2. 2018年9月22日 12:53:25 : OO6Zlan35k : ScYwLWGZkzE[1539]
ロンドン住宅価格、7月は2009年以来の大幅下落
Lucy Meakin、David Goodman
2018年9月19日 21:21 JST
7月は前年同月比0.7%下落、平均価格48.5万ポンド
全国でも価格上昇率が3.1%に鈍化、13年8月以来の低い伸び
ロンドンの住宅価格は7月にほぼ10年ぶりの大幅な落ち込みを記録した。
政府統計局(ONS)によると、7月のロンドン住宅価格は前年同月比0.7%下落し、2009年9月以来の下落率となった。平均価格は48万5000ポンド(約7160万円)。全国でも住宅価格上昇率は3.1%に鈍化し、13年8月以来の低い伸びとなった。
London's Falling
House prices in the capital drop by the most since 2009
Source: Office for National Statistics
原題:London House Prices Post Biggest Drop Since 2009 in July(抜粋)
https://jp.reuters.com/article/may-calls-brexit-talks-stalled-idJPKCN1M126L
ワールド2018年9月22日 / 01:08 / 11時間前更新
英EU離脱交渉「行き詰まる」、メイ首相が発言 ポンド下落
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[ロンドン 21日 ロイター] - 英国のメイ首相は21日、欧州連合(EU)離脱交渉が行き詰ったとの認識を示し、EUは代替案を示す必要があると訴えた。
前日までオーストリアのザルツブルクで開かれたEU首脳会議は、メイ首相の離脱方針の主要な部分を受け入れない姿勢を表明した。
英メディアは、EU側がメイ首相の提案を粗略に扱ったと報道。メイ氏はテレビ演説で双方とも相手に不可能なことを望むべきでないとの考えを示した。
「このプロセスを通じて、EUに対しただ敬意を持って接してきた」とし、「英国も同様の扱いを期待している。このプロセスの最後に良好な関係が持てるかどうかは、そのことにかかっている」と述べた。
首相の発言を受け、英ポンドは下げ幅を拡大し、一時約1.4%安の1.3080ドルを付けた。合意なしの離脱に懸念が深まる中、1日の下げでは年初来で最大となる見通しだ。
メイ首相は「詳細な説明や対抗提案を行うことなく、相手方の提案を単に拒否する姿勢は受け入れられない」と指摘。「EUには何が真の問題で、代替案は何かを説明してもらう必要がある。そうすることで議論が可能になる。そうした説明を受けるまで、前進することはできない」と言明した。
メイ氏は、北アイルランドを他の英国領と異なる扱いとする案に同意できない考えを示している。
EU側は、北アイルランドとアイルランドの国境を厳格に管理する方針に反発し、北アイルランドを域内関税同盟に残すか、他の代替案で合意できない場合、アイリッシュ海に実質的な国境を設ける方向で主張している。
メイ氏は記者団に対し、「(EU離脱を決めた)国民投票の結果を覆すことも、自国を解体に導くこともしない」とし、「交渉における2点の重要な問題の解決に向け真剣に取り組む必要がある」と述べた。
「国民投票はわが国がこれまでに行った民主主義最大の実践例」とし、再投票実施を重ねて否定。「投票の正当性を否定したり、結果を阻害したりする行動をとれば、わが国の民主主義に対する市民の信頼を脅かすことになる」とけん制した。
メイ首相は、英国が条件などで合意した上で離脱するのが最善となるが、望ましくない合意の上で離脱するよりは、合意がないまま離脱する方が望ましいとの考えも示した。
外為フォーラムコラム2018年9月22日 / 11:05 / 38分前更新
コラム:高速化する外為市場が放つ「曇ったシグナル」
Swaha Pattanaik
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[ニューヨーク 17日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 1日の取引高が5兆ドルに上る外為市場では、電子取引と自動化で通貨取引の速度はますます上がっているものの、誰が何をしているのか、そしてその理由を見極めることはどんどん困難になっている。
「急がば回れ」という格言に対して市場は馬耳東風のようだ。
国際決済銀行(BIS)が17日公表したリポートによると、外為のスポット(直物)市場では電子取引のシェアがこの10年間でほぼ2倍に増えて70%を超えた。電子取引プラットフォームのEBSでの外為のスポット取引のうちアルゴリズムによる注文も、ほぼ同程度の比率を占めている。電子化と自動化により取引のスピードは上がる一方で、価格は次から次へと更新されていく。
