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[不安と不健康18] 糖質制限論争に幕?一流医学誌に衝撃論文 東洋経済オンライン BRIAN ENO
77. 中川隆[-6345] koaQ7Jey 2017年10月10日 14:11:30 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

ジャンクフードはうつ病リスクを高める、スペイン研究
2011年01月27日 13:17 発信地:ワシントンD.C./米国


【1月27日 AFP】トランス脂肪酸や飽和脂肪を多く含む食品を食べるとうつ病になるリスクが高まる。米科学誌プロスワン(PLoS ONE)オンライン版に26日、このような調査結果が発表された。

 スペインのナバラ大(University of Navarra)とラスパルマス・デ・グランカナリア大(University of Las Palmas de Gran Canaria)の研究チームは、1万2000人以上のボランティアを募り、6年間にわたって各人の食生活とライフスタイルを調査・分析した。

 調査開始時、調査対象者の中にうつ病と診断されていた人は1人もいなかったが、調査終了時までに657人がうつ病と診断された。

 この間にトランス脂肪酸を多く摂取した人では、摂取しなかった人に比べて、うつ病になるリスクが最大48%も高かった。研究に参加したある准教授は、「トランス脂肪酸を多く摂取した人ほど心身への悪影響が見られた」と指摘する。

 研究チームはまた、多価不飽和脂肪(オメガ9系)を多く含む魚の一部やオリーブオイルには、うつ病にかかるリスクを減らす効果があることも明らかにした。

 ジャンクフードとうつ病の関連性を示す研究は、これまでにもいくつか報告されている。(c)AFP


2 : しまクリーズ(関西地方) :2011/01/27(木) 16:46:05.13 ID:wvomc3b70 (2 回発言)

全てのパン食はジャンクフードである

*バケット等ショートニングを使ってないものを除く


8 : しまクリーズ(関西地方) :2011/01/27(木) 16:59:27.10 ID:wvomc3b70 (2 回発言)

ジャンクフード限定じゃなくトランス脂肪酸や飽和脂肪を多く含む食品一般が対象


_______


鬱病を患う原因は、ジャンク・フードが原因!?

マクドナルドは、人を不幸にする猛毒か?!

―ジャンク・フードとは

「高カロリー・高脂肪・高糖分・高塩分でビタミン・ミネラル・食物繊維がほとんど含まれていない食品の事。」


―ジャンク・フード引き起こされる病気

「肥満、高血圧、冠状性心疾患、脳卒中、胆嚢炎、骨粗鬆症、睡眠時無呼吸症候群、子宮・乳・前立腺ガン、高脂血症、脂肪肝、インスリン抵抗、ぜんそく、高尿酸血症、生殖ホルモン異常、卵巣症候群、生殖障害、精力低下、成人発症型糖尿病、鬱病など。」


高脂肪な食品や加工食品、甘い御菓子などを習慣的に食べる人達は、果物や野菜、魚を中心とした食生活を送る人たちと比べ、うつ病になる確率が 60% 近く高くなるという研究結果が発表された。研究グループによると、これまでにも食品と精神保健との関連を調べた研究はあったが、食生活との相関性を調べた研究は、今回が初めてだそう。



医学論文誌「ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・サイキアトリー」に発表された同研究では、55歳前後の公務員3,486人(男女含む)を対象にアンケートを実施。食生活や過去5年間のうつ病の症状について、質問した。結果、加工食品の消費量が最も多かったグループは、最も少ないグループに比べ、5年後にうつになる確率が58%高かったという。



野菜や果物、魚中心の食生活がうつ病防止に効果的な理由として、研究グループは「果物や野菜に豊富に含まれる抗酸化物質に、うつ病を抑える働きがある」と主張。ブロッコリー、キャベツ、ホウレンソウなどに含まれる葉酸、魚に含まれるポリ不飽和脂肪酸も同様の働きがあるとしている。



精神病患者のための団体「Mental Health Foundation」のアンドリュー・マクロック代表は「新鮮な食品を手に入れにくい人たちや、ファースト・フード・ショップばかりが立ち並ぶ地域の住民たちが気がかりだ」とコメントしている。

How Junk Food Diet Can Give You Depression

http://www.dailymail.co.uk/health/j-food-depression/


http://macveg.blog68.fc2.com/blog-entry-392.html#more


「キレる」について


「キレる」とは、相手に対して込み上げた怒りの感情が、我慢の限界を超えて一気に現れることを指す俗語です。

「堪忍袋の緒が切れる」ということわざの「切れる」が語源という説と、激しく怒り興奮した場合に、こめかみに浮き立つ青筋の血管が「切れる」ことを表わしたとする説が有力だと言われています。「キレる」ということは、「自分の感情をコントロールできない状態」である言われています。

最近では「キレる子供」だけでなく、「キレる大人」も増えており、さまざまな事件やニュースをよく耳にするようになりました。確かに、現代はストレス過多で、「キレ」やすい環境と言えるのかもしれませんが、それでも社会に共存して生きている限り、私たちはちょっとしたことで「キレ」てばかりいることもできません。

「キレる自分」に負けない=「自分の感情をコントロールする」ためにできることから始めていきましょう。

自分の感情をコントロールできない状態─「キレる」の症状や特徴
自律神経失調症は、呼吸や心臓を司る「自律神経」にストレスが加わることによって、身体の各器官の不調をきたす病気です。

自律神経失調症は病態が非常に複雑に絡み合って起こるため、医学的にも判断が難しいとされています。この病気は人によって症状が様々ですが、一般的には倦怠感、手足の冷えやほてり、めまい、イライラや不安感、無気力、集中力の低下などがあります。

また、自律神経失調症は身体と心の双方に症状が現れることがあります。

身体に現れる症状としては、肩こり、頭痛、耳鳴り、目の疲れ、手足のしびれ、息苦しい、吐き気、腹痛、便秘、下痢、疲れやすい、微熱、不眠、食欲不振、立ちくらみ、気が遠くなるなど、あらゆる身体の不調が症状として現れます。

心に現れる症状としては、恐怖感、不安感、記憶力の低下、意欲の低下、イライラ、悲哀感などです。

自律神経失調症は複雑であるため、治りにくい病気であると言われており、最近では漢方薬で治療する医師も増えてきました。

人はなぜ「キレる」のか?─「キレる」原因とは


現在の人々のキレやすさは、大脳の「辺縁系」という部分に問題があり、起こる病気と言えます。脳の「扁桃」という部分は、私たちが怒ったり、喜んだりする感情の源で、コントロールしているのが「前頭葉」です。

実際、欧米で殺人などの事件を起こした凶悪犯の脳を調べると、前頭葉の血液の流れが普通の人より少ないと言われています。こうしたことから、人がキレるのは、前頭葉のコントロール能力が弱くなっているからではないかと、専門家の間で言われています。

最近では、「キレる」ことと食生活との密接な関係が注目されています。
犯罪と食との関係について、すでに欧米では30年も前からその因果関係が指摘されてきました。これまで日本での認識が薄かった理由は、普通に和食中心の日本食を食べていれば、特に問題が起きなかったためだと考えられています。

15年前に米国で行われた調査では、怨恨関係のない殺人を犯した人たちは、ほとんどジャンクフード(スナック菓子などの低栄養食品)とソフトドリンクだけで育ってきたことが分かりました。

ジャンクフードに大量に含まれるリン酸塩は、過剰に取ると、体内のカルシウムの吸収を阻害する働きをします。カルシウムが不足すると、イライラしたり、神経や筋肉の緊張を押さえられなくなると言われています。

また、清涼飲料水などから大量の砂糖を摂取すると、体のメカニズムが崩れ、糖分をうまく体内に取り込めなくなり、低血糖症に陥ると言われています。

血糖値が低いと、ぼんやりして判断力が鈍り、カルシウム不足でイライラすると、攻撃ホルモンのアドレナリンが分泌され、すぐに暴力をふるってしまうと言われています。

また、最近若い人に欠乏していると言われる亜鉛も、動物実験から、不足すると情緒不安定になったり、狂暴化することが分かってきました。

そして、少年院に収容されている少年たちからの聞き取り調査では、次のような食生活の実態が明らかになっています。


<日米の少年院で収容者が共通して常食していたもの>


コーラなどの炭酸飲料水 → 糖分が多く低血糖症になりやすい


スナック菓子 → リン酸塩など添加物が多く亜鉛不足に


ハンバーガーや肉加工品 → 動物性たんぱく質の摂りすぎでリン過剰


インスタント食品 → カルシウム不足でイライラ、怒りっぽくなる


ケーキや菓子パン → 糖分過多のうえ、ミネラル不足


チョコレートミルク → 砂糖摂り過ぎ、ミルクアレルギーも


缶コーヒー → カフェイン中毒と砂糖の害も


合成着色料入り食品 → アレルギーや情緒不安定


合成保存料含有食品 → 学力低下、みならるの働きを阻害


こうしたキレやすい人々の症状に対しては、長期的に食生活の改善を行っていくこと以外には、これまで薬物療法が行われてきましたが、どのような薬も決め手となるものはありませんでした。

精神の高揚を抑える精神安定剤を使った結果、患者は元気がなくなったり、吐き気や頭痛といった強い副作用に襲われ、服用を嫌がる患者さんも多いようです。
http://www.kokoro-yamai.com/tag/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%89

http://www.asyura2.com/16/health18/msg/583.html#c77

[政治・選挙・NHK233] <第一声>立憲民主党・枝野幸男代表「まっとうな政治を取り戻す」 「草の根政治に変えよう」 仙台 赤かぶ
1. 中川隆[-6344] koaQ7Jey 2017年10月10日 14:20:33 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

まっとうな人間がこんな事やるか?

日本を滅ぼした枝野幸男

菅、枝野、北沢が妨害しなければ原発事故は起きなかった

「炉心溶融はない」「放射能は漏れていない」「健康被害はない」と大嘘を付いていた枝野幸男
引用:http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-b5-6d/level4level4/folder/172944/49/29051549/img_0


福島原発の事故で、菅首相の指示で「炉心溶融」を2ヶ月間隠していたのが分かりました。

菅内閣は当時他にも、放射能漏れや、健康被害の可能性も隠していました


あの日責任者達は何をしていたのか

6月16日、2011年の福島原発事故でメルトダウン、(炉心溶融)の公表が2ヶ月遅れた問題で、調査報告書が出されました。

東京電力の依頼で調べていた弁護士らの第三者委員会が、2016年3月から調査していました。

福島第一原発は2011年3月11日の津波で冷却水用発電機が海水を被り、全電源停止に至りました。

翌3月12日には建屋が次々に、充満した水素で爆発し、冷却水の水位が下がって燃料棒が剥き出しになりました。

燃料棒は冷却水が循環する事で冷やされているが、水から露出すると高温になり、やがて自らの熱で溶け出します。

燃料棒が溶けて下に落ちる状態がメルトダウン(炉心溶融)で、原発事故で最も深刻な事態とされています。


福島原発では隔壁で仕切られた原子炉の中に溶けた燃料棒が溜まっていると考えられるが、チェルノブイリでは外部に放出されました。

この炉心溶融が事故当時秘密にされ、事故から2ヵ月後にようやく明らかにされました。

事故直後は放射能漏れも否定していて、枝野官房長官が「人体には影響が無い」と何度も強調していたのが印象的でした。


後に枝野官房長官は人体に影響があるのを知っていたと認めたが「ただちに影響がないとはとは言っていない」という名言を残しました。

枝野は炉心溶融も知っていたし、放射能漏れも知っていたが、同じような論法で言い逃れていました。

「炉心溶融は起きていない」と記者会見で何回も断言していたが、それも嘘でした。


「炉心溶融」を禁止したのは菅直人

調査報告書では事故3日後の3月14日に、記者会見中だった武藤副社長に広報担当者からメモが渡されていました。

メモには「炉心溶融」という言葉を使わないように、清水正孝社長からの手書きの指示が書かれていました。

清水社長から副社長には、炉心溶融を使ってはならないという、官邸からの指示があったと説明していました。


東京電力は「明確な定義がなく誤解を与えるので炉心溶融を使わなかった」という嘘の説明をしていました。

事故後の一部報道によると、東電の清水社長は地震の30分後に自衛隊幹部に電話を掛け「メルトダウンは避けられない」と助けを求めたとされています。

自衛隊の動きは素早く、必要な機材を大型ヘリで運んだり人員を投入する準備を始めました。


3月11日に清水社長は名古屋に居たので、東京で指示を出す為、自衛隊機に乗せて羽田に向いました。

だが枝野官房長官と北沢防衛長官の2人が「無断で自衛隊が動いているのは軍事クーデターだ」と大騒ぎして、着陸数分前に名古屋に引き返させました。

清水社長は翌日未明に陸路で東京に戻ったが、この間に貴重な10時間ほどが失われました。


枝野、北沢、菅の3人は自衛隊が東京電力と電話する事を禁止し、今後一切自衛隊は関わるなと命令しました。

自衛隊の支援を絶たれた東京電力は大混乱に陥ったが、冷却の為に海水を入れることと、水素ガスの放出が必要と判断しました。

燃料棒は水から出ると水素を放出するので、建屋に水素が充満しているのは、燃料棒が露出していると考えられました。


菅、枝野、北沢は「現場から逃げ出そうとした東電を止めた」などと大嘘をついて、全てを吉田所長のせいにした
94c1b802
引用:http://livedoor.blogimg.jp/kimito39/imgs/9/4/94c1b802.jpg


「なんだ、馬鹿野郎」

ここで菅直人首相は歴史に残る名言「ボクは原発の事は良く分かっている」と口にし、水素放出と海水注入の許可を出しませんでした。

菅首相は翌3月12日朝、ヘリコプターで原発を視察する為に、水素放出を禁じたといわれています。

首相の視察が終わった後でようやく水素放出が許可されたが、この頃には圧力が上がりすぎて弁が動かず、放出が不可能になっていました。


結局建屋は次々に爆発し、福島原発の吉田所長と東電本社の珍問答が延々と続けられます。

所長は海水注入の許可を求めたが東電本社は禁止し、禁止した理由は菅首相が「海水を入れたら爆発する」と主張したからとされている。

しかも菅首相は「自分が海水注入や水素放出を指示した事にしろ」と言って東電に責任をなすりつけ、「東電が東電が」と騒いでいました。


自分が東電の清水社長を名古屋に追い返しておきながら「東電の社長は連絡もしない」などと言っていました。

自衛隊についても自分が活動を禁止したのに、「自衛隊の動きが遅い」などいかにも自分が自衛隊を急がせているように装っていた。

アメリカ軍についても、核処理部隊の協力申し出が初日に来ていたのに「米軍は地震を利用して日本占領を目論んでいる」などと言っていました。


吉田所長は東電社長や菅首相の命令を無視して、無断で海水注入し、本当の核爆発だけは防止しました。

海水注入の是非を検討する会議では所長が菅首相に「なんだ、馬鹿野郎」と言ったとされています。


嘘だらけの閣僚達

その後も菅首相は「東電の吉田所長は原発を放棄して逃げ出そうとしたが、私が止めました」などと嘘八百を繰り返しました。

菅、枝野、北沢、海江田らの閣僚は次から次に事故対策を妨害し、例えば消防には最初福島入りを禁止していました。

だが次の瞬間には直ぐに現場入りするよう指示し、現場に入ったら「指示があるまで何もするな」といって活動を禁止しました。


だがそう言った次の瞬間には「なぜ早く原子炉を冷やさないんだ、さっさとやれ」と罵倒したりもしました。

要するに「自分のお陰で危機から救われた」という演出をしたいがために、テレビの前で自分が指示したかったのでした。

こういった行動が現場を大混乱に落しいれ、例えば菅首相は「ヘリで原子炉に水を撒け」と指示しました。


空から少量の水を撒いても、水は空中に拡散するだけで、作業を妨害しただけでした。

だが次の瞬間には、「消防車で原子炉に水を入れろ」とまるで自分が思いついたように指示していた。

果たして菅、枝野、北沢そして海江田らが閣僚でなかったら、原発は爆破しなかったのか、推測はできるが仮定にすぎない。


だがもし森首相や小泉首相や安倍首相であったら、大型ヘリで発電機やポンプを原発に輸送し、自衛隊は原子炉を冷却しようとしたでしょう。

最初から水素は放出され海水注入が行われたら、おそらく単なる放射能漏れで済んだでしょう。

その上でやっぱり水素が充満して爆発した可能性もあるが、その可能性はかなり低い。

なにより緊急時に最善を尽くさず、作業の妨害ばかりしていた閣僚らが、未だに罪を裁かれていないのは納得出来ないのではないか。

http://www.asyura2.com/17/senkyo233/msg/729.html#c1

[不安と不健康18] 糖質制限論争に幕?一流医学誌に衝撃論文 東洋経済オンライン BRIAN ENO
79. 中川隆[-6344] koaQ7Jey 2017年10月10日 14:29:56 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
>>78
糖質制限すると大脳も痩せるのが問題なんだな


2016年02月22日(月) 週刊現代
やっぱり危ない!?
「糖質制限ダイエット」第一人者が急死した


糖質制限ダイエットについて京都大学大学院の森谷敏夫人間・環境学研究科教授はこう警鐘を鳴らす。

「糖質は摂らないほうが良いと言う医者がいますが、これは大きな間違い。そもそも医学部には栄養学を学ぶ機会がないので、食生活に関する知識が不足している医者が多いんです。ラットの実験では糖質を摂らなくても問題ない事が証明されているので、多くの医者は人間の体にも当てはまると言うのですが、それは無理がある。ラットと人間では脳の大きさが全然違うんですから。

言っておきたいのは、脳を動かすエネルギーは100%、『糖』だということです。炭水化物を食べずに、脳を正常に保つためには、一日に大量のたんぱく質や脂質を摂らなければなりません。数kgもの肉を食べ続けることは現実的じゃない」

とはいえ、痩せれば血糖値も下がり、健康になるのではないか。

「痩せたのは脂肪が落ちたからではなく、体内の水分が無くなっただけなんです。糖エネルギーが不足すると、それを補うために、筋肉を分解してアミノ酸に変えて脳に送ります。その時に水分を使用するので、体重が落ちるんです。でも脂肪は減っていない。

糖質制限ダイエットをしている人は、慢性的な眠気を抱えており、すぐ眠ってしまうのが特徴です。これは脳が極力エネルギーを使わないように指示を出すためなんです。動かないのが一番エネルギーを使いませんからね。

一方で筋肉量はどんどん落ちるので、骨がスカスカになり骨粗しょう症になる危険性もある」(森谷氏)

さらに愛し野内科クリニック院長で、糖尿病を専門に診ている岡本卓医師は、「糖質制限ダイエットは死を招く恐れまである」と忠告する。

「'06年に『ランセット』『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』という世界の二大医学誌に、糖質制限ダイエットを厳格に実行すると、体内に老廃物が溜まり、体が酸化し非常に危険な状態に陥るケースが報告されました。

スウェーデンの医師は、たんぱく質ばかりを摂ることで、悪玉コレステロールが溜まり、動脈硬化を招き、心筋梗塞や脳梗塞が増えたという結果を発表しています。

短期的にみれば体重も減るからいい数値が出る可能性がありますが、一年以上の長期にわたって実行する場合は、悪影響が出る可能性が高い」

実際に体の不調が表れた医師もいる。医療法人再生未来Rサイエンスクリニック広尾院長の日比野佐和子医師だ。

「私が糖質ダイエットをしたのは36歳の時でした。あっという間に15kgも痩せたので喜んでいたのですが、しだいに頭がぼーっとする状態が続くようになりました。

そしてある朝、目覚めると右半身が麻痺してまったく動かなくなったのです。しばらくしてなんとか動けるようになったので、病院に行きMRIを撮った結果、脳梗塞の一歩手前の一過性脳虚血発作を発症していることが分かりました」

検査の結果、たんぱく質や油分を摂りすぎることで、脂肪飽和になり、一時的に脳の微小血管が詰まったことが原因だと判明した。

「炭水化物以外なら、なんでも好きなだけ食べていいという言葉に踊らされるのは危険です。大切なのは糖質制限のやり方なんです。たとえばサラダから食べて、最後にご飯を食べるように、食べる順番を変えるだけで食後の血糖値の上昇を抑えることができる。

日本で認識されている糖質制限ダイエットは、とにかくご飯を含む炭水化物を一切食べないという間違った認識が独り歩きしている気がします」(日比野氏)

「特に高齢者の場合は、太っているからといって無理に痩せる必要はない」と語るのは、食物学学術博士の佐藤秀美氏だ。

「高齢者のほうが、消化吸収能力が落ちているため、若い人より内臓組織の原料となるたんぱく質を多く摂る必要があるのです。ですから炭水化物を摂らず、たんぱく質を糖質に変えていては、本来摂取されるべきたんぱく質が吸収されず、他の臓器に負担が出てくる。

それでも健康のために痩せる必要がある人は、いきなり糖質をまったく摂らないようにするのではなく、お菓子や甘い物などの間食を減らせばいいのです。数値に惑わされず、何のためにダイエットするのかをもう一度、考えてください。痩せることより、長生きすることのほうが重要なのです」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/47984

炭水化物を食べたほうがやせる!制限は人体に危険で太りやすく、常に眠気で脳機能低下
2016.06.18 構成=編集部 Business Journal

 糖質や炭水化物を制限した食事でダイエットすることが広く定着しつつあるが、その「常識」に正面から異議を唱える学者が話題となっている。京都大学名誉教授で、正しい食生活と体づくりを提唱しつつ、自らも実践して65歳となった今でも体脂肪9.8%を維持している、森谷敏夫氏だ。

 森谷氏は4月、


結局、炭水化物を食べればしっかりやせる! – 2016/4/20 森谷 敏夫 (著)
https://www.amazon.co.jp/%E7%B5%90%E5%B1%80%E3%80%81%E7%82%AD%E6%B0%B4%E5%8C%96%E7%89%A9%E3%82%92%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%82%8C%E3%81%B0%E3%81%97%E3%81%A3%E3%81%8B%E3%82%8A%E3%82%84%E3%81%9B%E3%82%8B-%E6%A3%AE%E8%B0%B7-%E6%95%8F%E5%A4%AB/dp/4537213809


を上梓し、賛否両論含め話題が沸騰している。昨年7月には『世界一受けたい授業』(日本テレビ)に出演し、同氏が考案した炭水化物を摂取してやせる「京大式ダイエット」を紹介し、大きな反響を呼んだ。

 森谷氏は、「炭水化物を取らなければやせるという考え方は、まったくの間違いで健康にも有害」と指摘する。

「炭水化物は、脂質の半分しかカロリーがありません。むしろごはんは腹持ちが良く、炭水化物のほかに、たんぱく質やビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素を含み、決して太りやすい食べ物ではありません」(森谷氏)

 では、なぜ炭水化物は「ダイエットの敵」のように扱われるのか。

「ただし、消費されなかった炭水化物の余剰分は、グリコーゲン(糖質のエネルギー)として体内に取り込まれ、肝臓や筋肉に保管されます。このグリコーゲンは、その質量の3〜4倍の水と結合して蓄えられるという性質を持っています。そのため、ごはんを食べすぎると、余剰分の量の3〜4倍体重は増えることになります。反対に、ごはんを減らせば、ほかの食事を減らした場合よりも体重が3〜4倍早く落ちる計算になります。

 これが、「ごはんを減らせばやせられる」という誤ったダイエット神話につながったと考えられます。しかし、この場合に減ったのは体脂肪ではなく、ほとんどが水分です。そのため、ごはんを減らした食生活を続けても、やがて体重の減りは鈍化し、食事内容によっては簡単にリバウンドします」(同)
炭水化物制限で減るのは体内に蓄積した水分だけ

 つまり、炭水化物を減らしても体脂肪が落ちるのではなく、グリコーゲンと共に蓄積される水分だというのだ。

「リバウンドしやすいというだけではなく、脳の唯一のエネルギー源となる糖が不足することで、脳は体の活動を低下させようとします。具体的には、眠気を催し、極力体を動かさないようにするのです」(同)

 眠気に襲われやすく仕事に集中できない、電車内では常に寝ている、体を動かすのが億劫だといった症状がある人は、もしかしたら炭水化物不足が原因かもしれない。
「単品の食品を取り続けたり、炭水化物など特定の栄養素の摂取を制限する食事は正しいダイエットではありません。これらは体重を落とすことのみに焦点を当てた方法で、体脂肪を落とせず、健康を害する可能性の高いものです」(同)

 やはりバランスの取れた食事と、適度な運動が大切ということだ。森谷氏は、正しい食事を前提とした上で、「炭水化物を正しく取ることでやせられる」と主張する。
「たとえば、お酒を飲んだ後などに、シメとしてラーメンやうどん、お茶漬けなどの炭水化物が欲しくなることがあります。これは、食事中に糖分が不足していたため、満腹感を得られていなかったことが原因です。糖分を取っていれば、脳は満腹感を得られます」(同)

 つまり、食事の際には、まずごはんを食べることで、その後に飲み食いする量を抑えられるというのだ。腹を膨らませるのではなく、脳に満腹感を与える。それが食べ過ぎを防ぐことにつながる。

 主食である炭水化物を我慢して懸命にダイエットに励んでいる方も多いようだが、それで体を壊しては意味がない。正しく炭水化物を摂取して、健康的にやせるこの理論、試してみてはいかがだろうか。
http://biz-journal.jp/2016/06/post_15530.html

糖尿病がどんどん悪くなる糖質制限
http://ojyokoita.blog.fc2.com/blog-entry-525.html

ちょっと心配になって来ましたね。マジで。

「誰も治らない」どころか、どんどん悪くなっているんですよ、糖質制限者の糖尿病が。

糖尿病というのは罹病期間が長くなれば長くなるほど悪化するので当然と言えば当然なんですが、こうまで私の予想が的中すると、ちょっと気の毒になってしまって、あまりコケにできなくなるので困りますね(笑)

この前、何気にドクターもやし教祖(江部康二)のブログを見ていたら、教祖は空腹時血糖値が120mg〜125mgぐらいの時もあり、暁現象も若干あると書いてありました。

恐らくこれは、順調にβ細胞が委縮しています。
つまり、その結果、基礎インスリンまでもが低下傾向にあるのです。


β細胞が機能不全を起こして委縮して行ったり、あるいはβ細胞が脱分化してα細胞に変異したりすると、相対的にα細胞が大きくなります。

そうすると、グルカゴンの分泌が亢進し、糖新生が亢進します。

糖新生が亢進して肝臓が糖を放出しても、β細胞は委縮してしまっていますからインスリンの分泌が追いつきません。

その結果、空腹時あるいは早朝空腹時においても血糖値が高くなってしまうのです。
(つまり、糖新生が制御できない。)
(糖尿病初期における空腹時高血糖は別の理由が多いのですが、それは今回省略。)

ここまで来ると、まず治らないです。

こうならないために、糖尿病初期の処置が最も重要なのです。

「β細胞の機能不全」と言っても、きょう始まって明日すべてが壊れるという訳ではありません。
長い月日、あるいは年月をかけジワリジワリと進んで行きます。
かと言って、放って置けば決して止まらず進行して行きます。

糖質制限の最も愚かな点は、目先の血糖値が下がって喜んでいるうちにβ細胞の機能障害は進行して行くところです。

気が付いた時には、もう遅いのです。


インスリン分泌不全は何故起こるのか?
http://ojyokoita.blog.fc2.com/blog-entry-493.html

β細胞の真実
http://ojyokoita.blog.fc2.com/blog-entry-476.html

糖質制限を数年間続けてラーメンを食べたら血糖値爆発
http://ojyokoita.blog.fc2.com/blog-entry-469.html

β細胞の機能回復は12週間で可能と判明!
http://ojyokoita.blog.fc2.com/blog-entry-487.html


恐らく今回の話が一番実感できるのは、糖質制限をやめ、私のブログを読んで糖尿病が治った方々ではないでしょうか?

いずれにせよ、糖質制限をやられている方々も、まだまだ元気で頑張ってもらわないと、私のブログネタがなくなってしまうので、お互い切磋琢磨して頑張りましょう!

と言っても、頑張り様がないとは思うんだけど(笑)


コメント


いつもお世話になります。
この記事を読んで本当に糖質制限をやめて良かったと思いました。

確かに糖質制限時代は食パン1枚食べても180をこえてた血糖値も筋トレ始めて1年と4ヶ月
今では楽勝で食べれるようになりました。

病院の先生はもう治る事はないと言いますがひそかに絶対に治してやると言う気持ちで筋トレ頑張っています。
2015/11/12 (Thu) 16:18 | モビリオ #- | URL | 編集


あのまま糖質制限をしていたら

こちらのブログを見つけて、糖質制限を止めて筋トレダイエットにより2型糖尿病を完治させた、山彦秋田55才です。

あのまま、糖質制限をしながらインスリン注射と飲み薬を継続していたら、今頃はどうなっていただろうと想像すると、ゾッとします。

確かに、筋トレダイエットはキツいし辛い部分も有りますが、1回30分くらいを週3回くらいならば、やる気が有れば誰でも可能かと思います。

死ぬまで、自分の努力はゼロで薬に頼ったり糖質制限食を続けるのは、本人の勝手だし自由選択ですが、とてももったいないと感じます。

筋トレダイエットで2型糖尿病を完治させると、当然な事ながら、以前のように暴飲暴食はしなくなります。
たまには御馳走を頂くありがたみを覚えるようになり、食欲もコントロール出来るようになります。

2型糖尿病は完治出来るのだから、手遅れにならないうちに頑張って欲しいです。
2015/11/12 (Thu) 17:33 | 山彦秋田 #- | URL | 編集


私は前回8月の時の空腹時血糖値が120程あったのですがヘモグロビン A1cが5.7だったので医師からは問題無いと言われたのですが、私的には以前より空腹時の血糖値が高くなっている(以前は110位だった)ので医師に空腹時血糖値が以前より高いけど大丈夫なのですか?と聞いたのですが大丈夫だと言われました、本当に大丈夫なのですかね?

最近では過去2ヶ月の血糖値の状態を表すヘモグロビンA1cの数値が良しでも食後血糖値が高いと動脈硬化を促進させるとあるので心配なのですが・・・
2015/11/12 (Thu) 20:29 | ジュリエッタ #- | URL | 編集


糖尿病の「完治」については、国際的な公式定義は残念ながらまだないと思います。米国内でおおむね同意された概念はありますが(欧州も大体これに即しています)。
--> http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2768219/

この論文については、日本語のわかりやすい解説があります。
--> http://good-looking.at.webry.info/201509/article_2.html

ただ、完治という言葉を医者が糖尿病に使いたがらない理由は、生活習慣病という性質上の問題と、治療法として確立されたものが少ないという2点よりも、むしろ再発率(relapse)の高さでしょう。 

あいにく既存の研究では、外科手術を施した患者の追跡調査しかないようなので(これとか--> http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23161525)この場合の再発率は、自助努力(生活習慣の改善)で寛解できた患者には当てはまらないと思われます。

食事管理+強度の運動で糖尿病が寛解された例は、世界各地の医療機関レベルで結構報告されてるんですけどね。2型糖尿病の患者数の多さに比べると、自力で治した人の症例数はまだまだ少ないんでしょう。

王城メソッド実践者の方々には本当に頭が下がります。どうか無理をされない範囲で、引き続き頑張って下さい。
2015/11/13 (Fri) 06:45 | Jo #- | URL | 編集


教祖様(江部康二)の予言

こんにちは、いつも楽しくブログを拝見させて頂いております。
昨日の教祖様(江部康二)のブログ記事がすごいです。

5年前に糖質制限を始めて心筋梗塞で倒れた方の話なんですが、かなり大食いな方のようです。

情報が少ないので断言は出来ないんですが、推測すると過食気味の酒飲みの方で、脂質異常症、高尿酸、肥満、高血圧もあると思われるんですが、それが原因で動脈硬化を引き起こしてるとおもうんですよね。

しかし教祖様はそこには一切触れずに過去の糖質過剰の所為にするばかりですwほんと怖いですw
にしても糖毒カルトにはまるニューメラシーに欠ける人も大概ですね。
2015/11/13 (Fri) 10:53 | ロンロン #- | URL | 編集


Re: タイトルなし

モビリオ さん、こんちは。

大丈夫です。
体型の変化とともに必ず良くなります。

というか、糖尿病が改善して行くから体型が変化するんですが。
2015/11/13 (Fri) 20:29 | 王城 恋太 #- | URL | 編集


Re: あのまま糖質制限をしていたら

山彦秋田 さん、こんちは。

本当にその通りですね。
手遅れになってから相談されても、私も困りますしね(笑)

私も糖尿発症前は週7日暴飲暴食をしていましたが、今では週1か2ぐらいですからね。
おかげで本当にお金を使わなくなったので助かります(笑)
2015/11/13 (Fri) 20:46 | 王城 恋太 #- | URL | 編集


Re: タイトルなし

ジュリエッタさん、こんちは。

その数値では、お医者さんが言う様に動脈硬化を心配するほどではないんじゃないですか?
ガンガントレーニングすれば抑えられるレベルだと思います。

そんなこと言い出せば、モヤシ教祖(江部康二)なんか+油漬けですから明日にでも死んでもおかしくないですよ。
2015/11/13 (Fri) 20:59 | 王城 恋太 #- | URL | 編集


Re: タイトルなし

Joさん、こんちは。

>王城メソッド実践者の方々には本当に頭が下がります。どうか無理をされない範囲で、引き続き頑張って下さい。

糖尿病のグータラを甘やかしては駄目です(笑)

たったの週3回の筋トレですよ。
しかもインターバルで休んでる時間がありますから、正味1回30〜40分ぐらいのものです。

こんなものがハードと抜かす奴は、本当のハードトレーニングというものを私が教えて上げますから、竹刀持参で直接指導に来て欲しいものです(笑)

何故完治できないか?、あるいは何故再発するのか?というのは、理由がハッキリしています。

グータラだから(笑)
2015/11/13 (Fri) 21:12 | 王城 恋太 #- | URL | 編集


Re: 教祖様の予言

ロンロン さん、こんちは。

凄いですね。
その内、先祖のせいにされそうですね(笑)

4億8千万歩譲って、過去悪かったとしても、糖質制限では何ら改善されないことがハッキリしましたね(笑)
2015/11/13 (Fri) 21:35 | 王城 恋太 #- | URL | 編集

瘦せ型糖尿病予備軍です。
食事は、婦人科的異常からメトフォルミン内服しつつ、栄養指導に準じて摂取しています。炭水化物適度に、脂質は控えめにって感じです。

よくネットで寿司2つで爆上げとか目にする方の食生活みると、ほぼ糖質とっていない方なんですよね。

ラードいりコーヒーとかバター丸かじりとか気持ち悪くて無理です。。
今はバランス良くたべ、A1cは5.2くらいでいますが、完治させたいので、筋トレをしてみたいと思います。
瘦せ型だから治りにくいカモですが、諦めません。

参考にさせていただきます!
2015/11/14 (Sat) 08:29 | ゆん。 #OumQaaPg | URL | 編集

暴食しなくなるのは同化できて糖が足りてくるからですか?
インスリン抵抗性が増してると暴食する?
運動すると良く食べる気がしますが・・

糖質制限もそうですけど、プロテインとか飲んでて尿素窒素とか異常に増えたりしないんでしょうか?

A1cといえば今の特定保健指導レベルの基準値はHbA1c:5.2% 以上 と厳しいですよね。
私は糖尿病ではないですが、A1cは5.3程、これだとひっかかります。
これを下げるのもやっぱり筋肉?
2015/11/14 (Sat) 14:15 | ky #mQop/nM. | URL | 編集


特定保健指導レベルのHbA1c5.2%以上というのはJDS値ですね。現在はNGSP値ですから5.6%以上になります。
2015/11/14 (Sat) 16:42 | こぶ平 #- | URL | 編集


こぶへいさん、こんにちは。
ありがとうございました。

教祖の古い過去記事みてたみたいです。
普通は6.2でも優なのに、保健指導、変わらず厳しいですね。

HbA1cを下げるのには抗酸化食品も必要なんじゃないかな、と思うんですけどね。
2015/11/14 (Sat) 18:27 | ky #mQop/nM. | URL | 編集


確かに厳しいですね。

割り込み失礼します、愚痴です。特定健康指導値は確かに厳しいですね。
小生もずっと5.8で指導受けてます。先日、職場での健康指導受診があり半年後の目標設定を看護婦に申告しなければならなかったのですが、小生はベンチプレス、フルスクワット、デッドリフトが100キロを挙げられるようになると申告しておきました。看護婦さんから「いやそう言うことじゃなくてですねー」と言われたのですか、小生は励みます(精進)。
2015/11/14 (Sat) 20:29 | 越後の健康豚 #- | URL | 編集


Re: タイトルなし

ゆん。さん、こんちは。

すし2個で血糖値爆発というのは、どこに出しても恥ずかしくない糖尿病、と言うか、かなり重症です。
糖毒系の人達は、それで改善できてると思っているので、ある面幸せです(笑)
それは改善ではなくて、悪化しているのです。

ま、しかし、逆に言えば、悪化しているのに幸せになれる糖質制限というのは、その点においては素晴らしいと思います。

ただ、心底馬鹿じゃないと途中で気付いちゃうんですよね(笑)
2015/11/15 (Sun) 23:47 | 王城 恋太 #- | URL | 編集


Re: タイトルなし

暴食しなくなるのは、どのぐらい食うとどうなるか?というのが、ある程度解って来るからじゃないですかね。
2015/11/16 (Mon) 00:07 | 王城 恋太 #- | URL | 編集
http://ojyokoita.blog.fc2.com/blog-entry-525.html

http://www.asyura2.com/16/health18/msg/583.html#c79

[不安と不健康18] 糖質制限論争に幕?一流医学誌に衝撃論文 東洋経済オンライン BRIAN ENO
80. 中川隆[-6343] koaQ7Jey 2017年10月10日 15:03:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

教祖様(江部康二)の悪質な嘘


脳には、血液脳関門(ブラッド・ブレイン・バリア)という関所のような場所があり、異物が侵入できないシステムになっています。エネルギー源のうち、ここを通過できるのはブドウ糖だけ。脂質やタンパク質は分子が大きすぎて通れない。

ここから「脳のエネルギー源は糖質だけ」という誤解が生まれたと推測できます。

ところが、近年の研究で、脳の関門はブドウ糖以外にも、通過できる物質があることがわかってきました。

それが「ケトン体」です。

やっと主役が出てきました。これがケトジェニックダイエットのネーミングの元になっているもので、ヒトのカラダにとても有益に働く物質です。脳の関門を通過できるのですから、脳のエネルギー源になれることは確実です。

ケトン体は、脳だけでなく体内のあらゆる細胞でエネルギーとして使えることがわかってきました。「糖に代わるエネルギー」と言っても過言ではありません。そしてむしろ、人間の本来のエネルギー源はケトン体なのではないだろうか?という説まで飛び出してきているのです。
http://www.asyura2.com/15/health17/msg/571.html

「ケトン体」は正確には脂肪は糖分にはなりません。

糖分に似た働きのケトン体というものに、肝臓で変換された後、脳へ運ばれ、エネルギーをつくりだすのに利用されます。


マヌケな回答者mcc...のために教えて差し上げましょう。


お前が言っているケトン体だが、このケトン体は人で言えばほぼ極限状態(飢餓状態)の時や、糖が利用されない(糖尿病)の時に、脂肪から分解された脂肪酸が、肝臓におけるβ酸化という過程によって作られる。

そしてこれが、心臓や脳に運ばれる。

つまりケトン体によるエネルギーの産生は、糖尿病によってインスリンが分泌されず糖が利用できない場合などを除き、健常人では飢餓状態(絶食状態)という、他にどうしようもない時に産生されるわけだ。

そしてお前のもう一つバカなところは、

このケトン体、非常に生命を脅かす危険な物質で、糖尿病患者では有名な、糖尿病性ケトアシドーシスと呼ばれる、体内の血液pHが酸性に傾き、昏睡状態に陥る病態の原因物質である。

ということを知らないことだ。

つまり、ケトン体をエネルギー源にするような状況では、生命自体が非常に危険な状態と言える。


他にも説明したいことは山ほどあるが、こんなことも知らないで、よくもほざけたもんだな。

どっちが「無知」だったかわかったか?

お前のその足りない脳みそで、もっとよく勉強してから非難するんだな!
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14149485104;_ylt=A2RAqaaG8s9WADwAjfLaaAB8

http://www.asyura2.com/16/health18/msg/583.html#c80

[政治・選挙・NHK233] 戦争したい日本人は1人もいないハズ!  赤かぶ
3. 中川隆[-6342] koaQ7Jey 2017年10月10日 15:57:13 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

核武装しないとイラクみたいに侵略されて人が住めない国にされるからな
http://www.asyura2.com/17/senkyo233/msg/732.html#c3
[昼休み52] "新喜び組"は23歳以下の美女たち! 中川隆
62. 中川隆[-6342] koaQ7Jey 2017年10月10日 16:09:50 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

2017年10月10日「日本が再び、被爆国となる」という、今そこに在る危機。
From 藤井聡@京都大学大学院教授


トランプ米大統領の、金正恩に地する挑発は、どうやら既に一線を越えているやに見える。10月7日付けのCNNニュースによれば、彼はツイッターで次のように呟いたという。

「過去25年間、歴代政権が北朝鮮といろいろと合意し、大量のカネを支払ってきたが、そんな合意は全てインクが乾く前に反故にされてきた。我々アメリカをバカにするにも程がある。申し訳ないが……もう、こうなると残された手段は一つしかない」
http://edition.cnn.com/2017/10/07/politics/trump-north-korea-negotiations-tweet/index.html

言うまでも無く、この「手段」というものが「武力攻撃」を示していると考えざるを得ない。

我が国もまた、先の国連総会で、安倍総理大臣は「必要なのは対話では無い。圧力だ」と高らかに宣言している。いわば総理は北朝鮮に「啖呵を切った」のである。

こうしたトランプ大統領や安倍総理の諸発言に対して、金正恩も激しく挑発し返している。

アメリカに対しては「米国の地を焦土化しよう。報復手段を総動員して我々の恨みを晴らそう」と核攻撃を示唆し、日本に対しても「日本列島4島を核爆弾で海に沈めなければならない」と激しく威嚇している。

・・・大方の国民は、これは金正恩の威勢の良い「ブラフ」であり、話半分で聞いておけばよい──と感じているように思う。そうでなければ、希望の党が失速しているだの安倍内閣は森・加計学園を隠蔽しているだの等の問題が喧しくメディア上で囃したてられる様な状況にあるはずもないだろう。

しかし筆者は今、極めて近い将来に何らかのかたちで有事が朝鮮半島で勃発する危機が現実的に存在し、しかも、その帰結として我が国に核攻撃による「被爆」も含めた「深刻な破壊」がもたらされるリスクが否定できない状況にある、と真剣に危惧している。

以下、筆者のこの危惧が単なる「杞憂」であることを祈念しつつ──筆者のこの確信の理由を(普段よりも少々長文となるが、国家の危機管理を司る国土強靭化の視点も交えつつ)順をおって解説してみることにしよう。

(1)北朝鮮とアメリカのチキンレース
そもそも今、北朝鮮とアメリカは、いずれか一方が降りない限り衝突する「チキンレース」の状況にある。

北朝鮮は核を保有し、北朝鮮に誰も手出しできない状況を創出しようと日夜努力を重ねている。

ここでもしもその努力を止めれば、(かつてのリビアの様に)米国側から瞬く間に潰されることになろう。それを恐れる金正恩は、現体制を持続させるためにも、核開発を辞めることはできないのだ。

一方で、アメリカは、「北朝鮮の核に怯えながら、おそるおそる北朝鮮と外交を続けるというような事態」は絶対に回避したいと考えている。だから、アメリカまで届く核が完成するまでに、北朝鮮の核攻撃能力を無力化したいと考えている。

もしも圧力をどれだけかけても無力化出来ないのなら、アメリカはどこかの時点で、核を無力化するための軍事的攻撃を北朝鮮にしかけざるを得なくなる。

だからこのまま、アメリカも北朝鮮もその態度を変えなければ、その内衝突し、北朝鮮有事が勃発する他なくなってしまうのである。

(2)アメリカが「降りない」場合の「犠牲」は甚大である
かくしてこのまま北朝鮮が核開発を続ければ、早晩アメリカが北朝鮮に総攻撃を仕掛けることになると予期されるのだが───現実は必ずしもそうではない。

なぜなら、アメリカの攻撃は「多大なる犠牲」を伴うからである。

もちろんアメリカが北朝鮮を攻撃すると決断したのなら、アメリカ側の犠牲を最小化するべく、瞬時に北朝鮮軍を確実に無力化するオペレーションを細心の注意を払いながら展開するだろう。

しかしだからといって、それが100%成功するとは限らない。米軍の徹底攻撃にも関わらず一部の反撃能力が残存する可能性は十分に考えられる。

まず少なくとも、テロ能力の残存は避けがたい。
http://www.sankei.com/world/news/170909/wor1709090035-n1.html

さらに考えられるのが、数十発は存在すると言われている「移動式ミサイル」だ。その内、「ノドン」と呼ばれるミサイルは日本をターゲットにしたミサイルで、これが50発ほど現存しているのではないかとも言われている。

これらの内いくつかは初期の米軍の攻撃で破壊することはできるのかも知れないが、この50発とも言われる全てのミサイルを破壊し尽くすことは、ほとんど不可能だと懸念される。

もちろん、今、このミサイルに核兵器を搭載できる能力を北朝鮮が持っているとは断定できない。しかし、飛距離の短いノドンに、水爆ではない通常の核爆弾ならば搭載できる可能性は十分考えられる。仮に核兵器の搭載が不可能であっても、化学兵器の搭載は今でも容易に可能なはずである。

以上の軍事的状況を踏まえれば、米軍がどれだけ徹底的な攻撃を仕掛けようとも、北朝鮮の攻撃能力の一部が残存し、それがアメリカの同盟国の韓国、そして日本に即座に差し向けられる事態は十二分に考えられるのである。

その時のターゲットとして第一に考えられるはもちろん在韓、在日の「米軍」だ。例えば在日米軍の中心的存在は横須賀基地である。横須賀基地は、対中国等との軍事オペレーションにおいて枢要な役割を担う、アメリカ太平洋軍にとって超重要的な基地である。こうした軍事拠点がターゲットにされる可能性は十分考えられる。

さらには、韓国のソウルや日本の東京といった、アメリカの同盟国の首都や大都市もまた、北朝鮮の反撃のターゲットになる可能性は排除できない。そもそも北朝鮮は韓国と「戦争中」であり(朝鮮戦争は単に今、休戦中であるに過ぎない)、かつ、金正恩は公式に日本に対して「核攻撃をする」と宣言している状況にあるのだ。

したがって、以上の諸状況を総合的に考えれば、もしもアメリカが「チキンレース」から降りず、対北朝鮮攻撃を仕掛けると決断すれば、韓国、そして日本の米軍基地や首都等が北朝鮮に攻撃され、徹底的に破壊されるリスクが生じてしまうと考えざるを得ないのである。

つまり、アメリカの北朝鮮攻撃は、アメリカの世界戦略にとって重要な基地が深刻な被害を受け、韓国や日本が核や化学兵器等によって攻撃されるという「犠牲」を伴うリスクをもたらすのである。

(3)元米海軍大将が「核戦争の確率は10%」と明言

実際、元米海軍大将ジェームズ・スタブリディスは、通常兵器による米朝戦争が起こる確率はフィフティ・フィフティだと指摘した上で、「核戦争の確率は10%」も存在すると明言しているのである!
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/09/post-8543.php

言うまでも無くその犠牲は、極めて深刻なものだ。

例えば実際、これまでの米国の歴代政権は、その犠牲を支払うことを回避するために、北朝鮮への直接攻撃を避けてきた。つまり、イラクやシリアに攻撃を仕掛けてきたアメリカに、攻撃することを「尻込み」させる程に、その北朝鮮からの反撃に伴う「犠牲」は深刻かつ重大なものだと、アメリカは認識し続けてきたのである。

───こうした見立てから筆者はこれまで、今回もまた、この「甚大なる犠牲」を支払う事に躊躇し、「チキンレースから降りる決断」をする可能性の方が高いのではないかという見通しを立てていたのである。

なお、アメリカがチキンレースから降りるということはすなわち、「アメリカが北朝鮮の核保有を実質的に認める」ということをもちろん意味する。さらに言えばそれは、「アメリカに向けて核攻撃を仕掛けないように最大限の配慮を差し向けつつ、北朝鮮との外交を継続すると、アメリカ側が決定する」という事を意味する。

つまり、北朝鮮が現時点で所持している反撃能力の高さ故に、アメリカが北朝鮮を攻撃する事を躊躇し、その結果として、致し方無く北朝鮮の核保有を実質上認める方向に,米政府は動く可能性の方が高いだろう──と筆者は考えていたのである。

(4)アメリカは甚大な「犠牲」のリスク覚悟で、攻撃しようとしている

──しかしこうした筆者の(ならびに、多くの軍事アナリスト達の)見通しから乖離するかたちで事態は激しく加速度的に進行しているように思える。ここ最近の日米両首脳の言動を踏まえれば、筆者の想定とは逆に、アメリカが北朝鮮を攻撃する方向に大きく舵を切りつつある事は、冒頭で指摘した通りだ。

それにはもちろん、どれだけ深慮遠謀の下で発言しているか分からぬ発言を「ツイッター」なる道具を駆使して公表し続けるトランプ大統領がアメリカ軍の最高責任者に就任しているという現実が、大いに影響していると考えざるを得ないだろう。

そしてそうした大統領の「つぶやき」に加速される格好で、アメリカは今、「日本や韓国の米軍基地や、諸都市が犠牲」になってもかまわないと決断した(あるいは、しつつある)ように思えるのである。

そもそも我々日本人を含めた極東の人々は、トランプ大統領が次のように発言している事を忘れてはならない。

「戦争が起きるなら向こうでやる。大勢が死ぬが、米国ではなく向こう側で死ぬ」
https://jp.sputniknews.com/politics/201708023950787/

これはつまりトランプは、「アメリカ本土の人間」でなく、「北朝鮮人であり韓国人であり、そして日本人が死ぬのだ」と考えている事を示している。

実際、東京やソウルが核攻撃に晒された場合、死者は200万人や300万人規模にのぼるだろうというシミュレーションが発表され始めたが、これは「観測気球」あるいは「予防接種」の様なものだと言えるのかもしれない。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/10/380.php
http://www.sankei.com/world/news/171006/wor1710060012-n1.html

あるいは、今回のアメリカの「決断」や、与党が「対北朝鮮外交は圧力を中心とする」という外交方針を総選挙の第一番目の公約に掲げたこととも関連している可能性すら考えることもできるかもしれない。

もちろん、今の日本国民で攻撃される事を望んでいる者など皆無だ。

しかし日本では今、「攻撃されるリスク」についてはメディア上でもほとんど言及されていないのが実態だ。だから、「北朝鮮に対して強行的姿勢を選択し続ける」という事が一体どういう帰結をもたらすのかについて思いを馳せている日本人などほとんどいない。結果、ほとんど何も考えずに、単なる気分やムードで「北朝鮮への圧力を高めるべし」という意見に同調する国民が増えたとしても何ら不思議ではない。

こうした状況にある以上、国民がそうと気付かない内に、今回の選挙を通して自分たちが戦争を是認したという事にされてしまう事態は、十分に危惧されるのである。

(5)日本を守るために。
こうした状況を鑑みたとき、我が国はいかなる対応を図るべきか──。

長期的に考えるのなら、十分な自主防衛能力さえあったのなら、「米朝激突によって深刻な被害を日本が受けるというリスク」は最小化できたであろう、という事は言えるだろう。

しかしそれを今更言ったとしても、どうにもならない。

そうした長期的な「筋」(実は筆者は、これこそが何よりも大切だと感じている)を大局的にしっかりと見据えながら、可及的速やかに、北朝鮮の核やテロ、化学兵器による攻撃から日本を、日本国民を守る為に一体何が出来るのかを全力で考えなければならない(だからそれは、筆者が今政府で取り組みを進めている巨大自然災害への対応を図る強靭化や防災と全く同様の構図の内にあるのだ)。

もしも、米朝激突となるのなら、その際に懸念されるミサイルやテロに対する徹底的な「専守防衛」を図る対策を講ずることが第一である(防災)。

そして、パニックのリスクを最小化する事を前提としながら、「リスク」に関する冷静な事実情報を適切に国民に周知していくことが肝要だ(リスクコミュニケーション)。

そして、日本への攻撃リスクがあることを知りながらアメリカが北朝鮮に攻撃を仕掛けるとするのなら、日本政府はアメリカ政府に対して、同盟国への攻撃を徹底的に防ぐ陣容を最高度に高めることを要求し続ける事が必要不可欠だ(防災における集団安全保障)。

折りしも集団的自衛権の考え方でもって、米朝激突において日本が米国の後方の支援等を行うかたちで米軍に協力するのなら、
同盟国日本を守るための布陣の最大化を要求することが日本政府の義務だ。例えば、米国のPAC3やイージス艦など、世界中に展開する防衛能力を極東に集結させることは、不可能では無いはずだ。そしてそれは、日本の国民の生命と財産を守るだけでなく、アメリカの国益上極めて重要な横須賀をはじめとした在日米軍を守るためにも必要な筈だ(防災における集団安全保障)(無論、そうした展開が北朝鮮を刺激し、北朝鮮からの先制攻撃を誘発するリスクは最小化せねばならない)。

そして言うまでもなく、表面上では激しい舌戦を繰り広げつつ、水面下では「核の無力化」や「亡命」等の可能性も幅広く見据えた、開戦を回避するための全力を賭したギリギリの交渉を粘り強く続けることもまた必要不可欠だ(ハザードリスクの最小化)。

いずれにせよ、我々は今、どうすれば日本人や韓国人、そして米国人や北朝鮮人の犠牲が最小化できるのか、さらには、「今」戦争が始まることで将来の犠牲者が最小化される可能性や、その「逆」のリスク等の全てを見据えながら全力で知恵を絞り、果敢なる取り組みを図らねばならない。

「第二次大戦後、初の核戦争」を回避し、「日本という世界初の複数被爆国」の誕生を全力で阻止することは、右や左、さらには民族や国境の別すら問わず、全日本国民、全人類が今、全力で取り組まねばならぬ人類にとっての最重要課題なのである。
https://38news.jp/asia/11168
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/906.html#c62

[不安と不健康18] 糖質制限論争に幕?一流医学誌に衝撃論文 東洋経済オンライン BRIAN ENO
82. 中川隆[-6350] koaQ7Jey 2017年10月10日 17:19:22 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
>>81
何か必死だね

みんな暇潰ししてるだけなのに

糖尿病くらい温泉水を飲めばすぐ治るよ:


釈迦の霊泉 / 加藤桂一 [ Mail ]

昨年の、2月アメリカ出張先で体調崩してダウン!

帰国後、即入院。病名は「糖尿病」でした。

数値はA1c8、8%血糖値426血圧200/136

主治医が「笑うしかない数値?」と言われ??まったく無知!説明によるとかなり危険な状態(合併症の恐れ)。

1ヶ月入院し何とか合併症はなかったのですが半永久的に?「インシュリン」の注射を毎日四回打たなければならない羽目に(辛い)。

退院後、釈迦の霊泉を思い出し行く事に、

毎月3泊4日通い何と?4ヶ月で「インシュリン」の注射打たなくても??血糖値が落ち着き反対に打つと低血糖に陥り?医者に相談しました

結果「インシュリン」の注射なしで今日現在の数値A1C5%血糖値(食後)115血圧130/70でまったくの異常なしの数値です。

今も出来るだけ一日2リットル心がけて「釈迦の霊泉」飲んでます。

「お水」が私を救ってくれた事実!

主治医も首を傾げる今日この頃(お水で治るのなら医者はいらん)

そうです世の中不思議な事もあるのですが良くなった事は事実。
現在、友人が3人「釈迦の霊泉」に挑戦?(いずれも糖尿病)

奈女沢温泉 / 加藤桂一 [ Mail ] 引用

名古屋から車で5時間半かけて来た甲斐が有りました。
実は「糖尿病」で、約1ヶ月入院(3月2日〜24日)退院後「奈女沢温泉」へ。

入院時、血糖が462で退院時160前後3泊4日で温泉へ!

1日入浴6回御神水6リットル飲みましたが、この時は食事療法が、むつかしく返って上がってしまった。

4月にやはり2泊3日、5月に3泊4日と温泉にそして、この5月に突然変化があり、何と低血糖(42)になり、驚いてインシュリン打つのを止めました。

医者も首を傾げ

「極端やな〜常識で言って考えられん。じゃーインシュリン止めて様子みましょう」

と言われ、その後6月3泊4日、7月3泊4日と温泉へ

(同じくひたすら入浴、お水を6リットル〜7リットル飲みつづけました)


昨日、主治医から「良いね、じゃー今度は2ヶ月後でいい」と言われ正直、本人も驚いてます。

血糖値90前後、A1c4.8、血圧128〜70です。

勿論、医者には「温泉」の話はしてません。根拠のない話は言っても信じてもらえないから!

もし、「糖尿病」で、お困りの方は一度行ってみる価値は有ると思います

名古屋〜東京〜上毛高原と新幹線乗り継ぎ「奈女沢温泉」着(送迎バス)

私が、ここの温泉に、お邪魔するのは理由が有るのです?
実は3年前アメリカ研修で帰国2日前にサンフランシスコで倒れて帰国後、そのまま入院。

病名は「糖尿病」血糖値465(空腹時で正常値90前後)血圧200の135で1ヶ月の入院余儀なくされ、薬とインシュリン注射(1日4回)のオマケ付き?

女房がお世話になった、ここの温泉で療養したところ何と?半年で薬もインシュリン卒業と相成った次第。(驚きと感謝感謝)

勿論、人それぞれ格差は有りますが私には願ったり叶ったりでした。
主治医も首傾げるばかりで(温泉の話はしてません)!

今現在は血糖値、血圧は正常値です。ただし「糖尿病」は厄介な病気で一度スイッチオンになったら元に戻りませんし合併症が恐いのです。だから今でも継続してる次第!

お陰様で定期検診も3ヶ月に1回となり時間が許す限り、お邪魔してるのです。
http://plaza.rakuten.co.jp/k1director/diary/200702070000/

回想3、釈迦の霊泉のであい 2006年07月29日

糖尿病になってから15年目ころから合併症が出てくる。

毛細血管がつまりだす。眼底出血が続く、近所の眼科に通院する回数も多くなる。ヘモクロビンA1Cガ7.8値である。

ゴルフの友達から糖尿病に効く水を紹介される。

「釈迦の霊泉」群馬県月夜野町上牧で取れる水を1ケースを分けて貰う。
奈女沢温泉である。むかし武田信玄もおとずれたとか記事で読んだことがある。

電話で予約 5月のこと

関越の水上ICより10分程月夜野町方向にいくと鉄道がありそこを側道にはいる釈迦の霊泉の私道だ、大自然の森を車で進むと寺の様な建物が左手にみえる、そのまますすむと奈女沢温泉がある。

湯治宿といった感じ、行って見て驚き、様々な病気を治す温泉。
興味本位でまずは沢山水を飲み、お風呂も何度もはいる、宿泊客も半身半疑の人々が多い感じ。

近くに谷川岳(汽車でくると景色がゆっくり楽しめる)
一泊二日の旅をして帰宅。

帰宅して翌日自分の体の変化に驚く・・・・
軽い、本当に軽い、体が10年間味わった事のない感覚である。

病院での検査結果ヘモクロビンA1C数値が5.8、医者もびっくり・安心・こごとなし。
医者が結果が悪いというと一泊してくる。

多くの人々に紹介、末期癌の人にも紹介

1ヶ月の命が8ヶ月延びたとお礼の電話あり、ガンが発見されたら出来るだけ早めに湯治療が良いとの事、体力が弱いと湯に負けるとか。

「釈迦の霊泉」で体質改善・・・・
一ケースの容器が大きいのが難点
http://blogs.dion.ne.jp/hiro18/

http://www.asyura2.com/16/health18/msg/583.html#c82

[リバイバル3] アメリカ人には食べ物の味がわからない 中川隆
5. 中川隆[-6349] koaQ7Jey 2017年10月10日 17:40:37 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

ジャンクフードはうつ病リスクを高める、スペイン研究
2011年01月27日 13:17 発信地:ワシントンD.C./米国

【1月27日 AFP】トランス脂肪酸や飽和脂肪を多く含む食品を食べるとうつ病になるリスクが高まる。米科学誌プロスワン(PLoS ONE)オンライン版に26日、このような調査結果が発表された。

 スペインのナバラ大(University of Navarra)とラスパルマス・デ・グランカナリア大(University of Las Palmas de Gran Canaria)の研究チームは、1万2000人以上のボランティアを募り、6年間にわたって各人の食生活とライフスタイルを調査・分析した。

 調査開始時、調査対象者の中にうつ病と診断されていた人は1人もいなかったが、調査終了時までに657人がうつ病と診断された。

 この間にトランス脂肪酸を多く摂取した人では、摂取しなかった人に比べて、うつ病になるリスクが最大48%も高かった。研究に参加したある准教授は、「トランス脂肪酸を多く摂取した人ほど心身への悪影響が見られた」と指摘する。

 研究チームはまた、多価不飽和脂肪(オメガ9系)を多く含む魚の一部やオリーブオイルには、うつ病にかかるリスクを減らす効果があることも明らかにした。

 ジャンクフードとうつ病の関連性を示す研究は、これまでにもいくつか報告されている。(c)AFP


2 : しまクリーズ(関西地方) :2011/01/27(木) 16:46:05.13 ID:wvomc3b70 (2 回発言)

全てのパン食はジャンクフードである

*バケット等ショートニングを使ってないものを除く


8 : しまクリーズ(関西地方) :2011/01/27(木) 16:59:27.10 ID:wvomc3b70 (2 回発言)

ジャンクフード限定じゃなくトランス脂肪酸や飽和脂肪を多く含む食品一般が対象


_______


鬱病を患う原因は、ジャンク・フードが原因!?

マクドナルドは、人を不幸にする猛毒か?!

―ジャンク・フードとは

「高カロリー・高脂肪・高糖分・高塩分でビタミン・ミネラル・食物繊維がほとんど含まれていない食品の事。」


―ジャンク・フード引き起こされる病気

「肥満、高血圧、冠状性心疾患、脳卒中、胆嚢炎、骨粗鬆症、睡眠時無呼吸症候群、子宮・乳・前立腺ガン、高脂血症、脂肪肝、インスリン抵抗、ぜんそく、高尿酸血症、生殖ホルモン異常、卵巣症候群、生殖障害、精力低下、成人発症型糖尿病、鬱病など。」


高脂肪な食品や加工食品、甘い御菓子などを習慣的に食べる人達は、果物や野菜、魚を中心とした食生活を送る人たちと比べ、うつ病になる確率が 60% 近く高くなるという研究結果が発表された。研究グループによると、これまでにも食品と精神保健との関連を調べた研究はあったが、食生活との相関性を調べた研究は、今回が初めてだそう。



医学論文誌「ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・サイキアトリー」に発表された同研究では、55歳前後の公務員3,486人(男女含む)を対象にアンケートを実施。食生活や過去5年間のうつ病の症状について、質問した。結果、加工食品の消費量が最も多かったグループは、最も少ないグループに比べ、5年後にうつになる確率が58%高かったという。



野菜や果物、魚中心の食生活がうつ病防止に効果的な理由として、研究グループは「果物や野菜に豊富に含まれる抗酸化物質に、うつ病を抑える働きがある」と主張。ブロッコリー、キャベツ、ホウレンソウなどに含まれる葉酸、魚に含まれるポリ不飽和脂肪酸も同様の働きがあるとしている。



精神病患者のための団体「Mental Health Foundation」のアンドリュー・マクロック代表は「新鮮な食品を手に入れにくい人たちや、ファースト・フード・ショップばかりが立ち並ぶ地域の住民たちが気がかりだ」とコメントしている。

How Junk Food Diet Can Give You Depression

http://www.dailymail.co.uk/health/j-food-depression/


http://macveg.blog68.fc2.com/blog-entry-392.html#more

「キレる」について


「キレる」とは、相手に対して込み上げた怒りの感情が、我慢の限界を超えて一気に現れることを指す俗語です。

「堪忍袋の緒が切れる」ということわざの「切れる」が語源という説と、激しく怒り興奮した場合に、こめかみに浮き立つ青筋の血管が「切れる」ことを表わしたとする説が有力だと言われています。「キレる」ということは、「自分の感情をコントロールできない状態」である言われています。

最近では「キレる子供」だけでなく、「キレる大人」も増えており、さまざまな事件やニュースをよく耳にするようになりました。確かに、現代はストレス過多で、「キレ」やすい環境と言えるのかもしれませんが、それでも社会に共存して生きている限り、私たちはちょっとしたことで「キレ」てばかりいることもできません。

「キレる自分」に負けない=「自分の感情をコントロールする」ためにできることから始めていきましょう。

自分の感情をコントロールできない状態─「キレる」の症状や特徴
自律神経失調症は、呼吸や心臓を司る「自律神経」にストレスが加わることによって、身体の各器官の不調をきたす病気です。

自律神経失調症は病態が非常に複雑に絡み合って起こるため、医学的にも判断が難しいとされています。この病気は人によって症状が様々ですが、一般的には倦怠感、手足の冷えやほてり、めまい、イライラや不安感、無気力、集中力の低下などがあります。

また、自律神経失調症は身体と心の双方に症状が現れることがあります。

身体に現れる症状としては、肩こり、頭痛、耳鳴り、目の疲れ、手足のしびれ、息苦しい、吐き気、腹痛、便秘、下痢、疲れやすい、微熱、不眠、食欲不振、立ちくらみ、気が遠くなるなど、あらゆる身体の不調が症状として現れます。

心に現れる症状としては、恐怖感、不安感、記憶力の低下、意欲の低下、イライラ、悲哀感などです。

自律神経失調症は複雑であるため、治りにくい病気であると言われており、最近では漢方薬で治療する医師も増えてきました。


人はなぜ「キレる」のか?─「キレる」原因とは


現在の人々のキレやすさは、大脳の「辺縁系」という部分に問題があり、起こる病気と言えます。脳の「扁桃」という部分は、私たちが怒ったり、喜んだりする感情の源で、コントロールしているのが「前頭葉」です。

実際、欧米で殺人などの事件を起こした凶悪犯の脳を調べると、前頭葉の血液の流れが普通の人より少ないと言われています。こうしたことから、人がキレるのは、前頭葉のコントロール能力が弱くなっているからではないかと、専門家の間で言われています。

最近では、「キレる」ことと食生活との密接な関係が注目されています。
犯罪と食との関係について、すでに欧米では30年も前からその因果関係が指摘されてきました。これまで日本での認識が薄かった理由は、普通に和食中心の日本食を食べていれば、特に問題が起きなかったためだと考えられています。

15年前に米国で行われた調査では、怨恨関係のない殺人を犯した人たちは、ほとんどジャンクフード(スナック菓子などの低栄養食品)とソフトドリンクだけで育ってきたことが分かりました。

ジャンクフードに大量に含まれるリン酸塩は、過剰に取ると、体内のカルシウムの吸収を阻害する働きをします。カルシウムが不足すると、イライラしたり、神経や筋肉の緊張を押さえられなくなると言われています。

また、清涼飲料水などから大量の砂糖を摂取すると、体のメカニズムが崩れ、糖分をうまく体内に取り込めなくなり、低血糖症に陥ると言われています。

血糖値が低いと、ぼんやりして判断力が鈍り、カルシウム不足でイライラすると、攻撃ホルモンのアドレナリンが分泌され、すぐに暴力をふるってしまうと言われています。

また、最近若い人に欠乏していると言われる亜鉛も、動物実験から、不足すると情緒不安定になったり、狂暴化することが分かってきました。

そして、少年院に収容されている少年たちからの聞き取り調査では、次のような食生活の実態が明らかになっています。


<日米の少年院で収容者が共通して常食していたもの>


コーラなどの炭酸飲料水 → 糖分が多く低血糖症になりやすい


スナック菓子 → リン酸塩など添加物が多く亜鉛不足に


ハンバーガーや肉加工品 → 動物性たんぱく質の摂りすぎでリン過剰


インスタント食品 → カルシウム不足でイライラ、怒りっぽくなる


ケーキや菓子パン → 糖分過多のうえ、ミネラル不足


チョコレートミルク → 砂糖摂り過ぎ、ミルクアレルギーも


缶コーヒー → カフェイン中毒と砂糖の害も


合成着色料入り食品 → アレルギーや情緒不安定


合成保存料含有食品 → 学力低下、みならるの働きを阻害


こうしたキレやすい人々の症状に対しては、長期的に食生活の改善を行っていくこと以外には、これまで薬物療法が行われてきましたが、どのような薬も決め手となるものはありませんでした。

精神の高揚を抑える精神安定剤を使った結果、患者は元気がなくなったり、吐き気や頭痛といった強い副作用に襲われ、服用を嫌がる患者さんも多いようです。
http://www.kokoro-yamai.com/tag/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%89

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/765.html#c5

[リバイバル3] アメリカ人には食べ物の味がわからない 中川隆
6. 中川隆[-6348] koaQ7Jey 2017年10月10日 17:44:23 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

アメリカ人の超絶肥満の原因は「フードスタンプ」で食べる ジャンクフード + コーラの糖分だった


【衝撃】 アメリカのデブが異次元すぎるwwwwww どうやったらここまで太れるんだよ
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4537088.html
https://matome.naver.jp/odai/2137949022098247301

(2010.10.15) ジャーナリスト・堤 未果さんに聞く  貧困大国アメリカで今、起きていること
http://www.jacom.or.jp/archive03/tokusyu/2010/tokusyu101015-11261.html


 米国には1960年代から貧困層に食料交換クーポン券を配布する「フードスタンプ」という食料費補助政策があるほか、学校給食にも「無料―割引給食プログラム」がある。これらは同国が食料・農業を重視している姿勢を示すものとの受け止め方もある。

 しかし、

『ルポ貧困大国アメリカ』
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004314305/asyuracom-22/

で堤さんが描いたのは、市場原理の導入で食ビジネスに参入し利益を上げようとジャンクフードを大量に提供する巨大企業と、それによる肥満児童の急増、医療費の増大、そして格差拡大の悪循環という姿だった。

 堤さんは「いのち、暮らし、教育といった人間の根幹が『市場化』されたとき、一体どうなるのか、私たちは考えるべきです」と話す。市場原理主義の行き着く先、を聞いた。


「オバマを動かせ!」

◆ジャンクフードでも死にはしない!?

ジャーナリスト・堤 未果さんに ――最初にフードスタンプ制度の実態からお聞かせいただけますか。


 アメリカは今、史上最大に格差が広がってしまったこともありフードスタンプはまさに生命線です。新規申請者が一日2万人のペースで増えています。フードスタンプ自体はやはり考え方がキリスト教ベースいうこともあり、困っている人への福祉政策としてとても支持されています。

 しかし、この制度は人間にとって食とはどういう意味があるかを考えてのものではなく、ぎりぎりのところで飢え死にはさせないようにという政策です。予算もかなり絞られている。

 するとたとえば4人家族で1か月平均100ドル(約1万円)のフードスタンプをもらい、さあ1か月の食事をまかなおうと思ったとき、どうなるか。多くの家庭ではできるだけ安く、調味料も調理器具もいらない、栄養の知識がなくても作れて少量でお腹がいっぱいになるもの、ということになる。

 そうすると当然インスタント食品が中心になりますから、それを99セントストアで買ってくる。99セントストアや大手ディスカウントフードショップが潤っていくわけですが、そういった企業はたとえば、途上国で大量生産した安い農産物を原料に添加物などをたっぷり入れることで食品を安く市場に出している。

 99セントストアが出てきたときには、よかったね、これで貧しい人たちも人並みの食事ができるね、とアメリカでも言われたのを覚えています。しかし、実は安売りストアがたくさん出てくるということは食の質も文化もやせ細り、アメリカ国内の農業もやせ細っていくということ、結局、「食も職も」なくなってしまうことに気がつかなかった。

 安ければ安いほどいいんだという安価信奉が、90年代に起きた「外注革命」を加速させて、本当にひどいことになってしまったのだと思います。


◆学校給食も利益の標的


 なぜそうなったか? 一言でいえば、食も含めた子育て、医療、教育、雇用など国の根幹を、政府が責任を持つ代わりに市場化してしまったからです。

 かつて中流層がしっかりしていた「よきアメリカ」の時代には税金を社会保障として還元するという考え方を、当時はソ連に対抗するという政治的な意味からも大事にしていた。ところが、ソ連が崩壊しナンバーワンになったとき、世界で力を持つにはやはり大企業の国際力だと、法人税を下げ社会福祉を切り捨てた。

 大企業を大事にするのは市場化を進めることと同義語ですから、競争力をつけるために、たとえば食であればいちばん効率よく利益を出すために人件費とクォリティが削られる。

 ですからフードスタンプとは「食べ物は心と体をつくるとても大事なもので人間の基礎であり国にとっては財産なんだ」という考え方が前提にあっての政策ではなく、市場化の加速とともに「貧困肥満」を増大させています。いまアメリカ人の死因の第2位である「肥満」は医療費をどんどん押し上げ、年間6万人が死亡しています。フードスタンプはこうして間接的に社会問題を深刻化させる制度と化しているのです。

 食の市場化はフードスタンプだけでなく子どもたちの学校給食にもじわじわと浸透しています。

 アメリカでもかつて学校で自前で給食をつくっていたんです。ところが国が教育予算をどんどん削っていったためにできなくなった。経営が苦しい学校に、待ってましたとばかりにピザハットなどのファストフード企業が「ウチと契約すれば大量に安く給食を提供できますよ」と近づいてくる。それで給食のコストだけでなく質がどんどん低下しました。保育園まで契約していて離乳食が終わったばかりの子どもがピザを食べています。

 国民の心と体の健康は財産だという考え方を、国は放棄したということです。みなさん、どうぞご自由に。大企業さん、どうぞマーケットに、と。


◆教育でも民営化レース!?

 最近、アメリカ法務省は史上最悪の貧困率だと、とうとう発表しました。本当に貧困大国になったと政府が公式に認めたということですね。大人の失業率は実質20%ですから、フードスタンプをもらう人は史上最高の5000万人近くになっています。07年は約2800万人でしたから異常な増え方です。

 一方で大統領夫人、ミシェル・オバマは新しく肥満児対策のキャンペーンを始めました。栄養を考えた食事を、そして、もっと体を動かそうよ、と。

 ところが、今、アメリカは教育を市場化しています。日本ではあまり報道されていませんが、すべての自治体が赤字なので大統領は賞金をエサに州に教育民営化レースをさせている。

 これは、たとえばテストの点数を上げるため、関係ないムダな教科は廃止するといったまさに市場原理でアイデアを競争させ、これにそった政策を成立させた州が賞金を獲得するというレースです。赤字の公立学校をつぶしてできるだけ民営に変えていくという条件に教育現場は悲鳴をあげて反対していますが、不況のうえ国が教育予算をどんどん切っているために州に選択肢はなく、立て直すにはこの賞金を狙うしかない。

 そうするとどうなるか? 競争強化の中でテストに関係ない体育の授業が減らされる、もしくはなくなっていくわけですよ。運動しないからジャンクフードを食べている子どもたちの肥満をさらに深刻化させる。 そもそも政府が公教育予算を切り民営化を進めたところから、給食のジャンクフード化も子どもの肥満も始まっているのに、大統領夫人は食品業界にもっと栄養表示をして塩分を減らせとよびかけ、こどもたちにはもっと体を動かしましょうというキャンペーンをやる(笑)。こういう非常に矛盾したことが起きているわけです。

 アメリカはブレーキが壊れた市場原理主義が暴走しているのです。取材していて思うのは、市場化、日本で言う民営化ですが、これは一度やってしまうと勝手に動き出し、自分で加速していくということです。どこまでも効率良く、どこまでも利益を上げるように走り出し、終わりがありません。


◆「個」を「数」にする社会


 ――ルポ第二弾では「刑務所という名の巨大労働市場」というショッキングなレポートがありますが、まさに象徴ですね。

 「刑務所ビジネス」を取材した時、ああこれが市場原理主義による労働市場の最終完成形だ、と確信しました。国内の非正規労働力よりももっと安くと、最初はインドなどの労働者を使ったけれども、インドの労働者だって月800ドルかかる。そこでもっと安い時給はないかと考えたら、灯台もと暗し、刑務所にいる受刑者に働かせることだった、というわけです。

 ところでアメリカは「テロとの戦争」をしていますが、実際は敵がいるようで見えないわけですからテロリストの最後の1人がいなくなるまでずっと戦争状態にしておけるわけですね。国はそれを最優先するという名目で教育、労働、医療などは後回しにできる。

 これを後押しするのが「愛国者法」という法律ですが、テロリストから国民の安全を守るといいながら自国民を監視している。これは市場化を邪魔させないためです。市場化とは国民を分断することですから。それに対してものが言えないようにするためには、まずはテロの恐怖で押さえつけるということをやった。

 そして、それに対しておかしいと人々がまとまって声を上げた労働組合や協同組合的な組織は次々にターゲットになりました。

 つまり、仮想敵を作り恐怖で人々を押さえつけつつ、実は市場化を邪魔しないよう個人をバラバラにしておく政策も進めてきた。

 わかりやすい例をあげましょう。社会の治安を守るという名目で導入された「スリーストライク法」というのがあります。これは前科が何かに関わらず3度目の有罪で終身刑になるという法律。これで受刑者が増えるから刑務所の安い労働力も増え企業は競争力を保つ――。こういう構造になっているわけです。

 今、不穏な気配を感じさせたらそれだけでみんな捕まりかねない。警官にもノルマがあるから。ここまで市場原理主義の徹底です。

 「市場化」からわかることは、市場化の下では国民が名前や顔、それぞれの歴史、家族、夢、などを持った一人ひとりの「個」ではなくて、「数」になってしまうんですね。あるいは「消費者」とか「モノ」になる。

 これに対してヨーロッパなどでは国民を市民として見ている。市民は権利を持った個です。今、世界が2つに分かれていて、では日本はどっちを選ぶのか? という岐路に立っていると思います。

 そのとき「個」にとって非常に大事なファクターに「食」がある。だから農協のみなさんは、国の未来にとっての「食」の意味を投げかける存在として大きな使命をもっていらっしゃると思います。なぜなら、食とは一体国にとって何なのか、ということが今ほど強く問われた時代はなかったように思うからです。食やエネルギーを他国に依存してしまうと絶対的に弱い立場になります。

 だから自給率を上げることはあらゆる面で日本が対等になる必要不可欠なことだと思います。


◆結託強める政治と企業


 ――日本に先駆けたアメリカの政権交代には期待も高かったと思いますが。


 「チェンジ」をかかげた選挙は、本当に期待が高かったです。けれどあれから1年がたち、いまアメリカの市民で起きているのは「ムーブ・オバマ」の運動です。オバマが大統領になって全てうまくいくかと思ったらその逆で、貧困率は急上昇し戦争は拡大し教育はさらに競争が強化され、格差はついに史上最大になってしまった。

◆ ◆ ◆

 国民はハッと気がついたのです。素敵なリーダーに丸投げして終わりではなく、もっと1人ひとりが社会がどうなっているのかきちんと知って、リーダーを動かしていかなければならなかったことに。

 たとえばオバマ大統領誕生は「黒人がなった=誰でも大統領になれる時代が来た!」とどこでも言われましたが、本当は巨額の選挙資金が必要で、やはり大企業から献金を受けたほうが当選しやすくなるという構造になっていることを証明した選挙でした。

 今年の1月、アメリカの最高裁判所は選挙の献金に国境をなくすことを認めました。つまり、この先の選挙ではたとえばサウジアラビアの大金持ちが献金できて、アメリカの軍事でも農業政策でも動かせるのです。献金額の上限も撤廃しました。ますます企業が政治と結託し市民の声は届きにくくなる。ほとんど日本では報道されていませんが実に恐ろしいことです。

 これを国民が知っているのと知らないのとでは絶対未来は違ってくる。

 ムーブ・オバマとはオバマが大統領になったからもう大丈夫だということではなく、まず社会の構造をしっかり見よう、選挙のあともずっと監視し続ける、政治で何が起きているのか情報を自分でつかんでいくということです。これはアメリカの後を追うように政権交代をし、1年たって同じように「あれ? おかしいな」という声がそこかしこで上がっている日本の私たちにとっても他人事ではない話ですね。

 アメリカでは「気づき」が始まっています。やはり民主主義というのはメンテナンスがいるしくみだとつくづく思います。「食」を通して社会を見ると本当に沢山の箇所に矛盾がみえるからです。日本も今まさに、メンテナンスをするいい機会ではないかと思います。

オバマになれば「チェンジ」と思ったが……。(「9.11」追悼式、ホワイトハウスHPより)


PROFILE
つつみ・みか
東京都生まれ。ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科修士課程修了。国連婦人開発基金(UNIFEM)などを経て米国野村證券に勤務中に9.11同時多発テロに遭遇。以後ジャーナリストに。「ルポ・貧困大国アメリカ」(岩波新書)(08年日本エッセイストクラブ賞受賞等)。近く「アメリカ弱者革命」(新潮文庫)「もうひとつの核なき世界」(小学館)刊行予定。
http://www.jacom.or.jp/archive03/tokusyu/2010/tokusyu101015-11261.html




2013-07-08 【読書感想】(株)貧困大国アメリカ
http://fujipon.hatenadiary.com/entries/2013/07/08#p1


内容紹介

1% vs 99%の構図が世界に広がる中、本家本元のアメリカでは驚愕の事態が進行中。それは人々の食卓、街、政治、司法、メディア、人々の暮らしを、音もなくじわじわと蝕んでゆく。あらゆるものが巨大企業にのまれ、株式会社化が加速する世界、果たして国民は主権を取り戻せるのか!? 日本の近未来を予言する、大反響シリーズ待望の完結編。


堤未果さんの『貧困大陸アメリカ』シリーズの最新作(完結編だそうです)。

この新書を読んでいる途中で、「あーはいはい、そんな感じだよなー」と、特に驚くことすらなく、読み流している自分に気づき、愕然としました。

シリーズの第1作『貧困大陸アメリカ』を読んだときには、「自由の国」で行われている、「貧困ビジネス」の実態に僕も怒りまくっていたのです。

その後、さまざまな本を読み、今の「グローバル企業と政治の癒着」についての知識も得てきたのですが、なんというか、もう読んでいるだけで疲れてきた……というのもあって。

「企業の『帝国化』」と、「多くの市民、国民の健康や幸福よりも、一部の大企業の利益を優先する政治」は、ほとんど変わっていないどころか、「それが当然」のようにすら、思えてくるようになりました。


 SNAPとはアメリカ政府が低所得層や高齢者、障害者や失業者などに提供する食料支援プログラムだ。以前は「フードスタンプ」と呼ばれていたが、2008年10月にSNAPと名称を変えている。クレジットカードのような形のカードをSNAP提携店のレジで専用機械に通すと、その分が政府から支払われるしくみだ。

 受給額は州や受給者の収入によって異なるが、ニューヨーク州では、単身者で月収1180ドル(約11万8000円)以下なら月117ドル(約1万1700円分)支給される。全米の平均支給月額は132ドル(約1万3200円)。カードは全国23万1000店舗で使用できる。が、嗜好品は買えず、あくまでも食品のみという条件付きだ。

 SNAPは月に一度、夜中0時に支給されるため、毎月その日は夜中過ぎから全米各地の安売りスーパーに受給者があふれるという。

 ミシェルの買い物袋も、加工食品や炭酸飲料、缶詰やインスタント食品でいっぱいだった。


 アメリカの貧困率と失業者の数は、リーマンショック以来増え続けている。

 四人家族で年収2万3314ドル(約230万円)という、国の定める貧困ライン以下で暮らす国民は現在4600万人、うち1600万人が子どもだ。失業率は9.6%(2010年)だが、職探しをあきらめた潜在的失業者も加算すると実質20%という驚異的な数字となる。16歳から29歳までの若者の失業率を見ると、2000年の33%から45%に上昇、経済的に自立できず親と同居している若者は600万人だ。

 ミシェルのようなSNAP受給者は年々増加。2012年8月31日のUSDA(農務省)発表では、約4667万373人と過去最高に達した。1970年には国民の50人に1人だったのが、今では7人に1人がSNAPに依存していることになる。

 考えようによっては、「それでも、最低限の食べものを保障してくれるだけ、マシなんじゃない? 世界には飢えている国だってたくさんあるのだから」とも言えるのかもしれません。

 財政の厳しさから、生活保護を「水際作戦」などと極力行わないようにしている日本に比べて、アメリカ政府は、国民にSNAPを利用するようにアピールしているそうですし。

 ところが、このSNAP受給者が増えていく一方で、失業率は全然改善されない。

 SNAPでは、安くてカロリーが高いジャンクフードやジュースなどが選択されがちで、「この20年、アメリカでは子どもの2型糖尿病が激増している」そうです。

 貧困層ほど、偏った食事をしており、健康状態も悪化しやすい。
 こうして、負の連鎖が止まらなくなっているのです。


 なぜそんな制度が続いている、というか、いっそう拡大されていっているのか?


 ウォルマート広報部門担当で副社長のレスリー・ダックは、同社の収益におけるSNAPの重要性をこう協調した。

「SNAPからの収入は我が社にとって大変大きいですね。多くの州でSNAP利用者の2人に1人が、ウォルマートで食品を購入してくれています」

「公共のための科学センター(Center for Science in the Public Interest)」の調査によると、炭酸飲料や砂糖を含む清涼飲料水産業も、2010年度だけでSNAPによる売り上げが40億ドル(約4000億円)と、こちらもSNAPから巨額の利益が流れ込んでいる。

「ワーキングプア人口の拡大で、黙っていても利用者がどんどん増えるSNAPは、食品業界にとってドル箱になっているんです」

 要するに「まともな待遇の雇用を確保するよりも、低賃金の単純労働+SNAPでとりあえずなんとか食べられるくらいの保障はして生き延びさせ、その食費も大企業に吸収される」ようになっているのです。

 明らかに「国民の健康を害する」システムなのに、政府は、見てみぬふりをして、大企業の利益を優先しています。

 これって、間接的な「奴隷制度」じゃないのか?


 また、アメリカでは、GM(遺伝子組換え)作物が食生活に占める割合が、年々上昇しているそうです。


 だがGMは新しい技術であるため、長期にわたる環境や人体のへの影響を検証した実験結果が確立されていない。そのため安全性を巡る議論は今も続いており、現在世界では35ヵ国が、GM作物の輸入を規制または全面禁止措置中だ。

 アイオワ州の農業従事者のラッセル・リードは、多くのGM作物が耐性を持つ、「ラウンド・アップ」という商品名の除草剤についてこう語る。

「『ラウンドアップ』はGM種子最大手のモンサント社が販売する、世界で最も普及しているグリホサートを主成分とする除草剤です。モンサント社はこの除草剤を、これに耐性を持つGM種子と必ずセットで販売する。農家がこの除草剤を散布すると、GM種子以外の雑草だけが枯れるしくみです。

ですがヨーロッパではすでにこの除草剤は発がん性を有し、奇形、喘息発症を誘発するなど安全性に問題があるとして、禁止されています。

さらに1996年にはニューヨークで、2001年にはフランスで、それぞれ消費者団体や環境活動家たちが、モンサント社のこの除草剤に対し訴訟を起こしているのです」

 それは「土に落ちると無害化して土壌に残らない」というラウンドアップの「生分解性」ラベル表示が虚偽であるという内容だった。結果はどちらも裁判所がモンサント社側に「虚偽広告」の判決を下している。

 この「GM種子+特定の除草剤」の組み合わせは、一度使い始めると、ずっと続けざるをえなくなるのです。

 除草剤に耐性を持つGM種子じゃないと、生育できない土壌になってしまうので。
 そして、この種子を世界各国で使わせることによって、多国籍企業は各国の農業を「支配」していくのです。

 ちなみに、科学雑誌に、このGM種子の危険性を訴える研究論文を載せたりすると、壮絶な「あら探し」がはじまり、論文を書いた人は大バッシングを受けるのだとか。科学の世界も、企業の営利活動と無縁ではありません。

 研究にはお金がかかるし、お金を持っている企業の力で、科学者の「警告」はもみ消されてしまう。
 

 この本を読んでいると、アメリカの荒廃っぷりには愕然とします。

 義務教育レベルの学校が「自由競争」という名目で選別され、公立学校が無くなり、授業料が高い私立ばかりになる「ビジネス化」。

 民営化され、不採算部門が削られていくことによる公共サービスの劣化。


 2012年10月。
 メジャーリーグの試合で盛り上がるミシガン州デトロイト市のタイガース球場入り口では、こんなチラシが配られていた。


「注意! デトロイトには自己責任でお入りください」

・デトロイトは全米一暴力的な町です。

・デトロイトは全米一殺人件数の多い町です。

・デトロイト市警は人手不足です。

・人手不足のため12時間シフトで働かされ……警官は疲労困憊しています。

・デトロイト市警の賃金は全米最低ですが、市はさらに1割カットしようとしています。


 配布していたのは、現役のデトロイト市警官たちだ。

 デトロイトは2000年から2010年の10年間で、住民の4分の1が郊外や州外に逃げ出してしまった町だ。財政破綻による「歳出削減」で犯罪率が増えているにもかかわらず市は公共部門の切り捨てを実施、学校や消防署、警察などのサービスが次々に凍結されている。

 こうした傾向はミシガン州だけでなく、全米の自治体で起きている。2010年7月にはやはり財政難に陥ったオレゴン州の自治体が維持費が続かずに刑務所を閉鎖、すでに警官が大量解雇された町中に刑期を終えていない囚人があふれだし、恐怖のあまり州外に逃げる住民が急増した。

 これ、『リアル北斗の拳』の世界じゃないですか……

 また、大企業は「安い給料でも辞めずに働く労働力」として「囚人」に目をつけて、どんどん酷使してもいるのです。

 州によっては、囚人労働力確保のため、早期釈放を行わない制度まで導入されているのだとか。

 名目上は「犯罪者に厳罰を与える」ということで。

 一般社会で生活している人が、どんなに安い賃金でガマンするといっても、囚人にはかないません。

 なんかもう、「金のためなら、なんでもあり」すぎて、笑えてくるほどです。


 また、2005年には「完全民間経営自治体サンディ・スプリングス」が誕生したそうです。

 人口10万人のこの町は、富裕層で占められ、大手建設会社によって「運営」されています。

 この町ができた経緯を、著者はこんなふうに紹介しています。


 2005年8月、ハリケーン・カトリーナによって大きな水害に見舞われたジョージア州では、水没した地域住民のほとんどがアフリカ系アメリカ人の低所得層だったことから、アトランタ近郊に住む富裕層の不満が拡大していた。

 共和党の彼らは、「小さな政府」を信奉している層だ。

 なぜ自分たちの税金が、貧しい人たちの公共サービスに吸い取られなければいけないのか? ハリケーンで壊滅状態の被災地を、わざわざ莫大な予算をかけて復興させても、住民の多くは結局公共施設なしでは自活できないではないか。政府の介入の仕方はまるで社会主義だ。私たちはいったい、今後も延々と行政支援を必要とする人々のために、どれだけ貴重な税金を投じなければならないのか? 

 どうしても納得いかない彼らはこの件について住民投票を行い、やっとベストな解決策を打ち出した。

 郡を離れ、自分たちだけの自治体を好きなように作って独立すればいいのだ。

 僕の感覚では、「こういうのって、頭の中で考えることはあっても、堂々と主張するべきではない」ような気がするんですよ。

 助け合うのが「公共のルール」だろう、って。
 多くの日本人も、たぶんそうだと思います。

 ところが、このサンディ・スプリングスの人たちは「自分たちが巻き添えになるのはイヤだ」と声高に叫んだのです。

 そして、叫んでみたら、意外と、彼らを阻むものはいなかった。

 こういう「公共の意識のゆらぎ」は、たぶん、アメリカの一部の富裕層だけに起こっていることじゃないんですよね。
 
 
 それでも、オバマ大統領になって、少しはマシになったのではないか、オバマさんを議会が邪魔しなければ、もうちょっと社会保障制度が改善されたアメリカになるのではないか、と思っていたのです。

 でも、現実はほとんど変わっていなかった。


「2012年の選挙は、大きな政府に反発するティーパーティ運動の存在に焦点があてられ、赤と青に分断されるアメリカというイメージで描かれていましたね」

「赤と青に分断されたアメリカ、そのとおりです。国民の意識は保守対リベラルにひきつけられる。けれどそれはバーターで、今のアメリカ民主主義は「1%」によってすべてが買われているのです。司法、行政、立法、マスコミ……

「1%」は二大政党両方に投資し、どちらが勝っても元は取る。テレビの情報を信じる国民は、バックに巨大企業がいることなど夢にも思わずに、いまだに敵を間違えているのです」

みんなはオバマvsロムニーの「対決」だと思っていた。

ところが、内実は「1% vs 1%」であり、どちらが勝っても、大勢に影響はなかったのです。

大企業は、どちらが勝ってもいいように、あらかじめ両方に賭けていたのだから。


ああ、アメリカって酷い!と言いかけて、日本のことを思いだしてみると、自民党と民主党だって、似たようなものですよね。

民主党のなかには、もと自民党だった人がたくさんいて、政策もそんなに大差はありません。

政権交代というけれど、結局のところ「自民党的なもの」がずっと勝ち続けているだけ。


この新書の後半では、「1% vs 99%」という構図が何度も出てきます。

でも、『貧困大陸アメリカ』が世に出てから5年間のことを思いだしてみても、本当に、これが実情なのかどうか?

「1%が幸福を独占している(というか、本当にここまでやって、企業が金を儲けることが、「1%組」を幸福にしているのだろうか?と僕は疑問なのですが)」というけれど、残りの99%は、一枚岩じゃない。

99%のなかのごく一部の(これも「1%」くらいかもしれません)「意識高い系」が格差の是正を訴えている一方で、「99%」の大部分は、目の前の生活に追われ、「1%」を呪いながら、「意識高い系」の高偏差値な啓蒙運動にもついていけずにいるように思われます。


「毎日テレビ観て、ウォルマートで買ったジャンクフードを食べている生活で、それなりに幸せ」な人が、世の中の多数派なのではないか?

もしかしたら、「1%対99%」ではなくて、「1%対1%対98%」なのではないか?


著者は最後に「希望めいたこと」を書いておられるのですが、僕は、これからの日本もこうなっていくんだろうなあ、という絶望感がつのるばかりでした。

こんな世の中で、誰が幸せになっているのかねえ……
http://fujipon.hatenadiary.com/entries/2013/07/08#p1


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/765.html#c6

[リバイバル3] マルクスはやはり正しかった _ もうすぐ共産革命の嵐が吹き荒れる時代がやって来る 中川隆
93. 中川隆[-6347] koaQ7Jey 2017年10月10日 17:45:40 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

(2010.10.15) ジャーナリスト・堤 未果さんに聞く  貧困大国アメリカで今、起きていること
http://www.jacom.or.jp/archive03/tokusyu/2010/tokusyu101015-11261.html


 米国には1960年代から貧困層に食料交換クーポン券を配布する「フードスタンプ」という食料費補助政策があるほか、学校給食にも「無料―割引給食プログラム」がある。これらは同国が食料・農業を重視している姿勢を示すものとの受け止め方もある。

 しかし、

『ルポ貧困大国アメリカ』
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004314305/asyuracom-22/


で堤さんが描いたのは、市場原理の導入で食ビジネスに参入し利益を上げようとジャンクフードを大量に提供する巨大企業と、それによる肥満児童の急増、医療費の増大、そして格差拡大の悪循環という姿だった。

 堤さんは「いのち、暮らし、教育といった人間の根幹が『市場化』されたとき、一体どうなるのか、私たちは考えるべきです」と話す。市場原理主義の行き着く先、を聞いた。


「オバマを動かせ!」

◆ジャンクフードでも死にはしない!?


ジャーナリスト・堤 未果さんに ――最初にフードスタンプ制度の実態からお聞かせいただけますか。


 アメリカは今、史上最大に格差が広がってしまったこともありフードスタンプはまさに生命線です。新規申請者が一日2万人のペースで増えています。フードスタンプ自体はやはり考え方がキリスト教ベースいうこともあり、困っている人への福祉政策としてとても支持されています。

 しかし、この制度は人間にとって食とはどういう意味があるかを考えてのものではなく、ぎりぎりのところで飢え死にはさせないようにという政策です。予算もかなり絞られている。

 するとたとえば4人家族で1か月平均100ドル(約1万円)のフードスタンプをもらい、さあ1か月の食事をまかなおうと思ったとき、どうなるか。多くの家庭ではできるだけ安く、調味料も調理器具もいらない、栄養の知識がなくても作れて少量でお腹がいっぱいになるもの、ということになる。

 そうすると当然インスタント食品が中心になりますから、それを99セントストアで買ってくる。99セントストアや大手ディスカウントフードショップが潤っていくわけですが、そういった企業はたとえば、途上国で大量生産した安い農産物を原料に添加物などをたっぷり入れることで食品を安く市場に出している。

 99セントストアが出てきたときには、よかったね、これで貧しい人たちも人並みの食事ができるね、とアメリカでも言われたのを覚えています。しかし、実は安売りストアがたくさん出てくるということは食の質も文化もやせ細り、アメリカ国内の農業もやせ細っていくということ、結局、「食も職も」なくなってしまうことに気がつかなかった。

 安ければ安いほどいいんだという安価信奉が、90年代に起きた「外注革命」を加速させて、本当にひどいことになってしまったのだと思います。

◆学校給食も利益の標的


 なぜそうなったか? 一言でいえば、食も含めた子育て、医療、教育、雇用など国の根幹を、政府が責任を持つ代わりに市場化してしまったからです。

 かつて中流層がしっかりしていた「よきアメリカ」の時代には税金を社会保障として還元するという考え方を、当時はソ連に対抗するという政治的な意味からも大事にしていた。ところが、ソ連が崩壊しナンバーワンになったとき、世界で力を持つにはやはり大企業の国際力だと、法人税を下げ社会福祉を切り捨てた。

 大企業を大事にするのは市場化を進めることと同義語ですから、競争力をつけるために、たとえば食であればいちばん効率よく利益を出すために人件費とクォリティが削られる。

 ですからフードスタンプとは「食べ物は心と体をつくるとても大事なもので人間の基礎であり国にとっては財産なんだ」という考え方が前提にあっての政策ではなく、市場化の加速とともに「貧困肥満」を増大させています。いまアメリカ人の死因の第2位である「肥満」は医療費をどんどん押し上げ、年間6万人が死亡しています。フードスタンプはこうして間接的に社会問題を深刻化させる制度と化しているのです。

 食の市場化はフードスタンプだけでなく子どもたちの学校給食にもじわじわと浸透しています。

 アメリカでもかつて学校で自前で給食をつくっていたんです。ところが国が教育予算をどんどん削っていったためにできなくなった。経営が苦しい学校に、待ってましたとばかりにピザハットなどのファストフード企業が「ウチと契約すれば大量に安く給食を提供できますよ」と近づいてくる。それで給食のコストだけでなく質がどんどん低下しました。保育園まで契約していて離乳食が終わったばかりの子どもがピザを食べています。

 国民の心と体の健康は財産だという考え方を、国は放棄したということです。みなさん、どうぞご自由に。大企業さん、どうぞマーケットに、と。

◆教育でも民営化レース!?


 最近、アメリカ法務省は史上最悪の貧困率だと、とうとう発表しました。本当に貧困大国になったと政府が公式に認めたということですね。大人の失業率は実質20%ですから、フードスタンプをもらう人は史上最高の5000万人近くになっています。07年は約2800万人でしたから異常な増え方です。

 一方で大統領夫人、ミシェル・オバマは新しく肥満児対策のキャンペーンを始めました。栄養を考えた食事を、そして、もっと体を動かそうよ、と。

 ところが、今、アメリカは教育を市場化しています。日本ではあまり報道されていませんが、すべての自治体が赤字なので大統領は賞金をエサに州に教育民営化レースをさせている。

 これは、たとえばテストの点数を上げるため、関係ないムダな教科は廃止するといったまさに市場原理でアイデアを競争させ、これにそった政策を成立させた州が賞金を獲得するというレースです。赤字の公立学校をつぶしてできるだけ民営に変えていくという条件に教育現場は悲鳴をあげて反対していますが、不況のうえ国が教育予算をどんどん切っているために州に選択肢はなく、立て直すにはこの賞金を狙うしかない。

 そうするとどうなるか? 競争強化の中でテストに関係ない体育の授業が減らされる、もしくはなくなっていくわけですよ。運動しないからジャンクフードを食べている子どもたちの肥満をさらに深刻化させる。 そもそも政府が公教育予算を切り民営化を進めたところから、給食のジャンクフード化も子どもの肥満も始まっているのに、大統領夫人は食品業界にもっと栄養表示をして塩分を減らせとよびかけ、こどもたちにはもっと体を動かしましょうというキャンペーンをやる(笑)。こういう非常に矛盾したことが起きているわけです。

 アメリカはブレーキが壊れた市場原理主義が暴走しているのです。取材していて思うのは、市場化、日本で言う民営化ですが、これは一度やってしまうと勝手に動き出し、自分で加速していくということです。どこまでも効率良く、どこまでも利益を上げるように走り出し、終わりがありません。

◆「個」を「数」にする社会

 ――ルポ第二弾では「刑務所という名の巨大労働市場」というショッキングなレポートがありますが、まさに象徴ですね。

 「刑務所ビジネス」を取材した時、ああこれが市場原理主義による労働市場の最終完成形だ、と確信しました。国内の非正規労働力よりももっと安くと、最初はインドなどの労働者を使ったけれども、インドの労働者だって月800ドルかかる。そこでもっと安い時給はないかと考えたら、灯台もと暗し、刑務所にいる受刑者に働かせることだった、というわけです。

 ところでアメリカは「テロとの戦争」をしていますが、実際は敵がいるようで見えないわけですからテロリストの最後の1人がいなくなるまでずっと戦争状態にしておけるわけですね。国はそれを最優先するという名目で教育、労働、医療などは後回しにできる。

 これを後押しするのが「愛国者法」という法律ですが、テロリストから国民の安全を守るといいながら自国民を監視している。これは市場化を邪魔させないためです。市場化とは国民を分断することですから。それに対してものが言えないようにするためには、まずはテロの恐怖で押さえつけるということをやった。

 そして、それに対しておかしいと人々がまとまって声を上げた労働組合や協同組合的な組織は次々にターゲットになりました。

 つまり、仮想敵を作り恐怖で人々を押さえつけつつ、実は市場化を邪魔しないよう個人をバラバラにしておく政策も進めてきた。

 わかりやすい例をあげましょう。社会の治安を守るという名目で導入された「スリーストライク法」というのがあります。これは前科が何かに関わらず3度目の有罪で終身刑になるという法律。これで受刑者が増えるから刑務所の安い労働力も増え企業は競争力を保つ――。こういう構造になっているわけです。

 今、不穏な気配を感じさせたらそれだけでみんな捕まりかねない。警官にもノルマがあるから。ここまで市場原理主義の徹底です。

 「市場化」からわかることは、市場化の下では国民が名前や顔、それぞれの歴史、家族、夢、などを持った一人ひとりの「個」ではなくて、「数」になってしまうんですね。あるいは「消費者」とか「モノ」になる。

 これに対してヨーロッパなどでは国民を市民として見ている。市民は権利を持った個です。今、世界が2つに分かれていて、では日本はどっちを選ぶのか? という岐路に立っていると思います。

 そのとき「個」にとって非常に大事なファクターに「食」がある。だから農協のみなさんは、国の未来にとっての「食」の意味を投げかける存在として大きな使命をもっていらっしゃると思います。なぜなら、食とは一体国にとって何なのか、ということが今ほど強く問われた時代はなかったように思うからです。食やエネルギーを他国に依存してしまうと絶対的に弱い立場になります。

 だから自給率を上げることはあらゆる面で日本が対等になる必要不可欠なことだと思います。

◆結託強める政治と企業


 ――日本に先駆けたアメリカの政権交代には期待も高かったと思いますが。


 「チェンジ」をかかげた選挙は、本当に期待が高かったです。けれどあれから1年がたち、いまアメリカの市民で起きているのは「ムーブ・オバマ」の運動です。オバマが大統領になって全てうまくいくかと思ったらその逆で、貧困率は急上昇し戦争は拡大し教育はさらに競争が強化され、格差はついに史上最大になってしまった。

◆ ◆ ◆

 国民はハッと気がついたのです。素敵なリーダーに丸投げして終わりではなく、もっと1人ひとりが社会がどうなっているのかきちんと知って、リーダーを動かしていかなければならなかったことに。

 たとえばオバマ大統領誕生は「黒人がなった=誰でも大統領になれる時代が来た!」とどこでも言われましたが、本当は巨額の選挙資金が必要で、やはり大企業から献金を受けたほうが当選しやすくなるという構造になっていることを証明した選挙でした。

 今年の1月、アメリカの最高裁判所は選挙の献金に国境をなくすことを認めました。つまり、この先の選挙ではたとえばサウジアラビアの大金持ちが献金できて、アメリカの軍事でも農業政策でも動かせるのです。献金額の上限も撤廃しました。ますます企業が政治と結託し市民の声は届きにくくなる。ほとんど日本では報道されていませんが実に恐ろしいことです。

 これを国民が知っているのと知らないのとでは絶対未来は違ってくる。

 ムーブ・オバマとはオバマが大統領になったからもう大丈夫だということではなく、まず社会の構造をしっかり見よう、選挙のあともずっと監視し続ける、政治で何が起きているのか情報を自分でつかんでいくということです。これはアメリカの後を追うように政権交代をし、1年たって同じように「あれ? おかしいな」という声がそこかしこで上がっている日本の私たちにとっても他人事ではない話ですね。

 アメリカでは「気づき」が始まっています。やはり民主主義というのはメンテナンスがいるしくみだとつくづく思います。「食」を通して社会を見ると本当に沢山の箇所に矛盾がみえるからです。日本も今まさに、メンテナンスをするいい機会ではないかと思います。

オバマになれば「チェンジ」と思ったが……。(「9.11」追悼式、ホワイトハウスHPより)


PROFILE
つつみ・みか
東京都生まれ。ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科修士課程修了。国連婦人開発基金(UNIFEM)などを経て米国野村證券に勤務中に9.11同時多発テロに遭遇。以後ジャーナリストに。「ルポ・貧困大国アメリカ」(岩波新書)(08年日本エッセイストクラブ賞受賞等)。近く「アメリカ弱者革命」(新潮文庫)「もうひとつの核なき世界」(小学館)刊行予定。
http://www.jacom.or.jp/archive03/tokusyu/2010/tokusyu101015-11261.html


2013-07-08 【読書感想】(株)貧困大国アメリカ
http://fujipon.hatenadiary.com/entries/2013/07/08#p1


内容紹介

1% vs 99%の構図が世界に広がる中、本家本元のアメリカでは驚愕の事態が進行中。それは人々の食卓、街、政治、司法、メディア、人々の暮らしを、音もなくじわじわと蝕んでゆく。あらゆるものが巨大企業にのまれ、株式会社化が加速する世界、果たして国民は主権を取り戻せるのか!? 日本の近未来を予言する、大反響シリーズ待望の完結編。


堤未果さんの『貧困大陸アメリカ』シリーズの最新作(完結編だそうです)。

この新書を読んでいる途中で、「あーはいはい、そんな感じだよなー」と、特に驚くことすらなく、読み流している自分に気づき、愕然としました。

シリーズの第1作『貧困大陸アメリカ』を読んだときには、「自由の国」で行われている、「貧困ビジネス」の実態に僕も怒りまくっていたのです。

その後、さまざまな本を読み、今の「グローバル企業と政治の癒着」についての知識も得てきたのですが、なんというか、もう読んでいるだけで疲れてきた……というのもあって。

「企業の『帝国化』」と、「多くの市民、国民の健康や幸福よりも、一部の大企業の利益を優先する政治」は、ほとんど変わっていないどころか、「それが当然」のようにすら、思えてくるようになりました。


 SNAPとはアメリカ政府が低所得層や高齢者、障害者や失業者などに提供する食料支援プログラムだ。以前は「フードスタンプ」と呼ばれていたが、2008年10月にSNAPと名称を変えている。クレジットカードのような形のカードをSNAP提携店のレジで専用機械に通すと、その分が政府から支払われるしくみだ。

 受給額は州や受給者の収入によって異なるが、ニューヨーク州では、単身者で月収1180ドル(約11万8000円)以下なら月117ドル(約1万1700円分)支給される。全米の平均支給月額は132ドル(約1万3200円)。カードは全国23万1000店舗で使用できる。が、嗜好品は買えず、あくまでも食品のみという条件付きだ。

 SNAPは月に一度、夜中0時に支給されるため、毎月その日は夜中過ぎから全米各地の安売りスーパーに受給者があふれるという。

 ミシェルの買い物袋も、加工食品や炭酸飲料、缶詰やインスタント食品でいっぱいだった。


 アメリカの貧困率と失業者の数は、リーマンショック以来増え続けている。

 四人家族で年収2万3314ドル(約230万円)という、国の定める貧困ライン以下で暮らす国民は現在4600万人、うち1600万人が子どもだ。失業率は9.6%(2010年)だが、職探しをあきらめた潜在的失業者も加算すると実質20%という驚異的な数字となる。16歳から29歳までの若者の失業率を見ると、2000年の33%から45%に上昇、経済的に自立できず親と同居している若者は600万人だ。

 ミシェルのようなSNAP受給者は年々増加。2012年8月31日のUSDA(農務省)発表では、約4667万373人と過去最高に達した。1970年には国民の50人に1人だったのが、今では7人に1人がSNAPに依存していることになる。

 考えようによっては、「それでも、最低限の食べものを保障してくれるだけ、マシなんじゃない? 世界には飢えている国だってたくさんあるのだから」とも言えるのかもしれません。

 財政の厳しさから、生活保護を「水際作戦」などと極力行わないようにしている日本に比べて、アメリカ政府は、国民にSNAPを利用するようにアピールしているそうですし。

 ところが、このSNAP受給者が増えていく一方で、失業率は全然改善されない。

 SNAPでは、安くてカロリーが高いジャンクフードやジュースなどが選択されがちで、「この20年、アメリカでは子どもの2型糖尿病が激増している」そうです。

 貧困層ほど、偏った食事をしており、健康状態も悪化しやすい。
 こうして、負の連鎖が止まらなくなっているのです。


 なぜそんな制度が続いている、というか、いっそう拡大されていっているのか?


 ウォルマート広報部門担当で副社長のレスリー・ダックは、同社の収益におけるSNAPの重要性をこう協調した。

「SNAPからの収入は我が社にとって大変大きいですね。多くの州でSNAP利用者の2人に1人が、ウォルマートで食品を購入してくれています」

「公共のための科学センター(Center for Science in the Public Interest)」の調査によると、炭酸飲料や砂糖を含む清涼飲料水産業も、2010年度だけでSNAPによる売り上げが40億ドル(約4000億円)と、こちらもSNAPから巨額の利益が流れ込んでいる。

「ワーキングプア人口の拡大で、黙っていても利用者がどんどん増えるSNAPは、食品業界にとってドル箱になっているんです」

 要するに「まともな待遇の雇用を確保するよりも、低賃金の単純労働+SNAPでとりあえずなんとか食べられるくらいの保障はして生き延びさせ、その食費も大企業に吸収される」ようになっているのです。

 明らかに「国民の健康を害する」システムなのに、政府は、見てみぬふりをして、大企業の利益を優先しています。

 これって、間接的な「奴隷制度」じゃないのか?


 また、アメリカでは、GM(遺伝子組換え)作物が食生活に占める割合が、年々上昇しているそうです。


 だがGMは新しい技術であるため、長期にわたる環境や人体のへの影響を検証した実験結果が確立されていない。そのため安全性を巡る議論は今も続いており、現在世界では35ヵ国が、GM作物の輸入を規制または全面禁止措置中だ。

 アイオワ州の農業従事者のラッセル・リードは、多くのGM作物が耐性を持つ、「ラウンド・アップ」という商品名の除草剤についてこう語る。

「『ラウンドアップ』はGM種子最大手のモンサント社が販売する、世界で最も普及しているグリホサートを主成分とする除草剤です。モンサント社はこの除草剤を、これに耐性を持つGM種子と必ずセットで販売する。農家がこの除草剤を散布すると、GM種子以外の雑草だけが枯れるしくみです。

ですがヨーロッパではすでにこの除草剤は発がん性を有し、奇形、喘息発症を誘発するなど安全性に問題があるとして、禁止されています。

さらに1996年にはニューヨークで、2001年にはフランスで、それぞれ消費者団体や環境活動家たちが、モンサント社のこの除草剤に対し訴訟を起こしているのです」

 それは「土に落ちると無害化して土壌に残らない」というラウンドアップの「生分解性」ラベル表示が虚偽であるという内容だった。結果はどちらも裁判所がモンサント社側に「虚偽広告」の判決を下している。

 この「GM種子+特定の除草剤」の組み合わせは、一度使い始めると、ずっと続けざるをえなくなるのです。

 除草剤に耐性を持つGM種子じゃないと、生育できない土壌になってしまうので。
 そして、この種子を世界各国で使わせることによって、多国籍企業は各国の農業を「支配」していくのです。

 ちなみに、科学雑誌に、このGM種子の危険性を訴える研究論文を載せたりすると、壮絶な「あら探し」がはじまり、論文を書いた人は大バッシングを受けるのだとか。科学の世界も、企業の営利活動と無縁ではありません。

 研究にはお金がかかるし、お金を持っている企業の力で、科学者の「警告」はもみ消されてしまう。
 

 この本を読んでいると、アメリカの荒廃っぷりには愕然とします。

 義務教育レベルの学校が「自由競争」という名目で選別され、公立学校が無くなり、授業料が高い私立ばかりになる「ビジネス化」。

 民営化され、不採算部門が削られていくことによる公共サービスの劣化。


 2012年10月。
 メジャーリーグの試合で盛り上がるミシガン州デトロイト市のタイガース球場入り口では、こんなチラシが配られていた。


「注意! デトロイトには自己責任でお入りください」

・デトロイトは全米一暴力的な町です。

・デトロイトは全米一殺人件数の多い町です。

・デトロイト市警は人手不足です。

・人手不足のため12時間シフトで働かされ……警官は疲労困憊しています。

・デトロイト市警の賃金は全米最低ですが、市はさらに1割カットしようとしています。


 配布していたのは、現役のデトロイト市警官たちだ。

 デトロイトは2000年から2010年の10年間で、住民の4分の1が郊外や州外に逃げ出してしまった町だ。財政破綻による「歳出削減」で犯罪率が増えているにもかかわらず市は公共部門の切り捨てを実施、学校や消防署、警察などのサービスが次々に凍結されている。

 こうした傾向はミシガン州だけでなく、全米の自治体で起きている。2010年7月にはやはり財政難に陥ったオレゴン州の自治体が維持費が続かずに刑務所を閉鎖、すでに警官が大量解雇された町中に刑期を終えていない囚人があふれだし、恐怖のあまり州外に逃げる住民が急増した。

 これ、『リアル北斗の拳』の世界じゃないですか……

 また、大企業は「安い給料でも辞めずに働く労働力」として「囚人」に目をつけて、どんどん酷使してもいるのです。

 州によっては、囚人労働力確保のため、早期釈放を行わない制度まで導入されているのだとか。

 名目上は「犯罪者に厳罰を与える」ということで。

 一般社会で生活している人が、どんなに安い賃金でガマンするといっても、囚人にはかないません。

 なんかもう、「金のためなら、なんでもあり」すぎて、笑えてくるほどです。


 また、2005年には「完全民間経営自治体サンディ・スプリングス」が誕生したそうです。

 人口10万人のこの町は、富裕層で占められ、大手建設会社によって「運営」されています。

 この町ができた経緯を、著者はこんなふうに紹介しています。


 2005年8月、ハリケーン・カトリーナによって大きな水害に見舞われたジョージア州では、水没した地域住民のほとんどがアフリカ系アメリカ人の低所得層だったことから、アトランタ近郊に住む富裕層の不満が拡大していた。

 共和党の彼らは、「小さな政府」を信奉している層だ。

 なぜ自分たちの税金が、貧しい人たちの公共サービスに吸い取られなければいけないのか? ハリケーンで壊滅状態の被災地を、わざわざ莫大な予算をかけて復興させても、住民の多くは結局公共施設なしでは自活できないではないか。政府の介入の仕方はまるで社会主義だ。私たちはいったい、今後も延々と行政支援を必要とする人々のために、どれだけ貴重な税金を投じなければならないのか? 

 どうしても納得いかない彼らはこの件について住民投票を行い、やっとベストな解決策を打ち出した。

 郡を離れ、自分たちだけの自治体を好きなように作って独立すればいいのだ。

 僕の感覚では、「こういうのって、頭の中で考えることはあっても、堂々と主張するべきではない」ような気がするんですよ。

 助け合うのが「公共のルール」だろう、って。
 多くの日本人も、たぶんそうだと思います。

 ところが、このサンディ・スプリングスの人たちは「自分たちが巻き添えになるのはイヤだ」と声高に叫んだのです。

 そして、叫んでみたら、意外と、彼らを阻むものはいなかった。

 こういう「公共の意識のゆらぎ」は、たぶん、アメリカの一部の富裕層だけに起こっていることじゃないんですよね。
 
 
 それでも、オバマ大統領になって、少しはマシになったのではないか、オバマさんを議会が邪魔しなければ、もうちょっと社会保障制度が改善されたアメリカになるのではないか、と思っていたのです。

 でも、現実はほとんど変わっていなかった。


「2012年の選挙は、大きな政府に反発するティーパーティ運動の存在に焦点があてられ、赤と青に分断されるアメリカというイメージで描かれていましたね」

「赤と青に分断されたアメリカ、そのとおりです。国民の意識は保守対リベラルにひきつけられる。けれどそれはバーターで、今のアメリカ民主主義は「1%」によってすべてが買われているのです。司法、行政、立法、マスコミ……

「1%」は二大政党両方に投資し、どちらが勝っても元は取る。テレビの情報を信じる国民は、バックに巨大企業がいることなど夢にも思わずに、いまだに敵を間違えているのです」

みんなはオバマvsロムニーの「対決」だと思っていた。

ところが、内実は「1% vs 1%」であり、どちらが勝っても、大勢に影響はなかったのです。

大企業は、どちらが勝ってもいいように、あらかじめ両方に賭けていたのだから。


ああ、アメリカって酷い!と言いかけて、日本のことを思いだしてみると、自民党と民主党だって、似たようなものですよね。

民主党のなかには、もと自民党だった人がたくさんいて、政策もそんなに大差はありません。

政権交代というけれど、結局のところ「自民党的なもの」がずっと勝ち続けているだけ。


この新書の後半では、「1% vs 99%」という構図が何度も出てきます。

でも、『貧困大陸アメリカ』が世に出てから5年間のことを思いだしてみても、本当に、これが実情なのかどうか?

「1%が幸福を独占している(というか、本当にここまでやって、企業が金を儲けることが、「1%組」を幸福にしているのだろうか?と僕は疑問なのですが)」というけれど、残りの99%は、一枚岩じゃない。

99%のなかのごく一部の(これも「1%」くらいかもしれません)「意識高い系」が格差の是正を訴えている一方で、「99%」の大部分は、目の前の生活に追われ、「1%」を呪いながら、「意識高い系」の高偏差値な啓蒙運動にもついていけずにいるように思われます。


「毎日テレビ観て、ウォルマートで買ったジャンクフードを食べている生活で、それなりに幸せ」な人が、世の中の多数派なのではないか?

もしかしたら、「1%対99%」ではなくて、「1%対1%対98%」なのではないか?


