4. 中川隆[-12130] koaQ7Jey 2019年2月16日 21:26:50 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-22249]
2018年08月24日
「世にも奇妙な物語」全部見て順位をつけるぞ【4】1991年10-12月
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52220996.html
「世にも奇妙な物語」全部見て順位をつけるぞ
【1】1990年4-9月
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52214819.html
【2】1990年10月-1991年3月
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52217094.html
【3】1991年4-9月
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52219169.html
のつづき。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Studio/8295/title.htm
このデータベースを参考にして、上から(古いのから)順番にYouTubeなどで見ていく。
記事の最後に、今回のベスト10、ワースト3を決めるから、最後まで見ていってくださいね。
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(動画のリンクを貼るけど、削除されている場合があります)
"世にも奇妙な物語 #133 バイパスの夜 寺田稔"
https://t.co/THwz1dzCZ3
「バイパスの夜」見た。
──タクシーの客が銀行強盗と殺人をしてきたといえば、運転手は学生と浮気した女房を殺したという。ふたりの話はゆっくりと交わっていく。──
どちらもいい役者だけど、無口な運転手がとくにいい味だしている。いい演技。ほとんど台詞だけで成り立っている。
コメント欄はへんなのがわいている。
ニュースおじさん 戦争はなかった 開かずの踏切 40年 赤い雲 耳鳴り 真夜中のディスクジョッキー 聞こえる 死にたくない ボクの好きな先生
動画がみつからなかった。
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"世にも奇妙な物語 「超短編集2」"
https://t.co/ZqeRGhU9eU
「still」見た。
──主人公が朝起きると家族が止まっている。外に出ると人々が止まっている。だが時間は動いている。動いている人を探すが誰もいない。そんなとき、車の音がする。車に乗っていた男二人は主人公を「回収」しようとする。──
これ、えらく面白かった記憶があり、いま見てもなかなか良かった。怖がるようなものではないが、動かない人をたくさん見ていると妙に不安になる。回収の人たちは「業者」って感じだったな。「センターに連絡」って言ってたな。背後に組織がありそう。
人が交換されてたな。連続した時間のなかを生きているつもりでいるが、こんなことだったらわけわからないな。
わからなさが解明されるわけじゃなくて、別のわからなさに切り替わるっていうのがいいな。最後だってそうでしょう。
しかし「超短編集2」じゃないよ。12分あるんだから。タイトルがおかしい。
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"【 何回見ても 面白い 】 世にも奇妙な物語【死神】【隣の声】怖い話 恐怖"
https://t.co/8V22QASVlw
「死神」見た。
──主人公(そのまんま東)は恋人との結婚に踏みきれないでいる。そんなある日、死神があらわれる。死神は足元にいればいいが枕元にいるとその人は死ぬという。ある日彼女が崖から転落し、搬送先の病院のベッドの枕元に死神があらわれる。主人公は彼女をすくうためベッドを動かす。──
最後のろうそくの場面がとても印象的だ。
あらためて見ると筋の通った話だ。崖では落ちたふりをしたり、病院では死神をあざむこうとする。その報いを受けたとはいえるが、動機はちょっとしたことなんだし、同情する。
主人公には弱いずるい心と、彼女を守ろうとする心の両方があり、好感をもった。オレが「人間らしさ」を感じるのはこういう男だ。
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"世にも奇妙な物語 未来の思い出"
https://t.co/q40hJ5fE9X
「未来の思い出」見た。
──林家こぶ平と石田ゆり子が演じる二人が撮った写真には老夫婦が写っている。未来が写った写真。彼は仕事をがんばるようになり、未来の写真の背景がきれいになる。だが仕事のしすぎから二人の仲が悪くなっていき、ついには写真の女性が別の女性に変わってしまう。──
なんだかんだで普通にいい話だ。男は極端になったりぐらぐらするけど、石田ゆり子のほうは安定してていい。
こういう写真があったらもっと頑張れたりするんだろうか。
