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立憲民主党の凋落は自民党以上に深刻…参院選改選組が国民民主党に露骨なスリ寄り
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/369433
2025/03/23 日刊ゲンダイ
元気がない野田代表(C)日刊ゲンダイ
先週、石破茂首相に商品券配布疑惑が持ち上がり、直後の内閣支持率は軒並み20%台に急落した。自民党内からも一瞬だけ“石破おろし”の声が聞こえてきたが、19日に石破自らが参院予算委員会で「深く反省している。大変申し訳ない」と陳謝し、野党は矛を収めた。
やけに物分かりがいい野党だが、そこには深刻な事情がある。
「政権支持率は下がってしかるべきだと思うが、立憲民主党の支持率が上がらないのは不思議なんですけどね。何でですか?」
参院の予算審議後、立憲民主党の斎藤嘉隆国対委員長は囲み取材で記者たちにこう逆質問したそうだ。この期に及んで不思議がっているようでは、救いようがない。
「わが党が主導して野党をまとめ、内閣不信任決議案を出せば、自民党内の造反を誘うこともでき、石破が解散に打って出れば、非自民政権誕生に国民世論の期待も高まっていたはず」とは、同党参院議員のひとりだ。
しかし、そうはならなかった。野田佳彦代表が16日、青森市内の講演で「内閣不信任決議案提出や退陣を求める声があるが、私は簡単には求めない」と述べ、早々、“石破おろし”を封印してしまったからだ。そうした野田佳彦代表や党執行部への不信不満はいまや党内で爆発寸前だ。
反野田系の勉強会に30人
先週12日には、同党の末松義規衆院議員を中心にした反野田系勉強会の設立総会に約30人の現職国会議員が集結して気勢を上げた。「メンバーは末松をはじめ牧(義夫)、川内(博史)ら鳩山由紀夫元首相に近い議員が中心になり、今後、参院選の公約に消費税減税を掲げるよう、野田執行部に圧力をかけていくようです。増税緊縮路線の野田さんじゃ、惨敗は火を見るより明らかですしね」(野党番記者)
ただ、そうはいっても野田立憲民主党に染み付いた増税緊縮財政路線のイメージ払拭は容易ではない。
「予算審議では維新に出し抜かれて存在感なし。支持率目当てでガソリン税減税を急に言い出したり、選挙公約にあわてて消費税減税を掲げても有権者は信用しません。先の衆院選と同様、世論調査が示す通り、無党派層や非自民票はごっそり国民民主党に持っていかれますよ」
前出の参院議員はこう言って、さらに今夏の参院改選組の生き残りをかけた水面下の動きを耳打ちしてくれた。
「国民民主へのクラ替え、乗り換えの可能性を探っている候補がけっこういますよ。無所属出馬で国民民主推薦狙いとか。都合のいい時だけ、兄弟党とか言い出したりする立憲は、国民民主から“第二の前原化”“偽装難民化”だと笑われていますよ」
共産党と手を切り、保守層の票まで取り込むために代表に選ばれた野田代表だが、国民民主にお株を奪われ、打つ手なし。このままジリ貧衰退が続けば、参院選の改選組はますます浮足立つことになりそうだ。参院選の結果が、“野党第2党転落”なんてことにならなければいいが……。
(特命記者X)
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