著者は最後に「希望めいたこと」を書いておられるのですが、僕は、これからの日本もこうなっていくんだろうなあ、という絶望感がつのるばかりでした。

こんな世の中で、誰が幸せになっているのかねえ……
http://fujipon.hatenadiary.com/entries/2013/07/08#p1


アメリカ人の超絶肥満の原因は「フードスタンプ」で食べる ジャンクフード + コーラの糖分だった


【衝撃】 アメリカのデブが異次元すぎるwwwwww どうやったらここまで太れるんだよ
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4537088.html
https://matome.naver.jp/odai/2137949022098247301


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/704.html#c93

[不安と不健康18] 糖質制限論争に幕?一流医学誌に衝撃論文 東洋経済オンライン BRIAN ENO
83. 中川隆[-6346] koaQ7Jey 2017年10月10日 18:09:35 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

フランスパンはグルテンが少なく砂糖もショートニングを使わないので、いくら沢山食べても糖尿病にもグルテン由来の病気にもならない


フランスパンとは、小麦粉・塩・水・イーストのみで作られるフランスのパリ発祥のパンの総称。

バゲットやバタールがよく知られている。

本国フランスでは pain traditionnel (フランス語発音: [pɛ̃ tradisjɔnɛl] パン・トラディスィヨネル)と呼ばれているが、単にbaguette(バゲット)、あるいは他国の呼称に倣い pain français (フランス語発音: [pɛ̃ frɑ̃sɛ] パン・フランセ)と呼ぶこともある。

フランスでは土壌や気候の関係から、生産される小麦はグルテンの乏しいものが主であり、他国のパンのようにふっくらとしたものを作ることが難しかった。

そのためフランスでは粘り気の少ない生地を使ってのパン作りが求められ、結果として硬い外皮とサクサクした中身を持つ独特のパンが生まれた。

元々フランスパンはイースト菌のようなパン酵母を用いず、生地を一度に混ぜて直火焼きしたものであったため、焼き色は現在のようなキツネ色ではなくうす焦げたものであった。

フランスパンが現在のような形になったのは19世紀頃で、酵母菌や製粉技術などの向上によりこの頃から今日見られる多彩なフランスパンが作られるようになった。

フランスパンは、その硬さが大きな特徴である。基本的に生地には砂糖を使わないため、フランスパンはその片端だけを手に持ってもパンが中折れしないほどの硬度がある。英語で「クラスト」(crust)と呼ばれる外皮部分は煎餅のようにパリパリしており、フランスパンの独特の食感と香りを生み出している。また、卵、乳製品、油類などの副材料を使わないのも特徴であり、それゆえに作り手の技術が味を左右するため、フランスパン作りはパン職人になる上での難関であるともいわれる。

硬く香りのよい外皮部分に比べ、中はやわらかい食感となっている。同じ生地・同じオーブンで作っても、バゲットは細長く皮の部分が多いために皮のパリパリ感や香りを重視する人に向き、丸いブールは中身が多く柔らかなパンを好む人あるいはサンドイッチに向き、バタールはバゲットより太いがブールのようには丸くないのでその中間である。

バゲット、バタール、ブール、パン・ド・カンパーニュ、シャンピニオン、エピ、クーペなどに代表される、いわゆるフランスパンは基本的に材料は小麦粉・パン酵母・塩・水・モルトだけで作る。

他のパンのように砂糖やバター、卵、乳製品、油類などは加えず単純な材料のみで作る。

小麦粉と塩と水だけではパン酵母の発酵がうまくいかないので、小麦粉のデンプンをモルトが糖化して酵母による発酵が進む。

フランスパンに使われる小麦粉は、一般のパンに使われる強力粉ではなく、グルテンが少なめの準強力粉もしくは中力粉である。

フランスと違い日本においては「もちもちした食感」のパンが好まれるため、大手パンメーカーが市販するフランスパンはグルテンの強い小麦素材を使用しながらグルテンの粘り気を利かせた製法を用いており、食感が「本家」のフランスパンよりももちもちして弾力の強いものとなっている。

それゆえ、おおむね日本大手メーカーで大量生産されるフランスパン(特にソフトフランスと銘うって売られているもの)は、フランス国内で食されるフランスパンとはまるで食感が異なり、外観こそバタールやパリジャンに似ているが、皮は柔らかく中身は噛み応えの強いものになっている。


製造例

小麦粉(フランスパン用準強力粉)、ドライイースト、食塩、モルトエキス、水。

⇒ミキシング(スパイラルミキサー L4"-M3" 捏ね上げ温度24℃)
⇒ 一次発酵(120分)
⇒ パンチ(ガス抜き)
⇒ 二次発酵(60分)
⇒ 分割
⇒ ベンチタイム
⇒ 成型
⇒ ホイロ発酵
⇒ 蒸気焼成(220度25分)

※発酵・ホイロは温度28℃・湿度75%


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%91%E3%83%B3


半焼けバゲットが好まれるようなったフランス―嘆く職人も 2013 年 8 月 22 日
http://jp.wsj.com/articles/SB10001424127887323480904579027372498622640


 【パリ】パリ16区に店を持つパン職人、ドミニク・アンラク氏は毎日、約1500個ものバゲット(棒状で細めのフランスパン)を焼くが、その多くは自分で食べたいとは思わない仕上がりだ。

 客の大半は棚に並べられたバゲットを眺めると、焼き時間が最も短くて最も白いものを選んでいくという。そのため店で売るバゲットの90%は、完全に焼き上がる前にオーブンから取り出すそうだ。

 アンラク氏は「自分で食べるためなら、あと2、3分長く焼くけどね。でもこれは商品だから、客の好みに合わせるしかない」と話す。

半焼けのバゲットを探すには


 バゲットはフランス料理を象徴する食べ物の1つ。それが今、文化的危機にさらされている。独特な形とパリパリと硬い外皮で有名なバゲットが、パン生地を食べさせられているのではないかと錯覚しそうな生焼けパンになろうとしているのだ。

 パリのパン屋についてのブログ「Painrisien(パンリジアン)」を立ち上げたレミ・エルン氏によると、評価をした230店の80%では「顧客を満足させる」ために、ほとんどのバゲットを完全に焼き上げていないという。

 ただ、客が好む理由もたくさんあり、それは生焼けの半端なものではないようだ。例えば、フリーランス・リポーターのカミーユ・オジェ氏(30)にとって、十分に焼き上がったバゲットを食べるのは苦痛だ。「そのままかじって食べるには硬いし、歯茎や口蓋(こうがい)を痛める」ということだ。その点、焼き時間が短めのバゲットなら「歯が欠ける心配もない」そうだ。

 アンラク氏の店の常連というピュラ・ガルシアさんによると、十分に焼けたバゲットはすぐに風味が落ちるという。「焼き上がってから1時間以内に食べないと、1日たった古パンみたいな味になってしまう」とその欠点を指摘した。また、別の客の中には、家に持ち帰って暖め直すと味が良くなるという理由で、完全に焼き上がっていない「白いバゲット」を求める者も多い。

 細長いパンを見ればフランスを連想してしまうほど、バゲットとフランスは切り離せない関係だ。そのフランスでバゲットに対する国民の好みが変化している様子に憤慨する向きもある。


フランスで市民権を得つつある半焼けバゲット(左)
http://jp.wsj.com/articles/SB10001424127887323480904579027372498622640

 フランス人作家でパン愛好家でもあるジャン=フィリップ・ド・トナック氏は「硬さはフランスパンのトレードマーク。十分に焼き上がっていなければいけない」と主張する。

 米コーネル大学の歴史学教授でフランスパンに関する著書もあるスティーブン・カプラン氏は、バゲットの特徴的な歯ごたえと風味について、製パン過程の最終段階に起こるメラード効果という化学反応によって生み出されているという。この反応なしでは、バゲットは味がなくて、直観とは逆にかみづらい食べ物となってしまう。

 徐々に違う食べ物に変化していくバゲットの姿を目の当たりして、「フランスの偉大な国家遺産の1つが失われていく」とカプラン氏は嘆く。


 パン職人らによると、正しい時間で焼くことで、パンの内側の柔らかい部分(身)と外皮の間で風味の交流が生じるという。つまり、パリパリとしてカラメル化した外皮が柔らかくふわふわしたパンの身を包み込み、バゲット独特の歯ごたえと風味が絶妙なバランスで生まれるというわけだ。

 フランスでは1950年代からパンの消費が減少しているが、それでも生活必需品であることには変わりない。朝昼晩の食事のほとんどでパンを食べるフランス人も多く、ほとんどナイフとフォークの延長部分としてフランスの食卓に欠かせない存在と見なされている。フランスの生活環境調査研究センター(Crédoc)によると、フランス人の98%が毎日パンを食べているという。

 そして、パンの中でも特に人気のあるのがバゲット。パンの研究と促進をしているフランスの国立パン研究所によると、パンの総消費量の4分の3を占めているという。

 このような名誉な地位にあり、フランスの風景に溶け込んでいるバゲットだが、実は誕生してから1世紀もたっていない。

 現在のようなバゲットが作られるようになったのは1920年代。パン職人が午後10時から午前4時まで働くことを禁じた、当時の保護的な労働法の副産物と言える。この時間帯に仕事ができないと、それまで一般的だった丸型のパンを朝食時までに焼き上げることは不可能だ。そこで新たに考案したのが、製造時間を短縮できる細長いパンだった。フランス語で小さな棒を意味するバゲットは朝食に不可欠なものとして、フランス全土に急速に浸透していった。

 フランスの法律では、バゲットの材料は基本的には小麦粉と水、塩、イーストだけと定められているが、焼き時間については全く触れられていない。

 気候や湿度といった要素にも影響されるが、パン職人の間では、典型的なバゲットの焼き時間としては20〜25分が適当とされている。パリにある多くのパン屋で見かける色白でぐったりしたバゲットについて、カプラン氏はおそらく17分強しか焼かれていないのではないかとみている。

 アンラク氏の店がある16区は、官庁街であるとともに住人の大半が富裕層で、しかも美術館や19世紀の建物、印象的な街並みでも有名な地区だ。同氏はあと数分かければ理想的な焼き上がりになると思っても、そんな場所に住む客に失礼なことは言えないそうで、「このパン屋に来て忙しそうにパンを買っていく客に、説教をする時間なんてないしね」とあきらめている。

 ただ、頑固なパン屋もいる。


 細くて外皮が非常に硬いバゲットを焼くことで有名なパリのパン職人、フレデリック・ピシャール氏もその1人。「少なくとも、フランスではワインの味わい方なら誰でも知っているのに、パンの味わい方について教えてもらうことはない」とこぼす。それで顧客に対して定期的に仕事場を公開し、パンの製造過程や味わい方を教えているそうだ。

まずバゲットを縦に切って、パンの身の香りを楽しむ。切ったバゲットからは、木の実やレーズン、ドライ・アプリコットなどの香りがかすかに漂ってくることも多い。次に手触りを確かめてから、食べごろの大きさにちぎる。そして、ゆっくりとかんでゆく。これがバゲットの正しい味わい方だ。

 また、パリの南の位置する小さな町でパン屋を営むフランク・ドビュー氏は、可能な限り店に居て、穏やかに褐色のバゲットを奨めているという。焼き方の足りないパンを製造して客の要望に応えようする同業者については、勘違いしていると批判的であり、「客は最高の品を味わったことがないだけ。だから、客の味覚を鍛えるのがパン職人の役目だ」と語った。
http://jp.wsj.com/articles/SB10001424127887323480904579027372498622640

http://www.asyura2.com/16/health18/msg/583.html#c83

[不安と不健康18] 糖質制限論争に幕?一流医学誌に衝撃論文 東洋経済オンライン BRIAN ENO
84. 中川隆[-6345] koaQ7Jey 2017年10月10日 18:26:35 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

パン好き必見!
老けないための市販のパンを買う際の賢い選び方とは 2017/3/7


まず、パンとは本来固い食べものです。

パンは基本的に小麦などの粉類と水と塩とイーストによって作られます。

フランスパンが良い例ですね。

一般的なフランスパンはこれらの素材しか使いません。

ヨーロッパ諸国ではパンが主食なので、人々はこの固いパンを毎日食べているわけです。

しかし、何故か日本や他のアジア諸国ではパンは柔らかい方が良いという風潮があります。

スーパーなどで売られている食パンが良い例で、すっごいふわふわですよね。

昔ヤマザキが”ダブルソフト”というふわっふわがウリの食パンを販売して大ヒットしたことからも、日本ではパン=柔らかいというイメージがあります。

ただ、前述した4種類の材料では、そこまで柔らかいパンは作れません。

ではどうやってフワフワ感を作り出すのかというと、砂糖、油脂類、乳製品を入れます。

こういったものを添加することによって、口当たりのよい、ふわふわのパンが出来上がります。

小麦粉に砂糖と油と乳製品を加えると何が出来るかというと、ケーキやマフィンなどのお菓子ができます。

そう、日本のパンはお菓子化してしまっているんです。

実際ヨーロッパ諸国では砂糖が入っているパンは、基本的にお菓子と認識されています。

さらに市販のパンにはイーストフードや乳化剤に代表される食品添加物やマーガリンやショートニング等のトランス脂肪酸が満載です。

シェアトップのヤマザキにいたっては、臭素酸カリウムという発がん性物質も使われているので注意が必要です。

大手製パンメーカー4社ほどをざっと調べてみたんですが、どこの製パン会社も商品紹介はしていますが、原材料表示をネットに記載していませんでした。

唯一無添加をウリにしている敷島製パンが、メイン商品の”超熟”のみ原材料を公開しているのみ。

しかし親切な方がヤマザキ製食パンの原材料を載せてくれていました。

それを見ると、

ヤマザキ製食パンの原材料は

「小麦粉、糖類、卵、マーガリン、バター、脱脂粉乳、パン酵母、牛乳、食塩、発酵種、チーズ、乳清ミネラル、乳化剤、酢酸Na、イーストフード」

となっています。

因みに敷島製パン”超熟”の原材料は

「小麦粉、砂糖、バター入りマーガリン、パン酵母、食塩、米粉、醸造酢」

となっています。

一目瞭然です。ヤマザキの方が不要なものがたくさん入っていますね。

製パン業界もトップシェアの会社ほど、製品的には良くないものを作っています。

大手や大企業であればあるほど危険な産業とは?
http://lifestyleorganizer.net/food/aboutfoodcompany/

でも書いたように、どの食品でも負の構造は同じのようです。

では具体的にどういった商品を選んでいけばよいかを説明します。

  

前述したように本物のパンは小麦粉、水、塩、イーストのみで作られます。

しかし、日本で純粋にこの4つの原料で市販されているパンは殆ど無いと思います。

ここからそれぞれのパンによって甘味料、油脂類、乳製品、添加物が足されていきます。

まず、添加物と乳製品はパンには必要ありません(乳製品は、牛乳やスキムミルク(脱脂粉乳)が使われていることがあります)。

この二つは除外しましょう。

油脂類で最も最悪なのは、マーガリン、ショートニングです。この二つが使われている製品は買わないようにしてください。

(マーガリンやショートニングの危険性についてはこちら)

気づかぬうちに食べているかも!?トランス脂肪酸が含まれている意外な食品まとめ
http://lifestyleorganizer.net/food/abouttransfat/

無添加がウリの敷島製パンの”超熟”も、マーガリンが盲点ですね。

あとは、バター、大豆油やキャノーラ油などが油脂類として使われることが多いです。
(大豆油やキャノーラ油は植物油脂と記載されていることもあります)

これらもアンチエイジングのためには避けたい食品です。

パンによく入っている油脂類の中で唯一許してもいいのはエクストラバージンオリーブオイルくらいです。

正直オリーブオイルも入れなくてもいいのですが、買うものが無くなってしまうので一応良しとしましょう。

次に甘味料です。

最も目にするのは砂糖ですね。というか砂糖の入っていないパンを探すのは現代の日本ではかなり大変です。

砂糖こそが、フワフワのパンを作る秘密兵器なので、入れないと商売にならないのです。

特に市販のパンに使用されるのは、砂糖の中でも最も良くない白砂糖です。

砂糖が入っているパンは買わないようにしましょう。

パンに使われる甘味料の中で許せるのは、ハチミツです。

あとは日本ではほとんど見かけませんが、レーズンネクターなど果物の絞り汁で甘みをつけているパンも最高です。


最後に小麦粉についてです。

一般的なパンに使われる小麦粉は、真っ白に精製された精白小麦粉です。

精白小麦粉を使うとふっくらとしたパンに仕上がるため、日本人に好まれるパンになります。

精白小麦粉はエンプティーカロリーで、小麦の栄養素が完全に削ぎ落とされてしまった食品です。

精製食品について詳しくはこちらをご覧下さい。


白い食べ物は悪?美肌と老けない体を作るための主食の選び方
http://lifestyleorganizer.net/food/aboutrefinedfood/

よってアンチエイジングのためには避けたい食品ですが、日本で全粒粉100%のパンを探すのはかなり大変だと思います。

なので100歩譲って、全粒粉と精白小麦粉が両方使われているパンを選んでみてください。

出来れば原材料表示で全粒小麦粉の方が先にきているパンがベターです。(原材料表示は含有量が多いものから順に記載する必要があるため)

まとめ

★私たちが買うべき市販のパンの原材料表示★

「全粒小麦粉、水、精白小麦粉、(エクストラバージンオリーブオイル)、(ハチミツ)、塩、イースト」

こんな感じのパンを探してみてください。

ここに、胡桃やフラックスシードなどのナッツやシード類が入っていたらもっと最高だし、美味しさが数段アップします。

あとレーズンなどのドライフルーツが入っているパンも美味しいですね。

ドライフルーツの質に依りますが。

ただ、大手の製パンメーカーの商品にはまず無いので、普通のスーパーではなく自然食品店で探してみるのが良いと思います。

あとは個人経営のパン屋さんで素材にこだわっているところは作っているかもしれません。

どうしても上記のようなパンが見つからず、それでもパンが食べたい時には、フランスパンがベターです。

フランスパンは基本的には小麦粉、水、塩、イーストのみで、無駄な加工をされずに作られます。

精白小麦粉を使用しているのが痛いですが、無駄に砂糖や油脂類が混入されているよりははるかにマシです。

ただ、フランスパンも購入する際は念のため原材料チェックしてから購入してくださいね!

全粒粉で作られたパンは小麦の本当の味わいが感じられ、噛めば噛むほど美味しさが口の中に広がっていきます。

美味しくて体に負担をかけないものを選んで、パンライフをエンジョイしていきましょう!

これからのパン選びの参考になれば幸いです。

※オーガニック野菜をお手頃価格で入手したい場合はこちらの有機野菜宅配会社がオススメです。
http://lifestyleorganizer.net/food/howtochoosebread/

結論として

果物、白米ご飯、ライ麦を使った黒パン、本物のフランスパンだったら食べたいだけいくら食べても太らないし糖尿病にもならない


糖尿病になりたくなかったら


インスタントラーメン、ピザ、ハンバーガー、ドーナッツ、フライドポテト等のジャンクフード

フランスパン以外のパン、小麦を使った菓子

サラダ油を使ったフライ、天婦羅、カレー、シチュー、パスタ等の料理

マーガリン、マヨネーズ、コーヒーフレッシュ、アイスクリーム、ホイップクリームの様な植物油を入れているもの

缶コーヒー、ジュース、清涼飲料水


を一切食べなければいいのです。

http://www.asyura2.com/16/health18/msg/583.html#c84

[リバイバル3] フランス人はバゲット(フランスパン)が一番好き 中川隆
5. 中川隆[-6344] koaQ7Jey 2017年10月10日 18:30:02 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

フランスパンはグルテンが少なく砂糖もショートニングを使わないので、いくら沢山食べても糖尿病にもグルテン由来の病気にもならない

フランスパンとは、小麦粉・塩・水・イーストのみで作られるフランスのパリ発祥のパンの総称。

バゲットやバタールがよく知られている。

本国フランスでは pain traditionnel (フランス語発音: [pɛ̃ tradisjɔnɛl] パン・トラディスィヨネル)と呼ばれているが、単にbaguette(バゲット)、あるいは他国の呼称に倣い pain français (フランス語発音: [pɛ̃ frɑ̃sɛ] パン・フランセ)と呼ぶこともある。

フランスでは土壌や気候の関係から、生産される小麦はグルテンの乏しいものが主であり、他国のパンのようにふっくらとしたものを作ることが難しかった。

そのためフランスでは粘り気の少ない生地を使ってのパン作りが求められ、結果として硬い外皮とサクサクした中身を持つ独特のパンが生まれた。

元々フランスパンはイースト菌のようなパン酵母を用いず、生地を一度に混ぜて直火焼きしたものであったため、焼き色は現在のようなキツネ色ではなくうす焦げたものであった。

フランスパンが現在のような形になったのは19世紀頃で、酵母菌や製粉技術などの向上によりこの頃から今日見られる多彩なフランスパンが作られるようになった。

フランスパンは、その硬さが大きな特徴である。基本的に生地には砂糖を使わないため、フランスパンはその片端だけを手に持ってもパンが中折れしないほどの硬度がある。英語で「クラスト」(crust)と呼ばれる外皮部分は煎餅のようにパリパリしており、フランスパンの独特の食感と香りを生み出している。また、卵、乳製品、油類などの副材料を使わないのも特徴であり、それゆえに作り手の技術が味を左右するため、フランスパン作りはパン職人になる上での難関であるともいわれる。

硬く香りのよい外皮部分に比べ、中はやわらかい食感となっている。同じ生地・同じオーブンで作っても、バゲットは細長く皮の部分が多いために皮のパリパリ感や香りを重視する人に向き、丸いブールは中身が多く柔らかなパンを好む人あるいはサンドイッチに向き、バタールはバゲットより太いがブールのようには丸くないのでその中間である。

バゲット、バタール、ブール、パン・ド・カンパーニュ、シャンピニオン、エピ、クーペなどに代表される、いわゆるフランスパンは基本的に材料は小麦粉・パン酵母・塩・水・モルトだけで作る。

他のパンのように砂糖やバター、卵、乳製品、油類などは加えず単純な材料のみで作る。

小麦粉と塩と水だけではパン酵母の発酵がうまくいかないので、小麦粉のデンプンをモルトが糖化して酵母による発酵が進む。

フランスパンに使われる小麦粉は、一般のパンに使われる強力粉ではなく、グルテンが少なめの準強力粉もしくは中力粉である。

フランスと違い日本においては「もちもちした食感」のパンが好まれるため、大手パンメーカーが市販するフランスパンはグルテンの強い小麦素材を使用しながらグルテンの粘り気を利かせた製法を用いており、食感が「本家」のフランスパンよりももちもちして弾力の強いものとなっている。

それゆえ、おおむね日本大手メーカーで大量生産されるフランスパン(特にソフトフランスと銘うって売られているもの)は、フランス国内で食されるフランスパンとはまるで食感が異なり、外観こそバタールやパリジャンに似ているが、皮は柔らかく中身は噛み応えの強いものになっている。


製造例

小麦粉(フランスパン用準強力粉)、ドライイースト、食塩、モルトエキス、水。

⇒ミキシング(スパイラルミキサー L4"-M3" 捏ね上げ温度24℃)
⇒ 一次発酵(120分)
⇒ パンチ(ガス抜き)
⇒ 二次発酵(60分)
⇒ 分割
⇒ ベンチタイム
⇒ 成型
⇒ ホイロ発酵
⇒ 蒸気焼成(220度25分)

※発酵・ホイロは温度28℃・湿度75%


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%91%E3%83%B3

半焼けバゲットが好まれるようなったフランス―嘆く職人も 2013 年 8 月 22 日
http://jp.wsj.com/articles/SB10001424127887323480904579027372498622640


 【パリ】パリ16区に店を持つパン職人、ドミニク・アンラク氏は毎日、約1500個ものバゲット(棒状で細めのフランスパン)を焼くが、その多くは自分で食べたいとは思わない仕上がりだ。

 客の大半は棚に並べられたバゲットを眺めると、焼き時間が最も短くて最も白いものを選んでいくという。そのため店で売るバゲットの90%は、完全に焼き上がる前にオーブンから取り出すそうだ。

 アンラク氏は「自分で食べるためなら、あと2、3分長く焼くけどね。でもこれは商品だから、客の好みに合わせるしかない」と話す。

半焼けのバゲットを探すには


 バゲットはフランス料理を象徴する食べ物の1つ。それが今、文化的危機にさらされている。独特な形とパリパリと硬い外皮で有名なバゲットが、パン生地を食べさせられているのではないかと錯覚しそうな生焼けパンになろうとしているのだ。

 パリのパン屋についてのブログ「Painrisien(パンリジアン)」を立ち上げたレミ・エルン氏によると、評価をした230店の80%では「顧客を満足させる」ために、ほとんどのバゲットを完全に焼き上げていないという。

 ただ、客が好む理由もたくさんあり、それは生焼けの半端なものではないようだ。例えば、フリーランス・リポーターのカミーユ・オジェ氏(30)にとって、十分に焼き上がったバゲットを食べるのは苦痛だ。「そのままかじって食べるには硬いし、歯茎や口蓋(こうがい)を痛める」ということだ。その点、焼き時間が短めのバゲットなら「歯が欠ける心配もない」そうだ。

 アンラク氏の店の常連というピュラ・ガルシアさんによると、十分に焼けたバゲットはすぐに風味が落ちるという。「焼き上がってから1時間以内に食べないと、1日たった古パンみたいな味になってしまう」とその欠点を指摘した。また、別の客の中には、家に持ち帰って暖め直すと味が良くなるという理由で、完全に焼き上がっていない「白いバゲット」を求める者も多い。

 細長いパンを見ればフランスを連想してしまうほど、バゲットとフランスは切り離せない関係だ。そのフランスでバゲットに対する国民の好みが変化している様子に憤慨する向きもある。

フランスで市民権を得つつある半焼けバゲット(左)
http://jp.wsj.com/articles/SB10001424127887323480904579027372498622640


 フランス人作家でパン愛好家でもあるジャン=フィリップ・ド・トナック氏は「硬さはフランスパンのトレードマーク。十分に焼き上がっていなければいけない」と主張する。

 米コーネル大学の歴史学教授でフランスパンに関する著書もあるスティーブン・カプラン氏は、バゲットの特徴的な歯ごたえと風味について、製パン過程の最終段階に起こるメラード効果という化学反応によって生み出されているという。この反応なしでは、バゲットは味がなくて、直観とは逆にかみづらい食べ物となってしまう。

 徐々に違う食べ物に変化していくバゲットの姿を目の当たりして、「フランスの偉大な国家遺産の1つが失われていく」とカプラン氏は嘆く。


 パン職人らによると、正しい時間で焼くことで、パンの内側の柔らかい部分(身)と外皮の間で風味の交流が生じるという。つまり、パリパリとしてカラメル化した外皮が柔らかくふわふわしたパンの身を包み込み、バゲット独特の歯ごたえと風味が絶妙なバランスで生まれるというわけだ。

 フランスでは1950年代からパンの消費が減少しているが、それでも生活必需品であることには変わりない。朝昼晩の食事のほとんどでパンを食べるフランス人も多く、ほとんどナイフとフォークの延長部分としてフランスの食卓に欠かせない存在と見なされている。フランスの生活環境調査研究センター(Crédoc)によると、フランス人の98%が毎日パンを食べているという。

 そして、パンの中でも特に人気のあるのがバゲット。パンの研究と促進をしているフランスの国立パン研究所によると、パンの総消費量の4分の3を占めているという。

 このような名誉な地位にあり、フランスの風景に溶け込んでいるバゲットだが、実は誕生してから1世紀もたっていない。

 現在のようなバゲットが作られるようになったのは1920年代。パン職人が午後10時から午前4時まで働くことを禁じた、当時の保護的な労働法の副産物と言える。この時間帯に仕事ができないと、それまで一般的だった丸型のパンを朝食時までに焼き上げることは不可能だ。そこで新たに考案したのが、製造時間を短縮できる細長いパンだった。フランス語で小さな棒を意味するバゲットは朝食に不可欠なものとして、フランス全土に急速に浸透していった。

 フランスの法律では、バゲットの材料は基本的には小麦粉と水、塩、イーストだけと定められているが、焼き時間については全く触れられていない。

 気候や湿度といった要素にも影響されるが、パン職人の間では、典型的なバゲットの焼き時間としては20〜25分が適当とされている。パリにある多くのパン屋で見かける色白でぐったりしたバゲットについて、カプラン氏はおそらく17分強しか焼かれていないのではないかとみている。

 アンラク氏の店がある16区は、官庁街であるとともに住人の大半が富裕層で、しかも美術館や19世紀の建物、印象的な街並みでも有名な地区だ。同氏はあと数分かければ理想的な焼き上がりになると思っても、そんな場所に住む客に失礼なことは言えないそうで、「このパン屋に来て忙しそうにパンを買っていく客に、説教をする時間なんてないしね」とあきらめている。

 ただ、頑固なパン屋もいる。


 細くて外皮が非常に硬いバゲットを焼くことで有名なパリのパン職人、フレデリック・ピシャール氏もその1人。「少なくとも、フランスではワインの味わい方なら誰でも知っているのに、パンの味わい方について教えてもらうことはない」とこぼす。それで顧客に対して定期的に仕事場を公開し、パンの製造過程や味わい方を教えているそうだ。

まずバゲットを縦に切って、パンの身の香りを楽しむ。切ったバゲットからは、木の実やレーズン、ドライ・アプリコットなどの香りがかすかに漂ってくることも多い。次に手触りを確かめてから、食べごろの大きさにちぎる。そして、ゆっくりとかんでゆく。これがバゲットの正しい味わい方だ。

 また、パリの南の位置する小さな町でパン屋を営むフランク・ドビュー氏は、可能な限り店に居て、穏やかに褐色のバゲットを奨めているという。焼き方の足りないパンを製造して客の要望に応えようする同業者については、勘違いしていると批判的であり、「客は最高の品を味わったことがないだけ。だから、客の味覚を鍛えるのがパン職人の役目だ」と語った。
http://jp.wsj.com/articles/SB10001424127887323480904579027372498622640



パン好き必見!
老けないための市販のパンを買う際の賢い選び方とは 2017/3/7

まず、パンとは本来固い食べものです。

パンは基本的に小麦などの粉類と水と塩とイーストによって作られます。

フランスパンが良い例ですね。

一般的なフランスパンはこれらの素材しか使いません。

ヨーロッパ諸国ではパンが主食なので、人々はこの固いパンを毎日食べているわけです。

しかし、何故か日本や他のアジア諸国ではパンは柔らかい方が良いという風潮があります。

スーパーなどで売られている食パンが良い例で、すっごいふわふわですよね。

昔ヤマザキが”ダブルソフト”というふわっふわがウリの食パンを販売して大ヒットしたことからも、日本ではパン=柔らかいというイメージがあります。

ただ、前述した4種類の材料では、そこまで柔らかいパンは作れません。

ではどうやってフワフワ感を作り出すのかというと、砂糖、油脂類、乳製品を入れます。

こういったものを添加することによって、口当たりのよい、ふわふわのパンが出来上がります。

小麦粉に砂糖と油と乳製品を加えると何が出来るかというと、ケーキやマフィンなどのお菓子ができます。

そう、日本のパンはお菓子化してしまっているんです。

実際ヨーロッパ諸国では砂糖が入っているパンは、基本的にお菓子と認識されています。

さらに市販のパンにはイーストフードや乳化剤に代表される食品添加物やマーガリンやショートニング等のトランス脂肪酸が満載です。

シェアトップのヤマザキにいたっては、臭素酸カリウムという発がん性物質も使われているので注意が必要です。

大手製パンメーカー4社ほどをざっと調べてみたんですが、どこの製パン会社も商品紹介はしていますが、原材料表示をネットに記載していませんでした。

唯一無添加をウリにしている敷島製パンが、メイン商品の”超熟”のみ原材料を公開しているのみ。

しかし親切な方がヤマザキ製食パンの原材料を載せてくれていました。

それを見ると、

ヤマザキ製食パンの原材料は

「小麦粉、糖類、卵、マーガリン、バター、脱脂粉乳、パン酵母、牛乳、食塩、発酵種、チーズ、乳清ミネラル、乳化剤、酢酸Na、イーストフード」

となっています。

因みに敷島製パン”超熟”の原材料は

「小麦粉、砂糖、バター入りマーガリン、パン酵母、食塩、米粉、醸造酢」

となっています。

一目瞭然です。ヤマザキの方が不要なものがたくさん入っていますね。

製パン業界もトップシェアの会社ほど、製品的には良くないものを作っています。

大手や大企業であればあるほど危険な産業とは?
http://lifestyleorganizer.net/food/aboutfoodcompany/

でも書いたように、どの食品でも負の構造は同じのようです。

では具体的にどういった商品を選んでいけばよいかを説明します。

  

前述したように本物のパンは小麦粉、水、塩、イーストのみで作られます。

しかし、日本で純粋にこの4つの原料で市販されているパンは殆ど無いと思います。

ここからそれぞれのパンによって甘味料、油脂類、乳製品、添加物が足されていきます。

まず、添加物と乳製品はパンには必要ありません(乳製品は、牛乳やスキムミルク(脱脂粉乳)が使われていることがあります)。

この二つは除外しましょう。

油脂類で最も最悪なのは、マーガリン、ショートニングです。この二つが使われている製品は買わないようにしてください。

(マーガリンやショートニングの危険性についてはこちら)

気づかぬうちに食べているかも!?トランス脂肪酸が含まれている意外な食品まとめ
http://lifestyleorganizer.net/food/abouttransfat/

無添加がウリの敷島製パンの”超熟”も、マーガリンが盲点ですね。

あとは、バター、大豆油やキャノーラ油などが油脂類として使われることが多いです。
(大豆油やキャノーラ油は植物油脂と記載されていることもあります)

これらもアンチエイジングのためには避けたい食品です。

パンによく入っている油脂類の中で唯一許してもいいのはエクストラバージンオリーブオイルくらいです。

正直オリーブオイルも入れなくてもいいのですが、買うものが無くなってしまうので一応良しとしましょう。

次に甘味料です。

最も目にするのは砂糖ですね。というか砂糖の入っていないパンを探すのは現代の日本ではかなり大変です。

砂糖こそが、フワフワのパンを作る秘密兵器なので、入れないと商売にならないのです。

特に市販のパンに使用されるのは、砂糖の中でも最も良くない白砂糖です。

砂糖が入っているパンは買わないようにしましょう。

パンに使われる甘味料の中で許せるのは、ハチミツです。

あとは日本ではほとんど見かけませんが、レーズンネクターなど果物の絞り汁で甘みをつけているパンも最高です。


最後に小麦粉についてです。

一般的なパンに使われる小麦粉は、真っ白に精製された精白小麦粉です。

精白小麦粉を使うとふっくらとしたパンに仕上がるため、日本人に好まれるパンになります。

精白小麦粉はエンプティーカロリーで、小麦の栄養素が完全に削ぎ落とされてしまった食品です。

精製食品について詳しくはこちらをご覧下さい。


白い食べ物は悪?美肌と老けない体を作るための主食の選び方
http://lifestyleorganizer.net/food/aboutrefinedfood/

よってアンチエイジングのためには避けたい食品ですが、日本で全粒粉100%のパンを探すのはかなり大変だと思います。

なので100歩譲って、全粒粉と精白小麦粉が両方使われているパンを選んでみてください。

出来れば原材料表示で全粒小麦粉の方が先にきているパンがベターです。(原材料表示は含有量が多いものから順に記載する必要があるため)

まとめ

★私たちが買うべき市販のパンの原材料表示★

「全粒小麦粉、水、精白小麦粉、(エクストラバージンオリーブオイル)、(ハチミツ)、塩、イースト」

こんな感じのパンを探してみてください。

ここに、胡桃やフラックスシードなどのナッツやシード類が入っていたらもっと最高だし、美味しさが数段アップします。

あとレーズンなどのドライフルーツが入っているパンも美味しいですね。

ドライフルーツの質に依りますが。

ただ、大手の製パンメーカーの商品にはまず無いので、普通のスーパーではなく自然食品店で探してみるのが良いと思います。

あとは個人経営のパン屋さんで素材にこだわっているところは作っているかもしれません。

どうしても上記のようなパンが見つからず、それでもパンが食べたい時には、フランスパンがベターです。

フランスパンは基本的には小麦粉、水、塩、イーストのみで、無駄な加工をされずに作られます。

精白小麦粉を使用しているのが痛いですが、無駄に砂糖や油脂類が混入されているよりははるかにマシです。

ただ、フランスパンも購入する際は念のため原材料チェックしてから購入してくださいね!

全粒粉で作られたパンは小麦の本当の味わいが感じられ、噛めば噛むほど美味しさが口の中に広がっていきます。

美味しくて体に負担をかけないものを選んで、パンライフをエンジョイしていきましょう!

これからのパン選びの参考になれば幸いです。

※オーガニック野菜をお手頃価格で入手したい場合はこちらの有機野菜宅配会社がオススメです。
http://lifestyleorganizer.net/food/howtochoosebread/


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/766.html#c5

[リバイバル3] 民進党が支持されなかった理由 中川隆
28. 中川隆[-6343] koaQ7Jey 2017年10月10日 19:06:58 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

2017-10-10
小池百合子の化けの皮は剥がれた。民進党議員を吸収して自滅
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2017/10/20171010T1452090900.html


「風を読む女」と言われている小池百合子の支持率が急落して、「希望の党」に激しい逆風が吹くようになっている。なぜ、こんなことになったのかは単純な話だ。

民進党の残党を大量に抱え込んだからだ。

国民は反日の牙城であった民進党をまったく信用していない。マスコミがいかに馬鹿げた擁護を繰り広げたとしても、この政党の議員が2009年から2012年まで、日本を破壊するような政治を行ったことを誰も忘れていない。

2012年12月に総選挙で大敗した後、この政党はすぐに解党すべきだった。しかし、それをしないで政治屋の金稼ぎと与党の足を引っぱるためだけに生き延びた。

ところが、そうしているうちに、すっかり国民から見捨てられてしまったので、どうするのかと言えば、印象が悪い「民主党」という名前を捨てて「民進党」にネームロンダリングして国民の批判から逃れようとしたのである。

それでも国民から見透かされて支持率が落ちていく一方になった。それで、どうしたのか。今度は民進党を捨てて、どんどん「希望の党」に乗り移っていくようになった。

今の「希望の党」は事実上「第二の民進党」である。

「食中毒を起こして看板を替えた」だけの民進党

2017年10月8日、安倍首相は「希望の党」になだれ込む民進党の議員の姿を見て、このように語っている。

「何か食中毒を起こして、看板を替えればいいというものではない」

民進党は2009年から2012年まで腐った政治を国民に食わせ、日本全土に食中毒被害をまき散らした店であると、安倍首相は言っているのだ。

思い返せば民進党は史上最悪の詐欺極悪店だった。

できもしない料理を作ると言って国民に約束し、実際に注文すると何も作れず、さらに頼んでいない料理を出す始末だった。そして、その頼んでいない料理は腐っていた。

それで看板を変えて、何もなかったことにする。こんな極悪店が今も存続しているのが日本の闇である。

民進党の腐った体質は、他人を批判するばかりで何の提案もない姿を見れば、今もまったく変わっていないことが一目瞭然だ。その情けない姿は自民党政調会長の茂木敏充氏が正確に語っている。

『野党は国会が始まる前は、「提案型の野党になります」と言っていたんです。ところが、まったく提案なんかしない。「反対反対」と。採決になるとまた、プラカードを持って出てくる。そういうことを繰り返す』

『そして本会議場でも気に入らなくなると、採決前にとっとと議場からいなくなってしまう。国民から負託された権利である一票を投じることを怠る』

体質を変えずに看板だけ変えても、第二、第三の食中毒を引き起こす。本来であれば、何が悪かったのかを真摯に反省して体質を変えていくべきなのだが、民進党はまったくそれを行わなかった。

だから、看板を変えても国民に見透かされて、支持率はどんどん低下していく一方となってしまったのである。


「希望の党」の乗っ取りが民進党の議員の希望

なぜ民進党の議員は体質が変えられなかったのか。

「日本は日本人だけのものじゃない」と言い放ったのはルーピー(間抜け)と称された鳩山由紀夫だったが、もともと民進党の議員は中国・韓国・北朝鮮の工作員かそのシンパだ。

徹頭徹尾、日本の国益を損ねるしか能のない反日が染みついていた。

普天間移設問題で日米関係を破壊したのが鳩山由紀夫で、尖閣諸島支那漁船衝突事件で腰ぬけな対応をしたのが菅直人で、東日本大震災で国難に見舞われていた中で、意味もなく韓国と通貨スワップを結ぼうとしていたのが野田佳彦だった。

二重国籍容認を声高に叫んでいたのが今もどこの国の人間なのか分からない村田蓮舫で、朝鮮総連に所属して外国人参政権を推進していたチャン・オクプンという女を「お母さん」と呼んで大臣室のイスに座らせて記念撮影をしていたのが前原誠司だった。

北朝鮮の女性工作員と下腹部密着の写真がばらまかれ、民進党時代には韓国人の献金を受けたことも暴露され、何かと朝鮮系とつながる前原誠司も、当然のことのように外国人参政権に賛成し、夫婦別姓を主張していた。

「日本死ね」と言って喜んでいたのが山尾志桜里で、「私は国家の枠をいかに崩壊させるかっていう役割の国会議員や」と言い放っているのが辻元清美だ。

(大阪10区は極左議員・辻本清美をいい加減に落選させるべき)
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2017/10/20171004T1828510900.html

上から下までこんな議員が面(つら)を並べているのが民進党であり、こんな議員に体質を変えろと言っても無理に決まっている。筋金入りの反日・売国議員の牙城が民進党の議員の正体なのである。

だから、民進党の支持率は落ちるところまで落ちて、次の選挙で消えてなくなることになっていた。

そこで、民進党の議員が生き残るためにしているのが、「希望の党」の乗っ取りだ。

「希望の党」が保守を標榜していたら、民進党の議員たちは、あっさりと今までの主義主張を捨てて保守を名乗るようになり、仲間が充分に増えたら、当初「希望の党」が標榜していた「外国人参政権反対」をうやむやにさせていった。


すでに小池百合子の化けの皮は剥がれつつある

小池百合子が民進党の議員を大量に取り入れたのは、数で自民党を圧倒したかったからである。また、民進党の議員が持ってくる持参金が欲しかったからだ。

しかし、反日にして売国の民進党議員を大量に受け入れて、「希望の党」の支持率が上がるわけがない。

自分に風が吹いていると思った小池百合子は、ここぞとばかりゴミを受け入れたが、今になってそれが裏目に出て進退窮まっている。

風を読むのがうまくても、ゴミを集めて勝てると思ったのであれば、小池百合子も大した議員ではない。ただの風見鶏であり、権力志向が肥大化したクズである。

すでに小池百合子の化けの皮は剥がれつつある。

豊洲市場移転延期、盛り土問題を巡る違法な懲戒処分、豊洲市場を巡る風評被害、オリンピックの会場問題、五輪の分担金問題、環状2号線の未開通……と、都政の仕事がまともにできていない。

小池百合子はここ1年で東京都に莫大な損失を与えている。それなのに、今では都政の仕事を投げ出して参院選にどっぷりのめり込んでおり、オリパラや女性活躍のイベントのスケジュールをどんどんキャンセルして顰蹙を買っている。

都民ファーストではなく、自分ファーストだというのが誰の目にも明らかになった。だから、毎日のように支持率が下がっているのである。

結局、仕事ができない議員は混乱を招くだけで、まともな結果を生み出すことはない。小池百合子は、まともな結果を生み出すことは絶対にない。

それは「希望の党」が公約として掲げた「12のゼロ」を見れば分かるはずだ。

(1)原発ゼロ
(2)隠ぺいゼロ
(3)企業団体献金ゼロ
(4)待機児童ゼロ
(5)受動喫煙ゼロ
(6)満員電車ゼロ
(7)ペット殺処分ゼロ
(8)フードロスゼロ
(9)ブラック企業ゼロ
(10)花粉症ゼロ
(11)移動困難者ゼロ
(12)電柱ゼロ

国民ウケはするが、できもしないことをツラツラと並べて、喜んでいるその姿は、2009年の民主党とまったく同じだ。できもしない子供騙しで国民がまだ騙されると思っているところが小池百合子の薄っぺらさを示している。


国民ウケはするが、できもしないことをツラツラと並べて、喜んでいるその姿は、2009年の民主党とまったく同じだ。できもしない子供騙しで国民がまだ騙されると思っているところが小池百合子の薄っぺらさを示している。
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2017/10/20171010T1452090900.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/762.html#c28

[不安と不健康18] 糖質制限論争に幕?一流医学誌に衝撃論文 東洋経済オンライン BRIAN ENO
87. 中川隆[-6348] koaQ7Jey 2017年10月11日 03:19:19 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

糖質制限論者は >>86 みたいな知恵遅れのキチガイばかりなんだな
http://www.asyura2.com/16/health18/msg/583.html#c87
[不安と不健康18] 糖質制限論争に幕?一流医学誌に衝撃論文 東洋経済オンライン BRIAN ENO
88. 中川隆[-6347] koaQ7Jey 2017年10月11日 03:28:37 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

詐欺師 中川隆 - Google 検索
https://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E8%A9%90%E6%AC%BA%E5%B8%AB+%E4%B8%AD%E5%B7%9D%E9%9A%86&lr=lang_ja&gws_rd=ssl


カルト宗教ビジネスマン大川隆法こと中川隆 集金の科学(別名 幸福の科学 ...
blog.livedoor.jp/matrix_zero1/archives/2075414.html

イタコ商法 洗脳ビジネス 詐欺師「大川隆法」本名「中川隆」の予言を実践し ...
blog.livedoor.jp/matrix_zero1/archives/2107578.html

幸福の科学の大川隆法、本名中川隆は - 宗教をビジネスにした凄い方み ...
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

________

詐欺師 中川隆 - Google 検索 で出て来る

幸福の科学の大川隆法、本名中川隆

を何も調べないですぐに俺の事だと勘違いするというのが >>86 みたいな糖質制限論者の頭の軽さなんだな
http://www.asyura2.com/16/health18/msg/583.html#c88

[政治・選挙・NHK233] 最悪のケースに向かっている 「希望の党が大敗北を喫する可能性が高い。一に立憲、二に希望、これしかない」 小林よしのり  赤かぶ
1. 中川隆[-6346] koaQ7Jey 2017年10月11日 03:33:12 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

枝野も小沢も前原も小池百合子もすべて同じ類の詐欺師

2017-10-10
小池百合子の化けの皮は剥がれた。民進党議員を吸収して自滅


「風を読む女」と言われている小池百合子の支持率が急落して、「希望の党」に激しい逆風が吹くようになっている。なぜ、こんなことになったのかは単純な話だ。

民進党の残党を大量に抱え込んだからだ。

国民は反日の牙城であった民進党をまったく信用していない。マスコミがいかに馬鹿げた擁護を繰り広げたとしても、この政党の議員が2009年から2012年まで、日本を破壊するような政治を行ったことを誰も忘れていない。

2012年12月に総選挙で大敗した後、この政党はすぐに解党すべきだった。しかし、それをしないで政治屋の金稼ぎと与党の足を引っぱるためだけに生き延びた。

ところが、そうしているうちに、すっかり国民から見捨てられてしまったので、どうするのかと言えば、印象が悪い「民主党」という名前を捨てて「民進党」にネームロンダリングして国民の批判から逃れようとしたのである。

それでも国民から見透かされて支持率が落ちていく一方になった。それで、どうしたのか。今度は民進党を捨てて、どんどん「希望の党」に乗り移っていくようになった。

今の「希望の党」は事実上「第二の民進党」である。

「食中毒を起こして看板を替えた」だけの民進党

2017年10月8日、安倍首相は「希望の党」になだれ込む民進党の議員の姿を見て、このように語っている。

「何か食中毒を起こして、看板を替えればいいというものではない」

民進党は2009年から2012年まで腐った政治を国民に食わせ、日本全土に食中毒被害をまき散らした店であると、安倍首相は言っているのだ。

思い返せば民進党は史上最悪の詐欺極悪店だった。

できもしない料理を作ると言って国民に約束し、実際に注文すると何も作れず、さらに頼んでいない料理を出す始末だった。そして、その頼んでいない料理は腐っていた。

それで看板を変えて、何もなかったことにする。こんな極悪店が今も存続しているのが日本の闇である。

民進党の腐った体質は、他人を批判するばかりで何の提案もない姿を見れば、今もまったく変わっていないことが一目瞭然だ。その情けない姿は自民党政調会長の茂木敏充氏が正確に語っている。

『野党は国会が始まる前は、「提案型の野党になります」と言っていたんです。ところが、まったく提案なんかしない。「反対反対」と。採決になるとまた、プラカードを持って出てくる。そういうことを繰り返す』

『そして本会議場でも気に入らなくなると、採決前にとっとと議場からいなくなってしまう。国民から負託された権利である一票を投じることを怠る』

体質を変えずに看板だけ変えても、第二、第三の食中毒を引き起こす。本来であれば、何が悪かったのかを真摯に反省して体質を変えていくべきなのだが、民進党はまったくそれを行わなかった。

だから、看板を変えても国民に見透かされて、支持率はどんどん低下していく一方となってしまったのである。


「希望の党」の乗っ取りが民進党の議員の希望

なぜ民進党の議員は体質が変えられなかったのか。

「日本は日本人だけのものじゃない」と言い放ったのはルーピー(間抜け)と称された鳩山由紀夫だったが、もともと民進党の議員は中国・韓国・北朝鮮の工作員かそのシンパだ。

徹頭徹尾、日本の国益を損ねるしか能のない反日が染みついていた。

普天間移設問題で日米関係を破壊したのが鳩山由紀夫で、尖閣諸島支那漁船衝突事件で腰ぬけな対応をしたのが菅直人で、東日本大震災で国難に見舞われていた中で、意味もなく韓国と通貨スワップを結ぼうとしていたのが野田佳彦だった。

二重国籍容認を声高に叫んでいたのが今もどこの国の人間なのか分からない村田蓮舫で、朝鮮総連に所属して外国人参政権を推進していたチャン・オクプンという女を「お母さん」と呼んで大臣室のイスに座らせて記念撮影をしていたのが前原誠司だった。

北朝鮮の女性工作員と下腹部密着の写真がばらまかれ、民進党時代には韓国人の献金を受けたことも暴露され、何かと朝鮮系とつながる前原誠司も、当然のことのように外国人参政権に賛成し、夫婦別姓を主張していた。

「日本死ね」と言って喜んでいたのが山尾志桜里で、「私は国家の枠をいかに崩壊させるかっていう役割の国会議員や」と言い放っているのが辻元清美だ。(大阪10区は極左議員・辻本清美をいい加減に落選させるべき)

上から下までこんな議員が面(つら)を並べているのが民進党であり、こんな議員に体質を変えろと言っても無理に決まっている。筋金入りの反日・売国議員の牙城が民進党の議員の正体なのである。

だから、民進党の支持率は落ちるところまで落ちて、次の選挙で消えてなくなることになっていた。

そこで、民進党の議員が生き残るためにしているのが、「希望の党」の乗っ取りだ。

「希望の党」が保守を標榜していたら、民進党の議員たちは、あっさりと今までの主義主張を捨てて保守を名乗るようになり、仲間が充分に増えたら、当初「希望の党」が標榜していた「外国人参政権反対」をうやむやにさせていった。


すでに小池百合子の化けの皮は剥がれつつある

小池百合子が民進党の議員を大量に取り入れたのは、数で自民党を圧倒したかったからである。また、民進党の議員が持ってくる持参金が欲しかったからだ。

しかし、反日にして売国の民進党議員を大量に受け入れて、「希望の党」の支持率が上がるわけがない。

自分に風が吹いていると思った小池百合子は、ここぞとばかりゴミを受け入れたが、今になってそれが裏目に出て進退窮まっている。

風を読むのがうまくても、ゴミを集めて勝てると思ったのであれば、小池百合子も大した議員ではない。ただの風見鶏であり、権力志向が肥大化したクズである。

すでに小池百合子の化けの皮は剥がれつつある。

豊洲市場移転延期、盛り土問題を巡る違法な懲戒処分、豊洲市場を巡る風評被害、オリンピックの会場問題、五輪の分担金問題、環状2号線の未開通……と、都政の仕事がまともにできていない。

小池百合子はここ1年で東京都に莫大な損失を与えている。それなのに、今では都政の仕事を投げ出して参院選にどっぷりのめり込んでおり、オリパラや女性活躍のイベントのスケジュールをどんどんキャンセルして顰蹙を買っている。

都民ファーストではなく、自分ファーストだというのが誰の目にも明らかになった。だから、毎日のように支持率が下がっているのである。

結局、仕事ができない議員は混乱を招くだけで、まともな結果を生み出すことはない。小池百合子は、まともな結果を生み出すことは絶対にない。

それは「希望の党」が公約として掲げた「12のゼロ」を見れば分かるはずだ。

(1)原発ゼロ
(2)隠ぺいゼロ
(3)企業団体献金ゼロ
(4)待機児童ゼロ
(5)受動喫煙ゼロ
(6)満員電車ゼロ
(7)ペット殺処分ゼロ
(8)フードロスゼロ
(9)ブラック企業ゼロ
(10)花粉症ゼロ
(11)移動困難者ゼロ
(12)電柱ゼロ

国民ウケはするが、できもしないことをツラツラと並べて、喜んでいるその姿は、2009年の民主党とまったく同じだ。できもしない子供騙しで国民がまだ騙されると思っているところが小池百合子の薄っぺらさを示している。

国民ウケはするが、できもしないことをツラツラと並べて、喜んでいるその姿は、2009年の民主党とまったく同じだ。できもしない子供騙しで国民がまだ騙されると思っているところが小池百合子の薄っぺらさを示している。
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2017/10/20171010T1452090900.html
http://www.asyura2.com/17/senkyo233/msg/763.html#c1

[昼休み52] "新喜び組"は23歳以下の美女たち! 中川隆
63. 中川隆[-6345] koaQ7Jey 2017年10月11日 03:38:30 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

北の核・ミサイルは超激安 制裁で開発ストップ狙う無意味
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/215211
2017年10月9日 日刊ゲンダイ


  
   経済制裁はナンセンス(C)コリアメディア提供=共同

 今月22日の衆議院議員選挙を前に、自由民主党は2日に公約を発表。「北朝鮮への国際社会の圧力強化を主導。核・ミサイル計画の放棄を目指す」としている。だがそれが実現できる可能性は極めて低いと考えざるを得ない。

 厳しい経済制裁で核・ミサイル開発の資金を断つことを目標としているようだが、北朝鮮がそれに費やしている経費は意外に少ない。河野外相は8月30日の衆議院安全保障委員会で「韓国外交部などとの意見交換では、昨年2回の核実験と二十数発のミサイル発射で少なくとも200億円」と述べた。日本が購入中のF35A戦闘機は1機146億円だから、200億円ならその1.4機分、イージス艦は1隻1740億円だから約9分の1だ。

 ひどく安いように思えるだろうが、戦闘機は構造が複雑、精巧で、最先端の電子装備の塊だし、20年以上使われ数千時間、ものによっては1万時間以上飛行する。一方、弾道ミサイルは基本的には燃料と酸化剤のタンク、それを燃焼させるロケットエンジン、ジャイロ式の姿勢制限装置と加速度計を持つだけの簡単な構造だ。燃焼時間は短・中距離ミサイルで約1分、ICBMで5分程度。あとは惰力で弾道飛行するからエンジンの寿命はその程度でよい。第2次大戦中のドイツが敗戦直前の約1年間に「V2号」弾道ミサイルを約6000発も造れたのは簡単だったためだ。

■安倍&トランプは珍コンビ

 北朝鮮は1980年代にイラン、イラク、シリアに「スカッド」(射程約500キロ、重量約6トン)を計450発輸出、約600億円を稼いだと米国情報筋はみていた。1発平均約1.3億円だが、吹っかけた輸出価格だから原価は相当安かったろう。現在の「ノドン」(射程約1300キロ、16トン)や「火星12」(射程約5000キロ、28トン)などははるかに大型で、ウクライナ製エンジンを使っている様子だから、価格も数倍のはずだ。

 仮に1発平均5億円とすれば昨年発射した23発で115億円、核弾頭開発などに100億円ほど使ったことになる。核実験場の工事や、移動式発射機を隠すトンネルの掘削には兵士を使うはずで人件費は安い。

 昨年の北朝鮮の国内総生産(GDP)は韓国銀行(中央銀行)の推定で約3兆2000億円。山梨県と同等だ。核・ミサイル経費約200億円が正しければGDPの0.6%余だ。韓国政府の推定が低すぎ、実はその2倍としても1%余だから、経済制裁を強化しても北朝鮮はその程度の経費は捻出するだろう。

 制裁で北朝鮮が窮乏し、政権が倒れることを狙うのかもしれないが、従来の他の諸国に対する経済制裁の例を見ても、国民が「生活が苦しくなったのは政府のせいだ」と蜂起したことはない。むしろ「他国が締めつけていじめている」と感じ、団結する可能性が高い。「必要なのは対話ではなく圧力だ」と「制裁のための制裁」を“主導”するのは、世界で安倍氏とトランプ氏およびその取り巻きだけ。米国でも現実的な国防長官マティス大将や、国務長官ティラーソン氏らは圧力は交渉に向かう一手段として、外交的解決を求める。「対話なき制裁」により「わが国を守り抜く」と言う安倍氏は、本人も認めたとおり「トランプ氏と完全に一致した」珍コンビだ。

http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/906.html#c63

[戦争b21] 北の核・ミサイルは超激安 制裁で開発ストップ狙う無意味(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
1. 中川隆[-6345] koaQ7Jey 2017年10月11日 03:41:31 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

超激安というより、将軍様は外貨を稼ぐ為にミサイル発射や核実験をやってるんだよ:

北朝鮮がFXで大儲け、「将軍直属ディーラー」の噂と金正恩の狙い=今市太郎
2017年9月3日
http://www.mag2.com/p/money/292710

いま巷で出回っている噂として話題なのが、北朝鮮はミサイルを発射すると同時に、マーケットで金やFXの取引を行っているという説です。


「ミサイル発射と同時にFXや金を取引している」との噂は真実か

「将軍様直属ディーラー」の存在

さすがに8/29(火)のNYタイムのドル円やユーロドルの大きな戻しを食らって、多くの市場参加者がそれなりに痛んでしまったようで、8/30(水)の東京タイムの為替はほとんど休日の動きのような方向感のないものに終始してしまいました。どうやら市場ではこの相場の乱高下に巻き込まれてかなり損を食らったトレーダーが多かったようで、典型的な焼け野原相場の様相が展開されました。

米ドル/円 日足(SBI証券提供)
http://www.mag2.com/p/money/292710


そんな今、巷で出回っている噂として話題なのが、北朝鮮はミサイルの発射を行うだけではなく、同時期に金やFXの取引を行っているという説です。

たしかに、自分でしかけているリスクイベントですから、いつ起きるのかもわかっている中でのディールとなれば、かなり利益を出しやすいことは容易に想像できる話です。

果たしてそんなことができるのか?という点で疑問にも思えますが、ただ単に北朝鮮国内から海外の銀行に連絡をとって売買するのではなく、傀儡企業を海外に建てて、そこが主体となって、まったく気づかれないようにやることは確かに可能。真偽のほどは確認のしようがないものの、ありうる話とは言えそうです。

そして、その利益が回りまわってミサイルの資金になっているとすれば、とんだエコシステムが構築されていることになりますが、実際のところはどうなのでしょうか?

東京タイムの前に打ち込むのが最も効果的か?

北のミサイル発射に関する反応を見ていますと、自国の上空を通過するということで、とにく大騒ぎするのが日本であることは明確ですから、東京タイムの前にめがけてことを起こすのはかなり効率的といえます。

また、土日ではなく平日を狙うほうが取引しやすいというのもあるでしょうし、インサイダーの情報を享受しやすいとも思えるわけです。

今回、あえてさまざまな記念日に日程を合わせずにミサイルを発射していることを考えるにつけ、こうした事情が裏にあるからなのかと思うと、妙に腑に落ちるところも出てきてしまいます。この発想が正しかった場合、北朝鮮は9月9日に何かことを起こすよりも、ウィークデーに行動をずらす可能性も考えられそうです。

この話は、どうもまったく架空の話にも思えないところが、非常に気になるところです。この手の話はいくら詮索してみても、まったく儲かるものではありませんが、資金のない北朝鮮がこうした錬金術を行っている話が本当であるとすれば、なかなか機転の効いた考え方をとることができる知恵者がいることに感心させられます。


これで果たして、9日までにさらなるミサイル発射や核実験が行われるのかどうか?前回と同じように、ミサイルが海上に着弾するような内容では、徐々にそのインパクトは薄れ、大きな下落にはならなくなることも考えられます。

逆に日本国内に着弾して被害が出ることになりますと、FX市場では新たな動きが発生することになりそうで、まだまだ注意が必要です。
http://www.mag2.com/p/money/292710


バレバレじゃないですか。
そう。もうちょっとうまくやった方が良いのです。

以下は発射直後にワタスも張ったのですが。
虎ノ門ニュースでも指摘してますね。


為替がなぜ発射の直前に動くんだ?
ミサイル発射が分かってないとできない動きだろう。
経済評論家の上念司氏が突っ込んでました。


以下のチャートのように

Jアラートが鳴ったのは6:02。
それなのに、もう既に5:30頃にはなぜか為替が円高に動き始めてます。
(1ドル109.35円から→1ドル109.25円へ)

そして6:00頃には横ばいになって静かになってから、6:02のJアラートで一気に円高に行ってます。
これはおかしいでしょう。

誰かが予期して爆上げする前に円を猛烈に買ったに違いないのです。
これだけ為替相場を動かせるのは巨額のマネーを動かせる連中なのです。

他にこんな指摘をしている情報もありますた。


http://netgeek.biz/archives/102036

サイル発射前に戦争(防衛)関連株が大量に買われていたことが分かった。
値上がり率ランキングを見ると、トップ10に2社がランクインしている。

・細谷火工は自衛隊向け照明弾など火薬を使用した商品が主力。売上高の約半分が防衛省向け

・石川製作所は軍需産業に関連があり機雷の製造を手がけている

まぁ、というわけで、今後は、

・安倍ちゃんがなぜか官邸に泊まる。
・いきなり為替が円高に振れる。
・なぜか防衛関連銘柄が上がる。

これでミサイル発射が分かると言うものです。
そっちを見てる方がJアラートよりよっぽど早くて正確というものです。

ちゃんちゃん。
http://golden-tamatama.com/blog-entry-j-alert-and-stock-market.html


2017.09.15 2度目のJアラート。北朝鮮とアメリカ債務上限引き上げ
http://golden-tamatama.com/blog-entry-j-alert-and-us-debt-ceiling.html


ったく。
またJアラートですか。


なんたる迷惑でしょうか。

さっきまた血相変えてワタスの妻が階段を駆け上ってきましたよ。
こっちはビットコイン暴落で股間をもみほぐしてる最中だったのに。

あなたミサイルが。。
ぇあ?なにやってるの?

いえ。その。。ワタスのミサイルの調子はどうかなと。。

とかなんとか。

くほほほほ。
くほほほ。

まぁ、皆さん慣れてしまいますたね。
ちゃんちゃん。

ちなみに個人的に思ってるだけのことですが、以下のニュース。
米国の債務上限の引き上げ決定。


http://news.mynavi.jp/column/economytsubo/090/

米国議会の上院と下院は先週、連邦政府の債務上限を3か月間引き上げる法案とハリケーン災害対策予算を可決しました。これにより、懸念されていた米国債のデフォルト(債務不履行)と政府機関閉鎖は回避され、世界の市場に安心感が広がりました。債務上限問題が短期間で決着したのは、トランプ大統領と野党・民主党が意外なことに電撃的に合意したためで、逆にトランプ大統領と与党・共和党の関係が悪化するという複雑な展開となっています。

3カ月間の債務上限凍結・ハリケーン対策で電撃合意

まず債務上限問題について説明しておきましょう。米国では政府がむやみに債務を膨張させないように法律で上限を定めています。しかし現実にはこれまで財政赤字の拡大と国債発行増加によって債務残高(借金の残高)も年々膨れ上がっています。それにつれて債務上限も毎年のように引き上げられてきましたが、今年の春には債務残高が上限の19兆8000億ドル(約2160兆円)に達していました。


米政府の債務残高


米政府はこの数カ月間、資金のやり繰りでしのいできましたが、9月末にはそれも限界という状況になっていました。そのため9月末までに債務上限を引き上げて、新たに借金(国債を発行)する必要があったのです。もし9月末までに債務上限の引き上げができなければ、過去に発行した国債の償還や金利支払いができなくなり、デフォルトに陥るおそれがあったわけです。

しかし先週までは、債務上限の引き上げを認める代わりに歳出の大幅削減を条件にすべきと主張する議員も多く、激しい与野党対立や共和党内の足並みもあって、議会での協議は期限ぎりぎりの9月末まで難航するというのが大半の予想でした。


米の財政収支


ところが急転直下、野党・民主党が(1) 債務上限を12月8日までの3カ月間凍結する(つまり事実上の引き上げ)(2) ハリケーンの災害復旧・被災者支援の予算を編成する―― の2点を一体化した案を示し、トランプ大統領が受け入れました。

はい。
皆様も同じ事を考えていたことでしょう。

アメリカの債務上限問題と北朝鮮ミサイルは完全に連動してますね。

以下は米国長期金利のグラフです。
今年になって北朝鮮がミサイルを撃ち始めてから金利が下がり始めた。

これは


デフォルトまじかの米国債など誰も買わない。

だから値段が下がる。

金利が上がる。


今までこうなってたのに、


北朝鮮問題勃発

米国債買われる。

金利下がる。

うま〜。


こうなったからです。

そして、また直近9月になって、ちょびっと上がり始めてしまったのでまた打った。

北朝鮮ミサイルとは、すなわち、日本からアメリカさんに送金しますよ〜。
その合図のことです。
アメリカさんを助けるためには口実が必要なのです。

現段階で総額8兆円のプレゼント。
以下は日刊ゲンダイさんより


https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/213317/3

次は巡航ミサイル 米の兵器押し売りで血税8兆円が消える
:
そもそも日本は、向こう5年越しでF35戦闘機42機(1兆2000億円)、オスプレイ17機(3600億円)、イージス艦2隻(1800億円)など総額2兆円の武器を米国から買う約束をしている。トータルで8兆円だ。“バイ・アメリカン”のために日本人の血税が米国にむしり取られようとしている。
:

8兆円どうぞお使い下さい。

そのため3ヶ月延命。そしてアメリカのデフォルトはまた持ち越し。


米国債などサウジアラビアや中国は売り払ってる。

だから金利はまた上がる。

金利がちょっと上がってきたらまた打つ。


そういう繰り返しなのでしょう。

ちゃんちゃん。
http://golden-tamatama.com/blog-entry-j-alert-and-us-debt-ceiling.html

http://www.asyura2.com/17/warb21/msg/224.html#c1

[昼休み53] 被差別部落出身の有名人は? 中川隆
5. 中川隆[-6344] koaQ7Jey 2017年10月11日 04:08:53 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

在日朝鮮人タレント
http://www.asyura2.com/2002/dispute2/msg/515.html

朝鮮人が反日になった理由
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/706.html

http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/431.html#c5

[昼休み52] "新喜び組"は23歳以下の美女たち! 中川隆
64. 中川隆[-6343] koaQ7Jey 2017年10月11日 04:37:11 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

米軍は北朝鮮を攻撃できない ワールド 最新記事 ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト 2017年10月10日(火)14時00分
フレッド・カプラン(スレート誌コラム二スト)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/10/post-8617_3.php


アメリカ太平洋軍グアム基地に配備された大型爆撃機B-1Bランサー Arielle Vasquez-U.S. AIR FORCE

半世紀前に米軍機が北朝鮮に撃墜されたとき、米政府は軍事的選択肢がないことを思い知った


アメリカ大統領のドナルド・トランプが北朝鮮を「完全に破壊する」、北朝鮮の「先は長くない」と恫喝。すると北朝鮮の外相はこれを「宣戦布告」と見なすと言い返し、北朝鮮には領空に近づく米軍機を撃墜する権利があると宣言した。

そんなことを言われるとぎょっとするし、確かに危ない状況ではある。しかし、実はこれも「いつか来た道」なのだ。

1969年4月15日のことだった。朝鮮半島沖を飛んでいた米軍のEC121偵察機が北朝鮮のミグ戦闘機に撃墜された。公海上空でのことだった。乗員31人全員が死亡した。

当時のアメリカ大統領リチャード・ニクソンと国家安全保障問題担当補佐官ヘンリー・キッシンジャー、そして統合参謀本部の面々は事件への対応策の検討に2カ月半を費やした。その概要が今は公開されている。

情報自由法の下でジョージ・ワシントン大学のアメリカ国家安全保障文書館が2010年に入手した貴重な機密文書だ。これはじっくりと読む価値がある。トランプの側近たちも同じような協議をしているだろう。そして彼らの出す結論は、48年前と大差ないかもしれない。

69年のその日、統合参謀本部からキッシンジャーに1通のメモが届いた。北朝鮮の空軍基地に対する報復攻撃について、複数のシナリオを想定したものだ。そこには「熟慮の上の積極的な対応」をすれば、侵害行為を罰するというアメリカの「決意」を示すことになる一方、そうした攻撃は「明確な戦争行為」と解釈され、「北朝鮮が(米韓)軍への総攻撃で対抗してくる可能性がある」とあった。

統合参謀本部はその後も数週間にわたり、微妙な含みのある選択肢から強引な戦法まで、いろいろと提言した。だが、どれにも決定的な問題があった。本格的な攻撃で北朝鮮の軍事力を一挙に壊滅させない限り、ほぼ確実に韓国と日本、そして域内に展開する米軍に対する報復攻撃を招くという事情だ。

不可能な「完全破壊」

しかし北朝鮮の軍事力を跡形もなく消し去ることは困難で、不可能に近かった。本気で壊滅させるつもりなら、おそらくは核兵器の使用を含む大規模な作戦となり、中国やロシアの介入を招く恐れがあった。アメリカに対する道義的・政治的な猛反発も予想された。

関係者は討議を重ねるうちにこのジレンマを痛感した。限定的な攻撃では北朝鮮のさらなる挑発を抑止できないし、報復攻撃を防ぐこともできない。大規模な攻勢をかけても、一撃で相手を全滅させることはおそらく不可能で、強力な反撃は避けられない。北朝鮮軍は軍事境界線から50キロしか離れていない韓国の首都ソウルを射程に収める火砲を大量に配備していた。

5月21日、統合参謀本部は新たな提案をした。通常兵器を搭載したB52爆撃機3機で北朝鮮の空軍基地を1〜2カ所破壊するという計画だ。

アール・ウィーラー統合参謀本部議長はメルビン・レアード国防長官に、「さらなる敵対行為への対応として」こうした攻撃を「迅速に」実施すれば「重大紛争を引き起こすような規模の報復行動へと北朝鮮を挑発しないというかなりの可能性」がある、と書き送った。

このメモをレアードはキッシンジャーに送り、「これまでのどの提案よりも理にかなう」ように思えると進言した。

「重大紛争」の引き金を引かない「かなりの可能性」。それがベストな選択ということだ。

しかし吟味の結果、これも却下された。7月2日、ホワイトハウス地下の緊急司令室でキッシンジャーは「どんな行動を取るにしても(北朝鮮からの)反撃を不可能にすることが肝要だ」と述べている。

仮にB52で空爆するとして、「3機ではなく25機を出しても、それでこちらの払う代償が大きくなるわけではないが」、いずれにせよ戦争はエスカレートし、双方の損害も増える。キッシンジャーはそう語っている(引用は会議の記録係による要約)。

戦争になるとすれば、どう対応すべきか。政権幹部と軍幹部は米軍機撃墜への報復と、その後の戦争への対応について、さらに検討を続けた。最終的には25通りの選択肢が用意された。

核兵器を使う案も3つあった。第1案では、軍事標的12件を核兵器で攻撃する。使用する核兵器はTNT火薬換算で約200トンの威力の砲弾から10キロトンの爆弾まで。第2案では、北朝鮮が韓国を攻撃した場合、軍事標的の範囲を広げて70キロトンの核爆弾を使う。第3案は、より多くの標的に10キロ〜70キロトンの爆弾を投下して北朝鮮の攻撃能力を「大幅に」減少させるとしていた。

結局、ニクソンは核兵器を使わなかった。たぶんキッシンジャーの意見に従ったのだろう。ニクソンは何もしなかった。少なくとも武力の行使には出なかった(ただしベトナム戦争では逆の選択をしていた)。

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ニクソン(左)とキッシンジャーは北朝鮮攻撃を思いとどまった Richard Corkery-New York Daily News Archive/GETTY IMAGES


歴代米政権が通った道

代わりにニクソンが取った対応は、北朝鮮の近海に空母戦闘群を新たに送り込み、偵察飛行を再開し、護衛の戦闘機を飛ばすこと。そして米軍に手を出すなと北朝鮮に厳しく警告する一方、地域の同盟諸国に対しては、アメリカは相互防衛の義務を果たすと確約した。

全ては北朝鮮がまだ核兵器に手を出しておらず、山腹に多数のロケット砲を隠してもいなかった時代のこと。それでもこれが唯一の選択肢だった。言い換えれば、当時の北朝鮮は今よりはるかに脆弱だったにもかかわらず、ニクソンもキッシンジャーも米軍制服組のトップも、「全面戦争を招く可能性の限りなく少ない軍事的対応」などは見つけ出せなかったのだ。

それからの数十年、歴代の政権は何度か危機を経験し、北朝鮮への対応の検討を迫られた。北朝鮮領空を侵犯した米軍ヘリが撃墜された94年のビル・クリントン大統領(以下、肩書は当時)とウィリアム・ペリー国防長官。北朝鮮が核開発を再開した02年のジョージ・W・ブッシュ大統領とディック・チェイニー副大統領。いずれも多くの選択肢を検討した末に、同じ結論に達している。

「悪とは交渉しない。悪を打ち倒す」というチェイニーの発言を強気に繰り返していたブッシュも、結局は北朝鮮との交渉を再開した(有意義な結果を生むには遅きに失していたが)。

現政権のドナルド・トランプとジェームズ・マティス国防長官、そして軍幹部も同じ道をたどる可能性が高い。

アメリカには北朝鮮への「軍事オプション」があると述べたマティスも、そのオプションが適切かどうかには触れていない。

ロサンゼルス・タイムズの報道によれば、戦争勃発を想定した最近の演習でも、69年の判断が正しかったことが証明されている。つまり、どんなに小さな小競り合いでも制御不能な戦争に発展する事態を避け難いということだ。

北朝鮮との戦争になれば、核兵器を使用せずとも韓国での死者は1日2万人に達する。国防総省はそう想定しているようだ。マティスをはじめ、国務長官のレックス・ティラーソンも国家安全保障担当のH・R・マクマスター大統領補佐官も、武力行使の可能性は「排除しない」としつつも、外交的解決の必要性を強調している。

ただしトランプ自身は、そんなニュアンスに無頓着なようだ。北朝鮮を「完全に破壊」する可能性について言及したかと思えば、ツイッターで金正恩(キム・ジョンウン)を「小さなロケットマン」と呼ぶなど、やりたい放題だ。ワシントン・ポストによれば、北朝鮮の外交官はトランプと側近たちの発言がこれほど食い違う理由を知りたくて、在米のアジア問題専門家に電話をかけまくっているという。

だが困惑しているのは北朝鮮だけではない。トランプ政権の高官たちも自分のボスの本心をつかめずにいる。報道によれば、国連総会での演説前に情報機関の幹部は大統領に対し、金正恩への個人攻撃をすれば外交的解決の道が閉ざされると進言していた。それでも演壇に立ったトランプは、原稿にはない「ロケットマン」や「完全に破壊」という言葉を吐き出した(あのとき首席補佐官のジョン・ケリーは頭を抱えていた)。

冷静さこそが抑止力

これこそが今ここにある危機だ。筆者は以前に、北朝鮮に(アメリカとその同盟国に対する)核ミサイル攻撃を思いとどまらせるのは簡単だと書いた。何しろアメリカには何千発もの核弾頭があるし、いかに金正恩が予測不能でも自殺願望の持ち主とは思えないからだ。

しかし、これには条件がある。アメリカが抑止力の誇示と同盟国を守る決意の表明において常に冷静さを失わず、ぶれることなく一貫した姿勢を保つことだ。

残念ながら、今のアメリカ大統領には冷静さも一貫性も欠けている。しかも現場に外交の担い手がいない。駐韓国大使は決まらないし、東アジア・太平洋地域担当の国務次官補や国防次官補も空席のままだ。

そんな状態で、自己顕示欲の塊で引くことを知らない2人の指導者が罵詈雑言の応酬を続けていたらどうなるか。些細な小競り合いや誤解、あるいは警報の誤作動で戦闘が始まれば、そのまま壊滅的な戦争に拡大しかねない。

[本誌2017年10月10日号掲載]


http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/906.html#c64

[リバイバル3] フランス人はバゲット(フランスパン)が一番好き 中川隆
6. 中川隆[-6342] koaQ7Jey 2017年10月11日 04:49:30 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

フランス人は 食べ物でも美術でも音楽でも、アングロサクソンやゲルマン人とはセンスの良さが全然違いますね:

白い恋人たち/フランシス・レイ 13 Jours en France/Francis Lai - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=UIfOtRGS030


Francis Lai & Sylvia Kristel 映画「続エマニエル夫人」 Emmanuelle II L'Anti Vierge - YouTube
http://www.xvideos.com/video20154645/emanuela_1974
https://www.youtube.com/watch?v=b9DkGFFSBko


パリのめぐり逢い/フランシス・レイ Vivre pour vivre/Francis Lai - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=bMydc0C9Ifw


「ある愛の詩 Love Story」フランシス・レイ Francis Lai - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=zu5Qv886i10


Francis Lai A Man And A Woman all 3 movie versions - stereo - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Jg-NDSLEkKI


雨の訪問者のワルツ/フランシス・レイ La Valse Du Mariage/Francis Lai - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=mRvJhQU1d5s

さらば夏の日/フランシス・レイ Du Soleil Plein Les Yeux/Francis Lai - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=36nlorMCLcw

La Lecon Particuliere(個人教授)−Francis Lai - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=QFDYOHsXvdU

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/766.html#c6

[リバイバル3] フランス人はバゲット(フランスパン)が一番好き 中川隆
7. 中川隆[-6341] koaQ7Jey 2017年10月11日 04:57:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

クロード・ルルーシュ 『男と女』
1966 Escena Film Un Homme et Une Femme - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=cfHUoyZ-isA
https://www.youtube.com/watch?v=rvh9KLxv_qo


Un homme et une femme (1966) - Dailymotion動画
http://www.dailymotion.com/video/x24vcce
http://www.dailymotion.com/video/x24vef8  


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/766.html#c7

[リバイバル3] フランス人はバゲット(フランスパン)が一番好き 中川隆
8. 中川隆[-6340] koaQ7Jey 2017年10月11日 05:05:16 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

エレーヌ・グリモー(Hélène-Rose-Paule Grimaud, 1969年11月7日 - )


HELENE GRIMAUD - Bach - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=1JZzAupJap0

Extrait du nouvel album 'Bach' (disponible)


Bach, Busoni - Chaconne in D minor BWV 1004 - Helene Grimaud (piano) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=sw9DlMNnpPM

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/766.html#c8

[リバイバル3] フランス人はバゲット(フランスパン)が一番好き 中川隆
9. 中川隆[-6339] koaQ7Jey 2017年10月11日 05:22:38 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

ドビュッシー名曲集

1. シャルル・デュトワ

DUTOIT, Debussy Prelude a l'apres-midi d' un faune - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=t687m-Zie5A


Charles Dutoit, Orchestre symphonique de Montréal
1989 May


__________

2. ベネデッティ・ミケランジェリ


Arturo Benedetti Michelangeli - Debussy - Préludes, Book 1 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=hYbCnbo8OxE

Claude Debussy Préludes, Book 1

00:00 I Danseuses de Delphes. Lent et grave
03:08 II Voiles. Modéré
07:07 III Le vent dans la plaine. Animé
09:19 IV Les sons es les parfums tournent dans l'air du soir. Modéré
12:55 V Les collines d'Anacapri. Très modéré
16:09 VI Des pas sur la neige. Triste et lent
20:13 VII Ce qu'a vu le vent d'Ouest. Animé et tumultueux
23:51 VIII La fille aux cheveux de lin. Très calme et doucement expressif
26:17 IX La sérénade interrompue. Modérément animé
28:53 X La cathédrale engloutie. Profondément calme
35:17 XI La danse de Puck. Capricieux et léger
38:12 XII Minstrels. Modéré

Arturo Benedetti Michelangeli, piano

_____

Michelangeli Debussy Preludes Book 1 DVD.wmv - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=1T958NWjweg


_____


Claude Debussy - Images I & II (Michelangeli) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=mskURYO7DiA

____


Debussy - Images I & II - Michelangeli Vatican 1987 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=SOHama2AY0Q

Claude Debussy

Images

Livre I
Reflets dans l'eau 0:00
Hommage à Rameau 4:50
Mouvement 11:25

Livre II
Cloches à travers les feuilles 15:08
Et la lune descend sur le temple qui fut 19:29
Poissons d'or 24:23

Arturo Benedetti Michelangeli
Live recording, Città del Vaticano, 13.VI.1987

__________


Claude Debussy - Deux preludes, Children corner (Michelangeli) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=lSqT8eQ23Rg

Deux preludes
- Canope
- Brunyeres


Children's corner
I. Doctor Gradus ad Parnassum
II. Jimbo´s Lullaby
III. Serenade for the Doll
IV. The Snow is Dancing
V. The Little Shepherd
VI. Golliwog´s Cakewalk

Arturo Benedetti Michelangeli, piano
1962

____


A.B. Michelangeli Debussy.wmv - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=FNuVdaYS09s


- Preludes 1ste livre
- Childrens corner
- Preludes 2nd livre
- Images I
- Images II


Arturo Benedetti Michelangeli plays Debussy live in Hamburg 1993 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=akGo-hoktGo


Arturo Benedetti Michelangeli plays C. Debussy
Live in Hamburg, May 07 1993

This is the last recital given by Benedetti Michelangeli.
He was already very sick. Two years after this concert , he died.


C. Debussy:

1. Children's Corner: I. Doctor Gradus ad Parnassum
2. Children's Corner: II. Jimbo's Lullaby
3. Children's Corner: III. Serenade for a Doll
4. Children's Corner: IV. The Snow is Dancing
5. Children's Corner: V. The Little Shepherd
6. Images (1ere série): I. Reflets dans l'eau
7. Images (1ere série): II. Hommage à Rameau
8. Images (1ere série): III. Mouvement
9. Images (2ème série): I. Cloches à travers les feuilles
10. Images (2ème série): II. Et la lune descend sur le temple qui fut
11. Images (2ème série): III. Poissons d'or
12. Préludes, Livre 1:


1.Danseuses de Delphes : Lent et grave
2.Voiles : Modéré
3.Le vent dans la plaine : Animé
4.«Les sons et les parfums tournent dans l'air du soir» : Modéré
5.Les collines d'Anacapri : Très modéré
6.Des pas sur la neige : Triste et lent
7.Ce qu'a vu le vent d'ouest : Animé et tumultueux
8.La fille aux cheveux de lin : Très calme et doucement expressif
9.La sérénade interrompue : Modérément animé
10.La cathédrale engloutie : Profondément calme
11.La danse de Puck : Capricieux et léger
12.Minstrels : Modéré

__________

3. アンゲルブレヒト


Pelléas et Mélisande - Paris, 1955 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=_pSy8m9R_Ps


Radio broadcast of a concert performance of Debussy's opera with Jean-Paul Jeannotte and Françoise Ogéas in the title roles under the direction of Désiré-Émile Inghelbrecht. November 24, 1955.

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/766.html#c9

[リバイバル3] フランス人はバゲット(フランスパン)が一番好き 中川隆
10. 中川隆[-6338] koaQ7Jey 2017年10月11日 06:01:08 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

カペー弦楽四重奏団

Debussy String Quartet in G-min. Capet String Quartet - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=yrYRhVSEQtg

Ravel String Quartet Quatuor Capet - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=jynt0XIAei0

Franck - Piano Quintet in F minor- Marcel Ciampi and Capet Quartet - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=TUxF9oJKRA8&list=PLA101A732A4FDEC58
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/766.html#c10

[リバイバル3] フランス人はバゲット(フランスパン)が一番好き 中川隆
11. 中川隆[-6337] koaQ7Jey 2017年10月11日 06:12:43 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

ジャック・ティボー, アルフレッド・コルトー


Debussy Violin Sonata - Thibaud-Cortot - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Zni48ORjFog
https://www.youtube.com/watch?v=b-tYtG41esQ


Thibaud-Cortot - Franck Violin Sonata in A, 1923 (entire) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=4oDhcr7eSOI

César Franck - Sonate pour violon et piano - Jacques Thibaud Alfred Cortot - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=6VAwFGTa5rs

Jacques Thibaud Faure sonata No.1 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=0PChBX9J1vo&list=PLB2137A0FEA1892BA&index=4


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/766.html#c11

[リバイバル3] フランス人はバゲット(フランスパン)が一番好き 中川隆
12. 中川隆[-6336] koaQ7Jey 2017年10月11日 06:19:43 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

ミッシャ・マイスキー

Mischa Maisky - The Swan (Carnaval des Animaux) - Saint-Saëns - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=-2Y3qj9auBE

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/766.html#c12

[リバイバル3] フランス人はバゲット(フランスパン)が一番好き 中川隆
13. 中川隆[-6335] koaQ7Jey 2017年10月11日 06:26:10 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

ジュール・マスネ タイスの瞑想曲

Fritz Kreisler - Thais Meditation (Massenet) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=6un_YIawX-E
https://www.youtube.com/watch?v=jRPWgypR9TY
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/766.html#c13

[リバイバル3] フランス人はバゲット(フランスパン)が一番好き 中川隆
14. 中川隆[-6334] koaQ7Jey 2017年10月11日 06:35:52 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

ポール・トルトゥリエ

Paul Tortelier Cello Sonata D minor Debussy - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=wTRZrqT3oZw

Élégie de Fauré - Paul Tortelier - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Y60NM8wn1as

Gabriel Fauré Cello Sonata No. 1 In D Minor Op. 109 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=LbQxTdgw1dg
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/766.html#c14

[政治・選挙・NHK233] 民主が希望に並んで来た!〜日本を左右する衆院選、投票率アップを&安倍退陣、右傾化防止を(日本がアブナイ!) 笑坊
1. 中川隆[-6333] koaQ7Jey 2017年10月11日 09:19:08 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

枝野も小沢も前原も小池百合子もすべて同じ類の詐欺師

2017-10-10
小池百合子の化けの皮は剥がれた。民進党議員を吸収して自滅


「風を読む女」と言われている小池百合子の支持率が急落して、「希望の党」に激しい逆風が吹くようになっている。なぜ、こんなことになったのかは単純な話だ。

民進党の残党を大量に抱え込んだからだ。

国民は反日の牙城であった民進党をまったく信用していない。マスコミがいかに馬鹿げた擁護を繰り広げたとしても、この政党の議員が2009年から2012年まで、日本を破壊するような政治を行ったことを誰も忘れていない。

2012年12月に総選挙で大敗した後、この政党はすぐに解党すべきだった。しかし、それをしないで政治屋の金稼ぎと与党の足を引っぱるためだけに生き延びた。

ところが、そうしているうちに、すっかり国民から見捨てられてしまったので、どうするのかと言えば、印象が悪い「民主党」という名前を捨てて「民進党」にネームロンダリングして国民の批判から逃れようとしたのである。

それでも国民から見透かされて支持率が落ちていく一方になった。それで、どうしたのか。今度は民進党を捨てて、どんどん「希望の党」に乗り移っていくようになった。

今の「希望の党」は事実上「第二の民進党」である。


「食中毒を起こして看板を替えた」だけの民進党

2017年10月8日、安倍首相は「希望の党」になだれ込む民進党の議員の姿を見て、このように語っている。

「何か食中毒を起こして、看板を替えればいいというものではない」

民進党は2009年から2012年まで腐った政治を国民に食わせ、日本全土に食中毒被害をまき散らした店であると、安倍首相は言っているのだ。

思い返せば民進党は史上最悪の詐欺極悪店だった。

できもしない料理を作ると言って国民に約束し、実際に注文すると何も作れず、さらに頼んでいない料理を出す始末だった。そして、その頼んでいない料理は腐っていた。

それで看板を変えて、何もなかったことにする。こんな極悪店が今も存続しているのが日本の闇である。

民進党の腐った体質は、他人を批判するばかりで何の提案もない姿を見れば、今もまったく変わっていないことが一目瞭然だ。その情けない姿は自民党政調会長の茂木敏充氏が正確に語っている。

『野党は国会が始まる前は、「提案型の野党になります」と言っていたんです。ところが、まったく提案なんかしない。「反対反対」と。採決になるとまた、プラカードを持って出てくる。そういうことを繰り返す』

『そして本会議場でも気に入らなくなると、採決前にとっとと議場からいなくなってしまう。国民から負託された権利である一票を投じることを怠る』

体質を変えずに看板だけ変えても、第二、第三の食中毒を引き起こす。本来であれば、何が悪かったのかを真摯に反省して体質を変えていくべきなのだが、民進党はまったくそれを行わなかった。

だから、看板を変えても国民に見透かされて、支持率はどんどん低下していく一方となってしまったのである。


「希望の党」の乗っ取りが民進党の議員の希望

なぜ民進党の議員は体質が変えられなかったのか。

「日本は日本人だけのものじゃない」と言い放ったのはルーピー(間抜け)と称された鳩山由紀夫だったが、もともと民進党の議員は中国・韓国・北朝鮮の工作員かそのシンパだ。

徹頭徹尾、日本の国益を損ねるしか能のない反日が染みついていた。

普天間移設問題で日米関係を破壊したのが鳩山由紀夫で、尖閣諸島支那漁船衝突事件で腰ぬけな対応をしたのが菅直人で、東日本大震災で国難に見舞われていた中で、意味もなく韓国と通貨スワップを結ぼうとしていたのが野田佳彦だった。

二重国籍容認を声高に叫んでいたのが今もどこの国の人間なのか分からない村田蓮舫で、朝鮮総連に所属して外国人参政権を推進していたチャン・オクプンという女を「お母さん」と呼んで大臣室のイスに座らせて記念撮影をしていたのが前原誠司だった。

北朝鮮の女性工作員と下腹部密着の写真がばらまかれ、民進党時代には韓国人の献金を受けたことも暴露され、何かと朝鮮系とつながる前原誠司も、当然のことのように外国人参政権に賛成し、夫婦別姓を主張していた。

「日本死ね」と言って喜んでいたのが山尾志桜里で、「私は国家の枠をいかに崩壊させるかっていう役割の国会議員や」と言い放っているのが辻元清美だ。(大阪10区は極左議員・辻本清美をいい加減に落選させるべき)

上から下までこんな議員が面(つら)を並べているのが民進党であり、こんな議員に体質を変えろと言っても無理に決まっている。筋金入りの反日・売国議員の牙城が民進党の議員の正体なのである。

だから、民進党の支持率は落ちるところまで落ちて、次の選挙で消えてなくなることになっていた。

そこで、民進党の議員が生き残るためにしているのが、「希望の党」の乗っ取りだ。

「希望の党」が保守を標榜していたら、民進党の議員たちは、あっさりと今までの主義主張を捨てて保守を名乗るようになり、仲間が充分に増えたら、当初「希望の党」が標榜していた「外国人参政権反対」をうやむやにさせていった。


すでに小池百合子の化けの皮は剥がれつつある

小池百合子が民進党の議員を大量に取り入れたのは、数で自民党を圧倒したかったからである。また、民進党の議員が持ってくる持参金が欲しかったからだ。

しかし、反日にして売国の民進党議員を大量に受け入れて、「希望の党」の支持率が上がるわけがない。

自分に風が吹いていると思った小池百合子は、ここぞとばかりゴミを受け入れたが、今になってそれが裏目に出て進退窮まっている。

風を読むのがうまくても、ゴミを集めて勝てると思ったのであれば、小池百合子も大した議員ではない。ただの風見鶏であり、権力志向が肥大化したクズである。

すでに小池百合子の化けの皮は剥がれつつある。

豊洲市場移転延期、盛り土問題を巡る違法な懲戒処分、豊洲市場を巡る風評被害、オリンピックの会場問題、五輪の分担金問題、環状2号線の未開通……と、都政の仕事がまともにできていない。

小池百合子はここ1年で東京都に莫大な損失を与えている。それなのに、今では都政の仕事を投げ出して参院選にどっぷりのめり込んでおり、オリパラや女性活躍のイベントのスケジュールをどんどんキャンセルして顰蹙を買っている。

都民ファーストではなく、自分ファーストだというのが誰の目にも明らかになった。だから、毎日のように支持率が下がっているのである。

結局、仕事ができない議員は混乱を招くだけで、まともな結果を生み出すことはない。小池百合子は、まともな結果を生み出すことは絶対にない。

それは「希望の党」が公約として掲げた「12のゼロ」を見れば分かるはずだ。

(1)原発ゼロ
(2)隠ぺいゼロ
(3)企業団体献金ゼロ
(4)待機児童ゼロ
(5)受動喫煙ゼロ
(6)満員電車ゼロ
(7)ペット殺処分ゼロ
(8)フードロスゼロ
(9)ブラック企業ゼロ
(10)花粉症ゼロ
(11)移動困難者ゼロ
(12)電柱ゼロ

国民ウケはするが、できもしないことをツラツラと並べて、喜んでいるその姿は、2009年の民主党とまったく同じだ。できもしない子供騙しで国民がまだ騙されると思っているところが小池百合子の薄っぺらさを示している。


国民ウケはするが、できもしないことをツラツラと並べて、喜んでいるその姿は、2009年の民主党とまったく同じだ。できもしない子供騙しで国民がまだ騙されると思っているところが小池百合子の薄っぺらさを示している。
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2017/10/20171010T1452090900.html


http://www.asyura2.com/17/senkyo233/msg/768.html#c1

[リバイバル3] フランス人はバゲット(フランスパン)が一番好き 中川隆
15. 中川隆[-6332] koaQ7Jey 2017年10月11日 09:30:18 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

日本人が憧れるフランス生活の「本当の質」
優雅さの裏で手放すものもある
国末 則子 : フリーライター 2015年06月07日
http://toyokeizai.net/articles/-/72158

生活するうえでは不便なことも多いパリだが、今なお、世界中からの観光客を引き付ける魅力があるのも事実

フランス女性のライフスタイルや子育てに学ぶ本が人気だ。昨年10月に発売された

「フランス人は10着しか服を持たない」(大和書房)
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E4%BA%BA%E3%81%AF10%E7%9D%80%E3%81%97%E3%81%8B%E6%9C%8D%E3%82%92%E6%8C%81%E3%81%9F%E3%81%AA%E3%81%84-%E3%83%91%E3%83%AA%E3%81%A7%E5%AD%A6%E3%82%93%E3%81%A0%E2%80%9C%E6%9A%AE%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%AE%E8%B3%AA-%E3%82%92%E9%AB%98%E3%82%81%E3%82%8B%E7%A7%98%E8%A8%A3-%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%BBL%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%83%E3%83%88/dp/4479782990

では、米国人女性がフランスの貴族の家にホームスティをした体験をもとに、暮らしの質を高める秘訣を説く。

3月に発行された

「フランス人は子どもにふりまわされない」(CCCメディアハウス)
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E4%BA%BA%E3%81%AF%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%AB%E3%81%B5%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%82%8F%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84-%E5%BF%83%E7%A9%8F%E3%82%84%E3%81%8B%E3%81%AB%E5%AD%90%E8%82%B2%E3%81%A6%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE100%E3%81%AE%E7%A7%98%E5%AF%86-%E3%83%91%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3/dp/4484151073


では、パリ在住の米国人女性が、子どもの自立を促すといったフランス流子育てを伝授する。やはり3月に発行された

「フランス女性の働き方」(日経ビジネス人文庫)
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E5%A5%B3%E6%80%A7%E3%81%AE%E5%83%8D%E3%81%8D%E6%96%B9-%E6%97%A5%E7%B5%8C%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E4%BA%BA%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%9F%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%A6%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%8E/dp/4532197600


は、フランス生まれの女性が、仕事と人生を楽しむコツを披露する。

これらの本に描かれるフランス女性は、仕事や生活、育児を自分のペースで楽しんでいて、うらやましい限りだ。先日

「フランス女性はなぜ仕事を続けられるのか」
http://toyokeizai.net/articles/-/67964

でふれたように、女性が働きやすい環境であることはたしかだ。しかし、フランスでの生活の質は高いのだろうかと考えると、疑問が頭をよぎる。

本当にフランスでの生活の質は高いのか


フランスで実際に暮らしてみると、がっかりしたり、苦労したりすることが多い。

いちばん困るのは、家の中の設備が次から次へと故障するうえ、なかなか直せないことだ。どんどん建て替える日本と違って建物が古いうえ、水道水に石灰分が多いため、トラブルが起こりやすいという面もある。

私が家族で住んでいたパリのアパルトマンの建物は築50年とパリでは新しいほう(周囲の建物は築100年を超えていた)だったが、たびたび災難に見舞われた。

入居早々、トイレの水が止まらなくなった。水道修理工を呼ぶが、すぐには来てもらえない。3日後に来てくれることになったが、約束の時間は「午後」という大ざっぱなもの。午後中ずっと待って、やっと修理してもらえたが、修理工が帰った後、水を流すとまた止まらなくなる。同じ修理工が再度来ても直らず。3度目に「修理工の学校で教えている」というベテランが来てやっと直った。問題解決まで1カ月近くかかった。


真冬に暖房が効かなくなったこともある。私のアパルトマンでは、建物の地下でわかした湯を各部屋のラジエーターに循環させ、暖める仕組みだった。この湯が回ってこなくなり、ラジエーターが熱くならなくなってしまった。暖房工事業者が、我が家に点検に来たり、地下で作業したりしたが、一向に直らない。パリの冬は零下に冷えこむこともある。洋服を重ね着したり、夕食を鍋ものにしたりして、なんとかしのいだ。ようやく修理に成功したのは、寒さも緩む3月、やはり問題解決に1カ月あまりかかった。

故障を直そうにも、問題解決に1カ月……


また、大人が3人入ればいっぱいになる小さなエレベーターが2機あったが、しばしば故障した。幸いすぐに救出されたが、閉じ込められたことも2回。帰国する3カ月前には、うち1機が動かなくなってしまった。

エレベーターは8階まで昇るものと、6階までのものがあったのだが、故障したのは我が家がある8階までのほう。修理業者が調べたところ、直すにはある部品が必要なのだが、昔の部品なので在庫がないとわかった。型を作って、その部品を作らなければならないので、3カ月以上かかるという。というわけで、帰宅する際には、6階までエレベーターで昇った後、2階分を階段で上がるはめになった。降りるときにはその逆をたどる。帰国のためにアパルトマンを引き払う日まで、ついにエレベーターは直らなかった。

顧客へのサービスを重視しない、フランス人の働きかたにも悩まされた。渡仏し、入居するアパルトマンを決めたとき、不動産会社の担当者が冬休みに入る前に、契約に必要な書類をそろえるよう要請された。書類が間に合わなかった場合、担当者が冬休みを終える2週間後まで契約できないという。休暇中の引き継ぎはない、とのことだった。夫と夫の会社のスタッフが大慌てで書類を準備し、どうにか担当者の休暇前に契約できた。

日常的に利用するスーパーや郵便局でも、従業員の休養は優先されている。

スーパーでは、お客に比して稼働しているレジが少ないうえ、商品を通すスピードが遅い。たいてい各レジに数人は待っている。行列が長くなっても、開けるレジを増やすことはほとんどなかった。それどころか、レジ係の休憩時間になれば、どんなに行列が長くても、そのレジは閉めてしまう。大半のスーパーは日曜休業なので、前日の土曜日は大混雑となる。私は一度、土曜日のスーパーに買い物に出かけて、二度と週末には行かないことに決めた。

郵便局に用事があるときは、30分くらいは待つ覚悟で出かける。スーパー同様、開いている窓口が少ないうえ、お客への対応はのんびりムード。やはり、どんなに行列している人が多くても、休憩に入る。行列に慣れているはずのフランス人も、「フーッ」と、ため息をついたり、「もう20分も待っているのに」とぼやいたりしている。日本在住のフランス人女性が、「日本の郵便局は素晴らしい。お客に順番を示した紙が発行されるし、サービスが手際よい」と称賛するのも当然だろう。

「フランス人は10着しか服を持たない」で紹介されている貴族のマダムは、毎日買い物カートを引いて専門店を回り、上質な食材を手に入れる。実際は、八百屋、肉屋、チーズ屋、パン屋と回ると、1時間くらいかかってしまうことがある。それぞれの店で、接客の順番を待ち、「ボンジュール」とあいさつをかわし、商品を注文し、代金を支払い、袋詰めしてもらう。別れ際には、「良い一日を」などとまたあいさつし、店を出る。時間に追われている人にはとてもできない。

治安も日本ほどには良くない。スリが多いので、外出するときは地味な服装を心がけた。ハンドバッグは斜めがけ。地下鉄の構内にエレベーターやエスカレーターはほとんどないので、運動靴かヒールの低い靴を履く。おしゃれな服を手に入れても、披露するチャンスはあまりなかった。

地下鉄車内では、居眠りなどとんでもない。バッグに手をかけ、常にスリに対する警戒態勢をとる。駅名のアナウンスもほとんどないので、到着する駅の表示に目を光らせておかなくてはならない。ブランドのバッグを持ち、おしゃれな服を着て外出できるのは、運転手付きの車で移動できる人だけではないか、とやっかみたくもなる。

「手持ちの服が少ない」は本当だった!


着回しや色使いにセンスがあるおしゃれな女性が多いパリ。フリーマーケットやノミの市は市民の生活に定着している

ところで、本の題名になった「フランス人は10着しか服を持たない」は本当だろうか。フランス在住経験者らに尋ねると、「知り合いのフランス人女性は、いつも同じ服を着ていた。でも、一目で上質とわかるような服だった」とか、「学校の友達はみんな毎日同じズボンをはいていた」などの証言が集まった。

私の周囲にも、「いつも同じような格好をしている人」が多かった。2日連続同じ服を着ている人にも、たびたび出会った。日本と違い湿気が少ないので、夏でもあまり汗をかかない。したがって、そう頻繁に着替えたり、洗濯したりしなくても済むようなのだ。「10着」きっかりではないかもしれないが、総じてフランス人の方が日本人より少ない数の服を着回している。

さて、ここまでフランス生活の実際について紹介してきた。働く人がきちんと休みをとれるのは素晴らしいことだが、消費者の立場としては辛いこともある。働く人が働きやすいということは、消費者や顧客に多少の不便を強いることと表裏一体なのだ。

華の都パリには世界中の人々が集い、エッフェル塔やノートルダム寺院、凱旋門など美術品のような建築に、心が躍らされる。6月は梅雨もなく、新緑が美しい。からりと晴れた空の下、さわやかな風に吹かれて、カフェのテラスで過ごすのも楽しい。あまりお金をかけなくても、心が満たされる。フランスならではの喜びを味わうには、少々の不便は我慢すべき、ということなのだろう。
http://toyokeizai.net/articles/-/72158
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/766.html#c15

[リバイバル3] フランス人はバゲット(フランスパン)が一番好き 中川隆
16. 中川隆[-6331] koaQ7Jey 2017年10月11日 09:35:13 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

フランス女性はなぜ仕事を続けられるのか
「母親の仕事」がやたら多い日本と大違い
国末 則子 : フリーライター 2015年04月29日
http://toyokeizai.net/articles/-/67964

ポンピドゥーセンターから見たパリ市内。フランスといえば、誰もがバカンスを楽しめる、ゆとりある労働環境で有名だ

フランスで暮らしていたとき、何より衝撃を受けたのは、現地校に通わせた子どもの同級生の母親がほぼ全員、仕事を持っていることだった。女性の就業率が85%のフランスでは、働く母親はごく普通の存在だ。仕事と子育ての両立をどうやり繰りしているのだろうか。2000年代に6年半、家族でパリに住み経験したことなどから、背景を探ってみた。

まずひとつ目に、仕事をしていても家族と過ごす時間が十分取れる仕組みが挙げられる。フランスの法定労働時間は週35時間、年間の法定有給休暇は5週間(日本は週40時間、有給休暇は最高で20日)。残業もほとんどないうえ、仕事とプライベートをしっかり分ける習慣が定着しているので、終業時刻になればすぐ帰宅できる。

ふたつ目は、夫が育児や家事に積極的に取り組んでいること。労働者に優しい制度が浸透しているので、男性も育児や家事にかかわりやすいともいえる。フランスでは、小学校を卒業するまで子どもの通学に保護者が付き添うが、スーツ姿の父親が送迎する姿は当たり前の光景だ。週末の公園は、子どもを遊ばせる父親でいっぱい。幼稚園や小学校の保護者会は午後6時からなので、父親の参加者も多い。母親が一人で子育てを背負わなくてもよい。

家事に大活躍、妻をリスペクトする夫

私自身、そんな男性の活躍ぶりをつぶさに見る機会があった。フランス西部に住む、共働きで3人の子どもがいるフランス人宅に週末滞在したときのことだ。

一家でいちばん早起きだったのは、父親のジョン(仮名)。焼き立てのクロワッサンをパン屋に買いに行き、カフェオレを用意してくれた。朝食後も後片付け、食料品や日用品の買い出し、室内の掃除、庭の手入れ、洗濯物にアイロンをかけるなど、目まぐるしく働いている。しかも、妻の指示に従って動いているのではなく、自主的にしているのだ。

料理もうまい。夕食にはお手製の「ブッフブルギニョン」(牛肉の煮込み)とチョコレートムースをふるまってくれた。どちらも手間のかかる料理だ。「作るの、大変じゃなかった?」と尋ねると、ジョンは「家族や友達のために料理するのは、僕の喜びなんだよ」。

さらに「妻はとても優秀で職場で責任のある仕事をしている」と、自分の能力を発揮し、社会に貢献する妻をたたえていた。家事を担うことで妻の負担を減らし、妻の仕事を側面から応援していた。


仕事と子育ての両立を容易にしている背景の3つ目は、日本と比べて母親の負担が格段に少ないことである。

フランス人女性は「母親としてこうしなければ」というプレッシャーから解放されているように見える。たとえば、フランスの赤ちゃんは、生後数週間で自分1人の部屋で眠るようになる。幼稚園ぐらいまでは川の字になって眠る、という日本人の常識が頭にこびりついていた私は、友人のマリー(仮名)宅で実際に目にしたときは驚いた。万が一の事故とか、突然死とか心配じゃないのだろうか。

マリーは「泣いたら聞こえるから。そうしたら部屋に行って、おむつを替えたり母乳を上げたりすればいいのよ」とあっさり。なるほど、そう言われてみればその通りだ。夜の間だけでも赤ちゃんから解放されれば、母親は気が楽だし、夫婦だけの時間も持つことができる。

マリーは母乳で育てていたが、「母乳」にこだわっている母親は少ないという。むしろ、「胸の形が悪くなるから」と、早めに母乳をやめる人が多いそうだ。離乳食も手作りにこだわらず、瓶詰めなどを利用する。スーパーの離乳食売り場は日本以上に充実していた。

幼稚園や学校からの指示や決まりは少ない


フランスに憧れる女性は多い。米国人女性が書いたフランス本(右)は日本でも大人気

日本人は決まりを重視し、何事も「手抜きをしない」ことを美徳とする傾向がある。フランス人は手抜きができるところでは、手を抜いても構わないと考える。親の務めも合理的に果たそうとする。この合理主義は、幼稚園や小学校でも発揮されている。決まりが少ないので、「母親の仕事」が少ないのだ。

フランスの幼稚園では、入園準備がほとんどいらない。証明写真3枚と市販のスモックを用意するぐらいだった。日本の幼稚園では、昼食の際にテーブルに敷くランチョンマットやマットを入れる袋、お弁当を入れる袋、手提げ袋、衣服が汚れた場合の着替えを入れる袋などを手作りしなければならなかった。

制服はないので、子どもは私服を着て「手ぶら」で登園する。「ハンカチとティッシュを持ってくるように」という指示さえもない。日本の幼稚園だと、制服がなくても「胸にハンカチを安全ピンで留める」とか、「帽子をかぶらせる」とか、朝の支度がややこしい。わが家では、ハンカチだけは持たせたのだが、ティッシュは園に置いてあるものを使えば用が足りたようだ。朝、子どもにあれこれ持たせなくていいというのは、実に楽だ。

昼食は給食だったが、ランチョンマットなどは敷かなかった。子どもが衣服を汚した場合には、園で常備しているリサイクルの服に着替えさせてくれた。自前の着替えを園に預けたりしなくてよいのは助かった。

小学校でも「母親の仕事」は少ない。入学式、卒業式、運動会はなかったし、授業参観もなかった。保護者会は年2回程度。緊急連絡網もない。PTAの役員も大人数を選ぶ必要はなく、ボランティア精神旺盛な数人が引き受ければ事足りるものだった。

子どもが学校でどう過ごしているのか、その様子を実際に見る機会がないのは困るかと思ったが、そうでもない。下校時には担任が校舎の出入り口まで子どもを連れてくるので、迎えに来た親は学校での様子を尋ねることができる。保護者面談もいつでも受け付けてくれる。よくよく考えてみれば、行事の際に子どもの姿を見ても、問題解決にはつながらないのだ。

学校行事のために有給休暇を取らなくてよいフランス人は、仕事に集中することもできるし、自分のために有休を使うこともできる。そもそも学校側も、共働きを前提に、保護者に対応している。日本の小学校では、2、3日前に「なわとびを持ってきてください」などと指示され、慌てることがあった。フランスの小学校では、各家庭が常備していないものを持参させる場合は、10日から2週間くらいの猶予をくれた。日にちに余裕があれば、共働きの家庭もゆっくり準備することができる。

社交やバカンスを楽しむ余裕もある


ベビーカーを押しながら美術館で作品を鑑賞する女性。育児と仕事だけではない、バランスのよさがうかがわれる

フランス人女性は、仕事や育児から気分転換し、生活を楽しむことにも熱心だ。週末には親しい友人を自宅へ招いて、おしゃべりを楽しむ。社交の伝統の長い国だからか、みんな話上手だ。最近観た映画や読んだ本の話、美術展など幅広いテーマが話題になる。

パリ市内に住む友人宅に昼食に招かれたとき、いつもはパンツ姿の友人がスカートにハイヒールを履いてエレガントな装いをしているのに驚いたことがある。社交の場であるから、きちんとおしゃれをするのだ。普段着とそう変わらない服装で出掛けてしまった私は、大いに反省した。

日が長くなる4、5月になると、フランス人の関心はもっぱら「バカンス」になる。パン屋や肉屋のような小売店も夏に1カ月くらい休業する。「バカンスはどこへ行くの」などと話し合うフランス人は心底うれしそうだ。秋には、「バカンスはどうだった?」という会話で盛り上がる。

南仏の海辺など人気のバカンス先で観察していると、彼らは実に何もしない。海辺で寝そべって、肌を焼いている。あるいは、眠っている。あちらこちらへ出かけて、観光して回ることはしない。「何もせずに、のんびり」というのが、バカンスの醍醐味なのだ。「バカンス」には「空白」という意味もあるから、頭をからっぽにしてリフレッシュするというのは正しい過ごし方なのかもしれない。

ゆとりのある労働環境が家庭と仕事の両立を支え、バカンスでリフレッシュすることを可能にしている。日本で女性が働き続けられるようにするには、長時間労働の慣習を変えることだけでなく、母親の仕事を合理的な視点から見直すことも必要ではないだろうか。
http://toyokeizai.net/articles/-/67964
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/766.html#c16

[リバイバル3] フランス人はバゲット(フランスパン)が一番好き 中川隆
17. 中川隆[-6330] koaQ7Jey 2017年10月11日 10:59:14 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

パリ症候群


フランス共和国の首都―パリは、しばしば『花の都』と銘打たれた上で日本に紹介される
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AA%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4#/media/File:Tour_eiffel_at_sunrise_from_the_trocadero.jpg

パリ症候群(パリしょうこうぐん、仏: syndrome de Paris, 英: Paris syndrome)とは、異文化における適応障害の一種であり、カルチャーショックの一種。

「流行の発信地」などといったイメージに憧れてパリで暮らし始めた外国人が、現地の習慣や文化などにうまく適応できずに精神的なバランスを崩し、鬱病に近い症状を訴える状態を指す精神医学用語である。

1991年(平成3年)に、精神科医の太田博昭は同名の著書を出版し、それ以降この症状が認知され始めた。その後2004年にフランスの精神医学誌『Nervure』にフランスの精神科医らと太田の共著により論文が掲載され[1]、のちに『リベラシオン』などのフランスの新聞やBBCなどの各国のメディアでも紹介された。


現代では「パリにやってきてほどなくののちに生気を失った顔で帰国する日本人女性」はパリにおける一種の名物ともなっており、日本や日本人とは全く関係のない題材のエッセイに唐突に登場するといったこともしばしばである。近年では、増加した中国人観光客の中にも、パリ症候群を発症する人が増えているという。

発症しやすい人物像

発症者の多くは、裕福な家庭に育った20 - 30代の日本人女性である。

この中の多くの者は、小説や映画などによってつくられたイメージに影響を受け、パリでファッション・旅行・メディアなどの仕事に就くことを希望したり「留学」「ワーキング・ホリデー」のため渡仏した場合が多い。

日仏医学協会会長のマリオ・ルヌーによれば、そのイメージとは具体的には下記のようなもので、現実のパリとは程遠いこうした虚飾を煽り立てているのが、雑誌などのマスメディアであるという。


街中をファッションモデルのような人たちが歩いている
みんなルイ・ヴィトンを身に着けている

内的な要因としては、前出の様に胸に描いてきた理想のパリと現実のそれとのあまりの落差(好例は「絵画のような美しい街並」とのイメージに対する現実の薄汚れた街並など)に対する当惑や、求める職が見つからない、語学(フランス語)も上達しない、などが重なることである。

外的な要因としては、「場の空気」と表現されるような、感情を敏感に察して思いやってくれる日本の文化でのコミュニケーションと異なる、自分の主張を明確に伝えることが要求されるフランスの文化に適応できなくなっていることがある。

社会的な要因としては、メディアや教育において伝えられているパリが現実と違うことがある。実際にパリに行く前に現実を知っていればこのような症状になりえない。メディアの役割に正しいことを伝えるというのがあるが、この点でメディアは失敗している。

典型的な症状としては「フランス人が自分たちを差別している」などの妄想や幻覚を抱く、パリに受け入れられない自分を責める、などである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AA%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4


花の都パリは日本人には甘くない。恐怖(?)の「パリ症候群」とは? 2006-10-24
http://nikitoki.blog.so-net.ne.jp/2006-10-24


何年か前にパリに行った時の話。
一緒に仕事をしたパリ在住の日本人女性に、軽い気持ちで、

「いいですね。花の都パリに住めるなんて、羨ましいです」

と問いかけた。
場所は連れてってくれたサンジェルマン・デ・プレのビストロ。
そしたら目の前でぐいっとを飲み干した後、

「旅するのはいいんですよ。でも住むとなるとね…」

と真剣な目で旅人のあたしに向かって言われたので、
それ以上、この話は続けられなかった。

それからしばらくして、で

「パリ症候群」作者: 太田 博昭 発売日: 1991/08
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4895592332/asyuracom-22/ref=nosim


という本が出ているのを発見した。
著者は、パリ在住の精神科医の太田博昭先生。
読んで「なるほどなー」と納得した覚えがある。

その後、何度かこの言葉に接してきたが、
2005年02月02日朝日新聞の朝刊に、
「在留日本人のパリ症候群」という記事が出た。

パリに住む日本人が毎年100人ほど鬱病になってしまう。
これを「パリ症候群」と太田先生が命名した。
特徴は20代、30代の女性が7割と多いこと。

今、危ないのは志望の女性たち。
やメディア関係など「パリらしい」仕事を
したいと夢を抱いてくる人がこの罠にはまるそう。

症状としては、将来への不安や失調。
さらに対人恐怖、外出恐怖に進展し、ひどい場合は強制、
自殺未遂に至るケースもあるとか。

原因を太田先生は、のサービスの悪さ、いい加減さと分析。
日本人は、サービスの悪さを責めるのではなく、
自分を責めてしまうのだと。

本(1991年に出ている)を出してから、随分たっているのに、
パリ症候群はひどくなっているみたいですねー。

朝日の元ネタは「リベラシオン」(2004年12月13日の記事)
「フランス語の堪能な方はどうぞこちらをご覧ください」と

http://www.liberation.fr/vous/161116.FR.php

言いたい所ですが、既に無料公開の時期は過ぎているらしく、
記事を閲覧するには、お金がかかる模様。

日本語でしかも解説付きで読めるのが、
フランス現代思想の専門家であり、神戸女学院大学教授の
内田樹先生のブログのずばり「パリ症候群」という記事。
http://blog.tatsuru.com/archives/000739.php
http://www.tatsuru.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/743

あ、そうだ、なんで「パリ症候群」について書こうと
思ったかというと、10月23日のお昼過ぎ、
「日本人旅行者、夢と現実のギャップで『パリ症候群』」
というロイターの記事を読んだから。

今度は、居住者じゃなくて、「旅行者」ですよ。

「パリを訪れる日本人観光客のうち、年間12人程度は心理療法が
必要な状態になる」んですって。
http://news.www.infoseek.co.jp/reuters/entertainment/story/23reutersJAPAN233173/

原因は、「不親切なパリジャンや薄汚れた通りなど、
さまざまな現実を目(に)することで旅行前の期待が
裏切られたように感じ、精神的なバランスを崩すこと」とか。

申し訳ないけど、なんだか笑ってしまいました。
「これだけどそうなってしまうならば、
そうした人はいずれ、どこにいても同じ症状に
陥ってしまうのでは。その人たちにとって
裏切られる対象はパリだけなのかなー?」と思ったからです。

後、記事中に「2004年に精神科医が最初に名付けた」と
あるのですが、「パリ症候群」という言葉は、
それより随分前に、本で書かれているのですけど…。

上記、及び「フランス・パリ地区における邦人のメンタルヘルスケア」
太田先生による報告。中に「パリ症候群」の本についても。
http://jomf.health.co.jp/report/kaigai/18/060.htm

ちなみディマンシュ紙は、
http://www.lejournaldudimanche.fr/accueil/index.php

記事がオンラインで読めますが、有料です。
http://www.pressdisplay.com/pressdisplay/viewer.aspx

今や「セレブ」となっている二人の元アナウンサーを持ち上げる女性誌。
ああした記事もいたずらにパリへの憧れをあおっているような気も。
一方、パリで暮らす某女優が「引きこもり」なんて噂もあるし…。
(「引きこもり」が悪いわけじゃない)

ところで、最初にあげた女性は、今も元気にパリで暮らしており、
その後輩女性とともに、活動の一端を知ることができる。
(詳しく書くとすぐわかってしまう狭い業界で仕事をしているので、
抽象的な書き方ですいません)
久しぶりにメールでも送ってみようかしら。

太田先生のインタビューは、パリ在住の日本人のための
情報誌「ビズ」(現在は休刊中)のバックイシュー29号に掲載。
(送ってもらえる)
http://www.bisoupfj.com/html/bnumber.html

「いつも不機嫌」で「とにかくなんにでも文句をつける」が「自分らしく生きる」
というパリジャン。

もちろんその例にもれないサンジェルマン・デ・プレ生れの
パリジェンヌ(10歳までは世界を放浪しているから「生粋」のとは言い難いが)の
クレモンティーヌが「気まぐれ」に「思いつくまま」に
とっておきのパリを紹介しています。

クレモンティーヌの新・フランス案内―サンジェルマン・デ・プレとコート・ダジュール
作者: クレモンティーヌ, Cl´ementine, CLEMENTINE 発売日: 2001/07
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4391125137/asyuracom-22/ref=nosim


クレモンティーヌの最新作は、スタンダードとなっている
映画音楽中心の軽い仕上がり。聞く人を楽園へと導いてくれるはず。

映画「ぼくを葬る」に楽曲を提供し、その公開にあわせるかのように、
今夏、来日しライブを実施。
京都の日本人デュオ「ジュスカ」ともコラボ。


あ、気付いたパリジャンって京都人だ。
底意地悪いもん。でもある意味、それを見せない、
わからせないようにしている京都人の方が上かも。
(でも京都の姉妹都市フィレンツェの
フィオレンティーナは底意地悪くないんだよね)

クレモンティーヌの公式ホームページ
http://www.excite.co.jp/music/special/cle/

ルミエール
アーティスト: クレモンティーヌ
発売日: 2006/06/14
メディア: CD
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000FDF39A/asyuracom-22/ref=nosim


ついでに映画「僕を葬(おく)る」
http://www.bokuoku.jp/

この予告編でクレモンティーヌの曲「風と海」の一部が聞ける。

日本人デュオ「ジュスカ・グランペール」
(「おじいさんになるまで」という意味のフランス語。
二人が「共に白髪が生えるまで」活動しようと
名付けたとらしい。ホント!)
http://jusqua.com/

内田樹の研究室: パリ症候群 2005年02月02日 パリ症候群


朝日新聞の朝刊に興味深い記事が載っていた。
「在留日本人のパリ症候群」という記事である。

パリ在住の日本人の中に鬱病を発するものが多く(毎年百人程度)、中にはかなり重篤なものも含まれる。これを現地に在住のドクター太田という方が「パリ症候群」(syndrôme de Paris) と命名した。

朝日の記事によると

「診察者の73%は女性で、20代、30代が突出する。バブル経済期には、仕送りは多いが、学習意欲が低い女性が大挙留学し、言葉の壁に跳ね返される例が相次いだ。いま危ないのは転職志望の女性たちだ。仏語を身につけ、服飾や旅行、メディア関係の『パリらしい』仕事をしたい。そんな夢想を抱いた人たちがこの街に来て打ちひしがれる。」

典型的な症候は、将来への見通し不安とことばによるコミュニケーション失調。それから対人恐怖、外出恐怖、「自分をバカにしている声が聞こえる」ようになり、妄想を発して強制入院、自殺未遂に至るケースもある。

原因についてドクター太田はこう語っている。

「日本のサービスの質は官民ともに世界最高だが、フランスは残念ながらその対極に近い。日本基準のままだと不快な体験を重ねることになる。きちんとした日本人はこの国のいい加減さではなく、それについていけない自分を責めてしまう。」

朝日新聞によると、『リベラシオン』の12月の記事がきっかけで取材をしたそうであるので、さっそく当の『リベラシオン』の記事を読んでみる(インターネットって、ほんとに便利だなあ)

フランス人は「パリ症候群」をどうとらえ、その原因をどう解析しているか興味がわいたのである。

(まさか「フランスのサービスは世界最低水準なので、日本人は不愉快な経験を重ねてしまう」という説明はしてないよね)

どれどれ。

ふむふむ。

では04年12月13日の『リベラシオン』の記事をご紹介しよう。

症状の現状報告はだいたい朝日の記事と同じだが、分析にはだいぶ温度差がある。

「症状は渡仏して三月目くらいから始まる。日常生活の些細な不調がきっかけで軽い鬱状態になり、それが不安、外出恐怖、交通機関への恐怖症と症状は進行し、25%が帰国する前に入院加療を必要とする状態にまで悪化する。

ドクター太田によると、『症状は異文化との違和感でフランスに適応できない人に発症する』。

Association Jeune Japon のベルナール・ドゥラージュは家父長的な日本社会の厳格さを原因に挙げる。

『患者のほとんどは甘やかされ、過保護で育てられたええとこのお嬢さんたちだ。西欧的な自由に免疫がないので、頭が変になってしまうんだね。』

日仏協会のマリオ・ルヌーがこれにこう付け加える。

『社会関係がぜんぜん違う。日本的な集団主義は西欧的な個人主義と相容れない。日本人は自分たちの集団から離れるとまるで無防備になったような気になるんだ。』

われわれの社会は日出るところの国の居留民を変調させてしまうのであろうか?

