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自民党またまたグズグズ…年金改革関連法案提出を参院選後へ先送り狙い→負担増隠しの姑息
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/370579
2025/04/16 日刊ゲンダイ
幹部がガン首そろえて(森山幹事長=写真右と小野寺政調会長)/(C)JMPA
またまた、結論を先送りだ。自民党の森山幹事長や小野寺政調会長ら幹部は15日、年金制度改革法案の対応を協議したが、今国会に法案を提出するかどうかの結論は出なかった。
年金法案は、与野党が今国会で特に重要と位置づける「重要広範議案」に指定。本会議や委員会の質疑に首相が出席する重要法案のはずだった。
ところが、自民は法案提出期限の先月14日の直前になって「党内調整がつかない」との理由で提出をドタキャン。それから1カ月以上も経ち、幹部協議は先週に続き3度目だ。6月22日の今国会の会期末まで2カ月余りしかないのに、幹部がガン首そろえてグズグズ、モタモタ。協議は継続するというが、誰がどう見ても年金法案をタナ上げし、会期末まで時間稼ぎ。夏の参院選後への先送りを狙っている。目的は単純。負担増隠しだ。
今回の年金法案の柱は@将来の低年金対策とA目減りが続く基礎年金(国民年金)の底上げ。具体策として@はパート労働者の年収が106万円や130万円を超えると年金保険料負担が生じる「年収の壁」を解消し、厚生年金への加入を拡大する。Aは厚生年金の積立金の一部を国民年金に回す。@は保険料負担で労働者の手取りが減り、事業主にも新たな負担が発生し、Aも厚生年金受給者の年金受給額が一定期間下がる――。いずれも負担増を伴うのだ。
「だからこそ参院議員を中心に『選挙前の負担増は避けるべき』との声が上がり、いつまで経っても党内はまとまりません」(自民党関係者)
しかし年収の壁も基礎年金の目減りも本来、この国の喫緊の課題だ。自分たちの選挙の都合でタナ上げなんて政権担当能力もヘチマもない。
一方で自民党内では物価高やトランプ関税の対策と称し、補正予算案の編成を検討した。一律3万〜4万円の現金給付案は国民に選挙目当てのバラマキと見透かされ、下火に。補正予算案の国会提出も見送り予備費を活用する方針のようだが、大盤振る舞いの裏で参院選終了まで年金負担増を隠すとは姑息すぎる。
「今の与党は頭の中が選挙でいっぱいで、勝つためなら、血税による選挙買収も辞さないムード。あまりにも腐りきった国政の私物化です」(政治評論家・本澤二郎氏)
重要法案を軽んじる国会軽視に、野党はもっと怒っていい。
◇ ◇ ◇
重要広範議案の提出先送りは現憲法下で初の失態に……。攻勢を強めたい野党がターゲットに据えるのは、法案を所管する福岡資麿厚労相だ。●関連記事『【もっと読む】福岡資麿厚労相のクビを絞める参院改選組と加藤財務相…高額療養費で迷走、年金法案先送りで不信任“ロックオン”』で詳報している。
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