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"911107Aボールペン /世にも奇妙な物語"
https://t.co/KWr1TnA1t7
「ボールペン」見た。
──緑のボールペンで毎日願い事を千回書くと願いが叶うという噂がある。スポーツで勝ったり、欲しいチケットを手に入れたり、続々と願いを叶える者があらわれる。主人公の高校生ふたりは、ひそかに想っている互いの名前を毎日千回緑のボールペンで書き続けた。すると……──
これは覚えてた。万葉集の授業があるけど、こういう願掛けは古くからあったかもしれないね。「とりかへばや」だったら伏線になってたな。
「幸せなら手をたたこう」を歌いながら自転車こいでるお巡りさんはなんなんだ。幸せそうだなあ。
入れ替わってからが本番でしょうに
あと「ギュイギュイーン!」みたいな音はなんなんだ。はりつめた意識、みたいなのを表現しているのか。昔のドラマっぽさがある。
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"911107Bみどり紙 /世にも奇妙な物語"
https://t.co/Z9qNh9KILw
「みどり紙」見た。動画に音声がなかった。
記憶で書く。──自然のなくなった未来が舞台。植物がないせいで、酸素がない。人間を植物にする技術があって、国から「みどり紙」が届いたら植物にならなければならない。主人公たちはみどり紙から隠れ逃げ回っている。──
スケールの大きな傑作と記憶している。ぜひともまた見たかったので、音声がないのは残念。
今だったら「みどり紙」が「みどりメール」だったりするのだろう。
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"無人艦隊 世にも奇妙な物語"
https://t.co/AeGZ2Nu7eU
「無人艦隊」見た。
──船から人が突然消えてしまう原因不明の現象がおこる。それを調査している主人公たちの船からも、つぎつぎに人が消えてしまう。そんななかで、戻ってきた者がいた。彼は「思い出した」のだという。──
なかなかモヤモヤする話だ。原因不明の怪現象に、なぜ効果があるのかわからないような解決策。目がかすむとか、白い空間とか、ごく断片的なことしかわからない。謎が濃い。
演技が下手なのが気になる。こういう場所が舞台というのはめずらしい。
動画が四つもあった。動画がひとつもない話も多いのに。
軍事的なことに興味ある人たちが見るのかなあ。
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"怪しい鏡 世にも奇妙な物語" https://t.co/kr90m6POW6
「あやしい鏡」見た。
──金と地位だけを信じる汚い父と、それを憎む娘の物語。娘は別荘で父への憎しみを語り、殺そうとする。
あやしい鏡がある。人を殺した者がその前に立つと殺した者の影が映るという。──
娘(南野陽子)が雰囲気のある役をしている。「よくてよ」みたいな言葉づかい、ひさしぷりに聞いた。
これって父が勝ったっていうことなんじゃないの。そこが不満。
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"911114B驚異の降霊術"
https://t.co/BiK9OK6GIN
「驚異の降霊術」見た。がちゃがちゃした話だ。
──テレビ番組で降霊術師がシャーロック・ホームズの霊を呼び出すという。架空の人物の霊を呼び出せるはずがない、と男がその場にたちあう。──
本物と偽者のあいだを行ったり来たりして、どっちなんだと揺さぶられるが、降霊術師のおばちゃんのキャラが濃すぎていかん。
ニセモノであることを暴こうとするというだけでも、オカルトに対してはだいぶ優しい態度だと思う。
消えた「こわ こわ」という動画チャンネルが動画をあげなおしていた。見てないのがあるから、明日からはすこしさかのぼる予定。
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"910411@呪いの紙人形"
https://t.co/ze3twMFf9u
「呪いの紙人形」見た。
──誰もかれもが嫌いになっていた子どもが、魔術師に出会い、呪いの紙人形を手にする。人形に名前を書けば人形に起きたのと同じ目に合わせることができる。新しい父親、先生、医者、男友達を呪うと、15年後に効果があらわれはじめた。──
すっかり状況がかわってから呪いの効果があらわれる。呪いをかけた人に跳ね返ってくるわけで、意地悪な道具だなあ。
急に大人になったり、また子供に戻ったりするところに少し無理がある。魔術師のヒゲよ。
無いと思ってた動画が見つかったので、少しさかのぼっている。
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"910502B目覚まし時計"
https://t.co/FeKiP6vk96
「目覚まし時計」見た。
──玉の輿を望むドジなOLの主人公(南果歩)は不幸をとりのぞく不思議な目覚まし時計を手にする。災難が起こると目覚まし時計が鳴って、翌日の朝のベッドにワープする。
交際中の彼の「大事な話」を聞こうとすると目覚まし時計が鳴って聞きそびれてしまう。──