こうしたデータは情報を素早く集めて処理できる人々には宝の山だが、それが可能なグループは選別が進んでいる。BISのデータによると、世界規模で外為取引を処理する銀行の数は6行程度と、1998年以来で半分以下に減った。
勝ち組は顧客のリスクの一部を社内で相殺し、アルゴリズムを駆使して注文を小分けにする。そのため従来型のディーラーは短期の価格変動の原因となる資金の流れを把握するのが困難になった。
細分化は事態をさらに難しくしている。多種多様な取引媒体が生まれ、トムソン・ロイター・マッチングやEBSスポットといったかつて市場を席巻していた取引プラットフォームはシェアが低下した。BISによると、両プラットフォームの外為スポット取引でのシェアは2015年で15%弱だが、10年前には45%前後だった。
こうした大規模な流動性の出し手は十数もの異なる取引プラットフォームとつながっている。
そのため豊富な流動性があるとの印象を与えるが、いったん問題が生じればそれが幻想にすぎないことが露わになる。例えば2016年10月には明確な理由のないまま、ポンドの対ドル相場がわずか数分のうち1.26ドルから一気に30年ぶりの安値である1.20ドルを割り込む水準まで下がった。
急速に動く市場が抱える不透明さは中央銀行にとって厄介な問題だ。
中央銀行は金融政策を実行するとともに、準備資産を管理し、金融の安定維持を支えているからだ。しかし当局者でさえ時流に置いて行かれないようにするのが難しいというのだから、同じような問題を理解しようと努めている投資家や企業は気の毒としか言いようがない。
●背景となるニュース
・国際決済銀行(BIS)は17日のリポートで、外国為替取引などの市場で近年、急速に電子化が進んで構造的な変化が多数生じ、中央銀行は市場の監督方法の見直しを迫られていると指摘した。
・BISの市場委員会がまとめたリポートによると、これらの市場はますます自動化し、取引媒体が細分化され、大量のデータ創出を引き起こしている。
*筆者は「Reuters Breakingviews」のコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています。
外為フォーラムコラム2018年9月22日 / 08:59 / 3時間前更新
コラム:ヘッジファンドが白旗、「FRBと闘うな」の格言体現
Jamie McGeever
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[ロンドン 17日 ロイター] - ヘッジファンドがついに米連邦準備理事会(FRB)に屈したようだ。米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、ヘッジファンドおよび投機筋のポジションは短期金利の上昇を予想する方向に急激に傾いた。
彼らが降参し、FRBが自ら示してきた金利パスに則って利上げすると考え始めた兆しだ。
世界金融危機以来の10年間、市場は低成長、低インフレ、不安定な金融市場がFRBの大幅な利上げを阻むと予想し、「FRBとは闘うな」という格言をあざ笑うかのように、こうした見方は概ね的中してきた。
しかしCFTCの最新データによると、ヘッジファンドと投機筋は30日物フェデラルファンド(FF)金利先物と2年物米国債先物の売りポジションを増やしている。FRBと闘うのを止めたようだ。
重要なのは、以前よりも急激な短期金利の上昇を見込んでいる点だ。年内にあと2回、来年さらに3回利上げするというFRBのガイダンスを受け入れているのだ。
11日までの週には30日物FF金利先物の売り越しが倍増、6万1151枚と2月以来で最大となった。この方向への変化は6週連続で、2014年6─8月以来で最長となっている上に、当時よりも変化の幅はずっと大きい。なにしろ今年7月にはまだ22万0563枚の買い越しと、買い越し幅が10年ぶりの大きさだった。
最新週は2年物米国債先物の売り越しも19万7128枚で、2月以来で最大。一方、10年物米国債先物の売り越しは68万2684枚でほとんど変わっていない。
総合すると、彼らはイールドカーブのフラット化(長短金利の縮小)に賭けている。これは実際のカーブの動きと一致する。ただし、投機筋が賭けているのは短めの金利の上昇に起因する「ベアフラット化」であり、長期金利の低下による「ブルフラット化」ではない。
米国債の2年物と10年物利回りの差は先週、20ベーシスポイント(bp)を下回り、2007年以来で最もフラットな状態に近付いた。2年物利回りは17日時点で2.80%と、過去10年間の最高水準となっている。10年物利回りは長年3.0%乗せの水準を維持できずにおり、17日は一時3%を突破した後下回った。
*筆者はロイターのコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています。