポジティブ地球行きの列車はポジティブの世界へ出発し、ネガティブ地球行きの列車はネガティブの世界へと向かっていますが、相反する世界はまだお互いに姿を見ることができる位置に存在しています。
多くの人達は『我々の住むリアリティは2つの世界へ分離する』を、何か特別なアイデアやコンセプトとして捉えてきているようです。
しかし物質的にリアリティ(平行世界)は分離し、物質的にリアリティはいくつものポジティブの世界、いくつものネガティブな世界を作り出しています。
お互い相反する世界が交差していますので、テレビをつければ酷いニュースが舞い込んで来る事もあるでしょう。
電車の窓から喧嘩を見る事もあるかもしれません。でもポジティブな世界に向かう貴方は、以前のように意識が引っ張られる事はなく、ニュートラルな視点からポジティブなエネルギーに変換する選択をしています。
また気分を害する出来事や、望みに反する事柄に振り回される事もなくなり、逆に大きな流れで捉える事ができるようになります。
貴方の心は以前よりも軽やかで、以前に増して愛と光を感じるようになっています。そして以前に増して、貴方はありのままの自分でいたい、という強い欲求(ワクワク)を持っています。
まだお互いに姿が見える位置にいる。
ワタスはイランのニュースを聞いても。
支配者層は、アジェンダ通り律義にやってますなぁ。
頑張ってますなぁ。
くほほほほ。
大して心を動かされず、ニュートラルな位置から眺めて笑ってます。
さて、昨日の続きです。
この絵は『黙示録の騎士』。ヴィクトル・ヴァスネツォフ作(1887年)。
この絵に書かれているのがヨハネの黙示録第四の騎士です。
wikiヨハネの黙示録の第四の騎士
ヨハネの黙示録の四騎士(ヨハネのもくしろくのよんきし)は、『ヨハネの黙示録』に記される四人の騎士。
小羊(キリスト)が解く七つの封印の内、始めの四つの封印が解かれた時に現れるという。
四騎士はそれぞれが、地上の四分の 一の支配、そして剣と飢饉と死・獣により、地上の人間を殺す権威を与えられているとされる。
第一の騎士
『ヨハネの黙示録』第6章第2節に記される、第一の封印が解かれた時に現れる騎士。白い馬に乗っており、手には弓を、また頭に冠を被っている。勝利の上 の勝利(支配)を得る役目を担っているとされる。
第二の騎士
『ヨハネの黙示録』第6章第4節に記される、第二の封印が解かれた時に現れる騎士。赤い馬に乗っており、手に大きな剣を握っている。地上の人 間に戦争を起こさせる役目を担っているとされる。
第三の騎士
『ヨハネの黙示録』第6章第6節に記される、第三の封印が解かれた時に現れる騎士。黒い馬に乗っており、手には食料を制限するための天秤を 持っている。地上に飢饉をもたらす役目を担っているとされる。
第四の騎士
『ヨハネの黙示録』第6章第8節に記される、第四の封印が解かれた時に現れる騎士。青白い馬(蒼ざめた馬)に乗った「死」で、側に黄泉(ハデス)を連れている。疫病や野獣をもちいて、地上の人間を死に至らしめる役目を担っているとされる。
で、一番左の騎士。見た目はほぼ死神さん。
この青ざめた馬に乗ってる人は、別名ペイルライダーと言います。
映画にもなってます。
アガサクリスティーの小説にもなってます。
この青ざめた馬は、なぜかアメリカ コロラド州デンバーにあるデンバー空港のモニュメントにもなってます。
ひひ〜〜〜ん。
ひじょーに気持ち悪い。
で、知ってるかもしれませんが。
たった今。
現在が青ざめた馬の期間なのですね。
2020年までは青ざめた馬期間(ペイルライダー)期間です。
これは、海外の掲示板に載ってたヨハネの黙示録を元にした奴らの行動計画書(アジェンダ)です。
(1)白い馬 1993年〜1999年
(2)赤い馬 2000年〜2006年
(3)黒い馬 2007年〜2013年
(4)青ざめた馬 2014年〜2020年
(5)殉教者の苦しみ 2021年〜2027年
(6)神の怒り 2028年〜2034年
(7)獣の刻印 2035年〜2041年
↓
イエスの復活
支配者層のアジェンダでは、
ヨハネの黙示録の7つの封印を順に解いていき、最終的にイエスの復活につながる。
というよく分からない計画になってるのです。
で、来年から、いよいよ殉教者の苦しみ期間になるのですた。
ワタスの見る所、今年しょっぱなから始まったのは、来年の準備。
1年かけて、米vsイランを徐々に煽って行く。
局地戦だと人口はそこまで減らない。
なので来年の核戦争。
本命を引っ張り出す準備と見てます。
日月神事にはこんな記述が多いですよね。
しきりに北から来ると言ってます。
北から来るぞ。神は気もない時から知らして置くから、よくこの神示、心にしめて居れよ。一日一握りの米に泣く時あるぞ、着る物も泣くことあるぞ、いくら買溜めしても神のゆるさんもの一つも身には附かんぞ
北から攻めて来るときが、この世の終り始めなり
おろしやにあがりておりた極悪の悪神、愈々神の国に攻め寄せて来るぞ。北に気つけと、北が愈々のキリギリざと申して執念(くどう)気つけてありた事近ふなりたぞ。
これはアルバートパイクさん。
ロシアはイルミナティの目的を世界に促進させるための“お化け役”として利用されるだろう。
ワタスは人口の85%削減はロシアが出て来た時だと見てます。
今のところロシアのカニヨンが良い線行ってると見てます。
ん?カニヨン?
名前はとっても可愛らしいですが、
ロシアのカニヨンは地上最悪の兵器。
以前、やりすぎ都市伝説にロシアのツァーリ・ボンバ(爆弾の皇帝)が出たことがありますが。
ツァーリ・ボンバは広島原爆の3万8千倍。
で、カニヨンとは核魚雷なのですね。
カニヨンの存在は以前から作り話と言われていますた。
最近、本当に存在することが判明した。
敵国の沿岸都市を丸ごと消し去る威力があるそうですた。
https://www.esquire.com/jp/lifestyle/tech/g25623409/russia-nuclear-tsunami-poseidon/
ロシアの恐るべき核魚雷は敵国の沿岸都市を葬り去り、しかも、津波を引き起こすために開発された兵器なのです。
そして海中でのテストも、現在まで何度も目撃されてきました。
この兵器について、作り話と考えられたこともありました。ですが、インターネット上の研究者たちによれば、「このシステムの開発が始まった時期は、2008年にまで遡る」と言います。
カニヨンは、ツァーリ・ボンバの2倍の威力だそうですた。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/03/post-9680_2.php
巨大核魚雷カニヨンは、18年2月に米国防総省が概要を明らかにした核戦略見直し(NPR)において、「世界を破滅させる兵器」と名指しされていた。
2015年にこの資料が誤って公開された際のBBCニュースの報道によると、この兵器は100メガトン級の核爆弾を搭載可能で、水中では最深1000mの軌道を経由し、射程距離は1万kmに達するという。
カニヨンの100メガトンという威力は、これまで実際に製造された中で最も強力な核兵器である「ツァーリ・ボンバ」(「爆弾の皇帝」の意)の2倍に相当する。
2021年。
ロシア産、カニヨン襲来。
北から来る。
つぁぁあ。
つぁぁ。
カニぃ。
カニ美味しいけど怖いぃぃ。
とにかく支配者層は、カニを使おうがロブスターを使おうが。
人口削減したい。
その期間こそ来年からの殉教者の苦しみ期間なのです。
その期間は一日一握りの米に泣くような食料危機もあって人口の85%が削減される。
アジェンダ21そして最近言われだしたSDGs(エスディージーズ)もここから来てるのです。
この詳細は、別途書きましょう。
https://golden-tamatama.com/blog-entry-ww3-start-iran2.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/504.html#c19
10. 中川隆[-14769] koaQ7Jey 2020年1月07日 16:33:22 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1749]
2020-01-05
米・イラン開戦かという危機にゴルフに興じるバカ首相
https://vergil.hateblo.jp/entry/2020/01/05/113131
年明け早々、トランプの指示により、米軍がイラン革命防衛隊「コッズ部隊」のソレイマニ(スレイマニ)司令官を爆殺したという衝撃的なニュースが流れてきた。
ソレイマニ司令官は単なる軍人ではない。イランでは輝かしい戦績をあげた国民的英雄とされており、大変な人気のある人物だった。そんな人物をいきなり暗殺したのだからイランの反発は当然だし、警告通り何らかの報復が行われるのは確実だろう。報復合戦がエスカレートすれば米・イランの全面戦争にも発展しかねない。
米側はイランによる攻撃を防ぐための防衛的措置だったなどと主張しているが、逆効果であることは明白で、支離滅裂としか言いようがない。
www3.nhk.or.jp
米国防総省「この先のイランによる攻撃防ぐため」
声明では「大統領の指示を受けてアメリカ軍は海外に駐留する人員を保護するために断固たる防衛的措置を取り、アメリカがテロ組織に指定しているイランの革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害した」として、攻撃はトランプ大統領の指示によって行われたとしています。
(略)
そして「今回の攻撃は、この先のイランによる攻撃を防ぐために行われた。アメリカは、国民と国益を守るために世界のどこにおいても必要なあらゆる措置を取る」と警告しています。
(略)
イラン大統領顧問「レッドラインを超えた」
イランの国営メディアによりますと、イランのアシエナ大統領顧問は「トランプはこの地域でのアメリカを最も危険な状況に追い込んだ。レッドラインを超えたものは、このあと起こりうる事態に直面する用意をすべきだ」と述べ、軍事攻撃に踏み切る判断の分かれ目とも言われる「超えてはならない一線=レッドライン」を超えたという認識を示し、報復を強く警告しました。
イランのザリーフ外相は、みずからのツイッターに「ソレイマニ司令官を狙った暗殺行為は、アメリカの国際的なテロ行為であり、極めて危険で、愚かだ。アメリカは、みずからの悪事によるすべての結果の責任を負うことになる」と投稿し、アメリカを非難しました。
「防衛的措置」などというのは後付の屁理屈で、トランプの本音はイランとの戦争で支持率を高め、今年の11月に迫っている大統領選に勝ちたいというものだろう。自分自身が、かつてオバマを非難していたとおりのことをやっているのだ。
こういうことになるから、バカに権力を持たせてはならないのだ。
なお、ソレイマニがイラクやシリアでの残虐行為に加担していたとして、今回の暴挙を(少なくとも消極的に)支持している人々もいるが、そのような意見には賛成できない。暗殺によって人権侵害を防ぐことはできないし、そもそもイラクへのイランの介入を招いたのはイラクに仕掛けた戦争にシーア派を利用したアメリカだからだ。この記事への伊藤和子弁護士のコメント(下記)が最も妥当な見解だと思う。
ソレイマニ司令官らイラン革命防衛隊はイラクやシリアで極めて残忍な人権侵害に加担してきたと指摘され、美化されるべきではない。他方トランプ政権による殺害指示は明白な国際法違反である。予想される攻撃から自国民を守るために先制攻撃するという米国の言い訳は、イラク戦争で持ち出された「先制的自衛権行使」だが、こうした主張を全て認めれば国際秩序は崩壊する。殺害は国連憲章上正当化される「自衛権行使」に該当しない超法規的殺害であり、イラクの主権侵害にも当たる。翻ればイラク戦争後にイラク統治のためにシーア派を利用しイランの介入を招いたのは米国であり、今の事態は中東を土足で踏みにじってきた外交政策のつけといえる。2003年のイラク戦争後、中東の混乱は続き夥しい人命が奪われた。その反省もなく紛争の導火線に火をつけ地域を深刻な危機にさらす米国の行動は厳しい非難に値する。日本政府は紛争回避のための姿勢を鮮明にすべきだ
ところで、国会にも諮らずに「閣議決定」で自衛隊の中東派兵という重大事を勝手に決めた安倍がこの緊急事態に何をしているかといえば、のんびりゴルフを楽しんでいるのだという。
しかも、記者団から緊迫する中東情勢への見解を聞かれても答えなかったというのだからお話にならない。
この65歳児の頭の中には、「じーさんの悲願」だった改憲と、疑惑追求から逃げ切って権力の座に居座り続けることしかないのだろう。だから「中東情勢への見解」など、トランプから指示でもしてもらわない限り答えようがないのだ。
繰り返しになるが、こういうことになるから、バカに権力を持たせてはならないのだ。
https://vergil.hateblo.jp/entry/2020/01/05/113131
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html#c10
2. 中川隆[-14768] koaQ7Jey 2020年1月07日 17:00:42 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1748]
「慰安婦」強制連行についての貴重な加害証言
https://vergil.hateblo.jp/entry/2017/05/05/162533
神奈川新聞のサイトに、日本軍性奴隷(いわゆる「従軍慰安婦」)の強制連行に関する貴重な加害証言[1]が掲載されていたのでメモ。証言者は92歳になる元牧師の男性で、衛生兵として中国に出征した際の体験を語っている。 中国山西省盂県に出征したのは1944年2月。当時21歳。城壁で囲まれた大隊の拠点に慰安所はあった。
「慰安婦としていたのは20代ぐらいの6、7人。日本の着物ではなかった。兵隊たちが『朝鮮ピー』と呼んでいたので、彼女たちが朝鮮の人々なのだと分かった」 半年後、分遣隊として数十キロ離れた上社鎮という占領地区に移り、慰安所は強姦の歯止めになるどころか性的欲求をあおり、拍車を掛けていることを知る。 「慰安所は大隊本部にしかなかった。だから兵隊たちは『討伐』と称し、村々で食料を奪うのと同時に女性たちを強姦していった」 犯す前、松本さんは避妊具を手渡した。「気を付けろよ」。病気になるなという念押しだった。(略) やはり分遣隊が「討伐」に繰り出したある日、逃げ遅れた女性を拉致した。 「20〜30代ぐらいまでの7、8人。兵隊たちにとっては『戦果』だった」(略) 「女性たちは自ら歩かされ、連れてこられた。悲鳴を上げたり、騒ぐこともなかった。あの状況で逃げ出したり、抵抗したりすることにどんな意味があったか。抵抗すればいつ危害が加えられるか分からない。その絶望になぜ思いをはせないのか」 女性たちは駐屯地の兵舎の片隅に監禁され、「兵隊たちはそこで代わる代わる強姦した。私は避妊具を配り続け、やはり女性たちの性病検査を行った」。 1週間ほどたち、隊長の判断で女性たちを村に戻すことになった。松本さんは「女性たちの体力が低下したからだ」と思った。隊長は交換条件として、村長に命じた。
「ほかの女を連れてこい」
別の2人が連れてこられた。(略) 「私たちは中国や朝鮮の女性を性の奴隷として扱っていた」 そして、自身がそう認識することができたのも戦後になってからという事実にこそ目を向けなければならないと、松本さんは言う。 ニワトリや豚を盗むように女性を連れ去り、犯す−。「戦地は倫理、道徳、品性、誇りも何もないモラルのない人間がつくりあげられていく人間改造場だった」。松本さんは中国や朝鮮の人々には何をしても構わない、という空気が蔓延していたと振り返る。(略)
証言するということは過去の自分と向き合うことだ。「正直、つらい。できれば黙っていたかった」。過去の否定は、いまの自分を否定することでもある。 同じように人は望みたい歴史にしか目を向けようとしない。 「何をしてきたのかを知らなければ、同じ過ちを繰り返す。語らないことでまた責任が生じる」(略) 「悪いのは政治家だけだろうか。そうした政治家を選んできたのは、過去と向き合ってこなかった私たち一人一人でもあるはずだ」日本軍性奴隷制度の研究者たちが繰り返し指摘しているとおり、性行為を拒否することも逃げ出すことも許されない慰安所での強制性こそが最大の問題なのだが、右派は連行時の物理的強制性だけに問題を矮小化してこれを否定しようとしてきた。
だが、この証言が示すように、中国や東南アジアのような戦地・占領地では、あからさまな強制連行による現地女性の性奴隷化が日常的に行われていた。「慰安婦」強制連行の存在もまた否定しようのない事実なのである。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/419.html#c2
10. 中川隆[-14767] koaQ7Jey 2020年1月07日 17:04:04 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1747]
『日本は悪くない。悪いのはアメリカだ』
タイトルは1987年に著された元大蔵官僚の下村治氏の著書のタイトル、内容は内田樹「街場の憂国論」からの引用です。
30年以上前、TPPを、『強大国が弱小国を支配するための格好な手段であることをもっと認識すべきだ』『自由貿易主義の決定的な間違いは、国民経済の視点を欠いていることだ。』
とした指摘の確かさには驚かされます。
以下引用〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『 』部分は下村治氏の『日本は悪くない。悪いのはアメリカだ』から引用された部分です。
『本当の意味での国民経済とは何であろうか。それは、日本で言うと、この日本列島で生活している一億一千万人が、どうやって食べ生きて行くかという問題である。
この、一億一千万人は日本列島で生活するという運命から逃れることはできない。
そういう前提で生きている。中には外国に脱出者があっても、それは例外的である。全員がこの四つの島で生涯を過ごす運命にある。その一億一千万人が、どうやって雇用を確保し、所得水準を上げ、生活の安定を享受するか、これが国民経済である。』
当節はやりの「グローバル人材」とか「メガコンベティション」とかいうことを喃々(なんなん)と論じている人たちはおそらく「この一億一千万人は日本列島で生活するという運命から逃れることはできない」と言い切ることができまい。「競争で勝ち残らなければひどい目に遭う」という命題を彼らは国際競争についてだけでなく、実は国民間の「生き残り競争」にも適用しているからである。「競争で勝ち残れない日本人はひどい目に遭ってもしかたがない」と彼らは思っている。あれほど「競争力をつけろ」がみがみ言い聞かせて来たのに、自己努力が足りなかった連中にはそれにふさわしい罰(列島からは出られず、貧苦に苦しむという罰)が下るのは「しかたがない」と思っている。
そう思っている人たちは、いずれ日本列島では「商売にならない」と判断すれば、何のやましさも感じることなく列島を出て、もっと愉快に暮らせる海外の土地へ移っていくだろう。
『日本は明治維新から、日本列島に住む日本人に充分な就業の機会を与えながら、かつ、付加価値生産性の高い産業を育成し、それで十分に高い所得を実現する、という目標を必死になって追及してきた。ところが、雇用機会を増やすことと付加価値生産性の高い産業を育成することとは必ずしも簡単ではないばかりか、同時に実現することはできないものである。
というのは、多くの人に就業の機会を与えるには、それ相応の人手を産業に吸収させなければならない。しかし、付加価値を高めるには、なるべく人手を減らして生産性を高める必要がある。このため、必然的に、生産高の割には人手を多く必要とする生産性の低い部門と、徹底的に合理化して相対的に人手をあまり必要としない生産性の高い部門の両極端の産業が成立するようになったのである。その結果として、今日の日本人の生活があるということができる。したがって、今でも日本では、自動車のように生産性が極めて高い産業がある一方で、コメに代表されるような、生産性のきわめて低い品目をむりやり維持している、という状況になっているのだ。』
コメ生産について、これほど腑に落ちる説明を私はかつて読んだことがない。今の日本における若年層の雇用環境の悪化は「多くの人に就業機会を与えるために生産性は低いが人手を多く要する産業分野が国民経済的には存在しなければならないという常識が、統治者からも、経営者からも、失われたからではないか。
『生産性が低いが大量の雇用を引き受ける産業(というより、大量の雇用を引き受けるがゆえに生産性が低い産業)は、国民経済的には必要不可欠のものである。
良いも悪いもない。
それぞれの国には生きるために維持すべき最低の条件がある。これを無視した自由貿易は百害あって一利なしといってよい。自由貿易主義の決定的な間違いは、国民経済の視点を欠いていることだ。』
TPP推進論者たちは、農業もまた自由貿易に耐えられるだけ生産性を高めなければならないと主張している。
だが、それによって完全雇用の機会が遠のくことについては、何も言わない。彼らは「自由貿易は完全雇用に優先する。(なぜならば。自由貿易の結果、国際競争に勝利すれば、雇用環境は好転するはずだからである)というロジックにしがみついている。
彼らが見落としているのは、自由貿易の勝利は、最終的にどの国の国民経済にも「義理がない」多国籍企業の手に帰すだろうということである。「国民を食わせる」というような責務を負わず、「生産性の低い産業の分まで稼ぐ」というハンディを背負っていない多国籍企業が国際競争には勝つに決まっている。
国民経済は国際競争に勝つために制度設計されているものではない。
それは国民に雇用を担保することを第一義に制度設計されているのである。
引用終わり〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
下村治氏については、ウィキペディアには、1960年代前半の池田内閣の国民所得倍増計画立案に中心的役割を果たし、日本の高度経済成長のメカニズムを体系づけた。第一次石油ショック以降はゼロ成長を提言した。最後の著書ではアメリカの経済政策に対する日本経済の過剰対応を警告した。と記載されています。
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=352599
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/629.html#c10
108. 中川隆[-14766] koaQ7Jey 2020年1月07日 17:36:54 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1746]
2020年01月07日
重光武雄の生涯 ロッテは何企業? 日本か韓国か
引用:http://blog-imgs-67.fc2.com/t/o/r/toriton/l91d0ae75d218a00a5391f438f2669180.jpg
ロッテは日本で創業したが創業者が韓国人であり、本国の韓国の方が後に創業しました。
兄弟で日本と韓国のロッテを相続したが、後継者を巡る争いが奇妙な展開になっている。
日本のロッテは日本企業なのだが争いは韓国で行われ、韓国では韓国企業として振舞っている。
亡国の後継者争い
ロッテの後継者を巡って創業者の息子達が争っているが、創業者重光武雄はロッテをどうやって築き上げたのだろうか。
重光武雄は朝鮮半島南部の慶尚南道の蔚山で1922年(大正11年)に生まれました。
有名な釜山から50キロほど東にある中規模の都市で、半島ではあまり栄えている地方ではない。
韓国併合は1910年(明治43年)だったので、併合から12年後の誕生で、日本風の名前をつける事は珍しくなかった。
重光武雄という以外に辛 格浩(シン・キョクホ)という名前を持っているが、生誕時の名前がどれかは分からない。
日本の敗戦後は朝鮮半島出身者は韓国人になり、日本政府は全員帰国するよう言い渡したが、従わない人が日本に残った。
重光武雄が若い頃は朝鮮半島は世界的に見ても遅れた地域で、日本の方が高収入を期待できた。
1942年に渡航して早稲田大学に入学し、1946年に卒業している。
戦時中だった事を考えても、かなり優秀な成績だったと伺える。
終戦から日本残留
戦後の帰国命令に従わずに日本に残り、在日となった訳だが、韓国名の他に複数の通名を登録できた。
朝鮮総督府では漢字、日本語、ハングルの3つの文字を教えていて、この時代の人は最初から3つの表記を持つ事が多かった。
学徒動員も無く無事に戦争をやり過ごすと進駐軍がやってきて、噛んでいるガムを見てガム製造を思い立ったと書かれている。
南朝鮮は1845年9月に朝鮮総督府から米軍の統治下に入り、1948年8月15日に大統領選挙の後で韓国が建国された。
1948年9月9日に北朝鮮が独立し、朝鮮戦争が始まったのが1950年6月25日と大変に忙しい時期でもあった。
この間、日本に居た半島出身者は「不法滞在者」と位置づけられ、帰国するように日本政府から指示された。
南朝鮮における米軍の占領政策は最初から大きな反発を買い、評判は良くなかった。
朝鮮半島は第二次大戦中戦場にならず、徴兵も徴用もあまりされなかったので、戦争は他人事だった。
そこへアメリカ兵がドヤドヤと乗り込んで新しい主人になったので、反米運動が巻き起こった。
一方北朝鮮にはソ連軍が進駐してきて、こちらはもっと不幸だった筈だが、情報が途絶えたので日本からは分からなかった。
大戦終了時に200万人以上居た韓国人は、韓国独立時点で数十万人に減少し、残った多くは日本に残留を申し出た。
その時点の調査では全員が自ら希望して日本本土に渡航し、自分の意思で残留したのが分かっている。
帰国してもロクなもんじゃなかろうと考えたのでしょう。
ロッテの創業
敗戦後の1945年、重光武雄は悲嘆にくれたり日本の将来を憂いたりせず、嬉々として新商売を始めた。
焼け野原となった東京の荻窪でドラム缶と油でポマードをつくり販売し、その後石鹼製造に移行しました。
この頃見たのが例の「進駐軍のチューインガム」で、パッと何かが閃いた彼は新大久保に移り、ガムの製造を始めた。
ガムの原料の天然チクルは輸入禁止品の一つだったが、どういう訳か手に入れて製造している。
社長自らリヤカー にガムを積んで焼け野原を歩いて移動販売をしていたとされている。
その頃の製品スペアミントガムと、グリーンガムは今でも販売されていて、多分創業者の希望からでしょう。
拠点となった新大久保は当時すでに韓国人が集まっていて、ロッテが雇用することで「韓国人城下町」を形成した。
会社の態を成していないロッテがどのようにして一等地の敷地を手に入れたのかは謎であり、どこにも書かれていない。
正式に購入したかもしれないし、そうでは無かったのかも知れない。
彼は土地を入手した経緯について、日本人の知人が6万円(約1億円に相当)を出資したと話した。
この時彼は早稲田の学生で、まだ事業を始めておらず、日本にコネも無い頃である。
どう考えてもXXXXしたのだろうとは、多くの人が語っているところです。
重光武雄は1948年に株式会社ロッテを設立し、代表取締役社長に就任しました。
ガム製造は見事に当たり、日本の菓子製造のトップ企業に上り詰めていった。
その後1954年のサッカーW杯(予選)や1964年の東京オリンピックで韓国チームを支援し、韓国と関係を深めた。
韓国での成功と跡目争い
重光武雄は1967年に韓国ロッテを設立し、念願の「祖国復帰」を果たしている。
1967年というと1965年に日韓基本条約で国交樹立した直後であり、ロッテは一番乗りで乗り込んだと言えた。
この頃の韓国はまだ朝鮮戦争の傷跡が生々しく、ソウルには戒厳令が敷かれ軍政統治されていました。
この間に韓国人、日本人、韓国人と3人の妻を持ったとされていて、この3人の夫人との間に3人の子供をもうけた。
順番から言って長男と次男は第1夫人の重光初子(日本人)の子、長女は第三夫人(韓国人)の子供のようです。
長男の重光宏之は在日韓国人で日本語しか話さない。次男の重光昭夫は現在は韓国人で在日では無く韓国語を話す。
ロッテは日本では数多くの菓子メーカーの一つでしかないが、韓国では巨大財閥を形成し、日本の10倍の規模に発展した。
長男は日本を、次男は韓国を取り仕切っていたが、重光武雄が老境に入ると兄弟の争いが本格化した。
韓国には合議制はないので、どちらかが追放されるまで戦いは終わらないのでしょう。
相続争いの過程で、重光武雄からグループを譲られた次男は、地位を固めるために創業者の武雄も追放した。
李氏朝鮮の後継者争いのようだが、父と2人の息子、そして娘とそれぞれの嫁が加わって最高権力者の地位を狙っている。
この分では創業者が亡き後、あまり良い事が起きなさそうな予感がします。
http://www.thutmosev.com/archives/39406532.html
http://www.asyura2.com/2002/dispute2/msg/515.html#c108
6. 中川隆[-14765] koaQ7Jey 2020年1月07日 17:38:18 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1745]
2020年01月07日
重光武雄の生涯 ロッテは何企業? 日本か韓国か
引用:http://blog-imgs-67.fc2.com/t/o/r/toriton/l91d0ae75d218a00a5391f438f2669180.jpg
ロッテは日本で創業したが創業者が韓国人であり、本国の韓国の方が後に創業しました。
兄弟で日本と韓国のロッテを相続したが、後継者を巡る争いが奇妙な展開になっている。
日本のロッテは日本企業なのだが争いは韓国で行われ、韓国では韓国企業として振舞っている。
亡国の後継者争い
ロッテの後継者を巡って創業者の息子達が争っているが、創業者重光武雄はロッテをどうやって築き上げたのだろうか。
重光武雄は朝鮮半島南部の慶尚南道の蔚山で1922年(大正11年)に生まれました。
有名な釜山から50キロほど東にある中規模の都市で、半島ではあまり栄えている地方ではない。
韓国併合は1910年(明治43年)だったので、併合から12年後の誕生で、日本風の名前をつける事は珍しくなかった。
重光武雄という以外に辛 格浩(シン・キョクホ)という名前を持っているが、生誕時の名前がどれかは分からない。
日本の敗戦後は朝鮮半島出身者は韓国人になり、日本政府は全員帰国するよう言い渡したが、従わない人が日本に残った。
重光武雄が若い頃は朝鮮半島は世界的に見ても遅れた地域で、日本の方が高収入を期待できた。
1942年に渡航して早稲田大学に入学し、1946年に卒業している。
戦時中だった事を考えても、かなり優秀な成績だったと伺える。
終戦から日本残留
戦後の帰国命令に従わずに日本に残り、在日となった訳だが、韓国名の他に複数の通名を登録できた。
朝鮮総督府では漢字、日本語、ハングルの3つの文字を教えていて、この時代の人は最初から3つの表記を持つ事が多かった。
学徒動員も無く無事に戦争をやり過ごすと進駐軍がやってきて、噛んでいるガムを見てガム製造を思い立ったと書かれている。
南朝鮮は1845年9月に朝鮮総督府から米軍の統治下に入り、1948年8月15日に大統領選挙の後で韓国が建国された。
1948年9月9日に北朝鮮が独立し、朝鮮戦争が始まったのが1950年6月25日と大変に忙しい時期でもあった。
この間、日本に居た半島出身者は「不法滞在者」と位置づけられ、帰国するように日本政府から指示された。
南朝鮮における米軍の占領政策は最初から大きな反発を買い、評判は良くなかった。
朝鮮半島は第二次大戦中戦場にならず、徴兵も徴用もあまりされなかったので、戦争は他人事だった。
そこへアメリカ兵がドヤドヤと乗り込んで新しい主人になったので、反米運動が巻き起こった。
一方北朝鮮にはソ連軍が進駐してきて、こちらはもっと不幸だった筈だが、情報が途絶えたので日本からは分からなかった。
大戦終了時に200万人以上居た韓国人は、韓国独立時点で数十万人に減少し、残った多くは日本に残留を申し出た。
その時点の調査では全員が自ら希望して日本本土に渡航し、自分の意思で残留したのが分かっている。
帰国してもロクなもんじゃなかろうと考えたのでしょう。
ロッテの創業
敗戦後の1945年、重光武雄は悲嘆にくれたり日本の将来を憂いたりせず、嬉々として新商売を始めた。
焼け野原となった東京の荻窪でドラム缶と油でポマードをつくり販売し、その後石鹼製造に移行しました。
この頃見たのが例の「進駐軍のチューインガム」で、パッと何かが閃いた彼は新大久保に移り、ガムの製造を始めた。
ガムの原料の天然チクルは輸入禁止品の一つだったが、どういう訳か手に入れて製造している。
社長自らリヤカー にガムを積んで焼け野原を歩いて移動販売をしていたとされている。
その頃の製品スペアミントガムと、グリーンガムは今でも販売されていて、多分創業者の希望からでしょう。
拠点となった新大久保は当時すでに韓国人が集まっていて、ロッテが雇用することで「韓国人城下町」を形成した。
会社の態を成していないロッテがどのようにして一等地の敷地を手に入れたのかは謎であり、どこにも書かれていない。
正式に購入したかもしれないし、そうでは無かったのかも知れない。
彼は土地を入手した経緯について、日本人の知人が6万円(約1億円に相当)を出資したと話した。
この時彼は早稲田の学生で、まだ事業を始めておらず、日本にコネも無い頃である。
どう考えてもXXXXしたのだろうとは、多くの人が語っているところです。
重光武雄は1948年に株式会社ロッテを設立し、代表取締役社長に就任しました。
ガム製造は見事に当たり、日本の菓子製造のトップ企業に上り詰めていった。
その後1954年のサッカーW杯(予選)や1964年の東京オリンピックで韓国チームを支援し、韓国と関係を深めた。
韓国での成功と跡目争い
重光武雄は1967年に韓国ロッテを設立し、念願の「祖国復帰」を果たしている。
1967年というと1965年に日韓基本条約で国交樹立した直後であり、ロッテは一番乗りで乗り込んだと言えた。
この頃の韓国はまだ朝鮮戦争の傷跡が生々しく、ソウルには戒厳令が敷かれ軍政統治されていました。
この間に韓国人、日本人、韓国人と3人の妻を持ったとされていて、この3人の夫人との間に3人の子供をもうけた。
順番から言って長男と次男は第1夫人の重光初子(日本人)の子、長女は第三夫人(韓国人)の子供のようです。
長男の重光宏之は在日韓国人で日本語しか話さない。次男の重光昭夫は現在は韓国人で在日では無く韓国語を話す。
ロッテは日本では数多くの菓子メーカーの一つでしかないが、韓国では巨大財閥を形成し、日本の10倍の規模に発展した。
長男は日本を、次男は韓国を取り仕切っていたが、重光武雄が老境に入ると兄弟の争いが本格化した。
韓国には合議制はないので、どちらかが追放されるまで戦いは終わらないのでしょう。
相続争いの過程で、重光武雄からグループを譲られた次男は、地位を固めるために創業者の武雄も追放した。
李氏朝鮮の後継者争いのようだが、父と2人の息子、そして娘とそれぞれの嫁が加わって最高権力者の地位を狙っている。
この分では創業者が亡き後、あまり良い事が起きなさそうな予感がします。
http://www.thutmosev.com/archives/39406532.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/566.html#c6
11. 中川隆[-14773] koaQ7Jey 2020年1月07日 18:00:13 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1744]
封印を解く者 2020年01月07日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-989.html
1946年生まれの第45代アメリカ大統領、ドナルド・トランプが2017年初頭に登場したとき、TPPを排除し、アメリカの利益のためだけに行動すると自称するトランプを「反グローバリスト」と位置づけて拍手喝采した者が多かった。
だが私は、トランプの共和党リバタリアニズム丸出しの利己主義人生観と、金儲けだけの、優しさの欠落した強欲な発想に、強い不快感を抱いた。
「もしかしたら、この男が人類を破滅に導くのかもしれない」
という小さくない不安な印象を抱いた。
その後、トランプが、2017年5月に、エルサレムの「嘆きの壁」を参拝したことで、私の危惧は確かなものに変わった。
https://www.cnn.co.jp/world/35101577.html
このとき、アメリカ福音派の支持を受けて当選したトランプは、共和党リバタリアンではなく、ヤムルカという、ユダヤ教徒だけに許された聖帽を被り、明確にユダヤ教徒としての姿で、ユダヤ教最大の聖地を参拝したのである。
このことは、ユダヤ教を少しでも知る者なら、「ユダヤ教徒の一員としてイスラエルとユダヤ人に奉仕する」と宣言した、と受け止めるのである。
これまで何度も、このブログに書いてきたとおり、ユダヤ教徒は、基本的に旧約聖書とタルムードの世界観のなかで生きている。
ユダヤ教徒にとって、もっとも大切なものは、旧約聖書、創世記15章に記されている、「約束の地」を実現することであり、次に大切なことは、タルムードに描かれている、「ユダヤ教徒だけが人間で、他のすべての人々は、ユダヤ教徒に奉仕するための家畜(ゴイム)である」という世界を実現することである。
これは「神に選ばれた人々」なのだから、当然なのである。
このもの凄い選民主義と独善、そして抜きん出た金儲けの才覚ゆえに、ユダヤ人は世界中で嫌われ、迫害されてきた。
欧州の多くの土地で「ボグロム」と呼ばれるジェノサイドに遭ってきた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%A0
どうして、こうなってしまったか? といえば、諸説あるが、ユダヤ人たちが、キリスト教徒の子供たちを生け贄の儀式で殺してしまう習慣を持っていたとの解説が多い。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%80%E3%81%AE%E4%B8%AD%E5%82%B7
「こんな事実があったはずがない」と誰もが虚構だと信じるのだが、欧州には、子供たちの虐殺遺体が大量に発見されている場所があって、何者か(カトリック?)が、子供の虐殺を繰り返したのは間違いない歴史的事実である。
https://matome.naver.jp/odai/2148855831728187001
欧州のユダヤ人は、ヒトラーナチズムによいるホローコストに遭って、600万人という凄まじい大虐殺が行われ、証拠もはっきりしている。
これが、欧州で経済的に高い地位にあって安住していたユダヤ人たちを、殺戮の恐怖によってイスラエルに帰還させるシオニストの陰謀であることは、すでに何度も解説している。
この証拠を示すサイトは、10年前まで、ネット上にたくさんあったのだが、なぜか今はほとんど削除されている。ユダヤ系団体の情報操作によるものだろう。
こんな真説が流布されたなら、これまでナチズムを糾弾してきたユダヤ人社会の立場がなくなってしまうからだ。
ユダヤ人社会=ユダヤ教徒は、「約束の地」=シオンに帰還する宗教的義務を負っている。
約束の地
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%84%E6%9D%9F%E3%81%AE%E5%9C%B0
ナイル川とユーフラテス川に挟まれた広大な「約束の地」は旧約聖書によって、「ユダヤ人が神から与えられた土地である」との認識がユダヤ教徒の行動原理であり、この土地の中心がエルサレム=シオンであることから、これをシオニズムと呼んでいる。
シオニズムを宗教的原理に置いているのは、ユダヤ教徒と、アメリカの福音派キリスト教徒(右派)であり、彼らをクリスチャンシオニストと呼んでいる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%82%AA%E3%83%8B%E3%82%BA%E3%83%A0
https://synodos.jp/international/21819/2
2017年、トランプを大統領に押し上げた勢力こそ、この福音派であり、すなわちシオニズムであった。
福音派は、アメリカ人の23%を占めるといわれ、アメリカ最大の宗教勢力であり、かつ共和党最大の支持母体である。
このグループから、最近、トランプは批判されるようになっていたのだが、今回、イランの革命防衛隊司令官を殺害した理由は、大統領選における福音派の支持を呼びかけるためだったといわれる。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200104/k10012235181000.html
福音派は、中東におけるハルマゲドンの引き金を引いて、「約束の地」を領有することを熱望しているといわれる。
このため、トランプに対し、事実上の対イラン戦争に踏み切るよう圧力をかけ続けてきたのである。
https://www.mag2.com/p/news/433749
上のリンクから引用
【ソレイマニ司令官殺害は、トランプ大統領の指示によると国防総省は発表しているので、何かの意図を感じ取る。トランプ大統領は、「ソレイマニ司令官は過去20年間に1,000名をこえる市民を拷問し殺害してきた世界ナンバーワンのテロリストだ。彼を殺害する行動を米国はもっと早い時期に取るべきだった」と、また「米国人を死傷する攻撃を計画した」と米国市民の殺害計画を述べて、トランプ大統領は、行動を正当化しているが、違う理由がある。
トランプ再選には、福音派の支持が必要であり、福音派は聖書の予言の実現を望んでいる。もし、トランプ大統領がヨハネの黙示録の最後の第7の封印を解くなら、絶大な支持が期待できる。ということで、再選するために中東戦争をするしかないのだ。】
**************************************************************
引用以上
ここに書かれている「第七の封印」とは、ヨハネ黙示録のことである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%99%E7%A4%BA%E9%8C%B2%E3%81%AE%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%91%E5%90%B9%E3%81%8D
【第七のラッパ=世界に最終的な終末が訪れる。この終末において、悪魔は神との戦いに敗れ、神に選ばれなかったすべての人々が死ぬことになる】
福音派は、自分たちが「神に選ばれた民であり、中東先住民は、悪魔の手先だ」と本気で信じているのである。
だから、トランプに対し「第七の封印を解け!」と迫っていたのだ。
もちろん、アブラハムの子、ユダヤ教やキリスト教の先祖であるイサクと、その兄でイスラム=モスリムの先祖であるイスマエルの、子孫どうしの最終戦争のことである。
トランプは、先に述べた「嘆きの壁」にユダヤ教徒として参拝しているのだが、このときエルサレム第三神殿の再建にも言及している。
第三神殿を再建するためには、イスラム最大の聖地であるアルアクサモスク(岩のドーム)を破壊しなければならない。
すなわち、世界20億人のモスリムを真正面から敵に回し、ジハードをはじめさせることになるわけだ。
つまり、トランプも、ハルマゲドンをやる気満々と考えてもよいかもしれない。
そこに、今回の世界中の度肝を抜いて、「第三次世界大戦勃発!」を指し示すような、イラン革命防衛隊司令官の殺害が起きた。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200107/k10012237171000.html
殺害は、突如、予告や警告も、裁判もプロパガンダもないまま、国際法を踏みにじって実行された。
こんなことをすれば、トランプ自身が、やがて「世界のお尋ね者」になることが避けられないのだが、大統領選への福音派の支持を求めて強行された。
こうなると、もう喧嘩両成敗とか、国際社会の仲裁とかのレベルではなく「やるかやられるか」という国家のメンツの世界に突入したのである。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-986.html
トランプは、イランの報復に対し、「52カ所の軍事攻撃を実施する、その中にはイランの歴史的文化も含む」と恫喝した。
もちろん、こんな愚かな恫喝は、イランの怒りに大量のガソリンを注ぐようなものであり、今やイランは凄まじい報復の世論に燃えている。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/01/52300.php
まったく、我が目を疑うほど愚かなトランプの言動だが、もう絶対に確実なイランの軍事報復に対して、福音派=共和党は、ますます猛り狂って、「核ミサイルを撃ち込め」と扇動するのは火を見るより明らかであり、イラン側が米本土でトランプ暗殺に成功したりすれば、間違いなく第三次世界大戦に発展するだろう。
理由は、中国とロシアが、イランを支持することを表明したからである。
https://www.sankei.com/world/news/200105/wor2001050012-n1.html
つまり、イランに核ミサイルが撃ち込まれれば、中ロは、間違いなく米本土に報復ミサイルを撃ち込むことだろう。
ちょうど、米中経済戦争で、中国側の敗色が濃厚ななかで、これほど中国共産党のメンツが立つ話もないからだ。
彼らは、自国民の命を守る気持ちなどさらさらない。守るのは中国共産党の利権体制だけなのだ。
こんなわけで、今は、世界経済崩壊を前にして、第三次世界大戦が目の前に迫っていることを、我々は理解すべきである。
悪いことに、史上最悪のアホ宰相が、米国側に加担することが明らかであり、代理戦争として、中国やロシアからの軍事攻撃も考える必要があるのだ。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-989.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html#c11
22. 中川隆[-14775] koaQ7Jey 2020年1月07日 18:59:01 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1743]
インターステージトランスの活用 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2016年03月26日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/6dc3ba45f0c6541dc2e0441505af80fa
すっかり忘れていた。
2週間ほど前の記事「AXIOM80愛好家の集い〜第10回・その2〜」(2016.3.10)の中で、次のようなことを記載していた。
Kさん宅の「WE349A・PPアンプ」はインターステージトランスを使っていないのにどうしてあんなに「いい音」がしたんだろう?
<昨日(9日)、この疑問を率直に「北国の真空管博士」(以下、「博士」)にぶつけたところ、実に興味深い回答が返ってきたが長くなるのでここでは省略し、稿を改めて紹介することにしよう。>
その「稿を改めて」が今回の記事。
もっとも、読者から「あの続きはいったいどうなったのか?」との問い合わせがいっさい無かったので、気にしているのはおそらくじぶんだけだろうが(笑)。
さて、博士の回答はこうだった。
「インターステージトランスの可否についてはPPであるかシングルであるかには関係しません。どのような球にどのようなインターステージトランスを組み合わせるのか、OPTやインプットトランスの合成特性がどのようになるのかにかかっています。
インターステージトランスを使用したアンプの作製は複雑なパズルを紐解くようなものなのです。
うまくいけばCR結合アンプには無い耳当たりの良い音が実現できますが、使い方が拙ければCR結合には及びません。(出力管の)171系、245系、250系はインターステージトランスをあまり選ばない傾向がありますが、WE300B、PX25、DA30、2A3等の出力管はインターステージトランスとの相性問題があります。
インターステージトランスを使いこなすにはそれなりの経験と技術が要求されるといえます。ご存知のとおりWE349Aは五極管ですが、五極管やビーム管は高価なインターステージトランス使用しなくても良いように開発された球です。
また、五極管は三極管よりも入力容量が小さいため、三極管の使用を前提に設計されたインターステージトランスと組み合わせると高域に著しいピークが出ることがあります。出力管が多極管の場合インターステジトランスを使わない方が好結果を得られることが殆どです。
個人的にはCR結合でトランス結合的な音が出ないか日々考えていますがいまだ良い案は浮かんでいません。独SIEMENSが製造したクラングフィルムのシアターアンプは、出力の小さなRE604のシングルを採用したCR結合タイプです。
私はその音を聴いたことがないのですが、ヨーロッパのマニアの間では非常に評価が高いようです。今、私が少しずつ製作を進めているアンプは、このクラングフィルムのアンプの回路を参考にしています。どのような音がでてくるのか楽しみですが、完成は少々先になりそうです。」
というわけで疑問が氷解した。
インターステージトランスの活用はいろんな条件のもとで「複雑なパズルを紐解くようなもの」というのだから、まずもって製作者の力量に負うところ大で、ただ単純にアンプの回路に挿入すればいいというものではなさそう。
ところで、なぜ、それほど「貴方はインターステージトランスにこだわるのか」と問われそうなので我が家の実例をご紹介しよう。
まったく同じタイプの「71A」アンプが二つ並んでいる。初めに左側のアンプを購入し、とても素直な71Aの音に惚れ込んでスペアとして右側のアンプを購入した。前者を「71A・1号機」、後者を「71A・2号機」としておこう。
ところが程なく「71A・2号機」が故障。2台とも同じアンプでは芸がないので、この際とばかりドライバー管を「AC/HL」(英国マツダ)に、そして「UTCのインターステージトランス」を挿入して大幅改造してもらったところ、音が激変。
「71A・2号機」の方が、音の艶といい、奥行き感といい、分解能といい段違いに良くなった。そこで真空管アンプはインターステージトランスを挿入したものに限ると思ったわけだが、前述どおりそれほど単純なものではなくこれでは短慮の謗りを受けても仕方がない。
さて、いよいよ今日(26日)は我が家が当番となって「AXIOM80愛好家の集い〜第11回〜」の日である。
まるでピアノ教室に通う小学生が発表会を迎えるような気分だ(笑)。
この「71Aアンプ・2号機」をはじめ「71A・PPアンプ」そして「PP5/400アンプ」たちと3系統のスピーカーの百花繚乱となるが、試聴結果やいかに〜。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/6dc3ba45f0c6541dc2e0441505af80fa
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/760.html#c22
23. 中川隆[-14774] koaQ7Jey 2020年1月07日 19:25:10 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1742]
トランスとアナログ感 ~ 中国音楽の再生と録音 - 二胡弦堂
http://www.cyada.org/oto/audio/053trans.html
音響というものはコイル、つまり鉄心に銅線を巻いたものが最も重要であることについてはすでにお話してきました。
マイク、スピーカーはボイスコイルを持っていますし、アンプに使われるトランスもおおまかに、電源トランス、チョークコイル、出力トランス、インターステージトランス、インプット・アウトプットトランスがありますが、すべて決定的に重要です。
しかし世間一般ではこの見解は否定的な方が多く、トランスを使うと音の鮮度が失われると考える人が多くいます。本当に素晴らしいトランスは多くはない、楽器と一緒ですのでトランスに否定的な見解が多くなるのはもっともなことです。
トランスというとやはり代表的な人物はRupert Neveです(Neveは実務に携わっている人にしては珍しい論客で自社製品のセールス文さえおそらく自分でやっていますが商業的にそれほど成功してきませんでした。本家Neve Electronics社は独Siemensに買収(以降 AMS Neve)されたのでNeve(以下"爺")の元にはないし、爺はというとテキサスの砂漠に追いやられて(自分で行ったと言っていますが英国から出たわけですから)小規模なオフィスを構えているだけです。経済面以外は圧倒的に成功しているのですが、それでも最近は若い人に経営を任せ、自分は製品開発に注力する方向で安定はしているようです)。その爺が設計したアンプの、爺自らによるセールス文にWhy Transformers?というのがあります(現在は日本語に改められ表現が柔らかくなっています)。「何でトランス?」という意味です。その出だしからこれです「トランスに関する冗長な議論は、ここでは不適切です」・・爺は新作の機器にトランスを入れると反対意見があるだろうと予想してこの項を設けたわけです。それなのに初っぱなから「議論は要らん!」の一喝で突き放しています。そして続く説明ではわかっている人間にしかわからないことを言っています。これ、セールスページだったのでは? 爺自らがかつて設計したシステムはトランジスタとトランスで成功したというようなことを言っています。モトローラのトランジスタとマリンエア・トランスに感動したことのある人間には効果のある袖から出してきた印籠的一撃ですが、知らない人間には意味がわからない、外人に印籠のようなものです。結局爺の言いたいことは、現代でもNeveのヴィンテージシステムが使われて録音が行われているぐらいトランス主体のアンプが力を持っているのに、お前たちはそれでもまだ否定するのか?という半ば呆れてしまった、もう帰れ的な、二度と来るなというそういうことなんだと思います。そして唐突にノイズとデシベルについて測定とか、いきなりお堅い教科書的話題に移っていますが、トランスの特性面を批判する連中にはしっかり測って勉強しろということなんだろうと思います。びっくりしました。素人が爺のアンプを偉そうに批評するからイラっと来ることもあるのでしょう。ところでセールスはどうなったのでしょうか? しかし爺の中では迷走ではない通常運転・・あっぱれです。こういう内容では株主総会で投資家から何か言われたりはしないのでしょうか。株主の言うことは聞かんでしょうね。爺はトランスについて熱く語るのをやめたようなので、本稿においても追随したいということで、トランス使用の是非についてはこれぐらいにしておきたいと思います。爺が音響界に蔓延した無知に対して何か言いたいのはわかりますが、それだったら本を出したらおもしろいでしょうね。しかし中国においては、トランスが価値があるというのは常識です。古い機器からトランスを外して使うのも常識です。否定する人はこれまで見たことがありません。トランスの必要性についての議論自体が存在していません。
写真は爺によるPortico II Channel Stripの中身ですが、上は海外の専門サイトが2010年に撮影したもので、下はイケベ楽器さんが2014年に撮影したものです。よく比べるとかなりマイナーチェンジされていることがわかります。特にはっきりわかるのは出力トランスです。2010年にはケースでシールドされていましたが、2014年のものでは剥き出しのトロイダルに変わって大型になっています。マイクの入力に使っている小型のトロイダルはどちらもシールドされていません(2010年の方では右下隅)。ハイエンドメーカーがこのように長年販売し続けている製品を改良し続けるのは珍しいことではありませんが、トランスまで調整してゆくというのは大変なことです。顧客からフィードバックがあっての改良と思われます。昔の機器ではそういうことはなされず、製作者側の主観が相当に反映されたものでしたからトランスも後々変更ということはほとんどなかったようですが、現代では音楽が多様化しているのでそういうわけにはいかないのでしょう。
コンシューマー(民生)再生機器の場合は、プリアンプというのがあってイコライザーがついていたりします。しかしこんなものは要らんという意見が多くあります。ラウドネスとかドルビーのスイッチがハイエンド機器からなくなっていくぐらいの頃からイコライザー機能も邪魔ではないかという見解が主流になってきて、そのプリアンプ自体も不要という風になっていきました。トランスが不要というのと同じ理由です。余計なものを無駄に通して音が劣化するだけというものです。プロ機器の場合は基本が再生ではなく録音なので、ここで言うプリアンプなるものはないですが、だけどイコライザーは通すし、コンプレッサーやその他いろんなアウトボードを通します。いろいろ通して劣化しないのでしょうか。それどころかラインアンプにも通すことがあります。ラインアンプとは何でしょうか。ラインとはケーブルのことです。ケーブルのように素通しする以外何もしないものです。そういうアンプがあります。その単体では基本的に音を入れて出すだけです。それでツマミなどの外部からアクセスするものは何もありません。外観はただの箱です。後ろで入出力端子を挿すだけです。中はアンプなのですからゲインを持っていますが、接続によってゲインを0にできれば、60dBぐらいは持たせることもできるものもあるのでマイクアンプに使うことが可能なものもあります。しかしコンソールにはマイクアンプはそのために設計されたものを使うので当然ラインアンプはラインアンプとして使います。昔はテープを使って録音し、持っているチャンネル以上のトラックが必要な時には一旦ミックスして空いたトラックを作ってそこへまた録音する必要があるなど、音が劣化する原因がありました。そのため音の鮮度を保つ努力が必要なのですが、それなのにそこへさらにラインアンプでした。もちろん意味もなく入れてはいません。ビートルズは真空管式のテレフンケン V72をラインアンプにして常に最終段に入れていたと言われています。トランジスタ全盛の時代に真空管です。しかも通すだけです。真実は「良いものに通したら良くなるし、悪いものに通したら悪くなる」というそれだけです。だから、プリアンプを使ったら音が悪くなると言っている人はかわいそうです。民生用のプリアンプでも感動的なものはあるからです。業務機器は素晴らしい音がしますが、ラインアンプのように無理がない、どうしても20~40dBの増幅ぐらいはするようですが、そういうものは特別美しい音が鳴ります。コンソールはモジュールの組み合わせなので、それらを前後で繋ぐときにマッチングが悪い場合、ラインアンプあるいはハイインピーダンスからローに変換するバッファーとも言いますが、そういうものを間に挟んで使います。今でもバッファーは単体だけで商品として成立するぐらい使う人はいます。こういう一見して良さがわからないものを勧めるメーカーというのはかなり真面目に仕事をしているところだと思います。業務用のラインアンプは最低でもトランスは2つ入っているので、その機能の乏しさと比較すれば非常に贅沢なものです。そして覚醒すると、世の中で最も素晴らしいアンプは、ラインアンプであるということに目覚めるでしょう。デジタルは色々通すと劣化しますが、アナログはそうではないということにも開眼するでしょう。
トランスにしろ、アンプや、トランスが内蔵されたアンプにしても、音を通せば良くなるのであれば、たくさん使ったらどうでしょうか。これは素人でも考えたらすぐに思いつくので古くから使われてきたテクニックでした。問題点もあったりして実施には注意が必要ですしコストもかかりますが、その問題点を解決して一台に組み込んでしまう、すでに上手くチューニングされた複数回路を通過できる形式で難しいことを抜きにして簡単に優れた効果を得るというものがあります。有名なものでは、FMR AUDIO RNC1773のスーパーナイスモードがあります。連結された3台のコンプを通すことでナチュラルさを得るというものです(実際はデジタル制御で3回回しているだけ)。本当に3台繋ぐと細心の調整が必要ですが、そこをボタン1つでONにしたらOKとシンプルにしているというわかりやすさです(RNC1773はAMEK System 9098のコンプ部を参考にし、ほぼ同様の回路構成と言われています。AMEK 9098は爺の有名な製品の一つです)。しかしRNC1773はスーパーナイスモードを切ると全くナイスではありません。米では「クールじゃない」と言うんですかね? 皆さんの方が詳しいかもしれないので慎重に言葉を選びたいですが、とにかくつまみを多少なりとも回しすぎたら使えないですね。PAとかで割とイージーに使いたい環境では良いかもしれない、小店はどこからもスポンサードされていないので率直に言いますと、RNC1773は20万の機材に匹敵するとされていますがそれは絶対ない、スイートスポットでは割と使える、しかしインプットゲインボリューム以外にもスイートスポットが存在する時点でどうなのか、漠然とした言い方ですが、真ん中あたりで前後にチョロっと回す分には良い、この値段だからしょうがないのでしょう。使いようでしょうね。いわゆるナイスな位置で使う分には十分いけるので適材適所で考えると安いとなるでしょうね。小さいですし。ナイスな位置が存在しているという事実を評価したいところです。
爺の現代の設計で、昔のテープの音を再現するという機材(機器?)があります。Portico 542 Tape Emulatorというものです。デジタルは便利が良いので良いところだけ取って後はアナログで行こうという潔さの最たるものという気がします。ここで言う「テープ」とはレコーディングスタジオや放送局で使われていたオープンリールデッキのことですが、民生用のウォークマンとか、そういうものも基本的には同じで、その最上質のものを再現しますということです(あえて民生用の方を再現するというものもあります)。YouTubeでいろんな人が実際にこの機器を使って実験していますので感じは掴めると思います。爺はやっぱり中途半端な仕事はしないと思いますね。テープに記録するところをテープヘッドと言いますが、これもコイルなのでトランスの一種です。それでこのテープエミュレーターではテープヘッドに相当するところにトランスで代用しています。テープデッキの回路をそのまま載せているという本格的なものです。しかし肝心のテープは入っていないのです。リンク先説明文の表面パネル説明写真がある左側に「一台で3基のトランスを自在に可変制御できる」という気になる記述があります。この辺がテープの部分だと思うのですが、中は見たことがないので定かではないですが、書いてあるので実際に3つのトランスが入っているのでしょう。爺も相当なトランスマニアですね。開発に当って「数え切れないくらいのトランスや回路デザインを検討しました」と言っているので、ここが要である、ということになるのだろうと思います。複数のものを通すとそれだけ難しくはなりますが、上手くチューンできればより優れた効果が得られるということだろうと思います。トランスは作るのがやっかい、コスト高ですので、爺の技術力を以て3つを1つに減らせないでしょうか。そういうことを言うとあなたが大株主でも爺に「ばかやろう!」を喰らうでしょう。これは素人目にも作るのが難しいんじゃないかと思いますが確かにその通りで、他にはDIYRE 15IPS Tape Saturation Colour KitかKUSH AUDIO UBK FATSOぐらいしかありません。あんまり需要がないのでしょうか。そんなことはありません。マスタリングでリミッターを使うのはテープのリミット感を再現する目的も1つにあって、この目的の機器では実際に本物のテープを内蔵して書き込んだらすぐに出力という方法でテープサウンドを抽出するというもので名機が幾つか知られている程です(以前にうっかりローランドのテープエコーなるものを購入しかけたことがあります)。この種は現代では作っていないと思います。違う個性のコンプを2つ繋いで後ろの方をリミッター設定で使うといったことはあると思います(貸しスタジオで初めからそういう設定で置いてあるところが多いようです)。使い方にはいろんな可能性があるので、コンプの場合自分の音楽には合わないという場合でも売り払ってはいけないとよく言われます。テープが最高の記録媒体の1つであるのは現代でも変わっていないし(ここにきてテープの生産数が増えているという奇妙な現象が発生しているらしいです)、ハードでテープの再現は難しくともソフトだと何とかなるということでエミュレーションプラグインはたくさんあるようです。フリーまで出るぐらい盛況で、かなり人気があります。だけどソフトとハードでは圧倒的にハードの方が良い、それどころかソフトは散々批判されていて比較の対象にすらなっていないという状況なので、ハードがもっと出てきても不思議はありません。しかし始めから爺にこういうクォリティのものを出されると後発がお手上げでしょうね。とりあえず現状本格的なものは爺のところしか設計できないようです。あまりにも本格的過ぎて本物のデープデッキと同じ問題も出るというというようなことまで書かれています。テープの効能はアナログ時代から積極的に用いられ、60年代に英国の天才エンジニア ジョー・ミーク Joemeekが、すでにコンプで圧縮済みの音源をさらに真空管を使ったテープレコーダーに記録する作業を意図的に1段追加し、そこからレコードのマスターにカッテングするという方法で斬新なサウンドを作り出しました。Joemeekが1967年に37歳で亡くなった後にも彼の名を冠した音響会社が存続し、現代でも中国深圳で生産しています。爺はというと経営に行き詰まりNeve Electronics社を売却、その後も設計者として留まりますがやがて居場所を失い、それから現在のRupert Neve Designsを設立するまで様々な会社で設計していました。その内の1つがJoemeek社との提携で、この時にVC3というマイクアンプ、コンプ、エンハンサーを小さな筐体に詰め込んだ安価な製品を発売しています。英国製の初期型が爺の設計で生産台数は言い伝えによると1000台を超えるぐらいで、すぐに別回路に変更されて現在に至っています。これはトランスが入っていません。それでも濃厚な英国サウンドを堪能できます。かなり強烈なブリティッシュサウンドなので、用途も限られてくる可能性はあります。
冷戦時代に香港と大陸はどれぐらいの交流があったのかわかりませんが、英国領という状況において当時のいわゆる資本主義国と経済的関係にあって、大陸とはそれなりの壁があったのは間違いないと思われます。それでも工業製品は上海製造のものが香港に輸出されたりもしていました。今では製造業は広東省全域に移っているので、香港にはほとんど工場はないと思いますが、以前は香港製というものがありました。上のラジオはその1つです。香港製ですが英国特許とあり、スピーカーは台湾製と明記されています。一体どんな音が鳴るのかと思って聞かせて貰いますと、これはバリバリのブリティシュでした。不思議なものです。この種のラジオでトランスが2つ入っているものは高級品だったものです。