ドクター太田はことばの問題とコミュニケーションの問題を指摘する。

『日本人は臆病だから、フランス人のいらだちに恐怖を感じる。ぺらぺらしゃべるのは日本では不作法なことだ。日本人は何も言わないでも内心を察知してもらえるから。フランス人のユーモアもきまじめな日本人にとっては攻撃的なものと感じられる。』(中略)

マリオ・ルヌーの仕上げの説明によれば、これらの心理的トラブルは夢と現実の乖離を前にした日本人の幻滅に起因する。

『雑誌が日本人の幻想を育てているんだよ。あんなものばかり読んでいると、パリではそこらじゅうにマヌカンがいて、女性はみんなヴィトンでまとめていると思うんだろうね。』

残念ながら現実はそれとはほど遠い。街にはヴァン・ゴッホもいないし、そこらじゅうにトップモデルがぞろぞろ歩いているわけでもない。別にだからといって病気になることはないじゃないか。」

というものであった。

同一の論件について日仏二つのメディアを徴すると、その「ずれ」や温度差から出来事の意味がよくわかる。

『リベラシオン』の論調は精神的に失調している日本人にたいしてあまりフレンドリーであるようには思われなかった(きっとこれがドクター太田の言うところの「ちょっと攻撃的なフランス的ユーモア」というものなのであろう)。

たしかにバブル期のパリでヴィトンやエルメスの店に観光バスで乗り付け店の品物をあらかたさらっていった日本人のレディーたちに対していまなおフランスのみなさんがあまり親近感を抱くことが出来ないでいるというのもわからないではない。
しかし、それにしても「病気になるのはお前が弱いからだ」ときっぱり決めつけるあたり、ほんとに「フランス的個人主義」の面目躍如である。

こういう風土の中で暮らせる日本人はたしかにそれほど多くはないだろうと私は思う。

現在の若い日本人のほとんどは自分の不幸や失敗を「他の人のせい」にする他罰的説明に依存している。「社会が悪い」「親が悪い」「学校が悪い」「メディアが悪い」などなど。

「私が不幸なのは私のせいではない(「父」のせいだ)」という発想そのものを「家父長制」と呼ぶのである(その点ではわが国の作物は、マルクス主義もフェミニズムもポストモダニスムもすべては「日本的家父長制」の消しがたい刻印を負っている)。

これはフランス的個人主義の採用する説明原理ともっともなじまない発想法である。

かの国では、すべての不幸や失敗を(それがかなりの程度まで制度や他人の責任である場合でも)自分の責任として引き受けることを市民に要求するからである。

日本的家父長制の発想になじんだ人々がフランスで精神的に参ってしまうのはある意味当然である。

特に20代30代の若い女性が発症するというのは、彼女たちの社会集団が「他罰的」な構文で自身を語る習慣をもっとも深く内面化していることと関係があると私には思えるのである。

しかし、考えてみると私もパリ滞在中はだいたいホテルの部屋から一歩も出ないでパソコンに向かって仕事をし、ベッドに寝ころんで成島柳北や夏目漱石や白川静を読み、ごはんは「ひぐま」の味噌ラーメンである。

ドクター太田によれば、これは「パリ症候群」の初期症状にほかならない。

でも、日本にいるときも、私は一日部屋から出ないでパソコンに向かって仕事をして、同じような時代錯誤的な本を読み、昼ごはんにはうどんかラーメンかカレーを部屋でもそもそ食べている。

これをして「芦屋症候群」と言ってよいのであれば、私は世界中どこにいっても土地にかかわりなく同一の精神の病を患っていることになる。

おそらくかのドクター名越はこれをして「狂い過ぎている人は発症しないんです」と診断されたのであろう。
http://blog.tatsuru.com/archives/000739.php

超格差社会フランス、最貧困層の移民と話してわかったこと 2016年11月3日

マダムリリーが以前、フランスで失業手当をもらっていた頃の話だ。

フランスのハローワーク(ポール・アンプロワ)との面談で、ビジネスフランス語を学べる講座があることを知り、さっそくオリエンテーションに行ってみることにした。パリ・イルドフランス地方の外国人失業者全てが集まる会で、郊外(バンリュー)南のかなり辺ぴなところで催された。

当日、会場に行ってみると、50人くらいの外国人がいた。アフリカ系、アラブ系、東ヨーロッパ系…。

オリエンテーションでは、まず主催者が出席者リストを回し、それにサインをするよう指示された。すると、あるアフリカ系の女性が困ったようにこう言うのだ。

字が読めないのでわかりません。

どうやら自分の名前をリストのなかから見つけられないらしい。仕方なく周りにいた外国人が彼女の代わりに名前を探し、サインをしてあげる。その後も、同じように自分の名前が読めない人が数人いて、私も近くにいた人のサインを代わりにした。

次に主催者がフランス語講座の目的と、講座終了後に就ける職業について説明し始めた。すると、またさっきの女性がまた発言する。「私は腰が悪くてあまり動けません。」

毎日電車に乗って、講座に通うのは難しいと言う。ここでも、「私も…」と数人が声をあげた。字が読めない人とメンツがほぼ一致する。

そして、最後にフランス語のレベルと、一般常識のテストがされることになり、問題用紙が配られた。まず解答用紙に名前を書くように指示される。すると、私の隣にいた男性が言った。


名前が書けません。

隣だったので、私が代わりに書くことにする。名前は何?と聞くと、「○×△☆♯♭●□▲★※」と言われた。よくわからない。「つづりは何?T・H・O…?」と聞いてみると、やっぱりここでも「わからない」と言われてしまった。

なら逆に、何だったらわかるのよ?と突っ込みたくなったが、そこでハッと気が付いた。

これが、フランス移民の最貧困層の現実なんだな、と。私があまりにも当たり前で気にも留めないようなことが、彼らにはできない。私たちが、できるかできないかの天秤にかけようとも思わないようなことが、彼らには難しいのだ。この現実を目の当たりにして、私はとてもショックだった。

そこで彼らの毎日の生活を想像してみる。名前の書き方を覚えるなんて、アルファベットの配列を覚えるだけなので、どんなに長い名前でも1時間あれば余裕で覚えられるはずだ。それにもかかわらず、名前の書き方を覚えようとも思わないような彼らの置かれている環境とはどういうものなのか…と。

読み書きを母国で習わないまま大人になり、フランスに来て、さぁ仕事を探そうと思っても見つかるわけがない。仕事が見つからないから収入は安定しない。仕事が見つかっても高い給料はもらえず、ずっと貧しいままだ。そんな移民家庭の一番の感心ごとは、「明日食べていけるお金があるか」ではないか…。第一階層の生きていくための基本的・本能的な欲求(食べたい、飲みたい、寝たいなど)を満たすことが、第一優先事項だ。

よくフランスでは、「移民家庭は、勉強する意味を理解していない」と言われているが、それはこういうことかと合点がいった。親が勉強してきていないから、その価値がいまいち理解できず、子どもにどう教えていいのかわからない。そんな親を見て育った子どもだって、勉強しようとは思わない。バカンスが長く、年間総授業時数が日本よりも約100時間短いフランスでは、自主学習をしない子どもはどんどん引き離されていってしまう。

その証拠に、ユニセフの『子どもたちのための公平性』調査によると、フランスは世界で最も教育格差がある国のひとつである。OECD 生徒の学習到達度調査(PISA)における到達度のギャップを元にしたランキングでは、フランスは37か国中35位(日本は27位)だ。裕福で高学歴なフランス人の親に育てられる子どもと、読み書きできない移民の親に育てられる子どもでは、例え同じ学校に通っていても成績に大きな差がでてくることは明白である。

日本での子どもの貧困と、教育格差


これは、超格差社会フランスの話だし、さすがに彼らのように読み書きが全くできない移民家庭というのは、日本では稀だろう。しかし、貧困からくる教育格差という面では、日本も抱えている問題は同質であるように思う。

これらは、日本の貧困層の子どもの声だ。

・4歳のとき両親が離婚して以来、母親と2人暮らしをしています。母親は朝早くに仕事へ出かけるため、小学校のときから1人で朝ごはんを食べて登校しています。進学塾に通うことができず、自分の学力レベルすらわからない。高校受験の情報格差もあります。(中学生・女子)

・友達は高校に行くけど僕はあきらめた。「授業料タダ」と言われても、お金は掛かる。入学金、制服代、定期代…。先生達にも気づいて欲しい。誰か助けて。(中学生・男子)


・お母さんが離婚しました。朝は早くから清掃の仕事に行って夜も働いています。遅く帰って来て「辛いから仕事変えたい」って言っています。早く私が働かないと。そればかりを考えています。(小学生・女子)

マダムリリーは定時制の高校に通っていた時期がある。そこで出会った1つ下の男の子は、気温が0度を下回るような真冬でも薄っぺらいトレーナー1枚で、片道1時間以上を歩いて毎日登校していた。親が借金まみれで、長男である彼が働かないと、とてもじゃないが弟と妹が食べていけないというのを噂で聞いたことがある。朝早くから働いて疲れ切っていたが、給食が食べられるという理由で、毎日欠かさず登校していたようだ。

「最近元気にしているの?」とたまに尋ねてみると、「いやぁ、仕事がきついっすよ。お金にならなくて…。」とはにかんだ笑顔で答える。それでも、将来は親を楽させてあげられるように、早く家を買ってあげたいと語っていた。彼はとても真面目な性格で非行に走ることもなく(そんな暇がなく)、本当だったら定時制ではなく、普通の高校に通っているべき人だった。

だから、彼と話すたびに、「こんなに頑張っているのだから将来は誰よりも幸せになってほしいな…」と、いつも思っていた。

しかし、ある日彼は首をくくって、この世からいなくなった。急に、いなくなった。

貧困層の子どもというと、いつも彼のことを思い出して、胸が痛くなる。

きっと、私にできることが何かあったはずだ。
きっと、私にできることが何かあったはずだ。
きっと、私にできることが何かあったはずだ。

あれから10年以上がたった。異国のフランスで最貧困層の移民と話して、久しぶりにこの時の気持ちを思い出した。
https://www.madameriri.com/2016/11/03/effect-of-inequality-on-children/

日本では考えられない!フランスの格差社会を実感する5つの瞬間 2012年2月18日
https://www.madameriri.com/2012/02/18/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%80%8E%E6%A0%BC%E5%B7%AE%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%80%8F/


フランスといえば、革命から連想されるように「自由」と「平等」という言葉が頭に浮かぶ人も少なくないだろう。しかし、実際のフランスはそんなに生易しいものではない。

日本でも最近は中産階級の崩壊が叫ばれるようになったが、フランスの明確すぎる格差社会と比べるとさほど深刻ではないのかもしれない。何しろフランスでは日常私たちがただ生活しているだけで、そこに住む人々の所得格差を目の当たりにし、何とも言えない気持ちになることが少なくないのだ。

そこで今回は、そんなフランスの格差社会を肌で感じる瞬間を5つご紹介します。日本の警察のキャリアとノンキャリアの違いのようなフランスの社会構造が垣間見れる瞬間はどんな時でしょうか。


1.セットしたてのブロンドヘアに気品があり、見るからにあたたかそうで高級そうな毛皮のコートを着たマダムと、擦り切れたビニールのダウンジャケットの懐に盗んだものを隠して走るオジサンがすれ違った瞬間

この寒い時期にはコートのなかに盗んだものを隠している人を見かけることがあります。反対に、リッチな人は見た目もリッチ。フランスのお金持ちには、自分で髪の毛を洗ったことがなく、いつも美容院で洗髪とセットをしてもらっている人もいるそうです。

2.シャンゼリゼ通りにあるルイ・ヴィトン本店の前で、LVマークの入った紙袋をいくつも抱え記念撮影をしているアジア人観光客グループの300メートル先に、地べたに座って紙コップを持ち、通行人にお金を恵んでくださいと頼むホームレスがいる

観光客の多いシャンゼリゼ通りにあるルイ・ヴィトンの前はいつも長蛇の列ができています。そこに並んでいる観光客の大半は、日本人や中国人などのアジア人。高いブランド物を買いご満悦な表情で店の前で写真を撮る人をよく見かけます。とても華やかなシャンゼリゼですが、必ずと言っていいほど物乞いのホームレスに出くわします。花の都パリを期待していた旅行者のイメージが崩れ、ショックを受ける人も少なくありません。

3.「私たち家族から家を奪うな!」という垂れ幕をした空家に不法占拠するスコッターの近くに建設中の新しい家がある

家を買おうとする人もいれば、廃屋・廃ビルや他人の敷地や家屋に無断で侵入し、生活をする人たちがいるのがフランスです。他人の敷地をわざわざ不法占拠までして生活する必要がない日本ではあまり馴染みのない“スコッター(Le squat)”という言葉ですが、フランスからイギリスなどの国外に流れる失業者も多いそうです。また、長く寒い冬が続くパリでは路上で凍死してしまうホームレスが多いため、冬の寒い時期だけはスコッター行為が許可されています。

家主からすると迷惑な話ですが、この時期の警察官は寒さに凍えるスコッター家族に立ち退きを命じることができません。ちなみに、フランスの厚生担当相がホームレスに「屋内にとどまるよう」アドバイスし、嘲笑の対象となっていましたが、このニュースにはスコッター行為の許可という背景があるわけです。

4.お金がない人は入れないフランスのエリートな学校“グランゼコール”出身でぽんぽん出世する人と、20年働き続けてどんなに頑張っても出世できない一般大学出身者

フランスでは大企業で課長以上の管理職になったり、官公庁に勤めたりしたかったら、グランゼコールを出ていなければなりません。

高校の最後の年にあるバカロレアという統一試験を取得した人のうち、グランゼコールへ進むのは残りの5%弱だけであり、非常に“狭き門”ですが、「グランゼコールを出たか」「どのグランゼコールを出たのか」は、ほぼ一生を左右します。つまり、普通に大学を出ただけの人は一生頑張って働いても、グランゼコール出身者のような出世はできないということ。入社以前にすでに自分がどこまで出世できるのか決まっているのです。

大学出身者はグランゼコール出身者に対して羨望と嫉妬の入り交じった感情を抱くのと同時に、「自分たちとは違う世界だ」というあきらめの感情を抱えている場合が多いと言います。

フランスで日本にはない『格差社会』を実感する5つの瞬間

5.誕生日にプライベートジェットを買ってもらう子どもと、学校も行かず毎日朝から晩まで働き続ける子ども

フランスの金持ちの子どもは誕生日プレゼントも車やジェット機など信じられないような豪華なモノをもらうそうです。反対に、誕生日にも家族のために働き続ける子どももいます。昼間学校へも行かずマルシェでモノを売ったり、親に付き添って物乞いをしたり、ポエムを売り歩いたり。一日中、ひったくりやスリをしているジプシーの子どももいます。子どもの世界にも格差社会が明確に表れているのがフランスで、同じ国に住んでいても住む世界が全く違います。
https://www.madameriri.com/2012/02/18/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%80%8E%E6%A0%BC%E5%B7%AE%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%80%8F/

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/766.html#c17

[リバイバル3] フランス人はバゲット(フランスパン)が一番好き 中川隆
18. 中川隆[-6329] koaQ7Jey 2017年10月11日 11:22:00 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

日本人の知らないパリの別世界 移民自治区 フランス - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=r_vGiPCddc4

移民問題(フランスの出生率向上で見落としている要因) 2015/12/10
http://66575033.at.webry.info/201512/article_6.html


少子化問題に関して、日本では未だに、

@フランスは出生率が2.0を超えている

A家族手当が多いのが出生率回復の原因

Bまた、女性が仕事と家庭を両立するのをサポートする措置が充実しているのも出生率回復に寄与している


という短絡化した議論があります。

後述するように、この議論は国家の存続にジワジワと影響を与える重要な要因を見落としています。


まず初めに誤解のないように、上記Bは、他国の政策を引き合いに出すまでもなく、日本社会が高度成長期型の成功モデルから脱却するために必要不可欠だということは指摘しておきたいと思います。

地価の高い東京圏、大阪圏、名古屋圏という都会に人口の約5割が住む都市社会の日本では、長い停滞の時代に平均所得が減少し、高度成長期のように家族で一人だけ働けば家族が食える時代はとっくに終わっており、共働きでないと、家賃や住宅購入費を含めた家計を維持できないのが現実です。

経済社会が変われば様々なフォーメーションを変えるのが生き残れる社会のあるべき姿です。高度成長期とは明らかに様相が変わった現代日本では、共働き家庭サポートのためにフォーメーションを変えないといけないのに、なかなか変わっていないというのが、かなりヤバいこの国の姿と言えるでしょう。

共働きしやすい社会になれば、結婚も増えるでしょう。

ワークシェアリングを含めて、きちんと共働きができるオランダ型の社会になれば、子供の幸せにとっても、夫婦にとっても、要介護老人にとっても、あるいは財政の面から見てもいいばかりでなく、家計収入が増えるので個人消費が増え、日本経済にとってもいいはずです。

さらに家族や地域活動を大切にできると、子供の教育や福祉(共助)、文化の振興など様々な面でプラスの効果が生ずるはずです。

今の日本は、なんだかカサカサしていますが、共働きサポート型の社会になることによって、質的に変わってくると思います。
また、ワークシェアリングで一人当たりの労働供給が減れば、それだけ雇用が創出され、失業率が低下しますし、労働者にとっては雇用されるチャンスが増加します。


ここで取り上げたい問題は、フランスの出生率の2.0超えの原因を家族手当と両立支援のみに求めることで重大な見落としがあるということです。

ちゃんと事実を正しく見ないと政策判断を誤るだろうと思います。(実際、小泉政権の一時期と民主党政権は上記A(家族手当)が出生率回復の理由だと短絡的に考え、児童手当増額や子ども手当創設というバラマキ政策を採用し、大いに財政を圧迫しました。結局、財政赤字を増やして、産まれてくる子供たちの負担を増やしてしまっています。)


当のフランスでは、誰が産んだのかに着目した議論がなされ、


◯移民以外(いわゆるフランス人)の女性の出生率は1.65であるのに対して、

◯移民女性の出生率が2.5、

◯外国籍女性の出生率は3.29


いう研究がなされています。

(「フランス 出生率 移民」で検索すると、フランスでの多くの研究がヒットします。)

つまり、移民が出生率を押し上げているのであって、移民がいなければ出生率は1.6台で日本よりも0.2程度高いだけということです。

フランスの出生率回復の最大の要因は、日本ではあまり語られない「移民の出生率の高さ」にあると考えられます。

日本では、フランス神話によって家族手当によって出生率は劇的に上がるんじゃないかと本気で思っている人(リベラル勢力?)もいるかも知れませんが、そんなに上がるんでしょうか??

(注)現在の日本の出生率はドン底からは0.2程度改善し、1.4を少し上回る程度。

働き方を大胆に見直して、共働き家庭をサポートする雰囲気を社会全体でつくった方が、家庭を持つことで希望を持てると思って、未婚者も結婚に踏み切り、出生率は上がるでしょう。しかも、この方策だと財政負担はほとんど発生しません。


フランスの研究データは、

◯ほっておけば、移民の子孫の人口比率が上昇し、フランスがイスラム教社会になることも想定しなければならない事態

ということを表しています。

ここで言いたいのは、イスラム教徒が増えると危険といったことではありません。
過去の記事(http://s.webry.info/sp/66575033.at.webry.info/201509/article_11.html)で書いたように、イスラム過激派はイスラム教の背信者であり、イスラム教自体に問題があるのではありません。イスラム教の聖典クルアーンを素直に読むと、そう結論付けざるをえません。

ここで問題にしたいのは、イスラム教徒が多数になったフランス社会で、過去からの歴史やアイデンティティー、誇りの連続性は保てるのかという点です。

華やかな絶対王政を経て、人類に大きな影響を与えた啓蒙思想家を輩出し、フランス革命によって自由や民主主義という価値を体現した国家を作り出したフランスのアイデンティティーや誇りは維持されるのかという点です。

このアイデンティティーや誇りというものが国家興隆の鍵だとすれば、この先、フランスに再生のチャンスはないと思います。つまり、移民の子孫の人口比率が高まるフランスは、衰退期に入ってしまったと断言できると思います。

これはフランスに限らず、ドイツや欧州の先進国に共通する、じわじわとくる危機です。人間は生物学的には皆同じ種に分類される生物ですが、背景とする文化の違いは重要です。

「地球市民」とか変な概念を創り出す人たち(お決まりのリベラル・左翼)は分かろうとしないでしょうが、日本人は日本人だし、チャイナ人はチャイナ人、コリアンはコリアンです。それぞれに歴史・文化が違いますし、遺伝子に刻み込まれたとしか言いようのない価値観も違います。例えば、大震災の時の行動は日本人ならではでしたし、日本の国力を支える技術力も、長い歴史に培われた文化・価値観があってこそのものです(チャイナやコリアは伝統的に技術者を冷遇する文化で、技術は既に完成されたものを奪うものです。)。

そして、この歴史に裏打ちされた文化・価値観こそが国家が興隆するか否かを決定付ける重要な要素です。

フランスでは今、マリーヌ・ルペンという女傑が率いる国民戦線という右翼政党(←アラン・ドロンも支持しているらしい)が躍進し、ルペンはその人気の高さからいずれ大統領になるのではないかとも予想されています。先日12月6日の地域圏議会選挙(統一地方選挙のようなもの?)では、移民制限を訴えて得票率トップだったとのことです。サルコジ前大統領の共和党が二位、オランド現大統領の社会党は三位です。つまり、直近2代の大統領の政党を押さえて堂々のトップです。

日本で言えば、石原慎太郎氏の政党が得票率トップになるようなものです。そのようなうねりがフランスで発生していることを同時代人としては見逃してはならないでしょう。

極右のレッテルを貼られた国民戦線がトップとい現象は、フランス人の抱えるアイデンティティーの苦悶の深刻さを物語っています。

今のフランスは、生き残るか否か、正念場だろうと思います。

仮に国民戦線の政権が誕生しても、既に受け入れた移民を追い出すことは出来ないでしょうから、流入する移民をストップさせることができるくらいです。移民に対する極端な権利制限や保護政策の打ち切りなどは、テロを惹起するでしょうから、治安が悪化するでしょう。

このため、彼らが政権を取っても、フランス社会の土台が崩れる事態の進行を遅らせることくらいしか出来ないかも知れません。

EU誕生に浮かれていたことに端的に表れているように、個人を守る砦としての「国家観」を失ってしまった民族が辿る苦悶ではないかと思います。

ただし、彼ら国民戦線はユダヤと宥和しないといけないと思います。その点が、この政党の危ういところです。彼らが問題視すべきはイスラム教徒の増加であって、ユダヤ人ではないはずです。民族主義に突っ走って何でもかんでも排斥しよう、とユダヤと衝突すると結局、政権をとっても混迷が続き、折角フランス人のアイデンティティーと誇りを取り戻そうという初志を貫徹できずに終わってしまうでしょう。

ヨーロッパでは、民族主義が反ユダヤ主義へと変容する歴史を繰り返してきました。そして、反ユダヤ主義がユダヤ人の不幸の歴史を創ってきました。この歴史には終止符を打つ必要があると思います。(日本人はユダヤ人とは親和性が高く、同盟国ナチス・ドイツが狂気のユダヤ人ホロコーストをしていた時に、数万人のユダヤ難民を受け入れ、ドイツのクレームを一蹴していますし、東条英機内閣では人種平等主義に基づいてユダヤ人受け入れを政府決定しています。この当時の日本人は民族主義でしたが、対ユダヤではこうした姿勢でした。)

そもそも、フランス人も大切にする基本的人権と言われる職業選択の自由、移住の自由、信教の自由などは、ユダヤ人迫害の歴史と無縁ではなく、フランス人のアイデンティティーを大切にするならば、ユダヤ人と宥和する道を選択しないと完璧にはならず、歴史のループの外に抜け出せません。

以上、フランスについて見てきましたが、イギリスのロンドンでは、イギリス人は45%に過ぎなくなり、イスラム教徒がバッキンガム宮殿をモスクにすると鼻息が荒いそうです。

ドイツでは、メルケルが入れた難民がISISの旗を掲げて「ドイツはアッラーのものだ」と言いながら大行進をしているそうです。ドイツの場合は深刻で、ナチスの人種差別政策の反動で人種差別的な発言はタブー視されていることと思いますから、フランスのような大胆な主張をする政治勢力が育ちにくく、適切な対策が取れないでしょう。既に、シリア帰りの移民2世らのテロが起きています。

EU内の先進国3ヶ国はいずれも移民問題に直面しています。それも、将来の国家消滅まで可能性がある形で。

数十年後には、欧州主要国はイスラム圏の一部になっているかも知れません。


欧州の事例を見ると、移民政策は、ここまで深刻な影響を一国の未来に刻みつけてしまい、中長期的な視点に立った時、百害あって一利なしであることが明白になってきます。


ちなみに、少子化は先進国共通の現象であり、両立支援などで一定程度の出生率上昇ができるのでその道は追求すべきだとしても、後述するように成熟社会に起因することも忘れてはならないと思います。

成熟社会において人口減を食い止める決定打などありません。

明らかなのは、決定打がないからと言って、労働力人口を維持するために移民に手を出すと、フランスを始めとする欧州諸国が直面するような衰退に直面するということです。

つまり、労働力人口の維持につながるなら全て善だというような問題設定の仕方は極めて危険であることはフランスの例で見た通りです。

成熟前の社会では、経済活動は家庭内で行われることも多く、子だくさんは給与不要な労働力増加に直結しました。人を雇うより、子供(食費以外のコストがかかりません)を働かせた方が得なのです。

戦前の日本ではそんな感じだったと聞きます。私の伯父は仕事をせずに勉強していると、親から怒られたといいます。有名な二宮金次郎も、勉強してると怒られたそうです。

それに、七五三の風習に見るように幼児死亡率も高かったので、産める間に産んでおくことが、社会の空気としてあったと思います。子だくさんは、それだけ子供の食費を捻出できるだ経済活動をしているという社会的なステータスでもあったと思います。いわば、少し前の時代のクラウンに乗ってるとかというステータスと、感覚としては似ているものがあったと思います。

戦前の家庭では10人前後の子供がいるというのもザラだったと思います。ちなみに私の父親も9人兄弟(姉妹)です。

つまり、ほっておいても子供をもうけるインセンティブが内在していたということです。

しかし、社会が成熟するにつれ、人々の生活の糧を支えるのは会社など家庭外の組織になります。その結果、子供を労働力としてカウントできなくなりました。

また、収入を得るのは組織からもらう給与となると、少しでも給与の高い組織で子供が雇ってもらえるよう学歴社会になってきますから、教育に金がかかるようになります。

社会の成熟化に伴い、このような変化が生じますから、子供を持つことは出費にはなるが収入にはつながらないという意識が自然と形成されます。その結果、子供をあまり作らないという意識の変化が生じるのだと思います。

大きな転換は、家庭外の組織で働く人が増える結果、子供が減るという現象です。
また、成熟すると消費社会になって、家族が食べる以外の出費(娯楽など)も増え、それが豊かさのバロメーターになるという現象も少子化に拍車をかけているでしょう。

その結果、成熟社会では少子化が進行してしまいます。

(注)移民の場合、

・まず貧困は当然というコミュニティーで育っているので教育や娯楽への支出が少ないと考えられ、

・また、移民コミュニティーでの相互扶助(←イスラムの場合は宗教的義務)があるので子供を産みやすい

・移民前の社会の多子慣行を引きずる

といった理由から、成熟社会とは異なる多子要因が働いていると思われます。

この罠から出るのは至難の技で、せいぜい教育費(社会全体から見れば、未来への投資)を支援したり、両立支援で共働きをしやすくして、出生率を0.5程度押し上げることができるといったところだと思います。もちろん、やらないよりやった方がよく、是非やるべきですが、これで人口減問題が全て解決するなんていう幻想は決して抱いてはいけないと思います。

総括すると、日本は人口減対策として、

◯欧州諸国の教訓を生かし、移民は禁じ手とし、

◯共働き家庭に優しいワークシェアリング(注)など柔軟な働き方の選択肢を増やして、女性や高齢者も働ける機会を増やし、それにより若年層・中年層の正規雇用(働き方の柔軟な非典型雇用を含む。)を増やして、家計所得と雇用保険や厚生年金も増やす

◯さらには、ロボットで補う(→ロボット産業が成長し、成熟国への輸出も見込める。)

などを真剣に考えた方がよいでしょう。

(注)ワークシェアリングは雇用創出効果もあり、一見、人口減対策とは逆方向にも見えますが、労働市場は、技術、事務、肉体労働など様々な職種のほぼ独立した労働市場の複合体のはずですから、人口減の状況でもワークシェアリングがなければ「求人数<求職者数」という職種は結構存在すると思います。
http://66575033.at.webry.info/201512/article_6.html

2017-02-20 移民・難民が流入すると国がどうなるのかはフランスを見よ


アメリカでは「アメリカ第一」を掲げ、イスラム移民の規制やメキシコ人の追い出しを主張していたドナルド・トランプ氏が大統領になって世界中に衝撃を与えた。

その前にはイギリスがEU離脱を問う国民投票の結果、「もうこれ以上、移民・難民を受け入れたくない」とするEU離脱派が勝利してグローバル化を推し進めてきた既存の政治家を蒼白にさせた。

デビット・キャメロン氏は、これによって首相を辞任したばかりか政治家も辞めてしまった。

「移民・難民受け入れの拒絶」は、米英だけで起きている問題ではなく、今やEU全土で広がっている。オランダの首相でさえも移民・難民に対して「嫌なら出て行け」というようになっているのである。

いかに時代が急激に変わっているかが分かるはずだ。そして今、最も注目されているのがフランスである。フランスでは4月に大統領選挙がある。

この大統領選挙で現在、最有力候補となっているのは誰か。

反移民、反グローバル主義、反EUを標榜する「国民戦線」の党首マリーヌ・ルペン氏である。

「理想を語る前に現実を見ろ」となっているフランス

マリーヌ・ルペン氏が当選すれば、イギリスと同じく「EU離脱」の国民投票を行うのは確実であり、その結果としてフランスまでEU離脱を選択する可能性がある。

そのため、フランスのマスコミ、及びグローバル・メディアはマリーヌ・ルペンを「極右」「差別主義者」と印象操作をしながら必死になってその当選を阻止しようと連日のようにキャンペーンを張っている。

ところが、フランスの国民はもはやマスコミ自体を信頼しなくなっており、自らの意志でマリーヌ・ルペンを選ぼうとしている。なぜなのか。

フランスでも移民・難民の横暴や暴力が目に余るようになっており、もはや我慢の限界が来ているのである。

そもそも、EUにおける大規模テロの現場は、その多くがフランスになっているのだ。治安悪化どころの話ではない。治安崩壊と言ってもよいレベルにある。

そんな中で、「多文化共生」「平等主義、博愛主義」とスローガンを掲げても虚しいばかりだ。

「移民・難民の排斥は、トリコロール(自由・平等・博愛)の精神に反している」と言う説得も力を失った。

何しろ受け入れた移民・難民が「自由・平等・博愛」の精神を理解せずに暴力やテロを引き起こしているのだから、「理想を語る前に現実を見ろ」という話になっている。

「不寛容を乗り越えよう」とマスコミが謳っても、フランス人にとって今や「のりこえ=侵略」としか思えなくなっているのが現状だ。

だから、フランス人は「反移民、反グローバル主義、反EU」を言い続けてブレないマリーヌ・ルペン氏を選ぼうとしているのである。

選挙は紆余曲折だが、マリーヌ・ルペンは充分に大統領になる確率が高い。


今や「侵略」と書いて「のりこえ」と読むのか? 「不寛容を乗り越えよう」とマスコミが謳っても、フランス人にとっては「のりこえ=侵略」としか思えなくなっているのが現状だ。


やりたい放題をフランス国内で行っている移民たち

「自由・平等・博愛」の主義で自国に大量の移民・難民が入り込むのを許したフランス人は、この移民・難民たちもまた「自由・平等・博愛」の主義を理解して馴染んでくれるという思い込みがあった。

現実は違った。

イスラム移民・難民は、フランスの文化に馴染もうとせず、フランスでもイスラム文化を頑なに守ることに終始した。

そのため、大量のイスラム人口が入り込むと、フランス国内にモスクが建ってフランス人とは関わりのないエリアが生まれ、このままでは国家内国家ができるような勢いになっている。

イスラム人口が増えたエリアは生粋のフランス人が逃げ出してイスラム租界と化す。イスラム人口は、合法的にフランスを乗っ取ったようなものになったのだ。

シリア・イラク一帯を暴力の渦に巻き込んだ過激武装集団ISIS(イスラム国)は明確に「イスラム人口をどんどんヨーロッパに送り込んでヨーロッパを占領する」と嘲笑して、自分たちの兵士やシンパをEUに潜り込ませて活動させている。

イスラム人口が増えれば増えるほど、フランスの文化や風土は破壊されていくようになっている。

さらにそれ以前の問題として、イスラム移民・難民は自国の低いマナーやモラルをフランスに持ち込むので、フランス全体のマナーやモラルが破壊されていくようになっていった。

公共物は盗まれ、汚され、破壊される。掃除をするとか、整備をするような概念がない移民・難民も多く、公共施設や公園やストリートはゴミだらけになって国全体の衛生観念も低下していくような現象もある。

彼らは社会のルールや秩序を守らない。女性を見下し、レイプする。逆にイスラム教徒の女性にはブルカを着させてフランス文化に馴染ませない。

やりたい放題をフランス国内で行っているのである。


EU各国の国民は苛立ち、激しい憤りを感じている

マナーやモラル、秩序、文化、風土、規則、治安。そのすべてが移民・難民の大量流入によって崩壊していく。

「それでも自由・平等・博愛の精神で移民・難民を受け入れよ」という自国民は、あたかも自国の文化を消滅させようと画策しているようにも見える。

こうした移民・難民が増えると、やがては彼らの流儀によって侵略されていくことになっていく。

侵略されるというのは、もう空想の世界の話ではなくなっているのである。

イギリスでは移民・難民が爆発的に増えた結果、昔からのイギリス人がロンドンを捨てて郊外に引っ越すようになった。その結果どうなったのか。

ロンドンではイギリス初の「イスラム系市長」が誕生したのである。

そうやって、中央の政治も、知事も、市長も、そして郊外の市町村も、あらゆる組織が乗っ取られていくようになり、やがては少数民族が多数をコントロールすることになっていく。

まさに「庇を貸して母屋を取られる」の世界が、EU各国で広がっていたのだ。

こうした移民は、実は多国籍企業が労働者を安く雇うために必要としていたのだが、こうした企業の多くは不景気が続いたり用済みになればリストラして切り捨てる。

切り捨てられた移民・難民の面倒を見るのは結局は国なのだが、国が移民・難民に費やす社会保障費は誰が払っているのかというとその国の国民だ。

そのため、移民・難民は行政や社会保障に「ただ乗り」することになっていく。

こんな状況にEU各国の国民は苛立ち、激しい憤りを感じている。だから、現地マスコミやグローバル・メディアがどんなに印象操作をしても、反EU,反移民・難民の動きは止まらないのである。

2016年から時代は急激に動いている。


フランスでは4月に大統領選挙がある。この大統領選挙で現在、最有力候補となっているのは誰か。反移民、反グローバル主義、反EUを標榜する「国民戦線」の党首マリーヌ・ルペン氏である。
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2017/02/20170220T1724400900.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/766.html#c18

[リバイバル3] フランス人はバゲット(フランスパン)が一番好き 中川隆
19. 中川隆[-6328] koaQ7Jey 2017年10月11日 12:34:11 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

フィンセント・ファン・ゴッホ  「パリのクリシー通り」
http://www.gallery-aoki.com/salekurisiy.html

1885年末に父親を亡くしたゴッホはベルギーのアントワープに移住します。翌1886年には、弟のテオが暮らしていたパリのモンマルトルに拠点を移します。ゴッホはここでゴーギャンやロートレックと知り合います。
 
 「パリのクリシー通り」は、ゴッホが1886〜1887年にかけて描いた作品です。

 ゴッホが暮らしていたモンマルトルのクリシー通りの景色を描いています。 
 ゴッホはこの時期に27点の自画像を描いています。彼はモデルを雇うお金がなかったので自画像を多く描いたそうです。同じ時期に描かれた作品と思えないほどタッチや色使いが異なっていて、彼がいろいろな技法を試していたことが分かります。

 さらに、ゴッホはパリで暮らしていた1887年に浮世絵を模写した「花魁」という作品を描いています。 1867年のパリ万博に日本が初めて参加して以来、ヨーロッパでは日本ブームが興っていました。ゴッホは、パリに来る前に暮らしていたアントワープで浮世絵を目にして強い憧れを抱きました。
 
 ゴッホは画商をしていた弟のテオと一緒に浮世絵を収集して、それらを油絵で模写しました。この作品は、パリで刊行された雑誌の表紙を飾っていた渓斎英泉(けいさいえいせん)の作品を模写したものです。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~k-ue/travel/benelux_201004/20100418-1.htm

詳細は

まともな人間に芸術は理解できない _ ゴッホは何故ゴッホになれたのか?
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/481.html

ピガール周辺

これは、ピガールからクリシーに向けて歩いた時に見える昼間の景色。見てのとおり、S●Xの文字だらけ。この通りのこういった店は、映画をよーく注意して見てると時々ちらほらと出てます。

「アメリ」ではメパラス・ビデオモという店が登場していたし、「ファム・ファタル」ではこのすぐ近くのエロショップ2階の部屋を外側から映すというショットで登場していた。「結婚7年目」にもこのへんのエロショップが舞台になっていた。
 
 大通りの中央がバリケードで囲まれているのは、そこが緑あふれる遊歩道として改造されつつあるからなのです。もうクリシー付近は工事が終わり、まるで都会のオアシスのようにきれいになってます。(ピガール周辺は目下工事中で、騒音激しい時期です。)


エロ・ショップ

これがこのあたりで典型的な店。中が一体どうなっているのかは‥‥映画で見るとおりなんだと思う。CABINEと書いてあるのはエロ・ビデオを見る小部屋のことかなって思うんだけど。そうそう、「La Pianiste」というものすごくヘンなフランス映画があったけど(ほぼ同時期に公開された le pianist と混同しないように)、あの映画の中で女ピアノ教師がエロ・ビデオを観ていたなぁ。
 
 テキトーにパチリと撮った写真だけど、若い男の子たちがちょっと楽しそうにウインドーを見てる姿がなかなかかわいい一枚。(笑)


ピガール、クリシー

メトロの駅ピガールとクリシーのちょうど中間にあたる場所に、ムーラン・ルージュがある。その斜め向かいがこのMONOPRIX(モノプリ)という大手スーパー。こんな超健全な店も、エロ・ショップに囲まれて平然としている。モノプリっていい商品を売ってる店なので、決してチープな店ではないのに。ある意味すごいね。


正式にはエロチック・ミュージアムという名前ですが、省略してエロ美術館にしておきます。ここでは全世界から集められたエロスを題材にした美術作品が陳列されているらしい。この写真では見えないけれど、中央の大きなウインドウにその作品のいくつかが展示してあり、あまりにエロ・グロなので写すのは控えました。  
 日本からは多分、江戸時代の春画なんかが展示されてるんじゃないかな?って感じです。  
以前友達に「秘宝館って知ってる?」と聞かれたことがあったけど、ここもある意味メ秘宝館モなんだろうなぁと思う。
http://karufu.net/room/france/syufu/zare003.html

ピガール界隈
http://www.google.co.jp/search?q=PIGALLE&hl=ja&prmd=imvns&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=XFwRUIeeGOX4mAWSpYGQAQ&ved=0CF4QsAQ&biw=1034&bih=892

MOULIN ROUGE Video clip of the Feerie Show
http://www.youtube.com/watch?NR=1&v=aXKYjmU5NnA&feature=endscreen


Museo do sexo em Paris - PIGALLE
http://www.youtube.com/watch?v=2H-4z52-P6o
http://www.youtube.com/watch?v=4FMUBX9xu3I&feature=related

Pigalle - La Nuit (1990)
http://www.youtube.com/watch?v=gG84GYk7I4w

DIABOLIKA + LES FOLIES DE PIGALLE @ COCORICO'
http://www.youtube.com/watch?v=mBr7fEnmWsM&feature=relmfu

Musée de l'érotisme Paris Pigalle
http://www.youtube.com/watch?v=Mybj6fT_1xU
http://www.youtube.com/watch?v=lsLhn3UTIJI&feature=related

モンマルトルのクリシー通りはライブショーなどのポン引きが多く、ほとんど新宿歌舞伎町の世界である。かなり大きな通りなのだが、ポルノショップなどがズラッと並んでいるのだった。

ロートレックやルノアールが描いたムーラン・ルージュの前も通ってみたが、 当時とはおよそかけ離れた雰囲気になってしまっているのだろう。

ピガール広場あたりでアラブ系のしつこい客引きにつきまとわれた。
いくら追い払っても手を出してつきまとって来るので、いいかげん頭に来て怒鳴り散らして追い払ったが、そのとき胸ポケットに入れていた財布とパスポートを抜かれてしまった。やつはスリのプロだったのだ。
http://shizuku.or.tv/paris1990.10.html

【パリ】クリシー通りのぼったくりバー

シャルル・ドゴール空港からパリのサクレクール寺院の近く着きました。日本で予約していたホテルに入り、チェックイン完了です。長時間の飛行の後、空港からホテルの移動もあり、疲れていたので少し休みます。でもホテルにいてもしょうがないので、街を歩くことにしました。時間は昼3時頃です。

クリシー通りをピガールからムーランルージュ方面に歩いて行くと、いくつかバーがありました。ある店の前を通った時、店の入り口の入場料を払う窓口からおばさんが呼びかけてきました。料金を聞くと、まだ早い時間なので通常より安くしてくれるとのことです。ヨーロッパには何度か行っていてバーにも何度か入ったことがあるのでまあ入ってみるかと思い、おばさんに2ユーロを払い店に入ります。

席に着くと女の子が横に座りました。ちょっと色黒ですが目が大きくて体も細くて、まあかわいい子です。何を飲むか聞かれ、ビールの値段を聞くと、1杯「エイティーンユーロ」とのこと。

「エイティーン」と「エイティー」のあいだっぽい言い方をするので、「エイティーン・ユーロ?」と聞くと「イエス。エイティーン」と答えます。でも、なんか「エイティー」っぽい気もする。。

念のため何回か確認し、指で「18」を示し確認するとうなずいたのでビールを注文します。すぐに50代後半ぐらいのおじさんがビールを持ってきてくれました。年はとっていますが鋭い目をしています。


ビールを飲みながらしばらく女の子と話していると、ドリンクが欲しいとのこと。いくらと聞くと「フリー」とのこと。。。でも「フィー」っぽい発音。。

このときも「フリー」か?「0ユーロ」か?と何回か確認しました。
女の子がうなずいたので「OK」と言って女の子のドリンクをたのみます。

しばらく一緒にの飲み、女の子がステージで踊って見せてくれたり、隣に座ってTKの手をおっぱいに持っていって触らせてくれたりして、楽しく過ごします。

1時間ぐらいたったので帰ろうと思いチェックしてもらいます。TKはビールを3杯、女の子もドリンクを2杯飲みました。

おじさんが来てレシートを見ながら料金を読み上げます。

「4800ユーロ」とのことです・・・Ha?
「4800ユーロ」といえば、1ユーロ160円なので、7万6千円!!!
やられた・・・


1分ほど、払うかどうしようか考えて、以前本で読んだ手を使うしかないと思いました。そうです「逃げる」しかないです。こんなとき一人だと自由です。

リュックを持ち立ち上がります。するとおじさんが座れというジェスチャーで手をこちらに出してきた。体には触れてきませんでしたが、つかまれるのかと思い、思わず手を振り払おうと、ベストキッドのように下から上へ手を動かします。

すると、おじさんは手を出されると思ったのか少しひるんだ感じがしました。そのチャンスを逃さず出口へ走り外へ出ます。追いかけてくるか確認するために、出口のドアを閉める時に後ろを振り返り店の中を見ると、おじさんが中からこちらを見ており、目が会うと「ユー、クレイジー!」と言われました。

ドアを閉めて、誰か追いかけてくると嫌なので、観光客の間をすり抜けながら数分走って、店から離れたところに移動しました。後ろ見ても誰も追いかけてきていないようです。。逃げられてよかった。。。

結局人生発の無銭飲食をしてしまいました。
この写真のあたりのTKがいる側の店がその店です。
このあたりはバーやSEX SHOPが結構あります。
少し歩くとムーランルージュもあります。
http://blog.livedoor.jp/tenkikids/archives/6352094.html

ピガールは、モンマルトルの丘の下に広がる夜の一大歓楽街。

フレンチカンカンで有名なムーラン・ルージュがあるあたり、ヘンリー・ミラーの「クリシーの静かな日々」の舞台になったところといえば、なんとなく想像がつく?

日本でいえば、新宿の歌舞伎町って感じか。

そこにカメラを持ち込み、オール・ロケーションで撮影したというのが、この映画の最大の売り。確かに、コカコーラの看板が立つビルの屋上にいるフィフィとヴェラを遠景で捉えたショットとか、シネマヴェリテ・スタイルの映像はなかなか新鮮であります。
http://www.asahi-net.or.jp/~ux4t-smz/9806/mhr9808d.html


ピガール界隈

ピガールはパリ随一の歓楽街です。

通りを歩くとsexialなお店が軒を連ねていて、日中にもかかわらず、私たちみたいな中年カップルにさえ呼び込みが声をかけてきます。

いったい、何のお店だったんでしょう?
夜になると着飾った女性(男性の場合もあり)が通りに立ち並び、がらりと雰囲気が変わるそうです。夜のピガールも見てみたかったのですが、主人に却下されてしまいました…

フレンチカンカンで有名な"ムーラン・ルージュ"

昼間明るいうちに見るとちょっと冴えないですね・・・
ちょうど、モンマルトルをぐるりと廻る"プチトラン"が止まっていました。

夜の世界の人たちを描き続けたトゥルーズ ロートレックはムーランルージュの踊り子や客をモチーフにした作品をたくさん描いています。

学生時代、ロートレック様に心酔していて、自分の部屋にたくさんポスターを貼っていた時代がありました…(-_-;

"ムーラン・ルージュのラ・グリュ" ( "ラ・グリュ"と言うのは踊り子の名前です )

”ジャンヌ・アヴリル” これも踊り子の名前

↓ 下からのライトに照らされた右端の女性、インパクトありますね。
後ろ向きに座っている女性は、映画「ムーラン・ルージュ」でニコール・キッドマンのモデルになったそうですよ。ニコール自身がわざわざシカゴ博物館までこの絵を見に行ったとか…

手前の横向きシルクハットの男性がロートレック自身です。
キャバレーですから昼間はあいていませんが、入口を覗くとセクスィーな写真がいっぱい!

キャッ、ハズカシ〜!            
ボンゾも思わずフレンチカンカン♪

ムーランルージュの裏手にある"カフェ・ドゥ・ムーラン"は″アメリ″が働いていたレストランとしてロケに使われた場所です。

このレストランは映画でも本名で登場しています。
お店の中にアメリの写真がしっかり飾ってありました。

サクレクールの裏通りからピガールまで歩いて来ましたが、モンマルトル界隈はディープなパリって雰囲気で面白かった〜!
http://bonzoblog.exblog.jp/11198620/

ヘンリー・ミラー『クリシーの静かな日々』

Quiet Days in Clichy (1970) - Google 検索
https://www.google.co.jp/search?hl=ja&source=hp&q=Quiet+Days+in+Clichy+%281970%29+&oq=Quiet+Days+in+Clichy+%281970%29+&gs_l=psy-ab.3..0i30i19k1l8.1787.1787.0.6557.1.1.0.0.0.0.99.99.1.1.0....0...1..64.psy-ab..0.1.98....0.MNElDDf2eRc

 ヘンリー・ミラーは性的に放縦だっただけでなく、ヴァイタリティに満ち、そして事実立派ないち物の持ち主だったらしい。また、セックスも上手かったようである。それに、彼自身セックスを宗教的な行ないに等しいものと考えていたようだ。 2日前のこのヘンリー・ミラーに関する論考で、ボクはアナイス・ニンの日記を引用したが、そこにアナイスが

「彼は……仏教のお坊さんの感じだ」

と書いたこともあながちウソではないようだ。ヘンリーは書いている。

 「ロレンスはその論文の一つで、宗教的と性的という二つの優れた存在の仕方があることを示し、宗教的であるのは性的であるのよりも上であると言っている。彼によれば、性的な存在の仕方は小乗の道なのであるが、私は常に道は一つであり、それは救いではなくて悟達に導くものと考えてきた。」
(「性の世界」)

 とすれば、そのような認識をヘンリー・ミラーが明確にしている訳ではないにせよ、このような考え方はほぼタントラの思考法と近似しているとは言えるだろう。御仏がダキニ(神妃)と合体している図象がチベット仏教にあるが、あのような心境と言えばいいだろうか。ヘンリー・ミラーはいわば「性の求道者」で、自身もそのことに自覚的だった。

 巴里での生活の2年目あたりにヘンリーは、「クリシーの静かな日々」の中で、カールとして登場する作家志望の男とアパルトマン(事実はホテル)をシェアして住んでいる。この人物は、のちに『わが友ヘンリー・ミラー』を書いたA・ペルレスであり、彫刻家オシップ・ザッキンへの山のような借金に苦しんでいたヘンリーは、転がり込むようにしてペルレスの好意に甘んじる。 「クリシーの静かな日々」という中編は、この時代のエピソードを書いたものだ。

 おそらく妻ジューンからの送金で久方ぶりの小金を手にした主人公が、カフェで出会った貴婦人のような娼婦に有り金を巻き上げられて(同情してひと夜を共にした対価としてすべて差し出すのだ)、ひもじい思いをして部屋へ帰るとカールは14歳のまだ年端もゆかぬ小娘コレットを引っぱり込んでおり、そこから奇妙な三人の共同生活が始まる。

さらに、ピストルをバッグにしのばせた夢遊病者のおんなのエピソード、ハンブルグでの三人の娼婦との話、などなど。ミラーがおそらく辛苦をともにして生涯の親友となるカールことペルレスとの性的な冒険の一部始終が語られた作品だ。

 ふたたび、アナイスの日記から。

 「彼の生活。
底辺、下層社会。暴力、非情、金の無心、遊蕩。

何という動物じみた生命の奔流。
彼の言語、わたしのまるで知らない世界の描写。

ブルックリンの街並み。ブロードウェイ。グリニッジ・ヴィレッジ。
貧困。無学な人びとやあらゆる種類の人間とのつき合い。」

 このアナイスの日記のヘンリー・ミラーに関する記述のある箇所を抜き出して作られた『ヘンリー&ジューン』という本がある。この日記をもとにして1990年「私が愛した男と女/ヘンリー&ジューン」という映画が製作されている。この映画についてはあらためて書こう。
http://angura.blogzine.jp/fugue/2008/03/post_1cdf.html


ヘンリー・ミラーの全作品は、暖かな家庭、信頼感のある職場、秩序だった社会、というものへの否定に裏打ちされています。呪詛ではありません。憎しみでもない。慇懃無礼な無関心、冷たい侮蔑と言ったらよいでしょうか。

『北回帰線』の中に、ミラーが仏米親善協定の一環としてディジョンの高校の英語教師に赴任する時のことが書かれていますが、彼はそこで働く「胸くそ悪くなる」フランス人教師たちに遠慮のない嘲笑を浴びせています。

「彼らは、この世の中を機械技師、建築家、歯医者、薬剤師、教師等々でもってつくりあげているといったふうな味気ない人間の範疇に属していた。ことばのあらゆる意味で零(ゼロ)であり、立派な、あるいは哀れむべき市民の中核をなす無に等しい連中だった。ダンテが地獄の門に引き渡した無関心な人間の仲間なのだ。まるでかさぶたの皮である」(大久保康雄訳)

そして彼は任が解かれるや否や校長にも誰一人にもあいさつせず駅に向って走って、パリ行きの列車に乗ってしまうのです。

また、『クリシーの静かな日々』の中で、友人カールとルクセンブルクに遊びに行ったときのことを思い出しましょう。その国で三日間、二人は楽しい音楽と美味な食事を堪能します。ルクセンブルクは、繁栄した美しい国で、人々の性格は善良で同情心が厚く、規則正しく、親切で寛大でした。

「しかし、どういうわけか、この土地にはある種の腐敗した臭いがあった」

とミラーは書いています。

「ここでは、人々は牛や羊が存在するようにしか存在していない」

そして、

「この豊かな土地で暮らすよりも、パリでシラミのように死ぬほうがましだ」

「この健康な土地でのんびり過ごすより、パリで淋病をもらおう」

と決心して、カールと一緒にパリに舞い戻ってしまいます。

だからこそ、ヘンリー・ミラーは、私にとって、時を置いて何度でも読むに値する作家なのです。それは精神の健康になくてはならないものなのです。生活のために働くということは何と愚劣なことでしょう。そこで結ぶ人間関係の腐臭に似た臭い、無意味な、くそ真面目な会話、笑いと嬌声と優しさの裏に隠された傲慢さと浅薄さ、卑猥な言葉を投げつけてポケットに手を入れて立ち去りたい時、そういう時に、ミラーの本はまさに『コリント書』のように『伝道の書』のように不朽の光を放ちます。

『北回帰線』は、ヘンリー・ミラーを世に出した本であり、また彼の最高傑作といってよいでしょう。私は、ミシュランの地図帳を傍らにしてこの書を読みます。ミラーが几帳面に記している小さな通りのほとんどが、80年経った現在でも残っているのは驚くべきことです。

「このホテル、私たちの泊まったホテルじゃない?」

とミラーの短編『マックス』を読んでいた妻が声を出しました。貧乏なユダヤ人の友人マックスが泊まっていたホテルはサン・ミッシェル広場近くのアルプ通りにあります。短いアルプ通りで古いホテルといえば私たちが今年の春に泊まったホテルしかありません。しかも、最上階の6階(日本では7階)の一番安い部屋とはまさに私たちの部屋だったではありませんか。ミラーが書いている窓からの眺めもまさにそのとおりです。ミラーは友人マックスに、いかにこのホテルが古いパリの中でも古い由緒ある場所にあるか、14世紀に建てられたサン・セヴラン教会のあるこの地区はかつてダンテやダ・ヴィンチも馴れ親しんだ地区なのだ、と熱心に説明します。しかし、人生に疲れ切ったマックスは、何の興味も持ちません。彼は自分の部屋と、クリシーのミラーの部屋とをいつでも交換してやる、というのです。

ミラーは、マックスを一人残して、サン・ジャック通りを天文台のほうに歩いていきます。すると、崩れかかった壁の近くに一人の売春婦が、いかにも気がのらない様子で立っています。あきらめきっているのか、こちらに合図すら送りません。その足元には、ごみ、空き缶、古新聞、吸殻が散らかっています。パリの風景とはそのようなものです。

『北回帰線』は、ミラーの友人たちについての話、哲学的な独白、食事と宿を求めてパリの街を放浪するあてどない記録です。思いつくがままに書き出されたように見える文章の脈絡のない集積は、しかし、細心に組み立てられ、何度も書き直され、書物という形にできあがったことが奇跡ともいえるものです。すばらしいエッセイ『性の世界』の中で、彼はつぎのように書いています。

「・・・私たち人間の生活のめまぐるしい有為転変は、永遠にえたいの知れない謎として残る。人生の断片がたとえ限られた数のものであっても、そのすべてを結びつけ、一つの物語にすることは不可能である。人は、その切れ切れのエピソードにとどまるほかはない。

唯一私の興味をそそるものは、実際の生活を包み込む、こうした未知なるものが放つオーラである。私が現実に自分の身に起きた出来事、人間関係、あるいは日常の些細なことを書くのは、こうした暗闇に閉ざされた秘密の領域が、私たちを取り巻いていることを読者に知らせるためである」(菅原聖喜訳)

このように難解とも深遠とも退屈ともいえる『北回帰線』は、私にとってはスタンダールの『アンリ・ブリュラールの生涯』やマイリンクの『ゴーレム』のように、私と同じ気持ちで読まれることは絶対にないであろうと信じている書物と同じく、それは簡単には推奨できかねる書物です。その代わりに私は、多くの人々に感嘆されるであろう彼の短編
『クリシーの静かな日々』(水声社・ヘンリー・ミラー・コレクション4・小林美智代訳)について紹介したいと思います。

この作品は、『北回帰線』から十年後、『北回帰線』中の小さな挿話をひとつのまとまりある物語に展開したものです。当時、金に困っていたミラーは、ある好事家からの注文に応じてポルノグラフィーとしてこの小説を書きました。そのために、独特の饒舌な独白めいた文章は簡潔に刈り取られ、『北回帰線』での猥雑な言葉の洪水が、ここでは即物的な性描写となって描かれています。

簡単にあらすじを辿ってみましょう。

書き出しはいつものように素晴らしい。パリはクリシー広場の夕暮れ、久しぶりに二、三百フランのまとまった金が入った「わたし」は街の灯に誘われるように外へ出て行きます。行きつけのカフェ・ヴェプレールに立ち寄ると、店の奥のテーブルに誰かを待っているような上品な若い女性が座っています。

この店は娼婦の溜まり場で、店先のテラス席では彼女たちが客待ちをしているのですが、どうもその若い女性は娼婦とは違うように見えました。馴染みのギャルソンに聞いても知らないとのこと。思い切って、女性の卓に行き、話しかけてみると、何と商売女で、この辺では顔を知られたくないのだと答えました。

「わたし」は女の魅惑的な表情に心を奪われ、すぐにも彼女を抱きたいと思います。女の話すフランス語は美しく、聞いているだけで楽しくなりました。

「女は一語一語を明瞭に発音し、俗語や方言はほとんど話さなかった。充分にはっきりした音声で、ゆったりとした速さで、言葉が女の口から出てきた。まるで音や意味を急速に変える空間に言葉を投げ出す前に、それを舌のうえで転がしているかのようだった。女のものうげな様子はなまめかしいもので、話す言葉は柔らかな羽毛をまとっていた。それがわたしの耳には綿毛の球となって流れ込んできた。女の体はこの世の荷を積んで重々しかったが、咽喉から出てくる声の響きは、穢れのない鐘の音色のようだった」

「女がわたしのあそこに手をおくと、訓練されたアザラシのように、それは女のやさしい愛撫に答えて、喜びに満ちて立ち上がった」

「わたし」と女は店の外に出、女の知っているホテルに急ぎます。その部屋での描写もすばらしい。

「部屋は鳥の巣のようにくつろいだ感じだった。わたしは少しのあいだ、石鹸とタオルが運ばれてくるのを待ち、メイドにチップを渡し、そのあとドアに鍵をかけた。女はすでに帽子と毛皮の襟巻きをとり、窓のところでわたしを抱擁しようと待っていた。

なんてあたたかで豊満な肉体だろう! 
手をふれたら、とたんにはじけてしまいそうだ。・・・

わたしは立ち上がって、ふたたび女を抱きしめ、起伏にとんだ肉体のくぼみにゆっくりと手をはわせた。女はわたしの抱擁をすりぬけ、腕の長さだけわたしから離れたところに立ち、なにかだまされた気分になっていないかと、はにかんだ様子で訊いた。

『だまされたって?』

わたしは言葉を繰り返した。

『どういうことかな?』

『あたし、ちょっと太りすぎているんじゃないかと思って』

女は視線を落として、へそのあたりを見ながら言った。

『太りすぎているなんて。きみは素晴らしいよ。ルノワールの絵のようだ』」

そして二人はベッドに入ります。

「わたしは着ているものをすばやく脱ぎ、エチケットから愛棒を洗って、シーツのあいだにもぐりこんだ。ビデはベッドのすぐそばにあった。女は洗浄がすむと、使い古した薄いタオルであそこを拭きはじめた。

わたしは女のほうに体を傾けて、そのくしゃくしゃに乱れた茂みをひっつかんだ。そこはまだすこし濡れていた。女はわたしをベッドに押しもどし、かがみこんで、すばやくそのあたたかい赤い唇でわたしの愛棒をくわえこんだ。わたしは女のあそこが潤うように、そこに指を一本すべりこませた。それから女を上にのせ、深々とわたしの愛棒を押し込んだ。女のあそこは、手袋のようにぴたりと吸いつく類のものだった。その巧みな筋肉の収縮に、わたしはすぐ夢中になった。

その間じゅうずっと、女はわたしの首やわきの下、耳たぶを舐めていた。わたしは腰をゆらしながら、両手で女の腰をつかみ、あげたりおろしたりした。ついにうめき声をあげて、女はわたしにしなだれかかった。わたしは女を仰向けに寝かせ、自分の肩に女の脚をかけ、腰を動かし、音をたてて攻め立てた。これ以上は我慢できないと思ったとき、庭の散水ホースから水がでるように、一気に放出した。体を離したときには、女の中に入れたときよりも、いっそう大きく勃起しているように見えた」

「いっそう大きく勃起しているように見えた」という表現の持つリアリティはどうでしょうか。女の魅力ゆえに高まった情感が余すところなく描かれています。


比較のために、現代の日本の小説を覗いてみましょう。女の20歳の誕生日に、二人だけで祝った後、帰りそびれて男は女の部屋に泊まります。


「僕は部屋の電気を消し、ゆっくりとやさしく彼女の服を脱がせ、自分の服も脱いだ。そして抱き合った。暖かい雨の夜で、我々は裸のままでも寒さを感じなかった。僕と直子は暗闇の中で無言のままお互いの体をさぐりあった。僕は彼女にくちづけし、乳房をやわらかく手で包んだ。直子は僕の固くなったペニスを握った。

彼女のヴァギナはあたたかく濡れて僕を求めていた。それでも僕が中に入ると彼女はひどく痛がった。はじめてなのかと訊くと、直子は肯いた。それで僕はちょっとわけがわからなくなってしまった。僕はずっとキズキと直子が寝ていたと思っていたからだ。

僕はペニスをいちばん奥まで入れて、そのまま動かさずにじっとして、彼女を長いあいだ抱きしめていた。そして彼女が落ちつきを見せるとゆっくりと動かし、長い時間をかけて射精した。最後には直子は僕の体をしっかり抱きしめて声をあげた。僕がそれまでに聞いたオルガズムの声の中でいちばん哀し気な声だった」
(村上春樹『ノルウェイの森』講談社文庫)

これはこれで一つの世界を作っているとはいうものの、「僕」という人間は大脳皮質を持っているのだろうかと疑わせます。興奮もせずに性器が固くなり、大過なくセックスを成就しなければという気持ちだけで腰を動かしているのでは女も哀し気な声を出すはずです。

「体を離したときには、直子の中に入れたときよりも、いっそう勃起しているように見えた」という一文を最後に継ぎ足せば、愛と真実は一気に神秘の領域に高まったでしょうが、それでは「僕」の世界が崩壊してしまうかも知れません。

いずれにせよ、前者が日曜の昼にテラスで食べる美味なブランチとすれば、後者は通夜の席でつまむ寿司のように味気ない記述となっています。


さて、「わたし」と女がベッドでくつろいでいると、突然女が

「困ってるの。すごく困ってるの。助けてくれる?」

と言い出しました。

「わたし」は「もちろんだよ、どうしたの?」と訊くと、

「まとまったお金がいるの」とあっさりと答えました。

「わけは言えないけど、うそじゃないわ、どうしてもいるの」

それを聞くと「わたし」は椅子にかけてあったズボンを引き寄せ、ポケットからアメリカから送金されてきたばかりの二、三百フランの札と小銭をすべてあげてしまいます。

「有り金ぜんぶあげるよ。こうするのが一番いい」。

むろん、女は感激して、再度二人はベッドの上で抱き合います。

「ふたたび女は股のあいだから手をのばしてわたしを迎え入れ、今度はさっきよりもさらに背中を曲げて、まるでわたしの愛棒をワナで捕らえるかのように腰を高くつき出した。背骨の真中から、ふたたびいきそうになるのを感じた。

わたしは膝をすこし曲げて、さらに一、二度、突き上げた。それから発射! 
流星花火のように炸裂した」

二人はホテルを出て、しばらく歩いた後、別れ際に女の名を聞くと「ニース」と答えました。

「わたしは女と別れて歩きながら、何度も繰りかえしてその名前をつぶやいた。これまで、そういう名で呼ばれる女がいるなんて、聞いたことがなかった。それは高価な宝石の名前のようだった」

ところで、この物語の核というべき箇所はその直後に訪れます。ニースと別れてクリシー広場まで帰り着くと、「わたし」はひどく空腹であることに気づきます。レストランの前に立って、おいしそうなメニューを見るのですが、ポケットには1銭もありません。家の戸棚の中に何かあるか確かめようと、歩調を速めました。

しかし、家に帰って、台所に飛び込むと、パンのかけらさえありません。空き瓶でもあれば現金にかえられるのに一本も見当たりません。よく食べに行く小さなレストランに行って、つけで食べさせてもらおうと決心して、外へ飛び出しました。が、そのレストランの前まで行くと、急に気後れしてそのまま通りすぎてしまいます。

なにか奇跡が起こって、知っている人に会わないかと思いながら一時間ほどあてもなくぶらつきました。近くに住む何年も会っていないロシア人の友人を思い出しましが、いきなり踏み込んで施しものを乞うなんてできません。そうだ、レコードでも持参して、その代わりパンでももらおうと再び家に戻りますが、もう真夜中が迫っていることを知り、愕然とします。

「わたしは完全に打ちのめされた。これ以上、食べ物を探しにでかけるのは無駄だ」

と決めて、戸棚の中のくず入れの缶をあさります。その底からパンの皮を拾い上げ、注意深く汚い部分をこすり落として、水に濡らして、ゆっくりと噛みしめました。すると、「わたし」の顔に微笑みが浮かび、どんどんそれが広がっていきました。明日の朝、一番にレコードを売って、そのお金で10フランの食事をしよう。

するとニースの顔が浮かびます。ニースはいい女だった、おそらくあの大金は病気の母親の薬を買うためでなく、ヒモの男の洋服や借金にあてるものだろう。それでも、ニースと豪華な食事をし、トゥーレーズまで行けたらどんなに楽しいだろう。なんといっても夢見ることだけは自由なのだから・・・

パンの皮を食べてしまうと、またたまらない空腹感が襲ってきました。食器棚の隅に腐ったロックフォール・チーズが一切れありました。ああ、あとパンが一切れあったら! 「くそ!」とつぶやくと、突然「わたし」は声を出して笑い始めます。あまりにもヒステリックに笑いはじめたので、それを止めることはできません。

「どんなことを考えようとも、どんな恐ろしいことを考えようとも、その笑いはとまらなかった。それというのも、ほんの一切れのパンの皮がなかったせいだ!すべては家のなかに余分のパンの皮がなかったことがいけなかったのだ」

この窮乏の幸福感は、物語の最後にもう一度訪れます。

「わたし」と友人カールは、ハンドバッグにピストルを入れた精神病の女を部屋に泊めたために、危険を感じてルクセンブルクまで出奔します。しかし、ルクセンブルクの「健康」的な生活に嫌気がさして、

「梅毒にかかっていても、フランス人は偉大な国民だ」

という悟りを得て、性欲をもてあませたままパリに戻ってきます。直ちに、三人の女を入れた五人で部屋に帰り、乱痴気騒ぎの末に、皆が帰ってしまった翌朝、「わたし」が一人散らかった部屋で目覚めたところで最後の場面が始まります。

「また、空腹になった。わたしは起き上がってサンドイッチの残りを探した。テーブルにはひとかけらもなかった。わたしは小便しようと思って放心状態でバスルームに行った。そこには二切れのパンと、チーズが数片と、つぶれたオリーブがいくつか散らばっていた」

「わたしはパンを一切れ拾い上げて、食べられるかどうか調べた。誰かが怒って足で踏みつけたものだ。すこしカラシがついていた。しかし、ほんとうにカラシだろうか。別のも調べてみよう。濡れてはいるが。さっきのよりきれいなのを拾い上げて、その上にチーズを一切れのせた。ぜんぜんまずくなかった。病原菌は、空腹な人間やとりつかれた人間に危害をくわえることはない。それを証明するために、わたしはそのパンで尻をふいた。それからそのパンを飲み込んだ!」

そして、「わたし」はゴロアーズの吸殻を拾って火をつけ、深々と吸い込みます。

「さて、わたしは今、なにを考えていたのだろう。わたしは台所のテーブルの前に座って、両足をテーブルの上にのせた。・・・思い描くことも考えることもできなかった。あまりにも無条件にすばらしさを感じていた」

この幸福感は、

「ぼくは金がない。資力もない。希望もない。ぼくはこの世でいちばん幸福な人間だ」

という『北回帰線』の最初のページに書かれてある言葉と符合します。 自分自身がすべてなのです。他人の幸福などどうでもいい。といってエゴイストというわけではありません。スタンダールの「エゴチスム」という概念とそれはよく似ています。

ミラーのこの「エゴチスム」がもっともよく表れるのは、女性にたいする態度でしょう。ミラーにとって、女性は、全く彼女たちでしかできないやり方で、よろこびを与えてくれるものです。これに対峙するのがアメリカの男たちで、彼らは女性を性の対象としてしか見ていず、彼らが自分を解放できるのは、女性の体以外のあらゆるものに意識的に目をつぶることによってでしかない、とミラーは言っています。そのために、アメリカの男は、立派な女性を娼婦のように扱ったり、逆に正真正銘のあばずれを天使のようにもてなしてしまうのだそうです。

 ミラーによれば、女性は常に気前よく自らを与えてくれる存在です。

「きっかけさえあれば、彼女たちは、いつだって、自分の恋する男に身も心も捧げつくすつもりなのだ」

娼婦でさえ、男性がひねくれた心でなく接すれば、信じられないほどのものを与えてくれるのです。『クリシーの静かな日々』に出てくるニースは、ミラーの描く娼婦たちの中でも際立って魅惑的です。「わたし」はカフェ・ヴェルプールで時々ニースと会い、セーヌ河畔を散歩したり、電車にのって近場の森に行ったりします。

「おいしい食事と、楽しい会話と、すばらしいセックスとーこれ以上の一日の過ごし方があるだろうか。彼女には良心を蝕む虫も、捨て去ることのできない心配事もなかった。潮の流れのままに漂う、それだけだった。

ニースは子供を産まないだろうし、社会の福祉に貢献することもないだろう。だが、どこへいっても、人生をより安らかな、より魅惑的な、より楽しいものにするだろう。これは決してくだらないことではない。彼女と会うたびに、いつもわたしは、すばらしい一日を送ったという気になった。わたしも同じように、安らかで自然に人生を送ることができたら、どんなにいいだろうと思った」

 これが、「幸福に恋する男」ヘンリー・ミラーの願うことのすべてなのです。1976年にBuchet-Chastel社から出したフランス語のエッセイ集『Je suis pas plus con qun’un autre』(愚か者ではないけれど)という表題は、なんとよくミラー自身を表しているではありませんか。
http://saiki.cocolog-nifty.com/shoka/2009/10/post-3958.html


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/766.html#c19

[リバイバル3] フランス人はバゲット(フランスパン)が一番好き 中川隆
20. 中川隆[-6336] koaQ7Jey 2017年10月11日 12:53:29 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

Emmanuelle(エマニエル夫人)− Pierre Bachelet


Emmanuelle movie - Google 検索
https://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=Emmanuelle++movie&oq=Emmanuelle++movie&gs_l=psy-ab.3..0i7i30k1l8.8380.8380.0.8712.1.1.0.0.0.0.110.110.0j1.1.0....0...1.1.64.psy-ab..0.1.110....0.IeJqliCG1OM


なぜフランス人とドイツ人は性的タブーを破り捨てたいのか?


イタリア人やスペイン人は、全般的に女性好きにも関わらず、あまり幼児性愛には関心がないように見受けられる。彼らは幼女ではなく、「女性」にぞっこんだ。陽気であけっぴろげだ。

しかし、北欧あたりの男たちが幼児性愛に関心があるようで、フランス・ドイツあたりの男がどうも他と違う。

特にフランス人が性的に不思議な感覚を持っているように見える。ディープキスは昔はフレンチ・キスと言われた。フランス人が好んでいたキスだったからだ。

フェラチオはフランス人がする変態行為だと言われていた。他の民族でそれは一般的ではなかった。フランスの性的な放縦さは突出していた。

また、ドイツも奇妙な性の探求で有名な民族だ。どうも、フランス人やドイツ人は性的に何か深いものを隠し持っている。


性に関して何かタブーを破ろうとする負のエネルギー

フランスと言えば、子供が怖がるほどに精巧に作られた「フランス人形」が伝統にある。

実はフランス人形を量産化させたのがドイツ人形で、やはりとても精巧で薄気味悪い感じがする。人形なのにリアルすぎるのである。

あれを見ても何か子供のためではないような、退廃的なものを感じてしまう人は多く、実際にロリコン気質のある男たちがそれをコレクションしていることで有名だった。

フランス人やドイツ人はロリコン気質があるのだろうか。実はあるかもしれない。アジアやアフリカで、ロリコン狂いをしているのはフランス人やドイツ人が多い。

彼らがその旧植民地をさまよってやっていることを見ていると、どうもロリコンだけでなく、セックス全体のタブーをあえて冒したいという意識すらも感じる。

どうもフランス人(と、ドイツ人)は性に関して何かタブーを破ろうとする負のエネルギーがあるように思えて仕方がない。

アジアの闇の中で、誰がどこにいたのかを後々よく考えてみれば、どうもそういう疑念が浮かんでしまう。

そこでふと思ったのが、「サディスト」の元祖マルキ・ド・サドのことだ。

サドは今でもその名を知らない者はない。未亡人を暴行したり、娼婦を虐待したりして刑務所と精神病院に放りこまれたが、そこで壮大な暴力小説を書いて、それが歴史に残った。

『ソドム百二十日』『ジュスティーヌあるいは美徳の不幸』『悪徳の栄え』などを読むと分かるが、そこには暴力と反体制にまみれた描写が執拗に続き、そのあらゆる不品行と堕落には陶酔さえ感じる。

サドはフランス人だった。

人形なのに、どこか精巧すぎて気味が悪いフランス・ドイツ人形。


堅苦しい社会をぶち壊したいという自由への欲求

また1970年にエマニエル夫人という映画が公開されて、そこから女性たちの性的概念の「パラダイムシフト」が起きた。

原作者は「タイ・バンコク生まれ」の女性エマニュエル・アルサンだった。

ジュスト・ジャカン監督シルビア・クリステルの映画は大ヒットして1970年代は、その亜流で映画が埋め尽くされた(この亜流のひとつである「ブラック・エマニエル」の主演女優はインドネシア人だった)。

私がエマニエル夫人を見たのはずっとあとの話だが、あの映画を見てもエマニエルの「哲学」がよく分からず、しかたがないから原作を買って読んでやっと何が言いたいのか理解した。

フランス文学はどれもそうだが、自己客観視と哲学に溢れている。この小説もまたそうだった。

もうこの小説を顧みる人もいないが、その根底を貫く哲学が「反処女(アンチ・バージン)」の概念だったのだ。

これはもちろん、キリスト教の強烈なアンチテーゼである。

私は今でもこのアンチテーゼを持ち出したエマニュエル・アルサンという女性に惚れている(シルビア・クリステルに惚れているわけではない)。

このエマニュエル・アルサンもまたフランス人だった。

フランス人であるサドもエマニュエル・アルサンも、その強烈な性的反逆を提示したのだが、この両者に共通するのが「反キリスト」の概念だ。

反キリストとは何か。表面を見ると、キリストや聖書に反対する立場のことを指す。

しかし、堅苦しい社会をぶち壊したいという「自由への欲求」でもあったのである。

宗教の堅苦しい枠から抜け出して、規定された常識に縛られず、自分の感覚のままに生きていきたいという欲求だ。

貞操や、常識や、文化に縛られたくない。自由に人を好きになり、自由にセックスを楽しみ、自由に振る舞いたい。

それは宗教に反しているのであれば、自分は自由のために「反キリスト」になりたい。そういう感覚が、「タブーを破りたい」というエネルギーにつながっていく。

映画「エマニエル夫人」のシルビア・クリステル。この映画が全世界の女性を性道徳から解放した。


ロリータも原作がドイツで、出版がフランスだった


1962年の映画「ロリータ」より。ドイツの原本にロシア系アメリカ人が着想を得てフランスの出版社が世に出して、これが映画化された。

そう考えると、フランス人やドイツ人が秘かに惹かれている幼児性愛(ペドフィリア)もまた、タブーを破る反キリスト的な行為であることが見えてくる。

ところで、幼児性愛のことをロリータ・コンプレックスと言うこともある。このロリータは小説「ロリータ」から取られた言葉だ。

この小説を書いたのはロシア系アメリカ人ウラジーミル・ナボコフなのだが、あちこちの出版社に断られて、最終的に出版の許可を出したのはフランスの出版社だった(ここにも「反キリスト」的なフランスが登場する)。

そして、このロリータには後日談があるのだが、この小説の原作がまた存在していて、こちらを書いたのがドイツ人ハインツ・フォン・リヒベルクだったという話だ(今度はドイツ人が出てくる)。

反キリストのニーチェもドイツ、サドの対極にあるマゾ(マゾッホ)はオーストリア(ドイツ圏)。ロリータも原作がドイツで、出版がフランス。

厳格なキリスト教がこの地域に根づいた反動なのだろうが、性的に逸脱したすべての概念もまたこの地域から生まれている。

彼らの中の反キリスト感情と、後進国で彼らが秘かに行なっているロリコン犯罪……。

ずっと心に引っかかっているのがフランス人・ドイツ人の、陰湿な性の探求だ。

彼らの中にある反キリスト、反道徳。もう彼らにはキリストは負担になっているのだろう。だから、そこに性のタブーを覆したいという欲求が見える。
http://www.bllackz.net/blackasia/content/20120912T0004430900.html



シルビア・クリステル死去。エマニエル夫人で一世風靡した女優 2012-10-18


シルビア・クリステルが死んだ。2012年10月18日、60歳だった。癌を患い、2012年7月には脳卒中を起こして寝たきりになっていた。それから3ヶ月で亡くなっているので、最期は意識もなかったのかもしれない。全世界の女性の性意識を転換させた女性の静かな死だった。

シルビア・クリステルという女優は、多くの映画で人々に感銘を与えた女優ではなかった。50本近くの映画に出ていたが、ただひとつ「エマニエル夫人」の3部作のみで人々の記憶に残った。最初から最後までエマニエルの呪縛から逃れることができなかったという言い方もできる。しかし、いろいろなインタビューを読むと、彼女はむしろそれを誇りにしていたようだ。

「エマニエル夫人」が、彼女の人生の使命だったのだ。

女性はもっと奔放に性を楽しむべきだ

「エマニエル夫人」は特異な映画だ。原作も駄作、映画自体もそれほどよくできた映画でもない。映画史から見ると、「エマニエル夫人」はキワモノであり、賞を与えるほどの名作でもなく、大金をかけた大作でもない。

しかし、シルビア・クリステルが映画の中で見せた瑞々しい肉体は、そのすべてを吹き飛ばし、全世界の女性にアピールした。時代が求めているものを、彼女は表現していたのだ。

1970年代はヒッピー・ムーブメントの時代であり、これは時代を縛っていた様々な既成概念を壊す動きだった。この打ち壊すべく既成概念のひとつに「女性の貞操観念」があった。

「女性はもっと権利を主張すべきだ」
「女性は自らを解放すべきだ」
「女性はもっと奔放に性を楽しむべきだ」


ウーマンリブの概念が生まれたのもこの頃だし、女性の社会進出が求められたのもこの頃だし、フェミニズムという思想が生まれたのもこの1970年代だった。この中で、「女性はもっと奔放に性を楽しむべきだ」という部分の起爆剤になったのが、シルビア・クリステルの「エマニエル夫人」だったのである。

1970年代の女性たちはこの映画で、シルビア・クリステルに導かれるように「性を謳歌する」道を歩み始めた。だから、この映画は「映画」として重要なのではない。「社会史」として重要なものだったのだ。

最初の映画に仕組まれていた「毒」とは何だったのか

エマニエル夫人は、ただの映画でも、ただのポルノでもなかった。時代が求めているものを表現したものだった。巧みな宣伝と、シルビア・クリステルの美しさと、映画全編に流れる美しい音楽すべてが相乗効果を発揮していたとも言える。

彼女のあとにも様々な女性がエマニエルを演じたし、エマニエルの亜流もまたたくさん作られた。しかし、そのどれもが興行的に失敗しているし、歴史の風雪を乗り越えることもできなかった。 実は、エマニエル夫人も「エマニエル夫人」「続エマニエル夫人」「さよならエマニエル夫人」と立て続けに作られたが、強い影響力を持って覚えられたのは、最初の「エマニエル夫人」だけだった。

なぜなのか。

実は、原作をなぞって作られた最初の映画には、美しさの裏に大きな「毒」が仕掛けられていたからだ。その「毒」は、原作を読んだ人間だけが知っているものだ。その「毒」を表現していたのが、まさに最初の一本だったのである。「続エマニエル夫人」と「さよならエマニエル夫人」は、ただヒットに釣られて作られた映画であり、原作の持つ「毒」はそこに表現されていない。


いったい、この最初の映画に仕組まれていた「毒」とは何だったのか。それは、実はブラックアジアで答えを書いた。ブラックアジアの会員の方は、その「毒」をもう一度確認してみて欲しい。

伝説の映画『エマニエル夫人』に仕掛けられていたものとは?

エマニエル夫人。汚れて「いない」と感じるのは恐ろしいわ


本当のエマニエル夫人の裏にあるものを知らなければ、何があったのか、何も分かっていないのと同じだ。答えはこの図が示しているものだ。

女性の肉体は世の中を変える力がある

多くの人たちは映画「エマニエル夫人」の奇妙な物語の裏側に何が隠されているのか、その意図を知ることもないし、見ることもない。ただ、シルビア・クリステル演じるエマニエル夫人が、性的に解放されていくという部分のみに目を奪われてしまっている。

しかし、エマニエル夫人を取り巻く男たちの言動はとても奇妙で、異様な哲学を持っている。その哲学は、現代になってもまだ実現していない先進性を持ったものである。そして、その一見、奇妙に見える哲学の裏側にあるのが、「毒」だったのだ。

「伝説の映画『エマニエル夫人』に仕掛けられていたものとは?」で示したフランス版の奇妙なイラストは、ひとつのサブリミナルになっていた。

しかし、そういった毒を毒と感じさせなかったのが、シルビア・クリステルという美しい女性の肉体だった。

毒のあるリンゴであっても、とても美しければ食べてみたくなる。時代は毒リンゴを求めていて、だからエマニエル夫人はその象徴となった。

女性の肉体は世の中を変える力がある。

これは、常にブラックアジアのひとつのテーマでもある。今、インドで「女性の肉体が世の中を変える」動きが加速していることも書いた。


エジプトでも起きている。(アリア・マフディ。あっさりと裸をさらしてイスラムに反抗 )

1970年代に、シルビア・クリステルが示したのがまさに、これだった。

「女性の肉体は世の中を変える力がある」
http://www.bllackz.net/blackasia/content/20121019T0049500900.html


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/766.html#c20

[リバイバル3] フランス人はバゲット(フランスパン)が一番好き 中川隆
21. 中川隆[-6335] koaQ7Jey 2017年10月11日 13:15:31 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

ゴーギャンは何故ヨーロッパを捨ててタヒチを選んだのか?

『楽園への道』

  「ここは楽園ですか」「いいえ次の角ですよ」。子供たちが集まっての鬼ごっこ。主人公がフランスとペルーとポリネシアで見かけた子供たちの遊び―そこには「楽園に辿りつきたい」という世界共通の願いが込められています。ペルー生まれの作家バルガス・リョサ著『楽園への道』 (河出書房新社 08.1刊、池澤夏樹編世界文学全集第2巻)は、多くの人たちがユートピアを追い求めた19世紀に生きた、時代の反逆者にして先駆者であった二人の生涯を追った歴史小説です。

「スカートをはいた扇動者」といわれたフローラ・トリスタン(1803-1844)と「芸術の殉教者」ポール・ゴーギャン(1848‐1903)。二人の飽くことのない凄まじいばかりの「楽園」追求に圧倒されます。二人は、祖母と孫の間柄でした。

41歳で亡くなったフローラの短い人生を象徴するのは、彼女を絶えず襲う膀胱と子宮の痛み、そして心臓の近くに食い込んだ銃弾でした。原因は、夫であった版画家のアンドレ・シャザル。ペルー人の父親の死後、貧困な生活の中で母親から無理強いされた結婚。「夫と暮らしたあのぞっとする4年間に、一度として愛の営みをしたことがなかった。毎晩、交尾した。いや、交尾させられたのだ」。この下腹部の痛みは、結婚以来続いています。胸の銃弾は、フローラが裕福な叔父のいるペルー(夫からの逃亡先)からフランスに戻り、自らの半生を書いた自伝で成功を収めたときシャザルに撃たれ、手術後心臓近くに残ったものです。

 アリーヌは、シャザルとの間のフローラの3番目の子供。アリーヌは、シャザルに3度誘拐され、強姦されます。フローラはシャザルを告訴し、その争いの中で、シャザルに撃たれたのです。不幸な娘アリーヌは、ジャーナリストのクロヴィス・ゴーギャンと結婚し、ポールを生みます。1848年の革命後、クロヴィスは家族を伴って、新天地を求めてペルーに向かいます。しかし旅の途中で病死し、アリーヌは二人の子供とともにペルーへ。ペルーでは、裕福な祖父の弟に歓迎され、アリーヌも子供たちも、生まれて初めて幸福な日々を送ります。ポール・ゴーギャンが、南の地に「楽園」をイメージするのは、このときの体験によるものです。

 ポール・ゴーギャンは1891年6月、タヒチに到着します。43歳のときです。93年に一度フランスへ帰りますが、95年再びタヒチへと戻ります。1901年9月にタヒチから更に「未開」の地マルキーズ諸島に移り、03年に55歳で亡くなるまでその地に住み続けました。

 タヒチでの最初の妻テハッアマナをモデルに描いたのが『マナオ・トゥパパウ(死霊がみている)』。裸でうつ伏せになったハッアマナがトゥパパウ(死霊)に怯えている。ヨーロッパがなくしてしまった幻想的な経験に、ゴーギャンは興奮に震えます。

 『パペ・モエ(神秘の水)』。樵の少年と彫刻の素材を探しに、山に入っていきます。冷たい水の中に入り、少年が身体を寄せてきます。「青碧色の空間、鳥のさえずりもなく、聞こえるのは岩に当たるせせらぎの音だけで、静寂と安らかさ、解放感が、ここはまさしく地上の楽園にちがいないとポールに思わせた。またもやペニスが硬くなって、かつてないほどの欲望に気が遠くなりそうだった」。ゴーギャンは、マフー(両性具有者)に、偉大な異教文明ならではの自然さを感じます。著者バルガス・リョサのホモ・セクシャルなシーンは、ここでも美しい。

ゴーギャンは主張します。「美術は、肌の白い均整の取れた男女というギリシャ人によって作り出された西洋の美の原型から、不均衡で非対称、原始民族の大胆な美意識の価値観に取って代わられるべきで、ヨーロッパに比べると原始民族たちの美の原型は、より独創的で多様性に富んでいて猥雑である。・・・

原始芸術では、美術は宗教とは切り離すことはできず、食べることや飾ること、歌うこと、セックスをすることと同様に、日常生活の一部を形成している」と。


 盲目の老婆のエピソードは、ゴーギャンの立ち居場所を示唆して、興味深い。ゴーギャン自身も、極度に視力を衰えさせています。ボロを身にまとった老婆が、どこからともなく現われます。杖で左右をせわしく叩きながら、ゴーギャンのもとにきました。

「ポールが口を開く前に老婆は彼の気配を感じて手を上げ、ポールの裸の胸にさわった。老婆はゆっくりと両腕、両肩、臍へと手でさぐっていった。それからポールのパレオを開いて、腹をなで、睾丸とペニスをつかんだ。検査をしているかのように、彼女はつかんだまま考えていた。

それから表情を曇らせると、彼女は胸糞が悪そうに叫んだ。「ポパアか」・・・
マオリの人々はヨーロッパ人の男をそう呼ぶのだった。」

ポリネシアに「楽園」を夢見てきたゴーギャンの、挫折の場面です。セックスによって原始にアプローチし、そしてセックスによって原始から挫折するゴーギャン。1903年、ひどい悪臭を漂わせながら、死んでいきました。

そして、最も忌み嫌い反抗し続けたカトリック司教の決めた場所に埋葬されました。 墓碑銘としての司教の手紙には、次のように書かれていました。

「この島において最近、記すに足ることはひとつ、ポール・ゴーギャンという男の突然の死だが、彼は評判高い芸術家であったが神の敵であり、そしてこの地における品位あるものことごとくの敵であった」
http://minoma.moe-nifty.com/hope/2008/01/post_937b.html


ゴーギャン展 東京国立近代美術館。


 展示は解り易く年代順に、師ピサロを含めた印象派の影響がいかにも強い初期の数点から始まる。1886年のブルターニュ滞在以降、次第に「ゴーギャンらしい」絵になっていき、そして91年のタヒチ行きとなる。

 続いて、連作版画「ノアノア」(1893−94)。帰国後、タヒチの絵の評判が悪かったため、まずタヒチの宣伝をしようと発表したものである。最後はタヒチ移住(1895)からマルキーズ諸島での死(1903)まで、「我々はどこからきたのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」までを含む7点。

以下に掲載した画像のうち、ゴーギャンの作品はすべてこの展覧会で展示されたもの。

『男の凶暴性はどこから来たか』(リチャード・ランガム/デイル・ピーターソン、三田出版会)では、「幻想の楽園」と題する第五章で、南洋諸島に都合のいい「楽園」を見ようとした人物としてゴーギャンを挙げている。

 それによると、ゴーギャン(1848−1903)はタヒチを、ほかの男に邪魔されないプライベート・クラブであり、純真でありながら口説けばすぐに落ちる少女や女たちで溢れた「楽園」として描いた。その楽園には男は一人しかいなかった。

その男は楽園の創設者であると同時に覗き見をする者でもあり、性的な魅力のある若い娘たちの姿に夢を追いながら、自然の中の平和という素朴な観念を満足させていたのである。

 しかし現実の止め処もなく「文明化」していく島での生活に於いては、役人や同国人と絶えずトラブルを起こし、性の相手には不自由しなかったものの、性病が原因で次第にそれもままならなくなっていく。
 
 ま、どんなものにせよ、他人の見解は鵜呑みにすべきではなく、少なくともゴーギャンの「視線」については、ランガムとピーターソンが言うほど単純ではなかっただろう、とゴーギャンの絵の実物を目の当たりにして思いましたよ。

「画家=男」の視線については、ちょうど佐藤亜紀氏が先日の講義でドラクロワ(「サルダナパールの死」)とアングル(「トルコ風呂」)のそれを比較しておられた。

 ドラクロワはサルダナパールに自己投影すると同時に、そんな自分に対する陶酔している。

 一方、アングルの視線は絵の外にある。円いフレームは覗き穴であり、女たちは見られていることに気づいていない。この視点の違いは、それぞれの性格の差にも拠るが、何よりも描いた時の年齢に拠るところが大きいだろう。ドラクロワは29歳、アングルは、なんと82歳である。


1894年「パレットをもつ自画像」。

 そういや、ゴーギャンがどんな顔をしてたのかすら知らなかったのであった。『炎の人ゴッホ』ではゴッホに扮したカーク・ダグラスが、よく似てるだけに、なんつーかコスプレみたいだったが、ゴーギャン役のアンソニー・クインも、結構実物と同じ系列の顔だったのね。

 自画像からは、強い自意識が感じ取れる。ゴーギャンの興味は無論、己の顔の造形やそれをどう描くかではなく、その内面を表現することである。


1892年「かぐわしき大地」。

 ゴーギャンの視点は画面の外にある。女はゴーギャンに、画面の外の男に視線を向けている。彼女の内面は窺えない。だが、視線の先の男に対して興味を抱いているのは明らかだ。言うまでもなく男にとっては、それだけで充分である。

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1890−91年「純潔の喪失」。
 モデルは、お針子でゴーギャンの愛人、ジュリエットだという。妊娠させた彼女を捨てて、ゴーギャンはタヒチへと発つ。 このジュリエットの死体のように蒼褪めた肉体に比べれば、「かぐわしき大地」の女のそれは、まさに黄金のごとく輝く。完璧な肉体の表現に、「内面」は伴っていない。必要ないのだ。


1897−98年、“D'où venons-nous? Que Sommes-nous? Où allons-nous?”

 二分割された画面の右側、背を向けた二人の女は、アングルが好んで描くポーズを思わせる。寄り添って座り、画面の外の男を窺い見る二人の女のうち手前のポーズは、マネの「草上の昼食」と同じである。偶然ではあるまい。

そして、画面の外を窺い見る「異国の女たち」という主題は、ドラクロワの「アルジェの女たち」と共通である。こちらは参考にしたというより、同じ主題を扱えば自ずと似てくるのであろう。

 魂のない、顔と身体だけの存在。無論、「見られる女」の内面が問題とされないのは、むしろ当然である。女が何を考えていようと、「見る男」にはどうでもいい。せいぜい、彼に対して興味を抱いているか否か、くらいなものだ。共有するものが少ない「異国の女」であるなら、なおさらである。

 という、わかりやすい解釈に収まりきらないのが、黒い犬の存在だ。


1892年「エ・ハレ・オエ・イ・ヒア(どこへ行くの?)」

 女たちばかりのタヒチの風景の多くに、この黒い犬は入り込んでいる。ゴーギャンの分身であるのは間違いない。 画面の外から女たちを眺めると同時に、画面の中にもいる。ハレムの王などではなく、女たちと性交できないばかりか、多くの場合、顧みられさえしない存在としてである。

 悪夢さながらの現実の中、描き続けたのは楽園の夢だった。夢そのものは、都合のいい、しょうもない妄想だと断じてしまうことができるだろう。それでもその作品は、紛れもなく力強い。

http://niqui.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/index.html


 ▼ゴーギャンは何故タヒチへ向かったのか?/金丸好良(自由文筆家)▼

「僕は、ゴーギャンで初めてタヒチを知ったんです。そこで、ゴーギャンが、いかにイカレた芸術家だったのかを話したいと思います。はっきり言ってこの人ヤバイ!フランスからタヒチまでなんて、むちゃくちゃ遠いんです。当時で10週間。70日ですよ。こんなに遠いのに何故行ったのか? じつは、出生に関係があるんです。

ゴーギャンは、1才から7才までペルーに住むことになり、黒人の召使いがいるボンボン生活。友達は、中国人の女の子。これもカギを説く1つです。子供の頃の経験は、のちの人間形成に影響すると言いますから。彼のタヒチ体験の基礎は南米のペルーにあるのです。ここがポイント!

フランスに戻ると協調性のない放浪癖のあるちょっと変わった子供で、馴染めなかった。義務教育が終わると、ゴーギャンは見習い水夫に。海への憧れが強かったんですね。彼は何を求めていたのか?『楽園(パラダイス)』です。彼にとって、幼少時代のペルーの生活がまさに楽園だったんです。ゴーギャンは、一生この『楽園』を探し続けるのです…」
http://www.peaceboat.org/cruise/report/32nd/apr/0420/index.shtml

わが国でもっとも広く読まれているゴーギャンの著作は、タヒチ紀行「ノア・ノア」であろう。しかし、これまでの流布本は、友人の象徴派詩人シャルル・モーリスが大幅に手を加えたものを底本にしており、オリジナルにくらべると〈はるかに真実味の薄い、誇張された〉ものであった。

ゴーギャン自筆の原稿をはじめて翻訳した本書は従来看過されていた真の意図を明らかにし、彼の素顔を示してくれるであろう。また、レンブラント、ドガ、セザンヌ、ゴッホ、ルドン、マラルメ、ランボー等に関する思い出やエッセイはこの創造的な芸術家・思想家の内面を語ると同時に、魅力的な作家論ともなっている。

〈私は単純な、ごく単純な芸術しか作りたくないんです。そのためには、汚れない自然の中で自分をきたえなおし野蛮人にしか会わず、彼等と同じように生き、子供がするように原始芸術の諸手段をかりて、頭の中にある観念を表現することだけにつとめなければなりません。こうした手段だけが、すぐれたものであり、真実のものなのです〉(タヒチに発つ前、1891)

〈私は野蛮人だし、今後も野蛮人のままでいるつもりだ〉(死の直前)
http://www.msz.co.jp/book/detail/01521.html

『ゴーギャン オヴィリ』
一野蛮人の記録 ダニエル・ゲラン編/岡谷公二訳 [復刊]

オヴィリとは、タヒチ語で「野蛮人」を意味する。ポール・ゴーギャンが1895年のサロン・ド・ラ・ソシエテ・ナショナル・デ・ボーザール(国民美術協会展)に出品して拒否された、異様な、両性具有の陶製彫刻の題名である。本書のカバーに用いられているのは「オヴィリ」と題された水彩画で、このほか本書の表紙には「オヴィリ」の木版画の複製、扉には「オヴィリ」のブロンズ像の写真が刷り込まれている。

男神にして女神でもあるこの野蛮な神オヴィリに、ゴーギャンは自分をなぞらえていた。ゴーギャンの著作には、野蛮人になりたいというライト・モティーフが、たえず立ち戻ってくる。

ゴーギャンは「粗野な水夫」として人生を始めたと自分で言っているように、もと商船の船員であり海軍の軍艦の乗組員で、株式仲買人の職を捨てて絵画に没頭した。しかし早熟で、しっかりした中等教育を受けた画家=文筆家ゴーギャンには、独学者風なところは少しもなかった。

もっとも洗練された文明の美しさを認める、優れて文明化された野蛮人という本質的二重性。そして一方、オセアニアへの自己追放の中にある、単に文化からの脱走ではない、未開拓な絵画の主題を求めて最後には文化を豊かにするという芸術家としての計算。新しい着想を求めて地球の反対側へと赴いたことは、彼を劇的な矛盾の中にとじこめたが、このような距離をとったことが、遙か彼方の過去・現在の文明を明晰に深く判断することのできる立場を彼に与えた。

ゴーギャンの残した厖大な文章の集成が、このおどろくべき先駆者の、生と芸術を照らし出す。

私は十二月に死ぬつもりだった。で、死ぬ前に、たえず念頭にあった大作を描こうと思った。まるひと月の間、昼も夜も、私はこれまでにない情熱をこめて仕事をした。そうとも、これは、ピュヴィ・ド・シャヴァンヌのように、実物写生をし、それから下絵を作り、という風にして描いた絵じゃない。一切モデルなしで、結び目だらけのざらざらした小麦袋のキャンバスを使って、一気に描いた。だから、見かけはとても粗っぽい。(……)

これは、高さ一メートル七十、横四メートル五十の絵だ。上部の両隅をクローム・イエローで塗り、金色の時に描いて隅を凹ませたフレスコ画のように、左手に題名、右手に署名を入れてある。右手の下に、眠っている幼児と、うずくまっている三人の女。緋色の着物をきた二人の人間が、それぞれの思索を語り合っている。この、自分たちの運命に思いをいたしている二人を、かたわらにうずくまった人物――遠近法を無視して、わざと大きく描いてある――が、腕をあげ、驚いた様子で眺めている。

中央の人物は、果物をつんでおり、一人の子供のかたわらに二匹の猫がいる。それに白い牡山羊。偶像は、神秘的に、律動的に腕をあげ、彼岸をさし示しているように見える。うずくまった人物は、偶像の言葉に耳を貸しているらしい。最後に、死に近い一人の老婆が、運命を受け入れ、諦めているようにみえる。……彼女の足もとに、あしでとかげをつかんだ一羽の白い異様な鳥がいるが、これは、言葉の空しさをあらわしている。(……)

ローマ賞の試験を受ける美術学校の学生に、「われらはどこから来たのか? われらは何者なのか? われらはどこへゆくのか?」という題で絵を描けと言ったら、奴らはどうするだろう? 福音書に比すべきこのテーマをもって、私は哲学的作品を描いた。いいものだ、と思っている。(……)
(友人の画家・船乗りモンフレエ宛、1898年2月、タヒチ、本書200-201ページ)

ここに書かれている「大作」とはむろん、この春から日本初公開の始まった《我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか》(ボストン美術館蔵)のことだ。ゴーギャンの死後にまでわたってもっとも忠実な友人だったダニエル・ド・モンフレエへ宛てて書かれた手紙の一節である。
http://www.msz.co.jp/news/topics/01521.html


ピトケアン島の出来事

 西暦1789年、フランス革命が勃発したのと同じ年、南太平洋上において水兵の反乱が起こった。舞台となったのは、イギリス海軍の軍艦、バウンティ号である。

 副航海長フレッチャー・クリスチャンに指揮された反乱水夫たちは艦長のブライを拘束、ブライは艦長派と目された乗組員とともに小型のボートに乗せられて茫洋たる太平洋に放り出された。反乱者たちは、ブライたちは死んだだろうと思っただろうが、艦長たちは奇跡的に小型ボートではるか3700マイル離れたオランダ領のインドネシアまで航海することに成功した。遠く離れた南太平洋上のこととはいえ、イギリス海軍が反乱者たちをそのままにしておくわけがない。追手が差し向けられ、クリスチャン一味の捜索が行われた。追跡部隊はバウンティ号の航海の目的地であったタヒチ島に残っていた乗組員たちを拘束することには成功したが(うち、3名が絞首刑となった)、バウンティ号とともに太平洋に消えた残りの者たちの行方は杳として知れなかった。

 バウンティ号と反乱者の一党の行方がわかったのは、それから約20年後の事である。アメリカの捕鯨船が、名前は付いているが上陸されたことのない島、ピトケアン島に立ち寄ったところ、バウンティ号の乗組員とその子孫たちを発見したのである。クリスチャンたちは、タヒチの女性と男性を連れて発見されにくいピトケアン島に逃げ込んでいた。

 しかし、反乱者たちは、女性と酒が原因で同士討ちを演じ、アメリカの捕鯨船に発見された時に反乱のメンバーで生き残っていたのは水兵のジョン・アダムス一人だけであった。ジョン・アダムスは敬虔なキリスト教徒となっており、ピトケアン島は白人とタヒチ女性の混血からなる一種のキリスト教の桃源郷となっていた。

 この軍艦バウンティ号の反乱は日本ではそれほど知られていないが、西洋ではかなりメジャーな事件で、海洋の事件としてはタイタニック号の遭難に匹敵するほどの知名度を誇るといい、欧米では多数の研究や小説があり、戦前から何度か映画化もされている。また、バウンティ号の復元船も作られているという。

 さて、このバウンティ号の子孫たちは今でもピトケアン島に住んでいるのだが、近年、再び注目を集めた。あまり名誉なことではない。ピトケアン島の男性たちが、12歳から15歳までの少女たちとの性交渉を日常的に行っていたことが暴露されたのである。これは牧歌的で、敬虔なキリスト教徒たちの住む島である、というピトケアン島のイメージを著しく損なうものであり、刑事事件にも発展した。その経緯は、インターネットのフリー百科事典の「ウィキペディア」にも詳しく記述されている。

「ウィキペディア・ピトケアン島の事件」(英語)
「ウィキペディア・ピトケアン島の事件」(日本語)

 ピトケアン島の男性たちの擁護として、ピトケアン島に移り住んだ反乱者たちはタヒチの女性を妻としており、反乱当時のタヒチの習慣はかなり性的に自由なものであったから、それを現代の基準で裁くのは酷ではないか、というものがある。
 たしかに、タヒチがヨーロッパ人に発見された当時の記録によると、かなり性的に寛容だったことが見て取れる。

 まずフランス人の記録によると、
 
 「カヌーは女たちで一杯であったが、顔かたちの魅力では、ヨーロッパ女性の大多数にひけを取らず、身体の美しさでは、彼女らすべてに張り合って勝つことができるであろうと思われた。これらの水の精の大部分は裸だった。というのは、彼女らに同伴している男や老女たちが、彼女らがいつもは身にまとっている腰布を脱がせてしまっていたからである。

彼女らは、はじめ、カヌーの中から我々に媚態を示したが、そこには、彼女らの素朴さにもかかわらず、いささかの恥じらいが見て取れた。あるいは、自然が、どこでも、この性を生まれながらの臆病さでより美しくしているのであろうか。あるいはまた、なお黄金時代の純朴さが支配している地方においても、女性はもっとも望んでいることを望まぬように見えるものだろうか。

男たちは、もっと単純、あるいはより大胆で、やがて、はっきりと口に出した。彼らは、我々に、一人の女性を選び、彼女について陸に行くように迫った。そして、彼らの誤解の余地のない身ぶりは、彼女らとどのように付き合えばいいのかはっきり示していた。(山本・中川訳『ブーカンヴィル 世界周遊記』(岩波書店 1990年)192−3頁)」
 
 また、有名なイギリス人のキャプテン・クックは、タヒチの若い娘たちが卑猥なダンスを踊り(クックは明言していないが、露骨にセックスを現すものだったらしい)、男女が宗教集団のようなものを形成して、乱交を繰り返した挙句、子供が生まれると殺す習慣のあることをあきれた風に記録している(当時のイギリスだって捨て子の習慣は横行していたのだから、あまり大きなことは言えないように思うが)。

 このようなヨーロッパ人の記録した当時のタヒチの性習慣について、現代の調査からタヒチのホスピタリティの習慣を誤解したものではないかとする研究者もあるが、タヒチはその後ヨーロッパに支配され、キリスト教の感化を受け、ヨーロッパの習慣の影響下におかれるのだから、現代から類推するのは妥当ではない。

 さて、当時のタヒチが性的に放縦な面があったとして、それが何歳ぐらいの女性から対象になったのだろうか。

 クックによると、タヒチには子供が衣服をほとんど身に付けない習慣があるが、女子の場合は3、4歳までだということである。これによると、女の子はかなり早い段階で「子供」でなくなるようである。さらに、支配者の例であるが、9歳で結婚したということもある。画家のゴーギャンがタヒチにやってきて、現地で何人もの愛人をつくり、子供まで作ったことは有名であるが、相手となったタヒチ人の女性はみんな13歳から14歳である。だから、当時のタヒチでは、かなり若い年齢で女性は大人とみなされていたことがわかる。

 と、ここまでは割合に知られたタヒチの性習慣である。では、もう一方の当事者、18世紀末のイギリスはどうだったのだろう。

 18世紀のイギリスは、当時としては珍しく、晩婚の世界であったことが知られている。男子の場合は二十代後半、女子の場合でも二十五歳以上で結婚、というのが普通であったらしい。ほとんど現代と変わらないくらいの結婚年齢である。ただ、晩婚である事情は現代とはずいぶん違う。長期の奉公人制度や、結婚生活を維持するための経済力をつけることが難しいために、やむを得ず結婚が遅れていたというのが実情らしい。貴族やジェントルマンに生まれても、長男でないと同じような境遇であった。

 結果、血気盛んな若者たちが思春期から10年以上独身生活を余儀なくさせられることになる。近代のイギリスの勢力の拡大は、これらリビドーを持て余した青年たちのエネルギーによってもたらされたとする見解があるほどだ。

 平均的な結婚年齢はともかくとして、実際にはどのくらいの年齢の女性ならば当時のイギリス人男性は性の対象としてみていたのであろうか。

 これはかなり低かった、と推定することができる。まず、数は多くないが、十代前半の女性と結婚している例がしばしばある。次に、多くの男性がなかなか結婚できなかったのだから、性欲のはけ口として売春婦の商売が繁盛することになるのだが、売春婦たちはかなり若い年齢から客を取っていたことがわかっている。

 「先にも述べたとおり、売春婦の中には年端もいかぬ若い子がいることがしばしばあり、十歳にも満たない子がいることさえあった。ペナントは、ブライトヴェル監獄で見かけたというそういう売春婦の一団について次のように述べている。

  「(中略)二十人ほどの若い娘たちが、最年長でも十六歳を超えず、多くは天使のような美しい顔をもちながら、天使のような表情はすべて失い、厚かましく、強情そうな放蕩の顔つきをしていたのだ。(後略)」(リチャード・R・シュウォーツ著 玉井・江藤訳『十八世紀 ロンドンの日常生活』(研究社出版 1990年)112−3頁)」

 つまり、タヒチだけでなくイギリスでも、女性はかなり幼い頃から恋人や結婚相手になりえたわけである。

 当時の水兵というのは社会的な身分が低く、監獄に行くよりは船に乗る、という手合いまでいたという。彼らは、たとえイギリスに戻ったとしても結婚をすることは容易ではなく、仮にできたとしても極貧のなかで生活しなくてはならないことは目に見えていた。

 それが、タヒチに来て見ると、本来は結婚相手にしたい十代の女性がいて、生活も安楽である。このままここに残りたい、と思っても不思議はない。実際、タヒチへの航海では、水兵の脱走というのはよくあった。これで水兵たちに同情的な幹部がいたら、反乱になるのはある意味では必然であった。

 艦長のブライは反乱の原因について、

「わたしはただ、反乱者どもがタヒチ人のところでイギリスよりもいい暮らしができるだろうと確信し、それが女性たちとの関係にむすびついて、全体の行動の基本的な動機となったにちがいないと推測するのみである。

(I can only conjecture that the mutineers had assured themselves of a more happy life among the Otaheiteans , than they could possibly have in England; which, joined to some female connections, have most probably been the principle cause of the whole transaction.)(William Bligh & Edward Christian The Bounty Mutiny(2001)11.)」と書いている。

 ピトケアン島には、18世紀のタヒチだけでなく、同時代のイギリスのメンタリティーも保存されていたのではないだろうか。そうだとすれば、今回の事件はタイムマシンで過去へ行って、先祖を裁いたようなものである。
http://www006.upp.so-net.ne.jp/handa-m/tosho/arekore/50.htm

タヒチがヨーロッパ人に発見された当時の記録によると、かなり性的に寛容だったことが見て取れる。

 まずフランス人の記録によると、
 
 「カヌーは女たちで一杯であったが、顔かたちの魅力では、ヨーロッパ女性の大多数にひけを取らず、身体の美しさでは、彼女らすべてに張り合って勝つことができるであろうと思われた。これらの水の精の大部分は裸だった。というのは、彼女らに同伴している男や老女たちが、彼女らがいつもは身にまとっている腰布を脱がせてしまっていたからである。

彼女らは、はじめ、カヌーの中から我々に媚態を示したが、そこには、彼女らの素朴さにもかかわらず、いささかの恥じらいが見て取れた。あるいは、自然が、どこでも、この性を生まれながらの臆病さでより美しくしているのであろうか。あるいはまた、なお黄金時代の純朴さが支配している地方においても、女性はもっとも望んでいることを望まぬように見えるものだろうか。男たちは、もっと単純、あるいはより大胆で、やがて、はっきりと口に出した。彼らは、我々に、一人の女性を選び、彼女について陸に行くように迫った。そして、彼らの誤解の余地のない身ぶりは、彼女らとどのように付き合えばいいのかはっきり示していた。
(山本・中川訳『ブーカンヴィル 世界周遊記』(岩波書店 1990年)192−3頁)」


 
 キャプテン・クックは、タヒチの若い娘たちが卑猥なダンスを踊り(クックは明言していないが、露骨にセックスを現すものだったらしい)、男女が宗教集団のようなものを形成して、乱交を繰り返した挙句、子供が生まれると殺す習慣のあることをあきれた風に記録している(当時のイギリスだって捨て子の習慣は横行していたのだから、あまり大きなことは言えないように思うが)。

 このようなヨーロッパ人の記録した当時のタヒチの性習慣について、現代の調査からタヒチのホスピタリティの習慣を誤解したものではないかとする研究者もあるが、タヒチはその後ヨーロッパに支配され、キリスト教の感化を受け、ヨーロッパの習慣の影響下におかれるのだから、現代から類推するのは妥当ではない。

 さて、当時のタヒチが性的に放縦な面があったとして、それが何歳ぐらいの女性から対象になったのだろうか。

 クックによると、タヒチには子供が衣服をほとんど身に付けない習慣があるが、女子の場合は3、4歳までだということである。これによると、女の子はかなり早い段階で「子供」でなくなるようである。さらに、支配者の例であるが、9歳で結婚したということもある。画家のゴーギャンがタヒチにやってきて、現地で何人もの愛人をつくり、子供まで作ったことは有名であるが、相手となったタヒチ人の女性はみんな13歳から14歳である。だから、当時のタヒチでは、かなり若い年齢で女性は大人とみなされていたことがわかる。
http://www006.upp.so-net.ne.jp/handa-m/tosho/arekore/50.htm


究極のSEX ポリネシアン セックス

ポリネシアン セックスとは南太平洋諸島に暮らすポリネシアの人々の間に伝わるセックスの奥義を指す。

ポリネシア/ギリシャ語「多くの島々」と言う意味のポリネシアはハワイ諸島、ニュージーランド、イースター島を結ぶ1辺が約8000キロの三角の内側の島々、イースター島をさす。ミクロネシアは太平洋中西部の諸島群で、カロリン諸島、マーシャル諸島などがある


「エロスと精気」

これは男性上位の力を誇示するようなアクロバットな性技ではなく、ゆっくりとした時間の中でお互いの命の声を聞きながら行う静かな愛の形です。

実際に結合するセックスは普通、5日に1度、中4日はしっかりと抱き合って、肌を密着させて眠り、性器の接触はしない。セックスをする時は、前戯や抱擁や愛撫に最低1時間をかける。互いの心と体がなじんだ時に女性の中に挿入した後は、最低30分は動かずにじっと抱き合っている。性交するときは、前戯と愛撫を少なくとも1時間行い、接吻し抱擁し愛咬する。挿入したのちは、男女は最低30分は身動きせず抱き合って、それから前後運動を始める。

オルガスムがあったのちも、長時間性器を結合させたまま抱き合っている。35分ほどこの抱擁を続けていると、全身においてオルガスムの快感の波が次々と押し寄てくるのを感じ初めることだろう。あなたが男性であれば、射精をしないまま相手と一体になって全身が突然さざ波のように震えるだろう。そうなれば、体を離さずに震え没入し、震えそのものになるべきだ。その時、2人の体のエネルギーが完全に融合している実感をもつであろう。

男性に勃起力がなくなるような感じになった時、女性に性感がなくなるとき、そのときだけ動きが必要になる。その場合でも、興奮の波は非常に高い所にだけ置いておき、ただし、頂点まで昇らせてオルガスムとして爆発させるのではなく、心をおだやかにしてエネルギーのなかに身をまかせるのである。つまり、挿入後に萎えてしまいそうになった時、それを防ぐ為のみ、うごかしてもいいということだ。しかし、そのまま動きに没頭するのではなく、射精に達する前に再び動きを止めて、抱擁を続る。

男女はベットにそれぞれ楽な感じに寝る。2人の上半身は離しておき、骨盤の部分はくっつけ合う。女性は仰向けになり、男性は体の右側をベットにつけて身を起こす。足はお互の体にからませる。男性は左足は女性の足の間に割って入り、女性の左足は男性の腰の左に乗せる。互いに相手の負担をかけることなく、くつろげる姿勢であるとこが重要だと言う。そうして、身動きせずに30分間横になっていると、2人の間にエネルギーが流れるのを感じるようになると言う。
http://rena-i.jp/porisex.htm

「ゴーギャン」
南太平洋、フランス領ポリネシア。 タヒチ。

とあるホテルの5つの簡単な決まり事。

1つ、ゆっくり動きなさい。
2つ、気持ちをリラックスさせなさい。
3つ、家に置いてきたペットのことは忘れなさい。
4つ、お堅い話も忘れなさい。
5つ、バターの値段を考えるなんてもってのほか。

この島では、日が昇ったら起き、
お腹がすいたら食べ、
眠くなったら眠るのです。

何もしないで、ただボーッと海を眺めて過ごす。
それが、一番の贅沢。

今日の一枚は、そんなタヒチで描かれました。
といっても、今あるのはアメリカですが・・・。

場所は雪のニューヨーク州、
オルブライド・ノックス・アートギャラリー。

二人の慈善家によって集められた名画の数々・・・。
でも、お目当てはこの先。急いではいけません、ゆっくりと。
そう、この絵が「今日の一枚」です。

「マナオ・トゥパパウ」

ポール・ゴーギャンの作品。

そのポール・ゴーギャンは、
タヒチといえば名前があがる後期印象派の巨匠。

セザンヌを学び、ジャポニズムに走った元日曜画家。

ゴッホとの共同生活でも、自我の強さから喧嘩別れ。
傲慢とわがままを芸術の糧としたポール・ゴーギャン。
パリに失望し、やってきたのがタヒチ。
求めたものは汚れのない原始。

そして、タヒチの女性をモチーフとする
数多くの絵を生んだのです。
強烈な色彩と大胆な構図。
ゴーギャンのタヒチ。

そんな作品のなかで、異彩を放っているのが、
この「マナオ・トゥパパウ」です。

大きく見開かれた少女の目。
凍り付いた視線。
背後にうずくまる不気味な影は?

ゴーギャンが南海の楽園で見つけた原始とは、いったい何だったのか。

南緯17度、西経149度。
1年間の平均気温は25度前後。
タヒチは今でもよく、南海の楽園と呼ばれています。

パペーテはタヒチを訪れた人が必ず立ち寄るフランス領ポリネシア唯一の都会。

ゴーギャンが植民地のタヒチを訪れたのは1891年、43才のとき。
フランスの港を出てから実に2ヶ月の船旅でした。
当時、パペーテの人口はおよそ3000人。
その一割にも満たないフランス人が、タヒチの政治、経済を仕切っていました。
その頂点に君臨するのが、フランス本国から任命された総督です。
当時はカリブ海出身のラカスカードという男。

総督

「タヒチについたゴーギャンが私に会いに来た。
私は快く彼を迎えた。

ようこそゴーギャン君、総督のラカスカードだ。座りたまえ。
このパペーテには教会から病院、カフェーまで揃っておる。
私の自慢の町だ。
パリから来た君でも困ることはないよ。
そうそう、芸術特使の君にぜひ、肖像画を描いてもらいたいというものがおるそうだ。
まずはいい絵を描いてくれたまえ。

おや、何か不満でもあるのかね?」

ゴーギャンは、話の途中で席を立ってしまった。 いったい、何が気にくわないというのだ。

パペーテの街角で、ゴーギャンが見たもの。
それはパリと同じ喧騒、そして香水の匂い。
自分が求めた原始の楽園は、そこにはなかったのです。
失望、そしてこみ上げる怒りに似た感情。

そもそもの発端は2年前。
パリではエッフェル塔が完成。
万国博覧会が開かれました。 鉄が支配する新しい文明の幕開け。
しかし、ゴーギャンが惹かれたのは、同時に開設されていた植民地パビリオンでした。
東洋の神秘、ポリネシアの原始的な荒々しい文化。
パリの文明社会で暮らすゴーギャン。
彼の目に、それは地上の楽園に見えました。

そこでゴーギャンは考えました。
「なんとしてもタヒチへ行こう」と。
あらゆるコネを利用し、海をわたろうとします。
金がかからず、絵が自由に描ける地位・・・
それが芸術特使というフランス本国からもらった肩書き。


ゴーギャンがパリで思い描いた地上の楽園、タヒチ。

そこでは昔からの人々は原始の神々を崇め、ともに暮らしていました。
すべての物、すべての現象に神が宿る、そう考えられていたのです。
神話と伝説の国、ポリネシア・・・。
しかし、ゴーギャンが訪れた時はもはや過去の話。
文明によって古い信仰は捨てられ、神を祀る祭壇もすでに廃墟と化していたのです。

ポリネシア・ダンス。
体で表現する原始の言葉。
かろうじて人々の心に受け継がれてきたタヒチの神秘。

これは、豊かな実りを願い、神に祈るダンス。
戦いの前に踊り、神への誓いをたてるダンス。
分明に支配されたタヒチ、そこに残された原始の息吹。

総督
「きのう、ゴーギャンが挨拶にきたよ。 ひどく打ちのめされているようだったが、パペーテを出るというんだ。 ヨーロッパから遠ざかりたいとか、原始的で汚れのない原住民と一緒に暮らすんだとかいってた。 ほんとうに、パペーテを出て芸術活動ができると考えているのか? まあいい。じきに帰ってくるさ。」
http://www.geocities.jp/mooncalfss/manao/manao1.htm

<原始のイヴ>

パペーテを逃れ、ゴーギャンが落ち着いた先はマタイエア。
島の反対側、南へ40キロほど行った海辺の村。

そこで彼が見たものは・・・

素朴で原始的な暮らし。
骨太で力強い人々。
奔放に生きる女たち。

ヨーロッパ的美の基準には当てはまらないものたち。
しかし、ゴーギャンはそこに原始の美を発見したのです。
パペーテでは決して見られなかった、手つかずの美しさ。

イア・オラナ・マリア。

タヒチの聖母子像。

着ているものは民族衣装のパレオ。
がっしりしたタヒチの聖母マリア。
そして褐色のイエス・キリスト。

聖母子像の横に描かれたのは仏教徒のポーズをしたタヒチの女と、 青と黄色の翼を持った天使。

イア・オラナ・・・それはタヒチの出会いの挨拶。

副館長
「ゴーギャンの色使いはとても鮮やかで、ほとんど原色をつかった美しい色彩 で描かれています。
そして、タヒチの光をふんだんに取り入れました。
その光はポリネシアの人々に対する愛情と、尊敬の気持ちから描かれたんです。」

原始の楽園、マタイエア。

人々は神を畏れ、自然とともに生きる。
何もしなくていい、何も考えなくていい、ゴーギャン、至福のひと時。

マタイエアの人々にふれ、ゴーギャンが感じたのは、自分が求めつづけてきた原始のタヒチ。

創作意欲をかき立てられるゴーギャン、目指したのはシンプルな芸術。

細かい技法を捨て、自分が感じたことだけをおおらかに描く。

そのためには、原住民とだけ付き合い、原始の心で見ること。
それが真の芸術へたどり着く道、そう考えてきました。

しかし、その絵はほとんど売れません。


総督
「赤い水やら黄色い砂。ひどい色使いだ あれじゃ売れなくて当然だ。 しかし、この絵はどこか違うな・・・。」

原始の村マタイエアでも、文明から逃れることはできませんでした。
好みの食料品や絵の具があるのはパペーテだけ。
金・・・文明人のゴーギャンに必要なのは経済的な裏づけだったのです。
絵を買ってくれる人もいないタヒチ・・・
待っていたのは貧困。

そこで、ゴーギャンは総督のもとへ。
もっと小さな島の役人にしてもらおう。
そうすれば、金と新しい絵のモチーフ、両方が手に入ると考えたのです。

総督
「そんなわがままを話、通用するわけがない。

フン、金が欲しい? 島の役人に採用しろだと?
冗談じゃない、矛盾だらけじゃないか
ゴーギャンの求めているのは、原始の生活ではなかったのか!
なんて傲慢で、身勝手なやつだ!」

総督に冷たくされたゴーギャンは、自分の身勝手を棚に上げ、子供じみた反抗にでます。

やったことは、風刺画。
総督を猿に見立て、痛烈にからかったのです。

それは原始に翻弄される文明人の哀れでもありました。

貧困のため、絵を描く意欲も失せたゴーギャンは、気分転換をかねて、探検旅行に出かけます。

行く先は島の東側、文明から最も遠い土地。
やがてゴーギャンの行く先に現れたのは、山あいの小さな村でした。
その一軒で声をかけられます。

白人は神の使い、そう信じる村人は自分の娘を妻にと勧めるのです。
そして、運命の出会い。

「マナオ・トゥパパウ」に描かれた少女。

少女の名はテハアマナ。愛称テフラ、13歳。
タヒチでであった原始のイヴ。

テフラに一目で惚れたゴーギャン。


彼はその場でテフラと結婚し、一緒に暮らし始めます。
日の光を浴びて、黄金色に輝くテフラの肌。
ついに出会った原始のイヴ、テフラとの生活がゴーギャンの見方を変えました。

文明に毒されたタヒチは今、探し求めた原始の楽園に生まれ変わったのです。

ゴーギャンによって残された原始のイヴの肖像・・・

ゴーギャンの夢、

画家が愛してやまなかった少女・・・。


総督
「原始のイヴだって?なにを大げさな。
ただの島の娘じゃないか。
それにしても、あの絵の娘は何かに怯えているのかね?
しかも、後ろにうずくまっているあの不気味なものは何だ。
アッ、これは!」

青い海と珊瑚礁。
そして険しくそびえる山々。
さまざまな顔をもつタヒチ。

一歩奥へ入ると、そこはすでに伝説と神話の世界です。

http://www.geocities.jp/mooncalfss/manao/manao2.htm

<タブー>
タヒチにはタブーがある。
死者を葬った場所は避けるように。
うつろな木の陰に横たわらないように。
もしタブーを破ることがあれば、やつが現れるだろう。

やつは寝ているものに飛びついて、首を絞め、時には髪を引き抜き、死に至らしめることがある。その名を決して口にしてはならない。

いまもタヒチに伝わるという、タブーの正体とは何か。


女1
「そうだねえ、この土地のタブーといったら幽霊のことだよ。」

女2
「子供のころに見たことがあるわ。
しろ〜くて、お化けみたいな姿をしているのよ。
本当に恐かったわ。」


「トゥパパウって幽霊さ、こんな感じのやつ・・・
ひとに取り付くと目が大きくなって、下がこんなに長くなるんだ。」

マナオとは「思う」「考える」という意味のタヒチ語。
マナオ・トゥパパウというタイトルには、トゥパパウ、つまり死霊が見ている、という意味がこめられていたのです。


総督
「トゥパパウについては、私も調査員を派遣した。
報告によると、トゥパパウの都は森の闇に包まれた山奥の奥にあるそうなんだ。
そこでトゥパパウは数を増やし、死んだ人間の魂を食らうという。

フン、もうすぐ20世紀だというのに、タヒチにはまだ下らん迷信が残っているのか。」


学芸員
「確かにトゥパパウの伝説は残っているようです。
トゥパパウとは死んだ人の霊のことで、夜の闇をさまよい歩くと考えられていました。
そのため、タヒチの人たちは闇を怖がって、寝ているときも明かりを絶やしません。
もし部屋の明かりを消してしまうと、トゥパパウが家の中に入ってきて、
寝ている間に悪さをすると信じられていたからです。」


ある日、ゴーギャンは帰り道を急いでいました。
切れかかった灯油を町へ買出しに行った帰りです。
夜中の1時、あたりは完全な闇。

夜空の月も雲に隠れていきます。

テフラの待つ小屋は闇に包まれていました。
いやな予感がしたゴーギャンは急いで部屋の中へ。
すると・・・そこは原始の闇。

思わずマッチをすったゴーギャン。
そして彼の目に映ったものは・・・
ベッドに横たわり凍り付いたようなテフラ。
うつろに見開かれたテフラの目。

タヒチの人にとって、闇はトゥパパウのすみか。
テフラには夜の闇は恐怖そのものでした。
そして、恐怖に射抜かれたように身を固くするテフラの背後に、ゴーギャンははっきり見たのです。

『私が見るものは、ただ恐怖だけでした。
それは絶え間ない恐怖である。
私のトゥパパウを発見して、私は完全に心ひかれ、 それを絵のモチーフにした』

ゴーギャンはテフラを通して、はじめて本当の原始を理解したのです。

テフラ、原始に住むイヴ。

タヒチにきて三度目の夏・・・。


総督
「ああ。おめでとう、ゴーギャン君。
君にも私にもいい知らせだ。
本国から君を送り返すように言ってきたんだ。

ここを見たまえ、資産状態が配慮に値する困窮の画家を送還すること。フランスの船で。
ただし、一番安い船に、乗せるようにと書いてある。
ともあれ、これで我らが芸術特使さまの任務も完了というわけだ。
ごきげんよう、ゴーギャン君。」

1893年7月。
ゴーギャンは本国フランスへの帰路につきます。
テフラと出会った後も、ゴーギャンの生活は決して理想のものではありませんでした。
極度の貧困、そして重なる疲労。
逃れられない文明の影。
結局、彼は逃げ出すようにタヒチを後にするしかなかったのです。

パリに帰ったゴーギャンは、このマナオ・トゥパパウに他の絵の倍以上の値段をつけたといいます。

タヒチにきたらゆっくりと動くこと。
日々の暮らしは忘れ、リラックスしましょう。

でも、夜は明かりを絶やさないように。
もし暗くしたら、闇の中からあなたをみつめる死霊と出会うことになるかもしれませんから・・・

http://www.geocities.jp/mooncalfss/manao/manao4.htm


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   @゙!         |::              !::        ノ


Teha'amana (マナを与える者の意)


ゴーギャンがタヒチで見出したものは何であったのか?

『ノアノア』連作版画


タヒチからフランスへ帰郷したゴーギャンは、母国のタヒチへの理解の乏しさに、絶望します。そんな母国フランスへ、タヒチの生活のすばらしさを伝えるために制作したファンタジー小説、『ノアノア』の挿し絵に使用されていた作品のいくつかを、紹介したいと思います。

ナヴェ・ナヴェ・フェヌア(かぐわしき大地)

教科書などでも有名な作品、『かぐわしき大地』を左右反転させた作品です。版画になり、白黒はっきりさせたものになったことで、主人公であるエヴァの表情の濃淡が、よりくっきりとしていることが印象的です。。

また、エヴァをそそのかすトカゲが、顔よりも大きく、この版画の中心に描かれていることも、気になりますね。


テ・アトゥア(神々)
マオリ族(ニュージーランドのポリネシア系先住民)の古代神話より。


中央に鎮座するのは、主神タアアロア。右側には再生の力を持つ月の女神ヒナ。左側には、大地の男神であり死の象徴であるテファトゥとヒナの対話の場面が描かれています。

これらの神々は、ゴーギャンの作品の中ではたくさん登場する、重要な役割を果たしているものです。

再生の神と、死の神が、ふたり同時に何を話しているのか、(しかも、僕が見る限りふたりは、とても官能的に話をしているように感じます。。)気になるところですね。。

マナオ・トゥパパウ(死霊が見ている)

テ・ポ(夜)


このふたつの作品のは、「死霊に怯える女性」という同一の主題を描き出しています。


『マナオ・トゥパパウ』の女性の姿勢は、ペルーのミイラの体勢を源泉に持っています。つまり、人間の死んだ後の存在であるミイラと、同じ体勢を取っている、ということです。

しかし、死の象徴とも思えるこの作品は、見ようによっては胎児のようにも見えます。

相反するふたつのもの、つまり、生と死を一体化したふたつの境界線が揺らぐ、タヒチの夜の神秘を描き出しているようです。ふたつの相反するものを、ひとつのものの中に融合させる、ということは、人類の大きなテーマであると感じました。

また、『テ・ポ』の方は、ゴーギャンがタヒチでできた愛人、テハアマナが、夜、明かりの消えた部屋で、死霊に怯えている姿を描いた作品です。

タヒチの人々にとって夜は、霊魂が活動する、死と隣り合わせの世界にほかなりませんでした。真ん中に横たわる女性の後ろには、様々な死霊たちがこちらに目を向けています。。

このことから考えると、ゴーギャンの描く夕方の世界は、現代の我々が考えるような、単なる美しい夕焼けではなく、これから迎える夜=死霊の世界を思わせるような、ある種、最も境界線の薄れた世界を題材にしている作品であることが分かります。。

http://nuartmasuken.jugem.jp/?eid=83


『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』後、自殺未遂を経てゴーギャンが描いた作品のうち、気になった作品をいくつか。。

テ・ハペ・ナヴェ・ナヴェ(おいしい水)
1898年 油彩・キャンパス ワシントン、ナショナル・ギャラリー
http://www.abcgallery.com/G/gauguin/gauguin128.html


『我々は〜』の関連作品です。
 

時刻は夕方、死霊が闊歩する夜が、すぐそばまで迫ってきています。

手前の4人の女性の表情は、逆光ではっきりとわかりません。微笑を浮かべているようにも感じるし、背後から迫りくる夜に、怯えているようにも感じます。。

川を挟んだ奥には、子供と手をつないだ(? 暗いので、はっきりそうとは言い切れませんが・・・)頭巾を被り、服を着た女性と、再生の女神ヒナが描かれています。その足もとには、ゴーギャンノ化身である黒い犬らしき影が、闇に紛れるようにひっそりといます。

川を境に、生と死が対照的に描かれているようです。一度死を決意し、なお生き長らえた画家の心境は、どういったものだったのでしょうか・・・?

ゴーギャンの作品にはめずらしく、奥行きがあり、見ているとからだが、絵画の中に引きずり込まれそうになる作品です。
http://nuartmasuken.jugem.jp/?eid=89


我々はどこから来たのか,我々は何者か,我々はどこへ行くのか
(D'ou venons-nous? Que Sommes-nous? Ou allons-nous?)
1897年 | 139×374.5cm | 油彩・麻 | ボストン美術館
http://www.salvastyle.com/menu_impressionism/gauguin_nous.html

複製画
http://www.meiga-koubou.com/item/%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%82%AE%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%80%8E%E6%88%91%E3%80%85%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%93%E3%81%8B%E3%82%89%E6%9D%A5%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B%E6%88%91%E3%80%85%E3%81%AF%E4%BD%95%E8%80%85/


「我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか」との哲学的思惟を迫る、しかも139×375cmという壁画のような大作を目の前にしますと、しばらくめまいのような感覚に襲われます。全裸と腰布だけの女たちが、地面の上に坐って、こちらを見ています。
画面右側には、岩の上に赤ん坊が寝ており、逆の左端には、煤のように黒ずんだ老婆が、やはりこちらを凝視しています。画面中央では男が果物をもいでおり、その足下で、少女が果物を食べています。人びとの近くには、犬と猫と山羊と鳥とが、人間たちと同様に、無表情に地面に伏せています。画面後方には、まず両手を広げた女神像があり、そして体全体を覆うような長衣を着た女たちが、右側に向かって歩いています。背景では、幻想的な樹木が、奇怪な枝を広げています。

 この絵から、アダムとイヴの禁断の実と楽園追放の旧約聖書の物語を連想することは、さほど難しいことではありません。しかし、あの禁断の果実を採ったのは、イヴではなかったか。ゴーギャンのイヴは、どうみても女ではない。マリオ・バルガス・リョサは、『楽園の道』で、果物を採る人物の腰布のふくらみを「立派な睾丸と固くなったペニス」のようだとすら表現しています。楽園追放を暗示する赤い長衣を着たふたりは、アダムとイヴのように男・女ではなく女・女であり、またキリスト教絵画にある悲嘆にくれるふたりではなく、何やら真剣に語り合っています。キリスト教の世界から題材を借りながらも、内容は別の世界を表現しています。

 左端の老婆は、観者を凝視しながら、何を訴えているのでしょうか。ゴーギャンは、フランスの博物館で見たペルーのミイラから、この人物像を創作したということです。ペルーは、ゴーギャンが幼少期を過ごしたところ。死にいく老婆は最早、生きることをあきらめ、大地に返っていくことを、我々に告げているのかもしれません。

 美術館滞在中の大半を、この大作の前にたたずんで過ごしたのですが、時間が経つにつれてこの死にいく老婆の視線が、気になって仕方がありませんでした。「我々はどこへ行くのか?」。老婆の沈黙は、この答えのない問い掛けなのかもしれません。
http://minoma.moe-nifty.com/hope/2009/07/post.html


“我々はどこから来たのか,我々は何者か,我々はどこへ行くのか” はイエスが語った言葉


ヨハネ傳福音書 第8章


8:1イエス、オリブ山にゆき給ふ。

8:2夜明ごろ、また宮に入りしに、民みな御許に來りたれば、坐して教へ給ふ。

8:3ここに學者・パリサイ人ら、姦淫のとき捕へられたる女を連れきたり、眞中に立ててイエスに言ふ、

8:4『師よ、この女は姦淫のをり、そのまま捕へられたるなり。

8:5モーセは律法に、斯かる者を石にて撃つべき事を我らに命じたるが、汝は如何に言ふか』

8:6かく云へるは、イエスを試みて、訴ふる種を得んとてなり。イエス身を屈め、指にて地に物書き給ふ。

8:7かれら問ひて止まざれば、イエス身を起して『なんぢらの中、罪なき者まづ石を擲て』と言ひ、

8:8また身を屈めて地に物書きたまふ。

8:9彼等これを聞きて良心に責められ、老人をはじめ若き者まで一人一人いでゆき、唯イエスと中に立てる女とのみ遺れり。

8:10イエス身を起して、女のほかに誰も居らぬを見て言ひ給ふ『をんなよ、汝を訴へたる者どもは何處にをるぞ、汝を罪する者なきか』

8:11女いふ『主よ、誰もなし』イエス言ひ給ふ『われも汝を罪せじ、往け、この後ふたたび罪を犯すな』]

8:12かくてイエスまた人々に語りて言ひ給ふ『われは世の光なり、我に從ふ者は暗き中を歩まず、生命の光を得べし』

8:13パリサイ人ら言ふ『なんぢは己につきて證す、なんぢの證は眞ならず』

8:14イエス答へて言ひ給ふ『われ自ら己につきて證すとも、我が證は眞なり、


我は何處より來り何處に往くを知る故なり。

汝らは我が何處より來り、何處に往くを知らず、


8:15なんぢらは肉によりて審く、我は誰をも審かず。
http://bible.salterrae.net/taisho/xml/john.xml

ゴーギャンが取り上げた “我は何處より來り何處に往くを知る故なり。汝らは我が何處より來り、何處に往くを知らず”というのは罪の女の話の総括としてイエスが語った言葉なのです。即ち、

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教等の砂漠の遊牧・牧畜民の文化では女性や恋愛・性行動を敵視し、

女児がオナニーした → オナニーできない様に女児の陰核を切除する

少女が強姦された → 男を無意識に誘惑しない様に少女を石打の刑にする

妻が夫に売春を強制された → 夫に同じ過ちを繰り返させない様に妻を石打の刑にする

女性が恋愛・不倫した → 男を惑わせない様に女性を石打の刑や火炙りにする


によって対処する伝統だったのです。 イエスが否定しようとしたのはこういうユダヤ教の伝統だったのですが、キリスト教ではイエスの教えを完全に無視し、ユダヤ教の悪しき伝統をそっくりそのまま教義として残したのですね。

まあ、パレスチナの様な砂漠地帯では人口が増えると みんな食べていけなくなるので仕方無いのですが。

_____________

ゴーギャンは11歳から16歳までオルレアン郊外のラ・シャペル=サン=メスマン神学校の学生で、この学校にはオルレアン主教フェリックス・デュパンルーを教師とするカソリックの典礼の授業もあった。

デュパンルーは神学校の生徒たちの心にキリスト教の教理問答を植え付け、その後の人生に正しいキリスト教義の霊的な影響を与えようと試みた。

この教理における3つの基本的な問答は


「人間はどこから来たのか (Where does humanity come from?)、

「どこへ行こうとするのか (Where is it going to?)」、

「人間はどうやって進歩していくのか (How does humanity proceed?)」であった。


ゴーギャンは後半生にキリスト教権に対して猛反発するようになるが、デュパンルーが教え込んだこれらのキリスト教教理問答はゴーギャンから離れることはなかった。

http://www.asahi-net.or.jp/~VB7Y-TD/L1/210819.htm

ダニエル・ド・モンフレエ宛て(1898年2月,タヒチ)

「…あなたに言っておかなければならないが,私は12月に死ぬつもりだった。それで,死ぬ前に,常に頭にあった大作を描こうと思った。1か月の間ずっと昼夜通して途方もない情熱で描き続けた。…これは,高さ1.7メートル,横4.5メートルの絵だ。…

右下に,眠っている赤ん坊と,うずくまる3人の女性。紫色の服を着た2人の人間がお互いの考えを打ち明けている。

わざと大きくして遠近法を無視して描いた人物は,うずくまり,腕を上にあげ,自分たちの運命を考えている2人を眺めて驚いている。

中央の人物は,果物を摘んでいる。一人の子どもの傍には,2匹の猫がいる。そして白い牡ヤギ。

偶像は,神秘的に律動的に両腕をあげ,彼岸を指し示すかのようだ。うずくまった人物は,偶像に耳を傾けているように見える。
最後に,死に近い老婆は,自らの運命を甘受しあきらめているかのようだ。…その足元に,足でとかげをつかむ1羽の白い未知の鳥がいるが,空疎な言葉の無用さを物語っている。…」

http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/ss/sansharonshu/444pdf/02-06.pdf

ゴーギャン自身が友人モンフレエ宛ての手紙43)の中で記しているように,面右端と左端には人間の生と死を表すかのように赤ん坊と老婆が描かれている。画面中央には,果実をもぎ取ろうとする青年の姿があり,傍らには地面に座り込んで果実を食べる子供がいる。その他タヒチ女性が配置され,ヤギや犬,鳥といった動物,そして古代の神とされる偶像が描かれている。ゴーギャン当人は,大作であり日頃から温めてきた題材としながらも,作品の意図や描かれた個々の対象の意味について十分な説明をしていない。

先行研究では,まず作品タイトル《我々は…》の出典元の確認が試みられている。

ルークメーカーは,ゴーギャンのブルターニュ時代の肖像画に見出されるトマス・カーライル著の『衣装哲学』に,
O Whence─ OhHeaven, Whither?(仏語訳ではMaisd’oùvenouns nous? O Dieu,oùallonsnous?)という題名と対応する一文が見られると指摘している。また,フィールドもカトリックの秘儀を研究した書物に,作品タイトルと一致する文面があるとしている。作品内におけるモティーフと典拠元の関係においては,タヒチ時代の自身の作品からの転用だけでなく,ブルターニュ時代の作品にその始まりを見出せるものがある。

左の右手をついて横座りする女性のポーズは,1889年の《海藻を集める者たち》の女性のポーズを反転させたものである。また,左端の顔を手で押さえてうずくまる老婆の姿も,ブルターニュ時代からゴーギャンが作品に使用していたポーズであり,ペルーのミイラ像にその根拠を見出せる。タヒチ時代の作品から引用された女性像においても,ジャワ島のボロブドゥール寺院のレリーフやエジプトの壁画にその原型がある。

以上から考えられることは,タイトルから想起されるキリスト教的視点と,実際のモティーフから現れる西洋,非西洋を越えた広い視点との間に距離が生じるということである。ここで作品を改めて考察すると,《我々は…》には,我々が希求し模索しながらも到達し得ない人間存在が描かれていると言えないだろうか。ブルターニュ,タヒチ,あるいはジャワ島やエジプトといった特定の場所や人々ではなく,人間そのものへの強い憧憬がここには存在する。それぞれのモティーフは,断片的表象にも関わらず作品全体において調和をなしている。そして,そうしたモティーフの背景に存在するキリスト教やタヒチにおける信仰などの民俗信仰は,人間の祈りというレベルにおいて等価のものとみなされる。

作品タイトル《我々はどこから来たのか?我々は何者か?我々はどこへ行くのか?》は,人間にとっての至上命題である。つ
まりこの絵画には,ゴーギャンがブルターニュにおいて感じたnostalgia故の人間存在そのものへの希求が見られるのである。
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/ss/sansharonshu/444pdf/02-06.pdf


後期印象派の代表する巨匠にして総合主義の創始者ポール・ゴーギャンの画業における集大成的な傑作『我々はどこから来たのか、我々は何か、我々はどこへ行くのか』。

1895年9月から1903年5月まで滞在した、所謂、第2次タヒチ滞在期に制作された作品の中で最高傑作のひとつとして広く認められる本作に描かれるのは、ゴーギャンが人類最後の楽園と信じていたタヒチに住む現地民の生活やその姿で、本作にはゴーギャンがそれまでの画業で培ってきた絵画表現はもとより、画家自身が抱いていた人生観や死生観、独自の世界観などが顕著に示されている。完成後、1898年7月にパリへと送られ、金銭的な成功(高値で売却)には至らなかったものの、当時の象徴主義者や批評家らから高い評価を受けた本作の解釈については諸説唱えられているが、

画面右部分には大地に生まれ出でた赤子が、中央には果実を取る若い人物(旧約聖書に記される最初の女性エヴァが禁断の果実を取る姿を模したとも考えられている)が、そして左部分には老いた老婆が描かれていることから、一般的には(人間の生から死)の経過を表現したとする説が採用されている。

また老婆の先に描かれる白い鳥の解釈についても、言葉では理解されない(又は言葉を超えた、言葉の虚しさ)を意味する(神秘の象徴)とする説など批評家や研究者たちから様々な説が唱えられている。

画面左部分に配される神像。この神像は祭壇マラエに祭られる創造神タアロア(タヒチ神話における至高存在)と解釈され、自分自身の姿に似せて人間を造ったが、その影はクジラあるいはホオジロザメであると云われている。また月の女神ヒナと解釈する説も唱えられている。

さらに本作を手がける直前に最愛の娘アリーヌの死の知らせを受けたこともあり、完成後、ゴーギャンはヒ素(砒素)を服飲し自殺を図ったことが知られ、それ故、本作は画家の遺書とも解釈されている。本作に示される、強烈な原色的色彩と単純化・平面化した人体表現、光と闇が交錯する独特の世界観はゴーギャンの絵画世界そのものであり、その哲学的な様相と共に、画家の抱く思想や心理的精神性を観る者へ強く訴え、問いかけるようである。
http://www.salvastyle.com/menu_impressionism/gauguin_nous.html


「熱帯のイブ」として何枚もの作品に登場する女性のポーズは、ジャワ島のボロブドール遺跡のレリーフをモデルにしたもので、タヒチとは無関係である。ちなみにイブを誘惑する蛇は、ゴーギャンの絵ではトカゲとして表現されている。

死を待つ女性が頭を両手で抱え込むポーズは、ペルーのミイラから思いついたもので、これもタヒチとは無縁である。

《我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか》の中心にある偶像は仏像ではなく、タヒチの土着の神様、再生を司どる月の女神である。
一番驚いたのは、絵の中に描かれる犬は、たいていの場合ゴーギャンを表すということである。
http://nodahiroo.air-nifty.com/sizukanahi/2009/07/post-8a2a.html


この絵でゴーギャンは人の一生を一画面に表現しようとしています。「生まれて、生きて、死ぬ」生き物なら当たり前なことを描いているのです。 そしてこの絵には海が上の方に少し描かれています。

右上には朝の海が描かれ、地球の誕生を意味し、左の海には夜の海が描かれ、地球の終わりを意味しているのでしょうか。

この絵に描かれている人物はほとんどが女性です。犬や猫、鳥なども描かれています。それぞれに意味づけをしていますがどうなんでしょうか?

右の子どもは誕生でしょうし、中央のリンゴを取ろうとしている女性はイブ(エバ)を意味し快楽と苦痛を表現し、左の頭を抱えている女性は死を意味しています。

画面全体は暗いのですが、右側の女性には光が当たっていて、左側は暗い。

背景は右も左も暗く描かれ、ゴーギャンにとっては「この世は真っ暗闇だ」まではいかず、「暗闇」だくらいなのでしょうか。

http://blogs.yahoo.co.jp/haru21012000/60035012.html

19世紀以降、ポリネシア人はキリスト教に改宗していますが、ブルターニュ地方のキリスト教の場合と全く同じで、外観はキリスト教の衣装を纏っていても、その中身は古来のアニミズムそのものだったのですね。

ゴーギャンが描くアダムとイブやマリアも聖書から題材を選んでいますが、その意味する事はキリスト教の教えとは全く異なる物なのです。

“我々はどこから来たのか,我々は何者か,我々はどこへ行くのか”で知恵の木の実を採るのは男ですし、

エデンの園からの追放というのは失楽園ではなく、牢獄からの解放という意味を持つのです。:


シュメール神話によれば、神様もまた、粘土をこねて人間を創った。

「なぜ、神様は人間を創造したの?」

というのが、キリスト教徒やイスラム教徒の親が、子供に質問されて返答に窮する素朴な疑問。

それに対して、世界最古の宗教・シュメール神話は、明快な回答を与えている。

「神々が働かなくてもよいように、労働者として人間は創造された」

と、シュメール神話の粘土板には明記されているのだ。

いわく、つらい農作業や、治水事業に従事していた神々からは、不平不満が絶えなかった。

「こんなに俺たちを働かせやがって、どういうつもりだ、コンチクショー」

と怒っていた。

原初の母なる女神・ナンムは、この事態を深く憂慮していたが、「神々の中でも、頭ひとつ抜けた知恵者」と評判のエンキ神は、そうともしらずに眠りこけていた。
あるとき、ナンム女神は、エンキ神をたたき起こして言った。

「息子よ、起きなさい。あなたの知恵を使って、神々がつらい仕事から解放されるように、身代わりをつくりなさい」。
             
母の言葉にあわてたエンキ神は、粘土をこねて人間を創った。
おかげで、神々に代わって人間が働くようになり、神々はめでたく労働から解放された。シュメール神話の最高神である天空の神アン(エンキの父)や、大気の神エンリル(エンキの兄)も、これには大喜び。神々は祝宴を開き、したたかにビールを痛飲して人類創造を祝った(シュメールは、ビールの発祥地でもある)。

このとき、ビールを飲んで酔っぱらった人類の始祖エンキは、地母神・ニンフルサグ(エンリルやエンキの異母妹)とともに、人間づくりの競争をした。


「広げた手を曲げることができない人間」や、

「排尿をガマンできない人間」、

「性器を持たない人間」、

「よろよろして立ち上がることができない人間」


など、いろんな人間が創られたという
(人権擁護団体が聞いたら、激怒しそうなエピソードですな・・・)。
http://blog.goo.ne.jp/konsaruseijin/e/20278c1470953be34e1163edce926967

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/766.html#c21

[リバイバル3] フランス人はバゲット(フランスパン)が一番好き 中川隆
22. 中川隆[-6334] koaQ7Jey 2017年10月11日 13:25:05 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

我々はどこから来たのか, 我々は何者か, 我々はどこへ行くのか

エデンの園からの追放というのは失楽園ではなく、牢獄からの解放という意味を持つ


神が存在するなら、人間は奴隷だ。人間は自由でありえるし、またそうでなければならない。結論として、神は存在していない。 - ミハイル・バクーニン

"Wenn Gott existiert, ist der Mensch ein Sklave; der Mensch kann und soll aber frei sein: folglich existiert Gott nicht." - Michail Bakunin


神がもし存在するなら、神を廃止しなければならない。- ミハイル・バクーニン

"If God would have existed, it would be necessary to abolish Him" --Mikhail Bakunin (On God and the State)
https://ja.wikiquote.org/wiki/%E7%A5%9E


世界の名著42 プルードン/バクーニン/クロポトキン
バクーニン「神と国家」(勝田吉太郎訳)
https://www.amazon.co.jp/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E5%90%8D%E8%91%97-53-%E3%83%97%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%B3-%E4%B8%AD%E5%85%AC%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9/dp/4124006632/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1499303321&sr=1-1

でバクーニンが展開している聖書解釈というものは非常にユニークなものであって、

アダムとイブはサタンのお陰で神の専制支配から逃れることが出来た。

神は『知恵の木の実を食うべからず』と命じただけなのであるが、自由とは分割不可能なものなのであるゆえ、これは恐るべき専制政治の始まりに他ならない。もしもアダムとイブの両人がこの神の命令に従うのみであったならば、人類は最も屈辱的な奴隷状態に陥っていたことであろう。

しかしサタンの知恵によって勇気を振り絞ったアダムの行動によって、われわれは自由を得たのである。――バクーニンはこのように述べている。

彼は神の存在を認めているが、それでもサタンの知恵にくみしているが故に、無神論なのである。神を信じるものは、霊魂の不死を信じるが故に、反社会的であって、他者の存在を認める必要もなければしなければ、愛情を注ぐ必要もない。それ自身で完成された存在に、他者という不純な要素はいらないであろう。そうであるから、少なくとも、霊魂が不死ではないことは確かだという。

バクーニンは、無神論ではあるが、マルクスやエンゲルスとは異なって、自身では「霊魂の存在も自由意志も信じない唯物論者ないし現実主義者」などと語ってはいるが、実際にはプルードンのような観念論の立場であったといえる。彼は「神学は不条理」というが、逆にバクーニンの解説によって、サタンがなぜ天使でなければならなかったのかということがおぼろげながらに理解できて、この1872年の春に5日ばかりの間の暇の間に走り書きされたという手紙のような草稿を見ながら、古来数千年の昔に神学の体系を作り上げたヘブライの神官に賛歌を贈ることが出来た。

まあ、バクーニンのこの書物に関して言えば、興味を引かれるのは聖書解釈のほうで、残りの部分についてはあまり共感は持たなかった。ソクラテスとかプラトン、それともピタゴラスと言った人であれば、人間には宇宙との共鳴による「光の道」のような生き方が最高なのだと説くであろうが、そういった野のはこの種の本には載っていないのが残念だ。それはバクーニン自身も言っている。

「無知な大衆だけでなく、特権的な上流階級においても同様に、圧倒的な数の人間は、彼らの回りのすべての人が望み、考えることしか、望み、考えようとはしないのだ」。

「諸個人のこうした盲従、旧套墨守、いつ果てるとも知れない陳腐さ、反逆的な意思力の欠如、自発的な思考の欠如、これら一切合財が、人類史の発展に見られる嘆かわしい緩慢さを生み出す主要な原因なのだ」。

――と、そういうことであるから、宇宙との共鳴により、人は個人であるときにこそ他者と一体になれるなどとこのような場で説いても、誰にも通用しなかったのであろう。それとも時代のサイクルの問題で、この19世紀後半という時期は、宇宙との共鳴を感じ取ることの出来る人間が極端に少なかったのであろうか。

上のバクーニンの言葉は、ずっと昔、禅宗か何かの坊さんが引用していたものを読んで以来、ずっと頭に引っかかっていたが、原点はこんなところにあった。孤独を求める宗教人の必然的な隠遁生活というのは、バクーニンがいうような単純な動機から起こるものではないとか何とか、そういう内容であったように思う。

魂が不死なものである故に、宗教人は必然的に社会とは遠ざかるというバクーニンの論拠は、もちろん誤りである。しかし、現代では自発的な人間というのは、バクーニンの時代に比べてはるかに少ないであろう等ともいっていたように記憶している。

こういった大衆の無気力な態度を批判する人物は、何もヒトラーに限ったことではなく、古今ずいぶん多くの学者に指摘され続けてきた。しかし、バクーニンも、こんなにはっきりいうから落選したのではないかとも考えられる。しかし、これについては、獄中で

「そんなに大衆をあしざまに語っても選挙に悪影響は出ないのですか?」

と聞いた筆記者に、

「いや、あいつらは能無しだから問題はない」

とヒトラーが語ったもので、事実問題はなかった。

残念ながら、大衆は自由であるよりも支配されることを望んでいるようだ。

その方が決定的に楽だからのようである。
勘違いでもなんでもなく、本当に楽なのであるから、そちらを選ぶ。
将来どうなるかなどということは、たいてい考慮しない。

それで朝三暮四といったことが人間にもおこるということが観察される。

なるほど、一日のことであれば、人はサルを軽蔑することが出来るが、一年後のことになると、サルと同じだというのである。

利息ということを考えると、先にたくさんもらったほうが、確かに得ではあるが、社会全体の活力が落ちるほうを選ぶというのは、懸命だとはいえない行為だ。


バクーニンは、プルーストとは異なり、大変な行動派であったが、いつも行動はドン・キホーテ型であって、たいていは失敗に終わったらしい。

第一インターナショナルでも、19世紀の労働運動における一方の代表的指導者として、散々マルクスと対抗したが、ついに敗退した。民主主義的暴政について散々に説き、「いかなる独裁も、自己の永続化以外になんらの目的も持ちえない」といったが、ついに無駄であった。

アナーキストというものは、元来が個人主義で自由を重んじる人間であるからして、グループを作ったところで、結束力というものは、マルクス側にかなうはずもない。

どういう考えを持とうと自由であると主張するものにとって、他人の考えを否定することは非常に難しく、せいぜい批判段階で終わってしまったものと思う。
http://s.webry.info/sp/30932531.at.webry.info/201012/article_7.html

 バクーニンは、こう述べています。
そこへ登場したのはサタン、あの永遠の反逆者であり、最初の自由思想家であり、世界の解放者である、あのサタンである。

彼は、人間に対して、その無知であること、獣のように従順であることの恥ずかしさを教えた。

彼は、人間に従順を捨てさせ、知恵の木の実を取って食べさせた。

そうすることによって、サタンは人間を解放し、その額に自由と人間性という刻印を押したのである。


___


上条さんは、今日も静かに本を読んでいた。僕は、本を読んでいる彼女に話しかけた。

智樹「上条さん。こんにちは。」

一葉「・・・・・・こんにちは。」

 彼女は本から目を離し、僕を見た。

智樹「上条さん。この前、サクヤ姫とイワナガ姫の話をしたじゃないですか。そのことについて、社会思想を専門としている教授と話をしてみたんですよ。」

とも樹「教授・・・。誰でしょうか?」

一葉「知ってるでしょうか? 三宮教授って人なんですけど・・・。」

智樹「三宮教授・・・。それで、どのような話をされたのですか?」

 彼女が三宮教授を知っているかは分からなかったが、僕が教授と話した内容には興味を示してもらえたみたいだ。僕は、彼女の隣に座る。

智樹「サクヤ姫とイワナガ姫の話は、バナナ型神話と呼ばれているのはご存じですか?」

一葉「はい。知っています。」

 そう言って、彼女はにっこりと笑った。なんだ、知っていたのか。ちぇっ。

智樹「それで、バナナ型神話つながりで、『旧約聖書』の話とかもしたんですよ。」

一葉「エデンの園の話でしょうか?」

 僕は、かなり驚いた。

智樹「すごいですね。正解です。」

一葉「正解ですか。生命の樹と知恵の樹の話ですよね?」

智樹「・・・そうです。」

 僕は彼女の知性を侮っているつまりはなかったのだけれど、改めて感心した。彼女の知識の範囲は、かなり幅広いのかもしれない。
 ここは、彼女に三宮教授の意見を紹介してみることにしよう。

智樹「三宮教授と話して、面白いことを教えてもらったんですよ。」

一葉「アダムとイブの話ですか?」

智樹「そうです。アダムとイブは、ヘビにそそのかされて禁断の果実に手をつけるじゃないですか? でも、実はヘビは、嘘を吐いているわけではないんですよ。」

 彼女は、僕の目を見つめて黙ってしまった。僕は、彼女の反応をうかがった。しばらく反応がないので、続きを話すことにした。

智樹「えっと、神様は、知恵の樹の果実について、食べると死んでしまうとアダムとイブに言っているわけです。それに対してヘビは、食べても死なないこと、それに、食べると神のように善悪を知るようになることをイブに語るんです。それでイブは、その果実がおいしそうに思えてきて、アダムと一緒に食べてしまうんです。」

 彼女は静かに僕を見た。

一葉「つまり、嘘を吐いているのは神様で、ヘビは真実を述べているだけだと。」

 彼女は、この話の本質をずばりと言い当てた。

智樹「・・・そうです。なかなかに、面白いでしょう。」

一葉「はい。そうですね。」

 彼女は、うなずいた。

智樹「ヘビは、何を考えていたんでしょうね?」

 この質問を、僕は彼女にたずねてみたかったのだ。

一葉「ヘビは、実はサタンだったという解釈がありますね。」

智樹「サタン・・・。悪魔の王様でしたっけ?」

一葉「そうです。キリスト教では、神の敵対者です。」

 そう言うと、彼女は分厚い革製の手帳を取り出した。以前も、彼女は手帳に書かれている言葉を使って話していた。色々とメモっているんだっけか。彼女は、手帳をパラパラとめくって言った。

一葉「佳山くんは、アナーキストのバクーニンを知っていますか?」

智樹「・・・知りません…。アナーキスト…。上条さんは…。」

 僕が質問するより速く、彼女は答えた。

一葉「私自身は、アナーキズムはあまり好きではありません。」

 そう言って、にっこりと笑った。僕は、少しゾクっとした。彼女の笑顔の裏に、何かしらの強い意志が感じられた。

智樹「では、なぜ突然、バクーニン?」

 何か、変な返しになってしまった。

一葉「バクーニンの思想はあまり好きではないのですが、『神と国家』という著作に面白い意見があるのですよ。」

智樹「どのような意見でしょうか?」

 彼女は、手帳に眼を落とした。

一葉「バクーニンは、こう述べています。〈そこへ登場したのはサタン、あの永遠の反逆者であり、最初の自由思想家であり、世界の解放者である、あのサタンである。彼は、人間に対して、その無知であること、獣のように従順であることの恥ずかしさを教えた。彼は、人間に従順を捨てさせ、知恵の木の実を取って食べさせた。そうすることによって、サタンは人間を解放し、その額に自由と人間性という刻印を押したのである〉と。」

 僕は、彼女が何を言いたいのか分かった気がした。

智樹「なるほど。つまり、神様の言いつけを守っている間は、人間は神様の奴隷だったと。その奴隷の地位から人間を解放したのが、ヘビ。つまり、サタンだった、と。」

一葉「たいへん良くできました。」

 彼女は薄く微笑んだ。僕は嬉しくなる。

智樹「上条さんは、ヘビの役割をそう解釈しているのですね?」

一葉「物語を聴く者の思考によって、物語は異なった姿を見せます。神の加護を失ったと見るか、神の呪縛から解き放たれたと見るか。どちらも魅力的な考え方ですが、私は後者の方に、より共感を覚えます。」

 そう言う彼女は、僕には不思議な魅力をもって映る。
 話が一段落したと思って別れを告げようとしたとき、彼女の方から話題を振ってくれた。

一葉「ところで、生命の樹と知恵の樹の話をバナナ型神話と見なすのは、私には違和感があるのです。」

智樹「どういうことですか?」

一葉「聞きたいですか?」

智樹「是非。」

 彼女は薄く微笑んで、嬉しそうに語り出した。

一葉「アダムとイブの話をバナナ型神話として見たとき、生命の樹による永遠の命と、知恵の樹による善悪の知識の選択が問題となります。人間が、生命の樹の果実ではなく、知恵の樹の果実を選んだことにより、永遠の命を失い、その代わりに善悪の知識を得た・・・。」

智樹「そういう話ではないんですか?」

一葉「私は、違うことを考えています。」

智樹「どういうことでしょうか?」

一葉「神は最初、知恵の樹の果実を取ることを禁止しており、生命の樹の果実の方は、明確に禁止していなかったのです。ですから、生命の樹と知恵の樹の二者択一ではなかった可能性があるのです。」
 
 僕は驚いた。僕は、彼女と話をするため、その部分を読んで来たんだ。彼女は、当然ながら、突然振られた話のはずだ。それなのに、僕よりも深く話すことができている。僕は、彼女と僕の間にある隔たりの大きさをあらためて思い知った。

 彼女は、彼女の説を続ける。

一葉「原文の通りに読むなら、神は最初、知恵の樹の果実を取ることを禁止しており、生命の樹の果実を取ることは禁止していませんでした。そして、神は、アダムとイブが知恵の樹の果実を食べ、善悪を知る者となった後に、生命の樹の果実を食べることを恐れたのです。」

 僕は、彼女の言うことがまだ分からない。彼女は、何かを意図している。それが、まだ分からない。でも、彼女は何か重要なことを言おうとしていることは分かった。

 彼女は、静かに語り続ける。

一葉「最初、生命の樹の果実を食べることは、禁止されていませんでした。ということは、アダムとイブは、実は、生命の樹の果実を食べていたのではないでしょうか? 神は、善悪を知る前のアダムとイブを必要としていたのです。そのために、アダムとイブは生命の樹の果実を食べ、神のために永遠に生きるようになっていたのです。」

 僕は、彼女が恐ろしく感じられた。彼女は、僕の恐怖を知ってか知らずか、僕を見つめたまま話を続ける。

一葉「神は、知恵を付ける前のアダムとイブを愛していたのです。知恵をつけない限りで、神はアダムとイブを愛していたのです。しかし、アダムとイブが知恵をつけてしまったら、神はアダムとイブを今まで通りに愛することはできなくなってしまう。神は、知恵をつけたアダムとイブが、生命の樹の果実を食べ続けて、永遠の命で居続けることを許さなかったのです。

神は、アダムとイブをエデンの園から追い出しました。アダムとイブは、すなわち人間は、エデンの園を追放されて、必ず死ぬようになったのです。」

 僕は、おそるおそる話した。

智樹「でも、それはおかしいじゃないですか。それなら、神は、生命の樹は作っても、知恵の樹は作らなければよかったんじゃないですか?」

 彼女は、薄く微笑んだ。

一葉「神は、アダムとイブを愛していました。目の前に知恵を得る方法があるのに、それに手を出さずいる二人を。」

 彼女の声は、透き通っていた。

智樹「それなら、ヘビは・・・。」

一葉「ヘビがサタンであるかどうかは、私には分かりません。でも、もし私がヘビなら、同じ言葉を吐いたことでしょう。」

智樹「上条さんが、ヘビだったら・・・。」

一葉「神は、人間が善悪の知識と永遠の命を得ることを許しません。なぜなら、それは、人間が神になることだからです。神は、人間が愚かであることを楽しみ、神と同じ知性を持つことを憎むのです。生命の樹と知恵の樹が、互いに相反する性質を持つのなら、それは神の意図に由来します。」

智樹「それは・・・。」

一葉「自分と同じ知性を嫌う神、これは、人間性の顕著な特徴の一つです。」

 そう言って、彼女は微笑むのだ。
 僕は、ふと思ったことを口にした。

智樹「そういえば、ヘビ自身は、知恵の樹の実を食べていたのでしょうか?」

 そういった僕を、彼女は不思議そうに見詰めた。

一葉「それは、・・・・・・面白い視点ですね。」

 そう言って、彼女は静かに微笑んだ。
http://asread.info/archives/3101/6


何故、大部分のアナキストは無神論者なのか?

大部分のアナキストが無神論者、これは事実である。
アナキストは神という考えを拒絶し、あらゆる形態の宗教、特に組織宗教に敵対する。

今日、非宗教化された西欧諸国では、宗教は、社会の中でそれ以前に持っていた支配的立場を失っている。このために、多くの場合、アナキズムの戦闘的無神論は奇妙なものに思われてしまっている。しかし、宗教が持つネガティブな役割を理解すれば、リバータリアン無神論の重要性はハッキリとする。

アナキストが宗教という考えに異議を唱え、宗教反対論を宣伝することに時間を費やしているのは、宗教と宗教諸機関が持つ役割のためなのだ。

 何故、それ程までに多くのアナキストは無神論を受け入れているのだろうか?
最も単純な答えは次のようなものだ。

無神論はアナキズム思想の論理を拡大したものであるが故に、大部分のアナキストは無神論者なのである。

アナキズムが不当な権威の拒絶だとすれば、それはいわゆる最高権威・神の拒絶だということになる。

アナキズムが根差しているのは、理性・論理・科学的思考であって、宗教的思考ではない。

アナキストは、信奉者ではなく、懐疑者になることが多い。

大部分のアナキストは、教会は偽善まみれであり、聖書は矛盾・不合理・恐怖が充満した作り話だ、と見なしている。

聖書が女性の品位を貶めていることは周知の事実であり、その性差別主義は悪名高い。
しかし、男性にしてもほんの少しましに扱われているに過ぎない。

聖書の何処にも、人間が生・自由・幸福・尊厳・公平・自治の権利を生まれながらに持っていることを認めた箇所などない。

聖書では、人間は罪人・虫けら・奴隷である(比喩的にも文字通りにも、奴隷制を認めている)。神が全ての権利を持ち、人間は無価値なのだ。


 宗教の性質を考えれば、これは驚くべきことではない。
バクーニンは次のように上手く述べている。


 神という観念は、人間理性と正義の放棄を意味する。
それは、人間的自由を最も決定的に否定し、最終的に、理論的にも実践的にも人間の奴隷化を必ずやもたらすことになる。

 そこで、人間の奴隷化と堕落とを望まないのであれば、我々は、神学の神や形而上学の神のいずれにも、ほんの僅かな譲歩もできないし、すべきでもない。

この神秘的文字体系では、Aで始める者は、必ずやZで終わる。神を崇拝しようとする者は、その内容ついて子供じみた幻想を抱くことなく、自分の自由と人間性を大胆にも放棄しなければならないのである。


 神が存在するならば、人間は奴隷である。
さて、人間は自由になり得るし、ならねばならない。従って、神は存在しない。[God and the State, p. 25]


 大部分のアナキストにとって無神論が必要なのは、宗教の性質のためである。

バクーニンは次のように論じている。

『人間性が持つ雄大で、公正で、高潔で、美しいもの全てを神的だと公言することは、人間性それ自体ではそれを生み出すことができない−−つまり、人間に委ねられているから、人間の性質は悲惨で不正で低劣で醜悪なのだ−−とそれとなく認めることである。

このようにして、我々は、あらゆる宗教の本質−−言い換えれば、神性の偉大なる栄光のために人間性を非難すること−−に立ち戻るのである。』


従って、人間性と人間が持つ潜在的可能性のために正義を行うべく、アナキストは、神という有害な神話や神に付随する全てのことなどなくても物事を行うことができ、そして『人間の自由・尊厳・繁栄』のために、『強奪された能力を天国から救いだし、地上に戻すことこそ我々の義務だと信じているのだ。』[前掲書, p. 37 and p. 36]


 宗教は、人間性と人間の自由を理論的に堕落させるだけでなく、アナキストの観点からすればもっと実際的な諸問題を持っている。

まず第一に、宗教は不平等と抑圧の源泉であった。

例えば、キリスト信仰(イスラム教同様に)は、政治的・社会的支配力を持っているときには、常に抑圧勢力であった(神への直接的繋がりを自分が持っていると信じることこそ、権威主義社会を創造する確実な道なのである)。

教会は、ほぼ二千年にわたり、社会的抑圧を行い、大量殺戮をし、あらゆる圧制者を正当化する勢力であった。機会が与えられれば、教会は君主や独裁者と同じぐらい残酷に支配したのである。このことは驚くべきことではない。


神が全てであれば、現実世界と人間とは無である。

神が真実・正義・善・美・力・生であれば、人間は虚偽・不正・悪・醜・無能・死なのだ。

神が主人ならば、人間は奴隷である。

人間は、自分の努力で正義・真実・永遠の命を見つけることができず、神の黙示を通じてのみそれらを獲得できる。だが、黙示を述べる者は皆、告知者であろうと救世主であろうと予言者であろうと司祭であろうと立法者であろうと、神自身によって霊感を与えられたと言うのだ。

こうした人々は、人間性の聖なる指導者として救済の道を示すべく神自身に選ばれたということで、必ずや絶対的権力を行使する。万人はそうした人々に無制限の受動的服従をする義務を負う。なぜなら、聖なる理性に対抗する人間理性などなく、神の正義に対して地上の正義など適用されないからだ。[Bakunin, 前掲書, p. 24]

 キリスト教が寛容ある平和愛好のものに変わるのは、それが権力を持たないときのみであった。しかし、そうしたときであっても、権力者を擁護する役割を続けていた。アナキストが教会に敵対する第二の理由がこれである。

抑圧の源泉になっていないときも、教会は抑圧を正当化し、その継続を確かなものにしていたのだ。地上の権威が支配することを是認し、労働者にこの権威と闘うことは間違っていると教えることで、労働者階級を数世代に渡り奴隷にし続けていたのだ。

政治的(支配者たちは神の意志によって権力の座にいると主張する)にであれ、経済的(金持ちは神に褒美を与えられたのだ)にであれ、地上の支配者たちは天上の神から正統なものと見なされた。

聖書は服従を賞賛し、最大の美徳だと持ち上げている。
プロテスタント労働倫理のような最近の発明も、労働者の従属に寄与しているのだ。

 宗教が権力者の利権を助長するために利用されているということ、これは、歴史の大部分ですぐに見ることができる。

宗教は、抑圧される側を従順にし、天国でのご褒美を待つように説得することで、人生における自分の立場を謙虚に受け入れるように条件付ける。

エマ=ゴールドマンは次のように主張していた。

キリスト教(宗教一般もそうであるが)は『権威と富の体制にとって何ら危険なものを含んでいない。

自己否定と自己犠牲、懺悔と後悔を支持し、人類に押しつけられたあらゆる侮辱・あらゆる暴挙の面前では絶対的に何も行わないのだ。』[Red Emma Speaks, p. 234]


 第三に、宗教は常に社会の中の保守勢力だ、ということである。

これは驚くに値しない。宗教は現実世界の調査と分析にではなく、上から手渡された真実・幾つかの聖なる書物に含まれている真実を繰り返すことにその根拠を置いているからだ。

有神論は『思弁理論』であり、無神論は『実証科学』である。

『一方は理解を超えたものという極めて抽象的な雲に垂れ下がり、他方は大地にしっかりと根を下ろしている。人間が真に救済されようと望むのなら、人間が救わねばならないのは地上であって、天上ではない。』

従って、無神論は『人間精神の拡充と成長を表現しており』、一方有神論は『静的で固定している。』

『無神論が全力を尽くして闘っているのは、有神論の絶対主義・人間に対するその有害な影響・思想と行動を混乱させるその効果なのだ。』[Emma Goldman, 前掲書, p. 243, p. 245 and pp. 246-7]


 聖書は次のように述べている。

『その果によりて彼等を知るべし。』

私たちアナキストもこれに同意するが、教会とは異なり、この真実を宗教にも適用する。だからこそ、アナキストは概して無神論者なのだ。私たちは教会が果たしている破壊的役割を認識し、組織的一神教、特にキリスト教が人々に及ぼす有害な効果について認識している。エマ=ゴールドマンは次のように要約している。

宗教は『理性に対する無知の謀議、光に対する影の謀議、自立と自由に対する服従と隷属の謀議、強さと美しさを否定する謀議、生の享受と栄光を肯定することに対する謀議である。』(前掲書、240ページ)


 さて、教会の果実について考えたとき、アナキストは次のように論じる。

それを根絶し、新しい樹木を植えよう、理性と自由の樹木を植えよう、と。


 とは言うものの、アナキストは、宗教が重要な倫理思想や真実を含んでいることを否定しない。それどころか、宗教は、強力で愛情に満ちたコミュニティやグループの基盤になり得る。日常生活の疎外と抑圧から逃れる場所を提供し、万物が売り物になっている世界の中で行動を起こす指針を提供できる。

例えば、イエスやブッダの人生や教えの多くの側面は、私たちを鼓舞し、従うに値するものである。このことが真でなければ、宗教が単なる権力者の道具だったとすれば、宗教はとうの昔に拒絶されていたであろう。むしろ、宗教は二重の性質を持っているのであり、豊かな生活をおくるために必要な思想と権力護教論の双方を含んでいるのである。二重の性質を持っていない場合、抑圧された側は宗教を信奉せず、権力を持つ側は危険な異端だとしてその宗教を弾圧するであろう。

 実際、弾圧は、急進的メッセージを伝導していたあらゆるグループの運命であった。中世時代、数多くの革命的キリスト教運動と教派が、主流派の教会の確固たる支援を受けた地上の当局によって破壊された。

スペイン市民戦争中、カトリック教会はフランコのファシストを支持し、共和国支持者がフランコ賛同牧師を殺害したと非難していたが、その一方では、民主的に選ばれた政府を支持したバスクの牧師をフランコ軍が殺害したことには沈黙を保っていた(法王ヨハネ=パウロ二世は、死亡したフランコ賛同牧師を聖者に祭り上げようとしたが、共和国賛同の牧師については口を閉ざし続けていた)。

エル=サルバドルの大司教、オスカル=アルヌルフォ=ロメロは当初保守的だったが、政治的・経済的権力が民衆を搾取しているやり方を目にして、歯に衣着せぬ民衆擁護者になった。このために、彼は、1980年に右翼民兵組織によって暗殺された。これは、解放神学(社会主義思想とキリスト教的社会見解を融和させようとして福音書を急進的に解釈した)の支持者の多くに襲いかかった運命であった。

 また、アナキストが宗教に反対だからといって、宗教人が社会を改良すべく社会闘争に参画しないということを意味しているわけではない。全く違う。

宗教人は、教会ヒエラルキーのメンバーを含めて、1960年代の米国市民権運動で重要な役割を演じた。メキシコ革命中のサパティスタ農民軍内部には宗教的信念があったが、だからといって、アナキストが参加しないわけではなかった(事実、農民軍はアナキスト闘士リカルド=フロレス=マゴンの思想に強く影響されていたのだった)。

宗教の二重性質こそが、多くの民衆運動と民衆蜂起(特に農民の)とが宗教のレトリックを使っていた理由を説明してくれる。自分達の信念の良い側面を守り続けようとすることが、地上の不公正と闘うことを決意させたのである。

アナキストにとって大切なことは、不公正と闘おうとしているかどうかであって、人が神を信じているかどうかではない。私たちは、ただ、宗教の社会的役割は叛乱を挫くことであって、勇気づけることではない、と考えているだけなのである。

主流の司祭たちや右翼の司祭たちに比べて、急進的司祭はほんの一握りしかいない。このことが私たちの分析の妥当性を示しているのである。


 アナキストは、教会と従来の宗教が持つ考えに対し徹底的に敵意を抱く一方、民衆が、自分だけで、もしくはグループで、宗教的信念を実践することに異議を唱えはしない。ただし、その実践は他者の自由を侵害しない限りにおいてである。

例えば、人間を生け贄にしたり奴隷にしたりしなければならないカルト宗教は、アナキズム思想とは正反対のものであり、アナキストはそれに反対する。

しかし、平和的な信念システムは、アナキスト社会内部でも調和して存在することができる。

アナキズムの観点は、宗教は何にもまして私的な事柄だ、というものである−−

人々が何かを信じているとすれば、それはその人の事柄であり、他者にその考えを押しつけない限り、他人には関係ない。

私たちにできることは、その考えを議論し、その誤りを説得しようとすることだけである。


 終わりに記しておかねばならないが、私たちは、アナキストであるためには無神論でなければならない、などと述べているのではない。全く逆だ。

A.3.7 宗教的アナキストはいるのか?
http://www.ne.jp/asahi/anarchy/anarchy/faq/faqa3.html#seca37

で論じたように、神や何らかの宗教をしっかりと信奉しているアナキストもいる。

例えば、トルストイはリバータリアン思想を献身的なキリスト教信念と組み合わせていた。彼の思想は、プルードンの思想と共に、アナキストのドロシー=デイとピーター=モーリンが1933年に設立し、現在も活動しているカトリック労働者組織に影響を与えた。現代の反グローバリゼーション運動で活発に活動しているスターホークは、アナキスト活動家であると同時に主導的ペーガン(多神教徒)であるが、何の問題もない。

しかし、エマ=ゴールドマンが次のように述べているように、大部分のアナキストにとって、アナキズム思想は論理的に無神論を導く。

『神を否定することは、同時に人間を最も強く肯定することである。
人間を通じて、生・意図・美に永遠の賛同をするのである。』[Red Emma Speaks, p. 248]
http://www.ne.jp/asahi/anarchy/anarchy/faq/faqa25.html

「なぜ、神様は人間を創造したの?」

シュメール神話によれば、神様もまた、粘土をこねて人間を創った。

「なぜ、神様は人間を創造したの?」

というのが、キリスト教徒やイスラム教徒の親が、子供に質問されて返答に窮する素朴な疑問。

それに対して、世界最古の宗教・シュメール神話は、明快な回答を与えている。


「神々が働かなくてもよいように、労働者として人間は創造された」

と、シュメール神話の粘土板には明記されているのだ。


いわく、つらい農作業や、治水事業に従事していた神々からは、不平不満が絶えなかった。

「こんなに俺たちを働かせやがって、どういうつもりだ、コンチクショー」

と怒っていた。

原初の母なる女神・ナンムは、この事態を深く憂慮していたが、「神々の中でも、頭ひとつ抜けた知恵者」と評判のエンキ神は、そうともしらずに眠りこけていた。

あるとき、ナンム女神は、エンキ神をたたき起こして言った。

「息子よ、起きなさい。あなたの知恵を使って、神々がつらい仕事から解放されるように、身代わりをつくりなさい」。

             
母の言葉にあわてたエンキ神は、粘土をこねて人間を創った。

おかげで、神々に代わって人間が働くようになり、神々はめでたく労働から解放された。シュメール神話の最高神である天空の神アン(エンキの父)や、大気の神エンリル(エンキの兄)も、これには大喜び。神々は祝宴を開き、したたかにビールを痛飲して人類創造を祝った(シュメールは、ビールの発祥地でもある)。

このとき、ビールを飲んで酔っぱらった人類の始祖エンキは、地母神・ニンフルサグ(エンリルやエンキの異母妹)とともに、人間づくりの競争をした。


「広げた手を曲げることができない人間」や、
「排尿をガマンできない人間」、
「性器を持たない人間」、
「よろよろして立ち上がることができない人間」

など、いろんな人間が創られたという
(人権擁護団体が聞いたら、激怒しそうなエピソードですな・・・)。
http://blog.goo.ne.jp/konsaruseijin/e/20278c1470953be34e1163edce926967

『アルコーンの本質』 『ナグ・ハマディ文書』より


■3.「不滅性」の自己啓示とアダムの創造


 「不滅性」は下なる領域を眺め降ろした。両性具有のアルコーンたちは、水面に映ったその像を見て欲情するが、弱さのゆえにそれをつかむことができない。アルコーンたちは協議して、土の塵から人間を造り、「不滅性」がそれに近づいてくるようにと策略を立てる。彼らは、彼らの身体に似せて、また、水の中に現れた神の像に従って、一人の人間を造った。

サマエールは人間に息を吹き込み、それによって人間は心魂的なものとなるが、彼はいまだ立ち上がることができない。アルコーンたちは上なる神を欺こうとしてこれらのことを行ったが、これらすべてのことは実は、「万物の父」の意志によって生じたものであった。父からの「霊」が「アダマンティネーの地」(堅固な地、の意)から到来し、それによって人間は生ける者となり、アダムと名づけられた。
アルコーンたちは地のあらゆる獣と天の鳥を集め、アダムに名前をつけさせた。


■4.アダムの楽園への拘禁とエバの創造、「霊的な女」の到来


 アルコーンたちはアダムを拘束して楽園に閉じこめ、

「善と悪の知識の樹から食べてはならない。食べる日に必ず死ぬだろうから」

と告げた。次にアルコーンたちは、アダムの上に忘却をもたらし、アダムの脇腹を開いて、その肋骨を生ける女に変えた。そしてアダムの脇腹に、代わりの肉を詰めた。これによってアダムは心魂的なものとなってしまい、起き上がることができないが、「霊的な女」が到来し、アダムを立ち上がらせる。アダムは彼女を賛美した。


■6.「霊的な女」が蛇になって行なう啓示と楽園追放


 霊的な女は、蛇の、とはすなわち教示者の姿で、アダムとエバのところにやってきた。そして、知識の木から取って食べても

「決して死ぬことはない。なぜなら、彼がそうお前たちに命じたのも、妬んでいるからなのだ。むしろお前たちの目が開くことになるであろう。そして、お前たちは善と悪とを知る神々のようになるだろう」

と啓示する。これを聞いて二人は、知識の木の実を取って食べ、自分たちが「霊的なもの」を剥がれて裸であることに気づいた。アルコーンたちは二人が知識の木の実を食べたのを知り、蛇を呪って、アダムとエバを楽園から追放した。それは、彼らが生活の労苦に追われて、聖霊に心を配る時間の余裕がないようにするためであった。
http://gnosticthinking.nobody.jp/gnosismyth005.html

人類最初の女性 リリス( Lilith )


旧約聖書では、神によってアダムが土から生まれ、その次にイヴがアダムの肋骨から生まれたとされていますが、実はアダムと同様にリリスという土から生まれた女性がいて、アダムと結婚していました。

リリスは、アダムと同様に土から生まれたので、アダムとは対等な存在であるため、アダムとの性行為において、正常位によるアダムの支配的地位を拒否し、彼女は空を飛び、エデンの園を去り、紅海沿岸に住みつきます。


神はリリスを説得しますが、彼女は聞く耳を持たなかったので、罰としてリリスは下半身を蛇に変えられ、毎日おびただしい数の子供(リリン)を産み、そのうち100人を殺される運命を負うことになります。

彼女はこれに大変ショックを受け、海に身を投げて死んでしまいました。 


旧約聖書で、アダムとイヴが禁断の果実を食べるシーンがありますが、この2人をそそのかした蛇こそがリリスの化身なのであります。 これは、パリのノートルダム大聖堂にある彫刻にも、リリスが蛇として描かれていることからも分かるでしょう。
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/1033.html


人間は大地母神によって泥から造られて、神々のために「これ(エデンの園)を耕させ、これを守らせ」るようにエデンに置かれた(『創世記』第2章 15節)。


なぜならば神々はたいそう怠惰で農耕をしようとせず、植え、穫り入れ、自分たちに捧げ物をする奴隷が欲しかったからである 。神々は奴隷たちが自分たちより偉くなって働こうとしなくなるのを恐れて、神々の持つ不死の秘密を決して彼らに知らせてはならないことを申し合わせた。エデンの神は、同僚の神々に向かって言った。


「見よ、人はわれわれのひとりのようになり、善悪を知る者となった」。

したがって彼は「命の木からも取って食べ、永久に生きるかも知れない」ので、ただちにエデンの園から追い出さなければならない
(『創世記』第3章 22節)。


蛇の教えは、人間を、生を征服し神のような存在にしたであろうに、これは神々elohimの意志に反することであった。

 『支配者たちの本質』Hypostasis of the Archonsは、蛇は女神のトーテムとしての姿であることを示している。蛇は明らかに、女神の創造した死ぬ運命を持った生物を憐れんで、永遠の生命に到達する方法を教示しようとした。

「女性の霊的原理が『教示者―蛇』の中に入り、蛇は彼らに教示して言う。


『あなたがたは死ぬことはないであろう。神がそう告げたのは、あなたがたを嫉妬したからである。それどころか、あなたの眼を大きく開きなさい。そうすれば、あなたは善悪を識別して神のようになるであろう』」。


そこで「傲岸な支配者(神)」は、蛇と女性を呪ったのである 。

 聖書の物語の現在の型は、太女神と蛇の本来の話を明らかに大幅に改定したものである。バビロニアの図像は、蛇にかしずかれ、人間に不死の食物を捧げている女神の姿を描いている。ピラミッド・テキストは、永遠なる生命の食物を提供したのは蛇であると述べている
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/tiakio/antiGM/serpent.html


 ユダヤ・キリスト教において、「この世の天国」とまで謳われたはずのエデンの園は、グノーシスにおいては造物主の牢獄として扱われる。そしてこの《善悪を知る木》の実を食すことを禁じたヤハウェは、先述したように造物主に割り当てられ、人間を無知のままにとどめおく、知識による救済の可能性を閉ざす存在となる。

逆にそれを食すことをそそのかした蛇は、ユダヤ・キリスト教においては人間に原罪を負わせたものとして、忌むべき存在とされていたが、グノーシスではそうではなく、至高神からの人間へ知識を授け、救済への道を開示する啓示的役割を担った聖なる存在へと変貌するのだ。

 忌むべき悪魔のような役割から、救済者として、あるいは啓示的存在としての役割へと一変した《蛇》は、人間が救済への道を切り開くための秘密の鍵を握る存在として、グノーシス主義において神聖視された。尻尾を銜えた円環状の蛇《ウロボロス》は、《完全なるもの》としての意味を含んでいる。

この救世主としての《蛇》は原初においてはソフィアとされた。
http://homepage3.nifty.com/kiraboshi2/Abraxas/Gnosis_intro4.html



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/766.html#c22

[近代史02] 株で儲ける方法教えてあげる(こっそり) 中川隆
468. 中川隆[-6333] koaQ7Jey 2017年10月11日 14:03:18 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

S氏の相場観 多くの個人投資家が分かっていないこと  10月11日 



アナリストの相場予想が強気一色になってきましたね。

先週までは19500円予想だったのですが、今週になったら21000円予想です。

まあ、既に20800円ですから、強気と言っても大した強気ではないので、特に警戒するほどではないのですが、先週までの弱気予想も手伝って、個人投資家は空売りを増やして来たのだと思うと、本当に残念です。

私の方針は何度も申し上げてきておりますが、あくまでも強気で「押したら買う」所謂押し目買いスタンスでありました。

怖ければ手放しても良いが、空売りだけはしてはいけない相場だと、何度も書いてきました。

「北朝鮮が・・・」とか「もう割安ではない」とか、株を売る理由を探せばいくつか見つかると言えますが「怖ければ手を空けておけば?」という程度であり、空売りで利益を得ようなどと考えるのは、明らかに行き過ぎだと思うのです。

この程度の恐怖で、しかもこの相場で売りで取ろうというのは、どう考えても安易な発想であると思うのです。

何度も書いてきておりますが、買いと、空売りは、単純に真逆の行いではないのです。

説明すると長くなりますし、今までも何度か書いてきている題材ですので、今日は精神面に絞って考えてみましょう。


買いとは、上昇に賭ける訳ですが、他の見方をすれば「発展」に賭けている訳です。

一方売りは、下落に賭ける訳ですが、他の見方をすれば「没落」に賭けている訳です。


両社の違いは述べるまでもありませんが「ポジティブ思考」と「ネガティブ思考」です。

一方は良いところを探し、一方は悪いところを探す訳です。


これは同じ人間の心で簡単に出来るものではありません。


異なる精神状態の売買を同時にこなすというのは、実は非常に難しいものであるのですが、これを多くの個人投資家が分かっていないのです。


正しい投資というのは、日々「買えるものはないか?」と探し続けるか「日々売るものはないか?」と探し続ける事なのです。

そう、私は空売りがダメだと言っているのではなく「マインドはどちらかにしなさいよ」と言っているのです。

おそらく、現時点でも空売りで取れると思います。

ただ、時期は早すぎるのではないかと思うのですよね。

売りでほぼ確実に取れる時は、自民党が勝利し、消費税増税が実行される時でしょう。

買い専門の私ですが、この時ばかりは売りも考えるかも知れません。

増税で、間違いなく個人消費が壊滅的ダメージを受けますので、流石にこれを売りで取らない手はありませんからね。

まあ、他の政策が上手く行って、個人消費がダメージを受けないとか、何か状況が変われば別ですけどね・・・。

さて、とにかく政治は酷いし、個人投資家の売買も酷いと思うのですが、考えを正せばちゃんとやって行けると思うのです。
http://ssoubakan.com/blog-entry-2645.html
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/430.html#c468

[近代史02] 株で儲ける方法教えてあげる(こっそり) 中川隆
469. 中川隆[-6332] koaQ7Jey 2017年10月11日 14:27:43 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

ピンチはチャンス!「21世紀版ブラックマンデー」が近づいている=藤井まり子
2017年10月5日
http://www.mag2.com/p/money/314055

現状は1987年秋のブラックマンデー直前の状況に酷似しています。

なぜリスクが高いのに、調整しないのか?

9月に入ってから、日本金融村の一部では(まだ一部ですが…)、アメリカ株式市場について、「こんなにリスクが高まっているのに、よくもまぁアメリカ株は高値更新していますね〜」といった、「あきれ気味の言葉」が挨拶代わりになりつつあります。

アメリカ株式市場はもう9年近くも上昇トレンドにあり、さらに直近1年はほとんど調整らしい調整を経験していません。

なぜリスクが高いのに、調整しないのか?

それはおそらく、バブル崩壊を知らない「新しい世代」たちが、アルゴリズム(人工知能)を駆使して、条件反射的に「押し目買い」を続けているのだと思います。

なにやら、1987年のブラックマンデー時の「ポートフォリオ・インシュアランス」を彷彿とさせます。
http://www.mag2.com/p/money/314055

ジム・ロジャーズ氏: 26歳の若者は最高だ2017年9月24日

現在の相場状況で言えることは、若い投資家は株式市場の暴落を経験していないということである。2008年からもう十年近く上げ相場が続いている。そして上げ相場では、その経験のなさが武器になる。ロジャーズ氏は次のように言う。

相場ですべてが上手く行っている時、誰もが26歳の若者を必要とする。強気相場では26歳のトレーダー以上に素晴らしいものはない。特にバブルの時はそうだ。彼らは恐れ知らずだからだ。

彼らはたくさん儲ける。彼らは何故自分が儲けたのか理解していない。だから何故お金を失うのかも理解していない。何が起こったのかも分からないだろう。

経験があるということは良し悪しである。下げ相場を知らない投資家は、上げ相場で恐れることなく大金を賭けることが出来る。その代わり下げ相場で破産する。

事実、20代のトレーダーはリーマンショックさえ経験していない。2008年以降の上げ相場しか知らない、相場が上がることを当たり前だと思っているトレーダーが、投資銀行などのディーリングルームに座り、市場の大きな部分を占めていることには個人的にも危機感を感じている。

例えば、量的引き締めに対する反応が異常に遅かったことも、投資家が低金利に慣れすぎているからではないか。
http://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/6858


要するに

欧米のプロの投資家は完全なアホだから何をやるかわからない。
それで相場はチャート理論通りには動かない。

それが アメリカ株がまだ上がり続けている理由なのですね。


NYダウ 長期 日本エリオット波動研究所
http://jewri.org/category/america/dow/



http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/430.html#c469

[リバイバル3] 新潟のリゾートマンション「ツインタワー石打」 管理組合前理事長が11億円着服 中川隆
11. 中川隆[-6331] koaQ7Jey 2017年10月11日 14:49:23 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

9割以上のマンションが「修繕積立金破綻」の危機、回避の秘策は
http://diamond.jp/articles/-/145205
2017.10.11 須藤桂一:株式会社シーアイピー代表取締役・一級建築士  ダイヤモンド・オンライン


「破綻」という嫌な響きの言葉が最近はよく使われる。もはやダイヤモンド・オンラインのカテゴリー“政治経済”の中だけには収まらない。分譲マンションに住む企業戦士諸氏は、プライベートでも「破綻」と戦わなければならないのだ。「破綻」をカテゴリー“ライフ”でお伝えするのは心苦しいが、現実を見ないわけにはいかない。

 それが“修繕積立金破綻”だ。

 私は、何年も前から修繕積立金破綻を警告してきたのだが、修繕積立金破綻のリアルは未だに実感していただけていないようだ。

 先月、 大規模修繕工事で、積立金の値上げや、一時金の徴収、果ては銀行借り入れまでさせて

“住民を食い物にする呆れた業界の実態(2017.9.8)”
http://diamond.jp/articles/-/141478

についてお伝えしたが、実は積立金破綻の芽は新築購入の時に既に存在していて、大規模修繕時に突然出てくるものではない。世にあるマンションの90%以上は、その先行きに<修繕積立金破綻>が待っている。それはつまり「長期修繕計画」という、マンションを長く維持していくために必要不可欠のロードマップ自体がフェイクだったということを意味する。

 しかし希望はある。出ている芽をなるべく大きくならないうちに摘めばいいのだ。適切な手を打てば、まだ間に合うケースがほとんどだ。まずは最近の管理組合総会議案書、議事録、長期修繕計画書を見直してみよう。

欠陥長期修繕計画
戦慄の実態

 仕事柄、多くのマンションの長期修繕計画を見てきたが、そのほとんどが同じ末路を辿ることが目に見えている。現在、資金は足りているものの20〜30年後には大幅な資金不足になることが確実なのだ。

 各戸で負担する修繕積立金を20年後には3〜5倍に値上げしなければ足りなくなるところばかり。稀には10倍近く値上げしなければ大規模修繕ができなくなるケースさえあった。私の目には滅茶苦茶に映るものがほとんどだ。値上げではなく、50万、100万といった一時金が計画されているところもある。さらには、値上げと一時金の両方を盛り込んだ、まさにダブルパンチな長期修繕計画も珍しくはないのだ。

 なぜ破綻が目に見える長期修繕計画が横行するのか?

 それは、購入者には知られたくない不都合な事実、業界の裏事情があるからだ。新築マンションの販売時は、マンション購入金額に付随する管理費などの費用は、販売のしやすさを考えればできるだけ抑えたい。

 そこで販売側は、売るだけの事を優先して、将来の大規模修繕工事の修繕費を考えず、低額の積立金を設定しているのだ。購入の数年後に突きつけられる値上げや一時金の要請を認識している購入者は皆無だ。管理費積立金の総額しか見ないから、そんな商売が成り立つ。これは無知に付け込んだ、計画倒産ならぬ「計画破綻」というほかない。30年後にマンション管理組合が破綻しても、販売会社は咎められない。管理会社にとっては逃げ出せばいいだけの泥舟だ。全ては住民の上にのしかかってくる。

 私が見るところ、今後30年間で修繕積立金を値上げせずに破綻しない健全な長期修繕計画を持っている管理組合は、全体のおよそ3%に過ぎない。

8年間で
修繕積立金が4倍に

 私が相談を受けた、一番ひどいと思われる例を紹介したい。築25年、約100uの広々としたマンションを購入した40代前半のご夫婦のケースだ。

 購入当時、月額の修繕積立金は1uあたり150円、ご夫婦の負担は約1万5000円だった。入居3年後、管理組合総会で1uあたり350円とする値上げ案が可決して3万5000円、さらにその5年後、1uあたり600円に値上げされた。

 物価の上昇がほとんどなかった8年間で修繕積立金は1万5000円から6万円になってしまったのだ。ご夫婦が毎月支払うのは、それに2万円の管理費を加えて8万円だ。100uの広さとはいえ築33年のマンション、それに加えて月8万円の固定費がかかる。売りに出しても買い手がつきにくく資産としての価値にも悪影響だ。

 これは決して他人事では済まされない。

 金額の多寡、深刻度の違いはあっても、冒頭で触れたように90%以上のマンションの長期修繕計画には問題があるのだ。そして修繕積立金破綻は家計を直撃する。40代のご夫婦ならまだ先の増収が見込めるだろうが、これがリタイアメントに近いタイミングでの購入であればどうか?月額3万5000円が8万円に跳ね上がれば、修繕積立金の前に家計が破綻してしまうだろう。

収入を増やすか?支出を減らすか?
品質を落とさず支出を減らす秘策

 この破綻をどうすれば回避することができるのか?

 単純な話だ。収入を増やすか支出を減らすかだ。値上げ、一時金、借り入れなどで収入を増やすことは、修繕積立金の破綻は回避できても、家計の負担は増大することになる。だから、収入を増やす方策は、住民にとっては最後の手段、使わないで済むなら使いたくない。

 一方、管理会社にしてみれば、収入増は大歓迎だが、支出を減らすことは売り上げの減少を意味する。支出減に熱心でないのは当然のことで、管理組合の方から積極的に働きかけなければ、そんなことには決してならない。支出にメスを入れなければ破綻は避けられない。それは長期修繕計画の見直しと、修繕積立金会計と管理費会計の健全化を意味する。

 長期修繕計画の見直しは非常に単純な話だ。大規模修繕工事のサイクルを伸ばすのだ。

 今お住まいのマンションの長期修繕計画書を開いてみよう。大規模修繕は何年周期で計画されているだろうか?現在、多くのマンションの長期修繕計画では12年周期としているところが多い。平成20年に国土交通省が策定した長期修繕計画作成ガイドラインのコメントとして「大規模修繕工事の周期が12年程度」とあることが根拠とされている。

 しかし、「12年『程度』」とあるように、これはあくまでもガイドラインで、個々のケースによって変わっていいものなのだ。中には、10年ごとが最適と宣伝している業者もある。ガイドライン策定からほぼ10年が経って実状も変わっている。

 最近では、一般社団法人「マンション大規模修繕協議会」が15年サイクルを提案している。単純に30年スパンで考えてみよう。10年サイクルなら3回、15年サイクルなら2回、この差は大きい。これだけでも住人の負担増と積立金破綻の両方を回避できるケースもあるだろう。

 無駄な支出は、総会議案書でも発見できる。細かいところからいえば、共用部分の電気料金、火災保険料などの見直しが必要だ。省エネ技術、電力自由化によって低減できる支出がある。LED化、契約先、契約内容の変更だ。火災保険の見直しについては改めて詳しくお伝えしたいと考えている。

 “削減の本丸”は管理委託費だ。

 販売時の管理委託費は長期修繕積立金とは逆で、多くの場合、多少なりとも販売会社に関係する管理会社のために詰めの甘い設定となっている。さらに競争原理は働いていないので、その金額に見合う管理がなされていない場合が多い。

 “あなたのマンションは管理会社の「カモ」にされていないか(2017.7.7)” で紹介させていただいたような「管理会社を変える」ことまでを視野に入れて競争原理を導入するなら、破綻回避どころか、数少ない健全な長期修繕計画を持つマンションとして生まれ変わることができる。

 ただし、単に安ければいいのではない、ということは忘れずに。品質を落としては意味がない。管理会社を維持するにしても、変えるにしても、重要なのは適正な金額で適正な管理がなされることだ。現状は、適正を上回る金額で、適正を下回る管理がなされている可能性が高い。



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/611.html#c11

[リバイバル3] フランス人はバゲット(フランスパン)が一番好き 中川隆
23. 中川隆[-6330] koaQ7Jey 2017年10月11日 15:02:27 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

尼僧ヨアンナ(1961)
監督: イェジー・カヴァレロヴィチ
出演: ルチーナ・ウィンニッカ ミエチスワフ・ウォイト アンナ・チェピェレフスカ
https://fmovies.is/film/mother-joan-of-the-angels.kwylr/0o0qq3
https://www.cda.pl/video/138878713

 ポーランドを代表する作家イワシキェウィッチが、17世紀フランスの史実に基づいて書いた短編小説の映画化で、舞台はポーランド北方に置き換えられている。

辺境の尼僧院に赴任しようという司祭スリンは、そこを目前にして近くの宿屋に泊まる。客や従業員たちの間では、院の話題で持ち切りだ。尼僧たちは、院長ヨアンナを始めとして、みな悪魔にとりつかれ、情欲のままにふるまっている。スリンはその悪魔払いのため来たのだが、先任者は完全にヨアンナの魔性に狂って火刑に処されたのだ。彼は悪魔と対峙する前にすでに震えおののく。そして会ったヨアンナは、平常時は美しく淑やかだが、ひとたび、その魂が悪魔を呼べば獣のように肉の交わりを求めて這いずり回るのだ。

自分を、そしてヨアンナにも、鞭打ってその誘惑を振り払わせる苦行を強いるスリンだが(白い聖衣が干している選択部屋の隅と隅に分かれてのシンメトリックな構図)、次第に彼女らの内奥にある魂の真実の叫びが彼にも届き始める。そしてヨアンナの中の悪魔を自ら引き受ける事でしか、彼女を解放する術はないと信じたスリンは、彼女を抱いて悪魔と一体になり、罪のない従者と宿屋の下男を殺す。その血によって彼の内に封印された悪魔は、やがて彼に下される火あぶりの断罪に彼と共に昇天するであろう、そんな余韻の中に映画は終わる。

果たして、悪魔とは字義通りのそればかりでなく、たとえば、カソリック教義自体が内包する神や悪魔を弄ぶ矛盾、ナチの残虐行為からスターリン圧政に連なるポーランドの問題を意味する言葉でもあろう。東欧映画に共通する理詰めの放縦とでも呼びたいカメラの運動にも圧倒される、鬼才カワレロウィッチによる真の恐怖映画。主人公が自分とそっくりの顔をしたラビ(ユダヤの僧侶)に教えを請うシーンが印象的。


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カメラに頭を向けて腹ばいで床に倒れている男という奇妙な構図のショットから始まる本作は、全編にわたって空間の深さを意識した構図を用いており、カメラの動きもそれに追従している。また、文芸作品らしいリアリズムで、SFX一切無し(逆廻しも無し)なのだが、ここまで得体の知れない存在を感じさせるのは流石である。観客を惑わす編集や、フレーム・イン、妙なタイミングが満載で、楽しめる。

苦悩に満ちながらも、どこか笑っているように見えるヨアンナの演技が怖い。村人たちの方も病的に見えるが、彼らは単純に欲や愚かさ(俗世界)を示しているのだろう。モノクロの、時に非現実的な色彩が、ポーランド映画のもつシンプルな画面によってより象徴的に、そして無機的に働いて、極度に精神的な中世ヨーロッパの雰囲気を上手く表現していた。何と言うか、ベルイマンの簡潔な世界観を物語的にしたような作品だった。


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童貞僧スリンに出会って恋に落ち、生理が始まってしまったヨアンナが、その経血を壁に塗り、悪魔に取り憑かれた笑みをたたえる有名なシーンが忘れられない。

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=16926

修道院に悪魔祓いのために派遣されるスーリン神父は,その途中の宿屋で,怪しい噂を耳にする。修道女たちに悪魔が憑き,みな裸で踊り回るなど狂乱状態だ。とくに尼僧長のヨアンナには,いくつもの悪魔が住み着き,どんな悪魔祓いの儀式も功を奏さない。神父の前任者も,このヨアンナの妖気に惑わされ,狂い死んだのだという。

不安でいっぱいの神父が,修道院で実際に出会ったヨアンナは,普段は魅力的な瞳を持った淑やかな女性。しかし,いちど悪魔が乗り移ると,野獣のように唸り,呪いの言葉を吐き,ほかの修道女とともに荒れ狂うのだ。

はじめは,教理に則って,公開の悪魔祓いの儀式をおこなうスーリン神父だったが,全く効き目がないことを悟ると,密室でのヨアンナとの一対一の対決を試みる。そして次第にヨアンナの苦しみ,真実の声を知るにしたがい,自らがその悪魔の犠牲になるほかに,ヨアンナを救う道はないと知る。

ついにそのときは訪れ,ヨアンナと抱き合った神父は,体の中に悪魔たちが乗り移るのをはっきりと感じる。その後,すっかり普通に戻ったヨアンナに対し,悪魔を受け入れた神父は,内なる悪魔との戦いの中で疲れ果て狂乱。ヨアンナの肉体に戻ろうとする悪魔を自らの内に永遠に閉じこめるため,悪魔にすべてを売り渡す。悪魔は神父に従者ら二人の少年を殺害させ,ふたたびヨアンナも狂うが,しばらくののち元に戻り,その後は長く修道院長をつとめる....。

http://www.tomita.net/review/y980318.htm

この作品はケン・ラッセル監督が1971年に撮った「肉体の悪魔」のルーダン憑依事件の後日談と位置付けられる作品。

この作品自体は1960年に作られた作品なのでケン・ラッセルの作品とは全く関係ない。しかし、ルーダン事件で尼僧院長ジャンヌ(ポーランド語でヨアンヌ)がグランディエ(この作品ではガルニェツ)の魅力に惑わされ、尼僧院全体がいわゆる集団ヒステリー状態に陥る。グランディエが尼僧に悪魔を憑かせた張本人として火刑に処せられる。

この作品ではガルニェツ(グランディエ)の火刑の後の話として展開する。

ヨアンナは依然として悪魔に憑かれた状態で神父スーリンが悪魔祓いに向かう。尼僧院で神父たちが繰り広げる悪魔祓いの演出は最高。教会の石畳に十字架のように横たわる尼僧たちを上から見つめるように撮るシーンは幻想的というよりはサイケな感覚の方が合っていると思う。

そして、ヨアンナの尋問でヨアンナがブリッジの格好になり悪魔の声で応じるシーンはウィリアム・フリードキン監督の「エクソシスト」の階段をブリッジで降りるシーンとして完全に活用されている。

悪魔憑きが女性の男性に対する愛情や情欲であることはストーリーが進む中で明らかにされていくが、スーリン神父自体もヨアンナに魅了されていき悪魔に憑かれるという展開は、何とも「性(サガ)」を表しているようで物悲しさもある。

ヨアンナを演じたルチーナ・ヴィニエッカは同監督の「夜行列車」に引き続き妖しい魅力を出しており最高だった。さすがイェジー・カバレロビッチ監督ストーリー展開も映像の表現力素晴らしく一気に観てしまう傑作だ。


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17世紀のフランスで起こった“ルーダンの悪魔憑き事件”。これを題材にした有名な映画が2作あります。本作「尼僧ヨアンナ」と「肉体の悪魔」です。

この2作の間には、大きな違いがあるのですが、まず時系列で考えた時、「ヨアンナ」は「肉体の悪魔」の後日譚と捉えることができる、という点があります。 といっても、安易に〔続編〕と呼ぶことはできません。

「尼僧ヨアンナ」の原作は“ルーダンの悪魔憑き事件”をポーランドの作家イヴァシュキェヴィッチが独自の解釈を交えて書いた小説です。例えていうと、「赤穂浪士事件」に対する「忠臣蔵」のようなもの。一方「肉体の悪魔」の原作は、オルダス・ハクスリーが綿密な取材をもとに執筆したノンフィクション。舞台や世界観、登場人物の名前も違います。例えば;


  『肉体の悪魔』        『尼僧ヨアンナ』

  地方都市ルーダン   →  ルーディン(映画ではポーランドの無名の寒村)

  修道院長ジャンヌ   →  ヨアンナ(ジャンヌのポーランド語読みですね)

  グランディエ司祭   →  ガルニェツ神父

  イエズス会士・スラン →  スーリン神父

 (スランは原作のみ登場)


「肉体の悪魔」は、グランディエ(ガルニェツ)が火刑にされたところで終わります。一方「尼僧ヨアンナ」は、ガルニェツの死後、新たな悪魔祓い士としてスーリン神父が来るところから物語が始まります。

「肉体の悪魔」はフランスの地方都市(しかもかなりアヴァンギャルドなセットデザイン)が舞台で、映画のタッチは極彩色のエログロ絵巻。


「尼僧ヨアンナ」は東欧的な世界観の荒涼とした風景の中、モノクロの美しい画面であくまで静謐に、狂気が描かれます。この両作品の世界観・イメージはあまりにもかけ離れすぎているので、即・続編と捉えるにはかなりの抵抗が感じられます。しかし、これは多元宇宙的な世界観の中で展開する“ルーダンの悪魔憑き事件”を様々な視点から視ている、と考えれば、これほど面白い比較鑑賞法はなく、この事件を元ネタにしたと言われる「エクソシスト」も“ルーダン事件”の時空を超えた一面(憑かれた少女がとるリアクションの数々や、退魔士の神父の交代劇、といった展開は“ルーダン”事件そっくり)と解釈すると、メチャクチャ面白い映画の楽しみ方ができる、と言えないでしょうか?


本作「尼僧ヨアンナ」の魅力は、イェジー・カワレロウィッチ監督の手腕による、まさにアート映画と呼ぶにふさわしい、ゾクリとする程美しい映像の数々だと思います。


荒野の真ん中にポツリと建つ、白い修道院の幻想的な風景。


楚々と登場した瞬間から、その静かな貌に宿した狂気のまなざし。

ヨアンナ演じるルチーナ・ヴィニエツカのこの演技力!


「肉体の悪魔」でせむしのジャンヌ僧長を演じたヴァネッサ・レッドグレーヴの怪演も鬼気迫るものがありましたが、ヨアンナの貌に突然悪魔が現出するシーンの表情など、本当にコワイです。名女優相譲らず、の感・無量です。


悪魔が“女の血をかきたてて”白亜の壁につける「血の手形」。

礼拝堂の床に、腕を広げてバタバタと倒れる尼僧たち・・・真っ白い十字架が累々と横たわっているようです。

悲しみと嘲りがめまぐるしく交錯する、美しきヨアンナの大写しの貌。

そして、映画のラストで、ヨアンナを救うためにスーリン神父がとった行動とは・・・。


この映画は「悪魔憑き」という設定を通して神や悪魔の存在、そして愛とは何なのか・・・といった哲学的なテーマを問いただしているように思えます。 「肉体の悪魔」では、悪魔の存在そのものの問いかけよりも、「悪魔憑き」を政治的な陰謀に利用する人間たち、またその権謀術数により運命が狂わされていく人々のドラマを描いた作品だった、といえそうです。 同じ題材を扱っても、作品というものはここまで変わるものなのですね。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0036SKPYY/ref=pd_lpo_k2_dp_sr_1?pf_rd_p=466449256&pf_rd_s=lpo-top-stripe&pf_rd_t=201&pf_rd_i=B00005FW0M&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_r=0HJ33FGV1K0PYW9M5K1E


  かねてその評判は高いが、日本ではこれまで部分的引用でしか知られていなかった歴史人類学の大著、ミシェル・ド・セルトーの『ルーダンの憑依』(みすず書房 6500円+税)がはじめて全訳された。

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%86%91%E4%BE%9D-%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BC/dp/4622073978


「ルーダンの憑依」は、十七世紀フランスの田舎町の女子修道院で起きた、歴史上もっとも有名な集団的悪魔憑き事件である。

十七人の修道女からなるウルスラ会修道院に、数週間前に亡くなった告解師の亡霊があらわれた。霊はしばらく修道女のベッドの脇で泣いた。別の亡霊が次の日真っ黒な球のかたちで修道院の食堂にあらわれ、二人の修道女を乱暴に地面に押し倒し、その肩に乗った。やがて修道女たちの肉体と精神に奇妙な変調があらわれ、次々に判断力を失い、全身がすさまじい痙攣に襲われた。

 教会の上層部は動転し、調査をした結果、この事件の犯人は悪魔だと判断した。「悪魔祓い」が専門僧の手で行われた。 悪魔に名を名乗るように命じると、「神の敵だ」という。悪魔にとりわけ狂った院長の体から出るように命じると、院長は暴れ回り、吼え、歯をきしらせ、奥歯が二本欠けた。 悪魔と何度か問答を重ねた末、悪魔を彼女の体内に入れたのは、ユルバン・グランディエという別の教会の司祭であると判明した。


「彼女たちは叫び、(略)グランディエを探そうとして、修道院の屋根に駆け上がり、また肌着だけで木の上に、それも枝の先の方までよじ登ったのです。そこで恐ろしい叫び声を上げながら、風や雨に耐え、何も食べずに四、五日も留まっていた」という。


 この悪魔憑き事件は、たちまちヨーロッパ中に知れ渡り、ルーダンの街に何千もの野次馬が押しかけた(修道女が教会の尖塔に上り宙を飛ぶなどのウワサが広まった)。野次馬は何日も泊りがけで狂える修道女を見物した。野次馬に見られながら、修道女は吼え叫び、土の上でころげまわり、足や手を組み合わせ、足の裏をくっつき合わせたりした。卑猥なようすで舌を出し、つばを吐き、冒涜的な言葉を吐きちらかした。ミサの最中に、足と頭のてっぺんだけで背面位の体を支え、その体勢で階段をかけ上がり祭壇の上で司祭の服を引きミサを妨害した。

 やがて、修道女たちには、一人に何人もの悪魔が乗り移って(多い人には九人も)いるとわかる(悪魔がそう告白する)。修道女たちとグランディエとの対決が行われ、グランディエがどう否認しても、彼が悪魔に使われている証拠が次々に出てきた。六人の悪魔とグランディエが署名した「契約書」すら出てきた(「神を否認して悪魔に仕え、できる限りの悪を尽くし、なろうことなら人間でなくなり悪魔になることを願う」)。グランディエは、ルイ十三世直々の指名による特別法廷で魔法使いとして裁かれた。一カ月余の審理を経て(書類の読み上げだけで十八日間を要し、喚問した証人は百人をこえた)、膨大な証拠(悪魔との契約書など)によって、火刑による死刑が宣告された。刑は一万人以上の見物客の前で執行された。


 裁判中に、修道院長と修道女の一人が、無実のグランディエを告発して罪におとし入れたと告白したが、その告白も、魔法使いの魔力を証明するものとされ何の影響力も及ぼさなかった。

 この異常な事件は、欧米では繰り返し検証の対象となり数々の論文や小説が書かれた。映画も(カヴァレロヴィチ「尼僧ヨアンナ」、ケン・ラッセル「肉体の悪魔」)作られ、オペラも(ペンデレツキ「ルーダンの悪魔」)作られている。 本書は、驚くほど浩瀚な資料によって、この事件の背景を深く深く掘りさげている。なるほど名著といわれるだけのことはある。

 この事件をもっと大きな構図で知るためには、ポール・ケーラス『悪魔の歴史』(青土社 2718円+税)をあわせ読むとよい。悪魔という観念が、どれほど人類の頭を狂わせてきたかがよくわかる。特に、宗教改革と反宗教改革の時代は最も、悪魔観念にとらわれていた時代で、カトリックもプロテスタントも互いに他を悪魔とみなしていた。ルーダンは実は宗教戦争の最前線で、ついこの間まで、両教徒が殺し合いを続けていた場所だった。

 今世界で一番悪魔の存在を信じている人が多いのはアメリカで、半数以上の人がそれを信じている(ハリウッドは悪魔映画でいっぱい)。かつてアメリカ人にとって悪魔はソ連であり共産主義だった。いまは何なのか。テロリストであり悪の枢軸国家だ。イスラム原理主義者もアメリカは悪魔の国と信じている。だから殺し合いがつづく。

http://blog.livedoor.jp/phoyipsnoons/archives/64959390.html

『肉体の悪魔』の原作はオルダス・ハクスレーの『ルーダンの悪魔』という歴史研究書。 『ルーダンの悪魔』はルイ14世時代のフランスの修道院で実際に起きた悪魔憑き事件を、20世紀の視点で冷静に分析した本。

 田舎町ルーダンにやって来たセクシーな司祭(オリバー・リード)は町中の女たちを熱狂させた。その熱狂は男子禁制の修道院内にも感染し、なかでも修道院長(ヴァネッサ・レッドグレーヴ)は一度も会ったことのない司祭に恋焦がれ、彼に犯される淫夢を見るほどだった。

 ところが司祭は極秘にある女性と結婚してしまった。司祭のファンたちは嫉妬に狂い、精神の均衡を失う。 中央政府は、それが女性たちの性的欲求不満による集団ヒステリーだと知っていたが、権力を持ちすぎた司祭を葬るために政治的に利用する。 司祭が悪魔に魂を売って、修道女たちに悪魔を取り付かせたのだと。そして、政治ショーとしての悪魔祓いと魔女狩り裁判が始まる。

http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20090321


われわれ人類と悪魔との契約を記す文書で、今日まで遺されているものは数少ない。冒頭に掲げたユルバン・グランディエによる一書は、そのなかで最も明確に形を留めたものとされている。

このユルバン・グランディエなる人物は、十七世紀フランスを揺るがしたかの有名な「ルーダンの悪魔憑き」事件の被告であり、一六三四年に同市で火刑に処された札付きの放蕩司祭としてよく知られている。

 彼がサン=ピエール・デュ・マルシェの教区司祭に任命されたのは一六一七年、二十七歳のときであった。栄誉ある就任は彼の自尊心をしばし満たしたが、だからと云い、ひきかえにその美しい面貌を自然に朽ち果てるまで聴聞室の翳がりに埋れさせるつもりはまったくなかった。


 「いや聴罪司祭とは、その気になりさえすればあまたの女と一戦交えるのにこれほど都合のよい地位もあったものだ。まさしく俺にふさわしい、神が与えてくださった恩寵に違いない」


 という次第であり、以来、彼は自ら定めた勤行に忠実にはげむこととなった。のちの裁判が決めつけたような悪魔との取引こそなかったものの、それとは別に、彼は神のことなど識りはしなかったのである。

 この新任の司祭は、手始めとばかり、悔悛に訪れる娘たち次々とものにしていった。とりわけ王室顧問官の娘マドレーヌ・ド・ブルについては、その愛人関係を公けにして憚らなかったという。


 このようにしてグランディエは就任後の数年を思いのままに過ごしたのだが、やがて普通の女では飽き足らなくなってきたちょうどその折、一六ニ六年、同市にウルスラ会修道院が新設された。純潔の砦に集いし十七人の乙女たち――とりわけ「天使のジャンヌ」の誉れ高き院長ジャンヌ・デ・ザンジュのみずみずしい横顔は――さしもの女に食傷気味であったドン・ファンの裔にとっても、新たな意欲を掻き立てるに足るものであったらしい。それが司祭にあるまじき涜神行為になることなど、彼にとってはどうでもよいことであった。


 それにしても彼は、一体どのようにして院長のみか他の修道女たちをも芋蔓のごとく籠絡せしめたのだろうか。いかに名うてのプレイボーイといえど、たしかに悪魔に縋ったような話ではある。それゆえ彼がうまくやってのけた際には、いかなる手管を用いたのかは大いに人の怪しむところとなった。

 この一件はそれだけでは済まされなかった。さすがに聖ウルスラの美名を汚し、その験力をも侮ったとなれば、因果も来たりて誅槌を下すというもの。当初はグランディエに心底惚れ込み、修道院長の地位を譲り渡そうとさえしていたジャンヌであったが、グランディエを御するなどとうてい適わぬこと。頭を冷やして考えるならば、自分といい後輩たちといい、とんだ不始末をしでかしたものだ。このままでは世間の恥さらし、かくなるうえは すべてはグランディエと悪魔の謀りごとに帰してしまうのが上策であろう――というわけで彼女たちは、「悪魔憑き」のシナリオを描いた謀殺者らと利害の一致を見た。

 だが、グランディエの禍根はそれだけではない。誘惑者として中傷と非難を集めるかたわら、彼は政治家として、また著述家としても敵をつくることに余念がなかった。

 政治家としての彼は、聴聞を通じて地方要人の妻たちとのコネクションをつくりあげ、間接的に影響力を行使した。これは、ルーダンにもともといたカプチン会やカルメル派にとっては、あの学者面をした色男に女性告解者をことごとく奪われ、著しく影響を減退させられたかたちとなる。また当地のカルメル派の収入源であったノートル・ダム・ド・ルクヴランス(健康回復の祈祷を受ける聖母)というマリア像も、グランディエの嘲笑の餌食となり験力を失った。

 グランディエは執筆活動も精力的に行った。自由主義的な論文や風刺詩といったものに本領を発揮し、もう一つ機縁があったなら、同じイエズス会士であったルネ・デカルトやあるいは諧謔の思想家フォントネルのようなリベルタンとして名が挙がったかも知れないのだが、あくまでローカルな諷刺家に留まった彼は、当然の帰結として地元政治家や聖職者たちに疎まれる結果となった。

 総じて、彼は誘惑や挑発には長けていたが、保身のすべをまったく知らず、その子供のような無防備さゆえに、自ら火刑場の薪を積み上げていったのである。

 それでも、彼の著作のなかにはマドレーヌ・ド・ブルのために書かれたという『聖職者の妻帯権を求める訴状』といったものまで含まれているのを見るならば、この放蕩者にもそれなりのポリシー、内的な一貫性があったことを認めなければならない。

 「若い男性に禁欲を強いるということは、羊に向かって空を飛べと云っているようなものではないか? 羊を崖に追い立てたところ墜落して死んでしまったとしたら、その責任は羊ではなく牧者にあるのではないか? そのような馬鹿げた不可能事は信仰とは何の関係もない。

 読者諸賢よ、性欲、食欲、名誉欲といった欲望は、それが美辞麗句や欺瞞によって隠蔽されている時にこそ毀めるべきなのであって、それ自体は罪でないばかりか恥ずべきことですらない」

 してみれば、愛人との関係をとりたてて隠さなかったのも、彼なりの誠実さだったのかも知れない。とはいえ、彼の時代そして地位において、そんなことが理解されるはずもなかった。グランディエに対する共同体からの排除は、「魔女裁判」という最も陰惨なかたちで今しも始まらんとしていた。天使たちもまた沈黙のうちに彼の謀殺を許した。グランディエは、手遅れにならぬうちに自制を知る機会を、遂に得ることができなかった。

 ウルスラ会修道院の聴罪司祭であったミニョン神父が、最初の告発者となった。彼もまたグランディエと土地を争い、嘲笑を浴び、従姉妹を誘惑された、つまりはグランディエがつくった敵の一人であった。ルーダンで起こった悪魔憑きのすべては彼が仕組んだ芝居であったが、のちに同類の訴訟が積み上げられ、それは退け難いものとなった。

枢機卿リシュリューは彼の風刺文に恨みを抱いていたし、検察官は娘を孕まされた復讐をする絶好の機会であった。そのうえフランチェスコ会、カプチン会、そしてグランディエ自身の属するイエズス会の神父までもが告発者のリストに名を連ね、グランディエの甘言を信じたために悪魔に憑依され翻弄されたという、かつて彼に捨てられた女たちが次々と証言台に立ったのである。
http://www.geocities.jp/mezusinnou/kaie05.html


尼僧ヨアンナ / イエジー・カワレロウィッチ監督の最高に美しい白黒映画


1960年ポーランド映画。何度も見ているが、これほどの美しい白黒映画を知らない。見る度に新鮮な感動を覚える。全編、考えぬかれた構図がぴたっと決まっていて、そんなところからもこの映画美に引きずり込まれる。

中世のポーランド、辺境の寒村の旅籠にスリン神父(ミエチスワフ・ウォイト)が着くところから映画は始まる。村の尼僧院の僧院長のヨアンナ尼に悪魔が乗り移っている。スリン神父は彼女の悪魔払いのためにはるばるやって来た。スリン神父は僧院で生まれ育った女を知らない敬虔なキリスト教徒であることをみこまれたらしい。前の教区司祭が夜な夜な美しいヨアンナ尼の寝室に忍び込んだために、彼女の肉体に悪魔が乗り移ったと村人は噂している。


旅籠から見ると小高い丘の上にその僧院はあり、中間あたりに、前の教区司祭が火あぶりの刑に処せられた刑場が今も残っている。その横を通って、僧院についたスリン神父はヨアンナ尼と対面する。対話が進むにつれて、ついに悪魔が本性を表して、神父に挑発する言葉と石壁に血の手形を残してヨアンナ尼が立ち去っていく。この時の映像が様々に媒体に使われているので、目に焼き付いている。

二人は誰も入れない広い屋根裏部屋で、苦行を続けるうちに、通いあう心が芽生える。ついに、口づけをきっかけに悪魔はヨアンナ尼からスリン神父の肉体に乗り移る。神父はヨアンナ尼への愛ゆえに、悪魔を自分の肉体に留め置こうと決意する。ヨアンナ尼を救う道はそれしかないことを悟って、悪魔と取引をする。取引の条件は殺人の罪を犯すことだ。スリン神父は二人の村人を斧で殺害して、ヨアンナ尼を悪魔から救う。

途中、悪魔払いに自信を失って、ユダヤ教の司祭を訪れて助言を求める。 ここでユダヤ人司祭はキリスト教徒のユダヤ人迫害を持ち出して、話しは決裂する。このシーンもあって、この映画はキリスト教徒の自己分析の映画ではないかと思った。根底にはナチスドイツのホロコーストがあるのかも知れないが、作者は普遍的なレベルを問題としているように思えてしかたがない。というのも、今見ても鮮度を失っていないと感じるから。

http://page.sgy3.com/index.php?ID=1162


中世末期。ポーランドの小村にあるウルシュラ修道院の尼僧長「天使の」ヨアンナの身体には6体の悪魔が憑いていた。悪魔はときとしてヨアンナの意識をのっとり、彼女に悲鳴を上げさせ身体を操った。彼女のほかの尼僧たちにも悪魔は憑き、修道院内は悪魔憑きの病的な空気に深く包まれていた。事態を収拾するため教会から派遣されたスーリン神父はヨアンナに憑いた悪魔を祓う祓魔式に臨むことになる。

スーリンが修道院に向う途中で聞くヨアンナの噂は不穏だったが、実際に彼女と面会してみればそこには憔悴した一人の尼僧がいるだけだった。しかし面会が終わり、神父が十字を切ったとき彼女は豹変する。表情は一変して恐ろしい形相となり、魂の奥底まで覗き込むような凄まじい目つきで神父を睨みつける。彼女に憑いた悪魔が目覚めたのだ。悪魔は彼女の口を借りていうだろう、「そう簡単に俺をこのかわいい体から追い出せると思うなよ」と。

ヨアンナの祓魔式は公開される。興味本位で集まる野次馬たち。ヨアンナをはじめほかの尼僧たちに憑いた悪魔たちまでもが暴れだし、修道院内は狂気のるつぼと化して儀式は失敗に終わる。スーリンは公開をやめ、屋根裏の密室での祓魔式に切り替える。時間をかけ相手の話に耳を傾け、精神を落ち着かせる。これは現在でいうカウンセリング式の精神療法によく似ている。面会を重ね、ヨアンナの人となりを知るにつれ神父に募っていく彼女への思慕の念。何としてでもヨアンナを癒し、彼女を聖女にしたい。その思いが嵩じたために、予想外のおそろしい事態を招いてしまう。

この小説は実際にあった悪魔憑きの事件を著者がアレンジして小説としたもので悪魔に直面した神父が自らの信仰を自問し、女への愛情を自覚する内面探求の物語となっている。これは著者の文学の特徴であって訳者は巻末の解説で著者についてこう述べている:

イヴァシュキェヴィッチの小説は、ポーランド近代文学が自らの宿命とみなしてきた政治性、愛国憂国亡国の問題、祖国の蜂起や戦争をめぐる主題などをそれ自体として全面に押し出すことがほとんどない。時局に対応して、作者自ら政治的寓意を含ませるということもほとんどなかった。焦点をあてられるのは、常に、愛や死、歴史の無常、あるいは美の衝撃に直面した個人の内面劇であった。


きわめてショッキングな内容を扱ってはいるものの、この小説においてもっとも注目されるのは結局はスーリン神父の内面の問題であり、悪魔憑きの事件は彼にとっての契機としてあるに過ぎない。

悪魔とは何であるか。それは誰のなかにも棲んでおり、われわれを日々罪へと誘惑する囁きのことではないのか。ヨアンナは敬虔な尼僧だが、彼女も人間であって傲慢さと無縁ではない。その弱点を意識しすぎるあまりの狂気の発作、それこそが悪魔の正体ではなかったか。

かつてスーリンの前に祓魔式に臨んだ美男の神父は、尼僧たちの関心を惹きすぎたために断罪された。女だけの閉鎖的な空間で厳しい戒律に縛られて続く禁欲的な日々。それが若い女たちの自然な欲求を歪め、集団ヒステリーを引き起こしたとしても異常とは思えない、むしろ自然な反応だと管理人には思える。最初の祓魔式の恐ろしいような狂気のカオスも集団ヒステリーの場面と捉えられなくはない。

修道院をときどき抜け出しては村の庶民たちと他愛ない噂話に興じて憂さ晴らしをしていたある尼僧だけは、悪魔憑きと無縁な健康体でいるという設定に注目すれば、管理人と同じ見解を著者もこの事件に関してもっているように思える。それにしても最後に勝利したのは悪魔だったのか、人間だったのか。

http://epi-w.at.webry.info/201104/article_1.html

フロイト的抑圧の光景 / 「尼僧ヨアンナ」 イェジー・カヴァレロヴィチ


フロイトそのまんまに、まずは書いていこう。もともと人間の「性」は抑圧されている。

そうしないと、秩序はうまく保たれないからだ。宗教や法や政治というのは、そのような「性」を封じ込めて、それで社会全体がうまく機能するようにするためのものといってよい。

そういう抑圧のシステムの中では、男性の側から一方的にみると、この映画の冒頭の下卑た宿屋の主人のセリフにあるとおり、女性というのは聖女であると同時に淫らな存在である。社会的な禁忌を破るものはすなわち「悪」であるとするならば、そのような性的な存在である人というものは、映画の中でカトリックの僧侶の主人公と問答をするユダヤ教の僧侶の認識とおり、もともと悪を秘めているし、そもそもそれが前提となって世界は出来あがっているということになる。


さらに、性的な抑圧は、時にそれがうまく機能しないと、人間の精神に破綻をきたすこともある。フロイトは単刀直入に、精神病の病理を性に結びつけて考えた。


この映画は、カトリックの修道院が悪魔に獲りつかれているため、その修道院に派遣されてきた僧侶の破滅の物語。
悪魔につかれた尼僧ヨアンナに、悪魔払いの様々な努力をするが、そのうちに僧侶自体がその悪魔に取り付かれていくという筋書きなのだが、映画のテーマは、性的存在である人間の悲劇といったところかと思う。

映画の観方は様々でよいと思うが、共産主義体制の抑圧の風刺うんぬんはちょっとピントがずれていると思う。この映画の取り扱っているのは、もう少し人間の禁忌の起源に触れるようなものであろう。

単純といえば、単純。

宗教と性・・・そのまんまフロイトのテーマである。


荒涼としたポーランドの風景に、精神の破綻を来たした女性の悪魔劇が延々と続いていく。そして、性的なものから隔絶した存在であるべき僧侶が、尼僧との対峙を通じて、人間の暗い性の世界に落ち込んでいく様を、完璧なカメラワークと清みかえったモノトーンの画面の中でゆっくりとゆっくりと描写していく。

悪魔に憑かれる、すなわち精神に破綻を来たした尼僧たちが、躍動する女性としてむしろ魅力的にみえるのは自分だけではないはず。それはこの映画の監督の狙いだったと思う。

http://masterlow.blog74.fc2.com/blog-entry-165.html

「悪魔憑き」の現象という戦略 ―― 封印され得ない欲望系との折り合い


  1) 閉鎖系の空間状況下での修道女たちのストレスと、ガス抜きされねばならないという構造性


 この映画を今回観直していて、私の脳裏を過ぎったのは、ピーター・ミュラン監督の「マグダレンの祈り」(イギリス・アイルランド合作映画・2002年製作)の幾つかのシークエンスである。

 それは、アイルランド各地から「非行少女」を強制隔離して、「堕落したあなた方も、信仰を取り戻すでしょう」と言い放つ、シスター・ブリジッドの訓示によって開かれた「マグダレン修道院」の苛酷な物語であった。 「未来の修道女」を目指すことを強いられる「非行少女」たちの実話であるから、観ていて余計総毛だったものだ。 とりわけ、修道院のルールに背いた「未来の修道女」に対するシスターたちの「教育」は、彼女たちの若い自我を壊しかねないほどの陰惨さに満ちたものだった。


 洗濯場で全裸にされた娘たちを一列に並ばせて、シスターが吐き出す言葉の暴力は殆んどサディズムと言っていい。

 「オッパイが大きすぎる子がいるわね。

フランシスは意外ね。こんな貧弱なオッパイは見たことはないわ。乳首もないわ。
見た?普通じゃないわ。ハハハハ。

一番のぺチャパイはフランシスね。一番のデカパイは?・・・」


 シスターによって、「陰毛賞」という低俗なるネーミングによるヘイトスピーチが吐き出され、その対象となった「未来の修道女」は泣き出すばかりだった。


 このエピソードで瞭然とするように、「マグダレン修道院」では、シスターを頂点とする「権力関係」が形成されていて、ここに寄生する修道女たちの日頃の不満やストレスをガス抜きする手段として、「未来の修道女」に対する陰湿な虐めや暴力が日常化しているという現実があった。 いや寧ろ、「権力関係」を保持する「潤滑油」として、この類の暴力が常態化していたと言ってもいい。

 ここで重要なのは、修道女たちのストレスが、このような方法論によってガス抜きされねばならないという、その構造性そのものである。 そこでは、厳然たる「権力関係」が存在し、閉鎖系の空間状況を現出させていた。 そして「権力関係」を補完的に強化するシステムが殆んど万全であり、何よりも、「不道徳なる娘たち」を矯正するという大義名分があった。 そして、このような施設の存在を認知する社会的背景があり、そこに送り込まれた娘たちの親族の、堅固な協力体制が厳然と存在していたのである。

 以上の言及は、1996年に閉鎖されたアイルランドの修道院の実話についてのもの。 ここからは、本作の修道院のケースを見ていきたい。


 2)「悪魔憑き」の現象という戦略 ―― 封印され得ない欲望系との折り合い


 本作の時代背景は17世紀半ば。 場所は、ポーランドの寒村の尼僧院。

 映画を観る限り、この尼僧院には、「マグダレン修道院」のような堅固な「権力関係」が存在したとは思えないし、まして「未来の修道女」に対する陰湿な虐めや暴力が常態化していた訳ではない。 いや、それ故にこそと言うべきか、尼僧院内部の閉鎖的環境下で生活する尼僧たちにとって、色彩感の乏しい日々の累積の中でストックした、様々なストレスを解消する手立ては相当に限定的であっただろう。 しかし、その限定性は相対的なものだった。 そこが、「牢獄」の如き「マグダレン修道院」の閉塞性と分れていたのである。

 個々人の欲望系が、抑性的に処理される技術のみが求められる生活の日常性は、そこに特段の破綻を来たす事態が招来しなければ殆ど問題ないが、閉鎖的環境下で許容された自由の濃度が相対的に深かったならば、却って、個々人の欲望系の出し入れが恣意的になりやすく、抑性的に処理される技術のコントロールも困難になるであろう。


 「聖」の象徴としての尼僧院が建つ丘の下に、まるで対極の構図のように構える、「俗」の象徴としての木賃宿。 そこに通う僧院の門番の話によると、尼僧院では、夜間でも門を閉めないから出入り自由であり、肉食も自由であると言う。 即ち、尼僧院の尼僧の個々人の欲望系は、「絶対禁欲主義」の縛りから相対的に解放されていたのである。 まして、美しい女性の尼僧院長であるヨアンナの下で、先の「マグダレン修道院」のような堅固な「権力関係」が形成されていた訳ではなかった。 尼僧たちは、適度なガス抜きを愉悦していたのである。

 現に、「聖」の象徴としての尼僧院に暮らす一人の尼僧は、折に触れ、「俗」の象徴としての木賃宿に通っていて、世俗の話題を存分に共有していた。 そればかりか、木賃宿の色好みの亭主に酒を飲まされ、軽快なテンポで歌まで歌うのだ。

 
 「惚れる男がいなければ、私は一生尼暮らし」


 こんな歌を平気で歌う尼僧が、スリン神父に見つかり、退散するシーンは印象深いものだった。 なぜなら、後に男との駆け落ちに失敗ししたこの尼僧は、男に捨てられて嘆いていたが、ここまで徹底的なガス抜きを愉悦していたならば、もう本質的に、彼女は「俗」の住人であるとしか言えないからだ。 そして重要なことは、この尼僧が「悪魔憑き」に捕縛されていなかったという厳然たる事実である。


 「俗」の住人には、「悪魔憑き」という現象が無縁であったこと。 それこそが、本作の根柢にある主題に関わる由々しき現実なのだ。

 ともあれ、そんな環境下にあったからこそ、美男で若いガルニエツ神父が、尼僧院の門戸を開けて、夜毎に美しいヨアンナの寝室に忍び込むことが可能だったのだろう。

 「尼僧たちは、神父の訪問を享楽していた。悪魔に取り憑かれた尼たちは、人目も憚(はばか)らず、大声で喚き立てていたのです。会堂で例拝の間にも、淫らな行為をしていました」

 これは、スリン神父が土地の者から聞いた話。
 
 そのスリン神父が、ヨアンナとの関係形成の中で、本人から直接聞いた話がある。 既に、「悪魔憑き」によって隔離を余儀なくされていたヨアンナは、スリン神父に語っていた。


 「神よ、このあさましい私は何ものですか?私はただの尼です。父は公爵でしたが落ちぶれて、スモレンスク(注)にいるとのことですが、不明です。八つの悪魔に取り憑かれたのは、私の落ち度でしょうか」


(注)17世紀初頭のロシア・ポーランド戦争の「スモレンスク包囲戦」によって、ポーランド=リトアニア共和国に割譲された都市。現在は、ロシア連邦に帰属。


 スリン神父に語った、このヨアンナの言葉をみても分るように、彼女は恐らく、他の多くの修道女がそうであったように、「聖女」を目指す強い「宗教的使命感」によって尼僧になった訳ではない。

 普通の欲望と感情傾向を持った美しい女性の、その閉鎖的な日常性の中にあって、存分なまでに世俗に塗れた世界との比較において、己が欲望系を封印されることを余儀なくされたとき、「聖」の世界に殉じる者の非日常の時間の広がりに同化していくに足る、「最適適応戦略」の要請が内側から強迫的に突き上げて来た心的プロセスが仮定できるだろう。

 しかし、その強迫的な時間の空洞を埋めるような事態が出来する。 これが、美男で若いガルニエツ神父の振舞いであった。 夜毎にヨアンナの寝室に忍び込む時間の形成の本質は、例えそこに「禁断」の印が張り付いていたにしても、その行為自身が「男女の恋愛」か、それとも、「男女の性的関係」の愉悦以外の何ものでもなかったことは否定できないだろう。 「禁断」の閉鎖空間で男女の関係が作り出されたとき、何かが大きく変わっていく。

 変わっていったものは、ヨアンナが日常的に封印していた生々しい欲望系の情感世界である。 その中枢の感情が、性欲であると言っても間違いないだろう。 しかし、「禁断」の閉鎖空間での睦みが世間に知られるに至って、生々しい欲望系の情感世界の延長は人為的に遮断され、その反徳行為は最も厳しいペナルティを招来した。 ガルニエツ神父の火刑である。

 「ガルニエツ神父の火刑の前夜、尼さんたちは裸で庭を走り回って、神父の名を叫んでいたということだ」

 これは、「俗」の象徴としての木賃宿で拾われた言葉。 「悪魔憑き」の現象である。 この「悪魔憑き」の現象が尼僧院で本格的に出来したのは、それ以降である。 これが、尼僧ヨアンナを中心とした尼僧たちの、その欲望系の情感世界が人為的に遮断された結果、そこに出来した最悪の現象の真実の様態だった。

 
 欲望系の情感世界が封印された中枢の空間で、禁断の印を存分に解いてしまった尼僧たちの自我にとって、なお封印され得ない欲望系と折り合いをつけるには、「悪魔憑き」の現象という戦略以外になかったのである。 「事件」が発覚し、ガルニエツ神父の火刑によって、そこで展開されていた人間の欲望の自然な発動のラインが破壊された代償は、「最適適応戦略」を容易に手に入れられないアポリアの中で、既に限定的であったということだろう。


 3) 我が身を鞭打つ肉塊の炸裂にまで上り詰めて


 「これからお前と闘わねばならない。お前の縄張りだろうと、私は神の使いだ。私は善で、お前は悪だ」


 これは、「悪魔」に対するスリン神父の戦闘宣言。


 「悪魔が女の血を掻き立てて、壁に付けるのです」


 これは、スリン神父の参戦に対するヨアンナの、「悪魔憑き」の現象という戦略による意思表明。 かくて、二人の「実存」を賭けた心理戦争が開かれた。


 「神を敬えと言われても、私にはできないことです。地上のどんな力でも、私を束縛できない。私はいつも自由です。束縛など嫌です」


 このヨアンナの言葉には嘘はない。 「悪魔憑き」の現象という戦略によって、彼女は閉鎖空間で、なお自分の思いを繋ごうとするのだ。 そんな彼女の振舞いを目の当たりにした司教たちによって、「悪魔払い」の儀式を経て、彼女は束縛されるに至る。 ヨアンナの叫びが、白一色の人工空間の中で刻まれた。 隔離されたヨアンナの苦悩を引き受けようと、スリン神父の苦行が開かれた。


 「愛は悪を追い払います」


 スリン神父は、ヨアンナに語った。


 「汚辱に満ちた誇りを捨てなさい。あなたの苦しみを全て吐き出すのです」


 スリン神父の熱意が、ヨアンナに連射されていく。


 「八つの悪魔に取り憑かれたのは、私の落ち度でしょうか」とヨアンナ。

 「子供のように純真になればいいのです。神はきっと愛して下さる」とスリン神父。

 「もし悪魔が、あなたに乗り移ったら?」とヨアンナ。


 際どい会話が、二人の心理戦争の濃密な時間の内に捨てられていく。 濃密な時間の内に捨てられた二人の心理戦争は、まもなく、屋根裏部屋に籠って我が身を鞭打つ肉塊の炸裂にまで上り詰めていくのだ。 スリン神父の手を取るヨアンナが、そこにいた。 思わず、その手を突き放した神父は、

「あなたが悪魔だ」


と洩らしてしまった。 泣き崩れるヨアンナが、そこに置き去りにされた。

 4)「神学論争」を超えるドストエフスキー的な教理問答 ―― 迫るラビと、立ち竦む神父


 悪魔払いに自信を失ったスリン神父が、ユダヤ教のラビを訪れた。 そこで展開された、ドストエフスキー的な教理問答は、以下の通り。


 「あなたは、何を指して悪魔というのですか?
それは何処から来て、誰が作り出したものですか?」

とユダヤ教のラビ。

 「それは神です」とスリン神父。


 「悪魔が世界を創ったとしたら・・・

神がこの世界を創造されたとするならば、死や病気や戦争が起こるのは何故ですか?

