2. 中川隆[-10375] koaQ7Jey 2019年5月08日 04:14:38 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1722]
>NYダウのチャート形状が天井三尊を形成しつつある。
誰が見ても三尊になんかなってないよ
http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/498.html#c2
★阿修羅♪ > dGhQLjRSQk5RSlE= > 100034
|
g検索 dGhQLjRSQk5RSlE= |
|
誰が見ても三尊になんかなってないよ
http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/498.html#c2
天皇裕仁が、金の百合で実行した、内情を知る者や自分たちに不都合な者たちを、その忠誠心や功績に関係なく、口封じのために、すべて情け容赦なく殺した伝統は、天皇明仁の代まで、続いていたことは、衝撃的である。
戦後に、自死したとされる近衛文麿が、殺されたと証言したのは、裕仁の側近でもあった、木戸幸一が、最初である。
多分、奥参事官と小和田雅子さんは、恋人同士であったのだろう。
当時、奥参事官の銃撃事件は、米軍によるものと確信していたけれど、その動機までは分からなかった。
> 「銃撃直後に米軍車列」の重大証言 ◆
しかも、この店主の証言として共同通信が驚愕すべき内容を送っているのだ。
「畑に突っ込んだ車のすぐ後ろから米軍の車列が通り過ぎていった」
この証言は重要だ。
だだっ広い4車線の道路で銃撃があったのに米軍車両はそのまま通過したことになる。
しかも、現地警察によれば、畑に突っ込んだ車や遺留品はすべて米軍が回収してしまったという。
また、外務省によれば紛失した奥参事官らのパスポートは後になって米軍が「地元有力者から取り返した」と言って返却したという。
http://eritokyo.jp/independent/nagano-pref/aoyama-col31.html
暗殺が真相であったならば、相当な人数と手間、それに費用がかかっているはずだ。
米軍と言っても、関わっているのは、この暗殺だけの特殊任務を行うコマンドであろう。
日本人も、関わっていたのは、確実だ。
天皇の深い闇は、アングロサクソンの深い闇とつながっている。
近衛が失敗したのは、その闇の深さを読み違えたことにある。
奥参事官の暗殺を計画し実行した張本人は、だれであろう?
考えただけで、身震いがして、嫌悪感が止まらない。
http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/479.html#c15
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/312.html#c163
CNNは5月6日付けの報道でフアン・グアイドを選挙で選ばれたベネズエラの大統領だと伝えた。勿論、間違いだ。アメリカ支配層はベネズエラの石油利権をアメリカの巨大企業へ渡すと公言しているグアイドを「暫定大統領」に指名しているが、勿論、本当の大統領はニコラス・マドゥロである。日頃、偽報道を続けているCNNだったことから、「またやった」と笑われていたが、今回はさすがにすぐ訂正した。
現在、ドナルド・トランプ政権はエリオット・エイブラムズにベネズエラの政権転覆工作を指揮させている。ウーゴ・チャベスが大統領選挙だった2002年にもアメリカ政府はクーデターを仕掛けたが、このときの黒幕はオットー・ライヒ、ジョン・ネグロポンテ、そしてエイブラムズだ。
エイブラムスは1980年代からラテン・アメリカでの秘密工作に加わっている人物。当時、CIAはニカラグアの革命政権を倒そうとしていたが、その工作資金を調達するためにコカインの密輸に手を出していた。
ニカラグアだけでなく、エル・サルバドルでも秘密工作、いわゆる「汚い戦争」を展開し、その中でCIAの手先だった軍人や警官が1980年3月にカトリックのオスカル・ロメロ大司教を暗殺、その年の12月にはカトリックの修道女ら4名を惨殺している。1981年12月にはエル・モソテ村で住民900名から1200名を殺した。この村民虐殺についてエイブラムズはコミュニストのプロパガンダだと主張、偽証に問われることになる。
そのエイブラムズが仕掛けているクーデターは今のところ失敗。グアイドが大統領になることは困難だろう。そこで噂されているのがグアイド暗殺。それを利用してアメリカ主導軍がベネズエラへ攻め込むのではないかというわけだ。
アメリカ軍の幹部は賛成しそうにないが、好戦的な文民はやりかねない。イラクの時もリビアの時もシリアの時もそうだった。
アメリカの場合、有力メディアはこぞってアメリカ支配層が望むストーリーを流している。CNNはそのひとつだが、かつてCIAと特殊部隊が東南アジアで行った秘密工作に切り込んでいる。
ベトナム戦争でCIAと特殊部隊は住民を皆殺しにしたり、都市部でテロ活動を行うフェニックス・プログラムを実行していた。
この作戦は1967年5月にリンドン・ジョンソン大統領の腹心だったNSCのロバート・コマーがDEPCORDSとしてベトナム入りしたところからスタートする。そのコマーが中心になり、MACVとCIAは秘密プログラムのICEXを始動させる。これはすぐフェニックス・プログラムに名称が変わる。
このプログラムを一時指揮、1973年9月から76年1月までCIA長官を務めたウィリアム・コルビーは議会証言で、1968年8月から71年5月までの期間に2万0587人のベトナム市民が犠牲になったとしているが、別の推計では4万1000人近く。
1968年3月、ソンミ村のミ・ライ地区とミ・ケ地区で住民がアメリカ軍の部隊に虐殺される。犠牲者の数はアメリカ軍によるとミ・ライ地区だけで347人、ベトナム側の主張ではミ・ライ地区とミ・ケ地区を合わせて504人だという。この虐殺はフェニックス・プログラムの一環だった。
事件が発覚したのは、たまたま上空にいたアメリカ軍のヘリコプターのヒュー・トンプソンという兵士が虐殺を止めたからである。この事件を何人かの兵士が告発しているが、従軍記者や従軍カメラマンは報道しなかった。そうした告発があることを知ったシーモア・ハーシュが記事にしたのは1969年11月になってからである。
CNNは1998年6月、アメリカ軍のMACV-SOGが1970年に逃亡米兵をサリンで殺害したと報じた。その作戦名はテイルウィンド(追い風)。CNNは軍関係者だけでなく有力メディアから攻撃され、調査を行ったふたりのプロデューサーは誤報だと認めるように要求されるが拒否、解雇された。そのひとり、エイプリル・オリバーによると、放送では示されなかった重要な情報をCNNは隠しているという。
その放送の翌年、アメリカ陸軍の第4心理作戦群の隊員が2週間ほどCNNの本部で活動していたことも明らかになっている。「産業訓練」というプログラムの一環で、編集に直接はタッチしていなかったとしても、心理戦の部隊を受け入れると言うこと自体、報道機関としては許されない行為だ。アメリカ軍の広報担当だったトーマス・コリンズ少佐によると、派遣された軍人はCNNの社員と同じように働き、ニュースにも携わったという。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201905080000/
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/175.html#c40
CNNは5月6日付けの報道でフアン・グアイドを選挙で選ばれたベネズエラの大統領だと伝えた。勿論、間違いだ。アメリカ支配層はベネズエラの石油利権をアメリカの巨大企業へ渡すと公言しているグアイドを「暫定大統領」に指名しているが、勿論、本当の大統領はニコラス・マドゥロである。日頃、偽報道を続けているCNNだったことから、「またやった」と笑われていたが、今回はさすがにすぐ訂正した。
現在、ドナルド・トランプ政権はエリオット・エイブラムズにベネズエラの政権転覆工作を指揮させている。ウーゴ・チャベスが大統領選挙だった2002年にもアメリカ政府はクーデターを仕掛けたが、このときの黒幕はオットー・ライヒ、ジョン・ネグロポンテ、そしてエイブラムズだ。
エイブラムスは1980年代からラテン・アメリカでの秘密工作に加わっている人物。当時、CIAはニカラグアの革命政権を倒そうとしていたが、その工作資金を調達するためにコカインの密輸に手を出していた。
ニカラグアだけでなく、エル・サルバドルでも秘密工作、いわゆる「汚い戦争」を展開し、その中でCIAの手先だった軍人や警官が1980年3月にカトリックのオスカル・ロメロ大司教を暗殺、その年の12月にはカトリックの修道女ら4名を惨殺している。1981年12月にはエル・モソテ村で住民900名から1200名を殺した。この村民虐殺についてエイブラムズはコミュニストのプロパガンダだと主張、偽証に問われることになる。
そのエイブラムズが仕掛けているクーデターは今のところ失敗。グアイドが大統領になることは困難だろう。そこで噂されているのがグアイド暗殺。それを利用してアメリカ主導軍がベネズエラへ攻め込むのではないかというわけだ。
アメリカ軍の幹部は賛成しそうにないが、好戦的な文民はやりかねない。イラクの時もリビアの時もシリアの時もそうだった。
アメリカの場合、有力メディアはこぞってアメリカ支配層が望むストーリーを流している。CNNはそのひとつだが、かつてCIAと特殊部隊が東南アジアで行った秘密工作に切り込んでいる。
ベトナム戦争でCIAと特殊部隊は住民を皆殺しにしたり、都市部でテロ活動を行うフェニックス・プログラムを実行していた。
この作戦は1967年5月にリンドン・ジョンソン大統領の腹心だったNSCのロバート・コマーがDEPCORDSとしてベトナム入りしたところからスタートする。そのコマーが中心になり、MACVとCIAは秘密プログラムのICEXを始動させる。これはすぐフェニックス・プログラムに名称が変わる。
このプログラムを一時指揮、1973年9月から76年1月までCIA長官を務めたウィリアム・コルビーは議会証言で、1968年8月から71年5月までの期間に2万0587人のベトナム市民が犠牲になったとしているが、別の推計では4万1000人近く。
1968年3月、ソンミ村のミ・ライ地区とミ・ケ地区で住民がアメリカ軍の部隊に虐殺される。犠牲者の数はアメリカ軍によるとミ・ライ地区だけで347人、ベトナム側の主張ではミ・ライ地区とミ・ケ地区を合わせて504人だという。この虐殺はフェニックス・プログラムの一環だった。
事件が発覚したのは、たまたま上空にいたアメリカ軍のヘリコプターのヒュー・トンプソンという兵士が虐殺を止めたからである。この事件を何人かの兵士が告発しているが、従軍記者や従軍カメラマンは報道しなかった。そうした告発があることを知ったシーモア・ハーシュが記事にしたのは1969年11月になってからである。
CNNは1998年6月、アメリカ軍のMACV-SOGが1970年に逃亡米兵をサリンで殺害したと報じた。その作戦名はテイルウィンド(追い風)。CNNは軍関係者だけでなく有力メディアから攻撃され、調査を行ったふたりのプロデューサーは誤報だと認めるように要求されるが拒否、解雇された。そのひとり、エイプリル・オリバーによると、放送では示されなかった重要な情報をCNNは隠しているという。
その放送の翌年、アメリカ陸軍の第4心理作戦群の隊員が2週間ほどCNNの本部で活動していたことも明らかになっている。「産業訓練」というプログラムの一環で、編集に直接はタッチしていなかったとしても、心理戦の部隊を受け入れると言うこと自体、報道機関としては許されない行為だ。アメリカ軍の広報担当だったトーマス・コリンズ少佐によると、派遣された軍人はCNNの社員と同じように働き、ニュースにも携わったという。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201905080000/
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/330.html#c7
魑魅魍魎がデマ書きまくって阿修羅は信用を無くしたんだ
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/554.html#c47
『世界No.1親日国のポーランド事情@』河添恵子 AJER2018.10.24 - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E3%80%8E%E4%B8%96%E7%95%8CNo.1%E8%A6%AA%E6%97%A5%E5%9B%BD%E3%81%AE%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E4%BA%8B%E6%83%85+%E3%80%8F%E6%B2%B3%E6%B7%BB%E6%81%B5%E5%AD%90%E3%80%80&sp=mAEB
ノンフィクション作家・河添恵子#5
「ポーランドと日本の深い絆」ポーランドを知れば日本がよく見えてくる! - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E3%83%8E%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E4%BD%9C%E5%AE%B6%E3%83%BB%E6%B2%B3%E6%B7%BB%E6%81%B5%E5%AD%90%235-+%E3%80%8C%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%A8%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%B7%B1%E3%81%84%E7%B5%86%E3%80%8D
ノンフィクション作家・河添恵子#11
★日本とポーランド 2019年は国交樹立100周年!◉日本文化の理解度断トツ国! - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=tO3tbGlgqYg
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/364.html#c4
受け入れ企業に経費を出せと言っても出さないからな
http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/504.html#c1
今日は、雅子の男性遍歴Aです。
その相手は2003年にイラク戦争のさなか、非業の死を遂げた外務省奥克彦参事官です。
英紙はすかさず、「犯人は不明だが(米軍による)忙殺の可能性もある。
亡くなった奥参事官は、現在皇太子妃となっている雅子妃と昔から親密な仲だった」と報じました。
また出てきましたね〜(笑)
男性遍歴(笑)
しかも今度は妻子持ちだから立派な不倫ですね(笑)
いったい過去何人の男と関係を持ったんだ(怒)
当ブログで扱った中では、はっきりと名前が出ている二人だけです。
他にも東大の同級生で、一緒にオクスフォードに留学したT氏なる人物も留学中の交際も報じられていますが、名前もわからないので検証する方法がありません。きっと当ブログで把握した日本人、外国人を問わず男性経験の実際は倍の人数ぐらいあるのでしょう。
おまけに、彼女は、奥氏の死をきっかけに、主治医から、【適応障害】の診断書を引き出し、翌年の皇太子の【人格否定発言】以後、一切の公務を拒否するようになりました。
例の【人格否定発言】は、小和田恒が文章にしたのを皇太子が、何度も練習し、時には感情をあらわにする練習をして、記者会見に臨んだものでしょう。
【人格否定】などのげすな表現は、皇室や皇族にはありません。
皇室や皇族とは対極にいる極悪朝鮮人の小和田恒しか考える人間はいません。皇太子に記者会見をさせたのも小和田でしょう。
しかし、【昔の男の死】を良いチャンスとして【適応障害】とする大野裕氏筆頭にする医師団の判断も腑に落ちません。
雅子としては元々関心が無く嫌でしょうがなかった公務をさぼる良いチャンスと見たのでしょう。または、小和田恒の入れ知恵かもしれません。
この日から、我々の税金から、年収6千万円をふんだくる【公務おさぼり皇太子妃】ができ、もう12年もたっているのです。医師団がやぶ医者だといっても良い位です。
小和田に【人格否定発言】を言わせるほど、東宮にいうべきは言い、筋を通して厳しく接していたのは、当時の鎌倉節(さだめ)宮内庁長官でした。
鎌倉氏は警察官僚OBで警視総監→宮内庁長官という歴史的な王道を歩んできた人でした。昔は旧内務省系の警察官僚OBや厚労省OBが宮内庁長官を占めるのが王道であり、不文律でした。
今、長官をやっている風岡典之などは建設官僚出身で、宮内庁長官としては向いてないとして、そもそも選外でした。
亡くなった鎌倉元宮内庁長官は【東宮の天敵】といわれるほど立派に筋を通しました。しかし、その後は、小和田と創価の連合軍により、宮内庁長官は、創価信者(風岡)部落出身者(羽毛田)のような人物が続き、東宮太夫も外務省から小和田の息のかかった人物(小町)が送り込まれるようになりました。
皆【雅子の公務おさぼり】を邪魔させないためです。
それにしても雅子という女の男性経験の数には呆れます。
私の元プレイボーイとしての経験から言うと、人相鑑定すると、この女は食事して仲良くなってアルコールも入ると、ホテルに誘うと簡単についてくるタイプです。
英国の王室の妃になる人は「処女であること」が条件です。
日本皇室もそれを求めているのは、雅子が第一選考で外されたのを見ると分かります。雅子なんか、やりすぎて処女膜のかけらもなく、処女膜再生手術も不可能だったでしょう(笑)
徳仁君は結婚初夜に花嫁に出血が無いのに不信感を抱かなかったでしょうか(笑)
http://akimasa-fushimi.sakura.ne.jp/wp/2016/11/21/2016112120161121000000/
http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/479.html#c17
それで公務をやりたくなくなったんだ。
http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/479.html#c19
このくらいの中古住宅がアメリカでは約3000万円、自分で修理すれば永久に使える
画像引用:【世界の家】アメリカの住宅事情https://www.arceight.co.jp/wp/?p=1772
日本の新築信仰は宗教
日本では新築住宅を好む人が非常に多く、新築信仰とも呼ばれているが、アメリカでは正反対です。
世界的には新築オンリーという国は少数で、古い住宅を何十年や何百年も使う国があります。
日本は木造で外国は石造りやレンガやコンクリが多いという理由もあるが、アメリカでも木造住宅の方が多い。
アメリカでも一般向け住宅の8割程度が木造なので、鉄筋コンクリートやレンガだから長く使っている訳ではない。
売買されている中古住宅のほとんども木造で築20年から40年以上、100年とか200年の物件も売買されている。
日本では築20年でほとんど資産価値がなくなり、築30年で「廃屋」扱い、解体費用の分だけ土地価格から値引き要求されます。
日本で築30年の家を買って、もう30年使うためにリフォームすると、およそ1000万円以上かかります。
新築費用が3000万円かかるとして1500万円でも半額なのだが、多くの人は新築を選択しています。
経済的には合理性がない行為だが、おそらく中古住宅を買って親戚や知人から「中古なんか買ってる」と見下されるのが嫌なのです。
親戚が集まれば間違いなくそんな話になり、新築一戸建てに住んでいる人は鼻高々で「中古に住んでいる貧乏人」をマウンティングしてきます。
これを背後で仕組んでいるのが日本政府で、新築一戸建ては経済政策として即効性があるため、戦後ずっと多用されてきました。
30年で「廃屋」になる分譲住宅を大売り出しして景気を浮揚させ、その時だけ好景気を演出するのに使われます。
「新築住宅減税」などを政権が打ち出して来たら、間違いなく政権末期で、しかも経済政策は無能です。
日本人は住宅にアメリカ人の何倍も払っている
アメリカの中古住宅価格の平均は約3000万円で、土地付きなので手ごろな値段であり、新築よりずっと人気があります。
アメリカの家は日本の2倍以上の広さがあるので、新築で建てるのは富裕層だけで、庶民は中古住宅を買って自分で治します。
アメリカにはろくな大工がおらず、修理もできないのに高額料金を吹っかけて来るから、自分で治す文化が定着しています。
トムソーヤーの冒険という古い小説では少年たちが屋根のペンキ塗りとかをしているので、昔からそうだったようです。
中古住宅の平均価格が約3000万円でアメリカ人の世帯年収中央値は660万円なので、年収4.5年分で大きな住宅が買えます。
日本の世帯年収中央値は545万円で新築住宅(土地付き)平均価格は4000万円超なので、年収の7年分以上で購入しています。
しかも日本の新築住宅はアメリカの中古住宅の半分(なら良い方)しかなく、寿命も半分くらいなのです。
これを考慮すると日本人はアメリカ人より住宅に2倍、3倍も高いお金を払っているのです。
狭いのは仕方がないにしても、日本の新築住宅が30年で廃屋になるのは中古住宅を修理しないからで、修理しやすい設計にもなっていない。
日本で近代的な一戸建て住宅が普及したのは戦後、ドラえもんやサザエさんが一戸建てに住むようになってからの事でした。
それ以前の普通の人は長屋とか安アパート、共同住宅や借家、今の価値観では家と言えないようなバラックが多かった。
田舎でも豊かな農家は立派な一軒家に住んでいたが、大半の小作人や次男坊は貧しい家に住んでいました。
だから日本ではまだ長く住宅を使って、修理して数百年使う文化がなく、ぼったくりが横行しています。
もういい加減、住宅にアメリカ人の何倍もお金をかけて、30年しか住めない新築を建てるのは辞めた方が良い。
http://www.thutmosev.com/archives/79772841.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/615.html#c244
これはもちろん、ネットが“秋篠宮家叩き”に盛り上がっているという状況が後押ししている部分もあるだろう。だが、もうひとつ、週刊誌の新たな情報源の影響も見え隠れする。それはズバリ官邸だ。週刊誌の皇室担当記者が証言する。
「これまでの秋篠宮バッシングは、保守的な他の宮家や宮内庁関係者、東宮周辺から出ていることが多かったが、ここ数ヶ月の秋篠宮家の記事は、それだけじゃない。皇室担当じゃなく、政治担当の記者が情報を入れてくるケースが増えてるんだ。官邸で皇室を担当している杉田和博官房副長官の周辺、それから内閣情報調査室あたりが、情報の出どころなんじゃないか、といわれている」
また、全国紙の官邸担当記者に確認すると、官邸幹部や、安倍首相に近い自民党中堅幹部などが、秋篠宮への批判をオフレコでしゃべるようになっているという。
「皇太子殿下の秋篠宮批判や、抗不安薬の使用なども、宮内庁や皇室周辺ではこれまで聞いたことがなかった。もしかしたら、官邸や内調から出てきた情報なんじゃないでしょうか」(前出・週刊誌皇室担当記者)
実際、一連のバッシング記事の中にも、安倍首相周辺や官邸が秋篠宮バッシングの情報源になっていることを物語る記述が出てくる。その典型が、「週刊文春」4月11日号に掲載されたこんな一文だ。
〈現天皇との“溝”を埋められない安倍首相。秋篠宮さまについても、昨年十一月の誕生日会見で「大嘗祭は内廷費で賄うべき」と発言されたことに対し、「反乱だね」などと言い放っていた。麻生氏も「内廷費も税金だし、なんで税金に介入してくるんだ」と不快感を見せていたという。〉
さらに、同記事には、安倍首相に近い関係者のこんなコメントも掲載されていた。
「首相は眞子さまと小室圭さんの問題に関して『早いうちから色んな恋愛を経験していた方がいい。(眞子さまが)可哀想だ』と言っていた。悠仁さまの将来についても『多くの女性と接してもらった方がいいのかも』と。内定費問題をはじめ、首相には秋篠宮家への不信感が根底にあるようです」(前出・首相周辺)
「(前略、生前退位の意向報道について)首相はむしろNHKの情報源を気にしており『秋篠宮さまがリークしたようだ』と見ていました」(官邸関係者)
どうも安倍首相自身が秋篠宮批判を口にし、それが側近を通じて外に漏れているようなのだ。そして、こうした安倍首相のスタンスを忖度した官邸スタッフや内閣情報調査室が、秋篠宮バッシング情報を週刊誌に流しているということらしい。
●最後まで明仁天皇と敵対し続けた安倍首相は即位に乗じて新天皇取り込み
もちろん、こうした官邸の動きの背景にあるのは、秋篠宮が現天皇・皇后のリベラルな考えを受け継ぐ姿勢を見せていることだろう。
今さら説明するまでもないが、第二次安倍政権以降、明仁天皇と安倍首相は“対立”といっていい関係が続いてきた。護憲と戦争への反省、沖縄への思いを隠そうとしない明仁天皇と美智子皇后に対し、安倍政権は改憲と歴史修正主義を推し進めるために天皇夫妻の口をふさごうと、陰に陽にプレッシャーをかけ続けてきた。
たとえば、2013年末、明仁天皇が誕生日に際した会見のなかで“護憲発言”を行うと、安倍首相のブレーンのひとりと言われる八木秀次・麗澤大学教授が「正論」(産経新聞社)に〈両陛下のご発言が、安倍内閣が進めようとしている憲法改正への懸念の表明のように国民に受け止められかねない〉〈宮内庁のマネジメントはどうなっているのか〉と、天皇を批判するような文章を発表したが、これなどは明らかに安倍首相からの“改憲の邪魔をするな”という圧力だろう。
こうした対立は、天皇が「生前退位の意向」を明らかにすると、ますますエスカレート。官邸は天皇の理解者だった風岡典之宮内庁長官を更迭。次長の山本信一郎氏を長官に繰り上げ、後任次長には監視役として、警察官僚出身で内閣危機管理監だった西村泰彦氏を就任させた。
その後も、「生前退位」をめぐる有識者会議では、安倍首相が送り込んだ日本会議系のメンバーが明仁天皇を公然と批判するなど、政権と天皇・皇后との溝はどんどん深まっていった。
昨年10月23日に行われた「明治150年」を記念する式典に、天皇・皇后の姿がなかったが、これも、大日本帝国を礼賛する安倍首相の肝いりの式典に、天皇と皇后が出席拒否をしたとみられている(西村次長は「官邸からお声がけがなかった」と弁明したが、これは建前だろう)。
そして、明仁天皇との関係修復をあきらめた安倍首相はいま、代替わりに乗じて、皇太子=新天皇を取り込もうとしきりに働きかけを行っている。
「安倍首相はこの間、2回も皇太子殿下と面談しています。皇位継承の流れを説明し、元号をあらかじめ伝えたといわれていますが、首相が皇太子に直接、面談するのはきわめて異例。これは、皇太子を取り込む作戦と推測されます。安倍首相としては、自分の改憲路線を天皇陛下に邪魔されたという思いがある。だから、即位を機会に、皇太子夫妻を取り込み、新天皇を政治利用できる関係を築く腹づもりなのではないか。実際、皇太子殿下は波風を立てるのが嫌いな性格ですし、雅子妃は小和田恆元外務省事務次官の娘で、本人もエリート外交官、政治的には安倍首相の考えに近い可能性がありますから、取り込まれてしまう可能性はありますね」(宮内庁担当記者)
秋篠宮バッシングは問題のすり替え、でっちあげと女性差別でしかない
もっと不可解なのは、“美智子皇后が秋篠宮家の教育に眉をひそめている”などという記述だ。美智子皇后のこの問題に対するスタンスは昨年5月の宮内庁ホームページに掲載された「眞子内親王殿下に関する最近の週刊誌報道について」という声明ではっきりしている。
〈(眞子内親王の結婚問題について)両陛下は当初より一貫して変わらぬ対応をしてこられました。
両陛下が第一に考えられたことは、これは眞子さまの内心に触れる事柄であり,何人といえども、恐らくはご両親殿下でさえ眞子さまのお考えを待つ以外おありでないということでした。そうした中、ご自分方として出来ることは,極力周囲の雑音から眞子さまを守り、静かな状況を保つ中で、眞子さまがご自分の考えを深められるよう助力なさるということでした。〉
眞子内親王の結婚について、天皇・皇后は「内心」の問題であり、強引に立ち入るつもりはないし他の誰も立ち入るべきではないという姿勢を鮮明にしている。それが、佳子内親王の発言に、眉をひそめるというのはどう考えてもおかしいだろう。
さらに、眞子内親王の結婚トラブルの原因を、自主性尊重やICUへの進学のせいにするにいたっては、ただの女性差別でしかない。週刊誌は秋篠宮や姉妹を叩くために、女性が自主性をもつことや本人が希望するレベルの高い大学に進学することが結婚トラブルにつながるかのような、男尊女卑丸出しの論理を口にしているのだ。
週刊誌は秋篠宮を「『公』より『私』」を優先などと批判しているが、これもおかしい。秋篠宮は大嘗祭の費用問題などでもわかるように、公と私をきちんとわけるように主張するなど、現天皇皇后と同様、日本国憲法下の象徴天皇制について、高い意識をもっていることがうかがわれる。むしろ、「『公』より『私』を優先」というのは、雅子妃や愛子内親王との家庭生活に関心が集中している皇太子のほうではないか。
それにしても、眞子内親王の結婚問題や佳子内親王の発言が、いったいなぜこうした過剰ともいえる秋篠宮バッシングに発展してしまったのか。いや、秋篠宮への批判は今週先週に限ったことではない。週刊誌では数カ月前から、批判記事や内部情報が散発的に掲載されてきた。それも、皇室タブーに強い「新潮」や「文春」だけでなく、ふだん、皇室のヨイショ記事しか掲載しない女性週刊誌までが秋篠宮を批判しているのだ。
官邸が流す秋篠宮バッシング情報、文春は安倍首相の秋篠宮批判を紹介
これはもちろん、ネットが“秋篠宮家叩き”に盛り上がっているという状況が後押ししている部分もあるだろう。だが、もうひとつ、週刊誌の新たな情報源の影響も見え隠れする。それはズバリ官邸だ。週刊誌の皇室担当記者が証言する。
「これまでの秋篠宮バッシングは、保守的な他の宮家や宮内庁関係者、東宮周辺から出ていることが多かったが、ここ数ヶ月の秋篠宮家の記事は、それだけじゃない。皇室担当じゃなく、政治担当の記者が情報を入れてくるケースが増えてるんだ。官邸で皇室を担当している杉田和博官房副長官の周辺、それから内閣情報調査室あたりが、情報の出どころなんじゃないか、といわれている」
また、全国紙の官邸担当記者に確認すると、官邸幹部や、安倍首相に近い自民党中堅幹部などが、秋篠宮への批判をオフレコでしゃべるようになっているという。
「皇太子殿下の秋篠宮批判や、抗不安薬の使用なども、宮内庁や皇室周辺ではこれまで聞いたことがなかった。もしかしたら、官邸や内調から出てきた情報なんじゃないでしょうか」(前出・週刊誌皇室担当記者)
実際、一連のバッシング記事の中にも、安倍首相周辺や官邸が秋篠宮バッシングの情報源になっていることを物語る記述が出てくる。その典型が、「週刊文春」4月11日号に掲載されたこんな一文だ。
〈現天皇との“溝”を埋められない安倍首相。秋篠宮さまについても、昨年十一月の誕生日会見で「大嘗祭は内廷費で賄うべき」と発言されたことに対し、「反乱だね」などと言い放っていた。麻生氏も「内廷費も税金だし、なんで税金に介入してくるんだ」と不快感を見せていたという。〉
さらに、同記事には、安倍首相に近い関係者のこんなコメントも掲載されていた。
「首相は眞子さまと小室圭さんの問題に関して『早いうちから色んな恋愛を経験していた方がいい。(眞子さまが)可哀想だ』と言っていた。悠仁さまの将来についても『多くの女性と接してもらった方がいいのかも』と。内定費問題をはじめ、首相には秋篠宮家への不信感が根底にあるようです」(前出・首相周辺)
「(前略、生前退位の意向報道について)首相はむしろNHKの情報源を気にしており『秋篠宮さまがリークしたようだ』と見ていました」(官邸関係者)
どうも安倍首相自身が秋篠宮批判を口にし、それが側近を通じて外に漏れているようなのだ。そして、こうした安倍首相のスタンスを忖度した官邸スタッフや内閣情報調査室が、秋篠宮バッシング情報を週刊誌に流しているということらしい。
●最後まで明仁天皇と敵対し続けた安倍首相は即位に乗じて新天皇取り込み
もちろん、こうした官邸の動きの背景にあるのは、秋篠宮が現天皇・皇后のリベラルな考えを受け継ぐ姿勢を見せていることだろう。
今さら説明するまでもないが、第二次安倍政権以降、明仁天皇と安倍首相は“対立”といっていい関係が続いてきた。護憲と戦争への反省、沖縄への思いを隠そうとしない明仁天皇と美智子皇后に対し、安倍政権は改憲と歴史修正主義を推し進めるために天皇夫妻の口をふさごうと、陰に陽にプレッシャーをかけ続けてきた。
たとえば、2013年末、明仁天皇が誕生日に際した会見のなかで“護憲発言”を行うと、安倍首相のブレーンのひとりと言われる八木秀次・麗澤大学教授が「正論」(産経新聞社)に〈両陛下のご発言が、安倍内閣が進めようとしている憲法改正への懸念の表明のように国民に受け止められかねない〉〈宮内庁のマネジメントはどうなっているのか〉と、天皇を批判するような文章を発表したが、これなどは明らかに安倍首相からの“改憲の邪魔をするな”という圧力だろう。
こうした対立は、天皇が「生前退位の意向」を明らかにすると、ますますエスカレート。官邸は天皇の理解者だった風岡典之宮内庁長官を更迭。次長の山本信一郎氏を長官に繰り上げ、後任次長には監視役として、警察官僚出身で内閣危機管理監だった西村泰彦氏を就任させた。
その後も、「生前退位」をめぐる有識者会議では、安倍首相が送り込んだ日本会議系のメンバーが明仁天皇を公然と批判するなど、政権と天皇・皇后との溝はどんどん深まっていった。
昨年10月23日に行われた「明治150年」を記念する式典に、天皇・皇后の姿がなかったが、これも、大日本帝国を礼賛する安倍首相の肝いりの式典に、天皇と皇后が出席拒否をしたとみられている(西村次長は「官邸からお声がけがなかった」と弁明したが、これは建前だろう)。
そして、明仁天皇との関係修復をあきらめた安倍首相はいま、代替わりに乗じて、皇太子=新天皇を取り込もうとしきりに働きかけを行っている。
「安倍首相はこの間、2回も皇太子殿下と面談しています。皇位継承の流れを説明し、元号をあらかじめ伝えたといわれていますが、首相が皇太子に直接、面談するのはきわめて異例。これは、皇太子を取り込む作戦と推測されます。安倍首相としては、自分の改憲路線を天皇陛下に邪魔されたという思いがある。だから、即位を機会に、皇太子夫妻を取り込み、新天皇を政治利用できる関係を築く腹づもりなのではないか。実際、皇太子殿下は波風を立てるのが嫌いな性格ですし、雅子妃は小和田恆元外務省事務次官の娘で、本人もエリート外交官、政治的には安倍首相の考えに近い可能性がありますから、取り込まれてしまう可能性はありますね」(宮内庁担当記者)
安倍首相を激怒させた秋篠宮の「宗教色の強い大嘗祭は内廷費で」発言
しかし、そんな安倍首相にとって、目の上のたんこぶになっているのが、明仁天皇のリベラルな姿勢を引き継ぎ、その意向を代弁し続けている秋篠宮の存在だ。とくに、昨年の誕生日会見で、大嘗祭について「宗教色が強いものを国費で賄うことが適当かどうか」として、天皇家の私的活動費である「内廷会計での実施」を提案したことは、国家神道復活を目指す右派勢力をバックにした保守派の安倍首相と相いれないものであり、相当な不快感を募らせたと言われている。
「秋篠宮殿下の発言は、明らかに天皇陛下の意向をくんだものでしたが、安倍首相は相当、危機感を持ったようです。その頃から、やたらと秋篠宮を批判するような情報が安倍首相の周辺から出てくるようになった。さらに今回、眞子さまの結婚問題がきっかけになって世論が秋篠宮家に批判的になったことに乗じ、殿下の影響力を封じ込めようと、官邸が一気にバッシング情報を流し始めたということじゃないでしょうか」(全国紙官邸担当記者)
安倍官邸が、野党政治家や政権批判するジャーナリストや学者など敵対勢力のネガティブ情報を出し謀略攻撃を仕掛けてきたことは有名だが、まさか宮家まで標的にするとは……。とても「保守」のやることとは思えないが、しかし、これが安倍政権の本質なのだろう。
ただ、秋篠宮のこれまでの姿勢や明仁天皇との距離の近さなどを考えると、秋篠宮のほうもこのままおとなしく黙らされるとは思えない。天皇vs安倍首相の対立は、秋篠宮vs安倍首相という形で引き継がれていく可能性は十分あるだろう。
https://lite-ra.com/i/amp/2019/04/post-4670-entry_3.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/109.html#c56
これはもちろん、ネットが“秋篠宮家叩き”に盛り上がっているという状況が後押ししている部分もあるだろう。だが、もうひとつ、週刊誌の新たな情報源の影響も見え隠れする。それはズバリ官邸だ。週刊誌の皇室担当記者が証言する。
「これまでの秋篠宮バッシングは、保守的な他の宮家や宮内庁関係者、東宮周辺から出ていることが多かったが、ここ数ヶ月の秋篠宮家の記事は、それだけじゃない。皇室担当じゃなく、政治担当の記者が情報を入れてくるケースが増えてるんだ。官邸で皇室を担当している杉田和博官房副長官の周辺、それから内閣情報調査室あたりが、情報の出どころなんじゃないか、といわれている」
また、全国紙の官邸担当記者に確認すると、官邸幹部や、安倍首相に近い自民党中堅幹部などが、秋篠宮への批判をオフレコでしゃべるようになっているという。
「皇太子殿下の秋篠宮批判や、抗不安薬の使用なども、宮内庁や皇室周辺ではこれまで聞いたことがなかった。もしかしたら、官邸や内調から出てきた情報なんじゃないでしょうか」(前出・週刊誌皇室担当記者)
実際、一連のバッシング記事の中にも、安倍首相周辺や官邸が秋篠宮バッシングの情報源になっていることを物語る記述が出てくる。その典型が、「週刊文春」4月11日号に掲載されたこんな一文だ。
〈現天皇との“溝”を埋められない安倍首相。秋篠宮さまについても、昨年十一月の誕生日会見で「大嘗祭は内廷費で賄うべき」と発言されたことに対し、「反乱だね」などと言い放っていた。麻生氏も「内廷費も税金だし、なんで税金に介入してくるんだ」と不快感を見せていたという。〉
さらに、同記事には、安倍首相に近い関係者のこんなコメントも掲載されていた。
「首相は眞子さまと小室圭さんの問題に関して『早いうちから色んな恋愛を経験していた方がいい。(眞子さまが)可哀想だ』と言っていた。悠仁さまの将来についても『多くの女性と接してもらった方がいいのかも』と。内定費問題をはじめ、首相には秋篠宮家への不信感が根底にあるようです」(前出・首相周辺)
「(前略、生前退位の意向報道について)首相はむしろNHKの情報源を気にしており『秋篠宮さまがリークしたようだ』と見ていました」(官邸関係者)
どうも安倍首相自身が秋篠宮批判を口にし、それが側近を通じて外に漏れているようなのだ。そして、こうした安倍首相のスタンスを忖度した官邸スタッフや内閣情報調査室が、秋篠宮バッシング情報を週刊誌に流しているということらしい。
●最後まで明仁天皇と敵対し続けた安倍首相は即位に乗じて新天皇取り込み
もちろん、こうした官邸の動きの背景にあるのは、秋篠宮が現天皇・皇后のリベラルな考えを受け継ぐ姿勢を見せていることだろう。
今さら説明するまでもないが、第二次安倍政権以降、明仁天皇と安倍首相は“対立”といっていい関係が続いてきた。護憲と戦争への反省、沖縄への思いを隠そうとしない明仁天皇と美智子皇后に対し、安倍政権は改憲と歴史修正主義を推し進めるために天皇夫妻の口をふさごうと、陰に陽にプレッシャーをかけ続けてきた。
たとえば、2013年末、明仁天皇が誕生日に際した会見のなかで“護憲発言”を行うと、安倍首相のブレーンのひとりと言われる八木秀次・麗澤大学教授が「正論」(産経新聞社)に〈両陛下のご発言が、安倍内閣が進めようとしている憲法改正への懸念の表明のように国民に受け止められかねない〉〈宮内庁のマネジメントはどうなっているのか〉と、天皇を批判するような文章を発表したが、これなどは明らかに安倍首相からの“改憲の邪魔をするな”という圧力だろう。
こうした対立は、天皇が「生前退位の意向」を明らかにすると、ますますエスカレート。官邸は天皇の理解者だった風岡典之宮内庁長官を更迭。次長の山本信一郎氏を長官に繰り上げ、後任次長には監視役として、警察官僚出身で内閣危機管理監だった西村泰彦氏を就任させた。
その後も、「生前退位」をめぐる有識者会議では、安倍首相が送り込んだ日本会議系のメンバーが明仁天皇を公然と批判するなど、政権と天皇・皇后との溝はどんどん深まっていった。
昨年10月23日に行われた「明治150年」を記念する式典に、天皇・皇后の姿がなかったが、これも、大日本帝国を礼賛する安倍首相の肝いりの式典に、天皇と皇后が出席拒否をしたとみられている(西村次長は「官邸からお声がけがなかった」と弁明したが、これは建前だろう)。
そして、明仁天皇との関係修復をあきらめた安倍首相はいま、代替わりに乗じて、皇太子=新天皇を取り込もうとしきりに働きかけを行っている。
「安倍首相はこの間、2回も皇太子殿下と面談しています。皇位継承の流れを説明し、元号をあらかじめ伝えたといわれていますが、首相が皇太子に直接、面談するのはきわめて異例。これは、皇太子を取り込む作戦と推測されます。安倍首相としては、自分の改憲路線を天皇陛下に邪魔されたという思いがある。だから、即位を機会に、皇太子夫妻を取り込み、新天皇を政治利用できる関係を築く腹づもりなのではないか。実際、皇太子殿下は波風を立てるのが嫌いな性格ですし、雅子妃は小和田恆元外務省事務次官の娘で、本人もエリート外交官、政治的には安倍首相の考えに近い可能性がありますから、取り込まれてしまう可能性はありますね」(宮内庁担当記者)
秋篠宮バッシングは問題のすり替え、でっちあげと女性差別でしかない
もっと不可解なのは、“美智子皇后が秋篠宮家の教育に眉をひそめている”などという記述だ。美智子皇后のこの問題に対するスタンスは昨年5月の宮内庁ホームページに掲載された「眞子内親王殿下に関する最近の週刊誌報道について」という声明ではっきりしている。
〈(眞子内親王の結婚問題について)両陛下は当初より一貫して変わらぬ対応をしてこられました。
両陛下が第一に考えられたことは、これは眞子さまの内心に触れる事柄であり,何人といえども、恐らくはご両親殿下でさえ眞子さまのお考えを待つ以外おありでないということでした。そうした中、ご自分方として出来ることは,極力周囲の雑音から眞子さまを守り、静かな状況を保つ中で、眞子さまがご自分の考えを深められるよう助力なさるということでした。〉
眞子内親王の結婚について、天皇・皇后は「内心」の問題であり、強引に立ち入るつもりはないし他の誰も立ち入るべきではないという姿勢を鮮明にしている。それが、佳子内親王の発言に、眉をひそめるというのはどう考えてもおかしいだろう。
さらに、眞子内親王の結婚トラブルの原因を、自主性尊重やICUへの進学のせいにするにいたっては、ただの女性差別でしかない。週刊誌は秋篠宮や姉妹を叩くために、女性が自主性をもつことや本人が希望するレベルの高い大学に進学することが結婚トラブルにつながるかのような、男尊女卑丸出しの論理を口にしているのだ。
週刊誌は秋篠宮を「『公』より『私』」を優先などと批判しているが、これもおかしい。秋篠宮は大嘗祭の費用問題などでもわかるように、公と私をきちんとわけるように主張するなど、現天皇皇后と同様、日本国憲法下の象徴天皇制について、高い意識をもっていることがうかがわれる。むしろ、「『公』より『私』を優先」というのは、雅子妃や愛子内親王との家庭生活に関心が集中している皇太子のほうではないか。
それにしても、眞子内親王の結婚問題や佳子内親王の発言が、いったいなぜこうした過剰ともいえる秋篠宮バッシングに発展してしまったのか。いや、秋篠宮への批判は今週先週に限ったことではない。週刊誌では数カ月前から、批判記事や内部情報が散発的に掲載されてきた。それも、皇室タブーに強い「新潮」や「文春」だけでなく、ふだん、皇室のヨイショ記事しか掲載しない女性週刊誌までが秋篠宮を批判しているのだ。
官邸が流す秋篠宮バッシング情報、文春は安倍首相の秋篠宮批判を紹介
これはもちろん、ネットが“秋篠宮家叩き”に盛り上がっているという状況が後押ししている部分もあるだろう。だが、もうひとつ、週刊誌の新たな情報源の影響も見え隠れする。それはズバリ官邸だ。週刊誌の皇室担当記者が証言する。
「これまでの秋篠宮バッシングは、保守的な他の宮家や宮内庁関係者、東宮周辺から出ていることが多かったが、ここ数ヶ月の秋篠宮家の記事は、それだけじゃない。皇室担当じゃなく、政治担当の記者が情報を入れてくるケースが増えてるんだ。官邸で皇室を担当している杉田和博官房副長官の周辺、それから内閣情報調査室あたりが、情報の出どころなんじゃないか、といわれている」
また、全国紙の官邸担当記者に確認すると、官邸幹部や、安倍首相に近い自民党中堅幹部などが、秋篠宮への批判をオフレコでしゃべるようになっているという。
「皇太子殿下の秋篠宮批判や、抗不安薬の使用なども、宮内庁や皇室周辺ではこれまで聞いたことがなかった。もしかしたら、官邸や内調から出てきた情報なんじゃないでしょうか」(前出・週刊誌皇室担当記者)
実際、一連のバッシング記事の中にも、安倍首相周辺や官邸が秋篠宮バッシングの情報源になっていることを物語る記述が出てくる。その典型が、「週刊文春」4月11日号に掲載されたこんな一文だ。
〈現天皇との“溝”を埋められない安倍首相。秋篠宮さまについても、昨年十一月の誕生日会見で「大嘗祭は内廷費で賄うべき」と発言されたことに対し、「反乱だね」などと言い放っていた。麻生氏も「内廷費も税金だし、なんで税金に介入してくるんだ」と不快感を見せていたという。〉
さらに、同記事には、安倍首相に近い関係者のこんなコメントも掲載されていた。
「首相は眞子さまと小室圭さんの問題に関して『早いうちから色んな恋愛を経験していた方がいい。(眞子さまが)可哀想だ』と言っていた。悠仁さまの将来についても『多くの女性と接してもらった方がいいのかも』と。内定費問題をはじめ、首相には秋篠宮家への不信感が根底にあるようです」(前出・首相周辺)
「(前略、生前退位の意向報道について)首相はむしろNHKの情報源を気にしており『秋篠宮さまがリークしたようだ』と見ていました」(官邸関係者)
どうも安倍首相自身が秋篠宮批判を口にし、それが側近を通じて外に漏れているようなのだ。そして、こうした安倍首相のスタンスを忖度した官邸スタッフや内閣情報調査室が、秋篠宮バッシング情報を週刊誌に流しているということらしい。
●最後まで明仁天皇と敵対し続けた安倍首相は即位に乗じて新天皇取り込み
もちろん、こうした官邸の動きの背景にあるのは、秋篠宮が現天皇・皇后のリベラルな考えを受け継ぐ姿勢を見せていることだろう。
今さら説明するまでもないが、第二次安倍政権以降、明仁天皇と安倍首相は“対立”といっていい関係が続いてきた。護憲と戦争への反省、沖縄への思いを隠そうとしない明仁天皇と美智子皇后に対し、安倍政権は改憲と歴史修正主義を推し進めるために天皇夫妻の口をふさごうと、陰に陽にプレッシャーをかけ続けてきた。
たとえば、2013年末、明仁天皇が誕生日に際した会見のなかで“護憲発言”を行うと、安倍首相のブレーンのひとりと言われる八木秀次・麗澤大学教授が「正論」(産経新聞社)に〈両陛下のご発言が、安倍内閣が進めようとしている憲法改正への懸念の表明のように国民に受け止められかねない〉〈宮内庁のマネジメントはどうなっているのか〉と、天皇を批判するような文章を発表したが、これなどは明らかに安倍首相からの“改憲の邪魔をするな”という圧力だろう。
こうした対立は、天皇が「生前退位の意向」を明らかにすると、ますますエスカレート。官邸は天皇の理解者だった風岡典之宮内庁長官を更迭。次長の山本信一郎氏を長官に繰り上げ、後任次長には監視役として、警察官僚出身で内閣危機管理監だった西村泰彦氏を就任させた。
その後も、「生前退位」をめぐる有識者会議では、安倍首相が送り込んだ日本会議系のメンバーが明仁天皇を公然と批判するなど、政権と天皇・皇后との溝はどんどん深まっていった。
昨年10月23日に行われた「明治150年」を記念する式典に、天皇・皇后の姿がなかったが、これも、大日本帝国を礼賛する安倍首相の肝いりの式典に、天皇と皇后が出席拒否をしたとみられている(西村次長は「官邸からお声がけがなかった」と弁明したが、これは建前だろう)。
そして、明仁天皇との関係修復をあきらめた安倍首相はいま、代替わりに乗じて、皇太子=新天皇を取り込もうとしきりに働きかけを行っている。
「安倍首相はこの間、2回も皇太子殿下と面談しています。皇位継承の流れを説明し、元号をあらかじめ伝えたといわれていますが、首相が皇太子に直接、面談するのはきわめて異例。これは、皇太子を取り込む作戦と推測されます。安倍首相としては、自分の改憲路線を天皇陛下に邪魔されたという思いがある。だから、即位を機会に、皇太子夫妻を取り込み、新天皇を政治利用できる関係を築く腹づもりなのではないか。実際、皇太子殿下は波風を立てるのが嫌いな性格ですし、雅子妃は小和田恆元外務省事務次官の娘で、本人もエリート外交官、政治的には安倍首相の考えに近い可能性がありますから、取り込まれてしまう可能性はありますね」(宮内庁担当記者)
安倍首相を激怒させた秋篠宮の「宗教色の強い大嘗祭は内廷費で」発言
しかし、そんな安倍首相にとって、目の上のたんこぶになっているのが、明仁天皇のリベラルな姿勢を引き継ぎ、その意向を代弁し続けている秋篠宮の存在だ。とくに、昨年の誕生日会見で、大嘗祭について「宗教色が強いものを国費で賄うことが適当かどうか」として、天皇家の私的活動費である「内廷会計での実施」を提案したことは、国家神道復活を目指す右派勢力をバックにした保守派の安倍首相と相いれないものであり、相当な不快感を募らせたと言われている。
「秋篠宮殿下の発言は、明らかに天皇陛下の意向をくんだものでしたが、安倍首相は相当、危機感を持ったようです。その頃から、やたらと秋篠宮を批判するような情報が安倍首相の周辺から出てくるようになった。さらに今回、眞子さまの結婚問題がきっかけになって世論が秋篠宮家に批判的になったことに乗じ、殿下の影響力を封じ込めようと、官邸が一気にバッシング情報を流し始めたということじゃないでしょうか」(全国紙官邸担当記者)
安倍官邸が、野党政治家や政権批判するジャーナリストや学者など敵対勢力のネガティブ情報を出し謀略攻撃を仕掛けてきたことは有名だが、まさか宮家まで標的にするとは……。とても「保守」のやることとは思えないが、しかし、これが安倍政権の本質なのだろう。
ただ、秋篠宮のこれまでの姿勢や明仁天皇との距離の近さなどを考えると、秋篠宮のほうもこのままおとなしく黙らされるとは思えない。天皇vs安倍首相の対立は、秋篠宮vs安倍首相という形で引き継がれていく可能性は十分あるだろう。
https://lite-ra.com/i/amp/2019/04/post-4670-entry_3.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/291.html#c23
これはもちろん、ネットが“秋篠宮家叩き”に盛り上がっているという状況が後押ししている部分もあるだろう。だが、もうひとつ、週刊誌の新たな情報源の影響も見え隠れする。それはズバリ官邸だ。週刊誌の皇室担当記者が証言する。
「これまでの秋篠宮バッシングは、保守的な他の宮家や宮内庁関係者、東宮周辺から出ていることが多かったが、ここ数ヶ月の秋篠宮家の記事は、それだけじゃない。皇室担当じゃなく、政治担当の記者が情報を入れてくるケースが増えてるんだ。官邸で皇室を担当している杉田和博官房副長官の周辺、それから内閣情報調査室あたりが、情報の出どころなんじゃないか、といわれている」
また、全国紙の官邸担当記者に確認すると、官邸幹部や、安倍首相に近い自民党中堅幹部などが、秋篠宮への批判をオフレコでしゃべるようになっているという。
「皇太子殿下の秋篠宮批判や、抗不安薬の使用なども、宮内庁や皇室周辺ではこれまで聞いたことがなかった。もしかしたら、官邸や内調から出てきた情報なんじゃないでしょうか」(前出・週刊誌皇室担当記者)
実際、一連のバッシング記事の中にも、安倍首相周辺や官邸が秋篠宮バッシングの情報源になっていることを物語る記述が出てくる。その典型が、「週刊文春」4月11日号に掲載されたこんな一文だ。
〈現天皇との“溝”を埋められない安倍首相。秋篠宮さまについても、昨年十一月の誕生日会見で「大嘗祭は内廷費で賄うべき」と発言されたことに対し、「反乱だね」などと言い放っていた。麻生氏も「内廷費も税金だし、なんで税金に介入してくるんだ」と不快感を見せていたという。〉
さらに、同記事には、安倍首相に近い関係者のこんなコメントも掲載されていた。
「首相は眞子さまと小室圭さんの問題に関して『早いうちから色んな恋愛を経験していた方がいい。(眞子さまが)可哀想だ』と言っていた。悠仁さまの将来についても『多くの女性と接してもらった方がいいのかも』と。内定費問題をはじめ、首相には秋篠宮家への不信感が根底にあるようです」(前出・首相周辺)
「(前略、生前退位の意向報道について)首相はむしろNHKの情報源を気にしており『秋篠宮さまがリークしたようだ』と見ていました」(官邸関係者)
どうも安倍首相自身が秋篠宮批判を口にし、それが側近を通じて外に漏れているようなのだ。そして、こうした安倍首相のスタンスを忖度した官邸スタッフや内閣情報調査室が、秋篠宮バッシング情報を週刊誌に流しているということらしい。
●最後まで明仁天皇と敵対し続けた安倍首相は即位に乗じて新天皇取り込み
もちろん、こうした官邸の動きの背景にあるのは、秋篠宮が現天皇・皇后のリベラルな考えを受け継ぐ姿勢を見せていることだろう。
今さら説明するまでもないが、第二次安倍政権以降、明仁天皇と安倍首相は“対立”といっていい関係が続いてきた。護憲と戦争への反省、沖縄への思いを隠そうとしない明仁天皇と美智子皇后に対し、安倍政権は改憲と歴史修正主義を推し進めるために天皇夫妻の口をふさごうと、陰に陽にプレッシャーをかけ続けてきた。
たとえば、2013年末、明仁天皇が誕生日に際した会見のなかで“護憲発言”を行うと、安倍首相のブレーンのひとりと言われる八木秀次・麗澤大学教授が「正論」(産経新聞社)に〈両陛下のご発言が、安倍内閣が進めようとしている憲法改正への懸念の表明のように国民に受け止められかねない〉〈宮内庁のマネジメントはどうなっているのか〉と、天皇を批判するような文章を発表したが、これなどは明らかに安倍首相からの“改憲の邪魔をするな”という圧力だろう。
こうした対立は、天皇が「生前退位の意向」を明らかにすると、ますますエスカレート。官邸は天皇の理解者だった風岡典之宮内庁長官を更迭。次長の山本信一郎氏を長官に繰り上げ、後任次長には監視役として、警察官僚出身で内閣危機管理監だった西村泰彦氏を就任させた。
その後も、「生前退位」をめぐる有識者会議では、安倍首相が送り込んだ日本会議系のメンバーが明仁天皇を公然と批判するなど、政権と天皇・皇后との溝はどんどん深まっていった。
昨年10月23日に行われた「明治150年」を記念する式典に、天皇・皇后の姿がなかったが、これも、大日本帝国を礼賛する安倍首相の肝いりの式典に、天皇と皇后が出席拒否をしたとみられている(西村次長は「官邸からお声がけがなかった」と弁明したが、これは建前だろう)。
そして、明仁天皇との関係修復をあきらめた安倍首相はいま、代替わりに乗じて、皇太子=新天皇を取り込もうとしきりに働きかけを行っている。
「安倍首相はこの間、2回も皇太子殿下と面談しています。皇位継承の流れを説明し、元号をあらかじめ伝えたといわれていますが、首相が皇太子に直接、面談するのはきわめて異例。これは、皇太子を取り込む作戦と推測されます。安倍首相としては、自分の改憲路線を天皇陛下に邪魔されたという思いがある。だから、即位を機会に、皇太子夫妻を取り込み、新天皇を政治利用できる関係を築く腹づもりなのではないか。実際、皇太子殿下は波風を立てるのが嫌いな性格ですし、雅子妃は小和田恆元外務省事務次官の娘で、本人もエリート外交官、政治的には安倍首相の考えに近い可能性がありますから、取り込まれてしまう可能性はありますね」(宮内庁担当記者)
秋篠宮バッシングは問題のすり替え、でっちあげと女性差別でしかない
もっと不可解なのは、“美智子皇后が秋篠宮家の教育に眉をひそめている”などという記述だ。美智子皇后のこの問題に対するスタンスは昨年5月の宮内庁ホームページに掲載された「眞子内親王殿下に関する最近の週刊誌報道について」という声明ではっきりしている。
〈(眞子内親王の結婚問題について)両陛下は当初より一貫して変わらぬ対応をしてこられました。
両陛下が第一に考えられたことは、これは眞子さまの内心に触れる事柄であり,何人といえども、恐らくはご両親殿下でさえ眞子さまのお考えを待つ以外おありでないということでした。そうした中、ご自分方として出来ることは,極力周囲の雑音から眞子さまを守り、静かな状況を保つ中で、眞子さまがご自分の考えを深められるよう助力なさるということでした。〉
眞子内親王の結婚について、天皇・皇后は「内心」の問題であり、強引に立ち入るつもりはないし他の誰も立ち入るべきではないという姿勢を鮮明にしている。それが、佳子内親王の発言に、眉をひそめるというのはどう考えてもおかしいだろう。
さらに、眞子内親王の結婚トラブルの原因を、自主性尊重やICUへの進学のせいにするにいたっては、ただの女性差別でしかない。週刊誌は秋篠宮や姉妹を叩くために、女性が自主性をもつことや本人が希望するレベルの高い大学に進学することが結婚トラブルにつながるかのような、男尊女卑丸出しの論理を口にしているのだ。
週刊誌は秋篠宮を「『公』より『私』」を優先などと批判しているが、これもおかしい。秋篠宮は大嘗祭の費用問題などでもわかるように、公と私をきちんとわけるように主張するなど、現天皇皇后と同様、日本国憲法下の象徴天皇制について、高い意識をもっていることがうかがわれる。むしろ、「『公』より『私』を優先」というのは、雅子妃や愛子内親王との家庭生活に関心が集中している皇太子のほうではないか。
それにしても、眞子内親王の結婚問題や佳子内親王の発言が、いったいなぜこうした過剰ともいえる秋篠宮バッシングに発展してしまったのか。いや、秋篠宮への批判は今週先週に限ったことではない。週刊誌では数カ月前から、批判記事や内部情報が散発的に掲載されてきた。それも、皇室タブーに強い「新潮」や「文春」だけでなく、ふだん、皇室のヨイショ記事しか掲載しない女性週刊誌までが秋篠宮を批判しているのだ。
官邸が流す秋篠宮バッシング情報、文春は安倍首相の秋篠宮批判を紹介
これはもちろん、ネットが“秋篠宮家叩き”に盛り上がっているという状況が後押ししている部分もあるだろう。だが、もうひとつ、週刊誌の新たな情報源の影響も見え隠れする。それはズバリ官邸だ。週刊誌の皇室担当記者が証言する。
「これまでの秋篠宮バッシングは、保守的な他の宮家や宮内庁関係者、東宮周辺から出ていることが多かったが、ここ数ヶ月の秋篠宮家の記事は、それだけじゃない。皇室担当じゃなく、政治担当の記者が情報を入れてくるケースが増えてるんだ。官邸で皇室を担当している杉田和博官房副長官の周辺、それから内閣情報調査室あたりが、情報の出どころなんじゃないか、といわれている」
また、全国紙の官邸担当記者に確認すると、官邸幹部や、安倍首相に近い自民党中堅幹部などが、秋篠宮への批判をオフレコでしゃべるようになっているという。
「皇太子殿下の秋篠宮批判や、抗不安薬の使用なども、宮内庁や皇室周辺ではこれまで聞いたことがなかった。もしかしたら、官邸や内調から出てきた情報なんじゃないでしょうか」(前出・週刊誌皇室担当記者)
実際、一連のバッシング記事の中にも、安倍首相周辺や官邸が秋篠宮バッシングの情報源になっていることを物語る記述が出てくる。その典型が、「週刊文春」4月11日号に掲載されたこんな一文だ。
〈現天皇との“溝”を埋められない安倍首相。秋篠宮さまについても、昨年十一月の誕生日会見で「大嘗祭は内廷費で賄うべき」と発言されたことに対し、「反乱だね」などと言い放っていた。麻生氏も「内廷費も税金だし、なんで税金に介入してくるんだ」と不快感を見せていたという。〉
さらに、同記事には、安倍首相に近い関係者のこんなコメントも掲載されていた。
「首相は眞子さまと小室圭さんの問題に関して『早いうちから色んな恋愛を経験していた方がいい。(眞子さまが)可哀想だ』と言っていた。悠仁さまの将来についても『多くの女性と接してもらった方がいいのかも』と。内定費問題をはじめ、首相には秋篠宮家への不信感が根底にあるようです」(前出・首相周辺)
「(前略、生前退位の意向報道について)首相はむしろNHKの情報源を気にしており『秋篠宮さまがリークしたようだ』と見ていました」(官邸関係者)
どうも安倍首相自身が秋篠宮批判を口にし、それが側近を通じて外に漏れているようなのだ。そして、こうした安倍首相のスタンスを忖度した官邸スタッフや内閣情報調査室が、秋篠宮バッシング情報を週刊誌に流しているということらしい。
●最後まで明仁天皇と敵対し続けた安倍首相は即位に乗じて新天皇取り込み
もちろん、こうした官邸の動きの背景にあるのは、秋篠宮が現天皇・皇后のリベラルな考えを受け継ぐ姿勢を見せていることだろう。
今さら説明するまでもないが、第二次安倍政権以降、明仁天皇と安倍首相は“対立”といっていい関係が続いてきた。護憲と戦争への反省、沖縄への思いを隠そうとしない明仁天皇と美智子皇后に対し、安倍政権は改憲と歴史修正主義を推し進めるために天皇夫妻の口をふさごうと、陰に陽にプレッシャーをかけ続けてきた。
たとえば、2013年末、明仁天皇が誕生日に際した会見のなかで“護憲発言”を行うと、安倍首相のブレーンのひとりと言われる八木秀次・麗澤大学教授が「正論」(産経新聞社)に〈両陛下のご発言が、安倍内閣が進めようとしている憲法改正への懸念の表明のように国民に受け止められかねない〉〈宮内庁のマネジメントはどうなっているのか〉と、天皇を批判するような文章を発表したが、これなどは明らかに安倍首相からの“改憲の邪魔をするな”という圧力だろう。
こうした対立は、天皇が「生前退位の意向」を明らかにすると、ますますエスカレート。官邸は天皇の理解者だった風岡典之宮内庁長官を更迭。次長の山本信一郎氏を長官に繰り上げ、後任次長には監視役として、警察官僚出身で内閣危機管理監だった西村泰彦氏を就任させた。
その後も、「生前退位」をめぐる有識者会議では、安倍首相が送り込んだ日本会議系のメンバーが明仁天皇を公然と批判するなど、政権と天皇・皇后との溝はどんどん深まっていった。
昨年10月23日に行われた「明治150年」を記念する式典に、天皇・皇后の姿がなかったが、これも、大日本帝国を礼賛する安倍首相の肝いりの式典に、天皇と皇后が出席拒否をしたとみられている(西村次長は「官邸からお声がけがなかった」と弁明したが、これは建前だろう)。
そして、明仁天皇との関係修復をあきらめた安倍首相はいま、代替わりに乗じて、皇太子=新天皇を取り込もうとしきりに働きかけを行っている。
「安倍首相はこの間、2回も皇太子殿下と面談しています。皇位継承の流れを説明し、元号をあらかじめ伝えたといわれていますが、首相が皇太子に直接、面談するのはきわめて異例。これは、皇太子を取り込む作戦と推測されます。安倍首相としては、自分の改憲路線を天皇陛下に邪魔されたという思いがある。だから、即位を機会に、皇太子夫妻を取り込み、新天皇を政治利用できる関係を築く腹づもりなのではないか。実際、皇太子殿下は波風を立てるのが嫌いな性格ですし、雅子妃は小和田恆元外務省事務次官の娘で、本人もエリート外交官、政治的には安倍首相の考えに近い可能性がありますから、取り込まれてしまう可能性はありますね」(宮内庁担当記者)
安倍首相を激怒させた秋篠宮の「宗教色の強い大嘗祭は内廷費で」発言
しかし、そんな安倍首相にとって、目の上のたんこぶになっているのが、明仁天皇のリベラルな姿勢を引き継ぎ、その意向を代弁し続けている秋篠宮の存在だ。とくに、昨年の誕生日会見で、大嘗祭について「宗教色が強いものを国費で賄うことが適当かどうか」として、天皇家の私的活動費である「内廷会計での実施」を提案したことは、国家神道復活を目指す右派勢力をバックにした保守派の安倍首相と相いれないものであり、相当な不快感を募らせたと言われている。
「秋篠宮殿下の発言は、明らかに天皇陛下の意向をくんだものでしたが、安倍首相は相当、危機感を持ったようです。その頃から、やたらと秋篠宮を批判するような情報が安倍首相の周辺から出てくるようになった。さらに今回、眞子さまの結婚問題がきっかけになって世論が秋篠宮家に批判的になったことに乗じ、殿下の影響力を封じ込めようと、官邸が一気にバッシング情報を流し始めたということじゃないでしょうか」(全国紙官邸担当記者)
安倍官邸が、野党政治家や政権批判するジャーナリストや学者など敵対勢力のネガティブ情報を出し謀略攻撃を仕掛けてきたことは有名だが、まさか宮家まで標的にするとは……。とても「保守」のやることとは思えないが、しかし、これが安倍政権の本質なのだろう。
ただ、秋篠宮のこれまでの姿勢や明仁天皇との距離の近さなどを考えると、秋篠宮のほうもこのままおとなしく黙らされるとは思えない。天皇vs安倍首相の対立は、秋篠宮vs安倍首相という形で引き継がれていく可能性は十分あるだろう。
https://lite-ra.com/i/amp/2019/04/post-4670-entry_3.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/262.html#c65
これはもちろん、ネットが“秋篠宮家叩き”に盛り上がっているという状況が後押ししている部分もあるだろう。だが、もうひとつ、週刊誌の新たな情報源の影響も見え隠れする。それはズバリ官邸だ。週刊誌の皇室担当記者が証言する。
「これまでの秋篠宮バッシングは、保守的な他の宮家や宮内庁関係者、東宮周辺から出ていることが多かったが、ここ数ヶ月の秋篠宮家の記事は、それだけじゃない。皇室担当じゃなく、政治担当の記者が情報を入れてくるケースが増えてるんだ。官邸で皇室を担当している杉田和博官房副長官の周辺、それから内閣情報調査室あたりが、情報の出どころなんじゃないか、といわれている」
また、全国紙の官邸担当記者に確認すると、官邸幹部や、安倍首相に近い自民党中堅幹部などが、秋篠宮への批判をオフレコでしゃべるようになっているという。
「皇太子殿下の秋篠宮批判や、抗不安薬の使用なども、宮内庁や皇室周辺ではこれまで聞いたことがなかった。もしかしたら、官邸や内調から出てきた情報なんじゃないでしょうか」(前出・週刊誌皇室担当記者)
実際、一連のバッシング記事の中にも、安倍首相周辺や官邸が秋篠宮バッシングの情報源になっていることを物語る記述が出てくる。その典型が、「週刊文春」4月11日号に掲載されたこんな一文だ。
〈現天皇との“溝”を埋められない安倍首相。秋篠宮さまについても、昨年十一月の誕生日会見で「大嘗祭は内廷費で賄うべき」と発言されたことに対し、「反乱だね」などと言い放っていた。麻生氏も「内廷費も税金だし、なんで税金に介入してくるんだ」と不快感を見せていたという。〉
さらに、同記事には、安倍首相に近い関係者のこんなコメントも掲載されていた。
「首相は眞子さまと小室圭さんの問題に関して『早いうちから色んな恋愛を経験していた方がいい。(眞子さまが)可哀想だ』と言っていた。悠仁さまの将来についても『多くの女性と接してもらった方がいいのかも』と。内定費問題をはじめ、首相には秋篠宮家への不信感が根底にあるようです」(前出・首相周辺)
「(前略、生前退位の意向報道について)首相はむしろNHKの情報源を気にしており『秋篠宮さまがリークしたようだ』と見ていました」(官邸関係者)
どうも安倍首相自身が秋篠宮批判を口にし、それが側近を通じて外に漏れているようなのだ。そして、こうした安倍首相のスタンスを忖度した官邸スタッフや内閣情報調査室が、秋篠宮バッシング情報を週刊誌に流しているということらしい。
●最後まで明仁天皇と敵対し続けた安倍首相は即位に乗じて新天皇取り込み
もちろん、こうした官邸の動きの背景にあるのは、秋篠宮が現天皇・皇后のリベラルな考えを受け継ぐ姿勢を見せていることだろう。
今さら説明するまでもないが、第二次安倍政権以降、明仁天皇と安倍首相は“対立”といっていい関係が続いてきた。護憲と戦争への反省、沖縄への思いを隠そうとしない明仁天皇と美智子皇后に対し、安倍政権は改憲と歴史修正主義を推し進めるために天皇夫妻の口をふさごうと、陰に陽にプレッシャーをかけ続けてきた。
たとえば、2013年末、明仁天皇が誕生日に際した会見のなかで“護憲発言”を行うと、安倍首相のブレーンのひとりと言われる八木秀次・麗澤大学教授が「正論」(産経新聞社)に〈両陛下のご発言が、安倍内閣が進めようとしている憲法改正への懸念の表明のように国民に受け止められかねない〉〈宮内庁のマネジメントはどうなっているのか〉と、天皇を批判するような文章を発表したが、これなどは明らかに安倍首相からの“改憲の邪魔をするな”という圧力だろう。
こうした対立は、天皇が「生前退位の意向」を明らかにすると、ますますエスカレート。官邸は天皇の理解者だった風岡典之宮内庁長官を更迭。次長の山本信一郎氏を長官に繰り上げ、後任次長には監視役として、警察官僚出身で内閣危機管理監だった西村泰彦氏を就任させた。
その後も、「生前退位」をめぐる有識者会議では、安倍首相が送り込んだ日本会議系のメンバーが明仁天皇を公然と批判するなど、政権と天皇・皇后との溝はどんどん深まっていった。
昨年10月23日に行われた「明治150年」を記念する式典に、天皇・皇后の姿がなかったが、これも、大日本帝国を礼賛する安倍首相の肝いりの式典に、天皇と皇后が出席拒否をしたとみられている(西村次長は「官邸からお声がけがなかった」と弁明したが、これは建前だろう)。
そして、明仁天皇との関係修復をあきらめた安倍首相はいま、代替わりに乗じて、皇太子=新天皇を取り込もうとしきりに働きかけを行っている。
「安倍首相はこの間、2回も皇太子殿下と面談しています。皇位継承の流れを説明し、元号をあらかじめ伝えたといわれていますが、首相が皇太子に直接、面談するのはきわめて異例。これは、皇太子を取り込む作戦と推測されます。安倍首相としては、自分の改憲路線を天皇陛下に邪魔されたという思いがある。だから、即位を機会に、皇太子夫妻を取り込み、新天皇を政治利用できる関係を築く腹づもりなのではないか。実際、皇太子殿下は波風を立てるのが嫌いな性格ですし、雅子妃は小和田恆元外務省事務次官の娘で、本人もエリート外交官、政治的には安倍首相の考えに近い可能性がありますから、取り込まれてしまう可能性はありますね」(宮内庁担当記者)
秋篠宮バッシングは問題のすり替え、でっちあげと女性差別でしかない
もっと不可解なのは、“美智子皇后が秋篠宮家の教育に眉をひそめている”などという記述だ。美智子皇后のこの問題に対するスタンスは昨年5月の宮内庁ホームページに掲載された「眞子内親王殿下に関する最近の週刊誌報道について」という声明ではっきりしている。
〈(眞子内親王の結婚問題について)両陛下は当初より一貫して変わらぬ対応をしてこられました。
両陛下が第一に考えられたことは、これは眞子さまの内心に触れる事柄であり,何人といえども、恐らくはご両親殿下でさえ眞子さまのお考えを待つ以外おありでないということでした。そうした中、ご自分方として出来ることは,極力周囲の雑音から眞子さまを守り、静かな状況を保つ中で、眞子さまがご自分の考えを深められるよう助力なさるということでした。〉
眞子内親王の結婚について、天皇・皇后は「内心」の問題であり、強引に立ち入るつもりはないし他の誰も立ち入るべきではないという姿勢を鮮明にしている。それが、佳子内親王の発言に、眉をひそめるというのはどう考えてもおかしいだろう。
さらに、眞子内親王の結婚トラブルの原因を、自主性尊重やICUへの進学のせいにするにいたっては、ただの女性差別でしかない。週刊誌は秋篠宮や姉妹を叩くために、女性が自主性をもつことや本人が希望するレベルの高い大学に進学することが結婚トラブルにつながるかのような、男尊女卑丸出しの論理を口にしているのだ。
週刊誌は秋篠宮を「『公』より『私』」を優先などと批判しているが、これもおかしい。秋篠宮は大嘗祭の費用問題などでもわかるように、公と私をきちんとわけるように主張するなど、現天皇皇后と同様、日本国憲法下の象徴天皇制について、高い意識をもっていることがうかがわれる。むしろ、「『公』より『私』を優先」というのは、雅子妃や愛子内親王との家庭生活に関心が集中している皇太子のほうではないか。
それにしても、眞子内親王の結婚問題や佳子内親王の発言が、いったいなぜこうした過剰ともいえる秋篠宮バッシングに発展してしまったのか。いや、秋篠宮への批判は今週先週に限ったことではない。週刊誌では数カ月前から、批判記事や内部情報が散発的に掲載されてきた。それも、皇室タブーに強い「新潮」や「文春」だけでなく、ふだん、皇室のヨイショ記事しか掲載しない女性週刊誌までが秋篠宮を批判しているのだ。
官邸が流す秋篠宮バッシング情報、文春は安倍首相の秋篠宮批判を紹介
これはもちろん、ネットが“秋篠宮家叩き”に盛り上がっているという状況が後押ししている部分もあるだろう。だが、もうひとつ、週刊誌の新たな情報源の影響も見え隠れする。それはズバリ官邸だ。週刊誌の皇室担当記者が証言する。
「これまでの秋篠宮バッシングは、保守的な他の宮家や宮内庁関係者、東宮周辺から出ていることが多かったが、ここ数ヶ月の秋篠宮家の記事は、それだけじゃない。皇室担当じゃなく、政治担当の記者が情報を入れてくるケースが増えてるんだ。官邸で皇室を担当している杉田和博官房副長官の周辺、それから内閣情報調査室あたりが、情報の出どころなんじゃないか、といわれている」
また、全国紙の官邸担当記者に確認すると、官邸幹部や、安倍首相に近い自民党中堅幹部などが、秋篠宮への批判をオフレコでしゃべるようになっているという。
「皇太子殿下の秋篠宮批判や、抗不安薬の使用なども、宮内庁や皇室周辺ではこれまで聞いたことがなかった。もしかしたら、官邸や内調から出てきた情報なんじゃないでしょうか」(前出・週刊誌皇室担当記者)
実際、一連のバッシング記事の中にも、安倍首相周辺や官邸が秋篠宮バッシングの情報源になっていることを物語る記述が出てくる。その典型が、「週刊文春」4月11日号に掲載されたこんな一文だ。
〈現天皇との“溝”を埋められない安倍首相。秋篠宮さまについても、昨年十一月の誕生日会見で「大嘗祭は内廷費で賄うべき」と発言されたことに対し、「反乱だね」などと言い放っていた。麻生氏も「内廷費も税金だし、なんで税金に介入してくるんだ」と不快感を見せていたという。〉
さらに、同記事には、安倍首相に近い関係者のこんなコメントも掲載されていた。
「首相は眞子さまと小室圭さんの問題に関して『早いうちから色んな恋愛を経験していた方がいい。(眞子さまが)可哀想だ』と言っていた。悠仁さまの将来についても『多くの女性と接してもらった方がいいのかも』と。内定費問題をはじめ、首相には秋篠宮家への不信感が根底にあるようです」(前出・首相周辺)
「(前略、生前退位の意向報道について)首相はむしろNHKの情報源を気にしており『秋篠宮さまがリークしたようだ』と見ていました」(官邸関係者)
どうも安倍首相自身が秋篠宮批判を口にし、それが側近を通じて外に漏れているようなのだ。そして、こうした安倍首相のスタンスを忖度した官邸スタッフや内閣情報調査室が、秋篠宮バッシング情報を週刊誌に流しているということらしい。
●最後まで明仁天皇と敵対し続けた安倍首相は即位に乗じて新天皇取り込み
もちろん、こうした官邸の動きの背景にあるのは、秋篠宮が現天皇・皇后のリベラルな考えを受け継ぐ姿勢を見せていることだろう。
今さら説明するまでもないが、第二次安倍政権以降、明仁天皇と安倍首相は“対立”といっていい関係が続いてきた。護憲と戦争への反省、沖縄への思いを隠そうとしない明仁天皇と美智子皇后に対し、安倍政権は改憲と歴史修正主義を推し進めるために天皇夫妻の口をふさごうと、陰に陽にプレッシャーをかけ続けてきた。
たとえば、2013年末、明仁天皇が誕生日に際した会見のなかで“護憲発言”を行うと、安倍首相のブレーンのひとりと言われる八木秀次・麗澤大学教授が「正論」(産経新聞社)に〈両陛下のご発言が、安倍内閣が進めようとしている憲法改正への懸念の表明のように国民に受け止められかねない〉〈宮内庁のマネジメントはどうなっているのか〉と、天皇を批判するような文章を発表したが、これなどは明らかに安倍首相からの“改憲の邪魔をするな”という圧力だろう。
こうした対立は、天皇が「生前退位の意向」を明らかにすると、ますますエスカレート。官邸は天皇の理解者だった風岡典之宮内庁長官を更迭。次長の山本信一郎氏を長官に繰り上げ、後任次長には監視役として、警察官僚出身で内閣危機管理監だった西村泰彦氏を就任させた。
その後も、「生前退位」をめぐる有識者会議では、安倍首相が送り込んだ日本会議系のメンバーが明仁天皇を公然と批判するなど、政権と天皇・皇后との溝はどんどん深まっていった。
昨年10月23日に行われた「明治150年」を記念する式典に、天皇・皇后の姿がなかったが、これも、大日本帝国を礼賛する安倍首相の肝いりの式典に、天皇と皇后が出席拒否をしたとみられている(西村次長は「官邸からお声がけがなかった」と弁明したが、これは建前だろう)。
そして、明仁天皇との関係修復をあきらめた安倍首相はいま、代替わりに乗じて、皇太子=新天皇を取り込もうとしきりに働きかけを行っている。
「安倍首相はこの間、2回も皇太子殿下と面談しています。皇位継承の流れを説明し、元号をあらかじめ伝えたといわれていますが、首相が皇太子に直接、面談するのはきわめて異例。これは、皇太子を取り込む作戦と推測されます。安倍首相としては、自分の改憲路線を天皇陛下に邪魔されたという思いがある。だから、即位を機会に、皇太子夫妻を取り込み、新天皇を政治利用できる関係を築く腹づもりなのではないか。実際、皇太子殿下は波風を立てるのが嫌いな性格ですし、雅子妃は小和田恆元外務省事務次官の娘で、本人もエリート外交官、政治的には安倍首相の考えに近い可能性がありますから、取り込まれてしまう可能性はありますね」(宮内庁担当記者)
安倍首相を激怒させた秋篠宮の「宗教色の強い大嘗祭は内廷費で」発言
しかし、そんな安倍首相にとって、目の上のたんこぶになっているのが、明仁天皇のリベラルな姿勢を引き継ぎ、その意向を代弁し続けている秋篠宮の存在だ。とくに、昨年の誕生日会見で、大嘗祭について「宗教色が強いものを国費で賄うことが適当かどうか」として、天皇家の私的活動費である「内廷会計での実施」を提案したことは、国家神道復活を目指す右派勢力をバックにした保守派の安倍首相と相いれないものであり、相当な不快感を募らせたと言われている。
「秋篠宮殿下の発言は、明らかに天皇陛下の意向をくんだものでしたが、安倍首相は相当、危機感を持ったようです。その頃から、やたらと秋篠宮を批判するような情報が安倍首相の周辺から出てくるようになった。さらに今回、眞子さまの結婚問題がきっかけになって世論が秋篠宮家に批判的になったことに乗じ、殿下の影響力を封じ込めようと、官邸が一気にバッシング情報を流し始めたということじゃないでしょうか」(全国紙官邸担当記者)
安倍官邸が、野党政治家や政権批判するジャーナリストや学者など敵対勢力のネガティブ情報を出し謀略攻撃を仕掛けてきたことは有名だが、まさか宮家まで標的にするとは……。とても「保守」のやることとは思えないが、しかし、これが安倍政権の本質なのだろう。
ただ、秋篠宮のこれまでの姿勢や明仁天皇との距離の近さなどを考えると、秋篠宮のほうもこのままおとなしく黙らされるとは思えない。天皇vs安倍首相の対立は、秋篠宮vs安倍首相という形で引き継がれていく可能性は十分あるだろう。
https://lite-ra.com/i/amp/2019/04/post-4670-entry_3.html
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/431.html#c93
これはもちろん、ネットが“秋篠宮家叩き”に盛り上がっているという状況が後押ししている部分もあるだろう。だが、もうひとつ、週刊誌の新たな情報源の影響も見え隠れする。それはズバリ官邸だ。週刊誌の皇室担当記者が証言する。
「これまでの秋篠宮バッシングは、保守的な他の宮家や宮内庁関係者、東宮周辺から出ていることが多かったが、ここ数ヶ月の秋篠宮家の記事は、それだけじゃない。皇室担当じゃなく、政治担当の記者が情報を入れてくるケースが増えてるんだ。官邸で皇室を担当している杉田和博官房副長官の周辺、それから内閣情報調査室あたりが、情報の出どころなんじゃないか、といわれている」
また、全国紙の官邸担当記者に確認すると、官邸幹部や、安倍首相に近い自民党中堅幹部などが、秋篠宮への批判をオフレコでしゃべるようになっているという。
「皇太子殿下の秋篠宮批判や、抗不安薬の使用なども、宮内庁や皇室周辺ではこれまで聞いたことがなかった。もしかしたら、官邸や内調から出てきた情報なんじゃないでしょうか」(前出・週刊誌皇室担当記者)
実際、一連のバッシング記事の中にも、安倍首相周辺や官邸が秋篠宮バッシングの情報源になっていることを物語る記述が出てくる。その典型が、「週刊文春」4月11日号に掲載されたこんな一文だ。
〈現天皇との“溝”を埋められない安倍首相。秋篠宮さまについても、昨年十一月の誕生日会見で「大嘗祭は内廷費で賄うべき」と発言されたことに対し、「反乱だね」などと言い放っていた。麻生氏も「内廷費も税金だし、なんで税金に介入してくるんだ」と不快感を見せていたという。〉
さらに、同記事には、安倍首相に近い関係者のこんなコメントも掲載されていた。
「首相は眞子さまと小室圭さんの問題に関して『早いうちから色んな恋愛を経験していた方がいい。(眞子さまが)可哀想だ』と言っていた。悠仁さまの将来についても『多くの女性と接してもらった方がいいのかも』と。内定費問題をはじめ、首相には秋篠宮家への不信感が根底にあるようです」(前出・首相周辺)
「(前略、生前退位の意向報道について)首相はむしろNHKの情報源を気にしており『秋篠宮さまがリークしたようだ』と見ていました」(官邸関係者)
どうも安倍首相自身が秋篠宮批判を口にし、それが側近を通じて外に漏れているようなのだ。そして、こうした安倍首相のスタンスを忖度した官邸スタッフや内閣情報調査室が、秋篠宮バッシング情報を週刊誌に流しているということらしい。
●最後まで明仁天皇と敵対し続けた安倍首相は即位に乗じて新天皇取り込み
もちろん、こうした官邸の動きの背景にあるのは、秋篠宮が現天皇・皇后のリベラルな考えを受け継ぐ姿勢を見せていることだろう。
今さら説明するまでもないが、第二次安倍政権以降、明仁天皇と安倍首相は“対立”といっていい関係が続いてきた。護憲と戦争への反省、沖縄への思いを隠そうとしない明仁天皇と美智子皇后に対し、安倍政権は改憲と歴史修正主義を推し進めるために天皇夫妻の口をふさごうと、陰に陽にプレッシャーをかけ続けてきた。
たとえば、2013年末、明仁天皇が誕生日に際した会見のなかで“護憲発言”を行うと、安倍首相のブレーンのひとりと言われる八木秀次・麗澤大学教授が「正論」(産経新聞社)に〈両陛下のご発言が、安倍内閣が進めようとしている憲法改正への懸念の表明のように国民に受け止められかねない〉〈宮内庁のマネジメントはどうなっているのか〉と、天皇を批判するような文章を発表したが、これなどは明らかに安倍首相からの“改憲の邪魔をするな”という圧力だろう。
こうした対立は、天皇が「生前退位の意向」を明らかにすると、ますますエスカレート。官邸は天皇の理解者だった風岡典之宮内庁長官を更迭。次長の山本信一郎氏を長官に繰り上げ、後任次長には監視役として、警察官僚出身で内閣危機管理監だった西村泰彦氏を就任させた。
その後も、「生前退位」をめぐる有識者会議では、安倍首相が送り込んだ日本会議系のメンバーが明仁天皇を公然と批判するなど、政権と天皇・皇后との溝はどんどん深まっていった。
昨年10月23日に行われた「明治150年」を記念する式典に、天皇・皇后の姿がなかったが、これも、大日本帝国を礼賛する安倍首相の肝いりの式典に、天皇と皇后が出席拒否をしたとみられている(西村次長は「官邸からお声がけがなかった」と弁明したが、これは建前だろう)。
そして、明仁天皇との関係修復をあきらめた安倍首相はいま、代替わりに乗じて、皇太子=新天皇を取り込もうとしきりに働きかけを行っている。
「安倍首相はこの間、2回も皇太子殿下と面談しています。皇位継承の流れを説明し、元号をあらかじめ伝えたといわれていますが、首相が皇太子に直接、面談するのはきわめて異例。これは、皇太子を取り込む作戦と推測されます。安倍首相としては、自分の改憲路線を天皇陛下に邪魔されたという思いがある。だから、即位を機会に、皇太子夫妻を取り込み、新天皇を政治利用できる関係を築く腹づもりなのではないか。実際、皇太子殿下は波風を立てるのが嫌いな性格ですし、雅子妃は小和田恆元外務省事務次官の娘で、本人もエリート外交官、政治的には安倍首相の考えに近い可能性がありますから、取り込まれてしまう可能性はありますね」(宮内庁担当記者)
秋篠宮バッシングは問題のすり替え、でっちあげと女性差別でしかない
もっと不可解なのは、“美智子皇后が秋篠宮家の教育に眉をひそめている”などという記述だ。美智子皇后のこの問題に対するスタンスは昨年5月の宮内庁ホームページに掲載された「眞子内親王殿下に関する最近の週刊誌報道について」という声明ではっきりしている。
〈(眞子内親王の結婚問題について)両陛下は当初より一貫して変わらぬ対応をしてこられました。
両陛下が第一に考えられたことは、これは眞子さまの内心に触れる事柄であり,何人といえども、恐らくはご両親殿下でさえ眞子さまのお考えを待つ以外おありでないということでした。そうした中、ご自分方として出来ることは,極力周囲の雑音から眞子さまを守り、静かな状況を保つ中で、眞子さまがご自分の考えを深められるよう助力なさるということでした。〉
眞子内親王の結婚について、天皇・皇后は「内心」の問題であり、強引に立ち入るつもりはないし他の誰も立ち入るべきではないという姿勢を鮮明にしている。それが、佳子内親王の発言に、眉をひそめるというのはどう考えてもおかしいだろう。
さらに、眞子内親王の結婚トラブルの原因を、自主性尊重やICUへの進学のせいにするにいたっては、ただの女性差別でしかない。週刊誌は秋篠宮や姉妹を叩くために、女性が自主性をもつことや本人が希望するレベルの高い大学に進学することが結婚トラブルにつながるかのような、男尊女卑丸出しの論理を口にしているのだ。
週刊誌は秋篠宮を「『公』より『私』」を優先などと批判しているが、これもおかしい。秋篠宮は大嘗祭の費用問題などでもわかるように、公と私をきちんとわけるように主張するなど、現天皇皇后と同様、日本国憲法下の象徴天皇制について、高い意識をもっていることがうかがわれる。むしろ、「『公』より『私』を優先」というのは、雅子妃や愛子内親王との家庭生活に関心が集中している皇太子のほうではないか。
それにしても、眞子内親王の結婚問題や佳子内親王の発言が、いったいなぜこうした過剰ともいえる秋篠宮バッシングに発展してしまったのか。いや、秋篠宮への批判は今週先週に限ったことではない。週刊誌では数カ月前から、批判記事や内部情報が散発的に掲載されてきた。それも、皇室タブーに強い「新潮」や「文春」だけでなく、ふだん、皇室のヨイショ記事しか掲載しない女性週刊誌までが秋篠宮を批判しているのだ。
官邸が流す秋篠宮バッシング情報、文春は安倍首相の秋篠宮批判を紹介
これはもちろん、ネットが“秋篠宮家叩き”に盛り上がっているという状況が後押ししている部分もあるだろう。だが、もうひとつ、週刊誌の新たな情報源の影響も見え隠れする。それはズバリ官邸だ。週刊誌の皇室担当記者が証言する。
「これまでの秋篠宮バッシングは、保守的な他の宮家や宮内庁関係者、東宮周辺から出ていることが多かったが、ここ数ヶ月の秋篠宮家の記事は、それだけじゃない。皇室担当じゃなく、政治担当の記者が情報を入れてくるケースが増えてるんだ。官邸で皇室を担当している杉田和博官房副長官の周辺、それから内閣情報調査室あたりが、情報の出どころなんじゃないか、といわれている」
また、全国紙の官邸担当記者に確認すると、官邸幹部や、安倍首相に近い自民党中堅幹部などが、秋篠宮への批判をオフレコでしゃべるようになっているという。
「皇太子殿下の秋篠宮批判や、抗不安薬の使用なども、宮内庁や皇室周辺ではこれまで聞いたことがなかった。もしかしたら、官邸や内調から出てきた情報なんじゃないでしょうか」(前出・週刊誌皇室担当記者)
実際、一連のバッシング記事の中にも、安倍首相周辺や官邸が秋篠宮バッシングの情報源になっていることを物語る記述が出てくる。その典型が、「週刊文春」4月11日号に掲載されたこんな一文だ。
〈現天皇との“溝”を埋められない安倍首相。秋篠宮さまについても、昨年十一月の誕生日会見で「大嘗祭は内廷費で賄うべき」と発言されたことに対し、「反乱だね」などと言い放っていた。麻生氏も「内廷費も税金だし、なんで税金に介入してくるんだ」と不快感を見せていたという。〉
さらに、同記事には、安倍首相に近い関係者のこんなコメントも掲載されていた。
「首相は眞子さまと小室圭さんの問題に関して『早いうちから色んな恋愛を経験していた方がいい。(眞子さまが)可哀想だ』と言っていた。悠仁さまの将来についても『多くの女性と接してもらった方がいいのかも』と。内定費問題をはじめ、首相には秋篠宮家への不信感が根底にあるようです」(前出・首相周辺)
「(前略、生前退位の意向報道について)首相はむしろNHKの情報源を気にしており『秋篠宮さまがリークしたようだ』と見ていました」(官邸関係者)
どうも安倍首相自身が秋篠宮批判を口にし、それが側近を通じて外に漏れているようなのだ。そして、こうした安倍首相のスタンスを忖度した官邸スタッフや内閣情報調査室が、秋篠宮バッシング情報を週刊誌に流しているということらしい。
●最後まで明仁天皇と敵対し続けた安倍首相は即位に乗じて新天皇取り込み
もちろん、こうした官邸の動きの背景にあるのは、秋篠宮が現天皇・皇后のリベラルな考えを受け継ぐ姿勢を見せていることだろう。
今さら説明するまでもないが、第二次安倍政権以降、明仁天皇と安倍首相は“対立”といっていい関係が続いてきた。護憲と戦争への反省、沖縄への思いを隠そうとしない明仁天皇と美智子皇后に対し、安倍政権は改憲と歴史修正主義を推し進めるために天皇夫妻の口をふさごうと、陰に陽にプレッシャーをかけ続けてきた。
たとえば、2013年末、明仁天皇が誕生日に際した会見のなかで“護憲発言”を行うと、安倍首相のブレーンのひとりと言われる八木秀次・麗澤大学教授が「正論」(産経新聞社)に〈両陛下のご発言が、安倍内閣が進めようとしている憲法改正への懸念の表明のように国民に受け止められかねない〉〈宮内庁のマネジメントはどうなっているのか〉と、天皇を批判するような文章を発表したが、これなどは明らかに安倍首相からの“改憲の邪魔をするな”という圧力だろう。
こうした対立は、天皇が「生前退位の意向」を明らかにすると、ますますエスカレート。官邸は天皇の理解者だった風岡典之宮内庁長官を更迭。次長の山本信一郎氏を長官に繰り上げ、後任次長には監視役として、警察官僚出身で内閣危機管理監だった西村泰彦氏を就任させた。
その後も、「生前退位」をめぐる有識者会議では、安倍首相が送り込んだ日本会議系のメンバーが明仁天皇を公然と批判するなど、政権と天皇・皇后との溝はどんどん深まっていった。
昨年10月23日に行われた「明治150年」を記念する式典に、天皇・皇后の姿がなかったが、これも、大日本帝国を礼賛する安倍首相の肝いりの式典に、天皇と皇后が出席拒否をしたとみられている(西村次長は「官邸からお声がけがなかった」と弁明したが、これは建前だろう)。
そして、明仁天皇との関係修復をあきらめた安倍首相はいま、代替わりに乗じて、皇太子=新天皇を取り込もうとしきりに働きかけを行っている。
「安倍首相はこの間、2回も皇太子殿下と面談しています。皇位継承の流れを説明し、元号をあらかじめ伝えたといわれていますが、首相が皇太子に直接、面談するのはきわめて異例。これは、皇太子を取り込む作戦と推測されます。安倍首相としては、自分の改憲路線を天皇陛下に邪魔されたという思いがある。だから、即位を機会に、皇太子夫妻を取り込み、新天皇を政治利用できる関係を築く腹づもりなのではないか。実際、皇太子殿下は波風を立てるのが嫌いな性格ですし、雅子妃は小和田恆元外務省事務次官の娘で、本人もエリート外交官、政治的には安倍首相の考えに近い可能性がありますから、取り込まれてしまう可能性はありますね」(宮内庁担当記者)
安倍首相を激怒させた秋篠宮の「宗教色の強い大嘗祭は内廷費で」発言
しかし、そんな安倍首相にとって、目の上のたんこぶになっているのが、明仁天皇のリベラルな姿勢を引き継ぎ、その意向を代弁し続けている秋篠宮の存在だ。とくに、昨年の誕生日会見で、大嘗祭について「宗教色が強いものを国費で賄うことが適当かどうか」として、天皇家の私的活動費である「内廷会計での実施」を提案したことは、国家神道復活を目指す右派勢力をバックにした保守派の安倍首相と相いれないものであり、相当な不快感を募らせたと言われている。
「秋篠宮殿下の発言は、明らかに天皇陛下の意向をくんだものでしたが、安倍首相は相当、危機感を持ったようです。その頃から、やたらと秋篠宮を批判するような情報が安倍首相の周辺から出てくるようになった。さらに今回、眞子さまの結婚問題がきっかけになって世論が秋篠宮家に批判的になったことに乗じ、殿下の影響力を封じ込めようと、官邸が一気にバッシング情報を流し始めたということじゃないでしょうか」(全国紙官邸担当記者)
安倍官邸が、野党政治家や政権批判するジャーナリストや学者など敵対勢力のネガティブ情報を出し謀略攻撃を仕掛けてきたことは有名だが、まさか宮家まで標的にするとは……。とても「保守」のやることとは思えないが、しかし、これが安倍政権の本質なのだろう。
ただ、秋篠宮のこれまでの姿勢や明仁天皇との距離の近さなどを考えると、秋篠宮のほうもこのままおとなしく黙らされるとは思えない。天皇vs安倍首相の対立は、秋篠宮vs安倍首相という形で引き継がれていく可能性は十分あるだろう。
https://lite-ra.com/i/amp/2019/04/post-4670-entry_3.html
http://www.asyura2.com/12/social9/msg/352.html#c227
これはもちろん、ネットが“秋篠宮家叩き”に盛り上がっているという状況が後押ししている部分もあるだろう。だが、もうひとつ、週刊誌の新たな情報源の影響も見え隠れする。それはズバリ官邸だ。週刊誌の皇室担当記者が証言する。
「これまでの秋篠宮バッシングは、保守的な他の宮家や宮内庁関係者、東宮周辺から出ていることが多かったが、ここ数ヶ月の秋篠宮家の記事は、それだけじゃない。皇室担当じゃなく、政治担当の記者が情報を入れてくるケースが増えてるんだ。官邸で皇室を担当している杉田和博官房副長官の周辺、それから内閣情報調査室あたりが、情報の出どころなんじゃないか、といわれている」
また、全国紙の官邸担当記者に確認すると、官邸幹部や、安倍首相に近い自民党中堅幹部などが、秋篠宮への批判をオフレコでしゃべるようになっているという。
「皇太子殿下の秋篠宮批判や、抗不安薬の使用なども、宮内庁や皇室周辺ではこれまで聞いたことがなかった。もしかしたら、官邸や内調から出てきた情報なんじゃないでしょうか」(前出・週刊誌皇室担当記者)
実際、一連のバッシング記事の中にも、安倍首相周辺や官邸が秋篠宮バッシングの情報源になっていることを物語る記述が出てくる。その典型が、「週刊文春」4月11日号に掲載されたこんな一文だ。
〈現天皇との“溝”を埋められない安倍首相。秋篠宮さまについても、昨年十一月の誕生日会見で「大嘗祭は内廷費で賄うべき」と発言されたことに対し、「反乱だね」などと言い放っていた。麻生氏も「内廷費も税金だし、なんで税金に介入してくるんだ」と不快感を見せていたという。〉
さらに、同記事には、安倍首相に近い関係者のこんなコメントも掲載されていた。
「首相は眞子さまと小室圭さんの問題に関して『早いうちから色んな恋愛を経験していた方がいい。(眞子さまが)可哀想だ』と言っていた。悠仁さまの将来についても『多くの女性と接してもらった方がいいのかも』と。内定費問題をはじめ、首相には秋篠宮家への不信感が根底にあるようです」(前出・首相周辺)
「(前略、生前退位の意向報道について)首相はむしろNHKの情報源を気にしており『秋篠宮さまがリークしたようだ』と見ていました」(官邸関係者)
どうも安倍首相自身が秋篠宮批判を口にし、それが側近を通じて外に漏れているようなのだ。そして、こうした安倍首相のスタンスを忖度した官邸スタッフや内閣情報調査室が、秋篠宮バッシング情報を週刊誌に流しているということらしい。
●最後まで明仁天皇と敵対し続けた安倍首相は即位に乗じて新天皇取り込み
もちろん、こうした官邸の動きの背景にあるのは、秋篠宮が現天皇・皇后のリベラルな考えを受け継ぐ姿勢を見せていることだろう。
今さら説明するまでもないが、第二次安倍政権以降、明仁天皇と安倍首相は“対立”といっていい関係が続いてきた。護憲と戦争への反省、沖縄への思いを隠そうとしない明仁天皇と美智子皇后に対し、安倍政権は改憲と歴史修正主義を推し進めるために天皇夫妻の口をふさごうと、陰に陽にプレッシャーをかけ続けてきた。
たとえば、2013年末、明仁天皇が誕生日に際した会見のなかで“護憲発言”を行うと、安倍首相のブレーンのひとりと言われる八木秀次・麗澤大学教授が「正論」(産経新聞社)に〈両陛下のご発言が、安倍内閣が進めようとしている憲法改正への懸念の表明のように国民に受け止められかねない〉〈宮内庁のマネジメントはどうなっているのか〉と、天皇を批判するような文章を発表したが、これなどは明らかに安倍首相からの“改憲の邪魔をするな”という圧力だろう。
こうした対立は、天皇が「生前退位の意向」を明らかにすると、ますますエスカレート。官邸は天皇の理解者だった風岡典之宮内庁長官を更迭。次長の山本信一郎氏を長官に繰り上げ、後任次長には監視役として、警察官僚出身で内閣危機管理監だった西村泰彦氏を就任させた。
その後も、「生前退位」をめぐる有識者会議では、安倍首相が送り込んだ日本会議系のメンバーが明仁天皇を公然と批判するなど、政権と天皇・皇后との溝はどんどん深まっていった。
昨年10月23日に行われた「明治150年」を記念する式典に、天皇・皇后の姿がなかったが、これも、大日本帝国を礼賛する安倍首相の肝いりの式典に、天皇と皇后が出席拒否をしたとみられている(西村次長は「官邸からお声がけがなかった」と弁明したが、これは建前だろう)。
そして、明仁天皇との関係修復をあきらめた安倍首相はいま、代替わりに乗じて、皇太子=新天皇を取り込もうとしきりに働きかけを行っている。
「安倍首相はこの間、2回も皇太子殿下と面談しています。皇位継承の流れを説明し、元号をあらかじめ伝えたといわれていますが、首相が皇太子に直接、面談するのはきわめて異例。これは、皇太子を取り込む作戦と推測されます。安倍首相としては、自分の改憲路線を天皇陛下に邪魔されたという思いがある。だから、即位を機会に、皇太子夫妻を取り込み、新天皇を政治利用できる関係を築く腹づもりなのではないか。実際、皇太子殿下は波風を立てるのが嫌いな性格ですし、雅子妃は小和田恆元外務省事務次官の娘で、本人もエリート外交官、政治的には安倍首相の考えに近い可能性がありますから、取り込まれてしまう可能性はありますね」(宮内庁担当記者)
秋篠宮バッシングは問題のすり替え、でっちあげと女性差別でしかない
もっと不可解なのは、“美智子皇后が秋篠宮家の教育に眉をひそめている”などという記述だ。美智子皇后のこの問題に対するスタンスは昨年5月の宮内庁ホームページに掲載された「眞子内親王殿下に関する最近の週刊誌報道について」という声明ではっきりしている。
〈(眞子内親王の結婚問題について)両陛下は当初より一貫して変わらぬ対応をしてこられました。
両陛下が第一に考えられたことは、これは眞子さまの内心に触れる事柄であり,何人といえども、恐らくはご両親殿下でさえ眞子さまのお考えを待つ以外おありでないということでした。そうした中、ご自分方として出来ることは,極力周囲の雑音から眞子さまを守り、静かな状況を保つ中で、眞子さまがご自分の考えを深められるよう助力なさるということでした。〉
眞子内親王の結婚について、天皇・皇后は「内心」の問題であり、強引に立ち入るつもりはないし他の誰も立ち入るべきではないという姿勢を鮮明にしている。それが、佳子内親王の発言に、眉をひそめるというのはどう考えてもおかしいだろう。
さらに、眞子内親王の結婚トラブルの原因を、自主性尊重やICUへの進学のせいにするにいたっては、ただの女性差別でしかない。週刊誌は秋篠宮や姉妹を叩くために、女性が自主性をもつことや本人が希望するレベルの高い大学に進学することが結婚トラブルにつながるかのような、男尊女卑丸出しの論理を口にしているのだ。
週刊誌は秋篠宮を「『公』より『私』」を優先などと批判しているが、これもおかしい。秋篠宮は大嘗祭の費用問題などでもわかるように、公と私をきちんとわけるように主張するなど、現天皇皇后と同様、日本国憲法下の象徴天皇制について、高い意識をもっていることがうかがわれる。むしろ、「『公』より『私』を優先」というのは、雅子妃や愛子内親王との家庭生活に関心が集中している皇太子のほうではないか。
それにしても、眞子内親王の結婚問題や佳子内親王の発言が、いったいなぜこうした過剰ともいえる秋篠宮バッシングに発展してしまったのか。いや、秋篠宮への批判は今週先週に限ったことではない。週刊誌では数カ月前から、批判記事や内部情報が散発的に掲載されてきた。それも、皇室タブーに強い「新潮」や「文春」だけでなく、ふだん、皇室のヨイショ記事しか掲載しない女性週刊誌までが秋篠宮を批判しているのだ。
官邸が流す秋篠宮バッシング情報、文春は安倍首相の秋篠宮批判を紹介
これはもちろん、ネットが“秋篠宮家叩き”に盛り上がっているという状況が後押ししている部分もあるだろう。だが、もうひとつ、週刊誌の新たな情報源の影響も見え隠れする。それはズバリ官邸だ。週刊誌の皇室担当記者が証言する。
「これまでの秋篠宮バッシングは、保守的な他の宮家や宮内庁関係者、東宮周辺から出ていることが多かったが、ここ数ヶ月の秋篠宮家の記事は、それだけじゃない。皇室担当じゃなく、政治担当の記者が情報を入れてくるケースが増えてるんだ。官邸で皇室を担当している杉田和博官房副長官の周辺、それから内閣情報調査室あたりが、情報の出どころなんじゃないか、といわれている」
また、全国紙の官邸担当記者に確認すると、官邸幹部や、安倍首相に近い自民党中堅幹部などが、秋篠宮への批判をオフレコでしゃべるようになっているという。
「皇太子殿下の秋篠宮批判や、抗不安薬の使用なども、宮内庁や皇室周辺ではこれまで聞いたことがなかった。もしかしたら、官邸や内調から出てきた情報なんじゃないでしょうか」(前出・週刊誌皇室担当記者)
実際、一連のバッシング記事の中にも、安倍首相周辺や官邸が秋篠宮バッシングの情報源になっていることを物語る記述が出てくる。その典型が、「週刊文春」4月11日号に掲載されたこんな一文だ。
〈現天皇との“溝”を埋められない安倍首相。秋篠宮さまについても、昨年十一月の誕生日会見で「大嘗祭は内廷費で賄うべき」と発言されたことに対し、「反乱だね」などと言い放っていた。麻生氏も「内廷費も税金だし、なんで税金に介入してくるんだ」と不快感を見せていたという。〉
さらに、同記事には、安倍首相に近い関係者のこんなコメントも掲載されていた。
「首相は眞子さまと小室圭さんの問題に関して『早いうちから色んな恋愛を経験していた方がいい。(眞子さまが)可哀想だ』と言っていた。悠仁さまの将来についても『多くの女性と接してもらった方がいいのかも』と。内定費問題をはじめ、首相には秋篠宮家への不信感が根底にあるようです」(前出・首相周辺)
「(前略、生前退位の意向報道について)首相はむしろNHKの情報源を気にしており『秋篠宮さまがリークしたようだ』と見ていました」(官邸関係者)
どうも安倍首相自身が秋篠宮批判を口にし、それが側近を通じて外に漏れているようなのだ。そして、こうした安倍首相のスタンスを忖度した官邸スタッフや内閣情報調査室が、秋篠宮バッシング情報を週刊誌に流しているということらしい。
●最後まで明仁天皇と敵対し続けた安倍首相は即位に乗じて新天皇取り込み
もちろん、こうした官邸の動きの背景にあるのは、秋篠宮が現天皇・皇后のリベラルな考えを受け継ぐ姿勢を見せていることだろう。
今さら説明するまでもないが、第二次安倍政権以降、明仁天皇と安倍首相は“対立”といっていい関係が続いてきた。護憲と戦争への反省、沖縄への思いを隠そうとしない明仁天皇と美智子皇后に対し、安倍政権は改憲と歴史修正主義を推し進めるために天皇夫妻の口をふさごうと、陰に陽にプレッシャーをかけ続けてきた。
たとえば、2013年末、明仁天皇が誕生日に際した会見のなかで“護憲発言”を行うと、安倍首相のブレーンのひとりと言われる八木秀次・麗澤大学教授が「正論」(産経新聞社)に〈両陛下のご発言が、安倍内閣が進めようとしている憲法改正への懸念の表明のように国民に受け止められかねない〉〈宮内庁のマネジメントはどうなっているのか〉と、天皇を批判するような文章を発表したが、これなどは明らかに安倍首相からの“改憲の邪魔をするな”という圧力だろう。
こうした対立は、天皇が「生前退位の意向」を明らかにすると、ますますエスカレート。官邸は天皇の理解者だった風岡典之宮内庁長官を更迭。次長の山本信一郎氏を長官に繰り上げ、後任次長には監視役として、警察官僚出身で内閣危機管理監だった西村泰彦氏を就任させた。
その後も、「生前退位」をめぐる有識者会議では、安倍首相が送り込んだ日本会議系のメンバーが明仁天皇を公然と批判するなど、政権と天皇・皇后との溝はどんどん深まっていった。
昨年10月23日に行われた「明治150年」を記念する式典に、天皇・皇后の姿がなかったが、これも、大日本帝国を礼賛する安倍首相の肝いりの式典に、天皇と皇后が出席拒否をしたとみられている(西村次長は「官邸からお声がけがなかった」と弁明したが、これは建前だろう)。
そして、明仁天皇との関係修復をあきらめた安倍首相はいま、代替わりに乗じて、皇太子=新天皇を取り込もうとしきりに働きかけを行っている。
「安倍首相はこの間、2回も皇太子殿下と面談しています。皇位継承の流れを説明し、元号をあらかじめ伝えたといわれていますが、首相が皇太子に直接、面談するのはきわめて異例。これは、皇太子を取り込む作戦と推測されます。安倍首相としては、自分の改憲路線を天皇陛下に邪魔されたという思いがある。だから、即位を機会に、皇太子夫妻を取り込み、新天皇を政治利用できる関係を築く腹づもりなのではないか。実際、皇太子殿下は波風を立てるのが嫌いな性格ですし、雅子妃は小和田恆元外務省事務次官の娘で、本人もエリート外交官、政治的には安倍首相の考えに近い可能性がありますから、取り込まれてしまう可能性はありますね」(宮内庁担当記者)
安倍首相を激怒させた秋篠宮の「宗教色の強い大嘗祭は内廷費で」発言
しかし、そんな安倍首相にとって、目の上のたんこぶになっているのが、明仁天皇のリベラルな姿勢を引き継ぎ、その意向を代弁し続けている秋篠宮の存在だ。とくに、昨年の誕生日会見で、大嘗祭について「宗教色が強いものを国費で賄うことが適当かどうか」として、天皇家の私的活動費である「内廷会計での実施」を提案したことは、国家神道復活を目指す右派勢力をバックにした保守派の安倍首相と相いれないものであり、相当な不快感を募らせたと言われている。
「秋篠宮殿下の発言は、明らかに天皇陛下の意向をくんだものでしたが、安倍首相は相当、危機感を持ったようです。その頃から、やたらと秋篠宮を批判するような情報が安倍首相の周辺から出てくるようになった。さらに今回、眞子さまの結婚問題がきっかけになって世論が秋篠宮家に批判的になったことに乗じ、殿下の影響力を封じ込めようと、官邸が一気にバッシング情報を流し始めたということじゃないでしょうか」(全国紙官邸担当記者)
安倍官邸が、野党政治家や政権批判するジャーナリストや学者など敵対勢力のネガティブ情報を出し謀略攻撃を仕掛けてきたことは有名だが、まさか宮家まで標的にするとは……。とても「保守」のやることとは思えないが、しかし、これが安倍政権の本質なのだろう。
ただ、秋篠宮のこれまでの姿勢や明仁天皇との距離の近さなどを考えると、秋篠宮のほうもこのままおとなしく黙らされるとは思えない。天皇vs安倍首相の対立は、秋篠宮vs安倍首相という形で引き継がれていく可能性は十分あるだろう。
https://lite-ra.com/i/amp/2019/04/post-4670-entry_3.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/117.html#c56
これはもちろん、ネットが“秋篠宮家叩き”に盛り上がっているという状況が後押ししている部分もあるだろう。だが、もうひとつ、週刊誌の新たな情報源の影響も見え隠れする。それはズバリ官邸だ。週刊誌の皇室担当記者が証言する。
「これまでの秋篠宮バッシングは、保守的な他の宮家や宮内庁関係者、東宮周辺から出ていることが多かったが、ここ数ヶ月の秋篠宮家の記事は、それだけじゃない。皇室担当じゃなく、政治担当の記者が情報を入れてくるケースが増えてるんだ。官邸で皇室を担当している杉田和博官房副長官の周辺、それから内閣情報調査室あたりが、情報の出どころなんじゃないか、といわれている」
また、全国紙の官邸担当記者に確認すると、官邸幹部や、安倍首相に近い自民党中堅幹部などが、秋篠宮への批判をオフレコでしゃべるようになっているという。
「皇太子殿下の秋篠宮批判や、抗不安薬の使用なども、宮内庁や皇室周辺ではこれまで聞いたことがなかった。もしかしたら、官邸や内調から出てきた情報なんじゃないでしょうか」(前出・週刊誌皇室担当記者)
実際、一連のバッシング記事の中にも、安倍首相周辺や官邸が秋篠宮バッシングの情報源になっていることを物語る記述が出てくる。その典型が、「週刊文春」4月11日号に掲載されたこんな一文だ。
〈現天皇との“溝”を埋められない安倍首相。秋篠宮さまについても、昨年十一月の誕生日会見で「大嘗祭は内廷費で賄うべき」と発言されたことに対し、「反乱だね」などと言い放っていた。麻生氏も「内廷費も税金だし、なんで税金に介入してくるんだ」と不快感を見せていたという。〉
さらに、同記事には、安倍首相に近い関係者のこんなコメントも掲載されていた。
「首相は眞子さまと小室圭さんの問題に関して『早いうちから色んな恋愛を経験していた方がいい。(眞子さまが)可哀想だ』と言っていた。悠仁さまの将来についても『多くの女性と接してもらった方がいいのかも』と。内定費問題をはじめ、首相には秋篠宮家への不信感が根底にあるようです」(前出・首相周辺)
「(前略、生前退位の意向報道について)首相はむしろNHKの情報源を気にしており『秋篠宮さまがリークしたようだ』と見ていました」(官邸関係者)
どうも安倍首相自身が秋篠宮批判を口にし、それが側近を通じて外に漏れているようなのだ。そして、こうした安倍首相のスタンスを忖度した官邸スタッフや内閣情報調査室が、秋篠宮バッシング情報を週刊誌に流しているということらしい。
●最後まで明仁天皇と敵対し続けた安倍首相は即位に乗じて新天皇取り込み
もちろん、こうした官邸の動きの背景にあるのは、秋篠宮が現天皇・皇后のリベラルな考えを受け継ぐ姿勢を見せていることだろう。
今さら説明するまでもないが、第二次安倍政権以降、明仁天皇と安倍首相は“対立”といっていい関係が続いてきた。護憲と戦争への反省、沖縄への思いを隠そうとしない明仁天皇と美智子皇后に対し、安倍政権は改憲と歴史修正主義を推し進めるために天皇夫妻の口をふさごうと、陰に陽にプレッシャーをかけ続けてきた。
たとえば、2013年末、明仁天皇が誕生日に際した会見のなかで“護憲発言”を行うと、安倍首相のブレーンのひとりと言われる八木秀次・麗澤大学教授が「正論」(産経新聞社)に〈両陛下のご発言が、安倍内閣が進めようとしている憲法改正への懸念の表明のように国民に受け止められかねない〉〈宮内庁のマネジメントはどうなっているのか〉と、天皇を批判するような文章を発表したが、これなどは明らかに安倍首相からの“改憲の邪魔をするな”という圧力だろう。
こうした対立は、天皇が「生前退位の意向」を明らかにすると、ますますエスカレート。官邸は天皇の理解者だった風岡典之宮内庁長官を更迭。次長の山本信一郎氏を長官に繰り上げ、後任次長には監視役として、警察官僚出身で内閣危機管理監だった西村泰彦氏を就任させた。
その後も、「生前退位」をめぐる有識者会議では、安倍首相が送り込んだ日本会議系のメンバーが明仁天皇を公然と批判するなど、政権と天皇・皇后との溝はどんどん深まっていった。
昨年10月23日に行われた「明治150年」を記念する式典に、天皇・皇后の姿がなかったが、これも、大日本帝国を礼賛する安倍首相の肝いりの式典に、天皇と皇后が出席拒否をしたとみられている(西村次長は「官邸からお声がけがなかった」と弁明したが、これは建前だろう)。
そして、明仁天皇との関係修復をあきらめた安倍首相はいま、代替わりに乗じて、皇太子=新天皇を取り込もうとしきりに働きかけを行っている。
「安倍首相はこの間、2回も皇太子殿下と面談しています。皇位継承の流れを説明し、元号をあらかじめ伝えたといわれていますが、首相が皇太子に直接、面談するのはきわめて異例。これは、皇太子を取り込む作戦と推測されます。安倍首相としては、自分の改憲路線を天皇陛下に邪魔されたという思いがある。だから、即位を機会に、皇太子夫妻を取り込み、新天皇を政治利用できる関係を築く腹づもりなのではないか。実際、皇太子殿下は波風を立てるのが嫌いな性格ですし、雅子妃は小和田恆元外務省事務次官の娘で、本人もエリート外交官、政治的には安倍首相の考えに近い可能性がありますから、取り込まれてしまう可能性はありますね」(宮内庁担当記者)
秋篠宮バッシングは問題のすり替え、でっちあげと女性差別でしかない
もっと不可解なのは、“美智子皇后が秋篠宮家の教育に眉をひそめている”などという記述だ。美智子皇后のこの問題に対するスタンスは昨年5月の宮内庁ホームページに掲載された「眞子内親王殿下に関する最近の週刊誌報道について」という声明ではっきりしている。
〈(眞子内親王の結婚問題について)両陛下は当初より一貫して変わらぬ対応をしてこられました。
両陛下が第一に考えられたことは、これは眞子さまの内心に触れる事柄であり,何人といえども、恐らくはご両親殿下でさえ眞子さまのお考えを待つ以外おありでないということでした。そうした中、ご自分方として出来ることは,極力周囲の雑音から眞子さまを守り、静かな状況を保つ中で、眞子さまがご自分の考えを深められるよう助力なさるということでした。〉
眞子内親王の結婚について、天皇・皇后は「内心」の問題であり、強引に立ち入るつもりはないし他の誰も立ち入るべきではないという姿勢を鮮明にしている。それが、佳子内親王の発言に、眉をひそめるというのはどう考えてもおかしいだろう。
さらに、眞子内親王の結婚トラブルの原因を、自主性尊重やICUへの進学のせいにするにいたっては、ただの女性差別でしかない。週刊誌は秋篠宮や姉妹を叩くために、女性が自主性をもつことや本人が希望するレベルの高い大学に進学することが結婚トラブルにつながるかのような、男尊女卑丸出しの論理を口にしているのだ。
週刊誌は秋篠宮を「『公』より『私』」を優先などと批判しているが、これもおかしい。秋篠宮は大嘗祭の費用問題などでもわかるように、公と私をきちんとわけるように主張するなど、現天皇皇后と同様、日本国憲法下の象徴天皇制について、高い意識をもっていることがうかがわれる。むしろ、「『公』より『私』を優先」というのは、雅子妃や愛子内親王との家庭生活に関心が集中している皇太子のほうではないか。
それにしても、眞子内親王の結婚問題や佳子内親王の発言が、いったいなぜこうした過剰ともいえる秋篠宮バッシングに発展してしまったのか。いや、秋篠宮への批判は今週先週に限ったことではない。週刊誌では数カ月前から、批判記事や内部情報が散発的に掲載されてきた。それも、皇室タブーに強い「新潮」や「文春」だけでなく、ふだん、皇室のヨイショ記事しか掲載しない女性週刊誌までが秋篠宮を批判しているのだ。
官邸が流す秋篠宮バッシング情報、文春は安倍首相の秋篠宮批判を紹介
これはもちろん、ネットが“秋篠宮家叩き”に盛り上がっているという状況が後押ししている部分もあるだろう。だが、もうひとつ、週刊誌の新たな情報源の影響も見え隠れする。それはズバリ官邸だ。週刊誌の皇室担当記者が証言する。
「これまでの秋篠宮バッシングは、保守的な他の宮家や宮内庁関係者、東宮周辺から出ていることが多かったが、ここ数ヶ月の秋篠宮家の記事は、それだけじゃない。皇室担当じゃなく、政治担当の記者が情報を入れてくるケースが増えてるんだ。官邸で皇室を担当している杉田和博官房副長官の周辺、それから内閣情報調査室あたりが、情報の出どころなんじゃないか、といわれている」
また、全国紙の官邸担当記者に確認すると、官邸幹部や、安倍首相に近い自民党中堅幹部などが、秋篠宮への批判をオフレコでしゃべるようになっているという。
「皇太子殿下の秋篠宮批判や、抗不安薬の使用なども、宮内庁や皇室周辺ではこれまで聞いたことがなかった。もしかしたら、官邸や内調から出てきた情報なんじゃないでしょうか」(前出・週刊誌皇室担当記者)
実際、一連のバッシング記事の中にも、安倍首相周辺や官邸が秋篠宮バッシングの情報源になっていることを物語る記述が出てくる。その典型が、「週刊文春」4月11日号に掲載されたこんな一文だ。
〈現天皇との“溝”を埋められない安倍首相。秋篠宮さまについても、昨年十一月の誕生日会見で「大嘗祭は内廷費で賄うべき」と発言されたことに対し、「反乱だね」などと言い放っていた。麻生氏も「内廷費も税金だし、なんで税金に介入してくるんだ」と不快感を見せていたという。〉
さらに、同記事には、安倍首相に近い関係者のこんなコメントも掲載されていた。
「首相は眞子さまと小室圭さんの問題に関して『早いうちから色んな恋愛を経験していた方がいい。(眞子さまが)可哀想だ』と言っていた。悠仁さまの将来についても『多くの女性と接してもらった方がいいのかも』と。内定費問題をはじめ、首相には秋篠宮家への不信感が根底にあるようです」(前出・首相周辺)
「(前略、生前退位の意向報道について)首相はむしろNHKの情報源を気にしており『秋篠宮さまがリークしたようだ』と見ていました」(官邸関係者)
どうも安倍首相自身が秋篠宮批判を口にし、それが側近を通じて外に漏れているようなのだ。そして、こうした安倍首相のスタンスを忖度した官邸スタッフや内閣情報調査室が、秋篠宮バッシング情報を週刊誌に流しているということらしい。
●最後まで明仁天皇と敵対し続けた安倍首相は即位に乗じて新天皇取り込み
もちろん、こうした官邸の動きの背景にあるのは、秋篠宮が現天皇・皇后のリベラルな考えを受け継ぐ姿勢を見せていることだろう。
今さら説明するまでもないが、第二次安倍政権以降、明仁天皇と安倍首相は“対立”といっていい関係が続いてきた。護憲と戦争への反省、沖縄への思いを隠そうとしない明仁天皇と美智子皇后に対し、安倍政権は改憲と歴史修正主義を推し進めるために天皇夫妻の口をふさごうと、陰に陽にプレッシャーをかけ続けてきた。
たとえば、2013年末、明仁天皇が誕生日に際した会見のなかで“護憲発言”を行うと、安倍首相のブレーンのひとりと言われる八木秀次・麗澤大学教授が「正論」(産経新聞社)に〈両陛下のご発言が、安倍内閣が進めようとしている憲法改正への懸念の表明のように国民に受け止められかねない〉〈宮内庁のマネジメントはどうなっているのか〉と、天皇を批判するような文章を発表したが、これなどは明らかに安倍首相からの“改憲の邪魔をするな”という圧力だろう。
こうした対立は、天皇が「生前退位の意向」を明らかにすると、ますますエスカレート。官邸は天皇の理解者だった風岡典之宮内庁長官を更迭。次長の山本信一郎氏を長官に繰り上げ、後任次長には監視役として、警察官僚出身で内閣危機管理監だった西村泰彦氏を就任させた。
その後も、「生前退位」をめぐる有識者会議では、安倍首相が送り込んだ日本会議系のメンバーが明仁天皇を公然と批判するなど、政権と天皇・皇后との溝はどんどん深まっていった。
昨年10月23日に行われた「明治150年」を記念する式典に、天皇・皇后の姿がなかったが、これも、大日本帝国を礼賛する安倍首相の肝いりの式典に、天皇と皇后が出席拒否をしたとみられている(西村次長は「官邸からお声がけがなかった」と弁明したが、これは建前だろう)。
そして、明仁天皇との関係修復をあきらめた安倍首相はいま、代替わりに乗じて、皇太子=新天皇を取り込もうとしきりに働きかけを行っている。
「安倍首相はこの間、2回も皇太子殿下と面談しています。皇位継承の流れを説明し、元号をあらかじめ伝えたといわれていますが、首相が皇太子に直接、面談するのはきわめて異例。これは、皇太子を取り込む作戦と推測されます。安倍首相としては、自分の改憲路線を天皇陛下に邪魔されたという思いがある。だから、即位を機会に、皇太子夫妻を取り込み、新天皇を政治利用できる関係を築く腹づもりなのではないか。実際、皇太子殿下は波風を立てるのが嫌いな性格ですし、雅子妃は小和田恆元外務省事務次官の娘で、本人もエリート外交官、政治的には安倍首相の考えに近い可能性がありますから、取り込まれてしまう可能性はありますね」(宮内庁担当記者)
安倍首相を激怒させた秋篠宮の「宗教色の強い大嘗祭は内廷費で」発言
しかし、そんな安倍首相にとって、目の上のたんこぶになっているのが、明仁天皇のリベラルな姿勢を引き継ぎ、その意向を代弁し続けている秋篠宮の存在だ。とくに、昨年の誕生日会見で、大嘗祭について「宗教色が強いものを国費で賄うことが適当かどうか」として、天皇家の私的活動費である「内廷会計での実施」を提案したことは、国家神道復活を目指す右派勢力をバックにした保守派の安倍首相と相いれないものであり、相当な不快感を募らせたと言われている。
「秋篠宮殿下の発言は、明らかに天皇陛下の意向をくんだものでしたが、安倍首相は相当、危機感を持ったようです。その頃から、やたらと秋篠宮を批判するような情報が安倍首相の周辺から出てくるようになった。さらに今回、眞子さまの結婚問題がきっかけになって世論が秋篠宮家に批判的になったことに乗じ、殿下の影響力を封じ込めようと、官邸が一気にバッシング情報を流し始めたということじゃないでしょうか」(全国紙官邸担当記者)
安倍官邸が、野党政治家や政権批判するジャーナリストや学者など敵対勢力のネガティブ情報を出し謀略攻撃を仕掛けてきたことは有名だが、まさか宮家まで標的にするとは……。とても「保守」のやることとは思えないが、しかし、これが安倍政権の本質なのだろう。
ただ、秋篠宮のこれまでの姿勢や明仁天皇との距離の近さなどを考えると、秋篠宮のほうもこのままおとなしく黙らされるとは思えない。天皇vs安倍首相の対立は、秋篠宮vs安倍首相という形で引き継がれていく可能性は十分あるだろう。
https://lite-ra.com/i/amp/2019/04/post-4670-entry_3.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/110.html#c147
これはもちろん、ネットが“秋篠宮家叩き”に盛り上がっているという状況が後押ししている部分もあるだろう。だが、もうひとつ、週刊誌の新たな情報源の影響も見え隠れする。それはズバリ官邸だ。週刊誌の皇室担当記者が証言する。
「これまでの秋篠宮バッシングは、保守的な他の宮家や宮内庁関係者、東宮周辺から出ていることが多かったが、ここ数ヶ月の秋篠宮家の記事は、それだけじゃない。皇室担当じゃなく、政治担当の記者が情報を入れてくるケースが増えてるんだ。官邸で皇室を担当している杉田和博官房副長官の周辺、それから内閣情報調査室あたりが、情報の出どころなんじゃないか、といわれている」
また、全国紙の官邸担当記者に確認すると、官邸幹部や、安倍首相に近い自民党中堅幹部などが、秋篠宮への批判をオフレコでしゃべるようになっているという。
「皇太子殿下の秋篠宮批判や、抗不安薬の使用なども、宮内庁や皇室周辺ではこれまで聞いたことがなかった。もしかしたら、官邸や内調から出てきた情報なんじゃないでしょうか」(前出・週刊誌皇室担当記者)
実際、一連のバッシング記事の中にも、安倍首相周辺や官邸が秋篠宮バッシングの情報源になっていることを物語る記述が出てくる。その典型が、「週刊文春」4月11日号に掲載されたこんな一文だ。
〈現天皇との“溝”を埋められない安倍首相。秋篠宮さまについても、昨年十一月の誕生日会見で「大嘗祭は内廷費で賄うべき」と発言されたことに対し、「反乱だね」などと言い放っていた。麻生氏も「内廷費も税金だし、なんで税金に介入してくるんだ」と不快感を見せていたという。〉
さらに、同記事には、安倍首相に近い関係者のこんなコメントも掲載されていた。
「首相は眞子さまと小室圭さんの問題に関して『早いうちから色んな恋愛を経験していた方がいい。(眞子さまが)可哀想だ』と言っていた。悠仁さまの将来についても『多くの女性と接してもらった方がいいのかも』と。内定費問題をはじめ、首相には秋篠宮家への不信感が根底にあるようです」(前出・首相周辺)
「(前略、生前退位の意向報道について)首相はむしろNHKの情報源を気にしており『秋篠宮さまがリークしたようだ』と見ていました」(官邸関係者)
どうも安倍首相自身が秋篠宮批判を口にし、それが側近を通じて外に漏れているようなのだ。そして、こうした安倍首相のスタンスを忖度した官邸スタッフや内閣情報調査室が、秋篠宮バッシング情報を週刊誌に流しているということらしい。
●最後まで明仁天皇と敵対し続けた安倍首相は即位に乗じて新天皇取り込み
もちろん、こうした官邸の動きの背景にあるのは、秋篠宮が現天皇・皇后のリベラルな考えを受け継ぐ姿勢を見せていることだろう。
今さら説明するまでもないが、第二次安倍政権以降、明仁天皇と安倍首相は“対立”といっていい関係が続いてきた。護憲と戦争への反省、沖縄への思いを隠そうとしない明仁天皇と美智子皇后に対し、安倍政権は改憲と歴史修正主義を推し進めるために天皇夫妻の口をふさごうと、陰に陽にプレッシャーをかけ続けてきた。
たとえば、2013年末、明仁天皇が誕生日に際した会見のなかで“護憲発言”を行うと、安倍首相のブレーンのひとりと言われる八木秀次・麗澤大学教授が「正論」(産経新聞社)に〈両陛下のご発言が、安倍内閣が進めようとしている憲法改正への懸念の表明のように国民に受け止められかねない〉〈宮内庁のマネジメントはどうなっているのか〉と、天皇を批判するような文章を発表したが、これなどは明らかに安倍首相からの“改憲の邪魔をするな”という圧力だろう。
こうした対立は、天皇が「生前退位の意向」を明らかにすると、ますますエスカレート。官邸は天皇の理解者だった風岡典之宮内庁長官を更迭。次長の山本信一郎氏を長官に繰り上げ、後任次長には監視役として、警察官僚出身で内閣危機管理監だった西村泰彦氏を就任させた。
その後も、「生前退位」をめぐる有識者会議では、安倍首相が送り込んだ日本会議系のメンバーが明仁天皇を公然と批判するなど、政権と天皇・皇后との溝はどんどん深まっていった。
昨年10月23日に行われた「明治150年」を記念する式典に、天皇・皇后の姿がなかったが、これも、大日本帝国を礼賛する安倍首相の肝いりの式典に、天皇と皇后が出席拒否をしたとみられている(西村次長は「官邸からお声がけがなかった」と弁明したが、これは建前だろう)。
そして、明仁天皇との関係修復をあきらめた安倍首相はいま、代替わりに乗じて、皇太子=新天皇を取り込もうとしきりに働きかけを行っている。
「安倍首相はこの間、2回も皇太子殿下と面談しています。皇位継承の流れを説明し、元号をあらかじめ伝えたといわれていますが、首相が皇太子に直接、面談するのはきわめて異例。これは、皇太子を取り込む作戦と推測されます。安倍首相としては、自分の改憲路線を天皇陛下に邪魔されたという思いがある。だから、即位を機会に、皇太子夫妻を取り込み、新天皇を政治利用できる関係を築く腹づもりなのではないか。実際、皇太子殿下は波風を立てるのが嫌いな性格ですし、雅子妃は小和田恆元外務省事務次官の娘で、本人もエリート外交官、政治的には安倍首相の考えに近い可能性がありますから、取り込まれてしまう可能性はありますね」(宮内庁担当記者)
秋篠宮バッシングは問題のすり替え、でっちあげと女性差別でしかない
もっと不可解なのは、“美智子皇后が秋篠宮家の教育に眉をひそめている”などという記述だ。美智子皇后のこの問題に対するスタンスは昨年5月の宮内庁ホームページに掲載された「眞子内親王殿下に関する最近の週刊誌報道について」という声明ではっきりしている。
〈(眞子内親王の結婚問題について)両陛下は当初より一貫して変わらぬ対応をしてこられました。
両陛下が第一に考えられたことは、これは眞子さまの内心に触れる事柄であり,何人といえども、恐らくはご両親殿下でさえ眞子さまのお考えを待つ以外おありでないということでした。そうした中、ご自分方として出来ることは,極力周囲の雑音から眞子さまを守り、静かな状況を保つ中で、眞子さまがご自分の考えを深められるよう助力なさるということでした。〉
眞子内親王の結婚について、天皇・皇后は「内心」の問題であり、強引に立ち入るつもりはないし他の誰も立ち入るべきではないという姿勢を鮮明にしている。それが、佳子内親王の発言に、眉をひそめるというのはどう考えてもおかしいだろう。
さらに、眞子内親王の結婚トラブルの原因を、自主性尊重やICUへの進学のせいにするにいたっては、ただの女性差別でしかない。週刊誌は秋篠宮や姉妹を叩くために、女性が自主性をもつことや本人が希望するレベルの高い大学に進学することが結婚トラブルにつながるかのような、男尊女卑丸出しの論理を口にしているのだ。
週刊誌は秋篠宮を「『公』より『私』」を優先などと批判しているが、これもおかしい。秋篠宮は大嘗祭の費用問題などでもわかるように、公と私をきちんとわけるように主張するなど、現天皇皇后と同様、日本国憲法下の象徴天皇制について、高い意識をもっていることがうかがわれる。むしろ、「『公』より『私』を優先」というのは、雅子妃や愛子内親王との家庭生活に関心が集中している皇太子のほうではないか。
それにしても、眞子内親王の結婚問題や佳子内親王の発言が、いったいなぜこうした過剰ともいえる秋篠宮バッシングに発展してしまったのか。いや、秋篠宮への批判は今週先週に限ったことではない。週刊誌では数カ月前から、批判記事や内部情報が散発的に掲載されてきた。それも、皇室タブーに強い「新潮」や「文春」だけでなく、ふだん、皇室のヨイショ記事しか掲載しない女性週刊誌までが秋篠宮を批判しているのだ。
官邸が流す秋篠宮バッシング情報、文春は安倍首相の秋篠宮批判を紹介
これはもちろん、ネットが“秋篠宮家叩き”に盛り上がっているという状況が後押ししている部分もあるだろう。だが、もうひとつ、週刊誌の新たな情報源の影響も見え隠れする。それはズバリ官邸だ。週刊誌の皇室担当記者が証言する。
「これまでの秋篠宮バッシングは、保守的な他の宮家や宮内庁関係者、東宮周辺から出ていることが多かったが、ここ数ヶ月の秋篠宮家の記事は、それだけじゃない。皇室担当じゃなく、政治担当の記者が情報を入れてくるケースが増えてるんだ。官邸で皇室を担当している杉田和博官房副長官の周辺、それから内閣情報調査室あたりが、情報の出どころなんじゃないか、といわれている」
また、全国紙の官邸担当記者に確認すると、官邸幹部や、安倍首相に近い自民党中堅幹部などが、秋篠宮への批判をオフレコでしゃべるようになっているという。
「皇太子殿下の秋篠宮批判や、抗不安薬の使用なども、宮内庁や皇室周辺ではこれまで聞いたことがなかった。もしかしたら、官邸や内調から出てきた情報なんじゃないでしょうか」(前出・週刊誌皇室担当記者)
実際、一連のバッシング記事の中にも、安倍首相周辺や官邸が秋篠宮バッシングの情報源になっていることを物語る記述が出てくる。その典型が、「週刊文春」4月11日号に掲載されたこんな一文だ。
〈現天皇との“溝”を埋められない安倍首相。秋篠宮さまについても、昨年十一月の誕生日会見で「大嘗祭は内廷費で賄うべき」と発言されたことに対し、「反乱だね」などと言い放っていた。麻生氏も「内廷費も税金だし、なんで税金に介入してくるんだ」と不快感を見せていたという。〉
さらに、同記事には、安倍首相に近い関係者のこんなコメントも掲載されていた。
「首相は眞子さまと小室圭さんの問題に関して『早いうちから色んな恋愛を経験していた方がいい。(眞子さまが)可哀想だ』と言っていた。悠仁さまの将来についても『多くの女性と接してもらった方がいいのかも』と。内定費問題をはじめ、首相には秋篠宮家への不信感が根底にあるようです」(前出・首相周辺)
「(前略、生前退位の意向報道について)首相はむしろNHKの情報源を気にしており『秋篠宮さまがリークしたようだ』と見ていました」(官邸関係者)
どうも安倍首相自身が秋篠宮批判を口にし、それが側近を通じて外に漏れているようなのだ。そして、こうした安倍首相のスタンスを忖度した官邸スタッフや内閣情報調査室が、秋篠宮バッシング情報を週刊誌に流しているということらしい。
●最後まで明仁天皇と敵対し続けた安倍首相は即位に乗じて新天皇取り込み
もちろん、こうした官邸の動きの背景にあるのは、秋篠宮が現天皇・皇后のリベラルな考えを受け継ぐ姿勢を見せていることだろう。
今さら説明するまでもないが、第二次安倍政権以降、明仁天皇と安倍首相は“対立”といっていい関係が続いてきた。護憲と戦争への反省、沖縄への思いを隠そうとしない明仁天皇と美智子皇后に対し、安倍政権は改憲と歴史修正主義を推し進めるために天皇夫妻の口をふさごうと、陰に陽にプレッシャーをかけ続けてきた。
たとえば、2013年末、明仁天皇が誕生日に際した会見のなかで“護憲発言”を行うと、安倍首相のブレーンのひとりと言われる八木秀次・麗澤大学教授が「正論」(産経新聞社)に〈両陛下のご発言が、安倍内閣が進めようとしている憲法改正への懸念の表明のように国民に受け止められかねない〉〈宮内庁のマネジメントはどうなっているのか〉と、天皇を批判するような文章を発表したが、これなどは明らかに安倍首相からの“改憲の邪魔をするな”という圧力だろう。
こうした対立は、天皇が「生前退位の意向」を明らかにすると、ますますエスカレート。官邸は天皇の理解者だった風岡典之宮内庁長官を更迭。次長の山本信一郎氏を長官に繰り上げ、後任次長には監視役として、警察官僚出身で内閣危機管理監だった西村泰彦氏を就任させた。
その後も、「生前退位」をめぐる有識者会議では、安倍首相が送り込んだ日本会議系のメンバーが明仁天皇を公然と批判するなど、政権と天皇・皇后との溝はどんどん深まっていった。
昨年10月23日に行われた「明治150年」を記念する式典に、天皇・皇后の姿がなかったが、これも、大日本帝国を礼賛する安倍首相の肝いりの式典に、天皇と皇后が出席拒否をしたとみられている(西村次長は「官邸からお声がけがなかった」と弁明したが、これは建前だろう)。
そして、明仁天皇との関係修復をあきらめた安倍首相はいま、代替わりに乗じて、皇太子=新天皇を取り込もうとしきりに働きかけを行っている。
「安倍首相はこの間、2回も皇太子殿下と面談しています。皇位継承の流れを説明し、元号をあらかじめ伝えたといわれていますが、首相が皇太子に直接、面談するのはきわめて異例。これは、皇太子を取り込む作戦と推測されます。安倍首相としては、自分の改憲路線を天皇陛下に邪魔されたという思いがある。だから、即位を機会に、皇太子夫妻を取り込み、新天皇を政治利用できる関係を築く腹づもりなのではないか。実際、皇太子殿下は波風を立てるのが嫌いな性格ですし、雅子妃は小和田恆元外務省事務次官の娘で、本人もエリート外交官、政治的には安倍首相の考えに近い可能性がありますから、取り込まれてしまう可能性はありますね」(宮内庁担当記者)
安倍首相を激怒させた秋篠宮の「宗教色の強い大嘗祭は内廷費で」発言
しかし、そんな安倍首相にとって、目の上のたんこぶになっているのが、明仁天皇のリベラルな姿勢を引き継ぎ、その意向を代弁し続けている秋篠宮の存在だ。とくに、昨年の誕生日会見で、大嘗祭について「宗教色が強いものを国費で賄うことが適当かどうか」として、天皇家の私的活動費である「内廷会計での実施」を提案したことは、国家神道復活を目指す右派勢力をバックにした保守派の安倍首相と相いれないものであり、相当な不快感を募らせたと言われている。
「秋篠宮殿下の発言は、明らかに天皇陛下の意向をくんだものでしたが、安倍首相は相当、危機感を持ったようです。その頃から、やたらと秋篠宮を批判するような情報が安倍首相の周辺から出てくるようになった。さらに今回、眞子さまの結婚問題がきっかけになって世論が秋篠宮家に批判的になったことに乗じ、殿下の影響力を封じ込めようと、官邸が一気にバッシング情報を流し始めたということじゃないでしょうか」(全国紙官邸担当記者)
安倍官邸が、野党政治家や政権批判するジャーナリストや学者など敵対勢力のネガティブ情報を出し謀略攻撃を仕掛けてきたことは有名だが、まさか宮家まで標的にするとは……。とても「保守」のやることとは思えないが、しかし、これが安倍政権の本質なのだろう。
ただ、秋篠宮のこれまでの姿勢や明仁天皇との距離の近さなどを考えると、秋篠宮のほうもこのままおとなしく黙らされるとは思えない。天皇vs安倍首相の対立は、秋篠宮vs安倍首相という形で引き継がれていく可能性は十分あるだろう。
https://lite-ra.com/i/amp/2019/04/post-4670-entry_3.html
http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/479.html#c21
ベルギー大使館のパーティーに行った時にイスラエルから来ていたモサドのエージェントの日本人の奥さんが
「美智子様のお子様はお一人だけなのよ」
と自慢げに話していた。その時に常陸宮夫妻も来ていたが
「彼、精神薄弱なの」
とも言っていた。よく観察してみたが、やはり彼女が言うように精神薄弱のようだ。
ふうーん、そういえば美智子様に似ているのは確かに秋篠宮の1人だけ。なんたって、世界の秘密を握るモサドのエージェントだから、情報は本物の確率は高い。
美智子様の子供は一人だけ? とネットをサーフィンしてみたが、逆に出てきたのは
秋篠宮の父親が違うという驚きの情報だった。
と言う事は、秋篠宮だけが美智子様の子供でしかも父親は天皇陛下ではないと言う話になる。
そして、究極的に私が見つけた2チャンネル的なサイトには、なんと、秋篠宮自身が
「だれか、私の父を知りませんか?」
というページだった。そこには
「何回も母に聞きましたが、母は頑として口を開こうとしません。
私は、父親が違うという事で、養父や兄弟にも、散々、いじめられて育ちました。だれか、私の父を知っている人がいましたならご連絡ください。」
というものだった。
その秋篠宮の実父は、もしかして殺されてしまった可能性もあるのではないのだろうか。
ウワサによると、秋篠宮の実父は宮内庁の警備員だったらしい。美智子様に赤ちゃんができてしまってから堕胎しろとは宮内庁もいえず、次男として育てられたという話だ。
この話は、英国のハリー王子とだぶる。彼もダイアナ妃とポロ教師のボーイフレンドとの間にできた子供で、チャールズ皇太子の子供ではない
http://reptilianisreal.blogspot.jp/2013/03/blog-post_6330.html
http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/516.html#c1
・・・・以下転載です・・・・・
コメント欄
ミテ子さんのカッコウ(鳥)疑惑はかなり前から一部で噂になっていましたが、もっと凄いのがありまして盗宮出産後も皇太子を騙して男性と密会していた。(たぶん婚活パーティーの仲間)それが昭和帝の怒りをかい死ぬようなリンチを受けた。
表面上は流産だが実は…喜久子妃の言葉が苛めの一つとして伝わっていますが、皇太子以外ミテ子にされた仕打ちは知っていた。
ミテ子はヒステリーで発狂して手の施しようがなく別荘に篭って落ち着くのを待った。
真相は…若くして二度と子を産めなくされたこと。
昭和帝のご長女様が若くしてガンで亡くなった直後にミテ子は一家でリゾートに旅行し、あろうことか長女を亡くしてふさぎ込む香淳皇后に皇室のクレームをつけています。
盗宮を生んだミテ子さんは調子に乗りすぎて香淳皇后をないがしろにする態度がひどく目に余るようになり、昭和帝はリンチを命じたのだろうと伝わっています。
その後ミテ子さんは甲状腺の病気を発症してどんどん痩せて…顰蹙を買いながら昭和帝が亡くなるのを待って自分らの代になり…今に至るところでしょう。
旧宮家関係もミテ子さんのカッコウや別腹説やリンチは知っているでしょうが内々でしか話さない。
ミテ子は面倒なキャラクターだから。闘争か何だか知りませんが、清浄な中に土足で入って行って何もされないのがどうかしています。皇室を舐めてかかったミテ子さんと取り巻きが甘かったのでしょう。排除されても仕方がない事です。
≪私の返事≫
貴重な情報有難うございました。驚くべきことがあったんですね。
美智子が、徳仁ばかり可愛がって、文仁親王や、清子様に冷たい意味がよくわかりましたよ。自分の産んだ子が徳仁だけだから、愛子を女帝にと固執するのがよくわかりまし
た。たとえ東宮は自分の腹を痛めた子でも、東宮ほど両親にも、兄弟にも、祖父母にも、母方の祖父母や叔父叔母にも似ていないのが昔から不思議でした。
ただ、読者様から情報提供のあった、朝日新聞の皇太子妃正田家担当で、入内後も浩
宮担当をした。佐伯晋が浩宮にそっくりですね。
佐伯は、婚約が決まったころ、ある夜、正田美智子を連れ出して、朝帰りしたそうです。その時の美智子の言い訳は「昨晩のことはよく覚えていない」だそうです。許嫁のいる娘を、新聞記者とデートに出す、母親の富美子も富美子だと思いますが、あの「大陸夫人」ならやりかねませんね。
≪FXさんのコメント≫
その噂、私も聞いたことがあります。
美智子夫人の産んだ子供は、ナル殿下お一人、
実は文仁親王は、某女優(加◯さくら)の子、正田冨美さんは宮中に伺う時、お土産をナル殿下の分しか用意しなかったという・・・、都市伝説のようなものかと、その時は、笑って聞いていましたが・・・(怖っ)。
≪私のコメント≫
私が、一部知っていたのは「美智子さんが、流産し、その時誰かから嫌みを言われたので、狂乱状態になり、拘禁服を着せられて、葉山の御用邸にいかれ、2,3か月療養されたとのこと。
何故流産ぐらいで発狂し、拘禁服を着させられたかが疑問でしたが、F氏の証言で腑に落ちました。侍従らに折檻されて、「石女(うまずめ)」にされたんですね。びっくりしましたが、表面に出ないだけで、皇室内の折檻というのは、昔からあったのではないでしょうか?