確かに一口にUK(英国)の音と言っても色々あります。UKのヴィンテージトランスも様々なメーカーがあってそれぞれの音ですが、それでも全部UKの音でいずれも評価されています。トランスが入っていない機器でも以前はUKの音がしていました。Neveもトランスの有無に関わらずUKの音でした。従って、NeveがUKの音を作っていたのではなく、UKで作っていたからUKの音になったという考え方はできます。というのもRupert Neveは17歳までアルゼンチンで育った人で、その後英国には渡りますが大戦中だったので通信の部隊に所属していました。中国で生まれて育った日本人、満州育ちとかそういうのではなくて、完全に中国だったところで育った人というとイメージしやすいでしょう。ほとんど中国人ですが親が日本人なので日本にも親和性があるという特殊な立ち位置の人間です。つまり大雑把にはNeve Electronicsはアルゼンチン人が英国機器を設計していた会社なのです。ブエノスアイレスはタンゴの国、アルゼンチンは当時南米で最も経済発展した国でした。そういう国から欧州に戻った人としてはカルロス・クライバーが有名ですが、イタリアとかスペインとは全然違うラテン系の人間になってしまっていて、元がドイツ人とは到底思われません。しかし文化水準の高いブエノスアイレスからやってきたというのは大きなアドバンテージで、しかも生粋の南米人ではなかった、親がドイツ人であったり英国人だったりしたわけですから家では南米人ではなかったといういささか複雑な背景が独特の芸術を生み出す土台になっていました。生粋の英国人よりも魅力的なものが作れる素地がありました。Neveのあのサウンドの色合いはブエノスアイレスのもの、当地の音楽のルーツはスペイン・ロマ(ジプシー) - アラブ - オリエントを源流としたエキゾチックなもので、それが英国の重厚感に包まれた時に魅力を放ったと考えられます。Neveは結婚する時の条件として定職に就くことを求められたので、英国のトランスメーカーで主任を務めていました。その経験が後にサウンドの肝となりました。そしてJoemeek VC3を設計した時に重要な手段を失いました。トランスが使えなかったからです。そのことによってVC3はブエノスアイレスから解放され、ゴリゴリの英国調になったものと想像されます。しかしNeveによって設計されたことによって細部に至るまで配慮された傑作になったものと観て良いでしょう。
この写真には繁体字で、入力トランスと出力トランスの2つが示されています。入力トランスのインピーダンスはインターステージと見做した方が良い数値ですが。電波を高周波回路から低周波に変え、カソードフォロワー回路でインピーダンスを下げて入力トランスに入れるという順序になっているものが結構あります。アンプ部で前段からインターステージトランスで位相反転を行い出力段に送るというものもありますが、この場合も慣例?なのか入力トランスと呼ばれます。このトランス2つ式の回路も掲載しておきます。B1とB2がトランスです。当時のラジオの場合、トランスが1つだけとか全く使っていないものもありました。このトランスは中華の音色を決定づける重要なパーツです。そうすると、香港製のラジオに組み込まれているトランスはどこで巻いたものでしょうか。英国からの輸入ではないと思いますし、これは香港製だと思います。本当はこのラジオは英国というより香港の音だったのかもしれません。ほとんど市場価値のないものではありますが、今となっては珍しいものではあると思います。
中国で公園に行くとお年寄りが多いことに気がつきます。彼らの定番の持ち物は幾つかありますが、1つにラジオ、テープデッキがあります。コンパクトなもので紐を腕に掛けて落さないようにできるタイプが多いように思います。自転車に乗るとラジオを前の籠に入れて鳴らしながら帰宅します。鳴らすのは北京であれば決まって京劇です。こういう視聴環境はもはや伝統であるらしく、もうかれこれ何十年もこうやって楽しんできたのだと思います。中国音楽を聴く、おそらく最良の方法は1つはここにあります。家でパソコンのmp3(中華では「エムピーサン」と言います)で京劇を聴いて何が良いのかさっぱりわからなくても、公園に行って老人らと陽に当っておればその魅力がわかることがあります。
ラジオというものは、放送局の最高の機器で音楽を聴けるものです。特に国営放送はその国の基調をなす個性を体現しています。理由はわかりませんが、なぜか国営放送というものはお国柄を反映します。自国の企業と共同開発するからかもしれません。最高峰の音響技術が投入されているものでもあります。FMを聴かないと本物のサウンドはわからないと言っても良い程です。この種のラジオのスピーカーは中国伝統のチューニングになっています。現代でも国内向けに生産しているスピーカーは伝統を維持する方向で作ってあって、そういうものは外国に出荷していません。特に伝統音楽を聞く人からだけ支持されているわけでもありません。中国人は何を聴く場合でも、それほど意識せずに国産のスピーカーから出る音を好む傾向があります。もっともこういう傾向は中国人に限らないと思います。外国のものはそれはそれで楽しみますが、国産も同列に評価しています。伝統的な中華系機材というものがまだ生産されていて、ラジオもその一種なのでしょうけれども伝統音楽をより良く聴く条件としては比較的良好ということは言えると思います。
イコライザーは、周波数を決めるために抵抗、コンデンサー以外にインダクターを使うものもあります。これはコイルです。抵抗の代わりにインダクターを使うのですが、これはトランスを使うか使わないかという違いと共通します。抵抗を使う場合でもどの種類の抵抗を使うかで特徴が変わってきますので、設計者の音色に対する狙いが表れますが、その中の1つの選択肢としてインダクターがあります。コスト高なのにインダクターを巻く旧式の方法に拘るのは、やはりコイル特有のサウンドを求めているからに他なりません。
(クリックしたら拡大します)
例は米Quad Eigut 712 イコライザーの回路図ですが、全部で7つのインダクターを使っています。設計の難易度や製造コスト、開発費と時間などあらゆる点でインダクターは不利です。そこを使っていく、それもこれだけ使うというのは普通ではない、かなり贅沢な品です。
インダクターは電源回路にも使われることがあります。これはチョークコイルと呼ばれます。しかしほとんどの使用例は真空管回路で、ディスクリート初期のドイツ製のコンソールにも時に使われていました。真空管回路用は特に耐圧が必要なので大型です。電源回路は信号の主要経路ではありませんが、音の傾向に対して大きな影響があります。抵抗を使うのに比べて非常にコスト高で設置スペースも必要なので贅沢なものでしたが、それでもその大きな効果から積極的に多用されていました。しかしドイツのコンソールモジュールはプロ用の機材であるため、全ての方法が慎重に検討されていたことで常にチョークコイルが使われていたわけではなく、必要なところへ投入されるに限られていました。信号経路にもインダクターがフィルターとして入れられることがあり、これは古いドイツモジュール独特の特徴です(左写真 Siemens V274)。カソードに入れられている例もあります(右写真 Telefunken V72)。このようなものはドイツモジュール以外ではほとんど見られないと思います。ドイツの巻線技術でようやく成し得たという考え方もできるでしょう。おそらく真空管式コンプレッサーのみに採用されていたと思われますが、インプットトランスから初段管の間にローパスフィルターが置かれている例があります。Telefunken U73では1段(正負でインダクターは2つ)でしたが、左下写真例、1967年製造のU71では2段(4つ)に強化されています。インプットトランスにワイドレンジのものを使わなければ良いだけのようにも見えますから、このような手の込んだものが採用されている例は他にはないと思います。Fairchild 660/670にもありません。U71より少し早く設計されたディスクリートのU273/U274にもインダクターは採用されていませんでした。ドイツでは真空管式コンプレッサーにはどうしても必要という考え方があったようです。しかしディスクリート時代にインダクターが消滅したわけではなく、イコライザー以外にも散見されます。より広帯域を求める場合は不要なので、古いモジュールを入手した時には既に後代のエンジニアによる改造でバイパスされている例が多くあります。ドイツの設計師たちが無駄に加えているなら、全ての設計でインダクターが採用されている筈なので、熟慮の上で入っているものを外すということなのですから、ちょっと違ったものになってしまいます。このような改造は元に戻さなければ音に落ち着きを取り戻せないと思えます。インプットトランスを外してしまうのも同じことが言えます。インダクターに関わらず、ドイツのモジュールに手を入れて好結果を得ることは稀であろうと思います。
人間の耳は、20~20kHzまで聞こえるとされますが、音楽や音声の再生は必ずしもその枠を守ることが快適とは限らず、音響の黎明期から様々な試みがなされてきました。初期の頃はまず電話から、そして映画館でした。電話は送受信機の規格を整備することで音響を一定に保ちやすいですが、映画館は建物の影響を受けるのでかなり苦労があったようです。世界大恐慌で経済的に難しい時代でもありましたが、まだテレビがなく娯楽も少ない中で映画は大人気となり、多額の投資が可能だったことで優れた開発や研究が行われていました。映画館経営者の方からも品質に関する要求がかなりあり、他の映画館よりも優れたサウンドを提供するためには幾ら払っても良いという感じだったようです。当時の技術的水準は、現代と比べるとまだ存在していないものも、例えばトランジスタやICはありませんでしたが、コスト圧力が低かった状況で、むしろ現代よりも高品質な製品が提供されていました。可能再生周波数帯域についても、十分にハイファイなものも開発に成功していたようですが、採用されたものはそういうものではありませんでした。すでにSPレコードで8kHzまで、実際にはもっと入るようですがこれぐらいがベストというところで収録されていた時代に、映画館では電話やラジオと同じような帯域で放映されていました。
・蓄音機 SPレコード ラッパ吹込 (200~4kHz)
・蓄音機 SPレコード マイクとアンプ (100~8kHz)
・LPレコード (70~10kHz) レコードを生産している東洋化成によるとこの周波数帯が最もカッティングに適しているということです。当時のノイマンマイクは40~16kHzぐらいと当時としては広帯域でしたし、レコードもこれぐらいの周波数帯はカバー可能なので、広帯域で録音されていたものもあったようです。しかしLPレコードに最適なスペックで収めるため、多くのイコライザーに10kHzのローパスが用意されていました。SPの後期とスペックはほとんど変わらなかったことになります。
・CD (20~20kHz)
・電話 (300~3.4kHz)
・ラジオ (150~3kHz)
これぐらいの帯域に制限して音を送るのが一番人間にとって快適だという研究に基づいてこういう規格になっており、トーキー映画時代には欧米では大きく3社、米ウェスタン・エレクトリック(WE)の特許を使用したワーナー・ブラザーズ、米ジェネラル・エレクトリック General Electric(GE)の特許を使用したRCA、独テレフンケン(クラングフィルム)の特許を使用したUFAで覇権が争われ技術の向上が競われていましたが(後に独占禁止法回避のためエリアで担当を分けるようになりました)、それでも大原則は全く変わらず、周波数帯域がむやみに広げられることはありませんでした。それは各家庭に電話やラジオなどの端末が普及するようになった時にも一貫していました。古い音楽を古い装置で聴くと驚くほど美しいが、現代のステレオで聴くと全くスカスカになるのはこの辺りに理由があります。そうすると聴く音楽によって時代ごとに装置を用意せねばならないということになって、実際にそうするマニアもいます。場所を取るし、古い機器のメンテナンスなどとても大変なことなので、トランスの差し替えで対応する人もいます。この場合、古い音楽はイコライザーではなく帯域が制限されたトランスを繋いで聴きます。帯域を絞って収録されているものをハイファイで聴くのは周波数特性が狂っているということになり、本質がよくわからない、演奏を分析しようにもおかしくてよくわからないということになります。演奏の細かい部分まで分析するのにも支障を来します。
中国にも19世紀末より上海にSPが入ってきて外国の企業が覇権を争っていました。いくつかの企業があるのでここにまとめます。
・百代(仏パテ。1928年に本体のパテが英コロンビアに買収され、さらに31年にコロンビアがHMVと合併しEMI。インド製が多い)
・勝利(米ビクター)
・高亭(独オデオン)
・蓓開(独ベカ)
・歌林(英コロンビア。インド製が多い)
・宝塔(米RCA)
周波数帯域を考慮する場合、大まかに3段階で捉えることができます。4kHz以下、8kHz以下、それ以上の3種です。古いものがハイファイでないということはなく、業務録音機器用のトランスは半世紀以上前のものでも広帯域です。医療用も広帯域ですし、高周波用すらもあります。一方で再生に使うものは帯域を絞ってあります。中国音楽においても同様で、具体的には4kHz以下ではラジオに入っている小型のトランス、8kHz以下では蓄音機に入っています(写真例は蓄音機のハラワタで、左下端に2つのトランスが見えます)。中華蓄音機に内蔵されているトランスは中国国内では人気があって結構取引されています。流通量は少ないですが、かなり濃い音が鳴るので古い音楽やクラシックなシステムに合わせて使われています。しかしハイファイなトランスはもっと高値で取引されていて、これも中華風の濃厚なサウンドが楽しめます。軍や放送局、レコーディング会社などに供給されていたタイプです。ハイファイなものは音自体を変えてしまうぐらいのインパクトのある変化はしないですが、その微妙なさじ加減が重要なのであって、長く聴いていると大きな違いと感じられます。
トランスを使う場合、前後のインピーダンスマッチングに留意する必要があります。機器にはいろんな規格、スペックがありますが、各機器を連結していく時に参照するのはインピーダンス(内部抵抗)です。もし機器に抵抗がなければ電気は素通りして留まることはありません。電球はフェラメントがあるのでそこで電気が停滞し光り輝きます。同様に機器も内部抵抗が必要です。出力端子のインピーダンスに対する入力側インピーダンスとの関連性が合わないと周波数特性に狂いが生じます。昔のプロ機器は600Ω同士で合わせる転送方法が多くあります。現代はもっと高くて4.7kΩ基準のようです。機器は単体で設計され、前後にどのような機器を連結しても使えるようになっているものは、入力インピーダンスはマイク入力は最低でも1KΩ、ここはマイクしか繋がないので特に問題にならないと思いますが、その他はラインは10kΩ、楽器は470kΩぐらいです。この値より低いインピーダンスのものであれば接続できます。一方、出力は150Ωぐらいのようです。後段に低すぎる特殊なもの以外、大抵の機器は繋げられます。40Ωぐらいまでであれば大体20kHzまでは保障しているようです。
ラジオの回路図を載せていますが、インターステージトランスの前にトランジスタが1つあります。そのさらに前に47kΩのボリュームがあります。ここを入力にしてそれより前のラジオを切り離せばアンプだけ使えます。ペアで揃えるのは困難なのでモノラルになりますが、中国音楽を聴くのにはベストのアンプの1つであろうと思います。どうしてもトランス単体として用意したい場合はおそらく最も無難なのは米国の電話用のトランスを使うことだと思います。これはギターのDIに使うのにもちょうど良いので市場に割と出ています。戦前の中国音楽はこのタイプが特に合うと思います。1920年代頃のラジオ初期はパーツ販売で、つまりスピーカーやトランスをバラ売りで買ったりセットもありますが、自分で必要物を連結して使うものでした。それでトランスだけというものが商品としてありました。トランスを金属ケースに収めて外部に端子を出してコードをネジで固定できるようになっていました。このタイプは真空管用でインピーダンスが高いのですが、広帯域は問わない用途なのでより低いインピーダンスで使用してもほとんど影響がありません。もちろん試しにインピーダンスがきちんとマッチングする接続でも使い確認しますが、聴感上でも測定でもほとんど変わりません。写真例のトランスは表面のラベルには「2.2:1」という比率(レシオ)が書いてあります。つまりインピーダンスが明記してありません。トランス単体で販売されていたわけですから何に接続されるかわからない状況が想定されているため、インピーダンスに関係なく巻線比率だけで使えるようになっています。音質はデジタル時代の現代でも対応できるほど素晴らしいものです。非常に暖かい音で柔らかい、それでいて結構明晰な音が鳴ります。どちらの場合でも、個性は生産地の影響が大きく、用途はほとんど影響ありません。材料も時代によって異なるので年代も影響があります。
ここで、世界のトランスにはどういうものがあるのか見ておきたいと思います。トランスの個性は国によって特徴があります。
・アメリカ Western Electric(WE)、UTC、JENSEN、TRIAD、Peerless(ALTEC)などのメーカー、ブランドがありますが、UTCが作ったものをWE銘で販売したりといったことがあって、主に公共のライフラインに関係していますので全体で1つの企業体、半国営カルテルですから、まとめて"米国産"というくくりで考えられます。ジャズであれば米国産が最良の選択です。
・英国 当初は米国からの技術の輸入でWE子会社のロンドン・ウェストレックス London Westrexから、すぐに独自開発に切り替え、マルコーニ Marconi、パルメコ Parmeko、フェランティ Ferranti、パートリッジ Partridge、ガードナーズ Gardners、GEC、マリンエア Marinair、セント.アイヴス ST.IVES、ベルクリア Belclereなどがありますが、いずれも大人気で入手は比較的難しい傾向があります。この系譜は現在カーンヒル Carnhill(旧 ST.IVES)やソーター Sowterによって受け継がれています。重量感のある有機的で含蓄の籠った響きです。いわゆる"ブリティッシュ・サウンド"と言われます。ロック系に合うとされます。
・ドイツ プロ機器用の製造は真空管時代からトランジスタの初期までクラングフィルム Klangfilm/シーメンス Siemensが製造し、それ以降はアウフェ Haufe銘に変わり、ほとんどのトランスを製造していました。少数ですがベイヤー製もあります。IC時代に入ってくるとピカトロン Pikatron製に切り替わりますが、古いアウフェ・トランスの絶対的な信用は現代でも揺るぎないものがあります。清らかな響きです。クラシックに合います。
・日本 代表はタムラです。古典的な和の音がします。ハシモト(旧山水。トランジスタ用は安価で、"ローファイ"というハイファイと逆の言葉がありますが、蓄音機時代の音を現代の装置でリアルに再現して聴くためのアナログパーツとして一定の人気があります)、東栄(チョークコイルの欄の下方に太文字でラインナップしています。驚異的な安さです。これだと中国の一般のより安いです。秋葉原の部品屋さんです。かなり音が硬く、エージングも効かないらしいので機械巻きだと思います。このあたりについてはK&T完全手巻ピックアップを参照して下さい)、タンゴ、日本光電、理研、春日無線、ゼネラルトランス、染谷電子、大阪高波、共立電子産業、アテネ電機、エイトリック・トランスフォーマーなどがあります。
トランスは鉄心に銅線を巻き付けただけの単純な構造の物体ですが、どうしてこうもお国柄が音に反映されるのか不思議なものがあります。"楽器"と見做すべきでしょう。もちろんその他の音響機器もすべて楽器と見做すべきです。そしてケーブルさえも楽器として扱うのはプロの現場では当たり前です(ケーブルは曲げるなど金属ストレスを与えてはいけません)。トランスは楽器を選ぶように吟味すべきものです。スウェーデンのトランスメーカー・ルンダール Lundahl社はドイツ系です。クラングフィルム系のメーカーがプロ機器の中でも特別仕様のグレードを作る場合、北欧の工場で作らせていましたので、北欧も高い技術力があります。その系譜の中で最も有名なのはデンマークのオルトフォン Ortofonです。レコードのカートリッジを作るメーカーですがこれも製造はトランスと同じコイルです。デンマークのコイルトランス関係はJSが作っています。オランダのフィリップス Philipsはドイツ系の影響は受けつつもセンスは異なるので、ドイツ系の少し違ったタイプと見なせますが業務機器は評価は高いものの数は少ない傾向があります。スイスのステューダー Studer、EMTもドイツの上位モデルを生産し、解像度の高さに定評があります。
中国の音ということと、トランスは手工品ゆえ楽器のようなものなのでお国柄を反映するということを考え合わせた場合、中国音楽に対しては中国のトランスが最良なのは間違いありません。中国の工場の整備は大躍進政策時に一度行われ、再度文革が始まってすぐの66年頃にも行われたのですが、生産が伸びてきたのは70年代ぐらいからです。文革で学生が学校に来なくなったため、工業学校を閉鎖して工場に変え、教職員を開発製造に当たらせるという例までありました。皮肉にもそれで開発が加速し、工業の質が高められたともされています。文革期には人材や技術の交流も活発だったようです。我々が手に入れられる中華のクラシックなトランスというと大躍進時代の工場群製造による50年代以降のものになると思います。中国のトランス製造地はかなり多く、詳しいデータがありません。音響関係者に評価が高いのは上海無線電27廠です。中華牌の機材を作っていた頃の中国唱片廠の中国音楽録音はあまねく27廠のトランスを使用しており、上海におけるプロの音響機材というといずれも27廠のトランスが使われていました。上海でトランスを製造していたのは27廠だけではありませんでしたが、民生機器、カラオケの高級モデルにも27廠のトランスが使われていました。中華トランスに関しては北京無線電1廠(現・797音響)、杭州無線電廠もあって、いずれも味は異なりますが、中華の毒はまず27廠について語られます。大陸にはこの27廠トランスを以って「国宝」という人もいます。27廠に関しては聖地ということで、現在の様子をストリートビューで確認します。
大きな広場があります。そして奥に双子のビルが渡り廊下のようなもので繋がれています。左の方にはロゴがあります。見えにくいですが「双灯」とあります。27廠は元々2廠からの分家で、2廠製品では「紅灯牌」を使っていました。「双灯牌」は27廠製品のブランドでした。右のビルは道路に面していますので、その方に回ります。
幽霊ビルです。これは使っていないように見えるし、そもそも窓や壁がなく内部が完全に外に解放されているような酷い状態です。明らかに廃墟です。しかし何故かもう1つのビルからは比較的新しい廊下で繋がれて支えられています。現場に赴けば当然新ビルの方には侵入を検討したいのですが、こちらの方は現在「上海双灯电子技术开发实业公司」という会社になっています。企業情報によると照明器具以外に、テレビの部品、トランスもまだ作っているとあり、その他あまりにも広範で、百貨経営方式服務ともあります。この会社について詳細を調べるもほとんど何もわかりません。何をやっているのかわかりません。トランスを巻いているようには見えません。27廠が前身ということも明らかにしていません。社長が誰かもわかりません。製造ではなくて研究機関のように見えるし、それも表向きにやっているところでない気はします。幽霊ビルは外から見えるところでわざと残しているのでは?もうそっとしてあげた方がいいのでしょうか。いずれにしても、かつてはトランスが巻かれていたであろう幽霊ビルが、理由はなんであれ残されているのは良かった・・何が良いのかわかりませんが、歴史的建造物ですからね、暇な方は、中華の音響への思い入れにもよるのでしょうけれども、見に行っていただければ。尚、この事情であれば侵入は控えた方が良いでしょう。幽霊ビルの写真もビルの向かって左側に保安がいますのでそこで事情を説明してから撮影するようにして下さい。自分は音響関係者で、ここは27廠のビルだから、とか言えば問題ないと思います。保安は大抵教育水準が低すぎるのに権限は持っているという極めてややこしい、つきあいにくい人たちで、道理は一切通らないということと、怒鳴られても喧嘩しないように注意して下さい。幽霊ビルよりも生きている人間の方が怖いんじゃないですか。まあ、行かないのが無難でしょう。位置は、丹阳路60号です。
新品のトランスは音が硬いです。二胡と一緒ですね。やっぱり楽器みたいなものなんでしょうね。しばらく使わないと本領は発揮しないし、それに真の実力を予測するのも難しいものです。たいてい優秀なトランスでまだポテンシャルを発揮していないものは機械的な程ガチガチです。ある意味データ的には優秀と言ってもいいぐらいです。エージングが進むと角が取れて良い具合になります。1,2時間程鳴らしてほっておくと翌日には柔らかくなっていますが、これを繰り返すと甘くなってきます。それからでないと評価できません。古いヴィンテージトランスでしばらく使われていなかったものも同じです。眠っておられるんでしょうね。起きたらすぐに活発になるものもあれば、しばらくまどろんでいるものもあります。評価は急がないということですね。
トランスがこんなに素晴らしいものであればどうして現代の多くの音響機器には使われていないのでしょうか。重い、コスト高、大きくなる、良いものは作るのが難しい、といったいろんな障害があります。もちろん機械を使って自動でも作れるので産業用はそのように作っていますが、音響用トランスは手工生産です。職人技です。設計も職人技で企業秘密です。設計会社と製造会社間で情報を秘匿し絶対に漏らさないという暗黙の了解が(中国以外で)あります。中国の場合は確かに一般企業が洩らす場合もありますが、基本的にそういう技術、外国から入手したものだけでなく自社で開発したものなど何でも国に申告し、国全体で技術を共有することが法律で義務付けられているので、完全に概念が異なっている、かなり特殊なところです。職人技をコンピューターで解析すればどうでしょうか。現状これには成功していません。職人がどうしても必要、数も潤沢に提供できません。現代では作れなくなった巻き方のトランスさえあります。だからトランスを入手して使うということはとても贅沢なことです。トランスを巻く職人を育てるのに力を入れている企業もあります。
特殊なトランスで高周波用というものがあります。ラジオとか無線機器用のものです。オーディオ用の低周波は周波数特性でトランスの性能を表示しますが、高周波用はパルスの応答速度で表示します。周波数特性は100k~50MHzで低周波用とは使う帯域が異なっています。これは低周波に使ってはいけないのでしょうか。そこで実験いたしました。巻線比の関係である程度の増幅率が見込めるところでしたが、逆に音量は低下しました。20dBぐらい減少しています。当然でしょう。100kHzから降下して可聴帯域の20kHzあたりに達した時にはすでに下がりきっているからです。しかし音はしっかり抜けるところからすると低空飛行である程度は一定しているものと思われます。それよりも目立ったのは、サウンドの優れた応答速度です。極めてスムージーな、歯切れの良い音が鳴って曖昧さが感じられません。それぐらいでないと高周波では使えないのでしょう。中国物ともなるとそこへ独特の甘さも加わります。これは演奏の研究用には細かいところも見えますのでベストです。失ったゲインさえしっかり補償すれば十分に使えます。音楽鑑賞用としても問題はありませんが、基本的には演奏の細かいところまで聞き取るための研究用という感じがします。超高域スピーカーという可聴帯域を超えた聞こえない高域を出すという特殊なスピーカーがあります。TAKE T BATPUREというものです。全く聞こえないわけではなく、耳を近づけるとシャラシャラした音は鳴りますが、聞こえる程鳴っているのは音が大きすぎるので実際の使用では聞こえない状態に抑えます。聞こえないのに影響は大きいので、聞こえない音の音量調整が必要という、聞こえる音でそのバランスで調整するという、そういう特殊なスピーカーです。写真は拙宅での視聴実験の様子ですが、このBATPUREに高周波用トランスはかなり相性が良くサウンドはより鮮明になり奥ゆかしさもあります。しかしトランスを使うならアンプは別に用意しなければならず、この場合ではインターフェースに付いているヘッドフォン端子から出力してBATPURE専用に供給しています。トランスを使わない場合でもBATPUREには別個にアンプを使う方が好結果です。
アナログとデジタルの録音が違うのは言うまでもないことなのですが、最初にどのように記録するかも大きな影響があるように思います。つまり、テープで録音するのとパソコンを使うのは違うのですが、最終的にテープの質感が欲しいという時に、デジタルで録っておいて後からテープに通すのと、初めからテープというのは随分違うということです。かといって、アナログが良いからといってテープを用意するというのはかなり面倒なことです。デジタルもどんどん良くなってきていますし、一方でアナログにも問題がないわけではないので、ちょうど良い具合を探りたいというのはあると思います。そもそも何でこういう話が出るかというと、中国楽器はデジタルだと難しくなる、アナログとデジタルは空間、響きの捉え方が変わるような気がするし、アナログであれば割とそれなりに録れてしまうところにデジタルとなるとハードルが高くなるように思います。その要因として市販の機器が西洋中心で、デジタルだとその特性が露骨に出るということがあると思います。だけど今更アナログは避けたいというところで折衷案のようなものが得られれば、何もしないよりは味わいのある音が採れると思うのです。デジタルで収録するにしても記録する前の段階でそれなりに対応できないかということなのです。しかしこの段階で西洋色が出てしまうので少なくともそれだけはなんとかせねばなりません。中国の技術者はやはり本場ということで、この辺の対応は巧みですが、国産で一定の水準のものが用意できないとか特注で機器を用意するのでなければ西洋のものでも色付けがないとされる個性を極力省いたもので対応したりする例があります。アナログ感と東洋感のこの2つの方面から考える必要があります。
たまたま池上通信機の昭和30年代のアンプがジャンク品で見つかったので修理して使ってみると独特の東洋的アナログの質感が得られたのでラインアンプ、プリアンプなどを介する類の1つの可能性ではありますが、場合によってはこういうものを使うこともできると思うようになりました。この個体は「増幅器」と記載がありますが、コンソールに差し込んだ時に見えなくなる側面に高域と低域を調整できるボリュームがあります(写真では側面に穴が2つ見えますがここをマイナスドライバーで調整)。イコライザーなのですが調整は固定で使うのが前提になっているということになります。ということはこれはテープのカーブを調整するものであろうと思われます。テープは特性上フラットには記録できないのでズレた分を再生側で戻すのですが、それでも高域と低域はそれぞれ減衰しやすいのである程度補償しておく必要がある場合があります。それでこのイコライザはどちらもプラスにのみ調整できるようになっています。テープデッキに繋がないのであればフラットのままで良いのでそれだと普通の増幅器になります。ダイヤルは0が最大で測りますと+50dB、20が+30dBでした(つまり20は-20dBの意)。∞はOFFでした。イコライザを使うと減衰しますが使わなければ最大50dBのゲインがあるということになります。もしこの回路をコピーして製作する場合はイコライザは3連ボリュームも面倒ですし、使わないのにコストの無駄になるので省くのも1つの方法です。しかし僅かであれば善用も可能なのでもっと小さい値のボリュームと固定抵抗に変えて運用するという方法であれば使いようもありそうです。結構ナチュラルで快適な効き具合です。
修理の時に回路図を書きましたので左側に貼ってありますが(クリックで拡大します)、インプットトランスが600:7k(巻線比1:3.4 +10.7dB)で、アウトプットトランスは20:600(1:5.5 +14.8dB)です。右側に貼ってあるのは中国杭州・西湖牌のコンソールのものですが、こちらもインプットトランスが600:5k(1:2.9 +9.2dB)、アウトプットトランスは150:600(1:2 +6dB)と似たような感じになっています。これはマイク入力ですので同列には比較できませんが、トランスである程度昇圧する共通点はあります。中国唱片廠に納入された中華牌コンソールの中身を開けた写真例では、600:6k(1:3.2 +10dB)のインプットトランスが入っているのが見えます。こちらもマイクです。このように昇圧の一部をトランスに依存すればトランス特有の味が乗りますので、現代の感覚で言うところのヴィンテージ感が出ます。現代ではハイエンドのプロ機器以外はトランスレスの方が普通ですし、ハイエンド機器であっても70年代以降のノイマン、SSLあたりから始まるトランスレスの流れもありますけれども、それは音楽が非常に多様になってきて、現代では日本国内でも世界中のあちこちの音楽の専門家がいて昔には考えられなかった状況であるし、何でもそれなりに対応しようという場合多少なりともトランスで色付けされてしまうのはやりにくい面があって、またエンジニア自身が持っている固有の音に達する方法論も確立されているところであらかじめ手が入れられている風の音はやりにくいので嫌うということがあります。しかし現代より交通の発達していなかった時代では、それぞれの国や地域で土地固有の常識があるし、それが当たり前という状況で最善を尽くせばトランス式が優れていた、なによりサウンドがナチュラルになることで採用されていたという、そしてそのことが現代の観点からみた時に固有のサウンド、ヴィンテージ感が感じられるのであろうと思います。もちろん現代でも味を重視する考え方はあって、マイクの選択に続いてヘッドアンプにもそれなりの方向性がないと使いづらい、そうすることで守備範囲が狭まってもしっかりした特徴が押し出されている方がやりやすいという見方のエンジニアもいます。つまり東洋の音を追求するという一事にしても、トランスを使うことで親和性を高めるのか、それとも全く特徴を消してより自然なサウンドを追求するのか、大まかに2通りの方向性がありそうだということです。どちらかのやり方に偏っている人もいれば(偏った方がコストはかからないから偏っているという人がほとんどかもしれません)、あらゆる選択肢を可能性から排除しないというエンジニアもいます。トランスを使うとは言っても、マイクアンプのインプットに入れるトランスは今も昔も難しいものでコストもかかりますので中国においてもほとんどのアンプにトランスは入っておりませんでした。トランスインプットは極限られたプロ機器に限定されていました。
日本の古い放送・映画機材は東洋の基準での音作りなので、中華の録音に相性が良いのは容易に想定できます。池上の個体は結構増幅率があるので一応コンデンサーマイクを刺してみますがマイク用のアンプではないのでどうしても増幅があまり稼げずSN比もよくありません。それなりに増幅率もあることで一応録音は可能なので全く使えないこともありませんが無理があります。これは劣化したトランジスタを交換してアース対策も施した上でのことですが、交換前はラインでもかなりノイジーでした。テープの場合は(ある一定以上の年齢の方しかわからないと思いますけど)再生した時にテープが回転してどこかに擦れたような衣摺れのようなノイズがあってこれが味わいと落ち着きをもたらしていた面があったかと思いますが、本個体の音を聴くとあれは実はテープが擦れていたのではなく、こういう機材から出ていた雑音だったらしいと気付かされます。雑音が何でも悪い訳ではなく、あった方が緊張感や生命感の伝わるものもありますから、こういう雑音は欲しい感じはします。よく聞かないと聞こえないぐらいのレベルですし、全くの無音よりは静謐なノイズがある方が体にも気持ちが良いし格調も感じられます。しかしノイズをしっかり消すとより明瞭度が高まるので本来はノイズは容認すべきではないでしょう。結局最終的に消してメンテを終了しました。ちょっと残念な気はしましたが、デジタル時代、やむを得ません。
日本の業務機器のトランスはタムラが製造していますが、こういう古い池上のモジュールであっても音色はタムラ主導という印象です。ですから音色だけであればタムラのトランスだけでも充分かもしれませんし、この東洋の音こそが中国楽器との相性を考えた時に価値があると思います。このようなモジュールを組み合わせると存在感と力強さが増します。こういう特徴は60年代の世界的な傾向かもしれません。まだ真空管の影響があったであろう時代でこの独特のサウンドの重みは米英独のものにも見られるからです。まず感じられるのは音の重心の位置です。東洋は西洋より前です。音が濃厚に感じられる一因でもあります。この概念の違いはおそらく楽器の構造と関係があります。西洋の楽器は容積で聴かせます。胴にそれなりの空間があり、楽器の中で響かせた音を放出します。これは弦管共に同じです。東洋は笛、ラッパ、琴などいずれも容積は音を作る空間ぐらいの印象、比較的狭くなっています。オリエントから入ってきた楽器には共鳴弦が付いていましたが、これは楽器そのものの振動を響きに変えるものでした。つまり空間内で生成された音を空気の振動として生かすのか(西洋)、或いは物体に移すのか(東洋)という違いです。胴鳴りというのは奥の方で鳴るものです。特に低音の楽器はそういう印象ですが、その重心を前に出してしまうと低音の塊そのものの印象になってしまいます。逆に控えて奥行きを与えると空間的響きになります。重みがあって濃厚になるのは前に出した方なのですが、しかしそれだと空間を感じる響きは失います。欧米の感覚で東洋楽器の収音だと、ないもの、どちらかというとあまり良くない部分を採りにいく事になる、胴鳴りに注目されると美しくはないのにそこが気になってしまう音が採れてしまいます。東洋は重心を前に置いて音の密度を高めた方が本来の美しさが出やすいということなのです。西洋では楽器だけでなくホールにも響きを求めます。東洋では舞台で作った響きを放出します。例えば円形のドームのようなものは西洋では建物の天井がそういう構造ですが、中国の劇場では舞台の上に吊ってあります。やはり楽器も演奏場所も概念は同じです。音の減衰に対する考え方の違いです。東洋の楽器は減衰時間が短い傾向です。西洋では音の余韻をサスティンと言って重視します。二胡は擦弦楽器なので余韻は関係ないように思いますが、西洋のアンプを使うと妙なキラキラが出ることがあります。このような研究で放送局を除けば最も熱心なのはサンプリング音源を作る会社です。本物の楽器を録音してその細切れな音をパソコンなどでつなぎ合わせることでいろんな曲に対応させる音のサンプルを販売する会社です。どうしてもこの種のものはユーザーからの要求が高くなりがちなので相当拘って作る傾向があります。しかしそのノウハウは企業秘密です。当たり障りない部分のみ公開していることがほとんどです。しかし1つ言えるのは、西洋録音を池上に通すと明らかに変化しますが、これらサンプリングの和楽器の音を池上に通しても全く変わらないということです。
この辺りの国産の機材についてあちこちに尋ねたり、池上本社にも出向いたりしましたが、わかっているのはもちろん年配者になるのですが、受ける印象が総じてネガティブ、音楽は舶来機材が一番、国産は真似して作っただけと切り捨てるように言う人が結構います。そこらの近所のおっちゃんではありません。皆、当時からの専門家です。作って供給していた側の人たちです。この感情は決して意味はわからなくはありません。若い方は古い国産の音は想像にしくいと思うので、ネットで60年代のNHK録音を探して聴いてみて下さい。なぜかピアノが多いと思うのですが、昔の戦後の日本を体現したような音です。高度経済成長より前の苦しい中で夢を見ていた時代の音です。外国物の方が特に米製などは活き活きとしているし、その時代に生きていた方であればなおさら深く考えたくはないという気持ちは理解できます。しかし我々は東洋の音を追求しているし、東洋の機材で西洋楽器たるピアノを録音したものなどどういう印象になろうが関係ありません。ただそれにしても当時はこの音で良かったのか? 違うんじゃないか? という感じもするのです。現代ではデジタルに変えられたもので聴いていたりもするわけですから、どこかでおかしくなっているのではないかという気もしないではありません。そこでタムラのやはり同時代のトランス1つを使い、これに通すと全然印象が違います。根暗な感じが消え失せ、力強い生命感の漲った音に変わります。これは素晴らしい、トランス1つだけでこの結果であれば、当時の再生システムではもっとだったでしょう。60年代特有のゴリっとした、魅力的なサウンドが展開されます。しかしタムラは今も昔も最高級品(ヤフオクは安いものも見つかりますが)、庶民がそれほどのクォリティのパーツを使用した再生装置を持っていたとは思えず、やはり当時の大多数はチープなままで聴いていたのではないだろうかとも思うのです。今や欧米の音というのは誰でも体感で知っていますが、欧米のあのままでNHKで時にやっている邦楽の三味線やら琴や鼓などを聴きたいと思う人はおらず、やはり現代でも和製の音でやっているのです。それがやっぱり自然に美しいのです。
そこで今回の池上のモジュールですが、同じ型番のものを同じ販売者がもう一つ販売しています。それでそれも買い上げます。約2年後に製造されたもので、製造会社は最初に購入した古い方はOKI(沖電気)で、後で購入した新しい方はITCです(内部写真は左がOKI、右がITC)。池上は以前に医療関係機器も設計しており、それも製造がITCでした。そのためか現在ITCは医療関係の会社になっております。この2つは外観は違えど回路が非常に似ており、回路も違う部分が少なくないので新しい方も図を添付しました。OKIは初段の2SB73の表面が削られていて何なのかわかりませんでしたが、しかし当時のトランジスタでローノイズの初段管は2SB73しかないので、これで間違いないだろうと周辺の定数も合っているし、しかし削られた理由はおそらく粉が吹いてきたりしてノイズが出てきたので綺麗に磨いたと思われ、やはり交換はした方が良いということで実施しますとノイズはかなり低下しました。ITCの方を見て2SB73が入っていたのでやはりこれで間違いなかったようです。ノイズは他も新品に交換すれば劇的に改善されると思われ、そう思ったのはOKIは最終段の2SB80が新品に変えられていたからでした。ITCの方では2SB63が入っており、これは表記の読み取りが困難な程表面が荒れています。オリジナルは63と思われ、これが手に入らないので80に変えたのではないか、違うものですが問題はないと思いますね。定格範囲内であれば大概行けそうな感はありますし。ITCの方は2SD73が2SD192に変えられていて、これだけToshibaの金ピカのものが入っています(基板の左下端)。後で変えられたものと推測できます。しかしこれも錆だらけです。オリジナルは2SB73,2SB77,2SD77,2SB63と考えるのが自然でしょう。違うもので修理しても回路の定数は変えている形跡がないので、OKIとITCでは同じモデルを製造しながら回路は独自で決めていたのか、クライアントに合わせたものを製造していたのかどちらかだと思います。後者の可能性が高いと思いますね。なぜなら回路の基本は同じなので。独自に設計していたらこうはならないでしょう。使われている抵抗はITCには理研のカーボンが入っていますが、一部修理もされていて交換されています。メーカーがわからないのですがおそらくニッコームの金属皮膜で、エミッタ抵抗は同じくニッコームの角板型を使っています(基板上の右上端のオレンジ)。音の抜けを向上するための変更のように思います。カソード抵抗に巻線が採用されるのは1つのノウハウで、どちらも1Ωの2本に使われています。電源の入力にも使われていますが、こちらは回避できるようにもなっています。基板の色が違っているのは工場と年代が違うというのはあるかもしれませんが、おそらく用途の違いがわかりやすいようになっていたものと思います。製造時期は2年も離れていないのに随分違う印象です。実際に聴いてみるとサウンドはそれほど変わりません。
パーツの実装方法はかなり特殊で、普通端子は90度に曲げて基板に刺しますが、OKIでは一回転、ITCでは2回転(コンデンサは回転なし)となっているのがわかります。このような面倒なことをするのは見た目が理由ではないでしょう。そもそもこんなことをすればインダクタンスが発生します。小学の理科で銅線を巻いてラジオから音を出したりということをやりますが、とにかく電子回路で巻くというのは何らかの影響があるので普通は避けるものです。今まで生きてきてこんなのは初めて見ましたね。ノウハウでしょうね。また電解コンデンサはアルミ剥き出しのケースになっており、現代のようにビニールで包まれていません。これを剥ぎ、表面にマイナス側、容量、耐圧を記入します。音が明瞭になります。アルミ面には極力傷をつけないようにするということと、アルミ面が配線に触れて導通しないように配慮が必要です。この回路図通りであれば逆相になりますので、入力か出力を反対に繋ぐ必要があります。逆相になっている理由はわかりません。前後の機器の関係でしょうか。OKI,ITC共に逆相なので意図的にそのように設計されているのは確かと思われます。
OKIを通すことによる音の変化を波形で比べますと、ほとんど変わっていないのですが、ほんの僅かに加わっている部分と失われた部分があります。これが聴感上感じられる音の変化なのでしょう。秋葉原のラジオデパート地下のゼネラルトランスさんに伺った時に社長が「最高のトランスはファインメットである」と言って購入するよう強く勧めました。やはりトランス専門店だけに拘りが凄いんでしょうね。理由を伺いますと曰く「昔の機器は位相がずれている。トランスやパーツ、それぞれが特有の位相を持っていて、それがごちゃ混ぜになって音が出てくる。ファインメットは速度が違う。位相の問題は出ない」とのことでした。トランスの問題点を解決した極めて理想的なものであるとのことで、それだったらトランスを使わないのと同じだから、完全にトランスレスに出来ないところでトランスを嫌う向きで使うことになるから、トランス好きの人には勧められません。勧めた相手を間違ったね。社長の言う位相のズレがOKIにも出ており、しかもインダクタンスが発生するであろう実装までなされているという、この辺りが味の秘密なのかもしれません。そのすぐ後にAKB48劇場の前にあるアンディクス・オーディオにお邪魔しますと面白いものが見つかります。LUXの古いトランスです。型番はType 6056Xです。親父に「これは?」と聞きますと「わからない。何に使うのか? 数値もわからない。わかれば値段は付くのだけれどわからないからどうしようもない」。これは弦堂が持ち帰り調査しますと、LUXは43年に錦水電気工業株式会社と改称しますが、トランスの表記には「KINSUI DENKI KOGYO K.K. OSAKA JAPAN LUX DIVISION」とあります。低周波用(A.F.)との表記もあります。インターステージトランスで2.2:1ぐらい、戦中なら軍の通信用、戦後であればラジオの用途で使われていたものであろうと推測されます。LUXも50年代に入ると外観がもっと近代的になっているので、この個体は戦中或いは戦後間も無くのものという感じがします。大阪は現代でも精密な部品で世界でここだけしか作れないものを作っている中小工場が多いところなので、トランスに関しても特性が極めて優秀なものを作っていました。ハムバッキング巻きとあって、主にヴィンテージトランスで採用されていた巻き方ですが、商用電源の50或いは60Hzのノイズをキャンセルするためのものです。ハムバッキングと言えばレスポール型、そこまで味が濃いわけではありませんでしたが、AMラジオ用と思えるような密度を高めた、音が前にしっかり出てくるような音色でした。ソースは選びますが二胡は確実に大丈夫、むしろエネルギーが必要とする帯域に集中しますのでコンプを使わなくても自然に音圧が高められます。幾ら安いからといってこういうものを購入した上で張り紙を見て「こちらもファインメットトランスを扱っているのですか」と聞くから親父は「味はないのでトランスが好きな人にはお勧めできない」そうでしょうね。ファインメットは極めて澄んだ音がするという。雑味とか僅かな歪みこそが味わいをもたらすという考えとは異なりますが、位相のズレによる影響を考えさせるものにはなります。歪みを意図的に足しているのではないかと言われる昔の名機もありますが、池上の実装方法もその一種と思われ、東洋の1つのノウハウとして記憶しておきたいところです。
波形についてはITCも同様に僅かな変化しか確認できませんので掲載していません。OKIのメンテについては、電解コンデンサはまだ容量があり使用可能でしたのでとりあえずこのまま鳴らし、その後新品に交換しました。交換不要のようにも感じられますが、しかしトランジスタが劣化でノイズが出ているぐらいなのに、結構容量が高めに出すぎる半世紀前の古い電解を使い続けるのも怖い気がします。色々考えた結果、京都・ニチコンのオーディオ用で一番安いKAを採用します。300uF2つは同じくニチコンのグレードが高いミューズKZ,330uFx2を入れます。昔の機器なので古典的なパーツを使いたいというのがありますので、最新の研究が反映されたものを避ける方向で、KZに関しては手持ちがあったから入れただけです。オリジナルと音が変わらなかったのでこれで良しとします。しばらく慣らし運転をしているとなんとなく高域が不足している感じがしたので、これはイコライザがついているので調整するも、そういう問題ではない感があったので、KAの470uF1本を新たに購入して330uFx2と交換するとピッタリでした。今300uFというのがなくて全て330uFですが、昔は値がいい加減だったので変わらない筈なのです。同じように20uFは今は22uFだし、大きく出すぎているのかというところで少し抑えると丁度良かったのです。なるべくオリジナルパーツを残すというところで狂いが出ている分のズレが修正されたという感じがします。続いてITCに関しては音が変わってしまうのも覚悟の上で少し攻めることにし、今回は横浜・エルナのシルミックIIで試しました。これは名前から推測できるように中の電解紙に絹を織り込んであります。「全く新しいハイグレード品」という自信作で「シルクの”しなやか”が音楽の振動エネルギーを暖和し、高音域でのピーク感、中音域での粗さが大幅に減少し、さらに低音域の量感が増加させられるという、今までの電解コンデンサでは得られなかったハイクオリティーサウンドを実現」とあります。そのため確実に音は変わることになるのですが、実際、メーカーが言うように劇的に美しくなります。音の忠実さというのも難しい問題で、マイクで集音したそのままだと音の荒さが強調されがちだし、それだったらシルミックIIのようなものに通した方が実際に耳で聞く音により近いだろうということになります。しかし原音とは違うという言い方もできます。もちろんメーカーの方がそこは考えて開発しているのでバランスは絶妙ですが、もはやこういう議論自体が無意味と思える程の美しさで鳴るようになりますから、オリジナル以上に魅了されます。一方オリジナルの無骨さも残しておきたいということでこの2台体制でしばらく行くことになりそうです。その後、古いパーツがドミノ式に不調に陥っていき、サーミスタについては以下に言及しますが、この時にITCの低音のフィルター部にあります1.5uFが急速に抜けていき、これはテスターを使わずとも聴感ではっきりわかるほどでした。低音がなくなってスカスカになります。ここはタンタルコンデンサーが入っています。タンタルは故障するとショートするので危険とのことで(この池上の回路はフィルター部なので大丈夫です)オーディオ用というのはもう作られていないように思いますが(工業用はあります)、独特の甘さがあるので替えがないというのは頭の痛い問題です。ITCに関しては他にも0.4uFなど替えに迷うものもあるので、OKIの方も含めてそもそもまずこれらをコピーして自作しようという人はいないとは思いますが、仮に自作するにしてもITCは少々採用し難い面はあると思います。1.5uFというのが電解で有れば良いのですがないので3.3uFをシリーズで繋ぐ、この場合も誤差は問題になってきそうですし、フィルムはしっくりこない(クリアな音を望めばこの方がいいかもしれない)、オイルが良いのですがデカイ高いはまだしも1.5uFというのが見つかり難いと思いますね。ここはかなり音質に影響する箇所です。タンタルは電解とは異なり寿命はないとされているようですが、ヴィンテージ機器に入っている古いタンタルで狂っていないものは稀だし、しばらく使っていなかったであろうこういうパーツに活を入れるとさらなるご乱行に及ぶことが誠に多い、一番手堅い交換パーツは電解になると思います。もし見つかるなら、ニチコン、松尾のタンタルはオーディオ用にも使えると思います。ニチコンのタンタル部門は2012年に京セラへ売却されたので新規には作っていません。松尾は現行で製造しています。OKIには松尾の緑色のオイルコンデンサが入っています。NCCと表記がありますが、阪急電車神戸本線に乗ると車内から松尾の本社が見え、ビルの上にNCCと表記があります。オーディオ用にも産業用にも優れたコンデンサを供給しており、写真例の黄色の古いオイルコンデンサはLUXのアンプに使われていたものです。産業用にはAppleなどのパソコンや携帯用に出荷しています。
回路図中に出力段の上下のベースを繋いでいるNTCサーミスタがあります(写真ではパワートランジスタの間に取り付けてある、赤でB-2Bと表記された白い物体)。その上にネジ穴がありますが、ここに金具をつけて固定してありました。パワートランジスタが熱くなってきた時に保護する目的で、温度が上がってきたら抵抗値を下げるようになっています。サーミスタは温度で値を変える抵抗です。20度常温で300Ω、30度で0.8倍ぐらいまで下げます。この300Ωというのが秋葉原にも売っておらず、DegiKeyでないと入手は難しそうです。しかし300Ωの固定抵抗に変えてしばらく運用してもトランジスタは熱くはなってきません。サーミスタでなくても大丈夫だと思いますね。プロ機器なので故障を避ける万全の組み方になっているのでしょう。しかし現代でもトランジスタは貴重品なので故障を避ける万全の体制は欲しいですね。そこで初めから0.8倍に落としておけばいいのではないかと思うようになりました。音を確認するも全く変わりありません。OKIとITCではパラレルに繋いでいる抵抗が違うのでそれぞれ計算します。OKIは200Ωとサーミスタ300Ωですが、両方外して100Ωにしました。なぜならこのサーミスタが古すぎて調子が悪く5分も使うと抵抗がゼロになってしまうからです。サーミスタの代わりに200Ωを抱かせても良かったのですが、1本に変えることにしました。同じくITCの方も1.2kとサーミスタを外して200Ωにしました。どちらも付いていたサーミスタはB-2Bでした。これはデータがないので自分で計測しました。一方、1倍で行くという手もありますが、その場合はOKIが120Ω、ITCは240Ωになります。この場合、微妙に熱があるような気がします。ほとんどわかりません。どうしても気になる場合は、放熱を万全にするか、僅かに抵抗値を下げるということになります。
こういうラインアンプ的モジュールで音を決めていくやり方はビートルズで有名で、何か独自の固有のサウンドが欲しいという場合は、他にもいろんなやり方があると思います。ビートルズの場合は成功していたから資金面は潤沢だったし、録音技術も発展の過程にあったので、EMIのスタジオも様々な挑戦が可能だったのだろうと思います。英国のスタジオ内で独自の機器を製造したりもしていた中でドイツの既製品、Telefunken V72を入手して、しかしこれを改造して必ず最終段に入れていたと言われています。今でもラインアンプ自体は比較的安価なので同じようなことはやりやすい面はあります。今回の池上のもののようにテープ関係の機材は今のデジタル時代にはよりマッチングするように思います。オープンリールに内蔵されているアンプとか、物自体は結構残っているのでやろうと思えば、面倒ではありますが可能だと思います。ビートルズはテープに録音というところに真空管式V72、現代では同じことは難しくトランジスタの方が手堅いと思います。
さらに踏み込む場合は、マイクアンプに手を出すことが考えられますが、国産では古いものは極めて入手難です。それに理想は中華の機材です。見つかっても80年代ぐらいのものになってきます。文革以前のものはこれまで見たこともないですね。80年代のものが見つかってもモバイルコンソールがほとんどです。しかしこの場合はたくさんのチャンネルが一度に手に入ります。そこで弦堂は中華牌の5チャンネルミキサーを入手しました。ノイズの方が大きくて面食らいましたが、サウンド自体は中華の味がします。もう覚悟はしていたのですがすぐに壊れ、今は残骸になっています。ハラワタをじっくり検分します。回路図の方は途中経過ですが掲載してあります。ほぼ全貌は把握してあります。トランジスタは日本では全く入手できないので大陸で購入しての修理になります。回路は特に出力段が特殊だと思います。モバイル電圧6V特有の対策と思われますがよくわかりません。しかし今では電池仕様のモバイルミキサーはほとんどないでしょう。あっても品質に満足のいくものではなく、一般に売っているものはプロ仕様には耐えないと思われます。集積回路で省エネしても難しいのに、そこへ昔の中国で国営レコード会社がモバイルミキサーを使っていたというのも不思議な気がします。そもそもプロ機器が標準24Vのところを6Vとか、エフェクターですら9V、如何なものかと思うのですが、こうやって敢えて抑えるところがキモらしい、ラジオとかそういうものの方が魅力的に鳴ることも多い大陸音楽特有のノウハウと思われ、修理を経てのさらなる究明が待たれます。電圧が低いことによる問題はヘッドルームが狭くなり歪みやすくなるという点ですが、多くのプロ機器が24Vを採用しているのは、これぐらいあれば十分ということなのでしょう。しかし歴史的には比較的後発のSSL4000は±18Vに下げています。さらに現代のAPI500モジュールは±16Vとさらに下がっています。一方、ファンタム電源は24Vを倍電圧整流して48Vを得たとされています。この経緯についてはいろんな説明がありますが、電圧を高くした方が余裕のある音が録れるということだと思います。しかし場合によってはヘッドルームが広すぎることに疑問を持つ技術者もいるということです。だから電源電圧の設定は考え方の現れる部分です、まだ中華牌がなかった一昔前に後に中華牌を作る工場になった上海無線電18厰は18Vでプロ用コンソールをモノラルで作っていました。同時期の西湖牌は24Vでした。そこをステレオ時代に6Vにまで下げることになったのは電池駆動が求められたためと思われますが、だからと言って使えない音になってしまう機器は使えないし、それどころかこのコンソールは非常に評判が良いのです。電圧が低いためトランジスタの個数を増やして丹念に少しずつインピーダンスを下げながら増幅しています。18Vだった時には3DG6Cを3つ並べていただけでしたが6Vになると様々な種類のトランジスタを6つ組み合わせています。6Vの方は中国音楽専用のものなのでこの電圧設定は鍵になる部分です。電解コンデンサーが大量に使われていますが、これは流石にそのまま使うのは怖いので、これに関しては全て交換、ニチコンKAの採用としました。他のパーツは多少狂っておろうが、極力現状維持で修復することになります。
さて、東洋音楽は東洋の機材で採るのが相応しいという考え方はプロの現場ではどのように考えられているのでしょうか。先日、贾鹏芳さんにお会いした時に先ほどまでレコーディングされていたとのことで少し話を伺いますと服部克久さんの作品に二胡を入れたとのことでスタジオで撮影した写真を見せていただきました。これはどこのスタジオですかと聞きますと、麹町のサウンドインとのことでした。お写真はCスタジオでした。施工は日本音響エンジニアリングが手がけ、そのWebサイト内の技術ニュースの項にNESスピーカーシステムについてという記事があります。こういう記事はいつの間にかなくなる傾向がありますがコピーするわけにいかないのでスクリーンショットを貼っておきます。このスタジオ入口の大きな造形は光舜堂の西野さんが手がけられたということでした。ストリートビューで見てみて下さい。工事は結構大変だったと言っておられました。
やっぱりこうなるんですね。納得すると同時にがっかり、違う新しいやり方を期待していたのにやっぱりこうなのかという印象でした。西洋のものはそれはそれでいいのですが、合わないものはどうしても出てきます。音楽専門のレコーディングスタジオには少ない概念で、放送局独特と言えると思います。一般に放送局のスタジオは解放されていませんが、日本テレビ内にあるここはレンタルできます。Cスタジオはその国産オリジナルのコンソール・Over Quality(通称:オバQ)が入っている部屋です。NHKはもちろん、他の局でも解放はしていないだけで同じようなことはやっていると思われます。なぜなら、放送局というのはできる限りそのままを伝えなければならないのに、例えばの話、二胡を視聴者の皆さんに聞いていただいてサウンドはなぜかアメリカンとか、個人事業だったら好きにしたらいいですよ、公共電波なのでそういうわけにいかないのです。そして日本でやっている以上、そういうシーンは多々あるわけです。だからここも自社開発の国産コンソールの部屋が2つもあるのです。稼働率がそれぐらい高いのです。プロはわかっているのでこういうところを借りるわけです。西洋機材でも色付けがない個性を除いたとか、そういう部分が売りの機材がありますが、そういうものですらも放送局の概念では受け入れられないのだろうと思われます。そうでないと自社開発とか面倒でコスト高なことはしませんからね。そしてこのことは東洋の音が手に入りにくいということも示しています。しかもこの日本テレビの自社開発品はディスクリートであるという、そうすると古いパーツを使わざるを得ず(或いは中国がまだトランジスタを復刻しています)、一方弦堂は古い機材を修理していますが、小規模だからそれで間に合っているだけで、放送ともなると作るしかない、そこは違いますが本質的にはやっていることは変わらないわけで、結局こうなっていくしかないように思います。他にもやり方はあるかもしれないと思って、和楽器を得意とするスタジオの音を聞いたり、機材リストを見て推測したりしますが、やっぱり出てくる音はというと西洋ナイズされている感が強いのです。マイクは国産であってもです。それだけでは間に合いません。放送局の結論が唯一絶対とは断言できないですが、ここで言えることがあるとすれば簡単ではない、これだけは確かだろうと思います。レコーディングされる方で西洋系の作品を並べているならまだ良いかもしれないですが、伝統曲を収録したいという場合、放送系のスタジオを探すのは1つの方法だろうと思います。機材の準備がそれほどでなくても、技術者が対策を持っている可能性は高いと思います。放送でやってきた人材ですから、少なくとも話が通じないということはないでしょう。
http://www.cyada.org/oto/audio/053trans.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/760.html#c23
69. 中川隆[-14773] koaQ7Jey 2020年1月07日 19:28:48 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1741]
タイで邦人襲撃事件。日本人の多さ故に「慣れがち」なタイ生活に潜む危険性
ハーバー・ビジネス・オンライン 2020/01/07
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/タイで邦人襲撃事件。日本人の多さ故に「慣れがち」なタイ生活に潜む危険性/ar-BBYGIZd?ocid=ientp
© HARBOR BUSINESS Online 提供
12月21日に起こった事件現場はこのエカマイ通りの小さな小路。表通りでさえ深夜は人も車も少ない
タイで日本人男性が強盗被害
日本でも報道されたが、2019年12月21日未明、タイの首都バンコクで37歳の日本人男性が2人組の強盗に襲われ、刃物で後頭部などを切りつけられるという重傷を負った。男性はこれにより2万バーツ(約7万円)が入った財布を奪われ、搬送された病院では集中治療室に入った。
その後、同月30日にタイ警察は容疑者2人を逮捕した。23歳と18歳のタイ人男性だった。彼らはほかにも強盗をしたことを供述していて、警察は余罪を調べている。
不幸中の幸いで、男性は命に別状はなかったようだ。襲われたのが深夜であることと、人通りの少ない小路をひとりで歩いていたことなどもあり、当然ながら強盗が一番悪いのだが、外国、それも東南アジアの一角をひとり歩いていた被害者にも注意が足りなかったのではないか、という声もあるようだ。
しかし、タイ在住者からすると果たしてそうだったのか、という気もする。発生場所が日本人居住者が多い地域で、もしかしたら襲われたのは自分だったかもしれないと思えるような事件だったからだ
。
「治安が悪い」ことが忘れられがちなタイ
タイは治安が悪い。10万人あたりでは殺人事件の発生件数が日本の10倍超にもなる。しかし、数万人もいる長期滞在日本人のほとんどが身の危険を感じたことがないのではないか。事件などはよほど辺鄙なところに行かない限り遭遇しないという感覚で誰もが過ごしていたはずだ。
だから、この被害者も深夜にひとりで歩いていたのだろう。言われてみれば、在住約20年の筆者も深夜に平気でひとりで歩くようになっていたし、実際にこの事件が起こった地域をひとりで夜中3時前後に歩いたこともあった。
事件当日の昼間、被害者の妻が自身のブログで事件の概要を紹介して注意喚起をし、また日本でも報道されることになった。SNSの書き込みでは、報道は日本の方が先で、タイ警察の発表があとだったという話もある。おそらくタイ警察にとっては数ある強盗事件のひとつと判断した可能性もある。だとすれば、なおさらタイは治安の悪い国だと実感せざるを得ない。
今回の事件は多くの日本人が身近に感じ、改めて自身の行動を反省したことだろう。
「外国人」が凶悪犯罪に巻き込まれなかった理由
かねてより日本人が犯罪被害に遭うことはあった。在タイ日本大使館は邦人保護件数がずっとトップなほどである。ただ、置き引きやスリといった身の危険のなかった事件も含まれる。とはいえ、年に何度か新聞沙汰になるような事件に日本人が巻き込まれることもあった。その中には日本人居住者が多い地域もあった。
2015年には日本人居住者や飲食店の多いトンローという地域で日本人が強盗に遭っている。ただ、このときはその日本人によって撃退された上に現行犯逮捕もされている。以前、筆者はある雑誌の取材でタイのギャングやマフィア構成員に話を聞いたことがある。そのときに言っていたのは、「強盗でもケンカでも、襲うのはタイ人だけだ。外国人は別世界の人だから」というようなことだった。
タイにインドのようなカースト制はないが、目には見えない経済的な階級制がある。低所得者層は高級店に入れないし、富裕層が低所得者層の店に足を運ぶことはない。しかし、外国人は関係ないので観光客はいろいろな店に顔を出す。そういったときに、ギャングたちは外国人を階級の外側の人と見なし、相手にしないというわけだ。2015年のトンローで起こった事件では、犯人が逮捕後に「外国人だと思わずに襲ってしまった」というような供述をしていた。
しかし、景気が悪くなれば犯罪者たちもそうは言っていられない。
目に見えない「不景気」に侵されつつあるタイ
タイ人はあまり貯金をしない傾向にあり、消費行動は活発だ。それにより、一見内需が高くて好景気に見えたのだが、タイはここ10年以上ずっと不景気だという経済研究家などの話もあった。しかし、2019年になっていよいよタイ人も不景気だと口にするようになってきた。
製造業の日本人は、「自動車の生産量ががくんと減っているみたいで、タイから撤退する日系企業も出始めているようです」と言う人もいて、タイ人ワーカーの仕事も減りつつある。景気が悪くなれば治安も悪くなるのは容易に想像がつくが、実は日本人居住者が多い地域は、そういった工場の閉鎖や不景気の影響をダイレクトに受けてしまう低所得者層が暮らす地域にかなり近い。そのため、今回の強盗事件は起こることが必然だったのかもしれない。
たとえば、日本人居住地域から見て南側にクロントーイ港というタイ最大の港がある。この周辺にはタイ最大とされるスラム街があり、港湾施設での日雇いなどで日銭を稼いでいる人々が暮らす。しかし、2006年から続く政情不安の中で、ときどき諸外国からタイとの輸出入制限といった制裁が加えられ、そのたびにダイレクトにスラムの人々の懐に影響を与えてきた。最近だと2014年の軍事クーデター時がひどく、スラム地域の若者によると見られるひったくりなどが日本人居住エリア近くで多発していた。筆者の友人もスマートフォンを奪われるなどがあり取材をすると、ちょうどスラムと日本人が多いエリアを小路が結んでいて、逃走経路ができあがっていた。
そう考えると、冒頭の12月に起こった強盗現場も他地域から入り込み、逃走しやすい小路が無数にある。だから、安全と思われていた日本人の多いエリアは常に危険にさらされていた状態なのだ。
最大の防衛策は?
幸いというか、タイは治安が悪いことで防犯カメラが至るところにある。自治体や警察が設置しているものは多くないが、民間企業や店舗、民家が設置していることが多く、タイ警察は捜査の際にそれらの映像を繋ぎ合わせて犯人逮捕に臨む。これによって今回の強盗事件も犯人逮捕に繋がった。
とはいえ刃物で刺されては、犯人が逮捕されたからといって諸手を挙げて喜ぶわけにもいくまい。タイは銃社会でもあるので、刃物だけでなく拳銃による事件も少なくない。冒頭の事件の報道では、後頭部は財布を差し出したあとに傷つけられたという。
これは在住者だけでなく、観光客にも関係することだ。ナイト・エンターテインメントのが充実したバンコクでは、深夜に飲みに出かけて帰ることはよくある。その際は宿泊先の目の前までタクシーを使うことをおすすめしたい。さすがに繁華街・歓楽街で、そして守衛のいるホテルやアパートの玄関先で強盗する犯罪者はそういない。だから、これが最低限、かつ最大の防犯対策なのだ。
<文/高田胤臣>
【高田胤臣】
(Twitter ID:@NatureNENEAM)
たかだたねおみ●タイ在住のライター。最新刊に『亜細亜熱帯怪談』(高田胤臣著・丸山ゴンザレス監修・晶文社)がある。他に『バンコクアソビ』(イースト・プレス)など
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/タイで邦人襲撃事件。日本人の多さ故に「慣れがち」なタイ生活に潜む危険性/ar-BBYGIZd?ocid=ientp
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/379.html#c69
250. 中川隆[-14772] koaQ7Jey 2020年1月07日 19:36:58 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1740]
米国系ヘッジファンドの売買が70%を占める?東証がNYダウの株価に引きずられるワケ=吉田繁治 2020年1月7日
https://www.mag2.com/p/money/875949
東証での株の売買は1日平均2.5兆円。対する米国は日本の8倍の1,850億ドルです。NYダウが下がると翌日の日経平均は高い確率で下がります。その理由を解説します。
ヘッジファンドが買い越すと上がり、売り越すと下がる日本株
日本の個人投資家は、「下がったら買い」の逆張りオンリー
東証での株の売買は1日平均2.5兆円と少ない。米国は日本の8倍の1,850億ドル(NYSE+ナスダック=20兆円/日)です。このため、米国系ヘッジファンドの東証での売買が70%を占めるくらい大きくなります。
日経平均は、ヘッジファンドが買い越すとき上がり、売り越すとき下がる傾向をもちます。日銀の株ETFの買いが発動されるのは、前場で日経平均が1%以上(230円以上)、下がったときが多い。株価を下げないためです。
ヘッジファンドの売買は、80%以上がプログラムによるHFT(超高頻度売買:1,000分の1秒に数十回)です。世界の株式市場で、コンピュータによるHFTでの売買は60%を占めています。ファンドマネジャーは、売買はしてはいません。ほぼ3か月に1度、プログラムやパラメータ(独立変数)の変更のとき介在しているだけでしょう。
日本の株の投資家は、機関投資家(生損保と民間銀行)と、700万人の個人投資家でした。2013年からは政府系金融(GPIF、郵貯、かんぽ生命:総資金量450兆円)と日銀(総資金量は無限)が加わっています。
政府系金融を除いて、機関投資家と個人はリーマン危機での損失のあと、12年売り越しを続けています。政府系金融は、自分で運用する技術をもたない。投資信託に委ねるか、株ETFの売買をしています。日銀は、信託銀行に委託して株ETFを買っています。
個人投資家700万人(名寄せ後推計)は、全体では株価が下がったとき買い越すという「逆張り」しかしていません。合計では、12年間、一貫して、売り越しを続けています。個人投資家の株式保有シェアは、1970年の40%から2018年には17%に減っています。増えたのは、外国法人(30%)と、日銀を含む政府系金融だけです。
※参考:図5 主な投資部門別株式保有比率(市場価格ベース)‐独立行政法人 労働政策研究・機構
個人投資家の売買方法である、株価罫線(時々刻々の株価の動きのグラフ)と、遅れた平均値である過去25日、50日、100日などの(例えば25日移動平均=25日の株価合計÷25)乖離で売買すれば、「下がったときに買い、上がったときに売る」という逆張りにしかなりません。
(注)当方のシステムトレードでは「移動平均より遅れない加重平均値である指数平滑(超短期、短期、中期の3種)」を使っています。利益が上がりやすいという結果が出たからです。超短期、短期、中期のパラメータは、バックテストで最適値にしています。下がったあと上がるタイミング、上がったあと下がるタイミングを、確率的に見極めるためです。
安倍政権の2013年以降、日本株を買い越しているのは、
・日銀による、株ETF(残高31兆円:年間6兆円:週間1,150億円)、
・総資金量450兆円の政府系金融(現在は買いが少ない)、
・米国に倣って増えて来た、事業法人の自社株買い(2019年は、10兆円に急増)です。
米国系ヘッジファンドのポートフォリオ調整で日本株は変動
ヘッジファンドは、ポートフォリオ投資(構成比を決めた分散投資)をします。株式では米国株は30%、日本株は8%、欧州株は20%というような、GDPにほぼ比例する構成が多い。
他に、国債、社債、CLOなどのデリバティブ、金先物、原油先物、穀物などにも一定の割合で投資しています(決算の3か月サイクルで、投資構成比を見なおす)。
米国株が上がったときは、プログラムで決めた投資構成比を上回ることになります。このため、日本株、欧州株を買い増して、構成比を維持します。
構成比維持の買いのためNYダウ、日経平均、欧州のFTSE100などは、1秒の遅れもなく、同時に上がります。米国株が下がるときは、同時に下げるのです→スイスのDUCASCOPYやTrading Viewでは、10秒単位で観察ができます。
これを見ながら、つぎの10秒は上げるか、下げるかを当ててみると面白い(1分足でもいい)。回数を重ねると、50%しか当たらないはずです(ということは当たらない)。株価の短期予想は、丁半博打と同じことを示しています。
※参考:ダウ平均株価 リアルタイムチャート
米国株の総時価は3,000兆円であり、日本株の総時価600兆円の5倍もあるので、「米国株の上昇(金額が6倍)→日本株上昇(金額は1倍)、米国株の下落(金額は6倍)→日本株の下落(金額は1倍)」になることが多い。
米国株と日本株の下げが連動しない時間は、ヘッジファンドの売り越しより、日銀の株ETFの買い(1週間平均1,150億円)が多いときです。
日経平均の上昇と円安、下落と円高が連動することが多いのは、ヘッジファンドが日本株を買うときのリスクはドルから見た円安です。日本株が10%上がっても、10%円安になれば、ドルから見た利益は0%に減るからです。
ヘッジファンドは投資のときリスクヘッジをします。ドル圏から日本株を買い増すときのリスクは、円安です。円の先物を売って、円が下がったとき、ドルベースの株価で減った利益を外為で回復できるようにしています。
日本株が10%上がるとき、円が10%下がる性質があるときは、日本株を買い増す金額の円先物売りをします。日本株が10%上がり、円が10%下がったときは、外為で10%の利益が出ます。円で10%上がっても、ドルに対しては0%の日本株の上昇を、10%にすることができるからです。
こうした、ヘッジの円の先物売り(または先物買い)があるので、「日本株高」が「円安」と連動します。
(注)米国株は、日本株と逆に、「ドル高=米国株上昇」になることが多い。海外からの米国株買いが多く、「ドル買いをしてドルで米国株を買うこと」が同時になるからです。
以上の、マネーの流れの構造はメディアがほとんど解説していないことでしょう。日々、日米の株価、およびドルと円の罫線の動きを観察すればわかることですが…。
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/822.html#c250
225. 中川隆[-14771] koaQ7Jey 2020年1月07日 19:37:28 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1739]
米国系ヘッジファンドの売買が70%を占める?東証がNYダウの株価に引きずられるワケ=吉田繁治 2020年1月7日
https://www.mag2.com/p/money/875949
東証での株の売買は1日平均2.5兆円。対する米国は日本の8倍の1,850億ドルです。NYダウが下がると翌日の日経平均は高い確率で下がります。その理由を解説します。
ヘッジファンドが買い越すと上がり、売り越すと下がる日本株
日本の個人投資家は、「下がったら買い」の逆張りオンリー
東証での株の売買は1日平均2.5兆円と少ない。米国は日本の8倍の1,850億ドル(NYSE+ナスダック=20兆円/日)です。このため、米国系ヘッジファンドの東証での売買が70%を占めるくらい大きくなります。
日経平均は、ヘッジファンドが買い越すとき上がり、売り越すとき下がる傾向をもちます。日銀の株ETFの買いが発動されるのは、前場で日経平均が1%以上(230円以上)、下がったときが多い。株価を下げないためです。
ヘッジファンドの売買は、80%以上がプログラムによるHFT(超高頻度売買:1,000分の1秒に数十回)です。世界の株式市場で、コンピュータによるHFTでの売買は60%を占めています。ファンドマネジャーは、売買はしてはいません。ほぼ3か月に1度、プログラムやパラメータ(独立変数)の変更のとき介在しているだけでしょう。
日本の株の投資家は、機関投資家(生損保と民間銀行)と、700万人の個人投資家でした。2013年からは政府系金融(GPIF、郵貯、かんぽ生命:総資金量450兆円)と日銀(総資金量は無限)が加わっています。
政府系金融を除いて、機関投資家と個人はリーマン危機での損失のあと、12年売り越しを続けています。政府系金融は、自分で運用する技術をもたない。投資信託に委ねるか、株ETFの売買をしています。日銀は、信託銀行に委託して株ETFを買っています。
個人投資家700万人(名寄せ後推計)は、全体では株価が下がったとき買い越すという「逆張り」しかしていません。合計では、12年間、一貫して、売り越しを続けています。個人投資家の株式保有シェアは、1970年の40%から2018年には17%に減っています。増えたのは、外国法人(30%)と、日銀を含む政府系金融だけです。
※参考:図5 主な投資部門別株式保有比率(市場価格ベース)‐独立行政法人 労働政策研究・機構
個人投資家の売買方法である、株価罫線(時々刻々の株価の動きのグラフ)と、遅れた平均値である過去25日、50日、100日などの(例えば25日移動平均=25日の株価合計÷25)乖離で売買すれば、「下がったときに買い、上がったときに売る」という逆張りにしかなりません。
(注)当方のシステムトレードでは「移動平均より遅れない加重平均値である指数平滑(超短期、短期、中期の3種)」を使っています。利益が上がりやすいという結果が出たからです。超短期、短期、中期のパラメータは、バックテストで最適値にしています。下がったあと上がるタイミング、上がったあと下がるタイミングを、確率的に見極めるためです。
安倍政権の2013年以降、日本株を買い越しているのは、
・日銀による、株ETF(残高31兆円:年間6兆円:週間1,150億円)、
・総資金量450兆円の政府系金融(現在は買いが少ない)、
・米国に倣って増えて来た、事業法人の自社株買い(2019年は、10兆円に急増)です。
米国系ヘッジファンドのポートフォリオ調整で日本株は変動
ヘッジファンドは、ポートフォリオ投資(構成比を決めた分散投資)をします。株式では米国株は30%、日本株は8%、欧州株は20%というような、GDPにほぼ比例する構成が多い。
他に、国債、社債、CLOなどのデリバティブ、金先物、原油先物、穀物などにも一定の割合で投資しています(決算の3か月サイクルで、投資構成比を見なおす)。
米国株が上がったときは、プログラムで決めた投資構成比を上回ることになります。このため、日本株、欧州株を買い増して、構成比を維持します。
構成比維持の買いのためNYダウ、日経平均、欧州のFTSE100などは、1秒の遅れもなく、同時に上がります。米国株が下がるときは、同時に下げるのです→スイスのDUCASCOPYやTrading Viewでは、10秒単位で観察ができます。
これを見ながら、つぎの10秒は上げるか、下げるかを当ててみると面白い(1分足でもいい)。回数を重ねると、50%しか当たらないはずです(ということは当たらない)。株価の短期予想は、丁半博打と同じことを示しています。
※参考:ダウ平均株価 リアルタイムチャート
米国株の総時価は3,000兆円であり、日本株の総時価600兆円の5倍もあるので、「米国株の上昇(金額が6倍)→日本株上昇(金額は1倍)、米国株の下落(金額は6倍)→日本株の下落(金額は1倍)」になることが多い。
米国株と日本株の下げが連動しない時間は、ヘッジファンドの売り越しより、日銀の株ETFの買い(1週間平均1,150億円)が多いときです。
日経平均の上昇と円安、下落と円高が連動することが多いのは、ヘッジファンドが日本株を買うときのリスクはドルから見た円安です。日本株が10%上がっても、10%円安になれば、ドルから見た利益は0%に減るからです。
ヘッジファンドは投資のときリスクヘッジをします。ドル圏から日本株を買い増すときのリスクは、円安です。円の先物を売って、円が下がったとき、ドルベースの株価で減った利益を外為で回復できるようにしています。
日本株が10%上がるとき、円が10%下がる性質があるときは、日本株を買い増す金額の円先物売りをします。日本株が10%上がり、円が10%下がったときは、外為で10%の利益が出ます。円で10%上がっても、ドルに対しては0%の日本株の上昇を、10%にすることができるからです。
こうした、ヘッジの円の先物売り(または先物買い)があるので、「日本株高」が「円安」と連動します。
(注)米国株は、日本株と逆に、「ドル高=米国株上昇」になることが多い。海外からの米国株買いが多く、「ドル買いをしてドルで米国株を買うこと」が同時になるからです。
以上の、マネーの流れの構造はメディアがほとんど解説していないことでしょう。日々、日米の株価、およびドルと円の罫線の動きを観察すればわかることですが…。
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/823.html#c225
124. 中川隆[-14773] koaQ7Jey 2020年1月08日 11:01:29 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1738]
カジノ(IR)を巡る贈収賄事件で、アメリカが独占しようとしているカジノ利権に中国が手を突っ込んで来たから、東京地検特捜部を動かして排除した
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/792.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/464.html#c124
45. 2020年1月08日 11:18:03 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1737]
農業補助金が収入の5割 アメリカ農業は競争社会ではない
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/793.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/812.html#c45
127. 中川隆[-14772] koaQ7Jey 2020年1月08日 11:19:04 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1736]
2020年01月08日
農業補助金が収入の5割 アメリカ農業は競争社会ではない
アメリカの農業は面積が広いだけで効率が悪く、補助金で存続している
アメリカの農家は収入の半分以上を政府の補助金から受け取っている。
1割台の日本こそ「競争社会」でアメリカ農業に競争などありません。
アメリカの農業補助金
農業自由化交渉やTPP交渉を巡って、アメリカは毎回「日本は農業を保護し、不公正貿易をしている」と言っていました。
農業だけでなく、どんな品目でも必ずアメリカは「日本は保護貿易をしている」と非難します。
しかし実際は不公平なのはアメリカの方であり、補助金と貿易障壁で自国産業を保護しています。
今回はアメリカの農業を取り上げて、いかに保護され不公正な貿易をしているかを暴きます。
アメリカの農産物(とうもろこし、麦、大豆、米、綿花)の生産コストは、生産コストが販売額を上回っています。
少数の例外品目を除いて、アメリカの全ての農産物は赤字で生産していると断言して良いと思います。
例えばアメリカが日本に輸入するよう迫っている米(占領時に盗んでいった日本米)の生産コストは、販売額の100%以上です。
農作物の相場は年によってかなり違うが、生産コストが販売額の200%を超える年もあった。
米を1万円で作って5千円を政府が補助し、5千円で販売している事になります。
小麦、トウモロコシ、大豆も販売額の100%から200%の生産コストが掛かっていて利益は出ていません。
アメリカの農業は世界最強ですが、補助金の金額が世界最強なのでした。
農業に出している補助金は製造業とかIT産業とか、国民の税金で支払っています。
お金が足りなければ中央銀行のFRBがいくらでも印刷するので、足りなくなる事は起こりません。
日本の方が過酷な競争社会だった
一方でアメリカは関税に関しては低く15%前後、日本は平均50%前後と高くなっている。
これを根拠にアメリカは「日本は農業を保護している。アンフェアだ!」というのですが、アメリカは補助金を高くして関税を安くしています。
日本の農業の補助金割合は15%といった所で、アメリカの50%以上とは大きな差がある。
関税で保護するか補助金で保護するかの違いだけで、補助金のほうが上等という事はありません。
むかしNHKのテレビ番組でアメリカの米農家の特集をして褒めちぎっていました。
彼らはヘリコプターで種を撒いて水を入れたら、収穫までほったらかしみたいなやり方をしていました。
それで良い米が取れるなら農家は楽で良いのですが、後で調べたらそれは「工業用のクズ米」でした。
テレビではアメリカの農業がいかに近代的で、日本が遅れているかを強調していましたが、種証しはそんな物です。
アメリカの農業予算は年間10兆円以上で、アメリカの農業生産額は17兆円に過ぎません。
対する日本は農業生産額約7兆円で農業予算3兆円です。
この数字を並べて分かるのは、アメリカの人口は日本約3倍弱なので、一人当たりの農業生産額は大差ありません。
アメリカの農業は凄く巨大だという印象を受けますが、『国民一人当たり』に直せば同じです。
このカラクリはアメリカが大量に作っているのは小麦やトウモロコシなど安いものばかりである事です。
反対に日本が作って居るのは生鮮野菜とか高級和牛とか値段が高いものが多い。
日本の農家は過当競争によって崩壊しようとしているが、アメリカの農家は補助金で良い生活をしている。
アメリカの農家は平均4万ドルの補助金を受け取っているが、日本は1万ドル未満に過ぎませんでした。
貿易交渉で「日本はアンフェアだ」とアメリカ代表が発言したら、机を蹴っ飛ばして投げつければ良いのです。
以前農林部会長だった小泉進次郎が「日本の農家は甘やかされているので競争原理が必要だ」と言っていました。
このレベルのアホが農政をやっているとしたら、日本の農業は滅びるしかありません。
そして農業が滅んだ国はひとつの例外もなく国が滅亡しています。
http://www.thutmosev.com/archives/38917711.html
http://www.asyura2.com/09/gaikokujin01/msg/518.html#c127
1. 中川隆[-14771] koaQ7Jey 2020年1月08日 11:21:55 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1735]
2019年12月18日
農業は補助金で保護すれば良い フランス農業の9割は補助金
フランス農家は怠け者で非効率なのに高収入
その理由は国の補助金で労働する「実質国家公務員」だからです
農業を貶める日本の官僚・政治家・マスコミ
日本の農業は競争力がなく、補助金漬けで農家に多額の税金を投入しており、財政赤字の原因になっている、という話が定説になっている。
農水省が毎年懸命になって創作する食料自給率の嘘のグラフがあり、日本の自給率は39%なのだが現実は65%です。
農水省の操作は次のように行われる。
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神戸牛とか山形牛は肉は国内産牛肉として販売されているが、農水省は「アメリカ産牛肉」として自給率0%にしている。
なぜかというと牛が食べているエサがアメリカ産だからアメリカ産牛肉だそうです。
こうして国産の牛、豚、ニワトリなどで、日本生まれの外国産が大量生産されています。
一見すると理に叶っているようだが、アメリカ人は牛の世話をしているのでしょうか?
牛のエサなんか米国産でもアフリカ産でも中国産でも良いのだが、エサの輸入国を変えると産地が変わります。
養殖の魚とかも全てこのように、なるべく日本の自給率が低く見えるように操作してあります。
肝心のデータそのものも、世界中で日本しか使用していないカロリーで計算する事で、さらに低く見せかけています。
国連などで使われている金額で計算すると、日本の食料自給率は65%から70%で、世界でもかなり高い数字になります。
こうして「日本はダメだ、世界最悪だ、日本はどうしようもない」と繰り返すことで自分の存在を高めています。
まるで有名大学の左翼系教授や左翼系マスコミ人のような生き方です。
しゃべり出すと必ず「日本はダメだ」と言い始める有名な司会者がいますが、あれと同じで不安を煽って金儲けをしています。
補助金はばら撒け
次は補助金漬けで農家に多額の税金を投入しているという定説ですが、農業は世界の全ての国で補助金で成立しています。
考えれば分かると思いますがトヨタが1時間に10台づつポンポンと自動車を生産するのに、田んぼで米が成長するのを待つのでは競争にならない。
トヨタと農業を同じ資本主義ルールで自由競争させたら農業が崩壊し食べ物がなくなるので、トヨタの儲けを農業にばら撒きます。
アメリカでもフランスでもイギリスでも中国でもインドでも、全世界でそうしています。
日本の一部の人が理想として挙げるフランスの農業は、農家の収入の5割から9割が政府の補助金です。
ルノー日産とかが納税したお金をブドウ農家とかにばら撒いて、日本に輸出しているのです。
アメリカの農業も補助金漬けで、牛肉、トウモロコシ、小麦、オレンジなど全て補助金で維持しています。
農家の所得が工場労働者の半分だったら、だれも農業をやらず、食べ物がなくなるからです。
これを「補助金をなくして自由競争しろ」と言ってるのが日本の経済学者やタレント、マスコミ、官僚、政治家です。
農業補助金なんか空からヘリでばら撒くくらいの勢いでちょうど良いのです。
一時問題になったバター不足は、農水省が農家への補助金を減らしたせいで、牛の生産が減ったからでした。
国産バターが減った分、ニュージーランドから輸入しましたが、ニュージーランドの農家も補助金をジャブジャブ受け取っています。
農業は全世界がこんなものなのです。
欧州ではEUという組織があるが、予算の40%を農業補助金で使っている。
これだけで全EU加盟国GDPの約3%に匹敵します。
こんな組織が日本には「補助金撤廃」だの「自由貿易」を主張しています。
農家に補助金を出さないのは全世界で日本だけ
日本では多くの農産物が補助金ゼロや極めて低額しか支給しておらず、外国の農産物に価格競争で負ける原因になっている。
良くマスコミでは『日本の農産物は価格競争で負けている』と言い、その原因を農家や農業に求めています。
アメリカのように無限の土地がある国は置き、欧州の国は日本と同じくらい人件費が高く地価も高いのに、これは不自然です。
日本の農作物が欧州各国より高いのは、単に「政府の補助金が足りない」だけなのです。
EU各国の補助金を合計するとGDP比14%にも達しているが、日本の農業補助金はGDP比7%に過ぎません。
当然フランスの農作物は日本より低価格なのに、農家の収入は日本の2倍だったりします。
これが知識人が褒め称える欧州農業の正体です。
アメリカの農業も同様で、地平線の裏側までずっとトウモロコシを栽培している農業企業を除くと補助金で成り立っている。
シリコンバレーやIT企業との自由競争で農業が生き残る筈が無いので、資本主義など捨てています。
補助金で育てた牛肉を格安で出荷し、外国には「自由競争だ」といって関税を撤廃させています。
その尻馬に乗ってアメリカや欧州に加担しているのが、日本の官僚、政治家、マスコミという訳です。
農家への補助金をジャブジャブばら撒いて、外国に輸出すれば儲かるというのが各国の考え方です。
農家の所得が増えれば買い物をし、税金を支払うので、補助金程度の支出は元が取れているのです。
なぜ日本だけがそうしないのでしょう。
http://www.thutmosev.com/archives/36339251.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/793.html#c1
2. 中川隆[-14770] koaQ7Jey 2020年1月08日 11:22:46 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1734]
2019年09月11日
日本の生産性問題 他人の時間を大切にしない
日本の生産性が低いのは、他人の時間にだらしがないから
画像引用:生産性向上は効率化だけではない!海外から見た日本の課題と解決方法 | KACHITSUKUhttp://changeva1ue.com/productivity2/
日本人は几帳面ではなくルーズ
デフレ期から日本では生産性という言葉が良く使われるようになり、日本は先進国で最も生産性が低いなどと言われている。
生産性が高いのは良い事とされるが、生産性にはいくつかの種類があり、一般的には労働生産性が良く使われる。
労働生産性は1人の労働者が一定時間に生み出す価値(金額)の事で、時給や時間あたりの成果に近い。
日本の労働生産性が先進国最低だった大きな理由がサービス残業で、仕事をしているのに1円も稼いでない状態です。
サービス残業の間労働者は何も生み出していないことになり、8時間で帰る人と16時間働く人の報酬が同じなら、給与から計算した生産性は半分になります。
労働生産性で世界トップクラスなのはドイツだが、現在のドイツは先進国で最も労働時間が短く、同じ価値を短時間で生み出している。
日本とドイツの国民一人当たりGDPはそれほど変わらないので、結局違うのは労働時間とサービス残業です。
日本企業でよく言われるのが「1分の遅刻にも煩いのに、何時間でも残業させる」ルーズさで、終業時間で見ると世界で最も時間にだらしがない。
勤勉でまじめとされる日本だが、計算して見ると日本人は意外にだらしがなく、時間を守れないのが分かる。
良くあるのが企業がちょっとした用事で下請けや立場が弱い人を呼びつけて、無償労働をさせる。
以前ヤ〇ダ電機でメーカーから出向した人に販売員をやらせ、無料労働者として使っていたことがあった。
今問題のコンビニ店長では、オーナーや店長の弱い立場に付け込んで、過労死するまで連続で働かせた事もあった。
日本人が時間に几帳面なのは「自分にメリットがある時」だけで、他人の時間を浪費する事にはルーズなのです。
生産性向上で農村は貧しくなった
もうひとつの生産性問題は農業の生産性で、こちらは低すぎるのではなく「高すぎる」事が問題を引き起こしている。
一種の都市伝説として言われているのが、日本の農業は効率が悪く高コストだから外国に対抗できないという定説です。
実際には日本の農業がコストで他の先進国に負けているのは、トウモロコシや大豆や小麦など低品質でも良い大量生産穀物だけです。
アメリカの地平線まで続く農地から生産される穀物には絶対に敵わず、さらに安価な家畜用穀物を餌にする畜産でも日本は敵いません。
だが人間が食べる品質が重視される農作物、たとえば野菜などでは日本が圧勝で、実は米でも日本のほうが低コスト高品質です。
アメリカでは農家の収入に50%の政府補助金を出しているので、カリフォルニア米の補助金なしの価格はコシヒカリよりも高い。
マスコミが褒めたたえるフランスの農業は農家収入の5割から9割が補助金で、ブドウ農家は国家公務員のように国から給料を貰って生産しています。
北欧でも英独でもすべて同じで、欧米の農作物が日本より安いのは、政府が補助金で安くしているからです。
日本農業の問題点は「生産性が高すぎる」ことで、農業という産業は生産性を上げるほど貧しくなります。
工業製品なら今まで100円で作っていた製品を10円で製造できるようになったら、売り上げが100倍増えて利益は10倍以上になるでしょう。
だが農作物は値段を下げても販売量が変わらないので、生産性を上げてコストを安くしたら、その分売り上げや収入が減ります。
ある村で合計1億円の農作物を作っていたが、生産性を上げると売り上げ5000万円になり、機械化で人手が不要になり半分が失業します。
日本のすべての農村は実際にこうなっていて、農業の生産性が高まるほど農家収入が減って農村は貧困化し人口が減少しています。
http://www.thutmosev.com/archives/80927860.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/793.html#c2
3. 中川隆[-14769] koaQ7Jey 2020年1月08日 11:23:32 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1733]
2019年07月12日
欧米農業は非効率 補助金で日本に輸出している
このように大量生産できるのは家畜用飼料だけで、人間用は生産できない
Wheat_Farm
引用:http://s3.amazonaws.com/fallingrain/uploads/cc3c5a058f9a47b4a48a503c69530c71/large/Wheat_Farm.jpg?1356317678
フランスの農家は国家公務員
日本にはどういう訳か欧米の農家は自由競争をしているという都市伝説のような考えが広まっている。
政治家もこう信じていて自民党の小泉進次郎農林部会長は以前「日本の農家は補助金漬けで甘やかされている」と農業批判を展開した。
この人は農林部会長に選ばれたとき「素人なのでこれから勉強したい」と言っていたほどなので、まったく無知だったのでしょう。
実際には日本の農家は補助金漬けどころか補助金など受け取っておらず、欧米の農家が補助金漬けです。
自由競争だと固く信じられているアメリカの農業は、農家収入の50%が農業補助金から支出されています。
日本では農業の模範とされているフランスでは、たとえばブドウ農家は収入の9割の補助金を受け取っています。
収入の9割が補助金というのはもはや国家公務員であり、フランスでは政府が農民を雇って給料を払っている。
それを日本の有識者とかが「日本はフランスを見習って先進的な農業をするべきだ」と言うので話がおかしくなる。
フランスなど欧州の農業は日本よりずっと遅れていて競争力が無いが、国の補助金で高収入なのです。
なるほど日本もフランスを見習って農家に給料を払うべきだが、さっきフランスを褒めた人は日本の農家が「甘やかされている」と言うのです。
実際には甘やかされているのはフランスやアメリカの農家であり、日本の農家は政府から虐待されています。
戦後70年以上ずっと日本政府は農業をお荷物として扱い、農業人口は今や200万人を割り込んでいます。
年間10万人以上減っているので、2030年代には農業人口がゼロになるのです。
日本にも農業補助金が必要
もうひとつの都市伝説はアメリカの農業は効率的で世界一安いというもので、まったく事実に反している。
テレビでよく見るのは飛行機やヘリコプターで地平線まで続く農地に種まきし、半年放置して超大型の機械で収穫する。
それを連結巨大トレーラーで出荷して、鉄道で港に行き巨大タンカーに積みかえて日本などに輸出している。
何もかも巨大で効率的で、これは日本が戦争に負けるのも仕方がないと納得するほど効率的です。
だが実はこうした巨大機械で大量生産できるのは家畜用作物だけで、コメでも豚に食わせる餌しか作れません。
大量生産で作った米はマズイ、臭い、固いの3拍子揃っているので、人間用に売られることはありません。
アメリカでも人間用のコメは日本と同じように水田に水を張って毎日手入れしてやっと収穫しています。
そうして収穫したカリフォルニア米の値段は北海道米と同じくらいで、コシヒカリより安い。
だがアメリカ政府が50%の補助金を出しているのを考えると、実際に売られている2倍が本当の値段です。
米とか人間用の野菜ではトウモロコシを作るような訳にはいかず、人間が毎日手入れするしかないのです。
補助金なしの価格では日本の農作物はアメリカや欧州より安く、むしろ生産効率がいい。
日本政府が甘やかさずに農業叩きを続けたおかげなのか、日本の農業は欧米より効率的です。
だが日本の農業が効率的であっても、5割から9割も補助金を出している欧米に押され、このままでは滅亡します。
だから日本の農業がこれ以上衰退する前に、日本も農業補助金を出す必要があります。
http://www.thutmosev.com/archives/80367300.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/793.html#c3
4. 中川隆[-14768] koaQ7Jey 2020年1月08日 11:28:45 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1732]
TPPへの参加がもたらすもの (ビル・トッテン) 2011年1月20日
11月、貿易自由化の推進をうたうアジア太平洋経済協力会議(APEC)が閉幕した。「さらなる成長を目指す」ためにアジア太平洋自由貿易圏の実現に向けて具体的な手段をとるといった首脳宣言が採択され、日本政府、財界、アメリカが強く後押しするTPP参加を強調する場となった。
TPPとは環太平洋戦略的経済連携協定の略語で、2006年に発効した自由貿易協定である。その後アメリカやオーストラリアも参加して9カ国で枠組み作りに向けた交渉を行い、農産物を含む製品やサービスの100%関税撤廃を目指している。
自由貿易が国家にどのような影響を及ぼすのか、NAFTA(北米自由貿易協定)締結後のメキシコをみるといい。1994年のNAFTA発効以後、アメリカからメキシコへのトウモロコシ輸出量は3倍以上に増えた。メキシコでトウモロコシを作っていた農家は大打撃を受け、雇用は減少し、貧困が急増したのである。
トウモロコシを作っているアメリカの大規模農場は高額の補助金をアメリカ政府から受けている。実に農家の収入の3割は補助金というのがアメリカの平均である。この不公正貿易が自由貿易の真実なのだ。
それでも、消費者としては安い農産物が手に入ればいい、という人もいるかもしれない。しかし大量に農薬やポストハーベスト(収穫後の防かび剤など)が使われたり、遺伝子操作された大豆やトウモロコシには安全性という問題もある。また日本の農業が崩壊すれば、今でもアメリカの言いなりの日本政府だが、防衛だけでなく、それなしには人間の命を維持できない食料までもアメリカの手に委ねることになる。アメリカが食料を切り札に様々な干渉をしてくることは目に見えている。さらに、天候不順などで世界的に農作物が不作になれば日本への食料輸出が途絶え、国民は飢餓にあえぐことになるだろう。
仙谷官房長官が、日本がTPPに参加しないことについて、「日本人の精神のありさまが鎖国状態になっている、開国して競争力を持った産業を興すことで生き抜く術を身に付けなければならない」と言ったというが、まさにこれはアメリカ市場に輸出したい財界と、日本市場に牛肉はじめ農作物を売り込みたいアメリカの声を代弁しているにすぎない。
TPP参加を第二の開国だというのなら、第一の開国の歴史を振り返ってみるといい。1856年、アメリカ総領事ハリスが貿易開始の条約締結を要求し、1858年に日米修好通商条約が結ばれたが、これは日本に関税自主権がない不平等条約だった。そのため貿易が始まると外国から毛・綿織物などが輸入され、日本は生糸や茶などを輸出して国内では生糸の品不足から絹織物業が圧迫され、また機械製の安価な綿織物が大量に輸入されて綿織物業は成り立たなくなったのである。
自給自足など無理、自由貿易で他国と協力していけばいいという考えは現実を見ていない。国際秩序の基本は協力ではなく、貪欲(どんよく)だ。エネルギー支配で戦争が起き、その次は食料や水の支配、となっていくのはもはや目に見えている。
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/totten/column/1194935_629.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/793.html#c4
5. 中川隆[-14767] koaQ7Jey 2020年1月08日 11:29:29 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1731]
ビル・トッテン 公正もたらす“自由”
自由貿易が国家にどのような影響を及ぼすのか、NAFTA(北米自由貿易協定)締結後のメキシコをみるといい。
1994年のNAFTA発効以後、アメリカからメキシコへのトウモロコシ輸出量は3倍以上に増えた。メキシコでトウモロコシを作っていた農家は大打撃を受け、雇用は減少し、貧困が急増したのである。
トウモロコシを作っているアメリカの大規模農場は高額の補助金をアメリカ政府から受けている。実に農家の収入の3割は補助金というのがアメリカの平均である。この不公正貿易が自由貿易の真実なのだ。
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/totten/column/1194935_629.html
TPPと同じ自由貿易協定であるNAFTAによって、アメリカからのメキシコへのトウモロコシ輸出量は3倍以上に増え、メキシコのトウモロコシ農家は大打撃を受けた。
これはアメリカ政府がトウモロコシを作る大規模農家に補助金を出しているためで、自由貿易ならぬ不公正貿易によって、メキシコの農家は税金で補助された安いトウモロコシと競争しなければならなくなったのである。
最近のアメリカ中間選挙で課題の一つとなったのは不法移民だったが、危険を冒してまで不法に入国し、低賃金でも働きたいと思うのはどんな場合だろう。なぜ多くのメキシコ人がアメリカへ不法に入国するのか。その一つの理由がNAFTAにある。
メキシコにとって、NAFTA導入の謳い文句は、国営企業や政府の規制が強いメキシコがそれを自由化し、関税を撤廃して工業製品の輸出国となれば経済が繁栄する、というものだった。しかしNAFTA導入当初こそ製造業は成長したものの、雇用の増加には至らなかった。農業分野での失業者数がそれを上回ったためである。そして投資の自由化で外国企業の参入、企業買収が相次ぎ、結局メキシコ経済が浮上することはなかった。
このNAFTAで成長した企業の一つに、スミスフィールド・フードというアメリカ系多国籍養豚会社があり、カリフォルニアとメキシコの両方に工場を持つ。メキシコでは農家を廃業したメキシコ人を安く雇い、アメリカから安く輸入した飼料を餌に養豚をして、同社はメキシコ一の豚肉会社になった。
このような形でアメリカ農家への補助金は多国籍企業に利点を提供している。
またメキシコには厳しい環境規制もないため、スミスフィールドの養豚工場では多くの豚が狭い不潔な場所に入れられ、周囲に悪臭が広まってもなんの問題もなかった。一昨年、メキシコで数十人の死者をだした豚インフルエンザが、この工場がある町で起きたのも偶然ではないだろう。
NAFTA施行のあと、アメリカからメキシコへの食糧輸出は主食であるトウモロコシをはじめ、大豆、小麦、米、そして豚肉、鶏肉、牛肉が急増したという。これらアグリビジネスはすべてアメリカ政府から多額の補助金を受けており、補助金のおかげで生産コストよりも安く海外に輸出できる。これはWTOが定義するダンピングにあたる。
NAFTAが約束した製造業の成長もなかったし、多国籍企業がその工場をメキシコよりも安価な労働力の国に移転することで、メキシコに多くの職がもたらされることもなかった。そして穀物価格が下がっても、トウモロコシ粉は大手2社が独占していたために、メキシコ人の主食であるトルティーヤの値下げにはつながらなかった。むしろ、2007年には価格が暴騰し、暴動も起きたほどだった。
結局、NAFTAは独占と集中をもたらし、勝者はメキシコ市場を手にしたアメリカ企業、多国籍企業だった。菅首相と財界が推進するTPPは、日本にメキシコと同じ道を辿らせようとしているようである。
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/totten/column/1195202_629.html
1992年に米国、カナダ、メキシコで結ばれた北米自由貿易協定の場合、米国のマスコミは、今回、日本のマスコミが行っているような、バラ色の未来を宣伝していた。
ニューヨーク・タイムズは「仕事と富と経済の活発化」を約束していた。さらに「低所得層の助けになる」と説いた。
ワシントン・ポストは「好機と利益は数えきれない」と書いた。
ウオールストリートジャーナルは「物価が安くなる」と説いた。
http://www.fair.org/index.php?page=1396
経済政策協会が1997年に出した報告書では、米国に於いて、推進者が主張した20万人の雇用は生み出されず、逆に42万人の雇用が失われた。
さらに海外移転を理由に給料や労働条件が低く押さえ込まれた。
日本のマスコミは、製品の競争力が強くなり貿易が増えるので雇用も増えると宣伝するが、米国からメキシコへの海外移転を阻止することはできなかった。
(例に出される自動車工業は、米国内に工場を持っている。さらに、米国の不況で今後、販売台数の伸びも期待できない。)
メキシコでは1993年から2年間で失業者は倍増した。1996年の労働者の給料は1980年より37%下がった。労働人口の19%は最低給与以下で働き、66%の労働者には何の保障もなかった。人口に占める最貧層が32%から51%に拡大した。800万人が中間層から貧困層に落ちた。カナダでは失業率は高止まりのままだった。
http://www.epi.org/publications/entry/studies_failedexp/
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/793.html#c5
6. 中川隆[-14769] koaQ7Jey 2020年1月08日 11:32:54 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1733]
TPP参加に向けての国民無視の暴走を止める 平成24年7月11日 東京大学 鈴木宣弘
過保護な日本農業にショック療法を?
しかも、農業は過保護なんだからTPPでショック療法しなければいけないんじゃないのかと思っている人がいるかもしれませんが、これも間違いです。実はさっきの1兆円の補助金と補助金なしの日本でもそうですが、TPPをやっても米国は1兆円の補助金を使い放題で、日本は全てゼロ関税、不公平ですよね。しかも日本の農業所得に占める補助金の割合は15.6%しかありません。世界で最も少ないほうです。
米国の稲作、あの巨大な300haの稲作でも所得の60%は補助金です。ヨーロッパの各国の農業所得にいたっては95%くらいが補助金です。こんなの産業かと思われるかもしれませんが、これだけ食料というのは命を守り、国土を守り、国境も守っているということで、徹底して国家で支えるという国がけっこうあるということです。それに対して日本では所得も支えていません。価格を支える制度も全部やめたのは日本だけです。だから過保護だから耕作放棄地が増えているとか自給率が下がっているとかいうのは残念ながらウソです。ほんとに現場で効果が実感できる政策がもっともっと浸透していれば農業はもっと元気になるはずです。逆です。
米国は競争力があるから輸出国なのかと思ったら、競争力はないのです。米の生産コストもタイやベトナムの2倍もするのにさっき言ったように1兆円もの巨額の補助金を使うことによって輸出を増やしています。生産コストから見れば輸入国になっているはずの米国が生産量の半分以上を輸出しています。競争力があるから米国が輸出国なのではなくて、これは徹底した戦略があるからなのです。日本は過保護だから自給率が下がったのではなく、現場で効果が実感できる戦略的支援が足りないからそうなっているのです。これまでも、関税も国内保護も削減し続け、米価も10年で半分になってしまいました。これ以上、食料・農業について徹底した自由化をすれば、そのときは自給率は13%まで下がると試算されています。正念場です。
http://notpp.jp/21020711_NobuhiroSuzuki.pdf
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/793.html#c6
7. 中川隆[-14768] koaQ7Jey 2020年1月08日 11:33:38 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1732]
2016年09月19日
日本政府の農業虐待 就業人口、5年で2割減
http://thutmose.blog.jp/archives/65972544.html
アメリカの農業が効率的で低コストというのは真っ赤な嘘、ほとんどの農作物で日本よりコストが高い。
引用:http://bcgneeds.com/wp-content/uploads/2014/03/AirTractor_402.jpg
アメリカやフランスの農業が近代的で効率が良いという都市伝説は、いい加減終わりにしたい。
実際には欧米の農業には50%から90%の補助金が出ていて、補助金無しだとどんな農作物でも日本より高い。
欧米の補助金で圧迫される日本農業
2015年11月の農業人口調査で、前回の2010年と比較して、51万6000人減少し209万人となり、19・8%減少しました。
離職者が多かったのと、高齢のため跡継ぎがないまま他界したりしたと考えられる。
残った大半も兼業農家であり、農業では生活出来ない、子供を養えないので減少しています。
ところで日本の食料自給率は39%で世界最低水準、金額ベースでは66%なのだが、減少しているのは間違いない。
食料が輸入出来ない有事の際に、お金を食べることはできないので、農水省が主張する「カロリーベース」はある意味では正しい。
カロリーベースは戦前の日本軍や戦後の食糧危機で重視された数値で、国民や兵士を飢えさせないためにカロリーが重要だった。
食料自給率が低い理由は日本の農作物の価格が高く競争力がないからで、アメリカや外国の農作物は安い。
アメリカでは飛行場くらいの広大な田んぼに、飛行機でバラバラっと苗や種を撒いて、秋まで放置して収穫しています。
「アメリカの米は日本の10分の1のコスト」とコメ市場議論で散々テレビ放送されましたが、あれは全部テレビ局の捏造です。
空から種を撒いて放置して10分の1の値段で売っているのは「家畜米」や「工業米」で人間は食べていません。
カリフォルニア米などの人間用の米は、アメリカの価格で、日本で売られている北海道米とかと同じくらいです。
アメリカでは米など多くの農作物に50%以上の補助金を出しているが、日本は補助金ゼロで日米ほぼ同じ価格という事は、実はカリフォルニア米の元々の値段は、北海道米の2倍なのです。
それが米政府が50%の補助金を出し、さらに為替レートが円高になると、カリフォルニア米が国産米より何割か安くなります。
米国は米の国と書くだけあって、米以外の小麦やらトウモロコシやらジャガイモ、牛肉豚肉など、ほとんどの農作物に50%の補助金を出しています。
それでいて「日本は保護貿易で不公正だ」と言って市場解放を迫り、自分は農業補助金で市場を保護しているのです。
安倍晋三はアメリカの工作員か
間抜けなことに日本政府と日本マスコミは米政府の言い分を鵜呑みにして、調査もせずに「日本の農産物は高い」と認めてしまいました。
アメリカは酷い国だと思いますが、欧州はもっと酷くて、日本人が好きなフランスのブドウは90%以上が補助金で生産されています。
テレビでよく「南仏やイタリアの農業は人間的で素晴らしい」と褒めているが、それは収入の9割が補助金だからです。
年収50万円しかない農家でもフランスやイタリアでは500万円の補助金が出るので、遊んでいても暮らしていけるのが「南仏プロバンスの農業」なのです。
日本では農家がどんなに必死に働いても政府は補助金を出さず、それどころが欧米の補助金つき農作物を大量に輸入しています。
これはもはや農業政策ではなく、農業虐待だと言えます。
「日本の農業は生産性が低い」「日本の農作物は価格が高く競争力が無い」というのは常識として学者や政治家まで言っています。
だが「価格」に補助金を足して「本当の価格」を比較すると、実は日本の農作物は先進国で最も安く、最も生産性が高いのです。
カリフォルニア米は補助金なしだと魚沼産コシヒカリより高くて不味いので、競争力なんか全くありません。
小麦やトウモロコシやじゃガイモも同様で、補助金を取っ払うと日本の国産品の方が安い場合が多いのです。
さらに日本政府は自由貿易だと言ってTPPなどで「関税を撤廃しよう」と言っています。
安倍晋三はアメリカやフランスの工作員なんじゃないか、と思うほど農業政策が酷いです。
マスコミが絶賛する南仏プロヴァンスの農家、赤字で農業をやって生活費全額を国が支給している「準公務員」です。
引用:http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/005/612/91/N000/000/000/120203902023616305062.JPG
用水路より補助金を出す必要
アメリカが50%補助金を出すなら、アメリカと競合する農作物では日本も50%補助金を出すのが当然です。
そのための予算は不要な用水路を作りまくっている農水省の予算から引っ張れば良いのです。
アメリカの農業予算は年間10兆円以上だが、アメリカの農業生産額は17兆円に過ぎないので、産業として完全に赤字です。
日本は農業生産額約7兆円で農業予算3兆円なので比率としてはそれほど変わらないが、農水省が予算を使うのは「用水路」だけなのです。
日本中に用水路を作りまくって子供や老人を転落させているくせに、農家への補助金は1円も出していない。
これが日本では農業で食えない原因で、アメリカの農家が大儲けしている理由です。
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/793.html#c7
8. 中川隆[-14767] koaQ7Jey 2020年1月08日 11:34:34 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1731]
2016年10月03日
農業でも外国人労働者 農業特区で解禁へ
http://thutmose.blog.jp/archives/66298795.html
アメリカの農家は全部赤字だが、国からの補助金で生産している
http://agrinasia.com/wp-content/uploads/2016/01/blue_river_tech_robot.png
外国人労働者に農業をやらせる政策
報道によると政府は農業に外国人労働者を、特区で解禁する方向で検討を始めています。
いわゆる単純労働者ではなく、高度な技能を持つ技術者に限定し、日本人と同等以上の賃金を条件にする。
農業を巡っては過去30年間で農業従事者が50%減少し200万人を割り込み、しかも兼業農家が増えています。
また外国人実習生を低賃金労働者として雇用し、給料をほとんど払っていないなどの問題も発覚した。
日本の食料時牛率はカロリーベースでは先進国中最下位で、欧米の輸出農作物にすら国内市場で負けている。
国は外国人労働者によって農業を活性化しようと目論むが、この政策は正しいのだろうか。
まず日本の農業が後進国はおろか人件費が高い先進工業国にも負けている原因は、農業自体にはない。
欧米先進国はいずれも、農家に50%から90%もの補助金を給付していて、赤字で生産しても国が給料を払っています。
一方日本は建物や用水路や農道は建設するが、補助金は出していないので農家は価格転嫁せざるを得ず、日本の農作物は高い。
日本の自給率が低い原因は農業補助金が少なすぎるからで、農家自体に問題はない。
むしろ日本の農業は「農業先進国」とされるアメリカや欧州より生産性が高く、同じ競争条件なら価格でも品質でも勝っています。
するとこれは日本政府に問題があるので、農家をどういじくっても解決しません。
日本政府の農奴政策
政府はどうしても農家への補助金を出そうとせず、関税だけ減らしてさらに生産量を減らそうとしています。
とどめはTPPで、関税を撤廃してアメリカの農作物を自由に輸入しようと言っています。
アメリカの農家が米を生産すると政府から50%の補助金を貰えるので、半分の値段で販売しています。
日本の農家は補助金なしなので、アメリカの半分のコストで生産しても、同じ販売価格になるのです。
欧米諸国が事実上のダンピングをやっているのに、日本政府は抗議すらせず「日本の農家は怠け者」などと罵っています。
話を戻して外国人労働者を受け入れて日本の農業は改善されるかというと、される筈がありません。
日本の農業は既に生産性が高く、品質は世界一であり、改善すべき点がなにもないからです。
トヨタの工場に外国人労働者を入れるようなもので、それで生産性が上がったりはしません。
農業人口の減少を外国人で補うという意見があるが、原因と結果を履き違えています。
農業が儲からない、農業では食えないから農業をやらないのであって、今の若者だって年収1千万円稼げるなら農業をやります。
農業では生活できないから、外国人実習生をタダ働きさせようというのは、南北戦争以前のアメリカ農場の考え方です。
安倍首相はアフリカから農奴でも連れて来たいのでしょうか?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/793.html#c8
9. 中川隆[-14766] koaQ7Jey 2020年1月08日 11:35:34 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1730]
"現在の"グローバリズムには、欺瞞があります。
一つ目ですが、そもそも本気で「自由貿易」を謳うならば、「関税なし、投資全面自由化、補助金・助成金等禁止」とやらなければならないはずなのです。とはいえ、現実には、各国共に特定の製品については関税で国内供給者を守り、投資についても外資制限をかけています。
穀物輸出を武器として使うアメリカは、相変わらず輸出補助金で他国市場を食い荒らしています。
つまりは、「あらゆる保護主義に反対する」など、端から成立していないのです。各国は、安全保障などが目的で、保護主義的な措置を採っています。
さらに、相手国の制度を変えさせ、「自由貿易」とやる際には、国家ではなく、特定の企業や投資家の「ビジネス」が優先されます。
日本の農林中金やJA共済に「改革」を求めているのは、在日アメリカ商工会議所ですが、その裏にはもちろんアメリカの保険会社がいます。日本に「カジノ解禁」を求めているのは、もちろんラスベガスのカジノ王たちです。一般のアメリカ人にとっては、どうでもいい話でしょう。
そもそも、自由貿易を他国に強制する「帝国主義」を最初に始めたイギリスは、インドに対し「綿製品」の関税撤廃を要求しました。つまりは、イギリス国内のランカシャーなどの衣料産業が、インドに自由貿易を求めたのです。
貿易協定の交渉において、我々は何となく「国 対 国」という印象を受けてしまいますが、実際には「特定の産業 対 外国の市場」というケースがほとんどというか、全てなのでございます。
要するに、ビジネスです。
単なるビジネス上の都合が、「自由貿易」「グローバリズム」といった、ふわっとした「言葉」により薄められているというのが真実なのです。
さすがに、
「我が国の保険産業のビジネスのために、日本よ、JA共済を潰し、その市場を明け渡せ」
などと、交渉するわけにはいかないため、「グローバリズム」「日本の閉鎖的市場」といった抽象用語が活用されるわけですね。
今回のG20において、アメリカは「現行のルールが、我が国にとって都合が悪い」として、「自国に都合がいいルール」を求める姿勢を明確化しました。
「理想の言葉」に覆い隠された欺瞞を捨て去り、むき出しの「アメリカ第一主義」を前面に出してきたわけですが、
「自由貿易は、自由だからやるんです!」
といった、抽象論による誤魔化しと比べると、好感が持ててしまいます。グローバリズムとは、元々「そういう話」なのです。
そもそも、グローバリズムのルールは「誰かのビジネス」のために決められるわけで、「自由」といった理想の実現が目的ではないのです。
企業や投資家が、自らのビジネスにおける利益最大化のため、他国に「自由貿易」を求める。グローバリズムとは、端から「そういう話」であり、その欺瞞が今、世界的に暴かれつつあるのだと思います。
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12257991524.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/793.html#c9
10. 中川隆[-14765] koaQ7Jey 2020年1月08日 11:36:20 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1729]
2017年06月30日 日欧EPAは日本が一方的に損をする経済協定
欧州の農家は国が給料を払っている「国家公務員」だが、それは交渉すらしない
引用:http://www.yomiuri.co.jp/photo/20170624/20170624-OYT1I50002-L.jpg
日欧EPAの不愉快な中身
日本とEUの自由貿易協定であるEPA(経済連携協定)は、もうすぐ合意しそうだと言われています。
日本は農産品関税の9割を撤廃し、EUも自動車関税の9割を撤廃するとされていて、一見するとフェアな交渉に見える。
だが実際にはこれは、日本だけが100%譲歩し、EUだけが得をする協定に過ぎない。
その前に日本政府が何の疑問も持たずに行っている「自動車関税と農業関税の取引」は、まず前提が間違っている。
日本は90年代にアメリカとも「農業を捨てれば自動車輸出を増やせる」と様々な農産品を自由化したが、それで1円でも儲かったのか?
牛肉、オレンジは日米摩擦に発展し、自動車を売るためだと言って政府は農業を犠牲にしてアメリカに解放しました。
その結果食料自給率は下がり、農業が主要産業だった東北などは貧困に陥り、日本経済そのものも縮小しました。
人口問題と農業は深い関係があり、多くの国で農業生産と人口は連動しています。
多くの国で食料自給率が100%を上回っていると人口が増加し、食料を自給できない国は人口が減少しています。
例外を見つけ出そうとすればいくらでも発見できるが、歴史的に、自給できる食糧が人口の上限なのです。
もし食料が輸入できなくなったら大変な事になると、まともな政治家なら考えるが、残念ながら日本政府の官僚と政治家はまともでは無いようです。
日本の食料自給率をもっと下げれば、当然の結果として日本の人口は現在よりもっと減少するが、なぜかこれを理解しない人が居る。
安倍首相は日本を滅ぼしたいのか
人口増加率がプラスだったり、人口が多い国では食料が余って輸出していて、中国は食料が自給できなくなったら人口が減ろうとしています。
インドの人口は14億人弱で世界一になり、インドはIT大国と言われていますが、食料自給率は今の所プラスです。
アメリカの人口は増えていますが、食糧生産も増えていて、逆に言えば食糧生産が増えたから人口も増えたのです。
最初に文明が生まれたメソポタミアやエジプトが衰退し、ローマが栄えた理由は要するに、ローマのほうが食料を多く生産したので人口が増えたからでした。
メソポタミアやエジプトは砂漠化が進行し食料生産が減ったので人口も減り、最初は進んだ文明だったのに衰退しました。
世界の歴史上食糧生産を減らして人口が増えた例はほぼ皆無で、日本政府の政策がどれだけ非合理的で理に叶っていないか分かります。
今回の日欧EPAによって日本の食糧生産はさらに減り、日本の人口も減少します。
もっと不愉快なのは日欧EPAで解放するのは日本側だけで、欧州側は美味い汁を吸うだけなのです。
EUも自動車関税の9割を撤廃するが、日本には最初から自動車関税がなくベンツやVWをコストゼロで販売しています。
それをフェアにするのだからEUが自動車関税を撤廃するのは当然で、なんで日本が農業を差し出さねばならないのか?