何故、私たちユダヤ人が迫害を受け、何代にもわたって侵略と虐殺の恐怖に苦しむのか」


 「それは原罪です」


 「原罪だと言うのか。アダムとイヴの堕落です。人間は何度も堕落し、立ち直りもする。人の犯す全ての悪業は、決して悪魔のせいではないのだ。

最初の人間の堕落と、最初の天使の堕落です。

なぜ天使は、人間の女に巨人を生ませたのか。答えて下さい、神父」


 「天使は不可解な存在です」

 「ヨアンナを天使の尼僧と呼ぶが、ただの女に過ぎない。では、天使とは何ですか?」

 「神の使いです」

 「悪魔もそうだ。神の意志で人間の心に取り憑く」

 「それはどんな時に?」

 「悪魔を強く愛した時です」

 「悪魔を愛するとは?」

 「愛はこの世で起こる、あらゆる物事の基です」


 この会話には、少し説明が必要だ。

 本来、ユダヤ教では、「悪魔」とは「神の敵対者」というよりも、「サタン」の語源がヘブライ語で、間違いを犯した人間に罰を与える「天使」を指していて、寧ろ「神の僕(しもべ)」という役割を持っていた。 

ところが、「神は慈悲深い愛」と説くキリスト教の成立過程において、現実社会で出来する理不尽な死や、災厄や戦争、繰り返される人間による迫害や悪業の根源について的確な解答を提示せねばならなくなったとき、そこで作り出された観念の産物が「神に対する絶対敵対者」としての「悪魔」という概念だった。 このユダヤ教のラビは、キリスト教の敬虔な神父に対して、その辺りの本質的な疑問を投げかけたのである。


 元来、ユダヤ教では性衝動や性行為を自然なものと考えているから、「セックス」を不浄視していない。 従って、「性欲」に懊悩するヨアンナを、「ただの女」、即ち、普通の人間であると言い切ったのだ。 

詰まる所、「悪魔」とは、人間の心が作り出したものであると断じているのである。 このユダヤ教のラビの究極の発問への答えに窮するスリン神父が、そこに立ち竦んでいた。 本作の根源に迫る最も重要なシークエンスは、こうして閉じていった。


 5) 確信的な破戒僧の「覚悟の愛」を受容する尼僧 ―― その裸形の人格像の逢着点


 教理問答を経て、スリン神父の中で何かが変っていく。

 「あなたを助けます」

 彼はヨアンナに会いに行き、自分の思いを告げる。 鉄格子の内側に閉じ込められているヨアンナは、今やもう、自分の中で騒ぐ情感の揺動を隠そうとしない。 彼女は「悪魔」への愛を語るのだ。


 「私は悪魔が大好きで、悪魔に抱かれているとき、私はどんな運命でも甘受します。悪魔は最高の存在です」


 ヨアンナは、スリン神父にそう言い切ったのだ。 ヨアンナへの思いが変わらないスリン神父は、自然の成り行きで彼女に近づいて、口づけした。 自ら犯した行為に驚愕し、神父は走り去って行った。 それは、「悪魔」を自分の体内に取り憑くことを受容する行為でもあった。

 「何でもするから、私に取り憑いていろ」

 スリン神父の覚悟を括った言葉が捨てられた。 彼は「悪魔」に語ったのだ。 その後のスリン神父の行為の異常性は、紛れもなく確信犯の範疇にある者の選択的行動だった。 ヨアンナから「悪魔」を憑依させたスリン神父は、「悪魔」の命によって、斧を使って二人の村人を殺害したのだ。 「悪魔」との取引である。

 ヨアンナへの愛の、彼なりの答えであるが、神父の犯した行動は、それ以外に考えられない最も象徴的な行為だったと言える。 二人の男を殺害することは、彼にとって、「悪魔」を内側に憑依させることだからだ。 破戒僧となったスリン神父は、自分の思いを、一人の女を通してヨアンナに伝えた。

 「全て愛が、そうさせたのだ」

 これが、スリン神父のヨアンナへの伝言。 伝言を任せられた女こそ、駆け落ちをして男に捨てられた尼僧である。 「俗」の象徴としての木賃宿との往還という適度なガス抜きをすることで、彼女は「悪魔憑き」から解放されていたが、「聖」の象徴としての尼僧院の生活を完全否定する駆け落ちへの流れ方は、「悪魔」への屈服であるから、男に捨てられる運命を余儀なくされるという「象徴性」を被されていたと読むことも可能だろう。 「覚悟なき愛」の逃避行は自壊するということか。

 ともあれ、その尼僧を介して、スリン神父の「覚悟の愛」を受容するヨアンナの表情からは、映像を通して初めて開く裸形の人格像が露呈された。 彼女は嗚咽したのである。 確信的な破戒僧の、確信的な行為を受容した瞬間である。 「聖」なるものの「象徴性」が一切剥ぎ取られたとき、そこに胚胎した未知の「前線」は、欲望系の情感世界を封印せずに済む地平に辿り着いたと言える何かなのか。 少なくともそれは、ヘビーなモノクロの映像が訴えるものの根源に触れる何かであったに違いない。

 そのヘビーなモノクロの映像を貫流する基本的構図が、今更のように想起される。 緑なき小高い丘に聳(そび)える、「聖」なるものの象徴としての尼僧院と、それを俯瞰する、「俗」なるものの象徴としての木賃宿との対極の構図である。 そして、この構図の中間スポットに、ガルニエツ神父が火刑にされた処刑場の残滓が剥き出しになっているのだ。 同様に破戒僧であったガルニエツ神父は、「聖」と「俗」を自在に往還し、「聖」なるものの中枢に「欲望前線」を全開させてしまったのである。 この「前線」には、尼僧院長のヨアンナばかりか、他の尼僧たちも求めてアクセスしたに違いない。 「淫靡(いんび)なる忍びの行為」を突き抜けて、無秩序に稜線を広げた「欲望前線」での振舞いへのペナルティは、ガス抜きの範疇を逸脱した反徳行為として裁かれるに至った。 ガルニエツ神父には、「悪魔」、「悪魔憑き」、「悪魔祓い」などという観念のゲームの発想は、恐らく初めから存在していないのである。

 ところが、スリン神父の行為は、


「悪魔憑き」→「悪魔祓い」→「悪魔の憑依」

という流れの中で、殆ど確信的に遂行されたものだ。 「聖」なるものの「禁断」の閉鎖空間に閉じ込められて、懊悩を極めるヨアンナの裸形の自我に触れ合うことができるのは、その方法しかないと考えたのだろう。

 実話にはない、殺人まで犯した神父の振舞いを描き切った作り手の意図は、普通の欲望と感情傾向を持った女性が「欲望前線」に踏み入れたとき、最も厳しいペナルティによって人為的に遮断される運命から免れないシステムを相対化するには、「覚悟の愛」を身体化する表現なしに具現できないと考えたのかも知れない。

 人間としてあまりに自然な「男女の睦み=『性』」を、「悪魔」の仕業と読み替えることの「愚」の問題も含意させた、この厳しくも真摯な構築的映像は、人間の「欲望前線」の尖りを極端に嫌う全体主義へのシステムへの批判とも受け取れるが、映像を観る限り、精神医学の臨床治療の格好の素材にもなり得る、人間の根源的問題を巡る省察と問題提起という文脈で把握する方が、寧ろ自然であるように思える。 人間の普遍的問題をも網羅した、このような構築的映像こそ、私の最も好む表現世界である。

http://zilge.blogspot.com/2010/08/61.html

イタリア産尼僧映画の系譜


世の中には尼僧映画と呼ばれるジャンルがある。英語ではNunsploitationと呼ばれ、その人気はいまだに世界中で根強い。欧米では専門の研究書まで出版されているほどだ。 尼僧映画がブームとなったのは主に70年代。そのルーツはイエジー・カワレロウィッチ監督のポーランド映画『尼僧ヨアンナ』(60)とされているが、もちろんそれ以前から尼僧を題材にした映画はヨーロッパ各国で作られてきた。しかし、現在認知されている尼僧映画の定義と照らし合わせると、やはり『尼僧ヨアンナ』がこのジャンルの原点であると言って差し支えないだろう。

 その定義を一言で述べるならば“抑圧”。性的抑圧、社会的抑圧、精神的抑圧など、男性主導の父性社会で女性が受けてきた様々な抑圧を集約したものが尼僧映画なのである。『尼僧ヨアンナ』では教会から“悪魔憑き”と見なされた尼僧たちの集団ヒステリーを題材に、女子修道院という狭い世界へ閉じ込められた女性たちの苦悩と哀しみを描きながら、このような非人道的な抑圧を強いる権力や社会の偽善を痛烈に批判した。それはすなわち、社会主義国だった当時のポーランドにおける理不尽な圧政へ対する批判だったと言えよう。

 この『尼僧ヨアンナ』によって撒かれた種が、その後の世界的な左翼運動の高まりによって“尼僧映画”という1つのジャンルを生み出すに至ったとも考えられる。各国で物議を醸して話題となったケン・ラッセル監督の問題作『肉体の悪魔』(71)も、このジャンルの盛り上がりに多大な影響を与えた。

 ただ、必然的に登場人物の殆んどが女性で占められ、多分にセクシュアルな題材を取り扱っていることから、やがて低予算のポルノ映画として応用されるようになっていく。そのきっかけとなったのは、やはりポーランド出身のワレリアン・ボロズウィック監督による『修道女の悶え』(77)である。抑圧された生活を送る尼僧たちの赤裸々な性欲を描いたこの作品は、芸術的なアート映画であると同時に大胆な性描写を含むポルノ映画的な要素も併せ持っていた。結局、そのポルノ映画的な部分が世間の人々の関心を集め、この作品は欧米で大変な話題となり、柳の下のドジョウを狙う尼僧ポルノが続出することとなったのだ。
http://angeleyes.dee.cc/nunsploitation/nunsploitation.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/766.html#c23

[政治・選挙・NHK233] 福島原発事故で、国と東電の責任を認める判決! あらためて言う、福島原発事故の主犯は安倍晋三だ(リテラ) :原発板リンク  赤かぶ
3. 中川隆[-6329] koaQ7Jey 2017年10月11日 15:54:05 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
福島原発事故の主犯は枝野だろ:


日本を滅ぼした枝野幸男

菅、枝野、北沢が妨害しなければ原発事故は起きなかった

「炉心溶融はない」「放射能は漏れていない」「健康被害はない」と大嘘を付いていた枝野幸男
引用:http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-b5-6d/level4level4/folder/172944/49/29051549/img_0


福島原発の事故で、菅首相の指示で「炉心溶融」を2ヶ月間隠していたのが分かりました。

菅内閣は当時他にも、放射能漏れや、健康被害の可能性も隠していました


あの日責任者達は何をしていたのか

6月16日、2011年の福島原発事故でメルトダウン、(炉心溶融)の公表が2ヶ月遅れた問題で、調査報告書が出されました。

東京電力の依頼で調べていた弁護士らの第三者委員会が、2016年3月から調査していました。

福島第一原発は2011年3月11日の津波で冷却水用発電機が海水を被り、全電源停止に至りました。

翌3月12日には建屋が次々に、充満した水素で爆発し、冷却水の水位が下がって燃料棒が剥き出しになりました。

燃料棒は冷却水が循環する事で冷やされているが、水から露出すると高温になり、やがて自らの熱で溶け出します。

燃料棒が溶けて下に落ちる状態がメルトダウン(炉心溶融)で、原発事故で最も深刻な事態とされています。


福島原発では隔壁で仕切られた原子炉の中に溶けた燃料棒が溜まっていると考えられるが、チェルノブイリでは外部に放出されました。

この炉心溶融が事故当時秘密にされ、事故から2ヵ月後にようやく明らかにされました。

事故直後は放射能漏れも否定していて、枝野官房長官が「人体には影響が無い」と何度も強調していたのが印象的でした。


後に枝野官房長官は人体に影響があるのを知っていたと認めたが「ただちに影響がないとはとは言っていない」という名言を残しました。

枝野は炉心溶融も知っていたし、放射能漏れも知っていたが、同じような論法で言い逃れていました。

「炉心溶融は起きていない」と記者会見で何回も断言していたが、それも嘘でした。


「炉心溶融」を禁止したのは菅直人

調査報告書では事故3日後の3月14日に、記者会見中だった武藤副社長に広報担当者からメモが渡されていました。

メモには「炉心溶融」という言葉を使わないように、清水正孝社長からの手書きの指示が書かれていました。

清水社長から副社長には、炉心溶融を使ってはならないという、官邸からの指示があったと説明していました。


東京電力は「明確な定義がなく誤解を与えるので炉心溶融を使わなかった」という嘘の説明をしていました。

事故後の一部報道によると、東電の清水社長は地震の30分後に自衛隊幹部に電話を掛け「メルトダウンは避けられない」と助けを求めたとされています。

自衛隊の動きは素早く、必要な機材を大型ヘリで運んだり人員を投入する準備を始めました。


3月11日に清水社長は名古屋に居たので、東京で指示を出す為、自衛隊機に乗せて羽田に向いました。

だが枝野官房長官と北沢防衛長官の2人が「無断で自衛隊が動いているのは軍事クーデターだ」と大騒ぎして、着陸数分前に名古屋に引き返させました。

清水社長は翌日未明に陸路で東京に戻ったが、この間に貴重な10時間ほどが失われました。


枝野、北沢、菅の3人は自衛隊が東京電力と電話する事を禁止し、今後一切自衛隊は関わるなと命令しました。

自衛隊の支援を絶たれた東京電力は大混乱に陥ったが、冷却の為に海水を入れることと、水素ガスの放出が必要と判断しました。

燃料棒は水から出ると水素を放出するので、建屋に水素が充満しているのは、燃料棒が露出していると考えられました。


菅、枝野、北沢は「現場から逃げ出そうとした東電を止めた」などと大嘘をついて、全てを吉田所長のせいにした
94c1b802
引用:http://livedoor.blogimg.jp/kimito39/imgs/9/4/94c1b802.jpg


「なんだ、馬鹿野郎」

ここで菅直人首相は歴史に残る名言「ボクは原発の事は良く分かっている」と口にし、水素放出と海水注入の許可を出しませんでした。

菅首相は翌3月12日朝、ヘリコプターで原発を視察する為に、水素放出を禁じたといわれています。

首相の視察が終わった後でようやく水素放出が許可されたが、この頃には圧力が上がりすぎて弁が動かず、放出が不可能になっていました。


結局建屋は次々に爆発し、福島原発の吉田所長と東電本社の珍問答が延々と続けられます。

所長は海水注入の許可を求めたが東電本社は禁止し、禁止した理由は菅首相が「海水を入れたら爆発する」と主張したからとされている。

しかも菅首相は「自分が海水注入や水素放出を指示した事にしろ」と言って東電に責任をなすりつけ、「東電が東電が」と騒いでいました。


自分が東電の清水社長を名古屋に追い返しておきながら「東電の社長は連絡もしない」などと言っていました。

自衛隊についても自分が活動を禁止したのに、「自衛隊の動きが遅い」などいかにも自分が自衛隊を急がせているように装っていた。

アメリカ軍についても、核処理部隊の協力申し出が初日に来ていたのに「米軍は地震を利用して日本占領を目論んでいる」などと言っていました。


吉田所長は東電社長や菅首相の命令を無視して、無断で海水注入し、本当の核爆発だけは防止しました。

海水注入の是非を検討する会議では所長が菅首相に「なんだ、馬鹿野郎」と言ったとされています。


嘘だらけの閣僚達

その後も菅首相は「東電の吉田所長は原発を放棄して逃げ出そうとしたが、私が止めました」などと嘘八百を繰り返しました。

菅、枝野、北沢、海江田らの閣僚は次から次に事故対策を妨害し、例えば消防には最初福島入りを禁止していました。

だが次の瞬間には直ぐに現場入りするよう指示し、現場に入ったら「指示があるまで何もするな」といって活動を禁止しました。


だがそう言った次の瞬間には「なぜ早く原子炉を冷やさないんだ、さっさとやれ」と罵倒したりもしました。

要するに「自分のお陰で危機から救われた」という演出をしたいがために、テレビの前で自分が指示したかったのでした。

こういった行動が現場を大混乱に落しいれ、例えば菅首相は「ヘリで原子炉に水を撒け」と指示しました。


空から少量の水を撒いても、水は空中に拡散するだけで、作業を妨害しただけでした。

だが次の瞬間には、「消防車で原子炉に水を入れろ」とまるで自分が思いついたように指示していた。

果たして菅、枝野、北沢そして海江田らが閣僚でなかったら、原発は爆破しなかったのか、推測はできるが仮定にすぎない。


だがもし森首相や小泉首相や安倍首相であったら、大型ヘリで発電機やポンプを原発に輸送し、自衛隊は原子炉を冷却しようとしたでしょう。

最初から水素は放出され海水注入が行われたら、おそらく単なる放射能漏れで済んだでしょう。

その上でやっぱり水素が充満して爆発した可能性もあるが、その可能性はかなり低い。

なにより緊急時に最善を尽くさず、作業の妨害ばかりしていた閣僚らが、未だに罪を裁かれていないのは納得出来ないのではないか。

http://www.asyura2.com/17/senkyo233/msg/781.html#c3

[原発・フッ素48] 福島原発事故で、国と東電の責任を認める判決! あらためて言う、福島原発事故の主犯は安倍晋三だ(リテラ) 赤かぶ
3. 中川隆[-6328] koaQ7Jey 2017年10月11日 15:54:40 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
福島原発事故の主犯は枝野だろ:

日本を滅ぼした枝野幸男

菅、枝野、北沢が妨害しなければ原発事故は起きなかった

「炉心溶融はない」「放射能は漏れていない」「健康被害はない」と大嘘を付いていた枝野幸男
引用:http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-b5-6d/level4level4/folder/172944/49/29051549/img_0


福島原発の事故で、菅首相の指示で「炉心溶融」を2ヶ月間隠していたのが分かりました。

菅内閣は当時他にも、放射能漏れや、健康被害の可能性も隠していました


あの日責任者達は何をしていたのか

6月16日、2011年の福島原発事故でメルトダウン、(炉心溶融)の公表が2ヶ月遅れた問題で、調査報告書が出されました。

東京電力の依頼で調べていた弁護士らの第三者委員会が、2016年3月から調査していました。

福島第一原発は2011年3月11日の津波で冷却水用発電機が海水を被り、全電源停止に至りました。

翌3月12日には建屋が次々に、充満した水素で爆発し、冷却水の水位が下がって燃料棒が剥き出しになりました。

燃料棒は冷却水が循環する事で冷やされているが、水から露出すると高温になり、やがて自らの熱で溶け出します。

燃料棒が溶けて下に落ちる状態がメルトダウン(炉心溶融)で、原発事故で最も深刻な事態とされています。


福島原発では隔壁で仕切られた原子炉の中に溶けた燃料棒が溜まっていると考えられるが、チェルノブイリでは外部に放出されました。

この炉心溶融が事故当時秘密にされ、事故から2ヵ月後にようやく明らかにされました。

事故直後は放射能漏れも否定していて、枝野官房長官が「人体には影響が無い」と何度も強調していたのが印象的でした。


後に枝野官房長官は人体に影響があるのを知っていたと認めたが「ただちに影響がないとはとは言っていない」という名言を残しました。

枝野は炉心溶融も知っていたし、放射能漏れも知っていたが、同じような論法で言い逃れていました。

「炉心溶融は起きていない」と記者会見で何回も断言していたが、それも嘘でした。


「炉心溶融」を禁止したのは菅直人

調査報告書では事故3日後の3月14日に、記者会見中だった武藤副社長に広報担当者からメモが渡されていました。

メモには「炉心溶融」という言葉を使わないように、清水正孝社長からの手書きの指示が書かれていました。

清水社長から副社長には、炉心溶融を使ってはならないという、官邸からの指示があったと説明していました。


東京電力は「明確な定義がなく誤解を与えるので炉心溶融を使わなかった」という嘘の説明をしていました。

事故後の一部報道によると、東電の清水社長は地震の30分後に自衛隊幹部に電話を掛け「メルトダウンは避けられない」と助けを求めたとされています。

自衛隊の動きは素早く、必要な機材を大型ヘリで運んだり人員を投入する準備を始めました。


3月11日に清水社長は名古屋に居たので、東京で指示を出す為、自衛隊機に乗せて羽田に向いました。

だが枝野官房長官と北沢防衛長官の2人が「無断で自衛隊が動いているのは軍事クーデターだ」と大騒ぎして、着陸数分前に名古屋に引き返させました。

清水社長は翌日未明に陸路で東京に戻ったが、この間に貴重な10時間ほどが失われました。


枝野、北沢、菅の3人は自衛隊が東京電力と電話する事を禁止し、今後一切自衛隊は関わるなと命令しました。

自衛隊の支援を絶たれた東京電力は大混乱に陥ったが、冷却の為に海水を入れることと、水素ガスの放出が必要と判断しました。

燃料棒は水から出ると水素を放出するので、建屋に水素が充満しているのは、燃料棒が露出していると考えられました。


菅、枝野、北沢は「現場から逃げ出そうとした東電を止めた」などと大嘘をついて、全てを吉田所長のせいにした
94c1b802
引用:http://livedoor.blogimg.jp/kimito39/imgs/9/4/94c1b802.jpg


「なんだ、馬鹿野郎」

ここで菅直人首相は歴史に残る名言「ボクは原発の事は良く分かっている」と口にし、水素放出と海水注入の許可を出しませんでした。

菅首相は翌3月12日朝、ヘリコプターで原発を視察する為に、水素放出を禁じたといわれています。

首相の視察が終わった後でようやく水素放出が許可されたが、この頃には圧力が上がりすぎて弁が動かず、放出が不可能になっていました。


結局建屋は次々に爆発し、福島原発の吉田所長と東電本社の珍問答が延々と続けられます。

所長は海水注入の許可を求めたが東電本社は禁止し、禁止した理由は菅首相が「海水を入れたら爆発する」と主張したからとされている。

しかも菅首相は「自分が海水注入や水素放出を指示した事にしろ」と言って東電に責任をなすりつけ、「東電が東電が」と騒いでいました。


自分が東電の清水社長を名古屋に追い返しておきながら「東電の社長は連絡もしない」などと言っていました。

自衛隊についても自分が活動を禁止したのに、「自衛隊の動きが遅い」などいかにも自分が自衛隊を急がせているように装っていた。

アメリカ軍についても、核処理部隊の協力申し出が初日に来ていたのに「米軍は地震を利用して日本占領を目論んでいる」などと言っていました。


吉田所長は東電社長や菅首相の命令を無視して、無断で海水注入し、本当の核爆発だけは防止しました。

海水注入の是非を検討する会議では所長が菅首相に「なんだ、馬鹿野郎」と言ったとされています。


嘘だらけの閣僚達

その後も菅首相は「東電の吉田所長は原発を放棄して逃げ出そうとしたが、私が止めました」などと嘘八百を繰り返しました。

菅、枝野、北沢、海江田らの閣僚は次から次に事故対策を妨害し、例えば消防には最初福島入りを禁止していました。

だが次の瞬間には直ぐに現場入りするよう指示し、現場に入ったら「指示があるまで何もするな」といって活動を禁止しました。


だがそう言った次の瞬間には「なぜ早く原子炉を冷やさないんだ、さっさとやれ」と罵倒したりもしました。

要するに「自分のお陰で危機から救われた」という演出をしたいがために、テレビの前で自分が指示したかったのでした。

こういった行動が現場を大混乱に落しいれ、例えば菅首相は「ヘリで原子炉に水を撒け」と指示しました。


空から少量の水を撒いても、水は空中に拡散するだけで、作業を妨害しただけでした。

だが次の瞬間には、「消防車で原子炉に水を入れろ」とまるで自分が思いついたように指示していた。

果たして菅、枝野、北沢そして海江田らが閣僚でなかったら、原発は爆破しなかったのか、推測はできるが仮定にすぎない。


だがもし森首相や小泉首相や安倍首相であったら、大型ヘリで発電機やポンプを原発に輸送し、自衛隊は原子炉を冷却しようとしたでしょう。

最初から水素は放出され海水注入が行われたら、おそらく単なる放射能漏れで済んだでしょう。

その上でやっぱり水素が充満して爆発した可能性もあるが、その可能性はかなり低い。

なにより緊急時に最善を尽くさず、作業の妨害ばかりしていた閣僚らが、未だに罪を裁かれていないのは納得出来ないのではないか。

http://www.asyura2.com/17/genpatu48/msg/794.html#c3

[リバイバル3] フランス人はバゲット(フランスパン)が一番好き 中川隆
24. 中川隆[-6327] koaQ7Jey 2017年10月11日 18:45:55 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
>>18 の続き


2015年09月23日 楽しいレイプはやめられない
難民を刺戟してはいけない社会
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68445796.html


有色人種の波に飲み込まれた西欧社会

  ブリテンとフランスは、もはや白人国家とは言い難い。

片田舎ではまだ白人が多数派かも知れないが、大都市圏では、アフリカやアジアからの移民が至る所に溢れている。彼らはまるで、故郷にいるかのようにくつろいで暮らしているのだ。

基本的に移民や難民というのは、財産や教養を持たない下層民であるから、当然すさんだ家庭が多い。しかも、ブリテン人やフランス人と肉体的に違うから、何時まで経ってもよそ者扱い。

移民の悪ガキどもは、学問に励んで国家に尽くすとか、マナーを身につけて紳士になる、なんて意識は千年経っても芽生えない。こんな連中が徒党を組んで街を闊歩すれば、自ずとやることは決まっている。道路の清掃活動じゃないぞ。道端を歩く女に声を掛けたり、絡んだりしてまとわりつくのだ。

フランスのパリから少し離れた處に「フォントネー・スー・ボア(Fontenay-sous-Bois)という街がある。そこへ「ニーナ」という7歳の少女が、両親の離婚がもとで引っ越してきた。それから月日が流れ彼女は16歳。母と弟の母子家庭で育ったニーナは、思いもよらぬ悲劇に見舞われることとなった。

  ある日の夕方である。ニーナは映画を見に行き、映画館から自宅に帰る途中、数名の不良少年に出くわした。ニーナが遭遇した下郎は彼女より少し年上で、酒を飲みマリファナを吸う街のゴロツキだ。

こういった連中は、いい女がいれば直ぐ声を掛ける。彼らは道を歩くニーナに目をつけ、リーダー格の男がニーナに近づき、彼女の首に手を回してきた。こうなりゃ、誰だって嫌な予感がする。絡まれたニーナの周りには、ロクでなしどもが群がってきて、彼女が逃げられないように取り囲んでいた。

馴れ馴れしいリーダー格の男は、ニーナに「沈む夕日が見てえなぁ」と言い寄り、彼女を近くの建物に連れて行こうとしたらしい。しかし、彼女はそれを断った。すると、リーダーの男は彼女の顔面を殴りつけた。

こうなれば、次にする事は明らかだ。ニーナはゴロツキどもの餌食となり、鬼畜のオモチャにされてしまう。彼女は膣や肛門にペニスをねじ込まれ、そのうえ彼らのペニスをしゃぶるよう命じられた。

こいつらは本当に哺乳類なのか? もし、人間のクズにランクがあれば、こいつらは最低の階級になるだろう。

  悪夢のような輪姦の翌日、ニーナは再び不良どもに強姦されることとなった。

彼女は他の不良どもが待ち受けるアパートメントに連れ込まれ、そこで殴られた挙げ句、彼らに凌辱されたのだ。その次の日も、ニーナは同じ生き地獄を味わう羽目に。

不良どもの一人は、泣き叫ぶ彼女を捕まえ、その胸元にタバコの火を押しつけたという。
恐怖の強姦を耐えたニーナが帰宅すると、不審に思った母親は、「どうしたの ?」と尋ねたらしい。しかし、ニーナは真相を話すわけにも行かず、何事も無かったかのように沈黙を守った。

それというのも、強姦魔は彼女に釘を刺していたのだ。もし、誰かに話せばアパートメントに放火し、弟や母親の命もないぞ、と脅していたのである。

驚くことに、ニーナは毎日のように強姦され、それが半年も続いたのだ。
しかも、餌食となった少女はニーナだけではない。ステファニーという16歳の少女も輪姦されていたのだ。彼女は毎日のように複数の男どもに弄(もてあそ)ばれていたという。つまり、獣慾の塊と化したゴロツキは、強姦のローテイションを組んでいたのだ。(Ondine Millot, Ils etaient au moins vingt-cinq. Certains me tenaient,d'autres rigolaient, Liberation, 16 Sept. 2012)

  では、ニーナとステファニーを輪姦した不良とは、いかなる者たちか?

フランスのマスコミは、犯人の素性を具体的に報道しないので、一般国民には見当がつかない。しかし、強姦集団の主犯格だけは分かっている。マハマドゥ・ドゥクーレ(Mahamadou Doucouré)というアフリカ人だ。

しかし、逮捕された18名の容疑者が、フランス国籍を持つ者なのか否かは定かでない。ただ、アフリカや中東アジアからやって来た移民、ないし移民家庭の子供という可能性は高い。

彼らは裁判にかけられても、一向に反省の色を見せず、彼女を「淫売だ。誰だった知っているさ。あれは、お遊びだったんだ」と詫びる様子もなかったという。

いずれにせよ、有色人のグスどもに10代の少女が毎日、汚いペニスで凌辱されたという事実は変わらない。有色移民を引き込んだ外人支援者は、幾人もの男に肌を汚された少女に何と言うのか?

彼女たちには「人権」以上の価値があるはずだ。しかし、「人権派」左翼が犯罪者の権利を擁護することはあっても、泣き崩れる被害者に謝罪することはない。これが「人権派」の正体である。

彼らに対して何を言っても無駄だろう。それでも、これだけは述べたい。ニーナは処女だった。赤い血が通っている者には、これで充分だろう。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68445796.html

2017年05月06日 根こぎにされた国民 / 強力な君主の統治で栄えるフランス
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68643261.html


揺れ動くフランス国民

(左: エマニュエル・マクロン / 右: マリーヌ・ルペン)

  いよいよフランス大統領選挙の第二幕が近づいてきた。フランスの次期国家元首に選ばれるのは、リベラル・グローバリズムの権化たるエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)なのか、それともポピュリスト・ナショナリズムを掲げるマリーヌ・ル・ペン(Marine Le Pen)なのか、誰にも分からない。ただ、フランス国民は両極端の選択肢に直面しているようだ。

マクロン氏はEUへの残留に賛成で、国境を越えた資本や労働の自由を堅持したいと望んでいるらしい。如何にも、ゴールドマン・サックスとロスチャイルドの手先が口にしそうなセリフである。

一方、ル・ペン女史は「フランス第一主義」を叫んで、祖国の精神と文化を守ろうと訴えていた。彼女は父親から組織を禅譲されたが、国粋主義剝き出しの看板では一般受けしないと考えたのか、支持層を広げるために、女性の権利保護や失業対策、ユダヤ票への配慮などを盛り込んでいる。

ちなみに、国民戦線副党首であるルイ・アリオ(Louis Aliot)氏は、彼女の私的伴侶(パートナー)で、アルジェリア系ユダヤ人というから、ル・ペン家に纏わり付いていた反ユダヤ主義の印象を少しだけ緩和したようだ。

  マスコミの下馬評によれば、中道左派のマクロン氏が優勢で、大半の評論家は有権者の6割が彼に投票するだろうと考えられている。

対するル・ペン候補は、その過激思想の背景も相俟って、4割ほどの票しか獲得できないだろうと見られていた。

ただ、二回目の選挙でどの集団が分裂し、如何なる裏切り者が出るか分からないので、一概にル・ペン候補が不利とは言えまい。保守派のフランソワ・フィヨン(François Fillon)に投票し人がル・ペンに靡くかも知れないし、表面的には左翼のジャン・リュク・メランション(Jean-Luc Melanchon)を支持していた人でも、マクロンが嫌いという理由だけで彼女に投票するかも知れないのだ。さらに、マクロンが当てにした浮動票や無党派層の中に、投票所に行かない怠け者や白紙投票をするへそ曲がり、口先だけの支援者がいたりするから、思ったほどマクロン氏の票が伸びない場合だって考えられる。だから、決戦投票前に色々言っても、結局は「捕らぬ狸の皮算用」となってしまうのだ。

  日本人の我々にはどうでもいいんだけど、今回の選挙で特徴的なのは、両候補者を支持する人々の温度差である。

なるほど、マクロン氏は若くて知性的な経済通なんだろうけど、今ひとつパンチに欠けるというか、新鮮なのにインパクトの弱い候補者である。オランド大統領の経済閣僚を務めていたんだから、少しくらい社会党支持者の間で人気があってもよさそうなのに、「何が何でもマクロンに!」といったラヴ・コールが乏しいのだ。ちょっと醒めたフランス人だと、「あの野郎は自国の女(ル・ペン)を蹴って、他国の女(メルケル)にすがりつくつもりなんだ。まぁ、フランス女の尻より、ドイツ女の膝枕が好きなんだろうな。姐さん女房が好みだしねぇ」と冗談を言ったりする。

とにかく、フランス人の行動は予想できない。国家の政体だって、恐怖政治から独裁制、帝政が崩壊して王政復古になったと思ったら、帝政に逆戻り。戦争に敗れて再び共和政に戻るが、内紛が絶えず、第三、第四、第五共和政とクルクル変わって、猫の目だって一緒に廻って船酔いしそうだ。こんな移り気のフランス国民だから、マクロン氏だって気が気じゃない。


(左: ル・ペン / 右: メルケル首相 )

  他方、ル・ペン候補には熱心な支援者が結構いる。父親の代からの支援者に加え、野蛮な移民やイスラム教徒の流入で、国民戦線の支持者に鞍替えした人も多いという。

フランス人というのは、上から下の者まで偽善に満ちており、口では「自由、平等、博愛」と言うが、その実態は、自分が自由に振る舞い、平等なのは同じ階級の者で、明言せぬが白人のみ。

「博愛」といったところで、それは「同志」に向けられた限定的な友情で、へんてこりんな顔をした「部外者」や「外国人」は別。たとえ、レセプションで歓迎の抱擁をしても、大切な自宅には招かない。

ル・ペン氏の支持者は「極右」と評されるが、その用語が適切なのか、甚だ怪しい。

だって、フランスという国家を護ることが「右翼」なら、「よそ者」や「浮浪者」、「違法移民」を自宅から追い出す世帯主も「極右」になってしまう。

たいいち、左翼メディアの思考に従えば、好中球や好酸球といった白血球だって、異質な物を排除しようとする「保守派」で「攻撃的」な「極右」となってしまうじゃないか。


(写真 / 現代の多彩な「フランス人」)

  こうした奇妙な思考形態を持つ点では、日本人もフランス人と同じである。外人とか「見知らぬ者」を取り除いたり、突き放したりするのは、ごく自然な反応である。

例えば、家族だけてハワイ旅行や外食に出掛ける「家族主義者」は、ことごとく排他的で、自己中心的な人々である。もし、その辺をうろつく在日鮮人が「俺も一緒にハワイに行きたい」と頼んでも、「テメーなんかを連れて行くか、このドアホ !」と叱りつけるだろう。こういう馬鹿の処理には、鼻の孔(あな)に鉛筆を突き刺して、思いっきり引きずり回すのが一番だ。また、もしも不法移民の支那人が「ワタシも寿司を食いたいアルヨ!」とすがりつき、「お前たち、家族だけでご馳走を楽しむのは、日中友好に反するゾォ〜」と“いちゃもん”をつけてくるなら、洗濯機の中に放り込んで、図々しさを洗い流してやればいい。

「極右」というレッテルは、「極左」が常識人にこすりつける鼻糞と同じだ。
フランスの事情に詳しいとされる産経新聞の山口昌子などは、国民戦線の議員やそのメンバー、および非党員の支持者を「極右」と評するが、どんな立場からそう呼ぶのか明らかにはしないから、我々は注意して彼女の意見を聞いた方がいい。

この手の左巻きジャーナリストは、憧れの朝日新聞に入りたかったが、採用試験に落ちたので、しぶしぶ格下の産経新聞に入社したとも考えられるからだ。特別論説委員だった千野境子は更に酷いぞ。

力強い王様が大好きなガリア人

  現在のフランスは廃墟の上に建てられている。
元々フランスはゲルマン系のフランク族がガリア人と融合することで誕生した王国だ。
しかも、カエサルに征服されたケルト人は荘厳なローマ文明を吸収して、ガリア・ローマ人に大変身。貴族階級のガリア人たちはローマ化して、「カエサル」とか「ユリウス」、その後は「アウグストゥス」などのローマ人的名前をつけることが流行になっていた。

旧い名家に生まれた者でさえ、もうガリア人の祖先を自慢しなくなり、その代わり、「ヴィーナス」や「ヘラクレス」の子孫だ、と言い始めたんだから呆れてしまうじゃないか。

また、ガリア人の女を娶り、ケルト人たちと混淆するようになったフランク人貴族も、ゲルマン語をすっかり忘れて、母親が話すラテン語を喋っていたんだから、フランス人は本当にローマ人が好きだった。よくフランス人が「ローマ帝國の継承者」とか、「カトリック教会の長女」という言い方を口にするのも、こうした歴史があるからだろう。

  今の我々は共和政のフランスしか見ていないけど、かつてフランスは世襲王家を戴く君主国だった。右も左もフランス国民の多くは共和政を讃美し、何かにつけては「フランスの偉大さ(la grandure de la France)」を口にするが、その「偉大さ」も今では随分と霞んでいる。

日本人の子供だってクスクス笑って、「何これ?(Qu'est-ce que c'est?)」と馬鹿にするだろう。フランスの知識人は斜(はす)に構えて、王室が無い「共和国(res publica)」や大衆参加の「代議制民衆政体(démocratie représentative)」を自慢するけど、フランスが輝くのは「たいてい」と言っちゃなんだけど、絶対的とも言える王様がいるときだった。

イスラム教徒を駆逐したカール・マルテルを始めとして、ザクセン人を殺しまくったカール大帝(シャルルマーニュ)、プランタジネット家をフランスから追い出したフィリップ・オーギュスト、フランスの統一をもたらしたアンリ4世、領土拡張が趣味だったルイ14世、とフランス人は威厳に満ちた大様が大好きだった。

あのコルシカ生まれの砲兵将校ナポレオン・ボナパルトだって「フランスの英雄」なんだから。ロシア遠征で惨敗を喫しても、過去の戦歴に痺れてしまって、未だに讃美者がいるから困ってしまう。


(左: カール・マルテル / カール大帝 / フィリップ・オーギュスト / 右: ナポレオン・ボナパルト )

  大革命でフランスが共和政になったが、その指導者で一番の人気者といったらシャルル・ド・ゴール将軍を挙げる人が多い。今でも、タカ派や保守派に「ゴーリスト」を名乗る人は結構いて、豪胆な指導者のもとで「フランスの栄光」を取り戻そうとする。

結局、王様みたいな大統領とか国父と呼べる皇帝が欲しいんじゃないか。

民衆から選ばれた“ちんけ”なユダヤ人のサルコジとか、斜陽族の集まりと化した社会党の“死骸”オランドじぁ、“パッ”としないよねぇ〜。

国王ルイ14曰く、「フランス王は神と剣のみに由来する」そうだ。

いやぁ〜、すごい。さすが太陽王だけあって、神々しくて眩しい。
この王様は王太子への教訓として次のような言葉を述べたという。

  人々に王を与えたもの(神)は、人々が王を神の代理人として尊敬することを望まれ、王にのみ、人々の行為を吟味する権利を保留しておかれた。臣民として生まれた者は誰でも、無分別に服従することこそ、神の望まれるところなのである。
(ユベール・メチヴィエ 『ルイ14世』 前川貞次郎 訳 白水社 1959年 p.33)

  フランスは太古の昔から分裂傾向が激しく、ローマ帝國が瓦解した後、ガリアでは諸王国が乱立し、蛮族のモザイクになってしまったくらいだ。(アンドレ・モロワ 『フランス史』 上巻 平岡・他訳 新潮社 昭和31年 p.36) フランス人が懐かしむカロリング帝國は、比類無き強大な権力と卓越した政治手腕を持つカール大帝が君臨したからで、もしルイ16世のような王様が後継者になったら帝國の維持は絶対に無理だ。たぶん、敬虔で立派な騎士だったフィリップ3世(Philippe le Hardi)でも難しいだろう。

とにかく、フランスでは国王の家臣とか官僚が幅を利かせ、議会を開いても各人が好き勝手なことを言い出すから、討論は停滞して結論は出ない。グズな政治家や軍首脳のせいでフランスがドイツに占領され、亡命生活という苦い経験を味わったド・ゴール将軍は、議会政治の非効率性や因習的宿痾に嫌気が差していた。

フランスの命運を担う元首は、無責任な議員や気紛れな民衆から推戴されるのではなく、天命を受けて民を導く者でなければならない。フランスの英雄は投票用紙の束からでなく、ほとばしる愛国心と非凡な才能に突き動かされて自ら現れるのだ。


(左: ルイ14世 / 中央と右: シャルル・ド・ゴール )


  ド・ゴールは人民投票で選ばれたとはいえ、その気概は君主に近く、共和国大統領は分割できぬ国家権能を有する唯一の人物と見なしていた。彼は1964年1月31日にこう述べている。

  事実、大統領は我々の憲法によれば、国民の命運に責任を負うために、国民自身によって地位につけられた、国民の人物であります。・・・危急の場合、大統領はあらゆる必要な事を行う責任を取らねばならない。かかる大統領は明らかに、国家権限を保有し、代表すべき唯一の者であります。(フランソワ・モーリヤック 『ド・ゴール』 岡部正孝 訳 河出書房新社 昭和41年 p.215)

  フランスの存亡と自分の運命を結びつけるド・ゴールは、祖国の統治を担うのは自分しかいないと確信し、「私こそフランスだ!」と喝破していたそうだ。(上掲書 p.47) フランスを体現すると豪語した将軍は、君主制の伝統を尊重していたのか、数々の発言が王侯貴族風であった。民衆に媚びるオランド大統領の口からは、こんな言葉は出てこないだろう。いわんや、マクロン氏の口から出たら滑稽だ。もし、彼がド・ゴール将軍を真似て、こうした虚勢を吐いたら、フランス人の左翼でも「国際金融業者の下僕である!」の間違いじゃないのか、とせせら笑うだろう。大統領や首相といった最高行政官は、ローマの執政官みたいに威厳がなくちゃ格好悪いし、外国の手先とか根無し草のユダヤ人じゃ厭だよねぇ。

(左: ニコラ・サルコジとフランソワ・オランド / 右: 閲兵式でのド・ゴール将軍 )

  フランスの政治は複雑で不確定要素が多いから、筆者としてはマクロンが大勝するのか、ル・ペンが逆転するのか分からない。偉い学者や評論家によれば、マクロン候補がリードしているというから、たぶん彼が大統領に当選するんだろう。

もし、ル・ペン氏が僅差で勝利となれば、彼女のファンは大喜びで、世界中のマスコミは大騒ぎとなるに違いない。しかし、どちらが当選してもフランスは大揉めになるだろう。予想通りマクロン氏が大統領に就任すれば、閉塞感や暗い雰囲気が蔓延したままで既成の政治が行われるし、ル・ペンが選ばれても移民の群れを押し返す事は困難だから、支持者の失望が募るばかりだ。しかも、フランスのEU離脱となれば、EUそのものの存在が危うくなり、ドイツ主体の経済聯合になってしまうだろう。ただし、英国のテレザ・メイ首相にしたらその方がいい。

  オランドが去ってマクロンが大統領になるフランスって、何となく陰鬱で袋小路に入っているように見えるから、関係無い日本人でもフランス国民が哀れに思えてくる。

日本人は皇室があって本当に良かった。どんなに愚劣な宰相が選ばれても、国家元首は天皇陛下だから、ちょっとだけ救われた気分になる。フランス人は口が裂けても言わないだろうが、悠久の歴史を誇る皇室を目にすれば、「俺たちもブルボン王朝があったらなぁ」と私的につぶやくんじゃないか。でも、皮肉が得意な日本人だと、「大丈夫だよ。フランスには強いサッカー・チームがあるんだからさ!」と励ますだろう。今じゃ「フランスの栄光」なんてサッカーの国際試合にしかないんだから。
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[リバイバル3] フランス人はバゲット(フランスパン)が一番好き 中川隆
25. 中川隆[-6326] koaQ7Jey 2017年10月11日 19:11:04 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

2017年05月11日
サムライを演じたフランス人 / アラン・ドロンの祖国は今・・・
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68643909.html

「国民戦線」を支援した人気俳優

(写真 / アラン・ドロン )

  フランスで行われたマクロン対ル・ペンの一騎打ちは、「やはり!」と呟きたくなるような選挙結果であった。前者が投票数の約6割を獲得し、約4割弱ほど獲得した後者を破ったことになる。

こうなったのも、フランスの国民はドイツ人と同じくらい左翼教育に染まっており、多民族・多文化主義を金科玉条のように考えているからだ。

しかも、国民の大半が何らかの非西歐的な家系に属し、その先祖を辿れば外国人というケースが多い。異人種間結婚が普通で、ナショナル・アイデンティティーが十人十色という国家で、移民排斥を掲げるマリーヌ・ル・ペンが躍進し、決選投票にまで漕ぎ着けたんだから、負けたル・ペンの方が輝いていたと言えるんじゃないか。ただし、多数決原理の政治体制だから、彼女が負け犬であることには変わりがない。

  今のフランスを見ていると、一旦崩壊した国が如何に惨めであるかが判る。大革命で国家の心臓たる王室を撲滅し、王国を護って民衆を導く貴族まで殺しまくったフランス人には、恐怖政治と遠征での惨敗、政体の不安定さに、国威の低下という負のスパイラルが待っていた。かつてはカトリック教会の長女だっのに、今じゃ政教分離の「ライシテ(世俗化/laïcité)」で、教会には日曜でも閑古鳥が鳴いている始末。

売却されてディスコに変貌した教会はまだ良い方で、維持費が掛かって邪魔だから解体される教会があるという。ゾっとするけど、これがフランスの現状だ。

フランス人が自慢する「文化」は過去の遺物でしかない。

悲しいことに、フランスの基礎を築き、その骨格を育て、文化を熟成させた君主政が無くなると、残った廃墟にはヘドロのような文化が堆積し、そこに芽生えるのは左翼思想という雑草ばかり。

フランス人は怒るかも知れないが、日本人が憲政史を勉強する時に、國體を損ねた愚かな実例として挙がるのがフランスである。

フランスはやることなすこと、ことごとく駄目だった。
栄光あるフランス陸軍でさえ衰退し、外人部隊におんぶにだっこ。我が帝國陸軍と対峙したら仔犬も同然だったので、フランス人が悔しがるのも無理はない。
フランスはスペインと同じく、太陽が沈んだままの帝國になっていた。


(左: ブリジット・バルドー / 中央: アラン・ドロン / 右: マリーヌ・ル・ペン )

  今回の大統領選挙で特徴的だったのは、マクロン氏の抜擢より、国民戦線の健闘だった。

マスコミの報道だと、この政党の支持者には「ネオ・ナチ」もどきの若者や失業者、下層階級の労働者が多いとされているが、隠れファンとして、フランスの現状に危機感を覚える知識人や有名人が含まれている。

意外なことに、往年の映画スターであるブリジット・バルドー(Brigitte Bardot)やアラン・ドロン(Alain Delon)が国民戦線支持を表明していたのだ。

今の中高校生は知らないと思うけど、バルドーは1960年代のフランスを代表するセックス・シンボルで、女優業だけではなく歌手としても活躍をしていた才女であった。藝能活動では第一線を退いたが、動物愛護活動では有名で、家畜の屠殺に反対してベジタリアンになったそうだ。そんなバルドーは国民戦線に共鳴し、マリーヌ・ル・ペンがフランスを救うのだ、と期待していたようで、この女性党首を21世紀のジャンヌ・ダルクに譬えていたという。
(David Chazan, Brigitte Bardot calls Marine Le Pen `modern Joan of Arc', The Telegraph, 22 August 2014)


(左: ジャン・マリ・ル・ペン / 中央: マーロン・ブランドー / 右: メル・ギブソン )

  アラン・ドロンも国民戦線の綱領を理解したようで、全面的に支持すると公言していた。ドロンはル・ペン親子が孤独な闘いを続けていたことに感銘を受け、もう彼らだけではない事を告げたのである。
(French legend Delon `supports' far-right, France 24, October 10, 2013)

有名人が「極左」政党を支援するのは普通だが、こうした「極右」政党を支持することには、かなりの覚悟を要する。

左翼に分類されるなら、社会党でもマルキスト団体でもいいし、アナーキストになっても許されるだろう。しかし、国家の歴史や伝統を重視する保守系政党になると風向きが変わってくる。とりわけ、祖国を異質な民族から守ろうとすれば、業界から“干される”危険性まで考えねばならない。

そう言えば以前、名優のマーロン・ブランドーが、CNNの「ラリー・キング・ライヴ」に出演し、ハリウッドがユダヤ人に支配されていると暴露した。というのも、彼は高齢で映画出演のオファーも無くなったから、“正直”に語ることができたのだ。

アル中だったメル・ギブソンみたいに、まだ現役生活を続けているのに、ユダヤ人を批判するなんて軽率である。案の定、総攻撃を食らって撃沈。実際、ギブソンは業界から村八分にされ、失意のどん底だった。彼は親しい友人のジョディー・フォスターやゲイリー・オールドマンの助太刀で、勝ち誇ったユダヤ人に詫びを入れたそうだ。本当にユダヤ人の懲罰は恐ろしい。


クールな殺し屋は日本人がモデル?

(左: と中央若い頃のドロン / 右: アランとナタリー・ドロン )


  平成の今と違って、昭和40年代や50年代、西歐だと1960年代から1970年代の頃、「人気者」と評された俳優や歌手は本当に凄かったし、追っかけファンも多くて熱狂的だった。しかし、携帯やパソコンが普及した現在では、八百長記事が横行し、本当に人気があるのか、実際にファンがいるのか、とにかく怪しい藝人でいっぱいだ。

ちょっと前、偶然にも朝のテレビ番組を観たところ、南鮮の「トゥワイス」という歌手グループが人気者になっているという話を聞いた。なんでも、日本の若者に多くのファンが居るそうだ。筆者は流行文化に疎いからよく解らないけど、そんな朝鮮人娘たちが人気者になっているとは思えない。(あくまでも筆者の勘だから、本当に高い人気を博しているのかも知れないよ。) ただ、フジテレビの番組だったから、眉唾物というか「宣伝」報道という側面が否めず、「ヤラセ」感が拭えなかったのも事実だ。渋谷の街頭では若い女の子達がキャーキャー騒いでいたが、何となく「仕込み」のファンじゃないかと疑ってしまった。なぜなら、よく詐欺師が「サクラ」の客を集めて一般人から大金を巻き上げることがあるからだ。

例えば、ペテン師が実際は500円の壺なのに、5万円とか50万円と吹っかけて、高級品と紹介する詐欺商法があるからだ。仕込み客が一斉に「安い!」と叫びながら、続々とその壺を購入すると、カモの一般客までが釣られて「私にも一つちょうだい!」と欲しがり、大金を渡してしまうことがある。フジテレビはこの手法を採っているのかも知れない。


  日本のテレビ局が持て囃す朝鮮人男優とは異なり、アラン・ドロンは日本でも本当にファンが多かった。昭和の頃だと、フランス映画というのはハリウッド映画とひと味違っていて、人間関係を濃厚に描く深みに特徴があったし、何処となく物悲しいフィナーレで幕を閉じる作品が多かった。アメリカの恋愛映画などはハッピー・エンドがほとんどで、最初から結末が予想できるから安心というか単純なものであった。

現在はフランスで制作されてもハリウッド映画みたいな作品が主流だから、フランス映画の独創性は皆無に等しく、フランス語を喋る役者が演じているだけの亜流フィルムといったことろだ。世界市場で売り込むためのグローバル商品と化したフランス映画なんて意味が無い。これなら英語が得意なフランス人は、米国へ行ってハリウッド・スターになった方が利口である。


(左と右: 映画でのアラン・ドロン / 右: マリー・ラフォレ)


  しかし、アラン・ドロンが出演したフランス映画には渋みがあった。彼の代表作である『太陽がいっぱい』は名作で、ハリウッドでもリメイク作品が制作されたほどだ。(筆者は子供の頃に本作を観て感動し、滅多に無いことだが、二、三回繰り返し観たことがある。) 粗筋を話すと以下の通り。

貧しい青年のトム・リプリー(ドロン)は、大富豪の息子で友人のフィリップと一緒にヨットに乗り込んだ。しかし、ちょっとした口論でフィリップを殺してしまい、死んだ友人の体をロープで巻いて海に投げ捨ててしまう。すると、リプリーは裕福な「元友人」になりすまし、フィリップの恋人であったマルジュ(マリー・ラフォレ)まで自分の女にしてしまったのだ。

まんまとフィリップにすり替わったリプリーは、浜辺で太陽を浴びながら幸福感に浸っていた。しかし、そこへ警察が現れたのである。運命の悪戯なのか、殺害したフィリップの遺体に巻いたロープが海中で船のスクリューに絡まっており、ヨットがマリーナに引き上げられた時、ロープの先に遺体が繋がっていたのだ。何も知らないリプリーは売店の女給に呼び出され、彼を待ち構える警官のもとへ向かうところでフィナーレとなる。観客だけが悲劇の逮捕を分かっているラストであった。

  ルネ・クレマン監督が手掛けた『太陽がいっぱい』は、1960年に公開された作品で、劇場でこの映画を観た日本人も多いだろう。たぶん、懐かしいと思う中高年の奥方もいるはずで、銀幕に映し出されるアラン・ドロンに見とれたという女性も多いんじゃないか。

当時、彼の評判は相当なもので、フランスを代表する人気俳優であった。後に彼が来日すると、「サクラ」を用意しなくても本物のファンが殺到し、映画雑誌の『スクリーン』などは、ドロン氏の特集を組んだ程である。フランス国内では「演技力が今ひとつだ」と貶す批評家もいたが、日本人女性はそんな悪口に耳を貸さず、サングラスをかけ、くわえ煙草のハンサム男優にぞっこんで、眺めるだけでも充分だった。それに、彼が出演した作品はある程度成功し、人々の記憶に残る映画であったから、運の良い役者とも言えるだろう。

例えば、チャールズ・ブロンソンと共演した『さらば友よ』とか『ボルサリーノ』、三船敏郎が共演者だった『レッド・サン』、ジャン・ギャバン(Jean Gabin)も出演した『地下室のメロディー』、レザー・スーツ姿のマリアンヌ・フェイスフル(Marianne E. Faithfull)が話題となった『あの胸にもう一度』などがある。


(左: チャールズ・ブロンソン / ジャン・ギャギン / アラン・ドロン / 右: マリアンヌ・フェイスフル)

  筆者としてはジプシーの悲哀を描いた『ル・ジタン(Le Gitan)』を推薦したいが、日本では一般的に『サムライ』の方が有名だろう。この映画でドロン氏は寡黙で律儀な殺し屋のジェフ・コステロを演じていた。このキャラクターは、実在したギャングのフランク・コステロ(Frank Costello)をモデルにしたという。

今のアクション・ドラマでは珍しいけど、主人公のジェフは無言のまま“いつもの”仕事に取りかかった。どんよりと曇った空からは雨が降りしきっている。トレンチコートを羽織って、中折帽(fedora)を被ったヒット・マンは、路上に駐めてある他人の車に乗り込む。銀幕には、雨が滴り落ちるフロント・ガラス越しに、ジェフの冷静な顔が映し出されているのだ。

彼は懐から鍵の束を取り出し、一つ一つハンドルの鍵穴へと差し込む。何本か試すうちに偶然にもエンジンがかかった。彼はゆっくりとクルマを運転し、さびれた街角のガレージへと消えて行く。ジェフがクルマから降りると、そこにはいかがわしい男が待っていて、即座にナンバー・プレートを付け替える。ジェフは馴染みの「修理屋」から何枚かの書類を受け取り、代わりに札束を無言で手渡す。余計な事を一切言わず、ジェフはその盗難車に戻り、何事も無かったかのようにガレージを後にするのだ。


  改めて自分の「所有物」となったクルマを運転するジェフは、ある建物へと向かっていた。彼が建物の玄関を通って、ある部屋を訪ねると、そこには女性の姿があった。彼を迎えたのは息を呑むほどの美女。すなわち、ジェフの情婦ジャーヌであった。彼は別の場所で「仕事(暗殺)」をするので、ジャーヌにアリバイを頼んでいたのである。

とまぁ、ドロンは口数の少ない冷静な殺し屋を演じているから、女性じゃなくても観ている者は彼の虜になってしまう。この映画は「ノアール・ギャング・スリラー(Noir gangster thriller)」と評される作品で、フィルムが微妙に青暗くなっており、独特の雰囲気を醸しだしていた。

低予算で作られる最近のTVドラマと比較すれば判るが、テレビで放送される刑事モノとかサスペンス劇場などは、電気屋で購入したビデオ・カメラで撮影された素人作品かと思ってしまう。子供の学芸会を親が録画するんなら解るが、いくら何でもプロの映画人が作ったドラマにしては貧弱すぎる。やはり、劇場で観る微かに暗い映像は格別である。しかも、どこか暗い影を秘める役者のドロンには、哀愁漂う暗殺者が良く似合っていたので、一層ドラマに磨きがかかっていた。


(左: レノー・ヴェルレー / 中央: 映画でのベッド・シーン / 右: ナタリー・ドロン )

  『サムライ』で注目すべきは、ジェフの情婦を演じていたナタリー・ドロン(Nathalie Delon)の存在である。彼女は実生活におけるアランの妻で、当時はまだ駆け出し女優だった。ナタリーが有名になったのは、翌年に制作された『個人教授(Le leçon particulière)』に出演してからだ。

この映画は筆者にとっても思い出深い作品で、まだ小学生だったけど、フランス人の哀しい恋愛劇に魅了されたものである。当時、ニコール・クロワジール(Nicole Croisille)が歌う『Where Did Our Summers Go』に感激したので、EP盤のレコードを買って毎日聞いていた。(レコードの針から伝わる、ちょっとした「雑音」が実にいい。ジャズも澄み切った音のCDより、ノイズの入ったレコード盤の方が「味」があったりするから不思議である。) この挿入歌を気に入ったのは、映画の最終場面と絶妙にマッチしていたからである。

  ちょっと物語を話すと、主人公のオリヴィエ(ルノー・ヴェルレー)は年上の女性フレデリク(ナタリー)と親しくなり、肉体関係まで持ってしまうが、彼女には中年男性の恋人フォンタナがいたのだ。二人は喧嘩して一時的に別れていたが、フレデリクの心はまだフォンタナの許(もと)にあった。それを察知したオリヴィエは、彼女が住む建物を訪れて帰ろうとした時、フォンタナに電話を掛け、フレデリクの居場所を教えたのである。

電話を切ったオリヴィエは建物から出て、外に駐めてあった電動自転車に跨がった。彼が不意にその建物を見上げると、部屋の窓越しにフレデリックが立っていて、無邪気に笑みを浮かべていたのだ。

フレデリクは「またね!」という軽い「さよなら」を口にしていたが、オリヴィエの深刻な別れには気づいていなかった。何事も無かったかのように去り行くオリヴィエ姿が痛ましい。愛する女性を諦めた表情は、観ている者にとっても辛かった。このラスト・シーンにクロワジールの歌声が響き渡るんだから、誰でも胸が締め付けられるような気持ちになるだろう。


(左: ニコール・クロワジール / 中央: 映画でのフレデリクとオリヴィエ / 右: ナタリー・ドロン )


日本女性が憧れたフランス人の色男

(写真 / 様々な時代のドロン)

  ハリウッド映画じゃないからメガ・ヒットにはならなかったが、『サムライ』は後の作品に影響を与えたそうで、ジョージ・クルーニーが孤高の殺し屋を演じた『ラスト・ターゲット(原題/ The American)』や、ライアン・ゴスリンがプロの逃がし屋に扮した『ドライヴ』などは、ジェフ・コステロをモデルにしていたそうだ。

それにしても、なぜドロン演じる殺し屋が「サムライ」なのかいまいちピンとこないが、監督のジャン・ピエール・メルヴィル(Jean Pierre Melville)が大のサムライ・ファンで、様々な武具や刀のコレクションを持っていたからだという。

フランス人の藝術家や知識人には、日本の武術や東洋の神秘に関心のある人がたまにいて、西洋の軍人とは本質的に違う日本の武人に興味を抱くそうだ。ただし、彼はユダヤ人で本名を「ジャン・ピエール・グランバック(Jean Pierre Grumbach)」というらしい。「メルヴィル」というラスト・ネームは、有名作家の「ハーマン・メルヴィル(Herman Melville)」から拝借したそうだ。


(左: ジョージ・クルーニー / 右: ライアン・ゴスリン )

  日本贔屓のユダヤ人は他にもいて、日本でも人気のある作家のアンドレ・モロワ(André Maurois)はフランス系ユダヤ人で、本名は「エミール・サロモン・ウィルヘルム・ヘルツォーク(Émile Salomon Wilhelm Herzog)」である。

ちなみに、『源氏物語』を英訳して話題になったアーサー・ウェイリー(Arthur Waley)もブリテン系ユダヤ人で、本名は「アーサー・デイヴィッド・シュロス(Arthur David Shloss)」という。

さらに言えば、日本の合気道を米国で広めたハリウッド・スターのスティーヴン・セガール(Steven Seagal)もユダヤ人で、彼の父親がロシア系ユダヤ人であったらしい。

元「メガデス」のギターリストであるマーティ・フリードマンは米国生まれだが、大学に入って日本語を勉強したらしく、我々と同じくらい流暢に日本語を話している。彼は日本に移り住んで活動を続けており、NHKの音楽番組では、世良公則と一緒に「銃爪(ひきがね)」を演奏していた。その時、あの有名なダグ・オードリッチ(Doug Aldrich)も参加していて、マーティーと共にリード・ギターを弾いていたから、何とも豪華な組み合わせだった。

とにかく、一見すると西歐人に見える日本通でも、実はユダヤ人だったという場合が多い。やはり、歐米諸国で不可思議な異国に興味を持つのは、根無し草のコスモポリタンなのかも知れない。


(左: ジャン・ピエール・メルヴィル / アンドレ・モロワ/ アーサー・ウェイリー / 右: マーティ・フリードマン )

  アラン・ドロンが出演した映画には、他にも興味深い作品があるけれど、彼の全盛期は1970年代までで、80年代に入ると、TVドラマくらいしか良いオファーがなかった。それでも、スターはスターで、何かと言えば話題にされるし、結構人気もあったから、日本のマツダと契約して「カペラ」の宣伝役となり、テレビ・コマーシャルにも出ていた。

ハンサム男優は歳を取っても魅力的で女にモテる。ナタリーと別れても女優のロミー・シュナイダー(Romy Schneider)と付き合っていたし、1987年にはオランダ人モデルのロザリー・ブレメン(Rosalie Breemen)と結婚した。彼女との間には、娘のアヌースカ(Anouchka)と息子のアラン・フェビアン(Alain-Fabien)をもうけている。特に、アヌースカは溺愛しているようだ。まぁ、年を取ってからの娘だからしょうがない。


(左: ロミー・シュナイダー / ロザリー・ブレメン / アヌースカ・ドロン / 右: アラン・フェビアン・ドロン)

  でも、アランにはもう一人箱入り娘がいるのだ。ナタリーとの間には息子のアンソニー(Anthony Delon)が生まれていて、彼にはアリソン・ル・ボルジ(Alysson Le Borges)という娘がいるので、アランにとっては孫娘になる。美しい娘と孫娘をもってアランには笑顔が絶えない。そりゃ、アリソンみたいな孫がいれば嬉しくなるのも当然だ。もし、アランが彼女を連れて街中でも歩けば、事情を知らない他人が、「アランの奴、また愛人でも作ったのか? それにしても、今度の女は随分と若いんじゃないか」と呆れるだろう。色男だと60歳や70歳になっても、若い娘が近寄ってくるから、本当に羨ましい。ただ、彼の家族を見て思うのは、女房を選ぶ時にはその人種や民族に配慮すべき、ということだ。


(左: 父のアランと娘のアヌースカ / 右: 孫娘のアリソン・ル・ボルジ )

  もし、アランが歌手のドナ・サマー(Donna Summer)やジャネット・ジャクソン(Jannet Jackson)、女優のガボレイ・シディベ(Gabourey Sidibe)やオクタヴィア・スペンサー(Octavia Spencer)などと結婚したら、アンソニーのような息子は生まれないし、アリソンのような孫娘さえ望めないだろう。

エルビス・プレスリーの孫娘として有名なライリー・キーオ(Riley Keough)だって、母親のリサ・マリーがマイケル・ジャクソンの精子で産んでいたら、あんな容姿にはならない。自分と同じ種族に生まれた子供や孫に囲まれたアラン・ドロンが、中東アジアや北アフリカの移民を歓迎しないのも当然だ。


(左: アリソン・ル・ボルジ / ライリー・キーオ / オクタヴィア・スペンサー / 右: ガボレイ・シディベ )

  かつてアラン・ドロンに夢中になった日本のご婦人たちも、結構な年齢になっているだろうが、それでもドロンの映画をDVDで再び観賞すれば、若い頃の情熱が蘇ってくるかも知れない。たぶん、本棚か押し入れに所蔵する映画のパンフレットなんかを取り出して、アラン・ドロンの写真を眺めたりするんじゃないか。映画好きの奥様達がデニーズなどに集まって、昔話に花を咲かせたら、あっと言う間に時間が過ぎてしまうだろう。一旦、中高年のオバちゃんたちが井戸端会議を始めると、何時間でも居坐り続けるから、支店長は困ってしまうけど、彼女たちはお構いなしだ。

  ケーキやパイを頬張りながら、「あぁ〜、私もアラン・ドロンみたいな相手と結婚していたらなぁ〜」と歎く。

  すると、そばにいる「元」お嬢様が「うちの亭主ときたら、定年退職してから、いつも家でゴロゴロしているんだから、もう嫌になっちゃう」と愚痴をこぼす。

  それに対し、プリンを食べる友人が「そうよねぇ〜。まったく邪魔なんだから。どっか行ってくれないかしら」と相槌を打つ。さらに追い打ちを掛けるように、もう一人のオバちゃんが、「やっぱり、男はハンサムでなきゃ。私も生まれ変わったら、二枚目と一緒になりたいなぁ」と溜息をつく。そして、「いい男がいたら、うちの旦那を捨てて、一緒に“ドロン”しちゃうかも!」と駄洒落を交えて現実不可能な夢を語り出す。

  日本のオバタリアンはロマンチストというか、図太い精神の持ち主というか、世界一タフな生き物である。こんな雑談がお開きになるのは、「あっ、ワンちゃんの散歩の時間だわ。もう帰らなくっちゃ!」というのが切っ掛けなんだから。そんな時、「旦那の夕飯は?」と聞きたくなるが、「冷凍庫にチャーハンがあるから!」という解答があるかも知れないので、何となく怖くなる。「俺もアラン・ドロンに生まれたかったなぁ」という亭主の小さなつぶやきが、やけに寂しい。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68643909.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/766.html#c25

[リバイバル3] フランス人はバゲット(フランスパン)が一番好き 中川隆
26. 中川隆[-6325] koaQ7Jey 2017年10月11日 19:54:19 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

2015年01月22日
カイロになったパリ 中東アジアの都に住むガリア人

逆流してくるアラブ人

  バグダッド・イスタンブール・カイロの格安旅行を企画する代理店は、お客にパリかロンドン行きを勧めればいいだろう。ヨーロッパの大都市に行けば、大勢のアラブ人やアフリカ人に会えるばかりではなく、市場や街頭には黒や茶色の群衆が溢れ、イスラム教のモスクまで見物できる。ケルト系やゲルマン系のフランス女性など、コアラかパンダみたいな絶滅危惧種だから、今のうちに見学した方がいい。かつてフランス王国があった遺跡に住む現代フランス人は、どんな遺伝子が肉体に内臓されているのか分からないし、そもそも関心がないのだ。フランス白人かと思えば、トルコ人やシリア人の混血児だったりするのだ。

  フランス人の精神は異常で、オスマン・トルコがかつて瀕死の病人と呼ばれたように、今にちのフランス人は西歐世界の病人である。彼らは人種を考えると人種差別になるから人種別国勢調査を禁止する。宗教を公の場から排除することが共和政原理だ、と自慢している愚か者。こんなフランス人の自己識別(identity)とは、フランス国籍を所持して、フランスの法律に服している、といった簡単な属性でしかない。フランス国籍を取った支那人が、「ワタシー、フランス人、あるよー。オマエラ日本人ヨリ、エラいアルねぇー。」なんて日本人の前でぬかしたら、エッエェル塔の鉄製模型で半殺しにしたくなるだろう。朝鮮人が同じ事言ったら、その口にウジ虫入りのキムチを詰め込んでやる。

  遠方に住む日本人にとって、フランスで起きたイスラム過激派による殺傷テロは他人事であった。お煎餅食べながら茶の間で楽しむ娯楽である。しかし、日本人2名がイスラム国テロリストに拘束され、処刑されるかも知れない事態に陥り、日本政府が身代金を渡すのかどうかが、ちょっとだけ気になってきた。傭兵を軽く考えていた湯川遙菜はバカの標本だから、大金を出して救う価値はない。ジャーナリストの後藤健二さんは、危険を覚悟でイスラム国に赴いたプロだから、彼の家族も半ば諦めているだろう。安倍首相は絶対身代金をテロリストに渡してはならない。マスコミは安倍攻撃のいい機会だから、「見殺しだ」とわめいて安倍降ろしをしたいのだろう。身代金のプレゼントがテロ支援になるとは考えていない、無責任なマスコミに屈服する方が始末に悪いし、またもや国際的非難の的になる。

  しかし、何でフランスには、あんなに沢山の有色人種が住み着いているのか? 幾つかの理由が考えられる。まづフランス白人に、遺伝子を考慮した人種防衛観念が歴史的に希薄だったことが挙げられる。ローマ帝國の衣鉢を継ぐフランク王國を誇るガリア人は、国内に様々な人種や民族が流入してきても、フランス文化を愛すればフランス人と見なす傾向が強かった。言葉だってゲルマン系言語からラテン・ロマンス語に変えてしまい、民族の言語的伝統を切断したのである。これをドイツの哲人フィヒテが指摘した。次に、植民地をもつようになったのに、人種隔離政策や混血禁止制度を確立しなかったのである。性欲旺盛な独身男が、異人種の植民地に赴任したのだから、性的処理がどうなるかフランス政府は予測できたはずだ。現地人との混血児は、フランスと征服地を結合する接着剤となってしまう。現地女に産ませた子供を白人の父親が、祖国フランスに連れてくれば、故郷には異質な遺伝子をもったフランス国民が増えてしまうだろう。これでは、異民族がフランスに侵入したのと同じである。

  フランスに住むイスラム教徒は500万人とか600万人とか言われるが、正確な人口は実際わからない。マグレブ諸国(北アフリカなどの地域)からやって来たアラブ系イスラム教徒は、「ブール(Beur/Arabeの逆さ言葉)」と呼ばれ蔑まれている。アルジェリア移民2世で「同化またはフランス協会」の会長を務めた、ザイール・ケダードゥーシュ(Zaïr Kédadouche)は、大多数のフランス人はアルジェリア人やアラブ・イスラム教徒を嫌っていることを告白する。彼にとってショックだったのは、ユダヤ人やアフリカ黒人よりも、モロッコ人やチュニジア人が嫌われていて、一番の嫌われ者がアルジェリア人であった。( ミュリエル・ジョリヴセェ 『移民と現代フラセンス』 集英社2003年 p.32) 更に悪いのは、フランスに同化したように振る舞うアルジェリア人移民は、もうアルジェリアに戻れない。言葉や慣習、思考がフランス的になってしまい、祖国の同胞が異邦人になる。野暮ったい田舎者と交際するのが辛い。一方、アルジェリアの同胞はフランスで生まれ育った移民の子を裏切り者としか見なさず、イスラム教の教えに従わぬ背教者扱い。フランス化された同胞を見て「なに気取ってやがるんだ」と腹立たしくなる。フランスで「アラブの豚野郎」扱いなのに、祖国に戻ってきたら「白豚の奴隷」と思われる。こんな板挟みのムスリム移民はジッと我慢してフランスに居坐るか、イスラム過激派になってフランスに復讐するしかない。


  第三世界からの異人種で溢れるフランス人には、マグレブ地域からの有色移民に対する不満を募らせるフランス人が至るところにいる。たとえば、郵便局を退職したアンドレというフランス人(62歳)は、元ド・ゴール大統領支持者で、選挙ではル・ベン率いる国民戦線に投票していると公言する。アラブ人は昔から居たが、当時は小さくなっていたのに最近は違う。アラブのガキどもがゴロゴロいて、フランスにいるとは思えない。「多すぎる、あんまりだ !」以前は移民といえば、スペイン人かポルトガル人だった。アンドレは、アラブ人のように道に唾を吐いたり、エレベーターの中で小便を垂れたりしなかった、と語り憤りを隠さない。(p.44) アラブ系移民が多く住む地区で、アパートメントが小便臭かったり、異様に不潔だという話はフランスでよく聞く。昔から住むフランス白人は、有色移民の流入に激怒しているのだ。フランスに居坐る「サン・パピエ(入国・滞在許可書類が無い者)」も深刻な問題。フランスの移民・難民問題はもうメチャクチャで手の施しようがない。病膏肓(こうこう)に入る、とはこのことだ。筆者は色々な事件を調べたことがあるが、移民については一冊本が書けてしまう。日本で報道されていない無惨な事件が頻発しているのだ。(いずれ紹介したい。)

フランスの癌たるユダヤ人

  北アフリカや中東アジアといった植民地からの異人種流入は問題であるが、フランスには昔からユダヤ人が住み着いており、不治の病のように解決しない国内問題であった。ヨーロッパの悪性腫瘍とでも呼ぶべきユダヤ人は、迫害されても戻ってくるし、虐殺されてもまた増殖する、実にやっかいな異人種である。ヒトラーばかり悪者にされているが、ヨーロッパの歴史を振り返れば100回以上も各時代で迫害されていたのだ。レオン・ポリアコフの『反ユダヤ主義の歴史』を読めば分かるだろう。ユダヤ人の政治宣伝や洗脳によって、ユダヤ人に同情してる日本人や欧米人は本当に間抜けである。ユダヤ人が歐洲に寄生するのに、そこへ中東アジアからアラブ系イスラム教徒を輸入すれば、どんなことが起こるか火を見るより明らかだ。ヨーロッパ人は自ら故郷を中東アジアに変えてしまったのである。

  日本人には意外だが、ユダヤ人はフランス革命を称賛する。自分たちを迫害する異教徒なのに、なぜユダヤ人はその大混乱を支持するのかと言えば、キリスト教やヨーロッパ伝統を憎む革命家がユダヤ人をゲットーから開放したからだ。そしてキリスト教徒のフランス人と平等に扱おうとしたからである。フランスの革命家には、とんでもない輩(やから)が多かった。ダントン、マラー、ロベスピエール、サン=ジュストなどの過激派は有名だし、ジョセフ・フーシェなんていう蝮の警察長官までいたのだ。コルシカからきた田舎者の陸軍士官ナポレオンは、フランス人が大嫌いで、フランスの伝統文化を憎んでいた。こんな奴らだから、フランスの君主政を打倒し、貴族を惨殺する一方で、お金を貯め込んでいたユダヤ人を味方に付けて裏で支持を受けていた。カトリック教会の司祭なのにグレゴワール師は、熱心にユダヤ人を擁護していたのだ。怪しいだろう。フランスの政界には深い闇があり、日本人向けの歴史教科書には描かれていない。日本人の大学生でどれほどの者が、ヨーロッパでのユダヤ人に詳しいのか。ほんの僅かしかいないだろう。白痴化教育の結果である。

  フランスとアルジェリアの関係を述べると長くなるので、ここでは一つだけ指摘したい。フランスはアルジェリアを植民地にしたが、その現地人をフランス国民という同胞にするつもりはなかった。褐色のアラブ人なんか対等の仲間になり得ない。しかし、かの地のユダヤ人は違った。ナポレオン三世の政府はユダヤ人全体を帰化させる計画に取りかかったのである。普仏戦争後に暫定政府が成立し、司法大臣アドルフ・クレミュー(Adolphe Cémieux)たちが、「クレミュー令(Décret Cremiux)」を実施したのである。この法令により、アルジェリアのユダヤ人はフランス市民であると宣言され、彼らの社会的地位や個人的地位は、フランスの法律によって支配されたのである。この法令が制定されたのは、ドイツに敗北したことで、帝政が崩壊したことに原因があった。アルジェリアでイスラム教徒による反抗が生じ、何とかしなければならなかったのである。そこで、この不安定なアルジェリアで、フランス政府はユダヤ人を味方に付けようと思いついたのである。

  ユダヤ人指導者層も、アラブ人の慣習に染まるより、フランス人の文化に同化した方が利益があると考えた。だからパリのユダヤ人長老会は責任を持って、アルジェリアの同胞にフランスへの同化を促したのである。クレミュー法令により、パリの長老会(Consistoire Central)は、アルジェリアのラビ(ユダヤ教指導者)すべてを任命する法的権能が与えられたのである。(Hannah Arendt, “Why the Cremieux DecreeWas Abrogated”, Contemporary Jewish Record, Vol. 6, April 1943,p.117) ユダヤ人というのは、異国に寄生するためには妥協を厭わず、現実的譲歩をするからイスラム教徒より狡賢い。しかも、信仰を捨てて世俗的生活に浸ることを望むユダヤ人も結構多かったから、フランスの法律に従い、フランス文化を享受して暮らすことに苦痛はなかった。だらから、世俗化したりキリスト教徒に改宗したユダヤ人もいれば、宗教自体に反抗して社会主義者か不正夫主義者になったユダヤ人が、フランスにはゴマンといたのだ。

  フランスが異人種に寛容な国になれば、もうユダヤ人の楽園である。各界にユダヤ人が浸透し、重要な地位につき影響力を行使するのだ。フランスの政界を想い出してもらいたい。ユダヤ人初のフランス首相レオン・ブルムは戦前有名だったし、ユダヤ人らしく社会主義者だった。内務大臣だったジョルジュ・マンデル(Georges Mandel)は、その本名であるロスチャイルド姓(Louis Georrge Rothschild)が示す通りユダヤ人であった。アルジェリアのユダヤ人に特別な配慮を施したクレミューもユダヤ人であった。ヨーロッパ会議の議長を務めたシモーヌ・ヴェイユ(Simone Veil)も、その旧姓「ジェイコブ(Simone Annie Liline Jacob)」をみればユダヤ人と分かるだろう。IMF専務理事を務めたドミニク・シュトラス・カーン(Dominique Strass-Kahn)は、ホテルの女中に性的暴行補を加えた容疑で有名になったユダヤ人である。権力を持ったスケベ親爺の典型例であった。ハンガリーからのユダヤ人移民の息子ニコラ・サルコジなんか、B級ポルノ男優みたいな顔で気持ち悪かった。あんなユダヤ人を見たら日本人女性だって、ホルモンの分泌がおかしくなってしまうだろう。

  フランス人はユダヤ人をゲットーから解放するときに、そのまま全員パレスチナか北アフリカに追放すべきであった。啓蒙主義など気取らずに、異人種たる異教徒をスペイン人みたいに迫害して追い払えば、後々の災厄を未然に防ぐことが出来たのである。ユダヤ人は住み続けることが許されると、異質分子として排除されないために、多文化主義を主張し始め、フランス国民が一致団結せぬよう画策するのだ。フランス人がフランク人とガリア人の子孫であるとともに、キリスト教伝統を擁護するカール大帝の臣民で、ジャンヌ・ダルクを祖国の英雄とするフランス王国民だったことを抹殺しなければならない。過去を失った痴呆住民に落ちぶれたフランス人には、フランス文化の残骸しか誇れない。ユダヤ人との共存など気違いじみたことが普通になり、アラブ人や黒人の流入を阻止できないのだ。まったくの意気地無しになってしまった。こうした惨状を直視すれば、ジャン・マリ・ル・ペン(Jean-Marie Le Pen)前国民戦線党首は、極右政治家ではなく、重症のフランス人患者を治そうとした、まっとうな医者であることが分かる。


  愛国者のル・ペン前党首は、非ヨーロッパ世界からの異人種移民に対して反対するし、ユダヤ人のフランス支配に対しても異議を唱える。自由なフランスを守るため法的制裁を受けても怯まない。彼に対しては、フランスのみならず世界各地からも非難が雹(ひょう)のように降り、槍のような罵声が飛んでくる。フランス国内でもル・ペン氏への批判が激しい。たとえば、学者のミシェル・ヴィノック(Michel Winock)は、ル・ペン氏が発言したことに反発している。

  「私は自分の娘を自分の姪よりも愛する。しかし、自分の姪の方を近所の女子よりも愛する。そして、近所の女子を見知らぬ他人よりは愛し、見知らぬ他人の方を敵より愛する」

こうしたル・ペン氏の常識的信条を紹介して、ヴィノックは彼が集団的脅迫にとらわれて、世界に対して壁で仕切られた度し難い国民的「自我」をくりかえしているだけ、と嘲(あざけ)っているのだ。(『ナショナリズム・反ユダヤ主義・ファシズム』 川上勉・中谷猛 監訳 藤原書店1995年 p.59) ヴィノックはル・ペンを「道化役者」と呼び、彼の言葉に耳を貸す者は、ごく少数の頑固な狂信者にすぎない、とまで言い放っている。かつて日本人を侮辱したことで話題になったクレッソン(Édith Cresson)首相は、ル・ペン氏を「シルク・ストッキングを穿(は)いたル・ペン」と揶揄(やゆ)した。ナポレオンが外交官のタレーランを「絹のストッキングを穿いた糞」と評したことがある。クレッソンはこれを用いて侮辱したのだ。(Daniel Singer, Le Pen's Pal -- Blood and Soil, The Nation, December 23, 1991) いかにも日本人を「黄色い蟻(les fourmis jaunes)」と罵った女らしい。ル・ペン氏とは一体どんな人物か。彼は外人部隊に志願し、パラシュート部隊に属した勇敢なフランス人で、サルコジみたいな土地転がしの弁護士とは違う。しかも、恐れ知らずの政治家だったため、彼は暴漢に襲われ、左目の視力を失っている。極右呼ばわりされて、毛嫌いされているが、中々立派な紳士である。日本に来日したときは、靖國~社に参拝し、祖国のために戦い、散っていった英霊に敬意を表していたのである。韓国の政治家でこんな人物がいるのか? 日韓友好議員団は恥を知れ。

  ユダヤ人やアラブ人が混在するフランスは、もはやヨーロッパの中心でもないし、ローマ帝國の嫡男にしてカトリック教会の長女ではない。中東アジアに属するヨーロッパの飛び地、ユダヤ・アラブの別荘地になっているのだ。偉大な哲学者インマヌエル・カントが生まれたカリーニングラードが、ソ連軍に占領されて、ベルリンの壁崩壊後の現在もロシア領であるのと似ている。フランク人のガリアで、小さなメソポタミアのパレスナが誕生したのだ。この歐洲の中東都市でユダヤ人とアラブ人が血みどろの戦いを展開しているのである。盲目のフランス人に付ける薬はない。

  いずれ白い肌のパリジェンヌは、パリの守護聖人ジェネヴィーヴ(Sainte Geneviève)が誰なのかも分からなくなるだろう。移民に寛容なフランス人は、キリストの福音を忘れ、「アッラー、アクバル(偉大なり)」と唱えることの方が得意になるだろう。コーランがベスト・セラーになるんじゃないか。現代の情けないフランスには、ローマ人と戦ったウェルサンジェトリックス(Vercingetorix)も、サラセン人を撃退したカール・マルテルもいない。三色旗に三日月のマークでも追加されるのではないか。すでに、国旗の裏にはダヴィデの星がワッペンみたいに縫われているから、月のマークが刺繍されたって気にならないだろう。むかし代表的フランス女優と言えば、カトリーヌ・ドヌーヴだった。多くの日本人が彼女の美貌にうっとりしたものだ。しかし、将来はビヨンセかハル・ベリーみたいな浅黒いフランス人が代表的美女になっていだろう。しかも、チャドルをまとったムスリム女性だったりして。栄華を誇ったフランスの未来は暗い。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68302472.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/766.html#c26

[不安と不健康18] 糖質制限論争に幕?一流医学誌に衝撃論文 東洋経済オンライン BRIAN ENO
93. 中川隆[-6324] koaQ7Jey 2017年10月11日 20:50:54 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
詐欺師の嘘はもういいよ

これが真実


気になったので引用元論文を読んだら炭水化物はエネルギー摂取量の50-55%取るべきと書いてあったし、そもそも貧困国への栄養ガイドライン適用の話でした


2017-10-05
"「糖質制限」論争に幕?"で引用された論文は糖質制限を勧めてなどいない
http://oishiku-protein.hatenablog.com/entry/lancet_article_in_tk


検証よみもの-食事法

先日、東洋経済オンラインで以下の記事を読みました。


「糖質制限」論争に幕?一流医学誌に衝撃論文
「炭水化物は危険、脂質は安全」の波紋
江部 康二 : 高雄病院理事長
http://toyokeizai.net/articles/-/190605


記事を読むと「医学系の一流ジャーナルであるLancetに」「糖質制限を肯定する”衝撃論文”が発表された」という主張です。 内容を疑わしく思い、Lancetに掲載された元論文を入手して読んでみたのでそれについて書きます。

これね。
www.ncbi.nlm.nih.gov

※論文の電子版は、大学等の研究機関に所属している場合はその大学が権利を購入していれば大学図書館等からアクセスできます。一般の利用者は個人でジャーナルに購読料を払って読むか、国立国会図書館で無償で入手できます。

結論としては「一流ジャーナルであるLancetに」「炭水化物の摂取量が多すぎると死亡率ないし心臓疾患の発生率が上がるという論文が発表された」は正しい情報だけど、「糖質制限を肯定する」の部分は完全なる虚偽です。消防署の方から来ました、レベルの話でちょっと本気でびびる。こんな話がオンラインとはいえ雑誌に載り、医師の個人名で発表されるんだな、情報社会こわい。

途上国の栄養ガイドラインについての話だよ

まず当該論文が何を明らかにするために、どんな調査をしたかをざっくり説明します。主に論文2ページ目の”Added value of this study”の欄から引用すると、
•現在の国際的な栄養ガイドラインでは「脂肪摂取量を少なくすること(カロリー摂取量の30%以下)」や、「飽和脂肪酸の摂取量をカロリー摂取量の10%以下にして、代わりに不飽和脂肪酸をとること」を勧めている
•これらのガイドラインが根拠としているデータは米国およびヨーローッパにおける調査データであるが、米国やヨーロッパでは栄養の過剰摂取に注意が払われている
•このガイドラインを、栄養失調が一般的であるような国(注:要は貧しい国)でもそのまま使えるかは疑問である

という話で、要は「貧しくて炭水化物摂取の割合が非常に高い国の人たちの栄養を考えるときに、食べ過ぎの欧米人のデータを使って『脂肪の摂取量を減らしましょう』と言うのは正しいの?明らかに炭水化物をとりすぎている人たちに対しては、脂肪の摂取等が勧められるべきだったりしないの?」というのがこのチームが明らかにしたいことです。それらを検証するために、東洋経済の記事でも書かれているように、5大陸18カ国13万人の膨大な食事データが調査されています。

引用原文


Current guidelines recommended a low fat diet (<30% of energy) and limiting saturated ratty acids to less than 10% of energy intake by replacing them with unsaturated fatty acids. The recommendation is based on findings from some American and European countries where nutrition excess is of concern. It is not clear whether this can be extrapolated to other countries where undernutrition is common. Moreover, North Americans and European populations consume a lower carbon hydrate diet than populations elsewhere most people consume very high carbohydrate diets mainly from refined sources.

で、調査の結果がどうだったかというと、こちらは9ページ以降の”Discussion”から引用すると、
•従来言われてきた「脂肪の総摂取量をカロリー摂取量の30%以下、飽和脂肪酸をカロリー摂取量の10%以下」という方針と反する結果が出た(注:脂肪の総摂取量、飽和脂肪酸の摂取量が高いグループで死亡率や心臓病の発生率が下がった)
•炭水化物の摂取量が多い人(注:カロリー摂取量の60%以上、その分、脂肪やタンパク質の摂取量が少ない)は、炭水化物を減らして脂肪の摂取を増やした方がメリットがある(注:死亡率が減る)と思われる
•われわれの調査の中で収入が少ない国、収入が中程度の国では非常に炭水化物の割合の高い食事(60%以上)が取られていて、特に白米や白いパンなどの精製された原料が多かったが、これら精製された原料は死亡率や心臓病の発生率を上げると従来の研究で示されている
•だから炭水化物の代わりに脂肪やタンパク質(注:炭水化物より高価)を取ることが可能な場合(経済的に可能で、かつ入手できる環境の場合に)においては、炭水化物を少なくしようという栄養指導が正しいと思われる

としています。(補足すると、食事に気を使っている人は他にも健康のための取り組みをしていのかもとか、炭水化物の摂取割合の高さはシンプルに貧しさを反映してしまっているのかも等も議論されています。)

引用原文


Our findings do not support the current recommendation to limit total fat intake to less than 30% of energy and saturated fat intake to less than 10% of energy. Individuals with high carbohydrate intake might benefit from a reduction in carbohydrate intake and increase in the consumption of fats. (中略) Moreover, our study most participants from low-income and middle-income countries consumed a very high carbohydrate diet ( at least 60% of energy), especially from refined sources ( such as white rice and white bread), which have been shown to be associated with increase risk of total mortality and cardiovascular events. Therefore, recommending lowering carbohydrate might be particularly applicable to such settings if replacement foods from fats and protein are available and affordable.

極端な糖質制限については論文中で明確に否定されている

さらに同じくDiscussionからですが、論文著者は極端な糖質制限について明確に否定しているので引用します。

•炭水化物の摂取量がカロリー摂取量の50%以下の場合に死亡率等が上がらなかったことは、極端に炭水化物の少ない食事が良いと示すものではない

•重要なことだが、一定量の炭水化物の摂取は運動による短期的なエネルギー需要を満たすために必要なので、ほどほどの炭水化物の摂取(カロリー摂取量の50-55%等)は、非常に高い摂取量や非常に低い摂取量より適切であると思われる

ちなみに日本人の平均がどれくらいかというと、厚労省の国民健康・栄養調査を見ると58-59%くらいです。なので、炭水化物を取りすぎの自覚がある人は少し控えて、その分、肉や脂肪からエネルギー摂取するというのは正しそうです。


www.mhlw.go.jp

引用原文


However, the absence of association between low carbohydrate intake (eg, <50% of energy) and health outcomes dose not provide support for very low carbohydrate diets. Importantly, a certain amount of carbohydrate is necessary to meet short-term energy demands during physical activity and so moderate intakes (eg, 50-55% of energy) are likely to be more appropriate than either very high or very low carbohydrate intakes.

で、そもそも論なんですけど、この論文を発表したチームと同じチームが同じタイミングでもう1報論文を出していて、それがこれ


www.ncbi.nlm.nih.gov

こっちは「果物、野菜、豆を食べると死亡率や心臓病の発生率が下がる」という話をしています。まあ炭水化物だよね。ちなみにこっちの結論は、これまで400gから800g/日の摂取が勧められてきたけどこれは貧しい国の人には結構大変な水準であり、われわれは375g/日で従来の研究同様に死亡率や心臓病発生率を下げる効果があることを示せたが、貧しい国の人々にとっては400g/日が375g/日にほんの少し減るだけで大きなインパクトがあるだろう、とかそういう話をしています。

ここまで読んでいただけるとわかると思うんですけど、東洋経済の記事を書いた医師は引用した論文を読んでいないか、読んでいて意図的に内容を捻じ曲げたか、論文を徹底的に誤読しているかのいずれかであると思われます。

第三者の視点では「肉と性格では」という指摘も

ついでにもう1つ、面白かったので同じLancetに掲載された第三者のこの研究に関するCommentを紹介しておくと


www.ncbi.nlm.nih.gov

こちらでは上記の2つの論文を出したPUREチーム(PURE: Prospective Urban Rural Epidemiology、例の18カ国13万件調査)の北米とヨーロッパ以外を含む大規模調査の功績を認めつつ、

•動物性食品(牛肉、羊肉、乳製品を含む)はPUREの調査した地域のほとんどにおいて、飽和脂肪酸と一価不飽和脂肪の主要な摂取源である

•飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪、動物性タンパク質の全てが死亡率と逆相関したということは、実際には単に「肉と乳製品の摂取量が生存率と相関する」というだけなのでは?

•この質問に答えるためには、PUREチームは動物性食品の種類別の摂取量と死亡率の関係を調査する必要がある

•微量栄養素の欠乏はPUREの調査対象の多くの国で重要な問題になっている

•動物性食品は亜鉛や吸収可能な鉄分、ビタミンK12、ビタミンB12を豊富に含むが、これらの摂取は炭水化物を多く摂取する国々では最適化されない(注:炭水化物の割合が多い分、動物性食品の割合が少ないため、十分に摂取できない)

•従って、栄養豊富な肉を食べることが1つ以上の栄養の欠乏をカバーした、とPUREの結果(飽和脂肪酸等の摂取量割合が高い群で死亡率が低減した)を説明できる可能性がある

という指摘等がされていて、要は「もっと細かく見ないと何とも言えないね」みたいな話がされています。

引用原文


Animal products (including beef, lamb, and dairy) are the major sources of saturated fatty acids and monounsaturated fatty acids in most populations studied in PURE. Since saturated fatty acids, monounsaturated fatty acids, and animal protein were all inversely associated with mortality, is the real finding simply that meat and dairy intakes were associated with increased survival? To answer this question, PURE team needs to complete a thorough analysis relating intakes of different animal products to mortality. Micronutrient malnutrition is an important problem in many of the countries included in PURE. Animal products are rich sources of zinc, bioavailable iron, vitamin K2, and vitamin B12, which might be suboptimal in populations consuming high carbohydrate diets. Therefore, one potential explanation for the PURE results is that nutrient-dense meats corrected one or more nutrient deficiencies.

それからちょっと面白かったのが、

•Conscientiousness(以下、真面目さと訳します*1)が長寿をもっともよく説明する因子である

•例えば日本では、真面目さが「高い」「中程度」「低い」で被験者を3群に分けたときに、「低い」群に比べて「高い」群は54%、「中程度」の群は50%死亡率が低かった調査がある

•真面目な人は健康に結びつく様々な行動をとる、例えば、医師の指示にしたがったり、薬をきちんと飲んだり、睡眠習慣が良かったり、アルコールや薬物の乱用をしない

•何より、真面目な人は食べるべきとされた食品を食べることがより多く、食べてはいけないとされた食品を食べることがより少ない

という話がされていて、栄養教育の進んだ国じゃないと真面目でも何食べていいかわかんないよねとか続くんだけど、長生きはパーソナリティ次第、というの結構面白い話だなと思いました。逆に考えると、トンデモ医療に遭遇したときにこういうタイプほど影響が大きいのかもしれない。

引用原文


Conscientiousness is among the best predictors of longevity. For example, in a Japanese population, highly and moderately conscientious individuals had 54% and 50% lower mortality, respectively, compared with the least conscientious tertile. Conscientious individuals exhibit numerous health-related behaviors ranging from adherence to physicians’ recommendations and medication regimens, to better sleep habits, to less alcohol and substance misuse. Importantly, conscientious individuals tend to eat more recommended foods and fewer restricted foods.

おわりに

ということで、Lancetに糖質制限を推奨する論文が出た、なんて情報は完全に虚偽でした。なんでこんなことするのかな、一般人は英語で書かれた学術論文なんて読みもしないだろうから簡単に騙されると思ってるのかな。ひどいよね。

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ちなみにこれTipsですけど、健康本を書いてテレビに出たりして「アメリカの◯◯大学の最新の研究によって私の提唱する健康法が正しいと証明された」とかそれ系のことを言う医師は信用しないのが良いと思います。本当に人々の健康や長寿に貢献する圧倒的な健康法があったとして、ちゃんとした医師は

•健康法の実施結果のデータを取って

•論文にまとめてちゃんとした論文誌に発表して

•その健康法が世界のスタンダードになるようにする

と思うんです。だからそれを紹介する本を書いたときも「私が◯◯(論文誌)に発表した論文では・・・」と言う話をするはずで、そうでなく「最新のアメリカの研究では・・・」等と言うことは結局その健康法が「データで立証できない仮説止まりの話」ということではないでしょうか。

仮説を思いつくのは自由ですが、「臨床経験豊富な医師が思いついた仮説だから正しいだろう」「一般人が思いついた仮説だから誤りだろう」というスタンスは明確に誤りで、誰が思いつこうが検証されていない仮説は仮説であり、実証された事実とは異なるので、ただの仮説があたかも事実のように流布されるのはひどい話だなーと思います。以上です。
http://oishiku-protein.hatenablog.com/entry/lancet_article_in_tk

エビデンスもなしに眉唾な内容の本を出している連中は、ちょっとでも都合の良さそうな論文が出てくると大はしゃぎするよな。

江部康二氏は二枚舌。糖質制限で総死亡が増える論文については「(それほど糖質は制限されていないから)糖質制限食の論文ではない」。じゃあこの論文だってそうじゃん。江部氏は近藤誠枠だと思っていたほうがいい。


じゃあ、何で日本人の寿命は長いんだよ。

その論文に日本人が入っていないこと、日本人の寿命が長いことから、日本人が糖質とりすぎで寿命縮んでるとは考えづらい気がする。もう少しデータがほしい。


参照されている論文のタイトルと要約では心臓血管の疾患/死についてだけ書かれているように読めた.人間は心臓血管疾患だけが原因で死ぬわけではないと思うのだが


糖質で6割って三食パスタ食うくらいのイメージだからな。この研究はむしろ普通の日替わり定食食っててもリスクは上がらないのを示してる。米・パン・麺でお腹を膨らしてるとリスクがあるって当たり前の話。


端的に言って、この記事を真に受けると大腸がんになるはず。慎重に原典を読むことが必須。とくに便通に自信がない人は注意を。

論文本文確認したが、一応炭水化物の過剰摂取と動物由来の脂肪の不足は貧困と結びついている可能性は否定できないってエクスキューズは入っているのな

これ貧しい人たちはどうしても炭水化物過剰食物繊維不足の食事になるというあたりの影響を排除できてないでしょ/現代の炭水化物摂取における問題は食物繊維不足でしょう


糖質というより炭水化物の塊のような食品は安い物が多いので、貧困でそういうものばかり食べている人が寿命が短くなっている可能性はないのだろうか

糖質制限がかえって死亡リスクを高めるという結論に関しては、前向きコホート研究でもメタ解析でもごろごろ研究あるみたいだけどなw 東洋経済ほんとにひでえわw


論文に対するこの記事は糖質制限派の方が肩入れして書いてる感じする。栄養素は毒物じゃないんだから、過剰に取らなければ危険なんてことないのに、ただ炭水化物は危険と書けば一般の方に誤解される。

炭水化物6割以上は死亡のリスク増っていうけど、食事摂取基準を基にすれば炭水化物の目安は全体の約6割だから、過剰摂取による弊害ってだけで、糖質制限を肯定するというよりバランスのいい食事がいいってだけなんじゃないの?
http://h.yea.tokyo/%E5%AD%A6%E3%81%B3/2017/10/08/%E7%B3%96%E8%B3%AA%E5%88%B6%E9%99%90-%E8%AB%96%E4%BA%89%E3%81%AB%E5%B9%95-%E4%B8%80%E6%B5%81%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E8%AA%8C%E3%81%AB%E8%A1%9D%E6%92%83%E8%AB%96%E6%96%87-%E5%81%A5%E5%BA%B7-%E6%9D%B1.html

___________

炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇/Lancet
提供元:ケアネット公開日:2017/09/08

 炭水化物摂取量の多さは全死亡リスク上昇と、また総脂質および脂質の種類別の摂取は全死亡リスクの低下と関連する。さらに総脂質および脂質の種類は、心血管疾患(CVD)、心筋梗塞、CVD死と関連していないが、飽和脂質は脳卒中と逆相関していることが確認された。カナダ・マックマスター大学のMahshid Dehghan氏らが、5大陸18ヵ国で全死亡および心血管疾患への食事の影響を検証した大規模疫学前向きコホート研究(Prospective Urban Rural Epidemiology:PURE)の結果、報告した。主要栄養素とCVDや死亡との関連性については、これまでのデータのほとんどが栄養過剰の傾向にある欧州や北米の集団からのもので、他の集団にも当てはまるか不明であった。著者は、「今回の結果を踏まえ、世界的な食事ガイドラインを再検討すべきである」と提言している。Lancet誌オンライン版2017年8月29日号掲載の報告。

18ヵ国の13万5千例以上を約7年半追跡

 研究グループは、2003年1月1日〜2013年3月31日に、高所得国(カナダ、スウェーデン、アラブ首長国連邦)、中所得国(アルゼンチン、ブラジル、チリ、中国、コロンビア、イラン、マレーシア、パレスチナ自治区、ポーランド、南アフリカ、トルコ)、低所得国(バングラデシュ、インド、パキスタン、ジンバブエ)の計18の国・地域において、35〜70歳の13万5,335例を登録し、食事摂取量を食事摂取頻度調査票(FFQ)により調査した後、中央値7.4年(IQR:5.3〜9.3)追跡した。

 主要アウトカムは、全死亡(total mortality)および主要心血管イベント(致死的CVD、非致死的心筋梗塞、脳卒中、心不全)。副次アウトカムは、心筋梗塞、脳卒中、CVD死、非CVD死であった。

 炭水化物、脂質(総脂質と種類別[飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸])およびタンパク質の摂取量を、エネルギー比に基づき5分位で分類し、摂取量と各評価項目との関連について多変量Cox frailtyモデルを用いハザード比(HR)を算出した。


全死亡リスクは、炭水化物の摂取量が多いほど増加、逆に脂質では低下

 追跡期間中に、死亡が5,796例、主要心血管イベントの発生が4,784例記録された。炭水化物は、摂取量が多いほど全死亡リスクが高く、最低5分位群(エネルギー比中央値46.4%)に対する最高5分位群(同77.2%)のHRは1.28(95%信頼区間[CI]:1.12〜1.46、傾向のp=0.0001)であった。CVDまたはCVD死のリスクとの関連は確認されなかった。

 一方、脂質は総脂質および種類別のいずれも、摂取量が多いほど全死亡リスクは低かった。最低5分位群に対する最高5分位群のHRは、総脂質が0.77(95%CI:0.67〜0.87、傾向のp<0.0001)、飽和脂肪酸は0.86(95%CI:0.76〜0.99、傾向のp=0.0088)、一価不飽和脂肪酸は0.81(95%CI:0.71〜0.92、傾向のp<0.0001)、多価不飽和脂肪酸は0.80(95%CI:0.71〜0.89、傾向のp<0.0001))であった。

 また、飽和脂肪酸は、摂取量が多いほど脳卒中のリスクが低い関連が認められた(最高5分位群 vs.最低5分位群のHR:0.79、95%CI:0.64〜0.98、傾向のp=0.0498)。総脂質、飽和および不飽和脂肪酸の摂取量は、心筋梗塞またはCVD死のリスクと有意な関連はみられなかった。

 なお著者は、FFQは絶対的摂取量を測定した調査ではないことや、食事摂取量の調査がベースライン時のみで、またトランス脂肪酸の摂取量は未測定であることなどを研究の限界として挙げている。


http://www.asyura2.com/16/health18/msg/583.html#c93

[不安と不健康18] 糖質制限論争に幕?一流医学誌に衝撃論文 東洋経済オンライン BRIAN ENO
94. 中川隆[-6323] koaQ7Jey 2017年10月11日 21:00:44 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

上記を纏めると


東洋経済の記事を書いた医師 (江部康二 : 高雄病院理事長) は引用した論文を読んでいないか、読んでいて意図的に内容を捻じ曲げたか、論文を徹底的に誤読しているかのいずれかであると思われます。


結論としては

「一流ジャーナルであるLancetに」「炭水化物の摂取量が多すぎると死亡率ないし心臓疾患の発生率が上がるという論文が発表された」

は正しい情報だけど、

「糖質制限を肯定する」の部分は完全なる虚偽です。

消防署の方から来ました、レベルの話でちょっと本気でびびる。こんな話がオンラインとはいえ雑誌に載り、医師の個人名で発表されるんだな、情報社会こわい。

Lancetに糖質制限を推奨する論文が出た、なんて情報は完全に虚偽でした。なんでこんなことするのかな、一般人は英語で書かれた学術論文なんて読みもしないだろうから簡単に騙されると思ってるのかな。ひどいよね。
http://oishiku-protein.hatenablog.com/entry/lancet_article_in_tk


つまり、糖質制限教の教祖 江部康二 高雄病院理事長 は詐欺師である事が証明されました。
http://www.asyura2.com/16/health18/msg/583.html#c94

[不安と不健康18] 炭水化物は危険、脂質は安全の波紋。一流医学雑誌に衝撃論文 BRIAN ENO
4. 中川隆[-6322] koaQ7Jey 2017年10月11日 21:03:54 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

気になったので引用元論文を読んだら炭水化物はエネルギー摂取量の50-55%取るべきと書いてあったし、そもそも貧困国への栄養ガイドライン適用の話でした


2017-10-05
"「糖質制限」論争に幕?"で引用された論文は糖質制限を勧めてなどいない
http://oishiku-protein.hatenablog.com/entry/lancet_article_in_tk


検証よみもの-食事法

先日、東洋経済オンラインで以下の記事を読みました。


「糖質制限」論争に幕?一流医学誌に衝撃論文
「炭水化物は危険、脂質は安全」の波紋
江部 康二 : 高雄病院理事長
http://toyokeizai.net/articles/-/190605


記事を読むと「医学系の一流ジャーナルであるLancetに」「糖質制限を肯定する”衝撃論文”が発表された」という主張です。 内容を疑わしく思い、Lancetに掲載された元論文を入手して読んでみたのでそれについて書きます。

これね。
www.ncbi.nlm.nih.gov

※論文の電子版は、大学等の研究機関に所属している場合はその大学が権利を購入していれば大学図書館等からアクセスできます。一般の利用者は個人でジャーナルに購読料を払って読むか、国立国会図書館で無償で入手できます。

結論としては「一流ジャーナルであるLancetに」「炭水化物の摂取量が多すぎると死亡率ないし心臓疾患の発生率が上がるという論文が発表された」は正しい情報だけど、「糖質制限を肯定する」の部分は完全なる虚偽です。消防署の方から来ました、レベルの話でちょっと本気でびびる。こんな話がオンラインとはいえ雑誌に載り、医師の個人名で発表されるんだな、情報社会こわい。

途上国の栄養ガイドラインについての話だよ

まず当該論文が何を明らかにするために、どんな調査をしたかをざっくり説明します。主に論文2ページ目の”Added value of this study”の欄から引用すると、

•現在の国際的な栄養ガイドラインでは「脂肪摂取量を少なくすること(カロリー摂取量の30%以下)」や、「飽和脂肪酸の摂取量をカロリー摂取量の10%以下にして、代わりに不飽和脂肪酸をとること」を勧めている

•これらのガイドラインが根拠としているデータは米国およびヨーローッパにおける調査データであるが、米国やヨーロッパでは栄養の過剰摂取に注意が払われている

•このガイドラインを、栄養失調が一般的であるような国(注:要は貧しい国)でもそのまま使えるかは疑問である

という話で、要は「貧しくて炭水化物摂取の割合が非常に高い国の人たちの栄養を考えるときに、食べ過ぎの欧米人のデータを使って『脂肪の摂取量を減らしましょう』と言うのは正しいの?明らかに炭水化物をとりすぎている人たちに対しては、脂肪の摂取等が勧められるべきだったりしないの?」というのがこのチームが明らかにしたいことです。それらを検証するために、東洋経済の記事でも書かれているように、5大陸18カ国13万人の膨大な食事データが調査されています。

引用原文


Current guidelines recommended a low fat diet (<30% of energy) and limiting saturated ratty acids to less than 10% of energy intake by replacing them with unsaturated fatty acids. The recommendation is based on findings from some American and European countries where nutrition excess is of concern. It is not clear whether this can be extrapolated to other countries where undernutrition is common. Moreover, North Americans and European populations consume a lower carbon hydrate diet than populations elsewhere most people consume very high carbohydrate diets mainly from refined sources.

で、調査の結果がどうだったかというと、こちらは9ページ以降の”Discussion”から引用すると、

•従来言われてきた「脂肪の総摂取量をカロリー摂取量の30%以下、飽和脂肪酸をカロリー摂取量の10%以下」という方針と反する結果が出た(注:脂肪の総摂取量、飽和脂肪酸の摂取量が高いグループで死亡率や心臓病の発生率が下がった)

•炭水化物の摂取量が多い人(注:カロリー摂取量の60%以上、その分、脂肪やタンパク質の摂取量が少ない)は、炭水化物を減らして脂肪の摂取を増やした方がメリットがある(注:死亡率が減る)と思われる

•われわれの調査の中で収入が少ない国、収入が中程度の国では非常に炭水化物の割合の高い食事(60%以上)が取られていて、特に白米や白いパンなどの精製された原料が多かったが、これら精製された原料は死亡率や心臓病の発生率を上げると従来の研究で示されている

•だから炭水化物の代わりに脂肪やタンパク質(注:炭水化物より高価)を取ることが可能な場合(経済的に可能で、かつ入手できる環境の場合に)においては、炭水化物を少なくしようという栄養指導が正しいと思われる

としています。(補足すると、食事に気を使っている人は他にも健康のための取り組みをしていのかもとか、炭水化物の摂取割合の高さはシンプルに貧しさを反映してしまっているのかも等も議論されています。)

引用原文


Our findings do not support the current recommendation to limit total fat intake to less than 30% of energy and saturated fat intake to less than 10% of energy. Individuals with high carbohydrate intake might benefit from a reduction in carbohydrate intake and increase in the consumption of fats. (中略) Moreover, our study most participants from low-income and middle-income countries consumed a very high carbohydrate diet ( at least 60% of energy), especially from refined sources ( such as white rice and white bread), which have been shown to be associated with increase risk of total mortality and cardiovascular events. Therefore, recommending lowering carbohydrate might be particularly applicable to such settings if replacement foods from fats and protein are available and affordable.

極端な糖質制限については論文中で明確に否定されている

さらに同じくDiscussionからですが、論文著者は極端な糖質制限について明確に否定しているので引用します。

•炭水化物の摂取量がカロリー摂取量の50%以下の場合に死亡率等が上がらなかったことは、極端に炭水化物の少ない食事が良いと示すものではない

•重要なことだが、一定量の炭水化物の摂取は運動による短期的なエネルギー需要を満たすために必要なので、ほどほどの炭水化物の摂取(カロリー摂取量の50-55%等)は、非常に高い摂取量や非常に低い摂取量より適切であると思われる

ちなみに日本人の平均がどれくらいかというと、厚労省の国民健康・栄養調査を見ると58-59%くらいです。なので、炭水化物を取りすぎの自覚がある人は少し控えて、その分、肉や脂肪からエネルギー摂取するというのは正しそうです。


www.mhlw.go.jp

引用原文


However, the absence of association between low carbohydrate intake (eg, <50% of energy) and health outcomes dose not provide support for very low carbohydrate diets. Importantly, a certain amount of carbohydrate is necessary to meet short-term energy demands during physical activity and so moderate intakes (eg, 50-55% of energy) are likely to be more appropriate than either very high or very low carbohydrate intakes.

で、そもそも論なんですけど、この論文を発表したチームと同じチームが同じタイミングでもう1報論文を出していて、それがこれ


www.ncbi.nlm.nih.gov

こっちは「果物、野菜、豆を食べると死亡率や心臓病の発生率が下がる」という話をしています。まあ炭水化物だよね。ちなみにこっちの結論は、これまで400gから800g/日の摂取が勧められてきたけどこれは貧しい国の人には結構大変な水準であり、われわれは375g/日で従来の研究同様に死亡率や心臓病発生率を下げる効果があることを示せたが、貧しい国の人々にとっては400g/日が375g/日にほんの少し減るだけで大きなインパクトがあるだろう、とかそういう話をしています。

ここまで読んでいただけるとわかると思うんですけど、東洋経済の記事を書いた医師は引用した論文を読んでいないか、読んでいて意図的に内容を捻じ曲げたか、論文を徹底的に誤読しているかのいずれかであると思われます。

第三者の視点では「肉と性格では」という指摘も

ついでにもう1つ、面白かったので同じLancetに掲載された第三者のこの研究に関するCommentを紹介しておくと


www.ncbi.nlm.nih.gov

こちらでは上記の2つの論文を出したPUREチーム(PURE: Prospective Urban Rural Epidemiology、例の18カ国13万件調査)の北米とヨーロッパ以外を含む大規模調査の功績を認めつつ、

•動物性食品(牛肉、羊肉、乳製品を含む)はPUREの調査した地域のほとんどにおいて、飽和脂肪酸と一価不飽和脂肪の主要な摂取源である

•飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪、動物性タンパク質の全てが死亡率と逆相関したということは、実際には単に「肉と乳製品の摂取量が生存率と相関する」というだけなのでは?

•この質問に答えるためには、PUREチームは動物性食品の種類別の摂取量と死亡率の関係を調査する必要がある

•微量栄養素の欠乏はPUREの調査対象の多くの国で重要な問題になっている

•動物性食品は亜鉛や吸収可能な鉄分、ビタミンK12、ビタミンB12を豊富に含むが、これらの摂取は炭水化物を多く摂取する国々では最適化されない(注:炭水化物の割合が多い分、動物性食品の割合が少ないため、十分に摂取できない)

•従って、栄養豊富な肉を食べることが1つ以上の栄養の欠乏をカバーした、とPUREの結果(飽和脂肪酸等の摂取量割合が高い群で死亡率が低減した)を説明できる可能性がある

という指摘等がされていて、要は「もっと細かく見ないと何とも言えないね」みたいな話がされています。

引用原文


Animal products (including beef, lamb, and dairy) are the major sources of saturated fatty acids and monounsaturated fatty acids in most populations studied in PURE. Since saturated fatty acids, monounsaturated fatty acids, and animal protein were all inversely associated with mortality, is the real finding simply that meat and dairy intakes were associated with increased survival? To answer this question, PURE team needs to complete a thorough analysis relating intakes of different animal products to mortality. Micronutrient malnutrition is an important problem in many of the countries included in PURE. Animal products are rich sources of zinc, bioavailable iron, vitamin K2, and vitamin B12, which might be suboptimal in populations consuming high carbohydrate diets. Therefore, one potential explanation for the PURE results is that nutrient-dense meats corrected one or more nutrient deficiencies.

それからちょっと面白かったのが、

•Conscientiousness(以下、真面目さと訳します*1)が長寿をもっともよく説明する因子である

•例えば日本では、真面目さが「高い」「中程度」「低い」で被験者を3群に分けたときに、「低い」群に比べて「高い」群は54%、「中程度」の群は50%死亡率が低かった調査がある

•真面目な人は健康に結びつく様々な行動をとる、例えば、医師の指示にしたがったり、薬をきちんと飲んだり、睡眠習慣が良かったり、アルコールや薬物の乱用をしない

•何より、真面目な人は食べるべきとされた食品を食べることがより多く、食べてはいけないとされた食品を食べることがより少ない

という話がされていて、栄養教育の進んだ国じゃないと真面目でも何食べていいかわかんないよねとか続くんだけど、長生きはパーソナリティ次第、というの結構面白い話だなと思いました。逆に考えると、トンデモ医療に遭遇したときにこういうタイプほど影響が大きいのかもしれない。

引用原文


Conscientiousness is among the best predictors of longevity. For example, in a Japanese population, highly and moderately conscientious individuals had 54% and 50% lower mortality, respectively, compared with the least conscientious tertile. Conscientious individuals exhibit numerous health-related behaviors ranging from adherence to physicians’ recommendations and medication regimens, to better sleep habits, to less alcohol and substance misuse. Importantly, conscientious individuals tend to eat more recommended foods and fewer restricted foods.

おわりに

ということで、Lancetに糖質制限を推奨する論文が出た、なんて情報は完全に虚偽でした。なんでこんなことするのかな、一般人は英語で書かれた学術論文なんて読みもしないだろうから簡単に騙されると思ってるのかな。ひどいよね。

f:id:shepherdess:20171005173551p:plain

ちなみにこれTipsですけど、健康本を書いてテレビに出たりして「アメリカの◯◯大学の最新の研究によって私の提唱する健康法が正しいと証明された」とかそれ系のことを言う医師は信用しないのが良いと思います。本当に人々の健康や長寿に貢献する圧倒的な健康法があったとして、ちゃんとした医師は

•健康法の実施結果のデータを取って

•論文にまとめてちゃんとした論文誌に発表して

•その健康法が世界のスタンダードになるようにする

と思うんです。だからそれを紹介する本を書いたときも「私が◯◯(論文誌)に発表した論文では・・・」と言う話をするはずで、そうでなく「最新のアメリカの研究では・・・」等と言うことは結局その健康法が「データで立証できない仮説止まりの話」ということではないでしょうか。

仮説を思いつくのは自由ですが、「臨床経験豊富な医師が思いついた仮説だから正しいだろう」「一般人が思いついた仮説だから誤りだろう」というスタンスは明確に誤りで、誰が思いつこうが検証されていない仮説は仮説であり、実証された事実とは異なるので、ただの仮説があたかも事実のように流布されるのはひどい話だなーと思います。以上です。
http://oishiku-protein.hatenablog.com/entry/lancet_article_in_tk


上記を纏めると

東洋経済の記事を書いた医師 (江部康二 : 高雄病院理事長) は引用した論文を読んでいないか、読んでいて意図的に内容を捻じ曲げたか、論文を徹底的に誤読しているかのいずれかであると思われます。


結論としては

「一流ジャーナルであるLancetに」「炭水化物の摂取量が多すぎると死亡率ないし心臓疾患の発生率が上がるという論文が発表された」

は正しい情報だけど、

「糖質制限を肯定する」の部分は完全なる虚偽です。

消防署の方から来ました、レベルの話でちょっと本気でびびる。こんな話がオンラインとはいえ雑誌に載り、医師の個人名で発表されるんだな、情報社会こわい。

Lancetに糖質制限を推奨する論文が出た、なんて情報は完全に虚偽でした。なんでこんなことするのかな、一般人は英語で書かれた学術論文なんて読みもしないだろうから簡単に騙されると思ってるのかな。ひどいよね。
http://oishiku-protein.hatenablog.com/entry/lancet_article_in_tk


つまり、糖質制限教の教祖 江部康二 高雄病院理事長 は詐欺師である事が証明されました。

http://www.asyura2.com/16/health18/msg/582.html#c4

[不安と不健康18] 糖質制限論争に幕?一流医学誌に衝撃論文 東洋経済オンライン BRIAN ENO
95. 中川隆[-6321] koaQ7Jey 2017年10月11日 21:14:04 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

詐欺師 江部康二に騙されないでね:


糖質制限食がダメな理由・・・・・古代人のミイラが語る・・・・
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/585.html

糖質制限を何年も続けると廃人になる
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/734.html

http://www.asyura2.com/16/health18/msg/583.html#c95

[不安と不健康18] 炭水化物は危険、脂質は安全の波紋。一流医学雑誌に衝撃論文 BRIAN ENO
5. 中川隆[-6320] koaQ7Jey 2017年10月11日 21:14:45 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

詐欺師 江部康二に騙されないでね:

糖質制限食がダメな理由・・・・・古代人のミイラが語る・・・・
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/585.html

糖質制限を何年も続けると廃人になる
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/734.html

http://www.asyura2.com/16/health18/msg/582.html#c5

[不安と不健康18] 糖質制限論争に幕?一流医学誌に衝撃論文 東洋経済オンライン BRIAN ENO
96. 中川隆[-6332] koaQ7Jey 2017年10月12日 08:33:50 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

糖質制限教の教祖 江部康二 高雄病院理事長 は嘘と改竄捏造の常習犯だった

スーパー糖質制限の嘘八百 2016/07/12
http://ojyokoita.blog.fc2.com/blog-entry-648.html


先日、糖質バカさんのブログを読んでいたら、聞き捨てならん、いや見捨てならんものを見つけてしまいました。

鳩山邦夫氏の訃報についてDr.糖尿モヤシ教祖が書いた記事のコメント欄がただひたすら凄かった
http://toshitsubaka.blog.fc2.com/blog-entry-179.html

この記事の中で引用しているモヤシ教祖のブログ記事、

鳩山邦夫氏の死去及び糖質制限食の有効性・安全性に関して。
http://toshitsubaka.blog.fc2.com/blog-entry-179.html

の中の、以下の記述です。


3)
@米国糖尿病学会は、2007年まで
 糖尿病の食事療法において 糖質制限食は推奨しないとしていました。

A2008年、「食事療法に関する声明2008」において、「減量が望まれる糖尿病患者には
 低カロリー食、もしくは低炭水化物食によるダイエットが推奨される」と、
 1年の期限付きで、糖質制限食の有効性を認める見解を記載しました。

B2011年、肥満を伴う糖尿病患者に2年間の期限付きで
 糖質制限食の有効性を容認しました。

C2013年、「食事療法に関する声明2013」において期限や限定なしで、
 糖質制限食を容認しました。

(中略)

3)により、米国糖尿病学会が、6年間をかけて、肯定・否定含めて、様々な多数の研究論文を検証して、 糖質制限食を容認したプロセスがわかります。

つまり、米国糖尿病学会は、2013年、糖質制限食の有効性と安全性を正式に容認しました。

ここにおいて、日本糖尿病学会がどのような見解を出そうと世界的には、糖質制限食の有効性・安全性は担保されたと言え、この論争に関しては勝負はついたということです。

米国糖尿病学会のサイトを読んだことがある人なら、「よくもまぁ、こんな大嘘を堂々と書けるものだ。」と、あきれ返ることだと思います。
信者が阿呆なのを良いことに、デタラメ、捏造やりたい放題です。

このカルト教団がやっていることは、米国糖尿病学会が全体として何を言っているのか?ということには何の理解も関心もなく、ただ都合の良いように解釈できそうな文節を抜き出し、都合の良いように捏造解釈しているだけです。

考えようによっては、朝日新聞の捏造記事よりタチが悪いと言えます。

で、この嘘に関しては、過去記事においても度々指摘して来ましたが、いまだにこんな大嘘を垂れ流しているのは社会悪にしかなりませんから、今一度ハッキリさせておきましょう。

まず、

糖質制限の嘘八百!米国糖尿病学会は本当は何と言っているのか?
http://ojyokoita.blog.fc2.com/blog-entry-524.html


でも述べました様に、米国で「ローカーボ」と言うと、普通の食事から単に炭水化物量を減らすというだけで、スーパー糖質制限とはかなり違います。

カルト教団公式ブログによれば、スーパー糖質制限というのは、毎回の食事の糖質量(炭水化物量ではなく糖質量)を20g以内に抑え、総摂取カロリーの比率を「糖質12% 脂質56% タンパク質32% 」とするものらしいです。

無論、「飽和脂肪酸は素晴らしい!ケトン体万歳!」と、ブログ全般で書かれています。

米国でこの考えとほぼ同じものと言うと、「ケトジェニックダイエット」と呼びます。

とは言え、「ケトジェニックダイエット」と限定すると、米国糖尿病学会の公式サイトには、ただのひと言も出て来ませんから、ここで話が終わってしまいます(笑)

それだと、この記事が続きませんし、面白くもない結果になるので、ここは一つ、カルト側へのハンディキャップとして、その辺はうやむやにして話を続けます。
阿呆相手だと、ハンディもいちいちこちらが考えないといけないので大変なのです(笑)

では、まず最初に、

B2011年、肥満を伴う糖尿病患者に2年間の期限付きで
 糖質制限食の有効性を容認しました。

という寝言を見てみましょう。

これは、米国糖尿病学会の Standards of Medical Care in Diabetes 2013 のMedical Nutrition Therapy(医学的栄養療法)のセクションのENERGY BALANCE, OVERWEIGHT, AND OBESITY(エネルギーバランス、過体重、肥満)の章に出て来ます。

原文では何と書いてあるかと言いますと、

For weight loss, either low-carbohydrate, low-fat calorie-restricted, or Mediterranean diets may be effective in the short-term (up to 2 years).
(体重減には、ローカーボ、低脂肪カロリー制限、地中海式ダイエットが2年までの短期間において効果的です。)

For patients on low-carbohydrate diets, monitor lipid profiles, renal function, and protein intake (in those with nephropathy) and adjust hypoglycemic therapy as needed.

そして次の文では、ローカーボダイエットを行う患者については、脂質プロファイル(総コレステロール値、LDLコレステロール値、HDLコレステロール値、中性脂肪値等)、タンパク質摂取量、腎機能を監視し、必要に応じて低血糖に対処する必要がある、と言っています。

更に同セクション、MACRONUTRIENTS IN DIABETES MANAGEMENT(糖尿病管理における主要栄養素)では、

Saturated fat intake should be <7% of total calories.

飽和脂肪酸摂取量は、総摂取カロリーの7%未満にすべきである。

と言っています。

飽和脂肪酸摂取量を総摂取カロリーの7%未満にして、総脂質摂取を56%にするなんてことは、普通の食事からは不可能ですから、米国糖尿病学会のガイドラインに従う限り、2013年の時点ではスーパー糖質制限など、お話になっていない訳です。

ちなみに、2型糖尿病の予防に関する推奨事項では、

定期的な運動とカロリー制限、脂肪摂取を控えることは2型糖尿病のリスクを減らします。

2型糖尿病リスクのある人は、14g/1000kcalの食物繊維摂取と、炭水化物摂取の半分を全粒穀物にすることを推奨します。

等と書かれています。

ほんじゃぁ、現在はどうなっているのかと言いますと、カルト教団によれば、米国糖尿病学会は期限や限定なしで糖質制限食を容認しているはずです。

Standards of Medical Care in Diabetes—2016
http://care.diabetesjournals.org/content/39/Supplement_1/S4

を見てみましょう。

糖質制限を容認どころか、ケトジェニックダイエットはおろか、「ローカーボ」の記述まで無くなってしまいました(笑)

これでは私も引用のしようがありません。

医学的栄養療法のセクションには何が書かれているかといいますと、「女性の1日のカロリー摂取量は1,200–1,500 kcal、男性は 1,500–1,800 kcalにした方がいいよ。」とか、炭水化物、脂肪、タンパク質、ナトリウムと、それぞれの栄養素について記述があります。

何が書かれているのかと言いますと、別段目新しいことはなく、「精製された炭水化物よりも全粒穀物の方がいいよ。」とか、「飽和脂肪酸摂取量を減らす。」(オメガ3等の必須脂肪酸摂取は推奨)等です。

ちなみに、「心疾患の予防」セクションでも「飽和脂肪酸を減らせ」と言っています。

こんなはずではないので、こうなったら米国糖尿病学会の糖尿病患者・一般人向けのサイトを見てみましょう。

米国糖尿病学会
http://www.diabetes.org/

とは言え、ここでもこんなことが書かれています。

The goal for people with and without diabetes is to eat less than 10% of calories from saturated fat.
For most people, eating this is about 20 grams of saturated fat per day.

糖尿病のあるなしに関わらず、飽和脂肪酸摂取量は総摂取カロリーの10%未満を目指すべきで、g換算すると、おおよそ1日に20g程度らしいです。

「7%未満」という2013年頃の記述に比べれば幾分緩和されましたが、それでもかなりキツイ数字です。

と言いますのも、一方で米国糖尿病学会はオメガ3系等の不飽和脂肪酸の摂取は推奨していますが、不飽和脂肪酸を多く含む食材にも飽和脂肪酸は含まれますから、注意していないと「総摂取カロリーの10%未満」は、なかなか守れないのです。
(例えば、1日の総摂取カロリーが1500kcalの人なら、1日の飽和脂肪酸摂取量は17g未満です。)

米国糖尿病学会の勧告に従い、スーパー糖質制限を行うとすれば、糖質12%、飽和脂肪酸10%で、残りの78%は何を食えばいいのでしょうか?(笑)

これでスーパー糖質制限を実際にやろうとすれば、1日2回茹でたササミ、1回は青魚、毎回オメガ3-6-9系の脂肪酸をガブ飲みするしかやり様がありません(笑)
間違っても牛肉、豚肉、加工肉など食えないです。

更に、カルト教団が「素晴らしい!」とオシッコちびっているケトン体については、米国糖尿病学会は何と言っているのでしょうか?

米国糖尿病学会はケトン体について何と言っているのか?
http://ojyokoita.blog.fc2.com/blog-entry-534.html

という記事の中でも紹介しました通り、米国糖尿病学会は、

Moderate or large amounts are a danger sign.
They upset the chemical balance of your blood and can poison the body.
Never exercise when your urine checks show moderate or large amounts of ketones and your blood glucose is high.
These are signs that your diabetes is out of control.
Talk to your doctor at once if your urine results show moderate or large amounts of ketones.

中程度、あるいは大量のケトン体は危険な兆候です。
それらは血液のケミカルバランスを狂わし、身体を害します。
尿中に中程度または大量のケトン体があり、高血糖の場合は運動を行ってはいけません。

これらは糖尿病が制御不能であることを意味します。
ケトン体が検出された場合は、直ちに主治医に相談して下さい。


と言っています。

つまり、カルト教団が喧伝する、

米国糖尿病学会は、2013年、糖質制限食の有効性と安全性を正式に容認しました。

ここにおいて、日本糖尿病学会がどのような見解を出そうと世界的には、糖質制限食の有効性・安全性は担保されたと言え、この論争に関しては勝負はついたということです。

というのは、真っ赤な嘘。

「勝負はついた」というのは、ある面、勝負はついたと言えますが(笑)、カルト教団がどんな大嘘をつこうとも、糖質制限の有効性・安全性を担保する糖尿病学会など世界のどこにも存在しませんし、ましてスーパー糖質制限を容認する糖尿病学会など世界のどこにも存在しません。

寝言は寝て言え、という話なのです。
http://ojyokoita.blog.fc2.com/blog-entry-648.html
http://www.asyura2.com/16/health18/msg/583.html#c96

[不安と不健康18] 炭水化物は危険、脂質は安全の波紋。一流医学雑誌に衝撃論文 BRIAN ENO
6. 中川隆[-6331] koaQ7Jey 2017年10月12日 08:34:39 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

糖質制限教の教祖 江部康二 高雄病院理事長 は嘘と改竄捏造の常習犯だった


スーパー糖質制限の嘘八百 2016/07/12
http://ojyokoita.blog.fc2.com/blog-entry-648.html


先日、糖質バカさんのブログを読んでいたら、聞き捨てならん、いや見捨てならんものを見つけてしまいました。

鳩山邦夫氏の訃報についてDr.糖尿モヤシ教祖が書いた記事のコメント欄がただひたすら凄かった
http://toshitsubaka.blog.fc2.com/blog-entry-179.html

この記事の中で引用しているモヤシ教祖のブログ記事、

鳩山邦夫氏の死去及び糖質制限食の有効性・安全性に関して。
http://toshitsubaka.blog.fc2.com/blog-entry-179.html

の中の、以下の記述です。


3)
@米国糖尿病学会は、2007年まで
 糖尿病の食事療法において 糖質制限食は推奨しないとしていました。

A2008年、「食事療法に関する声明2008」において、「減量が望まれる糖尿病患者には
 低カロリー食、もしくは低炭水化物食によるダイエットが推奨される」と、
 1年の期限付きで、糖質制限食の有効性を認める見解を記載しました。

B2011年、肥満を伴う糖尿病患者に2年間の期限付きで
 糖質制限食の有効性を容認しました。

C2013年、「食事療法に関する声明2013」において期限や限定なしで、
 糖質制限食を容認しました。

(中略)

3)により、米国糖尿病学会が、6年間をかけて、肯定・否定含めて、様々な多数の研究論文を検証して、 糖質制限食を容認したプロセスがわかります。

つまり、米国糖尿病学会は、2013年、糖質制限食の有効性と安全性を正式に容認しました。

ここにおいて、日本糖尿病学会がどのような見解を出そうと世界的には、糖質制限食の有効性・安全性は担保されたと言え、この論争に関しては勝負はついたということです。


米国糖尿病学会のサイトを読んだことがある人なら、「よくもまぁ、こんな大嘘を堂々と書けるものだ。」と、あきれ返ることだと思います。
信者が阿呆なのを良いことに、デタラメ、捏造やりたい放題です。

このカルト教団がやっていることは、米国糖尿病学会が全体として何を言っているのか?ということには何の理解も関心もなく、ただ都合の良いように解釈できそうな文節を抜き出し、都合の良いように捏造解釈しているだけです。

考えようによっては、朝日新聞の捏造記事よりタチが悪いと言えます。

で、この嘘に関しては、過去記事においても度々指摘して来ましたが、いまだにこんな大嘘を垂れ流しているのは社会悪にしかなりませんから、今一度ハッキリさせておきましょう。

まず、

糖質制限の嘘八百!米国糖尿病学会は本当は何と言っているのか?
http://ojyokoita.blog.fc2.com/blog-entry-524.html


でも述べました様に、米国で「ローカーボ」と言うと、普通の食事から単に炭水化物量を減らすというだけで、スーパー糖質制限とはかなり違います。

カルト教団公式ブログによれば、スーパー糖質制限というのは、毎回の食事の糖質量(炭水化物量ではなく糖質量)を20g以内に抑え、総摂取カロリーの比率を「糖質12% 脂質56% タンパク質32% 」とするものらしいです。

無論、「飽和脂肪酸は素晴らしい!ケトン体万歳!」と、ブログ全般で書かれています。

米国でこの考えとほぼ同じものと言うと、「ケトジェニックダイエット」と呼びます。

とは言え、「ケトジェニックダイエット」と限定すると、米国糖尿病学会の公式サイトには、ただのひと言も出て来ませんから、ここで話が終わってしまいます(笑)

それだと、この記事が続きませんし、面白くもない結果になるので、ここは一つ、カルト側へのハンディキャップとして、その辺はうやむやにして話を続けます。
阿呆相手だと、ハンディもいちいちこちらが考えないといけないので大変なのです(笑)

では、まず最初に、

B2011年、肥満を伴う糖尿病患者に2年間の期限付きで
 糖質制限食の有効性を容認しました。

という寝言を見てみましょう。

これは、米国糖尿病学会の Standards of Medical Care in Diabetes 2013 のMedical Nutrition Therapy(医学的栄養療法)のセクションのENERGY BALANCE, OVERWEIGHT, AND OBESITY(エネルギーバランス、過体重、肥満)の章に出て来ます。

原文では何と書いてあるかと言いますと、

For weight loss, either low-carbohydrate, low-fat calorie-restricted, or Mediterranean diets may be effective in the short-term (up to 2 years).
(体重減には、ローカーボ、低脂肪カロリー制限、地中海式ダイエットが2年までの短期間において効果的です。)

For patients on low-carbohydrate diets, monitor lipid profiles, renal function, and protein intake (in those with nephropathy) and adjust hypoglycemic therapy as needed.

そして次の文では、ローカーボダイエットを行う患者については、脂質プロファイル(総コレステロール値、LDLコレステロール値、HDLコレステロール値、中性脂肪値等)、タンパク質摂取量、腎機能を監視し、必要に応じて低血糖に対処する必要がある、と言っています。

更に同セクション、MACRONUTRIENTS IN DIABETES MANAGEMENT(糖尿病管理における主要栄養素)では、

Saturated fat intake should be <7% of total calories.

飽和脂肪酸摂取量は、総摂取カロリーの7%未満にすべきである。

と言っています。

飽和脂肪酸摂取量を総摂取カロリーの7%未満にして、総脂質摂取を56%にするなんてことは、普通の食事からは不可能ですから、米国糖尿病学会のガイドラインに従う限り、2013年の時点ではスーパー糖質制限など、お話になっていない訳です。

ちなみに、2型糖尿病の予防に関する推奨事項では、

定期的な運動とカロリー制限、脂肪摂取を控えることは2型糖尿病のリスクを減らします。

2型糖尿病リスクのある人は、14g/1000kcalの食物繊維摂取と、炭水化物摂取の半分を全粒穀物にすることを推奨します。

等と書かれています。

ほんじゃぁ、現在はどうなっているのかと言いますと、カルト教団によれば、米国糖尿病学会は期限や限定なしで糖質制限食を容認しているはずです。

Standards of Medical Care in Diabetes—2016
http://care.diabetesjournals.org/content/39/Supplement_1/S4

を見てみましょう。

糖質制限を容認どころか、ケトジェニックダイエットはおろか、「ローカーボ」の記述まで無くなってしまいました(笑)

これでは私も引用のしようがありません。

医学的栄養療法のセクションには何が書かれているかといいますと、「女性の1日のカロリー摂取量は1,200–1,500 kcal、男性は 1,500–1,800 kcalにした方がいいよ。」とか、炭水化物、脂肪、タンパク質、ナトリウムと、それぞれの栄養素について記述があります。

何が書かれているのかと言いますと、別段目新しいことはなく、「精製された炭水化物よりも全粒穀物の方がいいよ。」とか、「飽和脂肪酸摂取量を減らす。」(オメガ3等の必須脂肪酸摂取は推奨)等です。

ちなみに、「心疾患の予防」セクションでも「飽和脂肪酸を減らせ」と言っています。

こんなはずではないので、こうなったら米国糖尿病学会の糖尿病患者・一般人向けのサイトを見てみましょう。

米国糖尿病学会
http://www.diabetes.org/

とは言え、ここでもこんなことが書かれています。

The goal for people with and without diabetes is to eat less than 10% of calories from saturated fat.
For most people, eating this is about 20 grams of saturated fat per day.

糖尿病のあるなしに関わらず、飽和脂肪酸摂取量は総摂取カロリーの10%未満を目指すべきで、g換算すると、おおよそ1日に20g程度らしいです。

「7%未満」という2013年頃の記述に比べれば幾分緩和されましたが、それでもかなりキツイ数字です。

と言いますのも、一方で米国糖尿病学会はオメガ3系等の不飽和脂肪酸の摂取は推奨していますが、不飽和脂肪酸を多く含む食材にも飽和脂肪酸は含まれますから、注意していないと「総摂取カロリーの10%未満」は、なかなか守れないのです。
(例えば、1日の総摂取カロリーが1500kcalの人なら、1日の飽和脂肪酸摂取量は17g未満です。)

米国糖尿病学会の勧告に従い、スーパー糖質制限を行うとすれば、糖質12%、飽和脂肪酸10%で、残りの78%は何を食えばいいのでしょうか?(笑)

これでスーパー糖質制限を実際にやろうとすれば、1日2回茹でたササミ、1回は青魚、毎回オメガ3-6-9系の脂肪酸をガブ飲みするしかやり様がありません(笑)
間違っても牛肉、豚肉、加工肉など食えないです。

更に、カルト教団が「素晴らしい!」とオシッコちびっているケトン体については、米国糖尿病学会は何と言っているのでしょうか?

米国糖尿病学会はケトン体について何と言っているのか?
http://ojyokoita.blog.fc2.com/blog-entry-534.html

という記事の中でも紹介しました通り、米国糖尿病学会は、

Moderate or large amounts are a danger sign.
They upset the chemical balance of your blood and can poison the body.
Never exercise when your urine checks show moderate or large amounts of ketones and your blood glucose is high.
These are signs that your diabetes is out of control.
Talk to your doctor at once if your urine results show moderate or large amounts of ketones.

中程度、あるいは大量のケトン体は危険な兆候です。
それらは血液のケミカルバランスを狂わし、身体を害します。
尿中に中程度または大量のケトン体があり、高血糖の場合は運動を行ってはいけません。

これらは糖尿病が制御不能であることを意味します。
ケトン体が検出された場合は、直ちに主治医に相談して下さい。


と言っています。

つまり、カルト教団が喧伝する、

米国糖尿病学会は、2013年、糖質制限食の有効性と安全性を正式に容認しました。

ここにおいて、日本糖尿病学会がどのような見解を出そうと世界的には、糖質制限食の有効性・安全性は担保されたと言え、この論争に関しては勝負はついたということです。

というのは、真っ赤な嘘。

「勝負はついた」というのは、ある面、勝負はついたと言えますが(笑)、カルト教団がどんな大嘘をつこうとも、糖質制限の有効性・安全性を担保する糖尿病学会など世界のどこにも存在しませんし、ましてスーパー糖質制限を容認する糖尿病学会など世界のどこにも存在しません。

寝言は寝て言え、という話なのです。
http://ojyokoita.blog.fc2.com/blog-entry-648.html

http://www.asyura2.com/16/health18/msg/582.html#c6

[議論31] もはや欧米・イがISの黒幕説は破綻していると見るべき〜支配地域も大幅に縮小している 仁王像
35. 中川隆[-6330] koaQ7Jey 2017年10月12日 08:44:42 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

2017.10.12
露国は外務大臣も米主導軍の露軍に対する攻撃を批判、米国政府の反応によっては直接的な報復も
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201710120000/

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は10月11日、アメリカ主導軍がシリアのロシア軍に対して血生臭い挑発を実行していると批判した。すでに同国の国防省は9月24日にアメリカ、クルド、ダーイッシュの連携を示す衛星写真を公表、アメリカ軍が制圧している地域からダーイッシュが攻撃したなら、そこをロシアは破壊すると宣言している。

またロシア国防省は10月11日、アメリカ主導軍がシリア南部へ侵入して建設したアル・タンフ基地がダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)を拠点に使っているとも批判した。アメリカ側はその基地でダーイッシュと戦う戦闘員を訓練しているとしているが、事実上、そうした集団が存在しないことは2012年8月の段階でアメリカ軍のDIA(国防情報局)が報告している事実だ。

ロシア軍がアメリカを厳しく批判する切っ掛けになる出来事が9月20日にあった。戦闘漸減ゾーンであるイドリブの州都を13日からパトロールしていたロシア軍憲兵29名の部隊を武装集団が戦車なども使って攻撃、包囲したのだが、その作戦はアメリカの特殊部隊が指揮していたと言われている。ロシア兵を拘束し、プロパガンダや脅しに利用するつもりだったと見られている。戦闘は数時間続き、その間にロシア軍の特殊部隊スペツナズが救援に駆けつけ、Su-25も空爆して攻撃してきた部隊は壊滅、約850名が死亡したという。

デリゾールでアメリカ主導軍の指揮下にある戦闘集団から再びシリア軍が攻撃されたなら反撃するとロシア軍は9月21日に発表、アメリカ軍とロシア軍の幹部との間で急遽、話し合いが持たれたと伝えられている。

その4日後、ロシア軍事顧問団の幹部、バレリー・アサポフ中将がふたりの大佐と一緒にダーイッシュ砲撃によってデリゾールで殺されたと発表された。このケースでもアメリカ側からダーイッシュへ詳しい情報が流れたと見られ、ロシアのセルゲイ・リャブコフ副外務大臣はアメリカに責任があると語っている。地中海にいるロシア軍の潜水艦は10月5日、カリバル(巡航ミサイル)10機をデリゾールへ向けて発射、ダーイッシュの拠点を破壊した。

ここにきてシリアのワリド・アル・ムアレム外相はアメリカ主導軍がシリアのインフラなどダーイッシュ以外の全てを破壊していると非難している。アメリカ軍がシリアのインフラを破壊、市民を殺してきたことは指摘されてきたこと。最近ではアメリカ、ダーイッシュ、クルドが連携している。

2011年3月にシリアで戦争が始まった直後から、政府軍と戦っている相手が外国の勢力に雇われた傭兵だということは知られていた。こうした実態をローマ教皇庁の通信社アージェンツィア・フィディースでは2012年6月の時点で、西側メディアの偽報道を非難する報告を掲載している。

その冒頭、現地を調査したフランス人主教は次のように語った:「全ての人が真実を語ったなら、シリアの平和は維持されただろう。戦闘が始まって1年を経たが、西が亜メディアの偽報道が押しつける光景は地上の事実からかけ離れている。」


この指摘はシリアにおける戦乱の本質を言い表している。この戦争はアメリカ、イスラエル、サウジアラビアを中心とする勢力がサラフィ主義者(ワッハーブ派、タクフィール主義者)を使った侵略にほかならないのだ。

侵略勢力はまずバシャール・アル・アサド大統領を排除して傀儡政権を樹立しようとして失敗、サラフィ主義者を使って国を分断しようとしたが、サラフィ主義者を中心とする武装集団は敗走、今はクルドを使おうとしている。今の流れはアメリカ軍とロシア軍との直接的な軍事衝突へと向かっている。最近の動きはロシアが腹をくくったということだ。脅せば屈するというネオコンやイスラエルの戦法は破綻するだろうが、それが世界の破滅につながるかもしれない。そのアメリカに従属しているのが日本だ。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201710120000/
http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/520.html#c35

[文化2] ゆとり教育を推進した三浦朱門の妻 曽野綾子がした事 _ これがクリスチャン 中川隆
62. 中川隆[-6329] koaQ7Jey 2017年10月12日 09:50:59 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

2017年10月12日【小浜逸郎】日本からはもうノーベル賞受賞者は出ない?
https://38news.jp/economy/11171

今年もノーベル賞が決まりました。

巷では、日系イギリス人のカズオ・イシグロ氏が
受賞したというので評判になっています。

それは結構なことですが、
残念ながら自然科学部門では、
日本人受賞者がいませんでした。

この数年、物理学賞、化学賞、医学・生理学賞で
矢継ぎ早に日本人が受賞してきました。
ところが今年はゼロ。

ちなみに自然科学部門以外のノーベル賞は、
受賞した方や団体には失礼ですが、
あまりその価値が信用できません。
人文系は基準があやふやだからです。
特に平和賞はいいかげんですね。
でも自然科学部門では、かなり信用がおけます。

ところで、21世紀に入ってからの日本人受賞者は
自然科学部門で16人もいます。
毎年一人の割合ですね。


http://bit.ly/2wKVLxq

この人たちの受賞時の年齢を調べてその平均を出してみました。
すると、68歳と出ました。

これから、いささか悲観的な予測を述べます。

どの分野であれ人間が一番活躍するのは、
30代から50代にかけてでしょう。

日本のノーベル賞受賞者の方たちが研究に一心に打ち込んだのも、
おそらくこの年代だったと思われます。
ですからこの方たちがわき目もふらずに、
寝る間も惜しんで研究に没頭したのは、
おおよそ1970年代から2000年代初頭くらいと
いうことになります。

もちろん受賞時の年齢には相当なばらつきがありますので、
若くして受賞し、いまなお活躍されている方もいます。
しかし平均的にはそうだと思うのです。

ところで言うまでもないことですが、
長年研究に没頭するには膨大な研究費が要ります。
企業研究の場合は応用研究ですから、
その費用は企業がもってくれるでしょう。

しかしノーベル賞を受賞するような研究は、
多くの場合、大学や研究所に身を置いた基礎研究です。
すると、研究費を大学の研究資金や政府の補助金に
頼ることになります。

先ほど述べた1970年代から2000年代初頭という時期は、
日本が今日のような深刻な不況に陥っていない時期で、
間には、一億総中流のバブル期もありました。

調べてみますと、それ以後の失われた二十年の間に、
科学技術研究費の総額はそれほど減っているわけではありません。
しかし文科省の「科学技術関係予算等に関する資料」(平成26年)の
「主要国等の政府負担研究費割合の推移」
および「主要国等の基礎研究費割合の推移」
というグラフを見てください。


http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu4/034/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2014/04/21/1347062_03.pdf

八十年代初頭から、前者は下がり気味、後者はずっと横ばいです。
しかも他の先進国と比べるとたいへん低いことがわかります(前者では最低)。

このことは、政府が、
国家的な基礎研究にろくに投資してこなかったことを意味します。
それでも好景気の時は、民間や大学の資金がある程度潤沢だったのでしょう。

上の資料は2013年までのものですが、
その後、消費増税などもあり、デフレが深刻化しました。
内閣府が出している「科学技術関係予算」という資料の、
「【参考】科学技術関係予算の推移」というグラフを見ますと、
安倍政権成立以降、この予算がさらに削られていることがわかります。


http://bit.ly/2ya9DDa

大学でも、すぐ実用に適さない研究はどんどん削られる傾向にあります。
こうした傾向が続く限り、もう今後日本からは、
自然科学部門でのノーベル賞受賞者は出ないのではないか。
そう危惧せざるを得ないのです。

筆者は去る9月18日にある情報に触れ、愕然としました。
ノーベル賞受賞者で京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥さんが、
「ご支援のお願い」として寄付を募っているのです。
それだけならさほど驚きませんが、何と次のように書かれていました。

「iPS細胞実用化までの長い道のりを走る弊所の教職員は、9割以上が非正規雇用です。
これは、研究所の財源のほとんどが期限付きであることによるものです。」

とっさに「財務省よ! 竹中よ!」と、怒りがこみ上げてきました。

単年度会計、短期決戦での利益最大化。
長期的な見通しや雇用の安定など知ったことではない。
ノーベル賞級の基礎研究までが、この風潮の犠牲となっているのです。

こういう状態がこのまま続くと、日本の科学技術は、
確実に世界に遅れを取ってしまうでしょう。

寄付に頼るというのはやむを得ない手段と言えますが、
そこにばかり依存してしまうようになるとしたら切ない話です。
国民経済の立場からは、政府の間違った経済政策に対して
もっともっと怒りの声を発するべきなのです。
https://38news.jp/economy/11171
http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/492.html#c62

[リバイバル3] 中川隆 _ アジア関係投稿リンク 中川隆
32. 中川隆[-6328] koaQ7Jey 2017年10月12日 10:11:11 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

「外国人参政権」 を認めると沖縄が中国に編入される
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/769.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/465.html#c32
[不安と不健康18] 糖質制限と超高濃度ビタミンC点滴治療の癌治療の可能性! BRIAN ENO
20. 中川隆[-6327] koaQ7Jey 2017年10月12日 10:26:15 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
>>19
アメリカ人はジャンクフードばかり食べているから癌になる

ジャンクフードを止めて野菜や果物を食べれば癌が治るという話


アメリカ人には食べ物の味がわからない
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/765.html


アメリカ人の超絶肥満の原因は ジャンクフード + コーラ・ジュース の糖分だった

【衝撃】 アメリカのデブが異次元すぎるwwwwww どうやったらここまで太れるんだよ
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4537088.html
https://matome.naver.jp/odai/2137949022098247301


結論として

果物、白米ご飯、ライ麦を使った黒パン、本物のフランスパンだったら食べたいだけいくら食べても太らないし糖尿病にも癌にもならない


糖尿病になりたくなかったら


インスタントラーメン、ピザ、ハンバーガー、ドーナッツ、フライドポテト等のジャンクフード

フランスパン以外のパン、小麦を使った菓子

サラダ油を使ったフライ、天婦羅、カレー、シチュー、パスタ等の料理

マーガリン、マヨネーズ、コーヒーフレッシュ、アイスクリーム、ホイップクリームの様な植物油を入れているもの

缶コーヒー、ジュース、清涼飲料水


を一切食べなければいいのです。


http://www.asyura2.com/16/health18/msg/319.html#c20

[不安と不健康16] 牛乳はカルシウムを奪い骨を弱める。毒素をだし、血液を汚す。タバコの害どころではない。政治的圧力や宣伝攻勢で洗脳 てんさい(い)
79. 中川隆[-6329] koaQ7Jey 2017年10月12日 11:05:48 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

フランス人は朝昼晩 フランスパンと乳製品ばかり食べているけど、寿命は世界第二位だからね:


フランス人はバゲット(フランスパン)が一番好き
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/766.html


フランス人は一日中、乳製品ばかり

さすがはチーズの国、フランス。チーズはもちろん、乳製品の種類もとても豊富です。朝はココア、毎食後にクリームチーズとパン、夕飯はフレッシュクリームを使ったキッシュ、食後はヨーグルト。一日中、カルシウム摂取!フランスにいれば、骨粗しょう症になる心配はないかも。


本当は世界第2位の長寿大国フランス 日本とは違う健康の秘訣とは? 2010年10月3日
https://www.madameriri.com/2010/10/03/%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AF%E9%95%B7%E5%AF%BF%E5%A4%A7%E5%9B%BD%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%80%80%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A8%E3%81%AF%E9%81%95%E3%81%86%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%81%AE%E7%A7%98/


日本とフランスの数少ない共通点。それは日本もフランスもともに世界に誇る「長寿大国」であるという点である。

2009年度のOECD社会指標調査によると、日本の平均寿命はOECD諸国中最も高く男性で79.0歳、女性で85.8歳。

フランスは日本に次ぐ世界第2位の長寿国であり、平均寿命は男性で77.3歳、女性で84.4歳である。(グラフ参照)


https://www.madameriri.com/2010/10/03/%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AF%E9%95%B7%E5%AF%BF%E5%A4%A7%E5%9B%BD%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%80%80%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A8%E3%81%AF%E9%81%95%E3%81%86%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%81%AE%E7%A7%98/

平均寿命の世界比較

栄養価の高い日本食一般に、日本人が長生きする理由として、日本人の食習慣が挙げられる。日本人は世界的にも、脂質が少ない健康的な食事をしていると知られているが、健康ライフとスキンケアに関する米国のブログ「skincare.body-money.com」では、日本人の食生活が日本人の長寿の秘訣だと綴られている。確かに日本食には、豆類・海藻類・根菜類など欧米諸国ではあまり見かけない、栄養価の高い食品を日常的に摂取している。

また、日本は世界トップクラスの漁業国であることから、栄養価の高い魚介類を使った食事が多く、またそれに派生する商品(魚肉すり身製品など)が多いため、どんな料理にも栄養価の高い食品を手軽に加えることができる。

また、日本人の体格の小ささが長寿の秘訣であるという見方もある。例えば相撲取りは日常的に運動し、体格がよくいかにも健康そうに思われるが、晩年は病気をしやすく早死にするといわれている。大きな体を維持するためのカロリー摂取量が多く、肝臓などの臓器にも負担がかかりやすい。一般に、動物実験ではカロリー消費量が低い方が長生きすると言われるため、肥満率が韓国についで世界に2番目に低い日本人は長生きするという仮説が立てられるのだ。

では、体格も大きく、アルコール消費量・カロリー摂取量ともに世界第4位(2004年WHO調査)のフランスが、他の先進国に比べて長生きできるのはなぜだろうか?
https://www.madameriri.com/2010/10/03/%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AF%E9%95%B7%E5%AF%BF%E5%A4%A7%E5%9B%BD%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%80%80%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A8%E3%81%AF%E9%81%95%E3%81%86%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%81%AE%E7%A7%98/

フランス食事情(1) 普段の食事
http://www.j-milk.jp/kenko/column/berohe000000g5ov.html


フランスの統計調査からも見える「普段の食事」をご紹介します。


前菜・メイン・チーズ・デザートにワイン…

フランス料理というと、フルコースの豪華な食事を思い浮かべ、フランス人は毎日そんな食事をして皆グルメだ!というイメージがあるかもしれません。

でも、このようなフランス料理を毎日食べている人は正直ほとんどいません。
いったいフランス人は普段、どのような食事をしているのでしょうか。


朝食

定番は甘い菓子パン

朝食の代表的なパンはクロワッサンやパン・オ・ショコラなどのヴィエノワズリー(Viennoiserie=バターをたっぷり使った菓子パン)や、タルティン(Tartine)。
タルティンはバゲット(フランスパン)を食べやすい長さに切り、バターとジャムまたはハチミツなどを塗っただけのものです。

飲み物はカフェ・オ・レやコーヒー、紅茶。
また、朝食にシリアルを食べる人も多くいます。

甘い系の朝食が定番で、卵やベーコンを焼いたりする人はあまりいません。

■バターとジャムを塗ったタルティン。はちみつやチョコレートペーストを塗ったり好きな味で

昼食

夕食より重くなる傾向も


カフェやレストラン、学食で食べる人、ファストフードを利用する人、近くの店でサンドウィッチを買う、もしくは家から持参する人など、いろいろです。

就労している人でも、一旦自宅へ戻って昼食をとる人もいます。
ちなみに子どもも学校給食を全員が食べるわけではなく、家で食べてから再登校する児童も多くいます。

昼はサンドウィッチだけ、パスタだけ、サラダだけ、と単品で済ませる人がいる一方で、肉料理や魚料理を昼食でとる人が多く*1、どちらかというと夕食より重くなる傾向のようです。


といってもフルコースというわけではなく、メイン(主菜)に付け合せ(副菜)+デザートという感じです。

■町のサンドウィッチ屋。サンドウィッチのパンはバゲット、バターやマヨネーズはぬられていない。具はハム&チーズ、ツナ&野菜、チキン&卵などいろいろ。

■友人宅での昼ごはん。家庭料理は牛肉のグリルとじゃがいものグラタン。シンプルだが皆でいっしょに食べるのがいい

夕食

自宅で家族そろって


夕食はほとんどの人が自宅で家族といっしょにとります。

働いている女性が多いので、平日は簡単なものを準備する場合がほとんど。

パスタ、冷凍のピザ、スープ、キッシュ、ハム、テイクアウトの惣菜などの中から、簡単に出せるものが1品と、あればちょっとしたサラダを付ける程度です。

足りなければ、バゲットにチーズをのせてつまんだり。

デザートにはヨーグルトが多く、フロマージュブラン、プティスイス*2も定番です。


「誰かと一緒に」が大切

大体、普段の食事はこんな感じで意外なほど地味でシンプル。

たとえ食事の中身が簡素なものだったとしても、一人ではなく、必ず誰かと食べることを最も大切にするフランス人。
職場の机で一人で食べたり、時間の合間に食べたり、何かをしながら食べることを嫌い、皆で食卓を囲んで過ごす時間を楽しみます。

日本を始め、多くの国で食事の時間が短縮され、家族ととる時間が減っている中、フランス人の多くが現在も共有し変わらずにいる伝統的な食の習慣です。

*1  Individuelle Nationale des Consomations Alimentaires 2 -INCA 2 2006-2007−(第二回国民栄養調査)/Afssa(フランス食品衛生安全庁)、食事別食品別消費の分布より 。
詳細はこちら→Individuelle Nationale des Consomations Alimentaires 2 -INCA 2 2006-2007

*2  プティスイス…フレッシュチーズの1種で味はフロマージュブランよりも濃厚。
http://www.j-milk.jp/kenko/column/berohe000000g5ov.html

フランス食事情(2) 数字で見る食生活
http://www.j-milk.jp/kenko/column/berohe000000h2er.html


統計調査からみえる、食生活のお国がらとは?


フランス版国民栄養調査(*1)をもとに、フランス人が毎日どんな食品を消費し、どのくらいの栄養を摂取しているか見てみましょう。

(フランス:18-79才、日本:20才以上の結果を比較。日本は平成23年国民健康・栄養調査より)


栄養素の摂取

エネルギー


●2,162Kcal
日本人の平均より300Kcal以上多い。

パティスリー(ケーキ・ペストリー類)から129Kcal摂取していて、最も消費量の多い食品であるパン(317Kcal)に次ぐ摂取エネルギーに。

フランスは美味しいパティスリーが充実してるから仕方がない…!?


3大栄養素からのエネルギー摂取割合

●炭水化物44%・たんぱく質17%・脂質39%
日本人の平均(炭水化物 56%、たんぱく質 15%、脂質 26%)と比べ脂質が多く、炭水化物が少ない。

フランスでの推奨量は、炭水化物 55%、たんぱく質 15%、脂質 30%。


カルシウム

●914mg (男性984mg 女性850mg)
18才以上の推奨量は900mg。
牛乳・乳製品からはおよそ 390mg、飲料水から 94mg、野菜から 48mgを摂取。

女性の摂取量はすべての年代で推奨量を下回っている。
特に、男女とも10代のカルシウム不足が深刻で、10-18才の推奨量は1,200mgであるが、 約800mgしか摂れていない。


日本の場合、20才以上のカルシウム摂取量は494mg。
推奨量と比較してみると、男女とも10代以降、すべての年代で不足している。
ミルク解体新書 第1回 カルシウム学

食品の摂取量

牛乳・乳製品の摂取量


●201g
日本人の2倍以上を摂取。牛乳 86g(*2)、チルド乳製品 82g(*3)、チーズ 33g。

牛乳は8割の人が朝食で摂っている。チルド乳製品は女性の方が多く摂取している。

チーズは男性の方が多く摂取しており、男女とも9割以上の人が食べていてる。
ほかに9割以上の人が食べている食品は、パン、野菜、肉、水。

■チーズ売り場のほんの一部。フランスの食卓には欠かせない。

魚の摂取量

●27g
日本人の1/3しか食べていない。
子どもの摂取量は18gだが、これは金曜日の給食に魚が出るおかげ。


魚の摂取量に伴い、ビタミンDの摂取量も少ない。
魚に次いで卵、チーズがビタミンDの摂取源。ビタミンDを強化した牛乳も売られている。

■魚の消費に日本のSUSHIも貢献?

肉の摂取量

●120g
畜肉だけなら50gで日本人とさほど変わらないが、ハムやソーセージなどの肉加工食品を合わせると1.5倍の摂取量に。

肉の種類は牛、豚、鶏のほか、仔牛、うさぎやジビエ(野鳥獣)も含まれる。

■スーパーマーケットで。生ハム、ソーセージ、パテなど、たくさんの肉加工品が並ぶ。

パンの摂取量

●115g
日本人の平均は33g。一方、米の消費量はフランス 25g、日本 319g。


パンはフランス人のほとんどが、朝、昼、夕と食べる食品。日本の主食「米」に匹敵する。

パンは炭水化物のほか、食物繊維、マグネシウム、マンガン、銅などの微量栄養素の摂取源にもなっている。

野菜の摂取量

●139g
日本人に比べ、100g以上少ない。野菜をほとんど食べない人も少なくない。

スーパーでは袋からだしてすぐ食べられるカットサラダが充実しているほか、冷凍や缶詰の野菜も多く利用されている。

■袋からだしてすぐ食べられるサラダ。レタス、ルッコラ、エンダイブなど種類も豊富。

食事を決めるのに大切だと考えることは?

この調査で、79%のフランス人が食事内容を決定する要因に”健康維持”を挙げてはいますが、食事のバランスは決してよいとはいえません。

肥満をはじめ、栄養摂取の過不足が要因の疾患が増加していることをうけ、社会問題健康省(Ministère des Affaires de Social et de la santé)による国民健康栄養プログラム(Programme National Nutrition Santé:PNNS)が2001年より促進されています。

*1 Individuelle Nationale des Consomations Alimentaires 2 -INCA 2 2006-2007−(第2回国民栄養調査)/Afssa(フランス食品衛生安全庁)、

*2 牛乳、その他の乳、乳飲料、練乳、粉乳が含まれる

*3 発酵クリーム、ヨーグルト、フロマージュブラン、プティスイスが含まれる
http://www.j-milk.jp/kenko/column/berohe000000h2er.html

日本人がフランスに住むと食生活はこう変わる!7つの例 2011年4月9日
https://www.madameriri.com/2011/04/09/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%8C%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%AB%E4%BD%8F%E3%82%80%E3%81%A8%E9%A3%9F%E7%94%9F%E6%B4%BB%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%86%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B%EF%BC%81/

環境が変われば食生活も変わる。フランスに住んで1年半。食生活・食習慣は日本にいた時とすっかり変わってしまった。それではフランスで生活するようになると食生活はどう変わってしまうのか?人によってその変化も異なるが、私の場合はこのように変化した!


1. ごはんの友が“バゲット”に!

日本で、食事に欠かせないものと言えば白ご飯。フランスではフランスパン(バゲット)です。最初はパンを片手に食事するフランス人を不思議に思っていましたが、いつの間にか私も、毎日のバケットが欠かせなくなっていました。そう!フランス人の毎日の食事を支える、ごはんの友はバゲットなのです。


2. 気が付けば肉ばかり

肉と魚はどうしても日本のモノと比べてしまいます…。フランスのなかでも魚介がおいしいといわれるニースに住んでいますが、それでもやっぱり魚の国、日本には敵いません。フランスの魚は品質もそうですが、魚屋さんの下処理もあまりよろしくないような…。その代り、フランスのお肉はおいしい!ビーフステーキも日本より安く、肉汁たっぷりで種類も豊富。結果的に1週間の献立は、気づけば「肉ばかり」になってしまいます。

3. 一日中、乳製品ばかり

さすがはチーズの国、フランス。チーズはもちろん、乳製品の種類もとても豊富です。朝はココア、毎食後にクリームチーズとパン、夕飯はフレッシュクリームを使ったキッシュ、食後はヨーグルト。一日中、カルシウム摂取!フランスにいれば、骨粗しょう症になる心配はないかも。


4. 食後のデザートは欠かせません!

これはフランス人の食習慣なのでしょうか?食後はどうしてもデザートが欠かせないようです。食事が終わると、たいていチーズ→デザートが待っています。家庭によっては、チーズ→果物→デザートの順で食べるところも。いつのまにか私も、デザートがないと食事が終わったような気にならなくなってしまいました。メインでお腹いっぱいにしないように、腹八分目に食べるのがポイント。


5. お茶はコーヒー、紅茶と同じジャンル

日本では毎食お茶を飲んでいましたが、そんな習慣のないフランスでは水ばかり。すると、何となくお茶に対する価値観も変わってくるものです。お茶は水分補給としてガブガブ飲むものではなく、休憩時やおやつの時間に飲むものというように捉えるようになりました。不思議なもので、飲む回数が少なくなるとカフェインの心配までするようになりました。


6. 朝は軽くいきましょう

朝食に白ご飯とお味噌汁と塩鮭。こんな元祖日本の朝ごはんメニューは考えるだけでも重たい…。よく食べるグルメなフランス人ですが、朝は軽く!が基本のようです。日本食の朝ごはんはあくまで「1回の食事」としてのごはんという位置づけですが、フランスでは「おまけ」ごはんのような気がします。フランスでの朝食は、シリアルやブリオッシュ、ビスケットやクロワッサン、パン・オ・ショコラなどが主流です。


7. Tremper(トンペー)

クッキーやパンを、カフェオレやコーヒー、紅茶に浸して食べることをフランス語で「Tremper(トンペー)」と言います。トンペーはフランス人の常識なのでしょうか?誰もが飲み物に浸して食べるのです。最初は何となく気持ちが悪いと思い、私がトンペーせずに食べていました。すると周りのフランス人が「何でこの日本人はつけないの?」と不思議な顔をされることもありました。そんな私も今ではすっかりフランス人の仲間入りです。何となくトンペー食べせずにはいられなくなりました。
https://www.madameriri.com/2011/04/09/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%8C%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%AB%E4%BD%8F%E3%82%80%E3%81%A8%E9%A3%9F%E7%94%9F%E6%B4%BB%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%86%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B%EF%BC%81/



http://www.asyura2.com/13/health16/msg/629.html#c79

[不安と不健康16] 牛乳・チーズ・ヨーグルト、発がん性の危険 寿命短縮や骨折増加との調査結果も(Business Journal) 赤かぶ
8. 中川隆[-6328] koaQ7Jey 2017年10月12日 11:07:08 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

フランス人は朝昼晩 フランスパンと乳製品ばかり食べているけど、寿命は世界第二位だからね:

フランス人はバゲット(フランスパン)が一番好き
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/766.html


フランス人は一日中、乳製品ばかり

さすがはチーズの国、フランス。チーズはもちろん、乳製品の種類もとても豊富です。朝はココア、毎食後にクリームチーズとパン、夕飯はフレッシュクリームを使ったキッシュ、食後はヨーグルト。一日中、カルシウム摂取!フランスにいれば、骨粗しょう症になる心配はないかも。

本当は世界第2位の長寿大国フランス 日本とは違う健康の秘訣とは? 2010年10月3日
https://www.madameriri.com/2010/10/03/%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AF%E9%95%B7%E5%AF%BF%E5%A4%A7%E5%9B%BD%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%80%80%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A8%E3%81%AF%E9%81%95%E3%81%86%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%81%AE%E7%A7%98/


日本とフランスの数少ない共通点。それは日本もフランスもともに世界に誇る「長寿大国」であるという点である。

2009年度のOECD社会指標調査によると、日本の平均寿命はOECD諸国中最も高く男性で79.0歳、女性で85.8歳。

フランスは日本に次ぐ世界第2位の長寿国であり、平均寿命は男性で77.3歳、女性で84.4歳である。(グラフ参照)


https://www.madameriri.com/2010/10/03/%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AF%E9%95%B7%E5%AF%BF%E5%A4%A7%E5%9B%BD%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%80%80%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A8%E3%81%AF%E9%81%95%E3%81%86%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%81%AE%E7%A7%98/


平均寿命の世界比較

栄養価の高い日本食一般に、日本人が長生きする理由として、日本人の食習慣が挙げられる。日本人は世界的にも、脂質が少ない健康的な食事をしていると知られているが、健康ライフとスキンケアに関する米国のブログ「skincare.body-money.com」では、日本人の食生活が日本人の長寿の秘訣だと綴られている。確かに日本食には、豆類・海藻類・根菜類など欧米諸国ではあまり見かけない、栄養価の高い食品を日常的に摂取している。

また、日本は世界トップクラスの漁業国であることから、栄養価の高い魚介類を使った食事が多く、またそれに派生する商品(魚肉すり身製品など)が多いため、どんな料理にも栄養価の高い食品を手軽に加えることができる。

また、日本人の体格の小ささが長寿の秘訣であるという見方もある。例えば相撲取りは日常的に運動し、体格がよくいかにも健康そうに思われるが、晩年は病気をしやすく早死にするといわれている。大きな体を維持するためのカロリー摂取量が多く、肝臓などの臓器にも負担がかかりやすい。一般に、動物実験ではカロリー消費量が低い方が長生きすると言われるため、肥満率が韓国についで世界に2番目に低い日本人は長生きするという仮説が立てられるのだ。

では、体格も大きく、アルコール消費量・カロリー摂取量ともに世界第4位(2004年WHO調査)のフランスが、他の先進国に比べて長生きできるのはなぜだろうか?
https://www.madameriri.com/2010/10/03/%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AF%E9%95%B7%E5%AF%BF%E5%A4%A7%E5%9B%BD%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%80%80%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A8%E3%81%AF%E9%81%95%E3%81%86%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%81%AE%E7%A7%98/


フランス食事情(1) 普段の食事
http://www.j-milk.jp/kenko/column/berohe000000g5ov.html


フランスの統計調査からも見える「普段の食事」をご紹介します。


前菜・メイン・チーズ・デザートにワイン…

フランス料理というと、フルコースの豪華な食事を思い浮かべ、フランス人は毎日そんな食事をして皆グルメだ!というイメージがあるかもしれません。

でも、このようなフランス料理を毎日食べている人は正直ほとんどいません。
いったいフランス人は普段、どのような食事をしているのでしょうか。


朝食

定番は甘い菓子パン

朝食の代表的なパンはクロワッサンやパン・オ・ショコラなどのヴィエノワズリー(Viennoiserie=バターをたっぷり使った菓子パン)や、タルティン(Tartine)。
タルティンはバゲット(フランスパン)を食べやすい長さに切り、バターとジャムまたはハチミツなどを塗っただけのものです。

飲み物はカフェ・オ・レやコーヒー、紅茶。
また、朝食にシリアルを食べる人も多くいます。

甘い系の朝食が定番で、卵やベーコンを焼いたりする人はあまりいません。

■バターとジャムを塗ったタルティン。はちみつやチョコレートペーストを塗ったり好きな味で


昼食

夕食より重くなる傾向も


カフェやレストラン、学食で食べる人、ファストフードを利用する人、近くの店でサンドウィッチを買う、もしくは家から持参する人など、いろいろです。

就労している人でも、一旦自宅へ戻って昼食をとる人もいます。
ちなみに子どもも学校給食を全員が食べるわけではなく、家で食べてから再登校する児童も多くいます。

昼はサンドウィッチだけ、パスタだけ、サラダだけ、と単品で済ませる人がいる一方で、肉料理や魚料理を昼食でとる人が多く*1、どちらかというと夕食より重くなる傾向のようです。


といってもフルコースというわけではなく、メイン(主菜)に付け合せ(副菜)+デザートという感じです。

■町のサンドウィッチ屋。サンドウィッチのパンはバゲット、バターやマヨネーズはぬられていない。具はハム&チーズ、ツナ&野菜、チキン&卵などいろいろ。


■友人宅での昼ごはん。家庭料理は牛肉のグリルとじゃがいものグラタン。シンプルだが皆でいっしょに食べるのがいい


夕食

自宅で家族そろって


夕食はほとんどの人が自宅で家族といっしょにとります。

働いている女性が多いので、平日は簡単なものを準備する場合がほとんど。

パスタ、冷凍のピザ、スープ、キッシュ、ハム、テイクアウトの惣菜などの中から、簡単に出せるものが1品と、あればちょっとしたサラダを付ける程度です。

足りなければ、バゲットにチーズをのせてつまんだり。

デザートにはヨーグルトが多く、フロマージュブラン、プティスイス*2も定番です。


「誰かと一緒に」が大切

大体、普段の食事はこんな感じで意外なほど地味でシンプル。

たとえ食事の中身が簡素なものだったとしても、一人ではなく、必ず誰かと食べることを最も大切にするフランス人。
職場の机で一人で食べたり、時間の合間に食べたり、何かをしながら食べることを嫌い、皆で食卓を囲んで過ごす時間を楽しみます。

日本を始め、多くの国で食事の時間が短縮され、家族ととる時間が減っている中、フランス人の多くが現在も共有し変わらずにいる伝統的な食の習慣です。

*1  Individuelle Nationale des Consomations Alimentaires 2 -INCA 2 2006-2007−(第二回国民栄養調査)/Afssa(フランス食品衛生安全庁)、食事別食品別消費の分布より 。
詳細はこちら→Individuelle Nationale des Consomations Alimentaires 2 -INCA 2 2006-2007

*2  プティスイス…フレッシュチーズの1種で味はフロマージュブランよりも濃厚。
http://www.j-milk.jp/kenko/column/berohe000000g5ov.html


フランス食事情(2) 数字で見る食生活
http://www.j-milk.jp/kenko/column/berohe000000h2er.html


統計調査からみえる、食生活のお国がらとは?


フランス版国民栄養調査(*1)をもとに、フランス人が毎日どんな食品を消費し、どのくらいの栄養を摂取しているか見てみましょう。

(フランス:18-79才、日本:20才以上の結果を比較。日本は平成23年国民健康・栄養調査より)


栄養素の摂取

エネルギー


●2,162Kcal
日本人の平均より300Kcal以上多い。

パティスリー(ケーキ・ペストリー類)から129Kcal摂取していて、最も消費量の多い食品であるパン(317Kcal)に次ぐ摂取エネルギーに。

フランスは美味しいパティスリーが充実してるから仕方がない…!?


3大栄養素からのエネルギー摂取割合

●炭水化物44%・たんぱく質17%・脂質39%
日本人の平均(炭水化物 56%、たんぱく質 15%、脂質 26%)と比べ脂質が多く、炭水化物が少ない。

フランスでの推奨量は、炭水化物 55%、たんぱく質 15%、脂質 30%。

カルシウム

●914mg (男性984mg 女性850mg)
18才以上の推奨量は900mg。
牛乳・乳製品からはおよそ 390mg、飲料水から 94mg、野菜から 48mgを摂取。

女性の摂取量はすべての年代で推奨量を下回っている。
特に、男女とも10代のカルシウム不足が深刻で、10-18才の推奨量は1,200mgであるが、 約800mgしか摂れていない。


日本の場合、20才以上のカルシウム摂取量は494mg。
推奨量と比較してみると、男女とも10代以降、すべての年代で不足している。
ミルク解体新書 第1回 カルシウム学


食品の摂取量

牛乳・乳製品の摂取量


●201g
日本人の2倍以上を摂取。牛乳 86g(*2)、チルド乳製品 82g(*3)、チーズ 33g。

牛乳は8割の人が朝食で摂っている。チルド乳製品は女性の方が多く摂取している。

チーズは男性の方が多く摂取しており、男女とも9割以上の人が食べていてる。
ほかに9割以上の人が食べている食品は、パン、野菜、肉、水。

■チーズ売り場のほんの一部。フランスの食卓には欠かせない。


魚の摂取量

●27g
日本人の1/3しか食べていない。
子どもの摂取量は18gだが、これは金曜日の給食に魚が出るおかげ。


魚の摂取量に伴い、ビタミンDの摂取量も少ない。
魚に次いで卵、チーズがビタミンDの摂取源。ビタミンDを強化した牛乳も売られている。

■魚の消費に日本のSUSHIも貢献?


肉の摂取量

●120g
畜肉だけなら50gで日本人とさほど変わらないが、ハムやソーセージなどの肉加工食品を合わせると1.5倍の摂取量に。

肉の種類は牛、豚、鶏のほか、仔牛、うさぎやジビエ(野鳥獣)も含まれる。

■スーパーマーケットで。生ハム、ソーセージ、パテなど、たくさんの肉加工品が並ぶ。


パンの摂取量

●115g
日本人の平均は33g。一方、米の消費量はフランス 25g、日本 319g。


パンはフランス人のほとんどが、朝、昼、夕と食べる食品。日本の主食「米」に匹敵する。

パンは炭水化物のほか、食物繊維、マグネシウム、マンガン、銅などの微量栄養素の摂取源にもなっている。


野菜の摂取量

●139g
日本人に比べ、100g以上少ない。野菜をほとんど食べない人も少なくない。

スーパーでは袋からだしてすぐ食べられるカットサラダが充実しているほか、冷凍や缶詰の野菜も多く利用されている。

■袋からだしてすぐ食べられるサラダ。レタス、ルッコラ、エンダイブなど種類も豊富。


食事を決めるのに大切だと考えることは?

この調査で、79%のフランス人が食事内容を決定する要因に”健康維持”を挙げてはいますが、食事のバランスは決してよいとはいえません。


肥満をはじめ、栄養摂取の過不足が要因の疾患が増加していることをうけ、社会問題健康省(Ministère des Affaires de Social et de la santé)による国民健康栄養プログラム(Programme National Nutrition Santé:PNNS)が2001年より促進されています。


*1 Individuelle Nationale des Consomations Alimentaires 2 -INCA 2 2006-2007−(第2回国民栄養調査)/Afssa(フランス食品衛生安全庁)、

*2 牛乳、その他の乳、乳飲料、練乳、粉乳が含まれる

*3 発酵クリーム、ヨーグルト、フロマージュブラン、プティスイスが含まれる
http://www.j-milk.jp/kenko/column/berohe000000h2er.html


日本人がフランスに住むと食生活はこう変わる!7つの例 2011年4月9日
https://www.madameriri.com/2011/04/09/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%8C%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%AB%E4%BD%8F%E3%82%80%E3%81%A8%E9%A3%9F%E7%94%9F%E6%B4%BB%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%86%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B%EF%BC%81/


環境が変われば食生活も変わる。フランスに住んで1年半。食生活・食習慣は日本にいた時とすっかり変わってしまった。それではフランスで生活するようになると食生活はどう変わってしまうのか?人によってその変化も異なるが、私の場合はこのように変化した!


1. ごはんの友が“バゲット”に!

日本で、食事に欠かせないものと言えば白ご飯。フランスではフランスパン(バゲット)です。最初はパンを片手に食事するフランス人を不思議に思っていましたが、いつの間にか私も、毎日のバケットが欠かせなくなっていました。そう!フランス人の毎日の食事を支える、ごはんの友はバゲットなのです。


2. 気が付けば肉ばかり

肉と魚はどうしても日本のモノと比べてしまいます…。フランスのなかでも魚介がおいしいといわれるニースに住んでいますが、それでもやっぱり魚の国、日本には敵いません。フランスの魚は品質もそうですが、魚屋さんの下処理もあまりよろしくないような…。その代り、フランスのお肉はおいしい!ビーフステーキも日本より安く、肉汁たっぷりで種類も豊富。結果的に1週間の献立は、気づけば「肉ばかり」になってしまいます。


3. 一日中、乳製品ばかり

さすがはチーズの国、フランス。チーズはもちろん、乳製品の種類もとても豊富です。朝はココア、毎食後にクリームチーズとパン、夕飯はフレッシュクリームを使ったキッシュ、食後はヨーグルト。一日中、カルシウム摂取!フランスにいれば、骨粗しょう症になる心配はないかも。


4. 食後のデザートは欠かせません!

これはフランス人の食習慣なのでしょうか?食後はどうしてもデザートが欠かせないようです。食事が終わると、たいていチーズ→デザートが待っています。家庭によっては、チーズ→果物→デザートの順で食べるところも。いつのまにか私も、デザートがないと食事が終わったような気にならなくなってしまいました。メインでお腹いっぱいにしないように、腹八分目に食べるのがポイント。


5. お茶はコーヒー、紅茶と同じジャンル

日本では毎食お茶を飲んでいましたが、そんな習慣のないフランスでは水ばかり。すると、何となくお茶に対する価値観も変わってくるものです。お茶は水分補給としてガブガブ飲むものではなく、休憩時やおやつの時間に飲むものというように捉えるようになりました。不思議なもので、飲む回数が少なくなるとカフェインの心配までするようになりました。


6. 朝は軽くいきましょう

朝食に白ご飯とお味噌汁と塩鮭。こんな元祖日本の朝ごはんメニューは考えるだけでも重たい…。よく食べるグルメなフランス人ですが、朝は軽く!が基本のようです。日本食の朝ごはんはあくまで「1回の食事」としてのごはんという位置づけですが、フランスでは「おまけ」ごはんのような気がします。フランスでの朝食は、シリアルやブリオッシュ、ビスケットやクロワッサン、パン・オ・ショコラなどが主流です。


7. Tremper(トンペー)

クッキーやパンを、カフェオレやコーヒー、紅茶に浸して食べることをフランス語で「Tremper(トンペー)」と言います。トンペーはフランス人の常識なのでしょうか?誰もが飲み物に浸して食べるのです。最初は何となく気持ちが悪いと思い、私がトンペーせずに食べていました。すると周りのフランス人が「何でこの日本人はつけないの?」と不思議な顔をされることもありました。そんな私も今ではすっかりフランス人の仲間入りです。何となくトンペー食べせずにはいられなくなりました。
https://www.madameriri.com/2011/04/09/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%8C%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%AB%E4%BD%8F%E3%82%80%E3%81%A8%E9%A3%9F%E7%94%9F%E6%B4%BB%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%86%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B%EF%BC%81/

http://www.asyura2.com/13/health16/msg/740.html#c8

[不安と不健康17] 牛乳は超危険!子供は絶対NG!がん・糖尿病・脳梗塞・心筋梗塞の恐れ(Business Journal) 赤かぶ
7. 中川隆[-6327] koaQ7Jey 2017年10月12日 11:08:26 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

フランス人は朝昼晩 フランスパンと乳製品ばかり食べているけど、寿命は世界第二位だからね:

フランス人はバゲット(フランスパン)が一番好き
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/766.html


フランス人は一日中、乳製品ばかり

さすがはチーズの国、フランス。チーズはもちろん、乳製品の種類もとても豊富です。朝はココア、毎食後にクリームチーズとパン、夕飯はフレッシュクリームを使ったキッシュ、食後はヨーグルト。一日中、カルシウム摂取!フランスにいれば、骨粗しょう症になる心配はないかも。

本当は世界第2位の長寿大国フランス 日本とは違う健康の秘訣とは? 2010年10月3日
https://www.madameriri.com/2010/10/03/%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AF%E9%95%B7%E5%AF%BF%E5%A4%A7%E5%9B%BD%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%80%80%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A8%E3%81%AF%E9%81%95%E3%81%86%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%81%AE%E7%A7%98/


日本とフランスの数少ない共通点。それは日本もフランスもともに世界に誇る「長寿大国」であるという点である。

2009年度のOECD社会指標調査によると、日本の平均寿命はOECD諸国中最も高く男性で79.0歳、女性で85.8歳。

フランスは日本に次ぐ世界第2位の長寿国であり、平均寿命は男性で77.3歳、女性で84.4歳である。(グラフ参照)


https://www.madameriri.com/2010/10/03/%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AF%E9%95%B7%E5%AF%BF%E5%A4%A7%E5%9B%BD%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%80%80%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A8%E3%81%AF%E9%81%95%E3%81%86%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%81%AE%E7%A7%98/


平均寿命の世界比較

栄養価の高い日本食一般に、日本人が長生きする理由として、日本人の食習慣が挙げられる。日本人は世界的にも、脂質が少ない健康的な食事をしていると知られているが、健康ライフとスキンケアに関する米国のブログ「skincare.body-money.com」では、日本人の食生活が日本人の長寿の秘訣だと綴られている。確かに日本食には、豆類・海藻類・根菜類など欧米諸国ではあまり見かけない、栄養価の高い食品を日常的に摂取している。

また、日本は世界トップクラスの漁業国であることから、栄養価の高い魚介類を使った食事が多く、またそれに派生する商品(魚肉すり身製品など)が多いため、どんな料理にも栄養価の高い食品を手軽に加えることができる。

また、日本人の体格の小ささが長寿の秘訣であるという見方もある。例えば相撲取りは日常的に運動し、体格がよくいかにも健康そうに思われるが、晩年は病気をしやすく早死にするといわれている。大きな体を維持するためのカロリー摂取量が多く、肝臓などの臓器にも負担がかかりやすい。一般に、動物実験ではカロリー消費量が低い方が長生きすると言われるため、肥満率が韓国についで世界に2番目に低い日本人は長生きするという仮説が立てられるのだ。

では、体格も大きく、アルコール消費量・カロリー摂取量ともに世界第4位(2004年WHO調査)のフランスが、他の先進国に比べて長生きできるのはなぜだろうか?
https://www.madameriri.com/2010/10/03/%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AF%E9%95%B7%E5%AF%BF%E5%A4%A7%E5%9B%BD%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%80%80%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A8%E3%81%AF%E9%81%95%E3%81%86%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%81%AE%E7%A7%98/


フランス食事情(1) 普段の食事
http://www.j-milk.jp/kenko/column/berohe000000g5ov.html


フランスの統計調査からも見える「普段の食事」をご紹介します。


前菜・メイン・チーズ・デザートにワイン…

フランス料理というと、フルコースの豪華な食事を思い浮かべ、フランス人は毎日そんな食事をして皆グルメだ!というイメージがあるかもしれません。

でも、このようなフランス料理を毎日食べている人は正直ほとんどいません。
いったいフランス人は普段、どのような食事をしているのでしょうか。


朝食

定番は甘い菓子パン

朝食の代表的なパンはクロワッサンやパン・オ・ショコラなどのヴィエノワズリー(Viennoiserie=バターをたっぷり使った菓子パン)や、タルティン(Tartine)。
タルティンはバゲット(フランスパン)を食べやすい長さに切り、バターとジャムまたはハチミツなどを塗っただけのものです。

飲み物はカフェ・オ・レやコーヒー、紅茶。
また、朝食にシリアルを食べる人も多くいます。

甘い系の朝食が定番で、卵やベーコンを焼いたりする人はあまりいません。

■バターとジャムを塗ったタルティン。はちみつやチョコレートペーストを塗ったり好きな味で


昼食

夕食より重くなる傾向も


カフェやレストラン、学食で食べる人、ファストフードを利用する人、近くの店でサンドウィッチを買う、もしくは家から持参する人など、いろいろです。

就労している人でも、一旦自宅へ戻って昼食をとる人もいます。
ちなみに子どもも学校給食を全員が食べるわけではなく、家で食べてから再登校する児童も多くいます。

昼はサンドウィッチだけ、パスタだけ、サラダだけ、と単品で済ませる人がいる一方で、肉料理や魚料理を昼食でとる人が多く*1、どちらかというと夕食より重くなる傾向のようです。


といってもフルコースというわけではなく、メイン(主菜)に付け合せ(副菜)+デザートという感じです。

■町のサンドウィッチ屋。サンドウィッチのパンはバゲット、バターやマヨネーズはぬられていない。具はハム&チーズ、ツナ&野菜、チキン&卵などいろいろ。


■友人宅での昼ごはん。家庭料理は牛肉のグリルとじゃがいものグラタン。シンプルだが皆でいっしょに食べるのがいい


夕食

自宅で家族そろって


夕食はほとんどの人が自宅で家族といっしょにとります。

働いている女性が多いので、平日は簡単なものを準備する場合がほとんど。

パスタ、冷凍のピザ、スープ、キッシュ、ハム、テイクアウトの惣菜などの中から、簡単に出せるものが1品と、あればちょっとしたサラダを付ける程度です。

足りなければ、バゲットにチーズをのせてつまんだり。

デザートにはヨーグルトが多く、フロマージュブラン、プティスイス*2も定番です。


「誰かと一緒に」が大切

大体、普段の食事はこんな感じで意外なほど地味でシンプル。

たとえ食事の中身が簡素なものだったとしても、一人ではなく、必ず誰かと食べることを最も大切にするフランス人。
職場の机で一人で食べたり、時間の合間に食べたり、何かをしながら食べることを嫌い、皆で食卓を囲んで過ごす時間を楽しみます。

日本を始め、多くの国で食事の時間が短縮され、家族ととる時間が減っている中、フランス人の多くが現在も共有し変わらずにいる伝統的な食の習慣です。

*1  Individuelle Nationale des Consomations Alimentaires 2 -INCA 2 2006-2007−(第二回国民栄養調査)/Afssa(フランス食品衛生安全庁)、食事別食品別消費の分布より 。
詳細はこちら→Individuelle Nationale des Consomations Alimentaires 2 -INCA 2 2006-2007

*2  プティスイス…フレッシュチーズの1種で味はフロマージュブランよりも濃厚。
http://www.j-milk.jp/kenko/column/berohe000000g5ov.html


フランス食事情(2) 数字で見る食生活
http://www.j-milk.jp/kenko/column/berohe000000h2er.html


統計調査からみえる、食生活のお国がらとは?


フランス版国民栄養調査(*1)をもとに、フランス人が毎日どんな食品を消費し、どのくらいの栄養を摂取しているか見てみましょう。

(フランス:18-79才、日本:20才以上の結果を比較。日本は平成23年国民健康・栄養調査より)


栄養素の摂取

エネルギー


●2,162Kcal
日本人の平均より300Kcal以上多い。

パティスリー(ケーキ・ペストリー類)から129Kcal摂取していて、最も消費量の多い食品であるパン(317Kcal)に次ぐ摂取エネルギーに。

フランスは美味しいパティスリーが充実してるから仕方がない…!?


3大栄養素からのエネルギー摂取割合

●炭水化物44%・たんぱく質17%・脂質39%
日本人の平均(炭水化物 56%、たんぱく質 15%、脂質 26%)と比べ脂質が多く、炭水化物が少ない。

フランスでの推奨量は、炭水化物 55%、たんぱく質 15%、脂質 30%。

カルシウム

●914mg (男性984mg 女性850mg)
18才以上の推奨量は900mg。
牛乳・乳製品からはおよそ 390mg、飲料水から 94mg、野菜から 48mgを摂取。

女性の摂取量はすべての年代で推奨量を下回っている。
特に、男女とも10代のカルシウム不足が深刻で、10-18才の推奨量は1,200mgであるが、 約800mgしか摂れていない。


日本の場合、20才以上のカルシウム摂取量は494mg。
推奨量と比較してみると、男女とも10代以降、すべての年代で不足している。
ミルク解体新書 第1回 カルシウム学


食品の摂取量

牛乳・乳製品の摂取量


●201g
日本人の2倍以上を摂取。牛乳 86g(*2)、チルド乳製品 82g(*3)、チーズ 33g。

牛乳は8割の人が朝食で摂っている。チルド乳製品は女性の方が多く摂取している。

チーズは男性の方が多く摂取しており、男女とも9割以上の人が食べていてる。
ほかに9割以上の人が食べている食品は、パン、野菜、肉、水。

■チーズ売り場のほんの一部。フランスの食卓には欠かせない。


魚の摂取量

●27g
日本人の1/3しか食べていない。
子どもの摂取量は18gだが、これは金曜日の給食に魚が出るおかげ。


魚の摂取量に伴い、ビタミンDの摂取量も少ない。
魚に次いで卵、チーズがビタミンDの摂取源。ビタミンDを強化した牛乳も売られている。

■魚の消費に日本のSUSHIも貢献?


肉の摂取量

●120g
畜肉だけなら50gで日本人とさほど変わらないが、ハムやソーセージなどの肉加工食品を合わせると1.5倍の摂取量に。

肉の種類は牛、豚、鶏のほか、仔牛、うさぎやジビエ(野鳥獣)も含まれる。

■スーパーマーケットで。生ハム、ソーセージ、パテなど、たくさんの肉加工品が並ぶ。


パンの摂取量

●115g
日本人の平均は33g。一方、米の消費量はフランス 25g、日本 319g。


パンはフランス人のほとんどが、朝、昼、夕と食べる食品。日本の主食「米」に匹敵する。

パンは炭水化物のほか、食物繊維、マグネシウム、マンガン、銅などの微量栄養素の摂取源にもなっている。


野菜の摂取量

●139g
日本人に比べ、100g以上少ない。野菜をほとんど食べない人も少なくない。

スーパーでは袋からだしてすぐ食べられるカットサラダが充実しているほか、冷凍や缶詰の野菜も多く利用されている。

■袋からだしてすぐ食べられるサラダ。レタス、ルッコラ、エンダイブなど種類も豊富。


食事を決めるのに大切だと考えることは?

この調査で、79%のフランス人が食事内容を決定する要因に”健康維持”を挙げてはいますが、食事のバランスは決してよいとはいえません。


肥満をはじめ、栄養摂取の過不足が要因の疾患が増加していることをうけ、社会問題健康省(Ministère des Affaires de Social et de la santé)による国民健康栄養プログラム(Programme National Nutrition Santé:PNNS)が2001年より促進されています。


*1 Individuelle Nationale des Consomations Alimentaires 2 -INCA 2 2006-2007−(第2回国民栄養調査)/Afssa(フランス食品衛生安全庁)、

*2 牛乳、その他の乳、乳飲料、練乳、粉乳が含まれる

*3 発酵クリーム、ヨーグルト、フロマージュブラン、プティスイスが含まれる
http://www.j-milk.jp/kenko/column/berohe000000h2er.html


日本人がフランスに住むと食生活はこう変わる!7つの例 2011年4月9日
https://www.madameriri.com/2011/04/09/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%8C%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%AB%E4%BD%8F%E3%82%80%E3%81%A8%E9%A3%9F%E7%94%9F%E6%B4%BB%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%86%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B%EF%BC%81/


環境が変われば食生活も変わる。フランスに住んで1年半。食生活・食習慣は日本にいた時とすっかり変わってしまった。それではフランスで生活するようになると食生活はどう変わってしまうのか?人によってその変化も異なるが、私の場合はこのように変化した!


1. ごはんの友が“バゲット”に!

日本で、食事に欠かせないものと言えば白ご飯。フランスではフランスパン(バゲット)です。最初はパンを片手に食事するフランス人を不思議に思っていましたが、いつの間にか私も、毎日のバケットが欠かせなくなっていました。そう!フランス人の毎日の食事を支える、ごはんの友はバゲットなのです。


2. 気が付けば肉ばかり

肉と魚はどうしても日本のモノと比べてしまいます…。フランスのなかでも魚介がおいしいといわれるニースに住んでいますが、それでもやっぱり魚の国、日本には敵いません。フランスの魚は品質もそうですが、魚屋さんの下処理もあまりよろしくないような…。その代り、フランスのお肉はおいしい!ビーフステーキも日本より安く、肉汁たっぷりで種類も豊富。結果的に1週間の献立は、気づけば「肉ばかり」になってしまいます。


3. 一日中、乳製品ばかり

さすがはチーズの国、フランス。チーズはもちろん、乳製品の種類もとても豊富です。朝はココア、毎食後にクリームチーズとパン、夕飯はフレッシュクリームを使ったキッシュ、食後はヨーグルト。一日中、カルシウム摂取!フランスにいれば、骨粗しょう症になる心配はないかも。


4. 食後のデザートは欠かせません!

これはフランス人の食習慣なのでしょうか?食後はどうしてもデザートが欠かせないようです。食事が終わると、たいていチーズ→デザートが待っています。家庭によっては、チーズ→果物→デザートの順で食べるところも。いつのまにか私も、デザートがないと食事が終わったような気にならなくなってしまいました。メインでお腹いっぱいにしないように、腹八分目に食べるのがポイント。


5. お茶はコーヒー、紅茶と同じジャンル

日本では毎食お茶を飲んでいましたが、そんな習慣のないフランスでは水ばかり。すると、何となくお茶に対する価値観も変わってくるものです。お茶は水分補給としてガブガブ飲むものではなく、休憩時やおやつの時間に飲むものというように捉えるようになりました。不思議なもので、飲む回数が少なくなるとカフェインの心配までするようになりました。


6. 朝は軽くいきましょう

朝食に白ご飯とお味噌汁と塩鮭。こんな元祖日本の朝ごはんメニューは考えるだけでも重たい…。よく食べるグルメなフランス人ですが、朝は軽く!が基本のようです。日本食の朝ごはんはあくまで「1回の食事」としてのごはんという位置づけですが、フランスでは「おまけ」ごはんのような気がします。フランスでの朝食は、シリアルやブリオッシュ、ビスケットやクロワッサン、パン・オ・ショコラなどが主流です。


7. Tremper(トンペー)

クッキーやパンを、カフェオレやコーヒー、紅茶に浸して食べることをフランス語で「Tremper(トンペー)」と言います。トンペーはフランス人の常識なのでしょうか?誰もが飲み物に浸して食べるのです。最初は何となく気持ちが悪いと思い、私がトンペーせずに食べていました。すると周りのフランス人が「何でこの日本人はつけないの?」と不思議な顔をされることもありました。そんな私も今ではすっかりフランス人の仲間入りです。何となくトンペー食べせずにはいられなくなりました。
https://www.madameriri.com/2011/04/09/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%8C%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%AB%E4%BD%8F%E3%82%80%E3%81%A8%E9%A3%9F%E7%94%9F%E6%B4%BB%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%86%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B%EF%BC%81/

http://www.asyura2.com/15/health17/msg/523.html#c7

[不安と不健康17] 牛乳が乳がんを招く!? 予防学の権威がそのリスクを緊急提言(女性自身) 赤かぶ
2. 中川隆[-6326] koaQ7Jey 2017年10月12日 11:09:01 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

フランス人は朝昼晩 フランスパンと乳製品ばかり食べているけど、寿命は世界第二位だからね:

フランス人はバゲット(フランスパン)が一番好き
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/766.html


フランス人は一日中、乳製品ばかり

さすがはチーズの国、フランス。チーズはもちろん、乳製品の種類もとても豊富です。朝はココア、毎食後にクリームチーズとパン、夕飯はフレッシュクリームを使ったキッシュ、食後はヨーグルト。一日中、カルシウム摂取!フランスにいれば、骨粗しょう症になる心配はないかも。

本当は世界第2位の長寿大国フランス 日本とは違う健康の秘訣とは? 2010年10月3日
https://www.madameriri.com/2010/10/03/%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AF%E9%95%B7%E5%AF%BF%E5%A4%A7%E5%9B%BD%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%80%80%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A8%E3%81%AF%E9%81%95%E3%81%86%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%81%AE%E7%A7%98/


日本とフランスの数少ない共通点。それは日本もフランスもともに世界に誇る「長寿大国」であるという点である。

2009年度のOECD社会指標調査によると、日本の平均寿命はOECD諸国中最も高く男性で79.0歳、女性で85.8歳。

フランスは日本に次ぐ世界第2位の長寿国であり、平均寿命は男性で77.3歳、女性で84.4歳である。(グラフ参照)


https://www.madameriri.com/2010/10/03/%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AF%E9%95%B7%E5%AF%BF%E5%A4%A7%E5%9B%BD%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%80%80%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A8%E3%81%AF%E9%81%95%E3%81%86%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%81%AE%E7%A7%98/


平均寿命の世界比較

栄養価の高い日本食一般に、日本人が長生きする理由として、日本人の食習慣が挙げられる。日本人は世界的にも、脂質が少ない健康的な食事をしていると知られているが、健康ライフとスキンケアに関する米国のブログ「skincare.body-money.com」では、日本人の食生活が日本人の長寿の秘訣だと綴られている。確かに日本食には、豆類・海藻類・根菜類など欧米諸国ではあまり見かけない、栄養価の高い食品を日常的に摂取している。

また、日本は世界トップクラスの漁業国であることから、栄養価の高い魚介類を使った食事が多く、またそれに派生する商品(魚肉すり身製品など)が多いため、どんな料理にも栄養価の高い食品を手軽に加えることができる。

また、日本人の体格の小ささが長寿の秘訣であるという見方もある。例えば相撲取りは日常的に運動し、体格がよくいかにも健康そうに思われるが、晩年は病気をしやすく早死にするといわれている。大きな体を維持するためのカロリー摂取量が多く、肝臓などの臓器にも負担がかかりやすい。一般に、動物実験ではカロリー消費量が低い方が長生きすると言われるため、肥満率が韓国についで世界に2番目に低い日本人は長生きするという仮説が立てられるのだ。

では、体格も大きく、アルコール消費量・カロリー摂取量ともに世界第4位(2004年WHO調査)のフランスが、他の先進国に比べて長生きできるのはなぜだろうか?
https://www.madameriri.com/2010/10/03/%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AF%E9%95%B7%E5%AF%BF%E5%A4%A7%E5%9B%BD%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%80%80%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A8%E3%81%AF%E9%81%95%E3%81%86%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%81%AE%E7%A7%98/


フランス食事情(1) 普段の食事
http://www.j-milk.jp/kenko/column/berohe000000g5ov.html


フランスの統計調査からも見える「普段の食事」をご紹介します。


前菜・メイン・チーズ・デザートにワイン…

フランス料理というと、フルコースの豪華な食事を思い浮かべ、フランス人は毎日そんな食事をして皆グルメだ!というイメージがあるかもしれません。

でも、このようなフランス料理を毎日食べている人は正直ほとんどいません。
いったいフランス人は普段、どのような食事をしているのでしょうか。


朝食

定番は甘い菓子パン

朝食の代表的なパンはクロワッサンやパン・オ・ショコラなどのヴィエノワズリー(Viennoiserie=バターをたっぷり使った菓子パン)や、タルティン(Tartine)。
タルティンはバゲット(フランスパン)を食べやすい長さに切り、バターとジャムまたはハチミツなどを塗っただけのものです。

飲み物はカフェ・オ・レやコーヒー、紅茶。
また、朝食にシリアルを食べる人も多くいます。

甘い系の朝食が定番で、卵やベーコンを焼いたりする人はあまりいません。

■バターとジャムを塗ったタルティン。はちみつやチョコレートペーストを塗ったり好きな味で


昼食

夕食より重くなる傾向も


カフェやレストラン、学食で食べる人、ファストフードを利用する人、近くの店でサンドウィッチを買う、もしくは家から持参する人など、いろいろです。

就労している人でも、一旦自宅へ戻って昼食をとる人もいます。
ちなみに子どもも学校給食を全員が食べるわけではなく、家で食べてから再登校する児童も多くいます。

昼はサンドウィッチだけ、パスタだけ、サラダだけ、と単品で済ませる人がいる一方で、肉料理や魚料理を昼食でとる人が多く*1、どちらかというと夕食より重くなる傾向のようです。


といってもフルコースというわけではなく、メイン(主菜)に付け合せ(副菜)+デザートという感じです。

■町のサンドウィッチ屋。サンドウィッチのパンはバゲット、バターやマヨネーズはぬられていない。具はハム&チーズ、ツナ&野菜、チキン&卵などいろいろ。


■友人宅での昼ごはん。家庭料理は牛肉のグリルとじゃがいものグラタン。シンプルだが皆でいっしょに食べるのがいい


夕食

自宅で家族そろって


夕食はほとんどの人が自宅で家族といっしょにとります。

働いている女性が多いので、平日は簡単なものを準備する場合がほとんど。

パスタ、冷凍のピザ、スープ、キッシュ、ハム、テイクアウトの惣菜などの中から、簡単に出せるものが1品と、あればちょっとしたサラダを付ける程度です。

足りなければ、バゲットにチーズをのせてつまんだり。

デザートにはヨーグルトが多く、フロマージュブラン、プティスイス*2も定番です。


「誰かと一緒に」が大切

大体、普段の食事はこんな感じで意外なほど地味でシンプル。

たとえ食事の中身が簡素なものだったとしても、一人ではなく、必ず誰かと食べることを最も大切にするフランス人。
職場の机で一人で食べたり、時間の合間に食べたり、何かをしながら食べることを嫌い、皆で食卓を囲んで過ごす時間を楽しみます。

日本を始め、多くの国で食事の時間が短縮され、家族ととる時間が減っている中、フランス人の多くが現在も共有し変わらずにいる伝統的な食の習慣です。

*1  Individuelle Nationale des Consomations Alimentaires 2 -INCA 2 2006-2007−(第二回国民栄養調査)/Afssa(フランス食品衛生安全庁)、食事別食品別消費の分布より 。
詳細はこちら→Individuelle Nationale des Consomations Alimentaires 2 -INCA 2 2006-2007

*2  プティスイス…フレッシュチーズの1種で味はフロマージュブランよりも濃厚。
http://www.j-milk.jp/kenko/column/berohe000000g5ov.html


フランス食事情(2) 数字で見る食生活
http://www.j-milk.jp/kenko/column/berohe000000h2er.html


統計調査からみえる、食生活のお国がらとは?


フランス版国民栄養調査(*1)をもとに、フランス人が毎日どんな食品を消費し、どのくらいの栄養を摂取しているか見てみましょう。

(フランス:18-79才、日本:20才以上の結果を比較。日本は平成23年国民健康・栄養調査より)


栄養素の摂取

エネルギー


●2,162Kcal
日本人の平均より300Kcal以上多い。

パティスリー(ケーキ・ペストリー類)から129Kcal摂取していて、最も消費量の多い食品であるパン(317Kcal)に次ぐ摂取エネルギーに。

フランスは美味しいパティスリーが充実してるから仕方がない…!?


3大栄養素からのエネルギー摂取割合

●炭水化物44%・たんぱく質17%・脂質39%
日本人の平均(炭水化物 56%、たんぱく質 15%、脂質 26%)と比べ脂質が多く、炭水化物が少ない。

フランスでの推奨量は、炭水化物 55%、たんぱく質 15%、脂質 30%。

カルシウム

●914mg (男性984mg 女性850mg)
18才以上の推奨量は900mg。
牛乳・乳製品からはおよそ 390mg、飲料水から 94mg、野菜から 48mgを摂取。

女性の摂取量はすべての年代で推奨量を下回っている。
特に、男女とも10代のカルシウム不足が深刻で、10-18才の推奨量は1,200mgであるが、 約800mgしか摂れていない。


日本の場合、20才以上のカルシウム摂取量は494mg。
推奨量と比較してみると、男女とも10代以降、すべての年代で不足している。
ミルク解体新書 第1回 カルシウム学


食品の摂取量

牛乳・乳製品の摂取量


●201g
日本人の2倍以上を摂取。牛乳 86g(*2)、チルド乳製品 82g(*3)、チーズ 33g。

牛乳は8割の人が朝食で摂っている。チルド乳製品は女性の方が多く摂取している。

チーズは男性の方が多く摂取しており、男女とも9割以上の人が食べていてる。
ほかに9割以上の人が食べている食品は、パン、野菜、肉、水。

■チーズ売り場のほんの一部。フランスの食卓には欠かせない。


魚の摂取量

●27g
日本人の1/3しか食べていない。
子どもの摂取量は18gだが、これは金曜日の給食に魚が出るおかげ。


魚の摂取量に伴い、ビタミンDの摂取量も少ない。
魚に次いで卵、チーズがビタミンDの摂取源。ビタミンDを強化した牛乳も売られている。

■魚の消費に日本のSUSHIも貢献?


肉の摂取量

●120g
畜肉だけなら50gで日本人とさほど変わらないが、ハムやソーセージなどの肉加工食品を合わせると1.5倍の摂取量に。

肉の種類は牛、豚、鶏のほか、仔牛、うさぎやジビエ(野鳥獣)も含まれる。

■スーパーマーケットで。生ハム、ソーセージ、パテなど、たくさんの肉加工品が並ぶ。


パンの摂取量

●115g
日本人の平均は33g。一方、米の消費量はフランス 25g、日本 319g。


パンはフランス人のほとんどが、朝、昼、夕と食べる食品。日本の主食「米」に匹敵する。

パンは炭水化物のほか、食物繊維、マグネシウム、マンガン、銅などの微量栄養素の摂取源にもなっている。


野菜の摂取量

●139g
日本人に比べ、100g以上少ない。野菜をほとんど食べない人も少なくない。

スーパーでは袋からだしてすぐ食べられるカットサラダが充実しているほか、冷凍や缶詰の野菜も多く利用されている。

■袋からだしてすぐ食べられるサラダ。レタス、ルッコラ、エンダイブなど種類も豊富。


食事を決めるのに大切だと考えることは?

この調査で、79%のフランス人が食事内容を決定する要因に”健康維持”を挙げてはいますが、食事のバランスは決してよいとはいえません。


肥満をはじめ、栄養摂取の過不足が要因の疾患が増加していることをうけ、社会問題健康省(Ministère des Affaires de Social et de la santé)による国民健康栄養プログラム(Programme National Nutrition Santé:PNNS)が2001年より促進されています。


*1 Individuelle Nationale des Consomations Alimentaires 2 -INCA 2 2006-2007−(第2回国民栄養調査)/Afssa(フランス食品衛生安全庁)、

*2 牛乳、その他の乳、乳飲料、練乳、粉乳が含まれる

*3 発酵クリーム、ヨーグルト、フロマージュブラン、プティスイスが含まれる
http://www.j-milk.jp/kenko/column/berohe000000h2er.html


日本人がフランスに住むと食生活はこう変わる!7つの例 2011年4月9日
https://www.madameriri.com/2011/04/09/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%8C%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%AB%E4%BD%8F%E3%82%80%E3%81%A8%E9%A3%9F%E7%94%9F%E6%B4%BB%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%86%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B%EF%BC%81/


環境が変われば食生活も変わる。フランスに住んで1年半。食生活・食習慣は日本にいた時とすっかり変わってしまった。それではフランスで生活するようになると食生活はどう変わってしまうのか?人によってその変化も異なるが、私の場合はこのように変化した!


1. ごはんの友が“バゲット”に!

日本で、食事に欠かせないものと言えば白ご飯。フランスではフランスパン(バゲット)です。最初はパンを片手に食事するフランス人を不思議に思っていましたが、いつの間にか私も、毎日のバケットが欠かせなくなっていました。そう!フランス人の毎日の食事を支える、ごはんの友はバゲットなのです。


2. 気が付けば肉ばかり

肉と魚はどうしても日本のモノと比べてしまいます…。フランスのなかでも魚介がおいしいといわれるニースに住んでいますが、それでもやっぱり魚の国、日本には敵いません。フランスの魚は品質もそうですが、魚屋さんの下処理もあまりよろしくないような…。その代り、フランスのお肉はおいしい!ビーフステーキも日本より安く、肉汁たっぷりで種類も豊富。結果的に1週間の献立は、気づけば「肉ばかり」になってしまいます。


3. 一日中、乳製品ばかり

さすがはチーズの国、フランス。チーズはもちろん、乳製品の種類もとても豊富です。朝はココア、毎食後にクリームチーズとパン、夕飯はフレッシュクリームを使ったキッシュ、食後はヨーグルト。一日中、カルシウム摂取!フランスにいれば、骨粗しょう症になる心配はないかも。


4. 食後のデザートは欠かせません!

これはフランス人の食習慣なのでしょうか?食後はどうしてもデザートが欠かせないようです。食事が終わると、たいていチーズ→デザートが待っています。家庭によっては、チーズ→果物→デザートの順で食べるところも。いつのまにか私も、デザートがないと食事が終わったような気にならなくなってしまいました。メインでお腹いっぱいにしないように、腹八分目に食べるのがポイント。


5. お茶はコーヒー、紅茶と同じジャンル

日本では毎食お茶を飲んでいましたが、そんな習慣のないフランスでは水ばかり。すると、何となくお茶に対する価値観も変わってくるものです。お茶は水分補給としてガブガブ飲むものではなく、休憩時やおやつの時間に飲むものというように捉えるようになりました。不思議なもので、飲む回数が少なくなるとカフェインの心配までするようになりました。


6. 朝は軽くいきましょう

朝食に白ご飯とお味噌汁と塩鮭。こんな元祖日本の朝ごはんメニューは考えるだけでも重たい…。よく食べるグルメなフランス人ですが、朝は軽く!が基本のようです。日本食の朝ごはんはあくまで「1回の食事」としてのごはんという位置づけですが、フランスでは「おまけ」ごはんのような気がします。フランスでの朝食は、シリアルやブリオッシュ、ビスケットやクロワッサン、パン・オ・ショコラなどが主流です。


7. Tremper(トンペー)

クッキーやパンを、カフェオレやコーヒー、紅茶に浸して食べることをフランス語で「Tremper(トンペー)」と言います。トンペーはフランス人の常識なのでしょうか?誰もが飲み物に浸して食べるのです。最初は何となく気持ちが悪いと思い、私がトンペーせずに食べていました。すると周りのフランス人が「何でこの日本人はつけないの?」と不思議な顔をされることもありました。そんな私も今ではすっかりフランス人の仲間入りです。何となくトンペー食べせずにはいられなくなりました。
https://www.madameriri.com/2011/04/09/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%8C%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%AB%E4%BD%8F%E3%82%80%E3%81%A8%E9%A3%9F%E7%94%9F%E6%B4%BB%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%86%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B%EF%BC%81/

http://www.asyura2.com/15/health17/msg/805.html#c2

[政治・選挙・NHK233] 国民の信頼に応えないマニフェストいらない/政界地獄耳(日刊スポーツ) 赤かぶ
1. 中川隆[-6325] koaQ7Jey 2017年10月12日 11:18:45 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

幹事長だった小沢のもとで作成されたマニフェストも、小沢自身によって破られる始末

「ガソリン値下げ隊」まで作り、ガソリン暫定税率廃止をマニフェストに記載してまで当時幹事長だった小沢一郎が国民に約束したにもかかわらず、マニフェストは反故にされました。

なんと小沢自身が官邸に乗り込んで、ガソリン暫定税率維持を首相に押し込んだのです。


そもそも小沢と民主党は、マニフェストを前面に打ち出して2009年に政権の座についたのに、そのマニフェストはまったく実行されなかった。「マニフェストは国民との契約」と言っていたにもっかかわらずそうなのである。

国債を発行しないも嘘だった。増税しないも嘘だった。高速道路無料化も嘘だった。最低賃金を上げるも嘘だった。埋蔵金を発掘して財源とするというのも嘘だった。天下りを許さないというのも嘘だった。暫定税率を廃止するというのも嘘だった。内需拡大して景気回復するというのも嘘だった。ガソリン税廃止するというのも嘘だった。

それでいて、朝鮮人学校無償化、人権侵害救済法案、外国人住民基本法、夫婦別姓、外国人地方参政権等には真剣に取り組み、野田佳彦に至っては福島復興をおざなりにしながら2011年10月19日には韓国との通貨スワップを5兆円に拡大していた。
http://www.asyura2.com/17/senkyo233/msg/820.html#c1

[政治・選挙・NHK233] 国民の信頼に応えないマニフェストいらない/政界地獄耳(日刊スポーツ) 赤かぶ
2. 中川隆[-6324] koaQ7Jey 2017年10月12日 11:21:07 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

マニフェストを守る気が無い元民進党の議員がうごめいている限り、希望などどこにもない

民進党は日本最悪の政党であり、その議員もまた最悪のメンバーが揃っている。だから、このような人間どもをことごとく落とすのが選挙の大義である。


民進党が離党ドミノに見舞われて大混乱に陥っているのだが、この党が崩壊していくのは必然でもある。なぜなら、民進党はまったく日本の役に立たない政党であり、有害であり、危険だからだ。

民進党は自民党の邪魔しかしない政党である。

北朝鮮のミサイルが飛び交っている中で、まったくそれに関心を寄せず、安倍政権のやっていることを、ただ難癖を付けて真偽を邪魔するだけの存在だった。

政局について語っても、政策について語ることはない。つまり、政権を打倒して日本を混乱させることを狙っているだけであり、日本を良くすることは何も考えていない。

民進党は日本を良くするどころか、日本を破壊することを目論んでいた政党でもある。民主党時代に、何をやっていたのかを見ればそれが分かる。

(「4つの日本破壊工作」を執拗に仕掛けていた民主党政権)
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2014/11/20141121T1548520900.html


村田蓮舫はどこの国の誰なのか今でも分からないが、民進党は最初から「二重国籍の容認」と「永住外国人への地方選挙権付与」を目指していた。

これで中国・韓国・北朝鮮のスパイが容易に日本の政治を乗っ取れるように画策していた。


民進党は日本のために活動をしているのではない

「多文化共生を取り入れろ」とわめいていたのも民進党であり、「大量移民を受け入れよ」と言っていたのも民進党である。

民進党の元代表である岡田克也は、EU(欧州連合)が大量移民で大混乱している最中の2016年に「多文化共生を取り入れろ」と言っていた。

「二重国籍の容認」「永住外国人への地方選挙権付与」「多文化共生の促進」「大量移民の受け入れ」をすべて実現したら何が待っているのか、誰でも分かる。

反日国家から大量の移民がやってきて、彼らが数にモノを言わせて自分たちの都合の良い政治家を送り出して、日本の政治を乗っ取り、国を乗っ取ることになる。

民進党はそれをすると言っていた政党なのである。日本人なのかどうかも分からない胡散臭い議員が、日本を破壊するための活動をしていたのだ。

日本のために政治をしているのではない。中国・韓国・北朝鮮のために政治をしている。それが民進党の議員の正体である。

北朝鮮がミサイルを撃って暴走している最中、「北朝鮮と対話しろ」「日本は北朝鮮を刺激するな」と言っていたのも民進党の議員である。

前原誠司は2017年8月29日、これだけ北朝鮮が暴走しているというのに、その最中にまるで他人事のように「北朝鮮とは対話を模索することもしなくてはいけない」と言って、圧力を重視する安倍政権を批判していた。

日本は北朝鮮に国民を拉致されて解決することもできず、ミサイルで国民が不安に駆られている。対話などまったく意味がないことはすでに何十年も前から分かっていることだ。

ここで圧力をかけて北朝鮮を変えていかないと、今度は核ミサイルで恫喝され続けることになる。

2017年9月13日、北朝鮮は日本を名指しして「日本列島の4つの島を、核爆弾で海中に沈めるべきだ」と威嚇したのではなかったか。

それなのに、「対話を模索」などと今ごろ言っているのが前原誠司という人間である。


前原誠司や蓮舫。薄気味悪い議員だらけの民進党

「外国人参政権」を臨み、「夫婦別姓」を賛同している前原誠司は韓国にも北朝鮮にも甘い男だ。

「日朝友好議連」に参加し、「在日韓国人をはじめとする永住外国人住民の法的地位向上を推進する議員連盟」にも参加している。

京都で焼肉屋を営む韓国人、チャン・オクプンという名の年配女性を大臣室のイスに座らせて記念撮影をしていたのも前原誠司だ。

前原誠司はこの女を「お母さん」と呼んでいるのだが、この女は北朝鮮の組織「朝鮮総連」に所属している女で「外国人参政権獲得運動」を進めていた。

さらに週刊文春は9月21日号で前原誠司が北朝鮮の接待係の女と観光地・妙香山で親密に身体を寄せ合って戯れている写真をスクープしている。

この男の裏側では常に韓国や北朝鮮の人間が顔を出す。

民主党時代から、前原誠司は北朝鮮のスパイではないかとも言われていたが、こんな男が民進党の代表をしているのだから、いかに危険なのか分かるはずだ。

この前原誠司が現在の民進党の代表をしているのだから、民進党がいかに胡散臭い政党なのか推して知るべしだ。

そもそも、前原誠司の前任の村田蓮舫からして、どこの人間なのか分からない薄気味悪い議員である。

村田蓮舫は自分の国籍の説明を二転三転させてうやむやにしたので、今でも日本人は村田蓮舫がどこの誰なのか分からないままだ。

インターネットでは『国籍喪失許可証7つの疑惑』が村田蓮舫に突きつけられているが、村田蓮舫はそれに答えようとしないし、マスコミもまったく報じない。

(村田蓮舫の『国籍喪失許可証7つの疑惑』を報じないマスコミ)
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2017/07/blog-post.html


民進党に関わっていた人間を落とすことが重要だ

民主党は戦後最悪のマニフェスト詐欺政党であり、売国政党であり、反日政党でもあった。2009年から2012年までの3年間で、日本を大混乱させて国民に見捨てられた。

もはや民主党という名前では何もできないと思ったこの反日政党の議員たちは、2016年3月17日に名前を「民進党」に変えてネームロンダリングした。

民主党という名前が悪評にまみれて勝負できなくなったので、名前を変えて「自分たちは民進党で民主党は関係ない」というスタンスを取ったのである。

犯罪者がよくやる手口だ。いくつも名前を持っていて、ひとつの名前が都合悪くなったら別の名前に乗り換えていく。そして、「名前が違うから関係ない」と言い逃れる。

都合が悪くなったら、いつでも名前を捨てる。

こういう姑息でインチキなスタンスでやってきたのが民進党なので、ここの議員たちはいつでも同じことをする。

民主党という名前が駄目になって民進党にして、民進党というという名前が駄目になったらまた違う名前に鞍替えする。

次はどうするのか。民進党という名前で勝てないと考えた民進党の議員たちは、自分は民進党とは関係ないという顔をして別の名前の政党で立候補することになる。

たとえば、一部は「希望の党」みたいな名前の党に潜り込んで、民進党とは関係ないという顔をするし、他の一部は新しい何かの泡沫政党でも作って、やはり民進党とは関係ないような顔をして選挙に臨む。

犯罪者がいくらでも名前を使い捨てするように、民進党の議員たちも政党を使い捨てにして、議員報酬を貪り食って反日しながら生きていく。

民進党は日本最悪の政党であり、その議員もまた最悪のメンバーが揃っている。だから、このような人間どもをことごとく落とすのが選挙の大義である。

(次の選挙の大義は「反日の議員を絶対に落選させること」だ)
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2017/09/20170925T1456020900.html

http://www.asyura2.com/17/senkyo233/msg/820.html#c2

[不安と不健康15] 山崎製パン ためらわずに添加物をガンガン使う会社 ココで働け取材班 てんさい(い)
78. 中川隆[-6323] koaQ7Jey 2017年10月12日 11:26:45 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

フランス人はバゲット(フランスパン)が一番好き
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/766.html


フランスパンはグルテンが少なく砂糖もショートニングを使わないので、いくら沢山食べても糖尿病にもグルテン由来の病気にもならない

フランスパンとは、小麦粉・塩・水・イーストのみで作られるフランスのパリ発祥のパンの総称。

バゲットやバタールがよく知られている。

本国フランスでは pain traditionnel (フランス語発音: [pɛ̃ tradisjɔnɛl] パン・トラディスィヨネル)と呼ばれているが、単にbaguette(バゲット)、あるいは他国の呼称に倣い pain français (フランス語発音: [pɛ̃ frɑ̃sɛ] パン・フランセ)と呼ぶこともある。

フランスでは土壌や気候の関係から、生産される小麦はグルテンの乏しいものが主であり、他国のパンのようにふっくらとしたものを作ることが難しかった。

そのためフランスでは粘り気の少ない生地を使ってのパン作りが求められ、結果として硬い外皮とサクサクした中身を持つ独特のパンが生まれた。

元々フランスパンはイースト菌のようなパン酵母を用いず、生地を一度に混ぜて直火焼きしたものであったため、焼き色は現在のようなキツネ色ではなくうす焦げたものであった。

フランスパンが現在のような形になったのは19世紀頃で、酵母菌や製粉技術などの向上によりこの頃から今日見られる多彩なフランスパンが作られるようになった。

フランスパンは、その硬さが大きな特徴である。基本的に生地には砂糖を使わないため、フランスパンはその片端だけを手に持ってもパンが中折れしないほどの硬度がある。英語で「クラスト」(crust)と呼ばれる外皮部分は煎餅のようにパリパリしており、フランスパンの独特の食感と香りを生み出している。また、卵、乳製品、油類などの副材料を使わないのも特徴であり、それゆえに作り手の技術が味を左右するため、フランスパン作りはパン職人になる上での難関であるともいわれる。

硬く香りのよい外皮部分に比べ、中はやわらかい食感となっている。同じ生地・同じオーブンで作っても、バゲットは細長く皮の部分が多いために皮のパリパリ感や香りを重視する人に向き、丸いブールは中身が多く柔らかなパンを好む人あるいはサンドイッチに向き、バタールはバゲットより太いがブールのようには丸くないのでその中間である。

バゲット、バタール、ブール、パン・ド・カンパーニュ、シャンピニオン、エピ、クーペなどに代表される、いわゆるフランスパンは基本的に材料は小麦粉・パン酵母・塩・水・モルトだけで作る。

他のパンのように砂糖やバター、卵、乳製品、油類などは加えず単純な材料のみで作る。

小麦粉と塩と水だけではパン酵母の発酵がうまくいかないので、小麦粉のデンプンをモルトが糖化して酵母による発酵が進む。

フランスパンに使われる小麦粉は、一般のパンに使われる強力粉ではなく、グルテンが少なめの準強力粉もしくは中力粉である。

フランスと違い日本においては「もちもちした食感」のパンが好まれるため、大手パンメーカーが市販するフランスパンはグルテンの強い小麦素材を使用しながらグルテンの粘り気を利かせた製法を用いており、食感が「本家」のフランスパンよりももちもちして弾力の強いものとなっている。

それゆえ、おおむね日本大手メーカーで大量生産されるフランスパン(特にソフトフランスと銘うって売られているもの)は、フランス国内で食されるフランスパンとはまるで食感が異なり、外観こそバタールやパリジャンに似ているが、皮は柔らかく中身は噛み応えの強いものになっている。


製造例

小麦粉(フランスパン用準強力粉)、ドライイースト、食塩、モルトエキス、水。

⇒ミキシング(スパイラルミキサー L4"-M3" 捏ね上げ温度24℃)
⇒ 一次発酵(120分)
⇒ パンチ(ガス抜き)
⇒ 二次発酵(60分)
⇒ 分割
⇒ ベンチタイム
⇒ 成型
⇒ ホイロ発酵
⇒ 蒸気焼成(220度25分)

※発酵・ホイロは温度28℃・湿度75%


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%91%E3%83%B3


半焼けバゲットが好まれるようなったフランス―嘆く職人も 2013 年 8 月 22 日
http://jp.wsj.com/articles/SB10001424127887323480904579027372498622640


 【パリ】パリ16区に店を持つパン職人、ドミニク・アンラク氏は毎日、約1500個ものバゲット(棒状で細めのフランスパン)を焼くが、その多くは自分で食べたいとは思わない仕上がりだ。

 客の大半は棚に並べられたバゲットを眺めると、焼き時間が最も短くて最も白いものを選んでいくという。そのため店で売るバゲットの90%は、完全に焼き上がる前にオーブンから取り出すそうだ。

 アンラク氏は「自分で食べるためなら、あと2、3分長く焼くけどね。でもこれは商品だから、客の好みに合わせるしかない」と話す。


半焼けのバゲットを探すには


 バゲットはフランス料理を象徴する食べ物の1つ。それが今、文化的危機にさらされている。独特な形とパリパリと硬い外皮で有名なバゲットが、パン生地を食べさせられているのではないかと錯覚しそうな生焼けパンになろうとしているのだ。

 パリのパン屋についてのブログ「Painrisien(パンリジアン)」を立ち上げたレミ・エルン氏によると、評価をした230店の80%では「顧客を満足させる」ために、ほとんどのバゲットを完全に焼き上げていないという。

 ただ、客が好む理由もたくさんあり、それは生焼けの半端なものではないようだ。例えば、フリーランス・リポーターのカミーユ・オジェ氏(30)にとって、十分に焼き上がったバゲットを食べるのは苦痛だ。「そのままかじって食べるには硬いし、歯茎や口蓋(こうがい)を痛める」ということだ。その点、焼き時間が短めのバゲットなら「歯が欠ける心配もない」そうだ。

 アンラク氏の店の常連というピュラ・ガルシアさんによると、十分に焼けたバゲットはすぐに風味が落ちるという。「焼き上がってから1時間以内に食べないと、1日たった古パンみたいな味になってしまう」とその欠点を指摘した。また、別の客の中には、家に持ち帰って暖め直すと味が良くなるという理由で、完全に焼き上がっていない「白いバゲット」を求める者も多い。

 細長いパンを見ればフランスを連想してしまうほど、バゲットとフランスは切り離せない関係だ。そのフランスでバゲットに対する国民の好みが変化している様子に憤慨する向きもある。


フランスで市民権を得つつある半焼けバゲット(左)
http://jp.wsj.com/articles/SB10001424127887323480904579027372498622640


 フランス人作家でパン愛好家でもあるジャン=フィリップ・ド・トナック氏は「硬さはフランスパンのトレードマーク。十分に焼き上がっていなければいけない」と主張する。

 米コーネル大学の歴史学教授でフランスパンに関する著書もあるスティーブン・カプラン氏は、バゲットの特徴的な歯ごたえと風味について、製パン過程の最終段階に起こるメラード効果という化学反応によって生み出されているという。この反応なしでは、バゲットは味がなくて、直観とは逆にかみづらい食べ物となってしまう。

 徐々に違う食べ物に変化していくバゲットの姿を目の当たりして、「フランスの偉大な国家遺産の1つが失われていく」とカプラン氏は嘆く。


 パン職人らによると、正しい時間で焼くことで、パンの内側の柔らかい部分(身)と外皮の間で風味の交流が生じるという。つまり、パリパリとしてカラメル化した外皮が柔らかくふわふわしたパンの身を包み込み、バゲット独特の歯ごたえと風味が絶妙なバランスで生まれるというわけだ。

 フランスでは1950年代からパンの消費が減少しているが、それでも生活必需品であることには変わりない。朝昼晩の食事のほとんどでパンを食べるフランス人も多く、ほとんどナイフとフォークの延長部分としてフランスの食卓に欠かせない存在と見なされている。フランスの生活環境調査研究センター(Crédoc)によると、フランス人の98%が毎日パンを食べているという。

 そして、パンの中でも特に人気のあるのがバゲット。パンの研究と促進をしているフランスの国立パン研究所によると、パンの総消費量の4分の3を占めているという。

 このような名誉な地位にあり、フランスの風景に溶け込んでいるバゲットだが、実は誕生してから1世紀もたっていない。

 現在のようなバゲットが作られるようになったのは1920年代。パン職人が午後10時から午前4時まで働くことを禁じた、当時の保護的な労働法の副産物と言える。この時間帯に仕事ができないと、それまで一般的だった丸型のパンを朝食時までに焼き上げることは不可能だ。そこで新たに考案したのが、製造時間を短縮できる細長いパンだった。フランス語で小さな棒を意味するバゲットは朝食に不可欠なものとして、フランス全土に急速に浸透していった。

 フランスの法律では、バゲットの材料は基本的には小麦粉と水、塩、イーストだけと定められているが、焼き時間については全く触れられていない。

 気候や湿度といった要素にも影響されるが、パン職人の間では、典型的なバゲットの焼き時間としては20〜25分が適当とされている。パリにある多くのパン屋で見かける色白でぐったりしたバゲットについて、カプラン氏はおそらく17分強しか焼かれていないのではないかとみている。

 アンラク氏の店がある16区は、官庁街であるとともに住人の大半が富裕層で、しかも美術館や19世紀の建物、印象的な街並みでも有名な地区だ。同氏はあと数分かければ理想的な焼き上がりになると思っても、そんな場所に住む客に失礼なことは言えないそうで、「このパン屋に来て忙しそうにパンを買っていく客に、説教をする時間なんてないしね」とあきらめている。


 ただ、頑固なパン屋もいる。


 細くて外皮が非常に硬いバゲットを焼くことで有名なパリのパン職人、フレデリック・ピシャール氏もその1人。「少なくとも、フランスではワインの味わい方なら誰でも知っているのに、パンの味わい方について教えてもらうことはない」とこぼす。それで顧客に対して定期的に仕事場を公開し、パンの製造過程や味わい方を教えているそうだ。

まずバゲットを縦に切って、パンの身の香りを楽しむ。切ったバゲットからは、木の実やレーズン、ドライ・アプリコットなどの香りがかすかに漂ってくることも多い。次に手触りを確かめてから、食べごろの大きさにちぎる。そして、ゆっくりとかんでゆく。これがバゲットの正しい味わい方だ。

 また、パリの南の位置する小さな町でパン屋を営むフランク・ドビュー氏は、可能な限り店に居て、穏やかに褐色のバゲットを奨めているという。焼き方の足りないパンを製造して客の要望に応えようする同業者については、勘違いしていると批判的であり、「客は最高の品を味わったことがないだけ。だから、客の味覚を鍛えるのがパン職人の役目だ」と語った。
http://jp.wsj.com/articles/SB10001424127887323480904579027372498622640

パン好き必見!
老けないための市販のパンを買う際の賢い選び方とは 2017/3/7

まず、パンとは本来固い食べものです。

パンは基本的に小麦などの粉類と水と塩とイーストによって作られます。

フランスパンが良い例ですね。

一般的なフランスパンはこれらの素材しか使いません。

ヨーロッパ諸国ではパンが主食なので、人々はこの固いパンを毎日食べているわけです。

しかし、何故か日本や他のアジア諸国ではパンは柔らかい方が良いという風潮があります。

スーパーなどで売られている食パンが良い例で、すっごいふわふわですよね。

昔ヤマザキが”ダブルソフト”というふわっふわがウリの食パンを販売して大ヒットしたことからも、日本ではパン=柔らかいというイメージがあります。

ただ、前述した4種類の材料では、そこまで柔らかいパンは作れません。

ではどうやってフワフワ感を作り出すのかというと、砂糖、油脂類、乳製品を入れます。

こういったものを添加することによって、口当たりのよい、ふわふわのパンが出来上がります。

小麦粉に砂糖と油と乳製品を加えると何が出来るかというと、ケーキやマフィンなどのお菓子ができます。

そう、日本のパンはお菓子化してしまっているんです。

実際ヨーロッパ諸国では砂糖が入っているパンは、基本的にお菓子と認識されています。

さらに市販のパンにはイーストフードや乳化剤に代表される食品添加物やマーガリンやショートニング等のトランス脂肪酸が満載です。

シェアトップのヤマザキにいたっては、臭素酸カリウムという発がん性物質も使われているので注意が必要です。

大手製パンメーカー4社ほどをざっと調べてみたんですが、どこの製パン会社も商品紹介はしていますが、原材料表示をネットに記載していませんでした。

唯一無添加をウリにしている敷島製パンが、メイン商品の”超熟”のみ原材料を公開しているのみ。

しかし親切な方がヤマザキ製食パンの原材料を載せてくれていました。

それを見ると、

ヤマザキ製食パンの原材料は

「小麦粉、糖類、卵、マーガリン、バター、脱脂粉乳、パン酵母、牛乳、食塩、発酵種、チーズ、乳清ミネラル、乳化剤、酢酸Na、イーストフード」

となっています。

因みに敷島製パン”超熟”の原材料は

「小麦粉、砂糖、バター入りマーガリン、パン酵母、食塩、米粉、醸造酢」

となっています。

一目瞭然です。ヤマザキの方が不要なものがたくさん入っていますね。

製パン業界もトップシェアの会社ほど、製品的には良くないものを作っています。

大手や大企業であればあるほど危険な産業とは?
http://lifestyleorganizer.net/food/aboutfoodcompany/

でも書いたように、どの食品でも負の構造は同じのようです。

では具体的にどういった商品を選んでいけばよいかを説明します。

  

前述したように本物のパンは小麦粉、水、塩、イーストのみで作られます。

しかし、日本で純粋にこの4つの原料で市販されているパンは殆ど無いと思います。

ここからそれぞれのパンによって甘味料、油脂類、乳製品、添加物が足されていきます。

まず、添加物と乳製品はパンには必要ありません(乳製品は、牛乳やスキムミルク(脱脂粉乳)が使われていることがあります)。

この二つは除外しましょう。

油脂類で最も最悪なのは、マーガリン、ショートニングです。この二つが使われている製品は買わないようにしてください。

(マーガリンやショートニングの危険性についてはこちら)

気づかぬうちに食べているかも!?トランス脂肪酸が含まれている意外な食品まとめ
http://lifestyleorganizer.net/food/abouttransfat/

無添加がウリの敷島製パンの”超熟”も、マーガリンが盲点ですね。

あとは、バター、大豆油やキャノーラ油などが油脂類として使われることが多いです。
(大豆油やキャノーラ油は植物油脂と記載されていることもあります)

これらもアンチエイジングのためには避けたい食品です。

パンによく入っている油脂類の中で唯一許してもいいのはエクストラバージンオリーブオイルくらいです。

正直オリーブオイルも入れなくてもいいのですが、買うものが無くなってしまうので一応良しとしましょう。

次に甘味料です。

最も目にするのは砂糖ですね。というか砂糖の入っていないパンを探すのは現代の日本ではかなり大変です。

砂糖こそが、フワフワのパンを作る秘密兵器なので、入れないと商売にならないのです。

特に市販のパンに使用されるのは、砂糖の中でも最も良くない白砂糖です。

砂糖が入っているパンは買わないようにしましょう。

パンに使われる甘味料の中で許せるのは、ハチミツです。

あとは日本ではほとんど見かけませんが、レーズンネクターなど果物の絞り汁で甘みをつけているパンも最高です。


最後に小麦粉についてです。

一般的なパンに使われる小麦粉は、真っ白に精製された精白小麦粉です。

精白小麦粉を使うとふっくらとしたパンに仕上がるため、日本人に好まれるパンになります。

精白小麦粉はエンプティーカロリーで、小麦の栄養素が完全に削ぎ落とされてしまった食品です。

精製食品について詳しくはこちらをご覧下さい。


白い食べ物は悪?美肌と老けない体を作るための主食の選び方
http://lifestyleorganizer.net/food/aboutrefinedfood/

よってアンチエイジングのためには避けたい食品ですが、日本で全粒粉100%のパンを探すのはかなり大変だと思います。

なので100歩譲って、全粒粉と精白小麦粉が両方使われているパンを選んでみてください。

出来れば原材料表示で全粒小麦粉の方が先にきているパンがベターです。(原材料表示は含有量が多いものから順に記載する必要があるため)

まとめ

★私たちが買うべき市販のパンの原材料表示★

「全粒小麦粉、水、精白小麦粉、(エクストラバージンオリーブオイル)、(ハチミツ)、塩、イースト」

こんな感じのパンを探してみてください。

ここに、胡桃やフラックスシードなどのナッツやシード類が入っていたらもっと最高だし、美味しさが数段アップします。

あとレーズンなどのドライフルーツが入っているパンも美味しいですね。

ドライフルーツの質に依りますが。

ただ、大手の製パンメーカーの商品にはまず無いので、普通のスーパーではなく自然食品店で探してみるのが良いと思います。

あとは個人経営のパン屋さんで素材にこだわっているところは作っているかもしれません。

どうしても上記のようなパンが見つからず、それでもパンが食べたい時には、フランスパンがベターです。

フランスパンは基本的には小麦粉、水、塩、イーストのみで、無駄な加工をされずに作られます。

精白小麦粉を使用しているのが痛いですが、無駄に砂糖や油脂類が混入されているよりははるかにマシです。

ただ、フランスパンも購入する際は念のため原材料チェックしてから購入してくださいね!

全粒粉で作られたパンは小麦の本当の味わいが感じられ、噛めば噛むほど美味しさが口の中に広がっていきます。

美味しくて体に負担をかけないものを選んで、パンライフをエンジョイしていきましょう!

これからのパン選びの参考になれば幸いです。

※オーガニック野菜をお手頃価格で入手したい場合はこちらの有機野菜宅配会社がオススメです。
http://lifestyleorganizer.net/food/howtochoosebread/

フランス人が本音でガブリ!「ここが変だよ日本のパン」
本場外国人がハマる本当にうまい店 2017/08/01
https://lifemagazine.yahoo.co.jp/articles/7444


フランスの食生活でに欠かせないパン。日本人よりも日常的に食べるからこそ、彼らのパンへのこだわりは並々ならぬモノがある。今回は、日本で暮らすフランス人3名に集まってもらい、本場のパン事情や日本のパンの味について、本音で語ってもらいました。

日本人が食べているのはパンではなかった!? フランス人が日本のパンを語り尽くす!

フランス人は“バゲット”と呼ばれる細長〜いパンを小脇に抱えて街を闊歩する。そんな印象を抱いている人も多いのでは? でも今日はガブリと本音で嚙みつきます!

日本人が普段食べるパンとフランスのパンは、味はもちろん、種類や嗜好(しこう)にどうやら大きな隔たりがあるらしい。私たちもなんとなくは感じていた日仏のパンの違いを、フランス人の方々に直撃……する前に、日本で味わえる本場のパンを買い出しに行きましょう!

\パンが主食の素敵な3人ぐみ!/

写真左から、銭湯ジャーナリストで、日本銭湯文化協会公認の銭湯大使として日本で活動するステファニーさん、日本人男性と結婚した来日7年目のアヌークさん、来日10年目の写真家ジョルディさん


フランス人に学ぶ「いいパン屋さんの条件」とは?

東京・三宿の「ブーランジェリー ボネダンヌ」は、在日フランス人のステファニーさん行きつけのパン屋さんだ。パリで5年半修行を積んだ同店オーナーシェフの荻原浩さんが作るパンに彼女はとりこになったという。

ボネダンヌ
住所世田谷区三宿1-28-1
https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131705/13158722/

「ブーランジェリー ボネダンヌ」の店内で早速、気になったパンを選ぶ3人。おいしそうなパンを前に会話が弾んで止まりません!

以来、ステファニーさんは、日本で暮らすフランス人の友人に荻原さんのお店を紹介しているそう。彼女の友人ジョルディさんもその一人。今回、初めて「ブーランジェリー ボネダンヌ」を訪れたアヌークさんを加えて、フランス流のパンの選び方を見せてもらった。


【フランス人の“いいパン屋さん”の条件】

1.営業開始は早朝からである
2.濃い茶色のパンが多く陳列されている
3.仏語を“正しく”使っている

同店は朝8時オープン。陳列するパンの色味は、全体的に茶色ければ茶色いほどフランス人をワクワクさせる


ジョルディさん
「ここは本当にいいお店だね。フランスで売ってるパンと変わらないモノが買えるんだ」

ステファニーさん
「フランスでは多くの家庭が、朝、その日に食べるパンを買いに行きます。焼き立てのパンを食べたいものなの。だから早朝6時からオープンするパン屋もあるんですよ」

アヌークさん
「毎朝、買いに行くよね」

ステファニーさん
「日本では早朝にパンを買いに出掛ける習慣はないのかもしれないけど、フランス人のパン生活に合わせるかのように、日本でも朝早くからお店を開けるっていうのは、焼き立てのパンを届けたいという職人の信念を感じるし、いいパン屋のひとつの基準になると思います。ヒロシも深夜から仕込みを始めるから全然寝てないよ〜(笑)」


黒板には、同店バゲットに具材を挟むサンドイッチと、スライスしたパンの上に色々な具材をのせたタルティーヌのメニューが。抜かりなく、チェック!

アヌークさん
「私は店内に並べてあるパンの種類を軽く眺めれば、直感的にいいパン屋さんかそうでないかが分かります。そこのパン職人がフランスでの修行経験のあるなしも分かってしまうの。感覚的なモノだから伝えにくいですけど……」


ステファニーさん
「だったら、パンの色味や焦げ具合をチェックするといいんじゃないかな。フランス人の好むパンは茶色が濃いんです」

アヌークさん
「そうね。日本のパンは私たちから見ると全体的に白っぽく見えます。ブリオッシュの焦げも物足りない気がします。もっと焦げてていい(笑)」


フランス語で「伝統」を意味する同店のバゲット「トラディション」(290円)。フランス産の小麦を100%使用し、深い香りも心地よい

――フランスの定番であるバゲットについてはどうですか?

ステファニーさん
「バゲットは塩加減が大事だと思う。お店によってはバゲットの塩味が足りないと感じることも多いです。日本人にはちょっと堅いと思うくらい外見はカリカリ、だけど中身は柔らかい食感のバゲットが私の理想です」

ジョルディさん
「家族の人数にもよりますが、フランスでは毎朝、約2〜3本のバゲットを買って、朝、昼、晩かけて、小分けにして食べているんです」

アヌークさん
「私の叔父さんは、朝食だけでバゲット1本を平気食べちゃう(笑)。フランスのおじさんたち、めっちゃ食べるの。私は子供の頃、バゲットにチョコレートを挟んで食べてました」

ステファニーさん
「懐かしいね。それ、私もやってた(笑)。日本でもそうだけど、よくバゲット1本買って帰るんだけだと、なぜか家に着いたらなくなってるの!」

ジョルディさん
「あるある(笑)。歩きながらバゲットを食べるのもフランス人なら普通のことだよね」

アヌークさん
「私も途中で食べちゃう派(笑)。だってアツアツの時に食べたいじゃない」


店名「ボネダンヌ」は「ロバの耳の帽子」という意。ドアには“pain au levain naturel”という文字も。「意味は天然酵母パン。期待感が膨らむフレーズよ!」(アヌークさん)

オーナーシェフの荻原さん(右)とは、ステファニーさんが考案したレモンカスタードを共同開発したこともある親しい間柄だという


ステファニーさん
「あと、看板にフランス語の店名が掲げてあるけど……ん? ちょっとフランス語の文法的にオカシイぞってなる日本のパン屋は結構多い。日本人に覚えてもらうためにあえてそういう表現にしてるのかもしれないですね」

ジョルディさん
「これもあるある(笑)。意味不明なフランス語を使うパン屋は、僕は素通りしちゃうね。まぁ、どうしても近くに他のパン屋が見つからない時なら、妥協して立ち寄るかもしれないけど」

アヌークさん
「『ブーランジェリー ボネダンヌ』は初めて来たけど、ドアの“rue Alphonse daudet(アルフォンス・ドデ通り)”の文字を見たとき、好印象を持ったわ。パリのこの地区で修行したんだなって想像ができたもの」
――看板などのフランス語を正しく使うパン屋には自然とフランス人が集まるんですね。となると、私たちはフランス人が多く集まる店を、パン屋を選ぶ時の参考にしたいです!

バゲットの入った紙袋を片手に街を歩くフレンチ・スタイル! 本場フランスではバゲットを裸で持って食べ歩くのも日常的な光景だとか。やっぱり、みなさん絵になります


フランス人によるピクニック座談会で日仏のパンを大いに語る!

左から、フランスのボルドー出身のジョルディさん、モンペリエ出身のアヌークさん、プロヴァンス出身のステファニーさん。皆さんピクニックは大好きだそうで「なぜここにワインがないの(笑)!?」と残念がる

日本人が親しんでいるパンから彼らの母国フランスのパン文化の奥深さまで、その真実と誤解を本音の座談会で解き明かします。


日本人のコンビニ感覚!フランスには100m間隔でパン屋が並ぶ

――みなさんの食生活にやはりパンは欠かせませんか?


ステファニーさん
「そうですね。フランスの家庭では朝、昼、晩、必ずパンがテーブルに並びます。日本人にとっての米(ごはん)と同じ感覚と言えます。主食ですね。だから日本に居ても、ちゃんとしたパンを食べたいと思ってパン屋を探しているの」

ジョルディさん
「肉料理と一緒に食べたり、野菜と一緒に食べたり、毎日食べるよ」


ステファニーさん
「ただ今は、ライフスタイルや食生活の変化で毎日三食必ずパンを食べるかといえばそうではない人もいます。特に若いフランス人はパンを頻繁に食べないから、フランス人といっても人それぞれということになると思う」


アヌークさん
「私の叔父さんは、毎日三食パンを食べるけどね(笑)」


「朝食なら紅茶、コーヒー、牛乳と合わせてパンを食べる。これは日本でも同じですよね。ただフランスではアイスコーヒーは積極的には飲まないね」(ジョルディさん)

――食卓にはどんなパンが並ぶのでしょうか?


ステファニーさん
「毎朝、近所のパン屋に焼きたてのバゲットを買いに行くんです」


アヌークさん
「街にパン屋がたくさんあるのよ。わかりやすく例えるなら、日本のコンビニのような感じかな。100メートル間隔でパン屋があるの」


ステファニーさん
「フランス人は特に“焼き立てのパン”にこだわっているかもしれません。ですので、トースターはあまり使いません」


ジョルディさん
「トースター? 僕は使わないね」


アヌークさん
「日が経ったパンをちょっと焼くためにトーストを使うことはあるけどね。私たちは焼き立てのパンをフレッシュなうちに食べるのが好きなの」


ステファニーさん
「そう、新鮮なパンが好き。日本で夫に買ったばかりのクロワッサンをトーストされたことがあったの。『何してるの!』って文句を言って、夫婦ゲンカになったこともあったわ(笑)」 


フランスでは、毎朝、バゲットを買いに行く習慣が根づいている。「夕食なら赤ワインを飲みながらバゲットをほおばりたいね」(ジョルディさん)

フランス人と日本人ではパンへの認識が違う!

写真右の細長いバゲットのみがフランス人にとってパンなのだ。他は菓子パンや焼き菓子の意味を持つ“ヴィエノワズリー”と呼ぶ

――「ブーランジェリー ボネダンヌ」で、それぞれ気になるパンを買ってもらいました。


アヌークさん
「待って! 日本人はこれをすべてパンだと思ってるのですか。それは違うよ。私たちがこの中でパンと呼ぶのはバゲットだけなの」


ジョルディさん
「そう。たくさんあるけど、パンはバゲットだけだね」
――そうなのですか! ではバゲット以外の商品がパンではないとすると?


アヌークさん
「サンドイッチ、タルティーヌ(スライスしたパンの上にいろいろな具材をのせたモノ)、そして“ヴィエノワズリー”という……日本語では菓子パンと呼ぶモノです」

ステファニーさん
「日本人はパンをお菓子(おやつ)としても食べてますが、フランス人にとってのパンは主食で食べるもの。おやつ感覚で食べる菓子パンは、パンではなくヴィエノワズリーなんです」


ジョルディさん
「甘いヴィエノワズリーは朝食で食べることもあるね」


ステファニーさん
「そう。朝食にヴィエノワズリーとあわせてバゲットも並ぶ。日本人はパンがいっぱいと思うでしょうけど、私たちはパンとヴィエノワズリー。それぞれ別の食品という認識です」


アヌークさん
「子供はヴィエノワズリーが大好物だよね。学校が終わって家に戻る午後4時くらいに、小腹が空いていたらヴィエノワズリーを食べるの」


「フランボワーズ、おいしいね!」と、アヌークさん。「ボネダンヌ」の「木いちごタルティーヌ」(280円)の程よい甘さに大満足!

――フランスではジャムやスプレッドをパンに塗りますよね。日本各地でも地域の特産品を使ったオリジナルのジャムを作っています。

ステファニーさん
「朝食ならパンにハチミツを塗って食べたり、フランスでもジャムやスプレッドをパンに塗って食べるのは日常的。バラの花のジャムなど、種類も多いです」


アヌークさん
「フランスは自家製ジャムを作る家庭が多いかも。私の叔父さんも自家製のグリオットチェリーのジャムを作っていたわ。あと、フランス人はフルーツをよく食べるので、キロ単位で購入するの。食べきれなかったフルーツをジャムにして使い切るなんてこともしています。アプリコットのジャムとか、ね」

日本のパンは甘い、甘すぎる……!

――日本のパンにはどんなイメージを持っていますか? 日本ではバゲットほど長さはなく、歯ごたえのあるパンを「フランスパン」という商品名で販売しているのですが。

ステファニーさん
「まず、日本独特の『フランパン』と言われてるパンは柔らかすぎます」


ジョルディさん
「日本のパンは申し訳ないけど安っぽく思えてしまうな。マーガリン、オイル、砂糖……使う素材がどれも安っぽいなって」


アヌークさん
「私も日本のパンはどれも柔らかいと感じます。あまりに柔らかすぎて日本のパンは苦手というフランス人も結構多いと思います」


ステファニーさん
「でもね、フランス人は堅いパンが好きってわけではないんです。外見はパリっと中身はしっとり。こんな繊細さを感じるパンが好きなんです」


アヌークさん
「食感は大事にしてるよね。口に含んだらコクを感じるような」


フランス人にとってフランスパンはバゲットであり、そこは絶対に譲れない。外はカリカリ、中は大きな穴があり、もちもちなのがおいしいバゲットだと力説

――クリームパンのような日本の菓子パンはどうですか?

ジョルディさん
「無理、無理! 僕はクリームの詰まったパンは苦手だね」


アヌークさん
「先ほどお話したように、フランスにも菓子パン、焼き菓子にあたるヴィエノワズリーがありますが、口当たりはどれも程よい甘さ。日本の菓子パンは甘すぎです」

在日フランス人が足繁く通う、ご贔屓パン屋 in TOKYOを紹介!

1.「ブーランジェリー ボネダンヌ」(三宿)


最寄り駅から離れた地域密着型のパン屋ながら、評判を聞きつけた遠方からのお客さんも多い

シンプルな具材をバゲットに挟んだサンドイッチ「ブリノア」(650円)。それぞれの素材が見事に引き立ち、歯ごたえも抜群

パリ14区のパン屋で腕を磨いた荻原浩シェフが2013年にオープン。天然酵母を使ってひと晩熟成させたバゲットの豊かな香りは、在日フランス人をも魅了する。バゲットにくるみとブリ―チーズを挟んだサンドイッチや、バターと自家製の木いちごのジャムをたっぷり塗った「木いちごタルティーヌ」(280円)は注文後の作り立てを提供する。

「夏のボストック」(240円)はじめ、焼き菓子類も充実


アヌークさん
「パンから焼き菓子までしっかりした味わいを感じられてどれもおいしかったわ。ウチの近所にこんなパン屋があればいいのに!」

2.「ル・グルニエ・ア・パン」(半蔵門)


ル・グルニエ・ア・パン
住所千代田区麹町1-8-8 グランドメゾン麹町 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1308/A130803/13011374/


フランスに30店舗以上ある人気のパン屋。同店は、2016年に日本2号店となる「アトレ恵比寿店」もオープン

フランスに同名の本店を構え、2013年に日本国内第1号店として半蔵門・麹町エリアにオープン。本店のバゲットは、毎年パリで開催される「バゲット・コンクール」で2010年、2015年に二度も優勝した逸品。本場と変わらぬバゲットを日本でも味わえる。

フランス産の発酵バター100%使用した「クロワッサン」(259円)は、ほんのり甘く香り高い

「エクレール カフェ」「エクレール ショコラ」(各302円)。クリームとチョコレートの絶妙なハーモニー


ステファニーさん
「エクレアやタルトなどフランスの伝統の焼き菓子もとってもおいしいの! ベーコン入りのパン・シューがお気に入り」

「私の地元ではおいしいパンを表現する時、パンに耳をあて『パンが歌ってる〜』なんて言うの」と、アヌークさん


実は……日本のパンも好きよ!

――フランスの有名なパン屋を教えてください。

バゲットは手で一口サイズにちぎって、スプレッドを塗ったり、惣菜と一緒に食べたりする


ステファニーさん
「老舗の『PAUL(ポール)』(1889年にフランス北部のリールで創業)や、パリの人気店『MAISON KAYSER(メゾン・カイザー)』は有名です。この2店舗は、日本にもあちこちに支店があるので、知っている方も多いのではないでしょうか」


アヌークさん
「日本の有名な和菓子店『とらや』は、パリに『トラヤフランス』として出店しているよね。パリでもとても人気があって、実は私も『とらや』のアンパンが大好きなの! 日本で初めて本店に行った時は感動しちゃった」


ジョルディさん
「……僕はアンパンもダメなんだけど(苦笑)」


アヌークさん
「そうなの? 『木村屋』のアンパンも大好き!」


ジョルディさん
「僕も好きなのあるよ。『アルテリア・ベーカリー おいしいメロンパン』のメロンパン。本当においしかったね」


アヌークさん
「メロンパンおいしいよね! 日本に住んでるフランス人はみんなメロンパン好きになると思う」


ステファニーさん
「でも、アンパンもメロンパンもパンではないかな(苦笑)」


アヌークさん
「それは、しっかり言っておきたいね」


最後までフランスの方々が誇るパンへのこだわりを伝えてくれました。
みなさん、Grand merci!
https://lifemagazine.yahoo.co.jp/articles/7444



http://www.asyura2.com/09/health15/msg/423.html#c78

[リバイバル3] マルクスはやはり正しかった _ もうすぐ共産革命の嵐が吹き荒れる時代がやって来る 中川隆
94. 中川隆[-6323] koaQ7Jey 2017年10月12日 12:27:38 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

国民をベーシックインカムで釣る希望の党「小池劇場」の三文芝居 2017.10.06
by 宮脇 睦『マスコミでは言えないこと』
http://www.mag2.com/p/news/287930

10月6日午前、記者会見で「衆院選公約・政策集」を発表した希望の党の代表・小池百合子氏。「ユリノミクス」を掲げ、安倍政権が成しえなかったとする経済格差の是正を、ベーシックインカムなど大胆な政策で解決すると表明しました。これを受け、無料メルマガ『マスコミでは言えないこと』の著者でITジャーナリストの宮脇睦(みやわき・あつし)さんは「ベーシックインカムの政策ひとつ取っても、希望の党や小池氏の中身のなさがわかる」と厳しく批判しています。

ベーシックインカムと希望の党

小池百合子氏率いる「希望の党」が2017年10月6日午前9時より記者会見を開き、その政策を発表しました。「都民ファースト」のコピペに、脱原発など一部加筆で、その大半が「議論をすすめていく」というもの。

私はこう考えます。「議論してから政策を発表せよ」と。その代表が「ベーシックインカム」。まず、「ベーシックインカム」を1分で解説します。

ベーシックインカムの歴史は古くトマス・モアが1516年刊行した「ユートピア」にそのひな形があり、フリードリヒ・ハイエクやミルトン・フリードマンもその列にならびます。かつて米国のニクソン大統領が、真剣に導入を検討したこともあります。

ざっくりといえば、国民一人当たりに国家が毎月なり、毎年一定額の現金を支給するというもの。

超バラマキ政策ながら、一方で健康保険や年金、その他の公共福祉を停止します。


世界中各地で実験が行われ、それなりに良好な結果も得られており、これをポジティブにまとめたルトガー・ブレグマン著「隷属なき道」が世界中でベストセラーに。そして古くからあった概念「ベーシックインカム」に再び光が当てられます。

ここまでが「ベーシックインカム」の説明。絶望の党…もとい、希望の党の政策は、まるでこの本の「あらすじ」のようです。だから、ベーシックインカムの現実を理解していません。それについても1分でまとめてみます。


希望の党がパクッたと見られる、「隷属なき道」にあるベーシックインカムの大前提にはAIの普及があります。小池百合子希望の党代表は「AIによって仕事を奪われていく人のためにベーシックインカムの導入を検討する」と説明しました。小池百合子氏にあるのは政局と野望だけで、中身がないとは政界通がそろって口にすることですが、なるほど、AIひとつからもそれが透けて見えます。

ざっくりといえば、AIが人間の仕事を代替することにより生まれた余裕分をベーシックインカムとして還元するというものだからです。ベーシックインカムは失業保険でも生活保護でもありません。職業の有無、年令性別所得を問わず一律に支給するものです。

後藤祐一氏(前民進党)が「世界中で地域や対象を絞って実験されている(要旨)」と補足しますが、ならば財源もあり、島嶼も過疎も都会の地域も管轄する「東京都」こそが、その実験にもっとも相応しく、「都知事」の立場をフル活用すればできる政策を、国家レベルで取り組むとはまるで民主党政権時代の「社会実験」の再来です。

はい、ここまで。いかに彼らがベーシックインカムを理解していないかがわかることでしょう。これらのことは、先の本を斜め読みしただけでもわかるレベル。これが政策ならば、国会議員はテレビコメンテーターでも務まる仕事ということです。

テレビといえば、この夏、テレビ朝日「モーニングショー」のなかで、そのクレーム力に定評のある玉川徹テレビ朝日社員の「人工知能が仕事を奪う」という企画のなかで「ベーシックインカム」を取りあげていました。

そこに出演していた有識者は「古代ローマでは食事の支度などは奴隷がやり、ローマ市民は働かなかった。奴隷に替わるのがAIだ」と指摘します。

一種のAI万能論であり、テクノユートピア論という幻想である理由について、またまた1分で説明します。


AIはすでに「日本語変換ソフト」などで普及しており、今後は税理士、会計士など、一定の法則に従う業務を担うことになるでしょう。自動車の普及で飛脚がいなくなり、DTPの発展が写植屋をなくしたように、技術の発展により消えていく職業があるのは世の常です。一方でプログラマーに代表されるように、新しい技術とともに生まれる職業もあります。

ただし、AIはプログラムであり、様々な作業を道具の進化としてのアシストはしても、人間を完全に代替することは不可能です。それはAIではなく「ロボット」の出番となります。

また、古代ローマにおける奴隷には家庭教師や医師もいて、現代的価値観の「奴隷」とニュアンスが異なり「自分の人生を選択できる自由がない身分」のことで、当時のローマは「植民地経営」もしており、こうした諸事情をすっ飛ばしての例示は、理想論でなければ妄想に過ぎません。

AIに関するこの手の空論は実に多いのですが、それを政治家が鵜呑みにする粗忽さは、希望の党が持参金付きで受け入れる民進党の前身、民主党における「永田偽メール事件」を彷彿とさせます。

ところが、ここに小池百合子氏が、政策はなく中身がなくとも、政界渡り鳥として政界にあり続けた理由があります。最後にこの理由を1分で説明して本稿を結びます。

ベーシックインカムとはバラマキ政策で、民主党が政権交代したときの「高校無償化」や「子ども手当」と同じです。貰えるもなら貰いたいと考える庶民は多く、政策の違いは理解できなくても、目先の損得は計算できます。

政策を発表する小池百合子氏の発言は、キーワードを並べただけの空疎なものでしたが、マスコミはキーワードを拾い集めた「要約」を記事として報じます。そこに「ベーシックインカム」と未知の単語があれば、紙幅を割いて解説を余儀なくされます。

さらに、小池氏は会見で「AIからBI(ベーシックインカム)へ」とスローガンを語りました。「これを見出しにしなさいよ」というメッセージに飛びつくマスコミは多いことでしょう。実現のためのロードマップは一切示さず、マスコミにネタを提供する。これが「小池劇場」です。

マスコミの踊らせ方を知っていること。小池百合子という政治家の正体はマスコミといっても良いでしょう。

最後といいながら、「小池劇場」について少し補足しておきます。

新聞などの「報道」は建前上「ファクト(事実)」を報じることになっています。するといまだ世界中で結論が出ていない「実験」を失敗と断じて報じることはできません。そこで実現が怪しくても、政策として掲げた「事実」を伝えるしかできません。

都知事選挙や都議会議員選挙で、小池百合子氏がまざまざと見せつけた手口です。

そして発表内容と会見内容から見る限り、希望の党の政策は看板だけで、ハリボテというより「書割(かきわり)」。「書割」とは歌舞伎の背景を指し、立体的な構造物ではなく「絵」だけで表現でき、さらに分割して持ち運びも便利で、舞台ではお馴染みの大道具で、当然ながら実体は伴いません。

コピペに加筆ですから、立体によりそれらしく見せる「ハリボテ」より手抜きですが、書割があった事実をマスコミが報じ、その深い意味を考えもしない国民が、目先の利益でステージにかぶりつく。これが小池劇場です。
http://www.mag2.com/p/news/287930
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/704.html#c94

[不安と不健康16] 小麦は食べるな すべて小麦が原因だった! てんさい(い)
33. 中川隆[-6322] koaQ7Jey 2017年10月12日 13:20:11 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

肉食ドイツ人がどうして健康維持されているか検証。
導き出された3種の食材。〜A黒パン〜  2016/01/15
http://eurofligtlouge.sakura.ne.jp/wpdatabase/2016/01/15/%e8%82%89%e9%a3%9f%e3%83%89%e3%82%a4%e3%83%84%e4%ba%ba%e3%81%8c%e3%81%a9%e3%81%86%e3%81%97%e3%81%a6%e5%81%a5%e5%ba%b7%e7%b6%ad%e6%8c%81%e3%81%95%e3%82%8c%e3%81%a6%e3%81%84%e3%82%8b%e3%81%8b%e6%a4%9c-2/

堅くて酸っぱい『黒パン』が多くのドイツ人の命を救ってきました

ドイツ黒パンRoggenbrotローゲンブロートライ麦

ドイツのパンと言えば
全粒粉やライ麦などを使った
『黒パン』が有名です。

西ヨーロッパでも北に位置するドイツは
昔は小麦が育ちにくかった土地です。

今でこそ小麦の品種改良が進み
寒いドイツでも小麦が
生産できるようになりましたが
昔は小麦のほかにも大麦やライ麦など
雑穀も栽培しなければ
食べていけなかったのです。

そして、収穫した小麦やライ麦も
全粒粉にしたり、
精度の低い精製にとどめたりして
少ない収穫でも嵩が出るようにしました。

そんな”貧乏食”だったドイツの黒パン。
そんな黒パンが昔のドイツ人の飢えを救っただけでなく
昔から今でも栄養や健康面でもドイツ人を支えているのです。


不毛な北の大地の象徴だった黒パン

ドイツ北の冬の大地
小麦が育たないというドイツの土地柄の
歴史的背景から生まれた黒パン。
ロッゲンブロート(Roggenbrot)と呼ばれ、
普通の白いパン(ヴァイツェンブロートWeizenbrot)と違い、
表面は堅く、味には酸味があります。

一般的には柔らかく甘みのある
白いパンの方がとっつきやすいですよね。
実際、世界的なパンのイメージは
白いパンの方が圧倒的です。

と、白パン優勢のこのご時世で
堅くて酸っぱい黒パンが
これまで生き残ってきた理由の一つに
実は栄養的に結構優れている
というのがあると思います。

昔は白いパンの方が上等で
黒いパンは貧しいパンという
イメージもありましたが
近年になってからは
その栄養価の高さから
見直されるようになりました。


こんなに高い「黒パン」の栄養価

野菜の種類が少ないドイツの食事。
ビタミンや食物繊維が不足して
病気にならないか心配になりますよね。

でも今日8000万人のドイツ人が
普通に生活できているのは、
この黒パンの活躍があると思われます。

寒冷で小麦の栽培に向かなかったドイツ。
長い歴史の中でライ麦の栽培が行われ、
ライ麦パンの文化が発達してきました。

ライ麦は小麦粉に比べて食物繊維が多く
ビタミン類とくにビタミンB群が多く含まれています。
またミネラルやカルシウムも豊富に含んでいます。

特に食物繊維に関しては
沢山の肉類が出てくるドイツ料理では
食物繊維が豊富なドイツの黒パンの方が
腸に負担が掛からず、消化に良いです。

これに関しては、キャベツに引き続き
黒パンの食物繊維もドイツ人の胃腸の健康を
守ってきたと言えます。

そしてビタミンB群が豊富、
特にビタミンB1やB2が小麦より多く、
脂肪の燃焼しエネルギーに変えてくれます。


最近話題の全粒粉やふすま粉、ナッツ類も入っています。

またドイツの黒パンには
全粒粉や精製度の低い小麦もよくつかわれます。
栄養的には全粒粉などもライ麦同様に
食物繊維、ビタミンB群、ミネラル分を豊富に含んでいます。
このためドイツの黒パンは多くの
食物繊維、ビタミンB群、ミネラルを含んでいると言えます。

そのため今日では健康食品やダイエット食品としても
ドイツの黒パンは注目されるようになりました。

またナッツ類が入っているパンもあって
これまた食物繊維やビタミンEなども豊富だそうです。
さらに良性の脂肪酸が多く、
悪玉コレステロールの抑制にも良いそうです。


ドイツ人に学ぶ健康法:毎日食べるパンをライ麦や全粒粉に

ドイツ朝ごはんライ麦パンRoggenbrot
http://eurofligtlouge.sakura.ne.jp/wpdatabase/wp-content/uploads/2016/01/ドイツ朝ごはんライ麦パンRoggenbrot.jpg

この様に、ドイツ人の健康は厳しい環境下で育つ
ライ麦や貴重な小麦の全粒粉によって
結果的に支えられてここまでやってきました。

長年ドイツに関しては

「野菜があんまり育たない土地で、どうやって生きいるんだろう?」
「みんな病気にならないの?」

なんて思って思っていましたが、このパン文化によって、少し疑問が解けました。

ドイツという国は、
民族的にはローマ時代には既にこの地に定住し
フランク族の大移動やフランク王国の分裂以降
その歴史と文化を深めていきました。

ドイツはジャガイモ料理のイメージが強いですが
ジャガイモは大航海時代以降に
アメリカ大陸から伝わったもので
歴史的にはパンよりも相当最近になって
ようやく登場してきます。

ジャガイモがヨーロッパに伝わって以降、
その栽培の容易さと味の良さ、
ビタミンCなどの栄養価が高い事から
ヨーロッパ大陸で爆発的に生産が増え
ドイツの人口を増大させるまでになります。

黒パンは小麦の品種改良が近年で進んだり
ジャガイモの栽培が広まるまでの1000年以上の間、
ドイツ料理の主食としてドイツ人を支えてきました。
そして、その歴史は今でも続いているのです。

その2000年にも及ぶ歴史の中で
築かれた文化というのは
やはり生き残るに値する理由があったのではないでしょうか?
(↑なんて、歴史ロマン番組的に終わってみたかったりする)

というわけで、
ドイツ滞在中は白パンよりも黒パン、
フランス滞在中も、普通のパンよりではなく
ライ麦や全粒粉が入ったカンパーニュを
優先的に食べて行こうと考えている今日この頃です。

肉食、小麦食が多く
食文化の違うヨーロッパでも、
今日も元気に強く生きる!
http://eurofligtlouge.sakura.ne.jp/wpdatabase/2016/01/15/%e8%82%89%e9%a3%9f%e3%83%89%e3%82%a4%e3%83%84%e4%ba%ba%e3%81%8c%e3%81%a9%e3%81%86%e3%81%97%e3%81%a6%e5%81%a5%e5%ba%b7%e7%b6%ad%e6%8c%81%e3%81%95%e3%82%8c%e3%81%a6%e3%81%84%e3%82%8b%e3%81%8b%e6%a4%9c-2/

古代小麦Emmer(Zweikorn)のパスタをゲット!!
Dゲノムグルテンを含まない健康食品!!必須アミノ酸など栄養価も高し!!  2016/01/29
http://eurofligtlouge.sakura.ne.jp/wpdatabase/2016/01/29/%e5%8f%a4%e4%bb%a3%e5%b0%8f%e9%ba%a6emmer%ef%bc%88zweikorn%ef%bc%89%e3%81%ae%e3%83%91%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%82%92%e3%82%b2%e3%83%83%e3%83%88-d%e3%82%b2%e3%83%8e%e3%83%a0%e3%82%b0%e3%83%ab%e3%83%86/


最近話題の糖質制限。
しかし、かと言って炭水化物をやめることはできない!
そんな人も多いかと思います。
かくいう私もその一人。
しかし、そんなワタクシにピッタリのアイテムを発見しました!

そう、それが

古代小麦(Emmer/Zweikorn)のパスタ!!


ソルレオーネ ビオ オーガニック ブロンズダイス・フジッリ 500g(全粒粉エンマー小麦)
価格:842円(税込、送料別)
https://item.rakuten.co.jp/kenkoex/1030-7640164481180/?scid=af_pc_link_tbl&sc2id=af_101_0_0


フタツブ小麦Emmerのパスタ

↑真ん中の茶色いパスタの方です。右の白い方は普通のパスタ。
現在、ワタクシは炭水化物を食べるときは、
「なるべく黒い・茶色いもので取る」
という量ではなく質による糖質制限をしています。

パンはライ麦全粒粉のRoggenvollkornbrotを基本にし、
白いパンや白米、白い砂糖をなるべく食べないようにしています。


なのでパスタも、普通のパスタから、
全粒粉のパスタ(Pasta integrale)に切り替えようと
BIOマーケットで探していた時に
偶然ながら古代小麦のパスタを発見したのです!

再び現代に注目される「古代小麦」とは?

品種改良により大量生産が可能になった
現代の小麦の原種。
簡単に言うと、元々自然にあったのに近い小麦の品種です。

日本ではエンマ―小麦やフタツブコムギと呼ばれる古代小麦の一種。
中世ではすでに薬としての効果もあると言われており、
栄養価も非常に高く、胚芽などを除去しない分、
食物繊維は精製したお米の18倍にもなります。
エンマ―やスペルト(Spelt)といった古代小麦は
タンパク質も普通の小麦よりも良性なものが多く、
鶏卵よりも量が多いとも言われています。
さらに、シリカと呼ばれる薬になる成分もあり、
集中力や思考力を高め、美肌や髪の健康を保ちます。
ミネラルや酵素も含みます。

参照
http://www.swissinfo.ch/jpn/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E7%A9%80%E7%89%A9-%E5%81%A5%E5%BA%B7%E7%9A%84%E3%81%A8%E6%B3%A8%E7%9B%AE%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B/4764684


マイペースに成長する古代小麦。大量生産出来ないから値段は高め。

小麦食文化真っ只中のドイツ。
全粒粉のパスタ(Pasta integrale)を探していたところ
たまたま小さなBIO食品屋さんにて発見。
出張中にパスタは食べたくなるので重宝します!
といっても、4.5€(約600円)もするから、
普通の3〜4倍も値段が高いですがね!

今の小麦は病気や冷害に強く、
また一房に付く種子の量も多く、
また化学農法に向くように改良されています。

「パンが1個100円で買える(欧州なら1個1€)」様になるためには、
このような大量生産に向く品種改良が欠かせなかったのです。


「糖質制限」が叫ばれる現代だからこそ、注目される古代小麦

とにかく糖分が体に悪いことが分かってきましたが、
かと言って明日から「炭水化物無し!」といわれましても
どだい無理な話。
炭水化物を”抜く”タイプの糖質制限は相当なストレスが掛かります。
(すでに一回挫折済)

というか、古代から今の今まで、
米や小麦が「主食」とされていたのに、
なぜそれらが急に「毒」となってしまったか。

ということで、
まずは白米から麦玄米ベースの雑穀米にしたり、
「量よりも質の糖質制限」を始めてみました。

しかしながら、年の半分は海外にいる生活。
麦玄米雑穀ごはんは年の半分も食べられません。

そこで、「小麦は食べるな」といわれる昨今ですが
ワタクシはドイツやフランスにいることが多いので
「小麦文化の真っ只中」で「質の糖質制限」を目指しています。

その中で発見した事柄二つあります。

@精製した小麦の製品でなくて、全粒粉のものを食べる
A大量生産された小麦の製品でなく、ライ麦や雑穀、古代小麦などを食べる


という事です。

@Aともに共通することは、
ビタミンBや食物繊維、ミネラルなどを
穀物によって取っている点です。

@については、精製した小麦やお米が現代に普及する過程で
多くに国でビタミン不足に陥り、脚気が大流行しました。
日本では江戸時代に白米が江戸から庶民に流通したため脚気が流行、
その為ビタミンB1が豊富に含まれる蕎麦が流行したと言われています。
いまでもその名残は、関東の蕎麦屋の数で現れていますね。

Aについては、大量生産された小麦と違い、
ライ麦や雑穀、古代小麦は多くのビタミンB群やたんぱく質を含みます。
また、全粒粉を使う場合なども多いので、食物繊維も多いです。

ちなみに、現在の小麦は
元来栄養価の28%もあったタンパク質が10%になり、
栄養価としては低くなっています。
また、血糖値が上がりやすく、
現代病を引き起こしやすくなる
Dゲノムのグルテンを含みます。
(※古代小麦にDゲノムはなし)


以上の理由で、明日からパスタは古代小麦or全粒粉に実験的切替え

という事で、古代小麦のパスタを使ってみることに。
古代小麦はエンマ―のほかにも、スペルト(ドイツではDinkel)などの品種もあるので
見かけたら是非とも使ってみたいと思います!

あと、白米から玄米麦雑穀へ
白い小麦パンから全粒粉のライ麦パンへ切り替えてから
かれこれ10日ほどたちますが、
食物繊維が多いのでお腹が調子が良くなっているのと
あとビタミンBが多いからか肌の調子が良好で
時々腰にできるアトピー性皮膚炎か蕁麻疹みたいなのが
この1週間くらい全然痒くなく好調です。
(睡眠時間が比較的取れてるのもありますが、)

これからも引き続き、
「黒いや茶色い穀物を食べて、質による糖質制限」
によってどんな効果があるか、
検証して結果をお伝えできればと思います!

今のところポッコリお腹が気になる31歳、
ベスト体重から10キロプラスの65キロです。

ストレスになる量的を糖質制限を極力せず
どこまで健康的な体になれるか、
いまから楽しみですね!
http://eurofligtlouge.sakura.ne.jp/wpdatabase/2016/01/29/%e5%8f%a4%e4%bb%a3%e5%b0%8f%e9%ba%a6emmer%ef%bc%88zweikorn%ef%bc%89%e3%81%ae%e3%83%91%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%82%92%e3%82%b2%e3%83%83%e3%83%88-d%e3%82%b2%e3%83%8e%e3%83%a0%e3%82%b0%e3%83%ab%e3%83%86/


http://www.asyura2.com/13/health16/msg/137.html#c33

[リバイバル3] マルクスはやはり正しかった _ もうすぐ共産革命の嵐が吹き荒れる時代がやって来る 中川隆
95. 中川隆[-6327] koaQ7Jey 2017年10月12日 14:44:42 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

ネットがざわついた「ベーシックインカム」に希望はあるのか?
2017.10.11 by 中島聡『週刊 Life is beautiful』


小池百合子氏率いる新党「希望の党」が公約として掲げたことで、一気に現実味を帯びてきた「ベーシックインカム」。この制度に肯定的な見方を示しているメルマガ『週刊 Life is beautiful』の著者で世界的プログラマー・中島聡さんは、まず「ベーシックインカムとは何か?」という基本を解説。さらに「希望の党」のこの制度に対する本気度についても考察しています。

AI がもたらす大失業時代のベーシックインカム

希望の党が、公約の一つとしてベーシックインカムを掲げました。票集めのためのリップサービスだとは思いますが、ベーシックインカムというアイデアそのものは、議論する価値のあるものなので、簡単に解説します。

ベーシックインカムが最近注目を集めている一番の理由は、グローバル化により拡大した(そして、AIの進化によりさらに広がる)貧富の差がもたらすだろう社会秩序の混乱と政治不安です。

米国で、トランプのようなとんでもない人物が大統領に選ばれてしまった一番の理由は、グローバル化のメリットを受けることが出来ずに衰退してしまった Rust Belt と呼ばれる旧工場地帯に大量にいる、現状に不満を持つ人々による支持です。トランプは、移民排除、メキシコ国境への壁の建設、中国に対する高い関税などの甘い言葉により、彼らの票(および彼らと同じような境遇にある人々の票)を大量に集めることに成功したからこそ大統領になれたのです。

現状に不満を持つ人々の怒りの矛先を、移民や異宗教の人々に向くように仕向けた上で票を集めるという手法は、アドルフ・ヒットラーが使った手法として有名ですが、その行き着く先が、ユダヤ人の大量虐殺であり、第二次世界大戦だったことは歴史が証明しています。

あんな不幸を2度と繰り返さないためには、ヒットラーのような人が票を集めて国の代表になってしまうことをなんとか阻止しなければならず、そのためにもっとも重要なことは、グローバル化やAI化によって大量に生み出される失業者対策なのです。

これまでの社会は、最低賃金、労働組合、解雇規制、失業保険、年金、生活保護、職業安定所などの仕組みで、労働者を守り、失業者を保護しようとして来ました。しかし、それらがどれも不十分であるだけでなく、不公平感も産み、やたらと政府を大きくしてしまうという弊害も持っていることが明らかになって来ました。

日本で、生活保護を受けながら毎日パチンコ屋に通っている人がいて、それを監視するために雇われた役人がいるとか、特定の人が生活保護を受けられるかどうかは(明確な基準ではなく)担当の役人の裁量次第で決まる、などはその弊害の良い例です。

ここ数年の AI の劇的な進化を見ると、「仕事のAI化」が社会にもたらすインパクトは、グローバル化とは比較にならないほどの大きなものであり、日本も含めた多くの先進国が近いうちに「大失業時代」に突入することは明確です。

そこで、その「大失業時代」の社会秩序の安定方法として最近注目を浴びて来たのがベーシックインカムなのです。

ベーシックインカムとは、ひとことで言えば、国民全員に、生きて行くのに最低限必要なお金(生活費)を毎年配布するという社会保障制度です。

お金持ちから失業者まで、満遍なくお金を配るというのがミソで、それにより、(特定の条件を満たした人たちだけが受けることができる)失業保険・生活保護・年金・介護保険・私立助成金・子供手当などを全廃し、役所の機能と政府の支出を大幅に削ることが可能になります。

それだけでなく、ベーシックインカムの導入と同時に、労働者を保護するための、最低賃金、労働組合、解雇規制、派遣法、職業安定所などシステムも全廃が可能になります(全廃してこそ、ベーシックインカムの導入の意味があります)。派遣社員と正社員の区別などなくなり、会社は必要に応じて、いつでも自由に解雇することが可能になります。

ベーシックインカムにより、人々は「生活費を稼ぐために働く」ことから解放され、「生きがい」や「より良い生活」のために働くようになる、というのがベーシックインカム支持者の意見です。その結果、今のように「過酷で給料が安い」仕事には人が集まらなくなり、過酷な仕事にはそれなりの高給が支払われるようになると主張しています。人々から「生活費を稼ぐためには働かなければならない」という弱みを取り除くことにより、労働市場に競争原理が働くようになる、という発想です。

ベーシックインカムだけで暮らして行くことを決めた人は、職探しなどせず、生活費の安い地方に移り住んでのんびりと生きて行くことも可能だし、今だとごく一部の人たちしか生活費を稼げていない、芸術家・音楽家・作家などの職業を選ぶことも容易になります。

このように、ベーシックインカムとは、社会保障だけでなく、雇用のあり方から、人々のライフスタイルまでを根本的に変える大改革なのです。ベーシックインカムを公約として掲げるのであれば、ベーシックインカムの導入と同時に何を廃止するのか、国の予算をどのくらい縮小するのか、財源はどうするのか、人々の労働意欲をどうやって維持するのか、などの根本的な議論が必要なのです。

さらに、大量に解雇されることになる役人達(及び大量に廃止される特別法人)からの必死の抵抗にあうことは目に見えているので、どうやって「ベーシックインカムは導入したものの、政府の大きさは変わらない」などの腰抜け政策にならないようにするかの綿密な戦略も必要です。

ちなみに、希望の党の公約にベーシックインカムを入れることを提案したのは、木内孝胤(たかたね)衆院議員だそうです(参照:希望の党「ベーシックインカム公約」発案者を直撃ー 実現可能性を検証した)。この記事を読む限り、希望の党の公約は「導入の検討をする」程度のものであり、党として明確なビジョンを持っているわけではないようです。
http://www.mag2.com/p/news/294962
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/704.html#c95

[経世済民124] 日本でも激変…中国のモバイル決済サービスが世界の決済スタイルを根本的に覆す―中国紙 赤かぶ
1. 中川隆[-6326] koaQ7Jey 2017年10月12日 17:01:20 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
中国で爆発的に普及した「モバイル決済」、背景にニセ札社会


【中国】人間不信社会の中国で急増するモバイル決済が世界を破壊する

● 中国で急速に普及するモバイル決済、将来的にはクレジットカード決済を超える?─国連報告

中国ではいま、スマートフォンなどを使ったモバイル決済が猛烈に急増しています。韓国では、国慶節の連休に訪韓した中国人観光客による中国のモバイル決済サービス「アリペイ(支付宝)」での支払いが席巻していると報じられています。

● 中国のモバイル決済サービス、国慶節連休に韓国席巻、「サムスンペイ沈黙」と中国メディア

中国でこれほどまでにモバイル決済が流行した理由は、偽札の横行です。銀行には偽札鑑定機が置いてありますし、店でも支払いの際に店員がお札をチェックする光景が必ず見られます。それでもATMから偽札が出てきたといったニュースが尽きないのも中国です。たいてい100枚の人民元紙幣のうち、5〜6枚は偽札が混じっていると言われています。

中国人民元の偽札は、国内のマフィアが組織的に作成したもの、北朝鮮から流入したものなどさまざまですが、昨年は23歳の青年が1億6,000万円分の偽札を作り流通させたことが話題となりました。

● 23歳の青年が作った偽札1.6億円分が流通?

アリババのジャック・マーも「中国の偽物の品質は本物よりもいい」などと発言したほど、中国人は偽物づくりに長けているのです。台湾メディアは、中国人スパイは偽ドルを使用しているとも伝えています。

お札のみならず、偽造コインも中国では大量に流通しています。中国に自動販売機が広がらないのは、偽コインによる被害があるからです。かつて日本のバスや国際電話機において、中国や韓国の偽コインが大量に使用されたことが問題となったことがありましたが、先日のニュースでは、政府系バス会社の切符販売において、約2年間で700万円以上の偽コイン被害があったと報じられていました。

言うまでもなく、中国といえば昔から偽物大国として有名で、世界市場のニセモノの80%を占めているとされています。たとえば蒋介石が台湾に持ち逃げした紫禁城の財宝は、輸送途中で多くが偽物とすり替えられ、本物は海外に転売されたといわれています。そのため、台湾の故宮博物院の収蔵品にも多くの偽物が混じっているとされています。

そのような状況ですから、誰もお札を信用出来ないのです。だからほとんど偽札が流通しない日本について、中国では「世界で唯一、偽札がまったく流通していない国だ」と報じられています。中国では偽札鑑別機能付きの携帯やスマートフォンが人気ですが、日本人には思いもよらないものです。

● 日本は先進国で唯一じゃないか? 「偽札がまったく流通していない国」=中国

こうした背景から、お札を使用しないモバイル決済が中国では爆発的に進んだわけです。2016年の中国におけるモバイル決済額は約1,000兆円に達したとも言われています。

中国でよく使われているモバイル決済は、アリババ系の「アリペイ」と、テンセント(騰訊)系の「WeChatペイ」です。

日本をはじめ、世界でもチャイナ・マネーを取り込もうと、これらのモバイル決済を導入する国が増えています。

● 世界数十万社、中国人観光客向けモバイル決済サービスを導入

しかし、中国のモバイル決済には、さまざまな問題点があります。まず中国政府にとっては、こうした決済が中国人の資金移動の手段として使われるようになっている点です。

中国経済の減速と外貨不足懸念から、中国政府は海外への資金移動を制限していますが、モバイル決済は当局の金融監督を困難にすると指摘されています。そのため、マネーロンダリングの温床になると懸念されています。

むしろキャピタルフライトとマネーロンダリングのために、モバイル決済が大流行しているとも言えます。

そこで中国人民銀行はモバイル決済事業者と金融機関のあいだに「網聯」という組織を設立し、金融監督を強化する方策を打ち出しました。来年6月から、すべてのインターネット決済が「網聯」経由になるそうです。

そしてさらに大きな問題が、セキュリティです。ハッカー大国である中国では、モバイル決済にハッカーが侵入し、架空の取引を行う危険性が大きいでしょう。取引額が大きいだけに標的にされやすく、個人情報の流出なども危惧されます。

中国のモバイル決済はまだプリペイドカード方式に近く、モバイル決済機関はあらかじめ顧客から資金を集めて決済しています。そして取り扱っている業者の多くが非正規の金融機関だという点です。そのため、モバイル決済機関がもし危機に陥った場合、そこに預けた客の資金は保全されないという問題もあります。

● 中国のスマホ決済、急拡大に潜む危うさ

そのため「網聯」では、決済機関が顧客から集めた資金の一部を供託金としてプールして、もしものときに備えようとしていますが、現状ではまだまだ不十分です。

もしもハッカーが中国人の世界中でのモバイル決済に不正アクセスし、莫大な支払いが生じた場合、モバイル決済機関が破綻し、中国人顧客の資金も保全されず、さらには海外での支払いも麻痺します。そうなれば、世界的な金融危機の引き金になりかねません。

昨年、中国はサイバーセキュリティ法を導入しました。これは中国政府に対して、中国国内の個人、企業のすべての情報開示を命じるものですが、これは外国企業にも適用されており、企業のセキュリティに関するソースコードまでも中国当局に開示する必要が出てくるともいわれています。

企業にとってトップシークレットであるセキュリティの内容を中国政府に握られること自体がリスクですし、そこから外部に漏洩する可能性も大です。賄賂社会であり共産党幹部の腐敗が当たり前の中国では、「地獄の沙汰もカネ次第」だからです。

「上に政策あれば下に対策あり」の中国では、中国政府がセキュリティや個人・企業の情報を中国が管理すれば、その網から逃れるためのさまざまな新たなサービスが生まれてくるでしょう。そのいずれに加わっても、個人や企業にとってはリスクなのです。

http://www.asyura2.com/17/hasan124/msg/121.html#c1

[政治・選挙・NHK233] このまま安倍政権が続いても良いと考えている人へ質問します。(お役立ち情報の杜(もり)) 赤かぶ
2. 中川隆[-6334] koaQ7Jey 2017年10月13日 04:39:42 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

最近はマスコミの力によって、法に触れずとも国民感情に触れると追い落とされますからね。
本当に恐ろしい世の中です。
既に忘却の彼方になっているかも知れませんが、東京の元知事であった舛添要一氏も、「セコイ」だけで法律に触れた訳ではないのですが、マスコミが世論を煽って辞任に追い込みました。

まあ、確かにセコイとは思いましたが、政治家としてはそれ程悪くなかったと思うのですが、本当にマスコミとは恐ろしい存在であります。

これは今の加計学園問題にも言える事で、特区なんだから総理が独断で決めても良い事であり、何も法律に触れている訳ではないのです。

本来マスコミは特区を作る法そのものが間違っていると報道すべきだと思うところです。

 今回の総選挙は、与党が勝とうが、希望・維新が勝とうが、いずれにせよグローバリズム路線は強化されるという点で救いがありません。

逆に、奇跡的に共産・立憲民主が勝つような事態になると、防衛面の安全保障は大きく揺らぐことになります。


 というわけで、誰に投票しようが、どこに投票しようが、日本国民は不幸になります。具体的には、グローバル化疲れが進行し、社会が分断され、デフレが深刻化し、小国化が進むことになります。


米支配層の意向に沿い、前原を党代表に選んだ民進党の厚顔無恥

前原誠司は野田佳彦幹事長と同じ松下政経塾の出身で、考え方は似ている。

経済問題は新自由主義(ニューリベラル)、国際問題は新保守(ネオコンサーバティブ/ネオコン)。

リベラルとコンサーバティブは正反対のようだが、実態は同じで、強者総取り、巨大資本が世界を支配する体制の構築を目標にしている。

こうした人物を党代表にしたり幹事長にする政党が庶民の利益を考えているわけがない。有権者もその程度のことは理解しているだろう。


前原は鳩山由起夫内閣と菅直人内閣で国土交通大臣(2009年9月〜10年9月)、菅内閣で外務大臣(2010年9月〜11年3月)などを、野田は菅内閣で財務大臣(2010年6月〜11年9月)、そして内閣総理大臣(2011年9月〜12年12月)を務めた。2011年12月に野田は炉心溶融という大事故を引き起こし、全く機能していない東京電力福島第1原子力発電所の原子炉が冷温停止状態を達成したという戯言を主張、11年12月には内閣総辞職して安倍晋三政権誕生への道を作った。その間、菅直人政権はTPPへの参加を、また野田政権は消費税増税を打ち出している。いずれも弱者から搾り取り、強者を裕福にする政策で、日米の支配層が望んでいたものだ。

1991年12月にソ連が消滅、西側支配層の傀儡、ボリス・エリツィンがロシア大統領として新自由主義経済を導入、ロシア国民の資産を西側巨大資本とその手先が略奪する手助けをするようになると、中国脅威論が唱えられ始めた。国防総省のシンクタンクONA(ネット評価室)で室長を務めていたアンドリュー・マーシャルが発信源だ。

マーシャルは中国の地対地ミサイルなどが東アジアの基地や空母にとって脅威になるとしてミサイル防衛の必要性を強調、中国脅威論を主張した。ジョージ・W・ブッシュ政権で国防長官を務めたドナルド・ラムズフェルドが軍再編の見直しを任せた人物はこのマーシャルである。

冷戦時代、マーシャルはソ連脅威論を主張、それを正当化するために偽情報を流していたのがCIA内に設置され、ジョージ・H・W・ブッシュが長官だった時期に活動したチームB(あるいはBチーム)。このチームの中心には後にネオコンと呼ばれる人物がいた。

中国を締め上げる最前線は言うまでもなく日本。両国の間には尖閣諸島の領有権問題があるのだが、これは1970年代に田中角栄と周恩来とが「棚上げ」で合意していた。この問題を棚上げにして両国の友好を推進、経済関係を強めようとしたわけだ。この問題を棚から引きずり下ろしたのが民主党の菅直人政権だった。

2010年9月、菅政権の時に海上保安庁は尖閣諸島付近で操業していた中国の漁船を取り締まり、漁船の船長を逮捕しているが、これは「日中漁業協定」を無視する行為。当然、海上保安庁は協定を熟知しているはず。海上保安庁は国土交通省の外局で、その当時の国土交通大臣は前原。大臣の意思がなければ不可能な行為だ。つまり、前原は田中と周による棚上げ合意を壊し、日本と中国との関係悪化を図ったのである。

実際、この逮捕で日本と中国との関係は悪化するが、2011年3月11日に東北の太平洋側で巨大地震が起こり、日本と中国の対立は緩和されそうになる。そうした雰囲気を消し去って関係悪化の方向へ戻したのが石原親子だ。

2011年12月に​石原伸晃​が「ハドソン研究所で講演、尖閣諸島を公的な管理下に置いて自衛隊を常駐させ、軍事予算を大きく増やすと発言した。この背後にはネオコンの大物でポール・ウォルフォウィッツの弟子にあたるI・ルイス・リビーがいたと言われている。リビーはハドソン研究所の上級副所長だった。さらに、2012年4月に石原伸晃の父親、​石原慎太郎​知事(当時)が「ヘリテージ財団」主催のシンポジウムで尖閣諸島の魚釣島、北小島、南児島を東京都が買い取る意向を示して中国との関係は決定的に悪くなる。安倍晋三もハドソン研究所と関係が深いが、そのつながりを築いたのもリビーだ。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201709010000/


そもそも小沢と民主党は、マニフェストを前面に打ち出して2009年に政権の座についたのに、そのマニフェストはまったく実行されなかった。「マニフェストは国民との契約」と言っていたにもっかかわらずそうなのである。

国債を発行しないも嘘だった。増税しないも嘘だった。高速道路無料化も嘘だった。最低賃金を上げるも嘘だった。埋蔵金を発掘して財源とするというのも嘘だった。天下りを許さないというのも嘘だった。暫定税率を廃止するというのも嘘だった。内需拡大して景気回復するというのも嘘だった。ガソリン税廃止するというのも嘘だった。

それでいて、朝鮮人学校無償化、人権侵害救済法案、外国人住民基本法、夫婦別姓、外国人地方参政権等には真剣に取り組み、野田佳彦に至っては福島復興をおざなりにしながら2011年10月19日には韓国との通貨スワップを5兆円に拡大していた。

小沢の様な日本をないがしろにして売国する政治家に国民は我慢の限界に達しており、2012年12月の解散総選挙で民主党は政権の座から転落した。


2009年から2012年まで小沢・鳩山と民主党が仕掛けていた異常なまでの円高によって日本の株価は低迷を余儀なくされていたが、これは安倍政権になってから是正されてやっと株価も上昇するようになり、日本は最悪期を脱した。

民主党政権が存在していなかったら異常な円高はなかったわけで、リーマン・ショックによる株価の落ち込みも早期に回復し、日本の景気も早い段階で立ち直っていたはずだ。

しかし、この小沢・鳩山と民主党政権の地獄の3年間で日本の雇用は大幅に失われ、活力も失われ、株価も回復せず、景気も落ち込んだままだった。

小沢・鳩山と民主党のせいで、中国や韓国に技術も国富も毟り取られ、国内の重要機関も乗っ取られ、日本という国の対外的な信頼も地位も失われ、日本は崩壊寸前となってしまっていた。

小沢・鳩山と民主党の「円高放置政策」が日本経済を駄目にした元凶だったのだが、売国政党である民主党がこの失策を日本国民に謝罪したことは一切ない。


日本の本来の国力以上に、円は強くなりすぎていた

ところで、円高については本来であれば1990年代のバブル崩壊時に是正されて然るべきだったが、そうならなかった。日本はバブル崩壊して国の実力が落ちたのだから、本来は円安になるべきだったのである。

にも関わらず、円だけはずっと円高を志向しており、日本の本来の国力以上に円は強くなりすぎていた。

だから、日本の輸出企業は海外で価格競争力を喪失し、中国や韓国に工場を作るしかなくなり、そのせいで雇用ばかりか技術も盗まれて、日本企業が一気に衰退するきっかけとなった。

中国・韓国の台頭は、日本企業の技術が盗み放題だった1990年代から2000年代に起きていた。

当時の日本企業は、国内に設備投資すれば円高で価格競争力に負け、国外に設備投資すれば技術を盗まれて価格競争力に負けるという状況に陥っていたのだ。

そのせいで日本の衰退は止まらなかったが、にも関わらず円高は加速していった。

円高で日本が苦しんでいると知った小沢と民主党政権は、日本破壊を成し遂げようとでも思ったのか、アクセルを踏んで円高に向かわせたのだった。

小沢・鳩山と民主党はマスコミでも円高誘導を行い、お抱えのジャーナリストには「円は50円になる」「円は10円になる」「円高で日本は復活する」と叫ばせて、日本の経営者を絶望させることさえもしていた。

日本の銀行や保険会社や郵政が、馬鹿のひとつ覚えのように日本国債を買い支えたので、それも円の下落を防いで円高を促す原因にもなった。

安倍政権によってやっと金融緩和が行われて円安になっていったが、これがなければ日本企業は完全に息の根を止められていたことになる。日本は間一髪で助かった


http://www.asyura2.com/17/senkyo233/msg/843.html#c2

[政治・選挙・NHK233] 衆院選 安保法と憲法9条 さらなる逸脱を許すのか 朝日新聞衆院選 安保法と憲法9条 さらなる逸脱を許すのか(朝日新聞・社 gataro
1. 中川隆[-6335] koaQ7Jey 2017年10月13日 10:56:30 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
共謀罪批判は中国・朝鮮工作員が扇動していた
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/711.html

護憲運動はCIA・中国・朝鮮工作員が扇動していた
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/703.html

「面従腹背」に官邸疑心=加計問題、霞が関の不満影響か _ 加計問題は CIA が扇動していた
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/114.html

改憲を阻止しようとする反日工作員はしらみつぶしに炙り出して処刑する必要がある


日本には中国・韓国・北朝鮮のスパイが大量になだれ込んできているのだが、日本人はまったく危機感がない。まるで自国が侵食されても構わないと言わんばかりだ。

しかし、こうした工作員を放置していたら日本は国の内部から侵食されて崩壊していくことになる。

どこの国でも「他国のスパイ」や「国を裏切る者」は処刑の対象になる。これは、当然のことだ。中国もアメリカのスパイを片っ端から暗殺しているのだ。(日本にも大量の中国人工作員がなだれ込んでいる事実を知れ)

スパイを放逐、または処刑するのは当然だ。敵のスパイを放置しておくと、その組織や国の機密情報が相手に筒抜けになって、国家が存続の危機に陥るからである。

こうした危険人物が国の中に潜り込んでいると、国の重要な組織や国民の情報がすべて相手に渡って悪用されてしまう。

そのために「スパイ」「裏切り者」が発覚したら、絶対にしなければならないのは、一刻も早い処刑なのである。

処刑できないまま生かしていると、スキがあると判断されて次々と別のスパイが送り込まれて危機が拡大する。だから日本に潜り込んでいる反日の工作員は、中国がやっているようにしらみつぶしに炙り出して処刑する必要がある。


スパイを潜り込ませるのは、最重要ミッション

中国・韓国・北朝鮮のスパイはどんどん日本の中枢に潜り込んで重要な機密情報を盗み出し、あるいは倒閣活動を行って日本を破壊していく。

マスコミがまったく真実を報道しなくなっているのを見ても分かる通り、今の日本は危機的な状況になっている。

だから、いかにスパイを手早く見付けることができるか、いかに裏切り者を手早く処刑することができるかがこれから重要になる。

中国・韓国・北朝鮮は明確に日本に対して敵対姿勢を剥き出しにしているのだから、いよいよこの「スパイ炙り出し」「スパイ処刑」が重要になっているのだ。

敵が明確にあって、その敵がスパイを放って来ているとき、「私はスパイです」と自己紹介して潜り込んで来る人間など、ひとりもいない。

これらのスパイは必ず組織に潜り込む中で、善良な人間に「なりすまし」を行う。さらに身分も詐称してカメレオンのように色を変えてしまう。

そして、日本の中枢組織に潜り込んで工作を行い、組織の中で裏切り者を量産して、最後に組織全体を自壊させてしまう。

スパイが組織に潜り込む過程では、偽名を使うこともあれば、身分の乗っ取り、すなわち背乗り(はいのり)をすることもある。

侵略のための裏工作が画策されている場合、そこではスポーツのようにフェアな戦いがなされることはまったくない。

戦う前から相手の組織の攪乱のために陰湿な情報戦が行われ、攪乱・内部破壊・機密情報へのアクセス、反乱の煽動が次々と行われていく。

破壊工作を実現化するため、スパイを相手の組織に潜り込ませるのは最重要ミッションなのである。

明確な敵が存在する国家には、必ず内部工作員が潜り込んで破壊工作を進めてくる。

こうした工作の方法がどのように行われるのかは、スイスの民間防衛でも簡単に触れられている。(日本政府も、日本版の『民間防衛』を早急に出版すべきだ )

侵略国は、「プロパガンダ工作を行い、スパイを潜り込ませ、破壊工作を計画し、テロを引き起こす」とそこには明確に書かれている。


「偽名」と「なりすまし」と「背乗り」

侵略国がいかに内部攪乱で相手国を破壊するのかというのは、すでに体系化されている。政治、教育、報道、広告、経営、芸能、文学、映画、音楽、宗教、法曹、地方自治体の、あらゆる分野にスパイが入り込む。

深く入り込まれたら、もうその組織は自国にありながらも、他国の司令塔になる。

だからこそ、スパイが発覚したら、一刻も早く放逐し、内乱罪(内乱予備罪・内乱陰謀罪、内乱等幇助罪)で処刑することが重要になる。

首謀者は死刑だと明確に謳っているのだから、日本政府はそれを実行すべきなのだ。

侵略国からやってくるスパイは、自分がスパイであることを徹底的に隠して、いかにも信頼できるような身分・態度・肩書きを持って現れる。

スパイは、実生活で「偽名」を使う。
スパイは、実生活で「なりすまし」をする。
スパイは、実生活で「背乗り」をする。

だから、隣国と激しい緊張状態にある国であればあるほど、この3つ、「偽名」と「なりすまし」と「背乗り」には、神経質なまでに注意を払っている。

自分の身の回りで、外国人のくせに「日本人のような名前」で生活しているような人間がいたら、それは信用できない存在の最たる者だ。

それは意図的に国籍を偽っていることであり、典型的な「なりすまし」である。日本人拉致に関わっていた辛光洙(シン・ガンス)という北朝鮮のスパイも日本では「立山富蔵」とか、もっともらしい名前で生活していた。

実際、スパイというのは、あたかもその国の人間になりすましてから、侵略者の意向に沿った工作活動を行っていく。これは、工作活動の中では非常にありふれた手口である。

ありふれているということは、そうやって「なりすまし」をしている人間が山ほどいるということに他ならない。


スパイが発覚したら公開処刑でいいのではないか?

「偽名」や「なりすまし」がすぐにバレると困ると考えている諸外国のスパイは、その国の誰かの戸籍を乗っ取って、人間を入れ替えるようなこともする。

これを「背乗り(はいのり)」という。

他人の戸籍を乗っ取り、他人になりすます。ある日、人間が入れ替わっている。その人の人生そのものが乗っ取られる。とても陰湿で危険な犯罪だ。(日本社会をひっくり返すようなインパクトを持つ闇とは何か)

朝日新聞が得意げに取り上げていた吉田清治という男も背乗り(はいのり)された人間ではないかと強く疑念を抱かれているのだが、こうしたケースはもっと追求されるべきだろう。

どこの国でも、こうして「相手国の国民」にすり替わって生きている危険極まりないスパイが存在する。

そして、このようなスパイは、国と国が対立したときには必ず現れる。だからこそスパイ防止法が重要であり、どこの国でもスパイは処刑の対象となる。

それなのに、日本は何をやっているのか。なぜ、この闇をいつまでも放置し続けるのか。

スパイが放置されたままであると、国や組織の中枢が乗っ取られ、組織全体が機能しなくなるのだから、相手がスパイだと発覚したときは迅速に処刑できる体制になっていなければならないのだ。

こうした原則が忘れられた国であればあるほど、戦争する前に自壊してしまうことになる。

相手国と激しい対立を抱えている国の多くでは、スパイは問答無用に処刑される。そして、しばしばそれは公開処刑にされる。日本もスパイが発覚したら公開処刑でいいのではないかという声もある。

中東では斬首が流行しているのだが、個人的には斬首よりも銃殺の方が望ましいように思う。

仮に銃殺を取り入れるのであれば、きちんと頭部を吹き飛ばして延命しないようにする必要があるが、それを公開で粛々と行うことによってスパイを放逐できる。

いずれにしても、反日の工作員はしらみつぶしに炙り出して処刑する必要がある。それをしないから、日本はスパイ天国になってしまっているのだ。

日本もスパイが発覚したら公開処刑でいいのではないかという声もある。中東では斬首が流行しているのだが、個人的には斬首よりも銃殺の方が望ましいように思う。
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2017/09/20170906T1902380900.html


日本は現在、アメリカの「核の傘」によって守られています。今後、北朝鮮がアメリカに届く核弾頭ICBMを開発したことが「認定」されてしまうと、日本は核の傘から外れる可能性があります。といいますか、そのような事態を想定するべきです。

 北朝鮮が日本を攻撃し、アメリカが反撃した際に、アメリカの大都市に核ミサイルが落ちる「可能性がある」というだけで、日米安保は有名無実化します。アメリカが「自国の都市が攻撃される可能性」を無視し、北朝鮮に対し軍事行動を起こすとは、とても思えないのです。


 そういう意味で、対中国の場合も話は同じです。アメリカ大統領が、

「尖閣諸島は日米安保の対象範囲」

 という発言を繰り返したとしても、アメリカが「同盟国の辺境の無人島」を守るために、核保有国である中国を敵に回し、アメリカ国民が命を失うことを認めるなど、考えられません。


 このまま北朝鮮のミサイル・核開発が続くと、最終的に我が国は核武装の道を歩まざるを得ません。というよりも、中国という核保有国が隣に存在し、彼らが日本に核ミサイルを向けている以上、もっと早い段階から核武装の議論をしなければならなかったのです。

 最近、マスコミで北朝鮮の「核容認論」が見受けられ、ゾッとしています。


 8月29日、テレビ朝日「「羽鳥慎一 モーニングショー」において、武貞秀士氏は、

「北朝鮮は核兵器を持ったままで使わせないようにしながら議論し、戦略として最終的に放棄してもらう、とせざるを得ないのではないか」

 と、発言。さらに、青木理氏も、

「いったんは核を持った北朝鮮を容認しなければならない、ということがある」

 と、主張しました。


 北朝鮮の核容認論は、アメリカでも出ています。オバマ政権で大統領補佐官(国家安全保障担当)を務めたライス氏は、8月10日のNYにおいて、

「必要であれば、我々は北朝鮮の核兵器を容認できる」

 と、語りました。


 わたくしが何が一番怖いかと言えば、本来、北朝鮮の核容認論は、「日本の核武装」の議論とセットでなければならないはずが、絶対にそうはならないという点です。

「北朝鮮の核保有は認めざるを得ない。ならば、我が国も核武装しよう」

 ならば話は分かるのですが、現実には、

「北朝鮮の核保有は認めざるを得ない。それでも、日本は何もしない」

 という論調がマスコミで主流になるに決まっているのです。


 さらに問題なのは、北朝鮮の指導者である金正恩は、「合理性に欠けた選択」をする傾向が頻繁に見られる点です。


 合理性を期待できない北朝鮮が、核武装を果たす。もちろん、日本に届く弾道ミサイルも保有している。


 その状況であっても、日本の政治家が敵基地反撃能力の保有や核武装の議論をしようとすると、

「日本を戦争ができる国にするのか!」

 と、ヒステリックに喚き立てる連中が、それこそ雨後の筍のごとくマスコミに湧き出し、国民や政治家の判断を狂わせます。それが、日本国の現実なのです。


 この「日本国の現実」の中、我々は生き残りの道を探らなければなりません。


 我が国は「亡国の危機」にあるという現実を受け止め、その上で核武装に対するタブーを消し、

「北朝鮮の核を容認するならば、核武装の議論を始めなければならない」

 といった「正論」を国民が共有しない限り、未来は暗澹たるものにならざるを得ないのです。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/


http://www.asyura2.com/17/senkyo233/msg/856.html#c1

[政治・選挙・NHK234] 「菅、枝野氏は震災対応できなかった」 公明・山口代表、東北で立憲民主批判(産経新聞) JAXVN
2. 中川隆[-6335] koaQ7Jey 2017年10月14日 20:10:32 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
日本を滅ぼした枝野幸男

菅、枝野、北沢が妨害しなければ原発事故は起きなかった

「炉心溶融はない」「放射能は漏れていない」「健康被害はない」と大嘘を付いていた枝野幸男
引用:http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-b5-6d/level4level4/folder/172944/49/29051549/img_0


福島原発の事故で、菅首相の指示で「炉心溶融」を2ヶ月間隠していたのが分かりました。

菅内閣は当時他にも、放射能漏れや、健康被害の可能性も隠していました


あの日責任者達は何をしていたのか

6月16日、2011年の福島原発事故でメルトダウン、(炉心溶融)の公表が2ヶ月遅れた問題で、調査報告書が出されました。

東京電力の依頼で調べていた弁護士らの第三者委員会が、2016年3月から調査していました。

福島第一原発は2011年3月11日の津波で冷却水用発電機が海水を被り、全電源停止に至りました。

翌3月12日には建屋が次々に、充満した水素で爆発し、冷却水の水位が下がって燃料棒が剥き出しになりました。

燃料棒は冷却水が循環する事で冷やされているが、水から露出すると高温になり、やがて自らの熱で溶け出します。

燃料棒が溶けて下に落ちる状態がメルトダウン(炉心溶融)で、原発事故で最も深刻な事態とされています。


福島原発では隔壁で仕切られた原子炉の中に溶けた燃料棒が溜まっていると考えられるが、チェルノブイリでは外部に放出されました。

この炉心溶融が事故当時秘密にされ、事故から2ヵ月後にようやく明らかにされました。

事故直後は放射能漏れも否定していて、枝野官房長官が「人体には影響が無い」と何度も強調していたのが印象的でした。


後に枝野官房長官は人体に影響があるのを知っていたと認めたが「ただちに影響がないとはとは言っていない」という名言を残しました。

枝野は炉心溶融も知っていたし、放射能漏れも知っていたが、同じような論法で言い逃れていました。

「炉心溶融は起きていない」と記者会見で何回も断言していたが、それも嘘でした。


「炉心溶融」を禁止したのは菅直人

調査報告書では事故3日後の3月14日に、記者会見中だった武藤副社長に広報担当者からメモが渡されていました。

メモには「炉心溶融」という言葉を使わないように、清水正孝社長からの手書きの指示が書かれていました。

清水社長から副社長には、炉心溶融を使ってはならないという、官邸からの指示があったと説明していました。


東京電力は「明確な定義がなく誤解を与えるので炉心溶融を使わなかった」という嘘の説明をしていました。

事故後の一部報道によると、東電の清水社長は地震の30分後に自衛隊幹部に電話を掛け「メルトダウンは避けられない」と助けを求めたとされています。

自衛隊の動きは素早く、必要な機材を大型ヘリで運んだり人員を投入する準備を始めました。


3月11日に清水社長は名古屋に居たので、東京で指示を出す為、自衛隊機に乗せて羽田に向いました。

だが枝野官房長官と北沢防衛長官の2人が「無断で自衛隊が動いているのは軍事クーデターだ」と大騒ぎして、着陸数分前に名古屋に引き返させました。

清水社長は翌日未明に陸路で東京に戻ったが、この間に貴重な10時間ほどが失われました。


枝野、北沢、菅の3人は自衛隊が東京電力と電話する事を禁止し、今後一切自衛隊は関わるなと命令しました。

自衛隊の支援を絶たれた東京電力は大混乱に陥ったが、冷却の為に海水を入れることと、水素ガスの放出が必要と判断しました。

燃料棒は水から出ると水素を放出するので、建屋に水素が充満しているのは、燃料棒が露出していると考えられました。


菅、枝野、北沢は「現場から逃げ出そうとした東電を止めた」などと大嘘をついて、全てを吉田所長のせいにした
94c1b802
引用:http://livedoor.blogimg.jp/kimito39/imgs/9/4/94c1b802.jpg


「なんだ、馬鹿野郎」

ここで菅直人首相は歴史に残る名言「ボクは原発の事は良く分かっている」と口にし、水素放出と海水注入の許可を出しませんでした。

菅首相は翌3月12日朝、ヘリコプターで原発を視察する為に、水素放出を禁じたといわれています。

首相の視察が終わった後でようやく水素放出が許可されたが、この頃には圧力が上がりすぎて弁が動かず、放出が不可能になっていました。


結局建屋は次々に爆発し、福島原発の吉田所長と東電本社の珍問答が延々と続けられます。

所長は海水注入の許可を求めたが東電本社は禁止し、禁止した理由は菅首相が「海水を入れたら爆発する」と主張したからとされている。

しかも菅首相は「自分が海水注入や水素放出を指示した事にしろ」と言って東電に責任をなすりつけ、「東電が東電が」と騒いでいました。


自分が東電の清水社長を名古屋に追い返しておきながら「東電の社長は連絡もしない」などと言っていました。

自衛隊についても自分が活動を禁止したのに、「自衛隊の動きが遅い」などいかにも自分が自衛隊を急がせているように装っていた。

アメリカ軍についても、核処理部隊の協力申し出が初日に来ていたのに「米軍は地震を利用して日本占領を目論んでいる」などと言っていました。


吉田所長は東電社長や菅首相の命令を無視して、無断で海水注入し、本当の核爆発だけは防止しました。

海水注入の是非を検討する会議では所長が菅首相に「なんだ、馬鹿野郎」と言ったとされています。


嘘だらけの閣僚達

その後も菅首相は「東電の吉田所長は原発を放棄して逃げ出そうとしたが、私が止めました」などと嘘八百を繰り返しました。

菅、枝野、北沢、海江田らの閣僚は次から次に事故対策を妨害し、例えば消防には最初福島入りを禁止していました。

だが次の瞬間には直ぐに現場入りするよう指示し、現場に入ったら「指示があるまで何もするな」といって活動を禁止しました。


だがそう言った次の瞬間には「なぜ早く原子炉を冷やさないんだ、さっさとやれ」と罵倒したりもしました。

要するに「自分のお陰で危機から救われた」という演出をしたいがために、テレビの前で自分が指示したかったのでした。

こういった行動が現場を大混乱に落しいれ、例えば菅首相は「ヘリで原子炉に水を撒け」と指示しました。


空から少量の水を撒いても、水は空中に拡散するだけで、作業を妨害しただけでした。

だが次の瞬間には、「消防車で原子炉に水を入れろ」とまるで自分が思いついたように指示していた。

果たして菅、枝野、北沢そして海江田らが閣僚でなかったら、原発は爆破しなかったのか、推測はできるが仮定にすぎない。


だがもし森首相や小泉首相や安倍首相であったら、大型ヘリで発電機やポンプを原発に輸送し、自衛隊は原子炉を冷却しようとしたでしょう。

最初から水素は放出され海水注入が行われたら、おそらく単なる放射能漏れで済んだでしょう。

その上でやっぱり水素が充満して爆発した可能性もあるが、その可能性はかなり低い。

なにより緊急時に最善を尽くさず、作業の妨害ばかりしていた閣僚らが、未だに罪を裁かれていないのは納得出来ないのではないか。

http://www.asyura2.com/17/senkyo234/msg/129.html#c2

[リバイバル3] 民進党が支持されなかった理由 中川隆
29. 中川隆[-6193] koaQ7Jey 2017年10月15日 17:24:00 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

2017-10-13
民進党とその議員は「7つの欠如」で国家を破壊する存在だ


(日本人はもう一度「民主党・民進党」とその議員がいかに危険極まりない存在であったのかを改めて思い起こすべきだ。「7つの欠如」を見て欲しい。民進党を構成していた議員を当選させるというのは、とんでもないことである)

民進党という政党は中国・韓国・北朝鮮の工作員や売国奴の議員が集まっていた政党である。この政党の前身である「民主党」が政権を取った2009年から2012年まで、多くの人が本気で日本が崩壊すると懸念していた。

この当時、「日本は文化的にも経済的にも崩壊する」と思っていたのは一部の人間だけではない。すべての日本人が同じことを考えていた。

民主党政権が続くか、もしくは総選挙で再び日本人が民主党を選ぶのであれば、「日本を捨てる意志がある」と公言する人すらもいた。

実際にそうするかはともかく、その絶望的な気持ちはすべての日本人が共有していた。

日本が中国・韓国・北朝鮮の植民地のようになるのであれば、それはもう日本ではない。何としてでも民主党を止めたいという気持ちはすべての日本人の願いだった。

幸いにも2012年12月16日、自民党の安倍晋三氏はこの売国政党である民主党から政権を取り戻して、日本の崩壊をギリギリのところで回避した。

しかし、民主党の議員はまだ大量に生き残っているし、この生き残った議員が相変わらず日本の国益を損なう方向で動いて止まらない。

民主党政権の致命的な「7つの欠如」とは?

民主党は政権を担った3年間で、完全に信頼をなくした。

2012年8月、自民党はこの当時の民主党の政治がいかに劣悪なものであったのかを「民主党政権の検証」で総括しているのだが、そこでは「7つの欠如」が日本を混乱させたことを指摘している。

(民主党政権の検証 ー 迷走の3年を総括 ー)
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2016/07/20160709T1705350900.html

ここで指摘された民主党政権の致命的な「7つの欠如」とは、以下のものだった。

(1)国家運営能力の欠如
(2)党運営能力の欠如
(3)経済運営能力の欠如
(4)危機運営能力の欠如
(5)予算運営能力の欠如
(6)情報管理能力の欠如
(7)外交能力の欠如

問題はそれだけではないのはもちろんだ。皇室の軽視、マニフェストの破綻、国民への説明の欠如、基本方針のブレ、年金問題と、民主党の欠陥は数え切れないものがあった。

さらに民主党は不祥事が続出していて、「総理の不祥事」「閣僚の不祥事」「民主党議員の不祥事」「不適切な人事」と次々と沸いて出てきていた。

鳩山由紀夫は献金を受けたとされる人物が故人だったというのが暴露されたのだが、それだけでなく母親から月に1500万円もお小遣いをもらって脱税していた。

菅直人は在日韓国人から献金を受け、領収書を提出しなかった。さらに北朝鮮関係団体に献金も行っていた。

野田佳彦も在日韓国人から献金を受けていた事実が発覚し、さらに選挙では民団の協力を受けていたことが分かっている。

日本人はこんな凄まじい政党に3年間も好き放題にさせていたのである。これはまさに「日本の国政史上、大きな汚点」と言うに相応しいものであり、日本国民にとって悪夢以外の何者でもなかった。


君が代は民主主義にふさわしくないと言った男

民進党という政党が存在すること自体が日本の不幸だ。そして、民主党の残党が民進党の議員として生き残っているのが日本の恐怖だ。

民主党は信頼を失って、今では名前を「民進党」に変えて「民主党と民進党は違う」と批判を交わそうとしている。しかし、売国政治屋がそのまま民進党に居ついているのだからその実態は何も変わっていない。

民進党は相変わらず売国政党のままだ。

民主党の時代、鳩山由紀夫は「日本列島は日本人だけの所有物じゃない」と言って、日本を中国・韓国・北朝鮮に売り飛ばす意向を隠そうともしなかった。

民進党の代表をしていた岡田克也も、さっさと外国人(中国・韓国・北朝鮮)に参政権を与えて日本を侵略しやすい国にしようとする「外国人参政権」を強力にぶち上げている。

この岡田克也こそが「在日韓国人をはじめとする永住外国人住民の法的地位向上を推進する議員連盟」の会長であり、「特別永住者と一般永住者の地方議員および首長選挙における選挙権を認めるべき」と言っているのである。

岡田克也はまともな男ではない。「私も日本海という表記には、以前から違和感を持っていました」 という発言を見ても分かる通り、完全に特定のアジア(中国・韓国・北朝鮮)側の人間である。

「国歌・君が代は民主主義にふさわしくないので違和感を感じる。民主主義国家にふさわしい国歌があっていいんじゃないか」と言ったのも岡田克也だ。

民進党は激しい勢いで集団的自衛権を反対しているが、岡田克也はそもそも集団的自衛権どころか「小さな政府というなら、まず自衛隊を廃止すべきでしょう」と発言したこともある人間である。

中国・韓国・北朝鮮の工作員が日本を内部から乗っ取りやすくするために行っているのが「外国人参政権」であるとすると、日本を外部から乗っ取りやすくするのが「集団的自衛権反対」や「自衛隊の廃止」である。

あなたは、こんな人間が議員であることに恐怖を感じないだろうか。


民主党(民進党)は本当に「売国」を考えていた

「売国」とは文字通り「国を売り渡す」という意味があるのだが、民主党が売国政党であるというのは、本当にこの政党が「売国」を考えていたからである。

たとえば、民主党憲法調査会が2004年6月22日に提出した報告書を見れば、凄まじいことがかいてある。

(「創憲に向けて、憲法提言 中間報告 「法の支配」を確立し、国民の手に憲法を取り戻すために」)
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2016/07/20160709T1705350900.html

【第1小委員会総論】の「未来を展望し、前に向かって進む」の項目を見ると、このように書かれている。

21世紀の新しいタイプの憲法は、この主権の縮減、主権の抑制と共有化という、「主権の相対化」の歴史の流れをさらに確実なものとし、これに向けて邁進する国家の基本法として構想されるべきである。国家のあり方が求められているのであって、それは例えば、ヨーロッパ連合の壮大な実験のように、「国家主権の移譲」あるいは「主権の共有」という新しい姿を提起している。

民主党が行おうとしていた「憲法改正法案」には、「国家主権の移譲」と明確に書かれている。特定アジア(中国・韓国・北朝鮮)にべったりの人間が集まった議員たちが、日本国の主権を譲渡するというのだ。

民主党はこれと同時に「外国人参政権」やら「3000万人ステイ・1000万人移民」だとか「沖縄の独立・一国二制度」だとかを同時に進めていた。

こうした状況を総合的に判断すると、要するに中国・韓国・北朝鮮に日本の主権を委譲して、これらの国の植民地にしてしまおうと考えていたということだ。

民進党(旧・民主党)の議員たちは、本当にこのようなことを考えていたのだ。

「これを売国と言わずに何を売国というのか」と誰もが叫ぶほど見事なまでの売国政党である。この民進党が「防衛費は人を殺すための予算」と言う日本共産党と手を組んで選挙に臨んでいる。

日本人はもっと危機感を持って、この政党の壊滅を考えるべきではないだろうか。

自民党が挙げた「7つの欠如」は今も民進党にそっくりそのまま内包されており、この危険な政党と議員はこれからもずっと日本人を裏切り続ける。


自民党が挙げた「7つの欠如」は今も民進党とその議員にそっくりそのまま内包されている。民進党という危険な政党と議員はこれからもずっと日本人を裏切り続ける。
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2016/07/20160709T1705350900.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/762.html#c29

[近代史02] タイは天国に二番目に近い国 3 _ 鴨ネギにされる日本人 中川隆
52. 中川隆[-6192] koaQ7Jey 2017年10月15日 17:32:23 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

旅慣れた人も事件に巻き込まれるのは、人は見抜けないから

タイのパッポンやスクンビット界隈では、片足がない男が観光地で地面を這って物乞いをしていることがある。服はドロドロになって、顔面も泥にまみれている。

同情した多くの観光客がこの男が片手に持つカップに次々と金を恵んでいく。

しかしこの男は、物乞いの仕事が終わると物陰でズボンを脱ぎ、片足を縛っていた紐をほどいて両足で歩きながら帰路につく。本物もいるのだが、そうでない人間も混じっている。騙される旅人はとても多い。

インドでは死んだようにぐったりしている赤ん坊を抱えた母親が物乞いしているが、これも他人の赤ん坊を借りた物乞いビジネスである。やはり、ウブな旅人の多くは見抜けない。

タイやインドネシアではニセ警官が現れて、いろんな難癖をつけて観光客から金を奪い取る詐欺師も出てきている。旅慣れた旅人でさえ、見抜けないはずだ。

世界中どこでも犯罪が起きているのを見ても分かる通り、すべての国に私たちを騙す人間がうじゃうじゃと存在する。

アメリカでも、ヨーロッパでも、東南アジアでも、南アジアでも、中東でも、南米でも、それはまったく変わらない。そして現実的な話をすると、次から次と現れる新手の「騙し」を前にして、旅人は赤ん坊の手をひねるように騙される。

日本人がフィリピン人を使って日本人を殺す現実

私が今まで知り合ってきた人たちは、東南アジアのアンダーグラウンドにいる人々ばかりである。では、彼らの多くが悪人だったのかと言えば、まったくそうではない。

むしろ、一緒にいて気持ちの良い人たちも多かった。

インドは壮絶に貧困がひどい国で、世界でも最悪の悪人密集国かもしれない。では全員が悪人だったのかというと、まったくそうではない。

悪人も確かにいるのだが、信じられないほど優しく思いやりのある人もいる。

したがって、個人の資質を見るというのは、非常に重要なことであり、結局は最後に「その人」の性格が重要になっていく。国籍は重要ではない。

海外に出たら、どこの国でも同国人に頼りがちなのだが、実はその同国人が一番危なかったりすることも多い。

タイやフィリピンに在住する日本人の間では、「一番、気を付けなければならないのは同じ日本人だ」という教訓のようなものが出回っている。日本人が、日本人を騙す。

フィリピンは日本人が最も殺されている国なのだが、日本人を殺しているのは現地人でも、実際には日本人の依頼で殺していることが多い。

つまり、日本人がフィリピン人を使って日本人を殺しているのである。

2014年10月18日に鳥羽信介氏が殺害された事件も裏に日本人の存在があった。

(なぜフィリピンで保険金殺人が多いか考えたことがあるか?)
https://www.bllackz.net/blackasia/content/20160513T0237450900.html

2017年にはブスアンガ島で2人の日本人がバラバラに殺害されて殺される事件があったが、この事件の裏側にも胡散臭い日本人が存在していた。

(長浜博之が完全否定するパラワン日本人バラバラ殺人の裏側)
https://www.bllackz.net/blackasia/content/20170610T0239380900.html


「良い人」なのか「悪い人」なのかは見抜けない

こうした現象は日本だけの話ではない。世界中どこでも同じで、韓国でも「海外に出たら、同じ韓国人に気を付けろ」と言われている。

フィリピンでは韓国人も大量に殺されているのだが、その事件の多くは韓国人がフィリピン人に殺害を依頼して同国人を殺しているのである。

ところで当のフィリピン人も、海外に出ると「現地の同国人に気をつけろ」が合言葉である。

フィリピンは出稼ぎをする人が多い国なのだが、出先では同国人同士が互いに騙したりしており、同じ民族だからと不用意に信じてはいけないと言い伝えられている。

「インド人もインド人に騙される」と言い、中国人も他人を信用できないので、同じ郷里や同じグループの者としか付き合わないようにしている。

つまり、同国人が海外で同国人に騙されるケースが山ほどあり、むしろあまりにも同国人を狙った犯罪が多いので、同国人が一番信用のならない人間になってしまっている。

同国人は言葉が通じるという安心感があって気を許しやすいのだが、それを狙われてしまう。

逆に、その国の見知らぬ人が心から助けてくれたり、好意を寄せてくれたりすることもあるわけで、そう考えると国籍や人種よりも、最後には目の前の人の「個人的な人間性」が重要になるというのが分かってくる。

ただ、ここに問題がある。

とてもではないが、目の前に現れた人が「良い人」なのか「悪い人」なのかは見抜けないのである。

ほとんどの旅人はそうだと思うが、放浪していると実に様々な人々に声をかけられたり、予期せぬ出会いがあったりする。そして、そのたびに相手が信用できるのかできないのかを、直感や確率で導きださなければならない。

「見る目」を間違えると、不快なことになるし、トラブルも起きる。逆に、良い人を悪い人と間違えることもある。いったい、どうすれば良い人と悪い人を瞬間に区分けするのかというのは、旅人にとって非常に切実な問題である。


インドネシアのスラムにて。私はこの赤ん坊を抱いた青いシャツのインドネシア人を最初はまったく信用していなかった。しかし、彼は本当に誠実で優しい男で、私は彼を通してインドネシアの良さを知った。

彼は近所の子供たちにも好かれており、病気を抱えた少女も彼を頼りにしていた。貧しいスラムの共同体の中で、彼はとても頼りになる男だった。そんな男を私はずっと信頼しなかったのだが、それは逆のパターンも多かったからだ。


詐欺師は人を信用させるのが仕事だから印象が良い

私もずいぶん「裏のある人間を見抜けるかどうか」に取り組んできたが、結局はそれが不可能であることを悟った。

人の裏側は見抜けない。本当に演技のうまい詐欺師がやってきたら、それが良い人なのか良い人を演じる悪い人なのかは判別できないのである。

見栄えや立ち振る舞いや全体的な雰囲気や最初の印象のすべては、当てにならない。良い方にも悪い方にも騙される。薄々と何かを感じることもあるが、それも確証にならない。

考えてみれば当たり前の話なのだが、知的な悪人は最初のうちは、非常に好意的で友好的で柔和で物腰が柔らかい。

「なんて優しい人なんだろう」と思わせたり、感激させたりしてくれる。詐欺師は人を信用させるのが仕事だから、全力で演技をしてくる。だから、分からない。

プロがアプローチしてきた場合、その人間が悪人なのか善人なのかを見分けることは基本的には不可能だ。

とにかく旅行中は詐欺師に遭遇する確率が高い。彼らは「お金を落としましたよ」と、落としてもいない小銭をわざわざ優しい笑みと共に差し出してくれたりする。

「ここではお金を落としたら戻ってこないから気をつけて下さいね」と、こともあろうか詐欺師が優しく忠告してくれるのである。最後はともかく、最初はそうだ。

しかし良い人だと思っていた人が、徐々に、あるいは唐突に何かに誘導してくる。

「飲みに行きませんか?」「カラオケに行きませんか?」「家に来ませんか?」「安い店を知っているので一緒にどうですか?」「喉が乾きませんか?」

そのときに、はっと気がつくかどうかが勝負だ。もし全面的に相手を信じてしまったら、もう取り返しがつかない。

最後には有り金すべて巻き上げられて路上に転がっている。騙されて金を取られるくらいならまだいいが、レイプされたり、殺されたりする人も枚挙に暇がない。

どんな旅慣れた人でも、しばしば危険な目に遭う。2011年9月28日にはミャンマーで旅してきた女性が殺されたという事件もあったが、彼女は旅慣れた女性だった。

(ミャンマーで一人旅をしていた邦人女性が首を締められ死亡)
https://www.bllackz.net/blackasia/content/20111013T0037100900.html

ルーマニアでレイプされて殺された20歳の女性も、学生団体のNPOに所属して旅の知識のある女性だった。

(ルーマニアで残虐にレイプされて殺された20歳の日本女性)
https://www.bllackz.net/blackasia/content/20120911T1859230900.html

エクアドルで新婚旅行中に殺された男性も、旅慣れていた。

(人見哲生。新婚旅行先のエクアドルで事件に巻き込まれ死亡)
https://www.bllackz.net/blackasia/content/20140108T0221270900.html

なぜ、旅慣れた人も事件に巻き込まれるのか。やはり、分からないからである。結局、最後に騙されても壊滅的な打撃を受けないようにするしかないのではないか。今も私はそう思っている。


フィリピン。空港を降りた瞬間、いろんな人が声をかけてくる。もちろん、その中には得体の知れない詐欺師のような男たちも多い。

フィリピンのスラム。いろいろ治安が悪く、気が抜けない場所ではある。

こうしたスラムにいると、やはりいろんな人たちが入れ替わり立ち替わり声をかけてくる。「カラオケに行かない?」「家に来ない?」と彼女たちは誘ってくる。信頼できるのかどうか、その場で判断しなければならない。
https://www.bllackz.net/blackasia/content/20171015T0332160900.html
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/379.html#c52

[リバイバル3] チェ・ゲバラ  世界を変えようとした男 中川隆
2. 中川隆[-6191] koaQ7Jey 2017年10月15日 17:54:48 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

2017.10.15
50年前の10月9日にボリビアでゲバラを殺したCIAはゲバラが66年までいたコンゴでもクーデター


今から50年前、1967年10月9日にエルネスト・チェ・ゲバラがボリビアで殺された。その当時のボリビアを支配していたレネ・バリエントス・イ・オルトゥニョは1964年11月の軍事クーデターで実権を握った独裁者で、アメリカ大使としてボリビアにいたダグラス・ヘンダーソンからゲバラを処刑するように命令されていたと言われている。その当時、まで存在が認められていなかった電子情報機関のNSAはゲバラの動きを正確に把握していた。

ボリビアでゲバラに撃ち込む銃弾の位置も指示していたCIAのフェリックス・ロドリゲスはジョージ・H・W・ブッシュ(エール大学の学生だったときにCIAからリクルートされた可能性が高い)と親しく、ベトナム戦争ではCIAの秘密工作に参加していた。

その工作とは麻薬取引や住民皆殺し作戦とも言えるフェニックス・プログラムで、テッド・シャックレー、リチャード・シコード、リチャード・アーミテージなど1980年代に浮上したイラン・コントラ事件(イランへの武器密輸とニカラグアの反革命ゲリラに対する違法支援)で中心的な役割を果たした人物も含まれている。後に統合参謀本部議長や国務長官になったコリン・パウエルはフェニックス・プログラムの内部告発をもみ消す仕事をしていた。シャックレーもブッシュと親しい。

ゲバラは1966年11月にボリビアの首都ラパスへ入っているが、その前、1965年の初めからコンゴで活動していた。コンゴは金やコバルトなどを含む鉱物資源に恵まれた国で、ソシエテ・ジェネラル・ド・ベルジック系のユニオン・ミリエール(ユミコアへ名称変更)がウラニウム鉱石を採掘している。

1940年にドイツはウラニウム鉱石1200トンをユニオン・ミリエールから入手している。フランクリン・ルーズベルト米大統領が急死した1945年4月12日、アメリカ軍はドイツの施設でウラニウム鉱石約1100トンを発見してソ連軍の手が届かない場所へ運び去ったが、それはその一部だ。ルーズベルトはソ連を同盟国と考えていたので、急死しなければマンハッタン計画を推進していたグループにとって面倒なことになっただろう。(Simon Dustan & Gerrard Williams, “Grey Wolf,” Sterling, 2011)

ユニオン・ミリエールで重役を務めたことのあるラウンデル・セシル・パーマーはチャールズ・ハンブロと同じように、イギリスの破壊工作機関SOEの中心的な人物。ハンブロは銀行一族のメンバーで、マンハッタン計画にも関係していた。アメリカの情報活動や破壊活動はSOEやイギリスの対外情報機関MI6を師としている。

資源の宝庫、コンゴは1960年2月に独立し、6月の選挙でパトリス・ルムンバが初代首相に選ばれる。それを受け、コンゴ駐在アメリカ大使のクレアー・ティムバーレークはクーデターでルムンバを排除するように進言するが、同大使の下には後に国防長官となるフランク・カールッチがいた。ドワイト・アイゼンハワー大統領は同年8月にルムンバ排除の許可を出している。(David Talbot, “The Devil’s Chessboard,” HarperCollins, 2015)

アメリカ支配層に選ばれたモブツ・セセ・セコが9月にクーデターを成功させ、12月にルムンバは拘束された。1961年1月17日、ジョン・F・ケネディが大統領に就任する3日前にルムンバは刑務所から引き出されてベルギーのチャーター機に乗せられ、ルムンバの敵が支配する地域へ運ばれて死刑を言い渡され、アメリカやベルギーの情報機関とつながっている集団によって殴り殺された。1月26日にアレン・ダレスCIA長官はコンゴ情勢について新大統領に説明しているが、ルムンバ殺害について触れていない。(前掲書)

そのケネディ大統領は1963年11月22日に暗殺され、その2年後にゲバラはモブツが支配するコンゴへ入って活動を始めたわけだ。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201710150000/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/715.html#c2

[リバイバル3] 民進党が支持されなかった理由 中川隆
30. 中川隆[-6190] koaQ7Jey 2017年10月15日 18:15:56 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

経済コラムマガジン 2017/10/16(959号)

北朝鮮の国営メディアと同じ


「報道をしない自由」を発揮

「(安倍総理は)勝手に早期解散するという独断を行った」「森友学園や加計学園を巡る問題で批判が高まり、支持率が急落した」「(安倍総理は)朝鮮半島情勢を口実に『安全保障問題』の重要性と平和憲法修正の必要性を説き・・・」。もちろんこれらは今回の解散・総選挙に関する記事である。誰でもこれらを朝日・毎日・東京といった左翼系新聞の記事と思うであろう。

ところがこれらは朝鮮中央通信の記事である。北朝鮮の国営メディアが日本の国政選挙に論評したのは、これが初めてという話である。今回の総選挙で、いかに北朝鮮は安倍政権が倒れることを強く願っているかが分る。


朝日・毎日・東京の各新聞が北朝鮮とどの程度の親密さなのか不明である。しかし朝鮮中央通信と朝日・毎日・東京の論調が全く同じであることに筆者は注目する。この記事は10月1日に日テレニュースが報じたものであるが、もちろん朝日・毎日・東京はこの記事を無視していると思われる。したがって日本の各テレビ局も取上げていないはずである(筆者も全局の番組となれば全てをチェックできない)。

このようなことを見ても今日の日本のマスコミの偏向ぶりがはっきりと分る。ところで13年の特定秘密保護法が審議されている時、間抜けなジャーナリスト達は「報道の自由が侵される」と騒いでいた。しかし日本マスコミは、重要であるが自分達に都合の悪い事柄を意図的に報道しないという卑怯な手段を用いる。つまり「報道の自由」と騒ぎながら、その裏で「報道をしない自由」を発揮している。


この日本のマスコミの姿勢がよく現れたのが加計問題の報道である。

17/8/28(第952号)「日本のテレビ局をBPOに告発」
http://www.adpweb.com/eco/eco952.html

などで述べたように、朝日・毎日・東京の三紙と各テレビ局は、国会閉会中審査での前川前文科省事務次官の発言を全面的に否定する加戸守行前愛媛県知事の国会証言をほとんど取上げなかった。信じられないほどの不平等な扱いであった。この日本のマスコミの報道姿勢に憤りを感じたの筆者だけでなかったようである。民放テレビの中でも特に偏向ぶりが目立つTBSに、500名ほどの人々が抗議のため押掛けたという(このことも報道されていない)。

加戸前愛媛県知事の証言を全く掲載しなかったのが東京新聞である。これについて東京新聞の記者が、何故、加戸証言を全く掲載しないのか詰問されている。これに対してこの記者は「何を取上げて記事にするのかは私達の判断だ」とあきれた反論をしている。しかし読者が読みたいのは「真実」であり「本当のこと」である。新聞記者の思想・心情を反映した思い込みの記事ではない。

朝日・毎日も東京新聞と全く同じ報道姿勢である。自分達の報道方針にかなった物事だけを報道するという姿勢に徹している。このように朝日・毎日・東京の左翼三紙の報道姿勢は、中国や北朝鮮の国営メディアと全く同じである。いまだにかなりの人々が加計問題について真相が分らないと言っている。安倍総理やその周辺が何か隠していることがあると疑っている。しかし加戸証言でも分るように、問題は規制を死守する族議員とこれに加担してきた文科省である(国会で安倍総理を攻撃していたのは民進党の族議員・・玉木、桜井議員)。ところが日本のマスコミがこれらをほとんど報道せず真相を隠し続けている。人々の理解が進まないのが当たり前である。


しかし加計問題に関し、どれだけ日本のマスコミが本当のことを隠し続けても真相は人々の間に徐々に浸透している。次は、日本のマスコミが人々から信用されなくなる番である。朝日・毎日・東京の三紙と各テレビ局は安倍一強体制を転覆するため、様々な情報工作を行ってきた。加計問題はその一つと筆者は認識している。

一方、マスコミは小池都知事を過剰に持上げた報道を続け、小池氏に安倍政権を倒させることを夢想していた。TBSなんかは「激動、小池劇場」という特集を、都議選まで何と毎朝放送していた。明らかに都議選への選挙干渉であった。まさにこれは小池都知事の「選挙はテレビがやってくれるのよ」発言(中山成彬氏が朝日新聞の取材に)を実証している。


ポイントは自民党の固い支持層の動向

安倍体制打倒を目的に異常な報道を続けてきた左翼三紙(朝日・毎日・東京)やテレビ局にとって、総選挙の序盤での各党の獲得議席の予想は大きなショックであったはずである。各報道機関の予想では、自民党の議席の議席は20〜30の減少に止まっている。これに対し大躍進を期待し日本のマスコミが持上げて来た希望の党は、60議席程度とまさに撃沈である。今度の総選挙での政権交代なんて冗談の極みになっている。

たしかに都民ファーストが大勝利を収め自民党が大惨敗を喫した都議選の延長線で総選挙を考えると、希望の党が候補者を立てればほとんどは当選すると思われた。だから前原民進党は、希望の党に合流したのである。ちょっと前まで、各テレビ局は政権交代のシミュレーションを連日放送していた。公示直前の週刊文春は「自民74議席減、希望の党101議席」といった記事を掲載している。政権交代に到らなくとも、安倍総理退陣が必至の選挙結果の予想である。


投票日はまだ先であるが、安倍政権の転覆を目論んできたマスコミの工作は「カラ騒ぎ」に終わりそうである。マスコミは既に戦犯探しを始めている。一つには小池都知事が立候補しなかったことを挙げ、もう一つは小池氏の「排除」発言である。結局、マスコミ人は自分達の浅はかさを絶対に認めない。

しかし先週号

17/10/9(第958号)「総選挙の結果の予想」」
http://www.adpweb.com/eco/eco958.html

で述べた通り、仮に小池氏が立候補し、また排除発言がなくとも総選挙の結果に大差はないと筆者は見る。筆者は、そもそも都議選の延長線で総選挙を考えることが大間違いと言いたい。


都議選の結果は、東京人の異常な投票行動によると筆者は指摘した。この異常な投票行動が、全国、あるいは地方に波及するはずはない。ところが浅はかなマスコミ人は、東京で起った現象は必ず全国に広がるといった完全に間違った観念を持っている。彼等は、地方の人々も東京の有権者のように簡単に操作できると思い込んでいるのである。

ポイントは自民党の固い支持層が、どう判断し、どのような投票行動を取るかである。この層はマスコミの影響を受けにくい。むしろ偏向している日本のマスコミ報道を、日頃から苦々しく思っている人が多い。加計問題でも真相を知っているか、もしくはマスコミ報道が怪しいと感じている。今回離れるとしたなら、前回、前々回の総選挙で自民党に投票した浮動層の一部と筆者は見ている。むしろ東京の自民党の固い支持層は、今度の総選挙では総じて自民党に投票すると見る。この層の人々の中には都議選なんかには興味がなく(国政選挙のみ関心がある)、都議選を棄権した者が多かったと筆者は思っている。


ネットの影響力は無視できない程度に大きくなっている。加計問題でも真相と思われる記事や文章がネットには流れている。夕刊フジのネット版(ZAKZAK)も全国で読むことができる。ほとんどのマスコミが情報工作している現状では、ネット情報がなければ本当に日本は中国・北朝鮮と同程度の暗黒国家になっていると思われる。

11月から日経新聞がかなり大きな値上げを行う。値上げでは新聞社がいつもカルテル行為を行っているので、おそらく他の新聞も値上げするのであろう。「加計問題」だけでなく、「日本の財政は危機的」といつも「嘘」をつく新聞が値上げするのである。

主要メディアの社員の平均給与はズバ抜けて高い。民放テレビの中で一番高いのは偏向著しいTBSで、平均給与が1,600万円を越えている。おそらく新聞社もかなり高いと思われる。筆者は、今回の値上げでどれだけの読者が離れるのか注目している。
http://www.adpweb.com/eco/

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/762.html#c30

[政治・選挙・NHK234] 騙されるな!総選挙の争点はモリカケ疑惑だ!  赤かぶ
1. 中川隆[-6189] koaQ7Jey 2017年10月15日 18:21:55 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
モリカケ疑惑は北朝鮮・中国に指示されたマスコミの流したデマ


経済コラムマガジン 2017/10/16(959号)
北朝鮮の国営メディアと同じ


「報道をしない自由」を発揮

「(安倍総理は)勝手に早期解散するという独断を行った」「森友学園や加計学園を巡る問題で批判が高まり、支持率が急落した」「(安倍総理は)朝鮮半島情勢を口実に『安全保障問題』の重要性と平和憲法修正の必要性を説き・・・」。もちろんこれらは今回の解散・総選挙に関する記事である。誰でもこれらを朝日・毎日・東京といった左翼系新聞の記事と思うであろう。

ところがこれらは朝鮮中央通信の記事である。北朝鮮の国営メディアが日本の国政選挙に論評したのは、これが初めてという話である。今回の総選挙で、いかに北朝鮮は安倍政権が倒れることを強く願っているかが分る。


朝日・毎日・東京の各新聞が北朝鮮とどの程度の親密さなのか不明である。しかし朝鮮中央通信と朝日・毎日・東京の論調が全く同じであることに筆者は注目する。この記事は10月1日に日テレニュースが報じたものであるが、もちろん朝日・毎日・東京はこの記事を無視していると思われる。したがって日本の各テレビ局も取上げていないはずである(筆者も全局の番組となれば全てをチェックできない)。

このようなことを見ても今日の日本のマスコミの偏向ぶりがはっきりと分る。ところで13年の特定秘密保護法が審議されている時、間抜けなジャーナリスト達は「報道の自由が侵される」と騒いでいた。しかし日本マスコミは、重要であるが自分達に都合の悪い事柄を意図的に報道しないという卑怯な手段を用いる。つまり「報道の自由」と騒ぎながら、その裏で「報道をしない自由」を発揮している。


この日本のマスコミの姿勢がよく現れたのが加計問題の報道である。

17/8/28(第952号)「日本のテレビ局をBPOに告発」
http://www.adpweb.com/eco/eco952.html

などで述べたように、朝日・毎日・東京の三紙と各テレビ局は、国会閉会中審査での前川前文科省事務次官の発言を全面的に否定する加戸守行前愛媛県知事の国会証言をほとんど取上げなかった。信じられないほどの不平等な扱いであった。この日本のマスコミの報道姿勢に憤りを感じたの筆者だけでなかったようである。民放テレビの中でも特に偏向ぶりが目立つTBSに、500名ほどの人々が抗議のため押掛けたという(このことも報道されていない)。

加戸前愛媛県知事の証言を全く掲載しなかったのが東京新聞である。これについて東京新聞の記者が、何故、加戸証言を全く掲載しないのか詰問されている。これに対してこの記者は「何を取上げて記事にするのかは私達の判断だ」とあきれた反論をしている。しかし読者が読みたいのは「真実」であり「本当のこと」である。新聞記者の思想・心情を反映した思い込みの記事ではない。

朝日・毎日も東京新聞と全く同じ報道姿勢である。自分達の報道方針にかなった物事だけを報道するという姿勢に徹している。このように朝日・毎日・東京の左翼三紙の報道姿勢は、中国や北朝鮮の国営メディアと全く同じである。いまだにかなりの人々が加計問題について真相が分らないと言っている。安倍総理やその周辺が何か隠していることがあると疑っている。しかし加戸証言でも分るように、問題は規制を死守する族議員とこれに加担してきた文科省である(国会で安倍総理を攻撃していたのは民進党の族議員・・玉木、桜井議員)。ところが日本のマスコミがこれらをほとんど報道せず真相を隠し続けている。人々の理解が進まないのが当たり前である。


しかし加計問題に関し、どれだけ日本のマスコミが本当のことを隠し続けても真相は人々の間に徐々に浸透している。次は、日本のマスコミが人々から信用されなくなる番である。朝日・毎日・東京の三紙と各テレビ局は安倍一強体制を転覆するため、様々な情報工作を行ってきた。加計問題はその一つと筆者は認識している。

一方、マスコミは小池都知事を過剰に持上げた報道を続け、小池氏に安倍政権を倒させることを夢想していた。TBSなんかは「激動、小池劇場」という特集を、都議選まで何と毎朝放送していた。明らかに都議選への選挙干渉であった。まさにこれは小池都知事の「選挙はテレビがやってくれるのよ」発言(中山成彬氏が朝日新聞の取材に)を実証している。


ポイントは自民党の固い支持層の動向

安倍体制打倒を目的に異常な報道を続けてきた左翼三紙(朝日・毎日・東京)やテレビ局にとって、総選挙の序盤での各党の獲得議席の予想は大きなショックであったはずである。各報道機関の予想では、自民党の議席の議席は20〜30の減少に止まっている。これに対し大躍進を期待し日本のマスコミが持上げて来た希望の党は、60議席程度とまさに撃沈である。今度の総選挙での政権交代なんて冗談の極みになっている。

たしかに都民ファーストが大勝利を収め自民党が大惨敗を喫した都議選の延長線で総選挙を考えると、希望の党が候補者を立てればほとんどは当選すると思われた。だから前原民進党は、希望の党に合流したのである。ちょっと前まで、各テレビ局は政権交代のシミュレーションを連日放送していた。公示直前の週刊文春は「自民74議席減、希望の党101議席」といった記事を掲載している。政権交代に到らなくとも、安倍総理退陣が必至の選挙結果の予想である。


投票日はまだ先であるが、安倍政権の転覆を目論んできたマスコミの工作は「カラ騒ぎ」に終わりそうである。マスコミは既に戦犯探しを始めている。一つには小池都知事が立候補しなかったことを挙げ、もう一つは小池氏の「排除」発言である。結局、マスコミ人は自分達の浅はかさを絶対に認めない。

しかし先週号

17/10/9(第958号)「総選挙の結果の予想」」
http://www.adpweb.com/eco/eco958.html

で述べた通り、仮に小池氏が立候補し、また排除発言がなくとも総選挙の結果に大差はないと筆者は見る。筆者は、そもそも都議選の延長線で総選挙を考えることが大間違いと言いたい。


都議選の結果は、東京人の異常な投票行動によると筆者は指摘した。この異常な投票行動が、全国、あるいは地方に波及するはずはない。ところが浅はかなマスコミ人は、東京で起った現象は必ず全国に広がるといった完全に間違った観念を持っている。彼等は、地方の人々も東京の有権者のように簡単に操作できると思い込んでいるのである。

ポイントは自民党の固い支持層が、どう判断し、どのような投票行動を取るかである。この層はマスコミの影響を受けにくい。むしろ偏向している日本のマスコミ報道を、日頃から苦々しく思っている人が多い。加計問題でも真相を知っているか、もしくはマスコミ報道が怪しいと感じている。今回離れるとしたなら、前回、前々回の総選挙で自民党に投票した浮動層の一部と筆者は見ている。むしろ東京の自民党の固い支持層は、今度の総選挙では総じて自民党に投票すると見る。この層の人々の中には都議選なんかには興味がなく(国政選挙のみ関心がある)、都議選を棄権した者が多かったと筆者は思っている。


ネットの影響力は無視できない程度に大きくなっている。加計問題でも真相と思われる記事や文章がネットには流れている。夕刊フジのネット版(ZAKZAK)も全国で読むことができる。ほとんどのマスコミが情報工作している現状では、ネット情報がなければ本当に日本は中国・北朝鮮と同程度の暗黒国家になっていると思われる。

11月から日経新聞がかなり大きな値上げを行う。値上げでは新聞社がいつもカルテル行為を行っているので、おそらく他の新聞も値上げするのであろう。「加計問題」だけでなく、「日本の財政は危機的」といつも「嘘」をつく新聞が値上げするのである。

主要メディアの社員の平均給与はズバ抜けて高い。民放テレビの中で一番高いのは偏向著しいTBSで、平均給与が1,600万円を越えている。おそらく新聞社もかなり高いと思われる。筆者は、今回の値上げでどれだけの読者が離れるのか注目している。
http://www.adpweb.com/eco/

http://www.asyura2.com/17/senkyo234/msg/169.html#c1

[政治・選挙・NHK234] 国民よ、生き延びたければ枝野氏の主張に耳を傾けよ!(simatyan2のブログ) 赤かぶ
1. 中川隆[-6188] koaQ7Jey 2017年10月15日 19:07:33 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

菅、枝野、北沢が妨害しなければ原発事故は起きなかった

「炉心溶融はない」「放射能は漏れていない」「健康被害はない」と大嘘を付いていた枝野幸男
引用:http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-b5-6d/level4level4/folder/172944/49/29051549/img_0


福島原発の事故で、菅首相の指示で「炉心溶融」を2ヶ月間隠していたのが分かりました。

菅内閣は当時他にも、放射能漏れや、健康被害の可能性も隠していました


あの日責任者達は何をしていたのか

6月16日、2011年の福島原発事故でメルトダウン、(炉心溶融)の公表が2ヶ月遅れた問題で、調査報告書が出されました。

東京電力の依頼で調べていた弁護士らの第三者委員会が、2016年3月から調査していました。

福島第一原発は2011年3月11日の津波で冷却水用発電機が海水を被り、全電源停止に至りました。

翌3月12日には建屋が次々に、充満した水素で爆発し、冷却水の水位が下がって燃料棒が剥き出しになりました。

燃料棒は冷却水が循環する事で冷やされているが、水から露出すると高温になり、やがて自らの熱で溶け出します。

燃料棒が溶けて下に落ちる状態がメルトダウン(炉心溶融)で、原発事故で最も深刻な事態とされています。


福島原発では隔壁で仕切られた原子炉の中に溶けた燃料棒が溜まっていると考えられるが、チェルノブイリでは外部に放出されました。

この炉心溶融が事故当時秘密にされ、事故から2ヵ月後にようやく明らかにされました。

事故直後は放射能漏れも否定していて、枝野官房長官が「人体には影響が無い」と何度も強調していたのが印象的でした。


後に枝野官房長官は人体に影響があるのを知っていたと認めたが「ただちに影響がないとはとは言っていない」という名言を残しました。

枝野は炉心溶融も知っていたし、放射能漏れも知っていたが、同じような論法で言い逃れていました。

「炉心溶融は起きていない」と記者会見で何回も断言していたが、それも嘘でした。


「炉心溶融」を禁止したのは菅直人

調査報告書では事故3日後の3月14日に、記者会見中だった武藤副社長に広報担当者からメモが渡されていました。

メモには「炉心溶融」という言葉を使わないように、清水正孝社長からの手書きの指示が書かれていました。

清水社長から副社長には、炉心溶融を使ってはならないという、官邸からの指示があったと説明していました。


東京電力は「明確な定義がなく誤解を与えるので炉心溶融を使わなかった」という嘘の説明をしていました。

事故後の一部報道によると、東電の清水社長は地震の30分後に自衛隊幹部に電話を掛け「メルトダウンは避けられない」と助けを求めたとされています。

自衛隊の動きは素早く、必要な機材を大型ヘリで運んだり人員を投入する準備を始めました。


3月11日に清水社長は名古屋に居たので、東京で指示を出す為、自衛隊機に乗せて羽田に向いました。

だが枝野官房長官と北沢防衛長官の2人が「無断で自衛隊が動いているのは軍事クーデターだ」と大騒ぎして、着陸数分前に名古屋に引き返させました。

清水社長は翌日未明に陸路で東京に戻ったが、この間に貴重な10時間ほどが失われました。


枝野、北沢、菅の3人は自衛隊が東京電力と電話する事を禁止し、今後一切自衛隊は関わるなと命令しました。

自衛隊の支援を絶たれた東京電力は大混乱に陥ったが、冷却の為に海水を入れることと、水素ガスの放出が必要と判断しました。

燃料棒は水から出ると水素を放出するので、建屋に水素が充満しているのは、燃料棒が露出していると考えられました。


菅、枝野、北沢は「現場から逃げ出そうとした東電を止めた」などと大嘘をついて、全てを吉田所長のせいにした
94c1b802
引用:http://livedoor.blogimg.jp/kimito39/imgs/9/4/94c1b802.jpg


「なんだ、馬鹿野郎」

ここで菅直人首相は歴史に残る名言「ボクは原発の事は良く分かっている」と口にし、水素放出と海水注入の許可を出しませんでした。

菅首相は翌3月12日朝、ヘリコプターで原発を視察する為に、水素放出を禁じたといわれています。

首相の視察が終わった後でようやく水素放出が許可されたが、この頃には圧力が上がりすぎて弁が動かず、放出が不可能になっていました。


結局建屋は次々に爆発し、福島原発の吉田所長と東電本社の珍問答が延々と続けられます。

所長は海水注入の許可を求めたが東電本社は禁止し、禁止した理由は菅首相が「海水を入れたら爆発する」と主張したからとされている。

しかも菅首相は「自分が海水注入や水素放出を指示した事にしろ」と言って東電に責任をなすりつけ、「東電が東電が」と騒いでいました。


自分が東電の清水社長を名古屋に追い返しておきながら「東電の社長は連絡もしない」などと言っていました。

自衛隊についても自分が活動を禁止したのに、「自衛隊の動きが遅い」などいかにも自分が自衛隊を急がせているように装っていた。

アメリカ軍についても、核処理部隊の協力申し出が初日に来ていたのに「米軍は地震を利用して日本占領を目論んでいる」などと言っていました。


吉田所長は東電社長や菅首相の命令を無視して、無断で海水注入し、本当の核爆発だけは防止しました。

海水注入の是非を検討する会議では所長が菅首相に「なんだ、馬鹿野郎」と言ったとされています。


嘘だらけの閣僚達

その後も菅首相は「東電の吉田所長は原発を放棄して逃げ出そうとしたが、私が止めました」などと嘘八百を繰り返しました。

菅、枝野、北沢、海江田らの閣僚は次から次に事故対策を妨害し、例えば消防には最初福島入りを禁止していました。

だが次の瞬間には直ぐに現場入りするよう指示し、現場に入ったら「指示があるまで何もするな」といって活動を禁止しました。


だがそう言った次の瞬間には「なぜ早く原子炉を冷やさないんだ、さっさとやれ」と罵倒したりもしました。

要するに「自分のお陰で危機から救われた」という演出をしたいがために、テレビの前で自分が指示したかったのでした。

こういった行動が現場を大混乱に落しいれ、例えば菅首相は「ヘリで原子炉に水を撒け」と指示しました。


空から少量の水を撒いても、水は空中に拡散するだけで、作業を妨害しただけでした。

だが次の瞬間には、「消防車で原子炉に水を入れろ」とまるで自分が思いついたように指示していた。

果たして菅、枝野、北沢そして海江田らが閣僚でなかったら、原発は爆破しなかったのか、推測はできるが仮定にすぎない。


だがもし森首相や小泉首相や安倍首相であったら、大型ヘリで発電機やポンプを原発に輸送し、自衛隊は原子炉を冷却しようとしたでしょう。

最初から水素は放出され海水注入が行われたら、おそらく単なる放射能漏れで済んだでしょう。

その上でやっぱり水素が充満して爆発した可能性もあるが、その可能性はかなり低い。

なにより緊急時に最善を尽くさず、作業の妨害ばかりしていた閣僚らが、未だに罪を裁かれていないのは納得出来ないのではないか。
http://thutmose.blog.jp/archives/62021694.html

http://www.asyura2.com/17/senkyo234/msg/170.html#c1

[リバイバル3] 酷い音のインチキ・レプリカを量産して伝説の評価を落とした Goodmans Axiom80 中川隆
22. 中川隆[-6191] koaQ7Jey 2017年10月15日 19:48:57 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

SPユニットのネジ締め付けノウハウ - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2017年10月15日


スピーカー周りの工作は音質の変化の度合いといい、奥の深さといいオーディオの究極の楽しみだと思っているが、惜しいことにエンクロージャーを含めて市販のスピーカーをそのまま使っている人が圧倒的に多い。

市販のスピーカーなんて営利を目的としたメーカー側のコストを優先した妥協の産物に過ぎないと思っているが、まあ、中途半端に取り組むのなら市販のものを使う方が無難であることは間違いない。

先日のブログ「AXIOM80の究極の使い方」(2017.10.10)で、主なテーマとなったSPユニットのネジ締めについて、メル友の「I」さんから次のようなメールが届いた。

「裸で鳴らす利点は、〇〇様が書かれている通りだと思いますが、表現を変えると、「ユニットの振動板を歪めないための方法」とも言えるかと感じています。

本格的に裸で鳴らしたことのない私が言うのも何ですが、オーディオ仲間のボロトレーン邸の13p励磁型フルレンジは、アルミのマスを背負い、フレームはバッフルに接していません。

氏が懇意にしているハヤシラボ
http://hayashilab.syuriken.jp/audio.htm
http://hayashilab.blog.shinobi.jp/Entry/1018/


のリファレンススピーカー(シーメンスのフルレンジ)は平面バッフルですが、やはりフレームはバッフルに接していません。

古くはオイロッパのバッフルへの取り付けも非接触ですし、ドイツヴィンテージフルレンジはガスケットを介して取り付けますが、締める強さは「落ちない程度に弱く」と、これは「ペンションすももの木」のオーナーの言です。

ユニットの振動板をストレスフリー状態に保つ方法が、フレームとバッフルの非接触すなわち裸なのかと・・・。どんなバッフルに取り付けても、フレームは歪み、振動板も歪むということでしょうか。

一方、JBLは強固なバッフルに強固に固定する手法です。それによりアタックの強さを確保しているような気がします。

もしかしたら、裸で駆動するということは”弦楽器のための究極の鳴らし方”なのかもしれませんね。」

以上の通りだったが、SPユニットのネジ締め一つとってみてもケースバイケースで、そのノウハウは果てしないようだ。

たとえばJBL(口径38センチ)の場合には思い当たる節があって、過去に締め付けたつもりの8か所のネジのうち2〜3所が緩んでしまい弱音のときにビビリ音が出たことがある.

あんなにガッチリとして強固なフレームなのにネジの締め方ひとつでコーン紙が歪むのかと驚いたが、明らかにJBLはネジをがっちり締め付けた方が良かった。

AXIOM80の場合は、「落ちない程度に弱く」均等に締めるのがコツだろうが、アタック音のときにビビらない程度に締める頃合いが実に難しそうだ。

ところで、市販のスピーカーの場合は故障しないことが大前提なので、きっとネジをガチガチに締め付けているに違いない。

長年我慢して根気よく鳴らし込んでいくと、だんだんと音が良くなってくる話をよく聞くが、理由の一つとして経年劣化で取り付けネジが程よく緩んできて「いい音」が出るのかもしれない(笑)。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/99fefad594d27c5280ae0158fffa401b
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/686.html#c22

[政治・選挙・NHK234] 枝野さんの演説で涙溢れている女性がいた!  赤かぶ
1. 2017年10月16日 00:08:55 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
昔のドイツでもヒトラーさんの演説で涙溢れている女性が何百万人もいたんだよね
http://www.asyura2.com/17/senkyo234/msg/188.html#c1
[リバイバル3] 廃墟と化した水上温泉 中川隆
53. 中川隆[-6190] koaQ7Jey 2017年10月16日 08:40:33 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

中国人が日本でスキーをやってみたいワケ
株式会社マックアース 執行役員・CEO室長 王芳氏
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/10763


 連載第4回目はスキーリゾート、ゴルフ場、キャンプ場、自然学校、ホテルなどの再生を行うリゾート施設運営会社のマックアース。昨今、スキーやゴルフなどのスポーツを海外でやってみたいという中国人が増えているが、現場ではどのような需要があるのか。同社の執行役員・CEO室長の王芳氏に話を聞いた。

――全国各地にあらゆる業態のリゾート施設があるのですね。

王氏:主な施設はスキー場、ゴルフ場、キャンプ場、自然学校、ホテルなどで、弊社が買収し、傘下となったところと地元自治体から指定管理者として受託しているところが中心です。スキー場は26か所、グリーンリゾートは11か所、ゴルフ場は8か所、キャンプ場は4か所、ホテルは27か所ほどあります(2017年9月1日現在)。

 具体的には上級者向けの神立高原スキー場(新潟県)、日本一のファミリーパークを持つ黒姫高原スノーパーク(長野県)、スキーツアーコースができる鷲ヶ岳スキー場(岐阜県)、京都や琵琶湖の観光に便利な箱館山スキー場(滋賀県)、札幌や小樽観光に便利なスノークルーズオーンズ(北海道)など、全国各地に夏も冬も楽しめる、さまざまな施設を有しています。顧客は主に日本人ですが、最近は中国からの観光客も増えてきました。


北海道・小樽にあるスノークルーズオーンズ

――上海の友人が中国の東北部でスキーをした話を聞いたことがあるのですが、中国でもスキーはするのですね。

王氏:そうですね。東北部のハルピンや北京、新疆ウイグル自治区などでは雪が降りますので、スキー場がありますが、まだハード、ソフトの両面が整ったスキー場は少ないです。ハード面は急速によくなってきているのですが、ソフト面ではオペレーションの効率が悪いなど、問題点もあるようです。また中国のスキー場は大部分が機械による人工降雪に頼っており、雪質が硬いという特徴があります。

――そこで、わざわざ日本にスキーにやってくる中国人も増えてきていると……。

王氏:昨年(2016年)くらいから急速に増えてきました。弊社の中国での宣伝効果もあると思いますが、モノ消費からコト消費へと移行し、スキーを“体験”してみたいという中国人が現れ始めました。ヨーロッパに行く人もいますが、日本の場合、距離的に近い上に、日本の雪はパウダースノーといって雪質が非常にいい。スキー場の近くには温泉があることが多く、スキーと温泉、スキーとおいしい料理など、一石二鳥で楽しめるところが多いのが日本のスキー場の魅力だと思います。


スキーだけでなく雪遊びも人気がある

――中国でのスキーの特徴というのはあるのですか?

王氏:中国にはスキー場があるといっても、スキー人口はやっと1000万人を超えた程度で、多いとはいえません。スキーが好きだという人でも、1年に1度か2度しか行かない人がほとんどで、多くの人が初心者の段階にあるというのが特徴です。当然、スキーを指導するインストラクターのレベルもまだ高くはなく、中国にはスキー検定もありません。スキーウエアなどに凝る人はいますし、施設も新しく、急速によくなってきているのですが、1回あたりの価格は安いとはいえません。メンテナンスのやり方であるとか、オペレーションに関しては、まだまだ経験不足という面が否めないと思います。


――ということは、中国国内ではスキー場に満足できない人が日本にやってくるのですか?



マックアース執行役員CEO室長の王芳氏

王氏:そうですね。中国で少しずつスキー愛好者のサークルやクラブのようなものができ始めてきて、そういう人々が仲間と年末年始や春節の時期に、よいスキー場がある日本にやってくるようになりました。一般の方々は中国でも日本でもスキー場の場所もよくわからないですが、そういう方々は普通の日本旅行の中で1日だけ、スキーを少しだけ体験するツアーを組んだりしています。子どものスキーキャンプに関しても問い合わせが増えています。

――中国人のインバウンドに向けて、特別な取り組みも行っているのですか?

王氏:まだインバウンド事業は始まったばかりですので、特別なことはしていませんが、スキー1日+周辺観光をセットにしたプランや、子ども向け、初心者向けスキー教室、そば打ち体験なども一緒に行えるようなプランを中国の旅行代理店などと組んで販売しています。

 中国人はスキーをしたい人もいるのですが、スキーだけでなく、スノーモービルとか雪合戦とか、純粋に雪があるところで遊んでみたい、という人が多いんです。カッコいいスキーウエアを着て写真を撮ってSNSにアップしたい、とか。そういう潜在的な「雪のある日本」の需要も含めると、この分野にかなりの市場があると感じています。

――キャンプ場など、他の施設に関してはいかがですか?


黒姫高原は中国人にも大人気

王氏:キャンプ場、自然学校にも中国人の注目が集まっています。中国でもインターナショナルスクールなどに通っている子どもはそういうところに行ったことがあるのですが、一般の学校に通っている子どもは、まだキャンプや自然学校に行った経験があまりありません。弊社は裏磐梯、黒姫などに自然学校を持っており、アスレチックをしたり、自然の植物を観察したり、ラフティング、マウンテンバイク、ホタル観賞、星空観賞などのアクティビティのメニューが充実しています。また、カレーやピザを自分たちで手作りしたり、農作業をしたりなど、中国ではなかなかできない貴重な体験もできます。このような施設にも、中国からたくさんのお問い合わせをいただいています。

――確かに、中国では勉強以外に、このような活動が手軽にできる施設はまだ少ないですね。

王氏:日本では小学校や中学校の生徒がみんなでキャンプに行く経験があると思うのですが、中国ではまだ一部の人しか行けません。木登りをするという「日本では平凡な経験」も、中国ではとても珍しいことなのです。自然学校やキャンプは、中国人の親が一緒についてくることが多いです。子どものことが心配でついてくるのですね。ですので、子どもが自然学校に行っている間、ご両親も楽しめるよう、別の観光プランも用意しています。スキー場だけ、自然学校だけしか持っていないとこういうことは難しいので、春夏秋冬、大人も子どもも楽しめるさまざまな施設があることは弊社の強みだと思っています。

――スキーといい、自然学校といい、日本のスポーツや自然に関心が集まっているのですね。

王氏:はい。ゴルフに関しても、弊社のゴルフ場を利用して、中国人向けのゴルフスクールをやってみたいと思っています。また、グランピング(ホテル並みの施設やサービスを提供しながら行うキャンプのこと)にも取り組もうと、現在、本格的な設置に向けて動き出しているところです。

 日本の自然はとても美しいですし、日本の空気は本当においしい。中国は広いですが、一般の中国人がやったことのないスポーツはまだ案外たくさんあり、そういう面でも中国より進んでいる日本で中国人観光客を呼び込む余地は大きいと感じています。

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/624.html#c53

[政治・選挙・NHK234] 立憲民主党 枝野幸男代表「安倍政権の政治は権力ゲーム」 注目の人 直撃インタビュー(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
2. 中川隆[-6189] koaQ7Jey 2017年10月16日 08:45:09 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
菅、枝野、北沢が妨害しなければ原発事故は起きなかった
「炉心溶融はない」「放射能は漏れていない」「健康被害はない」と大嘘を付いていた枝野幸男
引用:http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-b5-6d/level4level4/folder/172944/49/29051549/img_0


福島原発の事故で、菅首相の指示で「炉心溶融」を2ヶ月間隠していたのが分かりました。

菅内閣は当時他にも、放射能漏れや、健康被害の可能性も隠していました


あの日責任者達は何をしていたのか

6月16日、2011年の福島原発事故でメルトダウン、(炉心溶融)の公表が2ヶ月遅れた問題で、調査報告書が出されました。

東京電力の依頼で調べていた弁護士らの第三者委員会が、2016年3月から調査していました。

福島第一原発は2011年3月11日の津波で冷却水用発電機が海水を被り、全電源停止に至りました。

翌3月12日には建屋が次々に、充満した水素で爆発し、冷却水の水位が下がって燃料棒が剥き出しになりました。

燃料棒は冷却水が循環する事で冷やされているが、水から露出すると高温になり、やがて自らの熱で溶け出します。

燃料棒が溶けて下に落ちる状態がメルトダウン(炉心溶融)で、原発事故で最も深刻な事態とされています。


福島原発では隔壁で仕切られた原子炉の中に溶けた燃料棒が溜まっていると考えられるが、チェルノブイリでは外部に放出されました。

この炉心溶融が事故当時秘密にされ、事故から2ヵ月後にようやく明らかにされました。

事故直後は放射能漏れも否定していて、枝野官房長官が「人体には影響が無い」と何度も強調していたのが印象的でした。


後に枝野官房長官は人体に影響があるのを知っていたと認めたが「ただちに影響がないとはとは言っていない」という名言を残しました。

枝野は炉心溶融も知っていたし、放射能漏れも知っていたが、同じような論法で言い逃れていました。

「炉心溶融は起きていない」と記者会見で何回も断言していたが、それも嘘でした。


「炉心溶融」を禁止したのは菅直人

調査報告書では事故3日後の3月14日に、記者会見中だった武藤副社長に広報担当者からメモが渡されていました。

メモには「炉心溶融」という言葉を使わないように、清水正孝社長からの手書きの指示が書かれていました。

清水社長から副社長には、炉心溶融を使ってはならないという、官邸からの指示があったと説明していました。


東京電力は「明確な定義がなく誤解を与えるので炉心溶融を使わなかった」という嘘の説明をしていました。

事故後の一部報道によると、東電の清水社長は地震の30分後に自衛隊幹部に電話を掛け「メルトダウンは避けられない」と助けを求めたとされています。

自衛隊の動きは素早く、必要な機材を大型ヘリで運んだり人員を投入する準備を始めました。


3月11日に清水社長は名古屋に居たので、東京で指示を出す為、自衛隊機に乗せて羽田に向いました。

だが枝野官房長官と北沢防衛長官の2人が「無断で自衛隊が動いているのは軍事クーデターだ」と大騒ぎして、着陸数分前に名古屋に引き返させました。

清水社長は翌日未明に陸路で東京に戻ったが、この間に貴重な10時間ほどが失われました。


枝野、北沢、菅の3人は自衛隊が東京電力と電話する事を禁止し、今後一切自衛隊は関わるなと命令しました。

自衛隊の支援を絶たれた東京電力は大混乱に陥ったが、冷却の為に海水を入れることと、水素ガスの放出が必要と判断しました。

燃料棒は水から出ると水素を放出するので、建屋に水素が充満しているのは、燃料棒が露出していると考えられました。


菅、枝野、北沢は「現場から逃げ出そうとした東電を止めた」などと大嘘をついて、全てを吉田所長のせいにした
94c1b802
引用:http://livedoor.blogimg.jp/kimito39/imgs/9/4/94c1b802.jpg


「なんだ、馬鹿野郎」

ここで菅直人首相は歴史に残る名言「ボクは原発の事は良く分かっている」と口にし、水素放出と海水注入の許可を出しませんでした。

菅首相は翌3月12日朝、ヘリコプターで原発を視察する為に、水素放出を禁じたといわれています。

首相の視察が終わった後でようやく水素放出が許可されたが、この頃には圧力が上がりすぎて弁が動かず、放出が不可能になっていました。


結局建屋は次々に爆発し、福島原発の吉田所長と東電本社の珍問答が延々と続けられます。

所長は海水注入の許可を求めたが東電本社は禁止し、禁止した理由は菅首相が「海水を入れたら爆発する」と主張したからとされている。

しかも菅首相は「自分が海水注入や水素放出を指示した事にしろ」と言って東電に責任をなすりつけ、「東電が東電が」と騒いでいました。


自分が東電の清水社長を名古屋に追い返しておきながら「東電の社長は連絡もしない」などと言っていました。

自衛隊についても自分が活動を禁止したのに、「自衛隊の動きが遅い」などいかにも自分が自衛隊を急がせているように装っていた。

アメリカ軍についても、核処理部隊の協力申し出が初日に来ていたのに「米軍は地震を利用して日本占領を目論んでいる」などと言っていました。


吉田所長は東電社長や菅首相の命令を無視して、無断で海水注入し、本当の核爆発だけは防止しました。

海水注入の是非を検討する会議では所長が菅首相に「なんだ、馬鹿野郎」と言ったとされています。


嘘だらけの閣僚達

その後も菅首相は「東電の吉田所長は原発を放棄して逃げ出そうとしたが、私が止めました」などと嘘八百を繰り返しました。

菅、枝野、北沢、海江田らの閣僚は次から次に事故対策を妨害し、例えば消防には最初福島入りを禁止していました。

だが次の瞬間には直ぐに現場入りするよう指示し、現場に入ったら「指示があるまで何もするな」といって活動を禁止しました。


だがそう言った次の瞬間には「なぜ早く原子炉を冷やさないんだ、さっさとやれ」と罵倒したりもしました。

要するに「自分のお陰で危機から救われた」という演出をしたいがために、テレビの前で自分が指示したかったのでした。

こういった行動が現場を大混乱に落しいれ、例えば菅首相は「ヘリで原子炉に水を撒け」と指示しました。


空から少量の水を撒いても、水は空中に拡散するだけで、作業を妨害しただけでした。

だが次の瞬間には、「消防車で原子炉に水を入れろ」とまるで自分が思いついたように指示していた。

果たして菅、枝野、北沢そして海江田らが閣僚でなかったら、原発は爆破しなかったのか、推測はできるが仮定にすぎない。


だがもし森首相や小泉首相や安倍首相であったら、大型ヘリで発電機やポンプを原発に輸送し、自衛隊は原子炉を冷却しようとしたでしょう。

最初から水素は放出され海水注入が行われたら、おそらく単なる放射能漏れで済んだでしょう。

その上でやっぱり水素が充満して爆発した可能性もあるが、その可能性はかなり低い。

なにより緊急時に最善を尽くさず、作業の妨害ばかりしていた閣僚らが、未だに罪を裁かれていないのは納得出来ないのではないか。
http://thutmose.blog.jp/archives/62021694.html


http://www.asyura2.com/17/senkyo234/msg/200.html#c2

[政治・選挙・NHK234] <大阪駅前などで立憲民主旋風!> 雨でも、もの凄い支持者押し寄せ、盛り上がる!枝野代表演説に熱烈応援の拍手、拍手の嵐! 赤かぶ
2. 中川隆[-6188] koaQ7Jey 2017年10月16日 08:46:36 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
菅、枝野、北沢が妨害しなければ原発事故は起きなかった

「炉心溶融はない」「放射能は漏れていない」「健康被害はない」と大嘘を付いていた枝野幸男
引用:http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-b5-6d/level4level4/folder/172944/49/29051549/img_0


福島原発の事故で、菅首相の指示で「炉心溶融」を2ヶ月間隠していたのが分かりました。

菅内閣は当時他にも、放射能漏れや、健康被害の可能性も隠していました


あの日責任者達は何をしていたのか

6月16日、2011年の福島原発事故でメルトダウン、(炉心溶融)の公表が2ヶ月遅れた問題で、調査報告書が出されました。

東京電力の依頼で調べていた弁護士らの第三者委員会が、2016年3月から調査していました。

福島第一原発は2011年3月11日の津波で冷却水用発電機が海水を被り、全電源停止に至りました。

翌3月12日には建屋が次々に、充満した水素で爆発し、冷却水の水位が下がって燃料棒が剥き出しになりました。

燃料棒は冷却水が循環する事で冷やされているが、水から露出すると高温になり、やがて自らの熱で溶け出します。

燃料棒が溶けて下に落ちる状態がメルトダウン(炉心溶融)で、原発事故で最も深刻な事態とされています。


福島原発では隔壁で仕切られた原子炉の中に溶けた燃料棒が溜まっていると考えられるが、チェルノブイリでは外部に放出されました。

この炉心溶融が事故当時秘密にされ、事故から2ヵ月後にようやく明らかにされました。

事故直後は放射能漏れも否定していて、枝野官房長官が「人体には影響が無い」と何度も強調していたのが印象的でした。


後に枝野官房長官は人体に影響があるのを知っていたと認めたが「ただちに影響がないとはとは言っていない」という名言を残しました。

枝野は炉心溶融も知っていたし、放射能漏れも知っていたが、同じような論法で言い逃れていました。

「炉心溶融は起きていない」と記者会見で何回も断言していたが、それも嘘でした。


「炉心溶融」を禁止したのは菅直人

調査報告書では事故3日後の3月14日に、記者会見中だった武藤副社長に広報担当者からメモが渡されていました。

メモには「炉心溶融」という言葉を使わないように、清水正孝社長からの手書きの指示が書かれていました。

清水社長から副社長には、炉心溶融を使ってはならないという、官邸からの指示があったと説明していました。


東京電力は「明確な定義がなく誤解を与えるので炉心溶融を使わなかった」という嘘の説明をしていました。

事故後の一部報道によると、東電の清水社長は地震の30分後に自衛隊幹部に電話を掛け「メルトダウンは避けられない」と助けを求めたとされています。

自衛隊の動きは素早く、必要な機材を大型ヘリで運んだり人員を投入する準備を始めました。


3月11日に清水社長は名古屋に居たので、東京で指示を出す為、自衛隊機に乗せて羽田に向いました。

だが枝野官房長官と北沢防衛長官の2人が「無断で自衛隊が動いているのは軍事クーデターだ」と大騒ぎして、着陸数分前に名古屋に引き返させました。

清水社長は翌日未明に陸路で東京に戻ったが、この間に貴重な10時間ほどが失われました。


枝野、北沢、菅の3人は自衛隊が東京電力と電話する事を禁止し、今後一切自衛隊は関わるなと命令しました。

自衛隊の支援を絶たれた東京電力は大混乱に陥ったが、冷却の為に海水を入れることと、水素ガスの放出が必要と判断しました。

燃料棒は水から出ると水素を放出するので、建屋に水素が充満しているのは、燃料棒が露出していると考えられました。


菅、枝野、北沢は「現場から逃げ出そうとした東電を止めた」などと大嘘をついて、全てを吉田所長のせいにした
94c1b802
引用:http://livedoor.blogimg.jp/kimito39/imgs/9/4/94c1b802.jpg


「なんだ、馬鹿野郎」

ここで菅直人首相は歴史に残る名言「ボクは原発の事は良く分かっている」と口にし、水素放出と海水注入の許可を出しませんでした。

菅首相は翌3月12日朝、ヘリコプターで原発を視察する為に、水素放出を禁じたといわれています。

首相の視察が終わった後でようやく水素放出が許可されたが、この頃には圧力が上がりすぎて弁が動かず、放出が不可能になっていました。


結局建屋は次々に爆発し、福島原発の吉田所長と東電本社の珍問答が延々と続けられます。

所長は海水注入の許可を求めたが東電本社は禁止し、禁止した理由は菅首相が「海水を入れたら爆発する」と主張したからとされている。

しかも菅首相は「自分が海水注入や水素放出を指示した事にしろ」と言って東電に責任をなすりつけ、「東電が東電が」と騒いでいました。


自分が東電の清水社長を名古屋に追い返しておきながら「東電の社長は連絡もしない」などと言っていました。

自衛隊についても自分が活動を禁止したのに、「自衛隊の動きが遅い」などいかにも自分が自衛隊を急がせているように装っていた。

アメリカ軍についても、核処理部隊の協力申し出が初日に来ていたのに「米軍は地震を利用して日本占領を目論んでいる」などと言っていました。


吉田所長は東電社長や菅首相の命令を無視して、無断で海水注入し、本当の核爆発だけは防止しました。

海水注入の是非を検討する会議では所長が菅首相に「なんだ、馬鹿野郎」と言ったとされています。


嘘だらけの閣僚達

その後も菅首相は「東電の吉田所長は原発を放棄して逃げ出そうとしたが、私が止めました」などと嘘八百を繰り返しました。

菅、枝野、北沢、海江田らの閣僚は次から次に事故対策を妨害し、例えば消防には最初福島入りを禁止していました。

だが次の瞬間には直ぐに現場入りするよう指示し、現場に入ったら「指示があるまで何もするな」といって活動を禁止しました。


だがそう言った次の瞬間には「なぜ早く原子炉を冷やさないんだ、さっさとやれ」と罵倒したりもしました。

要するに「自分のお陰で危機から救われた」という演出をしたいがために、テレビの前で自分が指示したかったのでした。

こういった行動が現場を大混乱に落しいれ、例えば菅首相は「ヘリで原子炉に水を撒け」と指示しました。


空から少量の水を撒いても、水は空中に拡散するだけで、作業を妨害しただけでした。

だが次の瞬間には、「消防車で原子炉に水を入れろ」とまるで自分が思いついたように指示していた。

果たして菅、枝野、北沢そして海江田らが閣僚でなかったら、原発は爆破しなかったのか、推測はできるが仮定にすぎない。


だがもし森首相や小泉首相や安倍首相であったら、大型ヘリで発電機やポンプを原発に輸送し、自衛隊は原子炉を冷却しようとしたでしょう。

最初から水素は放出され海水注入が行われたら、おそらく単なる放射能漏れで済んだでしょう。

その上でやっぱり水素が充満して爆発した可能性もあるが、その可能性はかなり低い。

なにより緊急時に最善を尽くさず、作業の妨害ばかりしていた閣僚らが、未だに罪を裁かれていないのは納得出来ないのではないか。
http://thutmose.blog.jp/archives/62021694.html


http://www.asyura2.com/17/senkyo234/msg/198.html#c2

[リバイバル3] ジャズ喫茶「ベイシー」の選択 _ JBLの本当の音とは 富山誠
82. 中川隆[-6189] koaQ7Jey 2017年10月16日 08:54:07 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

1960年代初期のSPのフラッグシップモデル - Mr.トレイルのオーディオ回り道

個人的にはスピーカーは1960年代初期のフラッグシップモデルで、家庭用のSPは完成の域に達したと思っている。その頃のフラッグシップSPにはどんなものが有るかと云うと、JBL:ハーツフィールド・パラゴン・オリンパス・ソブリン他 ALTEC:A5・A7・612(604E)他 タンノイ:オートグラフ他 ボザーク:B-410ムーリッシュ他 バイタボックス:CN191コーナーホーン EV(エレクトロボイス):パトリシアン他 マッキントッシュ等々・・・今でもマニア懸垂の大型SPの名器たちである。中には「高級家具」を思わせるモノも有る。

1960年頃と云うと今から60年前の商品である。それらを現在も使い続けていらっしゃる方もいる。その頃のフラッグシップモデルのSP達は、使い続けてさえ有れば「壊れない」モノが少なくない。現在の様に「ウレタンエッジ」は使っていない。

SPシステムの理想はその頃のSPに有る様に思う。片や最近のSPはプラスチック製のトールボーイ型のシステムが多い。金額はバカ高くても20p口径のユニットが使って有り、SPと云うより「調度品」と云った風情のモノが多い様に思う。時代の流れの中でスタイルも変わり、性能も変わってきたように思う。しかし、フラッグシップモデルのSPについては「退化」したと言わざるを得ないと自分は考える。

1960年代初期のフラッグシップSP達はそれぞれに強烈な音の特徴を持っていた。それは部屋も選ぶし、使い手のスキルも要求するものであったと思う。それらのSPは一度聴くと記憶に鮮明に残る印象が有る。例えばボザークのB410ムーリッシュは部屋を突き抜けて奥に立体的に広がる音の広がり方と、精緻な構築物を思わせる音の「建築物」を感じる。クラシックのオーケストラなど「演奏会」で聴いている様な感覚になる。

JBLハーツフィールドもオールドJBLの良いとこ取りをした様な爽快なサウンドを出してくれる。タンノイ:オートグラフもオーケストラの弦楽器奏者が増えた様に奏でてくれる。各SP共に「ある分野」をターゲットに開発されている様なので、その分野の音楽とマッチすればそのままで素晴らしい「音楽」を聴く事が出来る。

ただ良い事ばかりでもない。「万能型」ではない。どんなソースもSPの主張するサウンドで出してくる。聴く側がそのSPに寄り添う様な聴き方を求めて来る処が有る。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/a36c7cd15b7ce4fe4f96d2db9647af18

アメリカと日本のオーディオ全盛時代 - Mr.トレイルのオーディオ回り道


アメリカのオーディオ全盛時代は1950〜1970年(20年間)ぐらいだと思う。その頃にマニア懸垂の名器(アンプ・SP・アナログプレーヤー)達が有ります。マランツ#7や8B・#9やマッキントッシュC22・MC275辺りの「管球アンプ」全盛の時代です。フラッグシップクラスのスピーカー達もこの20年の中で生まれています。私は生まれたばかりの赤ん坊から子供の時代です。

日本のオーディオ全盛時代は1970〜1990年(20年間)頃だと思います。こちらは「トランジスター化」された機器ばかりになって来ました。その中でも1980年代が全盛期のピークだったように思う。

ここで「オーディオ全盛時代」を取り上げたのは、その時代を知らない方が今後増え続けて行くと云う事。知っている方は既に60歳以上(実質的70代以上)の高齢になって来ています。

1978年から1985年頃の「オーディオ機器一覧」(SS社発行STEREO ガイドブック)を今でも持っていて、時々開いて見ます。この頃はSPユニットが単体で買えた時代でした。今では消滅してしまったメーカーも沢山有ります。

現在の40代・50代のオーディオマニアの方は、殆どオーディオ全盛時代を知らないで(子供時代に相当)オーディオをやっておられます。最近の20pウーハーを使った「トールボーイ型」が多くなって、昔の様に「38pウーハー」を使ったシステムなどは「中古品」でなければ聴く事が出来ません。当然新品販売のオーディオショップにはトールボーイ型のSPばかりになってしまっています。オーディオマニアと一口に言っても、生まれた時代によって「知見」が全く違うので、一様には論じられない。「良い音」の基準も変わって来ているのかな? 「良い音」の基準は不変では有ると思うが・・・。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/3a01f3c4e90c8f19faa8c166d30ad714


今からメインシステムを作るとしたらスピーカーは・・・ - Mr.トレイルのオーディオ回り道
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/169171b2dc707b068be262fb5c7d9ee9


1960年代のフラッグシップSPシステムを選択するなら、JBL:ハーツフィールドを手に入れるだろう。1960年代初期のフラッグシップSPシステムを40年ほど前は、大きなオーディオショップに行けば聴くことが出来た。現在でも「オーディオ道場」に有るので珠に聴かせていただく事が有る。

JBLなら「パラゴン」がマニア懸垂のSPかも知れないが、あの独特のデザインとSPユニットの配置が気に入らない。中音ホーンが極端に内側に向いている処が「難点」だ。リスニングポジションが湾曲部におでこを付けて聴かないと、本来のステレオにならないからだ。

その点「ハーツフィールド」はコーナー型で(設置場所をコーナーに限定する必要はない)ステレオの理想形を持っているように思う。

このSPに今自分の持っているスキルとノウハウを注込めばかなり素晴らしいスピーカーシステムに出来ると思う。アンプ方式は必然的に3ウェイマルチアンプ方式になるだろう。現在のオリンパスシステムのSPシステムだけの交換で行ける。

この時代(1960年代)のフラッグSPには「低音を共鳴板を振動させて」低域を出すシステムが多い。CN191やクリプシュホーンも同じ様に「板材」を振動させて低域を出している。弦楽器のゴーイングなどは非常にリアルだ。

ただ、オリンパスに蜂の巣を載せたスタイルも悪くない。それで今でもメインで使っている。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/169171b2dc707b068be262fb5c7d9ee9

JBLのSPユニットはプロ用とコンシュマー用ではどちらが性能は上とお思いかな? - Mr.トレイルのオーディオ回り道


1972年頃、JBL:#4320が販売されて「プロ用」ユニットを使ったSPシステムが手に入る様になった。その当時雑誌では「プロ用」と云う言葉で、「コンシュマー用」(民生用)とは「信頼度が違う」様な趣旨の記事が多かったように思う。当方もその言葉に騙されて「プロ用ユニットを使ったシステム」にあこがれた経験を持つ。

L-100を持っていたのに#4311に替えたい衝動に駆られたり、#4343を買って満足したりもした。後年、JBLの「コンシュマーユニット」と「プロ用ユニット」を同じグレードのモノ同士比較試聴した事が有る。

#375vs#2440、LE85vs#2420、LE15Avs#2215、#075vs#2405等の比較をしたが、結果は「コンシュマー用」の方が音数的にも質感的にも音質は上で有った。唯一プロ用で使えそうなのは#2405ツィーターだけで有った。#075も非常に捨て難い魅力が有る。#2405の高域の伸びとシンバルの音色で個人的には#2405を使っている。

プロ用ユニットは「周波数特性」を保証して有るが、コンシュマーユニットは周波数帯域の項が「空白」であった。他にはカタログ的には大きな差はなかった。

SS誌のS氏評論家も、#375から#2440に替えられた事が有ったが、わずか3ヶ月程で#375に戻っている。友人(2人)にも#2440を使っておられる方がいて、「#375の方が数段上ですよ」と教えたら、お二方共に直ぐに#375に変更されて、「こんなにも音質が違うのか?」と驚かれていた。

JBLの「プロ用ユニット」でも他社のユニットに比べたら遥かに高いポテンシャルを持っている。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/5529b99df8d7f74ef449dd55ea00b741



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/402.html#c82

[リバイバル3] ジャズ喫茶「ベイシー」の選択 _ JBLの本当の音とは 富山誠
83. 中川隆[-6188] koaQ7Jey 2017年10月16日 09:43:57 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

ウッドホーンの誘惑〜その1〜 - 「音楽&オーディオ」の小部屋
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/248394898c5428aac6bdca119dc42892

オーディオ仲間のMさん(大分市)から「Kさんが素晴らしいウッドホーンを持ってますよ。昔、自作されたそうでテクニクスの大型ドライバー付きです。現在遊んでいるし、置き場所にも難儀されているようなので一度試聴してみませんか。」

「ウッドホーンですか・・・。チャレンジしてみるのも面白そうですね。」

「縮小期」に向かって進むはずなのに、舌の根も乾かないうちにこの有様だからまったくどうしようもない人間だ〜(笑)。

とはいえ、「まだ枯れるのは早過ぎる、もう一花咲かせてみたい。」という山っ気が心のどこかにあるのかもしれない。いずれにしろ、こちらから持ちかけた話ではないので首尾よくいくかどうかはその時点では半信半疑だった。

実はウッドホーンには苦い経験があった。

その昔、JBLの「375ドライバー + ウッドホーン」をメインに使ってマルチ・チャンネル・システムを試みたことがあり、しばし甘い夢を見させてもらったが長期的には失敗に終わり、375やウッドホーンがあっさりオークションの露と消えたのはまだ記憶に新しい。

敗因の第一はウェストミンスター独特のフロント・ホーンが邪魔して、どうしても低音域と中高音域とのユニットの繋がりが滑らかにいかなかったことにある。

とはいえ、今回は当時と状況が相当変わっている。何といっても「LCネットワーク」から「2ウェイ・チャンデバ」に変身しているし、駆動するアンプだってかなり質的に向上している。

スピーカーシステムの編成にあたり「LCネットワーク」がいいのか、「チャンデバ」がいいのか、いまだに論争があるところだが我が家の置かれた環境では明らかにチャンデバの方が好みである。

中低音域のスッキリ感というか明瞭さにその根拠があるが、そうはいっても実際にやってみなくちゃわからんというのが正直なところだ。

MさんとKさんが大型のウッドホーンを持参されたのはご連絡があってから数日後のことだった。

一目見て自作にもかかわらずその精巧なツクリに驚いたが、テクニクスのドライバーの大きさと重量にもビックリ。とても自分の腕力では無理なので加勢してもらってようやくウェストミンスターの上に載せた。

                           

なかなかピッタリ収まって、まるでわざわざ誂えたみたいだ。見かけ上では、まず合格(笑)。      

現在はチャンデバ3号機を使ってクロスオーバー「5000ヘルツ」の2ウェイで聴いているが、いくらなんでもこんな大きなホーンを5000ヘルツ以上で使っても意味がないので、とりあえずチャンデバ1号機に代えてクロス「500ヘルツ」で試聴することにした。

その後で、今度はチャンデバ2号機を使ってクロス2000ヘルツでも実験してみることにしよう。ウェストミンスターの箱はそもそもクロス1000ヘルツを前提にして作られているのでこちらの方がマッチングする可能性は高い。

アンプは「〜500ヘルツ」に「WE300Bシングル」をあてがい、「500ヘルツ〜」を小出力の「6SN7プッシュプル」を充ててみた。

さあ、いよいよ音出し〜。

一同、固唾を呑んで耳を澄ましたところ・・・・。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/248394898c5428aac6bdca119dc42892


ウッドホーンの誘惑〜その2〜 - 「音楽&オーディオ」の小部屋
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/08098b497c5cc3a2131184109f4595e3

オーディオ仲間のご好意により「大型ドライバー+ウッドホーン」の試聴に恵まれたので、さっそく試すところまで記しておいた。

システムがガラリと変身したので結線が済んで最初の音出しのときには「いったいどんな音が飛び出してくるんだろう?」と、いやがうえでもハラハラドキドキする。これもオーディオの醍醐味のひとつ。

緊張の一瞬だが、一同固唾を呑んで(出てきた音に)耳を澄ましたところ、期せずして「なかなかいいじゃない!」と、声が上がった。

自分でも、一聴しただけで「これはいけそうだな。」と直感した。オーディオは多分に感覚の世界なので初印象はとても大切。ほら、「一目惚れ」という言葉もあることだし〜(笑)。

それからは本腰を入れてクラシックから歌謡曲まで次から次に聴いてみたが、音質に不自然さが無く何といっても500ヘルツ以上の情報量が飛躍的に増えた印象を受けたので、これまでのサウンドがいかに控え目に終始していたかがよく分かった。

万事控え目な人間には「おとなしいサウンド」が似合っているが、この辺でガラッと豹変するのも面白いかもしれない。まさに「君子豹変す」(笑)。

チャンデバ1号機が合格したことを一同確認してから、今度はチャンデバ2号機を使ってクロスオーバー2000ヘルツで聴いてみた。これもなかなか良かったが、自分にはちょっと音像がデカ過ぎるような印象を受けた。何だか歌手の口元が大きくなるような感じといえばいいのだろうか。

ウェストミンスターの箱はクロス1000ヘルツが前提なので、一緒に試聴していたMさんに「このチャンデバですが折角ですからクロス2000ヘルツを1000ヘルツに変更できませんかね?」

「ああ、できますよ。8か所ぐらいの素子を代えるだけで済みます。次回来たときにやってあげましょう。」

「助かります。是非、お願いします。」

クロス500ヘルツと1000ヘルツのチャンデバが2台あればその日の気分次第でずいぶん遊べそうだ。

いずれにしても、このウッドホーンには大きな将来性を感じたので「しばらくお借りしてじっくり聴いてみたいのですが・・・・」と、Kさんにお願いしたところ「いいですよ。しばらく聴いてみてください。」と、ご快諾を得た。

丁度昼食時になり、2時間ほどでお二人とも辞去されたので午後からは独りでさらに試聴を続けた。

今度はジャズで「ビッグ バンド」(カウント・ベイシー)を聴いたところ、明らかに高域不足であることが判明した。そりゃそうですよねえ、JBL「375」をツィーター無しで聴くようなもんだから〜。

クラシックやボーカルでは誤魔化しがきいてもジャズともなると、これはイケマセヌ。やはり試聴盤にジャズは絶対に欠かせない。

そこで、ためらうことなくJBL「D123」(口径30センチ)に使っていた「075」ツィーターを投入した。

このシステムを名実ともに我が家のフラッグシップ(旗艦)モデルにしようという決意の表れでもある(笑)。ただし置き場所ともなると、ウッドホーンの脇しかない。ほんとうは「縦一文字」がいいのだが・・・。

              

「マイカ・コンデンサー」を使ってローカットし、オーディオ戦線に投入した。接続はSPターミナルを使ってシンプルに締めて圧着するだけ。

すると「しめた、音に輝きが出てきたぞ!」

中小型システムにもいいところが沢山あって大好きだが、やはり大型システムでないと出せない音があることを改めて痛感した。

たとえば以前クラシカ・ジャパンで録画した「マーラーの4番」(ゲルギエフ指揮:於ロンドン・アルバートホール)を聴いて唖然とした。

          

ミニチュアの舞台から大きなコンサートホールに変身した印象で、何という雄大なスケール感だろう。やはりマーラーを聴くのなら「でっかい箱」の方が絶対いい。

けっしてローエンドまで伸びているわけではないが、音にゆとりがあるので何時間聴こうと耳が疲れず、このところ少なくとも(4番を)毎日2回以上は聴いているのだから世話はない(笑)。

さらに、もっと欲が出てきたので今度は駆動する2台のアンプを一新して我が家のエース級を投入した。

まず、500ヘルツ以下には低音域の質感が一番優れた「2A3シングル」(フランスのVISSEAUX)を起用し、中高音域にはとっておきの「171シングル」を持ってきた。

         

ところで、どんなシステムでも聴きこんでいくと何らかの欠点が見えてくるものだが、このシステムははたしてどうなんだろう。

実は、本日(14日)の時点で既に10日ほどが経過しているのだが、強いて言えばやや乾き気味の音になるのかなあ・・・。

ジャズばかり聴くのならまったく言うことなしだが、クラシックとなるともっと湿り気というかシットリ感が欲しい気もするが、贅沢をいえばきりがない。

Kさんによると久しぶりに電流を通したそうなのでドライバーのエージングを続けるともっと良くなるのかもしれない。

それはさておき、昔と比べて今回の3ウェイがうまくいった要因をいつものように「独断と偏見」にもとづき分析してみると、

1 「2ウェイ・チャンデバ + ツィーター」の編成がウェストミンスターにマッチしていた

2 中高音域に71系アンプを活用した

3 プリアンプ1号機(ムラードのECC83×6本)の活用

4 お借りしたウッドホーンとドライバーの性能がGOOD

といったところかな。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/08098b497c5cc3a2131184109f4595e3


ウッドホーンの誘惑〜その3〜 - 「音楽&オーディオ」の小部屋
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/b384fdf17564403fcfceec545b593028

メル友の「I」(東海地方)さんから次のようなメールが届いた。

「ウッドホーンのシステム、いいですね。かなり大型のホーンに見えます。ということは、250Hzカットオフの500Hzクロスで使用される設計でしょうか。

続編の時には、テクニクスのドライバーについても見せていただけると幸いです。業務用途のドライバーか、昔のハイエンドシステムのドライバーでしょうか。

いずれにしてもスピーカー絡みの記事は参考になりますし、本当に楽しいです。ありがとうございます。

ここのところ、4ウェイのシステムでクラシック音楽(ワンポイントマイク録音)の音場再生を試みていました。結果は、広く、深い音場感は得られるのですが・・・何か”腑”に落ちません。

以前から感じていることですが、ステレオ左右のスピーカーの後方に広がる音場はオーディオ独特のもので、コンサートホールでの響きはこのような音場感は出さない・・・ということです。

そう思ってしまうと、音場型のスピーカー配置で聴く音楽が遠くへ遠くへと行ってしまう、音量を上げても基本は変わらない。フォルテでも音が前に来ない。”腑”に落ちないのはこの辺のことか・・

そこで、音場の確認のためにコンサートに3回行ってきました。

私は地元のコンサートホールで最前列、後席、2階席等いろいろな席でクラシックを聴いてきましたが、最も好みに合うのが2階の前方席でした。

その2階最前列でも、音楽は目の前まで迫ってきます。

一方、コンサートホールでは、音場はステージの壁の後には広がりません。演奏者の遠近もオーディオほどは出ません。音はいい意味で混じりあってホール空間全体を満たします。

オーディオ黎明期から言われている「後方への音場」とは、オーディオ独自の再生芸術なのだと思います。

当方としては、この芸術を否定する気は全くありません。ただ、自分の好みでないことがわかってきただけのことです。

で、変更です。変更前にどんな置き方だったのかは省略します。

ユニットの向きを同一方向縦一列にしました。左右のSPはリスナーに向けました。

SPを置く位置は、左右の壁には近いのですが、後方の壁からは150p程離れています。(JBLの周りを空けておきたい。快調なJBLへの影響を排除)

この状態での音場です。

スピーカー後方の音場感は半分ほど残しながら、リスナー側への音場がぐんと広がりました。これなら”腑”に落ちます。コンサートのエネルギー感が出ています。

しばらくこの方向で調整してみます。では失礼いたします。ウッドホーンの誘惑〜その3〜待ってます!」

以上のような内容だったが、「I」さんの実体験に基づくご意見には随分考えさせられた。

実は、我が家の場合の「いい音」の条件というのは、まず音場がスピーカーの後方に広がってステージ(舞台)が出来ることが第一で、これに周波数レンジと分解能が「そこそこ」伴ってくれれば言うことなし。

これは、コンサートのエネルギー感を重視される「I」さんの考え方とはまるっきり違う。

したがって、もし「I」さんが我が家の音を聴かれたら、「コンサートホールではこんな音はしない」と、きっとガッカリされるに違いない。

あくまでもコンサートホールの音の再現を目指すのか、それとも家庭の中で独自のミニチュアの世界を目指すのか、この辺は、いいも悪いもなくオーディオに対する各自の求め方が違うとしか言いようがないが、どうやら滅多にコンサートに行きもしない独善的なクラシック音楽愛好家の虚構の世界の方が「分」が悪そうな気がしている。

何といっても多勢に無勢ですからね〜(笑)。

これは、当然このブログのスタイルにも及んでくる話で、いつも、くどいように「この内容は独断と偏見に基づいていますよ」と、繰り返しお断りしている理由の一つには、(ブログの内容に)普遍性を求められるとちょっと困ってしまうと思っているからである。

なお、ご要望があったテクニクスのドライバーの画像を紹介しておきます。大きさと重さはJBL375ドライバーとどっこいどっこいです。


         

以上、「I」さんのおかげで「ウッドホーンの誘惑〜その3〜」が登載できました。どうもありがとうございました。

次の取り組みは「〜その4〜」ですが、このウッドホーンと裸の「AXIOM80」(500ヘルツ〜:平面バッフル付き)との試聴比較を仲間と一緒にぜひやってみたいですね。

はたして「鬼が出るか蛇が出るか」〜(笑)。

最後になりましたが、ふと思い出しましたので某老舗のオーディオメーカーが掲げている「原音に近づく正しい音とは」を紹介しておきます。

これが、まさしく「I」さんが指摘された「オーディオ独自の再生芸術」なのかもしれませんね。

1 ボリュームを上げてもうるさくない音で会話が楽にできる。

2 音は前には出ない。後方に広がり自然に消える。

3 音像は左右後方に定位し、左右フラットに定位しない。

4 小さな音でも明瞭度が下がらない。

5 スピーカーの近くでも離れても後方でも音質、音圧の変化をあまり感じない(音は波紋である)

6 音は思っている程、迫力、パワー感のあるものではない。

7 試聴上、歪(物理特性ではない)が小さくなると音像が下がり、音階、楽器の音色が正しくなる。

8 長時間聴いても疲れない。連室でも音が邪魔にならない。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/b384fdf17564403fcfceec545b593028


ウッドホーンの誘惑〜その4〜 - 「音楽&オーディオ」の小部屋
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/a57a507809b38fa7e894b371da61dd82

先日、投稿した「ウッドホーンの誘惑〜その3〜」の続きです。

すでに、お忘れの方も多いと思うがこの表題の記事の後半に掲げておいた宿題がず〜っと気になっていた。

それは「テクニクスのドライバー VS AXIOM80(平面バッフル付き)」の聴き比べ。

先週、その機会がようやく巡ってきたので結果を記録しておこう。

もちろん独りでは心許ないので(笑)、いつものように仲間(二人)に来ていただいて、試聴しながら丁々発止のやり取りを行った。

具体的な実験の中味については画像を観る方が手っ取り早い。

             

ちょっと景色がゴチャゴチャしているので説明すると、一つのシステムを次のとおり二通りに使い分けしたもの。

1 3ウェイシステム「JBLのD130+テクニクスのドライバーホーン+JBL075ツィーター」

2 2ウェイシステム「JBLのD130+グッドマンAXIOM80」

はじめに1のシステムを試聴し、その後テクニクスのドライバーホーンを脇に押しやって、2のようにAXIOM80(平面バッフル付き)を載せてみたのがゴチャゴチャの理由だ。

実験の狙いは両者の優劣を決めるのではなく、それぞれプラス面とマイナス面があるので各自の意見を出し尽くそうというもので、最終的にどちらを取るかは(プラス面とマイナス面を差引きして)リスナーにお任せと相成る。

結論からいくと、1はジャズを聴くのであれば100点満点、クラシックを聴くのであれば80点ぐらい、一方、2はクラシックを聴くのであれば95点、ジャズを聴くのであれば85点ぐらいと議論が落ち着いた。

なかなか微妙な採点状況だ(笑)。

このうちハイライトは1の場合にジャズで100点、クラシックで80点と後者で大幅に点数を落としたことで、その一番の理由は「音の余韻が乏しい」ことに尽きた。

そりゃそうでしょう、音切れが早いのが特徴の金属のダイヤフラムを使ったユニットに音の余韻を求めるのは「比丘尼に求めるに陽物をもってするようなもの」(司馬遼太郎著「歳月」)だろう(笑)。

以下、いつものように独断と偏見を交えて勝手に言わせてもらうと、

クラシック音楽の鑑賞と余韻の表現力とは切っても切れない関係にあると思っている。

楽節の終わりなどでサウンドが空間のなかにス〜ッと消えていき、そこはかとなく漂う余韻と静寂に浸りつつ「ああ、いい音楽だなあ」と、一緒にその感興を楽しむところに音楽鑑賞の醍醐味がある。

余韻は教会やコンサートなどで天井や壁に当たって跳ね返ってきた間接音と、楽器からの直接音とが微妙に織り交じった音楽にはつきものだ。

その一方、ストリート・ジャズという言葉にもあるようにジャズは楽器から出た直接音を主体に楽しむ音楽であり、余韻なんてどこ吹く風だ。

そこで当然のごとく、問題が発生する。

音切れのいいダイヤフラムを使ったユニットはジャズでは抜群の威力を発揮するが、クラシックではそれが逆にマイナス面となって働く。「あちら立てれば、こちら立たず」で、今回がその端的な例となる。

一般的にリスナーを大雑把に分けるとすると「クラシック派」と「ジャズ派」、そして「どちらも聴く中間派」に分けられるが、自分のような、そこそこの「中間派」にとってはこれが一番困る(笑)。

もちろん「いいシステムともなるとクラシックもジャズも両方うまく鳴ってくれるはず」という根強い説もあるが、自分はこの説には与(くみ)しない。

「クラシックとジャズの両方を満足して再生できるシステムは難しい。」という思いが正直なところだ。一番いい例がタンノイさんのオートグラフで、これでジャズを聴こうなんて誰も思わないだろう。

この意見にはそれぞれに賛成、反対と分かれるだろうが、これまで「完璧なシステム」なるものをまだ聴いたことがないので現時点での断言は差し控えておこう。

まあ、そういうわけで本日は「テクニクスにするか、AXIOM80にするか」決定的な結論は出ず仕舞いで、むしろますます混迷の度が深まってしまった。

1で聴くジャズの爽快感はちょっと捨て難いし、それかといって我が家の場合、日常聴くのはクラシックが大半だしね〜。

オーディオを色分けして割り切るのはホントに難しい(笑)。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/a57a507809b38fa7e894b371da61dd82

管楽器の魅力 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2017年10月13日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/061de497f2d30da753977486042ca33f


つい先日、メル友の「I」さん(東海地方)からお借りしたウィントン・マルサリスのCD「バロック デュオ」。

「トランペットってこんなに爽やかな楽器だったのか。開放的でブライトな響きの中に一抹の哀愁味を帯びているのがたまらなくいい。

それにクラシックでありながら、自由闊達で堅苦しいところがない。これがジャズトランペッターならではの持ち味だろうか。」と、たいへん月並みな言葉だがカルチャーショックとでもいうべき感覚に包まれながら連日耳を澄まして傾聴している。

あまりの素晴らしさに「I」さんからお借りしたCD盤をお返しするのが名残惜しくて、とうとうネットを通じて新しく購入してしまった(笑)。

これまで、クラシック主体に聴いてきたので「ヴァイオリンがうまく鳴ってくれないと絶対にダメ」というのが我が家の(オーディオの)ポリシーだったが、それがちょっと揺らいできてしまった。

管楽器の魅力をメチャ満喫したい!(笑)

一般的に楽器というのは、大雑把に分けると「こする音」「たたく音」「吹く音」に分類できると思う。

言わずもがなだろうが「こする音」というのは、ヴァイオリンに代表される弦楽器群、「たたく音」というのはピアノやティンパニーなどの打楽器群、「吹く音」というのは、管楽器群となる。

ちなみにピアノが打楽器なのか弦楽器なのかは諸説あるみたいだが、学術的には「有鍵弦打楽器」と称されているそうだ。

音楽ジャンルの視点からいくと、クラシックは「こする音」の割合が高いし、ジャズは「たたく音」と「吹く音」の割合が高い。

またもや「クラシック VS ジャズ」の様相を呈するわけだが、これらの「こする」「たたく」「吹く」音にまんべんなく対応できるオーディオシステムというのは残念なことにまだ無い。

もちろん、それはちょっとおこがましいけれどハイレベルでの再生という条件付きだが、たとえば「こする音」は得意だが「吹く音」には弱いとか、「たたく音」には強いが「こする音」は苦手といった調子。

その伝でいけば我が家のAXIOM80は「こする音」にはメチャ強いのだが「吹く音」となると悪くはないもののホーンス型ピーカーには一歩も二歩も及ばない。

その辺にポイントを絞って言及してみよう。

先日、近くにお住いのオーディオ仲間のYさんがお見えになったので、前述のマルサリスの「バロック デュオ」をテスト盤にして我が家のスピーカーを軒並み聴いていただいた。

目的はトランペットの響きをどのスピーカーがうまく出してくれるか、その一点に尽きる。

   

ざっと紹介しておくと、左から「AXIOM80」(最初期版)、「JBLのD123+ホーン型ツィーター」、「AXIOM150マークU+デッカのリボン型ツィーター」、「JBLのLE8T」(最初期版)そして奥に鎮座しているのが「JBLのD130+AXIOM80(裸)」(イン・ウェストミンスター)。

このうち、Yさんともども(トランペットが)ベストの鳴り方だと一致したのが画像左側から2番目の「JBLのD123+ホーン型ツィーター」だった。

今のところたいへんなお気に入りで、これまで50年近くオーディオをやってきたが、ようやく快心のシステムに巡り会えた気がしている。

我が家では日替わりメニューのようにシステムの組み合わせが変わるので、忘れないようにメモっておこう。

まずCDシステムはdCS(イギリス)のセットを使い、真空管式プリアンプ3号機(E180CC×6本)、パワーアンプはWE300Bシングル(1951年製オールド、前段管は171・トリタンフィラメント仕様、銅板シャーシ)。

肝心のスピーカーだが市販のネットワーク(高音域のボリューム調整付き)を使いクロスオーヴァーは1200ヘルツ(12db/oct)。

ちなみにエンクロージャーは自作で、底板に30センチ四方の穴を開けて目の詰まった金網を敷き、簡易的な「ARU」を施している。

< 〜1200ヘルツ >

JBLのD123(口径30センチ:16Ω初期型グレータイプ)ユニット

< 1200ヘルツ〜 >

テクニクスのホーン型ツィーター(EAS−25HH22)

これで聴くトランペットが爽快そのもので、さすがのAXIOM80といえどもホーンタイプの鳴り方にはとうてい及ぶべくもなかった。

「ホーンとはスピーカユニットの空振りを防ぐためのものと思うと一番理解しやすい。広い空間で大声をだしても声は届きにくいが、メガホンや手をホーン状にして声を出すとより遠くまで明瞭に声が届くのを人は経験上知っているだろう。ホーンスピーカーの原理もそれと全く同じで小さい口径で空振りしてしまう音波を能率よく空間に放射するためにある。」(ネット)とあったが、ホーンの威力に今更ながら感心した。

まあ、そういうわけで、わが家ではこれから弦楽器のときは「AXIOM80」、管楽器の時は「JBLのD123 +ホーン型ツィーター」、そして全体的にゆとりをもっておおらかに聴きたいときは「JBLのD130+裸のAXIOM80」(イン・ウェストミンスター)の出番となる。

スピーカーをいくつも使っていると、「どうしてそんなに必要なのか?移り気で腰が定まらない男だ。」などと眉をひそめる向きもあろうが、我が家のオーディオは「総合医といろんな専門医が分かれている総合病院みたいなものです」といえば、その辺のご理解の一助になるだろうか(笑)。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/061de497f2d30da753977486042ca33f
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/402.html#c83

[リバイバル3] ジャズ喫茶「ベイシー」の選択 _ JBLの本当の音とは 富山誠
84. 中川隆[-6187] koaQ7Jey 2017年10月16日 09:49:42 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

SPユニットのネジ締め付けノウハウ - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2017年10月15日


毎年のようにノーベル文学賞の候補に挙げられている作家の村上春樹さんだが今年も逃がしてしまった。残念!その村上さんが次のような言葉を残している。

「世の中には2種類の人間がいる。カラマーゾフの兄弟(ドストエフスキー)を読んだ人間と、もう一つは読んでいない人間だ。」

この分類をオーディオに当てはめてみよう。

「オーディオ愛好家には2種類の人間がいる。市販のスピーカーをそのまま使う人間と、もう一つはそれを改造したり新たに製作する人間だ。」

スピーカー周りの工作は音質の変化の度合いといい、奥の深さといいオーディオの究極の楽しみだと思っているが、惜しいことにエンクロージャーを含めて市販のスピーカーをそのまま使っている人が圧倒的に多い。

市販のスピーカーなんて営利を目的としたメーカー側のコストを優先した妥協の産物に過ぎないと思っているが、まあ、中途半端に取り組むのなら市販のものを使う方が無難であることは間違いない。

いずれにしろ、「上から目線」の発言は不愉快だと言われそうだし、人それぞれなので無理強いはしない方がいいだろう(笑)。

さて、そういう方々には以下の話は無縁だと思うのでどうか読み飛ばしてほしい。

先日のブログ「AXIOM80の究極の使い方」(2017.10.10)で、主なテーマとなったSPユニットのネジ締めについて、メル友の「I」さんから次のようなメールが届いた。

「裸で鳴らす利点は、〇〇様が書かれている通りだと思いますが、表現を変えると、「ユニットの振動板を歪めないための方法」とも言えるかと感じています。

本格的に裸で鳴らしたことのない私が言うのも何ですが、オーディオ仲間のボロトレーン邸の13p励磁型フルレンジは、アルミのマスを背負い、フレームはバッフルに接していません。

氏が懇意にしているハヤシラボのリファレンススピーカー(シーメンスのフルレンジ)は平面バッフルですが、やはりフレームはバッフルに接していません。

古くはオイロッパのバッフルへの取り付けも非接触ですし、ドイツヴィンテージフルレンジはガスケットを介して取り付けますが、締める強さは「落ちない程度に弱く」と、これは「ペンションすももの木」のオーナーの言です。

ユニットの振動板をストレスフリー状態に保つ方法が、フレームとバッフルの非接触すなわち裸なのかと・・・。どんなバッフルに取り付けても、フレームは歪み、振動板も歪むということでしょうか。

一方、JBLは強固なバッフルに強固に固定する手法です。それによりアタックの強さを確保しているような気がします。

もしかしたら、裸で駆動するということは”弦楽器のための究極の鳴らし方”なのかもしれませんね。」

以上の通りだったが、SPユニットのネジ締め一つとってみてもケースバイケースで、そのノウハウは果てしないようだ。

たとえばJBL(口径38センチ)の場合には思い当たる節があって、過去に締め付けたつもりの8か所のネジのうち2〜3所が緩んでしまい弱音のときにビビリ音が出たことがある.

あんなにガッチリとして強固なフレームなのにネジの締め方ひとつでコーン紙が歪むのかと驚いたが、明らかにJBLはネジをがっちり締め付けた方が良かった。

AXIOM80の場合は、「落ちない程度に弱く」均等に締めるのがコツだろうが、アタック音のときにビビらない程度に締める頃合いが実に難しそうだ。

ところで、市販のスピーカーの場合は故障しないことが大前提なので、きっとネジをガチガチに締め付けているに違いない。

長年我慢して根気よく鳴らし込んでいくと、だんだんと音が良くなってくる話をよく聞くが、理由の一つとして経年劣化で取り付けネジが程よく緩んできて「いい音」が出るのかもしれない(笑)。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/99fefad594d27c5280ae0158fffa401b

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/402.html#c84

[昼休み52] "新喜び組"は23歳以下の美女たち! 中川隆
65. 中川隆[-6186] koaQ7Jey 2017年10月16日 11:06:20 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

独占! 北朝鮮高官の証言「我々は日本海側の原発を狙う」 「ロケットマン」呼ばわりに激怒
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53135
2017.10.16 近藤 大介 『週刊現代』特別編集委員 現代ビジネス


日本政界の混乱の合間に、米朝がにわかに一触即発になってきた。北朝鮮の次なる一手は、太平洋上でのミサイル水爆実験だという。朝鮮労働党幹部の生々しい声を、独占でお伝えする。

「トランプは一線を超えた」

先月9月は、アメリカと北朝鮮の対立が最高潮に達した「悪夢の月」だった。

3日に北朝鮮が、6度目の核実験(水爆実験)を強行。15日には、北海道上空を通過する「火星12型」中距離弾道ミサイルを発射した。

こうした事態に、トランプ米大統領が19日の国連総会で、金正恩委員長を「ロケットマン」と呼び、「完全破壊する」と警告。2日後の21日には、今度は金正恩委員長が前例のない声明文を発表し、「超強硬的対抗措置」を予告した。

さらに、国連総会出席のためニューヨークを訪れた北朝鮮の李容浩外相が、「太平洋で水爆実験を行う」ことに言及――。


Photo by GettyImages 北朝鮮 李容浩外相

そんな中、本誌は北京と平壌を往復する人物に託す形で、朝鮮労働党幹部のホンネを聞いた。以下は、その一問一答である。

――エスカレートする一方の米朝対立だが、金正恩政権の内部では、アメリカとの対立の激化を、どう捉えているのか?

「これまでわれわれは、米帝(アメリカ)がわが国に対して、国連安保理を通じて、もしくは独自に経済制裁を科すたびに、怒りにかられてきた。だがそれでも、最後の一線は保ってきた。

だからこそ、8月(14日)に元帥様(金正恩委員長)が(朝鮮人民軍)戦略軍司令部を視察された際、『(アメリカの)行動をもう少し見守ることにしよう』と仰ったのだ。

だが、トランプが国連総会で行った、あの憎むべき演説で、すべてが変わった。あの演説は、わが国に対する『宣戦布告』に等しい。あの日を機に平壌は、もはや米帝との戦争しか道はないという雰囲気に一変した。

共和国(北朝鮮)の国民は、全員が準軍人と言ってもよく、戦争の準備は常に整っている。たとえ中国に逃亡する国民が少々いたとしても、その者たちは思想が固まっていない連中なので、勝手に出て行けばよい」

――具体的には、トランプ大統領の国連演説のどの部分が、北朝鮮をして「宣戦布告」と思わしめたのか。

「それは2点ある。第一に、元帥様の声明の通りだ。すなわち、『わが国の完全破壊という、歴代のどのアメリカ大統領の口からも聞いたことがない、前代未聞の無知蒙昧かつ狂人的な言葉を吐き続けた』ことだ。

もう一つは、(23日に)李容浩外相が国連総会の演説で述べたように、『わが国家の最高尊厳(金正恩委員長)を、ロケットになぞらえて冒涜した』ことだ。このような最高尊厳に対する冒涜も、これまで歴代のどのアメリカ大統領の口からも、聞いたことがない。

トランプは、わが国家及び国家の最高尊厳を、国連総会という世界最高の公の外交舞台で踏みにじったのだ。これは、それまでのようにトランプが、自分のオフィスで即興的に、周囲に向かって吐き捨てていたものとは、根本的に意味合いが異なる。まさにわが国に対する宣戦布告だ」

――それで北朝鮮としても、前代未聞の金正恩委員長の声明という形を取ったのか?

「あのトランプ発言を聞いて、怒り心頭に発した元帥様のご心情は、察して余りある。

それで元帥様は、直ちに最高幹部たちを招集して、トランプ演説に対抗する声明文の作成に取りかかった。草稿が完成してからも、元帥様ご本人が入念に推敲されたと聞いている」

――その声明文には、「われわれは史上最高の超強硬的対応措置の断行を、慎重に考慮していく」と書かれている。

金正恩委員長が言う「超強硬的対応措置」とは、具体的には何を意味するのか?

「それは李容浩外相が、(9月22日に)ニューヨークで発言しているではないか。『過去最大の水爆実験を太平洋上で行うことになる』と。李外相の発言の通りだ」

「水爆をロケットに載せる」

――水爆実験は、今年中に行うのか?

「すべては元帥様のお心次第だが、早期に実施するよう準備を進めている。これは、宣戦布告されたわが国のトランプへの報復であり、自衛の権利なのだ。

水爆は、ロケットに搭載して太平洋上に飛ばす。わが国が、核を搭載したロケットを長距離飛ばせることを、米帝と世界に示す。

この最大規模の水爆実験は、正々堂々と行う。わが国の然るべき場所にロケットの発射台を設けて、発射の準備を進める。(ロンドンにある)国際海事機関にも、ロケットを発射する期間と区域を、きちんと申告する」

――「太平洋上」とは、どこになるのか?8月9日、朝鮮中央通信は、「日本の島根県、広島県、高知県の上空を通過して、グアムまで到達する中距離弾道ミサイル4発を、(アメリカ領)グアムに向けて発射する計画を立てる」と発表している。狙いはグアムなのか?

「われわれのロケット発射計画は、常に緻密な計算のもとに行われている。ロケットがグアムまで届くことは、すでに証明しているので、もう十分だろう。

われわれの目標は、アメリカ本土まで到達する核ロケットを、実戦配備することだ。だからこれから行う水爆実験は、ハワイとアメリカ西海岸を見定めた北太平洋に向けて発射する」

――ハワイやアメリカ本土を攻撃するつもりなのか?

「攻撃ではない。あくまでも、攻撃できる能力を示すための発射実験だ。

われわれは、米帝を攻撃したいのではなく、先軍政治(軍事最優先の政治)によって強盛大国(軍事大国)になったことを証明し、対等の立場で米帝と交渉したいのだ。

一連の実験は、米帝によるわが国の体制転覆や、米帝が言うところの『斬首作戦』(金正恩委員長の暗殺)を抑止するための手段だ」

――そうは言っても、北朝鮮がハワイや西海岸近くに水爆を搭載したICBM(大陸間弾道ミサイル)を撃ち込めば、アメリカは黙っていないだろう。そもそも発射前に、北朝鮮国内に設置された発射台を空爆する可能性がある。

「もしわが国のロケット発射台が米帝に空爆されたなら、即刻、米帝との全面戦争に打って出るまでだ。

まずは、ソウルを火の海にしてやる。無数の砲門がソウルを向いて国境付近に配備されていることを忘れてはならない。

続いて、南(韓国)や日本にある米軍基地を、一斉に攻撃する。

もちろん、米西海岸の大都市に向けても、ロケットを放つ。たとえ一発であっても、米大陸に届かせてやろうというのが、元帥様の一貫したお考えだ。

――日本に対しては、どこに狙いを定めているのか?

「第一に首都圏の横須賀基地、第二にわが国への攻撃に利用される在日米軍基地、そして第三に、日本海側に広がる原発だ。

日本が、全面的に米帝と一心同体だと言って加担するなら、われわれは日本を米帝の一部とみなし、日本にもミサイルの雨を降らせるだろう」

――北朝鮮が開戦したら、アメリカ軍が北朝鮮全土を一斉砲撃し、たちまち金正恩政権が消滅するのは確実だ。

「最終的な結末が、どうなるかは知らない。だがそうなる前に、全面的な反撃を行い、わが国の尊厳を世界に顕示する。

ともかく、トランプの国連演説によって、わが国の最高尊厳のメンツが汚されたのだ。

お返しに、われわれが誇り高くロケットの発射台を設置して、果たしてトランプが引き続き強気のホラを吹き続けられるかどうかを、見定めてやろうではないか」

「もう中ロにも止められない」

――このまま米朝の対立がエスカレートしていけば、北朝鮮と深い関係にある2大国、すなわち中国とロシアが、仲介に乗り出すのではないか。

「中ロの仲介は、さほど期待していない。

なぜなら、まずわが国と中国の習近平政権との関係は、将軍様(金正日総書記)と胡錦濤政権の蜜月時代とは隔世の感がある。

中国の国有銀行は最近、中国各地にあるわが国の大口預金を、何の予告もなく一斉に凍結してしまった。もしわが国が米帝と開戦したら、(中朝)軍事同盟を口実に、鴨緑江を渡って侵略してくるかもしれない。

そんな信用ならない国に、わが国の浮沈がかかった重要事を託せるはずもない。

また、ロシアのプーチン政権とは、このところ大変良好な関係を築いていて、プーチン大統領の年内の訪朝を、重ねて要請している。

だが問題は、ロシアと米帝との関係が悪いことだ。いまのロ米関係を考えると、やはりプーチン政権に調停役を求めるのは、荷が重いだろう。

その他、南(韓国)の文在寅政権は、話にならない。

日本の安倍晋三政権も同様だ。日本はかつて、米帝に追い詰められて米帝と戦争した過去があるというのに、いまや米帝の手先となって、わが国を圧殺しようとしている。日本はまったく歴史を教訓としていない。

ともかく、いま起こっている問題は、わが国と米帝とが、2国間で向かい合って解決していくしか方法はないのだ」

――1994年の第一次北朝鮮核危機の時は、最終盤でカーター元大統領が、クリントン大統領特使として訪朝し、間一髪で米朝開戦を回避した。

今回も、トランプ大統領が特使を派遣することは考えられるか?派遣するとしたら誰になるのか。

「平壌に特使が来るとしたら、おそらくティラーソン国務長官になるだろう。いまのトランプの周辺で、わが国が受け入れ可能な高官は、ティラーソンしか見当たらないからだ。

その際には、わが国はリ・スヨン外交委員長が中心になって、応対することになるだろう。

だが、これは米帝に強調しておきたいが、ティラーソンが平壌へ来るとしても、チャンスはたった一回だけだ」


Photo by GettyImages ティラーソン国務長官

――ティラーソン国務長官が訪朝した際には、北朝鮮はアメリカに何を求めるのか?

「求めることは、主に2点だ。

第一に、わが国を核保有国と認定すること。米帝やロシア、中国、フランス、イギリスのいわゆる5大国、それにインドやパキスタンまで核保有国と認められているのに、わが国だけダメというのは、どうしても納得できない。

わが国は自衛の手段として、どうあっても核保有国として生きていく。そのことを認めてもらわねばならない。

もう一点は、わが国と米帝とで、朝鮮戦争の休戦協定に代わる平和協定を締結することだ。平和協定の締結に向けて当事者同士が行動を起こすことこそが、朝鮮半島の平和への早道なのだ」

http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/906.html#c65

[昼休み52] "新喜び組"は23歳以下の美女たち! 中川隆
66. 中川隆[-6185] koaQ7Jey 2017年10月16日 11:08:11 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
経済コラムマガジン 2017/10/16(959号)

北朝鮮の国営メディアと同じ

「報道をしない自由」を発揮

「(安倍総理は)勝手に早期解散するという独断を行った」「森友学園や加計学園を巡る問題で批判が高まり、支持率が急落した」「(安倍総理は)朝鮮半島情勢を口実に『安全保障問題』の重要性と平和憲法修正の必要性を説き・・・」。もちろんこれらは今回の解散・総選挙に関する記事である。誰でもこれらを朝日・毎日・東京といった左翼系新聞の記事と思うであろう。

ところがこれらは朝鮮中央通信の記事である。北朝鮮の国営メディアが日本の国政選挙に論評したのは、これが初めてという話である。今回の総選挙で、いかに北朝鮮は安倍政権が倒れることを強く願っているかが分る。


朝日・毎日・東京の各新聞が北朝鮮とどの程度の親密さなのか不明である。しかし朝鮮中央通信と朝日・毎日・東京の論調が全く同じであることに筆者は注目する。この記事は10月1日に日テレニュースが報じたものであるが、もちろん朝日・毎日・東京はこの記事を無視していると思われる。したがって日本の各テレビ局も取上げていないはずである(筆者も全局の番組となれば全てをチェックできない)。

このようなことを見ても今日の日本のマスコミの偏向ぶりがはっきりと分る。ところで13年の特定秘密保護法が審議されている時、間抜けなジャーナリスト達は「報道の自由が侵される」と騒いでいた。しかし日本マスコミは、重要であるが自分達に都合の悪い事柄を意図的に報道しないという卑怯な手段を用いる。つまり「報道の自由」と騒ぎながら、その裏で「報道をしない自由」を発揮している。


この日本のマスコミの姿勢がよく現れたのが加計問題の報道である。

17/8/28(第952号)「日本のテレビ局をBPOに告発」
http://www.adpweb.com/eco/eco952.html

などで述べたように、朝日・毎日・東京の三紙と各テレビ局は、国会閉会中審査での前川前文科省事務次官の発言を全面的に否定する加戸守行前愛媛県知事の国会証言をほとんど取上げなかった。信じられないほどの不平等な扱いであった。この日本のマスコミの報道姿勢に憤りを感じたの筆者だけでなかったようである。民放テレビの中でも特に偏向ぶりが目立つTBSに、500名ほどの人々が抗議のため押掛けたという(このことも報道されていない)。

加戸前愛媛県知事の証言を全く掲載しなかったのが東京新聞である。これについて東京新聞の記者が、何故、加戸証言を全く掲載しないのか詰問されている。これに対してこの記者は「何を取上げて記事にするのかは私達の判断だ」とあきれた反論をしている。しかし読者が読みたいのは「真実」であり「本当のこと」である。新聞記者の思想・心情を反映した思い込みの記事ではない。

朝日・毎日も東京新聞と全く同じ報道姿勢である。自分達の報道方針にかなった物事だけを報道するという姿勢に徹している。このように朝日・毎日・東京の左翼三紙の報道姿勢は、中国や北朝鮮の国営メディアと全く同じである。いまだにかなりの人々が加計問題について真相が分らないと言っている。安倍総理やその周辺が何か隠していることがあると疑っている。しかし加戸証言でも分るように、問題は規制を死守する族議員とこれに加担してきた文科省である(国会で安倍総理を攻撃していたのは民進党の族議員・・玉木、桜井議員)。ところが日本のマスコミがこれらをほとんど報道せず真相を隠し続けている。人々の理解が進まないのが当たり前である。


しかし加計問題に関し、どれだけ日本のマスコミが本当のことを隠し続けても真相は人々の間に徐々に浸透している。次は、日本のマスコミが人々から信用されなくなる番である。朝日・毎日・東京の三紙と各テレビ局は安倍一強体制を転覆するため、様々な情報工作を行ってきた。加計問題はその一つと筆者は認識している。

一方、マスコミは小池都知事を過剰に持上げた報道を続け、小池氏に安倍政権を倒させることを夢想していた。TBSなんかは「激動、小池劇場」という特集を、都議選まで何と毎朝放送していた。明らかに都議選への選挙干渉であった。まさにこれは小池都知事の「選挙はテレビがやってくれるのよ」発言(中山成彬氏が朝日新聞の取材に)を実証している。


ポイントは自民党の固い支持層の動向

安倍体制打倒を目的に異常な報道を続けてきた左翼三紙(朝日・毎日・東京)やテレビ局にとって、総選挙の序盤での各党の獲得議席の予想は大きなショックであったはずである。各報道機関の予想では、自民党の議席の議席は20〜30の減少に止まっている。これに対し大躍進を期待し日本のマスコミが持上げて来た希望の党は、60議席程度とまさに撃沈である。今度の総選挙での政権交代なんて冗談の極みになっている。

たしかに都民ファーストが大勝利を収め自民党が大惨敗を喫した都議選の延長線で総選挙を考えると、希望の党が候補者を立てればほとんどは当選すると思われた。だから前原民進党は、希望の党に合流したのである。ちょっと前まで、各テレビ局は政権交代のシミュレーションを連日放送していた。公示直前の週刊文春は「自民74議席減、希望の党101議席」といった記事を掲載している。政権交代に到らなくとも、安倍総理退陣が必至の選挙結果の予想である。


投票日はまだ先であるが、安倍政権の転覆を目論んできたマスコミの工作は「カラ騒ぎ」に終わりそうである。マスコミは既に戦犯探しを始めている。一つには小池都知事が立候補しなかったことを挙げ、もう一つは小池氏の「排除」発言である。結局、マスコミ人は自分達の浅はかさを絶対に認めない。

しかし先週号

17/10/9(第958号)「総選挙の結果の予想」」
http://www.adpweb.com/eco/eco958.html

で述べた通り、仮に小池氏が立候補し、また排除発言がなくとも総選挙の結果に大差はないと筆者は見る。筆者は、そもそも都議選の延長線で総選挙を考えることが大間違いと言いたい。


都議選の結果は、東京人の異常な投票行動によると筆者は指摘した。この異常な投票行動が、全国、あるいは地方に波及するはずはない。ところが浅はかなマスコミ人は、東京で起った現象は必ず全国に広がるといった完全に間違った観念を持っている。彼等は、地方の人々も東京の有権者のように簡単に操作できると思い込んでいるのである。

ポイントは自民党の固い支持層が、どう判断し、どのような投票行動を取るかである。この層はマスコミの影響を受けにくい。むしろ偏向している日本のマスコミ報道を、日頃から苦々しく思っている人が多い。加計問題でも真相を知っているか、もしくはマスコミ報道が怪しいと感じている。今回離れるとしたなら、前回、前々回の総選挙で自民党に投票した浮動層の一部と筆者は見ている。むしろ東京の自民党の固い支持層は、今度の総選挙では総じて自民党に投票すると見る。この層の人々の中には都議選なんかには興味がなく(国政選挙のみ関心がある)、都議選を棄権した者が多かったと筆者は思っている。


ネットの影響力は無視できない程度に大きくなっている。加計問題でも真相と思われる記事や文章がネットには流れている。夕刊フジのネット版(ZAKZAK)も全国で読むことができる。ほとんどのマスコミが情報工作している現状では、ネット情報がなければ本当に日本は中国・北朝鮮と同程度の暗黒国家になっていると思われる。

11月から日経新聞がかなり大きな値上げを行う。値上げでは新聞社がいつもカルテル行為を行っているので、おそらく他の新聞も値上げするのであろう。「加計問題」だけでなく、「日本の財政は危機的」といつも「嘘」をつく新聞が値上げするのである。

主要メディアの社員の平均給与はズバ抜けて高い。民放テレビの中で一番高いのは偏向著しいTBSで、平均給与が1,600万円を越えている。おそらく新聞社もかなり高いと思われる。筆者は、今回の値上げでどれだけの読者が離れるのか注目している。
http://www.adpweb.com/eco/

http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/906.html#c66

[昼休み52] "新喜び組"は23歳以下の美女たち! 中川隆
67. 中川隆[-6184] koaQ7Jey 2017年10月16日 11:09:27 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
2017-10-13
民進党とその議員は「7つの欠如」で国家を破壊する存在だ


(日本人はもう一度「民主党・民進党」とその議員がいかに危険極まりない存在であったのかを改めて思い起こすべきだ。「7つの欠如」を見て欲しい。民進党を構成していた議員を当選させるというのは、とんでもないことである)

民進党という政党は中国・韓国・北朝鮮の工作員や売国奴の議員が集まっていた政党である。この政党の前身である「民主党」が政権を取った2009年から2012年まで、多くの人が本気で日本が崩壊すると懸念していた。

この当時、「日本は文化的にも経済的にも崩壊する」と思っていたのは一部の人間だけではない。すべての日本人が同じことを考えていた。

民主党政権が続くか、もしくは総選挙で再び日本人が民主党を選ぶのであれば、「日本を捨てる意志がある」と公言する人すらもいた。

実際にそうするかはともかく、その絶望的な気持ちはすべての日本人が共有していた。

日本が中国・韓国・北朝鮮の植民地のようになるのであれば、それはもう日本ではない。何としてでも民主党を止めたいという気持ちはすべての日本人の願いだった。

幸いにも2012年12月16日、自民党の安倍晋三氏はこの売国政党である民主党から政権を取り戻して、日本の崩壊をギリギリのところで回避した。

しかし、民主党の議員はまだ大量に生き残っているし、この生き残った議員が相変わらず日本の国益を損なう方向で動いて止まらない。


民主党政権の致命的な「7つの欠如」とは?

民主党は政権を担った3年間で、完全に信頼をなくした。

2012年8月、自民党はこの当時の民主党の政治がいかに劣悪なものであったのかを「民主党政権の検証」で総括しているのだが、そこでは「7つの欠如」が日本を混乱させたことを指摘している。

(民主党政権の検証 ー 迷走の3年を総括 ー)
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2016/07/20160709T1705350900.html

ここで指摘された民主党政権の致命的な「7つの欠如」とは、以下のものだった。

(1)国家運営能力の欠如
(2)党運営能力の欠如
(3)経済運営能力の欠如
(4)危機運営能力の欠如
(5)予算運営能力の欠如
(6)情報管理能力の欠如
(7)外交能力の欠如

問題はそれだけではないのはもちろんだ。皇室の軽視、マニフェストの破綻、国民への説明の欠如、基本方針のブレ、年金問題と、民主党の欠陥は数え切れないものがあった。

さらに民主党は不祥事が続出していて、「総理の不祥事」「閣僚の不祥事」「民主党議員の不祥事」「不適切な人事」と次々と沸いて出てきていた。

鳩山由紀夫は献金を受けたとされる人物が故人だったというのが暴露されたのだが、それだけでなく母親から月に1500万円もお小遣いをもらって脱税していた。

菅直人は在日韓国人から献金を受け、領収書を提出しなかった。さらに北朝鮮関係団体に献金も行っていた。

野田佳彦も在日韓国人から献金を受けていた事実が発覚し、さらに選挙では民団の協力を受けていたことが分かっている。

日本人はこんな凄まじい政党に3年間も好き放題にさせていたのである。これはまさに「日本の国政史上、大きな汚点」と言うに相応しいものであり、日本国民にとって悪夢以外の何者でもなかった。


君が代は民主主義にふさわしくないと言った男

民進党という政党が存在すること自体が日本の不幸だ。そして、民主党の残党が民進党の議員として生き残っているのが日本の恐怖だ。

民主党は信頼を失って、今では名前を「民進党」に変えて「民主党と民進党は違う」と批判を交わそうとしている。しかし、売国政治屋がそのまま民進党に居ついているのだからその実態は何も変わっていない。

民進党は相変わらず売国政党のままだ。

民主党の時代、鳩山由紀夫は「日本列島は日本人だけの所有物じゃない」と言って、日本を中国・韓国・北朝鮮に売り飛ばす意向を隠そうともしなかった。

民進党の代表をしていた岡田克也も、さっさと外国人(中国・韓国・北朝鮮)に参政権を与えて日本を侵略しやすい国にしようとする「外国人参政権」を強力にぶち上げている。

この岡田克也こそが「在日韓国人をはじめとする永住外国人住民の法的地位向上を推進する議員連盟」の会長であり、「特別永住者と一般永住者の地方議員および首長選挙における選挙権を認めるべき」と言っているのである。

岡田克也はまともな男ではない。「私も日本海という表記には、以前から違和感を持っていました」 という発言を見ても分かる通り、完全に特定のアジア(中国・韓国・北朝鮮)側の人間である。

「国歌・君が代は民主主義にふさわしくないので違和感を感じる。民主主義国家にふさわしい国歌があっていいんじゃないか」と言ったのも岡田克也だ。

民進党は激しい勢いで集団的自衛権を反対しているが、岡田克也はそもそも集団的自衛権どころか「小さな政府というなら、まず自衛隊を廃止すべきでしょう」と発言したこともある人間である。

中国・韓国・北朝鮮の工作員が日本を内部から乗っ取りやすくするために行っているのが「外国人参政権」であるとすると、日本を外部から乗っ取りやすくするのが「集団的自衛権反対」や「自衛隊の廃止」である。

あなたは、こんな人間が議員であることに恐怖を感じないだろうか。


民主党(民進党)は本当に「売国」を考えていた

「売国」とは文字通り「国を売り渡す」という意味があるのだが、民主党が売国政党であるというのは、本当にこの政党が「売国」を考えていたからである。

たとえば、民主党憲法調査会が2004年6月22日に提出した報告書を見れば、凄まじいことがかいてある。

(「創憲に向けて、憲法提言 中間報告 「法の支配」を確立し、国民の手に憲法を取り戻すために」)
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2016/07/20160709T1705350900.html

【第1小委員会総論】の「未来を展望し、前に向かって進む」の項目を見ると、このように書かれている。


21世紀の新しいタイプの憲法は、この主権の縮減、主権の抑制と共有化という、「主権の相対化」の歴史の流れをさらに確実なものとし、これに向けて邁進する国家の基本法として構想されるべきである。国家のあり方が求められているのであって、それは例えば、ヨーロッパ連合の壮大な実験のように、「国家主権の移譲」あるいは「主権の共有」という新しい姿を提起している。

民主党が行おうとしていた「憲法改正法案」には、「国家主権の移譲」と明確に書かれている。特定アジア(中国・韓国・北朝鮮)にべったりの人間が集まった議員たちが、日本国の主権を譲渡するというのだ。

民主党はこれと同時に「外国人参政権」やら「3000万人ステイ・1000万人移民」だとか「沖縄の独立・一国二制度」だとかを同時に進めていた。

こうした状況を総合的に判断すると、要するに中国・韓国・北朝鮮に日本の主権を委譲して、これらの国の植民地にしてしまおうと考えていたということだ。

民進党(旧・民主党)の議員たちは、本当にこのようなことを考えていたのだ。

「これを売国と言わずに何を売国というのか」と誰もが叫ぶほど見事なまでの売国政党である。この民進党が「防衛費は人を殺すための予算」と言う日本共産党と手を組んで選挙に臨んでいる。

日本人はもっと危機感を持って、この政党の壊滅を考えるべきではないだろうか。

自民党が挙げた「7つの欠如」は今も民進党にそっくりそのまま内包されており、この危険な政党と議員はこれからもずっと日本人を裏切り続ける。

自民党が挙げた「7つの欠如」は今も民進党とその議員にそっくりそのまま内包されている。民進党という危険な政党と議員はこれからもずっと日本人を裏切り続ける。
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2016/07/20160709T1705350900.html

http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/906.html#c67

[政治・選挙・NHK234] 最新のJNN世論調査で 安倍政権の支持率が 48.7%に上昇   政党支持率も自民がダントツで32.8%(+0.4%)  真相の道
1. 中川隆[-6183] koaQ7Jey 2017年10月16日 11:10:28 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
2017-10-13
民進党とその議員は「7つの欠如」で国家を破壊する存在だ


(日本人はもう一度「民主党・民進党」とその議員がいかに危険極まりない存在であったのかを改めて思い起こすべきだ。「7つの欠如」を見て欲しい。民進党を構成していた議員を当選させるというのは、とんでもないことである)

民進党という政党は中国・韓国・北朝鮮の工作員や売国奴の議員が集まっていた政党である。この政党の前身である「民主党」が政権を取った2009年から2012年まで、多くの人が本気で日本が崩壊すると懸念していた。

この当時、「日本は文化的にも経済的にも崩壊する」と思っていたのは一部の人間だけではない。すべての日本人が同じことを考えていた。

民主党政権が続くか、もしくは総選挙で再び日本人が民主党を選ぶのであれば、「日本を捨てる意志がある」と公言する人すらもいた。

実際にそうするかはともかく、その絶望的な気持ちはすべての日本人が共有していた。

日本が中国・韓国・北朝鮮の植民地のようになるのであれば、それはもう日本ではない。何としてでも民主党を止めたいという気持ちはすべての日本人の願いだった。

幸いにも2012年12月16日、自民党の安倍晋三氏はこの売国政党である民主党から政権を取り戻して、日本の崩壊をギリギリのところで回避した。

しかし、民主党の議員はまだ大量に生き残っているし、この生き残った議員が相変わらず日本の国益を損なう方向で動いて止まらない。


民主党政権の致命的な「7つの欠如」とは?

民主党は政権を担った3年間で、完全に信頼をなくした。

2012年8月、自民党はこの当時の民主党の政治がいかに劣悪なものであったのかを「民主党政権の検証」で総括しているのだが、そこでは「7つの欠如」が日本を混乱させたことを指摘している。

(民主党政権の検証 ー 迷走の3年を総括 ー)
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2016/07/20160709T1705350900.html

ここで指摘された民主党政権の致命的な「7つの欠如」とは、以下のものだった。

(1)国家運営能力の欠如
(2)党運営能力の欠如
(3)経済運営能力の欠如
(4)危機運営能力の欠如
(5)予算運営能力の欠如
(6)情報管理能力の欠如
(7)外交能力の欠如

問題はそれだけではないのはもちろんだ。皇室の軽視、マニフェストの破綻、国民への説明の欠如、基本方針のブレ、年金問題と、民主党の欠陥は数え切れないものがあった。

さらに民主党は不祥事が続出していて、「総理の不祥事」「閣僚の不祥事」「民主党議員の不祥事」「不適切な人事」と次々と沸いて出てきていた。

鳩山由紀夫は献金を受けたとされる人物が故人だったというのが暴露されたのだが、それだけでなく母親から月に1500万円もお小遣いをもらって脱税していた。

菅直人は在日韓国人から献金を受け、領収書を提出しなかった。さらに北朝鮮関係団体に献金も行っていた。

野田佳彦も在日韓国人から献金を受けていた事実が発覚し、さらに選挙では民団の協力を受けていたことが分かっている。

日本人はこんな凄まじい政党に3年間も好き放題にさせていたのである。これはまさに「日本の国政史上、大きな汚点」と言うに相応しいものであり、日本国民にとって悪夢以外の何者でもなかった。


君が代は民主主義にふさわしくないと言った男

民進党という政党が存在すること自体が日本の不幸だ。そして、民主党の残党が民進党の議員として生き残っているのが日本の恐怖だ。

民主党は信頼を失って、今では名前を「民進党」に変えて「民主党と民進党は違う」と批判を交わそうとしている。しかし、売国政治屋がそのまま民進党に居ついているのだからその実態は何も変わっていない。

民進党は相変わらず売国政党のままだ。

民主党の時代、鳩山由紀夫は「日本列島は日本人だけの所有物じゃない」と言って、日本を中国・韓国・北朝鮮に売り飛ばす意向を隠そうともしなかった。

民進党の代表をしていた岡田克也も、さっさと外国人(中国・韓国・北朝鮮)に参政権を与えて日本を侵略しやすい国にしようとする「外国人参政権」を強力にぶち上げている。

この岡田克也こそが「在日韓国人をはじめとする永住外国人住民の法的地位向上を推進する議員連盟」の会長であり、「特別永住者と一般永住者の地方議員および首長選挙における選挙権を認めるべき」と言っているのである。

岡田克也はまともな男ではない。「私も日本海という表記には、以前から違和感を持っていました」 という発言を見ても分かる通り、完全に特定のアジア(中国・韓国・北朝鮮)側の人間である。

「国歌・君が代は民主主義にふさわしくないので違和感を感じる。民主主義国家にふさわしい国歌があっていいんじゃないか」と言ったのも岡田克也だ。

民進党は激しい勢いで集団的自衛権を反対しているが、岡田克也はそもそも集団的自衛権どころか「小さな政府というなら、まず自衛隊を廃止すべきでしょう」と発言したこともある人間である。

中国・韓国・北朝鮮の工作員が日本を内部から乗っ取りやすくするために行っているのが「外国人参政権」であるとすると、日本を外部から乗っ取りやすくするのが「集団的自衛権反対」や「自衛隊の廃止」である。

あなたは、こんな人間が議員であることに恐怖を感じないだろうか。


民主党(民進党)は本当に「売国」を考えていた

「売国」とは文字通り「国を売り渡す」という意味があるのだが、民主党が売国政党であるというのは、本当にこの政党が「売国」を考えていたからである。

たとえば、民主党憲法調査会が2004年6月22日に提出した報告書を見れば、凄まじいことがかいてある。

(「創憲に向けて、憲法提言 中間報告 「法の支配」を確立し、国民の手に憲法を取り戻すために」)
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2016/07/20160709T1705350900.html

【第1小委員会総論】の「未来を展望し、前に向かって進む」の項目を見ると、このように書かれている。


21世紀の新しいタイプの憲法は、この主権の縮減、主権の抑制と共有化という、「主権の相対化」の歴史の流れをさらに確実なものとし、これに向けて邁進する国家の基本法として構想されるべきである。国家のあり方が求められているのであって、それは例えば、ヨーロッパ連合の壮大な実験のように、「国家主権の移譲」あるいは「主権の共有」という新しい姿を提起している。

民主党が行おうとしていた「憲法改正法案」には、「国家主権の移譲」と明確に書かれている。特定アジア(中国・韓国・北朝鮮)にべったりの人間が集まった議員たちが、日本国の主権を譲渡するというのだ。

民主党はこれと同時に「外国人参政権」やら「3000万人ステイ・1000万人移民」だとか「沖縄の独立・一国二制度」だとかを同時に進めていた。

こうした状況を総合的に判断すると、要するに中国・韓国・北朝鮮に日本の主権を委譲して、これらの国の植民地にしてしまおうと考えていたということだ。

民進党(旧・民主党)の議員たちは、本当にこのようなことを考えていたのだ。

「これを売国と言わずに何を売国というのか」と誰もが叫ぶほど見事なまでの売国政党である。この民進党が「防衛費は人を殺すための予算」と言う日本共産党と手を組んで選挙に臨んでいる。

日本人はもっと危機感を持って、この政党の壊滅を考えるべきではないだろうか。

自民党が挙げた「7つの欠如」は今も民進党にそっくりそのまま内包されており、この危険な政党と議員はこれからもずっと日本人を裏切り続ける。

自民党が挙げた「7つの欠如」は今も民進党とその議員にそっくりそのまま内包されている。民進党という危険な政党と議員はこれからもずっと日本人を裏切り続ける。
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2016/07/20160709T1705350900.html

http://www.asyura2.com/17/senkyo234/msg/208.html#c1

[昼休み52] "新喜び組"は23歳以下の美女たち! 中川隆
68. 中川隆[-6182] koaQ7Jey 2017年10月16日 12:13:44 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

2017年10月14日
焦点:北朝鮮が自賛する「国産装置」、兵器開発の立役者に
http://jp.reuters.com/article/north-korea-weapon-cnc-idJPKBN1CI0UD

James Pearson and Hyonhee Shin

[ソウル 12日 ロイター] - 北朝鮮で2009年に発表されたある曲のプロモーションビデオは、新しい国民的ヒーローをたたえる内容だった。のちに、それが謎に包まれた同国のミサイル・核プログラムの中心的存在であったことが、外部の専門家の知るところとなる。

そのヒーローとは、世界各地の工場で広く使われているコンピューター数値制御(CNC)装置である。

グレーで巨大な箱の様な形のCNC装置は、事前にプログラム化された数値情報に従い、自動車や携帯電話から家具や衣服に至るまで、あらゆるものの複雑な部品を製造するのに使われている。工作機械を操作する人間のオペレーターでは成し得ない精度が特徴だ。

北朝鮮では、国産技術とリバース・エンジニアリング(分解と解析)の組み合わせの成果で、こうした装置が今では兵器開発において極めて重要な役割を担うようになっている。これらの装置が、他国の技術支援や輸入に大きく依存せずに、金正恩(キム・ジョンウン)・朝鮮労働党委員長が核爆弾とミサイル開発を推し進めることを可能にしている。

精密機器の取引を禁じる国際制裁を科されているにもかかわらず、CNC装置が、正恩氏のミサイル・核実験を加速させることに寄与していると、核兵器の専門家は指摘する。

「北朝鮮の遠心分離器や新型ミサイルは全て、CNCを使った工作機械によって作られた部品に依存している」と、米ミドルベリー国際大学院モントレー校東アジア不拡散プログラムディレクターのジェフリー・ルイス氏は指摘。「ミサイルと核兵器の製造において、欠かせない基礎技術となっている」

1996年以降、CNC装置は、軍事目的に転用可能な民間装置などの拡散防止を目的とした国際的な管理体制「ワッセナー・アレンジメント」に含まれている。北朝鮮はこの枠組みに参加していない。

CNC技術に対する北朝鮮の称賛ぶりは度を超している。2010年の朝鮮労働党創建65周年の式典では、オレンジと緑の蛍光色をまとった何百人ものダンサーたちがCNCをたたえる曲「突破せよ、最先端を」に合わせ、パフォーマンスを行った。

シンガポールで北朝鮮人向けにビジネス研修を行っている「チョソン・エクスチェンジ」によると、韓国で大ヒットした「江南(カンナム)スタイル」がリリースされた2012年、北朝鮮ではCNCの曲が全国のカラオケマシーンに入れられたという。同曲の公式ビデオは、青空に向かって上昇する北朝鮮の長距離ミサイルの映像で始まっている。

<最先端>

北朝鮮が高性能なミサイル・核兵器開発の一環として独自にCNC装置を開発し始めたのは1990年代初めとみられると、核専門家は指摘する。旧ソ連から輸入した装置を分解し、製造方法を学んだとみられる。

国産のCNC装置が初めて登場したのは1995年。労働党機関紙「労働新聞」に2009年に掲載された記事によると、当時の最高指導者であった正恩氏の父親の金正日(ジョンイル)総書記が同装置に「蓮河」というブランド名を与えた。国営メディアがCNCの技術に言及したのはこのときが初めてだった。

北朝鮮政府が国内産業を押し上げる全国キャンペーンを行うなか、CNC装置は2009年までにプロパガンダの主力となっていた。同年に2回目となる核実験と長距離ミサイル発射実験を実施後、制裁は強化された。

当時、CNC装置を使ってアルミニウム管を製造していたと思われる国内工場を正日氏が視察したことについて、軍縮専門家は懸念を示していた。アルミニウム管は核開発の遠心分離器に使用されかねないからだ。

「2010年ごろまでには、さまざまなタイプのCNC装置を製造する能力があったようだ」と、韓国に亡命するまで北朝鮮の首都、平壌にあるコンピューター技術大学で教壇に立っていた金恆光氏は言う。

だが、CNC装置を製造する朝鮮蓮河機械合営会社が、兵器開発を支援しているとして国連安全保障理事会の制裁リストに加えられたのは2013年だった。

そして、北朝鮮が独自にミサイルエンジンを製造する能力がある可能性が高いと米情報当局者がロイターに語ったのは、ついこの8月である。

金恆光氏は現在、北朝鮮が約1万5000機のCNC装置を所有していると推定する。同氏の試算は、北朝鮮国営メディアの報道や写真のほか、科学者や教授や工場作業員だった10人以上の脱北者へのインタビューに基づいている。

<大量生産>

北朝鮮政府は国産CNC装置について、自主性を唱える主体(チュチェ)思想の勝利とたたえたが、厳密にはそれは正しくない。

2016年8月、国営メディアは、スイスの重電大手ABBのロゴが入ったCNC装置を使用する工場を視察する正恩氏の写真を配信した。世界のCNC市場において、ABBは最大手の1つである。同社の装置がいつ、どのように北朝鮮に渡ったのかは定かではない。

ABBは、同社が北朝鮮に対する貿易制裁を全面的に順守しており、自社の装置が同国に渡らないようにしているとしたうえで、「それでも、自社製品の一部がわれわれのあずかり知らぬところで許可なく北朝鮮に転売されていた可能性は排除できない」と、ロイターの問い合わせに回答した。

国連安保理の北朝鮮制裁委員会が今年発表した報告書によると、中国の「滕州市科永達數控機床有限公司」が、北朝鮮の新たなCNCサプライヤーとなっていた。同社の営業担当者はロイターに対し、北朝鮮への販売は4年前に中止しており、現在は取引関係にないと述べた。

制裁下にあるにもかかわらず、CNC装置は北朝鮮内の製造拠点の至るところにあり、中国やロシア経由で持ち込まれた可能性があると、韓国科学技術政策研究院の李春根(イ・チュングン)先任研究委員は指摘する。

最大の抜け道は、一部のCNC装置は軍民両用で利用できる機能があるため禁止されているものの、大半の装置は民需産業で利用できることだ。

「軍民両用が可能であることを考えると、他の目的で装置を輸入し、それを分解して利用することも可能だろう」との見方を李氏は示した。

CNCの歌はこのことを出だしのフレーズで強調している。

「それが何であろうと、全力で取り組めば、作れるプログラムはある」



http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/906.html#c68

[原発・フッ素33] 僕が子供に牛乳を飲ませない7つの理由  なんとも恐ろしい日本の牛乳 私は豆乳ヨーグルトにトルコレーズン。 てんさい(い)
100. 中川隆[-6181] koaQ7Jey 2017年10月16日 13:23:12 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
フランス人は朝昼晩 フランスパンと乳製品ばかり食べているけど、寿命は世界第二位だからね:


フランス人は一日中、乳製品ばかり

さすがはチーズの国、フランス。チーズはもちろん、乳製品の種類もとても豊富です。朝はココア、毎食後にクリームチーズとパン、夕飯はフレッシュクリームを使ったキッシュ、食後はヨーグルト。一日中、カルシウム摂取!フランスにいれば、骨粗しょう症になる心配はないかも。

本当は世界第2位の長寿大国フランス 日本とは違う健康の秘訣とは? 2010年10月3日
https://www.madameriri.com/2010/10/03/%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AF%E9%95%B7%E5%AF%BF%E5%A4%A7%E5%9B%BD%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%80%80%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A8%E3%81%AF%E9%81%95%E3%81%86%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%81%AE%E7%A7%98/


日本とフランスの数少ない共通点。それは日本もフランスもともに世界に誇る「長寿大国」であるという点である。

2009年度のOECD社会指標調査によると、日本の平均寿命はOECD諸国中最も高く男性で79.0歳、女性で85.8歳。

フランスは日本に次ぐ世界第2位の長寿国であり、平均寿命は男性で77.3歳、女性で84.4歳である。(グラフ参照)


https://www.madameriri.com/2010/10/03/%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AF%E9%95%B7%E5%AF%BF%E5%A4%A7%E5%9B%BD%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%80%80%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A8%E3%81%AF%E9%81%95%E3%81%86%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%81%AE%E7%A7%98/


平均寿命の世界比較

栄養価の高い日本食一般に、日本人が長生きする理由として、日本人の食習慣が挙げられる。日本人は世界的にも、脂質が少ない健康的な食事をしていると知られているが、健康ライフとスキンケアに関する米国のブログ「skincare.body-money.com」では、日本人の食生活が日本人の長寿の秘訣だと綴られている。確かに日本食には、豆類・海藻類・根菜類など欧米諸国ではあまり見かけない、栄養価の高い食品を日常的に摂取している。

また、日本は世界トップクラスの漁業国であることから、栄養価の高い魚介類を使った食事が多く、またそれに派生する商品(魚肉すり身製品など)が多いため、どんな料理にも栄養価の高い食品を手軽に加えることができる。

また、日本人の体格の小ささが長寿の秘訣であるという見方もある。例えば相撲取りは日常的に運動し、体格がよくいかにも健康そうに思われるが、晩年は病気をしやすく早死にするといわれている。大きな体を維持するためのカロリー摂取量が多く、肝臓などの臓器にも負担がかかりやすい。一般に、動物実験ではカロリー消費量が低い方が長生きすると言われるため、肥満率が韓国についで世界に2番目に低い日本人は長生きするという仮説が立てられるのだ。

では、体格も大きく、アルコール消費量・カロリー摂取量ともに世界第4位(2004年WHO調査)のフランスが、他の先進国に比べて長生きできるのはなぜだろうか?
https://www.madameriri.com/2010/10/03/%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AF%E9%95%B7%E5%AF%BF%E5%A4%A7%E5%9B%BD%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%80%80%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A8%E3%81%AF%E9%81%95%E3%81%86%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%81%AE%E7%A7%98/


フランス食事情(1) 普段の食事
http://www.j-milk.jp/kenko/column/berohe000000g5ov.html


フランスの統計調査からも見える「普段の食事」をご紹介します。


前菜・メイン・チーズ・デザートにワイン…

フランス料理というと、フルコースの豪華な食事を思い浮かべ、フランス人は毎日そんな食事をして皆グルメだ!というイメージがあるかもしれません。

でも、このようなフランス料理を毎日食べている人は正直ほとんどいません。
いったいフランス人は普段、どのような食事をしているのでしょうか。


朝食

定番は甘い菓子パン

朝食の代表的なパンはクロワッサンやパン・オ・ショコラなどのヴィエノワズリー(Viennoiserie=バターをたっぷり使った菓子パン)や、タルティン(Tartine)。
タルティンはバゲット(フランスパン)を食べやすい長さに切り、バターとジャムまたはハチミツなどを塗っただけのものです。

飲み物はカフェ・オ・レやコーヒー、紅茶。
また、朝食にシリアルを食べる人も多くいます。

甘い系の朝食が定番で、卵やベーコンを焼いたりする人はあまりいません。

■バターとジャムを塗ったタルティン。はちみつやチョコレートペーストを塗ったり好きな味で


昼食

夕食より重くなる傾向も


カフェやレストラン、学食で食べる人、ファストフードを利用する人、近くの店でサンドウィッチを買う、もしくは家から持参する人など、いろいろです。

就労している人でも、一旦自宅へ戻って昼食をとる人もいます。
ちなみに子どもも学校給食を全員が食べるわけではなく、家で食べてから再登校する児童も多くいます。

昼はサンドウィッチだけ、パスタだけ、サラダだけ、と単品で済ませる人がいる一方で、肉料理や魚料理を昼食でとる人が多く*1、どちらかというと夕食より重くなる傾向のようです。


といってもフルコースというわけではなく、メイン(主菜)に付け合せ(副菜)+デザートという感じです。

■町のサンドウィッチ屋。サンドウィッチのパンはバゲット、バターやマヨネーズはぬられていない。具はハム&チーズ、ツナ&野菜、チキン&卵などいろいろ。


■友人宅での昼ごはん。家庭料理は牛肉のグリルとじゃがいものグラタン。シンプルだが皆でいっしょに食べるのがいい


夕食

自宅で家族そろって


夕食はほとんどの人が自宅で家族といっしょにとります。

働いている女性が多いので、平日は簡単なものを準備する場合がほとんど。

パスタ、冷凍のピザ、スープ、キッシュ、ハム、テイクアウトの惣菜などの中から、簡単に出せるものが1品と、あればちょっとしたサラダを付ける程度です。

足りなければ、バゲットにチーズをのせてつまんだり。

デザートにはヨーグルトが多く、フロマージュブラン、プティスイス*2も定番です。


「誰かと一緒に」が大切

大体、普段の食事はこんな感じで意外なほど地味でシンプル。

たとえ食事の中身が簡素なものだったとしても、一人ではなく、必ず誰かと食べることを最も大切にするフランス人。
職場の机で一人で食べたり、時間の合間に食べたり、何かをしながら食べることを嫌い、皆で食卓を囲んで過ごす時間を楽しみます。

日本を始め、多くの国で食事の時間が短縮され、家族ととる時間が減っている中、フランス人の多くが現在も共有し変わらずにいる伝統的な食の習慣です。

*1  Individuelle Nationale des Consomations Alimentaires 2 -INCA 2 2006-2007−(第二回国民栄養調査)/Afssa(フランス食品衛生安全庁)、食事別食品別消費の分布より 。
詳細はこちら→Individuelle Nationale des Consomations Alimentaires 2 -INCA 2 2006-2007

*2  プティスイス…フレッシュチーズの1種で味はフロマージュブランよりも濃厚。
http://www.j-milk.jp/kenko/column/berohe000000g5ov.html


フランス食事情(2) 数字で見る食生活
http://www.j-milk.jp/kenko/column/berohe000000h2er.html


統計調査からみえる、食生活のお国がらとは?


フランス版国民栄養調査(*1)をもとに、フランス人が毎日どんな食品を消費し、どのくらいの栄養を摂取しているか見てみましょう。

(フランス:18-79才、日本:20才以上の結果を比較。日本は平成23年国民健康・栄養調査より)


栄養素の摂取

エネルギー


●2,162Kcal
日本人の平均より300Kcal以上多い。

パティスリー(ケーキ・ペストリー類)から129Kcal摂取していて、最も消費量の多い食品であるパン(317Kcal)に次ぐ摂取エネルギーに。

フランスは美味しいパティスリーが充実してるから仕方がない…!?


3大栄養素からのエネルギー摂取割合

●炭水化物44%・たんぱく質17%・脂質39%
日本人の平均(炭水化物 56%、たんぱく質 15%、脂質 26%)と比べ脂質が多く、炭水化物が少ない。

フランスでの推奨量は、炭水化物 55%、たんぱく質 15%、脂質 30%。

カルシウム

●914mg (男性984mg 女性850mg)
18才以上の推奨量は900mg。
牛乳・乳製品からはおよそ 390mg、飲料水から 94mg、野菜から 48mgを摂取。

女性の摂取量はすべての年代で推奨量を下回っている。
特に、男女とも10代のカルシウム不足が深刻で、10-18才の推奨量は1,200mgであるが、 約800mgしか摂れていない。


日本の場合、20才以上のカルシウム摂取量は494mg。
推奨量と比較してみると、男女とも10代以降、すべての年代で不足している。
ミルク解体新書 第1回 カルシウム学


食品の摂取量

牛乳・乳製品の摂取量


●201g
日本人の2倍以上を摂取。牛乳 86g(*2)、チルド乳製品 82g(*3)、チーズ 33g。

牛乳は8割の人が朝食で摂っている。チルド乳製品は女性の方が多く摂取している。

チーズは男性の方が多く摂取しており、男女とも9割以上の人が食べていてる。
ほかに9割以上の人が食べている食品は、パン、野菜、肉、水。

■チーズ売り場のほんの一部。フランスの食卓には欠かせない。


魚の摂取量

●27g
日本人の1/3しか食べていない。
子どもの摂取量は18gだが、これは金曜日の給食に魚が出るおかげ。


魚の摂取量に伴い、ビタミンDの摂取量も少ない。
魚に次いで卵、チーズがビタミンDの摂取源。ビタミンDを強化した牛乳も売られている。

■魚の消費に日本のSUSHIも貢献?


肉の摂取量

●120g
畜肉だけなら50gで日本人とさほど変わらないが、ハムやソーセージなどの肉加工食品を合わせると1.5倍の摂取量に。

肉の種類は牛、豚、鶏のほか、仔牛、うさぎやジビエ(野鳥獣)も含まれる。

■スーパーマーケットで。生ハム、ソーセージ、パテなど、たくさんの肉加工品が並ぶ。


パンの摂取量

●115g
日本人の平均は33g。一方、米の消費量はフランス 25g、日本 319g。


パンはフランス人のほとんどが、朝、昼、夕と食べる食品。日本の主食「米」に匹敵する。

パンは炭水化物のほか、食物繊維、マグネシウム、マンガン、銅などの微量栄養素の摂取源にもなっている。


野菜の摂取量

●139g
日本人に比べ、100g以上少ない。野菜をほとんど食べない人も少なくない。

スーパーでは袋からだしてすぐ食べられるカットサラダが充実しているほか、冷凍や缶詰の野菜も多く利用されている。

■袋からだしてすぐ食べられるサラダ。レタス、ルッコラ、エンダイブなど種類も豊富。


食事を決めるのに大切だと考えることは?

この調査で、79%のフランス人が食事内容を決定する要因に”健康維持”を挙げてはいますが、食事のバランスは決してよいとはいえません。


肥満をはじめ、栄養摂取の過不足が要因の疾患が増加していることをうけ、社会問題健康省(Ministère des Affaires de Social et de la santé)による国民健康栄養プログラム(Programme National Nutrition Santé:PNNS)が2001年より促進されています。


*1 Individuelle Nationale des Consomations Alimentaires 2 -INCA 2 2006-2007−(第2回国民栄養調査)/Afssa(フランス食品衛生安全庁)、

*2 牛乳、その他の乳、乳飲料、練乳、粉乳が含まれる

*3 発酵クリーム、ヨーグルト、フロマージュブラン、プティスイスが含まれる
http://www.j-milk.jp/kenko/column/berohe000000h2er.html


日本人がフランスに住むと食生活はこう変わる!7つの例 2011年4月9日
https://www.madameriri.com/2011/04/09/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%8C%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%AB%E4%BD%8F%E3%82%80%E3%81%A8%E9%A3%9F%E7%94%9F%E6%B4%BB%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%86%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B%EF%BC%81/


環境が変われば食生活も変わる。フランスに住んで1年半。食生活・食習慣は日本にいた時とすっかり変わってしまった。それではフランスで生活するようになると食生活はどう変わってしまうのか?人によってその変化も異なるが、私の場合はこのように変化した!


1. ごはんの友が“バゲット”に!

日本で、食事に欠かせないものと言えば白ご飯。フランスではフランスパン(バゲット)です。最初はパンを片手に食事するフランス人を不思議に思っていましたが、いつの間にか私も、毎日のバケットが欠かせなくなっていました。そう!フランス人の毎日の食事を支える、ごはんの友はバゲットなのです。


2. 気が付けば肉ばかり

肉と魚はどうしても日本のモノと比べてしまいます…。フランスのなかでも魚介がおいしいといわれるニースに住んでいますが、それでもやっぱり魚の国、日本には敵いません。フランスの魚は品質もそうですが、魚屋さんの下処理もあまりよろしくないような…。その代り、フランスのお肉はおいしい!ビーフステーキも日本より安く、肉汁たっぷりで種類も豊富。結果的に1週間の献立は、気づけば「肉ばかり」になってしまいます。


3. 一日中、乳製品ばかり

さすがはチーズの国、フランス。チーズはもちろん、乳製品の種類もとても豊富です。朝はココア、毎食後にクリームチーズとパン、夕飯はフレッシュクリームを使ったキッシュ、食後はヨーグルト。一日中、カルシウム摂取!フランスにいれば、骨粗しょう症になる心配はないかも。


4. 食後のデザートは欠かせません!

これはフランス人の食習慣なのでしょうか?食後はどうしてもデザートが欠かせないようです。食事が終わると、たいていチーズ→デザートが待っています。家庭によっては、チーズ→果物→デザートの順で食べるところも。いつのまにか私も、デザートがないと食事が終わったような気にならなくなってしまいました。メインでお腹いっぱいにしないように、腹八分目に食べるのがポイント。


5. お茶はコーヒー、紅茶と同じジャンル

日本では毎食お茶を飲んでいましたが、そんな習慣のないフランスでは水ばかり。すると、何となくお茶に対する価値観も変わってくるものです。お茶は水分補給としてガブガブ飲むものではなく、休憩時やおやつの時間に飲むものというように捉えるようになりました。不思議なもので、飲む回数が少なくなるとカフェインの心配までするようになりました。


6. 朝は軽くいきましょう

朝食に白ご飯とお味噌汁と塩鮭。こんな元祖日本の朝ごはんメニューは考えるだけでも重たい…。よく食べるグルメなフランス人ですが、朝は軽く!が基本のようです。日本食の朝ごはんはあくまで「1回の食事」としてのごはんという位置づけですが、フランスでは「おまけ」ごはんのような気がします。フランスでの朝食は、シリアルやブリオッシュ、ビスケットやクロワッサン、パン・オ・ショコラなどが主流です。


7. Tremper(トンペー)

クッキーやパンを、カフェオレやコーヒー、紅茶に浸して食べることをフランス語で「Tremper(トンペー)」と言います。トンペーはフランス人の常識なのでしょうか?誰もが飲み物に浸して食べるのです。最初は何となく気持ちが悪いと思い、私がトンペーせずに食べていました。すると周りのフランス人が「何でこの日本人はつけないの?」と不思議な顔をされることもありました。そんな私も今ではすっかりフランス人の仲間入りです。何となくトンペー食べせずにはいられなくなりました。
https://www.madameriri.com/2011/04/09/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%8C%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%AB%E4%BD%8F%E3%82%80%E3%81%A8%E9%A3%9F%E7%94%9F%E6%B4%BB%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%86%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B%EF%BC%81/

詳細は

フランス人はバゲット(フランスパン)が一番好き
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/766.html



http://www.asyura2.com/13/genpatu33/msg/403.html#c100

[政治・選挙・NHK234] 18歳の高校生と大学生の皆さんへ  赤かぶ
1. 中川隆[-6180] koaQ7Jey 2017年10月16日 14:24:00 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
マスコミと中国・朝鮮工作員の流す反政府デマに騙されないで下さい

日本のマスコミは北朝鮮の国営メディアと同じ


「報道をしない自由」を発揮

「(安倍総理は)勝手に早期解散するという独断を行った」「森友学園や加計学園を巡る問題で批判が高まり、支持率が急落した」「(安倍総理は)朝鮮半島情勢を口実に『安全保障問題』の重要性と平和憲法修正の必要性を説き・・・」。もちろんこれらは今回の解散・総選挙に関する記事である。誰でもこれらを朝日・毎日・東京といった左翼系新聞の記事と思うであろう。

ところがこれらは朝鮮中央通信の記事である。北朝鮮の国営メディアが日本の国政選挙に論評したのは、これが初めてという話である。今回の総選挙で、いかに北朝鮮は安倍政権が倒れることを強く願っているかが分る。


朝日・毎日・東京の各新聞が北朝鮮とどの程度の親密さなのか不明である。しかし朝鮮中央通信と朝日・毎日・東京の論調が全く同じであることに筆者は注目する。この記事は10月1日に日テレニュースが報じたものであるが、もちろん朝日・毎日・東京はこの記事を無視していると思われる。したがって日本の各テレビ局も取上げていないはずである(筆者も全局の番組となれば全てをチェックできない)。

このようなことを見ても今日の日本のマスコミの偏向ぶりがはっきりと分る。ところで13年の特定秘密保護法が審議されている時、間抜けなジャーナリスト達は「報道の自由が侵される」と騒いでいた。しかし日本マスコミは、重要であるが自分達に都合の悪い事柄を意図的に報道しないという卑怯な手段を用いる。つまり「報道の自由」と騒ぎながら、その裏で「報道をしない自由」を発揮している。


この日本のマスコミの姿勢がよく現れたのが加計問題の報道である。

17/8/28(第952号)「日本のテレビ局をBPOに告発」
http://www.adpweb.com/eco/eco952.html

などで述べたように、朝日・毎日・東京の三紙と各テレビ局は、国会閉会中審査での前川前文科省事務次官の発言を全面的に否定する加戸守行前愛媛県知事の国会証言をほとんど取上げなかった。信じられないほどの不平等な扱いであった。この日本のマスコミの報道姿勢に憤りを感じたの筆者だけでなかったようである。民放テレビの中でも特に偏向ぶりが目立つTBSに、500名ほどの人々が抗議のため押掛けたという(このことも報道されていない)。

加戸前愛媛県知事の証言を全く掲載しなかったのが東京新聞である。これについて東京新聞の記者が、何故、加戸証言を全く掲載しないのか詰問されている。これに対してこの記者は「何を取上げて記事にするのかは私達の判断だ」とあきれた反論をしている。しかし読者が読みたいのは「真実」であり「本当のこと」である。新聞記者の思想・心情を反映した思い込みの記事ではない。

朝日・毎日も東京新聞と全く同じ報道姿勢である。自分達の報道方針にかなった物事だけを報道するという姿勢に徹している。このように朝日・毎日・東京の左翼三紙の報道姿勢は、中国や北朝鮮の国営メディアと全く同じである。いまだにかなりの人々が加計問題について真相が分らないと言っている。安倍総理やその周辺が何か隠していることがあると疑っている。しかし加戸証言でも分るように、問題は規制を死守する族議員とこれに加担してきた文科省である(国会で安倍総理を攻撃していたのは民進党の族議員・・玉木、桜井議員)。ところが日本のマスコミがこれらをほとんど報道せず真相を隠し続けている。人々の理解が進まないのが当たり前である。


しかし加計問題に関し、どれだけ日本のマスコミが本当のことを隠し続けても真相は人々の間に徐々に浸透している。次は、日本のマスコミが人々から信用されなくなる番である。朝日・毎日・東京の三紙と各テレビ局は安倍一強体制を転覆するため、様々な情報工作を行ってきた。加計問題はその一つと筆者は認識している。

一方、マスコミは小池都知事を過剰に持上げた報道を続け、小池氏に安倍政権を倒させることを夢想していた。TBSなんかは「激動、小池劇場」という特集を、都議選まで何と毎朝放送していた。明らかに都議選への選挙干渉であった。まさにこれは小池都知事の「選挙はテレビがやってくれるのよ」発言(中山成彬氏が朝日新聞の取材に)を実証している。


ポイントは自民党の固い支持層の動向

安倍体制打倒を目的に異常な報道を続けてきた左翼三紙(朝日・毎日・東京)やテレビ局にとって、総選挙の序盤での各党の獲得議席の予想は大きなショックであったはずである。各報道機関の予想では、自民党の議席の議席は20〜30の減少に止まっている。これに対し大躍進を期待し日本のマスコミが持上げて来た希望の党は、60議席程度とまさに撃沈である。今度の総選挙での政権交代なんて冗談の極みになっている。

たしかに都民ファーストが大勝利を収め自民党が大惨敗を喫した都議選の延長線で総選挙を考えると、希望の党が候補者を立てればほとんどは当選すると思われた。だから前原民進党は、希望の党に合流したのである。ちょっと前まで、各テレビ局は政権交代のシミュレーションを連日放送していた。公示直前の週刊文春は「自民74議席減、希望の党101議席」といった記事を掲載している。政権交代に到らなくとも、安倍総理退陣が必至の選挙結果の予想である。


投票日はまだ先であるが、安倍政権の転覆を目論んできたマスコミの工作は「カラ騒ぎ」に終わりそうである。マスコミは既に戦犯探しを始めている。一つには小池都知事が立候補しなかったことを挙げ、もう一つは小池氏の「排除」発言である。結局、マスコミ人は自分達の浅はかさを絶対に認めない。

しかし先週号

17/10/9(第958号)「総選挙の結果の予想」」
http://www.adpweb.com/eco/eco958.html

で述べた通り、仮に小池氏が立候補し、また排除発言がなくとも総選挙の結果に大差はないと筆者は見る。筆者は、そもそも都議選の延長線で総選挙を考えることが大間違いと言いたい。


都議選の結果は、東京人の異常な投票行動によると筆者は指摘した。この異常な投票行動が、全国、あるいは地方に波及するはずはない。ところが浅はかなマスコミ人は、東京で起った現象は必ず全国に広がるといった完全に間違った観念を持っている。彼等は、地方の人々も東京の有権者のように簡単に操作できると思い込んでいるのである。

ポイントは自民党の固い支持層が、どう判断し、どのような投票行動を取るかである。この層はマスコミの影響を受けにくい。むしろ偏向している日本のマスコミ報道を、日頃から苦々しく思っている人が多い。加計問題でも真相を知っているか、もしくはマスコミ報道が怪しいと感じている。今回離れるとしたなら、前回、前々回の総選挙で自民党に投票した浮動層の一部と筆者は見ている。むしろ東京の自民党の固い支持層は、今度の総選挙では総じて自民党に投票すると見る。この層の人々の中には都議選なんかには興味がなく(国政選挙のみ関心がある)、都議選を棄権した者が多かったと筆者は思っている。


ネットの影響力は無視できない程度に大きくなっている。加計問題でも真相と思われる記事や文章がネットには流れている。夕刊フジのネット版(ZAKZAK)も全国で読むことができる。ほとんどのマスコミが情報工作している現状では、ネット情報がなければ本当に日本は中国・北朝鮮と同程度の暗黒国家になっていると思われる。

11月から日経新聞がかなり大きな値上げを行う。値上げでは新聞社がいつもカルテル行為を行っているので、おそらく他の新聞も値上げするのであろう。「加計問題」だけでなく、「日本の財政は危機的」といつも「嘘」をつく新聞が値上げするのである。

主要メディアの社員の平均給与はズバ抜けて高い。民放テレビの中で一番高いのは偏向著しいTBSで、平均給与が1,600万円を越えている。おそらく新聞社もかなり高いと思われる。筆者は、今回の値上げでどれだけの読者が離れるのか注目している。
http://www.adpweb.com/eco/


2017-10-13
民進党とその議員は「7つの欠如」で国家を破壊する存在だ


(日本人はもう一度「民主党・民進党」とその議員がいかに危険極まりない存在であったのかを改めて思い起こすべきだ。「7つの欠如」を見て欲しい。民進党を構成していた議員を当選させるというのは、とんでもないことである)

民進党という政党は中国・韓国・北朝鮮の工作員や売国奴の議員が集まっていた政党である。この政党の前身である「民主党」が政権を取った2009年から2012年まで、多くの人が本気で日本が崩壊すると懸念していた。

この当時、「日本は文化的にも経済的にも崩壊する」と思っていたのは一部の人間だけではない。すべての日本人が同じことを考えていた。

民主党政権が続くか、もしくは総選挙で再び日本人が民主党を選ぶのであれば、「日本を捨てる意志がある」と公言する人すらもいた。

実際にそうするかはともかく、その絶望的な気持ちはすべての日本人が共有していた。

日本が中国・韓国・北朝鮮の植民地のようになるのであれば、それはもう日本ではない。何としてでも民主党を止めたいという気持ちはすべての日本人の願いだった。

幸いにも2012年12月16日、自民党の安倍晋三氏はこの売国政党である民主党から政権を取り戻して、日本の崩壊をギリギリのところで回避した。

しかし、民主党の議員はまだ大量に生き残っているし、この生き残った議員が相変わらず日本の国益を損なう方向で動いて止まらない。


民主党政権の致命的な「7つの欠如」とは?

民主党は政権を担った3年間で、完全に信頼をなくした。

2012年8月、自民党はこの当時の民主党の政治がいかに劣悪なものであったのかを「民主党政権の検証」で総括しているのだが、そこでは「7つの欠如」が日本を混乱させたことを指摘している。

(民主党政権の検証 ー 迷走の3年を総括 ー)
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2016/07/20160709T1705350900.html

ここで指摘された民主党政権の致命的な「7つの欠如」とは、以下のものだった。

(1)国家運営能力の欠如
(2)党運営能力の欠如
(3)経済運営能力の欠如
(4)危機運営能力の欠如
(5)予算運営能力の欠如
(6)情報管理能力の欠如
(7)外交能力の欠如

問題はそれだけではないのはもちろんだ。皇室の軽視、マニフェストの破綻、国民への説明の欠如、基本方針のブレ、年金問題と、民主党の欠陥は数え切れないものがあった。

さらに民主党は不祥事が続出していて、「総理の不祥事」「閣僚の不祥事」「民主党議員の不祥事」「不適切な人事」と次々と沸いて出てきていた。

鳩山由紀夫は献金を受けたとされる人物が故人だったというのが暴露されたのだが、それだけでなく母親から月に1500万円もお小遣いをもらって脱税していた。

菅直人は在日韓国人から献金を受け、領収書を提出しなかった。さらに北朝鮮関係団体に献金も行っていた。

野田佳彦も在日韓国人から献金を受けていた事実が発覚し、さらに選挙では民団の協力を受けていたことが分かっている。

日本人はこんな凄まじい政党に3年間も好き放題にさせていたのである。これはまさに「日本の国政史上、大きな汚点」と言うに相応しいものであり、日本国民にとって悪夢以外の何者でもなかった。


君が代は民主主義にふさわしくないと言った男

民進党という政党が存在すること自体が日本の不幸だ。そして、民主党の残党が民進党の議員として生き残っているのが日本の恐怖だ。

民主党は信頼を失って、今では名前を「民進党」に変えて「民主党と民進党は違う」と批判を交わそうとしている。しかし、売国政治屋がそのまま民進党に居ついているのだからその実態は何も変わっていない。

民進党は相変わらず売国政党のままだ。

民主党の時代、鳩山由紀夫は「日本列島は日本人だけの所有物じゃない」と言って、日本を中国・韓国・北朝鮮に売り飛ばす意向を隠そうともしなかった。

民進党の代表をしていた岡田克也も、さっさと外国人(中国・韓国・北朝鮮)に参政権を与えて日本を侵略しやすい国にしようとする「外国人参政権」を強力にぶち上げている。

この岡田克也こそが「在日韓国人をはじめとする永住外国人住民の法的地位向上を推進する議員連盟」の会長であり、「特別永住者と一般永住者の地方議員および首長選挙における選挙権を認めるべき」と言っているのである。

岡田克也はまともな男ではない。「私も日本海という表記には、以前から違和感を持っていました」 という発言を見ても分かる通り、完全に特定のアジア(中国・韓国・北朝鮮)側の人間である。

「国歌・君が代は民主主義にふさわしくないので違和感を感じる。民主主義国家にふさわしい国歌があっていいんじゃないか」と言ったのも岡田克也だ。

民進党は激しい勢いで集団的自衛権を反対しているが、岡田克也はそもそも集団的自衛権どころか「小さな政府というなら、まず自衛隊を廃止すべきでしょう」と発言したこともある人間である。

中国・韓国・北朝鮮の工作員が日本を内部から乗っ取りやすくするために行っているのが「外国人参政権」であるとすると、日本を外部から乗っ取りやすくするのが「集団的自衛権反対」や「自衛隊の廃止」である。

あなたは、こんな人間が議員であることに恐怖を感じないだろうか。


民主党(民進党)は本当に「売国」を考えていた

「売国」とは文字通り「国を売り渡す」という意味があるのだが、民主党が売国政党であるというのは、本当にこの政党が「売国」を考えていたからである。

たとえば、民主党憲法調査会が2004年6月22日に提出した報告書を見れば、凄まじいことがかいてある。

(「創憲に向けて、憲法提言 中間報告 「法の支配」を確立し、国民の手に憲法を取り戻すために」)
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2016/07/20160709T1705350900.html

【第1小委員会総論】の「未来を展望し、前に向かって進む」の項目を見ると、このように書かれている。


21世紀の新しいタイプの憲法は、この主権の縮減、主権の抑制と共有化という、「主権の相対化」の歴史の流れをさらに確実なものとし、これに向けて邁進する国家の基本法として構想されるべきである。国家のあり方が求められているのであって、それは例えば、ヨーロッパ連合の壮大な実験のように、「国家主権の移譲」あるいは「主権の共有」という新しい姿を提起している。

民主党が行おうとしていた「憲法改正法案」には、「国家主権の移譲」と明確に書かれている。特定アジア(中国・韓国・北朝鮮)にべったりの人間が集まった議員たちが、日本国の主権を譲渡するというのだ。

民主党はこれと同時に「外国人参政権」やら「3000万人ステイ・1000万人移民」だとか「沖縄の独立・一国二制度」だとかを同時に進めていた。

こうした状況を総合的に判断すると、要するに中国・韓国・北朝鮮に日本の主権を委譲して、これらの国の植民地にしてしまおうと考えていたということだ。

民進党(旧・民主党)の議員たちは、本当にこのようなことを考えていたのだ。

「これを売国と言わずに何を売国というのか」と誰もが叫ぶほど見事なまでの売国政党である。この民進党が「防衛費は人を殺すための予算」と言う日本共産党と手を組んで選挙に臨んでいる。

日本人はもっと危機感を持って、この政党の壊滅を考えるべきではないだろうか。

自民党が挙げた「7つの欠如」は今も民進党にそっくりそのまま内包されており、この危険な政党と議員はこれからもずっと日本人を裏切り続ける。

自民党が挙げた「7つの欠如」は今も民進党とその議員にそっくりそのまま内包されている。民進党という危険な政党と議員はこれからもずっと日本人を裏切り続ける。


http://www.asyura2.com/17/senkyo234/msg/213.html#c1

[政治・選挙・NHK234] 18歳の高校生と大学生の皆さんへ  赤かぶ
3. 中川隆[-6180] koaQ7Jey 2017年10月16日 14:53:31 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
将軍様が日本を焼け野原にしようとしているのに無抵抗で殺される気か?


北朝鮮高官の証言「我々は日本海側の原発を狙う」

――日本に対しては、どこに狙いを定めているのか?

「第一に首都圏の横須賀基地、第二にわが国への攻撃に利用される在日米軍基地、そして第三に、日本海側に広がる原発だ。

日本が、全面的に米帝と一心同体だと言って加担するなら、われわれは日本を米帝の一部とみなし、日本にもミサイルの雨を降らせるだろう」

――北朝鮮が開戦したら、アメリカ軍が北朝鮮全土を一斉砲撃し、たちまち金正恩政権が消滅するのは確実だ。

「最終的な結末が、どうなるかは知らない。だがそうなる前に、全面的な反撃を行い、わが国の尊厳を世界に顕示する。

http://www.asyura2.com/17/senkyo234/msg/213.html#c3

[政治・選挙・NHK234] みんなが言いたかったことを枝野が代弁してくれた!  赤かぶ
1. 中川隆[-6179] koaQ7Jey 2017年10月16日 14:59:18 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
日本を滅ぼした売国奴 枝野幸男に鉄槌を!!! _ 菅、枝野、北沢が妨害しなければ原発事故は起きなかった

菅、枝野、北沢が妨害しなければ原発事故は起きなかった

「炉心溶融はない」「放射能は漏れていない」「健康被害はない」と大嘘を付いていた枝野幸男
引用:http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-b5-6d/level4level4/folder/172944/49/29051549/img_0


福島原発の事故で、菅首相の指示で「炉心溶融」を2ヶ月間隠していたのが分かりました。

菅内閣は当時他にも、放射能漏れや、健康被害の可能性も隠していました


あの日責任者達は何をしていたのか

6月16日、2011年の福島原発事故でメルトダウン、(炉心溶融)の公表が2ヶ月遅れた問題で、調査報告書が出されました。

東京電力の依頼で調べていた弁護士らの第三者委員会が、2016年3月から調査していました。

福島第一原発は2011年3月11日の津波で冷却水用発電機が海水を被り、全電源停止に至りました。

翌3月12日には建屋が次々に、充満した水素で爆発し、冷却水の水位が下がって燃料棒が剥き出しになりました。

燃料棒は冷却水が循環する事で冷やされているが、水から露出すると高温になり、やがて自らの熱で溶け出します。

燃料棒が溶けて下に落ちる状態がメルトダウン(炉心溶融)で、原発事故で最も深刻な事態とされています。


福島原発では隔壁で仕切られた原子炉の中に溶けた燃料棒が溜まっていると考えられるが、チェルノブイリでは外部に放出されました。

この炉心溶融が事故当時秘密にされ、事故から2ヵ月後にようやく明らかにされました。

事故直後は放射能漏れも否定していて、枝野官房長官が「人体には影響が無い」と何度も強調していたのが印象的でした。


後に枝野官房長官は人体に影響があるのを知っていたと認めたが「ただちに影響がないとはとは言っていない」という名言を残しました。

枝野は炉心溶融も知っていたし、放射能漏れも知っていたが、同じような論法で言い逃れていました。

「炉心溶融は起きていない」と記者会見で何回も断言していたが、それも嘘でした。


「炉心溶融」を禁止したのは菅直人

調査報告書では事故3日後の3月14日に、記者会見中だった武藤副社長に広報担当者からメモが渡されていました。

メモには「炉心溶融」という言葉を使わないように、清水正孝社長からの手書きの指示が書かれていました。

清水社長から副社長には、炉心溶融を使ってはならないという、官邸からの指示があったと説明していました。


東京電力は「明確な定義がなく誤解を与えるので炉心溶融を使わなかった」という嘘の説明をしていました。

事故後の一部報道によると、東電の清水社長は地震の30分後に自衛隊幹部に電話を掛け「メルトダウンは避けられない」と助けを求めたとされています。

自衛隊の動きは素早く、必要な機材を大型ヘリで運んだり人員を投入する準備を始めました。


3月11日に清水社長は名古屋に居たので、東京で指示を出す為、自衛隊機に乗せて羽田に向いました。

だが枝野官房長官と北沢防衛長官の2人が「無断で自衛隊が動いているのは軍事クーデターだ」と大騒ぎして、着陸数分前に名古屋に引き返させました。

清水社長は翌日未明に陸路で東京に戻ったが、この間に貴重な10時間ほどが失われました。


枝野、北沢、菅の3人は自衛隊が東京電力と電話する事を禁止し、今後一切自衛隊は関わるなと命令しました。

自衛隊の支援を絶たれた東京電力は大混乱に陥ったが、冷却の為に海水を入れることと、水素ガスの放出が必要と判断しました。

燃料棒は水から出ると水素を放出するので、建屋に水素が充満しているのは、燃料棒が露出していると考えられました。


菅、枝野、北沢は「現場から逃げ出そうとした東電を止めた」などと大嘘をついて、全てを吉田所長のせいにした
94c1b802
引用:http://livedoor.blogimg.jp/kimito39/imgs/9/4/94c1b802.jpg


「なんだ、馬鹿野郎」

ここで菅直人首相は歴史に残る名言「ボクは原発の事は良く分かっている」と口にし、水素放出と海水注入の許可を出しませんでした。

菅首相は翌3月12日朝、ヘリコプターで原発を視察する為に、水素放出を禁じたといわれています。

首相の視察が終わった後でようやく水素放出が許可されたが、この頃には圧力が上がりすぎて弁が動かず、放出が不可能になっていました。


結局建屋は次々に爆発し、福島原発の吉田所長と東電本社の珍問答が延々と続けられます。

所長は海水注入の許可を求めたが東電本社は禁止し、禁止した理由は菅首相が「海水を入れたら爆発する」と主張したからとされている。

しかも菅首相は「自分が海水注入や水素放出を指示した事にしろ」と言って東電に責任をなすりつけ、「東電が東電が」と騒いでいました。


自分が東電の清水社長を名古屋に追い返しておきながら「東電の社長は連絡もしない」などと言っていました。

自衛隊についても自分が活動を禁止したのに、「自衛隊の動きが遅い」などいかにも自分が自衛隊を急がせているように装っていた。

アメリカ軍についても、核処理部隊の協力申し出が初日に来ていたのに「米軍は地震を利用して日本占領を目論んでいる」などと言っていました。


吉田所長は東電社長や菅首相の命令を無視して、無断で海水注入し、本当の核爆発だけは防止しました。

海水注入の是非を検討する会議では所長が菅首相に「なんだ、馬鹿野郎」と言ったとされています。


嘘だらけの閣僚達

その後も菅首相は「東電の吉田所長は原発を放棄して逃げ出そうとしたが、私が止めました」などと嘘八百を繰り返しました。

菅、枝野、北沢、海江田らの閣僚は次から次に事故対策を妨害し、例えば消防には最初福島入りを禁止していました。

だが次の瞬間には直ぐに現場入りするよう指示し、現場に入ったら「指示があるまで何もするな」といって活動を禁止しました。


だがそう言った次の瞬間には「なぜ早く原子炉を冷やさないんだ、さっさとやれ」と罵倒したりもしました。

要するに「自分のお陰で危機から救われた」という演出をしたいがために、テレビの前で自分が指示したかったのでした。

こういった行動が現場を大混乱に落しいれ、例えば菅首相は「ヘリで原子炉に水を撒け」と指示しました。


空から少量の水を撒いても、水は空中に拡散するだけで、作業を妨害しただけでした。

だが次の瞬間には、「消防車で原子炉に水を入れろ」とまるで自分が思いついたように指示していた。

果たして菅、枝野、北沢そして海江田らが閣僚でなかったら、原発は爆破しなかったのか、推測はできるが仮定にすぎない。


だがもし森首相や小泉首相や安倍首相であったら、大型ヘリで発電機やポンプを原発に輸送し、自衛隊は原子炉を冷却しようとしたでしょう。

最初から水素は放出され海水注入が行われたら、おそらく単なる放射能漏れで済んだでしょう。

その上でやっぱり水素が充満して爆発した可能性もあるが、その可能性はかなり低い。

なにより緊急時に最善を尽くさず、作業の妨害ばかりしていた閣僚らが、未だに罪を裁かれていないのは納得出来ないのではないか。
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