南果歩、好きなんだよねえ。彼の名前が「工藤」なのでドキドキした。
玉の輿をねらってるドジなOLという設定が、いかにもドラマっぽい。こういう人ってほんとにいるのかと思ってしまう。
番組が番組なので、ハッピーエンドになろうとすると何か起こるんじゃないかと警戒する。
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"910613Bベビーシッター"
https://t.co/yrf48Dj39y
「ベビーシッター」見た。
──主人公(浅香唯)がベビーシッターにむかった先は小説家の家だった。ここにきたことを誰にも言ってないことを確認される。動いているような気がする絵がある。窓が閉まっているのに入ってくる風、とつぜんの停電。子供ふたりは「悪魔」だった。──
すぐ雷が鳴ったりガラスが割れたりして、ガチャガチャした話。「エクソシスト」とかそういうのを見てつくったような内容。
浅香唯がかわいい。
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"910829A告白パーティー"
https://t.co/etVa936hot
「告白パーティー」見た。
──女性四人があつまり、秘密を告白しあう。エスパー、殺人鬼、宇宙人、そして……──
「廃校七番目の不思議」みたいな話だ。典型的なやつをいくつかつめこんで、ほんとか嘘かわからなくする。
ガニメデ星人ってこんなんなのかと思ったのを覚えている。あの宇宙人もほんとに「典型的」だ。耳がとがってて羽がはえたら宇宙人って。予想を超えていかない。
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"91秋C開かずの踏切"
https://t.co/L8tAY8UZeU
「開かずの踏切」見た。
──主人公(石田純一)がバイクで田舎道を走っていると踏切の遮断機が降りていて足止めされる。しかし電車はこない。そこへ奇妙な人たちがあらわれる。作業員ふうの男が息子に買ってやったミドリガメの話をしたり、女が100円をねだってきたりする。──
これは面白かったな。好きだよ。
開かずの踏み切りは都会にあるものだけど、田舎にひっくり返されたことでシュールな風景になる。
すぐ死ぬミドリガメを売る商売の話、老人の「故障したら直すものだ、故障したら捨てるという人間がいるが、その人間こそ故障している」という話。
それから野球少年もだけど、踏切の住人たちは現代社会からやや距離をおいている。興味深い人たちだ
最後ちょっとよくわかんなくなるけど、踏切があの世とこの世を隔てていたんだろう。ってことはみんな死者なわけで、ちょっとさみしいな。
似てる話をあげるなら「峠の茶屋」とか「我が家はどこだ」かな。閉じ込められてるわけじゃないんだけど、同じ道ばかりグルグルして進めなくなって、そんななかで出会いや気づきがある。
この「開かずの踏切」は、住人のキャラが立っていたし、のどかで良かった。
この番組は都会の若者〜中年の話が多いんで、たまに田舎とか昔っぽいの話があると印象にのこる。こどもや老人の存在感もドラマを豊かにする。
のどかと言ったけど、血液や鋭利な刃物のようなものの映像が瞬間的に挿入される。サブリミナルかと思ってしらべたけど、一度見てわかるのだからそうではないだろう。これらはラストシーンへの伏線になっている。
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"91正月B帰れない"
https://t.co/JHq3jEbgZ8
「帰れない」見た。
──主人公(片岡鶴太郎)は家族とうまくいっていない。おでん屋で電話をかりて、もう帰らないと宣言する。それから自分の家を見つけられず、帰れなくなる。待ち合わせをしても会えない。──
二回つづけてループものだ。「我が家はどこだ」とかなり似ているが、オチは180度ちがう。
飲み物の入れ物でループを悟るのが「開かずの踏切」と同じだ。
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"911121@前世の恐怖 /世にも奇妙な物語"
https://t.co/QIR060uOBw
「前世の恐怖」みた。
──主人公(近藤正臣)は殺人の妄想がとまらない。自分は殺人鬼の生まれ変わりではないかと思い込む。──
それ以上、なんともまとめようがない。
わけもない殺意におそわれているけど、そんなになんの理由もなく人を殺したくなるものだろうか。殺人鬼ってそういうことじゃないんじゃないか。毎日の満員電車が罪ほろぼしというわけか。
ただの思い込みの激しい男かと思っているところに、妻のこころの声というかたちでオチがつく。
女性ばかりを狙うっていうのけど、酒場では男性客を刺そうとしていたなあ。
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"911121A三日間だけのエース /世にも奇妙な物語"
https://t.co/ONf4ckSK7z
「三日間だけのエース」みた。
──幼馴染みだが喧嘩も多い二人の男子高校生が、トラックにはねられる。一人は軽傷だが一人は即死。即死の彼は野球の大会のためどうしてもあきらめきれず、三日間だけもう一人の体を借りて生きることになる。──