江戸時代、武家の家では妻が浮気すると、間男を捕まえ、二人を裸にして、女を上に乗せ、一太刀で真っ二つにしたそうです。
「姦婦姦夫の重ね斬り」と言います。普通の武家の家でそうですからね。
2800年続く、世界最古の王家で、しかも世界最高権威をもつ日本の天皇家に、史上初めて民間から入内した嫁が、人の良い皇太子を騙して、東宮出産後も間男と「昼下がりの情事」を楽しむなんて、戦前は大日本帝国の大元帥のヒロヒトとして、世界から恐れられた、気性の激しい昭和天皇を激怒させたのです。
「殺されなかっただけ感謝しろ」の話ですよ。
ロミオとジュリエットの様に、皇太子が熟睡した深夜、東宮御所の外の森で、逢引するぐらいなら未だ可愛げがありますが。白昼堂々ですからね。婚約交渉の時、母親の富美子が、昭和天皇に散々の悪態をつき、記者のカメラが向くと決まって不機嫌な表情をする。母親のこうした「日本人離れした」態度を見て、美智子も横着になったんでしょう。
ある皇室ブロガーさんの豊富な写真を見ると、ナルへの溢れんばかりの愛を隠さない美智子さんと、無視された無念さをかみ殺す文仁親王と複雑な表情の清子内親王の対照的な姿。
★お土産をなるの分しか用意しなかった用意しなかった正田富美、用意がいいですね(笑)ある意味、托卵を積極的に仕組んだのはこの母親です。朝日新聞の佐伯晋との子であることも知っていたでしょう。娘が折檻されることも計算のうちだったかもしれません。
正田富美(旧姓副島、上海生まれの佐賀人;本籍多久市)のこの天皇家に対するあくなき敵意、婚約交渉中の昭和天皇に対する発言、天皇家を「あちらよばわり」「婚約はストラングル(闘争)です」、婚約後の会見で不機嫌そうに「最良の結婚と最適な結婚は違うんですよ」等々、
少なくとも武家の家柄(副島氏は多久藩2万石の下級武士)では口を裂かれても言えない言動です。どうさかさまから見ても朝鮮人です。しかも夫の正田英三郎は出自は部落民です。
石高2万石と言えば、旧日本陸軍の研究では、1万石で兵士250人、2万石だから、武士階級は500人いるかいないかの超小藩です。特に本藩の佐賀藩は、支藩に対する搾取がきつく、特に多久は、鍋島家の元主家竜造寺家(家老鍋島直茂は主人の竜造
寺家を乗っ取った)の藩ですから、搾取はより一層きつかったらしいです。
ですから、多久の下級武士は相当生活が苦しかったはずです。維新後、副島家からは、ブラジル移民も出ましたが、普通の武士階級では海外移民などいきませんよ。平民以下の人が多かったのです。
加えて戦中上海生まれとする自称日本人には在日朝鮮人がいます。
元総理の鳩山由紀夫の妻、鳩山幸が両親とも在日朝鮮人でした。なんせ、戦前は各国の租界が有り、列強の謀略戦が繰り広げられ「魔都」と呼ばれた上海ですから、日本人と
言っても疑ってかかるのが正解です。
昭和天皇は嫁が産んだ男子が、長男の子ではない、浮気相手の男の子だという事を直観的に感ずいていたのでしょう。
カッコウの雛鳥には「徳仁」の「徳」という、最も不吉な文字を付けました。
私はこれは昭和天皇が行った一種の呪詛だと思います。徳仁の即位を絶対に阻止するつもりだったのでしょう。
ご自分の死後、皇太子妃の美智子が【皇室を破壊すること】を読んでいたと思います。カッコウの雄鳥の朝日新聞記者の佐伯晋は、そのご、旧宮家、家族周辺から噂が広まり、上司の追及を受け、「美智子との関係をげろったそうです」
とっくに朝日は退職してますが、顔を見ると東宮と瓜二つです。
東宮は両親に似ていない、弟、妹とも似ていない、祖父母、従姉とも似ていない。正田家の祖父母とも似ていない。叔父叔母とも似ていない。従姉とも似ていない。
似ているのが佐伯だけだという皮肉。
英国、初め世界の人気者だった故ダイアナ妃は夫のチャールズがカミラ夫人との浮気を知ると、騎兵で馬術のインストラクターであったジェームズ・ヒューイットと5年間不倫しました。
英国王室の法律では、皇太子の妃を寝取った男は、死刑だそうです。未だにヒューイットは刑死していませんが、これは、チャールズも離婚後、人妻カミラと再婚した負い目もあるでしょう。
DNA鑑定やって、佐伯との「親子関係」が確認されれば、東宮は皇位継承権を失うし、前代未聞とは言え、佐伯はイギリス並みに死刑相当だと思います。そして、ここでまた朝日新聞だ。50年以上前とは言え、社員が犯してはいけない罪を犯した。
戦前は「大逆罪」というのが有りましたら、「慰安婦捏造」に続いてこれですからね〜雇用者責任と慰謝料として10兆円程度は皇室に払わせて、倒産させるのがベストだと思います。
≪甲状腺障害が怪我の功名となった女帝≫
甲状腺を患ってから、痩せとやつれが目立つようになりました。
しかし、「お花畑の人」特に私のような、皇室情報が入らない、地方居住者にとっては、それが、反射的に「美智子妃」への同情と根拠のない共感に変わったのです。
何故かというと、入内後数年は、美智子妃と懇意な皇室ジャーナリスト達がフレームアップ(捏造)した【美智子妃いじめ伝説】がマスメディアや商業雑誌の成長とともに、嘘が事実となって国民の共通認識となって下地となっていたからです。
事実は、皇室の伝統を無視して、どんどん露骨に破壊してゆく美智子さんに、周囲の皇族たちが呆れ、勝気な美智子さんにてこずり、最終的に無視するようになったのだと思います。「無視」を「いじめ」と取らえて【美智子さまいじめの妄想】を事実を知らない一般国民の常識にしてしまったんですよ。その時悪役にされるのは、決まって、入内に反対した学習院常磐会と古手の女官たち。
聖心女子大では、大きな顔と態度をしていた自称優等生が、お茶の水女子大に編入したら、成績不振、大きな態度取らせてくれない。そのうち女学生たちから「何あの子」と言われて無視されるようになる。それを「苛めだ!」と叫んで、フィクション小説を書き始めるようなものです。
嗜好が朝鮮人に似ていますね。上司から、ミスを指摘され注意されたら、「差別ニダ!」と叫ぶ。実際はこんな程度のものだと思います。
当時高校生の私も騙されて「美智子さま、また皇室内で苛められているんだ、可愛そうにな〜」と見事に騙されました。
★すべては、今の様にネットのない、TV、女性雑誌全盛時代の影響力です。
当時の我々はマスゴミに見事に洗脳されていたんですよね。それでも私の学生時代の下宿、大田区久が原の旧家の奥さんたちは、美智子さんの本性を知っていまし
たよ。特に東京23区内のお屋敷町の住人は、家族から、また、親戚から、皇居や東宮御所に女官を出している旧家が多く。その人たちは【美智子さまの苦労と栄光の物語】は、鼻から相手にしていませんでした。旧皇族、華族の人達も一緒
だと思います。女帝の耳に届かないようにこっそり悪口を言っていると思います。
★1959年の入内以降、美智子皇后で一番稼がしてもらったのは、女性誌です。
良く知りませんが「女性自身」とか「女性セブン」とか。当時の「開かれた皇室」の風潮の中で、女性誌の被写体になるビジュアルを持っていたのが美智子さ
んだけでした。私は、常陸宮華子さんの方が、本当の意味で上品でお美しいと思いますが、華子様は、オファーが来ても受けなかったでしょう。
そして、皇后になると、あの甲状腺でやつれたしわくちゃの顔が【民間初の皇太子妃で苦労された方】という事実と異なるイメージを女性にアピールして、雑誌を購読させるのです。
ところが、この2年、状況が全く逆転してしまいました。
秋篠宮家の2内親王、眞子様と佳子様が成人され、特に一瞬にして佳子様が国民的アイドル皇族になり、女性誌も佳子様の公務やキャンパスライフを競って取り上げるようになりました。
だって、佳子様を取り上げたら売り上げが伸びるんですから。その代り、女帝の露出が減りました。「アテクシこそが元祖女性誌のアイドルなのよ」80超えた老婆が20歳そこそこの孫娘に嫉妬全開です。
学園祭参加禁止、園遊会も禁止、これって立派な【人権侵害】じゃないですか?
もしかしたら女帝は佳子さま○○も企んでいるかもしれない。心配です。
http://akimasa-fushimi.sakura.ne.jp/wp/2016/10/22/2016102220161022120000/
http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/515.html#c1
日本語は関東以西の縄文人の話していた言葉
アイヌ語は東北・北海道の縄文人の話していた言葉
弥生人は長江から移民して来た稲作漁労民が関東以西の縄文人と混血してできた民族ですが、長江から移民して来た稲作漁労民はごく少数だったので、縄文人の話していた日本語をそのまま使ったのです。
人数が極端に多かったのは2世紀から昭和まで途絶えずに朝鮮から移民してきた漢民族系渡来人ですね。
従来 弥生人と言われていた民族も弥生前期は長江人、後期は漢民族系朝鮮人で、完全に別民族です。
天皇一族は弥生時代後期に北九州に植民市を作り朝鮮との交易に従事し、漢文を書き、高価な中国製の鏡を大量に持って居たので、勿論漢民族系朝鮮人です。
天皇一族は朝鮮を追われて日本に移民して以降
中国華北 → 韓国ソウル
→ 福岡県伊都国 → 日向、大和 、丹後 → 北九州、瀬戸内、畿内
→ 沖縄、北海道・東北北半分を除く日本全土
の順に支配地域を広げて行った様です。
弥生時代後期から昭和までずっと連続して朝鮮から長江系及び漢民族系渡来人が流入し続けて、遂に日本人(縄文人・弥生人)は少数民族となってしまいました。
現時点でわかっている事を纏めると
日本は多民族国家で
陸稲は焼き畑農耕と一緒に縄文中期に長江から九州に伝わった
水田は弥生初期に長江から北九州に伝わった
弥生人は九州に移住した少数の長江の男が縄文女性を現地妻として作った混血児の子孫
言葉は西日本の縄文人の話していた日本語をそのまま継続使用
漢民族系渡来人は弥生時代後期に北九州に植民市を作り、朝鮮と交易を行った。
弥生時代後期から昭和までずっと連続して朝鮮から長江系及び漢民族系渡来人が流入し続けた
信仰対象によってどの民族か簡単に判別できます:
縄文人
蛇信仰、巨木・磐座に神が降りる、死んだら円錐形の山からあの世に上がる
長江人
鳥信仰・太陽信仰、集落の入り口に鳥居を設ける
朝鮮からの漢民族系渡来人
中国鏡を神体とする太陽信仰
因みに、福岡県糸島郡前原町の平原遺跡から八咫鏡が出土していて、アマテラスの墓だという説が有力です。
日本一大きな国産の内行花文八葉鏡四枚について、考古学者故原田大六(だいろく)はその図抜けた大きさと特異文様とが、伊勢神宮に関する種々の史料から内宮の御神体である八咫鏡( や たのかがみ)と同じものではないかと推察し、次のように述べている(『実在した神話』、学生社)。
「伊勢神宮の八咫(やた)の鏡と平原弥生古墳出土の大鏡は上述のように、寸法、文様ともに食い違ったところを見受けないのである。これがもし事実だとしたら、平原弥生古墳には大鏡の同型同笵鏡(どうはんきょう)が四面あることから、はじめは五面を作製したものの一面が伊勢神宮の御神体になっているといわれないことはない」
原田大六は平原遺跡一号墳の被葬者は玉依姫であり、伊勢神宮にアマテラス(大日孁貴)として祭られていると推察している。
森浩一氏も、この原田説を支持され、
「原田氏の生涯をかけての、この重要な研究が基本において修正を要しないとすれば、八咫鏡は弥生時代後期に北部九州で製作され、他の同類は破砕されたけれども、一面だけがはるばる近畿地方にもたらされたということになる」
と述べておられる(『日本神話の考古学』)。
豊玉姫−玉依姫−イワレヒコ(神武)の系譜から、この鏡の製作の中心にいたのは母豊玉姫を弔(とむら)ったであろう玉依姫ということになる。
その玉依姫が、わが子神武の東征にあたって、鏡の一面を携帯させたとすれば、当然、大和朝廷においてその鏡は玉依姫の鏡として長らく宮中にあったに違いない。それが、
「崇神五年、国内に疫病多発、人民の大半が死亡、六年には国内大混乱。その原因としてこれより先、宮中にアマテラスと倭(やまとの)大国魂(おおくにたま)の二神の並祭が、お互い神威が強すぎることにあると思えたので、別々に祭ることにし、アマテラスは豊鋤入姫(とよすきいりびめ)に託して云々」
____
という事で
天皇一族は朝鮮を追われて日本に移民して以降
中国華北 → 韓国ソウル → 福岡県伊都国 → 日向、大和 、丹後
の順に天孫降臨していった可能性が高いですね。
http://www.asyura2.com/0306/dispute11/msg/278.html#c3
ガールズちゃんねる からの引用
↓
35624. 匿名 2019/05/07(火) 17:51:11
知り合いがかなり中の仕事していたんだけど
上皇はまるで会話が成り立たないので
美智子さん頼みだったみたい
それで窓口が全部美智子になり
牛耳られたし女帝と化した
https://rondan.net/21900
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/110.html#c148
匿名 より: 2019年5月8日 4:47 PM
ガールズちゃんねる からの引用
↓
35624. 匿名 2019/05/07(火) 17:51:11
知り合いがかなり中の仕事していたんだけど
上皇はまるで会話が成り立たないので
美智子さん頼みだったみたい
それで窓口が全部美智子になり
牛耳られたし女帝と化した
https://rondan.net/21900
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/118.html#c36
ガールズちゃんねる からの引用
↓
35624. 匿名 2019/05/07(火) 17:51:11
知り合いがかなり中の仕事していたんだけど
上皇はまるで会話が成り立たないので
美智子さん頼みだったみたい
それで窓口が全部美智子になり
牛耳られたし女帝と化した
https://rondan.net/21900
http://www.asyura2.com/12/social9/msg/352.html#c228
[美智子妃殿下は皇太子が知的障害があるので、それに絶望して自殺未遂を二回した]
と言い張っていたよ。
[皇太子(今上天皇)は知的障害なのは公然の秘密]と言っていたな。
理由は[近親婚]を繰り返したから。
___
匿名 より: 2019年5月8日 4:47 PM
ガールズちゃんねる からの引用
↓
35624. 匿名 2019/05/07(火) 17:51:11
知り合いがかなり中の仕事していたんだけど
上皇はまるで会話が成り立たないので
美智子さん頼みだったみたい
それで窓口が全部美智子になり
牛耳られたし女帝と化した
https://rondan.net/21900
http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/515.html#c2
[美智子妃殿下は皇太子が知的障害があるので、それに絶望して自殺未遂を二回した]
と言い張っていたよ。
[皇太子(今上天皇)は知的障害なのは公然の秘密]と言っていたな。
理由は[近親婚]を繰り返したから。
http://www.asyura2.com/12/social9/msg/352.html#c229
私が学生の時だが、友人は、
[美智子妃殿下は皇太子が知的障害があるので、それに絶望して自殺未遂を二回した]
と言い張っていたよ。
[皇太子(今上天皇)は知的障害なのは公然の秘密]と言っていたな。
理由は[近親婚]を繰り返したから。
___
匿名 より: 2019年5月8日 4:47 PM
ガールズちゃんねる からの引用
↓
35624. 匿名 2019/05/07(火) 17:51:11
知り合いがかなり中の仕事していたんだけど
上皇はまるで会話が成り立たないので
美智子さん頼みだったみたい
それで窓口が全部美智子になり
牛耳られたし女帝と化した
https://rondan.net/21900
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/431.html#c94
私が学生の時だが、友人は、
[美智子妃殿下は皇太子が知的障害があるので、それに絶望して自殺未遂を二回した]
と言い張っていたよ。
[皇太子(今上天皇)は知的障害なのは公然の秘密]と言っていたな。
理由は[近親婚]を繰り返したから。
___
匿名 より: 2019年5月8日 4:47 PM
ガールズちゃんねる からの引用
↓
35624. 匿名 2019/05/07(火) 17:51:11
知り合いがかなり中の仕事していたんだけど
上皇はまるで会話が成り立たないので
美智子さん頼みだったみたい
それで窓口が全部美智子になり
牛耳られたし女帝と化した
https://rondan.net/21900
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/851.html#c86
[美智子妃殿下は皇太子が知的障害があるので、それに絶望して自殺未遂を二回した]
と言い張っていたよ。
[皇太子(今上天皇)は知的障害なのは公然の秘密]と言っていたな。
理由は[近親婚]を繰り返したから。
___
匿名 より: 2019年5月8日 4:47 PM
ガールズちゃんねる からの引用
↓
35624. 匿名 2019/05/07(火) 17:51:11
知り合いがかなり中の仕事していたんだけど
上皇はまるで会話が成り立たないので
美智子さん頼みだったみたい
それで窓口が全部美智子になり
牛耳られたし女帝と化した
https://rondan.net/21900
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/262.html#c66
皇太子時代の新天皇陛下の英語については、当時のオーストラリア人の教師が「ナルちゃん、頭悪い。英単語もろくに覚えない」として、暴露されています。家庭教師付きのフランス語も中途挫折。人工膀胱の尿袋については、ネパールの留学生がさらっと書いています。
退位、即位と続く報道を見ていると壮大な茶番劇、白昼夢でも見ている感じです。嘘まで塗り重ねての雅子さま上げ。昨日のフジテレビ朝のワイドショーでは小倉さんが雅子さまに関して「ハーバード、東大、オックスフォードものすごい超学歴」ふうなことを言っていて、これでまた内情を知らない国民は信じ込むのだな・・・・・とうんざりしました。
通常の入学と卒業をしたのは、ハーバードだけでオックスフォードは落第なのに。しかも、そのハーバードもいわくつき。
雅子さまはハーバードに入学したわけではなく、もともとはラドクリフ大学に、アファーマテイブ枠で入ったのです。affirmative actionというのは、大学が民族などに依る落差を是正、公平化するために設けた制度でありいわば人道的お情け枠、小室ssiの国際基督教大学の枠と同じです。小室ssiは在日枠ともう一つ別枠(貧困家庭枠)と計2枠の特殊枠を活用しての入学でした。
雅子さまがお情け枠で入ったラドクリフ大学が、ちょうどハーバードと合併したのです。運が強いのでしょう。雅子さまが入ったのはハーバードではなく、ラドクリフです。このことには、一切触れませんが。そのラドクリフ入学も実力によるものではなかったことに留意。
そしてハーバードは無論一流大学ですが(フランクフルト派の巣窟だけど)、有力者コネクションで入学できることでも知られています。ハーバードでは当時、雅子さまの父小和田恒氏が教えていました。
他にたとえばブッシュ大統領の子弟がコネと金銭入学。
ハーバードではありませんが、偏差値の低い関東学院大学(37.5〜42.5)からいきなりコロンビア大学院に入ったのが小泉進次郎氏です。通常あり得ません。しかし、ここも有名人の父親コネで特別枠です。あのキャラですから進次郎氏父純一郎氏が「息子は可愛いからね」と、けろっと漏らしています。
アメリカ名門では意外にも有効な、地位高い人のコネとカネ。小室ssiの普通ならない、フォーダム大での優遇も含めて。
擁護派は雅子さまがMagna Cum Laude(という賞)を獲得したと言い張りますが、入学すらコネ・カネが効く大学だということをお忘れなく。賞金が出るわけでもない賞を例に引かれても基本の嘘を消すのは無理。さすがに最高ランクのSumma Cum Laudeを大学は雅子さまには与えてはいませんが。
一般教養科目の成績も含めたLatin Honorとは別に、専攻科目毎に与えられるEnglish Honorがありますが雅子さまは超有利な環境にあったにもかかわらず、こちらも獲得出来ていません。
英語は貧弱
高校はベルモント市の公立ベルモントハイスクール に編入したのですが、英語が出来なかったのでESL (English as Second Language)の下のクラスに振り分けられたのでした。普通に出来ない子より、もっと下のクラスです。のちにワングレードアップして普通に出来ないESLのクラス入りしたのですが「英語が喋れない、書けない子」扱いであったことに変わりはありません。
いわば「英語劣等生クラス」からいきなりハーバード大の講義についていける英語を身につけるなど、現実にはあり得ません。しかしとりあえず入学して卒業したのは事実ですが、この時父親の小和田恒氏が教授として同大にいたことを忘れてはなりません。
雅子さまはオックスフォードは単位が取れず落第帰国されましたが、オックスフォードに小和田恒氏は関係していませんでした。大学も外務省も、父親がいたからこそで、父親の力が及ばない所では落第生。
東大も確か、小和田恒氏が名誉教授であった(要再検証ですが、東大に関わっていたのは事実)時代かと思いますが正規入試に依るものではなく帰国子女枠で東大に編入されていて、講義にはほぼ出ていず一年で中退しています。これを擁護派は外務省入省試験に通ったので、と言い繕いますがそれならなぜ、わざわざ枠を使ってまで東大に「とりあえず」入られたのか、箔付けのためだったのでしょうか。世間はきれいに騙されて、東大もきちんと入学、単位をきちんと取得しての卒業だと思い込まされてしまっています。
その外務省入省も、当時は5枠あった「VIP子弟枠」を使用しての入省です。
ハーバード、東大双方に小和田恒氏という父親の権力が介在。
小和田氏の存在がない、オックスフォードでは外務省から9人派遣留学されていてそのうちの1人ですが、普通1年間で修士号が取れる所、雅子さまお一人取得が出来ず倍の2年間もい続けたのに結局、落第、すごすご帰国して国費一説には1500万円を溝に捨てた形、国費の無駄遣いはその頃からです。
これに関して擁護派は「外務省から呼び戻されたので単位が取れなかった」と言い繕うのですが新米ペーペーの省員を呼び戻すほどの重大な用件があるはずもなく、御本人がヘタれて帰国したか普通の倍の年数いてもまだ単位が取れないでいる雅子さまに外務省が見切りをつけたか、どちらかでしょう。9人いて雅子さまを除く8人は1年間で単位を取得、すんなり外務省に戻っているのだから。
以上、細かく述べましたがものごとをもっとシンプルに言うなら、雅子さまの英語レベルでハーバードの講義をまともに受けて卒業するのは絶対にないです。動画で僅かに残っている英語のスピーチは今は見つかりませんが(どうせ証拠隠滅で消されているでしょうが)初めて耳にした時は尻もちをつきました、その英語の稚拙さに。それが学歴に疑いを抱き調べ始めた動機です。
⇒動画 https://m.youtube.com/watch?v=6gqE5G_sA9U&feature=youtu.be
雅子さまの英語力の低レベルなのは、外国人歌手がばらしてしまっています。利害のない外国人が何よりの証言者でしょう。
皇太子時代の新天皇陛下の英語については、当時のオーストラリア人の教師が「ナルちゃん、頭悪い。英単語もろくに覚えない」として、暴露されています。家庭教師付きのフランス語も中途挫折。人工膀胱の尿袋については、ネパールの留学生がさらっと書いています。
雅子さまが晩餐会など外国要人に会いたがらずご体調の波で欠席なさりがちなのは、英語のその稚拙さを知られたくないからとも思えます。
雅子さまが数カ国語堪能など、笑止です。英語さえおぼつかないお方が。
日本語も怪しげなのは、有名です。「くわがた、くわがた、あの、あの」発言を筆頭格として、あれこれ記録されています。語学には日本語も含まれます。日本語に能力を持たない人が、英語に対してだけ卓越しているということはありません。幼少期から英語圏で育ち日本語を余り使わない生活環境でない限りは。
http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/516.html#c2
賃貸アパート大手「レオパレス21」(東京都中野区)で、建築基準法違反を含む施工不良の物件が発覚した問題。耐火や遮音のために各住戸間を仕切る「界壁」などに不備があった物件は、3月末までに1万4599棟に達している。
【写真】新たな「建築基準法違反疑惑」証拠写真を見る
だが、レオパレスの物件を巡って、新たな建築基準法違反の疑いがあることが、「週刊文春」の取材で分かった。
「週刊文春」は今回、レオパレスの物件を管理するオーナーと一級建築士が2月中旬に取りまとめた資料を独自に入手。そこに添付されているのが、数十枚に及ぶ“証拠写真”だ。
界壁の不備も指摘された「ゴールド・レジデンス」シリーズのある物件は、ガス管を下の階から上の階に通すための貫通部に大きな穴が開けられたまま、放置されている。「コングラツィア」シリーズのある物件でも、ガス・浄水・排水・換気用パイプを下の階から上の階に通すための貫通部に大きな穴が開けられたままだった。
一級建築士の森山高至氏が指摘する。
「本来ならケーブルや配管の貫通部にできた隙間は、耐火性素材で完全に埋める必要があります。少なくとも下の階の天井と上の階の床を耐火性素材で補強するか、ガスや給排水など配管類を納める空間を別に作らないといけません。ところが、隙間を放置している上に、写真を見る限り、上の階の床は木造なので燃え移りやすい。配管も燃えやすい塩化ビニール製なので不燃性素材で覆う必要がありますが、それもなされていない。非常に危険な状況だと言えます」
どのような危険性が考えられるのだろうか。
「このワンルームサイズの居室であれば1階で火事が起きた場合、2階や屋外に到達するまで45分間持ちこたえなくてはいけないと建築基準法で定められています。仮にこの穴の近くで火がつければ、ものの数分で2階に到達することも考えられ、建築基準法違反の疑いが濃厚です」(同前)
こうした貫通部に関して建築基準法違反の疑いがある物件の数は、「週刊文春」が確認しただけでも、少なくとも22件に及んでいる。だが、外部調査委員会が3月18日に公表した中間報告書にも、貫通部に関する不備については触れられていない。
レオパレスに貫通部の施工不良について確認を求めると、以下のように回答した。
「当社は外部調査委員会の調査に全面的に協力をしておりますので、個別の回答は控えさせて頂きます。現在、施工不備問題に係る調査は、第三者の一級建築士にご協力頂きながら実施しており、これまでに確認された内容については、全て外部調査委員会に報告しております」
現在も物件の全棟検査を行っている最中のレオパレス。新たな建築基準法違反疑惑の発覚は、今後の検査にも大きな影響を与えそうだ。
5月9日(木)発売の「週刊文春」5月16日号では、貫通部に関する新たな建築基準法違反疑惑のほか、施工不良物件を管理する被害者の実名告白、レオパレス社員の不誠実な対応、杜撰な全棟検査の実態などについて、詳報している。
.
「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年5月16日号
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190508-00011835-bunshun-bus_all
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/827.html#c30
自分にとって好ましくない情報が公表されることが判明した場合、それが公表される前にある程度の事実を認めてしまい、そこから自分に都合のいい話を展開することがある。人間は最初に聞いた話の印象が強く残るからだ。いわゆるダメージ・コントロールである。
意図的なものであれ、不可抗力であれ、何らかの事情で支配システムの暗部、あるいは本質が露見しかかることもあるが、そうしたケースではそこから本筋にたどり着かないように話題を脇道へと誘導していく。システムを維持したい人びとはまず隠蔽を図るだろうが、それに失敗すると、ある程度のことは認めてしまい、そこから本筋にたどり着かないようにするのだ。
勿論、その際、外部の人間が納得するようなストーリーを描く必要はある。逆に、どこへ追及の矛先を向けさせようとしているかを観察すると、支配システムの一端が浮かび上がることもある。
例えばボブ・ケリー元上院議員の場合。1983年1月から1987年1月にかけてネブラスカ州知事、1989年1月から2001年1月までネブラスカ州選出の上院議員で、1992年には大統領選に出馬している。
ケリーはベトナム戦争に海軍の特殊部隊SEALのメンバーとして従軍しているのだが、その当時のスキャンダルが2001年4月に伝えられた。政界を引退した直後のことだ。
彼の率いる部隊が1969年に農村を襲撃し、女性や子どもなど村民を殺している。そのうち3名は妊婦だった。何人かは首を切られている。生き残ったのは12歳の少女だけだ。
本ブログの読者ならすぐに気づくと思うが、これはCIAと特殊部隊が実行していたフェニックス・プログラムの一環。虐殺の調査が進むとCIAと特殊部隊、さらにそうした暴力組織を動かしている支配層の責任が問われることもありえた。
そこで、報道の前にケリーは銃撃されたので反撃したというストーリーを語っている。有力メディアにはCIAのエージェントや協力者がいるので、そうしたネットワークからの支援を彼は受けていたはずだ。
その後、ケリーは9/11委員会のメンバーになる。言うまでもなく、2001年9月11日にニューヨークの世界貿易センターやバージニア州アーリントンの国防総省本部庁舎(ペンタゴン)が攻撃された事件を調べた委員会で、真相を隠蔽したと批判する人も少なくない。
言うまでもなく、日本でもダメージ・コントロールは行われている
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201905080001/
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/175.html#c41
自分にとって好ましくない情報が公表されることが判明した場合、それが公表される前にある程度の事実を認めてしまい、そこから自分に都合のいい話を展開することがある。人間は最初に聞いた話の印象が強く残るからだ。いわゆるダメージ・コントロールである。
意図的なものであれ、不可抗力であれ、何らかの事情で支配システムの暗部、あるいは本質が露見しかかることもあるが、そうしたケースではそこから本筋にたどり着かないように話題を脇道へと誘導していく。システムを維持したい人びとはまず隠蔽を図るだろうが、それに失敗すると、ある程度のことは認めてしまい、そこから本筋にたどり着かないようにするのだ。
勿論、その際、外部の人間が納得するようなストーリーを描く必要はある。逆に、どこへ追及の矛先を向けさせようとしているかを観察すると、支配システムの一端が浮かび上がることもある。
例えばボブ・ケリー元上院議員の場合。1983年1月から1987年1月にかけてネブラスカ州知事、1989年1月から2001年1月までネブラスカ州選出の上院議員で、1992年には大統領選に出馬している。
ケリーはベトナム戦争に海軍の特殊部隊SEALのメンバーとして従軍しているのだが、その当時のスキャンダルが2001年4月に伝えられた。政界を引退した直後のことだ。
彼の率いる部隊が1969年に農村を襲撃し、女性や子どもなど村民を殺している。そのうち3名は妊婦だった。何人かは首を切られている。生き残ったのは12歳の少女だけだ。
本ブログの読者ならすぐに気づくと思うが、これはCIAと特殊部隊が実行していたフェニックス・プログラムの一環。虐殺の調査が進むとCIAと特殊部隊、さらにそうした暴力組織を動かしている支配層の責任が問われることもありえた。
そこで、報道の前にケリーは銃撃されたので反撃したというストーリーを語っている。有力メディアにはCIAのエージェントや協力者がいるので、そうしたネットワークからの支援を彼は受けていたはずだ。
その後、ケリーは9/11委員会のメンバーになる。言うまでもなく、2001年9月11日にニューヨークの世界貿易センターやバージニア州アーリントンの国防総省本部庁舎(ペンタゴン)が攻撃された事件を調べた委員会で、真相を隠蔽したと批判する人も少なくない。
言うまでもなく、日本でもダメージ・コントロールは行われている
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201905080001/
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/330.html#c8
自分にとって好ましくない情報が公表されることが判明した場合、それが公表される前にある程度の事実を認めてしまい、そこから自分に都合のいい話を展開することがある。人間は最初に聞いた話の印象が強く残るからだ。いわゆるダメージ・コントロールである。
意図的なものであれ、不可抗力であれ、何らかの事情で支配システムの暗部、あるいは本質が露見しかかることもあるが、そうしたケースではそこから本筋にたどり着かないように話題を脇道へと誘導していく。システムを維持したい人びとはまず隠蔽を図るだろうが、それに失敗すると、ある程度のことは認めてしまい、そこから本筋にたどり着かないようにするのだ。
勿論、その際、外部の人間が納得するようなストーリーを描く必要はある。逆に、どこへ追及の矛先を向けさせようとしているかを観察すると、支配システムの一端が浮かび上がることもある。
例えばボブ・ケリー元上院議員の場合。1983年1月から1987年1月にかけてネブラスカ州知事、1989年1月から2001年1月までネブラスカ州選出の上院議員で、1992年には大統領選に出馬している。
ケリーはベトナム戦争に海軍の特殊部隊SEALのメンバーとして従軍しているのだが、その当時のスキャンダルが2001年4月に伝えられた。政界を引退した直後のことだ。
彼の率いる部隊が1969年に農村を襲撃し、女性や子どもなど村民を殺している。そのうち3名は妊婦だった。何人かは首を切られている。生き残ったのは12歳の少女だけだ。
本ブログの読者ならすぐに気づくと思うが、これはCIAと特殊部隊が実行していたフェニックス・プログラムの一環。虐殺の調査が進むとCIAと特殊部隊、さらにそうした暴力組織を動かしている支配層の責任が問われることもありえた。
そこで、報道の前にケリーは銃撃されたので反撃したというストーリーを語っている。有力メディアにはCIAのエージェントや協力者がいるので、そうしたネットワークからの支援を彼は受けていたはずだ。
その後、ケリーは9/11委員会のメンバーになる。言うまでもなく、2001年9月11日にニューヨークの世界貿易センターやバージニア州アーリントンの国防総省本部庁舎(ペンタゴン)が攻撃された事件を調べた委員会で、真相を隠蔽したと批判する人も少なくない。
言うまでもなく、日本でもダメージ・コントロールは行われている
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201905080001/
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/119.html#c12
本当の通訳はカメラから見えない所にいるんだよ。
雅子妃は英語も日本語も中学生レベルだから、外国の要人と会話が続かないんだよ
それで公務をやりたくなくなったんだろ。
そもそも外国で育ったから日本語力が中学生レベルなんだ。
従って、思考力も中学生レベル
思考力が中学生レベルならいくら英語を勉強しても中学生レベルのままなんだよ。
詳細は
雅子様の学歴ロンダリング
https://dosuko.fandom.com/ja/wiki/%E5%AD%A6%E6%AD%B4%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0
雅子様の子弟枠を使ったインチキ外交官試験
https://dosuko.fandom.com/ja/wiki/%E5%A4%96%E4%BA%A4%E5%AE%98%E8%A9%A6%E9%A8%93
http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/516.html#c7
ポーランドが生んだ硬骨の映画人アンジェイ・ワイダ。
そんな彼の中期代表作「大理石の男」は、ポーランド現代史を描きながらも一種の映画論となっています。ワイダと言えばこの人、タイバーン・ヘルミさんが語ります。
スターリニズムとの闘争を経て幾らかの自由を取り戻しつつあった'70年代のポーランド人が、'50年代の真実を追求しようとする姿をアンジェイ・ワイダが描く――映画大学の女子学生が卒業制作のテーマに'50年代の労働英雄を選ぶ。かつて映画になるほど讃えられた優秀な煉瓦工が、なぜ無残にも忘れ去られたのか、隠された真実を探ろうと親しかった人々を訪ね歩く。友人を弁護したため投獄され妻も去ってしまう。労働英雄は死んだのか……。
何が真実で何がウソだったのかわからなくなる映画でした。
本当は、映画の話をするのに思想の話題を持ってくるというのは荒れる元なので避けたかったのですが、どうしても共産主義、社会主義、はっきり言えば戦後ポーランドを席巻したソビエト連邦の国家的政治思想に触れないわけにはいかないのでお許しを。
現代の日本に、1950年代のポーランドのことを詳しく知っている人が果たして何人いるでしょうか? 私もそんなに詳しく知っているわけではないので偉そうなことは言えないのですが、そりゃもう、現代の日本人には想像も出来ないほど、物資は枯渇し人間の精神内面も抑え込まれた苦しい時代だったと想像に難しくありません。正義と言えばそれはすなわち党の正義であり、個人の正義など全く認められない世界。裏切りと謀略が渦巻く世界。真実を語ることが許されない世界、そんな世界の中で、アンジェイ・ワイダ監督映画を撮り続けました。
この映画『大理石の男』には、ワイダ監督が映画を撮り始めた50年代後半のポーランドの社会状況が、おそらくそのまま描かれています。
というようなことを書くと、“この映画は社会派ドラマなのか”ととられそうですが、実は全然違います。劇中に流れるBGMを聴くと、『灰とダイヤモンド』や『地下水道』、『鷲の指輪』(以上はNHK教育で放映したことがあるので挙げてみました)でワイダ監督を知った人なら、必ず違和感を抱くはず。アメリカの70年代80年代のノリ。実際に劇中で「アメリカ映画を撮っているんじゃないんだぞ」というセリフもあったりします。 とにかくポーランドの複雑な歴史を知らなくても十二分に面白い。上映時間161分を退屈させない映画です。内容的には「女子学生が卒業制作で映画を撮る」というものなのですが、それが50年代のポーランドの時代を取り込んでミステリー仕立てになっています。それ以前に「事実は小説より奇なり」を地でいく50年代のポーランドが、我々の感覚からすると現実が創作の遥か斜め上をいっているので、驚くことしきり。それにしても、当時の社会状況、時代を冷静に見詰めてこんな映画を撮ることが出来るワイダ監督はやはりすごいと感嘆しました。
この映画は1977年の製作で、しかも舞台の半分は50年代ですから、現代の人にどこまで通用するのかちょっと心配ではあります。さらに言うと、こういう言い方が適当かどうかわかりませんが、この4年後の81年に公開された『鉄の男』の前フリみたいな映画なので、この映画の終わり方は非常に尻切れトンボに感じるかもしれません。これで納得がいかない人は(そうでない人も)『鉄の男』を併せて観ていただければ幸いです。
* * * * * * * *
この『大理石の男』は先に触れた通り、「女子学生が卒業制作で映画を撮る」というのが前提にあり、50年代の記録映画を70年代の出演者が観るというシーンが劇中に何度か出てきます。我々観客は、出演者と共に記録映画を何度か観ます。正確には記録映画を観ている出演者の姿を観る、ということになるでしょうか。そうしたことが繰り返されることによって、出演者と精神的距離が近くなり、感情移入がしやすくなるという効果があるかと思います。映画が進行する中で、我々は映画制作を共に行ないながら(というか、そのような気持ちになりながら)、労働英雄ビルクートの末路に近づいていくわけです。
とにかく、自分の撮りたいものを撮る苦労というのがよくわかる映画でした。50年代後半に映画を撮り始めたワイダ監督の実体験がそのままスクリーンに投影されている部分が多分にあると感じます。
ワイダ監督は、この映画でも、溜まりに溜まった共産主義への特別な感情をさりげなくスクリーンに登場させています。劇中において、50年代のポーランドの支配層が、抽象芸術を「これのどこに人間の心があるのだろうか」と批判するシーンとして出てきました。このシーンで、ワイダ監督が共産主義をドイツの国家社会主義と同列に置いていることがわかります(NSDAP:国家社会主義ドイツ労働者党は抽象画を“退廃美術”と名付けて徹底的な弾圧を加えました)。これは、人間の精神の内面に国家が手をねじ込んで操作すること、精神の自由を認めない政治思想、人間の内から溢れ出る創作意欲を叩き潰すことに対するワイダ監督の強烈な怒りの現れなのでしょう。
また、『大理石の男』の中では、何度も記録映画風の映像が流されます。労働者が不満を爆発させて、共産党幹部にぶつけるシーンは没(カット)にされて、捏造された幸せだけがスクリーンに流れる。自由主義諸国を徹底的に蔑み、共産主義の素晴らしさを宣伝する。こういう映像を入れることによって、真実を伝えない記録映画が記録として残ることに対する映画人ワイダ監督の怒りが見え隠れします。
全体主義国家は大量のプロパガンダ映画を創り出しました。それらは言うまでもなく、その当時の政府にとって都合のよいものだけが映し出された代物です。50年代のポーランドの民衆は、そんな記録映画を観せられ、しかもそれを拒否できない状況にありました。捏造された真実を何百回、何千回と観せられたときのサブリミナル効果を考えると、薄ら寒いものを感じます。
しかし、それでもなお、ワイダ監督はその怒りをストレートに表現することを避けています。劇中の記録映画『幸せの建設者たち』の中に、ワイダ監督は Asystent rezysera (すみません、ポーランド語はわかりません<*編集者・注を参照のこと>)として自分の名を刻み込んでいます。そこに私は、ワイダ監督が共産主義思想への感謝、というか複雑な感情ををさりげなく表しているように感じました。磨かぬ玉は光らない、という言葉どおり、ワイダ監督は共産主義による映画制作の苦労があったからこそ、現在の地位があり、映画制作活動ができるのではないか、と。当時の社会体制が良かったか悪かったかはひとまずおき、自分を作り上げてくれた社会、時代へのオマージュがこの映画『大理石の男』には込められているような気がします。
我々は映画を観るとき、一時間半だか二時間だか、スクリーンに映し出された部分しか目にすることができません。実際には、その上映時間の裏には膨大な時間と様々な苦労が隠されています。映画制作者は政治的に苦労し、天候に苦労し、それ以上に人集め、資金集めに苦労しますが、そういう部分は、観客が目にする機会はほとんどありません。
今回、『大理石の男』をあらためて観直す機会を得て、スクリーンの裏に隠された映画製作の苦労という陰の部分を目にすることが出来ました。
映画制作に携わるすべての映画関係者の方々へ、その多大なる苦労に深い感謝を申し上げたい次第です。
(〆)
以下、単なる感想。
『大理石の男』
以前、館主F様から「映画は旬のもの」と言われたことがあるのですが、まさしくその通りで、今回、こうして原稿を書かせていただくにあたり、『大理石の男』を見直して出てきた感想が
「こんな映画だったっけ?」
と、ずいぶん昔に観たときの印象と変わっていました。
まぁ、今回のテーマ「映画の中の映画」を頭に入れて観たから、そう思っただけなのかもしれませんが・・・。
思い返すと、感動の泪を流したという過去の記憶だけを頼りに、ビデオを借りて観てみたら、
「なんじゃ、こりゃ? こんなつまらない映画だったっけ?」
ということになったことが何度かあります。その逆もありますが、それは極めて数が少ないです。今回観た『大理石の男』は、その数少ない逆のパターンでした。
以前観たときには、「なんかわけわからねえ映画」くらいにしか思っていませんでした。なにしろ、内容をほとんど覚えていないぐらいでしたから。あらためて観てみて、面白い! 本当に映画の中に引き摺り込まれました。161分がえらく短く感じました。観た翌日、『鉄の男』のビデオも買ってしまいました。結局、ビルクートの息子とアグネシカって(略)。
それにしても、ビルクート役のイエジイ・ラジヴィウォヴィチは、アンドリュー・プライン(『グリズリー』とか『V』シリーズに出演している俳優)に似ているような・・・。
劇中、編集者とアグネシカの会話に
ア:「なぜ、彼はこうなったの? 彼の末路は?(なぜビルクートは労働英雄の座を追われたのか)」
編:「それをあなたが撮るのよ」
というものがありましたが、この部分はワイダ監督が映画を撮るときの姿勢を言い表しているような気がします。普通の人間なら、50年代後半に『地下水道』『灰とダイヤモンド』みたいな映画を撮ろうとは思わないでしょうから。
また、労働英雄だったビルクートの生き方にも心打たれるものがあります。このビルクートは農家出の教育のない青年なのですが、非常に自分に素直で正直な生き方をしています。しかし、その個人の素直さや正直さを当時のポーランドの社会状況は許しませんでした。ここでワイダ監督は、「政治イズムと人間個人の善良さのどちらに重きをおくのか」という課題を、我々観る者に突きつけているように感じました。
今の映画に慣れた人には、このラストは物足りないかもしれないですね。オチがついているようで観る者の疑問には何も答えていません。ビルクートがどうなったのか。その末路は? でも、「その後、どうなったか」なんてのは、この映画のストーリーの大勢に影響はないように思います。足りない部分は想像力で補えばよく、観る人によってこの映画のラストは違ったものになるでしょう。
今回、『大理石の男』を観て、一番感動したのが、最後のほうに出てくるアグネシカとその父親のやりとりの部分でした。苦労して撮った映画をさんざんけなされ没にされ、撮影器材も取り上げられて、落ち込む主人公・アグネシカ。失意の娘を気づかい励ます父親。こんな何気ないシーンに私は心を奪われました。以前見たときにはまるで気づかなかったシーンです。私もこんなふうに自然な形で娘を励ますことのできる父親になりたいと強く思いました。
この映画も『地下水道』と同じで、ポーランド人にしか真の意味はわからないのかもしれません。それでもこの映画の価値というか面白さは変わらない。やはりアンジェイ・ワイダはすごいです。
ええもん観せてもらいました。
*編集者注:"Asystent rezysera"とは「助監督」の意味のようです。これにより、この当時まだ一本立ちしていなかったワイダが、助監督という身分とは言え虚飾に満ちた社会主義プロパガンダ映画の制作に手を貸していたということを間接的に告白。単に他者を一方的に批判するような偽善の愚を避けた、ワイダの作り手としての誠実さを伺わせる処理であると言えます。
http://www28.tok2.com/home/sammy/films/helmi.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/408.html#c1
1992年2月 テレビ朝日
出演: 大島渚 野坂昭如 西部邁 安部譲二 他
4代目会津小鉄会会長 高山登久太郎
「うちの若いもんとしてはね、だいたい同和関係が70%ですわ」
4代目会津小鉄会会長 高山登久太郎
「うちの若いもんとしてはね、だいたい同和関係が70%ですわ」
http://www.asyura2.com/11/lunchbreak45/msg/860.html#c448
1992年2月 テレビ朝日
出演: 大島渚 野坂昭如 西部邁 安部譲二 他
4代目会津小鉄会会長 高山登久太郎
「うちの若いもんとしてはね、だいたい同和関係が70%ですわ」
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/418.html#c7
1992年2月 テレビ朝日
出演: 大島渚 野坂昭如 西部邁 安部譲二 他
4代目会津小鉄会会長 高山登久太郎
「うちの若いもんとしてはね、だいたい同和関係が70%ですわ」
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/371.html#c1
皇子の中で有能な人間だけしか天皇にしなかった
それが白村江の戦いで負けて唐の属国になってから、唐の制度や父子相続制を取り入れたんだ
儒教は女性蔑視だから女には絶対に家を継がせない
愛子が天皇になったら愛子の婿を始祖とする別王朝が始まる事になる
それが儒教の伝統だ
男の跡継ぎがいないのなら、昔の兄弟相続に戻さないと天皇家はそこで断絶する
ヨーロッパの王室でも男系で繋がらなければ王統断絶になる
フランスは、ヨーロッパ最古で最長の王国を誇った。
フランス王国は、428年の創設以来ほぼ1420年間、1848年に王制が廃止されるまで、嫡出の男子(正式の王妃から生まれた男子)による王位継承のルールを一貫した。
フランク族のサリー支族のサリカ法が、女性に不動産の相続を認めず、従って、女王も女系継承も認めなかったことに由来する、重みのある伝統・習慣であった。
王位を継承すべき嫡出の男子がないと、その都度系図を何代もさかのぼり、最も近い傍系の子孫たる嫡出の男子に王位を継承させた。
___
ハプスブルク家家督継承問題
18世紀、再びハプスブルク家は家督の相続問題が懸念された。カール6世に男子継承者が無かったからである。
そこでカール6世はプラグマティッシェ=ザンクティオン(国事詔書)を出し、ハプスブルク家の領土不可分と長子相続の原則、長子が死去した場合は女子にも相続権を与える、という相続原則を他の領邦諸国にも認めさせた。
それによってカール6世の長女マリア=テレジアがハプスブルク家家督を相続したが、それに対してプロイセン国王フリードリヒ2世、バイエルン公、フランス国王ルイ15世などはその継承を認めず、オーストリア継承戦争(1740〜48年)が起こり、帝位は一時バイエルンのヴィッテルスバッハ家のカール7世に移った。
オーストリアは敗れ、プロイセンにシュレジェンの割譲を認めたが、マリア=テレジアの家督継承とその夫フランツ1世(ロートリンゲン公)の神聖ローマ皇帝は承認された。なお、これで男系ロートリンゲン家に移ったので、ハプスブルク=ロートリンゲン朝(1745〜1806)と言う。
____
愛子が天皇になると天皇家はそこで断絶し、愛子の婿を始祖とする新王朝が始まる事になる.
勿論、もう萬世一系でなくなるから天皇制を維持する必要はなくなる:
そもそも天武天皇以前は兄弟相続だったんだ。
皇子の中で有能な人間だけしか天皇にしなかった
それが白村江の戦いで負けて唐の属国になってから、唐の制度や父子相続制を取り入れたんだ
儒教は女性蔑視だから女には絶対に家を継がせない
愛子が天皇になったら愛子の婿を始祖とする別王朝が始まる事になる
天皇家は元々兄弟相続が基本
天武天皇以降は唐の影響で長子相続になったが、儒教は女性蔑視だから、長子は男でないといけないんだ
儒教文化では他の血が混ざる「入婿」など許されない
儒教での家督相続の決まり
儒教では女が男の家に入るを原則として居たため、婿養子とか入夫等の習慣がなかった。男系の男子なきときは、同血族から男系の養子を迎え、たとえ直系の女子あるも、これを出嫁(しゅっか)せしめて、他家より嫁を迎え、家継者に娶(めあわ)した。
創価学会、宮内庁とそのバックにいる CIAが 必死にデマを拡散してるけど、儒教の相続の仕方を否定する場合は、天皇は兄弟へ相続するのが古くからの伝統だよ。
昔は年上の兄弟はどんどん他の土地へ出て行って、末弟が最後まで実家に残るから
末弟に家を継がせるのが普通だったんだ:
7世紀末までの皇位継承を《古事記》《日本書紀》によってみると,仁徳以後持統までは,父子間相続6,母子間1,兄弟間10,姉弟間2,叔父・甥間1,夫婦間2,三親等以上をへだてた相続3の計25例で,兄弟相続が多い。
父子直系相続は7世紀末以降の天皇の目ざした皇位継承法であり,兄弟相続は日本固有の継承法であることからすると,応神以前の直系相続は記紀編纂の過程で作為された可能性が強い。
記紀には9代までの天皇の事績については神武以外ほとんど所伝がないこと,10代の崇神が初代の天皇を意味する所知初国(はつくにしらす)天皇の称号をもつことなどから,9代までの天皇の実在性は疑われている。
被相続人の性別:韓国と中国では、歴史的に女性が相続したことはない。それは、韓国と中国では、周代に「礼記」の規定で、女性が祭祀をおこなうことはできないと規定されていたためである。なぜ、周代にそのような規程がつくられたのか、明らかではない。日本では武家の時代となってから当初(12世紀末-13世紀ころ)女性も分割相続を受けていたが、15世紀ころから女性一代限り(一期分)となり、近世には相続から排除された。これに関しては、家業・家産・家督の三者のあり方を考慮に入れなければならない。
それが儒教の伝統だ
ヨーロッパの王子様、王女様は美男美女ばかりだから王制を潰そうという人間は全く出て来ないけど、
天皇一族は人間とは思えない不細工な知恵遅ればかりだから、愛子を天皇にして、万世一系でなくなったらもう天皇制を守ろうという人間が一人も居なくなるんだ
それが天皇制の終わりだ
http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/530.html#c8
内部告発を公表してきたウィキリークスの創始者であるジュリアン・アッサンジがロンドンのエクアドル大使館でロンドン警視庁の捜査官に逮捕されたのは4月11日のことだった。イギリスで最も警備の厳しい刑務所に収監され、精神病の治療を施されている。
アメリカ空軍の退役中佐でNSAの仕事をしていたこともあるカレン・クワイトコウスキーによると、そうした症状が出たのはイギリスとアメリカの当局者から尋問を受けた後だという。
アッサンジを尋問しているアメリカ人は国防総省、FBI、CIAに所属、BZ(3-キヌクリジニルベンジラート)という薬物が使用されているようだ。これを使うと幻覚を生じさせ、現実と幻覚を混乱させるほか、昏睡、物忘れなどを含む意識障害、あるいは運動失調症を引き起こすとされている。この薬物を利用して情報を手に入れることはできない。そうした目的の薬物ではない。アッサンジを廃人にしようとしていると懸念する人がいるのはそのためだ。
現在、CIA長官を務めるジーナ・ハスペルは拷問を指揮していた経験があり、「血まみれジーナ」とも「ケミカル・ジーナ」とも呼ばれている。BZを使った拷問でもCIA長官になったハスペルは中心的な役割を果たしているだろう。
アッサンジに対する刑事告訴の中身に犯罪と呼べるようなものはないに等しいという声は少なくない。彼が逮捕、起訴された唯一の理由はジャーナリズムを実践したからなのである。イギリスやアメリカではジャーナリズムが犯罪になったということだ。そのイギリスやアメリカと同じ価値観を有しているという安倍晋三政権がジャーナリズムを否定するのは当然なのだろう。
一方、アメリカでもイギリスでも日本でも、有力メディアはジャーナリズムをとっくの昔に放棄している。むのたけじが1991年に「新聞・放送・出版・写真・広告の分野で働く800人の団体」が主催する講演会の冒頭で語ったように、「ジャーナリズムはとうにくたばった」のである。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201905090000/
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/175.html#c42
内部告発を公表してきたウィキリークスの創始者であるジュリアン・アッサンジがロンドンのエクアドル大使館でロンドン警視庁の捜査官に逮捕されたのは4月11日のことだった。イギリスで最も警備の厳しい刑務所に収監され、精神病の治療を施されている。
アメリカ空軍の退役中佐でNSAの仕事をしていたこともあるカレン・クワイトコウスキーによると、そうした症状が出たのはイギリスとアメリカの当局者から尋問を受けた後だという。
アッサンジを尋問しているアメリカ人は国防総省、FBI、CIAに所属、BZ(3-キヌクリジニルベンジラート)という薬物が使用されているようだ。これを使うと幻覚を生じさせ、現実と幻覚を混乱させるほか、昏睡、物忘れなどを含む意識障害、あるいは運動失調症を引き起こすとされている。この薬物を利用して情報を手に入れることはできない。そうした目的の薬物ではない。アッサンジを廃人にしようとしていると懸念する人がいるのはそのためだ。
現在、CIA長官を務めるジーナ・ハスペルは拷問を指揮していた経験があり、「血まみれジーナ」とも「ケミカル・ジーナ」とも呼ばれている。BZを使った拷問でもCIA長官になったハスペルは中心的な役割を果たしているだろう。
アッサンジに対する刑事告訴の中身に犯罪と呼べるようなものはないに等しいという声は少なくない。彼が逮捕、起訴された唯一の理由はジャーナリズムを実践したからなのである。イギリスやアメリカではジャーナリズムが犯罪になったということだ。そのイギリスやアメリカと同じ価値観を有しているという安倍晋三政権がジャーナリズムを否定するのは当然なのだろう。
一方、アメリカでもイギリスでも日本でも、有力メディアはジャーナリズムをとっくの昔に放棄している。むのたけじが1991年に「新聞・放送・出版・写真・広告の分野で働く800人の団体」が主催する講演会の冒頭で語ったように、「ジャーナリズムはとうにくたばった」のである。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201905090000/
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/330.html#c9
内部告発を公表してきたウィキリークスの創始者であるジュリアン・アッサンジがロンドンのエクアドル大使館でロンドン警視庁の捜査官に逮捕されたのは4月11日のことだった。イギリスで最も警備の厳しい刑務所に収監され、精神病の治療を施されている。
アメリカ空軍の退役中佐でNSAの仕事をしていたこともあるカレン・クワイトコウスキーによると、そうした症状が出たのはイギリスとアメリカの当局者から尋問を受けた後だという。
アッサンジを尋問しているアメリカ人は国防総省、FBI、CIAに所属、BZ(3-キヌクリジニルベンジラート)という薬物が使用されているようだ。これを使うと幻覚を生じさせ、現実と幻覚を混乱させるほか、昏睡、物忘れなどを含む意識障害、あるいは運動失調症を引き起こすとされている。この薬物を利用して情報を手に入れることはできない。そうした目的の薬物ではない。アッサンジを廃人にしようとしていると懸念する人がいるのはそのためだ。
現在、CIA長官を務めるジーナ・ハスペルは拷問を指揮していた経験があり、「血まみれジーナ」とも「ケミカル・ジーナ」とも呼ばれている。BZを使った拷問でもCIA長官になったハスペルは中心的な役割を果たしているだろう。
アッサンジに対する刑事告訴の中身に犯罪と呼べるようなものはないに等しいという声は少なくない。彼が逮捕、起訴された唯一の理由はジャーナリズムを実践したからなのである。イギリスやアメリカではジャーナリズムが犯罪になったということだ。そのイギリスやアメリカと同じ価値観を有しているという安倍晋三政権がジャーナリズムを否定するのは当然なのだろう。
一方、アメリカでもイギリスでも日本でも、有力メディアはジャーナリズムをとっくの昔に放棄している。むのたけじが1991年に「新聞・放送・出版・写真・広告の分野で働く800人の団体」が主催する講演会の冒頭で語ったように、「ジャーナリズムはとうにくたばった」のである。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201905090000/
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/119.html#c13
■労基法を骨抜きにした「非正規雇用」システム
筆者が暮らす東京23区内の某区役所の窓口に、「テンプスタッフ」の名札を首からぶら下げた職員がいて大変驚かされたのは、3年ほど前のことだ。いなくなった区の正規職員は、どこに消えてなんの仕事をしているのだろうと思ったものだが、最近ではその某区役所の至るところに派遣職員(=非正規公務員)がいるのが当たり前の光景となっている。国の機関である法務局の出張所にしても同様なのだ。
2018年の総務省「労働力調査」(速報)によると、会社役員や自営業者を除く日本の「労働者」5596万人のうち、37.9%に当たる2120万人が、契約社員や派遣社員、非常勤の従業員や非正規雇用の公務員などの「非正規雇用」労働者なのだという。非正規雇用率を男女別に弾き出してみると、男性で22.2%、女性では56.0%だった。
正規雇用の上司社員からのセクハラに抗議すれば雇い止めの憂き目に遭い、有給休暇やボーナスもなく、身分や収入が不安定極まりない「非正規雇用」が、人を幸せにしないシステムであることは論を俟たない。しかも、「非正規雇用」は違法行為というわけでもない。そんな過酷な立場にいる人たちが4割近くもいるという今の日本は、極端なことこの上なく、異常というほかない。
この4割の人たちの多くは、経済的な余力を持てず、子どもを持つことはおろか結婚さえも諦め、それでも明日に備え、節約に走る。「浪費」や「無駄遣い」なんて言葉は、彼らにとって遥か昔の「昭和言葉」なのだろう。これで日本の景気が良くなるわけがない。
「非正規雇用」システムは、日本という国を絶対に幸せにしない。いったい誰がこんな日本にしたのか。
行政機関や大企業までが「非正規雇用」システムに手を染めるなか、その現実を報じ、批判を加え、世直しするのが役目の報道機関(マスコミ)はどうしているのか。
筆者は25年ほど前の1990年代からテレビの民放キー局に出入りし、たまに番組制作を手掛けることもある。テレビ業界はその90年代頃から「非正規雇用」システムを積極的に取り入れている。今も昔も局内は、出入り業者の社名が入った名札を首からぶら下げた人たちでごった返ししている。そんな「非正規雇用」労働者である若いディレクターから25年ほど前に、「テレビの世界で自分のやりたい仕事をしたいなら、局の正社員になるか、放送作家になるしかない」と、皮肉交じりに言われたことを、つい先日のことのように思い出す。その後、同様のセリフを何人もの「非正規雇用」ディレクターたちから聞いたものだ。
つまりテレビ業界は、行政機関や大企業の世界より早くから「非正規雇用」システムを導入していた“大先輩”であり、先駆者であり、いわば同じ穴の狢だった。
ちなみに、25年ほど前に皮肉を吐いていた「非正規雇用」ディレクターの一人は、今から10年ほど前、くも膜下出血で急逝した。享年39。過労が原因だった。当時、彼は慢性的な金欠状態に陥っていたため、加入していた郵便局の「簡易保険」保険料の支払いが滞り、亡くなる1カ月前に保険が失効。遺族は保険金を受け取ることができなかったという。
ところで、我が国の労働基準法の第一条は次のように述べている(太字は筆者)。
労働条件は、労働者が人たるに値する生活を営むための必要を充たすべきものでなければならない。
誰がこの労基法を骨抜きにしたのか。
■小泉純一郎氏が騙されていたのは「原発」だけではない
非正規とは正規に非(あら)ず――。まるで身分の低い人間であるかのような呼び名に聞こえる。
非正規雇用、とりわけ労働者派遣業は今の世に、戦前の「小作農(こさくのう)」制度を蘇らせていた。雇い主が直接、非正規雇用する契約社員や非正規公務員は「直接小作人」そのものであり、派遣業者というブローカーを通した派遣社員にしても「間接小作人」とそっくりだ。参考までに書き添えておくと、2010年度の厚生労働省「労働者派遣事業報告書の集計結果」によれば、一般労働者派遣事業の「派遣料金」の平均は1万7096円で、派遣労働者に支払われる平均賃金は1万1792円。これから弾き出されるマージン率(ピンハネ率)はおよそ30%である。
雇用は本来、「正規」と「非正規」に分けて考えるものではない。雇用は雇用である。問題は、「正規」労働者には当たり前のこととして認められている、労働者としての基本的な権利(有給休暇、ボーナス、労災請求、住居手当、扶養手当、通勤手当、食事手当、福利厚生、退職金など)が、「非正規」の労働者にはなぜか認められていない――という点にある。「雇い止め」に至っては、「非正規」労働者限定用語だ。
厚労省の「就業形態の多様化に関する総合実態調査」(2014年)によれば、従業員が5人以上いる民間の事業所が、従業員を非正規雇用で賄っている最大の理由は「賃金の節約のため」(38.8%)だった。
民間ばかりかお役所までが率先して非正規雇用を増やすようになるきっかけは、2005年の自民党・小泉純一郎政権下で打ち出された「集中改革プラン」である。同プランを推進する中核を担ったのは総務省。当時、総務大臣を務めていたのは、同プランの恩恵を最大限に享受している労働者派遣業大手・パソナグループの現会長・竹中平蔵氏である。以降、全国各地の自治体では、正規公務員の採用枠を減らしていく一方で、非正規公務員の数を激増させていくことになった。
小泉政権の旗印は「郵政民営化」と「聖域なき構造改革」(公的企業の民営化、政府規制の緩和など)だった。そして「非正規雇用」システム導入の裏付けとなった経済政策のスローガンが「規制緩和」である。例えば派遣業に関しては、それまで高度専門職に限定されていた派遣の職種が、小泉政権では製造業まで緩和されている。
国民の4割を「非正規雇用」へと追い込み、それと引き換えに富を謳歌している竹中氏。自らへの批判をものともしないことで知られる竹中氏は、現在の安倍政権下でも内閣府・国家戦略特区の「特区諮問会議」議員として重用されている。しかし、そんな竹中氏を最初に重用し始めたのは、かつての首相・小泉純一郎氏なのだ。
小泉さん、あなたが進めた「構造改革」と「規制緩和」の結果、国民の4割近くが非正規雇用という不安定極まりない状態へと追い込まれたのです。今では「脱原発の旗手」といった感さえある小泉さんですが、あなたが騙されていたのは「原発」だけではありません。竹中氏にも騙されていたのです。竹中氏の任命責任はあなたにあります。今からでも遅くありません。竹中氏を叱ってやってください。
■「非正規雇用」システムは「童貞」も量産する?
日本人の活気と未来、そして国力までを削ぐ「非正規雇用」システム。同システムは、いわゆる「ワーキングプア」を生み出すことで不景気にも拍車をかける。さらにその影響は、人間の“生命力”にまで及ぶようだ。
4月8日、時事通信が「30代、1割が性交渉未経験=男性は低収入と関連」と題した記事を配信した。東京大学のチームが出生動向基本調査のデータなどをもとに、日本の「性交渉未経験率」を推計し、分析したところ、25〜39歳の男性では正規雇用に比べ、非正規雇用と時短勤務の人の未経験率は3.82倍になり、無職では7.87倍にも達したのだという。収入が低いほど未経験率は高かったのだそうだ。分析を担当した上田ピーター・東大客員研究員は同記事中で、
「性交渉を求めない傾向は『草食系男子』などと言われてきたが、実際には収入や雇用形態の影響で不本意ながら経験していない面があるのでは」とコメントしていた。
「非正規雇用」システムは、明白な労働基準法第一条違反であり、もはや存在自体が悪であることは、「人たるに値する生活を営むため」に必要な賃金をもらっていない人が4割近くもいるという結果からみても明らかだろう。労働者にまともな賃金を支払えない企業や自治体は、そもそも人を雇用してはいけないのである。
「非正規雇用」の割合を減らす有効策が見当たらないというなら、いっそのこと、「非正規雇用」システムの権化ともいえる労働者派遣業を「違法行為である」と定義し直すところから始めてみてはいかがだろう。日本の敗戦後、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)最高司令官のダグラス・マッカーサーが実施したいわゆる「農地開放」が、地主制度から小作人を解き放ったのと同等のインパクトがありそうだ。
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/115.html#c3
竹中平蔵氏(ロイター/アフロ)
■労基法を骨抜きにした「非正規雇用」システム
筆者が暮らす東京23区内の某区役所の窓口に、「テンプスタッフ」の名札を首からぶら下げた職員がいて大変驚かされたのは、3年ほど前のことだ。いなくなった区の正規職員は、どこに消えてなんの仕事をしているのだろうと思ったものだが、最近ではその某区役所の至るところに派遣職員(=非正規公務員)がいるのが当たり前の光景となっている。国の機関である法務局の出張所にしても同様なのだ。
2018年の総務省「労働力調査」(速報)によると、会社役員や自営業者を除く日本の「労働者」5596万人のうち、37.9%に当たる2120万人が、契約社員や派遣社員、非常勤の従業員や非正規雇用の公務員などの「非正規雇用」労働者なのだという。非正規雇用率を男女別に弾き出してみると、男性で22.2%、女性では56.0%だった。
正規雇用の上司社員からのセクハラに抗議すれば雇い止めの憂き目に遭い、有給休暇やボーナスもなく、身分や収入が不安定極まりない「非正規雇用」が、人を幸せにしないシステムであることは論を俟たない。しかも、「非正規雇用」は違法行為というわけでもない。そんな過酷な立場にいる人たちが4割近くもいるという今の日本は、極端なことこの上なく、異常というほかない。
この4割の人たちの多くは、経済的な余力を持てず、子どもを持つことはおろか結婚さえも諦め、それでも明日に備え、節約に走る。「浪費」や「無駄遣い」なんて言葉は、彼らにとって遥か昔の「昭和言葉」なのだろう。これで日本の景気が良くなるわけがない。
「非正規雇用」システムは、日本という国を絶対に幸せにしない。いったい誰がこんな日本にしたのか。
行政機関や大企業までが「非正規雇用」システムに手を染めるなか、その現実を報じ、批判を加え、世直しするのが役目の報道機関(マスコミ)はどうしているのか。
筆者は25年ほど前の1990年代からテレビの民放キー局に出入りし、たまに番組制作を手掛けることもある。テレビ業界はその90年代頃から「非正規雇用」システムを積極的に取り入れている。今も昔も局内は、出入り業者の社名が入った名札を首からぶら下げた人たちでごった返ししている。そんな「非正規雇用」労働者である若いディレクターから25年ほど前に、「テレビの世界で自分のやりたい仕事をしたいなら、局の正社員になるか、放送作家になるしかない」と、皮肉交じりに言われたことを、つい先日のことのように思い出す。その後、同様のセリフを何人もの「非正規雇用」ディレクターたちから聞いたものだ。
つまりテレビ業界は、行政機関や大企業の世界より早くから「非正規雇用」システムを導入していた“大先輩”であり、先駆者であり、いわば同じ穴の狢だった。
ちなみに、25年ほど前に皮肉を吐いていた「非正規雇用」ディレクターの一人は、今から10年ほど前、くも膜下出血で急逝した。享年39。過労が原因だった。当時、彼は慢性的な金欠状態に陥っていたため、加入していた郵便局の「簡易保険」保険料の支払いが滞り、亡くなる1カ月前に保険が失効。遺族は保険金を受け取ることができなかったという。
ところで、我が国の労働基準法の第一条は次のように述べている(太字は筆者)。
労働条件は、労働者が人たるに値する生活を営むための必要を充たすべきものでなければならない。
誰がこの労基法を骨抜きにしたのか。
■小泉純一郎氏が騙されていたのは「原発」だけではない
非正規とは正規に非(あら)ず――。まるで身分の低い人間であるかのような呼び名に聞こえる。
非正規雇用、とりわけ労働者派遣業は今の世に、戦前の「小作農(こさくのう)」制度を蘇らせていた。雇い主が直接、非正規雇用する契約社員や非正規公務員は「直接小作人」そのものであり、派遣業者というブローカーを通した派遣社員にしても「間接小作人」とそっくりだ。参考までに書き添えておくと、2010年度の厚生労働省「労働者派遣事業報告書の集計結果」によれば、一般労働者派遣事業の「派遣料金」の平均は1万7096円で、派遣労働者に支払われる平均賃金は1万1792円。これから弾き出されるマージン率(ピンハネ率)はおよそ30%である。
雇用は本来、「正規」と「非正規」に分けて考えるものではない。雇用は雇用である。問題は、「正規」労働者には当たり前のこととして認められている、労働者としての基本的な権利(有給休暇、ボーナス、労災請求、住居手当、扶養手当、通勤手当、食事手当、福利厚生、退職金など)が、「非正規」の労働者にはなぜか認められていない――という点にある。「雇い止め」に至っては、「非正規」労働者限定用語だ。
厚労省の「就業形態の多様化に関する総合実態調査」(2014年)によれば、従業員が5人以上いる民間の事業所が、従業員を非正規雇用で賄っている最大の理由は「賃金の節約のため」(38.8%)だった。
民間ばかりかお役所までが率先して非正規雇用を増やすようになるきっかけは、2005年の自民党・小泉純一郎政権下で打ち出された「集中改革プラン」である。同プランを推進する中核を担ったのは総務省。当時、総務大臣を務めていたのは、同プランの恩恵を最大限に享受している労働者派遣業大手・パソナグループの現会長・竹中平蔵氏である。以降、全国各地の自治体では、正規公務員の採用枠を減らしていく一方で、非正規公務員の数を激増させていくことになった。
小泉政権の旗印は「郵政民営化」と「聖域なき構造改革」(公的企業の民営化、政府規制の緩和など)だった。そして「非正規雇用」システム導入の裏付けとなった経済政策のスローガンが「規制緩和」である。例えば派遣業に関しては、それまで高度専門職に限定されていた派遣の職種が、小泉政権では製造業まで緩和されている。
国民の4割を「非正規雇用」へと追い込み、それと引き換えに富を謳歌している竹中氏。自らへの批判をものともしないことで知られる竹中氏は、現在の安倍政権下でも内閣府・国家戦略特区の「特区諮問会議」議員として重用されている。しかし、そんな竹中氏を最初に重用し始めたのは、かつての首相・小泉純一郎氏なのだ。
小泉さん、あなたが進めた「構造改革」と「規制緩和」の結果、国民の4割近くが非正規雇用という不安定極まりない状態へと追い込まれたのです。今では「脱原発の旗手」といった感さえある小泉さんですが、あなたが騙されていたのは「原発」だけではありません。竹中氏にも騙されていたのです。竹中氏の任命責任はあなたにあります。今からでも遅くありません。竹中氏を叱ってやってください。
■「非正規雇用」システムは「童貞」も量産する?
日本人の活気と未来、そして国力までを削ぐ「非正規雇用」システム。同システムは、いわゆる「ワーキングプア」を生み出すことで不景気にも拍車をかける。さらにその影響は、人間の“生命力”にまで及ぶようだ。
4月8日、時事通信が「30代、1割が性交渉未経験=男性は低収入と関連」と題した記事を配信した。東京大学のチームが出生動向基本調査のデータなどをもとに、日本の「性交渉未経験率」を推計し、分析したところ、25〜39歳の男性では正規雇用に比べ、非正規雇用と時短勤務の人の未経験率は3.82倍になり、無職では7.87倍にも達したのだという。収入が低いほど未経験率は高かったのだそうだ。分析を担当した上田ピーター・東大客員研究員は同記事中で、
「性交渉を求めない傾向は『草食系男子』などと言われてきたが、実際には収入や雇用形態の影響で不本意ながら経験していない面があるのでは」とコメントしていた。
「非正規雇用」システムは、明白な労働基準法第一条違反であり、もはや存在自体が悪であることは、「人たるに値する生活を営むため」に必要な賃金をもらっていない人が4割近くもいるという結果からみても明らかだろう。労働者にまともな賃金を支払えない企業や自治体は、そもそも人を雇用してはいけないのである。
「非正規雇用」の割合を減らす有効策が見当たらないというなら、いっそのこと、「非正規雇用」システムの権化ともいえる労働者派遣業を「違法行為である」と定義し直すところから始めてみてはいかがだろう。日本の敗戦後、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)最高司令官のダグラス・マッカーサーが実施したいわゆる「農地開放」が、地主制度から小作人を解き放ったのと同等のインパクトがありそうだ。
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/301.html#c91
水道民営化を促進する改定水道法の10月施行に向け、安倍政府が「水道施設運営権の設定に係る許可に関するガイドライン案」を明らかにした。改定水道法は昨年12月に強行成立させたが、料金高騰や水質悪化を招いた海外の事例もあり、全国で批判が噴出した。だが厚生労働省は2月に第1回水道施設運営等事業の実施に関する検討会を開始した。そして先月24日に開いた第3回目の検討会でガイドライン案を示した。そこには水質管理など水道事業の重要業務をみな営利企業に丸投げし、自由な料金値上げを認める内容を盛り込んでいる。
厚労省主導の検討会は大学教授や日本政策投資銀行関係者など8人で構成し、オブザーバーには内閣府民間資金活用事業推進室参事官も入っている。改定水道法は水道施設を自治体が保有したまま民間事業者に運営権を売りとばす「コンセッション方式」の導入が柱だ。だが「コンセッション方式」導入時に必要な「厚労相の許可」の基準はまだ決まっていない。その基準を具体化するのが検討会の役目である。
「コンセッション方式」は「業務委託」や「JR型の民営化」とは異なる。「業務委託」は水道施設は自治体が所有し、自治体が委託料を払って部分的な業務を民間企業に任せる方式で、民間企業が得る利益は制約される。また施設ごと所有する「JR型の民営化」は、自然災害で施設が破損すれば巨額な復旧費が避けられないというリスクがつきものである。
こうした営利企業が参入を渋る要因をとり除いたのが「コンセッション方式」だった。それは水道施設を使って自由にもうけることを参入企業に認め(水道料金はみな企業の収入になる)、大規模災害で水道施設が破損してもその復旧費は地方自治体(税金)に被せる仕組みである。それは「全国民に安全な水を供給する」ことを要にしていた水道法の規制を瓦解させ、日本の水道事業を営利企業、とりわけ外資の草刈り場に変貌させる性質を持っている。
厚労省が第3回目の検討会で示したガイドライン案は、コンセッション方式について「地方公共団体が水道事業者」という位置づけを維持したまま「水道施設運営権」のみ民間事業者に「設定できる」と明記した。そして自治体側が担当する任務として「経営方針の決定、議会への対応、認可の申請・届け出、供給規定の策定、給水契約の締結、国庫補助の申請、水利使用許可の申請」等をあげた。他方、営利企業が実施可能な事業としては「水道施設の整備(施設更新、修繕)、施設管理(水道施設の運転・管理、水道施設の維持・点検、給水装置の管理、水質検査)、営業・サービス(料金設定・徴収)、水道の開栓・閉栓、危機管理(応急給水、被災水道事業者への応援)」等を示している。
コンセッション導入後の水道料金設定関連では原価について「人件費、薬品費、動力費、修繕費、受水費、減価償却費、資産消耗費、公租公課、その他営業費用の合算額」を列記した。原価には役員報酬や株主配当を含んでおり、無制限の水道料金値上げを野放しにする内容である。
さらに料金は3〜5年ごとに見直し、物価変動分や人口減少(水道料金を規定する分母となる)もその都度、水道料金に転嫁する方向である。改定水道法は水道料金について「健全な経営を確保することができる公正妥当な料金」と規定し、改定前の「適正な原価に照らし公正妥当な料金」という規定を変えている。
さらに「費用分担」の項では「被害が大規模で事業運営へ多大な影響がある等、水道施設運営権者が合理的な経営努力を行ってもなお負担しきれないと考えられるものは原則として水道事業者等」と規定している。これは大規模な災害が起きれば水道事業者である自治体が復旧費を負担すると定める内容だ。こうして日ごろは民間営利企業が水道施設を使って着実に利益を上げる体制を保障したうえ、大規模災害が起きれば、その復旧費はみな自治体に負担(税金)をかぶせる方針が露わになっている。
厚労省は5月15日に開く第4回目の検討会でこのガイドライン案の論議をおこない、パブリックコメントをへて決定する青写真を描いている。
しかし国が強引に改定水道法を成立させ、コンセッション導入の基準策定を進めても、地方自治体レベルで具体化が進まなければ水道民営化はできない。すでに県議会が反対決議をした県も出ている。熊本、神戸、青森、秋田などのように市長が水道民営化反対を表明した自治体もある。安全で安価な水道事業を守るためには全国各地での世論喚起と行動が重要になっている。
https://www.chosyu-journal.jp/shakai/11659
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/908.html#c22
魑魅魍魎男は
俺の批判をするなら阿修羅にはもう投稿してやらないぞ、それでもいいのか?
と言ってるのが何かな-
魑魅魍魎男みたいなパラノイアは空気が全然読めないんだな
因みに俺は何時も松沢病院の担当医から、気分をリフレッシュしないと統合失調症が良くならないと言われているので、
阿修羅で意図的に、みんなが嫌がる事だけを選んで書いて、気分転換してるんだ。
お蔭で大分 症状が緩和してきた。
12年この方コツコツと続けているブログだが、その余波としてメル友さんとの交流も愉しみの一つになっている。
その中でもひときわ情報通の「I」さん(東海地方)から先日メールをいただいた。
「アンプの交換により音が良くなったと思っていましたが、しばらくしてから元のアンプに戻したところ、そちらの方がずっと良かったので、2週間前、私は狂っていたとしか思えません(涙)」との趣旨だった。
「私は狂っていたとしか思えません」の表現に思わず膝を打った。まさに自分の状況にピッタリの言葉なので「ぜひこの表現を使わせてください。」とお願いしたほどだった。
それでは、なぜ「狂っていた」のかその経緯を述べてみよう。
去る5日(日)のこと、およそ1か月ぶりに近くのオーディオ仲間に来てもらった。
例によってウェストミンスター(改)を聴きながら二人して「ゴージャスな音ですねえ」と悦に入り何ら音質に不満は覚えなかったものの、突然に何だか無性にJBLの音が聴きたくなったのである。
もう魔がさしたとしか言いようがないほどの出来心だった(笑)。
仲間がいるときの方が心強いので急遽「AXIOM80」を入れ替えてJBL「175ドライバー」を登板させた。およそ2か月ぶりくらいになるのかなあ。
ご覧のとおりSPコードを入れ替えるだけなので実に簡単。5分くらいで両チャンネルとも交換終了。能率がメチャ高い(108db)ので、ネットワーク付随のアッテネーターのボリュームを大幅に落とした。
これでジャズの「枯葉」を聴いてみると二人ともびっくらこいてしまった(笑)。
実にアルトサックスが逞しくてふてぶてしい鳴り方をするのである。ジャズはこう来なくっちゃねえ。
「弦楽器の方は流石にAXIOM80の再生力には及びませんが管楽器となるとJBLの独壇場ですよ。何よりも音に元気がありますね」と、うれしい悲鳴。
やっぱりJBLは捨て難い(笑)。(ただしクラシックの再生にはひと工夫要りそうだ。実は腹案があるがそれは後日に)
「先日、北海道から試聴にお見えになったそうですが、ジャズがお好きとのことだったのでこのシステムで聴かせてあげればよかったですね」と、仲間。
そうなんです!
