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石破首相「トランプ関税」日米交渉へ怪しすぎる本気度…外務省の具申に「アベ案件だろ」と吐き捨て
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/370580
2025/04/16 日刊ゲンダイ
右から2人目が赤沢経済再生相(C)日刊ゲンダイ
いわゆる「トランプ関税」をめぐる日米交渉が本格化するが、先行きは極めて暗い。石破首相から米国との交渉役を任された赤沢経済再生相が16日から訪米。先立つ15日、官邸で向き合った石破首相は「しっかり信頼関係をつくり、日米双方がウィンウィンになるような形を全力で模索してほしい」と指示したものの、どうも本気度が怪しいのだ。
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トランプ大統領が発動した「相互関税」の猶予期間は80日あまり。15日、赤沢大臣はコマネズミのごとく動き回った。閣議に出席後、自民党の小野寺政調会長と会談。1日に2回も会見し、党内の総合対策本部にも出席するなど、各所と調整を重ねて「言うべきことは言い、信頼関係を築く。提案があれば持ち帰る」と意気込みを新たにしていた。もっとも、今回のミッションは、米側が出す宿題の確認だ。ベッセント財務長官やUSTR(米通商代表部)のグリア代表との初協議は17日で、18日午後には帰国する弾丸ツアー。どだい、限界がある。
対米赤字の緩和や国内産業保護を掲げる米側が関係国との交渉のテーブルにのせているのは、アラスカのLNG(液化天然ガス)開発プロジェクトへの資金提供、為替操作、労働・産業補助金、農業市場の開放など。「大統領が個人的な関与を希望している」(ベッセント)ことから、「取引」という名の因縁とゴリ押しでグイグイやってくるのは、目に見えている。
「外務省はASEANをはじめとする東南アジア各国と協調し、彼らをバックに交渉に臨むよう石破総理に具申。しかし、総理は耳を貸そうとしない。第1次トランプ政権がTPPを離脱した際、安倍元総理がその戦略で米国を心変わりさせようとしたことが頭にあり、猿真似はゴメンだというのです。2019年の日米貿易協定で自動車関税はゼロになるとされていたのに、3日から25%に引き上げられた問題についても、『そんなのアベ案件だろう』と我関せず。一事が万事この調子です。もともと、人から言われて動くのを嫌う人ですが、安倍元総理の後ろを歩くのはイヤだという点は徹底している」(霞が関関係者)
元運輸官僚の赤沢大臣は官邸に執務室を構えるほど石破首相の信頼が厚いとはいえ、初入閣。党務も含めて経験値の高い加藤財務相を交渉役に推す声も少なくなかった。財務長官のカウンターパートでもある。
「安倍元総理に近い上、昨秋の総裁選で争った加藤大臣を石破総理が閣内に取り込んだのは警戒心ゆえ。いまだに信頼関係を築いていません。実務能力にも定評のある加藤大臣がうまく立ち回ったら、愉快な展開とはならない。だったら結果はどうあれ、腹心の赤沢大臣しかいない。国益なんぞ二の次なのです」(与党関係者)
鉄砲に器
米側が為替をめぐる協議も求めていることから、G20関連などの国際会議に出席予定の加藤大臣が22日から訪米。ベッセントとの協議を調整しているが、あくまで主体は赤沢大臣ということ。石破首相の枕詞は「後ろから鉄砲を撃つ」が定番だったが、「器が小さい」も加えた方がいい。
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米政府内では「ミスターアカザワ? 誰?」という程度の認知度にとどまる石破首相最側近の赤沢経済再生相。大丈夫か。●関連記事『【もっと読む】石破政権vsトランプ関税は早くも「負け戦」確定か…交渉前から“お人よし”でカードを1枚失う』で詳報している。
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