さらにもっと不愉快なのはEUの農業は補助金漬けであって、フランス産のブドウ農家は所得の9割が政府補助金です。
日本のテレビに出てくる南仏の農家はほとんど働かず、怠けていて高収入ですが、その理由はフランス政府が農家に給料を払っているからです。
これでは日本のテレビが言うように「フランスの農業は人間らしくて素晴らしい」のは当然で、オランダ・イギリス・ドイツなども皆同じです。
日欧EPAでは欧州農業の補助金は議論されず、補助金で生産した農作物を一方的に日本に輸出して良い事になっています。
せっかくアメリカが脱退したTPPにしがみ付いている件と言い、残念ながら安倍首相には「売国奴」という称号を贈らざるを得ない。
問題はアメリカと欧州が農家に配っている補助金なのに、それは議論せず「日本の農家は怠け者だ」などと言うので呆れるしかない。
http://www.thutmosev.com/archives/71576563.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/793.html#c10
11. 中川隆[-14764] koaQ7Jey 2020年1月08日 11:37:13 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1728]
コメより水が高く売れる時代
マスコミが褒める南仏農業は生産性が低いが、政府が給料を払っている
引用:http://www.merlotresor.se/public/images/destinations/bourgogne/slideshow/11.%20Bourgogne%20-%20Anne%20Svensson%20-%20Hova.jpg
日本の農業は政府から虐待されている
2018年から米の減反補助金(生産補助金)が廃止され、コメ農家を廃業したりコメ生産を辞める農家が多い。
そのせいで低価格米やお握りの値段が上昇しているが、このコメ価格がおかしい。
例えば200g(茶碗大盛り一杯)のご飯はコメだと約87g、5キロ2000円の米だと約35円です。
一方ミネラルウォーター、要するに水はコンビニでは500mL100円が多く、200gあたり約40円になります。
スーパーで買うか大容量のボトルを買えばもっと安いが、特定の条件下ではコメより水の方を高い値段で買っています。
これがドリンクやコーヒーだともっと差が付き、グラムあたりコメの2倍する商品も多い。
はたして「ただの水」にコメと同じ価値があり、ドリンクにはコメより価値があるのでしょうか。
コメ価格が異常に安くなった理由は輸入農産物が低価格だからで、だいたい何でも輸入品のほうが安い。
だが輸入農産物はもともと安いのではなく、各国政府が補助金を出して安くして、日本に売っているとしたらどうでしょうか。
農業改革が叫ばれて久しく、「農家は怠けている」「農業は補助金で保護されている」という声が上がっている。
だがこれらの農業叩きには事実誤認が多く、たとえば日本は世界でもっとも農家への補助金が少ない国です。
アメリカやフランスなど欧州では輸出農産品に50%から90%もの補助金を出して農家の収入になっています。
アメリカの広大なコメ農地を見て日本人は驚愕するが、実は豚の餌など家畜飼料で人間用ではない
人間用の美味しいコメは、農家が手間隙かけて育てるので日本より生産コストが高い
AirTractor_402
引用:http://bcgneeds.com/wp-content/uploads/2014/03/AirTractor_402.jpg
アメリカの人間用農作物は日本より高い
有名なフランスのブドウ産地では、前近代的な方法で生産していて、まるで絵画の世界のような農村風景が残っている。
だが彼らが100年前と同じやり方で農業を続けられているのは、収入の大半を国家が補償しているからで、国家公務員と言っていい。
最近オランダで植物工場が成功して「日本も見習うべきだ」とマスコミが言っていますが、同じように補助金で運営されています。
野菜工場や果物工場の類は日本にもあるが、補助金や優遇制度無しで利益を上げた例は一つも存在しません。
太陽光や原子力で発電した電気で植物を照らして、それで野外の畑より安く出来るなら、世界中が全部植物工場になっています。
欧州農業は徹底的に保護されていて補助金で生産してEU域外に輸出しているので、欧州農業に見習う点などひとつも在りません。
唯一日本が見習うとすれば、手段を選ばず補助金で農業を保護して外国に売りつける、その徹底ぶりでしょう。
欧州とアメリカの農業が政府から保護されているのに対して、日本の農業は政府から虐待されています。
アメリカはジャガイモやトウモロコシ、小麦などを非常に安い価格で生産し輸出するので、アメリカの農業は効率的だと勘違いしている人が居ます。
アメリカで安く生産できるのは豚の餌にするような飼料だけで、ポテトやコーンなら人間用も家畜用も大差ありません。
だがこれが人間用の野菜やコメなどになると、やっぱり政府補助金で生産していて、補助金無しだとコメ価格は日本より高いです。
統計ではアメリカの人間用農作物は、平均して50%が政府補助金に頼っていて、例えば2000円のカリフォルニア米が売られていたら、本当の値段は4000円です。
http://www.thutmosev.com/archives/74947567.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/793.html#c11
3. 中川隆[-14763] koaQ7Jey 2020年1月08日 11:55:25 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1727]
2020年01月08日ドイツ人の4人に一人が移民 崩壊する欧州の民族国家
難民騒動で欧州には300万人の難民が押し寄せ、100万人がドイツに定住した
引用:https://livedoor.blogimg.jp/jin115/imgs/b/6/b6aa8334-s.jpg
2015年頃に発生した中東から欧州への大量難民流入の結果、ドイツ人の4人に1人が移民になろうとしている。
当時EUでは条約で移民の受け入れが義務化されていて、国内法で拒否はできない事になっていた。
欧州のほとんどの首都は移民が住民の過半数を超え、人種の交代が起きています。
移民に混乱するドイツ
ドイツ連邦統計局の調査で2014年に、ドイツ移民(と子孫)の人口が1100万人に達したと発表していました。
ドイツの人口は約8000万人で、「5人に一人が移民になった」としていたが、これは2015年の難民騒動前の時点でした。
2015年前後に約300万人が欧州に移住し、そのうち100万人はドイツに定住したと見られています。
2014年時点ではドイツ人5人に一人が移民か移民の子孫、8000万人のうち1600万人が「外人」という事になる。
日本の人口のうち2500万人が中国人や朝鮮人になったようなもので、大変な事態です。
現在ドイツの人口は8300万人だが元々のドイツ系人種の人口は減少し、5年間で増えた300万人は全員が移民とその子孫でした。
ドイツでは移民の増加を嫌ったドイツ系人種の国外移住が増加しており、我々がイメージするドイツ人はどんどん減っています。
この現象はイギリスやイタリアなど移民が増加した欧州先進国に共通で、移民に祖国を乗っ取られて追い出されています。
アラブ人や中国人に占領された故郷で暮らすより外国に移住したほうがマシだと思うようです。
これはドイツだけではなく、EUに加盟した全ての国で同時に起きていて、元々住んでいた白人は少数者になろうとしている。
難民騒動以前EUでは必ず移民を受け入れなければならず、制限を設けてはならないと定められていた。
この結果欧州のほぼ全ての国の首都で、元々の自国民より外人が多数派になってしまいました。
”原住民”が少数者になっている
パリでもロンドンでもベルリンでもローマでも、今では移民の方が多数です。
ロンドンでは白人が移民を嫌ってロンドンを脱出し、「白人都市」を形成しています。
ニューヨークやアメリカの大都市でも白人は少数者になってしまい、お金がある人は田舎に「白人都市」を作っています。
自分の周囲が中国人だらけになったのを想像すれば、彼らの心境は良く理解できる。
移民はアフリカや中東など貧しい国から来るので、仕事の多い大都市と首都に集中的に住みます。
するとその国の首都は移民が多数者になり、議会でも「外人」勢力が多数派になります。
移民の人口増加率は先住人種の何倍もあるので、先住民は減少しインディアンのような存在になります。
これが欧州全体で起こっていて、今世紀中に欧州から白人が絶滅すると予測されています。
「フランスでは人口がプラスになった」と物知り顔の人が言っているが『増えたのは移民だけ』なのです。
フランスは人種別の人口調査は禁止しているが、実態として先住民は減少し、アラブやアフリカ系が増えました。
移民と先住民の衝突が欧州中で起きている。
移民の経済効果は好景気の時だけ
このマヌケな状況を作ったのはEU主要国のドイツ、フランス、イギリスで、移民を増やせば儲かるという理屈でした。
特にドイツは過去のユダヤ人迫害を『反省しています』という姿勢を見せるため、移民を無条件に受け入れるようにした。
ドイツへの移民の多くはEU内の貧困国からなので、日本人には一見すると「同じ人種」のように見える。
EUは難民も無批判に受け入れてきたため、アフリカや中東から大量の難民が押し寄せて問題になった。
2015年だけで約300万人がドイツに押し寄せ、200万人は他のEU諸国に住み着いて100万人がドイツに定住した。
ドイツ政府の統計では2003年にドイツに居住する移民系住人は730万人に過ぎなかったが、15年間で2倍に増えました。
計算すると毎年平均50万人以上の外国人をドイツ一国で受け入れている事になります
外国人だけの50万人都市が「ボン、ボン、ボン」と毎年誕生していったのです。
確かにそれだけ人口が増えたらGDPも増えるでしょうが、金以外の弊害が起きています。
ドイツは10年以上好景気を謳歌し、大量の移民を受け入れても失業率は悪化しなかったのですが、不況になれば移民は負の遺産になります。
溢れる失業者、暴動を起こす国民と移民、社会保障費の増大で財政悪化、こうなりつつある。
肝心の移民による経済効果はどうだったのだろうか?
2005年から10年間のユーロ圏GDP実質成長率は1%にも満たず、同じ期間の日本の実質成長率は0.6%なので、あまり変わりません。
2019年のドイツ成長率は0.5%程度(予測)で日本は1.6%なので日本より景気悪化しています。
移民の経済効果は好景気の時だけであり、不況になったら失業者と犯罪者になります。
http://www.thutmosev.com/archives/39123015.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/567.html#c3
12. 中川隆[-14762] koaQ7Jey 2020年1月08日 12:50:19 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1726]
アメリカ人の会議は聖書で始まり聖書で終わる、中近東ではまだ十字軍を続けている
2020/1/7 18:36
投稿者:777
第45代アメリカ大統領、ドナルド・トランプが2017年初頭に登場したとき、TPPを排除し、アメリカの利益のためだけに行動すると自称するトランプを「反グローバリスト」と位置づけて拍手喝采した者が多かった。
だが私は、トランプの共和党リバタリアニズム丸出しの利己主義人生観と、金儲けだけの、優しさの欠落した強欲な発想に、強い不快感を抱いた。
2017年、トランプを大統領に押し上げた勢力こそ、この福音派であり、すなわちシオニズムであった。
福音派は、アメリカ人の23%を占めるといわれ、アメリカ最大の宗教勢力であり、かつ共和党最大の支持母体である。
このグループから、最近、トランプは批判されるようになっていたのだが、今回、イランの革命防衛隊司令官を殺害した理由は、大統領選における福音派の支持を呼びかけるためだったといわれる。
殺害は、突如、予告や警告も、裁判もプロパガンダもないまま、国際法を踏みにじって実行された。
こんなことをすれば、トランプ自身が、やがて「世界のお尋ね者」になることが避けられないのだが、大統領選への福音派の支持を求めて強行された。
福音派は、中東におけるハルマゲドンの引き金を引いて、「約束の地」を領有することを熱望しているといわれる。
このため、トランプに対し、事実上の対イラン戦争に踏み切るよう圧力をかけ続けてきたのである。
トランプ再選には、福音派の支持が必要であり、福音派は聖書の予言の実現を望んでいる。もし、トランプ大統領がヨハネの黙示録の最後の第7の封印を解くなら、絶大な支持が期待できる。ということで、再選するために中東戦争をするしかないのだ。】
ここに書かれている「第七の封印」とは、ヨハネ黙示録のことである。
【第七のラッパ=世界に最終的な終末が訪れる。この終末において、悪魔は神との戦いに敗れ、神に選ばれなかったすべての人々が死ぬことになる】
福音派は、自分たちが「神に選ばれた民であり、中東先住民は、悪魔の手先だ」と本気で信じているのである。
だから、トランプに対し「第七の封印を解け!」と迫っていたのだ。
2020/1/8 10:44
投稿者:777
アメリカ人の会議は聖書で始まり聖書で終わる、中近東ではまだ十字軍を続けている
ブッシュニ世は。飲酒にふけって、安易な生活を送っていたのが、名高い伝道師の説教を聞いてからは、四十歳にして酒を断ち、回心再生の人となった。
朝は祈りと聖書の読誦にはじまり、閣議も祈りではじまる。
演説には聖書 のことばがちりばめられている。
「アメリカに昧方しないやつは敵だ」というブッシュニ世の人物を特色づける発言も聖書からでている。
「わたしの側に立たない者はわたしに逆らう者、わたしと共に集めない者は散らす者である」
その特徴は徹底した二元論である。人間は神に選ばれて救われる者と、救われない者に分かれている。回心者に は永遠の平和、福音に耳ふさぐ者は悪魔の子で永遠の地獄が待っている。
善と悪、神と悪魔、味方と敵、白と黒、光と闇が現世を二分して戦っているという論理を用いて、迷える小羊に選択をせまるのである。
聖書に書かれてあることはすべて神の言葉であって、解釈や考証はゆるされない。
人間は神によってつくられた被造物で、サルから進化したなどという「妄説」はゆるされない。
やがてキリストがこの世に再臨して至福の千年 が始まるから、神への奉仕にいそしまなければならない。
ボーン・アゲン原理主義と、帝国を夢みる新保守覇権主義の二つの特殊な 潮流と人脈が、アメリカ政治の中枢を乗とってしまった。
神の下なる道義の国アメリカの指揮官ブッシュニ世は、「万軍の王の王、主の主」(ヨハネ黙示録)として、神の御業を実践する十字軍に立つのであ る。
回心再生して神に仕え、そうでない福音に耳を塞ぐ者たちを、悪魔の子として永遠の地獄に突き落とすことが、彼らの使命なのだ。
このようなキリスト教原理主義の教義が分かっていれば、ラムズフェルドの冷酷さも理解できる。
彼はアフガニスタンの戦場における、タリバン兵の捕虜達をクンドゥスに集め、爆撃して皆殺しにした。悪魔の子として地獄に突き落としたわけだ。
彼らにとっては異教徒は人間とはみなさないのだ。
2020/1/8 11:18
投稿者:人力
777さん
そう言えばアメリカ、イギリスを追い出された原理主義者の作った国でした。
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html#c12
1. 中川隆[-14761] koaQ7Jey 2020年1月08日 14:36:09 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1725]
『癒やされぬアメリカ 先住民社会を生きる』 著・鎌田遵
書評・テレビ評2020年1月8日
安倍首相が2017年2月に訪米したときの夕食会で、トランプ大統領が米カジノ大手ラスベガス・サンズのシェルドン・アデルソン会長を安倍にひきあわせ、ラスベガス・サンズの日本参入に協力を求めた。その1年半後の2018年7月、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備法が国会で成立した。昨年末、中国のカジノ企業から賄賂を受けとったとして、元IR担当内閣府副大臣の秋元司が逮捕されたが、それは中国のカジノ企業を排除したい米カジノ大手への忖度とも映る。
さてそのアメリカ本国では、カジノは主に「インディアン」と呼ばれる先住民の居留地につくられている。それは先住民がアメリカで歴史的にどのように扱われてきたかということと密接にかかわっている。亜細亜大学准教授でアメリカ先住民研究が専門の著者が、トランプ登場後の新しい状況を含めてそのことについて書いている。
アメリカの先住民は、コロンブスが「新大陸を発見」するはるか以前から、アメリカの大地で狩猟民族として暮らしてきた。「新大陸発見」後は、侵略者による虐殺によって滅亡の淵に追い込まれ、同時に植民地主義と熾烈な同化政策にさらされた。10万人以上の先住民の子どもたちが強制的に寄宿学校に入れられ、各部族の言語や文化は否定されて、白人に、それも男は農夫、女は家政婦に仕立てる教育が施された。
対先住民戦争に備え、教育目標の一つに「インディアンを殺して人間を救え」を掲げた学校もあったという。
その後、先住民は全米各地の狭い居留地に押し込められた。そこでは仕事はなく、朝から何もやることがない失業者があふれ、ドラッグやアルコール依存症も蔓延してきた。
そうしたなか米国政府は「失業対策」という名目で、先住民の居留地にカジノをつくり、各部族をその経営にかかわらせるようにした。もともと米国内では、ネバダ州やニュージャージー州アトランティック・シティなど特定の州や地域でしか賭博は合法ではなかった。それが1988年に先住民賭博規制法ができてから一気に拡大し、現在では247の部族が全米29州の居留地でカジノ経営に参入している。
それが、今も続く人種差別に抗う先住民の貴重な収入源になっているのは事実。ただ居留地の生活は大部分を連邦政府の資金援助に頼っているが、それが削減されるなか、カジノの収益が居留地のインフラ整備や小学校の建設などに充てられる関係にある。カジノでできた雇用も、賭博は景気の影響を受けやすく人員削減が頻繁なうえ、少ない雇用を先住民と移民が奪いあう状況があるようだ。
そしてカジノには国内だけでなく外国の犯罪組織がもぐり込み、窃盗の横行や偽札の使用、スロット・マシーンへの不正行為などが横行するため、一つのカジノに400台もの監視カメラを設置し、客が入ってから出るまですべてを監視している。先住民のギャンブル依存症も深刻化しているという。
核実験で生活や健康破壊され
後遺症に苦しむ住民
著者が指摘する先住民をめぐるもう一つの問題は、先住民の居留地はウランや石炭など天然資源に恵まれた場所が多く、白人によってしばしば略奪の対象にされ、彼らの生活や健康が破壊されてきたことだ。
合計928回もの核実験がおこなわれたネバダ実験場は、もともとウェスタン・ショショーニ族の領土で、サザン・パイユート族の生活圏と隣接していた。核開発のためのウラン採掘は、おもにニューメキシコ州やアリゾナ州などの先住民の大地でおこなわれてきた。放射能についての知識もないまま、防護服も着ないで、低賃金で採掘に従事させられたたくさんの先住民の元坑夫たちが、今も後遺症に苦しんでいる。
現在トランプ政府は、資源採掘の規制を緩和するために、居留地の一部民営化を進めている。連邦政府管轄下の居留地を民営化すれば、個人所有となった土地には多額の税金がかかるようになり、支払いが滞れば先住民は土地を失い、大資本が吸収できるというシナリオだ。彼らの強欲さに終わりはない。
本書では、失業率の高い居留地の先住民は、軍隊に志願する若者の割合が、他のどの人種と比べても一番高いことにも触れている。第二次大戦では、先住民の全人口35万人のうち4万4000人が軍隊に入隊し、硫黄島やサイパンの最前線に送られたが、それはベトナム戦争でも、9・11後の現在も変わっていないという。同化政策で白人がつくった国家に忠誠を尽くすことを徹底的に仕込まれた彼らは、肉弾として最前線に送られている。
こうしたアメリカ先住民の報告は、アメリカの従属国日本の将来への警鐘とも読める。
(集英社新書、350ページ、定価1000円+税)
https://www.chosyu-journal.jp/review/15226
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/792.html#c1
13. 中川隆[-14760] koaQ7Jey 2020年1月08日 14:43:31 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1724]
2020.01.08
ソレイマーニー暗殺の喪が明けた直後にイラン軍が米軍基地をミサイル攻撃
暗殺されたガーセム・ソレイマーニーの喪が明けた直後の1月8日の早朝、イラン軍はアメリカ軍が駐留しているイラク西部のアイン・アル・アサド空軍基地やエル・ビルを含も2基地に対して約35機のミサイルで攻撃、犠牲者が出ているとも伝えられている。50分後にエルビル空港近くの米軍基地などに対して第2波の攻撃があったという。
ソレイマーニーが暗殺された後、イランのゴムにあるジャマカラン・モスクには報復を象徴する赤い旗が掲げられた。イラン・イラク戦争の際にも掲げられなかったもので、その意味するところは重い。
アメリカ軍は6機の戦略爆撃機B-52をディエゴ・ガルシアへ送り込んでいるが、8日早朝の攻撃を受けてアラブ首長国連邦の基地から米軍のF-35が飛び立った。それに対し、自分たちを攻撃した航空機が離陸した国も報復攻撃の対象になるとイランは警告している。
一方、ロシアのウラジミル・プーチン大統領は1月7日に正教会でクリスマスの礼拝に出席した直後、シリアを突如訪問し、バシャール・アル・アサド大統領と会談している。
現在、ドナルド・トランプ政権でイラン攻撃を含む好戦的な政策を推進しているのはマイク・ペンス副大統領、マイク・ポンペオ国務長官、マーク・エスパー国防長官だろう。
このグループと同じ考え方だったジョン・ボルトンは2019年9月に国家安全保障補佐官を解任された。そのボルトンがNSC(国家安全保障会議)へ引き込んだリチャード・ゴールドバーグは、ソレイマーニー暗殺の翌日にNSCを「個人的理由」で辞めたと伝えられた。
この人びとは単に好戦的というだけでなく、ユダヤ人至上主義の信奉者でもある。アーリア人とアーリア至上主義者が違うように、ドイツ人とドイツ至上主義者が違うように、ユダヤ人とユダヤ至上主義者は本質的に違う。
ユダヤ至上主義の歴史は古く、そうした考えを否定したユダヤ人のひとりがイエスだった。新約聖書の研究者である田川健三によると、「ヨハネの黙示録」の原著者もそうした考え方の持ち主だったが、この文書には大きな問題があるという。原著にユダヤ至上主義に基づく妄想を書き加えた人物がいるというのだ。田川はギリシャ語の原文を分析、思想の違いとギリシャ語の語学力の違いからその結論に到達したとしている。
書き加えられた箇所ではユダヤ人以外皆殺しという主張が展開されているのだが、キリスト教ファンダメンタリストと呼ばれている人びとは、その書き加えられた部分に心酔している。彼らが2011年3月11日に三陸沖で巨大地震が発生した際に喜び、殺戮と破壊を望み、核戦争を待望する心情には根深いものがある。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202001070001/
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html#c13
14. 中川隆[-14759] koaQ7Jey 2020年1月08日 15:02:53 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1723]
イランを強化するトランプのスレイマニ殺害
2020年1月7日 田中 宇
http://tanakanews.com/200107iran.htm
1月3日、イラク駐留米軍がトランプ米大統領の命令を受け、イラン革命防衛隊のスレイマニ司令官を無人機を使って殺害した。スレイマニは軍人だが、彼のこの数年の活動の多くは、イラクやシリア、レバノンなどに対するイランの影響力を拡大したり、サウジやクウェートなどとの関係を改善するなど、外交官としての任務だった。スレイマニは頻繁にイラクを訪れており、今回はレバノンを訪問した後、定期便の民間航空機でバグダッドに到着し、外交旅券での入国審査を経て空港からバグダッド市内に向かおうとした時に空爆され殺された。スレイマニは、テロリストでなく外交官だった。イラクが仲裁する、イランとサウジの和解交渉をやりに来て殺されたという説もある。 (Iranian Revenge Will Be a Dish Best Served Cold) (Soleimani Was in Baghdad on Mission for Saudi Peace) (Gabbard blasts Iran strike: 'Trump's actions are an act of war' タルシ・ガッバードが一番正しい)
トランプは19年4月に、スレイマニが率いていたイラン革命防衛隊(国軍よりずっと強いイラン軍)を「テロ組織」に指定しており、トランプ流の理屈としてはいつでもスレイマニを殺す可能性があった。しかし、さらに一歩踏み込んで考えると、イラン革命防衛隊の任務はシーア派を殺戮してきたISアルカイダと戦うことであり、防衛隊はテロ組織どころか逆に「テロ組織と戦う組織」だ。防衛隊のテロ指定自体がトランプ特有のお門違い策の一つだった。米国は覇権国だから、イラン防衛隊をテロ組織指定するお門違いな不正な策が世界的に黙認されてきた。スレイマニはイランの防衛相に相当する閣僚であり、しかも外交活動のためにイラクに来ていた。スレイマニ殺害は米国による戦争行為だと言っているイラン政府は正しい。トランプの側近たちは、トランプか本気でスレイマニを殺そうとしているのを見て仰天したという。 (Pentagon Officials Reportedly “Stunned” by Trump’s Decision to Kill Soleimani) (Armed Forces of the Islamic Republic of Iran - FWikipedia)
イラン防衛隊のテロ指定やスレイマニ殺害は不正行為であるが、トランプ的な理屈では不正でない。しかし、トランプ的な理屈を使っても、なぜ今スレイマニを殺したのかは説明できない。それまで米国側はイラク滞在中のスレイマニの居場所をほぼ常に把握していたが殺害しなかった。米国(軍産でなくトランプ政権の側)はISISを退治しようとしており、イランもスレイマニを司令官としてISISを退治しようとしていたので、米国とイランは隠然とした協力関係にあった。ISISやアルカイダは、米国の軍産複合体が育てたスンニ派テロ組織で、シーア派とは仇敵どうしだった。トランプはISカイダを作った軍産と仇敵の関係だった。イラン側は、米軍がスレイマニを殺すとは全く思っていなかったはずだ(思っていたらスレイマニはイラクに来るのをやめただろうし、居場所をわかりにくくしたはずだ)。これまで自由に泳がせていたスレイマニを殺すことにしたトランプの転換の意図は何か。なぜ今なのか。 ("Calm, Cool & Collected": How Trump's Risky Decision To Kill Soleimani Unfolded) (Donald Trump's Iran Policy Comes Down to One Word: Chaos)
トランプは、スレイマニ殺害の前に、12月29日に米軍にイラク民兵団(PMU。イラン系)の拠点を空爆させている。米軍がイラクで、ISISでなく民兵団を攻撃したのは2014年に米軍がイラクに戻って以来初めてであり、これ自体が、米国がイラクを敵視し始めたこととして画期的だった。空爆された側の民兵団は激怒して大晦日からバグダッドの米国大使館を占拠・破壊しており、それへのトランプからの再報復が1月3日のスレイマニ殺害だった。12月29日の米軍による民兵団空爆は、その前の12月27日に何者かがイラクのキルクーク近郊の米軍基地を砲撃したことへの報復で、米軍は「砲撃してきた犯人はPMU民兵団に違いない」と決めつけて民兵団の基地を攻撃したが、実のところ27日の攻撃の犯人は民兵団でなくISISだった可能性が高い。キルクーク近郊の米軍基地はISISと戦うイラク国軍を訓練していたからだ。トランプ側は、民兵団に濡れ衣をかけて攻撃し、民兵団との対立を意図的に激化した疑いがある。トランプは、なぜ今のタイミングで民兵団やイラン側との対立を激化しているのか。 (Targeted Killing of Iranian General Puts U.S. at Crossroads in Middle East)
「トランプはイランと戦争する気になった」と考えるのは間違いだ。トランプはスレイマニを殺した直後、イランと戦争する気はないと表明している。トランプは、イランが米国と交渉する気ならいつでも受けるとも言っている。イランの方から報復としてイラク駐留米軍などを攻撃してきて米イラン戦争になる可能性もゼロだ。イランは軍事力が米国よりはるかに弱いので、自分の方から米国に戦争を仕掛けない。トランプは中東撤兵の意志を変えておらず、WSJやFTといった軍産エスタブ系のマスコミも「米国とイランは戦争しない」という趣旨の記事を早々と出している。ロシアと中国は今回の殺害後、早々とイラン支持を表明している。米国がイランに戦争を仕掛けたら、露中とも戦争になりうる。たとえトランプがそれをやりたがっても、軍産や米議会が全力で阻止する。軍産が望んでいる戦争は、世界大戦でなく、米覇権維持のための小競り合いだ。 (More Conflict Is Inevitable; War With Iran Isn’t) (US Slams Russia, China For Blocking UN Statement On Baghdad Embassy Attack) (Trump Says US Not Seeking Iran Regime Change, Or To Start A War)
スレイマニ殺害後の大きな影響は、軍事でなく政治面で出ている。イラク議会は1月5日、駐留米軍に撤退を求める決議を初めて行った。この決議はイラク政府を拘束するものでないので決定的ではないが、これまで不満を表明しつつも米軍駐留に正式に反対してこなかったイラク議会の主流派(親イランのシーア派の2派が最大会派)が、初めて米軍に撤退を求めたものとして画期的だ。 (Iraqi Parliament Votes in Favor of Expelling U.S. Troops) (170 Iraqi lawmakers sign draft bill to expel US military forces from country)
イラク駐留米軍は、2011年にオバマ前大統領が軍産の反対を押し切っていったん撤兵したものの、軍産はISISを育てて決起させた。イラク北部をISISに占領されたイラク政府は困窮して米軍に再駐留を求め、オバマもしぶしぶ了承し、米軍が14年からイラクに再駐留した。その後、トランプ時代になってシリア内戦が露イランアサドの勝利・軍産ISカイダ米トルコの敗北で確定し、ISカイダは大幅縮小し、残党が、トルコの監視下でイドリブに幽閉されたり、米軍の監視下でシリアから撤退してイラクの砂漠に逃げ込んでいる。 (US forces transferring Daesh terrorists from Syria to Iraq) (US influence in Iraq wanes as Iran strengthens grip)
ISカイダの大幅縮小と同時に、今春来、イラクでは米軍に撤退を求める声が強まった。しかし同時にイラクには、イランに支配されることを嫌がるナショリズムの国民感情もあり、米軍など米国勢が撤退すると、イラクの支配勢力がイランであることが露呈してイラク人の反イラン感情が高まりかねなかった。そのためイランは米軍や米国勢をイラクから追放するのを急がず、イラクが米国とイランの影響力のバランスの中で存続し、イランのイラク支配が隠然とした状態のまま続くようにしてきた。米国側もこの状態を認知していたので、イラン上層部でイラク支配を担当するスレイマニがイランに頻繁に来てバグダッドなどをうろうろしても米軍は黙認してきた。 (戦争するふりを続けるトランプとイラン)
昨年10月からは、イランに支配されているイラクの政府や議会を批判する反政府運動がイラク各地で強まり、イラク政府は親イランの首相が辞めたまま後任が決まらない混乱状態になっている。この反政府運動は、シリア内戦の敗北で力が低下している米国の軍産・諜報界が、イラク占領中に張り巡らしたスパイ網を使って、イランの力を削ぐために扇動している運動と考えられるが、この運動に対してもイランはあまり対抗せず、慎重な態度をとって放置していた。イラク各地のイランの領事館は、反政府運動に襲撃されるままになっていた。 (As Tensions With Iran Escalated, Trump Opted for Most Extreme Measure) (イラクやレバノンの反政府運動がスンニとシーアの対立を解消する)
トランプのスレイマニ殺害は、このようなイラクにおける米国とイランの均衡状態を破壊した。スレイマニはイランでもイラクのシーア派の間でも英雄視されてきたので、殺害はシーア派の琴線に触れる「英雄の殉教」として扱われ、イランとイラクのシーア派が一気に結束し、米国に復讐する姿勢になった。マスコミは、イラン側が急先鋒な軍事的に米国に報復するかのように喧伝するがそれは間違いで、イラン側は時間をかけて政治的に報復し、米国を中東全域から追い出す策をこれから何年もかけて展開していく。 (Iraqi armed factions vow revenge for Shiite commanders’ killings) (S400迎撃ミサイル:米は中露イランと戦争できない)
イスラエルは表向きスレイマニ殺害を歓迎しているが、それと同時に1月5日、ネタニヤフ首相が初めて自国が核保有国であることをポロッと表明した。すぐに訂正したが、これは意図的な表明だろう。イスラエルは米国の中東撤退を予測し、その後は自国の核兵器しか抑止力がなくなることを覚悟している。 (Netanyahu calls Israel a ‘nuclear power’ before correcting himself in apparent slip of tongue)
1月5日のイラク議会の米軍追放決議は拘束力の弱いものだが、これはまだ初盤戦として出されてきている。トランプは「イラク側が米軍基地の建設にかかった全費用を賠償しない限り撤兵しない」と、いつもの独自の強硬姿勢を表明している。だがその裏で、米軍の司令官がNATO側に対し「米軍が撤退していくので後のことは頼んだ」という感じの書簡を出していたことが報じられている。米国防総省は「あれは出来の悪い草案が漏れたもので、正式には撤兵などしない」と否定したが、撤兵の草案があること自体は間接的に認めてしまった。米軍と一緒にイラクに駐留していたNATO諸国は「撤兵について事前に何も聞いていないし、米軍だけ撤退した場合の代替案も作っていない」と大騒ぎになっている。NATO軍が総崩れで動揺しているのを見て、イラクのシーア派やイランはますます強気になり、この趨勢を利用して米軍やNATO軍をイラクから総撤退させようと言い出している。いずれ、もっと拘束力が強い米軍追い出し決定をイラクの議会や政府が出すようになる。 (Chaos: Pentagon Denies "Poorly Worded" Iraq Withdrawal Letter, Esper Says "No Decision To Leave Iraq, Period") (Nato warns on Iran crisis as EU powers scramble to cool tensions)
トランプは、この手の流れが起きることを予測した上でスレイマニを殺したのだろう。スレイマニ殺害はイラン敵視に見えるが、実のところ、イラクの米国敵視・イランを許す国民感情、米国よりイランの方がマシだという感情を思い切り扇動し、米軍や米国がイラクから追い出される状況を作っている。イラク政府が正式に米軍に撤退を要求しても、しばらくトランプは撤退を拒否する演技をするかもしれないが、それをやるほど同盟諸国が米国に愛想をつかして離反していき、米国の覇権が低下する。トランプは米国の覇権を弱め、イランを強化している。彼は「隠れ親イラン」である。これは、覇権放棄屋・隠れ多極主義のトランプの意図的な策略である。 (Iran's New Top Military Commander Vows To "Remove America From The Region" As Vengeance For Soleimani) (Trump Says "US Will Not Leave" Iraq Unless Billions For Air Base Are Repaid)
スレイマニは、イランの中東支配戦略を立案実行していた責任者で、イランの体外戦略において、最高指導者のハメネイ師に次ぐ権力を持っていた。イラクやシリア、レバノン、イエメンなどのシーア派の民兵団がスレイマニの傘下にいた。スレイマニは、内戦後のシリアでアサド政権を軍事的にテコ入れしたり、イラクに駐留する米軍をシーア派議員らが追い出す動きを支援したり、レバノンでシーア派のヒズボラが政権をとり続けることを助けたり、イエメンのシーア派の武装勢力フーシ派を支援してサウジを停戦に追い込んだりしてきた。スレイマニの死は、これらのイランの中東支配戦略にとってかなりの打撃だ。しかしそれは短期的な悪影響だ。長期的には、イラクの反米感情が扇動され、米軍が追い出されていき、イランが再び漁夫の利を得る。WSJなどマスコミもそう書いている。 (Pelosi: House To Introduce 'War Powers Resolution' To Limit Trump In Iran) (Soleimani’s Death Hands Iran a Reason to Retake Mideast Initiative)
「米軍が撤退したらISアルカイダが復活し、イラク自身が混乱して損するぞ」とマスコミが書いているが、軍産マスゴミのプロパガンダはいい加減にしろだ。ISアルカイダは、米軍など軍産にこっそり支援されてイラクなどで人殺ししてきた。米軍など米国勢力がイラクから撤退させられると、中長期的にISカイダはイラク民兵団などに潰されて雲散霧消していく。軍産マスコミは世界最大のテロ組織である。ISカイダと同時にマスコミも潰れた方が世界が平和になる。多くの軽信者たちからの反論誹謗を恐れずに書くと、欧米流のジャーナリズム自体が撲滅されるべき存在だ。 (The U.S., Iraq and Iran - The Baghdad vote isn’t the last word on American troops)
米軍を完全に撤退させたら、イラク政府は米軍の代わりにロシア軍から空爆支援を受けられる。安定しつつあるシリアから、イラクのISISの残党を退治しに、ロシア空軍やレバノンのヒズボラがが支援しに来てくれる。シリアが安定したら、アサドのシリア政府軍も恩返しのためにイラクのIS退治に参加してくれるだろう。非米的なISカイダ退治はシリアの成功で先例がある。もう米軍は要らない。
トランプのスレイマニ殺害が逆効果で理不尽なものなので、米国では民主党が支配する議会下院で、トランプがイランと戦争する前に議会の承認を義務づける法案を出そうとしている。もともと米国憲法では、戦争開始の決定権が議会下院にある。01年の911事件直後の有事立法で、大統領が議会にはからずにテロ戦争を遂行できる法律が作られ、それ以来ずっと、議会は大統領の戦争に口出しできない違憲な状態が続いている。911後の米大統領主導の戦争は、アフガニスタン、イラク、リビア、シリアなど全て失敗している。この間、米議会は何度か大統領から戦争権限を奪おうとしてきたが、軍産・米諜報界にとっては議会でなく大統領を動かして戦争させる方がやりやすいので、軍産傀儡の議員たちが賛成せず、戦争権限は米大統領が持ったままだ。しかし今回、トランプがイランと戦争しそうな演技を続けるほど、米議会は民主党主導で戦争権限の剥奪を本気でやろうとする。トランプは表向きこれに抵抗し続けるが、本音では議会に戦争権を奪ってもらった方が軍産の力を削げるのでこっそり剥奪を歓迎している。 (Democrats try to hold Trump to account over Iran strike) (Bernie Sanders introduces law to stop Trump from starting war with Iran)
CFRのハース会長は、米国とイランが世界を巻き込んで戦争するかもしれないと、おどろおどろしい警告を発している。私から見ると、まったくのプロパガンダである。これからしばらく、ハースの警告に象徴されるような、今にも戦争になりそうな感じの仮想現実の醸成が続くかもしれない。多くの人が、戦争になりそうだと思い込むほど、反戦運動が拡大し、米国の戦争権限が大統領から議会に戻り、軍産が濡れ衣戦争をやりにくくなり、軍産が米国の覇権を牛耳ってきた状況が終わりになる。CFRも隠れ何とかである。 (America must be ready for Iranian retaliation) (CFR President Says "The World Will Be The Battlefield" After Iran Escalation)
http://tanakanews.com/200107iran.htm
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html#c14
15. 中川隆[-14758] koaQ7Jey 2020年1月08日 16:32:01 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1722]
2020年1月8日
トランプがイラン司令官を殺害した本当の理由
海野素央 (明治大学教授、心理学博士)
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/18352
今回のテーマは、「トランプのイラン司令官殺害の動機」です。ドナルド・トランプ米大統領は2020年1月3日、イランの英雄ガセム・ソレイマニ司令官をイラクで無人機攻撃により殺害しました。トランプ大統領は米国に対する「差し迫った脅威」を司令官殺害の理由に挙げました。
しかし、トランプ大統領の司令官殺害の動機は一体何だったのでしょうか。本稿ではトランプ氏の動機に焦点を当てます。
2012年と2013年のツイッター
大統領に就任する前の2012年10月9日、トランプ氏は自身のツイッターに再選を狙うバラク・オバマ前大統領に関して、「オバマの支持率が急落している。彼がリビアかイランを攻撃するのを注意してみろ。彼は絶望的だ」と投稿しました。同月22日には「再選のために戦争をするというイランカードをオバマに使わせるな。共和党、気をつけろ!」とツイッターで警告を発しています。
さらに、トランプ氏は2013年9月16日、「オバマ大統領は面子を保つために、ある時点でイランを攻撃するだとう」とつぶやきました。
2012年米大統領選挙において筆者は、研究の一環として南部バージニア州フェアファックス市にあるオバマ選対に入り、ボランティアとして活動をしていました。筆者が知る限りでは、選対の中でオバマ前大統領のイラン攻撃の可能性について話題が挙がったことはありませんでした。ただ、トランプ氏は再選を狙うオバマ前大統領が投票日の直前にイランカードを使用して戦争を仕掛けてくるとみていました。
「心のブレーキ」と「最大のジレンマ」
オバマ・トランプ両氏の立場は、今逆転しています。上で紹介した3つのツイッターを読むと、再選を狙うトランプ大統領の頭の中には、自身の面子及び支持率維持のために、イランカードを切って、大規模な攻撃を加えるというオプションが存在しているとみてよいでしょう。
ただし、トランプ大統領は支持者を集めた集会で「自分は若い米兵を帰国させるために、大統領に選ばれた」と繰り返し主張しています。トランプ支持者は世界の出来事に対する米国の無関与を支持しているので、中東に米兵3000人を増派する決定は公約違反に成りかねません。
従って、イラン攻撃の決断に迫られたとき、トランプ大統領の心にブレーキがかかる可能性は否定できません。その結果、トランプ氏は「最大のジレンマ」に陥ることになります。
司令官殺害の動機
年末から年始にかけて一連の流れがあました。昨年12月19日、キリスト教福音派の雑誌「クリスチャニティ・トゥデー」が論説で「トランプ大統領は上院か次の選挙で罷免されるべきである」と訴えました。キリスト教福音派は、トランプ大統領の支持基盤の一角を構成しています。
ピュー・リサーチ・センターによると、2016年米大統領選挙でキリスト教福音派の81%がトランプ大統領、16%がヒラリー・クリントン元国務長官に投票しました。キリスト教福音派においては、トランプ氏がクリントン氏に対して65ポイント差で圧勝しました。
トランプ大統領はホワイトハウスで閣僚会議を開くとき、中絶反対のベン・カーソン住宅都市開発長官を指名して、閣僚全員で神にお祈りを捧げます。
ちなみに、カーソン氏の父親は牧師でした。トランプ大統領はこの場面を米国民に公開しています。それほど、キリスト教福音派に配慮している訳です。
にもかかわらず、キリスト教福音派から罷免発言が飛び出すと、トランプ大統領は1月3日、急遽同派の集会で演説を行いました。そこで、トランプ氏は反イランの信徒に向かってソレイマニ司令官殺害の正当性を訴えました。
要するに、再選の鍵を握るキリスト教福音派のトランプ離れを食い止めたいという強い思いが、司令官殺害の動機の1つあったとみることができます。
「第2のベンガジ」とオバマ前大統領の存在
周知の通り、トランプ大統領は常にバラク・オバマ前大統領を意識して行動します。リビア東部ベンガジで2012年9月、米領事館襲撃事件が起こり、駐リビア米国大使を含めた4人が死亡しました。このとき、再選を狙うオバマ前大統領は共和党から適切に対処できなかったと非難を浴び、米領事館襲撃事件が大統領選挙の争点になりました。
イラクの首都バグダッドにある米大使館が2019年12月31日、親イラン派のデモ隊によって襲撃される事件が起きました。仮に「第2のベンガジ」になれば、今年の大統領選挙の争点になり、トランプ大統領は民主党候補から攻撃を受けるのは必至です。従って、是が非でも第2のベンガジは回避したかったはずです。
加えて、トランプ大統領は共和党から「弱いリーダー」「何もしないリーダー」と見られたオバマ前大統領と同じ轍を踏みたくなかったことは明らかです。イランに対して報復措置をとって、オバマ前大統領よりも「強いリーダー」として見られたかった訳です。司令官殺害の動機には、オバマ氏の存在があったと捉えることも可能です。
「弾劾(impeachment)」の削除
イラン司令官殺害の動機をもう1つ挙げましょう。米メディアは、昨年11月に米議会下院で初の弾劾公聴会が開催されると、連日トランプ弾劾について報道してきました。トランプ大統領は紙面の1面から「弾劾」の文字を削除したかったことは確かです。米国民の目を弾劾からそらすには、対イラン政策において「極端な選択肢」を選ばなければならなかったはずです。それがソレイマニ司令官殺害でした。
司令官殺害後、米メディアは弾劾よりもイラン危機を大きく扱うようになりました。トランプ大統領は自身のツイッターに「弾劾に時間を浪費するべきではない」「弾劾は即座に終了するべきだ」と投稿し、重要な問題が他にあるとつぶやきました。「米国対イラン」の対立構図をより鮮明にして、米国民の関心を弾劾からイラン危機に向けたかったのでしょう。
結局、司令官殺害は弾劾と無関係であったとはとても思えません。
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html#c15
16. 中川隆[-14757] koaQ7Jey 2020年1月08日 18:01:41 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1721]
#2020/01/08 カクめイ防衛隊とは何か?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html#c16
1. 中川隆[-14756] koaQ7Jey 2020年1月08日 18:29:57 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1720]
トランプ大統領のキリスト教原理主義を許すな
トランプ大統領がイランの革命防衛隊司令官を殺害した理由は、大統領選における福音派の支持を呼びかけるためだったといわれる。
トランプ大統領はホワイトハウスで閣僚会議を開くとき、中絶反対のベン・カーソン住宅都市開発長官を指名して、閣僚全員で神にお祈りを捧げます。 ちなみに、カーソン氏の父親は牧師でした。
トランプ大統領はこの場面を米国民に公開しています。それほど、キリスト教福音派に配慮している訳です。
にもかかわらず、キリスト教福音派から罷免発言が飛び出すと、トランプ大統領は1月3日、急遽同派の集会で演説を行いました。そこで、トランプ氏は反イランの信徒に向かってソレイマニ司令官殺害の正当性を訴えました。
要するに、再選の鍵を握るキリスト教福音派のトランプ離れを食い止めたいという強い思いが、司令官殺害の動機であったとみることができます。
2017年、トランプを大統領に押し上げた勢力こそ、この福音派であり、すなわちシオニズムであった。
福音派は、アメリカ人の23%を占めるといわれ、アメリカ最大の宗教勢力であり、かつ共和党最大の支持母体である。
このグループから、最近、トランプは批判されるようになっていたのだが、今回、イランの革命防衛隊司令官を殺害した理由は、大統領選における福音派の支持を呼びかけるためだったといわれる。
殺害は、突如、予告や警告も、裁判もプロパガンダもないまま、国際法を踏みにじって実行された。
こんなことをすれば、トランプ自身が、やがて「世界のお尋ね者」になることが避けられないのだが、大統領選への福音派の支持を求めて強行された。
福音派は、中東におけるハルマゲドンの引き金を引いて、「約束の地」を領有することを熱望しているといわれる。
このため、トランプに対し、事実上の対イラン戦争に踏み切るよう圧力をかけ続けてきたのである。
トランプ再選には、福音派の支持が必要であり、福音派は聖書の予言の実現を望んでいる。もし、トランプ大統領がヨハネの黙示録の最後の第7の封印を解くなら、絶大な支持が期待できる。ということで、再選するために中東戦争をするしかないのだ。】
ここに書かれている「第七の封印」とは、ヨハネ黙示録のことである。
【第七のラッパ=世界に最終的な終末が訪れる。この終末において、悪魔は神との戦いに敗れ、神に選ばれなかったすべての人々が死ぬことになる】
福音派は、自分たちが「神に選ばれた民であり、中東先住民は、悪魔の手先だ」と本気で信じているのである。
だから、トランプに対し「第七の封印を解け!」と迫っていたのだ。
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アメリカ人の会議は聖書で始まり聖書で終わる、中近東ではまだ十字軍を続けている
ブッシュニ世は。飲酒にふけって、安易な生活を送っていたのが、名高い伝道師の説教を聞いてからは、四十歳にして酒を断ち、回心再生の人となった。
朝は祈りと聖書の読誦にはじまり、閣議も祈りではじまる。
演説には聖書 のことばがちりばめられている。
「アメリカに昧方しないやつは敵だ」というブッシュニ世の人物を特色づける発言も聖書からでている。
「わたしの側に立たない者はわたしに逆らう者、わたしと共に集めない者は散らす者である」
その特徴は徹底した二元論である。人間は神に選ばれて救われる者と、救われない者に分かれている。回心者に は永遠の平和、福音に耳ふさぐ者は悪魔の子で永遠の地獄が待っている。
善と悪、神と悪魔、味方と敵、白と黒、光と闇が現世を二分して戦っているという論理を用いて、迷える小羊に選択をせまるのである。
聖書に書かれてあることはすべて神の言葉であって、解釈や考証はゆるされない。
人間は神によってつくられた被造物で、サルから進化したなどという「妄説」はゆるされない。
やがてキリストがこの世に再臨して至福の千年 が始まるから、神への奉仕にいそしまなければならない。
ボーン・アゲン原理主義と、帝国を夢みる新保守覇権主義の二つの特殊な 潮流と人脈が、アメリカ政治の中枢を乗とってしまった。
神の下なる道義の国アメリカの指揮官ブッシュニ世は、「万軍の王の王、主の主」(ヨハネ黙示録)として、神の御業を実践する十字軍に立つのであ る。
回心再生して神に仕え、そうでない福音に耳を塞ぐ者たちを、悪魔の子として永遠の地獄に突き落とすことが、彼らの使命なのだ。
このようなキリスト教原理主義の教義が分かっていれば、ラムズフェルドの冷酷さも理解できる。
彼はアフガニスタンの戦場における、タリバン兵の捕虜達をクンドゥスに集め、爆撃して皆殺しにした。悪魔の子として地獄に突き落としたわけだ。
彼らにとっては異教徒は人間とはみなさないのだ。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/424.html#c1
1. 中川隆[-14755] koaQ7Jey 2020年1月08日 18:58:11 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1719]
77 7
縄文人とアイヌ人の Y-DNA は D1b2b
現代日本人の Y-DNA は D1a2a
全く違うのですね。
船泊縄文人ではYHg- D1b2bが確認されています
「縄文人」では、現代日本人で多数派のD1a2a(旧D1b1)はまだ確認されていません(関連記事)。これは、現代日本人のD1a2aが弥生時代以降にアジア東部大陸部から到来した可能性を示唆します(関連記事)。もちろん、現時点では東日本の「縄文人」でしかYHgは確認されていないので、今後西日本の「縄文人」でD1a2aが確認される可能性は低くないでしょう。しかし現時点では、現代日本人のD1a2aが「縄文人」ではなく弥生時代以降にアジア東部大陸部から到来した集団に由来する、という想定も有力な仮説の一つとして扱われるべきだと思います。
https://sicambre.at.webry.info/201909/article_24.html
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/416.html#c1
23. 中川隆[-14754] koaQ7Jey 2020年1月08日 19:20:34 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1718]
2020年01月08日
中国で自動車を買える人口は4億人しかいない
今も年収数万円の農民が数千万人存在している
平均年収が同じなら農村が貧しいほと都市住人は豊かになる
おかしな経済大国
中国は経済大国と言われていますが、調べれば調べるほどおかしな点が出てきます。
その一つが自動車販売台数で、今や中国の新車販売は世界一で2900万台(2017年)で世界の3分の1を占めました。
中国の人口は13億人も居るので一見あたりまえだが、中国の一人当たりGDPはまだ1万ドル弱というところです。
そしてその国の人々の年収は、およそGDPの半分くらいになる傾向があります。
例えば日本の一人当たりGDPは約400万円だが、パートタイマーを含む労働者全員の最頻値は約250万円弱でした。
労働人口は55%ほどしかいないので、全国民の年収はせいぜい150万円以下、これが本当の日本の姿です。
労働者の年収が250万円程度なので、車を買うとしても多くの人は軽自動車で、それも中古にしようかな等と考えます。
翻って中国を眺めると、1人当たりGDPからは、非正規や非合法を含めた中国人労働者の年収はせいぜい60万円に過ぎない。
この年収で買えるのはスーパーカブの中古くらいの筈なのに、ベンツやレクサスなど高級車が飛ぶように売れた。
こんな状況はどう考えたっておかしいのであり、中国人はまだ自動車を買えるような経済大国ではありません。
平均年収からは買えない自動車が売れたのは、公用車が多いのと貧富の差の激しさに起因している。
中国経済の8割は今も公営や公的企業が生み出していて、西側のような民間企業はほとんど存在しません。
一生車を買えない9億人
公的企業で役職がつくと公用車を貰えるので、会社の金でBMWなどをバンバン購入していました。
これは自動車販売台数を増やす国策でもあり、役所や共産党や公的企業がお金を出して車を買い与えました。
もう一つは貧富の差で、中国人労働者の平均年収が70万円以下であっても、平均の人が中国には存在しません。
中国には江戸時代の士農工商より厳しい階級制度があり、一番上は共産党員や上級公務員で、国や党からベンツを買ってもらえます。
次は都市戸籍の労働者で約4億人がおり、日本や欧米人のように有名企業に就職してボーナスを貰い、社会保障も充実しています。
次が農民工で3億人弱だが、かれらは農村から出てはいけないのに勝手に出稼ぎをしている不法労働者です。
違法なので給料は都市戸籍の半額ほどで、社会保障はなく有名企業には絶対に就職できません。
次が農村戸籍の農民で6億人程存在するが、一生農村に縛られて農業に従事するのが義務付けられています。
このうち自動車を買ったり貰ったりできるのは特権階級と都市戸籍住人だけで、農民工と農民は貧困層です。
平均年収70万円以下でも貧困層が9億人も居れば、都市戸籍の4億人は平均より遥かに高い収入を得られます。
北京や上海では年収200万や300万のサラリーマンや公務員が存在するが、自費で新車を買えるのはこの人たちだけです。
9億人は一生自動車を買うことは無いので、実は中国の自動車人口は4億人+公用車需要です。
日本の新車販売は人口1.2億人に対して520万台、アメリカは3.3億人に対して1700万台と人口比20分の1前後の販売数でした。
中国は13億人で2600万台と50分の1前後だが、都市戸籍の4億人が2600万台買ったとすると人口比15分の1になる。
ある中国研究者は「中国は4億人の貴族と9億人の貧困者である」と言ったが、そう考えると納得がいく。
http://www.thutmosev.com/archives/81895978.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/354.html#c23
6. 中川隆[-14753] koaQ7Jey 2020年1月08日 19:37:05 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1717]
アメリカの、凄まじい医療マフィアの実態 2020年01月08日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-990.html
以下は、2016年のツイートから
https://news.cardmics.com/entry/usa-kossetsu-2000man/
amerika1.jpg
旅行会社大手のJTBの「2014年度海外旅行保険事故データ」によると、アメリカで呼吸困難を訴え、肺塞栓症・肺炎・肺結核と診断されて49日間入院した人が、9335万円の医療費を請求されている。
ほかにも、ハワイで肺炎・敗血症と診断された人が6080万円、アメリカで交通事故にあい脳挫傷・くも膜下出血と診断された人が5664万円などの高額請求の例もある
https://diamond.jp/articles/-/82621
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アメリカの医療費がマジやばすぎww保険に加入してるのに自己破産する現実
https://matome.naver.jp/odai/2142562547617133501
19歳から64歳のアメリカ人の3500万人が医療費未払いの督促状を受け取り、1500万人が預金全てを医療費の支払いに充てました。
医療コストがかかるのは入院、救急、専門医受診だから、保険会社はこれらをへらすことにやっきになる。
大手保険会社二社が九六年に合併したとき、そのCEO(最高経営責任者)は九億j(約九〇〇億円)もの臨時ボーナスを手にした。
おなじ病気でも、低所得者ほど金持ちより多くの医療費を負担しなければならないのだ。
アメリカ人の破産理由の62%は医療費で、そのうち80%は保険に入っていたそうだ。
アメリカはレベルが違います! 盲腸の手術(入院1日)で医療費550万円! 民間保険会社の保険が利いても自己負担110万円!
働き盛りの35歳〜44歳の自己破産の28.9%、45歳〜54歳の26.4%が医療費負担を原因に破産しました。
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アメリカの医療費は実際いくらかかるのか体験談を書いてみた
https://www.megumi711.com/2018/04/27/iryohi/
とんでもなく高いアメリカの保険代
保険代をいくら払っているかは家庭によってバラバラです。
日本のように国民健康保険がないので、勤務している会社で加入している保険に入る人がほとんどで、うちのようにフリーランスの仕事の家庭だと自分で保険に加入しなければなりません。
私の家族の場合は家族3人で月に約10万円払っています。
アメリカの保険は歯医者さん、目医者さんに行く保険は別料金を払って付けなければいけないのですが、うちの場合は歯医者さんの保険も込みで10万円です。
保険代月10万円でも、実はこれ保険会社の中で一番安い保険のプランです。
*************************************************************************:
引用以上
上の記事を見て、これまでアメリカの医療費の実情を知らなかった人が、初めて事実を知ったなら、たいていの人が腰を抜かすか、度肝を抜かれるだろう。
保険未加入の旅行者が急性虫垂炎を発症したなら、入院一日で600万円請求される。旅行保険に入っていても、自己負担額が100万円を超える。
何だ、この凄まじい金額は! と世界中が驚愕するのだが、この理由については、
@ 保険会社の利益率が巨額であること。CEOの報酬が900億円(臨時ボーナス)とされたことがあり、ほとんどの経営幹部が最低数十億円〜数百億円を持ってゆく。しかし、一般社員の平均年収は1000万円程度。
ちなみに、日本生命の平均年収は651万円、経営幹部は数千万円であるという。
https://career-picks.com/average-salary/nihonseimei-nensyuu/
A 医師の給与がベラボーに高いこと。
先進国の医師の給与の平均は、800〜1600万円程度。しかしアメリカでは、2200万円、世界平均の二倍以上の給与を持って行く。
理由については、以下で説明している。
https://www.mag2.com/p/news/357338
しかし、それにしても「骨折治療費2000万円」が、どこにゆくのか? といえば、保険会社の経営幹部の取り分にゆくと考えるのが正しいようだ。
ここまでくると、まさしくアメリカ医療体制は、「医療マフィア」と断言すべきだろう。
アメリカにおける健康保険と医療事情 ジョージア日本人商工会
https://www.jccg.org/nowhow/28-healthcare/97-insurance
【アメリカ】テロよりひどい! 知られざる最悪の医療制度の実態
https://matome.naver.jp/odai/2135110127483054201
民間保険は、一ヶ月で 平均一人 300〜500ドル、カップルでその倍、子供がいると(子供の数にもよる)$2000 近くかかる。(約 20万円程度)
アメリカの総人口は、2019年時点で約3.3億人だが、健康保険代金を支払えない人々が5000万人近くいるといわれる。
オバマ政権時代の2010年3月に、全国民に医療保険加入を義務付けることなどが盛り込まれた「オバマケア(医療保険制度改革法)」が制定され、2014年1月に適用が始まった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%BB%E7%99%82%E4%BF%9D%E9%99%BA%E5%88%B6%E5%BA%A6%E6%94%B9%E9%9D%A9_(%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB)
しかし、2017年に大統領に就任したトランプは、このオバマケアの廃止を公約に掲げ、自分が大統領在任中に、低所得者層への無駄な医療サービスが金持ちの収入を圧迫しているとし、富裕層を代表して、必ずオバマケアを廃止してみせると意気込んでいる。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201904/CK2019040102000129.html
多くのアメリカ下層大衆は、怪我をしても病気にかかっても、保険がないため医療を利用できないか、保険があっても自己負担額が驚くほど高額なため、医療サービスを利用できない状態で、治療を受けないまま死んでゆく人が非常に多い。
このため、世界最高度の医療設備と体制の整備されたアメリカ社会における平均寿命は、日本に比べて5歳以上低い。
https://toyokeizai.net/articles/-/161060
amerika2.jpg
1人当たりGDP世界最高水準の国であるにもかかわらず米国の平均寿命は短いが、特に黒人男性の平均寿命は21世紀に入っても60歳代と低く(2008年にやっと70歳を越えた)、医療保険の問題が背後にあるのではないかと考えられる(図録1700参照)。
https://honkawa2.sakura.ne.jp/1600.html
黒人男性の平均寿命が60歳代というのは、日本の平均寿命推移のなかの、どこに位置するのか?
amerika3.jpg
実に、今から66年前、1953年の日本人男性平均寿命と、2019年におけるアメリカ黒人男性の寿命が同じなのである。
これは、アメリカ共和党支持者たちが、有色人種を敵視し、トランプに代表されるように、「自分たちに負担のかかる医療サービスを与えるな」と圧力をかけ続けた結果といえるだろう。
逆にいえば、日本の医療皆保険制度が、世界的にみても、抜群に優れた民衆本位の制度であったことが証明される。
実は、現在、EU離脱中のイギリスが、離脱の最大の根拠としてあげているのが、EUが、日本に類似したイギリス医療保険制度を破壊して、アメリカ型に変えようとしていることだともいわれる。
イギリスの医療
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%81%AE%E5%8C%BB%E7%99%82
この世界でもっとも優れた医療保険制度に対し、自民党議員たちは、医療費負担が国政に与える影響を下げる必要があるとし、アメリカ型の民間保険制度に変える意思を表明している。
自民党公約は、中高年の視力の衰えた人に読ませないよう、極小文字で表示されている。
https://www.jimin.jp/activity/colum/117461.html
− 自助・共助・公助の適切なバランスに留意し、自立を家族の助け合いなどを通じて支援していく
− 税金や社会保険料を納付する者の立場に立って、負担の増大を抑制しつつ、持続可能な制度を実現する
− 国民が広く受益する社会保障の費用をあらゆる世代が広く公平に分かち合う観点などから、社会保障給付に要する公費負担の費用は消費税収を主要な財源とする
など、自民党の社会保障政策の基本理念が全面的に反映されたものになっています。
●公的年金制度、医療保険制度、介護保険制度については、「社会保険制度を基本」とすることを明確にするとともに、各分野で国民の負担の適正化やサービスの範囲の適正化など必要な改革の実施を規定しています。また、少子化対策では、単に子育てに対する支援にとどまらず、就労、出産、育児等の各段階に応じた支援を幅広く行う。待機児童に関する問題を解消するための即効性のある施策を推進するといったわが党の考え方がそのまま盛り込まれています。さらに、生活保護制度の見直しでは不正受給への厳格な対処、生活扶助、医療扶助等の給付水準の適正化、就労の促進など、自助を基本としたわが党の生活保護制度の見直しの方針を反映したものとなっています。
***************************************************************************
引用以上
何が書かれているかというと、年金、医療、介護など社会サービスは、まず家族や身内が自分でやれ(自助努力の強要)、国の負担はどんどん外してゆくとしている。
また、社会サービスの原資は、底辺=貧乏人から直接分捕ることのできる消費税に切り替えるとも書いている。
生活保護は切り捨ててゆくとも表明している。
この先もあると思うな国民皆保険、麻生発言は全然アホらしくない
https://ironna.jp/article/11055
麻生氏の発言は下記になります。
「飲み倒して運動も全然しない(で病気になった)人の医療費を、健康に努力している俺が払うのはあほらしくてやってられんと言っていた先輩がいた。良いことを言うなと思った」
また、「自身も同じ考えか」という質問に麻生氏は「生まれつきのものがあるし、一概に言える簡単な話ではない」と答えています。ちなみに、2008年にも「たらたら飲んで、食べて、何もしない人(患者)の分の金(医療費)を何で私が払うんだ」と経済財政諮問会議で発言し。
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麻生太郎も安倍晋三も、今はまだ直接、医療皆保険制度を廃止すると言っていないが、発言の端々に、「なんで金持ちが貧乏人の医療費を負担しなくちゃいけないんだ」と語り続けている。これは、アメリカでオバマケアを廃止せよと叫んでいる共和党支持者たちと本質的に同じ考えである。
だから、安倍・麻生の自民党政権が続くなら、間違いなく、日本の健保制度は廃止され、アメリカと同じ民間保険型に切り替えられてゆくだろう。
もしも、日本がアメリカと同じような民間保険型医療制度に変わったなら、冒頭に紹介したような、凄まじい医療マフィアの暗躍する社会に変わり、日本人の平均寿命は、間違いなく10歳くらいは低下することになるだろう。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/03/post-7129.php
自民党・公明党・維新は100%アメリカ追従であり、例えば、アメリカのモンサントやカーギルなど種苗食品産業が行った食品安全近代化法案と同じもの=自分の畑で種子を採取したら懲役10年、罰金1000万円という法律を同じものを日本でも可決しようとしている。
http://www.jpkeizai.info/jeco_weco/approval.html
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-977.html
これをみれば、次は、アメリカと同じ健保廃止に至るのも時間の問題であろう。
あなたは、日本の健保体制をアメリカ型に変えようとする自民党を許すのか?
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-990.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/254.html#c6
17. 中川隆[-14752] koaQ7Jey 2020年1月08日 20:18:16 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1716]
#2020/01/06 オレの話し。かくメい防衛隊司令官をアタック どうなる?中東情勢
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html#c17
2. 中川隆[-14751] koaQ7Jey 2020年1月08日 20:52:30 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1715]
ソレイマーニーと一緒にPMU(人民動員軍)のアブ・マフディ・ムハンディ副司令官も殺された。そのPMUの施設をアメリカ軍は12月29日に空爆、25名以上の戦闘員を殺したと伝えられているが、この攻撃にもイスラエルが関与していたと言われている。
アメリカやイスラエルがPMUを憎悪する理由のひとつは、この2カ国が手先として使ってきたダーイッシュ(イスラム国、IS、ISIS、ISILとも表記)を殲滅する上で重要な役割を果たしたからだという。
今回の暗殺でサウジアラビアも注目されている。その切っ掛けはイラク首相のアディル・アブドゥル-マフディの発言。昨年の10月上旬にサウジアラビアはイランと緊張緩和について話し合うことをイラク首相に約束しているが、そのサウジアラビアからの申し出に対する回答をソレイマーニーは持ってイラクを訪問したというのだ。中東の緊張緩和をアメリカとイスラエルは嫌ったということになる。
アメリカの親イスラエル派に属すネオコンは1980年代からイラク、シリア、イランを制圧する計画を持っていた。まずイラクのサダム・フセイン政権を倒して親イスラエル体制を築き、トルコ、イラク、ヨルダンの親イスラエル国帯でシリアとイランを分断、その上で両国を破壊するというものだった。 ウェズリー・クラーク元欧州連合軍(現在のNATO作戦連合軍)最高司令官によると、ネオコンの中心グループを形成するひとりのポール・ウォルフォウィッツは、1991年の段階でイラク、シリア、イランを殲滅すると語っている。(3月、10月)
イスラエルに中東全域を制圧させようというわけだが、それが実現できればイスラエルが中東のエネルギー資源を握ることになる。必然的にイスラエルは圧倒的な支配力を手に入れることになるが、そうした野望は崩れ、ウォルフォウィッツの世界制覇プランは破綻した。アメリカ政治の表舞台で主役を演じてきた民主党と共和党の芝居は幕が下り始めている。
現在、ドナルド・トランプ政権でイラン攻撃を含む好戦的な政策を推進しているのはマイク・ペンス副大統領、マイク・ポンペオ国務長官、マーク・エスパー国防長官だろう。
このグループと同じ考え方だったジョン・ボルトンは2019年9月に国家安全保障補佐官を解任された。そのボルトンがNSC(国家安全保障会議)へ引き込んだリチャード・ゴールドバーグは、ソレイマーニー暗殺の翌日にNSCを「個人的理由」で辞めたと伝えられた。
この人びとは単に好戦的というだけでなく、ユダヤ人至上主義の信奉者でもある。アーリア人とアーリア至上主義者が違うように、ドイツ人とドイツ至上主義者が違うように、ユダヤ人とユダヤ至上主義者は本質的に違う。
ユダヤ至上主義の歴史は古く、そうした考えを否定したユダヤ人のひとりがイエスだった。新約聖書の研究者である田川健三によると、「ヨハネの黙示録」の原著者もそうした考え方の持ち主だったが、この文書には大きな問題があるという。原著にユダヤ至上主義に基づく妄想を書き加えた人物がいるというのだ。 書き加えられた箇所ではユダヤ人以外皆殺しという主張が展開されているのだが、キリスト教ファンダメンタリストと呼ばれている人びとは、その書き加えられた部分に心酔している。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/424.html#c2
3. 中川隆[-14750] koaQ7Jey 2020年1月08日 21:05:29 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1714]
ユダヤ至上主義の歴史は古く、そうした考えを否定したユダヤ人のひとりがイエスだった。新約聖書の研究者である田川健三によると、「ヨハネの黙示録」の原著者もそうした考え方の持ち主だったが、この文書には大きな問題があるという。原著にユダヤ至上主義に基づく妄想を書き加えた人物がいるというのだ。
2020.01.08
ソレイマーニー暗殺の喪が明けた直後にイラン軍が米軍基地をミサイル攻撃
暗殺されたガーセム・ソレイマーニーの喪が明けた直後の1月8日の早朝、イラン軍はアメリカ軍が駐留しているイラク西部のアイン・アル・アサド空軍基地やエル・ビルを含も2基地に対して約35機のミサイルで攻撃、犠牲者が出ているとも伝えられている。50分後にエルビル空港近くの米軍基地などに対して第2波の攻撃があったという。
ソレイマーニーが暗殺された後、イランのゴムにあるジャマカラン・モスクには報復を象徴する赤い旗が掲げられた。イラン・イラク戦争の際にも掲げられなかったもので、その意味するところは重い。
アメリカ軍は6機の戦略爆撃機B-52をディエゴ・ガルシアへ送り込んでいるが、8日早朝の攻撃を受けてアラブ首長国連邦の基地から米軍のF-35が飛び立った。それに対し、自分たちを攻撃した航空機が離陸した国も報復攻撃の対象になるとイランは警告している。
一方、ロシアのウラジミル・プーチン大統領は1月7日に正教会でクリスマスの礼拝に出席した直後、シリアを突如訪問し、バシャール・アル・アサド大統領と会談している。
現在、ドナルド・トランプ政権でイラン攻撃を含む好戦的な政策を推進しているのはマイク・ペンス副大統領、マイク・ポンペオ国務長官、マーク・エスパー国防長官だろう。
このグループと同じ考え方だったジョン・ボルトンは2019年9月に国家安全保障補佐官を解任された。そのボルトンがNSC(国家安全保障会議)へ引き込んだリチャード・ゴールドバーグは、ソレイマーニー暗殺の翌日にNSCを「個人的理由」で辞めたと伝えられた。
この人びとは単に好戦的というだけでなく、ユダヤ人至上主義の信奉者でもある。アーリア人とアーリア至上主義者が違うように、ドイツ人とドイツ至上主義者が違うように、ユダヤ人とユダヤ至上主義者は本質的に違う。
ユダヤ至上主義の歴史は古く、そうした考えを否定したユダヤ人のひとりがイエスだった。新約聖書の研究者である田川健三によると、「ヨハネの黙示録」の原著者もそうした考え方の持ち主だったが、この文書には大きな問題があるという。原著にユダヤ至上主義に基づく妄想を書き加えた人物がいるというのだ。田川はギリシャ語の原文を分析、思想の違いとギリシャ語の語学力の違いからその結論に到達したとしている。
書き加えられた箇所ではユダヤ人以外皆殺しという主張が展開されているのだが、キリスト教ファンダメンタリストと呼ばれている人びとは、その書き加えられた部分に心酔している。彼らが2011年3月11日に三陸沖で巨大地震が発生した際に喜び、殺戮と破壊を望み、核戦争を待望する心情には根深いものがある。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202001080000/
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/506.html#c3
3. 中川隆[-14749] koaQ7Jey 2020年1月08日 21:12:19 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1713]
ソレイマーニーと一緒にPMU(人民動員軍)のアブ・マフディ・ムハンディ副司令官も殺された。そのPMUの施設をアメリカ軍は12月29日に空爆、25名以上の戦闘員を殺したと伝えられているが、この攻撃にもイスラエルが関与していたと言われている。
アメリカやイスラエルがPMUを憎悪する理由のひとつは、この2カ国が手先として使ってきたダーイッシュ(イスラム国、IS、ISIS、ISILとも表記)を殲滅する上で重要な役割を果たしたからだという。
今回の暗殺でサウジアラビアも注目されている。その切っ掛けはイラク首相のアディル・アブドゥル-マフディの発言。昨年の10月上旬にサウジアラビアはイランと緊張緩和について話し合うことをイラク首相に約束しているが、そのサウジアラビアからの申し出に対する回答をソレイマーニーは持ってイラクを訪問したというのだ。中東の緊張緩和をアメリカとイスラエルは嫌ったということになる。
アメリカの親イスラエル派に属すネオコンは1980年代からイラク、シリア、イランを制圧する計画を持っていた。まずイラクのサダム・フセイン政権を倒して親イスラエル体制を築き、トルコ、イラク、ヨルダンの親イスラエル国帯でシリアとイランを分断、その上で両国を破壊するというものだった。 ウェズリー・クラーク元欧州連合軍(現在のNATO作戦連合軍)最高司令官によると、ネオコンの中心グループを形成するひとりのポール・ウォルフォウィッツは、1991年の段階でイラク、シリア、イランを殲滅すると語っている。(3月、10月)
イスラエルに中東全域を制圧させようというわけだが、それが実現できればイスラエルが中東のエネルギー資源を握ることになる。必然的にイスラエルは圧倒的な支配力を手に入れることになるが、そうした野望は崩れ、ウォルフォウィッツの世界制覇プランは破綻した。アメリカ政治の表舞台で主役を演じてきた民主党と共和党の芝居は幕が下り始めている。
現在、ドナルド・トランプ政権でイラン攻撃を含む好戦的な政策を推進しているのはマイク・ペンス副大統領、マイク・ポンペオ国務長官、マーク・エスパー国防長官だろう。
このグループと同じ考え方だったジョン・ボルトンは2019年9月に国家安全保障補佐官を解任された。そのボルトンがNSC(国家安全保障会議)へ引き込んだリチャード・ゴールドバーグは、ソレイマーニー暗殺の翌日にNSCを「個人的理由」で辞めたと伝えられた。
この人びとは単に好戦的というだけでなく、ユダヤ人至上主義の信奉者でもある。アーリア人とアーリア至上主義者が違うように、ドイツ人とドイツ至上主義者が違うように、ユダヤ人とユダヤ至上主義者は本質的に違う。
ユダヤ至上主義の歴史は古く、そうした考えを否定したユダヤ人のひとりがイエスだった。
キリスト教世界で最も影響力を持っている文書はヨハネの黙示録だと言われている。しかも原著者でなく、後に加筆した人物の記述。田川健三によると、その加筆した人物は狂信的なユダヤ民族主義者で、ユダヤ民族以外はすべて殺しつくさるべしと繰り返し、世界中の異邦人が滅ぼしつくされ、殺しつくされ、ユダヤ人、あるいはユダヤ主義キリスト信者のみ救われることを願っている。
実際、キリスト教の影響下にある欧米諸国は侵略、破壊、殺戮、略奪を繰り返してきた。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/424.html#c3
18. 中川隆[-14748] koaQ7Jey 2020年1月08日 21:58:21 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1712]
イラン軍司令官を殺しておいて本当の理由を説明しようとしないトランプは反アメリカ的
2020年1月7日ジョシュア・キーティング
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/01/post-92076.php
トランプの嘘はイラクに大量破壊兵器があると言ったブッシュの嘘よりひどい?
<ほとんど衝動的に外国の軍司令官を殺害し、差し迫った攻撃を阻止するための自衛策という当初の説明が、翌日にはやられたからやり返したという説明にすり替わる軽さは、敵に塩を送るだけだ>
米軍は1月3日、イラン革命防衛隊の精鋭「クッズ部隊」のカセニ・スレイマニ司令官をドローン攻撃で殺害した。ニューヨーク・タイムズ紙(NYT)とAP通信の週末の報道によればこの攻撃は、2019年末にイランの指示とみられるイラク駐留米軍への攻撃が増加したことを受けて、政府高官がドナルド・トランプ大統領に提示した「複数の対応策」のひとつだった。
NYTによれば、「国防総省関係者はこういう場合、まず絶対に選ばれない端な提案も選択肢に入れて、自分たちが推す対応策が選ばれやすいようにすることがある」。スレイマニ殺害案もそうしたあり得ない策のひとつだったが、トランプはそれを選んだ。国防総省は驚いたという。
だがトランプはこの3年間、アメリカの従来の軍事・外交政策を何度も(気まぐれで)覆してきた。国防総省はなぜ、トランプが最も極端な策を選ぶことを予想できなかったのだろうか。イランと和解して中東における終わりのない戦争を回避したいと言っていたトランプのウソを真に受けたのだろうか。今回の事態は、諸外国の指導者の言動を分析することも職務の一部である国防総省の担当者が、自国の指導者のことさえ理解できていないことを示唆している。
スレイマニを殺害したことについての説明も、トランプ政権の当初の説明はウソだったようだ。トランプは、この攻撃は、スレイマニ率いる特殊部隊の攻撃を阻止するために必要な「自衛策」だったと説明した。トランプが3日に出した声明はこうだ。「スレイマニはアメリカの外交官や軍関係者に対して、差し迫った邪悪な攻撃を画策していたが、我々はその証拠を掴み、必要な行動をとった」
在イラク米大使館の攻撃に「激怒」
だがその後の報道によれば、差し迫った攻撃など存在しなかった。スレイマニ殺害は最初、「自衛」策としてではなく、一週間前の12月27日にイラクの米軍基地に対する攻撃でアメリカ人の請負業者1人が殺されことへの「報復」として提案された。この時トランプが選んだのは、イランが支援するイスラム教シーア派武装組織「カタイブ・ヒズボラ」の拠点をドローン攻撃するというより「穏やかな」選択肢だった。
NYTによれば、トランプがその後スレイマニ殺害という「極端な」策を選んだのは、12月31日に在イラク米大使館がイランの支援を受けた武装組織によって攻撃されたのをテレビで見て「激怒」したからだという。バラク・オバマ前政権時代にリビア東部のベンガジで起きた米領事館襲撃事件を彷彿とさせる映像が、アメリカを弱く見せ、大統領選にも響くのではないかと恐れたのだ。
<参考記事>軍事力は世界14位、報復を誓うイラン軍の本当の実力
<参考記事>トランプが52カ所攻撃するなら、イランは300カ所攻撃する
時系列はやや曖昧だが、APの報道によれば、米政府はドローン攻撃を「法的に正当化」するため、「スレイマニがアメリカの外交官を攻撃する計画の最終調整のために中東に向かうという諜報を提出する」準備をしていた。だがその準備が整う前に、トランプはスレイマニ殺害を最終決定し命令を出してしまったという。
報道陣や議員からは、この諜報がどれぐらい確かなものだったのか、またその脅威がどれだけ差し迫ったものだったのかを疑問視する声が上がっている。マーク・ミリー統合参謀本部議長も、スレイマニが死んでも、問題の攻撃が「実行される可能性はまだある」と認めている。
今回のトランプ政権の説明は、誤った情報を根拠にイラク戦争開戦に踏み切ったジョージ・W・ブッシュ政権の嘘よりもひどい。イラク戦争に例えるなら、米軍がイラクに侵攻した「翌日」に、サダム・フセインが大量破壊兵器を開発していたと言い始めたようなものだ。
「悪党をひとり排除した」
いずれにせよ、トランプはスレイマニ殺害の翌日には「自衛」という見え透いたウソを翻し、「彼らが攻撃をしてきたから、我々は報復した」という広い意味の「報復」論とすり替えてツイートした。同時に、スレイマニがイラクで複数の米兵を殺したと非難するツイート(これは正しい)や、彼がベンガジの攻撃を指揮したとするツイート(これは誤り)をリツイートした。
もちろん、以前からアメリカがスレイマニを脅威と見なしてきたのは事実だ。だがブッシュもオバマも、そしてトランプ自身も、12月末までは、スレイマニは生かしておくより殺した場合のリスクの方が大きいと考えていた。
トランプの側近のスレイマニ殺害についての言い分は詰まるところ、ポンペオ国務長官が言うように「戦場から悪党をひとり排除した」というぐらい単純なのだろう。ある国務省関係者は非公開の会見で記者団に言ったという。「我々には自分たちの行動の理由を説明する義務などない」
問題は、今回のように軍事的な緊張が高まっているなかでは、攻撃の動機が誤って解釈される事態も避けられないということだ。もしも今回のドローン攻撃が本当に自衛のために行われたのなら、トランプ政権はその証拠を提示しなければならない。もしもトランプが何であれスレイマニ殺害を正当なものと確信しているなら、その根拠を示すべきだ。
問題は、今回のように軍事的な緊張が高まっているなかでは、攻撃の動機が誤って解釈される事態も避けられないということだ。もしも今回のドローン攻撃が本当に自衛のために行われたのなら、トランプ政権はその証拠を提示しなければならない。もしもトランプが何であれスレイマニ殺害を正当なものと確信しているなら、その根拠を示すべきだ。
トランプはその場しのぎで理由をつくっているようにしか見えない。それが、スレイマニ殺害はまったく不当だとするイランの主張を本当らしく見せている。それだけではない。スレイマニ自身のテロ行為に対する批判も今や説得力をもたなくなっている。西側諸国はアメリカを擁護しにくくなり、中東のシーア派各国はスレイマニを英雄視し、反米に熱狂する。
自分の行動の理由を説明することができないと、敵に都合のいい説明をされてしまうことになる。
19. 中川隆[-14747] koaQ7Jey 2020年1月08日 22:15:17 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1711]
2020年1月8日
アメリカへの忖度による「自衛艦派遣」で、日本はイランから「テロリスト」認定されかねない
From 藤井聡@京都大学大学院教授
https://38news.jp/politics/15193
中東から、トンデモないニュースが流れてきました。
アメリカが、イラン革命防衛隊の精鋭クッズ部隊の
カセニ・スレイマニ司令官をドローン攻撃で殺害したのです。
この殺害について、トランプ大統領は、
「スレイマニはアメリカの外交官や軍関係者に対して、
差し迫った邪悪な攻撃を画策していたが、
我々はその証拠を掴み、必要な行動をとった」
との声明を、その殺害直後に出しています。
つまり、「防衛」「自衛」が目的の作戦だったのだと、
説明したのですが、この説明が真っ赤なウソであったことが、
早速報道されています。
つまり、自衛ではなく、
イラクの米軍基地に対する攻撃によって
米軍の請負兵が一人殺害されたこと
(ならびにイラク米大使館が
イランの支援を受けた武装組織によって攻撃されたこと)
に対する
「報復」
が目的だったとのこと。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/01/post-92076.php
自衛と報復では、
攻撃・殺害の正当性が全く異なります。
しかも、トランプ大統領は、
イラク米大使館が攻撃されたのがTV放送されたのを目にして、
「大統領選にも響くのではないかと恐れた」
から、過剰なスレイマニ司令官作戦を
するように指示したと伝えられています。
どうやら、政府関係者が
大統領に軍事オプションを提示する際に、
「絶対に選択しないだろう極端な案」
を提示し、関係者が「落としどころ」と考える
オプションに誘導することが一般的だったそうなのですが、
あろうことかTV放送を見て激高したトランプが、
あろうことか、
「絶対に選択しないだろう極端な案」
を選択してしまったため、スレイマニ司令官殺害が
敢行されてしまったとのこと。
いずれにしても、こうなればイランとしては、
もう絶対に黙っては居られません。
即座にイランは「報復」を宣言。
すると今度はトランプは、
「文化施設を含む52施設を攻撃する」
と応じています。
この「国際法違反」の恐喝は、
イランのみならず、全世界中が、
そして、米国内からも強烈な反発が生じます。
そんな中、イランは、
イラク国内の米軍基地にミサイル攻撃を始めます。
https://www.sankei.com/world/news/200108/wor2001080004-n1.html
・・・
以上が現時点までのことの経緯ですが、
筆者の第一印象は、
アメリカは超えてはいけない一線を越えてしまった・・・
というもの。
当方の海外の友人からも、
「アメリカは大陸をなめている・・・一線を越えた」
というメッセージがすぐに届きました。
政治学者で、大統領補佐官も経験したブレジンスキーは、
「もしアメリカがイランとの戦争を始めれば、
それでアメリカ帝国は終わりだ、
イランとの戦争は泥沼状態になり際限がないから、
アメリカは中東とヨーロッパに対する支配力を失うだろう」
とも言っていたと言われています。
そもそも、
イランはイラクとはレベルの違う中東の大国なのです。
ペルシャ帝国として、長い歴史を持った国家であり、
アメリカが片手間に戦ってすぐに勝てる
楽な相手ではないことは、
少しでも国際政治に関心のある方ならば誰もが
認識していること。
しかも、
米国内では早速、トランプ大統領のイラン対応に批判が高まっており、
ベトナム戦争と同様、
国内世論の関係で戦い続行が困難となりかねません。
そもそもベトナム戦争の時の様に、
共産主義化を食い止めるという大義が、
イランとの戦いには欠落しています。
何といっても、半ば、選挙対策のために
イラついたランプ大統領が始めてしまった戦い・・・
ともすでに報道されているわけですから、
米国内の国内世論が持つはずもありません。
・・・
そんな中、我が国日本は、中東に
「調査研究のため」に
海上自衛隊を派遣することを閣議決定しています。
政府はもちろん、今のところ、
アメリカとイランとの戦いに中立を保つ体裁を保っているようですが、
いかに「調査研究のため」とはいえ、
中東に軍艦を派遣すれば、
イランは明確にアメリカ軍に日本軍が加勢したと解釈するでしょう。
何といってもイランは今、米軍全てを
テロリスト指定しているのです。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200107-00000030-jij_afp-int
場合によっては、国内には調査研究のためだと言いながら
イランから「テロリスト」認定され、
挙句に派遣した護衛艦が沈められることすら
起こりかねません。
そもそもスレイマニ司令官殺害が、不法な殺害、
つまりテロルであるとするなら
このイランの決定を論理的に覆すことは
困難なのですから・・・。
もし、日本にはイランと戦う気が皆無であるのなら、
調査研究のためとは言え、自衛隊派遣を慎重に考える態度が、
今の日本政府には必要不可欠です。
今、日本が本当に主体的な自立した国家なのか、
それとも、アメリカの顔色をうかがうこと以外、
何もできない無能な臆病者国家なのかが問われています。
湾岸戦争の時のShow The Flagと、
今日のイラン情勢とは、
全く異なる状況なのです。
保守派の論客も政治家も、
きちんとした理性でもって、
状況を把握しなおす必要があります。
サヨクが世界の現実を見ないお花畑なら、
ホシュもまた、世界の現実を見ない
完全なるお花畑なのです。
追伸:
この無用なアメリカ・イランの対立の帰結は、
イランとロシアの関係強化と
アメリカの中東からの撤退の加速を導きます。
・・・にも拘わらず、日本はアメリカにすがりつく
だけの対応に終始することでしょう・・・
この情けなき現状を予め想定していたように、先月敢行した
クライテリオンの最新刊
「引き籠るアメリカ、すがり付く日本」
をご一読ください!
https://38news.jp/politics/15193
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html#c19
251. 中川隆[-14749] koaQ7Jey 2020年1月09日 08:15:05 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1710]
2020年01月09日
東京五輪後の日本経済は、おそらく崩壊しない
これらの国が五輪不況になったのは、五輪施設完成で公共支出を減らしたから
画像引用:https://job.hn/wp-content/uploads/2018/08/img190530-02.png
経済のパラドックス
過去の五輪開催国で五輪前に好景気、五輪後に不況になった事から、東京五輪後も不況になると言われている
こうした過去の経験から得られた法則は結局、有効な場合もあるが”当てにならない”事が多い。
特に経済危機に関しては、危機は必ず予測していない時に発生し、危機が予測される時には起きていない。
例えば特に危険な交差点があるとして、ある日その場所で事故が起きるのが分かっていたら、誰もその交差点を通らないので「事故は起きない」事になる。
高い確率でその日墜落するのが予測できる飛行機があるとしたら、その飛行機は運行を取りやめるので墜落しない。
たばこでガンになるのを皆が恐れたとしたら、誰も吸わないのでたばこは無害になってしまう。
こんな風に危機が「あらかじめ予測されている」としたら、その危機は起きないので危機予測は外れる。
日本では毎年10回以上は台風や豪雨や地震の被害が各地であるが、十分な備えをし警戒していると、何も起きないことが多い。
その経験則から警戒を緩めた頃に、大水害や大被害が起きるパターンが多い。
経済もまったく同じで、「間違いなく経済危機が起きる」と専門家が一致した時に、危機が起きたことは無い。
2007年7月に世界経済危機が始まったが、その1か月前まで全世界の専門家は「空前の好景気だ」と言っていました。
第二次世界大戦を引き起こした1929年の大恐慌も誰も予想しておらず、最大の好景気の真っただ中で発生しました。
左翼はいかなる時も「日本は崩壊する」と言う
1991年に日本はバブル崩壊したが、その前年の大納会は日経平均史上最高値を付けていました。
日経が3万8千円で終えた正月に経済専門家たちは「日経10万円は通過点だ」と太鼓判を押していた。
本物の経済危機とはこんな風に経済が何もかも絶好調に見えた翌月くらいに発生しています。
東京五輪後に大不況になると言っているのは左翼の言論人や経済評論家、左翼メディアが中心で、多分に彼ら自身の願望を語っている。
彼らはいついかなる場合でも日本について悲観的な予想をし、好景気であっても実は不況であると言い張ります。
日本を除く全世界の国々はこの10年好景気で、金余りで余った金のやり場に困り、フェラーリ投資などをしていました。
フェラーリを買うと確実に値上がりするので、購入して車庫に入れておくだけで数年後に数倍の価値になりました。
日本のバブル期にも同じようにゴルフ会員権だのピカソの絵だのを買って、保管するだけで値上がりする投資法が存在しました。
この手のバブルはいつか必ず崩壊するが、それと東京五輪は関係ないです。
イギリスのEU離脱もアメリとイランの戦争も、中国バブル崩壊も韓国の経済危機も、みんな東京五輪とは無関係です。
左翼はこうした一見関係ありそうだが実は無関係な材料を並べ立てて、いつも「日本経済は最悪の状態だ」と言います。
1989年のバブル全盛期でもNHKは「地上げ」や「住宅難」などの社会問題を連日特集し、日本は貧困国家だと言っていました。
公共支出を減らさなければ五輪不況にはならない
左翼はこうした悲観論や絶望論を振りまいて、「頼れるのは鳩山さんしかいない」と思わせて民主政権を誕生させました。
その後日本国民は「民主党に騙された」と怒ったが、民主党に投票したのは自分であり、自分がバカだから政治家がバカなのです。
話は東京五輪後に好景気の反動で不況になるという定説ですが、これは公共支出の増減と関連しています。
過去に五輪開催した国は五輪開催に合わせて借金をし、公共支出で公共事業をして好景気になりました。
五輪施設が完成したら公共事業はパタリと止まってしまい、当然ながら好景気から不況に変わりました。
言ってみれば当たり前の事で、特に五輪の法則ではなく公共事業の増やせば好景気、減らせば不況になるだけです。
2020東京五輪でも国立競技場などの公共支出を行った分経済成長し、五輪後に減らせば元通りになります。
だが東京五輪後も同じ規模で公共投資を続ければ、不況にならず少なくとも同じペースを維持するでしょう。
安倍首相がまた財政再建や緊縮財政で予算の伸びを抑制すれば、五輪後は不況に陥る可能性が高い。
だが水道や橋や道路など日本のあらゆるインフラが老朽化しており、公共事業を増やす時期に来ている。
公共事業を増やせば経済成長率が上昇し、その分は赤字国債で将来の借金にすれば良いです。
50年債や100年債を発行すれば返済は50年後なので、その間に経済成長すれば良いのです。
http://www.thutmosev.com/archives/81899812.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/822.html#c251
20. 中川隆[-14748] koaQ7Jey 2020年1月09日 08:31:01 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1709]
2020.01.09 今年も米国関連諸事変でビビらないように。トランプマジックだから。
8日のNY株。ダウは161.41ドル高の2万8745.09ドル、ナスダックも60.66ポイント高の9129.24ポイントと反発。ナスダックは終値での史上最高値を4営業日ぶりに更新。
イラン外相は、自衛のための相応の措置を実施し「完了」したとツイートしました。
日本時間8日未明、イラク内の米軍事基地へのミサイル攻撃でテロリスト80人を殺害したとし、ホメイニ師も、自国の英雄の殉死に対して十分な報復を完了したと発表しました。
これに対しトランプ大統領は記者会見を開き、死傷者は出なかったことを強調し、追加経済制裁を課すことを発表しました。その会見の中に「軍事的報復」の言葉はありませんでした。これで今回のイラン事変は終結しました。
12月ADP雇用リポートは前月比+20.2万人で、伸びは予想外(予想+16.0万人)に大幅で4月来の20万人台、11月分も+12.4万人へ+6.7万人から上方修正されました。
10年債利回りは1.70%から1.87%まで上昇。ドル円は一気に109円台です。
http://kasset.blog.fc2.com/
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html#c20
4. 中川隆[-14747] koaQ7Jey 2020年1月09日 08:45:50 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1708]
イラン革命防衛隊の精鋭クッズ部隊のカセニ・スレイマニ司令官の殺害について、トランプ大統領は、「スレイマニはアメリカの外交官や軍関係者に対して、 差し迫った邪悪な攻撃を画策していたが、 我々はその証拠を掴み、必要な行動をとった」との声明を、その殺害直後に出している。つまり、「防衛」「自衛」が目的の作戦だったのだと、 説明したのですが、この説明が真っ赤なウソであったことが、 早速報道されています。つまり、自衛ではなく、イラクの米軍基地に対する攻撃によって米軍の請負兵が一人殺害されたこと(ならびにイラク米大使館が イランの支援を受けた武装組織によって攻撃されたこと)に対する「報復」が目的だったとのこと。
ソレイマーニーと一緒にPMU(人民動員軍)のアブ・マフディ・ムハンディ副司令官も殺された。そのPMUの施設をアメリカ軍は12月29日に空爆、25名以上の戦闘員を殺したと伝えられているが、この攻撃にもイスラエルが関与していたと言われている。
アメリカやイスラエルがPMUを憎悪する理由のひとつは、この2カ国が手先として使ってきたダーイッシュ(イスラム国、IS、ISIS、ISILとも表記)を殲滅する上で重要な役割を果たしたからだという。
今回の暗殺でサウジアラビアも注目されている。その切っ掛けはイラク首相のアディル・アブドゥル-マフディの発言。昨年の10月上旬にサウジアラビアはイランと緊張緩和について話し合うことをイラク首相に約束しているが、そのサウジアラビアからの申し出に対する回答をソレイマーニーは持ってイラクを訪問したというのだ。中東の緊張緩和をアメリカとイスラエルは嫌ったということになる。
アメリカの親イスラエル派に属すネオコンは1980年代からイラク、シリア、イランを制圧する計画を持っていた。まずイラクのサダム・フセイン政権を倒して親イスラエル体制を築き、トルコ、イラク、ヨルダンの親イスラエル国帯でシリアとイランを分断、その上で両国を破壊するというものだった。 ウェズリー・クラーク元欧州連合軍(現在のNATO作戦連合軍)最高司令官によると、ネオコンの中心グループを形成するひとりのポール・ウォルフォウィッツは、1991年の段階でイラク、シリア、イランを殲滅すると語っている。(3月、10月)
イスラエルに中東全域を制圧させようというわけだが、それが実現できればイスラエルが中東のエネルギー資源を握ることになる。必然的にイスラエルは圧倒的な支配力を手に入れることになるが、そうした野望は崩れ、ウォルフォウィッツの世界制覇プランは破綻した。アメリカ政治の表舞台で主役を演じてきた民主党と共和党の芝居は幕が下り始めている。現在、ドナルド・トランプ政権でイラン攻撃を含む好戦的な政策を推進しているのはマイク・ペンス副大統領、マイク・ポンペオ国務長官、マーク・エスパー国防長官だろう。 このグループと同じ考え方だったジョン・ボルトンは2019年9月に国家安全保障補佐官を解任された。そのボルトンがNSC(国家安全保障会議)へ引き込んだリチャード・ゴールドバーグは、ソレイマーニー暗殺の翌日にNSCを「個人的理由」で辞めたと伝えられた。
この人びとは単に好戦的というだけでなく、ユダヤ人至上主義の信奉者でもある。アーリア人とアーリア至上主義者が違うように、ドイツ人とドイツ至上主義者が違うように、ユダヤ人とユダヤ至上主義者は本質的に違う。 ユダヤ至上主義の歴史は古く、そうした考えを否定したユダヤ人のひとりがイエスだった。
キリスト教世界で最も影響力を持っている文書はヨハネの黙示録だと言われている。しかも原著者でなく、後に加筆した人物の記述。田川健三によると、その加筆した人物は狂信的なユダヤ民族主義者で、ユダヤ民族以外はすべて殺しつくさるべしと繰り返し、世界中の異邦人が滅ぼしつくされ、殺しつくされ、ユダヤ人、あるいはユダヤ主義キリスト信者のみ救われることを願っている。
実際、キリスト教の影響下にある欧米諸国は侵略、破壊、殺戮、略奪を繰り返してきた。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/424.html#c4
5. 中川隆[-14746] koaQ7Jey 2020年1月09日 08:49:45 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1707]
キリスト教原理主義者 トランプ大統領の悪質な嘘を許すな
イラン革命防衛隊の精鋭クッズ部隊のカセニ・スレイマニ司令官の殺害について、トランプ大統領は、「スレイマニはアメリカの外交官や軍関係者に対して、 差し迫った邪悪な攻撃を画策していたが、 我々はその証拠を掴み、必要な行動をとった」との声明を、その殺害直後に出している。つまり、「防衛」「自衛」が目的の作戦だったのだと、 説明したのですが、この説明が真っ赤なウソであったことが、 早速報道されています。つまり、自衛ではなく、イラクの米軍基地に対する攻撃によって米軍の請負兵が一人殺害されたこと(ならびにイラク米大使館が イランの支援を受けた武装組織によって攻撃されたこと)に対する「報復」が目的だったとのこと。
ソレイマーニーと一緒にPMU(人民動員軍)のアブ・マフディ・ムハンディ副司令官も殺された。そのPMUの施設をアメリカ軍は12月29日に空爆、25名以上の戦闘員を殺したと伝えられているが、この攻撃にもイスラエルが関与していたと言われている。
アメリカやイスラエルがPMUを憎悪する理由のひとつは、この2カ国が手先として使ってきたダーイッシュ(イスラム国、IS、ISIS、ISILとも表記)を殲滅する上で重要な役割を果たしたからだという。
今回の暗殺でサウジアラビアも注目されている。その切っ掛けはイラク首相のアディル・アブドゥル-マフディの発言。昨年の10月上旬にサウジアラビアはイランと緊張緩和について話し合うことをイラク首相に約束しているが、そのサウジアラビアからの申し出に対する回答をソレイマーニーは持ってイラクを訪問したというのだ。中東の緊張緩和をアメリカとイスラエルは嫌ったということになる。
アメリカの親イスラエル派に属すネオコンは1980年代からイラク、シリア、イランを制圧する計画を持っていた。まずイラクのサダム・フセイン政権を倒して親イスラエル体制を築き、トルコ、イラク、ヨルダンの親イスラエル国帯でシリアとイランを分断、その上で両国を破壊するというものだった。 ウェズリー・クラーク元欧州連合軍(現在のNATO作戦連合軍)最高司令官によると、ネオコンの中心グループを形成するひとりのポール・ウォルフォウィッツは、1991年の段階でイラク、シリア、イランを殲滅すると語っている。(3月、10月)
イスラエルに中東全域を制圧させようというわけだが、それが実現できればイスラエルが中東のエネルギー資源を握ることになる。必然的にイスラエルは圧倒的な支配力を手に入れることになるが、そうした野望は崩れ、ウォルフォウィッツの世界制覇プランは破綻した。アメリカ政治の表舞台で主役を演じてきた民主党と共和党の芝居は幕が下り始めている。現在、ドナルド・トランプ政権でイラン攻撃を含む好戦的な政策を推進しているのはマイク・ペンス副大統領、マイク・ポンペオ国務長官、マーク・エスパー国防長官だろう。 このグループと同じ考え方だったジョン・ボルトンは2019年9月に国家安全保障補佐官を解任された。そのボルトンがNSC(国家安全保障会議)へ引き込んだリチャード・ゴールドバーグは、ソレイマーニー暗殺の翌日にNSCを「個人的理由」で辞めたと伝えられた。
この人びとは単に好戦的というだけでなく、ユダヤ人至上主義の信奉者でもある。アーリア人とアーリア至上主義者が違うように、ドイツ人とドイツ至上主義者が違うように、ユダヤ人とユダヤ至上主義者は本質的に違う。 ユダヤ至上主義の歴史は古く、そうした考えを否定したユダヤ人のひとりがイエスだった。
キリスト教世界で最も影響力を持っている文書はヨハネの黙示録だと言われている。しかも原著者でなく、後に加筆した人物の記述。田川健三によると、その加筆した人物は狂信的なユダヤ民族主義者で、ユダヤ民族以外はすべて殺しつくさるべしと繰り返し、世界中の異邦人が滅ぼしつくされ、殺しつくされ、ユダヤ人、あるいはユダヤ主義キリスト信者のみ救われることを願っている。
実際、キリスト教の影響下にある欧米諸国は侵略、破壊、殺戮、略奪を繰り返してきた。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/424.html#c5
6. 中川隆[-14745] koaQ7Jey 2020年1月09日 08:57:11 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1706]
キリスト教原理主義者 トランプ大統領の悪質な嘘を許すな
イラン革命防衛隊の精鋭クッズ部隊のカセニ・スレイマニ司令官の殺害について、トランプ大統領は、「スレイマニはアメリカの外交官や軍関係者に対して、 差し迫った邪悪な攻撃を画策していたが、 我々はその証拠を掴み、必要な行動をとった」との声明を、その殺害直後に出している。つまり、「防衛」「自衛」が目的の作戦だったのだと、 説明したのですが、この説明が真っ赤なウソであったことが、 早速報道されています。
つまり、自衛ではなく、イラクの米軍基地に対する攻撃によって米軍の請負兵が一人殺害されたこと(ならびにイラク米大使館が イランの支援を受けた武装組織によって攻撃されたこと)に対する「報復」が目的だったとのこと。
トランプ大統領は、イラク米大使館が攻撃されたのがTV放送されたのを目にして、「大統領選にも響くのではないかと恐れた」から、過剰なスレイマニ司令官作戦を するように指示したと伝えられています。
ソレイマーニーと一緒にPMU(人民動員軍)のアブ・マフディ・ムハンディ副司令官も殺された。そのPMUの施設をアメリカ軍は12月29日に空爆、25名以上の戦闘員を殺したと伝えられているが、この攻撃にもイスラエルが関与していたと言われている。
アメリカやイスラエルがPMUを憎悪する理由のひとつは、この2カ国が手先として使ってきたダーイッシュ(イスラム国、IS、ISIS、ISILとも表記)を殲滅する上で重要な役割を果たしたからだという。
今回の暗殺でサウジアラビアも注目されている。その切っ掛けはイラク首相のアディル・アブドゥル-マフディの発言。昨年の10月上旬にサウジアラビアはイランと緊張緩和について話し合うことをイラク首相に約束しているが、そのサウジアラビアからの申し出に対する回答をソレイマーニーは持ってイラクを訪問したというのだ。中東の緊張緩和をアメリカとイスラエルは嫌ったということになる。
アメリカの親イスラエル派に属すネオコンは1980年代からイラク、シリア、イランを制圧する計画を持っていた。まずイラクのサダム・フセイン政権を倒して親イスラエル体制を築き、トルコ、イラク、ヨルダンの親イスラエル国帯でシリアとイランを分断、その上で両国を破壊するというものだった。 ウェズリー・クラーク元欧州連合軍(現在のNATO作戦連合軍)最高司令官によると、ネオコンの中心グループを形成するひとりのポール・ウォルフォウィッツは、1991年の段階でイラク、シリア、イランを殲滅すると語っている。(3月、10月)
イスラエルに中東全域を制圧させようというわけだが、それが実現できればイスラエルが中東のエネルギー資源を握ることになる。必然的にイスラエルは圧倒的な支配力を手に入れることになるが、そうした野望は崩れ、ウォルフォウィッツの世界制覇プランは破綻した。アメリカ政治の表舞台で主役を演じてきた民主党と共和党の芝居は幕が下り始めている。現在、ドナルド・トランプ政権でイラン攻撃を含む好戦的な政策を推進しているのはマイク・ペンス副大統領、マイク・ポンペオ国務長官、マーク・エスパー国防長官だろう。 このグループと同じ考え方だったジョン・ボルトンは2019年9月に国家安全保障補佐官を解任された。そのボルトンがNSC(国家安全保障会議)へ引き込んだリチャード・ゴールドバーグは、ソレイマーニー暗殺の翌日にNSCを「個人的理由」で辞めたと伝えられた。
この人びとは単に好戦的というだけでなく、ユダヤ人至上主義の信奉者でもある。アーリア人とアーリア至上主義者が違うように、ドイツ人とドイツ至上主義者が違うように、ユダヤ人とユダヤ至上主義者は本質的に違う。 ユダヤ至上主義の歴史は古く、そうした考えを否定したユダヤ人のひとりがイエスだった。
キリスト教世界で最も影響力を持っている文書はヨハネの黙示録だと言われている。しかも原著者でなく、後に加筆した人物の記述。田川健三によると、その加筆した人物は狂信的なユダヤ民族主義者で、ユダヤ民族以外はすべて殺しつくさるべしと繰り返し、世界中の異邦人が滅ぼしつくされ、殺しつくされ、ユダヤ人、あるいはユダヤ主義キリスト信者のみ救われることを願っている。
実際、キリスト教の影響下にある欧米諸国は侵略、破壊、殺戮、略奪を繰り返してきた。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/424.html#c6
34. 中川隆[-14744] koaQ7Jey 2020年1月09日 10:00:39 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1705]
植松聖。妄想と錯乱で支離滅裂な男が起こした重度障害者大量殺人の行方2020.01.09
https://blackasia.net/?p=16662
植松聖は神奈川県相模原市緑区千木良の知的障害者施設「津久井やまゆり園」に刃物を持って忍び入り、意思疎通のできなかった知的障害者を次々と殺害していった男である。いったいこの男はなぜこのような事件を起こしてしまったのか。
「重度障害者は安楽死すべき」という持論
2020年1月8日。植松聖(うえまつ・さとし)の初公判があったのだが、植松聖は「深くお詫び致します」と述べた後に口の中に手を入れて暴れ出し、裁判は休廷になった。
植松聖は言うまでもなく、神奈川県相模原市緑区千木良の知的障害者施設「津久井やまゆり園」に刃物を持って忍び入り、意思疎通のできなかった重度知的障害者を次々と殺害していった男である。
殺害前からすでに友人やインターネットで犯罪予告を出していて、入所者の知的障害者を明確に殺害する意図を持って施設に侵入し、刃物で次々と首や身体を刺していた。結果的には19名が死亡し、26名が重軽傷を負うという凄惨極まりない事件となった。
植松聖はこの施設で働いていた職員だった。施設に入居している障害者たちに暴行したり暴言を吐いたりする問題行為もあった。
その上、介護職員でありながら「重度障害者は安楽死すべきだ」という主張を繰り返し、施設側から批判されていた。
植松聖が激しくそれを主張して意見を変えなかったために解雇に近い形で自主退職に追い込まれて、「危害を加える恐れがある」と警察に通報されていた。それほど「重度障害者は安楽死すべき」という持論を強く持っていたということだ。
この男は中学の頃から酒とタバコに染まり、大学生になるとクラブで出回っているドラッグをやり始めるようになり、身体に刺青を入れて、半グレたちと付き合うようになっていた。
植松聖は帝京大学卒業だが、卒業してから運送会社の仕事やデリヘルの運転手などの職を転々として、「津久井やまゆり園」に非常勤職員と勤務するようになっていた。
しかし、ここで植松聖は重度障害者と接触し、独自の持論を持つようになった。「重度障害者は安楽死すべきだ、抹殺すべきだ」という持論である。
この極端な持論は、かなり強い思い込みとしてこの男の脳に刷られたようだが、この「思い込みの強さ」は、この男の行動を説明する一つのキーワードでもある。
植松聖は中学の頃から酒とタバコに染まり、大学生になるとクラブで出回っているドラッグをやり始めるようになり、身体に刺青を入れて、半グレたちと付き合うようになっていた。
私は障害者総勢470名を抹殺することができます
ドラッグが思い込みの強さを深化させていた可能性は十分にある。
植松聖は働きながらも相変わらずクラブに出入りし、マリファナや危険ドラッグに高じていたことが分かっている。「マリファナは効かない」というので、徐々に危険ドラッグの方に移行していたということなのだが、マリファナと危険ドラッグではその悪影響は相当違う。
ヘヴィードラッグに似た成分が含まれた危険ドラッグは、マリファナと違って著しく精神を破壊してしまうのである。
2015年には介護施設の非常勤職員の仕事以外に、刺青の彫り師の仕事にも弟子入りしていたのだが、師は「ドラッグを使用している可能性が濃厚だ」と判断して植松聖を破門していた。
植松聖はこの彫り師にも「重度障害者は抹殺すべき」という持論を語っていたのだが、その持論は、この男が衆議院議長・大島理森氏公邸に訪れて渡した手書きの手紙によって明らかにされている。ちなみに、この手紙には冒頭からこのように書かれていた。
『私は障害者総勢470名を抹殺することができます』
植松聖がこの狂気に満ちた手紙を衆議院議長の大島理森氏に渡そうと思っていたのは、この男が「重度障害者を安楽死すべき」というのを大島理森氏に支援してもらうつもりだったからだ。
日本国と世界平和の為に何卒よろしくお願い致します。想像を絶する激務の中大変恐縮ではございますが、安倍晋三様にご相談頂けることを切に願っております。
私が人類の為にできることを真剣に考えた答えでございます。衆議院議長大島理森様、どうか愛する日本国、全人類の為にお力添え頂けないでしょうか。何卒よろしくお願い致します。
「本格的な第三次世界大戦を未然に防ぐため」の実行
植松聖は手紙の中でこのように持論を進めている。
私は障害者総勢470名を抹殺することができます。
常軌を逸する発言であることは重々理解しております。しかし、保護者の疲れきった表情、施設で働いている職員の生気の欠けた瞳、日本国と世界の為と思い居ても立っても居られずに本日行動に移した次第であります。
理由は世界経済の活性化、本格的な第三次世界大戦を未然に防ぐことができるかもしれないと考えたからです。
障害者は人間としてではなく、動物として生活を過しております。車イスに一生縛られている気の毒な利用者も多く存在し、保護者が絶縁状態にあることも珍しくありません。
私の目標は重複障害者の方が家庭内での生活、及び社会的活動が極めて困難な場合、保護者の同意を得て安楽死できる世界です。
重複障害者に対する命のあり方は未だに答えが見つかっていない所だと考えました。障害者は不幸を作ることしかできません。
植松聖はそれが常軌を逸する発言であることを認めながら、保護者の同意を得て安楽死できる世界にすることは「本格的な第三次世界大戦を未然に防ぐかもしれない」と述べている。
障害者を抹殺すると言って、唐突に「世界経済の活性化」だとか「本格的な第三次世界大戦を未然に防ぐため」というのだから、この男の頭の中は何かしらの異様な妄想が詰まっていることが分かる。
妄想でなければ錯乱だ。様々な「思い込み」が妄想になり、錯乱になり、この男の頭の中を彩っていた。
実はこの手紙には奇妙な飛躍や文章が散見されている。いかに「思い込み」で生きていて現実感が喪失しているのかがよく分かる。
外見はとても大切なことに気づき、容姿に自信が無い為、美容整形を行います。進化の先にある大きい瞳、小さい顔、宇宙人が代表するイメージ。それらを実現しております。私はUFOを2回見たことがあります。未来人なのかも知れません。
障害者を抹殺すると言って、唐突に「世界経済の活性化」だとか「本格的な第三次世界大戦を未然に防ぐため」というのだから、この男の頭の中は何かしらの異様な妄想が詰まっていることが分かる。
精神的に何が異常があるのは感じられる
さらに、この手紙には犯行計画も書かれていた。以下のようなものだ。
見守り職員は結束バンドで身動き、外部との連絡をとれなくします。職員は絶対に傷つけず、速やかに作戦を実行します。2つの園260名を抹殺した後は自首します。
作戦を実行するに私からはいくつかのご要望がございます。逮捕後の監禁は最長で2年までとし、その後は自由な人生を送らせて下さい。心神喪失による無罪。
新しい名前(伊黒崇)、本籍、運転免許証等の生活に必要な書類、美容整形による一般社会への擬態。金銭的支援5億円。これらを確約して頂ければと考えております。
手紙の冒頭には「障害者総勢470名を抹殺」と書いているのに、後半ではいつの間にか「260名を抹殺した後は自首」という話になっていて整合性が取れていないのが分かる。
整合性がないと言えば、他にも「重度障害者の安楽死」というテーマとはまるっきり関係のない医療用マリファナの話やパチンコの話やフリーメーソンの話などが、延々と書かれていた。全体を通して読むと、妄想と錯乱が混じっていて支離滅裂なのである。
植松聖は、当初は衆議院議長の確約が取れてから実行しようと考えていたようだが、それを前倒しにしたのは、「暴力団が自分を狙っている」と思い込んだからだ。ここにも妄想と現実の区別がついていない状況が見える。
「誰かが自分を狙っている」という妄想は覚醒剤使用者に多い症状なのだが、覚醒剤の成分が入った危険ドラッグによって生まれたものであったとしても不思議ではない。
犯行前日に、この男は彼女と高級焼き肉を食べて最後の晩餐にしているのだが、その後にマリファナを吸って高級デリヘルで女性を呼んで性サービスを受けている。強い妄想を持ちながら、こういう計画性は持ち合わせていた。
植松聖は小学生の頃は「まとも」で「優しい」子だったと当時の級友は語っている。おかしくなったのは、アルコールやドラッグに溺れるようになってからだ。
もともと思い込みの激しい性格がアルコールやドラッグで強化されて、強固で自分勝手な思い込みが妄想と錯乱を生み、それが悲惨な事件を引き起こしたのではないか。
裁判ではこの男に責任能力があったのかどうかが問われるのだが、事件時は心神喪失状態だったと判断されたら無罪になる。心神喪失とは「精神上の障害のため是非善悪を弁別できない状態」である。
「重度障害者は安楽死すべきだ、抹殺すべきだ」と強く思い込んで、正義のためにそれをしたと考えていた植松聖は心神喪失状態だったのだろうか。
最近は日本の司法もおかしくなっているのだが、日本がこの男をどのように裁くのか、私は注目している。
『大量殺人の“ダークヒーロー”――なぜ若者は、銃乱射や自爆テロに走るのか?(フランコ・ベラルディ(ビフォ) )』
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4861826411/ref=as_li_qf_asin_il_tl?ie=UTF8&tag=asyuracom-22&creative=1211&linkCode=as2&creativeASIN=4861826411&linkId=63cbc4852f4ea8548939cf6b87aa5826
https://blackasia.net/?p=16662
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/899.html#c34
21. 中川隆[-14743] koaQ7Jey 2020年1月09日 11:28:13 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1704]
2020.01.09
サウジがイランや中国に接近、石油のドル決済が揺らぐことを米国は恐れたとの説
イラクを公式訪問したコッズ軍のガーセム・ソレイマーニー司令官をアメリカ軍はバグダッド空港で暗殺したが、その理由としてドルの問題が語られている。
本ブログでも書いたことだが、9月14日にはイエメンのフーシ派による攻撃でサウジアラビアの石油施設が大きなダメージを受け、9月28日にはサルマン国王が最も信頼していた警護責任者のアブドル・アジズ・アル・ファガム少将が射殺されている。イエメンへの軍事侵攻を主導してきたモハメド・ビン・サルマン皇太子に対する国王の信頼度が低下しているとも言われている。
サウジアラビア国王は2017年10月にロシアを訪問して防空システムのS-400に関心を示し、昨年10月にはイランと緊張緩和について話し合うことをイラク首相に約束している。その半月ほど後にロシアのウラジミル・プーチン大統領がサウジアラビアを訪問した。アメリカの強い影響下にあると考えられているサウジアラビアだが、その影響から逃れようとしているようにも見える。
アメリカは基軸通貨を発行する特権で生きながらえている帝国で、製造能力は放棄している。基軸通貨発行の特権と金融市場を操作する能力が支配力の源泉だと言えるだろう。
ドルを基軸通貨に留めておくため、アメリカの支配層は発行したドルを回収、あるいは吸収する仕組みを作った。そのひとつがペトロダラー。どの国も必要としている石油を産出するOPECに決済をドルに限定させ、貯まったドルをアメリカへ還流させる仕組みだ。産油国の中心がサウジアラビアである。
そのサウジアラビアがイランに接近することはペトロダラーの仕組みを揺るがすことになる。しかも、そこへロシアだけでなく中国も接近している。
今回の暗殺はアメリカから自立することは許さないという脅しだという見方があるのだが、そうした脅しにはアメリカ離れを加速させるという側面もある。
脅すためにアメリカは実際に武力を使わざるを得ない情況なのだが、それによってアメリカの軍事力が見かけ倒しだということが明らかになっていることも大きい。ここにきてのアメリカによる脅しはイランだけでなくイラクでも反米感情を高めてしまった。
イラン軍はアメリカ軍が駐留しているイラク西部のアイン・アル・アサド空軍基地やエル・ビルを攻撃した。アメリカ側は犠牲者が出ていないように説明しているが、イラン側は約80名のアメリカ軍関係者が死亡したと主張している。
アイン・アル・アサド空軍基地は暗殺に使われたUAV(無人機。ドローンとも呼ばれる)が飛び立った場所であり、エル・ビルはシリアを占領しているアメリカ軍向けの物資が保管されているのだという。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202001090000/
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html#c21
125. 中川隆[-14742] koaQ7Jey 2020年1月09日 12:08:56 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1703]
社会主義の20世紀 おしつぶされた改革 〜プラハの春・ドプチェクの証言〜
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/794.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/464.html#c125
126. 2020年1月09日 12:09:55 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1702]
社会主義の20世紀 カストロの選択
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/791.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/464.html#c126
1. 中川隆[-14741] koaQ7Jey 2020年1月09日 12:16:14 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1701]
映画『存在の耐えられない軽さ』
1) Two Guitars (Две гитары)
http://www.youtube.com/watch?v=t2-T5DrTWoU&feature=related
The Unbearable Lightness of Being ~ Tomas, Tereza & Sabina Coda
http://www.youtube.com/watch?v=OaHS8CnKhFo
irina slutskaya March 2006, Moscow, Evgeny Pluschenko & Edvin Marton Ice Show
http://www.youtube.com/watch?v=FCCHS5oABus
Two Guitars by Paul Mauriat
http://www.youtube.com/watch?v=4L47R2LH0CA
http://www.youtube.com/watch?v=fB9rYzsLo4s&feature=related
две гитары HQ dve gitary дина дурбин deanna durbin
http://www.youtube.com/watch?v=0Zhmyl1Wk7Y
Валентина Пономарева - Две гитары
http://www.youtube.com/watch?v=a2YNWI1nN0U
Russian Gypsy music - Two Guitars" - "Две гитары
http://www.youtube.com/watch?v=D2JEz0VqHac
TWO GUITARS - Noy Gorodinsky
http://www.youtube.com/watch?v=_338SHdoxYA&feature=related
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ジプシーの娘(Цыганочка)
http://saison-nouvelle.homeip.net/tsuiganka.pdf
русская народная песня
слова... неизвестный автор
музыка... неизвестный автор
ロシア語ではジプシーを‘цыган’と言い、女ジプシーを‘цыганка’と言います。Цыганочкаは、その指小形です。
ロシア民謡をアレンジしたポール・モーリア(Paul Mauriat)の古いアルバム(日本フォノグラム、1966)の解説によると、
「ロシアには多くのジプシーが住んでおり、街頭でギターをひいたり踊りをおどったりするほか、トランプ占いなどで生計をたてていますが、これはそのジプシーの歌の一つで、『黒い瞳』と並んで世界中に知られた民謡曲です。何ともいえない悲しみをたたえて流れる2つのギターの調べ──それは、若い男女のやるせない愛情を象徴しているのです。」
ポール・モーリアの作品──彼が日本で有名になる前の作品ですので、チェンバロとトランペットを多用した例のややマンネリ化した演奏ではありません──この作品を聴いてみますと、確かに叙情的なもの悲しい雰囲気に浸れます。
しかし、10年程前にロシアでリリースされた、『魅力的な目』というアルバム(Очаровательные Глазки, студия“Союз”, 1996)に収録されている“Цыганочка”(ジプシーの娘)という曲のイメージは、聊か異なります。
アルバムに添付されている歌詞には書かれていないのですが(別のテキストには書かれています)、この曲には一種の掛け声のようなコーラスが用いられています。それは、ウォッカを呷るときの掛け声ではないですか。そうであるとすると、この曲は宴会の席で余興にうたわれる歌ということになります。
ロシア人は動物の脂身をつまみにして、小さなコップでグィッ、グィッと何杯もウォッカを呷るのだそうです。因みに、ウォッカはводкаと表し、「水のような酒」という意味になります。「水」を意味するводаは、英語のwaterに対応します。
古い歌で、作詞も作曲も「不詳の作家」となっていますので、全文を訳出してみます。
Если б я была цыганка,
もしもあたしが女ジプシーで、
Да притом красивая,
おまけに美しかったら、
Что бы стала со мной делать
あたしに何をしはじめるだろうか
Маменька родимая.
あたしを生んだ母さんは。
Да, эх, раз, еще раз,
さあ、さあ一杯、もう一杯、
Еще много-много раз,
続けて一杯、もっともっと、
Эх, раз, еще раз,
さあ一杯、もう一杯、
Еще много-много раз.
続けて一杯、もっともっと。
За цыгана выйду замуж,
あたしはジプシーに嫁ぐ、
Хоть родная мать убей,
実の母があたしを殺そうとも、
Карты в руки, шаль на плечи –
手の中のカードが、肩に掛かったショールが、
И обманывать людей.
人を騙すんだ。
Ты цыган и я цыганка,
あんたはジプシー、あたしは女ジプシー、
Оба мы цыгане,
うちら2人ともジプシーなの、
Ты воруешь лошадей,
あんたは馬を盗み、
а я ворую сани, ох-ох-ох-ах.
あたしは橇を盗む、おほほほ。
Ой, девчоночки, беда
ああ、お嬢ちゃんたち、困ったな
Да куда мне деваться,
おらは何処へ隠れていようか、
По колено борода,
ひげが接吻する2人の口元に
Да лезет целоваться.
覆い被さっているではないか。
У милёночка мово,
あたしのカレシは、
Да волосы волнистые,
髪がウェーブしてんの、
Я его не заменю
あたしは彼を取り替えないわ
На горы золотистые.
いくらお金を積まれても。
Да, эх, раз, еще раз,
さあ、さあ一杯、もう一杯、
Еще много-много раз,
続けて一杯、もっともっと、
Эх, раз, еще раз,
さあ一杯、もう一杯、
Еще много-много раз.
続けて一杯、もっともっと。
В поле ветер, огоньки,
草原に風が、炎が、
Дальняя дорога,
長距離の旅、
Сердце бьётся от тоски,
哀しくて心臓が鼓動する、
А в душе тревога.
そして心には不安がある。
Да, эх, раз, еще раз,
さあ、さあ一杯、もう一杯、
Еще много-много раз,
続けて一杯、もっともっと、
Эх, раз, еще раз,
さあ一杯、もう一杯、
Еще много-много раз.
続けて一杯、もっともっと。
Да, эх, раз, еще раз,
さあ、さあ一杯、もう一杯、
Еще много-много раз,
続けて一杯、もっともっと、
Эх, раз, еще раз,
さあ一杯、もう一杯、
Еще много-много раз.