「JBLを外したあのとき、自分は狂っていたとしか思えません(涙)」(笑)。
この種の大切な試聴会ではいつも後になって後悔することが必ず出てくるのはいったいどうしてなんだろう。
とはいいながら、実は「175ドライバー」が本領を発揮したことについて思い当たる節が二点くらいあるのである。
☆ ネットワークの違い
廃嫡した当時はJBLのネットワーク「LX-80」を使っていたがクロスオーバーが800ヘルツだった。今回はテクニクスのネットワークを使っており、クロスオーバーが1200ヘルツで、やはり400ヘルツの負荷の差は大きかったようだ。
あのときはこういうスカッと爽やかで伸び伸びとしたJBLの鳴りっぷりではなかった。
それに、今でも名器とされているJBLの「ランサー101」にも175ドライバーが使われているが、そのクロスオーバーはやはり1200ヘルツなのである。
そして(クロス1200ヘルツで鳴らしたときは)ツィーター「075」の必要性を感じないのも不思議。
もう一つの思い当たる節とは、
☆ 人間には躁気質と鬱気質が周期的に訪れる
「これまで見た中で首尾一貫した人は誰一人としていなかった」−サマセット・モームの結論であるー(「サミング・アップ」岩波文庫)
どうも人間には「躁気質」と「鬱気質」が同居しているらしい。これらが大なり小なり同一の人間に交互に周期的に訪れるというのだ。いわば「気分の波」ですね。
周知のとおり「音楽&オーディオ」は理屈の世界ではなくて感性の世界だからその影響をもろに受けてしまうのは自明の理でしょう。
たとえば我が身を振り返ってみると「鬱気質」が優っているときには「グッドマン系」の出番となり「躁気質」が優位のときはJBLが登場してくる傾向にあるようだ。
前者のまるで「いぶし銀」のような鈍い光沢というか、とても一筋縄ではいかない「陰にこもったような音」、その一方、後者のあっけらかんとして澄み切った青空のような屈託のない開放的な音はまさに好対照である。
もちろんどちらがいいとも悪いともいえず、その時の本人の気分に合うかどうかだけの話である。
長く同じ音を聴いているとそのうち鼻についてくるのも、「躁気質」と「鬱気質」の周期的な変化で説明がつくのかもしれない。
とはまあ自分の勝手な推論に過ぎませんが皆様はどう思われますかね(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/22b7d0aad59d0845f002d6e447654140
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/402.html#c135
幼な妻に揺さぶり? 「紀州のドン・ファン」遺書に捏造疑惑浮上
2019年03月08日
迷宮入りも囁かれていた「紀州のドン・ファン」怪死事件が、あらたな展開を見せ始めた。和歌山県警だけでなく、大阪府警も捜査に乗り出したのだ。その最中、急性覚醒剤中毒で謎の死を遂げた野崎幸助氏(享年77)の遺言書に、「捏造」の疑いが浮上してきたのである。
22歳の幼な妻を残して、和歌山県田辺市の資産家、野崎氏が怪死してからはや9カ月。和歌山県警は「殺人事件」として捜査に着手したものの、未だ犯人逮捕には至っていない。
社会部記者によれば、
「昨年暮れ、“ドン・ファン捜査班”が増え、2班体制になりました。あらためて関係者の洗い出しを行い、このところ、和歌山だけでなく、東京などにも捜査員が投入されています」
しかも、大阪府警までが乗り出してきたという。
「事件発生直後の家宅捜索で、野崎さんの自宅からシャブに使う注射針が見つかりました。それは、野崎さんが幼な妻の前に交際していた愛人の置いていった荷物から出てきた。府警が別件のシャブ捜査をする過程で、どうやらその愛人のことが浮かび上がったようです。そのため、府警の捜査員が和歌山入りし、愛人と交流のあった人物に聞き込みを始めたのです」(同)
捜査は風雲急を告げているようだが、実際、幼な妻とともに、ドン・ファンの遺体の第一発見者となった家政婦の身辺も騒がしくなっている。当人に聞くと、
「私自身は警察に呼ばれたりはしてないのですけど、私の携帯の電話帳に載っていた人たちに手当たり次第、当たっているみたい。元夫が覚醒剤事件で捕まったりしたから、やはり疑われているのかも。“田辺署の捜査員が話を聞きに来たけど、悪いことをする人じゃないと答えておいた”と言ってきた人もいれば、“もう二度と会いたくない”“金輪際、電話をかけてくるな”と絶縁宣言されたりもして……。本当に迷惑しています」
捜査が動き始めた一方で、実は、ドン・ファンの遺書にも疑いの目が向けられるようになっていたのである。
■この世に存在せず
野崎氏の会社関係者が明かす。
「社長の死後2週間ほど経って、東京の弁護士事務所の事務員で、便宜上、会社の役員を務めていた人物が“遺書があった”と言い出しました。昨年9月に、田辺市の家裁に提出され、現在、審問が行われています」
その遺書は平成25年2月8日付で、「全財産を田辺市にキフする」などと記され、ゴールドの会社封筒で事務員の自宅に送られてきていた。
しかし、会社封筒を納入した印刷会社の社長がこう証言する。
「伝票を確認すると、野崎社長の会社には、平成25年12月7日にゴールドの封筒を2万枚納品しています。それ以前に納めていたのは、白い封筒です」
つまり、遺書の日付に、ゴールドの封筒は存在しなかったのである。
再び、家政婦の話。
「昨夏、その事務員の人と焼肉店に行ったとき、“少しは退職金を取ってやる。まあ、見てなさい”なんて威勢の良いこと言っていたのよ」
一体、どういうことか。
会社関係者が続ける。
「もし遺書の内容が認められると、何十億円とも言われる社長の遺産のうち、奥さんは4分の3を手にできるはずが、遺留分としての2分の1だけになってしまう。事務員は遺書を持ち出すことで、奥さんに揺さぶりをかけようとしたのではないでしょうか。当初、奥さんは“あんなのデタラメよ”と反発していました。ところが、そのうち、“遺産の分配が早くなるらしいから”と、なぜか同意する素振りを見せるようになった。事務員と奥さんの間で、何らかの裏約束でもあったのか……」
だが、事務員に聞くと、
「取材には答えません」
怪死の謎だけでなく、遺書の謎もいつか表沙汰になるのか。
「週刊新潮」2019年3月7日号 掲載
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/198.html#c52
イーストフード、乳化剤無添加パンのからくりは? 2019年5月9日
「より安全、健康的」という消費者の誤認がある
松永和紀(科学ジャーナリスト)
イーストフード、乳化剤は不使用、無添加……。パッケージに大きく書かれているパンがあるのをご存知ですか?
添加物嫌いの人たちには歓迎されています。私の入っている生協は、組合員がウェブサイトで商品に対するコメントを書き込めるのですが、「添加物まみれの食品が溢れ返る中、少しでも自然に近いものを選びたい」と大絶賛されていました。
でも、からくりがあるようです。不使用、無添加表示のパンには実際には、「添加物」とは呼ばれない同一、同等の成分が入っている、というのです。
製パン業界1位の山崎製パン(株)が3月、『イーストフード、乳化剤不使用等の強調表示について』と題するページを公開し、そのノウハウを解説しました。
ヤマザキ製パンがウェブサイトに出した見解。イーストフード、と乳化剤を“不使用”“無添加”にする手法を解説した
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/16131
強調表示というのは、商品の独自の特徴をアピールするもので、法律で決まっている食品表示項目とは別にパッケージに記載します。飲料の「糖類ゼロ」や菓子の「カルシウムたっぷり」などがおなじみですが、パン類では近年、イーストフード・乳化剤不使用や無添加の強調表示が目立ちます。
山崎製パンは行っていませんが、業界2位の敷島製パン(株)、3位のフジパングループ(株)、神戸屋(株)、(株)タカキベーカリーなどが、この強調表示をしています。これに対して山崎製パンは、ライバル企業の具体名こそ挙げていませんが、「強調表示は、消費者の誤認を招くものであり、直ちに取りやめるべきだ」と、主張しました。
企業としては異例の見解表明。食品業界に波紋が拡がっています。この騒動の背景には、パンに限らず昨今もてはやされている「不使用食品」「無添加食品」を巡る複雑な話があります。保存料やうま味調味料などさまざまな添加物で、同様のからくりが用いられ、消費者が勝手に「無添加だから体に良い」「自然に近いから安全」などと信じ込んで食べているのです。
本コラムでこれから何回かにわたって、このからくりを解説したいと考えています。まずは第1回、イーストフード・乳化剤のお話です。
イーストフードは、酵母の栄養源
そもそも、パンに用いられるイーストフードと乳化剤が何なのか、ご存知ですか?
イーストフードは、塩化アンモニウム、炭酸カルシウム、塩化マグネシウム、リン酸三カルシウム等、18種類の物質を指しており、食品表示基準で一括して「イーストフード」として表記することが認められています。
そのために、「隠されている」「危険」などと言われがちで、インターネットを検索するとそうした情報が山のように出てきます。が、化学を少し学んだ人ならわかるとおり、実は、人や動物、植物の中にいくらでもあるごく一般的な元素の化合物ばかりです。
その物質自体を大量に食べれば有害ですが、食品に大量に入れてしまうと味がひどく悪くなりますから、入れることはありません。「化学物質のリスクは摂取量によって大きく異なる」「添加物は、使い方や使う量が決められて、安全が確保されている」と知っていれば懸念はないはずなのですが、悪者扱いされやすい添加物です。
では、イーストフードはなんのために使うのか? 主に三つの理由があります。
(1)酵母(イースト)の栄養源
(2)原料水の質の改善
(3)pH調整
パン作りには酵母=イーストを用います。酵母が生地中で糖類をアルコールと炭酸ガスに分解し、生地がそれらにより膨らみます。これが発酵です。ただし、酵母が活発に働くにはパンの原材料だけでは栄養が少し足りないので、イーストフード、文字通り“酵母の食べ物”を与えて酵母の働きを助け、発酵を促すのです。
また、パン作りには少し硬度の高い水が適しています。日本の水は軟水なので、カルシウム、マグネシウムなどをイーストフードで補います。さらに、しっかりと膨らんだ風味のあるパンを作るには生地のpH、つまり酸性度を調整した方がよく、イーストフードはそんな効果も持っています。
イーストフードを使うと、発酵が安定し、パンの風味や香り、ボリューム感等が向上するそうです。街のパン屋さん(パンを焼き同時に小売りもするので、リテールベーカリーと呼ばれています)の多くも、普通にイーストフードを使っています。リテールベーカリーは対面販売なので、法律上、詳しい原材料名などは表示しなくてもよく、消費者は知らないまま買っています。
イーストフード不使用の手法は?
では、イーストフードを使わずにパンを作るにはどのような方法があるのでしょうか?
たとえば、生地をこねる時にたんぱく質分解酵素を入れておくと、酵素が小麦粉に含まれるたんぱく質を分解して、酵母が利用できるようになる、というやり方があります。
酵素は添加物として用いられますが、パンが焼かれると酵素も焼かれて活性を失い、食品に含まれるたんぱく質の一部として消化されるだけとなります。加工時に用いられ、食べる際にはもう効果を持たない添加物は「加工助剤」と呼ばれ、パッケージに原材料として表示する必要がありません。したがって、消費者がパンのパッケージを見ても、酵素の使用の有無はわかりません。
また、水自体に、食品素材である天然ドロマイト(炭酸カルシウムマグネシウム含有物)を入れる、という手法もあります。人工的に硬度の高い水を作ってしまうのです。また、生地のpHと調整するために食品素材を用いる場合もあります。
食品素材は、加える量が少なければ、表示を回避するテクニックはいろいろあります。
こうした方法を駆使して、一部の企業はイーストフード不使用、無添加を達成しています。
同じ成分が食品になったり添加物になったりする
もう一つの添加物、乳化剤も、物質としては25種類あります。それを一括して「乳化剤」としてパッケージに表記することが認められています。イーストフードと同じように物質名が“隠されている”と受け止められることが、危ないと言われる一因のようです。
ただし、乳化という現象は調理には欠かせないものです。水と油のように混じり合わないものを均一に混ぜるのを乳化と呼びます。たとえば、マヨネーズでは、酢と油は本来、混じり合いません。しかし、卵黄中に含まれる卵黄レシチンが乳化剤の役割を果たし、一体化してマヨネーズとなります。
卵黄や卵黄油を原材料として用いる場合には、食品素材。ところが、卵黄や卵黄油に含まれる卵黄レシチンを抽出精製し濃度を高めた製品は、添加物(乳化剤)として扱われます。卵黄レシチン自体としてはなにも変わらないのに、面白いですね。
卵黄レシチンに限らず、植物油の原料になるナタネ、大豆などに含まれる植物の成分も、卵黄と同じように最初は食品素材、抽出精製し濃度が高められたものは乳化剤となります。
安全性については、油を食べると体内で消化される際に乳化剤と同じ物質ができるぐらいなので、乳化剤が用いられ人が食べても、問題はありません。
乳化剤不使用にも、テクニックがある
さて、この乳化剤、パン生地の中で大きな効果を発揮します。でんぷんと乳化剤が合わさって生地の保水性を高め、パンの柔らかさを保ったり物性を改善したり強くしたりします。
山崎製パンは、植物由来の油脂の成分から作られた添加物を使い、原材料名に乳化剤と表示しています。では、ほかの社はどうやって乳化剤を用いずにパンを作るのか?
ここでも酵素が活躍します。油を分解する酵素を原材料として入れると、油から乳化剤と同じ成分ができて、同じ働きをします。
乳化剤が担う生地の物性を改善したり強くしたり、という効果についても、たんぱく質分解酵素やでんぷん分解酵素等を用いて補います。
これらの酵素は添加物として生地で働きますが、イーストフードで解説した酵素と同じように、添加物としてパッケージに表示する必要がなく、消費者は把握できません。
また、原材料として用いるマーガリンや油脂に乳化剤と同じ成分を混ぜたり、油脂自体を加工して最初から含有させるなどの方法もあります。必要な量はごくわずかなので、表示しなくてもよかったり、ほかの微量原材料と共に「その他」と表記できるルールがあります。
強調表示しているパッケージ
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/16131?page=3
乳化剤は、パンを分析すると判明する
乳化剤は、焼けたパン自体を分析すると、含有の有無が判明します。山崎製パン中央研究所がパンを分析したところ、不使用、無添加と表示された他社製品から、乳化剤成分が検出されました。
また、乳化剤不使用と書かれた他社のマーガリン注入ロールパンのマーガリンを分析したところ、卵黄由来レシチンが検出されました。
マーガリン製造時に、精製された卵黄由来レシチンを添加物として使った場合には、パンのパッケージにも表示しなければなりません。しかし、マーガリンに、卵や卵黄油などとして用いている場合は食品素材となります。そのまま原材料として記載したり、使う量が少ない場合には表示しなくてもよくなります。マーガリンという表記のみも許されます。
イーストフード・乳化剤不使用の強調表示をしたマーガリン注入ロールパン。市販マーガリンは通常、乳化剤を用いて作られているが、このロールパンではマーガリンを注入しているものの、乳化剤不使用をうたっている
結局のところ、法的に決まっている食品表示基準を吟味して、表示には添加物使用と表れないやり方を駆使して、パンを作っているのです。
ちなみに、イーストフードについては、添加してももともと、小麦など原材料中に含まれる元素ばかりなので、焼き上がったパンを分析して使用したかどうかを判断することはできません。
他社からの反論はなし
山崎製パンは、他社製品の分析を行って結果を発表しました。そうなると、「分析を信用して良いの?」「自社の都合の良い結果が出るように分析したのでは?」。そんな疑問も浮かびます。
頭から、同社の言い分を信用する訳には行きません。そこで、今回のウェブサイトでの分析結果発表について、山崎製パンに取材しました。
分析は、同社の研究員が従来からある方法をパン用に改良して確立し、実際の製品を調べた結果だそうです。同社にとっても、自社分析は「信用されにくい」という点は気がかりで、第三者の検査機関にも依頼しました。しかし、「検査技術がない」と断られたとか。食品中にも同一物質やよく似た物質が多数存在する場合の詳細分析は難しいのです。
もし、山崎製パンの分析結果に問題があったら、不使用、無添加をうたう他企業は反論するでしょう。敷島製パンとフジパンに「自社の製品についてのデータがあれば、提供して欲しい」と依頼しましたが、回答はありませんでした。
山崎製パンの分析結果は事実なのだろう、と思わざるを得ません。
日本パン公正取引協議会で、現在検討中
ではなぜ、山崎製パンは今、「イーストフード・乳化剤不使用、無添加」の強調表示について、他社の製品の分析までして見解を表明したのでしょうか?
実は、パン事業者約70社などで構成する「日本パン公正取引協議会」に近年、消費者からイーストフードや乳化剤に関する質問が数多く寄せられています。この団体は、「包装食パンの表示に関する公正競争規約」を運用しています。公正競争規約というのは、実態と異なる表示などを防ぐため、業界で自主的に定めるルールのことで、景品表示法に基づき消費者庁長官と公正取引委員会の認定を受け決められています。
そこで、この強調表示が適正なのか、科学的根拠があるのか調査のうえで見解をまとめようということになったのです。
「イーストフード・乳化剤は危険。使用を止めて欲しい」という消費者の苦情は、山崎製パンにも増えてきているそうです。実際には、ここまで説明してきたように、安全性には問題がありません。添加物は、内閣府食品安全委員会がリスク評価し、厚労省でも審議のうえで使用を認められ管理されています。食パンやロールパン等でイーストフードと乳化剤について「不使用」「無添加」を表示している企業の多くも、他の製品では使用し、表示もしています。企業として、これらの安全性に問題があるとは思っていない証拠です。
しかし、消費者は誤解しています。消費者庁の行っている「食品表示に関する消費者意向調査」によれば、無添加等の表示のある食品を購入している割合は過半数を超えました。その理由として、7割以上の人が「安全で健康に良さそうなため」と答えています。
消費者庁・平成29年度食品表示に関する消費者意向調査報告書 Q69
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/16131?page=4
消費者は、イーストフード・乳化剤不使用、無添加の表示を見て、より安全、より健康とイメージし購入する。しかし実際には、そんな根拠はないばかりか、添加物とは名が付かない同等の成分が入っている……。これが、パンの強調表示の実態です。
優良誤認の疑いあり?
景品表示法では、実際のものよりも著しく優良であると示している商品は「優良誤認」にあたるとして、違反と見なされる可能性があります。パンのこの状況は、優良誤認にはあたらないのか? そんな指摘も出てきました。
そうしたこともあり、日本パン公正取引協議会と日本パン工業会は調査や協議を行っています。そこで、山崎製パンは業界1位の企業として、自社の姿勢を明確にした、というわけです。
ただし、取材にあたって、同社に強く念押しされました。同社は、イーストフードと乳化剤を使わない手法自体を問題にするつもりはありません。それは企業努力の範疇であり、合法的であり、食品表示のルールにも則っています。実際に、同社もプライベートブランド(PB)などで、求めに応じてこれらを使わない製品も作っています。
「でも、企業として、より安全、健康的という消費者の誤認を招く強調表示は、控えるべきでは?」。そう、同社は問いかけるのです。
強調表示がなくても、消費者は原材料名を見て、イーストフードや乳化剤が使われているかどうかを判断でき、選択の権利が奪われるわけではありません。
原材料名の表示を見れば、イーストフードと乳化剤の使用の有無は判断できる。上は、使っていない製品のラベル。下が山崎製パンの製品の表示で、使用が明記されている
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/16131?page=5
私は今回の取材にあたり、現在強調表示している大手2社に、その製品数や山崎製パンの今回の動きをどう思うか、など9項目にわたって質問状を送りました。敷島製パン広報室は「お問い合わせ内容の件に関しては、日本パン工業会で検討されている問題であり、現時点で、工業会の会員である弊社から個別に回答をいたしかねます」という回答。フジパンからは、生産本部部長名で「お尋ねの件については回答を控えさせていただきます」という返事が来ました。
なぜ、パンメーカーは添加物が必要なのか?
ここまで読んで、「家でパンを焼くときには、こんな添加物を使わなくても上手に作れる。やっぱり、大手パンメーカーの製品はどれもイヤ」と思った人もいるかも。「本当に添加物が必要ですか?」。山崎製パン中央研究所に、率直に疑問をぶつけてみました。
同研究所によれば、第1の理由は、老化防止効果。手作りやリテールベーカリーは、焼いたその日に売り、なるべく早く食べてもらうのが基本。翌日は硬くなる、というのも消費者の常識です。この硬くパサつく現象を、パンの老化と呼びます。一方、大手パンメーカーの製品できちんと包装されたものは、工場から店に運ばれ売られ、数日間はふっくらしっとり、やわらかく食べられることを、消費者も期待します。
老化を遅らせ日持ちを向上させるため、パン工場は小麦粉選び、発酵のさせ方、焼き方から添加物の用い方など、技術を駆使してパンを焼きます。また、カビの胞子や細菌が包装前のパンに付かないように施設を整え、高度な衛生管理を行っています。「パンがカビないのは、保存料やイーストフード、乳化剤を用いているから」などと言う人が時々いますが、まったくの事実誤認です。
第2の理由は、機械生産によって生地が受けるダメージを和らげる効果です。家で手作りしたり、リテールベーカリーが作るときには、手でやさしく作業します。それに対して、パンメーカーは製造を機械で行います。最近の機械はずいぶんと進んでいますが、そうであってもやはり、手ほどやさしく、やわらかく、というわけにはいかず、生地が衝撃を受けます。そのため、イーストフードや乳化剤を用いて発酵を助け、生地をやわらかく、かつ強度を上げて、焼き上げるのです。
消費者も、科学的な判断力が求められている
私は、かなりのパン好きです。おいしいリテールベーカリーとも、さまざま付き合いがあります。たしかに、手でていねいに作ったパンはおいしい。でも、パンメーカーが、イーストフードや乳化剤も駆使して機械生産し包装し販売されるパンにも、大きな価値があります。
大量生産され日持ちするからこそ、全国どんな田舎であっても、等しくふわふわ、しっとり、おいしい。災害時に山崎製パンのパンがいち早く被災地に届けられる光景も、今やおなじみ。社員は、「おいしいパンを妥当な価格で手軽に食べてもらうために、日々努力を惜しみません」と口を揃えます。
同社だけでなく多くのパンメーカーのおかげで、消費者は安く、1斤百数十円しかしないような食パンを食べられます。海外の包装パンをご存知の人なら、老化が遅い日本の包装パンの特徴、その技術力の高さがおわかりでしょう。
今、パン業界は、強調表示をどうするか、真剣に協議中です。消費者も、添加物の科学的な意味を知り、表面的な言葉に踊らされず判断できる力が求められている、と思えてなりません。
<参考文献>
山崎製パンウェブサイト・「イーストフード・乳化剤不使用」等の強調表示について
https://www.yamazakipan.co.jp/oshirase/0326.html
パン食普及協議会・パンのはなし
https://www.panstory.jp/index.html
厚労省・食品添加物
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuten/index.html
消費者庁・食品表示https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_labeling_act/#laws
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/327.html#c17
時間が経つほど利益が増えるので、若いうちから積み立てるほど有利
画像引用:https://incomlab.jp/wp-content/uploads/2015/07/265ca026bff99570a6e7e6d57da21375.png
若者ほど投資に有利
投資ブームと言われていて、最近は20代の若い世代が投資に関心を示しているといわれています。
ビットコインなど仮想通貨が数万倍に上昇し、1年で巨額資産を手にした人が報道され、参加者が増えた。
投資信託などをする若者も増えていて、投資業者などが売り込みに力を入れている。
投資には若者が有利で、特に毎月定額で積み立てる積み立て投資は若者に向いている。
というのは人生の残り時間が圧倒的に長いからで、若者は50年あるが高齢者は10年もない。
仮に年3%の投資利回りだったとしても、毎月1万円を50年積み立てたら、毎回20%の税金を払っても1153万円になります。
積み立てた元本の合計は600万円で税引き後の金利は694万円、税引き前利息は1150万円にもなります。
毎月1万円で1150万円になるので2万円なら2300万円、3万円なら3350万円になります。
ポイントは最初の元手がゼロでも最終的に必ずまとまった金額を手にできる点です。
だがここには落とし穴があり、投資信託の利回りは手数料に左右され、信託報酬と手数料で3%も取るようでは利回りゼロになりかねません。
投資は「表面利回り-手数料」が本当の利回りなので、可能な限り業者に払う手数料は少なくしたい。
欧米では投資信託の手数料は0.5%以下が当たり前だが、日本では3%以上が珍しくもない。
積立投資で資産を持つ
それだけボラれているという事なので、合計手数料1%を目標にして、投資信託を選びたい。
ここまで手数料が低い商品に限定すると、日経平均連動や日本国債連動、米株連動や海外債券連動だけになる筈です。
そうした投信は「つまらない投資」だが堅実であり、大儲けしない代わりに大損する可能性が低い。
アメリカが破綻したら米株や米債は紙切れになると主張する人がいるが、そうなったら日本円も紙切れ以下なので心配しなくていい。
同じように日本が破産したら日本株や日本国債は無価値になるが、実際にそうなったらどんな資産を保有しても同じ事です。
日米が経済破綻するような事態は心配しなくて良いし、心配しても対策のしようがない。
定額積み立て投資は価格が高い時は少なく買い、安い時には多く買うので最終的には平均価格に収れんします。
大儲けしないかわりに売り時さえ間違えなければ、確実に利益を出せるのが魅力です。
自分が一生の間に稼いだ金の少しを積み立てる事で、まとまった資産を築けます。
中高年に有利な投資は公的年金、確実に受け取れるようにして、余裕があったら追加年金も検討したい
pension-system-2016-05-05
画像引用:https://webshufu.com/top/wp-content/uploads/2016/05/pension-system-2016-05-05.png
中高年には年金が最良の投資
ビットコインや高配当、高利回り商品は勝てば大きい代わりに負けるリスクが高まります。
例えば成功したら2倍になる投資があったとしたら、成功者の2倍は全資産失った人が居る筈です。
投資はそういうもので、勝つ人の2倍以上は負ける人がいないと市場が成り立ちません。
実際には資産を2倍に増やす人の10倍は、負ける人が居るのです。
投資は若い人が有利だとして、では中高年はもう投資で勝てないかといえば、そんな事はありません。
日本には年金という制度があり、平均寿命まで生きると掛け金の2倍以上受け取れます。
しかも国民年金には免除制度があり、貧しい人ほど掛け金に対して受給金額が大きいのです。
長生きするほど得をするので、免除申請してでも受給資格を満たして、なるべく多く支払う方が得をします。
「年金は破綻する」とか言い出す破綻マニアの言い分は、聞かない方が良いです。
http://www.thutmosev.com/archives/79776322.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/822.html#c200
時間が経つほど利益が増えるので、若いうちから積み立てるほど有利
画像引用:https://incomlab.jp/wp-content/uploads/2015/07/265ca026bff99570a6e7e6d57da21375.png
若者ほど投資に有利
投資ブームと言われていて、最近は20代の若い世代が投資に関心を示しているといわれています。
ビットコインなど仮想通貨が数万倍に上昇し、1年で巨額資産を手にした人が報道され、参加者が増えた。
投資信託などをする若者も増えていて、投資業者などが売り込みに力を入れている。
投資には若者が有利で、特に毎月定額で積み立てる積み立て投資は若者に向いている。
というのは人生の残り時間が圧倒的に長いからで、若者は50年あるが高齢者は10年もない。
仮に年3%の投資利回りだったとしても、毎月1万円を50年積み立てたら、毎回20%の税金を払っても1153万円になります。
積み立てた元本の合計は600万円で税引き後の金利は694万円、税引き前利息は1150万円にもなります。
毎月1万円で1150万円になるので2万円なら2300万円、3万円なら3350万円になります。
ポイントは最初の元手がゼロでも最終的に必ずまとまった金額を手にできる点です。
だがここには落とし穴があり、投資信託の利回りは手数料に左右され、信託報酬と手数料で3%も取るようでは利回りゼロになりかねません。
投資は「表面利回り-手数料」が本当の利回りなので、可能な限り業者に払う手数料は少なくしたい。
欧米では投資信託の手数料は0.5%以下が当たり前だが、日本では3%以上が珍しくもない。
積立投資で資産を持つ
それだけボラれているという事なので、合計手数料1%を目標にして、投資信託を選びたい。
ここまで手数料が低い商品に限定すると、日経平均連動や日本国債連動、米株連動や海外債券連動だけになる筈です。
そうした投信は「つまらない投資」だが堅実であり、大儲けしない代わりに大損する可能性が低い。
アメリカが破綻したら米株や米債は紙切れになると主張する人がいるが、そうなったら日本円も紙切れ以下なので心配しなくていい。
同じように日本が破産したら日本株や日本国債は無価値になるが、実際にそうなったらどんな資産を保有しても同じ事です。
日米が経済破綻するような事態は心配しなくて良いし、心配しても対策のしようがない。
定額積み立て投資は価格が高い時は少なく買い、安い時には多く買うので最終的には平均価格に収れんします。
大儲けしないかわりに売り時さえ間違えなければ、確実に利益を出せるのが魅力です。
自分が一生の間に稼いだ金の少しを積み立てる事で、まとまった資産を築けます。
中高年に有利な投資は公的年金、確実に受け取れるようにして、余裕があったら追加年金も検討したい
pension-system-2016-05-05
画像引用:https://webshufu.com/top/wp-content/uploads/2016/05/pension-system-2016-05-05.png
中高年には年金が最良の投資
ビットコインや高配当、高利回り商品は勝てば大きい代わりに負けるリスクが高まります。
例えば成功したら2倍になる投資があったとしたら、成功者の2倍は全資産失った人が居る筈です。
投資はそういうもので、勝つ人の2倍以上は負ける人がいないと市場が成り立ちません。
実際には資産を2倍に増やす人の10倍は、負ける人が居るのです。
投資は若い人が有利だとして、では中高年はもう投資で勝てないかといえば、そんな事はありません。
日本には年金という制度があり、平均寿命まで生きると掛け金の2倍以上受け取れます。
しかも国民年金には免除制度があり、貧しい人ほど掛け金に対して受給金額が大きいのです。
長生きするほど得をするので、免除申請してでも受給資格を満たして、なるべく多く支払う方が得をします。
「年金は破綻する」とか言い出す破綻マニアの言い分は、聞かない方が良いです。
http://www.thutmosev.com/archives/79776322.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/907.html#c14
時間が経つほど利益が増えるので、若いうちから積み立てるほど有利
画像引用:https://incomlab.jp/wp-content/uploads/2015/07/265ca026bff99570a6e7e6d57da21375.png
若者ほど投資に有利
投資ブームと言われていて、最近は20代の若い世代が投資に関心を示しているといわれています。
ビットコインなど仮想通貨が数万倍に上昇し、1年で巨額資産を手にした人が報道され、参加者が増えた。
投資信託などをする若者も増えていて、投資業者などが売り込みに力を入れている。
投資には若者が有利で、特に毎月定額で積み立てる積み立て投資は若者に向いている。
というのは人生の残り時間が圧倒的に長いからで、若者は50年あるが高齢者は10年もない。
仮に年3%の投資利回りだったとしても、毎月1万円を50年積み立てたら、毎回20%の税金を払っても1153万円になります。
積み立てた元本の合計は600万円で税引き後の金利は694万円、税引き前利息は1150万円にもなります。
毎月1万円で1150万円になるので2万円なら2300万円、3万円なら3350万円になります。
ポイントは最初の元手がゼロでも最終的に必ずまとまった金額を手にできる点です。
だがここには落とし穴があり、投資信託の利回りは手数料に左右され、信託報酬と手数料で3%も取るようでは利回りゼロになりかねません。
投資は「表面利回り-手数料」が本当の利回りなので、可能な限り業者に払う手数料は少なくしたい。
欧米では投資信託の手数料は0.5%以下が当たり前だが、日本では3%以上が珍しくもない。
積立投資で資産を持つ
それだけボラれているという事なので、合計手数料1%を目標にして、投資信託を選びたい。
ここまで手数料が低い商品に限定すると、日経平均連動や日本国債連動、米株連動や海外債券連動だけになる筈です。
そうした投信は「つまらない投資」だが堅実であり、大儲けしない代わりに大損する可能性が低い。
アメリカが破綻したら米株や米債は紙切れになると主張する人がいるが、そうなったら日本円も紙切れ以下なので心配しなくていい。
同じように日本が破産したら日本株や日本国債は無価値になるが、実際にそうなったらどんな資産を保有しても同じ事です。
日米が経済破綻するような事態は心配しなくて良いし、心配しても対策のしようがない。
定額積み立て投資は価格が高い時は少なく買い、安い時には多く買うので最終的には平均価格に収れんします。
大儲けしないかわりに売り時さえ間違えなければ、確実に利益を出せるのが魅力です。
自分が一生の間に稼いだ金の少しを積み立てる事で、まとまった資産を築けます。
中高年に有利な投資は公的年金、確実に受け取れるようにして、余裕があったら追加年金も検討したい
pension-system-2016-05-05
画像引用:https://webshufu.com/top/wp-content/uploads/2016/05/pension-system-2016-05-05.png
中高年には年金が最良の投資
ビットコインや高配当、高利回り商品は勝てば大きい代わりに負けるリスクが高まります。
例えば成功したら2倍になる投資があったとしたら、成功者の2倍は全資産失った人が居る筈です。
投資はそういうもので、勝つ人の2倍以上は負ける人がいないと市場が成り立ちません。
実際には資産を2倍に増やす人の10倍は、負ける人が居るのです。
投資は若い人が有利だとして、では中高年はもう投資で勝てないかといえば、そんな事はありません。
日本には年金という制度があり、平均寿命まで生きると掛け金の2倍以上受け取れます。
しかも国民年金には免除制度があり、貧しい人ほど掛け金に対して受給金額が大きいのです。
長生きするほど得をするので、免除申請してでも受給資格を満たして、なるべく多く支払う方が得をします。
「年金は破綻する」とか言い出す破綻マニアの言い分は、聞かない方が良いです。
http://www.thutmosev.com/archives/79776322.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/826.html#c15
イスラム冒とくで死刑を言い渡され、昨年逆転無罪のパキスタン女性、カナダに到着
2019.05.08 Wed posted at 19:05 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35136653.html
(CNN) パキスタンでイスラム教を冒とくしたとして8年前に死刑を言い渡され、昨年最高裁で無罪となったキリスト教徒の女性が、8日までにカナダに到着した。担当弁護士が明らかにした。
中部パンジャブ州出身のアーシア・ビビさんは昨年10月に無罪を言い渡された後、国内の宗教過激派から繰り返し殺害予告などの脅迫を受けていた。
ビビさんはイスラム教徒の同僚らとの口論で預言者ムハンマドの名を汚したとして、2010年に絞首刑の判決を受けた。
しかし最高裁は昨年の判決で、検察側の証言には一貫性がなく、うそが交じっていたと断定。判事はシェイクスピアの「リア王」を引用し、「(ビビさんは)罪を犯したというより、罪を犯されている者」だと述べた。
逆転無罪の判決に対し、イスラム強硬派の宗教政党TLPが全国で抗議デモを展開した。ビビさんは安全上の懸念から当分の間、同じ刑務所にとどまることを余儀なくされた。その後も家族と離れたまま、国内各地の隠れ家を転々としていた。ビビさんの5人の子どもたちはすでにカナダへ移っていた。
TLPは最高裁による再審理を求めたが、最高裁は今年、無罪判決に問題点はなかったとして請求を退けた。
https://www.cnn.co.jp/world/35136653.html
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/556.html#c28
どこで手に入れたのか、もう覚えていません。
「ポーランド名作映画祭(新宿東映ホール)」
のチラシ、それが初めてのポーランド映画、
そして、アンジェイ・ワイダ監督との出会いでした。
中学生だった私は、『灰とダイヤモンド』の解説文を読み、
勝手な想像をしながら、まだ観ぬ映画に心踊らせました。
その解説文にはこうありました。
かけがえのない青春を祖国に捧げ、時代の流れから阻害された人々への深い共感と追悼が、ここにはある。恋人がマチェックに尋ねる。「どうして、いつも黒眼鏡をかけているの?」「祖国への報われぬ愛の記念さ」……。
* * *
『灰とダイヤモンド』を観る機会は意外と早くやってきました。日本の国営放送が放映したのです。観ました。若い私は、やけに派手な弾着シーンや仲間を偲んでグラスのウォッカの火を灯すシーンのかっこうよさに魅せられましたが、時代背景や歴史的状況、ストーリーがまるで理解できませんでした。それどころか、主人公マチェクと一夜の恋人クリスティーナとのやりとりが冗長にすら感じられました。
本屋へ行くと、『灰とダイヤモンド』『地下水道』『大理石の男』のビデオが売られていました。喉から手がでるほど欲しかったのですが、貧乏学生だった私は泣く泣く諦めました。
その後、私は就職し、自由に使えるお金ができました。しかし、今度はビデオが見当たりません。探し回って苦労の末、『灰とダイヤモンド』『地下水道』を手に入れました。帰宅して包装をやぶるのももどかしく感じながら、デッキに『灰とダイヤモンド』のビデオをセットしました。
冒頭で撃たれた男が教会の扉を押し開けながら倒れるシーン、ベッドでのマチェクとクリスティーナの静かな会話、古い墓碑に刻まれたノルヴィトの詩、蜂起で散っていった仲間たちのためにグラスに灯される火、廃墟と化した教会の中で逆さにぶら下がっているのキリスト像、電気スタンドの光で壁に映し出される蛾の影、共産党地区委員長シチュカを暗殺した瞬間に打ち上がる花火、朝日に照らされながら国旗をかかげるホテルのフロント係、ゴミの中で死んでいくマチェク、悲しいながらも美しいシーンの連続でした。
マチェクもシチュカも立場は正反対ながら、お互いに戦時を懐かしみ、祖国の為にと信じて戦い続け、共に命を落とす。登場する人物は皆、目標に向かって全力で疾走し、その全員が不幸になるストーリー。最後に流れるオギンスキの「ポロネーズ イ短調」の副題は「祖国への別れ」・・・。なにもかもが物悲しく感じました。
心に葛藤を抱えながら、熱い生き方しか選べなかったマチェク。一人の若者の人生を通して、ワイダ監督の祖国に込めた思いが伝わってくるような気がして、思わず胸が熱くなりました。
『地下水道』は、さらに輪をかけて色々な意味で暗い映画でした。なにしろ、最初のナレーションからして
「悲劇の主人公たち、彼らの人生の末期をお目にかけよう」
です。 ……多大な損害を受けながらも、士気だけは無闇に高いザドラ中隊。しかし、その士気すらも打ち砕くような撤退命令。ヴィルチャ街を目指して地下水道の中を這いずりまわり、力尽きていくレジスタンスの兵士たち。劇中、作曲家ミハウの口を借りて語られるダンテの一節、
「……穴の底に立ちて、われ見たり、恐ろしき責苦にあえぐ人々を
あらゆる怪物汚物がここに集まれり……」
その通りの状況が繰り広げら、まるでパンドラの箱のような映画だと感じました。いや、パンドラの箱どころか、最後の希望すらもすり潰すようなあまりの救いの無さに、強烈な印象が私の心に残りました。
“そういえば、あの「チラシ」にも『地下水道』について書かれていたっけ”
そう思い出して、部屋中をひっくり返してチラシを見つけ、読んでみました。
……私の見方が浅はかであることがわかりました。恋人のヤツェクを抱えた女性兵士デイジーが格子ごしに見たヴィスワ河の対岸。後続があるとウソをつき続けた軍曹を射殺し、「わが中隊は……」と何度もつぶやきながら地獄の地下水道へ戻っていくザドラ中尉。これらのシーンの本当の意味がわかりました。
「なぜ、ソ連軍は、約束どおり、蜂起の支援に現れなかったのか?
なぜ、ソ連軍は我々を見捨てたのか?」
この映画にはポーランドという国家の悲しい歴史が詰まっていたのです。しかも、それを表現するために、「画面上に表さずに表現する」という手段を使わざるをえなかった1957年当時のポーランドの政治状況。映画の外にもひたすら悲しい現実があったことを知りました。その現実を突き抜けて、このような映画を撮ったワイダ監督に、私は畏敬の念を持ちました。
時が経ち、『鷲の指輪』が日本で上映されることになりました。
“おお、ワイダ監督の新作だ!”
初めて『灰とダイヤモンド』を知ったときのように私の心は躍りました。当時、私の職場は、公開劇場から離れていましたが、即、前売り券を手に入れ、時間のやりくりをしました。ところが、観覧前日、私は猛烈な風邪をひいてしまい、38℃の熱に浮かれる中、それでも劇場へ足を運びました。私の心の中は“このチャンスを逃してはならない”という思いでいっぱいだったのです。
上映前にワイダ監督の挨拶がテープで流れたとき、私は「やっとここまで来たんだな」と感慨深く思いました。なにしろ、劇場で監督の映画を観るのは初めてだったからです。
幕が開き、映画が始まりました。
時代は1944年8月1日、ワルシャワ蜂起の開始の日。冒頭で、三人の女性がポーランドの国旗を翻らせるシーンを観て、ああ、やはりワイダ監督だな、と強く思いました。
蜂起は市民に大きな犠牲を強いながらも失敗に終わり、ドイツ軍による占領、ソ連軍による解放、ヤルタ会談でのチャーチルの裏切り……、そんな状況の中、国軍と共産軍の権力闘争がエスカレートしていくのがわかります。ワイダ監督は、共産主義の非人間性を、国軍兵士がシベリア送りの貨車に乗せるシーンで表現していたことに気がつきました。監視しやすいようにと跪かされる国軍兵士達、貨車に乗りこむ寸前に、兵士達の中から湧き上がる「聖母マリア」の歌。それを見て涙を流す主人公・マルチン。秘密裏に共産勢力へ侵入し諜報活動を行ったがため、かつての戦友に冷たい視線を浴びるマルチン。裏切りの嵐に翻弄されて全てを失うマルチン、恋人と悲しい再会をするマルチン……。この映画も悲しいシーンの連続でした。これだけでも目頭が熱くなってくるというのに、あのシーンも出てくるのです。『灰とダイヤモンド』の、あのグラスに火を灯すシーンが!
マチェクがウォッカが入ったグラスに火を灯し、アンジェイが声を上げる。
「ハネチカ! ビルガ! コソブツキ! ルディ! カイテック!」
……。
私は泣きました。そのシーンからラストまでの間、涙が流れ続けました。初めて『灰とダイヤモンド』を観た日のことを思い出しながら。
http://dayfornight.akazunoma.com/letter/europe/wajda.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/364.html#c6
どこで手に入れたのか、もう覚えていません。
「ポーランド名作映画祭(新宿東映ホール)」
のチラシ、それが初めてのポーランド映画、
そして、アンジェイ・ワイダ監督との出会いでした。
中学生だった私は、『灰とダイヤモンド』の解説文を読み、
勝手な想像をしながら、まだ観ぬ映画に心踊らせました。
その解説文にはこうありました。
かけがえのない青春を祖国に捧げ、時代の流れから阻害された人々への深い共感と追悼が、ここにはある。恋人がマチェックに尋ねる。「どうして、いつも黒眼鏡をかけているの?」「祖国への報われぬ愛の記念さ」……。
* * *
『灰とダイヤモンド』を観る機会は意外と早くやってきました。日本の国営放送が放映したのです。観ました。若い私は、やけに派手な弾着シーンや仲間を偲んでグラスのウォッカの火を灯すシーンのかっこうよさに魅せられましたが、時代背景や歴史的状況、ストーリーがまるで理解できませんでした。それどころか、主人公マチェクと一夜の恋人クリスティーナとのやりとりが冗長にすら感じられました。
本屋へ行くと、『灰とダイヤモンド』『地下水道』『大理石の男』のビデオが売られていました。喉から手がでるほど欲しかったのですが、貧乏学生だった私は泣く泣く諦めました。
その後、私は就職し、自由に使えるお金ができました。しかし、今度はビデオが見当たりません。探し回って苦労の末、『灰とダイヤモンド』『地下水道』を手に入れました。帰宅して包装をやぶるのももどかしく感じながら、デッキに『灰とダイヤモンド』のビデオをセットしました。
冒頭で撃たれた男が教会の扉を押し開けながら倒れるシーン、ベッドでのマチェクとクリスティーナの静かな会話、古い墓碑に刻まれたノルヴィトの詩、蜂起で散っていった仲間たちのためにグラスに灯される火、廃墟と化した教会の中で逆さにぶら下がっているのキリスト像、電気スタンドの光で壁に映し出される蛾の影、共産党地区委員長シチュカを暗殺した瞬間に打ち上がる花火、朝日に照らされながら国旗をかかげるホテルのフロント係、ゴミの中で死んでいくマチェク、悲しいながらも美しいシーンの連続でした。
マチェクもシチュカも立場は正反対ながら、お互いに戦時を懐かしみ、祖国の為にと信じて戦い続け、共に命を落とす。登場する人物は皆、目標に向かって全力で疾走し、その全員が不幸になるストーリー。最後に流れるオギンスキの「ポロネーズ イ短調」の副題は「祖国への別れ」・・・。なにもかもが物悲しく感じました。
心に葛藤を抱えながら、熱い生き方しか選べなかったマチェク。一人の若者の人生を通して、ワイダ監督の祖国に込めた思いが伝わってくるような気がして、思わず胸が熱くなりました。
『地下水道』は、さらに輪をかけて色々な意味で暗い映画でした。なにしろ、最初のナレーションからして
「悲劇の主人公たち、彼らの人生の末期をお目にかけよう」
です。 ……多大な損害を受けながらも、士気だけは無闇に高いザドラ中隊。しかし、その士気すらも打ち砕くような撤退命令。ヴィルチャ街を目指して地下水道の中を這いずりまわり、力尽きていくレジスタンスの兵士たち。劇中、作曲家ミハウの口を借りて語られるダンテの一節、
「……穴の底に立ちて、われ見たり、恐ろしき責苦にあえぐ人々を
あらゆる怪物汚物がここに集まれり……」
その通りの状況が繰り広げら、まるでパンドラの箱のような映画だと感じました。いや、パンドラの箱どころか、最後の希望すらもすり潰すようなあまりの救いの無さに、強烈な印象が私の心に残りました。
“そういえば、あの「チラシ」にも『地下水道』について書かれていたっけ”
そう思い出して、部屋中をひっくり返してチラシを見つけ、読んでみました。
……私の見方が浅はかであることがわかりました。恋人のヤツェクを抱えた女性兵士デイジーが格子ごしに見たヴィスワ河の対岸。後続があるとウソをつき続けた軍曹を射殺し、「わが中隊は……」と何度もつぶやきながら地獄の地下水道へ戻っていくザドラ中尉。これらのシーンの本当の意味がわかりました。
「なぜ、ソ連軍は、約束どおり、蜂起の支援に現れなかったのか?
なぜ、ソ連軍は我々を見捨てたのか?」
この映画にはポーランドという国家の悲しい歴史が詰まっていたのです。しかも、それを表現するために、「画面上に表さずに表現する」という手段を使わざるをえなかった1957年当時のポーランドの政治状況。映画の外にもひたすら悲しい現実があったことを知りました。その現実を突き抜けて、このような映画を撮ったワイダ監督に、私は畏敬の念を持ちました。
時が経ち、『鷲の指輪』が日本で上映されることになりました。
“おお、ワイダ監督の新作だ!”
初めて『灰とダイヤモンド』を知ったときのように私の心は躍りました。当時、私の職場は、公開劇場から離れていましたが、即、前売り券を手に入れ、時間のやりくりをしました。ところが、観覧前日、私は猛烈な風邪をひいてしまい、38℃の熱に浮かれる中、それでも劇場へ足を運びました。私の心の中は“このチャンスを逃してはならない”という思いでいっぱいだったのです。
上映前にワイダ監督の挨拶がテープで流れたとき、私は「やっとここまで来たんだな」と感慨深く思いました。なにしろ、劇場で監督の映画を観るのは初めてだったからです。
幕が開き、映画が始まりました。
時代は1944年8月1日、ワルシャワ蜂起の開始の日。冒頭で、三人の女性がポーランドの国旗を翻らせるシーンを観て、ああ、やはりワイダ監督だな、と強く思いました。
蜂起は市民に大きな犠牲を強いながらも失敗に終わり、ドイツ軍による占領、ソ連軍による解放、ヤルタ会談でのチャーチルの裏切り……、そんな状況の中、国軍と共産軍の権力闘争がエスカレートしていくのがわかります。ワイダ監督は、共産主義の非人間性を、国軍兵士がシベリア送りの貨車に乗せるシーンで表現していたことに気がつきました。監視しやすいようにと跪かされる国軍兵士達、貨車に乗りこむ寸前に、兵士達の中から湧き上がる「聖母マリア」の歌。それを見て涙を流す主人公・マルチン。秘密裏に共産勢力へ侵入し諜報活動を行ったがため、かつての戦友に冷たい視線を浴びるマルチン。裏切りの嵐に翻弄されて全てを失うマルチン、恋人と悲しい再会をするマルチン……。この映画も悲しいシーンの連続でした。これだけでも目頭が熱くなってくるというのに、あのシーンも出てくるのです。『灰とダイヤモンド』の、あのグラスに火を灯すシーンが!
マチェクがウォッカが入ったグラスに火を灯し、アンジェイが声を上げる。
「ハネチカ! ビルガ! コソブツキ! ルディ! カイテック!」
……。
私は泣きました。そのシーンからラストまでの間、涙が流れ続けました。初めて『灰とダイヤモンド』を観た日のことを思い出しながら。
http://dayfornight.akazunoma.com/letter/europe/wajda.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/365.html#c1
東宮のこわい噂話
http://yamanokoyama.blog.fc2.com/blog-entry-266.html
【祝 雅子様オランダ行き】秋篠宮家のお噂809
215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/05/03(金) 21:17:48.33
569 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2013/05/03(金) 21:02:26.88 ID:9SiDKlcQ0
雅子さんの母親・小和田優美子さんも精神科の入院歴があるそうだ。
▼ 571 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:04:17.60 ID:CCAGX/PK0
>>569
妹も精神科の通院歴があるはず
▼ 573 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:06:24.08 ID:EJdYHeWQ0
>>569
ちょっとアレなのはDNAなんですか?
雅子様〜愛子様と続きちょっと不思議でした
▼ 577 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:07:42.99 ID:ah+yKCqDO
>>569
マジ?
なんでそんなキチガイの血をひく女を入内させたんだ?
普通、それくらいは事前に調べるだろ
香淳皇后も、入内前に、
色盲の家系じゃないか、と難癖つけられたんだよな
結局、それは島津の血をひく良子女王を貶めるための、
長州出身の某政治家の陰謀だったんだが。
-------------------------------------------------
niteru 20140525-66
1400534585310.jpg
無題 Name 名無し 14/05/20(火)23:42 ID:x0lND8QM No.1052229
選ぶ男はカンキリ似ばかり
ファザコンかと思ったが、血の繋がりがないとすれば・・・まさか・・・ね
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)09:08 ID:nl9Ep4FI No.1052299
かの国の血なら当たり前
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)10:14 ID:g9Ev6oPI No.1052312
つまりは、小和田恆が雅子の男の一人ということですか
…ありえますね
…、ありえる
優美子の発狂はそのせいだったのか?
優美子は精神病院の入院歴がある
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)13:14 ID:67iQu91E No.1052359
缶切りと、なんて普通の他人であってもキモすぎて御免こうむる。
国民の想像を超えた腐りきった世界があるのかもね、
雅子とオワダニ周辺には。
人間以下の連中だから。
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)13:53 ID:g9Ev6oPI No.1052374
まったく、心の清らかな日本人には測り知れない
こんな東宮一家に使われる税金を払うのは
御免こうむる
死んで欲しい、それだけ
東宮一家、しねよ、東宮一家!
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)22:29 ID:o.DSbwDQ No.1052572
嫌だわ。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)09:03 ID:lFyQ261s No.1052731
なんみょー
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)09:56 ID:/TzQe7MU No.1052759
自分は、愛子の障害が分かった軽井沢別荘に籠城した時に
雅子は大作の娘だと聞かされたのではないかと
思ってる。それからキチガイへの道まっしぐら。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)10:42 ID:lFyQ261s No.1052788
うーむ
犬作もちょい斜視がはいってる
そんなところまで
よだれ愛子にそっくりだ
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)13:25 ID:nZTOuAcs No.1052833
雙葉を中退させてアメリカに行った頃からプロジェクトは実行されていたんだね。
外務省は婿養子多発で、姓はそのままだけど金持ちお嬢を
嫁にする習慣あるとこ。出自コンプのジジンなら
自分の実の娘じゃない子でも我慢できたんだろうね。
幼少期、双子に比べて雅子がいい加減に扱われていたことは
服装を見れば明らかだけど
こういう理由だったわけね。
それにしても、小和田家はおぞましい
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)14:21 ID:Ag17RWyU No.1052883
雙葉を中退してのアメリカ行きは・・・中絶のためと聞いているけど。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)14:21 ID:lFyQ261s No.1052884
それを紀子さまにスライド
-------------------------------------
板の噂話しです〜〜
・旗振りカルト団体のつながり
・雅子の異常行動
(納得してしまうのが怖い)
自分に似ている人がいたら・・・見たく無いな
「場所が確定出来ない横断歩道」を探していて
腕 肩 が・・・・ アホですね カチカチやっていたら〜〜
肩は痛いし 指はつるし〜〜〜
お返事、遅れます。。。ごめんなさい 自己管理できてない!
(ご心配頂きありがとうございます。医者から頂いた湿布20枚
貼ったら・・・寒いの・・・でもッ 効果ありました!)
人の事だから いっぱい言えますがね。 ふふ
もうすぐナルさんの 「指」 見られます!!
(見世物?)
http://yamanokoyama.blog.fc2.com/blog-entry-266.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/265.html#c95
東宮のこわい噂話
http://yamanokoyama.blog.fc2.com/blog-entry-266.html
【祝 雅子様オランダ行き】秋篠宮家のお噂809
215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/05/03(金) 21:17:48.33
569 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2013/05/03(金) 21:02:26.88 ID:9SiDKlcQ0
雅子さんの母親・小和田優美子さんも精神科の入院歴があるそうだ。
▼ 571 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:04:17.60 ID:CCAGX/PK0
>>569
妹も精神科の通院歴があるはず
▼ 573 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:06:24.08 ID:EJdYHeWQ0
>>569
ちょっとアレなのはDNAなんですか?
雅子様〜愛子様と続きちょっと不思議でした
▼ 577 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:07:42.99 ID:ah+yKCqDO
>>569
マジ?
なんでそんなキチガイの血をひく女を入内させたんだ?
普通、それくらいは事前に調べるだろ
香淳皇后も、入内前に、
色盲の家系じゃないか、と難癖つけられたんだよな
結局、それは島津の血をひく良子女王を貶めるための、
長州出身の某政治家の陰謀だったんだが。
-------------------------------------------------
niteru 20140525-66
1400534585310.jpg
無題 Name 名無し 14/05/20(火)23:42 ID:x0lND8QM No.1052229
選ぶ男はカンキリ似ばかり
ファザコンかと思ったが、血の繋がりがないとすれば・・・まさか・・・ね
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)09:08 ID:nl9Ep4FI No.1052299
かの国の血なら当たり前
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)10:14 ID:g9Ev6oPI No.1052312
つまりは、小和田恆が雅子の男の一人ということですか
…ありえますね
…、ありえる
優美子の発狂はそのせいだったのか?
優美子は精神病院の入院歴がある
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)13:14 ID:67iQu91E No.1052359
缶切りと、なんて普通の他人であってもキモすぎて御免こうむる。
国民の想像を超えた腐りきった世界があるのかもね、
雅子とオワダニ周辺には。
人間以下の連中だから。
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)13:53 ID:g9Ev6oPI No.1052374
まったく、心の清らかな日本人には測り知れない
こんな東宮一家に使われる税金を払うのは
御免こうむる
死んで欲しい、それだけ
東宮一家、しねよ、東宮一家!
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)22:29 ID:o.DSbwDQ No.1052572
嫌だわ。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)09:03 ID:lFyQ261s No.1052731
なんみょー
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)09:56 ID:/TzQe7MU No.1052759
自分は、愛子の障害が分かった軽井沢別荘に籠城した時に
雅子は大作の娘だと聞かされたのではないかと
思ってる。それからキチガイへの道まっしぐら。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)10:42 ID:lFyQ261s No.1052788
うーむ
犬作もちょい斜視がはいってる
そんなところまで
よだれ愛子にそっくりだ
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)13:25 ID:nZTOuAcs No.1052833
雙葉を中退させてアメリカに行った頃からプロジェクトは実行されていたんだね。
外務省は婿養子多発で、姓はそのままだけど金持ちお嬢を
嫁にする習慣あるとこ。出自コンプのジジンなら
自分の実の娘じゃない子でも我慢できたんだろうね。
幼少期、双子に比べて雅子がいい加減に扱われていたことは
服装を見れば明らかだけど
こういう理由だったわけね。
それにしても、小和田家はおぞましい
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)14:21 ID:Ag17RWyU No.1052883
雙葉を中退してのアメリカ行きは・・・中絶のためと聞いているけど。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)14:21 ID:lFyQ261s No.1052884
それを紀子さまにスライド
-------------------------------------
板の噂話しです〜〜
・旗振りカルト団体のつながり
・雅子の異常行動
(納得してしまうのが怖い)
自分に似ている人がいたら・・・見たく無いな
「場所が確定出来ない横断歩道」を探していて
腕 肩 が・・・・ アホですね カチカチやっていたら〜〜
肩は痛いし 指はつるし〜〜〜
お返事、遅れます。。。ごめんなさい 自己管理できてない!
(ご心配頂きありがとうございます。医者から頂いた湿布20枚
貼ったら・・・寒いの・・・でもッ 効果ありました!)
人の事だから いっぱい言えますがね。 ふふ
もうすぐナルさんの 「指」 見られます!!
(見世物?)
http://yamanokoyama.blog.fc2.com/blog-entry-266.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/179.html#c47
東宮のこわい噂話
http://yamanokoyama.blog.fc2.com/blog-entry-266.html
【祝 雅子様オランダ行き】秋篠宮家のお噂809
215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/05/03(金) 21:17:48.33
569 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2013/05/03(金) 21:02:26.88 ID:9SiDKlcQ0
雅子さんの母親・小和田優美子さんも精神科の入院歴があるそうだ。
▼ 571 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:04:17.60 ID:CCAGX/PK0
>>569
妹も精神科の通院歴があるはず
▼ 573 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:06:24.08 ID:EJdYHeWQ0
>>569
ちょっとアレなのはDNAなんですか?
雅子様〜愛子様と続きちょっと不思議でした
▼ 577 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:07:42.99 ID:ah+yKCqDO
>>569
マジ?
なんでそんなキチガイの血をひく女を入内させたんだ?
普通、それくらいは事前に調べるだろ
香淳皇后も、入内前に、
色盲の家系じゃないか、と難癖つけられたんだよな
結局、それは島津の血をひく良子女王を貶めるための、
長州出身の某政治家の陰謀だったんだが。
-------------------------------------------------
niteru 20140525-66
1400534585310.jpg
無題 Name 名無し 14/05/20(火)23:42 ID:x0lND8QM No.1052229
選ぶ男はカンキリ似ばかり
ファザコンかと思ったが、血の繋がりがないとすれば・・・まさか・・・ね
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)09:08 ID:nl9Ep4FI No.1052299
かの国の血なら当たり前
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)10:14 ID:g9Ev6oPI No.1052312
つまりは、小和田恆が雅子の男の一人ということですか
…ありえますね
…、ありえる
優美子の発狂はそのせいだったのか?
優美子は精神病院の入院歴がある
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)13:14 ID:67iQu91E No.1052359
缶切りと、なんて普通の他人であってもキモすぎて御免こうむる。
国民の想像を超えた腐りきった世界があるのかもね、
雅子とオワダニ周辺には。
人間以下の連中だから。
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)13:53 ID:g9Ev6oPI No.1052374
まったく、心の清らかな日本人には測り知れない
こんな東宮一家に使われる税金を払うのは
御免こうむる
死んで欲しい、それだけ
東宮一家、しねよ、東宮一家!
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)22:29 ID:o.DSbwDQ No.1052572
嫌だわ。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)09:03 ID:lFyQ261s No.1052731
なんみょー
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)09:56 ID:/TzQe7MU No.1052759
自分は、愛子の障害が分かった軽井沢別荘に籠城した時に
雅子は大作の娘だと聞かされたのではないかと
思ってる。それからキチガイへの道まっしぐら。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)10:42 ID:lFyQ261s No.1052788
うーむ
犬作もちょい斜視がはいってる
そんなところまで
よだれ愛子にそっくりだ
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)13:25 ID:nZTOuAcs No.1052833
雙葉を中退させてアメリカに行った頃からプロジェクトは実行されていたんだね。
外務省は婿養子多発で、姓はそのままだけど金持ちお嬢を
嫁にする習慣あるとこ。出自コンプのジジンなら
自分の実の娘じゃない子でも我慢できたんだろうね。
幼少期、双子に比べて雅子がいい加減に扱われていたことは
服装を見れば明らかだけど
こういう理由だったわけね。
それにしても、小和田家はおぞましい
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)14:21 ID:Ag17RWyU No.1052883
雙葉を中退してのアメリカ行きは・・・中絶のためと聞いているけど。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)14:21 ID:lFyQ261s No.1052884
それを紀子さまにスライド
-------------------------------------
板の噂話しです〜〜
・旗振りカルト団体のつながり
・雅子の異常行動
(納得してしまうのが怖い)
自分に似ている人がいたら・・・見たく無いな
「場所が確定出来ない横断歩道」を探していて
腕 肩 が・・・・ アホですね カチカチやっていたら〜〜
肩は痛いし 指はつるし〜〜〜
お返事、遅れます。。。ごめんなさい 自己管理できてない!
(ご心配頂きありがとうございます。医者から頂いた湿布20枚
貼ったら・・・寒いの・・・でもッ 効果ありました!)
人の事だから いっぱい言えますがね。 ふふ
もうすぐナルさんの 「指」 見られます!!
(見世物?)
http://yamanokoyama.blog.fc2.com/blog-entry-266.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/117.html#c57
東宮のこわい噂話
http://yamanokoyama.blog.fc2.com/blog-entry-266.html
【祝 雅子様オランダ行き】秋篠宮家のお噂809
215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/05/03(金) 21:17:48.33
569 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2013/05/03(金) 21:02:26.88 ID:9SiDKlcQ0
雅子さんの母親・小和田優美子さんも精神科の入院歴があるそうだ。
▼ 571 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:04:17.60 ID:CCAGX/PK0
>>569
妹も精神科の通院歴があるはず
▼ 573 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:06:24.08 ID:EJdYHeWQ0
>>569
ちょっとアレなのはDNAなんですか?
雅子様〜愛子様と続きちょっと不思議でした
▼ 577 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:07:42.99 ID:ah+yKCqDO
>>569
マジ?
なんでそんなキチガイの血をひく女を入内させたんだ?
普通、それくらいは事前に調べるだろ
香淳皇后も、入内前に、
色盲の家系じゃないか、と難癖つけられたんだよな
結局、それは島津の血をひく良子女王を貶めるための、
長州出身の某政治家の陰謀だったんだが。
-------------------------------------------------
niteru 20140525-66
1400534585310.jpg
無題 Name 名無し 14/05/20(火)23:42 ID:x0lND8QM No.1052229
選ぶ男はカンキリ似ばかり
ファザコンかと思ったが、血の繋がりがないとすれば・・・まさか・・・ね
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)09:08 ID:nl9Ep4FI No.1052299
かの国の血なら当たり前
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)10:14 ID:g9Ev6oPI No.1052312
つまりは、小和田恆が雅子の男の一人ということですか
…ありえますね
…、ありえる
優美子の発狂はそのせいだったのか?
優美子は精神病院の入院歴がある
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)13:14 ID:67iQu91E No.1052359
缶切りと、なんて普通の他人であってもキモすぎて御免こうむる。
国民の想像を超えた腐りきった世界があるのかもね、
雅子とオワダニ周辺には。
人間以下の連中だから。
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)13:53 ID:g9Ev6oPI No.1052374
まったく、心の清らかな日本人には測り知れない
こんな東宮一家に使われる税金を払うのは
御免こうむる
死んで欲しい、それだけ
東宮一家、しねよ、東宮一家!
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)22:29 ID:o.DSbwDQ No.1052572
嫌だわ。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)09:03 ID:lFyQ261s No.1052731
なんみょー
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)09:56 ID:/TzQe7MU No.1052759
自分は、愛子の障害が分かった軽井沢別荘に籠城した時に
雅子は大作の娘だと聞かされたのではないかと
思ってる。それからキチガイへの道まっしぐら。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)10:42 ID:lFyQ261s No.1052788
うーむ
犬作もちょい斜視がはいってる
そんなところまで
よだれ愛子にそっくりだ
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)13:25 ID:nZTOuAcs No.1052833
雙葉を中退させてアメリカに行った頃からプロジェクトは実行されていたんだね。
外務省は婿養子多発で、姓はそのままだけど金持ちお嬢を
嫁にする習慣あるとこ。出自コンプのジジンなら
自分の実の娘じゃない子でも我慢できたんだろうね。
幼少期、双子に比べて雅子がいい加減に扱われていたことは
服装を見れば明らかだけど
こういう理由だったわけね。
それにしても、小和田家はおぞましい
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)14:21 ID:Ag17RWyU No.1052883
雙葉を中退してのアメリカ行きは・・・中絶のためと聞いているけど。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)14:21 ID:lFyQ261s No.1052884
それを紀子さまにスライド
-------------------------------------
板の噂話しです〜〜
・旗振りカルト団体のつながり
・雅子の異常行動
(納得してしまうのが怖い)
自分に似ている人がいたら・・・見たく無いな
「場所が確定出来ない横断歩道」を探していて
腕 肩 が・・・・ アホですね カチカチやっていたら〜〜
肩は痛いし 指はつるし〜〜〜
お返事、遅れます。。。ごめんなさい 自己管理できてない!
(ご心配頂きありがとうございます。医者から頂いた湿布20枚
貼ったら・・・寒いの・・・でもッ 効果ありました!)
人の事だから いっぱい言えますがね。 ふふ
もうすぐナルさんの 「指」 見られます!!
(見世物?)
http://yamanokoyama.blog.fc2.com/blog-entry-266.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/110.html#c149
東宮のこわい噂話
http://yamanokoyama.blog.fc2.com/blog-entry-266.html
【祝 雅子様オランダ行き】秋篠宮家のお噂809
215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/05/03(金) 21:17:48.33
569 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2013/05/03(金) 21:02:26.88 ID:9SiDKlcQ0
雅子さんの母親・小和田優美子さんも精神科の入院歴があるそうだ。
▼ 571 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:04:17.60 ID:CCAGX/PK0
>>569
妹も精神科の通院歴があるはず
▼ 573 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:06:24.08 ID:EJdYHeWQ0
>>569
ちょっとアレなのはDNAなんですか?
雅子様〜愛子様と続きちょっと不思議でした
▼ 577 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:07:42.99 ID:ah+yKCqDO
>>569
マジ?
なんでそんなキチガイの血をひく女を入内させたんだ?
普通、それくらいは事前に調べるだろ
香淳皇后も、入内前に、
色盲の家系じゃないか、と難癖つけられたんだよな
結局、それは島津の血をひく良子女王を貶めるための、
長州出身の某政治家の陰謀だったんだが。
-------------------------------------------------
niteru 20140525-66
1400534585310.jpg
無題 Name 名無し 14/05/20(火)23:42 ID:x0lND8QM No.1052229
選ぶ男はカンキリ似ばかり
ファザコンかと思ったが、血の繋がりがないとすれば・・・まさか・・・ね
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)09:08 ID:nl9Ep4FI No.1052299
かの国の血なら当たり前
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)10:14 ID:g9Ev6oPI No.1052312
つまりは、小和田恆が雅子の男の一人ということですか
…ありえますね
…、ありえる
優美子の発狂はそのせいだったのか?
優美子は精神病院の入院歴がある
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)13:14 ID:67iQu91E No.1052359
缶切りと、なんて普通の他人であってもキモすぎて御免こうむる。
国民の想像を超えた腐りきった世界があるのかもね、
雅子とオワダニ周辺には。
人間以下の連中だから。
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)13:53 ID:g9Ev6oPI No.1052374
まったく、心の清らかな日本人には測り知れない
こんな東宮一家に使われる税金を払うのは
御免こうむる
死んで欲しい、それだけ
東宮一家、しねよ、東宮一家!
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)22:29 ID:o.DSbwDQ No.1052572
嫌だわ。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)09:03 ID:lFyQ261s No.1052731
なんみょー
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)09:56 ID:/TzQe7MU No.1052759
自分は、愛子の障害が分かった軽井沢別荘に籠城した時に
雅子は大作の娘だと聞かされたのではないかと
思ってる。それからキチガイへの道まっしぐら。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)10:42 ID:lFyQ261s No.1052788
うーむ
犬作もちょい斜視がはいってる
そんなところまで
よだれ愛子にそっくりだ
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)13:25 ID:nZTOuAcs No.1052833
雙葉を中退させてアメリカに行った頃からプロジェクトは実行されていたんだね。
外務省は婿養子多発で、姓はそのままだけど金持ちお嬢を
嫁にする習慣あるとこ。出自コンプのジジンなら
自分の実の娘じゃない子でも我慢できたんだろうね。
幼少期、双子に比べて雅子がいい加減に扱われていたことは
服装を見れば明らかだけど
こういう理由だったわけね。
それにしても、小和田家はおぞましい
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)14:21 ID:Ag17RWyU No.1052883
雙葉を中退してのアメリカ行きは・・・中絶のためと聞いているけど。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)14:21 ID:lFyQ261s No.1052884
それを紀子さまにスライド
-------------------------------------
板の噂話しです〜〜
・旗振りカルト団体のつながり
・雅子の異常行動
(納得してしまうのが怖い)
自分に似ている人がいたら・・・見たく無いな
「場所が確定出来ない横断歩道」を探していて
腕 肩 が・・・・ アホですね カチカチやっていたら〜〜
肩は痛いし 指はつるし〜〜〜
お返事、遅れます。。。ごめんなさい 自己管理できてない!
(ご心配頂きありがとうございます。医者から頂いた湿布20枚
貼ったら・・・寒いの・・・でもッ 効果ありました!)
人の事だから いっぱい言えますがね。 ふふ
もうすぐナルさんの 「指」 見られます!!
(見世物?)
http://yamanokoyama.blog.fc2.com/blog-entry-266.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/262.html#c67
東宮のこわい噂話
http://yamanokoyama.blog.fc2.com/blog-entry-266.html
【祝 雅子様オランダ行き】秋篠宮家のお噂809
215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/05/03(金) 21:17:48.33
569 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2013/05/03(金) 21:02:26.88 ID:9SiDKlcQ0
雅子さんの母親・小和田優美子さんも精神科の入院歴があるそうだ。
▼ 571 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:04:17.60 ID:CCAGX/PK0
>>569
妹も精神科の通院歴があるはず
▼ 573 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:06:24.08 ID:EJdYHeWQ0
>>569
ちょっとアレなのはDNAなんですか?
雅子様〜愛子様と続きちょっと不思議でした
▼ 577 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:07:42.99 ID:ah+yKCqDO
>>569
マジ?
なんでそんなキチガイの血をひく女を入内させたんだ?
普通、それくらいは事前に調べるだろ
香淳皇后も、入内前に、
色盲の家系じゃないか、と難癖つけられたんだよな
結局、それは島津の血をひく良子女王を貶めるための、
長州出身の某政治家の陰謀だったんだが。
-------------------------------------------------
niteru 20140525-66
1400534585310.jpg
無題 Name 名無し 14/05/20(火)23:42 ID:x0lND8QM No.1052229
選ぶ男はカンキリ似ばかり
ファザコンかと思ったが、血の繋がりがないとすれば・・・まさか・・・ね
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)09:08 ID:nl9Ep4FI No.1052299
かの国の血なら当たり前
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)10:14 ID:g9Ev6oPI No.1052312
つまりは、小和田恆が雅子の男の一人ということですか
…ありえますね
…、ありえる
優美子の発狂はそのせいだったのか?
優美子は精神病院の入院歴がある
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)13:14 ID:67iQu91E No.1052359
缶切りと、なんて普通の他人であってもキモすぎて御免こうむる。
国民の想像を超えた腐りきった世界があるのかもね、
雅子とオワダニ周辺には。
人間以下の連中だから。
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)13:53 ID:g9Ev6oPI No.1052374
まったく、心の清らかな日本人には測り知れない
こんな東宮一家に使われる税金を払うのは
御免こうむる
死んで欲しい、それだけ
東宮一家、しねよ、東宮一家!
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)22:29 ID:o.DSbwDQ No.1052572
嫌だわ。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)09:03 ID:lFyQ261s No.1052731
なんみょー
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)09:56 ID:/TzQe7MU No.1052759
自分は、愛子の障害が分かった軽井沢別荘に籠城した時に
雅子は大作の娘だと聞かされたのではないかと
思ってる。それからキチガイへの道まっしぐら。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)10:42 ID:lFyQ261s No.1052788
うーむ
犬作もちょい斜視がはいってる
そんなところまで
よだれ愛子にそっくりだ
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)13:25 ID:nZTOuAcs No.1052833
雙葉を中退させてアメリカに行った頃からプロジェクトは実行されていたんだね。
外務省は婿養子多発で、姓はそのままだけど金持ちお嬢を
嫁にする習慣あるとこ。出自コンプのジジンなら
自分の実の娘じゃない子でも我慢できたんだろうね。
幼少期、双子に比べて雅子がいい加減に扱われていたことは
服装を見れば明らかだけど
こういう理由だったわけね。
それにしても、小和田家はおぞましい
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)14:21 ID:Ag17RWyU No.1052883
雙葉を中退してのアメリカ行きは・・・中絶のためと聞いているけど。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)14:21 ID:lFyQ261s No.1052884
それを紀子さまにスライド
-------------------------------------
板の噂話しです〜〜
・旗振りカルト団体のつながり
・雅子の異常行動
(納得してしまうのが怖い)
自分に似ている人がいたら・・・見たく無いな
「場所が確定出来ない横断歩道」を探していて
腕 肩 が・・・・ アホですね カチカチやっていたら〜〜
肩は痛いし 指はつるし〜〜〜
お返事、遅れます。。。ごめんなさい 自己管理できてない!
(ご心配頂きありがとうございます。医者から頂いた湿布20枚
貼ったら・・・寒いの・・・でもッ 効果ありました!)
人の事だから いっぱい言えますがね。 ふふ
もうすぐナルさんの 「指」 見られます!!
(見世物?)
http://yamanokoyama.blog.fc2.com/blog-entry-266.html
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/431.html#c96
東宮のこわい噂話
http://yamanokoyama.blog.fc2.com/blog-entry-266.html
【祝 雅子様オランダ行き】秋篠宮家のお噂809
215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/05/03(金) 21:17:48.33
569 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2013/05/03(金) 21:02:26.88 ID:9SiDKlcQ0
雅子さんの母親・小和田優美子さんも精神科の入院歴があるそうだ。
▼ 571 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:04:17.60 ID:CCAGX/PK0
>>569
妹も精神科の通院歴があるはず
▼ 573 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:06:24.08 ID:EJdYHeWQ0
>>569
ちょっとアレなのはDNAなんですか?
雅子様〜愛子様と続きちょっと不思議でした
▼ 577 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:07:42.99 ID:ah+yKCqDO
>>569
マジ?
なんでそんなキチガイの血をひく女を入内させたんだ?
普通、それくらいは事前に調べるだろ
香淳皇后も、入内前に、
色盲の家系じゃないか、と難癖つけられたんだよな
結局、それは島津の血をひく良子女王を貶めるための、
長州出身の某政治家の陰謀だったんだが。
-------------------------------------------------
niteru 20140525-66
1400534585310.jpg
無題 Name 名無し 14/05/20(火)23:42 ID:x0lND8QM No.1052229
選ぶ男はカンキリ似ばかり
ファザコンかと思ったが、血の繋がりがないとすれば・・・まさか・・・ね
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)09:08 ID:nl9Ep4FI No.1052299
かの国の血なら当たり前
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)10:14 ID:g9Ev6oPI No.1052312
つまりは、小和田恆が雅子の男の一人ということですか
…ありえますね
…、ありえる
優美子の発狂はそのせいだったのか?
優美子は精神病院の入院歴がある
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)13:14 ID:67iQu91E No.1052359
缶切りと、なんて普通の他人であってもキモすぎて御免こうむる。
国民の想像を超えた腐りきった世界があるのかもね、
雅子とオワダニ周辺には。
人間以下の連中だから。
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)13:53 ID:g9Ev6oPI No.1052374
まったく、心の清らかな日本人には測り知れない
こんな東宮一家に使われる税金を払うのは
御免こうむる
死んで欲しい、それだけ
東宮一家、しねよ、東宮一家!
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)22:29 ID:o.DSbwDQ No.1052572
嫌だわ。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)09:03 ID:lFyQ261s No.1052731
なんみょー
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)09:56 ID:/TzQe7MU No.1052759
自分は、愛子の障害が分かった軽井沢別荘に籠城した時に
雅子は大作の娘だと聞かされたのではないかと
思ってる。それからキチガイへの道まっしぐら。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)10:42 ID:lFyQ261s No.1052788
うーむ
犬作もちょい斜視がはいってる
そんなところまで
よだれ愛子にそっくりだ
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)13:25 ID:nZTOuAcs No.1052833
雙葉を中退させてアメリカに行った頃からプロジェクトは実行されていたんだね。
外務省は婿養子多発で、姓はそのままだけど金持ちお嬢を
嫁にする習慣あるとこ。出自コンプのジジンなら
自分の実の娘じゃない子でも我慢できたんだろうね。
幼少期、双子に比べて雅子がいい加減に扱われていたことは
服装を見れば明らかだけど
こういう理由だったわけね。
それにしても、小和田家はおぞましい
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)14:21 ID:Ag17RWyU No.1052883
雙葉を中退してのアメリカ行きは・・・中絶のためと聞いているけど。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)14:21 ID:lFyQ261s No.1052884
それを紀子さまにスライド
-------------------------------------
板の噂話しです〜〜
・旗振りカルト団体のつながり
・雅子の異常行動
(納得してしまうのが怖い)
自分に似ている人がいたら・・・見たく無いな
「場所が確定出来ない横断歩道」を探していて
腕 肩 が・・・・ アホですね カチカチやっていたら〜〜
肩は痛いし 指はつるし〜〜〜
お返事、遅れます。。。ごめんなさい 自己管理できてない!
(ご心配頂きありがとうございます。医者から頂いた湿布20枚
貼ったら・・・寒いの・・・でもッ 効果ありました!)
人の事だから いっぱい言えますがね。 ふふ
もうすぐナルさんの 「指」 見られます!!
(見世物?)
http://yamanokoyama.blog.fc2.com/blog-entry-266.html
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/851.html#c87
東宮のこわい噂話
http://yamanokoyama.blog.fc2.com/blog-entry-266.html
【祝 雅子様オランダ行き】秋篠宮家のお噂809
215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/05/03(金) 21:17:48.33
569 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2013/05/03(金) 21:02:26.88 ID:9SiDKlcQ0
雅子さんの母親・小和田優美子さんも精神科の入院歴があるそうだ。
▼ 571 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:04:17.60 ID:CCAGX/PK0
>>569
妹も精神科の通院歴があるはず
▼ 573 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:06:24.08 ID:EJdYHeWQ0
>>569
ちょっとアレなのはDNAなんですか?
雅子様〜愛子様と続きちょっと不思議でした
▼ 577 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:07:42.99 ID:ah+yKCqDO
>>569
マジ?
なんでそんなキチガイの血をひく女を入内させたんだ?
普通、それくらいは事前に調べるだろ
香淳皇后も、入内前に、
色盲の家系じゃないか、と難癖つけられたんだよな
結局、それは島津の血をひく良子女王を貶めるための、
長州出身の某政治家の陰謀だったんだが。
-------------------------------------------------
niteru 20140525-66
1400534585310.jpg
無題 Name 名無し 14/05/20(火)23:42 ID:x0lND8QM No.1052229
選ぶ男はカンキリ似ばかり
ファザコンかと思ったが、血の繋がりがないとすれば・・・まさか・・・ね
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)09:08 ID:nl9Ep4FI No.1052299
かの国の血なら当たり前
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)10:14 ID:g9Ev6oPI No.1052312
つまりは、小和田恆が雅子の男の一人ということですか
…ありえますね
…、ありえる
優美子の発狂はそのせいだったのか?
優美子は精神病院の入院歴がある
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)13:14 ID:67iQu91E No.1052359
缶切りと、なんて普通の他人であってもキモすぎて御免こうむる。
国民の想像を超えた腐りきった世界があるのかもね、
雅子とオワダニ周辺には。
人間以下の連中だから。
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)13:53 ID:g9Ev6oPI No.1052374
まったく、心の清らかな日本人には測り知れない
こんな東宮一家に使われる税金を払うのは
御免こうむる
死んで欲しい、それだけ
東宮一家、しねよ、東宮一家!
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)22:29 ID:o.DSbwDQ No.1052572
嫌だわ。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)09:03 ID:lFyQ261s No.1052731
なんみょー
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)09:56 ID:/TzQe7MU No.1052759
自分は、愛子の障害が分かった軽井沢別荘に籠城した時に
雅子は大作の娘だと聞かされたのではないかと
思ってる。それからキチガイへの道まっしぐら。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)10:42 ID:lFyQ261s No.1052788
うーむ
犬作もちょい斜視がはいってる
そんなところまで
よだれ愛子にそっくりだ
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)13:25 ID:nZTOuAcs No.1052833
雙葉を中退させてアメリカに行った頃からプロジェクトは実行されていたんだね。
外務省は婿養子多発で、姓はそのままだけど金持ちお嬢を
嫁にする習慣あるとこ。出自コンプのジジンなら
自分の実の娘じゃない子でも我慢できたんだろうね。
幼少期、双子に比べて雅子がいい加減に扱われていたことは
服装を見れば明らかだけど
こういう理由だったわけね。
それにしても、小和田家はおぞましい
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)14:21 ID:Ag17RWyU No.1052883
雙葉を中退してのアメリカ行きは・・・中絶のためと聞いているけど。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)14:21 ID:lFyQ261s No.1052884
それを紀子さまにスライド
-------------------------------------
板の噂話しです〜〜
・旗振りカルト団体のつながり
・雅子の異常行動
(納得してしまうのが怖い)
自分に似ている人がいたら・・・見たく無いな
「場所が確定出来ない横断歩道」を探していて
腕 肩 が・・・・ アホですね カチカチやっていたら〜〜
肩は痛いし 指はつるし〜〜〜
お返事、遅れます。。。ごめんなさい 自己管理できてない!
(ご心配頂きありがとうございます。医者から頂いた湿布20枚
貼ったら・・・寒いの・・・でもッ 効果ありました!)
人の事だから いっぱい言えますがね。 ふふ
もうすぐナルさんの 「指」 見られます!!
(見世物?)
http://yamanokoyama.blog.fc2.com/blog-entry-266.html
http://www.asyura2.com/12/social9/msg/352.html#c230
東宮のこわい噂話
http://yamanokoyama.blog.fc2.com/blog-entry-266.html
【祝 雅子様オランダ行き】秋篠宮家のお噂809
215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/05/03(金) 21:17:48.33
569 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2013/05/03(金) 21:02:26.88 ID:9SiDKlcQ0
雅子さんの母親・小和田優美子さんも精神科の入院歴があるそうだ。
▼ 571 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:04:17.60 ID:CCAGX/PK0
>>569
妹も精神科の通院歴があるはず
▼ 573 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:06:24.08 ID:EJdYHeWQ0
>>569
ちょっとアレなのはDNAなんですか?
雅子様〜愛子様と続きちょっと不思議でした
▼ 577 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:07:42.99 ID:ah+yKCqDO
>>569
マジ?
なんでそんなキチガイの血をひく女を入内させたんだ?
普通、それくらいは事前に調べるだろ
香淳皇后も、入内前に、
色盲の家系じゃないか、と難癖つけられたんだよな
結局、それは島津の血をひく良子女王を貶めるための、
長州出身の某政治家の陰謀だったんだが。
-------------------------------------------------
niteru 20140525-66
1400534585310.jpg
無題 Name 名無し 14/05/20(火)23:42 ID:x0lND8QM No.1052229
選ぶ男はカンキリ似ばかり
ファザコンかと思ったが、血の繋がりがないとすれば・・・まさか・・・ね
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)09:08 ID:nl9Ep4FI No.1052299
かの国の血なら当たり前
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)10:14 ID:g9Ev6oPI No.1052312
つまりは、小和田恆が雅子の男の一人ということですか
…ありえますね
…、ありえる
優美子の発狂はそのせいだったのか?
優美子は精神病院の入院歴がある
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)13:14 ID:67iQu91E No.1052359
缶切りと、なんて普通の他人であってもキモすぎて御免こうむる。
国民の想像を超えた腐りきった世界があるのかもね、
雅子とオワダニ周辺には。
人間以下の連中だから。
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)13:53 ID:g9Ev6oPI No.1052374
まったく、心の清らかな日本人には測り知れない
こんな東宮一家に使われる税金を払うのは
御免こうむる
死んで欲しい、それだけ
東宮一家、しねよ、東宮一家!
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)22:29 ID:o.DSbwDQ No.1052572
嫌だわ。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)09:03 ID:lFyQ261s No.1052731
なんみょー
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)09:56 ID:/TzQe7MU No.1052759
自分は、愛子の障害が分かった軽井沢別荘に籠城した時に
雅子は大作の娘だと聞かされたのではないかと
思ってる。それからキチガイへの道まっしぐら。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)10:42 ID:lFyQ261s No.1052788
うーむ
犬作もちょい斜視がはいってる
そんなところまで
よだれ愛子にそっくりだ
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)13:25 ID:nZTOuAcs No.1052833
雙葉を中退させてアメリカに行った頃からプロジェクトは実行されていたんだね。
外務省は婿養子多発で、姓はそのままだけど金持ちお嬢を
嫁にする習慣あるとこ。出自コンプのジジンなら
自分の実の娘じゃない子でも我慢できたんだろうね。
幼少期、双子に比べて雅子がいい加減に扱われていたことは
服装を見れば明らかだけど
こういう理由だったわけね。
それにしても、小和田家はおぞましい
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)14:21 ID:Ag17RWyU No.1052883
雙葉を中退してのアメリカ行きは・・・中絶のためと聞いているけど。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)14:21 ID:lFyQ261s No.1052884
それを紀子さまにスライド
-------------------------------------
板の噂話しです〜〜
・旗振りカルト団体のつながり
・雅子の異常行動
(納得してしまうのが怖い)
自分に似ている人がいたら・・・見たく無いな
「場所が確定出来ない横断歩道」を探していて
腕 肩 が・・・・ アホですね カチカチやっていたら〜〜
肩は痛いし 指はつるし〜〜〜
お返事、遅れます。。。ごめんなさい 自己管理できてない!
(ご心配頂きありがとうございます。医者から頂いた湿布20枚
貼ったら・・・寒いの・・・でもッ 効果ありました!)
人の事だから いっぱい言えますがね。 ふふ
もうすぐナルさんの 「指」 見られます!!
(見世物?)
http://yamanokoyama.blog.fc2.com/blog-entry-266.html
http://www.asyura2.com/07/war87/msg/876.html#c9
東宮のこわい噂話
http://yamanokoyama.blog.fc2.com/blog-entry-266.html
【祝 雅子様オランダ行き】秋篠宮家のお噂809
215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/05/03(金) 21:17:48.33
569 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2013/05/03(金) 21:02:26.88 ID:9SiDKlcQ0
雅子さんの母親・小和田優美子さんも精神科の入院歴があるそうだ。
▼ 571 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:04:17.60 ID:CCAGX/PK0
>>569
妹も精神科の通院歴があるはず
▼ 573 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:06:24.08 ID:EJdYHeWQ0
>>569
ちょっとアレなのはDNAなんですか?
雅子様〜愛子様と続きちょっと不思議でした
▼ 577 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:07:42.99 ID:ah+yKCqDO
>>569
マジ?
なんでそんなキチガイの血をひく女を入内させたんだ?
普通、それくらいは事前に調べるだろ
香淳皇后も、入内前に、
色盲の家系じゃないか、と難癖つけられたんだよな
結局、それは島津の血をひく良子女王を貶めるための、
長州出身の某政治家の陰謀だったんだが。
-------------------------------------------------
niteru 20140525-66
1400534585310.jpg
無題 Name 名無し 14/05/20(火)23:42 ID:x0lND8QM No.1052229
選ぶ男はカンキリ似ばかり
ファザコンかと思ったが、血の繋がりがないとすれば・・・まさか・・・ね
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)09:08 ID:nl9Ep4FI No.1052299
かの国の血なら当たり前
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)10:14 ID:g9Ev6oPI No.1052312
つまりは、小和田恆が雅子の男の一人ということですか
…ありえますね
…、ありえる
優美子の発狂はそのせいだったのか?
優美子は精神病院の入院歴がある
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)13:14 ID:67iQu91E No.1052359
缶切りと、なんて普通の他人であってもキモすぎて御免こうむる。
国民の想像を超えた腐りきった世界があるのかもね、
雅子とオワダニ周辺には。
人間以下の連中だから。
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)13:53 ID:g9Ev6oPI No.1052374
まったく、心の清らかな日本人には測り知れない
こんな東宮一家に使われる税金を払うのは
御免こうむる
死んで欲しい、それだけ
東宮一家、しねよ、東宮一家!
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)22:29 ID:o.DSbwDQ No.1052572
嫌だわ。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)09:03 ID:lFyQ261s No.1052731
なんみょー
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)09:56 ID:/TzQe7MU No.1052759
自分は、愛子の障害が分かった軽井沢別荘に籠城した時に
雅子は大作の娘だと聞かされたのではないかと
思ってる。それからキチガイへの道まっしぐら。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)10:42 ID:lFyQ261s No.1052788
うーむ
犬作もちょい斜視がはいってる
そんなところまで
よだれ愛子にそっくりだ
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)13:25 ID:nZTOuAcs No.1052833
雙葉を中退させてアメリカに行った頃からプロジェクトは実行されていたんだね。
外務省は婿養子多発で、姓はそのままだけど金持ちお嬢を
嫁にする習慣あるとこ。出自コンプのジジンなら
自分の実の娘じゃない子でも我慢できたんだろうね。
幼少期、双子に比べて雅子がいい加減に扱われていたことは
服装を見れば明らかだけど
こういう理由だったわけね。
それにしても、小和田家はおぞましい
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)14:21 ID:Ag17RWyU No.1052883
雙葉を中退してのアメリカ行きは・・・中絶のためと聞いているけど。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)14:21 ID:lFyQ261s No.1052884
それを紀子さまにスライド
-------------------------------------
板の噂話しです〜〜
・旗振りカルト団体のつながり
・雅子の異常行動
(納得してしまうのが怖い)
自分に似ている人がいたら・・・見たく無いな
「場所が確定出来ない横断歩道」を探していて
腕 肩 が・・・・ アホですね カチカチやっていたら〜〜
肩は痛いし 指はつるし〜〜〜
お返事、遅れます。。。ごめんなさい 自己管理できてない!
(ご心配頂きありがとうございます。医者から頂いた湿布20枚
貼ったら・・・寒いの・・・でもッ 効果ありました!)
人の事だから いっぱい言えますがね。 ふふ
もうすぐナルさんの 「指」 見られます!!
(見世物?)
http://yamanokoyama.blog.fc2.com/blog-entry-266.html
http://www.asyura2.com/07/war87/msg/888.html#c7
東宮のこわい噂話
http://yamanokoyama.blog.fc2.com/blog-entry-266.html
【祝 雅子様オランダ行き】秋篠宮家のお噂809
215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/05/03(金) 21:17:48.33
569 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2013/05/03(金) 21:02:26.88 ID:9SiDKlcQ0
雅子さんの母親・小和田優美子さんも精神科の入院歴があるそうだ。
▼ 571 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:04:17.60 ID:CCAGX/PK0
>>569
妹も精神科の通院歴があるはず
▼ 573 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:06:24.08 ID:EJdYHeWQ0
>>569
ちょっとアレなのはDNAなんですか?
雅子様〜愛子様と続きちょっと不思議でした
▼ 577 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:07:42.99 ID:ah+yKCqDO
>>569
マジ?
なんでそんなキチガイの血をひく女を入内させたんだ?
普通、それくらいは事前に調べるだろ
香淳皇后も、入内前に、
色盲の家系じゃないか、と難癖つけられたんだよな
結局、それは島津の血をひく良子女王を貶めるための、
長州出身の某政治家の陰謀だったんだが。
-------------------------------------------------
niteru 20140525-66
1400534585310.jpg
無題 Name 名無し 14/05/20(火)23:42 ID:x0lND8QM No.1052229
選ぶ男はカンキリ似ばかり
ファザコンかと思ったが、血の繋がりがないとすれば・・・まさか・・・ね
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)09:08 ID:nl9Ep4FI No.1052299
かの国の血なら当たり前
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)10:14 ID:g9Ev6oPI No.1052312
つまりは、小和田恆が雅子の男の一人ということですか
…ありえますね
…、ありえる
優美子の発狂はそのせいだったのか?
優美子は精神病院の入院歴がある
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)13:14 ID:67iQu91E No.1052359
缶切りと、なんて普通の他人であってもキモすぎて御免こうむる。
国民の想像を超えた腐りきった世界があるのかもね、
雅子とオワダニ周辺には。
人間以下の連中だから。
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)13:53 ID:g9Ev6oPI No.1052374
まったく、心の清らかな日本人には測り知れない
こんな東宮一家に使われる税金を払うのは
御免こうむる
死んで欲しい、それだけ
東宮一家、しねよ、東宮一家!
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)22:29 ID:o.DSbwDQ No.1052572
嫌だわ。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)09:03 ID:lFyQ261s No.1052731
なんみょー
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)09:56 ID:/TzQe7MU No.1052759
自分は、愛子の障害が分かった軽井沢別荘に籠城した時に
雅子は大作の娘だと聞かされたのではないかと
思ってる。それからキチガイへの道まっしぐら。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)10:42 ID:lFyQ261s No.1052788
うーむ
犬作もちょい斜視がはいってる
そんなところまで
よだれ愛子にそっくりだ
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)13:25 ID:nZTOuAcs No.1052833
雙葉を中退させてアメリカに行った頃からプロジェクトは実行されていたんだね。
外務省は婿養子多発で、姓はそのままだけど金持ちお嬢を
嫁にする習慣あるとこ。出自コンプのジジンなら
自分の実の娘じゃない子でも我慢できたんだろうね。
幼少期、双子に比べて雅子がいい加減に扱われていたことは
服装を見れば明らかだけど
こういう理由だったわけね。
それにしても、小和田家はおぞましい
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)14:21 ID:Ag17RWyU No.1052883
雙葉を中退してのアメリカ行きは・・・中絶のためと聞いているけど。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)14:21 ID:lFyQ261s No.1052884
それを紀子さまにスライド
-------------------------------------
板の噂話しです〜〜
・旗振りカルト団体のつながり
・雅子の異常行動
(納得してしまうのが怖い)
自分に似ている人がいたら・・・見たく無いな
「場所が確定出来ない横断歩道」を探していて
腕 肩 が・・・・ アホですね カチカチやっていたら〜〜
肩は痛いし 指はつるし〜〜〜
お返事、遅れます。。。ごめんなさい 自己管理できてない!
(ご心配頂きありがとうございます。医者から頂いた湿布20枚
貼ったら・・・寒いの・・・でもッ 効果ありました!)
人の事だから いっぱい言えますがね。 ふふ
もうすぐナルさんの 「指」 見られます!!
(見世物?)
http://yamanokoyama.blog.fc2.com/blog-entry-266.html
http://www.asyura2.com/0311/war44/msg/164.html#c3
東宮のこわい噂話
http://yamanokoyama.blog.fc2.com/blog-entry-266.html
【祝 雅子様オランダ行き】秋篠宮家のお噂809
215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/05/03(金) 21:17:48.33
569 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2013/05/03(金) 21:02:26.88 ID:9SiDKlcQ0
雅子さんの母親・小和田優美子さんも精神科の入院歴があるそうだ。
▼ 571 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:04:17.60 ID:CCAGX/PK0
>>569
妹も精神科の通院歴があるはず
▼ 573 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:06:24.08 ID:EJdYHeWQ0
>>569
ちょっとアレなのはDNAなんですか?
雅子様〜愛子様と続きちょっと不思議でした
▼ 577 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/05/03(金) 21:07:42.99 ID:ah+yKCqDO
>>569
マジ?
なんでそんなキチガイの血をひく女を入内させたんだ?
普通、それくらいは事前に調べるだろ
香淳皇后も、入内前に、
色盲の家系じゃないか、と難癖つけられたんだよな
結局、それは島津の血をひく良子女王を貶めるための、
長州出身の某政治家の陰謀だったんだが。
-------------------------------------------------
niteru 20140525-66
1400534585310.jpg
無題 Name 名無し 14/05/20(火)23:42 ID:x0lND8QM No.1052229
選ぶ男はカンキリ似ばかり
ファザコンかと思ったが、血の繋がりがないとすれば・・・まさか・・・ね
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)09:08 ID:nl9Ep4FI No.1052299
かの国の血なら当たり前
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)10:14 ID:g9Ev6oPI No.1052312
つまりは、小和田恆が雅子の男の一人ということですか
…ありえますね
…、ありえる
優美子の発狂はそのせいだったのか?
優美子は精神病院の入院歴がある
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)13:14 ID:67iQu91E No.1052359
缶切りと、なんて普通の他人であってもキモすぎて御免こうむる。
国民の想像を超えた腐りきった世界があるのかもね、
雅子とオワダニ周辺には。
人間以下の連中だから。
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)13:53 ID:g9Ev6oPI No.1052374
まったく、心の清らかな日本人には測り知れない
こんな東宮一家に使われる税金を払うのは
御免こうむる
死んで欲しい、それだけ
東宮一家、しねよ、東宮一家!
… 無題 Name 名無し 14/05/21(水)22:29 ID:o.DSbwDQ No.1052572
嫌だわ。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)09:03 ID:lFyQ261s No.1052731
なんみょー
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)09:56 ID:/TzQe7MU No.1052759
自分は、愛子の障害が分かった軽井沢別荘に籠城した時に
雅子は大作の娘だと聞かされたのではないかと
思ってる。それからキチガイへの道まっしぐら。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)10:42 ID:lFyQ261s No.1052788
うーむ
犬作もちょい斜視がはいってる
そんなところまで
よだれ愛子にそっくりだ
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)13:25 ID:nZTOuAcs No.1052833
雙葉を中退させてアメリカに行った頃からプロジェクトは実行されていたんだね。
外務省は婿養子多発で、姓はそのままだけど金持ちお嬢を
嫁にする習慣あるとこ。出自コンプのジジンなら
自分の実の娘じゃない子でも我慢できたんだろうね。
幼少期、双子に比べて雅子がいい加減に扱われていたことは
服装を見れば明らかだけど
こういう理由だったわけね。
それにしても、小和田家はおぞましい
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)14:21 ID:Ag17RWyU No.1052883
雙葉を中退してのアメリカ行きは・・・中絶のためと聞いているけど。
… 無題 Name 名無し 14/05/22(木)14:21 ID:lFyQ261s No.1052884
それを紀子さまにスライド
-------------------------------------
板の噂話しです〜〜
・旗振りカルト団体のつながり
・雅子の異常行動
(納得してしまうのが怖い)
自分に似ている人がいたら・・・見たく無いな
「場所が確定出来ない横断歩道」を探していて
腕 肩 が・・・・ アホですね カチカチやっていたら〜〜
肩は痛いし 指はつるし〜〜〜
お返事、遅れます。。。ごめんなさい 自己管理できてない!
(ご心配頂きありがとうございます。医者から頂いた湿布20枚
貼ったら・・・寒いの・・・でもッ 効果ありました!)
人の事だから いっぱい言えますがね。 ふふ
もうすぐナルさんの 「指」 見られます!!
(見世物?)
http://yamanokoyama.blog.fc2.com/blog-entry-266.html
http://www.asyura2.com/0311/war44/msg/254.html#c9
YouTubeを見ていると、自分が選んだわけでもないのに勝手に表示されるのは、安倍政権ヨイショ、右翼系のコンテンツばかりである。
その大半が、チャンネル桜と、虎ノ門ニュースであるが、いずれも強力な安倍政権応援、正当化メディアとなっている。
YouTubeを見ているうちに、勝手に、この種の動画ばかりが目に入ることで、自然に右翼的洗脳を受ける仕組みになっている。
これはYouTubeやグーグルが意図的に、安倍政権と共謀して行っている政治的作為であろう。
頼んだわけでもなく勝手に掲示されるコンテンツとはどのようなものか?
まずは反中国論陣である。私自身は、数十年前まで毛沢東思想にシンパシーを感じていたのだが、その後、クメールルージュのジェノサイドや文革、天安事件のジェノサイドを見て、完全に反中国に鞍替えしたのだが、YouTubeに出てくる反中国論者は、自民党の政治的思惑に沿った安倍信者ばかりである。
おそらく日本会議の思惑なのだろう。
最近、人気が出て有名になっている妙佛は、上海帰りの名古屋居住日本人という触れ込みで、内容が非常に面白いのだが、思想的基礎は、明らかに自民党安倍政権支持の新自由主義者のように見えるので、右より姿勢を評価され、優遇されているように思える。
https://www.youtube.com/watch?v=32euRq7Brs4
川添恵子は中国に留学経験があり、福島香織・有本香とともに日本有数の中国通ではあるが、中国の軍事的脅威を全面に出して、日本の核武装の必要性を水面下で推進する文脈ばかりだ。
https://www.youtube.com/watch?v=UlP8OkwCaRM
福島香織は、産経新聞中国支局出身で、具体的情報にかけては日本一の中国専門家(物知り)であるが、川添や有本、宮崎正弘とともに、チャンネル桜=日本会議の宣伝媒体の常連で、日本の核武装を推進するグループである。
もうすぐ中国当局にスパイ罪で逮捕されるのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=i7I4a6IbvKI
宮崎正弘も福島に並ぶ中国通だが、やはり右翼思想の持ち主で、チャンネル桜の常連である。彼らは、中国崩壊説を10年も前から繰り返しているが、残念ながら、これまで予測が当たったためしがない。
現地調査を取材の基本にする姿勢は評価できるが、いずれ当局に拘束されて日本に戻って来られなくなるかもしれない。
https://www.youtube.com/watch?v=4LkEifmpihE
宮脇淳子は中国古代史の専門家であるが、武田邦彦と並んでチャンネル桜に登場し、天皇制の美化・神格化を前提にしていることにより、天皇家が秦氏・弓月氏の末裔であるツングース女真族であることなどを肯定せず、平泉澄の皇国史観に依った史実の歪曲を行う傾向がある https://www.youtube.com/watch?v=3aMilIlLcgQ&list=PLIL3IzoDnZkg6QBLzdm8ajRllsfHlK-PX
チャンネル桜と並ぶ右翼メディア、虎ノ門ニュースの常連、藤井厳喜は外交的情報の専門家だが、やはり安倍政権の応援団。
しかし消費増税や、移民受け入れ政策には反対していて、藤井聡とともに、官邸からは煙たがられるようになっているようだ。
https://www.youtube.com/watch?v=zBIOWMdKM30
YouTubeに勝手に登場する経済評論家たち
藤原直哉と同じでウオール街、投資銀行社員帰りの及川幸久は、ソフトな語り口、分かりやすい論理的な分析で、最近、経済評論家として大きな人気を得ているが、その正体は、「幸福の科学」大幹部である。
つまり文句なしの安倍政権応援団であり、トランプの支持者である。本人は、しきりに反グローバリズムを主張するのだが、私の目からは、金融資本主義者=グローバリストの典型にしか見えない。消費大増税にも反対しているフリをしているが、自民党の「今だけ金だけ……」思想は否定していない。
これも、YouTubeが頼まれもしないのに露出頻度を増やしていて、つまりYouTube管理部門には幸福の科学のメンバーが入り込んでいるようにしか見えない。
https://www.youtube.com/watch?v=cQYkBa7XnWQ
ついでに言うが、いまや幸福の科学教団は、統一教会・創価学会とならんで、日本会議や右翼勢力の主力である。議員も着実に増やしていて、日本右翼政治連合の強力な一角になりつつあり、統一教会と同様、CIA機関としても活動していると噂されている。
その思想は、どうみても金融グローバリズムであり、とうてい反グローバルには見えない。安倍とともにトランプの支持勢力としても侮れない。
三橋貴明は、自民党員でありながら、現在は反安倍の急先鋒で、消費税の欺瞞を鋭く追求するようになった。
これにより、YouTubeにおける三橋の露出は明らかに減らされている。彼の主張は、チャンネル桜に登場するような内容ではない。
上念司とならんで、猛烈に頭が切れることでも知られる。
https://www.youtube.com/user/mitsuhashipress
上念司も猛烈に頭が切れる人物だが、幼い頃から情無用の競争主義に叩き込まれたせいか、他人に対する人情がカケラもなくて、戦争大好き主義者ともいえよう。
人が金にしか見えないタイプで、底辺の生活者に対する同情が、まったく存在しない。自分の金儲けにしか興味のない人物である。
https://www.youtube.com/watch?v=Rv52M2qT9n4
武田邦彦は、チャンネル桜・虎ノ門ニュースの看板役者で、中部工大教授、うちの近所に住んでいるらしい。
福島第一原発事故について、右翼系の評論家のほぼ全員が、放射能による人的被害を完全無視するなかで、たった一人、被曝被害の存在を認めている人物ではあるが、その思想は、天皇制絶対の皇国史観で、科学者であることを標榜しながら、こと天皇史観については、科学性が遠くに飛んでいってしまい、天皇家が満州=扶余=高句麗から来た史実を決して認めようとしないのは宮脇淳子と同じである。
https://www.youtube.com/watch?v=LejBjefqxA8
青山繁晴も、日本会議系の看板スターで、武田と同様に天皇制絶対、皇国史観の洗脳に染まりきっている。
最近は、安倍の移民政策や消費増税に反対していて、いよいよ、右翼内での分裂が顕著になるのではと期待している。
消費税反対派の核心にいるのは藤井聡であろう。
https://www.youtube.com/watch?v=C0vYU7eYL30
百田尚樹・須田慎一郎らは、取り上げる価値もない。
ほんのわずかではあるが、上に紹介したのは右翼系メディアのスターたちである。彼らのコンテンツは、頼んでもいないのに、勝手にYouTubeの先頭に表示されるのである。
私としては、金子勝や青木理。武田砂鉄などを視聴したいのだが、彼らはYouTubeから嫌われているようで、名前を直接、検索窓に入れない限り決して表示されない。
これは、グーグルの検索でも同じことだ。
このようなメディアの洗脳工作が、安倍のような阿呆政権を維持する上で、非常に大切な役割を果たしている。
YouTube・グーグル・フェイスブック・ツイッターなどのSNSは、CIA・NSAと関係していると、スノーデンもアサンジも何度も暴露している。
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/cia-ceb8.html
https://wired.jp/2010/07/30/google%E3%81%A8cia%E3%81%8C%E6%8A%95%E8%B3%87%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E4%B8%96%E7%95%8C%E7%9B%A3%E8%A6%96%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E3%80%8D/
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/49507?page=3
なお、ヤフーは、グーグル以上に体制=自民党べったりで、私のブログが連絡もないまま勝手に削除されることが続いたのでFC2に移転することにした。
ライブドアやはてな、mixiも、自民党の支持機関のようだ。
こうしたメディアによる若者たちの右傾化洗脳工作がなければ、安倍政権など、とっくの昔に吹き飛んでいるのだ。
NHKや読売・産経などの自民党宣伝メディアが体制維持にとって、これほど重要な意味を持っている時代はない。
もちろん、私のような言論も、大半の人々にとって、わざわざ検索しなければ出てこないようなブログでは、ほとんど社会的な意味を持たない。
少しずつ、読者が増えることに期待をかけてはいるが、7万近くあったツイッターのアカウントを、まったく不可解に(5年前のツイートが自殺幇助と決めつけられて)永久凍結とされ、復活させてもらえないことで、私の力は極めて小さくなってしまった。
ネットは、1995年頃から発信しているから、すでに24年、下手な鉄砲数打ちゃ当たると、たくさんの情報を発信するなかで、少しは知名度もあった。
しかし、ツイッターのように反応速度が早くないので、原発事故時などに、有効な発言はできないのが残念だ。
そこで、我々はCIAの作為を受けない、独自の反体制メディアを作らなければならないのだが、そもそも組織とは縁遠い、裏庭メディアの我々では組織力も資金力もなくて、個人力だけが頼りの現状である。
まとまった金を工面する能力もないし、組織力もないので、当分は、このブログで細々と声を上げていくしかないと考えている。
それでも、金に余裕がある人がいたなら、ぜひとも総合的な反体制メディアの確立に協力をお願いしたい。ツイッターのような機能があれば、非常時での情報提供の対応も的確に行えると思う。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-732.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/399.html#c8
YouTubeを見ていると、自分が選んだわけでもないのに勝手に表示されるのは、安倍政権ヨイショ、右翼系のコンテンツばかりである。
その大半が、チャンネル桜と、虎ノ門ニュースであるが、いずれも強力な安倍政権応援、正当化メディアとなっている。
YouTubeを見ているうちに、勝手に、この種の動画ばかりが目に入ることで、自然に右翼的洗脳を受ける仕組みになっている。
これはYouTubeやグーグルが意図的に、安倍政権と共謀して行っている政治的作為であろう。
頼んだわけでもなく勝手に掲示されるコンテンツとはどのようなものか?