出演者に「森且行」の文字を見て、なんか心動いた。このころはそういう時代だったのか。
神様がいい味出している。
勝ったからいいけど、あの試合で負けるっていうケースもありうるんだよなあ。
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"911121Bそこではお静かに /世にも奇妙な物語"
https://t.co/4rJOEBQuUT
「そこではお静かに」みた。
──騒音で困っている作家の主人公が、しずけさを求めて人里離れたホテルにやってくる。そこは本当にしずかな場所で、誰も物音をたてない。主人公がたてる音が響きわたる。──
よかった。音がないところで人は祈り、音楽を奏でる。野原で人がうねり狂うような一瞬の場面がすばらしい。しずけさを映像にすることに成功していて、詩的だ。
運転しながら携帯電話で通話している場面があって、それは法律で禁止されていると字幕がでていた。
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"911128@シガレットボム /世にも奇妙な物語"
https://t.co/vL6GHNiWL5
「シガレット・ボム!」見た。
──主人公(保阪尚輝)は恋のライバルをやっつけるために実験室の火薬をつかい、タバコの爆弾をつくる。それをライバルに吸わせようとする。しかしタバコは人から人にわたってゆく。──
タバコの強い時代だったんだなと思った。普通に歩きタバコもするし、吸い殻のポイ捨てもしている。
いきなり刺してくるヤーさんがでてきた。
主人公の嘘の下手くそさよ。こっちがひやひやする。
話はおもしろい。いつ爆発するか、ハラハラした。
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"世にも奇妙な物語 「チャネリング」 佐藤B作"
https://t.co/Be7S8LZTzE
「チャネリング」見た。
──インチキ霊媒師三人組のリーダー格の男をほかの二人が担ぎ上げ、襲ってきたところを反撃して殺してしまう。二人は金を持って逃げようとするが、殺したはずのリーダーは生きていて、また襲ってくる。それを霊の力でまた殺す。──
このあいだ見た「驚異の降霊術」もこういう題材だったなあ。どうも古くさく感じる。ドタバタしている。
「悲鳴」「行列」は動画が見つからず。「行列」はおもしろい話だったと記憶している。
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"911205A毛皮が脱げない /世にも奇妙な物語"
https://t.co/FCYeMIAwr6
「毛皮が脱げない」見た。
──毛皮好きな二人の友人にあきれ、主人公は「そんなに毛皮が好きなら犬か猫にでもなればいいのに」と言って五円玉の入ったサイフを放り投げる。五円は神社の賽銭箱に入り、これが本当のことになる。──
言ったらほんとになっちゃう系の話。毛皮が脱げなくなって犬や猫になっちゃうのが怖いと感じられれば怖い話。まあ、オレはべつに。
山下達郎とか恋人はサンタクロースとかがクリスマスソングとして流れていた。このころから変わってないのかー
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"911205B海亀のスープ /世にも奇妙な物語" https://t.co/qHhCuyilJj
「海亀のスープ」見た。
──世界的に有名な画家・柴山が、海亀のスープを飲んだ直後、謎の自殺をする。その謎を追う記者は、事情を知っていそうな男(いかりや長介)から話を聞き出す。
柴山と彼はかつて船乗りで、難破して無人島にたどり着いた。衰弱していた柴山のため、彼はスープをつくった。──
「ニュースの海」って番組がでてきた。TBSの「ニュースの森」ってあったなあ。
これ、たしか有名な話だよね。ネット掲示板で流行らなかったっけ? 完全に忘れていて、ドキドキしながら見た。
あと、1991年当時って携帯電話が普及してないと思い込んでたけど、けっこう出てくる。大きいけど、そんなに違和感ない。
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"911219Aハネムーン /世にも奇妙な物語"
https://t.co/HTiCwavzJh
「ハネムーン」見た。
──新婚のふたりが別荘を訪れる。夫は仕事のトラブルですぐに出ていき、妻(高木美保)と使用人(野際陽子)が残される。別荘では次々に奇妙なことがおこる。以前この近くでなくなった「前の奥さん」の仕業らしい。──
わりと、こういうときのテンプレートに添って話が動いているように見える。似たようなのを見たことある。なんだろう。「マイホーム」かな。
ヴァイオリンが雰囲気を出している。話がよくある感じなので、雰囲気での味付けが大事になってくる。
ホーム・ドラマ、まだ恋ははじまらない、佐藤・求む、神様、は動画みつからず。
「ホーム・ドラマ」はきつい話だったと記憶している。
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"世にも奇妙な物語 もうひとり (風間杜夫)" https://t.co/Y3yiACuXkg