続けて一杯、もっともっと。
http://saison-nouvelle.homeip.net/gypsy.htm
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/794.html#c1
2. 中川隆[-14740] koaQ7Jey 2020年1月09日 12:20:25 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1700]
2) 映画『存在の耐えられない軽さ』_ ヘイ・ジュード
存在の耐えられない軽さ
出演: ダニエル・デイ・ルイス, ジュリエット・ビノシュ, レナ・オリン
監督: フィリップ・カウフマン
「人生は私にはとても重いのに、あなたにはごく軽いのね。私、その軽さに耐えられないの」
一人の男と二人の女。彼らは"プラハの春"を生きた---。
1968年のプラハ。国内外に民主化の風が吹き荒れる中、有能なる脳外科医トマシュは自由奔放に女性と付き合い、人生を謳歌していた。そんな彼の生活が、出張先で立ち寄ったカフェでウェイトレスをしていたテレーザと出会ったことで一変する。テレーザはトマシュのアパートに押しかけた挙句、同棲生活を始めると言い出したのだ。女性と真剣に付き合ったことのないトマシュは困惑しつつも承諾するが、以前から付き合っている画家のサビーナとの関係も終わらせたくない。こうして一人の男と二人の女の微妙な三角関係が始まった---。
"プラハの春"を生きた三人の男女を描いたミラン・クンデラの同名ベストセラー小説を名匠フィリップ・カウフマンが映像化。
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もう今から15年近く前でしょうか、当時付き合っていた女性が観たいと言って付き合いがてら映画館に入りました。いわゆる自称アート系文化人を気取った(当時はそんな言葉はまだ無かったが)連中が観にいきそうなこの手の映画(と決め付けていた)で正直あまり気は乗りませんでした。上映開始後、30分、1時間、2時間・・・「長げぇなー」と正直少々退屈したりもしていたのですが、
主人公2人が死んだと知らされた後のラストシーン、ダニエル・デイ・ルイスがビノシュから、
「今何考えているの?」
と聞かれ、
「How Happy I am」
と答え、物語は終わり、エンドロールが静かに流れ始めてから・・・ポロッ、ポロポロッ、と涙が静かにこぼれ始め、暫く止まらなくなり、なかなか席を立てなかった事を、今でも鮮明に覚えてます。
_______
画面に漂うアンニュイと哀しみが印象的な映画でした。「あのラストは何だろう」という感想を目にしましたが、この映画の結末は(ゲーテの)『ファウスト』第一部の結末とオーバーラップしています。因みに「むく犬」や「メフィスト」という名の豚などが出てきました。それを思い合わせると、いろいろなことが考えられるでしょう。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00005R236/ref=pd_lpo_k2_dp_sr_1?pf_rd_p=466449256&pf_rd_s=lpo-top-stripe&pf_rd_t=201&pf_rd_i=4087603512&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_r=0BJ7FT9YMKB5NS5T8D5R
The Unbearable Lightness of Being
http://www.youtube.com/watch?v=E57_BJ1dbzE
http://www.youtube.com/watch?v=iJHVryYwIaM
http://www.youtube.com/watch?v=ifd_aR25QPE
http://www.youtube.com/watch?v=dQ75t1hAh70
http://www.youtube.com/watch?v=fltp_2tDZlc
http://www.youtube.com/watch?v=x5YXj8Mkxtg
http://www.youtube.com/watch?v=AmQBpXtXXsc
http://www.youtube.com/watch?v=wMdJV5G1y0U
http://www.youtube.com/watch?v=TBkWDeioaos
http://www.youtube.com/watch?v=et4uxZL2U5E
http://www.youtube.com/watch?v=DOhI0uJU0OA
たぶん20年以上前に劇場公開されたカウフマン監督・製作の映画。原作はミラン・クンデラの同名小説。当時、まだ新人だったジュリエット・ビノシュとダニエル・デイ・ルイス主演で、プラハの春前後のチェコが舞台。全編にわたってヤナーチェクの音楽が使われている。
この映画は、劇場公開の時に見て、ストーリーは面白く、映像も綺麗だったけれど、なにより印象に残ったのがヤナーチェクの音楽。全く聴いたことがない音楽だったけれど、とにかく旋律と響きの美しい曲ばかりだった。
それに”プラハの春”でソ連軍が戦車でプラハに侵攻してくるシーンで、ビートルズの「ヘイ・ジュード」が流れていたのもしっかり覚えている。
http://kimamalove.blog94.fc2.com/blog-entry-1188.html
もう一つの「ヘイ・ジュード」
1989年のチェコスロヴァキアのビロード革命の折に、1960年代のチェコの歌手マルタ・クビショヴァーによる、チェコ語でのカバー曲が、民主化運動を行う民衆を励ます曲として、「マルタの祈り」と共に民衆によって歌われた。
クビショヴァーによる「ヘイ・ジュード」は、1968年にチェコにソヴィエト軍が侵攻し、いわゆる「プラハの春」を弾圧した事件に抵抗する為に「マルタの祈り」等と共にレコーディングされていたのであった。
なお、チェコ語版の歌詞においては「ジュード」は女性という事になっている。
The Beatles, in Hey Jude
http://www.youtube.com/watch?v=QQ7ssWOufCg
Hey Jude -- by Marta Kubišová
http://www.youtube.com/watch?v=g9QLFJKqaMw
http://www.youtube.com/watch?v=SfU5wdoBpGM
Marta Kubišová - Modlitba pro Martu (1968)
http://www.youtube.com/watch?v=S3UaBQSYQCU&NR=1
3. 中川隆[-14739] koaQ7Jey 2020年1月09日 12:21:37 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1699]
3) 映画『存在の耐えられない軽さ』_ ヤナーチェクの音楽
これはCD盤サントラ。管弦楽・合唱曲以外のヤナーチェク作品で有名な曲が収録されている。
収録曲
1. 「おとぎばなし」〜第3楽章
http://www.youtube.com/watch?v=LO0pXCJJJbE&feature=related
2. フリーデックの聖母マリア〜ピアノ組曲「草かげの小径にて第1集」より
http://www.youtube.com/watch?v=UXvFHQyL-4g&feature=player_embedded#at=33
3. 「霧の中で」〜第2曲
http://www.youtube.com/watch?v=qFkLUxyPERM&feature=player_embedded#at=144
4. ヘイ・ジュード
5. ヨーイ,ヨーイ,ヨーイ
6. 弦楽四重奏第2番「ないしょの手紙」〜第4楽章
http://www.youtube.com/watch?v=1jh7aXjRj08&feature=related
7. ヴァイオリン・ソナタ〜第4楽章
http://www.youtube.com/watch?v=CVXopT58dP4&feature=related
8. 病気の鳥はなかなか飛ばない〜ピアノ組曲「草かげの小径にて第2集」より第4曲
http://www.youtube.com/watch?v=oe_Wd60IBow
9. 弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」〜第3楽章
http://www.youtube.com/watch?v=T51LNetyAUw&feature=player_embedded#at=30
10. 飛んでいった木の葉〜ピアノ組曲「草かげの小径にて第1集」より
http://www.youtube.com/watch?v=OsmmbUqwydA
11. おやすみ〜ピアノ組曲「草かげの小径にて第1集」より
http://www.youtube.com/watch?v=PlNugjlcNLA
12. 弦楽のための牧歌〜第5曲アダージョ
http://www.youtube.com/watch?v=kBMW1NBO11o
http://kimamalove.blog94.fc2.com/blog-entry-1188.html
http://ameblo.jp/sepharad/entry-10275254941.html
_______
Leoš Janáček - In the Mists/Firkušný
http://www.youtube.com/watch?v=2EnEL7Bq9QA
http://www.youtube.com/watch?v=GwD97I13u9A
Leoš Janáček - On the Overgrown Path /Firkušný
http://www.youtube.com/watch?v=y_SxMhX-1_g
http://www.youtube.com/watch?v=_CY-ajcev2c
http://www.youtube.com/watch?v=dseSjmX3a2Y
http://www.youtube.com/watch?v=RQFgz4ipiqg
http://www.youtube.com/watch?v=XQLokcVzBEo
Janáček - Radoslav Kvapil - Po zarostlém chodníčku - La vierge de Frydek
http://www.youtube.com/watch?v=iFxNqnyCLDI
Janacek - Josef Páleníček (1943)- On the Overgrown
Bk1 - 1 Our Evenings
http://www.youtube.com/watch?v=zf9e02OVAQs
Bk1 - 2 A Blown Away leaf
http://www.youtube.com/watch?v=OsmmbUqwydA
Bk1 - 3 Come With Us!
http://www.youtube.com/watch?v=3Wy7EcxZXOM
Bk1 - 4 The Madonna of Frydek
http://www.youtube.com/watch?v=7zn1Vqu9KZs
Bk1 - 5 They Chattered Like Swallows
http://www.youtube.com/watch?v=ZBRvpl8BELg
Bk1 - 6 Words Fail!
http://www.youtube.com/watch?v=RPoK_RSqn10
Bk1 - 7 Good Night!
http://www.youtube.com/watch?v=PlNugjlcNLA
Bk1 - 8 Unutterable Anguish
http://www.youtube.com/watch?v=CZ-I6r3mfzA
Bk1 - 9 In Tears
http://www.youtube.com/watch?v=JoR3fJDlLbw
Bk1 10 The Barn Owl Has Not Flown Away!
http://www.youtube.com/watch?v=LBZJa-AoSsM
4. 中川隆[-14738] koaQ7Jey 2020年1月09日 12:22:51 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1698]
ヤナーチェク
The Unbearable Lightness of Being ~ Tomas, Tereza & Sabina Coda
http://www.youtube.com/watch?v=OaHS8CnKhFo
Janacek- String Quartet No. 1/Alban Berg Quartet
http://www.youtube.com/watch?v=Z81FjYsizec
http://www.youtube.com/watch?v=qJcrZiupxPI
http://www.youtube.com/watch?v=ae_k1OsCv20
http://www.youtube.com/watch?v=sXASQGRLRMc
Leoš Janáček / The Janáček Quartet, 1966: String Quartet No. 1 - "Kreutzer Sonata" – Complete
http://www.youtube.com/watch?v=1HomVPLyZCo
Janacek- String Quartet No. 2
http://www.youtube.com/watch?v=qPWn7W4fK8M
http://www.youtube.com/watch?v=CtCq6BitlkE
http://www.youtube.com/watch?v=8-Mf1_hOvwY
http://www.youtube.com/watch?v=r0_fAN3gT5E
Leoš Janáček / The Janáček Quartet, 1966: String Quartet No. 2 - "Intimate Letters" – Complete
http://www.youtube.com/watch?v=NYmMDDLPy20
Mackerras/Leoš Janáček 'Sinfonietta'
http://www.youtube.com/watch?v=zyY55_KNZPc
http://www.youtube.com/watch?v=0toF0rucTnc
http://www.youtube.com/watch?v=xqoR_LH5XqY
http://www.youtube.com/watch?v=DcUf1xdsUe4
http://www.youtube.com/watch?v=X2GlzDCpqlQ
5. 2020年1月09日 12:23:18 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1697]
ヤナーチェク
Kubelik/Janacek Sinfonietta
http://www.youtube.com/watch?v=o3p2XxjuV0Y
http://www.youtube.com/watch?v=U_arJEcvh1o
http://www.youtube.com/watch?v=yjz8VzyzPqc
Klemperer conducts Janáček's Sinfonietta
http://www.youtube.com/watch?v=Z-JYly_pfYY
http://www.youtube.com/watch?v=_KDSVkEULwo
http://www.youtube.com/watch?v=Ja8wqxuiDjg
Karel Ancerl/Janacek : Sinfonietta
http://www.youtube.com/watch?v=H3RKqvknVYc
http://www.youtube.com/watch?v=ByT-oO2qPg0&playnext=1&list=PL56C846689A12F0DC
http://www.youtube.com/watch?v=ubqSnAc0itg&playnext=1&list=PL56C846689A12F0DC
Leoš Janáček: Taras Bulba
http://www.youtube.com/watch?v=2gqYxveDh2M
Leoš Janáček - 'Taras Bulba' I The Death of Andrij
http://www.youtube.com/watch?v=7XVtz5OcYQg
Leoš Janáček - 'Taras Bulba' II The Death of Ostap
http://www.youtube.com/watch?v=NbUW3BVswTA
Janacek : Taras Bulba/Karel Ancerl
http://www.youtube.com/watch?v=ZoGEbV_yPt8&playnext=1&list=PL3A763866E172D1C5
http://www.youtube.com/watch?v=jUj0pSKfnI0&playnext=1&list=PL3A763866E172D1C5
http://www.youtube.com/watch?v=BQiejZqh94k&playnext=1&list=PL3A763866E172D1C5
Leoš Janáček - 'Příhody lišky bystroušky' (The cunning little Vixen) Prelude
http://www.youtube.com/watch?v=b7hPZza8nNc
Leoš Janáček ; 'The Cunning Little Vixen' - Aria of the Gamekeeper
http://www.youtube.com/watch?v=ibRovhJINAQ
The Cunning Little Vixen – Janacek
http://www.youtube.com/watch?v=21xJwJqXlg8
Leos Janacek - Glagolitic Mass
http://www.youtube.com/watch?v=eWeGY_XYdfs
http://www.youtube.com/watch?v=PdyR9EABbXk
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/794.html#c5
6. 中川隆[-14737] koaQ7Jey 2020年1月09日 12:25:13 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1696]
ヘイ ジュード
Hey Jude / Marta Kubišová, recitál Proudy, FSB 1969
http://www.youtube.com/watch?v=g9QLFJKqaMw
Hey Jude, don't make it bad
Take a sad song and make it better
Remember to let her into your heart
Then you can start to make it better
Hey Jude, don't be afraid
You were made to go out and get her
The minute you let her under your skin
Then you begin to make it better
And anytime you feel the pain
Hey Jude, refrain
Don't carry the world upon your shoulders
For well you know that it's a fool who plays it cool
By making his world a little colder
Hey Jude, don't let me down
You have found her now go and get her
Remember to let her into your heart
Then you can start to make it better
So let it out and let it in
Hey Jude, begin
You're waiting for someone to perform with
And don't you know that it's just you
Hey Jude, you'll do
The movement you need is on your shoulder
Hey Jude, don't make it bad
Take a sad song and make it better
Remember to let her under your skin
Then you'll begin to make it better
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/794.html#c6
7. 中川隆[-14736] koaQ7Jey 2020年1月09日 12:26:20 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1695]
存在の耐えられない軽さ 日本語字幕
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6115433
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6119205
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6120939
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6124704
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6124920
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6125874
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6127818
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6128180
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/794.html#c7
8. 中川隆[-14735] koaQ7Jey 2020年1月09日 12:27:59 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1694]
片足走者の長距離レース〜クンデラの「めぐり逢い」を読む
クンデラの父、ルードヴィクはヤナーチェクに師事した音楽学者だった。そんな縁もありヤナーチェクの死の翌年にブルノで生まれたクンデラは幼少より彼の音楽に馴染んでおり、本書でも「最初の愛」と題された章においてヤナーチェクの音楽こそが自分の芸術上の原点であるとして、2編のエッセイ(「片足走者の長距離レース」、「最もノスタルジックなオペラ」)を寄せている。
クンデラは、機会あるごとにヤナーチェクについて触れており、邦訳されたものにはエッセイ集「裏切られた遺言」に納められた「一家の嫌われ者」があった。本書の「片足走者の長距離レース」は、「一家の嫌われ者」と通じる内容で、いかにヤナーチェクが誤解され、現代音楽としての真価が認められていないかについて語っている。
クンデラは、亡命先のフランスで、ヤナーチェクについてラジオで語る機会を何度か得て、その後は音楽誌にCD評を寄せるようになった。しかし、満足できる演奏が少なく、その原因は技術的な問題というより作品の独自性への無理解にあるという。そして、ヤナーチェクは、その作風が長く誤解され、彼を理解する擁護者も少なかったと述べ、そうしたハンディを背負った苦しい戦いを「片足走者の長距離レース」に喩える。
クンデラはヤナーチェクへの無理解はいまだにあると嘆き、CDのライナーノートに
「スメタナの精神を受け継ぐ者※」という記述を見つけては腹を立て、有名なラルース大辞典(Larousse)の項に
「彼は民謡の体系的な収集を行い、その成果は彼の作品と政治意識全般に影響を与えた。」
「(彼の作品)はきわめて愛国的で民俗色が濃い」
「(彼のオペラ)は社会主義的なイデオロギーに裏打ちされている」という記述を拾っては、「ありえない戯言」、「現代音楽の国際的文脈外におく言い草」、「まるでナンセンス」と痛罵している。
また、この辞典に初期作品『シャールカ』は記されているのに、晩年の傑作『死者の家から』の記述がないことに強い不満を示している。
クンデラが評価する数少ない例外は、録音ではアラン・プラネスによるピアノ曲集(HM)とアルバン・ベルクSQの弦楽四重奏曲(EMI)、その他、演奏家ではマッケラスやブーレーズである。
私からみるとクンデラのヤナーチェク観は少々脱チェコ音楽に傾きすぎているように思える。どこまで意図的なのかわからないが、ヤナーチェクとドヴォジャークの強い繋がりや、民謡への傾倒、チェコの演奏家については触れていない。また、クンデラほどの大作家が、なにもライナーノートや辞典の記述にそんなに目くじらを立てなくても良いのにとも思う。
チェコを代表する作家といえば多くの方がクンデラの名を挙げるだろうが、彼としては祖国に対し少々複雑な思いがあるのだろう。実際、チェコ国内ではクンデラに対し外国に逃げて成功した作家という妬みの混じった評価もあると聞く。クンデラがチェコ音楽を越えた現代音楽の文脈にヤナーチェクの独自性を位置づけることに拘るのは、多分に個人的な思いも含まれているのかもしれない。
※スメタナ、ドヴォジャーク、ヤナーチェクはチェコの国民楽派として一括りにされるが、スメタナは当時国際的な主流だったワグネリズムから国民音楽を創造しようとし、ドヴォジャークやヤナーチェクは独自路線を歩んだ。そのため、ドヴォジャークやヤナーチェクはスメタナ派から激しく攻撃されたという背景がある。
クンデラの最新エッセイ集「めぐり逢い」の中のもう一編、「最もノスタルジックなオペラ」では、『利口な女狐の物語』の幾つかの場面を例に、ヤナーチェクがオペラ作品においてどのように音楽に主導的な役割を与えたのかについて論じられている。
その場面とは、序曲の冒頭や、2幕で泥酔した校長先生が想いを寄せる女性と間違えてヒマワリを口説くシーン、3幕、居酒屋で森番と校長先生、パーセクのおかみさんがしんみり語り合うシーン、そして森番が回想するラストシーンである。いずれもオペラの筋に大きく影響しないがユニークが音楽が付けられているところだ。
少し長いが当会対訳解説書からヒマワリの場面のセリフを引用する。
校長(小道を歩みながら)
わしの重心が動いてるのかな,
それとも地球が西から東へ回ってるのかな。
今日は何かおかしい。
・・・・
ありゃりゃ!(倒れる)
(ビストロウシカがヒマワリの後ろに入りこむ)
(校長はびっくり眼でヒマワリをみつめる)
スタッカート!【校長の心の中で音楽が鳴る】
(ぎくっとして人差指を高くあげる)
フラジオレット!
【お気に入りのコントラバスのように,杖の首根っ子をなでる】
(一陣の風,ヒマワリは妖しげに震える)
(校長は驚いて目を上げる)
ああ,テリンカ! 君にここで会えると分かってたら,
あんな酔っ払い二人ととっくに別れてたのに。
わたしを愛してる? さあ,言ってくれ!
(謎の存在は頭を振る)
わたしはもう長いことあなたを愛してる,
わたしの運命は君の手中にある,そして答えを待ってる!
恋の炎に燃える,か弱き男を許してくれ!
わたしは君についてく。この腕に君を抱きしめたい!
(ヒマワリは垣根からお辞儀する)
http://members3.jcom.home.ne.jp/janacekjapan/vixen.htm
クンデラは、太字のセリフについて手描きの譜例を添え、この短く何気ない音楽にもストラヴィンスキーばりのどきりとするような不協和音が含まれていることを指摘し次のように述べる。
これが老いたヤナーチェクの智恵なのだ。彼は感情のおける馬鹿げた要素に芸術性が乏しいわけではないことをよく分かっている。校長先生の情熱が真剣で偽りないほどに、この場面はいっそうコミカルで、また物哀しいものになる。(この点、このヒマワリの場面に音楽がないことを想像してみるがいい。滑稽なばかりだろう。薄っぺらで滑稽だ。音楽があってこそ隠された痛みが示されるのだ。)
ヒマワリへの恋歌についてもう少し考えてみよう。このわずか7小節ばかりは反復も回帰もされず長引かされることはない。これは、長い旋律を深め拡げることにより単相の感情状態を増幅させるワグネリアンの主情主義と対極にあるものだ。ヤナーチェクとって感情は強調されるのではなく高度に集中すべきもので、だからこそ短くなる。この世は回転木馬のようなもので、感情は通り過ぎ、回転して、飛び散り、はじけていく。そして、その矛盾にもかかわらず、しばしば間髪入れず手応えを感じさせるだろう。これこそがヤナーチェクの音楽全てに独特な緊張感を与えているのだ。
(Kundera:Encounter 137-138p)
そして、気怠くノスタルジックなモチーフとスタッカートのモチーフがぶつかる序曲の冒頭を例に、整合しない感情的要素が重ね合わされる効果を指摘する。
また、森番にカエルが語りかける幕切れを例に、ヤナーチェクが19世紀のロマンチシズムから脱していることを指摘し、次のように書いている。
19世紀において中欧はバルザックもスタンダールも産まなかった一方、オペラを崇めた。中欧以外では見られない程にオペラは社会的、政治的、国家的役割を果たした。そしてオペラにまつわる諸々、その精神、人口に膾灸した大言壮語は偉大なモダニストたちに皮肉な苛立ちを巻き起こした。例えばヘルマン・ブロッホにとって、ワーグナーのオペラはその虚飾性と感傷性、非リアリズムからキッチュの典型の最たるものだった。
その作品の芸術性において、ヤナーチェクは中欧の偉大な(そして孤立した)反ロマンチシズムの星座に位置していた。彼は生涯をオペラに捧げたが、オペラの伝統や慣習、身振りに対する考えはブロッホと同様に批判的なものだった。
(Kundera:Encounter 141p)
このエッセイは、いささか老いの繰り言めいた「片足走者の長距離レース」よりもずっと面白かった。といっても、ここでクンデラが指摘したことはヤナーチェク好きなら皆感じていることだろう。しかし、クンデラは、それらを明晰な言葉にしてヤナーチェクの芸術を中欧の文化の文脈に位置づける。そこが刺激的だった。「ヤナーチェクとって感情は強調されるのではなく高度に集中すべきもので、だからこそ短くなる。」というのは、まさにこの作曲家の本質だと思う。
ヤナーチェクのオペラを愛する人なら誰でも、ささやかなフレーズに心揺さぶられる思いをしたことがあるだろう。
例えば『利口な女狐の物語』の3幕パーセク亭での校長先生の一言。
パーセク夫人
うちの人に手紙をよこしたわ。淋しいって・・・
森番(不意に)
勘定だ,わしは帰る。
校長(驚き,優しい口調で)
こんなに早くどこへまた?
(歌劇『利口な女狐の物語』)
例えば『マクロプロスの秘事』の第2幕で若い二人を横目に「あの二人、もう寝たのかしら」という会話。人生に倦み果てた337歳のヒロインが漏らす一言。
エミリア
いずれそうなるってことよ。そんなのとるに足らないことよ。
プルス
じゃあとるに足るというのはどういうこと。
(歌劇『マクロプロスの秘事』)
確かに、このような味わいは、この作曲家ならではだ。そして、このような箇所を聴きこむほどに発見するのも、ヤナーチェクのオペラを聴く醍醐味といえるだろう。
http://pilsner.blog100.fc2.com/blog-entry-133.html
http://pilsner.blog100.fc2.com/blog-entry-136.html
まあ お国自慢はともかく、クンデラが愛したヤナーチェクの“重い音楽”より酒場でジプシーが歌っていた“軽い音楽”Two Guitars の方が遥かに名曲でしたね(wwwwwwwww
__________
4) 重さの霊
いっさいの重いものが軽くなり、いっさいの肉体が舞踏者に、いっさいの精神が鳥になることが、私のアルファであり,オメガなのだ。
見よ、上もなく、下もない。おまえを投げよ、まわりへ、かなたへ、うしろへ。
おまえ、軽快なものよ。歌え、もはや語るな。
――ことばはすべて重い者たちのためにつくられたものではないか。軽やかな者にとっては、ことばはすべて虚言者なのではないか。歌え、もはや語るな。――
わたしの弁舌は――民衆のそれである。わたしは絹毛の兎に聞いてもらうには、あまりに乱暴に率直に語る。そしてわたしのことばはすべてのインキ魚(いか)とペン狐にとっては、いっそう耳慣れぬものとして響く。
わたしの手は――落書き好きの阿呆の手である。すべての机と壁、また阿呆の装飾癖とぬたくり書きの癖をそそる余白をもっているものは、災難である。
わたしの足は――駿馬の足である。この足でわたしは広野をまっしぐらに、また縦に横に十文字に走る。そしていつも疾駆の喜びに夢中になる。
わたしの胃は――鷲の胃であろうか、子羊の肉を最も好むから。いずれにせよ、それは空飛ぶ一羽の鳥の胃である。.
とるに足りない物をわずかの量だけ摂ることで身を養い、いつも飛ぼう、飛び去ろうという気短な身構え、これがわたしの性癖だ。それは鳥の性癖をもっているとは言えないだろうか。
そしてとくに、わたしが重さの霊の敵であること、これこそ鳥の性癖である。まことにそれは不倶戴天の敵、宿敵、根本の敵である。おお、わたしのこの敵意はすでに八方にむかって翼をふるったのだ。
それについてわたしは一篇の歌曲をうたうことができるくらいだ――そしていまそれを歌おうと思う。もっともわたしは森閑とした家にただひとりいて、それを自分自身の耳に歌って聞かせるほかはないのだが。
もちろん、ある種の歌い手たちは、会場が満員になってはじめて、その喉はやわらかになり、その手は能弁になり、その目は表情をまし、その心はいきいきとしてくる。――わたしはそういう歌い手ではない。
将来いつの日か人間に飛ぶことを教える者は、いっさいの境界石を移したことになる。かれにとっては境界石そのものが、いっせいに空に舞い上がったも同然である、大地にかれは新しい名を与えるだろう――「軽きもの」と。.
駝鳥は、最も速い馬より速く走る。しかしその駝鳥も、重い大地に頭を重々しく突き入れる。まだ飛ぶことのできない人間もそうである。
かれは、大地と生を重いものと考える。重さの霊がそう望むのだ。だが、重さの霊に抗して軽くなり鳥になろうと望む者は、おのれみずからを愛さなければならない――それがわたしの教えである。
もちろん病患の者たちの愛で愛するのではない。病患の者たちにおいては、自愛も悪臭をはなつ。
人はおのれみずからを愛することを学ばなければならない、すこやかな全き愛をもって。――そうわたしは教える。おのれがおのれ自身であることに堪え、よその場所をさまよい歩くことがないためにである。
こういう、よその場所をさまよい歩くことが、「隣人愛」と自称しているのである。このことばで、今までに最もはなはだしい嘘がつかれ、偽善が行われてきた、ことに世界を重苦しくしてきた者たちによって。
そしてまことに、おのれを愛することを学びおぼえよという命令は、きょうあすに達成できるようなことではない。むしろそれは、あらゆる技術のうちで、最も微妙な、最もこつよ忍耐を必要とする、最終的な技術である。
という意味はこうである。真に自己自身の所有に属しているものは、その所有者である自己自身にたいして、深くかくされている。地下に埋まっている宝のあり場所のうち自分自身の宝のあり場所は発掘されることがもっともおそい。――それは重さの霊がそうさせるのである。
ほとんど揺籃のなかにいるときから、われわれは数々の重いことばと重い価値とを持ち物として授けられる。「善」と「悪」――これがその持ち物の名である。この持ち物をたずさえているのを見とどけて、人々はわれわれにこの世に生きることを許すのである。
また人々が幼子たちを引き寄せて愛護するのは、幼子たちがおのれみずからを愛するようになることを早い時期から防ぐためなのだ。こういうことも重さの霊のせいである。
そしてわれわれは――人々から持たされたものを、忠実に運んで歩く。こわばった肩にのせ、険しい山々を越えて。われわれが汗をかくと、人々はわれわれに言う、「そうだ、生は担うのに重いものだ」と。
だが、重いのは、人間がみずからを担うのが重いだけの話である。そうなるのは、人間があまりに多くの他者の物をおのれの肩にのせて運ぶからである。そのとき人間は、駱駝のようにひざまずいて、したたかに荷を積まれるままになっている。
ことに、畏敬の念のあつい、重荷に堪える、強力な人間がそうである。かれはあまりに多くの他者の重いことばと重い価値の数々を身に負う。――そのとき生はかれには砂漠のように思われるのだ。
だが、まことに、人間が真に自分のものとしてもっているものにも、担うのに重いものが少なくない。人間の内面にあるものの多くは、牡蠣の身に似ている。つまり嘔気をもよおさせ、ぬらぬらしていて、しっかりとつかむことがむずかしいのだ――。
ところが、しばしばこういうことも起こる。貝殻がみずぼらしくて、悲しげで、あまりにも貝殻そのものであるために、人間のもつさまざまの特質が見すごされるのである。こうして多くの隠された善意と力がついに察知されることがなく、このうえもない美味が、その味わい手を見いださない。
女たち、この、最も外見の美しいものたちは、その消息を知っている。もう少し太りたいとか、もう少し痩せたいとかが、彼女たちの苦心である。――おお、どんなに多くの運命の転変が、このようにわずかなことにかかわっていることか。
人間は、その真相を見つけだすことがむずかしい。ことに自分が自分を見つけだすことが、最もむずかしい。しばしば精神が魂について嘘をつく。これも重さの霊のなすわざである。
しかし、次のような言を発する者は、自分自身を見つけだした者である、「これはわたしの善であり、悪である」と。これによって、かれは、もぐらと侏儒の口をつぐませたのだ。もぐらどもはこう言うのである。「万人にとっての善、万人にとっての悪」と。
まことにわたしは、すべてのことをよしと言い、さらにはこの世界を最善のものと言う者たちをも好まない、この種の人間をわたしは、総体満足家と呼ぶ。
あらゆるものの美味がわかる総体満足、それは最善の味覚ではない。わたしは、強情で、気むずかしい舌と胃をたっとぶ。それらの舌と胃は、「わたし」と「然り」と「否」ということばを言うことを習得しているのである。
それに反してあらゆるものを噛み、あらゆるものを消化すること――これはまさしく豚の流儀だ。いつも「イ・アー(然り)」としか言わないのは、驢馬と、驢馬的精神をもつものだけである。――
深い黄と熱い赤。わたしの趣味はそれを欲する。――わたしの趣味は、すべての色に血を混ぜるのだ。だが、おのれの家を白く上塗りする者たちは、白い上塗りの魂をさらけだしているのである。
ある者たちはミイラに惚れこみ、また別のある者たちは幽霊に惚れこむ。両者ともにいっさいの肉と血に敵意をもっている、――かれらはわたしの趣味に反する。わたしは血を愛する者だ。
みんなして痰やつばを吐き散らすところに、わたしは滞在しようとは思わない。わたしの趣味から言えば――それよりはむしろ盗賊や偽誓者のあいだで暮らすほうがましだ。そういうところには口に金をふくんでいる者は一人としていないのだから。
だが、それよりもわたしに厭わしいのは、ひとのよだれをなめるおべっか使いだ。そしてわたしが見いだした最も厭わしい人間獣に、わたしは寄生虫という名をつけた。この生き物はひとを愛しようとはしないが、愛してもらって生きようとしているのである。
悪い動物となるか、悪い動物使いとなるか、この二つのうちの一つを選ぶことしか知らない者たちを、わたしはあわれな者と呼ぶ。こういう者たちのいる場所には、わたしは小屋を建てようとはしないだろう。
また、いつも待っているほかに能のない者たちをも、わたしはあわれな者と呼ぶ、――これらの者もわたしの趣味に反する。収税吏、小商人、王や国々の番人、店の番人などはこれである。
まことに、わたしも待つことを学びおぼえた。しかも徹底的に学びおぼえた。しかし、わたしが学びおぼえたのは、ただわたし自身を待つことである。しかも、何にもまさってわたしの学びおぼえたことは、立つこと、歩くこと、走ること、よじのぼること、踊ることである。
すなわち、わたしの教えはこうだ。飛ぶことを学んで、それをいつか実現したいと思う者は、まず、立つこと、歩くこと、走ること、よじのぼること、踊ることを学ばなければならない。
――最初から飛ぶばかりでは、空高く飛ぶ力は獲得されない。縄梯子で、わたしはいくるかの窓によじのぼることを学んだ。敏捷に足をうごかして高いマストによじのぼった。認識の高いマストの上に取りついていることは、わたしには些細ではない幸福と思われた。――
――高いマストの上で小さい炎のようにゆらめくことは、わたしには些細でない幸福と思われた。なるほど小さい光ではあるが、座礁した船の水夫たち、難船者たちには一つの大きい慰めとなるのである。――
わたしはさまざまな道を経、さまざまなやりかたをして、わたしの真理に到達したのだ。この高みにいて、わたしの目は、目のとどくかぎりの遠方へと遊ぶが、ここまで至りついたのは、かぎられたただ一本の梯子をよじのぼって来たのではない。
そしてわたしがひとに道を尋ねたときは、いつも心が楽しまなかった。――それを聞くことはわたしの趣味に反した。むしろわたしは道そのものに問いかけ、道そのものを歩いてためしてみたのだ。
わたしの歩き方は、問いかけてためしてみるということに尽きていたのだ。――そしてまことに、人はこのような問いかけに答えることをも学びおぼえなければならぬ。それは、――「わたしの趣味」と答えることである。
――よい趣味でも、悪い趣味でもない。ただわたしの趣味なのだ。この趣味をわたしはもはや恥じもしなければ、かくしもしない。
「さて、これが――わたしの道だ――君らの道はどこにある?」「道はどこだ」とわたしに尋ねた者たちにわたしはそう答えた。つまり万人の道というものは――存在しないのだ。
http://togetter.com/li/49200
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/794.html#c8
9. 中川隆[-14734] koaQ7Jey 2020年1月09日 12:28:48 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1693]
存在の耐えられない軽さ (集英社文庫) ミラン・クンデラ (著)
原作を読んだものの立場からだと・・・。, 2006/9/16 By gizaemon -
小説と、それを基にした映画はまったく違うものであり、異なる評価をすべきという意見もあるだろうが・・・。
まず、映画版ではかなりのシーンがカットされている。テレザの母親とのかかわり、フランツとサビナとの「理解されなかったことば」のほぼすべて、ペトシーンの丘のくだりなど。
それがいけないのではない。だが、フランツとサビナのすれ違い感を知ることなしには、なぜサビナが「軽く」振舞ったのかよくわからないし、テレザの母親との関係を知らずして、なぜ彼女が「重く」あろうとしたのかがよくわからない。プロットは同じでも、その内実が少々浅いように思えてしまうのである。
永遠回帰的なテーマ性も含ませていない(それなくしては「重さ」「軽さ」いずれかをえらぶかという必然性が生まれないのでは?)。どうも映画のほうはよくある表層的なストーリーとして捉えられてしまうような気がして少々さびしく感じる。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00005R236/ref=pd_lpo_k2_dp_sr_1?pf_rd_p=466449256&pf_rd_s=lpo-top-stripe&pf_rd_t=201&pf_rd_i=4087603512&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_r=0BJ7FT9YMKB5NS5T8D5R
重さと軽さをめぐる万華鏡, 2001/7/15 By uno
重さと軽さという「もっともミステリアスでもっとも多義的」な対立をめぐり、クンデラお馴染みの小説的思弁が繰り広げられる、面白くて仕方がない「哲学的」小説。映画も評判だったが、原作の方が遥かに面白い。それも当然、この小説でクンデラがラブストーリーに託して展開する考察、時にはエッセイにまで逸脱して行く考察は、はじめから映像化不能なのだ。
重さと軽さをメインテーマに、心と身体、偶然、キッチュなもの、等々を語るクンデラの口調は軽やかで優雅、時にはアイロニックで、深い洞察に満ちているが決して難解ではない。面白いばかりでなく、哲学や思考が美しいポエジーになることをこの小説は確信犯的に証明してくれる。
「存在の耐えられない軽さ」とは、トマーシュが浮気性で「軽い」ためにテレザが苦しむ、などどいうつまらない意味ではない(映画だけ観た人、そう思ってませんか?)。
愛とは宿命的な(重い)ものなのか、それともたまま偶然に発生した置換可能な(軽い)ものなのか? 物語の進行とともにクンデラの「軽さ」はネガティブにポジティブにとその色合いを変え、読者を幻惑する。そしてそれらの「小説的思考」を従えて展開するラブストーリーの深さと美しさは、巷にあふれる恋愛小説の比ではない。この哀切かつ美しい結末を見よ!時には時間が入れ替わり、作者が顔を出し、メタフィクショナルな遊びや洒落っ気にも事欠かず、これはとことん優雅で楽しめる知の饗宴です。
________
Unique, 2009/9/19 By DESIRE
私にとってのこの小説のいう「軽さ」は、私たちは本来ひとりひとりまったく異なったUniqueでかけがえのない(重い)存在である筈が、国にとって(特に共産国では)、社会にとって(今や日本では特にそうであろう)、また愛しい恋人にとって、簡単に取り替えの効く居なくなっても大して影響のない「軽い」存在なのだという視点です。
テルザの母親は、その美しさから自分を「かけがえのない、誰よりも幸せを手にする権利を持つ者」から、どこにでもいる中年女へと転落し、娘を初めからどこにでもいるありふれた小娘とみなして育て、娘のユニークな美点を認めなかった。
テルザは自分を「かけがえのない取り替えのきかない存在」と認めてくれる他者が必要な娘に育ち、「どの女も違う(Unique)」ことを正当に評価するからこそドンファンであるトマーシュと出会う。しかし彼にとって、自分がやはり簡単に取り替えの効く軽い存在であるかも知れないことに苦しみ続ける。
トマーシュの外に自分のUniqueを見つけ出そうとして挫折し、その結果選択する行動がトマーシュを成功=自己実現から遠ざけてしまう。常にトマーシュに苦しめられていると思いこんでいた彼女が「自分が大きな愛で彼をみていたら彼を不幸にしなかっただろう」と気づくところがとても哀しく、自分のもたらした今の不幸について彼に確かめたとき、トマーシュが「テルザが幸福であれば自分は幸福なのだ」のように応える。きっとトマーシュは同じことを何度もテルザに伝えていたであろうに、テルザは自分と同じように他の女を抱くトマーシュばかり見ていて気づかなかったのだろうと思います。救いは二人が幸福のうちに死んだであろうことです。
一方「トリスタン(ひとりの女を愛し抜いた人物)として死んだトマーシュ」と受け止めたサビナの心を考えると、息苦しくなります。トマーシュは求めるまま「自分」として生き、その結果は「重さ」に行きついた。サビナもまた「キッチュなもの」=ステロタイプを敵とする「個」として生き抜き、死後は風葬されることを望み、限り無く「軽さ」へと向かう。サビナの孤高さと強さが、テレザの孤独と弱さを対比させ、登場人物の持つ個性がもたらす必然(重い)としての死(軽い)は衝撃的です。
テルザのように恋人のハンティング・ゲームの的になる夢は、恋愛における女性の苦しみの典型だと思います。そして、人生に同じことは2度なく、常に私たちは未経験の選択にさらされていること。私たちには過去の経験はなく、今の自分にとって必然の選択を、間違っているかもしれないとしても選ぶ。 読後に息苦しさを覚えるほど感動したのは久々です。ギリシャやヨーロッパの神話が挿入され、相当に読みにくい本でありながら、生涯読み続けたい本です。
http://www.amazon.co.jp/%E5%AD%98%E5%9C%A8%E3%81%AE%E8%80%90%E3%81%88%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E8%BB%BD%E3%81%95-%E9%9B%86%E8%8B%B1%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%9F%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%A9/dp/4087603512
暗く悲惨な体験だからこそ、軽く羽のように書きたい。
『存在の絶えられない軽さ』の原著は1984年。まさにクンデラがチェコスロバキアからパリに脱出し、チェコスロバキアの国籍も剥奪された時期の発表なんだ。それにしてもクンデラは、プラハの春が蹂躙されるように終った後で、占領軍の政府に運命をさんざん翻弄され、悲惨な体験をかいくぐったはずなのに、この文体の軽さはどうだろう。この(意地でもの)軽さにこそ、クンデラの真骨頂がある。おれはそこに、「暗く悲惨な体験だからこそ、軽く羽のように書きたい。」というクンデラの意思を感じる。
小説『存在の絶えられない軽さ』は、一方で、ドンファンで女たらしの男とおぼこで嫉妬深い女の悲恋、そしてそのドンファンと芸術家肌の美女との三角関係、(いや、正確にはもうひとりサビナの愛人で学者のフランツが出てくるから、四角関係)を描いたものである、と同時に、それは「プラハの春」とその終りを描いたレクイエムでもある。
この小説は、書き方が凝っているから、一回読んだだけでは、かなりとっつきにくいだろう。しかし、2度めに読み返してみると、不思議なことに、物語がぐいぐい胸に染み込んでくる。あるいは、一度読んだ後で、映画版を見るのもいいだろう、
(クンデラはこの映画版を不快におもったらしいだけれど、しかし)、無防備に横たわる女優レナ・オリンは伝えてくれる、サビナのお尻の夢のような美しさを。そしてその映像は、あなたをふたたび小説の世界へと連れ戻すだろう。
読み進んでゆくと、物語はけっこうイイ感じなんだ。女好きでドンファンで次から次へと女とやってる遊び人の外科医が、ちょっとした気のゆるみで、ほんらいだったらゼッタイ恋愛対象に入らないような、おぼこで純情な田舎のウェイトレスのねえちゃんに、憐憫の情と愛情と性欲の入り混じったパッションを萌えあがらせちゃって、そこから人生を狂わせてゆくわけよ。
お、いいじゃない、そうこなくっちゃねぇ。この遊び人外科医の名前は、トマーシュ、これまでの人生でざっと200人の女とセックスを重ねてきた。(がんばるね)。かれは3の規則を遵守してきた、
「同じ女と短い間隔で会ってもいい、
ただし3度以上はだめだ。
その女と長期にわたって何度つきあってもかまわない、
ただしデートのあいだには少なくとも3週間の間隔を置くこと。」
こうしてこれまでかれは軽く、軽く、人生を楽しみ続けてきた。ところがあるとき、なんの気の迷いか、その、おぼこで純情な田舎のウェイトレスに、ちょっとした憐憫の情を寄せてしまう。さぁ、たいへん、彼女はかれを追って、かれの住む都会まで追いかけてきて、なんとかれの「おしかけ女房」になってしまうのだった。
その田舎のウェイトレスだった彼女の名前は、テレザ。 テレザにとって、トマーシュは救いの神だった。なぜって、そもそもテレザは自分の母親との関係に厄介を抱えていたからね。
だって彼女のママは(2度の結婚に失敗し、人生の夢破れ)、いつのまにか、品のない女になり果てていてね。窓の外の人目も気にしないで裸になったり、恥ずかしげもなくおならをぷーぷーするような下品なおばちゃんなんだ、いわばね。テレザはそんな母親を嫌だなぁ、っておもってるわけだけれど、でもその他方で、娘である自分自身が、ママの失敗した結婚の、負の遺産なのね、なんておもっちゃって、いわれのない負い目も感じてもきた。
テレザ、かわいそうでしょ、けなげだよね。しかも彼女は15歳のときからウェイトレスをして働いて、稼ぎはママに渡してきた。そりゃテレザはママとの暮らしが息苦しかったろう、でも、テレザは逃げ出すことができなかった。そんなときテレザは、トマーシュと出会ったってわけ。テレザにとってトマーシュこそが、まさに、それまで甘んじてきたみじめな牢獄かから、文化の香りのする高い世界へ、「わたし」を救い出し、「わたし」を向上させてくれさせてくれる、そんな救世主のような存在だっておもったわけ。
そんなふうにふたりの暮らしが始まったものの、しかしトマーシュのドンファン・ライフはいっこうに収まらない。そりゃそうだよね、女好きとか尻軽とか、たいてい一生治らない。あるときテレザはサビナという名の女からのトマーシュへのラヴレターを発見して、しかもそれが自分と付き合いはじめてからのものだったから、もう嫉妬の炎が燃え上がっちゃって、たいへん。いつしかテレザは、世界中の女が潜在的なトマーシュの女、って疑心暗鬼になっちゃって、すべての女に警戒心を抱くようになってゆく。怖いですねぇ、超怖い。そんなかテレザはおもいがけず写真家になってゆく。
他方、もちろんトマーシュにはあいかわらずたくさんの恋人がいる、モテるのよ、トマーシュはほんっと女たちを惹きつけるフェロモン出してる。そしてそんなトマーシュにとって心が休まるのが、絵描きのサビナ。映画版ではレナ・オリンが演じていたね。
サビナはいたって気も軽く、しかも尻も軽い。その上、トマーシュの魂に美質さえ見てくれる。しかもサビナは(トマーシュに紹介されてテレザと知り合い)、実はテレザはサビナに嫉妬を抱いてるのに、テレザからの要望に応じて、彼女のヌード写真のモデルを務めさえするわけ。ちなみにここは映画版だと、テレザ役のジュリエット・ビノシュがニコンのカメラのファインダー覗きながら、横たわるサビナ(レナ・オリン)の美しい背中を舐めるように眺めたあげく、なにか決心したようにひとおもいに、サビナのパンティを引き摺り下ろし、桃のように美しいお尻を露わにする場面がある。フィルムは即座にカットアップして、サビナのぎょっとした表情に繋いだっけ。(いやぁ、生きてて良かったっておもったよ)。
さて、そんななかソヴィエトの軍隊がチェコに侵入して来る。この事件はむろん悲劇なんだけれど、ただしクンデラはそれを
「たんに悲劇であったばかりでなく、不思議な幸福感に満ちた憎悪の祭典であった」
なんて書くわけ。こういうとこがクンデラの文学者としての凄みで、表現の奥行きを感じる。
さて、テレザはこの歴史的瞬間の写真を大いに撮りまくる。こうして、ドンファン男と嫉妬深い妻の物語は、そして気の軽い絵描きの美女の、奇妙な三角関係の物語は、政治の惨劇とともに、おもいがけない方向へと転調し、それぞれの人生は、風にもてあそばれる木の葉のように変転してゆく。社会主義国家、怖いね。もっとも、運命がおもいがけない偶然に左右されるのは、われわれだって一緒だけれど。
http://bookjapan.jp/search/review/200805/002/01/review.html
http://bookjapan.jp/search/review/200805/002/01/review2.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/794.html#c9
10. 中川隆[-14733] koaQ7Jey 2020年1月09日 12:29:29 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1692]
存在の耐えられない軽さ 日本語字幕
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6115433
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6119205
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6120939
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6124704
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6124920
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6125874
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6127818
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6128180
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/794.html#c10
11. 中川隆[-14732] koaQ7Jey 2020年1月09日 12:36:16 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1691]
ロシア民謡「二つのギター」(ДВЕ ГИТАРЫ)
ギターのかき鳴らす音色に心もかき乱されるまま酒に酔いしれる歌。
作詞:А.グリゴーリエフ / 作曲:И.ヴァシーリエフ
1857年成立
Two Guitars - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=Two+Guitars+&sp=mAEB
https://www.youtube.com/results?search_query=%D0%94%D0%B2%D0%B5+%D0%B3%D0%B8%D1%82%D0%B0%D1%80%D1%8B&sp=mAEB
Occhi chorni (Очи Чёрные) on accordion (Russian Gypsy music) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=MkUOxJv4jmA
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【ロシア音楽】二つのギター (Две гитары) (日本語字幕) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=UEGU-1gOPWE
ポール・モーリアの編曲や、シャンソン歌手のシャルル・アズナヴール(Charles Aznavour)によるカバー(Les Deux Guitares)でも知られる、ロシア・ジプシー民謡。映像は1999年、ロシアのテノール歌手、オレグ・ポグディン(Олег Погудин)による歌唱。
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Irina Slutskaya Gipsy - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=u2NEzk4Jgp4
https://www.youtube.com/results?search_query=Irina+Slutskaya+Gipsy+
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The Unbearable Lightness of Being 存在の耐えられない軽さ
https://www.youtube.com/watch?v=t2-T5DrTWoU&feature=related
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6128180
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Occhi chorni (Очи Чёрные) on accordion (Russian Gypsy music) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=MkUOxJv4jmA
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ジプシーの娘 Цыганочка - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=%D0%A6%D1%8B%D0%B3%D0%B0%D0%BD%D0%BE%D1%87%D0%BA%D0%B0
▲△▽▼
『Две гитары』はロシアの歌曲です。
作詞はロシアの詩人アポロン・アレクサンドロヴィチ・グリゴーリエフ(Аполлон Александрович Григорьев、1822年〜1864年)、
作曲はイヴァン・ヴァシーリエヴィチ・ヴァシーリエフ(Иван Васильевич Васильев、1810年代〜1870年代)がロマ民謡を元として執筆したものです。
当初は「Цыганская венгерка(ジプシー風ハンガリー舞曲)《の題で1857年に発表されました。
この歌は、フランスのシンガーソングライターのシャルル・アズナヴール(Charles Aznavour、1924〜存命)のフランス語詞歌唱や、フランスの作曲家・指揮者のポール・モーリア(Paul Mauriat、1925年〜2006年)によってアレンジされたバージョンでも知られています。
http://ezokashi.opal.ne.jp/russiaframe.html
二つのギター(ジプシーの娘)
『二つのギター』は、作詞・作曲者不詳のロシア民謡・ジプシー音楽(ロマ音楽)。
歌詞は存在するが、YouTube動画などで検索してみると、歌ありバージョンよりは、ギターやバイオリン(ヴァイオリン)などの歌なし器楽曲(インストゥルメンタル)として人気があるようだ。
特に、『二つのギター』という題名だけあって、二人でギター合奏(デュエット)する動画もよく見られる。ギター独奏曲としても親しまれ、各種アレンジされた楽譜も一般的に市販されている。
ジプシーダンスの曲としても人気
なお、『二つのギター』と同じメロディがジプシーダンス・舞踊のための楽曲として用いられる場合は、『ジプシーの娘 Цыганочка』と題された別の歌詞が用いられる。ただ、こちらも歌詞あり版はあまり用いられないようだ。
YouTubeで『ジプシーの娘』を検索してみると、タイトル通り、比較的若い女の子がジプシー系の衣装を身にまとってジプシーダンスを披露する動画をいくつか見つけることができる。
ポールモーリアのアレンジで世界的に有名に
『二つのギター』が世界的な知名度を獲得した背景には、フランスの作曲家ポール・モーリア(Paul Mauriat/1925-2006)による1960年代から70年代頃のイージーリスニング版カバー『Les deux guitares』の存在が非常に大きいと思われる。
同カバー版を収録した音源の解説には、「2つのギターの調べ」が奏でられるロシア民謡曲であることが説明されている。
「ロシアには多くのジプシーが住んでおり、街頭でギターをひいたり踊りをおどったりするほか、トランプ占いなどで生計をたてていますが、 これはそのジプシーの歌の一つで、『黒い瞳』と並んで世界中に知られた民謡曲です。 何ともいえない悲しみをたたえて流れる2つのギターの調べ──それは、若い男女のやるせない愛情を象徴しているのです。」
なお、このポール・モーリアによるイージーリスニング版が発表される以前に、『二つのギター』と呼ばれるロシア民謡・ジプシー歌曲が存在したのかどうか、また、ジプシーダンスに用いられる『ジプシーの娘 Цыганочка』とはどういう関係にあるのか、等の詳しい経緯については定かではない。
http://www.worldfolksong.com/songbook/russia/two-guitars.htm
▲△▽▼
1.
ギターが二丁、壁の向こうで
せつなげに嘆きはじめた…
幼い頃からの忘れがたい節回し、
愛する人よ、君なのかい?
さあ一度、もう一度
それから何度も、何度でも!
2.
これは君だ、と僕にはわかったよ
ニ短調で弾く君の弾き方と
素早い爪弾きかたでやる
君のメロディーの出し方で
さあ一度、もう一度
それから何度も、何度でも!
3.
どうして僕には君のことが分からないんだろう?
君の周りを悲しさが取り囲んでいる
情熱的な朗らかさの〔悲しさが〕
猛烈な二日酔いの〔悲しさが〕
さあ一度、もう一度
それから何度も、何度でも!
4.
君のことさ、がっつり飲むんだ
パンチ酒のそばにゃ、湯たんぽと
ハンガリー風モチーフの
きみのメロディーがある
さあ一度、もう一度
それから何度も、何度でも!
5.
ああ痛い、ああ痛い
二日酔いのせいで頭が…
さあ飲もうよ、僕らはこれから飲むんだ
一週間ずっと!
さあ一度、もう一度
それから何度も、何度でも!
http://ezokashi.opal.ne.jp/russiaframe.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/794.html#c11
22. 中川隆[-14731] koaQ7Jey 2020年1月09日 12:40:04 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1690]
2020年01月09日
イランによる米基地攻撃 国民を落ち着かせる「演出」だった
トランプが危険な男として振舞えばテロ国家は大人しくなり、トランプが平和主義者になれば核武装する
イランの反撃は吠える真似
イランは2020年1月8日、1月3日に米無人機がイランのバグダッド国際空港を攻撃し、ソレイマニ司令官がなくなった報復を実施した。
隣国イラクに駐留する2つの米軍基地へ向けて十数発のミサイルを発射し、イラク国営テレビは米国人80人がなくなったと放送した。
一方米トランプ大統領は同日、イラクからの攻撃で米国人の被害はなかったと説明し、反撃しないつもりだと語った。
ミサイル多数が命中して被害がなかったのは奇跡だが、実はイランは事前にイラク政府に通知していた。
具体的にどうしたのかは不明だが、おそらく弾頭を装填していない状態で、空き地や滑走路や基地の外に落下させたのかも知れない。
実際数発は基地の外の民間区域に落下し、イラク人数名がなくなったという報道もされていました。
イラクの米軍基地はパトリオット等の防空ミサイルを配備している筈だが、使用されたという情報は無い。
本当に米軍基地に多数のミサイルが撃ち込まれたら、米軍は直ちに反撃に出る筈なので、攻撃自体が「演技」だったのかも知れない。
トランプ大統領は攻撃への報復として、ただちにイランへの追加経済制裁を発動すると表明した。
イランの最高指導者であるハメネイ師は8日、「テロリストに強烈な報復を実施した」と語った。
イランでは「英雄」ソレイマニ司令官がなくなった事に民衆が激高し、葬儀では数十人が将棋倒しでなくなった。
ハメネイはアメリカに報復したというパフォーマンスを装い、民衆の怒りを抑える演技を行った。
こうした大げさなパフォーマンスは北朝鮮の金一家を連想させる。
平和主義者が戦争を起こす
米国とイランの第一弾の戦闘を振り返ると、イランは司令官を1人失いアメリカは無傷だった。
だが米下院はトランプ大統領のイラン攻撃権限を制限する決議案を採決しようとしている。
米下院は民主党多数、上院は共和党多数であり下院で可決しても上院では否決されるでしょう。
もし大統領の戦争権限を縮小すると、イランは米軍から攻撃される可能性がなくなり、安心して核武装しアメリカに届くICBMを完成させます。
そうさせないためには「トランプは何をするか分からない危険な男」と思われた方が良い。
平和主義者が戦争を起こすという過去の歴史からは、トランプはここで平和主義者になってはならない。
北朝鮮に対してもアメリカは絶対に攻撃しないという態度を取ったからここまで増長してしまった。
もしクリントンやブッシュが北朝鮮に一度でもミサイル攻撃していたら、北はここまで増長しませんでした。
イラクには居丈高に振舞ったブッシュJrは北朝鮮にはネコのように大人しくなり、その結果北はは自らを「超大国だ」と思い込むようになった。
むろんブッシュは北朝鮮の背後で守っている中国やロシアと戦争にならないよう配慮したのだが、そのような態度を示したら相手は増長するだけです。
トランプが「いつ攻撃するか分からない」と思われるのは良い事で、そう思われてこそイランや北朝鮮のようなテロ国家は思いとどまる。
今後も米国はイランや北朝鮮の要人を、定期的に攻撃して葬った方が良い。
イランの苦境は始まったばかり
米国とイランの対立は両国や世界経済を混乱させたが、米側の混乱は一日で収まりつつある。
イランがロケット弾を撃ち込んだ1月8日午前6時10分、ウクライナ航空ボーイング737がイランの首都テヘラン郊外で墜落した。
火を噴きながら高度を下げ落下した動画がツイッターで広まっているが、イラン政府は「技術的な問題だった」と説明した。
今のところ詳細は不明だが、イラン軍の対空砲火やミサイルで火を噴いた可能性は、当然ながらある。
現場はイラン国内なのでイラン政府が調査する事になり、たとえ撃墜だったとしても隠蔽するでしょう。
176人が乗っておりイラン人82人、欧州人が20人ほどだがアメリカ人は乗っていなかった。
この”事故”を受けて主要航空会社はイラン上空の飛行を避けているが、強制ではないので今後も格安航空会社は燃料節約などの為に最短距離を飛行するでしょう。
イランは2018年6月にホルムズ海峡上空で米軍の無人機を撃墜しており、今後も同様の行為に出る可能性は高い。
産油国イランの緊迫化を受けて原油と金価格が急上昇し、原油は4日で7%上昇しイランを儲けさせた。
だが本物の戦争が始まれば海上でも陸上でもイランからの輸出はできなくなり、イランは資金源を断たれる。
戦争に至らなくてもアメリカは同盟国にイラン産原油を買わないよう働きかけるが。ロシアの例では息の根を止める事はできていない。
アメリカは経済制裁でイランを封じ込めようとするが、イランはロシアのように抜け道を作ってテロ国家として生き延びるでしょう。
http://www.thutmosev.com/archives/81907768.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html#c22
23. 中川隆[-14730] koaQ7Jey 2020年1月09日 16:34:33 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1689]
ソレイマニ司令官の葬列に数百万人の群衆 イラン各地で過去最大規模 「米軍は中東から撤退せよ」2020年1月9日
https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/15239
米軍の空爆で殺害されたソレイマニ司令官の葬儀が6日(日本時間)、イランの首都テヘランでおこなわれ、市街地を数百万人の大群衆が埋め尽くした。その規模は、イラン革命を指導し、イラン・イスラム共和国を建国したホメイニ師の葬儀(1989年)以来、最大規模といわれる。長年イランへの制裁を強めながら、「抵抗の国際的な顔」(ハメネイ師)といわれる司令官の殺害にまでおよんだ米国の武力制裁は、イランのみならず列強国支配に苦しんできたイスラム諸国の民族的な怒りに火を付け、中東全域に進駐する米軍の撤退を求める動きとなってさらに広がる趨勢をみせている。
最高指導者ハメネイ師を中心に棺を囲む人々(6日、テヘラン)
イスラム教シーア派の最高指導者アリ・ハメネイ師の主宰でおこなわれた葬儀では、イランのロウハニ大統領も参加し、ソレイマニ司令官を含む空爆犠牲者の棺に礼拝を捧げた。同じく空爆で死亡したイラクのシーア派組織「カタイブ・ヒズボラ」の指導者であるアブ・マフディ・アルムハンディス氏の棺とともに母国の国旗に覆われ、死を悼む人人の手から手へ渡される形で運ばれた。棺を乗せたトラックが群衆の中にくり出すと、道路を埋め尽くした人人が哀悼の言葉とともに「米国に死を!」「厳しい報復を!」「米国には妥協も降伏もしない!」などのスローガンを唱和しながら迎えた。
登壇したソレイマニ司令官の娘ゼイナブ・ソレイマニ氏が「米国とシオニスト政権、イスラエルは肝に銘じるべきだ。わが父の殉教によって、なにもかも終わったわけではなく、抵抗の前線にいる人人をさらに覚醒するであろうことを。それによってあなた方は暗黒の日を迎えることになり、その住処は崩落するだろう」と訴えると、群衆から一斉に共感の声がわき起こった。
イラン最高指導者の選出義務を担う専門家会議は「(米国による司令官殺害は)イスラム共同体に対する宣戦布告に等しい。イスラムの教えに照らせば、イスラム圏における無神論者の駐留及び彼らによる軍事基地の設置は禁止されている。いまこそ戦わねばならない」「イランは決して戦端を開くことはないが、イスラム共同体の利益を脅かす侵略者に対しては手痛い打撃を与えるだろう」との声明を発した。
葬列は、イラクおよびイラン南西部アフワーズ、北東部マシュハド、テヘラン、シーア派の聖地コムなど各都市での葬儀を経て、七日未明には司令官の故郷であるイラン南東部ケルマンに運ばれた。聖地コムでは100カ国から神学生や若者らが自国旗を掲げて参加するなど、各地で大群衆が出迎えた。英BBC放送によれば、昨年末には反政府デモが起きていた地域でも、ソレイマニ司令官への弔意で市民の結束が強まっているとされ、イランへの打撃を狙った米国による司令官殺害は、逆にイラン国民を反米で結束させる結果となっている。
イランのザリーフ外相は7日、大群衆が参加した葬儀の様子について「西アジアでの米国の悪魔のごとき駐留を終結させるプロセスが開始された」とのべ、「ドナルド・トランプよ。あなたの人生においてこれほどの大群衆の大海原を見たことがあるか」「この大群衆とその偉大なる思想をないがしろにすることはできない」と投げかけた。
先立つ4日、聖地の一つコム市のジャムカラン・モスクに赤い旗が掲揚された。同モスクはシーア派のもっとも重要な礼拝の場であり、シーア派の伝統によると赤は「不正に殺されたものの血と犠牲者の復讐」を意味する色とされている。赤旗の掲揚は歴史上初めてで、過酷な復讐作戦を宣言する明確な意思表示といわれる。
イラク首相が暴露
サウジとの和平交渉中に殺害
米国への厳しい復讐を求める声があがったソレイマニ司令官の葬儀(6日、テヘラン)
隣国イラクでも米国に対する非難の声が高まっている。
トランプ大統領は、ソレイマニ司令官殺害の理由を「彼が米国の外交官と軍人への攻撃を企てていたため防衛措置をとった」としたが、イラクのアブドルマハディ首相は、米軍の攻撃を受けた日はイランとサウジアラビアの関係修復の仲介役として、サウジ側のメッセージをイランに送り、それに対するイラン側の返事をソレイマニ司令官から受けとる予定であったことを議会で証言した。
ソレイマニ司令官が殺害されたのは、サウジへの返書をイラクの首相に渡すためにバグダッドを訪れた直後であり、米国の空爆による司令官殺害は「防衛措置」どころか、両国の和平の機会を潰したことを意味する。イラク首相は「私が返書を受けとる前に彼は殺された。政治的な暗殺だった」と米国のテロを批判した。
サウジアラビアは、イスラエルとともに新自由主義政策で中東支配を続ける米国にとっては軍事的にも経済的にも必須の同盟国であり、中東における対イラン包囲網の拠点であった。そのサウジアラビアとイランとの関係修復は中東全体の安定化につながる一方で、米国の影響力低下を意味しており、米国やその代理人であるイスラエルにとっては強力な足場を失う展開といえる。トランプの主張する「ソレイマニが攻撃を企てていた」は、サウジとイランの和平交渉を進めていた司令官殺害を正当化するためのでっち上げとの見方が濃厚となっている。
さらにソレイマニ司令官は、イランにとどまらず中東全域に広がるシーア派統一戦線を統括する地位にあり、テロ組織イスラム国(IS)やヌスラ戦線の討伐戦闘においてもっとも実行力のある人物として知られており、イラン外相は「そのため米国による国際テロの標的になった」と指摘している。「テロとのたたかい」を駐留の口実にしながら、事実上テロ組織を助ける米国の単独行動に国際的な疑いの視線が向けられることは避けられず、有志連合の足元を揺さぶっている。有志連合の一角であるドイツは7日、イラクに駐留する軍の一部撤退を表明した。
米国の軍事介入はイラクの反米機運にも油を注ぐこととなり、イラク外務省は6日、国連総会と安保理にイラク軍事基地への攻撃と同国軍副司令官の暗殺は「イラクに対する国家主権の侵害」として米国を提訴。イラク議会は5日、米軍のイラク撤退法案を可決した。イラクのアブドルマハディ首相は7日、閣僚会議で、「イラクに駐留する外国軍はテロリスト集団ISの掃討以外の目的を持ちはじめた」「イラクが現在の状況から抜け出す唯一の方策は、イラクから米国および外国軍が撤退することだ」とのべた。
イラクの米軍撤退法案可決を受けて、NATO加盟国イタリアのジュゼッペ・コンテ首相は「イラクに対する世界的な支援の重要性」をイラク首相に電話会談で伝えた。同国軍は8日からイラク・バグダッドの駐留部隊の撤退を開始した。
サウジアラビアに隣接するイエメンでも6日、北部サアダ州で数万人が米国による司令官殺害テロに抗議するデモをおこない、「抵抗者の血は犯罪者を滅ぼす」などのスローガンを叫んだ。米国の空爆を端緒にした反米デモは、アラブ諸国やインド、パキスタンにまで広がっており、核軍事力を背景にして恫喝を重ねてきた米国への抵抗機運が横に繋がりながら熱を帯びている。
https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/15239
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html#c23
24. 中川隆[-14729] koaQ7Jey 2020年1月09日 16:35:41 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1688]
「中東の泥沼化に拍車かける愚行」 海外メディアの見解にみる中東情勢 2020年1月9日
https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/15251
全アラブの反米世論に火付けた宣戦布告
米国政府がイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害した問題を巡って、海外メディアやジャーナリストが「米国によるイランへの宣戦布告」「中東全域を戦火に巻き込む攻撃」と強い警告を込めて報じている。国内メディアの報道からは何ら事態の意味合いなどが伝わってこないなかで、海外メディアやジャーナリストの評価や見解の要旨を見てみた。
ソレイマニ司令官の棺を見送る数万人の群衆(テヘラン)
「国際法違反の侵略犯罪」 N・タイムズ元支局長
イランなど中東地域の報道に7年間携わった経歴を持つ『ニューヨーク・タイムズ』元中東支局長のクリス・ヘッジス氏はネット上で次のように発信した。
米国によるソレイマニ司令官暗殺は、イラクの過半数を占めるシーア派のアメリカを標的にする広範な報復攻撃を引き起こすだろう。レバノンとシリア、中東全域でイランが支援する民兵と反乱軍を活性化させ、20年にわたる米国の過失の結果である同地域の暴力や戦争がより危険な大火になるだろう。米国はイラクで包囲され、おそらく国外に追い出される。イラクにはわずか5200人の米軍しかいない。イラクの米国民は即出国するよういわれ、大使館と領事業務は閉鎖された。この状況はわれわれをイランとの直接戦争に引き込む可能性がある。アメリカ帝国は音を立てて崩壊するように見える。
無人機による攻撃でイラク民兵軍司令官代理ムハンディスや、他のイラク・シーア派民兵指導者の生命も奪った。攻撃は窮地に立たされた二人の暗殺計画者ドナルド・トランプとイスラエルのネタニヤフ首相の政治的生命を一時的に延命するかもしれないが、それは米国の自殺行為だ。肯定的結果はあり得ない。
石油価格は2倍、3倍になり世界経済を破壊するだろう。イランによる、イスラエルに対する報復攻撃、イラクのアメリカ軍施設への攻撃は数千人もの死者を出すだろう。サウジアラビアからパキスタンにまで至る地域のシーア派は、イランへの攻撃をシーア派に対する宗教戦争と見なすだろう。200万人に及ぶサウジアラビアのシーア派信徒は石油が豊富な東部の州、イラクのシーア派の大半、バーレーン、パキスタン、トルコのシーア派コミュニティに集中しており、アメリカと同盟国を攻撃するだろう。ペルシャ湾での石油生産の妨害が起き、レバノン南部のヒズボラはイスラエル北部への攻撃を再開するだろう。イランとの戦争は地域紛争を引き起こし、アメリカ帝国を終焉させる。
2003年のアメリカによる侵略と占領後、統一国家としてのイラクは破壊された。かつての近代的インフラは荒廃し、電気や水道の供給も不安定だ。失業率は高くなり、政府の腐敗が横行した結果が反政府デモにもつながった。アフガニスタンでの戦争も『ワシントン・ポスト』が公表したアフガニスタン・ペーパーの通り敗北している。リビアもイエメンもシリアも大変な事態にある。
するとなぜイランと戦争をするのか? なぜイランが違反していない核合意から離脱するのか?なぜ極めて激しやすい地域を一層不安定にするのか?
これらの戦争を開始した将官や政治家は、自分がつくり出した泥沼に対する責任をとろうとしていない。彼らには身代わりとなる生け贄が必要なのだ。それがイランだ。
対イラン戦争は地域全体でシーア派に対する戦争と見なされるだろう。だが2006年のイスラエルによるレバノンへの爆撃は、人口400万人のレバノンを制圧できず、逆にレバノン人を結束させた。それなのに領土がフランスの3倍、人口8000万人の国(イラン)を米国が攻撃し始めたらなにが起きるだろうか?
米国はイスラエル同様、国際法をズタズタに切り裂き、違反して孤立している。米国の先制攻撃開始は国際法の下では、でっち上げの証拠に基づく「侵略犯罪」と定義される。われわれは国民として米国政府にこの犯罪の責任をとらせなければならない。そうしなければわれわれも共犯者になる。
「米国に居座る権利なし」 経済学者やジャーナリストら
経済学者のピーター・ケーニッヒ氏(元世界銀行職員)は「イラン対アメリカ ガセム・ソレイマニ少将殺害」と題し、オンライン誌で次のように発信した。
「ソレイマニ少将は単にイランで最も人気が高い司令官だっただけでなく、影響力もあり中東中で尊敬されていた。米国とNATOが「少なくとも3年はかかる」と想定したISISとの戦闘を1年未満で打ち負かしたイラク軍を訓練した代表も務めた。シリアでもISISなどを打ち破るためシリア軍の訓練に尽力した。このソレイマニ司令官殺害はイランに対する明確な宣戦布告だ。
トランプは国民の拍手喝采を期待していた。大統領選が2020年であり、彼は人気の高まりと支持率が必要なのだ。再選されるために、彼以前の大統領と同様に殺人を犯したり、何百万人も殺す戦争を始めたりするのを尻込みしないのだ。それはオバマがしたことでもある。彼は米国との2つの戦争(アフガニスタンとイラク)が進行しているなかで大統領の座についた。彼が大統領の座を去ったとき、米国は7つの戦争(アフガニスタン、イラク、リビア、シリア、スーダン、ソマリア、パキスタン)の途上だった。
それに加えてアメリカが訓練し、資金供給し、武装させたテロリストなどによる無数の代理紛争もある。
ほとんどの米国大統領は、計画中あるいは進行中の侵略によって、世界中での殺人をどれほどいとわないかということと、彼らがアメリカ軍需産業の権益とイスラエルのAIPAC(米・イスラエル公共問題委員会)をどれほど良く代弁するかを基準に選ばれる。
12月31日のバグダッドの米国大使館に対する非武装イラク人の抗議や攻撃は、12月29日にイラク民兵軍を25人殺害し、50人以上負傷させた米軍の攻撃に対する報復だった。アメリカがイラクに居座る権利はまったくない。シリアでも中東の他のどこでも、アメリカ国境外では同じだ。だから世界、国連、国連安全保障理事会はそれに応じて行動すべきだ。米国の際限ない侵略は止めさせなければならない。世界がそれに慣れ、異常が通常になっている。それは反転させなければならない。
イラン政府は報復を警告したが、もっともなことだ。だが、それはワシントンと国防総省が望んでいるものだ。これで彼らは全力攻撃したり、イスラエルにアメリカを支持して全力攻撃するよう要求したりできるからだ。
中東と世界が対処しているのは死にかけた獣だ。アメリカ帝国はそうなったのだ。獣が死ぬ間際に周囲へ激しく襲いかかっている。団結だけがこの怪物を打ちすえることが可能なのだ」。
BBC(英国放送協会)防衛外交担当編集委員のジョナサン・マーカス氏は、「イランのソレイマニ司令官殺害 なぜ今でこれからどうなるのか」と題し次のように解説している。
「ソレイマニ司令官をアメリカが殺害したことによって、これまで低強度で推移してきた両国の対立は劇的に悪化した。その余波はきわめて深刻なものになり得る。
報復が予想される。攻撃と反撃の連鎖で、両国は直接対決に近づく可能性がある。イラクにおけるアメリカ政府の将来にも疑問符がつくようになる」。
オバマ前政権でホワイトハウスの中東・ペルシャ湾政策を調整していたフィリップ・ゴードンは、ソレイマニ殺害はアメリカからイランへの「宣戦布告」のようなものだとのべている。
「コッズ部隊は、革命防衛隊の海外作戦を担当する。レバノン、イラク、シリアと場所を問わず、攻撃を計画したり現地の親イラン派を後押しし、イランの影響力を拡大した。その中心に長年いたのがソレイマニだった。
米政府からすれば、ソレイマニは大勢のアメリカ人を死なせてきた張本人だが、イランでは人気があった。米国による制裁や圧力に対抗するイランの反撃を主導してきた存在だった。
ソレイマニ殺害の決定にあたり、米国防総省は過去の行動を強調するだけでなく、今回の空爆による殺害は抑止的行動だったと力説した。同司令官が“イラクと中東全域で、米外交官や軍関係者への攻撃計画を積極的に策定していた”と。
この次どうなるのかが大問題だ。トランプ大統領は劇的な一手でイランをしり込みさせ、米国に疑心暗鬼を募らせるイスラエルやサウジアラビアなど中東の同盟諸国に米国の抑止力はまだ効くことを証明して見せたと、一石二鳥を期待しているだろう。しかしイランが強力な反撃に打って出ないとは考えられない」。
「後悔するのは米国」 ムーン・オブ・アラバマ
また海外メディアの『ムーン・オブ・アラバマ』は「アメリカはソレイマニ暗殺を後悔することになる」という記事をネット配信した。そこでは「アメリカは、イランとイラクに、宣戦布告した。アメリカが手に入れるのは戦争だ」とし、次のように続けている。
「コッズ部隊はイランのイスラム革命防衛隊の海外部隊だ。ソレイマニはイランの外でイランと政治的、戦闘的運動に全責任を負っていた。メッカ巡礼をしたイスラム教徒のソレイマニは、対イスラエル2006年戦争時はレバノンのヒズボラに助言し、イラクとシリアでは『イスラム国』打倒に貢献した。イエメンのフーシ派、レバノンのヒズボラ、パレスチナのイスラム聖戦、シリア、イラクの民兵などはすべてソレイマニの助言と支援を得ていた。かれら全員が復讐行動をするはずだ。
イラクで何百万という支持者を指揮するシーア派聖職者ムクタダ・サドルは彼の軍事部門『マフディー軍』を再び活性化させる命令を出した。2004年から2010年までマフディー部隊はアメリカのイラク占領とたたかった。かれらは再びそうするだろう。
ソレイマニほどの高位指揮官のあからさまな暗殺は、イラン側による同規模の反撃が避けられない。中東や他のどこかを旅行しているすべてのアメリカ将官や高位政治家は警戒しなければならず、どこにも安全な所はない。
トランプは敵を殺害した後が大変だということを思い知るだろう。
2018年にソレイマニはイランを脅迫するトランプのツイッターへ公的に返答した。それは『あなたはわれわれが非対称戦争でどれだけ強力かご存じだ。かかって来い。あなたは戦争を始められるかも知れないが、終わりを決めるのはわれわれだ』という内容だった。
米国はこの攻撃で何も勝ちとっておらず、今後何十年にもわたり、その結果を思い知らされることになる」。
ニュージーランドのジャーナリスト・ケイトリン・ジョンストン氏は「世界大戦に火をつける可能性がある米国によるイラン軍最高司令官暗殺」と題し、さまざまな人人の見解を発信している。その主な内容は次の通り。
「非常に情報に詳しいある人に、ソレイマニ暗殺に対するイランの対応が何だろうかについて話した。これはイランによるペトレイアスやマティス暗殺に匹敵するだろうと私は主張した。だがその知人は“いいえ、これはそれより遥かに重大だ”と答えた」(米ワシントンのシンクタンク・クインシー研究所代表=トリタ・パルシ氏)
「ソレイマニは、イラン外のイラクとシリア両国で作戦をおこなうイラン革命防衛隊の司令官だ。両国でアルカイダとISISとの闘いで功績が認められている。これは非常に重大だ。アメリカは、最も尊敬されている軍人をイラク国内で暗殺することで、本質的にイランに宣戦布告した。人民動員隊のトップを殺害することで、アメリカはイラクにも更に多くの敵を作った。地域の報復があるだろう。それを防ぐことはできそうにない」(ジャーナリスト=ラニア・ハレク氏)
「これが本当なら全中東を変え得る可能性があるといっても過言ではない」(ライジング=サーガー・エンジェティ氏)
「これが事実であれば、アメリカは実質的に軍事的にロシアと中国の結びつきを確立したイランへの宣戦布告だ。これが第三次世界大戦を引き起こすといっても誇張ではない」(グレイゾン=ダン・コーエン氏)
この記事のなかではイギリスの元海軍大将ロード・ウエスト氏が昨年、デイリースター・オンラインで「イランとの戦争に勝利するには、アメリカは、百万人以上か世界中の現役米軍人員のほぼ全員が必要だろう。たとえこれが第三次世界大戦にならないにせよ、ベトナムとイラクを足したより酷いだろう」と警告したことにも触れている。
https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/15251
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html#c24
25. 中川隆[-14728] koaQ7Jey 2020年1月09日 16:36:59 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1687]
自衛隊の中東派遣見直しを 現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏が発信2020年1月9日
https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/15264
アメリカがイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害したことが引き金になって、第三次世界大戦に発展しかねないきわめて緊張した情勢があらわれ、安倍政府による自衛隊中東派遣の中止を求める世論が高まっている。この中東をめぐる情勢をどう見るかについて、現代イスラム研究センター理事長の宮田律氏が自身のフェイスブックで発信している。大手メディアが伝えない重要な内容を含んでいるため、その内容を本人の承諾を得たうえで紹介する。日付は配信日。
◇ ◇
◇標的殺害は許されない―トランプの戦争犯罪(1月3日)
イラク政府が発表した写真には、空爆で燃える車両が映っている。(3日、バグダッド)
米国のトランプ大統領は、イラン革命防衛隊の精鋭部隊「クッズ(エルサレム)部隊」のガセム・ソレイマニ(ガーセム・ソレイマーニー)司令官を殺害することを命じた。ソレイマニ司令官は、イラクやシリアでIS(「イスラム国」)との戦いに「功績」があった人物で、米国は実質上の同盟勢力の司令官を殺害したことになる。3日未明、イラク・バグダッドの国際空港でロケット弾攻撃によって同司令官は殺害されたが、この殺害がイラクの主権を侵害し、裁判も経ないでおこなわれた超法規的措置であることはいうまでもなく、国際法の観点からも許容されない。トランプ大統領はソレイマニ司令官のことを「テロリスト」と形容するが、「テロリスト」は標的殺害をおこなうトランプ大統領の方だ。
この殺害で米国はイランとの軍事的緊張を高めることになったが、トランプ大統領のウクライナ疑惑をめぐって米上院で弾劾裁判が始まる直前だった。トランプ大統領には国民の目を対外的危機に転じさせようとした意図もあるに違いない。トランプ版の『ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ』である。このアメリカ映画(1997年)は、大統領選挙期間中に明るみになった大統領のセックス・スキャンダルから国民の目をそらすために、架空の敵国アルバニアが選ばれ、アルバニアの悪辣なイメージを強調するために非道なアルバニアというイメージがねつ造され、戦争の正当性を喧伝するというコメディーだった。
イランが何らかの軍事的報復をおこなっていくことは明らかで、トランプ大統領のイラン政策は、イラン核合意から離脱したことと合わせて中東を平和や安定に導くものではまったくなく、愚かしいといわざるを得ない。イランは報復としてイラク国内のシーア派勢力に、駐イラク米国大使館を襲撃させたり、イラク駐留米軍を攻撃させることを考えたりするだろう。
米国は、ソレイマニ司令官とともに、イラクの人民動員隊のアブー・マフディ・ムハンデス副司令官も殺害したが、ムハンデス副司令官は民兵組織の指導者だけでなく、国会では四八人の議員が所属する政治連合の「アル・ファタハ」を率いていた。イラク議会が主権を侵害した米軍のイラクからの追放を決議する可能性もある。
トランプ大統領は国連安保理でも追認された核合意から離脱し、国連決議を経ない制裁強化をイランに科している。後先を考えないトランプ大統領のイラン政策が中東を米国自身も制御できない状態に置くことになっている。日本には、不合理な緊張をつくるトランプ政権の軍事行動に加担しないことが求められ、米国とイランの緊張の高まりを受けて自衛隊の中東派遣も見直したらどうだろう。
◇イスラム・シーア派 ―トランプとの闘争(1月4日)
イラク・カルバーラ(4日)
3日、イギリス労働党のジェレミー・コービン党首は、米国によるソレイマニ司令官の「暗殺」は、世界に影響を及ぼす極めて深刻で、危険な紛争をエスカレートさせるものであり、イギリス政府は米国、イラン双方に自重を求め、米国の好戦的行動とレトリックを拒絶すべきであると説いた。
米国の同盟国であるイギリスでもソレイマニ司令官の殺害が「暗殺」と受け止められているのは、当然といえば当然である。ソレイマニ司令官は、米国に例えていえば、統合参謀本部議長にも相当するような人物で、イランが激怒してもまったく不思議ではない。
トランプ政権のイラン制裁強化は、イランを核兵器保有から遠ざけるどころか、イランには核エネルギー開発を再開する動きもあり、またイランを米国のライバルであるロシアや中国に接近させ、さらにイラン国内の強硬派の立場を強化するものだ。ソレイマニ司令官の殺害は、イラクの米国や米軍施設の安全を損ねることになり、米国の国益を守ることにはまるでならない。また、ソレイマニ司令官の殺害は、米国の国際社会における影響力を低下させ、米国の内外で暮らす米国人の安全を高めることにもならない。
オサマ・ビンラディン、ムアンマル・カダフィ、サダム・フセインを殺害したことが米国の安全保障上の問題を解決したことはなかった。かえって暴力と紛争が中東地域を席巻していった。米国はソレイマニ司令官がイラクで米国に対する大規模な攻撃を計画していたと主張するが、しかし司令官は民間航空機でイラクを訪問し、バグダッドの空港ではパスポート・コントロールも受けた。
12月にイランと関係が深いイラクの民兵組織がロケット攻撃で米国の民間人1人を殺害したが、それがイランの指示を受けたものであるという証拠はなにもない。トランプ政権はこれに空爆で応じ、25人の犠牲者を出すと、親イランのデモはバグダッドの米大使館を襲撃した。
ソレイマニ司令官の暗殺はイランのナショナリズムや、シーア派の宗教感情にも火をつけることになった。イラン、イラク、パキスタン、インドではシーア派住民たちによる反米デモが発生するようになり、「米国に死を! イスラエルに死を!」が唱えられるようになった。シーア派には預言者ムハンマドの孫で、シーア派の第三代イマーム(シーア派が考える預言者の後継的指導者)のイマーム・フサインが現在のイラクのカルバラーでウマイヤ朝軍に殺害されたという殉教の精神が強くしみ込んでいる。フサインの殉教は「闇と悪」に対する戦いであり、これを現在に置き換えれば、トランプ政権の米国はシーア派の人人にとって「闇と悪」である。
◇イラクでいよいよ高まる反米の潮流(1月5日)
イラクでのソレイマニ司令官の葬儀(4日、バグダッド)
イラクでは4日、米国のドローン攻撃によって殺害されたイラン革命防衛隊のガーセム・ソレイマニ司令官と、イラク人民動員隊のムハンデス副司令官の葬儀がおこなわれた。イラクのアーディル・アブドゥルマフディー首相、ヌーリー・アル・マリキー前首相などイラク政府高官たちをはじめ、葬列には10万人が参加したという見積もりもあるほどで、イラク人の間には主権が無視され、イラク同胞、シーア派同胞が殺害されたことに対する憤りや反発がいやがうえにも高まった。
イラク人民動員隊は、2014年6月にISがモスルを支配すると、危機感を覚えたイラク政府が、イランの支援を受けておよそ40の武装集団を集めて創設した民兵組織で、イラク政府軍と連携して活動をおこない、イラク政府が民兵たちの俸給も支払っている。人民動員隊は準軍事組織で、シーア派だけでなく、ISから迫害を受けたスンニ派、クルド人、ヤジディ教徒、クリスチャンたちからも構成され、15万人の兵力がある。その副司令官を殺害されたのだからイラク人の間で反米感情が高まるのは無理がない。
イラクでは、2003年に開始されたイラク戦争、また8年半に及ぶ外国軍の駐留によって、反米感情が募り、2016年4月に明らかにされた世論調査では、93%のイラク人が米国を「敵」と考えている。今回の攻撃についても、米国はイラク政府と事前に協議したり通告したりすることなく、イスラエル、サウジアラビア、UAE(アラブ首長国連邦)と諮って実行した。4日の葬儀では、イランで革命以来聞かれていたスローガン「アメリカに死を! イスラエルに死を!」が大勢の人人によって唱えられ、普段はナショナリスティックなイラク人の間でもイラン国旗が振られる様子もあり、イランとの連帯が強調された。
司令官たちの遺体はイラク・バグダッド郊外のカーズィマイン廟に横たえられたが、ここにはシーア派第七代、第九代のイマーム(シーア派で預言者ムハンマドの後継者と考える最高指導者で、ムハンマドの血筋を引く者)の墓がある。さらに遺体は、シーア派の聖地カルバラーに運ばれて、イラク・シーア派の最高指導者アリー・シスターニ(スィースターニー)師の息子の出迎えを受けた。これは、シスターニ師もまた米国トランプ政権の措置に反発していることを表わすものだ。
イラクには兵力5000人の米軍が活動し、ISとの戦闘のためにイラク軍を訓練するというのが駐留理由になっているが、ソレイマニ司令官を殺害したことは、米国がイラクの利益よりも、イラン対策としてイラクを利用している姿勢があらためて明らかになった。米兵たちへの危険も高まったことは間違いないだろう。
イラクの首都バグダッドでの葬列(4日)
◇歴史に無知な大統領によるイラン文化財の破壊は許容できない(1月7日)
トランプ米大統領は、イランとの緊張を受けてイランの文化財を攻撃することも辞さないという考えを明らかにした。「国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)」は6日、米国もイランも調印する、文化・自然遺産を意図的に害することを禁ずる国際条約を順守すべきだという考えを明らかにした。
トランプ大統領は文化財の歴史的価値も理解していないことだろう。今年7月4日、米国の独立記念日におけるリンカーン記念堂でのスピーチで、ジョージ・ワシントンと独立戦争に触れながら、「大陸軍(Continental Army)」(独立戦争で、合衆国となった13の植民地から編成された軍隊)は、イギリスから空軍基地を奪取し、制空権を掌握したと語った。合衆国の独立は1776年、ライト兄弟が有人動力飛行に成功したのは1903年だから驚愕の発言である。トランプ大統領はなぜ2つの中国があり、朝鮮半島が分断されたという歴史的背景も知らないとも言われている。トランプ大統領は、とにかく読書をせず、書かれた文字を読むのが苦手のようだ。(「アトランティック」18年1月5日の記事)
イラン・イスファーンのイマームモスク
アケメネス朝、サーサーン(ササン)朝、サファヴィー朝の歴史も知らないに違いない。イランには22の世界文化遺産、また2つの世界自然遺産がある。文化遺産の数では米国の倍の数がある。
世界遺産の認定を行う国連教育科学文化機関(ユネスコ)の憲章前文には「戦争は人の心が起こすものだから、人の心に平和の砦を築かなければならない」とある。世界遺産は平和のシンボルであり、また戦争の歴史への反省を世界にアピールするものだ。
イランのアケメネス朝は、紀元前559年から紀元前330年まで継続した王朝で、その支配は寛容なものだった。キュロス大王、ダリウス大王の治世時代には征服した土地の人々がその宗教、習慣、商慣習を維持することを許し、また地方自治も行わせることもあった。世界遺産のペルセポリスは、アケメネス朝の神殿、宮殿、葬祭殿があったところで、国の栄華を今に伝えている。
イランのイスファハーンは、サファヴィー朝(1501〜1736年)時代に「世界の半分」とも称されるほどの繁栄を謳歌したが、イスファハーンが繁栄した様子は、現在でもかいま見ることができる。縦が50メートル、また横が300メートルの「イマーム(シャー)の広場」を中心にモスク、バザール、宮殿、また神学校が建築された。「イマームの広場」の南には「イマーム(シャー)のモスク」が、また東にはシャイフ・ロトフォッラー・モスク、北にはカイサリーヤ・バザール、さらに西にはアーリー・カープー宮殿が接している。「イマームの広場」は、現在その大部分が池からなっており、夏にはその池から水を放出する噴水が、周囲に涼感を与えている。
トランプ大統領の発言はユネスコの平和の精神をも踏みにじり、また彼にはイランだけでなく、人類が共有する文化遺産への敬意が微塵も感じられない。
https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/15264
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html#c25
26. 中川隆[-14727] koaQ7Jey 2020年1月09日 16:38:16 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1686]
友好国を敵に回す愚かな対米追従 アラブで歴史的に培われた親日感情 中東研究者が警鐘 2020年1月7日
https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/15203
中東を舞台にアメリカとイランとの一触即発、全面戦争の危機が高まり、そこに安倍政府が自衛隊を派遣しようとするなか、日本とイランとの歴史的な関係を見直し、アメリカのいいなりになって突き進むことがいかに日本の国益を失う愚かな道であるかを指摘する声があがっている。
イランをはじめとするイスラム世界の人たちは、欧米に対しては時に激しすぎるほどの敵意を示す一方で、日本に対しては親しみの感情を持っている人が多く、それは歴史的に醸成されたものだ。そのことを、現地を仕事でしばしば訪れる中東研究者や船員たちが語っている。
というのも19世紀以降、イスラム世界はイギリスやフランスなどのヨーロッパ列強によって分割・支配され、第二次大戦後はアメリカやイスラエルによる軍事侵略を受け続けてきたからだ。一方日本は、第二次大戦でアメリカによって広島と長崎に原爆を投げつけられ、国土は焦土と化し、壊滅状態になったにもかかわらず、その後めざましい復興を遂げた。イスラムの人たちのなかにはそのことへの驚きや尊敬の気持ちがあるし、とくに広島や長崎の被爆者に対しては強い同情心を持っている。また、イスラム世界に軍事介入しない平和国家・日本への共感もあるという。
原爆投下で廃墟と化した広島市街(1945年8月6日)
たとえばイランの外交官を養成する教育機関・国際関係学院では、『SADAKO』という本がイラン人のなかで広く読まれていたと、中東研究者の宮田律氏が報告している。それは2歳のときに広島で被爆し、1955年に白血病で亡くなった佐々木禎子の伝記である。1979年のイラン革命後には、アメリカの罪をあばく展示がテヘランの旧アメリカ大使館でおこなわれていたが、それは広島、長崎への原爆投下の惨状を伝える写真の紹介から始まっていた。2018年の広島原爆記念日にイランのザリーフ外相は「1945年8月6日、アメリカは、世界で初めて原子爆弾を、しかも住宅地に対して使用した国となった。あれから73年後、アメリカは自国の核兵器を大幅に開発し、NPT核兵器不拡散条約にすら署名していない。アメリカの軍国主義は、人命に対する同国の無関心ぶりと同様、今なお終わっていない」とのメッセージを発している。
苦難の中での援助
イランの歴史に刻まれた日本人
そのなかで敗戦間もない時期に、イスラム世界、ひいては世界に日本人の気概を示し、イランの人人の親日感情を醸成するのに貢献したといわれるのが、1953年の日章丸事件だ。
日章丸
1951年、イギリスがイランで操業していた石油施設を、民主的に選出されたイランのモサデク政府が国有化した。その後、1953年8月にCIAとイギリスの諜報機関MI6の工作によるクーデターでモサデク政府は転覆され、親米政府が樹立されることになるが、それまでの時期、イランの石油積み出し港ではタンカーの姿がまばらになる一方、生産された石油がだぶついて油田地帯の石油タンクは満杯になっていた。イギリスのアングロ・イラニアン石油会社(のちのBP)が他の国際石油メジャーと共謀して、イラン原油を国際市場から閉め出したからだ。
続いてイギリスは中東に軍艦を派遣し、石油を買い付けにきたタンカーを撃沈することを世界に表明、経済制裁を断行した。このとき出光はタンカー日章丸を極秘でイランに差し向け、53年4月にはイランのアバダン港に到着。原油2万200`gを満載し、海上封鎖を突破して翌5月に川崎港に帰港した。イランではこれを新聞が「快挙」と大きく報道し、日本国内でも「イランと日本の友好を象徴するもの」と称賛する世論が大きく高まったと、中東研究者が書いている。アングロ・イラニアンは積荷の所有権を主張して出光を東京地裁に提訴したが、後に取り下げた。
また、昨年末に亡くなったペシャワール会・中村哲医師の、アフガニスタンの人たちのために全身全霊を注いだ仕事も忘れることはできない。中村哲医師は1980年代に医療支援活動でパキスタンに赴任し、2001年からはアフガニスタンで井戸を掘る灌漑事業に乗り出した。治安が著しく悪化し、国際社会の関心が薄れるなかでも、支援を継続し続けた日本人の姿が、現地の人たちの中に強い印象を残したことは、中村医師に対する国境・国域をこえた追悼行事で世界中に認知されている。
自主外交できず
油田開発も経済交流も放棄
アザガデン油田(イラン西部)
ところが、アメリカに追随し、イランやイスラム世界との間で歴史的に培ってきたこうした友好関係をみずから投げ捨てる政策を、日本政府が実行してきた。その一つの典型が、2010年のアザデガン油田問題だ。
当時、アメリカのブッシュ政府はイラン敵視政策をエスカレートさせ、イランの核開発を中止させるための経済制裁に踏み出した。それ自体、アメリカの中東支配の拠点であるイスラエルの核保有は認めつつ、アメリカに対抗する国の核開発は平和目的であっても認めないダブルスタンダードにほかならない。
同年6月、国連安保理がイランの核開発に対して追加制裁決議をあげると、アメリカ政府はこれにもとづいてイラン制裁強化法を決定した。イランへの外国からの資金流入を抑えるため、石油資源開発に携わる企業や外国銀行を、制裁対象とする企業リストに加えることにしたのである。アメリカ政府は日本政府、さらに三菱UFJなど日本の3メガバンクに対し、アメリカ政府が指定するイランの企業・銀行との取引をしないよう要求した。イラン制裁強化法はアメリカの国内法だが、これを日本にも強引に適用しようとした。
すると当時の民主党・菅政府はアメリカにいわれるままにこの要求を受け入れ、9月には貿易保険の制限やエネルギー関連分野の新規投資を禁止するイラン制裁案を閣議了解した。そして翌10月、国際石油開発帝石(INPEX、筆頭株主は経産相)は、イランのアザデガン油田開発から完全撤退すると発表した。推定埋蔵量260億バレル、日産26万バレルと予想された世界最大級未開発油田の開発権の75%を取得して、「和製メジャー」誕生が期待されていたその寸前で、みずからその権益を放り出してご破算にした。
こうして日本政府はみすみす貴重な石油資源を失った。そして日本の撤退を尻目に、中国石油天然気集団(CNPC)がアザデガン油田開発権の70%を取得した。自主外交を放棄してアメリカに追随するだけなら、大事な国益を失ってしまうという事実が突きつけられた。
今回、アメリカのいいなりになって一触即発の中東に自衛隊を派遣することは、石油開発利権を失うどころではなく、自衛隊員を米軍身代わりの肉弾として差し出すことにほかならず、日本を報復攻撃の標的にさらすことにつながる。一旦戦端が切られると戦争は泥沼に陥るほかはなく、それは日本とイランの両国民に甚大な被害をもたらす事態に発展しかねない。先人たちが苦労して築いてきた日本と中東・アラブ諸国との友好関係を無にすることになる。戦争ではなく平和的解決をはかることが求められ、そのためにも独立国としての自主外交を実行することなしに、国民の生命・財産は守れないことを浮き彫りにしている。
https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/15203
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html#c26
7. 中川隆[-14726] koaQ7Jey 2020年1月09日 16:46:22 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1685]
キリスト教原理主義者 トランプ大統領の悪質な嘘を許すな
イラン革命防衛隊の精鋭クッズ部隊のカセニ・スレイマニ司令官の殺害について、トランプ大統領は、「スレイマニはアメリカの外交官や軍関係者に対して、 差し迫った邪悪な攻撃を画策していたが、 我々はその証拠を掴み、必要な行動をとった」との声明を、その殺害直後に出している。つまり、「防衛」「自衛」が目的の作戦だったのだと、 説明したのですが、この説明が真っ赤なウソであったことが、 早速報道されています。つまり、自衛ではなく、イラクの米軍基地に対する攻撃によって米軍の請負兵が一人殺害されたこと(ならびにイラク米大使館が イランの支援を受けた武装組織によって攻撃されたこと)に対する「報復」が目的だったとのこと。
トランプ大統領は、イラク米大使館が攻撃されたのがTV放送されたのを目にして、「大統領選にも響くのではないかと恐れた」から、過剰なスレイマニ司令官作戦を するように指示したと伝えられています。
トランプ大統領は、ソレイマニ司令官殺害の理由を「彼が米国の外交官と軍人への攻撃を企てていたため防衛措置をとった」としたが、イラクのアブドルマハディ首相は、米軍の攻撃を受けた日はイランとサウジアラビアの関係修復の仲介役として、サウジ側のメッセージをイランに送り、それに対するイラン側の返事をソレイマニ司令官から受けとる予定であったことを議会で証言した。
ソレイマニ司令官が殺害されたのは、サウジへの返書をイラクの首相に渡すためにバグダッドを訪れた直後であり、米国の空爆による司令官殺害は「防衛措置」どころか、両国の和平の機会を潰したことを意味する。イラク首相は「私が返書を受けとる前に彼は殺された。政治的な暗殺だった」と米国のテロを批判した。
ソレイマーニーと一緒にPMU(人民動員軍)のアブ・マフディ・ムハンディ副司令官も殺された。そのPMUの施設をアメリカ軍は12月29日に空爆、25名以上の戦闘員を殺したと伝えられているが、この攻撃にもイスラエルが関与していたと言われている。
アメリカやイスラエルがPMUを憎悪する理由のひとつは、この2カ国が手先として使ってきたダーイッシュ(イスラム国、IS、ISIS、ISILとも表記)を殲滅する上で重要な役割を果たしたからだという。
今回の暗殺でサウジアラビアも注目されている。その切っ掛けはイラク首相のアディル・アブドゥル-マフディの発言。昨年の10月上旬にサウジアラビアはイランと緊張緩和について話し合うことをイラク首相に約束しているが、そのサウジアラビアからの申し出に対する回答をソレイマーニーは持ってイラクを訪問したというのだ。中東の緊張緩和をアメリカとイスラエルは嫌ったということになる。
アメリカの親イスラエル派に属すネオコンは1980年代からイラク、シリア、イランを制圧する計画を持っていた。まずイラクのサダム・フセイン政権を倒して親イスラエル体制を築き、トルコ、イラク、ヨルダンの親イスラエル国帯でシリアとイランを分断、その上で両国を破壊するというものだった。 ウェズリー・クラーク元欧州連合軍(現在のNATO作戦連合軍)最高司令官によると、ネオコンの中心グループを形成するひとりのポール・ウォルフォウィッツは、1991年の段階でイラク、シリア、イランを殲滅すると語っている。(3月、10月)
イスラエルに中東全域を制圧させようというわけだが、それが実現できればイスラエルが中東のエネルギー資源を握ることになる。必然的にイスラエルは圧倒的な支配力を手に入れることになるが、そうした野望は崩れ、ウォルフォウィッツの世界制覇プランは破綻した。アメリカ政治の表舞台で主役を演じてきた民主党と共和党の芝居は幕が下り始めている。現在、ドナルド・トランプ政権でイラン攻撃を含む好戦的な政策を推進しているのはマイク・ペンス副大統領、マイク・ポンペオ国務長官、マーク・エスパー国防長官だろう。 このグループと同じ考え方だったジョン・ボルトンは2019年9月に国家安全保障補佐官を解任された。そのボルトンがNSC(国家安全保障会議)へ引き込んだリチャード・ゴールドバーグは、ソレイマーニー暗殺の翌日にNSCを「個人的理由」で辞めたと伝えられた。
この人びとは単に好戦的というだけでなく、ユダヤ人至上主義の信奉者でもある。アーリア人とアーリア至上主義者が違うように、ドイツ人とドイツ至上主義者が違うように、ユダヤ人とユダヤ至上主義者は本質的に違う。 ユダヤ至上主義の歴史は古く、そうした考えを否定したユダヤ人のひとりがイエスだった。
キリスト教世界で最も影響力を持っている文書はヨハネの黙示録だと言われている。しかも原著者でなく、後に加筆した人物の記述。田川健三によると、その加筆した人物は狂信的なユダヤ民族主義者で、ユダヤ民族以外はすべて殺しつくさるべしと繰り返し、世界中の異邦人が滅ぼしつくされ、殺しつくされ、ユダヤ人、あるいはユダヤ主義キリスト信者のみ救われることを願っている。
実際、キリスト教の影響下にある欧米諸国は侵略、破壊、殺戮、略奪を繰り返してきた。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/424.html#c7
8. 中川隆[-14725] koaQ7Jey 2020年1月09日 17:21:38 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1684]
キリスト教原理主義者 トランプ大統領の悪質な嘘を許すな
イラン革命防衛隊の精鋭クッズ部隊のカセニ・スレイマニ司令官の殺害について、トランプ大統領は、「スレイマニはアメリカの外交官や軍関係者に対して、 差し迫った邪悪な攻撃を画策していたが、 我々はその証拠を掴み、必要な行動をとった」との声明を、その殺害直後に出している。つまり、「防衛」「自衛」が目的の作戦だったのだと、 説明したのですが、この説明が真っ赤なウソであったことが、 早速報道されています。つまり、自衛ではなく、イラクの米軍基地に対する攻撃によって米軍の請負兵が一人殺害されたこと(ならびにイラク米大使館が イランの支援を受けた武装組織によって攻撃されたこと)に対する「報復」が目的だったとのこと。
12月31日のバグダッドの米国大使館に対する非武装イラク人の抗議や攻撃は、12月29日にイラク民兵軍を25人殺害し、50人以上負傷させた米軍の攻撃に対する報復だった。
トランプ大統領は、イラク米大使館が攻撃されたのがTV放送されたのを目にして、「大統領選にも響くのではないかと恐れた」から、過剰なスレイマニ司令官作戦を するように指示したと伝えられています。
トランプ大統領は、ソレイマニ司令官殺害の理由を「彼が米国の外交官と軍人への攻撃を企てていたため防衛措置をとった」としたが、イラクのアブドルマハディ首相は、米軍の攻撃を受けた日はイランとサウジアラビアの関係修復の仲介役として、サウジ側のメッセージをイランに送り、それに対するイラン側の返事をソレイマニ司令官から受けとる予定であったことを議会で証言した。
ソレイマニ司令官が殺害されたのは、サウジへの返書をイラクの首相に渡すためにバグダッドを訪れた直後であり、米国の空爆による司令官殺害は「防衛措置」どころか、両国の和平の機会を潰したことを意味する。イラク首相は「私が返書を受けとる前に彼は殺された。政治的な暗殺だった」と米国のテロを批判した。
ソレイマーニーと一緒にPMU(人民動員軍)のアブ・マフディ・ムハンディ副司令官も殺された。そのPMUの施設をアメリカ軍は12月29日に空爆、25名以上の戦闘員を殺したと伝えられているが、この攻撃にもイスラエルが関与していたと言われている。
アメリカやイスラエルがPMUを憎悪する理由のひとつは、この2カ国が手先として使ってきたダーイッシュ(イスラム国、IS、ISIS、ISILとも表記)を殲滅する上で重要な役割を果たしたからだという。
今回の暗殺でサウジアラビアも注目されている。その切っ掛けはイラク首相のアディル・アブドゥル-マフディの発言。昨年の10月上旬にサウジアラビアはイランと緊張緩和について話し合うことをイラク首相に約束しているが、そのサウジアラビアからの申し出に対する回答をソレイマーニーは持ってイラクを訪問したというのだ。中東の緊張緩和をアメリカとイスラエルは嫌ったということになる。
アメリカの親イスラエル派に属すネオコンは1980年代からイラク、シリア、イランを制圧する計画を持っていた。まずイラクのサダム・フセイン政権を倒して親イスラエル体制を築き、トルコ、イラク、ヨルダンの親イスラエル国帯でシリアとイランを分断、その上で両国を破壊するというものだった。 ウェズリー・クラーク元欧州連合軍(現在のNATO作戦連合軍)最高司令官によると、ネオコンの中心グループを形成するひとりのポール・ウォルフォウィッツは、1991年の段階でイラク、シリア、イランを殲滅すると語っている。(3月、10月)
イスラエルに中東全域を制圧させようというわけだが、それが実現できればイスラエルが中東のエネルギー資源を握ることになる。必然的にイスラエルは圧倒的な支配力を手に入れることになるが、そうした野望は崩れ、ウォルフォウィッツの世界制覇プランは破綻した。アメリカ政治の表舞台で主役を演じてきた民主党と共和党の芝居は幕が下り始めている。現在、ドナルド・トランプ政権でイラン攻撃を含む好戦的な政策を推進しているのはマイク・ペンス副大統領、マイク・ポンペオ国務長官、マーク・エスパー国防長官だろう。 このグループと同じ考え方だったジョン・ボルトンは2019年9月に国家安全保障補佐官を解任された。そのボルトンがNSC(国家安全保障会議)へ引き込んだリチャード・ゴールドバーグは、ソレイマーニー暗殺の翌日にNSCを「個人的理由」で辞めたと伝えられた。
この人びとは単に好戦的というだけでなく、ユダヤ人至上主義の信奉者でもある。アーリア人とアーリア至上主義者が違うように、ドイツ人とドイツ至上主義者が違うように、ユダヤ人とユダヤ至上主義者は本質的に違う。 ユダヤ至上主義の歴史は古く、そうした考えを否定したユダヤ人のひとりがイエスだった。
キリスト教世界で最も影響力を持っている文書はヨハネの黙示録だと言われている。しかも原著者でなく、後に加筆した人物の記述。田川健三によると、その加筆した人物は狂信的なユダヤ民族主義者で、ユダヤ民族以外はすべて殺しつくさるべしと繰り返し、世界中の異邦人が滅ぼしつくされ、殺しつくされ、ユダヤ人、あるいはユダヤ主義キリスト信者のみ救われることを願っている。
実際、キリスト教の影響下にある欧米諸国は侵略、破壊、殺戮、略奪を繰り返してきた。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/424.html#c8
155. 中川隆[-14724] koaQ7Jey 2020年1月09日 18:24:03 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1683]
2020-01-05
医学的に「健康に良い食べ物」は5つしかない
http://blog.sizen-kankyo.com/blog/2020/01/4476.html
テレビや雑誌、インターネットなどにあふれる健康情報には、信頼できるものからそうでないものまで様々なものがあります。その中で、あやしい情報に振り回されないようにするには、科学的根拠に基づいた情報の選択が重要です。健康食品などの宣伝や広告で見られる「医師が勧めている」や「学会で効果が発表された」といった謳い文句は、本当に信頼できるものなのでしょうか?
『医学的に「健康に良い食べ物」は5つしかない』
https://news.livedoor.com/article/detail/14621717/
より引用します。
一見正しそうな「科学的根拠のない健康情報」に惑わされてしまわないためには?
健康になるためにと果汁100%のジュースを飲んでいる人がいる。また、βカロテンやリコピンといった成分を気にしている人も多い。テレビ番組などで紹介された食材を意識的に多く摂る人もいるだろう。
実は、生の果物をそのまま食べるのは健康に良いが、果汁100%のフルーツジュースは健康に悪いことが、複数の研究からわかっている。βカロテンやリコピンといった成分が体に良いという科学的証拠(エビデンス)はない。
さまざまな食材をエビデンスベースで5グループに分類し、「体に良い食品」と「体に悪い食品」を明らかにした『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』を上梓したUCLA助教授の津川友介氏に、本当に正しい健康情報の読み方を解説してもらう。
ちまたには科学的根拠がない健康情報があふれている
インターネットの発展もあり、健康に関する情報が入手しやすくなったが、その一方で多くの間違った情報もあふれかえるようになってしまった。はたして、今あなたが信じている健康情報は本当に正しい情報だろうか?
「科学的根拠のない健康情報」とは、一見正しそうな以下のようなものが該当する。
@ 炭水化物は健康に悪く、食べると太る。
A βカロテンやリコピンは健康に良い。
B 果汁100%のフルーツジュースは健康に良い。
これらはすべて間違いと言っていい。
「炭水化物は健康に悪く、食べると太る」という考え方は、実は正確ではない。炭水化物の中にも「健康に良く、食べてもあまり太らない炭水化物」(健康に良い炭水化物)と、「健康に悪く、食べると太る炭水化物」(健康に悪い炭水化物)があるからである
(参照「最先端の医学では『白米は体に悪い』が常識だ」)。
https://toyokeizai.net/articles/-/215982
「健康に良い炭水化物」とは、玄米、全粒粉、蕎麦のように精製されていない炭水化物のことであり、
「健康に悪い炭水化物」とは、白米、小麦粉、うどんのように精製されている炭水化物(砂糖もこれに含まれる)のことである。
βカロテンを含んだ緑黄色野菜そのものは病気の予防に役立つと考えられているものの、緑黄色野菜からβカロテンを抽出しサプリメントとして摂取すると、逆に膀胱(ぼうこう)がんや肺がん(ただし喫煙者に限る)の発症率が高まることが、複数の研究によって明らかになっている。
リコピンに関しては有害であるという研究結果がないだけまだましかもしれないが、抽出されたリコピンを摂取することで病気を予防したり死亡率を下げたりするということを示した研究はない(リコピン摂取によって悪玉【LDL】コレステロールが減ったという小規模な研究が2007年と2013年に発表されたが、実際に脳梗塞などの病気を予防したという研究結果はない)。どのような「食品」を食べるのかが重要であり、それに含まれる「成分」にとらわれてはいけないということを教えてくれるよい例である。
「果汁100%のフルーツジュースが健康に良い」という考え方も正しくない。実はフルーツジュースと加工されていない果物とでは、健康に対する影響が180度異なることがわかっているのだ。
最新の研究によると、フルーツジュースを多く飲んでいる人ほど糖尿病のリスクが高い一方で、果物の摂取量が多い人ほど糖尿病のリスクは低いことが明らかになっている。
果物の中でも、ブルーベリー、ブドウ、リンゴを食べている人では特に糖尿病のリスクが低い。体重との関係においても、フルーツジュースを飲む人ほど体重が増加している傾向がある一方で、果物を食べている人ほど体重は減少していると報告されている。
医師や栄養士が正しいとは限らない
「でも、医者や栄養士がそう言っていたのに……」と思う方もいるかもしれない。専門の資格を持っていると正しいことを発信しているように見えるが、残念ながらそうとは限らない。
医学部ではあまり食事や栄養のことを習わないため、医師は食事に関するきちんとした知識を持っていないことも多い。2008年に行われた調査の結果、アメリカの医学部のわずか27%でしか最低限(年間25時間)の食事や栄養に関する授業が行われていなかったことが明らかになっている。
アメリカの医学部ですら、食事と栄養のことを十分時間をかけて教えていないことが問題視されているのだが、日本ではもっと遅れていると思われる。
栄養士は、「このような食事をすれば健康になる」というルールを一般人に指導することに関しては秀でているが、そのルールがそもそも本当に科学的根拠に基づく正しいものであるかどうかを判断するために必要な専門知識(統計学や疫学と呼ばれる学問)を持っていない人もいる。
また、「〇〇が健康に良い」という情報は、商品の売り上げに大きな影響力を持つため、科学的根拠のない健康情報がマーケティングの一環として利用されてしまっているという側面があることも忘れてはならない。
健康に良いかどうかで5つのグループに分けて考える
すごく単純化して考えてみると、すべての食品は5つのグループに分けられる。
健康に良いことが複数の研究で明らかになっている食品をグループ1として、健康に対して悪影響があることが複数の研究で示されているものをグループ5とする。
論文はあるものの少数の研究でしか健康に良い可能性が示唆されていない食品はグループ2、
逆に少数の研究で健康に悪い可能性が示唆されている食品はグループ4、
そのどちらにも当てはまらず、健康へのメリットもデメリットも報告されていない食品がグループ3である。
そうすると、私たちが日々口にしている食品のほとんどは中間のグループ(グループ2、3、4)に該当することがわかる。
皆さんが新聞やテレビなどのメディアで毎日のように目にしている「体に良いということが最新の研究で明らかになった」とうたわれる食品のほとんどはグループ2の食品である。
つまり、健康に良いという研究結果が1つ2つあるかもしれないが、本当に体に良いのかどうかまだ確定的なことは言えない段階の食品である。数カ月後には同じ食品が「最新の研究で健康に悪いことがわかりました」というニュースを目にすることになるかもしれないし、実際にそういったことはしばしば起こる。
そのような「賞味期限の短い健康情報」に一喜一憂することにあまり意味はない。目新しさや話題性はないかもしれないが、やはりすでに健康に良いことが長年の研究から支持されている食品を日々の食事に取り入れることこそが重要だと言えるだろう。
長生きするためには、科学的根拠に基づいた正しい食事をとることが最も確実である。どのような食事をとれば、がんや脳卒中などの病気になりにくくなり、長生きできるようになるかに関しては数多くの研究結果が存在している。
この、科学的根拠に基づいた本当に健康になれる食事を理解しておけば、ちまたにあふれる「最新の研究結果によると……」という枕詞ではじまる玉石混淆な情報に惑わされることもなくなるだろう。この分野における研究の数は多く、科学的根拠の層が厚いため、1つ2つの「最新の研究」によって結論が覆ることは考えにくいからだ。
不動の「本当に健康に良い食品」5つ
では、具体的にどのような食事すればよいのだろうか。健康になりたければ、前述のグループ5の健康に悪い食品をグループ1の健康に良い食品と置き換えればよい。
数多くの信頼できる研究によって本当に健康に良い(=脳卒中、心筋梗塞、がんなどのリスクを下げる)と現在考えられている食品は、
@魚、
A野菜と果物(フルーツジュース、ジャガイモは含まない)、
B茶色い炭水化物、
Cオリーブオイル、
Dナッツ類の5つである。
逆に、健康に悪いと考えられているのは、@赤い肉(牛肉や豚肉のこと。鶏肉は含まない。ハムやソーセージなどの加工肉は特に体に悪い)、A白い炭水化物、Bバターなどの飽和脂肪酸の3つである。
つまり、白米や小麦粉を使った白いパン、うどんといった精製された炭水化物、牛肉や豚肉、バターは避け、玄米や全粒粉を使ったパン、蕎麦、魚、野菜、果物、オリーブオイル、ナッツなどに置き換えるということだ。
このような食事をすることで、脳卒中、心筋梗塞、がんなどの病気を減らし、健康を維持したまま長生きする確率を上げることができる。
注意してほしいのは、私は加工肉、赤い肉、白い炭水化物などは「体に良くない」と説明しているのであって、「食べるべきではない」と主張しているのではないということだ。
甘いものが好きな人にとっては甘いものを食べることで幸せな気持ちになり、幸福度が上がるかもしれない。そういう人にとっては、甘いものをゼロにすることで健康にはなるけれども人生がまったく楽しくなくなってしまうこともあるだろう。
そのような場合には、幸福度と健康をてんびんにかけて、毎日少量の甘いものを食べるという食事を選択することも合理的な判断だろう。食事によって得られるメリットとデメリットを十分理解したうえで、何を食べるかを選択すべきだろう。
http://blog.sizen-kankyo.com/blog/2020/01/4476.html
http://www.asyura2.com/13/health16/msg/134.html#c155
334. 中川隆[-14723] koaQ7Jey 2020年1月09日 18:24:33 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1682]
2020-01-05
医学的に「健康に良い食べ物」は5つしかない
http://blog.sizen-kankyo.com/blog/2020/01/4476.html
テレビや雑誌、インターネットなどにあふれる健康情報には、信頼できるものからそうでないものまで様々なものがあります。その中で、あやしい情報に振り回されないようにするには、科学的根拠に基づいた情報の選択が重要です。健康食品などの宣伝や広告で見られる「医師が勧めている」や「学会で効果が発表された」といった謳い文句は、本当に信頼できるものなのでしょうか?
『医学的に「健康に良い食べ物」は5つしかない』
https://news.livedoor.com/article/detail/14621717/
より引用します。
一見正しそうな「科学的根拠のない健康情報」に惑わされてしまわないためには?
健康になるためにと果汁100%のジュースを飲んでいる人がいる。また、βカロテンやリコピンといった成分を気にしている人も多い。テレビ番組などで紹介された食材を意識的に多く摂る人もいるだろう。
実は、生の果物をそのまま食べるのは健康に良いが、果汁100%のフルーツジュースは健康に悪いことが、複数の研究からわかっている。βカロテンやリコピンといった成分が体に良いという科学的証拠(エビデンス)はない。
さまざまな食材をエビデンスベースで5グループに分類し、「体に良い食品」と「体に悪い食品」を明らかにした『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』を上梓したUCLA助教授の津川友介氏に、本当に正しい健康情報の読み方を解説してもらう。
ちまたには科学的根拠がない健康情報があふれている
インターネットの発展もあり、健康に関する情報が入手しやすくなったが、その一方で多くの間違った情報もあふれかえるようになってしまった。はたして、今あなたが信じている健康情報は本当に正しい情報だろうか?
「科学的根拠のない健康情報」とは、一見正しそうな以下のようなものが該当する。
@ 炭水化物は健康に悪く、食べると太る。
A βカロテンやリコピンは健康に良い。
B 果汁100%のフルーツジュースは健康に良い。
これらはすべて間違いと言っていい。
「炭水化物は健康に悪く、食べると太る」という考え方は、実は正確ではない。炭水化物の中にも「健康に良く、食べてもあまり太らない炭水化物」(健康に良い炭水化物)と、「健康に悪く、食べると太る炭水化物」(健康に悪い炭水化物)があるからである
(参照「最先端の医学では『白米は体に悪い』が常識だ」)。
https://toyokeizai.net/articles/-/215982
「健康に良い炭水化物」とは、玄米、全粒粉、蕎麦のように精製されていない炭水化物のことであり、
「健康に悪い炭水化物」とは、白米、小麦粉、うどんのように精製されている炭水化物(砂糖もこれに含まれる)のことである。
βカロテンを含んだ緑黄色野菜そのものは病気の予防に役立つと考えられているものの、緑黄色野菜からβカロテンを抽出しサプリメントとして摂取すると、逆に膀胱(ぼうこう)がんや肺がん(ただし喫煙者に限る)の発症率が高まることが、複数の研究によって明らかになっている。
リコピンに関しては有害であるという研究結果がないだけまだましかもしれないが、抽出されたリコピンを摂取することで病気を予防したり死亡率を下げたりするということを示した研究はない(リコピン摂取によって悪玉【LDL】コレステロールが減ったという小規模な研究が2007年と2013年に発表されたが、実際に脳梗塞などの病気を予防したという研究結果はない)。どのような「食品」を食べるのかが重要であり、それに含まれる「成分」にとらわれてはいけないということを教えてくれるよい例である。
「果汁100%のフルーツジュースが健康に良い」という考え方も正しくない。実はフルーツジュースと加工されていない果物とでは、健康に対する影響が180度異なることがわかっているのだ。
最新の研究によると、フルーツジュースを多く飲んでいる人ほど糖尿病のリスクが高い一方で、果物の摂取量が多い人ほど糖尿病のリスクは低いことが明らかになっている。
果物の中でも、ブルーベリー、ブドウ、リンゴを食べている人では特に糖尿病のリスクが低い。体重との関係においても、フルーツジュースを飲む人ほど体重が増加している傾向がある一方で、果物を食べている人ほど体重は減少していると報告されている。
医師や栄養士が正しいとは限らない
「でも、医者や栄養士がそう言っていたのに……」と思う方もいるかもしれない。専門の資格を持っていると正しいことを発信しているように見えるが、残念ながらそうとは限らない。
医学部ではあまり食事や栄養のことを習わないため、医師は食事に関するきちんとした知識を持っていないことも多い。2008年に行われた調査の結果、アメリカの医学部のわずか27%でしか最低限(年間25時間)の食事や栄養に関する授業が行われていなかったことが明らかになっている。
アメリカの医学部ですら、食事と栄養のことを十分時間をかけて教えていないことが問題視されているのだが、日本ではもっと遅れていると思われる。
栄養士は、「このような食事をすれば健康になる」というルールを一般人に指導することに関しては秀でているが、そのルールがそもそも本当に科学的根拠に基づく正しいものであるかどうかを判断するために必要な専門知識(統計学や疫学と呼ばれる学問)を持っていない人もいる。
また、「〇〇が健康に良い」という情報は、商品の売り上げに大きな影響力を持つため、科学的根拠のない健康情報がマーケティングの一環として利用されてしまっているという側面があることも忘れてはならない。
健康に良いかどうかで5つのグループに分けて考える
すごく単純化して考えてみると、すべての食品は5つのグループに分けられる。
健康に良いことが複数の研究で明らかになっている食品をグループ1として、健康に対して悪影響があることが複数の研究で示されているものをグループ5とする。
論文はあるものの少数の研究でしか健康に良い可能性が示唆されていない食品はグループ2、
逆に少数の研究で健康に悪い可能性が示唆されている食品はグループ4、
そのどちらにも当てはまらず、健康へのメリットもデメリットも報告されていない食品がグループ3である。
そうすると、私たちが日々口にしている食品のほとんどは中間のグループ(グループ2、3、4)に該当することがわかる。
皆さんが新聞やテレビなどのメディアで毎日のように目にしている「体に良いということが最新の研究で明らかになった」とうたわれる食品のほとんどはグループ2の食品である。
つまり、健康に良いという研究結果が1つ2つあるかもしれないが、本当に体に良いのかどうかまだ確定的なことは言えない段階の食品である。数カ月後には同じ食品が「最新の研究で健康に悪いことがわかりました」というニュースを目にすることになるかもしれないし、実際にそういったことはしばしば起こる。
そのような「賞味期限の短い健康情報」に一喜一憂することにあまり意味はない。目新しさや話題性はないかもしれないが、やはりすでに健康に良いことが長年の研究から支持されている食品を日々の食事に取り入れることこそが重要だと言えるだろう。
長生きするためには、科学的根拠に基づいた正しい食事をとることが最も確実である。どのような食事をとれば、がんや脳卒中などの病気になりにくくなり、長生きできるようになるかに関しては数多くの研究結果が存在している。
この、科学的根拠に基づいた本当に健康になれる食事を理解しておけば、ちまたにあふれる「最新の研究結果によると……」という枕詞ではじまる玉石混淆な情報に惑わされることもなくなるだろう。この分野における研究の数は多く、科学的根拠の層が厚いため、1つ2つの「最新の研究」によって結論が覆ることは考えにくいからだ。
不動の「本当に健康に良い食品」5つ
では、具体的にどのような食事すればよいのだろうか。健康になりたければ、前述のグループ5の健康に悪い食品をグループ1の健康に良い食品と置き換えればよい。
数多くの信頼できる研究によって本当に健康に良い(=脳卒中、心筋梗塞、がんなどのリスクを下げる)と現在考えられている食品は、
@魚、
A野菜と果物(フルーツジュース、ジャガイモは含まない)、
B茶色い炭水化物、
Cオリーブオイル、
Dナッツ類の5つである。
逆に、健康に悪いと考えられているのは、@赤い肉(牛肉や豚肉のこと。鶏肉は含まない。ハムやソーセージなどの加工肉は特に体に悪い)、A白い炭水化物、Bバターなどの飽和脂肪酸の3つである。
つまり、白米や小麦粉を使った白いパン、うどんといった精製された炭水化物、牛肉や豚肉、バターは避け、玄米や全粒粉を使ったパン、蕎麦、魚、野菜、果物、オリーブオイル、ナッツなどに置き換えるということだ。
このような食事をすることで、脳卒中、心筋梗塞、がんなどの病気を減らし、健康を維持したまま長生きする確率を上げることができる。
注意してほしいのは、私は加工肉、赤い肉、白い炭水化物などは「体に良くない」と説明しているのであって、「食べるべきではない」と主張しているのではないということだ。
甘いものが好きな人にとっては甘いものを食べることで幸せな気持ちになり、幸福度が上がるかもしれない。そういう人にとっては、甘いものをゼロにすることで健康にはなるけれども人生がまったく楽しくなくなってしまうこともあるだろう。
そのような場合には、幸福度と健康をてんびんにかけて、毎日少量の甘いものを食べるという食事を選択することも合理的な判断だろう。食事によって得られるメリットとデメリットを十分理解したうえで、何を食べるかを選択すべきだろう。
http://blog.sizen-kankyo.com/blog/2020/01/4476.html
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/764.html#c334
12. 中川隆[-14728] koaQ7Jey 2020年1月09日 18:52:45 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1687]
「PP3/250 = PX4」に酷似した音の出力管「6AR6」
「地震情報」が取り持った新しい真空管アンプ -
「音楽&オーディオ」の小部屋 2019年05月21日
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/688.html#cbtm
あれは2週間ほど前のことだったろうか。
「東北地方に地震」とのテロップがテレビに流れたのでさっそく「北国の真空管博士」に電話して安否をご確認。
「御無事でしたか?」「ハイ、それほど揺れた感じはありませんでしたよ」
「貴重な真空管は大丈夫でしたかね?」「アハハ、被害はありませんでした」
笑われたところをみると、ホンネがバレたかな(笑)。
博士の所蔵される古典管は極めて珍しい希少管ばかりだし程度のいいものが”わんさ”とあるので地震と聞くと気になって仕方がない。
ものはついでと「何か目新しい情報はありませんか」とお訊ねすると、
「はい、このところ古典管が品薄になってきているので、比較的手に入りやすい球で代用できるものがないか、もっぱらチェックしています。
アッ、そうそう、チューブ・オーディオ・ラボさんが新しいアンプを作られたそうですよ。出力管は6AR6です。
〇〇さんにはなじみの薄い球でしょうが、3極管接続にすると「PP3/250=PX4」そっくりの特性になります。あなたが大好きなブリティッシュサウンドに変身しますよ。」
「ほう、それはぜひ試聴してみたいですね!」「それなら連絡をとってみましょう」
そして、すぐに博士から出力管「6AR6」についてメールが届いた。
「6AR6は1945年にベル研究所(WE)によってWE350Bの後継管として開発されたようです。 当時WE350Bはその信頼性の高さからレーダーの掃引用として使われていました。
しかしWE350Bは大型のため機器の小型化には問題が有りバルブを小型化した特殊なWE350B互換球を使用していたようです。
そこでレーダーに最適なコンパクトかつ信頼性の高い球として6AR6が開発されたわけです。 6AR6は極初期にWEが少量生産したのみでその後はTungsolに引き継がれました。
数社が製造したようですが圧倒的にTungsol製が多いです。 ビーム管として極めて優秀な6AR6ですが、私が検証したところ三極管接続にすると英国を代表する古典管の銘管PP3/250とほぼ同じ動作をするのです。
今回のチューブ・オーディオ・ラボさんによる6AR6シングルアンプは6FD7アンプ同様極力シンプルな構成として6AR6の素顔を存分に堪能できる内容となっています。
良質なインターステージトランスを使用して古典に倣った回路構成とすれば米系出力管でありながらブリティッシュ・サウンドが聴けるかもしれませんので今後の発展が楽しみです。」
とのことだった。
文中の「PP3/250」(英国マツダ)だが、めったにオークションに出てくることも無く古典管マニア垂涎の球としてつとに知られている希少管である。
我が家では英国系の出力管として「PX25=PP5/400」を愛用しているが、人によっては「PP3/250=PX4」の方が好きという方もいるほどで実力伯仲といったところだろう。
古典管の泰山北斗「博士」折り紙付きの「6AR6」アンプなので期待に胸を膨らませていたところ、昨日(20日)になって新アンプが我が家に到着した。
構成は初段管が「6SL7」、出力管が「6AR6」、整流管が「6BY5GA」。出力トランスは今どき珍しい「手巻き」で知られる「TSM Products」製。
さっそくスピーカーをJBLの「D123+075」で聴いてみたところ、ウ〜ン、これは素晴らしい!(笑)
パワー感、情報量、透明感、分解能など何ら不足を感じない。欠点のないアンプとはこういうアンプを指すのだろうか。
取り分け「PP3/250」と同じ動作をするという「6AR6」の中高音域の艶は流石で、アメリカ球なのにイギリス系のほのかな色香を感じさせるのが不思議。
これまで「PP3/250」アンプを聴いたことがないが、おそらく同等か、いやもしかしてそれ以上ではなかろうかと思わず夢が膨らんだ。
次にスピーカーを「AXIOM80」にして聴いてみた。
すると中高音域の情報量が多いせいかやや暴れ気味の感じがしたので取り付けている「AXIOM80」(復刻版)から「最初期版」への変更の必要性を感じたが、念のためにと前段管(6SL7)を「シルヴァニア」から手持ちの「STC」の「CV569=ECC35=6SL7」に代えてみたところ見事に暴れが収まって心地よい響きになったのには驚いた。
左がシルヴァニア(アメリカ)、右がSTC(英国)。
いずれにしても、JBLシステムもAXIOM80も気が遠くなるほどうまく鳴ってくれる!(我が家の試聴環境ではという条件付きです)
さあ、あとは購入するかどうか大いに心が揺れ動くが決め手は「懐」次第といったところですね。とりあえず「予約1号」として登録しておくことにしよう(笑)。
最後に、出来るだけ多くの方に聴いていただきたい(製作者)とのことなので、貸出しOKのようですよ。
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/688.html#cbtm
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チューブオーディオラボ
http://shinkuukan2.web.fc2.com/
「チューブオーディオラボ」の真空管アンプ販売代理店 理想のオーディオ研究所
http://www.arisan58.com/
チューブオーディオラボ 6AV5GAシングルステレオアンプの製作
【更新 5/6】紆余曲折・・・完成です。
さて、紆余曲折・・・6AV5GAから6AR6WAアンプに・・・
6AV5GAでのトラブルは、球個体が原因かも知れません。
変更は正解か・・・ご視聴いただき評価を頂きたいと思います。
当工房としては、よい選択(管球交換)だったと思います。
http://shinkuukan2.web.fc2.com/2019/11/2019_11.html#NEW
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武者修行の旅〜タンノイ・オートグラフ〜 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2019年05月23日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/7934a92e2749eaf1f95735b28092329d
前回からの続きです。
正直言って「期待度7割ぐらい」の気持ちで待ち受けていた新しい「6AR6」アンプだったが、想像以上に我が家のシステムにピッタリくるアンプだった。
北国の真空管博士に「とても素晴らしいアンプですね!とりわけ低音域が充実していますよ」と情報交換するうちにこのアンプ開発の全貌が見えてきた。
希少化し、高騰の一途を辿る古典管の代わりに比較的手に入りやすい球で「古典管の音を再現する」というのが今回の新アンプの狙いだったそうだ。
また非常にシンプルな構成になっているのは「素性のいい真空管」だからこそあまり弄らずに素材を素直に生かしたい。逆の言い方をすれば真空管の素性が悪ければ回路が余計に複雑になる(笑)。
さらに低音域が充実している理由は画像をご覧のとおり「大型の電源トランス」と、しっかりとした能力を持つ「整流管」の効果によるものだそうだ。なんやかや言ってみても真空管アンプの低音域はこの二つで運命がおおかた決まるみたいですよ。
なお、初めは出力管 6AV5GA を予定していたがどうしてもうまく鳴ってくれず、博士のご提案で「6AR6」の三極管接続で最終的に功を奏したとのこと。
これまで幾多の真空管が生産されてきたが、まだまだ「音のいい球」って使い方次第でどこに転がっているかわかりませんねえ。
真空管の世界はとても奥が深いです。有名ではないけれど、こういう埋もれた球が次々に発掘されて古典管の優雅な世界を楽しめるのはとてもいいことです!
じっくりと腰を据えて半日ほど聴かせてもらううちにこのアンプをぜひ「タンノイ・オートグラフ」で聴いてみたい衝動にかられた。
そこでオーディオ仲間のMさん(大分市)に電話してみた。
「試聴用の新しい真空管アンプが来ましたので鳴らしてみたところとてもいい具合です。力強くて豊かな音を出すのでオートグラフで聴いてみたくなりました。よろしかったらアンプを持参しますので聴かせてもらえませんか?」
「ハイ、明日(21日)は午後3時から運動ジムに行きますのでそれまでならいいですよ。」と一つ返事だった。
Mさんは市内中心部で旅館業を営まれており比較的自由時間も豊富なので話が早い。
ご自宅には2種類のスピーカーがあって「オートグラフ」と「クリプッシュホーン」。
大のレコード党で3台のプレイヤーを駆使されておりイコライザーアンプもカンノのアンプをはじめ数知れず。
21日(火)は前日までの梅雨を思わせるような雨がすっかり上がってからりとした好天気に恵まれた。
クルマで30分ほどできっかり13時に到着。
持ち運びに便利な比較的小型のアンプなので実に助かる。この歳になるとどんなに音がいいアンプでも「大きくて重たい」アンプは「使う気になれないっ!」。
どこかのCMで「字が小さすぎて読めないっ!」というのがありましたね(笑)。
さっそく新藤ラボの「KT88プッシュプル」(モノ×2台)を外してセッティング完了。
システムの概要はカートリッジがEMT、イコライザーアンプは「カンノ」プリアンプはマランツ7、スピーカーはオートグラフ。
レコードばかりでバッハをはじめとしてピアノ、バイオリンソロ、ボーカルを次々と聴かせてもらった。
オートグラフの持ち味は何といっても豊かなホールトーンだろう。低音域を深々と、しかも締りよくしっかりと出せるアンプが必須だが見事に期待に応えてくれた。
「なかなかパワー感がありますね」とMさん。
取り分けピアノの豊かな響きは流石にオートグラフの世界で、我が家ではまず聴けない音だった。その反面、高音域の抜けとなるとこればかりは無い物ねだりかなあ〜。まあ、クラシック向きのスピーカーだからこれでいいんでしょう。
次に向きを変えて部屋の横に置いてある「クリプッシュホーン」の試聴に移った。
今度は「マランツ8B」アンプを外しての試聴となった。レコードプレイヤーのカートリッジとイコライザーアンプは「ピッカリング」。
主にジャズ用として使用されているスピーカーだが、これも過不足なく鳴ってくれたが、欲を言えばシンバルの繊細さと輝きがもっと欲しい気がした。
我が家ではまったく不足を感じなかったのでもうこればかりは「相性」としか言いようがないが、まあ、いきなりのセッティングだから相性のいいカートリッジなどの選択など、もっとチューニングが進めば解決できる問題だろう。
わずか2時間ほどの試聴だったが好評のうちに試聴会が完了した。
「6AR6」アンプの出力は5ワット程度だそうだが、オートグラフの低音域をあれだけたっぷり鳴らすことができればまずは合格でしょう(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/7934a92e2749eaf1f95735b28092329d
▲△▽▼
真空管「6SL7」の球転がし - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2019年06月02日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/256cc1ec60469778b4edb6d10d0819b8
忘れもしない先月の5月20日に我が家にやってきた「6AR6」アンプ。
詳細は以前のブログ「地震情報が取り持った新しい真空管アンプ」(2019・5・21)に記載した通りで、試聴用としてお借りしたアンプだが早くも2週間が経った。
じっくりと腰を据えて聴かせてもらっているが、何よりも音の鮮度が高いのが魅力的。
「真空管式のパワーアンプはインターステージトランスが入ったものじゃないとダメ」というのがこれまでのポリシーだったが、このアンプならむしろ音の鮮度が落ちそうなので現状通りの無い方がいい。
「音がいいことで知られる名管「PX4」(英国)の特性にそっくりです」という麻薬みたいな台詞(北国の真空管博士)も相当効いているのもたしかだ(笑)。
今のところ、どこといって欠点が見当たらないアンプなのがどうも”癪”に障るので耳が変われば違った意見が聞けるかもと近くのオーディオ仲間に来てもらった。
スピーカーを「AXIOM80」にしていろんなCDを聴いてもらったが、これがまあ絶賛また絶賛。
「既存のアンプでは出せない音質です。AXIOM80を鳴らすのならこのアンプがベストじゃないでしょうか」。
やっぱり誰が聴いても同じですかねえ・・・。
現在、貸し出し中を含めて8台のパワーアンプを持っているが、そろそろ整理して財源を捻出しようかという切実感がふつふつと湧き起こってきた(笑)。
それはさておき、このアンプには初段管として「6SL7」(電圧増幅管)が使ってある。その昔、「6SL7」に凝った時期があるのでこの球に関してはいろんなブランドを所持しているので「球転がし」をやってみた。
左から「CV569」(英国STC)、「ECC35」(英国ムラード)、「6SL7」(シルヴァニア)、「6SL7」(GE)、「6SL7」(RCA)
これら5本を差し換えながらブランドでどう音質が変わるか、これはもう真空管アンプの醍醐味ですよね。
「初段管でこんなに音が変わるんですか!」とは仲間の率直な驚きの言葉だった。
クラシック好きの観点からすると、自分の心の中ではテストする前からイギリス系の「CV569」「ECC35」が優勢だが、仲間の意見も大いに参考にしたい。
それでは、こまめに差し換えた結果は次のとおり。仲間と自分の意見を総合したものである。
☆「ECC35」(ZAREX:ザイレックス)
「ZAREX」ブランドだがこれは商社の名前なので、おそらくムラード製ではないかと思う。ネクタイを締めた紳士のような「かしこまった音」だが品の良さは流石に英国製だ。
「品って何?」と問われても困るが「奥ゆかしくて想像力というかロマンを掻き立てるような音」といえばいいのだろうか。
音楽を鑑賞するうえで「ロマン」がとても重要な要素になるのはもう「言わずもがな」ですよね。
☆「6SL7」(シルヴァニア)
一言でいえば「あっけらかんとした」音としか言いようがない。いかにも陽気なアメリカ人といったところだがもっと深みが欲しいなあ。
☆ 「6SL7」(GE)
「μ(ミュー)=増幅率」がひときわ高いようで元気がいい。鮮度も高いしはつらつとした音だがやや腰高になる。「AXIOM80」にサブウーファーが欲しくなったのはこの球だけだった。
☆ 「6SL7」(RCA)
GEの後で聴いたせいかとてもバランスが取れている気がした。ボーカルでは艶があるし音の切れや鮮度も申し分なし。ジャズだけ聴くならこれで十分。
☆ 「CV569」(STC)
「ホールトーンの響きはこれが一番ですね」とは仲間の言葉だが、とにかく「品がいい」に尽きる。さすがはSTC(ロンドン・ウェスタン)。
ただ、STCブランドの球の共通点は中高音域の比類ない美しさに比べて低音域がどうも薄目のような気がして仕方がない。今回もその例に漏れなかった。
以前、北国の真空管博士にこの疑問を率直にぶつけてみたところ「いいえ、規格通りの設定をきちんとしてあげればそういうことはありませんよ。STCはウェスタンと互角、あるいはそれ以上のメーカーですからね」とのことだったので自分に限っての現象だろう。
いずれにしても、以上のことから自分なりにベスト3を上げると、「ECC35」、「6SL7」(RCA)、「CV569」(STC)となる。
とにかく、このアンプは回路がシンプルなので真空管の個性がもろに出るところが楽しいし、音もたいへん魅力的だし、まったく手放す気になれない(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/256cc1ec60469778b4edb6d10d0819b8
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「今年を振り返って」シリーズ〜第4弾〜 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2019年12月28日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/25a7084d118095e9fa63d0b43f03a2b3
今年1年を振り返って、音質向上に著しく効果のあったものをピックアップしているこのシリーズ「第4弾」はいよいよ本命クラスの登場である。
それは今年の5月に遡る。
「東北地方に地震」とのテロップがテレビに流れたのでさっそく「北国の真空管博士」に電話して安否をご確認。
「御無事でしたか?」「ハイ、それほど揺れた感じはありませんでしたよ」
「貴重な真空管は大丈夫でしたかね?」「アハハ、被害はありませんでした」
笑われたところをみると、ホンネがバレたかな(笑)。
博士の所蔵される古典管は極めて珍しい希少管ばかりだし程度のいいものが”わんさ”とあるので地震と聞くと気になって仕方がない。
ものはついでと「何か目新しい情報はありませんかね」とお訊ねすると、
「はい、このところ古典管が品薄になって高騰しているので、比較的手に入りやすい球で代用できるものがないか、もっぱらチェックしています。
アッ、そうそう、チューブ・オーディオ・ラボさんが新しいアンプを作られたそうですよ。出力管は6AR6です。
〇〇さんにはなじみの薄い球でしょうが、3極管接続にすると「PP3/250=PX4」そっくりの特性になります。あなたが大好きなブリティッシュサウンドに変身しますよ。」
「PP3/250そっくりの特性となると、もう捨てておけないですね。ぜひ試聴してみたいです!」「それなら連絡をとってみましょう」
そして、すぐに博士から出力管「6AR6」についてメールが届いた。
「6AR6は1945年にベル研究所(WE)によってWE350Bの後継管として開発されたようです。 当時WE350Bはその信頼性の高さからレーダーの掃引用として使われていました。
しかしWE350Bは大型のため機器の小型化には問題が有りバルブを小型化した特殊なWE350B互換球を使用していたようです。
そこでレーダーに最適なコンパクトかつ信頼性の高い球として6AR6が開発されたわけです。
6AR6は極初期にWEが少量生産したのみでその後はTungsolに引き継がれました。
数社が製造したようですが圧倒的にTungsol製が多いです。 ビーム管として極めて優秀な6AR6ですが、私が検証したところ三極管接続にすると英国を代表する古典管の銘管PP3/250とほぼ同じ動作をするのです。
今回のチューブ・オーディオ・ラボさんによる6AR6シングルアンプは6FD7アンプ同様極力シンプルな構成として6AR6の素顔を存分に堪能できる内容となっています。
良質なインターステージトランスを使用して古典に倣った回路構成とすれば米系出力管でありながらブリティッシュ・サウンドが聴けるかもしれませんので今後の発展が楽しみです。」
とのことだった。
文中に出てくる出力管「PP3/250」(英国マツダ)だが、めったにオークションに出てくることもなく古典管マニア垂涎の球としてつとに知られている希少管である。
我が家では英国系の出力管として「PP5/400=PX25」を愛用しているが、人によっては「PP3/250=PX4」の方が好きという方もいるほどでまさに実力伯仲といったところだろう。
真空管「WE350」の流れを汲んだ出力管、しかも古典管の泰山北斗「博士」折り紙付きの「6AR6」アンプなので期待に胸を膨らませていたところ、さっそく新アンプが我が家に到着した。
構成は初段管が「6SL7」、出力管が「6AR6」、整流管が「6BY5GA」。出力トランスは今どき珍しい「手巻き」で知られる「TSM Products」製。
さっそく聴いてみたところ、パワー感、情報量、透明感、分解能など軒並み合格点。
取り分け「PP3/250」と同じ動作をするという「6AR6」の中高音域は流石で、アメリカ球なのにイギリス系のようなほのかな色香を感じさせる。
これまで「PP3/250」アンプを聴いたことがないが、おそらく同等か、いやもしかしてそれ以上ではなかろうかと思わず夢が膨らんだ。
次に、前段管(6SL7)を「シルヴァニア」から手持ちの「STC」の「CV569=ECC35=6SL7」に代えてみたところ一層心地よい響きになったのには驚いた。
左がシルヴァニア(アメリカ)、右がSTC(英国)。
結局、このアンプを購入することになったわけだが、この12月に入って大きな転機を迎えようとはそのときにはまったく夢想だにしなかった。
続編として次回へ繋ぐことにしよう。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/25a7084d118095e9fa63d0b43f03a2b3
チューブ オーディオ ラボ 真空管アンプ工房
http://shinkuukan2.web.fc2.com/
6AV5GAシングルステレオアンプの製作 \ 紆余曲折・・・6AV5GAから6AR6WAアンプに・
http://shinkuukan2.web.fc2.com/2019/11/2019_11.html#NEW
6AR6シングルアンプタイプU 8/12 【更新】
http://shinkuukan2.web.fc2.com/2019/13/6AR6.html
▲△▽▼
思いがけない展開〜シリーズ第4弾の続編〜
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/68addfd49754b1cd651ac96061cea801
前回からの続きです。
今年の6月に新たに手に入れた「6AR6=6098」シングルアンプだが12月に入って次のような「思いがけない展開」があった。
きっかけは11月下旬に遡る。東京在住のオーディオ仲間「S」さんから次のようなメールが届いた。(以下要旨)
「北国の真空管博士から製作していただいたアンプが届いて2週間、出来るだけ毎日火を入れるようにして聴き込んできました。
率直な感想は「凄い」の一言です。あんな小さなテレビ球が出す音ではありません。
信じられないかも知れませんが、たかだか12インチの同軸フルレンジユニットのタンノイ・チャットワース(モニター・レッド)2台だけで、眼前にフルオーケルトラの雄大な景色が展開します。
こんな小さなアンプがドライブしてると知ったら、全員が驚愕することでしょう。
一切妥協のない部品選びと、球の特性を知り尽くした上での技が成せる処でしょうか?
博士は私の知る限り、最高の天才アンプビルダーと呼べると思います。こうなってくると、一から設計してもらうPP5/400アンプが俄然楽しみになってきました。
部品などはいっさい妥協することなく最高のものを使ってくださいと言ってあります。ただし、仕上がりの方は少なくとも1年以上は覚悟しなければいけないようです」
Sさんの本宅は福岡だが、レコードプレイヤーは「EMT」、スピーカーはタンノイの「コーナーヨーク」(モニターシルヴァー入り)、アンプは「PP5/400シングル」と一流どころを使っておられるほどの筋金入りのクラシック愛好家である。
そのSさんからこういう話を聞かされると素通りするわけにはいかないですねえ(笑)。
詳しく伺ってみると、「ボリュームとして「マランツ7」と同等の「クラロスタットボリューム」が使用されているのが音質向上の一因ではないか」とのこと。
真空管アンプに使用されるボリュームの質が音質に大きな影響を与えることは周知のとおりですよね。
さっそく博士に連絡して「たってのお願いですから我が家の6098シングルも同じボリュームに代えてくれませんか?」
前回の「シリーズ〜第4弾〜」でも述べたように「6098シングル」を購入したのは博士のお口添えがあったからのことなので、おそらく責任の一端を感じられたのだろうか、
「クラロスタットボリュームは米軍三沢基地からの放出品として手に入れたものですが、軍用品ですのでツクリは抜群です。残り少なくなってきましたが、付け替えてあげますのでアンプを送ってください。」
すぐに発送して待つこと1週間あまり、この23日(月)に改良後のアンプが我が家に到着した。
もう笑いが止まらないとはこのことですね。聴く前からどういう音が出るかは役者がそろっているのでおよそ推測できようというもの。
その役者とは、つまり「PP3/250=PX4」同等とされる「6098真空管の三極管接続」、「クラロスタットボリューム」それに付随して「完璧主義者の博士の試聴に基づく入力回路付近の見直し」など。
新品や改造したオーディオ機器の試聴のときは、いつもハラハラドキドキワクワクするのだが、今回は「いい音」が出るのが当たり前という感覚だった。
そして、やっぱり予想どおりだった!(笑)
ちなみに、いつもオーディオ機器の性能を把握するときは、視点として「音楽向き」か「オーディオ向き」かを色分けすることにしている。
言い換えると、前者は長時間聴いても疲れない音になり、後者は短時間聴くのは刺激的で耳に心地よいが、長時間だと疲れてくる音といえる。つまり、一時的なお客様向きのど派手な音ですね(笑)。
いわばマラソン走者と短距離走者の違いともいえる。
そして、到着から本日(29日)で丁度1週間になるが、このアンプは明らかに「音楽向き」の音だった。
また、プリアンプやスピーカーとの相性をそれこそ血眼になって(笑)、いろいろ探ったが、結局ボリュームが優秀なせいか「プリアンプ無し」で鳴らすのがベストだった。
つまり、アンプ側のボリュームの位置を4分目ぐらいにしてDAコンバーター「エルガー・プラス」(dCS)からの直結、そしてスピーカーは「グッドマン系」が最高だった。
極めてアンプを選り好みする「トライアクショム」(口径30センチの同軸3ウェイ)だが、これほどの完璧な再生は初めてと唸るほどの出来栄えだった。
気難しい「トライアクショム」がやっと真価を発揮してくれたかと思わず感涙に咽んだ!(笑)
博士によると「古典管を使ってアンプを作るときは当時の文献を深く読み込まないとダメです。やってはいけない禁忌事項がこと細かく書いてあります。
これらには先人の知恵がいっぱい詰まっていて、既に使い方のノウハウが当時完成していたことがわかります。そういう解説を読まずに古典管だからいい音が出るだろうと安易に考える人が多すぎます」
実際に「出てきた音」が何よりの説得力を物語っている。
「S」さんが提唱される「博士天才説」に喜んで加担させていただきます〜(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/68addfd49754b1cd651ac96061cea801
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/688.html#c12
127. 中川隆[-14727] koaQ7Jey 2020年1月09日 19:28:43 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1686]
ロシア革命とは何だったのか?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/795.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/464.html#c127
27. 中川隆[-14729] koaQ7Jey 2020年1月09日 19:37:12 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1685]
2020年01月09日
イラン攻撃の背後にイスラエル
黒木 頼景
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68795151.html
外国の軍事指揮官を暗殺
Qassem Soleimani 3Qassim Suleimani viecle in Baghdad
(左 : カシム・ソレイマニ / 右 : ドローン攻撃を受けた車輌の残骸)
今月3日、アメリカ軍はイランのコッズ部隊を率いるカシム・ソレイマニ(Qassem Soleimani)司令官を殺害した。これはアクショク映画でもお馴染みの軍事ドローン(MQ Reaper)を使っての暗殺だ。イラン側としては、外国のイラクで革命防衛隊の指揮官を“いとも簡単”に殺されたから面目丸つぶれである。自国の重要人物をあっけなく殺されたんじゃ、いくら慎重なロウハニ大統領だって、重い腰を上げざるを得ない。米国に報復するのも当然だ。もし、それを躊躇(ためら)えば、自分の身が危うくなるから、武力攻撃に出てもおかしくはない。また、今年は再選を控えているから、トランプ大統領が大胆な軍事活動に着手ても、「やはりなぁ〜」と頷けることが多い。おそらく、アメリカ軍はイランに居た頃からソレイマニをずっと追跡し、絶交の機会だからバグダッドでソレイマニを殺そうと考えたに違いない。しかも、この暗殺計画にはイスラエルが全面的に協力していたはずだ。
Yossi Cohen 5( 左 / ヨシ・コーエン )
中東情勢に疎い一般の日本国民は、こうした暗殺劇を耳にすると目を丸くして「エッ !」と驚くが、イスラエルとアメリカは前々から殺そうと準備していたのである。イスラエルの諜報機関「モサド(Mossad)」を率いるヨシ・コーエン(Yossi Cohen)長官は、去年の10月にソレイマニの暗殺を仄めかしていた。当時、ソレイマニはイスラエルの暗殺計画に言及し、「第二次レバノン戦争が行われた2006年、イスラエルの攻撃機はベイルートにいた自分とヒズボラの指導者ハッサン・ナスララを標的にしていたんだ」と非難していたのである。超保守派のユダヤ・メディアである「ミシュパチャ」紙から、この発言の真相を訊かれたコーエン長官は、暗殺計画のことを全面否定せず、「奴(ソレイマニ)は暗殺も不可能じゃない、有り得ると考えていたんだ」と語っていた。("Mossad chief : Iran's Soleimani knows his assassination is not impossible", The Times of Israel, 11 October 2019.)
国際報道に関心のある日本人なら、イスラエルがイランを目の敵(かたき)にし、ペルシア人の核開発を何としても阻止しようと謀っていた事くらい知っていよう。ブッシュ政権により、サダム・フセインが倒された後、イスラエルにとっての脅威といえば、隠然たる存在感を醸し出すイランだけである。サウジ・アラビアには米軍が駐留しているから、何か怪しい事をしようとすれば、ワシントンが真っ先に王族の首根っこを押さえる。隣国のシリアとエジプトは、少々厄介だけど、もはやイスラエルを脅かす程の大国じゃない。したがって、残る脅威はシーア派を輸出するイランのみ。ベンヤミン・ネタニヤフ首相が率いる「リクード(Likud)」(シオニストの右派政党)にしてみれば、イランの核武装なんて言語道断。空爆を用いての核施設破壊も視野に入れているくらいだ。こうした強硬路線は単なる“掛け声”じゃなく、「リクード」の連中は本気で考えていた。
Tamir Pardo 3(左 / タミール・パルドー )
2016年までモサドの長官を務めていたタミール・パルドー(Tamir Pardo)は、対イラン攻撃の可能性があったと暴露している。2011年、イスラエル軍はネタニヤフ首相からの命令を受ければ、15日以内にイランを攻撃する準備ができていたのた。(Ilan Ben Zion, "Ex-Israeli spy chief : Netanyahu planned Iran strike in 2011", Associated Press, May 31, 2018.) まぁ、「イランの核兵器開発は絶対に赦さない」と豪語するネタニヤフが、速攻の戦争計画を練っていたとしても不思議じゃない。日本のマスコミは強調しないが、「リクーード」の歴代党首を目にすれば分かるじゃないか。初代のメナヘム・ベギンは筋金入りのテロリスだったし、イツハク・シャミールやアリエル・シャロンも虐殺部隊の親分で、軍事行動を決して躊躇わぬ武闘派だ。
ちなみに、ベンヤミン・ネタニアフはイスラエル国防軍(IDF)の元陸軍大尉である。彼は特殊部隊「サイェレット・マトカル(Sayeret Matkal)」に属していた、というから凄い。この組織は参謀本部に所属し、偵察や対テロ活動を主な任務とする斥候部隊で、「Unit 269」と呼ばれている。ベンヤミンの父親ベンジオン(Benzion)はコーネル大学の名誉教授で文民だけど、その息子達は皆軍人になっていた。(ついでに言うと、この父親は2012年4月、何と102歳で亡くなっている。) ベンヤミンの兄ヨナタン(Yonatan)とイド(Iddo)も「サイェット・マトカル」のエリート隊員で、三男のイドは異色の人物だ。この弟は退役後、大学に進んで医師免許を取得し、時たま医療活動に従事するが、本業は劇作家であるという。彼は数冊の著作を出しており、エンテベ作戦におけるサイェレット・マトカルについて本を書いている。結婚して子供をもうけたイドは、イェルサレムじゃなく米国のニューヨークに住んでいるそうだ。
Benzion Netanyahu & BenjaminIddo Netanyahu 2
(左 : ベンジオン・ネタニヤフと息子のベンヤミン / 右 : イド・ネタニヤフ )
Yonatan Netanyahu 1(左 / ヨナタン・ネタニヤフ)
長兄のヨナタンは家族に取って英雄となっている。というのも、彼はサンダーボルト作戦(別名 / エンテベ作戦)」に参加し、唯一の戦死者となっていたからだ。1976年、パレスチナ系テロ集団(PFLP-EO)および西ドイツのテロリスト四名が、エールフランスの旅客機をハイジャックし、服役中のテロリストを釈放するよう要求した。そこで、イスラエルのイツァク・レヴィン首相とシモン・ペレス国防相は人質を救出すべく、旅客機が強行着陸したウガンダのエンテベ国際空港に特殊部隊を派遣。この作戦を遂行する中でヨナタン・ネタニヤフ中佐が死亡したのだ。彼の遺体はマウント・ヘルツェルにある軍人墓地に埋葬されている。弟のイドがこの作戦について本を書いたのは、亡くなった兄を慕ってのことだろう。国防軍が存在しないから仕方ないけど、日本の首相ときたら、軍事音痴の“赤いボンクラ”か、お花畑で育った“お坊ちゃま”くらい。もう情けなくて溜息が出てくる。
脱線したので話を戻す。筆者はアメリカによるイラン攻撃には驚かない。なぜなら、イスラエルの衛星国であるアメリカ合衆国は、以前からイランを標的にしていたからだ。9/11事件の後、対テロ戦争を決意したジョージ・W・ブッシュ大統領は、演説の中でイラン、イラク、北朝鮮を名指しして、「悪の枢軸(Axis of Evil)」と呼んだのは周知の通り。ついでに言えば、このフレーズを考案したのは、ホワイトハウスのスピーチ・ライター、デイヴッド・フラム(David Frum)である。彼はカナダ生まれのポーランド系ユダヤ人であるが、イェール大学で学士号を取り、ハーヴァード大学のロースクールで法学位を取ったそうだ。その後は、カナダの雑誌『サタデー・ナイト』で編集員を務め、出世を重ねると、アメリカにある有名な保守派シンク・タンク、「マンハッタン研究所(Manhattan Institute for Policy Research)」の上級研究員になった。
David FRum 3Bill Kristol 1PAul Krugman 1
(左 : デイヴィッド・フラム / 中央 : ビル・クリストル / 右 : ポール・クルーグマン )
また、ユダヤ人ネオコンのビル・クリストル(William Kristol)が運営する『The Weekly Standard』誌にも記事を寄稿していたから、ブッシュ政権に雇われても不思議ではない。日本人にはちょっと意外だが、フラムは外国籍のまま、ホワイトハウスで働く数少ないスタッフの一人だった。彼は元々カナダ人ジャーナリストで、アメリカに帰化したのは2007年であったというから驚く。つまり、外国人のスピーチライターが大統領の演説を書いていたということだ。ちなみに、フラムは有名なユダヤ人経済学者、ポール・クルーグマン(Paul Krugman)の遠い親戚なんだって。ホント、ユダヤ人は色々な血筋で繋がっているものだ。
ネオコンに守られたブッシュ大統領は、イスラエルの国益を推進することに熱心だった。イラクに大量破壊兵器があると言いふらして、サダム・フセイン政権を倒したが、ついに探していた兵器は見つからなかった。しかし、本当の狙いはイランで、北朝鮮は目くらまし用の添え物。イスラエルの安全を確保し、その権力を増大させるには、ペルシア人の国家は邪魔だ。(当ブログでは既に「大イスラエル構想」について紹介したから、まだ知らない人は参考として読んでください。)
Bernard Lewis 2(左 / バーナード・ルイス )
イスラエルはイスラム教の周辺諸国を叩き潰し、中東アジアの覇者になろうと目論んでいる。しかし、イスラエル単独で中原の覇者となるのは難しい。そこで、シオニストの重鎮達は、歐米諸国を利用しようと考えた。特に、アメリカは一番頼りとなる相棒だ。何しろ、アメリカ国内にはお金持ちのユダヤ人がごまんといる。巨万の富を築いたビジネスマンは、共和・民衆の両党に大金を注ぎ込み、知識人やジャーナリストはイスラエル擁護の世論操作を行う。ハリウッドを牛耳る業界人やテレビ局にはびこる藝人だって、意識的・無意識的を問わず、自然とユダヤ人に有利な思想を吹き込んでいる。一方、ユダの金貨で買収された異教徒は、更なる「御褒美」を求めてユダヤ人の手下になるからチョロい。外政を司る国務省はシオニストの巣窟で、中東問題を扱うのはユダヤ人ばかり。普通に育った西歐系アメリカ人だと、いくら優秀でも暗号みたいなアラビア語じゃ厭になる。日本語みたいに複雑な言語をマスターする奴なんて滅多にいないから、中東アジアの専門家は自ずとユダヤ人ばかりとなってしまうのだ。日本でも有名なバーナード・ルイス(Bernard Lewis)を思い出せば分かるじゃないか。
とにかく、アメリカ軍を利用してイスラム諸国を潰して行くのが得策だ。それには合衆国の政治家を動かさねばならない。手っ取り早いのは札束ビンダ。これは強力な媚薬で、強面(こわもて)の議員でも股を開く。SMプレーじゃないけど、緑の紙幣で頬を殴られると、「もっと頂戴!」とせがんでしまう。日本人は歐米人に恐怖感を抱いているが、お金の威力を知っているユダヤ人にしたら仔犬ていど。ヨボヨボの老人でも勝てるから、マモン(銭の神)の腕力はテーミス(正義の女神)の剣を凌駕する。事実、共和党の大口献金者を見れば、ズラリとユダヤ人が控えているじゃないか。
Paul Singer 1(左 / ポール・エリオット・シンガー)
以前にも紹介したけど、ヘッジファンドの帝王で、「エリオット・マネージメント社(Elliott Management Corporation)」を創業したポール・エリオット・シンガー(Paul Elliott Singer)は、大量の資金を共和党に流していた。ミット・ロムニーが大統領選挙に出たときは、彼の資金管理団体「Restore the Future)」に百万ドル以上の献金を行っていたし、先ほど紹介した「マンハッタン研究所」の会長にもなっていたのだ。ユダヤ人というのは、白人から馬鹿にされても、それにめげずコツコツとお金を貯め、ある程度の富を蓄えると、政治活動に乗り出し、様々な人脈を築いて更に儲けようとする。彼らは互いに助け合いながら、みんなで豊かになろうとするからズル賢い。
共和党への大口献金でシンガーと双璧をなすのは、カジノ王のシェルドン・アデルソン(Sheldon Adelson)だ。このユダヤ人については、当ブログで何度も紹介したから、覚えている読者も多いだろう。(記事A、記事B、記事C) このエデルソンは大のイスラエル贔屓で、前々から「ガツンと一発、イランを攻撃してやれ!」と主張し、飼い犬の政治家どもに発破(はっぱ)を掛けていた。北米や歐洲に住むユダヤ人は、祖国のイスラエルに移住せず、異教徒の国家に住み着いて快適な生活を送っているから、本国の同胞に対して「すまない!」という気持ちが強い。やはり、物質的に豊で憧れのヨーロッパ人と離れて暮らすことはできないので、せめてお金だけでも使って、イスラエルの同胞に尽くしたいと考える。だから、やたらとイスラエルを支援する在米ユダヤ人が多い。
Sheldon AdelsonGene Simmons 4(左: シェルドン・アデルソン / 右 : ジーン・シモンズ )
ここでは関係ないけど、人気ロック・バンド「キッス(KISS)」でベース・ギターを担当するジーン・シモンズ(Gene Simmons / 本名 : ハイム・ウィッツ)も、熱心なシオニスト系ユダヤ人。彼はイスラエルのハイファ生まれで、8歳の時に米国に移住し、ニューヨークで育ちながら、ユダヤ人学校に通った経歴を持つ。(後に、ジーンは母親の旧姓を用いて、ユージン・クラインと改名したそうだ。本当にユダヤ人は、よく名前を変える癖がある。) ユダヤ人のミュージシャンには民衆党支持者か左翼が普通なんだけど、ジーンは他の同胞とは違い、ジョージ・W・ブッシュを讃える共和党支持者だった。(とはいえ、彼は西歐世界のキリスト教伝統を守りたい「保守派」ではない。) 熱烈なイスラエル支援者のジーンは、イラクを侵攻したことでブッシュを褒めていた。ブッシュのイラク戦争を咎めていたユダヤ人俳優とは大違いだ。
Bernard Marcus 1(左 / バーナード・マーカス )
もう一人、ユダヤ人の有力者と言えば、大富豪のバーナード・マーカス(Bernard Marcus)を挙げねばなるまい。彼は有名な「ホーム・デポ(Home Depot)」を創業したビジネスマンで、この会社はアトランタに本部を置く大手の小売りチェーン店。主に住宅リフォームを手掛け、調理器具や建設資材の販売、建築サービスなどを扱っている。別に保守派を好きな訳じゃないが、イスラエルを祖国のように思っているから、このユダヤ商人はトランプ大統領を支援し、アデルソンに次ぐ大口献金者となっていた。総資産約45億ドルを有するマーカスは、経営の第一線を退き、慈善活動かとなって、300くらいの団体に20億円ほど寄附したそうだ。(Hayley Peterson, "Billionaire Home Depot co-founder reveals plans to give away up to 90% of his wealth, with most going to philanthropy and some President Trump", Business Insider, July 1, 2019.) とはいっても、そこには下心があるから、マーカスが持つ資産の80%ないし90%は、「マーカス財団(The Marcus Foundation)」に流れている。(Debra Nussbaum Cohen, "Home Depot founder Bernie Marcus on sunsetting his foundation", Jewish Insider, December 20, 2019.) マーカスは天使になって慈善団体にお金を渡していたが、話題がイスラエルとなれば別。急に豹変して鬼の顔になる。しかも、イランを悪魔呼ばわり。こんな輩が“ケツ持ち”なんだから、トランプ大統領が話し合いでイランと交渉なんて無理だろう。棍棒外政しかない。
ユダヤ人の大富豪は慈善家となって、各業界にお金を配るけど、そこには必ず何らかの「魂胆」が隠れていた。マーカスも気前よくお金をバラ撒いていたが、それはネオコン風の保守派団体がメインで、親イスラエルという特質を兼ね備えている。彼が資金を流した組織を幾つか挙げてみよう。例えば、
アメリカン・エンタープライズ研究所(American Enterprise Institute)、イスラエルの為に団結するキリスト教徒(Christians United for Israel)、イスラエル軍の友人(Friends of the IDF)、フーバー研究所(Hoover Institute)、ハドソン研究所(Hudson Institute)、イスラエル・プロジェクト(Israel Project)、ユダヤ国家安全保障研究所(Jewish Institute for National Security Affairs)、マンハッタン研究所(Manhattan Institute)、中東問題研究所(Middle East Media Research Institute)、司法ウォッチ(Judicial Watch)、慈善活動円卓会議(Philanthropy Roundtable)など、専門家でない日本人でも、ちょっとは耳にしたことがあるくらい有名な研究機関がズラリと並んでいる。ジョージ・ソロスもそうだけど、ユダヤ人の有力者は様々な方面に餌を播いてネットワークを広げているから、本当に大したもんだ。
Richard Goldberg 2(左 / リチャード・ゴールドバーグ)
ユダヤ人というのは、異国に根を張ってお金を稼ぎ、色々なロビー団体を作って、政治を牛耳ろうとする。巨大なロビイスト団体、「AIPAC(米国イスラエル公共問題委員会)」にはよく知られているけど、イスラエルを支援するシンク・タンク、「デモクラシー擁護財団(Foundation for Defense of Democracy / FDD)」も忘れてはならない。この研究機関はトランプ政権に対し、様々な提言を示し、情報分析の手助けをしているという。とりわけ、トランプ政権のタカ派で、リチャード・ゴールドバーグ(Richard Goldberg)というユダヤ人は特筆に値する。彼はホワイトハウスで安全保障を担当する補佐官で、親イスラエルのイデオローグ。アメリカ兵よりもイスラエル兵の方が大切だから、トランプ大統領に強硬なイラン対策を進言していたそうだ。(Philip Weiss, "Israel figured in US decision to assassinate Iranian generals", Mondoweiss, January 4, 2011)
でも、彼をこの地位に就けたのは、イスラエルの盟友で前国家安全保障担当補佐官のジョン・ボルトン(John Bolton)であった。異教徒のボルトンが、なぜあのように重用されるのかと言えば、ボルトンが米国のネオコンと昵懇で、イスラエルとの太いパイプを持っているからだ。ボルトンがシオニストに肩入れしているのは有名だけど、ゴールドバーグはもっとタチが悪かった。ブルムバーグ紙によれば、ゴールドバーグは国家安全保障会議で働いていた時も、FDDから給料を貰っていたそうだ。(Nick Wadhams, "U.S. Official Central to Hawkish Iran Politics Departs NSC", Bloomberg, January 4, 2020.) 普通の日本人だと、「えっっ ! そんな民間団体から給料を貰っていてもいいのか!!」と驚いてしまうが、ユダヤ人がユダヤ人組織と癒着していても、ユダヤ人天下のアメリカではOKだ。だいいち、ユダヤ・マネーを否定したら、ほとんどの政治家が有罪となるし、選挙資金が枯渇して泣き出す。それに、どんな法律が存在しても、直ぐに抜け穴を見つけてしまうのがアメリカ人。日本だと、ブチャラティのスタンド、「スティッキィ・フィンガーズ」を呼んでこないと無理だけど、アメリカには腐るほど悪徳弁護士がいるから大丈夫。どんな場所にもジッパーを附けて、あっという間に隙間を作ってしまうんだから。(「ブチャラティ」を知らない人は、荒木飛呂彦先生の『ジョジョの奇妙な冒険 /黄金の風』を読んでね。)
John Bolton 2John Bolton 4
(左 : ジョン・ボルトン / 右 : ボルトンとネタニヤフ)
脳天気な日本人と違って、狡猾なユダヤ人は自国の安全保障に敏感だ。イスラエル生存の為なら手段を選ばない。アメリカもそうだけど、イスラエルによる暗殺なんて日常茶飯事。アメリカのCIAは共犯を拒んだが、イスラエルは何としてもイランの核開発を阻止したかったので、主要研究者15名を“排除”すべく、モサドに「抹殺リスト」を作らせたという。(Ronen Bergman, "When Israel Hatched a Secret Plan to Assassinate Iranian Scientists", Politico, March 5, 2018.) 例えば、2007年1月14日、核物理学者のアーデシール・ホセンプール(Ardeshir Hosseinpour)博士は「ガス漏れ」で窒息死。2010年1月12日、核物理学を専攻する大学講師のマスード・アリモハマディ(Masoud Alimohammadi)は、自分のクルマに乗ろうとしてドアを開けた瞬間、隣にあったバイクが大爆発して即死。2010年11月29日、マジド・シャリアリ(Majid Shahriari)がフランス産の自動車「プジョー」に乗っていると、二台のバイクが近づいてきて、車体に吸着爆弾を貼り付けて走り去ったという。この爆発により彼は即死。まるで映画『ミッション・インポシブル』の暗殺シーンみたいだけど、イスラエルの工作機関にとったら「いつもの仕事」にだ。
我が国の一般人は、「えぇぇぇ〜、イスラエルはヒットマン・チームを作ったのか !」と驚くが、中東アジアの民族は日本人のような平和なペンギンじゃない。必要とあらば、「ゴルゴ13」とか「ファブル」みたいな殺し屋を派遣する。こうした極秘作戦の為に、イスラエル政府は軍や諜報機関に対し、約20億ドルの予算を渡したらしい。安倍総理も少しはイスラエルを見習えよ。ただ、日本だと国内の政治家を先ず粛清しないとね・・・。
日本のマスコミや評論家は、アメリカとイランとの軍事衝突に怯えて、「第三次世界大戦になるのかなぁ〜」と心配しているが、抜け目のないペルシア人は何処かで妥協点を持ち出してくるだろう。老獪なペルシア人は「一億玉砕」みたいな発想はしないから、全面対決なんてあり得ない。それよりも心配なのは、今後、イスラエルがどのような手段で戦争やテロ事件を仕掛けてくるかだ。あくまでも「仮」の話だよ。もし、筆者がイスラエル政府の政策担当者なら、西歐や北米で更なるテロ事件を画策するだろう。例えば、ISみたいなテロ組織に資金を流し、ロンドンやニューヨーク、パリ、アムステルダム、アントワープ、ミラノなどで爆破テロを実行させ、西歐人の感情と世論を「反イスラム」に仕向ける。
Middle Eaast 11Middle East 2
もちろん、実行犯は自発的に聖戦を遂行する現地のイスラム教徒だ。こうしたジハード戦士を勧誘し、訓練して命令を下すのもイスラム教徒。中東アジアに本部を持つテロ組織も、イラク人やシリア人のイスラム教徒で、モスクの指導者も混じっている。だが、その活動資金をずっと辿って行くと、怪しげなアラブ人に出くわすが、これがモサドの工作員だったりするから興味深い。つまり、熱狂的なムスリム・テロリストに大金を渡して扇動すれば、後は勝手に殺人テロを起こしてくれるから、ユダヤ人の工作員は高みの見物を決め込んでいればいい。だいたい、中東や歐洲にいる極悪スポンサーなんて、どんな人物なのか判らない。仲介人が暗躍すれば、出資者は謎の人物のままだ。しかし、テロリストにとったら、資金をくれる奴の正体なんてどうでもいい。憎い西歐白人を殺せればスッキリする。
中東アジアの勢力図や紛争状態などは、日本人ばかりか、歐米人にとっても複雑怪奇だ。よくCNNやBBCなどが特派員を送って現地レポートをさせているが、特派員が集めた情報なんて我々が「裏」が取れる代物じゃないし、どんな「筋」からのネタなのか判らない。だいいち、特派員が接触した現地人や情報屋なんて信用できないし、誰が背後にいるのか、どんな動機で「内情」を暴露するのか、その真意が分からないので、騙される危険性が非常に高い。例えば、特ダネを提供するアラブ人が、実はイスラエルの手下である場合もあるし、元ネタの出所がモサドからの情報とも知らずに、西歐人レポーターに話しているケース、あるいは、ガセネタと知りながら、まんまと小銭を騙し取っている奴もいるから、我々はテレビや新聞で流れるニュースが正確な情報なのか、それとも巧妙に仕組まれたプロパガンダ、あるいは単なる噂話なのか判断できない。モサドは現地のイラク人やペルシア人に扮して歐米の特派員に接近するし、作戦によっては、彼らを騙して罠に嵌めることもある。中には、最初から共犯という場合だってあるのだ。
Qassem Soleimani & Ali Khamenei & Hassan NasrallahTrump & Netanyahu 1
(左 : 司令官のソレイマニとハメネイ師、「ヒズボラ」の議長ハッサン・ナスルッラーフ / 右 : トランプ大統領とネタニヤフ首相)
中東アジアは得体の知れない化け物が跋扈する魑魅魍魎(ちみもうりょう)の世界だ。何千年も血みどろの殺戮が繰り返されてきた地域では、誰が「善」で誰が「悪」なのかという「正義」の区別は無い。イランのシーア派にとったらソレイマニ司令官は英雄だけど、イスラエルのユダヤ人にとったらテロリストの親玉だ。イラン国内でも彼を極悪人と思うペルシア人がいるくらいだから、殺害された指揮官を「立派な人」と褒める朝日新聞は、底抜けのアホとしか言い様がない。とにかく、ユダヤ人というのは、アメリカで「国民」となっていようが、イスラエルで「兵隊」となっていようが、アラブ人やシリア人、ペルシア人と共存することはなく、妥協なき「天敵」と思っている。しかも、ユダヤ人は他人(ゴイム)を利用して目的を達成しようとするから狡猾だ。ネタニヤフ首相が紛争の矢面に立たず、米軍を全面に押し上げて、「アメリカ対イラン」という構図にしている。つまり、ネタニヤフは「イスラエルvsペルシア」という民族対決にしたくないのだ。
結局、血を流すのはアメリカ兵とペルシア兵だけ。イスラエルは漁夫の利を得ればいい。イラン国民にしてみれば、「イスラエルの核兵器は容認なのに、どうしてイランの核開発は駄目なのか?」と憤慨するけど、歐米社会はユダヤ人に洗脳されているから、反論しても無駄である。パキスタンやインド、北朝鮮の核武装は黙認するけど、イランは「許さない」とくれば、彼らの怒る気持ちも分かるけど、イスラエルが「断固反対」なんだからしょうがいない。デモクラシーではお金が輿論と政策を決定する。アメリカ兵は「祖国のため」と思って戦うが、実質的には「イスラエルのため」に戦い、場合によっては傷つき亡くなって行く。哀しいけど、これが現実だ。日本は国益のためアメリカに附くしかない。それが厭なら、核武装して国防軍を持つべきだ。独立しないと発言権は無い。自分の運命は自分で決めるのが鉄則。これを忘れた日本人が滅んで行くのも当然じゃないか。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68795151.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html#c27
1. 中川隆[-14731] koaQ7Jey 2020年1月09日 19:57:36 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1684]
2020年01月09日
朝鮮学校生徒の7割以上が韓国籍や日本国籍、なぜ北朝鮮の学校に?
減ったとはいえ韓国学校より生徒数が遥かに多い
画像引用:https://io-web.net/wp/wp-content/uploads/2010/06/genki_201007_01.jpg
朝鮮総連7万人、民団30万人
韓国の在日団体である民団によると、日本在住韓国人の9割が日本人と結婚し、生まれた子供の多くは日本人になっている。
日本国籍の”韓国人”であっても民団には入れるが、民団の勢力は時間と共に縮小するばかりです。
在日人口は最盛期69万人を誇り年5000人以上増えていたが、今は45万1千人で年1万人以上減少している(法務省HP)
今まで日本に帰化した韓国人は戦後30万人以上だが、それも多くは高齢化して子供や孫は日本人になっている。
こうしてみると「在日が日本を支配している」のような意見は、実際にはあり得ないのが分かる。
在日韓国人と帰化人を合計しても日本の人口の1%未満なので、例えば沖縄・琉球人の合計よりもずっと少ない。
民団の他にもう一つ朝鮮総連という北朝鮮系の在日団体があるが、こちらはさらに絶滅危惧種になっている。
民団の加盟人数は約30万人で年数千人減少しているが、朝鮮総連は加盟人数を発表していない。
公安調査庁の推定によると総連加盟人数は7万人前後(2016年)で、民団と同じく減少し続けているでしょう。
民団と総連の合計37万人だが、両方に加盟したり日本に帰化しても加入している人も居るでしょう。
よりはっきり分かっているのは朝鮮学校の在校生で、最盛期に4万人だったのが6千人になった。(2016年)
朝鮮学校在校生の過半数が韓国籍で、北朝鮮国籍は3割未満、日本国籍を持つ人も通っている。
なぜ韓国学校より北朝鮮の学校が人気なのか
民団系の韓国学校も存在するが、小中高で1000人程度しかも一時滞在者が多く永住者は7割程度とされている。
韓国学校は日本の文部省が認可した学校だが、朝鮮学校は非認可学校なので国からの補助金は得られない。
だが大阪など朝鮮系が多い自治体では、公有地を無償で貸し出すなどのやり方で事実上援助している。
韓国学校では日本の文部省が指定した教科書と、韓国の教科書が使用されるが、朝鮮学校では独自の教科書で独自教育をしている。
朝鮮学校が設立されたのは北朝鮮建国前の1945年で、当時は日本在住朝鮮人の教育のためだった。
ソ連は対日戦略の一環として、日本国内の共産党と在日本朝鮮人連盟(総連)を工作機関として利用する事にした。
総連の教育機関が朝鮮学校で、1948年に北朝鮮が建国すると朝鮮総連と朝鮮学校は北朝鮮日本支部となった。
日本と北朝鮮に国交は無いが、朝鮮総連は外交官や大使館のように振舞い外交特権を行使した。
こうして北朝鮮は易々と日本国内に公式な工作機関を設立し、日本人拉致などを実行しました。
朝鮮総連が日本人を拉致したかは不明だが、朝鮮総連から得た情報を元に活動し、日本での工作員の活動に協力したのは疑う余地がない。
朝鮮総連や朝鮮学校が民族統一を掲げて創設したのに対し、韓国学校や民団は「統一しない事」を前提に創設されたのが違う。
だから民族統一を志向する韓国籍や日本国籍の人も、朝鮮学校に通っている。
また日本の学校に通っていると韓国籍や朝鮮籍であっても、自分は韓国(朝鮮)人という自覚を持たずに成長する。
違いが分かるのは海外旅行する時だが、そうした機会がなければ同級生に知られることも少ない。
韓国人という自覚を持たせるために、親が朝鮮学校に通わせる場合もあるという。
http://www.thutmosev.com/archives/81898592.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/787.html#c1
46. 中川隆[-14730] koaQ7Jey 2020年1月09日 19:58:08 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1683]
2020年01月09日
朝鮮学校生徒の7割以上が韓国籍や日本国籍、なぜ北朝鮮の学校に?
減ったとはいえ韓国学校より生徒数が遥かに多い
画像引用:https://io-web.net/wp/wp-content/uploads/2010/06/genki_201007_01.jpg
朝鮮総連7万人、民団30万人
韓国の在日団体である民団によると、日本在住韓国人の9割が日本人と結婚し、生まれた子供の多くは日本人になっている。
日本国籍の”韓国人”であっても民団には入れるが、民団の勢力は時間と共に縮小するばかりです。
在日人口は最盛期69万人を誇り年5000人以上増えていたが、今は45万1千人で年1万人以上減少している(法務省HP)
今まで日本に帰化した韓国人は戦後30万人以上だが、それも多くは高齢化して子供や孫は日本人になっている。
こうしてみると「在日が日本を支配している」のような意見は、実際にはあり得ないのが分かる。
在日韓国人と帰化人を合計しても日本の人口の1%未満なので、例えば沖縄・琉球人の合計よりもずっと少ない。
民団の他にもう一つ朝鮮総連という北朝鮮系の在日団体があるが、こちらはさらに絶滅危惧種になっている。
民団の加盟人数は約30万人で年数千人減少しているが、朝鮮総連は加盟人数を発表していない。
公安調査庁の推定によると総連加盟人数は7万人前後(2016年)で、民団と同じく減少し続けているでしょう。
民団と総連の合計37万人だが、両方に加盟したり日本に帰化しても加入している人も居るでしょう。
よりはっきり分かっているのは朝鮮学校の在校生で、最盛期に4万人だったのが6千人になった。(2016年)
朝鮮学校在校生の過半数が韓国籍で、北朝鮮国籍は3割未満、日本国籍を持つ人も通っている。
なぜ韓国学校より北朝鮮の学校が人気なのか
民団系の韓国学校も存在するが、小中高で1000人程度しかも一時滞在者が多く永住者は7割程度とされている。
韓国学校は日本の文部省が認可した学校だが、朝鮮学校は非認可学校なので国からの補助金は得られない。
だが大阪など朝鮮系が多い自治体では、公有地を無償で貸し出すなどのやり方で事実上援助している。
韓国学校では日本の文部省が指定した教科書と、韓国の教科書が使用されるが、朝鮮学校では独自の教科書で独自教育をしている。
朝鮮学校が設立されたのは北朝鮮建国前の1945年で、当時は日本在住朝鮮人の教育のためだった。
ソ連は対日戦略の一環として、日本国内の共産党と在日本朝鮮人連盟(総連)を工作機関として利用する事にした。
総連の教育機関が朝鮮学校で、1948年に北朝鮮が建国すると朝鮮総連と朝鮮学校は北朝鮮日本支部となった。
日本と北朝鮮に国交は無いが、朝鮮総連は外交官や大使館のように振舞い外交特権を行使した。
こうして北朝鮮は易々と日本国内に公式な工作機関を設立し、日本人拉致などを実行しました。
朝鮮総連が日本人を拉致したかは不明だが、朝鮮総連から得た情報を元に活動し、日本での工作員の活動に協力したのは疑う余地がない。
朝鮮総連や朝鮮学校が民族統一を掲げて創設したのに対し、韓国学校や民団は「統一しない事」を前提に創設されたのが違う。
だから民族統一を志向する韓国籍や日本国籍の人も、朝鮮学校に通っている。
また日本の学校に通っていると韓国籍や朝鮮籍であっても、自分は韓国(朝鮮)人という自覚を持たずに成長する。
違いが分かるのは海外旅行する時だが、そうした機会がなければ同級生に知られることも少ない。
韓国人という自覚を持たせるために、親が朝鮮学校に通わせる場合もあるという。
http://www.thutmosev.com/archives/81898592.html
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/232.html#c46
3. 中川隆[-14729] koaQ7Jey 2020年1月09日 20:01:32 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1682]
2020年01月09日
朝鮮学校生徒の7割以上が韓国籍や日本国籍、なぜ北朝鮮の学校に?
減ったとはいえ韓国学校より生徒数が遥かに多い
画像引用:https://io-web.net/wp/wp-content/uploads/2010/06/genki_201007_01.jpg
朝鮮総連7万人、民団30万人
韓国の在日団体である民団によると、日本在住韓国人の9割が日本人と結婚し、生まれた子供の多くは日本人になっている。
日本国籍の”韓国人”であっても民団には入れるが、民団の勢力は時間と共に縮小するばかりです。
在日人口は最盛期69万人を誇り年5000人以上増えていたが、今は45万1千人で年1万人以上減少している(法務省HP)
今まで日本に帰化した韓国人は戦後30万人以上だが、それも多くは高齢化して子供や孫は日本人になっている。
こうしてみると「在日が日本を支配している」のような意見は、実際にはあり得ないのが分かる。
在日韓国人と帰化人を合計しても日本の人口の1%未満なので、例えば沖縄・琉球人の合計よりもずっと少ない。
民団の他にもう一つ朝鮮総連という北朝鮮系の在日団体があるが、こちらはさらに絶滅危惧種になっている。
民団の加盟人数は約30万人で年数千人減少しているが、朝鮮総連は加盟人数を発表していない。
公安調査庁の推定によると総連加盟人数は7万人前後(2016年)で、民団と同じく減少し続けているでしょう。
民団と総連の合計37万人だが、両方に加盟したり日本に帰化しても加入している人も居るでしょう。
よりはっきり分かっているのは朝鮮学校の在校生で、最盛期に4万人だったのが6千人になった。(2016年)
朝鮮学校在校生の過半数が韓国籍で、北朝鮮国籍は3割未満、日本国籍を持つ人も通っている。
なぜ韓国学校より北朝鮮の学校が人気なのか
民団系の韓国学校も存在するが、小中高で1000人程度しかも一時滞在者が多く永住者は7割程度とされている。
韓国学校は日本の文部省が認可した学校だが、朝鮮学校は非認可学校なので国からの補助金は得られない。
だが大阪など朝鮮系が多い自治体では、公有地を無償で貸し出すなどのやり方で事実上援助している。
韓国学校では日本の文部省が指定した教科書と、韓国の教科書が使用されるが、朝鮮学校では独自の教科書で独自教育をしている。
朝鮮学校が設立されたのは北朝鮮建国前の1945年で、当時は日本在住朝鮮人の教育のためだった。
ソ連は対日戦略の一環として、日本国内の共産党と在日本朝鮮人連盟(総連)を工作機関として利用する事にした。
総連の教育機関が朝鮮学校で、1948年に北朝鮮が建国すると朝鮮総連と朝鮮学校は北朝鮮日本支部となった。
日本と北朝鮮に国交は無いが、朝鮮総連は外交官や大使館のように振舞い外交特権を行使した。
こうして北朝鮮は易々と日本国内に公式な工作機関を設立し、日本人拉致などを実行しました。
朝鮮総連が日本人を拉致したかは不明だが、朝鮮総連から得た情報を元に活動し、日本での工作員の活動に協力したのは疑う余地がない。
朝鮮総連や朝鮮学校が民族統一を掲げて創設したのに対し、韓国学校や民団は「統一しない事」を前提に創設されたのが違う。
だから民族統一を志向する韓国籍や日本国籍の人も、朝鮮学校に通っている。
また日本の学校に通っていると韓国籍や朝鮮籍であっても、自分は韓国(朝鮮)人という自覚を持たずに成長する。
違いが分かるのは海外旅行する時だが、そうした機会がなければ同級生に知られることも少ない。
韓国人という自覚を持たせるために、親が朝鮮学校に通わせる場合もあるという。
http://www.thutmosev.com/archives/81898592.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/577.html#c3
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