まずは反中国論陣である。私自身は、数十年前まで毛沢東思想にシンパシーを感じていたのだが、その後、クメールルージュのジェノサイドや文革、天安事件のジェノサイドを見て、完全に反中国に鞍替えしたのだが、YouTubeに出てくる反中国論者は、自民党の政治的思惑に沿った安倍信者ばかりである。
おそらく日本会議の思惑なのだろう。
最近、人気が出て有名になっている妙佛は、上海帰りの名古屋居住日本人という触れ込みで、内容が非常に面白いのだが、思想的基礎は、明らかに自民党安倍政権支持の新自由主義者のように見えるので、右より姿勢を評価され、優遇されているように思える。
https://www.youtube.com/watch?v=32euRq7Brs4
川添恵子は中国に留学経験があり、福島香織・有本香とともに日本有数の中国通ではあるが、中国の軍事的脅威を全面に出して、日本の核武装の必要性を水面下で推進する文脈ばかりだ。
https://www.youtube.com/watch?v=UlP8OkwCaRM
福島香織は、産経新聞中国支局出身で、具体的情報にかけては日本一の中国専門家(物知り)であるが、川添や有本、宮崎正弘とともに、チャンネル桜=日本会議の宣伝媒体の常連で、日本の核武装を推進するグループである。
もうすぐ中国当局にスパイ罪で逮捕されるのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=i7I4a6IbvKI
宮崎正弘も福島に並ぶ中国通だが、やはり右翼思想の持ち主で、チャンネル桜の常連である。彼らは、中国崩壊説を10年も前から繰り返しているが、残念ながら、これまで予測が当たったためしがない。
現地調査を取材の基本にする姿勢は評価できるが、いずれ当局に拘束されて日本に戻って来られなくなるかもしれない。
https://www.youtube.com/watch?v=4LkEifmpihE
宮脇淳子は中国古代史の専門家であるが、武田邦彦と並んでチャンネル桜に登場し、天皇制の美化・神格化を前提にしていることにより、天皇家が秦氏・弓月氏の末裔であるツングース女真族であることなどを肯定せず、平泉澄の皇国史観に依った史実の歪曲を行う傾向がある https://www.youtube.com/watch?v=3aMilIlLcgQ&list=PLIL3IzoDnZkg6QBLzdm8ajRllsfHlK-PX
チャンネル桜と並ぶ右翼メディア、虎ノ門ニュースの常連、藤井厳喜は外交的情報の専門家だが、やはり安倍政権の応援団。
しかし消費増税や、移民受け入れ政策には反対していて、藤井聡とともに、官邸からは煙たがられるようになっているようだ。
https://www.youtube.com/watch?v=zBIOWMdKM30
YouTubeに勝手に登場する経済評論家たち
藤原直哉と同じでウオール街、投資銀行社員帰りの及川幸久は、ソフトな語り口、分かりやすい論理的な分析で、最近、経済評論家として大きな人気を得ているが、その正体は、「幸福の科学」大幹部である。
つまり文句なしの安倍政権応援団であり、トランプの支持者である。本人は、しきりに反グローバリズムを主張するのだが、私の目からは、金融資本主義者=グローバリストの典型にしか見えない。消費大増税にも反対しているフリをしているが、自民党の「今だけ金だけ……」思想は否定していない。
これも、YouTubeが頼まれもしないのに露出頻度を増やしていて、つまりYouTube管理部門には幸福の科学のメンバーが入り込んでいるようにしか見えない。
https://www.youtube.com/watch?v=cQYkBa7XnWQ
ついでに言うが、いまや幸福の科学教団は、統一教会・創価学会とならんで、日本会議や右翼勢力の主力である。議員も着実に増やしていて、日本右翼政治連合の強力な一角になりつつあり、統一教会と同様、CIA機関としても活動していると噂されている。
その思想は、どうみても金融グローバリズムであり、とうてい反グローバルには見えない。安倍とともにトランプの支持勢力としても侮れない。
三橋貴明は、自民党員でありながら、現在は反安倍の急先鋒で、消費税の欺瞞を鋭く追求するようになった。
これにより、YouTubeにおける三橋の露出は明らかに減らされている。彼の主張は、チャンネル桜に登場するような内容ではない。
上念司とならんで、猛烈に頭が切れることでも知られる。
https://www.youtube.com/user/mitsuhashipress
上念司も猛烈に頭が切れる人物だが、幼い頃から情無用の競争主義に叩き込まれたせいか、他人に対する人情がカケラもなくて、戦争大好き主義者ともいえよう。
人が金にしか見えないタイプで、底辺の生活者に対する同情が、まったく存在しない。自分の金儲けにしか興味のない人物である。
https://www.youtube.com/watch?v=Rv52M2qT9n4
武田邦彦は、チャンネル桜・虎ノ門ニュースの看板役者で、中部工大教授、うちの近所に住んでいるらしい。
福島第一原発事故について、右翼系の評論家のほぼ全員が、放射能による人的被害を完全無視するなかで、たった一人、被曝被害の存在を認めている人物ではあるが、その思想は、天皇制絶対の皇国史観で、科学者であることを標榜しながら、こと天皇史観については、科学性が遠くに飛んでいってしまい、天皇家が満州=扶余=高句麗から来た史実を決して認めようとしないのは宮脇淳子と同じである。
https://www.youtube.com/watch?v=LejBjefqxA8
青山繁晴も、日本会議系の看板スターで、武田と同様に天皇制絶対、皇国史観の洗脳に染まりきっている。
最近は、安倍の移民政策や消費増税に反対していて、いよいよ、右翼内での分裂が顕著になるのではと期待している。
消費税反対派の核心にいるのは藤井聡であろう。
https://www.youtube.com/watch?v=C0vYU7eYL30
百田尚樹・須田慎一郎らは、取り上げる価値もない。
ほんのわずかではあるが、上に紹介したのは右翼系メディアのスターたちである。彼らのコンテンツは、頼んでもいないのに、勝手にYouTubeの先頭に表示されるのである。
私としては、金子勝や青木理。武田砂鉄などを視聴したいのだが、彼らはYouTubeから嫌われているようで、名前を直接、検索窓に入れない限り決して表示されない。
これは、グーグルの検索でも同じことだ。
このようなメディアの洗脳工作が、安倍のような阿呆政権を維持する上で、非常に大切な役割を果たしている。
YouTube・グーグル・フェイスブック・ツイッターなどのSNSは、CIA・NSAと関係していると、スノーデンもアサンジも何度も暴露している。
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/cia-ceb8.html
https://wired.jp/2010/07/30/google%E3%81%A8cia%E3%81%8C%E6%8A%95%E8%B3%87%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E4%B8%96%E7%95%8C%E7%9B%A3%E8%A6%96%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E3%80%8D/
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/49507?page=3
なお、ヤフーは、グーグル以上に体制=自民党べったりで、私のブログが連絡もないまま勝手に削除されることが続いたのでFC2に移転することにした。
ライブドアやはてな、mixiも、自民党の支持機関のようだ。
こうしたメディアによる若者たちの右傾化洗脳工作がなければ、安倍政権など、とっくの昔に吹き飛んでいるのだ。
NHKや読売・産経などの自民党宣伝メディアが体制維持にとって、これほど重要な意味を持っている時代はない。
もちろん、私のような言論も、大半の人々にとって、わざわざ検索しなければ出てこないようなブログでは、ほとんど社会的な意味を持たない。
少しずつ、読者が増えることに期待をかけてはいるが、7万近くあったツイッターのアカウントを、まったく不可解に(5年前のツイートが自殺幇助と決めつけられて)永久凍結とされ、復活させてもらえないことで、私の力は極めて小さくなってしまった。
ネットは、1995年頃から発信しているから、すでに24年、下手な鉄砲数打ちゃ当たると、たくさんの情報を発信するなかで、少しは知名度もあった。
しかし、ツイッターのように反応速度が早くないので、原発事故時などに、有効な発言はできないのが残念だ。
そこで、我々はCIAの作為を受けない、独自の反体制メディアを作らなければならないのだが、そもそも組織とは縁遠い、裏庭メディアの我々では組織力も資金力もなくて、個人力だけが頼りの現状である。
まとまった金を工面する能力もないし、組織力もないので、当分は、このブログで細々と声を上げていくしかないと考えている。
それでも、金に余裕がある人がいたなら、ぜひとも総合的な反体制メディアの確立に協力をお願いしたい。ツイッターのような機能があれば、非常時での情報提供の対応も的確に行えると思う。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-732.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/228.html#c4
魑魅魍魎男はパラノイアの精神異常者だけど
東海アマさんは まともだよ。
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/554.html#c61
東海アマブログ 本当に食えない時代がやってきた…… 2019年05月03日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-731.html
【仙台発】ついに「大人食堂」 食べられなくなった非正規労働者(田中龍作ジャーナル)
http://tanakaryusaku.jp/2019/05/00020062
以下引用
子供が満足に食べられなくなったのは、大人が食べて行けなくなったからだった―
仙台市のユニオンとNPO法人が、今夕、生活に困窮する非正規労働者や失業者たちに無料で食事を提供した。「大人食堂」である。(主催:仙台けやきユニオン/ NPO法人POSSE)
メニューは「チキンもも肉のトマト煮」「もやしのナムル」にご飯と味噌汁。カップラーメンなども提供された。
非正規労働者は2,100万人(総務省2018年調べ)。彼らの平均年収は178万円(国税庁2016年調べ)だ。月収にして15万円未満である。家賃と光熱費を払えば、手元に残るのは良くて5万円位だろう。これでどうやって食べて行けというのか。
主催者によると、これまでの労働相談はパワハラや賃金未払いが中心だった。だが最近は「家賃が払えない」「1日2食しか食べられない」といった生活相談が増えてきた。伝統的な労働相談ではなくなったのだ。
ユニオンがフードバンクと交渉して食料を調達したこともある、という。
主催者は「労働相談と生活相談をセットにしなければならなくなった」と厳しい表情で語った。仕事と住まいと食は三位一体なのである。
3ヵ月ごとに契約更新される非正規労働者の女性(40代)は、「こんなにたくさん食べられるとは思っていなかった。満足」と頬をゆるめた。
田中が知る派遣労働者は100円ショップのおにぎりが、50円になる夕方まで待ち、飢えを凌ぐ。
全国各地に「子ども食堂」ができたように「大人食堂」が各地に登場するのは間違いない。
引用以上
******************************************************************
安倍晋三・麻生太郎政権が登場する前、我々は、普通に働いている人が、まさか本当に食事もできないほどの貧困に襲われる時代が来るとは想像もしていなかった。
しかし、その予感はあった。
戦争を知らない世代である安倍晋三や麻生太郎が、大金持ちが不遇であるとの勝手な思い込みによって、経団連の大金持ちたちのためだけに減税奉仕する政治を始めることが明らかだったからだ。
1987年に、松原照子という予言者が、『宇宙からの大予言−迫り来る今世紀最大の恐怖にそなえよ』という本を出版した。
この本のなかで、彼女は、後の世に(25年後に)安倍という首相が登場し、日本は恐ろしい事態になると明確に予言している。
http://happism.cyzowoman.com/2013/07/post_2814.html
以下引用
「恐怖の男・安倍氏は、男に生まれながら男人形として、日本の名で世界を歩くでしょう。『はい、わかりました』、この言葉をためらわず言える政治家は生き、少しでも躊躇した政治家に、いい役が回ることはありません」
「その人こそ、わが国が『戦争』の言葉を身近に感じる流れを作る人物であり、操り人形です。政治家たちのランクを、国民1人ひとりが見極め、日本の国のために命を捧げられるほどの人間選びをしなければ、草も口にできなくなります」
引用以上
まさに、安倍晋三の登場を預言しているのだ。そして、予言の通りに、日本の民衆は驚くほど貧しくなり、「草を口にする」ことさえ困難になりつつある。
Coco壱番屋の創業者であった宗次徳二氏は、親に捨てられ孤児院で暮らし、引き取られた里親がギャンブル狂で、子供のうちは食べるものもなく、学校に弁当も持参できず、野山の雑草を食べて飢えをしのいでいたといわれる。
https://oitachi-ima.com/jjitugyouka-oitachi/3638/
しかし、宗次氏の子供時代、1950年代は、まだ日本中に人情が満ちていた時代で、貧しい飢えた子供を見かけたなら、みんな放っておくことができない人たちばかりであった。
「助け合う」という価値観を大切にしていた日本の素晴らしい時代で、みんなが貧しかったが、特別に貧しくて飢えているような子供は寄ってたかって助けたものだ。
だが、今は違う……。
自民党機関誌の産経新聞さえ、日本の子供の貧困率は6名に1名と指摘している。
https://www.sankei.com/column/news/150516/clm1505160001-n1.html
今は、我々の子供時代と違って人情社会ではない。弱肉強食、何でも自己責任、弱者はイジメられ、死ねといわれる社会になってしまっている。
安倍晋三や麻生太郎は、まさに、「弱者を殺す」ために登場してきた政治家である。
竹中平蔵らの思想による自民党政治によって格差社会が成立し、年収150万円程度で生活させられる人も普通になってしまった。
実は、小泉政権で竹中平蔵が登場するまで、日本社会では、最低免税ラインというのがあって、年収180万円以下は非課税だったのだ。
小泉政権で何が起きたのかは、当時の赤旗に記録が残っている。
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-07-03/2005070302_01_4.html
松原照子の預言に竹中平蔵はないが、本当は、小泉、安倍や麻生の背後霊は竹中平蔵なのだ。
竹中平蔵は、堂々と「日本は格差社会になる(する)」と語っている。
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-2129.html
そしてグローバリスト、竹中平蔵の意思によって、日本国民は桁違いに貧しくなった。
若者たちは、今や車に興味はないというが、その実態は、購入する100万円級の金を工面できず、また年間最低30万円ともいわれる税金、燃料代、保険代などの維持費を支払う余力のある者がいなくなったのである。
親たちも、年金を削られ、子供を支援するだけの余裕がないのだ。
この十数年、大量に登場してきたシングルマザーたちは、子供を抱えて、年収150万円程度で生活を強いられ、家賃を年間50万円以上支払えば、残りは100万円に満たず、光熱費の残りは月額5万円程度しか残らない。
これを食費にあてるしかないが、母子が食べてゆくに二人で日、千円の食費ならマシな方で、一食あたりの予算は100円台ということになる。
これで、もし子供が病気になったりしたら、たちまち食費が消えることになり、飢えて路傍を彷徨う運命に至る。
私も、長い間、日本社会の末端の変容を見続けてきたが、前世紀末、1990年代は、まだ日本人のライフスタイルは豪奢で、夜の繁華街は大賑わいだった。
当時タクシー運転手で稼いでいた私の月収は、おおむね30〜40万円はあった。
ところが、日本の景気の大転換点がやってきた。それは1997年、山一証券の倒産である。世の中の景気を肌で感じることのできるタクシー運転手は、景気の現実をもっとも敏感に察知することができる。
このときから日本経済と繁華街の姿が激変した。
私の月収は、いきなり10万円もダウンした。金づるといってもいい繁華街から人が消えたのである。
タクシーで流していても、1時間に一人の客も見つからない時代がやってきた。
それから、日本社会は、かつての賑わいを取り戻すことは二度となかった。日本社会は「失われた20年」という長期の経済停滞リセッションを起こすことになった。
極端な不景気現象が起きた原因は、間違いなく3% →5%への消費増税である。
1989年竹下登内閣によって導入され税率3%でスタート。1997年、橋本龍太郎政権時に3%から5%へ引き上げられ、2014年4月から安倍政権によって8%へと17年ぶりに引き上げられたわけだが、引き上げてから二年ほど経ると、日本社会は、激しい消費不況を引き起こしてきた。
理由ははっきりしている。社会経済の原動力である大衆の購買力を削いだからである。
経済というのは、大金持ちの消費が動かしているわけではない。生活費用は、大金持ちでも貧乏人でも、さほどの差はない。大金持ちの余剰金は、消費ではなく投機に向かうのであって、本当の商品循環を支えているのは、最底辺の大衆による生活費の支出なのである。
また経済の波は、「人を見て動く」性質のある大衆の「雰囲気経済力」によって定まるといってもいい。
その経済を本当に支えている土台を、自民党政権は破壊してしまったのだ。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-509.html
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-621.html
最初のうちは、夜の繁華街を謳歌していたサラリーマンたちは、安酒場へとシフトしていった。それは2010年前後までだろう。それから、高級クラブやバー・キャバレー、パチンコ・競馬といった金のかかる娯楽施設に人々は行かなくなり、代わりに身近な喫茶店やコンビニが盛況になった。
ところが2014年以降は、そんな喫茶店や安居酒屋からも人々が消え始めた。コーヒーを飲む金さえも惜しむようになったのである。
自販機の飲料さえ売れなくなった。
高級な酒は売れなくなり、焼酎など安酒の需要が増えた。パチンコ屋やスナックは次々に店を閉め始めた。
2018年になれば、そうした傾向が完全に定着し、なるべく金のかからない観光施設に人々が集まり、巨大遊園地のような金のかかる施設には閑古鳥が鳴いている。
ディズニーランドとか、ユニバーサルとかが繁盛しているような報道が多いが、実態はそうでもない。二線級のレゴランドとか、スペイン村とか、地方の遊戯施設は顕著で、連休でもない限り、本当に悲惨なほどガラガラである
高級なレストランに人は集まらず、大衆食堂が盛況になった。
私が行くようなスーパーマーケットでは、夕方7時頃から値引き安売りが始まるのだが、そんな時間に、値引き品を狙った客たちが争奪戦を演じるようになった。
とりわけ、一食あたりの食費が数百円以下のシングルマザーたちは必死である。また年金暮らしの老人たちも、調理に金がかかるし、後始末も大変なので、値引き弁当に殺到するようになった。
こうした生活状況は、前世紀の感覚からすれば、まったく考えられないほど深刻な貧困化を示しているとしか思えない。
確かに、こんな状況では「子ども食堂」どころではない。「大人食堂」が必要なのだ。
ホームレスではない普通の生活者が、まともに食えない時代になったのである。
「食えない時代」何が起きるのか? というと、これは世界的に相場が定まっている。
戦後、戦争未亡人が劇的に出てきて、食えない子連れの彼女らは、どうやって窮乏を凌いだのか?
私のブログに、その一部が書いてある。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-5.html
若者たちの就職先が消えた。しかし食わねばならない。こんなときに登場してくるのが戦場である。
多くの若者たちが「食うために」兵士になるしかなく、その兵士が行く先は、戦場であるとともに、戦場にも匹敵する恐怖の原発事故現場である。
アメリカの若者たちは、徴兵制度ではなく、自らの意思で、他に仕事がないために軍隊に入り、地獄の中東に向かうのである。
日本の若者たちも、他に仕事がなく、自衛隊に行くか、フクイチ事故現場に行くかということになるだろう。
「食えない」という現実がもたらすものは、「命の値段」の大バーゲンセールなのである。
やがて、私も「大人食堂」のお世話にならねばならなくなる、かもしれないが、こんな山奥には作ってもらえないだろう。
山に入って、キノコや山芋を掘り出す毎日になるのかもしれない。
私は、もう、まともな社会が回復するのは無理なような気がしている。
もしも希望があるとすれば、何度も書いてきたように、自給自足の農業共同体生活が生み出されることくらいだ。
もう一人では生きてゆけない。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-731.html
2005年7月3日(日)「しんぶん赤旗」ボーナスが吹っ飛ぶ悪夢
政府税調(首相の諮問機関)が打ち出した所得増税計画の総額は、定率減税の廃止、各種控除の縮小・廃止で、所得税・住民税を合わせて十二兆円に上ります。
年収五百万円の会社員・四人家族には四十二万円の増税です。ボーナスを夏・冬合計で三カ月分とした場合、税と社会保険料を天引きした手取りは月額二十八万円程度です。
手取り一・五カ月分、または夏か冬のボーナスが吹っ飛ぶ増税です。
■庶民に税負担を転嫁
日本の所得税の課税最低限(その収入以下の世帯には課税しない限度額)は、四人家族で三百二十五万円。主要五カ国で最低です。
アメリカの課税最低限は、「児童税額控除」の適用条件を加味すると四百六十二万円です(日本総研の試算)。アメリカでは年収が四百六十二万円まで非課税なのに、日本では非課税は三百二十五万円までに抑えられています。
今回の増税計画が実行されると、日本の課税最低限は一気に百十四万円、生活保護基準の半分まで下がります。アメリカの四分の一です。
さらに政府税調は、低所得層ほど負担が重く、価格に転嫁できる大企業には実質負担が発生しない消費税を二ケタに増税する方針です。
他方、これまで実施してきた大金持ち・大企業減税は継続します。
小泉・竹中税制「改革」の狙いは、高所得者・大企業から、庶民・中小企業に税負担をごっそり転嫁する税制の大転換にほかなりません。
こうした税制「改革」の姿から連想するのは、イギリス・サッチャー政権の税制「改革」です。
一九七九年から九〇年まで政権を担ったサッチャー首相は、所得税の最高税率を83%から60%、さらに40%へと半分以下に減らし、低所得層向けの軽減措置を廃止しました。
相続税の最高税率も法人税率も大幅に引き下げる一方、消費税の標準税率を8%から一気に15%へと二ケタ化。税負担を富裕層から低所得層に重く転嫁させました。
この結果、縮小傾向だった所得格差が急速に拡大します。失業・倒産が激増し、共同体の崩壊などで犯罪率は記録的に上昇しました。
サッチャーや米レーガン政権の新自由主義のシナリオ通りに悲劇を犯すと同時に、シナリオ通りには実行できずに悲劇が悲劇を呼ぶ。著名な経済学者が日本の「構造改革」をこんなふうに表現し、推理小説の古典(クイーン「Yの悲劇」)になぞらえています。
■サッチャー「人頭税」
すでに日本の所得格差は急拡大し、若者の中でサッチャー時代に匹敵する速さで不平等化が進んでいます。自殺率も失業・倒産も高水準で高止まりしています。こんな状況で庶民に巨額の税負担を転嫁すれば、「悲劇が悲劇を呼ぶ」悪夢のような事態を招くのではないでしょうか。
サッチャー政権は九〇年、成人の頭数に応じて課税する究極の庶民課税である「人頭税」を導入。国民は政党の枠を超えた大規模な反対運動で応え、サッチャーを退陣に追い込み、人頭税を廃止させました。
竹中大臣は人頭税を理想の税制だと公言してきました。生計費には課税しないという考えで設けている諸控除を縮小・廃止し、収入の多少に関係なく一律の税率をくらしと営業に課す消費税を大幅増税する。日本の税制をサッチャーの人頭税に限りなく近づける暴挙です。
イギリスで人頭税を廃止させたように、国民の共同で庶民大増税を中止に追い込もうではありませんか。
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-07-03/2005070302_01_4.html
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/307.html#c14
東海アマブログ 本当に食えない時代がやってきた…… 2019年05月03日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-731.html
【仙台発】ついに「大人食堂」 食べられなくなった非正規労働者(田中龍作ジャーナル)
http://tanakaryusaku.jp/2019/05/00020062
以下引用
子供が満足に食べられなくなったのは、大人が食べて行けなくなったからだった―
仙台市のユニオンとNPO法人が、今夕、生活に困窮する非正規労働者や失業者たちに無料で食事を提供した。「大人食堂」である。(主催:仙台けやきユニオン/ NPO法人POSSE)
メニューは「チキンもも肉のトマト煮」「もやしのナムル」にご飯と味噌汁。カップラーメンなども提供された。
非正規労働者は2,100万人(総務省2018年調べ)。彼らの平均年収は178万円(国税庁2016年調べ)だ。月収にして15万円未満である。家賃と光熱費を払えば、手元に残るのは良くて5万円位だろう。これでどうやって食べて行けというのか。
主催者によると、これまでの労働相談はパワハラや賃金未払いが中心だった。だが最近は「家賃が払えない」「1日2食しか食べられない」といった生活相談が増えてきた。伝統的な労働相談ではなくなったのだ。
ユニオンがフードバンクと交渉して食料を調達したこともある、という。
主催者は「労働相談と生活相談をセットにしなければならなくなった」と厳しい表情で語った。仕事と住まいと食は三位一体なのである。
3ヵ月ごとに契約更新される非正規労働者の女性(40代)は、「こんなにたくさん食べられるとは思っていなかった。満足」と頬をゆるめた。
田中が知る派遣労働者は100円ショップのおにぎりが、50円になる夕方まで待ち、飢えを凌ぐ。
全国各地に「子ども食堂」ができたように「大人食堂」が各地に登場するのは間違いない。
引用以上
******************************************************************
安倍晋三・麻生太郎政権が登場する前、我々は、普通に働いている人が、まさか本当に食事もできないほどの貧困に襲われる時代が来るとは想像もしていなかった。
しかし、その予感はあった。
戦争を知らない世代である安倍晋三や麻生太郎が、大金持ちが不遇であるとの勝手な思い込みによって、経団連の大金持ちたちのためだけに減税奉仕する政治を始めることが明らかだったからだ。
1987年に、松原照子という予言者が、『宇宙からの大予言−迫り来る今世紀最大の恐怖にそなえよ』という本を出版した。
この本のなかで、彼女は、後の世に(25年後に)安倍という首相が登場し、日本は恐ろしい事態になると明確に予言している。
http://happism.cyzowoman.com/2013/07/post_2814.html
以下引用
「恐怖の男・安倍氏は、男に生まれながら男人形として、日本の名で世界を歩くでしょう。『はい、わかりました』、この言葉をためらわず言える政治家は生き、少しでも躊躇した政治家に、いい役が回ることはありません」
「その人こそ、わが国が『戦争』の言葉を身近に感じる流れを作る人物であり、操り人形です。政治家たちのランクを、国民1人ひとりが見極め、日本の国のために命を捧げられるほどの人間選びをしなければ、草も口にできなくなります」
引用以上
まさに、安倍晋三の登場を預言しているのだ。そして、予言の通りに、日本の民衆は驚くほど貧しくなり、「草を口にする」ことさえ困難になりつつある。
Coco壱番屋の創業者であった宗次徳二氏は、親に捨てられ孤児院で暮らし、引き取られた里親がギャンブル狂で、子供のうちは食べるものもなく、学校に弁当も持参できず、野山の雑草を食べて飢えをしのいでいたといわれる。
https://oitachi-ima.com/jjitugyouka-oitachi/3638/
しかし、宗次氏の子供時代、1950年代は、まだ日本中に人情が満ちていた時代で、貧しい飢えた子供を見かけたなら、みんな放っておくことができない人たちばかりであった。
「助け合う」という価値観を大切にしていた日本の素晴らしい時代で、みんなが貧しかったが、特別に貧しくて飢えているような子供は寄ってたかって助けたものだ。
だが、今は違う……。
自民党機関誌の産経新聞さえ、日本の子供の貧困率は6名に1名と指摘している。
https://www.sankei.com/column/news/150516/clm1505160001-n1.html
今は、我々の子供時代と違って人情社会ではない。弱肉強食、何でも自己責任、弱者はイジメられ、死ねといわれる社会になってしまっている。
安倍晋三や麻生太郎は、まさに、「弱者を殺す」ために登場してきた政治家である。
竹中平蔵らの思想による自民党政治によって格差社会が成立し、年収150万円程度で生活させられる人も普通になってしまった。
実は、小泉政権で竹中平蔵が登場するまで、日本社会では、最低免税ラインというのがあって、年収180万円以下は非課税だったのだ。
小泉政権で何が起きたのかは、当時の赤旗に記録が残っている。
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-07-03/2005070302_01_4.html
松原照子の預言に竹中平蔵はないが、本当は、小泉、安倍や麻生の背後霊は竹中平蔵なのだ。
竹中平蔵は、堂々と「日本は格差社会になる(する)」と語っている。
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-2129.html
そしてグローバリスト、竹中平蔵の意思によって、日本国民は桁違いに貧しくなった。
若者たちは、今や車に興味はないというが、その実態は、購入する100万円級の金を工面できず、また年間最低30万円ともいわれる税金、燃料代、保険代などの維持費を支払う余力のある者がいなくなったのである。
親たちも、年金を削られ、子供を支援するだけの余裕がないのだ。
この十数年、大量に登場してきたシングルマザーたちは、子供を抱えて、年収150万円程度で生活を強いられ、家賃を年間50万円以上支払えば、残りは100万円に満たず、光熱費の残りは月額5万円程度しか残らない。
これを食費にあてるしかないが、母子が食べてゆくに二人で日、千円の食費ならマシな方で、一食あたりの予算は100円台ということになる。
これで、もし子供が病気になったりしたら、たちまち食費が消えることになり、飢えて路傍を彷徨う運命に至る。
私も、長い間、日本社会の末端の変容を見続けてきたが、前世紀末、1990年代は、まだ日本人のライフスタイルは豪奢で、夜の繁華街は大賑わいだった。
当時タクシー運転手で稼いでいた私の月収は、おおむね30〜40万円はあった。
ところが、日本の景気の大転換点がやってきた。それは1997年、山一証券の倒産である。世の中の景気を肌で感じることのできるタクシー運転手は、景気の現実をもっとも敏感に察知することができる。
このときから日本経済と繁華街の姿が激変した。
私の月収は、いきなり10万円もダウンした。金づるといってもいい繁華街から人が消えたのである。
タクシーで流していても、1時間に一人の客も見つからない時代がやってきた。
それから、日本社会は、かつての賑わいを取り戻すことは二度となかった。日本社会は「失われた20年」という長期の経済停滞リセッションを起こすことになった。
極端な不景気現象が起きた原因は、間違いなく3% →5%への消費増税である。
1989年竹下登内閣によって導入され税率3%でスタート。1997年、橋本龍太郎政権時に3%から5%へ引き上げられ、2014年4月から安倍政権によって8%へと17年ぶりに引き上げられたわけだが、引き上げてから二年ほど経ると、日本社会は、激しい消費不況を引き起こしてきた。
理由ははっきりしている。社会経済の原動力である大衆の購買力を削いだからである。
経済というのは、大金持ちの消費が動かしているわけではない。生活費用は、大金持ちでも貧乏人でも、さほどの差はない。大金持ちの余剰金は、消費ではなく投機に向かうのであって、本当の商品循環を支えているのは、最底辺の大衆による生活費の支出なのである。
また経済の波は、「人を見て動く」性質のある大衆の「雰囲気経済力」によって定まるといってもいい。
その経済を本当に支えている土台を、自民党政権は破壊してしまったのだ。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-509.html
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-621.html
最初のうちは、夜の繁華街を謳歌していたサラリーマンたちは、安酒場へとシフトしていった。それは2010年前後までだろう。それから、高級クラブやバー・キャバレー、パチンコ・競馬といった金のかかる娯楽施設に人々は行かなくなり、代わりに身近な喫茶店やコンビニが盛況になった。
ところが2014年以降は、そんな喫茶店や安居酒屋からも人々が消え始めた。コーヒーを飲む金さえも惜しむようになったのである。
自販機の飲料さえ売れなくなった。
高級な酒は売れなくなり、焼酎など安酒の需要が増えた。パチンコ屋やスナックは次々に店を閉め始めた。
2018年になれば、そうした傾向が完全に定着し、なるべく金のかからない観光施設に人々が集まり、巨大遊園地のような金のかかる施設には閑古鳥が鳴いている。
ディズニーランドとか、ユニバーサルとかが繁盛しているような報道が多いが、実態はそうでもない。二線級のレゴランドとか、スペイン村とか、地方の遊戯施設は顕著で、連休でもない限り、本当に悲惨なほどガラガラである
高級なレストランに人は集まらず、大衆食堂が盛況になった。
私が行くようなスーパーマーケットでは、夕方7時頃から値引き安売りが始まるのだが、そんな時間に、値引き品を狙った客たちが争奪戦を演じるようになった。
とりわけ、一食あたりの食費が数百円以下のシングルマザーたちは必死である。また年金暮らしの老人たちも、調理に金がかかるし、後始末も大変なので、値引き弁当に殺到するようになった。
こうした生活状況は、前世紀の感覚からすれば、まったく考えられないほど深刻な貧困化を示しているとしか思えない。
確かに、こんな状況では「子ども食堂」どころではない。「大人食堂」が必要なのだ。
ホームレスではない普通の生活者が、まともに食えない時代になったのである。
「食えない時代」何が起きるのか? というと、これは世界的に相場が定まっている。
戦後、戦争未亡人が劇的に出てきて、食えない子連れの彼女らは、どうやって窮乏を凌いだのか?
私のブログに、その一部が書いてある。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-5.html
若者たちの就職先が消えた。しかし食わねばならない。こんなときに登場してくるのが戦場である。
多くの若者たちが「食うために」兵士になるしかなく、その兵士が行く先は、戦場であるとともに、戦場にも匹敵する恐怖の原発事故現場である。
アメリカの若者たちは、徴兵制度ではなく、自らの意思で、他に仕事がないために軍隊に入り、地獄の中東に向かうのである。
日本の若者たちも、他に仕事がなく、自衛隊に行くか、フクイチ事故現場に行くかということになるだろう。
「食えない」という現実がもたらすものは、「命の値段」の大バーゲンセールなのである。
やがて、私も「大人食堂」のお世話にならねばならなくなる、かもしれないが、こんな山奥には作ってもらえないだろう。
山に入って、キノコや山芋を掘り出す毎日になるのかもしれない。
私は、もう、まともな社会が回復するのは無理なような気がしている。
もしも希望があるとすれば、何度も書いてきたように、自給自足の農業共同体生活が生み出されることくらいだ。
もう一人では生きてゆけない。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-731.html
2005年7月3日(日)「しんぶん赤旗」ボーナスが吹っ飛ぶ悪夢
政府税調(首相の諮問機関)が打ち出した所得増税計画の総額は、定率減税の廃止、各種控除の縮小・廃止で、所得税・住民税を合わせて十二兆円に上ります。
年収五百万円の会社員・四人家族には四十二万円の増税です。ボーナスを夏・冬合計で三カ月分とした場合、税と社会保険料を天引きした手取りは月額二十八万円程度です。
手取り一・五カ月分、または夏か冬のボーナスが吹っ飛ぶ増税です。
■庶民に税負担を転嫁
日本の所得税の課税最低限(その収入以下の世帯には課税しない限度額)は、四人家族で三百二十五万円。主要五カ国で最低です。
アメリカの課税最低限は、「児童税額控除」の適用条件を加味すると四百六十二万円です(日本総研の試算)。アメリカでは年収が四百六十二万円まで非課税なのに、日本では非課税は三百二十五万円までに抑えられています。
今回の増税計画が実行されると、日本の課税最低限は一気に百十四万円、生活保護基準の半分まで下がります。アメリカの四分の一です。
さらに政府税調は、低所得層ほど負担が重く、価格に転嫁できる大企業には実質負担が発生しない消費税を二ケタに増税する方針です。
他方、これまで実施してきた大金持ち・大企業減税は継続します。
小泉・竹中税制「改革」の狙いは、高所得者・大企業から、庶民・中小企業に税負担をごっそり転嫁する税制の大転換にほかなりません。
こうした税制「改革」の姿から連想するのは、イギリス・サッチャー政権の税制「改革」です。
一九七九年から九〇年まで政権を担ったサッチャー首相は、所得税の最高税率を83%から60%、さらに40%へと半分以下に減らし、低所得層向けの軽減措置を廃止しました。
相続税の最高税率も法人税率も大幅に引き下げる一方、消費税の標準税率を8%から一気に15%へと二ケタ化。税負担を富裕層から低所得層に重く転嫁させました。
この結果、縮小傾向だった所得格差が急速に拡大します。失業・倒産が激増し、共同体の崩壊などで犯罪率は記録的に上昇しました。
サッチャーや米レーガン政権の新自由主義のシナリオ通りに悲劇を犯すと同時に、シナリオ通りには実行できずに悲劇が悲劇を呼ぶ。著名な経済学者が日本の「構造改革」をこんなふうに表現し、推理小説の古典(クイーン「Yの悲劇」)になぞらえています。
■サッチャー「人頭税」
すでに日本の所得格差は急拡大し、若者の中でサッチャー時代に匹敵する速さで不平等化が進んでいます。自殺率も失業・倒産も高水準で高止まりしています。こんな状況で庶民に巨額の税負担を転嫁すれば、「悲劇が悲劇を呼ぶ」悪夢のような事態を招くのではないでしょうか。
サッチャー政権は九〇年、成人の頭数に応じて課税する究極の庶民課税である「人頭税」を導入。国民は政党の枠を超えた大規模な反対運動で応え、サッチャーを退陣に追い込み、人頭税を廃止させました。
竹中大臣は人頭税を理想の税制だと公言してきました。生計費には課税しないという考えで設けている諸控除を縮小・廃止し、収入の多少に関係なく一律の税率をくらしと営業に課す消費税を大幅増税する。日本の税制をサッチャーの人頭税に限りなく近づける暴挙です。
イギリスで人頭税を廃止させたように、国民の共同で庶民大増税を中止に追い込もうではありませんか。
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-07-03/2005070302_01_4.html
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/301.html#c92
東海アマブログ 本当に食えない時代がやってきた…… 2019年05月03日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-731.html
【仙台発】ついに「大人食堂」 食べられなくなった非正規労働者(田中龍作ジャーナル)
http://tanakaryusaku.jp/2019/05/00020062
以下引用
子供が満足に食べられなくなったのは、大人が食べて行けなくなったからだった―
仙台市のユニオンとNPO法人が、今夕、生活に困窮する非正規労働者や失業者たちに無料で食事を提供した。「大人食堂」である。(主催:仙台けやきユニオン/ NPO法人POSSE)
メニューは「チキンもも肉のトマト煮」「もやしのナムル」にご飯と味噌汁。カップラーメンなども提供された。
非正規労働者は2,100万人(総務省2018年調べ)。彼らの平均年収は178万円(国税庁2016年調べ)だ。月収にして15万円未満である。家賃と光熱費を払えば、手元に残るのは良くて5万円位だろう。これでどうやって食べて行けというのか。
主催者によると、これまでの労働相談はパワハラや賃金未払いが中心だった。だが最近は「家賃が払えない」「1日2食しか食べられない」といった生活相談が増えてきた。伝統的な労働相談ではなくなったのだ。
ユニオンがフードバンクと交渉して食料を調達したこともある、という。
主催者は「労働相談と生活相談をセットにしなければならなくなった」と厳しい表情で語った。仕事と住まいと食は三位一体なのである。
3ヵ月ごとに契約更新される非正規労働者の女性(40代)は、「こんなにたくさん食べられるとは思っていなかった。満足」と頬をゆるめた。
田中が知る派遣労働者は100円ショップのおにぎりが、50円になる夕方まで待ち、飢えを凌ぐ。
全国各地に「子ども食堂」ができたように「大人食堂」が各地に登場するのは間違いない。
引用以上
******************************************************************
安倍晋三・麻生太郎政権が登場する前、我々は、普通に働いている人が、まさか本当に食事もできないほどの貧困に襲われる時代が来るとは想像もしていなかった。
しかし、その予感はあった。
戦争を知らない世代である安倍晋三や麻生太郎が、大金持ちが不遇であるとの勝手な思い込みによって、経団連の大金持ちたちのためだけに減税奉仕する政治を始めることが明らかだったからだ。
1987年に、松原照子という予言者が、『宇宙からの大予言−迫り来る今世紀最大の恐怖にそなえよ』という本を出版した。
この本のなかで、彼女は、後の世に(25年後に)安倍という首相が登場し、日本は恐ろしい事態になると明確に予言している。
http://happism.cyzowoman.com/2013/07/post_2814.html
以下引用
「恐怖の男・安倍氏は、男に生まれながら男人形として、日本の名で世界を歩くでしょう。『はい、わかりました』、この言葉をためらわず言える政治家は生き、少しでも躊躇した政治家に、いい役が回ることはありません」
「その人こそ、わが国が『戦争』の言葉を身近に感じる流れを作る人物であり、操り人形です。政治家たちのランクを、国民1人ひとりが見極め、日本の国のために命を捧げられるほどの人間選びをしなければ、草も口にできなくなります」
引用以上
まさに、安倍晋三の登場を預言しているのだ。そして、予言の通りに、日本の民衆は驚くほど貧しくなり、「草を口にする」ことさえ困難になりつつある。
Coco壱番屋の創業者であった宗次徳二氏は、親に捨てられ孤児院で暮らし、引き取られた里親がギャンブル狂で、子供のうちは食べるものもなく、学校に弁当も持参できず、野山の雑草を食べて飢えをしのいでいたといわれる。
https://oitachi-ima.com/jjitugyouka-oitachi/3638/
しかし、宗次氏の子供時代、1950年代は、まだ日本中に人情が満ちていた時代で、貧しい飢えた子供を見かけたなら、みんな放っておくことができない人たちばかりであった。
「助け合う」という価値観を大切にしていた日本の素晴らしい時代で、みんなが貧しかったが、特別に貧しくて飢えているような子供は寄ってたかって助けたものだ。
だが、今は違う……。
自民党機関誌の産経新聞さえ、日本の子供の貧困率は6名に1名と指摘している。
https://www.sankei.com/column/news/150516/clm1505160001-n1.html
今は、我々の子供時代と違って人情社会ではない。弱肉強食、何でも自己責任、弱者はイジメられ、死ねといわれる社会になってしまっている。
安倍晋三や麻生太郎は、まさに、「弱者を殺す」ために登場してきた政治家である。
竹中平蔵らの思想による自民党政治によって格差社会が成立し、年収150万円程度で生活させられる人も普通になってしまった。
実は、小泉政権で竹中平蔵が登場するまで、日本社会では、最低免税ラインというのがあって、年収180万円以下は非課税だったのだ。
小泉政権で何が起きたのかは、当時の赤旗に記録が残っている。
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-07-03/2005070302_01_4.html
松原照子の預言に竹中平蔵はないが、本当は、小泉、安倍や麻生の背後霊は竹中平蔵なのだ。
竹中平蔵は、堂々と「日本は格差社会になる(する)」と語っている。
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-2129.html
そしてグローバリスト、竹中平蔵の意思によって、日本国民は桁違いに貧しくなった。
若者たちは、今や車に興味はないというが、その実態は、購入する100万円級の金を工面できず、また年間最低30万円ともいわれる税金、燃料代、保険代などの維持費を支払う余力のある者がいなくなったのである。
親たちも、年金を削られ、子供を支援するだけの余裕がないのだ。
この十数年、大量に登場してきたシングルマザーたちは、子供を抱えて、年収150万円程度で生活を強いられ、家賃を年間50万円以上支払えば、残りは100万円に満たず、光熱費の残りは月額5万円程度しか残らない。
これを食費にあてるしかないが、母子が食べてゆくに二人で日、千円の食費ならマシな方で、一食あたりの予算は100円台ということになる。
これで、もし子供が病気になったりしたら、たちまち食費が消えることになり、飢えて路傍を彷徨う運命に至る。
私も、長い間、日本社会の末端の変容を見続けてきたが、前世紀末、1990年代は、まだ日本人のライフスタイルは豪奢で、夜の繁華街は大賑わいだった。
当時タクシー運転手で稼いでいた私の月収は、おおむね30〜40万円はあった。
ところが、日本の景気の大転換点がやってきた。それは1997年、山一証券の倒産である。世の中の景気を肌で感じることのできるタクシー運転手は、景気の現実をもっとも敏感に察知することができる。
このときから日本経済と繁華街の姿が激変した。
私の月収は、いきなり10万円もダウンした。金づるといってもいい繁華街から人が消えたのである。
タクシーで流していても、1時間に一人の客も見つからない時代がやってきた。
それから、日本社会は、かつての賑わいを取り戻すことは二度となかった。日本社会は「失われた20年」という長期の経済停滞リセッションを起こすことになった。
極端な不景気現象が起きた原因は、間違いなく3% →5%への消費増税である。
1989年竹下登内閣によって導入され税率3%でスタート。1997年、橋本龍太郎政権時に3%から5%へ引き上げられ、2014年4月から安倍政権によって8%へと17年ぶりに引き上げられたわけだが、引き上げてから二年ほど経ると、日本社会は、激しい消費不況を引き起こしてきた。
理由ははっきりしている。社会経済の原動力である大衆の購買力を削いだからである。
経済というのは、大金持ちの消費が動かしているわけではない。生活費用は、大金持ちでも貧乏人でも、さほどの差はない。大金持ちの余剰金は、消費ではなく投機に向かうのであって、本当の商品循環を支えているのは、最底辺の大衆による生活費の支出なのである。
また経済の波は、「人を見て動く」性質のある大衆の「雰囲気経済力」によって定まるといってもいい。
その経済を本当に支えている土台を、自民党政権は破壊してしまったのだ。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-509.html
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-621.html
最初のうちは、夜の繁華街を謳歌していたサラリーマンたちは、安酒場へとシフトしていった。それは2010年前後までだろう。それから、高級クラブやバー・キャバレー、パチンコ・競馬といった金のかかる娯楽施設に人々は行かなくなり、代わりに身近な喫茶店やコンビニが盛況になった。
ところが2014年以降は、そんな喫茶店や安居酒屋からも人々が消え始めた。コーヒーを飲む金さえも惜しむようになったのである。
自販機の飲料さえ売れなくなった。
高級な酒は売れなくなり、焼酎など安酒の需要が増えた。パチンコ屋やスナックは次々に店を閉め始めた。
2018年になれば、そうした傾向が完全に定着し、なるべく金のかからない観光施設に人々が集まり、巨大遊園地のような金のかかる施設には閑古鳥が鳴いている。
ディズニーランドとか、ユニバーサルとかが繁盛しているような報道が多いが、実態はそうでもない。二線級のレゴランドとか、スペイン村とか、地方の遊戯施設は顕著で、連休でもない限り、本当に悲惨なほどガラガラである
高級なレストランに人は集まらず、大衆食堂が盛況になった。
私が行くようなスーパーマーケットでは、夕方7時頃から値引き安売りが始まるのだが、そんな時間に、値引き品を狙った客たちが争奪戦を演じるようになった。
とりわけ、一食あたりの食費が数百円以下のシングルマザーたちは必死である。また年金暮らしの老人たちも、調理に金がかかるし、後始末も大変なので、値引き弁当に殺到するようになった。
こうした生活状況は、前世紀の感覚からすれば、まったく考えられないほど深刻な貧困化を示しているとしか思えない。
確かに、こんな状況では「子ども食堂」どころではない。「大人食堂」が必要なのだ。
ホームレスではない普通の生活者が、まともに食えない時代になったのである。
「食えない時代」何が起きるのか? というと、これは世界的に相場が定まっている。
戦後、戦争未亡人が劇的に出てきて、食えない子連れの彼女らは、どうやって窮乏を凌いだのか?
私のブログに、その一部が書いてある。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-5.html
若者たちの就職先が消えた。しかし食わねばならない。こんなときに登場してくるのが戦場である。
多くの若者たちが「食うために」兵士になるしかなく、その兵士が行く先は、戦場であるとともに、戦場にも匹敵する恐怖の原発事故現場である。
アメリカの若者たちは、徴兵制度ではなく、自らの意思で、他に仕事がないために軍隊に入り、地獄の中東に向かうのである。
日本の若者たちも、他に仕事がなく、自衛隊に行くか、フクイチ事故現場に行くかということになるだろう。
「食えない」という現実がもたらすものは、「命の値段」の大バーゲンセールなのである。
やがて、私も「大人食堂」のお世話にならねばならなくなる、かもしれないが、こんな山奥には作ってもらえないだろう。
山に入って、キノコや山芋を掘り出す毎日になるのかもしれない。
私は、もう、まともな社会が回復するのは無理なような気がしている。
もしも希望があるとすれば、何度も書いてきたように、自給自足の農業共同体生活が生み出されることくらいだ。
もう一人では生きてゆけない。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-731.html
2005年7月3日(日)「しんぶん赤旗」ボーナスが吹っ飛ぶ悪夢
政府税調(首相の諮問機関)が打ち出した所得増税計画の総額は、定率減税の廃止、各種控除の縮小・廃止で、所得税・住民税を合わせて十二兆円に上ります。
年収五百万円の会社員・四人家族には四十二万円の増税です。ボーナスを夏・冬合計で三カ月分とした場合、税と社会保険料を天引きした手取りは月額二十八万円程度です。
手取り一・五カ月分、または夏か冬のボーナスが吹っ飛ぶ増税です。
■庶民に税負担を転嫁
日本の所得税の課税最低限(その収入以下の世帯には課税しない限度額)は、四人家族で三百二十五万円。主要五カ国で最低です。
アメリカの課税最低限は、「児童税額控除」の適用条件を加味すると四百六十二万円です(日本総研の試算)。アメリカでは年収が四百六十二万円まで非課税なのに、日本では非課税は三百二十五万円までに抑えられています。
今回の増税計画が実行されると、日本の課税最低限は一気に百十四万円、生活保護基準の半分まで下がります。アメリカの四分の一です。
さらに政府税調は、低所得層ほど負担が重く、価格に転嫁できる大企業には実質負担が発生しない消費税を二ケタに増税する方針です。
他方、これまで実施してきた大金持ち・大企業減税は継続します。
小泉・竹中税制「改革」の狙いは、高所得者・大企業から、庶民・中小企業に税負担をごっそり転嫁する税制の大転換にほかなりません。
こうした税制「改革」の姿から連想するのは、イギリス・サッチャー政権の税制「改革」です。
一九七九年から九〇年まで政権を担ったサッチャー首相は、所得税の最高税率を83%から60%、さらに40%へと半分以下に減らし、低所得層向けの軽減措置を廃止しました。
相続税の最高税率も法人税率も大幅に引き下げる一方、消費税の標準税率を8%から一気に15%へと二ケタ化。税負担を富裕層から低所得層に重く転嫁させました。
この結果、縮小傾向だった所得格差が急速に拡大します。失業・倒産が激増し、共同体の崩壊などで犯罪率は記録的に上昇しました。
サッチャーや米レーガン政権の新自由主義のシナリオ通りに悲劇を犯すと同時に、シナリオ通りには実行できずに悲劇が悲劇を呼ぶ。著名な経済学者が日本の「構造改革」をこんなふうに表現し、推理小説の古典(クイーン「Yの悲劇」)になぞらえています。
■サッチャー「人頭税」
すでに日本の所得格差は急拡大し、若者の中でサッチャー時代に匹敵する速さで不平等化が進んでいます。自殺率も失業・倒産も高水準で高止まりしています。こんな状況で庶民に巨額の税負担を転嫁すれば、「悲劇が悲劇を呼ぶ」悪夢のような事態を招くのではないでしょうか。
サッチャー政権は九〇年、成人の頭数に応じて課税する究極の庶民課税である「人頭税」を導入。国民は政党の枠を超えた大規模な反対運動で応え、サッチャーを退陣に追い込み、人頭税を廃止させました。
竹中大臣は人頭税を理想の税制だと公言してきました。生計費には課税しないという考えで設けている諸控除を縮小・廃止し、収入の多少に関係なく一律の税率をくらしと営業に課す消費税を大幅増税する。日本の税制をサッチャーの人頭税に限りなく近づける暴挙です。
イギリスで人頭税を廃止させたように、国民の共同で庶民大増税を中止に追い込もうではありませんか。
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-07-03/2005070302_01_4.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/115.html#c4
小室さん母子をよく知るA子さんの告白
「私が知っている小室さん母子は、世間で思われているような、お金に汚い人ではありません。そうした実像を知ってもらいたくて、お話しすることにしました」(A子さん)
『週刊文春』(2019.5.16号)
という衝撃的な告白と共にはじまる『週刊文春』(2019.5.16号)の記事「小室圭さん母の「告白」」はなかなかのインパクトです。
小室圭さんの母・佳代さんとえば、「金の亡者の権化」であり、近隣住民らによる証言のみならず、元婚約者との間に起きた400万円の金銭トラブルなどからもそれは自明であったはずです。なにせ、ご本人が元婚約者に送った『10万円ヘルプしてください』『携帯電話代を8万円お願いします』『生活が苦しい。振り込みをお願いします』といった異様な文面のメールがそれを雄弁に物語っています。
いったいA子さんは何者で、文春編集部に何を語ったのでしょうか?
A子さんと空白の五年間
今回、『週刊文春』のインタビューに答えた、小室さん母子をよく知る人物・A子さんとはどのような人物か?
記事によれば、A子さんは、16年ほど前、通っていた神奈川県内のとある絵画教室で小室母子と出会ったそうです。佳代さんは、毎週一度圭さんを送ってきては、終わるまでの数時間、教室の片隅でおしゃべりに興じていたとのこと。
A子さんが小室佳代さんと交流していた時期は、佳代さんの夫の死の直後あたりから数年間に及ぶとのことで、ちょうど元婚約者X氏と交際するまでの空白期間に当たります。
この空白期間を埋めることは小室母子の人物像を解明するのみならず、「小室問題」の収束そのものに寄与するでしょう。
ファッションにこだわる佳代さんと、夫の死
それではA子さんの証言を具体的に見ていきましょう。まずは当時の小室母子の様子について。
「圭さんはとにかく大人しくて、いつも教室の隅のテーブルで、ひとり黙々と絵を描いていました。マッシュルームカットで、お坊ちゃんという雰囲気。一方、付き添いで来ていた佳代さんはよく喋る人でした。髪はソバージュで体格も良く、ブーツにパンツをインするような、ファッションへのこだわりも感じました」
同上
ファッションにこだわりがあろうことは、あの歳でボディラインがはっきりでる服を着たり、サングラスをかけたりしていることからも薄々感じることができます。
そんな佳代さんは、夫・敏勝さんと息子・圭さんについて次のように。
「この子、父親を亡くしているんです。だから、息子のパパを探さなければならないの。息子が、夕方になると『パパが欲しい』と泣くんです。黄昏病なの……」
しかし、夫を亡くした理由については決して語ろうとはしなかったという。
同上
当ブログがコンタクトをとっている小室邸と同じマンション住民の方も、敏勝さんの死因については佳代さんから「不慮の死」とだけ聞いていて、それが自殺であったことは後に噂で聞いただけだったと話していました。
おそらく小室佳代さんにとって、夫の死因は頑な隠しておきたいことなのでしょう。
関連記事小室母子の「真実」の姿 マンション住民が告白 評判、自殺、眞子さま…
2019年4月28日
彫金師の愛人
また、夫・敏勝さんが自殺してすぐさま「パパ活」していたようです。
佳代さんは、複数の「パパ候補」となる男性と会っていると打ち明けていた。
「一人は60歳近い男性で、個人でアクセサリーを作っている人なの」
同上
ところで、この「個人でアクセサリーを作っている人」とは、夫・敏勝さんが亡くなられて半年もしないうちに同性をはじめた彫金師の方のことです。
また、彫金師の男性に「性欲」があるのか、絵画教室の先生に質問していたとのこと…。
当時50代半ばの絵画教室の先生にはこんな質問をする一幕もあった。
「その人、私の手を握ってきたんですけど、そのくらいの年代の男性でも性欲ってあるんですか」
同上
…
いろいろ想像すると気分が悪くなる…。
初心な佳代さん
また、実は佳代さんは恋愛について初心かつ純粋だとの印象があるそうです。。
「(老人の性欲について質問したことを受けて)佳代さんは恋愛については純粋で、男性の欲望に無知なのかなと思って、印象に残っています。
『私は女子校出身で異性に慣れていないから、変に意識しすぎる』と言っていたこともあった」(A子さん)
同上
といって性的な観点からは男性は苦手だと「自己申告」していた模様。そういえば元婚約者の方も、400万円ぶんどられながら一回も性的交渉ができなかったそうですしね…。
しかし初心と自己申告しつつ、「パパ候補」は複数名。「お金に汚い人ではありません」という割には、何故か相手はお金持ちばかりの様子。
佳代さんの話に出てくるのは、お金持ちが多かった。
「『4億男』がいるの。資産4億円を持っていることが武器なんだけど。ある時、彼とホテルのレストランで食事をしていたら、『じつはこのあと、上に部屋を取ってあるんだ』と言われて嫌だったわ」(佳代さん)
同上
「4億男」…。(絶句)
しかも、
この男性を圭さんも「4億男」と呼んでいたという。
同上
親子そろって一体何なんでしょうか…。
おぼっちゃまが好き
ただし四億男は佳代さんの好みではなかったようです。というのも、どうやら成金的お金持ちではなくて、素性のよいおぼっちゃまがお好きだった模様。
「私、はっきり言ってボン(おぼっちゃま)が好きなのよ」と語る佳代さんだったが、
「彼女は“お金目当て”というわけではなかった。あくまで、いい環境で育った芸術家肌の洗練された人がいいというニュアンスが強かった気がします。事実、“4億男”と本格的に付き合うこともなかったそうですから」(A子さん)
同上
この母親の習性は息子にも確実に受け継がれているでしょう。
というか「本格的に付き合うこともなかった」ということは、「非本格的に付き合った」ということでしょうか? いろいろとツッコみどころが…(笑)
そういえば、当サイトがインタビューしていた同マンションの住民の方が、佳代さんは服装が派手だったし他にも愛人がいたに決まっている的な発言をしていました。これはまさに正解だったのでしょう。
本命は元彫金師? 夫への愛!
このように多くの「パパ候補」がいながら、その本命は例の彫金師の男だったようです。
そして、前述の「アクセサリーを作っている人」のことを熱心に語っていた。
「もう60歳くらいで、彼が働けなくなったら、私が養わなければならないの」
同上
そしてA子さんは、この彫金師の男性を紹介されたそうです。
「佳代さんに『宝石を扱っている人』として、近所に住む彫金師の男性を紹介されました。後になって、この男性とは数年間、同居していたと聞かされました」
同上
以上の会話の流れからすると、同棲解消後も交際関係は続いていたようです。
このように彫金師が実は本命なのかと思いきや、亡き夫への愛も語るそうです。
一方で、亡くなった夫への愛情を感じる場面もあったという。
「私は霊感があるわけではないけど、あるとき旦那の霊が来て、ハグしてくれたのよね」(佳代さん)
同上
ともかく恋多き女性であることは間違いないでしょう。
芸術への関心。資金も豊富。ヌードモデルも
そして芸術に関心が高い佳代さんという側面も。
芸術やアートにも強い関心を示していた佳代さん。
「絵画教室の先生の作品を、即金で買おうとしていたのを見たことがあって驚きました。恐らく10万円以上はする作品でした。また、よく『今日は何を食べて帰ろうか』と圭さんと外食の相談をしていて、結構余裕があるのだなと思いました」(A子さん)
「『自分のお店を出したい』と言っていて、ショップカードも作っていた。“Rosso”という店名が筆記体で書かれていた記憶があります。手作りのコサージュ(花飾り)を1個2万円で売るのだと聞いたこともある。またドイツに留学したい、とも。料理やお菓子作りの勉強がしたい様子でした」(A子さん)
同上
葉山にアンティークがギャラリーを開こうとしていたというのは事実なのでしょうね。というか、この小室家の資金はどこから? と思うと恐ろしいものが…。
さらに芸術好きは暴走して…。
芸術への関心が高じたのか、こんなことを言い出したこともあったという。
「(デッサンの)ヌードモデルをやってみようと思うの」
同上
……。
佳代さんのヌード…。
そういえば故・野村沙知代さんの写真集なんてのもありましたが、それと同じ扱いでしょうか?
想像するだけで恐ろしい…。怖いもの見たさはありますが(苦笑)
まとめ
以上をまとめれば次のようになるでしょう。
小室佳代さんはファッションにこだわりのある人だった。
自称、初心。
愛人候補が複数名おり、総資産四億円の「四億男」もいた(その後の生死は不明)。しかし単なる金持ちではなく、生まれの良いぼっちゃんが好みだった。
そのなかでも同棲していた彫金師の男性は別格の扱いを受けていた。
芸術に関心が高く、高額な絵画を購入していた。資金面で余裕があった。
ヌードモデルになろうとしていた。
やはり衝撃なのは「ヌードモデル」でしょうか…(笑)しかし「この親ありて、小室圭あり」と思わずにはいられませんね。眞子さまを狙ったのも佳代さんの影響があるでしょう。
最後にA子さんは次のように言います。
「佳代さんはサバサバした、話していて楽しい人でした。きちんと説明されれば、お金目当てのような方ではないと皆さんに伝わるはず。この記事が佳代さんの目に留まり、そう思ってもらえたらいいなと思います。ぜひ借金問題をきちんと説明してほしい」
同上
とフォローしつつ、パパ候補は金持ちばかりだったんですよね!? もしやA子さんも佳代さんに篭絡されているのではないか? そんなふうに思いました…。
https://rondan.net/21956
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/291.html#c24
魑魅魍魎男は受け売りしかしない無責任アホ。
東海アマブログ
Author:tokaiama
ツイッターのアカウントは、原発運転による健康被害をとりあげた途端に永久凍結されました
私も含めて、たくさんの反原発派が、福島第一原発の放射能がもたらした凄まじい被害を連日連夜糾弾しているにもかかわらず、ネットの検索機能さえ押さえられ、ツイッターから追放され、我々の主張は、ネットのごく一部にしか届いていない。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-708.html
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/554.html#c68
東海アマブログ
Author:tokaiama
ツイッターのアカウントは、原発運転による健康被害をとりあげた途端に永久凍結されました
私も含めて、たくさんの反原発派が、福島第一原発の放射能がもたらした凄まじい被害を連日連夜糾弾しているにもかかわらず、ネットの検索機能さえ押さえられ、ツイッターから追放され、我々の主張は、ネットのごく一部にしか届いていない。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-708.html
http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/603.html#c254
歴代天皇のいわゆる「万世一系」について、真に問わなければならない問題とは何か?
それは、「万世一系」の定義とか、それは事実かどうか、といったことではなく、なぜ天皇は「万世一系」ということになっていなければならないのか、そもそもなぜそんなものが必要だったのか、という問題だと私は考えている。
「万世一系」の天皇を戴く大和民族の一員であることにしか自尊感情の源泉を見いだせないある種の人々(「特定日本人」とでも呼ぶべきか?w)は、幾多の王朝が興亡を繰り返した中国と比較することで自国の優位性を言いたがる。
なので、ここでも中国との比較を通してこの問題を考えてみることにしよう。
■ 疑問1
前回の記事では、武烈―継体間の王統断絶を取り上げた。ここで、日本書紀は、前王朝最後の王武烈を、悪逆非道の暴君として描き出している。
武烈2年: 妊婦の腹を割いて胎児を見た。
武烈3年: 人の生爪を抜き、その手で芋を掘らせた。
武烈4年: 人の頭髪を抜き、木の頂に登らせ、その木を切り倒して、
登らせた者が落ちて死ぬのを楽しんだ。
武烈5年: 人を池の水を流す樋に伏せ入らせ、外に流れ出てきたところを
三叉の矛で刺し殺して楽しんだ。
武烈7年: 人を木に登らせておき、弓で射落として笑った。
武烈8年: 女を裸にして板の上に据え、馬を引いてきて交尾させた。
そして女の性器が濡れていれば殺し、濡れていなければ官婢とした。
これとよく似た例が、中国の史書にも見られる。有名なのは殷に亡ぼされた夏王朝最後の王「桀」、そして周に亡ぼされた殷王朝最後の王「紂」に関する暴虐記事だろう。
『史記』夏本紀34:
桀、徳に務めずして百姓を武傷す。百姓堪えず。
『史記』殷本紀29-30:
(紂は)酒を好み淫を楽しみ、婦人を嬖(へい)す。
妲己(だっき)を愛し、妲己の言に是れ従ふ。
…
賦税(ふぜい)を厚くして以て鹿台(ろくだい)の銭を実たし、而して鉅橋(きょきょう)の粟(あわ)を盈(み)つ。
…
(人々を)大いに最(あつ)め沙丘に楽戯す。
酒を以て池と為し、肉を懸けて林と為し、男女をして裸(ら)し其の間に相ひ逐(お)はしめ、長夜の飲を為す。
武烈紀の暴虐記事は、これら中国の先例に倣ったものと思われる。
こうした記事の内容が本当だったのかどうか、それは分からない。しかし、確実に言えるのは、前王朝に取って代わった新権力者にとって、先王の暴虐を宣伝するのは、自らの権力奪取の正当性を主張する上で大変役に立つ、ということだ。
殷の湯王や周の武王と、継体はよく似た立場にいたといえる。ではなぜ、湯王や武王が堂々と新王朝の樹立を宣言したのに対して、継体はあたかも穏当に武烈の後を継いだかのように振舞ったのだろうか?
別の言い方をすれば、継体から始まる新王朝の正史である日本書紀は、なぜ継体を自王朝の始祖として描かず、神武以来の王朝がそのまま継続したかのように描いているのだろうか?
■ 疑問2
武王が樹立した周王朝は、その後しだいに衰退し、やがて形式的な権威を担うだけの有名無実の存在となっていった。鎌倉時代以降、実質的権力を失い、衰退していった京都朝廷とよく似ている。
両者の違いは、周王朝が数百年続いた後、最終的に秦に滅ぼされたのに対して、京都朝廷は曲がりなりにも近代に至るまで存続したことだ。
何がこの両者の運命を分けたのだろうか?
■ 答え
周王朝を廃した秦の始皇帝は、泰山で「封禅の儀」を行い、天と地を祭って、中国全土を統治する皇帝としての自らの権威を誇示した。
この例が示すように、古来中国には「天」の思想がある。そもそも王や皇帝とは、天の命令(天命)を受けて、「天子」として天下を統治するものなのだ。
だから、皇帝が徳を失い、天子にふさわしい存在でなくなれば、他の者が代わって天命を受け、新たな天子となることができる。桀のように、「徳に務めず」民を虐待するような権力者は、倒されても仕方がないとされるのだ。
これが、天命が革(あらたま)ること、すなわち「革命」である。
一方の日本はどうだろうか。
日本には、権力の正当性を主張するための基準となる、このような普遍的原理がない。記紀神話を通して見ても、地上の権力者にその権力の正統性を与える根拠は、天照大神が自らの孫ニニギに対して言ったという言葉、
葦原の千五百秋(ちいほあき)の瑞穂の国は、是(これ)、吾が子孫の王たるべき地なり。爾(いまし)皇孫、就(い)でまして治(しら)せ。行矣(さきくませ)。宝祚(あまのひつぎ)の隆(さか)えまさむこと、当(まさ)に天壌(あめつち)と窮(きはま)り無けむ。
―いわゆる「天壌無窮の神勅」(日本書紀 神代下 第九段)―しかない。
ちなみにこの「神勅」、いかに荘重な漢文調で飾って見せたところで、中身を見れば、自分の子孫だけが可愛いという身内びいきの塊みたいなものであって、そこには普遍性のカケラもない。
このように、権力の正統性を支える普遍的原理がなく、頼れる権威が天照の子孫とされる一族の血筋だけとなれば、どうしても天皇には(内実はどうあれ)「万世一系」でいてもらわなければならないことになる。
この国で新興の実力者が権力の頂点に立つには、継体のように王朝内での順当な継承を偽装するか、そうでなければ天皇から権力の行使を委託される(例えば「征夷大将軍」として)という形式を取るしかなかった。だから、天皇家はいくら落ちぶれても、とりあえず権威を示すそれらしい儀式を行える程度の状態で存続を許された、というよりむしろ、存続させられてきたのである。
結論。天皇が「万世一系」ということになっているのは、日本には権力の正統性を支える基盤としての普遍的原理がなく、権威として頼れるものが神の子孫だという天皇家の血筋しかなかったからである。
※本記事中に引用した日本書紀の読み下し文は、坂本太郎・家永三郎・井上光貞・大野晋校注 『日本書紀(一)』(岩波文庫 1994年)による。
http://vergil.hateblo.jp/entry/20130602/1370174878
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/547.html#c196
天皇といえば、枕詞のようについてくる形容が「万世一系」。
ある種の人々にとって、天皇家が「万世一系」であることは、何物にも代えがたい至上の価値であり、日本という国を、他国より優れた特別な存在にするものであるらしい。
…バカじゃなかろうか。
当たり前だが、親から生まれて来なかった人間はいない。
皇族であろうがなかろうが、また日本人であろうがなかろうが、人間である以上、誰でも親、その親と辿っていけば、必ず悠久の過去の人類発祥までたどり着く。途中一世代どころか一瞬でも断絶があれば、その人間はいま生きてはいない。人間であれば誰でも、現生人類の誕生以来約25万年と言われる歴史の中を、連綿と命を受け継いで来たのだ。その中で、高々2千年程前のある男が祖先だと称する一族だけが「万世一系」で尊いなどということがあるわけがない。そんなものを崇め奉るのは愚の骨頂である。
「万世一系」など下らぬ妄想。
以上、終わり。
…ということにしてもいいのだが、せっかくなのでもう少しこれに関連する言説を見てみることにする。
一口に「万世一系」と言っても、その考え方は一つではないようだ。中でもとりわけバカバカしいのはこれあたりだろうか。
平沼赳夫オフィシャルホームページ:(強調部は引用者による)
…
つまり、男系継承とは「男性天皇が血統の出発点であること」を意味し、反対に女系継承とは「女性から始まる継承」をいう。愛子内親王が天皇となり、その配偶者が皇族でないかぎり、その子が天皇になると「女系継承」が始まるのである。
「万世一系」というと本家の血筋が永遠に続くことと誤解する人がいるが、それでは「真の一系」にはならないのだ。時には分家からも継承者が現れ、男系で継承が維持されていくことが「万世一系」の本質的意味である。
飛鳥より遥かに時代をさかのぼった第16代仁徳天皇の男系血筋は、約80年後の武烈天皇(25)で血統が途絶えたため、家系をさかのぼって分家の男系子孫を見つけだし、継体天皇(26)が誕生したという例もある。
では次にこの男系継承を遺伝子学的に見てみよう。
人間の男性の染色体はXYであるのに対して、女性のそれはXXであり、それぞれ46対ある。男女が結婚して男の子ができた場合、母の23対のX染色体と父の23対のY染色体をもらう。女の子の場合は、母の23対の×染色体と父の23対のX染色体をもらう。よって男系の子孫にのみにオリジナルのY染色体が引き継がれ、女系の子孫には引き継がれない。女系では「皇統」が護持されないのである。(参考図参照)
つまり、皇位が男系継承で引き継がれていく限り、男性天皇には間違いなく初代神武天皇のY因子が継承されるのに対し、女性天皇ではY因子の保持は約束されないのである。
男系継承を護持することは、神武天皇だけでなく、更に遡って二二ギノミコトのオリジナルのY因子を継承することにもなり、このY因子こそ「皇位継承」の必要要件であり「万世一系」の本当の意昧なのである。
…
平沼によると、「万世一系」の本質とは、天皇家の父から息子へと受け継がれていくY染色体上の遺伝子のことなのだそうだ。代々の天皇(天皇にはなれなかった傍系の男も含む)の肉体は、単なる遺伝子を運搬するための器に過ぎず、息子に「Y因子」を受渡してしまえばもう用済みなのである。もちろん、個々の天皇の人格などどうでもいいわけだ。なんだか、利己的遺伝子仮説の出来の悪い焼き直しみたいな話だ。
これほど歴代天皇を侮辱した言説もないのではなかろうか。
ついでに指摘しておくと、古事記に名前が出てくる各地の豪族のうち、88%は「皇系」、つまり何代目かの天皇の子孫ということになっている。平沼の言うように「Y因子」さえ受け継いでいればいいのなら、男系で続いてさえいれば、そうした豪族たちの誰がどんな手段で天皇になっても構わないことになる。とんだ「万世一系」もあったものだ。
より穏当というか、一般的な説は、日本では歴史の初めから王朝の交代がなく、同じ王統がずっと続いているから「万世一系」だ、というものだ。
しかし、こちらの説も極めて怪しい。
例えば、平沼も言及している武烈(25代)から継体(26代)への代替わりなど、まず王朝交代と見て間違いない。
武烈には子がなく、次の天皇となった継体は、古事記によれば応神天皇(15代)の五世の孫、日本書紀によれば六世の孫、とされている。確かに一応過去の天皇の子孫ということになってはいるが、これほど世代の隔絶した継承は異常だ。それは、以下の系譜と比べてみれば分かる。
桓武天皇
|
葛原親王1
|
高見王2
|
平高望3
|
平良持4
|
平将門5
平将門は桓武天皇の五世の孫。継体が天皇になったというのは、平将門が天皇になったのと同じようなものなのだ。
しかも、三国(現在の福井県坂井郡付近)の出身とされている継体の、応神以来の系譜は、古事記にも日本書紀にも書かれていない。(日本書紀は父の名のみ記載。)
これは記紀の編者が、それらを知らなかったためではなく、それらを書くことが必ずしも名誉とならない、そういう事情を配慮したからではないであろうか。なぜなら、それらの人名は、北志賀(滋賀県)や三国(福井県)の諸豪族にとって、同僚や時として下僚に当る人物として熟知されていた人名だったであろうから。
このように考えてみると、継体即位の問題性、さらに不法性、それを疑うことは困難なのではなかろうか。
という古田武彦氏の推測(『古代は輝いていた』2)は妥当なものと思われる。実際、応神―継体間の系譜は、鎌倉末期に書かれた日本書紀の注釈書「釈日本紀」に、今では失われた「上宮記」という史書からの引用という形で記載されている。上宮記は7世紀頃に成立したと考えられており、古事記・日本書紀より古い。当然、記紀の編者が知らなかったはずはないのだ。
要するに、武烈死後の混乱に乗じて、出自もはっきりしない、しかし武力や経済力は十分に備えた地方の大豪族が大和に進出してきて次の天皇となったのだ。「万世一系」説に毒されていない常識では、これを王朝交代と呼ぶ。
http://vergil.hateblo.jp/entry/20130505/1367721385
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/547.html#c197
ロッテアライ リゾート近くの安い温泉宿泊施設として使っていた人も多いと思う友楽里館が閉館
友楽里館閉館のお知らせ
日頃より『矢代ふれあいの里 友楽里館』をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。
友楽里館は1998年12月の開業より、20年余に渡り多くのお客様にご愛顧いただいてまいりましたが、諸般の事情により2019年5月15日(水)午後8時をもちまして閉館することとなりました。
急なお知らせとなりました事をお詫び申し上げると共に、皆様の温かいご支援の中、これまで営業してこられましたことを心から厚くお礼申し上げます。
2019年4月1日
矢代ふれあいの里 友楽里館
館長
http://yurarikan.net/%e5%8f%8b%e6%a5%bd%e9%87%8c%e9%a4%a8%e9%96%89%e9%a4%a8%e3%81%ae%e3%81%8a%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9b/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/935.html#c22
ロッテアライ リゾート近くの安い温泉宿泊施設として使っていた人も多いと思う友楽里館が閉館
友楽里館閉館のお知らせ
日頃より『矢代ふれあいの里 友楽里館』をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。
友楽里館は1998年12月の開業より、20年余に渡り多くのお客様にご愛顧いただいてまいりましたが、諸般の事情により2019年5月15日(水)午後8時をもちまして閉館することとなりました。
急なお知らせとなりました事をお詫び申し上げると共に、皆様の温かいご支援の中、これまで営業してこられましたことを心から厚くお礼申し上げます。
2019年4月1日
矢代ふれあいの里 友楽里館
館長
http://yurarikan.net/%e5%8f%8b%e6%a5%bd%e9%87%8c%e9%a4%a8%e9%96%89%e9%a4%a8%e3%81%ae%e3%81%8a%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9b/
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/190.html#c87
日本の資本市場において、日銀の存在感が大きくなっています。現在は東証1部の時価総額の6%超を保有していると見られ、最大の株主である年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)を上回る計算になります。(『らぽーる・マガジン』)
日経平均の実態は1万3,000円?業績が悪い企業も株価は下がらず
年金を追い抜いて日本株の筆頭株主に
日本の資本市場において、日銀の存在感が大きくなってきています。
「デフレからの脱却」という旗の下、物価目標2%達成に縛られた日銀は、株価を押し上げることで物価を上昇させることを目的に、金融緩和政策の一環として、国債買い入れに加え、世界でも例を見ないETF直接購入に踏み切りました。
とにかく景気の下支えを最優先に、なんとしても株価を押し上げたいという思いで、日本市場場中で株価が下落したら、後場に日銀によるETF買い出動が繰り返されてきました。
投資家も、前場株価急落となれば、後場での日銀の買いを期待して、あえて逆張りで買う動きが見られました。「日銀プレー」と呼ばれるものです。
日銀は2015年からETF買い付け額を増やし、いまや年間6兆円ものETFを買っています。現在の年間6兆円ペースでの買い取りは2016年8月からで、2015年は年間3兆円でした。
日経新聞の記事によれば、日銀の保有残高(時価ベース)は3月末時点で28兆円強となり、東証1部の時価総額の4.7%に相当、さらに、日銀が同じペースで買い続けると仮定すると、20年11月末には約40兆円に増えます。
現在6%超を保有すると見られ、最大の株主である年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)を上回る計算になります。
日銀が上場企業の5割で大株主
ETFは東京証券取引所に上場している銘柄で構成されていますので、ETFを購入することで、それぞれの構成銘柄(企業)の株主になることになり、この結果、日銀が上場企業の5割で大株主となることになります。
日経新聞記事によれば、日銀が筆頭株主になっている企業上位10社は
1.日東電工(実質保有比率15.3%)
2.ファナック(同12.7%)
3.オムロン(同12.5%)
4.日本ハム(同12.2%)
5.宝HD(同11.7%)
6.東海カーボン(同11.0%)
7.安川電機(同10.3%)
8.サッポロHD(同8.0%)
9.ユニチカ(同6.7%)
10.京王電鉄(同6.3%)
いずれも今年3月末時点の時価ベースですが、これ以外にも上位10位以内の株主(「大株主」と呼ばれます)基準では3月末時点で、上場企業の49.7%と半数で日銀が大株主となっています。
日銀に歪められた株式市場
通常、赤字経営とかキャッシュフローが悪いとか、悪材料の銘柄は買わないというのが「普通」の株式投資ですが、日銀の場合、個別銘柄選択ではなくETFを購入しているので、ETF構成銘柄であれば、赤字だろうが何だろうが関係なく購入することになります。
それゆえ、通常の「悪い企業は株価が下がる」という現象が起こりづらくなっているのが、正常な株式市場という観点からは「異常」と言えます。
日経新聞は、東証1部では過去10年間で5回以上赤字を計上した企業は計54社にのぼり、新日本科学など赤字の回数が8回に達した企業も存在することを指摘しています。
イメージとしてはETFは東証一部の企業を、ごそっとざるですくう感じと思ってください。すくったものを、購入者が細かく選別しているわけではないということです。
ただ単に、株価指数が上がればよいという感じですかね。これが後々、日本市場にとっては「怖い」ことになりそうだと思っています。
海外投資家が売れば日銀が買い支える
2018年、海外投資家は5兆7,488億円売り越しています。これに対して日銀は6兆5,040億円買い越しています。銀行や生保、個人も売っていますが、それを買い戻しているのはおそらく年金(給与所得者の将来の厚生年金等)だと思われます。
2017年は個人が5兆7,934億円と大きく売り越しているのに対し、日銀が5兆9,033億円買い越しています。
どう見ても、株価を下支えするために、誰であれ市場で売られた分を日銀が買い戻すことで、株価をなんとか維持させているという構図となっているようです。
いまの日本市場における数字は、実は実勢価ではなく、実体をともなわない虚構ではないかとも言いたくなりますね。
日経平均の実態は1万3,000円ぐらい?
現在日経平均株価が2万1,000円台をつけていますが、いろんな説があり実際の数字は分かりませんが、日銀や年金が買い支えなければ1万2,000〜1万3,000円ぐらいではないかという意見もあるようです。
もちろん1万2,000〜1万3,000円という数字は極端なのかもしれませんし、海外投資家が日本市場を買い支えているところもあり、日銀要素がどれだけいまの株価に反映しているのかはわからない部分も多く、株価への影響は限定的という意見もあります。
ただ、日銀がETF買いをやめるというアナウンスが出れば、投資家心理に大きな影響を及ぼすことは確かで、そのときの株価状況や経済状況では、大きく株価が下落することも考えられるのではないでしょうか。
このまま日銀が永遠にETFを買い続けることができるとは到底思えず、もし日銀がETF購入をやめたとしたら、日本の株価は一体どうなるのでしょうかね。
いま投資家の間で流行っている、前場急落の後場買いという「日銀プレー」はどうなるのでしょう。
今後株価が下がれば大変なことに…
株安局面に転じて日銀の自己資本が毀損する事態になれば、通貨の信認も揺らぎかねない…。
日銀の雨宮正佳副総裁は3月に国会で「日経平均株価が1万8,000円程度を下回ると保有ETFの時価が簿価を下回る」との試算を示したそうです。
日経平均株価1万8,000円以下、いまが2万2,000円強ですから、あと4,000円強の幅、これを余裕と見るのか危険と見るのか…。
いずれにしても、将来の景気後退局面などで含み損が発生する可能性はゼロではありません。
満期を迎えると償還する国債や社債と違い、ETFには満期がありません。
残高を減らすために、もし市場に売却するなら、株価の下落を招かないように長い時間をかけて慎重に売却していくのでしょうか。それともそのまま「塩漬け」にしておくのでしょうか。
企業に新株を発行させ、日銀は証券会社経由で企業に発行数の株を引き渡す、企業は資金調達ができない、単に株数を増やすだけになる…。
これならマーケットの日銀保有株が流出しない、マーケット下落には繋がらないというスキームを聞いたことがありますが、果たしてどうなのでしょうね…。
1992年2月 テレビ朝日
出演: 大島渚 野坂昭如 西部邁 安部譲二 他
4代目会津小鉄会会長 高山登久太郎
「うちの若いもんとしてはね、だいたい同和関係が70%ですわ」
3年前の韓流ブームの時は、中国から旅行者が押し寄せていた
画像引用:韓国に押し寄せる格安中国人団体旅行の実態 : 経済 : hankyoreh japanhttp://japan.hani.co.kr/arti/economy/23777.html
韓国旅行する中国人が減少
韓国観光公社によると韓流ブームの頃は年800万人だった中国人旅行者は、最近400万人台で推移している。
およそ半分に減少したのだが、きっかけは韓国がサード配備を決めた制裁だった。
中国政府は韓流タレントのテレビ出演禁止や大手(国営)旅行会社の韓国ツアー禁止、韓国航空便の削減などを行った。
同時に自動車や家電やスマホなどあらゆる韓国製品が制裁されたが、それらの大半は1年ほどで解除された。
制裁解除で急増すると思われた中国人旅行者は韓国に戻って来ず、避けるように他の国や国内旅行をしている。
中国でも改革開放から40年が経ち、ようやく国内の宿泊施設などが整備され国内旅行できるようになった。
人口が10倍なのに今も中国のホテル数は日本より少ないが、中国人がどこで寝泊まりしているのかは分からない。
中国人が韓国を避けているのは政府の方針ばかりではなく、韓国そのものに避けられる理由が存在した。
有名な「ぼったくりツアー」がそれで、偽ブランド品を売りつけたり、わざと高い料金を取ったりしている。
それだけなら日本人旅行者も同じだが、中国の旅行会社は韓国の観光業と結託し、様々な罠を仕掛けている。
中国人観光客を乗せたバスは必ず土産物屋の前に止まり、客が買うように仕向ける。
日本人の場合と対応が違うのは、中国人を乗せたバスは買い物をするまで発車しない。
ツアーガイドが「全員が土産物を買うまで発車しない」と宣言する事すらあったという。
あくまでも他虐主義の国
中国の旧正月のアンケートでは、行きたい国のトップはタイで2位は日本だが、韓国は15位以内に入らなかった。
在韓中国大使館は2019年4月に、韓国旅行の危険性をうったえる警告を発している。
中国から韓国への超低価格ツアーで、土産物屋が強引に商品を買わせる理由などが解説されている。
韓国の旅行会社は中国の旅行社から中国人旅行者を一人100元で「購入」し、ホテルやバスの手配を行う。
ホテルやバスやガイドにかかる費用が人数X100元(約1700円)を超えると赤字になってしまう。
20人が乗っているバスで3万4000円がホテル代とガイド報酬とバスの運行代だからかなり厳しい。
韓国は主従関係が厳しいので、最も弱い立場のツアーガイドにしわ寄せが行き、赤字の場合はガイドの人件費が支払われない。
するとツアーガイドは土産物屋から受け取るリベートで自分の給料を確保するしかなく、「全員が買うまで発車しないぞ」と客を脅すことになる。
日本人向けツアーは格安でももっと高い料金を取っている筈なので、ここまでする事は少ない。
制裁が解除されても中国人旅行者が戻ってこないのは自業自得なのだが、それでも韓国人は自分たちに非があったとは考えていない。
「中国人は偏狭だ」などあくまでも悪いのは相手側で、自分たちは正しいという主張を続けている。
ぼったくり商法を辞めない限り、中国人旅行者は戻ってこないでしょう。
http://www.thutmosev.com/archives/79754514.html
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/334.html#c301
世紀の捏造? ”ガス室はなかった” は本当か?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/346.html
ドイツとロシアにはさまれた国々において、ヒトラーとスターリンは 1933年〜1945年に1400万人を殺害した
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/344.html
アフター・ヒトラー - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=%E3%82%A2%E3%83%95%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%92%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC&sp=mAEB
http://www.asyura2.com/18/warb22/msg/650.html#c1
ドイツが負けたら、今度はロシア・東欧の人間がドイツ人を絶滅させるのは当然だ。
しかし、流石にそこまではやらなかった。
http://www.asyura2.com/18/warb22/msg/650.html#c3
たまたま死んだのではなく計画的に殺したのがわかっている。
最少の食料で働けるだけ働かせて、働けなくなったら餓死する様に緻密に計算してやっていたのだから、いずれ全員が餓死する事になる。 たまたま運が悪かった訳ではない。
ユダヤ人とスラブ人は全員餓死させる計画だった:
ナチスドイツのユダヤ人絶滅政策は、経済学と一体不可分であった。一体どれほどのユダヤ人を労働力として活用し、1日に与える食事量はどの程度で、平均してどのぐらいの期間働かせたのち餓死させ、最終的にいついつまでに何人殺すのか……
このような狂気の経済学を日夜考え、そろばんをはじき、実践するために各省庁に協力を仰ぎ……ドイツ人の官僚的気質がこれ以上上等に発揮された機会はなかった。
飢餓実験はいわば、このようないわば「虐殺の経済学」とも呼べるものの産物だった。
慢性的な食糧不良に苦しむドイツで、何百万、ともすれば一千万以上にも及んだソビエト兵捕虜やユダヤ人、障害者、ジプシー、同性愛者に与える食糧はなかった。与えるとしたら、元を取るために働かせるためだった。
ナチ親衛隊上層部とドイツ医師会は結託し、下等人種や民族の宿敵たちを、無駄なく効率よく餓死させる方法を考えあい、実験を繰り返した。
いかにすれば、働かせながら餓死させることができるだろうか。どのくらいのカロリーを与えれば良いのだろう。どのような食事のメニューにすれば良いのだろう。どのような栄養素を継続的に断ち、代わりに何を摂取させれば良いのだろうか。
ナチの飢餓実験が、実を結んだ結論は、囚人に決してタンパク質を与えないことだった。代わりにジャガイモやパンなど、少量の炭水化物を摂取させる。このようにしてゆっくりと確実に餓死させることができるのだ。これは一見食糧を与えているようにも見えるため、諸外国からの批判を交わすためにも有効な方法だった。
知的障害者に対する飢餓実験
ミュンヘン、ハール州立精神病院内のエグルフイング施設にかつて「T4作戦」の実行地があった。「T4作戦」はナチの歪んだ優生学に基づく、身体障害者・精神障害者・発達障害児童の抹殺作戦である。これは39年のポーランド侵攻以前からドイツ国内で水面下で実行されていた。エグルフイングの施設長、ヘルマン・プファンミュラー博士は、ナチ・イデオロギーが掲げる「価値のない命」の概念を強く信じており、T4作戦にも当初から参加していた。
彼は「無駄飯ぐらい」(特に小児)を殺す方法として特殊な飢餓セラピーとでもいうような方法を研究していた。
1939年に心理学の学生がエグルフイングの施設内に見学実習に来た。プファンミューラーはその際学生を小児病棟へ案内した。その時に学生が目にしたものとは・・
“
15〜25人の1歳〜5歳までの子供が寝かされていた。プファンミューラーはこの病棟で特に詳しく自分の考えを明らかにした。次のように要約される彼の説明は驚くほど率直でかなり強く記憶に残っている。彼曰く、『こいつら(子供たち)はナチ党員の私にとって民族のお荷物だ。殺す(殺るという言い方もした)にしても毒や注射は使わない。外国の新聞や赤十字のお偉方にまた非難されるだけだ。方法は皆さんがわかるようにはるかに簡単で自然なのだ』こう言いながら彼は施設の常勤と思われる看護婦に一人の子供をベッドから引き出させ、死んだウサギでも見せるように皆に見せて、専門家ぶった冷笑を浮かべながら『これはあと2、3日はもつだろう』というようなことを言った。太ったニヤニヤ顔、肉付きのよい手に捕まえられてひいひい泣く骨と皮の子供、周りにうじゃうじゃいる飢えた子どもたち、その光景は目に焼きついている。プファンミュラーは食物の供給を急に止めるのではなく、徐々に減らすと説明していた。
”
エグルフイングにはいわゆる「飢餓病棟」が2つあった。1943年1月から終戦までの約2年3ヶ月の間、患者に肉や脂肪を与えることは禁止された。
被収容者は野菜、ジャガイモ、1日辺り一切れのパンしか与えられなかった。これはプファンミュラーがかつて在職していたカウフボイレン施設で’効き目’が確認された食べ物で、胃を満たすが、次第次第に目的に導く。脂肪分を与えないと彼らはほっておいても死亡する。これはプファンミュラーによる工夫で、多くの施設で効果が証明されているとされている。
彼の飢餓病棟では子供、大人約444人が飢餓に追い込まれ、餓死させられた。戦後、米軍に逮捕された後、裁判で彼は「安楽死作戦は合法だった。昔からあった考え方(障害者を殺すこと)だった」というようなことを述べたという。彼は6年間収監されたがその後はなんなく出所し、75歳まで生きた。
ソビエト兵捕虜に対する飢餓実験
1941年の秋、ハンブルク大学の講師ハインリヒ・ベルニング博士は、軍衛生局総監督部より「水腫病の医学研究」を委託された。実験の材料に使われるのはソ連兵捕虜で、そのための専門施設がハンブルク=ヴァンツベックに設置された。
ベルニングによれば、飢餓水腫が発生するためには、かなり長期にわたって1日のたんぱく質摂取量が、30gを下回るようにせねばならない、とされた。ベルニングは本物の飢餓水腫を実験によって作り出し、それを観察し、飢えた人間が長い段階を経て体重が減少して行き、すぐに疲れやすくなり、性欲がなくなり、頭痛を覚え、めまいがするようになるさまを記録していた。
また、彼は捕虜の下腹部が膨張する様子を観察している。寒さや労働が水腫を強めた。
ベルニングは餓死した捕虜の胃や腸の形態変化を観察して記録。彼は戦後も偉大な博士として活躍、ナチ時代の実験を裁かれることはなかった。
なぜこんなことが起こったか
ナチ占領地が拡大すると同時に、彼らは大量の劣等人種を獲得した。未曽有の総力戦により、ドイツ人は兵士も銃後も含めて、皆命がけの戦争を戦い、窮乏を耐え忍んでいた。占領地ではお互いの全存在を抹消し尽すほどの殺戮と憎悪の応酬が続いていた。
そんな時世の中、「民族の宿敵」や「足手まとい」が、安全圏で食糧を与えられ、何もせずに安穏と暮らす、なんことを決して許さない人々がいた。それがナチの医学界や、上層部、とりわけハインリヒ・ヒムラーであった。
大量の実験サンプルが入手でき、彼らを一箇所にまとめて閉じ込めることができる今、戦争の勝利のために人体実験を行うのは、ナチ上層部にとっては「当然のこと」であった。
そして、人体実験は激しい人種偏見の賜物であった。ユダヤ人やスラブ人、ジプシーは人間とはみなされなかった。ジプシーを実験材料にすることを拒否する科学者はいたが、それは「人間」と比較することが難しい、という理由だった。
世紀の捏造? ”ガス室はなかった” は本当か?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/346.html
ドイツとロシアにはさまれた国々において、ヒトラーとスターリンは 1933年〜1945年に1400万人を殺害した
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/344.html
アフター・ヒトラー - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=%E3%82%A2%E3%83%95%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%92%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC&sp=mAEB
ドイツ政府はユダヤ人だけでなく、ポーランド人、チェコ人、ハンガリー人、ロシア人、ウクライナ人をすべて強制労働+餓死 させて、代わりにドイツ人移民を送り込む計画だった。
ドイツが負けたら、今度はロシア・東欧の人間がドイツ人を絶滅させるのは当然だ。
しかし、流石にそこまではやらなかった。
強制労働所のユダヤ人は たまたま死んだのではなく計画的に殺されたのがわかっている。
最少の食料で働けるだけ働かせて、働けなくなったら餓死する様に緻密に計算してやっていたのだから、いずれ全員が餓死する事になる。 たまたま運が悪かった訳ではない。
ユダヤ人とスラブ人は全員餓死させる計画だった:
ナチスドイツのユダヤ人絶滅政策は、経済学と一体不可分であった。一体どれほどのユダヤ人を労働力として活用し、1日に与える食事量はどの程度で、平均してどのぐらいの期間働かせたのち餓死させ、最終的にいついつまでに何人殺すのか……
このような狂気の経済学を日夜考え、そろばんをはじき、実践するために各省庁に協力を仰ぎ……ドイツ人の官僚的気質がこれ以上上等に発揮された機会はなかった。
飢餓実験はいわば、このようないわば「虐殺の経済学」とも呼べるものの産物だった。
慢性的な食糧不良に苦しむドイツで、何百万、ともすれば一千万以上にも及んだソビエト兵捕虜やユダヤ人、障害者、ジプシー、同性愛者に与える食糧はなかった。与えるとしたら、元を取るために働かせるためだった。
ナチ親衛隊上層部とドイツ医師会は結託し、下等人種や民族の宿敵たちを、無駄なく効率よく餓死させる方法を考えあい、実験を繰り返した。
いかにすれば、働かせながら餓死させることができるだろうか。どのくらいのカロリーを与えれば良いのだろう。どのような食事のメニューにすれば良いのだろう。どのような栄養素を継続的に断ち、代わりに何を摂取させれば良いのだろうか。
ナチの飢餓実験が、実を結んだ結論は、囚人に決してタンパク質を与えないことだった。代わりにジャガイモやパンなど、少量の炭水化物を摂取させる。このようにしてゆっくりと確実に餓死させることができるのだ。これは一見食糧を与えているようにも見えるため、諸外国からの批判を交わすためにも有効な方法だった。
知的障害者に対する飢餓実験
ミュンヘン、ハール州立精神病院内のエグルフイング施設にかつて「T4作戦」の実行地があった。「T4作戦」はナチの歪んだ優生学に基づく、身体障害者・精神障害者・発達障害児童の抹殺作戦である。これは39年のポーランド侵攻以前からドイツ国内で水面下で実行されていた。エグルフイングの施設長、ヘルマン・プファンミュラー博士は、ナチ・イデオロギーが掲げる「価値のない命」の概念を強く信じており、T4作戦にも当初から参加していた。
彼は「無駄飯ぐらい」(特に小児)を殺す方法として特殊な飢餓セラピーとでもいうような方法を研究していた。
1939年に心理学の学生がエグルフイングの施設内に見学実習に来た。プファンミューラーはその際学生を小児病棟へ案内した。その時に学生が目にしたものとは・・
“
15〜25人の1歳〜5歳までの子供が寝かされていた。プファンミューラーはこの病棟で特に詳しく自分の考えを明らかにした。次のように要約される彼の説明は驚くほど率直でかなり強く記憶に残っている。彼曰く、『こいつら(子供たち)はナチ党員の私にとって民族のお荷物だ。殺す(殺るという言い方もした)にしても毒や注射は使わない。外国の新聞や赤十字のお偉方にまた非難されるだけだ。方法は皆さんがわかるようにはるかに簡単で自然なのだ』こう言いながら彼は施設の常勤と思われる看護婦に一人の子供をベッドから引き出させ、死んだウサギでも見せるように皆に見せて、専門家ぶった冷笑を浮かべながら『これはあと2、3日はもつだろう』というようなことを言った。太ったニヤニヤ顔、肉付きのよい手に捕まえられてひいひい泣く骨と皮の子供、周りにうじゃうじゃいる飢えた子どもたち、その光景は目に焼きついている。プファンミュラーは食物の供給を急に止めるのではなく、徐々に減らすと説明していた。
”
エグルフイングにはいわゆる「飢餓病棟」が2つあった。1943年1月から終戦までの約2年3ヶ月の間、患者に肉や脂肪を与えることは禁止された。
被収容者は野菜、ジャガイモ、1日辺り一切れのパンしか与えられなかった。これはプファンミュラーがかつて在職していたカウフボイレン施設で’効き目’が確認された食べ物で、胃を満たすが、次第次第に目的に導く。脂肪分を与えないと彼らはほっておいても死亡する。これはプファンミュラーによる工夫で、多くの施設で効果が証明されているとされている。
彼の飢餓病棟では子供、大人約444人が飢餓に追い込まれ、餓死させられた。戦後、米軍に逮捕された後、裁判で彼は「安楽死作戦は合法だった。昔からあった考え方(障害者を殺すこと)だった」というようなことを述べたという。彼は6年間収監されたがその後はなんなく出所し、75歳まで生きた。
ソビエト兵捕虜に対する飢餓実験
1941年の秋、ハンブルク大学の講師ハインリヒ・ベルニング博士は、軍衛生局総監督部より「水腫病の医学研究」を委託された。実験の材料に使われるのはソ連兵捕虜で、そのための専門施設がハンブルク=ヴァンツベックに設置された。
ベルニングによれば、飢餓水腫が発生するためには、かなり長期にわたって1日のたんぱく質摂取量が、30gを下回るようにせねばならない、とされた。ベルニングは本物の飢餓水腫を実験によって作り出し、それを観察し、飢えた人間が長い段階を経て体重が減少して行き、すぐに疲れやすくなり、性欲がなくなり、頭痛を覚え、めまいがするようになるさまを記録していた。
また、彼は捕虜の下腹部が膨張する様子を観察している。寒さや労働が水腫を強めた。
ベルニングは餓死した捕虜の胃や腸の形態変化を観察して記録。彼は戦後も偉大な博士として活躍、ナチ時代の実験を裁かれることはなかった。
なぜこんなことが起こったか
ナチ占領地が拡大すると同時に、彼らは大量の劣等人種を獲得した。未曽有の総力戦により、ドイツ人は兵士も銃後も含めて、皆命がけの戦争を戦い、窮乏を耐え忍んでいた。占領地ではお互いの全存在を抹消し尽すほどの殺戮と憎悪の応酬が続いていた。
そんな時世の中、「民族の宿敵」や「足手まとい」が、安全圏で食糧を与えられ、何もせずに安穏と暮らす、なんことを決して許さない人々がいた。それがナチの医学界や、上層部、とりわけハインリヒ・ヒムラーであった。
大量の実験サンプルが入手でき、彼らを一箇所にまとめて閉じ込めることができる今、戦争の勝利のために人体実験を行うのは、ナチ上層部にとっては「当然のこと」であった。
そして、人体実験は激しい人種偏見の賜物であった。ユダヤ人やスラブ人、ジプシーは人間とはみなされなかった。ジプシーを実験材料にすることを拒否する科学者はいたが、それは「人間」と比較することが難しい、という理由だった。
リビアを2011年2月に攻撃した際、アル・カイダ系武装集団のLIFGが攻撃側の手先として使われていた。同年10月にムアンマル・アル・カダフィは倒され、カダフィ自身は惨殺されるのだが、その際にアメリカ/NATOとLIFGの関係を隠しきれなくなってしまう。
カダフィ政権はイラクのサダム・フセイン政権と同じようにアル・カイダ系の集団を厳しく取り締まり、1998年3月にはICPO(国際刑事警察機構)を通じてオサマ・ビン・ラディンを国際手配している。これをアメリカやイギリスの情報機関は無視した。ケニアとタンザニアのアメリカ大使館が爆破されたのはその5カ月後だ。
LIFGはその少し前、イギリスの対外情報機関MI6によって編成される。そのメンバーはCIAがアフガニスタンで傭兵として使っていた戦闘員が中心だ。LIFGがアル・カイダへ正式加盟したのは2007年だとされているが、これは形式的な話に過ぎない。
この武装集団は1996年にカダフィ暗殺を試みて失敗している。カダフィ政権がオサマ・ビン・ラディンを国際手配したのはこの事件が原因である。MI5(イギリスの治安機関)の元オフィサー、デイビッド・シャイラーによると、この暗殺の黒幕はMI6だった。
LIFGがアル・カイダ系だということが広く知られるようになるのはカダフィ体制が倒されてから。反カダフィ派の拠点だったベンガジの裁判所の建物にアル・カイダの旗が掲げられ、その映像が世界に伝えられたことが大きいだろう。
アメリカ/NATOはリビアで戦っていた戦闘員をシリアへ運び、バシャール・アル・アサド体制に対する攻撃態勢を強化するのだが、バラク・オバマ政権がアサド政権を転覆させるために使っていた集団がアル・カイダ系だということが発覚、批判の声があがる。
そこでオバマ政権は「穏健派」と「過激派」という理屈を使って切り抜けようとするが、2012年にアメリカ軍の情報機関DIAは「穏健派」など存在しないと報告している。
組織なりシステムなりの隠さねばならない秘密が露見しかかった際、ある部分を悪玉にして責任をそこへ集中させ、本体につながる部分を善玉として描き、助けるということが行われる。これもダメージ・コントロールのひとつと言えるだろう。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201905090001/
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/175.html#c43
リビアを2011年2月に攻撃した際、アル・カイダ系武装集団のLIFGが攻撃側の手先として使われていた。同年10月にムアンマル・アル・カダフィは倒され、カダフィ自身は惨殺されるのだが、その際にアメリカ/NATOとLIFGの関係を隠しきれなくなってしまう。
カダフィ政権はイラクのサダム・フセイン政権と同じようにアル・カイダ系の集団を厳しく取り締まり、1998年3月にはICPO(国際刑事警察機構)を通じてオサマ・ビン・ラディンを国際手配している。これをアメリカやイギリスの情報機関は無視した。ケニアとタンザニアのアメリカ大使館が爆破されたのはその5カ月後だ。
LIFGはその少し前、イギリスの対外情報機関MI6によって編成される。そのメンバーはCIAがアフガニスタンで傭兵として使っていた戦闘員が中心だ。LIFGがアル・カイダへ正式加盟したのは2007年だとされているが、これは形式的な話に過ぎない。
この武装集団は1996年にカダフィ暗殺を試みて失敗している。カダフィ政権がオサマ・ビン・ラディンを国際手配したのはこの事件が原因である。MI5(イギリスの治安機関)の元オフィサー、デイビッド・シャイラーによると、この暗殺の黒幕はMI6だった。
LIFGがアル・カイダ系だということが広く知られるようになるのはカダフィ体制が倒されてから。反カダフィ派の拠点だったベンガジの裁判所の建物にアル・カイダの旗が掲げられ、その映像が世界に伝えられたことが大きいだろう。
アメリカ/NATOはリビアで戦っていた戦闘員をシリアへ運び、バシャール・アル・アサド体制に対する攻撃態勢を強化するのだが、バラク・オバマ政権がアサド政権を転覆させるために使っていた集団がアル・カイダ系だということが発覚、批判の声があがる。
そこでオバマ政権は「穏健派」と「過激派」という理屈を使って切り抜けようとするが、2012年にアメリカ軍の情報機関DIAは「穏健派」など存在しないと報告している。
組織なりシステムなりの隠さねばならない秘密が露見しかかった際、ある部分を悪玉にして責任をそこへ集中させ、本体につながる部分を善玉として描き、助けるということが行われる。これもダメージ・コントロールのひとつと言えるだろう。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201905090001/
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/330.html#c10
◆奥嵯峨に消えた婚約者!(1988年8月放送)
あべ静江サンの京言葉は微妙ですが(^^;)
妖艶な姿を見せてくれています…w
原作:斎藤 澪
脚本:保利 吉紀
監督:田中 徳三
出演:岡江 久美子、あべ 静江、菅田 俊、
江戸家 猫八、村井 国夫、加藤 治子...
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/285.html#c2
ガントラック氏 株式市場の弱気相場はまだ続いている
グローバルマクロ・リサーチ・インスティテュート2019年5月9日
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/8237
昨年の株安を予想し的中させた債券投資家のガントラック氏がCNBC(原文英語)の記事で弱気相場が継続していることを主張している。その内容が投資家にとってなかなか重要なものであるのでここで紹介したい。
米国株は本当に世界最高値を取り戻したのか?
先ず、世間の認識では米国株は2018年10月に始まった世界同時株安の後、Fed(連邦準備制度)のパウエル議長が利上げの撤回と量的引き締めの段階的停止を決めてから反発し、昨年10月の高値を乗り越えて世界最高値を記録したということになっている。金融関係者が一般に米国株の指標として用いるS&P 500のチャートは次のようになっている。
しかしガントラック氏はこれに異議を唱えている。
市場はこの15ヶ月間どこにも行っていない。人々はこれを機関車がのろのろと前に進んでいるようなものだと思いたがっているが、NYSE総合指数を見てみるといい。NYSE総合指数は一番巨大な指数だから、一番重要だと思っている。
NYSE総合指数はニューヨーク証券取引所に上場する普通株すべてを含む指数であり、2000銘柄以上を包括している。S&P 500やダウ平均(30銘柄を含むに過ぎない)よりも市場全体を表す指数であると言える。そしてNYSE総合指数のチャートは次のようになっている。S&P 500と比べると面白いだろう。
ガントラック氏は次のように続けている。
NYSE総合指数は2018年1月に天井に達した後、10月にもその高値を奪回することなく、そして今回はその10月の高値にも達することが出来ないまま、また下落している。
この指摘は非常に興味深い事実を指している。米国株全体の天井は2018年10月ではなく、1月なのである。中国株など新興国市場だけが2018年初めに天井を付けたわけではなく、米国株も同じように一年半前に天井に達していたのである。
下落が続いているということが、それが今後も続くという保証になるわけではない。しかし投資家にとって重要な事実は、株式市場全体が下がっているにもかかわらず、指数に採用された一部の銘柄だけが上がり続けているという歪んだ構造はバブル末期に見られるものであり、そしてその歪みはパウエル議長が利上げを撤回した後もどうやら直ってはいないということである。もしそれが直っているならば、ここ数週間でS&P 500が史上最高値を奪回した時に、NYSE総合指数も昨年10月の高値を奪回していても良かったはずだからである。しかし指数と市場全体のねじれ構造はまだ続いている。
ここの読者は覚えているだろうが、わたしが昨年10月の世界同時株安を事前に予想した時に根拠の1つとして挙げたのは、日本株でも日経平均だけが上昇し、JASDAQなどの小型株指数は下落を続けていたことだった。以下の記事で説明している。
•日本の株式市場の崩壊はもう始まっている (2018/7/31)
そしてそのねじれは今も続いている。数日前まで日経平均はいまだにTOPIXが大して上がらない状況下で上昇しており、TOPIXと比較して日経平均がどれだけ上がっているかを示すNT倍率はパウエル発言後に高騰している。そしてその大部分はファーストリテイリング1銘柄の上昇に依存しているのである。指数だけが持ち上げられ、市場全体は下落している状況は、市場全体に資金が不足していることを示している。
パウエル議長が利上げを停止し、量的引き締めを秋には停止すると宣言したとき、世界同時株安を食い止めるために重要なのはそれで市場からの資金流出を食い止めることが出来るかどうかだった。投資家はその答えを徐々に手にしているようである。
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/8237
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/823.html#c166
2019/5/1のNatureにLetterとNewsでデニソワ人のアジアでの拡大を裏付ける16万年前の顎の化石が標高3300mのチベット高原で発掘され研究結果が報告されました。
最近の研究論文を3編ご紹介します。興味のある方は原著をお読みください。翻訳はあまりに大変なので、ここでは理解のキーになる図をご紹介します。
1.Nature NEWS 1-May-2019
Biggest Denisovan fossil yet spills ancient human’s secrets
(デニソワ人の最大の化石は、まだ古代の人間の秘密をばらします。)
2.Nature Letter 1-May-2019
A late Middle Pleistocene Denisovan mandible from the Tibetan Plateau
(チベット高原の更新世中期後半のデニソワ人の下顎骨)
3.Nature NEWS FEATURE 27-Feb-2019
Siberia’s ancient ghost clan starts to surrender its secrets
(シベリアの古代の幽霊(デニソワ人)一族は、秘密を引き渡し始めます)
下顎が発掘されたチベット高原の地図です。発掘現場は3000m以上の高地になります。以前の論文でチベット人の高地適応形質は デニソワ人から受け継いだと学会は推測していましたが、今回の発掘で間違いないだろうと学会は結論づけたようです。
シベリアのデニソワ洞窟から発掘されたのは指の骨だけでしたが、今回は下記下顎が発掘され分析上も多いに貢献したようです。
この結果は、現東アジア人の祖先が高地適応という後天的な形質を獲得するはるか前に人類は高地適応形質を獲得していた、それがデニソワ人であり、 遺伝子解析の結果は、デニソワ人の遺伝子はアジア人やオセアニア人集団に受継がれていることを示しており、ネアンデルタール人だけでなく姉妹旧人の デニソワ人(最新の研究ではデニソワ人とネアンデルタール人の混血児の化石も発掘されており、デニソワ人もネアンデルタール人のアジア型であると 推測されています)も我々現生人類と交雑していたことが判明しています。
下図は記事15-29で紹介されていた図を最新の調査結果で書き直したようです。
要するにざっくり言うと:
1.出アフリカを経験していないY-DNA「A」と「B」のネイティブアフリカンは
ネアンデルタール人の遺伝子が入っていない。
2.いわゆる欧米人、中近東人、北アフリカ人やインド亜大陸人集団などは
ネアンデルタール人の遺伝子を受け継いでいるが、
3.東アジアとオセアニアの集団はネアンデルタール人とデニソワ人両者の遺伝子を
受け継いでいる、
ということのようです。
世界で日本人の中の縄文系Y-DNA「D1b」と最も近い民族集団はY-DNA「D1a」のチベット人であることは当ガラパゴス史観が以前から書いています。 この「D1a」と「D1b」が分化したのは、デニソワ人との交雑後なのかそれ以前なのかは、当ガラパゴス史観でも皆目推論できていません。 推論するだけの情報が少なすぎるからです。
学会が受け入れている調査結果は、チベット人やシェルパ族の高地適応はデニソワ人との交雑によるということです。 つまりY-DNA「D」の最古の亜型Y-DNA「D*」はアンダマン諸島のJarawa族とOnge族に残っています。 海面上昇が起こる前のインド洋の現アンダマン諸島部分に住みついたY-DNA「D」集団は海面上昇後、 諸島に取り残され古代の原型を現在に伝えることになった事は間違いないようです。
一方スンダランドから更に北上した「D」集団は二手に分かれ、現中国大陸部分に移動した後の「D1a」集団はどこかの平原部分に住み着いたはずですが、 後から台頭した揚子江流域民で水田稲作集団の「O1」や黄河流域民で陸稲集団出身で中原を制覇した「O2」集団に追われチベット高原に逃げ込み そこにいたデニソワ人の末裔と交雑した、と言うのは年代的にチョッと無理がありますが、高地適応形質をデニソワ人から受け継いだというなら どこかの年代で遭遇しているはずです。 しかも何故チベット人の祖先が数万年前(ネアンデルタール人は3万年前頃に滅びたとされている)に高地に住み着いたのかは 遺跡がまだ発掘されていないため皆目わかりません。
もし「O」集団に追われた以降だとすると、稲作農耕革命が起きたのがメソポタミアの農業革命と同じ1万2000年前ごろとすると、 その年代までデニソワ人は生存していたことになりますが????!!!!
一つの推測は、エベレスト登山で有名なシェルパ族がデニソワ人の末裔だとすると、懸案事項は一気に解決するのですが、 果たして?
二手に分かれたもう一方の後の「D1b」の祖先は数万年前にはY-DNA「C1a」と共に日本列島部分に到達していたと思われます。 中国大陸でデニソワ人と遭遇後に片方はチベット高原に残り、片方は日本列島に移動したと考えるのもチョッと無理があります。
特異な文明である5000年前頃の三星堆遺跡などの四川文明がデニソワ人の末裔が残した古文化だとすると非常に面白いのですが....
今後もチベット高原の発掘は続くと思われますので研究成果を期待しましょう。
http://garapagos.hotcom-cafe.com/14-9.htm#4
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/735.html#c34
ドイツとロシアにはさまれた国々、ポーランド、ベラルーシ、ウクライナ、バルト諸国、西部ソ連地域(=ブラッドランド)において、ヒトラーとスターリンの独裁政権は、1933年〜1945年の12年間に1400万人を殺害した。
ブラッドランド : ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実 – 2015/10/15
ティモシー スナイダー (著), Timothy Snyder (原著), & 1 その他
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89-%E4%B8%8A-%E3%83%92%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%A8%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3-%E5%A4%A7%E8%99%90%E6%AE%BA%E3%81%AE%E7%9C%9F%E5%AE%9F-%E5%8D%98%E8%A1%8C%E6%9C%AC/dp/4480861297
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89-%E4%B8%8B-%E3%83%92%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%A8%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3-%E5%A4%A7%E8%99%90%E6%AE%BA%E3%81%AE%E7%9C%9F%E5%AE%9F-%E5%8D%98%E8%A1%8C%E6%9C%AC/dp/4480861300/ref=sr_1_fkmrnull_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E3%83%92%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%A8%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3+%E5%A4%A7%E8%99%90%E6%AE%BA%E3%81%AE%E7%9C%9F%E5%AE%9F&qid=1555198794&s=books&sr=1-1-fkmrnull
▲△▽▼
【犠牲者1400万!】スターリンとヒトラーの「ブラッドランド」1933〜1945
http://3rdkz.net/?p=405
筑摩書房の「ブラッドランド ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実」(ティモシー・スナイダー著)によれば、ドイツとロシアにはさまれた国々、ポーランド、ベラルーシ、ウクライナ、バルト諸国、西部ソ連地域(=ブラッドランド)において、ヒトラーとスターリンの独裁政権は、1933年〜1945年の12年間に1400万人を殺害した。この数字は戦争で死亡した戦死者は一人も含まれていない。戦闘による犠牲者ではなく、両政権の殺戮政策によって死亡した人々だ。犠牲者の大半はこの地域に古くから住まう罪もない人々で、一人も武器を持っておらず、ほとんどの人々は財産や衣服を没収されたうえで殺害された。
「ブラッドランド」には、ルーマニア、ハンガリー、ユーゴスラヴィア、ナチ西部占領地域は含まれていない。ルーマニアではファシスト政権の反ユダヤ政策により、強制収容所や移送中の列車の中で30万人が死亡したが、これはナチやソ連政府とは無関係な殺害政策である。ハンガリーでは戦争末期に40万人のユダヤ人がアウシュビッツに送られて死亡したが、ソ連は関与していない。ユーゴではナチ傀儡「クロアチア独立国」により数十万人のユダヤ人やセルビア人が殺害されたが、ユーゴがソ連に支配されたことはない。フランスでも反ユダヤ政策によりユダヤ人が絶滅収容所に送られたが、「ブラッドランド」からは外れる、とのこと。
その理由は、あくまで上記のようにポーランド、ベラルーシ、ウクライナ、バルト諸国、西部ソ連地域のみに的を絞っているからだ。これらは戦前にはソ連に、戦間期にはナチスの大量殺人政策に痛めつけられた地域である。双方の無慈悲なテロに晒され夥しい数の人が死んだ”流血地帯”である。
筑摩書房「ブラッドランド」を読み解きながら、この地域で一体何が起こったのかまとめたい。
ブラッドランド=”流血地帯”はどういう意味を持つか
ブラッドランドは…
・ヨーロッパユダヤ人の大半が住んでいた
・ヒトラーとスターリンが覇権をかけて争った
・ドイツ国防軍とソ連赤軍が死闘を繰り広げた
・ソ連秘密警察NKVD(内務人民委員部)とSS(ナチス親衛隊)が集中的に活動した
…地域である。
ブラッドランドにおける主な殺害方法
1400万人殺したといっても、高度なテクノロジーは一切使われておらず、野蛮な方法であった。
ほとんどは人為的な飢餓による餓死である。
その次に多いのは銃殺である。
その次に多いのはガス殺である。
ガスも高度なテクノロジーとは無縁であった。ガス室で使用されたガスは、18世紀に開発されたシアン化合物や、紀元前のギリシャ人でさえ有毒だと知っていた一酸化炭素ガスである。
ポーランド分割ー犠牲者20万人以上
Soviet_and_German_Troops
1939年ブレスト=リトフスク(当時はポーランド領)で邂逅する独ソの将兵。両軍の合同パレードが開催された。
1939年9月中旬、ドイツ国防軍によってポーランド軍は完全に破壊され、戦力を喪失していた。極東においてはノモンハンにおいてソ連軍が日本軍を叩き潰した。その一か月前にはドイツとソ連が不可侵条約を結んでいた。世界の情勢はスターリンが望むままに姿を変えていた。
ヒトラーはポーランド西部を手に入れて、初めての民族テロに乗り出した。
スターリンはポーランド東部を手に入れて、大粛清の延長でポーランド人の大量銃殺と強制移送を再開した。
ドイツ国防軍の末端兵士に至るまで、ポーランド人は支配民族(=ドイツ人)に尽くすための奴隷民族であると教えられた。ドイツ将兵はポーランド人を気まぐれに虐待し、ドイツ兵一人が傷つけば身近なポーランド人を報復として数百人規模で銃殺した。また、ドイツ兵は平然とポーランド女性やユダヤ人女性を強姦した。銃声が聞こえれば付近の村人をフェンスの前に並ばせて皆殺しにした。またポーランド軍捕虜から軍服を奪い去り、ゲリラと決めつけて問答無用に銃殺にした。ポーランドにはユダヤ人が数多くいたが、ドイツ兵は彼らも気まぐれに虐待を加え、婦女子を強姦し、村人を銃殺し村を焼き払った。また、ドイツ空軍は開戦以来都市に無差別の爆撃を加え続け、戦闘の混乱により東に逃げる人々の列に機銃掃射を加えて楽しんだ。
1939年末までにドイツ兵に殺されたポーランド民間人は45000人に上った。
http://3rdkz.net/?p=405&page=2
戦後はドイツ軍政と、諜報機関のトップであるラインハルト・ハイドリヒによって編成されたナチス親衛隊の移動抹殺部隊により、ポーランドのエリート階層は根絶やしにされ、銃やガスや人為的飢餓でのきなみ絶滅の憂き目にあった。これは「AB行動」と呼ばれる。
ヒトラーの目的はポーランドをドイツの人種差別主義者の理想通りの世界とすること、社会からドイツの支配に抵抗する力を奪うことだった。とはいえ、当時のドイツの殺戮班はこの手のテロにまだ不慣れで、NKVDほど効率的に敵を排除することができず、総督府領内で徐々にレジスタンス活動が活発化して行く。
独ソ双方から過酷なテロを受けたポーランドでは、20万人が銃殺され、100万人以上が祖国を追放された。追放された者のうち、何名が死亡したかはいまだ未解明である。
独ソ開戦ー犠牲者?
horocaust
ドイツは第一次大戦で英軍の海上封鎖により76万人が餓死した苦い記憶を持つ。その歴史を熟知していたヒトラーは、食糧不安を解消するためになんとしてもウクライナが欲しかった。ウクライナはソ連の穀物生産の90%をしめるヨーロッパ有数のカロリー源であった。ヒトラーは東方総合計画を策定した。これは端的にいえばウクライナを占領し、農民を全て餓死させ、空白になった土地にドイツ人を入植させる。こういうものだった。
ドイツの計画立案者たちは、33年のウクライナ大飢饉に倣い、集団農場を使って農民を餓死させる計画を立てた。また、戦争によって拡大した領土に住まうドイツ人や前線に送るドイツ兵に食糧を効率的に供給するために、スラブ人やユダヤ人から食べ物を取り上げ、餓死させる計画を立てた。これはつまり、ソ連地域の大都市を破壊し、森に帰すことで冬の寒さに晒し、1942年の春までに3000万人を餓死させるというものだった。
しかし、戦況が思ったよりも長引き、ドイツ国防軍は苦戦し、進軍が遅れたために計画通りにはいかなかった。都市や集団農場の住民を殺して食糧源がなくなれば戦況は壊滅的に悪化するだろう。このような事情に加え、ナチス親衛隊やドイツ国防軍にソ連NKVDほどの実力はなかった。実際には飢餓計画は実行不可能だったのである。しかし、ドイツ国防軍に捕らえられた300万のソビエト兵捕虜は、冬の荒野に鉄条網を張り巡らせただけの収容所ともいえぬような場所に拘禁され、食べ物を与えられずほとんど全員が餓死した。またドイツ国防軍やナチス親衛隊は、50万人の捕虜を銃殺し、260万人の捕虜を餓死させるか、移送中に死に至らしめた。初めから殺すつもりだったのだ。犠牲者は310万人ともいわれる。
また、ドイツ兵はポーランド人よりもさらに劣等な人種としてロシア人を見ていた。ドイツ兵は彼らをためらうことなく銃殺したが、このような民間人に対する犯罪行為は、バルバロッサ命令という形で合法とされた。
また、コミッサール命令という政治将校、共産党員、赤軍将兵、または市民のふりをしたゲリラは問答無用に処刑して良いことになっていた。この定義にユダヤ人が含まれるようになると殺戮は拡大した。犠牲者はあまりにも膨大で、はっきりとした数字は未解明である。
1941年の9月までにドイツ軍が包囲した、ソビエト北の要衝レニングラードでは本格的な兵糧攻めが行われた。900日間にわたる包囲戦により、100万人の市民が餓死した。ヒトラーは東方総合計画により、レニングラードを完全に破壊して更地にしたうえでフィンランドに引き渡すつもりだった。はじめから住民を全て殺すつもりだったのである。包囲下のレニングラードでもNKVDは微塵も揺らぐことなく健在で、裏切り者を探し回っては銃殺していた。レニングラード市民は独ソ双方から過酷なテロを受けたのである。
また、1944年のワルシャワ蜂起では、20万人の市民が戦闘の巻き添えになって死亡し、70万人の市民が市内から追放された。
ホロコーストー犠牲者540万人
holocaust2
ホロコーストはバルト諸国のリトアニアから開始された。ナチス親衛隊はリトアニアやラトヴィアで現地民を扇動してポグロムを引き起こし、ユダヤ人やNKVD、共産党員を殺害。ドイツ軍や警察はユダヤ人の成人男性をスパイやゲリラと見なして銃殺した。
1941年の8月ごろになると、ヒトラーは既にソ連への奇襲作戦が失敗し、戦争終了を予定していた9月中旬までにモスクワを占領することは不可能そうであると悟った。総統はせめてユダヤ人を皆殺しにすることを考えた。こうしてユダヤ人の女性や子供・老人がゲリラの定義の中に含まれた。
ポーランドの時と同じように、ソ連の指導者たちを排除するため、保安諜報部(SD)と警察の特殊部隊が編成されていたが、彼らの任務はいつしかユダヤ人を全て殺すことへと変化して行った。SDと警察の移動抹殺作戦により、リトアニアのユダヤ人20万人のうち19万5千人が銃殺された。その他の地域でも気の狂ったような大量銃殺が繰り広げられ、その凶行をとめることができる者はいなかった。全ては総統命令として正当化されたのである。
ウクライナ、ベラルーシ、西部ソ連地区でも状況は似たようなものだった。ドイツ軍が版図を広げるたびに移動抹殺隊が影のように現れ、現地徴集兵を雇ってユダヤ人や共産党員、精神障害者や同性愛者を手当たり次第に銃殺した。ウクライナのキエフではたった2日で3万人以上のユダヤ人婦女子が銃殺され、ベラルーシでは過酷なパルチザン戦が繰り広げられ、国民の4分の1が巻き添えになって殺された。移動抹殺作戦の犠牲者は100万人以上と推計される。
http://3rdkz.net/?p=405&page=3
ポーランドには6つの絶滅収容所が設置され、ヨーロッパ各地からユダヤ人や政治犯、思想犯、同性愛者や障害者がかき集められて、飢餓や強制労働や銃やガスによって命を絶たれた。犠牲者は250万人を超える。
ホロコーストの結果、ヨーロッパの全ユダヤ人のうち3分の2が殺害され、なかでもポーランドの被害が最も深刻で、90%以上、300万人のユダヤ人が絶滅された。
抵抗の果てに
redarmyrape
戦争後期、ソ連軍はドイツ軍を打ち破って東プロイセンへ侵入した。そして彼らは目に付く全ての女性を強姦しようとした。その時点でドイツ成人男性の戦死者数は500万人にのぼっていた。残った男性はほとんど高齢者や子供で、彼らの多くは障害を持っていた。女性たちを守る男はいなかった。強姦被害にあった女性の実数は定かではないが数百万人に及ぶと推定され、自殺する女性も多かった。
それとは別に52万のドイツ男性が捕えられて強制労働につかされ、東欧の国々から30万人近い人々が連行された。終戦時までに捕虜になり、労役の果てに死亡したドイツ人男性は60万人に上った。ヒトラーは民間人を救済するために必要な措置を一切講じなかった。彼は弱者は滅亡するべきだと思っていた。それはドイツ民族であろうと同じだった。そして彼自身も自殺を選んだ。
ヒトラーの罪を一身に背負わされたのが戦後のドイツ人であった。新生ポーランドではドイツ人が報復や迫害を受け、次々と住処を追われた。ポーランドの強制収容所で死亡したドイツ人は3万人と推計される。1947年の終わりまでに760万人のドイツ人がポーランドから追放され、新生ポーランドに編入された土地を故郷とするドイツ人40万人が移送の過程で死亡した。
戦間期のスターリンの民族浄化
独ソ戦の戦間期には、対独協力の恐れがあるとみなされた少数民族の全てが迫害を受けた。
1941年〜42人にかけて90万人のドイツ系民族と、9万人のフィンランド人が強制移住させられた。
おわりに
長年、ドイツとロシアにはさまれた国々の悲惨な歴史に圧倒されていた。これ以上恐ろしい地政学的制約はないだろう。ドイツとソ連の殺害政策によって命を失った人々は、誰一人武器を持たない無抵抗の民間人は、それだけで1400万人に及ぶ。もちろんこれは戦闘による軍人・軍属の戦死者は含まれていない。またルーマニアやクロアチアやフランスの極右政権によって虐殺されたユダヤ人やセルビア人は数に含まれていない。
ドイツとソ連の殺害政策は、偶発的に起こったのではなく、意図的に明確な殺意を持って引き起こされた。その執行機関はNKVDであり、赤軍であり、ドイツ国防軍であり、ドイツ警察であり、ナチス親衛隊だった。その殺し方は飢餓が圧倒的に多く、その次に多かったのが銃で、その次がガスである。
アウシュビッツはホロコーストの象徴だが、アウシュビッツで死亡したユダヤ人は死亡したユダヤ人の6分の1に過ぎない。アウシュビッツが本格的に稼働するころには、既にユダヤ人の多くは命を落としていた。
ベルゲン・ベルゼンやダッハウ解放後の悲惨な写真は人々の記憶に刻みつけられたが、それらはどちらも絶滅収容所ではなく、西側の連合軍が解放した絶滅収容所は一つもなく、カティンの森もバビ・ヤールも、西側の目に触れたことは一度もない。
ナチス崩壊後も、スターリンの赤い帝国が厳重に引いた鉄のカーテンによって、ロシアばかりでなく、ドイツの犯罪行為も闇に葬られてしまった。ナチスドイツの東部捕虜収容所は、絶滅収容所以上の絶滅施設であった。そこでは310万人が飢餓や銃によって殺害され、ソ連兵捕虜の死亡率は60%近くに上った。ヒトラーの東方総合計画の検証もほとんど進まなかった。”ブラッドランド”は、全て戦後スターリンの帝国に覆い隠されてしまったからである。
激しい人種差別と階級的憎悪、独裁者の偏執的かつ無慈悲な実行力が両国に共通に存在していた。
海に囲まれた我が国には、人種差別がどれほどの暴力を是認するものなのか、階級憎悪がどれほどの悲劇を生んできたのか、ピンとこない。
知ってどうなるものでもないが、この恐ろしい歴史を興味を持ったすべての人に知ってもらいたい。
http://3rdkz.net/?p=405&page=4
http://www.asyura2.com/18/warb22/msg/650.html#c5
ドイツとロシアにはさまれた国々、ポーランド、ベラルーシ、ウクライナ、バルト諸国、西部ソ連地域(=ブラッドランド)において、ヒトラーとスターリンの独裁政権は、1933年〜1945年の12年間に1400万人を殺害した。
ブラッドランド : ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実 – 2015/10/15
ティモシー スナイダー (著), Timothy Snyder (原著), & 1 その他
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89-%E4%B8%8A-%E3%83%92%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%A8%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3-%E5%A4%A7%E8%99%90%E6%AE%BA%E3%81%AE%E7%9C%9F%E5%AE%9F-%E5%8D%98%E8%A1%8C%E6%9C%AC/dp/4480861297
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89-%E4%B8%8B-%E3%83%92%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%A8%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3-%E5%A4%A7%E8%99%90%E6%AE%BA%E3%81%AE%E7%9C%9F%E5%AE%9F-%E5%8D%98%E8%A1%8C%E6%9C%AC/dp/4480861300/ref=sr_1_fkmrnull_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E3%83%92%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%A8%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3+%E5%A4%A7%E8%99%90%E6%AE%BA%E3%81%AE%E7%9C%9F%E5%AE%9F&qid=1555198794&s=books&sr=1-1-fkmrnull
▲△▽▼
【犠牲者1400万!】スターリンとヒトラーの「ブラッドランド」1933〜1945
http://3rdkz.net/?p=405
筑摩書房の「ブラッドランド ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実」(ティモシー・スナイダー著)によれば、ドイツとロシアにはさまれた国々、ポーランド、ベラルーシ、ウクライナ、バルト諸国、西部ソ連地域(=ブラッドランド)において、ヒトラーとスターリンの独裁政権は、1933年〜1945年の12年間に1400万人を殺害した。この数字は戦争で死亡した戦死者は一人も含まれていない。戦闘による犠牲者ではなく、両政権の殺戮政策によって死亡した人々だ。犠牲者の大半はこの地域に古くから住まう罪もない人々で、一人も武器を持っておらず、ほとんどの人々は財産や衣服を没収されたうえで殺害された。
「ブラッドランド」には、ルーマニア、ハンガリー、ユーゴスラヴィア、ナチ西部占領地域は含まれていない。ルーマニアではファシスト政権の反ユダヤ政策により、強制収容所や移送中の列車の中で30万人が死亡したが、これはナチやソ連政府とは無関係な殺害政策である。ハンガリーでは戦争末期に40万人のユダヤ人がアウシュビッツに送られて死亡したが、ソ連は関与していない。ユーゴではナチ傀儡「クロアチア独立国」により数十万人のユダヤ人やセルビア人が殺害されたが、ユーゴがソ連に支配されたことはない。フランスでも反ユダヤ政策によりユダヤ人が絶滅収容所に送られたが、「ブラッドランド」からは外れる、とのこと。
その理由は、あくまで上記のようにポーランド、ベラルーシ、ウクライナ、バルト諸国、西部ソ連地域のみに的を絞っているからだ。これらは戦前にはソ連に、戦間期にはナチスの大量殺人政策に痛めつけられた地域である。双方の無慈悲なテロに晒され夥しい数の人が死んだ”流血地帯”である。
筑摩書房「ブラッドランド」を読み解きながら、この地域で一体何が起こったのかまとめたい。
ブラッドランド=”流血地帯”はどういう意味を持つか
ブラッドランドは…
・ヨーロッパユダヤ人の大半が住んでいた
・ヒトラーとスターリンが覇権をかけて争った
・ドイツ国防軍とソ連赤軍が死闘を繰り広げた
・ソ連秘密警察NKVD(内務人民委員部)とSS(ナチス親衛隊)が集中的に活動した
…地域である。
ブラッドランドにおける主な殺害方法
1400万人殺したといっても、高度なテクノロジーは一切使われておらず、野蛮な方法であった。
ほとんどは人為的な飢餓による餓死である。
その次に多いのは銃殺である。
その次に多いのはガス殺である。
ガスも高度なテクノロジーとは無縁であった。ガス室で使用されたガスは、18世紀に開発されたシアン化合物や、紀元前のギリシャ人でさえ有毒だと知っていた一酸化炭素ガスである。
ポーランド分割ー犠牲者20万人以上
Soviet_and_German_Troops
1939年ブレスト=リトフスク(当時はポーランド領)で邂逅する独ソの将兵。両軍の合同パレードが開催された。
1939年9月中旬、ドイツ国防軍によってポーランド軍は完全に破壊され、戦力を喪失していた。極東においてはノモンハンにおいてソ連軍が日本軍を叩き潰した。その一か月前にはドイツとソ連が不可侵条約を結んでいた。世界の情勢はスターリンが望むままに姿を変えていた。
ヒトラーはポーランド西部を手に入れて、初めての民族テロに乗り出した。
スターリンはポーランド東部を手に入れて、大粛清の延長でポーランド人の大量銃殺と強制移送を再開した。
ドイツ国防軍の末端兵士に至るまで、ポーランド人は支配民族(=ドイツ人)に尽くすための奴隷民族であると教えられた。ドイツ将兵はポーランド人を気まぐれに虐待し、ドイツ兵一人が傷つけば身近なポーランド人を報復として数百人規模で銃殺した。また、ドイツ兵は平然とポーランド女性やユダヤ人女性を強姦した。銃声が聞こえれば付近の村人をフェンスの前に並ばせて皆殺しにした。またポーランド軍捕虜から軍服を奪い去り、ゲリラと決めつけて問答無用に銃殺にした。ポーランドにはユダヤ人が数多くいたが、ドイツ兵は彼らも気まぐれに虐待を加え、婦女子を強姦し、村人を銃殺し村を焼き払った。また、ドイツ空軍は開戦以来都市に無差別の爆撃を加え続け、戦闘の混乱により東に逃げる人々の列に機銃掃射を加えて楽しんだ。
1939年末までにドイツ兵に殺されたポーランド民間人は45000人に上った。
http://3rdkz.net/?p=405&page=2
戦後はドイツ軍政と、諜報機関のトップであるラインハルト・ハイドリヒによって編成されたナチス親衛隊の移動抹殺部隊により、ポーランドのエリート階層は根絶やしにされ、銃やガスや人為的飢餓でのきなみ絶滅の憂き目にあった。これは「AB行動」と呼ばれる。
ヒトラーの目的はポーランドをドイツの人種差別主義者の理想通りの世界とすること、社会からドイツの支配に抵抗する力を奪うことだった。とはいえ、当時のドイツの殺戮班はこの手のテロにまだ不慣れで、NKVDほど効率的に敵を排除することができず、総督府領内で徐々にレジスタンス活動が活発化して行く。
独ソ双方から過酷なテロを受けたポーランドでは、20万人が銃殺され、100万人以上が祖国を追放された。追放された者のうち、何名が死亡したかはいまだ未解明である。
独ソ開戦ー犠牲者?
horocaust
ドイツは第一次大戦で英軍の海上封鎖により76万人が餓死した苦い記憶を持つ。その歴史を熟知していたヒトラーは、食糧不安を解消するためになんとしてもウクライナが欲しかった。ウクライナはソ連の穀物生産の90%をしめるヨーロッパ有数のカロリー源であった。ヒトラーは東方総合計画を策定した。これは端的にいえばウクライナを占領し、農民を全て餓死させ、空白になった土地にドイツ人を入植させる。こういうものだった。
ドイツの計画立案者たちは、33年のウクライナ大飢饉に倣い、集団農場を使って農民を餓死させる計画を立てた。また、戦争によって拡大した領土に住まうドイツ人や前線に送るドイツ兵に食糧を効率的に供給するために、スラブ人やユダヤ人から食べ物を取り上げ、餓死させる計画を立てた。これはつまり、ソ連地域の大都市を破壊し、森に帰すことで冬の寒さに晒し、1942年の春までに3000万人を餓死させるというものだった。
しかし、戦況が思ったよりも長引き、ドイツ国防軍は苦戦し、進軍が遅れたために計画通りにはいかなかった。都市や集団農場の住民を殺して食糧源がなくなれば戦況は壊滅的に悪化するだろう。このような事情に加え、ナチス親衛隊やドイツ国防軍にソ連NKVDほどの実力はなかった。実際には飢餓計画は実行不可能だったのである。しかし、ドイツ国防軍に捕らえられた300万のソビエト兵捕虜は、冬の荒野に鉄条網を張り巡らせただけの収容所ともいえぬような場所に拘禁され、食べ物を与えられずほとんど全員が餓死した。またドイツ国防軍やナチス親衛隊は、50万人の捕虜を銃殺し、260万人の捕虜を餓死させるか、移送中に死に至らしめた。初めから殺すつもりだったのだ。犠牲者は310万人ともいわれる。
また、ドイツ兵はポーランド人よりもさらに劣等な人種としてロシア人を見ていた。ドイツ兵は彼らをためらうことなく銃殺したが、このような民間人に対する犯罪行為は、バルバロッサ命令という形で合法とされた。
また、コミッサール命令という政治将校、共産党員、赤軍将兵、または市民のふりをしたゲリラは問答無用に処刑して良いことになっていた。この定義にユダヤ人が含まれるようになると殺戮は拡大した。犠牲者はあまりにも膨大で、はっきりとした数字は未解明である。
1941年の9月までにドイツ軍が包囲した、ソビエト北の要衝レニングラードでは本格的な兵糧攻めが行われた。900日間にわたる包囲戦により、100万人の市民が餓死した。ヒトラーは東方総合計画により、レニングラードを完全に破壊して更地にしたうえでフィンランドに引き渡すつもりだった。はじめから住民を全て殺すつもりだったのである。包囲下のレニングラードでもNKVDは微塵も揺らぐことなく健在で、裏切り者を探し回っては銃殺していた。レニングラード市民は独ソ双方から過酷なテロを受けたのである。
また、1944年のワルシャワ蜂起では、20万人の市民が戦闘の巻き添えになって死亡し、70万人の市民が市内から追放された。
ホロコーストー犠牲者540万人
holocaust2
ホロコーストはバルト諸国のリトアニアから開始された。ナチス親衛隊はリトアニアやラトヴィアで現地民を扇動してポグロムを引き起こし、ユダヤ人やNKVD、共産党員を殺害。ドイツ軍や警察はユダヤ人の成人男性をスパイやゲリラと見なして銃殺した。
1941年の8月ごろになると、ヒトラーは既にソ連への奇襲作戦が失敗し、戦争終了を予定していた9月中旬までにモスクワを占領することは不可能そうであると悟った。総統はせめてユダヤ人を皆殺しにすることを考えた。こうしてユダヤ人の女性や子供・老人がゲリラの定義の中に含まれた。
ポーランドの時と同じように、ソ連の指導者たちを排除するため、保安諜報部(SD)と警察の特殊部隊が編成されていたが、彼らの任務はいつしかユダヤ人を全て殺すことへと変化して行った。SDと警察の移動抹殺作戦により、リトアニアのユダヤ人20万人のうち19万5千人が銃殺された。その他の地域でも気の狂ったような大量銃殺が繰り広げられ、その凶行をとめることができる者はいなかった。全ては総統命令として正当化されたのである。
ウクライナ、ベラルーシ、西部ソ連地区でも状況は似たようなものだった。ドイツ軍が版図を広げるたびに移動抹殺隊が影のように現れ、現地徴集兵を雇ってユダヤ人や共産党員、精神障害者や同性愛者を手当たり次第に銃殺した。ウクライナのキエフではたった2日で3万人以上のユダヤ人婦女子が銃殺され、ベラルーシでは過酷なパルチザン戦が繰り広げられ、国民の4分の1が巻き添えになって殺された。移動抹殺作戦の犠牲者は100万人以上と推計される。
http://3rdkz.net/?p=405&page=3
ポーランドには6つの絶滅収容所が設置され、ヨーロッパ各地からユダヤ人や政治犯、思想犯、同性愛者や障害者がかき集められて、飢餓や強制労働や銃やガスによって命を絶たれた。犠牲者は250万人を超える。
ホロコーストの結果、ヨーロッパの全ユダヤ人のうち3分の2が殺害され、なかでもポーランドの被害が最も深刻で、90%以上、300万人のユダヤ人が絶滅された。
抵抗の果てに
redarmyrape
戦争後期、ソ連軍はドイツ軍を打ち破って東プロイセンへ侵入した。そして彼らは目に付く全ての女性を強姦しようとした。その時点でドイツ成人男性の戦死者数は500万人にのぼっていた。残った男性はほとんど高齢者や子供で、彼らの多くは障害を持っていた。女性たちを守る男はいなかった。強姦被害にあった女性の実数は定かではないが数百万人に及ぶと推定され、自殺する女性も多かった。
それとは別に52万のドイツ男性が捕えられて強制労働につかされ、東欧の国々から30万人近い人々が連行された。終戦時までに捕虜になり、労役の果てに死亡したドイツ人男性は60万人に上った。ヒトラーは民間人を救済するために必要な措置を一切講じなかった。彼は弱者は滅亡するべきだと思っていた。それはドイツ民族であろうと同じだった。そして彼自身も自殺を選んだ。
ヒトラーの罪を一身に背負わされたのが戦後のドイツ人であった。新生ポーランドではドイツ人が報復や迫害を受け、次々と住処を追われた。ポーランドの強制収容所で死亡したドイツ人は3万人と推計される。1947年の終わりまでに760万人のドイツ人がポーランドから追放され、新生ポーランドに編入された土地を故郷とするドイツ人40万人が移送の過程で死亡した。
戦間期のスターリンの民族浄化
独ソ戦の戦間期には、対独協力の恐れがあるとみなされた少数民族の全てが迫害を受けた。
1941年〜42人にかけて90万人のドイツ系民族と、9万人のフィンランド人が強制移住させられた。
おわりに
長年、ドイツとロシアにはさまれた国々の悲惨な歴史に圧倒されていた。これ以上恐ろしい地政学的制約はないだろう。ドイツとソ連の殺害政策によって命を失った人々は、誰一人武器を持たない無抵抗の民間人は、それだけで1400万人に及ぶ。もちろんこれは戦闘による軍人・軍属の戦死者は含まれていない。またルーマニアやクロアチアやフランスの極右政権によって虐殺されたユダヤ人やセルビア人は数に含まれていない。
ドイツとソ連の殺害政策は、偶発的に起こったのではなく、意図的に明確な殺意を持って引き起こされた。その執行機関はNKVDであり、赤軍であり、ドイツ国防軍であり、ドイツ警察であり、ナチス親衛隊だった。その殺し方は飢餓が圧倒的に多く、その次に多かったのが銃で、その次がガスである。
アウシュビッツはホロコーストの象徴だが、アウシュビッツで死亡したユダヤ人は死亡したユダヤ人の6分の1に過ぎない。アウシュビッツが本格的に稼働するころには、既にユダヤ人の多くは命を落としていた。
ベルゲン・ベルゼンやダッハウ解放後の悲惨な写真は人々の記憶に刻みつけられたが、それらはどちらも絶滅収容所ではなく、西側の連合軍が解放した絶滅収容所は一つもなく、カティンの森もバビ・ヤールも、西側の目に触れたことは一度もない。
ナチス崩壊後も、スターリンの赤い帝国が厳重に引いた鉄のカーテンによって、ロシアばかりでなく、ドイツの犯罪行為も闇に葬られてしまった。ナチスドイツの東部捕虜収容所は、絶滅収容所以上の絶滅施設であった。そこでは310万人が飢餓や銃によって殺害され、ソ連兵捕虜の死亡率は60%近くに上った。ヒトラーの東方総合計画の検証もほとんど進まなかった。”ブラッドランド”は、全て戦後スターリンの帝国に覆い隠されてしまったからである。
激しい人種差別と階級的憎悪、独裁者の偏執的かつ無慈悲な実行力が両国に共通に存在していた。
海に囲まれた我が国には、人種差別がどれほどの暴力を是認するものなのか、階級憎悪がどれほどの悲劇を生んできたのか、ピンとこない。
知ってどうなるものでもないが、この恐ろしい歴史を興味を持ったすべての人に知ってもらいたい。
http://3rdkz.net/?p=405&page=4
ドイツとロシアにはさまれた国々、ポーランド、ベラルーシ、ウクライナ、バルト諸国、西部ソ連地域(=ブラッドランド)において、ヒトラーとスターリンの独裁政権は、1933年〜1945年の12年間に1400万人を殺害した。
ブラッドランド : ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実 – 2015/10/15
ティモシー スナイダー (著), Timothy Snyder (原著), & 1 その他
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89-%E4%B8%8A-%E3%83%92%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%A8%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3-%E5%A4%A7%E8%99%90%E6%AE%BA%E3%81%AE%E7%9C%9F%E5%AE%9F-%E5%8D%98%E8%A1%8C%E6%9C%AC/dp/4480861297
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89-%E4%B8%8B-%E3%83%92%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%A8%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3-%E5%A4%A7%E8%99%90%E6%AE%BA%E3%81%AE%E7%9C%9F%E5%AE%9F-%E5%8D%98%E8%A1%8C%E6%9C%AC/dp/4480861300/ref=sr_1_fkmrnull_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E3%83%92%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%A8%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3+%E5%A4%A7%E8%99%90%E6%AE%BA%E3%81%AE%E7%9C%9F%E5%AE%9F&qid=1555198794&s=books&sr=1-1-fkmrnull
▲△▽▼
【犠牲者1400万!】スターリンとヒトラーの「ブラッドランド」1933〜1945
http://3rdkz.net/?p=405
筑摩書房の「ブラッドランド ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実」(ティモシー・スナイダー著)によれば、ドイツとロシアにはさまれた国々、ポーランド、ベラルーシ、ウクライナ、バルト諸国、西部ソ連地域(=ブラッドランド)において、ヒトラーとスターリンの独裁政権は、1933年〜1945年の12年間に1400万人を殺害した。この数字は戦争で死亡した戦死者は一人も含まれていない。戦闘による犠牲者ではなく、両政権の殺戮政策によって死亡した人々だ。犠牲者の大半はこの地域に古くから住まう罪もない人々で、一人も武器を持っておらず、ほとんどの人々は財産や衣服を没収されたうえで殺害された。
「ブラッドランド」には、ルーマニア、ハンガリー、ユーゴスラヴィア、ナチ西部占領地域は含まれていない。ルーマニアではファシスト政権の反ユダヤ政策により、強制収容所や移送中の列車の中で30万人が死亡したが、これはナチやソ連政府とは無関係な殺害政策である。ハンガリーでは戦争末期に40万人のユダヤ人がアウシュビッツに送られて死亡したが、ソ連は関与していない。ユーゴではナチ傀儡「クロアチア独立国」により数十万人のユダヤ人やセルビア人が殺害されたが、ユーゴがソ連に支配されたことはない。フランスでも反ユダヤ政策によりユダヤ人が絶滅収容所に送られたが、「ブラッドランド」からは外れる、とのこと。
その理由は、あくまで上記のようにポーランド、ベラルーシ、ウクライナ、バルト諸国、西部ソ連地域のみに的を絞っているからだ。これらは戦前にはソ連に、戦間期にはナチスの大量殺人政策に痛めつけられた地域である。双方の無慈悲なテロに晒され夥しい数の人が死んだ”流血地帯”である。
筑摩書房「ブラッドランド」を読み解きながら、この地域で一体何が起こったのかまとめたい。
ブラッドランド=”流血地帯”はどういう意味を持つか
ブラッドランドは…
・ヨーロッパユダヤ人の大半が住んでいた
・ヒトラーとスターリンが覇権をかけて争った
・ドイツ国防軍とソ連赤軍が死闘を繰り広げた
・ソ連秘密警察NKVD(内務人民委員部)とSS(ナチス親衛隊)が集中的に活動した
…地域である。
ブラッドランドにおける主な殺害方法
1400万人殺したといっても、高度なテクノロジーは一切使われておらず、野蛮な方法であった。
ほとんどは人為的な飢餓による餓死である。
その次に多いのは銃殺である。
その次に多いのはガス殺である。
ガスも高度なテクノロジーとは無縁であった。ガス室で使用されたガスは、18世紀に開発されたシアン化合物や、紀元前のギリシャ人でさえ有毒だと知っていた一酸化炭素ガスである。
ポーランド分割ー犠牲者20万人以上
Soviet_and_German_Troops
1939年ブレスト=リトフスク(当時はポーランド領)で邂逅する独ソの将兵。両軍の合同パレードが開催された。
1939年9月中旬、ドイツ国防軍によってポーランド軍は完全に破壊され、戦力を喪失していた。極東においてはノモンハンにおいてソ連軍が日本軍を叩き潰した。その一か月前にはドイツとソ連が不可侵条約を結んでいた。世界の情勢はスターリンが望むままに姿を変えていた。
ヒトラーはポーランド西部を手に入れて、初めての民族テロに乗り出した。
スターリンはポーランド東部を手に入れて、大粛清の延長でポーランド人の大量銃殺と強制移送を再開した。
ドイツ国防軍の末端兵士に至るまで、ポーランド人は支配民族(=ドイツ人)に尽くすための奴隷民族であると教えられた。ドイツ将兵はポーランド人を気まぐれに虐待し、ドイツ兵一人が傷つけば身近なポーランド人を報復として数百人規模で銃殺した。また、ドイツ兵は平然とポーランド女性やユダヤ人女性を強姦した。銃声が聞こえれば付近の村人をフェンスの前に並ばせて皆殺しにした。またポーランド軍捕虜から軍服を奪い去り、ゲリラと決めつけて問答無用に銃殺にした。ポーランドにはユダヤ人が数多くいたが、ドイツ兵は彼らも気まぐれに虐待を加え、婦女子を強姦し、村人を銃殺し村を焼き払った。また、ドイツ空軍は開戦以来都市に無差別の爆撃を加え続け、戦闘の混乱により東に逃げる人々の列に機銃掃射を加えて楽しんだ。
1939年末までにドイツ兵に殺されたポーランド民間人は45000人に上った。
http://3rdkz.net/?p=405&page=2
戦後はドイツ軍政と、諜報機関のトップであるラインハルト・ハイドリヒによって編成されたナチス親衛隊の移動抹殺部隊により、ポーランドのエリート階層は根絶やしにされ、銃やガスや人為的飢餓でのきなみ絶滅の憂き目にあった。これは「AB行動」と呼ばれる。
ヒトラーの目的はポーランドをドイツの人種差別主義者の理想通りの世界とすること、社会からドイツの支配に抵抗する力を奪うことだった。とはいえ、当時のドイツの殺戮班はこの手のテロにまだ不慣れで、NKVDほど効率的に敵を排除することができず、総督府領内で徐々にレジスタンス活動が活発化して行く。
独ソ双方から過酷なテロを受けたポーランドでは、20万人が銃殺され、100万人以上が祖国を追放された。追放された者のうち、何名が死亡したかはいまだ未解明である。
独ソ開戦ー犠牲者?
horocaust
ドイツは第一次大戦で英軍の海上封鎖により76万人が餓死した苦い記憶を持つ。その歴史を熟知していたヒトラーは、食糧不安を解消するためになんとしてもウクライナが欲しかった。ウクライナはソ連の穀物生産の90%をしめるヨーロッパ有数のカロリー源であった。ヒトラーは東方総合計画を策定した。これは端的にいえばウクライナを占領し、農民を全て餓死させ、空白になった土地にドイツ人を入植させる。こういうものだった。
ドイツの計画立案者たちは、33年のウクライナ大飢饉に倣い、集団農場を使って農民を餓死させる計画を立てた。また、戦争によって拡大した領土に住まうドイツ人や前線に送るドイツ兵に食糧を効率的に供給するために、スラブ人やユダヤ人から食べ物を取り上げ、餓死させる計画を立てた。これはつまり、ソ連地域の大都市を破壊し、森に帰すことで冬の寒さに晒し、1942年の春までに3000万人を餓死させるというものだった。
しかし、戦況が思ったよりも長引き、ドイツ国防軍は苦戦し、進軍が遅れたために計画通りにはいかなかった。都市や集団農場の住民を殺して食糧源がなくなれば戦況は壊滅的に悪化するだろう。このような事情に加え、ナチス親衛隊やドイツ国防軍にソ連NKVDほどの実力はなかった。実際には飢餓計画は実行不可能だったのである。しかし、ドイツ国防軍に捕らえられた300万のソビエト兵捕虜は、冬の荒野に鉄条網を張り巡らせただけの収容所ともいえぬような場所に拘禁され、食べ物を与えられずほとんど全員が餓死した。またドイツ国防軍やナチス親衛隊は、50万人の捕虜を銃殺し、260万人の捕虜を餓死させるか、移送中に死に至らしめた。初めから殺すつもりだったのだ。犠牲者は310万人ともいわれる。
また、ドイツ兵はポーランド人よりもさらに劣等な人種としてロシア人を見ていた。ドイツ兵は彼らをためらうことなく銃殺したが、このような民間人に対する犯罪行為は、バルバロッサ命令という形で合法とされた。
また、コミッサール命令という政治将校、共産党員、赤軍将兵、または市民のふりをしたゲリラは問答無用に処刑して良いことになっていた。この定義にユダヤ人が含まれるようになると殺戮は拡大した。犠牲者はあまりにも膨大で、はっきりとした数字は未解明である。
1941年の9月までにドイツ軍が包囲した、ソビエト北の要衝レニングラードでは本格的な兵糧攻めが行われた。900日間にわたる包囲戦により、100万人の市民が餓死した。ヒトラーは東方総合計画により、レニングラードを完全に破壊して更地にしたうえでフィンランドに引き渡すつもりだった。はじめから住民を全て殺すつもりだったのである。包囲下のレニングラードでもNKVDは微塵も揺らぐことなく健在で、裏切り者を探し回っては銃殺していた。レニングラード市民は独ソ双方から過酷なテロを受けたのである。
また、1944年のワルシャワ蜂起では、20万人の市民が戦闘の巻き添えになって死亡し、70万人の市民が市内から追放された。
ホロコーストー犠牲者540万人
holocaust2
ホロコーストはバルト諸国のリトアニアから開始された。ナチス親衛隊はリトアニアやラトヴィアで現地民を扇動してポグロムを引き起こし、ユダヤ人やNKVD、共産党員を殺害。ドイツ軍や警察はユダヤ人の成人男性をスパイやゲリラと見なして銃殺した。
1941年の8月ごろになると、ヒトラーは既にソ連への奇襲作戦が失敗し、戦争終了を予定していた9月中旬までにモスクワを占領することは不可能そうであると悟った。総統はせめてユダヤ人を皆殺しにすることを考えた。こうしてユダヤ人の女性や子供・老人がゲリラの定義の中に含まれた。
ポーランドの時と同じように、ソ連の指導者たちを排除するため、保安諜報部(SD)と警察の特殊部隊が編成されていたが、彼らの任務はいつしかユダヤ人を全て殺すことへと変化して行った。SDと警察の移動抹殺作戦により、リトアニアのユダヤ人20万人のうち19万5千人が銃殺された。その他の地域でも気の狂ったような大量銃殺が繰り広げられ、その凶行をとめることができる者はいなかった。全ては総統命令として正当化されたのである。
ウクライナ、ベラルーシ、西部ソ連地区でも状況は似たようなものだった。ドイツ軍が版図を広げるたびに移動抹殺隊が影のように現れ、現地徴集兵を雇ってユダヤ人や共産党員、精神障害者や同性愛者を手当たり次第に銃殺した。ウクライナのキエフではたった2日で3万人以上のユダヤ人婦女子が銃殺され、ベラルーシでは過酷なパルチザン戦が繰り広げられ、国民の4分の1が巻き添えになって殺された。移動抹殺作戦の犠牲者は100万人以上と推計される。
http://3rdkz.net/?p=405&page=3
ポーランドには6つの絶滅収容所が設置され、ヨーロッパ各地からユダヤ人や政治犯、思想犯、同性愛者や障害者がかき集められて、飢餓や強制労働や銃やガスによって命を絶たれた。犠牲者は250万人を超える。
ホロコーストの結果、ヨーロッパの全ユダヤ人のうち3分の2が殺害され、なかでもポーランドの被害が最も深刻で、90%以上、300万人のユダヤ人が絶滅された。
抵抗の果てに
redarmyrape
戦争後期、ソ連軍はドイツ軍を打ち破って東プロイセンへ侵入した。そして彼らは目に付く全ての女性を強姦しようとした。その時点でドイツ成人男性の戦死者数は500万人にのぼっていた。残った男性はほとんど高齢者や子供で、彼らの多くは障害を持っていた。女性たちを守る男はいなかった。強姦被害にあった女性の実数は定かではないが数百万人に及ぶと推定され、自殺する女性も多かった。
それとは別に52万のドイツ男性が捕えられて強制労働につかされ、東欧の国々から30万人近い人々が連行された。終戦時までに捕虜になり、労役の果てに死亡したドイツ人男性は60万人に上った。ヒトラーは民間人を救済するために必要な措置を一切講じなかった。彼は弱者は滅亡するべきだと思っていた。それはドイツ民族であろうと同じだった。そして彼自身も自殺を選んだ。
ヒトラーの罪を一身に背負わされたのが戦後のドイツ人であった。新生ポーランドではドイツ人が報復や迫害を受け、次々と住処を追われた。ポーランドの強制収容所で死亡したドイツ人は3万人と推計される。1947年の終わりまでに760万人のドイツ人がポーランドから追放され、新生ポーランドに編入された土地を故郷とするドイツ人40万人が移送の過程で死亡した。
戦間期のスターリンの民族浄化
独ソ戦の戦間期には、対独協力の恐れがあるとみなされた少数民族の全てが迫害を受けた。
1941年〜42人にかけて90万人のドイツ系民族と、9万人のフィンランド人が強制移住させられた。
おわりに
長年、ドイツとロシアにはさまれた国々の悲惨な歴史に圧倒されていた。これ以上恐ろしい地政学的制約はないだろう。ドイツとソ連の殺害政策によって命を失った人々は、誰一人武器を持たない無抵抗の民間人は、それだけで1400万人に及ぶ。もちろんこれは戦闘による軍人・軍属の戦死者は含まれていない。またルーマニアやクロアチアやフランスの極右政権によって虐殺されたユダヤ人やセルビア人は数に含まれていない。
ドイツとソ連の殺害政策は、偶発的に起こったのではなく、意図的に明確な殺意を持って引き起こされた。その執行機関はNKVDであり、赤軍であり、ドイツ国防軍であり、ドイツ警察であり、ナチス親衛隊だった。その殺し方は飢餓が圧倒的に多く、その次に多かったのが銃で、その次がガスである。
アウシュビッツはホロコーストの象徴だが、アウシュビッツで死亡したユダヤ人は死亡したユダヤ人の6分の1に過ぎない。アウシュビッツが本格的に稼働するころには、既にユダヤ人の多くは命を落としていた。
ベルゲン・ベルゼンやダッハウ解放後の悲惨な写真は人々の記憶に刻みつけられたが、それらはどちらも絶滅収容所ではなく、西側の連合軍が解放した絶滅収容所は一つもなく、カティンの森もバビ・ヤールも、西側の目に触れたことは一度もない。
ナチス崩壊後も、スターリンの赤い帝国が厳重に引いた鉄のカーテンによって、ロシアばかりでなく、ドイツの犯罪行為も闇に葬られてしまった。ナチスドイツの東部捕虜収容所は、絶滅収容所以上の絶滅施設であった。そこでは310万人が飢餓や銃によって殺害され、ソ連兵捕虜の死亡率は60%近くに上った。ヒトラーの東方総合計画の検証もほとんど進まなかった。”ブラッドランド”は、全て戦後スターリンの帝国に覆い隠されてしまったからである。
激しい人種差別と階級的憎悪、独裁者の偏執的かつ無慈悲な実行力が両国に共通に存在していた。
海に囲まれた我が国には、人種差別がどれほどの暴力を是認するものなのか、階級憎悪がどれほどの悲劇を生んできたのか、ピンとこない。
知ってどうなるものでもないが、この恐ろしい歴史を興味を持ったすべての人に知ってもらいたい。
http://3rdkz.net/?p=405&page=4
ドイツとロシアにはさまれた国々、ポーランド、ベラルーシ、ウクライナ、バルト諸国、西部ソ連地域(=ブラッドランド)において、ヒトラーとスターリンの独裁政権は、1933年〜1945年の12年間に1400万人を殺害した。
ブラッドランド : ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実 – 2015/10/15
ティモシー スナイダー (著), Timothy Snyder (原著), & 1 その他
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89-%E4%B8%8A-%E3%83%92%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%A8%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3-%E5%A4%A7%E8%99%90%E6%AE%BA%E3%81%AE%E7%9C%9F%E5%AE%9F-%E5%8D%98%E8%A1%8C%E6%9C%AC/dp/4480861297
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89-%E4%B8%8B-%E3%83%92%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%A8%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3-%E5%A4%A7%E8%99%90%E6%AE%BA%E3%81%AE%E7%9C%9F%E5%AE%9F-%E5%8D%98%E8%A1%8C%E6%9C%AC/dp/4480861300/ref=sr_1_fkmrnull_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E3%83%92%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%A8%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3+%E5%A4%A7%E8%99%90%E6%AE%BA%E3%81%AE%E7%9C%9F%E5%AE%9F&qid=1555198794&s=books&sr=1-1-fkmrnull
▲△▽▼
【犠牲者1400万!】スターリンとヒトラーの「ブラッドランド」1933〜1945
http://3rdkz.net/?p=405
筑摩書房の「ブラッドランド ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実」(ティモシー・スナイダー著)によれば、ドイツとロシアにはさまれた国々、ポーランド、ベラルーシ、ウクライナ、バルト諸国、西部ソ連地域(=ブラッドランド)において、ヒトラーとスターリンの独裁政権は、1933年〜1945年の12年間に1400万人を殺害した。この数字は戦争で死亡した戦死者は一人も含まれていない。戦闘による犠牲者ではなく、両政権の殺戮政策によって死亡した人々だ。犠牲者の大半はこの地域に古くから住まう罪もない人々で、一人も武器を持っておらず、ほとんどの人々は財産や衣服を没収されたうえで殺害された。
「ブラッドランド」には、ルーマニア、ハンガリー、ユーゴスラヴィア、ナチ西部占領地域は含まれていない。ルーマニアではファシスト政権の反ユダヤ政策により、強制収容所や移送中の列車の中で30万人が死亡したが、これはナチやソ連政府とは無関係な殺害政策である。ハンガリーでは戦争末期に40万人のユダヤ人がアウシュビッツに送られて死亡したが、ソ連は関与していない。ユーゴではナチ傀儡「クロアチア独立国」により数十万人のユダヤ人やセルビア人が殺害されたが、ユーゴがソ連に支配されたことはない。フランスでも反ユダヤ政策によりユダヤ人が絶滅収容所に送られたが、「ブラッドランド」からは外れる、とのこと。
その理由は、あくまで上記のようにポーランド、ベラルーシ、ウクライナ、バルト諸国、西部ソ連地域のみに的を絞っているからだ。これらは戦前にはソ連に、戦間期にはナチスの大量殺人政策に痛めつけられた地域である。双方の無慈悲なテロに晒され夥しい数の人が死んだ”流血地帯”である。
筑摩書房「ブラッドランド」を読み解きながら、この地域で一体何が起こったのかまとめたい。
ブラッドランド=”流血地帯”はどういう意味を持つか
ブラッドランドは…
・ヨーロッパユダヤ人の大半が住んでいた
・ヒトラーとスターリンが覇権をかけて争った
・ドイツ国防軍とソ連赤軍が死闘を繰り広げた
・ソ連秘密警察NKVD(内務人民委員部)とSS(ナチス親衛隊)が集中的に活動した
…地域である。
ブラッドランドにおける主な殺害方法
1400万人殺したといっても、高度なテクノロジーは一切使われておらず、野蛮な方法であった。
ほとんどは人為的な飢餓による餓死である。
その次に多いのは銃殺である。
その次に多いのはガス殺である。
ガスも高度なテクノロジーとは無縁であった。ガス室で使用されたガスは、18世紀に開発されたシアン化合物や、紀元前のギリシャ人でさえ有毒だと知っていた一酸化炭素ガスである。
ポーランド分割ー犠牲者20万人以上
Soviet_and_German_Troops
1939年ブレスト=リトフスク(当時はポーランド領)で邂逅する独ソの将兵。両軍の合同パレードが開催された。
1939年9月中旬、ドイツ国防軍によってポーランド軍は完全に破壊され、戦力を喪失していた。極東においてはノモンハンにおいてソ連軍が日本軍を叩き潰した。その一か月前にはドイツとソ連が不可侵条約を結んでいた。世界の情勢はスターリンが望むままに姿を変えていた。
ヒトラーはポーランド西部を手に入れて、初めての民族テロに乗り出した。
スターリンはポーランド東部を手に入れて、大粛清の延長でポーランド人の大量銃殺と強制移送を再開した。
ドイツ国防軍の末端兵士に至るまで、ポーランド人は支配民族(=ドイツ人)に尽くすための奴隷民族であると教えられた。ドイツ将兵はポーランド人を気まぐれに虐待し、ドイツ兵一人が傷つけば身近なポーランド人を報復として数百人規模で銃殺した。また、ドイツ兵は平然とポーランド女性やユダヤ人女性を強姦した。銃声が聞こえれば付近の村人をフェンスの前に並ばせて皆殺しにした。またポーランド軍捕虜から軍服を奪い去り、ゲリラと決めつけて問答無用に銃殺にした。ポーランドにはユダヤ人が数多くいたが、ドイツ兵は彼らも気まぐれに虐待を加え、婦女子を強姦し、村人を銃殺し村を焼き払った。また、ドイツ空軍は開戦以来都市に無差別の爆撃を加え続け、戦闘の混乱により東に逃げる人々の列に機銃掃射を加えて楽しんだ。
1939年末までにドイツ兵に殺されたポーランド民間人は45000人に上った。
http://3rdkz.net/?p=405&page=2
戦後はドイツ軍政と、諜報機関のトップであるラインハルト・ハイドリヒによって編成されたナチス親衛隊の移動抹殺部隊により、ポーランドのエリート階層は根絶やしにされ、銃やガスや人為的飢餓でのきなみ絶滅の憂き目にあった。これは「AB行動」と呼ばれる。
ヒトラーの目的はポーランドをドイツの人種差別主義者の理想通りの世界とすること、社会からドイツの支配に抵抗する力を奪うことだった。とはいえ、当時のドイツの殺戮班はこの手のテロにまだ不慣れで、NKVDほど効率的に敵を排除することができず、総督府領内で徐々にレジスタンス活動が活発化して行く。
独ソ双方から過酷なテロを受けたポーランドでは、20万人が銃殺され、100万人以上が祖国を追放された。追放された者のうち、何名が死亡したかはいまだ未解明である。
独ソ開戦ー犠牲者?
horocaust
ドイツは第一次大戦で英軍の海上封鎖により76万人が餓死した苦い記憶を持つ。その歴史を熟知していたヒトラーは、食糧不安を解消するためになんとしてもウクライナが欲しかった。ウクライナはソ連の穀物生産の90%をしめるヨーロッパ有数のカロリー源であった。ヒトラーは東方総合計画を策定した。これは端的にいえばウクライナを占領し、農民を全て餓死させ、空白になった土地にドイツ人を入植させる。こういうものだった。
ドイツの計画立案者たちは、33年のウクライナ大飢饉に倣い、集団農場を使って農民を餓死させる計画を立てた。また、戦争によって拡大した領土に住まうドイツ人や前線に送るドイツ兵に食糧を効率的に供給するために、スラブ人やユダヤ人から食べ物を取り上げ、餓死させる計画を立てた。これはつまり、ソ連地域の大都市を破壊し、森に帰すことで冬の寒さに晒し、1942年の春までに3000万人を餓死させるというものだった。
しかし、戦況が思ったよりも長引き、ドイツ国防軍は苦戦し、進軍が遅れたために計画通りにはいかなかった。都市や集団農場の住民を殺して食糧源がなくなれば戦況は壊滅的に悪化するだろう。このような事情に加え、ナチス親衛隊やドイツ国防軍にソ連NKVDほどの実力はなかった。実際には飢餓計画は実行不可能だったのである。しかし、ドイツ国防軍に捕らえられた300万のソビエト兵捕虜は、冬の荒野に鉄条網を張り巡らせただけの収容所ともいえぬような場所に拘禁され、食べ物を与えられずほとんど全員が餓死した。またドイツ国防軍やナチス親衛隊は、50万人の捕虜を銃殺し、260万人の捕虜を餓死させるか、移送中に死に至らしめた。初めから殺すつもりだったのだ。犠牲者は310万人ともいわれる。
また、ドイツ兵はポーランド人よりもさらに劣等な人種としてロシア人を見ていた。ドイツ兵は彼らをためらうことなく銃殺したが、このような民間人に対する犯罪行為は、バルバロッサ命令という形で合法とされた。
また、コミッサール命令という政治将校、共産党員、赤軍将兵、または市民のふりをしたゲリラは問答無用に処刑して良いことになっていた。この定義にユダヤ人が含まれるようになると殺戮は拡大した。犠牲者はあまりにも膨大で、はっきりとした数字は未解明である。
1941年の9月までにドイツ軍が包囲した、ソビエト北の要衝レニングラードでは本格的な兵糧攻めが行われた。900日間にわたる包囲戦により、100万人の市民が餓死した。ヒトラーは東方総合計画により、レニングラードを完全に破壊して更地にしたうえでフィンランドに引き渡すつもりだった。はじめから住民を全て殺すつもりだったのである。包囲下のレニングラードでもNKVDは微塵も揺らぐことなく健在で、裏切り者を探し回っては銃殺していた。レニングラード市民は独ソ双方から過酷なテロを受けたのである。
また、1944年のワルシャワ蜂起では、20万人の市民が戦闘の巻き添えになって死亡し、70万人の市民が市内から追放された。
ホロコーストー犠牲者540万人
holocaust2
ホロコーストはバルト諸国のリトアニアから開始された。ナチス親衛隊はリトアニアやラトヴィアで現地民を扇動してポグロムを引き起こし、ユダヤ人やNKVD、共産党員を殺害。ドイツ軍や警察はユダヤ人の成人男性をスパイやゲリラと見なして銃殺した。
1941年の8月ごろになると、ヒトラーは既にソ連への奇襲作戦が失敗し、戦争終了を予定していた9月中旬までにモスクワを占領することは不可能そうであると悟った。総統はせめてユダヤ人を皆殺しにすることを考えた。こうしてユダヤ人の女性や子供・老人がゲリラの定義の中に含まれた。
ポーランドの時と同じように、ソ連の指導者たちを排除するため、保安諜報部(SD)と警察の特殊部隊が編成されていたが、彼らの任務はいつしかユダヤ人を全て殺すことへと変化して行った。SDと警察の移動抹殺作戦により、リトアニアのユダヤ人20万人のうち19万5千人が銃殺された。その他の地域でも気の狂ったような大量銃殺が繰り広げられ、その凶行をとめることができる者はいなかった。全ては総統命令として正当化されたのである。
ウクライナ、ベラルーシ、西部ソ連地区でも状況は似たようなものだった。ドイツ軍が版図を広げるたびに移動抹殺隊が影のように現れ、現地徴集兵を雇ってユダヤ人や共産党員、精神障害者や同性愛者を手当たり次第に銃殺した。ウクライナのキエフではたった2日で3万人以上のユダヤ人婦女子が銃殺され、ベラルーシでは過酷なパルチザン戦が繰り広げられ、国民の4分の1が巻き添えになって殺された。移動抹殺作戦の犠牲者は100万人以上と推計される。
http://3rdkz.net/?p=405&page=3
ポーランドには6つの絶滅収容所が設置され、ヨーロッパ各地からユダヤ人や政治犯、思想犯、同性愛者や障害者がかき集められて、飢餓や強制労働や銃やガスによって命を絶たれた。犠牲者は250万人を超える。
ホロコーストの結果、ヨーロッパの全ユダヤ人のうち3分の2が殺害され、なかでもポーランドの被害が最も深刻で、90%以上、300万人のユダヤ人が絶滅された。
抵抗の果てに
redarmyrape
戦争後期、ソ連軍はドイツ軍を打ち破って東プロイセンへ侵入した。そして彼らは目に付く全ての女性を強姦しようとした。その時点でドイツ成人男性の戦死者数は500万人にのぼっていた。残った男性はほとんど高齢者や子供で、彼らの多くは障害を持っていた。女性たちを守る男はいなかった。強姦被害にあった女性の実数は定かではないが数百万人に及ぶと推定され、自殺する女性も多かった。
それとは別に52万のドイツ男性が捕えられて強制労働につかされ、東欧の国々から30万人近い人々が連行された。終戦時までに捕虜になり、労役の果てに死亡したドイツ人男性は60万人に上った。ヒトラーは民間人を救済するために必要な措置を一切講じなかった。彼は弱者は滅亡するべきだと思っていた。それはドイツ民族であろうと同じだった。そして彼自身も自殺を選んだ。
ヒトラーの罪を一身に背負わされたのが戦後のドイツ人であった。新生ポーランドではドイツ人が報復や迫害を受け、次々と住処を追われた。ポーランドの強制収容所で死亡したドイツ人は3万人と推計される。1947年の終わりまでに760万人のドイツ人がポーランドから追放され、新生ポーランドに編入された土地を故郷とするドイツ人40万人が移送の過程で死亡した。
戦間期のスターリンの民族浄化
独ソ戦の戦間期には、対独協力の恐れがあるとみなされた少数民族の全てが迫害を受けた。
1941年〜42人にかけて90万人のドイツ系民族と、9万人のフィンランド人が強制移住させられた。
おわりに
長年、ドイツとロシアにはさまれた国々の悲惨な歴史に圧倒されていた。これ以上恐ろしい地政学的制約はないだろう。ドイツとソ連の殺害政策によって命を失った人々は、誰一人武器を持たない無抵抗の民間人は、それだけで1400万人に及ぶ。もちろんこれは戦闘による軍人・軍属の戦死者は含まれていない。またルーマニアやクロアチアやフランスの極右政権によって虐殺されたユダヤ人やセルビア人は数に含まれていない。
ドイツとソ連の殺害政策は、偶発的に起こったのではなく、意図的に明確な殺意を持って引き起こされた。その執行機関はNKVDであり、赤軍であり、ドイツ国防軍であり、ドイツ警察であり、ナチス親衛隊だった。その殺し方は飢餓が圧倒的に多く、その次に多かったのが銃で、その次がガスである。
アウシュビッツはホロコーストの象徴だが、アウシュビッツで死亡したユダヤ人は死亡したユダヤ人の6分の1に過ぎない。アウシュビッツが本格的に稼働するころには、既にユダヤ人の多くは命を落としていた。
ベルゲン・ベルゼンやダッハウ解放後の悲惨な写真は人々の記憶に刻みつけられたが、それらはどちらも絶滅収容所ではなく、西側の連合軍が解放した絶滅収容所は一つもなく、カティンの森もバビ・ヤールも、西側の目に触れたことは一度もない。
ナチス崩壊後も、スターリンの赤い帝国が厳重に引いた鉄のカーテンによって、ロシアばかりでなく、ドイツの犯罪行為も闇に葬られてしまった。ナチスドイツの東部捕虜収容所は、絶滅収容所以上の絶滅施設であった。そこでは310万人が飢餓や銃によって殺害され、ソ連兵捕虜の死亡率は60%近くに上った。ヒトラーの東方総合計画の検証もほとんど進まなかった。”ブラッドランド”は、全て戦後スターリンの帝国に覆い隠されてしまったからである。
激しい人種差別と階級的憎悪、独裁者の偏執的かつ無慈悲な実行力が両国に共通に存在していた。
海に囲まれた我が国には、人種差別がどれほどの暴力を是認するものなのか、階級憎悪がどれほどの悲劇を生んできたのか、ピンとこない。
知ってどうなるものでもないが、この恐ろしい歴史を興味を持ったすべての人に知ってもらいたい。
http://3rdkz.net/?p=405&page=4
2013-05-05
「万世一系」の虚妄
http://vergil.hateblo.jp/entry/20130505/1367721385
天皇といえば、枕詞のようについてくる形容が「万世一系」。
ある種の人々にとって、天皇家が「万世一系」であることは、何物にも代えがたい至上の価値であり、日本という国を、他国より優れた特別な存在にするものであるらしい。
…バカじゃなかろうか。
当たり前だが、親から生まれて来なかった人間はいない。
皇族であろうがなかろうが、また日本人であろうがなかろうが、人間である以上、誰でも親、その親と辿っていけば、必ず悠久の過去の人類発祥までたどり着く。途中一世代どころか一瞬でも断絶があれば、その人間はいま生きてはいない。人間であれば誰でも、現生人類の誕生以来約25万年と言われる歴史の中を、連綿と命を受け継いで来たのだ。その中で、高々2千年程前のある男が祖先だと称する一族だけが「万世一系」で尊いなどということがあるわけがない。そんなものを崇め奉るのは愚の骨頂である。
「万世一系」など下らぬ妄想。
以上、終わり。
…ということにしてもいいのだが、せっかくなのでもう少しこれに関連する言説を見てみることにする。
一口に「万世一系」と言っても、その考え方は一つではないようだ。中でもとりわけバカバカしいのはこれあたりだろうか。
平沼赳夫オフィシャルホームページ:(強調部は引用者による)
…
つまり、男系継承とは「男性天皇が血統の出発点であること」を意味し、反対に女系継承とは「女性から始まる継承」をいう。愛子内親王が天皇となり、その配偶者が皇族でないかぎり、その子が天皇になると「女系継承」が始まるのである。
「万世一系」というと本家の血筋が永遠に続くことと誤解する人がいるが、それでは「真の一系」にはならないのだ。時には分家からも継承者が現れ、男系で継承が維持されていくことが「万世一系」の本質的意味である。
飛鳥より遥かに時代をさかのぼった第16代仁徳天皇の男系血筋は、約80年後の武烈天皇(25)で血統が途絶えたため、家系をさかのぼって分家の男系子孫を見つけだし、継体天皇(26)が誕生したという例もある。
では次にこの男系継承を遺伝子学的に見てみよう。
人間の男性の染色体はXYであるのに対して、女性のそれはXXであり、それぞれ46対ある。男女が結婚して男の子ができた場合、母の23対のX染色体と父の23対のY染色体をもらう。女の子の場合は、母の23対の×染色体と父の23対のX染色体をもらう。よって男系の子孫にのみにオリジナルのY染色体が引き継がれ、女系の子孫には引き継がれない。女系では「皇統」が護持されないのである。(参考図参照)
つまり、皇位が男系継承で引き継がれていく限り、男性天皇には間違いなく初代神武天皇のY因子が継承されるのに対し、女性天皇ではY因子の保持は約束されないのである。
男系継承を護持することは、神武天皇だけでなく、更に遡って二二ギノミコトのオリジナルのY因子を継承することにもなり、このY因子こそ「皇位継承」の必要要件であり「万世一系」の本当の意昧なのである。
…
平沼によると、「万世一系」の本質とは、天皇家の父から息子へと受け継がれていくY染色体上の遺伝子のことなのだそうだ。代々の天皇(天皇にはなれなかった傍系の男も含む)の肉体は、単なる遺伝子を運搬するための器に過ぎず、息子に「Y因子」を受渡してしまえばもう用済みなのである。もちろん、個々の天皇の人格などどうでもいいわけだ。なんだか、利己的遺伝子仮説の出来の悪い焼き直しみたいな話だ。
これほど歴代天皇を侮辱した言説もないのではなかろうか。
ついでに指摘しておくと、古事記に名前が出てくる各地の豪族のうち、88%は「皇系」、つまり何代目かの天皇の子孫ということになっている。平沼の言うように「Y因子」さえ受け継いでいればいいのなら、男系で続いてさえいれば、そうした豪族たちの誰がどんな手段で天皇になっても構わないことになる。とんだ「万世一系」もあったものだ。
より穏当というか、一般的な説は、日本では歴史の初めから王朝の交代がなく、同じ王統がずっと続いているから「万世一系」だ、というものだ。
しかし、こちらの説も極めて怪しい。
例えば、平沼も言及している武烈(25代)から継体(26代)への代替わりなど、まず王朝交代と見て間違いない。
武烈には子がなく、次の天皇となった継体は、古事記によれば応神天皇(15代)の五世の孫、日本書紀によれば六世の孫、とされている。確かに一応過去の天皇の子孫ということになってはいるが、これほど世代の隔絶した継承は異常だ。それは、以下の系譜と比べてみれば分かる。
桓武天皇
|
葛原親王1
|
高見王2
|
平高望3
|
平良持4
|
平将門5
平将門は桓武天皇の五世の孫。継体が天皇になったというのは、平将門が天皇になったのと同じようなものなのだ。
しかも、三国(現在の福井県坂井郡付近)の出身とされている継体の、応神以来の系譜は、古事記にも日本書紀にも書かれていない。(日本書紀は父の名のみ記載。)
これは記紀の編者が、それらを知らなかったためではなく、それらを書くことが必ずしも名誉とならない、そういう事情を配慮したからではないであろうか。なぜなら、それらの人名は、北志賀(滋賀県)や三国(福井県)の諸豪族にとって、同僚や時として下僚に当る人物として熟知されていた人名だったであろうから。
このように考えてみると、継体即位の問題性、さらに不法性、それを疑うことは困難なのではなかろうか。
という古田武彦氏の推測(『古代は輝いていた』2)は妥当なものと思われる。実際、応神―継体間の系譜は、鎌倉末期に書かれた日本書紀の注釈書「釈日本紀」に、今では失われた「上宮記」という史書からの引用という形で記載されている。上宮記は7世紀頃に成立したと考えられており、古事記・日本書紀より古い。当然、記紀の編者が知らなかったはずはないのだ。
要するに、武烈死後の混乱に乗じて、出自もはっきりしない、しかし武力や経済力は十分に備えた地方の大豪族が大和に進出してきて次の天皇となったのだ。「万世一系」説に毒されていない常識では、これを王朝交代と呼ぶ。
http://vergil.hateblo.jp/entry/20130505/1367721385
▲△▽▼
日本はなぜ「万世一系」を必要としたか
http://vergil.hateblo.jp/entry/20130602/1370174878
歴代天皇のいわゆる「万世一系」について、真に問わなければならない問題とは何か?
それは、「万世一系」の定義とか、それは事実かどうか、といったことではなく、なぜ天皇は「万世一系」ということになっていなければならないのか、そもそもなぜそんなものが必要だったのか、という問題だと私は考えている。
「万世一系」の天皇を戴く大和民族の一員であることにしか自尊感情の源泉を見いだせないある種の人々(「特定日本人」とでも呼ぶべきか?w)は、幾多の王朝が興亡を繰り返した中国と比較することで自国の優位性を言いたがる。
なので、ここでも中国との比較を通してこの問題を考えてみることにしよう。
■ 疑問1
前回の記事では、武烈―継体間の王統断絶を取り上げた。ここで、日本書紀は、前王朝最後の王武烈を、悪逆非道の暴君として描き出している。
武烈2年: 妊婦の腹を割いて胎児を見た。
武烈3年: 人の生爪を抜き、その手で芋を掘らせた。
武烈4年: 人の頭髪を抜き、木の頂に登らせ、その木を切り倒して、
登らせた者が落ちて死ぬのを楽しんだ。
武烈5年: 人を池の水を流す樋に伏せ入らせ、外に流れ出てきたところを
三叉の矛で刺し殺して楽しんだ。
武烈7年: 人を木に登らせておき、弓で射落として笑った。
武烈8年: 女を裸にして板の上に据え、馬を引いてきて交尾させた。
そして女の性器が濡れていれば殺し、濡れていなければ官婢とした。
これとよく似た例が、中国の史書にも見られる。有名なのは殷に亡ぼされた夏王朝最後の王「桀」、そして周に亡ぼされた殷王朝最後の王「紂」に関する暴虐記事だろう。
『史記』夏本紀34:
桀、徳に務めずして百姓を武傷す。百姓堪えず。
『史記』殷本紀29-30:
(紂は)酒を好み淫を楽しみ、婦人を嬖(へい)す。
妲己(だっき)を愛し、妲己の言に是れ従ふ。
…
賦税(ふぜい)を厚くして以て鹿台(ろくだい)の銭を実たし、而して鉅橋(きょきょう)の粟(あわ)を盈(み)つ。
…
(人々を)大いに最(あつ)め沙丘に楽戯す。
酒を以て池と為し、肉を懸けて林と為し、男女をして裸(ら)し其の間に相ひ逐(お)はしめ、長夜の飲を為す。
武烈紀の暴虐記事は、これら中国の先例に倣ったものと思われる。
こうした記事の内容が本当だったのかどうか、それは分からない。しかし、確実に言えるのは、前王朝に取って代わった新権力者にとって、先王の暴虐を宣伝するのは、自らの権力奪取の正当性を主張する上で大変役に立つ、ということだ。
殷の湯王や周の武王と、継体はよく似た立場にいたといえる。ではなぜ、湯王や武王が堂々と新王朝の樹立を宣言したのに対して、継体はあたかも穏当に武烈の後を継いだかのように振舞ったのだろうか?
別の言い方をすれば、継体から始まる新王朝の正史である日本書紀は、なぜ継体を自王朝の始祖として描かず、神武以来の王朝がそのまま継続したかのように描いているのだろうか?
■ 疑問2
武王が樹立した周王朝は、その後しだいに衰退し、やがて形式的な権威を担うだけの有名無実の存在となっていった。鎌倉時代以降、実質的権力を失い、衰退していった京都朝廷とよく似ている。
両者の違いは、周王朝が数百年続いた後、最終的に秦に滅ぼされたのに対して、京都朝廷は曲がりなりにも近代に至るまで存続したことだ。
何がこの両者の運命を分けたのだろうか?
■ 答え
周王朝を廃した秦の始皇帝は、泰山で「封禅の儀」を行い、天と地を祭って、中国全土を統治する皇帝としての自らの権威を誇示した。
この例が示すように、古来中国には「天」の思想がある。そもそも王や皇帝とは、天の命令(天命)を受けて、「天子」として天下を統治するものなのだ。
だから、皇帝が徳を失い、天子にふさわしい存在でなくなれば、他の者が代わって天命を受け、新たな天子となることができる。桀のように、「徳に務めず」民を虐待するような権力者は、倒されても仕方がないとされるのだ。
これが、天命が革(あらたま)ること、すなわち「革命」である。
一方の日本はどうだろうか。
日本には、権力の正当性を主張するための基準となる、このような普遍的原理がない。記紀神話を通して見ても、地上の権力者にその権力の正統性を与える根拠は、天照大神が自らの孫ニニギに対して言ったという言葉、
葦原の千五百秋(ちいほあき)の瑞穂の国は、是(これ)、吾が子孫の王たるべき地なり。爾(いまし)皇孫、就(い)でまして治(しら)せ。行矣(さきくませ)。宝祚(あまのひつぎ)の隆(さか)えまさむこと、当(まさ)に天壌(あめつち)と窮(きはま)り無けむ。
―いわゆる「天壌無窮の神勅」(日本書紀 神代下 第九段)―しかない。
ちなみにこの「神勅」、いかに荘重な漢文調で飾って見せたところで、中身を見れば、自分の子孫だけが可愛いという身内びいきの塊みたいなものであって、そこには普遍性のカケラもない。
このように、権力の正統性を支える普遍的原理がなく、頼れる権威が天照の子孫とされる一族の血筋だけとなれば、どうしても天皇には(内実はどうあれ)「万世一系」でいてもらわなければならないことになる。
この国で新興の実力者が権力の頂点に立つには、継体のように王朝内での順当な継承を偽装するか、そうでなければ天皇から権力の行使を委託される(例えば「征夷大将軍」として)という形式を取るしかなかった。だから、天皇家はいくら落ちぶれても、とりあえず権威を示すそれらしい儀式を行える程度の状態で存続を許された、というよりむしろ、存続させられてきたのである。
結論。天皇が「万世一系」ということになっているのは、日本には権力の正統性を支える基盤としての普遍的原理がなく、権威として頼れるものが神の子孫だという天皇家の血筋しかなかったからである。
※本記事中に引用した日本書紀の読み下し文は、坂本太郎・家永三郎・井上光貞・大野晋校注 『日本書紀(一)』(岩波文庫 1994年)による。
http://vergil.hateblo.jp/entry/20130602/1370174878
▲△▽▼
仲哀→応神も王朝交代
http://vergil.hateblo.jp/entry/2014/08/24/122313
記事《「万世一系」の虚妄》の中で、武烈(25代)から継体(26代)への代替わりが王朝交代に他ならないことを説明した。しかし、明治以来常識化されてきた「万世一系」を否定する反例はこれだけではない。
次は、仲哀(14代)から応神(15代)への代替わりを見てみよう。
仲哀は、実に奇妙な死に方をしている。
古事記(仲哀記):
その太后息長帯日売の命(オキナガタラシヒメノミコト=神功皇后)は、当時神帰よせしたまひき。かれ天皇筑紫の詞志比かしひの宮にましまして熊曾の国を撃たむとしたまふ時に、天皇御琴を控ひかして、建内タケシウチの宿禰の大臣沙庭さにはに居て、神の命を請ひまつりき。ここに太后、神帰よせして、言教へ覚さとし詔りたまひつらくは、「西の方に国あり。金・銀を本はじめて、目の炎耀かかやく種々の珍宝その国に多さはなるを、吾あれ今その国を帰よせ賜はむ」と詔りたまひつ。ここに天皇、答へ白したまはく、「高き地に登りて西の方を見れば、国土くには見えず、ただ大海のみあり」と白して、詐いつわりせす神と思ほして、御琴を押し退けて、控ひきたまはず、黙もだしたましき。ここにその神いたく忿いかりて、詔りたまはく、「およそこの天の下は、汝いましの知らすべき国にあらず、汝は一道ひとみちに向ひたまへ(=黄泉の国へ行ってしまえ)」と詔りたまひき。ここに建内の宿禰の大臣白さく、「恐かしこし、我が天皇。なほその大御琴あそばせ」とまをす。ここにややにその御琴を取り依せて、なまなまに(=しぶしぶ)控ひきいます。かれ、幾久いくだもあらずて、御琴の音聞えずなりぬ。すなはち火を挙げて見まつれば、既に崩かむあがりたまひつ。
仲哀は、西方の国(新羅)を与えてやろうという神の言葉を信じなかったために、神罰を受けて死んだというのである。このとき本当は何があったのか。伊藤浩士氏がブログで次のように書いているが、私も同感である。
仲哀天皇と神功皇后と竹内宿禰は熊襲征伐のために筑紫にきていて、そこで神功皇后が新羅を攻めると言い出します。仲哀天皇は反対します。仲哀天皇と神功皇后、竹内宿禰の3人だけがいて、気が付くと神の罰が当たって仲哀天皇が死んでいたと記されています。ふつうに考えれば、神功皇后と竹内宿禰の共謀による殺害です。
このとき、仲哀は軍を率いて九州まで遠征していた。仲哀には既に別の后(大中津比売の命)との間に香坂かごさかの王、忍熊おしくまの王という二人の息子がいたのだが、この遠征には同行していない。建内以外の有力な臣下もついてきていない。暗殺には絶好のシチュエーションと言っていいだろう。
そしてこの「神」は、香坂・忍熊を押しのけて、息長帯日売が産む子を次の天皇にする、と決めてしまうのである。
古事記(仲哀記):
また建内の宿禰沙庭に居て、神の命みことを請ひまつりき。ここに教へ覚したまふ状、つぶさに先の日の如くありて、「およそこの国は、汝命いましみことの御腹にます御子の知らさむ国なり」とのりたまひき。ここに建内の宿禰白さく、「恐し、我が大神、その神の御腹にます御子は、何の子ぞも」とまをせぱ、答へて詔りたまはく、「男子なり」とのりたまひき。ここにつぶさに請ひまつらく、「今かく言教へたまふ大神は、その御名を知らまくほし」とまをししかぱ、答へ詔りたまはく、「こは天照らす大神の御心なり。また底筒の男そこつつのを、中筒の男なかつつのを、上筒の男うはつつのを三柱の大神なり。この時にその三柱の大神の御名は顕したまへり。
天照大神の神意だ、というわけだが、それを聞いたのは建内宿禰だけなのだから、要するに建内がそう決めた、ということである。
この後、息長帯日売はいわゆる「神功皇后の三韓征伐」(それが征伐などと呼べる代物でないことは別途書く予定)を行い、九州に帰ってきてから息子を産む。これが後の応神天皇である。この応神の出生についても、不可解なエピソードが書かれている。
古事記(仲哀記):
かれその政(三韓征伐のこと)いまだ寛をへざる間に、懐妊ませるが、産れまさむとしつ。すなはち御腹を鎮いはひたまはむとして、石を取らして、御裳みもの腰に纏まかして、竺紫つくしの国に渡りましてぞ、その御子は生あれましつる。かれその御子の生れましし地に号なづけて、宇美といふ。またその御裳に纏かしし石は、筑紫の国の伊斗いとの村にあり。
「三韓征伐」が終わらないうちに子どもが産まれそうになってしまったため、石を腰紐にはさんで押さえ、神に祈って出産を遅らせたというのである。これも普通に考えれば、応神の出生が仲哀の子とするにはあまりに遅すぎたため、つじつまを合わせるための説話を創作したのである。
では応神の父親は誰か? 史料的根拠には欠けるが、建内宿禰とするのが最も自然ではないだろうか。
そして、息長帯日売と建内は九州から大和に攻め上り、忍熊王の軍を破ってこれを滅ぼしてしまう。(香坂王はその前に事故死。)もちろん、「万世一系」説に毒されていない常識では、これを王朝交代と呼ぶ。
※本記事中に引用した古事記の読み下し文は、武田祐吉訳注・中村啓信補訂解説 『新訂 古事記』(角川文庫 1987年)に基き、一部変更・補足している。
http://vergil.hateblo.jp/entry/2014/08/24/122313
▲△▽▼
「神功皇后の三韓征伐」という大嘘
http://vergil.hateblo.jp/entry/2014/09/09/204858
仲哀(14代)から応神(15代)への代替わりが、単なる代替わりではなく王朝交代であったことについては既に説明した。このとき、仲哀の九州遠征に同行せず大和に残っていた息子たちを滅ぼして権力を奪ったのが、神功皇后こと息長帯日売(オキナガタラシヒメ)と建内宿禰(タケシウチノスクネ)である。
そして神功皇后といえば、いわゆる「三韓征伐」が必ずセットとなって語られる。
この「三韓征伐」とは実際にはどんな事件だったのか。まず、古事記の記述を見てみよう。
かれつぶさに教へ覚したまへる如くに、軍を整へ、船双なめて、度り幸でます時に、海原の魚ども、大きも小きも、悉に御船を負ひて渡りき。ここに順風おひかぜいたく起り、御船浪のまにまにゆきつ。かれその御船の波瀾なみ、新羅の国に押し騰あがりて、既に国半なからまで到りき。ここにその国王、畏おぢ惶かしこみて奏まをして言まをさく、「今よ後、天皇の命のまにまに、御馬甘みまかひとして、年の毎に船双めて船腹乾さず、棹楫さをかぢ乾さず、天地のむた、退しぞきなく仕へまつらむ」とまをしき。かれここを以ちて、新羅の国をぱ、御馬甘と定めたまひ、百済の国をぱ、渡わたの屯家みやけと定めたまひき。ここにその御杖を新羅の国主の門に衝き立てたまひ、すなはち墨江すみのえの大神の荒御魂あらみたまを、国守ります神と祭り鎮めて還り渡りたまひき。
しかし、これは果たして「征伐」などと呼べるものだろうか。神功が軍船を整えて新羅に行ったら、一戦も交えることなく、向こうが勝手に恐れをなして降伏してしまったというのだ。(日本書紀にもほぼ同じ内容の説話が記されているが、こちらは新羅だけでなく、接触すらしていない高句麗と百済まで降伏してしまったことになっている。)こんなことはあり得ない。
いや、実際この後、新羅は日本に朝貢しているではないか、と言う人がいるかもしれない。しかし、記紀に朝貢記事があるからといって、それが服属の証拠にはならないのだ。古田武彦氏が次のように指摘している[1]。
わたしは『記・紀』を見る場合、つぎの二つの原則を大前提とする。
(1) 『記・紀』は、天皇家中心の「大義名分」に貫かれた本である。
(2) したがって『記・紀』は古来の伝承に対して、天皇家に「有利」に改削・新加(新しく付加)することはあっても、「不利」に加削することはない。
まず、(1)について説明しよう。
すでに前の本で詳しくのべたように、“天皇家は永遠の昔から、この日本列島の中心の存在だったのだ”という「大義名分」が『記・紀』を貫いている。それは「歴史事実の実証」以前の、いわば「観念」としての大前提なのである。それは国内問題だけではない。たとえば、
冬十月に、呉国、高麗国、並に朝貢す。 〈仁徳紀五十八年〉
夏四月に、呉国、使を遣して貢献す。 〈雄略紀六年〉
とあるように、中国(や高麗)との通交さえ、あちらが日本の天皇家に臣従し、朝貢してきたように書いてあるのだ。だから、これは「朝貢」の事実を示す記事ではない。『記・紀』の大義名分に立った筆法なのである。
中国の皇帝が「東夷」の蛮族と見なしていた日本に朝貢してくるはずがないことは、常識として理解できるだろう。
つまり、記紀の「三韓征伐」記事が示しているのは、神功が新羅を訪問して王と交渉し、このときから近畿天皇家と新羅との間の国交が始まった、という出来事なのだ。これは新羅との国交開始に関する説話なのである[2]。新羅王が服従を誓ったとか、新羅の国を「御馬甘」に定めたとかいうのは、魚たちが神功の船を背負って海を渡った、船が波に乗って新羅の中央部まで押し上がった、などと書いてあるのと同じ、何も知らない国内人民向けのほら話に過ぎない。
しかし、ではなぜ、新羅との国交が必要だったのか?
ここで、そもそも神功と建内は、仲哀の熊襲征伐に従って九州まで来ていたことを思い出していただきたい。仲哀をうまく始末したのはいいが、次は大和に戻って仲哀の息子たちを討ち滅ぼさなければ自分たちに未来はない。しかし、まだ熊襲との戦争は続いているのだ。こちらの事情が変わったからといって、簡単に敵に背を向けて帰るわけにはいかない。追撃を避けるには、熊襲との和平、最低でも休戦が必要だ。
日本書紀では、神功を通じて仲哀に新羅征伐を勧めた「神」は、次のように語っている。
時に、神有まして、皇后に託かかりて誨おしへまつりて曰はく、「天皇、何ぞ熊襲の服まつろはざることを憂へたまふ。是これ、膂宍そししの空国むなくにぞ。豈あに、兵を挙げて伐つに足らむや。玆この国に愈まさりて宝有る国、警たとへば処女をとめの睩まよびきの如くにして、津に向へる国有り。眼炎まかかやく金・銀・彩色、多さはに其の国に在り。是を衾たくぶすま新羅国しらきのくにと謂いふ。若もし能よく吾を祭りたまはば、曾かつて刃に血ちぬらずして、其の国必ず自おのづから服まつろひしたがひなむ。復また、熊襲も為服まつろひなむ。
自分を良く祭れば新羅は従い、また熊襲も自ら従うだろう、と言っているのだ。この両者の間には何らかの強い結びつきがあり、新羅との友好は熊襲との関係改善にもつながることを示唆している。
だから神功は、熊襲との戦争状態を終わらせて大和での権力奪取に集中するため、熊襲のバックに控えている新羅との友好関係を確立しようと海を渡ったのである。それは、「征伐」とは正反対の、友好を求める外交交渉だったのだ。
[1] 古田武彦 『盗まれた神話』 朝日文庫 1994年 P.63-64
[2] 古田武彦 『古代は輝いていた(2)』 朝日新聞社 1985年 P.131
※本記事中に引用した古事記の読み下し文は、武田祐吉訳注・中村啓信補訂解説 『新訂 古事記』(角川文庫 1987年)に基き、一部変更・補足している。
※本記事中に引用した日本書紀の読み下し文は、坂本太郎・家永三郎・井上光貞・大野晋校注 『日本書紀(二)』(岩波文庫 1994年)に基き、一部変更・補足している。
http://vergil.hateblo.jp/entry/2014/09/09/204858
▲△▽▼
▲△▽▼
皇位継承
7世紀末までの皇位継承を《古事記》《日本書紀》によってみると,
16代の仁徳天皇まではほとんどが父子間の直系相続であり,
仁徳以後持統までは,父子間相続6,母子間1,兄弟間10,姉弟間2,叔父・甥間1,夫婦間2,三親等以上をへだてた相続3の計25例で,兄弟相続が多い。
応神・仁徳を境として,皇位継承の原則に大きな変化が起こっているように見える。
しかし,父子直系相続は7世紀末以降の天皇の目ざした皇位継承法であり,兄弟相続は日本固有の継承法であることからすると,応神以前の直系相続は記紀編纂の過程で作為された可能性が強い。
また,記紀にみえる天皇の名称をみると,
7,8,9代の孝霊,孝元,開化と41,42,43,44代の持統,文武,元明,元正はヤマトネコ,
10,11代の崇神,垂仁はイリヒコ,
12,13,14代の景行,成務,仲哀と34,35代の舒明,皇極はタラシヒコ(メ),
15,17,18代の応神,履中,反正と38代の天智はワケ,
27,28,29代の安閑,宣化,欽明はクニオシ
という称をもつというように時期により特色があり,それらを検討すると
7〜9代の名称は持統以下の名称を手本に,
12〜14代の名称は舒明,皇極の名称を手本にして作られた
と推定される。
これに加えて記紀には9代までの天皇の事績については神武以外ほとんど所伝がないこと,10代の崇神が初代の天皇を意味する所知初国(はつくにしらす)天皇の称号をもつことなどから,9代までの天皇の実在性は疑われている。
10代以後も,皇居や陵墓の所在地や称号の変化などから,10〜12代の天皇は大和を根拠としていたが,15〜25代の天皇は河内平野を主要な根拠地とする別系統の天皇ではないかとして,前者を三輪政権(初期大和政権),後者を河内政権と呼ぶ説もある。
同様に26代の継体以後の天皇もそれまでとは別系統の天皇とする説もある。
これらの説に従えば,古代の皇位継承は,10代の崇神以後2度断絶したが,6世紀中葉以降に,万世一系の思想により崇神からはじまる一系統の系譜にまとめ,さらに崇神以前の系譜をつぎ足したということになる。
しかしこれも一つの解釈ないし仮説であって,古代の皇位継承にはなお多くの疑問が残っている。
→王朝交替論
[直木 孝次郎]
皇嗣の冊定
大化以前の皇位継承については,天皇が任意に選定したとする中田薫の選定相続説,天皇が神意により卜定したとする滝川政次郎の卜定相続説,末子相続から兄弟相続への移行を説く白鳥清の兄弟継承説,あるいは大兄(おおえ)(同腹中の長子)からその兄弟,ついで大兄の子の順に継承反復したとする井上光貞の大兄相続説などがある。
そして天智朝に至り,中国より継受した嫡長子相続主義にもとづく皇位継承法が定められたとも説かれている。
しかし爾後の実例に徴すると,皇嗣の選定は,嫡系男子の優位を認めながらも,天皇(あるいは上皇)の勅定するところであり,明治の皇室典範制定以前は,立太子の詔において初めて皇嗣を冊定するのを本則とした。
ただ立太子の儀はときに省略された例も少なくなく,ことに室町時代から江戸初期にかけて中絶したが,霊元天皇がこれを再興するに当たり,立太子に先立ち朝仁親王(東山天皇)を儲君(ちよくん)に治定したのが例となって,明治の嘉仁親王(大正天皇)の立太子に至るまで,儲君治定が実質的な皇嗣冊立を意味した。
皇位継承の資格
皇位継承者は,いうまでもなく皇親に限られる。
推古天皇をはじめ皇后から皇位を継いだ例も数例あるが,皇曾孫の皇極,皇孫の元正以外の女帝はみな皇女である。
継嗣令に〈女帝子〉の語が見えるから,令制では女帝の存在を公認しており,江戸中期の後桜町まで10代8女帝が生まれたが,いずれも中継ぎ的色彩が濃く,やはり皇男子の継承が本則であったとすべきであろう。
平安・鎌倉時代には,いったん臣籍に降下したのち,さらに皇籍に復した例が数例あり,そのうち光孝の皇子定省(宇多)は皇位にのぼったが,やはり変則であろう。
皇位継承の原因
上古の皇位継承は,天皇が没することによって行われたが,645年(大化1)皇極が孝徳に皇位を譲って譲位の例を開いてからは,明治まで87代中(北朝天皇を除く)56代の天皇が譲位によって皇位を継いだ。
天皇譲位の場合には,皇嗣が禅(ゆずり)を受けて直ちに践祚(せんそ)するのを常例としたが,天皇が没した場合には,没時と践祚との間に時日を要した例も多く,ことに上古においては数年月を経ることもあった。
また鎌倉時代以後は,皇嗣の選定について朝廷と幕府の間の交渉に日時を要した場合も数例ある。
なお斉明の皇太子中大兄(天智天皇),天武の皇后鸕野讃良(持統天皇)は,天皇没後,皇位につかずに数年にわたり執政したが,これを〈称制(しようせい)〉といった。
81代安徳が平氏に擁されて西海に幸した後,京都において後鳥羽が践祚し,1年余にわたって2人の天皇が存立し,また96代後醍醐の譲位否認のもとで光厳が践祚し,爾後50余年にわたって南北両朝が併存対立した。
また天皇がいったん譲位したのち,再び皇位についたことが2度あり,これを重祚(ちようそ)という。
35代皇極が重祚して37代斉明となり,46代孝謙が重祚して48代称徳となったのがそれで,ともに女帝にして,特殊な政情によるものである。
https://japanknowledge.com/introduction/keyword.html?i=128
▲△▽▼
ヤマト王権〈シリーズ 日本古代史 2〉 (岩波新書) – 2010/11/20
吉村 武彦 (著)
https://www.amazon.co.jp/ヤマト王権〈シリーズ-日本古代史-2〉-岩波新書-吉村/dp/4004312728/ref=cm_cr_srp_d_product_top?ie=UTF8
内容紹介
日本列島にはじめて成立した統一国家、ヤマト王権。その始まりはいつだったのか。最初の「天皇」は誰なのか。王宮や王墓の変遷は何を物語るのか──。『魏志倭人伝』等の中国の正史や金石文ほか、貴重な同時代資料に残された足跡を徹底的にたどりつつ、ひろく東アジア全域の動きを視野に、多くの謎を残す時代の実像に肉迫する。(全6巻)
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
吉村/武彦
1945年朝鮮大邱生まれ、京都・大阪育ち。1968年東京大学文学部国史学専修課程卒業、同大大学院国史学専攻博士課程中退。現在、明治大学文学部教授。専攻は日本古代史
カスタマーレビュー
hira 5つ星のうち2.0
古墳期の一元的・集権的な世界観から脱却せよ! 2019年2月16日
本書のシリーズAは、@が弥生期、Bが飛鳥期なので、古墳期を範囲としており、日本列島で、7世紀後半から、律令制を本格的に導入した、中央政府の起源を、ヤマト王権とし、それが分権社会から集権社会へと、移行していった過程を、主に文献学から解説しています。
したがって、本書では、考古学による、畿内以外の地域の状況は、ほとんど取り上げられていませんが、だからといって、日中の古代歴史書も、正当に史料批判されているとはいえず、ヤマト王権の初期から、大和中心の一元的な世界に偏重しており、現在でも、それが通説化しています。
しかし、実際の古墳期は、もっと多元的な世界だったので、ここでは、異説を取り上げることで、本書にも問題点が、多々あることを、指摘しておきます。
○倭奴国(p.5-7)
「後漢書倭伝」で、57年に、後漢の光武帝(初代)へ朝貢し、金印を授与されたのは、倭の奴国ではなく、倭奴国で、それは、「旧唐書倭国伝」に、倭国は、古(いにしえ)の倭奴国なり、「新唐書日本伝」に、日本は、古の倭奴なり、とあるからです。
また、金印も、漢の委(わ)の奴(な)の国王ではなく、漢の委奴の国王、「隋書俀国伝」で、後漢の安帝(6代)の時代(106〜125年)に、使者を派遣・朝貢したのは、俀奴国、「後漢書倭伝」で、107年に、倭国王の帥升等が、安帝に奴隷160人を献上しているので、倭国=倭奴国=委奴国=俀奴国です。
そうなると、金印の委奴国は、伊都(いと)国よりも、倭奴国の人偏を省略とみるのが適当で、「魏志倭人伝」には、倭の30ヶ国の他にも、倭種(倭人)の国があり、それらと区別するためか、中国は、匈奴と対照的に、「倭奴」の呼称にしたとも推測でき、57年・107年の後漢朝貢ともに、倭国です。
○邪馬壱国・壱与(p.12、23)と邪馬壱国九州説(p.13-17)
3世紀後半成立の「魏志倭人伝」では、邪馬壱(旧字は壹)国と壱与でしたが、5世紀前半成立の「後漢書倭伝」では、邪馬台(旧字は臺)国に改変され、7世紀前半成立の「梁書倭国伝」では、なぜか祁馬台国となっています。
7世紀半ば成立の「隋書俀国伝」では、邪靡堆(やまたい)=邪馬台、7世紀半ば成立の「北史倭国伝」では、邪摩堆=邪馬台と、踏襲されており、本書では、10世紀後半成立の「魏志」の抜粋が収録された「太平御覧」も、邪馬台国のようなので、「後漢書倭伝」で、改変されています。
一方、壱与は、「後漢書倭伝」「隋書俀国伝」には、記事がなく、「梁書倭国伝」「北史倭国伝」で、台与に改変され、邪馬台国に改変された時期とズレており、どちらか本当かは、不明なので、勝手に改変すべきでなく、正確には、邪馬壱国・壱与です(「隋書俀国伝」を「隋書倭国伝」とすべきでないのと同様)。
邪馬壱国=近畿(大和)説は、方位の東を南に書き誤ったとしていますが、魏は、倭に派兵しており、方位は、進軍・補給に大切なうえ、万一記載ミスなら、「魏志倭人伝」より後世に成立した「後漢書倭伝」で、狗奴国の方位を訂正・距離を追加した際に、そこも訂正してもよいはずではないでしょうか。
邪馬壱国=九州説は、帯方郡〜邪馬壱国間を1万2000余里、帯方郡〜伊都国間を1万500余里、伊都国〜邪馬壱国間を1500里以内(対馬国〜壱岐国間の約1.5倍)としており、それを論破しないまま、はるか後世の15世紀初めの地図を持ち出し、邪馬壱国=近畿(大和)説を採用するのは、不充分といえます。
○銅鏡の価値(p.21)
中国の銅鏡は元々、官営工房で製造されていましたが、やがて政権の庇護がなくなったため、工房が、自立するようになり、後漢末期の2世紀終りには、すでに民間工房の量産品が、中国市場に流通していたので、前漢鏡→後漢鏡→魏晋鏡以降と、銅鏡の価値が、しだいに低下していました。
3世紀初めを境に、中国鏡の分布の中心が、九州から畿内に移動したのは、畿内が、政治の中心になったからではなく、価値の低下を認知していた九州北部が、輸入品を畿内へ、率先して販売した可能性があります。
「魏志倭人伝」では、238年に、魏皇帝が、倭の卑弥呼へ、紺色地に曲線模様の錦3匹・まだらの花の細密模様の毛織物5張・白絹50匹・金8両・五尺刀2口・銅鏡100枚・真珠+鉛丹各々50斤を授与しており、銅鏡100枚は、五尺刀2口よりも後ろの記載なので、価値があまり高くないともいえます。
銅鏡100枚は、魏の政権が、複数の民間工房に発注したとみられ、古墳期の銅鏡は、有力者から配布(下賜)されるよりも、贈与と返礼(互酬)や物々交換(交易)で、大量入手したと推測できます。
○初代・10代と欠史八代の実在性(p.35-41)
一書も含めた、記紀神話での、1〜10代の天皇の妻の出身は、次の通りです。
・神武(初代):日向(阿多、紀・記)、神の子孫(紀・記)*
・綏靖(2代):磯城(県主・ハエの妹=紀1・記)、春日(紀2)、神の子孫(紀本)*
・安寧(3代):磯城(県主・ハエの娘=紀1・記)、春日(大間、紀2)、神の子孫(紀本)*
・懿徳(4代):磯城2(県主・ハエの弟イテの娘=紀1、紀2)、皇族(紀本)*
・孝昭(5代):磯城(県主・ハエの娘=紀1)、大和(紀2)、葛城(尾張、紀本・記)*
・孝安(6代):磯城(県主・ハエの娘=紀1)、十市(紀2)、皇族(紀本)*
・孝霊(7代):磯城(紀本)*、十市(紀2・記)、春日(紀1・記)、皇族2(紀本×2・記×2)
・孝元(8代):河内(紀・記)、穂積(物部)氏2(紀×2・記×2)*
・開化(9代):葛城(記)、丹波(紀・記)、穂積(物部)氏(紀・記)*、和珥(丸邇)氏(紀・記)
・崇神(10代):紀伊(紀・記)、葛城(尾張、紀・記)、皇族(記)*
※紀本:日本書紀本文、紀1:日本書紀一書第一、紀2:日本書紀一書第二、記:古事記、*:皇后
ここで注目すべきは、第1に、2〜7代の妻が、磯城・春日・大和・葛城(尾張は、高尾張邑=葛城邑なので)・十市と、奈良盆地内の出身で、8〜10代の妻も、盆地内の出身と、河内・丹波・紀伊の出身もいることです。
これは、初期の大和政権が、まず、地元豪族と結び付くことで、奈良盆地内を確実な勢力基盤にすると、つぎに、河内の瀬戸内海方面・丹波の日本海方面・紀伊の太平洋方面と、大和の周辺地域のうち、輸入用の交易ルートを開拓したとも読み取れます。
第2に、「古事記」で、2代の妻は、磯城の県主・ハエの妹、3代の妻は、ハエの娘なので、この間は、親子世代での皇位継承ですが、「日本書紀」の一書で、3〜6代の妻は、いずれもハエの娘世代なので、この間は、兄弟世代での皇位継承とみられます。
つまり、「日本書紀」の本文が、本当であれば、一書をわざわざ、記載する必要がないので、一書での3〜6代の妻は、史実だとみられ、本文の親子間の皇位継承や、100歳以上の超長寿・神武天皇(初代)即位以降の年代も、捏造でしょう。
初代から13代までの親子間での皇位継承は、天武天皇(40代)以前まで、兄弟間での皇位継承が主流だったのを、天武天皇以後から、親子間での皇位継承に改変するための前例を、国史の中に捏造し、あらかじめ紛れ込ませておいたと推測できます。
第3に、皇后は、皇族が通例ですが、5代は、尾張の連の遠祖の妹、7代は、磯城の県主の娘、8代は、穂積の臣等の祖の妹、9代は、物部氏の遠祖の娘が、皇后で、その息子が皇太子→天皇になっているので、もし、それらが非実在なら、豪族(非皇族)を皇后にしなくてもよいのではないでしょうか。
しかも、尾張の連・磯城の県主・穂積の臣は、後世に有力豪族になっていないので、偽装する理由がなく、特に、7代は、皇族妻2人(姉妹)に、息子が4人(姉に2人・妹に2人)もいるのに、非皇族妻の1人息子が、天皇に即位しており、最も捏造したい所が露見しているので、史実が濃厚です。
第4に、物部氏の祖の娘・イカガシコメは、8代の妻になり、[武内(たけのうち)宿禰の祖父(紀)・建内(たけしうち)宿禰の父(記)]を出産後、9代の妻にもなり、のちの崇神天皇(10代)も出産しているので、もし、8・9代が非実在なら、そのような境遇にしなくてもよいのではないでしょうか。
よって、2〜9代が、もし、非実在なら、妻達を、もっとすっきりした系譜や、後世の政権にとって都合のいいように、捏造することもできるのに、そうしておらず、一書を併記する等、苦心もみられるのは、実在したからだとも説明でき、超長寿や特異な名前・事績がないだけで、全否定は、できません。
崇神天皇は、四道将軍を派遣・平定したとありますが、わずか半年で帰還しているので、実際には、西海(吉備)・丹波に輸入用の交易ルートと、東海・北陸に輸出用の交易ルートの、開拓で、流通ネットワークを全国展開した一方、4世紀前半の統治範囲は、大和の周辺地域までとみられます。
神武天皇は、その始祖なので、編纂の際に、「天下」と装飾され、初代・10代ともに、「はじめてこの国を統治した天皇」と潤色されただけではないでしょうか。
履中天皇(17代)以後は、旧天皇即位から新天皇即位までの平均が12年で、仁徳天皇(16代)以前は、超長寿なので、仮に、それらの天皇が全員実在し、在位期間を12年/人、履中天皇即位を400年とすれば、神武天皇即位は、196年(2世紀終り)、崇神天皇即位は、304年(4世紀初め)となります。
崇神天皇の4世紀初めは、纏向遺跡の最盛期で、筆者が主張する、初期ヤマト王権の4世紀前半とも、ほぼ符合し、神武天皇の2世紀終りは、大和に銅鏡が集中するようになる(漢鏡8期の2・3段階)直前で、大型古墳が大和に出現する直前の時期で、始祖にふさわしいともいえます。
孝元・開化の2天皇(8・9代)は、それぞれ280年・292年即位と算定でき、河内・丹波出身の妻がいて、3世紀後半に、畿内が、鉄器の出土数で、はじめて九州を逆転したので、それぞれ瀬戸内海側・日本海側の、輸入用の交易ルートを開拓したとも、結び付けられます。
各天皇の実在性は、疑問視されますが、この程度の人数がいた可能性があり、実際には、親子間でなく、兄弟間での皇位継承が、主流だったと導き出せます。
○日中で古代歴史書での食い違い
これは、あまり取り上げられていませんが、「日本書紀」神功皇后(14-15代の間)の時代の記事で、「魏志倭人伝」から、人名等を引用したにもかかわらず、次のように、ことごとく食い違っています。
「魏志倭人伝」→「日本書紀」
・238年:倭の使者の難升米・帯方郡長官の劉夏→239年:難斗米・ケ夏
・240年:帯方郡長官の使者の建中校尉の梯儁→建忠校尉の梯携
・243年:倭の使者の伊声耆・掖邪拘→伊声者・掖耶約
また、「旧唐書日本伝」に、日本国は倭国の別種なり、とあり、日本国の人で、唐の朝廷を訪問した者は、自己のおごりたかぶりがひどく、事実を答えないので、中国は、日本国の人の言葉を疑っている、となっており、日本による、中国への虚偽報告は、有名だったようです。
さらに、「新唐書日本伝」では、日本国王の姓は、アメ氏で、初代がアメノミナカヌシ、32代まで筑紫城、神武天皇から大和州へ移住したとあります。
「宋史日本国伝」では、献上された年代記には、初代がアメノミナカヌシ、23代(訂正)までは、筑紫日向宮が、神武天皇からは、大和州橿原宮が、都で、「隋書俀国伝」でも、倭王の姓は、アメ氏、「旧唐書倭国伝」でも、倭国王の姓は、アメ氏となっています。
それらから、倭国は、九州北部の筑紫政権が中心で、畿内の大和政権は当初、倭国の圏外だったのが、朝鮮半島への派兵で、各地の政権が協力するようになり、白村江の合戦(663年)での大敗後の戦後処理をきっかけに、倭国から日本国へと改号し、大和政権が中心になった、とする説があります。
これによれば、「魏志倭人伝」と「宋書倭国伝」の倭の五王は、すべて筑紫政権の記事で(邪馬壱国=九州北部説、倭の五王=九州王朝説)、大和政権は、「日本書紀」で、故意に人名等を、一部改変することで、筑紫政権の史実を乗っ取ったとみることもできます。
記紀神話で、神武天皇は、日向から進出しているので、大和政権の始祖(初代)は、筑紫政権と無関係といえますが、中国には、神武天皇が、筑紫から大和へ進出したように、改変しており、権威・権力が、倭から日本へと、スムーズに受け継いだように見せ掛け、正統性を担保したとも読み取れます。
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1LZN9HINXSIGN?ref=pf_vv_at_pdctrvw_srp
▲△▽▼
天武天皇以前の皇位継承は兄弟間相続で、沢山いる皇子の中で最も有能な皇子しか天皇になれなかったのです。
それが白村江の戦いで負けて唐の属国になってから、唐の律令制や儒教的な父子相続制を取り入れたのです:
天智朝と東アジア 唐の支配から律令国家へ (NHKブックス) – 2015/10/22
中村 修也 (著)
https://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A9%E6%99%BA%E6%9C%9D%E3%81%A8%E6%9D%B1%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2-%E5%94%90%E3%81%AE%E6%94%AF%E9%85%8D%E3%81%8B%E3%82%89%E5%BE%8B%E4%BB%A4%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E3%81%B8-NHK%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E4%B8%AD%E6%9D%91-%E4%BF%AE%E4%B9%9F/dp/4140912359?ref=pf_vv_at_pdctrvw_dp
内容紹介
古代日本に存在した、もう一つの「占領」
663年の「白村江の戦い」に敗れた日本は、唐の再攻撃に備えて防衛態勢を整備し、その後は律令国家建設へ邁進したと言われている。だが、それは本当なのか? 本書は、唐の羈縻政策を軸に展開した当時の東アジア情勢を踏まえつつ、中国・朝鮮側の史料との比較から『日本書紀』を再検証し、これまでの通説に挑む力作。唐の支配体制が、その後の律令国家体制とどのように結びついていったのかを鮮やかに描く。
内容(「BOOK」データベースより)
古代東アジアに起こった一大戦役・白村江の戦。通説では、唐・新羅連合軍に敗れた日本は以後、唐の律令に学び、国家体制を整備していったと言われる。だが、この通説は果たして本当か?敗戦国の日本が、唐の支配を全く受けずに友好関係を保つことが可能だったのか?本書は、中国・朝鮮側の史料、最新の考古学の知見、古今東西の「戦争」における常識など、多角的な視点から『日本書紀』を再解釈。白村江後に出現した唐の日本「支配」の実態、さらに、それがのちの律令国家建設に与えた影響を鮮やかに描く。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
中村/修也
1959年、和歌山県生まれ。1989年、筑波大学大学院歴史・人類学研究科博士課程単位取得修了。博士(文学)。現在、文教大学教育学部教授
カスタマーレビュー
hira
筆者は、近代のアジア太平洋戦争で、日本が大敗した後、GHQに占領され、再建を指導された経験から、古代の白村江の合戦で、倭+百済遺民が大敗した後を、想像すべきだとし、通説を批判、異説を展開しています。
異説では、まず、663年の白村江の合戦で、倭+百済遺民が、唐+新羅に大敗後、唐が、九州にも進出し、朝鮮式山城(やまじろ)・水城(みずき)や防(防御地)・烽(ノロシ台)を設置、後世の大宰府の位置には、筑紫都督府も設置し、占領統治するつもりだったと主張されています。
それは、唐の6度の来日時期の664〜672年の間に、それらが整備されているうえ、唐が、大量の人員を、朝鮮半島から日本列島へと、送り込んだからで、そうなると、それらは、唐や新羅の侵攻を防御する施設でないことがわかります。
また、667年の近江・大津京への遷都は、大和政権の前方拠点の難波・河内と後方拠点の大和から引き離す、唐の強制で、両拠点の中間の山頂の高安城(たかやすのき)は、唐が、両拠点を監視するためとみられます。
そのうえ、670年の庚午年籍(こうごねんじゃく)・671年の近江令は、戸籍を作成することで、公正・円滑に徴税でき、671年の水時計(漏刻)の設置は、官僚の勤務管理に有効で、いずれも唐が、直接持ち込んだとみれば、納得できます。
さらに、唐が、百済の王子の扶余隆を、熊津都督に利用したように、671年の大友皇子の後継も、唐の傀儡政権で、唐の日本列島撤退直後の、672年の壬申の乱での大海人皇子の政権奪取は、その転換とも受け取れ、689年の飛鳥浄御原令は、当時頻繁に通交していた新羅と、唐の制度を折衷したようです。
朝鮮半島では、642年に、百済は、高句麗と同盟し、新羅を攻撃、新羅は、西部40余城を奪取され、劣勢から、643年に、唐に援軍を要請しましたが、反応なく、647年に、政権の内乱が発生しましたが、鎮圧し、ようやく、648年に、唐と同盟できましたが、654年に、北部30余城も奪取されています。
そののち、唐は、高句麗を挟み撃ちにするため、660年に、新羅と連携し、百済を滅亡させると、倭は、百済復興のため、援軍を渡海しましたが、663年に、白村江の合戦で大敗、唐は、668年に、新羅と連携し、高句麗も滅亡させ、百済に熊津都督府を、高句麗に安東都護府を設置し、占領統治しました。
ところが、唐は、新羅も、鶏林州都督府を設置し、統治しようとしたので、670年から、新羅が、唐に反抗・交戦し、唐は、それを鎮圧できず、朝鮮半島の戦況が悪化したので、672年に、日本列島から撤退すると、同年に、壬申の乱が勃発、唐は、676年に、朝鮮半島からも撤退させられています。
唐は、同盟国の新羅でさえ、鶏林州都督府を設置したので、敗戦国の倭に、筑紫都督府を設置するのも、当然だったでしょう。
なお、盗作だと酷評しているレビューも、一部あり、学者間のルールは、遵守すべきですが、そもそも史料が、わずかしかない日本古代史では、異説といっても、類似する傾向にあり、それが先行研究に無知だっただけで、異説の積み重ねが、通説になるので、既説か新説かのみに固執するのは、不毛です。
古代日本の制度・技術・文化も、たかが、中国発祥・朝鮮経由と一蹴することもできますが、されど、独自に変容・洗練されたので、盗作ではなく、固有と位置づけられるので、それと同様、読者は、新説の「藤原鎌足」の12ページ?と、既説の細密な本書の、違いを楽しめばよいのではないでしょうか。
ところで、「隋書倭国伝」で、600年に、妻子のいる倭王のアメ・タリシヒコ・アホケミが、隋に使者を派遣していますが、女帝の推古天皇(33代)と一致せず、「旧唐書日本伝」で、日本国は倭国の別種とあるので、推古天皇を大和政権、タリシヒコを筑紫政権(倭)とする説(九州王朝説)があります。
他にも、「日本書紀」と「隋書倭国伝」「隋書」で、冠位12階と内官12等の序列や、遣唐使の訪問年が、食い違っており、「日本書紀」では、608年に帰国した遣隋使の小野妹子が、隋の国書を百済で奪い取られたのに免罪で、「隋書倭国伝」では、九州の地名しか登場せず、不自然です。
私は、個人的に、九州王朝説(古田武彦)を、本書の説と組み合わせ、白村江の合戦には、大和政権配下の全国各地の豪族達が、参戦したのではなく、各々自立しつつ、相互交流していた、大和政権・筑紫政権等が、協力して参戦したとみています。
4世紀半ばには、高句麗の南下で、馬韓の諸国が百済、辰韓の諸国が新羅に結束した一方、弁韓は、6世紀半ばまで、諸国(伽耶諸国)のままで滅亡したように、日本列島でも、外圧が強い九州(筑紫政権)、中くらいの近畿(大和政権)、弱い東国と、諸国の結束の度合に差があったでしょう。
そして、白村江の合戦での疲弊が、九州で比較的大きく、近畿で中くらい、東国で小さかったうえ、合戦後の唐の占領統治も、九州で比較的強く、近畿で中くらい、東国で弱かったと推測できます。
なので、唐が日本列島から撤退すると、壬申の乱で、反乱軍は、戦力が温存されていた東国を味方に引き入れられたので、大和政権の中枢を一掃できたうえ、新生大和政権は、かなり疲弊していた筑紫政権等も併合でき、国号を日本に改称したのではないでしょうか。
https://www.amazon.co.jp/dp/4062883309?_encoding=UTF8&isInIframe=0&n=465392&ref_=dp_proddesc_0&s=books&showDetailProductDesc=1#product-description_feature_div
▲△▽▼
儒教の長子相続制度
東アジア伝統社会における女性の相続と財産分与に関する研究
東京外国語大学外国語学部 教授 吉田 ゆり子 2008年8月
本研究は、16−19世紀における日本・中国・韓国の伝統社会における家の継承と財産分与の同質性と差異性を比較検討することを通して、東アジア伝統社会の比較研究の基盤を構築し、三国相互の歴史認識の深化に寄与することを目的として、次の韓国・中国・日本の6人の研究者によって行われた。文叔子(韓国国史編纂委員会研究員)・鄭肯植(ソウル大学副教授)・李長利(中国社会科学院近代史研究所教授)・大口勇次郎(お茶の水女子大学名誉教授)・臼井佐知子(東京外国語大学教授)・吉田ゆり子(同 教授)。
これまで、日本史研究においては、女性の社会的地位の変化を考察する視点から、家督相続の際に女子が排除されてゆく過程が明らかにされ、その歴史的要因を解明するために、多様な仮説が提示されてきた。具体的にいうと、南北朝時代まで女性も分割相続の対象となったが、戦国時代には女性の一生の間だけとの限定を受けた一期分(いちごぶん)となり、ついに江戸時代には全く排除されることになる。このような過程をたどるのは、武家社会において軍役を負担できない女性が「家」の当主となることができないためではないかとの仮説が示されている。しかし、武家以外の百姓・町人の家においても江戸時代には女性が家の相続から排除されることから、これを説明するために、儒教的な観念の浸透によって、女性の社会的な地位が低下したためではないかとみる見解も示されている。
そこで、日本社会の家意識や女性に対する通念を解明するためにも、伝統的には儒教圏としてくくられる中国・韓国・日本の歴史的な事実を比較し、その共通点・差異性を明らかにする必要があると考えていた。他方、韓国において、歴史学の分野で朝鮮時代の家族史を精力的に追求してきた文叔子氏も、韓国史の立場から同様の問題意識を共有していることを知り、本研究グループを立ち上げるに至った。なお、従来日本でおこなわれてきた比較研究は、韓国と日本の相続の類似性の指摘や、中国から影響が及ぼされた女性に対する教訓書(「女大学」や「女実語教」など)の研究にとどまり、三国の相続と財産分与を正面から比較する研究は行われていなかった。
研究の進め方は以下のとおりである。まず、それぞれの国で発表されてきた本研究課題に関わる著書や研究論文のリストを作成した。このリストをみると、三国それぞれには研究がみられるものの、言語の壁があるため、相互にその研究成果を享受できていない状況がより明確になった。
次に、2007年12月22日に、共同研究者6人が東京で直接同じテーブルについて、それぞれの国で行われてきた本研究課題に関する研究状況を紹介し、さらに具体的な素材をもとに研究報告を行う機会をもった。この研究会においては、韓国・中国人留学生による逐次通訳をつけ、相互に直接意見交換を行った。その結果、次のような論点が提示され、新たな知見を得ることができた。
(1)相続のありかたとその歴史的変遷:韓国の両班と日本の武士・百姓の家では、17世紀頃に、分割相続から単独相続に移行するが、中国においては分割相続を維持している。その歴史的要因として考えられるのは、韓国・日本とも土地の分割による経済的基盤の零細化を防ぐためと考えられる。但し、中国でも耕作の対象となる耕地は狭いため、分割が進むと土地は細分化するが、実際には「小作料」を分割するため、分割が可能である。あるいは、生産力の乏しい地域では、被相続人に未開墾地を与える場合もある。
(2)被相続人の性別:韓国と中国では、歴史的に女性が相続したことはない。それは、韓国と中国では、周代に「礼記」の規定で、女性が祭祀をおこなうことはできないと規定されていたためである。なぜ、周代にそのような規程がつくられたのか、明らかではない。日本では武家の時代となってから当初(12世紀末-13世紀ころ)女性も分割相続を受けていたが、15世紀ころから女性一代限り(一期分)となり、近世には相続から排除された。これに関しては、家業・家産・家督の三者のあり方を考慮に入れなければならない。
(3)「養子」制度について:日本の養子制度は東アジアの中でも特殊といわれ、異姓養子もとることが知られている。韓国と中国では、同姓の中でも「派」と呼ばれるさらに限られた一族の中で、同世代の者から養子をとる。
(4)三国相互の影響のしかた:中国の「礼記」の考え方が韓国に影響して、女性が戸主(戸長)となれない現実が生まれた。その時期は、17世紀ころであり、それ以降、韓国では儒教的なイデオロギーが強化され、現実の問題から発生した均分相続から単独相続へとの流れの中で、女性が相続から排除されてゆくことになる。韓国では植民地時代に、日本の明治民法の影響を受けて、「戸主」が法制化された。
(5)今後の課題:相続形態の変化は、婚姻形態(妻問婚から嫁入婚へ)の変更も伴うため、婚姻形態の変化を視野に入れるべきである。韓国の場合、「家業」という観念を想定しがたい。中国の場合、とくにエリート層を想定しておらず、庶民を含めて考えた。但し、地域差は考慮すべきである。今回の研究会では、それぞれの国の伝統社会における相続と財産分与の歴史的事実を相互に確認することができた。しかし、なぜそれぞれの歴史的事実が発生したのか、その説明において不十分な点がいまだ存在した。また、それぞれの社会制度の違い、身分・階層のあり方の違いも考慮に入れるべきである。但し、東アジア社会を考える時、「儒教的伝統」として同質性を唱えることが往々にしてなされるが、本研究テーマに即してみると、必ずしも「儒教的」な要素では説明できず、その前提として存続のための「現実的・実利的」な要素が根底に存在し、その上でイデオロギー的な意義付けが「儒教」によってなされていたと考えた方がいいというは通しを持った。
以上、6人の共同研究者による小規模な研究会は、大きなシンポジウムでは得られないたいへん有意義な成果を得ることができた。ただ、今回の研究会では、これまでの研究状況の紹介という面が強く、それぞれの具体的な素材をもとにした検討結果を議論するには至っていない。そこで、言語の壁を乗り越えて、相互に具体的な歴史事象に基づいた考察を行うためにも、これまで発表されてきた主要論文を相互に読み合い理解した上で、再度研究会を開くことが必要であると考え、その第一歩として、韓国語で発表されている共同研究者の論考を日本語に翻訳する作業を開始し、文叔子「朝鮮前期無子女亡妻財産の相続をめぐる訴訟事例」、鄭肯植「弱き者よ、汝の名は……―女性法史の一断面―」を訳出した。今後は、さらに対象地域を広げ、東南アジア・南アジア地域を研究者を含めた形で、今後も研究を継続してゆく。
https://www.suntory.co.jp/sfnd/research/detail/200740.html
▲△▽▼
朝鮮の男系養子制度
朝鮮も中国の男系養子制度を丸パクリしただけあって、ガッチガチの男系血統主義の国です。
朝鮮人は男系血統を守ることに厳格なため、いとこ同士の結婚を認めている日本人の結婚を「ケモノに近い野蛮人の結婚」と言って忌み嫌っていたそうです。
そして朝鮮では
・直系女性の分家を認めず、
・同じ男系血統の中からは妾すら選ばず、
・女性は男性の家に入るのが原則なので「婿養子」という観念すらなかった
そうです。
朝鮮の男系養子制度の中でもっとも恐ろしいのは、
・孫も養子として同じ男系血統の中から迎える
・「死後養子」といって夫の死後妻が夫の血統の中から養子を迎える
慣習があることです。こうなると日本人が入りこむ余地はまったくありません。
・男系の男子なきときは、同血族から男系の養子を迎え、たとえ直系の女子あるも、これを嫁に出し、他家より嫁を迎える
・族譜がちがう、姓が異なる赤の他人は養子にしないという鉄則により、血族関係なきものは養子としなかった
・養子だけでなく孫も血族中からむかえる場合もあった
・朝鮮では女は分家できない
・朝鮮では死後養子が認められている。死後養子とは子のない夫婦の夫が死亡したあとで妻が男系男子の血族を養子にする朝鮮の風習