「もうひとり」見た。
──やったはずのない仕事がほめられる。もらっていない見積もりがもらったことになっている。知らないあいだに昇進している。主人公は、もうひとりの自分に翻弄される。家に帰ると、そこにもうひとりの自分の靴がある。──
このころは公衆電話がこみあっているんだなあ。タバコもたくさん吸っている。
ドストエフスキーの「分身」みたいな話。この展開はおもしろいなあ。ありそうな話だけど、うまく動かしている。
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"世にも奇妙な物語 「王将」 丹波哲郎"
https://t.co/ycVIkoXAw2
「王将」見た。
──将棋の世界の若き天才の挑戦を、大名人が七年の沈黙を破ってついに受けることになった。若き天才・龍ヶ崎は驚異的な記憶力をもっていて、パソコンを使い相手の過去の勝負をすべて把握する。だが大名人の手を読むことは困難だった。棋風が見えないのだ。──
変な将棋で勝負が決まるあっけない話のように記憶していたが、いやいやとんでもない、迫力のあるすばらしい話だ。
二十数年ぶりに「世にも奇妙な物語」を見直しているわけだが、評価の上がり方がもっとも大きい話だった。
若い天才の野心や苦悩がよく描かれているし、老いた名人の底知れないところもよく描かれている。ひとつの勝負に七年かけるなんて、さすが、人間の大きさがちがう。見事でした。
短歌の世界に通じるかもと思いながら見た。あんな老人になってみたい。いいもの見せてもらったなあ。
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"91冬A午前3時のノック /世にも奇妙な物語"
https://t.co/9svrAnWp1m
「午前3時のノック」見た。
──主人公(工藤静香)は言いたいことが言い出せないタイプで、クリスマスシーズンだというのに楽しく過ごせずにいる。
そんなある日、毎晩3時に部屋をノックする音がする。警察を呼ぶなどするが解決しない。──
途中で動画の音声がおかしくなるので、いいところで意味がわからなくなってしまった。
まあつまり、ノックしてきたのは意外な相手だったというお話。
工藤静香ってモノマネのイメージがつよいなあ。本物なのにモノマネっぽく感じる。
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"世にも奇妙な物語"
https://t.co/MpVCWXjwVt
「犬の穴」見た。
──主人公(三浦友和)は部下と不倫していたが別れる。相手が自殺する。その犬をあずかることになる。主人公は犬を捨てようとするが、犬は家にもどってきてしまう。何度やっても同じ。
犬は、人には見えない「犬の穴」を通って戻ってくるのだともいう。──
時間をかけてゆっくり進む話だなと思った。内容のわりには長いような。沼へのはまりかたがなんか不自然な気がした。離れられないはずだったのにエリーはどうして男を見殺しにしたのか。男ではなく家になついていたのか?
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"世にも奇妙な物語 23分間の奇跡"
https://t.co/xQVzON6swK
「23分間の奇跡」見た。
──小学校の新任教師(賀来千香子)は生徒たちを前もって調査して把握している。ほめたりお菓子を配って子供の心を掌握する。反抗的な生徒をクラス委員にし、前の教師がかけた額を捨てさせる。──
なんかいつもの「世にも奇妙な物語」じゃないみたいで、あれ? と思いながら見た。ぐいぐいくる先生だなあと思って見ていたが、じわじわとこわくなってくる。途中で終わったような印象もあるが、あの時点ですでに「(将棋でいえば)詰み」だ。
教室の外側で大きなことが起こったはずなんだが、それがトシユキくんのもってる新聞の切れはしでしかわからなくて気になった。はっきりわからないから普遍性のある話になったんだろう。
これを「奇跡」と呼ぶところにセンスを感じた。完成されたマニュアルを正確におこなった結果だ。トシユキくんをまるめこむやりかたも実にスムーズだった。
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今回おもしろかった話10
1 23分間の奇跡
2 王将
3 開かずの踏切
4 ヴァーチャル・リアリティ
5 still
6 そこではお静かに
7 死神
8 海亀のスープ
9 シガレット・ボム!
10 みどり紙
「みどり紙」はもっと上のはずなんだけど、音声が聞けなかったので残念だった。
「ヴァーチャル・リアリティ」はこの記事で感想を書いてないけど、三ヶ月くらい前にYouTubeで見た。
今回つまんなかった話3
1 告白パーティ
2 驚異の降霊術
3 毛皮が脱げない
んじゃまた。
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52220996.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/240.html#c4