・朝鮮の姓は男系の血族を表示するものであり、それは家ではなく人に付いたものである
・創氏改名で氏の設定と同時に内地式に改名したものも多い。例:金山.香川等(戸籍簿には朝鮮の姓を明記してある)
・朝鮮では男系男子を絶やさぬため蓄妾の風習があり、本妻と妾が本宅に同居する場合もある
・朝鮮では子は親に絶対服従する
・朝鮮では忠(天皇への忠誠)よりも孝(両親への孝行)が重視される
・朝鮮では一家の家計は夫が管理する
・朝鮮では妾にする女ですら男系血統からは選ばない
・本貫(ほんがん)とは祖先が住んでいた土地と姓を記したもの
・朝鮮では本貫で男系血統が同じであることを確認する
・朝鮮人は日本人の近親結婚を軽蔑している
・朝鮮の婚姻は女が男の家に入るを原則とするため、朝鮮には婿養子、入夫等の習慣がない
・朝鮮では女系は他人であって一家ではない
https://tainichihate.blog.fc2.com/blog-entry-555.html
▲△▽▼
▲△▽▼
参考
『フランスの王位継承ルール』
2012年 4月15日 日本国際フォーラム副理事長 平林 博
https://www.jfir.or.jp/j/article/hirabayashi/120415.html
皇位継承のあり方特に「女性宮家」創設の是非について、徐々に議論が沸騰し始めた。天皇制の維持のために皇位継承権を持つ皇族の数を十分に確保することが命題である。そのために、女性皇族が民間人と結婚しても降嫁せずに「女性宮家」を創設することを新たに認めるか、あるいは、男子継承の原則を守り、例外的にのみ男系女性天皇を認めるという古来の伝統を尊重するか、大きく言えば二つの見解に分かれる。
そこで、かつてのフランス王家の王位継承の原則と実践ぶりを紹介してみたい。ただし、これは、国情の異なるかつてのフランス王国の王位継承原則を、現在の日本の天皇制に適用すべしとするものではないことを断っておきたい。
フランスは、ヨーロッパ最古で最長の王国を誇った。傑出した国王も出た。第4代クローヴィス(在位481−511年)はフランスの基礎を築き、第19代シャルルマーニュ(大帝、独語読みではカール大帝、在位768−814年)は西ヨーロッパを統一してローマ法王からローマ皇帝の称号を受け、第63代ルイ14世(太陽王、在位1643−1715年)は、ヨーロッパに君臨した。
フランス王国は、428年の創設以来ほぼ1420年間、1848年に王制が廃止されるまで、嫡出の男子(正式の王妃から生まれた男子)による王位継承のルールを一貫した。フランク族のサリー支族のサリカ法が、女性に不動産の相続を認めず、従って、女王も女系継承も認めなかったことに由来する、重みのある伝統・習慣であった。
また、多くの国王が愛妾を抱え、子を産ませたが、彼女たちの子(庶子)は男子であっても王位継承権は認められなかった。
これは、王位継承を巡って王妃と愛妾、嫡出の男子と庶子の男子が争って、王制を揺るがすこと回避する知恵であったと思われる。愛妾の中には、単なる愛人以上の公認の愛妾(Maitresse Royale)と呼ばれた愛妾もいた。例えば、ジャンヌダルクが王位継承に押し上げたシャルル7世の愛妾アニェス・ソレル夫人は、その第1号である。ルイ14世の愛妾マントノン夫人、ルイ15世の愛妾ポンパドール夫人は特に有名である。ルイ14世の王妃マリー・テレーズが亡くなった後、愛妾マントノン夫人は事実上の王妃として扱われた。しかし、公認の愛妾といえども、国王の母になる資格はなかった。
王位を継承すべき嫡出の男子がないと、その都度系図を何代もさかのぼり、最も近い傍系の子孫たる嫡出の男子に王位を継承させた。
フランスの王朝は、ゲルマン民族の1派であるフランク族が現在のベルギー南部からフランス北部に進出し、紀元428年にクロディオンがメロヴィンガ王朝を興したことに始まる。
第4代国王クローヴィスは当時勢いを増しつつあったキリスト教に帰依し、それを利用しながらフランスの基礎をつくった。メロヴィンガ王朝、次のカロリンガ王朝、さらにカペー王朝の三王朝は、血統的には別である。その後のヴァロワ王朝次いでブルボン王朝は、カペー王朝から続く血統であり、1848年革命によって第69代国王ルイ・フィリップが廃位されるまで続いた。
メロヴィンガ王朝の最後の王たちが弱体化すると、世襲的に宰相(宮宰)の地位を継いできた家が小ペパンの代になった752年、ついに同王朝最後の王を廃し、カロリンガ王朝を打ち立てた。
カロリンガ王朝は、二代目のシャルルマーニュ大帝の時代に頂点を迎えたが、その死後は3王国に分裂し、一つがフランス王家を継承した。987年、カロリンガ王朝最後の王が亡くなると、重臣達はパリ北方のサンリスに集まり、互選によって、ユーグ・カペーを第33代国王に戴いた。ユーグ・カペーは、遠くシャルルマーニュ大帝から女系の血をひいていたが、サリカ法からすると自動的には王位を継承できないのであった。
カペー王朝は、1328年、第47代シャルル4世が死ぬと、嫡出の男子がいなかったために、第43代フィィップ(美男王)の弟の嫡男でヴァロア家を継いでいたフィリップが王位について、第48代フィリップ6世となった。
このヴァロア王朝は、1483年、第54代シャルル8世が嫡出の男子がいないまま事故で亡くなったため、再度、王位継承問題に直面した。118年前に亡くなった第50代シャルル5世まで系図をさかのぼり、その次男ルイの血筋であるヴァロア・オルレアン家から第55代ルイ12世が誕生した。このルイ12世も嫡男がないままに亡くなると、また系図をさかのぼって、上記の第50代シャルル5世の次男ルイのもう一つの血統であるヴァロア・アングレーム家の曾孫フランソワを第56代フランソワ1世として王位に就かせた。そのあと、ヴァロア・アングレーム家からは4人の国王が出るが、第60代アンリ3世が嫡男のないままに暗殺されると、ついにヴァロア王朝は終焉した。
この頃には、もはや近い血筋の嫡出の男子はいなかった。そこで、遠く13世紀終わりまでさかのぼり、第41代ルイ9世(聖王ルイ)の血をひいた傍系ブルボン家に国王を求めた。
ブルボン家は、中部フランスのブルボン地方の領主であったが、アンリ3世の治世に、当時のブルボン家の総領アンリはアンリ3世の妹マルグリーテと結婚していた。血統的にも偉大な国王であった聖王ルイの血を引き、かつヴァロア王家の王女を娶っていたアンリ・ド・ブルボンは、最も王位に近かった。
彼は即位して第61代アンリ4世となり、ブルボン王朝が始まった。ブルボン王朝は、1789年のフランス革命による王制の廃止と第65代ルイ16世の死刑によっていったん途絶える。しかし、ナポレオン皇帝がワーテルローで敗れると、1814年に王政は復古した。ルイ16世の弟2人が、順番に第67代ルイ18世、第68代シャルル10世として即位した。ルイ16世の長男は夭折し、次男はルイ16世の処刑の2年後に10歳で牢獄内で父を追ったが、反革命派はこの悲劇の王太子をルイ17世と称した。
シャルル10世が1830年の革命で失脚すると、嫡出の男子はそれ以前に死んでいたため、系図を約90年もさかのぼったルイ13世の次男(ルイ14世の弟)が興したオルレアン公爵家に王を求めた。こうして、ルイ13世から数えて7代目に当たるルイ・フィリップが第69代国王とし即位した。
ルイ・フィリップ国王が1848年革命によって廃位させられると、さしものフランス王制も終わりを遂げた。フランスは、以後、再び王政に復帰することはなく、第2共和政、第2帝政、第3共和政、第4共和政、そして現在の第5共和制と続く。
ヨーロッパの王室や神聖ローマ帝国では、女王や女帝が出たことがあるが、フランス王家だけは男子継承、しかも嫡出の男子の継承であり、庶子には王位に就かせなかったのであった。
ルイ・フィィップ国王の子孫は連綿と続き、現在のパリ伯爵アンリに続いている。
パリ伯爵とは、筆者の在仏大使時代にお付き合いしたが、途中からフランス公爵も名乗るようになった。彼と周りを囲む王党派は、今でも王政復古の夢を捨てきれないでいる。
https://www.jfir.or.jp/j/article/hirabayashi/120415.html
▲△▽▼
参考
ハプスブルク家家督継承問題
18世紀、再びハプスブルク家は家督の相続問題が懸念された。カール6世に男子継承者が無かったからである。
そこでカール6世はプラグマティッシェ=ザンクティオン(国事詔書)を出し、ハプスブルク家の領土不可分と長子相続の原則、長子が死去した場合は女子にも相続権を与える、という相続原則を他の領邦諸国にも認めさせた。
それによってカール6世の長女マリア=テレジアがハプスブルク家家督を相続したが、それに対してプロイセン国王フリードリヒ2世、バイエルン公、フランス国王ルイ15世などはその継承を認めず、オーストリア継承戦争(1740〜48年)が起こり、帝位は一時バイエルンのヴィッテルスバッハ家のカール7世に移った。
オーストリアは敗れ、プロイセンにシュレジェンの割譲を認めたが、マリア=テレジアの家督継承とその夫フランツ1世(ロートリンゲン公)の神聖ローマ皇帝は承認された。なお、これで男系ロートリンゲン家に移ったので、ハプスブルク=ロートリンゲン朝(1745〜1806)と言う。
https://www.y-history.net/appendix/wh0601-095.html
http://www.asyura2.com/15/china6/msg/675.html#c129
天皇一族は軍人によるクーデターや革命を極度の恐れているので、日本軍を持たないで米軍に皇居の近くに駐留して天皇一族を守ってもらいたいのですね:
▲△▽▼
昭和天皇とダブルファンタジー 昭和天皇の戦争責任と「言葉のアヤ」発言の論理 (朝日新聞社 論座)
http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/276.html
菊地史彦 ケイズワーク代表取締役、東京経済大学大学院(コミュニケーション研究科)講師 2019年04月30日
昭和天皇とマッカーサーの会談は回を重ねていった。日本国憲法施行から3日目、1947(昭和22)年5月6日に開催された第4回会見では、「象徴」になったばかりの天皇がマッカーサーに向かって自らの外交・軍事方針を強く主張したという。豊下楢彦は、通訳・奥村勝三のメモを見た松井明の記録に基づき、憲法第9条をめぐって両者が活発な議論を交わしたと述べている。
https://image.chess443.net/S2010/upload/2019043000002_2.JPEG
1945年9月、連合国軍最高司令官のマッカーサー元帥を訪問した昭和天皇=撮影・GHQ写真班
天皇は、完全に軍備を撤廃するには、国連恃(だの)みでは心もとないこと、米国による安全保障が不可欠と述べた。対してマッカーサーは、軍備をいっさい持たないことが日本にとって最大の安全保障であり、将来の国連強化に期待すべしと説いた。しかし、天皇は納得しない。マッカーサーは天皇のリアリズムの前に屈し、半ば折れるように防衛協力を約束している。
こうした天皇のアメリカ傾斜が、長期の米軍駐留を認める「沖縄メッセージ」(1947/昭和22年)、そして1952(昭和27)年の講和条約と安全保障条約・行政協定へつながっていったことは比較的よく知られている。
▲△▽▼
21、マサチューセッツエ大教授のジョン・Dダワーは米国の公文書館で天皇ヒロヒトの発言を見出した。
@ 天皇は「日本人の心にはいまだに封建制の残澤がたくさん残っている。それも根こそぎにするには長い時間がかかるから占領は短かすぎない方がいい」といった。
A「神道を奉じる分子とその同調書は反米的だから警戒を要する」といった、というものである。
ヒロヒトの発言は決して日本国の象徴たるものにふさわしいといえない。まさに偽帝の言というべきである。
http://www.snsi-j.jp/boards/sirogane/152.html
▲△▽▼
April 29, 2017
天皇メッセージ発見者・進藤栄一氏に聞く 「苛烈な現実 今も」 – 琉球新報 – 沖縄の新聞、地域のニュース
「天皇メッセージは、1947年9月に宮内庁御用掛の寺崎英成が米国側に伝えたものを米本国に送った報告電文で、昭和天皇がすすんで沖縄を米国に差し出すという内容だった。昭和天皇の侍従長を務めた入江相政の日記でも裏付けられた。昭和天皇実録でも確認されている」
―当時の背景は。
「まだ占領軍内で沖縄をどうするか意見が分かれていた。軍事化を進めて共産主義の対抗基地に使うというタカ派と、日本の民主化を進めることが平和構築につながるとするハト派が拮抗(きっこう)していた。そこへ天皇メッセージが出て来て、それを軸に占領軍内での沖縄の位置付けが反共拠点として要塞(ようさい)化すべきだというものへと明確化していった。それが天皇メッセージの歴史的意義だ」
「さらに翌48年2月に寺崎が2度目の天皇メッセージを届ける。その中で『南朝鮮、日本、琉球、フィリピン、それに可能なら台湾を含め』て反共防衛線をつくるべきだと提言する。最も恐るべきは日本の共産主義化だと。これは戦前以来の発想だった」
―沖縄は日本から切り離され米施政権下を経て72年に日本に復帰した。だが米軍基地の集中は変わらず、基地の自由使用など“軍事占領”ともいえる実態は今も続いている。
「沖縄が日本に復帰した後も米軍基地は残り、逆に強化されている。これは天皇メッセージに始まる沖縄の苛烈な現実の帰結だ」
https://kuantan.me/2017/04/29/april-29-2017-at-0501am/
▲△▽▼
革命に恐れおののいていた天皇家の人々
梨本宮伊都子妃の日記
梨本宮伊都子妃の日記が死後発表された。梨本宮伊都子妃は昭和51年まで生き、死後、この日記は発表された。よく発表したもんだと思う。プライベートに書き綴ったものを遺族が発表したのだ。ここまで書いていたら普通なら発表しない。あるいは、この部分は省略するか、あるいは発表する前に破り捨ててしまうか。それをしなかったのは大変な勇気だと思う。
伊都子妃が、「日本ももうだめだ」と考えたのが昭和33年11月27日だ。その4ヶ月前、その皇太子さまも、絶望的な気持ちになっていた。「おことば」はこうだ。
『昭和33年7月14日。
きみ、きっと、これが僕の運命だね。
明仁皇太子』
どんな運命かというと、「暗殺される運命」だ。島田の「解説」には、こうある。
『この日、イラク国王ファイサル二世は、軍部のクーデターと民衆の蜂起により暗殺された。ご学友の橋本明氏がたまたま御所に招かれていて、一緒にお茶を飲んでいると、侍従から報告があったという。
「皇太子はその瞬間、蒼白になり、手にしていた紅茶が入った茶碗を膝の上に落として、数秒だったが、口をおききになれなかった」が、自分を取り戻してこう発言されたそうだ。まだ美智子妃の実家、正田家が婚約を固辞していた頃だ。二十二才で暗殺された国王の不幸を他人事とは思えなかったのだろう』
(3)「浩宮の代で最後になるのだろうか」と悲しいおことばを
昭和33年というのは、1958年だ。60年安保闘争の直前だ。左翼の力が強かった時だ。「天皇制打倒!」を叫ぶ人々も多くいた。そうした日本の風潮も知っていたのだ。そこにイラク国王の暗殺の報だ。
しかし、ご学友が遊びに来てる時にわざわざ、こんな事を報告するなんて、侍従もおかしい。島田はさらにこう続けている。
『のちに、戦後初の国賓として来日し、鴨猟で接待したエチオピア皇帝ハイレ・セラシェも亡くなり、イランのホメイニ革命によりパーレビ王朝も打倒され、アジアからは続々、王制が消えてゆく。
長男浩宮が生まれると、明仁皇太子は学友たちに「浩宮の代で最後になるのだろうか」といったという』
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Gaien/2207/2005/shuchou0822.html
▲△▽▼
脅迫で可決した日本国憲法
マッカーサーはGHQのアルバイト職員に、7日間でで英語の憲法草案を書かせ、日本語に翻訳して新聞社に直接掲載させた。
GHQによる憲法発表が先であって、国会議員や総理大臣は新聞を読んで初めて「GHQ憲法」の存在を知らされた。
ここで駆け引きに使われたのが「昭和天皇処遇と戦争再開」で、GHQ側は公然と、「議会が承認しないならもう一度空襲してやる」と言ったそうです。
ここで日本の国会議員らは、もう一度アメリカと玉砕戦争をするか、それともGHQ憲法を承認するかの二者択一を迫られました、
GHQ憲法は3月7日に発表され、1946年8月24日に衆議院可決、10月6日に貴族院(後の参議院)でも圧倒的多数で可決成立した。
若干の審議と修正がおこなわれたものの、1946年の時点では昭和天皇を初めとして大半の政治家や有力者が、戦犯として裁判に掛けられる恐れがあった。
東京裁判はアメリカ軍側の証拠や証人だけが採用され、被告側の証人や証拠は一切認めないので、最初から有罪が確定していたイカサマ裁判でした。
例えば東京大学(当時唯一の最高学府で最高権威)はGHQ憲法は違法だと主張していたが、GHQは教授らを連行して戦争裁判に掛けると脅迫した。
東大は新憲法容認に立場を変えて「憲法学」という珍妙な学問を考案し、以来日本国憲法を擁護している。
日本国憲法はその成立過程において、民主的な手続きを一切経ておらず、憲法自体が無効だと考えられるが、安倍首相はあくまで正式な改正手続きを踏みたいようです。
リサイクルも良いが、ゴミはゴミ箱に捨てるべきでは無いだろうか。
http://www.thutmosev.com/archives/70762817.html
▲△▽▼
新憲法が作られるのは早く、1947年5月3日に施行されているが、その理由も東京裁判と同じだ。
当時、日本の支配層は認められるはずのない「大日本国憲法」に執着、時間を浪費していた。
そのため、アメリカ主導で天皇制の継続が謳われた新憲法が作成されたわけである。
「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。」と第1条にある。
1937年12月に日本軍は南京を攻略している。
中支那方面軍司令官兼上海派遣軍司令官だった松井石根大将が指揮したことになっているが、事実上のトップは昭和天皇の叔父にあたる上海派遣軍の司令官だった朝香宮鳩彦だった。
そこで何が行われたかをイギリスも知っていたはずだが、その直後、イギリスの支配層でソ連を第1の敵と考える勢力が「日本・アングロ・ファシスト同盟」を結成しようと考えていたという。(Anthony Cave Brown, “"C": The Secret Life of Sir Stewart Graham Menzies”, Macmillan, 1988)
日本の場合、最大の問題になる人物は昭和天皇。日本が降伏した直後、堀田善衛は上海で中国の学生から「あなた方日本の知識人は、あの天皇というものをどうしようと思っているのか?」と「噛みつくような工合に質問」されたという(堀田善衛著『上海にて』)が、同じことを考える人が日本軍と戦った国々、例えばイギリスやオーストラリアには少なくない。ソ連も天皇に厳しい姿勢を示していた。
つまり、そうした人びとの影響力が強まる前にアメリカの支配層は天皇制官僚国家を維持するために手を打とうとする。1946年1月に設立された極東国際軍事裁判(東京裁判)の目的はそこにある。その裁判では厳罰に処せられた人がいる反面、本来なら起訴されるべき人が起訴されていない。
新憲法が作られるのは早く、1947年5月3日に施行されているが、その理由も東京裁判と同じだ。当時、日本の支配層は認められるはずのない「大日本国憲法」に執着、時間を浪費していた。そのため、アメリカ主導で天皇制の継続が謳われた新憲法が作成されたわけである。「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。」と第1条にある。
占領時代、アメリカ軍が中心のGHQ/SCAP(連合国軍最高司令官総司令部)の内部でも、多くの将校は天皇を中心とする侵略戦争の象徴である靖国神社の焼却を主張していたという。焼かれなかったのは、ローマ教皇庁が送り込んでいたブルーノ・ビッターが強く反対したからだという。(朝日ソノラマ編集部『マッカーサーの涙』朝日ソノラマ、1973年)
ビッターはニューヨークのフランシス・スペルマン枢機卿の高弟で、この枢機卿はジョバンニ・モンティニ(ローマ教皇パウロ6世)と同様、CIAと教皇庁を結びつける重要人物だった。
月刊誌「真相」の1954年4月号によると、1953年秋に来日したリチャード・ニクソンはバンク・オブ・アメリカ東京支店の副支店長を大使館官邸に呼びつけ、「厳重な帳簿検査と細かい工作指示を与えた」というのだが、この会談では闇資金の運用について話し合われたとされている。
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201608070001/
▲△▽▼
▲△▽▼
昭和天皇は日中戦争が勝てそうもなくなったので、
このまま行くと日本はソ連に占領される
ソ連よりアメリカに占領された方がいい
という判断をして、アメリカと八百長戦争をしたのです。
ソ連に占領されるとこうなるのが判っていたからなのですね:
ワイダ カティンの森 Katyń (2007年)
監督 アンジェイ・ワイダ
脚本 アンジェイ・ワイダ ヴワディスワフ・パシコフスキ プシェムィスワフ・ノヴァコフスキ
原作 アンジェイ・ムラルチク
音楽 クシシュトフ・ペンデレツキ
撮影 パヴェウ・エデルマン
公開 2007年9月17日
製作国 ポーランド
言語 ポーランド語 ドイツ語 ロシア語
動画
https://www.nicovideo.jp/search/KATY%C5%83%20%20%2F7%20?f_range=0&l_range=0&opt_md=&start=&end=
キャスト
マヤ・オスタシェフスカ (Maja Ostaszewska):アンナ
アルトゥル・ジミイェフスキ (Artur Żmijewski):アンジェイ大尉 - アンナの夫、カティンで殺害される
ヴィクトリア・ゴンシェフスカ (Wiktoria Gąsiewska) : ヴェロニカ(通称ニカ) - アンジェイとアンナの娘
マヤ・コモロフスカ (Maja Komorowska):アンジェイの母
ヴワディスワフ・コヴァルスキ (Władysław Kowalski):アンジェイの父・ヤン教授 - ヤギェウォ大学教授、講演会を名目に大学に招集され、同僚とともに収容所に送られ、病死
アンジェイ・ヒラ (Andrzej Chyra):イェジ中尉 - アンジェイの戦友 - カティンで殺害されず帰還、のちに「カティンの森事件」について、ソ連側の証人となったことを恥じて自殺
ダヌタ・ステンカ (Danuta Stenka):大将夫人ルジャ
ヤン・エングレルト (Jan Englert):大将 - カティンで殺害される
アグニェシュカ・グリンスカ (Agnieszka Glińska):イレナ - ピョトル中尉の妹
マグダレナ・チェレツカ (Magdalena Cielecka):アグニェシュカ - ピョトル中尉、イレナの妹
パヴェウ・マワシンスキ (Paweł Małaszyński):ピョトル中尉 - カティンで殺害される
アグニェシュカ・カヴョルスカ (Agnieszka Kawiorska):エヴァ - 大将とルジャの娘
アントニ・パヴリツキ (Antoni Pawlicki):タデウシュ(トゥル) - アンナの甥、父カジミエシュはカティンで殺害される
アンナ・ラドヴァン (Anna Radwan) : エルジュビェタ - タデウシュの母
クルィスティナ・ザフファトヴィチ (Krystyna Zachwatowicz):グレタ - ドイツ総督府の法医学研究所関係者。イェジ中尉の依頼により、アンナにアンジェイ大佐の手帳をわたす
セルゲイ・ガルマッシュ (Sergei Garmash) : ポポフ大尉 - 同情的でアンナを秘密警察から匿った赤軍将校
スタニスワヴァ・チェリンスカ (Stanisława Celińska) : スタシア - 大将の使用人
クシシュトフ・グロビシュ (Krzysztof Globisz) : 医師 ドイツ総督府の法医学研究所で、カティンの森の事件の調査をしている。ポーランドがソ連により解放されることになり、自分の身の危険を感じている。
▲△▽▼
『カティンの森』(ポーランド語: Katyń)は、2007年(平成19年)製作・公開のポーランドの映画(en:Cinema of Poland)である。第二次大戦下に実際に起きた「カティンの森事件」を題材とした映画である。
自らの父親もまた同事件の犠牲者である映画監督アンジェイ・ワイダが、80歳のときに取り組んだ作品である[1]。原作は、脚本家でありルポルタージュ小説家でもあるアンジェイ・ムラルチクが執筆した『死後 カティン』(Post mortem. Katyń, 工藤幸雄・久山宏一訳『カティンの森』)である。構想に50年、製作に17年かかっている。
撮影は『戦場のピアニスト』等でも知られるポーランド出身の撮影監督パヴェウ・エデルマン、音楽はポーランド楽派の作曲家クシシュトフ・ペンデレツキが手がけた。ポーランドでは、2007年9月17日に首都ワルシャワでプレミア上映され、同年同月21日に劇場公開された[2]。
翌2008年(平成20年)、第58回ベルリン国際映画祭でコンペティション外上映された[2]。
ワイダは、2010年(平成22年)4月7日、ロシアのウラジーミル・プーチン首相、ポーランドのドナルド・トゥスク首相が出席した「カティンの森事件」犠牲者追悼式典に参列した[3]。同月10日に開催予定であったがポーランド空軍Tu-154墜落事故のため中止となった「カティンの森事件」追悼式典のための大統領機には、搭乗してはいなかった[4][5]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%A3%AE
1939年9月、クラクフのアンナ(マヤ・オスタシェフスカ)は娘を連れ、夫のアンジェイ大尉(アルトゥル・ジミイェフスキ)を探しに行く。一方、東から来た大将夫人(ダヌタ・ステンカ)はクラクフに向かう。アンジェイや仲間のイェジ(アンジェイ・ヒラ)たちは、ソ連軍の捕虜となっていた。アンジェイは、見たことすべてを手帳に書き留める決意をする。アンナはクラクフに戻ろうとするが、国境を越えられない。11月、アンジェイの父はドイツ軍の収容所に送られる。翌年初め、アンナと娘、アンナの義姉と娘は、ロシア人少佐の家に匿われていた。義姉親子は強制移住のため連れ去られるが、アンナたちは逃げ延びる。春、アンナと娘は義母のいるクラクフへ戻り、義父の死を知る。アンジェイはイェジから借りたセーターを着て、大将、ピョトル中尉らと別の収容所に移送される。1943年4月、ドイツは一時的に占領したソ連領カティンで、多数のポーランド人将校の遺体を発見したと発表する。犠牲者リストには大将、イェジの名前が記され、アンジェイの名前はなかった。大将夫人はドイツ総督府で夫の遺品を受け取り、ドイツによるカティンの記録映画を見る。1945年1月、クラクフはドイツから解放される。イェジはソ連が編成したポーランド軍の将校となり、アンナにリストの間違いを伝える。イェジは法医学研究所に行き、アンジェイの遺品をアンナに届けるよう頼む。イェジは大将夫人から“カティンの嘘”を聞き、自殺する。国内軍のパルチザンだったアンナの義姉の息子タデウシュは、父親がカティンで死んだことを隠すよう校長から説得されるが、拒否する。その帰り道、国内軍を侮辱するポスターを剥がした彼は警察に追われ、大将の娘エヴァと出会う。校長の妹はカティンで遺体の葬式を司った司祭を訪ね、兄ピョトルの遺品を受け取る。そして兄の墓碑にソ連の犯罪を示す言葉を刻み、秘密警察に狙われる。法医学研究所の助手グレタはアンナに、アンジェイの手帳を届ける。
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=40518
▲△▽▼
カティンの森事件(ポーランド語: zbrodnia katyńska、ロシア語: Катынский расстрел)は、第二次世界大戦中にソビエト連邦(ロシア共和国)のグニェズドヴォ(Gnyozdovo)近郊の森で約22,000人[1]のポーランド軍将校、国境警備隊員、警官、一般官吏、聖職者がソビエト内務人民委員部(NKVD)によって銃殺された事件。「カティンの森の虐殺」などとも表記する。
NKVD長官ベリヤが射殺を提案し、ソビエト共産党書記長スターリンと政治局の決定で実行された[2]。
「カティン(カチンとも。Katyń)」は現場近くの地名で、事件とは直接関係ないものの、覚えやすい名前であったためナチス・ドイツが名称に利用した。
経緯
1939年4月にドイツはドイツ・ポーランド不可侵条約を廃棄し、同年8月にドイツとソ連の間で独ソ不可侵条約が締結された。同年9月1日にドイツがポーランドに侵攻することで第二次大戦が始まり、9月17日にソ連も同様にソ連・ポーランド不可侵条約を廃棄してポーランドの東部に侵攻した。独ソ不可侵条約には秘密議定書があり、両国はそれに従ってポーランドへの侵攻と分割占領を行ったのである。
ポーランド人捕虜問題
1939年9月、ナチス・ドイツとソ連の両国によってポーランドは攻撃され、全土は占領下に置かれた。武装解除されたポーランド軍人や民間人は両軍の捕虜になり、ソ連軍に降伏した将兵は強制収容所(ラーゲリ)へ送られた。
ポーランド政府はパリへ脱出し、亡命政府を結成、翌1940年にアンジェへ移転したがフランスの降伏でヴィシー政権が作られると、更にロンドンへ移された。
1940年9月17日のソ連軍機関紙『赤い星』に掲載されたポーランド軍捕虜の数は将官10人、大佐52人、中佐72人、その他の上級将校5,131人、下級士官4,096人、兵士181,223人となった。その後、ソ連軍は将官12人、将校8,000人を含む230,672人と訂正した[3]。ポーランド亡命政府は将校1万人を含む25万人の軍人と民間人が消息不明であるとして、何度もソ連側に問い合わせたが満足な回答は得られなかった。
1941年の独ソ戦勃発後、対ドイツで利害が一致したポーランドとソ連はシコルスキー=マイスキー協定(英語版)を結び、ソ連国内のポーランド人捕虜はすべて釈放され、ポーランド人部隊が編成されることになった。しかし集結した兵士は将校1,800人、下士官と兵士27,000人に過ぎず、行方不明となった捕虜の10分の1にも満たなかった。そこで亡命政府は捕虜釈放を正式に要求したが、ソ連側は全てが釈放されたが事務や輸送の問題で滞っていると回答した。12月3日には亡命政府首相ヴワディスワフ・シコルスキがヨシフ・スターリンと会談したが、スターリンは「確かに釈放された」と回答している。
捕虜の取扱い
ポーランド人捕虜はコジェルスク、スタロビエルスク(英語版)、オスタシュコフの3つの収容所へ分けて入れられた。その中の1つの収容所において1940年の春から夏にかけて、NKVDの関係者がポーランド人捕虜に対し「諸君らは帰国が許されるのでこれより西へ向かう」という説明を行った。この知らせを聞いた捕虜たちは皆喜んだが、「西へ向かう」という言葉が死を表す不吉なスラングでもあることを知っていた少数の捕虜は不安を感じ、素直に喜べなかった。彼らは列車に乗せられると、言葉通り西へ向かい、そのまま消息不明となる。
事件の発覚
スモレンスクの近郊にある村・グニェズドヴォ(Gnyozdovo)では1万人以上のポーランド人捕虜が列車で運ばれ、銃殺されたという噂が絶えなかった。独ソ戦の勃発後、ドイツ軍はスモレンスクを占領下に置いた際にこの情報を耳にした。
1943年2月27日、ドイツ軍中央軍集団の将校はカティン近くの森「山羊ヶ丘」でポーランド人将校の遺体が埋められているのを発見した。3月27日には再度調査が行われ、ポーランド人将校の遺体が7つの穴に幾層にも渡って埋められていることが発覚した。報告を受けた中央軍集団参謀ルドルフ=クリストフ・フォン・ゲルスドルフ将軍は「世界的な大事件になる」と思い、グニェズドヴォよりも「国際的に通用しやすい名前」である近郊の集落カティンから名前を取り「カティン虐殺事件」として報告書を作成、これは中央軍集団からベルリンのドイツ国民啓蒙・宣伝省に送られた。宣伝相ヨーゼフ・ゲッベルスは対ソ宣伝に利用するために、事件の大々的な調査を指令した。
発見当初の動静
1943年4月9日、ゲッベルスはワルシャワ、ルブリン、クラクフの有力者とポーランド赤十字社に調査を勧告した。ポーランド赤十字社は反ソプロパガンダであるとして協力を拒否したが、各市の代表は中央軍集団司令部に向かい、調査に立ち会った。ドイツ側は赤十字社の立ち会いの後に事件を公表する予定であったが、1943年4月13日には世界各紙で「虐殺」情報が報道された。このため、ドイツのベルリン放送でカティンの森虐殺情報が正式に発表された。
1943年4月15日、ソ連及び赤軍はドイツの主張に反論し、1941年にソビエトに侵攻してきたドイツ軍によってスモレンスク近郊で作業に従事していたポーランド人たちが捕らえられて殺害されたと主張した。しかし、捕虜がスモレンスクにいたという説明はポーランド側に行われたことがなく、亡命政府はソ連に対する不信感を強めた。ポーランド赤十字社にも問い合わせが殺到し、調査に代表を派遣することになった。すでに回収された250体の遺体を調査した赤十字社は遺体がポーランド人捕虜であることを確認し、1940年3月から4月にかけて殺害されたことを推定した。1943年4月17日、ポーランド赤十字社とドイツ赤十字社はジュネーヴの赤十字国際委員会に中立的な調査団による調査を依頼した。
これを受けてソ連はポーランド亡命政府を猛烈に批判し、断交をほのめかした。ソ連の反発を見た赤十字国際委員会は全関係国の同意がとれないとして調査団の派遣を断念した。1943年4月24日、ソ連はポーランド亡命政府に対し「『カティン虐殺事件』はドイツの謀略であった」と声明するように要求した。ポーランド亡命政府が拒否すると、26日にソ連は亡命政府との断交を通知した。
ポーランド赤十字社はカティンに調査団を送り込み、また、ドイツもポーランド人を含む連合軍の捕虜、さらにスウェーデン、スイス、スペイン、ノルウェー、オランダ、ベルギー、ハンガリー、チェコスロバキア(ベーメン・メーレン保護領及びスロバキア)など各国のジャーナリストの取材を許可した。さらに枢軸国とスイスを中心とする国から医師や法医学者を中心とする国際調査委員会が派遣された。1943年5月1日、国際委員会とポーランド赤十字社による本格的調査が開始された。
第一次調査
調査はソ連軍がスモレンスクに迫る緊迫した状況下で行われた。国際委員会は遺体の発掘と身元確認と改葬を行い、現地での聞き取り調査も行った。ドイツ側は「12,000人」の捕虜の遺体が埋められていると発表していたが、実数はそこまでには至らなかった。
発掘途中の調査では、遺体はコジェルスクの捕虜収容所に収容されていた捕虜と推定された。遺体はいずれも冬用の軍服を装着しており、後ろ手に縛られて後頭部から額にかけて弾痕が残っていた。遺体の脳からは死後3年以上経過しないと発生しない物質が検出されたことや、墓穴の上に植えられた木の樹齢が3年だったこと、遺体が死後3年が経過していると推定され、縛った結び目が「ロシア結び」だったことなどがソ連の犯行を窺わせた。
また、調査に同行したアメリカ軍捕虜のジョン・ヴァン・ブリード大佐とスチュワート大尉は、捕虜の軍服や靴がほころびていないことからソ連軍による殺害であることを直感したと後に議会公聴会で証言している。
1943年5月になると現場付近の気温が上昇し、死臭が強まったために現地の労働者が作業を拒否するようになった。6月からは調査委員会と赤十字代表団が自ら遺体の発掘に当たった。明らかに拷問に遭った遺体や今までに見つからなかった8番目の穴が発見されるなど調査は進展したが、この頃になるとソ連軍がスモレンスクに迫り、委員会と代表団は引き上げを余儀なくされた。ポーランド赤十字社代表団は6月4日、委員会は6月7日に現地を離れた。
撤収までに委員会が確認した遺体の総数は4,243体であった。
西側連合国の対応
イギリスは暗号解読の拠点であったブレッチェリー・パークでドイツ軍の無線通信を傍受し解読していたため、ナチス・ドイツが大きな墓の穴とそこで発見したものについて気づいていた。また当時ロンドンに移っていたポーランド亡命政府に対するイギリス大使であるオーウェン・オマレーが「事件がソ連によるものである」と結論した覚書を提出したが、ウィンストン・チャーチル首相はこれを公表しなかった[4]。
1944年、アメリカのフランクリン・ルーズベルト大統領はカティンの森事件の情報を収集するために、かつてブルガリア大使を務めていたジョージ・ハワード・アール(英語版)海軍少佐を密使としてバルカン半島に送り出した。アールは枢軸国側のブルガリアとルーマニアに接触してソビエト連邦の仕業であると考えるようになったが、ルーズベルトにこの結論を拒絶され、アールの報告は彼の命令によって隠された。アールは自分の調査を公表する許可を公式に求めたが、ルーズベルトはそれを禁止する文書を彼に送りつけた。アールは任務から外され、戦争の残りの期間をサモアで過ごすこととなった[4]。また、事件の生存者であるユゼフ・チャプスキ(英語版)は、1950年から「ボイス・オブ・アメリカ」のポーランド向け放送を担当することになったが、その際には事件に対して言及することを禁じられている[4]。
ソ連による「真相究明」
1943年10月15日からNKVDは独自に再調査を開始した。さらにモスクワに調査委員会を設置し、事件の調査を開始した。しかし、この調査委員会は委員長のニコライ・ブルデンコをはじめとして全員がソ連人であり、最初から「ナチス・ドイツの犯行」であることを立証するためのものであった[5]。ブルデンコ委員会は独自の聞き取り調査によって「殺害は1941年8月から9月、つまり、ドイツ軍の占領中に行われた」とし、殺害に用いられた弾丸がドイツ製であったことを根拠として、ナチス・ドイツの犯行であったと結論付けた[5]。
さらにソ連はニュルンベルク裁判においてドイツ人を裁くため、さらに調査報告書を作成した。告発を行ったソ連の検察官は「もっとも重要な戦争犯罪の内の1つがドイツのファシストによるポーランド人捕虜の大量殺害である」と述べている。これに基づいて1946年7月1日に裁判でカティンの森事件について討議が行われた。しかしこの告発は証拠不十分であるとして、裁判から除外された[5]。
冷戦期のカティンの森事件問題
冷戦が激化し始めた1949年、アメリカでは民間の調査委員会が設立され、事件の再調査を求めるキャンペーンを行った[6]。1951年、アメリカ議会はカティンの森事件に対する調査委員会を設置した[5]。1952年にはアメリカ国務省がソ連に対して証拠書類の提供を依頼したが、ソ連はこれを誹謗であるとして抗議している。調査委員会はソ連の犯行であることが間違いないと結論し、アメリカ議会は1952年12月に「カティンの森事件はソ連内務人民委員部が1939年に計画し、実行した」という決議を行っている[5]。しかし東側諸国はもとより西側諸国の多くもこれに同調しなかった[6]。
1959年、ソ連国家保安委員会(KGB)のアレクサンドル・シェレーピン議長は、ニキータ・フルシチョフ第一書記に対して、ポーランド人捕虜処刑に関する文書の破棄を提案している[7]。戦後ポーランドを支配していたPZPR(ポーランド統一労働者党)の幹部たちはソ連の説明を公式見解として認定した[8]。亡命ポーランド人たちは事件の研究を続け、時には地下出版の形でポーランド国内に伝えた[9]。
また、1970年代後半のイギリスでは事件に関する関心が高まり、ロンドンに犠牲者のための記念碑を作る計画があったが、イギリス政府はこの事件が起こった日付が「1940年」となっている点に難色を示し、除幕式に代表を派遣しなかった[4]。
冷戦後の調査
ソ連では1985年に就任したゴルバチョフ書記長の下でペレストロイカが進み、グラスノスチ(情報公開)の風潮が高まると、ソ連においても事件を公表する動きがあらわれた。1987年にはソ連・ポーランド合同の歴史調査委員会が設置され、事件の再調査が開始された。1990年にはNKVDの犯行であることを示す機密文書が発見され、ゴルバチョフ書記長らはもはや従来の主張を継続することはできないという結論を下した。
1990年4月13日、ソ連国営のタス通信はカティンの森事件に対するNKVDの関与を公表し、「ソ連政府はスターリンの犯罪の一つであるカティンの森事件について深い遺憾の意を示す」ことを表明した[7]。同日、ポーランドのヴォイチェフ・ヤルゼルスキ大統領がゴルバチョフと会談し、ゴルバチョフはカティンの森事件に言及するとともに、発見された機密文書のコピーをポーランド側に渡し、調査の継続を伝えた[7]。これにはカティンと同じような埋葬のあとが見つかったメドノエ(Mednoe)とピャチハキ(Pyatikhatki)、ビコブニアの事件も含まれている。
1992年、ソ連崩壊後の新生ロシア政府は最高機密文書の第1号を公開した。その中には、西ウクライナ、ベラルーシの囚人や各野営地にいるポーランド人25,700人を射殺するというスターリン及びベリヤ等、ソ連中枢部の署名入りの計画書、ソ連共産党政治局が出した1940年3月5日付けの射殺命令や、21,857人のポーランド人の殺害が実行されたこと、彼らの個人資料を廃棄する計画があることなどが書かれたシェレーピンのフルシチョフ宛て文書も含まれている。しかし、公表された文書で消息が明らかとなった犠牲者はカティンで4421人、ミエドノイエで6311人、ハルキエで3820人、ビコブニアで3435人であり、残りの3870人は依然として消息不明のままである[10]。
2004年、ロシア検察当局の捜査は「被疑者死亡」、「ロシアの機密に関係する」などの理由で終結した[11]。さらにロシア連邦最高軍事検察庁は事件の資料公開を打ち切り、2005年5月11日に「カティンの森事件はジェノサイドにはあたらない」という声明を行った[12]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%A3%AE%E4%BA%8B%E4%BB%B6
▲△▽▼
January 1, 2010
こんな映画を観た〜アンジェイ・ワイダ「カティンの森」
シアター・キノ代表の中島洋が正月映画に選んだ作品に間違いはないだろう。
こう考えて観た「カティンの森」(原題はカティン)、ソ連秘密警察によるポーランド将校の処刑シーンが延々と続いて終わるワイダ監督渾身の力作は、元日に観るべき映画として最良の選択だった。
カティンの森<事件>についてはウィキペディアが詳しい。カティンの森事件
しかしこの映画は「カティンの森事件」を伝えるためだけのものではない。実父をカティンで殺された経歴を持つワイダ監督の眼差しは、たとえば「存在の耐えられない軽さ」のような映画と同じ、犠牲者の側に立つのか、それとも生き延びるために加害者の欺瞞に迎合するのか、という非常に困難な問いに向けられている。そして、映画全体としてはソ連の犯罪の告発というより、夫の生還を信じて何十年も待ち続けたポーランドの女性たちへの痛切なグランプリになっている。
映画にはいくつかの役割がある。その中でも最も重要なものの一つは、歴史と人間の欺瞞を暴くことであり、もしかしたらすべてが欺瞞かもしれない歴史の中での人間の生き方を問うことである。
将校の妻たちは潔癖とも言える「拒否」の精神を発揮し、はた目には無意味に見える抵抗を続けていく。同じ状況におかれたとき、自分ならどうしただろうかと考えずにはいられないが、たぶん、現実に彼女たちはこういう生き方を貫いたのだ。処世術として迎合したふりをして時を待ち、組織化して反撃に転じるという発想はない。政治的にあまりにナイーブなのだ。すべては個人的な出来事に還元されてしまうようで、それを歯がゆくも感じる。
将校アンジェイの妻は、彼女とその娘の安全を心配する良心的な秘密警察幹部からの形式的な結婚話を断るが、思わず、なんて愚かなと思ってしまったほどだ。
しかし、これこそが女性特有の偉大さなのだ。極私的な「愛」しか信じるに値するものはない。一見、非歴史的で小市民的にみえるこの愚かといえば愚かな信念こそが、実はジェノサイドを不可避的に結果するあらゆる「政治」を解体する唯一の契機なのかもしれない。
大量の死体がブルドーザーで埋められていくシーンは圧巻で、自分が死体の一つとなって埋められていくかのような圧迫感がある。しかしそれは単に残酷なシーンというだけでなく、人間が本質的に持つ残酷さを感じさせて映像そのもの以上に恐ろしい。
バビ・ヤールでナチス・ドイツが行った大量処刑は機関銃によるものだったが、「カティンの森」ではソ連赤軍は一人ずつ確実にピストルで処刑したようだ。ほとんど証言が残されていないが、生涯最後となるかもかもしれない作品で、ワイダ監督はどんな細部にも細心の注意を払い、できるだけ事実に忠実に再現するように心がけたことだろうから、これがほぼ事実なのだろう。こうした「手工業的」な処刑方法には、いかにもスターリン型共産主義者らしい陰険さと小心さがうかがえる。
この大量虐殺の首謀者はスターリンとその片腕ベリヤであることが歴史的に明らかになっている。しかしこの「事件」は彼らの個人的な資質によって起きたものではなく、権力の集中によっていつでも起こりうることであり、現に起きていて、これからも起きていくことだろう。
最も軽蔑すべき人間たちによって最も優れた人間たちが粛清されてきたのが人類の歴史にほかならない。
その歴史を反転させる革命こそが待たれている。
https://plaza.rakuten.co.jp/rzanpaku/diary/201001010000/
▲△▽▼
「カティンの森」アンジェイ・ワイダ監督 虐殺を今に問う 2009年12月19日
http://www.asahi.com/showbiz/movie/TKY200912180298.html
祖国の悲劇と抵抗の歴史を描き続けるポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダ監督の「カティンの森」が東京・神保町の岩波ホールで公開中だ。冒頭、「両親に捧(ささ)げる」という字幕が出る。父の命を奪い、母を苦しめた第2次大戦中の虐殺を、改めて「今」に問う。
ポーランドに、ナチス・ドイツとソ連が侵攻した1939年。アンナは、ポーランド軍大尉の夫がソ連軍捕虜として連行される姿を目撃する。3年半後、ドイツは「虐殺された多数のポーランド人将校の遺体を発見」と発表。アンナは夫の死を伝えられるが、事実を受け入れられない……。
この虐殺は「カティンの森事件」と呼ばれる。ポーランド東部を占領したソ連が40年、捕虜にした1万5千人ともいわれるポーランド人将校を殺害した。監督が映画化を構想し始めたのは、それから半世紀後だった。戦後、ポーランドはソ連の強い影響下にあった。「冷戦期、この事件はドイツの犯罪とされていた」と監督。89年に共産主義政権が次々倒れた東欧革命が起きるまで、真相はほぼ闇に葬られていたという。
以後、すぐ製作に取りかかろうと試みるが、事件自体が長くタブー視され、全容を示す資料も、事件を扱った小説も見つからなかった。「世代」「地下水道」「灰とダイヤモンド」の「抵抗3部作」をはじめ、抑圧された人間像を切り出す原作を重厚に映してきた社会派の巨匠は、撮影までに長期をかけた。「見つかった将校の日記を参考にしたり、当時を知っている人にインタビューしたりした。映画は登場人物を含め、ほとんど実話だ」
監督がつむぐ物語は、残された人たちを軸につづられていく。「特に、多くの女性の話を書くことが大事だった」と話す。監督自身、夫の生還を信じ続けた母親を見て育ったからだ。待つ側を物語ることで、残されて生きる者をも苦しませ続ける戦いの現実を強調したかった。犠牲になった兄のためにソ連の犯罪を意味する墓碑を建てようとする女性も登場する。
手を縛り、後頭部を撃ち抜き、埋める――。終盤の虐殺場面は、まるで流れ作業のように残酷に映される。「この事件は戦争というより、スターリンの指示による官僚的、組織的な虐殺だろう」。独ソ双方が、相手側の犯罪としてプロパガンダ映画に利用するさまも象徴的に映される。
劇中、アンナの夫の父にあたる大学教授はドイツの収容所で亡くなる。「言いたいことは一つ。独ソ両国ともポーランドを事実上、『消滅』させることで、同国を思うままに動かしたかった」と述べた。
http://www.asahi.com/showbiz/movie/TKY200912180298.html
▲△▽▼
▲△▽▼
昭和天皇は日中戦争が勝てそうもなくなったので、
このまま行くと日本はソ連に占領される
ソ連よりアメリカに占領された方がいい
という判断をして、アメリカと八百長戦争をしたのです。
ソ連に占領されるとこうなるのが判っていたからなのですね:
の続き
天皇一族が夜も眠れない程恐れたベリヤとは
ラヴレンチー・パーヴロヴィチ・ベリヤ(1899年3月29日 - 1953年12月23日)は、ソビエト連邦の政治家。
ヨシフ・スターリンの大粛清の主要な執行者(実際にベリヤが統轄したのは粛清の終結局面のみだったにせよ)とみなされている。
彼の影響力が最高潮に達したのは、第二次世界大戦後からスターリンの死後にかけてであった。「エジョフシチナ」として知られるニコライ・エジョフによる大粛清の恐怖と猛威のもとでエジョフを失脚させて権力を握り、自らも粛清に加担した。
スターリンの死後は第一副首相(en:First Deputy Premier of the Soviet Union of en:Council of Ministers (Soviet Union))として、自由化推進のキャンペーンを実施したが、このキャンペーンは、ニキータ・フルシチョフらとの政争の敗北によるベリヤの失脚、そして死刑執行とともに終焉した。
1953年6月のベリヤの逮捕後の裁判で、ベリヤによる著しい件数の強姦と性的暴行が明らかになった[19]。
ベリヤは大変な漁色家であり、誘惑を断ったが最後、その女性とその家族に身の破滅が待っていると恐れられた。暇さえあれば彼とその部下はモスクワ市内を車で廻り、気に入った女性をNKVD本部に拉致しては暴行する悪行を繰り返した[20]。流石に苦情が出たものの、スターリンも黙認していたため被害者は泣き寝入りせざるを得なかった。ある夜、ベリヤは通行人である未成年の女性をいつものように車に乗せ、本部に連行した後解放した。女性は帰宅しても何があったか両親に話そうとせず、結局その事件を苦に自殺してしまった。遺体を解剖した医師によれば、彼女の体にははっきりと暴行された形跡が見られたという。彼女の父親はベリヤの護衛を務めた警備隊長で、のちにベリヤが政争に敗れて処刑される際には処刑の執行人となりたいと嘆願したが、政府から「私刑は認められない」という理由で要望は聞き入れられなかった。また、米国の外交官と交際していた女性にベリヤが迫ったところ、ひどく嫌がられ関係を拒否されたため、彼は「収容所の埃となれ!」と言い放ち「米国のスパイ」という罪状で彼女を強制収容所送りにしてしまった。
ベリヤに対するこれら非難は近年まではソヴィエト連邦内外の政敵によるプロパガンダとして片付けられていたが、ベリヤが女性を暴行し、政治的な犠牲者を私的に拷問し、殺害していたという疑惑は歴史的な証拠を得つつある。ベリヤの性的暴行、性的サディズムの最初の嫌疑は、1953年7月10日のベリヤ逮捕の2週間後に党中央委員会本会議において共産党中央委員書記のニコライ・シャターリンによって告発された。シャターリンはベリヤが多くの女性と性的交渉を持ち、娼婦との関係の結果梅毒にかかったと述べ、ベリヤと交渉をもった25人の女性のリストについて言及した。やがてこの非難はより劇的な展開を迎える。フルシチョフは彼の死後に出版された回想録において「我々は100人以上の女性の名前を記したリストを見せられた。彼女たちはベリヤの部下によって、ベリヤの元へ連れて行かれたのだ。彼はいつも同じ手口を使った。女性が彼の家に到着すると、ベリヤは彼女をディナーに招待する。そしてスターリンの健康を祈って乾杯しようと持ち掛ける。その乾杯のワインには睡眠薬が混入されていたのだ」と述べている。
1980年代には、ベリヤが10代の女性たちを強姦したという噂まで出始めた。ベリヤの伝記を著したアントン・アントノフ=オフセーエンコ(Anton Antonov-Ovseenko)はあるインタビューにおいて、ベリヤが複数の若い女性たちの中から1人をレイプするために選び出す際、彼女たちに強いたといわれる明らかに倒錯した行為について語っている。このときに行ったとされる行為は、「ベリヤのフラワーゲーム」と名づけられている。それは、部下に5人ないし7人ほどの少女を連れてこさせ、靴だけ履かせたまま彼女たちに服を脱がせた上で、頭を中心に向けた四つんばいの姿勢で円陣を作らせるというものだった。ベリヤは歩き回りながら彼女たちを品定めして、そのうち1人の脚をつかんで引っ張り出して連れ去り、レイプしたという[21]。ここ数年の間にベリヤが私的に犠牲者を殴り、拷問し、殺害したという数多くの物語が流布している。
1970年代以降モスクワの子供たちは、ベリヤの以前の住居(現在はトルコ大使館)の裏庭、地下室、あるいは壁の中から骨が発見されたと言う話を繰り返し噂し合っている。2003年12月、ロンドンの日刊紙 デイリー・テレグラフは「(トルコ大使館で)キッチンのタイルが改装された際、大きな大腿骨と小さな足の骨が発見されたのは、ほんの2年前のことだった。この大使館で17年働いているインド人のアニルは、地下室で彼が発見した人間の骨が入ったプラスチックのバッグを見せてくれた」と報じた[21]。政治的に動機付けされた非難として、性的虐待とベリヤに対する強姦告訴については、妻のニーナ、息子のセルゴといった近親者と、元ソビエト情報部長官パヴェル・スドプラトフによる議論がある。
歴史学者のサイモン・セバーグ・モンテフィオーリによると、ベリヤは個人的知り合いであるアブハジアの指導者ネストル・ラコバが1936年末に粛清された後、その家族を拷問にかけた。彼の未亡人サリヤは独房で毎日拷問にかけられ、衰弱死。息子ラウフは死ぬほど叩かれ、その後強制収容所送りになったという[22]。後に生還している。モンテフィオーリは、ベリヤについて「強迫観念的な堕落行為をほしいままにする自身の力を利用した性犯罪者」と暴露している[23]。
ベリヤは小さな子供を拷問・強姦するために、自分の事務室に隣接した特別室を独占したという[24]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%B4%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%AA%E3%83%A4
▲△▽▼
天皇一族が夜も眠れない程恐れたベリヤとは _ 2
ベリヤが支配した国はこうなる:
ドイツとロシアにはさまれた国々、ポーランド、ベラルーシ、ウクライナ、バルト諸国、西部ソ連地域(=ブラッドランド)において、ヒトラーとスターリンの独裁政権は、1933年〜1945年の12年間に1400万人を殺害した。
ブラッドランド : ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実 – 2015/10/15
ティモシー スナイダー (著), Timothy Snyder (原著), & 1 その他
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89-%E4%B8%8A-%E3%83%92%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%A8%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3-%E5%A4%A7%E8%99%90%E6%AE%BA%E3%81%AE%E7%9C%9F%E5%AE%9F-%E5%8D%98%E8%A1%8C%E6%9C%AC/dp/4480861297
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89-%E4%B8%8B-%E3%83%92%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%A8%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3-%E5%A4%A7%E8%99%90%E6%AE%BA%E3%81%AE%E7%9C%9F%E5%AE%9F-%E5%8D%98%E8%A1%8C%E6%9C%AC/dp/4480861300/ref=sr_1_fkmrnull_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E3%83%92%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%A8%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3+%E5%A4%A7%E8%99%90%E6%AE%BA%E3%81%AE%E7%9C%9F%E5%AE%9F&qid=1555198794&s=books&sr=1-1-fkmrnull
▲△▽▼
【犠牲者1400万!】スターリンとヒトラーの「ブラッドランド」1933〜1945
http://3rdkz.net/?p=405
筑摩書房の「ブラッドランド ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実」(ティモシー・スナイダー著)によれば、ドイツとロシアにはさまれた国々、ポーランド、ベラルーシ、ウクライナ、バルト諸国、西部ソ連地域(=ブラッドランド)において、ヒトラーとスターリンの独裁政権は、1933年〜1945年の12年間に1400万人を殺害した。
この数字は戦争で死亡した戦死者は一人も含まれていない。戦闘による犠牲者ではなく、両政権の殺戮政策によって死亡した人々だ。犠牲者の大半はこの地域に古くから住まう罪もない人々で、一人も武器を持っておらず、ほとんどの人々は財産や衣服を没収されたうえで殺害された。
筑摩書房「ブラッドランド」を読み解きながら、この地域で一体何が起こったのかまとめたい。
ブラッドランド=”流血地帯”はどういう意味を持つか
ブラッドランドは…
・ヨーロッパユダヤ人の大半が住んでいた
・ヒトラーとスターリンが覇権をかけて争った
・ドイツ国防軍とソ連赤軍が死闘を繰り広げた
・ソ連秘密警察NKVD(内務人民委員部)とSS(ナチス親衛隊)が集中的に活動した
…地域である。
ブラッドランドにおける主な殺害方法
1400万人殺したといっても、高度なテクノロジーは一切使われておらず、野蛮な方法であった。
ほとんどは人為的な飢餓による餓死である。
その次に多いのは銃殺である。
その次に多いのはガス殺である。
ガスも高度なテクノロジーとは無縁であった。ガス室で使用されたガスは、18世紀に開発されたシアン化合物や、紀元前のギリシャ人でさえ有毒だと知っていた一酸化炭素ガスである。
ウクライナの人為的飢餓テロー犠牲者500万人
1929年〜1933年にかけて餓死したウクライナ農民の死亡率。赤は25%以上。ほぼ全滅した村も多くあった。
1930年代初頭、第一次五か年計画、集団農場化を焦るスターリンは、反抗的なウクライナ農民を屈服させるために飢餓を利用した。
年間770万トンにも及ぶ血も涙もない食糧徴発作戦により、少なくとも500万人のウクライナ農民が人為的な飢餓に追い込まれて死亡した。
食料徴発隊は共産党員、コムソモール、地元の教員・学生、村ソヴィエトの理事や議員、OGPU(合同国家政治保安部)で構成された《ブリガーダ》と呼ばれる作業班で、ほとんど盗賊と変わらなかった。作業班は家から家へと渡り歩き、家の中を隅から隅まで探し、屋根裏や床を破壊し、庭を踏み潰し、棒を突っ込んで穀物を探した。
村でも街でも国の組織にハッパをかけられ、残虐行為が広がっていた。
http://3rdkz.net/?p=405
ある妊娠中の女性が小麦を引き抜いたとして板切れで打ちすえられ死亡した。
三人の子供を抱えた母親は集団農場のじゃがいもを掘り出したとして警備員に射殺された。子供たちは全員餓死した。
ある村では穀物をむしり取ったとして7人の農民と14歳と15歳の子供達3人が銃殺された。
《ブリガーダ》は狂ったように食物を探しまわり、飢餓によって手足の浮腫が生じていない農民の家を怪しんで捜索した。しまいにはサヤエンドウ、ジャガイモ、サトウダイコンまでも取り上げた。餓死したものたちも瀕死の者たちも一緒になって共同墓地に放り出された。
人々の餓死は1933年初春に最高潮に達した。
“
雪が解け始めたとき、本物の飢餓がやってきた。人々は顔や足や胃袋をふくらませていた。彼らは排尿を自制できなかった・・。今やなんでも食べた。ハツカネズミ、ドブネズム、スズメ、アリ、ミミズ・・骨や革、靴底まで粉々にした。革や毛皮を切り刻み、一種のヌードル状にし、糊を料理した。草が生えてくるとその根を掘り出し葉や芽を食べた。あればなんでも食べた。タンポポ、ゴボウ、ブルーベル、ヤナギの根、ベンケイソウ、イラクサ・・
”
33年の冬までに、ウクライナの農民人口2000〜2500万人のうち、4分の1から5分の1が死んだ。
彼らは孤独のまま、極めて緩慢に、なぜこんな犠牲になったのかという説明も聞かされずに、自分の家に閉じ込められ、飢えたまま置き去りにされ、ぞっとするような死に方をしていったのだ。
“
ある農家はまるで戦争であった。みんな他を監視していた。人々はパンのかけらを奪い合った。妻は夫と、夫は妻といがみ合った。母は子供を憎んだ。しかし一方では最後の瞬間まで、神聖犯すべからざる愛が保たれていた。四人の子供を持った母親・・彼女は空腹を忘れさせようとして子供におとぎ話や昔話を聞かせてやった。彼女自身の舌は、もうほとんど動かないのに、そして自分の素手の腕さえ持ち上げられないのに、子供らを腕の中で抱いていた。愛が、彼女の中に生きていた。人々は憎しみがあればもっと簡単に死ねることを悟った。だが、愛は、飢餓に関しては、何もできなかった。村は全滅であった。みんな、一人も残っていなかった。
”
大粛清ー犠牲者70万人以上
ウクライナ大飢饉が一息ついた1934年1月、ナチスドイツとポーランドが不可侵条約を結んだ。当時のソ連はドイツ、ポーランド、日本という3つの宿敵に囲まれている形であった。ドイツとポーランドが手を結んだ今、ソビエト領内のポーランド人や少しでもポーランド人と関わりを持つ者は全てスパイとなった。
同年12月、レニングラード党第一書記キーロフが暗殺された。彼はスターリンにつぐナンバー2の権力者だった。スターリンはこれを最大限利用し、国内に反逆勢力がいるということを強調した。あたかも陰謀が常に存在するかのように。だがキーロフ暗殺の黒幕はスターリンその人であることが疑われている。
また、スターリンは集団農場化の大失敗によって引き起こされたウクライナの大飢饉を、外国のスパイ勢力の陰謀のせいだと主張した。
1936年、スターリンの妄想に付き従うものは重臣たちにさえ多くなかった。そんな中、ポーランド人のニコライ・エジョフという男がスターリンによってNKVD長官に任命されると、この男は反体制派とされる人々を嬉々として自ら拷問にかけ、手当たり次第にスパイであると自白させて銃殺にした。
1937年にはスターリンに歯向かうものは国内にいなかったが、依然政敵のトロツキーは外国で健在であり、ドイツとポーランドと日本という、いずれもかつてはロシア帝国やソビエト赤軍を打ち負かした反ソ国家に囲まれていた。スターリンは疑心暗鬼に囚われた。ドイツとポーランドと日本が手を携えて攻めてくるかもしれない……トロツキーが(かつてレーニンがそうしたように)ドイツ諜報機関に支援されて劇的にロシアの大地に帰還し、支持者を集めるのではないか……今こそ一見無害に見える者たちの仮面をはぎ取り、容赦なく抹殺するのだ!1937年の革命20周年の記念日に、スターリンは高らかにそう宣言した。
ポーランド人やドイツ人、日本人、またはそのスパイと疑われた人々や、元クラーク(富農)や反ソ運動の嫌疑により、約70万人の国民がスターリンとエジョフのNKVDによって銃殺された。また数え切れないほどの人々が拷問や流刑の過程で命を落とした。
粛清の範囲は軍や共産党やNKVDにまで及び、国中がテロに晒された。
殺された一般国民は全員、荒唐無稽な陰謀論を裏付けるために拷問によって自白を強要された無実の人々であった。
大粛清開始時のNKVD上級職員の3分の1はユダヤ人であったが、1939年には4%以下となっていた。スターリンは大粛清の責任をユダヤ人に負わせることを企図し、事実ヒトラーがそう煽ったように、後年ユダヤ人のせいにされた。こうしてのちに続く大量虐殺の布石がうたれたのである。
ポーランド分割ー犠牲者20万人以上
1939年ブレスト=リトフスク(当時はポーランド領)で邂逅する独ソの将兵。両軍の合同パレードが開催された。
1939年9月中旬、ドイツ国防軍によってポーランド軍は完全に破壊され、戦力を喪失していた。極東においてはノモンハンにおいてソ連軍が日本軍を叩き潰した。その一か月前にはドイツとソ連が不可侵条約を結んでいた。世界の情勢はスターリンが望むままに姿を変えていた。
ヒトラーはポーランド西部を手に入れて、初めての民族テロに乗り出した。
スターリンはポーランド東部を手に入れて、大粛清の延長でポーランド人の大量銃殺と強制移送を再開した。
http://3rdkz.net/?p=405&page=2
ソ連の場合、チェーカーやゲーペーウーを前身に持つエリートテロ組織であったNKVDや、革命初期の内戦期からテロの執行機関であった赤軍がヒトラーよりもっとうまくやった。
ソ連軍は9月中旬、50万の大軍勢を持って、既に壊滅したポーランド軍と戦うために、護る者が誰もいなくなった国境を超えた。そこで武装解除したポーランド将兵を「故郷に帰してやる」と騙して汽車に乗せ、東の果てへ輸送した。
ポーランド将校のほとんどは予備役将校で、高度な専門教育を受けた学者や医師などの知識階級だった。彼らを斬首することにより、ポーランドの解体を早めることが目的だった。
同じころNKVDの職員が大挙してポーランドに押し寄せた。彼らは10個以上の階級リストを作成し、即座に10万人以上のポーランド民間人を逮捕。そのほとんどをグラーグ(強制収容所)へ送り、8000人以上を銃殺した。またすでに逮捕されたポーランドの高級将校たちを片っ端から銃殺にし、ドイツの犯行に見せかけた。そして家族をグラーグへ追放した。銃殺された者は20000人以上、将校の関係者としてグラーグへ送られた者は30万人以上とされる。そのほとんどは移送中の汽車の中や、シベリアやカザフスタンの収容所で命を落とした。
独ソ双方から過酷なテロを受けたポーランドでは、20万人が銃殺され、100万人以上が祖国を追放された。追放された者のうち、何名が死亡したかはいまだ未解明である。
http://3rdkz.net/?p=405&page=3
抵抗の果てに
戦争後期、ソ連軍はドイツ軍を打ち破って東プロイセンへ侵入した。そして彼らは目に付く全ての女性を強姦しようとした。その時点でドイツ成人男性の戦死者数は500万人にのぼっていた。残った男性はほとんど高齢者や子供で、彼らの多くは障害を持っていた。女性たちを守る男はいなかった。強姦被害にあった女性の実数は定かではないが数百万人に及ぶと推定され、自殺する女性も多かった。
それとは別に52万のドイツ男性が捕えられて強制労働につかされ、東欧の国々から30万人近い人々が連行された。終戦時までに捕虜になり、労役の果てに死亡したドイツ人男性は60万人に上った。ヒトラーは民間人を救済するために必要な措置を一切講じなかった。彼は弱者は滅亡するべきだと思っていた。それはドイツ民族であろうと同じだった。そして彼自身も自殺を選んだ。
ヒトラーの罪を一身に背負わされたのが戦後のドイツ人であった。新生ポーランドではドイツ人が報復や迫害を受け、次々と住処を追われた。ポーランドの強制収容所で死亡したドイツ人は3万人と推計される。1947年の終わりまでに760万人のドイツ人がポーランドから追放され、新生ポーランドに編入された土地を故郷とするドイツ人40万人が移送の過程で死亡した。
戦間期のスターリンの民族浄化
独ソ戦の戦間期には、対独協力の恐れがあるとみなされた少数民族の全てが迫害を受けた。
1941年〜42人にかけて90万人のドイツ系民族と、9万人のフィンランド人が強制移住させられた。
1943年、ソ連軍がカフカスを奪還すると、NKVDがたった1日で7万人のカフカス人をカザフスタンとキルギスタンに追放した。更にNKVDはその年の12月には、2日間で9万人のカルムイク人をシベリアへ追放した。
1944年にはNKVD長官ベリヤが直接指揮を執って、47万人のチェチェン人とイングーシ人をわずか一週間で狩り集めて追放した。一人残らず連行することになっていたので、抵抗する者、病気で動けない者は銃殺され、納屋に閉じ込めて火を放つこともあった。いたるところで村が焼き払われた。
同年3月、今度はバルカル人3万人がカザフスタンへ追放され、5月にはクリミア・タタール人18万人がウズベキスタンへ強制移住させられた。11月にはメスヘティア・トルコ人9万人がグルジアから追放された。
このような状況であったから、ソヴィエトと共に戦ったウクライナやバルト諸国やポーランド、ベラルーシでもNKVDの仕事は同じだった。赤軍や新生ポーランド軍は、かつては味方だったパルチザンに対して牙をむいた。少数民族や民族的活動家はのきなみ捕えられ、同じように東の果てに追放されたのだった。その数は1200万人に及んだ!
おわりに
長年、ドイツとロシアにはさまれた国々の悲惨な歴史に圧倒されていた。これ以上恐ろしい地政学的制約はないだろう。ドイツとソ連の殺害政策によって命を失った人々は、誰一人武器を持たない無抵抗の民間人は、それだけで1400万人に及ぶ。もちろんこれは戦闘による軍人・軍属の戦死者は含まれていない。またルーマニアやクロアチアやフランスの極右政権によって虐殺されたユダヤ人やセルビア人は数に含まれていない。
ドイツとソ連の殺害政策は、偶発的に起こったのではなく、意図的に明確な殺意を持って引き起こされた。その執行機関はNKVDであり、赤軍であり、ドイツ国防軍であり、ドイツ警察であり、ナチス親衛隊だった。その殺し方は飢餓が圧倒的に多く、その次に多かったのが銃で、その次がガスである。
激しい人種差別と階級的憎悪、独裁者の偏執的かつ無慈悲な実行力が両国に共通に存在していた。
海に囲まれた我が国には、人種差別がどれほどの暴力を是認するものなのか、階級憎悪がどれほどの悲劇を生んできたのか、ピンとこない。
知ってどうなるものでもないが、この恐ろしい歴史を興味を持ったすべての人に知ってもらいたい。
http://3rdkz.net/?p=405&page=4
山本太郎議員の訴えは痛いほどわかる。しかし----。(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)
■れいわ新選組ばかりか与野党みな同じ政策
山本太郎氏が立ち上げた「れいわ新選組」の公約の評判がいい。なかでも「最低賃金1500円」は、共産党も公約としている。今後、7月の参議員選挙をひかえて、立憲民主党なども同じような政策を出してくるだろう。なにしろ、最低賃金の引き上げは、与党の自民党でさえ推進している政策だ。自民党では毎年3%程度引き上げを掲げ、公約である「時給1000円」の実現を目指している。
しかし、これは雇用を破壊し、日本経済をどん底に突き落とす愚策である。なぜ、そうなのか。本稿ではそれを説明してみたい。
まず、以下が「れいわ新選組」が公表している政策である。
(1) 消費税廃止
(2) 最低賃金1500円
(3) 奨学金徳政令
(4) 公務員増
(5) 一次産業戸別所得保障
(6) トンデモ法一括見直し
(7) 辺野古基地建設中止
(8) 原発即時廃止―
いずれも、日本が抱えている問題に鋭く切り込んでいる。「消費税廃止」などは高く評価できる。しかし、「最低賃金1500円」「公務員増」「一次産業戸別所得保障」などは政府の肥大化を招くのが必至だから、国民の自由を奪ううえ、経済衰退を招くのは間違いない。
とくに「最低賃金1500円」は愚策中の愚策である。
■アメリカと日本では経済の事情が違う
アメリカでは近年、最低賃金の引き上げが続いている。 ニューヨーク州では、昨年12月31日をもって最低賃金が時給15ドル(1ドル110円として1650円)に引き上げられた。これは従業員11名以上の企業の場合で、10名以下の場合は今年の12月31日から適用される。
こうしたことを踏まえて、日本でも最低賃金の引き上げを提唱するのは、心情的には理解できる。しかし、日本とアメリカとは事情がまったく違う。アメリカはまがりなりにも経済成長をしている。しかし、日本はいくらアベノミクスがうまくいっていると政府が言い続けても、実際はマイナス成長かイーブンである。
そんななかで、最低賃金を引き上げたら、どうなるかは、火を見るよりも明らかだ。
現在、日本の最低賃金は、厚生労働省の「中央最低賃金審議会」によってガイドラインが決められている。それによると、昨年の10月1日から、東京都では985円、大阪では936円、愛知では898円、福岡では814円、北海道では835円となった。
となると、1500円というのは、いきなり倍近くに上げるということになる。政治家というのは常に国民のことを考えているという姿勢をとる。だから、最低賃金を引き上げることは、イコール最大限国民のことを考えているように思える。しかし、これはまったくの偽善だ。
とくにいまの日本でそんなことをすれば、その結果として、大量の失業者、犯罪者、自殺者を生み出すだろう。
■大幅な引き上げで経済崩壊した韓国
最低賃金を政治の力で引き上げて、大失敗した例が、お隣の韓国である。
リベラルの先端をいく文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、経済低迷から脱却するため、「所得主導成長」政策を提唱した。最低賃金の引き上げは、文大統領の政策の目玉で、2017年の就任以来、韓国の最低賃金は毎年10%以上と劇的に引き上げられた。文大統領は、大統領選挙の公約で「2020年まで時給1万ウォン達成」を掲げた。
1万ウォンは、本稿執筆時のレートでは日本円で987円だから、達成されれば日本を上回る(ちなみに、2017年の韓国の最低賃金は6470ウォンで全国一律)。
ではその結果、なにが起こったか?
韓国の就業者の2割を占めるのが自営業者だが、彼らの生活が立ちいかなくなった。とくに家族経営や1人経営の店などでは、従業員を従来のように雇えなくなり、解雇が続出。人件費の高騰をメニューなどの値上げでカバーしようとした飲食店では、客足が減って倒産するところまで出た。
また、ソウル市内のコンビの経営は悪化の一途をたどった。24時間営業を3交代のアルバイトでこなしてきたある店は、収益悪化で赤字になり、営業を続けられなくなった。
昨年12月、ソウルで開かれた中小企業中央会の小商工人連合会の記者懇談会で、チェ・スンジェ会長は「最低賃金引き上げが小商工人に及ぼした実態調査を行った」とし、その結果について「恐ろしくて発表できない」と話したと、『朝鮮日報』は報道している。
また、2月19日の『中央日報』(日本語版)に掲載されたコラム記事では、「普段20万件以上生じていた韓国国内の雇用」が、昨年7月以降、1万件前後に極端に落ち込んだと報道されている。
雇用ばかりではない。人件費の高騰は輸出品の高騰を招き、韓国の輸出は大きく落ち込んだ。もはや、韓国経済は瀕死の状態に陥っているのだ。つまり、最低賃金の引き上げは大失敗だったのである。
それなのになぜ、いまさら日本が、韓国と同じようなことをしなければならないのだろうか?
■なぜ引き上げると失業者が増えるのか?
最低賃金の引き上げがどのように経済に影響を与えるかは、どんな経済学本にも書かれている。私などが改めて書くほどのことではないが、ポイントは次のようなことだ。
経済には、「需要と供給の法則」という基本原則がある。ある商品やサービスの価格は、需要と供給が一致した点で決まるというのがこの原則で、この一致する点を「均衡点」と呼んでいる。
均衡点は、賃金にも当てはまる。
働いて得る対価の賃金は、モノの価格に当たる。したがって、賃金が均衡点より高くなると、供給(求職)が需要(求人)を上回る。つまり、働いて稼ぎたいという人間が増える。すると、企業側は雇うのを控えるようになる。つまり、失業が増えるのだ。
これまで時給800円が均衡点だったとする。それが、政治の力で無理やり1500円になれば、雇う側は何人かを解雇せざるをえなくなる。そうしないと利益が出なくなるからだ。こうして、失業者がいままで以上に生み出される。
多くの場合、失業に追いやられるのは、低賃金だからこそ仕事にありつける、特別な職業スキルを持たない人々である。つまり、最低賃金の引き上げは、もっとも助けなければならない人々を苦しめる。
■経済情勢に合わせた「適正なレベル」がある
ただし、最低賃金の引き上げが悪影響ばかりかというと、そうではない。1500円は無謀としても、ある程度の引き上げは経済が成長しているならやったほうがいい。
つまり、引き上げには「適正なレベル」がある。韓国の場合は、それを無視して大幅に引き上げたために、大失敗してしまったのだ。
4月12日、『ウォール・ストリート・ジャーナル』(WSJ)は、最低賃金の引き上げで雇用に悪影響が出るという記事を掲載した。この記事によると、連邦最低賃金の引き上げは比較的小幅であっても雇用に悪影響を及ぼすと、多くのエコノミストが警鐘しているという。
WSIが調査したエコノミストのうち全体の約3分の1は、現行7.25ドルの連邦最低時給を7.25ドル超〜10ドル未満の範囲に引き上げれば、雇用喪失につながると回答してきたという。雇用喪失を招く最低時給水準としては、26%前後が10.01〜13.00ドル、12%が13.01〜15.00ドル、28%が15ドル超との見方を示したという。
つまり、最低賃金は、現在の経済情勢に合わせて、その引き上げ幅を考えなければならない。そうしなければ、かえって経済を悪化させるのだ。となると、マイナスかせいぜいイーブンの日本ができるわけがない。
■次に不況がきたとき最低賃金が足枷になる
最低賃金と犯罪率を調査した研究が、アメリカにある。
アメリカのウエブメディア『fee.org』の記事「Minimum Wage Hikes Increase Crime」(最低賃金の引き上げが犯罪を増加させる)によると、1998〜2016年に実施された10%の最低賃金引き上げの結果、新たに8万件近い窃盗犯罪が16〜24歳の若者によって行われたという。したがって、もし最低賃金を時給15ドルまで引き上げれば、さらに41万件の窃盗犯罪を生み出すことになるだろうと、この記事は警告している。
日本は、世界の先進国でも有数の自殺者数が多い国である。一時、その数が増加して危惧されたが、最近は横ばいになった。しかし、最低賃金を上げれば、自殺者数も上がるのは必然と思われる。
与野党とも、自覚していないのは、いまや日本は先進国のなかでももっとも貧しい国だということだ。日本の1人あたりのGDPは世界中では27位と、他の先進国と比べても圧倒的に低い。最低賃金は、こうしたことに連動しているのである。
ここで、いまはなんとかなっているとしても、いずれ不況がやってくると考えてみよう。そのとき、なにが起こるだろうか?
不況になれば、企業経営はただでさえ悪化する。すると、企業はそれまでの賃金水準、雇用を維持できなくなる。それなのに、そこには法律で決められた最低賃金があり、それを破る罰則が科せられる。こうなると、倒産する企業も出てくるのは必然だ。
実際、リーマンショックによる2008〜09年の景気後退局面では、アメリカの倒産件数は増大した。最低賃金が足枷になってしまったのである。
■企業活動を活発化させる以外豊かにはなれない
貧しい人々が、より高い賃金を望むのは当然である。貧困層ほど、一生懸命に働いて貧困から脱出しようと努力する。その努力に報いるための最低賃金の保証は必要である。
しかし、それを政府が市場原理を無視して行うと、かえって、その人々を苦しめる。なぜなら、政府は自ら富をつくり出しているわけではなく、他人のおカネで貧しい人々を救済しようとしているだけだからだ。
リベラルや社会主義者が致命的に陥る欠陥がここにある。この世界では、富をつくり出せるのは、民間経済、企業だけである。政府は単に、右のおカネを左に動かす機能しか持っていない。
資本主義では、企業家が労働者を使って、消費者が望む商品やサービスを競い合ってつくり出す。この競争によって、社会は豊かになる。そうなれば、自ずと賃金も上がるようになっている。ところが、最低賃金を国家が決めてしまうと、こうした競争は阻害されてしまう。
つまり、貧しい労働者を豊かにするためには、国家が市場に介入して最低賃金を引き上げてはいけないのだ。
ところが、リベラルを提唱する人々、左派と呼ばれる人々は、自分たちはなにもしないのに、他人のおカネ(国民の税金)を使って、貧しい人々を助けようとする。この偽善に騙されてはいけない。人々と社会がより豊かになるには、企業がより自由に活動できる規制緩和や減税が必要であって、最低賃金の引き上げなどという単純かつ完全に間違っている方法では実現しないことを、この際、再認識すべきだ。
阿修羅掲示板のアクセス数が減ったり、Google で阿修羅のスレを検索できなくなったのは、原発板のデマ投稿にアクセスさせない為だよ
原発板の名前を 妄想板 に変えた方がいいよ。
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/554.html#c74
住宅ローンを目的外に使ったのがばれると、物件は差し終えられて競売に掛けられ、不足分は保証人に請求される
住宅ローンで事業資金を借りる人たち
政府が住宅購入支援のためにやっている住宅ローン「フラット35」が投資目的で利用されていたのが問題になっています。
こうした話は以前からあり、実際には借りる必要がなくても、資産を増やすために利用する人も多かった。
フラット35は1.2%程度の固定金利で35年間という長期返済のため、事業や投資ローンに比べてとても有利です。
そこで本当は現金で買えるお金があったとしても、住宅はフラット35で長期返済し、現金は投資や事業資金に回す。
これは違法でもなんでもないが、もっと進んで「フラット35で投資資金や事業資金を借りれないか」と考える人がいました。
個人事業などの事業ローンは審査が非常に厳しいうえに年利5%から10%以上なので、消費者金融と変わりません。
フラット35や住宅ローンは1%程度という破格の超低金利で、日本の物価も年1%は上昇しているので実質金利はゼロでした。
フラット35は住宅金融支援機構がやっているが、民間金融機関が独自に展開する住宅融資では、投資や事業目的で利用されることがままあった。
例えば先日住宅融資のオーバーローンが報道されたが、本来は住宅購入資金しか融資しないのに、「多めに」借りて事業資金に転用した人が居たとされます。
住宅購入ローンは2000万円で足りるのに、4000万円借りて余った2000万円を事業や投資に使うような例は、ネット上で「成功談」として得意げに報告されていました。
オーバーローンには厳しい金融機関とゆるい金融機関があり、融資額を増やすため積極的に売り込むようなところもあったという話です。
ところが住宅ローンを住宅購入目的以外で利用するのは契約違反なので、銀行が問題視すれば一括返済を請求されます。
抵当があれば差し押さえられるし、なければ保証人に請求したり保証人の自宅を差し押さえる事もあります。
住宅ローン転用が発覚すれば差し押さえ
最近問題になっているフラット35は住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)が提供していて、財務省のいわゆる特殊法人という位置づけになっている。
住宅金融公庫は直接融資していたが行政改革で民間金融機関が仲介して融資する形に替わっている。
国による住宅取得支援、さらに景気対策や福祉対策といった意味合いが強く、事業資金や投資資金は融資していない。
東京都内の不動産会社が100人超の顧客に対して、居住用と偽って賃貸アパートの建設資金などを借りさせていた。
これは一つの不動産屋だけだが、こうした例が全国にあるとすれば、数千数万の不正融資が行われていた可能性があります。
賃貸アパートなどへの融資審査は非常に厳しく金利も高く返済期間が短いので、これで事業を始めるのは難しい。
フラット35は事実上ゼロ金利で35年払いなので、賃貸アパートを建てれば容易に利益を出すことができる。
先ほどのオーバーローンと同じく、住宅用といつわって事業資金を借りた場合、契約違反で即時返済を求められるでしょう。
抵当の物件は差し押さえられるし、おそらくそれでは不足するので保証人に請求が行くことになる。
このように住宅ローンを事業資金に転用したのが発覚すると、手痛い目に遭います。
http://www.thutmosev.com/archives/79790805.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/827.html#c31
住宅ローンを目的外に使ったのがばれると、物件は差し終えられて競売に掛けられ、不足分は保証人に請求される
住宅ローンで事業資金を借りる人たち
政府が住宅購入支援のためにやっている住宅ローン「フラット35」が投資目的で利用されていたのが問題になっています。
こうした話は以前からあり、実際には借りる必要がなくても、資産を増やすために利用する人も多かった。
フラット35は1.2%程度の固定金利で35年間という長期返済のため、事業や投資ローンに比べてとても有利です。
そこで本当は現金で買えるお金があったとしても、住宅はフラット35で長期返済し、現金は投資や事業資金に回す。
これは違法でもなんでもないが、もっと進んで「フラット35で投資資金や事業資金を借りれないか」と考える人がいました。
個人事業などの事業ローンは審査が非常に厳しいうえに年利5%から10%以上なので、消費者金融と変わりません。
フラット35や住宅ローンは1%程度という破格の超低金利で、日本の物価も年1%は上昇しているので実質金利はゼロでした。
フラット35は住宅金融支援機構がやっているが、民間金融機関が独自に展開する住宅融資では、投資や事業目的で利用されることがままあった。
例えば先日住宅融資のオーバーローンが報道されたが、本来は住宅購入資金しか融資しないのに、「多めに」借りて事業資金に転用した人が居たとされます。
住宅購入ローンは2000万円で足りるのに、4000万円借りて余った2000万円を事業や投資に使うような例は、ネット上で「成功談」として得意げに報告されていました。
オーバーローンには厳しい金融機関とゆるい金融機関があり、融資額を増やすため積極的に売り込むようなところもあったという話です。
ところが住宅ローンを住宅購入目的以外で利用するのは契約違反なので、銀行が問題視すれば一括返済を請求されます。
抵当があれば差し押さえられるし、なければ保証人に請求したり保証人の自宅を差し押さえる事もあります。
住宅ローン転用が発覚すれば差し押さえ
最近問題になっているフラット35は住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)が提供していて、財務省のいわゆる特殊法人という位置づけになっている。
住宅金融公庫は直接融資していたが行政改革で民間金融機関が仲介して融資する形に替わっている。
国による住宅取得支援、さらに景気対策や福祉対策といった意味合いが強く、事業資金や投資資金は融資していない。
東京都内の不動産会社が100人超の顧客に対して、居住用と偽って賃貸アパートの建設資金などを借りさせていた。
これは一つの不動産屋だけだが、こうした例が全国にあるとすれば、数千数万の不正融資が行われていた可能性があります。
賃貸アパートなどへの融資審査は非常に厳しく金利も高く返済期間が短いので、これで事業を始めるのは難しい。
フラット35は事実上ゼロ金利で35年払いなので、賃貸アパートを建てれば容易に利益を出すことができる。
先ほどのオーバーローンと同じく、住宅用といつわって事業資金を借りた場合、契約違反で即時返済を求められるでしょう。
抵当の物件は差し押さえられるし、おそらくそれでは不足するので保証人に請求が行くことになる。
このように住宅ローンを事業資金に転用したのが発覚すると、手痛い目に遭います。
http://www.thutmosev.com/archives/79790805.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/615.html#c245
1980年代にアマチュア無線(2級)のライセンスを取得し、いろいろな交信を楽しんだ経験がある。
当時は、名古屋市内の10階建てマンションの9階にいて、屋上にモービル用GPアンテナを建てて、430Mhz帯なら、東は茨城県から西は、徳島県や岡山県とも直接交信できた。
アパートだったので、大きなアンテナは建てられず、せいぜいUHF止まりだったが、車には10mを載せていた。
夢中になった理由は、交信の楽しさもあるが、若い頃からの課題としていた地震予知の情報データを得られることに気づいていたからだ。
阪神大震災の十日あまり前から、2mや430交信に得体の知れない激しいノイズが入るようになり、いったいなにごとが起きるのかと不安になっていて、1995年、1月16日の満月が、まるでトマトのように染まった真っ赤になったことから、大地震を確信した。
翌朝、五時過ぎに激しく揺れて、阪神大震災が発生したことを知った。
この経験から、大きな地震の数日前から、震源地から200K圏では、無線交信に激しいノイズが入ることを知り、また10mFMで「南方オープン」と呼んでいた、赤道付近の漁船交信が電離層反射で強烈に入感する現象も、バヌアツやパプアなどインドネシア方面の大きな地震と関係あることに気づいていた。
JA1KS栗山氏の提唱したキングソロモンの法則も、気象的問題というより気圧変動がもたらす地殻変動→ピエゾ効果によるものと見当をつけていた。
https://blog.goo.ne.jp/49contest/e/d97989f6b0ac6c14f98e0f6c0cffb97a
阪神大震災の経験から、アマ無線仲間に呼びかけて、アマ無線の異常現象と地震発生の関係を検討するクラブを設置しようと思い、「東海アマチュア無線地震予知研究会」と勝手に名前をつけて、情報交換する機会を獲得しようとしたのが、私の通称「東海アマ」の由来である。
アマ無線交信の経験を積んでいれば、必ずぶつかって辛い思いを強いられるのがインターフェア問題である。
無線機から電波を発信するとき、機材の電磁的整合性が悪いと、電波が異常現象を引き起こすことがある。
周波数ごとに特性が大きく変わり、一番ひどいのが50MHzで、VHF帯は、テレビ波などに近く、ひどいときは近隣数百メートルのテレビ画面を真っ黒にしてしまうことさえあった。
http://jr7ibw.com/interfere/interfere.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E6%B3%A2%E9%9A%9C%E5%AE%B3
アマ無線をやってた誰もが、インターフェアには深刻な加害意識を持たされ、アメ横界隈や無線機屋に日参して、電磁波フィルターを探し回ったものだ。
また、430Mや1200M帯でも、アンテナを自作していて、電気の通っていないアンテナを触っただけで感電したこともあった。
このときの経験から、ソチ五輪のとき、浅田麻央がSPで不調ななったのを見た瞬間「これは電磁波攻撃にやられてる」と直感することができた。
http://ab5730.blog.fc2.com/blog-entry-428.html
(私のブログはヤフーが無断削除してしまったが、幾人かが自分のブログに転載してくれていた)
電子レンジなどに使われる(マグネトロン)2400MHz周波数は、数十メートル先から指向性をもって人間に照射すると、神経や筋肉に変調を来す可能性があるのだ。これは私がビームアンテナを自作していたときに体感したことである。
電磁波は目に見えないので、本人でさえ、自分に何が起きているのか理解するのは難しい。経験的に言うと、体が熱く感じたり、筋肉が硬直したりの現象が起きる。
韓国が金妍児を優勝させるために、秘密裏に麻央やソトニコワらライバルの演技を失敗させる目的で、特殊なチームを編成して、テレビカメラに紛れてSPで照射したのではないかと私は疑っている。
ただちに、私やカレイドスコープ作者が「おかしい」と記事を掲載したので、フリーでは使えなかったのではないかと思う。
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-2642.html
韓国内には、電磁波兵器に関する宣伝サイトが数十も公開されていたのに、この事件の直後から、それらのサイトは一斉に閉鎖されたのも、おかしかった。
これは、おそらくUHF(300〜3000MHz)=極超短波が使われたと思うが、電磁波周波数が高くなる(数字が大きくなる)につれて、光に近い性質に変わってゆき、電波そのものエネルギーが大きくなって、人体に対する有害性も高まる。
例えば、2400MHzの電磁レンジでは何が起きるかというと、これは軍事用レーダーの周波数と同じで、「レーダーの前を横切ったカラスが真っ黒になって落ちた」という笑い話があるとおり、有機質を振動させて発熱させる効果がある。
500wの電子レンジでさえ調理できるほどの熱が出るのだから、軍事用レーダーは、100Kw級と数百倍の出力だから、確かにカラスが真っ黒になって落ちるわけだ。
携帯電話の周波数は、私が使い始めた1990年代では、おおむ800MHz帯(第一世代は、もっと低かった=300M帯?ような気がする)で、直進性よりも回り込み性が大きく、山の上や谷間でも通信できて、とても使いやすい周波数だった。
私は、当時車に載せていたのがマルチバンド送受信機で、携帯電話を自由に聞く(盗聴?)ことができて、中日の試合の翌日、落合と山本昌の携帯電話の会話を傍受して喜んだ記憶がある。
しかし、携帯通信帯域が混み合ってくると、どんどん高い側にシフトさせられ、今では1.7GHz帯になっていて、これも2021年には、5G帯にまでシフトすると言い出している。新しい携帯(スマホ)に買い換えろとKDDIから電話がかかってきた。
ところが、800M帯あたりまでは、それほど大きな健康障害は報告されてないがギガヘルツ帯では、たくさんの健康異常=発癌作用が世界中で報告されるようになった。
https://jp.techcrunch.com/2018/02/03/2018-02-02-nih-study-links-cell-phone-radiation-to-cancer-in-male-rats/
https://japan.cnet.com/article/35003430/
携帯電話は、原発以上に、世界中の人々の生活に不可欠、密着しているため、この事実を明らかにすると極めて巨大な問題が生じるとして、IARCという国際機関は、携帯用電磁波の弊害を政治的に隠蔽し、影響が存在しないかのようなデマまで公表することになった。
https://www.arib-emf.org/01denpa/denpa04-03.html
実際には、このリンクは、ちょうど原発放射能と同じで、人々の健康よりも産業の利権を守るために、結論をねじ曲げているのである。
携帯スマホ用の通信回線、周波数は、需要の増大とともに、どんどん未知の高い領域にシフトしていて、これは昔は、人間に対するダメージから利用されなかった周波数まで、平気で使用されるようになっている。
そして、今起きようとしているのが5G革命といわれる大きな電磁波利用の変化である。
スマホ用回線に5ギガという超高周波を利用することで、回線速度を一気に百倍にあげるといううたい文句で、今、世界中で5G用インフラの建設が進められている。
ところが、周波数は高くなるほどエネルギー密度も高くなり、生物へのダメージも強まるし、性質が光に近くなるため、ちょうど街路灯のように、たくさん並べないと、電波が届かないということになるため、800M帯の数倍の基地局が必要とされるのである。
そこで5G周波数の危険性を調べた機関があった。
ところが、携帯通信業界には、巨大な利権があり、メディアに対する圧力からか、このような調査は、ことごとく報道から無視されている。
http://dennjiha.org/?page_id=13046
https://www.youtube.com/watch?v=Y4wBoHL_rKM
https://biz-journal.jp/2018/09/post_24691.html
http://www.kokusyo.jp/phone/13783/
通常の800M帯の携帯電波でさえ安全とはいえないのに、5Gになれば、明らかに人体危険性が飛躍的に増すことは確実である。
ちょうど、私の友人が千葉市に住んでいて、50m地点に携帯電波塔が建設されてから体の不調を訴えるようになった。
とりあえず、電磁波遮蔽ネットの利用を勧めたが、今、日本中で携帯基地局公害に強い疑念が向けられているにもかかわらず、メディアは原発放射能と同じように完全無視を続けている。
そして、調べているうちに、とんでもない事実を見つけた!
最近、立て続けに癌を発症して話題になっている堀ちえみについてである。
http://inventsolitude.sblo.jp/article/185964800.html
※ はなゆー @hanayuu氏の18:03 - 2019年5月6日 のツイート
594 名前:地震雷火事名無し
投稿日:2019/05/06(月) 13:36
堀ちえみの電化製品が次々に壊れていく件 これ怖いな
自宅の近くに高圧電線あるんじゃね?
5Gのアンテナとか関係あったりして
サンスポ 2019.5.5 17:52
堀ちえみ、電化製品が次々故障…5日はTVが壊れ「ちょっと怖かった」
2月に舌がん、4月に食道がんの手術を受けたタレント、堀ちえみ(52)が5日、ブログを更新。最近次々に電化製品が壊れていくといい、この日はテレビまで故障し「ちょっと怖かった」とつづった。
前日4日にも「次々と立て続けに壊れました!」と題したブログで、「主人が長年愛用していた、BOSEのステレオと。こちらのステレオが、ほぼ同時に壊れてしまいました」と2枚の写真とともに伝えていた堀。「次々と立て続けに壊れたステレオ。不思議だなぁ」などとつづっていたが、この日は「今度はテレビが壊れました」と題してブログを投稿。「ボヘミアンラプソディを観ていたら、一時間ほどで突然画面が、パチンという音がして切れました」と報告し、「本当に次から次へと、短期間の間に、電化製品が壊れていきます」と首をかしげた。
夫とは最近壊れた物の話になったといい、「スライドショー式のフォトフレームも、最近壊れて交換したし。病院から持ち帰った途端に、私の電動ハブラシも壊れてしまいました」と列挙。「最初はただ壊れただけだと思い、そんなに不思議に思わなかったけど、CDプレーヤー2台で不思議に思い…今日のテレビが突然切れたのは、ちょっと怖かった」とつづった。
・・・引用終わり・・・
**********************************************************************
これなど、まだ昨日のツイッターだが、癌を次々に発症させている堀ちえみ宅で、電化製品が次々に壊れてゆくというのだ。
これなどは、心霊現象でもなければ、明らかに電磁波障害というしかない。
メカニズムは分かりやすい。強い電磁波(電界磁界)のなかでは「誘導電流」という現象が発生し、既存の電気電子回路にサージ電流を加えることで回路を故障させてしまうのである。
ちょうど
EMP爆弾と同じメカニズムである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B8%E9%9B%BB%E6%B5%81
そして、電気回路が壊れるだけならいいが、人間の免疫系も壊してしまう。なぜなら、人間の脳や筋肉、生体現象というのはミクロの電磁気現象を利用しているからである。
堀ちえみが、なぜ、あれほど発癌を繰り返すのか実に不可解だったが、はなゆーのツイートによって謎が解けたというべきだろう。
堀に対しては、山村の山陰の家に引っ越してもらうことを望むばかりだ。
これは堀だけの問題ではない。家の近所に携帯基地局を作られてしまった人の多くが、同じことを経験させられるのである。
妙に電気製品やパソコンが壊れやすい。なぜだろうと思っているうちに、自分の免疫系が壊れて、癌を発症させることになるのだ。
もう、大都会や携帯基地局の近所は、有毒電磁波を放射する戦場であると思う必要がある。
以前、安全な電磁波退避距離を調べたが、基地局から200mということだった。200m以内は危険である。
どうしても基地局から200m以内に住むならば、家の基地局に面した壁には、高周波用電磁波遮蔽クロスを貼り付けるべきだ。
5G帯は直進性が非常に強く、光を遮るイメージで考えればよいので、以下のような電磁波を電気に換えてアースに流してしまうような遮蔽を設置すればよい。
https://www.amazon.co.jp/CPT80-%E9%AB%98%E5%91%A8%E6%B3%A2%E9%9B%BB%E7%A3%81%E6%B3%A2%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9-%E9%8A%85%E8%A2%AB%E8%86%9C-%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AB-%E3%82%BF%E3%83%95%E3%82%BF/dp/B004BROIWO
しかし、可能ならば、山襞に隠れた安全な山里に移住するのが理想的である。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-735.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/340.html#c1
1980年代にアマチュア無線(2級)のライセンスを取得し、いろいろな交信を楽しんだ経験がある。
当時は、名古屋市内の10階建てマンションの9階にいて、屋上にモービル用GPアンテナを建てて、430Mhz帯なら、東は茨城県から西は、徳島県や岡山県とも直接交信できた。
アパートだったので、大きなアンテナは建てられず、せいぜいUHF止まりだったが、車には10mを載せていた。
夢中になった理由は、交信の楽しさもあるが、若い頃からの課題としていた地震予知の情報データを得られることに気づいていたからだ。
阪神大震災の十日あまり前から、2mや430交信に得体の知れない激しいノイズが入るようになり、いったいなにごとが起きるのかと不安になっていて、1995年、1月16日の満月が、まるでトマトのように染まった真っ赤になったことから、大地震を確信した。
翌朝、五時過ぎに激しく揺れて、阪神大震災が発生したことを知った。
この経験から、大きな地震の数日前から、震源地から200K圏では、無線交信に激しいノイズが入ることを知り、また10mFMで「南方オープン」と呼んでいた、赤道付近の漁船交信が電離層反射で強烈に入感する現象も、バヌアツやパプアなどインドネシア方面の大きな地震と関係あることに気づいていた。
JA1KS栗山氏の提唱したキングソロモンの法則も、気象的問題というより気圧変動がもたらす地殻変動→ピエゾ効果によるものと見当をつけていた。
https://blog.goo.ne.jp/49contest/e/d97989f6b0ac6c14f98e0f6c0cffb97a
阪神大震災の経験から、アマ無線仲間に呼びかけて、アマ無線の異常現象と地震発生の関係を検討するクラブを設置しようと思い、「東海アマチュア無線地震予知研究会」と勝手に名前をつけて、情報交換する機会を獲得しようとしたのが、私の通称「東海アマ」の由来である。
アマ無線交信の経験を積んでいれば、必ずぶつかって辛い思いを強いられるのがインターフェア問題である。
無線機から電波を発信するとき、機材の電磁的整合性が悪いと、電波が異常現象を引き起こすことがある。
周波数ごとに特性が大きく変わり、一番ひどいのが50MHzで、VHF帯は、テレビ波などに近く、ひどいときは近隣数百メートルのテレビ画面を真っ黒にしてしまうことさえあった。
http://jr7ibw.com/interfere/interfere.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E6%B3%A2%E9%9A%9C%E5%AE%B3
アマ無線をやってた誰もが、インターフェアには深刻な加害意識を持たされ、アメ横界隈や無線機屋に日参して、電磁波フィルターを探し回ったものだ。
また、430Mや1200M帯でも、アンテナを自作していて、電気の通っていないアンテナを触っただけで感電したこともあった。
このときの経験から、ソチ五輪のとき、浅田麻央がSPで不調ななったのを見た瞬間「これは電磁波攻撃にやられてる」と直感することができた。
http://ab5730.blog.fc2.com/blog-entry-428.html
(私のブログはヤフーが無断削除してしまったが、幾人かが自分のブログに転載してくれていた)
電子レンジなどに使われる(マグネトロン)2400MHz周波数は、数十メートル先から指向性をもって人間に照射すると、神経や筋肉に変調を来す可能性があるのだ。これは私がビームアンテナを自作していたときに体感したことである。
電磁波は目に見えないので、本人でさえ、自分に何が起きているのか理解するのは難しい。経験的に言うと、体が熱く感じたり、筋肉が硬直したりの現象が起きる。
韓国が金妍児を優勝させるために、秘密裏に麻央やソトニコワらライバルの演技を失敗させる目的で、特殊なチームを編成して、テレビカメラに紛れてSPで照射したのではないかと私は疑っている。
ただちに、私やカレイドスコープ作者が「おかしい」と記事を掲載したので、フリーでは使えなかったのではないかと思う。
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-2642.html
韓国内には、電磁波兵器に関する宣伝サイトが数十も公開されていたのに、この事件の直後から、それらのサイトは一斉に閉鎖されたのも、おかしかった。
これは、おそらくUHF(300〜3000MHz)=極超短波が使われたと思うが、電磁波周波数が高くなる(数字が大きくなる)につれて、光に近い性質に変わってゆき、電波そのものエネルギーが大きくなって、人体に対する有害性も高まる。
例えば、2400MHzの電磁レンジでは何が起きるかというと、これは軍事用レーダーの周波数と同じで、「レーダーの前を横切ったカラスが真っ黒になって落ちた」という笑い話があるとおり、有機質を振動させて発熱させる効果がある。
500wの電子レンジでさえ調理できるほどの熱が出るのだから、軍事用レーダーは、100Kw級と数百倍の出力だから、確かにカラスが真っ黒になって落ちるわけだ。
携帯電話の周波数は、私が使い始めた1990年代では、おおむ800MHz帯(第一世代は、もっと低かった=300M帯?ような気がする)で、直進性よりも回り込み性が大きく、山の上や谷間でも通信できて、とても使いやすい周波数だった。
私は、当時車に載せていたのがマルチバンド送受信機で、携帯電話を自由に聞く(盗聴?)ことができて、中日の試合の翌日、落合と山本昌の携帯電話の会話を傍受して喜んだ記憶がある。
しかし、携帯通信帯域が混み合ってくると、どんどん高い側にシフトさせられ、今では1.7GHz帯になっていて、これも2021年には、5G帯にまでシフトすると言い出している。新しい携帯(スマホ)に買い換えろとKDDIから電話がかかってきた。
ところが、800M帯あたりまでは、それほど大きな健康障害は報告されてないがギガヘルツ帯では、たくさんの健康異常=発癌作用が世界中で報告されるようになった。
https://jp.techcrunch.com/2018/02/03/2018-02-02-nih-study-links-cell-phone-radiation-to-cancer-in-male-rats/
https://japan.cnet.com/article/35003430/
携帯電話は、原発以上に、世界中の人々の生活に不可欠、密着しているため、この事実を明らかにすると極めて巨大な問題が生じるとして、IARCという国際機関は、携帯用電磁波の弊害を政治的に隠蔽し、影響が存在しないかのようなデマまで公表することになった。
https://www.arib-emf.org/01denpa/denpa04-03.html
実際には、このリンクは、ちょうど原発放射能と同じで、人々の健康よりも産業の利権を守るために、結論をねじ曲げているのである。
携帯スマホ用の通信回線、周波数は、需要の増大とともに、どんどん未知の高い領域にシフトしていて、これは昔は、人間に対するダメージから利用されなかった周波数まで、平気で使用されるようになっている。
そして、今起きようとしているのが5G革命といわれる大きな電磁波利用の変化である。
スマホ用回線に5ギガという超高周波を利用することで、回線速度を一気に百倍にあげるといううたい文句で、今、世界中で5G用インフラの建設が進められている。
ところが、周波数は高くなるほどエネルギー密度も高くなり、生物へのダメージも強まるし、性質が光に近くなるため、ちょうど街路灯のように、たくさん並べないと、電波が届かないということになるため、800M帯の数倍の基地局が必要とされるのである。
そこで5G周波数の危険性を調べた機関があった。
ところが、携帯通信業界には、巨大な利権があり、メディアに対する圧力からか、このような調査は、ことごとく報道から無視されている。
http://dennjiha.org/?page_id=13046
https://www.youtube.com/watch?v=Y4wBoHL_rKM
https://biz-journal.jp/2018/09/post_24691.html
http://www.kokusyo.jp/phone/13783/
通常の800M帯の携帯電波でさえ安全とはいえないのに、5Gになれば、明らかに人体危険性が飛躍的に増すことは確実である。
ちょうど、私の友人が千葉市に住んでいて、50m地点に携帯電波塔が建設されてから体の不調を訴えるようになった。
とりあえず、電磁波遮蔽ネットの利用を勧めたが、今、日本中で携帯基地局公害に強い疑念が向けられているにもかかわらず、メディアは原発放射能と同じように完全無視を続けている。
そして、調べているうちに、とんでもない事実を見つけた!
最近、立て続けに癌を発症して話題になっている堀ちえみについてである。
http://inventsolitude.sblo.jp/article/185964800.html
※ はなゆー @hanayuu氏の18:03 - 2019年5月6日 のツイート
594 名前:地震雷火事名無し
投稿日:2019/05/06(月) 13:36
堀ちえみの電化製品が次々に壊れていく件 これ怖いな
自宅の近くに高圧電線あるんじゃね?
5Gのアンテナとか関係あったりして
サンスポ 2019.5.5 17:52
堀ちえみ、電化製品が次々故障…5日はTVが壊れ「ちょっと怖かった」
2月に舌がん、4月に食道がんの手術を受けたタレント、堀ちえみ(52)が5日、ブログを更新。最近次々に電化製品が壊れていくといい、この日はテレビまで故障し「ちょっと怖かった」とつづった。
前日4日にも「次々と立て続けに壊れました!」と題したブログで、「主人が長年愛用していた、BOSEのステレオと。こちらのステレオが、ほぼ同時に壊れてしまいました」と2枚の写真とともに伝えていた堀。「次々と立て続けに壊れたステレオ。不思議だなぁ」などとつづっていたが、この日は「今度はテレビが壊れました」と題してブログを投稿。「ボヘミアンラプソディを観ていたら、一時間ほどで突然画面が、パチンという音がして切れました」と報告し、「本当に次から次へと、短期間の間に、電化製品が壊れていきます」と首をかしげた。
夫とは最近壊れた物の話になったといい、「スライドショー式のフォトフレームも、最近壊れて交換したし。病院から持ち帰った途端に、私の電動ハブラシも壊れてしまいました」と列挙。「最初はただ壊れただけだと思い、そんなに不思議に思わなかったけど、CDプレーヤー2台で不思議に思い…今日のテレビが突然切れたのは、ちょっと怖かった」とつづった。
・・・引用終わり・・・
**********************************************************************
これなど、まだ昨日のツイッターだが、癌を次々に発症させている堀ちえみ宅で、電化製品が次々に壊れてゆくというのだ。
これなどは、心霊現象でもなければ、明らかに電磁波障害というしかない。
メカニズムは分かりやすい。強い電磁波(電界磁界)のなかでは「誘導電流」という現象が発生し、既存の電気電子回路にサージ電流を加えることで回路を故障させてしまうのである。
ちょうど
EMP爆弾と同じメカニズムである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B8%E9%9B%BB%E6%B5%81
そして、電気回路が壊れるだけならいいが、人間の免疫系も壊してしまう。なぜなら、人間の脳や筋肉、生体現象というのはミクロの電磁気現象を利用しているからである。
堀ちえみが、なぜ、あれほど発癌を繰り返すのか実に不可解だったが、はなゆーのツイートによって謎が解けたというべきだろう。
堀に対しては、山村の山陰の家に引っ越してもらうことを望むばかりだ。
これは堀だけの問題ではない。家の近所に携帯基地局を作られてしまった人の多くが、同じことを経験させられるのである。
妙に電気製品やパソコンが壊れやすい。なぜだろうと思っているうちに、自分の免疫系が壊れて、癌を発症させることになるのだ。
もう、大都会や携帯基地局の近所は、有毒電磁波を放射する戦場であると思う必要がある。
以前、安全な電磁波退避距離を調べたが、基地局から200mということだった。200m以内は危険である。
どうしても基地局から200m以内に住むならば、家の基地局に面した壁には、高周波用電磁波遮蔽クロスを貼り付けるべきだ。
5G帯は直進性が非常に強く、光を遮るイメージで考えればよいので、以下のような電磁波を電気に換えてアースに流してしまうような遮蔽を設置すればよい。
https://www.amazon.co.jp/CPT80-%E9%AB%98%E5%91%A8%E6%B3%A2%E9%9B%BB%E7%A3%81%E6%B3%A2%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9-%E9%8A%85%E8%A2%AB%E8%86%9C-%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AB-%E3%82%BF%E3%83%95%E3%82%BF/dp/B004BROIWO
しかし、可能ならば、山襞に隠れた安全な山里に移住するのが理想的である。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-735.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/771.html#c14
1980年代にアマチュア無線(2級)のライセンスを取得し、いろいろな交信を楽しんだ経験がある。
当時は、名古屋市内の10階建てマンションの9階にいて、屋上にモービル用GPアンテナを建てて、430Mhz帯なら、東は茨城県から西は、徳島県や岡山県とも直接交信できた。
アパートだったので、大きなアンテナは建てられず、せいぜいUHF止まりだったが、車には10mを載せていた。
夢中になった理由は、交信の楽しさもあるが、若い頃からの課題としていた地震予知の情報データを得られることに気づいていたからだ。
阪神大震災の十日あまり前から、2mや430交信に得体の知れない激しいノイズが入るようになり、いったいなにごとが起きるのかと不安になっていて、1995年、1月16日の満月が、まるでトマトのように染まった真っ赤になったことから、大地震を確信した。
翌朝、五時過ぎに激しく揺れて、阪神大震災が発生したことを知った。
この経験から、大きな地震の数日前から、震源地から200K圏では、無線交信に激しいノイズが入ることを知り、また10mFMで「南方オープン」と呼んでいた、赤道付近の漁船交信が電離層反射で強烈に入感する現象も、バヌアツやパプアなどインドネシア方面の大きな地震と関係あることに気づいていた。
JA1KS栗山氏の提唱したキングソロモンの法則も、気象的問題というより気圧変動がもたらす地殻変動→ピエゾ効果によるものと見当をつけていた。
https://blog.goo.ne.jp/49contest/e/d97989f6b0ac6c14f98e0f6c0cffb97a
阪神大震災の経験から、アマ無線仲間に呼びかけて、アマ無線の異常現象と地震発生の関係を検討するクラブを設置しようと思い、「東海アマチュア無線地震予知研究会」と勝手に名前をつけて、情報交換する機会を獲得しようとしたのが、私の通称「東海アマ」の由来である。
アマ無線交信の経験を積んでいれば、必ずぶつかって辛い思いを強いられるのがインターフェア問題である。
無線機から電波を発信するとき、機材の電磁的整合性が悪いと、電波が異常現象を引き起こすことがある。
周波数ごとに特性が大きく変わり、一番ひどいのが50MHzで、VHF帯は、テレビ波などに近く、ひどいときは近隣数百メートルのテレビ画面を真っ黒にしてしまうことさえあった。
http://jr7ibw.com/interfere/interfere.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E6%B3%A2%E9%9A%9C%E5%AE%B3
アマ無線をやってた誰もが、インターフェアには深刻な加害意識を持たされ、アメ横界隈や無線機屋に日参して、電磁波フィルターを探し回ったものだ。
また、430Mや1200M帯でも、アンテナを自作していて、電気の通っていないアンテナを触っただけで感電したこともあった。
このときの経験から、ソチ五輪のとき、浅田麻央がSPで不調ななったのを見た瞬間「これは電磁波攻撃にやられてる」と直感することができた。
http://ab5730.blog.fc2.com/blog-entry-428.html
(私のブログはヤフーが無断削除してしまったが、幾人かが自分のブログに転載してくれていた)
電子レンジなどに使われる(マグネトロン)2400MHz周波数は、数十メートル先から指向性をもって人間に照射すると、神経や筋肉に変調を来す可能性があるのだ。これは私がビームアンテナを自作していたときに体感したことである。
電磁波は目に見えないので、本人でさえ、自分に何が起きているのか理解するのは難しい。経験的に言うと、体が熱く感じたり、筋肉が硬直したりの現象が起きる。
韓国が金妍児を優勝させるために、秘密裏に麻央やソトニコワらライバルの演技を失敗させる目的で、特殊なチームを編成して、テレビカメラに紛れてSPで照射したのではないかと私は疑っている。
ただちに、私やカレイドスコープ作者が「おかしい」と記事を掲載したので、フリーでは使えなかったのではないかと思う。
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-2642.html
韓国内には、電磁波兵器に関する宣伝サイトが数十も公開されていたのに、この事件の直後から、それらのサイトは一斉に閉鎖されたのも、おかしかった。
これは、おそらくUHF(300〜3000MHz)=極超短波が使われたと思うが、電磁波周波数が高くなる(数字が大きくなる)につれて、光に近い性質に変わってゆき、電波そのものエネルギーが大きくなって、人体に対する有害性も高まる。
例えば、2400MHzの電磁レンジでは何が起きるかというと、これは軍事用レーダーの周波数と同じで、「レーダーの前を横切ったカラスが真っ黒になって落ちた」という笑い話があるとおり、有機質を振動させて発熱させる効果がある。
500wの電子レンジでさえ調理できるほどの熱が出るのだから、軍事用レーダーは、100Kw級と数百倍の出力だから、確かにカラスが真っ黒になって落ちるわけだ。
携帯電話の周波数は、私が使い始めた1990年代では、おおむ800MHz帯(第一世代は、もっと低かった=300M帯?ような気がする)で、直進性よりも回り込み性が大きく、山の上や谷間でも通信できて、とても使いやすい周波数だった。
私は、当時車に載せていたのがマルチバンド送受信機で、携帯電話を自由に聞く(盗聴?)ことができて、中日の試合の翌日、落合と山本昌の携帯電話の会話を傍受して喜んだ記憶がある。
しかし、携帯通信帯域が混み合ってくると、どんどん高い側にシフトさせられ、今では1.7GHz帯になっていて、これも2021年には、5G帯にまでシフトすると言い出している。新しい携帯(スマホ)に買い換えろとKDDIから電話がかかってきた。
ところが、800M帯あたりまでは、それほど大きな健康障害は報告されてないがギガヘルツ帯では、たくさんの健康異常=発癌作用が世界中で報告されるようになった。
https://jp.techcrunch.com/2018/02/03/2018-02-02-nih-study-links-cell-phone-radiation-to-cancer-in-male-rats/
https://japan.cnet.com/article/35003430/
携帯電話は、原発以上に、世界中の人々の生活に不可欠、密着しているため、この事実を明らかにすると極めて巨大な問題が生じるとして、IARCという国際機関は、携帯用電磁波の弊害を政治的に隠蔽し、影響が存在しないかのようなデマまで公表することになった。
https://www.arib-emf.org/01denpa/denpa04-03.html
実際には、このリンクは、ちょうど原発放射能と同じで、人々の健康よりも産業の利権を守るために、結論をねじ曲げているのである。
携帯スマホ用の通信回線、周波数は、需要の増大とともに、どんどん未知の高い領域にシフトしていて、これは昔は、人間に対するダメージから利用されなかった周波数まで、平気で使用されるようになっている。
そして、今起きようとしているのが5G革命といわれる大きな電磁波利用の変化である。
スマホ用回線に5ギガという超高周波を利用することで、回線速度を一気に百倍にあげるといううたい文句で、今、世界中で5G用インフラの建設が進められている。
ところが、周波数は高くなるほどエネルギー密度も高くなり、生物へのダメージも強まるし、性質が光に近くなるため、ちょうど街路灯のように、たくさん並べないと、電波が届かないということになるため、800M帯の数倍の基地局が必要とされるのである。
そこで5G周波数の危険性を調べた機関があった。
ところが、携帯通信業界には、巨大な利権があり、メディアに対する圧力からか、このような調査は、ことごとく報道から無視されている。
http://dennjiha.org/?page_id=13046
https://www.youtube.com/watch?v=Y4wBoHL_rKM
https://biz-journal.jp/2018/09/post_24691.html
http://www.kokusyo.jp/phone/13783/
通常の800M帯の携帯電波でさえ安全とはいえないのに、5Gになれば、明らかに人体危険性が飛躍的に増すことは確実である。
ちょうど、私の友人が千葉市に住んでいて、50m地点に携帯電波塔が建設されてから体の不調を訴えるようになった。
とりあえず、電磁波遮蔽ネットの利用を勧めたが、今、日本中で携帯基地局公害に強い疑念が向けられているにもかかわらず、メディアは原発放射能と同じように完全無視を続けている。
そして、調べているうちに、とんでもない事実を見つけた!
最近、立て続けに癌を発症して話題になっている堀ちえみについてである。
http://inventsolitude.sblo.jp/article/185964800.html
※ はなゆー @hanayuu氏の18:03 - 2019年5月6日 のツイート
594 名前:地震雷火事名無し
投稿日:2019/05/06(月) 13:36
堀ちえみの電化製品が次々に壊れていく件 これ怖いな
自宅の近くに高圧電線あるんじゃね?
5Gのアンテナとか関係あったりして
サンスポ 2019.5.5 17:52
堀ちえみ、電化製品が次々故障…5日はTVが壊れ「ちょっと怖かった」
2月に舌がん、4月に食道がんの手術を受けたタレント、堀ちえみ(52)が5日、ブログを更新。最近次々に電化製品が壊れていくといい、この日はテレビまで故障し「ちょっと怖かった」とつづった。
前日4日にも「次々と立て続けに壊れました!」と題したブログで、「主人が長年愛用していた、BOSEのステレオと。こちらのステレオが、ほぼ同時に壊れてしまいました」と2枚の写真とともに伝えていた堀。「次々と立て続けに壊れたステレオ。不思議だなぁ」などとつづっていたが、この日は「今度はテレビが壊れました」と題してブログを投稿。「ボヘミアンラプソディを観ていたら、一時間ほどで突然画面が、パチンという音がして切れました」と報告し、「本当に次から次へと、短期間の間に、電化製品が壊れていきます」と首をかしげた。
夫とは最近壊れた物の話になったといい、「スライドショー式のフォトフレームも、最近壊れて交換したし。病院から持ち帰った途端に、私の電動ハブラシも壊れてしまいました」と列挙。「最初はただ壊れただけだと思い、そんなに不思議に思わなかったけど、CDプレーヤー2台で不思議に思い…今日のテレビが突然切れたのは、ちょっと怖かった」とつづった。
・・・引用終わり・・・
**********************************************************************
これなど、まだ昨日のツイッターだが、癌を次々に発症させている堀ちえみ宅で、電化製品が次々に壊れてゆくというのだ。
これなどは、心霊現象でもなければ、明らかに電磁波障害というしかない。
メカニズムは分かりやすい。強い電磁波(電界磁界)のなかでは「誘導電流」という現象が発生し、既存の電気電子回路にサージ電流を加えることで回路を故障させてしまうのである。
ちょうど
EMP爆弾と同じメカニズムである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B8%E9%9B%BB%E6%B5%81
そして、電気回路が壊れるだけならいいが、人間の免疫系も壊してしまう。なぜなら、人間の脳や筋肉、生体現象というのはミクロの電磁気現象を利用しているからである。
堀ちえみが、なぜ、あれほど発癌を繰り返すのか実に不可解だったが、はなゆーのツイートによって謎が解けたというべきだろう。
堀に対しては、山村の山陰の家に引っ越してもらうことを望むばかりだ。
これは堀だけの問題ではない。家の近所に携帯基地局を作られてしまった人の多くが、同じことを経験させられるのである。
妙に電気製品やパソコンが壊れやすい。なぜだろうと思っているうちに、自分の免疫系が壊れて、癌を発症させることになるのだ。
もう、大都会や携帯基地局の近所は、有毒電磁波を放射する戦場であると思う必要がある。
以前、安全な電磁波退避距離を調べたが、基地局から200mということだった。200m以内は危険である。
どうしても基地局から200m以内に住むならば、家の基地局に面した壁には、高周波用電磁波遮蔽クロスを貼り付けるべきだ。
5G帯は直進性が非常に強く、光を遮るイメージで考えればよいので、以下のような電磁波を電気に換えてアースに流してしまうような遮蔽を設置すればよい。
https://www.amazon.co.jp/CPT80-%E9%AB%98%E5%91%A8%E6%B3%A2%E9%9B%BB%E7%A3%81%E6%B3%A2%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9-%E9%8A%85%E8%A2%AB%E8%86%9C-%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AB-%E3%82%BF%E3%83%95%E3%82%BF/dp/B004BROIWO
しかし、可能ならば、山襞に隠れた安全な山里に移住するのが理想的である。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-735.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/341.html#c2
1980年代にアマチュア無線(2級)のライセンスを取得し、いろいろな交信を楽しんだ経験がある。
当時は、名古屋市内の10階建てマンションの9階にいて、屋上にモービル用GPアンテナを建てて、430Mhz帯なら、東は茨城県から西は、徳島県や岡山県とも直接交信できた。
アパートだったので、大きなアンテナは建てられず、せいぜいUHF止まりだったが、車には10mを載せていた。
夢中になった理由は、交信の楽しさもあるが、若い頃からの課題としていた地震予知の情報データを得られることに気づいていたからだ。
阪神大震災の十日あまり前から、2mや430交信に得体の知れない激しいノイズが入るようになり、いったいなにごとが起きるのかと不安になっていて、1995年、1月16日の満月が、まるでトマトのように染まった真っ赤になったことから、大地震を確信した。
翌朝、五時過ぎに激しく揺れて、阪神大震災が発生したことを知った。
この経験から、大きな地震の数日前から、震源地から200K圏では、無線交信に激しいノイズが入ることを知り、また10mFMで「南方オープン」と呼んでいた、赤道付近の漁船交信が電離層反射で強烈に入感する現象も、バヌアツやパプアなどインドネシア方面の大きな地震と関係あることに気づいていた。
JA1KS栗山氏の提唱したキングソロモンの法則も、気象的問題というより気圧変動がもたらす地殻変動→ピエゾ効果によるものと見当をつけていた。
https://blog.goo.ne.jp/49contest/e/d97989f6b0ac6c14f98e0f6c0cffb97a
阪神大震災の経験から、アマ無線仲間に呼びかけて、アマ無線の異常現象と地震発生の関係を検討するクラブを設置しようと思い、「東海アマチュア無線地震予知研究会」と勝手に名前をつけて、情報交換する機会を獲得しようとしたのが、私の通称「東海アマ」の由来である。
アマ無線交信の経験を積んでいれば、必ずぶつかって辛い思いを強いられるのがインターフェア問題である。
無線機から電波を発信するとき、機材の電磁的整合性が悪いと、電波が異常現象を引き起こすことがある。
周波数ごとに特性が大きく変わり、一番ひどいのが50MHzで、VHF帯は、テレビ波などに近く、ひどいときは近隣数百メートルのテレビ画面を真っ黒にしてしまうことさえあった。
http://jr7ibw.com/interfere/interfere.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E6%B3%A2%E9%9A%9C%E5%AE%B3
アマ無線をやってた誰もが、インターフェアには深刻な加害意識を持たされ、アメ横界隈や無線機屋に日参して、電磁波フィルターを探し回ったものだ。
また、430Mや1200M帯でも、アンテナを自作していて、電気の通っていないアンテナを触っただけで感電したこともあった。
このときの経験から、ソチ五輪のとき、浅田麻央がSPで不調ななったのを見た瞬間「これは電磁波攻撃にやられてる」と直感することができた。
http://ab5730.blog.fc2.com/blog-entry-428.html
(私のブログはヤフーが無断削除してしまったが、幾人かが自分のブログに転載してくれていた)
電子レンジなどに使われる(マグネトロン)2400MHz周波数は、数十メートル先から指向性をもって人間に照射すると、神経や筋肉に変調を来す可能性があるのだ。これは私がビームアンテナを自作していたときに体感したことである。
電磁波は目に見えないので、本人でさえ、自分に何が起きているのか理解するのは難しい。経験的に言うと、体が熱く感じたり、筋肉が硬直したりの現象が起きる。
韓国が金妍児を優勝させるために、秘密裏に麻央やソトニコワらライバルの演技を失敗させる目的で、特殊なチームを編成して、テレビカメラに紛れてSPで照射したのではないかと私は疑っている。
ただちに、私やカレイドスコープ作者が「おかしい」と記事を掲載したので、フリーでは使えなかったのではないかと思う。
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-2642.html
韓国内には、電磁波兵器に関する宣伝サイトが数十も公開されていたのに、この事件の直後から、それらのサイトは一斉に閉鎖されたのも、おかしかった。
これは、おそらくUHF(300〜3000MHz)=極超短波が使われたと思うが、電磁波周波数が高くなる(数字が大きくなる)につれて、光に近い性質に変わってゆき、電波そのものエネルギーが大きくなって、人体に対する有害性も高まる。
例えば、2400MHzの電磁レンジでは何が起きるかというと、これは軍事用レーダーの周波数と同じで、「レーダーの前を横切ったカラスが真っ黒になって落ちた」という笑い話があるとおり、有機質を振動させて発熱させる効果がある。
500wの電子レンジでさえ調理できるほどの熱が出るのだから、軍事用レーダーは、100Kw級と数百倍の出力だから、確かにカラスが真っ黒になって落ちるわけだ。
携帯電話の周波数は、私が使い始めた1990年代では、おおむ800MHz帯(第一世代は、もっと低かった=300M帯?ような気がする)で、直進性よりも回り込み性が大きく、山の上や谷間でも通信できて、とても使いやすい周波数だった。
私は、当時車に載せていたのがマルチバンド送受信機で、携帯電話を自由に聞く(盗聴?)ことができて、中日の試合の翌日、落合と山本昌の携帯電話の会話を傍受して喜んだ記憶がある。
しかし、携帯通信帯域が混み合ってくると、どんどん高い側にシフトさせられ、今では1.7GHz帯になっていて、これも2021年には、5G帯にまでシフトすると言い出している。新しい携帯(スマホ)に買い換えろとKDDIから電話がかかってきた。
ところが、800M帯あたりまでは、それほど大きな健康障害は報告されてないがギガヘルツ帯では、たくさんの健康異常=発癌作用が世界中で報告されるようになった。
https://jp.techcrunch.com/2018/02/03/2018-02-02-nih-study-links-cell-phone-radiation-to-cancer-in-male-rats/
https://japan.cnet.com/article/35003430/
携帯電話は、原発以上に、世界中の人々の生活に不可欠、密着しているため、この事実を明らかにすると極めて巨大な問題が生じるとして、IARCという国際機関は、携帯用電磁波の弊害を政治的に隠蔽し、影響が存在しないかのようなデマまで公表することになった。
https://www.arib-emf.org/01denpa/denpa04-03.html
実際には、このリンクは、ちょうど原発放射能と同じで、人々の健康よりも産業の利権を守るために、結論をねじ曲げているのである。
携帯スマホ用の通信回線、周波数は、需要の増大とともに、どんどん未知の高い領域にシフトしていて、これは昔は、人間に対するダメージから利用されなかった周波数まで、平気で使用されるようになっている。
そして、今起きようとしているのが5G革命といわれる大きな電磁波利用の変化である。
スマホ用回線に5ギガという超高周波を利用することで、回線速度を一気に百倍にあげるといううたい文句で、今、世界中で5G用インフラの建設が進められている。
ところが、周波数は高くなるほどエネルギー密度も高くなり、生物へのダメージも強まるし、性質が光に近くなるため、ちょうど街路灯のように、たくさん並べないと、電波が届かないということになるため、800M帯の数倍の基地局が必要とされるのである。
そこで5G周波数の危険性を調べた機関があった。
ところが、携帯通信業界には、巨大な利権があり、メディアに対する圧力からか、このような調査は、ことごとく報道から無視されている。
http://dennjiha.org/?page_id=13046
https://www.youtube.com/watch?v=Y4wBoHL_rKM
https://biz-journal.jp/2018/09/post_24691.html
http://www.kokusyo.jp/phone/13783/
通常の800M帯の携帯電波でさえ安全とはいえないのに、5Gになれば、明らかに人体危険性が飛躍的に増すことは確実である。
ちょうど、私の友人が千葉市に住んでいて、50m地点に携帯電波塔が建設されてから体の不調を訴えるようになった。
とりあえず、電磁波遮蔽ネットの利用を勧めたが、今、日本中で携帯基地局公害に強い疑念が向けられているにもかかわらず、メディアは原発放射能と同じように完全無視を続けている。
そして、調べているうちに、とんでもない事実を見つけた!
最近、立て続けに癌を発症して話題になっている堀ちえみについてである。
http://inventsolitude.sblo.jp/article/185964800.html
※ はなゆー @hanayuu氏の18:03 - 2019年5月6日 のツイート
594 名前:地震雷火事名無し
投稿日:2019/05/06(月) 13:36
堀ちえみの電化製品が次々に壊れていく件 これ怖いな
自宅の近くに高圧電線あるんじゃね?
5Gのアンテナとか関係あったりして
サンスポ 2019.5.5 17:52
堀ちえみ、電化製品が次々故障…5日はTVが壊れ「ちょっと怖かった」
2月に舌がん、4月に食道がんの手術を受けたタレント、堀ちえみ(52)が5日、ブログを更新。最近次々に電化製品が壊れていくといい、この日はテレビまで故障し「ちょっと怖かった」とつづった。
前日4日にも「次々と立て続けに壊れました!」と題したブログで、「主人が長年愛用していた、BOSEのステレオと。こちらのステレオが、ほぼ同時に壊れてしまいました」と2枚の写真とともに伝えていた堀。「次々と立て続けに壊れたステレオ。不思議だなぁ」などとつづっていたが、この日は「今度はテレビが壊れました」と題してブログを投稿。「ボヘミアンラプソディを観ていたら、一時間ほどで突然画面が、パチンという音がして切れました」と報告し、「本当に次から次へと、短期間の間に、電化製品が壊れていきます」と首をかしげた。
夫とは最近壊れた物の話になったといい、「スライドショー式のフォトフレームも、最近壊れて交換したし。病院から持ち帰った途端に、私の電動ハブラシも壊れてしまいました」と列挙。「最初はただ壊れただけだと思い、そんなに不思議に思わなかったけど、CDプレーヤー2台で不思議に思い…今日のテレビが突然切れたのは、ちょっと怖かった」とつづった。
・・・引用終わり・・・
**********************************************************************
これなど、まだ昨日のツイッターだが、癌を次々に発症させている堀ちえみ宅で、電化製品が次々に壊れてゆくというのだ。
これなどは、心霊現象でもなければ、明らかに電磁波障害というしかない。
メカニズムは分かりやすい。強い電磁波(電界磁界)のなかでは「誘導電流」という現象が発生し、既存の電気電子回路にサージ電流を加えることで回路を故障させてしまうのである。
ちょうど
EMP爆弾と同じメカニズムである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B8%E9%9B%BB%E6%B5%81
そして、電気回路が壊れるだけならいいが、人間の免疫系も壊してしまう。なぜなら、人間の脳や筋肉、生体現象というのはミクロの電磁気現象を利用しているからである。
堀ちえみが、なぜ、あれほど発癌を繰り返すのか実に不可解だったが、はなゆーのツイートによって謎が解けたというべきだろう。
堀に対しては、山村の山陰の家に引っ越してもらうことを望むばかりだ。
これは堀だけの問題ではない。家の近所に携帯基地局を作られてしまった人の多くが、同じことを経験させられるのである。
妙に電気製品やパソコンが壊れやすい。なぜだろうと思っているうちに、自分の免疫系が壊れて、癌を発症させることになるのだ。
もう、大都会や携帯基地局の近所は、有毒電磁波を放射する戦場であると思う必要がある。
以前、安全な電磁波退避距離を調べたが、基地局から200mということだった。200m以内は危険である。
どうしても基地局から200m以内に住むならば、家の基地局に面した壁には、高周波用電磁波遮蔽クロスを貼り付けるべきだ。
5G帯は直進性が非常に強く、光を遮るイメージで考えればよいので、以下のような電磁波を電気に換えてアースに流してしまうような遮蔽を設置すればよい。
https://www.amazon.co.jp/CPT80-%E9%AB%98%E5%91%A8%E6%B3%A2%E9%9B%BB%E7%A3%81%E6%B3%A2%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9-%E9%8A%85%E8%A2%AB%E8%86%9C-%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AB-%E3%82%BF%E3%83%95%E3%82%BF/dp/B004BROIWO
しかし、可能ならば、山襞に隠れた安全な山里に移住するのが理想的である。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-735.html
http://www.asyura2.com/13/health16/msg/134.html#c91
堀ちえみの電化製品が次々に壊れていく件 これ怖いな
自宅の近くに高圧電線あるんじゃね?
5Gのアンテナとか関係あったりして
サンスポ 2019.5.5 17:52
堀ちえみ、電化製品が次々故障…5日はTVが壊れ「ちょっと怖かった」
2月に舌がん、4月に食道がんの手術を受けたタレント、堀ちえみ(52)が5日、ブログを更新。最近次々に電化製品が壊れていくといい、この日はテレビまで故障し「ちょっと怖かった」とつづった。
前日4日にも「次々と立て続けに壊れました!」と題したブログで、「主人が長年愛用していた、BOSEのステレオと。こちらのステレオが、ほぼ同時に壊れてしまいました」と2枚の写真とともに伝えていた堀。「次々と立て続けに壊れたステレオ。不思議だなぁ」などとつづっていたが、この日は「今度はテレビが壊れました」と題してブログを投稿。「ボヘミアンラプソディを観ていたら、一時間ほどで突然画面が、パチンという音がして切れました」と報告し、「本当に次から次へと、短期間の間に、電化製品が壊れていきます」と首をかしげた。
夫とは最近壊れた物の話になったといい、「スライドショー式のフォトフレームも、最近壊れて交換したし。病院から持ち帰った途端に、私の電動ハブラシも壊れてしまいました」と列挙。「最初はただ壊れただけだと思い、そんなに不思議に思わなかったけど、CDプレーヤー2台で不思議に思い…今日のテレビが突然切れたのは、ちょっと怖かった」とつづった。
____
東海アマブログ 電磁波インターフェアと発癌 2019年05月07日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-735.html
1980年代にアマチュア無線(2級)のライセンスを取得し、いろいろな交信を楽しんだ経験がある。
当時は、名古屋市内の10階建てマンションの9階にいて、屋上にモービル用GPアンテナを建てて、430Mhz帯なら、東は茨城県から西は、徳島県や岡山県とも直接交信できた。
アパートだったので、大きなアンテナは建てられず、せいぜいUHF止まりだったが、車には10mを載せていた。
夢中になった理由は、交信の楽しさもあるが、若い頃からの課題としていた地震予知の情報データを得られることに気づいていたからだ。
阪神大震災の十日あまり前から、2mや430交信に得体の知れない激しいノイズが入るようになり、いったいなにごとが起きるのかと不安になっていて、1995年、1月16日の満月が、まるでトマトのように染まった真っ赤になったことから、大地震を確信した。
翌朝、五時過ぎに激しく揺れて、阪神大震災が発生したことを知った。
この経験から、大きな地震の数日前から、震源地から200K圏では、無線交信に激しいノイズが入ることを知り、また10mFMで「南方オープン」と呼んでいた、赤道付近の漁船交信が電離層反射で強烈に入感する現象も、バヌアツやパプアなどインドネシア方面の大きな地震と関係あることに気づいていた。
JA1KS栗山氏の提唱したキングソロモンの法則も、気象的問題というより気圧変動がもたらす地殻変動→ピエゾ効果によるものと見当をつけていた。
https://blog.goo.ne.jp/49contest/e/d97989f6b0ac6c14f98e0f6c0cffb97a
阪神大震災の経験から、アマ無線仲間に呼びかけて、アマ無線の異常現象と地震発生の関係を検討するクラブを設置しようと思い、「東海アマチュア無線地震予知研究会」と勝手に名前をつけて、情報交換する機会を獲得しようとしたのが、私の通称「東海アマ」の由来である。
アマ無線交信の経験を積んでいれば、必ずぶつかって辛い思いを強いられるのがインターフェア問題である。
無線機から電波を発信するとき、機材の電磁的整合性が悪いと、電波が異常現象を引き起こすことがある。
周波数ごとに特性が大きく変わり、一番ひどいのが50MHzで、VHF帯は、テレビ波などに近く、ひどいときは近隣数百メートルのテレビ画面を真っ黒にしてしまうことさえあった。
http://jr7ibw.com/interfere/interfere.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E6%B3%A2%E9%9A%9C%E5%AE%B3
アマ無線をやってた誰もが、インターフェアには深刻な加害意識を持たされ、アメ横界隈や無線機屋に日参して、電磁波フィルターを探し回ったものだ。
また、430Mや1200M帯でも、アンテナを自作していて、電気の通っていないアンテナを触っただけで感電したこともあった。
このときの経験から、ソチ五輪のとき、浅田麻央がSPで不調ななったのを見た瞬間「これは電磁波攻撃にやられてる」と直感することができた。
http://ab5730.blog.fc2.com/blog-entry-428.html
(私のブログはヤフーが無断削除してしまったが、幾人かが自分のブログに転載してくれていた)
電子レンジなどに使われる(マグネトロン)2400MHz周波数は、数十メートル先から指向性をもって人間に照射すると、神経や筋肉に変調を来す可能性があるのだ。これは私がビームアンテナを自作していたときに体感したことである。
電磁波は目に見えないので、本人でさえ、自分に何が起きているのか理解するのは難しい。経験的に言うと、体が熱く感じたり、筋肉が硬直したりの現象が起きる。
韓国が金妍児を優勝させるために、秘密裏に麻央やソトニコワらライバルの演技を失敗させる目的で、特殊なチームを編成して、テレビカメラに紛れてSPで照射したのではないかと私は疑っている。
ただちに、私やカレイドスコープ作者が「おかしい」と記事を掲載したので、フリーでは使えなかったのではないかと思う。
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-2642.html
韓国内には、電磁波兵器に関する宣伝サイトが数十も公開されていたのに、この事件の直後から、それらのサイトは一斉に閉鎖されたのも、おかしかった。
これは、おそらくUHF(300〜3000MHz)=極超短波が使われたと思うが、電磁波周波数が高くなる(数字が大きくなる)につれて、光に近い性質に変わってゆき、電波そのものエネルギーが大きくなって、人体に対する有害性も高まる。
例えば、2400MHzの電磁レンジでは何が起きるかというと、これは軍事用レーダーの周波数と同じで、「レーダーの前を横切ったカラスが真っ黒になって落ちた」という笑い話があるとおり、有機質を振動させて発熱させる効果がある。
500wの電子レンジでさえ調理できるほどの熱が出るのだから、軍事用レーダーは、100Kw級と数百倍の出力だから、確かにカラスが真っ黒になって落ちるわけだ。
携帯電話の周波数は、私が使い始めた1990年代では、おおむ800MHz帯(第一世代は、もっと低かった=300M帯?ような気がする)で、直進性よりも回り込み性が大きく、山の上や谷間でも通信できて、とても使いやすい周波数だった。
私は、当時車に載せていたのがマルチバンド送受信機で、携帯電話を自由に聞く(盗聴?)ことができて、中日の試合の翌日、落合と山本昌の携帯電話の会話を傍受して喜んだ記憶がある。
しかし、携帯通信帯域が混み合ってくると、どんどん高い側にシフトさせられ、今では1.7GHz帯になっていて、これも2021年には、5G帯にまでシフトすると言い出している。新しい携帯(スマホ)に買い換えろとKDDIから電話がかかってきた。
ところが、800M帯あたりまでは、それほど大きな健康障害は報告されてないがギガヘルツ帯では、たくさんの健康異常=発癌作用が世界中で報告されるようになった。
https://jp.techcrunch.com/2018/02/03/2018-02-02-nih-study-links-cell-phone-radiation-to-cancer-in-male-rats/
https://japan.cnet.com/article/35003430/
携帯電話は、原発以上に、世界中の人々の生活に不可欠、密着しているため、この事実を明らかにすると極めて巨大な問題が生じるとして、IARCという国際機関は、携帯用電磁波の弊害を政治的に隠蔽し、影響が存在しないかのようなデマまで公表することになった。
https://www.arib-emf.org/01denpa/denpa04-03.html
実際には、このリンクは、ちょうど原発放射能と同じで、人々の健康よりも産業の利権を守るために、結論をねじ曲げているのである。
携帯スマホ用の通信回線、周波数は、需要の増大とともに、どんどん未知の高い領域にシフトしていて、これは昔は、人間に対するダメージから利用されなかった周波数まで、平気で使用されるようになっている。
そして、今起きようとしているのが5G革命といわれる大きな電磁波利用の変化である。
スマホ用回線に5ギガという超高周波を利用することで、回線速度を一気に百倍にあげるといううたい文句で、今、世界中で5G用インフラの建設が進められている。
ところが、周波数は高くなるほどエネルギー密度も高くなり、生物へのダメージも強まるし、性質が光に近くなるため、ちょうど街路灯のように、たくさん並べないと、電波が届かないということになるため、800M帯の数倍の基地局が必要とされるのである。
そこで5G周波数の危険性を調べた機関があった。
ところが、携帯通信業界には、巨大な利権があり、メディアに対する圧力からか、このような調査は、ことごとく報道から無視されている。
http://dennjiha.org/?page_id=13046
https://www.youtube.com/watch?v=Y4wBoHL_rKM
https://biz-journal.jp/2018/09/post_24691.html
http://www.kokusyo.jp/phone/13783/
通常の800M帯の携帯電波でさえ安全とはいえないのに、5Gになれば、明らかに人体危険性が飛躍的に増すことは確実である。
ちょうど、私の友人が千葉市に住んでいて、50m地点に携帯電波塔が建設されてから体の不調を訴えるようになった。
とりあえず、電磁波遮蔽ネットの利用を勧めたが、今、日本中で携帯基地局公害に強い疑念が向けられているにもかかわらず、メディアは原発放射能と同じように完全無視を続けている。
そして、調べているうちに、とんでもない事実を見つけた!
最近、立て続けに癌を発症して話題になっている堀ちえみについてである。
http://inventsolitude.sblo.jp/article/185964800.html
※ はなゆー @hanayuu氏の18:03 - 2019年5月6日 のツイート
594 名前:地震雷火事名無し
投稿日:2019/05/06(月) 13:36
堀ちえみの電化製品が次々に壊れていく件 これ怖いな
自宅の近くに高圧電線あるんじゃね?
5Gのアンテナとか関係あったりして
サンスポ 2019.5.5 17:52
堀ちえみ、電化製品が次々故障…5日はTVが壊れ「ちょっと怖かった」
2月に舌がん、4月に食道がんの手術を受けたタレント、堀ちえみ(52)が5日、ブログを更新。最近次々に電化製品が壊れていくといい、この日はテレビまで故障し「ちょっと怖かった」とつづった。
前日4日にも「次々と立て続けに壊れました!」と題したブログで、「主人が長年愛用していた、BOSEのステレオと。こちらのステレオが、ほぼ同時に壊れてしまいました」と2枚の写真とともに伝えていた堀。「次々と立て続けに壊れたステレオ。不思議だなぁ」などとつづっていたが、この日は「今度はテレビが壊れました」と題してブログを投稿。「ボヘミアンラプソディを観ていたら、一時間ほどで突然画面が、パチンという音がして切れました」と報告し、「本当に次から次へと、短期間の間に、電化製品が壊れていきます」と首をかしげた。
夫とは最近壊れた物の話になったといい、「スライドショー式のフォトフレームも、最近壊れて交換したし。病院から持ち帰った途端に、私の電動ハブラシも壊れてしまいました」と列挙。「最初はただ壊れただけだと思い、そんなに不思議に思わなかったけど、CDプレーヤー2台で不思議に思い…今日のテレビが突然切れたのは、ちょっと怖かった」とつづった。
・・・引用終わり・・・
**********************************************************************
これなど、まだ昨日のツイッターだが、癌を次々に発症させている堀ちえみ宅で、電化製品が次々に壊れてゆくというのだ。
これなどは、心霊現象でもなければ、明らかに電磁波障害というしかない。
メカニズムは分かりやすい。強い電磁波(電界磁界)のなかでは「誘導電流」という現象が発生し、既存の電気電子回路にサージ電流を加えることで回路を故障させてしまうのである。
ちょうど
EMP爆弾と同じメカニズムである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B8%E9%9B%BB%E6%B5%81
そして、電気回路が壊れるだけならいいが、人間の免疫系も壊してしまう。なぜなら、人間の脳や筋肉、生体現象というのはミクロの電磁気現象を利用しているからである。
堀ちえみが、なぜ、あれほど発癌を繰り返すのか実に不可解だったが、はなゆーのツイートによって謎が解けたというべきだろう。
堀に対しては、山村の山陰の家に引っ越してもらうことを望むばかりだ。
これは堀だけの問題ではない。家の近所に携帯基地局を作られてしまった人の多くが、同じことを経験させられるのである。
妙に電気製品やパソコンが壊れやすい。なぜだろうと思っているうちに、自分の免疫系が壊れて、癌を発症させることになるのだ。
もう、大都会や携帯基地局の近所は、有毒電磁波を放射する戦場であると思う必要がある。
以前、安全な電磁波退避距離を調べたが、基地局から200mということだった。200m以内は危険である。
どうしても基地局から200m以内に住むならば、家の基地局に面した壁には、高周波用電磁波遮蔽クロスを貼り付けるべきだ。
5G帯は直進性が非常に強く、光を遮るイメージで考えればよいので、以下のような電磁波を電気に換えてアースに流してしまうような遮蔽を設置すればよい。
https://www.amazon.co.jp/CPT80-%E9%AB%98%E5%91%A8%E6%B3%A2%E9%9B%BB%E7%A3%81%E6%B3%A2%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9-%E9%8A%85%E8%A2%AB%E8%86%9C-%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AB-%E3%82%BF%E3%83%95%E3%82%BF/dp/B004BROIWO
しかし、可能ならば、山襞に隠れた安全な山里に移住するのが理想的である。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-735.html
http://www.asyura2.com/16/health18/msg/754.html#c1
アジアの音。インドのタブラ、中東のダラブッカ、インドネシアのガムラン
https://blackasia.net/?p=12875
音楽の根底は「声を音として自在に扱う」のと同時に、「打って音を出す」というのが最も本能的なものであるように思う。「打つ音」というのは、それだけで精神を高揚させる効用がある。原始の血が燃えるというのだろうか。打ち鳴らされる音やリズムによって陶酔(トランス)がよぎる。
かつてキリスト教は、打楽器で打ち鳴らされる音楽は人々を狂乱に導くことから「悪魔の音楽」だとして禁止したこともある。しかし、結局はそれを追放することはできなかった。
この「打つ」という原始的な行為から生まれる音は、「本能」が求めているのかもしれない。本能が求めているものであるがゆえに、人々はそれを欲しているのである。
そのため、全世界の様々な国に「打って音を出す楽器」である楽器がたくさんある。
そして、その「打ち方」や「打つ音」でそれぞれの共同体が一体感を得ている。音やリズムはそれぞれの民族がそれぞれ工夫をしており、その工夫がその国の感性になっているのは偶然ではない。
たとえば、インド人は「タブラ」のような楽器の音に自分たちの民族意識を確認する。このタブラの音を聞くと、すぐに空気感は「インド化」するほどだ。
Amazing Tabla Girl Ammu (Priyanka Menon) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=XJnKU_SXYlM
タブラを聞くと、誰もが一発で「これはインドの音だ」というのが分かる。
インドに行くと、たまにインド人のストリート・ミュージシャンが道ばたに座ってタブラの音を聞かせてくれることがある。音楽が好きな人がインドに行くとだいたいはタブラにハマって、何としてでもこの楽器を持って帰ろうとするのは共通する現象だ。
タブラは小さな太鼓と大きな太鼓の二種類を組み合わせて使うのが一般的なのだが、この2つを組み合わせて使い、指で打ち方を変えたり、打つ場所を変えたり、手のひらで押さえたりして、太鼓とは思えないタブラ特有の音が出る。
この多彩さに、全世界の人が聞き惚れてしまうのである。
コナックルという伝統
ところで面白いのは、この打ち方は音によって「テ・ナ・タ・ディン・ギ」などの口頭の音が割り当てられており、これを練習の際に、口で打楽器を演じたりすることもある。それが発達して、インドでは「コナックル」というジャンルさえもできているのである。
V Shivapriya & BR Somashekar Jois Konnakol Duet MadRasana Unplugged Season 03 Episode 01 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?list=PLNxFxyb0ZSlT8cN7wXYrylbr3x52NkQfd&v=iurhjlBum0o
始めて「コナックル」を聞いた人は、その超絶的な「舌回し」に痺れるはずだ。私の好きな歌手であるシーラ・チャンドラも、コナックルを「口」で演じている。
Sheila Chandra - Taal - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=o9YmF-J8xw8
インドはこうした音楽がたくさん眠っていて、エスニックな音楽を求める人々のブラックホールでもある。
もちろん、インドの打楽器はタブラだけではない。「ムリダンガム」という楽器もまたインド特有のものだ。ムリダンガムは、水平に持って演奏する両面太鼓である。
このタブラとムリダンガムを組み合わせた超絶的な演奏がこちらだ。タブラを演奏しているのがウスタード・ザーキル・フセインというタブラ奏者の第一人者だ。打楽器でここまで多彩な音が出せるのかと、本当に惚れ惚れしてしまう。
PATRI SATISH KUMAR WITH USTAD ZAKIR HUSSAIN - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Lgj_4xyUt2s
中東のダラブッカ
ちなみに、「タブラ」というのは中東方面では太鼓全般を指している。そして、中東方面もまたインドと連なっているのか、タブラ的な演奏ができる打楽器がある。それが「ダラブッカ」である。
ダラブッカは、インドのタブラとまた違う音質があって、その音質がアラブ的な雰囲気が出て面白い。インドとは明らかに違う音なのだ。
The Biggest Pearl Dohola Darbuka You Will Ever See! Online Darbuka Shop - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Bf23dL0YUzo
このダラブッカの音はベリーダンスでも主流で使われるのを知っている人もいるかもしれない。
Sadie Bellydance and David Hinojosa Drum Solo Berlin 2015 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=2mgvwuK2MC4
ガムランとケチャダンス
ところで、このインドのムリダンガムや中東のダラブッカを見ていると、ふとインドネシアのガムランでも音質は違うのだが、よく使われているのに気付く人もいるはずだ。
インドネシアはイスラム教の国だが、本来のインドネシアは土着のアニミズムからインドから流れてきた文化まで多彩な宗教を内包していて、その音楽もまたインド文化の影響が感じ取れる。そして、楽器もまたタブラ的なものやムリダンガム的なものが見受けられるのである。
インドネシア・バリ島の音楽と言えば誰もが「ガムラン」を思い出す。バリ特有の演奏スタイルがガムランだが、このガムランは打楽器の集合体の音楽である。
Sound Tracker - Gamelan (Indonesia) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=UEWCCSuHsuQ
ガムランと言えば、ついでに「ケチャ」を思い出す人もいるはずだ。この踊りと一体になった「ケチャダンス」は悪魔祓いの音楽なのだが、これはインドの「コナックル」と同じで、やはり「声の打楽器」であることに気付く。
KECAK (from Baraka) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=ViKT5gPoZW8
それぞれの国でそれぞれの打楽器があって、民族性と深く結びついて継承されている。あなたはどの音が好きだろう。
https://blackasia.net/?p=12875
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/739.html#c84
アジアの音。インドのタブラ、中東のダラブッカ、インドネシアのガムラン
https://blackasia.net/?p=12875
音楽の根底は「声を音として自在に扱う」のと同時に、「打って音を出す」というのが最も本能的なものであるように思う。「打つ音」というのは、それだけで精神を高揚させる効用がある。原始の血が燃えるというのだろうか。打ち鳴らされる音やリズムによって陶酔(トランス)がよぎる。
かつてキリスト教は、打楽器で打ち鳴らされる音楽は人々を狂乱に導くことから「悪魔の音楽」だとして禁止したこともある。しかし、結局はそれを追放することはできなかった。
この「打つ」という原始的な行為から生まれる音は、「本能」が求めているのかもしれない。本能が求めているものであるがゆえに、人々はそれを欲しているのである。
そのため、全世界の様々な国に「打って音を出す楽器」である楽器がたくさんある。
そして、その「打ち方」や「打つ音」でそれぞれの共同体が一体感を得ている。音やリズムはそれぞれの民族がそれぞれ工夫をしており、その工夫がその国の感性になっているのは偶然ではない。
たとえば、インド人は「タブラ」のような楽器の音に自分たちの民族意識を確認する。このタブラの音を聞くと、すぐに空気感は「インド化」するほどだ。
Amazing Tabla Girl Ammu (Priyanka Menon) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=XJnKU_SXYlM
タブラを聞くと、誰もが一発で「これはインドの音だ」というのが分かる。
インドに行くと、たまにインド人のストリート・ミュージシャンが道ばたに座ってタブラの音を聞かせてくれることがある。音楽が好きな人がインドに行くとだいたいはタブラにハマって、何としてでもこの楽器を持って帰ろうとするのは共通する現象だ。
タブラは小さな太鼓と大きな太鼓の二種類を組み合わせて使うのが一般的なのだが、この2つを組み合わせて使い、指で打ち方を変えたり、打つ場所を変えたり、手のひらで押さえたりして、太鼓とは思えないタブラ特有の音が出る。
この多彩さに、全世界の人が聞き惚れてしまうのである。
コナックルという伝統
ところで面白いのは、この打ち方は音によって「テ・ナ・タ・ディン・ギ」などの口頭の音が割り当てられており、これを練習の際に、口で打楽器を演じたりすることもある。それが発達して、インドでは「コナックル」というジャンルさえもできているのである。
V Shivapriya & BR Somashekar Jois Konnakol Duet MadRasana Unplugged Season 03 Episode 01 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?list=PLNxFxyb0ZSlT8cN7wXYrylbr3x52NkQfd&v=iurhjlBum0o
始めて「コナックル」を聞いた人は、その超絶的な「舌回し」に痺れるはずだ。私の好きな歌手であるシーラ・チャンドラも、コナックルを「口」で演じている。
Sheila Chandra - Taal - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=o9YmF-J8xw8
インドはこうした音楽がたくさん眠っていて、エスニックな音楽を求める人々のブラックホールでもある。
もちろん、インドの打楽器はタブラだけではない。「ムリダンガム」という楽器もまたインド特有のものだ。ムリダンガムは、水平に持って演奏する両面太鼓である。
このタブラとムリダンガムを組み合わせた超絶的な演奏がこちらだ。タブラを演奏しているのがウスタード・ザーキル・フセインというタブラ奏者の第一人者だ。打楽器でここまで多彩な音が出せるのかと、本当に惚れ惚れしてしまう。
PATRI SATISH KUMAR WITH USTAD ZAKIR HUSSAIN - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Lgj_4xyUt2s
中東のダラブッカ
ちなみに、「タブラ」というのは中東方面では太鼓全般を指している。そして、中東方面もまたインドと連なっているのか、タブラ的な演奏ができる打楽器がある。それが「ダラブッカ」である。
ダラブッカは、インドのタブラとまた違う音質があって、その音質がアラブ的な雰囲気が出て面白い。インドとは明らかに違う音なのだ。
The Biggest Pearl Dohola Darbuka You Will Ever See! Online Darbuka Shop - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Bf23dL0YUzo
このダラブッカの音はベリーダンスでも主流で使われるのを知っている人もいるかもしれない。
Sadie Bellydance and David Hinojosa Drum Solo Berlin 2015 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=2mgvwuK2MC4
ガムランとケチャダンス
ところで、このインドのムリダンガムや中東のダラブッカを見ていると、ふとインドネシアのガムランでも音質は違うのだが、よく使われているのに気付く人もいるはずだ。
インドネシアはイスラム教の国だが、本来のインドネシアは土着のアニミズムからインドから流れてきた文化まで多彩な宗教を内包していて、その音楽もまたインド文化の影響が感じ取れる。そして、楽器もまたタブラ的なものやムリダンガム的なものが見受けられるのである。
インドネシア・バリ島の音楽と言えば誰もが「ガムラン」を思い出す。バリ特有の演奏スタイルがガムランだが、このガムランは打楽器の集合体の音楽である。
Sound Tracker - Gamelan (Indonesia) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=UEWCCSuHsuQ
ガムランと言えば、ついでに「ケチャ」を思い出す人もいるはずだ。この踊りと一体になった「ケチャダンス」は悪魔祓いの音楽なのだが、これはインドの「コナックル」と同じで、やはり「声の打楽器」であることに気付く。
KECAK (from Baraka) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=ViKT5gPoZW8
それぞれの国でそれぞれの打楽器があって、民族性と深く結びついて継承されている。あなたはどの音が好きだろう。
https://blackasia.net/?p=12875
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/112.html#c2
YouTubeを見ていると、自分が選んだわけでもないのに勝手に表示されるのは、安倍政権ヨイショ、右翼系のコンテンツばかりである。
その大半が、チャンネル桜と、虎ノ門ニュースであるが、いずれも強力な安倍政権応援、正当化メディアとなっている。
YouTubeを見ているうちに、勝手に、この種の動画ばかりが目に入ることで、自然に右翼的洗脳を受ける仕組みになっている。
これはYouTubeやグーグルが意図的に、安倍政権と共謀して行っている政治的作為であろう。
頼んだわけでもなく勝手に掲示されるコンテンツとはどのようなものか?
まずは反中国論陣である。私自身は、数十年前まで毛沢東思想にシンパシーを感じていたのだが、その後、クメールルージュのジェノサイドや文革、天安事件のジェノサイドを見て、完全に反中国に鞍替えしたのだが、YouTubeに出てくる反中国論者は、自民党の政治的思惑に沿った安倍信者ばかりである。
おそらく日本会議の思惑なのだろう。
最近、人気が出て有名になっている妙佛は、上海帰りの名古屋居住日本人という触れ込みで、内容が非常に面白いのだが、思想的基礎は、明らかに自民党安倍政権支持の新自由主義者のように見えるので、右より姿勢を評価され、優遇されているように思える。
https://www.youtube.com/watch?v=32euRq7Brs4
川添恵子は中国に留学経験があり、福島香織・有本香とともに日本有数の中国通ではあるが、中国の軍事的脅威を全面に出して、日本の核武装の必要性を水面下で推進する文脈ばかりだ。
https://www.youtube.com/watch?v=UlP8OkwCaRM
福島香織は、産経新聞中国支局出身で、具体的情報にかけては日本一の中国専門家(物知り)であるが、川添や有本、宮崎正弘とともに、チャンネル桜=日本会議の宣伝媒体の常連で、日本の核武装を推進するグループである。
もうすぐ中国当局にスパイ罪で逮捕されるのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=i7I4a6IbvKI
宮崎正弘も福島に並ぶ中国通だが、やはり右翼思想の持ち主で、チャンネル桜の常連である。彼らは、中国崩壊説を10年も前から繰り返しているが、残念ながら、これまで予測が当たったためしがない。
現地調査を取材の基本にする姿勢は評価できるが、いずれ当局に拘束されて日本に戻って来られなくなるかもしれない。
https://www.youtube.com/watch?v=4LkEifmpihE
宮脇淳子は中国古代史の専門家であるが、武田邦彦と並んでチャンネル桜に登場し、天皇制の美化・神格化を前提にしていることにより、天皇家が秦氏・弓月氏の末裔であるツングース女真族であることなどを肯定せず、平泉澄の皇国史観に依った史実の歪曲を行う傾向がある https://www.youtube.com/watch?v=3aMilIlLcgQ&list=PLIL3IzoDnZkg6QBLzdm8ajRllsfHlK-PX
チャンネル桜と並ぶ右翼メディア、虎ノ門ニュースの常連、藤井厳喜は外交的情報の専門家だが、やはり安倍政権の応援団。
しかし消費増税や、移民受け入れ政策には反対していて、藤井聡とともに、官邸からは煙たがられるようになっているようだ。
https://www.youtube.com/watch?v=zBIOWMdKM30
YouTubeに勝手に登場する経済評論家たち
藤原直哉と同じでウオール街、投資銀行社員帰りの及川幸久は、ソフトな語り口、分かりやすい論理的な分析で、最近、経済評論家として大きな人気を得ているが、その正体は、「幸福の科学」大幹部である。
つまり文句なしの安倍政権応援団であり、トランプの支持者である。本人は、しきりに反グローバリズムを主張するのだが、私の目からは、金融資本主義者=グローバリストの典型にしか見えない。消費大増税にも反対しているフリをしているが、自民党の「今だけ金だけ……」思想は否定していない。
これも、YouTubeが頼まれもしないのに露出頻度を増やしていて、つまりYouTube管理部門には幸福の科学のメンバーが入り込んでいるようにしか見えない。
https://www.youtube.com/watch?v=cQYkBa7XnWQ
ついでに言うが、いまや幸福の科学教団は、統一教会・創価学会とならんで、日本会議や右翼勢力の主力である。議員も着実に増やしていて、日本右翼政治連合の強力な一角になりつつあり、統一教会と同様、CIA機関としても活動していると噂されている。
その思想は、どうみても金融グローバリズムであり、とうてい反グローバルには見えない。安倍とともにトランプの支持勢力としても侮れない。
三橋貴明は、自民党員でありながら、現在は反安倍の急先鋒で、消費税の欺瞞を鋭く追求するようになった。
これにより、YouTubeにおける三橋の露出は明らかに減らされている。彼の主張は、チャンネル桜に登場するような内容ではない。
上念司とならんで、猛烈に頭が切れることでも知られる。
https://www.youtube.com/user/mitsuhashipress
上念司も猛烈に頭が切れる人物だが、幼い頃から情無用の競争主義に叩き込まれたせいか、他人に対する人情がカケラもなくて、戦争大好き主義者ともいえよう。
人が金にしか見えないタイプで、底辺の生活者に対する同情が、まったく存在しない。自分の金儲けにしか興味のない人物である。
https://www.youtube.com/watch?v=Rv52M2qT9n4
武田邦彦は、チャンネル桜・虎ノ門ニュースの看板役者で、中部工大教授、うちの近所に住んでいるらしい。
福島第一原発事故について、右翼系の評論家のほぼ全員が、放射能による人的被害を完全無視するなかで、たった一人、被曝被害の存在を認めている人物ではあるが、その思想は、天皇制絶対の皇国史観で、科学者であることを標榜しながら、こと天皇史観については、科学性が遠くに飛んでいってしまい、天皇家が満州=扶余=高句麗から来た史実を決して認めようとしないのは宮脇淳子と同じである。
https://www.youtube.com/watch?v=LejBjefqxA8
青山繁晴も、日本会議系の看板スターで、武田と同様に天皇制絶対、皇国史観の洗脳に染まりきっている。
最近は、安倍の移民政策や消費増税に反対していて、いよいよ、右翼内での分裂が顕著になるのではと期待している。
消費税反対派の核心にいるのは藤井聡であろう。
https://www.youtube.com/watch?v=C0vYU7eYL30
百田尚樹・須田慎一郎らは、取り上げる価値もない。
ほんのわずかではあるが、上に紹介したのは右翼系メディアのスターたちである。彼らのコンテンツは、頼んでもいないのに、勝手にYouTubeの先頭に表示されるのである。
私としては、金子勝や青木理。武田砂鉄などを視聴したいのだが、彼らはYouTubeから嫌われているようで、名前を直接、検索窓に入れない限り決して表示されない。
これは、グーグルの検索でも同じことだ。
このようなメディアの洗脳工作が、安倍のような阿呆政権を維持する上で、非常に大切な役割を果たしている。
YouTube・グーグル・フェイスブック・ツイッターなどのSNSは、CIA・NSAと関係していると、スノーデンもアサンジも何度も暴露している。
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/cia-ceb8.html
https://wired.jp/2010/07/30/google%E3%81%A8cia%E3%81%8C%E6%8A%95%E8%B3%87%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E4%B8%96%E7%95%8C%E7%9B%A3%E8%A6%96%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E3%80%8D/
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/49507?page=3
なお、ヤフーは、グーグル以上に体制=自民党べったりで、私のブログが連絡もないまま勝手に削除されることが続いたのでFC2に移転することにした。
ライブドアやはてな、mixiも、自民党の支持機関のようだ。
こうしたメディアによる若者たちの右傾化洗脳工作がなければ、安倍政権など、とっくの昔に吹き飛んでいるのだ。
NHKや読売・産経などの自民党宣伝メディアが体制維持にとって、これほど重要な意味を持っている時代はない。
もちろん、私のような言論も、大半の人々にとって、わざわざ検索しなければ出てこないようなブログでは、ほとんど社会的な意味を持たない。
少しずつ、読者が増えることに期待をかけてはいるが、7万近くあったツイッターのアカウントを、まったく不可解に(5年前のツイートが自殺幇助と決めつけられて)永久凍結とされ、復活させてもらえないことで、私の力は極めて小さくなってしまった。
ネットは、1995年頃から発信しているから、すでに24年、下手な鉄砲数打ちゃ当たると、たくさんの情報を発信するなかで、少しは知名度もあった。
しかし、ツイッターのように反応速度が早くないので、原発事故時などに、有効な発言はできないのが残念だ。
そこで、我々はCIAの作為を受けない、独自の反体制メディアを作らなければならないのだが、そもそも組織とは縁遠い、裏庭メディアの我々では組織力も資金力もなくて、個人力だけが頼りの現状である。
まとまった金を工面する能力もないし、組織力もないので、当分は、このブログで細々と声を上げていくしかないと考えている。
それでも、金に余裕がある人がいたなら、ぜひとも総合的な反体制メディアの確立に協力をお願いしたい。ツイッターのような機能があれば、非常時での情報提供の対応も的確に行えると思う。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-732.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/410.html#c2
東海アマブログ
上に紹介したのは右翼系メディアのスターたちである。彼らのコンテンツは、頼んでもいないのに、勝手にYouTubeの先頭に表示されるのである。
私としては、金子勝や青木理。武田砂鉄などを視聴したいのだが、彼らはYouTubeから嫌われているようで、名前を直接、検索窓に入れない限り決して表示されない。
これは、グーグルの検索でも同じことだ。
このようなメディアの洗脳工作が、安倍のような阿呆政権を維持する上で、非常に大切な役割を果たしている。
YouTube・グーグル・フェイスブック・ツイッターなどのSNSは、CIA・NSAと関係していると、スノーデンもアサンジも何度も暴露している。
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/cia-ceb8.html
https://wired.jp/2010/07/30/google%E3%81%A8cia%E3%81%8C%E6%8A%95%E8%B3%87%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E4%B8%96%E7%95%8C%E7%9B%A3%E8%A6%96%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E3%80%8D/
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/49507?page=3
なお、ヤフーは、グーグル以上に体制=自民党べったりで、私のブログが連絡もないまま勝手に削除されることが続いたのでFC2に移転することにした。
ライブドアやはてな、mixiも、自民党の支持機関のようだ。
もちろん、私のような言論も、大半の人々にとって、わざわざ検索しなければ出てこないようなブログでは、ほとんど社会的な意味を持たない。
少しずつ、読者が増えることに期待をかけてはいるが、7万近くあったツイッターのアカウントを、まったく不可解に(5年前のツイートが自殺幇助と決めつけられて)永久凍結とされ、復活させてもらえないことで、私の力は極めて小さくなってしまった。
ネットは、1995年頃から発信しているから、すでに24年、下手な鉄砲数打ちゃ当たると、たくさんの情報を発信するなかで、少しは知名度もあった。
しかし、ツイッターのように反応速度が早くないので、原発事故時などに、有効な発言はできないのが残念だ。
そこで、我々はCIAの作為を受けない、独自の反体制メディアを作らなければならないのだが、そもそも組織とは縁遠い、裏庭メディアの我々では組織力も資金力もなくて、個人力だけが頼りの現状である。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-732.html
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/554.html#c75
原発板の名前を 妄想板 に変えた方がいいよ。
▲△▽▼
Google で 阿修羅のスレがタイトルを直接、検索窓に入れない限り決して表示されなくなった経緯
東海アマブログ
上に紹介したのは右翼系メディアのスターたちである。彼らのコンテンツは、頼んでもいないのに、勝手にYouTubeの先頭に表示されるのである。
私としては、金子勝や青木理。武田砂鉄などを視聴したいのだが、彼らはYouTubeから嫌われているようで、名前を直接、検索窓に入れない限り決して表示されない。
これは、グーグルの検索でも同じことだ。
このようなメディアの洗脳工作が、安倍のような阿呆政権を維持する上で、非常に大切な役割を果たしている。
YouTube・グーグル・フェイスブック・ツイッターなどのSNSは、CIA・NSAと関係していると、スノーデンもアサンジも何度も暴露している。
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/cia-ceb8.html
https://wired.jp/2010/07/30/google%E3%81%A8cia%E3%81%8C%E6%8A%95%E8%B3%87%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E4%B8%96%E7%95%8C%E7%9B%A3%E8%A6%96%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E3%80%8D/
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/49507?page=3
なお、ヤフーは、グーグル以上に体制=自民党べったりで、私のブログが連絡もないまま勝手に削除されることが続いたのでFC2に移転することにした。
ライブドアやはてな、mixiも、自民党の支持機関のようだ。
もちろん、私のような言論も、大半の人々にとって、わざわざ検索しなければ出てこないようなブログでは、ほとんど社会的な意味を持たない。
少しずつ、読者が増えることに期待をかけてはいるが、7万近くあったツイッターのアカウントを、まったく不可解に(5年前のツイートが自殺幇助と決めつけられて)永久凍結とされ、復活させてもらえないことで、私の力は極めて小さくなってしまった。
ネットは、1995年頃から発信しているから、すでに24年、下手な鉄砲数打ちゃ当たると、たくさんの情報を発信するなかで、少しは知名度もあった。
しかし、ツイッターのように反応速度が早くないので、原発事故時などに、有効な発言はできないのが残念だ。
そこで、我々はCIAの作為を受けない、独自の反体制メディアを作らなければならないのだが、そもそも組織とは縁遠い、裏庭メディアの我々では組織力も資金力もなくて、個人力だけが頼りの現状である。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-732.html
http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/603.html#c255
新自由主義に対抗する勢力結集なるか
今夏に参議院選挙を控えるなかで、自由党が解党し国民民主党に合流するなどの動きが始まっている。そのなかで山本太郎参議院議員が一人で「れいわ新選組」なる組織を立ち上げ、全国で街頭演説をおこなっていることが注目を集めている。5日に小倉駅前でおこなった街頭演説の概要を紹介する(紹介するグラフや表は街頭演説で山本氏が提示したもの)。
JR小倉駅前での山本太郎の演説を聞く人たち(5月5日)
山本太郎は小沢一郎と一緒にやってきたが一人で旗揚げをした。その名は「れいわ新選組」。まだ一人だが、みなさんのお力をお借りして勢力を拡大していき、予定調和の永田町に切り込んでいきたいと思っている。
「れいわ新選組」はどういった決意で政治に挑んでいくのか。
日本を守る、とはあなたを守ることから始まる。あなたを守るとはあなたが明日の生活を心配せず、人間の尊厳を失わず、胸を張って人生を歩めるよう全力を尽くす政治のうえに成り立つ。あなたに降りかかる不条理に対して全力でその最前に立つ。何度でもやり直せる社会を構築するために。
20年間におよぶデフレで困窮する人人、ロスジェネを含む人人の生活を根底から底上げし、中卒、高卒、無職、障害、難病を抱えていても将来に不安を抱えることなく暮らせる社会をつくる。私たちがお仕えするのはこの国に生きるすべての人人。それが私たち「れいわ新選組」の使命である。
具体的な政策として、すぐにやらなければならないことを8つ掲げている。
@消費税は廃止。A全国一律、最低賃金1500円。これは政府が保障する。B奨学金徳政令。国が「武富士」をやっていることで555万人が苦しんでいる。これをチャラにする。C公務員を増やす。世界と比べても日本は公務員の数が少ない。1万人当りの数を見てもイギリスの3分の1、アメリカの2分の1だ。安定雇用を増やすことが経済政策となっていく。D一次産業戸別所得保障。日本の食料自給率は低すぎる。安全保障を語るならば食の安全保障をしっかりと守らなければならない。E「トンデモ法」の一括見直し・廃止。例えばTPP。自民党は「日本の主権が奪われる」とまでいって絶対反対していたのに政権をとったら掌を返した。こういうものからは抜けなければならない。水道民営化につながるPFI法もある。F辺野古新基地建設中止。沖縄の民意は何度も示されている。アメリカの海兵隊の中枢にいる方方も、この基地の必要性には懐疑的だ。G原発即禁止・被曝させない。南海トラフ、首都圏直下地震はもう来るといわれている。そのときに本当に安全かどうかは大きな地震が起こった後でないと答え合わせできない。そのようなことにみなさんを巻き込むわけにはいかない。
「れいわ新選組」はみなさんの生活をしっかり底上げしていくことをやっていきたい。
選挙が近づけば土下座までするが、選挙が終わればどこに行ったかわからない幻の生き物、政治家。それでは困る。みなさんの声をしっかり聞き、議会に届け、形にするのが政治家だが、どこに生息しているのかよくわからないという実態がある。なので今、全国を回りみなさんの声を直接お聞きしている。
「れいわ新選組」という名前についてご意見もあるが、短い期間に旗揚げして次の選挙までにたたかえる準備を整えなければならない。多くの方に覚えていただける名前を考えた場合、よくある政党名ではやはり難しい。7月には参議院選だけでなく、おそらく衆議院選もある。ダブル選挙になったとき政権を狙いに行くのだ。「一人なのになにいってるんだ」といわれるかもしれないが、政権をとれるかどうか、もしくは野党のなかでも数を増やせるかどうかの鍵はみなさんがお持ちなのだ。元号に対しては天皇制につながるという考えで否定される方もおられるかもしれないが、私たちはイデオロギーに縛られたところでのたたかいをしたいのではない。勝ちに行かなければならない。「元号を政治利用するのか」という方もおられるかもしれないが、平成も大学名や企業名に使われた。元号はみんなのものだ。
「新選組」は血生臭くないかと思う方もいらっしゃるかもしれない。もっといえば幕府側の人間だろうと。だが主権在民の世の中で最高の権力者はみなさんだ。最高権力者のみなさんを体を張ってでもお守りする。新しい時代に選ばれる者たちということで「新選組」にした。
令和に入り「新しい時代だ」とコマーシャルされているが、名前が変わっただけで新しい時代なんかにならない。私は格差が広がり続けた時代が平成だったと思っている。多くの方方が大企業や政治の手によって搾取され続けた。今の体制のまま令和に突入していけば、より多くの人人が疲弊する世の中になる。だからこそ、本当の新時代を迎えるために、私たちが数数の経済政策を持ってみなさんの生活を底上げしていくという気持ちで立ち上げた。名前だけ、空気だけの新時代ではなく、本当に政治が変わるということを実現するために、新しい時代を切り開く。
水道の民営化とPFI アメリカに誓った麻生大臣
昨年夏に水道民営化につながるPFI法案が可決された。PFIの始まりはイギリスだ。税金でつくられたインフラなどの公共部門を使いながら民間にうまみを吸い上げさせるというものだ。でも表向きは違う。例えば水道は老朽化して、更新するのに公共でやると途方もなくお金がかかるから、安くするために民間の知恵を借りるのが一番だというふれ込みだ。だがイギリスではやめる方向に入っている。民間でやった方がバカ高くついたからだ。病院、学校などPFIを使うことで4割、5割、6割増し高くなったという話だ。これはイギリスの会計検査院が指摘している。
『ザ・ガーディアン』は2018年1月の記事で、「英会計検査院、納税者はPFI契約のために200億円(約30兆円)よけいに支払うことになる」と書いている。『フィナンシャル・タイムス』2018年2月の記事も、「英国会計検査院の報告ではPFIを利用して建設した学校は公的機関がやった場合より四割も高く、病院では六割をこえる費用がよけいにかかる」としている。「政府や自治体に金がないから民間にやらせよう」という考え方だが逆に高くついた。世界はやめる方向にあるが、日本は何周も遅れて昨年夏前に法律を成立させた。
イギリスの例を見てもろくでもないものだとおわかりいただけるかと思う。では誰のためにやるのか。企業をもうけさせるためだ。日本でPFIの旗振りをしていたのは竹中平蔵だ。この顔が出てきたら話がわかる。「みなさんのために」というが、自治体が運営すれば安い値段で安全な水を提供することが担保されるが、企業が参入したらどうなるか。まず住民に提供されるサービスではなく、株主にどれだけ利益が還元できるかということに話が変わっていく。だから命にかかわるような水を民間に託すのはよくないと思う。水は水道法のなかに入っていて水道法は憲法25条の生存権と紐付けられた法律であるという答弁を以前にいただいた。
この水を民営化する話は麻生太郎さんが2013年4月にアメリカに渡ったさいに、民間のシンクタンク・CSISの本拠地に乗り込んで記者会見を開き、「水道はすべて国営もしくは市営、町営でできていて、こういったものをすべて民営化します」といったところからだ。CSISは完全に企業側で、日本に対してありがたくない提言をし続けている。ジャパン・ハンドラーと呼ばれる人たちがいて、今の政権はかなりありがたがっているシンクタンクだ。2013年の段階で日本の水道を民営化するという話をみなさん聞いていただろうか。日本の水道は麻生さんの持ち物ではない。にもかかわらずアメリカに行って勝手に「これから日本の水道をオンセールします」といい出した。「水道の料金を回収する99・9%というようなシステムを持っている国は日本の水道会社以外にありませんけれども、この水道すべて国営、もしくは市営、町営でできていて、こういったものをすべて民営化します」といっている。
そればかりでなく、「学校をつくって運営は民間がする、公設民営、そういったものも一つのアイディアとしてあがってきつつあります」といっている。公共を使って民間をもうけさせる行為を水道に限定していない。昨年夏にPFI法が通ったとき、私は内閣委員会で審議に参加していた。どこまでの範囲でPFIをやるのかはPFI法2条を見ればわかるが、道路、鉄道、港湾、空港、河川、公園、水道、下水道、工業用水道等の公共施設、庁舎、宿舎等の公用施設、賃貸住宅及び教育文化施設、廃棄物処理施設、医療施設、社会福祉施設、更正保護施設、駐車場、地下街等の公益的施設、情報通信施設、熱供給施設、新エネルギー施設、リサイクル施設、観光施設及び研究施設、船舶・航空機等の輸送施設及び人工衛星(これらの施設の運行に必要な施設を含む)。全部だ。ずうずうしいにもほどがある。少なくとも命にかかわりのあるものは絶対にこんなことはやってはいけない。
世界でどういうことが起こっているか。例えば水道では、自治体でやっていたのを民営化して水質が低下したとか料金が上がったとか。内部に関して情報開示がされず、なにをされているかわからない、とんでもないお金の使われ方がされていたりの連続だった。
残念ながら今この国をコントロールしているのは企業側だ。大企業、グローバル企業、世界中で人人がこの新自由主義の流れ、グローバル化の流れとたたかっている。だが日本は長時間労働と高くない賃金のなかで日常に精一杯で、なかなか政治に目を向けられないという方がたくさんおられる。でもここでたたかわなければ、低賃金や長時間労働の状況をつくったのは政治なのだ。
大企業に奉仕する政治 派遣法も入管法も
なぜ政治がそのようなことを進めてきたのか。選挙のときの組織票と常日頃からの献金、落選したときに仕事を与えてくれるなど、企業のお陰で国会議員になれたからだ。議員になったらご恩を受けた方方に一生懸命ご恩返しをしますということだ。この国で一番大きな経済団体は経団連だ。経団連は政治に対して提言をし続けているが、これは提言でなく命令だ。
たとえば派遣法で派遣という働き方が生まれてだれが得をしたか。最初は小さな穴だったが、それがどんどん広がった。小泉・竹中のときだ。そのあとも派遣法は改定が続いているが、製造業まで広がったうえに不安定な働き方が担保されるような改悪が積み重ねられている。これも経団連のお願いが形になってより進化している。ほかにも昨年、外国人労働者を導入する入管法の改正があった。法案の段階で決まっていたことはほとんどない。決まっていたのは「今より安い労働者を大量に長時間働かせられるような働き方をつくれ」ということだけだ。その人たちの社会保障面をどうするのか、長期間いる人に対して家族の帯同をどうするのか、職種は何に限定するのかも決まらないまま法案審議が続いていった。
これまでみなさんの働き方が壊されて、いま非正規雇用は4割くらいだ。企業はいつでも好きにクビにできる方が働かせやすいからだ。でも働く方は半年後、一年後の自分なんてイメージしようがない。不安定な労働環境を広げることを政治の場でやっている。企業が望んでいるからだ。企業に力をもらって議員になり、政権をとったからだ。これが現実だ。国会の中、議会の中に企業側の代理人が多数派を占めたときには好きな法律がつくれる。どんな法律も変えていける。その連続でみなさんはこの何十年のあいだ奪われ続けた。これが今、加速している。
入管法のときに野党側は徹底的にたたかうといった。だが本当に徹底的にたたかったか。国会は一日も延長なしだ。延長すればいいというものではないが、数の力で最終的に決められるわけだから、国会を普通に回していたらダメだ。体を張ってでも止めなければいけない。国会を不正常化することによってマスコミがなぜかを説明してくれる。とんでもない法律が通ろうとしていることを全国の人たちが意識できるようなたたかい方を野党側がしなければいけなかった。野党側の質問によって、入管法の数数の問題点があからさまにはなったが、そこからさらに全国津津浦浦に今なにが起きているかを知らしめるために、なにをいわれようと野党が体を張って国会を止めなければいけない。
現実はどうだったか。国会はスケジュール通りに終わった。それは徹底的にたたかうということなのか。予定調和じゃないか。早く年末年始が迎えたかった? それどころではない。今以上に安い労働力が流入してきた場合にこの国はどうなるのか。この国の労働環境はもう十分に壊されて、替えの効く部品のように扱われている。この状況のなかで入管法なんかを通してしまったときにはこの先どんな未来が待っているのか。
あなたを守るために国があり、あなたの生活を今より豊かにするという努力を国がするために政治があり、税金を払っているのに、まったく逆だ。みなさんのことは目の中に入っていない。目の中に入った瞬間に浮かぶのはコストだ。そんな政治だったらない方がまし。そんな政治だったら税金なんて払いたくないのは当然だ。でも税金を払わないのは犯罪になる。だったら税金を払って価値のある政治をみんなでつくるしかない。
私は入管法のときにも牛歩をやった。「また山本太郎が悪目立ちしたいのか」と見た人もいるかもしれないが、本気でたたかっていないことをみなさんに知らせなければならない。体を張ってでもなぜ止めないのか、というのを一人でやると、与党側だけでなく野党側からも罵声が飛ぶ。ばれるからだ。徹底的にたたかうことは一人では難しい。たかだかそこで牛歩をやっても2分か3分伸びただけだ。だが、人数を増やしていけばたたかい方が変わっていく。たとえばテレビで与党側も野党側もなぜ本気でやらないのかということをしゃべったとしたら、1%の視聴率で100万人の人が見る。「本気でやっていないんだな」とわかったら、支持政党の尻を叩く。そうすると緊張感が生まれる。今の国会に緊張感なんてない。このままではダメだ。それを変える力をみんな持っている。
ほかにもある。働き方改革のなかでやられた高度プロフェッショナル制度。これも2005年に経団連がやろうとしたホワイトカラーエグゼンプションの看板をつけかえたものだ。年収400万円以上の人の残業代をゼロにしようと目論んだ。400万円でスタートして、残業代という概念自体をぶっ壊したいというのが2005年からあったということだ。だが年収400万円はボリュームのあるゾーンになる。そこで一回看板を下ろし、名前をつけかえて登場した。高度プロフェッショナル制度で1750万円以上くらいの人たちの残業代はゼロということになった。ここから国会の審議なしで、大臣の出す省令で下げていける。サービス残業を続けているという方も大勢いらっしゃるが、今の法体系ではむちゃくちゃな働き方をさせられた場合、証拠をしっかりとっていれば裁判に訴えることができる。だが残業という概念自体がなくなると裁判にさえならない。
消費税を2025年までに19%まで上げろといっているのも経団連だ。だから恥を知れといっている。消費税を上げると法人税も所得税も下げていける。金持ちはより金持ちに、企業側はよりもうけるためにコストカットする必要がある。コストの一つは税金だ。法人税の減税の穴埋めに使われているのがみなさんの消費税だ。完全に企業側が自分たちの利益のみを追求するために政治を動かしている状態だ。みんな貧乏にさせられている。それは間違った政治、間違った経済政策のせいだ。企業側のみに慮(おもんぱか)るような政治がおこなわれ続けたらすり減るのはあなただ。これを変えたい。
真向対決する政治勢力つくる 与野党の野合に風穴を
政治が企業側にコントロールされている。これは国内企業だけでなくグローバル企業にもまたがった話だ。
TPPなどを考えたらわかるが、20分野以上にわたってどんどん規制緩和していく。自民党は野党時代、「国家の主権が失われる」といって全力で反対していたが、政権交代したとたん全力でとりくんだ。デフレが続いているときに規制緩和していけば、よりデフレが深刻なものになる。競争を激化させるとどんどん弱いところが淘汰される。デフレのときには企業も産業も、働く人人も守らなければならない。あたりまえの話だが真逆の政策しかやっていない。目の前のもうけだけ。今だけ金だけ自分だけ。それを全力でやっているのがこの数十年にわたる政治だ。2013年に安倍総理が施政方針演説でいった「世界で一番企業が活躍しやすい国をめざします」という言葉につきる。約束通りのことをやっている。一握りの人たちにとっては素晴らしい政治だ。だが、みなさんのもとには降り注いできていない。
日本の政治が変わったとしても、グローバル企業たちによってコントロールされる部分もあるのだから、国を変えるのは難しいのではないかということだが、まず日本としてどうするのかというのを政治の場で示せなければいけない。たとえば米軍基地を日本の至るところに、思ったときに好きな場所につくれるという約束の下、日米関係が結ばれている。まさに植民地だ。この条件が変わらず推移しているから北方領土を返してもらえない。「北方領土を返したらアメリカ軍が基地をつくるだろ? アメリカ側に了解とってくれよ」とプーチンさんにいわれている。独立国家であるかのようにだませているのは日本国内に暮らしている人たちだけで、間接的にこの国は植民地状態であるということだ。
しかし、米軍に対してもグローバル企業に対しても、国内の大企業に対しても、その国の政治・政権が方向性を示せば、それ以外やりようがない。圧力はかかるかもしれないが。そのような政権をつくれるのはみなさん以外にない。億万長者でもワーキングプアでも持っている票は一票だ。金持ちはその票をいかにまとめて自分たちの考えを議会で形にすることを担保するかを考えている。逆にみんなが薄く横につながっていけば、振り幅を逆にできる。ここまでさんざんな状況をつくったのは政治だ。だから別の方向に向けることもできる。まずは国内で政治・政権がどういう方向性を示すか、それさえもなければなにもない。この国に生きる多くの人たちがなにを求めているかということで当然舵は変わる。まだ投票という民主的な手続きが残っているうちにこの船の舵を変えなければならない。時間がないと思っている。
小沢一郎さんと自由党で共同代表をしていた。順当に行けばこの7月の参議員選挙で東京から出ることになっていたと思う。そして自由党は解党して国民民主党と一緒になった。大きな政党についていき、推薦をもらって出ればお金も出るし組織も動かしてもらえる。その方が一議席に近い。そこから離れて一人でやるのはハードルが高い。しかし私がほしいのは一議席ではない。山本太郎の一議席が守られたところで世の中は変わらない。みんなが動くときだ。真っ向から永田町のなかでケンカしていく勢力が必要だ。与党にも野党にも緊張感を持たせるような勢力をつくれるのはあなただ。
自由党の共同代表という立場にあったり、どこかの政党に属しているという立場にあったりしたら、与党と野党が机の下で手を結んでいるなんていいづらいが、一人になったら何でもいえる。これから全部みなさんにばらす。これが政治のあり方だ。コントロールするのは企業ではない。あなただ。あなたが判断するために必要な情報をどんどん発信していく。国は何でもできる。自分の奥さんの友だちの学校経営者にただ同然で国有地を差し上げることもできるし、歴史的公文書の改竄だってできる。賃金統計8年分を捨てることだってできる。長時間労働も可能にするし、企業側に税金だって流すしやりたい放題。だったらその逆をやりましょう。一部の人間に忖度することなんてやめろ! みんなに忖度しろ! ということをやらせてほしい。
選挙はエントリー費用だけで選挙区だったら300万円。最低限、選挙らしい選挙をするためには3000万円資金が必要だ。完全な参入障壁になっている。参議院でいえば10人が全国比例でたたかうとなったとき、入場料は一人600万円、合計で6000万円必要だ。むちゃくちゃだ。これをみんなで集め、集まった額によって挑戦できるレベルを探したい。
参議院で10人擁立する場合の最大限の獲得目標は10人全員当選で、最少の獲得目標は山本太郎一人で政党になることだ。選挙で2%の得票を得られたら一人でも政党になれる。それによってNHKや民放などで、党首討論となれば党首として出ることができる。幹事長会談や政調会長会談などに全部出ることができる。テレビに出て一番嫌なことをぶつけにいく。政治を本当にみんなに楽しんでいただきたい。一緒に育てていただきたい。一緒に成長していきたい。国会にそういう存在がいたとしたらもっと政治はおもしろくなる。みなさんとともに歩んでいく、みなさんに育てていただく、国会のなかで本気で本当のことをみんなに伝えていく勢力を拡大したい。
緊急事態条項の危険性 改憲で政府が狙っていること
安倍政府が憲法改正で何をたくらんでいるのか。2012年に出された自民党の憲法改正草案の中身を見ると、一つは憲法36条だ。もとの36条は「公務員による拷問及び残虐な刑罰は絶対にこれを禁ずる」とある。ところが自民党はこれを「公務員による拷問及び残虐な刑罰は禁止する」とした。「絶対」を抜いた。憲法学者が、例外として拷問が可能になる恐れがあると指摘している。
続いて、憲法99条にある「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」を、自民党は「全て国民は、この憲法を尊重しなければならない」とした。憲法は権力側を縛るものだが、国民を縛りにきたことが窺(うかが)える。法律はみなさんが守るものだが、憲法は権力者が守るものだというのが常識だ。これが逆になっている。
表現の自由も縛っている。現行憲法21条の「表現の自由」だが、「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」となっている。自民党は第1項は変えていないが、第2項として違う言葉をいれてきた。「前項の規定にかかわらず、公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない」。そりゃそうだと思った方は冷静に考えてほしい。その「公益」「公の秩序」は誰が決めるのか。全部権力側だ。「消費税10%にするなんてけしからん。みんなでデモしよう」としたときに、これは公益ではないか、反対するなんてけしからん、ということにもされかねない。こうして街頭で国のウソをしゃべっていることが公の秩序を乱すということにもなりかねない。「前項の規定にかかわらず」とちゃぶ台返しされるような表現の自由などあってないようなものだ。こんな憲法改正は認めることはできない。民主主義において情報は血液のような役割であり、循環しなくてはならない。だから表現の自由は最大限認められるべきである。しかしまったく逆の方向に行っている。
端的な狙いをいうと、自民党は憲法改正に4項目をあげていた。一つは自衛隊を憲法のなかに明記すること、もう一つ最初は教育の無償化をいっていたが、どんどん後退して、努力義務程度の負担になっている。もう一つは参議院の合区の解消。自民党が合区したものを解消するなど自作自演だ。そして最後の一つが緊急事態条項だ。このために憲法改正すると思ってもらって間違いないと思う。自衛隊の話だけに特化したら結構まずいことになる。自衛隊を明記すれば、一般的な世界レベルの軍隊のような形になる可能性はある。それはすでに安保法制で憲法の解釈をねじ曲げてむりやり法律化した。これを憲法が後追いで改定するような形だ。これも問題だが、そこに特化すると本丸を議論する時間が削られてしまう。本丸が緊急事態条項だ。
緊急事態条項は「緊急事態です」と総理大臣がいえば緊急事態にされてしまうという話だ。その場合に三権分立されていた権力を一つにまとめられるようになる。行政府、立法府、司法が一つになったら独裁になるのでこの三つを牽制しあう仕組みが三権分立だが、緊急事態条項になるとこれが一つになり、独裁になる恐れが強まる。2012年の自民党の憲法改正草案では、総理が必要と思えば閣僚と相談して、緊急事態を宣言できるが、その条件に「等」が含まれているため、幅広くどこまでも緊急事態にされてしまう可能性が強まる。内閣が政令で勝手にルールを決められるというのはめちゃくちゃだ。その政令は閣議決定で決まる。
今までに安倍さんがどんな閣議決定をやってきたかを見ると、「安倍首相はポツダム宣言を当然読んでいる」「島尻沖縄北方大臣は歯舞(はぼまい)の読み方を知らないという事実はない」「森友学園問題を巡り、財務省・文科省・国交省に対する政治家からの不当な働きかけは一切なかった」「安倍首相の妻、昭恵氏は公人でなく私人」といった内容だ。国のカネで五人も秘書をつけているのだから、どう見ても公人だ。こんなふうにカジュアルに閣議決定をする人たちが閣議決定でルールを決められるようになったら地獄だ。
災害のときにまぬけな指導者がトップに座っていた場合、二次災害、三次災害が生まれる。災害時に一番権限を持たなければならないのは、被災した自治体それぞれのトップだ。そこのリクエストに即行で応えられるような形で進めていかなくてはならないし、なによりも緊急事態のときに重要なのは事前の準備だ。権力者に権力を集中させたところで解決できることはなにもない。東日本大震災の被災3県の37市町村に対して実施したアンケートでは、被災した自治体の96%が「災害対応で憲法が障害になった事例はない」と答えている。権力集中などされたら余計にややこしくなる。すでに災害やテロが起きたときに必要な法整備は完全にされている。どうして今さらトップに権力を集中させることが必要なのか。
トルコでは2016年にクーデターの未遂が起こり、非常事態宣言を発令した。その後、非常事態宣言をどんどん延長した。これはよくあることで、ドイツでもナチスドイツが国家緊急権的なことを使い、解除されたのは戦争が終わったあとだった。トルコではクーデター未遂事件から2週間たたないうちに兵士、民間人を起訴なしで1万人以上拘束した。そして公務員、裁判官、警察、研究者、教員らを6万人以上解雇や停職などにした。政権に対して批判的だった人たちをこのチャンスに乗ってクビにした。テレビ、ラジオ局も放送免許をとり消し、これまで政権に批判的な報道機関を政令で閉鎖し、人権・基本的自由の保護を定めた欧州人権条約を停止させた。何でもありだ。そのあとにも2017年4月に大統領権限を大幅に拡大するような憲法の改正、この国民投票がトルコでおこなわれ、賛成が51.4%と僅差で勝利した。その結果とんでもないことがたくさん出てきた。一番ひどいのは大統領に司法への介入権限を認めたことだ。こういうことが実際におこっている。
憲法を変えなければただちに困る人はいるだろうか。今の憲法を守ってもらわなくては困るという状態の方が多いと思う。ちなみに、今ある憲法さえ守れない人たちに緊急事態条項のようなものを手渡したら大変なことになるに決まっている。憲法を変えたいなら今ある憲法を守れといいたい。
貧困大国になった日本 奪われ続けた20年間
厚労省の国民生活基礎調査では1000世帯のうち生活が苦しいと答えたのは56.5%、子持ち世帯で生活が苦しいと答えた人は6割をこえる。母子世帯では82.7%だ。これだけ大勢の人が生活苦になっているというのは政治・経済政策が間違っている。構造自体がおかしい結果だ。
憲法25条では、すべての国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有するとあるが、格差はどんどん開いている。大企業は今や過去最高益。あのバブル期よりももうかっている。内部留保は数年のあいだに40%増えている。この数年のあいだに40%以上所得が増えた人はいない。企業がもうかること自体は悪くないが、もうかった分、一部でも働く人人に還元してほしい。だが残念ながらそのような形にはなっていない。政治の場で、経済界などに後押しされて政権をとった勢力たちが、暮らしが苦しくなって首を絞めていくようなことを決めているからだ。企業側のコストとは税金と働くあなただからだ。長時間低賃金がスタンダードになり、外国からもっとたくさんの労働者を呼べるようになったらもっとコストダウンできる。そんなことばかりやり続けて、あげくの果てに消費税だ。社会保障のためといいながら、使っているのはごく一部で、あとは法人税の減税に対する補填だ。健康で文化的、最低限度の生活を営む権利を有しているのに、それが全然守られていない。
国はみなさんに投資らしい投資をしているだろうか。20年もデフレという国は日本以外にない。安倍総理にも聞いたが返ってきた答えは「ございません」だった。あたりまえだ。20年デフレは異常だ。その結果なにが生まれるか。圧倒的に需要が足りていない。需要とは消費と投資だが、消費がなければ投資もない。この需要が圧倒的に減っている状態から脱却できていない。デフレからインフレに脱却させるためには国が投資するしかない。やらなければならないのは産業を守り、労働者を守ることだ。しかし規制緩和の連続で競争をどんどん激化させていった。それはデフレのときにやったら余計にひどい目にあう政策だ。わかっていないわけがない。デフレの方がお金の価値があるから、たくさん持っている人はデフレの方が嬉しいのだ。
あなたが今生活が苦しいのはあなたのせいではない。この国の経済政策が間違っていて、国がすべき投資をしてこなかった結果だ。それが国民生活基礎調査でもあらわれている。なぜ子どもたちの約7人に1人が貧困なのか。なぜ一人暮らしの20歳〜64歳までの女性の3人に1人が貧困なのか。こういう国を先進国と呼ぶのか。第三の経済大国と呼ぶのか。経済は一部によって回されているかもしれないが、そこで得られた富はあなたたちのところには流れてこないようにつくられているのが今の政治だ。何十年にもわたってみんな奪われ続けている。国は助けてくれない。見殺ししかない。憲法25条が守られない世の中が横行している。そんな輩がなにをいっているのかというと“憲法を変えたい”。寝言は寝てからいえ。
この奪われ続けた20年間、その原因を見てみると、IMFが出しているデータ(戦争・紛争をやっていない140カ国以上のデータをもとに)では、1997年からの20年間の政府総支出の伸び率で、日本は最下位。世界一ドケチなのが日本だ。あなたが苦しいのは頑張らなかったから、能力がないからではなく、国の能力が低すぎたせいだ。国がやろうと思えば、もっと大胆に投資をしてあなたの生活を底上げできる。そうしなければ消費が活発になるわけがないし、貧困が減るわけがない。
同じくIMFのデータで、1997年から20年間の名目GDPの伸び率では、戦争・紛争をやっていない140カ国以上のうち日本は最下位だ。将来に不安があるから今はお金を使わない。もしくは今使えるお金自体がなく、消費がどんどん弱っていく。企業は従業員を増やしたり設備投資したりしなくなり、消費・投資が弱る。20年続けてみんな貧乏になり、生産能力は落ちる。完全衰退国家だ。今でも戦犯が国会のなかにいる。選挙で勝ち続けているんだから自分たちには責任がない、みんなが選んだんだという話にされている。
毎年3万人をこえていた自殺者は、今2万1000人をこえたくらいだ。目に見える戦争・内紛はないのにこの自殺者数は異常だ。自殺未遂は一年間で53万人をこえる。15歳〜39歳までの死因の第1位は自殺だ。10代前半も死因の第1位が戦後初めて自殺になった。死にたいと思える世の中でみんな必死に生きている。いつ壊れてもおかしくない状況にされている。理由はドケチ国家だ。
政府の借金は国民の資産 緊縮財政のための詭弁
「国の借金が…」など、なに寝ぼけたことをいっているのか。どの国も政府が借金する。人生80〜90年生きる人の借金と、何千年と続くことが前提の国と、どうして借金の話が同一にされるのか。しかも、政府の借金なのに、なぜ国民の頭数で割って一人頭の借金額をいわれるのか。だまされてはいけない。誰かの借金は誰かの資産なのだ。政府の借金はみなさんの資産だ。政府の借金が増えていくということと相関して民間の貯蓄は増えている【グラフ参照】。本当のことが伝えられていないだけだ。
ただし、バブルのときだけ国も民間も黒字になったことがあった。それ以外はだいたい相関関係がある。国の借金、財政赤字を拡大してみんなに投資をしたときには、民間の貯蓄は増える。当たり前だがそれが隠されている。「国の借金が…」にだまされてはいけない。企業は手持ち資金以上に銀行から融資を受けて投資し、事業規模を拡大していく。国もそうだ。成長させていかなければいけない。20年間デフレで唯一成長していない国が日本だ。
財源は新規国債しかない。いつまでもできるわけではないが、インフレ率2%程度になるまでというのが日本銀行と政府の見解だ。それまでは精一杯いろんな施策を投入するということだが、この6、7年の間にほとんどインフレになっていない。コアコアCPI(価格変動の大きい食料、エネルギーを除いた物価指数)で見ると0・4%。これでインフレにしたなどドヤ顔されても困る。普通に緩やかに成長していける国というのは、緩やかなインフレの状態にあるからだ。デフレの20年間で衰退国家化したんだから、当然緩やかなインフレの状態に持っていかなくてはいけない。だからインフレ率2%という、一般的な国国が成長率として担保している部分を目標にしている。新規国債を発行し、20年間さんざんな目にあった人たちに対しても当然投資をしていかなくてはいけない。借金額が問題ではなくインフレ率が問題になる。
私が今いっていることは財務省もいっていた。だが今は「借金はけしからん」といい、「このままでは財政破綻する」とは直接いわないが、それに近い煽りをしている。だが「財政破綻は起こらない」ということはすでに財務省自身がいっていることだ。今財務省は、「わが国の財政は毎年の多額の国債発行が積み重なり、国際的にも歴史的にも最悪の水準にあります。太平洋戦争末期と同水準、欧州諸国のような財政危機の発生を防ぐためにGDPとの対比で債務残高が伸び続けないよう収束させていくことが重要です」といっている。欧州みたいに財政危機が起こる可能性があるかも、と煽っているが、日本は財政破綻はしない。自国通貨建ての借金をしているからだ。それに加えて、自国通貨を発行する能力があるから倒れようがない。
ヨーロッパで財政破綻したギリシャは自国通貨建ての借金ではない。EU加盟国だから通貨はユーロであり、自国で通貨を発行できない。通貨を発行できるのはヨーロッパ中央銀行だ。収入がなくてそれを返済できる形でなければ破綻する。日本とはケースがまったく違うことを菅直人さんあたりがだまされて、消費税を上げる必要があるという頓珍漢なことをいっていた。財務省もそれをわかっている。個人の借金とも企業の借金とも違う話だ。
いつまででもお金を発行できるわけではない。世の中にお金が出回りすぎればインフレに近づいていくので悪性インフレにならないために、インフレターゲット2%というリミットをもうけている。
「欧州諸国のような財政危機の発生を防ぐために」とか「ハイパーインフレになるぞ」みたいなことを委員などにいわせて、消費税の引き上げが必要なんだというのが財務省側のロジックだ。財政制度等審議会に「平成2年度の5・3倍にあたる借金が積み上がって、一般政府の債務残高はGDP比で238%に達しようとしている。歴史的に見ても足下の債務残高対GDPは太平洋戦争末期の状態に匹敵している」という資料を出したりして、たいへんだと煽り続けている。ハイパーインフレに関しても、第一次大戦後のドイツの事例などどんどん資料を出している。
しかし、2002年の財務省の外国格付け会社宛の意見書で、財務省は「自国通貨建て国債で借金しているとデフォルトには陥らない」と自分たちでいっている。「日・米など先進国の自国通貨建て国債のデフォルトは考えられない」と。これをいっていたのが現在の日銀総裁の黒田東彦さんだ。当時は財務官僚だった。第2弾では「ハイパーインフレの懸念はゼロに等しい」とか、第3弾では「戦後初期のアメリカはGDP120%ごえの債務を抱えていたし、50年代初期のイギリスは200%近くの債務を抱えていた事実を無視しているじゃないか」といっている。事実を無視しているの財務省ではないか。国の借金がこれ以上積み上がったらやばいことになるという話自体を信じることは間違いだ。政府の借金はあなたの借金ではなく、政府の借金はあなたの資産だ。だまされてはいけない。
新規国債発行を財源にして、参議院の調査情報担当室に試算をしてもらった。消費税を5%にした場合、6年目に減税効果で一人当りの賃金が約32万円上がる。消費税をゼロにした場合、6年目に減税効果で一人当り44万円賃金が上昇するという結果が出た。
ここからが重要だが、消費税を5%に減税した場合、消費者物価指数の上昇率は、3年目のピークでやっと1・21%。ここから緩やかにおちていく。つまり消費減税をちょっとやったぐらいではインフレ率2%など到底到達しない。ゼロにした場合、初年度は5%近く物価は落ちるが、その後健全な形で上がり、3年目に1・67%まで上がるけれど、その後また落ちていく。
つまり消費税を8%から0%にしても全然足りないということだ。もっといろんなことをやっていかないといけない。奨学金で首を絞められている555万人の賃金をチャラにするのに9兆円が必要だが、日銀は株買いで一年間で6兆円使っている。それがいいか悪いかは別として、それぐらい大胆な投資だってできるのだ。9兆円で555万人を救えるなら価値があると私は思う。
今投資をしなくていつするのか。この先もっと人人が野垂れ死ぬような状況は生まれてくる。貯蓄ゼロという人は20代で60%をこえている【表参照】。30代、40代、50代も40%をこえている。その人たちは資産形成のできないまま高齢化する。どうやって高齢時代を生き抜くのか。国は平気で切り捨てる。だからこそ資産形成できるような底上げをしていかないとだめだ。今これができなければ本当に悲惨なことになってしまう。逆にいえばやれるということだ。なぜ政治でそれをやらないのか、どうして野党はこのことをいわないのか? まったく勝負にならない。「消費税増税は今は無理だろう」など、どんなロジックだ。永遠に増税なんてしてはいけないし、据え置きもありえない。減税以外道はない。みんなの生活を地盤沈下させたのは消費税だ。すべての税金の滞納の6割が消費税だ。消費税というもの自体が壊れている。消費税だけは赤字でもとられるから。本気でたたかえよ。みんながこれで暮らしていけるという経済政策を野党が旗あげなきゃ一生選ばれない。本気でケンカする気あるのか。
2013年の特定秘密保護法、総理のお友だちのために国有地を差し上げた森友学園問題、獣医学をつくった国家戦略特区、法人税の引き下げ、派遣法の改正、安保関連法、刑訴法、TPP、種子法廃止、テロ等準備材などたくさんの法律が通されてきた。そのあいだに3回選挙があったが、政権交代は起きなかった。野党に任せて景気がよくなる気がしないからだ。財政比率とかプライマリーバランスの黒字化などという。プライマリーバランスの黒字化とは、借金なしの収入のなかでやるということで、パイは縮小し続けるということだ。それを実行して黒字化させたギリシャやアルゼンチンはその後破綻した。野党はバカじゃないのかという話だ。自分の考えと違う方向のことも知ろうとするべきだ。
本当の財源のつくり方をみなさんにお知らせし、それを実際にやれる政治勢力を誕生させるしかない。もし野党側が一つになるときには私は旗を降ろす。ただし、消費税を5%まで下げるといえばだ。財務省に認められて政権をとりたいなど長期的な目標を持って政治に臨むな。今日死ぬのをやめよう、明日もなんとか行きようと思っている人たちの根底には経済問題が大きくかかわっている。その人たちを救わなければ国がある価値はない。それをいえる野党がいないのなら、もう政治なんてやめちまえということだ。なんのために政治家になったのかということを、もっと理論的に詰めていけるようやっていきたい。
本気で政治変革を目指す 自己保身では何も変わらぬ
一人の国会議員で何ができるのか。私一人では何もできない。だが実際に力を持てば生活を底上げすることができる。自分一人勝つためだったら小沢一郎さんについていく。だが私がキャリアを積む20年、30年を、この国が壊れていく速度が待てるかということだ。私が小沢さんのそばで「雑巾がけを頑張ります」といったら、今の自民党の若手と一緒だ。自民党の若手は、働き方がぶっ壊されたり、大量に外国人労働者を呼び込めるようになったり、TPPなどこの国がぶっ壊されることに次次に賛成し続けている。理由は自分のキャリアを潰したくないからだ。総理がやっていることに反対したら自分の出世の芽がなくなるからだ。そんな人間にこの国が救えるか。本気でケンカする気力も気概もないのに、どうして政治の場に来たんだという話だ。
みんな壊されていることはわかっている。労災の請求件数がどれだけ上がっているか。年間数件程度だったのが今は1000件レベルだ。労災の請求までいきつけない人もいる。働き方をむちゃくちゃにされて、誰が救うのか。政治しかない。その政治を変えれるのは誰ですか? みんなじゃないですか。だったら、どうか力を貸してほしい。まるで人間を交換のきく部品のように扱っている。今勝ち組の人もいつまで勝てるかわからない。あなたが経団連の関連の御曹司だったら、あるいは海外に資産を移してこの国からいつでも逃げ出せる状況なら助かるかもしれない。でも大多数の人人はこの国で生きるしかない。だったら政治を変えるしかない。もう全員が食い物にされているんだ。
奨学金で考えてほしい。なぜ若い人に借金までさせて学ばせるのか。教育を受けたいという若い人たちに教育を受けさせるのが国の役目じゃないか。未来への投資だ。でもこの国は武富士がやっているようなサラ金に巻き込んでいる。もうかっているのは金融機関だ。なぜ金融機関に年間340億円もうけさせるために若い人たちに借金をさせるのか。大人が借金をするときには、仕事が決まり、年収、返済計画など手続きが必要だ。だが将来何になるかもわからず、給料の額もわからない状態で、なぜ300万円も400万円も借りさせるようなことをするのか。大学院を出たら1000万円の返済が肩にのしかかっていく。でも実際に社会に出たら、薄い初任給のなかから生活し、そのうえ奨学金の返済まである。独り立ちできるわけがない。少子化が加速するに決まっている。それをわかってやっている。
この国に生きるみなさんのために政治をやるなんて前提は、茶番の国会の中にはない。そこに6年いたから、もう一回自分がこの茶番の中に入ったとしてもガス抜きにしかなれていない。それをもう一回やるのか。それでは救えない。みんなで変えるときに来ている。もう時間はない。だから力を貸してほしい。政治は政治のプロに任せておけばいいなんて大間違いだ。その結果、どんな世の中になったのか。政治家としては未熟で荒削りかもしれないが、本気でやりたい。本気で怒っている。どうか力を貸してほしい。
れいわ新選組公式ホームページ
https://www.reiwa-shinsengumi.com/
れいわ新選組youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCgIIlSmbGB5Tn9_zzYMCuNQ
https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/11671
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/412.html#c1
さて、日本では不思議なことに、「貨幣」という言葉を使うのが好まれません。Monetization(国債の貨幣化)は「財政ファイナンス」、money creation(貨幣生成)は「信用創造」、そしてModern Monetary Theory(現代貨幣理論)が現代「金融」理論。国民に「貨幣」について考えさせないためのプロパガンダなのでしょうか。
もっとも、言葉を「変える」あるいは「抽象用語を用いる」ことによるプロパガンダは、財政破綻論の十八番です。代表は、もちろん「国の借金(正しくは政府の負債)」。
現在、国会までをもを含めた舞台で「MMT派 対 財務省」の激しい情報戦争が繰り広げられていますが、財務省側はお得意の「よくわからん言葉で誤魔化す」「断言はしない」で乗り切ろうとしています。
先日のMMTに対する「反論資料」からも分かる通り、財務省は、
「自国通貨建て国債のデフォルトはあり得ない」
については、否定をしません。否定すると、明確に嘘になってしまうためです。代わりに、大量のプロパガンダデータ、権威プロパガンダで「財政破綻ありうる」と、読者に印象を植え付けようとするわけです。
もっとも、最近、分かってきたのですが、財務省は一つ、決定的なミスをしてしまっています。つまりは、明確な「嘘」をついてしまっているのです。
それが、例の「おカネのプール論」に基づく、
「政府は国債発行で国民の預金を借りている。高齢化で国民が預金を取り崩すと、借りるおカネが無くなり破綻する」
です。実は、↑について財務省は国会議員への説明資料に書いてしまっているのです。
実際には、国債発行が家計の銀行預金を生み出しており、政府が銀行預金を借りているわけではないのはご存知の通り(そもそも借りているのは日銀当座預金)。
↑この「事実」を、↓この図を用いて、分かりやすく説明してしまったのが・・・。
【政府の国債発行と、銀行預金増加の仕組み】
http://mtdata.jp/data_63.html#yokinzou
↓こちらの動画というわけです。
【【三橋貴明×山本太郎】Part1 絶対にTVでカットされる国債の真実】
しかも、上記の動画は22万視聴を超えてしまっているので、多くの国民が「真実」を知ることになりました。あるいは、知りつつあります。
昨日の財政金融委員会で、西田昌司参議院議員が日銀の黒田総裁に対し、
「新規発行国債は日銀当座預金で購入し、財政支出で民間預金が増えるため、国債は民間貯蓄でファイナンスされているわけではない」
を確認する質問をしたのですが、黒田総裁は見事に逃げを打ちました。
『国債発行自体に景気刺激の意味ない、財政効果は経済状況次第=日銀総裁
日銀の黒田東彦総裁は9日の参院財政金融委員会で、政府による国債発行自体が経済を刺激する意味はないとし、財政措置が経済に与える影響はその時の経済状況によって変わり得るとの認識を示した。西田昌司委員(自民)への答弁。
総裁は国債発行と経済の関係について「国が国債という政府の債務証書を発行すれば、最終的に民間の貯蓄でファイナンスされるというかたちで、民間の金融資産になるのはそのとおり」としたが、「それ自体が経済を刺激するとか、拡大するという意味はない」と指摘。
その上で、公共投資や減税などの措置によって「経済が拡大すれば、新たな金融資産保有というかたちで民間がそれをファイナンスする可能性はある」と語った。(後略)』
誰も、国債発行の景気刺激効果については聞いていないにも関わらず、「経済対策の話」に持ち込み、
「国が国債という政府の債務証書を発行すれば、最終的に民間の貯蓄でファイナンスされるというかたちで、民間の金融資産になるのはそのとおり」
と認めつつも、経済刺激や景気刺激の話に争点をずらし、
「西田さあ、お前、単に、財政支出の拡大して欲しいだけだろ」
と、先日の「財務省幹部」のMMTに対する論評、
「お金がいっぱい欲しい人が言っているだけ。論評に値しない(byある財務省幹部)」
の印象操作の路線で乗り切ろうとしているわけです。
特に悪質だと思うのは、「最終的に民間の貯蓄でファイナンスされる」の部分です。「民間の預金が増える」と、事実を口にするわけにはいかないため、「民間の貯蓄でファイナンスされる」と表現する。
これでは、あたかも「民間の貯蓄が国債の原資」であるかのごとき印象を与えてしまいます(だからこそ、この表現を使っているのでしょうが)。抽象用語を使ったプロパガンダです。
お分かりでしょうが、財務省の急所は、国会議員に、
「新規発行国債は日銀当座預金で購入し、財政支出で民間預金が増えるため、国債は民間貯蓄でファイナンスされているわけではない」
と、文書で説明してしまっているころです。(近日、公開予定)つまりは、財務省の財政に関する明確な「嘘」が露見しつつあるのです。
皆様も、是非とも財務省の急所である「政府が国債を発行すると、家計の預金が増える」という事実を拡散して下さいませ。日本国の主権を財務省から取り戻すために。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12460240837.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/298.html#c13
さて、こんなニュースがありますた。
万引き対策にもAI キョロキョロして怪しい→すぐ通知
人工知能(AI)が万引きしそうな客の動作を察知して店員に注意を促す――。
こんな防犯システムの導入が始まっている。
・・
防犯技術のスタートアップ企業「アースアイズ」(東京都)は、防犯カメラとAIを組み合わせたシステムをNTT東日本と開発。スーパーやホームセンターなど、全国で2千台が使われている。
万引き対策専門の警備員「万引きGメン」の教育マニュアルの内容をAIに搭載した。
店内をうろついたり、キョロキョロと周囲をうかがったりするしぐさを検知すると、店員のスマホに通知が届き、不審な客への声かけなどを促す。
山内三郎社長(53)は「店側は万引き犯の逮捕より、被害を減らしたがっている。それなら声かけで未然に防げばよいと考えた」と話す。
映像解析のスタートアップ企業「VAAK(バーク)」(東京都)が開発した万引き防止システムは、コンビニなど60店に導入される予定だ。
防犯カメラに記録された客の歩幅や目線、関節の動きなどの膨大なデータを深層学習と呼ばれる技術でAIに学ばせて、万引き犯に共通するしぐさをいち早く検知できる。
うーん。
皆さん。
今後、下手にスーパーやコンビニでキョロキョロしないように。
例えばあなたがコンビニでえっちな雑誌を買おうとする。
誰も見てないよね?
辺りをキョロキョロ。
ピコーン!
すかさず赤く表示されてしまう。
お客様いかがいたしましたか?
い、いえ。
ちょっと股間が。
じゃなくて、エロ本を買おうと。。
そのようにひじょーに気恥ずかしい思いをしてしまうことでしょう。
こんなニュースもありますた。
書店3店、万引抑止に顔認識技術
東京・渋谷駅周辺の大型書店3店が、防犯カメラと人工知能(AI)による顔認識技術を使い万引を抑止するシステムの共同運用で最終調整していることが4日、分かった。読書離れやインターネット通販の台頭による経営の苦境に万引被害が拍車を掛けており、対策を強化する。実証実験から始め、NPO法人の全国万引犯罪防止機構(東京)と協力して段階的に全国に広げたい考えだ。
まぁ、知ってるかもしれませんが。
最近は、監視カメラの進化が凄い。
以下は、前に載せた悠仁さんの学校にナイフが置いてあったという事件ですが。
リレー方式で犯人を捕まえたと書いてます。
リレー方式とは、監視カメラを追跡して捕まえたのですよね。
悠仁さまの机に刃物 防犯カメラ画像から浮上 「リレー方式」で追跡
警視庁捜査1課は校内の防犯カメラに写っていた作業員風の男が関与したとの見方を強め、カメラ画像を移動方向にたどる「リレー方式」と呼ばれる捜査で足取りを追跡、男の居場所を突き止めた。
同課などは、学校周辺の駅などの防犯カメラ画像を収集。逃走経路を調べたところ、地下鉄の駅の防犯カメラには、作業着と異なる衣服を身に付けているものの、不審な男と背格好のよく似た人物が写り込んでいた。同課は男が逃走のために着替えた可能性があるとみている。
その後も移動先の防犯カメラ画像をたどり、目撃情報や交通機関の移動記録などと照合するなどして、男が滞在していた神奈川県平塚市内のホテルを特定した。
つまり、街中の監視カメラ、地下鉄の監視カメラ。
そうやってずーっと追跡して犯人の足取りを追って行った訳です。
他、有名なのは渋谷のハロウィンの騒ぎ。
渋谷で軽トラをひっくり返して騒いでた若者数名が捕まりましたね。
これも監視カメラをリレーして捕まえたのですね。
渋谷ハロウィン・軽トラ横転犯を捕まえた防犯カメラ捜査の凄さと怖さ
事件発生からわずか2週間で一網打尽
専門部隊「SSBC」を投入
・・容疑者の一人が住む東京都世田谷区桜新町の商店街を訪ねてみると、事件後に捜査員が「監視カメラを見せてください」と依頼していたことがわかった。
こうして、冒頭の逮捕劇につながったのだ。川村容疑者も、渋谷から約80qも離れた自宅まで追跡されるとは思いもしなかっただろう。
この途方もない特定作業を行ったのは、捜査1課だけではない。「警視庁SSBC」という専門部隊の分析捜査係員も捜査に加わっていた。
著書にSSBCについて取材した『警視庁科学捜査最前線』がある、警察組織に詳しいジャーナリストの今井良氏が語る。
「’09年に警視庁刑事部に設立されたSSBCは、捜査1課や機動捜査隊など警視庁プロパーの刑事出身者や、民間から特殊技術を買われて中途入庁した特別捜査官から構成されています。防犯カメラ画像の収集と解析、画像による顔照合、SNSの解析などを行います」
つまり、彼らがリレー捜査で犯人の足取りを画像解析して追いかけたというわけだ。では、具体的にどのように動いていたのか。今井氏はこう続ける。
「SSBCは、防犯カメラ画像の収集に全力を挙げます。今回も、彼らはノートパソコンを現場に携行し、映像を取り込みました。そして、すべてのデータをホストコンピューターに送っているのです。
こうして集まった膨大な『点』を『線』にするデジタルな実務を担いました。この作業で、渋谷から各容疑者の自宅周辺まではおそらく2〜3日で到達しているはず。
防犯カメラがない道路もあるので、そこから先は捜査1課などの捜査員が周辺で聞き込みをして、自宅を特定したと思われます」
たしかに、防犯カメラは凄い。ただ、常に見られているというのは、気分のいいものではない。・・
今、監視カメラというのは、ひじょーに進化している。
皆様は、犯人を捕まえるのに監視カメラで撮った映像を警察の職員が丹念に目で確認して等々。
そう思ってるかもしれませんが。
そりゃ一昔前の話ですよね。
それではいくら時間があっても足りません。
最近は、AIで一発検索かけてるのですね。
もう人工知能の画像認識技術がかなり識別能力を持ってきている。
これはNTTコミュニケーションズのAI自動検出システム
これは日立のシステム
こういうのはかなり前から色々出てます。
中国などはもっと進化してる。
中国の監視システムで有名なのは、
メグヴィーテクノロジーのFACE++(フェースプラスプラス)とか。
アリババも出資してるセンスタイムですよね。
中国はあれだけ人口がいる中で、コンサート会場などで手配犯を捕まえるとか。
かなりの効果を上げている。
日本も既に、こういう監視システムが色んなところに導入されてる。
例えば、渋谷の交差点には数百人の人々が写ってる。
でも、その中から、紙袋を持った人。
と検索すれば一発で出てくるし。
男性で小太りで本を片手に持ってる人。
と検索すれば一発で出てくる。
しゃがみこんだ人も検索できるし、
キョロキョロしてる人も一発で出てくる。
股間を膨らませた人。
と検索すれば一発で出てくるかもしれません。
おちおちHな本など買えないのです。
まぁ、既にこういうのとスマホの位置情報を紐づけたりとか。
コンビニの購買情報と紐づけたりとか。
SNSの行動を紐づけたりとか。
中国などはQRコードが発達してるので、
実はかなりの確率で個人の行動が把握できてるのですた。
まぁ、犯罪抑止には良いでしょうが。
かなりのディストピア感なのですね。
https://golden-tamatama.com/blog-entry-2019-05-10.html
阿修羅で反体制投稿してる人は日常的に監視されてると思った方がいいよ。
http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/603.html#c256
さて、こんなニュースがありますた。
万引き対策にもAI キョロキョロして怪しい→すぐ通知
人工知能(AI)が万引きしそうな客の動作を察知して店員に注意を促す――。
こんな防犯システムの導入が始まっている。
・・
防犯技術のスタートアップ企業「アースアイズ」(東京都)は、防犯カメラとAIを組み合わせたシステムをNTT東日本と開発。スーパーやホームセンターなど、全国で2千台が使われている。
万引き対策専門の警備員「万引きGメン」の教育マニュアルの内容をAIに搭載した。
店内をうろついたり、キョロキョロと周囲をうかがったりするしぐさを検知すると、店員のスマホに通知が届き、不審な客への声かけなどを促す。
山内三郎社長(53)は「店側は万引き犯の逮捕より、被害を減らしたがっている。それなら声かけで未然に防げばよいと考えた」と話す。
映像解析のスタートアップ企業「VAAK(バーク)」(東京都)が開発した万引き防止システムは、コンビニなど60店に導入される予定だ。
防犯カメラに記録された客の歩幅や目線、関節の動きなどの膨大なデータを深層学習と呼ばれる技術でAIに学ばせて、万引き犯に共通するしぐさをいち早く検知できる。
うーん。
皆さん。
今後、下手にスーパーやコンビニでキョロキョロしないように。
例えばあなたがコンビニでえっちな雑誌を買おうとする。
誰も見てないよね?
辺りをキョロキョロ。
ピコーン!
すかさず赤く表示されてしまう。
お客様いかがいたしましたか?
い、いえ。
ちょっと股間が。
じゃなくて、エロ本を買おうと。。
そのようにひじょーに気恥ずかしい思いをしてしまうことでしょう。
こんなニュースもありますた。
書店3店、万引抑止に顔認識技術
東京・渋谷駅周辺の大型書店3店が、防犯カメラと人工知能(AI)による顔認識技術を使い万引を抑止するシステムの共同運用で最終調整していることが4日、分かった。読書離れやインターネット通販の台頭による経営の苦境に万引被害が拍車を掛けており、対策を強化する。実証実験から始め、NPO法人の全国万引犯罪防止機構(東京)と協力して段階的に全国に広げたい考えだ。
まぁ、知ってるかもしれませんが。
最近は、監視カメラの進化が凄い。
以下は、前に載せた悠仁さんの学校にナイフが置いてあったという事件ですが。
リレー方式で犯人を捕まえたと書いてます。
リレー方式とは、監視カメラを追跡して捕まえたのですよね。
悠仁さまの机に刃物 防犯カメラ画像から浮上 「リレー方式」で追跡
警視庁捜査1課は校内の防犯カメラに写っていた作業員風の男が関与したとの見方を強め、カメラ画像を移動方向にたどる「リレー方式」と呼ばれる捜査で足取りを追跡、男の居場所を突き止めた。
同課などは、学校周辺の駅などの防犯カメラ画像を収集。逃走経路を調べたところ、地下鉄の駅の防犯カメラには、作業着と異なる衣服を身に付けているものの、不審な男と背格好のよく似た人物が写り込んでいた。同課は男が逃走のために着替えた可能性があるとみている。
その後も移動先の防犯カメラ画像をたどり、目撃情報や交通機関の移動記録などと照合するなどして、男が滞在していた神奈川県平塚市内のホテルを特定した。
つまり、街中の監視カメラ、地下鉄の監視カメラ。
そうやってずーっと追跡して犯人の足取りを追って行った訳です。
他、有名なのは渋谷のハロウィンの騒ぎ。
渋谷で軽トラをひっくり返して騒いでた若者数名が捕まりましたね。
これも監視カメラをリレーして捕まえたのですね。
渋谷ハロウィン・軽トラ横転犯を捕まえた防犯カメラ捜査の凄さと怖さ
事件発生からわずか2週間で一網打尽
専門部隊「SSBC」を投入
・・容疑者の一人が住む東京都世田谷区桜新町の商店街を訪ねてみると、事件後に捜査員が「監視カメラを見せてください」と依頼していたことがわかった。
こうして、冒頭の逮捕劇につながったのだ。川村容疑者も、渋谷から約80qも離れた自宅まで追跡されるとは思いもしなかっただろう。
この途方もない特定作業を行ったのは、捜査1課だけではない。「警視庁SSBC」という専門部隊の分析捜査係員も捜査に加わっていた。
著書にSSBCについて取材した『警視庁科学捜査最前線』がある、警察組織に詳しいジャーナリストの今井良氏が語る。
「’09年に警視庁刑事部に設立されたSSBCは、捜査1課や機動捜査隊など警視庁プロパーの刑事出身者や、民間から特殊技術を買われて中途入庁した特別捜査官から構成されています。防犯カメラ画像の収集と解析、画像による顔照合、SNSの解析などを行います」
つまり、彼らがリレー捜査で犯人の足取りを画像解析して追いかけたというわけだ。では、具体的にどのように動いていたのか。今井氏はこう続ける。
「SSBCは、防犯カメラ画像の収集に全力を挙げます。今回も、彼らはノートパソコンを現場に携行し、映像を取り込みました。そして、すべてのデータをホストコンピューターに送っているのです。
こうして集まった膨大な『点』を『線』にするデジタルな実務を担いました。この作業で、渋谷から各容疑者の自宅周辺まではおそらく2〜3日で到達しているはず。
防犯カメラがない道路もあるので、そこから先は捜査1課などの捜査員が周辺で聞き込みをして、自宅を特定したと思われます」
たしかに、防犯カメラは凄い。ただ、常に見られているというのは、気分のいいものではない。・・
今、監視カメラというのは、ひじょーに進化している。
皆様は、犯人を捕まえるのに監視カメラで撮った映像を警察の職員が丹念に目で確認して等々。
そう思ってるかもしれませんが。
そりゃ一昔前の話ですよね。
それではいくら時間があっても足りません。
最近は、AIで一発検索かけてるのですね。
もう人工知能の画像認識技術がかなり識別能力を持ってきている。
これはNTTコミュニケーションズのAI自動検出システム
これは日立のシステム
こういうのはかなり前から色々出てます。
中国などはもっと進化してる。
中国の監視システムで有名なのは、
メグヴィーテクノロジーのFACE++(フェースプラスプラス)とか。
アリババも出資してるセンスタイムですよね。
中国はあれだけ人口がいる中で、コンサート会場などで手配犯を捕まえるとか。
かなりの効果を上げている。
日本も既に、こういう監視システムが色んなところに導入されてる。
例えば、渋谷の交差点には数百人の人々が写ってる。
でも、その中から、紙袋を持った人。
と検索すれば一発で出てくるし。
男性で小太りで本を片手に持ってる人。
と検索すれば一発で出てくる。
しゃがみこんだ人も検索できるし、
キョロキョロしてる人も一発で出てくる。
股間を膨らませた人。
と検索すれば一発で出てくるかもしれません。
おちおちHな本など買えないのです。
まぁ、既にこういうのとスマホの位置情報を紐づけたりとか。
コンビニの購買情報と紐づけたりとか。
SNSの行動を紐づけたりとか。
中国などはQRコードが発達してるので、
実はかなりの確率で個人の行動が把握できてるのですた。
まぁ、犯罪抑止には良いでしょうが。
かなりのディストピア感なのですね。
https://golden-tamatama.com/blog-entry-2019-05-10.html
さて、こんなニュースがありますた。
万引き対策にもAI キョロキョロして怪しい→すぐ通知
人工知能(AI)が万引きしそうな客の動作を察知して店員に注意を促す――。
こんな防犯システムの導入が始まっている。
・・
防犯技術のスタートアップ企業「アースアイズ」(東京都)は、防犯カメラとAIを組み合わせたシステムをNTT東日本と開発。スーパーやホームセンターなど、全国で2千台が使われている。
万引き対策専門の警備員「万引きGメン」の教育マニュアルの内容をAIに搭載した。
店内をうろついたり、キョロキョロと周囲をうかがったりするしぐさを検知すると、店員のスマホに通知が届き、不審な客への声かけなどを促す。
山内三郎社長(53)は「店側は万引き犯の逮捕より、被害を減らしたがっている。それなら声かけで未然に防げばよいと考えた」と話す。
映像解析のスタートアップ企業「VAAK(バーク)」(東京都)が開発した万引き防止システムは、コンビニなど60店に導入される予定だ。
防犯カメラに記録された客の歩幅や目線、関節の動きなどの膨大なデータを深層学習と呼ばれる技術でAIに学ばせて、万引き犯に共通するしぐさをいち早く検知できる。
うーん。
皆さん。
今後、下手にスーパーやコンビニでキョロキョロしないように。
例えばあなたがコンビニでえっちな雑誌を買おうとする。
誰も見てないよね?
辺りをキョロキョロ。
ピコーン!
すかさず赤く表示されてしまう。
お客様いかがいたしましたか?
い、いえ。
ちょっと股間が。
じゃなくて、エロ本を買おうと。。
そのようにひじょーに気恥ずかしい思いをしてしまうことでしょう。
こんなニュースもありますた。
書店3店、万引抑止に顔認識技術
東京・渋谷駅周辺の大型書店3店が、防犯カメラと人工知能(AI)による顔認識技術を使い万引を抑止するシステムの共同運用で最終調整していることが4日、分かった。読書離れやインターネット通販の台頭による経営の苦境に万引被害が拍車を掛けており、対策を強化する。実証実験から始め、NPO法人の全国万引犯罪防止機構(東京)と協力して段階的に全国に広げたい考えだ。
まぁ、知ってるかもしれませんが。
最近は、監視カメラの進化が凄い。
以下は、前に載せた悠仁さんの学校にナイフが置いてあったという事件ですが。
リレー方式で犯人を捕まえたと書いてます。
リレー方式とは、監視カメラを追跡して捕まえたのですよね。
悠仁さまの机に刃物 防犯カメラ画像から浮上 「リレー方式」で追跡
警視庁捜査1課は校内の防犯カメラに写っていた作業員風の男が関与したとの見方を強め、カメラ画像を移動方向にたどる「リレー方式」と呼ばれる捜査で足取りを追跡、男の居場所を突き止めた。
同課などは、学校周辺の駅などの防犯カメラ画像を収集。逃走経路を調べたところ、地下鉄の駅の防犯カメラには、作業着と異なる衣服を身に付けているものの、不審な男と背格好のよく似た人物が写り込んでいた。同課は男が逃走のために着替えた可能性があるとみている。
その後も移動先の防犯カメラ画像をたどり、目撃情報や交通機関の移動記録などと照合するなどして、男が滞在していた神奈川県平塚市内のホテルを特定した。
つまり、街中の監視カメラ、地下鉄の監視カメラ。
そうやってずーっと追跡して犯人の足取りを追って行った訳です。
他、有名なのは渋谷のハロウィンの騒ぎ。
渋谷で軽トラをひっくり返して騒いでた若者数名が捕まりましたね。
これも監視カメラをリレーして捕まえたのですね。
渋谷ハロウィン・軽トラ横転犯を捕まえた防犯カメラ捜査の凄さと怖さ
事件発生からわずか2週間で一網打尽
専門部隊「SSBC」を投入
・・容疑者の一人が住む東京都世田谷区桜新町の商店街を訪ねてみると、事件後に捜査員が「監視カメラを見せてください」と依頼していたことがわかった。
こうして、冒頭の逮捕劇につながったのだ。川村容疑者も、渋谷から約80qも離れた自宅まで追跡されるとは思いもしなかっただろう。
この途方もない特定作業を行ったのは、捜査1課だけではない。「警視庁SSBC」という専門部隊の分析捜査係員も捜査に加わっていた。
著書にSSBCについて取材した『警視庁科学捜査最前線』がある、警察組織に詳しいジャーナリストの今井良氏が語る。
「’09年に警視庁刑事部に設立されたSSBCは、捜査1課や機動捜査隊など警視庁プロパーの刑事出身者や、民間から特殊技術を買われて中途入庁した特別捜査官から構成されています。防犯カメラ画像の収集と解析、画像による顔照合、SNSの解析などを行います」
つまり、彼らがリレー捜査で犯人の足取りを画像解析して追いかけたというわけだ。では、具体的にどのように動いていたのか。今井氏はこう続ける。
「SSBCは、防犯カメラ画像の収集に全力を挙げます。今回も、彼らはノートパソコンを現場に携行し、映像を取り込みました。そして、すべてのデータをホストコンピューターに送っているのです。
こうして集まった膨大な『点』を『線』にするデジタルな実務を担いました。この作業で、渋谷から各容疑者の自宅周辺まではおそらく2〜3日で到達しているはず。
防犯カメラがない道路もあるので、そこから先は捜査1課などの捜査員が周辺で聞き込みをして、自宅を特定したと思われます」
たしかに、防犯カメラは凄い。ただ、常に見られているというのは、気分のいいものではない。・・
今、監視カメラというのは、ひじょーに進化している。
皆様は、犯人を捕まえるのに監視カメラで撮った映像を警察の職員が丹念に目で確認して等々。
そう思ってるかもしれませんが。
そりゃ一昔前の話ですよね。
それではいくら時間があっても足りません。
最近は、AIで一発検索かけてるのですね。
もう人工知能の画像認識技術がかなり識別能力を持ってきている。
これはNTTコミュニケーションズのAI自動検出システム
これは日立のシステム
こういうのはかなり前から色々出てます。
中国などはもっと進化してる。
中国の監視システムで有名なのは、
メグヴィーテクノロジーのFACE++(フェースプラスプラス)とか。
アリババも出資してるセンスタイムですよね。
中国はあれだけ人口がいる中で、コンサート会場などで手配犯を捕まえるとか。
かなりの効果を上げている。
日本も既に、こういう監視システムが色んなところに導入されてる。
例えば、渋谷の交差点には数百人の人々が写ってる。
でも、その中から、紙袋を持った人。
と検索すれば一発で出てくるし。
男性で小太りで本を片手に持ってる人。
と検索すれば一発で出てくる。
しゃがみこんだ人も検索できるし、
キョロキョロしてる人も一発で出てくる。
股間を膨らませた人。
と検索すれば一発で出てくるかもしれません。
おちおちHな本など買えないのです。
まぁ、既にこういうのとスマホの位置情報を紐づけたりとか。
コンビニの購買情報と紐づけたりとか。
SNSの行動を紐づけたりとか。
中国などはQRコードが発達してるので、
実はかなりの確率で個人の行動が把握できてるのですた。
まぁ、犯罪抑止には良いでしょうが。
かなりのディストピア感なのですね。
https://golden-tamatama.com/blog-entry-2019-05-10.html
阿修羅で反原発投稿してる人は日常的に監視されてると思った方がいいよ。
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/410.html#c3
さて、こんなニュースがありますた。
万引き対策にもAI キョロキョロして怪しい→すぐ通知
人工知能(AI)が万引きしそうな客の動作を察知して店員に注意を促す――。
こんな防犯システムの導入が始まっている。
・・
防犯技術のスタートアップ企業「アースアイズ」(東京都)は、防犯カメラとAIを組み合わせたシステムをNTT東日本と開発。スーパーやホームセンターなど、全国で2千台が使われている。
万引き対策専門の警備員「万引きGメン」の教育マニュアルの内容をAIに搭載した。
店内をうろついたり、キョロキョロと周囲をうかがったりするしぐさを検知すると、店員のスマホに通知が届き、不審な客への声かけなどを促す。
山内三郎社長(53)は「店側は万引き犯の逮捕より、被害を減らしたがっている。それなら声かけで未然に防げばよいと考えた」と話す。
映像解析のスタートアップ企業「VAAK(バーク)」(東京都)が開発した万引き防止システムは、コンビニなど60店に導入される予定だ。
防犯カメラに記録された客の歩幅や目線、関節の動きなどの膨大なデータを深層学習と呼ばれる技術でAIに学ばせて、万引き犯に共通するしぐさをいち早く検知できる。
うーん。
皆さん。
今後、下手にスーパーやコンビニでキョロキョロしないように。
例えばあなたがコンビニでえっちな雑誌を買おうとする。
誰も見てないよね?
辺りをキョロキョロ。
ピコーン!
すかさず赤く表示されてしまう。
お客様いかがいたしましたか?
い、いえ。
ちょっと股間が。
じゃなくて、エロ本を買おうと。。
そのようにひじょーに気恥ずかしい思いをしてしまうことでしょう。
こんなニュースもありますた。
書店3店、万引抑止に顔認識技術
東京・渋谷駅周辺の大型書店3店が、防犯カメラと人工知能(AI)による顔認識技術を使い万引を抑止するシステムの共同運用で最終調整していることが4日、分かった。読書離れやインターネット通販の台頭による経営の苦境に万引被害が拍車を掛けており、対策を強化する。実証実験から始め、NPO法人の全国万引犯罪防止機構(東京)と協力して段階的に全国に広げたい考えだ。
まぁ、知ってるかもしれませんが。
最近は、監視カメラの進化が凄い。
以下は、前に載せた悠仁さんの学校にナイフが置いてあったという事件ですが。
リレー方式で犯人を捕まえたと書いてます。
リレー方式とは、監視カメラを追跡して捕まえたのですよね。
悠仁さまの机に刃物 防犯カメラ画像から浮上 「リレー方式」で追跡
警視庁捜査1課は校内の防犯カメラに写っていた作業員風の男が関与したとの見方を強め、カメラ画像を移動方向にたどる「リレー方式」と呼ばれる捜査で足取りを追跡、男の居場所を突き止めた。
同課などは、学校周辺の駅などの防犯カメラ画像を収集。逃走経路を調べたところ、地下鉄の駅の防犯カメラには、作業着と異なる衣服を身に付けているものの、不審な男と背格好のよく似た人物が写り込んでいた。同課は男が逃走のために着替えた可能性があるとみている。
その後も移動先の防犯カメラ画像をたどり、目撃情報や交通機関の移動記録などと照合するなどして、男が滞在していた神奈川県平塚市内のホテルを特定した。
つまり、街中の監視カメラ、地下鉄の監視カメラ。
そうやってずーっと追跡して犯人の足取りを追って行った訳です。
他、有名なのは渋谷のハロウィンの騒ぎ。
渋谷で軽トラをひっくり返して騒いでた若者数名が捕まりましたね。
これも監視カメラをリレーして捕まえたのですね。
渋谷ハロウィン・軽トラ横転犯を捕まえた防犯カメラ捜査の凄さと怖さ
事件発生からわずか2週間で一網打尽
専門部隊「SSBC」を投入
・・容疑者の一人が住む東京都世田谷区桜新町の商店街を訪ねてみると、事件後に捜査員が「監視カメラを見せてください」と依頼していたことがわかった。
こうして、冒頭の逮捕劇につながったのだ。川村容疑者も、渋谷から約80qも離れた自宅まで追跡されるとは思いもしなかっただろう。
この途方もない特定作業を行ったのは、捜査1課だけではない。「警視庁SSBC」という専門部隊の分析捜査係員も捜査に加わっていた。
著書にSSBCについて取材した『警視庁科学捜査最前線』がある、警察組織に詳しいジャーナリストの今井良氏が語る。
「’09年に警視庁刑事部に設立されたSSBCは、捜査1課や機動捜査隊など警視庁プロパーの刑事出身者や、民間から特殊技術を買われて中途入庁した特別捜査官から構成されています。防犯カメラ画像の収集と解析、画像による顔照合、SNSの解析などを行います」
つまり、彼らがリレー捜査で犯人の足取りを画像解析して追いかけたというわけだ。では、具体的にどのように動いていたのか。今井氏はこう続ける。
「SSBCは、防犯カメラ画像の収集に全力を挙げます。今回も、彼らはノートパソコンを現場に携行し、映像を取り込みました。そして、すべてのデータをホストコンピューターに送っているのです。
こうして集まった膨大な『点』を『線』にするデジタルな実務を担いました。この作業で、渋谷から各容疑者の自宅周辺まではおそらく2〜3日で到達しているはず。
防犯カメラがない道路もあるので、そこから先は捜査1課などの捜査員が周辺で聞き込みをして、自宅を特定したと思われます」
たしかに、防犯カメラは凄い。ただ、常に見られているというのは、気分のいいものではない。・・
今、監視カメラというのは、ひじょーに進化している。
皆様は、犯人を捕まえるのに監視カメラで撮った映像を警察の職員が丹念に目で確認して等々。
そう思ってるかもしれませんが。
そりゃ一昔前の話ですよね。
それではいくら時間があっても足りません。
最近は、AIで一発検索かけてるのですね。
もう人工知能の画像認識技術がかなり識別能力を持ってきている。
これはNTTコミュニケーションズのAI自動検出システム
これは日立のシステム
こういうのはかなり前から色々出てます。
中国などはもっと進化してる。
中国の監視システムで有名なのは、
メグヴィーテクノロジーのFACE++(フェースプラスプラス)とか。
アリババも出資してるセンスタイムですよね。
中国はあれだけ人口がいる中で、コンサート会場などで手配犯を捕まえるとか。
かなりの効果を上げている。
日本も既に、こういう監視システムが色んなところに導入されてる。
例えば、渋谷の交差点には数百人の人々が写ってる。
でも、その中から、紙袋を持った人。
と検索すれば一発で出てくるし。
男性で小太りで本を片手に持ってる人。
と検索すれば一発で出てくる。
しゃがみこんだ人も検索できるし、
キョロキョロしてる人も一発で出てくる。
股間を膨らませた人。
と検索すれば一発で出てくるかもしれません。
おちおちHな本など買えないのです。
まぁ、既にこういうのとスマホの位置情報を紐づけたりとか。
コンビニの購買情報と紐づけたりとか。
SNSの行動を紐づけたりとか。
中国などはQRコードが発達してるので、
実はかなりの確率で個人の行動が把握できてるのですた。
まぁ、犯罪抑止には良いでしょうが。
かなりのディストピア感なのですね。
https://golden-tamatama.com/blog-entry-2019-05-10.html
敗戦時の公文書大量焼却事件の主犯は奥野誠亮である。
2016-11-27
史上最悪の証拠隠滅犯の死
http://vergil.hateblo.jp/entry/2016/11/27/141537
16日、奥野誠亮(元内務官僚・衆院議員・文相・法相)が死んだ。103歳だという。よくもしぶとく生き延びたものである。
朝日新聞(11/18):
奥野誠亮さん死去 文相・法相を歴任
(略)1963年、自治事務次官を経て、旧奈良全県区から衆院議員に初当選した。衆院議員を13期務めた後、2003年に90歳で引退した。国土庁長官だった88年、日中戦争について「日本に中国侵略の意図はなかった」と発言し、国内外で批判を浴び、同長官を辞任した。
毎日新聞(11/17):
奥野誠亮さん死去 筋金入りの保守派、ミスター内務省
(略)1938(昭和13)年入省。地方局事務官として戦争終結方針策定に当たり、内務省解体も体験し、自治事務次官から政界入り。連続当選13回で文相、法相、国土庁長官を歴任し、卒寿(90歳)で引退した。
閣僚としての歴史認識をめぐる発言で時に物議をかもしたこともあったが、真骨頂は「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の会長としての活動と、自主憲法制定を求める運動。自著の回顧録のタイトル「派に頼らず、義を忘れず」をそのままモットーに万事に生涯無派閥を貫き「保守のバックボーン」ともいわれた。
大いに存在感を発揮し筋金入りの右派だったが、決して硬直した右派ではなく、リベラルにも寛容な議論好きだった。(略)
朝日も毎日も、訃報でこの男の最も重大な「業績」を伝えていない。こちらは歴史を作ってきたどころか、貴重な歴史史料を抹殺し、正しい歴史認識の構築を妨害し続けてきた証拠隠滅犯なのだ。
読売新聞(2015/8/11):
占領前文書焼却を指示…元法相 奥野誠亮さん 102
(略)
「総理(鈴木貫太郎首相)は戦争の終結を固く決意している。ついては内務省で戦争終結処理方針をまとめてもらいたい」。1945年8月10日朝、迫水久常・内閣書記官長から、内務省に極秘の要請があった。
そこで、灘尾弘吉内務次官の命を受け、内務省地方局戦時業務課の事務官(現在の課長補佐クラス)だった私が各省の官房長を内務省に集め、終戦に向けた会議をひそかに開いた。
(略)
もう一つ決めたことは、公文書の焼却だ。ポツダム宣言は「戦犯の処罰」を書いていて、戦犯問題が起きるから、戦犯にかかわるような文書は全部焼いちまえ、となったんだ。会議では私が「証拠にされるような公文書は全部焼かせてしまおう」と言った。犯罪人を出さないためにね。
会議を終え、公文書焼却の指令書を書いた。ポツダム宣言受諾のラジオ放送が15日にあることも聞いていたので、その前に指令書を発するわけにはいかないが、準備は整っていた。
(略)
15日は、正午の玉音放送の直後、私を含む内務省の4人で分担し、全国の地方総監府に公文書焼却の指令書を持って行った。
(略)
奥野さんは鹿児島で特別高等警察(特高)課長などを務め、内務省に戻ると、公文書焼却の極秘作業に深くかかわるなどして終戦を迎えた。32歳だった。
強く印象に残っているのは、自身が時折敬愛の念を込めて「天皇さん」と呼ぶ、昭和天皇の姿だという。
「天皇さんはマッカーサー(連合国軍最高司令官)に対し、飢えた国民を救ってくれと求めた。そして、全国を歩き回り、我慢してくれと国民に呼びかけた。あの行動が、日本が再起する機会の一つになった」
戦後は保守政治家になり、1世紀余を生きてきた奥野さん。「二度と戦争をしないのは大事なことだ」と平和の尊さを訴えている。
この国では、国家的重大犯罪の証拠を大量に抹殺した隠滅犯がそれをまるで手柄のように自慢げに語るばかりか、御用マスコミが当たり前のようにそれを紙面に載せて疑問も示さない。
奥野はさらに具体的な内容を1960年の座談会で語っている。
高文研 @koubunken
奥野誠亮死去。奥野ら旧内務官僚が1960年、総務省の自治大学校史料編集室で行った、8月15日・16日前後の公文書焼却をはじめとする敗戦処理について語り合った座談会の一部抜粋。(『ドキュメント 横浜事件』高文研刊から転載) pic.twitter.com/37kkqb2ddC
14:22 - 2016年11月18日
奥野 僕が思い出すのは、十五日の何日か前に、終戦処理の方針をきめなければいけないので……これは入江さんから伺ったのです、終戦になるのだと。(略)
そのほか公文書は焼却するとかといった事柄が決定になり、これらの趣旨を陸軍は陸軍の系統を通じて下部に通知する。海軍は海軍の系統を通じて下部に通知する。内政関係は地方総監、府県知事、市町村の系統で通知するということになりました。これは表向きには出せない事項だから、それとこれとは別ですが、とにかく総務局長会議で内容をきめて、陸海軍にいって、さらに陸海軍と最後の打ち合わせをして、それをまとめて地方総監に指示することにした。十五日以降は、いつ米軍が上陸してくるかもしれないので、その際にそういう文書を見られてもまずいから、一部は文書に記載しておくが、その他は口頭連絡にしようということで、小林さんと原文兵衛さん、三輪良雄さん、それに私の四人が地域を分担して出かけたのです。それが何日に出発したかは覚えていないのですが……。
入江 十六日だと思います。
奥野 そのときわざわざ運輸省からパスまでもらって、上陸してきたのとぶつかったらこうこうしろということまで話し合いをして、各人が地域を分担して出かけていった。その結果軍の持っている物資が流され、文書は焼いてしまうということになった。(略)
奥野が主導したこの焼却決定の結果、ありとあらゆる犯罪の証拠が闇に葬られた。
能川元一 @nogawam
奥野誠亮が「焼いたw」と(いまだに)自慢話として証言している敗戦時の公文書隠滅だが、隠滅された文書の中には、日本軍「慰安婦」の総数や南京事件での捕虜殺害規模をいまよりは正確に推定する材料となったはずの文書が含まれていた可能性が極めて高い。
17:15 - 2015年10月19日
昼寝猫 @tcv2catnap
霞ヶ関のみならず中国、満州でも書類焼きまくった。特に東條内閣機密費や関東軍謀略の原資となった、アヘンな。大日本帝国最大級の外道官業の実態が闇に。
2:11 - 2016年11月19日
堀家康弘 @kounodanwawoma1
朝鮮総督府では敗戦直後に一週間もかけて、念入りに証拠文書が燃やされている。奥野元法相によれば「犯罪者を出さないため」
つまり、犯罪行為の隠滅がなされたのである。
14:36 - 2016年1月5日
ワイド師匠 @feedback515
朝鮮でも焼いた。僕の曽祖父が当時、朝鮮で手広く商売をしており、その中に大きなケシ畑もあった。今考えるとそれはアヘンの原料。大伯母(祖母の妹)の話では8/15の午後に大量の書類を焼却したという。ただその書類が何であったのか詳細は不明。https://twitter.com/tcv2catnap/status/799661247448784896 …
昼寝猫 @tcv2catnap
霞ヶ関のみならず中国、満州でも書類焼きまくった。特に東條内閣機密費や関東軍謀略の原資となった、アヘンな。大日本帝国最大級の外道官業の実態が闇に。
9:11 - 2016年11月18日
戦争犯罪を隠蔽し、戦争責任を否定することで日本を再び「戦争ができる国」にしようと画策し続けてきた奥野が「平和の尊さを訴えている」とはいったい何の冗談か。こんな男が何十年も国会議員をやり、文相や法相を歴任するのだから、国策企業も政治家も、何をやらかしても責任を取ろうとしないのは当たり前である。
名前は秘密 @assami7154
こういう歴史のうやむやが、結局、誰も責任を取らない体質となり、ひいては東電を生み、フクシマを招き、同じ構図で東京オリンピックや豊洲市場があるのです。結局は奥野がやった事は小さな縄張りの保守で国益の多大な損出、歴史的汚点
20:33 - 2016年11月17日
奥野は結局何ひとつ反省せず、どのような犯罪の証拠を焼かせたのかも白状しないまま死んだ。こういう者たちがのさばるのを許し続けてきた結果が今なのだ。
【2016/11/28追記】99さんからコメント経由で頂いたTV番組の画像の一部を貼っておきます。
奥野誠亮
70年経ってこの言い草。この無反省、傲岸不遜は、怪物的とでも形容するしかないですね。【追記終り】
http://vergil.hateblo.jp/entry/2016/11/27/141537
▲△▽▼
2018-05-04
日本政府の公文書隠蔽・廃棄・改ざん(要するに嘘つき)体質はあまりに根が深い
http://vergil.hateblo.jp/entry/2018/05/04/222222
■ 安倍政権だけの問題ではない日本政府の嘘つき体質
森友・加計学園問題や自衛隊のイラク・南スーダン日報問題が示すように、日本政府の公文書隠蔽・廃棄・改ざん体質は、安倍政権の下で極まっているように見える。
確かに、国会答弁で平然と見えすいた嘘をつき、嘘だという証拠を突きつけられてもまた別の嘘をついて誤魔化そうとする安倍政権の虚言癖体質は異常としか言いようがない。しかし、日本政府(単に自民党政権というだけでなく、中央官庁の高給官僚たちをも含めた行政府全体)の嘘つき体質は、安倍政権などよりはるかに以前からのものではないのか。
2001年に情報公開法が制定されて以来、開示請求した文書がことごとく全面黒塗りの「海苔弁」状態で出されてうんざりさせられた例は枚挙にいとまがない。
民主党・鳩山政権時には、沖縄の普天間基地問題をめぐって、外務省が県外移設は不可能とする「極秘文書」を捏造し、鳩山首相を騙して移設を諦めさせるという事件が発生している[1]。(結局この方針転換が原因となって鳩山内閣は総辞職に追い込まれた。)
民主党政権時の2010年4月19日、防衛、外務の官僚たちが、官邸に鳩山首相を訪ねた。
前年夏の総選挙で鳩山が唱えていた「米軍基地の沖縄県外への移設」についてレクチャーするためだ。
官僚の一人は「アメリカ大使館と交渉した結果こうなった」と言って、3枚つづりの文書を鳩山に差し出した。
文書のタイトルは「普天間移設問題に関する米側からの説明」。右肩には『極秘』の判が麗々しく押されている。
“極秘文書”には米軍のマニュアルとして次のように書かれていた ―
「航空部隊と陸上部隊の訓練の一体性を考えると、移転先は普天間から65マイル(105km)以内に限る」。
沖縄全島は70マイル。沖縄以外はダメということだ。(移転先の候補にあがっていた)徳之島はあきらめろという内容である。
「アメリカがそういう条件であれば、沖縄以外に持って行くことは不可能」。鳩山は県外移設を断念した。
(略)
鳩山は決定打となった米軍マニュアルについて琉球新報に調べてもらったが、そんなマニュアルはどこにもなかった。
極秘の指定期間は2015年4月18日。極秘が解除されたため、鳩山側近の川内博元衆院議員が外務省に問い合わせた。
文書を扱う大臣官房総務課は「公文書ではない。外務省が作成したものかどうか分からない」と回答した。“極秘文書”はガセだったのである。
中曽根政権時代の1987年には、核兵器持ち込みに関する密約文書を公開しないよう、外務省が米側に要請するという事件も起っている[2]。
【ワシントン山崎健】日本の外務省が1987年、米政府に対し、核兵器の持ち込みに関する密約を含む50年代後半の日米安全保障条約改定交渉など、広範囲にわたる日米関係の米公文書の非公開を要請していたことが、西日本新聞が米情報自由法に基づき入手した米公文書で明らかになった。密約などについて米側は要請通り非公開としていた。米公文書公開への外務省の介入実態が判明したのは初めて。
(略)
文書によると、日本側が非公開を求めたテーマは(1)「核兵器の持ち込み、貯蔵、配置ならびに在日米軍の配置と使用に関する事前協議についての秘密了解」(2)「刑事裁判権」(3)「ジラード事件」(57年、群馬県で在日米軍兵士が日本人主婦を射殺した事件)(4)「北方領土問題」(5)「安保改定を巡る全般的な討議」。(1)(2)については「引き続き(公開)禁止を行使する」との結論が明記されていた。
日米外交史に詳しい菅英輝・京都外国語大教授は(1)について安保改定時の「米核搭載艦船の通過・寄港を事前協議の対象外とした核持ち込み容認の密約」だと指摘。今も関連文書の一部は非公開だ。(2)は53年の日米行政協定(現在の日米地位協定)の改定時に、米兵らの公務外犯罪のうち重要事件以外は日本政府が裁判権を放棄したとされる問題とみられるという。
この密約について、当然歴代首相や外相は承知しており、事実を知りながら嘘の答弁を繰り返してきた[3]。
岡田克也外相は9日、日米の密約に関する外務省調査結果と有識者委員会の検証報告書を公表した。併せて公開された機密文書から、政府が1968年に核兵器搭載の疑いのある米艦船の寄港・通過を黙認する立場を固め、その後の歴代首相や外相らも了承していたことが判明。寄港の可能性を知りながら、「事前協議がないので核搭載艦船の寄港はない」と虚偽の政府答弁を繰り返していた。非核三原則は佐藤栄作首相の67年の表明直後から空洞化していたことになる。見つからなかった重要文書も多く、有識者委は破棄の可能性など経緯調査の必要を指摘した。
(略)
この文書は歴代首相や外相への説明に用いられており、余白には当時の佐藤首相が読んだことや、田中角栄、中曽根康弘、竹下登の各氏らが首相在任時に説明を受けたことを示す記載がある。また、添付された89年のメモには、首相就任直後の海部俊樹氏に説明したと記されている。
(略)
朝鮮半島有事の際に、在日米軍が事前協議なしに出撃できるとの密約についても、根拠とされてきた非公開の議事録の写しが見つかり、有識者委は「密約」と位置づけた。
■ 敗戦時の文書大量焼却以来の「伝統」か?
このような隠蔽・嘘つき体質の元をたどっていくと、まずは敗戦時の公文書大量焼却事件に行き当たる。主犯は奥野誠亮である。
能川元一 @nogawam
奥野誠亮が「焼いたw」と(いまだに)自慢話として証言している敗戦時の公文書隠滅だが、隠滅された文書の中には、日本軍「慰安婦」の総数や南京事件での捕虜殺害規模をいまよりは正確に推定する材料となったはずの文書が含まれていた可能性が極めて高い。17:15 - 2015年10月19日
堀家康弘 @kounodanwawoma1
朝鮮総督府では敗戦直後に一週間もかけて、念入りに証拠文書が燃やされている。
奥野元法相によれば「犯罪者を出さないため」
つまり、犯罪行為の隠滅がなされたのである。
14:36 - 2016年1月5日
この奥野誠亮は鈴木善幸内閣で法相を勤めている。
重大犯罪の証拠隠滅犯が司法行政のトップとなったわけだ。
■ 実は明治維新までさかのぼる?
とはいえ、日本政府のこうした嘘つき体質は敗戦前後から始まったものではない。戦前戦中はもっとひどく、政府はすべてを知りながら「臣民」には嘘ばかり吹き込んでいた。歴史の転機をなした重大事件について、たとえば1928年の張作霖爆殺事件が関東軍の河本大佐らによる犯行だったことも、1932年の柳条湖での満鉄線爆破が関東軍による自作自演の謀略だったことも、一般人民がその真相を知り得たのは敗戦後である。
南京大虐殺についても、政府首脳部は当然その事実を知っていた。当時外務省東亜局長だった石射猪太郎は次のように書いている[4]。
南京は暮れの十三日に陥落した。わが軍のあとを追って、南京に帰復した福井領事からの電信報告、続いて上海総領事からの書面報告が我々を慨嘆させた。南京入城の日本軍の中国人に対する掠奪、強姦、放火、虐殺の情報である。憲兵はいても少数で、取締りの用をなさない。制止を試みたがために、福井領事の身辺が危いとさえ報ぜられた。昭和十三年一月六日の日記にいう。
◯上海から来信、南京に於ける我軍の暴状を詳報し来る。掠奪、強姦、目もあてられぬ惨状とある。嗚呼これが皇軍か。日本国民民心の頽廃であろう。大きな社会問題だ。
(略)
私は三省事務局長会議で度々陸軍側に警告し、広田大臣からも陸軍大臣に軍紀の粛正を要望した。軍中央部は無論現地軍を戒めたに相違なかったが、あまりに大量な暴行なので、手のつけようもなかったのであろう、暴行者が、処分されたという話を耳にしなかった。当時南京在留の外国人達の組織した、国際安全委員なるものから、日本側に提出された報告書には、昭和十三年一月末、数日間の出来事として、七十余件の暴虐行為が記録されていた。最も多いのは強姦、六十余歳の老婆が犯され、臨月の女も容捨されなかったという記述は、殆ど読むに堪えないものであった。(略)
日本新聞は、記事差止めのために、この同胞の鬼畜の行為に沈黙を守ったが、悪事は直に千里を走って海外に大センセーションを引起した。あらゆる非難が日本軍に向けられた。わが民族史上、千古の汚点、知らぬは日本国民ばかり、大衆はいわゆる赫々たる戦果を礼賛するのみであった。
そもそも、この国を不正義かつ無謀な戦争に引きずり込んだ政治家や官僚連中がまともな処罰もされずに復活を遂げたことが戦後の嘘つき政府の始まりなのだ。周知のとおり、東条内閣の商工大臣だった岸信介は敗戦からわずか12年で首相となった。その孫が安倍晋三である。
で、この戦前の嘘も、昭和になって急に始まったというわけではない。明治維新以来、政府の体質などずっと変わらなかったのだから、当然最初から嘘だらけだったのだ。
明治維新は、幕府を支持していた孝明天皇の不可解な「病死」(毒殺の疑いが濃厚)の後、15歳の若さで即位した明治天皇による「討幕の密勅」によって本格的に始動する。しかし、この密勅は偽造されたものだった[5]。
これが慶応三(一八六七)年十月十三日のこと。十四日には前さきの権ごんの大納言正親町おおぎまち三条実愛さねなるが右の二人を召し、薩長両藩への「討幕の密勅」を下した(薩摩島津家宛ては十三日付)。これは慶喜が大政奉還の上表を提出した日でもあるから、奉還の動きと密勅降下の請願は舞台の表と裏で同時に進行し、ゴールに同着した形となった。
これによって薩長は挙兵の大義名分を得た、と思う向きもあろうが、幕末史最大の問題点がここにある。討幕の密勅二通は同文で「詔みことのりす」と始まり、「賊臣慶喜を殄戮てんりく(誅殺)し速かに回天の偉勲を奏し」とつづいてゆく(原文は和風漢文)。「詔す」とあるからには天皇の発した詔書らしいが、辰筆しんぴつの日付もないし辰裁した印の「可」の字もない。摂政・大臣以下の連署もなければ「天皇御璽」も捺されていない、ないない尽くしの代物で、その写真版を見ると本文の次行最下部に「奉」とあり、三人の署名が並んでいる。
正二位藤原(中山)忠能、正二位藤原(正親町三条)実愛、権中納言藤原(中御門)経之。「奉」とあれば天皇の意志を奉じた綸旨りんじのようだが、ならば文は三人称になるべきなのに「朕」という一人称が使われているので綸旨でもない(石井孝『維新の内乱』参照)。しかも三人の署名は同じ筆であり、今日、これらは岩倉が国学者玉松操に書かせたものと知れている。要するに岩倉と右の三人は大久保らから「相当の宣旨」がほしいとせっつかれ、偽文書を捏造して不敵にも密勅と騙ったのだ。
天皇の命令を記した詔書といえば、まさに公文書中の公文書である。明治政府の成立を可能にしたその公文書第一号がそもそも偽造だったのだ。そんなやり方で権力を握った連中やその後継者たちが隠蔽捏造にまったく躊躇しなかったのは当然と言えるだろう。
■ 明治維新どころではない。日本の歴史はその始まりから嘘だらけ
では、幕末維新期の「志士」たちが嘘つき日本政府の元祖・元凶なのか。
確かに、直接的にはそう言っていいだろう。しかし、公的記録を改ざんし、あるいは捏造するという手口自体はもっとはるかに古く、この国の歴史の黎明期から始まっている。
現存する日本最古の歴史書である古事記は712年、次の日本書紀は720年に成立している。ほぼ同時代に二種類の史書が作られた理由が不明である上、古事記は後の史書にその成立が記載されていないことから偽書説が唱えられたこともあるが、現在ではほぼ否定されている。
この古事記と日本書紀の内容は、全体としてはよく似ているが、いくつか重大な違いがある。
たとえば、景行天皇ことオホタラシヒコオシロワケ(12代)の九州大遠征。日本書紀によれば、景行は軍を率いて九州に渡り、ほぼ時計回りに九州を一周しながら多くの敵を打ち破る大遠征を行っている。日本書紀の記載のとおりなら、このときヤマト王権は初めて九州全土を支配下に収めたことになり、まさに赫々たる大戦果と言える。
図版出典:[6]
ところが、景行のこの重大な事績が、古事記には一切現れないのだ。古事記に出てくる景行の事績といえば、「田部たべを定め、また東あづまの淡あはの水門みなとを定め、また膳かしはでの大伴部おほともべを定め、また倭やまとの屯家みやけを定めたまひ、また坂手さかての池を作りて、すなはちその堤に竹を値ゑしめたまひき」という程度でしかない[7]。池を作って竹を植えたなど、どう考えても九州大遠征より優先して書くべきことではないだろう。
これは一体どういうことなのか。古田武彦氏が説明するとおり、実際に行われた大遠征を天皇家の史書である古事記が無視することなどあり得ない以上、日本書紀が話をでっち上げた(あるいは天皇家以外の史書から剽窃した)と考えるしかない[8]。
(六)一番肝要の点、それはこの華麗な景行の九州大遠征譚が『古事記』に全く出現しないことである。これは記紀間の大矛盾だ。
以上、この矛盾をいかに解くべきか。その根本は(六)にある。記紀いずれが原形、いずれが改変形か、という問題である。これに対するわたしの基本の立場は次のようだ。“記紀ともに、近畿天皇家内の成立である以上、天皇家にとって有利に加削することはあっても、不利に加削することはありえない”――この公理だ。
そして右の有利、不利とは、もってまわった考察や、一部のインテりにのみ通じるような、うがった見方の類からではなく、万人に通ずる明々白々たる印象にもとづくものでなければならぬ。
このような立場から見るとき、問題の景行の九州大遠征譚が、近畿天皇家にとって赫々たる大勝利譚であり、光栄ある大親征譚の形をとっていることは、疑いを容れない。
これを記載した『書紀』の方が原形であるとすると、『古事記』の作者(伝承者・記録者等)がこれを削除したこととなる。これは先の公理によってみると、ありうることではない。
これに対して『古事記』の方が原形とした場合、『書紀』はこれを付加・挿入したこととなろう。この方が、先の公理から見ると、ありうるケースである。
以上の吟味によってみれば、景行の九州大遠征譚は、他からの挿入によるもの、そのように見なすほかはないのである。
この他にも、ヤマトタケルことヲウス(景行の子)による東北地方の蝦夷征伐、神功皇后ことオキナガタラシヒメ(14代仲哀の妻の一人)による九州筑後での征伐など、古事記には現れず日本書紀にだけ書かれている征伐譚が存在する。
私は、古事記は日本書紀の「ボツになった試作品」だと考えている。なぜボツになったかといえば、天皇家の支配を正当化するための嘘の程度が足りず、当時の権力者を満足させることができなかったからだろう。
千数百年の時を経ても、時の権力者の都合に合わせて記録を改ざんし、あるいは継ぎ合わせて辻褄を合わせる官僚たちの心根は大して変わっていないのではないか。まさに骨絡みの嘘つき体質と言うしかない。
[1] 『外務省と防衛省が首相をハメ、辺野古に戻させた』 田中龍作ジャーナル 2016/2/4
[2] 『外務省 核密約 米に非公開要請 「際限ない」米側不快感』 西日本新聞 2017/1/3
[3] 『核密約 歴代首相ら黙認 外務省極秘メモ公開』 朝日新聞 2010/3/10
[4] 石射猪太郎 『外交官の一生』 読売新聞社 1950年 P.305-306
[5] 中村彰彦 『幕末・明治の残照 86』 東京新聞 2017/10/1
[6] 古田武彦 『古代は輝いていた(2)』 朝日新聞社 1985年 P.118
[7] 武田祐吉訳注 『新訂 古事記』 角川文庫 1987年 P.110
[8] 古田 P.120-121
http://vergil.hateblo.jp/entry/2018/05/04/222222
http://www.asyura2.com/09/asia13/msg/822.html#c608
敗戦時の公文書大量焼却事件の主犯は奥野誠亮である。
2016-11-27
史上最悪の証拠隠滅犯の死
http://vergil.hateblo.jp/entry/2016/11/27/141537
16日、奥野誠亮(元内務官僚・衆院議員・文相・法相)が死んだ。103歳だという。よくもしぶとく生き延びたものである。
朝日新聞(11/18):
奥野誠亮さん死去 文相・法相を歴任
(略)1963年、自治事務次官を経て、旧奈良全県区から衆院議員に初当選した。衆院議員を13期務めた後、2003年に90歳で引退した。国土庁長官だった88年、日中戦争について「日本に中国侵略の意図はなかった」と発言し、国内外で批判を浴び、同長官を辞任した。
毎日新聞(11/17):
奥野誠亮さん死去 筋金入りの保守派、ミスター内務省
(略)1938(昭和13)年入省。地方局事務官として戦争終結方針策定に当たり、内務省解体も体験し、自治事務次官から政界入り。連続当選13回で文相、法相、国土庁長官を歴任し、卒寿(90歳)で引退した。
閣僚としての歴史認識をめぐる発言で時に物議をかもしたこともあったが、真骨頂は「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の会長としての活動と、自主憲法制定を求める運動。自著の回顧録のタイトル「派に頼らず、義を忘れず」をそのままモットーに万事に生涯無派閥を貫き「保守のバックボーン」ともいわれた。
大いに存在感を発揮し筋金入りの右派だったが、決して硬直した右派ではなく、リベラルにも寛容な議論好きだった。(略)
朝日も毎日も、訃報でこの男の最も重大な「業績」を伝えていない。こちらは歴史を作ってきたどころか、貴重な歴史史料を抹殺し、正しい歴史認識の構築を妨害し続けてきた証拠隠滅犯なのだ。
読売新聞(2015/8/11):
占領前文書焼却を指示…元法相 奥野誠亮さん 102
(略)
「総理(鈴木貫太郎首相)は戦争の終結を固く決意している。ついては内務省で戦争終結処理方針をまとめてもらいたい」。1945年8月10日朝、迫水久常・内閣書記官長から、内務省に極秘の要請があった。
そこで、灘尾弘吉内務次官の命を受け、内務省地方局戦時業務課の事務官(現在の課長補佐クラス)だった私が各省の官房長を内務省に集め、終戦に向けた会議をひそかに開いた。
(略)
もう一つ決めたことは、公文書の焼却だ。ポツダム宣言は「戦犯の処罰」を書いていて、戦犯問題が起きるから、戦犯にかかわるような文書は全部焼いちまえ、となったんだ。会議では私が「証拠にされるような公文書は全部焼かせてしまおう」と言った。犯罪人を出さないためにね。
会議を終え、公文書焼却の指令書を書いた。ポツダム宣言受諾のラジオ放送が15日にあることも聞いていたので、その前に指令書を発するわけにはいかないが、準備は整っていた。
(略)
15日は、正午の玉音放送の直後、私を含む内務省の4人で分担し、全国の地方総監府に公文書焼却の指令書を持って行った。
(略)
奥野さんは鹿児島で特別高等警察(特高)課長などを務め、内務省に戻ると、公文書焼却の極秘作業に深くかかわるなどして終戦を迎えた。32歳だった。
強く印象に残っているのは、自身が時折敬愛の念を込めて「天皇さん」と呼ぶ、昭和天皇の姿だという。
「天皇さんはマッカーサー(連合国軍最高司令官)に対し、飢えた国民を救ってくれと求めた。そして、全国を歩き回り、我慢してくれと国民に呼びかけた。あの行動が、日本が再起する機会の一つになった」
戦後は保守政治家になり、1世紀余を生きてきた奥野さん。「二度と戦争をしないのは大事なことだ」と平和の尊さを訴えている。
この国では、国家的重大犯罪の証拠を大量に抹殺した隠滅犯がそれをまるで手柄のように自慢げに語るばかりか、御用マスコミが当たり前のようにそれを紙面に載せて疑問も示さない。
奥野はさらに具体的な内容を1960年の座談会で語っている。
高文研 @koubunken
奥野誠亮死去。奥野ら旧内務官僚が1960年、総務省の自治大学校史料編集室で行った、8月15日・16日前後の公文書焼却をはじめとする敗戦処理について語り合った座談会の一部抜粋。(『ドキュメント 横浜事件』高文研刊から転載) pic.twitter.com/37kkqb2ddC
14:22 - 2016年11月18日
奥野 僕が思い出すのは、十五日の何日か前に、終戦処理の方針をきめなければいけないので……これは入江さんから伺ったのです、終戦になるのだと。(略)
そのほか公文書は焼却するとかといった事柄が決定になり、これらの趣旨を陸軍は陸軍の系統を通じて下部に通知する。海軍は海軍の系統を通じて下部に通知する。内政関係は地方総監、府県知事、市町村の系統で通知するということになりました。これは表向きには出せない事項だから、それとこれとは別ですが、とにかく総務局長会議で内容をきめて、陸海軍にいって、さらに陸海軍と最後の打ち合わせをして、それをまとめて地方総監に指示することにした。十五日以降は、いつ米軍が上陸してくるかもしれないので、その際にそういう文書を見られてもまずいから、一部は文書に記載しておくが、その他は口頭連絡にしようということで、小林さんと原文兵衛さん、三輪良雄さん、それに私の四人が地域を分担して出かけたのです。それが何日に出発したかは覚えていないのですが……。
入江 十六日だと思います。
奥野 そのときわざわざ運輸省からパスまでもらって、上陸してきたのとぶつかったらこうこうしろということまで話し合いをして、各人が地域を分担して出かけていった。その結果軍の持っている物資が流され、文書は焼いてしまうということになった。(略)
奥野が主導したこの焼却決定の結果、ありとあらゆる犯罪の証拠が闇に葬られた。
能川元一 @nogawam
奥野誠亮が「焼いたw」と(いまだに)自慢話として証言している敗戦時の公文書隠滅だが、隠滅された文書の中には、日本軍「慰安婦」の総数や南京事件での捕虜殺害規模をいまよりは正確に推定する材料となったはずの文書が含まれていた可能性が極めて高い。
17:15 - 2015年10月19日
昼寝猫 @tcv2catnap
霞ヶ関のみならず中国、満州でも書類焼きまくった。特に東條内閣機密費や関東軍謀略の原資となった、アヘンな。大日本帝国最大級の外道官業の実態が闇に。
2:11 - 2016年11月19日
堀家康弘 @kounodanwawoma1
朝鮮総督府では敗戦直後に一週間もかけて、念入りに証拠文書が燃やされている。奥野元法相によれば「犯罪者を出さないため」
つまり、犯罪行為の隠滅がなされたのである。
14:36 - 2016年1月5日
ワイド師匠 @feedback515
朝鮮でも焼いた。僕の曽祖父が当時、朝鮮で手広く商売をしており、その中に大きなケシ畑もあった。今考えるとそれはアヘンの原料。大伯母(祖母の妹)の話では8/15の午後に大量の書類を焼却したという。ただその書類が何であったのか詳細は不明。https://twitter.com/tcv2catnap/status/799661247448784896 …
昼寝猫 @tcv2catnap
霞ヶ関のみならず中国、満州でも書類焼きまくった。特に東條内閣機密費や関東軍謀略の原資となった、アヘンな。大日本帝国最大級の外道官業の実態が闇に。
9:11 - 2016年11月18日
戦争犯罪を隠蔽し、戦争責任を否定することで日本を再び「戦争ができる国」にしようと画策し続けてきた奥野が「平和の尊さを訴えている」とはいったい何の冗談か。こんな男が何十年も国会議員をやり、文相や法相を歴任するのだから、国策企業も政治家も、何をやらかしても責任を取ろうとしないのは当たり前である。
名前は秘密 @assami7154
こういう歴史のうやむやが、結局、誰も責任を取らない体質となり、ひいては東電を生み、フクシマを招き、同じ構図で東京オリンピックや豊洲市場があるのです。結局は奥野がやった事は小さな縄張りの保守で国益の多大な損出、歴史的汚点
20:33 - 2016年11月17日
奥野は結局何ひとつ反省せず、どのような犯罪の証拠を焼かせたのかも白状しないまま死んだ。こういう者たちがのさばるのを許し続けてきた結果が今なのだ。
【2016/11/28追記】99さんからコメント経由で頂いたTV番組の画像の一部を貼っておきます。
奥野誠亮
70年経ってこの言い草。この無反省、傲岸不遜は、怪物的とでも形容するしかないですね。【追記終り】
http://vergil.hateblo.jp/entry/2016/11/27/141537
▲△▽▼
2018-05-04
日本政府の公文書隠蔽・廃棄・改ざん(要するに嘘つき)体質はあまりに根が深い
http://vergil.hateblo.jp/entry/2018/05/04/222222
■ 安倍政権だけの問題ではない日本政府の嘘つき体質
森友・加計学園問題や自衛隊のイラク・南スーダン日報問題が示すように、日本政府の公文書隠蔽・廃棄・改ざん体質は、安倍政権の下で極まっているように見える。
確かに、国会答弁で平然と見えすいた嘘をつき、嘘だという証拠を突きつけられてもまた別の嘘をついて誤魔化そうとする安倍政権の虚言癖体質は異常としか言いようがない。しかし、日本政府(単に自民党政権というだけでなく、中央官庁の高給官僚たちをも含めた行政府全体)の嘘つき体質は、安倍政権などよりはるかに以前からのものではないのか。
2001年に情報公開法が制定されて以来、開示請求した文書がことごとく全面黒塗りの「海苔弁」状態で出されてうんざりさせられた例は枚挙にいとまがない。
民主党・鳩山政権時には、沖縄の普天間基地問題をめぐって、外務省が県外移設は不可能とする「極秘文書」を捏造し、鳩山首相を騙して移設を諦めさせるという事件が発生している[1]。(結局この方針転換が原因となって鳩山内閣は総辞職に追い込まれた。)
民主党政権時の2010年4月19日、防衛、外務の官僚たちが、官邸に鳩山首相を訪ねた。
前年夏の総選挙で鳩山が唱えていた「米軍基地の沖縄県外への移設」についてレクチャーするためだ。
官僚の一人は「アメリカ大使館と交渉した結果こうなった」と言って、3枚つづりの文書を鳩山に差し出した。
文書のタイトルは「普天間移設問題に関する米側からの説明」。右肩には『極秘』の判が麗々しく押されている。
“極秘文書”には米軍のマニュアルとして次のように書かれていた ―
「航空部隊と陸上部隊の訓練の一体性を考えると、移転先は普天間から65マイル(105km)以内に限る」。
沖縄全島は70マイル。沖縄以外はダメということだ。(移転先の候補にあがっていた)徳之島はあきらめろという内容である。
「アメリカがそういう条件であれば、沖縄以外に持って行くことは不可能」。鳩山は県外移設を断念した。
(略)
鳩山は決定打となった米軍マニュアルについて琉球新報に調べてもらったが、そんなマニュアルはどこにもなかった。
極秘の指定期間は2015年4月18日。極秘が解除されたため、鳩山側近の川内博元衆院議員が外務省に問い合わせた。
文書を扱う大臣官房総務課は「公文書ではない。外務省が作成したものかどうか分からない」と回答した。“極秘文書”はガセだったのである。
中曽根政権時代の1987年には、核兵器持ち込みに関する密約文書を公開しないよう、外務省が米側に要請するという事件も起っている[2]。
【ワシントン山崎健】日本の外務省が1987年、米政府に対し、核兵器の持ち込みに関する密約を含む50年代後半の日米安全保障条約改定交渉など、広範囲にわたる日米関係の米公文書の非公開を要請していたことが、西日本新聞が米情報自由法に基づき入手した米公文書で明らかになった。密約などについて米側は要請通り非公開としていた。米公文書公開への外務省の介入実態が判明したのは初めて。
(略)
文書によると、日本側が非公開を求めたテーマは(1)「核兵器の持ち込み、貯蔵、配置ならびに在日米軍の配置と使用に関する事前協議についての秘密了解」(2)「刑事裁判権」(3)「ジラード事件」(57年、群馬県で在日米軍兵士が日本人主婦を射殺した事件)(4)「北方領土問題」(5)「安保改定を巡る全般的な討議」。(1)(2)については「引き続き(公開)禁止を行使する」との結論が明記されていた。
日米外交史に詳しい菅英輝・京都外国語大教授は(1)について安保改定時の「米核搭載艦船の通過・寄港を事前協議の対象外とした核持ち込み容認の密約」だと指摘。今も関連文書の一部は非公開だ。(2)は53年の日米行政協定(現在の日米地位協定)の改定時に、米兵らの公務外犯罪のうち重要事件以外は日本政府が裁判権を放棄したとされる問題とみられるという。
この密約について、当然歴代首相や外相は承知しており、事実を知りながら嘘の答弁を繰り返してきた[3]。
岡田克也外相は9日、日米の密約に関する外務省調査結果と有識者委員会の検証報告書を公表した。併せて公開された機密文書から、政府が1968年に核兵器搭載の疑いのある米艦船の寄港・通過を黙認する立場を固め、その後の歴代首相や外相らも了承していたことが判明。寄港の可能性を知りながら、「事前協議がないので核搭載艦船の寄港はない」と虚偽の政府答弁を繰り返していた。非核三原則は佐藤栄作首相の67年の表明直後から空洞化していたことになる。見つからなかった重要文書も多く、有識者委は破棄の可能性など経緯調査の必要を指摘した。
(略)
この文書は歴代首相や外相への説明に用いられており、余白には当時の佐藤首相が読んだことや、田中角栄、中曽根康弘、竹下登の各氏らが首相在任時に説明を受けたことを示す記載がある。また、添付された89年のメモには、首相就任直後の海部俊樹氏に説明したと記されている。
(略)
朝鮮半島有事の際に、在日米軍が事前協議なしに出撃できるとの密約についても、根拠とされてきた非公開の議事録の写しが見つかり、有識者委は「密約」と位置づけた。
■ 敗戦時の文書大量焼却以来の「伝統」か?
このような隠蔽・嘘つき体質の元をたどっていくと、まずは敗戦時の公文書大量焼却事件に行き当たる。主犯は奥野誠亮である。
能川元一 @nogawam
奥野誠亮が「焼いたw」と(いまだに)自慢話として証言している敗戦時の公文書隠滅だが、隠滅された文書の中には、日本軍「慰安婦」の総数や南京事件での捕虜殺害規模をいまよりは正確に推定する材料となったはずの文書が含まれていた可能性が極めて高い。17:15 - 2015年10月19日
堀家康弘 @kounodanwawoma1
朝鮮総督府では敗戦直後に一週間もかけて、念入りに証拠文書が燃やされている。
奥野元法相によれば「犯罪者を出さないため」
つまり、犯罪行為の隠滅がなされたのである。
14:36 - 2016年1月5日
この奥野誠亮は鈴木善幸内閣で法相を勤めている。
重大犯罪の証拠隠滅犯が司法行政のトップとなったわけだ。
■ 実は明治維新までさかのぼる?
とはいえ、日本政府のこうした嘘つき体質は敗戦前後から始まったものではない。戦前戦中はもっとひどく、政府はすべてを知りながら「臣民」には嘘ばかり吹き込んでいた。歴史の転機をなした重大事件について、たとえば1928年の張作霖爆殺事件が関東軍の河本大佐らによる犯行だったことも、1932年の柳条湖での満鉄線爆破が関東軍による自作自演の謀略だったことも、一般人民がその真相を知り得たのは敗戦後である。
南京大虐殺についても、政府首脳部は当然その事実を知っていた。当時外務省東亜局長だった石射猪太郎は次のように書いている[4]。
南京は暮れの十三日に陥落した。わが軍のあとを追って、南京に帰復した福井領事からの電信報告、続いて上海総領事からの書面報告が我々を慨嘆させた。南京入城の日本軍の中国人に対する掠奪、強姦、放火、虐殺の情報である。憲兵はいても少数で、取締りの用をなさない。制止を試みたがために、福井領事の身辺が危いとさえ報ぜられた。昭和十三年一月六日の日記にいう。
◯上海から来信、南京に於ける我軍の暴状を詳報し来る。掠奪、強姦、目もあてられぬ惨状とある。嗚呼これが皇軍か。日本国民民心の頽廃であろう。大きな社会問題だ。
(略)
私は三省事務局長会議で度々陸軍側に警告し、広田大臣からも陸軍大臣に軍紀の粛正を要望した。軍中央部は無論現地軍を戒めたに相違なかったが、あまりに大量な暴行なので、手のつけようもなかったのであろう、暴行者が、処分されたという話を耳にしなかった。当時南京在留の外国人達の組織した、国際安全委員なるものから、日本側に提出された報告書には、昭和十三年一月末、数日間の出来事として、七十余件の暴虐行為が記録されていた。最も多いのは強姦、六十余歳の老婆が犯され、臨月の女も容捨されなかったという記述は、殆ど読むに堪えないものであった。(略)
日本新聞は、記事差止めのために、この同胞の鬼畜の行為に沈黙を守ったが、悪事は直に千里を走って海外に大センセーションを引起した。あらゆる非難が日本軍に向けられた。わが民族史上、千古の汚点、知らぬは日本国民ばかり、大衆はいわゆる赫々たる戦果を礼賛するのみであった。
そもそも、この国を不正義かつ無謀な戦争に引きずり込んだ政治家や官僚連中がまともな処罰もされずに復活を遂げたことが戦後の嘘つき政府の始まりなのだ。周知のとおり、東条内閣の商工大臣だった岸信介は敗戦からわずか12年で首相となった。その孫が安倍晋三である。
で、この戦前の嘘も、昭和になって急に始まったというわけではない。明治維新以来、政府の体質などずっと変わらなかったのだから、当然最初から嘘だらけだったのだ。
明治維新は、幕府を支持していた孝明天皇の不可解な「病死」(毒殺の疑いが濃厚)の後、15歳の若さで即位した明治天皇による「討幕の密勅」によって本格的に始動する。しかし、この密勅は偽造されたものだった[5]。
これが慶応三(一八六七)年十月十三日のこと。十四日には前さきの権ごんの大納言正親町おおぎまち三条実愛さねなるが右の二人を召し、薩長両藩への「討幕の密勅」を下した(薩摩島津家宛ては十三日付)。これは慶喜が大政奉還の上表を提出した日でもあるから、奉還の動きと密勅降下の請願は舞台の表と裏で同時に進行し、ゴールに同着した形となった。
これによって薩長は挙兵の大義名分を得た、と思う向きもあろうが、幕末史最大の問題点がここにある。討幕の密勅二通は同文で「詔みことのりす」と始まり、「賊臣慶喜を殄戮てんりく(誅殺)し速かに回天の偉勲を奏し」とつづいてゆく(原文は和風漢文)。「詔す」とあるからには天皇の発した詔書らしいが、辰筆しんぴつの日付もないし辰裁した印の「可」の字もない。摂政・大臣以下の連署もなければ「天皇御璽」も捺されていない、ないない尽くしの代物で、その写真版を見ると本文の次行最下部に「奉」とあり、三人の署名が並んでいる。
正二位藤原(中山)忠能、正二位藤原(正親町三条)実愛、権中納言藤原(中御門)経之。「奉」とあれば天皇の意志を奉じた綸旨りんじのようだが、ならば文は三人称になるべきなのに「朕」という一人称が使われているので綸旨でもない(石井孝『維新の内乱』参照)。しかも三人の署名は同じ筆であり、今日、これらは岩倉が国学者玉松操に書かせたものと知れている。要するに岩倉と右の三人は大久保らから「相当の宣旨」がほしいとせっつかれ、偽文書を捏造して不敵にも密勅と騙ったのだ。
天皇の命令を記した詔書といえば、まさに公文書中の公文書である。明治政府の成立を可能にしたその公文書第一号がそもそも偽造だったのだ。そんなやり方で権力を握った連中やその後継者たちが隠蔽捏造にまったく躊躇しなかったのは当然と言えるだろう。
■ 明治維新どころではない。日本の歴史はその始まりから嘘だらけ
では、幕末維新期の「志士」たちが嘘つき日本政府の元祖・元凶なのか。
確かに、直接的にはそう言っていいだろう。しかし、公的記録を改ざんし、あるいは捏造するという手口自体はもっとはるかに古く、この国の歴史の黎明期から始まっている。
現存する日本最古の歴史書である古事記は712年、次の日本書紀は720年に成立している。ほぼ同時代に二種類の史書が作られた理由が不明である上、古事記は後の史書にその成立が記載されていないことから偽書説が唱えられたこともあるが、現在ではほぼ否定されている。
この古事記と日本書紀の内容は、全体としてはよく似ているが、いくつか重大な違いがある。
たとえば、景行天皇ことオホタラシヒコオシロワケ(12代)の九州大遠征。日本書紀によれば、景行は軍を率いて九州に渡り、ほぼ時計回りに九州を一周しながら多くの敵を打ち破る大遠征を行っている。日本書紀の記載のとおりなら、このときヤマト王権は初めて九州全土を支配下に収めたことになり、まさに赫々たる大戦果と言える。
図版出典:[6]
ところが、景行のこの重大な事績が、古事記には一切現れないのだ。古事記に出てくる景行の事績といえば、「田部たべを定め、また東あづまの淡あはの水門みなとを定め、また膳かしはでの大伴部おほともべを定め、また倭やまとの屯家みやけを定めたまひ、また坂手さかての池を作りて、すなはちその堤に竹を値ゑしめたまひき」という程度でしかない[7]。池を作って竹を植えたなど、どう考えても九州大遠征より優先して書くべきことではないだろう。
これは一体どういうことなのか。古田武彦氏が説明するとおり、実際に行われた大遠征を天皇家の史書である古事記が無視することなどあり得ない以上、日本書紀が話をでっち上げた(あるいは天皇家以外の史書から剽窃した)と考えるしかない[8]。
(六)一番肝要の点、それはこの華麗な景行の九州大遠征譚が『古事記』に全く出現しないことである。これは記紀間の大矛盾だ。
以上、この矛盾をいかに解くべきか。その根本は(六)にある。記紀いずれが原形、いずれが改変形か、という問題である。これに対するわたしの基本の立場は次のようだ。“記紀ともに、近畿天皇家内の成立である以上、天皇家にとって有利に加削することはあっても、不利に加削することはありえない”――この公理だ。
そして右の有利、不利とは、もってまわった考察や、一部のインテりにのみ通じるような、うがった見方の類からではなく、万人に通ずる明々白々たる印象にもとづくものでなければならぬ。
このような立場から見るとき、問題の景行の九州大遠征譚が、近畿天皇家にとって赫々たる大勝利譚であり、光栄ある大親征譚の形をとっていることは、疑いを容れない。
これを記載した『書紀』の方が原形であるとすると、『古事記』の作者(伝承者・記録者等)がこれを削除したこととなる。これは先の公理によってみると、ありうることではない。
これに対して『古事記』の方が原形とした場合、『書紀』はこれを付加・挿入したこととなろう。この方が、先の公理から見ると、ありうるケースである。
以上の吟味によってみれば、景行の九州大遠征譚は、他からの挿入によるもの、そのように見なすほかはないのである。
この他にも、ヤマトタケルことヲウス(景行の子)による東北地方の蝦夷征伐、神功皇后ことオキナガタラシヒメ(14代仲哀の妻の一人)による九州筑後での征伐など、古事記には現れず日本書紀にだけ書かれている征伐譚が存在する。
私は、古事記は日本書紀の「ボツになった試作品」だと考えている。なぜボツになったかといえば、天皇家の支配を正当化するための嘘の程度が足りず、当時の権力者を満足させることができなかったからだろう。
千数百年の時を経ても、時の権力者の都合に合わせて記録を改ざんし、あるいは継ぎ合わせて辻褄を合わせる官僚たちの心根は大して変わっていないのではないか。まさに骨絡みの嘘つき体質と言うしかない。
[1] 『外務省と防衛省が首相をハメ、辺野古に戻させた』 田中龍作ジャーナル 2016/2/4
[2] 『外務省 核密約 米に非公開要請 「際限ない」米側不快感』 西日本新聞 2017/1/3
[3] 『核密約 歴代首相ら黙認 外務省極秘メモ公開』 朝日新聞 2010/3/10
[4] 石射猪太郎 『外交官の一生』 読売新聞社 1950年 P.305-306
[5] 中村彰彦 『幕末・明治の残照 86』 東京新聞 2017/10/1
[6] 古田武彦 『古代は輝いていた(2)』 朝日新聞社 1985年 P.118
[7] 武田祐吉訳注 『新訂 古事記』 角川文庫 1987年 P.110
[8] 古田 P.120-121
http://vergil.hateblo.jp/entry/2018/05/04/222222
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/132.html#c1
敗戦時の公文書大量焼却事件の主犯は奥野誠亮である。
2016-11-27
史上最悪の証拠隠滅犯の死
http://vergil.hateblo.jp/entry/2016/11/27/141537
16日、奥野誠亮(元内務官僚・衆院議員・文相・法相)が死んだ。103歳だという。よくもしぶとく生き延びたものである。
朝日新聞(11/18):
奥野誠亮さん死去 文相・法相を歴任
(略)1963年、自治事務次官を経て、旧奈良全県区から衆院議員に初当選した。衆院議員を13期務めた後、2003年に90歳で引退した。国土庁長官だった88年、日中戦争について「日本に中国侵略の意図はなかった」と発言し、国内外で批判を浴び、同長官を辞任した。
毎日新聞(11/17):
奥野誠亮さん死去 筋金入りの保守派、ミスター内務省
(略)1938(昭和13)年入省。地方局事務官として戦争終結方針策定に当たり、内務省解体も体験し、自治事務次官から政界入り。連続当選13回で文相、法相、国土庁長官を歴任し、卒寿(90歳)で引退した。
閣僚としての歴史認識をめぐる発言で時に物議をかもしたこともあったが、真骨頂は「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の会長としての活動と、自主憲法制定を求める運動。自著の回顧録のタイトル「派に頼らず、義を忘れず」をそのままモットーに万事に生涯無派閥を貫き「保守のバックボーン」ともいわれた。
大いに存在感を発揮し筋金入りの右派だったが、決して硬直した右派ではなく、リベラルにも寛容な議論好きだった。(略)
朝日も毎日も、訃報でこの男の最も重大な「業績」を伝えていない。こちらは歴史を作ってきたどころか、貴重な歴史史料を抹殺し、正しい歴史認識の構築を妨害し続けてきた証拠隠滅犯なのだ。
読売新聞(2015/8/11):
占領前文書焼却を指示…元法相 奥野誠亮さん 102
(略)
「総理(鈴木貫太郎首相)は戦争の終結を固く決意している。ついては内務省で戦争終結処理方針をまとめてもらいたい」。1945年8月10日朝、迫水久常・内閣書記官長から、内務省に極秘の要請があった。
そこで、灘尾弘吉内務次官の命を受け、内務省地方局戦時業務課の事務官(現在の課長補佐クラス)だった私が各省の官房長を内務省に集め、終戦に向けた会議をひそかに開いた。
(略)
もう一つ決めたことは、公文書の焼却だ。ポツダム宣言は「戦犯の処罰」を書いていて、戦犯問題が起きるから、戦犯にかかわるような文書は全部焼いちまえ、となったんだ。会議では私が「証拠にされるような公文書は全部焼かせてしまおう」と言った。犯罪人を出さないためにね。
会議を終え、公文書焼却の指令書を書いた。ポツダム宣言受諾のラジオ放送が15日にあることも聞いていたので、その前に指令書を発するわけにはいかないが、準備は整っていた。
(略)
15日は、正午の玉音放送の直後、私を含む内務省の4人で分担し、全国の地方総監府に公文書焼却の指令書を持って行った。
(略)
奥野さんは鹿児島で特別高等警察(特高)課長などを務め、内務省に戻ると、公文書焼却の極秘作業に深くかかわるなどして終戦を迎えた。32歳だった。
強く印象に残っているのは、自身が時折敬愛の念を込めて「天皇さん」と呼ぶ、昭和天皇の姿だという。
「天皇さんはマッカーサー(連合国軍最高司令官)に対し、飢えた国民を救ってくれと求めた。そして、全国を歩き回り、我慢してくれと国民に呼びかけた。あの行動が、日本が再起する機会の一つになった」
戦後は保守政治家になり、1世紀余を生きてきた奥野さん。「二度と戦争をしないのは大事なことだ」と平和の尊さを訴えている。
この国では、国家的重大犯罪の証拠を大量に抹殺した隠滅犯がそれをまるで手柄のように自慢げに語るばかりか、御用マスコミが当たり前のようにそれを紙面に載せて疑問も示さない。
奥野はさらに具体的な内容を1960年の座談会で語っている。
高文研 @koubunken
奥野誠亮死去。奥野ら旧内務官僚が1960年、総務省の自治大学校史料編集室で行った、8月15日・16日前後の公文書焼却をはじめとする敗戦処理について語り合った座談会の一部抜粋。(『ドキュメント 横浜事件』高文研刊から転載) pic.twitter.com/37kkqb2ddC
14:22 - 2016年11月18日
奥野 僕が思い出すのは、十五日の何日か前に、終戦処理の方針をきめなければいけないので……これは入江さんから伺ったのです、終戦になるのだと。(略)
そのほか公文書は焼却するとかといった事柄が決定になり、これらの趣旨を陸軍は陸軍の系統を通じて下部に通知する。海軍は海軍の系統を通じて下部に通知する。内政関係は地方総監、府県知事、市町村の系統で通知するということになりました。これは表向きには出せない事項だから、それとこれとは別ですが、とにかく総務局長会議で内容をきめて、陸海軍にいって、さらに陸海軍と最後の打ち合わせをして、それをまとめて地方総監に指示することにした。十五日以降は、いつ米軍が上陸してくるかもしれないので、その際にそういう文書を見られてもまずいから、一部は文書に記載しておくが、その他は口頭連絡にしようということで、小林さんと原文兵衛さん、三輪良雄さん、それに私の四人が地域を分担して出かけたのです。それが何日に出発したかは覚えていないのですが……。
入江 十六日だと思います。
奥野 そのときわざわざ運輸省からパスまでもらって、上陸してきたのとぶつかったらこうこうしろということまで話し合いをして、各人が地域を分担して出かけていった。その結果軍の持っている物資が流され、文書は焼いてしまうということになった。(略)
奥野が主導したこの焼却決定の結果、ありとあらゆる犯罪の証拠が闇に葬られた。
能川元一 @nogawam
奥野誠亮が「焼いたw」と(いまだに)自慢話として証言している敗戦時の公文書隠滅だが、隠滅された文書の中には、日本軍「慰安婦」の総数や南京事件での捕虜殺害規模をいまよりは正確に推定する材料となったはずの文書が含まれていた可能性が極めて高い。
17:15 - 2015年10月19日
昼寝猫 @tcv2catnap
霞ヶ関のみならず中国、満州でも書類焼きまくった。特に東條内閣機密費や関東軍謀略の原資となった、アヘンな。大日本帝国最大級の外道官業の実態が闇に。
2:11 - 2016年11月19日
堀家康弘 @kounodanwawoma1
朝鮮総督府では敗戦直後に一週間もかけて、念入りに証拠文書が燃やされている。奥野元法相によれば「犯罪者を出さないため」
つまり、犯罪行為の隠滅がなされたのである。
14:36 - 2016年1月5日
ワイド師匠 @feedback515
朝鮮でも焼いた。僕の曽祖父が当時、朝鮮で手広く商売をしており、その中に大きなケシ畑もあった。今考えるとそれはアヘンの原料。大伯母(祖母の妹)の話では8/15の午後に大量の書類を焼却したという。ただその書類が何であったのか詳細は不明。https://twitter.com/tcv2catnap/status/799661247448784896 …
昼寝猫 @tcv2catnap
霞ヶ関のみならず中国、満州でも書類焼きまくった。特に東條内閣機密費や関東軍謀略の原資となった、アヘンな。大日本帝国最大級の外道官業の実態が闇に。
9:11 - 2016年11月18日
戦争犯罪を隠蔽し、戦争責任を否定することで日本を再び「戦争ができる国」にしようと画策し続けてきた奥野が「平和の尊さを訴えている」とはいったい何の冗談か。こんな男が何十年も国会議員をやり、文相や法相を歴任するのだから、国策企業も政治家も、何をやらかしても責任を取ろうとしないのは当たり前である。
名前は秘密 @assami7154
こういう歴史のうやむやが、結局、誰も責任を取らない体質となり、ひいては東電を生み、フクシマを招き、同じ構図で東京オリンピックや豊洲市場があるのです。結局は奥野がやった事は小さな縄張りの保守で国益の多大な損出、歴史的汚点
20:33 - 2016年11月17日
奥野は結局何ひとつ反省せず、どのような犯罪の証拠を焼かせたのかも白状しないまま死んだ。こういう者たちがのさばるのを許し続けてきた結果が今なのだ。
【2016/11/28追記】99さんからコメント経由で頂いたTV番組の画像の一部を貼っておきます。
奥野誠亮
70年経ってこの言い草。この無反省、傲岸不遜は、怪物的とでも形容するしかないですね。【追記終り】
http://vergil.hateblo.jp/entry/2016/11/27/141537
▲△▽▼
2018-05-04
日本政府の公文書隠蔽・廃棄・改ざん(要するに嘘つき)体質はあまりに根が深い
http://vergil.hateblo.jp/entry/2018/05/04/222222
■ 安倍政権だけの問題ではない日本政府の嘘つき体質
森友・加計学園問題や自衛隊のイラク・南スーダン日報問題が示すように、日本政府の公文書隠蔽・廃棄・改ざん体質は、安倍政権の下で極まっているように見える。
確かに、国会答弁で平然と見えすいた嘘をつき、嘘だという証拠を突きつけられてもまた別の嘘をついて誤魔化そうとする安倍政権の虚言癖体質は異常としか言いようがない。しかし、日本政府(単に自民党政権というだけでなく、中央官庁の高給官僚たちをも含めた行政府全体)の嘘つき体質は、安倍政権などよりはるかに以前からのものではないのか。
2001年に情報公開法が制定されて以来、開示請求した文書がことごとく全面黒塗りの「海苔弁」状態で出されてうんざりさせられた例は枚挙にいとまがない。
民主党・鳩山政権時には、沖縄の普天間基地問題をめぐって、外務省が県外移設は不可能とする「極秘文書」を捏造し、鳩山首相を騙して移設を諦めさせるという事件が発生している[1]。(結局この方針転換が原因となって鳩山内閣は総辞職に追い込まれた。)
民主党政権時の2010年4月19日、防衛、外務の官僚たちが、官邸に鳩山首相を訪ねた。
前年夏の総選挙で鳩山が唱えていた「米軍基地の沖縄県外への移設」についてレクチャーするためだ。
官僚の一人は「アメリカ大使館と交渉した結果こうなった」と言って、3枚つづりの文書を鳩山に差し出した。
文書のタイトルは「普天間移設問題に関する米側からの説明」。右肩には『極秘』の判が麗々しく押されている。
“極秘文書”には米軍のマニュアルとして次のように書かれていた ―
「航空部隊と陸上部隊の訓練の一体性を考えると、移転先は普天間から65マイル(105km)以内に限る」。
沖縄全島は70マイル。沖縄以外はダメということだ。(移転先の候補にあがっていた)徳之島はあきらめろという内容である。
「アメリカがそういう条件であれば、沖縄以外に持って行くことは不可能」。鳩山は県外移設を断念した。
(略)
鳩山は決定打となった米軍マニュアルについて琉球新報に調べてもらったが、そんなマニュアルはどこにもなかった。
極秘の指定期間は2015年4月18日。極秘が解除されたため、鳩山側近の川内博元衆院議員が外務省に問い合わせた。
文書を扱う大臣官房総務課は「公文書ではない。外務省が作成したものかどうか分からない」と回答した。“極秘文書”はガセだったのである。
中曽根政権時代の1987年には、核兵器持ち込みに関する密約文書を公開しないよう、外務省が米側に要請するという事件も起っている[2]。
【ワシントン山崎健】日本の外務省が1987年、米政府に対し、核兵器の持ち込みに関する密約を含む50年代後半の日米安全保障条約改定交渉など、広範囲にわたる日米関係の米公文書の非公開を要請していたことが、西日本新聞が米情報自由法に基づき入手した米公文書で明らかになった。密約などについて米側は要請通り非公開としていた。米公文書公開への外務省の介入実態が判明したのは初めて。
(略)
文書によると、日本側が非公開を求めたテーマは(1)「核兵器の持ち込み、貯蔵、配置ならびに在日米軍の配置と使用に関する事前協議についての秘密了解」(2)「刑事裁判権」(3)「ジラード事件」(57年、群馬県で在日米軍兵士が日本人主婦を射殺した事件)(4)「北方領土問題」(5)「安保改定を巡る全般的な討議」。(1)(2)については「引き続き(公開)禁止を行使する」との結論が明記されていた。
日米外交史に詳しい菅英輝・京都外国語大教授は(1)について安保改定時の「米核搭載艦船の通過・寄港を事前協議の対象外とした核持ち込み容認の密約」だと指摘。今も関連文書の一部は非公開だ。(2)は53年の日米行政協定(現在の日米地位協定)の改定時に、米兵らの公務外犯罪のうち重要事件以外は日本政府が裁判権を放棄したとされる問題とみられるという。
この密約について、当然歴代首相や外相は承知しており、事実を知りながら嘘の答弁を繰り返してきた[3]。
岡田克也外相は9日、日米の密約に関する外務省調査結果と有識者委員会の検証報告書を公表した。併せて公開された機密文書から、政府が1968年に核兵器搭載の疑いのある米艦船の寄港・通過を黙認する立場を固め、その後の歴代首相や外相らも了承していたことが判明。寄港の可能性を知りながら、「事前協議がないので核搭載艦船の寄港はない」と虚偽の政府答弁を繰り返していた。非核三原則は佐藤栄作首相の67年の表明直後から空洞化していたことになる。見つからなかった重要文書も多く、有識者委は破棄の可能性など経緯調査の必要を指摘した。
(略)
この文書は歴代首相や外相への説明に用いられており、余白には当時の佐藤首相が読んだことや、田中角栄、中曽根康弘、竹下登の各氏らが首相在任時に説明を受けたことを示す記載がある。また、添付された89年のメモには、首相就任直後の海部俊樹氏に説明したと記されている。
(略)
朝鮮半島有事の際に、在日米軍が事前協議なしに出撃できるとの密約についても、根拠とされてきた非公開の議事録の写しが見つかり、有識者委は「密約」と位置づけた。
■ 敗戦時の文書大量焼却以来の「伝統」か?
このような隠蔽・嘘つき体質の元をたどっていくと、まずは敗戦時の公文書大量焼却事件に行き当たる。主犯は奥野誠亮である。
能川元一 @nogawam
奥野誠亮が「焼いたw」と(いまだに)自慢話として証言している敗戦時の公文書隠滅だが、隠滅された文書の中には、日本軍「慰安婦」の総数や南京事件での捕虜殺害規模をいまよりは正確に推定する材料となったはずの文書が含まれていた可能性が極めて高い。17:15 - 2015年10月19日
堀家康弘 @kounodanwawoma1
朝鮮総督府では敗戦直後に一週間もかけて、念入りに証拠文書が燃やされている。
奥野元法相によれば「犯罪者を出さないため」
つまり、犯罪行為の隠滅がなされたのである。
14:36 - 2016年1月5日
この奥野誠亮は鈴木善幸内閣で法相を勤めている。
重大犯罪の証拠隠滅犯が司法行政のトップとなったわけだ。
■ 実は明治維新までさかのぼる?
とはいえ、日本政府のこうした嘘つき体質は敗戦前後から始まったものではない。戦前戦中はもっとひどく、政府はすべてを知りながら「臣民」には嘘ばかり吹き込んでいた。歴史の転機をなした重大事件について、たとえば1928年の張作霖爆殺事件が関東軍の河本大佐らによる犯行だったことも、1932年の柳条湖での満鉄線爆破が関東軍による自作自演の謀略だったことも、一般人民がその真相を知り得たのは敗戦後である。
南京大虐殺についても、政府首脳部は当然その事実を知っていた。当時外務省東亜局長だった石射猪太郎は次のように書いている[4]。
南京は暮れの十三日に陥落した。わが軍のあとを追って、南京に帰復した福井領事からの電信報告、続いて上海総領事からの書面報告が我々を慨嘆させた。南京入城の日本軍の中国人に対する掠奪、強姦、放火、虐殺の情報である。憲兵はいても少数で、取締りの用をなさない。制止を試みたがために、福井領事の身辺が危いとさえ報ぜられた。昭和十三年一月六日の日記にいう。
◯上海から来信、南京に於ける我軍の暴状を詳報し来る。掠奪、強姦、目もあてられぬ惨状とある。嗚呼これが皇軍か。日本国民民心の頽廃であろう。大きな社会問題だ。
(略)
私は三省事務局長会議で度々陸軍側に警告し、広田大臣からも陸軍大臣に軍紀の粛正を要望した。軍中央部は無論現地軍を戒めたに相違なかったが、あまりに大量な暴行なので、手のつけようもなかったのであろう、暴行者が、処分されたという話を耳にしなかった。当時南京在留の外国人達の組織した、国際安全委員なるものから、日本側に提出された報告書には、昭和十三年一月末、数日間の出来事として、七十余件の暴虐行為が記録されていた。最も多いのは強姦、六十余歳の老婆が犯され、臨月の女も容捨されなかったという記述は、殆ど読むに堪えないものであった。(略)
日本新聞は、記事差止めのために、この同胞の鬼畜の行為に沈黙を守ったが、悪事は直に千里を走って海外に大センセーションを引起した。あらゆる非難が日本軍に向けられた。わが民族史上、千古の汚点、知らぬは日本国民ばかり、大衆はいわゆる赫々たる戦果を礼賛するのみであった。
そもそも、この国を不正義かつ無謀な戦争に引きずり込んだ政治家や官僚連中がまともな処罰もされずに復活を遂げたことが戦後の嘘つき政府の始まりなのだ。周知のとおり、東条内閣の商工大臣だった岸信介は敗戦からわずか12年で首相となった。その孫が安倍晋三である。
で、この戦前の嘘も、昭和になって急に始まったというわけではない。明治維新以来、政府の体質などずっと変わらなかったのだから、当然最初から嘘だらけだったのだ。
明治維新は、幕府を支持していた孝明天皇の不可解な「病死」(毒殺の疑いが濃厚)の後、15歳の若さで即位した明治天皇による「討幕の密勅」によって本格的に始動する。しかし、この密勅は偽造されたものだった[5]。
これが慶応三(一八六七)年十月十三日のこと。十四日には前さきの権ごんの大納言正親町おおぎまち三条実愛さねなるが右の二人を召し、薩長両藩への「討幕の密勅」を下した(薩摩島津家宛ては十三日付)。これは慶喜が大政奉還の上表を提出した日でもあるから、奉還の動きと密勅降下の請願は舞台の表と裏で同時に進行し、ゴールに同着した形となった。
これによって薩長は挙兵の大義名分を得た、と思う向きもあろうが、幕末史最大の問題点がここにある。討幕の密勅二通は同文で「詔みことのりす」と始まり、「賊臣慶喜を殄戮てんりく(誅殺)し速かに回天の偉勲を奏し」とつづいてゆく(原文は和風漢文)。「詔す」とあるからには天皇の発した詔書らしいが、辰筆しんぴつの日付もないし辰裁した印の「可」の字もない。摂政・大臣以下の連署もなければ「天皇御璽」も捺されていない、ないない尽くしの代物で、その写真版を見ると本文の次行最下部に「奉」とあり、三人の署名が並んでいる。
正二位藤原(中山)忠能、正二位藤原(正親町三条)実愛、権中納言藤原(中御門)経之。「奉」とあれば天皇の意志を奉じた綸旨りんじのようだが、ならば文は三人称になるべきなのに「朕」という一人称が使われているので綸旨でもない(石井孝『維新の内乱』参照)。しかも三人の署名は同じ筆であり、今日、これらは岩倉が国学者玉松操に書かせたものと知れている。要するに岩倉と右の三人は大久保らから「相当の宣旨」がほしいとせっつかれ、偽文書を捏造して不敵にも密勅と騙ったのだ。
天皇の命令を記した詔書といえば、まさに公文書中の公文書である。明治政府の成立を可能にしたその公文書第一号がそもそも偽造だったのだ。そんなやり方で権力を握った連中やその後継者たちが隠蔽捏造にまったく躊躇しなかったのは当然と言えるだろう。
■ 明治維新どころではない。日本の歴史はその始まりから嘘だらけ
では、幕末維新期の「志士」たちが嘘つき日本政府の元祖・元凶なのか。
確かに、直接的にはそう言っていいだろう。しかし、公的記録を改ざんし、あるいは捏造するという手口自体はもっとはるかに古く、この国の歴史の黎明期から始まっている。
現存する日本最古の歴史書である古事記は712年、次の日本書紀は720年に成立している。ほぼ同時代に二種類の史書が作られた理由が不明である上、古事記は後の史書にその成立が記載されていないことから偽書説が唱えられたこともあるが、現在ではほぼ否定されている。
この古事記と日本書紀の内容は、全体としてはよく似ているが、いくつか重大な違いがある。
たとえば、景行天皇ことオホタラシヒコオシロワケ(12代)の九州大遠征。日本書紀によれば、景行は軍を率いて九州に渡り、ほぼ時計回りに九州を一周しながら多くの敵を打ち破る大遠征を行っている。日本書紀の記載のとおりなら、このときヤマト王権は初めて九州全土を支配下に収めたことになり、まさに赫々たる大戦果と言える。
図版出典:[6]
ところが、景行のこの重大な事績が、古事記には一切現れないのだ。古事記に出てくる景行の事績といえば、「田部たべを定め、また東あづまの淡あはの水門みなとを定め、また膳かしはでの大伴部おほともべを定め、また倭やまとの屯家みやけを定めたまひ、また坂手さかての池を作りて、すなはちその堤に竹を値ゑしめたまひき」という程度でしかない[7]。池を作って竹を植えたなど、どう考えても九州大遠征より優先して書くべきことではないだろう。
これは一体どういうことなのか。古田武彦氏が説明するとおり、実際に行われた大遠征を天皇家の史書である古事記が無視することなどあり得ない以上、日本書紀が話をでっち上げた(あるいは天皇家以外の史書から剽窃した)と考えるしかない[8]。
(六)一番肝要の点、それはこの華麗な景行の九州大遠征譚が『古事記』に全く出現しないことである。これは記紀間の大矛盾だ。
以上、この矛盾をいかに解くべきか。その根本は(六)にある。記紀いずれが原形、いずれが改変形か、という問題である。これに対するわたしの基本の立場は次のようだ。“記紀ともに、近畿天皇家内の成立である以上、天皇家にとって有利に加削することはあっても、不利に加削することはありえない”――この公理だ。
そして右の有利、不利とは、もってまわった考察や、一部のインテりにのみ通じるような、うがった見方の類からではなく、万人に通ずる明々白々たる印象にもとづくものでなければならぬ。
このような立場から見るとき、問題の景行の九州大遠征譚が、近畿天皇家にとって赫々たる大勝利譚であり、光栄ある大親征譚の形をとっていることは、疑いを容れない。
これを記載した『書紀』の方が原形であるとすると、『古事記』の作者(伝承者・記録者等)がこれを削除したこととなる。これは先の公理によってみると、ありうることではない。
これに対して『古事記』の方が原形とした場合、『書紀』はこれを付加・挿入したこととなろう。この方が、先の公理から見ると、ありうるケースである。
以上の吟味によってみれば、景行の九州大遠征譚は、他からの挿入によるもの、そのように見なすほかはないのである。
この他にも、ヤマトタケルことヲウス(景行の子)による東北地方の蝦夷征伐、神功皇后ことオキナガタラシヒメ(14代仲哀の妻の一人)による九州筑後での征伐など、古事記には現れず日本書紀にだけ書かれている征伐譚が存在する。
私は、古事記は日本書紀の「ボツになった試作品」だと考えている。なぜボツになったかといえば、天皇家の支配を正当化するための嘘の程度が足りず、当時の権力者を満足させることができなかったからだろう。
千数百年の時を経ても、時の権力者の都合に合わせて記録を改ざんし、あるいは継ぎ合わせて辻褄を合わせる官僚たちの心根は大して変わっていないのではないか。まさに骨絡みの嘘つき体質と言うしかない。
[1] 『外務省と防衛省が首相をハメ、辺野古に戻させた』 田中龍作ジャーナル 2016/2/4
[2] 『外務省 核密約 米に非公開要請 「際限ない」米側不快感』 西日本新聞 2017/1/3
[3] 『核密約 歴代首相ら黙認 外務省極秘メモ公開』 朝日新聞 2010/3/10
[4] 石射猪太郎 『外交官の一生』 読売新聞社 1950年 P.305-306
[5] 中村彰彦 『幕末・明治の残照 86』 東京新聞 2017/10/1
[6] 古田武彦 『古代は輝いていた(2)』 朝日新聞社 1985年 P.118
[7] 武田祐吉訳注 『新訂 古事記』 角川文庫 1987年 P.110
[8] 古田 P.120-121
http://vergil.hateblo.jp/entry/2018/05/04/222222
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/129.html#c11
敗戦時の公文書大量焼却事件の主犯は奥野誠亮である。
2016-11-27
史上最悪の証拠隠滅犯の死
http://vergil.hateblo.jp/entry/2016/11/27/141537
16日、奥野誠亮(元内務官僚・衆院議員・文相・法相)が死んだ。103歳だという。よくもしぶとく生き延びたものである。
朝日新聞(11/18):
奥野誠亮さん死去 文相・法相を歴任
(略)1963年、自治事務次官を経て、旧奈良全県区から衆院議員に初当選した。衆院議員を13期務めた後、2003年に90歳で引退した。国土庁長官だった88年、日中戦争について「日本に中国侵略の意図はなかった」と発言し、国内外で批判を浴び、同長官を辞任した。
毎日新聞(11/17):
奥野誠亮さん死去 筋金入りの保守派、ミスター内務省
(略)1938(昭和13)年入省。地方局事務官として戦争終結方針策定に当たり、内務省解体も体験し、自治事務次官から政界入り。連続当選13回で文相、法相、国土庁長官を歴任し、卒寿(90歳)で引退した。
閣僚としての歴史認識をめぐる発言で時に物議をかもしたこともあったが、真骨頂は「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の会長としての活動と、自主憲法制定を求める運動。自著の回顧録のタイトル「派に頼らず、義を忘れず」をそのままモットーに万事に生涯無派閥を貫き「保守のバックボーン」ともいわれた。
大いに存在感を発揮し筋金入りの右派だったが、決して硬直した右派ではなく、リベラルにも寛容な議論好きだった。(略)
朝日も毎日も、訃報でこの男の最も重大な「業績」を伝えていない。こちらは歴史を作ってきたどころか、貴重な歴史史料を抹殺し、正しい歴史認識の構築を妨害し続けてきた証拠隠滅犯なのだ。
読売新聞(2015/8/11):
占領前文書焼却を指示…元法相 奥野誠亮さん 102
(略)
「総理(鈴木貫太郎首相)は戦争の終結を固く決意している。ついては内務省で戦争終結処理方針をまとめてもらいたい」。1945年8月10日朝、迫水久常・内閣書記官長から、内務省に極秘の要請があった。
そこで、灘尾弘吉内務次官の命を受け、内務省地方局戦時業務課の事務官(現在の課長補佐クラス)だった私が各省の官房長を内務省に集め、終戦に向けた会議をひそかに開いた。
(略)
もう一つ決めたことは、公文書の焼却だ。ポツダム宣言は「戦犯の処罰」を書いていて、戦犯問題が起きるから、戦犯にかかわるような文書は全部焼いちまえ、となったんだ。会議では私が「証拠にされるような公文書は全部焼かせてしまおう」と言った。犯罪人を出さないためにね。
会議を終え、公文書焼却の指令書を書いた。ポツダム宣言受諾のラジオ放送が15日にあることも聞いていたので、その前に指令書を発するわけにはいかないが、準備は整っていた。
(略)
15日は、正午の玉音放送の直後、私を含む内務省の4人で分担し、全国の地方総監府に公文書焼却の指令書を持って行った。
(略)
奥野さんは鹿児島で特別高等警察(特高)課長などを務め、内務省に戻ると、公文書焼却の極秘作業に深くかかわるなどして終戦を迎えた。32歳だった。
強く印象に残っているのは、自身が時折敬愛の念を込めて「天皇さん」と呼ぶ、昭和天皇の姿だという。
「天皇さんはマッカーサー(連合国軍最高司令官)に対し、飢えた国民を救ってくれと求めた。そして、全国を歩き回り、我慢してくれと国民に呼びかけた。あの行動が、日本が再起する機会の一つになった」
戦後は保守政治家になり、1世紀余を生きてきた奥野さん。「二度と戦争をしないのは大事なことだ」と平和の尊さを訴えている。
この国では、国家的重大犯罪の証拠を大量に抹殺した隠滅犯がそれをまるで手柄のように自慢げに語るばかりか、御用マスコミが当たり前のようにそれを紙面に載せて疑問も示さない。
奥野はさらに具体的な内容を1960年の座談会で語っている。
高文研 @koubunken
奥野誠亮死去。奥野ら旧内務官僚が1960年、総務省の自治大学校史料編集室で行った、8月15日・16日前後の公文書焼却をはじめとする敗戦処理について語り合った座談会の一部抜粋。(『ドキュメント 横浜事件』高文研刊から転載) pic.twitter.com/37kkqb2ddC
14:22 - 2016年11月18日
奥野 僕が思い出すのは、十五日の何日か前に、終戦処理の方針をきめなければいけないので……これは入江さんから伺ったのです、終戦になるのだと。(略)
そのほか公文書は焼却するとかといった事柄が決定になり、これらの趣旨を陸軍は陸軍の系統を通じて下部に通知する。海軍は海軍の系統を通じて下部に通知する。内政関係は地方総監、府県知事、市町村の系統で通知するということになりました。これは表向きには出せない事項だから、それとこれとは別ですが、とにかく総務局長会議で内容をきめて、陸海軍にいって、さらに陸海軍と最後の打ち合わせをして、それをまとめて地方総監に指示することにした。十五日以降は、いつ米軍が上陸してくるかもしれないので、その際にそういう文書を見られてもまずいから、一部は文書に記載しておくが、その他は口頭連絡にしようということで、小林さんと原文兵衛さん、三輪良雄さん、それに私の四人が地域を分担して出かけたのです。それが何日に出発したかは覚えていないのですが……。
入江 十六日だと思います。
奥野 そのときわざわざ運輸省からパスまでもらって、上陸してきたのとぶつかったらこうこうしろということまで話し合いをして、各人が地域を分担して出かけていった。その結果軍の持っている物資が流され、文書は焼いてしまうということになった。(略)
奥野が主導したこの焼却決定の結果、ありとあらゆる犯罪の証拠が闇に葬られた。
能川元一 @nogawam
奥野誠亮が「焼いたw」と(いまだに)自慢話として証言している敗戦時の公文書隠滅だが、隠滅された文書の中には、日本軍「慰安婦」の総数や南京事件での捕虜殺害規模をいまよりは正確に推定する材料となったはずの文書が含まれていた可能性が極めて高い。
17:15 - 2015年10月19日
昼寝猫 @tcv2catnap
霞ヶ関のみならず中国、満州でも書類焼きまくった。特に東條内閣機密費や関東軍謀略の原資となった、アヘンな。大日本帝国最大級の外道官業の実態が闇に。
2:11 - 2016年11月19日
堀家康弘 @kounodanwawoma1
朝鮮総督府では敗戦直後に一週間もかけて、念入りに証拠文書が燃やされている。奥野元法相によれば「犯罪者を出さないため」
つまり、犯罪行為の隠滅がなされたのである。
14:36 - 2016年1月5日
ワイド師匠 @feedback515
朝鮮でも焼いた。僕の曽祖父が当時、朝鮮で手広く商売をしており、その中に大きなケシ畑もあった。今考えるとそれはアヘンの原料。大伯母(祖母の妹)の話では8/15の午後に大量の書類を焼却したという。ただその書類が何であったのか詳細は不明。https://twitter.com/tcv2catnap/status/799661247448784896 …
昼寝猫 @tcv2catnap
霞ヶ関のみならず中国、満州でも書類焼きまくった。特に東條内閣機密費や関東軍謀略の原資となった、アヘンな。大日本帝国最大級の外道官業の実態が闇に。
9:11 - 2016年11月18日
戦争犯罪を隠蔽し、戦争責任を否定することで日本を再び「戦争ができる国」にしようと画策し続けてきた奥野が「平和の尊さを訴えている」とはいったい何の冗談か。こんな男が何十年も国会議員をやり、文相や法相を歴任するのだから、国策企業も政治家も、何をやらかしても責任を取ろうとしないのは当たり前である。
名前は秘密 @assami7154
こういう歴史のうやむやが、結局、誰も責任を取らない体質となり、ひいては東電を生み、フクシマを招き、同じ構図で東京オリンピックや豊洲市場があるのです。結局は奥野がやった事は小さな縄張りの保守で国益の多大な損出、歴史的汚点
20:33 - 2016年11月17日
奥野は結局何ひとつ反省せず、どのような犯罪の証拠を焼かせたのかも白状しないまま死んだ。こういう者たちがのさばるのを許し続けてきた結果が今なのだ。
【2016/11/28追記】99さんからコメント経由で頂いたTV番組の画像の一部を貼っておきます。
奥野誠亮
70年経ってこの言い草。この無反省、傲岸不遜は、怪物的とでも形容するしかないですね。【追記終り】
http://vergil.hateblo.jp/entry/2016/11/27/141537
▲△▽▼
2018-05-04
日本政府の公文書隠蔽・廃棄・改ざん(要するに嘘つき)体質はあまりに根が深い
http://vergil.hateblo.jp/entry/2018/05/04/222222
■ 安倍政権だけの問題ではない日本政府の嘘つき体質
森友・加計学園問題や自衛隊のイラク・南スーダン日報問題が示すように、日本政府の公文書隠蔽・廃棄・改ざん体質は、安倍政権の下で極まっているように見える。
確かに、国会答弁で平然と見えすいた嘘をつき、嘘だという証拠を突きつけられてもまた別の嘘をついて誤魔化そうとする安倍政権の虚言癖体質は異常としか言いようがない。しかし、日本政府(単に自民党政権というだけでなく、中央官庁の高給官僚たちをも含めた行政府全体)の嘘つき体質は、安倍政権などよりはるかに以前からのものではないのか。
2001年に情報公開法が制定されて以来、開示請求した文書がことごとく全面黒塗りの「海苔弁」状態で出されてうんざりさせられた例は枚挙にいとまがない。
民主党・鳩山政権時には、沖縄の普天間基地問題をめぐって、外務省が県外移設は不可能とする「極秘文書」を捏造し、鳩山首相を騙して移設を諦めさせるという事件が発生している[1]。(結局この方針転換が原因となって鳩山内閣は総辞職に追い込まれた。)
民主党政権時の2010年4月19日、防衛、外務の官僚たちが、官邸に鳩山首相を訪ねた。
前年夏の総選挙で鳩山が唱えていた「米軍基地の沖縄県外への移設」についてレクチャーするためだ。
官僚の一人は「アメリカ大使館と交渉した結果こうなった」と言って、3枚つづりの文書を鳩山に差し出した。
文書のタイトルは「普天間移設問題に関する米側からの説明」。右肩には『極秘』の判が麗々しく押されている。
“極秘文書”には米軍のマニュアルとして次のように書かれていた ―
「航空部隊と陸上部隊の訓練の一体性を考えると、移転先は普天間から65マイル(105km)以内に限る」。
沖縄全島は70マイル。沖縄以外はダメということだ。(移転先の候補にあがっていた)徳之島はあきらめろという内容である。
「アメリカがそういう条件であれば、沖縄以外に持って行くことは不可能」。鳩山は県外移設を断念した。
(略)
鳩山は決定打となった米軍マニュアルについて琉球新報に調べてもらったが、そんなマニュアルはどこにもなかった。
極秘の指定期間は2015年4月18日。極秘が解除されたため、鳩山側近の川内博元衆院議員が外務省に問い合わせた。
文書を扱う大臣官房総務課は「公文書ではない。外務省が作成したものかどうか分からない」と回答した。“極秘文書”はガセだったのである。
中曽根政権時代の1987年には、核兵器持ち込みに関する密約文書を公開しないよう、外務省が米側に要請するという事件も起っている[2]。
【ワシントン山崎健】日本の外務省が1987年、米政府に対し、核兵器の持ち込みに関する密約を含む50年代後半の日米安全保障条約改定交渉など、広範囲にわたる日米関係の米公文書の非公開を要請していたことが、西日本新聞が米情報自由法に基づき入手した米公文書で明らかになった。密約などについて米側は要請通り非公開としていた。米公文書公開への外務省の介入実態が判明したのは初めて。
(略)
文書によると、日本側が非公開を求めたテーマは(1)「核兵器の持ち込み、貯蔵、配置ならびに在日米軍の配置と使用に関する事前協議についての秘密了解」(2)「刑事裁判権」(3)「ジラード事件」(57年、群馬県で在日米軍兵士が日本人主婦を射殺した事件)(4)「北方領土問題」(5)「安保改定を巡る全般的な討議」。(1)(2)については「引き続き(公開)禁止を行使する」との結論が明記されていた。
日米外交史に詳しい菅英輝・京都外国語大教授は(1)について安保改定時の「米核搭載艦船の通過・寄港を事前協議の対象外とした核持ち込み容認の密約」だと指摘。今も関連文書の一部は非公開だ。(2)は53年の日米行政協定(現在の日米地位協定)の改定時に、米兵らの公務外犯罪のうち重要事件以外は日本政府が裁判権を放棄したとされる問題とみられるという。
この密約について、当然歴代首相や外相は承知しており、事実を知りながら嘘の答弁を繰り返してきた[3]。
岡田克也外相は9日、日米の密約に関する外務省調査結果と有識者委員会の検証報告書を公表した。併せて公開された機密文書から、政府が1968年に核兵器搭載の疑いのある米艦船の寄港・通過を黙認する立場を固め、その後の歴代首相や外相らも了承していたことが判明。寄港の可能性を知りながら、「事前協議がないので核搭載艦船の寄港はない」と虚偽の政府答弁を繰り返していた。非核三原則は佐藤栄作首相の67年の表明直後から空洞化していたことになる。見つからなかった重要文書も多く、有識者委は破棄の可能性など経緯調査の必要を指摘した。
(略)
この文書は歴代首相や外相への説明に用いられており、余白には当時の佐藤首相が読んだことや、田中角栄、中曽根康弘、竹下登の各氏らが首相在任時に説明を受けたことを示す記載がある。また、添付された89年のメモには、首相就任直後の海部俊樹氏に説明したと記されている。
(略)
朝鮮半島有事の際に、在日米軍が事前協議なしに出撃できるとの密約についても、根拠とされてきた非公開の議事録の写しが見つかり、有識者委は「密約」と位置づけた。
■ 敗戦時の文書大量焼却以来の「伝統」か?
このような隠蔽・嘘つき体質の元をたどっていくと、まずは敗戦時の公文書大量焼却事件に行き当たる。主犯は奥野誠亮である。
能川元一 @nogawam
奥野誠亮が「焼いたw」と(いまだに)自慢話として証言している敗戦時の公文書隠滅だが、隠滅された文書の中には、日本軍「慰安婦」の総数や南京事件での捕虜殺害規模をいまよりは正確に推定する材料となったはずの文書が含まれていた可能性が極めて高い。17:15 - 2015年10月19日
堀家康弘 @kounodanwawoma1
朝鮮総督府では敗戦直後に一週間もかけて、念入りに証拠文書が燃やされている。
奥野元法相によれば「犯罪者を出さないため」
つまり、犯罪行為の隠滅がなされたのである。
14:36 - 2016年1月5日
この奥野誠亮は鈴木善幸内閣で法相を勤めている。
重大犯罪の証拠隠滅犯が司法行政のトップとなったわけだ。
■ 実は明治維新までさかのぼる?
とはいえ、日本政府のこうした嘘つき体質は敗戦前後から始まったものではない。戦前戦中はもっとひどく、政府はすべてを知りながら「臣民」には嘘ばかり吹き込んでいた。歴史の転機をなした重大事件について、たとえば1928年の張作霖爆殺事件が関東軍の河本大佐らによる犯行だったことも、1932年の柳条湖での満鉄線爆破が関東軍による自作自演の謀略だったことも、一般人民がその真相を知り得たのは敗戦後である。
南京大虐殺についても、政府首脳部は当然その事実を知っていた。当時外務省東亜局長だった石射猪太郎は次のように書いている[4]。
南京は暮れの十三日に陥落した。わが軍のあとを追って、南京に帰復した福井領事からの電信報告、続いて上海総領事からの書面報告が我々を慨嘆させた。南京入城の日本軍の中国人に対する掠奪、強姦、放火、虐殺の情報である。憲兵はいても少数で、取締りの用をなさない。制止を試みたがために、福井領事の身辺が危いとさえ報ぜられた。昭和十三年一月六日の日記にいう。
◯上海から来信、南京に於ける我軍の暴状を詳報し来る。掠奪、強姦、目もあてられぬ惨状とある。嗚呼これが皇軍か。日本国民民心の頽廃であろう。大きな社会問題だ。
(略)
私は三省事務局長会議で度々陸軍側に警告し、広田大臣からも陸軍大臣に軍紀の粛正を要望した。軍中央部は無論現地軍を戒めたに相違なかったが、あまりに大量な暴行なので、手のつけようもなかったのであろう、暴行者が、処分されたという話を耳にしなかった。当時南京在留の外国人達の組織した、国際安全委員なるものから、日本側に提出された報告書には、昭和十三年一月末、数日間の出来事として、七十余件の暴虐行為が記録されていた。最も多いのは強姦、六十余歳の老婆が犯され、臨月の女も容捨されなかったという記述は、殆ど読むに堪えないものであった。(略)
日本新聞は、記事差止めのために、この同胞の鬼畜の行為に沈黙を守ったが、悪事は直に千里を走って海外に大センセーションを引起した。あらゆる非難が日本軍に向けられた。わが民族史上、千古の汚点、知らぬは日本国民ばかり、大衆はいわゆる赫々たる戦果を礼賛するのみであった。
そもそも、この国を不正義かつ無謀な戦争に引きずり込んだ政治家や官僚連中がまともな処罰もされずに復活を遂げたことが戦後の嘘つき政府の始まりなのだ。周知のとおり、東条内閣の商工大臣だった岸信介は敗戦からわずか12年で首相となった。その孫が安倍晋三である。
で、この戦前の嘘も、昭和になって急に始まったというわけではない。明治維新以来、政府の体質などずっと変わらなかったのだから、当然最初から嘘だらけだったのだ。
明治維新は、幕府を支持していた孝明天皇の不可解な「病死」(毒殺の疑いが濃厚)の後、15歳の若さで即位した明治天皇による「討幕の密勅」によって本格的に始動する。しかし、この密勅は偽造されたものだった[5]。
これが慶応三(一八六七)年十月十三日のこと。十四日には前さきの権ごんの大納言正親町おおぎまち三条実愛さねなるが右の二人を召し、薩長両藩への「討幕の密勅」を下した(薩摩島津家宛ては十三日付)。これは慶喜が大政奉還の上表を提出した日でもあるから、奉還の動きと密勅降下の請願は舞台の表と裏で同時に進行し、ゴールに同着した形となった。
これによって薩長は挙兵の大義名分を得た、と思う向きもあろうが、幕末史最大の問題点がここにある。討幕の密勅二通は同文で「詔みことのりす」と始まり、「賊臣慶喜を殄戮てんりく(誅殺)し速かに回天の偉勲を奏し」とつづいてゆく(原文は和風漢文)。「詔す」とあるからには天皇の発した詔書らしいが、辰筆しんぴつの日付もないし辰裁した印の「可」の字もない。摂政・大臣以下の連署もなければ「天皇御璽」も捺されていない、ないない尽くしの代物で、その写真版を見ると本文の次行最下部に「奉」とあり、三人の署名が並んでいる。
正二位藤原(中山)忠能、正二位藤原(正親町三条)実愛、権中納言藤原(中御門)経之。「奉」とあれば天皇の意志を奉じた綸旨りんじのようだが、ならば文は三人称になるべきなのに「朕」という一人称が使われているので綸旨でもない(石井孝『維新の内乱』参照)。しかも三人の署名は同じ筆であり、今日、これらは岩倉が国学者玉松操に書かせたものと知れている。要するに岩倉と右の三人は大久保らから「相当の宣旨」がほしいとせっつかれ、偽文書を捏造して不敵にも密勅と騙ったのだ。
天皇の命令を記した詔書といえば、まさに公文書中の公文書である。明治政府の成立を可能にしたその公文書第一号がそもそも偽造だったのだ。そんなやり方で権力を握った連中やその後継者たちが隠蔽捏造にまったく躊躇しなかったのは当然と言えるだろう。
■ 明治維新どころではない。日本の歴史はその始まりから嘘だらけ
では、幕末維新期の「志士」たちが嘘つき日本政府の元祖・元凶なのか。
確かに、直接的にはそう言っていいだろう。しかし、公的記録を改ざんし、あるいは捏造するという手口自体はもっとはるかに古く、この国の歴史の黎明期から始まっている。
現存する日本最古の歴史書である古事記は712年、次の日本書紀は720年に成立している。ほぼ同時代に二種類の史書が作られた理由が不明である上、古事記は後の史書にその成立が記載されていないことから偽書説が唱えられたこともあるが、現在ではほぼ否定されている。
この古事記と日本書紀の内容は、全体としてはよく似ているが、いくつか重大な違いがある。
たとえば、景行天皇ことオホタラシヒコオシロワケ(12代)の九州大遠征。日本書紀によれば、景行は軍を率いて九州に渡り、ほぼ時計回りに九州を一周しながら多くの敵を打ち破る大遠征を行っている。日本書紀の記載のとおりなら、このときヤマト王権は初めて九州全土を支配下に収めたことになり、まさに赫々たる大戦果と言える。
図版出典:[6]
ところが、景行のこの重大な事績が、古事記には一切現れないのだ。古事記に出てくる景行の事績といえば、「田部たべを定め、また東あづまの淡あはの水門みなとを定め、また膳かしはでの大伴部おほともべを定め、また倭やまとの屯家みやけを定めたまひ、また坂手さかての池を作りて、すなはちその堤に竹を値ゑしめたまひき」という程度でしかない[7]。池を作って竹を植えたなど、どう考えても九州大遠征より優先して書くべきことではないだろう。
これは一体どういうことなのか。古田武彦氏が説明するとおり、実際に行われた大遠征を天皇家の史書である古事記が無視することなどあり得ない以上、日本書紀が話をでっち上げた(あるいは天皇家以外の史書から剽窃した)と考えるしかない[8]。
(六)一番肝要の点、それはこの華麗な景行の九州大遠征譚が『古事記』に全く出現しないことである。これは記紀間の大矛盾だ。
以上、この矛盾をいかに解くべきか。その根本は(六)にある。記紀いずれが原形、いずれが改変形か、という問題である。これに対するわたしの基本の立場は次のようだ。“記紀ともに、近畿天皇家内の成立である以上、天皇家にとって有利に加削することはあっても、不利に加削することはありえない”――この公理だ。
そして右の有利、不利とは、もってまわった考察や、一部のインテりにのみ通じるような、うがった見方の類からではなく、万人に通ずる明々白々たる印象にもとづくものでなければならぬ。
このような立場から見るとき、問題の景行の九州大遠征譚が、近畿天皇家にとって赫々たる大勝利譚であり、光栄ある大親征譚の形をとっていることは、疑いを容れない。
これを記載した『書紀』の方が原形であるとすると、『古事記』の作者(伝承者・記録者等)がこれを削除したこととなる。これは先の公理によってみると、ありうることではない。
これに対して『古事記』の方が原形とした場合、『書紀』はこれを付加・挿入したこととなろう。この方が、先の公理から見ると、ありうるケースである。
以上の吟味によってみれば、景行の九州大遠征譚は、他からの挿入によるもの、そのように見なすほかはないのである。
この他にも、ヤマトタケルことヲウス(景行の子)による東北地方の蝦夷征伐、神功皇后ことオキナガタラシヒメ(14代仲哀の妻の一人)による九州筑後での征伐など、古事記には現れず日本書紀にだけ書かれている征伐譚が存在する。
私は、古事記は日本書紀の「ボツになった試作品」だと考えている。なぜボツになったかといえば、天皇家の支配を正当化するための嘘の程度が足りず、当時の権力者を満足させることができなかったからだろう。
千数百年の時を経ても、時の権力者の都合に合わせて記録を改ざんし、あるいは継ぎ合わせて辻褄を合わせる官僚たちの心根は大して変わっていないのではないか。まさに骨絡みの嘘つき体質と言うしかない。
[1] 『外務省と防衛省が首相をハメ、辺野古に戻させた』 田中龍作ジャーナル 2016/2/4
[2] 『外務省 核密約 米に非公開要請 「際限ない」米側不快感』 西日本新聞 2017/1/3
[3] 『核密約 歴代首相ら黙認 外務省極秘メモ公開』 朝日新聞 2010/3/10
[4] 石射猪太郎 『外交官の一生』 読売新聞社 1950年 P.305-306
[5] 中村彰彦 『幕末・明治の残照 86』 東京新聞 2017/10/1
[6] 古田武彦 『古代は輝いていた(2)』 朝日新聞社 1985年 P.118
[7] 武田祐吉訳注 『新訂 古事記』 角川文庫 1987年 P.110
[8] 古田 P.120-121
http://vergil.hateblo.jp/entry/2018/05/04/222222
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/312.html#c164
▲このページのTOPへ
★阿修羅♪ > dGhQLjRSQk5RSlE= > 100034
g検索 dGhQLjRSQk5RSlE=